棚倉町議会 > 2021-06-11 >
06月11日-02号

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  1. 棚倉町議会 2021-06-11
    06月11日-02号


    取得元: 棚倉町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-15
    令和 3年  6月会議          令和3年棚倉町議会定例会6月会議会議録議事日程(第2号)                    令和3年6月11日(金)午前10時開議日程第1 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(14名)     1番  佐川裕一議員     2番  大竹盛栄議員     3番  割栢義夫議員     4番  藤田光子議員     5番  菊池忠二議員     6番  和知裕喜議員     7番  佐藤喜一議員     8番  蛭田卓雄議員     9番  近藤正光議員    10番  古市泰久議員    11番  藤田智之議員    12番  鈴木政夫議員    13番  和知良則議員    14番  須藤俊一議員---------------------------------------欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 町長         湯座一平     副町長        鈴木敏光 教育長        荒川文雄     総務課長       小林 弘 税務課長       松崎秀昭     地域創生課長     鈴木 隆 健康福祉課長     富岡浩一     住民課長       原 博行 産業振興課長     鈴木英作     整備課長       近藤徳夫 上下水道課長     近藤和幸     子ども教育課長    渡辺 守 生涯学習課長     佐川久永     監査委員       石井重實---------------------------------------事務局職員出席者 議会事務局長     石井修司     局長補佐兼議会係長  八巻 誠 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(須藤俊一) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 なお、職員並びに報道機関に写真の撮影を許可しておりますので、ご了承願います。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(須藤俊一) 本日の会議日程については、お手元に配付の議事日程表のとおりであります。--------------------------------------- △日程第1 一般質問 ○議長(須藤俊一) 日程第1、一般質問を行います。 質問の通告がありましたので、順次発言を許します。--------------------------------------- △藤田智之議員 ○議長(須藤俊一) 順位1番、11番、藤田智之議員、登壇願います。 藤田智之議員。     〔11番 藤田智之議員 登壇〕 ◆11番(藤田智之) 順位1番、議席番号11番、藤田智之です。 通告に従いまして、3点ほど質問をさせていただきたいと思います。 まず、新型コロナウイルス感染症に伴う対応についてお伺いをいたします。 ワクチン接種が実施され、新たな局面に入りましたが、どのように取り組んでいくのか、その他様々な課題の対応をお伺いします。 1番目として、現在までの接種の状況は、目標の達成はどうか、予約や交通手段等に問題はなく進んでいるのか、お伺いをします。 2番目として、ワクチンを無駄にしない取組はあるのか、キャンセル発生時の優先順位等の取組はどのようになっているのか、ほかの自治体等の取組で参考になるようなものを取り入れているのか、お伺いをします。 3番目として、電話での予約、ネットでの予約は課題が多いと聞いております。ネット予約に来られた方に対する支援などの取組が必要ではないかと思います。お考えをお伺いします。 4番目として、感染症対応地方創生臨時交付金の使い道についてお伺いをします。これについては、補正予算でお示しもありましたが、内容等について、より詳しくお聞きをしたいと思います。 5番目として、変異ウイルスでの子供への感染拡大が懸念されておりますが、新たな対策等は考えられているのか、キャンセル発生時に保育園や幼稚園と小学校と教職者ですね、教職者へ優先配布することも考えてはいかがか、お考えをお聞きしたいと思います。 6番目として、経済的に影響のある業種の差が大きいと言われております。困窮している個人への給付に取り組むべきではないかと思いますが、お考えをお聞かせください。 よろしくお願いいたします。 ○議長(須藤俊一) 町長。     〔町長 湯座一平 登壇〕 ◎町長(湯座一平) 順位1番、11番、藤田智之議員の一般質問にお答えをいたします。 ただいまの新型コロナウイルス感染対策はについてでありますが、まず、現在までの接種状況につきましては、5月末現在での接種者数は3,200人、65歳以上人口の約70%の方が接種をしたところであり、当初の目標を大きく上回っております。 また、交通手段につきましても町民の要望に沿って対応をしてきたところであり、予約については、一部支障を来したところもありますが、順調に進んでいるものと考えております。 次に、ワクチンを無駄にしない取組につきましては、高齢者を優先に案内をし、高齢者施設従事者、または、ワクチン接種業務従事者の順に対応をしているところであります。 次に、予約の課題とネット支援の取組につきましては、電話予約がつながりにくいといった反省を踏まえ、対応台数の確保等に努めながら、今後対応してまいりたいと考えております。また、ネット予約の支援ですありますが、インターネットに不慣れなネット弱者を子供や孫など、みんなで支えていくことが大切であります。今回、民生児童委員や保健協力員へサポートのお願いをしたところであり、あわせて、町職員にも自分の住む地域の方々への予約支援をしてまいります。 次に、感染症対応地方創生臨時交付金の使い道につきましては、感染症予防対策として、町有施設の手洗い自動水栓化子どもセンターの空調、衛生設備改修、また、地域経済対策として、全町民に町内で利用できる1人当たり5,000円分のクーポン券発行などが主な事業となります。 次に、変異ウイルスへの感染拡大の対応策につきましては、国・県で示されている感染防止対策を引き続き継続することが重要であると考えております。 なお、キャンセル発生時の教職員等への優先接種は予定をしておりません。 次に、困窮している個人への給付につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響による収入の減少や失業等により、生計の維持が困難となった方に対しては、県社会福祉協議会が実施をする生活福祉資金の特例貸付を町社会福祉協議会が窓口となり、推進をしておりますので、個人への給付は考えておりません。 以上で答弁といたします。 ○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。 ◆11番(藤田智之) 接種の状況をお聞きしました。町長答弁では、5月末ということだったんですが、先日も町長の提出議案の要旨では、もうちょっと進んだ数字の説明をしていただいております。そこで、予約は予定より十分に進んでいるという答弁でありましたが、ここでお聞きしたいのは、個別接種と集団接種、かなり数字が近いんですね、集団接種はたしか1日200人とか、個別接種は機関ごとに20人とかですか、規模は相当違うのかなと思ったんですが、ということは、集団接種ではかなり空きがあったということなんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(富岡浩一) お答えしたいと思います。 集団接種のほうで空きがあったかどうかということでございますが、集団接種のほうは、空きというよりは、早い段階で埋まった状況ではありまして、当初予定していた数よりも申込み者数が多かったものですから、途中で集団接種の回数を増やしたり、個別接種の回数を増やしたりとしたところがございます。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。 ◆11番(藤田智之) 十分に予定どおり進んでいるということで、人数の少ない自治体ですと、もう既に65歳以下へも取り組み、県の郵送等も始まっているという報道があります。同じ郡内でも矢祭町なんかは、若い方へも券が来ているという話も聞いております。棚倉町では、65歳以下の方、この方々にはいつ頃から送られる予定、接種が始まる予定になっているんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 健康福祉課長
    健康福祉課長(富岡浩一) お答えしたいと思います。 65歳未満の方への接種の送付につきましては、本日6月11日に発送しまして、早い段階では6月24日から予約を受付開始したいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。 ◆11番(藤田智之) これにつきまして、例えば持病を持つ方とか、いろんな報道もありました。それについては、優先順位というのはあるんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(富岡浩一) お答えしたいと思います。 優先順位につきましては、基礎疾患のある方につきましては、当然早めに予約を開始したいというふうに考えております。それ以後につきまして、それ以外の方の予約というふうに考えております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。 ◆11番(藤田智之) これについては、本当にまだ報道もされておりませんのでしっかり聞きたいと思うんですが、そうしますと、本日お送りするのはどういう方々にお送りをして、23日か24日から受けるということなんですが、具体的には何人ぐらい先に送られて、打つことができるようになるんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(富岡浩一) お答えしたいと思います。 本日送付する方につきましては、65歳未満の方、当然、16歳以上65歳未満の方ということで約7,500人ございます。その方全てに送付する予定でございます。 予約につきましては、基礎疾患のある方が24日からということで、その予約期間を設けまして、それ以外につきましては、50歳以上65歳未満の方につきましては、28日からですか、予約を開始するということで、予約の開始時間をずらしているような状況でございます。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。 ◆11番(藤田智之) 基礎疾患についてはどのように区別されるんでしょうか。幅広く、高血圧だったり、糖尿病だったり、いろいろあるかと思うんですが、それはもう自己申告でそういう方が申し込んでいいという形になるんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(富岡浩一) お答えしたいと思います。 基礎疾患の方につきましては、議員おただしのとおり自己申告ということになります。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。 ◆11番(藤田智之) キャンセル時の最優先順位等のお話がありました。先ほど町長の答弁にあったように、老人施設関係の方、それから、接種の関係者の方という話がありました。先ほど質問でも申し上げましたが、自治体によっては、かなり子供たちを見る保育園だったり、幼稚園、小・中学校の先生方は、緊急性というか、高いですし、職場におられるのでキャンセルが出たときに有効に打てるということに取り組んでいる自治体が多くあると聞いております。ぜひ、こういったことも検討していただきたいというふうに思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(富岡浩一) お答えしたいと思います。 繰り返しの答弁とはなりますが、国の接種順位の高い順ということで、高齢者を先に優先しまして、その次に高齢者施設の従事者、またはワクチン接種会場の従事者ということで進めてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。 ◆11番(藤田智之) これ、ぜひ町長にお聞きしたいと思うんですが、このワクチン接種、非常に自治体任せの部分が多くて、そういう意味では、国のほうも無責任ではないかと言われたところもありましたけれども、裏を返すと、各自治体の責任者がいろんな工夫をして、取り組むことができるというふうに報道されております。ですから、接種の優先順位も国のほうでも目安的なものだというふうに、一応高齢者の65歳以上の目安がつけば、その後は自治体の判断でどんどん打ってもらっていいというような報道もありました。ぜひ、その辺、湯座町長がリーダーシップを生かして、ほかの自治体でやっていて、これはいいなというものはぜひ取り入れて、臨機応変に進めていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 町長。 ◎町長(湯座一平) ワクチン接種に関しては、うちは、まず、高齢者施設に入所している方、さらにはそこに従事している方を優先に先に接種をしました。その上で、先ほどキャンセルの話がありましたが、キャンセルが出た場合についても、例えば社協の従業員であるとか、保健師であるとか、高齢者と接する頻度の高い方については、もしも空いた場合には優先的に接種をさせております。 先ほどおただしのあった学校関係ですが、学校関係もちょっと検討もしましたが、実はまだ、国の一応決まりは、住所地のあるところで接種をしなさいという決まりがまだ残っているんですね。そうすると、学校の先生とか、全員が全員住所地が棚倉町がないことが多いので、そこがちょっと見直しをかけてもらわないと、なかなか空いたからどうぞというわけにもならない、いかないなという部分もあって、今のところは、先ほど言ったように、施設の従事者、またはワクチン接種の業務をしている方をキャンセルがあった場合の優先に接種をしているということでありますし、今回65歳以下についても、先ほど課長答弁のとおり、基礎疾患のある方、その次には50歳から65歳までの方、その次に50歳以下の方ということで、3段階に分けて、なるべく混雑しないように予約ができるように進めているという状況であります。 ○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。 ◆11番(藤田智之) 事情はお聞きしましたが、本当によその自治体でやっている取組、有効だなと思うようなものはぜひ取り入れていただきたいというふうに思います。 そこで、ワクチンを無駄にしない取組の中で、結構冷凍庫の電源が切れてしまったとか、そういう報道もあります。それについては、電源の確保等は十分なのか、停電対策ですね、保健福祉センターもたしかバッテリーが、ソーラーシステムもありましたが、停電対策等は十分取られているんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(富岡浩一) お答えしたいと思います。 議員のご質問であるディープフリーザー、冷凍庫の管理につきましては、現在、朝夕2回、温度管理を確認しまして、管理台帳で記入しているところでございます。また、緊急時の場合の停電に対しましては、発電機も準備しているという状況でございます。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。 ◆11番(藤田智之) そうしますと、たしかソーラーパネルバッテリーシステム等、幾つかの施設に入っていたと思うんですが、それは、停電対策としては使われていないという理解でよろしいんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(富岡浩一) お答えします。 ソーラーパネル等につきましては、現在使ってはおりません。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。 ◆11番(藤田智之) ソーラーパネルじゃなくて、ソーラーパネルとセットになった蓄電池については使われていないということでよろしいんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(富岡浩一) はい、議員おただしのとおりです。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。 ◆11番(藤田智之) たしか蓄電池、物すごく値段高いものだったので、なぜ使わないのかなって素朴に思いますが、逆に使い慣れないものを使って、トラブルになるよりはそっちのほうがいいという判断もあるのかと思います。ぜひ、せっかくあるものですから、今回は別にしても、今後、有効に使われるように検討をしていただきたいというふうに思います。 それから、ネット予約の支援の取組、答弁でもいろいろありましたが、今後、高齢者から若年層に広げていってもやはり使えない方は使えないと思うんですね。ですから、そういう方に対する取組というのは、もっと一歩進めて考えておられるんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(富岡浩一) お答えしたいと思います。 ネット予約の案件につきましては、先ほど町長答弁のとおり、民生・児童委員、または、保健協力員でのサポートのお願いをしたところでありまして、また、あわせて、各地域に住む町職員のほうでいろいろ支援をしてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。 ◆11番(藤田智之) なかなかどこに頼んでいいか分からないという話も聞きます、実際に。例えば、地元の方で頼んでいいでしょうけれども、極端な話、役場の窓口のほうに来れば、そこでスマホ等でとか、端末等で申し込んでくれるというような窓口というのがやっぱり必要ではないのかなというふうに思いますが、その辺に関してはどうでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(富岡浩一) お答えしたいと思います。 繰り返しの答弁となりますが、民生・児童委員、あるいは保健協力員、そして、職員で対応したいというふうに現在考えております。よろしくお願いします。 ○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。 ◆11番(藤田智之) 接種率が82%という説明もいただきました。この中で接種を希望されない方、明確にされない方というのは把握されているんでしょうか。また、希望はしたいんだけれども、なかなか予約もできないし、どうやって行ったらいいか、先ほどバス等があるのかなというふうに思うんですけれども、足もある程度配慮をしたという説明ありました。明確に受けられないという方はどのぐらいというふうに把握しているのか、そこではざまに入ってしまう方、受けたいという希望はあるんだけれども、なかなかうまく受けられないという方の把握などはされているんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(富岡浩一) お答えしたいと思います。 予約をされた方につきましては、89%の方が予約をしております。残り11%の方については予約をしていないという状況ですので、11%の方が接種を希望するのか、それとも個々の理由で希望できないのかというのは、うちのほうではちょっと把握はできませんが、そういう状況でございます。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。 ◆11番(藤田智之) 先ほど民生委員さん、民生・児童委員さんという話が出ました。実際、民生委員さん、民生・児童委員さんも非常にお忙しい方が多くて、特に何十件も持たれている方なんかは、回り切るということだけでも非常に負担だと思うんですね。ですから、民生委員さん、民生・児童委員さんに過度の負担をかけることもなかなか大変だと思いますし、それ以外の方法というのをやはり考えていただかないと、なかなか目が届かないのではないのかなというふうに思いますが、その辺についてはどうお考えでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(富岡浩一) お答えしたいと思います。 独り暮らしの高齢者等は民生委員さんが把握しているところもございますので、民生委員さんのほうにお願いしている状況でございます。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。 ◆11番(藤田智之) ちょっとかみ合わないところはありますが、本当に大変な仕事だと思います。私も母親の接種日に付き添わせていただきまして、職員の方、先頭に立ってやっている姿見ておりますので、本当に大変だなというのは分かっているんですが、やはり、そうは言ってもお困りの方もいらっしゃると思います。ぜひ、いろんな手段を取って、対応をしていただきたいというふうに思います。 それで、4番目の臨時交付金の使い方、これについてお伺いをしたいと思います。 先日の一般会計の補正予算案で説明もありましたが、ちょっと中身が分かりづらかったところがありましたので、改めてお聞きをしたいと思うんですが、1億2,388万2,000円の交付金の使い道ですね。7,216万8,000円は、そういった5,000円のチケットをお配りするということでお聞きをしました。差額が5,171万4,000円あるんですね。様々な水道の蛇口を自動のものにするという説明がありましたが、それ、水道の蛇口だけで5,000万円もかかるのかと思いまして、予算書を見させていただきましたが、先ほどの説明にもありましたけれども、子どもセンターの空調2,500万円が入っているのかというふうに思いますが、そういった理解でよろしいんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 総務課長。 ◎総務課長(小林弘) お答えしたいと思います。 臨時交付金の使い道の残についてでございますが、ただいま子どもセンターにつきましては議員おただしのとおりでございまして、先日も申し上げましたように、クーポン券を入れまして、全12事業を予算措置したところでございます。 代表的なところを申し上げますと、総合体育館につきましても、トイレ改修に併せまして、手洗いの自動水洗化、さらには図書館、それから、学校給食センターも備品関係ですね、続きましてオンライン関係、さらには、小・中学校の校舎内のアクセスポイントの設置等の事業を予定してございます。さらには、幼稚園でのICT環境の整備事業、それから、令和3年成人式、いわゆる新成人の方ですが、この方たちにオンラインでの成人式というような状況でございましたので、この方たちに記念品を贈呈したいというふうに考えているところでございます。さらには、役場庁舎における手洗いの自動水洗、文化センターの自動水洗、こういった事業を予定しているところでございまして、この金額につきましては、議員おただしのとおり1億2,388万2,000円でございますが、予算計上といたしましては、臨時交付金関係で1億3,916万2,000円を措置したところでございます。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。 ◆11番(藤田智之) 予算の説明があり、質疑終わって、採決しておりますから、使い道について、もうこれ以上どうこうということはないんですが、正直、もっと見えるような形でコロナ対策費として使ってもよかったのかなというような感想はあります。 今後、いろいろ、まだまだ経済対策、国から来ると思います。ぜひ、見える形で、ぜひ、使い方についてはお考えをいただきたいなというふうに思います。 それから、変異ウイルスへの対応がありました。特に子供にうつるんではないかというふな、また、保育園、幼稚園、小・中学校でクラスターが出るのではないかというような報道があります。それについては、町としては何かお考えはお持ちでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(富岡浩一) お答えしたいと思います。 変異ウイルスの感染対策につきましては、先ほど町長が答弁のとおりでございます。国・県で示されています感染防止対策を引き続き継続することが重要というふうに考えております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。 ◆11番(藤田智之) どうも、沖縄県などでは、もう緊急に一時休校なんていうのが導入されて、非常に戸惑っているというような報道もありました。棚倉町でまた休校が起こるというのはすぐには想定されないかと思いますが、やはりもしかしたらということで想定をしておくべきではないのかなというふうに思いますし、その場合にICTを、タブレットが全員に配布されましたので、ぜひ自宅でタブレットを使うよりいい機会というふうに捉えて、それなりの備えはするべきだと思いますが、実際されているのか、それとも今後お考えいただけるのか、その辺についてはいかがでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) 先日の補正予算のときにもご説明いたしましたが、今回の補正をもちまして、学校から自宅にタブレットを持ち帰ったときの充電器、それから、タッチペン等を補正予算化しております。それから、学校におきましてもアクセスポイントを増設して、十分にICTを活用できるような環境を現在整え、進めているところでございます。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。 ◆11番(藤田智之) 非常に影響の大きい、困窮している家庭、どうでしょうかというふうな質問につきましては、補正予算で国のほうの子育て世帯生活支援特別給付金という形で247人に5万円、国の予算で給付されるというふうな説明がありました。これについて、対象というのはどのようになっているんでしょうか。当然予算説明のときもあったんですが、もう一度お聞きをしたいと思います。 ○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(富岡浩一) お答えしたいと思います。 18歳未満のお子さんをお持ちの家庭で住民税の均等割が非課税世帯に対しまして、5万円を支給するというものでございます。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。 ◆11番(藤田智之) 住民税非課税世帯、当然収入が非常に少なくて大変だというのは分かります。