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12月07日-02号

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  1. 本宮市議会 2017-12-07
    12月07日-02号


    取得元: 本宮市議会公式サイト
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    平成29年 12月 定例会(第5回)          平成29年第5回本宮市議会定例会会議録(第3日目)◯議事日程(第2号)                   平成29年12月7日(木)午前10時開議     開議宣告日程第1 一般質問◯本日の会議に付した事件  議事日程に同じ◯出席議員(20名)     1番  斎藤雅彦君      2番  石橋今朝夫君     3番  三瓶幹夫君      4番  菅野健治君     5番  橋本善壽君      6番  三瓶裕司君     7番  後藤省一君      8番  円谷長作君     9番  根本七太君     10番  山本 勤君    11番  渡辺善元君     12番  川名順子君    13番  國分義之君     14番  伊藤隆一君    15番  川名正勝君     16番  作田 博君    17番  渡辺忠夫君     18番  国分勝広君    19番  渡辺秀雄君     20番  渡辺由紀雄君◯欠席議員(なし)◯説明のため出席した者  市長       高松義行君   副市長      佐々木広文君  教育長      原瀬久美子君  総務部長     渡辺正博君  市長公室長    鈴木弘治君   市民部長     坂上清彦君  保健福祉部長   矢吹誠司君   産業部長     柴田久幸君  建設部長     橋本久雄君   白沢総合支所長  移川善弘君  放射能除染・モニタリングセンター所長           武田与司弘君  会計管理者    渡辺豊和君  教育部長     後藤 章君   総務部次長兼総務課長                            柳内正美君  総務部次長兼財政課長       市民部次長兼市民課長           増子宗一君            菅野秀昭君  保健福祉部次長高齢福祉課長   産業部次長商工観光課長           三瓶 隆君            永田達也君  建設部次長兼上下水道課長     教育部次長兼幼保学校課長           遠藤良一君            菅野安彦君◯事務局職員出席者  議会事務局長   渡辺正彦    主幹兼局長補佐兼議事係長                            橋本信人  主任主査     根本寛子    主事       石塚勝太  書記       川名隆裕 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(渡辺由紀雄君) おはようございます。 出席議員が定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 ただいまより本日の会議を開きます。-----------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(渡辺由紀雄君) 会議録署名議員は、前回同様   5番 橋本善壽君  14番 伊藤隆一君 を指名いたします。----------------------------------- △諸報告 ○議長(渡辺由紀雄君) 会議に先立ち、議長より申し上げます。 福島民報社、福島民友新聞社、FM Mot.Comもとみやより本日の会議取材のため録音・撮影等の許可申し出があり、本宮市議会傍聴規則第8条の規定に基づきこれを許可いたしましたので、ご了承願います。 また、広報広聴委員長より広報紙編集のため写真撮影の申し出があり、これを許可いたしましたので、同じくご了承願います。----------------------------------- △提案理由の訂正 ○議長(渡辺由紀雄君) 議長より申し上げます。 12月5日、市長から提出されました議案第86号 平成29年度本宮市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)の提案理由につきまして、訂正したい旨の申し出があります。 市長から訂正の理由の説明を求めます。 市長。     〔市長 高松義行君 登壇〕 ◎市長(高松義行君) おはようございます。 ただいま議長からお許しをいただきました議案第86号 平成29年度本宮市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)の提案理由の訂正について、説明をさせていただきたいと思います。 本会議初日の議案第86号 平成29年度本宮市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)の提案理由の説明におきまして誤りがありましたので、訂正をさせていただきたいと思います。 歳入予算につきまして、4つに、保険財政共同安定化事業交付金をそれぞれ「補正増し」が「補正減し」、5つに、療養給付費交付金の現年度分を「補正減する」が「補正増する」の誤りでしたので、訂正しておわび申し上げます。 なお、お手元に訂正後の資料をお配りいたしましたので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(渡辺由紀雄君) お諮りいたします。 ただいま説明がありました議案第86号 平成29年度本宮市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)提案理由の訂正の件につきましては、これを承認することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 異議ありませんので、議案第86号 平成29年度本宮市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)の提案理由の訂正の件につきましては、これを承認することに決しました。----------------------------------- △日程第1 一般質問 ○議長(渡辺由紀雄君) それでは、日程に従いまして一般質問を行います。 なお、一般質問の発言時間は、議会の運営に関する基準第86の規定により、30分以内となっておりますので、ご了承願います。 それでは、通告順に一般質問を許します。----------------------------------- △橋本善壽君 ○議長(渡辺由紀雄君) 通告1番、議席5番、橋本善壽君の一般質問を許します。 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) おはようございます。 議席ナンバー5番、橋本善壽です。 議長より許可を得ましたので、さきに通告いたしました大項目4点についてお尋ねいたします。 先月の18日の福島民報の1面に、2020年に開催される東京オリンピックパラリンピック復興ホストタウンに、本市を含め県内で南相馬市と北塩原村、そして飯舘村の4市村が選ばれたとの記事が掲載されていました。 東京五輪・パラリンピック開催にあわせ、東日本大震災東京電力福島第一発原発事故の被災地と支援した各国が交流する復興ありがとうホストタウンとして、支援を受けた各国、地域との交流事業を進めて、感謝を伝えるとともに、復興への歩みを進める福島の現状を世界に発信し、風評払拭を目指すとなっておりました。 本市には、平成27年2月に震災からの復興状況を視察するために、イギリスのウィリアム王子初め安倍総理や多くの要人の方がスマイルキッズパークに来訪されました。それを機にスマイルキッズパークから、プリンス・ウィリアムズ・パークと改名されたことは、市民の皆様の周知の事実であります。 また、ことしの7月には、未来につなげる英国派遣団として、市内の中学生らを英国に派遣されました。私も市民ツアーの一員として自腹で参加させていただきました。そこで、プリンス・ウィリアムズパーク英国庭園と、ロンドンの福島庭園が姉妹庭園協定を結び、そして去る11月4日には、プリンス・ウィリアムズ・パークにおいて多くの要人をお迎えして、英国庭園の開園式を開くことができました。 こういった事業は大変すばらしいことであり、市民の皆様にも誇りになることだと思います。こういった現実の中で、今回の復興ありがとうホストタウンの登録決定は、まさしく、市長が目指されている未来につなげるための大きなステップになることは間違いないと思いますし、これから、一層育んでいこうとしているイギリスとのきずなをさらに強めていくことだと確信しております。 でも、今回の選定されたホストタウンとはどういったことをするのか、また、どのような計画なのか、我々初め市民の皆さんは、まだほとんど理解していないと思います。新聞等には、英国選手団への本市の郷土料理や地酒、特産品を振る舞い、安全な県産食材の魅力を伝える。また、英国の方々と交流を通し国際性豊かな人材育成に努めるなどと書かれていましたが、具体的にはどういったことを行おうと計画しているのか。まだ詳細は決まっていないと思いますが、ざっくりで結構ですので、お尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) このたびの復興ありがとうホストタウン事業は、2020年の東京オリンピックパラリンピックの開催に向けまして、東日本大震災及び原子力災害による被災3県、福島県、宮城県、岩手県の自治体を対象に公募が行われまして、第1次登録として本市が登録決定されたものでございます。 本事業は議員お話しのように、東日本大震災及び原子力災害の際に支援をいただきました海外の国、地域に対し、復興した姿をごらんいただき、感謝の思いをお伝えし、市民との交流を促進することが目的として掲げられております。 本市におきましては、ウィリアム王子ご来市以来、これまで築いてまいりました英国との交流のきずなをさらに強いものとしていくため、多くの英国の方々と市民、特に子どもたちの交流事業などを通して国際性豊かな人材の育成を図ってまいりたいというふうに考えております。 具体的な事業内容につきましては、今後英国との調整を経て検討することとなりますが、想定といたしまして、1つに、本市の子どもたちが英国を訪問し、本市の復興や生活の様子を伝え、感謝の思いを伝えること。2つに、英国の子どもたちを本市に招待し、プリンス・ウィリアムズ・パークや、英国庭園の視察、各種体験などを通して、子どもたちの交流を図ること。さらに英国のオリンピックパラリンピック選手、大会関係者などを本市に招待いたしまして、市民との交流を図ることなどを予定しております。ロンドンの福島庭園と姉妹庭園協定を締結しております本市の英国庭園を核とした交流事業を展開してまいりたいというふうに考えております。 以上です。
    ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 2020年の東京オリンピックまで、もう3年を切っております。準備に残された時間をどう見るかですが、一人でも多くの外国の方の誘客を目指すのであれば、それなりの準備が必要かと思います。 先月初旬、会派で視察研修に行ってまいりました。茨城県の鹿嶋市であります。ここには鹿島神宮や、有名なサッカーチーム鹿島アントラーズなどがあるところであります。知名度もあるでしょうが、行政と観光協会が一体となり、誘客のために大きな予算を組み活動をしておりました。年間約200万人の来客があるそうです。なお、詳しい話は、後ほど会派の会長よりあると思います。 こういった事例もありますように、これから誘客のためには、行政と商工会が今以上に力を合わせて準備に取りかからなければならないと思います。残された期間をどういった計画のもとで進めようと考えておられるのか、また、新しく担当部署等を立ち上げて、進めていく考えなのかお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 復興ありがとうホストタウン事業は、2020年に開催されます東京オリンピックパラリンピック大会の前後の期間、特に、大会終了後の外国との交流が重視されているところでございます。 本市の取り組みにつきましては、ただいまご答弁をさせていただきましたとおりでございますが、本事業を推進していく上で、商工会や各種団体、企業や市民との連携・協力が重要となってまいりますので、ホストタウン事業の実施に向け、態勢を整えていきたいというふうに考えております。 また、庁内の推進体制につきましては、基本的には現在の組織体制の中で対応してまいりますが、今後、組織横断的な調整も出てまいりますことから、プロジェクトチームの設置なども、それらの検討もあわせて行っていく必要があるだろうというふうに考えております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 一人でも多くのイギリスの方が来訪されるような計画のもとに進めていく考えだと思います。そういった場合、やはりお客様に安心して宿泊していただくためには、宿泊施設の確保が重要かと思います。本市内には宿泊施設は余り多くありません。宿泊施設等の確保は、どうする考えかお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 宿泊施設の関係でございます。 ホストタウン事業により、いつの時期にどれぐらいの英国の方々が本市を訪れていただけるのか、今後具体的な検討、調整を経てからというふうになります。おただしの宿泊施設につきましては、事業内容が固まり、来訪者の人数が把握できた段階で、市内の宿泊施設で対応ができないという場合には、近隣市町村の宿泊施設を利用するなどの対応を考えてまいります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 市内のほうに宿泊施設が不足しているということは、我々も十分認識しております。観光振興の面からも、企業誘致の面からも、ホテルなどの誘致に努めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) ホテルの誘致、確かにいいことだと思いますけれども、場所的な選定、建築というと、なかなか2020年には間に合うのかどうか、ちょっと不安なところもありますけれども、やはりこれは本市のためには、ますます進めていっていただきたいと思います。そういった中、宿泊施設とともに交通機関の確保も重要かと思います。プリンス・ウィリアムズ・パークに行くのも、その他多くの観光地を見ていただくにも、交通手段を確保してあげなければならないと思います。期間中は、シャトルバスや巡回バス等の運行計画は考えられているのかお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 来訪者の交通手段の確保ということでございますが、復興ありがとうホストタウン事業による交流事業につきましては、相手国から、不特定多数の方々が本市を訪れるという状況にはならないのではないかというふうに考えております。交通手段の確保につきましては、今後、来訪時期や人数、それから、交流イベント等の内容を詰めていく中で、交通担当部署等との内部調整により、対応を検討してまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) そう多くの皆さんというのか、バスが利用できるほどのお客さんは来ないというふうな予定のもとの計画なんですか。もう一度お聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 具体的内容は、これから詰めさせていただくという段階でございます。いつごろどれくらいの方がいらっしゃるのかと、その人数によって、さまざまな対応が出てまいりますので、今後内容を詰めさせていただいた中で、対応は検討させていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) それでは、私は公共交通の立場から、ご答弁をさせていただきたいと思います。 ホストタウンで英国の方が本市を訪れるという、おもてなしの気持ちは非常に大事だと思います。公共交通担当といたしましては、今、そういった観光ルートを結ぶ路線は持っておりませんけれども、今後、バス会社さんでありますとか、担当部署ともよく協議をさせていただきながら、そういったルートの検討、研究についても進めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) まさしくそれが大事だと私は思うんです。今回、これはホストタウンということで話ししていますけれども、今後のことを考えた場合に、いろんな方が来られたときに、どこかに行くんでも交通手段、それはやはり、来たときに考えるんじゃなくて、事前にそれまでに、こういう形でシャトルバスないし巡回バス、そういうところを歩いてもらう計画は必要かと思います。後だったらば、本当にちょっとおくれると思います。 次、今、市民部長から回答をいただきましたので、(3)の本市の物産品販売促進の取り組みについてお尋ねいたします。 せっかく来ていただいたお客様、もちろん友好のかけ橋となって英国庭園のあるプリンス・ウィリアムズ・パークにも行かれるでしょう。そして、蛇の鼻遊楽園や岩角山といった多くの観光名所にも行っていただき、日本の文化にも触れていただきたいと思います。イギリスの方はビールが大好きですので、必ずアサヒビール園には立ち寄ることは間違いないと思いますが、いずれの場所にも、本市の物産品やお土産等が豊富に置いてあるところが少ないと思います。 せっかくおいでいただいたお客様を、手ぶらで帰してしまうということは大変失礼なことだと思います。いろいろな物産品等を、来訪された方々が気軽に購入できる売店等も必要かと思いますが、そういった計画等は、関係者の皆さんと話し合われて、実施する考えはあるのかお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部次長。 ◎産業部次長商工観光課長(永田達也君) ホストタウン選定に伴います物産品の販売促進というおただしでございます。 議員おっしゃられましたように、東京オリンピックパラリンピックの前後に本市を訪れます方々、議員からありましたように、プリンス・ウィリアムズパーク英国庭園、さらには、蛇の鼻、岩角山、アサヒブルワリープラザなどの立ち寄り、こちらが想定されております。 しかしながら、こちらの施設、お土産品の販売は行っておりますけれども、海外からのお客様に喜んでいただけるような品ぞろえとはなっていないのが現状でございます。このオリンピックパラリンピックの期間中に、市内の観光施設、誘客施設で販売品を充実させるということは、海外からおいでになりますお客様に満足感を与えまして、本市をPRする非常にいい取り組みというふうに認識しております。 ホストタウンの選定に伴います具体的な方策、これからとなりますけれども、商工会などの関係団体と協議、調整を行いまして、訪れた皆様方に喜んでいただけるような取り組みをしてまいりたいと、このように考えております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) さきに、宿泊施設の件を余り多く来ていただいた場合、余りということではないですか、多く来ていただいた場合は、近隣市町村と協力して対応するとの答弁をいただきましたが、お土産等の販売に対しても、やはり協力は考えているのか、ほんの小さな話ですけれども、例えば本市のイメージキャラクターであるまゆみちゃん・あゆみちゃん、これは他の自治体では売っていないと思います。そういうグッズなどを宿泊施設等に置いていただくなど、そういった市町村の垣根を越えた形での販売促進の計画も必要と思いますが、いかがお考えかお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部次長。 ◎産業部次長商工観光課長(永田達也君) 広域的な取り組みというおただしでございます。 国におきましては、今、外国人の観光客の増加を図るために観光ビジョンというものを策定しておりまして、インバウンド対策、こちらの充実を図っております。このインバウンド事業でございますけれども、自治体が単独ではなくて、広域的な取り組みが求められている現状でございます。 本市におきましても、二本松市、大玉村との2市1村、さらには、郡山市を中心といたします中部観光協議会等、各種団体でこの取り組みを行っている状況でございます。また、福島デスティネーションキャンペーンこちらを契機に広域的な連携というのは、かなり強化されている状況でございます。 今後の取り組みでございますけれども、関係自治体との連携、こちらさらに密にいたしまして、外国人の方々に満足いただく取り組みを行う必要があるというふうに認識しております。 東京オリンピックパラリンピックの際の具体的な取り組み、今、議員からもおただしがございましたけれども、こちら今後、調整するということになりますけれども、広域的な取り組みによりますグッズの販売等のPR、効果が大きいものと考えておりますので、関係自治体との協議を進めまして、充実した取り組みになるように努めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) わかりました。(4)の今後の進め方についてお尋ねいたします。 2020年に向けてこれからいろんな準備があると思います。特に来訪していただいたお客様が心より喜んで帰っていただけるおもてなしをすることが第一目標だと思います。そのためには、今後の友好のきずなをより一層強く、そして太くしていくように努力しなければならないと思います。 未来につなげる英国派遣団として、ことしの7月に11名の中学生がイギリスに派遣されました。子どもたちには一生忘れられないすばらしい学習の場になったと思います。グローバル化の現代において、外国との交流は、今後の日本をしょって立つ中学生には大変有意義なことだったと思いますし、今後も事業として必要かと思います。 そういった意味でも今後、すなわち毎年、未来につなげる英国派遣団の計画はあるのか。また、新聞には、英国の子どもたちも市に招くと書かれていましたが、英国の子どもたちを本市に招く計画はあるのか。そして、その計画は毎年実施する考えなのかお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 本年度、本市初の国際交流事業といたしまして、未来につなげるもとみや英国訪問団を結成し、7月に英国を訪問させていただきました。この訪問は本市と英国の交流のきずなをより深め、福島庭園開園5周年記念式典への参列や、本市英国庭園との姉妹庭園の締結など、大きな成果を得ることができました。参加した中学生は貴重な体験を通し、グローバルな視点がさらに高められ、国際性豊かな人材育成につながるものと思っております。 今般の復興ありがとうホストタウンの登録を受けまして、英国との交流をさらに深めていくため、来年度以降も、未来につなげるもとみや英国訪問団につきましては、派遣をしてまいりたいと考えております。また、英国の子どもたちにもぜひ本市を訪れていただき、相互交流を図っていければというふうに考えておりますので、ホストタウン事業の中で、実現を目指してまいりたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 次、2の幼稚園の3年保育についてお尋ねいたします。 本市内には、5つの公立幼稚園と1つの私立幼稚園の計6つの幼稚園があります。先般、本宮市教育委員会の事務に関する点検・評価報告書、平成28年度事業となっていましたけれども、平成29年3月1日現在での公立幼稚園の入園児童数が記載されていました。5つの幼稚園で合計318名でしたが、平成29年度の入園児童数はどのような状況か、定員数とあわせてお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 市が設置運営をしております5つの幼稚園の入園状況につきましてお答えを申し上げます。 定員数と入園児数でございますが、11月1日現在で、五百川幼保総合施設幼稚園部が140人に対しまして117人、岩根幼稚園が120人に対し92人、和田幼稚園が60人に対し25人、糠沢幼稚園が120人に対して33人、白岩幼稚園が120人に対し44人という状況でございます。