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12月08日-03号

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  1. 本宮市議会 2005-12-08
    12月08日-03号


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    平成17年 12月 定例会(第7回)        平成17年本宮町議会第7回定例会会議録(第7日目)◯議事日程(第3号)                   平成17年12月8日(木)午前10時開議     開議宣告日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 一般質問日程第3 委員長報告、質疑、討論、採決日程第4 議案に対する質疑、討論、採決◯本日の会議に付した事件  日程第4まで議事日程に同じ追加日程第1 議案第100号上程、提案理由説明、質疑、討論、採決追加日程第2 意見書案第12号上程、提案理由説明、質疑、討論、採決追加日程第3 意見書案第13号上程、提案理由説明、質疑、討論、採決追加日程第4 意見書案第14号上程、提案理由説明、質疑、討論、採決追加日程第5 閉会中の継続調査申し出について◯出席議員(20名)     1番  本多勝春君      2番  鶴巻秀一君     3番  川名順子君      4番  川名正勝君     5番  遠藤孝夫君      6番  伊藤隆一君     7番  渡辺守章君      8番  柳原邦男君     9番  国分勝広君     10番  國分義之君    11番  佐藤政隆君     12番  国分一英君    13番  渥美誠二君     14番  作田 博君    15番  小林栄治君     16番  遠藤富士雄君    17番  増子善勝君     18番  島田和夫君    19番  根本藤美君     20番  高松義行◯欠席議員(なし)◯説明のため出席した者  町長       佐藤嘉重君   助役       安齋睦男君  教育委員長    伊藤滋敏君   教育長      引地洲夫君                   生涯学習  教育課長     佐藤安雄君            根本昌康君                   センター長  企画政策課長   渡辺友衛君   庶務課長     立川盛男君  財政課長     阿部 司君   税務課長     渡辺仁一君  町民生活課長   伊藤昌男君   保健福祉課長   泉 輝朗君  産業振興課長           企業誘致  兼農業委員会   国分忠一君            根本昭吉君  事務局長             対策室長  建設課長     伊藤伸一君   上下水道課長   村越廣志君◯事務局職員出席者  議会事務局長   中野一夫    議事調査係長   坂上清彦  主査       川名美和子   書記       渡辺清文 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(高松義行君) おはようございます。 出席議員が定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 ただいまより本日の会議を開きます。 本日の欠席並びに遅刻の通告はございません。--------------------------------------- △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(高松義行君) 会議録署名議員は、前回同様   8番  柳原邦男君  11番  佐藤政隆君を指名いたします。--------------------------------------- △諸報告 ○議長(高松義行君) 日程に入ります前に、議長より諸報告を申し上げます。 まず、本日の会議に追加議案として、付議案件及び意見書案並びに閉会中の継続調査申出書が提出予定でありますので議会運営委員会に諮り、本日の日程に追加する予定でありますのであらかじめ申し添えます。 次に、町長より報告があります。 町長。     〔町長 佐藤嘉重君 登壇〕 ◎町長(佐藤嘉重君) おはようございます。 諸報告1件を申し上げます。 まちづくり賑わい拠点創出施設開所について。 旧郵便局の建物を賑わいのあるまちづくりと安全で安心のまちづくりの拠点とすべく、Mot.Comもとみやが事業主体となり進めておりましたまちづくり賑わい拠点創出施設の本年度事業が完成をしたところであります。つきましては、来る18日、商店街のイルミネーション点灯式とあわせ施設の開所式がとり行われ、広く町民に募集いたしておりました名称も発表となります。また、本宮駅周辺や繁華街周辺の防犯指導を行う警察官や防犯協会が立ち寄る町中安全センターオープンスペースの一部に開所することとなります。 当施設は、だれもが気軽に立ち寄れる施設とすることが目標でありますので、Mot.Comもとみやと協働で当初の目的を達成するよう努力してまいりますが、町民の皆様からもアイデアと意見をいただき、よりよい施設となるよう努めてまいりたいと、このように考えております。 以上、報告とさせていただきます。--------------------------------------- △日程第2 一般質問 ○議長(高松義行君) それでは、日程に従いまして一般質問を行います。---------------------------------------川名順子君 ○議長(高松義行君) 通告7番、議席3番、川名順子君の一般質問を許します。 3番、川名順子君。     〔3番 川名順子君 登壇〕 ◆3番(川名順子君) 皆さんおはようございます。 きょうは岩根小学校の皆さんが傍聴においでになっています。大変緊張しておりますが、皆さんのお母さんになった気分で、わかりやすく、一生懸命質問させていただきます。 それでは、通告に従いまして2点質問させていただきます。 1点目でございますが、ヘリポートの整備についてでございます。 救命救急は時間との闘いです。そのためにも、現場へ真っ先に駆けつけ、患者を医療機関に搬送する間、医師がその場で救急治療を開始できる空飛ぶ救命救急室としてドクターヘリの拡充が迫られています。ドクターヘリ救命救急専用の医療機を装備し、医師や看護師を乗せて事故現場に直行します。ドクターヘリの最大の利点は医師の治療開始時間を、救急車による搬送よりも22.5分間も短縮したことです。交通事故などの発生で大量に出血した患者の場合、30分経過してしまうと死亡率は50%に達するそうでございます。しかし、ドクターヘリだと119番通報から医師の治療開始時間は28分。この時点から治療を開始すれば救命率が大きく可能と、日本医科大学附属千葉北総病院の益子邦洋救命救急センター長は分析しております。同病院は2001年10月からドクターヘリを配備し、昨年度の出動件数は669件と全国一を誇り、導入から4年、その効果について益子センター長は、重傷患者の死亡率が27%改善し、重度後遺症が47%改善したと話しております。 また、厚生労働省科学研究班がまとめたドクターヘリの実態と評価に関する研究によると、全国7カ所でドクターヘリが出動した結果、死亡率を7%減少させたとの結果も出ています。このため、厚生労働省ドクターヘリを本格的に導入して全国的な普及を図るドクターヘリ導入促進事業を創設いたしました。 ところで、全国でドクターヘリの運行が始まり救命率を上げていることをご存じでしたでしょうかお伺いいたします。 ○議長(高松義行君) 町長。 ◎町長(佐藤嘉重君) 川名議員のご質問にお答え申し上げます。 全国で先駆けてドクターヘリが運行されている、その状況を認識をしていたかということでありますが、不勉強でありますが詳細は承知しておりませんが、ドクターヘリという名称等については聞いておるところであります。 ○議長(高松義行君) 川名順子君。     〔3番 川名順子君 登壇〕 ◆3番(川名順子君) ヘリコプターによる救命救急の先進国ドイツでは、1970年から世界に先駆けてドクターヘリを導入いたしました。その後20年間で、交通事故による死亡者数をそれまでの3分の1に当たる約7,500人まで減少させました。ドクターヘリは現在、国内91カ所の拠点に整備され、2003年の出動実績は年間8万3,000回以上に及んでいるそうでございます。スイスやフランス、イギリスやアメリカなどの欧米各国も70年代から80年代にかけてドクターヘリを配備し、欧米ではドクターヘリによる救命救急活動が救命率を大幅にアップさせることが広く国民全般に定着しております。 日本のドクターヘリ事業は欧米各国におくれること30年。2001年から川崎医科大学附属病院で本格的な運行をスタートし、これまでに9都道府県10機が運行しています。日本でも国土交通省や警察庁など関係4省庁はことし8月、重大事故が発生しやすい高速道路の本線上にドクターヘリが着陸する際の運用手順などについて合意いたしました。本線上に直接着陸する態勢が整ったことで、今後さらに活用が進展すれば、救命率の大幅アップが期待されます。 本県におきましても福島県として東北初のドクターヘリの導入を2007年8月を目標に整備を進めていると伺っております。本町におきましても、有事の際、ドクターヘリがどこに着陸するかを、ヘリポートの場所を位置づける必要があると思いますが、お考えをお聞かせください。 ○議長(高松義行君) 町長。 ◎町長(佐藤嘉重君) それではお答えを申し上げます。 ヘリポートの整備について、ヘリポートの着陸場所等々も含めながら答弁をさせていただきます。 福島県では僻地における救急医療の確保をするため、ドクターヘリの検討を行っているところであります。重篤な患者に対する高度治療への対応、消防、救急告示病院救命救急センターとの連携のもとで救急医療を確保する必要のためのもので、検討をいたしております。本町の医療環境は、北は福島市にある県立医大病院、南の郡山市には高度治療医療施設があり、比較的恵まれた位置にあるものと認識いたしております。したがいまして、現在の救急体制で対処可能と、現在のところは思っているところでございます。 ドクターヘリは、例えば山間部での高速道路上など、救急車の到着や医療機関への搬送に時間を要する場合の対応としての目的がありますので、本町での救急医療対応としての運行が可能かどうかにつきましては調査の必要があると考えております。 ヘリポートの整備につきましては、本宮町地域防災計画におきまして、空路からの物資受け入れ拠点といたしまして、本宮運動公園多目的広場ほか4カ所を臨時ヘリポートとして指定しておりますので、緊急時の離着陸には支障はないと認識をいたしております。 しかし、本町における救急医療確保のため、ドクターヘリの運行及び災害時における臨時ヘリポートの使用等が可能か、今後調査をしてまいりたいと、このように考えております。
    ○議長(高松義行君) 川名順子君。     〔3番 川名順子君 登壇〕 ◆3番(川名順子君) 私も、このドクターヘリの事業のことを最初にお伺いしましたときに、福島県では相双の方とか会津の方とかは本当に必要だろうなと思いましたけれども、この我が町本宮町においては福島県の中心に位置しておりますし、本当に陸路でも十分ではないかと思っておりました。けれども、この間シンポジウムに行って参加させていただきました。そのとき、救急車であれば20%の血圧の変動があるそうでございます。このときに救急車で頭の脳内出血とかを起こされた方、そこで倒れて救急車で運ぶときにアクセルを踏んだりブレーキを踏んだりカーブを曲がったりすると、そのときに変動することによって第二次の、また破裂したりなんかすることがあるので、ドクターヘリであればほとんどその変動がないそうでございます。 そしてまた、そのドクターヘリは専門家が伴って、広域の搬送の必要性の増大にこたえることができますし、最寄りの駅、本宮町でもし救急車を呼ばれた場合には、本当に近いところに救急車で運ばれると思うんですけれども、その患者に最適に合った、その患者の病状に合った最適の病院に運ぶことができるそうでございます。 このとき、千葉の益子センター長が来てお話しくださったんですけれども、千葉では、千葉の中ではいろいろ病院の中でも先生の事情とかオペがあったりとか、その先生が不在だったりとかすると千葉県の中でも対応できない。そうしたときに東京に運んでいるんですというお話がありました。そういったことで、本当に救命率を高めるためには、その患者に対して最適に合った病院に運ぶことが大切だなということを本当に感じました。 そしてまた、JRの西日本の事故、皆さん記憶に新しいかと思いますが、このとき460人けがをされたそうでございます。このときに救急車で運ばれた方、兵庫医大に112人、尼崎中央病院に77人、関西病院に53人、そして県立病院に29人、ドクターヘリが6機出たけれども6人しか搬送しなかったということで、だけれども、1カ所に多くの患者さんが運ばれたとしても、本当に先生も対応し切れないし、その人に最適に合った治療が開始する時間が大変おくれて、重い人から順番待ちで行ったという結果があったそうでございます。このときもっともっとドクターヘリを運用して活用して、その患者に合った最適な病院に運ぶことができたら、もうちょっと救命率は高かったのではないかなというお話をいただきました。 それで、この本宮町でも本当に今は何もありませんけれども、地の利もいいし、だけれども何かもし災害が起こったときにはこのドクターヘリを活用していただきたいと思います。それを要望にかえまして次の質問に移らせていただきます。 2点目でございますが、安心・安全のまちづくりについてでございます。 警察庁の発表によると、平成14年に少年が被害者となった刑法犯の認知件数は40万6,519件で、年々増加する傾向にあります。特に小・中学生が被害者となる傷害事件や連れ去り事件などが頻発しており、青少年の安全確保が急務となっております。それらの多くが下校時に起こっているのが現状でございます。事件の報道を聞くたびに胸が締めつけられる思いでございます。 昨年5月には千葉市で小5女児が夕方行方不明になり、女児は47歳男性に誘拐され、市内宿泊施設に3日間も滞在し、その後沖縄まで移動したという事件がありました。奈良市では小1女児が下校途中自宅周辺で誘拐され殺害されました。ことしも年の瀬になって、相次いで悲しい事件が続きました。11月末に起きた広島市の小1女児がペルー人に殺害され、12月には栃木県今市市の女児が茨城県常陸大宮市の山林で遺体で見つかりました。失った命はもう戻ってきません。幼い命に先立たれた家族の悲しみは一生消えないし、残虐な事件の連鎖にやるせない気持ちでいっぱいでございます。被害者となった女児2人に共通しているのは、下校時1人になったときをねらわれているのでございます。 これほどまでに、全国的に子どもたちが巻き込まれる悲惨な事件が多発していることから、我が町本宮町でもいつ起こらないとも限らない状況のもと、さらに子どもたちの防犯対策を強く願うところであります。この事件の発生を受けて教育委員会はどのように動き、早急にどのような対策を講じられたのかお聞かせください。 ○議長(高松義行君) 教育長。 ◎教育長(引地洲夫君) 議席3番、川名順子議員子どもたちの安全の確保について、ご質問にお答えいたします。 議員おっしゃられましたように、11月末に起きた広島県の小学校の児童が下校中に殺害されるという痛ましい事件が発生し、引き続き、栃木県今市市で行方不明になっていた児童が茨城県で遺体で発見された。いずれも小学校1年生の女子児童で、残虐な事件に憤りを感じるとともに、幼い純真な我が子を失った両親、家族の悲しみを思うとき胸が痛む思いでございます。この種の殺人・殺傷事件が連続して発生している現状から、学校の施設面での安全対策とともに、児童・生徒の下校時の安全対策をさらに重視しなければならなくなってまいりました。 本町ではこれまでも、各学校では、緊急の場合身を守る方法の安全指導、これらを防犯訓練等を含めて指導してまいりました。また、子どもが登下校時に緊急非難できる子ども110番の家は、一般家庭、商店、理容業組合加盟店、銀行、その他金融機関など、町内約140カ所のほか、タクシー会社2社にもご協力をいただいているところであります。通学路の街頭での福寿会のふれあい安全隊に見守られていることにも心から感謝いたしております。今後も、子どもみずからを守る能力育成がより重要になってまいります。早急に通学路の要注意箇所の再点検をするとともに、現地での実地指導、通学安全マップの再点検、子ども110番の家の場所の周知の徹底、万一の場合の対処法の指導など必要な事項について再点検を実施し、校長を通じて各学校に、事件発生と同時に通知したところでございます。保護者、地域、警察などの関係機関との連携をさらに深めながら、幼児・児童・生徒の安全確保に万全を期したいと考えております。 登下校時の児童・生徒の安全対策は学校だけでできるものではなく、何といっても、日ごろから地域の皆さんに見守られて安全が確保できるものであります。これまでも地域の皆様にご協力をいただいておりますが、日常の生活の中でも、児童・生徒の下校時間帯に今まで以上に子どもに目を向けていただくよう、さらに気にかけながら見守っていただけることが大きな安全につながることになりますので、ご理解とさらなるご協力を各地域の方々にお願いしたいと考えております。組織の再検討、さらに新たな組織の立ち上げも含めて、現在指示徹底を図っているところでございます。 ○議長(高松義行君) 川名順子君。     