本宮市議会 > 2015-06-12 >
06月12日-03号

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  1. 本宮市議会 2015-06-12
    06月12日-03号


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    平成27年  6月 定例会(第5回)          平成27年第5回本宮市議会定例会会議録(第4日目)◯議事日程(第3号)                   平成27年6月12日(金)午前10時開議     開議宣告日程第1 一般質問日程第2 議案第52号から議案第64号に対する質疑日程第3 議案の委員会付託◯本日の会議に付した事件  議事日程に同じ◯出席議員(19名)     1番  菊田広嗣君      2番  菅野健治君     3番  橋本善壽君      4番  三瓶裕司君     5番  次藤 栄君      6番  後藤省一君     7番  円谷長作君      9番  根本七太君    10番  山本 勤君     11番  渡辺秀雄君    12番  渡辺善元君     13番  川名順子君    14番  遠藤孝夫君     15番  渡辺由紀雄君    16番  伊藤隆一君     20番  渡辺忠夫君    21番  国分勝広君     22番  川名正勝君    23番  國分義之◯欠席議員(1名)    19番  国分民雄君◯説明のため出席した者  市長       高松義行君   副市長      佐々木広文君  教育長      原瀬久美子君  総務部長     渡辺正博君  市長公室長    鈴木弘治君   市民部長     坂上清彦君  保健福祉部長   武田正利君   産業部長     柴田久幸君  建設部長     金子勝英君   白沢総合支所長  登梛 恒君  放射能除染モニタリングセンター所長           橋本久雄君   会計管理者    国分郁夫君  教育部長     後藤 章君   総務部次長総務課長                            移川善弘君  総務部次長兼財政課長       市長公室次長政策推進課長           増子宗一君            武田佳久君  市民部次長市民課長       保健福祉部次長高齢福祉課長           渡辺豊和君            三瓶 隆君  産業部次長兼農政課長       建設部次長まちづくり推進課長           菅野秀昭君            高橋朋久君  白沢総合支所次長市民福祉課長  教育部次長教育総務課長           武田与司弘君           渡辺正彦君◯事務局職員出席者  議会事務局長   安田 章    議事係長     河原 功  主任主査     伊藤美和    主事       宇田寛之 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(國分義之君) おはようございます。 出席議員が定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 ただいまより本日の会議を開きます。 本日の欠席の通告は、19番国分民雄君であります。-----------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(國分義之君) 会議録署名議員は、前回同様   4番  三瓶裕司君  16番  伊藤隆一君 を指名いたします。----------------------------------- △諸報告 ○議長(國分義之君) 会議に先立ち、議長より申し上げます。 福島民報社、福島民友新聞社、FM Mot.Comもとみやより、本日の会議取材のため録音、撮影等の許可申し出があり、本宮市議会傍聴規則第8条の規定に基づき、これを許可いたしましたので、ご了承願います。 また、議会広報特別委員長より、広報紙編集のため写真撮影の申し出があり、これを許可いたしましたので、同じくご了承願います。-----------------------------------一般質問 ○議長(國分義之君) それでは、日程に従いまして、一般質問を行います。----------------------------------- △根本七太君 ○議長(國分義之君) 通告6番、議席9番、根本七太君の一般質問を許します。 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) おはようございます。議席9番、根本七太です。 6月の定例議会に当たりまして、任期中最後の一般質問になるのかなと思っています。これまで15回質問をさせていただきました。真摯にお答えいただきまして、市の発展に少しでも寄与できたのかなというふうな自負をいたしております。今回は、全く最後の16回目でございます。既に通告させていただいております3件について、順次お尋ねをさせていただきたいと思います。 まず初めに、安達疏水土地改良区についてでございます。 この件については、これまで何度かただしてまいりました。私も会員でありますが、今日の安達疏水運営危機的状況にあると捉えています。旧白沢村の農業経営で基幹作物の米生産に大きな影響を及ぼすだけに、単なる水利組合とは異なり、合併前は村農業の最重要課題として、村長が代表理事を務めてきました。 このような流れを根底から崩すことは、旧白沢地区の農業が岐路に立つことになります。米価の暴落で水田耕作者が減少する中で、水利費のアップは追い打ちをかけるようなものです。昨年は、ご存じのように40%を超えるものでした。米生産者にとっては驚きを超え、恐怖のどん底でした。平成27年度は、市から200万円の補助増によりまして、10アール当たり個人で500円の減額になったところであります。 しかしながら、設備の維持管理など、今後の運営を考えた場合、全て受益者負担の原理原則を適用させたら、組合からの離脱者がふえ、ますます運営が困難になります。このような視点から、これまでも取り上げ、ただしてまいりました。本宮市の農工商均衡ある発展を考えるとき、旧白沢村が取り組んできた水の円滑な供給を真摯に捉え、組合の適切な行政指導を早急に実施し、一日も早い改善を図るべきというふうに考えております。 こうした内容を申し上げまして、これより大項目の3つについておただしをしていきたいと思います。 まず、市は、安達疏水土地改良区の抱える問題をどのように現在捉えているか、お尋ねをいたします。 ○議長(國分義之君) 白沢総合支所長。 ◎白沢総合支所長(登梛恒君) ただいま議員からお話しありましたように、安達疏水については、白沢地区の重要な基幹施設であると同時に、疏水につきましても重要な団体であるというふうに認識してございます。 ただ、今お話しありましたように、財政問題、これにつきましては、経常賦課金、さらには工事償還金の未収、そしてさらに人件費が大きな問題を占めているのではないかというふうに認識してございます。 ○議長(國分義之君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) これまで二度、今回三度目になるのかなというふうに思いますけれども、その都度、この疏水についての考え、捉え方等について質問をしてきた経緯がございます。ほぼ今のような回答をいただいてきました。 私は、これまで二度質問させていただいたということは、なぜ三度目に至ったかということは、これは従来の認識では、これからはだめなんですよということで、正直言って、今回、最終的に取り上げさせていただいたんです。 これは、ことしは、皆さんもご存じのように、きのうも大変暑い日でございましたけれども、これまでにない記録に残る暑さだったのかなというような感じします。きのうだけじゃなくて、長期的な暑さというふうに理解していただいていいんですが、田んぼを耕作するには4月から5月、これはもう水の一番必要な時期であります。 しかしながら、今回土地改良区の職員のお話を聞きますと、物すごく、正直言って罵声を浴びせられることもあったと。要するに、水、何で、同じ金払っているのになぜ来ないんだ、どうしてくれるんだと、いろいろあったそうでございます。 しかし、方法としてないわけではなかったようであります。というのは、ポンプ2台をフルに活動すれば十分に足りるかもしれない。しかし、なぜそれができなかったかというと、やはりお金、要するに、電気料がいかに高いか。その電気料を抑えるためにはポンプを稼働できない。だから何と言われようとも頑張って耐えてきたと。 しかし、皆さんもきっとそうだと思う。私もそうなんです。安達疏水の、なぜ安達疏水ができたかという、その根幹に触れたらば、水の必要なときに水を十分に供給できるというのがシステムのまず第1の目的だったのではないかなというような感じするんですね。それを、電気料がかかるから機械をセーブしておかなくてはならないと。この理論は全く成り立たない。 私は、そこで申し上げたいのは、支所長が単独の土地改良区という組織だから、余りそんなに、やはり自分のところの努力も大切だろうという、そういう姿勢も、今までもお話しいただきましたけれども、それも大切なのかなと、それもわかりますよ。しかし、冒頭申し上げましたように、白沢村の安達疏水というのはよそのあれとは違うんだという。要するに、水利が便利が非常に悪いんだと。水を揚げなくては到底だめだ。だから摺上ダムの権利を買ったり、三春ダムの権利を買ったりして、何とか水の潤沢な供給をということでやってきた歴史は、きっと支所長もおわかりだと思うんですよ。 だから、そういう中において、合併前には1,200万円の白沢村の補助金があったものが、合併してたった500万円になってしまったわけですから、700万円の減があった。これは何回も申し上げまして、おわかりだと思いますよ。でも、そういうことが潤沢な水を供給できない、農家の人たちが困る、これだけはやはり考え直していかなくてはならないんじゃないかなというふうに思います。だからこそ、こんな単純な問題でまだ安達疏水をどういうふうに捉えているのかなんて、まだ質問してくるのかと思ったかもしれませんけれども、抱えている問題、現状の問題、起きた問題などを考えると、今までの答弁並べた答弁では、私は理解できないんであります。 それで、もう一度支所長にご質問したいと思います。 ○議長(國分義之君) 白沢総合支所長。 ◎白沢総合支所長(登梛恒君) ただいまの議員から、4月、5月の揚水期に電気料がかかるので自粛したというようなニュアンスのお話もございましたけれども、私どもでそのような指導をした経過はございませんし、当然議員もご承知のように、今年度から、今まで動力関係の要する経費の3割以内というようなことでございましたけれども、今年度から5割ということで、その上限につきましては、抑えているわけではございません。あくまで動力関係に要する経費の2分の1以内というようなことで、支出するということでございますので、総枠を決めて、これだけ電気料、これしかないから揚水量を抑えようというような考えは、私どもは全く持ってございませんので、その点は誤解のないようにしていただきたいというふうに思います。 以前については、補助の関係、合併前でございますが、職員1人分の人件費というような形でやってきました。ただ、合併後は、他の土地改良区関係もございますので、均衡を図る意味というような観点から、ただ、特に白沢の安達疏水につきましては、揚水、さらに沢状になっているような地形から、動力費が相当、他の団体と違ってかかるというようなことで、それらの経費を対象として補助を出しましょうということで、考え方は変わりましたけれども、支援の中身に大きな変わりはないというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕
    ◆9番(根本七太君) 27年度は、先ほども言ったように、200万円の金額を上乗せしていただいたということで、繰り返すようですが、500万円の受益者が水利費の軽減が図られたということで、感謝はしているものは感謝しているんですね。しかし、今支所長が言われた、要するに、電気料かかるのを抑えろとは言っていない、かもしれない。言っていないと思う、それは。 しかし、安達疏水の職員としては、やはり健全な運営をするのには、まだ電気料のオーバーなものが出てくると、それをどこへかけるかといったら、受益者に負担させるしかないという形になると、抑えるしかないと。何と言われても、ここ、頑張って抑えることによって、何とかなるだろう。そして、あしたもし雨降ったらいいがなという、そういう天気勝負のお願いさえする環境になってきているんだということは、まずご理解をいただきたいと思います。 それから、これ、ご存じかと思いますが、まず設備、この維持管理、これ等についても、実際補助している金額の中では、人件費の関係だとかそういったところに行くもので、機械というのは、当然これ、使って動いているわけでございますから、いつ事故が起きてもしようがない。そうすると、緊急にとなると、水の必要なときにまた大騒ぎしてしまうというようなことがあるわけですから、常時、定期的な点検をしなくてはならないという形で動いているんだろうというふうに思っています。 そういう中で、実は話の中で、年間の維持管理費といいますか、そういったもの、これは何でかんでというものと、あと、長期的にこの金額もあればここもフォローできるなというものがあるんだろうと思いますよ。そこの中で、大体1億5,000万円くらい考えていたそうでございますけれども、現実には、それが回答としては、3分の1の4,500万円くらいしか見込まれないというふうな話も聞いています。 そうすると、これはやはり大変な重要な課題を今の安達疏水は背負っているんだなと。これ一つ甘えだと思えば、当初、合併前は村長が理事長やっていたから、少々の金が出たときには、村が一般会計から、これ、出してくれるわという、そういう甘えも当時はあったかもしれませんよね。そういうものは、やはり合併してからには、修正はしなくてはならない。その厳しさは必要ですけれども、でも、正直、そういう機械の維持管理というのは、かなり私はかかるんだろうと思っていますし、そういったところもしっかりとお図りになっているのかどうかを、まずお尋ねをしたいと思います。 ○議長(國分義之君) 白沢総合支所長。 ◎白沢総合支所長(登梛恒君) ただいまの議員から1億5,000万円ほどの維持管理費がかかるが、4,000万円程度に抑えられたというのは、ちょっと中身については、どういうことなのかなというふうに、今ちょっと不自然に思っているところでございますが、恐らく現在、5カ年計画で進めております大規模改修、これのことを言っているのかなというふうにも思うんですが、これにつきましては、土地改良事業にかかる国で定めた自治体の負担の指針、いわゆるガイドラインでございますが、これに基づきまして、10%の補助を今しているところでございますので、それ以外について、どうなのかという部分については、私どもは承知してございません。 ○議長(國分義之君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) 今、支所長から話あったように、私の話がちょっと勉強不足だったかもしれません。今の5カ年計画というのも私言わないで、1年の考えで話ししましたけれども、今おっしゃるように5カ年計画だと思います。 いずれにしても、5カ年であろうが1年であろうが、そういった設備を維持していくからには、それなりの金がかかっていくんだということは、十分ご認識なされているんだろうというふうに思っていますし、それがやはり予定が、5カ年で1億5,000万円が3分の1の5,000万円くらいしか当てにならないんだというふうな形のものになれば、そこのところをどうやってフォローしてあげるかと、フォローしてあげないと受益者にみんな負荷がかかってくるんだということを考えると、去年でさえ四十何%の水利費がアップしたことで、もうギブアップですよね、みんな、正直言うと。だから、そういうものをしっかりと、私は、認識されて、というふうな形、思うんですよ。 そこで、中項目の3に入りますけれども、内部問題の早期解決が組織の健全化に直結すると。行政指導は避けられない重要課題だと認識するということで、ちょっと入り込んだかもしれませんけれども、私はやはり安達疏水の件については、税金を費やしていくわけですから、当然その中身を十分やはり行政として認識をしなければならないということは、きょう、今申し上げたんじゃなくて、これまでも申し上げてきたかなというふうに思っています。 具体的な問題まで前にもお話ししました。宮ノ下の問題がまだ解決していませんよとか、その他るるあるんだろうと思いますよ。それは中に入らないと、ただ単に500万円だ、700万円にしたぞと、それの問題だけでは、長期的な解決には一つもならない。引っ張っていっているだけですよ。本来は、前にも言いましたけれども、白沢村のときに、白沢村が合併前にきちっとしなくてはならない問題なんですよ、これは本当に。正直、私思います、そのとおり。 だから、本宮市になって、本宮市として抱える問題としては、本当に気の毒だなと正直思いますけれども、でも、考えようによっては、旧本宮町もやはり工業団地の残問題もあった、白沢もそういうものがあったと。だから、そういうものをお互いにやはり仲よくして、その借りていたものとか、これから負荷かかるものとしては、みんなして頑張ってやろうと、この精神が、今工業団地だって大分よく、いい形になってきていますし、もう借財も平成32年までですか、何とかレールが敷かれてきていると、そういう形じゃないかと思う。