本宮市議会 > 2022-09-06 >
09月06日-02号

  • 健康経営(/)
ツイート シェア
  1. 本宮市議会 2022-09-06
    09月06日-02号


    取得元: 本宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-08
    令和 4年  9月 定例会(第5回)          令和4年第5回本宮市議会定例会会議録(第6日目)◯議事日程(第2号)                        令和4年9月6日(火)午前10時開議     開議宣告日程第1 一般質問◯本日の会議に付した事件  議事日程に同じ◯出席議員(20名)     1番  磯松俊彦君      2番  根本利信君     3番  遠藤初実君      4番  馬場亨守君     5番  菊田広嗣君      6番  斎藤雅彦君     7番  石橋今朝夫君     8番  三瓶幹夫君     9番  菅野健治君     10番  橋本善壽君    11番  円谷長作君     12番  渡辺秀雄君    13番  川名順子君     14番  渡辺由紀雄君    15番  伊藤隆一君     16番  作田 博君    17番  渡辺忠夫君     18番  国分勝広君    19番  渡辺善元君     20番  三瓶裕司君◯欠席議員(なし)◯説明のため出席した者  市長       高松義行君   教育長      松井義孝君  総務政策部長   荒川貞伸君   財務部長     松野義則君  市民部長     馬場広元君   保健福祉部長   佐藤一彦君  産業部長     渡辺清文君   建設部長     永田達也君  会計管理者    遠藤敦子君   教育部長     菅野安彦君  総務政策部次長兼総務課長     総務政策部次長兼秘書広報課長           本多光雄君            野々村知賀子君  財務部次長兼財政課長       市民部次長兼生活環境課長           平野 智君            遠藤勝夫君  建設部次長兼建設課長       建設部次長兼都市整備課長           渡辺忠一君            八木一志君  教育部次長兼生涯学習センター長  教育部次長兼幼保学校課長           根本享史君            川名美和子君  農業委員会事務局長           菊地義一君◯事務局職員出席者  議会事務局長   国分孝寿    副主幹兼議事総務係長                            根本寛子  主査       新保美幸    副主査      渡邉亮太  書記       小石澤佑樹 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(三瓶裕司君) おはようございます。 出席議員が定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 ただいまより本日の会議を開きます。-----------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(三瓶裕司君) 会議録署名議員は、前回同様   6番 斎藤雅彦君  13番 川名順子君 を指名いたします。----------------------------------- △諸報告 ○議長(三瓶裕司君) 会議に先立ち、議長より申し上げます。 福島民報社、福島民友新聞社、FM Mot.Comもとみやより、本日の会議取材のため、録音・撮影等の許可申出があり、本宮市議会傍聴規則第8条の規定に基づきこれを許可いたしましたので、ご了承願います。 また、広報広聴委員長より、広報紙編集のため写真撮影の申出があり、これを許可いたしましたので、同じくご了承願います。 次に、市長より報告があります。 市長。     〔市長 高松義行君 登壇〕 ◎市長(高松義行君) おはようございます。 諸報告1点を申し上げます。 副市長の議会欠席についてであります。 明日、9月7日にロンドン市ホランドパーク内の福島庭園で開催される福島庭園10周年記念式典に、私に代わりまして副市長を参列させますので、10日までの渡英期間について、議会を欠席させていただきます。ご了承くださいますようお願い申し上げます。 現地では、記念式典のほか、福島県との共催により在英国日本大使館で行われる風評払拭イベント、サンキュー・フロム・フクシマ・レセプションへの参加、英国オリンピックパラリンピック委員会、ケンジントン&チェルシー王立区長への表敬訪問、さらには10月に来日を予定しておりますダヴェナント・ファウンデーション・スクール訪問等を行う予定であります。 今回の渡英により、関係者の皆様へ、これまでの支援に対する心からの謝意をお伝えするとともに、英国と本宮市のつながりを広く発信し、今後の交流を推進してまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 なお、県からは井出副知事が県を代表して、知事代理として出席をされるということでございます。どうか10日までの間、議員の皆様方にはご理解賜りますようお願い申し上げまして、報告とさせていただきます。----------------------------------- △日程第1 一般質問 ○議長(三瓶裕司君) それでは、日程に従いまして一般質問を行います。 なお、本定例会においては、さきの議会運営委員会において協議し、一般質問は、議席において発言することといたしました。また、発言時間は、議会の運営に関する基準第86の規定により30分以内となっておりますので、ご了承願います。 それでは、通告順に一般質問を許します。 議長より申し上げます。 通告1番、橋本善壽君の一般質問において、農業委員会所属の質問も含まれておりますので、農業委員会事務局長の出席許可の申出があり、これを許可いたしましたので、ご了承願います。----------------------------------- △橋本善壽君 ○議長(三瓶裕司君) それでは、通告1番、議席10番、橋本善壽君の一般質問を許します。 10番、橋本善壽君。 ◆10番(橋本善壽君) おはようございます。 議席ナンバー10番、志誠会の橋本善壽です。 議長より許可を得ましたので、さきに通告いたしました大項目3点についてお尋ねいたします。 毎年、この時期になりますと、我々稲作農家で話題になるのが米の概算金と作況指数であります。 そこで、1番目の農業政策についてお尋ねいたします。 昨年は、本市の主力米である、そして食味ランキングが特AにもなっているコシヒカリのJAでの概算金が、なんと過去に聞いたこともない30キロで4,150円と、耕作者には絶望的な価格でありました。数年前より、国や県、そして本市でも、コロナ禍により主食用米の消費が大きく落ち込み、それに伴い米価下落が進んできていることから、転作や非主食用米への転換を強く推し進めてまいりましたが、さほど思いのほか転換などが進まず、昨年は先ほどの価格でした。 今年は、昨年と同じ轍を踏むことがないように、耕作者自ら飼料米や備蓄米などといった非主食用米に転換をしている方を身近でも多く見かけます。 また、県内でもウクライナ危機などによる世界的な穀物価格高騰などを背景に、飼料米などへの転換が進み、主食用米の生産が前年比4万3,000ヘクタール減になるとの調査結果も発表されています。 こういった全国的な非主食用米やその他の作物への転換により、生産調整が廃止された2018年以降で、農水省が示す米の需要安定に必要な作付面積の目安を初めて達成し、主食用米で700万トンを切り、約670万トンの生産になりそうだと発表されています。 そういった中で、本市においても主食用米の作付動向、昨年と比べて減少傾向にあると言われていますが、どういった実績になっているのかお尋ねいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) それでは、今年の作付状況ということでございますが、全水稲の作付面積1,212ヘクタールとなっております。そのうち、主食用の作付につきましては、979ヘクタール、その他、備蓄米として76ヘクタール、飼料用米については151ヘクタール、WCSにつきましては、6ヘクタールということになっております。 昨年と比較しますと、全水稲で10ヘクタール減、あと主食用米では56ヘクタールの減、備蓄用米では10ヘクタールの増、飼料用米については34ヘクタールの増で、あとWCSにつきましては、1ヘクタールの増ということになっております。 ○議長(三瓶裕司君) 10番、橋本善壽君。 ◆10番(橋本善壽君) 今いただいた数字、かなり主食用米が減っているというのは分かりました。 そういった中、転作や転換ではなく、作物を栽培しない、いわゆる耕作放棄地と言われる圃場の増減によっても作付の動向は変わってくると思いますが、今年は昨年と比べて耕作放棄地と称される圃場は増えたのかどうなのか、お尋ねいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(菊地義一君) それでは、耕作放棄地の状況についてお答えを申し上げます。 荒廃農地につきましては、農地の転用や非農地証明等によりまして、27ヘクタールほど減ってございます。 また、遊休地については2ヘクタールほど増えておりますが、農地利用の集積や集約化によりまして、ほぼ横ばいに推移している状況でございます。 以上でございます。
    ○議長(三瓶裕司君) 10番、橋本善壽君。 ◆10番(橋本善壽君) さほど変わっていないということですね。耕作放棄地に関しての質問は、以前、他の議員からもありましたので、あまりしませんが、1点だけお尋ねいたします。 山間部や日照不足地、または水源に問題があるといった圃場などは別といたしまして、もう区画整理も行ってあり、水の問題もないと。そして、今まで耕作していた圃場が、急に耕作放棄地になっている場所をところどころ見かけることがあります。そういった耕作放棄地に関しては、農業委員会では把握していると思いますが、地権者に対してどのような指導を行っているのかお尋ねいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 耕作放棄地に対しての指導ということでございますが、こちらの指導につきましては、全体的には行っておりませんが、多面的機能支払交付金事業によりまして、19の組織になりますが、そちらの活動組織に対してですが、指導しているところであります。 今後も、地域で農業を進めていく、人・農地プランの策定を推進しまして、多面的機能維持活動支援事業も活用しまして、推進を進めていきたいと考えております。 ○議長(三瓶裕司君) 10番、橋本善壽君。 ◆10番(橋本善壽君) なぜ耕作放棄地の質問をしたかといいますと、次の質問にある色彩選別機に大きな関わりがあるからであります。耕作放棄地になりますと、ほとんど圃場の管理は行っていないのが現状でありますので、ヒエや雑草は伸び放題であります。米に害を及ぼすカメムシの言わば増殖場となっております。隣接する圃場に大変迷惑をかけているのが紛れもない現実であります。こういった耕作放棄地に対する除草の指導等などは、市では行っているのかお尋ねいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 除草の指導ということでございますが、先ほどもお話ししましたが、地域で行っております多面的機能維持活動支援事業におきまして、こちらのほう、除草のほうを行っております。 今後、こちらの事業の拡大を図りまして、今現在、農業者の高齢化や後継者の問題などから管理が行き届かなくなっておりますので、地域で農業を考えていく、人・農地プランの実現へ向けた支援を行いまして、地域で管理していけるように進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(三瓶裕司君) 10番、橋本善壽君。 ◆10番(橋本善壽君) この件につきましては、また後で同じような質問をしますので、そのときもう少し突っ込んだ質問をさせていただきます。 (3)に移ります。 今年度の当初予算で、色彩選別機導入のために1,900万円の予算が計上されました。農業法人並びに団体に対して希望を取ったところ、4団体より希望があったと伺っていますが、もうすぐ秋作業が始まります。要望があった4団体への導入は完了したのでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 色彩選別機の導入の完了につきましてですが、4団体のほうから希望がございまして、こちらのほう8月末で4団体全て設置が完了したということになっております。 ○議長(三瓶裕司君) 10番、橋本善壽君。 ◆10番(橋本善壽君) 4団体とも導入されたということは、色彩選別機が導入された地区においては、今後カメムシ防除は減少していくと思うのですが、今年のカメムシ防除の実績、昨年と比べて減少しているのかどうかお尋ねいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) カメムシ防除の状況でございますが、今年導入した4地区ございますけれども、そちらのほう防除面積が昨年に対しまして、63.8ヘクタール減少しております。 今後についても、カメムシ防除の減少に向けて取り組んでいきたいというふうに考えております。 ○議長(三瓶裕司君) 10番、橋本善壽君。 ◆10番(橋本善壽君) 分かりました。 近年、カメムシ防除の薬剤に含まれているネオニコチロイドが自然界にも、また人体にもいろいろ問題があると言われてきていますので、少し私なりに調べてみました。 このネオニコチロイドは、平成5年頃から使用されている殺虫剤で、当初、水溶性であり、脊椎動物への急性毒性が低く、標的種以外への影響は少ないと言われてきましたが、しかしながら、近年の研究で昆虫などの無脊椎動物だけではなく、脊椎動物に対しても免疫機能や生殖機能の低下などの慢性毒性が報告されています。 また、ネオニコチロイド系殺虫剤は、先ほども言いましたように水溶性でありますので、水環境にも大きく影響することも報告され、ドジョウやメダカなどといった多くの小さな河川の生き物の激減といった生態系の破壊につながっていると警鐘を鳴らす学者の方もおられます。このように人体にも、また生態系にもリスクのある農薬の使用を少しでも減少させるためには、色彩選別機の導入が不可欠だと思います。 今後、市としては、カメムシ防除に対してどのような考えを持っているのか。また、それに伴い、色彩選別機の導入に対してはどのように進めていく考えなのか、お尋ねいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) カメムシ防除の薬剤の危険性ということでございますが、おっしゃるとおり、そういうリスクが言われております。市としては、将来の環境や持続可能な農業を進める観点から、カメムシ防除から斑点米を選別する手法へ移行していきたいというふうに考えております。 今年導入しなかったライスセンターへの導入や、また個人に対しては、認定農業者育成事業補助金を活用しました色彩選別機の導入を推進していきたいというふうに考えております。 なお、今年の認定農業者の中で2件、色彩選別機の申請がございました。 ○議長(三瓶裕司君) 10番、橋本善壽君。 ◆10番(橋本善壽君) ぜひともカメムシ防除が減るような対策をお願いしたいと思います。 次、(4)に移ります。 農作業には絶対必要不可欠な化学肥料の価格が、昨年度より徐々に上昇してきました。価格高騰の原因は、ベラルーシに対する経済制裁、中国の輸出規制、ロシアのウクライナ侵攻により、世界有数の肥料輸出国からの輸出が停滞しているためと言われております。 そして、追い打ちをかけているのが日本の円安であります。現実に、どこの商店を回ってみても、現在の化学肥料の価格は、昨年の2倍前後と大きく値上がりしているのが現実です。 市より、今年の7月末に新型コロナウイルス感染症拡大や先ほども申し上げましたような国際情勢により、原油や肥料、そして家畜等に与える飼料などの農業生産資材高騰に伴い、市独自の支援策として、10アール当たり2,000円の補助支援をしていただきました。米価の大幅な価格アップが期待できない現在、そして資材価格高騰が続く中、農業経営者は大変感謝しております。 問題は、今後だと思います。農業生産用資材は上がる一方で、米の値段だけは思うほど上がらない。このような状態が続きますと、来年の耕作にも何らかの影響が出てくると思いますし、耕作面積の少ない耕作者は作付をやめてしまう可能性が大いにあると思います。 そこで、このような農業生産資材、特に肥料高騰が続いたままだった場合、今後も、市として何らかの対策は必要だと思いますが、いかがお考えかお尋ねいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 肥料高騰や農業生産資材高騰による質問になりますが、現在、市では農業生産資材、肥料高騰についての支援の申請を9月30日まで受け付けているところでございます。 これらの価格高騰につきましては、新型コロナウイルス感染症や国際情勢の変化に左右される面が大きいことから、今後も国や県に対して、農業生産資材や肥料等の価格及び供給の安定化に努めるよう、引き続き要望してまいりたいと考えております。 また、市といたしましても、今後の農業生産資材や肥料等の価格の動向を注視しまして、農業者に対するさらなる支援について考えていきたいと考えております。 ○議長(三瓶裕司君) 10番、橋本善壽君。 ◆10番(橋本善壽君) 昨年の米価下落時、市より、次期作のため米価下落対策水稲生産奨励金として、10アール当たり5,000円の補助金を交付していただきました。耕作者の皆さんは、これで今年もどうにか田んぼがつくれると大変感謝しておりました。 今年は、昨年より若干米価は上がると言われているものの、肥料等の価格高騰により、収支は赤字になる予想だし、年を考えたら、来年からは農業をしないといった耕作者が出ないような、しっかりとした補助を考えていただきたいと思いますが、いかがお考えか、再度お尋ねいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 昨年度につきましては、次期作への支援ということで、支援のほうをさせていただきました。 今年につきましても、農業の生産環境が米価の低迷や農業生産資材などの高騰によりまして、大変厳しい状況になっている状況です。市としても、今後の農業生産資材や肥料等の価格の動向を注視しまして、農業者に対するさらなる支援について、今後も継続して考えていきたいと考えております。 ○議長(三瓶裕司君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 若干補足をさせていただきます。 市の助成、今、稲作にかかわらず、農業従事者の皆様方、大変苦しい状況でございます。ですから、本市が今行っておりますのは、農業生産物全製品についての補助をさせていただくということで、市ができることはスピーディーにやるということです。ですから、県・国がこれからどういうふうな形の中で支援が出てくるのか、それを農家の方々がどういうふうに受け止められるかという、そこを見極めながら第二弾に入っていく必要があるのかなというふうに思っております。 どちらにいたしましても、一番フットワークよく、なるべく早く農家の方々にお届けするのは、市が動くことだと思っておりますので、その状況をもう少し見させていただきながら、農家の皆様方のご意見を聞かせていただき、次の行動に移ってまいりたいと思いますので、どうぞご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 10番、橋本善壽君。 ◆10番(橋本善壽君) はい。分かりました。 (5)に移ります。 化学肥料から有機肥料への推進の考えであります。困ったときだけ行政支援のお願いをするのではなく、耕作者も自らコストダウンを図るべく、堆肥とか鶏ふんといった有機肥料を使用する指導も考えていく必要があるのではないでしょうか。 現在、市では米づくりパワーアップ支援事業として、堆肥の助成を行っていますが、助成以外にも行政やJAなどが窓口となって、圃場に堆肥使用の推進を図っていく指導などを進めていく、そうすることにより生産資材の高騰対策にもつながりますし、また、よりよい土づくりにもつながると思いますが、いかがお考えかお尋ねいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 有機肥料としての堆肥の利用の促進についてですが、堆肥の活用につきましては、畜産農家から排出されますふんを堆肥化して耕種農家へ還元することで、循環型農業の推進にもつながりますし、よりよい土づくりのため、有機肥料である堆肥の利用について、こちらのほうは推進してまいりたいというふうに思います。 ○議長(三瓶裕司君) 10番、橋本善壽君。 ◆10番(橋本善壽君) ここに7月23日の新聞、持ってきました。ここにJA全中と全国農業者農政運動組織連盟は、生産資材の高騰対策などを与党に要望する中で、高騰は生産現場への影響が大きく、食料の安定供給に関わると指摘。肥料対策の創設に加え、化学肥料を節約する環境調和型農業や堆肥の利用促進への支援を求めたと書かれていました。 本市には、堆肥センターが2か所あります。生産能力に問題があるかどうか分かりませんが、ぜひとも一度考えていただきたいと思いますが、再度質問いたします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 堆肥センターの利用の件でございますが、こちらのほうは地域資源の活用や炭素貯留効果もあることから、環境にやさしい循環型農業を推進し、輸入原料や化石肥料を原料とした化学肥料の使用量を低減するため、有機肥料である堆肥センターの堆肥を使用していただくということを推進してまいりたいと思っております。 ○議長(三瓶裕司君) 10番、橋本善壽君。 ◆10番(橋本善壽君) 追加質問みたいな形になりますけれども、堆肥センター、今、米づくりパワーアップ支援事業で市から支給されています。それ以外に、例えばもっとこの倍くらい必要になったといった場合に、堆肥センターとしての能力というのはどの辺まであるのか、ちょっとお尋ねします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) こちらのほうは、今現在は畜産農家等から出るふんの処理をしておりますので、今現在は、ほぼ生産量が売れている状況でございますので、これ以上ということはなかなか難しいのかなというふうには思っております。 ○議長(三瓶裕司君) 10番、橋本善壽君。 ◆10番(橋本善壽君) これから何かの対策で、もし必要になったということになったときには、生産できる能力アップできるような方法をやはり市のほうと一緒に、またJAとも取り組んでいく必要があるんじゃないかなと思います。 