二本松市議会 > 2020-06-08 >
06月08日-02号

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  1. 二本松市議会 2020-06-08
    06月08日-02号


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    令和 2年  6月 定例会(第5回)          令和2年6月8日(月曜日)---------------------------------------出席議員(22人)    1番 堀籠新一   2番 坂本和広   3番 斎藤 徹    4番 佐久間好夫  5番 佐藤運喜   6番 鈴木一弘    7番 石井 馨   8番 加藤建也   9番 本多俊昭   10番 熊田義春  11番 小野利美  12番 安齋政保   13番 佐藤 有  14番 菅野 明  15番 小林 均   16番 平 敏子  17番 野地久夫  18番 平塚與志一   19番 斎藤広二  20番 佐藤源市  21番 平栗征雄   22番 本多勝実欠席議員(なし)---------------------------------------事務局職員出席者   議会事務局長   渡辺誠一     総務係長     渡邊恵子   議事調査係長   鴫原久勝     書記       久保 賢   書記       田神 亮     書記       大室拓也   書記       高野寛正     書記       斎藤大樹---------------------------------------地方自治法第121条による出席者   市長          三保恵一   副市長         齋藤源次郎   教育長         丹野 学   総務部長        市川博夫   秘書政策課長      佐藤秀大   財政課長        安田憲一   人事行政課長併任                      選挙管理委員会事務局長 佐々木幹夫   税務課長        土屋健二   市民部長        佐藤吉浩   生活環境課長      阿部清久   市民課長        高橋祐子   国保年金課長      二階堂恵一   保健福祉部長      中村哲生   福祉課長        塩田英勝   子育て支援課長     加藤珠美   高齢福祉課長      斎藤裕二   健康増進課長      騎西東五   産業部長        荒木光義   農業振興課長      遠藤吉嗣   商工課長        伊藤雅弘   観光課長        大内真利   建設部長        磯川新吾   土木課長        鈴木喜代一   都市計画課長      菊地 智   建築住宅課長      福山佳男   上下水道課長      佐藤紀行   会計管理者       高野淳一   監査委員事務局長    伊藤 茂   農業委員会事務局長   三浦一弘   教育部長        篠塚 浩   教育総務課長      石井栄作   学校教育課長      安齋憲治   生涯学習課長      服部憲夫   文化課長        鈴木啓樹   安達支所長       佐藤俊明   安達支所地域振興課長  佐藤幸夫   岩代支所長       内藤徳夫   岩代支所地域振興課長  下村 覚   東和支所長       佐藤正弘   東和支所地域振興課長  武田幸喜---------------------------------------議事日程第2号 令和2年6月8日(月) 午前10時開議 日程第1 議案第53号から議案第67号までの15件      (議案に対する質疑、委員会付託) 日程第2 一般質問 散会---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------会議の経過 〔開議前机上配付資料 議事日程第2号、一般質問発言順序〕 ○議長(本多勝実) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。                          (宣告 午前10時00分) ○議長(本多勝実) なお、本日、報道機関等から議場内の写真撮影の申し出がありましたので、許可することにいたしました。 ○議長(本多勝実) 議員の出席状況を報告いたします。 現在出席議員22人、全員であります。 よって、会議の定足数に達しておりますので、本会議は成立いたしました。 ○議長(本多勝実) 本日の議事日程は、お手元に配付いたしました日程第2号のとおりであります。 ○議長(本多勝実) 議事日程に従い、議案第53号から議案第67号までの15件を一括議題といたします。 ○議長(本多勝実) これより議案に対する質疑に入るところでありますが、期限までに通告がございませんでしたので、質疑なしと認めます。 議案に対する質疑を終結いたします。 ○議長(本多勝実) これより議案の委員会付託を行います。 ただいま付託表を配付いたさせます。          (付託表 配付) ○議長(本多勝実) お諮りいたします。 議案第53号から議案第67号までの15件については、会議規則第37条第1項の規定により、お手元に配付いたしました付託表のとおり、所管常任委員会に付託して審査することにご異議ございませんか。          (「異議なし」との声あり) ○議長(本多勝実) ご異議なしと認めます。 よって、議案第53号から議案第67号までの15件については、付託表のとおり、所管常任委員会に付託して審査することに決しました。 ○議長(本多勝実) 次に、議事日程に従い、一般質問に入ります。 