ただ、そこで区切ってしまうと、菊池忠二議員もおっしゃっていたんですが、その上になる層も、住民税非課税世帯ではないんだけれども、何人かお子さんがいたり、特に若い世代は逆に引っかからなくなってしまうんですね。住民税非課税世帯にはならないけれども、お子さんを育てながら、大変な思いをされているご家庭、これ確実に大勢いらっしゃいます。それに対する対策というのは、町としては考えられないんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(富岡浩一) お答えしたいと思います。 国で示されている基準が住民税非課税・均等割非課税世帯ということでなっておりますので、国の動向に従いまして、対応してまいりたいというふうに考えております。現在のところは考えてはおりません。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。 ◆11番(藤田智之) 緊急小口貸付け、それから、総合支給の貸付けですか、これ、社協が窓口なって取り組まれているということで、これ、全国的にも何か1兆円を超したなんていう報道もありました。棚倉町においてはどのような状況なんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(富岡浩一) お答えしたいと思います。 令和3年3月末現在でございますが、緊急小口資金につきましては、申請者数が44件、総合支援資金につきましては、31件という状況でございます。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。 ◆11番(藤田智之) こちら、本当に相当に生活が困窮した方向けなんですね。当然そういった制度も大切だと思うんですが、先ほども申し上げましたように、住民税非課税世帯ではないけれども、影響を受けている世帯への取組というのが国のほうでの施策でないんであれば、ぜひ町のほうでお考えをいただきたいなというふうに思います。 そこで、前にもご提案しましたけれども、奨学金、ある家庭ですぐ、来月子供のいろんなお金が足んなくなるとかはないでしょうけれども、進学時、特に中学校、特に高校なんか行く場合には、何十万円というお金が一気にかかるんですね。そういったときに町のいわゆる貸付金、これを月々二、三万円とか5万円とかっていうのはあるんでしょうけれども、まとめて、希望があれば、30万円とか50万円とかお貸しするようなことをぜひご検討いただきたいということは前にも子ども教育課長にもお話ししたと思います、一般質問の場で。ご検討してみたいという話は聞きましたが、それについてはどうなんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) 奨学金につきましては、以前もお答えしておりますが、その形式というのが決まっております。今現在で1,000万円から2,000万円の間だったと記憶していますが、そうしますと、やはり貸し付ける方が限られてしまうということもありますので、現行の奨学資金の在り方で進めていきたいというふうに結論づけております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。 ◆11番(藤田智之) やはりそういった困っている層をぜひ町としての対策をお考えいただきたいなというふうに思います。 そこで、5,000円の町民全員への利用券ですか、先日の説明でも全部決まっているわけではないというふうにお聞きをしましたが、決まっている範囲でお聞かせをいただければというふうに思います。 ○議長(須藤俊一) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(鈴木英作) お答えします。 先日の議会でもお話ししましたとおり、まず、町民1人、町民1人と申しますか、世帯構成員1人当たり5,000円を積算基礎に、世帯主に対してクーポン券を送付するような予算を計上したところであります。また、中小の事業者、とかはそういったところを想定しておりますが、実施時期等については関係機関と今調整しておりますので、コロナの状況を見ながら、粛々と事務を進めていくというような予定でございます。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。 ◆11番(藤田智之) 以前は現金での給付もされました。現金給付を利用券に変えたというのは、現金ではやっぱり貯金をされたり、町外で使われてしまったりということなんでしょうけれども、そういったチケットを使うと、当然、前の食事券のときは、事業費に対して、何ていうんですか、途中のいろんな経費がかかり過ぎるんではないかというような批判もありました。その点は今回はかなり抑えていると思うんですが、何ていうんですか、スピード感と、あと、町内での効果が上がるような取組、いろいろ考えていらっしゃると思うんですが、ぜひ早急にやっていただきたいと思いますし、いろんなところのアイデアを取り入れて、やっていただきたいというふうに思います。 本当に先ほども申し上げました自治体任せにされている部分、自治体の各裁量がいろいろできると思いますので、ぜひ、町長筆頭にアイデアを出して、取り組んでいただきたいというふうに思います。 以上で、1つ目の質問を終わります。 続きまして、2点目のふるさと納税の有効活用について、ふるさと納税等寄附金の有効活用についてお伺いをします。 ふるさと納税等による寄附金は、金額も増えてきており、より有効な活用が期待されておりますが、どのように取り組むのか。 1番目として、寄附金の金額や寄附金の金額の増減や傾向等はどのようになっているのか、返礼品の状況と最終的に残る金額は、寄附者の居住地等の状況と使い道の希望等はどのようになっているのか、お伺いをします。 2番目として、具体的にどのような返礼品が町では多いのか、返礼品を活用しての町おこしや産業活性化などの取組はあるのか。 3番目として、広域的な返礼品の活用という制度もあるというふうに聞いております。ぜひ人気のある返礼品、棚倉町のもの、もしくは近隣町村のもの、一緒に使うという取組というのはお考えなんでしょうか。 それから、ふるさと納税等の寄附金は一般財源化されているのか、より効果の見える使い方を考えてはどうか、お伺いをします。 5番目として、里山基金の状況は、これまでの実績と今後の予定は、もともと特定の方の寄附金でつくられた基金ですので、これがどのように使われているのか、お聞きをしたいと思います。もっと民間での活用を進めるべきではないかと思います。 6番目として、町民のふるさと納税利用による減収分はどのくらいか。当然棚倉町民がほかの自治体に寄附をすれば、その分、町税の減少というものが生じると思います。以前の説明では、何か交付税で埋め合わせがされるというようなこともありましたが、大きな東京都なんかの自治体では、非常にこの減収分に苦しんでいるという報道もありました。当町でもどんどん寄附金が増えているということは、町内からほかに対する寄附金も増えているのか、その辺の状況もお聞かせいただきたいと思います。 また、目的を決めて募集する、一般的にいわゆるクラウドファンディングですね、これ、いろんな寄附金のサイト等でも紹介されております。棚倉町としてはどのように考えているのか、お伺いをしたいと思います。 よろしくお願いいたします。 ○議長(須藤俊一) ここで、町長答弁の前に、先ほどの藤田智之議員の質問に対し、健康福祉課長のほうより訂正の申出がありましたので、若干時間をいただきまして、健康福祉課長の答弁をさせます。 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(富岡浩一) 先ほど藤田智之議員にお答えしました子育て世帯の生活支援特別給付金につきまして、若干訂正させていただきたいというふうに思います。 まず、18歳未満ということでお答えしましたが、18歳年度末までのお子さんということで、また、付け加えまして、障害児を抱えている特別児童手当等支給されている世帯につきましては、20歳未満となります。 また、令和4年2月末までに生まれた新生児に対しても、対象となることを付け加えたいというふうに考えております。 大変申し訳ございませんでした。 ○議長(須藤俊一) では、町長の答弁を求めます。     〔町長 湯座一平 登壇〕 ◎町長(湯座一平) ただいまのふるさと納税等寄附金の有効活用はについてでありますが、まず、寄附金の金額、返礼品の状況、寄附者の居住地につきましては、令和2年度決算額は約1億5,900万円であり、金額は年々増加をしています。返礼品の状況は、寄附金額に応じて46品目となっており、経費を差し引きますと、寄附金額の約5割強が実質収入となっています。また、寄附者の居住地は半数程度が首都圏であり、寄附金の使い道は、子育て支援、高齢者福祉などを希望しています。 次に、返礼品で多いもの、活用した産業活性化などにつきましては、衛生用品や町内産の野菜詰め合わせなどが人気となっております。また、棚倉町ブランド認証品や特産品、さらには、誘致した企業の製造品を活用しながら、産業の活性化に取り組んでおります。 次に、広域的な返礼品活用の取組につきましては、現状では、広域的な地場産品として扱えるものがない状況であります。 次に、成果の見える使い方につきましては、寄附金は全て基金に積立てをし、寄附の目的に沿った各種事業やふるさと納税事業に必要な経費の財源として活用をしています。今後も、寄附金を財源とすべき事業選択を適切に実施しながら、有効活用していきたいと考えております。 次に、奧野自然活用基金の状況についてでありますが、まず、令和2年度末現在の基金残高は1,147万4,813円となっております。また、当該基金を充当して活用した事業実績としては、これまで棚倉町里山事業補助金として3団体に交付をし、さらに、棚倉町里山子ども育成プロジェクト事業、ルネサンス棚倉東側の関口地区里山整備など、町の里山資源を生かした事業を実施してまいりました。 今後も、引き続き棚倉町里山事業補助金や棚倉町里山プロジェクト事業など、当該基金に掲げる事業を行うために、広報紙のほか、ホームページ、フェイスブック等を活用した事業のPRに努めてまいります。 次に、ふるさと納税による減収分につきましては、個人町民税のふるさと納税分に係る寄附金税額控除の総額は、令和3年度課税分で496万9,134円となっております。 次に、クラウドファンディングにつきましては、近年、様々な事業分野で用途を明確にして資金を募るクラウドファンディングが個人、団体を問わず活用され、自治体においてもクラウドファンディングによる事例が増加をしており、大変有効な手法と認識をしています。今後、先進事例を参考にしながら、当町に当てはまるクラウドファンディングの活用場面について調査研究をしてまいりたいと考えております。 以上で答弁といたします。 ○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。 ◆11番(藤田智之) ふるさと納税、本当に例年どんどん増えておりまして、令和2年ですか、1億5,900万円、その前は9,800万円、その前の年が4,000万円ですから、本当にどんどん、倍々とは言いませんけれども、そのぐらいの勢いで増えております。 当然、この制度そのもの、賛否両論ありますが、せっかくの制度ですから、有効に使ったほうがいいと思います。 そこで、寄附者への事業報告、そういったものはどのようにされているんでしょうか。個人個人、社員もそうでしょうし、ホームページ等で具体的にこのような使い方をしましたといったような報告をされているのか、お伺いをしたいと思います。 ○議長(須藤俊一) 総務課長。 ◎総務課長(小林弘) お答えしたいと思います。 充当した事業等の報告については、この事業の通知はしていないところでございますが、寄附を頂く際に、寄附者の意向ということで、先ほども町長答弁にもありましたように、高齢者福祉事業であったり、地域振興事業であったりというような希望の欄を設けているような状況でございます。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。 ◆11番(藤田智之) 実際的に節税の手段として使われているようなところも大きいのかなというふうに思います。ただ、せっかくの機会ですから、制度ですから、使えるものはぜひ有効に使っていただきたいと思いますが、返礼品、棚倉町の返礼品見させていただくと、非常に1回の寄附金が2万円、4万円、何というんですか、5万円とか、物によるんでしょうけれども、非常に高額なものが多いんですね。実際的にこういったものというのはあまり出ていないのではないのではないかというふうに思いますが、実態どうなんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 総務課長。 ◎総務課長(小林弘) お答えしたいと思います。 寄附者についてでございますが、令和2年度の決算の速報で申し上げますと、一番多いところが2万1,000円以上というところが一番寄附者が多い数になっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。 ◆11番(藤田智之) 3点通告しておりますので、あと1点だけ聞いて、次に進みたいと思いますが、里山基金、これ、今の残っている金額が1,147万円という説明がありました。これまで使ってきた金額、民間と町でプロジェクトということで使った金額の対比、これ、どのようになっているでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。 ◆11番(藤田智之) 時間がかかるんであれば、後で結構です。 ただ、私の認識だと、非常に町で使われている金額が圧倒的に多いのではないかなというふうに思うんですね。そこで、今回、4月の町の広報で募集をもうされておりますけれども、上限25万円で補助団体1件なんですね、募集が。ぜひ、もっと、上限は25万円でいいと思いますが、件数を多く募集をしていただいて、幅広く使っていただくような考えというのはできないんでしょうか。 例えば里山整備というのを緑化事業というのふうに置き換えれば、非常に一般の方にも分かりやすいですし、細かく、いろんな緑化だったり、範囲にも使えると思いますが、もっと幅広く、間口を広げるというか、理解を広めて、増やしていただきたいなというふうに思いますが、それについてはどうでしょう。 例えば、あと、この資金、使わせていただいたことあるんですが、物買ったりすることできないんですよね。ですから、当然それ、物買われて使われても困るというのも分かるんですが、例えば竹林を切るときに竹を切るのは普通のチェーンソーとかのこぎりでは切れないんですね。ですから、例えば竹を切るチェーンソーを町のほうで整備をして、お貸しをするとか、この事業もっと広げて、活用していただきたいなというふうに思うんですが、それについてはいかがでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 産業振興課長。
    ◎産業振興課長(鈴木英作) お答えします。 里山の補助の関係だと思いますが、団体に対しては、特に里山を守っていく団体であれば規制はしておりませんので、広く周知しながら、活動の団体を求めてまいりたいと思っております。 また、備品購入等の考え方なんですが、基本的には、里山の運用基準の中で特に補助しておりますが、財産形成をちょっとやっぱり除いた基準のつくり方をしておりまして、基本的にそれは、草刈であれば、草刈り機等を購入する場合においては、使用料を払って借りるとか、あとは報酬を払ってやるとかって、そういった謝金等のは認められると思いますので、それはご相談いただければ、対応していきたいなと思っております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。 ◆11番(藤田智之) 竹を切るチェーンソーなんかがリースされるのかどうかちょっと分かりませんけれども、というのは、募集が年1件なんですね、年1件では、当然広がりはないと思いますので、年1件と言わず、増やしていただきたいなというふうに思いますが、それについては町長どうでしょうか、お考えはあるんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(鈴木英作) お答えします。 そうですね、年1件というのは、実績としては多分少なかったようには感じますが、ただ、我々も周知の方法については、常に研究しながら努めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。 ◆11番(藤田智之) ぜひ、件数も増やして、本当に、先ほど申し上げましたように、里山という言葉をもうちょっとかみ砕いて、緑化だったり、そういうふうな形に置き換えて、取り組んでいっていただきたいというふうに思います。 ぜひ、ふるさと納税、一般的には節税に使われている面が大きいというふうに私は思いますが、せっかくの機会ですので、ぜひ活用をしていただきたいというふうに思います。 続きまして、3番目の質問に移りたいと思います。 最後に、防犯カメラの公園などへの取付けについてお伺いをしたいと思います。 犯罪の解決・抑止に近年防犯カメラが大きな役割を果たしております。町内への計画的な導入も検討すべきではないかと思います。犯罪の抑止・解決ため、防犯カメラの設置に町として取り組む必要があるかと思いますが、お考えはどうでしょうか。 町で管理する公園等にも防犯カメラが必要ではないか。 以前、町の施設ですね、学校やその他の施設にどうかということをご提言申し上げまして、その後、かなり整備はされたというふうに聞いております。ただ、こう言うと、特に私の近くの赤館公園なんかは、山の上ですし、人もいないときに何かあったらどうすんだというようなお声も聞きます。ぜひ、公園等への設置というものもお考えいただけないか、お伺いをしたいと思います。 その場合、予想される費用はどのくらいか、また、現在の防犯カメラの映像はどのように管理されているのか、これまで映像を使用したことはあるのか、お伺いをしたいと思います。 町内での設置状況について。 警察などと防犯上の協議をしたことはあるのか、民間での設置も含めて、主要なところには必要ではないか、それに対しての補助等も考えてはいかがでしょうか。 以前は国の設置の補助金などもあったというふうに聞いております。現在はどのようになっているのか。 また、宝くじ助成金、これなんかもうまく使うことが可能なのかどうなのか、ご見解を伺いたいと思います。 よろしくお願いいたします。 ○議長(須藤俊一) 町長。     〔町長 湯座一平 登壇〕 ◎町長(湯座一平) ただいまの防犯カメラの公園などへの取付けはについてでありますが、まず、防犯カメラ設置の取組につきましては、防犯カメラについては、犯罪の未然防止や抑止力、さらには事件や事故等への活用など、その必要性は認識をしております。 町有施設については、管理上、防犯カメラが必要な施設について設置をしてきたところでありますが、引き続き、各施設の利用状況などを見ながら、設置についても検討してまいりたいと考えております。 次に、町で管理する公園等への設置と費用につきましては、平成25年度に亀ケ城公園に設置をしております。なお、一般的な設置費用は、モニターつきカメラ1台が10万円程度であります。 次に、映像の管理につきましては、運用基準を定めて、管理をしております。 また、過去に一度、捜査機関からの要請により、画像の提供をしております。 次に、警察との協議の有無、主要な場所への設置、設置補助につきましては、まず、警察との協議については、これまで特に協議は行っておりません。 また、主要な場所への設置については、人が多く集まるような場所などへの防犯カメラの設置は有効であると考えておりますが、設置については、それぞれの施設管理者等が行うべきであると考えております。また、設置への補助については、考えておりません。 次に、設置補助金につきましては、過去に商店街や保育所などの防犯カメラ設置に対しての補助事業はありましたが、いずれも採択用件は、民間団体が事業主体であり、町が事業主体になり得る補助事業は確認できませんでした。 また、宝くじ助成金の活用については、県に確認をしたところ、防犯カメラは対象外であるとの回答でありました。 以上で答弁といたします。 ○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。 ◆11番(藤田智之) 本当に最近、犯罪解決に防犯カメラの映像で思いもしないような犯人が捕まったというような報道も皆さん本当に目にしていると思います。とんでもないところの人間が何の縁もゆかりもないようなところで犯した犯罪が防犯カメラのおかげで見つかるというようなこともあるかと思います。 そこで、2点、質問の趣旨としては、町施設への足りない部分の取付けという部分と町内要所への防犯カメラが必要ではないかという2点になりますが、まず、町内にある防犯カメラの把握というのは、町、もしくは警察等で把握されているんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 住民課長。 ◎住民課長(原博行) お答えをいたします。 町のほうとしましても防犯カメラの設置箇所については把握をしておりません。警察署のほうにも確認をしましたが、全部を把握してはいないということでありました。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。 ◆11番(藤田智之) 本当に東白川郡棚倉町、そんなに犯罪の多いところではないので、そんなには必要ないだろうというふうに思っていると思いますが、やはりいざというときの備えに、本当に要所要所には必要ではないのかなというふうに思います。 ぜひ、そういった、必要か必要ではないか、町民等の意見も聞いてみるということも必要ではないかと思いますが、それについてはどうでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 住民課長。 ◎住民課長(原博行) お答えをしたいと思います。 先ほどの事件の件数が多くないというお話でしたけれども、ここ3か年を見ますと、平成30年で棚倉町内の事件というのは66件ありました。平成30年ですと66件、令和元年ですと47件、令和2年ですと46件ということで、年々減っているような状況でございます。そうしたことから、町としましては、治安についても特に悪いという認識は持っておりません。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。 ◆11番(藤田智之) 町民などからもぜひ、町がお金を出してというばかりでなく、町が音頭を取って、ぜひ取り組んではどうかというふうなことをおっしゃる方もいらっしゃいます。1台10万円程度、これは、防犯カメラをよくいろんな大きな施設で見るように、ネットワークでつながっていて、モニターで誰かが見ているような、そういった物だと、本当に何百万円、何千万円というものはあるでしょうし、取り付けていて、何かあるときだけ見るようなものであれば、先ほど町が言った10万円程度、もっと安い物であれば、本当に数万円程度の物もあるかと思います。ですから、町でお金を出すばかりではなく、商店会だったり、いろんな企業さんと協力をして、そんな高い物ではなくていいので、何かあったときに見える防犯カメラの設置というものを呼びかけて、つけていくということはどうなんでしょうか、町としてぜひ取り組んでいただきたいなというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 住民課長。 ◎住民課長(原博行) お答えをしたいと思います。 先ほど、すみません、県内を見ますと、補助金という形は、商店街のほうに出している自治体がございました。二本松市と相馬市さんだったんですけれども、相馬市さんの事例見ますと、その取り組んだきっかけというのは、除染関係の人が全国から入ってきて、著しく治安が悪くなったというケースがあったようです。 町のほうとしましては、基本的には、先ほどの町長答弁のとおり、自己の施設については、その管理者の方が基本的に見ていただくということでございますが、今後、そういった治安が悪化するなどの状況があれば、検討するような形だと考えております。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。 ◆11番(藤田智之) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、ぜひ、お金を出すばかりじゃなくても、協力を求めて、意識を高めていくということもぜひ方法としてはあるかと思います。犯罪抑止という部分では異論もあるかと思いますけれども、解決には明らかに効果がありますので、町のほうで呼びかけて、要所要所に、お金出さなくてもつけていただく方法もあるかと思います。ぜひお取組をお願いしまして、質問を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(須藤俊一) 順位1番、11番、藤田智之議員の質問を終わります。 ここで、11時10分まで休憩といたします。 △休憩 午前11時00分 △再開 午前11時10分 ○議長(須藤俊一) 休憩前に引き続き再開します。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・--------------------------------------- △鈴木政夫議員 ○議長(須藤俊一) それでは、一般質問を続けます。 順位2番、12番、鈴木政夫議員、登壇願います。 鈴木政夫議員。     〔12番 鈴木政夫議員 登壇〕 ◆12番(鈴木政夫) 12番、鈴木政夫でございます。 質問通告に従いまして質問を行いたいと思います。 まず、第1点目といたしまして、コロナワクチン接種の状況についてをただします。 コロナワクチンの1回目の接種を5月7日から開始されましたが、5月末現在で何人の方が接種を済まされているのか、接種対象者の何%になっているのか。 また、高齢者、65歳以上の対象者で接種の申込みをされていない方はいるのか、独り暮らし等で接種を受けたくても受けられない方に今後どんな手助けを考えているのか。 3点目、高齢者の接種をいつまでに終わらせ、いつ頃から一般の方の接種を始める計画なのか、7月中には終わるのかどうか。 以上、質問をいたします。 ○議長(須藤俊一) 町長。     〔町長 湯座一平 登壇〕 ◎町長(湯座一平) 順位2番、12番、鈴木政夫議員の一般質問にお答えをいたします。 ただいまのコロナワクチン接種の状況についてでありますが、まず、5月末現在の接種者数と接種率につきましては、順位1番、11番、藤田智之議員に答弁したとおりであります。 次に、接種の申込みをしていない方と今後の対応につきましては、5月末現在での申込者数が全体の89%となっており、残り11%の方が申込みをされていない方となります。しかしながら、ワクチン接種は努力義務であり、諸事情により接種を希望しない方もいることから、今後、民生・児童委員や地域包括支援センターなどの協力を得ながら、接種希望者の把握に努めてまいります。 次に、高齢者接種の終了時期と一般の方の開始時期につきましては、高齢者の接種はおおむね6月に終了をし、それ以外の方の接種については、7月上旬の開始予定となります。 