残っているのは、白沢村の水問題は、正直言って、何回言っても前に進んでないんじゃないかな。現在、行政として、この宮ノ下の問題にどのようなかかわりしているのかお尋ねします。 ○議長(國分義之君) 白沢総合支所長。 ◎白沢総合支所長(登梛恒君) 今、議員から本宮の工業団地、そして白沢の土地改良区の水の問題というような、同等のようなニュアンスでお話をされてございますが、あくまで土地改良区につきましては県の認可団体でございまして、行政の指導につきましては、県が2年に一度行っていると。ただ、市といたしましては、土地改良区に対し補助金を交付していると、そういう見地から、私どもとしても指導させていただいておりますし、補助団体ということで、監査委員の監査も、不定期ではございますが、受けさせていただいているというような状況でございます。 宮ノ下の問題でございますが、議員のほうでは、市が解決するというようなニュアンスで受けたわけでございますが、あくまで土地改良区の問題については、当該団体でその諸課題については解決に当たっていただきたいなと。ただ、農家も市民でございますから、農業経営の安定を図るためには、市としては、支援は、これは何ら変わるものではないというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長(國分義之君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) 今、宮ノ下の問題について答弁ありましたけれども、私は、行政が解決しなさいというふうなものではない、そのような形で申し上げているんではない。とにかくこれまで3回目になったんですけれども、行政が柱になって解決するのと指導は違いますよ。やはり、正直言って今、理事長さんも一般の方が理事長さんになっているわけですから、正直言ってプロじゃない、素人ですよ。そういう人たちが今運営しているんですね。 そして、まして、なかなか、当時村長さんがなっていた理事長のポストは、もう3人ですよ、これで、かわってきたのが。国分さん、そして今の三瓶さんという形でかわってきているんですよ。皆さんやはり、もうやってはいられないよという感じになってしまうんですね、入っていると。だから、そういうところをしっかりとアプローチする、指導していくという、これがやはり行政としては、考えなくてはならないんじゃないかと。まして私が言っているのは、白沢村というのは、ふるさと納税の件でも、米と山芋が出てきているんじゃないですか。米生産を考えたときには、当然水田ですよ。この問題を、生産させるという問題がありながら、水問題で苦労させてはならない、正直言って。 だから、やはり田んぼをつくっている人たちが、40%上がるなんていうことをしないで、上がってしまったものはしようがないとしても、これからやはりそういうの、機械の維持管理とかそういうものに、私は指導すべきだと、指導、助言すべきだというふうに思っていますよ。もう県営かんがい排水事業なもんだから、県のほうももう大体なってきたから、もう手を引いているわけですよね。そのときに、じゃ、救うのは誰かといったら、行政しかない、市しか。これ、合併しない白沢村だったら、白沢村の行政としては必ずやっていたはずなんですよ。これ、首長が理事長だったから。 しかし、今はそれができない。これはなかなか難しいと思いますよ。しかし、指導くらいはできるんじゃないかというふうに思うんですよ。その辺の考えはどうですか。 ○議長(國分義之君) 白沢総合支所長。 ◎白沢総合支所長(登梛恒君) 理事長が村長であったから何でもできただろうという考えのようでございますが、あくまで理事長につきましては、村長が土地改良区の理事長ということでございまして、行政の職務として当たっているというわけではございません。あくまで土地改良区の理事長職という職務に当たったということでございますので、行政が積極的に関与したというようなことはなかったんだろうというふうに思っています。 ましてや補助金につきましても、当然、幾ら首長が理事長だったとしても、議会の議決に付す事項でございますので、そう簡単に首長としての職務の権限をそちらに波及することは、不可能ではなかったかというふうに考えてございます。 ○議長(國分義之君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) 職員という立場においては、その辺の回答だろうというふうに私も認識します。 それでいいんですが、この問題について、最後の締めくくりにしたいと思いますが、私は今回、本宮市の副市長人事におきまして、私の後輩の岩瀬農業高校の後輩でございますが、佐々木広文さんが副市長に就任されたわけであります。 就任において、実は白沢の方々は大変期待をしております。大きな期待をしている。まして畜産をやってこられたから、畜産農家の方々は大変期待しているし、また、農業、特にやはり農学校を出ていますから、私と同じく、だからそういうものに対して市長も大きなやはり白沢に関心を寄せて、農業に従事して、なお知識を持っている佐々木広文さんを選んだのかなというふうなことで、正直言って、本当に喜んでおりますよ、白沢の人たちは。 そこで、私は副市長に1つ質問をしたい。 この安達疏水の問題は、市になっても議員をなされていたわけですから、この安達疏水の問題については、かなりやはり真剣に真摯に考えていただいているんだろうと思っております。特に白沢村のときには、3期やられた経緯と副議長をやられたという経緯から、この安達疏水についてはしっかりと認識されている。だから、本宮市になってから、市の執行部が安達疏水に対する考えを述べるよりも、はるかに今回は佐々木副市長の、旧白沢の抱えている水問題、どのように認識し、どのように副市長として提案、提言していくのか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(國分義之君) 副市長。 ◎副市長(佐々木広文君) 今、根本議員から指名の質問をいただいたところでございます。 内容につきましては、総合支所長が述べたとおりでありますが、市といたしましても、やはり土地改良区の今後の支援は、今までどおりのような状況の中で、組合員の負担軽減のためには、本宮市としてできる部分の中でご支援を申し上げていきたいというふうに認識をしておるところであります。 以上です。 ○議長(國分義之君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) 今後もできる範囲の中でご支援申し上げていきたいというふうなことでございます。今、正直言って、聞いておられる方は、きっとがっかりしているかもしれません。 それは何かというと、既定のルールでやっていくんだというんだったら、誰でもできるんですよ、こんなの。やはりそこで副市長が、例えば、目的がどういう形で副市長になったかわかりませんけれども、しかし、現実に私は副市長という職は…… ○議長(國分義之君) 議長より申し上げます。 発言には注意をしてください。目的を持って副市長になったのではありません。その辺を頭に入れてください。 ◆9番(根本七太君) ごめんなさい。私も安達疏水に思いを寄せているもんだから、ちょっと刺激的な言葉になったかもしれません。ちょっとお許しをください。 ただ、お話、わかるように、私も三度質問してきたということで、おわかりだと思います。やはり大きな期待を持っている、そして就任したことを喜んでいる、そういう形の中で、もっと踏み込んだ、要するに、抱えている問題、きっと大きいですよね。どうですか、その認識、今の現状の安達疏水の認識というのは、組合がどうなっているのかということについては、もう一度、ちょっとお答えください。 ○議長(國分義之君) 副市長。 ◎副市長(佐々木広文君) 今、根本議員から質問の中で安達土地改良区の問題、当然、未収金の中で土地改良区が逼迫をしているというような状況は、質問者である根本議員も承知のとおりであると思います。 そういった中では、やはり先ほどから申し上げていますとおり、農家の負担軽減のためには、本市としてできる分の中でのご支援を申し上げていきたいというふうに、再度答弁させていただきます。 以上です。 ○議長(國分義之君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) 大いに期待させてもらいたいというふうに思います。 次の問題に移ります。 次、大項目ですが、国策「地方創生」への対応についてということでお尋ねをしたいと思います。 国策の「地方創生」がスタートいたしました。これまでも地方創生を先行してふるさと納税制度が実施されてまいりました。こうした制度へ本市の取り組む姿勢をこれまでただしてまいりました。ふるさと納税制度、1割から2割に拡充される中、昨年師走議会での質問に執行部は、新年度からしっかり取り組むというふうなご回答をいただきました。きのうもふるさと納税についてはご質問がありまして、それについてのご回答で大分お聞きはしているんですが、再度ご質問をさせていただきたいと思います。 ○議長(國分義之君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) それでは、ただいまの根本議員のご質問にお答えしたいと思います。 まず、ふるさと納税につきまして、昨日も申し上げさせていただきましたが、本宮の場合ですと、ふるさと本宮に貢献したい、そして応援したいというご寄附者の意向をいただきながら、金銭をご寄附いただいているという状況でございます。 このふるさと納税のご寄附いただいたものにつきましては、それぞれご寄附者の意向をお聞きした上で、子育て支援、教育環境、さらには社会福祉の充実、産業振興等にご寄附のいただいた部分を充てさせていただいて、有効に活用させていただいているところでございます。 さらに、こうしたご寄附者の意向に何らかの形で市の感謝の意をお伝えしようということで、今年度から返礼品、昨年度までも市勢要覧、広報等及びDVDのものをお送りいたしまして、市の状況等を伝えさせていただいておりましたが、今年度につきましては、昨日も答弁させていただきましたとおり、返礼品として農産物を含めた特産品を、5,000円相当分となりますが、ご寄附いただいた方々にお送りしたいということで、現在進めております。 なお、4月からは既に、昨日もお話し申し上げましたが、5件のご寄附をいただきましたので、詰め合わせをお送りさせていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) わかりました。 ただ、私、ちょっとやはりアクションが遅いんじゃないかなというような感じしているんですね。例えば、去年の師走にふるさと納税の話をしましたよ。そのときに、4月からということだった。しかし、考えてみると、今回のふるさと納税に対しての御礼の品といいますか、こういったものは、米ととろろ、そのほかもあるんでしょうけれども、重点的にはそのような形でお話聞いたんですよね。やはり山芋なんていうのは、正直言って、去年12月に質問したということは、山芋の種を準備するのは大体2月くらいかなというような感じするんですよね。その2月くらいに、4月からスタートするのに、返礼品を山芋だと言いながら、物が不足してしまったらどうなのかなという、そういう心配も正直言ってしましたよ。 でも、現状はどのようになっているのかわかりませんけれども、その辺1つと、あと、これまで質問した中で、山芋をつくる、そういう人たちが、定年退職後に5人の方が山芋をつくりますよと、そういうことで燃えていらっしゃる人たちがいました。そこもこの議会でお話しさせてもらったかなと思っています。ただ、そういう人たちが真剣にやはりやろうとしている。要するに、ふるさと納税の返礼品に影響するかどうだか、かなり価値観ありますよね。そういったところに、しっかりと行政も一緒になって、それ、やろうという形をとっておられるのかどうか、ちょっとお尋ねしたいと思います。 ○議長(國分義之君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) ただいま長芋につきましてのご質問でしたので、私のほうからご答弁申し上げたいと思います。 ことしの2月ごろだったと思いますが、長芋生産組合のほうから要望書をいただいております。長芋生産につきましては、市独自の支援事業であります産地生産力強化総合支援事業ということで、苗ですとか種子購入のための初期投資に要する経費ということで、合併以降、毎年補助金として支援をさせていただいております。ことしにつきましても、40万円弱ですが、補助金の申請がございましたので、団体につきまして支援をさせていただいております。 先ほどお話しありました5人の団体ということですが、この5人の方につきましても、2月に同席をされております。同級生でリタイアした5人で長芋の生産をしたいということで、新たな組織ということではなく、長芋生産組合の中の一部組織であるというお話をいただいたところでございます。 ふるさと納税の中に、議員お話しのとおり長芋と本宮のお米ということで、これ、選択でございます。長芋を選択される方、米を選択される方、あと、6次化を中心とした本宮の特産物を選択される方、多々あることだと想定しております。長芋の生産につきましては、従来のとおり支援をしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(國分義之君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) ご存じのように、長芋は白沢でつくっておりますけれども、大体年間3万本くらいつくっているようでございます。 今お話しのあった5人のグループは、そのうちの3分の1、約1万本を植えつけるというふうな形で、現在も生産に励んでおります。歩どまりを考えると1万2,000本くらい植えているんだというふうな話でもございました。 そういった方々に、何かお話聞くと、まだ行政のほうで現場も見に来てももらえないんだとか、話も聞いていないんだ、その後はという感じの話も聞いております。だから、それがいろいろ今忙しい時代ですから、役所は役所なりの忙しさがあるから、なかなか行けないのかもしれません。しかし、彼らにとっては、そういう資金ばかりの応援というよりも、資金も大切なんですけれども、やはり心のケアといいますか、不安なところいっぱい、素人でやっているもんですから、そういう中で行政も、やはりふるさと納税でいいものを返品したいという意気込みを伝えながら、一緒になって立ち上げてやったら喜ぶんじゃないかなというふうな思いをします。どうですか。 ○議長(國分義之君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 長芋につきましては、本市の農産物、特産品という位置づけをしております。広くイベント等でもPRしている状況でございます。私のほうでお邪魔しなかったということは事実でございますので、長芋に限らず、積極的に農家の方のほうへ足を運んで、現場を確認させていただきたいというふうに考えております。 ○議長(國分義之君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) 産業部長が今ひたむきな、本当にご回答で、今まで行かなかったけれども、今後、頑張って行くよというお話をいただきました。きっと聞いている方々は喜んでいらっしゃると思います。ぜひ応援してやっていただきたいというふうに思います。 それから、次の質問に移ります。 福島の復興と重なり、観光誘客も国、県の支援事業と聞く。国策を本市観光地の整備に生かし、観光地として誘客を図るチャンスと心得るが、市の取り組みはいかがでしょうかということで、ご質問をさせていただきました。よろしくお願いします。 ○議長(國分義之君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 現在、地域創生に係る観光関係の事業といたしまして、主に日本を訪れていただきます外国人の方を対象といたしました広域観光周遊ルート形成促進事業、もう一つ、地域資源を活用いたしました観光地魅力創造事業という2つが、この地域創生の中に設定されてございます。 これに取り組むに当たりましては、現在策定しております総合戦略にも盛り込むことが必要であるということでありますので、現在の市内の観光資源をどのように今後活用していくか、今後、その地域創生の情報収集に努めて、本市の観光のPRに今後も努めてまいりたいと、つなげてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(國分義之君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) おっしゃるとおりですね。 地方創生の中では、国は非常に大きな、地方に対して大きな力を注ぐというふうな考えを毎日のように新聞紙上に載せられております。私が知る限りでは、政府が進めています観光立国という、東日本大震災で被害を受けた東北の観光復興を支援する官民会議制度も創設され、今お話しのあった訪日外国人客の旅行消費を促す、観光で稼ぐ力を最重要課題に掲げ、取り組むとの報道がありました。これ、新聞見るとわかりますが、出ています。 地方創生事業に観光誘客も位置づけられ、本県は歴史的、文化的資源や豊富な温泉観光資源として磨き上げ、テーマ性を持った周遊モデルを提示するとうたわれています。