大項目2の公道の除草などについてお尋ねいたします。 この除草関係も農業政策に大きく関連しています。今までというよりは、過去といった表現になりますが、圃場に面した公道ののり面除草は、圃場耕作者がボランティアで草刈りをしていました。だから、公道ののり面などは大きく育った草木がなく、きれいな状態が過去は保たれていました。 でも、現在は小規模農家の方は、高齢や農機具更新時期を理由に耕作を知人に委託する人が多くなってきました。地域での耕作者はほとんど限られた人で頑張っていますが、耕作面積がだんだん大きく増えてきて、そのため自分が耕作している圃場の畦畔やのり面の草刈りだけで精いっぱいであります。また、耕作者自身も高齢のため、公道までの草刈りまではとても体力がもたないし、手が回らないといったことから、除草されていない公道ののり面が近年多く目立つようになってきました。 そして、その場所が通学路などの交差点付近でありますと、左右の確認も草木で見えず、大変危険なところもあります。こういった場所については、市は把握しているのか。また、対策はどのように行っているのか、お尋ねいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 建設部長。 ◎建設部長(永田達也君) 公道の除草関係についてお答え申し上げます。 その前に、今、橋本議員からありましたとおり、公道に隣接いたしました圃場の所有者の皆様に、今までボランティアで草刈り等を実施していただいたこと、厚く御礼を申し上げます。 これらの見通しの悪い交差点等の状況でございますが、定期的な道路パトロール、さらには市民の皆様からの連絡によりまして、場所を把握しております。現地の確認もしているところでございます。 また、これらの見通しの悪い危険箇所の除草につきましては、委託業者、さらにはシルバー人材センター、市の会計年度任用職員によりまして、優先的に除草をして対策を取っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 10番、橋本善壽君。 ◆10番(橋本善壽君) 確かに大きな面積のあるのり面等では、明らかに行政委託で草刈りや伐採を行っているところも見受けられますが、そのほかの除草や伐採がされていない市道ののり面については、市民の方より依頼も来ると思いますが、年に何件ほど草刈り、伐採の依頼があるか、件数としては毎年増えているのか、お尋ねいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 建設部長。 ◎建設部長(永田達也君) 除草並びに伐採の件数でございますけれども、昨年度、除草の要望箇所、市内で139件ございました。前年度の令和2年度の比較で、22件増えております。 また、伐採でございますが、昨年度が47件、一昨年度の令和2年度に比べますと7件減少しておりますけれども、こちらにつきましては、伐採の要望が多いということで、令和2年度、令和3年度の補正予算によりまして白沢地区の伐採を行ったということで、伐採の件数が減っているという状況でございますが、状況といたしまして除草、伐採の要望については、増加しているという状況でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 10番、橋本善壽君。 ◆10番(橋本善壽君) 分かりました。公道に隣接しているのり面や山林の除草や伐採、今後は高齢化がだんだん進んできます。ボランティアでの作業が減少してくることは明白だと思います。これからは行政での作業が多くなることを予想して、除草等の予算アップも検討していく必要もあると思いますが、いかがお考えかお尋ねいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 建設部長。 ◎建設部長(永田達也君) 除草につきましては、高齢化などによりまして、今まではボランティアで実施しておりましたが、これからはできない、市のほうでお願いしたいというふうなご依頼が近年増加しております。 予算の関係でございますけれども、草刈りの委託料、本年度、約2,450万円でございまして、2年前と比較しますと1,000万円近い増額をしております。伐採にかかる手数料につきましても、本年度1,000万円ということで、2年前と比較しますと200万円を超える増額となっております。 今後も、市民の皆様からの要望に応えていくために、継続的に維持管理が実施できるように予算措置を行ってまいりたいと考えております。 ○議長(三瓶裕司君) 財務部長。 ◎財務部長(松野義則君) 私のほうからも申し上げさせていただきたいと思います。 市道だけの問題ではなく、この除草問題につきましては非常に頭が痛いのが現状でございます。道路も含めまして、各公共施設の周辺、さらには普通財産におきましても、除草の業務が増えてきております。要望等も増えてきておりますので、また、シルバー人材センター等の委託も行っておりますが、草刈りをされる方の数に限りがあるということで、タイムリーな対応ができないような状況もあります。 今後、予算措置も含めまして、できるだけ住民の方にご迷惑のかからないよう進めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(三瓶裕司君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 本当に大切な問題なんですが、今、建設部長、財務部長が答えたのが現状であります。いろいろと高齢化社会を迎えるに当たって、ボランティアという言葉を使われましたが、私はそうではなくて、協働のまちづくりをどう担保していくかというふうなことが大切なことだと。そのことが根っこにあって、それで市がそこをカバーさせていただくというふうなこと。これをやはりできる限り地域の方々とお話をさせていただきながら、危険のない程度に、それから体力に無理のない程度の中であれば、お互いやはり自分たちの地域を自分たちで守っていくというふうな考え方だけはしっかり残していかなければならないというふうに思っております。全部が全部、市に来られまして対応できるかというと、今のところできる状況にはございません。 ですから、市民の方々と役所と一緒になって、この本宮市をどうやってきれいにしていくか、そのきれいになっているところを守り続けていくかというふうなこと、これは今後の大きな問題になってこようかと思いますので、いろいろとご指導いただきながら、市もいろいろ意見を拝聴させていただきながら、妙案を考え出していかなければならないと思っております。 ○議長(三瓶裕司君) 10番、橋本善壽君。 ◆10番(橋本善壽君) おっしゃるとおり一番大事なのは共助だと思います。今までは、本当に地区で、みんな集まって草刈り作業とか何かをしていました。でも、現在、本当に高齢化が進むと、家に1台、2台あった草刈り機でさえなくなっている家が多くなっております。結局は、草刈りじゃなくてごみ拾いにしようと。今度、9月にも秋の一斉美化運動がありますけれども、そういった力仕事というか、草刈り仕事じゃなくて、もう本当に空き缶拾いとか、ごみ拾いにしませんかという意見になってきています。 今後、やはり確かに自治体も大変ですけれども、行政区でもいろいろそういった方向についても考え、話し合っていく必要が出てくるんじゃないかなと思います。今後の問題だと思います。 あと次の問題に移りますけれども、除草を依頼した市民の方から素朴な質問がありました。毎年、市に同じ場所の除草を依頼をしていると。依頼するとすぐ来て、除草してくれてありがたいが、草は毎年伸びるのだから、連絡しなくても毎年来て、除草してほしいということでした。 市では、市民の方が除草依頼した場所については記録等などを残し、来年につなげるようにしているのかお尋ねいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 建設部長。 ◎建設部長(永田達也君) 市民の皆様から要望いただきました除草の場所でございますが、こちらにつきましては記録に残しております。 しかしながら、除草の時期、こちらがほぼ同時にまいりますので、市のほうで段取りしておりますが、市民の皆様から、この箇所を除草してくれというふうなご要望をいただいているというのが現状でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 10番、橋本善壽君。 ◆10番(橋本善壽君) 確かに草は伸びるときは大体同じ時期に伸びますので、みんなが依頼されても、作業者に限りがあった場合には、やはり順番、いろいろあると思います。極力、市民の皆さんの要望に応えられるように努力していただきたいと思います。 次に移ります。 先ほど申し上げました畦畔の除草の件ですが、地権者は耕作を同地区同市内の方に依頼するのではなく、市外の大規模経営者に依頼している方もおられます。その方の圃場の畦畔や市道ののり面等は除草があまりされず、害虫の発生源となりますし、もちろん畦畔の歩行すらできない状態であります。経営規模が大き過ぎて、手が回らないというのかどうか分かりませんが、隣接者にとっては大変迷惑であるとの声を多く耳にします。どうしても隣接している耕作者としては、気まずい思いをしたくないため、じかに耕作者に除草依頼ができないというのが現状だとも聞いています。そういったところについては、行政から指導していただくといったことはできないのかお尋ねいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 除草の耕作者への指導ということでございますけれども、農地の賃貸借につきましては、農地の所有者と借受者の間での契約に基づくものであることから、所有者へお願いするものでございます。 農地の適正な管理につきましては、今後とも農業委員会やJA等の関係団体と連携しまして、チラシの配布や会議での周知等を行ってまいりたいと考えております。 ○議長(三瓶裕司君) 10番、橋本善壽君。 ◆10番(橋本善壽君) もう一度聞きます。 チラシの配布とかになりますと、これは市内だけですか。それとも耕作している人たちに、市外の方でも配布するという考えなんですか、お尋ねします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) こちらのチラシの配布につきましては、市内の方ということで考えております。それで所有者の方から借受者の方に話をしていただくというふうなことでお願いしたいというふうに考えております。 ○議長(三瓶裕司君) 10番、橋本善壽君。 ◆10番(橋本善壽君) 借受者から借りるとき、そういうときの契約するときには、ちゃんと草刈りしてくださいよ、はい、分かりましたという話らしいんです。でも、現実されていない圃場がいっぱいあります。その方たちは大体市外の方なんです。だから地権者にやっても、あまり接点がありませんから、やはり耕作者にじかにそういう連絡を、例えばチラシでも何でもいいですから、やる方法を講じないと、これは進まないんじゃないかなと思いますけれども、もう一度お願いします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 今、議員がおっしゃられたことにつきましては、今後いろいろやり方について考えさせていただきたいというふうに思います。 ○議長(三瓶裕司君) 10番、橋本善壽君。 ◆10番(橋本善壽君) 次、(2)の市内堤防の刈り取った草の利用についてお尋ねいたします。 その前に、除草の実績等を伺います。河川の堤防除草は、国か県の管理の下、行っていると思いますが、阿武隈川や五百川、そして安達太良川など多くの川の堤防除草は、今までの実績として、どこの堤防を年何回行っているのかお尋ねいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 河川の除草でございます。 国土交通省が管理いたします阿武隈川では、委託業者によりまして、年2回の除草を実施しております。福島県が管理する河川でございます安達太良川、百日川、那珂川、白岩川などにつきましては、地元の20の団体の協力をいただきまして、年1回の除草を実施しております。 なお、五百川につきましては、県の二本松土木事務所が除草を年1回実施しているという状況でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 10番、橋本善壽君。 ◆10番(橋本善壽君) 国は年2回、県関係は年1回なんですね。 仁井田地区にある五百川の堤防でありますが、以前にも言ったと思います。国管理時は、堤防全長の除草を実施していただきましたが、県管理になってからは、ここ数年、年1度の除草で、平成大橋を基準に北側は200メートル全て、これは全部やってくれます。南側は同川樋門までの約400メートル、残りの1キロメートルは手つかずであります。 堤防は市民の皆さんのすばらしい散歩コースでもあるため、せめて県道までの除草を毎年行っていただきたいと思いますし、毎年、市にも県に強く要望するよう依頼しておりますが、なかなか除草していただけないのが現実であります。 市民の安全のためにも、堤防除草については行っていただきたいと思うのですが、除草するには、県では予算以外に何か条件か基準といったものがあってできないのか、お尋ねいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 建設部長。 ◎建設部長(永田達也君) 県の除草の基準でございますけれども、地域の皆様からのご要望をいただきまして、現地の確認を行って実施しておりまして、特に基準はないということでございます。 議員おただしの区間につきましては、国から県に移管されまして、除草がなかなか進んでいないというのが現状でございます。この区間の除草につきましても、今後も引き続きまして、県に要望してまいりたいと考えております。 ○議長(三瓶裕司君) 10番、橋本善壽君。 ◆10番(橋本善壽君) 大体毎回なんですけれども、この9月の一般質問を出すとかやっているとき、その頃になると、ちょうどやはり先ほど言っていたところの除草が始まります、年1回だけ。ただ問題は、もっと先までお願いしたいということですので、よろしくお願いしたいと思います。 次、本題であります刈り取った後の草の利用についてお尋ねいたします。 先ほど堤防除草の実績を伺いましたが、その刈り取った後の草はどのような処置を行っているのかお尋ねいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 建設部長。 ◎建設部長(永田達也君) 国土交通省、阿武隈川関係でございますが、こちらにつきましては、年2回の除草のうち、1回目は草を集めまして、本宮クリーンセンターへ運搬しまして、焼却処分をしております。2回目につきましては、現地にそのまま刈りっぱなしという状況でございます。 福島県の場合でございますが、原則現地にそのまま刈りっ放しということでございますが、住宅地付近につきましては、国同様、本宮クリーンセンターへ運搬して焼却処分しているというのが現状でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 10番、橋本善壽君。 ◆10番(橋本善壽君) ここに8月14日の新聞の1面に、これ農業新聞なんですけれども、「堤防草刈り資材高で需要」という記事が掲載されていました。 内容を見てみますと、三重県の河川事務所では、国が管理する1級河川の堤防は定期的に堤防の除草を実施していると。通常は焼却処分するが、処分費の削減や環境負荷の低減を目的に、一部を農家に無償提供していると。農家では生産資材の高騰を受け、需要が高まっている。刈った草は、飼料や家畜の敷きわら、あと堆肥の原料などに活用でき、コスト削減が期待できると。河川事務所では、利用者が3年間で2倍となったというふうに記されておりました。このような事例があります。 本市の河川を管理している事務所に、こういったことを提言してみてはいかがかと思いますが、市の見解をお尋ねいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 刈り取った草の利用ということでございますが、本市では、今年度も畜産農家に対しまして、原発事故の影響による放射能対策としまして、営農再開支援事業の一環として、牧草地に散布する塩化カリウムの散布を今年度も行っておりまして、放射性物質の吸収抑制対策を図った上で、牧草を餌として給餌しておりますので、吸収抑制対策を行っている今の現状では、なかなか利用できないのかなというふうに思っております。 ○議長(三瓶裕司君) 10番、橋本善壽君。 ◆10番(橋本善壽君) 要は今できないというあれなんですけれども、今後そういうことを、堤防の草を刈ったやつ、焼却だけじゃなくて利用する方法もあると。線量を測るなり何なりして、もし使えるならば、そういったことを使うようなことを提言してはどうですかということを言っているわけです。確かに牧草の中を放射能を測って使えるやつだけですと。堤防も、そういうふうに飼料高とか何かになっていたときに使う余地もあるんじゃないですか、考えてみてはどうですか、県のほうに要望してはどうですかということを言っているんですけれども、その答えをお願いしたいんです。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) こちらのほうにつきましては、専門家なり業者の方とも、草について、どういう状況にあるか確認させていただきながら、その辺については、今、事例のあったところの内容についても調査させていただきながら、進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(三瓶裕司君) 10番、橋本善壽君。 ◆10番(橋本善壽君) 大項目3の防犯灯に移ります。 (1)の年間に取り付ける防犯灯の数についてお尋ねいたします。 今年は、新規で取り付ける防犯灯は何か所か。あと蛍光灯からLEDに変更する、または変更した箇所は何か所かお尋ねいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 市民部長。 ◎市民部長(馬場広元君) まず、今年度の防犯灯新規件数でございます。これは今年度40基を設置する予定でございます。 なお、この新規設置分につきましては、事業効果を上げるために、薄暮時が早くなる9月末の設置完了を目指しておるところでございます。 また、既存防犯灯のLED化の数でございます。これは60基を計画してございます。 なお、平成28年から平成30年の3か年にかけてでございますが、こちら子どもの通学路の安全・安心確保ということで、防犯灯集中整備期間といたしまして、400基ほど整備をしてございます。これによりまして、約10年前なんですが、比べて約2倍の2,000基強ということで今現在整備をしているという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 10番、橋本善壽君。 ◆10番(橋本善壽君) 大分毎年つけていることが分かりました。 防犯灯の管理の違いについてお尋ねいたします。 市内には、夜間時の市民の安全確保のために数多くの防犯灯が取り付けられています。その防犯灯は行政で管理しているものと、各行政区で管理しているものと2種類があると伺いましたが、なぜそういったすみ分けがされているのかお尋ねいたします。
    ○議長(三瓶裕司君) 市民部長。 ◎市民部長(馬場広元君) 防犯灯設置のすみ分けでございます。 まず、地区内の道路につきましては、地域の安全・安心のため、地元のほうに設置管理をお願いしまして、今でもこのような形で継続していただいていると。 また、市の設置管理といたしましては、地域と地域を結ぶ幹線道路など、基本として設置してきたと。大きなすみ分けではございますけれども、そのような考え方で現在に至っているというふうな状況でございます。 なお、行政区で新設される防犯灯でございますが、またLED変更、こちらにつきましては、事業費の3分の2の補助金交付により支援をさせていただいているというふうな状況でございます。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 10番、橋本善壽君。 ◆10番(橋本善壽君) あくまでも行政区で取り付けた防犯灯は、行政区で管理するということは、電気代はもちろん球切れや故障時、または蛍光灯からLEDに変更するとき、その行政区での費用で対応するということですけれども、LEDに変えるときは3分の2の補助が出るということですけれども、そのほかはみんな実費ということですね。 ○議長(三瓶裕司君) 市民部長。 ◎市民部長(馬場広元君) 行政区で設置をいただいた防犯灯の電気代、また修理代などの維持管理にかかる費用につきましては、今、議員おっしゃるとおり、行政区のほうにご負担をいただいているというふうな状況でございます。 なお、照明器具が古くなりまして、照明器具自体交換しなければならないということで、この際、LED化へ変更するといったようなご相談もございます。このような場合、市のLED化補助金をご案内させていただくなど、少しでも行政区の負担を軽減させていただくよう努めてまいりたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 10番、橋本善壽君。 ◆10番(橋本善壽君) こういう言い方はどうか分からないですけれども、行政区で管理しているということだから、あくまで行政区で取り付けたものだから、市では関係ないみたいな考えではなく、そういった防犯灯も球切れしたり故障したとき、また、蛍光灯からLEDに変更したいときは、3分の1だとか何ぼの補助とかいうんじゃなくて、行政管理に変更すべきだと思いますが、いかがお考えかお尋ねいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 市民部長。 ◎市民部長(馬場広元君) 行政区で設置した防犯灯の数、全て把握しているわけではございません。ですが、市内には行政区管理で管理されている防犯灯、相当数あるというふうに思われます。これを全て市の管理に切り替えていくというのは困難だというふうに思っております。 しかしながら、行政区の防犯灯の維持管理の現状といたしまして、行政区への加入世帯が減ってきているところがございます。防犯灯の維持管理が大きな負担となっているというふうなお話も伺っております。今後、丁寧にお話を伺いながら、市も一緒になって、どうやったら行政区の負担が減らせるかということを考えてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(三瓶裕司君) 10番、橋本善壽君。 ◆10番(橋本善壽君) 行政区の負担を少しでも減らすような対策をお願いしたいと思います。 (2)の防犯灯を取り付ける基準についてお尋ねいたします。 