以上で答弁といたします。 ○議長(須藤俊一) 鈴木政夫議員。 ◆12番(鈴木政夫) ただいま答弁にありましたように6月5日現在の接種率は82%というのが当初の町長の報告でございました。しかし、予約申込みが89%、つまり11%が残されているということでございます。これについては、今後、どういう事情で申込みをされないのかという点については十分調査するというのがただいまの答弁でありますけれども、しかし、これまで町当局としては、この実態について、この11%というと、500人近くになります。この人たちがまだ申込みしていないというのは、何のどんな懸念なのかということ、全体はつかんでいないとしても、これまでに何かつかんでいるものがあれば、報告をいただきたいと。 ○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(富岡浩一) お答えしたいと思います。 接種をしていない方についての把握でございますが、先ほど町長の答弁のとおり、ワクチン接種は努力義務でございます。諸事情により接種を希望しない方もございますので、我々のほうでは、どういう理由で接種しないかというのは把握してはございません。 また、11%の中には町外で接種されている方も数人おるかと思います。それにつきましては、町外から接種をしたという請求書が来ない限り、何人接種したかというのが現在分かっておりません。町外での方もいることから、この11%の中にはそういう方も含まれているというふうに考えてはおります。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 鈴木政夫議員。 ◆12番(鈴木政夫) 今回の議会はもうそれぞれマスクをして発言しているという状況ですので、ぜひお互いに発言している趣旨が十分伝わるように、マイクを十分使いながら、質問者に答えていただきたいなと、質問する我々もそういう点は十分考えながら質問していきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 そこで、ただいま答弁ありましたように11%の方々、まだ申込みがないという、その実態については、もちろん希望しない、接種したくないという人も中にはいると思いますが、しかし、そういう希望があって、申込みをしていないのかどうかという、この実態はやはり早急につかんでいただきたい。その実態をやっぱり町としてちゃんとつかんでいないということは、これは非常に、このワクチン、このワクチンというのは、するかしないか個人の自由だけではなくて、そのことによって、やっぱり感染するのを防ぐという重要な役割を持っているわけでありますから、これは、個人の希望だけで決められる問題ではないと思いますので、その考え方をやはり十分変えてもらうとか、そういう説得等も必要になってくると思いますので、その点はどうですか。 ○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(富岡浩一) お答えしたいと思います。 先ほど町長答弁したように、あくまでもこれは努力義務でございます。希望しない方につきましては、諸事情で接種できないという方もございます。ですので、町としましては、民生・児童委員ですとか、健康支援センターなどの協力を得ながら、接種希望者の把握に努めていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 鈴木政夫議員。 ◆12番(鈴木政夫) 今回の申込みについて、予約申込みについて、先ほども若干話、質疑がありましたが、電話と、それからインターネット、これを両方でやったわけですが、この内容、申込みを受けた、電話で何件だったのか、それで、インターネットで何件だったのか、ぜひお聞かせいただきたい。 ○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(富岡浩一) お答えします。 予約の状況につきましては、コールセンターの電話の予約とインターネットの予約でございますが、電話につきましては約2割、インターネットにつきましては残りの8割、2対8の割合でございます。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 鈴木政夫議員。 ◆12番(鈴木政夫) 今回の予約の申込みについて、電話が非常にかかりづらかったと、通じないという声がたくさん出ておりました。インターネットですと、一日中やっていますからということなんですが、65歳以上の方でインターネットを自分でちゃんとやれるという人は、役場を退職された方ぐらいな者で、なかなか難しい。家族の者とか、いろんな人に協力してもらって、申込みをしたという話を聞いておりますが、そもそもこの電話、回線が3回線だという話でしたね、電話番号に通じる回線は。先ほど町長の答弁にもあったかと思うんですが、この回線をやっぱりもっと増やすべきなんじゃないのかと、何で3回線ぐらいでとても間に合うものではないんではないかというふうに思いますが、これはいかがですか。 ○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(富岡浩一) お答えしたいと思います。 議員おただしのとおり一部支障を来したところがございました。つきましては、電話の回線を増やしまして、また、土日、また、日にちの時間を延長しまして、今後対応してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 鈴木政夫議員。 ◆12番(鈴木政夫) 電話の回線を増やすということでありますけれども、これ、どのぐらいの回線にするということですか。 ○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(富岡浩一) お答えしたいと思います。 10回線で対応してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 鈴木政夫議員。 ◆12番(鈴木政夫) 最近の全国的な感染状況等々を見ますと、これは決して高齢者だけの問題ではない、若い人たちもかなり感染されております。そういう中で、やはり一日も早く高齢者の接種を終了して、そして、それより若い人たちの接種に取りかかるべきだと、このように思っておりますけれども、残念ながら町内では8名ですか、8名の感染者が出たということでありますけれども、この8名の感染者の年齢というのはどうだったんですか。 ○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(富岡浩一) お答えしたいと思います。 年齢につきましては、現在資料がございませんので把握はしておりませんが、年齢は多岐にわたっております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 鈴木政夫議員。 ◆12番(鈴木政夫) 年齢はつかまれていないという、把握していないということなんですか。 ○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(富岡浩一) お答えしたいと思います。 県のほうで示されている年齢というのは、10代ですとか、20代、30代ということで示されておりますので、正確な年齢については把握してはおりません。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 鈴木政夫議員に申し上げます。 通告に従った質問をお願いいたします。 今の感染者の質問は入っていないと、私のほうで判断をいたします。 鈴木政夫議員。 ◆12番(鈴木政夫) どこが入っていないんですか。 ○議長(須藤俊一) 私はそれを答える必要はありません。 通告に従った質問をお願いいたします。 鈴木政夫議員。 ◆12番(鈴木政夫) 私が今聞いたのは、どこが、このコロナの接種等の関係が違っているんですかということを聞いているの、答えてください。 ○議長(須藤俊一) 町内の8名の感染者の年齢等を申し上げましたが、その通告はされておりませんと、私はそう判断して、今申し上げました。 以上です。 鈴木政夫議員。 ◆12番(鈴木政夫) 全くコロナ関係の話でしょう、これは。何で関係ねえという部分は言えるんですか。これは、十分関係がある話なんです。しかも重要なことであります。しかも、ただ、ただいまの答弁では、これがなかなか把握されていないということは、さらに重要な話なんですね。これ以上感染を増やさないということがこのコロナワクチン接種の大目的ではありませんか。そのために我々は、町として、議会として、どういう対応をしていくのかというのが今問われているんじゃないですか。 ですから、私がここで言いたいのは、高齢者だけの問題ではなかったという点が非常に重要な点だというふうに思うんです。ですから、一日も早く、高齢者以外の人たちにもこのワクチンの接種ができるような状況というものをやっていただきたいなというふうに思っております。 それから、福祉センターで接種をした集団接種ですよね、それから、個人のお医者さん等で接種した人とあるわけですが、何か集団接種で参加した人たちにはマスクが配られたと、しかし、個人のお医者さんのところでやったのにはマスクなどはなかったということなんですが、これはどういう事情なんですか。 ○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(富岡浩一) お答えしたいと思います。 個別接種で接種する方につきましては、ワクチン以外の方で受診されている方もございますので、集団接種ということで入れさせていただきました。 なお、個別接種でマスクをもらっていないという話は伺っております。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 鈴木政夫議員。 ◆12番(鈴木政夫) 何かちょっと意味があれなんですが、もう少し分かりやすく、簡単に言ってください。 ○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(富岡浩一) お答えしたいと思います。 先ほどお答えしましたように、個別接種の場合ですと、各医療機関で、予防接種を受ける方、それ以外で受診される方ございますので、その不公平をなくすために、集団接種に限って、マスクを配ったという状況でございます。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 鈴木政夫議員。 ◆12番(鈴木政夫) ただいまの答弁もちょっと理解があれなんですが、とにかく全体としては、何の混乱もなく接種が行われてきたんではないかというふうに思っております。様々改良すべき点、改善すべき点等々があろうかと思うんですが、これからもそういう点を是正しながら、感染防止に大きなポイント、キーポイントとなるワクチン接種が順調に接種されるように希望しておきたいと、このように考えております。 次は、2番目の問題に入りたいと思います。 タクシー利用券の利用状況と改善策ということで通告いたしました。 昨年度1年間の利用状況はどうだったのか。 それから、以前から指摘しておりますように、地域的な格差の是正を現段階ではどのように考えておりますのか。 また、利用者に意見があったらば、出してくださいというふうな通知があったようでございますので、それについて、利用者からの意見、どんなものがあったのか、そういう点も答弁願いたいと思います。 ○議長(須藤俊一) 町長。     〔町長 湯座一平 登壇〕 ◎町長(湯座一平) ただいまのタクシー利用券の利用状況と改善策についてでありますが、まず、昨年度の利用状況はにつきましては、タクシー利用券の交付人数が903人で、その利用率については、全体で約61%であります。 次に、地域的な格差の是正の考えはにつきましては、利用目的の制限や場所を特定していないために一律に交付をしているところでありますので、特に問題はないと考えております。 なお、更新時の利用者アンケート調査の結果では、大半の方からよい評価を受けていると分析をしているところであります。 以上で答弁といたします。 ○議長(須藤俊一) 鈴木政夫議員。 ◆12番(鈴木政夫) ただいまの答弁によりますと、以前と同じように町内一律、これが平等なんだという考え方に立っているようであります。しかし、1回に4枚を使用するということになりますと、往復8枚、年間、そういうところに住んでいる人は6回しか利用できないと、こういう状況になってまいります。大半の方は、意見として、大変いい制度だというふうに町長今おっしゃいましたが、全くそのとおりだと思います。私もそう思っているんです。これはいい制度です。よく棚倉町でやったなと、こういうふうに思っております。 これは、前回、前々回の町議選のときに、私ばかりではありません、ほかの候補者の皆さん方もそういう公約を掲げながら、選挙を戦ったわけでありますけれども、それを町当局としても、こういうタクシー利用券ということでもって実施したということは本当によかったんでないかなと思っています。 問題はその中身なんですね、改善すべき点は。どこに行ってもよろしいんだと、したがって、別に目的地を指定しているわけではないから、これは全町一律で何の問題もない、平等だと、そんなふうな主張がずっと繰り返されておりますけれども、これはちょっと無理な話でありますね。役場へ来るにも病院に来るにも買物に来るにも郵便局、銀行、遠くの人はやっぱり、それだけ距離がある場合には、タクシーの料金がかさんでくるかと思うのは当然であります。したがって、この距離に応じた、やはり枚数配布ということが検討できないのか、多分利用者の意見の中にもそういうものがあったんではないかなというふうに思いますが、これについてはどうなんですか。 ○議長(須藤俊一) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(鈴木英作) お答えします。 個人の、何ていうんですか、利用目的は多種多様でございます。先ほど町長答弁にもありましたとおり、買物に使っても医者に行っても役場に行っても、はたまた隣の家族の元に行っても利用できる制度となってございますので、必ずしも目的地への近い遠いの距離基準も定められたものではない制度となっておりまして、町としましては、該当者に対して、一律同額に交付することが公平性を担保しているものと考えてございます。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 鈴木政夫議員。 ◆12番(鈴木政夫) せっかくのこういう利用券の交付、発行というやつが、利用する人にとって、本当に助かるというようなことが感じられるような、そういう内容に改善をしていくべきだと私は思っています。 過去の議会の中で私も何度かこの問題取り上げてまいりましたが、利用率ですか、利用率の状況によって検討をしていきたいと思いますというような答弁もありました。昨年度は、交付した枚数の61%ということの答弁が先ほどありましたけれども、これは、どこに行っても場所は制限がないので、どこに行ってもこれはいいんだと、だから平等なんだというこの根拠は、これ通用しないというか、私は思いますよ。これは、学校のスクールバスであろうと何であろうと、あれは自転車に対する補助金を出す場合の基準であろうと何であろうと、やはり自宅からどれだけの距離があるかということを一つの基準として、いろいろ出されているわけでありますから、本当、町からかなり遠く離れた人にとっては、これは、あっという間になくなってしまうということなんです。 そもそもこの話は、町の遠隔地に住んでいる人たち、しかも高齢者、免許証やなんかも全然返納してしまっている人たちでもその地域で安心して暮らしていけるようにするためにはどうすりゃいいのかというところからそもそも始まっているんですね。ですから、そういう点を十分考慮に入れて、この問題を考えてもらわないと、せっかくの施策も、これはなかなか効果が薄くなってしまうんではないかというふうに思うんですが、いまだに、いまだに一律配布は平等だというその根拠、それにこだわっている根拠というのは一体何なのか、ぜひひとつ説明をしていただきたいと思う。 ○議長(須藤俊一) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(鈴木英作) お答えします。 繰り返しの答弁となりますが、今回の制度の趣旨としては、どの目的にも使えるようなタクシー助成としてやっておりますので、目的地に対する、近い遠いという判断がそもそものなかなか基準を定めることができないものでございまして、該当者に対して一律に交付することが公平性を担保できるということで答弁をさせていただきたいと思います。 なお、事業の見直しにつきましては、常に利用者が利用しやすいような見直しは常に検討してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(須藤俊一) 鈴木政夫議員。 ◆12番(鈴木政夫) 課長も町の中ではないわけですから、いろいろ感じてはいると思うんですが、本当にこういう今の現在のやり方、これで平等だと、これが平等なんだというふうに感じているんですか。 ○議長(須藤俊一) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(鈴木英作) お答えします。 個人見解を述べる場ではないので控えさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 鈴木政夫議員。 ◆12番(鈴木政夫) この問題は、町長が決断をしない限りは改善はなかなかされないというふうに思っておりますけれども、町長は、これ、現在でも、それからこれからも、これが平等なんだという、一律配布が平等なんだという、こういう考えを持って、これからも改善には取り組む考えはないということなんですか、ひとつ町長の考え方をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(須藤俊一) 町長。 ◎町長(湯座一平) この事案は、もともと公共交通、さらには交通弱者の対策ということで始まった事業であります。もちろん先ほど担当課長が答弁したように、もちろん全ての事業においては、事業の見直し、さらには改めるところ、改善することが必要だろうというふうに思っておりますが、その上で、担当課長説明したように、目的が決まっていないから平等だというのは多分言っていないというふうに思います。使い方に関しては、もちろん自由に、ご自由に使っていただきたいということでありますし、今のところ、利用率についてはまだ61%ぐらいしか利用されないということを考えると、もちろん事業の見直しというのは必要だろうというふうに思っておりますし、使う方にとって、必要な、効果的な事業を今後とも続けていきたいというふうに思っているところでございます。 ○議長(須藤俊一) 鈴木政夫議員。 ◆12番(鈴木政夫) ぜひ前向きな改善を検討していただきたいと思っております。 次、3点目の問題について質問したいと思います。 町道ののり面にあります支障木なんかについて、やはり町が維持管理という立場に立って、これを除去するという方向に、現在もやってはおると思いますけれども、さらに、ところどころそういったものがなされていないところもありますので、これは、ぜひ支障木の除去に取り組んでいただきたいというふうに思っておりますので、答弁を求めたいと思います。 ○議長(須藤俊一) 町長。     〔町長 湯座一平 登壇〕 ◎町長(湯座一平) ただいまの町道のり面の支障木除去についてでありますが、維持管理、支障木の除去については、通常の道路パトロールや住民からの通報などにより、道路の通行に支障となる箇所を把握しながら、所有区分を確認して、民有地については所有者の責任で管理をしていただき、道路区域については、事案の程度により、職員による除去や業者委託により取り組んでいるところでございます。 以上で答弁といたします。 ○議長(須藤俊一) 鈴木政夫議員。 ◆12番(鈴木政夫) この点については、先ほども申しましたようにちゃんとやられているところもあります。ほとんどやられているのかなというふうに思いますが、取り残されているところも非常に多いという点でございますが、この点については、実際担当しているとして、どのような認識を持っておられるか、答弁を求めたいと思います。 ○議長(須藤俊一) 整備課長。 ◎整備課長(近藤徳夫) ただいまのご質問にお答えしたいと思います。 先ほど町長答弁にありましたとおり、通常の道路パトロールが週1回実施しております。その中で見つけられないものについては、町民の皆様からのご協力により、通報をいただきながら、適宜処置を講じておる状況となっております。 以上です。
    ○議長(須藤俊一) 鈴木政夫議員。 ◆12番(鈴木政夫) 道路を見て歩いて、いろんな状況があるんだと思いますけれども、そういう意味では、現段階で、これは町道ののり面なので除去する必要があるというふうに判断をされているところ、担当なら、どの程度あるんですかないんですか。 ○議長(須藤俊一) 整備課長。 ◎整備課長(近藤徳夫) 先ほどから申し上げましているとおり、日常の道路パトロールの中で、1ケ月で全路線を回るような計画となっております。さらに、主要線については月に2回巡回している状況となっておりますので、それらの中で順次確認をしております。 以上であります。 ○議長(須藤俊一) 鈴木政夫議員。 ◆12番(鈴木政夫) パトロールは非常にやることは重要だと思うんですが、そのパトロールの中で、これはやはり町として除去しねばならないというようなところなんかは、ないんですか、あるんですか。 ○議長(須藤俊一) 整備課長。 ◎整備課長(近藤徳夫) 万が一、そのパトロール等で見過ごされたものがあった場合には、ここは、やはり町民の皆さんのご協力をいただきたいと思っております。 以上であります。 ○議長(須藤俊一) 鈴木政夫議員。 ◆12番(鈴木政夫) ご協力ということでありますが、ご協力ではなくて、やっぱり町が管理しなければならないところについては、やっぱり町として、予算を計上しながら、ちゃんとやっていく必要もあるんではないかなというふうに思っておるわけですが、これについてはどうなんですか。予算をつけられてはいるというふうには思うんですが、そういう点についてはどうなんですか。 ○議長(須藤俊一) 整備課長。 ◎整備課長(近藤徳夫) ただいまのご質問にお答えしたいと思います。 予算につきましては、職員が撤去できないものについては、業者委託により取り組んでいる状況となっておりますので、おただしのとおり予算等の処理をしているということになります。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 鈴木政夫議員。 ◆12番(鈴木政夫) これは、主に地方というか、山間部というか、そういうところの問題ということでございますので、これについては、十分予算を確保しながら、これは業者に委託してやってもらうということになると思うんですが、十分維持管理を徹底していただきたいと、このように要望しておきます。 次に、4点目の少人数学級の推進についてを質問したいと思います。 政府においては、少人数学級を認めて、小学校で35人以下とすることを決めました。これは、教育現場や保護者の希望に沿ったものでありまして、中学校でも当然実現すべきものと考えております。我が町における小学校、中学校はどのような状況になっているのか、説明を求めたいと、このように思います。 ○議長(須藤俊一) 教育長。     〔教育長 荒川文雄 登壇〕 ◎教育長(荒川文雄) ただいまの少人数学級の推進についてでありますが、福島県教育委員会では、既に平成14年度から、個に応じたきめ細かな指導が可能となるよう、1クラス当たりの児童・生徒数を、小学校1・2年生及び中学校1年生では30人に、そのほかの学年では30人程度とする学級編成の基準により実施されております。 本町における令和3年度の学級編成におきましても、5月1日現在の各学年の児童・生徒数に基づき、学校の希望により、それぞれ30人及び30人程度学級編成が行われております。 以上で答弁といたします。 ○議長(須藤俊一) 鈴木政夫議員。 ◆12番(鈴木政夫) ただいま答弁ありました。この少人数学級については、ただいま教育長答弁のとおり、国も県もそういう方向で取り組んできているということでありますが、このメリットについて、教育の実際の効果という点では、どのようなメリットが考えられるのか、あるいはデメリット等もあるのかどうか、そういった点について、教育長の見解があればお聞かせをいただきたいと、このように思っております。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) まず初めに、教育長の答弁にもありましたように、個に応じたきめ細やかな指導が可能ということで、より一層、児童・生徒たちに学習の推進ができるということが一番のメリットでございます。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 教育長。 ◎教育長(荒川文雄) お答えしたいと思います。 先ほど答弁しましたように個に応じた指導が展開できるというほかに、教師が児童・生徒一人一人と向き合い、1人にかける時間が多くなり、ICTを活用した教育、それから、3密を回避した教室環境など、少人数によるきめ細かな指導体制が可能となると考えております。 それから、デメリットでございますが、学級内の人間関係が少人数により限られてまいりまして、人間関係形成能力やコミュニケーション能力が向上しにくい場面も想定されるというところがデメリットでございます。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 鈴木政夫議員。 ◆12番(鈴木政夫) ありがとうございました。 これからも少人数学級、国や県もそういう方針に基づいて、我が町としても積極的に取り組んでいってほしいというふうに思っております。 次に、5点目の旧棚倉高校跡地利用計画についてを質問したいと思います。 現在、校舎の解体が進められておりますけれども、この跡地の利用について、過去にも何度かこの場で、私だけではなくて、ほかの議員の皆さん方々も質問等々がありましたが、その答弁は、あの敷地は県の所有なので、できれば県の施設を誘致したいというか、そういう趣旨の答弁がなされてきたというふうに思っておりますが、現在でもその考え方に変わりはないんですか。 私は、県に頼るではなくて、町内にある土地なので、その払下げも含めて、町が積極的に利用計画を立てて、県に要請すべきなんではないかというふうに思いますが、答弁を願いたいと思います。 ○議長(須藤俊一) 町長。     〔町長 湯座一平 登壇〕 ◎町長(湯座一平) ただいまの旧棚倉高校跡地の利用計画についてでありますが、まず、県営施設として利活用を要望する考えにつきましては、旧棚倉高校跡地は県所有の資産でありますので、現時点においても県営施設として利活用していただけるよう要望していく考えに変わりはありません。 次に、町が利用計画を立て、県に要請すべきにつきましては、県では、引き続き利活用について検討をしていくとのことでありますので、県の動向を注視してまいりたいと考えております。 