〔3番 川名順子君 登壇〕 ◆3番(川名順子君) 今、教育長より施設の安全、そしてまた、子どもたちの下校の安全の重視ということで、子ども110番の家140カ所の点検、そしてまた、タクシーとか地域の人にもご協力いただいているという話がありました。それでは、今徹底しているというお話を伺いましたけれども、学校との連絡会議は開催されたのでしょうか。そしてまた、あってはならないことでありますが、もし万が一このような事件が発生した場合、即応する体制はどのようになっているのかお尋ねいたします。 ○議長(高松義行君) 教育長。 ◎教育長(引地洲夫君) 各学校への連絡指示は教育長の方から各学校長の方に、緊急時にはなされております。 それから、校長会は、正式の校長会は9日です。ただ、各学校長が教育長室の方に、現在別な案件等で参っておりますので、その中での指示徹底を図っております。 ○議長(高松義行君) 川名順子君。     〔3番 川名順子君 登壇〕 ◆3番(川名順子君) 今、教育長から学校長に指示徹底されている。そしてまた、校長会が9日にあって、そのほかにもいろいろな用事で教育長のところにお会いしに来たときにその話をしているという話をいただきましたけれども、この事件が起こったときに、この対策としてどういう行動をとられたのかお尋ねいたします。 ○議長(高松義行君) 教育長。 ◎教育長(引地洲夫君) 教育長の方から学校長の方に話した案件でございますが、保護者や地域の方々、ボランティアの協力を得て安全確保をいかに努められるか。さらに、下校時間を重点とした、子どもを見守る体制の充実を図るように。それから、通学路上の注意箇所、人目につきにくい場所、1人きりになってしまう場所などについて具体的に把握して安全確保の方策を検討するように。それから、低学年児童に対しては、1人にならない、知らない人にはついて行かないなどの危機回避のための具体的な指導を行うこと等の指示をしております。 ○議長(高松義行君) 川名順子君。     〔3番 川名順子君 登壇〕 ◆3番(川名順子君) 今、ボランティアとかの方々に下校時の見守りの充実とか、あと子どもたちに対しても、人目につきにくい場所には行かないということと、あと1人にならないということを具体的に子どもたちにも周知徹底されたのでしょうか。 そしてまた、教育課と、そして、その安全・安心を守る町民生活課との連絡はどのようになっているのかお尋ねいたします。 ○議長(高松義行君) 教育長。 ◎教育長(引地洲夫君) 具体的連絡等につきましては課長の方から答弁いたします。 ○議長(高松義行君) 教育課長。 ◎教育課長(佐藤安雄君) ただいまのご質問にお答えいたしたいと思います。 連絡につきましては、それぞれファクスとかで当然指示をするところでございますが、防犯担当課とも連携いたしまして、今後、地域の防犯団体等、またボランティア団体等それらの方々のご協力をいただいてパトロールなどができないかどうか、今協議をさせていただいているところでございます。 ○議長(高松義行君) 川名順子君。     〔3番 川名順子君 登壇〕 ◆3番(川名順子君) 福島県教育委員会では、防犯の専門家や地域の安全指導員等学校安全指導員スクールガードリーダーに委嘱し、学区の巡回指導を通して子どもたちの登下校の安全確保や学校内外の安全体制の改善を図るなど、安全で安心できる学校づくりをスタートさせました。我が町本宮町ではどのような体制を整備されたのでしょうか。 ○議長(高松義行君) 教育長。 ◎教育長(引地洲夫君) 前段のスクールガードリーダーの件だと思いますので、課長の方から答弁させます。 ○議長(高松義行君) 教育課長。 ◎教育課長(佐藤安雄君) スクールガードリーダーの件でございますが、ご質問のこのリーダーの件につきましては福島県の教育委員会が、地域の子どもたちを犯罪から守る地域の指導者ということで県の教育委員会が委嘱しているものでございまして、県内37市町村に40名の方々が委嘱されております。県北では二本松市、旧伊達町、桑折町、国見町、福島市でございまして、本町出身の方には、現在のところ委嘱はされておりません。 それで、このリーダーの方は、長い間地域で交通指導、さらには警察官OBだった方々を委嘱しているわけなんですが、新たなスクールガードの組織の立ち上げとかボランティアを育てるためにお役に立っていただく方々でございます。 そういうことで、本町においては、現在のところスクールガードリーダーは委嘱しておりませんけれども、本宮まゆみ小学校では、学校管理やさまざまな教育活動、さらには、非常事態の場合に協力していただくまゆみっ子会という組織も立ち上げております。また、岩根地区におきましては、岩根の子どもを守る会とか地域の皆さんに大変ご協力いただいている組織がございます。 したがいまして、これからはこういう犯罪から守るためのスクールガード、そういうのも必要になってくるかと思いますが、それぞれの地域の実情に応じて、各学校ではご協力いただく団体を通して安全確保に万全を期しているところでございます。 ○議長(高松義行君) 川名順子君。     〔3番 川名順子君 登壇〕 ◆3番(川名順子君) スクールガードリーダーに関しては警察官OBとか、長い間交通安全に対して活躍された方を通して、これから安全な地域の充実を図りたいというご答弁をいただきました。本当にこれからも、その方たちのご協力を得ながら子どもたちの安全を守っていただきたいと思います。 そしてまた、本宮町福寿会連合会の方々が、近年、児童の略取誘拐事件や交通事故が頻発している現状を踏まえ、我々高齢者に何ができるのかを協議の結果、児童たちの登下校時に通学路で見守り、事件、事故等を未然に防止するために本宮町ふれあい安全隊を発足し、10月、11月と、試験的にではございますが、寒風の吹きすさぶ中、1週間に1回、ご自分の体調を見ながら通学路に立ってくださいました。ふれあい安全隊員の方々は防犯の都合上、通学路に関しては知らされていないそうで、子どもたちが通るところに立ってあいさつを交わしているそうでございます。 問題は、子どもたちが1人になったときではないでしょうか。今、安全隊員の方々が立っておられるところは学校に近い、子どもたちがいっぱいで通るところでございます。今までの事件を見ても、木々が立ち込めていたり田園風景であったり住宅地の中であったりと、我が町と変わらない環境の中にあります。子どもの安全を守るためには地域安全パトロール等外的な対策ももちろん重要なことでありますが、子ども自身が自分の身を守る教育を含めた訓練が必要であると考えます。 そこでまず、本町におきまして、学校における安全教育をどのような対策をとっているのかお聞かせください。 ○議長(高松義行君) 教育長。 ◎教育長(引地洲夫君) 複数下校の指導、注意箇所再点検マップの作成、通学路を親子で一緒に歩き重点を認識し合うとか、学校や地域で入手した不審者情報の円滑な共有化、これはファクス等を通じて行っています。 なお、学校現場における状況につきましては課長の方から答弁させます。 ○議長(高松義行君) 教育課長。 ◎教育課長(佐藤安雄君) ただいまのご質問にお答えいたします。 今回の事件が発生したから特にということではなくて、以前から、学校のそれぞれの防犯訓練とかでそれぞれの中で指導はしております。特に、今回この事件が起きて学校といたしましては、通学路における1人になったときの身を守る安全の指導とか、特に指導を徹底しておるところでございます。 それで、今後は通学路の今まで通っていた通学路が、果たしてそれでよろしいのかどうか。それらについても改めて、子どもの目線に立った状況を再確認して改めていくべきところは改めていかなくてはならないかと考えております。 交通事故防止のために考えていた通学路を、今回は、こういう事件が発生したことに伴いまして、防犯の面での通学路の見直しもしなくてはならないかと考えております。少し遠回りになっても安全な、家まで安全に帰れる道路の再確認とかそれらについても検討していかなくてはならないと考えております。学校ではそれぞれに指導をしておるところでございます。 ○議長(高松義行君) 川名順子君。     〔3番 川名順子君 登壇〕 ◆3番(川名順子君) 以前から防犯訓練、そしてそれぞれの中で指導、そしてまた、1人になったとき自分の身を守るために指導をしておると今お聞きいたしましたけれども、具体的にどのような指導をされているのかお聞かせください。 ○議長(高松義行君) 教育課長。 ◎教育課長(佐藤安雄君) 学校においては総合学習の時間も含めて、それぞれの防犯訓練の中で不審者への対応の仕方、または誘いに応じないとか、危険を感じたら大声で助けを求めるとか防犯ブザーを鳴らすとか、子ども110番の家に駆け込むなどそれぞれの対応について指導をしているところでございます。 一番は、実地訓練というのはなかなかできないと思うのですが、以前にCAPの問題も話が出ましたが、今後はそれらの実地訓練などもだんだんと取り入れていかなくてはならないかと考えております。 ○議長(高松義行君) 川名順子君。     〔3番 川名順子君 登壇〕 ◆3番(川名順子君) 現在、全国各地のさまざまな自治体で、今、課長からも話がありましたがCAPプログラムが実施されています。私も9月の議会でCAPプログラム、子どもへの暴力防止、チャイルド・アサルト・プレべーションの導入について質問をさせていただきました。このCAPプログラムは、今全国の幼稚園児から小学生まで100万人の子どもたちがこの講習を受けたそうでございます。子どもたちの安全な暮らしをサポートするためにプログラムを取り入れた効果、事例などを参考にしながら今後検討していきたいとの答弁をいただいたところでございましたが、その後どのように検討されたのか教育長のご所見をお伺いいたします。 ○議長(高松義行君) 教育長。 ◎教育長(引地洲夫君) CAPに関しましては、CAPプログラムを取り入れた効果、事例など校長会並びに生徒指導協議会等の資料として参考にさせていただいております。 なお、今回の状況にかんがみ、校長会等で再度点検する、点検するというか考えるという形を現在とっているところでございます。 ○議長(高松義行君) 川名順子君。     〔3番 川名順子君 登壇〕 ◆3番(川名順子君) このCAPプログラムに関しては再度点検するということでございましたけれども、具体的にいつまでを目安に検討するのか。そして、どのような対処をするのかお聞かせください。 ○議長(高松義行君) 教育長。 ◎教育長(引地洲夫君) 一番早い段階では9日の校長会で取り上げる、さらに、その後現場の方におろしていくという形をとります。 ○議長(高松義行君) 川名順子君。     〔3番 川名順子君 登壇〕 ◆3番(川名順子君) そうすると、9月の議会から10月、11月と2カ月あったんですけれども、この間に関しては、CAPプログラムのことに関しては校長会で取り上げられなかったのかということと、また、このときCAPプログラムのトレーナーを養成する講座の講習料を補助すべきとの質問には、教育長は、みずから生きる力をはぐくむという教育目標と合致しており、前向きに検討していきたいとの答弁もいただきましたが、その後の状況についてお聞かせください。 ○議長(高松義行君) 教育長。 ◎教育長(引地洲夫君) 9月の議会の後の取り組みについてのご質問ですが、これは教育委員会でも取り上げましたし、その後の校長会でも取り上げ、生徒指導協議会の中でも検討いたしました。 さらに、このような残虐な事件が出ているということでございますので、再度取り上げるということでございます。 ご質問の中にいつまでというのが含まれているわけですね。これに関しましては、次の校長会、さらに次の教育委員会において検討したいと思っています。 ○議長(高松義行君) 川名順子君。     〔3番 川名順子君 登壇〕 ◆3番(川名順子君) ずっと検討していただいていると思うんですけれども、これから、もう日も短いですし本当に暗いんです。4時過ぎてしまったらいつも暗くて、そして私たち大人はいつも車で移動しますけれども、子どもたちはこれから寒い中、風が吹く中、雪が降る中、そして雨が降る中、そして歩いて自宅まで帰るわけですね。そのときの対処の仕方というのはどうしても、私は必要だと思います。前回も申し上げましたけれども、このCAPプログラムというのは、本当にお金もかからないんです。3万円ぐらいと四、五人が来ていただけるんですけれども、その方たちの旅費だけで十分なんですね。私は8月、新潟県のCAPプログラムと大人向けのワークショップに参加してきまして、そしてまた先月、10月には喜多方の会津CAPがあるので、そこに、子ども向けのワークショップに参加してきました。その中で、本当に、中で大した、劇は上手ではなかったんですけれども、余りリアルにやってしまうと子どもたちにトラウマになって残ってしまう。その、トラウマになって残らないように、子どもたちが自分で自分の命を守る、そういう方法というのは絶対これから必要なんだということを本当に感じてまいりました。 そして、それを受けて、一度、教育長とか教育関係に携わる人はそういう講習会とかに参加して、どのようなものなのか一回ごらんになってはいかがかとは思うんですけれども、どうでしょうか。 ○議長(高松義行君) 教育長。 ◎教育長(引地洲夫君) 確かに、このCAPというものは、知識を中心に教え込む学習形態と異なり、参加者みずから考え、意見を述べ、寸劇に加わると。非常に実態に応じたすぐれた方法であるというふうに私自身もとらえておりますので、校長会で改めて協議、安全確保の一つの柱の中に加えるかどうかも含めまして教育委員会の方で、また再度取り上げてみたいと考えております。 ○議長(高松義行君) 川名順子君。     〔3番 川名順子君 登壇〕 ◆3番(川名順子君) いじめや虐待、痴漢、誘拐、性暴力といったさまざまな暴力を受けそうになったときに、子どもが自分で自分を守れるように、持っている力を引き出すことの大切さを教えてくれるのがCAPプログラムであります。劇で役を演じることなどを通じて、子どもが、被害者や加害者にならないための対応方法なのであります。避難訓練は火から命を守るための訓練でございます。この訓練は、毎年どこの小・中学校でもやっているかとは思います。CAPプログラムは人権教育のプログラムであり、自分で自分の命を守ることに通ずる、いわば命の避難訓練であります。全部の小学校とは申せませんが、一度校長会で検討をしていただいて、やるという方に検討していただいてはいかがでしょうか。 また、以前一般質問をさせていただいた、公用車に子ども110番のステッカーを張り、何かあったら子どもたちが助けを求められるように、町の中を走りながら子どもたちを見守ってはとの提案もさせていただきました。子どもの目から見た危険マップを作成しパトロールしてはいかがでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(高松義行君) 教育長。 ◎教育長(引地洲夫君) この件につきましてはいろいろ考えてまいりましたが、現在市販されているステッカーはちょっと小さいんですよね。ですから、もう少し目につくようなものはどうかというような形も含めて検討中でございます。 ○議長(高松義行君) 川名順子君。     〔3番 川名順子君 登壇〕 ◆3番(川名順子君) ずっと検討をされておりますけれども、本当に前向きに、18年というか、本当にこれは早急にやるべきことなので、スピードが私は大切かと思います。 町長、スピードが大切かと思います。本当に、ぜひ早急に対応していただきたいと思いますがいかがお考えでしょうか。 ○議長(高松義行君) 町長。 ◎町長(佐藤嘉重君) お答えを申し上げます。 子どもたちの安全確保を最優先の課題とこのように認識をいたしております。 先ほど諸報告でも申し上げましたように、防犯の拠点等々の中で各防犯関係団体、皆さん方の連携をもっと強めようと。警察署の方でももう一歩進んで中に入って考えようと、こういうことも含めて今スタートをいよいよするという段階に入りました。基本的には、本宮町にそういう不審者が入り込めない、本宮町には本当に安全のバリアが張ってあると、こういう地域をつくっていくことが一番大事なことではないのかなと、このように思いますので、総体的に、防犯、あるいは学校、それぞれの関係団体、連携をしながら、そういう安全な町だと言えるようなことをこれからぜひ進めていきたいと、こう思っています。 今、スピードが大事で役場の車にもぜひ張ったらどうだと、こういう提言もございまして、私も指示をしたところでありますので、とにかく目につくような格好でやっていかないと、ただ張ってあるだけでは意味がないと、こういうことで、過般指示をしたところでございます。 ○議長(高松義行君) 川名順子君。     〔3番 川名順子君 登壇〕 ◆3番(川名順子君) 今、町長より、本宮町には不審者が入り込めない、そして、安全のバリアをつくっていくことが必要と考えているとの答弁をいただきました。本当に大きなステッカーを張って、そしてまた、職員みずから、私たちも一生懸命見守ってまいりますけれども、子どもたちの安全に関して見守っていただきたいと思います。親とすれば、子どもたちが元気に、ただいまと帰ってくるまでは心配が尽きないものであります。そして、子どもたちの安心・安全を考えれば、保護者の不安を取り除くためには放課後児童クラブを現行の3年生までで親が働いているという条件に満たない児童も含め、年齢を問わず希望する人全員ぐらいに考えるときが来たのかもしれません。確かに、ほかの市町村がやっていないことをやろうとするとき大きな戸惑いがあると思います。町長は、平成18年度予算編成方針の3本柱の1つに、安心して子ども産み育てやすいまちづくりを掲げております。まさにぴったりの指針だと思います。