合計で、定員560人に対しまして、入園児数は311人となっております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 今、報告をいただきまして、定員を大きく下回っている幼稚園は、白沢地区の3つの幼稚園ですが、これはお子さんの数が少ないとの認識でよろしいのでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 公立幼稚園の入園児数でございますが、本宮地区におきましては、ほぼ横ばい、白沢地区は少子化による影響と思われますが減少傾向にございます。全国的に見ましても、幼稚園の園児数は年々減少傾向で推移しておりまして、その中にあって本市の場合は、減少幅が緩やかな状況であるというふうに認識をしております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) では、結局はやはり白沢地区は子どもが少ないという認識でよろしいんですよね。 はい、わかりました。 そこで、2の(2)の質問に移るわけですけれども、学校教育法では、1学級当たり幼児数は35人以下、これ原則という格好になっております。現状は27.3人と平成2年5月現在という形になっておりました。そして、教員1人当たりの児童数は19.9人とうたわれておりましたが、本市においては、1クラス何名以下となっているのか。また、教諭の数は、幼児の定員数に合わせて採用されているのか、それとも、現在の園児数に合わせた教室の数で教諭の方が配置されているのかお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 市内の公立幼稚園の職員の配置状況でございますが、まず、園児の定員につきましては、4歳児・5歳児とも1クラス30人としております。五百川幼保総合施設幼稚園部は、1クラス35人という設定でございます。 職員の配置につきましては、園児数とクラス数に応じまして、国の基準により配置をしておりまして、さらに支援員を必要とする園児のための支援員や預かり保育に要する職員を、必要に応じて配置をしているという状況でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) わかりました。では、教諭の方々の割合ですが、総勢何名で、正職員の方が何名、そして、臨時職員の方が何名おられるのか。また、教諭の数は足りているのかお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 幼稚園の職員数でございますが、合計で正職員が19人、臨時職員19人という状況でございます。なお、臨時職員の内訳は、通常保育担当が2人、支援員や預かり保育担当が17人という状況でございまして、職員数につきましては、現在、充足をしているという状況でございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 以前、同僚議員から、保育士の問題で臨時職員と正職員と同じ仕事をしていて給料が違うと、臨時職員も正職員として採用すべきではないかとの質問があり、そのときの答弁は、事務処理や正職員としての責任ある仕事等があり、臨時職員とは仕事の内容が違うところがあると。また、一番大事な職員としての採用試験を合格されていると。それで職員になっているところだったというふうな答弁だったと思いますが、幼稚園教諭も同様な理由で、臨時職員と正職員のすみ分けはされているのかお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 正職員と臨時職員の業務の内容でございますが、正職員につきましては、学年主任や施設運営に必要な事務処理など、責任の重い業務内容となっております。臨時職員につきましては、通常保育の担任や支援員、預かり保育担当として勤務をいただいておりまして、業務内容、責任の面で差異がございます。 また、採用試験に関しましては、正職員は市の採用試験を受けまして、合格者が採用されるということでございますが、臨時職員につきましては、面接試験により採用をさせていただいているということでございます。 なお、正職員の採用試験は、臨時職員の方々も受験可能となっておりまして、正職員と臨時職員という違いはございますが、臨時職員の方々にも幼児教育という大切な業務を担っていただいている状況でございますので、平成28年度には処遇改善を実施し、働きがいのある職場環境の整備に努めているところでございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) わかりました。幼いお子様をお持ちのお母さんに尋ねられました、本市は住みよさランキング9年連続で県内一と言われていますが、なぜ、幼稚園の年少保育はないのですかと。保育所に入園するにはいろいろと制約があり、だから幼稚園に入れたいと。幼稚園が3年保育でないので、しようがなくて、郡山市の私立幼稚園にお願いしていると。また、知り合いでも多くの方が同じように郡山市の幼稚園にお願いしているとのことでした。 確かに幼稚園と保育所では、国の管轄が厚労省と文科省と違いますし、先生の資格も保育士と教諭と違います。また、調べてみましたら目的・目標も異なっていました。でも、子どもたちにしてみれば、そんなことはどうでもいいことだと思います。共同生活の中で楽しく遊びながら学び、そして、健全な心身の発達を図れれば、子どもたちは幸せだと思いますし、親御さんもそれを望んでいると思います。 保育所の待機児童対策も本当に重要ですが、幼稚園の3年保育もまた重要な問題だと思います。本市においては、幼稚園の年少保育の考えはないのかお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 幼稚園における3年保育についてのおただしでございます。 現在、本市の公立幼稚園におきましては、4歳児と5歳児の受け入れとなっておりまして、3年保育は実施しておりません。3歳児の受け入れを行う場合、まず施設面での課題となりますが、岩根幼稚園と五百川幼保総合施設幼稚園部並びに和田幼稚園は、現状で教室のあきがございませんので、施設の増築が必要となってまいります。 糠沢幼稚園と白岩幼稚園は空き教室がありますので、3歳児の保育の実施は可能でございますけれども、仮に白沢地区の2つの幼稚園だけで3歳児保育を実施いたしましても、白沢地区でのニーズは低いものというふうに認識をしております。学区の関係もございますが、本宮地区からの入園を可能とした場合でも、本宮地区から糠沢幼稚園、あるいは白岩幼稚園への入園希望はほとんどないものというふうに思われます。 また、幼稚園で3年保育を実施した場合、保育所の保育士確保に苦慮している現状におきましては、幼稚園でも同様の事態が懸念されますので、現在のところ、幼稚園の3年保育は考えておりませんが、将来に向けた就学前児童の保育と教育のあり方につきまして、今後も検討を進めてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 隣接する郡山市はもう3年保育になっております。大玉村も来年度より3年保育にするとのことでした。少子・高齢化の時代で、若いお父さん、お母さんが子どもを産みやすく、そして育てやすいまちと言われるように、幼稚園の3年保育は、私は進めるべきだと思います。確かに教室がないとか何かという、できない理由、これを克服してこそ自治体の仕事だと思いますし、それを今後どういう形で進めていくか、この考えも私は大事だと思います。そういった考えのもと、今後の計画、今後ともにおいて計画はないのか、再度質問いたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 幼稚園の3年保育につきましては、子どもの発達の連続性という観点から、その重要性は認識をしているところでございますが、現在本市におきましては、独自の取り組みといたしまして、幼保共通カリキュラムを導入し、幼稚園と保育所で同じ内容の保育を実施しております。これにより保育の連続性が確保され、幼保共通カリキュラムによる保育の内容は、高い評価をいただいているところでございます。 今後は幼稚園と保育所が一体となった認定こども園などの状況も調査をしながら、幼稚園の3年保育も含めまして、教育と保育のあり方、これらについて、さらに検討を行っていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 保育所でも同じ授業をしている、私が聞きたいのはそこじゃないです。 保育所に行くには誰でも行かれるわけじゃないですよね。それなりの条件がありますよね。両親が働いているとかなんかとか、面倒を見る人がいないと。幼稚園の場合は行けますよね、3年保育だったら3歳児でも。行くためにどうするかですから。勉強は、だから子どもたちにしてみればどうでもいいこと。要は、待機させないで、行かせるためには3年保育は必要でしょうと、そういった体制を今後とっていく考えはありますかと。内容は、子どもたちがどういう勉強をしています、そういうことというのは、子どもたちにしてみれば関係のない話ですから。要は、子どもたちを家で遊ばせるんじゃなくて、幼稚園で引き取っていただきたいと、遊ばせてほしいと、みんなと一緒にと。そこなんです、そこを私は聞きたいんです。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 橋本議員の質問にお答え申し上げますけれども、今、ずっと幼稚園に集中してご質問をいただいておりますけれども、幼保として考えていただくことが、私はベストだろうと。そのときに何を今なすべきかと、保育所の待機児童が、後半になると出てくるというふうなこと。 ご存じのとおり、今、第3保育所を今回建てかえを、場所も含めて建てかえると。その施設のあり方を、今後どう考えていくかというふうなこと。私は、そちらの方が優先順位だというふうに思っております。まして、郡山市には市立の幼稚園はございません。 また、本宮で、今、無認可の保育園の方々が認可をされたいということで、幼稚園も保育園も努力を重ねてきていただいています。何でも全て行政が負うべきかということでなくて、それはある程度の本宮の規模であれば、民間活力をどう生かしていくかということで、解決できるものというのは、私は出てくるのだろうというふうに思っております。 そんな中で、ただいま部長が答弁させていただいたように、幼保を一体として、できるだけ待機児童を少なくしていく。その方向性で、努力を重ねていくということは一緒でございますけれども、優先順位、これについては、とにかく第3、第2、これをどういう形にしていきながら、五百川のような幼保一体化がいいのか、認定保育園がいいのか、そういう形の中で、また議員の皆様方と検討をさせていただければというふうに思います。 幼稚園だけ特化いたしますと、今の議論になりますけれども、これは幼保合わせて、国も認定保育園を認めた段階の中で、本来、幼稚園と保育園の垣根を低くしていこうというふうなことは、国も認めていることでありますし、また、来年度からの大きな国の方針として、育児を3歳以上の子どもさんたちの教育費を無料にしていくというふうな方針が出ています。これをやっていきますと、我々の問題はもっと待機児童がふえます。それをどう私たちは受け皿をつくっていくかということ。まずは、そこから入るべきだというふうに思いますので、どうぞご理解と、それから、今後、ご指導をあわせてお願いしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) わかりました。私が言いたいのも同じようなところで、子どもたちをできるならば、本宮市の幼稚園でもいい、保育所でもいいからそこで預かってほしいと。わざわざ郡山市までやらなくたっていいでしょうと。そのためには幼稚園が入れないんだったら、入れるようなそういう対策。じゃなかったらば保育所で預かっていただけるようなそういう、何ですか、ハードルの低いそういった対策で、子どもたちを市内で面倒を見ていただきたいというのが気持ちですので、わかっていただければ、それで結構でございます。 次、3の排水対策についてお尋ねいたします。 さきの台風21号による被害は、11月の全員協議会で報告いただきました。人命にかかわるような大きな被害が発生しなくてよかったと思います。そういった中、路面冠水で、県道3路線が通行どめとなったとの報告をいただきました。そのうちの1件であります冠水により通行どめとなった仁井田、富士内地内にある富士内排水場についてお尋ねいたします。 以前から大雨になると仁井田、富士内地内の冠水がひどく、平成23年9月に発生した台風15号の際も大きな冠水となりました。その後、仁井田、東町排水ポンプの排水能力アップを行いましたが、住民の皆さんは、仁井田地内には南側にもう一つの排水場があり、その排水場の排水能力不足を懸念されていました。 今回の冠水の原因も、富士内排水場の排水能力不足により発生したものではなかったでしょうか。排水ポンプ6台と、消防車1台、計7台が稼働していたのは確認しました。でも、水位は上がる一方で、水田一面が湖状態となり、そして稲刈りが終わったばかりの水田ですから、稲わらが浮き上がり、県道や冠水した水田の北東側に集まってしまいました。 そこで、お尋ねいたしますが、富士内排水場の排水能力は、現在どのようなものなのかお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部次長。 ◎市民部次長兼市民課長(菅野秀昭君) 仁井田地区の富士内排水路の排水能力についてのおただしでございますが、現在、富士内排水路には仮設ポンプを6基設置しておりまして、1基の排水能力が1分間当たり4立米となっております。合計で6基ですので、合計で1分間当たり24立米という排水能力の状況となってございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 平成23年9月の台風により冠水、そして、排水対策として、仁井田、東町排水場の排水能力アップを平成25年度に、排水パイプの径を700ミリから800ミリにアップしたと思います。その排水能力と比較して、今、いろいろ数字をいただいたんですけれども、どのようなものなのかお尋ねいたします。例えば、同じくらいの能力だ、3分の1だとか、半分だとかあると思うんですけれども、よろしくお願いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部次長。 ◎市民部次長兼市民課長(菅野秀昭君) 東町ポンプ場につきましては、議員お話しのように、平成25年度に従来の約1.4倍に排水能力をアップいたしまして、現在計画水量が、1分間当たり166.3立米という状況でありますので、富士内排水路の仮設ポンプの排水能力につきましては、東町ポンプ場の約7分の1という状況でございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 確かに少ないですね。じゃ、(2)番の排水能力アップ計画についてお尋ねいたします。 地図を広げて、東町排水ポンプ場に集まる水路ですか、あと富士内排水場に集まる水路を調べてみました。東町排水ポンプ場に集まる水は、堂川水路の水で、荒井地区そして仁井田地区の一部であります。富士内排水場も同じように、荒井から流れてきて仁井田でも集まると、水量としてもこう見た感じ、両者ともさほど変わらないような気がしました。 近年ゲリラ豪雨といった過去に記録したことのない降雨量が発生しております。先般、先進地視察研修で、大阪府の池田市に行ってまいりました。過去には時間最大雨量130ミリを記録して、大きな浸水被害を出し、現在は時間雨量140ミリを想定して、浸水対策等を実施しているとのことでした。 本市においても、いつそういった被害に遭うかもしれません。本市内でも、排水対策事業をいろいろな地区で実施されていますし、計画もされています。そこで、仁井田地内の排水能力に明らかに違いがありますので、富士内排水場の排水能力をアップする必要があると思います。そういった計画はあるのかをお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部次長。 ◎市民部次長兼市民課長(菅野秀昭君) 富士内排水路の仮設ポンプにつきましては、平成28年度に4基、平成29年度に2基設置いたしまして、先ほど申しましたとおり、現在6基という状況でございますが、平成30年度にはさらに2基を設置し、合計8基にしたいと考えております。これにより、1分間当たりの排水能力は32立米とするものでございます。また、状況に応じまして、消防団による排水も行ってまいりたいと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 確かに、平成30年にあと2基ふやして排水能力アップ等を考えているとの答弁をいただきました。あともう一つの方法として、県道の横に少し大き目な排水路をつくり、富士内排水場でのみ込め切れなかった雨水、それを東町排水場に流れるようにすれば冠水は免れると思いますが、いかがお考えかお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部次長。 ◎建設部次長兼上下水道課長(遠藤良一君) それでは、答弁をさせていただきます。 議員もご承知のとおり、東町雨水幹線から南側の地区に降る雨はほとんどが富士内排水路へ流れている状況でございます。また、県道須賀川・二本松線の路面排水についても、同様に側溝が整備されております。高さの関係から、富士内排水路から東町雨水幹線への雨水を流下させることはできませんが、北寄りの県道側溝の排水先を東町雨水幹線側とすることで、東町雨水幹線の余裕がある場合に限りますが、道路冠水などの被害は軽減できるものと考えております。 今後、郡山市境の五百川橋のかけかえ工事、これを県が計画しておりまして、橋梁とのすりつけ道路も改良となりますことから、道路冠水の解消からも、あわせて道路側溝を改良することができないか、県との協議を進めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 早目の対策をお願いしたいと思います。水が引いた後の処理ですが、県道に残された多くの稲わらは通行の妨げになりますから、県のほうですか、業者の方が来て、すぐに撤去をしていただきました。 でも、問題は田んぼの北東側に残された山のような稲わらです。耕作者の方々が焼却にて処理していましたが、耕作者いわく、できることならば、稲わらは有機質資源で毎年すき込むことにより堆肥と同じ効果があると指導されてきたので、燃やさずに田んぼにすき込みたい。でも、現実の作業は多くの労力を要するためできないと。道路の稲わらの撤去は公費でするが、被害者である我々農家は、何の補助も、補償も、賠償もないと、そういったことが出されましたけれども。そこで、3の(3)の質問ですが、冠水による稲わら散乱による被害者への対応としての、何らかの補助や補償や賠償といった考えはないのかお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 台風21号では、富士内地内の田んぼの冠水によりまして、付近から流れついた稲わらが1カ所に集中して堆積している状況を、私どもも確認してございます。 今、被害に対する市としての支援というお話をいただきましたが、市の災害見舞金の支給に関する規定によりますと、災害により住家が被災した場合は世帯主に罹災見舞金を支給することとなっておりますが、農地など住家以外に対しての対象となっていないのが現状でございます。 また、今回の被害、冠水によるものでございまして、この稲わらがどこから流れ着いてきたのか、断定することができないということから、損害賠償を請求する対象者がわからないという状況でございますので、賠償はできないのかなということで、ご理解をいただきたいと存じます。 なお、今、ご質問ありましたが、稲わらにつきましては、水田にすき込むことによりまして、有機肥料となって有効でございます。野焼きにつきましては、農林業を営むためにやむを得ないものといたしまして、特例的に認められておりますが、一方、煙によります交通障害や住環境への悪化として、苦情も市のほうに寄せられているのが現状でございます。農家にとりまして、稲刈り後の稲わらの処分、大変な作業でございますが、通常の営農活動の中でございますれば、すき込むというようなご協力をいただくことで、お願いをしたいと考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) わかりました。ちなみに、稲刈りの後の稲わらは、どこから来たかというのは大体わかるんです、その地区ですから。ただ、お互いさまだからしようがない、あっちの稲わらが来たけれども、俺のところで片づけるしかないだろうということで、お互いさまなんですけれども、やはり見ている人は、道路のほうはすぐ来てやってくれると。でもな、これ田んぼだけは自分でやらなくてはならないんだよと言いながら、諦めながらやっています。道路はどちらかというと県道側ですから、燃やしたんですけれども、ちょうど燃やしたときに、県の縦断駅伝のときで、随分先に、大分早目に燃やしたらしいんですけれども、早目に先導のパトカーが来て、大分注意されたらしいです。 そういうこともあって、本当は燃やしたくないのに、俺は被害者なのにと、大分苦情が出ていました。そういうことで、賠償とか何かのことが、補償もないというのも聞きましたので、今後何かの形でどこかでそういうことがあれば、またちょっと考えていただきたいなと思います。 次、最後の4の市民サービスについてお尋ねいたします。 先般、ある市民の方より相談を受けました。えぽかで、お客様とパソコンを使っての仕事をしていたそうです。思いのほか時間がかかってしまいパソコンの電源が切れそうになったそうなので、私的な用事で電源を借りるのはまずいと思いながらも背に腹はかえられず、電源の借用をお願いしたところ、二つ返事で断られたそうです。 予想はしていたものの、ちゅうちょすることなく即答だったので、がっかりしたそうです。仕方なくそのまま使用して、どうにか充電は最後までもったそうですが、公共施設の電源は、私的には貸してはいただけないのかというお尋ねをいただきました。そこで、お尋ねいたしますけれども、やはり貸してはいただけないのでしょうか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(矢吹誠司君) ただいまの公共施設の電源の使用という件でございますが、現在えぽかにつきましては、個人に対しての私的な電源の利用は行っていないというふうな状況でございます。 これにつきましては、開館以来、同様の取り扱いをさせていただいております。えぽかにつきましては、市内はもちろん市外の方々が多く利用されておりますが、貸し出しの際の明確な線引きがないというふうな状況の中では、柔軟な対応をしてしまいますと、逆に不信感、不公平感を与えてしまうのかなというふうなことから、貸し出しについて、お断りしているというふうなことについて、ご理解を賜りたいというふうに考えております。 また、今回、借用の願いに対しまして、二つ返事というふうなことで、説明不足ということで、不快な思いをさせてしまったということであれば、その点については、説明不足ということで、おわびを申し上げたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) えぽかや公民館等、市民の皆さんが気軽に集まっていただき、コミュニケーションのとれる場所だと思います。何かの形で、とっさのときに電源が必要なときもあると思います。例えば、現在タブレットの時代ですから、図書館等でタブレットを持ち込み、勉強をしているときなど、いろんな場所で、そしていろんな場面で、電源が必要となる事態が発生するかもしれません。明らかに悪意があっての使用でしたらともかく、困っているときの使用は認めるべきだと思いますが、いかがお考えかお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(矢吹誠司君) 今、議員おただしのように、事情は十分ご理解できますが、現在のところ原則的な部分になりますが、明確な線引きができていない中では、なかなか難しいかなというふうに考えております。 今、議員おっしゃったように、今、携帯電話、スマートフォン、タブレット、パソコンなど多くの方々がお持ちになっております。こういった方々につきまして、どの場合が貸し出し可能で、どの場合が貸し出しできないとかといった部分で、なかなか説明が困難となってきます。当然、緊急、やむを得ない場合は、当然これは、その時々の事情によっては、あり得るかなというふうには考えておりますが、あと、利用者の中には、わざわざ予備のバッテリーをお持ちになって利用されている方もおるというふうなことから、これまで同様、不信感、不公平感を与えないようにするためにも、原則的としては使用できないことについて、ご理解をいただければというふうに思っております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 確かに言わんとしていることはわかります。その方も困っていたので、有料でもいいから使わせてほしかったと言っておりました。時間を決めて、例えば1時間10円ですとか、何ぼですとかいうふうな有料化という方法もあると思いますが、市民サービスの観点からそういった考えはないのかお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 総務部長。 ◎総務部長(渡辺正博君) 公共施設の電源の利用というようなことで、今回有料というようなことはどうかというようなことでございます。 先ほど、保健福祉部長の答弁にもございましたように、公共施設の電源につきましては、現在のところ、公の会議等で使用する場合を除き、原則、私用による使用は認めていないというような状況でございます。 時間を決めて有料化してはどうかというようなご意見を今いただきましたが、有料化ということになりますと、使用料を徴収するための条例の整備というものが必要となりますので、他市の利用状況等、どのようにしているか等も含めまして、研究をさせていただきたいというふうに考えておるところでございます。 私的な利用をしたいという方がおりましたら、やはり丁寧な説明をさせていただきながら、困っているということではありますが、理解をいただくということをまず、職員がしていって、話をさせていただくということが大事なのかなというふうに考えているところでございます。 以上であります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 今後もこういった問題、いろいろな状況下の中で、市民サービスが問われることが多々あると思います。確かに決まりは決まりでありますが、全て縦割りの考えだけではなく、少し、少し柔軟な対応も市民サービスの一つだと思います。そういった気配りや思いやりの心も、今後必要ではないかと思います。そういったことをお願いいたしまして、以上で一般質問を終わりといたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君の一般質問を終わることにいたします。 暫時休憩いたします。 再開は11時15分といたします。 △休憩 午前11時02分