以上で答弁といたします。 ○議長(須藤俊一) 鈴木政夫議員。 ◆12番(鈴木政夫) 工事の解体されるわけでありますから、残るのは敷地ということでありますが、この敷地については、県のほうに町に払い下げてもらうとか、そういった話、交渉、そういったものはされていないんですか、それともされているんですか、どうなんですか。 ○議長(須藤俊一) 地域創生課長。 ◎地域創生課長(鈴木隆) 先ほどのご質問にお答えをしたいと思います。 敷地についての払下げ関係の協議でございますが、現在のところ、県のほうで県営施設としての利活用について検討していただいているところでございますので、払下げについての協議はしておりません。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 鈴木政夫議員。 ◆12番(鈴木政夫) 県の施設として利活用ということが前からの主張のようでありますけれども、これについてはどんな展望が出ているんですか、県とどんな交渉がなされているんですか、そして、その見込みというか、そういったものが出てきているんですか、どうなんですか。つまり見込みのないものをずっと持っていてもしようがないんではないかなというふうに私は思うんですが、どんな交渉が、話合いがされてきて、どの段階でそういう話合いがされているのかということをぜひお聞かせいただきたい。 ○議長(須藤俊一) 地域創生課長。 ◎地域創生課長(鈴木隆) お答えをしたいと思います。 どんな交渉ということでございますが、地域連携室を活用しまして、地域連携室を通じて、県営施設としての利活用について要望しているのに併せまして、町長が本庁に行った際には、各部署に要望につきまして、具体的な例ではございませんが、福祉施設だったり、県営住宅だったり、そういうようなものを例示しながら、要望しているというような実態でございます。 あと、見込みにつきましては、現段階におきましても、県では、今後の利活用につきまして引き続き検討していくということでございますので、その動向を注視しているというような状況です。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 鈴木政夫議員。 ◆12番(鈴木政夫) この話合いというか、交渉というか、これは県のどういう段階の中で話合いをした、県庁へ直接行って、時には県知事なんかとも話をするというようなことができるんですか、できないんですか。そういうこともやったことがあるんですか、それとも、まだそういうことまではやっていないということなんですか。 ○議長(須藤俊一) 地域創生課長。 ◎地域創生課長(鈴木隆) お答えをしたいと思います。 県庁のどの部署かということでございますが、県部長関係、さらには、企画調整部とか、企業局、それと、各関係部に町長が訪問いたしまして、その際、利活用について例示しながら、要望しているような状況でございます。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 鈴木政夫議員。 ◆12番(鈴木政夫) この問題については、私ももう前から要望しておりますように、県に要望する際は、やっぱり町としての計画、具体的にそういう計画を示しながら、県との話合い、そういうものをやはりやっていく必要があるんではないのかなと。 それから、棚高ができる際の敷地の問題についてもいろいろ経過はあるようでございますので、そういう点を含めて、できれば棚倉町に敷地を戻してもらうということも選択肢の一つなんではないかなというふうに思いますが、この点についてはどうなんですか。 ○議長(須藤俊一) 地域創生課長。 ◎地域創生課長(鈴木隆) ただいまのご質問にお答えをしたいと思います。 具体的な計画という点でございますが、敷地全体の面積が約3万8,000平方メートルということでかなり広大なものでございます。そうしたことから、1つの施設ばかりじゃなく、複数の施設としてのやはり利活用というのも必要ではないかということで考えておりますので、あと、実質解体が終わった後、もう敷地を調査して、敷地の面積なり、有効面積なり、高低差なり、そういうようなものを調査しないと具体的な計画ができないと。それが1点。 それに敷地の交渉の関係でございますが、具体的に県の方向性が出ていない状況でございますので、県の方向性が出まして、町のほうに払い下げるというような方向性になりましたときには、当然議員おっしゃるとおり過去の経過なども踏まえながら、協議を検討していく必要性はあると思います。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 鈴木政夫議員。 ◆12番(鈴木政夫) この問題については、県が相手の仕事でありますから、やはり町としての強い計画と要望、そういったものを早急に確立して、県との交渉に当たっていただきたいなと思うんです。せっかく棚倉町から県会議員も出ているわけでありますから、県会議員の力なども十分に活用させてもらって、そして、県との話合いを早急に進めていっていただきたいと、このように思っております。 以上でもって、私の質問を終わりたいと思います。 ○議長(須藤俊一) 順位2番、12番、鈴木政夫議員の質問を終わります。 ここで、1時まで昼食のため休憩といたします。 △休憩 午後零時00分 △再開 午後1時00分 ○議長(須藤俊一) 休憩前に引き続き再開します。--------------------------------------- △藤田光子議員 ○議長(須藤俊一) 一般質問を行います。 順位3番、4番、藤田光子議員、登壇願います。 藤田光子議員。     〔4番 藤田光子議員 登壇〕 ◆4番(藤田光子) 議席番号4番、藤田光子です。 通告に従いまして3問の質問をいたします。 1問目といたしまして、今、まさに行われております新型コロナ感染症予防ワクチン接種の現況についてお聞きいたします。 前回の一般質問時には実施する前の各対応についてのことをお聞きいたしました。今回はその内容に対しまして、次の4点について質問いたします。 まず、1点目ですが、手順、場所の設定、遠隔地域居住者、身体障害者などの方々への十分な対応はなされているのか。 2点目、接種者は町の医療従事者が担当してくださっていますが、人数は十分であるのか。 3点目、接種後の副反応による異常を起こされた事例はなかったのでしょうか。 4点目です。現時点での接種率、人数はどのくらいか、またこれから若い年齢層の方々が被接種者になるわけですが、現在まで行われてきた中で、接種するに当たりどのような改善点などに気がついたでしょうか。 以上、4点について答弁を求めます。 ○議長(須藤俊一) 町長。     〔町長 湯座一平 登壇〕 ◎町長(湯座一平) 順位3番、4番、藤田光子議員の一般質問にお答えをいたします。 ただいまの感染症ワクチン接種の現況はについてでありますが、まず、被接種者への対応につきましては、接種券を送付する際に接種手順等について案内をしており、そのほか相談専用ダイヤルを設置しておりますので、遠隔地域居住者等も含め、個別具体的に対応をしております。 また、身体に障害のある方につきましては個別にヘルパーや職員等を通して対応をしております。 次に、接種医療従事者は足りているかにつきましては、現在のところ、医療従事者については足りている状況であります。 次に、接種後の副反応の事例につきましては、腕の痛みなどの事例が数件報告をされております。 次に、現時点での接種率や改善点につきましては、順位1番、11番、藤田智之議員の答弁のとおりであります。 以上で答弁といたします。 ○議長(須藤俊一) 藤田光子議員。 ◆4番(藤田光子) 前々のお二方の議員さんと質問事項が重なっておりますので、確かにご答弁いただいた内容のものも多々あります。 では、私なりに再質問をしたいと思います。 ワクチン接種の予約券、はがきで2回目の日程まで入れてありました。それは本当に棚倉町として大変よい配慮がなされた事例だなと思っております。2回目の予約を取らずにもう日にちがそこに印字されて来ておりました。本当に考えたなと思って感心いたしました。それは大変よい事例だと思いました。 それから、接種に当たる改善点といたしまして、藤田智之議員にお話ししたという中で、特にやはり私もとても大事なんじゃないか、改善できないものかというところを質問いたします。 接種に当たる改善点としまして、接種順位についてのお伺いです。現在、年齢順によりまして行われておりますが、変異株の感染は小さなお子様にうつりやすいと言われております。安心・安全な教育環境の中で子供たちを守るためにも保育園、幼稚園、学校、子どもセンター、特に口から入ります給食センターなどの職員も先行してはどうかと思います。 これに関しては、先ほどのお答えの中に順位を待ってやるんだというふうなお答えがありましたが、特に本当に肌と肌を触れ合いながら子育てをしていく特に保育園などはかなり濃厚接触をしております。 ですので、ぜひあのような子供たちを守っていくためには保育園の先生とか職員、幼稚園の先生とか、本当に手と手を合わせてスキンシップをまず重要に考えてやる教育現場でございます。 ですので、ぜひともそこを優先的に、そして子供たちを守っていくというふうなことができないものかと。さらに、これは各自治体の首長さんの判断で行使できる内容かと思われますので、ぜひ町長のお考えをお聞かせ願いたいと思います。いかがでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 町長。 ◎町長(湯座一平) 先ほど答弁しましたとおり、接種券があるなし、要は棚倉町に住んでいるか住んでいないかによって、多少、取扱いが今のところ変わっている状況がありますので、直ちにすぐ対応するということは困難かと思われますが、他地域でも保育園等でクラスターが発生している状況がありますので、当町でそういうことにならないように状況等を見ながら対応していくことも必要であろうというふうに思っております。 ○議長(須藤俊一) 藤田光子議員。 ◆4番(藤田光子) ぜひよりよい改善でございますとか気がついた時点でその都度、国の政策がどうだから、こうだから、棚倉町は重症じゃありません。ですが、8人の方が罹患したわけでございます。なぜ8人で済んでいるかといったら、前もって前もっていろんな予防、感染を防ぐために行っていることが、そのためにそこでとどまっているのかなというふうに思いますので、前もって重症患者が出たから行使しますというふうなことじゃなくて、重症患者が出る前にできる良策を考えついた時点で、ぜひとも早急に行えるような環境である棚倉をつくっていただきたいと思います。 次の質問に移ります。 2問目の質問をいたします。文化センター改修工事の内容に関する質問です。 今から26年前に建築され、様々な事業が展開され、町内はもとより町外の方からも愛され続けている文化センターですが、改修を必要とする箇所が大変多く見受けられるようになりました。そこで、今後どのような取組を考えているのか、次の4点について伺います。 まず、1点目といたしまして、施設内に雨漏りによる損傷箇所が多数見受けられます。改修計画はあるのか伺います。 2点目です。現在のコロナ禍において換気が大変重要であることは既に誰もが承知している感染予防の一つです。ですが、ホール内には空調設備がございません。人命を守るためにも早急に設置が必要なのではと思います。どうでしょうか。 次、3点目、26年間にわたり大勢の方々の出入りによりまして、ホール手前ロビーのじゅうたんなどが擦り切れており、傷んでおります。改修する予定はあるのか、伺います。 4点目です。ホールの有効利用を考慮し、幅広通路となっております中段にパーティションなどのような簡易的、移動可能な仕切りを設け、より使いやすいホールとなるよう工夫してはいかがかと考えますが、どうでしょうか。 以上、4点について答弁を求めます。 ○議長(須藤俊一) 教育長。     〔教育長 荒川文雄 登壇〕 ◎教育長(荒川文雄) ただいまの文化センター改修工事の内容はについてでありますが、まず、施設内の雨漏りの改修につきましては、文化センターは開館から25年以上が経過し、施設や設備の劣化が目立ってきております。これらを踏まえ、昨年度、棚倉町社会教育施設個別施設計画を策定したところであり、今後はこの個別施設計画を基に改修の具体的内容を検討してまいりたいと考えております。 次に、ホール内の換気設備につきましては、ホールに空調設備を設置してあります。また、公演の際には休憩時間にホールのドアを開放するなどして対応しておりますので、新たに設置の予定はありません。 次に、ホール手前ロビーのじゅうたん改修につきましても、今後の改修計画の中で検討してまいります。 次に、ホール中段の簡易的な仕切りにつきましては、催し物に応じ、ベルト型のパーティション等を活用しております。 以上で答弁といたします。 ○議長(須藤俊一) 藤田光子議員。 ◆4番(藤田光子) 開館25年以上を過ぎまして26年目になりまして、雨漏りによるひび割れなど大変目立ちますが、特にこれからどういうふうな箇所を改善、修理をしていくのかというところを見つけ出しながらされるものと思いますので、舞台袖の壁なんですが、これは本当に劣化どころか、ひび割れのところに今度はさらに白いカビが生えております。これは健康を害するもとにもなりますので、ぜひその辺をチェックしていただいて、そのところをやっていただけませんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(佐川久永) ただいまのご質問にお答えしたいと思います。 先ほどの教育長の答弁にもありましたとおり、昨年度、社会教育施設の個別施設計画というものを策定いたしました。 この計画では施設の老朽化、劣化の状況、今後の施設の改修基本方針等を定めなければならなくなっておりますので、そうした観点から今後の改修に当たりましては、ただいまおただしありましたとおり雨漏りの件、またそれに付随して先ほどの舞台の袖の傷みの件、そういったものを総合的に調査した上で今後、改修の計画に盛り込んでいければと思っております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 藤田光子議員。 ◆4番(藤田光子) ぜひお願いしたいと思います。 次に、ホール中段の仕切りについてなんですが、先ほどの教育長答弁によりますと、もう既にベルト付きのパーティションで簡易的に行っているというお答えをいただきましたけれども、私自身、長年、あそこでいろいろお手伝いをさせていただいている中でそういうのを全然見たこともなく、分かりませんでした。 ですので、今回初めてそういうお話を伺ったんですが、実を言いますと、今後、少子化を考えても、音響のすばらしさというのは日本でも3本の指に入ると言われているぐらい町として誇れる音響設備の整った文化センターでございます。 ですが、あそこの全館を使用する催し物をしていくとなると、今後、より少子化になっていく、棚倉もそうだろうという中で、少人数で使用可能に対応できる施設として活用できることを強く望みますが、ぜひとももうちょっと皆さんに分かりやすいような説明をちょっともう一度、パーティションについて説明いただけませんか。 ○議長(須藤俊一) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(佐川久永) お答えします。 ベルト型のパーティションということですが、これはイメージとしては、いろんなイベント会場で人々の動きを仕切るような、柱にベルトがつながっているような区切りになっておりますが、文化センターにおきましてもそちらがありますので、そういった形で工夫をしながら使っているというのが現状でございます。 ただ、議員おただしのとおり空間的に完全に区切るということであれば、今、お話がありましたが、せっかくの音響というのもマイナス部分になってしまいますので、そういったことはなかなか厳しい状況だと思いますので、先ほど言ったような簡易的なパーティションで対応しているというのが現状です。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 藤田光子議員。 ◆4番(藤田光子) ただいまのお答えの中で、本当にベルトでして音響のよさというのはその事業の種類にもよると思います。音を非常に、クラシックなんかは音を大切にしますし、音楽関係もそうですし、過去、空調設備に関してはたしか大ホールといいますか、ホールのほうは空調設備そのものの音が影響しまして、使っていないのか、使われていないのか、ないのかという、その3点で疑問があったものですから、空調設備が整っているんだよというのを初めて今日、教育長の答弁で知りました。それは完全についているものなんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(佐川久永) それでは、お答えします。 空調設備につきましては設置当時からついております。ただ、議員おただしのとおり、催し物に応じて、特に先日の神田伯山なんかもそうだったんですが、そういった方とか、あと吹奏楽とかそういった音楽関係の方は空調の音がタブーだよということですので、止めて公演を行っているというのが現状でございます。 そのほか、かけても支障がない催し物については、25年前の設備ですので古いといえば古いんですが、まだまだ稼働できる状況ですので、そういったことで使用しております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 藤田光子議員。 ◆4番(藤田光子) 使えるものがあるものであるならば、音をどうしたら出なくなるかとか、26年目を迎えておりますので、その空調によっても今、本当に全国的に音の静かな空調というものがあると思いますので、その辺を検討してみていただけたらなと思います。 今後ともずっと、今回限り、コロナ禍が終息すれば、それで終わりかというとそうではなく、毎年続くかもしれないというふうなことも頭の中におきまして、空調設備をいい加減なものじゃなくて、静かな音で、しかも空気清浄できるというような環境の下にお客様を迎えられるということを考えて、早急にやっていただけたらなということを期待しております。 いろいろな設備もある中で、いろんなところからいろんなお客様がそれぞれに来てくださいます。棚倉町として一番人々の集まるところかと私は思っております。人の出入りがあります。棚倉の町民だけじゃございません。下手すると本当に、事業によっては、今回もそうでしたけれども、東京とか埼玉、群馬、栃木、ずっと大勢の方が見えています。そのときに誇れる棚倉町の文化センターであるということを自負できるような施設を守ってほしいと思います。 次の質問に移ります。 3問目の質問をいたします。この質問に関しましてはずっと継続させていただいておる町民が注目している旧棚倉高校の跡地でございます。 解体終了が迫ってきた旧棚倉高等学校跡地はということで、次の3点について伺います。 まず、1点目ですが、旧棚倉高校跡地の利用計画について、更地となる跡地に対し、これまで以上に町民からの期待が多く寄せられています。その後、県との協議等はされたのでしょうか。 2点目、県から町に土地売却などの打診があった場合、町は購入する考えはあるのか伺います。 3点目、地域住民や旧棚倉高等学校を母校としている方々にとって、特に期待の高まる土地であると思いますが、町としての利用計画などについて、庁舎内での協議などは行っているのでしょうか。 以上、3点について答弁を求めます。 ○議長(須藤俊一) 町長。     〔町長 湯座一平 登壇〕 ◎町長(湯座一平) ただいまの解体終了が迫ってきた旧棚倉高校跡地はについてでありますが、まず県との協議につきましては、毎月定例で実施をしております福島県地域連携室との打合せの場などを活用して県の状況について確認をしておりますが、利活用については検討をしていくということであります。 次に、土地購入の考えにつきましては、県より売却の打診があれば金額などの条件を確認しながら、必要性も含め検討してまいりたいと考えております。 次に、利用計画などについての庁内協議につきましては、現在のところ利用計画について庁内での協議は行っておりませんが、県の動向を注視してまいりたいと考えております。 以上で答弁といたします。 ○議長(須藤俊一) 藤田光子議員。 ◆4番(藤田光子) ただいまの答弁の中でもありましたように、これまでの議会答弁でも県の所有地なのでということでしたので、県との協議が進まない限り進展はないと理解はできるのですが、あれだけの広大な敷地であり、場所も町の中心部ですので、道路アクセスなどを考えても利便性が大変高い土地であることは周知のとおりです。 更地となっていく状況に対して町民の期待はどのような活用がされるのか、そこのところが一番気になっていることは確かでございます。 県からの打診など、特に今のところはないというふうなことですので、このような廃校跡地については全国的にも多数ある事例であり、多くの自治体では利活用の検討委員会というものなどを設けるなどして、より多くの意見を取り入れ、解決に当たっているようでございます。そこで、提案を含めお考えをお聞きしたいと思います。 まず、協議会の中で話合いがされるんだと、そういうふうな場はあるのかもしれません。しかし、町民である役場職員の皆さんのお考えというものもお聞きできたらなと思うことが多々あるわけでございます。 役場庁舎内で跡地利活用についてまずは職員の皆さん一人一人が持っている多くのよいアイデアを出し合う機会を設けて、棚倉町として専門的な知識を最も生かせる活用方法を考え、出していただくことなどはお考えできませんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 地域創生課長。 ◎地域創生課長(鈴木隆) ただいまのご質問にお答えをしたいと思います。 庁舎内の職員の中でアイデアを出し合ったらどうかというふうなご質問でございますが、県のほうの利活用の方向性がまだ見えていない段階でございますので、県のほうの方向性につきまして、地域連携室を活用しながら注視して、アンテナを高くして情報収集してまいりたいと、こういうふうに考えております。 しかしながら、この棚高跡地の利活用問題につきましては、数年前からご質問いただいている案件でございまして、庁内の情報の共有という観点から、まちづくり計画策定会議という中で今の状況につきまして、平成30年度ではありますが、報告をしているような状況でございます。 そうしたことから、全課的な認識を職員の中でも持っているものというふうに考えておりますので、県のほうから打診があればすぐに検討できる体制は整っているというふうに認識しております。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 藤田光子議員。 ◆4番(藤田光子) 県からの打診があった場合には、答えがもう出来ているというふうなことでしょうか。ただいまのお答えの中にはそういうふうに理解したのですが。 ○議長(須藤俊一) 地域創生課長。 ◎地域創生課長(鈴木隆) ただいまのご質問にお答えをしたいと思います。 答えが出ているということじゃなくて、跡地の利活用について検討することのできる組織の体制はできているということでございます。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 藤田光子議員。 ◆4番(藤田光子) 策定会議なり何なり、検討する会ができているという、その組織の中身って、よければ教えていただけますか。 ○議長(須藤俊一) 地域創生課長。 ◎地域創生課長(鈴木隆) ただいまのご質問にお答えしたいと思います。 まちづくり計画策定会議というのがございまして、こちらは振興計画とか各種計画の協議、調整をする場ということでございまして、地域創生課長等、各課、室の課長補佐、係長から構成されるものでございます。 計画の策定や必要な事項、案件につきましても策定会議の中で検討をするという、協議をしていくということがこの組織でございます。各課の課長補佐、係長が出席されますので、当然、課員には伝わると思いますし、課長には課長会議で報告がありますので、全職員が共有できる会議ということでございます。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 藤田光子議員。 ◆4番(藤田光子) ただいまのお答えをいただきまして、なるほどと。まちづくり策定委員会というのがあるというふうなことに気づきました。それは大変にいいことだと思います。まだ県の動向が定まっていない状況の中で、皆さんが策定委員会の中で、まちづくり策定委員会ですか、そこでお話合いをするのも結構だと思います。ただ、より多くの町民の方が納得できる利活用の仕方の場であったらいいなと。 それから、官民一体となって一丸となって、そこの利活用に対して方向性を持って動きができる町であることが望ましいのではないかと思う観点から、県からの打診を待ちながらであっても、町として県への要望を提出ができるような内容がある活用法を一丸となって考えていってほしいなというのが望みであります。今後とも、この課題について私はずっと追っていきたいと、そう思っております。 それでは、以上、これで全質問を終わらせていただきます。 ○議長(須藤俊一) 順位3番、4番、藤田光子議員の質問を終わります。--------------------------------------- △菊池忠二議員 ○議長(須藤俊一) 順位4番、5番、菊池忠二議員、登壇願います。 菊池忠二議員。     〔5番 菊池忠二議員 登壇〕 ◆5番(菊池忠二) 5番、菊池忠二であります。 2点ほど通告してございますので、この2点について当局のお考えをいただきたいというふうに思います。 先んじまして教育長にはご就任おめでとうございます。最初の議会において質問するのはちょっと申し訳ないような気がしますけれども、ぜひこの教育現場のICT活用について、GIGAスクール、こういった専門的なことは教育長でなければ、我々もなかなか理解できないような状態でいるものですから、ぜひ明確に、さらに分かりやすくお答えをいただければありがたいなというふうに思っております。 教育現場のICT活用について伺います。 ICT活用はこれからの子供たちにとって必要なツールであることは言うまでもございませんが、さらにコロナ禍でそのことが顕著になっている。小・中学校全ての生徒に配布をされたタブレット端末の活用についてお伺いをいたします。 1番目、最近、耳にしますけれども、GIGAスクール。GIGAスクールはちょっと私どもの世代ではなかなか理解しにくいことなので、ぜひ分かりやすく簡潔にお答えをいただければありがたいと思います。 それで、配布をされたタブレット端末の家庭の持ち帰りはできるのか。 タブレットが家庭に持ち帰れるんであれば、また学校で使用するときの破損、故障などについて、この対応、子供たちの責任について、また親の責任についてどういうふうな対応をされるのか、お伺いします。 タブレット機材更新時期のサイクルの予定は。年々、こういったタブレットも進化は非常に早いものがございますので、今年配布したから、それでずっと持つのかというのもなかなか難しいような感じがします。5G、さらには6G、7Gという声が聞こえているところでございます。 