市では毎年、地区の防犯協会に市民の皆さんの意見を反映した防犯灯の設置場所の要望を伺うと聞いていますが、間違いありませんか。 ○議長(三瓶裕司君) 市民部長。 ◎市民部長(馬場広元君) 毎年、地区防犯協会、また行政区などからのご要望をいただいております。 また、ご要望やご相談があった場合は、できるだけ職員が直接お話を伺いさせていただきながら、努めさせていただいているというふうなことでございます。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 10番、橋本善壽君。 ◆10番(橋本善壽君) 各地区からの要望ですので、かなりの件数になると思いますが、毎年、何か所くらいの設置要望があるのか。 また、設置するに当たっては、これもまた何らかの基準か何かあるのかお尋ねいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 市民部長。 ◎市民部長(馬場広元君) 毎年、平均してというふうなわけではございますが、大体40か所から50か所くらいはご要望として上がってございます。 また、基準につきましては、通学路など子どもたちの安全・安心、これを優先に設置しておりますけれども、地区の防犯協会、あと行政区からの要望場所につきましては、地域の安全・安心を確保したいということの要望でございますので、できるだけ要望に沿った形で設置をしております。 しかしながら、個人的に自分の家が暗いからというふうな要望につきましては、これは地区の防犯協会、また、行政区の合意形成をしていただいた上でご要望いただくというふうな形を取ってございます。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 10番、橋本善壽君。 ◆10番(橋本善壽君) 当仁井田地区でありますが、小・中学校の通学路になっています市道四合田・新介線の四合田地内、約400メートルには街灯がついておりません。 市民の皆さんから、特に中学生の親御さんからは、日が短くなってからの部活で帰ってくるとき、暗いのでとても心配とか、五百川駅からの帰り道、その道を通るが、暗くて不安であると。また、安全対策のため何度も防犯灯設置をお願いしているが、取り付けてもらえないなどと多くのご意見を聞いております。 また、地区の防犯協会の方に伺ってみましたところ、両脇田んぼで通学路にもなっているので、以前より強く要望しているが、電柱がないため取り付けが不可能と言われてきているとのことでした。 電柱がないとどうしても設置することができないのか。また、こういった場所は市内に幾つもあると思いますが、いかがお考えかお尋ねいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 市民部長。 ◎市民部長(馬場広元君) まず、議員ご質問の当該区間は、こちら防犯灯が一つもなくて、暗くて非常に不安な場所、また通学路にもなっておりますので、防犯灯が必要な場所だというふうには認識してございます。 しかしながら、この区間には電柱が1本もなくて、電源が確保できないということで、防犯灯を設置するのが非常に困難な場所だというふうなことでございます。 以前、地元の防犯協会様からもこの区間への防犯灯設置要望がありました。その際、東北電力へ電柱設置をお願いしましたが、防犯灯のみの設置はしていないというふうなことで、設置ができなかったというふうな話がございます。こういった場所、結構市内では、数というのはちょっと今、手持ちがないんですが、そういった場所はかなりあるというふうなことでございます。 このような状況、経過はございますけれども、保護者の皆さんの心配、また子どもたちの不安は十分理解してございますので、改めて東北電力へ新たな電柱を設置していただくよう強く要望してまいりたいというふうに考えております。ご理解くださるようよろしくお願いします。 ○議長(三瓶裕司君) 10番、橋本善壽君。 ◆10番(橋本善壽君) 400メートル、間ないんですけれども、その脇には富士内・上沢線とか塩田とか、そういうところに電柱があります。要は電柱がないとつけられない。そのほかに電柱の代わりに、電気は来ていますから、電柱の代わりに違うポールとか何か、電線はまた引いてもらうような形で、そういった電柱以外の代替でつけるということはできないんでしょうか、お尋ねします。 ○議長(三瓶裕司君) 市民部長。 ◎市民部長(馬場広元君) 他の方法による設置検討というふうなことでございますが、防犯灯を設置したい場所に電柱がない場合ということで、こちら市が専用柱というものを立てまして、近くの電柱から電源を引き込んで設置するというふうな方法もございます。しかしながら、これは電柱から25メートルくらいまでが限界でございます。 また、NTT柱に添架する方法ということもございますが、こちらの区間、NTT柱もないというふうな区間でございます。この方法も困難だということでございます。 また、違う方法といたしましては、太陽光を利用した防犯灯も出てきておりますが、こちら調査しましたところ、非常に高額、また技術的にどのくらいもつかということが不明でございます。この技術が進んで、耐久にも優れた製品が出てくることを期待しておりますが、現時点ではなかなか難しいと思われます。 今後においても、太陽光、また新しい技術を利用した防犯灯に関する技術の進展を注視してまいりたいというふうに考えております。 また、あわせまして、先ほど申し上げましたように引き続き東北電力に強く要望してまいり、地域の安全・安心の確保に努めてまいりたいというふうに考えておりますので、どうぞご理解のほうよろしくお願いいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 10番、橋本善壽君。 ◆10番(橋本善壽君) 同じ仁井田地区ですけれども、落合10号線、夜ほとんど人通りがない市道ですが、電柱があるためですか、防犯灯が立派に取り付けられています。 防犯灯の目的は犯罪防止、すなわち夜間、市民を犯罪から守るための安全対策のために設置する明かりだと思いますので、犯罪や事故が起こってからでは遅いのです。何らかの対策を、何らかの対策を立てていただくことを強く要望いたしまして、私の一般質問を終わりといたします。 ○議長(三瓶裕司君) 10番、橋本善壽君の一般質問を終わることといたします。 暫時休憩いたします。 再開は11時10分といたします。 △休憩 午前11時01分 △再開 午前11時10分 ○議長(三瓶裕司君) 休憩前に引き続き会議を行います。----------------------------------- △磯松俊彦君 ○議長(三瓶裕司君) 次に、通告2番、議席1番、磯松俊彦君の一般質問を許します。 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 通告2番、議席1番、みらい創和会の磯松俊彦です。 さきに通告しましたとおり、9月議会の一般質問を行います。 大項目1番、市民の生活福祉について。 中項目1番、空き家問題と福祉政策についてです。 空き家や空き地、遊休農地など、適切に管理されることなく放置されている不動産の問題は、各地で顕著になっておりますが、市内においても放置されている不動産がますます増加し、雑草なども目立つようになってまいりました。また、空き家については、地域の安全の問題にも関わってくるのではと感じております。 つきましては、本市の空き家件数とその推移、地区別の傾向についてお伺いいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 建設部長。 ◎建設部長(永田達也君) 市内の空き家の状況でございますが、空き家実態調査、こちら6年前でございますが、平成27年度に市内全域で行っております。 その結果、市全体で322戸の空き家を確認しております。 地区別では、本宮地区が221戸、白沢地区が101戸となっております。 その後でございますが、水道の開栓状況等により、推定しておりますけれども、令和2年度の状況といたしまして、本宮地区257戸、白沢地区116戸ということで増加しておりまして、どちらの地区も約16%増加しているというふうに捉えているところでございます。 以上です。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) このうち、管理される方が不在、もしくは市内にいらっしゃらないなどの理由により、管理が困難になっている空き家の件数、比率について把握しておられるかお伺いいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 建設部長。 ◎建設部長(永田達也君) 管理困難な空き家ということでございます。管理が行き届いていないという空き家、さらには大規模な修繕を必要とする空き家の合計90戸ということで、全体の30%ということで把握しているところでございます。 以上です。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 30%というのは結構大きな割合かと存じますが、本宮市においても多数の高齢者の方が暮らしておられます。その中で、独り暮らしの高齢者の方、亡くなられれば、居宅がそのまま空き家になる可能性を持っております。 そこで、市内における75歳以上の独り暮らし高齢者の方の世帯数について把握されているか、状況をお伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(佐藤一彦君) 市内の75歳以上の独り暮らしの高齢者の世帯数でございますが、8月末現在、464世帯となっているところでございます。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 464世帯ということで、少なくない世帯数の方がいらっしゃると思います。 また、独り暮らしの高齢者において、市の健診における疾病分類における有病率については、どのような傾向でしょうか。把握していらっしゃれば、お伺いいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(佐藤一彦君) 独り暮らしの高齢者に特化した有病率というものの数値については、把握はしておりませんが、市内での有病率の高いものといたしまして、高血圧、糖尿病等が多いような状況となっております。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 今後、独り暮らしの高齢者の方、増えていくことも想定されますが、こうした独り暮らしの高齢者について、健康上のデータを集計し、傾向を探り、対策していくことについて、どのように考えていらっしゃるのかお伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(佐藤一彦君) 現在、先ほど申し上げましたように、詳細の状況については把握しておりませんが、できる限りの中で状況把握に努めたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 独り暮らしの高齢者におかれましては、切れ目なくケアを行っていくということには課題があるように思います。このことについて、市としてどのように捉えておられますでしょうか、お伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(佐藤一彦君) 独り暮らしの高齢者の方の健康問題等についてのおただしでございます。 現状といたしまして、現在、各地区の民生委員の方が月に1回程度でありますが、独り暮らしの高齢者の方の住宅を訪問していただいて、状況を確認していただいている状況でございます。状況によりまして、包括支援センターであったり、関係機関と情報の共有を図ったりして、連携して対応をしております。 今後も関係機関との連携を継続しながら、ケアに努めてまいりたいと考えております。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 一方、高齢者の方の生活状況は様々であると言われています。とりわけ賃貸住宅に居住しておられる年金生活者の方にあっては、家賃負担の問題があるとも言われています。このことについて、どのように捉えていますでしょうか、お伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(佐藤一彦君) 住環境につきましては、日常生活を営む基盤となります。賃貸住宅に入居されている方につきましては、様々な事由があるものと考えております。 年金生活者、高齢者に限らず、生活していく上で困り事等のある場合は、現状もそうでありますが、包括支援センターであったり、社会福祉協議会との連携により対応をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 現在、市内において、空き家となった物件に対する市当局の対応についてお伺いいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 建設部長。 ◎建設部長(永田達也君) 空き家に対する対応でございますが、大きく分けて2つございます。 まず、管理を適切に行っていただくということでございまして、こちらにつきましては、固定資産税の納付書発布に合わせまして、チラシを同封させていただいて、注意喚起を促しているところでございます。 また、空き家の有効活用の面からは、空き家を所有している皆様に対する無料の相談会の実施、空き家バンクの活用、さらには福島県宅地建物取引業協会との連携によりまして、有効活用を図るという取組を行っているところでございます。 以上です。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 空き家の状態を分類し、現状で居住可能か、少しのリフォームで居住可能か、コストがかかるのか、既に廃屋のような状況なのか、様々だと思いますが、空き家に関しては、安い賃料で活用するような取組はできないものかと思うわけですが、当局の考え方をお伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 建設部長。 ◎建設部長(永田達也君) 空き家の賃料の関係でございます。 空き家につきましては、その建物を売買するか、賃貸するか、また、その価格等については、所有者の方の意向により、それらの状況、または金額が設定されております。市のほうで安い賃料で活用するような取組というのは、現在のところ行っていないという状況でございます。 以上です。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 現在、考えていないということなんですけれども、将来にわたって高齢化が進む中で、賃貸料に負担感を感じる高齢者の方は出てくると思うんですけれども、将来にわたっての考え方についてはいかがでしょうか、お伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 建設部長。 ◎建設部長(永田達也君) 空き家の関係でございますけれども、空き家実態調査から6年がたっております。本年度、新たに実態調査を行いまして、所有者の意向調査を実施する予定でございます。 また、来年度は空き家対策計画の見直しを予定しております。この中で、空き家、空き店舗等に対する支援の在り方についてはどういうものがいいか、今後、関係する部局と共に検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 年金生活者の方が、家賃負担によって生活困難になってしまうような社会が是正されていくことを期待しております。 次に、中項目2番、高齢者に配慮した政策のあり方は。 本市においては、市民の皆さんに社会福祉における様々なニーズがある中、70名以上の民生委員の方々が社会福祉の問題に深い理解を示され、ご多忙の中、真摯に向き合っておられますことに敬意を表します。 また、市民福祉に向き合う当局におかれましては、民生委員の方々から報告されてくる生活上の相談について、どのような傾向となっているか把握されていらっしゃるのか、お伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(佐藤一彦君) 民生児童委員の方には、先ほども申し上げましたが、高齢者の独り暮らしの方の見守り、また福祉分野以外も含めた地域住民の相談を受け、地域と行政のパイプとして活躍をいただいております。 民生児童委員が相談を受けている分野といたしましては、高齢者の日常的な支援というものが最も多い状況でございます。続きまして、子どもに関すること、障がい者に関することなどとなってございます。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 社会福祉協議会から市へ、大きな分類による問題に関する傾向、報告がなされているようですが、民生委員の方が報告される具体的な状況をできる限り詳細に分析し、対策に生かし、政策立案に生かすことが期待されるのではないかと存じますが、今後の方向性をお伺いいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(佐藤一彦君) 現在相談をお受けしているケースというのは、個別のケースが多くございます。例えば介護ヘルパーが必要だとか、その都度、解決、対応をしていくものが主な内容でございます。そういった相談内容を既存の住民サービスにつなげて、対応しているところでございます。 また、解決が困難な事案等、難しい場合などにつきましては、関係機関と共に必要な対応を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(佐藤一彦君) 大変失礼しました。 なお、そういった状況につきましても、そういった対応が難しい場合、様々なケースが今後出てきた場合については、議員おただしのとおり、今後の政策立案のほうにも生かしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 政策立案の今後の成果に期待いたします。 また、岐阜県飛騨市では、高齢者、障がい者の方へ、いきいき地域生活応援事業として、配食サービス、健康、交通などへの支援など複合的な在宅生活支援をしております。 また、奈良県生駒市においては、独居高齢者及び障がい・疾病等の理由により調理困難である方、非課税世帯等を対象に面談の上、市の事業として配食サービスを実施するほか、民間配食サービス紹介も行っています。 そして、本宮市においても配食サービスの紹介を行っていらっしゃいますが、当局におかれましては、このような方々への対応、方針をどのように今後考えていくのか、お伺いいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(佐藤一彦君) 初めに、配食のサービスについてでございます。高齢者の自立を促進するということで、現在、制度としてはございますが、近年ですと、平成30年以降、利用されてはいないということでございます。これにつきましては、民間事業者による同様のサービスが浸透してきているのかなということで、近年の事業利用者はいないものではないかというふうに考えております。 また、一般的な買物支援等でございます。支援につきましては、事業を担っていただく事業者の確保が難しいという状況でありましたが、現在、市内で6事業所、市外の事業者の方が1事業所、対応をいただいているところでございます。直近ですと、昨年度より白沢地区のほうで、新たに3事業者の方が買物支援をしていただいているような状況でございます。 また、介護サービスを利用する場合につきましては、ホームヘルパーへ買物や食事の支度等を依頼するというようなことも可能となっております。 今後につきましても、これらの民間事業者等のサービスも含めまして、提供状況を確認しながら、引き続き事業を実施してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) また、近年の8050問題など、世帯単位における生活上の問題に対する対応として、厚生労働省は重層的支援体制整備事業を設計し、自治体のニーズに応える用意をしております。本市として、この事業をどのように捉えていらっしゃいますでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(佐藤一彦君) 重層的支援体制整備事業についてのおただしでございます。 1つの世帯に複数の課題が存在して、包括的に支援体制を構築するという重層的支援体制整備事業につきましては、現在、市としては取り組んではおりませんが、現状、関係機関と横の連携を取りながら、同様の対応はしている状況でございます。 今後につきましても、これらの取組を継続するとともに、事業内容の必要性について重層的支援体制整備事業について、引き続き調査研究してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 本宮市敬老会が3年連続で中止になってしまいました。コロナ禍でやむを得なかったとはいえ、残念な思いでおられる方々もいらっしゃると思います。 コロナ禍におけるウィズコロナ敬老事業ということを今後どのように考えるか、安全な実施の在り方をどのように考えていくのかが問われると思います。執行部として、このことをどのように考えていますでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(佐藤一彦君) 敬老事業についてのおただしでございます。 令和4年度敬老会につきましては、基本的な感染対策などを徹底しながら各地区の実行委員の皆様にご協力いただきまして、事業開催を目指しておりました。しかしながら、現状、全国並びに市内でもコロナの陽性者が増えているというような状況でございまして、8月に入りましてから、全地区の実行委員長と協議を行いまして、今年度の開催は難しいということで中止にする運びになったところでございます。 敬老事業の今後につきましては、今年度は敬老会というものは中止になりましたが、次年度以降の事業について、引き続き実行委員会等で協議をしていくということにしております。 また、敬老事業につきましては、対象が高齢者であるということでございます。現状の、今後も含めてですが、感染状況を注視しながら基本的な感染対策の実施、高齢者の安全を第一に考慮しながら、集いの場の提供に取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 基本的な感染対策を徹底してというような、これまでと同じようなやり方であれば、来年再び感染状況が悪くなった際には中止になることも予想されます。 ウィズコロナにおける安全な実施の在り方ということをどのように考えていくのかについて、再度お伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(佐藤一彦君) 今ほど申し上げました、やはり安全第一というのは大事だと思います。感染対策の徹底、これは何度も申し上げているとおり、実践をしていくことと。そのときの陽性者の状況等、その辺も考慮しながら判断をしていかざるを得ないのかなというふうに考えておりますので、ご理解賜ればと思います。 ○議長(三瓶裕司君) 市長。