我が町本宮町は、祖父母と暮らしている子どもたちが比較的多いので、どのぐらいの人が希望するかはわかりませんけれども、受け皿を整備すべきと考えます。町長のご所見をお伺いいたします。 ○議長(高松義行君) 町長。 ◎町長(佐藤嘉重君) 放課後児童クラブの年齢を上げてはどうかと、こういうご質問かと思いますが、これから予算編成にも入るわけでありますが、実態がどういうものか、この辺をちょっと現場で確認をした中で判断をさせていただきたいと、こう思っております。 ○議長(高松義行君) 川名順子君。     〔3番 川名順子君 登壇〕 ◆3番(川名順子君) 今、町長から、実態を確認しながら判断していきたいというご答弁がありましたけれども、本当にその実態に即して、皆さんが希望すれば受けられるという環境の整備をしていただきたいと思います。 次に、小・中学生への薬の教育についてでございます。 昨今の非行、犯罪に象徴されるものの一つは、薬物及び脱法ドラッグの現状であります。近年、青少年の間で浸透している薬物及びドラッグについて、法律の網にかからない脱法ドラッグは、口から飲み込むだけでなく、あるものはビデオクリーナーだったり、直接肌に塗るアロマオイルと称して販売されております。使用すると幻覚、妄想など、麻薬や覚せい剤と同じような症状が出るのに、成分の違いで麻薬として指定されないため、法律による禁止や規制ができておりません。商品は100種類以上あります。しかも、路上や若者が出入りする店、インターネットなどで容易に手に入れることができるというような深刻な事態が広がっております。この脱法ドラッグに対する現状認識、そして対策はどのようなのかお伺いいたします。 ○議長(高松義行君) 教育長。 ◎教育長(引地洲夫君) 青少年における薬物乱用の現状は、ご承知のとおり依然として厳しく、従来の覚せい剤に加え、近年は中学生や高校生などの若年層によるMDMAなどの錠剤型合成麻薬や大麻の乱用、密売事件が多発するなど薬物乱用の低年齢化が危惧されております。青少年に対して、早い時期から薬物乱用の恐ろしさについて正しい知識を身につけさせることはますます重要となってきております。このような状況を踏まえ、学校においては、児童・生徒への薬物乱用防止教育の充実のため、体育、保健体育の授業で指導をいたしております。 厚生労働省からは、「子どもたちを薬物乱用から守るために」という、小学校6年生の保護者のための啓発読本が毎年配布されておりますので、これらの資料も薬物乱用防止教育の一助となっております。小学生に対する薬物乱用防止教育は時期尚早ではないかという意見もあるようですが、テレビなどマスコミ情報が子どもの無防備の状態のところに降り注いでおります。それらは必ずしも有益な情報ばかりではなく、むしろ親の心配を生む不親切な情報もたくさん見られます。 したがいまして、子どもにこの問題を正しく理解させるには、学校での教育はもちろんのことでありますが、子どもが健全に育成していく上で、家庭での親の教えが大きな影響力を持っていることをご理解いただき、家庭・学校、そして、地域社会のご協力をいただき、啓発活動を続けていくことが大変重要なことであると考えております。 ○議長(高松義行君) 川名順子君。     〔3番 川名順子君 登壇〕 ◆3番(川名順子君) 学校の中におかれましても、大変、そういう啓発活動をされているということがわかりましたけれども、本町におきましては青少年の薬物使用状況はどうなっているのかお伺いいたします。 ○議長(高松義行君) 教育長。 ◎教育長(引地洲夫君) データが欲しいということでございますか。では、課長の方から答弁させます。 ○議長(高松義行君) 教育課長。 ◎教育課長(佐藤安雄君) ただいまのご質問でございました薬物使用ということでございますが、私の方で本宮警察署管内の統計資料によりますと、刑法犯少年のそういう数字だけでありまして、薬物による内訳についての公表はされておりませんので、申しわけありませんがその辺の数字については把握することができませんので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(高松義行君) 川名順子君。     〔3番 川名順子君 登壇〕 ◆3番(川名順子君) 学校におきましては、こういうような薬物乱用防止の教室の開催、子どもの声などを学年通信にあるいは学校だより等に掲載して、保護者の方々にも理解をいただく啓発をするという試みもされているとお伺いいたしましたけれども、今後、中学校において警察関係の方々等外部講師の皆さんにおいでいただいて、直接さまざまな事例についてお話をいただいたり、医師、薬剤師、あるいは薬物乱用防止の指導員の方々に、外部講師に来ていただくというお考えはないでしょうか。 ○議長(高松義行君) 教育長。 ◎教育長(引地洲夫君) 薬物乱用に関する外部講師等ですか、呼んでの高校教育会の方では頻繁に行われておりますが、義務教育の方では、まだそう頻繁には行われておりません。 しかしながら、当町におきましては、薬物乱用の引き金となるものである喫煙ですね、たばこですね。薬物に走る子どもたちの多くはたばこから、やはりそのきっかけをつくっているという事例に基づきまして、もう3年前から、当地区におきましては公立小・中学校、幼稚園、保育所におきましては敷地内禁煙というのを福島県で2番目に実施しております。その絡みで、禁煙教育の一つの柱として、たばこが薬物へのスタートになるという形での教育を学校現場の方には徹底して行ってまいりました。その後、福島県の方でも県立学校敷地内禁煙というふうな流れになりまして、中学生、高校生のたばこを吸う割合は減っているというデータが示されております。この辺から含めまして、本町におきましては、ある意味では、薬物に関してはかなり進んだ町ということには評価されておりますが、外部講師を呼んで中学生に対しての指導ですか、これらも含めて再度前向きに検討していきたいと思っております。 ○議長(高松義行君) 川名順子君。     〔3番 川名順子君 登壇〕 ◆3番(川名順子君) 今、薬物乱用に関して外部講師を招いて講習会を開くということで、前向きに検討していただくというお話がありましたけれども、本当に前向きに、実際、いつまでも検討しないで早目に実施していただければなと思います。 それで、本当に、この本宮町は敷地内禁煙ということで定着していて、本当にすばらしいなと思っていました。きのうの新聞に、ちょうど静岡県で中学1年生が歩きたばこを禁止してほしいという請願・陳情をしたというニュースが載っておりましたけれども、本宮町でもそのぐらい薬物防止、本当に子どもたちの将来を考えるためには禁煙が一番だということから、そのようなご提案もこれからされてはどうかなと思います。 次に、小・中学生の薬の教育についてお尋ねいたします。 たばこ、アルコール、シンナーとは別に、薬による非現実を得るため薬を乱用する青少年がここ最近増加しております。これは、シンナー、覚せい剤と同様にラリるという幻覚症状を起こすものであります。主たる薬は風邪薬が多いのですが、頭痛薬でもあるとも言われております。最初は3錠から5錠から始まり、気がつくと薬物依存症になっているケースもあるといいます。市販薬は、いつでもどこでもだれにでも簡単に手に入るものです。そしてまた、常日ごろ病院に行くまでもなく各家庭で常備し、手ごろに使用しているものまで依存症になり得るということです。 鉄は熱いうちに打てと申します。早くから親子で学ぶ薬の教育というものが必要であると思います。医薬品販売の規制緩和が進む中、薬の効果や副作用など小・中学生に教えようという薬教育が広がりを見せております。 学校薬剤師が小・中学校に出向いて出張授業を行い、じかに児童・生徒たちに薬の正しい使い方を教えております。麻薬やシンナーなどを扱った薬物乱用防止の教育とは違って、これまで市販薬の副作用などについては、小・中学校では教えられてきませんでした。本町におきましては、学校薬剤師の位置づけはどうなっているのかお尋ねいたします。 ○議長(高松義行君) 教育長。 ◎教育長(引地洲夫君) 学校における薬剤師の位置づけについて、課長の方から答弁させます。 ○議長(高松義行君) 教育課長。 ◎教育課長(佐藤安雄君) ただいまご質問がございましたように、学校薬剤師の位置づけ、薬の教育を含めてでのご質問かと思いますが、薬の教育、そこまでに薬剤師が入ってご指導いただくという現状ではないかと思います。学校保健委員会とかに参画していただいてご指導いただく機会はございますが、教育の部分にまでは入っていないかと考えております。 また、薬剤師の皆さんには主に学校の水質管理、さらにはプールの管理の件とかそういう部分で入っていただいているのが主な部分でございまして、学校保健委員会の活動では入っていただいておりますが、教育の部分にまでは及んでいないというのが現状ではないかと思います。 ○議長(高松義行君) 川名順子君。     〔3番 川名順子君 登壇〕 ◆3番(川名順子君) ということは、いろいろ資料をもらった中で、学校医とか歯医者さんとか内科とかそういうのは書いてあったんですけれども、学校薬剤師というところにはありましたでしょうか。 ○議長(高松義行君) 教育課長。 ◎教育課長(佐藤安雄君) 予算化して報酬もお支払いしておりますとおり、きちんと薬剤師の位置についても位置づけされております。 ○議長(高松義行君) 川名順子君。     〔3番 川名順子君 登壇〕 ◆3番(川名順子君) それでは、学校の中ではさまざまな問題が山積していて、なかなか時間がとれないということがあるかとは思います。教育長が常日ごろ、生きる力をはぐくむ教育ということを力説されております。勉強も読書も運動も家の手伝いも大切です。私たち大人が考えるよりも子どもの頭は柔軟にできていて、いろいろなことに興味を示し吸収するものであります。薬についても、何でコップ1杯の水で飲むの。何でお茶やジュースやお酒や栄養剤と一緒ではいけないの。何でカプセルから薬を出してはいけないの。錠剤と顆粒はどっちが効くの。食前、食間、食後ってどのくらいのとき。基本的な、なぜという部分には命にかかわる本当の意味の生きる力ではないでしょうか。 私たち大人でもわからないことがあります。薬教育では病状に適した薬を購入するときや、診察後に処方された薬を服用する際の留意点などについても説明し、薬の正しい使い方と乱用の違いを理解してもらい、体にいい薬も飲み過ぎると副作用が起こること、市販されている風邪薬や頭痛薬にも副作用があること、薬を正しく服用するということは自分の体を大事にすること、自分の体を大切にできるということは、ひいては他人をもいたわれるということであります。全国各地で行われている薬教育は大変好評を博しているそうでございます。 生きる力をはぐくむため、講演会を開催すべきと考えますが、学校認定のその薬剤師さんに来ていただいて講演会を開催していただきたいと思いますが、ご所見をお伺いいたします。 ○議長(高松義行君) 教育長。 ◎教育長(引地洲夫君) 薬の効果、副作用などを教えようとする薬教育、学校薬剤師が小・中学校に出向いて総合学習や保健指導の時間を活用した出張授業で、麻薬やシンナーを扱った薬物乱用防止の教育とはまた違った切り口で、市販されている薬の副作用や、議員おっしゃったように、注意すべきポイントについて薬剤師が講師として行うというのは、特に東京都などではかなり頻繁に行われるようになったという情報は得ております。養護教諭と連携して指導しているケースが非常に多く見られております。 この取り組みにつきまして、指導要領に基づく薬物乱用防止の授業が先行しているのに対して、どうしても、この薬の教育というものが、指導していただく教育実践者の薬剤師の協力、それから、教材の不足、それからゆとり教育の時間が削減される傾向の中で、薬教育のための時間枠の確保をどうするかと、教育現場とのすり合わせを要する案件が多々ございます。 また、薬の専門家である学校薬剤師にお願いすることになりますが、薬剤師会の組織的な協力態勢と、先ほどの授業時間の調整など、これらの案件を課題として解決に向かって努力し、学校保健委員会などの活動の中での指導を含めて検討をしてまいりたいと考えております。 ○議長(高松義行君) 川名順子君。     〔3番 川名順子君 登壇〕 ◆3番(川名順子君) 今、ゆとり教育の削減の中、なかなか時間をとれないということの答弁をいただきました。そしてまた、これから学校保健委員会と相談しながら検討をしていきたいという話もいただきましたけれども、学校の中だけではなくて町を挙げて、こういう教育もサンライズもとみやとかでやればよろしいのではないかなというのもあります。とにかく、一回やってみなければわからないことなのでやってみていただきたいなと思います。 夢と希望あふれるこれからを生きる子どもたちが、将来、この本宮町を、そして日本を、そして世界で活躍できる人材に成長するために、子どもたちのためによりよい行政手腕を発揮していただくことを要望いたしまして私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(高松義行君) 3番、川名順子君の一般質問を終わることにいたします。 ここで暫時休憩いたします。 再開は11時15分といたします。 △休憩 午前11時02分 △再開 午前11時15分 ○議長(高松義行君) 休憩前に引き続き会議を行います。--------------------------------------- △本多勝春君 ○議長(高松義行君) 通告8番、議席1番、本多勝春君の一般質問を許します。 1番、本多勝春君。     〔1番 本多勝春君 登壇〕 ◆1番(本多勝春君) それでは、さきに通告いたしました各項目についてお伺いをいたします。 近年、本町内においても大型ショッピングセンターがオープンし、さらに来春には、隣接する大玉村にプラントがオープンする状況の中で、本町が目指している商工業の振興を図る上で、中心市街地の活性化も含め商業団体等の育成にどう取り組んでいくのかお伺いをするものであります。 そこで今回は、本町が企業誘致をし、2年前にオープンしたエイトタウン本宮の成果についてお尋ねいたしたいと思っております。 初めに、2年間の営業実績をどう評価しているかについてでありますが、大型店、地元店を含めた営業成績は当初の目標をクリアしているのか、または未達成の状況にあるのか、町としてどう評価しているかお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(高松義行君) 町長。
    ◎町長(佐藤嘉重君) それでは、議席1番、本多議員のご質問に、この2年間でエイトタウン本宮の業績はどうなのかと、こういうご質問にお答えを申し上げます。 エイトタウン本宮につきましては、平成15年11月28日にオープン以来、早いもので丸2年を経過いたしました。操業に当たりましては、エイトタウン本宮の店舗全体で、男性48名、女性221名の合計269名が採用され、厳しい雇用情勢の中、雇用拡大に寄与したところであります。 エイトタウン店舗の売り上げと客数についてでありますが、1年目が、売上金が約38億6,000万円であります。売上金が38億6,000万円。お客さんの数が約191万人の実績でありました。2年目につきましては、売上金が約42億5,000万円、客数が約210万人ということで両方とも伸びているという状況であります。 以上のように、テナント全体での売上金、客数については順調に推移しているものと判断をしておりますが、個別テナントの中には、対前年売り上げに達していないテナントも見受けられるというふうな状況であります。 また、あるテナントについては、経営情報の公開を行っていないこともあり、個々の詳細については把握できないところでありますが、一部目標達成されていないテナントもあるというふうに認識をいたしております。 ○議長(高松義行君) 本多勝春君。     〔1番 本多勝春君 登壇〕 ◆1番(本多勝春君) ただいま、過去2年間の売り上げ状況、あるいは客数等についてお答えいただいたわけでありますが、これらについては当初計画は、ただいまの説明からいうと目標は達成されているというふうな内容になるわけですけれども、若干、実際の店舗等の内容を確認しますと、かなり厳しいんだというような声も聞こえるので、今回その点について質問したわけですけれども、それらについて、一応行政として、現在の客数、あるいは売り上げ等について、これが大体、ほぼ当初誘致するに当たってクリアされているのかなというふうな判断をされているのか、それについてもう少し確認いたしたいと思います。 ○議長(高松義行君) 町長。 ◎町長(佐藤嘉重君) 目標に対して売り上げはどうかということでありますが、すべて把握しているわけではありませんが、1店、ある店舗の大型テナントの社長と過般お会いさせていただきまして状況を聞きました。そうしましたら、当初計画していた以上の数字は上がっていると。前年対比では約120%ということで喜んでいるという、大手テナントの話は聞いたところであります。 ○議長(高松義行君) 本多勝春君。     〔1番 本多勝春君 登壇〕 ◆1番(本多勝春君) それらの、確かに大手についてはそういうような話も、私も実際確認はしたところでありますけれども、地元店の方々によりますとかなり厳しいんだというような声もありましたので、そういうことで、今後行政として、せっかく誘致をした以上、あるいは中心市街地も含めた、そういう含めた地元店がせっかくあそこに進出したわけですから、極力あそこで商売が継続できるような方法で支援をお願いいたしたいというふうに考えております。 次に、経営者からの改善、あるいは要望等はあるのかという点でありますが、行政に対して今日まで計画と報告等を含め、現在の状況、あるいは今後の営業方針について改善、または要望等はないのか、それらについてお尋ねいたします。 ○議長(高松義行君) 町長。 ◎町長(佐藤嘉重君) それでは、2番目の経営者からの要望についてお答えを申し上げます。 各テナントから町への直接的な改善要望やその他の要望につきましては、オープン以来寄せられてはおりません。しかしながら、エイトタウン本宮のオープン後、高木地区にシミズストアやリオン・ドールがオープンし、また、平成18年4月には大玉村にプラントによる巨大ショッピングセンターがオープンの予定であることから、エイトタウンへも少なからず影響があるものと心配されるところであります。 このような背景から、ダイユーエイトより、固定費である地代の減額要請が本年10月26日付で提出されたところでありますが、売り上げの前年対比の伸展状況から判断し、減額要請についてはお断りをさせていただいたところであります。 今後、大型店出店等の影響に対応するための改善対策については、大手テナントであれば容易に打つ手立てが図られるところでありますが、中小テナントについてはそのノウハウの経験が少ないことから厳しいものがあるものと思っております。 町といたしましては、ダイユーエイト、ベニマル等のエイトタウンの中核をなしている企業が他のテナント企業、特に地元館に対する経営改善策のアドバイス等、指導的な力を発揮していただき、影響を最小限にとめる対策を要請してまいりたいと、このように考えているところでございます。 ○議長(高松義行君) 本多勝春君。     〔1番 本多勝春君 登壇〕 ◆1番(本多勝春君) ただいまのお答えですと、ダイユーエイトさんの方から地代の値下げ等要請があったということなんですけれども、例えば、これは当然事業用定期借地権設定に基づいて契約を交わしていると思うんですけれども、当然、借地契約は、例えば20年とか30年とか、その中で何年に一度には、双方協議の上改定ができるというふうな1項等、通常ですと入っているわけですけれども、それらについてどういうふうな内容になっているかお尋ねいたします。 ○議長(高松義行君) 町長。 ◎町長(佐藤嘉重君) 担当室長に答弁をいたさせます。 ○議長(高松義行君) 企業誘致対策室長。 ◎企業誘致対策室長(根本昭吉君) 命によりましてお答え申し上げます。 契約書の条文の中には、ただいまご指摘の内容の条文が入ってございます。ただ、その内容につきましては、経済の大幅な変動の際には、双方協議の上賃代について協議すると、そういう項目でございます。 今回見直し案が、地代の減額要請が出てまいりましたが、2年くらいの状況の中で大幅な経済の情勢変化がちょっと認められないだろうということで今回はお断りをさせていただいたという、そういう状況でございます。 ○議長(高松義行君) 本多勝春君。     〔1番 本多勝春君 登壇〕 ◆1番(本多勝春君) 今後、そういうことで契約内容については経済の変動等によってはそういう改定の交渉の場というものは当然これは認められるという内容ということでよろしいわけですね。 それでは、一応次の項目に移りますが、集客のため巡回バスを向けてはどうかという点についてお伺いしますが、現在運行している巡回バスを当地に経由し乗降できるようにしてはどうかというふうに思うわけでありますが、それらについて町の考えをお尋ねいたします。 ○議長(高松義行君) 町長。 ◎町長(佐藤嘉重君) それでは、エイトタウン本宮に巡回バスが乗り入れといいますか、そういうことはどうかと、こういうご質問でございますが、全国の自治体において、郊外型大型店の立地とともに、撤退後の跡地問題が昨今取りざたされております。本町におきましても、エイトタウンに限らず大型店の立地が相次ぎ、広域に商圏を持つ大型店との競争は必至の状況であり、町といたしましても、地域経済へ与える影響を最大限考慮いたしまして、地元企業の育成に資したいと考えております。 しかし、経済活動でありますので、行政ができる範囲もおのずと決まってきますこともご了承いただきたいと存じます。 それでは、お尋ねの巡回バス運行でありますが、平成12年に運行を開始しました巡回バスもようやく市民権を得つつあり、微増ではありますが乗降客も毎年伸びている状況であります。しかし、利用者や住民の皆様から寄せられる要望は、どの地域におきましても、午前中早くに病院へ向かうバスの運行であり、1台のバスですべての要望を満たすことは至難な状況にあります。 これらの打開のために、運行形態の変更や新たな方式の検討等を行っておりますが、合併を見据えますと白沢村乗合タクシー方式との調整も必要となりますことから、当面、既存の利用実態を最大限に尊重して運行していきたいと、このように考えております。 つきましては、ご提案の巡回バスの運行につきましては、現在でもすぐ前を運行をしておりますが、中に入るというふうなことについては、なかなか商店街との関係もあるのかなというふうに考えております。町内にあるベニマルさんの方に運行を延ばした経過もあるわけでありますが、それに対しても、一部商店街の方から、何でそこまで行くんだというおしかりも受けた現状もございまして、あそこの前で、乗降は自由でございますので、乗り入れまでしなくても利用はできるのかなと、こんなふうには判断しているところであります。 ○議長(高松義行君) 本多勝春君。     〔1番 本多勝春君 登壇〕 ◆1番(本多勝春君) 項目の中では集客のためということで一応うたってありますけれども、これらについては、いわゆる地域住民の要望としても、買い物をするのに、そこまでもし巡回バスが行くならば非常にありがたいなというような声も耳にしますので、それらについて、行政としてどこまで、その辺対応できるのかなというふうなことで質問したわけですけれども、ある程度試験的に、以前にベニマル、舘町の方にはそういう経過があったということなんですけれども、そこで終わってしまうのではなくて、新たにやはりそうした郊外の大型ショッピングセンターが出た場合、なおかつ地元店もそこに出店しているということで、当然、旧商店街からのいろいろなそうした意見もあろうかと思いますけれども、それらを含めて行政で考えて、試験運行的にはどうかなということで、例えば下樋・熱海方面に行っているバスを試験的にあそこに立ち寄るような道は開けないかということなんですけれども、もう一度その辺について町長の考えをお尋ねいたします。 ○議長(高松義行君) 町長。 ◎町長(佐藤嘉重君) お答えをさせていただきます。 今、町といたしましては、町においでになっていただいている大型店の方も大事でありますが、地元の商店街の方々も大事であります。これから今、一番大事なポイントは、今度隣村に大きなのが出てくると。それらに対応して商圏が、本宮町の人たちがなるべく本宮町の中で利用していただけるか、買い物をしていただけるかというのが大きな課題としてとらえていかなければならないというふうに考えております。今、議員ご指摘のように、エイトタウン本宮には地元商店街も入っている、そういうことで、そこのためにもひとつやってはどうかと、こういうご指摘、ご質問でございます。なお調査をさせていただきたいとこう思っております。 ○議長(高松義行君) 本多勝春君。     〔1番 本多勝春君 登壇〕 ◆1番(本多勝春君) あともう一点。例えば集客を募って、そこで、いわゆる企業、それから地元店を含めた営業が成り立つようにするのにはいろいろなイベント等も含めて、そういうことで行政の方で商工振興を図る上において、そうした企画等を提案する等についてどういうふうに考えているかお尋ねいたしたいと思います。 ○議長(高松義行君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長農業委員会事務局長(国分忠一君) エイトタウン本宮内におきますイベント等によります誘客の提案を行政側からというご提案をいただいたところでございます。 町長が先ほど来から申し上げていますとおり、大型店一つとりましても、本町にはかなりの数がございます。さらには商店街も存在してございます。それぞれに同じような提案を持ち上げるという形のものであれば不公平感は生じないかと思いますが、一つ、エイトタウンだけのためだけに提案を申し上げるということになりますと、他店との調整が可能かどうかという問題が出てまいりますので、その辺に関しましては調査の時間をいただければと思いますが、個店の集客ではないという考えで商業振興の方は図りたいというふうに考えております。 ○議長(高松義行君) 本多勝春君。     〔1番 本多勝春君 登壇〕 ◆1番(本多勝春君) 一応、いろいろお尋ねしたわけですけれども、そうしたせっかくショッピングセンター、町が誘導して設置したというふうなことで、極力そこで皆さんが経営が成り立つような方法で我々としても望んでいるわけですけれども、本町が目指している、いわゆるまちづくりを協働で推進する団体等を支援し、商工会との連携を図りながら商業団体の育成と地域のさらなる活性化を図るためにも、行政として最善の支援策を期待し、次の項目に移りたいと思います。 続いて、地区公民館の施設管理運営についてお伺いをいたしたいと思います。 本年7月に、個性と文化が光る生涯学習のまちづくりを目指して生涯学習センターが開設されたところでありますが、本改革について何ら否定するものではありませんが、以前は館長、主事が週3日程度は常勤していたところ、改革に伴い、現在は無人化となっているわけでありますが、以前と比較した場合、どう受けとめているのかお尋ねするものであります。 最初に、現在の施設利用状況についてでありますが、改革する前と現在の状況、まだ5カ月程度ということでありますが、それらの変化等について、この推進がスムーズに改革に向かっているのか、あるいは反省する点があるのかも含めて、その施設の利用がどういう状況になるのかお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(高松義行君) 教育長。 ◎教育長(引地洲夫君) 議席1番、本多勝春議員の現在の施設利用状況についてのご質問にお答えいたします。 本町には本宮町公民館条例により、本宮町中央公民館、青田、荒井、仁井田、高木、岩根の5地区に公民館が設置されております。公民館の利用状況でございますが、平成16年度の実績では中央公民館・サンライズもとみやは、延べにして約4,100団体、7万3,000人の利用がありました。また、5地区公民館の合計では約2,000団体、3万6,000人の利用があり、1つの地区公民館当たりの利用実績は平均で4,000団体、7,200人の状況でありました。平成15年4月から各地区公民館に週3回職員が行っておりましたが、生涯学習のあり方等について検討の結果、新たに生涯学習センターが立ち上がった本年7月からは、地区館長と担当職員が日程調整をとりながら地区公民館に行く方式に改めたところであります。 定期的に職員が行ってやったときと比較しての利用がどのように変わったかというご質問でございますが、各地区の事業の関係等もあり、まだ5カ月経過しただけでありますからはっきりとした変化の判断は難しいところでありますが、7月から10月までの前年比較をしますと、利用団体数ではふえております。 ○議長(高松義行君) 本多勝春君。     〔1番 本多勝春君 登壇〕 ◆1番(本多勝春君) 利用状況についてはただいまのお答えというふうなことで、一応理解できる範囲でありますけれども、いずれにしろ、改革するからにはいろいろなそうした、スタートした時点においては以前と比較した場合にいろいろな意見というものが、当然集約されると思うんですけれども、とにかくこの改革がスムーズに進むように、ひとつお願いをいたしたいというふうに考えております。 次に、今後の施設管理方法についてでありますが、施設を使用する場合の善後策について問題等発生していないか、あるいは当然使用する分においては地域住民、あるいは団体等施設を使用する場合、条例に基づき使用するわけでありますが、これからは特に暖房を利用する時期に当たり、施設の確認、点検等をどう考えているのかお伺いいたしたいというふうに考えております。 と申しますのは、以前は、先ほど答弁にもありましたように館長、あるいは主事が週3日程度、あるいはそれのほか、様子によっては来ていたわけですけれども、最近はそういう点についてはかなり減っておると。館長、あるいは主事が地区の公民館に来るというのは少なくなっているというふうに思うんですけれども、当然、地域の方々が利用した場合の、いわゆる後始末等ですね。これからの暖房を使う場合に、例えば石油の補充とか何かということで、次の人が使う場合に、例えばなくて、どこにどうあったかわからないというふうな状況等について、そういう問題が発生していないかどうか、それらについてお伺いをいたします。 ○議長(高松義行君) 教育長。 ◎教育長(引地洲夫君) 先ほど答弁の中で、地区公民館当たりの利用実績4,000団体と申し上げましたが400団体の誤りでございますのでご訂正願います。 それから、ただいまの質問でございますが、今後の施設の管理方法等についてのことかと思いますが、7月に生涯学習センターを立ち上げたことに伴って、それまで週に3回定期的に勤務していた職員が業務の状況に応じて不定期に各地区公民館で勤務する体制に変わりました。今までのとおり、地区公民館の事業を積極的に推進するため担当職員を決め、担当職員は従来と同じように決まっております。地区館長と協議しながら事務事業を執行しております。 決まった日に勤務している職員はいなくなりましたが、公民館を利用している団体も従来どおりで大きな変化もありませんし、今後も公民館の施設管理については万全を期すように努めてまいります。 ○議長(高松義行君) 本多勝春君。     〔1番 本多勝春君 登壇〕 ◆1番(本多勝春君) 一応、施設は無人化ということが認識されますと、そこで当然事件、事故等というのが比較的起こりやすい、そういうことも考えてそれらの管理方法をお尋ねしたわけでありますけれども、今のところ5カ月程度というふうなことで出ていないと思いますけれども、長い目で見た場合、将来、やはりそういうことをかなり心配される要素があるというふうに考えていますので、今後、1年後、あるいは2年後に対しても果たして今の状態で継続されるものなのか。あるいは、何らかのそうした事件、事故防止のためにいろいろと策というものを考えているのか、その辺についてお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(高松義行君) 教育長。 ◎教育長(引地洲夫君) 毎月1回の会議等を含めまして、センター長を中心に、私も毎回ではございませんが参加させていただきまして、今後の対応等も含めて検討をしているところでございますので、センター長の方から答弁させます。 ○議長(高松義行君) 生涯学習センター長。 ◎生涯学習センター長(根本昌康君) 命によりお答え申し上げます。 先ほど議員の方からご質問がありましたけれども、暖房とかこれから使うようになります。そういったものについての対応は大丈夫かということもございましたんですが、石油の補充等とかにつきましては使用する団体が、私の方でスケジュールで確認しておりますので、使用団体さんに迷惑をかけないように職員が行って石油の補充等もしておるところでございます。 それから、使用後の確認等につきましてはそれぞれの使用団体の方々に責任を持っていただくというような考えで進めておるところでございます。 それから、事件、事故は現在のところ起こってはおりませんけれども、そういうのが無人化になって起こる可能性があるだろうというご質問でございますけれども、今後そういったものに対して無人化ということでございますけれども、実際には週3回行っていた職員が現在でも7月から11月までの実績で見ますと1週間に2.5回ほどは行っている状態でございます。そういったことから考えますと、事件、事故を起こさないように今後とも職員と打ち合わせしながら、地区館長さんとも連絡をとりながら進めてまいりたいと思いますのでよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(高松義行君) 本多勝春君。     〔1番 本多勝春君 登壇〕 ◆1番(本多勝春君) 一応、施設を利用する立場に立っても、それは責任をもって使用するということは期待をしておるわけですけれども、そういうことで、今後スムーズに使いやすいような環境ということで、ひとつ使用者側に対しても引き継ぎ、あるいは指導等をよろしくお願いいたしたいというふうに考えております。 次に、施設利用料についてでありますが、地区公民館については一応統一されていると思われますが、住民の考えとして地区によって異なっているとの声もあるが、この辺についてお尋ねいたすわけですが、例えば地区の公民館使用料ですね。料金について、当然これは条例に基づいた金額というのもあるわけですけれども、例えば、今度の改革に基づいてその辺の変化があるのかどうかお尋ねいたしたいと思います。 ○議長(高松義行君) 教育長。 ◎教育長(引地洲夫君) 施設利用料についてお答えいたします。 公民館の使用料については、本宮町公民館条例により徴収し、また減免をしております。使用料の減免については、本宮町公民館使用規則の減免の取り扱いの基準により実施をしております。基準では、趣味のサークルや自主学習グループ等が使用する場合は有料となりますが、町、教育委員会、または公民館が共催する場合や、町の行政と関係する団体が、事業または会合を行う場合等、4項目に該当する場合は減免となります。 減免対象となる団体の範囲を本年4月に見直しをして拡大してきたところであります。使用料の徴収や減免については、条例や規則に基づき実施しているものであり、同じ取り扱いをしておりますが、なお一層職員に徹底させるとともに、利用団体にもPRを図りたいと考えております。 