使い慣れた自前のタブレットなど、これは家庭で子供たちが、家庭によってはタブレットを購入されてタブレットで学習、さらにはいろんな使い方をされていると。こういったものの学校への持込みはできるのかどうなのか。 それからアクセス先についての注意や指導はされているのか。 現在、小学校や中学校でのタブレットの活用状況は週に何回であるとか、どういった授業で使うんであるとか、そういうことをお答えいただきたいと思います。 それからICT授業について先生方の世代的なギャップ、学校全体の指導者の数、指導力などに問題はないのか。指導について研修等はあるのか。 自己マネジメント能力とICT活用との関連性についてお答えをいただきます。 キャリア教育、今まで棚倉町はキャリア教育でずっと教育を施されておりましたけれども、このICT活用との関わり、GIGAスクールとの関わりについてお答えをいただきます。 棚倉町の次世代を担う子供たち、GIGAスクール構想を通じて、どのような子供たちに育ってほしいのか教育長のお考えを伺いたいと思います。 以上、よろしくお願いします。 ○議長(須藤俊一) 教育長。     〔教育長 荒川文雄 登壇〕 ◎教育長(荒川文雄) 順位4番、5番、菊池忠二議員の一般質問にお答えいたします。 ただいまの教育現場のICT活用について問うについてでありますが、まず、GIGAスクール構想につきましては1人1台端末と高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備することで、多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、公正に個別最適化され、資質、能力が一層確実に育成できる教育ICT環境を実現することとされております。 次に、タブレットの家庭への持ち帰りにつきましては、学校の指示により自宅学習に使用する場合は可能としております。 次に、破損、故障の対応につきましては、町貸付け要綱に掲げる取扱いをしているにもかかわらず破損や故障した場合には町が修理し、それ以外の取扱いにより破損や故障した場合には保護者の負担となります。 次に、更新につきましては、5年を目安に更新したいと考えておりますが、5年後に昨年整備した1,000台以上を一度に更新することは難しいため、使えるものは使いながら平準化した更新を検討してまいります。 次に、学校への持込みにつきましては、破損や盗難等の問題があるため持込みは考えておりません。 次に、アクセス先についての注意や指導につきましては、令和3年3月に児童・生徒や保護者に取扱い及びルールについて通知により周知をしており、あわせて情報モラル教育を実施し、注意や指導を行っているところであります。 次に、活用状況につきましては、調べ学習やプレゼンテーションの活動、双方向型の授業に学校の計画で活用しております。 次に、ICT授業について世代的なギャップ、指導者数、指導力の問題、指導者の研修につきましては、先生方それぞれの活用技術の差は多少あるものと捉えており、各学校における情報教育担当教員は棚倉小学校では6名、その他の小学校ではそれぞれ2名、棚倉中学校では4名を任命し、校内研修等を実施しながら活用の研さんを積んでいるところであります。 また、棚倉町学力向上推進委員会にICT推進チームを設置し、調査研究を進めるとともに町ICT支援員による研修を実施しております。今後は県主催による研修会も増えてくることと思われますので、積極的に参加するよう指導してまいります。 次に、自己マネジメント能力とICT活用との関連性につきましては、自己マネジメント力は自分で目標や課題を設定した計画に対して、自分で解決することやみんなで解決することで学びを促進させ、主体的、対話的で深い学びを進めることであります。その際にICTは個別での学習や共同での学習により課題を解決するために効果的なツールであると捉えております。 次に、キャリア教育とICT活用の関わりにつきましては、本町でのキャリア教育は社会的、職業的自立に必要となる基礎的、汎用的能力の育成を目標にしており、ICTの活用はこれからの社会において必要な資質、能力であり、児童・生徒にぜひ身につけさせたい能力の1つで、共通していくものであると捉えております。 次に、GIGAスクール構想を通じてどのような子供たちに育ってほしいかにつきましては、学習の基盤でもあり、次の世代を生きていくための情報活用能力を身につけて育ってほしいと考えております。 以上で答弁といたします。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) 私もいろんな情報を収集しまして、一生懸命勉強させてもらいました。GIGAスクールはグローバル・アンド・イノベーション・ゲートウエイ・スクールということだそうでございます。唇をかみそうなGIGAでございますね。 これは現在4月でしたか、全員に配布されたというのは。棚中でしたか、4月に。3月だ。3月に棚倉に存在する小・中学校の生徒全員にタブレットが配布されたという理解でよろしいですか。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長
    子ども教育課長(渡辺守) 昨年ご議決いただきまして、タブレットは3月に納品になりましたので、新しいものを卒業する子供たちにも触らせたいということで配布して使用をしております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) それで、これは大分、文科省のほうでも令和5年度を2年ぐらい前倒しにして、非常にスピードアップを各地域に要望している、各県、市町村に要望しているということだそうですけれども、これはコロナのパンデミック等もございまして、そういった活用をしてリモートの授業なんかができるような、そういう体制を早急につくるようにということだというふうに思いますけれども、今現在、棚倉関係の小・中学校ではどういったデジタルトランスフォーメーションが行われているんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) 先ほど教育長の答弁にもありましたように、各学校でその進捗、それから得意な先生、ちょっとそうではない先生もいらっしゃいますので、今できるものをそれぞれの学校で考えながらタブレットを使用して、ICT進めているということでございます。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) 私も勉強すればするほど、教科を横断するような授業が増えてくるようなイメージを持っておりまして、教科を横断したような授業がこれから求められるということのように思いますが、STEMですか、教育の。これは科学、技術、工学、数学が総合的にコンテンツの内容として入っている、そういった教育。さらにはエドテックですか、教育とテクノロジーを組み合わせた造語ということだそうですけれども、これは大体我々から、今まで大体40人超の学級でそういった知識だけを伝えると、そういう先生方が研さんを積んで自信をつけて、キャリアをつけてということなんですけれども、やっぱりこういったオンライン授業であるとかガバナンス、それからセキュリティー、いろんなことに、危機管理とかになってきますと、非常に学校の先生は年代によっては、また個人によっては非常に決意とそれから負担、こういったものが発生するのかななんていうふうに思いますけれども、その点に関していかがですか。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) ただいま議員おっしゃったとおり、学校ではいろいろな使い方をしています。特に棚倉町の全小学校、中学校では、今回配布しましたタブレットに、前もお答えしていますが、ロイロノートというアプリを入れています。 このロイロノートというのはプレゼンテーションするアプリであります。プレゼンテーションをするということは、自分でいろいろ探求してタブレットの中に取り込んで、それを人に伝えるということで、伝えながら双方向で学習をするということでやっておりますので、自ら学び、自ら発信するということを今、子供たちが勉強しているということでございます。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) ちょっと前後しますけれども、学校でのLANの装備はもう完了されておるんですか。さらには大きなモニター、黒板代わりに前に掲げて、それで黒板代わりにみんながそういった通じている、そういうモニターなどももう配備はされておるんですか。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) こちらにつきましても昨年の1人1台端末の整備に合わせまして、国のほうから補助金を頂きまして、普通教室のみはLANの配線、アクセスポイントの設置をしております。 そして今回、先日の補正予算の中でありましたように、今回、教室外ですとか特別教室等々にもLANのアクセスポイント等を増設しまして、学校内全体で使えるようなことを一つずつ、今現在進めているところです。ただといいますか、ほとんどの校舎では今も使えますが、やはり電波ですので、強弱があるので、それを今、補っているところです。 それから各学校でのモニター設置状況ですけれども、1クラスに1台というわけにはいきませんけれども、全学校でモニターを設置しながら勉強に使っているところであります。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) 料金、ネットは、こういったものは町で負担するということでよろしいんですか。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) LAN等の接続の料金関係でしょうか。それにつきましては当然、町のほうで負担をしております。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) これは先ほど来教育長もおっしゃっていますように、習熟度によってアドバンテージの違いが出てくるということだと思いますね。GIGAスクールは何がいいかというと、先ほどおっしゃいましたように、いつでも誰でもどこでもということでございますけれども、いつでもは家庭の持込みもないとなかなかできないと。 それから、どこでもというのは、これは家庭の持込みですね。どこでも誰でもいつでも、あと家庭の持ち帰りはよろしいというふうに伺いましたけれども、家庭内のLAN状況が全国的だと5%程度だというふうに言われているそうでございますけれども、棚倉の場合はタブレットを家庭に持ち込んで、それでそれを使えるというのは大体何%ぐらいなんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) 確かにおっしゃるとおりにご家庭で全てWi-Fi環境が整っているということではないようです。昨年度、学校の一斉休校等ありましたので、昨年度調査したところ、やはり結果としては100%ではありませんでした。 それから家庭でタブレットを使えるようにするため、いろいろ便利に使えるために今回の補正で家庭での充電器、それからタッチペンを補正をしまして、今後購入し、子供たちに渡そうとしているというところでございます。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) そういうわけで家庭のそういったWi-Fi環境であるとかそういうことが整備されていないと、リモート授業もできないということでございますけれども、文科省ではそういった補助金なども考えているようなにおわせがあったようでございますけれども、棚倉町としてはそういうWi-Fi環境を家庭内でもほとんど全員がそろえないと、このパンデミックがさらに起きた場合、対応できないということになりますけれども、こういった対応に対する補助金であるとか促進するための誘導措置等は考えているんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) 本町の対応としましては、ご家庭で使えるWi-Fiルーターの貸出しも用意はしてあります。ただ、数に限りがあること、それから通信容量に限りがあること、オーバーしますと当然、膨大な費用が発生しますので、それについての問題等々がございます。 今後につきましては国や県で、ご家庭で設置できるような補助金があれば、町のほうから紹介をして設置をしていただけるように勧奨したいと思います。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) 一部では教員の指導力の標準化のためにそういったアドバイザーというんですか、そういった方々を4校に1名程度配置するというふうな情報が入っておりますけれども、これについてはいかがですか。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) 支援といたしまして、本町では昨年、令和2年度4月からICT支援員1名を会計年度任用職員として採用しております。本年度につきましても同様の体制でございます。 それによりまして各学校のほうにICT支援員が出向きまして、校内研修、先生との1対1の研修、それからちょっとウイークポイントがあるようなところについて指導をしたり、それから全体で先ほどのICT推進部会のほうで全体のスキルの底上げというのをしているような状況でございます。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) 先進的な熊本市などではこういった教育長、それから校長が積極的に教育センター等の研修会に赴きまして、いろんなプログラム等をやったり、さらには動画を作成したりということをリーダーが自らやられて、これは考えていたよりもとても面白いということで、さらにそういった促進がなされたということでございますけれども、教育長、それから校長先生などのそういった講習などはお考えになっているんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) 本町では校長・園長会というのを月に1回開催しております。先月も校長・園長会の中で近津小学校の校長先生ですが、結構パソコンですとかアプリ等の利用についてお詳しいものですから、講師として皆さんの前で発表していただいて、そういった研修会をしております。 それから、そのほかの研修につきましては教育長の答弁にもありましたように、今後、国や県などで研修会等が多くなってくるんだろうというふうに想定しておりますので、そちらのほうには教職員だけではなく、校長先生方もお願いしながら出席をしていただくよう指導してまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) 先ほども申し上げましたけれども、そういうガバナンス、セキュリティーについて、文科省の補助金はタブレット1台につき、今、4.5万円だというふうな最初の通達があったようでございます。この4.5万円というのはいろんなソフトが必要ないので、1個か2個入っていればそれで十分だと。 聞くところによりますと、ソフトが入っていれば入っているほど、そういったグレードが上がってしまって高価になってしまうというので、そういったソフトは一切要らないんで、教育に必要なソフトだけ入れるようにということで4.5万円だということだったそうでありますけれども、印刷をされて配布もされたんだというふうに思いますけれども、棚倉は4.5万円程度で購入されたんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) 入札の結果、4万5,000円よりは高かったと記憶しております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) 先ほど申し上げましたけれども、いつでも誰でもどこでも。このいつでも誰でもどこでもは、私が考えているのはICT、GIGAスクールが施されることによって、田舎であっても都会であっても学力差がつく条件がおのずと解消されるということだというふうに思いますので、ぜひ教育長、このアドバンテージを上げるためにもこういった環境を整備していただいて、さらには先生たちも研さんを積んでいただいて、子供たちと一体に。ただ、中には子供たちと一緒にやっていると先生が教えられてしまうとかというような事例が多々あるようでございますので、ぜひ研さんを積んでいただいて、さらには予算をつけていただいて、そしてこういった環境を、棚倉町からいろんな優秀な人材が出るというふうなことをぜひ願っていきたいというふうに思いますけれども、これについて教育長のお考えはいかがでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 教育長。 ◎教育長(荒川文雄) お答えをしたいと思います。 先ほど議員おただしのようにICTというのは、本当に使い方によって個に応じた指導が可能になるものでございまして、指導の個別化、学習の個性化が図られます。 それと同時に共同的な学び、離れているところの人たちとも一緒に学べる、こういうふうな強みがありますので、ぜひこれから配備していただいたタブレットを効果的に使い、学校の課題に応じて、つまり小規模校であれば小規模校の課題を克服するためにICTを活用するなど、その学校の課題に応じてICTを最大限に活用していきたいと考えております。 今後ともICTの活用につきましては、ご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) GIGAスクールのタブレットを使用することによって、タブレットにその日、いろんなことをやったことが全部、情報として残る。それから黒板のいろんなプリントだとか図だとかそういうことも必要ないということになりますと、先生方の新たな働き方改革にもつながって、先生たちの残業時間等が減るというふうにうたってございますけれども、これについてはどうお考えでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) それについては今後、また研究をしていきたいと思っておりますが、一度使ったものをそのままずっと使い回しするようなことではなく、やはりアップデートといいますか、日々子供たちの学習に沿った授業内容となるように先生方にはお願いしたいと思っております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) 使い方によっては今のタブレット、バージョンアップ云々できるというような機能は持っているんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) あるものと思っております。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) この質問の最後ですけれども、こういった非常に文明の利器を使って都会と田舎、それからいろんなものを埋める重要な、これは距離感は関係ないですからね、だから重要なことと思います。急いで、サイバーセキュリティ先ほど申し上げましたけれども、子供たちをいろんなアクセス等に対してのモラル、それから教育、こういったことも一方でしっかりとしていただかなければなりませんけれども、これについてはいかがでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) 先ほどの教育長答弁にもありましたが、3月の時点で保護者、それから子供たちにそれぞれ通知という形で周知をしております。 それから使い始める前には子供たちを集めて一斉に指導、使い方の学びをしておりますので、今後とも必要に応じ、やっていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) 再三申し上げますけれども、大きなアドバンテージを秘めた教育をぜひ新教育長、リーダーシップを取っていただいて、優秀な人材を育てる環境だけでいいですから、あとは個人の努力ですから、環境だけはつくっていただけるようお願い申し上げまして、次の質問に移りたいと思います。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員に申し上げます。 一般質問の途中ですが、ここで2時10分まで休憩したいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。 それでは、2時10分まで休憩といたします。 △休憩 午後2時00分 △再開 午後2時10分 ○議長(須藤俊一) 休憩前に引き続き再開します。 菊池忠二議員、一般質問を続けてください。 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) 次に、新型コロナワクチン接種の進捗状況をお伺いをいたします。 新型コロナワクチン接種は現在のところ、感染予防の最強の方法であって、ゲームチェンジャーということが言われております。我が町でも速やかに1人でも多くの接種完了を願いますが、初めてのことでもありながらも関係機関の協力をいただきながら順調に進んでいると思っています。接種の進捗状況をお伺いします。 医療従事者、65歳以上の方々の接種終了予定は。 現在までの経過と接種対象者が全て終了する予定は。 接種を受けた方から問題点やご意見はあったのか。 接種後に異常を感じた方はおられたのか。 保健福祉センターへの送迎が2日間あったようでございますが、どのように運行されて、そして乗車人数は何人であったのか、さらには今後も送迎の予定などはあるのか。 コロナワクチン接種限定で現在交付しているタクシー助成券を増やす考えなどはあるのか。 今後、接種場所の移動や拡大の予定はあるのか。 以上、お答えをいただきたいと思います。 ○議長(須藤俊一) 町長。     〔町長 湯座一平 登壇〕 ◎町長(湯座一平) ただいまの新型コロナワクチン接種の進捗状況を問うについてでありますが、高齢者等の接種終了予定につきましては、順位2番、12番、鈴木政夫議員の答弁のとおりであります。なお、町内医療従事者の接種につきましては県が主体で行っており、6月中に終了するものと聞いております。 次に、現在までの経過につきましては、順位1番、11番、藤田智之議員の答弁のとおりであります。また一般の接種対象者の終了時期につきましては現在10月を予定をしております。 次に、接種の問題点につきましては、順位1番、11番、藤田智之議員、順位3番、4番、藤田光子議員の答弁のとおりであります。 次に、接種会場への送迎等につきましては、タクシーを借り上げ、希望者38人の送迎を行ったところであり、2回目の接種日についても予定をしておりますので、タクシー助成券を増やす考えはありません。 次に、接種場所の移動の予定につきましては、現在予定をしておりません。 以上で答弁といたします。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) これは医療従事者の中に含まれているのか分かりませんけれども、民生委員、それから先ほどご紹介がありました保健協力員の方々は接種を終了されたんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(富岡浩一) お答えしたいと思います。 民生委員及び保健協力員については医療従事者ではございませんので、現在のところ接種はしておりません。 以上です。 すみません。65歳以上の民生委員及び保健協力員については接種をしております。それ以外につきましてはこれからの接種となります。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) 私も先々週ですか、2回目の接種をさせていただきました。課長さん、本当に頭が真っ白になるまで一生懸命動いておられて、大変だったなというふうに思います。 そのおかげで順調に進んだというふうに思いますけれども、そのときにちょっと感じましたけれども、役場職員の方々、ああいった人混みの中でいろんなご案内をしている。かなり接近もされておりましたけれども、こちらの方々の優先はないんですか。 ○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(富岡浩一) お答えをしたいと思います。 余剰のワクチンが出た場合につきましては、接種会場での従事者につきましては有効的に接種できるようにしております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) それから、接種を受けた方から問題点や意見があったのかというふうなことでは先ほど答えたよということでしたけれども、体に非常に強い反応を起こされたという方からのご意見、事例はあったんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(富岡浩一) お答えしたいと思います。 副反応の報告につきましては13件ほど、町のほうにございました。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) その13件は重い症状ではなくて、予定されていた程度の副反応だったということでよろしいですか。 ○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(富岡浩一) お答えしたいと思います。 13件のうち1件、アナフィラキシーがございました。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) その方は現在、元気になっておられるという理解でよろしいでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(富岡浩一) お答えしたいと思います。 現在は健康で仕事に従事しております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) 送迎が2日間あったようでございますけれども、これはもう一度、乗車人数は何人だったんでしょうか。そしてこの運行経路といいますか、これはどういうふうにされたんですか。それはダイレクトで連絡があった人に行ったりなんかだったんですか。それとも何人かまとめて回られたということだったんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(富岡浩一) お答えしたいと思います。 送迎につきましては希望者38人でございました。送迎の経路につきましてはタクシーということで、相乗りのような形で各家庭を訪問して、2回あるいは3回に分けて送迎したところでございます。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) 私が実は何人かにお伺いしまして、どうでしたと言ったら、1人の方は八槻の方で、タクシー券をもうあまり使いたくないと。病院に通っていらっしゃるのでなるべく使いたくないということで、バスで町内に降りて、その町内から保健福祉センターまで歩いてこられたんですけれども、やっぱりなんせ高齢なので、棚倉はご案内のように台形になっておりますから、保健福祉センターも台形の下ということで、あっちからとことこ歩いてきて、また上がっていくのは非常につらかったということなんですね。 