本市にとっての岩角山は、本県の重要文化財にも指定されて、観光資源としてはほかに見劣りしない。市として県に働きかけ、三春の滝桜と組ませていただく運動も必要ではないかと。 実は、新聞を読んでいましたら、相馬の野馬追のこういった歴史のものと、桜の花の歴史を持つ三春の滝桜、こういったものを組み合わせて、回遊するというんですか、そういったルートをつくりながら、外国人が来られたものに対して案内しようかなというふうなものが県で提案されているようでございます。 私は、そういう中で、今申し上げましたように、ぜひ岩角山も、本当に、つい最近行ってきましたけれども、今、市のご協力を得ながら、那智観音堂も来年の3月には完成します。奥の院も完成しました。すばらしいお寺、山であります。宗教とはちょっと離れた形のもので見ていただけるといいのかなと思っています。そこの参道がちょっと傷んできております。こういったところに、今の国が進める地方創生の何らかの予算があるんじゃないかなというふうに思うんですよ。そういったところで努力してみていただきたいと思うんですが、お答えいただきたいと思うんです。よろしくお願いいたします。 ○議長(國分義之君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) まず、観光のほうでございます。 現在、ふくしまデスティネーションキャンペーン、6月まで繰り広げられておりまして、県のホームページ等にも岩角山ですとか安達太良神社、あと高松山などを回遊するモデルルートとして掲載されております。こういった機会を活用しながら、本市の観光のPRに努めてまいりたいというふうに考えております。 また、昨年、3市村で広域観光パンフレット、マップルを作成したところでございます。このマップルにも岩角山、掲載されております。市内外のイベント等でマップルを配布させていただいておりますので、それを活用して観光PRに努めてまいりたいというふうに考えております。 あと、2点目の遊歩道の修繕の関係でございましたが、国のメニューとしまして、観光復興支援の中に、東日本大震災からの風評被害対策と観光復興のために、観光庁が平成25年度に創設しました福島県における観光関連復興支援事業補助金という制度がございます。 ただ、この制度につきましては、プロモーションでありますとか、教育旅行の再生でありますとか、ソフト事業が対象となる補助金でございまして、施設修繕などのハード整備につきましては対象外となっております。 以上のことから、現段階で観光資源の修復に係る補助につきましては、なかなか見当たらないという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) 修繕に関しては、なかなか見当たらないということでございました。現段階だと思います。特に地方創生、国が進めていますから、きっと何らかの形のものはあるのかなというような感じします。今はそういう回答でも結構でございます。ただ、ぜひいろいろな制度を勉強していただいて、ご指導いただければ、大変ありがたいなというふうに思っています。 次に移ります。 国策は、一極集中から地方分散へ、市の定住化構想実現に今がチャンスと見る。企業誘致や住宅対策、空家対策特措法を生かし、しっかりと攻めの姿勢に転じるべきと考えるがということで、おただしをしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(國分義之君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) 空家対策特別措置法の関係でお答え申し上げたいと思います。 まず、空家対策推進に関する特別措置法でございます。 今回のこの法律の背景でございますが、現在、全国規模で820万戸と言われている空き家につきまして、適切な管理が行われていない状況でございます。これらが防災、衛生、景観等の地域住民の生活環境に深刻な影響を及ぼしており、地域住民の生命、身体、財産の保護、生活環境の保全等が必要だということで制定されたものでございます。 この法律による対策でございますが、市町村等による調査及び除却等の強制的な措置、いわゆる代執行でございますが、これが可能となったものでございます。また、強制措置と連動いたしまして、この法律に基づく必要な措置の勧告対象となった空き家等の住宅用地につきまして、固定資産税及び都市計画税の減免の特例が除外されることになります。 この結果、空き家の所有者は、早急に対応しなければ経済的な負担や行政による強制的な措置を受けるというものでございます。特に固定資産税の増額は、直ちに影響を受ける大きな負担となりまして、有効な空き家の活用を図ることが求められるというような国の意向でございます。 また、市町村におきましても、この法律の中で空き家状況の把握及び情報発信に努め、利活用に資することが求められているものでございます。 現在策定中の地方版総合戦略におきましても、この利活用という点で、現在検討をいたしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) 残り時間がちょっと少なくなってきたもんですから、3番もありますので、ちょっとこの問題、大変重要な問題だというふうに私は思っていますが、これまでも地方創生に関してはご質問させていただきましたので、ぜひ国が進める地方創生、これ、地域が活性化するための創生だというふうに思っておりますので、いろいろな手法が国で指導されると思いますが、その指導以外にも地域の独自の活性化、これを考えながら進めてやっていただきたいなというふうに思います。 では、最後の3番目の項目に移らせていただきたいと思います。 まず、端的に申し上げます。補正予算、簡単に申し上げまして、こういう質問は全く失礼だなと思うんですが、補正予算か本予算かなんていうのと、補正予算とは何なんだなんていう質問、失礼だと思うんですが、改めて、私もなかなか認識できないものがちょっと生じておりますので、補正予算というのはどういうものなのかということを、まず端的にご質問させていただきます。 ○議長(國分義之君) 総務部次長。 ◎総務部次長兼財政課長(増子宗一君) 今、議員おただしの補正予算の主な事由の質問かと思います。 補正予算につきましては、一般的に災害が発生をした場合、あるいは経済の情勢に変動がある場合、そして緊急的な施策の必要がある場合というふうなものが挙げられておりまして、本市におきましても、これらの事由により補正をさせていただいているところでございます。 特に震災以降につきましては、災害復旧、放射能対策にかかる費用ということで、その費用に多くの補正予算を計上をさせていただいているというようなところでございます。 ○議長(國分義之君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) 私も今の答弁と同じく、ひとしく認識させていただきました。災害発生したときとか緊急性だとか経済性というふうなことだと思います。 それで、実は平成26年度の去年の中で、補正予算で組まれたことがございました。何かその中で疑問視される予算はなかったかという質問のほうが、かえっておかしいかもしれませんけれども、ここでなかったかと言っても、ないと言うのが当たり前でしょうから、私から端的に申し上げます。白岩の塩ノ崎の大桜の件でございます。 これについては、昨年度補正予算を組まれ、私も一度質問した経緯があります。それは何かというと、1年間に1週間、10日のものにそれだけ土地を確保して、駐車場をつくって大丈夫なのかという質問でございました。そのときに回答なされたのは、土地は地元の方が提供してくれるというふうなことだったんで、安心してオーケーしたんですが、その後において、どういう経過をたどったのかをお尋ねいたします。 ○議長(國分義之君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 昨年9月の補正予算でお認めいただきました塩ノ崎の桜の測量設計の予算でございます。 塩ノ崎の大桜の周辺整備につきましては、保存会より何度か要望がございました。その中で、昨年の7月に、今議員、お話しあったような具体的な駐車場の候補地を示した要望がございました。そのため、9月補正で今回の駐車場整備に向けた測量設計を計上させていただき、10月に入札を行って、その成果が年度末に上がってきたというところでございます。 ○議長(國分義之君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) わかりました。 その後の経過はどうですか。 ○議長(國分義之君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) その後の経過ということでございます。 まだ地元の説明等はしていない状況でございます。3月の成果だったということで、当初予算にも上げるような状況でございませんでしたので、現在は、予算を計上する状況ではないということでございます。 ○議長(國分義之君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) 私は、補正予算は何かということを問うたのは、そこだったんです。 補正予算を組んだということは、4月のことしの花見には、何らかの形ができるんだろうと、地元の方もかなり期待していた。その期待が、できなかったというのはどういうことか。新しい年度の27年度の予算にも反映できなかったというのは、どういうことだったのか、お尋ねします。 ○議長(國分義之君) 市長。 ◎市長(高松義行君) お答え申し上げます。 議員、十分おわかりのことと思いますけれども、9月で補正をとりまして、設計を立てさせていただいて、案ができてきたというふうなこと。そのときに、当初予算の3月の予算で造成をしても、花見の時期には間に合わないというふうなことは、十分ご理解いただけると思います。 そして、その中で、先ほど議員からもお話がございました、議会の中からも、1年のうちに1カ月に満たないその使用に、これだけのお金をかけることはいかがなものかというふうなことで、どういう形の中で進めていくかというふうなことは、内部で検討させていただいておりました。 そういう中で、民間開発があるというふうな話も飛び込んでまいりました。それの整合性、ちょうどそこの中にも駐車場があるというふうな中で、その近くに2つの駐車場が果たして必要だろうか、その開発のほうと、これは民間がそういう形で進めるということであれば、その公費をできるだけ節減していくというのも、一つ、勘定としてというか、方策としてわかるというふうに、私も考えております。 じゃ、そういう中でどういうふうな形で進めていくのかというのは、これはもう少し検討を要する事項ではないかというふうに考えております。 ようやく去年の7月に地元の方々の提供する土地が決まって、それで、それから予算を組むのには、これ、行政ですから、まずは設計をしなくてはいけない。それをやった後に、じゃ、何回も議会でも話しますけれども、議会の皆さんからも要望がありますけれども、地元の説明、地元に説明していくにはどういう形でやっていけばいいか。ことしの春の桜には、どう考えても間に合う状況ではないというのは、ご理解いただけるというふうに思います。 その中で、状況に1つ変化が出てきたというふうな中、それで、どうすり合せをしていくかということで、今、担当を初め、状況を見守っているという状況でございます。 ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(國分義之君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) 7月に要望が出されて、9月に補正が組まれたというふうな形ですから、地元の人たちは、あっ、これは市は熱意を持ってやってくれるんだなという、そういう期待をしていたと。だから、私は、それに対して説明責任があった。これまでの経過経緯は説明してやる必要があったんじゃないかなと思います。 以上で、時間がまいりましたので、私の一般質問を閉じます。ありがとうございました。 ○議長(國分義之君) 9番、根本七太君の一般質問を終わることにいたします。 暫時休憩いたします。 再開は11時5分といたします。 △休憩 午前10時54分 △再開 午前11時04分 ○議長(國分義之君) 休憩前に引き続き会議を行います。----------------------------------- △円谷長作君 ○議長(國分義之君) それでは、日程に従いまして一般質問を続行いたします。 次に、通告7番、議席7番、円谷長作君の一般質問を許します。 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) ただいま議長から発言の許可を得ましたので、さきの通告に従い、一般質問を始めさせていただきます。 まず1点目は、自然災害に対する市民の安全・安心対策について、市当局の考え方をお伺いいたします。 太平洋の島国で構成する第7回太平洋・島サミットは5月23日、いわき市で開かれ、防災や気候変動対策などが話し合われました。日本は災害早期警報システムや4,000人規模の人材育成・交流などに向けて、550億円の援助などをする福島・いわき宣言を採択し、閉幕したところでございます。 こうした国際会議がいわき市で開催されたことは、東日本大震災からの復興や放射能に対する風評被害の払拭に向けて取り組んでいる、福島県及び県内の各自治体の現状について、内外に発信できたものと思われます。 本宮市地域防災計画は平成27年3月、新たに原子力災害対策編などを盛り込むとともに、災害対策基本法の改正や、福島県地域防災計画の修正などを踏まえて、地域防災計画が改正されております。 この防災計画、大変分厚くて、内容が充実しているというふうに思われます。しかしながら、この防災計画、計画書そのものが内容だけではなくて、この中身についてそれぞれ市民、それからいろいろな各種団体との共有が必要だというふうに考えております。 したがいまして、この防災計画書の配布範囲はどのようになっているのか、まずお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) ただいまおただしのありました地域防災計画につきましては、平成27年3月に見直しを行いまして、配布をさせていただきました。 配布先のおただしでありますけれども、防災関係機関であります常備消防、市の消防団、警察署、福島県等へ配布いたしております。また各地区公民館等の公共施設、市のホームページにおいて掲載をしているという状況でございます。 以上です。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) 警察、消防とか防災関係機関と。それじゃ、配布だけではなくて、この中身を共有化するための会議であったりとか打ち合わせであったりとか、その辺はどのようになっているのかお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) この中身を共有するための会議ということでありますが、警察署の会議でありますとか消防の会議、こういった出水期を迎えまして、6月に何度か持っております。そういった中で、現場を確認しながら改めて確認をさせていただいているところでございます。 以上です。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) この防災計画書、市民一人一人が、例えばこの災害があった場合にどういうふうにすると。それこそ市民自体も私自体も中身を把握して、そして、いざその災害があったときに対処しなければならないんだろうというふうに思っております。 きょうの新聞報道なんですけれども、山梨県は富士山への登山者や観光客に向けての噴火避難マップを作成したと。これは、もし万が一噴火という場合に4パターン、噴火口ですか、どこから噴火するかわからないので、4カ所あたりを想定して、その場合にどういうふうに避難するかという噴火避難マップを作成して、登山客やそれから観光客、この方々の安全を守るということにしているというふうに考えております。 そうした観点から立つと、私どもの防災計画、本宮市の地域防災計画の中にもハザードマップが入っております。それじゃ、このハザードマップ、これらに対して市民への周知、主にこれは水害の部分のハザードマップなんですけれども、市民への周知について、どのようにしているのかお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) ハザードマップの市民への周知のおただしでありますけれども、このハザードマップ、阿武隈川の河川が大雨によって氾濫した場合でありますとか、大雨地震による土砂災害、それから安達太良山が噴火して、降灰後の降雨によります被害、こういったものについてハザードマップを作成しておりまして、市民の皆さんの避難に役立つように作成した地図でありまして、一度、全世帯に配布をしております。そういったことから、日ごろから避難場所でありますとか浸水の想定区域について確認して、災害に備えていただければと考えております。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) それでは、項目(1)のほうに入らせていただきます。 豪雨等の風水害に対する対策についてということで、項目を挙げさせていただいております。今年の5月の気温、平年より相当高かったと。そして降雨量が少なかったと。