    △再開 午前11時12分 ○議長(渡辺由紀雄君) 休憩前に引き続き会議を行います。----------------------------------- △斎藤雅彦君 ○議長(渡辺由紀雄君) それでは、日程に従いまして一般質問を続行いたします。 次に、通告2番、議席1番、斎藤雅彦君の一般質問を許します。 1番、斎藤雅彦君。     〔1番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆1番(斎藤雅彦君) それでは、議席ナンバー1番、斎藤雅彦です。 さきに通告させていただいた4件について質問をさせていただきます。 まず、1番、子ども・子育て支援の取り組みについてお伺いいたします。 母子保健法の改正により、平成29年4月から母子健康包括支援センターを市町村に設置することが努力義務とされました。さらにニッポン一億総活躍プランにおいては、平成32年度までにセンターの全国展開を目指すとされました。センターについては、平成26年度から実施されている妊娠・出産包括支援事業と、平成27年度から開始された子ども・子育て支援制度の利用者支援や、子育て支援などを包括に運営する機能を担うものであり、専門知識を生かしながら、利用者の視点に立った妊娠・出産・子育てに関する支援のマネジメントを行うことが期待されています。 本宮市は、マタニティーライフを安心して過ごし出産が迎えられるよう妊婦訪問や妊婦教室などを開催され、赤ちゃんが生まれてからは、保健師が赤ちゃんのいる家庭へ訪問する乳児全戸訪問事業や、子育てのお手伝いをする養育支援訪問事業が行われております。また、五百川幼保総合施設には、地域子育て支援センターが提供されていますが、現在、子育て支援の人員体制や、それぞれの子育て支援の実施状況について、まず、お伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(矢吹誠司君) 市の子ども・子育て支援の取り組み体制及び取り組み状況ということでございますが、現在、市では、平成27年3月に策定しております本宮市子ども・子育て支援事業計画に基づきまして、種々子育て支援事業を行っております。 主に保健福祉部、教育部におきまして、子育て世代の方々に対します支援事業を行っているわけでございますが、保健福祉部といたしましては、子ども福祉課におきまして、各種手当の給付、家庭児童相談員の配置による相談業務、また、保健課におきましては、母子保健にかかわります妊娠・出産に係る相談支援、乳幼児の健診等を行っておるところでございます。 人員体制というふうなことがございましたが、現在、保健師が9名おります。9名の中で、それぞれ地区担当を持ちながら、いろいろと母子保健に関する支援を行っているというふうなところでございます。主な事業といたしまして、まず、会員制によります子どもの預かり、あとは送迎を行いますファミリーサポートセンター事業、また、傾聴・協働によります家庭訪問型の子育て支援ボランティアの事業でありますホームスタート事業。 また、あとは、先ほど議員おっしゃいましたように、保健師によります乳幼児全戸家庭訪問事業、また養育が困難な家庭に対しまして、保健師が訪問いたしまして、養育支援を行う養育支援家庭訪問事業などのほか、発達障がいの子どもさんを持つ家庭の健康相談、または発達相談といった事業に取り組んでいるというふうな状況でございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、斎藤雅彦君。     〔1番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆1番(斎藤雅彦君) 今、最後に保健師さんのお話が出ましたが、現在活動されている保健師さんが抱えている問題、例えば、もっと支援が必要だが人手が足りていない、もっと子どもの状況を確認したいができていないなど、保健師さんの今の状況がわかれば教えてください。よろしくお願いします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(矢吹誠司君) 現在、保健師におきましては9名体制でございますが、各地区担当及び統括の保健師もおります。地区別には、7地区の担当を7人の保健師が受け持っていると、それ以外については統括というような形で業務を行っておりまして、乳幼児の全戸家庭訪問及びハイリスクの家庭への養育支援事業など、現在でも切れ目のないようにした子育て支援を行っているというふうなことでございます。 妊娠届け出から、家庭環境や心身の状態を把握する必要があるというふうな家庭につきましても、保健師がかかわっているというふうなことでございます。今後、それについてはさらに充実させていく必要はあるのかなというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、斎藤雅彦君。     〔1番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆1番(斎藤雅彦君) 今、保健師さんが現在9名いらっしゃって、包括した対応がお二人、あと7地区の保健師さんが7人という形で、包括した対応もなされているというご答弁がありました。 そこで、(2)の質問に移ります。 妊産婦・乳幼児等は、母子保健分野と子育て支援分野の両面から支援が実施されています。具体的には、母子保健法に基づく母子保健事業、子ども・子育て支援法に基づく利用者支援事業、児童福祉法に基づく子育て支援事業などがあります。一方、支援には多くの関係機関がかかわることから、関係機関同士の十分な情報共有や連携が難しく、制度や機関により支援が分断されてしまうという課題がありました。 さらに、各関連機関はそれぞれの支援にかかわる情報のみ把握する傾向にあり、妊産婦・乳幼児等の状況を包括的に把握できていないといった指摘がありました。関係機関の連携体制が確立できていない場合には、個別の機関が所有する以外の支援ニーズを把握しても、適切な関係機関や支援につなぐことが難しく、妊産婦・乳幼児が直面する問題が深刻化してしまう懸念もありました。 そこで質問ですが、子育て世代包括支援センター設置に向けての、今後の計画についてお伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(矢吹誠司君) 子育て包括支援センター設置に向けてということでございますが、確かにこれまで保健師がかかわってきました母子保健の部分、あとは発達障がいといいますか、障がいをお持ちの子どもさんを抱える児童福祉の部分については、これまでも連携はとってまいりましたが、必ずしも強くといいますか、長く連携はとれていなかったのかなという部分はたしかにあるかもしれません。 それを補う部分として、議員おっしゃったように、妊娠期から子育て期までわたります育児及び健康に関する相談や支援を行うワンストップでの拠点として、子育て世代包括支援センターが全国的に設置をしていくというふうな流れになってきております。このセンター設置に向けての今後の考え方ということでございますが、市といたしましても、当然、母子保健、児童福祉の観点から早急に設置をしていかなければならないというふうに考えておりまして、現在、その設置に向けて、庁内での調査・検討をしておりますし、平成30年4月1日には、センターの設置に向けて、準備を進めてまいりたいというふうに考えておるところでございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、斎藤雅彦君。     〔1番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆1番(斎藤雅彦君) 今のご答弁で、平成30年の4月までに方向性という形なんですが、平成30年の4月というと、人員体制はどういうふうになっているのかとか、母子保健コーディネーターを配置しなくてはいけないとか、保健師の採用、そちらのほうとか、教育支援会議と、定期的なモニタリングとかが必要になってくるんではないかなと思うんですが、今現在でどういうふうな方向にお考えなのか、再度お伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(矢吹誠司君) センターの設置に当たりましては、当然、人員配置が大きな課題となってまいります。現在、保健師は、先ほどお話ししましたとおり9名おりますが、不足とされている部分が、妊産婦の産後ケアや授乳ケア等を指導できる方が助産師というふうなことで言われております。そういった助産師の方や、この母子保健のセンターの職員として、そういった助産師、看護師、そういった方が適切というふうになっておりますので、市としても、助産師の確保に向けて、今努力をしているというふうなことでございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、斎藤雅彦君。     〔1番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆1番(斎藤雅彦君) 今、お話のありました職員の確保についてお伺いいたします。 子育て世代包括支援センターの設置運営について、センターには保健師を1名以上配置するということにされております。保健師、助産師等のこれまでの母子保健活動の経験を生かすことで、センターの業務を効果的かつ効率的に展開することができると思います。 さらに、保健師や助産師、看護師といった医療職に加えて、精神保健福祉士、ソーシャルワーカー、利用支援専門員、地域子育て支援拠点事業の専任職員といった福祉職を配置することが望ましいとされていますが、その辺の福祉職のお考えがあるかどうか、再度お伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(矢吹誠司君) このセンターの福祉職という部分でございますが、現在、子育て支援事業につきましては、母子保健に基づきます保健課と、あとは児童福祉の部分で子ども福祉課が担っております。児童福祉部門につきましては、子ども福祉課に家庭児童相談員及び社会福祉士がございますので、子ども福祉課と連携をとりながらそのセンターの運営を図ってまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、斎藤雅彦君。     〔1番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆1番(斎藤雅彦君) 今の部長のおっしゃった連携というのは、本当に大事だなと思っております。センターの設置に向けての課題について、ちょっとお伺いしたいと思います。 予算、人員の確保は、適切な場所の確保、対応の難しい事業がある、どのような支援プランにするのか、どのような機関、関係と連携するのかなどが、子育て世代包括支援センター未設置市区町村に対する調査で、協力のあった849の市区町村から上がっている課題がございます。 これらの課題があることを踏まえ、センターの役割として、妊産婦や保護者の相談に、保健師等が対応するとともに、必要な支援の調整や関係機関と連絡調整をするなどして、妊産婦や乳幼児等に対して切れ目のない支援を提供する、このような取り組みにより、育児不安や虐待の予防に寄与することができると思っております。 また、妊産婦・乳幼児等の状況を継続的、包括的に把握するためには、センターが母子健康手帳交付時の面談等の機会を活用して、直接把握する方法のほか、関係機関が把握する情報をセンターに集約させ、一元化にすることによって、可能になると考えます。この過程で、各機関が把握した妊産婦や乳幼児等の支援ニーズを踏まえて、適切な関係機関や支援を紹介するなど、センターが調整役となることで、妊産婦や乳幼児等に対して包括的な支援を提供することが期待されております。 さらにセンターが、関係機関間の顔の見える関係づくりをすることで、より円滑な連携も可能になると思われます。そこで質問ですが、設置に向けた現状での課題はどのようなことなのか、またその課題に向けて、子育て世代包括支援センター設置後の望ましい姿について、市のお考えをお伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(矢吹誠司君) センター設置に向けて、現状の課題とセンターの望ましい姿というふうなことでございます。 センターに向けての現状の課題というふうなことで、現在も子育て支援につきましては、先ほど申しましたとおり、保健師が十分に対応している。あとは、子ども福祉課の家庭児童相談員等も家庭訪問をするなりして十分にはやっておりますが、その連携につきましても、日々養育支援会議等を行いながら、実施をしているところでございますが、このセンターを設置した場合、それぞれ子どもについての支援台帳というものをつくって記録にとどめる、あとさらには、養育支援が必要な子どもさんについては、支援プランを作成するといった部分、現在そういった部分までは、当然、体制的にできていない状況でございます。 そういった課題を克服するためには、センターを設置して、職員を配置していくというふうなことでございます。センターについては、そういったことを職員体制を整えまして、そういった全ての子を持つ親御さん、または子どもさんに対して支援をしていくということが、望ましい姿かなというふうに考えておるところでございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、斎藤雅彦君。     〔1番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆1番(斎藤雅彦君) それでは、(3)の住民を巻き込んだ子育て支援の考えはということで質問させていただきます。 安心して妊娠・出産、子育てができる地域づくりも、センターの重要な役割の一つであることから、地域の子育て支援事業を提供している関係機関との連絡・調整・連携・協働の体制づくりを行うとともに、地元の町内会や商工会など、地域住民を含む地域の子育て資源の育成、地域課題の発見・共有、地域で必要な子育て資源の開発等に努めることが必要と思われます。 そこで、質問ですが、住民を巻き込んだ子育て支援のお考えをお伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(矢吹誠司君) 子育て支援に関しまして、地域の方々、住民を巻き込んだ子育て支援というふうなことでございますが、それぞれの地域におきまして、その子育ての課題、またはニーズを取り込むというふうな仕組みは、当然欠くことができないものというふうに考えております。現在、それぞれの地域で何が求められているかというふうなことについては、非常に大切であると。現在、地域の方々の子育ての課題に対して、地域の方々が、今現在もいろいろとご協力をいただいております。 例えば、先ほど申し上げましたファミリーサポートセンターとか、あとは現在、さくらんぼひろばということで、お母さんと子どもたちが集っている利用者の方々、あとは育児クラブや、各地区の母親クラブという方々も、自主的に、あとは市のほうでも支援をしながら運営をしているというふうな状況でございます。 また、ボランティアといたしまして、子育てが一段落した方々が、ホームスタート事業に登録をしていただいている、ファミリーサポートセンターにも登録をしていただいているというふうなことで、やはり子育てに当たってはそういった地域の方々、行政だけでは手が届かない部分についても、地域の方々にご協力をいただくということは大切かなというふうに考えております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、斎藤雅彦君。     〔1番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆1番(斎藤雅彦君) 部長からお話のあった支援台帳というのが、かなり重要な役割を示してくるのではないかなと私も思います。 それでは、2番の防災への取り組みについて質問させていただきます。 ことし10月1日に、県及び本宮市の地域防災計画に定める訓練を防災関係機関、団体及び住民が一体となり防災訓練を実施して、災害応急対策活動の習熟を図るとともに、防災関係機関、団体相互の協力体制及び住民の防災意識の高揚を図ることを目的として、本宮第一中学校校庭をメーン会場に、14社48団体の協力をいただき、台風による豪雨で特別警戒配備態勢がとられ、また、震度6弱の地震が発生というダブルブッキングのような想定で、訓練が実施されました。 訓練は20項目、4時間という長時間にわたり、休日から休み返上で準備いただいた市当局及びお骨折りいただいております関係各社、関係団体に敬意を表するものであります。大変お疲れさまでした。 そこで、質問ですが、今回の市総合防災訓練において新しい取り組みはあったのか。そのほか期待する事業効果と、現在までの成果についてお伺いいたします。また、アンケートの結果や、その中に要望や意見はどのようなものがあったのか、参考になったものがあればお伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) それでは、防災訓練につきまして、何点かおただしをいただきました。 まず、新しい取り組みはということでありましたが、これにつきましては、全国瞬時警報システム、Jアラートでございますけれども、この警報発令時の初動訓練を行いました。それから、医師会のご協力をいただきまして、昨年はできなかったんですが、応急救護訓練における医師によるトリアージを行いました。それから、地元の自主防災組織の皆様によります避難所開設訓練、この中で通路確保、居住スペース区割りの訓練を行わせていただきました。 また今回、本宮第一中学校ということでしたので、隣接するぼたん荘の協力を得まして、福祉施設要支援者の移送訓練も行わせていただきました。また、糸魚川大火を教訓に南消防署と本市消防団連携によりまして、強風に負けないように強い水力で放水するストレートノズルを使用した中継送水、放水の訓練を実施したところでございまして、このあたりが新しい取り組みということとなります。 それから、効果・成果のお話でございますが、これについては、議員おただしのとおり、多くの団体、総勢約800名にご参加をいただきながら、応急対策活動の習熟、それから、関係機関、団体の協力体制の確認、市民の皆様の防災意識の高揚を図ることができたのかなというふうには思っております。 それから、アンケートの結果でありますが、アンケートにご協力くださった方は151名おられました。意見としては、皆様真剣に参加されており大変有意義な訓練であったであるとか、非常に大切な訓練であるというふうに感じたということで、ほとんどがよい評価をしていただいております。 さらに、行政区の役員の方にもお越しいただいていましたので、そういった組織をつくる予定で参考になったという意見もございました。また、より多くの訓練に参加できればいい、あと、小・中学生の見学もあればよいのではという意見もありましたので、今後の訓練に生かしていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、斎藤雅彦君。     〔1番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆1番(斎藤雅彦君) 新しい取り組みとしては、もうかなり盛りだくさんの取り組みがあったのではないかなと思っております。取り組みについてですが、楽しみながら、さらに実際に役に立つ訓練の取り組みはなかったか、再度お伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 楽しんで役に立つ訓練の取り組みというおただしですが、住民参加型の訓練といたしましては、初期消火訓練、それから、救急救命訓練を実施させていただきました。初期消火訓練では、親子で真剣に取り組まれておられましたし、それから、こういった訓練に参加して、改めて災害の恐ろしさを実感したという感想もありまして、役に立つ訓練は行うことができているというふうには思っておりますが、今後もこういった参加型の訓練を含めまして、防災アドバイザーの指導をいただきながら、よりよい防災訓練になるよう努めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、斎藤雅彦君。     〔1番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆1番(斎藤雅彦君) やはり、防災や救命に対しての共助の気持ちや幅広い世代が協力するということで、家庭内のみならず、地域においてもまとまりやきずなをつくることも重要な成果の一つと考えております。今回は市全体規模の訓練になっていますが、幅広い年齢層の市民が自主的にもっと気軽に参加できるような、例えば現在、大字地区で実施している運動会のような雰囲気で、地区の自主防災組織と協力して、活性化していく小規模の防災訓練を今後実施していく必要があると考えますが、市の小規模で楽しみながらできるような防災訓練を実施する考えはないか、再度お伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 現在、市の防災訓練につきましては、小学校区のくくりで実施をさせていただいております。今、おただしの、もっと小規模な防災訓練については、おただしにもありましたが、自主防災組織が中心となって実施していただくことで、より身近で実際の災害時に有益な顔の見える訓練として、重要なのかなというふうに思っております。 実際、現在、大字地区合同で防災訓練を実施されている地区もございます。市といたしましては、そういった地区の防災訓練におきましては、職員でありますとか、防災アドバイザーの派遣など人的支援を行いながら、協力していきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、斎藤雅彦君。     