    ◎市長(高松義行君) 磯松議員、大変申し訳ありません。ウィズコロナという、その観点の中でどういう形で開催していくかという質問ですよね。 今回も開催をしたいというふうなことで、職員の方々、それから実行委員の皆様方、本当に議論を重ねていただきましたけれども、その実行委員会の中で、今回は残念だけれども、見送ったほうがいいのではないかという結論が出たというふうなことでありますので、市といたしましても、私としてもそれを受け入れさせていただいたということであります。 しかしながら、もうコロナが始まって2年を過ぎます。ウィズコロナのウミです。コロナと一緒に生活をしていこうと。コロナはゼロにならない。だから、どういうふうな形でやっていけば、通常の暮らしを取り戻すことができるんだというふうな、その知見をしっかりと、まずはおいでいただく方々にも、それから実際開催する方々にも理解をしていただくと。このことが一番大切だというふうに思っております。 一番恐ろしいのは、コロナが風評になるということが一番恐ろしい。我々は、我々はというのは、市はということではなくて、多くの市民の方々を含めて全ての方々は、この2年と数か月、大変な苦労をしております。その中で、どうすればできるかというのは、少しずつ分かってきている。ただ、今までの慣習、もう慣習になりつつあるかもしれません。2年超のそのあれでできないとか、やらないほうがいいとか、そういう判断をしがちになってきます。これは開催する側も、もう少し中身の検討、それからエビデンスをしっかりと持った上で話をしていくというふうなことが必要だと思いますし、その上で、どうぞ安心しておいでくださいと言えるような、そんな形をつくるべきだというふうに思っておるところであります。 新しい考え方はあるかというと、これはもうありません。徹底した感染予防とワクチンの接種、この2つしかございません。そういう中で、我々はいかにウィズコロナの中で生活をしていくか、普通の暮らしを取り戻すか、このことに敬老会のみならず、一般生活の中で考えていければと思っております。よろしくお願いします。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 今の市長のお話にもありましたとおり、関係して頑張ってくださっている方々の理解を得る、根気を持って説明するということが今後大事になるのかということだと思います。 高齢者の方々は、これまで多年にわたり労働され、納税され、将来の大人を教育する子育てを頑張って、今日の社会形成に貢献した方々です。高齢者の方々は、若い人たちにとっては、将来の自分たちということでもあります。日本社会の継続性のためにも、衛生的に安全な敬老事業が今後実現されていくことを期待いたします。 中項目3番、持続的な福祉政策の方向性は。 近年、日本社会においては、婚姻の減少、子どもの減少、社会全体の高齢化、とりわけ独り暮らし高齢者の方の増加という諸要因により、高齢者福祉事業の持続性が将来的な危機にさらされております。 こうした中で、高齢者福祉事業の持続性をどのように担保していくのかが政策的な問題になっていくのではないかと思いますが、この状況をどのように捉えているのかお伺いいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(佐藤一彦君) 令和22年、2040年でありますが、総人口、現役世代人口が減少する中で、高齢人口がピークを迎えるということになってございます。介護ニーズの高い85歳以上の人口が、急速に増加するということが見込まれております。そういった中で、将来の状況に応じて、高齢者福祉サービスや介護サービス基盤の整備について、継続して取り組んでいく必要があるというふうに考えております。 また、今後につきましても、独り暮らしの高齢者であったり、認知症高齢者等の介護サービス需要がさらに増加、多様化されるということが予想されます。地域の高齢者福祉を支える人的基盤の確保も、より一層必要となってくるのではないかというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 人的な基盤の確保が必要となってくるということであります。まさに予測される社会的な危機に対し、地域社会、自治体は政策的な手を打っていかなければなりません。そして、自治体の維持そのものにとって、将来必要な政策はどのようなものになると考えておられるのか、お伺いいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(佐藤一彦君) 高齢者需要に関してでございますが、本市でも高齢者の事業につきましては、高齢者の福祉計画であったり、介護保険事業計画を策定しながら、これまで介護サービス、見守り等の生活支援、医療と介護の連携、介護予防等が備わりました地域包括ケアシステムの構築に向けまして、各種施策を推進してまいりました。引き続き、包括ケアシステムの円滑化に努めてまいりたいと考えてございます。 また、先ほどと重複しますが、必要な福祉サービスの提供を確保するためにも、地域の特色を踏まえた人材の確保及び資質の向上に取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 人材の確保について、今後どのように考えていかれるのかについて、確認させていただきたいと思います。 ○議長(三瓶裕司君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(佐藤一彦君) 人材の確保、今後の将来的なこういった高齢者福祉政策に関してでございますが、単独の自治体で全てをというのはなかなか難しいかなと考えております。これは国の中でも直面する課題でありますので、市としては、もちろん人材確保に努めてまいりますが、全国的な課題として、制度設計等についても新たなものが出てくるのではないかなというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 危機がやってくる前に、今から対策できることはあると思いますし、するべきであろうと思います。そして、対策は高齢者福祉部門だけでできるものではありません。高齢者福祉事業の持続性を担保する対策は、全庁的な取組、国や県との連携によって、初めて実効性を持つのではないかと存じます。 そこで、現在行っている全庁的な連携した取組についてお伺いいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(佐藤一彦君) 高齢者に関する事業につきましては、先ほど申し上げました高齢者福祉計画、介護保険事業計画等に基づいて実施をしております。計画を策定する際につきましても、関係各部、各課、参画しておりまして、対策については全庁的に取り組んでいる状況でございます。 また、これらの計画策定に当たりましては、国・県・市が連携して、それぞれの実情に合った方針や概要を決定していくものでございます。将来を見据えながら、変化する高齢福祉事業に対応する必要な取組を行ってまいりたいと考えております。 また、それぞれの課題の解決につきましては、各部門間の連携、これはもう不可欠となっております。今後も持続可能な社会構築のため、連携しながら取組を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 今の現役世代や将来を担う子どもたちもやがて高齢者になりますが、そのときに高齢者福祉サービスを信頼できる、そういうふうな当局の今後の取組に期待しております。 大項目2番、観光政策と市民生活について。 中項目1番、利便性をふまえた観光政策は。 昨年12月、本宮駅が新しくなり、また、駅前通りも改修されてきました。今では、近代的で都会でよく見かけるような駅が出来上がったのかなという印象です。ただ、現在、本宮駅には、名所案内の看板も物産案内所もありません。整備途上なのかなと思っております。良好に整備された駅には、観光資源としての側面があります。かつて旧本宮駅の駅前には植生が見られ、構内には簡素な庭園や観光案内板があり、本宮駅らしさを演出していました。 そこで、昨年まで本宮駅1番線ホームにあった岩角寺の広告塔と池、これはいつ頃整備されていたのかについてお伺いいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 今、庭園みたいなものということで、いつ頃整備かということでしたが、調査しましたが、大変申し訳ありませんが、そちらについてはちょっと分からないという状況で不明でございました。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 岩角山の広告塔と池を整備するに当たり、保全されることなく撤去されました。岩角寺さんによれば、事前に話があって、撤去する代わりに駅前に本宮市の観光案内板を設置するということでした。既に撤去された駅前の観光案内板を新しく駅周辺に設置することと思いますが、その見通しについてお伺いいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 駅前の案内板の設置というふうなことでございますが、こちらについては、自由通路と駅の整備を計画するときにデジタルサイネージ、電光掲示板で一元化してPRを図ろうというふうな経過がございまして、今現在、自由通路、改札口前に2つ、あと2階の東側のほうのところにデジタルサイネージ1個を配置しまして、観光のPR等をしているというふうな状況となっております。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 岩角寺の広告塔と池を設置する、撤去するということに関しては、岩角山観光協会にも話がなかったということでした。東西自由通路に設置されている本宮市観光マップと題した電光掲示板は、見るべきポイントが不明瞭であり、一般的な名所案内ということにはならないように感じます。観光資源としての電光掲示板と観光案内には、それぞれのよさがあります。すみ分けが可能なのではないかと思いますが、ご所見をお伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 電光掲示板、デジタルサイネージについてですが、こちらについては、案内板の機能や即時性を併せ持つ特性を最大限に生かして、効果的なPRを行っていきたいというふうに考えております。そのため、表示内容につきましては、ニーズを踏まえながら、随時更新を行っていきたいというふうに考えております。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 電光掲示板の特性として、一定時間ごとに画面が切り替わるので、さあ見ようと思ったら画面が変わってしまったということが起きます。こうしたことについて、駅構内を観光施設として捉えたとき、利用者の立場で捉えたとき、やはり改善が必要なのではないかと思うのですが、どうでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 駅へ設置した電光掲示板には、随時各情報の特性に応じ、切替え時間を調整する機能がございますので、表示時間の調整を行いながら、皆様に見やすい状態にしていきたいというふうに考えております。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 切替え時間を調整しましても、やはりちょうど電光掲示板の前に立った瞬間に画面が切り替わるということは、やはり起きると思うんです。メニューを設置して、そこをタッチすれば、いつでも必要な情報が見えるようにしたほうがいいのではないかというふうな様々な改善案が考えられると思いますが、そのあたりはいかがでしょうか。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 今、議員がおっしゃったように、表示方法にはいろいろな方法があると思いますので、そちらは研究しながら皆様に見やすいような表示ができるように考えていきたいというふうに思います。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 新しく整備された東西自由通路ですが、本宮駅の東口においては、折り返しのある49段の階段、西口においても50段の階段があります。階段の段数は、ターミナル駅である郡山駅、仙台駅よりも多くなっております。エレベーターが当然、各駅ありますが、駅の混雑時にどうなのか。お年寄りの方を含めた利用者にとって、利便性はどうなのかと思うところです。 本市観光振興の出入口であるJR本宮駅の今後の利便性向上について、一般利用者の意見を踏まえた今後の計画をどのように考えていくのか、JRさんとの協議の在り方についてお伺いいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 建設部長。 ◎建設部長(永田達也君) 新しい本宮駅でございますが、橋上駅になったということで、高架橋を超える高さが必要ということで階段が長くなっております。駅を利用される皆様に対しましては、今まで以上に階段の上り下りがあるということで、早めに駅のほうにおいでいただきたいというふうなことで、自由通路開設以来、お知らせをしているところでございます。 おただしのエレベーターでございますけれども、こちらにつきましては、東側が11人、西側が15人乗りのエレベーターとなっております。エレベーターの設置に当たりましては、バリアフリーの観点から、整備検討委員会の意見を反映いたしまして、自由通路等の設計につきましてもJR東日本の関連会社が設計いたしまして、必要な大きさということで、東西に1基ずつということで決定したところでございます。現在、利用者の方からエレベーターが不足しているというふうな要望もいただいておりませんので、エレベーターの増設等については考えていないという状況でございます。 以上です。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) やはり多くの方が利用されるということで、身体障がい者の方も利用される、高齢者の方も利用されるという中で、今後の誰にとっても利用しやすい駅の在り方について、JRさんと協議されていくというふうな方向性があるのかについて確認したいと思います。 ○議長(三瓶裕司君) 建設部長。 ◎建設部長(永田達也君) 駅を含めた自由通路のよりよい利用方法については、JRと引き続き検討してまいりますが、エレベーターについては現行のままということで協議する予定はない状況でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) エレベーターについて、再度念押しがあったようなんですけれども、エレベーターだけの解決策ではないということで、いろいろな方法を検討していただきたいと思います。例えば、出入口の自動ドアをセンサー式自動ドアに変更するだけでも、駅の利便性は向上します。できることから改善していくことについて、自動ドアに関してのご所見をお伺いいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 建設部長。 ◎建設部長(永田達也君) 自由通路が完成いたしまして、今までに取り組んだ改善といたしましては、通路が非常に夏、暑くなるということで、網戸の設置というふうなことで、これもJRと協議して改善をしております。 今、議員のほうからはセンサーというふうなことでご提案いただきましたけれども、利用者の方、今後利用しやすいような形で、どのように改善していけばいいかということで、JRのほうとも協議しながら、より使いやすい自由通路および駅にしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 自動ドアのセンサーは、かえって危ないというふうに思います。タッチをしながら、そうやって反応の早い方、遅い方ありますので、私は今のほうがやさしいと思っております。 それから、階段の数ですけれども、あれは高齢者の方を想定して、階段の高さを低くしています。上られたら御存じだと思いますけれども、若い方々にはちょっと低過ぎるというふうなことがあるかもしれません。これは高齢者の方々も皆さん使いやすいような形の中で、段数を低くして上りやすくしている、そういう配慮もしているというふうなことであります。 どちらにいたしましても、今後多くの皆様方が、こういう改良をしてほしいとかいうふうなことがあれば、取り組んでいかなければならないということはありますけれども、今、市は東口の駐車場、それから、西口の広場、これの完成に向けて、担当、全力で頑張っております。その完成を見た中で、また今後の駅の在り方については考えていかなければならないと思っております。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) センサー式自動ドアが一律に危険だということになるのかどうかについてなんですけれども、感度を調整することによって、そこは調整できるのかというふうには考えております。また、待合室においてはセンサー式になっているようです。 そのほかに関しては、今後協議しながら改善していただければなと思うところです。 市内案内板に関してですけれども、市有施設以外でも、例えば和田地区の岩角寺の駐車場には存在しております。であるならば、本宮市の玄関口であるJR本宮駅前や本宮インターチェンジ付近、そして、市直営の観光施設においては、なおさら市内案内板がないのはどうなのかと思うわけですが、当局の捉え方をお伺いいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 案内板についてでございますが、本宮駅での市の観光施設の案内については、現在は東西自由通路内の先ほども言いましたが、改札口にあるデジタルサイネージ2台、あと待合室にあるデジタルサイネージ1台ということで、市の観光のPRを行っていきたいというふうに考えております。 なお、インター付近にということでしたが、こちらのほうについては、特に設置については考えてございません。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 本宮インター付近の振興を市は最近熱心に考えていらっしゃるようですけれども、本宮インターチェンジというのは交通の要所であります。ここに商工業の案内、観光の案内ということを考えていくのは、非常に意義があることではないのか。 そして、本宮駅前の観光案内板、現在は設置していないかもしれませんけれども、本宮市の今後の観光の発展を考えた場合には、必要になってくる時期が来るのではあろうかと思います。長期的な見通しについてお伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) ただいまの件ですが、駅前、駅構内、自由通路と駅前については、あちらについては一体的に整備はしておりますので、PRについては、自由通路にある先ほども言いましたが、3台の電子掲示板で一元化してPRする。それぞれ3台にそれぞれ違ったものを映させていただいて、PRをしていきたいというふうに考えております。 あとインター周辺に多分大きい看板をつけてというふうなことなのかもしれませんが、車で走っておりますので、そちらのほうを見るということはなかなかないのかなと思います。安全性にもちょっと問題がありますので、そちらのほうについては、現在考えていないところです。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 本宮駅構内におけるPRの一元化ということでありますが、先ほども申し上げましたとおり、岩角寺の看板撤去の際のやり取りというのは把握しております。住民の方の意見というものを踏まえた今後の行政というのが必要になるのではないかと思います。 インター周辺に関しては、多くの情報を捉えるということは困難なのかもしれませんけれども、簡単な最小限の情報であれば可能な部分もあるのではないかと感じております。 一方、市内には、市で管理していない観光資源も存在しております。ただ、財政的な理由で広報施設の設置が思うようにいかないという箇所もあるようです。そこで、市で設置している施設案内板、電光掲示板等で観光情報を追加設置する余裕があると思っております。このような市所有財産の有効活用についてお伺いいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 道路に現在ある看板について、さらにそちらに添架してというふうなことだと思いますが、それぞれの案内板については、それぞれ適切な設置場所があると思います。既存の施設に案内板を追加するということは考えておりません。 PRにつきましては、電子掲示板やホームページ、SNS、パンフレット等、様々なチャンネルを活用しまして、時代のニーズに合ったPRを総合的に行っていきたいというふうに考えております。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 マイク入っていなかったので、もう一回お願いします。大丈夫です。 ◆1番(磯松俊彦君) 申し上げます。 市で設置している電光掲示板には、やはり技術的な工夫を加えることによって、情報を追加することができるかと思うのですが、そのあたりの取組の見通しについて確認したいと思います。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 今、議員がおっしゃったように、表示方法にはいろいろあると思いますので、こちらのほうは今デジタルサイネージで表示、使い始まったばかりということでもありますので、いろいろな先進地なども参考にしながら、よりよい利用ができるように考えていきたいというふうに思っております。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 本宮市におけるますますの観光振興を目指す観光施設の整備、振興は、まず利用者が利用しやすい施設にすることが肝要であります。利用者の利便性向上に向けた整備計画の推進を期待しております。 ○議長(三瓶裕司君) 議長より申し上げます。 1番、磯松俊彦君の一般質問の途中ですが、昼食のため、ここまでで一旦中断することとし、再開後、1番、磯松俊彦君の一般質問を続行することといたします。 暫時休憩いたします。 再開は1時といたします。 △休憩 午後零時02分 △再開 午後1時00分 ○議長(三瓶裕司君) 休憩前に引き続き会議を行います。 1番、磯松俊彦君の一般質問を続行いたします。 