ところが梅雨前線の接近に伴って、昨日、きょうの報道によると、熊本県や長崎県では大雨によって13万7,000世帯、そして人口が34万4,000人に避難勧告が出されるなど、異常な豪雨が頻発して起きていると。また、これから入梅、私どものほうはまだ入梅に入っておりませんけれども、これから入梅、7月、8月、9月、台風シーズンなんかも伴って、豪雨の心配がされております。 そうした中で今月6月、6月は国のほうの土砂災害防止月間というふうになっております。この土砂災害の防止月間、これに対して本宮市はどのようなかかわりを持っているのかお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 6月の土砂災害の防止月間のおただしでございますけれども、6月3日でありますが、県等関係機関と連携いたしまして、土砂災害防止訓練を実施いたしました。 今回の訓練につきましては情報伝達訓練ということで、訓練でありますので、県のほうで土砂災害の警報を発令いたしまして、それを受けた市のほうで想定の中で避難所開設、倒壊家屋等の概要を報告するという、通信のほうの訓練をさせていただきました。 また担当課のほうでは、市内に17カ所ございます土砂災害警戒区域と特別警戒区域の危険箇所の現況確認、点検を実施したところでございます。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) ただいま答弁をもらいました、県と一緒に訓練をやったと。土砂災害の危険箇所、これの確認をしたと。それじゃ、余り外に知らせる必要はないんだろうと思いますけれども、危険箇所に住んでいる市民に対しては、どのような周知活動というんですか、もし万が一のときにどのような避難であったりとか、そういった部分は伝達しておかなければならないんだろうというふうに思っておりますので、これらに対しては、どのようになっているのかお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 土砂災害の危険箇所の方への対応でございますけれども、市内に17カ所ございます土砂災害警戒区域と特別警戒区域、こちらに指定されました地区の皆様には、平成25年8月でありましたけれども、県と合同で説明会を開いて、その対応について説明をさせていただいております。 また、土砂災害についてもハザードマップは全戸配布しておる状況であります。また、今後、出水期にもなってまいりますので、改めて災害に対する知識や心得を広報紙、ホームページで周知してまいりたいと考えております。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) こういう土砂災害防止月間ということで今月ありますので、ぜひ災害に、もし万が一、自然ですので何とも言えませんけれども、遭われたときに人命第一に考えていくべきだというふうに思っております。昨年の広島における土砂災害、こういったこともございますので、そういったものを私どもは教訓として、いざ災害が起きたときに人命、そして市民の財産を守ると、そういう見地に立つべきだろうというふうに思っております。 2つ目に、火山の噴火などに対する対策についてお伺いいたします。 私、専門家じゃないのでよくわかりませんけれども、東日本大震災を引き起こした東北北海道沖地震、これの影響なのか、専門家じゃないからわかりませんけれども、火山活動が結構頻発に日本列島で起きていると。そして、地震も結構大きな地震が群発というんですか、結構あるなというふうに感じております。 それに加えて私どものここ本宮は、福島県は安達太良山、吾妻山、それから磐梯山、那須岳、これは栃木県とまたがりますけれども、気象庁の常時観測火山になっていると。このような状況を踏まえて新聞報道、小さな報道なんですけれども、私のとっている新聞は、小さな報道なんですけれども吾妻山の火山情報として、火山性地震の発生回数が載っております。これ、日々載っています。 ちなみに9日は14回、10日は21回などというふうに載っております、火山性地震の発生件数。これは報道されているというのは、それから警戒レベルも2に上がったりとか、そして、これも新聞報道なんですけれども、県とそれから学者による、それから気象庁によって観測を強化すると、このような報道もされております。 したがって、こういう報道がされている中で、私どもは火山の噴火に対して、ここに入っておりますけれども、これらに対してやはりある程度の周知を図っておかなければならないんだろうというふうに思っております。 口永良部島が新岳ですか、噴火いたしましたと。大きくニュースで報道されて、爆発的噴火と。火砕流、海までとか。ところが、これで避難されるに当たって前年、前の年に避難訓練をやった結果なんだろうと思いますけれども、スムーズに避難ができたなんていうのは報道されております。こういった点を考えると、私どものほうも火山の噴火に対して、どういうふうに対応するかというのは、時間はかかりますけれども、対策をとっておく必要性があるんだろうというふうに思っております。 口永良部島が大きく報道されておりますけれども、箱根の大涌谷、それから昨年の9月には御嶽山、お昼近くの時間帯に噴火をして、死者57人、不明6人ですか、今現在も。こんな状況になっております。したがって、こういったことにならないようにしなければならないんだろうというふうに考えております。 それからもう一つ、これ、市民向けにぜひお願いしたいなというふうに思っているんですけれども、何年か前に安達太良山の登山者が2名だか3名、亡くなっております。記憶ですと亜硫酸ガス、これによって亡くなったということが報道されたと記憶しております。したがって、登山者に対して安達太良山の噴火そのものだけではなくて、登山者に対してどのような注意喚起を行っているのかお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) ただいま、火山噴火に対する対策ということでおただしがありました。日本各所で火山噴火が起きたり、兆候があったり、非常に危惧されておる状況でございます。今般、国を中心といたしました福島県の火山噴火の減災対策の砂防計画検討委員会というものがございまして、新たな砂防計画が決定されたところでございます。 これを受けまして、この6月4日に吾妻山、安達太良山、磐梯山の火山防災協議会が開催されまして、この中で安達太良山の火山想定見直しに伴いまして、火山防災マップ見直しの協議に入ることといたしたところであります。そういった中で、この協議を経まして具体的な災害予防でありますとか応急対策を策定し、市のほうでも地域防災計画に盛り込んでいきたいと考えております。 ただ、今おただしの登山者に対する周知につきましても、この見直しの中で協議をしながら、適切に対応してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) 今、答弁をいただきましたけれども、新聞のほうに県の防災協議会ということで、国と一緒になってというのは載っております。したがって、そういった部分だけではなくて、先ほど登山者と言いましたけれども、安達太良山登山者だけではなくて、観光客なんかもゴンドラを使って上まで行けるというような状況ですので、それらを踏まえた場合に亜硫酸ガス、火山性ガス、亜硫酸ガスは空気より重いと。したがって低いところにたまると。こんなことも含めた注意喚起というんですか、登山者、観光客に対してモラルみたいな部分なんでしょうけれども、注意喚起が必要なのかなと、これは本宮市民だけじゃないんですけれども、とりわけ私どもは本宮市民に対して、安達太良山にこれから先、夏、それから紅葉に向けて行かれるようなことがあるんだろうと思いますので、ぜひ注意喚起をやるべきだというふうに考えております。 それから3点目に入ります。 道路網などの移動ラインの確保についてお伺いいたします。 蔵王山、宮城県、山形県にまたがっています。蔵王山、それから吾妻山、これが今、何か警戒レベルがこの近辺で言うと、ちょっと高くなっているのかなと、そんなふうに思っております。したがって、もし万が一そのものが噴火等々になった場合に、東北道のストップとか4号線のストップとか、こういった部分も懸念されると。それこそ宮城県であっても本宮市は4号線が通っていて、そして東北道、それから新幹線や、したがって、これらのもし万が一のときに避難される部分、救援の部分、それから医療なんかの部分含めて交通量がふえてくるんだろうというふうに思っております。 したがって、交通量のふえた場合に対して、交通網の確保について、直接的には国土交通省であったりとか警察なんでしょうけれども、本宮市がかかわって市民生活にも影響を及ぼしかねないという懸念がありますので、交通網の確保策については、どのように考えているのかお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 交通網の確保のおただしでございます。 道路の確保ということで、国道4号と東北自動車道路、これについては第1次確保道路ということで指定をされております。確かにいろいろな災害では道路の混雑が想定されるところでありますので、この際には消防署、警察署、また自衛隊等々、それぞれのネットワークの中で情報を持ち寄らせていただきながら、多くのデータを重ねて最新の状況把握に努めなければいけないと考えております。 まずは生命安全を第一ということで、市民の皆さんには防災無線でありますとか広報車などを通じて広報を行って、避難誘導に努めてまいりたいというふうに考えておるところであります。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) それじゃ、次の項目なんですけれども、こういう災害に伴って医療や生活必需品の確保ということが、また出てくるんだろうというふうに思っております。市の対策の現状、医療品や生活必需品の確保についての、市の今の現在の状況についてお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 生活必需品の確保についてのおただしでありますが、災害発生に備えまして備蓄をいたしております。主なものを申し上げますと、災害用のクラッカー、アルファ米、水、毛布、サバイバルブランケット、マスク、簡易用トイレ用テント、簡易トイレ、その他通常の資機材等も備蓄をして、それぞれについて定期的に在庫管理を行いながら、この確保に努めている状況にございます。 以上であります。
    ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) 市の行政としての対応と、それからもう一つお聞きいたします。市内にある企業と災害協定、こういったものを結んでいるというふうに思っております。災害協定の再確認というか見直しというか、それらについてはどのように考えているのかお伺いいたします。 企業によっては年数というか、時間経過とともに担当者がかわったり等々ございます。したがって再確認というか、そういった部分を含めて、市とすればやるべき必要性があると。そして、市内の企業との友好関係を保つという点にも役に立つんだろうというふうに思っておりますので、災害協定の再認識というんですか、再確認というか、それらについてはどのように考えているのかお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 協定先との連絡体制の確認でございますが、これにつきましては毎年協定先の担当者、連絡先について確認をして、最新の状況に更新をしております。市の担当者もかわる場合がありますので、お互いに連絡をとり合って最新版に更新をしているということで確認をとっております。 以上です。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) それでは、次の項目に入ります。 これらを含めてなんですけれども、今年度の市の防災訓練計画、これはどのようになっているのかお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) ことしの防災訓練の計画でございますけれども、ことしは9月20日、日曜日に荒井の運動場をメーン会場として実施したいと思っておりまして、現在、詳細を詰めている状況であります。 内容については昨年同様、大雨、地震、原子力発電事故を想定した総合防災訓練ということで、今回は五百川小学校区の市民の方を対象として進めてまいりたいというふうに考えているところであります。 以上です。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) 防災訓練という部分を何回か取り上げておりますけれども、簡単に申し上げまして災害がというか、遭われたときに慌てることなく対処できるようにするためには、この訓練は絶対必要だというふうに思っております。 平成25年ですか、これ、総合防災訓練が実施されていると。これは13市、県と一緒で、持ち回りということになっておりますので、なかなか総合的な防災訓練というのは、なかなか本宮市には該当しなくなってしまうと。しかしながら身近なところで訓練、それから市民が参加していただくことによって、いざ災害に遭われた際に、人命という部分が守られるほうにつながるのかなというふうに思っておりますので、ぜひ訓練計画、計画が役に立つようにしていただきたいというふうに思っております。 次の項目に入ります。 なりすまし詐欺対策についてお伺いいたします。 広報紙や防災無線などで注意喚起を行っております。それから、市の広報紙でも入っております。しかしながら、ここずっと新聞報道なんか見ていると、被害が報道されていると。したがって撲滅に向けた、さらなる対策が必要だというふうに考えております。さらなる対策について、市のほうではどのように考えているのかお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) なりすまし詐欺のさらなる対策というおただしでございますけれども、なかなか減少していないという部分で報道がなされている状況でございます。 市といたしましては、警察から管内や近郊で不審電話があったという情報を得た場合には、防災無線により随時、また定時にも放送いたしております。新しい手口が出ておりますので、新しい手口をすぐに皆様にお知らせする、注意喚起をするということで、今後も防災無線や広報紙で注意喚起を行っていきたいと思っております。 また、あわせて被害防止パンフレットを配布いたしておりますけれども、これについても引き続き配布をしていきたいと考えております。警察署や消防署へも配布いたしまして、警察署では講習会の資料でありますとか、消防署ではひとり暮らしの高齢者訪問の際に利用いただいております。 今後も県、警察署、地区防犯協会の各種団体、機関と連携をいたしまして、被害防止に向けた活動を続けてまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) 昨日、川名議員の被害の実態等々が質問されて、その中身が市のほうから答弁いただいております。こういうふうに件数と、それから被害金額、これ、きのうの新聞なんですけれども、なりすましで特捜隊と。県警は刑事部に特殊詐欺対策特別捜査隊を発足させると。県警に41人で構成ということで対策に当たると。その中にもう一つ入っているのが市町村、59市町村と連携をし、対応を強化していくというふうに入っております。したがって、こういったものにも積極的に参加するのは当然であって、それだけではなくて、それぞれの地域の実情に合った対策を立てられるようにしていきたいなというふうに思っております。 同じ新聞なんですけれども、先ほど、新たな手口という答弁がありましたけれども、郡山市の女性が証券会社の従業員を装って電話をかけられて、100万円だまし取られると。これ、オレオレ詐欺から始まった、子どもや孫を名乗る部分だけではなくて、今度は証券会社という部分に、新たじゃないんでしょうけれども、こういったものが出てきていると。したがって、県警でこういうふうな特捜隊を設置するということになれば当然、本宮市としても一緒になって対策に取り組んでいくべきだというふうに思っております。 それからもう一つ、現金の受け渡し、これが随分変わってきていると。最初は銀行口座を利用しての振り込み詐欺だったと。その後は送金、宅急便などを使っての送金。それから宅配便を使っての送金、そして直接の受け渡し。直接の受け渡しも、ここに来て、どちらかというと関東圏が受け渡し場所だったやつが、身近なところでの受け渡しになっていると、福島駅前であったりとか。したがって、これらは相手方、悪い方々が考えるのは、身近なところ、近いところだから、だまそうとすればだまされやすいんだろうというふうに考えるんだろうというふうに思っております。 したがって、それらを見たときに、それらを考えたときに本宮市、市のほうには防犯カメラというのはどのような状況になっているのかお伺いいたします。防犯カメラの、わかれば設置数とか場所、そして今後の計画はどうなっているのかお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 防犯カメラの設置のおただしでございますが、防犯カメラは国道4号線の地下通路の中で、通学路として利用されております千代田、万世、戸ノ内、この3カ所に設置をさせていただいております。今後につきましては、市内の犯罪とか事件の状況を把握いたしまして、必要な状況となれば考えてまいりたいと思っております。 