もう一人の方はタクシーで来られたんだけれども、接種後、そこにいつまでもいられないのでタクシーに電話をかけて、役場の前で待っているよというんで道路のところに立っていたんです。たまたま私の知っている方だったんで、乗っていってくださいと言ったら、いや、タクシー呼んだからと言って、何でこんな暑いのにここで待っているのと言ったら、いや、あそこにいられないからというような事例がございまして、非常に高齢者であるとか先ほどもタクシー券の話でございましたけれども、交通弱者といいますか、そういう方々にとっては保健福祉センターはなかなか便利とは言えないような状況なんですね。 そういうことから考えますと、もっと送迎、あと今後の予定はちょっと聞き逃しましたけれども、今後の予定とそれからこういった送迎の回数、頻度を増やすお考えがあるのかどうか、これをお伺いしたいと思います。 ○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(富岡浩一) お答えしたいと思います。 2回目の接種につきましてもタクシーの送迎は予定しております。今後増やすことにつきましては考えておりません。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) 私、ちょっと調べてまいりましたら、相馬市と南相馬市は健康診断のように地区ごとにやったらしいんですね。新聞に出ていて、ご存じの方もいらっしゃると思いますけれども、そしたら最初、苦情等、クレームが来るのかなと思ったら、意外になくて、これは65歳以上の方が仕事に従事されている方が少ないということも理由にあったようには書いてございましたけれども、ほとんどクレームがなくて、それで何が言いたいかというと、私の想像ですけれども、同じ地区で割り当てますと、当然、日にちを決めますから、不都合の人もございましょうけれども、一般では同じ地区なので乗り合わせて来られるということもあるというふうに伺いましたね。 ですから、これが果たしていいのかどうだか、今後、65歳未満の方が仕事に従事されている方もいらっしゃいますから、これはみんな乗り合わせて来るなんていかない。自分だけが来て、自分でさっと帰るというようなことになるかというふうに思いますけれども、特に65歳以上の方々、それから先ほどございましたようにちょっと不具合を感じる方などは、健康診断のように地区ごとに割当てしていただくといいのかなというふうに思いますけれども、今後、こういったことがありましたら、ぜひご検討いただきたいというふうに思います。これについてはいかがでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(富岡浩一) お答えしたいと思います。 65歳以下の方につきましても送迎につきましては考えております。65歳以上の方と同じような形で日にちを設定して受付をしてまいりたいというふうに考えております。 また、65歳未満の方の場所ですよね。場所の設定。地域ごとに設定があるかどうかということでございますが、65歳未満につきましても保健センターを集団接種会場、また個別接種としては各医療機関で対応してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) 先ほど、予約のことで電話線を10回線するんだとかというふうにございましたけれども、地区ごとにするとそういった電話受付なども省かれるので、職員さんも非常に労力が省力化されるんではないかなというふうに思いますので、今後、こういったことも参考にしていただけばありがたいかなというふうに思います。 それで、先ほどご案内のようにいろいろ質問、何度もございましたけれども、一度、11%の方がその時点で申込みはしなかったけれども、その後、いろんな人に説得されたりとか、先ほどのように、鈴木政夫さんのように正義感の強い人に説得されたとかということがあって、やっぱり接種をしたいというふうなことがあった場合、この対応はどういうふうにされるんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(富岡浩一) お答えしたいと思います。 もし接種を希望する方につきましては、65歳未満の予約を設けておりますので、そちらに行って接種をされても結構ですので、接種したいという意思のある方につきましてはぜひ申込みをしていただきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) 確認ですけれども、65歳以上の方でもということでよろしいんですか。
    ○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(富岡浩一) 議員おただしのとおり、そういうことでございます。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) 先ほど町長の答弁の中で出てまいりましたけれども、棚倉町民で町外で接種をするということは、例えば仕事で郡山に行っていて、郡山のお医者さんでやったほうが早いと、やりやすいということがあるかと思いますが、そういった場合には町外であっても大丈夫なんですか。 ○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(富岡浩一) お答えしたいと思います。 町外の方につきましても接種は可能でございます。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) 先ほども申し上げましたように、今、考え得る最大のゲームチェンジャーがこのワクチン接種だというふうに思いますので、これからも健康福祉課長をはじめとしてご足労で大変ですけれども、町民のためにぜひ頑張っていただいて、接種をさらにさらに早めるような、前倒しできるような、そういう施策、それから対応をしていただきたいというふうに思います。 以上で私の質問を終わります。 ○議長(須藤俊一) 順位4番、5番、菊池忠二議員の質問を終わります。--------------------------------------- △和知裕喜議員 ○議長(須藤俊一) 順位5番、6番、和知裕喜議員、登壇願います。 和知裕喜議員。     〔6番 和知裕喜議員 登壇〕 ◆6番(和知裕喜) 順位5番、議席番号6番、和知裕喜です。 通告に従い、3点質問いたします。 スクールバス全町運行について。多くの町民から要望があった小・中学校の通学支援、小学校おおむね2キロ、中学校おおむね5キロを超える地域について、地域性を考慮し、新たなスクールバス送迎や公共交通機関の定期券購入補助がスタートしました。スクールバス運行の現状について伺います。 1、スクールバス運行について、バスの台数と路線数の現状は。 2、スクールバス運行は当初民間会社と説明を受けたが、現状は。 3、公共交通機関の定期券補助地区とその理由は。 4、スクールバス運行後、2ケ月となるが、問題点や要望はあるのか伺います。 5、全町スクールバス運行開始に伴い、幼稚園送迎バス運行の改正はあったのか伺います。 6、スクールバスに児童・生徒以外の一部町民の乗車が可能になりましたが、朝7時台の登校便だけで、下校便には乗車できないのか、お伺いします。 ○議長(須藤俊一) 教育長。     〔教育長 荒川文雄 登壇〕 ◎教育長(荒川文雄) 順位5番、6番、和知裕喜議員の一般質問にお答えいたします。 ただいまのスクールバス全町運行についてでありますが、まず、台数と路線数につきましてはマイクロバスが7台、ワゴン車が1台の計8台で8ルートを選定し、運行しているところであります。 次に、運行につきましては、業務委託の方法により民間の2業者で実施しております。 次に、定期券補助地区と理由につきましては、近津小学校に通学する通学距離がおおむね片道2キロメートル以上の路線バス定期券購入に全額補助することとしており、今年度は福島交通、棚倉・東舘線の双の平入口から米山下停留所までの区間で乗車する児童の保護者に対し、補助しております。 理由といたしましては、スクールバスは小・中学生を同乗し、送迎するものであり、今年度の通学支援希望者がスクールバス乗車定員数を上回ることから、公共交通機関を利用しても登校の時間に間に合う近津小学校に通学する児童に対し、路線バスによる通学をお願いし、バス定期券の補助をしているところであります。 次に、問題点や要望につきましては、現在のところ、特に問題はありませんが、通学支援対象に満たない地区の保護者から利用したい旨の要望が1件ありました。 次に、幼稚園送迎バスの改正につきましては、今年4月から送迎バス使用料を無償化し、利用できる園児を通園距離がおおむね片道500メートル以上の園児に改正したところであります。 次に、町民の下校便の乗車につきましては、許可された方の下校時のスクールバスの利用は可能としておりますが、利用したい時間帯が下校時間に合わないことから、現在利用はありません。 以上で答弁といたします。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) バスの台数は全部で8台ということですか、路線数というのは8台だと8路線ということでよろしいですか。お伺いをします。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) 教育長答弁のとおり8ルートということでございます。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) そうすると、バス8台というか、8路線のうちの小学校別での路線数をお伺いいたします。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) まず、社川ルートとして2ルート、高野ルートとして2ルート、近津ルートとして2ルート、それから山岡ルートとして1ルート、そしてワゴン車が仁公儀庄司の草、そこから棚倉小に、その後、上手沢、下手沢に向かい、近津小学校に向かうルートでございます。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) 各小学校のスクールバスで通学している児童数と対象児童数の割合をお願いします。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) 利用者数につきましては、棚倉地区で対象者139人のうち35人が利用しまして25%、社川地区では39人中18人が利用しまして46%、近津地区では47人中19人が利用しまして40%、合計で225人中70人が利用しまして32%の利用であります。 そのほかに高野幼稚園4人がスクールバスに同乗しております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) そうしますと、スクールバスの乗車にはまだ余裕があるということでよろしいのでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) 当初予定していた人数よりは余裕はありますが、100%、その対象地区の人が乗るとすれば、それは当然不足になります。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) そうすると、100%でオーバーになるということは、現在の場合は少し余剰があるということでよろしいんですね。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) ルート、スクールバスのそれぞれのバスによっては、まだまだ乗れる子供たちはいることになります。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) スクールバスの対象児童で、スクールバス通学以外の児童は何で通学しているのか、例えば家族の送迎とか歩きとかあると思うんですが、その辺は把握しているんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) 昨年度中に対象児童保護者にお集まりいただきまして説明会をしました。そのときには、私が会社に通勤するときに送っていくだとか迎えに行くということでご利用されないという方が大半でございました。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) それでは、中学校のスクールバスで通学している生徒数と対象数の割合が分かったらお願いします。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) 中学校は対象者87名で利用者は53名です。利用率につきましては61%になっております。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) 中学校の対象生徒でスクールバス以外の通学というと、例えば公共交通機関とか自転車利用とか、その他に分かれると思うんですが、この辺の人数は分かりますでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) 通学の方法につきましては、スクールバス以外は自転車、それから家族の送迎だというふうに理解していますが、自転車の通学者数は今、手元に資料がございません。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) 今、スクールバスにまだ余裕があるというんなら、各家庭で送っているとは思うんですけれども、せっかく全町スクールバスが運行しているわけですので、スクールバスに乗車しない理由と、精査し、対象児童と、自転車通学とか公共交通利用を除いた生徒の多数がスクールバスで通学できるようにこれからすべきと思いますが、お伺いします。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) たくさんの児童・生徒に利用してもらうべく昨年度、説明会を開催し、保護者に理解を求めております。その上で、利用されないのはそれぞれのご家庭の事情がありますので、現在のところ、利用される方は全員利用しているということで理解しております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) スクールバスは中学生の生徒と小学生の児童が一緒に乗っているのか、お伺いします。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) 教育長答弁にありましたようにスクールバスは小学生、中学生も一緒に同乗するということでありますので、混乗といいますか、一緒に通学をしております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) 混乗しているということなんですけれども、そうすると中学生のスクールバスは、小学生の児童が下車後に中学に向かってそのまま行くということでよろしいんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) ルートによっては小学校止まりというのも当然あります。小学校経由中学校の混乗しているものについては、基本的には小学校に先に送り届けて、その後、中学校に行くというものになっております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) 中学校生徒のスクールバスの乗降場所をお伺いします。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) 中学生の5キロ以上の方が利用されていますから、乗降場所は子供たちのご自宅のそばということで多数ありますので、申し訳ございませんが、割愛させていただきます。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) すみません、私の質問の仕方があれだったんですけれども、個人個人じゃなくて、中学校のバスのあれをするところはどこか伺います。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) 通学に際しまして、中学校では棚中グラウンドの南側、クラブハウス前に着くようにしております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) そうすると、乗り降りする場所は校舎からは遠くなると思うんですけれども、校舎の近くから乗り降りできるような計画とか予定はないのか、お伺いします。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) 乗降場所につきましてはいろいろ検討させていただきました。その中で昨年度までも町村会のところで、ご家庭から中学校に送迎される方々の車が大変混雑しております。そういったことを考慮しまして、棚中南のクラブハウス前ということに決定をしたところでございます。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) それでは、下校についてお伺いします。小学校は1年生から6年生まで下校の時間が違うと思うんですけれども、スクールバスの運行についてはどのようにしているのか、お伺いします。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) 小学校につきましては下校時間が各校ばらばらでございますので、学校のほうと連絡を取りまして、月の下校時間を定め、委託業者のほうにお願いをして、その時間帯で下校しているということでございます。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) 1年生とか6年生とか時間が違うと思うんですけれども、帰りの時間というのはみんな一緒にスクールバスが走っているのか、お伺いします。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) 各学校で下校時間につきましては低学年、それからそれ以外の子供たちがおりますので、1便もしくは2便という形で下校のスクールバスは運行しております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) あと、中学校もクラブ活動があると思うんですけれども、クラブ活動をしている生徒とかしていない生徒によって下校時間が違うのかなと思うんですけれども、スクールバスの運行はどうやっておられるか、伺います。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) 中学校におきましても早い時間帯ですと2時50分ですとか、それから基本的には部活が終わった6時30分発車ということで運行しているような状況でございます。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) 先ほど問題点の中で、対象地区外というのが出てきたんですけれども、その辺の問題で区ごとにして分けたので変える必要ないという判断なのか、その辺は勘案して検討するということなのか、お伺いします。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) スクールバスの利用者につきましては、小学生はおおむね片道2キロ、それから中学生はおおむね片道5キロというルールをつくって運行しております。このルールを崩しますと、なし崩し的になってしまう可能性があります。 そういったことを考慮しながら今後検討してまいりますが、基本的には今現在もコロナとか昔の通学路等々考慮しながら、スクールバスの乗車をするように配慮しているところでありますので、その点については引き続きの配慮をしていきたいと思っています。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) 幼稚園バスの送迎の改正点について500メートルから乗れるということだったんですけれども、私の勘違いかも。今年から無償化になったのとは違うんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) おっしゃるとおり今年から無償化です。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) スクールバスが乗車できる一部の町民の利用の条件をお伺いします。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) 利用条件といたしましては、身体障害者手帳を有しているだとかご自身で車の免許を持っていない高齢者ということで、基本的には高齢者の方を中心に混乗を許可しているところでございます。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) 町民で理由等を考慮して乗車証を交付された人数は何人あるんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) 利用登録者で許可をしている方々につきましては6名となっております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) 利用者で修明高校に通学する生徒というのがあるんですけれども、この生徒は何人いるのでしょうか。お伺いします。
    ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) 今、お答えしました6人のうち1人が修明高校の生徒でございます。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) スクールバスに町民は乗れる人は6人ということですけれども、これが多いのか少ないのか分からないんですけれども、乗れるのを知らない町民もいるのかなと思うのですけれども、今年は広報誌で周知したと思うんですけれども、今年と来年とかまだほかの広報誌なんかで周知するということはあるのか、お伺いします。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) 次年度以降につきましても広報たなぐら等で周知は予定しております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) 今、いろいろお伺いしたんですけれども、おおむねスクールバスはいいのかなと思います。改善できるところがあれば改善し、よりよいスクールバスとなるようお願いしまして、1問目の質問を終わります。 ふくしま森林再生事業の取組について、放射性物質の影響により森林整備や林業生産活動が停滞している森林について、町等の公的主体が間伐材の森林整備とその実施に必要な放射性物質対策を行い、森林の有する多面的機能を発揮することが必要と思います。町の取組についてお伺いします。 1、平成25年度から令和2年度までの事業実施箇所と面積は。 2、令和3年度から令和7年度までの実施箇所の応募が3月にあったが、応募箇所数と面積は。 3、令和3年度から令和7年度までの事業実施計画の箇所数と面積は。 4、令和2年11月に東白川町村会において各町村長が上京し、県選出国会議員や復興庁、林野庁にふくしま森林、林業再生に向けた事業についての要望活動を行ったと報道がありましたが、要望の内容と結果をお伺いいたします。 ○議長(須藤俊一) 町長。     〔町長 湯座一平 登壇〕 ◎町長(湯座一平) ただいまのふくしま森林再生事業の取組についてでありますが、平成25年度から令和2年度までの実施箇所数と面積につきましては、実施箇所数は13箇所で、面積は387.91ヘクタールであります。 次に、令和3年度から令和7年度までの応募箇所及びその採択状況につきましては、今回13箇所、586ヘクタールの応募があり、13箇所全てを採択とし、面積は400ヘクタールを見込んでいるところであります。 次に、東白川町村会で行った要望活動の内容等につきましては、東白川地方町村会として昨年11月に復興大臣、林野庁長官及び本県選出国会議員に対して、ふくしま森林再生事業の継続的な支援について要望活動を行い、結果として本事業の継続につながったものと考えております。 以上で答弁といたします。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) 今、令和2年までの事業実施箇所と面積を聞いたんですが、おとといのあれですか、令和2年まででは終わらなくて、令和3年に実施しているところがあると思うんですが、それを含めての面積でよろしいんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(鈴木英作) お答えします。 こちらの説明の中に令和3年度事業と書いてあったものですから。それは含んでおりません。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) 令和3年度、これは別ということですか。ちょっと聞き漏らしたんですけれども。 ○議長(須藤俊一) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(鈴木英作) お答えします。 令和3年度事業は説明に入っていなかったものですから、そちらの分は含んでおりません。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) 事業実施箇所というか、令和2年度の事業が3年度に入っていますよね。その分が今出た面積に入っているのか、それが聞きたかったんです。 ○議長(須藤俊一) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(鈴木英作) お答えします。 ちょっと分かりづらくて申し訳ありませんが、繰越し事業の面積、強梨地区ということでご説明したかと思うんですが、それについても含まれていないような状況で説明させていただきました。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) 令和3年度から令和7年度まで5ケ年計画、この事業計画と応募面積ですか、差があるわけですけれども、田んぼが580ヘクタール、実際、山は400ヘクタールということなんですけれども、これについての採択要件とかをお伺いします。 ○議長(須藤俊一) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(鈴木英作) お答えします。 採択の要件というか、選考の基準の中に全体の補助実績や、あと間伐の事業なもんですから、木のゲンキュウ等を勘案しながら、どばから運搬の距離とかそういったものを勘案しながら採択の基礎点として評価をさせていただいたところでございます。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) 400ヘクタールとか五百幾つですか、令和7年度までの5年間では要望箇所が残るということでよろしいのでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(鈴木英作) お答えします。 