〔1番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆1番(斎藤雅彦君) それでは、(2)の自主防災組織設置事業補助金の申請状況についてお伺いいたします。 現在、本宮市の自主防災組織は23団体あると伺っていますが、今年度本宮市行政区長及び行政連絡員設置等に関する条例の一部が改正され、現行の地域コミュニティ活動のための行政区交付金、世帯割、事業割に、新たに自主防災組織を設立している行政区が行う防災訓練に関する事業に対して、自主防災組織割1万5,000円、3万円、4万5,000円が追加されました。 さらに、自主防災組織を設立したときに20万円を限度として資機材の購入補助制度があり、補助率は購入費用の10分の10ですが、補助対象となる資機材には範囲があるということです。それで質問ですが、自主防災組織設置事業補助金のこれまでの申請状況についてお伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 議員おただしのように、自主防災組織は現在23組織がありまして、これは古い時代から引き続きの組織もございます。震災後、近年設立になっておる団体、8組織ございまして、補助申請して、既に補助金交付を受けている組織が4件、申請して、現在交付手続中が1件、申請検討中で、今、ご相談を受けている件数が2件でございます。 これが設置事業補助金ということで、あと議員が前段にありました行政区交付金の今回の自主防災組織割については、13の行政区のほうから申請を受けておりまして、ご利用いただいている状況であります。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、斎藤雅彦君。     〔1番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆1番(斎藤雅彦君) 自主防災組織の活性化のためには、初期設立時だけではなくて、設立後も補助率は10分の10ではなくても、設立後の期間をある程度決めて、申請があれば不定期に防災資機材の配布を行うことが必要であると考えますが、この点について、市のお考えをお伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 自主防災組織の設置事業補助金、これは設立時ということで20万円限度ということで、今やらせていただいております。今年度から行政区交付金の中の枠を広げまして、自主防災組織活動割を創設させていただきました。ことしも申請いただきましたが、地域で行う防災訓練実施していただければ、毎年交付させていただきたいと思っておりますので、この辺をご活用いただきながら、自主防災活動を支援していきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、斎藤雅彦君。     〔1番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆1番(斎藤雅彦君) それでは、(3)番のまちづくり出前講座の「みんなで考えよう自主防災」の利用状況についてお伺いいたします。 行政区において、自主防災組織設立に対し温度差があるのではないかなと私は思っております。私の住んでいる行政区では、設立後何年かは、消防団と消火器更新にあわせて初期消火訓練を実施していましたが、今では活動をしておらず、新しい会員は、組織自体があることも知らない方もおります。設立時の組織は、町内会長さんイコール自主防災組織の会長さんになっているため、次の会長さんへ引き継ぐこともままならない実態があるのではないかなと思っております。そんな中で、市のまちづくり出前講座では、みんなで考えよう自主防災のメニューを用意して、自主防災組織の必要性や活動の方法など、これから自主防災組織を立ち上げる地域に向けて説明していただいていますが、この利用状況についてお伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) まちづくり出前講座の「みんなで考えよう自主防災」の利用状況のおただしでありますが、平成28年度は6回開催しておりまして、受講者は163名の参加がございました。平成29年度は11月末現在で、6回開催しまして受講者は313名となっております。 また、こういった出前講座ではありませんが、行政区、町内会を対象に、役員の皆様にお集まりいただいて、別途に自主防災組織の説明会を開催している状況でございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、斎藤雅彦君。     〔1番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆1番(斎藤雅彦君) 平成28年度、平成29年度を見ると、受講者がふえているということは、やはり防災意識が高まっていることだというふうに認識しました。お伺いしたいのは、受講者の反応はどうだったか、組織を立ち上げる方向で前向きに捉えていただいたのか。問題点の話などは出なかったのか。さらに、設立後の町内会や自主防災組織からの要望はなかったか、お伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 受講者の反応のおただしでありますが、東日本大震災のような大地震のお話でありますとか、台風・ゲリラ豪雨による大雨、河川の洪水などの災害、安達太良山の噴火、大規模火災、北朝鮮からのミサイル発射など、災害が身近にあることを改めて皆さん再認識いただいているというふうに感じております。あわせて、有事の際共助の大切さの事例を個々に説明させていただいております。市民の皆さんは、大震災を経験しておりますので、自主防災の組織の必要性については十分理解するものだという反応でございます。 その先に一歩進んで、自主防災組織の設立ということになってまいりますと、議員からおただしにもありましたが、町内会長さんをやっているので、複数に自主防災の組織の長もやるのは難しいと感じている方も多くて、消防のOBでありますとか、職員のOBでありますとか、その辺のご協力をいただければ、なお進めやすいのかなという感想を持っていただいております。 設立後の出前講座の要望でありますけれども、これについては、地区防災訓練の際に、職員派遣の要請がありまして、資機材の使用の説明でありますとか、防災講話も行っておるところでありまして、そのような形で地区へ出向いているところであります。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、斎藤雅彦君。     〔1番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆1番(斎藤雅彦君) それでは、(4)番の質問に移らせていただきます。 県では、自主防災組織や女性防火クラブなどが地域住民参加のもとに行う防災活動を支援するため、自主防災活動促進事業を実施しています。親子防災教室、避難所運営ゲーム、災害時の炊き出し、災害時高齢者生活支援講習など12のメニューから実施したい防災活動メニューを選択して、市役所防災対策課を通じ、県に申請するようになっています。 そこで質問ですが、この事業は土日の依頼はできるのか、講師派遣依頼については費用負担があるということですけれども、どの程度かかるのか。また、内容がわかれば、どのような支援になるのかお伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 福島県の自主防災活動促進事業でありますけれども、これについては、地域の防災力を高めていくということを目的に、平成28年の4月から県のほうで実施をしております。防災メニューから防災活動を選択して申請して、講師派遣や必要な費用を負担する事業になっています。 土日の開催については、県のほうと要確認といいますか、調整ということになっているようであります。また、費用負担についても、県のほうと打ち合わせということにはなるんですが、1年間の規模といいますか、回数といいますか、そういうのが決まっているようでありまして、どちらかというと早い者勝ちになっているようで、平成29年度のほうについては既に締め切ったというふうに聞いております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、斎藤雅彦君。     〔1番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆1番(斎藤雅彦君) 今、部長のほうから、平成29年度はもう回数が決まっていて締め切ったというお話でした。ニーズがあるということだと思います。そこで、もう一度質問なんですが、自主防災活動促進事業に、これらの内容を県に頼むとお金もかかるようなので、市の事業として取り組むようなお考えは今後ないかお伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 県の補助メニューを見させていただきますと、現在も職員が出前講座などで対応している内容とほとんど同じような内容のようであります。これまでも市の職員や防災アドバイザー、さらに内容によっては南消防署や、郡山北警察署本宮分庁舎の職員の方が出向いて説明や実演をしておりますので、今後もそのような対応を考えていきたいと思っていますが、相手方の自主防災組織の詳細、よく伺って対応していきたいと思います。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、斎藤雅彦君。     〔1番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆1番(斎藤雅彦君) それでは、3番目の質問に移らせていただきます。(1)ですね。 第29回ふくしま駅伝が11月19日に開催されました。記録は、昨年の記録を2分15秒更新する5時間26分11秒、総合20位、市の部11位というすばらしい成績をおさめていただきました。大会終了後すぐに報告会と解団式が開催され、その場で個人の区間タイム、区間順位、さらには区間終了時の総合順位までの成績報告があり、選手が1人ずつ自己の成績を分析して、来年の目標を発表するという、まさに本宮市を背負って走っているかのような若者たちに、感動と期待を感じずにはいられませんでした。 そんな中、毎年監督、コーチから出ているお話は、選手たちの練習環境の向上でした。そこで、質問ですが、平成28年6月定例会で、一般質問のあった全天候型ランニングコース整備について、そのときに調査、検討するというご回答でしたので、これまでの調査やご検討状況をまず、お伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 全天候型ランニングコースの整備に関するこれまでの検討状況ということでございますが、これまでに4つの案について調査を進めてまいりました。まず1つ目は、全天候型陸上競技場の新設。2つに、グリーンパークサッカー場改修への全天候型ランニングコースの整備。3つに、高木総合グラウンド外周への全天候型ランニングコースの整備。4つ目に、高木運動公園の遊歩道を利用したクロスカントリーコースの整備で、以上4つでございます。 理想は、全天候型の陸上競技場の新設ということになると思いますけれども、施設の建設費だけでも10億円を優に超えてしまうという状況でございます。まずは、現実的で早期に環境整備が可能な、高木総合グラウンドへの全天候型ランニングコースの設置につきまして、本市駅伝代表チーム関係者と相談をさせていただいているという状況でございます。 また、他の自治体でございますけれども、公園内に遊歩道のようなランニングコースを整備しているという事例もございますので、それらも調査をしながら、来年度の前半ごろまでには、基本計画をまとめて、早期整備に努めてまいりたいというように考えております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、斎藤雅彦君。     〔1番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆1番(斎藤雅彦君) 私が伺った全天候型ランニングコースというのは、2レーンのランニングコースでも、最低何とかお願いしたいなということなので、さっき10億円という話が出ましたけれども、そちらのほうにも陸上関係者と、ぜひヒアリングなどをしていただいてご検討お願いしたいと思います。 最後の質問に移らせていただきます。(2)ですね。 本県においては、消防団員の消防操法訓練の基礎を培い、消防技術の向上及び消防活動の円滑な遂行のために福島県消防操法大会が1年置きに開催されています。本宮市は、平成28年度まで操法大会に福島市、伊達市、二本松市、本宮市、川俣町の5支部から4チームしか参加枠がありませんでしたが、平成30年開催から6チーム参加になり、出場枠がふえました。 それに伴い各分団の大会出場の持ち回りサイクルもふえたため、複数の分団が同時期に練習場所が必要になってきます。さらにポンプ操法の主流が水出し操法になり、1回の練習でグラウンドを利用した場合は、次は走ることができないくらいの状況になっています。まして、グラウンドには水槽整備がないため、持ち込んだとしても、水をどう入れるかの問題があります。 そこで質問ですが、消防団幹部の意見交換会にも要望のありました全天候型練習場や水槽の整備のお考えを、最後にお伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) ただいま議員からおただしがありましたように、隔年で開催されております県の消防操法大会、この県北地区の出場枠がふえまして、本宮支部についても隔年とも出場できることになりました。現在、消防団内部におきまして、この大会への対応の方針、出場分団の選出方法、練習場所の確保、練習の方法について、鋭意、現在検討中の状況で、詳細はこれから詰まっていくということになります。 市といたしましても、消防団員の技術の習熟、士気高揚につながるものと考えておりますので、消防団と十分協議をさせていただいて、支援をしていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、斎藤雅彦君。     〔1番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆1番(斎藤雅彦君) 以上で一般質問を終わります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、斎藤雅彦君の一般質問を終わることにいたします。 昼食につき暫時休憩いたします。 再開は午後1時ちょうどといたします。 △休憩 午後零時00分 △再開 午後1時00分 ○議長(渡辺由紀雄君) 休憩前に引き続き会議を行います。----------------------------------- △円谷長作君 ○議長(渡辺由紀雄君) 議長より申し上げます。早退の通告が13番、國分義之君よりありましたので報告いたします。 それでは、日程に従いまして、一般質問を続行いたします。 通告3番、議席8番、円谷長作君の一般質問を許します。 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) 議席8番、円谷長作でございます。 ただいま議長から発言の許可をいただきましたので、さきに通告しておきました3項目について一般質問を始めさせていただきます。 では、先週の12月1日に皇室会議が開催され、天皇陛下は2019年4月30日に退位され、翌5月1日に皇太子殿下が即位されるとの報道がされました。これらに伴い、天皇陛下と英国王室との交流が報道されております。その報道の中で、英国庭園や日本庭園での結びつきなども報道されており、本宮市の英国庭園も2015年2月にウィリアム王子が屋内外子供遊び場に来園されたのをきっかけに、私どもの会派、みらい創和会として王子の名前、冠を拝することができないものかどうか、市のほうに問題提起をさせていただいたところでございます。その結果としてなんでしょうけれども、高松市長初め市当局の皆さんが県やそれから外務省、そして英国大使館などに働きかけをされて、その結果としてプリンス・ウィリアムズ・パークというふうに冠を拝することができました。ありがたいことだというふうに思っております。 また、こうした縁もあり、英国庭園が11月4日に開園されたとの報道がありました。今年7月には、ケンジントン・アンド・チェルシー王立区と姉妹庭園協定の締結や英国との交流事業での未来につなげる英国派遣団が結成され、中学生の英国訪問などが実施され、好評だったというふうに思っております。 そこで、改めてお聞きいたします。中学生による英国交流事業について、中学生の参加の人数、対象とされたのはどういった中学生が対象とされたのか、改めてお聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) ただいまのご質問にお答え申し上げます。 7月に実施いたしました未来へつなげる もとみや英国訪問団、総勢45名で英国を訪問したところでございます。中学生につきましては、合計で11名の参加をいただいております。また、この中学生の参加に当たりましては、市の事業のほか、本宮青年会議所の事業においても参加をいただいているところでございます。両事業におきまして、本宮市の中学生につきましては9名、それから大玉村の中学生につきましては2名という参加で訪問をさせていただいたところでございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) 本宮市の関係ですけれども、青年会議所の分も含めて9人ということ、本宮市だけで11人なんですか。 先ほどの9人プラス2人が大玉村と、本宮市だけで言うと9人と。ということは、3中学校なんで、単純に言うと3人ぐらいずつなのかなというふうに思いますけれども、これらの中学生の選考に当たってはどのような方法で選考されたのか、お聞きしたいと思います。すみません、選考といいますか、どういう部分でこの3人が、3人なのかどうかわかりませんけれども、9人が選ばれたのか、その選ばれた経過、経緯についてお聞きしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) 事業の経過でございます。 英国を訪問する際に、ぜひ子供たちに海外をごらんいただきたいと、そして人材育成につなげていきたいということで、中学生が年代的に妥当なのかなということで、内部での協議、さらには教育委員会とのお話をさせていただいておりました。市の事業、先ほどお話しさせていただいておりますが、6名ということで教育委員会のほうにお願いをしまして、中学校からのご推薦をいただいております。また、本宮青年会議所におきましては、市内の中学生3名、そのほか大玉村の中学生2名ということでございますが、こちらにつきましても青年会議所のほうから教育委員会のほうに推薦をお願いし、学校からの推薦をいただいた上で、参加をいただいたということでございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) 教育委員会と話し、また学校等の推薦ということなんですけれども、学校としても推薦をするに当たっては、学校内のそれぞれの考え方があろうかと思いますけれども、例えば生徒会の役員であるとか、そんなふうなことにならざるを得ないのかなというふうに思いますけれども、何というんですか、こういう事業がございますので、手を挙げる方いませんかみたいな公というんですか、こういったことはやらなかったのかどうか、お聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 中学校における参加中学生の選出につきましては、ただいま公室長答弁申し上げましたように、各中学校2名ずつ、さらには青年会議所の枠としてプラス1名ということで、各学校3名の推薦の依頼がございました。教育委員会といたしましては、各学校長と協議をいたしまして推薦をお願いしたわけですが、学校側といたしましては、生徒代表という形で生徒会の役員、会長、副会長3名ずつということで教育委員会のほうに推薦をいただいたところでございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) 学校のほうに推薦というと、どういうふうにしてその推薦というか、代表者を挙げるかというと、結果的に子どもさん方々の生徒会を運営していますので、そこの方々ということにならざるを得ないのかなというふうに思います。ということは、もう生徒会の役員イコールみたいな部分にならざるを得ないのかなと。こういう事業ですので、それぞれの子どもさんがこの事業に参加するに当たっては、当然のことなんですけれども、支度金というんですか、支度、準備のための費用なんかもかかると。そういう点を考えた場合には、その学校から推薦だけじゃなくて、子どもさん自体とか、父兄からの要請、要望みたいな部分を聞くべきじゃなかったのかなというふうなことも考えております。なかなか推薦があったから、それを全て網羅できるかどうかというのは人的問題もございますけれども、ただそういう点も必要だったのかなというふうに思いますけれども、その辺のところの考え方はなかったのか、お伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) ただいまのご質問でございますが、今年度につきましては、年度当初からの派遣の準備という形で市として準備は進めてきたところでございますが、実質的にさまざまなパスポートの手続等考慮いたしますと、余り余裕のある期間はとれなかったということでございます。今後、議員おただしいただきました内容につきましては、十分考えてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) あとは、参加された本宮市から9人ですか、本宮市の中学校から9人が参加されておりますけれども、その参加された9人の皆さんからの感想は、感想というか、レポートですか、これはとってあるのかどうか。その中で特徴的なやつがもしあったとするならばそれをお聞かせいただきたいというふうに思っております。 それから、もう一つなんですけれども、子どもさん本人だけではなくて、経過ですけれども、学校自体、この子どもさんたちを参加させてどうだったかという部分はとってあるのかどうか。そして父兄の感想みたいなやつはあったのかないのか、とってあったのか、ないのか、お伺いしたいと思います。
    ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) まず、私どもで市長公室のほうで把握しております感想について参加中学生本人、それから父兄の方ということでいただいておりますので、そちらを報告させていただきたいと思います。 まず、参加された中学生の皆さんからの主な感想でございます。外国人との触れ合いや文化の違いなど、貴重な体験となった。また、海外留学を目指したい。また、海外で活躍するには英語力が必要と認識した。それから、海外との交流を担っていくのは、自分たちの世代ではないかというような前向きで力強い感想がございました。今回の英国訪問において、海外から見る本宮市、福島県、日本を体験されたのかなというふうに感じております。 また、参加されました中学生の父兄の方々からの主な感想でございます。帰国後に見て聞いて感じたことなど、たくさんの話を聞き子どもの成長を感じました。また、今回の訪問により、自分の目標を持つことができたようです。さらには、貴重な体験ができ、子どもを参加させてよかったなど、感想と感謝の気持ちをいただいているところでございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 室長、学校からはどうだったという質問ありました。 教育長。 ◎教育長(原瀬久美子君) 学校側の受けとめということですけれども、市の広報紙とかあるいは青少年健全育成推進大会の子どもたちの発表を聞いても、物すごく積極的になったと。学校の中で意欲的に活動をしているというような声を聞いております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) 生徒個人の感想のほうで、英語力とか交流とかそういった部分が感想として出されているということを受けました。 それから、今、教育長のほうから本宮市青少年健全育成推進大会、これの少年の主張、この中で、お一人の方が発表されております。本宮市の交流事業でイギリスへ行ったことと、その中で、外国人に会いましたとか、文化の違いとか、いろんな人の考え方、世界の国々の考えの違いという部分を知ることができたとか、それから歴史、イギリスは歴史を大切にしている。全くこれは絶対大切だと思う。歴史があるから今があるんだと。今が個々にあるんじゃなくて、歴史があるから今がある。だからこんな言葉があると、歴史に学べと、歴史は繰り返す。だから、歴史に学べじゃございませんけれども、そんなこと、歴史を大切にするとか、歴史の違いを感じましたとかという部分もあります。 それからもう一人なんですけれども、これはイギリスじゃございませんけれども、ベラルーシに行かれた方も海外に行ったという部分でいろんな感想として書かれております。ベラルーシ訪問をして考えたことという表題のもとに、発表されております。そして、この中で特に私が気になったのは、今の日本人に必要な力、積極性です。今の日本人には積極性が少ないんじゃないかという部分は、この中で書かれているということもちょっと気になりました。日本は外国に比べて積極性がないことがわかりますと、このような書き方がされているということもございます。 したがって、これは海外という部分で新たなところ、別なところに行って、文化の違い、歴史の違い、そして当然のことであるが人、人種、外国人でその人種の違いによって、生活も環境も違うところで育ってきている方々との交流というのは、これから先々子どもさん方々が大きくなるに当たって絶対必要だというふうに思っております。ということを含めて考えたときに、先ほどの英語力ですか、それはこの後のところでもう一度お聞きしますけれども、まずその前に、来年度の交流事業、平成30年度の交流事業ということで、来年度も規模の問題あろうかと思いますけれども、実施するべきだというふうに考えておりますけれども、市当局の考え方はどのようになっているのか、お伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) ただいまのご質問にお答え申し上げます。 今年度、本市初めての国際交流事業として英国訪問を実施いたしております。子どもたちにとりましては、先ほどの感想にもありましたが、新たな自分の目標を見つけるなど、貴重な体験となっており、また国際性豊かな人材育成の観点からも多くの可能性が期待される事業でございます。こうしたことから、来年度においても実施していきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) すみません、再確認させていただきますけれども、今予算編成の時期になっておりますけれども、来年度も実施するというふうに今とりましたんで、それでよろしいでしょうか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長。 ◎市長(高松義行君) これから予算編成であります。トータルでいろいろと見ていかなくてはなりません。ご存じのとおり、このことにつきましては、県の補助並びに今回、ありがとうホストタウン、その補助金等々、どういう形の中で一番効率的な事業の運営ができるかというふうなことを検討していかなければなりませんし、先ほど、議員いろいろとご質問いただきました。反省点もございます。その中で、形を変えながらこれは続けていくというふうなことで、一つ一つ前に進んでいけるような、そんな事業にしていきたいというふうに思っております。 今年度はスタートの年ということで、一つの成果は果たせたかなというふうに思っておりますが、来年度はさらにステップアップをしていきたいというふうに考えておるところでございます。また、新年度予算でいろいろとご指導賜れればと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) 前向きといいますか、本当にこういった事業については、継続することが定着していけば、いったほうがさらにいい結果につながるんだろうというふうに思っております。 先ほど、ホストタウンの関係も出ましたし、また午前中にもホストタウンで質疑がございました。この中で、新聞報道なんですけれども、市長が交流のきずなをさらに強固なものにするため、特に子どもたちとの交流事業などを通じて国際性豊かな人材育成に努めたいということを新聞報道されております。これらを含めてやはり毎年続けること、これが意義があるのかなというふうに思いますので、ぜひ限られた予算ではございますけれども、ぜひそういう予算をとっていただきたいというふうに思っております。 そしてもう一つ、市の教育方針、市のほうの教育委員会の方針の中に、国際交流を通じた人材の育成というのがうたわれております。こういった市の方針から含めても、規模の問題はあろうかと思いますけれども、毎年続けることが必要なのかなというふうに思います。 そして、先ほど言いました限られた予算でございますが、財源の確保についてちょっと踏み込んだような予算編成期の主張にあるのは十分に承知の上なんですけれども、例えばなんですけれども、予備費、今震災以降7,000万円前後の数字になっております。震災前は約5,000万円前後と、今回の交流事業当初予算では1,298万2,000円という数字でございます。当初予算、今年度の交流事業に対してはという点を考えると、予備費の使い方、これは災害があったら大きな災害だったらこれじゃ足りない問題ございます。そのときは補正組むようになるんでしょうけれども、当面する分で言うならば、震災前の5,000万円ぐらいに戻しても大丈夫なのかな。踏み込んだ話、大変恐縮でございますけども、そういう点での予算の編成、それからもう一つ、基金をつくって、毎年実施するために基金をつくってその中に一般会計の財源から捻出するとか、それから市民からの寄附とかふるさと納税の中の項目の中に国際交流のための資金分とか、それからクラウドファンディングみたいな形で、少ない金額で市民全体から集めると、そういう方法なんかもあろうかと思いますけれども、先ほど言いましたように、毎年続けるためには基金の創設みたいなことは考えていらっしゃるのかどうか、お伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 副市長。 ◎副市長(佐々木広文君) 今回の英国訪問、それぞれの交流事業の継続の中で、当然経費、基金が必要になってくるというふうに思っております。そういった中では、今市長も答弁させていただいたとおり、県のサポート事業であったり、今回のホストタウンの登録をいただいた国の補助事業であったり、さらには今、議員からおただしのように、基金の創設等々も考えながら、継続できるような事業にしていきたいというふうに思っておりますので、ご理解を賜りたい。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) 順序がちょっとずれて申しわけないんですけれども、財源の関係で申し上げますと、これから進んでいく広域連携中枢都市構想ですか、こういった中でも財源の確保ができないものかどうかという部分は、この後のところで英国庭園のところでお伺いしようと思っておりますけれども、そういった国・県、はたまた外からの財源の確保ということにも努力していただきたいということを思っております。そういったものをもって、できるならば基金をつくっておくことによって、安定して毎年この事業が継続して実施できるような体制をつくるべきだということを申し上げておきたいというふうに思っております。 こういった事業とあわせてなんですけれども、次に、英語学習の充実ということについてお伺いしたいと思います。 今現在、国語とか数学、英語などの検定をされているというふうに聞いております。その検定に当たって、1人当たり1科目当たり今1,000円の検定料の補助をしているというふうになっているというふうに思っておりますけれども、現状について、どういうふうにされているのか、お伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部次長。 ◎教育部次長兼幼保学校課長(菅野安彦君) 現在の各種検定の受験状況についてお答えしたいと思います。 議員おただしのとおり、3つの検定を今子どもたちにはしていただいております。おただしのとおり、1人当たり年間1,000円の補助をさせていただいております。受験の件数でございますが、それぞれ平成28年度においての数字でございますが、英語が受験者数が288人、率にしますと全体の31%ほど、それから漢字検定につきましては1,483人で55%、算数と数学につきましては524人で19%ほどとなっております。それぞれ数字は延べ人数で、1人で複数を受ける子どもたちもいる状況の数字であります。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) 今3科目というんですか、3教科というんですか、についての受験している数字、割合というのをお聞かせいただきました。それで、教育委員会として英語という教科、国際語としての英語という部分に対してどのような評価をしているのか、お聞きしたいというふうに思っております。絶対必要な科目なんだろうというふうに思っておりますけれども、その辺の教育委員会としての英語という科目の捉えている捉まえ方についてお伺いします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育長。 ◎教育長(原瀬久美子君) それでは、国際語としての英語をどう評価しているかということについて、お答えいたします。 ますます進む国際化に対応できる人材の育成という観点から、国際語としての英語の重要性は十分認識しております。先ほどの話にもありましたけれども、英国訪問を通しての中学生の感想、発表からも重要性を十分伺うことができます。今の子どもたちがやがて国際社会で活躍する大人になることを想定しながら、本当に相手の発する外国語を注意深く聞いて何とか相手の思いを理解しようとしたり、それから持っている知識などを総動員して相手や他者に、外国語で自分の思いを伝えようとしたりする体験を繰り返させることによって、尻込みせずに外国語を話す人々とコミュニケーションを図ることができるようにすることが大切になってくると思います。 そのような中において、本市では、これまでも中学校区ごとに英語指導助手を配置して、計3名の英語指導助手が中学校を中心に小学校や保育所、幼稚園にも出向いております。また、先ほどの英語検定料の補助、あるいは中学校の英語教諭による小学校での外国語活動事業における指導などを実施して、児童・生徒の英語力向上を支援しており、今後も充実を図ってまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) 国際的に英語の必要性という部分で今、教育長のほうからお話いただきました。 国連で国際語として6つの言語だったような記憶なんですけれども、英語、フランス語、スペイン語、それから中国語たしか入っていたような、6カ国語くらいが国際語として国連は認定している部分がございます。そういった点も含めてなんですけれども、やはり英語という部分の必要性、それこそ本当に外国に行くから英語が必要だけではなくて、日本の国内にいても英語の必要性、インバウンドの関係とか含めて、観光から含めてこの必要性という部分が出てきているというふうに思っておりますので、ぜひ、英語の必要性ということを私以上に教育部門の方々は認識をしていると思いますので、ぜひ英語の必要性に応じて英語の学習ということを充実していただきたいというふうに思っております。 そういった中で、学習指導要領、これが改訂される動きが今出てきております。10年に一度ぐらいずつ改訂されているこの学習指導要領なんですけれども、小学生から英語の授業が入ってくるというのを聞き及んでおります。これはいつから入ってくるのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育長。 ◎教育長(原瀬久美子君) 学習指導要領の改訂について、いつから始めるのかということですけれども、ことし3月に告示されました小学校における新学習指導要領は、平成32年度、2020年ですけれども、から全面実施となります。具体的には、3、4年生が35単位、週1時間です。それから5、6年生は週2時間の70単位を確保することとなります。それまでの間、平成32年度からの全面実施までの移行措置としまして、平成30年度、31年度は3、4年生が1単位45分を年間15単位の外国語活動を、それから5、6年生は現在の35単位に15単位を加えた50単位の英語の授業を行うことになります。つまり、これまでの5、6年生での外国語活動が小学校3、4年生からとなり、それから中学校からの外国語が5、6年生からと前倒しをされたところです。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) 学習指導要領の改訂に伴って、英語の学習というのを前倒しというんですか、中学だったやつが小学校のしかも低学年までいきませんけれども、小学校の3年生から入ってくるということになれば、当然その段階からの英語の勉強ということになります。当然のことながらそれらに伴って先生の確保であったりとか、補助のための先ほどの英語指導助手の関係であったりとか、こういったものが必要になってきて、また大変だというふうに思っておりますけれども、本宮市の教育委員会として、こういった国際化に向けての英語の必要性ということも先ほどお伺いいたしましたので、その語学力、これを高めるためには、英語検定を必修化にするとかそういう考え方ございませんか。 先ほどお聞きしたところ、英語検定は288人ですか、平成28年度実施したのが288人と聞きましたので、必修化にするとこの数字だと30万円検定料金がかかると。ですけれども、必修化することによって、何というんですか、希望者は全員これは市が補助しますよということにすることによって、希望する方々ふえていくんじゃないのかなというふうに思っております。それが結果的にそれ以外の学力アップにもつながるというふうに、一つのことだけではないんだろうというふうに思っておりますので、ぜひ英検を本宮市は教育委員会として必修化するような考え方はあるかどうか、一気に行かないんでしょうけれども、そういう方向に持っていくかどうかの考え方があるかどうか、お伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育長。 ◎教育長(原瀬久美子君) 中学生に英語検定を必修にする考えがあるかどうかということですけれども、先ほど次長から現在実施しているチャレンジ学習奨励事業、英語検定の受験率が年々向上しております。そこで、生徒個々人の学習意欲をいかに引き出して、学習の成果に結びつけていくことが何よりも重要ではないかと考えておりまして、英語を含む各検定補助を今後も継続しながら、特に中学生の英語検定の受験率が向上するように、学校とともに方策を講じてまいりたいと思います。現段階では、来年度の英語検定必修化の考えはありませんが、今後に向けて検討を進めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) 英語力、語学力としての英語という部分の必要性という部分は、もう十二分な話だと思いますけれども、それに加えて2020年の東京オリンピックパラリンピック、それだけじゃございません。先ほど申し上げたインバウンドの風が吹いているであったりとか、それから私どもの本宮市、市長を中心にして、英国庭園であったりとか国際交流であったりとか、国際化に向けて進んでいるところがございますので、ぜひ教育部門としても本宮市は英語について物すごい力を入れている。そしてその結果として、英語だけじゃなくてその結果として、全体の学力アップにつなげていくという考え方を持っているのは本宮市だということを訴えていくべきだというふうに思っております。 それが結果からするならば、定住促進であったりとか、町の中の活性化であったりとか、そういったものにつながる要素の一つだというふうに思っておりますので、今すぐとは言いませんけれども、先ほど教育長からお話がありましたように、将来に向けて、先々に向けて英語に力を入れる、必修化というのはちょっと言い過ぎかもわかりませんけれども、力を入れていく、教育委員会の教育方針というものを打ち出していくべきじゃないのかなというふうに思っております。 次に、東京五輪パラリンピックホストタウンについてお伺いいたします。 きょう、橋本議員のほうで取り上げて、朝一取り上げておりますので、その際にいろいろとお聞きいたしましたので、それらを踏まえながらなんですけれども、2018年、来年、2019年、これは何をするのか、もうちょっと具体的にありましたらば、お伺いしたいというふうに思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 今後2018年、2019年、東京オリンピックパラリンピックに向けて、何をしていくのかというご質問でございます。 ホストタウン事業の実施の時期でございますが、まず国の想定、今回の事業の想定といたしましては、2020年のオリンピック大会の前後の期間、特に大会後の交流というものが重視されている内容となっております。今後いろいろと内容は詰めさせていただきますが、いつの時期にどのような事業に取り組めるのか、県あるいは国と連携の上、具体的な事業内容、さらには実施時期につきまして、英国との調整を進めてまいるようになるかと思っております。 ホストタウン事業の内容につきましては、途中経過を含めまして、随時議員の皆様にご相談をさせていただきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) ホストタウン構想については、私どもこれは新聞報道でしかわかりませんので、ぜひこの中身についてはお知らせをいただきたいというふうに思っております。 次に入ります。 英国庭園の今後についてということで、項目を上げさせていただきました。 管理とまず運営についてお伺いいたします。 今定例会の中の一般会計の補正予算8号の提案理由で、市長のほうで触れられている英国庭園の適正な維持管理という言葉が入っております。この適正な維持管理とはどのようなことをイメージしているのか、お伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(矢吹誠司君) 英国庭園の今後の適正な管理というふうなことでございますが、市民の皆様または市外の方々に十分親しみを持っていただけるような庭園にしていきたいというふうなことで、今回、11月4日に英国庭園が完成しました。今後、庭園全体の管理業務は来春から本格的に始まるのかなというふうに考えておりまして、今後、庭園のサポーターの方々を中心に、あとは庭園アドバイザーのご指導をいただきながら、草花、樹木の管理等について、適正な維持管理を図ってまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) 申しわけございません。適正な維持管理とはどのようなイメージかと、適正な維持管理をしますという答えだったんで、大変失礼いたしました。どういうふうなイメージなのかと。 私のほうから言わせていただけば、この維持管理をするために、今現状で考えているのは、多分直営ということを考えているんでしょうけれども、外部組織みたいなやつをつくる考えがあるのか。その結果として、指定管理みたいなことでの管理運営をさせるとか、そういうことを考えているのかどうかという部分でお聞きしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(矢吹誠司君) 大変失礼しました。 英国庭園につきましては、今回オープンして間もないというふうな状況でございます。今後、例えばNPOとか外部団体のほうに委託をして管理をしていくというふうなことは今現在では考えておりませんで、あくまでもボランティアサポーターとして登録いただいた方々及びその方々に対してご指導していただけるアドバイザーを中心に、今のところは維持管理を図ってまいるというふうな考えでございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) ボランティアで直営、それはそれでわかりますけれども、ただ、英国庭園含めてなんですけれども、プリンス・ウィリアムズパーク英国庭園ということで資料がございます。これら含めて大きくこれを本宮市の新たな名所というんですか、につくっていかなくてはならないんだろうというふうに思っております。そういう点を考えた場合に、直営というか、行政だけではなくて、インターネットで調べるといろいろと英国庭園のかかわりなんかも出ているものがございます。こんなものを含めてなんですけれども、管理運営について専門的な分野の組織というんですか、こういったものをつくって、そしてそちらのほうに管理運営をさせるというのも一つの手かなというふうに思っておりますので、ぜひこれも検討する一つの材料ではないかというふうに思いますので、ぜひ一番いい方向、直営が一番いいといえばそれっきりですけれども、そうじゃなくて、営業も含めて接客、接遇とか含めて考えていった場合に、そういったところの別会社というか、別組織をつくるということも一つの手段として考えられないかどうかということを再度お伺いしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(矢吹誠司君) 現在のところ、先ほど申しましたとおり、サポーター、あとは庭師でございますアドバイザーのご意見を伺いながらというふうな答弁をさせていただきましたが、今議員ご指摘のとおり、そういった必要性がありましたならば、そのときにはまた再度庭園のために考えていきたいというふうに考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) 私が言いたいのは、必要性があるかではなくて、この英国庭園、プリンス・ウィリアムズ・パーク、これらを含めて本宮市の新たな名所、本宮市と言えば英国庭園なんだみたいなほうにつくっていくべきだというふうに考えておりますので、そのためにはそういう専門的な組織をつくって、必要があればじゃなくて、大きく育てていくべきじゃないかということでの組織の必要性を私言っているつもりなんですけれども、これらについてはいかがでございましょうか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 円谷議員の質問にお答えをさせていただきます。 今、屋内屋外の遊び場につきましては、災害対応についての維持費ですとか、管理ですとか、大きな補助が出てきております。それを使いながら、シルバー人材センターの方々をお願いしたりしながら草刈り等々できれいな環境を、それからトイレ、それから屋外遊び場の周りの清掃等はそういう形でさせていただいております。かといってこれがいつまで続くかというふうなこと、それもあります。プレイリーダーの予算なんかもそういう形の中で出てきておりますし、それから今回、新たにできました英国庭園について、そのトータルでどうしていくかというふうなことだというふうに思うんですが、ここしばらくについては、震災とその英国庭園を、ひとつ管理として分けていかなければいけないかなというふうに思っております。 英国庭園につきましては、あくまでもアドバイザーの濱野先生の意見を中心としてあの英国庭園をつくり上げていく。これは大切なのはあと二、三年、ここが一番大切な時期だというふうに考えておりますので、そういう形の中で物事を進めていければというふうに思います。 そこに、植える苗ですとかいろんな形の資金については、過日もアストンマーチン社の社長からもご寄附をいただいていたりというふうなことがありますので、できるだけそういう形の中で経費を回しながら、そしてサポーターの方々に興味を持っていただける。やはりじかにそこに入っていくということが興味を示していただくことだというふうに思いますので、まずはアドバイザーの濱野先生を中心として庭園サポーターの方々の育成、これをしっかりとやった上で、あとトータルでプリンス・ウィリアムズ・パーク、あそこの屋内屋外の遊び場をどう英国風な形を醸し出していけるかというのは、もうちょっと先の話、それを構築していきながら、今、議員おっしゃるようなトータルでの委託ですとか、そういう形というのは出てくるのかなというふうに考えております。 随時またいろいろと案を示させていただきながら、ご検討賜りたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) では、次の項目に入ります。 今後の利活用ということでお伺いいたします。 現在、ちょっと素顔のもとみやの旅をやっていますね。