もう1点でありますが、モットコムによりまして市内に20カ所設置をさせていただいておりますので、緊急の際にはこういったモットコムの協力も得ながら進めてまいる状況でございます。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) プライベート、肖像権の関係もあると思いますけれども、例えば本宮駅、これに対しての監視はできるのかどうか、お伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) ただいまご答弁申し上げましたモットコムの市内20カ所のカメラについて、駅前のほうにもついてございますので、そちらのほうで、駅前のほうで何かあれば協力をいただきたいと考えております。 以上です。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) 民間の企業とかでも、こういう防犯カメラを設置しているところがあるんだろうと思っております。これらについても、結果論なのかもわかりませんけれども、いろいろな犯罪の検挙につながる、こういったこともございますので、モットコムさんを初め民間さんで、こういう防犯カメラを設置しているところに対しては当然、警察、行政がやる話なんでしょうけれども、市としても良好な関係をつくって、いざというときにそういったものが提供できるような方策が必要だろうというふうに考えておりますので、先ほどの、今後、必要のある場合は計画をしていきたいという市の部分だけではなくて、民間に対しても協力要請をするべきだというふうに考えておりますけれども、当然していると思いますけれども、その辺についてお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 民間に対するカメラの映像の提供の話でございますけれども、モットコムにおきましては何点か、既に行方不明者でありますとか、そういった部分で協力をいただいておりますし、今後とも基本的には警察が犯罪のために使う場合は、警察当局が行うことだと思いますけれども、市としてできる範囲の中で、それについては協力をしてまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) 最後の項目に入ります。 放射能の除染についてお伺いいたします。 現在の進捗状況はどのようになっているのか、お伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 放射能除染モニタリングセンター所長。 ◎放射能除染モニタリングセンター所長(橋本久雄君) 除染の進捗状況のおただしでございます。 議員ご承知のとおり、住宅除染につきましては全地区発注済みでございます。このうち、既に終わっている箇所、終わっている地区については和田、長屋、高木、仁井田、関下、松沢地区が完了してございます。今現在、実施しておりますのが白岩、稲沢、糠沢、荒井地区でございます。 このうち白岩と稲沢地区につきましては、今月中には終わるのではないかということでございますので、今後、糠沢、荒井地区、本宮地区のほうに除染が入っていくものと思われます。 また、事前調査でございますが、これにつきましては荒井地区までは完了してございます。今、本宮地区をやっておりまして、これが終わり次第、青田、岩根地区に入っていきますが、10月をめどに事前調査のほうは完了したいということで動いてございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) 私の住んでいる本宮10区も、私のところが来週の月曜日、説明会というふうに回覧が回っております。説明会だけではなくて、本当にこれが早く進んでいただきたいなというふうに思っております。一日でも早く、安心・安全ということを考えたらば進めていただきたいというふうに思っております。 次の項目なんですけれども、中間貯蔵施設への搬出についてということでお伺いいたします。 まだまだ土地の中間貯蔵施設として予定されている、浜通りの土地の買収交渉とか賃貸交渉とか、まだ進んでいない現状の中で、大変聞くのは心苦しいんですけれども、ただ、市民からすれば、私からすれば、いつくらいにこの中間貯蔵施設ができて、搬出はいつくらいから行われるのかなというのが心にありますので、もし現時点で、なかなか答えにくいと思いますけれども、おわかりの範囲で現状についてお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 放射能除染モニタリングセンター所長。 ◎放射能除染モニタリングセンター所長(橋本久雄君) 中間貯蔵施設への持ち込みについてのおただしでございますが、議員おただしのように、中間貯蔵施設につきましては新聞報道等の情報ですが、やっと交渉が始まったばかりでございまして、いつごろ完成するのかという情報はまだ入ってございませんので、なかなか明言することは難しいのかなと思ってございます。 ただ、今年度、平成27年度なんですが、パイロット輸送ということで、県内43市町村を対象にした1,000立米程度の試験的なパイロット輸送というんですか、これを実施するということになってございます。これにつきまして過般、県、国のほうとヒアリングをさせていただきまして、43市町村全部終わった段階で、その時期についてはお知らせするということでございましたが、これを通しまして1年かけていろいろ検証しながら、次の本格輸送に取り組みたいということでございますので、この辺の経緯を見守りながら進めてまいりたいというふうに思ってございます。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) 新聞報道でパイロット輸送、試験的にというのが報道されております。これ、先ほどの答弁だと、本宮市も該当するというふうに考えてよろしいんですか。新聞報道なんか見てしまうと、どうしても東電に近いところの、それ6号線を迂回するとかどうのこうのしか記憶にないものですから、これは本宮市も該当するということなんですか。 ○議長(國分義之君) 放射能除染モニタリングセンター所長。 ◎放射能除染モニタリングセンター所長(橋本久雄君) 今、パイロット輸送を実施しておりますのは浜通りの9市町村でございます。今後、残りの34市町村につきましては、今年度中にパイロット輸送を実施するということでございます。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) それじゃ、パイロットで試験的にやった、その後ということなんですけれども、中間貯蔵施設ができていない段階で、仮置き場における安全確保についてということでお伺いいたします。 トンバッグの劣化状態はどんなふうになっているのか。これ、重ねてありますので、重さに対しての部分とか、それから太陽による紫外線であったりとか、それから風雨、こういったものに対する部分であったりとか、気象条件というやつがございます。 それからもう一つはこれ、和田から始まって、一番最初にトンバッグに詰めたやつは、もう3年は経過しているんだろうというふうに思っております。3年経過した、今現在どのような状況なのか、トンバッグの劣化状態、それから、これから先まだ決まっていないし、わからないんですけれども、中間貯蔵施設に搬出までの間のトンバッグの劣化状態というのはどのようになっているのかお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 放射能除染モニタリングセンター所長。 ◎放射能除染モニタリングセンター所長(橋本久雄君) 現在使用しておりますフレコンパックの品質の件だと思いますが、本市で使用しておりますフレキシブルコンテナパック、これは日本国内で最高のものを使ってございます。一応、5年耐用ということではございますが、メーカーさんの独自調査によりますと、10年経過しても9割以上の品質を確保するものであるというものもございますので、ある程度適切に保管すれば耐え得るものかというふうに認識してございます。 なお、和田から始まりまして大分時間を経過しております。これにつきましては週に1回、放射能の線量調査、あわせて目視調査をしてございます。これにつきましては広報もとみや号外版等でお知らせしているとおりでございますが、全然変化が見られません。 ただ、幾ら安全と申しましても、万全ということはございませんので、今後とも週1回程度の調査を実施しながら、状況のほうの把握に努めて、危険の未然防止に努めたいというふうに思ってございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) 他市町村のことで聞いて、ちょっとまずいかと思うんですけれども、今、フレキシブルコンテナパック、これが5年耐用ですけれども、実際10年はもつと。それじゃ他市町村の関係で、ほかの市町村もこのようなものを使っているのか、それとも、もっと品質的に落ちるものを使っているのか、把握していればお答えいただきたいというふうに思っております。 風評払拭と。今、本宮市、学校給食、これは5月29日で、5月の25日分で出されておりますけれども、セシウム検出量、検出せずとかで学校給食に使っていると。ところが仮置き場、そこの保管状態によって、例えばトンバッグが破ける等々の影響で、それがニュースなんかになると、風評被害払拭に向けて努力していても、1カ所でも他市町村で出てくれば、これまたもとのもくあみになってしまうと。これらを考えた場合に他市町村の状況というのは、把握していればお答えいただきたいというふうに思っております。 ○議長(國分義之君) 放射能除染モニタリングセンター所長。 ◎放射能除染モニタリングセンター所長(橋本久雄君) 他の自治体の状況については詳しくは知りませんが、仮置き場指針というものがございまして、この中にフレキシブルコンテナパックの種類がございます。これによりますと一般土のう、耐候性土のう、あとは今言いましたようにJ型1種、2種というふうに区別がされておりまして、何を使用するかというのは、その自治体の判断だというふうになってございます。 ただ、聞く話でございますが、最初、区別があるということを把握した自治体が多分、余りなかったのかというふうに思われます。多分、耐候性土のうだと思いますが、これにつきましては大体1年、2年で劣化するということがわかっておりますので、今、新聞報道にありますようなものは、この辺の土のうをお使いになったのかなというふうに判断するところでございます。 本市においては初めからJ型1種という一番最上位のものを使用していますので、この辺の心配はないというふうに判断しております。 以上です。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) 他市町村であっても、先ほど言いましたように新聞等々ニュースで報道されるということは、決していいことじゃないので、絶対ということはないんでしょうけれども、ないようにしてもらいたいものだというふうに思っております。他市町村のことですので、ここでいろいろ言っても、なかなかそれはどうしようもないと思っております。 次に、中間貯蔵施設への搬出に当たっての安全確保についてお伺いいたします。 先ほどの答弁の中で、私の認識不足で大変申しわけなかったんですけれども、パイロット輸送の部分で本宮市も入ってくるということになれば、トラックの積み込みや輸送中の飛散防止について、どのような対策というか、どのような対処方法を考えているのかお伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 放射能除染モニタリングセンター所長。 ◎放射能除染モニタリングセンター所長(橋本久雄君) 先ほども答弁させていただきましたパイロット輸送につきましては、あくまでも本格輸送に備えての実証試験というふうなことに捉えてございます。当然、議員がご心配なさるように、まずは安全性を第一に考えながら、その輸送のルート、どこを使うか、あとはトラック等への積み込み、あとは飛散防止を考慮した荷姿、搬出、安全管理等、総合的に1年をかけながらパイロット輸送で実証していくということでございますので、当然、市としても最大限の関心を持ちながら携わってまいりたいというふうに思ってございます。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君。     〔7番 円谷長作君 登壇〕 ◆7番(円谷長作君) 目に見えないものですので、本当に神経をとがらせて、十分な注意を払って安全・安心という部分につなげていっていただきたいというふうに思っております。 最後になりますけれども、女性用の週刊誌なんですけれども、日本全国高齢者に優しいまちベスト5ということでランキングが上がっています。このランキング、私どもの市は大変残念ながら悪いほうに上がっていると。片や住みよさのランキングでは、過去の事例で東北、北海道で1番、2番というような状況と。それから現時点でも県内では一番住みやすいまち、本宮と。そういった状況の中にこういう部分が、週刊誌ではございますけれども上がるというのは、ワーストのほうにですよ、載るというのは、これを見た方にとっては高齢者に優しいまちではないというふうにとられてしまうと。そういうイメージが悪くなるようなことがあってはならないんだろうというふうに思っております。 こういったアンケートに答えるなどのときには、十分に私どもが住んでいる本宮市、福島県のへそのまちとして、これからさらに復興をさせていって、そして住みやすい、いいまちと、それこそ高齢者にも、それから働いている勤労者世帯にも、そして子どもさんにとっても優しいまち、本当に住みやすいまちになるように、地方創生も含めて頑張っていかなければならないんだろうというふうに思っております。 最後に職員の皆さん、市長初め職員の皆さん、こういった週刊誌に悪いものが載らないように、私どもも注意をしますけれども、ぜひ、こういったものに対しても余り悪いものが載らないように注意していただきたいということを申し上げまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(國分義之君) 7番、円谷長作君の一般質問を終わることにいたします。 昼食につき、暫時休憩いたします。 再開は午後1時といたします。 △休憩 午前11時48分 △再開 午後1時00分 ○議長(國分義之君) 休憩前に引き続き会議を行います。----------------------------------- △渡辺忠夫君 ○議長(國分義之君) それでは、日程に従いまして一般質問を続行します。 次に、通告8番、議席20番、渡辺忠夫君の一般質問を許します。 20番、渡辺忠夫君。     〔20番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆20番(渡辺忠夫君) 議席20番、日本共産党の渡辺忠夫です。 任期最後の6月定例会の一般質問を行います。 通告しておきました4項目について質問をいたします。 まず初めに、市長の政治姿勢について伺います。通告書では平和安全法制定についての市の見解はというふうにしましたが、市長の政治姿勢とすべきものでした。 市長の政治姿勢については、これまでも何回か聞きましたが、今回は今、国会で審議、大問題になっている戦争法案、提出した与党は平和安全法案と銘打っていますが、このことについて伺います。 戦後、日本の国のあり方を根本から転換する戦争法案が5月26日、衆議院で審議が始まりました。安倍政権が法案に銘打った平和安全の名とは全く逆の、海外で戦争する国につくりかえるものと、多くの国民、市民が不安と怒りの声を上げています。 我が党は、この法案は日本国憲法第9条を根底から破壊するものであり、平和を願う国民こぞって力を合わせ、廃案を目指しております。 市長は、国会の審議の内容などを含め、この法案についての認識をどのようにお持ちか伺っておきたいと思います。 ○議長(國分義之君) 市長。 ◎市長(高松義行君) それでは、お答えを申し上げます。 議員の質問であります、今、国会で熱い議論が交わされております平和安全法の制定の議論について、首長としてどう思うかということであります。 前回もお答えをさせていただいたかもしれませんけれども、首長としてこれをどうだというふうなこと、非常に難しい判断を迫られるのかなというふうに思います。 世界情勢を見ますと、あちこちで非常に自分の国の勢力を伸ばしていこうという動きもあります。そして、極東地域につきましては、非常に今、安全が危惧される状況にあるということも事実でありますし、我が国においてもその中の一つの国の中に入っているというふうなことで、これも事実であります。国防という意味からすれば、しっかりとこれを努めていかなければならない、これは国の責任において国民を守るという意味の中でしっかりやっていただかなければならないということはございます。 戦後70年、戦争を知らない世代の人たちがふえてまいりました。その中で私たちはあの戦争で多くの国民を亡くし、そして多くの国の人たちにつらい思いを与えてしまったという事実はあります。戦争で誰もが幸せになるということはありません。私は、前回にもお答えさせていただきましたけれども、この戦後70年という節目の中で、我が国が持つ不戦の誓い、これはしっかりと堅持するべきだというふうに思っております。 その中で、今、国会で議論をされていること、それが大きな対処の中での議論は多分同じなんだと思います。不戦の誓いを守る、国民を守る。ただ、そのケース、ケースにおいてどういう形をとっていくのかというふうなこと、これがしっかりと国会の中で議論をされることを望むものであります。 