議員おただしのとおりだと思います。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) 課長のほうで、採択要件、条件とかということだったんですけれども、この13箇所を、全部の中からその箇所をやるけれども、その中で条件によって1つの箇所で残るところがあるということなんでしょうか。100%でないということなのか、それとも全くやらないということなのか、お伺いします。 ○議長(須藤俊一) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(鈴木英作) お答えします。 評価させていただきまして基本的には100%やる地区と、あとは3割もしくは4割ないし程度の面積しかできない地区が発生しております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) 分かりました。それじゃ令和3年から7年までの5年間の事業、今年、計画で実際は100ヘクタールずつ4年間になると思うんですけれども、これで先ほど言った100ヘクタール残ったやつが、以降のふくしま森林再生事業をできるように要望してやっていくような考えでいるのか、お伺いします。 ○議長(須藤俊一) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(鈴木英作) お答えします。 ふくしま森林再生はまだ完了しておりません。森林再生事業というか、そういった事業は完了しておりませんので、要望していく考え方でございます。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) 私、今ごろと言われるかもしれませんけども、ふくしま森林再生事業は途中で変わったりして、森林整備事業と放射性物質対策事業とこの2つの事業でやっていると思うんですけれども、この簡単な内容をお伺いします。 ○議長(須藤俊一) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(鈴木英作) お答えします。 多分、議員おただしの内容というのは、森林再生事業という大枠がありまして、そこで放射性物質対策の部分とあとは森林整備の部分がございますので、放射性物質対策として、例えば放射線が流出しないような土留めをするような、作業費とか対象経費となりますし、また森林整備の部分としては間伐とか、あと作業用道路とか対象となると思います。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) 広葉樹林再生事業というのがありますけれども、これを見ると、放射線物質の影響により、キノコ原木の指標値を超える原木林について、キノコ原木としての生産が停止しているため原木林の育成に必要な伐採が停滞しています。このため、かつての原木林だった県南全域広葉樹林を対象に実際の更新に必要な伐採や作業道の整備とともに放射性物質を影響を継続的に調査することで、キノコ原木林の再生に取り組みますとありますが、この広葉樹林再生事業は棚倉町も取り組んでいるのか、お伺いします。 ○議長(須藤俊一) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(鈴木英作) お答えします。 広葉樹林再生事業については棚倉町では取り組んでおりません。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) 取り組んでいない原因というのをお伺いしたいんですけれども、例えばキノコ原木をあまりやっていないとか、その辺の理由は何か。 ○議長(須藤俊一) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(鈴木英作) お答えします。 取り組んでいない理由と申しますか、そういったものを今後、調査研究していきたいなと思っています。広葉樹林再生事業自体が最近の事業であるということもありまして、近隣でやられている市町村でもかんがみながら調査研究してまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) 非破壊検査によるマツタケの出荷についてなんですけれども、キノコ、山菜類は非破壊検査により基準値を下回ったものは出荷できるとあり、特に棚倉町では山本松茸組合主催で、山本不動で東日本大震災前はマツタケ祭りが開催されておりました。 しかし、震災後はできなくなりましたので、非破壊検査によるマツタケの出荷が今年から可能になるとありますが、町ではこの辺の取組については考えているのか、お伺いします。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員に申し上げます。 発言は会議規則第54条第1項の規定どおり簡明に行ってください。要望いたします。 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) マツタケの出荷について、今後、棚倉町は取り組むのかお聞きしたいんですけれども。 ○議長(須藤俊一) 通告に伴った質問をしてください。マツタケに関しては通告に入っていないと私は解釈します。 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) 分かりました。 東白川町村会が31日、4町村長の県農林水産部に森林再生事業等の要望との報道が出ましたが、この要望の内容と結果を伺いたいと思います。 ○議長(須藤俊一) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(鈴木英作) お答えします。 議員おただしの5月31日の東白川町村会の要望ということでございますが、東白川地方の森林再生事業、今後も重点地域など支援をよろしくお願いしたい旨、県の農林水産部及び地元議員さんと一緒に要望をしてきたと聞いております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) ふくしま森林再生事業は棚倉において大事な事業と考えます。長く取り組めることをお願いしまして、2番目の質問を終わります。 ○議長(須藤俊一) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(鈴木英作) 先ほどの私の答弁を訂正させていただきたいと思います。 先ほどの議員のおただしの25年からの実績に強梨地区の繰越金が含まれているのかということでございますが、すみません。私の勘違いで含まれております。なので、答弁を訂正させていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員、質問を続けてください。 ◆6番(和知裕喜) 地域おこし協力隊について。都市地域から過疎地域等の条件不利地域に住民票を移動し、生活の拠点を移した者を地方公共団体が地域おこし協力隊として委嘱。隊員は一定期間、この地域に居住して、地域ブランドや地場産業の開発、販売、PR等の地域おこしの支援や農林水産業への従事、住民の生活支援などの地域協力活動を行いながら、その地域への定住、定着を図るとありますが、この制度をさらに活用すべきではないかと思います。 1、令和2年9月より1名隊員が委嘱されたが、現在の活動は。 2、平成26年度に委嘱した隊員2名は棚倉町に現在居住されているのか。 3、平成29年度より令和元年度まで隊員の委嘱がないが、委嘱できなかった要因等はあるのか伺います。 4、令和2年3月会議の質問で、募集内容はミッション型とのことであったが、町で募集しているミッション型の種類と応募人数を伺います。 5、現在もフリー型の募集はしていないのか、していなければその理由をお伺いいたします。 ○議長(須藤俊一) 町長。     〔町長 湯座一平 登壇〕 ◎町長(湯座一平) ただいまの地域おこし協力隊についてでありますが、まず、現在の活動につきましては、主な活動としまして各小・中学校へそれぞれ週1回程度訪問し、図書担当教諭と協力をしながら図書室の環境整備や本の相談、さらには各クラスでの本の読み聞かせなどを行っております。 次に、平成26年度に委嘱した隊員2名の現在の居住につきましては、活動終了後は2名とも棚倉町に居住しておりましたが、1名が転出をしたため、現在は1名が居住をしております。 次に、平成29年度より令和元年度まで委嘱できなかった要因につきましては、当該年度の期間におきましても募集をし、応募がありましたが、面接の結果や内定後の応募者の事情による辞退などで、残念ながら結果として採用には至りませんでした。 次に、ミッション型の種類と応募人数につきましては、ミッション型での募集は平成28年度より行っておりますが、その種類は図書活動推進員、ヘルスケア事業活動員、イチゴ農家への就農者、里山活動従事者、地場産品の販売、PR活動従事者などであり、応募人数は延べ14名であります。 次に、フリー型の募集につきましては、現在でもミッション型で募集をしておりますので、フリー型での募集は行っておりません。その理由は町の施策や課題等の業務に専念して補助していただける隊員を採用したいと考えているからであります。 以上で答弁といたします。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) 平成29年度に図書活動推進、園芸農家のイチゴ開発等、ヘルスケアに関する活動、令和2年度は学校図書館の司書、地場産品の販売、PR等、里山活動従事者との答弁が前の先輩の質問のときありましたが、令和2年度は、前回、平成29年度の図書活動推進と令和2年度の学校図書館の司書は同じ事業だと思うんですけれども、平成29年度より令和2年度までに採用がなかった園芸農家のイチゴ開発等あるいはヘルスケアに関する活動への募集がなくなったのはどういう理由なのか伺います。 ○議長(須藤俊一) 地域創生課長。 ◎地域創生課長(鈴木隆) ただいまのご質問にお答えをしたいと思います。 各年度の募集内容につきましてはそれぞれ各課に照会をかけておりまして、各課のほうで必要な施策に基づきます補助としての人員を提出していただいております。 こういったことが各年度において募集の内容が異なっているというような状況も生じているということでございます。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) 先ほど、町で募集しているミッション型の種類と応募人数を聞いたんですが、ミッション型の採用人数をお伺いします。 ○議長(須藤俊一) 地域創生課長。 ◎地域創生課長(鈴木隆) ただいまのご質問にお答えをしたいと思います。 ミッション型につきましては平成28年度からということで答弁させていただきましたが、その内容につきましては7種類ということでございまして、それぞれ各1名ずつの募集をかけたところでございます。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) 令和2年度、福島県の地域おこし協力隊活動内容を見ると、福島県全域で211名ですね。棚倉町もミッション型で募集をしていますが、資料を見ると、ミッション型も福島県内で20くらいあるわけですけれども、この辺で、棚倉町は1人しかいないので、ミッション型も先ほど言った農家のやつとか、その数を増やして、もう少し応募人数を増やすべきかと思うんですけれども、お伺いします。 ○議長(須藤俊一) 地域創生課長。 ◎地域創生課長(鈴木隆) ただいまのご質問にお答えをしたいと思います。 ミッション型の種類でございますが、それぞれ実施計画によって各課の課題等につきまして、提出していただきながら人数については決定していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) 令和2年度、隊員の活躍されている近隣の町村で見ると棚倉町は1名ですが、塙町3名、矢祭町7名で、なお塙町は令和3年度に4名が着任して現在7名です。近隣の町村の採用状況などを参考にして、採用の人数の増加のための調査研究とかはするつもりはあるんでしょうか。お伺いします。 ○議長(須藤俊一) 地域創生課長。 ◎地域創生課長(鈴木隆) ただいまの質問にお答えをしたいと思います。 それぞれ各自治体の特色と雇用する内容の違いはあると思いますが、それぞれ実施計画の中で各課の課題などを提出していただきながら、有効な施策であると思っておりますので、その辺につきましては検討してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) 地域おこし協力隊の地方税措置、特別交付税措置で地域おこし協力隊の事業継承に係る経費とか、地域おこし協力隊員の募集に要する経費、また、地域おこし協力隊による経費、地域おこし協力隊員等に要する経費、終了後の隊員が定住するための空き家の改修に要する経費等があります。 あと、普通交付税で都道府県が実施する地域おこし協力隊員を対象とする研修会の経費とか、それから、それを含め実施する地域おこし協力隊OB、OGを活用した現職隊員向けのサポート事業などがあります。この制度を大いに活用して棚倉町も、棚倉町は棚倉町で、近隣でもある程度人数が増えているので、もう少し活発にすべきと思うんですが、お伺いします。 ○議長(須藤俊一) 地域創生課長。 ◎地域創生課長(鈴木隆) ただいまのご質問にお答えをしたいと思います。 特別交付税ということで措置されているということでございますが、確かに、小類上の項目の中では地域おこし協力隊が歳入として掲げられております。ただ、特別交付税につきましては、全体的に最終的に配分された金額の内訳が出てこないということもございまして、不透明な部分があるということでご理解いただきたいと思いますし、要綱上の各種制度につきましては、のものを有効活用していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) 私も前回質問したときにも言ったんですが、令和元年度におためし地域おこし協力隊に要する経費が創設されました。地域おこし協力隊として活動する前に一定の期間、2泊3日以上で地域協力活動を体験し、受入れ地域とのマッチングを図る。経費は特別交付税措置で1団体当たり100万円とありますが、棚倉町には格好の施設であるルネッサンス棚倉があります。このルネッサンス棚倉を利用して、おためし地域おこし協力隊の制度を使い、隊員の募集に活用して、多くの隊員の採用ができるようにすべきと思いますが、お伺いします。 ○議長(須藤俊一) 地域創生課長。 ◎地域創生課長(鈴木隆) ただいまのご質問にお答えをしたいと思います。 おためし地域協力隊の2泊3日以上の経費につきましての特別交付税をおただしだと思いますが、有効かどうか町のほうでも検証しながら活用できるものは活用していきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 和知裕喜議員。 ◆6番(和知裕喜) 有効に活用していくということですので、この制度を利用して、多くの隊員を確保し、棚倉町も活性化ができるよう期待して私の一般質問を終わります。 ○議長(須藤俊一) ただいま、先ほどの和知裕喜議員の質問に対し、子ども教育課長より訂正答弁の申出がありましたので許可します。 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) 先ほどのスクールバスの乗車率について資料の読み違いがありましたので、訂正させていただきたいと思います。 まず、小学校につきましては、棚倉地区におきましては対象者7名中7名が利用で100%、社川地区では38名中36名が利用しておりますので95%、高野地区は31名中31名の利用ですので100%、近津地区は41名中31名が利用ですので76%、山岡地区につきましては9名中8名が利用ですので89%です。 中学校におきましては、社川地区で24名中15名が利用ですので63%、高野地区については18名中12名が利用ですので67%、近津地区につきましては31名中15名が利用ですので48%、山岡地区につきましては14名中11名が利用ですので79%でございます。 小学校では対象者126名中113名が利用しており利用率は90%、中学校では87名中53名が利用しており約61%の利用率、小・中学校合わせまして213名中166名の利用で、利用率は約78%となっております。 訂正し、おわびいたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(須藤俊一) 順位5番、6番、和知裕喜議員の質問を終わります。 ここで3時25分まで休憩といたします。 △休憩 午後3時17分 △再開 午後3時25分 ○議長(須藤俊一) 休憩前に引き続き再開します。--------------------------------------- △古市泰久議員 ○議長(須藤俊一) 順位6番、10番、古市泰久議員、登壇願います。 古市泰久議員。     〔10番 古市泰久議員 登壇〕
    ◆10番(古市泰久) 議席10番、順位6番、古市泰久であります。 本日の質問は3問であります。通告に基づきまして順次質問をいたします。 第1問目でございますが、教育委員会に係る諸施策の対応に対するお問いただしでございます。 まず初めに、この4月に教育長に就任されました荒川教育長の教育行政に関する所信の一端をお伺いをいたします。 次に、学校運営協議会、すなわちコミュニティースクールの導入による学校運営のメリットとデメリットについてお伺いをいたします。 次に、小・中学校の入学生のランドセル・制服購入補助金制度の創設の考えはおありかお伺いをいたします。 次に、小学校高学年の教科担任制の導入の予定についてお問いただしをいたします。 次に、ヤングケアラーの調整と対応についてお伺いをいたします。 キッズゾーンの整備の経緯について、その整備の経緯に、先にキッズゾーンの整備については質問を私、しておりまして、早急な対応をするというような回答をいただいておりますが、その後の経緯をお問いただしをいたします。 以上6点、ご答弁を求めます。 ○議長(須藤俊一) 教育長。     〔教育長 荒川文雄 登壇〕 ◎教育長(荒川文雄) 順位6番、10番、古市泰久議員の一般質問にお答えいたします。 ただいまの教育委員会に係る諸施策の対応を問うについてでありますが、まず、新教育長の所信につきましては、今までのキャリア教育の成果を継続し、さらに発展させるよう、教育行政全般にわたって、次の3点を推進していきたいと考えております。 1点目は、学校教育においては、保育園、幼稚園、小学校、中学校、高等学校を通して、社会的・職業的に自立するために必要な資質・能力を身につけ、持続可能な地域社会の担い手となる子供たちを育成してまいります。 具体的には、企業や施設等での職業体験や他校種間の交流活動、キャリアパスポートの活用などによって子供たちのキャリア形成を図ってまいります。 次に、自己を知り目標を持ち計画を立てて課題を解決し、さらに新たな目標を持って学び続けていく自己マネジメント力の育成です。具体的には、幼稚園、小学校低学年における砂遊びや、地域の歴史や文化を探究する学習、中学校での志を立てる学習などによって、学び続ける力を育ててまいります。 3点目は、子供たちの学びを地域ぐるみで支援するとともに、大人も学び続けることのできるような社会教育を目指していくことです。 具体的には、学校運営協議会の活性化、各種スポーツ、芸術・文化団体等の活動支援及び子供たちへの周知を進めてまいります。これらの取組を通して、キャリア教育の町として、町民の皆様はもとより、町外の方からも、学校教育や社会教育も含めて、棚倉町で学んでよかった、棚倉町で学びたいと思ってもらえるような教育行政を目指してまいります。 次に、学校運営協議会につきましては、保護者や地域住民等の学校運営への参画により、学校と地域がパートナーとして連携・協働が出来ることにより、それぞれの学校が地域独自の文化を取り入れ、特色ある学校づくりを進められることがメリットであると捉えております。また、デメリットは特にないものと考えております。 次に、ランドセルや制服購入の補助につきましては、考えてはおりません。 次に、教科担任制の導入につきましては、令和2年度は棚倉小学校において算数科・理科・外国語科で、教科ごとに学年を定め実施しており、今年度は棚倉小学校では算数科と外国語科、その他の小学校では外国語科をそれぞれ学年を定め、実施しております。 次に、ヤングケアラーの実情と対応につきましては、本町ではヤングケアラーとされる児童・生徒はいないと捉えております。また、対応につきましては、指導主事、スクールソーシャルワーカー、福祉担当、保健師の4者で月1回程度情報交換を行っており、支援が必要な児童・生徒がいた場合にはケース会議を開催し、必要に応じて関係機関につなぐこととしております。 次に、キッズゾーンの整備の経緯につきましては、キッズゾーンの設置はしておりませんが、保育園からの要望を調整し、交通安全プログラムにより、保育園児の散歩コースになっている宮下交差点の横断歩道や区画線の整備、宮下地内及び祖父岡地内に横断歩道が新設されており、園児の安全確保に努めているところであります。 以上で答弁といたします。 ○議長(須藤俊一) 古市泰久議員。 ◆10番(古市泰久) 新就任の荒川教育長の力強い所信をお伺いをいたしまして、まずは一つ職務に専念されて、皆さんから評価を受けるような、あるいはみんなが、町民が、納得いけるような教育行政を全うしていただきたいと、ご活躍を期待をいたすところであります。 さて、この学校運営協議会のことでございますが、これは法的には、平成16年に施行されまして、平成29年ですかね、法改正が行われたという経緯があるわけでございますが、棚倉町のこの議会の中で、私が平成27年の9月の議会の中で、学校運営協議会、いわゆる、このことについての導入をしてはどうかという質問を初めていたしまして、その間、法ができてから11年も経過しておったわけでございますが、それで、それが始まりで、実は平成30年に、近津と山岡で試行の導入がありまして、平成31年、令和元年から本施行に全小・中学校が入ったと、こういうことでございます。 今年で3年目に入るわけですが、そこで今回の質問になったわけでございますが、いわゆる、これはもう学校というのは、以前までは町の教育委員会と学校校長はじめとした学校の先生方、対応するのは小学生、子供たちというような、そんな関係の中であったわけですが、そうではないんだと。学校の運営というのは、地域の人たち、それから家庭、子供、学校の教職員、そして教育委員会、行政が一体となったいわゆる三位一体となった学校運営というものとしているんだというのが大きな趣旨であったわけでございます。 荒川教育長のご答弁の中にありましたように、開催して2年を経過した現在、いいことだらけでデメリットがありませんというご答弁をいただいたわけでございますが、この学校運営協議会には、法で定められた特権が2点ほどございます。改めて、お伺いをいたします。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) まず1点は、学校の運営に地域の方々が携われる。パートナーシップ連携を取れるということが1点、もう一点につきましては、学校の教職員のいわゆる人事についても、要望等ができるというふうに捉えております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 古市泰久議員。 ◆10番(古市泰久) 最初の件については、検証と対象状況いただきたいと思うんですけれども、課長ね、学校の運営を汚す、これについても認証権を持っているんですよ。この乖離を認証されないと、4月1日からの授業スタートにならないという、とんでもないことでございまして、これに反対して新たにつくり直せ、3月31日までできないときには4月1日から新学期に入らないという、そういう権限でございます。 それと、教職員の任用に関する権限でございます。例えば、最低限、ノイローゼとか忙しい世の中になりましたが、学校の先生が鬱になったり、あるいはもともと指導能力の持っていないような方、セクハラ、パワハラひっくるめて、そういうようなそれぞれチーム対応のよろしくない、サクラのときは学校に来るななんていうような、例えばの話ですよ、そういう先生がいた場合には、この運営協議会が教職員の任用に関しての意見を教育委員会、教育長に申し出ることができるという、この大きな2点であろうかと思っておりますが、そこでお伺いいたしますが、この学校運営計画の承認の段階で会議を開いていると思うんですが、どのような意見が出て、どのような意見を採用したり、学校運営のための参考にしているか、お伺いをいたします。 さらには、この教職員の任用に対して、そういう事例がこの2年間の中であったかどうかも併せてお伺いをいたします。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) 学校運営協議会の次年度事業計画でございますけれども、前年度の計画等の反省を踏まえた学校計画、次年度の教育活動計画となるということで情報交換をしながら、承認をしているというふうに伺っております。 それから、任用に関しての教育委員会への副申といいますか、につきましては、現在のところ伺ってはおりません。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 古市泰久議員。 ◆10番(古市泰久) 多分、そんなところだろうかと思っておりましたが、確認をさせていただいたわけでございます。その辺のことについて、ひとつよろしくお願いを申し上げたいと思います。 それでは、また改めてお伺いをいたしますが、この学校運営協議会の委員に任命をされますと、その方は地方公務員法の3条の3項に該当、任じられる、要するに、特別職の任務になるわけでございます。したがって、この委員の方々の任命については、いろいろな条件があるわけですが、その条件と任期、さらにはコウセツ、そしてその報酬等々についてお伺いをいたします。簡潔にお答えを願います。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) まず、学校運営協議会委員の皆様につきましては、地方公務員法といっております特別職としては取り扱っておりません。それから、年間の報酬等につきましては、これまでも小・中学校学校評議委員設置要綱のとき、時代から、ボランティアということで学校の運営、承認ということをしていただいておりますので、新しい学校運営協議会の中でもボランティアということで、地域の学校ということを位置づけていただきながら地域の方々にご協力をいただいているところでございます。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 古市泰久議員。 ◆10番(古市泰久) 例えば、答弁の中で、特別職の扱いはしていないということなんですが、要するに身分となるとということなんですよ。したがって、報酬やら何やらですね、そのままですと報酬があったりするわけでございますが、ボランティアということですから、そのボランティアで報酬を出していないということをもって、特別職の扱いをしていないとか、そういう問題ではない。 この任命された理由は、特別職の地方公務員の身分となる旨というということでございますよ。