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 中項目2番、市民の安全に配慮した観光事業のあり方についてです。夏まつりの開催中の8月16日夜、県道73号線と市道高木・和田線の交差点付近から阿武隈川沿い南側区間において通行に注意を要する状態となっておりました。また、高木地区においては買い物客等で満車状態となっている小売店も見受けられました。本宮夏まつり開催においては小売店が通常営業であることに配慮し、また交通安全対策をしっかりと行うべきと感じましたが、当局の考え方についてお伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 夏祭りの花火の打ち上げ時の安全対策についてでございますが、夏祭りもありますが、その他の祭りや各種イベントの際には、基本的な交通ルール、マナーを守っていただくよう、事前に周知を図り開催してまいりたいと思います。 なお、花火開催時におきましては、駐車場の対策としまして、本宮運動公園からシャトルバスで来られるような配慮をして、花火の打ち上げをやらさせていただきました。 以上です。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 高木地区の本宮運動公園以外にも、高木地区の観光等イベントに対応した駐車環境整備、想定できたらいいなと思うわけですけれども、そうしたことを想定した場合の効果についてお伺いいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 駐車場の分散というふうなことと思いますが、大きな台数止められるところがなかなかないということで、今回は本宮運動公園のほうにマイカーで来ていただいて、そちらのほうに駐車していただくというふうなことを考えまして、シャトルバスを運行したところでございます。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 夏祭り等イベントにおける花火観覧については、規制がない公道上での観覧には、夜間でもあり危険が伴うと感じます。そこで、事前に関係当局者間で取り決めることによる河川管理用通路等の利用についての事情についてお伺いいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 祭り会場以外での観覧場所の指定ということでのおただしだと思いますが、今おっしゃられる堤防沿いなど、祭り会場以外での観覧場所を指定することについては考えておりません。今議員がおっしゃった堤防沿いの高木地区の周りになりますが、当該箇所につきましては、駐車場がありませんし、ということは、路上駐車などが懸念されますので、交通安全上、問題があるということから、会場以外での観覧場所の指定は考えていないというところです。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) あの辺りは、昔は向流館もありましたし、阿武隈川の眺めもいいところなのかなと思うんですけれども、今後の高木地区における観光開発を見据えて、駐車場整備などを行う考えはあるかどうか、お伺いいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 観光関係で今後駐車場の整備ということですが、現在のところは考えていないところです。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 市役所当局から、ネットでも花火はご覧いただけますというアピールをされておりますが、花火の観覧というのは、やはり生で見たいと思うのが人情です。阿武隈川沿いにマイカーで観覧されに来られる方がいらっしゃる背景には、白沢地区からじかにみられるスポットがないことに原因があると思います。一方で、旧白沢村が和田戸ノ内地区に設置していた展望台は、阿武隈川沿い一帯が展望できた場所でありましたが、合併後は売却され、現在はKふぁーむ管理になっているとのことです。売却はいつ行われたのか、お伺いいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 売却の時期でございますが、平成20年12月に医療法人安積保養園に売却をしまして、現在はKふぁーむの敷地として管理されております。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) あの付近に市民の皆さんが誰でも利用できる展望台があれば、阿武隈川を望むビュースポットにもなるほか、市の花火大会も直接観覧でき、市民サービスとしてよいわけですし、駐車台数の分散にもつながることで、イベントにおける安全性にもつながると考えられます。施設との関係において、当局はどのように捉えていらっしゃるのか、お伺いいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 当該地へということですが、当該地へアクセスするためには、幅員がその間大変狭い林道になります。近隣の住宅地あいの市道となっております。このことから交通安全や防犯面などから、市が花火大会の観覧場所として誘導すべきではないというふうに考えております。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) みずいろのまちともいわれる本市においては、本宮地区以外にも和田、高木、糠沢、仁井田地区において、阿武隈川や市街地、安達太良連峰が望めるビュースポットとしての可能性を感じます。また、本市阿武隈川右岸地域において、県道73号線が走っておりますが、和田地区において見通しが悪いなど、県道としてはさらなる整備を要する区間であると感じております。また、この区間には眺望が良好な場所もあり、市の観光資源としての可能性も考えられます。こうしたことを踏まえ、県に抜本的な道路整備の要望を行う価値があるのではと思いますが、ご所見をお伺いいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 建設部長。 ◎建設部長(永田達也君) 議員おただしの県道73号線、主要地方道の二本松・金屋線でございますが、道路が細くて狭い状況でございまして、抜本的な改良について県のほうに要望しております。 現在福島県では、この危険箇所について局部的に改良を進めておりますけれども、なかなか一遍に改良が進まないという状況でございます。通行する皆様の安全性を確保するためにも、早急に改良が進むように、引き続き要望をしてまいりたいと考えております。
    ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 引き続きの要望、よろしくお願いいたします。市民の方々のためになる県道73号線になればと思っております。 依然として新型コロナウイルスの流行が続いている中、基本的な感染対策について、具体的に伝え続けていくことがウィズコロナにおけるポイントになることと思います。市民をはじめ、訪れる方が安心して観光できる本宮市の観光イベントに期待しております。 中項目3番、地域発展につながる観光政策のあり方は。 先月行われた本宮市夏まつりは、3万人の来場者があり、大盛況でした。今後は本宮市にお越しいただいたお客様に、より満足していただける観光スポットの周知及びさらなる観光資源の開発に向け、改善が必要ではないかと存じますが、当局の捉え方をお伺いいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 議員おただしの件ですが、観光地などのPRについては、大変大切なことであろうと思います。今ある観光資源の活用など、全庁的な分野、施設横断的取組や情報発信を通して周知を図ってまいりたいと考えております。 交流人口の増加と地域の活性化を図ってまいりたいというふうに考えております。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 本宮市には、市外にもその名が知られる飲食物、名産品、そして特産物があります。有名な飲食店や菓子店、名産の物販店は、それ自体が市内に観光客を呼び込む観光資源になっているといえます。 そこで、本市特産物を生かした飲食メニューの開発、お菓子の企画、名産品の開発を官民連携して実施することによるまちおこしを推進していくことがこれからの観光開発において有益と考えます。執行部の考える施策の方向性についてお伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 特産品だけでなく、市が所有している様々な交流やつながりなども含め、最大限に活用しながら、市内の事業所等との連携の下、継続して新たな商品開発に取り組んでまいりたいと思います。現在本宮高校におきましては、白沢とろろ芋を利用したお菓子の開発、販売、また、市内の飲食店やお菓子店などで、本宮烏骨鶏を使ったメニューなどを取り扱っております。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) また、本宮市においては、祭りなどのイベントにつながる伝統芸能、伝統技能があります。かつては、本宮地域においても船大工さんがいらっしゃいました。和船は祭りイベントでも登場し、利用されてきましたが、このように本市で培われてきた木工技能や伝統技能の数々が次世代に伝われば、本市独自の観光資源の維持発展につながると思います。伝承の見通しについて、その考え方についてお伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 伝統技能の継承関係についてでございますが、観光、産業、文化、芸能全般において、伝承や後継問題など、大きな課題と思っております。担い手確保の問題も一体的に捉え、関係部署や商工会とも連携をしながら取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 一方、本宮市においては、夏祭りやみずいろ公園といった人が集まるイベント、スポットにめぐまれています。このような好条件を特産品の展示販売、さらには地場産業の育成につなげることにより、働く場の提供、移住・定住の促進につなげるためにも、駅前その他、人が集まる観光スポットにおいて、特産物や名産品の展示販売を行う施設の企画が必要ではないでしょうか。 本宮駅周辺において、現在検討中の場所もあるようですが、市当局の考え方についてお伺いいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 販売する箇所が必要ではないかというふうなことでございますが、特産品の展示、販売については、現在駅前にありますモコステーション内で観光物産販売コーナーがございますので、そちらのほうを活用してまいりたいと考えております。 また、市内で開催する春祭り、夏祭り、秋祭り、マルシェ、市外で開催される観光物産展などを活用して販売してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 企業や住民の皆さんから拠出される貢献により企画運営される自治体の観光計画は、地方自治法第1条の2第1項にあるとおり、住民の生活福祉の向上につながるものでなければならないということから、特産品、名産品と観光政策の連携の意義があると考えています。 また、企業の皆さんも企業の社会的責任として、そうしたことを地場産業の育成等意識されている企業さんも多くいらっしゃいます。観光資源の企画、開発、活用における産業界との連携の方向についてお伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 産業界との連携ということでございますけれども、現在本宮市観光物産協会がございます。その中で、現在会員は個人、法人合わせて227というふうになりますので、その会員間で連携しながら、観光資源の活用を図っていくというふうに考えております。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 観光物産協会会員間の連携があるということですけれども、市としての指導の状況について、確認させていただきたいと思います。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 市の産業界への指導ということでございますが、そういう市から産業界へというふうなことは特に行っておりません。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 指導ということではなく、やはり連携ということはこれからも必要なのであろうかというところだと思います。本宮市の有望な観光資源がますます開発され、それとともに、地場産業育成が促進され、明るい本宮市の未来につながっていくことを期待し、9月議会の一般質問を終わります。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君の一般質問を終わることにいたします。----------------------------------- △国分勝広君 ○議長(三瓶裕司君) 次に、通告3番、議席18番、国分勝広君の一般質問を許します。 18番、国分勝広君。 ◆18番(国分勝広君) さきに通告しておきました3点について質問をさせていただきます。 1番目、子どもの出生数の減少と人口減についてでありますが、昨日の新聞に、2022年の子ども、半年分が出ていましたが、1月から6月までで38万5,000人、このままいきますと、年間約77万人になるわけです。2021年は81万人くらいですか、特殊出生率1.3%と、もう超少子化の坂を2歩も下りたような感じなんですが。 人口問題は、そもそも2014年に地方消滅、これは国立社会保障・人口問題研究所の増田寛也さんが書いた本なんですが、そして、その次に2015年にも創生編、2017年には未来の年表、そして、2019年にも未来の年表2、こういうふうに76番目まで出したんですが、行政もちっともそういう危機感がない、普通の人にもないと。そういうことで、今年6月、日本経済新聞社がA3判ででっかく3日間連続で出しましたよね。少子化非常事態宣言を出すべきだと。これをはじめとして、B4判にさらに3回、その次には東洋経済紙ですか、人口サバイバル、年金危機、これで初めて、みんな、ああ、少子化というのは大変なんだなと、こういうふうに気がついたと思うんですが、まだ分からない人もいると思いますが。 それで、少子化の原因はいっぱいありますが、新聞では、結局日本は子育て支援に関する国の財政的支援はGDP1.7%で、OECD経済協力開発機構諸国平均2.3%と比較すると少ないと。こういうのが一つの指針になっていると思うんですが、こういうことを執行部としてどのように思っているんでしょうかね。 ○議長(三瓶裕司君) 総務政策部長。 ◎総務政策部長(荒川貞伸君) 少子高齢化の問題でございますが、今議員からお話あったとおり、合計特殊出生率の関係も、確かに本市につきましても、1.33%ということで、ほぼ全国平均と同じというふうな状況でございます。議員からお話のあったように、少子化、あるいは人口減少という問題は、社会全体におけます最重要課題であるというふうに認識をしているところでございます。 本市におきましても、様々な対策ということで、子どもの医療費の助成でありますとか、妊婦健診、あるいは不妊治療費の助成、それから、今年度から子育て支援アプリを導入いたしまして、子どもさんが健やかに成長できる環境の充実、そういったものに努めております。そのほか、結婚活動への支援ですとか、出会いサポートとしての縁結びサポーター、さらには、そういった様々な事業を展開しているところでございます。こういった様々な事業を総動員していくということが重要ではないかというふうに考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 18番、国分勝広君。 ◆18番(国分勝広君) せっかく日本経済新聞、3回出したんですから、その真ん中、ちょっと読んでみますけれども、「2021年の日本人の子どもの出生数は約81万人と、前年より3.5%減少した。この出生数の減少は政府の推計より6年早い。コロナの影響もあるが、想定より早いスピードで少子化が進んでいる。生まれる子どもの数が減るということは、将来親になる人が減るということでもある。このまま放置すれば、加速度的に少子化が進むことになる。子どもが生まれなければ、社会は存在しない。次世代が育たなければ、社会の様々な機能を支える人材がいなくなる。年金をはじめ、社会保障制度は次世代が支える構造になっており、社会のセーフティネットの維持も難しくなる。少子化は日本社会の未来を揺るがす国難なのだ。子どもは社会にとって公共財としての側面も持つ。子どもを持たない人も次世代が生まれ育つメリットを享受する」と。これがメインではないですけれども、いっぱいあるんですけれども、確かにこのとおりだろうと。 国もかかっていますよね、社会保障費。2023年に2022年の人口が確定したら、社会保障費を見直さなければならない。高齢者が増えて、高齢者に負担をかけるわけにもいかないし、現役世代でも負担をかけたら、ますます少子化が進むと。それで、社会保障費を見直すと、こういうふうにも書いてありますけれども、そこで、国立社会保障・人口問題研究所、日本の将来人口の推計なんですが、2015年、60歳以上が26.6%いるんですね。人口は省略しますけれども。現役世代が60.8%、この差が34.2%。2040年になると、高齢者が35.3%、現役世代が53.8%、この差が18.5%ですから、十分縮まってくるんですよね。その次、2065年、高齢者が38.3%、現役世代が51.4%、そうすると、現役世代が高齢者の13.1%多いだけになる。これは大変なことだと思うんですが、例えば、公共施設管理計画の13ページにもかかっていますよね、本宮市の。これを計算しても分かるんですが、こういうことを役所も考えていかなければならないのではないのかなと思うんですが、その辺のこれからの子どもの経済補助と思うんですが、本宮市としてはどのように考えているんでしょうかね。 ○議長(三瓶裕司君) 総務政策部長。 ◎総務政策部長(荒川貞伸君) 議員おただしのことでございますが、本市の第2次総合計画におきまして、この人口問題、3万人を維持していきたいというふうな考え方の下に、全ての施策を推進させていただいているところでございます。そういった中で、この少子化対策、ここぞという決め手というものはなかなかないと思いますが、先ほど申し上げたとおり、様々な施策を総動員してやっていくということが重要なのではないかというふうに考えてございます。 今お話ありましたように、児童手当などの経済的支援といわれる現金給付の関係ですとか、あるいは保育や幼児教育、育児休業、妊娠・出産支援などのいわゆる現物給付といったものの両方の拡充というものは、今後の中で検討していく必要があるのかなというふうには考えてございます。 また、一方で、本市では社会動態人口が昨年94人の増加に転じるという明るい材料もございます。子育て、教育、それから福祉、就労、住宅など、様々な施策、支援につきまして、今後も全庁的に効果的な取組を推進してまいりまして、今後の人口減少社会へ対応してまいりたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 18番、国分勝広君。 ◆18番(国分勝広君) 今のは(1)の市としても独自の経済支援を行うべきではないのか。週刊東洋経済に出ていますけれども、明石市、これは13年から段階的に医療費、保育料、おむつ、給食費、遊び場の5つの無料化を始めたと。出生率は1.6%だと。結構1.6%でも人口は増えませんけれども、ただ、減るスピードが遅くなるだけで。こういうことをやっているわけなんですが、本宮市で大体こういう感覚がないんです。箱物は確かにいっぱいつくりましたけれども、本来こういうふうなところに予算をつけないと、本宮市だって先細りになって、年代別人口、いわゆる人口ピラミッド、これはもうちょっと過ぎてこのままいけば、マッシュルーム型というんですか、ブロッコリー型でもいいですけれども、高齢者ばかり多くて子どもがいなくて。 人口は第二次世界大戦後急激に増えたから、こういうふうになるのはやむを得ないんですけれども、このままいかないように、そういうふうな経済的援助、簡単に言えば、給食費とか、放課後児童クラブの使用料とか、保育料の使用料とか、こういうふうなものを給食費全額でなくて3割とか、5割とか、現在どのくらいかかっているのかというと、1億四、五千万円ですから、これを3割くらい補助するとか、それから、放課後児童クラブは使用料3,200万円、保育料が使用料2,900万円とか、こういうのから考えていかなければならないのではないのかなと私は思うんですが、市としてはどうなんですか、今まで17番の渡辺議員が、これは何回も言っているわけなんですが。 ○議長(三瓶裕司君) 国分勝広議員、これは(2)番の質問でよろしいんですか。 ◆18番(国分勝広君) 今のは経済支援だから(1)番。 ○議長(三瓶裕司君) いや、給食の補助。 ◆18番(国分勝広君) いや、どっちだって大して変わらない、形式にこだわることはないんだ。独自の経済支援だから、今言ったでしょう。 ○議長(三瓶裕司君) 経済支援のほうですね。 総務政策部長。 ◎総務政策部長(荒川貞伸君) 先ほど申し上げましたが、少子化対策、これといった1つの事業で全てができるものではないと思ってございます。新たな経済支援というふうなことも重要でございますが、先ほど来申し上げており、様々な事業を展開していく、さらには、それを切れ目なく時代のニーズ、あるいは必要とする方々のニーズを捉えながら支援していくということが重要ではないかというふうに考えてございますので、今後におきましても、この流れを見ながら、様々な展開をしていきたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 18番、国分勝広君。 ◆18番(国分勝広君) この経済支援なんですが、厚生労働省の賃金基本構造調査によると、20年間ほとんど変わっていないんですよね。それと、OECDのデータでいうと、日本はもう16番目ですか、約4万ドル、110円にすると440万円、これが平均収入で、20年間に社会保障費、保険料とか上がっているから、若い人の懐がどんどん加速度が下がっている。これが人口減少のもう一つの理由だと思うんです。ですから、そういう人が結婚しようとする意欲を起こすためにも、経済援助を何か考えていかなければならないのかな。生まれやすく、育てやすく、そういうふうにしないと、日本は消滅するなんて、これは経済新聞のイーロン・マスクさんが話をしているわけなんですが、こうなるかならないかは、これからのあれによるのではないでしょうか。その辺の日本の賃金が上がらない、そういう原因の一つ、あと、晩婚化、晩産化、これも2つあるんですが、こういうことをどういうふうな考えで解決しようとしているのかなと思うんですが。 ○議長(三瓶裕司君) 総務政策部長。 ◎総務政策部長(荒川貞伸君) 先ほど申し上げたことと少しダブってしまって申し訳ないんですが、先ほど申し上げたとおり、様々な施策を展開していくと。1つの施策だけではなく、先ほど子育て支援のほうを重視して申し上げましたけれども、そのほかにも、例えば、就労の関係でありますとか、移住・定住などの住宅施策の関係でありますとか、そういったものを組み合わせた中で進めていくということが重要であろうというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長(三瓶裕司君) 18番、国分勝広君。 ◆18番(国分勝広君) 私8年前くらいに、婚活支援組織を市でつくるべきでないか、そのほかの人も3人くらいやったんですけれども、そのときの答え、市ではやれません、最近でしょう、やり始まったのは。だから、若干世の中の流れ、遅いのではないのかなと。ですから、そのときには糸魚川市とか、矢祭町ですか、福島県では。ああいうふうに市がきちっと専任職員を置いてつくっていますよね。糸魚川市では効果は少しですけれども、あったと。本宮市は全然ないでしょう。だから、ちょっと遅いような気がするんだけれども。 給食費のさっき言った1億5,000万円の補助はどのように考えていますか。やろうとすれば、できると。 ○議長(三瓶裕司君) 教育部長。 ◎教育部長(菅野安彦君) 学校給食費の支援の考え方でございます。 まず、基本的な考え方といたしまして、学校給食支援、無償化とかでございますが、やはり国の責任で実行すべきであるものでありまして、それぞれの自治体で個別に実施するものではないということで、今までそのような考え方を申し上げてきたところでございます。 ただ、市といたしましては、現在コロナ禍における現状を鑑みまして、令和2年度以降、小学校、中学校にそれぞれ支援をしているところでございます。さらに、今年度につきましては、食材費の高騰がございまして、その増額分、これは小・中同額でございますが、1食当たり20円を助成しているところでございます。さきに申し上げました小学校11円、それから中学校10円の助成なんですが、これにつきましては、可能であれば継続していきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(三瓶裕司君) 18番、国分勝広君。 ◆18番(国分勝広君) 私は10円、20円の話をしているわけでなくて、30%、もしくは半額、全額にしろなんては言っていませんから、そういうふうな思い切った政策をやるべきでないのかなと。箱物ばかりつくっていたって、子どもがいなかったらどうしようもないんですよ、これから。大人は子どもから上がっていくわけだから、いきなり大人が生まれるわけではないんですから。 あと、さっき言った放課後児童クラブは3,200万円ですけれども、これを半額にするとか、そういう思い切ったことをやらないと、県内だって給食費、減額しているところはいっぱいあるのではないですか、聞いてみると。そこはどういうふうに考えているんですか。本宮市だけやらないと。 ○議長(三瓶裕司君) 教育部長。 ◎教育部長(菅野安彦君) 県内の給食費の支援の状況ですが、現在59市町村のうち、全額、もしくは一部軽減しているという自治体が42自治体あります。そのうちの1つが本宮市でもあるわけなんですが、放課後児童クラブの利用料金についてのおただしもございましたが、現在本宮市につきましては、軽減措置等は行ってはおりません。料金体系といたしましては、月額7,000円でございますが、保護者のほうの所得、具体的には市民税の納付状況につきまして、それぞれ段階的に利用料金を定めさせていただいておりますので、これについては現時点でそのまま継続したいなというふうに考えております。 あと、議員からは、保育所の保育料についても、さきに触れられていましたが、現在本宮市では子育て支援事業の一環として、保育料につきましては独自支援を行っております。具体的には、月額5,000円の補助、それから、3歳未満のお子さんにつきましては、同時に2人いる場合には2人目無料というような独自支援も行っております。こういったものも継続して、子育て支援に取り組んでいきたいというように考えております。 以上です。 ○議長(三瓶裕司君) 18番、国分勝広君。 ◆18番(国分勝広君) それでは、いつまでやっても切りがないから、3番目にいきます。 育児休業中の第1子の保育所入所が継続される施策の改善を図るべきではないのかと。この質問は前に2回しています。平成25年6月議会、そのときの回答は、公平性の観点から難しい、定数に余裕があれば、個別に相談を受ける、基本は3か月である。その次が平成28年12月議会ですか、そのときの答えは、育児休業の期間は保育に欠けないと判断される、環境の変化に留意すべき場合や保育所の空き状態には引き続き入所可能としている。 前年は、何人いたかと。27人いるんですよね。親、親戚、その他が近間にいる人ならいいですよ。旦那さんも奥さんも、埼玉県あたりから来た人は容易でないですよ。だから、こういうところを何か改善、だから、保育所をつくるとき、私一回言ったような気がするんだけれども、高木の保育所をもっと容量を多くしたらいいのではないのかと、もっと質を上げて。でも、子どもはだんだん少なくなるから、私はそう言っただけであって、そういうことを考えておれば、そういう考えも出てきたんだと思うんですが。 これは保育士が足りないか、定数がいっぱいで、どっちかの理由だと思うんですが、本宮市の場合はどっちなんでしょうかね。 ○議長(三瓶裕司君) 教育部長。 ◎教育部長(菅野安彦君) 保育所の継続入所につきましては、今議員がおただしのとおり、お答えしてきたところでございます。保育士が足りないというのは、現状そのとおりでございます。現在も保育士を募集しておりまして、これにつきましては、これからも様々な手を尽くしまして、保育士確保には努めてまいりたいと思います。 それから、この改善についてでございますが、この制度、育児休業取得後の継続入所につきましては、保護者からも一定の要望があるというふうには認識しております。今後本市におきましても、こういった制度、可能かどうか、子育て環境向上のためにも新年度に向けて検討をしてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(三瓶裕司君) 18番、国分勝広君。 ◆18番(国分勝広君) 子どもというものは、生まれやすく、育てやすくすれば、自然に増えてくると。ここに東洋経済新報社にもかかっていますけれども、岡山県奈義町の合計特殊出生率は2.7%だと、驚異的な数字なんですよ、この小さい町で。だから、やるか、やろうとする気か、あるいは箱物ばかりやるか、子育てに特化してやるか、この違いだと私は思いますよ。 例えばの話、今言った27人をそういう目に遭わせない解決方法は、何か考えたときはあるんですか。 ○議長(三瓶裕司君) 教育部長。 ◎教育部長(菅野安彦君) 27人という数字でございますが、昨年度令和3年度に育児休業を取得された方、お子さんを保育所に預けられていて、次のお子さんが生まれました。育児休業に入った段階で、今現在入られていた子どもさんが退所するということでございます。それの見直しということで、それは継続して入所していただければ、その方の解決になると思いますので、そういった制度に取り組んでいるところももちろんございますので、本市においてもそれが可能かどうか、新年度に向けて検討してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(三瓶裕司君) 18番、国分勝広君。 ◆18番(国分勝広君) 日曜に求人募集とでっかい紙が来ますよね。あそこをよく見るんですが、民間の初任給16万5,000円とか、だから、会計年度任用職員より高いでしょう。そして、賞与もあるし。だから、ある程度そういうところにお金を出せば、集まるのではないですか、その保育士の不足は、と思うんですが、どうですか。 ○議長(三瓶裕司君) 教育部長。 ◎教育部長(菅野安彦君) 保育士の給与についてですが、会計年度任用職員につきましては、今年2月から、また、市でお願いしています会計年度任用職員よりも別に手当をつけまして、月額9,000円程度だと思ったんですが、さらに上乗せしてお支払いをしているところでございます。現在のところ、そういった形で処遇改善を行って、保育士の募集に努めているところでございます。 以上です。 ○議長(三瓶裕司君) 18番、国分勝広君。 ◆18番(国分勝広君) 私も会計年度任用職員の給料は年間どのくらいなのかと計算したときはあるんです。それで、さっき言った民間よりかなり差があるなと感じたわけなんです。だから、この差を補填してくれれば。あと会計年度任用職員は1年契約ですから、その辺を改善しないと、保育士は集まらないだろうと。その辺の改善する方法は考えていないんですか。 ○議長(三瓶裕司君) 教育部長。 ◎教育部長(菅野安彦君) 市で直接雇用する会計年度任用職員につきましては、先ほど申し上げましたように、処遇改善を行ったところでございます。このほか、保育士の確保といたしましては、現在人材派遣会社等を活用などしまして、保育士の確保に努めているところでございます。今後も、そのほかにも様々な方法が可能であれば取り組んでいきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(三瓶裕司君) 18番、国分勝広君。 ◆18番(国分勝広君) 次にいきます。 2番、恵向公園のあり方はでありますが、これは前回も一般質問でしました。どう感じたか、私が。これはまた高齢者、選挙に行く率が多いから、人気取りでこういうことをやったのかなと。国の場合も大体そういうことはありますけれどもね。ですから、私は恵向公園をやる場合、先に子育て、そのために東根市どういうふうにやっているのか、長井市でどういうふうにやっているのか、こういうふうなところを見てきて、それまでは尾浜こども公園ですか、相馬市の。ああこれからの公園の在り方はこういうふうにするべきなのかなと。あそこに働いている人、ほとんど子育て世帯ですよ。高齢者はいっぱいいるわけではないんですから、そういう人が休みのときに子供を連れてきて遊ばせる、そういうのを私は先に考えるべきなのかなと。 それから、ゲートボール協会から、あれは若い人はやっていないですからね、どこを見たって。で、考えるべきでないのかなと。だから、私は前回も、今回も質問するんですけれども、いわゆるみんなあそこを意識するんです。シルバー民主主義というんですか、これからは、子育て世代民主主義にしなければ、ますます少子化が進んでいくだろうと。今回も申し訳程度に遊具1つくらいですか、ああいう形で、あそこは約9,500人くらいいるわけですから、周辺にあるみずきが丘は。それなりの子どもの公園をつくってやるべきだろうと。日曜が一番多いんですよ、だって小学生が。あの辺ですから、岩根小学校か。これからも、この前、子育て世帯が住む可能性が多い。ですから、もうちょっと何か考えるべきではないのかなと思うんですが。 ○議長(三瓶裕司君) 建設部長。 ◎建設部長(永田達也君) 恵向公園につきましては、ただいま復旧工事を行っておりますけれども、あわせまして、幅広い年齢層に楽しんでいただけるということで、南側につきましては、復旧する芝を生かしまして、グラウンドゴルフの施設として、さらに、既存の北側の部分でございます、こちら既に芝エリアとなっておりますけれども、こちらにつきましては、お子様や家族連れが楽しめるエリアといたしまして、ある特定の年代に特化した形ではなくて、幅広い年代の方々に楽しんでいただけるというコンセプトの下に整備を進める予定であります。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 18番、国分勝広君。 ◆18番(国分勝広君) 前の質問のときに、ゲートボール協会から頼まれた。そのときにちょっと待ってくださいと、今は若い人、そういうふうな考えというのがないから、ああ、いいでしょう。ゲートボールというのは、もともとグラウンドゴルフというんですか、芝生も何も生えていない簡単な軽くできるような遊び方なんだ、それを芝生でやりたいと。それはちょっと、芝生でやりたいんならパークゴルフ場をつくっているんですからどうぞ。こういうふうなきちっとした考えを持っていないと、ああいうふうになるんでないのかなと思うんですが。 ○議長(三瓶裕司君) 国分勝広君、このグラウンド整備は、ゲートボールでなくてグラウンドゴルフのコースとなっております。 ◆18番(国分勝広君) 分かりますよ。グラウンドゴルフというのは、もともとグラウンドと空き地で簡易に遊ばれるような、発想はね。それを芝生で。ですから、もうちょっと考えるべきなんではないのかと。私が言っているのは、子どもの。でありますが、どのように考えていますか。 ○議長(三瓶裕司君) 建設部長。 ◎建設部長(永田達也君) 先ほども申し上げましたが、ある特定の年齢層をターゲットにして整備するということではなくて、お子様からご高齢の方まで幅広い年代が活用できる公園ということで、それぞれ北側と南側について整備する内容を変えまして、幅広い年齢の方々に楽しんでいただける公園ということで、復旧を進めるという考えでございます。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 18番、国分勝広君。 ◆18番(国分勝広君) 私たち無会派の議員、山形県東根市に行ってきましたよね。ここは10年間で1,500人人口が増えていますよね。本宮市はその逆、1,450人少なくなっている。ここでは結局、屋内遊びセンターけやきホールを含むさくらんぼタントクルセンターとか、ひがしねあそびあランド、子ども・子育て支援事業等で子どもの成長に合わせて切れ目のない支援を行ってきたから、ああいう山形県のところでも10年で増えた。今は頭打ちで、これからは下がってくるのではないのかなと思うんですが、出生率がやはり明石市と同じく1.66%と、本宮市の1.33%とは違いますよね。やはりこういうふうに先を見た施策を考えるべきだろうと思うんですが、まあいいでしょう。これからまた考えれば、期間はあるわけですから。 ということで、次にいきます。 遊休地のあり方でありますが、前に質問したときに、本宮市の遊休地、1番蛇ノ鼻2,700平米、約3ヘクタール、青田地区、笠松山3,200平米、大屋敷、山林が4,800平米、その他2,200平米で合計7,000平米ある。高木地区の昭和木工の跡地、5番目が高木地区久保、元鋳物工場の跡地なんですが、あの近辺で7,600平米あると。そのうち3,800平米は、国土交通省に買ってもらったようですけれども、残り3,800平米あるわけなんですよね。あそこをみずきが丘とか、高木、ああいう人らが高齢になったときに、何もゲートボールとか、グラウンドゴルフ、パークゴルフをやる人ばかりいるわけではない。農業をやって、花をつくってみたいとか、トマトをつくって、ナスをつくって、無農薬のを食べてみたいとか、いるわけなんですよね。私も荒井あたりに畑を借りている人を知っていますけれども、そういう方のためにあの辺を二、三十坪に区画割して、市民農園をつくったらどうなのかなと思うんですが、そういう考えはないでしょうね、恐らく。考えてみてはどうでしょうかねと思うんですが。 ○議長(三瓶裕司君) 財務部長。 ◎財務部長(松野義則君) まず、市の所有の普通財産につきましての考え方を申し上げます。 今議員からおただしがありました市民農園につきましては、現在市が所有しております普通財産に市民農園を整備する考えは持っておりません。普通財産の中で、特に条件のいい土地につきましては、売却による財源の確保も含めまして、移住・定住促進や市の活性化につながる事業、また、将来的に税収の増加なども見込める、そのような活用方法を選択してまいりたいというふうに考えております。 市民農園を考えるのであれば、農地の有効利用、さらには遊休農地、耕作放棄地などの活用をすることのほうがより効果的ではないかというふうに考えておるところでございます。 以上です。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 市民農園ということですので、担当の産業部のほうからお話しさせていただきたいと思います。 今ほど遊休農地関係がいいのではないかというふうな話もございましたが、遊休農地の市民農園の設置については、農地の有効利用などの観点から、市民農園として活用することは非常に効果的であるというふうに思われますが、遊休農地といいますと、水利が確保しづらいとか、あと、山間部に近い等、条件が悪い場所が多く、市民農園には不向きな場所が多いことから、現在のところ設置については考えておらないところです。 ○議長(三瓶裕司君) 18番、国分勝広君。 ◆18番(国分勝広君) 宅地造成して分譲住宅、これは、今は建築費が高騰して180%くらい上がっているわけですから、これからその辺でやっている50坪で、三十何坪で3,000万円以内と、これはもうできない話だと思いますよ。これは日本経済新聞を見れば分かりますから、コンクリートから、材木から、何でも上がっているわけですから、あれは前に計画したからできたようなもので、今はできないと思いますよ。 私はパークゴルフも、グラウンドゴルフもやらないし、遊びといったら山菜取りとか、トレッキングというんですか、ワンダーフォーゲルとか、ああいう遊びだから、そういうふうに考えるかも分からないですけれども、ただ、借りている人がいっぱいいるということは需要があると思うんですよ。それを調べもしないでつくる気はないです。これは前に婚活支援をやったとき、結婚は自由だからやりませんと、市長が言った話と同じでしょう。調べてみて、どのくらい需要があるか、それから始まるのではないでしょうかと思うんですが。 ○議長(三瓶裕司君) 財務部長。 ◎財務部長(松野義則君) 今のご質問ですが、確かに調査等は行っておりません。私のほうからは、普通財産に関する考え方を述べさせていただいたところでございますが、議員おっしゃるとおり、資材の高騰等、現状では厳しい、今後も厳しいのではないかという考え方も確かにあろうかと思います。普通財産につきましては、有効活用を図るということで、まずは財務部の考えといたしましては、普通財産におきましては、財源の確保を念頭に進めてまいりたいと考えております。 厳しい状況の中にありましても、やはりその各土地によっては、将来性を秘めた土地もございますので、そちらのほうも十分注視しながら、今後努力をしながら財源確保に努めてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(三瓶裕司君) 18番、国分勝広君。 ◆18番(国分勝広君) 世の中には多様な人がいると。だから、独りよがりの独善的な考えでなくて、いろいろな人の話を聞いてみるべきだと、私はこう思います。それを言いまして、一般質問を終わらさせていただきます。 ○議長(三瓶裕司君) 18番、国分勝広君の一般質問を終わることにいたします。 暫時休憩いたします。 再開は2時10分といたします。 △休憩 午後2時03分 △再開 午後2時10分 ○議長(三瓶裕司君) 休憩前に引き続き会議を行います。----------------------------------- △馬場亨守君 ○議長(三瓶裕司君) 次に、通告4番、議席4番、馬場亨守君の一般質問を許します。 4番、馬場亨守君。
    ◆4番(馬場亨守君) 議席番号4番、馬場亨守です。通告に従って質問しますので、よろしくお願いします。 大項目1番、市職員の退職者及び再就職についてを質問します。 我が国は、世界でも類を見ない1、2を争う長寿社会です。男性は、平均寿命が82歳、女性は88歳です。国では、60歳定年から65歳へ、元気な人は70歳まで働く。また、年金も65歳支給から段階的に70歳へ引き上げられるような社会状況にあります。こういう中で、職員の再就職ということで、国では、65歳まで働く意思がある職員に関しては、市が採用を強制的にしなければならない、そのような状況にあります。 そこで、中項目1番の市補助金受給団体への再就職について、職員は何名ほどいるのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(三瓶裕司君) 総務政策部長。 ◎総務政策部長(荒川貞伸君) 今ほど議員のほうから、60歳を過ぎても強制的にというふうなお話がございましたが、これは強制ではなく、職員であれば、再任用制度という中で希望の中で行っているものでございますので、よろしくお願いしたいと思っております。 また、市職員が定年退職した後に、市から補助金を受けている団体へ再就職したのは何名かというふうなことでございますが、これは5名でございます。団体の内訳といたしましては、市の社会福祉協議会、それから市の商工会、シルバー人材センター、堆肥生産組合、それから本宮方部学校給食センター、この5団体へ1名ずつでございます。 いずれも、団体のほうから円滑な運営を行うため、職員の支援をしてほしいというふうな申出もございまして、そういった協議の中で事務職員として入っているものでございます。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 4番、馬場亨守君。 ◆4番(馬場亨守君) 中項目の(2)番のシルバー人材センターへの補助金が500万円から800万円に令和2年に増額されています。これについての理由をお伺いします。 シルバー人材センターについては、1882年に全国のシルバー人材センターの連合会ができています。かれこれ40年くらい経過しているわけです。そういうシルバー人材センターの中で、会員の方が働きながらみんなでお金を出し合って、このシルバー人材センターが運営されているわけですが、その補助金が500万円であった、それで経営が立ちいかない、そういうことで300万円、6割程度増額されたわけです。会員は200名ですから、正確には116名なんで、800万円というと、1人当たり4万円の補助金になります。そういう補助金は何でそういうふうに急に一遍に上がったのか。 一方、先ほど給食費の話が出ましたが、小・中学生3,000人には、1人当たり4,000円の補助が出ていると、こういうような話を聞いていますが、余談ですが、猪苗代町は来年4月から小学生に限って給食の無料化をやる、そういうことで準備を進めているということですが、この開きはどういうことから出たのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 今ほど給食費と、あとシルバー人材センターへの補助金ということで比較されましたが、そちらについては、ちょっとどういう内容か分かりませんけれども、シルバー人材センターへの補助の内容からお話しさせていただきたいと思いますけれども、シルバー人材センターへの市の補助金については、管理事務に係る人件費相当分の2分の1というふうなことで、市のほうは補助をしております。