また、各施設の予約申し込み及び使用料の納入方法につきましては、生涯学習センターが立ち上がった7月より利用者の利便を考慮し、電話による予約申し込みも可能とさせていただきました。使用料の納入方法についても、従来の前納だけから施設利用後の納入もできるように見直しをしたところであります。 ○議長(高松義行君) 本多勝春君。     〔1番 本多勝春君 登壇〕 ◆1番(本多勝春君) 利用料金について、例えば全額免除、あるいは減免というふうな1項があるわけですけれども、それらについて住民の方々もどういうふうに判定されて料金徴収されているのか、その辺がちょっとわからない部分があるというふうな声もあるんですけれども、それらについてお尋ねいたしたいと思います。 ○議長(高松義行君) 教育長。 ◎教育長(引地洲夫君) 詳細につきましてはセンター長の方から答弁させます。 ○議長(高松義行君) 生涯学習センター長。 ◎生涯学習センター長(根本昌康君) 各公民館の使用料関係でございますけれども、全額免除等についてでございますが、こちらにつきましては、本宮町の公民館使用規則によりまして減免の規定がございます。先ほど4項目というふうに教育長の方から答弁させてもらいましたけれども、1つには、各種団体、機関等が事業または会合するに当たり、町、教育委員会、または公民館が共催する場合ということでございます。2つ目には、町内の社会教育関係団体が公民館の事業と同様な事業を行う場合。3つ目には、町の行政と直接関係する団体機関等が公益のために、事業または会合を行う場合。4つ目には、教育委員会が特に適切な事業、または会合と認めた場合という4項目で免除する、減免をするという規定になってございます。それぞれ該当する団体を町の方でそれぞれの担当課の方から協議をさせてもらいながら、団体で免除をするという進め方をやらせていただいております。こちらにつきましては、公民館それぞれ統一した取り扱いをしておるところでございますけれども、一部不徹底なところがあるというふうなご指摘もありましたので、職員についてはそういうことのないように徹底して指導をしてまいりたいというふうに考えております。 それから、利用する団体につきましても、まだPRが不十分なところがあるようでございますので、今後とも機会をつくりましてPRをしていきたいというふうに思っておるところでございます。 ○議長(高松義行君) 本多勝春君。     〔1番 本多勝春君 登壇〕 ◆1番(本多勝春君) 施設の利用料については、同じ町民が、確かに地区公民館、5つほど公民館があるわけですけれども、それらの地区によって差が生じるということについては決して望ましいことでないというふうに考えています。特に、今回改革に基づいて、一応、各種組織が統合されて改革を進めているわけですから、住民にそうした不安を与えないような方法で、先ほどの答弁があったように、統一した形で公民館利用、あるいは料金等の徴収についてはひとつよろしくお願いいたしたいというふうに考えております。 次に、ボランティア的管理人の配置についてでありますが、さきに質問した項目でも管理方法にも関連しているわけでありますが、施設利用者、あるいは地区住民の声として、事件、事故が起きる前に施設の見回りを主とした管理人を配置すべきとの意見もあるが、これらについて、一応行政としてどういうふうに考えているかお尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(高松義行君) 教育長。 ◎教育長(引地洲夫君) ボランティア的管理人の配置についてでございますが、公民館に人がいなくなることにより施設管理に問題が生じないように、ボランティア的な管理人を配置できないかというご質問でございますが、生涯学習センターがスタートしてからまだ5カ月を経過したばかりでもあり、具体的な不都合や苦情などは現在のところ届いておりませんので、現在の管理方法を継続しながら、よりよい管理の方法について検討を進めてまいりたいと考えております。担当職員も地区館長も、公民館の施設維持管理、事業運営については地区の皆さんにご不便をかけないように今後も努めてまいりますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(高松義行君) 本多勝春君。     〔1番 本多勝春君 登壇〕 ◆1番(本多勝春君) 一応、地区によっては、例えば公民館を使用するに当たって、あるいは使用した後のその不安感というふうなことで、確かに自分たちはきちんと管理をして後始末をしたというふうな気持ちでも、何となく次の人が使うまで、あるいは何もなければいいなというふうなことで非常に心配だと。さらに、そうした機関の中で一応見てもらったということだとそこで安心できるという点も、多分住民の方々から言わせればそういう点もあるのかなというふうに判断するわけですけれども、そういうことで、一応、もし行政の方の考えと一致すれば、そうした形で管理人的にやってもいいというふうな住民もいるということなんですけれども、例えばそうした意見があった場合においてどのように判断されるか、もう一度お尋ねいたしたいと思います。 ○議長(高松義行君) 教育長。 ◎教育長(引地洲夫君) 何分にも立ち上げたばかりのところでございますので、1年間の経過を見る中で再度検討してまいりたいと考えております。 ○議長(高松義行君) 本多勝春君。     〔1番 本多勝春君 登壇〕 ◆1番(本多勝春君) その辺いろいろ、今後とも検討しながらそれに対応していただければというふうに考えております。 次に、館長の職務権限についてということでありますが、本件については、当然管理規則、または内規に基づいて運営に当たっているわけでありますが、非常勤ということである程度認識はしておりますが、以前と比較した場合、地域住民との交流が減少するというふうな形に思われるわけでありますが、地域住民からの要請に対しセンターからの職員派遣、またはセンターから館長への業務連絡等について計画どおり実行されているのか、それらについてお尋ねいたしたいと思います。 ○議長(高松義行君) 教育長。 ◎教育長(引地洲夫君) 館長の職務権限に関するものだと思いますが、地区公民館の館長は本宮町公民館条例第10条の規定により非常勤館長であり任期は2年であります。地区館長の職務については、その地区の社会教育の振興に努めるものであり、地域とのかかわりが大切な仕事であると認識しております。 7月の生涯学習センターの立ち上げで、今までの地区館長の職務や権限が変わるものではなく、ますますふえてくる社会教育に対する町民の要望にこたえるため、地区館長の役割は重要であると考えております。 現在、毎月1回定期的に地区館長と担当職員が一堂に会して業務打ち合わせや情報交換を実施しながら、地区館長の意見を社会教育業務に反映できる体制をとっているところであります。 ○議長(高松義行君) 本多勝春君。     〔1番 本多勝春君 登壇〕 ◆1番(本多勝春君) 一応、先ほど申し上げましたように、以前と比較した場合、館長とお会いする機会が減ったと、これはもう痛切に感じている、地域住民から見た場合ね。そういうことで、果たして、その館長の職務に対して、改革に基づいてどう対応されているのかというふうなことでお尋ねをしたわけですけれども、例えば、こうした改革に基づいて館長等の待遇等については従来どおりなのか。その辺お尋ねいたしたいと思います。 ○議長(高松義行君) 教育長。 ◎教育長(引地洲夫君) 詳細につきまして、生涯学習センター長の方より答弁させます。 ○議長(高松義行君) 生涯学習センター長。 ◎生涯学習センター長(根本昌康君) 7月1日、生涯学習センターが立ち上がったことに伴いまして、週3日、地区の公民館の方に行っていた職員が、必要に応じて地区の方に行くという形になっておるところでございますが、地区の館長さんにつきましては、今までどおり地区の公民館で活動をしていただくというふうなことで考えておりますし、現在もそういった計画どおりに進めているというふうに考えておるところでございます。 地区の住民の方々と館長のかかわりが、交流が少なくなったと思われるというふうなご指摘でございますけれども、現在のところ私どもの方では交流が少なくなったというふうには考えておりませんで、地区のいろいろな事業に館長も出向いておりますし、その以前の準備段階から館長も一緒になって作業を進めておるというふうに見ておるところでございます。 地区の館長さんの待遇関係でございますけれども、平成16年度と17年度では報酬等に変わりはございません。 ○議長(高松義行君) 本多勝春君。     〔1番 本多勝春君 登壇〕 ◆1番(本多勝春君) 本改革については、生涯学習に携わってきた各組織を統合し、よりよいサービスを提供できる体制とするために開設されたわけでありますので、地区公民館運営についても地域住民の期待にこたえられるよう要望し私の質問を終わります。 ○議長(高松義行君) 1番、本多勝春君の一般質問を終わることにいたします。 昼食につき暫時休憩をいたします。 再開は午後1時といたします。 △休憩 午前11時56分 △再開 午後1時00分 ○議長(高松義行君) 休憩前に引き続き会議を行います。--------------------------------------- △日程第3 委員長報告、質疑、討論、採決 ○議長(高松義行君) それでは、日程に従いまして委員長報告を行います。 まず、陳情第8号並びに陳情第9号について一括して、産業建設常任委員長の報告を求めます。 12番、国分一英君。     〔産業建設常任委員長 国分一英君 登壇〕 ◆産業建設常任委員長(国分一英君) 去る12月2日の本会議において、当産業建設常任委員会に付託されました陳情第8号 公益的機能を有する森林整備に向けた具体的施策の実施を求める陳情書及び陳情第9号 木材の供給及び地域材の利用拡大を求める陳情書について、12月6日午前10時より第3常任委員会室において委員会を開催しましたので、その経過と結果について報告いたします。 開会後、陳情第8号について審査を行い、産業振興課長の出席を要請し説明を求めました。 説明によりますと、本陳情は平成16年12月議会で採択された地球温暖化防止・森林吸収源対策の着実な推進を求める陳情書とほぼ趣旨を同じくするものであり、前回の陳情は京都議定書の発効と、それに伴う地球温暖化防止の推進を求めるものでありましたが、今回の陳情は、発効した京都議定書に基づく森林整備及び緑の雇用対策による林業労働力確保と、国に対して治山治水のために特別重点枠の予算確保を求める内容であるとのことでありました。 さらに課長からは、資料に基づき、京都議定書、森林吸収源対策、緑の雇用対策等について詳細説明があり、陳情内容を審査いたしました。 本陳情に対する取り扱いを諮りましたところ、国土保全、水源涵養といった森林の持つ公益的機能への期待は一層高まっており、森林整備を進めることが、今後、国民が安全で安心できる社会を構築する上で重要であり、我が国においてもこれらの対策にできる限りの努力をすべきであるので、議会は採択の上意見書を提出すべきとの、委員全員の意見の一致を見た次第であります。 続きまして、陳情第9号について、産業振興課長の出席を要請し説明を求めました。 説明によりますと、森林は我が国の国土の約67%を占め、その約4割は戦後植林された人工林でありますが、木材価格の低迷や安価な外材輸入の影響により、人工林の多くは間伐などの維持管理がなされず放置されており、木材自給率は18.5%まで落ち込んでいるとのことでありました。 本陳情に対する取り扱いを諮りましたところ、環境破壊を防止するためには森林の再生が不可欠であり、国は、国内においては木材価格の安定と林業における採算性を確保する施策を、違法伐採国に対しては植林支援などの施策を行うべきであるので、議会は採択の上、意見書を提出すべきとの委員全員の意見の一致を見た次第であります。 何とぞ、当委員会の結論にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、産業建設常任委員会の報告といたします。 ○議長(高松義行君) それでは、陳情第8号について委員長に対する質疑を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議ありませんので質疑を打ち切ることにいたします。 お諮りいたします。 陳情第8号 公益的機能を有する森林整備に向けた具体的施策の実施を求める陳情書は、討論を省略して採決するに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議ないものと認め、採決を行います。 本陳情は、産業建設常任委員長報告のとおり採択と決するに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議なしと認め、本陳情は産業建設常任委員長の報告のとおり採択と決しました。 次に、陳情第9号について委員長に対する質疑を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議ありませんので質疑を打ち切ることにいたします。 お諮りいたします。 陳情第9号 木材の供給及び地域材の利用拡大を求める陳情書は、討論を省略して採決するに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議ないものと認め、採決を行います。 本陳情は、産業建設常任委員長報告のとおり採択と決するに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議なしと認め、本陳情は産業建設常任委員長報告のとおり採択と決しました。--------------------------------------- △日程第4 議案に対する質疑、討論、採決 ○議長(高松義行君) それでは、日程に従いまして議案に対する質疑を行います。 議案第92号について質疑を行います。 11番、佐藤政隆君。 ◆11番(佐藤政隆君) これは処分通知等のところの第3項みなし規定が入っているんですけれども、こちらの機械で処分を通知したときに向こうの記録に保存されたときという形になっているんですけれども、この辺の考え方をちょっと、もう少し説明をお願いしたいと思います。 ○議長(高松義行君) 企画政策課長。 ◎企画政策課長(渡辺友衛君) ただいまのご質問は、本条例の第3条及び第4条の関係でございまして、到達時期の規定の関係でございますが、これは通常窓口ですと申請のあったそのとき、それから、交付したそのときということで手渡しでできるわけでございますが、今後オンラインでやられる場合につきましては、いつの時期に到達したかということを明文化しておく必要があるということでございまして、その時期についてのご質問でございますが、それにつきましては、お互いのファイル、いわゆるコンピューターの内部に届いたときと、そのときにこれが到達した時期ということで規定されているものでございます。 ○議長(高松義行君) 11番、佐藤政隆君。 ◆11番(佐藤政隆君) こちらのコンピューターから向こうのコンピューターに行ったということ、その到達時期というのはどういうふうな認識をするのか。相手が例えばコンピューターを開いていないときに、それは行ったものだという形にしてしまうのか、その辺のところをちょっとご説明願いたいと思います。 ○議長(高松義行君) 企画政策課長。 ◎企画政策課長(渡辺友衛君) ちょっと言葉が足りなくて申しわけございませんでした。 これにつきましては、町の方で受ける場合につきましても、これは申請の受け付け時間が、今のところ朝の8時半から夜8時半までの中での受け付けという時間帯がございます。それもひとまず、この電子申請システムに書き込まれて、そこからこちらに送られてくるという形になりますが、まず行政の方に届いた時期につきましては、その電子申請システムに書き込みがあった時期という形になろうと思います。 それから、こちらから向こうに届いたときにつきましては、確かに向こうさんが開いていないということも考えられるわけでございますが、その中で、向こうさんで正式に開いて受理したという形になったときについて……失礼しました。大変失礼しました。こちらから向こうさんに送られたときということでございますので訂正させていただきます。 ○議長(高松義行君) 助役。 ◎助役(安齋睦男君) ちょっとわかりにくい説明で大変申しわけございません。 通常の文書でのやりとりの場合を考えますと、処分の通知でございますのでその場で交付する場合もございますが、通常であれば郵送になると思います。今までですと。ですので、到達主義ということで、相手方の郵便ポストに入って到達したときがその通知が行われた時点というふうに、今までであればそういう判断をされるわけですが、今後は電子的に行われますので、郵便にかわりまして、いわゆる電子メールなどで文書が通知されることが多くなろうと思います。そういう意味では、相手方がそのメールソフトなどを開いてメールの受信が確認できた時点というような扱いになろうというふうに考えております。 ○議長(高松義行君) 11番、佐藤政隆君。 ◆11番(佐藤政隆君) 相手がメールを開いた時点で確認という形になってしまうと、当分開かない場合についてはその処分通知が確認できないわけですよね。そうすると、向こうの電子記録に記録されたということは、その時間が入っていますから、その時間で到達したもの、その時間で向こうに処分通知が発付されたものという形の認識ではないんですか。