このコースの中に英国庭園、プリンス・ウイリアム・パーク含めての英国庭園なんかがこのコースの中に入っているのかどうか、お伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部次長。 ◎産業部次長商工観光課長(永田達也君) ただいま議員からおただしがありました、ちょっと素顔のもとみやの旅でございます。こちら平成22年から実施しておりまして、毎年6回程度実施しておるツアーでございまして、1日をかけてバスで市内の名所旧跡、企業等を回っております。企画につきましても毎回リニューアルして参加者に楽しんでいただいております。プリンス・ウィリアムズ・パークの取り込みの状況でございますけれども、昨年度と本年度でございますが、本宮地区の桜というテーマでやったときは別といたしまして、そのほかの白沢地区に回る場合は必ずこのプリンス・ウィリアムズ・パークをコースに取り入れまして、参加している皆様からは大変好評をいただいている状況でございます。 また、直近のツアーでございますが、11月13日に実施しておりまして、募集が英国庭園開園直前の10月31日と11月1日の2日間でございましたが、定員の29名に対しまして、過去最大の140名の応募がございました。これの原因といたしましては、テーマを紅葉と英国庭園というテーマで募集をいたしまして、大変好評をいただいております。また、参加者から事後にアンケートをいただいておりますけれども、今回特にアンケートの結果が好評でございまして、今度は家族連れでまた再び訪れてみたいというふうな声をたくさんいただいているというような状況でございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) 今、答弁をいただいて、本当にびっくりしました。29人の募集に対して140人、140人もの方々が手を挙げていただいていると。これは、英国庭園という分、これは新聞の切り抜きで大変恐縮なんですけれども、地方紙なんですけれども、一面でこのように取り上げて、英国庭園の11月4日の開園式の状況ですか、取り上げていただいていると。それからそれだけじゃなくて、国際交流新たな一歩、本宮英国庭園開園とか、それから市長の今議会の定例会に向けての記者発表の際にも、本宮12月議会の中で英国庭園に倉庫設置だったりとかという部分が載せられていると。これで見てわかるとおり、私ども本宮市がお金をかけて宣伝しなくても、こういうふうに新聞報道、ニュースなんかで取り上げていただいているということが、物すごく大きな力になっているのかなというふうに思っております。 したがいまして、こういったことを含めて考えていった場合に、英国庭園の活用について、今後それぞれ知恵を出し合っていかなければならないんだろうというふうに思っております。そうした中で、きょう午前中にもホストタウンの関係で橋本議員からありましたけれども、英国庭園、JRの本宮駅を発着にした英国庭園に対する巡回バス、こういったものを考えるべきじゃないのかなと。これは毎日といってもそんなに今現時点では来訪者がいるとは限りませんので、そうすると、土日祝祭日みたいなときとか、それから季節に合わせて、例えばこれから先4月あたりになると桜の季節になりますから、桜の名所とあわせて岩角山であったり、そういう歴史のところを巡回させるような巡回バス、これを運営させるようなことを考えていったらいかがかというふうに思っております。 まずは、利益が上がるようになれば、民間のほうがやるでしょうけれども、そこに行く前の段階では行政がやらなければ、足の確保という部分でやらなければ仕方ないんだろうというふうに思っておりますので、交通手段の確保という部分について市当局はどのように考えていくのか、お伺いしたいというふうに思っております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) それでは、公共交通担当しております私のほうから答弁をさせていただきたいと思います。 現在、市内の観光地を結ぶ交通のルートはない状況でございます。市内外からの皆様の観光の対応ということで、今おただしのありました本宮駅と主な観光スポットや市の施設を結ぶ路線の確保、これについては、英国庭園を含めまして市からの情報発信する上でも、非常に重要であるというふうに認識をしております。今後、市内部の関係部署やバス会社さんなどと十分協議をさせていただいて、ご提言ありました土日祝祭日、あるいは季節の運行、その路線等につきまして、よく研究をさせていただければと思います。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) 私ども議会として、過般市民との意見交換会をさせていただきました。その際にも高齢のおばあちゃんから、80歳過ぎのおばあちゃんからなんですけれども、免許返納なんかも含めて交通手段がなくて困っていると。ボランティアでいろんなところに行くんですけれども、それさえも足がないので不便なんで、その巡回バスみたいなものを考えてくれないかという話もございました。 その巡回バスというのは、市の拠点になるようなところ、そこを結ぶ巡回バスとの言い方でございましたけれども、それらも含めて英国庭園、これに対しての巡回バスを市が行政が走らせるということになると、これも大きなニュースになると思うんです。マスコミのほうにそれこそ原稿の投げ込みをして、PRをして、そして英国庭園とあわせてJRの本宮駅を活用して、そして平成32年には本宮駅舎も新たに変わるということを含めて、そういった何というんですか、新たな本宮のアピールできる材料になるというふうに思いますので、これについてもやはり検討していただきたいというふうに思っています。交通機関の整備という部分でお願いしていきたいというふうに思っています。 それから、もう一つなんですけれども、英国庭園のかかわりで、屋外遊び場も含めてなんですけれども、軽飲食の提供についてはどのように考えていくのか、お伺いしたいと思っております。屋内遊び場については、飲み物、サンドイッチぐらい、食べ物、チョコレートとかキャラメル、食べ物なんかは販売しています。まずは、土日の子どもさんの人出の多いとき、例えば英国庭園も含めてなんですけれども、簡単に言うと、ワゴン車を出すようなことはできないものかどうか。保健の関係、飲食の関係で、そういった部分があるかどうか、私よくわかりませんけれども、まずはワゴン車みたいなことで利便性を図ってやるようなことができないものかどうか、お伺いします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(矢吹誠司君) 英国庭園及びプリンス・ウィリアムズ・パークの屋外広場の軽飲食の提供ということでございますが、確かに現在、連休または夏休み等々、多くの利用者の方々がございます。その中で現在、飲料水の自動販売機が1つだけというふうな現状でございまして、この軽飲食の提供につきましては、その利用者にとっては非常にサービスの向上につながるというふうには考えております。ただ、現実的に、誰がどういった方法でやるとかといった部分は、今後詰めていかなければならないというふうなことで考えております。 また、休日の利用が多いというふうなことでございまして、また屋外であるものですから、天候にも大きく左右される場所であるというふうに考えております。こういった条件の中でもぜひやりたいというふうな関係者の方、あとは市でどういった形でかかわれるのかといった部分については、今後、関係部署、関係機関とも十分協議をしてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) 軽飲食というふうに言いましたけれども、先ほど市長から答弁いただきましたけれども、別組織というのは、こういった部分も行政としてなかなかやりにくい部分もあるだろうから、別組織というのはこういった点を組織を別にすれば可能なのかなということも含めて、先ほどのところで別組織という言葉を使わせていただきました。 先ほどの天気なんかもありますから、雨の日にやれとかじゃなくて、スーパーなんかでワゴンに出して安売りじゃないけれども、ああいったこともまずはやってみるというのも一つあるのかなというふうに思っておりますので、ぜひ検討していただければと思います。これらが結局好評で、そうすると、当然のことながら民間が入ってくるようになるんだろうと思います。民間が入ることによってまた活性化につながっていくのかなというふうに思いますので、まずは行政としてできる部分はやっていくべきだというふうに思っております。 それから、ちょっと話題変わりますけれども、連携中枢都市圏構想についてお聞きしたいと思います。 連携中枢都市圏の部分につきましては、今定例会で市長のほうの初日の市長報告の中で、郡山広域圏連携推進協議会が発足し15市町村が参加という部分が報告にありました。この郡山広域圏連携推進協議会の中になろうかと思いますけれども、連携中枢都市圏の中で本宮市の英国庭園なんかの事業がこの中に入れないものかどうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) ただいまのご質問にお答え申し上げます。 議員おただしのとおり、先月22日に郡山広域圏連携推進協議会発足いたしております。この連携中枢都市圏において、今後産業、医療、交通などの各分野において検討がなされることになりますが、ただいま議員おただしの、公共施設の活用ということでございますが、そちらにつきましても、利便性の向上を目的として、広域的な相互利用が取り組み事業の中で見込まれているところでございます。 そうした中で、今回の整備されました英国庭園、どういう形で活用が図れるかということでございますが、これはあくまでも今後の協議ということで、想定ではございますけれども、圏域内の市町村における新たな観光ルートの開発等により、構築により広域的な観光誘客としての活用も考えられるのかなというふうに思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) 連携中枢都市圏構想という部分、私この中身、9月の全員協議会で市のほうからいただいた資料と、それから研修でいただいた資料しか見ておりませんので、よくはわかりませんけれども、こういったものを通じて本宮市の英国庭園がアピールできることがあれば、アピールすべきであって、またそしてこれらを通じて予算の確保ができるんだったら予算を確保していただきたいというふうな思いがございますので、ぜひこの連携中枢都市圏構想の中に、入れるものは入れていくという考え方で進むべきだというふうに思っております。 そうした中で、またちょっと話題変わりますけれども、来年が戊辰戦争から150年、明治維新、近代国家が目指した明治維新から150年という節目の年になります。これらの時代に合わせて、戊辰戦争150年の記念式典みたいな部分に対しての本宮市は何かかかわりがあるかどうか、お伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 今、明治維新後150年というお話でございました。本宮市が維新にどういったかかわりがあるかということもまだ私自身もよく認識しておりませんし、そういう事業が検討して行われるということにつきましてよく調査をしまして、かかわり合うことができれば、参加してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) 申しわけございません。 関連してなんですけれども、新聞報道なんですけれども、野口英世、千円札の野口英世が世界に羽ばたくと上京したのが本宮と。現在の新聞なんですが、これは5月なんですけれども、本宮駅の新聞です。新聞でこういった部分が報道されていると。野口英世が世界へ羽ばたく上京したのが本宮からだと。これらも含めて考えていった場合に、2004年から野口英世が千円札の肖像画に採用されていると。これらを含めて考えた場合に、世界へ羽ばたくのは本宮からだと。これらを含めて先ほど英国庭園、プリンス・ウィリアムズ・パーク、国際交流を含めて本宮市が国際都市、こういった発想を持つべきじゃないのかなというふうに思いますので、国際交流都市本宮に向けての動きをするべきだというふうに考えておりますけれども、それに対しての市当局の考え方があるかどうか、お伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) 先ほど来から、英国庭園を核としまして、今年度国際交流事業を展開してまいりました。今後、新たな国際交流のあり方につきましては検討してまいりまして、第2次総合計画の中に位置づけながら事業のあり方、方向性等を考えていきたいと思います。目指すところにつきましては、当然本宮市が日本全国または英国の皆様に知っていただいて、そうした交流が広がっていくというところを今後目指していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 通告の範囲内でお願いします。 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) ちょっと飛び火してすみませんでした。 もう一つ、通告の範囲に入るんだろうというふうに思いますけれども、姉妹庭園締結、英国庭園の開園式に当たって、来賓として要人の方々いろいろいらっしゃっております。それだけじゃなくて、ケンジントン・アンド・チェルシー王立区長の覚書の締結の書類だったりとか、それからウィリアム王子の開園に当たってのメッセージであったりとか、これが届いておりますので、あれはレプリカをこの英国庭園に場所等々はそれは後ですけれども、レプリカを英国庭園の壁だったりとか、そういったところにはめ込みとか、そういったことはできないかどうか、お伺いしたいというふうに思っております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(矢吹誠司君) 11月4日の開園式に当たりましては、イギリスの要人の方から今議員おっしゃったように、いろいろと温かいメッセージをいただいております。これらのメッセージにつきましては、今後、庭園内において来園される方々の目に触れるような場所に設置してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) 今現在、市役所の正面玄関のところに置いてありますから、ああいったものはやはりアピールする大きな材料だと思いますので、本宮市を訪れる方々、とりわけ英国庭園、プリンス・ウィリアムズ・パーク訪れる方々の目につくようにして、本宮市はこれだけやっているんだということをアピールすべきだというふうに思っております。 あとは、最後になりますけれども、ちょっと仄聞したんですけれども、この英国庭園の開園式に当たって、内堀県知事も来園されて祝辞をいただいております。その後なんですけれども、内堀県知事が県庁の幹部職員を集まった場において、英国庭園の開園式に当たっては、海外の多くの要人が地方の一都市本宮市に見えて、すばらしいことができたということのお話がされたというふうに仄聞いたしましたので、その辺の情報が市のほうに入っているかどうか、入っているならばその内容等々について私仄聞している分しかございませんので、もしわかりましたらばお聞きいたしたいというふうに思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 私も円谷議員と同じ情報であります。知事から大変いいオープンセレモニーでしたと。ありがとうございましたというお話はいただきました。その後、庁議において、内堀知事がそういうお話をされたというふうなことを間接的に聞き及んでおるということであります。事実だとすれば、非常に光栄なことですし、また非常に重い発言だなというふうに思っております。 今、議員と教育委員会、市長公室、それから先ほどの橋本議員の話をいろいろ聞かせていただいた中で、まだ始まったばかりなんです。それで、2020年までに何をしていくか。もちろんやはりしっかりした、皆さんに喜んでいただける英国庭園を仕上げていかなければいけないというふうなこともございますし、それから国際交流インバウンドというお話が随分飛び交っておりますけれども、本宮市はWi-Fiもなければ、タックスフリーの店もない。そんな中で、じゃどういう形の中でそこまで対応していくことができるんだということ、やることはたくさんございます。 何とか、2020年に形をつくり上げながら、ありがとうホストタウン、復興ありがとうホストタウンの趣旨に合うような、2020年以降、じゃイギリスとどういう深い、より深いきずなをつくっていくかということが私たちに与えられたれ大きな課題であるというふうに思っております。その中には、子どもたちが海外に興味を持ち、海外から本宮市、福島県、日本を見、そして将来に大きな夢を持っていただく。その一つのツールであるというふうに私は考えておりますので、ベラルーシ、これは原発の事故に起因した子どもたちの派遣であります。同じあれではありますけれども、復興に起因したものはイギリス、ロンドンがございます。そして、去年小学生が沖縄の宜野座に行ったそのことも、非常に意義があったというふうな報告を受けております。子どもたちをいかに希望に満ちて将来に夢を持てるようなそんな育て方をしていただけるか、このイギリスを中心とした中で考えていきたいというふうに思っております。 始まったばかりで、これから本当に議員の皆様方、そして職員の方々と力を合わせていただきながら、多くの市民の皆様のご理解をいただいて、成功に導いていけば国際都市本宮市になれるという形になるかもしれません。一生懸命頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) 市長の答弁のとおりだというふうに思っております。今スタートについたところだと。ですけれども、スタートについたんですけれども、私どものこの本宮市から見る限りは、今回スタートした部分と合わせて、2020年のホストタウン東京オリンピックパラリンピックが開催されるという節目というか、この目標地点みたいなやつございます。それから本宮駅周辺整備が平成32年に完成すると。こういったものを一つ一つ積み重ねていって、本宮市が先々市民の皆さんと一緒になって将来に向けて夢と希望が持てるように持っていきたいというふうに思っておりますので、今後ともそれぞれお互いが意見交換をし合いながら、すばらしい本宮市、住みよさランキング1位を名実ともに市民が実感として受けられるような、本宮市の発展を目指していきたいというふうに思っておりますので、以上申し上げまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君の一般質問を終わることにいたします。 暫時休憩いたします。 再開は2時15分といたします。 △休憩 午後2時02分 △再開 午後2時12分 ○議長(渡辺由紀雄君) 休憩前に引き続き会議を行います。----------------------------------- △国分勝広君 ○議長(渡辺由紀雄君) それでは、日程に従いまして、一般質問を続行いたします。 通告4番、議席18番、国分勝広君の一般質問を許します。 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕 ◆18番(国分勝広君) 通告をいたしました3点について質問をいたします。 まず1点目、人口減少緩和策についてであります。 この前、南達地域振興協議会の研修というか講演は、人口減少、高齢化社会、さらに県市議会議員の研修、これも高齢化社会と人口減少の問題、私が加入しています日本自治体創造学会、これも人口減少と高齢化社会の問題、今年は大体こういうふうな何というんですか、研修に話題が集中している、これはどういうことなのかなと。 まず、ここにありますよね、県市議会議員の研修、人口ピラミッド形と、私、拡大してこうやって見ますと、今の人口のピラミッド、モミの木形というか、マッシュルーム形というか、このような形になっているわけなんです。これが大変なことなのかなと。高齢者がふえて、それを支える人口が若い人が減っていると、こういうことであります。 国も未婚率の上昇が少子化の一つの要因でもあると。こういうことで、国も婚活支援に本格的に力を入れている。入れるだろうということであります。この前の資料と私もとった資料とありますが、まず、社人研の調査、2016年報告書によりますと、25歳から35歳の間の結婚の意向調査、男性が85.7%が将来家庭を持ちたいと。家庭を持ちたいというか、子どもを持ちたいと、こういうことだろうと。女性が89.3%、いずれ結婚して家庭を持ちたい。子どもを持ちたい。しかし、適当な相手にめぐり会わないから、このようだ。厚生労働白書による2015年の生涯未婚率、男性24.2%、4人に1人、女性14.9%、7人に1人、2035年推測値は男性が29%、3人に1人、女性が19.2%、5人に1人が生涯未婚になるだろうと、推測というか推計値であります。というデータでありました。 その結果、どのようになっているのかというと、厚生労働省人口動態統計月報年計、結婚数2014年約64万件、2015年63万5,000件、2016年62万500件と、こういうふうに減少しているわけなんですよ。それに関連して年間出生数、国立社会保障・人口問題研究所のデータですけれども、2016年出生数が99万2,000人、100万人を切れたと、2025年には85万人になるだろうという推測であります。2035年に78万5,000人、2045年に70万人、こういうふうに世の中を支える若い人が減ると、こういうことであります。 そこで、今本宮市でも婚活やっていますが、その婚活イベント、合コンの結果、この前聞いたときには、つき合いは始まったけれども、結果としてゼロだと、このように聞いたんですが、結果としてどのようになったんでしょうか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) ただいまの議員のご質問にお答えさせていただきます。 婚活の事業につきましては、昨年度から実施しておりまして、婚活パーティー2回ほど開催をしております。2回で数にして約30組ということになりますが、そのうち、13組が交際を始めまして、今月上旬ではございますが、そのうち1組につきまして婚姻、結婚されたということで、報告をいただいております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕 ◆18番(国分勝広君) このイベントというものは、最終的には結婚を目指してこれが最終的な結果だと、このように理解しているわけですが、ことしの予算494万円、大体こういうイベント形式が主流でやっていくんでしょうか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) ことし、今年度につきましても、昨年度、先ほどお話しさせていただきました13組の交際開始、1組の結婚ということで交際開始率は43%を上回っております。一定の実績が上がっているのかなというふうな認識を持っているところでございまして、委託業者のほうも経験のある業者でございまして、そちらとの話し合いを進めながら、効果のある事業展開として昨年とほぼ同様の考え方で進めております。ただ定員的には昨年15名、15名ということでの1回の開催でございましたが、今年度につきましてはそれぞれ男女25名ずつということで、人数をふやした中での実施ということで多くのカップルといいますか、おつき合いが開始されるような、そういう環境をつくっていきたいということで今年度については進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕
    ◆18番(国分勝広君) 私、あるとき、ブックオフというところへ行ったんです。そこに婚活時代という本が何げなくあったもので、買ってきて読んでみたんです。これは誰が書いたか、東京学芸大学教育学部教授、家族社会学、山田昌弘さんと、少子化ジャーナリスト、白河桃子さん、この前の婚活のあれでもあれに載っていたんです。結局何というんですか、パーティー形式これが一番非効率だと、このように書かれているんです。経済産業省の少子化時代の結婚産業のあり方に関する研究会によると、結局どういうのが成婚率が上がっているのか。この産業による成功率は約7%から16%ぐらいであろうと。一番効率がいいのは何だと、データマッチング、紹介型、これが一番効率がよろしいようで、当時2010年あたりの本ですけれども、データマッチング紹介型、サンマリエ、ツヴァイ、OMG、ノッツェ、こういう大手4社でそのほかを含めて約600億円くらいであろうと。現在は、約800億円くらいの産業になっていると。これだけ結局女性がお金を払う時代になっていると、こういう時代であります。 その次に、2番目に効率がいいのはインターネット型、ヤフー、縁結び、ブライダルネット、エキサイト恋愛結婚、こういう大手3社があると、こういうふうに書かれています。大体この辺にはない東京の話なんですが、やはり11月18日、えぽかの婚活サポーターの会議、2人講師が話ししましたけれども、あれを聞いていたと思うんですが、どのように感じましたか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) 11月18日に実施させていただきました婚活サポーターのセミナーということで、私も出席をさせていただいて、講師の方のお話も伺っております。人口減少社会の中にあって非常に未婚率が高いと。改善するのは難しいことではありますが、取り組んでいかなくてはいけない事業だということで、社会の事業として国全体の事業として取り組むべきというようなお話をいただいております。 また、世話人の方、県の世話人の方につきましても、多くの方、男性の方、女性の方との出会いを結びつきをするように努力をしているが、100人とか200人の方の登録いただいたといいますが、難しいというところで、非常に婚活事業の難しさはセミナーの中でも感じ取ってきたところでございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕 ◆18番(国分勝広君) 郡山市にもNPO法人でキューピットクラブというものがあるんです。私、そこに紹介されて行ってみて、やはりパーティー形式です。どうですかと、いや、これまとまらないと、こういうふうには聞いています。華々しいけれども、郡山市の場合ですが、150人も200人も来るわけですから、しかし、まとまらないねと。私、この前のえぽかの話ですけれども、やはり2番目にやったコーディネーターというんですか、コンシェルジュというか、コンサルタント、ああいう専任を置いて、地道にやると。これは結果を急いではならないし、結果というものは長い間に出るものだと、こういうふうに感じたわけです。 それが新聞記事にも載っていますが、これは日本経済新聞ですけれども、鳥取市、14年11月に婚活サポートセンターを開設。婚活コーディネーターを置いてアドバイス等の手助けをする。これまでの登録者は670人で誕生したカップルは39組であった。成婚に至ったかまでは書いていませんが、市企画としては結婚しないことには出産はふえない。これからは、行政も男女の出会いに主体的に踏み込まないと少子化をとめられないと、こういうふうに書かれていました。 それともう一つあるんですけれども、やはりこれは日本経済新聞ですけれども、子育てサポート、日本一を目指す矢祭町は結婚支援事業プロジェクトは2007年に始め、2014年度からは婚活を応援する出会いプランナー制を取り入れたと。役場の2階に結婚支援室を設置し、プランナーが結婚相談に応じる。相談者の多くは結婚したいので相手を探している。しかし出会いがないというのが悩みである。今、自治体ではこういう形式を取り入れているのが多いと。本宮市でも、やはりそういう専任というんですか、置いてこの近辺であれば、二本松市とか郡山市あたりと連絡をとって、データの量を上げると、こういうのでサポーターがそれを紹介して結婚に至る、こういうのがいいんではないのかなと。地味ですけれども、これが一番効率的だろうと思うんですが、そういう支援室、専任、嘱託職員でもいいですけれども、そういう置くことは考えていないんですか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) ただいま議員のほうから、矢祭町においての専門職コーディネーターの配置等についてのお話もありました。平成26年度から婚活支援の人的な体制として、実施しているということで承知をしているところでございます。また、コーディネーターにつきましては、一昨年酒田市のほうにも視察に伺った際に、実施しているということで、一定の成果を上げているお話も伺ってまいりました。 市の事業として、昨年度から婚活支援事業を始めております。先ほどお話しさせていただきましたような一定の実績も上がっておりまして、コーディネーターの配置につきましても、婚活支援の効果的な取り組みであるということは認識しているところでございますが、昨年からの事業を継続した形で進めつつ、専門コーディネーターについても実施自治体の状況、成果等も考慮しながら体制も含めて、婚活サポーターの体制も現在検討しておりますが、そうした体制も含めて今後考えていきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕 ◆18番(国分勝広君) 先ほどの婚活時代、この中に書かれているんですけれども、どういう、何でこのような未婚がふえて相手が見つけにくくなったのかと。1945年見合い結婚約70%、恋愛14%、これは大体どの辺の年代というか、私らの年代です。大体ほとんどこういう形でいったと。それが1975年ころが見合いが45%、恋愛が49%、大体これは50歳から44歳ぐらいの人、2005年はどのようになったかと、見合いが6%、恋愛が88%、自由競争の時代になったと、こういうふうな、ですから、婚活というのは難しくなったんですよ。自由になった反面と私もこれを思います。 だから、積極的に婚活やらないと、結婚できない人がこれからたくさんでるんじゃないですか。人口が減っていけば、どうなるか。これがこの人口のピラミッド、全然崩れているでしょう。理想的な形になんてなっていないわけです。これからますます頭でっかちで若い人が、風吹けば倒れるような日本の国になるだろうという人もいます。ですから、私は、嘱託職員、専任職員1人置いても、臨時保育士さん、1人ぐらいの報酬でありますから、そういうふうにして矢祭町のような形式、鳥取市でもいいですけれども、全国やっていますけれども、今例を2つ挙げただけ、こういう形でいくべきだろうと、再度お聞きしたいんですが。 ○議長(渡辺由紀雄君) 副市長。 ◎副市長(佐々木広文君) 再度の国分議員の質問であります。確かに、人口減少問題、危機を感じながら政策的にやっていかなければならないと。特に、今出生率下がっておりますので、そういった中で本市におきましても、平成28年度から結婚支援事業として昨年2回ほどパーティー形式をさせていただきました。そういった中で流れ的には今、市長公室長から報告あったとおりでありますが、おかげさまで1組の結婚に至ったという実績も今回出させていただいたところであります。 そういった中では今、他自治体の状況、国分議員からも報告あったところでありますが、コーディネーターの部分も必要かというふうに思いますが、しかしながら、本宮市は本宮市のこの流れの中で、どういった形で結婚支援ができるのかという部分を十二分に見詰めながら、現状では昨年同様の形の中で、さらには先日18日に結婚サポーターのセミナー、講演会もさせていただいたところであります。今後、そういったサポーターの皆さん方の組織等々も協議会等々もつくり設立させていただきながら、十分に支援をいただきながら、市民の皆さん方が出会いの場が創出できて、さらには結婚に結びつき、さらには子どもさん方がお生まれになってこの本宮市で定住を進めて、子育てができればという環境をつくっていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕 ◆18番(国分勝広君) 私は、婚活サポーター、そういう意識はしてなかったんですけれども30歳ぐらいから随分やりました。この前、数を数えてみたら19人いたと。まとまった人がということであります。私らやるのはどうだと言ったら、やはりこういうふうに書いて、データをとって、相手のデータもらって、どうですか。これが私がやった中では一番成婚率が高いと。こういう、それをやるやらないは自由ですけれども。 次にいきます。 2025年問題、2035年問題、これなんですが、さっきのお話と違ってちょっと話暗くなるんですが、2025年、団塊世代が全員75歳以上になり、社会保障給付費、2015年、120兆円から2025年、149兆円に膨らむであろう。医療費の増大、これは四、五倍にふえるだろうと。国保の問題、介護保険の問題、現在3人で1人の高齢者を支えている、これがやがて1人、もしくは1.5人で支えるようになるであろう、こういうことであります。 それと、2035年、これは国交省の話ですけれども、国交省2017年当初予算案、約5兆8,000億円、公共事業費5兆1,800億円、重点事業、熊本地震、東北豪雨などの防災対策3大都市圏の道路整備などのインフラを整備してストック効果を狙う。問題は、インフラ老化対策、橋梁、トンネル、港湾、施設、道路、水道、下水道の維持更新費、維持管理費等更新費用、2013年は3兆6,000億円、2023年は4兆3,000億円から5兆1,000億円に増大する。2035年ごろには4兆6,000億円から5兆5,000億円になるだろうと、これは推測ですから、あくまでも。 現在の国交省5兆8,000億円を確保できればの話。少子化になってGDPが下がって、労働力が下がって税収が減れば、現在の5兆8,000億円を確保できなければ、更新費用とか、なかなか更新ができない。その費用は勤労世代が減って、老いた日本に重くのしかかることになる。問題は、少子化による人口減少が老化インフラの更新を困難にする。人口が減れば利用者も減る。ここに道路橋とあります。これも日本経済新聞ですけれども、道路橋修繕に今後50年で27兆円がかかる。これを今から補修、その他点検すれば、13兆円くらいで済むであろうと。ただ、この前三島大橋、あれ市道にかかっているんですけれども、点検費用もないと。国に肩がわりしてやってもらった。ああいう橋梁をいっぱいつくったところはかなり重くのしかかることになると。 続きまして2045年問題、社人研の推計では高齢者の数が2045年には3,935万人でピークを迎える年であって、社会の支え手である勤労世代が2015年の7,720万から6,000万人以下になることである。GDPの波及、税収への影響、消費税をドイツ、フランス、イギリスなどと同じく20%といった増税にしなければとても賄い切れないだろうと。 その社会保障費ですか、その次に来る、このときはどのようになるのかというと、今の人口よりもその下のボリュームが大きい団塊ジュニア、40歳から45歳の間ですけれども、この方が高齢者になると、それを支える若い人はこの人口の推計からするとどのくらい、例えば45歳の男性がどのぐらいいるのかというと、団塊ジュニアですよ、男性100万人、女性98万人、198万人、それを誰が支えるんだというと、10歳ぐらいあたりから20歳くらいの人が支えるわけなんですが、10歳から23歳が大体男女合わせても100万人と、200万人の高齢者を100万人で支える、こういうふうになるだろうと。 少々暗い話で申しわけありませんが、これは必ず来るだろうと。ここの人口はもう1歳までは決まっていますから、これをどうしようということはできないんです。深沢七郎の楢山節考、ああいうことには今はいかないわけですから。 ○議長(渡辺由紀雄君) 国分議員、そろそろ質問に入ったほうがいいんじゃないですか。 ◆18番(国分勝広君) それをどのように考えているんでしょうか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 副市長。 ◎副市長(佐々木広文君) 今、国分議員の質問の趣旨が理解できませんでしたので、再度よろしくお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 質問内容が理解できないということでありましたので、具体的にこういう質問だとおっしゃってください。 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕 ◆18番(国分勝広君) 全てこれも少子化ですから、婚活に力入れたらいいだろうと結果はそうであります。 次にいきます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 質問いいですか。国分議員、質問、答弁。 ◆18番(国分勝広君) 答弁は今の答弁でしょう。答弁はいいです。ちょっと先が長くて予想がつかないだろうと思いますから。 ○議長(渡辺由紀雄君) 答弁は用意していないですか。これは通告もあったはずですが。 ◆18番(国分勝広君) 公共工事の…… ○議長(渡辺由紀雄君) 国分議員、お待ちください。これは通告に対2040年問題の対応はと通告ありますので、この答弁は当然用意しているんでしょう、執行部は。 ◆18番(国分勝広君) 答弁をするんであれば。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 今の国分議員の質問と通告とが全くかみ合わなくて、何をどうお答えしていいかわからないということであります。 ○議長(渡辺由紀雄君) どうですか、国分議員、今そういった話ありましたが、聞きたいことをおっしゃったほうがいいですよ。 ◆18番(国分勝広君) 次にいきます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕 ◆18番(国分勝広君) 公共工事の入札でありますが、最近の入札結果、多世代交流施設、落札率が99.86%、平成28年の本宮第二中学校グラウンド、これも99.8%、その質問に対して近隣市町でも同様の傾向が見られると。これは近隣市町はどこを指しているんでしょうか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 総務部長。 ◎総務部長(渡辺正博君) 答弁をさせていただきます。 前回といいますか、以前入札に係る落札率の関係での答えに対する近隣市町村ということはどこなのかという質問でございます。これにつきましは、特定のここというようなことではなくて、現状の入札の状況の中ではどうしても近郊の需給等のバランスの関係で仕事がどうしても公共事業等多いというようなことで、高どまりになっているのかなというようなことでの答弁をさせていただいたということでございます。 以上であります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕 ◆18番(国分勝広君) 私もこのとき、不審だなと思って質問はしなかったんですが、インターネットで見てみると、二本松行政センター室内運動場改修工事、平成29年ですけれども、予定価格が1億6,230万6,000円、制限つき一般競争入札、落札1億5,100万円、率として93%、金額にして1,100万円落ちと。その次に、郡山市のあれを見てみました。郡山市橘小学校屋内運動場増改築主体工事、体育館ですよね、これ。延べ床面積1,264平米、383坪、制限つき一般競争入札、予定価格が3億1,730万7,000円、13社応募、9社は制限価格未満で失格と。事実4社でやって落札率85%です。落札価格が2億9,160万円、落札率約85%、これの体育館改修ですけれども、さきの体育館の解体工事、これも制限つき一般競争入札、建物811平米、245坪、これが10社、これは最低制限価格で失格はなしと、こういうことでありまして、予定価格2,558万9,000円に対しまして落札価格2,190万円であったと、85.5%。これが、みんなしゃべる。単純にこれ一つ話ししただけですけれども、こういう状態ですよ。随分違うんだなと、何でこうなっているのかなと。 私、何を言いたいのかというと、この新聞にありますように、2017年、国は2001年度施行の入札契約適正化法で入札や契約結果の公表を義務づけた。当方の指針は自治体における予定価格や最低制限価格について、事前公表できるとして、職員が絡む談合、事件が発覚した自治体の事前公表への切りかえが進んだと、こういうことでありますが、当市でもこのように予定価格の事前公表も検討するべきでないのかなと思うんですが、その辺の考えは。 ○議長(渡辺由紀雄君) 総務部長。 ◎総務部長(渡辺正博君) 国分議員より他市の入札の状況、詳しく報告をいただきまして、まことにありがとうございます。 この入札の結果につきましては、1件の状況でございますので、全体を見てみないと、何とも判断はできないというように私なりには思っております。調査をさせていただきました状況を報告させていただきますと、平成28年度の集計になりますけれども、本市におきましては、全体で95.87%の入札率になっております。郡山市については、91.13%という入札率になっております。これにつきましては、本宮市と郡山市の市内の業者数といいますか、それが大きく入札に影響しているのかなというようなことが一つ考えられます。 入札の仕方につきましては、本宮市も郡山市も制限つき一般競争入札ということで、市内の経済の活性化、また市内の企業の皆さんの育成ということを主眼としてやっているわけなんですが、先ほど、お話をさせていただきましたように、本市におきましては、業者が12社、郡山市は151社ということで本市の十数倍というようなことがございますので、やはりそういう業者数の関係から、価格に対する競争性というのが本宮市よりは高くなっているのかなと。そういうことから落札率が低くなっているのかなということで、考えております。 前段の入札に係るお話がありましたので、お答えをまずさせていただきます。 2番目の予定価格の事前公表ということでのお話がございました。これにつきましては、方法としては今お話しありました事前の公表、あとは公表というものをせずに入札を行うというような方法があるのかなというふうに思っております。 この入札の事前公表につきましては、平成18年の段階になるんですけれども、公表することによって、予定価格が目安となって、競争が制限され、価格が高どまりになること、建設業者の見積もり努力を損なわせ、談合が一層容易に行われる可能性があるというようなことで、閣議決定されて国のほうから各自治体に指導がなされたという状況がございます。県内におきましては、当然県は実施しておりませんで、会津若松市さんのみが現在この事前公表ということでやられているようでありますが、国としては先ほどお話しさせていただきましたように、落札率が高くなる可能性を指摘しておりまして、予定価格の事前公表を取りやめるようにということで、各自治体へ通知がされているという状況でございますので、ご理解をいただければというふうに思っております。 本市においては、事前公表について、対応は考えていないということでございます。ご理解をいただきたいと思います。 以上であります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕 ◆18番(国分勝広君) 県知事で一番先にやったのは、鳥取県の片山善博知事、1997年に知事に就任して、そのときに設計所による積算価格というのが一番妥当な数字である。私が変えるのは何の根拠もないと。事前公表、これが1990年代からやっている。続いて、国も2001年にそれをやるようになった自治体が多いからこういうことを認めたんです。ここに職員の不祥事とありますが、実際はトップの不祥事です。上尾市だってそうでしょう。トップの不祥事におまけに監査、監視機能を果たす議長まで絡んでいる。福島県の知事も2人そうですよね。これもトップの犯罪を、犯罪というか、防止する。これが一番いい方法だと思いませんか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 副市長。 ◎副市長(佐々木広文君) 入札の公平公正性の中ではやはり今総務部長答弁したとおり、本市においては、予定価格の事前公表はしないという中で、今後もやっていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕 ◆18番(国分勝広君) 結局、人は有利に立てばそれを利用したくなると。ですから、それを利用できる立場の人間の犯罪を防ぐのはこれが一番だと、こう思いませんかと私は聞いているわけです。 ○議長(渡辺由紀雄君) 副市長。 ◎副市長(佐々木広文君) 犯罪というお話がありました。犯罪が起きないような公平な入札制度を、私は入札審査委員会の委員長として十分それは肝に銘じながら、入札審査をさせていただいているところであります。これらについて犯罪に加担するような状況がないような入札制度をとっていきたいというふうに思っています。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕 ◆18番(国分勝広君) らちが明かない。 次いきます。3番目です。 アルスというんですか、工業団地の、私らはアケボノスギと言うんですが、メタセコイアともいうんですが、木を切ったでしょう。舗装が壊れているでしょう。結局あの木というものは成長が早くて高く伸びて、ああいう狭いところには適切でなかったと、こういうことであります。歩道が狭いところには、それなりの適切な木を植えなければならないとここに書かれていますが、街路樹、コンパクト化進む。大きくなり過ぎた街路樹をコンパクトな樹木に植えかえる動きが広がる。管理の手間や倒木のおそれが直接の原因だが、財政難など社会の変化もある。名古屋市、約120本のアオギリをコブシに植えかえた。樹木の高齢化による倒木や枝の落下による事故、10年間で55件、街路樹管理費10億円が8億円に減った。ハナミズキやコブシのような小型で成長が遅い樹木に植えかえる、この方針、全国的に注目を集める。横浜市、多摩プラザ駅前、190本のソメイヨシノをカンザン、アマノガワといった大きくならない桜に植えかえる。国交省もプラタナスなどを大きくなりにくいカツラなどに植えかえ、実証実験を始め、コストがどのぐらい削減できるのかデータをとる。 私が言いたいのは、市役所の前のケヤキ、ありますよね、あそこだって歩道盛り上がっているでしょう、根っこで。あれもっと大きくなったらどうしようもなくなるんじゃないですか。ああいうものを小さく植えかえる方法もあると。栄田ニュータウンも随分ケヤキ切ったでしょう。あれは放置しておくと太さが1メートル以上にもなる。高さ30メートルにもなって、何で切ったかというと、住宅建てた人でうちのほうに枝が来て、こういうふうになるんです。 ○議長(渡辺由紀雄君) 議長より申し上げます。 18番、国分勝広君の一般質問の質問時間は30分を超過いたしましたので、質問を終了いたしますが、今までの質問の範囲の中での答弁を求めます。 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) 議員おただしの市役所の前の万世・舞台線、あと栄田ニュータウンの中の街路樹でございますが、植樹をしてから25年から30年経過してございます。大きく成長しまして、いわゆる根上がりが原因で歩道舗装、縁石を持ち上げて段差ができて、歩行者に危険であるというのは十分認識しております。現在、栄田団地内において、伐採後の舗装の処置について実証的に試験をさせていただいておりますので、議員おただしのような成長しない木などに、成長して根張りが深くなるような樹木は随時適宜交換してまいりたいというふうには思ってございます。 ◆18番(国分勝広君) 終わります。答弁ありがとうございました。 ○議長(渡辺由紀雄君) 18番、国分勝広君の一般質問を終わることにいたします。 暫時休憩いたします。 再開は午後3時15分といたします。 △休憩 午後2時59分 △再開 午後3時11分 ○議長(渡辺由紀雄君) 休憩前に引き続き会議を行います。----------------------------------- △作田博君 ○議長(渡辺由紀雄君) それでは、日程に従いまして一般質問を続行いたします。 通告5番、議席16番、作田博君の一般質問を許します。 16番、作田博君。     〔16番 作田 博君 登壇〕 ◆16番(作田博君) 一般質問、第1日目の最後の質問になります。どうぞよろしくお願いいたします。 まず初めに、フロンティア構想について質問をいたします。 本市において、フロンティア構想があるわけではありませんけれども、本市の将来像を描くときに、未開拓地域あるいは最前線、またはフロンティアスピリットというような開拓者精神といいますか、そういったことが思い浮かんでまいります。そういうことを頭に思い浮かべていただいて、お話を聞いていただければと、このように思うものでございます。 さて、本宮市はかつて宿場町として栄えたと伝えられております。しかし、以前は城下町であったと認識をするものであります。本宮城は二本松の畠山氏によって本宮氏が戦いに敗れまして落城し、翌日岩城氏のもとに敗走したというような歴史的な経過がございます。私は、このような歴史をたどれば、本宮市は本来は本宮の城下町であったと、新たな認識を覚えるものであります。