それに伴って、国からの補助も同額が国から補助されるということになります。 今ほどおっしゃられたとおり、令和2年度から金額については550万円から800万円ということで増額をさせていただきました。当初は市の再任用職員を市から派遣という形でしておりましたが、シルバー人材センターで直接雇用し、市が人件費を2分の1補助するということで、人件費については、さらに国からその2分の1がくるということになりますので、市の財政負担が軽減されまして、なおかつシルバー人材センターの収支に影響がないため、令和2年度からシルバー人材センターが直接雇用としております。 ○議長(三瓶裕司君) 4番、馬場亨守君。 ◆4番(馬場亨守君) そこで、また、近隣の市町村のシルバー人材センターに対する補助はどうなっているのか、ちょっと私調べたんですが、大玉村については60人の会員で50万円の補助です。二本松市については449名で745万円の補助を受けている。郡山市については、10年前までは2人の市職員の退職者がいましたが、その10年後については、もう市の職員の方はいない。2,000人の会員がいて補助が787万円です。それに比べると、本宮市については、倍から10倍の補助をもらっている、そのような割合になるわけです。どこにそういう人件費が高騰しているのか、運営費にかかるわけですから。 ですから、私はそういう内容をシルバー人材センターの会員に聞きますと、市からの職員の方が多いみたいですよと、こういうお話なわけです。この令和2年については、今の桑原事務局長が理事長になった時点なんですよね。だから、その時点で事務局長の席が空いたということで、市の職員の方が退職者がそこに後任として入った。お互いに市職員と理事長は元職員ですから、上司と部下の関係になるわけです。ですから、そういうところで職員の、よく言えば忖度があったんではないか、そんなふうに私は考えるわけです。 いずれにしても、ほかの市町村は10分の1くらいの補助で運営されている。特に郡山市のシルバー人材センターは福祉総合センターで、年に2,000万円家賃を納めているそうです、市のほうに。何でそんなに納めるのということになると、市では財政が容易でないんで家賃を払ってください、市の職員を後任を受け入れしませんかということで、毎年悪いんですが、理事長は理事会に諮って、コストが高くつくので、職員の方は受け入れられませんということで、10年前から市の職員は受け入れていない。 そういうことを考えてもらって、今の答弁の中では人件費と、こういうことで出ていますが、後で聞きますが、職員の方、何名いるかというのは一番最後になるんですが、私はそういうことで、補助の在り方というのは、運営して足りないから補助するわけです。ですから、そういう人件費が市の職員の方が余裕がなくて、補助も出しますから受け入れてくださいというような内容になると、補助の在り方がちょっと違うのではないか、こういうふうに思うんですが。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 令和2年度からということで、職員が行ったということで、議員のほうおっしゃられましたが、こちらのほうは、平成元年から同じ職員を派遣しております。平成元年度については、再任用で採用しておりまして、そちらのほうをシルバー人材センターに派遣して、人件費につきましては、市で直接払っていたと。私、先ほども言いましたように、国のほうからの補助もあるので、財政上有利だということで、令和2年度から直接シルバー人材センターで採用していけるというふうな内容でございます。 そのほか、いろいろ各近隣の市町村の内容を今聞かせていただきましたけれども、それぞれ公益社団法人なりということで、それぞれの団体での事情があると思いますので、その補助額の比較については、私のほうは、本宮市のシルバー人材センターにも合うのかどうかというのは、そうではないのかなというふうに思っております。本宮市のシルバー人材センターについては、本宮市のシルバー人材センターとの話合いによって進めているということでご理解をいただきたいと思います。 ○議長(三瓶裕司君) 4番、馬場亨守君。 ◆4番(馬場亨守君) そこで、シルバー人材センターでは、当然規約の中に職員の退職とか、給与規定があると思うんですよ。市の職員の方がそういうことで受入れするということになれば、60歳を過ぎて退職されて就職するわけです。そういうことで、本来であれば、市の専任職員の方も65歳くらいで一応はその職が解かれると思うんです。ところが、シルバー人材センターでは今の理事長になった方は70歳まで働いているわけです。ですから、どうしても給与が高止まりする。だから、人件費がどうしても増額されて、そういうことで補助を出してください、そういうことになると思うんですよ。ですから、私は、補助を出す側としては、そういう規定をきちんと市の横並びではないんですが、65歳で辞めてくださいと、そういうようなことがなければ、どうしても補助が人件費について高くなると私は思うんですが、いかがお考えですか。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 65歳でということのお話もございましたけれども、現在65歳までか、今の事務局長のほうが65歳までかどうかというのは、ちょっと把握しておりませんが、シルバー人材センターのほうで直接雇用ということで今なっておりますので、そちらのほうは今後シルバー人材センターの判断で進められるのかなというふうには思っております。 ○議長(三瓶裕司君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 馬場議員、ちょっと勘違いされているかもしれません。理事長の給与、年収というのは上がりません。あそこは公益社団法人化になっています。だから、そこの規約の中ですから、事務局長、当初再任用職員ということで入っていただきました。これはシルバー人材センターの要望があって、令和元年に入ってもらった。その頃、シルバーの運営はなかなか大変でしたし、じゃ、うちの方の職員として、事務局長として派遣しましょうというふうなことでやっておりましたけれども、2年後にシルバー人材センターの事務局長、職員として雇用することのほうが運営上いいというふうなことで、うちのほうでは職員としてもう扱っておりません。シルバー人材センターの職員です。 ですから、ここはちゃんとした公益社団法人ですから、市が辞めなさいとか、65歳過ぎたらあなたは退職ですよとか、そういう話のできる団体ではないことは、馬場議員ご存じですよね。全く違う団体の組織団体、それも独立した公益社団法人という法人の職員なんです。そこの中で地域に高齢者の方々がご奉仕をしていただけるというふうなこと、仕事を通しながら生きがいを創出すると、その趣旨で市は補助金を出させていただいております。 例えば、大玉村さん、多分公益社団法人化なっていないと思います。いろいろそういうところの差、それから郡山市さんについては、介護ですとか、いろいろなところまで手を広げていらっしゃいます。どういう人材の方が、どういうスキルのある方がシルバー人材センターに集まって、その方々がどういうお仕事をされるかということで、中身が全く変わってきます。その辺、もう少しご理解をいただければありがたいというふうに思いますが、どちらにいたしましても、理事長に対して退職を勧奨するような、そういう立場に市は全くございません。それはできません。事務局長についても、今はシルバー人材センターの職員であると。 前お三方、役所のOBの方がおいでになれたんで、これはさすがに多いでしょうと。ただ、役所で送り込んだわけではありませんよ。頼まれてそれで事務局長は、当時令和元年に入っていただきました。あとの方々は、シルバー人材センターの組織の中で、前役場にいたからとか、だから事務できるんではないか、手伝ってくれないかということで、中でやられた話ですから、そこを一緒にされて、何か市と癒着があるみたいな、忖度があるとか、そういう話がありましたけれども、これはちょっと馬場議員、違うのではないでしょうか。その辺の独立した組織、郡山市のシルバー人材センターはもっともだと思いますよ。市のほうで使ってくださいと、独立した法人ですからうちのほうは使いませんと。本宮市の場合は逆なんです。人材を紹介していただけませんかというふうなことで紹介をさせていただいている。これは商工会もしかりです。 そういうことでやっておりますので、これは放送されていますから、聞いている方に忖度だとか、癒着だとか、そういう話で誤解を生じるとまずいので、一言申し述べさせていただきます。何かあるんだとあれば、もっとしっかりした中でお話をいただければと思います。 ○議長(三瓶裕司君) 4番、馬場亨守君。 ◆4番(馬場亨守君) 今市長の言われるのももっともであります。公益社団法人でありますから、二本松市も、郡山市も報酬はもらっていません。当然本宮市もそうだと思います。ただ問題が私があるというのは、前の前々理事長は、やはり市の職員の方ですよね。だから、私は、そういう職員の方が理事長をやられて、その先は分からないんですが、市の職員の方が2人理事長、間を置いているんですが、やられているわけです。 いずれにしても、私は、近隣の自治体に比べて補助金が本宮市が多いということだけは指摘しておきたいと思います。 3番のシルバー人材に市の元職員の方、何名おられるのか。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 今、元職員は何名かというふうな質問でございますが、先ほどもありましたが、理事、監事、正職員、臨時職員、合計17名おりますが、市から派遣している元職員については1名となります。 ただし、先ほども市長からありましたけれども、役所を退職後役員になった元職員につきましては、その他2名おります。ただ、こちらについては、いずれも総会時において選出された方となっております。 ○議長(三瓶裕司君) 4番、馬場亨守君。 ◆4番(馬場亨守君) それでは、(4)番、中項目の会員200名に対して1人当たり補助金は幾らになるのかということで、改めて聞きたいと思います。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 会員1人当たりということで、先ほども議員のほうからお話がありましたけれども、7月31日現在になりますが、現在の会員は191名となっておりますので、補助金の額が800万円ですので、約4万2,000円ということになります。 なお、シルバー人材センターの補助金のルールにつきましては、先ほど話をしましたとおり、管理事務に係る人件費のおおむね2分の1というふうなルールで交付しております。 以上です。 ○議長(三瓶裕司君) 4番、馬場亨守君。 ◆4番(馬場亨守君) 最終的には、会員の方が働いて実入りがよければいいわけで、60歳以上定年になった方が一生懸命やられて、みんなで金を出し合ってということで運営しているわけですから、市のほうもそういう人件費の圧縮を努めてもらいながら、補助金を出していただきたい、このように思います。 それでは、大項目の2番、公共交通についてお伺いします。 公共交通については、10年くらい継続されて今日に至っている。そういうことで、(1)番の市街地巡回バスについて、補助金の額と利用者の総数についてお答え願います。 ○議長(三瓶裕司君) 市民部長。 ◎市民部長(馬場広元君) それでは、議員ご質問の市街地巡回バスにかかります令和3年度の補助金の額でございますが、これは763万円でございました。また、利用者の総数につきましては1万5,945人であります。 なお、実施主体であります本宮市商工会に対しまして、運行経費から運賃収入を差し引いた額、これを補助金として交付をしておるものでございます。 ○議長(三瓶裕司君) 4番、馬場亨守君。 ◆4番(馬場亨守君) この巡回バスについては、日中がなかなか乗る方が少ない。朝夕の通勤通学が9割くらいの割合を占めているのではないか。そんなことで、通告2番の1人当たりの経費、どのくらいにつくのかということでお答え願います。 ○議長(三瓶裕司君) 市民部長。 ◎市民部長(馬場広元君) 利用者1人当たりの経費ということでございますが、先ほど申し上げました補助金総額763万円を年間利用者数1万5,945人で割って求めますと、1人当たり479円となります。 ○議長(三瓶裕司君) 4番、馬場亨守君。 ◆4番(馬場亨守君) 1万人以上の方が利用しているわけですから、年間にすると大変な数だと思います。ただ、日中乗っている方がほとんどいないとか、二、三名だということですから、平均で460円、そういう平均でありますが、これを9対1にすると、1人当たり900円近くなるわけです。ですから、10年くらいこういう政策をしてきているわけですが、時代に合わせて政策の見直しをやっていただきたいと思います。 ○議長(三瓶裕司君) 市民部長。 ◎市民部長(馬場広元君) 議員ご質問の市街地巡回バスの関係でございます。これにつきましては、今10年ということでございますが、現在市の地域交通活性化協議会の中で、この市街地巡回バスを含めて、市の公共交通全体の再編作業を進めておるということでございます。この再編作業におきましては、市街地巡回バスにつきましては、運行形態、また、運行ルートなどについてもいろいろ議論をしてございまして、形は変わっても今後も継続していくというふうな方針でございます。     〔発言する人あり〕 ◎市民部長(馬場広元君) 大変失礼しました。 巡回バス、こちらは10年ではなくて、町時代からというかなり歴史があるということでご理解ください。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 4番、馬場亨守君。 ◆4番(馬場亨守君) 最後の(3)番ですが、政策は当然継続すると思いますが、今言ったように、市民の方が朝夕通勤についてはかなりの利用者があるんですが、日中は乗っていないんだし、バスが空気を運んでいるなんていうやゆする人もいるわけですが、やはり時代に合わせて政策をきちんと見直しながら継続していただきたいと思います。 以上をもって私の質問を終わります。 ○議長(三瓶裕司君) 4番、馬場亨守君の一般質問を終わることにいたします。 暫時休憩いたします。 再開は2時45分といたします。 △休憩 午後2時39分 △再開 午後2時43分 ○議長(三瓶裕司君) 休憩前に引き続き会議を行います。----------------------------------- △根本利信君 ○議長(三瓶裕司君) 次に、通告5番、議席2番、根本利信君の一般質問を許します。 2番、根本利信君。 ◆2番(根本利信君) 通告5番、議席2番、新風会の根本利信です。議長より許可を得ましたので、通告に従いまして一般質問させていただきたいと思います。 大項目1、異常気象による安全対策について、中項目、記録的短時間大雨・ゲリラ豪雨による土砂災害対策は。 温室効果ガス排出量の増加に伴う地球温暖化の主な原因として、近年観測史上記録的、今まで経験したことのないなど、猛暑や豪雨など様々な異常気象による災害が日本並びに世界各地で発生しています。今年の天候も異常気象による災害が発生し、今までの記録をさらに更新するなど、被害が拡大されています。今年の梅雨明けは観測史上最速となる各地区で最短の梅雨期間を記録しました。しかし、観測史上最速とした梅雨明け時期が、1か月遅い7月下旬に変更すると気象庁が発表されました。これも広い範囲で大幅に変更されるのは異例で、初めてのことだということです。 6月は、季節前の猛暑となり、群馬の伊勢崎市で最高気温40.2度に達し、6月の記録として歴代1位の気温となりました。また、熱中症で病院に搬送された人は、いずれも東京都で初めて、2012年以降最も多い記録であったということです。 また、日本列島を襲った台風と記録的な大雨、2022年は7月に珍しく台風が上陸し、高知県で短時間で集中豪雨をもたらす線状降水帯が発生し、土砂災害の発生が起きました。福岡県、長崎県、熊本県でも、1時間に100ミリ以上の雨が降るなどにより、洪水、土砂災害が発生し、計り知れない被害となりました。最近では、福島県、東北地方、北海道など、記録的な大雨により観測史上最大級の災害が発生し、過去にない被害となりました。こういった全国各地で今まで以上の異常気象による災害が連続して起きています。これから台風シーズンを迎えるに当たり、より一層の警戒と命を守る行動並びに災害に対しての安全対策が求められています。 こうした状況の中で、本市では6月11日に集中豪雨があり、特に岩根の矢沢地区で土砂災害が発生するなどの被害がありました。この集中豪雨での本市の災害状況はどうだったのか、岩根の矢沢地区で土砂災害が発生した要因は何なのか、今後このような災害の発生が起こるのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(三瓶裕司君) 市民部長。 ◎市民部長(馬場広元君) 6月11日の集中豪雨による災害状況と、あと土砂災害の発生の原因ということでございます。 まず、災害状況につきましては、岩根の矢沢地区で集中豪雨があったということで、市が岩根小学校に設置いたしました防災気象観測計で、1時間雨量24.5ミリというふうな激しい雨を観測したところでございます。しかしながら、地元の方によりますと、矢沢地区ではそれ以上の大雨が短時間で降ったものというふうに推測しているところでございます。 また、6月11日の集中豪雨で多くの土砂が水田に流入しました岩根南田地内の付近につきましては、県が指定しております土砂災害警戒区域、または土砂災害特別警戒区域というふうになってございまして、土石流の危険性が高い区域というふうになってございます。これらの気象条件、また、地形的な条件が重なって、今回このような土砂災害が起こったというふうに考えております。 ○議長(三瓶裕司君) 2番、根本利信君。 ◆2番(根本利信君) 矢沢地区については、先ほど話がありましたとおり、防災マップ、また、土砂災害警戒区域に指定されているということが一つありますし、あと、1時間当たりの雨量が25ミリ前後で土砂災害が起きるというふうなことも分かったことだと思います。そういったことを考えれば、今後の集中豪雨のたび、また土砂災害が岩根地区を襲う可能性は大きいと考えられます。 岩根の矢沢地区の土砂災害は、ここ数年3度ほど発生しております。過去の土砂災害では、民家,納屋などの床下浸水もあり、また、市道に石が散乱し、通行できないほどでもありました。また、水田は広域にわたり土砂、さらには大量の石が流入し、再開不能になるくらいの大きな、甚大な被害を経験しています。地元住民は大雨が降るたびに土砂災害が頭をよぎり、夜も眠れなくなり、農地がまたどうなってしまうのか心配な日々を送っています。 こうした中、これまでの土砂災害に対しての対策、安全対策について、どうしてきたのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(三瓶裕司君) 市民部長。 ◎市民部長(馬場広元君) これまでの土砂対策、安全対策について、どう行ってきたのかということでございます。 まず、ソフト面で申し上げさせていただきますが、土砂災害警戒区域、また、土砂災害取別警戒区域、先ほど申し上げましたこちらのほうにお住いの方々には、区域を指定する前に県と市で説明会を開きまして、土砂災害の危険性などをお知らせするとともに、避難経路、また避難場所を把握していただくと。また、いざというときは、命を守るために一刻も早く避難していただきたいというふうなことで、避難体制について説明をさせていただいているというところでございます。 また、昨年度作成しました、議員先ほどおっしゃいました防災マップで、自分が住んでいる地域などの災害の危険な場所の周知や、また、災害時のマイタイムラインの作成など、災害の備えをお願いしております。さらには、昨年度から広報紙で災害対策の特集などを組んでおりまして、土砂災害を含めて防災の意識を高めていただくというふうな形で情報発信に努めてございます。 ゲリラ豪雨などの災害につきましては、あらかじめ予測するということは非常に難しいと思われますが、今後も、いろいろな媒体を使いまして、市民の皆さんに早めの情報、分かりやすい情報の発信を行いながら、安全・安心の確保に努めてまいりたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 建設部長。 ◎建設部長(永田達也君) 建設部より、対応についてご答弁申し上げます。 大雨警報、土砂災害警報等の発令が想定される際、危険箇所の事前パトロールを実施しております。また、先ほど議員からおただしの箇所につきましては、過去にも災害が発生しているというふうなお話ございましたけれども、市内におきまして、過去にそういう災害等発生した箇所につきましては、出水期前にまず現状の確認ということで、水路等が閉塞していると大雨の際に被害が拡大するということが想定されますので、そういう箇所につきましても、出水期前に重点的に調査を行っているという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 産業部のほうから、林道関係、農地関係ということでお話しさせていただきたいと思います。 林道関係については、岩根字南田地区につきましては、今までも、先ほど議員からあったように、3度目と今回なりますので、以前災害発生時に県による現地調査を実施していただきまして、安全対策等について協議を行っております。 今後災害が起きないよう、根本的な解決のため、県と砂防ダム、もしくは治山ダムの設置について協議をしてきましたが、県から、治山ダム等については上流の地形上設置が難しいとの回答を得ているところではありますが、今後とも県のほうと協議しまして、災害対策のほうを対応していきたいというふうに考えております。 ○議長(三瓶裕司君) 2番、根本利信君。 ◆2番(根本利信君) これまでの災害対策ということ、なかなか対策的には難しいところもあるわけなんですが、地域住民を考えれば、何らかの対策というのが必要になってくるのかなと思います。今後も考えられない記録的な大雨が降る可能性があることから、地域住民が安心して暮らせる生活、市道を通行する人の安全を守り、また、人の命を守る上で、安全対策はもちろんですが、災害対策が求められると思います。 既に同じ地形で同じように土砂災害が発生した大玉村では、福島県に働きかけ、平成30年に土砂災害警戒地域に告知され、治水ダムの建設に着手し、第1期工事が令和2年で1つの建設が行われ、2つ目、3つ目の治水ダムの建設が現在進行されているところであります。大玉村として地域住民を守るための土砂災害対策が行われていますが、本市として、今後どういった岩根矢沢地区の土砂災害対策、安全対策を考えていくのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 大玉村での治山ダムということで、今行っているというふうな話でございましたが、先ほどもお話ししましたけれども、県と砂防ダム、治山ダムについて、設置のほうはできないかということで協議をさせていただきましたが、なかなか難しいというふうなことは話がありましたが、今後とも、そのほかに何か方法等ないか、県のほうと協議しながら、これからの防災対策、安全対策を行っていきたいというふうに考えております。 ○議長(三瓶裕司君) 2番、根本利信君。 ◆2番(根本利信君) いろいろな条件が違うということでありますが、実際に災害が起きていると、住民の安全を求める上では、市独自では難しいところがありますので、県に働きかけながら対策というものを進めていっていただきたいと考えております。 地域住民も一日も早い対策を願っているということであります。しっかりと県へ働きかけ、市民の声に応えていただきたいというふうに考えております。 中項目2番でありますが、林道の維持管理ということでお聞きしたいと思います。 6月11日の集中豪雨で林道ののり面が洗堀され、通行できない、また、林道の採石が大量に水路へ流れ、詰まるなど、用水の役割が果たせなくなったり、水田に土砂が流れ込み、稲が埋まるなどの被害が発生しました。8月3日も集中豪雨が発生しましたが、6月11日より雨量は多かったものの、一部路面の洗堀などにとどまり、被害は最小限でありました。6月11日の集中豪雨でなぜ被害が拡大されたのか、まずはお伺いしたいと思います。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) なぜ拡大されたのかということでございますが、先ほど市民部長からもありましたとおり、今回の大雨につきましては、被害発生状況から考察しますと、岩根地区、また、その中の矢沢地区という地区について、大変な大雨になったことによりまして、雨水の排水の処理ができずに道路に流れて、道路が洗堀されたものと推測しております。 ○議長(三瓶裕司君) 2番、根本利信君。 ◆2番(根本利信君) 確かに雨量的には違うというものの、8月3日のほうがたしか多かったというふうに感じております。6月11日の集中豪雨によって、それぞれU字溝関係の土砂並びに木の葉関係を一斉に被害後清掃したと思います。そういったおかげで、8月3日については路面の洗堀というものは少なかったんではないかなというふうに考えているところであります。 私もいろいろな形で巡回もしていますが、これではちょっと危ないなというふうな部分も見ておりましたので、そういったことをしっかりとやっていかなくてはならないのではないかなというふうに考えております。 今後異常気象が続く中、いつ何が起こるか分からないため、基本管理をしっかりと適時に行うことが重要であると考えています。そういったことも踏まえて、当初予算でしっかりと計上し、年間管理スケジュールの下、その状況に合わせて林道の今後の維持管理を行うべきと考えています。 また、林道の雨による被害は、山ののり面が崩れるなどがありますが、路面の洗堀による被害がほとんどです。年に二、三回の路面の洗堀による被害があり、洗堀される場所は毎年同じところというふうに記憶しております。そのたび修復工事もしなければなりません。毎年修復工事の経費を考えたら、林道そのものの舗装も考えられるのではないかと思っております。少なくとも被害が発生する箇所の舗装についてどうなのか、また、林道を生活道路として利用している人もいることから、ぜひこれらについても検討していただくようお願いしたいなというふうに考えております。そういうことで、お伺いしたいと思います。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 今道路の洗堀ということの話がございました。大雨や、それ以前についても、側溝の堆積の状況とかというのをやっておりますが、被害があった大雨の後とかについても洗堀がありますので、洗堀の修繕ということではやらさせてもらっておりますが、今後、今ありました洗堀を防ぐための根本的な対策ということで、林道の舗装などについて、災害のたびの補修の費用と、あと舗装工事をやった場合の費用と比較いたしまして、その効果などについて研究してまいりたいというふうに思います。 ○議長(三瓶裕司君) 2番、根本利信君。 ◆2番(根本利信君) 先ほど言いましたように、本当に大雨後の道路が壊れるというのは、堆積しているという部分がかなり大きいです。確かに急傾斜というふうな部分で、雨が降ると道路上を流れますので、これは致し方ないと思いますが、その前の基本的管理というものをしっかりすれば、被害は少なくなるのではないかなと。当初予算も見ましたが、ちゃんと計上してありました。ですから、時期的なものをきちっと押さえて、管理方お願いしたいなと思います。 あとは、道路パトロールによる被害箇所の発見及び被害発生を事前に予知し、報告し、素早い改善及び安全対策をすることが被害発生を抑えることとなります。道路パトロールの役割は重要であると考えています。定期的に道路パトロールされ、今回林道の側溝の詰まり等の状況報告が適切に行われていたのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 道路パトロールにつきましては、職員による定期的な現地確認をさせていただきながら、適期の維持管理作業を実施しております。被害が予見される場合や台風前などにつきましては、職員による事前の現地確認を行いまして、側溝の堆積物の除去等を行っております。また、大雨後のパトロールについては、被害のあった箇所を把握しながら、砕石補充や路面の整地、堆積物の除去、倒木の撤去などを実施しているところでございます。 以上です。 ○議長(三瓶裕司君) 2番、根本利信君。 ◆2番(根本利信君) 今話がありましたとおり、林道の道路パトロールは職員が巡回しているということでありますが、日常の仕事を踏まえれば、大変だと思います。そういった中で、林道の道路パトロール、民間に委託しながら進めていってはどうかと思うんですが、お伺いしたいと思います。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 今議員からおっしゃられた件でございますが、もしそのように委託できる方がいれば、パトロールをしていただいてということもいいことですので、こちらのほう、これからそれらについても考えていきたいというふうに思います。 ○議長(三瓶裕司君) 2番、根本利信君。 ◆2番(根本利信君) 職員という部分ではいろいろ仕事もあります。これも仕事のうちの一つだと思いますが、民間に委託できれば、委託をしながら、林道の維持管理をお願いできればというふうに考えております。 次に、大項目2番、通学路の安全対策について、中項目、通学路危険箇所の改善状況と完了時期は。 昨年12月に渡辺議員より一般質問されましたが、それ以降どう進んだか、改めて質問いたします。 令和3年6月28日、千葉県八街市において下校中の小学生の列にトラックが追突し、5人が死傷する痛ましい事故が発生しました。この事故を受けて、文部科学省、国土交通省、警察庁の3省庁が連携して、全国一斉に市町村立小学校の通学路にある危険箇所について、教育委員会、学校、PTA、道路管理者、警察などによる合同点検を実施され、1年が経過しました。その後、通学路の安全対策はどこまで進んだのか。 事故から1年となる6月に、文部科学省、国土交通省、警察庁から公立小学校の通学路の安全対策の進捗状況が公表されました。合同点検を実施した結果については、全国の通学路の危険箇所、危険対策必要箇所は7万6,404か所となり、対策内容は、教育委員会、学校による対策箇所が3万7,862か所、道路管理者による対策箇所が3万9,991か所、警察による対策箇所が1万6,996か所と公表されました。福島県の対策必要箇所は1,289か所、対策内容については、教育委員会、学校による対策箇所が692か所、道路管理者による対策箇所が837か所、警察による対策箇所が380か所となることが分かりました。また、危険通学路対策改良については、全国では、今年3月末時点で59%、4万5,057か所に上ると発表されていました。福島県の進捗状況は1,289か所のうち625か所、約48%の対策が終わったと公表されました。 以上のように、全国、福島県について公表されていますが、本市の通学路危険箇所一斉調査はどうだったのか、各学校ごと、調査結果、危険箇所数、対策内容はどうなっているのか、また、危険箇所の改善の状況はどこまで進んでいるのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(三瓶裕司君) 教育部長。 ◎教育部長(菅野安彦君) おただしの合同点検でございますが、本宮市におきましては、学校、警察、県、それから市で点検を行っております。その結果ですが、通学路14か所の合同点検を行っております。危険だなというところをピックアップして点検を行ったところでございます。 学校ごとで申し上げますと、本宮小学校が2か所、本宮まゆみ小学校区が3か所、岩根小学校4か所、糠沢小学校が2か所、和田小学校2か所、白岩小学校1か所の14か所でございます。これらの結果なんですが、この14か所の中で合計18か所の対処の必要性が報告されております。内訳といたしましては、軽微な対応、例えば見守りの強化とか、通学路の変更などが7件、それから、予算措置が必要で工事とかが必要なものは11件でございます。予算措置が必要なのは、外側線の施工とか、ポールの設置、ガードレールとかでございます。 これら14か所の18件の案件でございますが、全て改善のほうは完了しているところでございます。 以上です。 ○議長(三瓶裕司君) 2番、根本利信君。 ◆2番(根本利信君) 今お聞きしましたところ、各学校ごとありまして、14か所が危険箇所ということで、これが全て完了しているというふうにお話がありましたけれども、全体を見ていくとまだまだ完了していないところが多いなというふうに見ているんです。それぞれ学校ごとに、これ以外に挙がっている部分があるのかなというふうに考えています。県の教育委員会に報告されているのはこの14か所という形で、もう完了したということで報告されているということでいいんですか。 ○議長(三瓶裕司君) 教育部長。 ◎教育部長(菅野安彦君) そのとおりです。全て14か所ということで合同点検の結果を報告して、完了したということで報告しております。 以上です。 ○議長(三瓶裕司君) 2番、根本利信君。 ◆2番(根本利信君) それぞれ通学路の点検という部分、いろいろ見ますと、まだまだあるなというふうに感じているんです。まだ改良もされていないところがあるかなと思っております。そういう中、今言われた14か所は完了しているということでありますが、そのほか数多くあると思います。それの未改善の改善ということでありますが、これは一つ、歩道がないところ、歩道が狭くなっていて歩きづらい、あと、歩道の段差が大きい、こういったところも残っているのではないかと考えています。 危険箇所といわれるところ、今挙げられたところについては、過去に事故もあったと聞いています。そのまま放置しておくというわけにはいかないと考えています。そこで、県に報告した部分はあるんですが、それ以外として、危険な箇所についての安全性をどう保っていくのかお聞きしたいと思いますし、これら残っている部分、学校でも挙げていると思うんですが、これらの完了の見通しはいつになるのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(三瓶裕司君) 建設部長。 ◎建設部長(永田達也君) 通学路の未改善箇所というおただしでございます。 先ほど教育部長から昨年度実施した合同点検は14か所対象となりまして、全て完了したというふうなことでご答弁申し上げとおります。この合同点検、平成24年から始まっておりまして、以前から各学校等からご要望いただいている中で、まだ終わっていない箇所等がございます。 一例を挙げますと、本宮まゆみ小学校関係でございますが、県道本宮・熱海線、いわゆる旧国道の旧上ノ橋から新しい上ノ橋の間の区間ということで歩道がないということで、現在県のほうで工事を行っております。時期につきましては、まだはっきりしておりませんけれども、工事を行っているという状況でございます。 また、市道舘ノ越・関根線、こちらは本宮小学校でございますが、本宮小学校付近につきましては、改良が終わっておりますが、百日川に架かる関根橋の関係につきまして、現在改良を進めているというふうなことで、残っているところでございます。 また、本宮第二中学校の北側となりますか、立石山浄水場に向けた市道殕森線は、カーブになっておりまして、坂にもなっているということで、改良について今進めておりますが、来年度から補助事業を活用しまして、歩道設置を進めてまいりたいということで考えております。未改良の危険箇所につきましても、早急に安全確保に向けて対応してまいりたいという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 2番、根本利信君。 ◆2番(根本利信君) 昨年一斉点検したところについては完了したということでありますけれども、その以前から残っている部分、これらも含めて完了しないとおかしいんではないかなと思います。それも含めて一斉点検の中で改良しなくてはいけないのではないかなと思っているんですが、そのところの考え方がちょっと違うなというふうに考えているわけですが、先ほど言いましたように、まだ残っているところがあると、それらはどうするのということになってしまいますよね。ですから、そこも含めて、一斉点検の中で再度確認した中でこうだったというのが必要ではなかったのかなと思います。 いずれにしろ、一斉点検については100%完了したということでありますし、その以前のものがまだ残っているということで、お聞きしましたけれども、そういう中、児童の安全を保つため、危険箇所をそのままにしておくわけにはいかないと思うんです。改良しなくてはいけない、でも、改良には時間がかかるという中で、安全性を保つため、教育委員会、学校、PTAなど、通学路の危険箇所への注意喚起並びに事故の抑止力を高めるためにも、危険だという部分を市民の方にも分かっていただくし、通行する人にも分かってもらうために、立て看板とか、そういったものも立てる必要があるんではないかなというふうに考えていますが、本市の考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(三瓶裕司君) 教育部長。 ◎教育部長(菅野安彦君) おただしのとおり、危険箇所というか、通学路に関してはまだまだ課題が残っているのも現状でございます。そういった解消までの間でございますが、当然おっしゃるとおり学校、それから各種団体、あと地域の見守り、家庭の協力などによって登下校の安全を確保していますし、児童・生徒にもその指導をしているところでございます。 また、危険箇所についての看板なんですが、以前からやっているんですが、PTAの皆さんにご協力をいただいて、危険箇所の看板の設置を行っているところでございます。こういったもので子どもたちへの注意喚起を促しているところなんですが、令和3年度におきましては、全体で35か所の設置を行っているところでございます。 以上です。 ○議長(三瓶裕司君) 2番、根本利信君。 ◆2番(根本利信君) 学校関係で危険箇所の看板は立てておるのは分かっておりますが、通学路においての部分というのは少ないのかなというふうに見ています。あと、この危険箇所についていろいろとあるわけなんですけれども、対策必要箇所については児童、保護者、地域住民、関係機関の意識を高め、広く協力を得なければならない、可能な限り幅広く市町村のリストを公表することが望ましいということで通達されているかと思います。 通学路の一斉点検で、危険箇所がどこなのか、改善されたところはどこなのか、地域住民の方にいろいろと聞いてみました。その結果、分かっていないというのが現状にあります。なぜ地域住民、市民、関係団体等の方が分かっていないのか、不思議であります。 そこで、危険箇所の一斉点検における危険箇所マップを作成して、皆さんに示すということが前回の答弁の中で、質問に答えられていますが、それが公表されたのかどうか、また、地域住民、市民、関係団体等、また保護者に対して説明等、周知がされていたのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(三瓶裕司君) 教育部長。 ◎教育部長(菅野安彦君) 昨年度の結果につきましては、ホームページにて公表しているところでございます。それをPTAのほうに公表したかといいますと、実際やっていないというのが現状でございます。 また、別に学校ごとに危険箇所のマップをそれぞれ作成していまして、先ほども地図等挙げていたんですが、そういったもので子どもたちとか、あと校内に貼り出して、保護者の皆様にお知らせしているというのはやっていますが、今後、先ほどのホームページ上の公開の結果、こういったものは周知のほう努めていきたいと思います。 以上です。 ○議長(三瓶裕司君) 2番、根本利信君。 ◆2番(根本利信君) 今ホームページに公表されているということでありますけれども、いろいろと調べてみました。ですが、それにヒットするところがなかったと。いろいろ聞き取り調査などで分かったことは、平成25年以降、調査した結果の部分が載っているということで、更新されていないというのが現状だったのかなと思います。それらによって、地域も含めて分かっている方が少なかったんではないかなというふうに考えています。その辺どうなのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(三瓶裕司君) 教育長。
    ◎教育長(松井義孝君) 今議員のほうからおただしのありました地域住民の方が危険箇所について分かっていないという実態があるというふうなことをお聞きしまして、市教委のほうから各学校、各学校から保護者の皆様、そして地域住民の皆様に情報が発信されていなかったこと、大変反省しております。この点については、児童の安全・安心を守るためにも、早急に危険箇所の場所提示、そういうものにつきまして、学校を通じまして保護者、地域の皆さんのほうにお知らせをしたいというふうに思っております。大変申し訳ございませんでした。 ○議長(三瓶裕司君) 2番、根本利信君。 ◆2番(根本利信君) 一斉点検からもう1年経過しておりますので、本来であれば、その時点で公表していくのが当然だったのかなというふうに考えております。今後もまだまだ危険箇所があるということでありますので、ぜひ、ホームページだけでなくて、学校関係等含めて示していただければいいのかなというふうに考えております。 あとは、通学路の安全パトロール、見守り隊の多くは地域ボランティアによって担われております。地域ボランティアに高齢化の波が押し寄せ、徐々に減ってきている現状下でありますが、子どもの安全を確保するためには、より一層地域が一丸となって協働での通学路安全対策を意識していくことが重要かと思います。 そこで、危険箇所への地域の協力、見守り隊は確保されているのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(三瓶裕司君) 教育部長。 ◎教育部長(菅野安彦君) 地域の皆さんのおかげで、見守り隊のほうは毎日行っていただいているところでございます。また、高齢化というのももちろんございまして、年々お年寄りの方、大変になっているというのは聞いております。 そこで、コミュニティスクールというのを全学校につくっておりまして、そういった中で、今後の対策、今までは高齢者の方だけにほぼお願いしていた部分もありますが、そういった部分をこれから地域で行っていこうというような形に方向づけをしているところでございます。そういった形で、今後も子どもたちの安全確保に努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(三瓶裕司君) 2番、根本利信君。 ◆2番(根本利信君) 地域ボランティアという部分、見守り隊についてもなかなか容易でない部分があるかと思いますが、コミュニケーションを図って、どこが危険なんだか、どこに立ってもらいたいのか、見守ってもらいたいのか、そういったことも含めて今後進めていただければいいのかなと思います。 あと、通学危険箇所調査以降、子どもの事故等はあったのかどうかとか、新たに危険だという部分、その点に対して、どれだけあるのか、お聞きしたいなというふうに思います。 ○議長(三瓶裕司君) 教育部長。 ◎教育部長(菅野安彦君) まず、登下校時の事故でございますが、発生した場合には必ず学校のほうに報告をしてもらうように、また、そのように努めているところでございます。 あとは危険箇所の把握の数字ですが、数値としては実際持っていない状況であります。先ほども申し上げましたが、交通量の多い道路の安全確保とか、横断歩道、それから歩道の設置、あとは草刈り、除草、それから伐木などの要望はあるところでございます。今後対応できるものは随時対応を進めまして、子どもたちの安全確保に努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(三瓶裕司君) 2番、根本利信君。 ◆2番(根本利信君) 大きな事故ではなかったんですが、通学路から1.5メートルか1.6メートルくらいのところに落ちたという子どもを聞いております。これもなぜ落ちたのかというと、防護柵がなくて通学路という通路も狭いというふうな形の中、そういった事故が起きてしまったのかなというふうに考えております。これも危険箇所の一つということになりますので、そういうところも含めて、改良、要望等しながら改善していただきたいなというふうに考えております。 警察署の取りまとめによるということで書いてあったんですが、子どもが下校時に通学路で死亡したり、大きなけがをしたりする事故は繰り返されてきました。平成28年から令和2年の5年間で908人と死傷者があり、登校中が294人、下校中が614人と下校中の事故に特に多い。この人数は死者、重傷者だけの統計です。今後こういった事故に遭わないように、地域で見守り、ドライバーは交通ルールをしっかり守り、幼い命を奪うことなく、子どもを守っていってほしいと考えております。 9月の一般質問、これで終わらせていただきたいと思います。 ○議長(三瓶裕司君) 2番、根本利信君の一般質問を終わることにいたします。 以上をもちまして本日の一般質問を終わることにいたします。 お諮りいたします。 本日の一般質問はこれをもって終了とし、日程第7日、9月7日は通告6番の一般質問から行いたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(三瓶裕司君) 異議ありませんので、日程第7日は通告6番の一般質問から行うことにいたします。----------------------------------- △散会の宣告 ○議長(三瓶裕司君) 以上をもちまして本日の議事日程を終了いたします。 これをもって散会といたします。 ご苦労さまでございました。 △散会 午後3時32分...