したがって、それなりの社会的な地位のある方々が任命される、これは法の中でうたっているわけですが、それらを満たされた方が委員になっているということですから、非常に教育長の話の所信の中にもありましたが、学校運営協議会のことについても力を入れた、学校運営を図ってということでございますから、ぜひに行政が皆さん、あるいは学校側につきましては、この学校運営委員会の委員の方々とがっちり手を結んで、各々の学校の運営に当たっていただきたい。 学校運営に当たる中で一番の責任の重さは、学んでいる人、子供たちの命を守るということだと私は思っております。そのために、ひとつご努力をお願い申し上げたいと思っています。 引き続きましてお伺いをいたします。 この制度の中で、昭和29年の改正法の中で、幼稚園の園運営協議会というのが付け加えられたと思うんですが、今後、今のところ、幼稚園の協議会は発足した話は聞いておりませんが、このことについてはどのようにお考えでしょうか。お伺いをいたします。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) 議員ご質問のとおり、幼稚園については、現在のところ設置はしておりません。今後は、今の小・中学校の学校運営協議会の中でいいところを確認、検証しながら、幼稚園で使えるようであれば、運営協議会のほうの設置について検討してまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 古市泰久議員。 ◆10番(古市泰久) ぜひに、他に遅れることのない、設定されてから3年も4年もたつわけですから、この幼稚園以外は平成16年に法ができて、実行されたのが、改正案ができた次の年に施行という、試行ということが始まったの、全然、物の考えが、捉え方が、今の教育行政を関わっている人たちは全部駄目だったんだよ。もっと早くやるべきだったんです。ですから、したがって幼稚園の協議会、運営についても、地域の方々と相語り合って、ひとつお願い申し上げたいということをございます。 次に、ランドセル・制服の助成についてでございますが、ご答弁では、その考えはないということでございました。じゃ、質問を変えましょうか。隣接町村の状況というのはどのようになっているでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) 隣接町村におきましては、泉崎村でランドセルは支給をしているところで、そのほかにつきましては、ランドセルの支給はございません。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 古市泰久議員。 ◆10番(古市泰久) 泉崎村の話はそういうことでございますが、一方、去年の2月25日日付のものですが、浅川町が小・中学校のランドセルや制服の助成金制度を創設して、既に始まったということで聞いているんですよ。ひとつ、検討していただけたらなと思ったんです。 それから、実は就学支援のことについて、若干お伺いをいたします。 就学支援は生活困窮者の家庭、保護者のところですね、就学に必要な備品や学用品、文具とか、あるいは当然、ランドセルとか、制服とかという、そういうものに国からの補助を入れて、そういう支給する制度であります。この就学援助の対象者には、ランドセルや制服の補助ということを実行されたことはあるんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) 就学支援の方の児童・生徒につきましては、要保護、準要保護がございます。要保護はいわゆる生活保護を受けている世帯の子供、それから準要保護はそれに準じて生活困窮者ということでございますが、要保護の児童・生徒につきましては、教育扶助を受けていれば、生活保護の費用の中で新入学時の学用品費の支給がされています。それから準要保護につきましても、同等に入学してから、棚倉町では入学してから、ランドセル等の入学用品の品物について一定金額を支給をしているところでございます。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 古市泰久議員。 ◆10番(古市泰久) そうなりますと、いわゆる準要保護家庭においては、これは国の補助がつかないはずですから、基本的には、したがってそれを町の単独ということでのことになるかと思うんですが、そのような理解でよろしいんですか。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) 準要保護につきましても、国の補助をいただきながら町を経由して支給をしております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 古市泰久議員。 ◆10番(古市泰久) そうですか。私はそれは、そのようには捉えておりませんでした。準要保護者、国の補助金がつくとは初耳でございます。 実は、実はというかこれは本当のことなんですが、何でランドセルを支給する補助を出してプレゼントしなさいみたいな話になったかというと、これは、割かし有名でございますが、就学援助というのが盛んに当然、なさっていまして、ここで、実行している約8割ほどの自治体が前倒し支給、いわゆる前年予算の中で新学期が始まる前に予算を前倒しするような形でランドセルの補助金を出しているということなんですが、それは棚倉町はその考えはございますか。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) 現在は、4月以降に支給をしております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 古市泰久議員。 ◆10番(古市泰久) それを聞いているんではないんです。それだから、したがって、前倒しの考えはございますかという質問をしております。それはご検討ください。町長、ひとつよろしくお願いいたします。 これは皆様に紹介したい、この新聞のコラム欄に面白いことが書いてあった。面白いというのは甚だ失礼ですが、この記事も私が今回、質問に取り上げようとしたきっかけの一端でございます。 ランドセルの歴史というのがあるんですね。事の始まり、ランドセルが始まった事の始まりというのは、これは2021年3月30日の某新聞のコラムなんですが、ランドセルは日本独自のもので、歴史は1887年明治20年まで遡る。大正天皇が学習院に入学する際、伊藤博文が箱形の通学かばんを献上したのが始まりで、両手が自由に使えるなどの長所から、小学生の通学かばんとして広く普及したと、こうなっているんですが、もともと、これから言わせれば、この記事から言わせれば、贈り品、プレゼント品が事の始まりだったというふうに受け止められるわけですよ。町長、いかがでしょうか。お伺いします。 伊藤博文と時の宰相ではないでしょうが、天皇がお相手ではなく、せめて町民の新入生の小・中学生の子供たちにランドセルのプレゼントはいかがでしょうか。その再考のお考えはありませんか。お伺いします。 ○議長(須藤俊一) 町長。 ◎町長(湯座一平) 今のお話だけですと、伊藤さんが天皇にあげたということなんでしょうから、それがイコール町民の方にランドセルをプレゼントするということには直接はつながらないんだろうなというふうに今、お聞きしました。 ○議長(須藤俊一) 古市泰久議員。 ◆10番(古市泰久) 同じ政治家として、どのようなお考えでしょうかという、そういう問合せでもあったわけでございますが、そのような時代、これは、ランドセルの補助金については、子育て支援の一環でもあると思うんですが、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) ランドセルの支援につきましては、こども庁とかが今度新設されたりして、生活困窮者の話に発展していくものだと捉えておりますので、そのときに出てきましたら改めて検討したいと思います。 それから、先ほど、準要保護の新入学児童・生徒の学用品の関係でしたが、補助金とお答えしましたが、正しくは普通交付税でした。訂正いたします。 ○議長(須藤俊一) 古市泰久議員。 ◆10番(古市泰久) 次の質問に行きますが、ヤングケアラーが現時点でその実態はゼロという報告でございましたが、文科省と厚生省のプロジェクトチームの調査の結果によりますと、中学校で17人に1人、高校生で23人に1人という調査結果が出ておりますが、本当にこの棚倉町においては対象者がいないんでしょうか。 再度お伺いいたします。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) ヤングケアラーの定義といたしましては、大人が担うような家事や、病気や障害がある家族の介護を日常的に行っている18歳未満の子供を指します。また、幼い兄弟の世話や日本語が話せない家族の通訳を務めている子供も含まれるという定義がありますが、本町におきましては、弟や妹の世話などをしている子供はたくさんいると思います。それが果たしてヤングケアラーかどうかというのは、なかなか難しいところがありますので、現在のところスクールソーシャルワーカー、それから学校等々の話を聞きまして、ヤングケアラーはいないものだと捉えているところです。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 古市泰久議員。 ◆10番(古市泰久) 再度問いますが、要保護の就学支援に対する前倒しについて最後聞きますが、そのお考えはございませんか。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) 前倒しにつきましては、メリット等を検討しながら検討していきたいと思います。 以上です。 ◆10番(古市泰久) 以上で第1問目を終わります。 2問目の質問に移ります。 2問目は、令和2年度に新設された弓道施設のお問いただしでございます。 まず初めに、町営としての弓道場なのか練習場なのか、位置づけについてお伺いをいたします。 現在、射場の床張りがないので、非常に射場の床張りをする考えがあるかお伺いをいたします。現状施設では、風雨時に横殴りに雨が降り注ぎ、さらに射場全面にU字溝が設置されていないので、雨水が射場内に侵入してしまう状況であります。これはまさに改善の余地があると思うんですが、そのお考えをお願いいたします。 次に、現状の弓道施設では、日本弓道連盟より公式な弓道場としては認められておりません。会員登録ができないという問題が発生してきます。したがって、敷地内に公認弓道場を併設する考えはおありか、以上、合わせて4点ご回答を求めます。 ○議長(須藤俊一) 教育長。     〔教育長 荒川文雄 登壇〕 ◎教育長(荒川文雄) ただいまの弓道施設を問うについてでありますが、まず、施設の位置づけにつきましては、ルネサンス棚倉施設内の旧アーチェリー場の射場でありますので、町営の弓道場という位置づけではありません。 次に、今後、床張りにする考えはにつきましては、今後、床張りにする考えはありません。 次に風雨時に横殴りに雨が注ぎ、雨水侵入の改修につきましては、現時点での改修の予定はありません。 次に敷地内に公認弓道場を併設する考えはにつきましては、競技人口の問題や多額の建設費用、維持費が必要になることから、建設については難しい状況であります。 今後も、棚倉弓道会を中心として、競技人口の拡大を図っていただきたいと考えております。 以上で、答弁といたします。 ○議長(須藤俊一) 古市泰久議員。 ◆10番(古市泰久) これは町営の施設ではないんですか。だって、町の公金を使って建てた施設なんですよ。町営の施設でしょう。じゃ、今後の施設の維持管理にどなたが責任を取られるんですか。お答え願います。 ○議長(須藤俊一) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(佐川久永) ただいまの質問にお答えしたいと思います。 先ほどの教育長の答弁のとおり、ここの施設、場所につきましては、ルネサンス棚倉の施設内の場所であります。当然、行政財産という観点からいけば、そちらの目的で設置されている場所ですので、弓道会の方が使用するに当たっては、弓道会から行政財産の目的外使用の申請をいただいて、その場所を弓道会の練習の場所として使っているという状況ですので、町として弓道場という認識ではないということでございます。 以上です。 ◆10番(古市泰久) 維持管理だよ、維持管理。 ○議長(須藤俊一) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(佐川久永) 維持管理につきましては、建設につきましては、生涯学習課のほうで設置のほうをしましたので、維持管理については、当然、何か支障とかそういったもの、重大な件があれば検討してまいりたい。生涯学習課のほうで検討のほうをしてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 古市泰久議員。 ◆10番(古市泰久) きちんと私の質問に答えてくださいよ。だって、維持管理はこんなの検討するってないでしょう。だって経費かかるでしょう。 何のことかさっぱり私、分かりません。この弓道場に床張りが必要で、その床張りの要求が弓道会の会の皆さんから強烈に出ております。さらには、私は今度の質問に書いておいたもの、原稿をもれっちゃいまして、通告は入っていないんですが、議長に叱られるかもしれませんが、建物造ったら、照明をつけるんですよ。電気のない家なんてありませんよ、今。奈良平安時代だって、油を燃やして火をとっていた。原始時代の話だ。建物建てて、電気、照明がないんだよ。ですから、冬場になったら、今は7時まで明るいですよ、冬場になったら4時には暗くなりますよ。あなた方はどうやって見られるんですか。現場じゃ真っ暗ですよ。それで、弓道には矢道といって自分が射放った矢の道筋を見極めるということも大きな所作の中の一つなんですよ。それができない。 そのほかに、射位、弓を撃つ位置ですよ、立ち位置。そこが傾斜がついています。あの建物の弓道場、現況のところは、コンクリートのたたきですよ。たたきのコンクリート。今までと同じようにババの弓道場でやったように、タナグサ履いたりセッタ履いたり雪駄履いたりしてやっているんですよ。弓道の施設を建ててもらってそのまま。今までと全然変わっていない。そこで斜めになっているんですよ。的に向かって。 したがって、右足のほうが主体になっているから、人間の正中線、真ん中の線ですが、正中線をして前かがみになるんです。そうすると当然、的を狙えば下がりますから、それを修正します。そのことによって、正常な、日本弓道連盟の弓を引く正常な形から歪むということになる。正常な道場に行くと、その歪められた体で的をやってやっているものですから、正常な会場に行ったら今度、そのやつを、歪んだやつを今度、また戻すということをよその道場で試合とかするときには、そういうことをやっているんです。 こんな弓を、弓道をさせているような施設、何が弓道施設なんですか。本当にここしかないですよ。雨降ったときに、風雨とともに雨風が入るんですよ。同時にU字溝がないんだから、雨水がぎりぎりと足元を流れてくるでしょう。 この現状をどういうふうに見ますか。今後も改修改築の余地がないんですか。ないということだったら教育長、さっきは所信表明をいただきましたが、生涯教育も含めて、お考えを。町長に聞いたんだから、いつから教育長になったんだということになりますよ。教育長、この現状を私が説明してどのようにお考えですか。それの修理修繕について検討をいたしませんか、やりませんか、答えてください。誰だって。 ○議長(須藤俊一) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(佐川久永) お答えします。 これまでの議会の中でも答弁があったと思いますけれども、こちらにつきましては、弓道会のほうから雨風をしのげるものをということでございましたので、その要望にお応えした形で設置した内容でございまして、その後の要望というのは受けていない状況です。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 古市泰久議員。 ◆10番(古市泰久) あのね、そんなこと言っていないんだ。取り出したのは紙でございますが、ここに何が書いてあるかというと、藤田当時町長の時代から棚倉の弓道会が約20年にわたって町営弓道場の建設を陳情してまいりました。その中に同封された弓道場の見取図です。坂本先生、今日、おいでになっていますか、傍聴に。坂本先生、からお借りしてきました。原本です、当時の。そうして弓道……そのことについて、何度も陳情しています。その設計図の図面なんです。 雨風がしのげるなんてどなたも言っていませんよ。それは、私がこの議場の中でせめて雨風がしのげるようなと、それは政治家の方便ですよ。 しかし、それをうのみにして、雨風もしのげない、雨もしのげない、まちがった、弓を引くような条件下の床張りが斜めになっていれば、床張りが出せるセメントだけで床張りがない。間違えた歪んだ弓道の練習に弓道をさせてもらっていない、それと公認道場でないから、全国の弓道連盟に会員登録もできない。できないんですよ、棚倉のメンバーの方々は。したがって、会員にならなければ、昇段試験が受けられない。ということです。 それを克服するために、隣接の市町村の弓道会公認の道場だったり、弓道会のメンバー、二重登録しているんですよ、棚倉の弓道会と。そして、隣接の町村のメンバーになり、そして県の指導のメンバー、日本弓道連盟のメンバーになって、そこで初めて昇段試験の受験の審査の資格をいただくという、とんでもないことをやっているんですよ。そういうことを皆さんは確認もしないで、棚倉弓道会の皆さんには弓道人口を増やせなんて、誰が集まってくるんですか、あんな弓道場に、使えない。脇が保たれない体形で弓を引かざるを得ないような、そんな場所にどなたが集まりますか。あなたも余計なこと言わないでくださいよ。ここのことです。 ここで、町長が見なくても分かるでしょう。資料の中に添付されております。ですから、皆さん何を考えているのか分からない。まずは照明をつけてください。それから床を張ってください。雨風をしのいでください。それだけは早急にお願いしたい。この補正予算で取る。よくも平気でその考えはありませんなんて言えたもんだと思っちゃうんです。間違いをただすに遅くはないんです。私が言ったことを、このことについて行動に起こさない、このことができないというなら、間違いだらけの弓道というこの古代からの武道のことを間違いのことをやらせるための施設をつくった、それを容認したという評価になるんですよ、皆さん。 今、福島県下の、こんなこと言いたくありませんよ、弓道会から棚倉町は大きな注目の的になっています。それがどういうことか、棚倉藩6万石の城下町に、棚倉町に、あってはならない施設だということらしいですよ。そんなこと言われていられないでしょう。棚倉6万石の城下町、武将のたしなみの一つでもあったわけですから。そのようなことで、要望します。床張り、雨風、雨の侵入、U字溝、それと電気照明、取りあえずこのことについてお願いいたします。 教育長、いかがでしょうか。後は聞きません。最後です。 ○議長(須藤俊一) 教育長。 ◎教育長(荒川文雄) お答えしたいと思います。 様々な点で、弓道会の皆様にはご不便をおかけしている状況が理解できました。ですが、現時点ではこれ以上の整備は難しい状況にございます。今後は整備ということだけでなく、活動内容を工夫をしていただき、他団体と同様に競技人口の増加、普及の支援や生涯学び続ける姿をキャリア教育のお手本として体育協会や文化団体連絡協議会とも連携しながら、この学び続けているすばらしい姿を子供たちへの周知に努めてまいりたいと思います。 その上で、競技人口を増やし、そして弓道が盛んになるように我々も努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 古市泰久議員。 ◆10番(古市泰久) 知っているよね、教育長に予算も何も持っていないわけだ、教育委員会というのは。私は責めているんじゃないよ。歪んだ、間違えたら、弓道の道しかできないような施設をつくってしまった。そのことを責めているんじゃないですよ、私は。せめて正常な弓取りができるような施設を、修理修繕をしてくださいと、こう言っているわけです。 執行部より予算の権限を持っているのは町長ですが、私ももう話を終わって、ときに町長もおいでになっていましたが、町長、あの時に私が言ったようなことを掌握できなかったと思う。少なくとも、私は過去に弓を引いていた経験者であり、あと今、棚倉の弓道会のメンバーでありますから、言うことについてはいささか承知をしている。そういう立場であの施設はあそこにいっていた、これじゃ駄目だって。でも町長は分からなかっただろうなと思いましたよ。またいずれかの時期をみて、この床張り、照明、暴風雨、それから水の浸漬、このことについてはお願いしようと思っていました。町長、どうでしょうか。お考えご披露ください。 ○議長(須藤俊一) 町長。 ◎町長(湯座一平) 今回の施設設置に当たっては、弓道会の皆さんからの意見を聞いたというふうに私は承知をしております。それが、要求が全て通ったかどうかについては承知しておりませんが、話をしながら設置をしたというふうに聞いております。 ただいま、古市議員からいろいろな不備の点を指摘を受けたようでありますが、調べたり意見を聞いたりすることが必要な部分があるように思っております。 ○議長(須藤俊一) 古市泰久議員。 ◆10番(古市泰久) いずれ、100万円ぐらいの予算を昨年12月の補正予算の段階で、減額補正の中で新規事業100万円以上の予算がついて、ここにいる議員諸君は誰も分からない、その予算を通しちゃったという経緯のはいわくつきなんですよ、この予算。したがって、床張りや照明やそのぐらいの予算、どうにでもなるんじゃないでしょうか。知恵を絞ってくださいよ。金がなければ知恵を絞るんでしょう。鉄則じゃないですか。ひとつお願いでございます。 以上で、この質問は終わります。 3問目の質問に移ります。 防災・減災に関するお問いただしでございます。 まず初めに、福祉避難所における対象を事前に公表し、災害時の混乱回避の新制度の対応について。 次に、災害調査のための小型無人機(ドローン)の導入の考えはあるかお尋ねをいたします。 次に、宮城県石巻市立大川小学校の津波避難訴訟を機に強化されたが、本町における学校防災計画については学校防災の水準を達成しているのか、以上3点ご答弁を願います。 ○議長(須藤俊一) 町長。     〔町長 湯座一平 登壇〕 ◎町長(湯座一平) ただいまの、防災・減災に関する対応についてでありますが、まず、福祉避難所の対象者の事前公表につきましては、昨年度、福祉避難所の対象者を記載したチラシを作成し、あわせて、コロナ禍における災害時の避難方法等を全世帯に周知をしてきたところであります。 今年度においても、再度、避難方法等を含め、周知を図ってまいりたいと考えております。 次に、ドローンの導入につきましては、平成29年度に、町内業者と災害時における無人航空機による協力活動に関する協定書を締結しており、町内において、自然災害や火災、大規模事故などが発生した場合、ドローンを活用し、現場の映像や画像などの情報収集、被害状況の調査、救助活動における情報収集などについて、協力をいただけることとなっておりますので、災害時で必要な事案が発生した場合には、協力要請をしてまいりたいと考えております。 なお、学校防災計画の水準につきましては、教育長が答弁をいたします。     〔教育長 荒川文雄 登壇〕 ○議長(須藤俊一) 教育長。 ◎教育長(荒川文雄) 次に、学校防災計画の水準につきましては、文部科学省から出された学校の危機管理マニュアル作成の手引に基づき、緊急事態発生時における対応マニュアルを作成しており、毎年度見直しを行っているため、学校防災の水準を満たしていると捉えております。 以上で答弁といたします。 ○議長(須藤俊一) 古市泰久議員。 ◆10番(古市泰久) 弓道施設で時間を随分費やしました。お伺いをいたしますが、この学校防災というのは、訴訟に新たな基準を設けて、各小・中学校に通達を出して、以下の内容が学校防災計画というのを立てなさいと、それによる教練を行いなさいということでございます。それに達しているというご答弁ですが、実は、私はいつもこの席から申し上げておりますが、この高野小学校の既存の防災マップ上では、土石流の警戒区域内に立地しているといっているわけですよ。これは防災マップ、ここに持ってきてありますが。範囲の中に入っているんです、すっぽり。そうでしょう。それで、この高野の学校防災計画でどのような対応を講じられているのか。この警戒区域内に立地しているということを含めた中での考え方はどのようなふうに捉えているのか。それで、学校防災計画が管理しているというようなの、それは石巻も想定外だったんですよ。想定外を想定内を想定する、もうこういう時代になっているんですよ。このことについてお伺いします。高野小学校はどうなっているんですか。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) 高野小学校、それから幼稚園におきましては、土砂災害時の避難確保計画、要配慮者利用施設の避難確保計画というのを、令和2年3月1日に策定をしております。これにつきまして、2年に1回、予定としては保護者の引渡しの訓練を予定していたところですが、コロナの関係で現在のところ実施できておりません。今後は、学校の指導、学習でも実施しながら工夫をし、避難訓練等について実施をしてまいります。 なお、先日、文部科学省のほうから学校危機管理マニュアル等の評価見直しガイドラインというのがホームページのほうに掲載されました。このことがガイドラインの中に評価見直しのチェックリスト等がありますので、これに基づいて改正をするような通知が来るのだろうと想定しておりますので、学校等に周知をしながら新たな危機管理マニュアルを策定していきたいと思っております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 古市泰久議員。 ◆10番(古市泰久) さっきも申しましたが、特に学校教育において、何が一番の仕事かというか、それというのは、お預かりした子供の命をお守りして、親御様にお返しするということですよ。元気な子供をつくるということなんです。そこにおいて、不慮な事故のために、我々の対応が不明だったがために想定外だ、想定外だ、では済まされないのですよ。想定外を想定内をさらに想定内、これを想定にするということ。これをやってもらいたいんですよ。お願いいたします。 以上で全質問を終わります。 ○議長(須藤俊一) 順位6番、10番、古市泰久議員の質問を終わります。--------------------------------------- △閉会の宣告 ○議長(須藤俊一) 以上で、定例会6月会議に付議されました案件の審議は全て終了しました。 本日の会議はこれをもって散会といたします。 大変ご苦労さまでした。 △閉会 午後4時26分地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 令和3年6月11日        議長      須藤俊一        署名議員    近藤正光        署名議員    古市泰久...