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09月10日-04号

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  1. 本宮市議会 2019-09-10
    09月10日-04号


    取得元: 本宮市議会公式サイト
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    令和 1年  9月 定例会(第5回)          令和元年第5回本宮市議会定例会会議録(第8日目)◯議事日程(第4号)                    令和元年9月10日(火)午前10時開議     開議宣告日程第1 一般質問日程第2 議案第66号から議案第77号及び議案第86号から議案第92号に対する質疑日程第3 決算審査特別委員会の設置日程第4 議案第66号から議案第92号までの委員会付託◯本日の会議に付した事件  議事日程に同じ◯出席議員(20名)     1番  磯松俊彦君      2番  根本利信君     3番  遠藤初実君      4番  馬場亨守君     5番  菊田広嗣君      6番  斎藤雅彦君     7番  石橋今朝夫君     8番  三瓶幹夫君     9番  菅野健治君     10番  橋本善壽君    11番  円谷長作君     12番  渡辺秀雄君    13番  渡辺善元君     14番  川名順子君    15番  伊藤隆一君     16番  作田 博君    17番  渡辺忠夫君     18番  国分勝広君    19番  三瓶裕司君     20番  渡辺由紀雄君◯欠席議員(なし)◯説明のため出席した者  市長       高松義行君   副市長      渡辺正博君  教育長      青田 誠君   総務部長     柴田久幸君  市長公室長    坂上清彦君   市民部長     荒川貞伸君  保健福祉部長   矢吹誠司君   産業部長     増子宗一君  建設部長     渡辺兼野君   白沢総合支所長  移川善弘君  会計管理者    鈴木弘治君   教育部長     渡辺裕美君  総務部次長兼総務課長       総務部次長兼財政課長           本多光雄君            松野義則君  市民部次長兼防災対策課長     保健福祉部次長社会福祉課長           辻本弘月君            遠藤文芳君  産業部次長兼商工観光課長     建設部次長兼まちづくり推進課長           渡辺清文君            永田達也君  放射能除染・モニタリングセンター所長           菅野秀昭君   教育部次長兼幼保学校課長                            菅野安彦君  農業委員会事務局長           三瓶 隆君◯事務局職員出席者  議会事務局長   柳内正美    主席主幹兼局長補佐兼議事係長                            橋本信人  主査       渡辺幸子    主事       石塚勝太  書記       高木壮大 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(渡辺由紀雄君) おはようございます。 出席議員が定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 ただいまより本日の会議を開きます。-----------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(渡辺由紀雄君) 会議録署名議員は、前回同様   2番 根本利信君  17番 渡辺忠夫君 を指名いたします。----------------------------------- △諸報告 ○議長(渡辺由紀雄君) 会議に先立ち、議長より申し上げます。 福島民報社、福島民友新聞社、FMMot.Comもとみやより本日の会議取材のため録音・撮影等の許可申し出があり、本宮市議会傍聴規則第8条の規定に基づきこれを許可いたしましたので、ご了承願います。 また、広報広聴委員長より広報紙編集のため写真撮影の申し出があり、これを許可いたしましたので、同じくご了承願います。----------------------------------- △日程第1 一般質問 ○議長(渡辺由紀雄君) それでは、日程に従いまして一般質問を行います。----------------------------------- △斎藤雅彦君 ○議長(渡辺由紀雄君) 通告11番、議席6番、斎藤雅彦君の一般質問を許します。 6番、斎藤雅彦君。     〔6番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆6番(斎藤雅彦君) 議席番号6番、斎藤雅彦です。 議長の許可をいただきましたので、一般質問を通告のとおり始めさせていただきます。 大項目1番の市内公共交通の取り組みについてでございます。 本宮市第2次総合計画の分野別施策、分野4、生活環境・都市基盤の施策の柱に「公共交通システムの整備・強化」があり、主な取り組みとして、「公共交通システムの整備・強化」、「公共交通システムの利活用の促進」が挙げられています。 現状と課題としては、「ドライバーの高齢化に伴う安全対策が重要課題となっています。他方、地域公共交通は、市民意識調査において重要度が全35項目中9位にランキングするなどニーズの高い分野になっていますが、既存の地域交通システムの満足度では35位にとどまっており、利用者数が低迷している状況にあります。」また、「高齢者の単身または少数世帯が増加する中にあって、生活を維持するための交通手段の確保は喫緊の課題であり、持続可能な利便性の高い公共交通システムへの再構築が求められています。」 そこで質問ですが、市内の公共交通、もとみやイクタンタクシー、市営バス、広域生活バス市街地巡回バス、あと通勤・通学バス、それぞれの利用状況、特に1便当たりの最大乗車人数、あと1便当たりの平均乗車人数、3つ目が利用者ゼロの頻度についてお伺いします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(荒川貞伸君) 公共交通の利用状況についてのおただしでございますが、まず市街地巡回バスにつきましては、マイクロバスで午前8時半から午後4時まで4コースを順次回っておりまして、昨年度の最大乗車は21人でございます。平均いたしますと1便当たり2.3人の乗車でございます。また、1人も乗らなかった便は年間812便ございまして、全体の24%となってございます。 通勤・通学バスでございますが、本宮高校生の利用があるため、最大乗車は34名でございました。平均乗車数につきましては1便当たり4.6人でございます。1人も乗らなかった便は年間374便で、全体の25.5%でございます。 市営バス及び広域生活バスにつきましては、停留所ごとの集計となっているため、1便ごとの結果は把握できないこととなって申しわけないのですが、朝の便の利用者が多くなっておりまして、1便当たり平均は市営バスで2.5人、広域生活バスは1.5人となっておるところでございます。 もとみやイクタンタクシーにつきましては、5台のジャンボタクシーを30分刻みで運行しておりまして、最大は集計できないのですが、1日平均で111名の利用の方がございました。予約がないと運行をしないシステムでございますので、1人も乗らないという便はなかったものでございます。 また、利用者数の推移でございますが、平成25年度と比較いたしまして市街地巡回バスは26%の増となってございます。制度が徐々に浸透してきたことと、運転免許証自主返納者の利用が顕著になってきたことが要因と捉えております。 次に、通勤・通学バスでございますが、17%の減少をしております。少子化の影響も考えられますが、本宮高校の定員が平成27年度から40名減ったことが要因と考えております。 市営バスにつきましては、38%の減となっておりまして、平成27年4月に太田熱海病院の整形外科が休診となったことも影響が大きいのかなと考えておるところでございます。 広域生活バスにつきましては、36%の減となっておりまして、平成30年度に大玉村さんのほうでデマンドタクシーを開始したことが理由と捉えております。 最後に、もとみやイクタンタクシーでございますが、微減となる1%の減であります。利用者の方々が高齢化して減る一方で、新規登録者が伸びていないことによると捉えております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 6番、斎藤雅彦君。     〔6番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆6番(斎藤雅彦君) ご答弁ありがとうございます。 今かなり細かい数字まで出していただいたんですが、やはり数字を見ると利用者状況から1便当たりの乗車数が少ない。ニーズが高いのに満足度が低いということは、ニーズに合っていないのではないか、利便性が悪いのではないかの問題が考えられます。先ほど部長のご答弁でいろいろな要因ですね、太田熱海病院の整形外科がなくなったとか、大玉村でデマンドタクシーが始まり、本宮高校の高校生が減ったと、そういういろいろな要因がうかがえるわけでございます。私も減少の理由がどういうふうなものか分析されているかという質問をしようかなと思っていたんですが、今お伺いした内容が主な減少の要因だということで把握ができました。 また、市内の公共交通と直接関係のある高齢者運転免許証自主返納者については、本宮市では、65歳以上の方で申請に応じて地域公共交通利用券5万円、うち希望者にはタクシー利用券5,000円を交付し、移動手段の確保及び公共交通の利用促進を図っている状況でございます。 平成30年度の申請者及び利用券交付の実績は、申請者が121人、公共交通551万円、タクシーが54万円、計605万円の交付がなされている実績があります。利用者の状況ですが、平成29年度の制度開始から累計で市街地巡回バスが16万3,950円、市営バスが12万2,600円、もとみやイクタンタクシーが111万200円、タクシーが16万5,000円、合計156万1,750円でした。 そこで質問ですが、平成30年度の利用券交付額合計が605万円に対し、利用している累計が156万1,750円と利用が少ないという状況を市はどう捉えているかお伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(荒川貞伸君) ただいまの運転免許証の自主返納者の公共交通の利用がまだまだ少ないのではないかということでございますが、この制度といいますか、それの部分についての周知、我々のほうといたしましては広報等々でお知らせしているとは認識しておりますが、まだまだ市民の方々への浸透といいますか周知PRが不足していることが大きな要因であると同時に、公共交通の利用の、先ほど議員のほうからもご指摘がありましたとおり利便性の悪さとか、そういったものも要因としてあるのかなと捉えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 6番、斎藤雅彦君。     〔6番 斎藤雅彦君 登壇〕
    ◆6番(斎藤雅彦君) 平成29年度から実施しています高齢者運転免許証自主返納支援事業、利用者の減少幅は穏やかになっているということで資料がございましたが、実際、平成26年度の地域交通の総利用者数は6万3,144人、そこから平成27年、平成28年、平成29年とマイナス1,578人、マイナス2,697人、マイナス2,790人と、毎年やはり減少しているんですね。今回、平成29年度の実績は5万6,079人、平成30年度の実績が5万5,509人とマイナス570人、下がり幅は少なくなっていますが、実際、市の目標とする数字は7万8,000人で、そこからするとマイナス2万2,491人少ないという状況でございます。今回、自主返納の方に5万円という形での支援がありましたが、やはり新しい事業をされると減少傾向が上向きになっているというのが証明されていると思います。今後の取り組みに期待はしたいと思います。 こうした支援策に対し、公共交通に詳しい地元の大学の准教授は、返納者が使いやすい環境にあることが重要と指摘しています。例えばバスは走るルートがわかりづらかったり、助成金の交付が1回限りなど、支援策があってもそれが活用しにくければ返納は進まず車に頼ってしまう、地域の交通事情に合った支援策の使いやすさが重要だと言っています。 次の質問に移ります。 中項目2番、昨年度、試行巡回バス事業は、土曜・日曜、祝日に、観光客を対象に市内への誘客を促進しながら交流人口の拡大と地域経済の活性化を図るために、1日4便運行されました。運行日数は65日で、乗車人数は737名、1日平均11.3人という結果でした。これは平成30年度の成果報告書に載っている内容でございます。 この試行巡回バスが好評だったため停留所をふやすなどして、本格運行の休日周遊バスが、ことし、プリンス・ウィリアムズ・パーク英国庭園や庭園内にオープンした英国庭園関連商品などの販売を行う「まぁぶるローズ」、えぽか、みずいろ公園など市内の観光地や公共施設をめぐる無料バスが運行されています。 そこで質問ですが、休日周遊バスの先ほどと同じ利用状況、1便当たりの最大乗車人数、1便当たりの平均乗車人数、あと利用者ゼロの頻度についてお伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部次長。 ◎産業部次長兼商工観光課長(渡辺清文君) それでは、休日周遊バスの利用状況ということでのご質問にお答えしたいと思います。 こちらは4月13日から運行しておりまして、英国庭園、みずいろ公園及び花と歴史の郷蛇の鼻など市内観光施設を、土曜日・日曜日・祝日に1日4便運行しております。ことしの8月末現在、46日間、184便運行いたしました。520名の利用があり、1日平均は11.3名、1便当たりですと平均2.8名の利用があります。最も利用者が多い日は51名の乗車になります。利用者がいない便につきましては、184便運行したうち50便で、27%となっております。観光施設をめぐる休日周遊バスは利用者数が天候に左右されるため、その影響と分析しております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 6番、斎藤雅彦君。     〔6番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆6番(斎藤雅彦君) 今伺った状況から、土・日・祝日の限定で運行していますが、休日以外の周遊バス運行のお考えはないか。また、運行期間を11月17日までとしていますが、延長する考えはないかお伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部次長。 ◎産業部次長兼商工観光課長(渡辺清文君) お答えいたします。 休日以外の運行につきましては現在のところ考えておらず、まずは本格運行した休日周遊バスの事業の定着化を図りたいと考えております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 11月17日まで延長する考えはどうか。 はい、どうぞ。 ◎産業部次長兼商工観光課長(渡辺清文君) 期間の延長につきましても、ことしから本格運行の休日周遊バスについての定着化を図るため考えておりません。 ○議長(渡辺由紀雄君) 6番、斎藤雅彦君。     〔6番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆6番(斎藤雅彦君) 延長は考えていない、定着化にもっと力を入れるというお話でございました。 (3)の質問に移ります。 運行の見直しや改善についての要望はあるか。また、要望に対する検討の状況についてお伺いいたします。 公共交通は、無人で走行しているバスをよく見かけますが、時間帯や時期、ルートや停留所をふやすなど、運行の見直しや改善についての要望はあるか。また、これまでの要望に対する検討の状況や対応策についてお伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(荒川貞伸君) 見直しや改善についての要望とその検討状況についてでございますが、まず要望でございますが、窓口ですとか電話などによるものとそれから運行事業者の方々からの情報によるもの、いろいろございますが、内容といたしましては、利用の時間帯を拡大してほしいという点や利用のコースをふやしてほしいという点、また乗りおりしやすい車両にしてほしいなどという要望が寄せられております。 これらの要望につきましてできるだけ多く応えていきたいところでございますが、運行時間ですとか運行経路の新設については、東北運輸局の許可が必要なほか、運行コストや費用対効果の観点からも考慮する必要がございまして、これらの要望のうちから、できることから対応させていただいている状況でございます。一つの例でございますが、もとみやイクタンタクシーの乗降場所につきまして、JA本宮支店など2カ所の増設を昨年の10月から行った経過などがございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 6番、斎藤雅彦君。     〔6番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆6番(斎藤雅彦君) やはり要望はかなり上がっているのかなということで、調整のほう大変だと思いますが、ぜひ前向きな調整をお願いしたいなと思っております。 市内の3つの公共交通事業の統合、要は多目的交通システム、もとみやイクタンタクシーあと乗り合いバス運行事業あと市街地巡回バス運行事業、補助金という名前なんですが、こちらの統合して重複している等の経費について費用削減をできないかお伺いします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(荒川貞伸君) 公共交通関係の路線統合による経費の削減というおただしかと思いますが、現在の制度は、運行経費と運送収入の差額を補助金として交付しているものでございます。確かに、路線を統合するなどして減らせば経費は削減できるということは考えられますが、現在の運行は、市街地巡回バスが1日14便を1台で、もとみやイクタンタクシーは白沢地区と青田、荒井、仁井田、岩根地区を5台で、市営バスや通勤・通学バスも折り返し運行などで最小限の3台での運行となっておりまして、確かに利用者の少ない時間帯も見受けられますが、路線を統合するということは、バスや乗り合いタクシーの運行台数を縮小することでもございます。これまでに寄せられた市民の声でも路線の拡大についての要望もあることから、これ以上の路線の統合による削減は難しいのかなと考えるところでございます。 しかしながら、統合という手段だけではなく、路線の変更ですとか時間帯の見直しなどにより、運行経費の削減を目指していくことは当然必要であるかと認識しておりますので、随時検討を行っていきたいというふうに考えております。 また、利用者の方々がふえて運送収入がふえれば、結果として市からの補助金も削減できるということになりますので、今後とも、利用者の方々の拡大といいますか、そういったことに向けて積極的なPR、あるいは利用しやすいシステム構築に力を注いでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 6番、斎藤雅彦君。     〔6番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆6番(斎藤雅彦君) イクタンタクシーは商工会にお願いしていて、乗り合いバスは市内のバス会社さん、あと市街地巡回バスについては、これもまた商工会さんにお願いしている状況ですが、これを、乗り合いバス市街地巡回バスを同じバスで運行しているんであれば、統合すれば何らかの費用削減ができるのではないかなという、私、素人考えで申し上げました。 もう一つ、大玉村、二本松市との広域生活バス、2市1村の提携により経費の削減や利便性、集客の向上は図れているかお伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(荒川貞伸君) 最初の質問でもお答えさせていただきましたが、大玉村さんと二本松市さんと連携している広域生活バスということで、現在、この2市1村の路線延長に応じた補助金を交付しながら運行しているバスがございます。具体的には、本宮駅から岳温泉への路線など2路線、1日4便の運行でございまして、利用者の方々の利便性の向上に役立っているものというふうに認識してございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 6番、斎藤雅彦君。     〔6番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆6番(斎藤雅彦君) 今の広域生活バスは2市1村で運行しているということなんですが、これ経費の負担割合とかはどういうふうになっているのか、わかればお伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(荒川貞伸君) 今、手元に金額は持ち合わせておらないのですが、市、村を通る路線の延長の割合に応じた補助金交付ということで行わせていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 6番、斎藤雅彦君。     〔6番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆6番(斎藤雅彦君) 次に、交通弱者のさらなる取り組みについてのお考えをお伺いしたいと思います。 経済産業省と国土交通省は、ITや人工知能AIを活用した新たな交通サービスの実用化に向けたモデル事業の対象に、南相馬市、浪江町、会津若松市など28地域を選んだと発表がありました。内容は、経済産業省は各地での採算性の検証などを支援し、国土交通省は事業費の半分、上限5,000万円を補助する。夏ごろから実証実験を順次始めたそうです。 浪江町と南相馬市は、自動運転タクシーの運行に向けた実験を実施しています。2028年度までに営業開始を目指しているそうです。 一方、会津若松市では、モデル事業対象団体に市内の交通事業者を選出し、市内を走るまちなか周遊バスの1日乗車券や、大内宿を観光するための鉄道代とバス代の共通割引切符スマートフォンなどで利用できるアプリを作成する。市内中心部で運行するバスの定期券と定額タクシーをセットにした新しいサービスの実証にも取り組み、実証は9月ごろから開始が始まっているそうです。 ただいま他市の新しい取り組みを紹介しましたが、本市の交通弱者へのさらなる取り組みについてのお考えについてお伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(荒川貞伸君) 交通弱者に対する公共交通のさらなる取り組みというおただしでございます。 今、議員からお話がありましたとおり、今後は超高齢化社会が到来することが予測されておりまして、高齢者の運転免許証自主返納制度も進める中で、ますます交通弱者と言われる方々が増加していくことが容易に予想されるところでございます。その一方で、これまでに民間事業者さんは採算が合わない路線は撤退していくなど、市民の生活の足の確保は厳しさを増すばかりでございます。 そのような状況の中で、市としては、市民の方々が安心して暮らせる環境を整えることが重要な課題であると認識しております。なれている方も多い今のシステムのブラッシュアップがいいのか、ほかのシステムがいいのか、また費用対効果の観点も重要でございますので、そういった多方面から、現在、庁内で検討を重ねておるところでございます。 議員からもご提案のあった経費ですとか、さらには広域の問題、運行許可の問題もクリアしながら、交通弱者の方であっても生活を維持するための交通手段の確保は喫緊の課題であることから、公共交通システムの整備強化を最重要課題と認識いたしまして、誰もが生き生きとした生活が送れる市を目指していきたいとの思いを強く持っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 6番、斎藤雅彦君。     〔6番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆6番(斎藤雅彦君) 次の(4)の質問に移ります。 新たな取り組みとして、期日前投票期間から投票日まで期日前投票所や各投票所をめぐるなどのコース変更・追加の考えはないかお伺いしようと思いましたが、きのう同じ質問がございまして、今後調査してまいりますという前向きな答弁をいただきましたので、これは答弁はなくて結構でございます。 最後に、きのうの円谷議員のお話にもありましたが、行政と住民がともに議論して、地域のニーズに合った公共交通環境を整備していく必要があります。施策一つで解決するものではありません。いろいろな施策を積み重ねていくことが重要であるということを申し上げて、次の質問に移ります。 次の質問です。大項目2番、企業版ふるさと納税の市の取り組みについてお伺いいたします。 総務省は、ふるさと納税による2018年度の寄附総額が前年度の約1.4倍の5,127億円になり、6年連続で過去最多を更新したと発表がありました。寄附件数も最多で、1.3倍の2,322万件となりました。返礼品を寄附額の30%以下の地場産品に規制する新制度の実施を6月に控えていたため、高額の返礼品を目当てにして駆け込み増加したということでございました。 そこで質問ですが、昨年度のふるさと納税の状況と、あと今年度の見込み額についてお伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(坂上清彦君) それでは、平成30年度の状況と今年度の見込みのおただしでございます。 平成30年度のふるさと納税の実績につきましては、46件764万6,000円でございました。 今年度の見込みでございますが、8月末現在で12件246万円となってございます。平成30年度の同時期で比較いたしますと若干少ない状況であります。ただ、このふるさと納税につきましては、税の控除ということで、年末に向けて11月、12月が件数及び金額とも伸びてくるという傾向がございますので、見込みといたしましては、チラシ、PR方法の改善を行いながら、おおむね前年度と同じぐらいの確保をしたいというふうに考えておるところでございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 6番、斎藤雅彦君。     〔6番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆6番(斎藤雅彦君) すみません、2018年度の46件について、ふるさと納税は寄附項目が6つぐらいございますので、それぞれちょっと件数とか金額わかれば教えてください。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(坂上清彦君) それでは、平成30年度の実績額の件数と金額、使途の内訳になります。 多い順に申し上げますと、市長にお任せ、20件460万1,000円、2番目、教育環境の充実、6件142万円、産業の振興、2件106万円、ここまでで700万円を超えてしまいます。以下、社会福祉の充実、10件45万円、子育て支援事業、7件9万5,000円、英国庭園応援、1件2万円、合計46件764万6,000円となるものでございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 6番、斎藤雅彦君。     〔6番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆6番(斎藤雅彦君) 今、内訳を教えていただいたんですが、内訳はもうちょっと後段のほうでお話をさせていただきたいなと思います。 次に、(2)の質問に移ります。 2018年度、県内の中島村さんは、県内最多の4万7,608件11億1,000万円を超え、東京や京都の料理店の冷凍お節などを返礼品にした結果でございます。湯川村さん、湯川米ですね、6,596件2億9,788万円、いわき市1万8,553件4億6,452万円、郡山市がそこに次いで1,381件、二本松市が552件と、返礼品規制を控え前年度比で1.4倍、5,000億円を超えたということでございました。 そこで質問ですが、これまでの県内の12市や近隣の町村の状況などから市の取り組みをどのように考えているか、反省点として、個人的には積極的な取り組みがもっと必要ではなかったかお伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(坂上清彦君) このふるさと納税制度につきましては、本市は、高額な返礼品による過度な寄附獲得競争に入ることなく、寄附いただいた方々の思いを大切に、ふるさと納税の趣旨をいただきながらこの事業に取り組んでまいったと考えております。 しかしながら、ご指摘いただきましたように、県内の状況を見てみますと、59市町村中、金額では39番目になっているようでございます。情報発信に欠けていたというふうには思ってございます。 今後、このふるさと納税のPRについてはいろいろと改善をしながら取り組んでいきたいと思っていますし、特にふるさと納税ポータルサイトの活用は非常に有効だと感じておりますので、ぜひ積極的に取り組みながらこれについては進めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 6番、斎藤雅彦君。     〔6番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆6番(斎藤雅彦君) 先ほど寄附項目の内訳をお伺いしましたが、寄附をする際に具体的な使い道を選択できたのは360自治体で、全体の20%程度だったそうです。前年度から5.8ポイント上昇して、目的を明確にした上で寄附を募る動きが広がっているそうです。受け取った寄附金のうち、返礼品調達費や事務費といった景品に当てた割合は全国平均で55%、残りの45%が地域活性化の財源になったそうです。 今議会で、本宮市未来人材育成基金の創設について、財源のふるさと納税の市長にお任せを充てるというお話が全協でありましたが、利用目的を明確にして寄附を募るべきと考えますが、市のお考えをお伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(坂上清彦君) 未来人材育成基金の財源として使途を明確に追加したらいかがかというおただしかと思います。 