我が国は世界でただ1カ国の被爆国であります。世界の平和と不戦、これを全世界に訴える義務を持つ国だというふうに、個人的には理解をしておるところであります。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(國分義之君) 20番、渡辺忠夫君。     〔20番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆20番(渡辺忠夫君) さきの大戦後70年を経過するわけですが、この間、憲法9条があるからこそ殺し殺されることもなく、今まで現在があるというふうに私は理解しております。 憲法9条を根本から破壊する問題は3つあるというふうに思います。 1つは、世界のどこであれ、自衛隊がこれまで戦闘地域とされてきたところまで行って軍事支援を行うこと。2つ目には、国連が統括しない活動にも自衛隊が参加して、武器使用も任務遂行のためには使用拡大する。第3に、日本がどこからも武力攻撃されないのに集団的自衛権を発動して、自衛隊が海外で武力を行使することにあると思います。 世界に戦争をしないと誓った憲法9条は、世界の宝と今言われており、戦後70年間、日本が殺し殺されなかったことを肝に銘じることを、これからもその立場で進むことが私たちの責任だというふうに思っています。 市長も不戦の誓い、あるいはまた、これまでそういうことをしなかったことに、やはり日本人としての誇りをお持ちのようでありますので、今まで戦争をしなかったこの国を二度と戦争をする国にしないように、本宮市民の命、平和を守るためにも政府に対して法案を撤回するように求めるべきだと思いますが、再度伺っておきたいと思います。 ○議長(國分義之君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 同じ答弁になるかもしれません。 国会で十分に議論を重ねていただくこと、そして日本の平和、国民をしっかりと守っていただく、国の務めとしてそれをしっかりやっていただきたいということを強く望むものであります。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 20番、渡辺忠夫君。     〔20番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆20番(渡辺忠夫君) 次の問題に移りますが、本宮市民のアンケートなどにも、私どもに寄せられた中には多くの市民から、平和な日本を続けてほしい、こういう願いがたくさん寄せられているところであります。そういう首長としての使命もあるかと思うので、ぜひともそういう市民の声を国政の場にも反映するように求めたいと思います。 次の質問に移ります。 保育所の運営について伺っておきたいと思います。 白沢保育所がこれまで行っていた預かり保育を、ことし4月以降実施していないというふうに聞き及んでおりますが、これはなぜなんでしょうか、伺っておきたいと思います。 ○議長(國分義之君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 白沢保育所での預かり保育の件でございますが、一時保育のことだと思いますので、一時保育につきましてお答えをさせていただきたいと思います。 保育所におけます一時保育につきましては、平成26年度までは五百川幼保総合施設で定員10名、白沢保育所で定員5名として運営をしてまいりました。今年度につきましても前年度と同様の運営を予定していたところでございますが、白沢保育所におきまして臨時職員の退職がございまして、一時保育の担当職員を配置することができませんでした。このため、今年度につきましてはやむを得ず、白沢保育所での一時保育を休止することといたしまして、五百川総合施設に併設しております子育て支援センターで定員15名の一時保育を実施させていただいているところでございます。 なお、これまで白沢保育所で一時保育を利用されている保護者の皆様には、事前に事情をご説明いたしまして、ご理解をいただいているものでございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 20番、渡辺忠夫君。     〔20番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆20番(渡辺忠夫君) 白沢保育所を設置する際には、私も議員としておったわけでありますが、白沢地域は農村地域であり、我々が子育てする時代には保育所などはなかった時代でありましたが、その後社会の変動によっていわゆる勤める人が多くなったということから保育所の要請が強まって、季節保育所などを初めとして、地域の子育て世代の方々の強い要望もあり、保育所を設置するというふうなことになって経過が進んできたところであります。 白沢保育所が設置される、そういう思いの中には、そういう預けられる人は当然でありますけれども、預けられない人も、自分の都合や、あるいは何らかの子どもが預けられないかというようなときに預けられる場所が欲しいという、そういう地域の子育て世代の人たちの願い、あるいは思いが込められて、預かり保育を実施しようということで運営されてきたものでございます。 このことによって、子どもを預けられる、あるいはまた子どもを育てられる、いわゆる見る家族があったとしても、その家族の都合でちょっと預けたいというような願いの人もそれを利用しながらきたわけですね。そしてまた、保育所のある白沢地域に、当然新たに住む人も発生するわけでありますから、そういう人たちのためにも、そういう施設があることによってその地域に住むことができると、こういうこともあって実施をしてきたという経過があるわけであります。 そういうことからすると、実際保育士の募集をしたが集まらなかったということで休止をするのはいかがなものかというふうに思うんですが、保育士がなぜ集まらなかったのかというのは、どういう原因があるのか、その辺について少し詳しくお聞きをしていきたいと思うんですが。 ○議長(國分義之君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 白沢保育所でなぜ開設できなかったのかということでございますが、実は臨時職員の退職の申し出が3月末、年度末ぎりぎりという状況でございましたので、4月からの運営には職員配置が間に合わなかったという状況でございます。 4月以降、随時臨時職員の募集は行っておりまして、その後も数名新たに採用はさせていただいておりますけれども、全体的にまだ不足ぎみな状況が続いておりまして、既に4月から一時保育につきましては五百川幼保総合施設のほうに集約をさせていただいているという状況もございますので、今年度につきましては現状の形で運営をさせていただきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 20番、渡辺忠夫君。     〔20番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆20番(渡辺忠夫君) 行政としての事業を実施していく場合に、当然実施しなければならないということになれば、当然その実施するための職員の配置などは必ずやらなくてはならない仕事だというふうに思うんですね。それができないから休止するという、そういう行政はあり得ないと思うんですね。 つまり、集まらなくてもやむを得ないんだと、休止すればいいんだという、そういう思いがあったから、そういう結果になったんではないかと思わざるを得ないんですね。つまり、取り組む姿勢が本当に住民の意向を酌んだ姿勢でやっていこうというような、そういう気持ちの弱さみたいなものがあって、こういう結果になったんではないかと。 保育士が集まらないということであれば、保育士の待遇改善の問題もあろうかと思うんですが、そういう点では取り組む姿勢が弱かったんではないかというふうに思わざるを得ないんですが、そこの点についてはどうなんでしょうか。 ○議長(國分義之君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 先ほども申し上げましたように、4月からのスタートに職員の配置が間に合わなかったという事情がございます。さらに、受け入れ態勢といたしましては、五百川幼保総合施設のほうできちんと、場所は多少遠くなってしまいましたけれども、用意をさせていただいたということで、現時点におきましては白沢地区の利用者の皆様方からは好評というところまではいきませんけれども、特に苦情はいただいていないというものでございます。 また、保育士の確保対策ということでございますが、市といたしましても教育委員会といたしましても、臨時保育士の確保、これは今後の安定した保育所の運営にとっては非常に大切な部分でございますので、今年度臨時保育士の処遇改善について現在検討を進めておりますので、内容がまとまり次第、改めてご相談をさせていただきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 20番、渡辺忠夫君。     〔20番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆20番(渡辺忠夫君) 今回は保育所の問題でも、白沢保育所についてはいっぱいになったんで、預けたいというふうなことにお願いしたらば、別なほうに移ってもらったといいますか、預けてもらったというふうな経過があるというふうに思うんですが、ただ、市全体の定員から見れば、幾つかあるうちに、こちらはいっぱいだけれども、こちらがあいているという場合には、待機児ゼロを目指すためには移動すればいいんですけれども。 ただ、先ほど申し上げましたように、白沢保育所、預かり保育は、そういう地域の方々の思い、願いを込めてつくっているわけでありますから、それをかなえるという点でいけば、仁井田に行ってください、そこがなければどこどこへ行ってくださいなどという、そういうものではないはずだと思うんですね、その設立した趣旨、願いから言えば。それを簡単に、今は車社会だから移動すればいいみたいな認識でやられるというのは、地域住民からすればいただけないといいますか、全く困ったものだと、こういうふうに思うんじゃないかと思うんですね。そういうことなんだというふうな認識が全然ない、非常に問題じゃないかというふうに私は指摘しなければならないと思うんです。 こういう休止というふうな言葉のようでありますが、ぜひとも態勢を整えて再開すべきだというふうに思うんですが、そういう点についてはどうでしょうか。 ○議長(國分義之君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) ぜひ再開をというお話でございますが、今後臨時保育士の配置ができれば、白沢保育所での再開も可能というふうには考えておりますが、例年年度途中にゼロ歳児の申し込みがふえるという状況もございます。保育に欠ける通常利用者を優先することとなりますので、今後申し込みが多いような場合につきましては、白沢保育所の一時保育スペースをゼロ歳児の保育用として利用しなければならないというような可能性も十分考えられるところでございます。このため、現時点では待機児童発生はしておりませんけれども、保育所全体として職員の配置あるいはスペースの活用について検討をさせていただきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 20番、渡辺忠夫君。     〔20番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆20番(渡辺忠夫君) 今の答弁にもありましたが、そこの施設での内容やなんかがあって、今度はゼロ歳児を預けたいというようなことになれば、それを先行するというようなこともありますが、そういういろいろな問題はありながらも、そこで要望があったことについてはそれをクリアしていくというのが行政の責任でありますね。それを、自分たちの都合があるからといっていろいろと預ける側の願いに反するといいますか、願いでない方向で処理をしていくというようなことは、やはりそれは行政としてのやり方としては住民本位ではないというふうに私は思うんであります。そういう意味で、再度再開すべきだというふうな態勢がとれればぜひとも再開して、地域の方々の願いに応えるように強く要請をしておきたいというふうに思います。 また、職員の採用あるいは待遇の問題などで保育士が集まらないというような状況もあるのではないかと思いますので、そういう改善の方策も整えながら万全を期すように要望しておきたいというふうに思います。 次の問題に移ります。 農村活性化についてであります。 農村活性化というふうに言いましたけれども、昨年の米価下落あるいはそれまでの農業の経営については、なかなか大変な時期を迎えながら現状に至っているわけですが、現況では高齢化が進んで、なかなか地域の農業の需要といいますか、農作業やあるいは経営をしていくための需要についていけないというのが現況のようであります。 そのことによって、なかなか農業の仕事ができない、あるいは遊休地、休耕地がふえるというような現況が進んでいるわけでありますが、こういう状況をどのようにとらえて、どういうふうにしようと考えているのか、まず伺っておきたいと思います。 ○議長(國分義之君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 議員ご指摘のとおり、農業を取り巻く環境は非常に厳しくなってございます。 具体的に本市内の水稲の作付面積におきましても、26年と27年を比較しますとおおむね3%作付面積が減っております。面積にしまして34ヘクタールになります。この原因としましては、昨今の米価下落、あと農業者を取り巻く環境、高齢化であったり後継者の問題が影響しているというふうに考えております。 古くから農業の使命は食料の安定供給と国土の保全というふうに言われております。農業は本市の重要な基幹産業でありまして、農業をやめるということは、離農、耕作放棄地の拡大、ひいては国土の荒廃につながるということで、大きな問題であるというふうにとらえております。 ○議長(國分義之君) 20番、渡辺忠夫君。     〔20番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆20番(渡辺忠夫君) 大きな問題であるというふうにとらえていて、こういう状況を何とかしなければならないというふうなことでは意をともにするものだというふうに理解をしているところでありますが、特に34町歩もことしは作付がされなかったと、これは農家の人に聞けば、ことしはそのぐらいで済んだかもしれないが、来年はもっとふえるんではないか、こういうふうに予想している人がたくさんいるわけでありまして、このまま放っておけば大変なことになるということになるわけであります。 今の答弁にもありましたように、農村に人がいるからこそ荒れ地が少なくなり、そこに住むことによって農業生産も発展すると。あるいは、そこの地域も活性化すると。人が住むということは大変重要な意味を持つものだというふうに思います。そういう意味では、今ある遊休地や休耕地、これを利用した一つの形として、やはり地域の人たちがそこを対応するというのが当然必要なことでもありますが、そういう地域に新たな新規就農というような形で募集をするといいますか、入ってもらうというようなことは、そういうふうに考えられてはいると思うんですが、積極的に具体化をすべきでないかというふうに思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(國分義之君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) まず、稲作を続けていただくということが基本なのかなと思っています。そのために、本市におきましては26年産米の下落の緊急支援対策としまして、1反当たり2,000円を支給、26年産米に限っての支援でございますが、支援を行っておりまして、今現在9割の農家の方が申請して交付をさせていただいております。あわせまして、今年度はカメムシ防除に係る経費でありますとか、認定農業者の機械購入のための支援ということで、まず米をつくるということを支援してまいりたいというふうに考えております。 あわせまして、先ほど新規就農者ということでお尋ねがありました。これにつきましても、まず田んぼで米をつくっていただいて新たな耕作放棄地を生まないことがまず重要ではないかというふうに考えております。新規就農者に対する支援ということでございますが、本市としましてはこれといった特別な支援策がございません。ただ、県、国ではいろんな支援策がございますので、新規就農のお問い合わせがあった際にはそちらのほうにつないでいきたいというふうに考えております。 なお、新規就農でございますが、過去10年間の中におきまして7名ほど新規就農されましたが、今まで継続されていないと。ここ二、三年は新たな新規就農者の申し出もないという状況でございます。 ○議長(國分義之君) 20番、渡辺忠夫君。     