    ○議長(高松義行君) 助役。 ◎助役(安齋睦男君) 言い方が悪くて申しわけありません。 相手が見たというのではなくて、相手のメールサーバーに文書が到達したときという、そういうことでございます。 ○議長(高松義行君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議ありませんので質疑を打ち切ることにいたします。 議案第93号について質疑を行います。 10番、國分義之君。 ◆10番(國分義之君) 議案第93号 本宮町文化スポーツ振興基金条例、これはたしか平成2年にできて廃止になった条例をまたつくると思うんですけれども、規則の中で905ページの例規集に今これが残っているんですけれども、本宮町文化・スポーツ振興育成事業に関する規則、これは前の条例で廃止になって、今回はこれは使えないと思うんですけれども、今後こういう規則をまたもう一回つくる予定なのかどうかお聞きします。 ○議長(高松義行君) 生涯学習センター長。 ◎生涯学習センター長(根本昌康君) 本宮町文化・スポーツ振興育成事業に関する規則というのが、平成3年につくった規則そのものが例規集の中に現在残っております。これにつきましては、前の文化・スポーツ振興基金条例を廃止する条例を平成5年6月の議会の方に提案をいたしましてお認めいただいたところでございます。その条例の廃止に伴いまして、こちらの規則は廃止をするという形で進めるべきだったところを、事務手続上大変おくれまして申しわけございませんが、こちらの規則については廃止をさせていただきたいと思っております。 今回、新しく基金条例をお認めいただければ、第7条にあります必要な事項を町長が別に定めるというふうなことで、新たな規則等を制定させていただければというふうに考えておるところでございます。 ○議長(高松義行君) 18番、島田和夫君。 ◆18番(島田和夫君) この基金条例の運用の仕方というのはどういう形で運用するのかなと。2,000万円ほど特定寄附があって、文化・スポーツ振興事業団解散に伴ってそれを積むんだと。そして、提案理由の説明の中に、取り崩し的な基金の性格を持っているということで説明されたわけなんですが、そうしますと、この取り崩しを目的にする基金のあり方ということでいきますと、地方自治法第241条の第1項の規定によりということで、これを読みますと、取り崩しの基金というのはないんですよね。特定の基金を運用するために一定額を積み立てすることができる、基金にすることができる、その運用についてという解釈上は、その補助としていろいろくれていいぞということではなくて、その基金の目的によって物品を買ったり、何か事業を起こす目的のために基金というのを使うんですよということで、特定の事業のためにと、こういうことになっているんですね。 これは、先日からの説明からしますと、従来スポーツ事業のいろいろやった功績のある人に対する補助をくれるとか、そういうものではなかったかと思うんですが、その基金の目的からすると、どうも私は理解しがたいものがあるんですが、どういう形でこれを運用するのか。特定の寄附を目的にして、そういう形で今後使うとするならば、本来は特別会計でも、寄附のね、特別会計をつくるなり、または一般会計の中に入れても、こういう条例を、この支給条例でもつくって、その条例の中で今度支給していけばいいことであって、わざわざこの基金をつくる。ちょっと理解しがたい。基金としての今までのあり方とは随分違うあり方だと、こういうぐあいにひとつ思うんですが、その点の基金の解釈上の問題と、あとお願いします。 そして、この中にある、毎会計年度においてどうのこうのとあるんですが、定めるところによって積み立てるということは、これは積み立てるという考え方でやっているのか、もう文章上こういうのを入れなくてはだめだから入れているものなのか。そうしますと、どういう目的でどういう形でと、何か非常に、この基金全体のものが、町長の提案理由の説明では目的を十分に果たすためにやるんだということでは、これではなくなってしまうわけですね。その辺がもう少し明らかにご説明をお願いしたいと思います。 あともう一つ、これは本宮町文化スポーツ振興基金条例ですから、文化・スポーツ振興事業団の廃止に伴っての条例ですので、関連してお聞かせ願いたいと思うんですが、文化・スポーツ振興事業団の職員も7月から今の生涯学習センターの職員になったと思うんですね。その際に、本宮町は町長にしても一定の来年の中ころにはNPOの一つの立ち上げをして雇用の、賃金は若干安くなるけれども安定した雇用の中で十分に仕事ができるような方向でやっていくということの説明がされているんですが、そうしますと7月からですから、もう何カ月間過ぎて、それこそ新年度予算の編成になってくる時期で、予算要求も各課がやっていると思いますから、当然、そのNPOを立ち上げるための資金の予算獲得も要求していると思いますが、どういうものが、その職員の安定した雇用の中でどういうものが見出されて、そのための資金としてどのくらい必要な状況になってきているか、その現在の状況について、ひとつあわせてご説明をお願いしたいと思います。 ○議長(高松義行君) 助役。 ◎助役(安齋睦男君) まず私から、先ほどご質問いただきました最初の1点目の質問のうちの法令解釈等に関する部分、私がその辺一番詳しいということで、何か島田議員からのそういう質問を、私いつも回答させていただいていますのでお答えさせていただきますが、先ほどその基金につきまして241条の関係がございました。地方自治法241条が定めておりますのは、基金には2種類ありますということでございまして、1種類には、その特定目的のために資金を積み立てるための基金。もう一つの種類としては、定額の資金を運用していくための基金ということでございます。こちらのうちのどちらかといいますと、今回の条例で提案させていただいておりますのは、特定目的のための資金を積み立てる基金でございまして、定額運用基金と申しますのは、例えば物品購入のための用品購入の基金とかを町で持っていますが、一定額を、資金を、例えば貸しつけて、または返してもらったり、あるいは、その物品購入に一回物品に化けて、それを今度一般会計で買った分をまた現金に戻して、また物を買ったりというふうに、財産としての大きな中身は余り変わらない中でそれを運用していくという方の基金でございます。こちらは、今回の基金はそちらではなくて積み立てていくための基金でございますが、この積み立てということにつきまして、運用の仕方は後ほど説明があると思いますけれども、当面、今想定しておりますのは、今回、文化・スポーツ振興事業団の解散に伴って、町に寄附されるお金のうちの一部を一度に積み立ててしまって、その後にそれを順次取り崩しながら使っていきましょうということで運用を考えてございますが、これがその法令上、またその基金の制度上どうかということでございまして、積立型の基金につきましては、その積み立ての回数、あるいは期間につきましては法令上定めはございません。また、取り崩しにつきましても同様に、法令上特に定めはございませんので、極端な例ですが、一度に積み立てて一度に取り崩す場合も法令上はありでございまして、また、今回想定しておりますように、一度に積み立てて何回かに分けて取り崩していくというのも、これは法令上認められてございます。 また、逆に、何回かに分けて積み立てて一度に取り崩したり、何回かに分けて積み立てた上で、また、逆に何回かに分けて取り崩していくということもございますので、特別、その基金としての法令上、あるいは制度上、今回提案させていただいているものが不適切であるということはございませんので、その点はご理解をいただきたいと思います。 なお、運用方法等につきましては担当センター長の方から答弁があると思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(高松義行君) 生涯学習センター長。 ◎生涯学習センター長(根本昌康君) 本宮町文化スポーツ振興基金条例の運用の仕方、考え方でございますけれども、基金条例として積み立てます基金2,088万5,000円につきましては、文化・スポーツ振興事業団の方に民間の個人、それから企業さんの方から16件ほど寄附をいただいたものでございまして、それを事業団の方に寄附していただいた趣旨を最大限尊重して、こちらの基金条例として基金を設置したいという考え方でございます。 運用の仕方でございますけれども、1つには、芸術文化の振興のための支援企画、それからもう一つには、生涯スポーツの振興のための支援企画、そういったものを考えております。そのような既存の生涯学習推進費でなかなか措置できなかった事業等を展開するべく、町民の皆さんからも企画提案をいただきながら、社会教育委員の会議や関係団体の方々、関係機関の方々と協議をしながら、できれば単発でなくて数年のスパンで進められるような事業を展開していきたいというふうに考えておるところでございます。 第2条関係でございますけれども、こちらにつきましては、積み立てる額は、先ほど申し上げましたように2,088万5,000円でございますが、将来的に基金の方に積み立てる状態、必要性が生まれたときにできるような条文構成にしておきたいというふうに考えておるところでございまして、実際、現段階では積み立てる考え方はございません。 ○議長(高松義行君) 企画政策課長。 ◎企画政策課長(渡辺友衛君) 最後の、文化・スポーツ振興事業団であった職員のNPO法人化の関係でございます。 これにつきまして、その事業の推進につきましては企画政策課がということでございましたので私の方からご答弁させていただきたいと思います。 初めに、生涯学習センターの設置後、文化・スポーツ振興事業団の職員の方々との話し合い等を持たせていただいたわけでございますが、まず、その職員の方々のお話ですと、まずセンターとして自分たちが、いわゆる公民館事業とかそういったものの内容を一度知りたいということがありまして、そのNPO法人化についてはそういった事業内容等を熟知した中で考えていきたいということもあるので、一定期間を猶予をいただきたいという話もあったところでございます。 そういった中で、7月1日以降何カ月かたったわけでございますが、過日改めまして文化・スポーツ振興事業団であった職員の方々と話し合いを持たせていただいたということでございます。そういった中で、このNPO法人化について、若干、さまざまなその事業の内容等のいわゆる総合型地域スポーツクラブのNPO法人化とかというような話もあった中で、ちょっと誤解もあったところでございますが、そもそも町が求めておりますNPO法人化といいますと、もっと大きな視点での法人化であったということでございまして、その辺のお話もさせていただきながら、改めてNPO法人化に向けて進めてはどうかというふうなお話をさせていただいたということでございまして、その職員であった方々についても、改めて認識を新たにしていただいたと考えてございます。 今後、一つの区切りとしまして、区切りと申しますか目標といたしまして、来年9月を目標として一定の方向性を見出すような形で目標を定めた中で、工程をつくりながら進めていってはどうかということに話し合いの中でなったところでございます。つきましては、今後、生涯学習の推進、あるいは、今新たに健康増進の分野でも期待がされているところでございまして、町としましてもその職員の方々の資格取得等については支援をしながら進めていきたいと考えておるところでございます。 そういったことで、生涯学習センターと私どもの方で連携を密にしながら、そちらの方を進めてまいりたいと考えておるところでございます。 ○議長(高松義行君) 18番、島田和夫君。 ◆18番(島田和夫君) 先ほどの助役の説明にして、さらにセンター所長の説明からしますと、この条例上に第1項目の前段の方だという場合に、特定の目的のため財産を維持し資金を積み立てると、こうなっているんですね。そうすると、財産を維持し、特定の目的のために財産を維持する目的はないんですね、これは。あくまでも財産を使うだけの話なんですよね。そして、将来的に、場合によって金を一般会計から繰り出すことがあるかもしれないが今のところは全く考えてはいないということであれば、何も、本来でいけばこの第2条は要らないくらいの話であって、取り崩すだけの目的の基金条例というのは、本来はあり得ないはずではないですか。この助役の説明にしても、これは言っていることも、私見ながらですからわかりますが、特定の目的のため財産を維持するんです。ですから、この目的に維持しなくてはならないんですね。これは、この条例は取り崩すためにつくっている条例なんですよ。だから、だんだん金はなくなるはずなんですよ。そうすれば、この基金の本来の目的のあり方がおかしいことではないかとこう思うんですが、その点どうでしょうか。 あともう一つ、職員のことで、9月には一つの、従来からいって方向づけという、9月からは新たな方向で進められるようにするというのが、従来の町長からの答弁だったんですが、今の課長ですと、9月ころまでには一つの目安を、方向づけをではなくて、9月には大体新しいスタートを切れるということで受けとめていてよろしいわけですね。その点お聞かせ願います。 ○議長(高松義行君) 助役。 ◎助役(安齋睦男君) その、基金の241条の解釈の話で大変あれなんですが、特定の目的のために財産を維持し資金を積み立てというところの、財産を維持しの部分につきましては、例えば山林などを維持するようなものを基金として設定することを想定しておりまして、お金をずっと持ち続けるということでの意味では、資金を積み立てというところで読むことになってございます。この、一回積んだ後、その取り崩ししかないのであれば積み立てというのはおかしいのではないかという話でございますが、まず第2条で、基金として積み立てる額といいますのは、これは基金の条例ができた時点ではお金は積み立たってはいません。基本的に、まず基金条例ができまして、その条例に基づいて資金を一度まず積み立てます。今回、予算に計上いたしておりますので。それを、先ほど申しました、一度で積み立てるか数度に分けて積み立てるかは法令の規定はないというふうに申し上げたわけでございますので、今回補正予算で提案させていただいております基金の積立金につきましては、この第2条に基づきまして積み立てるという基金の提案でございます。 あとは、その毎年度という部分についてどうかということでございますが、先ほどありましたように、今これは、今度は条例の問題ではなくてその条例に基づく基金の運用の問題でございますけれども、当面、町としては積み立ては1度限りで今のところは想定してございますが、例えば今後、この基金の資金として使ってほしいというような寄附金等が町民の方から寄せられた場合ですとか、何かの関係でその特定のお金が入って、こういう基金に使えるお金があった場合ですとか、そういう場合に、あえてそのお金の積み立てを拒否するものではございませんので、積み立ても、今後もできるような条例上の制度にしておきたいということでございますので、今運用として想定しているのは1度限りでございますが、積み立ては1度は、少なくともこの条例に基づいて行うものでございます。 ○議長(高松義行君) 企画政策課長。 ◎企画政策課長(渡辺友衛君) 後段のご質問でございますが、来年9月の件でございますが、来年9月と申しましたのは、実際は法人化に仮に決定されたといたしますと、実際に法人化になるまでの手続の期間がやはり二、三カ月かかるというふうに見込んでございます。そういったことで、そうなりますと、余りおくれますと今度町の方の予算的なものも含めての事業調整に時間が、かなり厳しい時間帯になってしまうということがありますので、一定の目標として9月を目標にしていただければ町の事業との調整も可能だということで、9月をめどに検討をお願いしたいというふうなお話でございました。若干の誤解を与えたことにつきましてはおわびを申し上げます。 ○議長(高松義行君) 18番、島田和夫君。 ◆18番(島田和夫君) 今の助役の、助役は非常に頭がいいですから、私、特定の目的のために財産を維持しということの、この基金の条例の説明の中でお金ですよね。山林とか何かではないですよね。この今の論議になっているのは。山林とか何かを維持するためという、この説明されている、今の説明ではそういう説明だったんですよね。 だから、やはり金をここに積み立てをしてそれを維持する。助役が言うのには、条例ができた後で一遍に積むか段階的に積むかだけの差だということで言っておりますが、今回はもう一遍に積むんですよね。終わった後で、間違いなく。順次積み立てていくのではなくて、ことし500万円積んだり来年1,000万円とかでなくて、そういう上手な説明でなくて一遍に積むことは間違いないんですよ、これ。今回の補正予算で。ましてや山林を維持するための、これは財産の維持ではないんですよね。現金の財産維持なんですよ、ここで言っているのも。私は余り、町の方でいろいろすり合わせでこういう形で出したんだからこれでいくんでしょうけれども、何かこの場を逃れるための便宜上な言葉に私は、この山林を例えたり、順次積むのを一遍に積むって、これは一遍に積むことに間違いないわけですから、そういうものでこの説明をしていただかなければ、何か私は非常にわかりにくいと思いますし、こういう基金のあり方というのは本当に適切なのかどうか。これから、先ほどから言われているスポーツの事業とか社会教育事業に補助をする際に、条例さえきちんと、そういう支給条例でもつくって、そして、あと寄附を目的にそれを充てると言った方が、非常に会計上はわかりやすい中身になってくると思うんですが、その点はどうなのか、もう一回だけちょっとお聞かせ願います。 ○議長(高松義行君) 助役。 ◎助役(安齋睦男君) 何か、私の説明が大変、先ほど地方自治法での解釈の話と、この条例での規定での話がちょっと明確な説明を、きちんと切り分けた説明でなかったために誤解をされているのではないのかなと思いますが、あと、それから、言葉を逃れるための答弁ということではございませんので、できるだけ地方自治法の、この241条の解釈のお話をまず先ほど申し上げまして、第1条でいうところの特定の目的のために財産を維持し、点がございまして、資金を積み立て、点がございまして、または……     〔「もういいから……」と言う人あり〕 ◎助役(安齋睦男君) すみません。 その意味での財産を維持しという部分は、通常は、例えば山林の方の維持運用という部分で解釈されていますというご説明を申し上げたまでで、次の、資金を積み立てというところの部分が、私どもで申し上げた今回条例を提案しているところのその積立基金という形になりますが、お金を積み立てていくということでございます。 ですので、今回、今度は条例の話になりますけれども、第2条で規定がございますところの基金としての積み立ては、先ほど申しましたように実際に1回しか積み立て、今のところは想定はしてございません。今後は、実際には積み立てた後は取り崩していくばかりになってしまうのではないかということにつきましてはそのとおりだと思います。ただそれは、あくまでも地方自治法上適法か適法でないかということであれば、当然、地方自治法上想定している基金の使い方の範囲内で適法な使い方をしているということでございます。 続きまして、条例の第2条で、その積み立てる額が毎年あるような規定の仕方をしてあるのはどういうことかということにつきましては、毎年積み立てることも制度上はあり得るような条例の規定の仕方をさせていただいたということでございます。 なお、1回に積み立てて、その後は崩していくだけになってしまうのは、これは基金の運用方法の問題でございますので、そういう運用方法が適切かどうかというのは法令上は想定されている適法な運用方法でございますので、あとは政策判断でありますとかそういう部分でのご判断をいただくことで、議会の皆様方のご理解をいただければと思っております。 ○議長(高松義行君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議ありませんので質疑を打ち切ることにいたします。 議案第94号について質疑を行います。 9番、国分勝広君。 ◆9番(国分勝広君) 議案第94号、この工場立地促進条例ですか、これは多分旭硝子の分が、残りが平成18年以降にずれるだろうと。そこでそのようにしたのではなかろうかと私は感じるんですけれども、それはそうなんですけれども、結局私は何が言いたいかというと、旭硝子と契約する1年前くらいにアルス電子に土地を売ったと。8万円だったと思うんですけれども、これは半分だと。買った土地よりも安いと。一般市場ではどういうふうにしているかというと、例えば、定価もしくは定価より2割引にはプレミアムをつけますよと、こういうふうに、旭硝子のように定価の7割引、市価の5割引、普通こういうときには余りプレミアムというのはつけないんですよね。 こういう、例えはちょっと悪いですけれども、デパートでは5割引品には割引券はご容赦くださいとか、抽せん券はご容赦くださいと、このようになっているわけなんですけれども、この辺は市場感覚とすれば何かちょっと変だなと。ですから、定価より幾らまでですよとか、これが抜けていたのかなと、私、市場感覚からすると思うんですけれども、その感覚からして、これはちょっとおかしいのではないのかなと思うんですけれども、その辺どのように考えているんでしょうか。 ○議長(高松義行君) 企業誘致対策室長。 ◎企業誘致対策室長(根本昭吉君) ただいまのご質問でございますが、今回の工場等立地条例の一部改正につきましては、平成13年に設置いたしまして、今年度末、18年3月31日の5カ年間の時限立法で期限が切れるということで、5年間、再び23年3月31日まで期限を延長する内容でございます。 この理由につきましては、まだ経済が十分に回復しているという、そういう状況ではございません。なおかつ、まだ、工業団地につきましてもインター等の土地、それから北工業団地の土地につきましてまだ未分譲地がございます。あとは、ただいま国分議員さんからご指摘がありました、これはあくまでも想定の範囲になるんですけれどもアルス電子さん、それから旭硝子さん、それから加速器分析さんについても、ある程度想定される部分がございます。ということも含めまして、まだ未分譲地がある中で経済が十分に回復していないという状況も踏まえて、今回5年間をお願いするものでございます。 ○議長(高松義行君) 9番、国分勝広君。 ◆9番(国分勝広君) ですから、私が今聞いたのとは若干、その返答は違うんですけれども、一般市場では5割引品とかそういうまではプレミアムをつけないと。だから、その辺をきちんと決めておかなければならないのではなかろうかと、こう聞いたわけなんですけれども、どんどん安く売ってプレミアムをつけたのでは、それの差額は結局は税金で補てんしなければならないわけですから、その辺をきちんと決めるというのですか、5割以下はだめですよとか、そういう交渉の仕方をするべきではないのかなと、今後。そういうことなんですけれども、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(高松義行君) 助役。 ◎助役(安齋睦男君) 企業さんと土地の分譲ということで、私どもの商品としては土地でございますが、その土地の値段をどこまで値引きをするのかというお話、つまり、値引きした上でなおかつ特典まであるのかということのお話だと思いますけれども、まず基本的に、今回町がやっておりますような企業奨励のための制度というのは、いわゆるライバル会社といいますか、ライバルであります他の町村等で工業団地の分譲を今目指している、そういう市町村におきましても、全く同じではございませんが、それぞれにやはりそういう特典制度は持ってございます。 そういう意味におきましては、特典制度があった上での値段の交渉ということが、実際にはなされてございますので、企業さんにおいでいただいて地域の活性化を図ったり町民の方々の雇用の場を図るということが、まず一番の企業誘致、土地分譲の目的でございまして、その土地を高く売ってその差益を得るということよりも、まずはそこを優先して考えていきたいというふうに考えてございますので、他との比較で、本宮町が特典がないことで企業さんに逃げていかれてしまったのでは、やはりこれは元も子もないことでございますので、そういう意味からは、少なくとも制度上は他と肩を並べられるような制度は残しておきたいという趣旨でございます。 ○議長(高松義行君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議ありませんので質疑を打ち切ることにいたします。 議案第95号について質疑を行います。 6番、伊藤隆一君。 ◆6番(伊藤隆一君) 今回、私、今質問をしたいのは、今回の消防費の中で1つお聞きしたいなというふうに思って今質問したわけでございますが、既に皆様ご存じのとおり、大変騒がせておりますアスベスト問題があるわけでございますが、今回火災消火対策の一環として、消防団に防じんマスク及び防じん眼鏡というふうな配布をしているところが、各自治体、消防団員への配慮として、臨時議会及び補正あたりでも対応しているという自治体が多く見られる。 単に考えれば、常備消防に配備されてはいるものの消防団員には必要ないという問題でもないと思うんですね、今回は。今回のその問題の中にでも団員の安全、そしてまず健康管理というのも一つの行政の役割かなというふうに私自身思うわけでございますが、近隣の郡山市では、今回、消防からの要望等々の前に先立ちまして議会で予算を通し、各車両にマスクと眼鏡を5個ずつ配備したという話を聞きました。 今回の補正で本町が対応できなかった。なぜ対応できなかったのか、必要性がないから対応しなかったのか、私はそういう問題ではないと思うんですね。私としてはやはり、何個かでも予算化して対応すべきだというふうに思うわけでございますが、今回計上しなかった理由に対して、ほかに計画性があったから今回上げなかったものなのか。また今後配備するような考え的なものがあるのかどうかお伺いしたいと思います。 ○議長(高松義行君) 町民生活課長。 ◎町民生活課長(伊藤昌男君) ただいまの議員ご指摘のとおり、大変アスベストの関係、非常時の火災等で消防団員の方もその際には活動をするということで、私どもでも、当然防じんマスク、さらには眼鏡等を配備しなくてはならないのではないかというふうに考えておるところでございます。 その予算措置につきましては、今の現有の予算の執行状況等を見ながら予算の、その配備の数量も団との協議をしながら、どこまでの配備が必要なのかどうか早急に協議しながら、現有の予算で対応できるのかどうかを現在検討したいというふうな思いで、今回の補正の中には計上しなかったものでございます。 ○議長(高松義行君) 6番、伊藤隆一君。 ◆6番(伊藤隆一君) そうすると、今の話を聞きますと、消防団の方からは何の要請もなかった、そのために計上しない。あと、予算の考慮もしなければならないからしないということの意味合いでとれるのかなと思うんですが、やはりそれらも、確かに団からの要望とか等々も必要性はありますが、行政側でやらなければならないものと、団からの要望でやらなければならないもの、これをやはり区分けして配備していただかないと、やはり行政上で管理する、団員の管理する側としては、やはり当然するべきことが、早くするかとか要望があってから初めてするのかというふうなことでは遅いと思うんです。やはりその辺の今後の対応を、行政側として素早い対応的なものの必要性があると思いますので、今後の対応もやはり早急に考えていただくように。それで、早急に団との話し合いもして、早く配備できるような態勢をとっていただきたいと思うのですがいかがでしょう。 ○議長(高松義行君) 町民生活課長。 ◎町民生活課長(伊藤昌男君) 当然、町の方としましても団員の健康管理ということでございます。そういった意味で、現有の消防費の中の経費節減をいろいろな面でさせていただいております。その中での予算の執行、今後の執行を見込みながらどの程度の数量を買うことができるか。価格等も調査しながらそういったことを検討させていただきたいというふうなご答弁をさせていただいたところでございます。 当然、どこまでの範囲の団員、班長クラスとか一般団員まではちょっと予算的には難しい、一遍には難しいかと思いますけれども、その辺のところを団とご協議させていただけないかというふうな内容の答弁でございます。 ○議長(高松義行君) 6番、伊藤隆一君。 ◆6番(伊藤隆一君) 確かに、予算上の問題、予算上の問題とさっきから言いますけれども、その予算上の問題もありますから何個かというわけですから、これ町長の方にお聞きしたいんですが、確かに予算上の苦しい部分もあるんですよ。ですが、行政側でやらなければならない部分というのは多々あるわけですよ。だからそれの区分けをしてくださいということですが、そういうものもやはり健康管理上、安全上の問題を行政側で考えなかったらどうすることになるんですか。町長、その辺の答弁をちょっとお願いします。 ○議長(高松義行君) 町長。 ◎町長(佐藤嘉重君) お答えをさせていただきます。 確かに消防団の安全管理というのは大変大事なことであります。そういうことで、担当課の方も消防団といろいろ話をしているというふうなことだと認識をいたしております。そういう中で、早急に残予算の中で処理したいというふうなことでの内容と認識をいたしておりますので、行政としても大変必要なものだということは認識いたしております。 ○議長(高松義行君) 2番、鶴巻秀一君。 ◆2番(鶴巻秀一君) 27ページ、29ページの土木費の方なんですが、今回道路台帳更新委託料は補正減になっているんですけれども、橋梁、また水管橋ですね。そちらの耐震調査の方の台帳とか、その辺調査を行ってまとめているんでしょうか。 また、水管橋の落橋防止になっているかどうかとか、その辺を含めてちょっとお聞きしたいんですが、もしまだであればいつごろやる予定があるのか教えていただきたいです。 ○議長(高松義行君) 建設課長。 ◎建設課長(伊藤伸一君) 大変申しわけありません。 1つ聞き取りにくいところ、水管橋とおっしゃったのでしょうか。水管というのは水の管、水道管の橋ということでよろしいでしょうか。 ◆2番(鶴巻秀一君) そうです。 ◎建設課長(伊藤伸一君) 大変失礼しました。 27ページで8款の道路台帳更新の委託料、これは当初予定しました台帳の補正、例えば道路工事に伴うものとか道路の形態が変わったときに、その道路台帳を直しておく必要があるということで、当初予定したものよりもずっと少ない箇所、または距離で、この時点で異動する箇所が少なかったので、または交渉というか入札の差額もありましてこういうふうに安くできることができました。そこで減額をお願いしたところでございますが、2つ目の質問の、その水管橋につきましては……。     〔「橋梁です」と言う人あり〕 ◎建設課長(伊藤伸一君) 水管橋ではなくて橋梁ですか。 橋梁につきましては耐震上のものにつきましては、現在まだ点検……ちょっと、少々お待ちください。橋梁台帳上は整備されておりますが、今現在ではどの程度まで、ちょっと耐えられる橋なのかちょっと、私、今現在把握していなかったもので、ちょっと答えに窮しております。 ◆2番(鶴巻秀一君) していないということですか。 ◎建設課長(伊藤伸一君) はい。現在はしておりません。 ○議長(高松義行君) 上下水道課長。 ◎上下水道課長(村越廣志君) ただいまの質問につきましては、橋に添架されている水道管の耐震性ということかと存じますが、これにつきましてはまだ調査は行っておりません。よろしいでしょうか。 ○議長(高松義行君) 2番、鶴巻秀一君。 ◆2番(鶴巻秀一君) もう一つ最後に。もししていなければいつごろやる予定があるんですかと最後に聞いたんですけれども。 ○議長(高松義行君) 上下水道課長。 ◎上下水道課長(村越廣志君) 添架されております水道管、本宮町につきましては2カ所ございます。1カ所につきましては上ノ橋でございます。それからもう1カ所が下ノ橋に添架されておりますが、高架としましては、下ノ橋につきましては比較的新しい施設でございますので、これについては大丈夫かと思うのですが、想像でございますが。それから、上ノ橋につきましては、ご案内のようにかけかえが予定されているということで、そのときの対応になるかと存じます。 ○議長(高松義行君) 建設課長。 ◎建設課長(伊藤伸一君) 大変失礼しました。 今いろいろちょっと整理してみたんですが、橋にも橋梁台帳を持っておりますが、大きな橋から、当然小さい一般の用悪水路ですか、そういうものを超えるような小さな橋まで多種多様なものがございますので、これからできる限り早い段階で、その道路台帳の橋梁部分を再度点検しながら整理させていただきたいと思います。目標にちょっと、作業量がどのぐらいになるか推測がつかないので、極力早く整理するということでこの場の答えとさせてください。 ○議長(高松義行君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議ありませんので質疑を打ち切ることにいたします。 議案第96号について質疑を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議ありませんので質疑を打ち切ることにいたします。 議案第97号について質疑を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議ありませんので質疑を打ち切ることにいたします。 議案第98号について質疑を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議ありませんので質疑を打ち切ることにいたします。 議案第99号について質疑を行います。 14番、作田博君。 ◆14番(作田博君) 水道事業関係で給水管、そういったものについてのアスベスト使用管というのがかなり本町にもあると思うんですが、これらがどの程度使われているのか、あるいは、人体に対してどのような影響があるのか、どのような形で把握しておられるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(高松義行君) 上下水道課長。 ◎上下水道課長(村越廣志君) まず第1問につきましては、水道管の中に、既設管の中にアスベスト管がどのぐらい使われているかという内容かと存じます。これにつきましては、16年度末の延長で約14キロメートルございました。17年度に入りまして工事を現在進めておる段階でございますが、2キロメートル程度解消できるかと存じます。したがいまして、17年度末につきましては12キロメートル程度と考えております。 それから、害でございますが、旧厚生省の見解といたしましては、健康の被害が出る程度のものではないという見解が示されております。 ○議長(高松義行君) 14番、作田博君。 ◆14番(作田博君) 今まで、例えば施工業者が知らずしてかなりの長い年月にわたって施工されてきた。極端に言いますと、マスクも何もやらないでそのままカッターでカッティングしたりというような状況があったということが、業者の方から直接お聞きした経過があるんですが、今後その撤去をするについても業者の方がやられるんでしょうが、そういったその、町としてはそういう指導といいますか、あるいは処理管、そういったものの処理済みのものの処理の仕方とか、それは業者さんに全部任せるんでしょうけれども、それらを含めて、指導を含めて対応はどのような形で見届けるといいますか、ひとつお願いしたいと思います。 ○議長(高松義行君) 上下水道課長。 ◎上下水道課長(村越廣志君) 処理の方法につきましてのご質問かと存じますが、これにつきましてもことしの5月か3月ごろかと存じますが、厚生労働省からの通達がございまして、細かい手順を定めたものが通知されております。これによりますと、作業の際は防じんマスク、眼鏡をかける。それから、切り取ったものはすぐに大きなビニールに入れるとか、そういった基準が示されておりまして、これにつきましては説明会を行ったところでございます。 ○議長(高松義行君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議ありませんので質疑を打ち切ることにいたします。 次に、報告第11号、報告第12号、報告第13号、報告第14号の専決処分の報告について、並びに報告第15号 平成17年度財団法人本宮町文化・スポーツ振興事業団経営状況報告については報告のみとなりますのでご了承願います。 それでは、日程に従いまして議案の採決を行います。 議案第92号 本宮町行政手続等における情報通信技術の利用に関する条例の制定については、討論を省略して採決するに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議ないものと認め、採決を行います。 本案を原案のとおり決するに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議なしと認め、本案は原案のとおり可決確定いたしました。 議案第93号 本宮町文化スポーツ振興基金条例の制定については、討論を省略して採決するに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議ないものと認め、採決を行います。 本案を原案のとおり決するに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議なしと認め、本案は原案のとおり可決確定いたしました。 議案第94号 本宮町工場等立地促進条例の一部を改正する条例については、討論を省略して採決するに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議ないものと認め、採決を行います。 本案を原案のとおり決するに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議なしと認め、本案は原案のとおり可決確定いたしました。 議案第95号 平成17年度本宮町一般会計補正予算(第5号)は、討論を省略して採決するに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議ないものと認め、採決を行います。 本案を原案のとおり決するに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議なしと認め、本案は原案のとおり可決確定いたしました。 議案第96号 平成17年度本宮町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)は、討論を省略して採決するに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議ないものと認め、採決を行います。 本案を原案のとおり決するに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議なしと認め、本案は原案のとおり可決確定いたしました。 議案第97号 平成17年度本宮町介護保険特別会計補正予算(第3号)は、討論を省略して採決するに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議ないものと認め、採決を行います。 本案を原案のとおり決するに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議なしと認め、本案は原案のとおり可決確定いたしました。 議案第98号 平成17年度本宮町公共下水道事業特別会計補正予算(第5号)は、討論を省略して採決するに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議ないものと認め、採決を行います。 本案を原案のとおり決するに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議なしと認め、本案は原案のとおり可決確定いたしました。 議案第99号 平成17年度本宮町水道事業会計補正予算(第4号)は、討論を省略して採決するに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議ないものと認め、採決を行います。 本案を原案のとおり決するに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議なしと認め、本案は原案のとおり可決確定いたしました。 暫時休憩をいたします。 再開は2時15分といたします。 △休憩 午後2時01分 △再開 午後2時15分
    ○議長(高松義行君) 休憩前に引き続き会議をいたします。--------------------------------------- △議会運営委員長報告 ○議長(高松義行君) それでは、休憩中に議会運営委員会を開催しておりますので、日程の追加について委員長より報告いたさせます。 17番、増子善勝君。     〔議会運営委員長 増子善勝君 登壇〕 ◆議会運営委員長(増子善勝君) それでは、ご報告申し上げます。 休憩中に議会運営委員会を開催いたしまして、諮問のありました件について協議をいたしました。その内容は、町長提案の平成17年度本宮町一般会計補正予算、意見書案として、道路特定財源の確保に関する意見書、公益的機能を有する森林整備に向けた具体的施策の実施を求める意見書、木材の供給及び地域材の利用拡大を求める意見書、また、各常任委員会の閉会中の調査申し立て3件であります。 協議の結果、日程に追加して審議すべきであろうとの結論に達しましたので、ご審議の上ご賛同を賜りますようお願い申し上げまして報告といたします。--------------------------------------- △日程の追加 ○議長(高松義行君) お諮りいたします。 ただいま委員長報告のとおり本日の日程に追加し、直ちに上程することにいたしたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議なしと認め、上程することに決しました。 それでは、議案並びに意見書案及び閉会中の継続調査申出書を配付いたさせます。     〔議案配付〕 ○議長(高松義行君) 配付漏れはありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 配付漏れなしと認めます。--------------------------------------- △追加日程第1 議案第100号上程、提案理由説明、質疑、討論、採決 ○議長(高松義行君) それでは、日程に従いまして、議案第100号を上程いたします。 書記をして朗読いたさせます。     〔議事調査係長朗読〕 ○議長(高松義行君) 議案の提案理由の説明を求めます。 町長。     〔町長 佐藤嘉重君 登壇〕 ◎町長(佐藤嘉重君) それでは、議案第100号 平成17年度本宮町一般会計補正予算(第6号)について説明を申し上げます。 第6号補正予算につきましては、岩根農構センターにおけるアスベスト対策に要する経費をお認め願いたいとするものであります。 アスベストの対策状況につきましては、本議会初日にご報告のとおりでありますが、まず利用者の健康被害対策に関しましては、検査の結果について、アスベストに詳しい専門家である東北労災病院の医師に助言をいただいたところであります。 助言は3点ございます。 まず1点は、空気中の繊維浮遊数が1リットル中に0.23本という数値は極めて低いものであり、気にする必要のものではないということが第1点であります。 第2点は、検出されたクリソタイルはアスベストの種類の中では健康への被害が比較的低い方である。 第3点は、住民の健康診断までの必要性はないと考えられるとのことであり、利用者の健康への影響はないものと判断をさせていただいたところであります。 次に、軽運動場天井の吹きつけ材についてでありますが、アスベストの含有率は1.3%でありますので、石綿障害予防規則により、解体撤去の際に特別な措置が必要となる1.0%の基準を上回っております。したがいまして、今後の対策といたしまして、アスベスト含有材を早急に撤去し、施設の早期の利用開始を図りたいと考えております。予定どおり着手できたといたしますと、施設の使用再開は来年2月中旬の見込みであります。 以上をもちまして、公共施設のアスベストに関する調査の内容であります。 補正についてでございますが、アスベスト除去工事費といたしまして1,363万9,000円を計上させていただきました。 歳入に、農業施設整備事業債1,290万円を見込み、不足分73万9,000円は予備費を減額し充当させていただきたいと考えております。 これらの結果、歳入歳出それぞれに1,290万円を追加し、歳入歳出総額を62億1,340万円とした次第であります。ご審議の上、お認め賜りますようよろしくお願いを申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。 ○議長(高松義行君) それでは、議案第100号に対する質疑を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議ありませんので質疑を打ち切ることにいたします。 日程に従いまして議案の採決を行います。 お諮りいたします。 議案第100号 平成17年度本宮町一般会計補正予算(第6号)は、討論を省略して採決するに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議ないものと認め、採決を行います。 本案を原案のとおり決するに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議なしと認め、本案は原案のとおり可決確定いたしました。--------------------------------------- △追加日程第2 意見書案第12号上程、提案理由説明、質疑、討論、採決 ○議長(高松義行君) それでは、意見書案第12号を上程いたします。 書記をして朗読いたさせます。     〔書記朗読〕 ○議長(高松義行君) 提案理由の説明を求めます。 12番、国分一英君。     〔12番 国分一英君 登壇〕 ◆12番(国分一英君) 意見書案第12号 道路特定財源の確保に関する意見書の提案理由についてご説明いたします。 道路は、豊かな生活の実現と国土の均衡ある発展を図るため、最も基本的な社会資本であり、その整備の促進が強く求められております。 本町におきましては、国道4号の拡幅事業が完了しましたが、主要県道等は整備水準が低く、自然と夢が広がる快適な都市づくりを推進するため、これらの道路網の整備が急務となっております。 政府においては、これまでの道路整備を支えてきた道路特定財源制度を見直し一般財源化することを検討しておりますが、道路特定財源制度は地方の道路整備に必要な予算を確保し、道路整備を計画的に進めるためにも不可欠な制度であり、今後とも道路整備の財源として確保していく必要があります。 以上が、道路特定財源の確保に関する意見書の提案理由であります。何とぞ要旨にご賛同賜りますようお願い申し上げまして提案理由の説明とさせていただきます。 ○議長(高松義行君) それでは質疑を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議ありませんので質疑を打ち切ることにいたします。 お諮りいたします。 意見書案第12号 道路特定財源の確保に関する意見書は、討論を省略して採決するに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議ないものと認め、採決を行います。 本案を原案のとおり決するに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議なしと認め、本案は原案のとおり可決確定いたしました。--------------------------------------- △追加日程第3 意見書案第13号上程、提案理由説明、質疑、討論、採決 ○議長(高松義行君) 次に、意見書案第13号を上程いたします。 書記をして朗読いたさせます。なお、朗読については件名のみを朗読し、意見書案の朗読を省略するに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議ありませんので、そのように決しました。     〔書記朗読〕 ○議長(高松義行君) お諮りいたします。 意見書案第13号 公益的機能を有する森林整備に向けた具体的施策の実施を求める意見書は、採択された陳情第8号の意見書案でありますので、提案理由の説明及び質疑、討論を省略して採決するに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議ないものと認め、採決を行います。 本案を原案のとおり決するに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議なしと認め、本案は原案のとおり可決確定いたしました。--------------------------------------- △追加日程第4 意見書案第14号上程、提案理由説明、質疑、討論、採決 ○議長(高松義行君) それでは、意見書案第14号を上程いたします。 書記をして朗読いたさせます。なお、朗読については件名のみを朗読し、意見書案の朗読を省略するに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議ありませんので、そのように決しました。     〔書記朗読〕 ○議長(高松義行君) お諮りいたします。 意見書案第14号 木材の供給及び地域材の利用拡大を求める意見書は、採択された陳情第9号の意見書案でありますので、提案理由の説明及び質疑、討論を省略して採決するに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議ないものと認め、採決を行います。 本案を原案のとおり決するに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議なしと認め、本案は原案のとおり可決確定いたしました。--------------------------------------- △追加日程第5 閉会中の継続調査申し出について ○議長(高松義行君) 次に、総務企画常任委員長から閉会中の事件について、会議規則第75条の規定により閉会中の継続調査申し出があります。 書記をして朗読いたさせます。     〔書記朗読〕 ○議長(高松義行君) お諮りいたします。 総務企画常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議なしと認め、総務企画常任委員長より申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。 次に、産業建設常任委員長から閉会中の事件について、会議規則第75条の規定により閉会中の継続調査申し出があります。 書記をして朗読いたさせます。     〔書記朗読〕 ○議長(高松義行君) お諮りいたします。 産業建設常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議なしと認め、産業建設常任委員長より申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。 次に、文教福祉常任委員長から閉会中の事件について、会議規則第75条の規定により閉会中の継続調査申し出があります。 書記をして朗読いたさせます。     〔書記朗読〕 ○議長(高松義行君) お諮りいたします。 文教福祉常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(高松義行君) 異議なしと認め、文教福祉常任委員長より申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。--------------------------------------- △町長あいさつ ○議長(高松義行君) 町長に発言があれば、これを許します。 町長。     〔町長 佐藤嘉重君 登壇〕 ◎町長(佐藤嘉重君) 一言御礼を申し上げたいと思います。 議員の皆々様には寒い中、またお忙しいところ、第7回本宮町議会定例会にお越しを賜り、まことにありがとうございました。 上程申し上げました議案、全議案異議なくご承認を賜りました。心から厚く御礼を申し上げるところであります。 寒向の折、くれぐれもご自愛の上ご活躍のほど、そしてさらなるご指導のほどをお願い申し上げまして御礼の言葉とさせていただきます。 本当にお世話になりました。--------------------------------------- △閉会の宣告 ○議長(高松義行君) 本議会の日程全部を終了いたしました。 これをもって第7回本宮町議会定例会を閉会いたします。 ご苦労さまでした。 △閉会 午後2時32分地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。    本宮町議会議長    本宮町議会議員    本宮町議会議員...