応援項目の追加につきましては、市長にお任せを基本としながらも、今後、人材育成事業を教育部で進めてまいりますが、教育部と連携し、その事業の推移でありますとか基金への寄附状況、そういったものを見定めながら今後検討させていただければと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 誤解があるといけないのでお話だけさせていただきますが、市長におまかせを基本にしているわけでも何でもありません。項目の中に市長におまかせというのがあるということだけでありますので、こちらのほうで市長におまかせにしてくださいというようなことは一切ございません。 ただ、そこをどう明確化していくかというふうなことは考えなくてはいけないということもありますが、過日の渡辺議員の一般質問にもお話をさせていただきました。私は、このふるさと納税というのは、当初、ふるさとを思う方々が自分のふるさとに対して応援する、そんな基金だというふうに捉えておりました。これが非常に過度なサービスになってきた、私はこれに対してはよしとは思っておりません。地域の産品を販売するなら、そのルートでしっかりやればいいというふうなことで考えておりましたけれども、こういう形の中でやっていく一つの方法もあるのかなというふうな中で、考え方をちょっと変えていってもいいかというふうな思いでおります。全体のキャパシティーがご存じのように小さいですから、その中で項目をふやしてみても実が上がらないというふうなこともあります。 それから、寄附をいただい方については、使途について必ず報告をさせていただいております。これは100%、件数が少ないというのもありますけれども、できているというふうに考えております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 6番、斎藤雅彦君。     〔6番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆6番(斎藤雅彦君) 今のご答弁を踏まえまして、次の(3)企業版ふるさと納税、今回の質問のメーンでございまして、地域活性化に向けた自治体の取り組みを支援する企業版ふるさと納税制度を利用した企業の税軽減について、政府が来年度から寄附額の約9割に引き上げる方向で調整に入ったそうです。 2018年度の企業版ふるさと納税の寄附金額は30億円の見込みで、企業の税軽減は、内閣府が認定した自治体の活性化事業が対象になるということです。企業が自治体に寄附すると寄附額の約3割が軽くなる一般的な制度に加え、現在は、特例として、さらに3割を国や本社所在地などの自治体に納める法人関係税から控除して、合算すると企業の実質負担は4割まで軽くなります。 政府は、2020年度以降、特例分の控除を6割とすることを検討しておりまして、実現すれば企業の持ち出しは寄附額の約1割になります。また、制度の使い勝手を高めるため、活性化事業の詳細が固まる前でも企業が寄附できるようにするなど、自治体が複数の事業計画を一括して国に申請できるようにすることも検討しているそうです。 そこで質問ですが、来年度以降、企業版ふるさと納税制度を利用した企業の税軽減が見込まれていますが、今年度からでも、ほかの市町村よりも早く企業への働きかけが必要と考えますが、市のお考えをお伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(坂上清彦君) 企業版ふるさと納税制度への取り組みのおただしでございますが、議員のおただしにもありましたように、政府は来年度から、第2期総合戦略の策定を見据えまして、企業版ふるさと納税税軽減、それから時限の措置も、本年度から令和6年度まで5年間延長する方向で調整に入っているということでございます。 本市におきましても、本年度が第1期の総合戦略の最終年度となっておりまして、今年度中には第2期総合戦略を策定することとしております。この第2期総合戦略に基づく事業の構築に当たりましては、企業版ふるさと納税寄附事業者にとって、企業としての社会貢献、自治体とのパートナーシップの構築、地域資源を生かした新事業の展開、そういったメリットのある事業を考えていきたいと思っております。また、自治体といたしましても財源としてこのふるさと納税が有効に活用できる事業ということで、企業と行政の双方メリットのある関係となる事業の検討を行いまして、企業等へのPR等も進めてまいりたいと思っております。なるべく早く着手しながら方向性を見出していきたいと思っております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 6番、斎藤雅彦君。     〔6番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆6番(斎藤雅彦君) 企業版ふるさと納税は、企業のイメージアップにつながる一方で、自治体からの見返りはなくメリットが少ないといった理由で余り今進んでいませんでしたが、税の軽減が寄附の9割になれば企業のメリットも大きく、今後の動向を見据えた積極的な取り組みを期待しまして、次の質問に移ります。 大項目3番、幼児教育・保育無償化の取り組みについてお伺いいたします。 日経DUALと日本経済新聞の自治体調査で、幼児教育・保育無償化が自治体の保育施設全般に及ぼす影響について調べたところ、「保育所への利用申し込みが増える」が77.9%、「市区町村の財政負担が増える」が58.1%、「影響はない」と回答した自治体は0.7%でした。その他回答として、利用申し込み、問い合わせが増加するに伴い事務負担の増大を懸念する回答が多く見られたそうです。 そこで質問ですが、全体の8割近い自治体が保育所への利用申し込みがふえると予想を立てていますが、10月から実施される保育無償化により市はどのような影響があって、今後の対応をどのように考えているのかお伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部次長。 ◎教育部次長兼幼保学校課長(菅野安彦君) 議員おただしのとおり、10月から無償化がスタートいたしまして、市も準備を進めているところでございます。今回の無償化に関しましては、3歳児以上が対象になりますが、3歳児以上の新たに申し込みがふえるんではないかということで制度開始前に想定しておりましたが、今のところ、新たに10月から3歳児以上の申し込みの問い合わせ等はございません。現在のところ、3歳児の利用申し込みは今後ふえないというふうに考えております。 また、来年度なんですが、来年度につきましては、4月から新たに3歳児の申し込みはことしよりふえるんでないかというふうには見込んでおります。これに対しましては、引き続き保育士の確保に努めながら受け入れの対応を考えていきたいと思います。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 6番、斎藤雅彦君。     〔6番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆6番(斎藤雅彦君) 先ほどのアンケート結果に「市区町村の財政負担が増える」というのが58%ありましたが、どのぐらい負担増になるのかお伺いしたいと思います。また、今年度の国の財政措置、来年度の国の財政措置、わかればお伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部次長。 ◎教育部次長兼幼保学校課長(菅野安彦君) 今回の無償化による財政負担でございますが、まず今年度につきましては、10月から保育料及び幼稚園の授業料の減額がございます。こちらは今回の補正予算に計上をしているところでございます。この減額分につきましては、今年度につきましては国の臨時交付金により補填されることとなっております。来年度以降につきましては地方交付税措置ということで対応が決まっております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 6番、斎藤雅彦君。     〔6番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆6番(斎藤雅彦君) 負担増ということで5,000万円程度ぐらいでしょうかね、もしわかれば。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部次長。 ◎教育部次長兼幼保学校課長(菅野安彦君) 大変失礼しました。答弁が漏れました。 負担増という考え方に関しましては、今回の減額分につきましては全て国の臨時交付金のほうで補填されますので、新たに負担がふえるということはございません。来年度につきましては地方交付税措置となりますので、全体の中での一部のという形になりますので、金額の内容につきましては今後注視してまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 今、次長の答弁、間違ってはいません。ただ、もう少しはっきり話させていただきますと、10月から来年度の初めまでは国が持つと、あとは地方交付税で措置をしますということです。 地方交付税というのは、普通交付税ですので、もともとは市町村の財源なんです。それを交付するというふうなことですので、ひょっとしたらそれは100%交付されるかもしれないし、またゼロかもしれない。それを正確に確認するすべというのは基礎自治体は持っておりません。そこの中で、私どもは先行して子どもたちの保育、それから幼稚園の無償化を、形は違いますけれども実行してきました。その分の差額がどうなるかというふうなこと、これは間違いなく増になります。アンケート調査のその増額というのは、そういうものも含んでいるのではないかなと。 それで、それを今後注視していかないとよくわからないというふうな次長の答弁が今ありました。そこがどうなっていくのかをはっきりしていきながら新年度に向かっていくということだと思いますので、ゼロですという話ではありません。これは、我々は、国が3歳児以上無償化だというふうなことで施策を展開したのだから、最後までやはり国が持つべきだというふうなことで展開をしていかなければいけませんし、公立につきましては、地方交付税ですから全部我々が持たなければいけない、極端な話をすればそういう形になります。 以上、答弁の中身は同じなのかもしれませんけれども、ニュアンスがかなり違ってくるというのでご認識をいただければと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 6番、斎藤雅彦君。     〔6番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆6番(斎藤雅彦君) 認可外保育所の施設についてちょっとお伺いしたいんですが、市内の認可外保育所施設は幾つあって、国の指導監督基準を満たさない、無償化の対象外になる施設はあるのかちょっとお伺いします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部次長。 ◎教育部次長兼幼保学校課長(菅野安彦君) まず、認可外保育所につきましては、9月現在ですと1つありますが、こちらが10月から認可保育所になる予定でして、10月以降は本宮市内には認可外保育所はございません。それで、対象外園である施設もございません。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 6番、斎藤雅彦君。     〔6番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆6番(斎藤雅彦君) それでは、次の(2)の質問に移ります。 先ほどと同じ調査で、「2019年秋以降、未就学児の保育料は全て無償化する」と答えた自治体は、これは市の独自減免の話なんですが、自治体はゼロ、「政府の無償化以上の取り組みはする予定はない」という自治体は55%と半数以上です。「その他の制度により保育料を値下げする」自治体が25.7%、あと無償化対象外の世帯に対しても「一部無償化する予定」の自治体が16.9%ということになっていました。 そこで質問ですが、保育無償化により、今年度は市の独自減免を継続して、ゼロ歳児から5歳児の第2子以降は無償ということですが、今後、市の独自減免のあり方について検討するということでしたが、開始時期や内容についてどのように今お考えなのかお伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(渡辺裕美君) 本市の独自減免につきましては、現在、未就学児におきまして、第1子目を一律5,000円減免、それから第2子以降については無料としているところでございます。 今回の国の無償化に伴う今年度の財源でございますが、先ほどお話しいただきましたとおり、今年度につきましては臨時交付金として全て補填される、来年度につきましては、先ほど市長もおっしゃいましたが、地方交付税に算入されるということで、不透明な部分もあるということになってございます。 本市の独自減免につきまして、10月以降、今年度分につきましてはそのまま実施する予定ではございますが、今後、4月以降にはなると思いますけれども、他自治体の状況調査、それから保護者の負担、それから財政負担などを勘案させていただき、議会の皆様ともご協議をさせていただきたいと考えております。市の独自減免につきましては、見直しをしなければいけない時期に来ていると思いますので、議員の皆様にも協議をさせていただきたいと思っているところでございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育長。 ◎教育長(青田誠君) 今議員おただしの、今年度につきましては、今、部長に答弁させましたが、10月から独自減免については、今年度内は当然そのまま実施いたします。来年度以降、4月以降の状況につきましては、市としての財政負担等も、国の動向を見ながらではございますが、当然発生することが予想されます。そういった意味で、子育て支援策としての独自減免等、その辺はどういうふうなあり方が望ましいのか、これは関係の部局あるいは議員の皆様方と相談しながら、4月以降対応していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 6番、斎藤雅彦君。     〔6番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆6番(斎藤雅彦君) 入所してから、市の独自減免を国に合わせることによって、第2子を無料だったものを例えば半額にしたりする負担増の変更は、私は問題ではないかなと思っています。国の制度に合わせるというお考え等々、もう一度、どういうふうな方向で向かうのか。当然、負担増を見込んでやる自治体もあるんですね、実際は。今まで減免していたところが、もう既に10月から負担増、今まで減免していたんだけれども、それをやめるという町村もあるんですね。だから、そういうのは私はちょっと問題ではないかなと思いますけれども、方向性だけでもちょっとお伺いします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 大変申しわけございませんが、非常にこれについてはデリケートな問題であります。片や年間5,000万円近く、毎年、今まで子どもたちのサービスのために使わせていただいていたのが、プラスアルファ、国がその無償化の制度をやることによってどう変わってくるのか。これが地方自治体にとって本当にいいのかどうなのか、子どもたちにとって本当にいいのかどうなのか。 無償にする部分とそれから有償でいただく部分、その辺について、4月1日からスタートするに当たっては、来年度から入所を希望しておられる利用者の方々の納得、それからご連絡も必要になってきます。