そして、当時は北町が栄えておりました。江戸時代以降、特に鉄道が仙台まで開通した1887年、明治20年からは沿線に沿ったどこの町でも飛躍的に鉄道の駅が中心市街地を形成して発展をしてまいりました。 しかし、昭和30年代からの急激なモータリゼーションの発展に伴い、その様相に変化が見られ、それに伴い商業形態も変化をいたしました。郊外に大型店が出店し、中心市街地は空き店舗が目立つようになりました。これは地元商店の皆様にとっては死活問題であります。また、一方では、農業問題にあっては、農業従事者の後継人不足や高齢化問題、さらに現在の農産物の価格の低迷、生産コストの問題等々第1次産業の経営の難しさなど、大変深刻な環境となっておりますことは周知のとおりであろうと思います。本市の商工業の安定した生活基盤を支えるためには、それ相応の仕掛けが必要になってまいります。そのように考えられます。 そこで、私は、五百川駅近郊の開発と道の駅についてお伺いをするものであります。 さきの一般質問において、この地域のポテンシャルについて部長答弁では非常に高いものがあるという答弁がございました。これは私も同様であります。そしてその後、他の道の駅等を研修させていただきました。道の駅は地域の創意工夫により道路利用者に快適な休憩と、多様な質の高いサービスを提供する施設であります。立地特性は経営に大きく影響します。したがいまして、私は五百川駅近郊の開発と道の駅の創造には市民の大きな期待と経済波及効果の可能性が秘められていると思います。そこで、これらについて市当局の所見をお伺いしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 五百川駅周辺の開発ということでございます。 ご質問にもありましたように、特に本宮インター周辺につきましては、ポテンシャルが高い地域であるというふうに考えております。また、五百川駅周辺につきましては、土地利用計画や都市計画マスタープランでも地域拠点として位置づけているところでございます。今、道の駅というお話ございましたが、こういったポテンシャルの高い地域であると認識しておりますので、道の駅に限らず企業誘致や県の公共施設の誘致など、さまざまなものがこの地に入ってくれば、それが今後の市の発展に最も寄与するものではないかというふうに考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 16番、作田博君。     〔16番 作田 博君 登壇〕 ◆16番(作田博君) 私は、本宮城について、ちょっと触れさせていただきましたんですが、これは五百川の近くに伊達政宗ゆかりの古戦場、人取橋の合戦場といいますか、そういうものも観光資源として存在するんではないか。そういうことも結びつけながら、開発というのも必要ではないかと、そう思ったものですから、あえてちょっとさわらせていただきました。 さて、現在、五百川駅前広場整備検討委員会が設置されております。そのような中で、委員会はどのような内容の論議がなされているのか。さらには、今後の推移についても概要で結構ですので、お聞かせいただければと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) 五百川駅前広場整備検討委員会についてのおただしでございます。 現在、五百川駅前広場整備検討委員会は、今年度16名の委員をもって構成されておりまして、現在までに2回の検討委員会を開催させていただいております。1回目につきましては、7月26日に開催させていただきました。このときには、主に五百川駅前広場の現状における課題や広場整備に対する意見交換が主な内容となってございます。意見交換で出された主な内容につきましては、1つに駅前広場整備による安全の確保でございます。具体的には、駅前広場の出入り口が狭い箇所の解消を図って、安全に交互通行ができるようにしていただきたいということや、駅前のロータリー化を図ってほしいというのが具体的な意見でございました。 2つに、五百川駅周辺の機能に関する意見が出されました。具体的には、駅周辺開発は駅前広場を整備してから、駅前広場を確認して周辺を発展させてはいかがかというような意見が出されたところでございます。 3つ目には、検討委員会の進め方についての意見が出されました。駅前広場の整備課題を短期、中期、長期の観点から整理した上で、どのレベルでの整備をすべきかを検討すべきではないかという意見が出されたところでございます。 第2回目は10月30日に開催させていただきました。このときの主な意見でございますが、1つには、進捗のスピードを上げられないかと。要は本宮駅周辺整備を実施していますが、同時並行できないかという意見が出されております。あと、駅前広場の整備範囲に関する意見が出されました。具体的には、駅前広場を充実整備させてインフラを整えることにより、人口増加、定住促進を図っていくべきではないかという意見が出されております。さらに、1回目と同じなんですが、早目にロータリー化を実現してほしいというものでございました。 1回目と2回目の検討委員会の意見を踏まえまして、第3回目、今後の予定なんですが、第3回目を今月の末に実施する予定をしてございます。具体的には、1回目、2回目で出されました意見を具体的に図面に落とし込んで、たたき台をつくった中で議論していただいて、一つの方向性が見えればいいのかなと。あわせまして、長期的な先ほど産業部長が答弁いたしましたように、そこまでの範囲を広げた場合、どのようなことが考えられるかと、これを提言の中に入れ込みたいという意見がございまして、第3回目につきましては、これらについて検討する予定となってございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 16番、作田博君。     〔16番 作田 博君 登壇〕 ◆16番(作田博君) 道の駅等については、今さら言うまでもありませんけれども、国土交通省、あるいは農林水産省の支援が受けられるというようなことで、さきに国見町の現況を研修させていただきました。それによりますと、かなりの高い補助率といいますか、そういったものも認められているようであります。2003年に地方自治法の一部改正がありまして、指定管理者制度の導入が可能となりました。そのことから、道の駅の経営に民間事業者の参画が可能となってまいりました。これらを踏まえ、1つの企業体として、またこれと相まって公共性の高い防災の拠点としての立地要件も兼ね備えることもできるかとも思われます。 したがって、今後の調査研究というものは、私は必須ではないか。農業経営者、あるいは前段でも申し上げましたが、商工業者も非常に苦労している中で、1つの商業地域の確立といいますか、そういったこともあわせもって進めていく必要があるだろうと。そのためには2年、3年でできる問題ではありませんので、今から調査研究をすることが私は必要だと思いますが、これらについての考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 道の駅でございますが、現在、県内で33カ所設置されてございます。近隣では二本松市がございます。また、最近、近年では、猪苗代町、国見町に新しく設置されまして、伊達市でも霊山町に年度内の完成を予定しているところでございます。 今、ご質問の中で、経営が民間参画できるというお話でございました。ただし、道の駅の設置条件としまして、市町村または市町村にかわり得る公的な団体に限定されております。これは道の駅の土台をつくる条件でございます。そのできた後には、経営の母体として第三セクターであったり、行政の委託を受けた法人が運営をしているというのがほとんどの道の駅の状況でございまして、運営経費について自治体からの支援を受けている経営主体が多く、なかなか単体では難しいというのがこれは現状でございます。 ご質問ありました今後の道の駅につきまして、県内各地で道の駅開設されております。近隣自治体でも新たな道の駅が開設されておりますので、これらの調査をまず職員のほうで行いまして、施設のハード面、運営のソフト面などについては随時調査を行ってまいりたいと考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 16番、作田博君。     〔16番 作田 博君 登壇〕 ◆16番(作田博君) 今までは確かに市町村が大きくかかわるということが、今でもそれは変わりないんですが、法令の一部改正によって管理者制度ができるようになりまして、最近ではその一般の民間の参画の比率が非常に高くなってきています。予想されますことは、そういうものがどんどん民間経営にとってかわってといいますか、民間経営主体になるような経営がなされていくというようなことも予想されております。 したがいまして、私がちょっと調べた中では、そういうふうな形に推移していくということが言われておりますので、いわゆる第三セクターは私はもともと親方日の丸的な経営の問題がございますので、余り業績が芳しくないといいますか、そういったところが今まで道の駅だけではなくて、多かったようであります。経営破綻した例えば夕張市にしても、そういったところが例えば第三セクターでやってこられた。あるいは某市においてはスキー場の経営とかそういったものもそういった形でやってこられたということがあるんですが、最近のものは、くどいようですが、そういったもので民間投資を促して地域の商工業者と一体になった、あるいは6次産業をそこに展開をして、裕福なまちづくりに努めていく。さらに防災関係も一緒になって一つの拠点になるような形態をつくられているというところもございますので、ぜひ今後も研究をしていただきたいと思います。 去る9月26日に、同僚議員5名ほどで道の駅国見のあつかしの郷を研修させていただきました。これは平成29年5月3日にオープンしまして、県内でも初の宿泊設備の整った道の駅であります。7月15日には約72日間で来場者が50万人達成したと、こういうことであります。過日、京都のほうの道の駅の研修させていただいたんですが、そこは年間で72万人の来客があったということでうたってあるわけです。年間で72万人でいっぱい来ていますというようなお話があったわけですが、国見の場合は2カ月、72日ぐらいで50万人の来場者があったということで、今後の経営内容をどのようになっていくのか、我々も見守りながら、今後の推移を見てまいりたいと思います。こういうことも非常に何といいますか、参考にしていただいて、ぜひとも調査研究を、くどいようですが、進めていただきたいと思います。 調査した結果、だめだというのならそれはそれでしようがないと思うんです。でも、調査を全然しないで、いや、だめだというよりは、やはり可能性というのを見出しながらといいますか探りながらやっていく。この件について、市長、お伺いしたいと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長。 ◎市長(高松義行君) それでは、作田議員の質問にお答え申し上げます。 インター周辺五百川駅、今、特に五百川駅を中心にいたしまして、非常に可能性の高い土地であります。そこをいかに生かしていくかというふうなことでの検討委員会を開かせていただいておりますので、その中で道の駅も含めた中で、いろんな形で何に使えるか、市の土地であればいいんですが、民間の方々の土地ですから、地域の方々のご希望もあるでしょうし、その辺は十分に話し合いをして詰めていかなければいけないというふうに思っております。 それから、議員、道の駅の調査をというふうなことであります。これは、一つの可能性として探っていかなければならないのかなというふうに考えています。今確かに議員おっしゃるように、民間が入ってきております。なぜ入ってきているかというと、非常に入りの部分がいいんだけれども、24時間あけておかなくてはいけない施設とか何かありまして、それの経費が異常にかさむというふうなことで、それのランニングコストとかその経営を上手にしていくために民間に転売しているという事例が出てきているというふうなことも聞き及んでおります。その辺も議員と一緒であります。含めた中で、入りが多いから利益が出るという、そういうことではないんだと思うんです。ですから、その辺のリスクの部分も十分に調査をさせていただきながら、今後、方向を考えていくべきかなというふうに思います。 1日3万6,000台、4号線本宮市周辺通ります。非常に可能性のあるところでありますし、交通量が県内でも屈指の場所であります。インターの利用も非常に多いというふうなことでありますから、今後、検討を重ねさせていただきたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 16番、作田博君。     〔16番 作田 博君 登壇〕 ◆16番(作田博君) その施設をつくっても、最終的にその中で利益をどのように上げていくか。経済波及効果がどのような形で進められるか。これがやはり一番肝心だと思います。その辺も含めまして、ひとつ調査をお願いしたいと思います。 次に移ります。 少子・高齢化が進む中で、各自治体の人口減少対策は深刻な問題となっております。日本国全体が人口減少が進む中で、我が町だけはこれを阻止したいという思いはどの市町村も強いものがあります。そのような中で、さまざまな知恵を出し、施策を展開しておりますが、なかなか成果を出すことは困難な状況にあります。過去における研修等でもこれを知ることができます。定住人口を増やすことよりもどうやって減ることを阻止するかというような研修先の職員の言葉が非常に印象に残っております。 そこで、高齢者が望む住環境について何人かの年配の方々と話をさせていただきました。その中で、端的に住みよいということはどういうことですかということにつきまして、生活が非常に便利である。具体的には買い物が容易にできる。あるいは病院がすぐ近くにあるといったことが、主たる答えでありました。そのほかに近所に若者が住んでいることだと、こういうふうな意外と言ってはおかしいんですが、そういう言葉が返ってきました。生活する上で、若者がいれば、大変心強く安心できるんだと、そういう言葉が返ってきたところでございます。 我々、年長者といいますか、年配の方々含めて、さっきも2025年の問題等々もありましたけれども、体は今までどおりではなくて、だんだんときかなくなって運転免許の返納ということも出てまいります。そういったものもいずれは余儀なくされてまいります。行動範囲ももう限られたものになってくると。日ごと現実のものとなってきている、近づいてきている。非常に不安であるというような年配の方のお話もあります。 そこで、私は住環境問題については、今現実に私どもの町内でも起こっていることなんですが、ある一部分は高齢者だけになってしまっていると。それで行政、町内会の運営自体にも支障を来しているような状況になってきているというのが、現実問題として出てきているわけです。 それで、これは非常に難しい問題かもしれないんですが、今まで本宮市においても、白沢村の時代においても、それぞれ民間レベルあるいは村でやった団地造成があるわけです。そうしますと、一挙にそこを開発しますと、どうしてもほかはやらないという形になります。ですから、私は適当なものを市全体にバランスよくといいますか、そういった形に持っていくことも、これからの住宅の造成については必要ではないか。ただ、相手があって民間開発というものもあるわけですから、一概にこれをどうのこうのと強制するわけにもいかない問題が出てくるだろう。その場合には、やはりひとつ指導しながら、こういうふうなこのエリアはこのぐらいですよとか、あるいはこのエリアについてはこうですというような指導はできないのか。そういう一つの方法論になるんですが、このような一つの考えについてはどのようなお考えを持っているか、お聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) 宅地造成のおただしでございます。 現在、宅地造成、民間についても行政が行う場合でも同じなんですが、一応、都市計画法という法律がございまして、これに基づかなければならないことになってございます。現在、その都市計画におきましては、3,000平米を超えますと、以上になりますと、これは知事許可になります。あくまでも市を通して最終的に知事が許可するものでございます。それ以外につきましては、市独自としまして1,000平米を超える土地の取得とか造成をする場合には届け出が必要となってございます。 ただ、この中で、必要なのは防災措置とか公共施設、具体的には道路、公園、下水道等の整備でございまして、また、あわせて災害防止の観点から調整池等の設置の条件を課すことはできますが、議員おただしのように、誘導するとか、条件をつくるというのは、この中ではかなり厳しいものがあります。ただ、現在、市としても宅地造成を奨励することで、奨励金制度が創設されておりますので、この辺をちょっと使いながらそういう強制はできませんけれども、情報提供に努めてまいりたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 16番、作田博君。     〔16番 作田 博君 登壇〕 ◆16番(作田博君) 前段でも申し上げましたが、相手が民間会社の開発ということもありますので、なかなか難しい問題もあろうかと思いますが、ただ、私は、お互いにこれから支え合う社会というのが大変貴重になってくるというふうに理解しております。したがいまして、自助、共助、公助というような形で社会全体をどのような形で支え合って生きていくかというのも大きな一つのテーマだと、私は思っています。そういうことからした場合に、できる限りバランスのよい環境整備が必要ではないかということで、あえて一般質問をさせていただいたものでございます。 次に、計画道路整備についてお伺いをいたします。 合併前の町村においての道路問題等はそれぞれに年次計画等によりまして、進められてきた経過があったものと認識するものであります。 住環境は道路状況によって、大きく変化し、町そのものをも変えてしまうほどの影響を持っております。まちづくりは道路づくりでもあります。かつて、京の都は唐の都をお手本にして碁盤目のようにと、このように言われておりますが、そのような形で道路をつくられてまいりました。 道路についてのよき事例は全国数多くありますけれども、本市における道路の実態と未整備箇所、あるいは今後速やかに改良しなければならないといったような道路は、既に部局のほうで把握されていることと思います。これらの道路の例えば改良計画、あるいは実施の時期、これらについて住民は鶴首しています。そのような状況にあります。 また、前段で質問いたしました定住、あるいは移住の問題等にも大きくかかわってまいります。定住、移住を推進する。そのような中で道路状況が未整備では促進になかなかつながらないことも明白であります。これらに鑑み、一日も早く道路環境の改善、あるいは整備計画というものが必要となってまいりますが、これらについての所見をお願いしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) 道路整備についてのおただしでございます。 市としましては、合併当時に要は要望があった箇所についてまず優先的に整備しましょうということで、合併当時の了解事項になってございますが、今現在、全て改良できたわけではございません。さらに、市となりましてからも要望がかなり多うございまして、それらを含めるとなかなか全て整備ができない状況にあることは事実でございます。 ただ、議員おただしのように、今後の整備計画を地元に報告できないかという話でございますが、この件に関しましては、例えば幹線道路整備とかでございますと、当然市のほうとしても単独ではなかなか難しいので、国・県の補助を使いながら整備しなければならないと。となりますと、当然計画を立てながら継続して事業実施していかなければなりませんので、こういうものに関しては地元のほうに提示しながら進めてまいっております。これは今後ともこのように進めてまいりたいと思ってございます。 問題は、一般生活道路の件だと思いますが、これにつきましては、限られた予算を有効に使わなければならないという一つの使命もございますので、なかなか年度を示すことはできませんが、できる限り多くの要望に応えていく所存で、今後とも実施してまいりたいというふうには思ってございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 16番、作田博君。     〔16番 作田 博君 登壇〕 ◆16番(作田博君) 市は市民に対して公平な税負担を推進しております。少しおくれれば督促状が来て、さらにおくれれば延滞金がかかってくるわけです。住民からしますと、税のほうは我々もちゃんと履行しているんだと。したがって、行政サービスもそういった中で公平なサービスを推進していただきたいんだ。こういう強い要望もあるわけです。これが一つ今道路状況についても、そういった形で我々に訴えてくるといいますか、そういったものもあるわけです。 これは、市民から言えば、確かに当然だと思います、それは。我々はそれに対して税金もちゃんと払っているんだから、サービスもそれなりにやってもらいたい。せめて、どのぐらいの間でできるのかぐらいはやはり話していただきたい。例えば5年後になのか10年後になるのか、20年後になるのか、あるいはそうかからない時期にできるのか、そのぐらいは箇所はどこということは言いませんけれども、当局でそれなりに掌握しているところはあると思いますので、住民の声も一遍にそれを物理的にも予算の面についても全て何か言うことができないのは承知しているところでございますけれども、できる限りそういった市民に対しての答えといいますか、何年後ぐらい、おおよそでも結構だと思うんです、市民にとっては。いつになるか全然わからないんでは、こういうふうな状況もありますので、鋭意努力していただければと、そのように思います。 くどくなってしまうかな。もう一回ひとつお答えいただければと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) 答弁の繰り返しになってしまいますが、ある程度大きい事業、国・県補助事業を活用した事業につきましては、鋭意改良予定時期を示しながら進めてまいりたいと思いますが、その他の生活道路につきましては、明確に5年後、10年後、これも今のところ要望路線が多過ぎまして対応できかねる状況でございますが、そういう声があるというのも事実でございますので、行政としましてはできる限り市民の要望に応えられるような努力をしてまいりたいというふうに考えてございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 16番、作田博君。     〔16番 作田 博君 登壇〕 ◆16番(作田博君) 最後になります。 本宮市全体が安全で安心できる社会、助け合って生きる社会、少子・高齢化社会を克服し、さらなる福祉向上を目指し、日々努力をお願いしたいものであります。そのような中にあって、人材の育成という問題につきましても、将来本宮市を担う、そういった重要な問題もございます。 ちょっと余談でありますけれども、今世界の大企業に躍進したトヨタが数々の失敗を成功に導きました。それらのエピソードを掲載した著書が出ております。トヨタの失敗学を今読ませていただいております。大変ためになるものであります。間もなく正月にもなりますので、時間の余ったときにでもぜひ読んでいただければ、こういう行政に携わる皆さん方もいろんな形で失敗した。しかし、それを克服するためには、これはそういった生産工場のみならず全般的に通じる問題もあろうかと思います。ぜひ読んでいただければと思います。 いろいろと要望じみた次第の一般質問になってしまいましたが、これらを踏まえ、来年3月の予算議会に胸を張って提案理由の説明をできる市長の姿を想像しつつ、一般質問を終わります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 16番、作田博君の一般質問を終わることにいたします。 以上をもちまして本日の一般質問を終わることにいたします。 お諮りいたします。 本日の一般質問はこれをもって終了とし、日程第4日、12月8日は通告6番の一般質問から行いたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 異議ありませんので、日程第4日は通告6番の一般質問から行うことにいたします。----------------------------------- △散会の宣告 ○議長(渡辺由紀雄君) 以上をもちまして本日の議事日程を終了いたします。 これをもって散会といたします。 ご苦労さまでした。 △散会 午後3時47分...