〔20番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆20番(渡辺忠夫君) 新規就農者の問題では、隣の二本松市の中でも東和町が非常に先進的な活動をされているというふうなことを聞きますが、最近まで14世帯ぐらい今入っているとか、そういう中で、地域の結びつきも強めながら、新規就農者がふえているというのが現状のようでありますが、これまでも本市の中でもあったというふうに今答弁でありましたが、そういう先進地も有効に活用といいますか、参考にしながら、この発想の中には、物がつくって売れなくなれば都会に行って売ると、今それをやっているわけですが、特に農村地域に人を呼ぶといいますか、人を集客するという、そういうのをいかにするかというようなことの中での新規就農とか、あるいはまた、次の項目にも書いておきましたが、民宿などを利用しながらこの地域に住んでもらうと、そういう手だてを考えていくような方策を考えていくべきではないかというふうに思うんですが、これまで来て続かないというのは、どういうことでそうなったのか、もしわかればお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(國分義之君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) まず、新規就農につきまして農業白書を引用させていただきますが、農業を志向する若年層につきましては、個人の経営者としてではなく、農業法人への就職による就業、就農を選択する傾向が今強いということで、国では受け皿になるような大規模営農の創出を推進しているところでございます。 あと、新規就農者が続かなかったという理由につきましては、これは全国的な流れでありますが、農業に対する所得が少ない、あと、本人の技術が未熟であるためいい作物がつくれなかったと、あと、設備に投資する資金が不足して営農が継続できなかったというのがおおむね3つの大きな原因であるというふうにとらえております。 ○議長(國分義之君) 20番、渡辺忠夫君。     〔20番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆20番(渡辺忠夫君) そのことがどこの地域でも大変重要な課題になっているようでありますが、つまり、そこの地域の行政で一定程度暮らしを、あるいは経営を支えるための支援をするようなことも当然考えなければならない施策の一つになってくるのではないかというふうに思うところであります。ですから、そういうことも含めて考えていくと。 また同時に、農家民宿というのが今、本市でも行われておりますが、これらのことについて今、何軒あって、年間どのぐらいの宿泊客が宿泊可能なのか、その辺についてお聞かせください。 ○議長(國分義之君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) お尋ねの農家民宿でありますが、これは農業者が経営する民宿で、農山村での生活体験であったり、農業体験ができるという民宿でございます。 本市におきましては現在9軒で運営しております。農家民宿になるためには、旅館業法でありましたり、消防法の許認可を受ける必要があるということで、昨年新たに2軒の方が加盟していただきまして、この2軒につきましては今現在関係省庁との手続をしておるところでございますが、今現在9軒で農家民宿を行って受け入れをしているということでございます。 なお、利用の状況でございますが、一番の利用が多いのが、本市が受け入れを行っております相模女子大であったり、日大の経済学部でございます。昨年、26年度でございますが、延べ数になります、相模女子大が480泊ですね。2泊の場合と3泊、4泊とありますので、相模女子大が延べ480泊、日大の経済学部が60泊ということでございます。 なお、その他の一般の利用につきましては、私どものほうでは正式にはつかんでおりませんが、女子大生のリピーターであったり、卒大生であったり、あと一般の方であったり、延べで250泊程度の利用があるということでお聞きしております。 ○議長(國分義之君) 20番、渡辺忠夫君。     〔20番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆20番(渡辺忠夫君) そういう経過があるようであります。ですから、そういうことも連携をとりながら、本市にある桜が一番見ごろの春先からいわゆる観光を売りながら、そういうところとの連携で本宮市に人口を寄せるといいますか、人を寄せる、そういう工夫の施策が大事なのかなというふうに思うところであります。 そうすることによって農村が活性化すると、そういう政策をぜひとも進めていくべきではないかというふうに思うところであります。来年度の作付が減少しないような施策を今から講じるべきことを求めまして、次の質問に入ります。 最後の質問でありますが、道路の改良の問題についてであります。 堀ノ内・白旗線というふうに言いましたが、今はこういう呼び名で呼ばれているのかどうかわかりませんが、糠沢の堀ノ内から和田地域の白旗に通じる道路でございます。この道路の礼堂地内、つまり二本松市から、菅田橋から糠沢のいわゆる工業団地に勤めている人、あるいはドリームラインからその道路を通って糠沢の工業団地に入る主な人がそこを通行するわけなんでありますが、この地内の道路が変則交差になっているため、朝の通勤やあるいは夕方の通勤の場合の交通が非常に不自由を来しておりまして、ここで事故も起きているというようなこともありますので、この点については合併前にもこの道路改良について幾つか議論されたことがありますが、最近特に地域の方々の要望も出されておりますので、ぜひともこの変則交差点をなくしてほしいというようなことの要望が寄せられているところでありますが、この場所の現状についてどのように認識されていられるのか、まず伺っておきたいと思います。 ○議長(國分義之君) 白沢総合支所長。 ◎白沢総合支所長(登梛恒君) ただいま堀ノ内・白旗線という話がございましたが、現在は堀ノ内・西明内線という道路名称でございます。 この道路につきましては、今、議員お話しのとおり、二本松方面、さらにはドリームラインから東笹田工業団地への最短ルートというような状況で、通勤ルートに使ってるというようなことで混雑しているというふうには認識してございます。特に朝夕が混雑するというふうに考えてございます。 この路線と県道、本宮・岩代線が交差するわけでございますが、将来的には、変則でございますので、十字路交差点がよろしいかなというふうに考えてございまして、改良整備の必要性は認識しているところでございます。 ただ、今、要望箇所については相当数ございまして、今後の財政面を考慮しながら検討してまいりたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 20番、渡辺忠夫君。     〔20番 渡辺忠夫君 登壇〕
    ◆20番(渡辺忠夫君) 要望が多いのは、たくさんあるかと思うんですが、いつもの車の通りなんかを見ていると、大変危険な状況だというふうなことも見受けられますね。 支所長は、そういうふうな状況をどのように判断しておられるのか、非常に早期に改修すべきでないかというふうに判断はされていないのでしょうか。再度伺っておきたいと思うんです。 ○議長(國分義之君) 白沢総合支所長。 ◎白沢総合支所長(登梛恒君) その部分では、十数年前になろうかと思いますが、死亡事故も起きているというのは十分認識してございまして、特に丁字路部分に反対側に住宅が張りついているというふうなことで、なかなか拡幅ができないということになってございますが、現在県の道路管理者である二本松土木事務所に、あの地点からちょうど歩道が整備されていないということで、本宮高校のほうに向かって約1キロほど、現在歩道の整備を要求しているところでございます。 支所長はどういう認識かということでございますが、全く優先的に考えれば、財政も許すならば早急にと申し上げたいところでございますが、先ほど申し上げましたとおり、財政の問題もございますので、優先順位等を検討しながら今後検討してまいりたいというふうに考えています。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 20番、渡辺忠夫君。     〔20番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆20番(渡辺忠夫君) 大体、地域の要望事項などを質問すると、ずっと一般質問などを聞いている方も、最終的には財政問題もありと、こういうのがこの議会での答弁の定番に最近はなっているんではないかというふうに思うんですが。 とにかく財政問題で大変だというのはどこの市町村でも同じだと思うんですが、そういう地域の要望をどうしたら実現するのかというのが行政側の仕事といいますか、対応の仕方だと思うんですね。 それが、何回質問しても最終的には、財政問題もあり簡単にいくものではないと、ここで大体答弁は終わってしまうと。ここで質問を終わったんでは、これまた我々の立場もありますので、そういうことを語らないで、ぜひとも早急に改善するように、特に強く要望して質問を終わります。 ○議長(國分義之君) 20番、渡辺忠夫君の一般質問を終わることにいたします。 以上をもちまして、通告のありました一般質問全部を終了いたします。 暫時休憩いたします。 再開は1時55分といたします。 △休憩 午後1時42分 △再開 午後1時55分 ○議長(國分義之君) 休憩前に引き続き、会議を行います。----------------------------------- △日程第2 議案第52号から議案第64号に対する質疑 ○議長(國分義之君) それでは、日程に従いまして議案に対する質疑を行います。 議案第52号から議案第64号までの13件については、所管常任委員会に付託して審査する予定でありますので、大綱についてのみ質疑を行います。 なお、本宮市議会会議規則第55条第3項の規定により、質疑に当たっては自己の意見を述べることができないことになっていますので、注意願います。 それでは、議案第52号について大綱のみ質疑を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(國分義之君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(國分義之君) 異議ありませんので、質疑を打ち切ることにいたします。 議案第53号について大綱のみ質疑を行います。 11番、渡辺秀雄君。 ◆11番(渡辺秀雄君) 今般の条例改正の中で、一般質問でも詳しく聞いたわけなんですが、若干聞き漏らした件がありますので、この際、大綱の中でお聞きしたいと思います。 25年度から、仮置き場の関係の減免なんですが、25年度から遡及適用ということでございますが、本年の固定資産税、5月31日の納期で納付書が発付されておりますが、減免は納期で、7日前までという形の規定がございます。今年度の減免件数についてお聞かせいただきたいと思います。 それから、これは25年度から条例ではちょっとできない関係のものを減免してきたと。この関係の対応策について、上位県、国とかの指導を仰いだのかどうか、その辺、2点ほどお聞かせください。 ○議長(國分義之君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) それでは、ただいま2点のおただしがございました。 1点につきましては、平成27年度の仮置き場に係る減免の取り扱いでございます。これにつきましては、5月に納付書を発付しております。減免対象者は把握してございますが、今般こういった条例を提案させていただいております。可決をいただく前に減免措置を実行することはできないと思っておりまして、現在減免は行っておりませんが、今後、2期、3期、4期の納期が到来いたします。その納期到来分の中で減免措置をしていきたいと考えてございます。 2点目の国・県の指示を仰いだかどうかという対応でございますが、国、県に直接指示を仰いだことはありませんが、顧問弁護士である弁護士に対応を協議させていただいた経緯はございます。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 11番、渡辺秀雄君。 ◆11番(渡辺秀雄君) 今、顧問弁護士に対応を聞いたということですが、どういうことを聞いたんですかね。 ○議長(國分義之君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 今般の仮置き場の減免の件につきまして、25年度から行ってまいりました。その遡及することについて、改めて先生の確認をとらせていただいたという内容でございます。 以上です。 ○議長(國分義之君) 副市長。 ◎副市長(佐々木広文君) 市からは県のほうへは相談はしなかったところでありますが、当議会の市議会の議員さんが県のほうへご相談、あるいは調査に行っていただいたという中身については、県からご報告をいただいたところであります。さらには、そういった中では今回の減免規定については、原子力災害に対する政策判断という中では、県としてはとめることはできないという中で、当然、先ほど市民部長報告のとおりでありますが、これについては違法性はないというような報告をいただいておるところです。 以上です。 ○議長(國分義之君) 11番、渡辺秀雄君。 ◆11番(渡辺秀雄君) 条例を提案することについて、違法性はないというお話でしょう。やったことには違法性あるでしょう。条例にないことをやったんですから。副市長はそういう考えですか。やったことも違法性ないという考えですか。答弁願います。 ○議長(國分義之君) 副市長。 ◎副市長(佐々木広文君) 今般、きのうの渡辺議員の一般質問の中で、経過については市民部長が答弁したとおりであります。そういった中で、当然、随時監査の中で監査、指摘を受けた中で、今般、市税減免につきましては適正に対処されたいと。さらに、減免するとすれば、条例改正が必要ではないかというようなものを真摯に受けとめまして、今回の条例制定を減免措置を提案したところであります。 以上です。 ◆11番(渡辺秀雄君) もう一回認めて、4回目。言っていることが違う。 ○議長(國分義之君) わかりました。それでは、1回だけ発言を認めます。 11番、渡辺秀雄君。 ◆11番(渡辺秀雄君) 監査で条例改正をしなさいなんて言っていませんよ。適正に対処してくださいと言っているんですよ。勘違いしないでください。 ○議長(國分義之君) 20番、渡辺忠夫君。 ◆20番(渡辺忠夫君) 今の関連ですが、25年度、26年度、減免したというふうなお答えのようでありましたが、25年度についてはいつごろやって、26年度の分についてはいつ減免をしたのかお聞かせを願いたいと思います。 それから、この議案の中で言われているマイナンバーの問題について伺っておきたいと思うんですが、今ニュースなどでも明らかになっているように、125万件に及ぶいわゆる情報が漏れたというふうなことが言われておりますが、前回の議会でもこの問題について指摘したように、国民の個人情報がどんどん漏れるという中で、こういうナンバーをつけるということは、ますますこの情報が漏れやすいものができてくるんではないかというふうに思うんですが、こういう問題については、今あれだけの情報が流れている中では、これをやらないでおくというような、そういうことの対応もしなければならないんではないかというふうに思うんですが、その点についてはどのように考えているかお聞かせください。 ○議長(國分義之君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) それでは、1点目の仮置き場の減免の件についてお答えをさせていただきたいと思います。 25年度につきましては、12件の減免をさせていただいておりまして、土地賃貸契約が終了して、確定した時点で減免をさせていただいております。25年度の中途からでありましたけれども、減免をさせていただきました。 26年度については、76件でございまして、当初から申請を受け付けまして、減免をしている状況でございます。 以上です。 ○議長(國分義之君) 市民部次長。 ◎市民部次長市民課長(渡辺豊和君) 2点目のマイナンバー制度にかかわる年金機構での情報漏えいというふうなことについての点についてご答弁申し上げたいと思います。 マイナンバー制度については、そういった情報流出というふうな部分については、システム面とか制度面でそういったことが絶対ないようにというふうなことで進めているところでございます。システム面でございますと、それぞれ各国とか県とか市町村で持っております情報については、それぞれ分散管理をして、1カ所で、例えば番号を見ることによって1カ所で見られるというふうなことはなく、それぞれのところで管理したものを、情報連携のときにも個人番号を直接使わないで、それを変換した違う番号を使ってやるというふうなことで、芋づる式にそういうふうな情報が漏えいすることがないようにというふうなシステム面で対応しているところでございます。 あと制度面というふうなことなんですが、当然、個人番号を使う情報については、法律の中で決められておりますし、独自利用というふうな部分もあるんですが、それについては条例の中で決めたものに限定をするというふうなことと、あとその取り扱いができる職員についてもある程度限定をしながら、さらに、違反があった場合についての処分も厳しいものにというふうなことで、そういった対応をとっているところでございます。 以上です。 ○議長(國分義之君) 20番、渡辺忠夫君。 ◆20番(渡辺忠夫君) そうすると、減免については、25年度分については25年度中、26年度分については26年度というふうに理解をいたしました。 