ということは、もうこの9月の定例会が終了次第すぐに、来年度、4月1日からのこの議題に入っていかなければならないというふうに考えております。 市といたしましても、市民の代表であります議員の皆様方とは何度もこれはキャッチボールをさせていただきながら、落としどころを探していくというふうなことも必要だと思いますし、その辺について今どうするということ、議場の場ですので明言は避けさせていただきたいというふうに思いますが、全員協議会等々でできるだけ方向性を定めて、そして利用者の皆様方にもご不便を来さないように、早くその状況を伝えられればと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 6番、斎藤雅彦君。     〔6番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆6番(斎藤雅彦君) それでは(3)番の質問に移ります。 また調査で申しわけありませんが、「待機児童が増える」という調査結果は44.9%、「保育士の確保がさらに困難になる」というのが79.4%といった調査結果が出ていますが、保育無償化により待機児童が今後ふえるのではないか、また、ふえた場合の対策をどのように考えているか市の考えをお伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部次長。 ◎教育部次長兼幼保学校課長(菅野安彦君) 待機児童対策につきましては、現在も年度当初につきましては待機児童が何とかいない状況ですが、年度途中では発生している状況があります。 現在も取り組んでいる状況ですが、2つの面から、まず1つ目は、保育士の確保が、今、議員おっしゃったように重要になってきます。この保育士の確保につきましては、正職員につきましては、採用計画に基づきまして計画的に採用をしている状況です。臨時保育士の確保につきましては、引き続きハローワークや広報紙、それから情報誌を通じた募集、それから育成学校への働きかけ、それから現在いる職員の関係性を活用した人材の発掘を引き続き粘り強く進めてまいりたいと思います。 次に、施設の関係でございますが、本宮第2、第3保育所の耐震化とあわせまして、今後、保育需要を充足させるための受け入れ定員の増加などの環境整備を進めてまいりたいと思います。 また、今後認可が予定されている私立の幼稚園などもございますので、そちらへの支援、案内などで今後対応を進めてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 6番、斎藤雅彦君。     〔6番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆6番(斎藤雅彦君) 今のお話で、無償化により保育需要の掘り起こしで保育士の確保がさらに困難になるというお話がございましたが、それに伴って、保育の質を担保するための取り組みが各自治体でも意識的に進められているようですが、市の保育の質の担保をするためにどのような施策を行うかお伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育長。 ◎教育長(青田誠君) ただいまの議員のおただしの件につきましてでございますが、やはり子どもたちのニーズに応じた、そういう対応をできる保育士の資質向上というのは非常に重要だと思っております。現在も、現職の経験豊かな教員からマンツーマンで指導を受ける機会、そういったものも市として実施しておりますが、今後も、そういった取り組み、プラスさまざまな研修機会がございますので、そういった機会を捉えながら資質向上に努めてまいりたいと、こんなふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 6番、斎藤雅彦君。     〔6番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆6番(斎藤雅彦君) 最近問題になっています育児休業延長を目的とした認可保育所の利用申し込みについてでございますが、入所申請の際に、人気の高い保育所を1所だけ申し込んで、落ちて、育休が延長されることを狙うといった、悪質ということではないんでしょうけれども、そういう行為があるということで、また申しわけないんですけれどもアンケートにも実際あるという、結構高い数値が出ていました。このことについて、市は、認識とか、どういうふうな取り組みをされているのかお伺いをいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部次長。 ◎教育部次長兼幼保学校課長(菅野安彦君) 保育所の申し込みにつきましては、それぞれ申込書をいただいて、さらに保育士による面談を行っております。その際にいろいろな聞き取りをさせていただいているんですが、実際には育児休業が目的でというのはわからない状況ではありますが、少しでも必要とされる方を一人でも早く保育所のほうで受け入れられるように今後も進めてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 6番、斎藤雅彦君。     〔6番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆6番(斎藤雅彦君) またアンケートで申しわけないんですが、81%の自治体が具体的な対応策はないという回答をされていました。その中に、申し込み時に対処するということで、今お話のあった聞き取りがまずメーンで柔軟な対応をしているということでした。あとは、大事なのは、育休からの復帰が前提でないと利用申し込みができない旨の話をするということが対策の一つに挙げられておりました。 最後に、本宮市独自減免の継続や給食費の値上げなどの協議については今後十分な検討をしていただくことを申し上げ、私の一般質問を終わります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 6番、斎藤雅彦君の一般質問を終わることにいたします。 暫時休憩いたします。 再開は11時15分といたします。 △休憩 午前11時03分 △再開 午前11時12分 ○議長(渡辺由紀雄君) 休憩前に引き続き会議を行います。 それでは、日程に従いまして一般質問を続行いたします。----------------------------------- △磯松俊彦君 ○議長(渡辺由紀雄君) 通告12番、議席1番、磯松俊彦君の一般質問を許します。 1番、磯松俊彦君。     〔1番 磯松俊彦君 登壇〕 ◆1番(磯松俊彦君) 議席番号1番、磯松俊彦です。 さきの通告によりまして一般質問をいたします。 大項目1番、大山・松沢線の二ツ池地内交差点についての質問です。 中項目1番、(1)ですね、市道大山・松沢線を大山方面から二ツ池地内交差点に差しかかる手前の見通しが悪く、事故が発生してきました。そこで、これまでの事故の状況を大山・松沢線のほかの地点と比較してお伺いいたします。
    ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部次長。 ◎市民部次長兼防災対策課長(辻本弘月君) 議員おただしの市道大山・松沢線の二ツ池交差点の交通事故の発生状況につきまして、郡山北警察署本宮分庁舎に問い合わせいたしましたところ、平成25年と平成26年は事故がありませんでした。平成27年は2件で、2件とも負傷者はありませんでした。平成28年も2件で、軽症者が1名、平成29年と平成30年はありませんでした。平成31年と令和元年は2件で、死者1名、軽症者1名でした。 また、大山・松沢線の和田小学校前交差点と長屋平交差点につきましては、信号機設置後において事故は発生していないと回答をいただいております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、磯松俊彦君。     〔1番 磯松俊彦君 登壇〕 ◆1番(磯松俊彦君) 大山・松沢線の中で二ツ池交差点の事故件数が多いという認識でよろしいでしょうか。また、その原因についてどのようにお考えでしょうか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部次長。 ◎市民部次長兼防災対策課長(辻本弘月君) 事故がゼロではございませんので、交差点においての事故はゼロ件というところもありますが、ここについては過去、一、二件等の事故があるという認識はございます。 原因についてですけれども、制限速度60キロという大山・松沢線とそれに交差します路線の一時停止の不停止等がありますと事故等が起こるかなというふうな考えだとしております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、磯松俊彦君。     〔1番 磯松俊彦君 登壇〕 ◆1番(磯松俊彦君) わかりました。 次に移ります。 中項目2番、大山・松沢線を走行する車に速度超過の傾向があり、見通しの悪い交差点の構造であることが重大事故の原因にもなっていると考えております。実際、ことし1月に死亡事故が起きてしまいました。極めて重大な事態であると思います。事故を受けて市の対応はいかがでしたでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部次長。 ◎市民部次長兼防災対策課長(辻本弘月君) 死亡事故の後、二ツ池交差点におきまして、警察署、市交通対策協議会、交通安全協会など各交通安全推進団体が集まりまして交通死亡事故対策会議を開きました。各団体が連携も踏まえながら取り組みを検討、協議をさせていただきました。 市におきましては、ソフト面といたしまして防災行政無線にて注意を呼びかけるとともに、翌月2月の広報紙に見開き2ページにて交通事故の特集を掲載いたしまして、交通死亡事故、前年度を含めました5件の発生状況を、イラストに解説をつけて掲載をさせていただいたところでございます。 また、郡山北警察署本宮分庁舎におきましては、大山・松沢線において速度超過違反の取り締まりを、二ツ池交差点におきまして一時不停止違反の取り締まりを、現在も継続して強化していると聞いております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 白沢総合支所長。 ◎白沢総合支所長(移川善弘君) 私のほうからはハード面について回答させていただきたいと思います。 事故後、警察署と協議いたしまして、市道大山・松沢線の二ツ池交差点内におきまして、「交差点注意」の文字、さらに交差点マーク、横断歩道予告マーク、停止位置線の区画線工事を行いました。 また、交差します堀ノ内・西明内線側につきましては、「止まれ」の文字、停止線、路側線などの区画線工事を行いまして、さらには「交差点止まれ」の看板を設置いたしたところでございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、磯松俊彦君。     〔1番 磯松俊彦君 登壇〕 ◆1番(磯松俊彦君) 事故後の取り組み、ありがとうございます。無線の呼びかけ及び広報紙による特集、市民の皆さんも読んでいただけたかと思います。また、警察の方の一時停止の取り締まりは効果があると思いますので、継続していただければと考えております。 ハード面の「交差点注意」、横断歩道停止予告マーク等についても当然の措置だと思います。堀ノ内・西明内線における停止線、「止まれ」表示、これは極めて重要な表示でありますので、大変ありがたいことであると考えております。 しかし、ことし7月にも事故が起きております。事故で曲がったガードレールもそのままになっております。市では、対策後、再び事故が発生してしまった原因をどのようにお考えでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(荒川貞伸君) ことし7月に事故が起きたという点でございますが、この事故の形態は出会い頭ということで、自動車と自動車の出会い頭による衝突事故でございました。 先ほど次長のほうから申し上げました数々の取り組みを展開しておりますが、まだまだその効果が発揮されていないということで、今後もその対策を進めていく必要があるというふうに認識しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、磯松俊彦君。     〔1番 磯松俊彦君 登壇〕 ◆1番(磯松俊彦君) やはり、二ツ池交差点地内の見通しがよろしくないという状態がそのままになっていることも、問題の一つとして残っているのではないかと私は思います。 次に、見晴らしがよい下り坂のため速度超過が起きやすい上、交差点直前に見通しが悪くなってしまうため、事故が起きやすい二ツ池地内交差点特有の危険性を根本的に解決するためには、信号機を設置するか、もしくは交差点周辺の見通しの悪さを改善するため、地権者の了承を得て、二ツ池交差点左角あたりの農地の高さを下げるか、交差点周辺全体の高さを上げるかなど、交差点の構造を安全にすることを住民は望んでいると思います。 市では、現在、住民のために何か調査・研究をしておられる、またはされる予定はございますでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(渡辺兼野君) 二ツ池交差点の道路構造上のお話かと思いますので、私のほうから答弁させていただきます。 大山・松沢線、こちらの道路につきましては、3種3級、市内でもスピードの出る道路ということで、当時、改良工事を実施した経過がございます。それに伴いまして、既設の道路の交差点につきましては、一時停止の標識、一時停止が一番大事だということで、交差点の見通しの悪い箇所、二ツ池の現場につきましては手前に1カ所カーブミラー、その奥にさらに確認できるようにカーブミラーが、2基が設置してございます。 建設部のほうでも道路の現地の確認はさせてもらっておりますが、きちんと停止して、さらに安全確認して通行してもらえば大丈夫な交差点というふうに考えてございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(荒川貞伸君) 議員からおただしのありました信号機の設置の関係でございますが、これにつきましては福島県公安委員会の判断により設置となるものでございます。 市で「交差点注意」などの路面標示などの区画線工事や「交差点止まれ」の看板設置を行ったこと、交通安全協会和田分会様の取り組み、また郡山北警察署本宮分庁舎の取り締まりが継続して行われるとのことから、その効果を見きわめながら対応してまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、磯松俊彦君。     〔1番 磯松俊彦君 登壇〕 ◆1番(磯松俊彦君) 市民の安全・安心な暮らしのため、ハード面やソフト面での市の今後の取り組みに期待しております。 次は、大項目2番、本宮市夏まつりについてです。 中項目1番、本宮市夏まつりは、これまで本宮会場と白沢会場において開催されてきましたが、一昨年より本宮会場のみでの開催となりました。そこで、これまでの両地区の集客の状況と、白沢地区実施中止の経過についてお伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(増子宗一君) それでは、本宮市の夏まつり、白沢地区での夏まつりの中止に至った経緯について答弁させていただきます。 まず、観覧者でございますけれども、平成26年度、本宮地区4万5,000人、白沢地区3,000人、合計4万8,000人、平成27年度でありますが、本宮地区4万6,000人、白沢地区4,000人、合計5万人、平成28年度ですが、本宮地区4万6,000人、白沢地区4,000人、合計5万人。平成29年度からは、一本化になりましたので本宮地区のみということになります。本宮地区4万人、合計4万人、平成30年度ですが、本宮地区4万5,000人、合計4万5,000人となっているところでございます。 次に、白沢地区での夏まつりが中止になった経緯というようなことでございますが、これにつきましては、本宮市の祭りのあり方についてというようなことでお話をさせていただきたいというふうに思います。 白沢地区の夏まつりにつきましては、昭和60年に白沢村合併30周年記念事業といたしまして、文化団体連絡協議会が主催者として開催をしてきたところです。翌年から白沢村観光協会が主催となり実施をし、合併後の平成28年度まで、本宮市夏まつり白沢会場として開催されてきたものでございます。 その後、本宮市夏まつりの反省会におきまして、本宮会場と白沢会場が同日開催となっていること、また、しらさわ桜まつりのあり方について、合併10周年を迎えるに当たりまして、本宮地区、白沢地区の祭りの一本化をして市民みんなで協力して盛り上げようという機運が高まったところでございます。 これを踏まえまして、平成29年1月に、当時の桜まつり、夏まつり、秋祭りの実行委員会の役員の皆様にお集まりいただきまして本宮市の祭りについての検討会議を開催し、祭りのあり方、運営方法等について検討を行ったところであります。 その結果といたしまして、平成29年度から、しらさわ桜まつりを本宮市春まつりとして、花火大会を充実しながら白沢会場で実施する。夏まつりにつきましては、白沢会場でのイベントを本宮会場で一緒に実施し一層充実させること、秋祭りにつきましては、本宮地区は神社のお祭り、白沢地区は健康福祉まつり、産業祭、文化祭という趣旨でのお祭りであることから現行のまま実施をし、白沢地区の産業祭の充実を図るというようなことで検討委員会で決定をされたものでございます。今後の夏まつりの方針をその場で決めたということでございます。 夏まつりの白沢会場での来客数は4,000人程度でありましたけれども、現在、白沢会場で実施をしております春まつりにつきましては、今年度は1万6,000人というふうになっておりまして、白沢地区のにぎわいづくりに大いに貢献しているというふうに理解をしているものであります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、磯松俊彦君。     〔1番 磯松俊彦君 登壇〕 ◆1番(磯松俊彦君) そこでですけれども、夏まつり一本化のプロセスにおきまして住民の方への説明などありましたでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(増子宗一君) 検討会議の中での議論を踏まえまして、その後、観光物産協会で夏まつりを、祭りの運営というのは本宮市の観光物産協会のほうで実施をさせていただいておりますので、観光物産協会並びに市議会のほうへも一本化というようなことで報告をさせていただきました。 なお、この祭りの周知方法等につきましては、広報もとみや等で周知を図ったところでございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、磯松俊彦君。     〔1番 磯松俊彦君 登壇〕 ◆1番(磯松俊彦君) ただいまのご答弁によりますと、観光物産協会及び市議会への報告と広報もとみやによる周知ということでございました。特に住民の方に対するアンケートをとるなど、また特別説明会を開くなどはなかったという認識でよろしいでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(増子宗一君) 議員おただしのアンケート調査等については実施をいたしておりません。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 若干補足させてください。 アンケート調査は行っておりません。ただ、協議に入っていただいておりますそれぞれの実行委員会の皆様方は、地区を代表する皆様方でございます。 そして、一度でそのことを決めたわけではございません。会議をしていただいて持ち帰っていただいて、これをキャッチボールしながらこういう形で進めようということで、皆さんが素直に今までやってこられたことを、ああ、そうかい、それではそうしましょうといったわけではないんです。 お祭りはお祭りで、両方で夏まつりをやろうという意見もありました。ただ、実行している実行委員会、お世話している方々がもう大変だというふうな話もあったことも事実であります。その辺を踏まえて、もう合併10年も過ぎていると、そんな中で白沢だ、本宮だという話ではなくて、みんなで楽しめるお祭りをつくっていこうというふうなことでまとまりました。 ですから、アンケートはしておりませんけれども、お祭りに携わってくださっている多くの方々、その代表者の方々の意見をまとめてこの方針をつくらせていただいたということでございます。皆さんお一人お一人にお聞きすれば一番よかったのでしょうけれども、物事をこういう形で決めさせていただいたということをつけ加えさせていただいて、答弁とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、磯松俊彦君。     〔1番 磯松俊彦君 登壇〕 ◆1番(磯松俊彦君) 夏まつり実行のスタッフの方々が大変だというお話は以前より伺っておりました。大変お疲れさまでございます。 次に移ります。 白沢地区では住民の約半数が夏まつりに来てくださっていたようですね。会場一本化後、本宮地区の集客数が思いのほか伸びていないようですが、白沢地区の皆さんが夏まつり一本化後、本宮会場へ来ているかという調査はされておりますでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(増子宗一君) 白沢地区の方が本宮地区に来ているかというふうなおただしでありますけれども、それについての調査はいたしておりません。 ただ、人数が減っているというふうな理由でありますが、ここ近年は毎年、花火になりますと雨が降るというふうなことで、天候によりまして非常に観覧者数が影響を受けるということで、我々も天気が一番心配でイベントをしているんですが、やはりイベントは天気が一番なのかなというふうに理解をしているところであります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、磯松俊彦君。     〔1番 磯松俊彦君 登壇〕 ◆1番(磯松俊彦君) わかりました。毎年、天気が重要だということで、来年も天気に恵まれるといいと思います。 次に、本宮市の約東半分であります白沢地区の皆さんが楽しみにしていた夏のイベントでした。現在、本宮会場の花火は寄附によって上げていると思いますが、何発打ち上げておりますでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(増子宗一君) 本宮市夏まつりについての花火の打ち上げ数でありますけれども、何発というようなことではなくて、スターマインの打ち上げ数で答弁をさせていただきたいと思います。 本宮地区の夏まつりについては19のスターマイン、ちなみに白沢地区の春まつりでありますが、11のスターマインを上げているというようなところであります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、磯松俊彦君。     〔1番 磯松俊彦君 登壇〕 ◆1番(磯松俊彦君) わかりました。 その花火なんですけれども、その一部分を分けて白沢会場で上げる、例えば白沢地区内企業からの寄附分で派手ではなくても上げるなど、何か企画があれば住民の方も喜ぶのではないかと思います。 中項目2番に移ります。 さて、現在、本宮市夏まつりは、本宮地区開催で一本化される前より本宮会場周辺の駐車場が不足しておりましたが、一本化後の会場までの交通利便性の配慮についてどのようなものがあるかお伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部次長。 ◎産業部次長兼商工観光課長(渡辺清文君) それでは、一本化後の交通の利便性ということでお答えさせていただきます。 こちら、現在、シャトルバスを平成29年度から観覧者の交通利便性を考えて運行しております。こちらの運行につきましては、市のホームページ、広報紙、防災行政無線など、シャトルバスの運行について周知活動をしております。 路線といたしましては、白沢公民館から高木公民館、安達橋までの往路と、復路につきましては、安達橋から高木運動公園、白沢公民館へ運行しております。 なお、白沢公民館からは7便で4時半から7時半まで、安達橋からの復路、帰りになりますが10便、5時から9時45分まで運行しております。 乗車人数につきましては、平成29年度におきまして34名、平成30年度につきましては10名、ことし令和元年度につきましては64名の利用というふうになっております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、磯松俊彦君。     〔1番 磯松俊彦君 登壇〕 ◆1番(磯松俊彦君) シャトルバスの運行で、白沢地区の方が何人、本宮会場にお越しいただけたかというところまでお答えをいただきました。思いのほか少ないような気がしております。パソコンやスマホを使えない高齢者の方々や免許がない方もおられます。そういった方々にも、市民の夏の憩いの場としてより多くの方に夏まつり会場へご案内するため、交通手段を利用しやすく工夫する予定は何かありますでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部次長。 ◎産業部次長兼商工観光課長(渡辺清文君) こちらのPRについてですが、今年度につきましては8月12日に新聞の折り込みチラシを配布いたしました。こちらの内容については、シャトルバスの時間と、あと市内の駐車場等の内容を記載して配布しております。 今後につきましても、チラシなどを配布してシャトルバスの運行について実施していきたいというふうに考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、磯松俊彦君。     〔1番 磯松俊彦君 登壇〕 ◆1番(磯松俊彦君) シャトルバスについてなんですけれども、やはり白沢地区は広いので、路線をふやすなどの取り組みも必要かというふうに感じております。 また、現在、白沢地区で行われております春まつりの認知度についてですが、こちらは1万6,000人集客されておりますが、さらにこれ認知度を上げまして、本宮地区の皆様におかれましても大勢おいでいただく取り組みをしていただくようなことが望まれるかと思います。 また、本宮市夏まつりの駐車場を臨時に借りるなど、新たな取り組みの企画を期待しております。 以上で質問を終わります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、磯松俊彦君の一般質問を終わることにいたします。 昼食につき暫時休憩いたします。 再開は午後1時ちょうどといたします。 △休憩 午前11時40分 △再開 午後零時58分 ○議長(渡辺由紀雄君) 休憩前に引き続き会議を行います。 それでは、日程に従いまして一般質問を続行いたします。----------------------------------- △渡辺忠夫君 ○議長(渡辺由紀雄君) 通告13番、議席17番、渡辺忠夫君の一般質問を許します。 17番、渡辺忠夫君。     〔17番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆17番(渡辺忠夫君) 議席17番、日本共産党の渡辺忠夫です。 市議会議員選挙改選後、最初の一般質問を行います。 今回の質問事項は、さきの市議会議員の選挙のときに私自身で市民の皆さんの声をアンケートでお聞きしたものの中から、非常に多かった要望の意見のものから選んで質問をするものであります。 第1点でありますが、商店街活性化整備ということで、さきの議会でも質問しましたが、魅力ある店舗づくりに取り組む市内の中小規模事業者を支援し、商店等の活性化を図るために補助金を交付する制度を導入してはどうかということを再度お聞きするものであります。 商店版リフォーム助成制度、お隣の二本松市でも実施しているようですが、大変評判だそうですが、その辺のことをどのようにお聞きしているのか当局の考え方をお聞きしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部次長。 ◎産業部次長兼商工観光課長(渡辺清文君) それでは、商店街の活性化に対する質問にお答えしたいと思います。 今回の質問につきましては、昨年12月の質問でもいただいております。それを踏まえまして、本年度につきまして、本宮駅前の中心市街地におきまして市の商工会が実施した空き店舗調査によると、市街地全体で商店数が減少しており、空き店舗が増加しています。特に荒町や上町地区において空き店舗の増加が顕著であるが、本宮駅に近い中條地区においても空き店舗が増加していることを確認しております。 店舗リニューアル等に対する補助事業としては、商工会が窓口となり中小企業庁が実施している小規模事業者持続化補助金がありますが、こちらのほうは事業採択が厳しくなってきております。それが要因となり、新たに市町村独自で助成を行う自治体もあるということで、先ほど議員からもありましたが、近隣におきましては二本松市においても実施されているところであります。 商店街を取り巻く情勢につきましては、少子・高齢化による生産年齢人口の減少や後継者不足、市場の縮小並びに慢性的な人手不足、加えて新たなIT技術の進化による競争の激化等、急激に変化してきており、商店街に対する新たな支援は重要であり、店舗リニューアルに対する補助は有効であるという認識を持っているところであります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 17番、渡辺忠夫君。     〔17番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆17番(渡辺忠夫君) 前回の質問のときの答弁の中で、今後についてはソフト面やハード面の両面からどのようなものですかという、そういう観点から、商工会とも協議していきたいというような答弁のようでありましたが、その後、商工会との話し合いなどがなされたのかどうか、またどういう方向性になっているのかお聞きしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(増子宗一君) 商工会とのやりとりでございますけれども、商工会と本市におきまして、商店街のリニューアルについて補助はどうなのかなというようなことで検討させていただきました。 本宮市の商店街でありますけれども、比較的新しい商店街というふうな認識を持ってございまして、これにつきましては、8.5水害での激特事業の実施、その後に行われました街路事業によりまして、荒町地区から中條地区までについてはおおむね整備がされたと、今、駅前の停車場線を整備しようとするというふうな、そういう状況でございます。 そういう中におきまして、店舗併用住宅、店舗がついている住宅について空き店舗の調査をさせていただきました。