マイナンバーの問題ですが、絶対漏れないというふうに、再三、国会でもそういう答弁をしておりますが、絶対ということはあり得ないのではないかというふうな議論がされておりますが、絶対ないと言い切れるのかどうかについて、再度お答えをお願いしたい。 ○議長(國分義之君) 市民部次長。 ◎市民部次長市民課長(渡辺豊和君) マイナンバーについての情報管理というふうな部分でございますが、今回年金機構でこういった事件が起きたというふうなこともございまして、当然国のほうでも、今現在そういった考え方で進めているところではありますが、今後さらにそういったことのないような対応はとられていくものというふうに考えております。 以上です。 ○議長(國分義之君) 21番、国分勝広君。 ◆21番(国分勝広君) 先ほど11番の渡辺議員の質問と副市長の答弁が何か私にはぴたっと納得がいかないんですが、条例を改正してから固定資産税の減免をやると。これには適法なんでありますが、それをやらないでやってしまった。その答えが何かないようなんですが、いわゆる脱法行為と、こういうふうになるわけなんですが、そのやってしまった違法行為に対するその責任と、この答えがないようなんですが、その辺のお答えをもう一回、もう一度お願いしたいんですが。 ○議長(國分義之君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) ただいまおただしありました減免の取り扱いでございます。 まず、この経過といたしましては、放射性物質の廃棄物を保管するという特殊事情、それから地域から発生した廃棄物を一括保管していただくという公益性、そしてその土地にご迷惑をおかけしてしまうという、そういったことを十分考慮いたしまして、市として最大限、地権者の皆様に誠意を表したものでございます。これにつきましては、税条例の71条、公益のために直接専用するものであること。本文の中でございます括弧で有料は除くとされておりますけれども、この公益のために直接専用するものであること、こういった公益性、減免条項全体の趣旨をそんたくして、精いっぱいの形をとらせていただいたというふうに認識をしているものでございます。 以上です。 ○議長(國分義之君) 21番、国分勝広君。 ◆21番(国分勝広君) それは地方自治法にもそういうふうなことを書かれていますが、それは確かに無償の場合にそれをやることはあれですが、有償の場合はその該当はしないんじゃないのかな。私、今聞いているのは、そういう条例を改正しないでやったと。いわゆる私が言っているでしょう、だから脱法行為でしょう。それをやってしまったことに対して、どのように考えているんですかと11番が聞いて、その返事が全然かみ合っていないと。私はここを聞いているんですが。 ○議長(國分義之君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) ただいまの遡及するという部分でございますが、減免条項全体の趣旨をそんたくしてということで答弁をさせていただいております。しかしながら、今考えれば、緊急的措置として拡大解釈をしてしまった面もあるかなというふうに感じておりまして、今回、減免につきましては、遡及の形をとらせていただきまして、条例を整備し、明確な根拠にしていきたいという思いの中で提案をさせていただいたものでございます。 以上です。 ○議長(國分義之君) 1番、菊田広嗣君。 ◆1番(菊田広嗣君) 今のご質問のに関連して質問いたします。ちょっとまだ私も様子を聞いていましたけれども、納得いきませんので。 今のお話の中で、今のご答弁で言いますと、条例改正をして遡及させてというお話なんですけれども、今まだ条例改正はなっていないわけですよね。じゃ、今の時点で行ったことが違法行為であるか、それとも適法であるかというその認識はどういう認識でいるんですかということを多分皆さんはお聞きしたいと思うので、私からもお聞きいたします。 ○議長(國分義之君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) ただいまの違法か否かという部分でございますが、違法だとは思ってございません。今回、税条例の全体の趣旨をそんたくして行った行為であります。そういった中で、少し拡大解釈をしてしまった面は否めないとは思っておりますが、違法ではないと思っておりまして、より明確な根拠を求めるために、今回条例を提案させていただいたという認識でございます。 以上です。 ○議長(國分義之君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(國分義之君) 異議ありませんので、質疑を打ち切ることにいたします。 議案第54号について大綱のみ質疑を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(國分義之君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(國分義之君) 異議ありませんので、質疑を打ち切ることにいたします。 議案第55号について大綱のみ質疑を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(國分義之君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(國分義之君) 異議ありませんので、質疑を打ち切ることにいたします。 議案第56号について大綱のみ質疑を行います。 20番、渡辺忠夫君。 ◆20番(渡辺忠夫君) 工事請負契約ですが、前回もこれ、落札率のことでいろいろ議論があったわけですが、今回はさらにまた99.97%、こういうふうなことで、これは神わざでありまして、というふうに理解するきりないんですが、実際こういうことがあり得るのかどうか。一般論として、国会でも、あるいは県でも、99.5%か、あるいは99%を超せば、談合や、あるいはまた落札の価格漏れではないかというふうに疑われるところでありますが、そういう経過はあったのかなかったのかお聞きしておきたいと思います。 ○議長(國分義之君) 総務部長。 ◎総務部長(渡辺正博君) 今回の落札率でございます。これについては、今議員おただしのとおりでございます。この落札率につきましては、適正な入札を行った結果として、99.97%という数字になったということで理解をしております。件数としてはそれほどありませんが、年に数件100%ということでの落札もある、これが実情でございます。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 20番、渡辺忠夫君。 ◆20番(渡辺忠夫君) 落札率の問題でいけば、つまり予定価格を1円でも、あるいは100%でもいいというふうに理解するのは当然あろうかと思うんですが、しかしながら、発注する側として、予定価格よりもできるだけ下回る、そういう価格で落札させるというのが、財政上、容易でないと言われる本市では、幾らかでも低く落札をさせるという側に立つべきではないかと思うんですが、いろいろな要望や願い事があっても、いわゆる財政問題を口にする割には、99.97%や100%もあり得るということを臆面もなく答弁できるというのは非常に理解しがたい答弁だというふうに思うんですが、その辺についてはどのように考えるんでしょうか。 ○議長(國分義之君) 総務部長。 ◎総務部長(渡辺正博君) 先ほどの答弁の中で、入札回数の話をするのを忘れてしまいました。大変申しわけございませんでした。 今回の入札につきましては、資料に記載のとおり2回目の入札による落札ということでございます。入札につきましては、当然、札を入れていただきまして、それが先ほど来お話をいただいております予定価格に達しない場合につきましては、入札の札を入れていただいた方の一番低い額の入札額をお話をさせていただきまして、その後に再度入札をしていただくという形をとらせていただいております。そういう中で、今回につきましては、2回目の入札で99.97%になったという結果でございます。 また、先ほどの質問にありました発注側としての考え方といたしましては、できる限り予定価格から落札価格に差があることを望んでいる、それは正直なところでございますが、これについては当然相手、入札を受ける相手の方がいらっしゃいます。その方が当然受けて仕事ができる価格を提示していただくということでございますので、なかなか私どもで考えているできるだけ安いということでお願いできる、それにこしたことはないんですが、結果として100%に近い落札率になっているというのが今の現状かなというふうに理解をしているところでございます。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(國分義之君) 異議ありませんので、質疑を打ち切ることといたします。 議案第57号について大綱のみ質疑を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(國分義之君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(國分義之君) 異議ありませんので、質疑を打ち切ることにいたします。 議案第58号について大綱のみ質疑を行います。 11番、渡辺秀雄君。 ◆11番(渡辺秀雄君) 1点だけお聞きしておきます。 31ページの放射能対策費の中のこれは風評被害対策事業業務委託料でしょうかね。説明ではモニターツアーを実施したいという話なんですが、これの詳細について説明をお願いしたいと思います。 ○議長(國分義之君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 風評被害対策事業でございますが、昨年もこれに取り組んでおりまして、具体的に申し上げますと、相模女子大と日大経済学部に本市を訪れていただきまして、現状の米の全袋検査でありましたり、除染の状況並びに農業体験を経験していただきまして、学校に戻りまして本宮市の現状を友人なり学生さんのツイッター等を通して広げていただくと、そういった事業でございます。 ○議長(國分義之君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(國分義之君) 異議ありませんので、質疑を打ち切ることにいたします。 議案第59号について大綱のみ質疑を行います。 11番、渡辺秀雄君。 ◆11番(渡辺秀雄君) 今般の補正予算というか、本算定後のいわば本予算となるわけなんですが、国保会計の運営の難しさというのは私も重々承知しているつもりなんですが、多分、一昨年でしたっけか、これは年度内でやりくりがつかなくて繰上充用へ。昨年のこれは26年度の決算見込みでしょうけれども、今回繰越金2億2,000万円も出ていると。医療費、給付費、それの推計なんかを見ると、被保険者の減少も合わせて全体的には医療費関係が落ちてきていると。そういう中で、今般の予算が、私なんかが見ると、ちょっと多目にまだ見過ぎているのかなという感じもするんですが、当局の編成に当たって、その辺の捉え方について大まかに伺っておきたいと思います。 ○議長(國分義之君) 市民部次長。 ◎市民部次長市民課長(渡辺豊和君) 新年度予算につきましては、昨年の医療費の動向を見ますと97%、ほぼ横ばい、若干下がりぎみというふうな状況ではあるんですが、今年度については、一応1.7%程度は去年、前年の実績から見ると上回るものというふうなことで見ているところでございます。これについては、通常ですと過去3年の平均値というふうなことではあるんですが、25、26年度と、それまではちょっと上がっていくというふうな傾向があったんですが、25、26年度については医療費については横ばいというふうな状況もありまして、最終的に医療費のほうの予算の考え方としては、5年までちょっと引っ張りまして、1.7%というふうな率を出して、それで予算編成をさせていただいたところでございます。 ○議長(國分義之君) 11番、渡辺秀雄君。 ◆11番(渡辺秀雄君) その1.7%の伸びを推計したというのは、5年間の平均の1.7%なのか、去年の1.7%なのか、その辺もうちょっと詳しく。 ○議長(國分義之君) 市民部次長。 ◎市民部次長市民課長(渡辺豊和君) 5年間の医療費の伸びの平均を出しまして、26年度の実績に1.7%ふやした金額でやっているんですが、前年の当初から見ると、最終的には金額が落ちているというふうな状況にはなるんですが、それは26年度の実績が26年度の当初で見たほどは伸びていなかったというふうなことがあって、最終的には全体としては補正減というふうなことにはなったんですが、そういう経過でございます。 ○議長(國分義之君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(國分義之君) 異議ありませんので、質疑を打ち切ることにいたします。 議案第60号について大綱のみ質疑を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(國分義之君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(國分義之君) 異議ありませんので、質疑を打ち切ることにいたします。 議案第61号について大綱のみ質疑を行います。 7番、円谷長作君。 ◆7番(円谷長作君) 議案61号なんですけれども、一般会計より職員給与費繰入金ということで、398万8,000円というのが増額になっています。職員の数なんですけれども、当初予算では3人を見ていると。今回4人にしていると。前年度が5人でしたと。5人を当初予算で3人まで減らして、今回また1人増というのはどういう理由なのか。私のほうでは、3月の当初予算の審議のときに、私の記憶なんですけれども、地域包括支援センター3カ所、こちらのほうに業務を委託という分が出てくるんで、だから5人で約23億円という介護保険を扱う職員の数を3人に減らしたものというふうに解釈しておりました。今回また1人ふえるというのはどういう理由なのか、お聞かせいただきたいというふうに思っております。 ○議長(國分義之君) 総務部次長。 ◎総務部次長総務課長(移川善弘君) 人件費は総務で担当しておりますので、総務のほうでお答えをしたいと思います。 前年度は、地域包括支援センターを介護保険で見ておりましたので、その分、今年度は減になるということで予算編成をさせていただきました。4月1日の人事異動によりまして、新入職員が介護保険に配属になりましたので、その分を今回増額をさせていただいたということでございます。 ○議長(國分義之君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(國分義之君) 異議ありませんので、質疑を打ち切ることにいたします。 議案第62号について大綱のみ質疑を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(國分義之君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(國分義之君) 異議ありませんので、質疑を打ち切ることにいたします。 議案第63号について大綱のみ質疑を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(國分義之君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(國分義之君) 異議ありませんので、質疑を打ち切ることにいたします。 議案第64号について大綱のみ質疑を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(國分義之君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(國分義之君) 異議ありませんので、質疑を打ち切ることにいたします。----------------------------------- △日程第3 議案の委員会付託 ○議長(國分義之君) 次に、日程に従いまして、議案の委員会付託を行います。 それでは、付託表を配付いたさせます。     〔委員会付託表配付〕 ○議長(國分義之君) 配付漏れはありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(國分義之君) 配付漏れなしと認めます。 それでは、書記をして朗読いたさせます。     〔書記朗読〕 ○議長(國分義之君) お諮りいたします。 議案第52号から議案第64号までの13件については、お手元に配付しました付託表のとおり所管常任委員会に付託して審査することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕
    ○議長(國分義之君) 異議ありませんので、議案第52号から議案第64号までの13件については付託表のとおり所管常任委員会に付託して審査することに決しました。 次に、報告第5号から報告第7号までの3件については、報告のみとなりますのでご了承願います。----------------------------------- △散会の宣告 ○議長(國分義之君) 以上をもちまして、本日の議事日程を終了いたします。 なお、6月18日の最終日は、委員長報告、質疑、討論、採決となりますので、議案に対する討論がある場合は、議会の運営に関する基準第104の規定により、6月17日の午後4時までの通告となりますのでお知らせいたします。 本日はこれをもって散会といたします。 ご苦労さまでした。 △散会 午後2時28分...