そういう中で、やはり中條地区や下町、荒町地区でもこの空き店舗というのが十数件ございまして、これらについてのリニューアルといいますか、店舗と住宅を分離してそこで事業を行うというふうな、そういう事業者に対してこういう商店街の持続化の補助金ができないかというようなことで、今、商工会とは話をしているところであります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 17番、渡辺忠夫君。     〔17番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆17番(渡辺忠夫君) 空き店舗のことで今回少し聞いておこうかと思ったんですが、商店があいたというところはもちろんですが、現在、商店を経営している中でお店をリニューアルしたいというような、そういうことの話題というか話は出ていなかったのかどうか。そういうことで、現在、店を経営している中で店舗の少し改善をしたいというような要望もあるんだというようなお話も聞いておったんですが、そういうような話はどのように進んでいるのかお聞きしておきたいと思うんです。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(増子宗一君) 国の制度で行っております持続化補助金の関係でございますけれども、これらの事業につきましては、店舗のリニューアルとか、あと集客をするためのソフト事業、ホームページのリニューアル等々、そういうものが該当することでございます。 この採択率でありますけれども、店舗リニューアルも含めまして約3分の2の事業所さんがこの補助金を活用しているということで、平成30年度の実績ですと、件数は3件でございましたけれども、全てが採択になったというふうなことで、理容業の整備、床屋さんの整備であったり、飲食業のトイレの改装であったりというようなことで、全て補助を受けていたというような実績であります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 17番、渡辺忠夫君。     〔17番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆17番(渡辺忠夫君) それで、商工会とのこのお話の中で、ぜひ市独自の、先ほどちょっとお話出ました二本松市なんかでやっているような事業の形態のものを市独自の事業としてやる方向だといいますか、やるべきでないかというようなお話は具体化しているんでしょうか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(増子宗一君) 商店街に対する支援のあり方でありますけれども、店舗のリニューアルというような形での要望というのは、今は、国の事業で行われております持続化補助金で賄っているというふうな状況であります。 先ほど答弁をさせていただきましたが、店舗と住宅が一緒になっていると、ただ店舗は空き店舗になっていると。そうしますと、それらを分離することによって店舗の再生、例えば小売業であったり飲食業であったり、生活関連のサービス業等々のそういう人たちが新たに事業ができる、そういうものについて市としては支援をしていくというふうなことで、今、商工会のほうと意見交換会をしているところであります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 17番、渡辺忠夫君。     〔17番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆17番(渡辺忠夫君) それぞれの地域に合った支援の仕方というのはいろいろとあると思うので、そういうふうな商工会で求めているようなことや、あるいはまた新たな店舗を出すというようなことになりますとそれに応じた支援の展開が必要だろうと思うので、ぜひともそういうふうにやれる方向で、できれば来年の予算でも措置できればいいのかなと思うんです。 先ほどお話ししました二本松市の例でちょっと聞いてきたんですが、去年の実績では補助率50%で50万円までの、いわゆるこの店舗リニューアルの問題ですが、これでは実績が1,720万円とか言っていました。ことしの当初予算では1,500万円と言いますから、5年目でこれだけの事業があるというのは相当意欲が湧いてきたといいますか、力が入っているんだなというようなことと、あと、店そのものもそういうふうなことで活性化したいというふうな気持ちもあらわれているのかなと思ったりもするんです。最近は、特に小浜のほうでも空き店舗を利用した店ができつつあるというような話も出されているようだというような話も聞いておりますので、できるだけそういうことを支援していったらどうかなというふうに思うんです。 一方では、二本松市には最近、4号線沿いにとても大きいスーパーが出店するような話になっているようでありますが、大店舗法が改正になって、今まで6,000平米だったのが今度8,000平米まで広がったということから、今の大広タイヤの、大広タイヤというんですか、三菱の反対側のほうですよね、あの辺に大きいスーパーが進出するというような話があるそうであります。進出の理由が振るっているそうで、二本松市から外へ買い物に行かないようにこの店舗を、スーパーを出すんだという、何か理由が、いい理由だなとも悪い理由だなとも言えないような理由をくっつけて出店してくるそうですが、それとあわせて、反対にそういうのが出てきますから、当然それに影響される商店街を、またさらに地元の力で発展させるということは十分重要な施策の一つだと思うので、ぜひとも実現するようにお願いをしながら、次の質問に入ります。 2番目に多かったのが、2番目というか番号つけにくいんですが、そのほかに多かったものについては学校給食費の無償化の問題がありました。学校給食費の無償化についてはここ何回か質問をしてきましたが、全国的にも今、県内でももちろんですが、この無償化の取り組みが強まっています。これだけ進んできますと、我が事として考えなくてはならない時期になってきたのかなというような思いであります。 前回にも申し上げましたが、義務教育の課程で、給食費は保護者の負担の額が一番多いものになっているわけであります。平成27年度の資料ですが、各学校で幾らか違いますが、小学校で年額4万7,000円から約5万円、中学生が5万7,000円から約6万円、これだけの負担をするというのは、学校諸経費の中では最も多い経費となっているところであります。 市民の所得が低下する中で、義務教育費無償化の一環というような立場からこれまでも質問をしてきたんですが、負担の軽減対策のためにも重要な対策として取り組むべきと思いますが、再度お伺い申し上げます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育長。 ◎教育長(青田誠君) 確かに、今、議員おっしゃいましたように、憲法では義務教育は無償というふうなことがうたわれております。ただ、学校給食費につきましては、学校給食法第11条に基づき、学校給食の実施に必要な施設、設備、あるいはそういう運営に関する経費、こういったものは設置者の負担となっておりますが、それ以外の学校給食に要する経費、通常、給食費と呼ばれる賄い材料費でございますが、これは、学校給食を受ける児童または生徒の保護者の負担とするということが定められておりますので、本市としてもこの方針にのっとり対応しているということでございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 17番、渡辺忠夫君。     〔17番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆17番(渡辺忠夫君) 前回もそういう答弁もありましたが、無料化をしている学校を初めとした行政側、いわゆる教育委員会の対応の仕方は、当然この学校給食の負担は、材料費やなんかについては保護者負担というふうになっていますが、保護者負担にかわって行政側が負担してならないということは言っていないので、その分は行政側で負担するということで無償化を実施しているというのが、どこでもやられていることなんですね。ですから、そのように理解をしていけば幾らでもできるというようなことになっているわけです。 前回質問したときには、福島県は全国的にも進んでいるわけですが、福島県の場合を例にとりますと、福島県では今59市町村がありますが、そのうち、前回は当局が29市町村、私が29市町村というふうなことでちょっとずれがあって、結果的には29市町村だったように記憶しておりますが、今回の調査で私が調べたところでは、32の自治体が一部あるいは全額を負担している、補助しているというふうに私は判断したんですが、これは今どうなっておりますか、どのようにつかんでいますか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(渡辺裕美君) 県の健康教育課の調査の中身でございます。本年度、令和元年度の福島県内の学校給食費、全額負担している自治体につきましては12市町村でございます。一部軽減が20市町村ございますので、合計で32市町村で、議員おっしゃられたとおりでございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 17番、渡辺忠夫君。     〔17番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆17番(渡辺忠夫君) これ毎年ふえているわけなんですね。昨年一斉にだと思うんですが、福島県の新日本婦人の会という会が全県的に請願・陳情をしたというふうな経過の中で、それがどんどんふえつつある要因にもなっているというふうに私は理解しているんですが、今回、32の自治体が実施をしておりますが、この請願・陳情を採択した自治体というのは、今やっていないけれども、国や県と、あるいは市町村独自の請願・陳情の採択というような、いろいろ内容はありますが、しかしその中で総体的には11の市町村がこの請願・陳情を採択したということになっているわけであります。早晩、そういう自治体も実施に移るようになってくるのではないかというふうに思うんです。 これ、本市にとってみればいつまでもそういう形で、理解の仕方いろいろありますが、他の市町村におくれをとらないような形で実施すべきだというふうに思うんですが、いかがなんでしょうか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育長。 ◎教育長(青田誠君) ただいまの議員おただしの件でございますが、確かに県内のあるいは全国の状況等については、私どももいろんな資料をもとにしながら注視をしているところでございますが、現在のところは、先ほど議員おっしゃいましたけれども、給食費の支援につきましては、例えば要保護・準要保護のご家庭に関しては就学援助制度を利用しながら支援をしたり、そういった形でできるだけ支援策も講じております。 したがいまして、県内の状況等は十分把握はしておりますけれども、無償化に伴えば当然、多額の運営費等も恒常的に発生してくることも事実でございますので、現段階では保護者負担を継続していくと、こんなふうに思っております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 17番、渡辺忠夫君。     〔17番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆17番(渡辺忠夫君) 現段階ではというような答弁のようですが、例えば請願・陳情採択したところの11の市町村がやれば残りは16市町村なんですね。じゃ、ほかの市町村が全部やってからだとやるということですか。その辺は、今のところと言うんですが、どこの時点ならやるというふうに考えられているのかお聞きしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育長。 ◎教育長(青田誠君) 今おただしの件につきましては、あくまでも現状では学校給食法第11条に基づいて、保護者負担を原則とするというふうな文言になっておりますので、私どもはその方針にのっとって対応したいというふうに考えております。 また、これとは若干論点がずれるかもしれませんが、保育所の無償化の件につきましても、副食費、いわゆる給食費は、国としては実費負担を原則として徴収するというふうになっておりますので、あくまでも給食費につきましてはこういった形で対応していきたいというふうに思っております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 17番、渡辺忠夫君。     〔17番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆17番(渡辺忠夫君) 自分の食べるものだから自分が払うのが当然というふうなこともありますが、ただ今回の給食費の、つまり幼稚園・保育所の給食や保育料の無料の件でも、給食費が実費負担ということになっていることについて、多くの国民や識者の中では余りいい判断をしていないんですね。大体、教育費の一環として学校給食費があるんです。あるいはまた保育所も、保育所の一環として食費があるわけですから、その一環とすれば自己負担にするなどとんでもないと、無償化を言うんだったら給食費まで無償化したらどうだという意見が多いわけですよね。ですから、それに合わせてやる。国のやり方は何でも正しい、100%何も言えない、言うこと聞かなくてはならないというような話の仕方というのはどうも納得ができないと思うんですが、じゃ、そういう理屈でいけば、本宮市以外全部やってもまだ考えると、そういうことなんですか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育長。 ◎教育長(青田誠君) 他市町村につきましては、それぞれ他市町村の考えがあろうかと思っております。子どもたちの食べ物を大切にする気持ちとか、心身の発達に対する給食の重要性とか、そういったことにつきましては、保護者の皆様方につきましても十分ご理解がいただいている現状でございますので、今、議員おただしの件につきましては現行制度を維持していきたいと、こんなふうに思っております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 17番、渡辺忠夫君。     〔17番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆17番(渡辺忠夫君) 全県の58市町村がやってもなお固執するということのようでありますが、保護者の皆さんも理解はしているんですが、しかし無償化と言って無償にしても、保護者の皆さんは、それは教育の一環としてやるんだからご理解願いたいと言えば、皆さん快く理解をしてくれるんではないかというふうに私は理解をしております。 そういう意味で、理解の仕方にはいろいろありますが、しかし教育の一環としてこの最初の質問をしたときも3点ばかり質問の項目について述べていたんですが。一つは、義務教育の中では無償化だというようなことを中心にした話の組み立てで栃木県の市のことを出して、そういう教育費の負担は、材料費であっても、その市町村がかわって負担しても何の学校給食法にはさわりないんだというようなことでの質問をしたんですね。さらに無償化のための検討を求めまして、次の質問に入ります。 最後ですが、市議会議員の選挙の公費負担の問題について。 このことについては、7月に行われた市議会議員の選挙は、立候補者数が定数内におさまったということから無投票となったと。今回の議会ではこのことについていろいろな意見が出されたところですが、市当局としてはどのような考えをお持ちなのかということに疑問が寄せられましたので、それに答えたいなと思って質問をするものです。 まず、今回、無投票になったわけですが、このことについて当局ではどのように認識されたのか、まず伺っておきたいというふうに思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 総務部長。 ◎総務部長(柴田久幸君) 執行部として今回の市議会議員選挙の無投票についての認識ということで、執行部につきましても答弁、難しい問題でございます。一般論としてお答えをさせていただきたいと思います。 今、全国的に地方議会議員のなり手不足が課題になっております。選挙というものは、市民の代表を選び、市民の意見を政治に反映させる機会であると考えております。そういった観点から、今回無投票というのは、公約を選挙民に示す機会もなく、また有権者に候補者を選択いただく機会がなかったということで残念であると、これは一般論でございますが、残念であると考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 17番、渡辺忠夫君。     〔17番 渡辺忠夫君 登壇〕
    ◆17番(渡辺忠夫君) ことしの4月の全国統一地方選挙から後半戦の市議会議員、県議会議員の選挙に至る中で、全国的にも無投票の選挙区がいっぱい出たというので、新聞でも問題になった経過があることはご案内のとおりなんですが、その見方については、いろいろな評価と見方があると思いますので一概には言えないんですが、参議院議員選挙の投票率が48.80%と24年ぶりに50%を割り込んだという、過去2番目に低かったというのが大きな問題になりました。 これは日本の民主主義にとって極めて憂慮すべき事態だと、このことは我が党の志位委員長がある講演会で言ったんですが、いろいろ原因があるが、私は安倍首相の姿勢に最大の問題があったということをまず指摘しなければなりませんというふうに、いろいろな評価の仕方がありまして、こういう指摘の仕方もあるんだなというふうに思ったんですが、ただその中で何が言われたかというと、選挙に際して論戦から逃げ回るという姿勢や、あるいは通常国会での審議の中で真面目に論議をしなかったとか、そういう中で党首討論でも誠実に議論するという姿勢が見られませんでしたというような、そういうことで政治にいわゆる関心がなくなってきたんではないかなということのようなことでありましたが、一般新聞でも、その原因は人口減と少子・高齢化だと。これは一般的にどこでも通用するのかなと思うんですが、その見方についてはいろいろあるということについてこれ以上は言えませんが、志位委員長が言ったのも当たるとも遠からずかなと思ったりもします。 この評価は先ほど言いましたようにさまざまですが、市議会議員選挙が終わってからいろんな意見がありましたので、この際お聞きしておきたいと思ったのは、市議会議員選挙の中では町村議会と違って公費負担の部分があります。公費負担というのは、これは誰でもが選挙に出られるという、つまりお金がないから出られないというようなことをなくすため、これが大前提になっているんではないかと思うんですが、そういうふうなことから考えて、公費で負担して実際選挙が始まったと。 そうすると、実際起こった現象はどういうふうになったかというと、当日14日でしたか、日曜日ですが、告示日でしたよね。そうすると、告示があって、5時までに受け付けが終わって選挙がされないということから、私も含めてなんですけれども、候補者ははがきを準備しておいたり、ポスターはもちろん準備するんですが、ポスターもはがきの郵送料も、ポスターの印刷代も含めて公費がありますし、あとビラのことや何かもありますので、一つずついきたいと思うんです。 結果的にどうなったかという市民の感想から先に述べたいと思うんですけれども、1日で終わったのに次の日になったら、選挙であればはがきが来る、あるいはポスターが張っているというふうな、そういう現象が普通、目に入るわけですが、あの日の場合は、掲示板に全部ポスター張ったわけではなくて、ポスターが張られないところもあったというようなこともあってのことなんですが、はがきは来なかった、掲示板を見たらポスターも張っていないところもある。そうすると、誰が出たのか、どういう公約で出たのかわからないと。そして、次の週は、大概2日も過ぎれば選挙広報か、選挙広報も来ないと。そうするとわからないと。ビラも今回は公営にして4,000枚までできるようになったけれども、そのビラも結局折り込まれなかったということになったので、結局、どういう人が出て、何を公約にしているのかというのを十分に有権者というか市民に知らしめないで終わったということに結果的になったんです。 ただ、せっかく公費もある程度使ってやるわけですから、例えば無投票で終わったにしてもそういうことが行き渡るような対応はできないのかどうか、簡単に言えばそういうことなんですけれども、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 総務部次長。 ◎総務部次長兼総務課長(本多光雄君) ただいまの選挙公営制度、無投票の場合の対応についてでございますが、ただいま議員おっしゃられましたように、選挙公営制度は、立候補しようとする方の負担を減らし、資産の多少にかかわらず立候補や選挙運動の機会を持てるように、選挙運動費用の公費負担を行うものでございます。選挙運動につきましては、告示日の立候補届け出後から行うことができます。 その選挙運動に係る公費負担の対象の一つであります、まずは選挙運動用はがきでございますが、郵便局で選挙用の表示を受ける法定のもので、無料で差し出すことができます。しかし、無投票となりますと告示日の1日のみの選挙運動の対象となりますので、今回、市議会議員選挙の告示日は日曜日であったことから、指定郵便局の午前9時から午後零時30分までの取り扱いに合わせた受け付けに限られたこととなりましたので、この時間内に差し出されたはがきは届かれたと。午後零時半過ぎに指定郵便局の取り扱いで受け付けされず、差し出しができなかった例もあるかと思います。 そのほか、今の質問の中で選挙広報についてのおただしがございました。選挙広報についても無投票の際の取り扱いについてはただいま議員ご意見いただいたところの趣旨を理解するところではございますけれども、選挙広報につきましては公費負担の対象でございます。投票のための発行を行うもので選挙運動となるものでございまして、やはり無投票となった場合は発行できないこととなります。 もう一つ、選挙ビラと選挙ポスターについてでございますが、選挙用運動ビラや選挙ポスターについても選挙運動の一つとなるものでございまして、これも公費負担の対象となっておりますが、先ほど来申し上げておりますが、無投票を受けて本人は選挙運動ができなくなるということで、この選挙運動の一つであります選挙運動用ビラ、選挙運動用ポスターについても、運動用の頒布や選挙運動ポスターの掲示場の掲示もできないというようなことでございます。 これらにつきましては、国政選挙や県の選挙においても同様の扱いとなっておるところでございまして、この辺についてはご理解をいただきたいというふうに思っております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 17番、渡辺忠夫君。     〔17番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆17番(渡辺忠夫君) そうすると、締め切りが5時で終わったとすれば、その後は選挙運動に附属するものは一切できないということになって、できないことをやるわけですから、それをやれば公職選挙法に違反するということになるのか。 そういうことも含めて、例えば本宮市の公職選挙法の運営細則みたいなものをつくって、例えば無投票になったとしても、そういうビラの配布やポスターの張り出しとか、そういうことができるというような決めをつくることがあって、実際実行することはできないのかどうか。そういうふうな市独自のものをつくればできるということにはならないのかどうか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 総務部次長。 ◎総務部次長兼総務課長(本多光雄君) ただいまのおただしでございますけれども、市の選挙管理委員会独自でそのような無投票の取り扱いをできないかということでございますが、ただいま申し上げましたことにつきましては公職選挙法に基づいた中での解釈となってございますので、国政選挙でも県の選挙におきましても選挙運動となるものについては対応できませんので、選挙管理委員会におきましても、独自での解釈をして変更するということはできないというふうに考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 17番、渡辺忠夫君。     〔17番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆17番(渡辺忠夫君) もしそういうことができるのであるとすれば、市独自の決まりをつくって、例えば選挙がなかったとしても、みんなの意向が十分に市民や有権者に伝わるようなことができればいいんではないかなどと思ったりもします。全国的な問題もそうですが、人口減少と少子・高齢化の一言では済まされない問題も秘められているんではないかというふうに思います。 それで、我々議会を初めとする行政側に立つ者が市民や有権者の代弁機関としての役割をどう果たしていくかと、そういうことも含めて考えるならば人ごとではないなというふうにこの質問を考えたときに思ったものであります。そういう意味では、今後さらに市民の立場に立って頑張らなければならないなと思った次第でありました。 以上で質問を終わります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 17番、渡辺忠夫君の一般質問を終わることにいたします。 以上をもちまして通告のありました一般質問全部を終了いたします。 暫時休憩いたします。 再開は1時50分といたします。 △休憩 午後1時40分 △再開 午後1時47分 ○議長(渡辺由紀雄君) 休憩前に引き続き会議を行います。----------------------------------- △日程第2 議案第66号から議案第77号及び議案第86号から議案第92号に対する質疑 ○議長(渡辺由紀雄君) それでは、日程に従いまして議案に対する質疑を行います。 議案第66号から議案第77号及び議案第86号から議案第92号までの19件については、所管常任委員会に付託して審査をする予定でありますので、大綱についてのみ質疑を行います。 それでは、議案第66号について大綱のみ質疑を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 異議ありませんので、質疑を打ち切ることにいたします。 議案第67号について大綱のみ質疑を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 異議ありませんので、質疑を打ち切ることにいたします。 議案第68号について大綱のみ質疑を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 異議ありませんので、質疑を打ち切ることにいたします。 議案第69号について大綱のみ質疑を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 異議ありませんので、質疑を打ち切ることにいたします。 議案第70号について大綱のみ質疑を行います。 12番、渡辺秀雄君。 ◆12番(渡辺秀雄君) 職員定数内の組み替えというか、そういうことなんでしょうけれども、これどうなんでしょう。現時点で一般事務職と教育委員会関係は専門職というか、そういう形になろうかと思うんですが、今までやってきた中で、人事交流というか、やりくりの中で過ごしてきたんだか。市長部局のほうの人数にゆとりがあったということで、今回、問題になっております保育士とかの人員不足ということで、定数に入れて正規に採用するとか、雇用職員ですか、臨時職員を少なくしてという考え方のもとに今回提出してしているんだか、その辺の経過等を聞きたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 総務部長。 ◎総務部長(柴田久幸君) まず、今回の条例改正に至った一つの件としましては、本年4月に市長部局にありました国際交流の部分が教育部に移ったということで、教育部の職員が4名ふえたという経過がまず一つございます。 あわせまして、今現在、保育士のほうを確保に向けて努めておりますが、臨時保育士も見つからない状況でございます。本宮第2、第3保育所をこれから新築してまいりまして、保育士の充実を図るために条例定数の中でのやりくりということで提案させていただいております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 異議ありませんので、質疑を打ち切ることにいたします。 議案第71号について大綱のみ質疑を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 異議ありませんので、質疑を打ち切ることにいたします。 議案第72号について大綱のみ質疑を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 異議ありませんので、質疑を打ち切ることにいたします。 議案第73号について大綱のみ質疑を行います。 11番、円谷長作君。 ◆11番(円谷長作君) この議案第73号の固定資産税の減免についてでございますけれども、9月6日に橋本善壽議員が一般質問の中で宿泊施設の関係を取り上げさせていただいております。その中でのやりとりもございますけれども、今回この条例改正の中身なんですけれども、これは既存のホテルに対しての育成策としての提案なのか、それとももう一つは、本宮市の地域に新たにホテル業界というんですか、こういったものの進出を促すような目的を持ってこの条例改正となっているのか、この条例改正の目的についてお聞きしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(荒川貞伸君) 今のご質問でございますが、この条例でございますが、先ほどお話ありましたように、一般質問の初日に産業部より宿泊施設に対する考え方について答弁をさせていただいたことに関連いたします。 答弁の中で、ホテル誘致について、多くの優遇措置が必要なため実際には困難な旨の説明がございまして、既存の宿泊施設の受け入れ態勢を支援すると答弁させていただきました。具体的には、この議案にて上程させていただきました税条例の一部改正によりまして固定資産税の減免措置を行い、宿泊施設の支援を図り、本市を訪れる方々の宿泊先を確保したいという考え方がスタートラインでございまして、これは、市としての都市機能を維持したいという本条例の意義と目的に基づくものでございまして、現在の既存のホテルの支援も十分考慮しているものであるというふうに認識しております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 18番、国分勝広君。 ◆18番(国分勝広君) この73号でありますが、この「滞在拠点としてのホテル及び集客施設」、この集客施設の基準とか概要を示すべきでないのかなと。それと、改正前のところでありますが、「固定資産税を減免」、減免を私らよく考えるのは減じて免除すると。固定資産税率は標準的には1.4%ですけれども、0.4%減免して1%にするとか、こういう何か具体的にここに示すべきでないのかなと。ただ、何かその条例改正としては白紙委任をさせる、こういうような何かずさんな感じ若干するんですけれども、そういう細かい基準もここに示すべきでないのかなと思うんですが、その辺どのように考えていますか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(荒川貞伸君) 詳しくは取扱要綱でということでお示しをしなかったことにつきましては、私のほうでも配慮が足りなかったいうふうに申しわけなく思っているところでございます。改めまして、この場で現在の想定している状況をお話しさせていただければというふうに思っております。 まず最初に、集客施設のお話でございます。現在想定しておるホテルでございますが、震災によりまして損壊の影響もありまして宴会を苦手としております。近くにある施設として想定している集客施設が200人以上も集客できる施設でございまして、これも本市に唯一のものであり、宿泊はホテル、夕食や宴会といったいわゆるコンベンション機能といいますか、そういったものについてはこの施設というふうに、互いに補い合う施設として協調しながら誘客効果を発揮して、中心市街地の活性化に寄与するという公益性を考えておるものでございます。これらの事由につきましては、十分広く社会の利益を増進すると認められることから、公益上の理由ということで考えておるものでございます。 それからもう一点でございます。減免の内容でございますが、今ほどありましたとおり全く免除ということではございませんで、減免割合を設定いたしまして、割合につきましては、全国のこれまでの事例などを参考にしながら、担税力を総合的に勘案して3分の2以内と想定しているものでございます。これは、固定資産税全部ではなくて建物のみについて適用するということで考えているものでございます。 全国の事例ということでお話をさせていただきましたが、例えば福島県内でも、国際観光ホテル整備法などに基づくホテルへの減免条例で、福島市、会津若松市、郡山市、北塩原村、猪苗代町の5市町村で設けておりまして、全国では248の市町村で条例を設けていることを確認しております。そういった事例を参考にさせていただいたところでございます。 また、この期間でございますが、減免期間につきましては5年間と想定しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 12番、渡辺秀雄君。 ◆12番(渡辺秀雄君) 今、要綱等を定めてそれでやるのだという話を聞きましたけれども、8月の全員協議会のときにこの一部改正についてということで報告がありまして、その中でちょっと意見を述べさせていただきました。 今回提案された内容見ましたら、よりアバウトになってしまって何がどうなんだかわからない状況だったので、私も質問しようという考え方でおりましたけれども、税に対する考え方がちょっと違うのではないかと、私、根本的に思うのです。税は住民の義務ですので、法・条例等によって公平・公正に納付、課税されるべきものであって、貴重な市の財源にもなるわけですね。これらその税の減免とか不均一課税、これは市長の裁量によるという考え方、執行部の裁量によるというのではなくて、明らかに全部を住民の前に明記するというか、わかるような形でやっていただく、これが条例の根本的なものだと思うんです。 だから、税条例の中じゃなくて新たにそういう形の減免条例をつくっていただいて、以前に工業団地つくった際に、企業誘致する新産業都市関係の中で、減免1年目は何%になるという、そういう別建ての条例をつくってあったと思うんですよね。そういう形でつくっていただくと、これはっきりわかることだと思うんです。 今、要綱と言いましたけれども、我々がこの要綱調べる際どこにも出ていないんですよね。ホームページでも検索しましたし、この例規集にも出ていないんです。今、部長がおっしゃいました、固定資産税は3つあるんだと。土地、建物、償却資産、これどうするんだという、だってこれ期限もない、それをどうするんだと。それをみんな要綱で定めますという話は、これ、市長の裁量でどうにでもなるわけですよ。それではやはり市民理解が得られないと思うんです。これ貴重な、さっきも言っています公平・公正な課税のもとに納めていただく。それを減免するという考え方だとすれば、もうちょっと慎重な取り扱いをしていただきたいというふうに私は思うんですが、その辺の考え方をお聞かせください。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(荒川貞伸君) 今のおただしでございますが、先ほども申し上げましたとおり、説明の配慮が足りなかったことにつきましては申しわけなく思っているところでございますが、根拠関係で今ほどお話の中にもございましたが、地方税法第367条のほうに規定がございまして、市町村長は、特別な事情があるものについて、条例の定めるところにより減免することができるということが定められておりますので、今回この地方税法を根拠法令として上程させていただくと同時に、この特別の事情の中身についてご紹介させていただきますと、これは、公益上その他の事由によりまして一般的に広く社会一般の利益を増進すると認められる場合と考えられております。 今回のホテルなどの公益といいますと、市内への観光やビジネス、また各種スポーツ大会などの大会には滞在拠点として欠かせない宿泊施設でございます。これは広く言えば市の税収の拡大にもつながりますし、滞在拠点があればそれに付随して付近の商店街などでの飲食やお土産品の購入など誘客効果にも、2次的効果もございます。既存商店街の事業機会が拡大し、地域経済の活性化が期待されます。もちろん、本市を訪れていただいたお客様の利便性も高まります。さらには、駅舎の改築ですとか駅前広場の整備、地域交流センターなどと連携して、駅前のにぎわいづくりにも寄与するものと考えてございます。 これらの事由は、十分広く社会一般の利益を増進すると認められることから公益上の事由に該当し、特別な事情があるものと考えるところでございまして、明文化せずに言葉の説明で大変申しわけございませんが、そういった考え方に基づいて提案させていただいているということでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 12番、渡辺秀雄君。 ◆12番(渡辺秀雄君) 提案理由の資料の中に、欠かせない滞在拠点として誘客効果を生み、地域経済活性化に寄与することが見込まれるという形がありますけれども、これ、税を減免したことによって地域経済活性化に寄与できるという根拠は何なんですか。これ、私から見ればその企業の経営安定に寄与するという考え方にしかとれないような感じがするんですけれどもね。 だから、これをやるんなら別建てで私は条例つくっていただきたかった。もっと詳しく、先ほど部長が言ったような中身の中で、5年間なら5年間とか1年目はいくらだとかという、そういう形でやらないと、みんなこれ執行部に委任する形ですよ。アバウトなこの条例改正の文言を。集客施設といったってどの程度の施設だかわからない。説明の中で200人以上云々の話、こういうのは市民理解が私は得られないという感じするんですが、もう一度答弁をお願いします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(荒川貞伸君) 確かに、8月の全員協議会の際にお話しさせていただいた文言とは条例の条文は変わってございます。ただ、我々のほうといたしましては、減免条例というものが既にございますので、その中で対処していく考えでこのような上程をさせていただいているということでございますので、よろしくお願いしたいと思っております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 異議ありませんので、質疑を打ち切ることにいたします。 議案第74号について大綱のみ質疑を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 異議ありませんので、質疑を打ち切ることにいたします。 議案第75号について大綱のみ質疑を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 異議ありませんので、質疑を打ち切ることにいたします。 議案第76号について大綱のみ質疑を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 異議ありませんので、質疑を打ち切ることにいたします。 議案第77号について大綱のみ質疑を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 異議ありませんので、質疑を打ち切ることにいたします。 議案第86号について大綱のみ質疑を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 異議ありませんので、質疑を打ち切ることにいたします。 議案第87号について大綱のみ質疑を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 異議ありませんので、質疑を打ち切ることにいたします。 議案第88号について大綱のみ質疑を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 異議ありませんので、質疑を打ち切ることにいたします。 議案第89号について大綱のみ質疑を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 異議ありませんので、質疑を打ち切ることにいたします。 議案第90号について大綱のみ質疑を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 異議ありませんので、質疑を打ち切ることにいたします。 議案第91号について大綱のみ質疑を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 異議ありませんので、質疑を打ち切ることにいたします。 議案第92号について大綱のみ質疑を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 異議ありませんので、質疑を打ち切ることにいたします。----------------------------------- △日程第3 決算審査特別委員会の設置 ○議長(渡辺由紀雄君) 次に、日程に従いまして決算審査特別委員会の設置を行います。 お諮りいたします。 議案第78号から議案第85号までの平成30年度決算認定に関する8件については、議長を除く19人の委員をもって構成する決算審査特別委員会を設置して審査することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 異議ありませんので、議案第78号から議案第85号までの平成30年度決算認定に関する8件については、議長を除く19人の委員をもって構成する決算審査特別委員会を設置して審議することに決しました。----------------------------------- △日程の追加 ○議長(渡辺由紀雄君) 次に、ただいま設置が決まりました決算審査特別委員会の委員長及び副委員長の選任についてを日程に追加し、直ちに議題とすることに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 異議なしと認め、決算審査特別委員会の委員長及び副委員長の選任についてを日程に追加し、直ちに議題といたします。-----------------------------------決算審査特別委員会の委員長及び副委員長の選任について ○議長(渡辺由紀雄君) 委員長及び副委員長の選任については、本宮市議会委員会条例第9条第2項の規定により、委員会において互選をすることになっております。 なお、互選に当たりましては、本宮市議会委員会条例第10条第2項の規定により、年長の委員が臨時に委員長の職務を行うことになります。 それでは、決算審査特別委員会を開催いたしますので、委員の方は大会議室にご参集願います。 暫時休憩いたします。 再開につきましては、決算審査特別委員会が終了次第としますが、選任のための所要時間につきましては10分程度を目安にお願いしたいと思います。 △休憩 午後2時07分 △再開 午後2時15分 ○議長(渡辺由紀雄君) 休憩前に引き続き会議を行います。 それでは、決算審査特別委員会の委員長及び副委員長の選任結果について事務局長より報告をいたさせます。 事務局長。 ◎議会事務局長(柳内正美君) 命により報告いたします。 休憩中に決算審査特別委員会が開催され、委員長に橋本善壽委員が、副委員長に斎藤雅彦委員がそれぞれ選任されましたので、ご報告いたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 決算審査特別委員会の委員長及び副委員長の選任結果につきましてはただいま報告のとおりであります。----------------------------------- △日程第4 議案第66号から議案第92号までの委員会付託 ○議長(渡辺由紀雄君) 次に、日程に従いまして議案の委員会付託を行います。 それでは、付託表を配付いたさせます。     〔付託表配付〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 配付漏れはありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 配付漏れなしと認めます。 それでは、書記をして朗読いたさせます。     〔書記朗読〕 ○議長(渡辺由紀雄君) お諮りいたします。 議案第66号から議案第92号までの27件については、お手元に配付いたしました付託表のとおり、所管常任委員会及び決算審査特別委員会に付託して審査することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 異議ありませんので、議案第66号から議案第92号までの27件については、付託表のとおり所管常任委員会及び決算審査特別委員会に付託して審査することに決しました。 次に、報告第10号 平成30年度本宮市継続費精算報告書について、報告第11号 地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく平成30年度健全化判断比率及び資金不足比率については、報告のみとなりますので、ご了承願います。----------------------------------- △散会の宣告 ○議長(渡辺由紀雄君) 以上をもちまして本日の議事日程を終了いたします。 なお、9月19日の最終日は委員長報告、質疑、討論、採決となりますので、議案に対する討論がある場合は、議会の運営に関する基準第104の規定により、反対討論は9月18日の正午まで、賛成討論は9月18日の午後4時までの通告となりますので、お知らせいたします。 本日はこれをもって散会といたします。 ご苦労さまでした。 △散会 午後2時19分...