質問通告者は10人であり、お手元に配付いたしました一般質問発言順序のとおりであります。 順次発言を許します。 初めに、8番加藤建也君。          (8番 加藤建也 質問者席へ移動) ◆8番(加藤建也) 議長、8番。 ○議長(本多勝実) 加藤建也君。 ◆8番(加藤建也) 皆さん、おはようございます。 通告に従い、一般質問を行います。今定例会の質問は、新型コロナウイルス終息後の対策についてですが、1つに、これからの本市の感染対策の行動指針、安心・安全を市民にどのように周知していくのか、伺います。 ◎保健福祉部長(中村哲生) 議長、保健福祉部長。 ○議長(本多勝実) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(中村哲生) お答えいたします。 新型コロナウイルス感染症につきましては、感染経路が特定できない症例が多数に上り、かつ、急速な蔓延により、医療体制の逼迫や国民生活及び国民経済に甚大な影響を及ぼすおそれがある状況から、4月7日に東京都をはじめとする7都府県に対し緊急事態宣言が発せられ、さらに4月16日には福島県を含む全都道府県に対し、緊急事態宣言が発せられたところであります。 おただしの安全・安心の市民への周知についてでありますが、現在、緊急事態宣言が解除されたとはいえ、ワクチンや治療薬も開発されていないこと、また、いまだ不明な点が多い感染症であり、諸外国や国内におきましても、行動制限の解除後に感染の再拡大が起こった例も複数報告されるなど、長期的な対応が必要であると言われておりますことから、現時点において安心・安全を周知することは難しいと考えております。 本市が平成27年3月に策定し、今回の新型コロナウイルス感染症対策の基本となっております二本松市新型インフルエンザ等対策行動計画では、現在の新型コロナウイルス感染症の患者の発生が減少し、発症が低い水準でとどまっている状態、大流行が一旦収束している状態を小康期として捉えており、引き続き市民に対し防災ラジオ市ウェブサイト市公式SNS、重要な情報に係るチラシの全戸配布及び市公共施設への掲示による啓発等により、感染予防対策である手洗い、マスクの着用、咳エチケット、密閉・密集・密接のいわゆる3つの密を避けていただくこと、換気の重要性等を呼びかけることが重要であると考えております。 こうした予防対策を取っていただき、少しでも感染リスクを下げることで、小さな安心を積み上げていただけるよう、情報の提供に努めてまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ◆8番(加藤建也) 議長、8番。 ○議長(本多勝実) 加藤建也君。 ◆8番(加藤建也) ただいまの部長の答弁で、安全・安心について、大変周知するのが難しい部分があると。全くそのとおりだと思います。ただ、その中でも、ある程度は市民の皆さんに安心というものを、心がけているような部分を、市の当局の方から周知しなくてはいけないとは思うんです。その中で、今、部長の方から防災ラジオとか、チラシとか、そういう部分できちっとそういう報告をしながら対策を取っていくという話でございますが、その中でも、ただ安心については、私の方から、もう何点か伺いますけれども、1つは何と言っても、医療体制の確保を万全にすることが大事だと私は思っているんです。それで、その体制を安達医師会または広域とどのような連携を取って、市民のために具体的にどのような医療体制を構築していくのか、答えられる範囲内でお願いします。
    保健福祉部長(中村哲生) 議長、保健福祉部長。 ○議長(本多勝実) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(中村哲生) お答えいたします。 安達医師会とは感染症発症の早期の段階から、病院等で不足しているマスクを市の備蓄品から提供したり、市の対策本部と安達医師会の連名で全戸配布のチラシを作成するなど、連携をして対応をしてまいったところでございます。 今後は、今回の補正予算にも計上をさせていただきましたが、安達地方3市村、広域行政組合によりまして、安達医師会の協力のもと発熱外来を設置して、発熱のある市民が安心して受診できる体制を整えてまいりたいと考えております。詳細につきましては、現在協議中でありますが、できるだけ早い時期に開設をして、安達地方の医療体制の確保に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆8番(加藤建也) 議長、8番。 ○議長(本多勝実) 加藤建也君。 ◆8番(加藤建也) お答えいただいたように、なるべく迅速にそういう対応を取れるように医師会の方と連携を密に取って、やっていただければなと思います。 それで今、部長の方からの話ありましたように、安達地方発熱外来設置の部分のお話がありましたけれども、それに対してこの負担金、今回補正に869万が本市に上がっていますけれども、ということは安達地方の負担金ということは、二本松市が869万という理解してよろしいですか。となりますと、私たち議会としても、議員としても、理解しておきたいんですけれども、じゃ、大玉さんはいくら、本宮さんはいくら負担するのか、お分かりであれば教えてください。 ◎保健福祉部長(中村哲生) 議長、保健福祉部長。 ○議長(本多勝実) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(中村哲生) お答えをいたします。 現時点で詳しい資料を持ってまいりませんでしたので、詳しく申し上げることはできませんが、全体としての経費が1,500万弱かかる見込みでございます。通常、二本松、本宮、大玉の負担割合、二本松が概ね6割、本宮が概ね3割、大玉が概ね1割というような負担割合で負担することになろうかと考えております。 以上でございます。 ◆8番(加藤建也) 議長、8番。 ○議長(本多勝実) 加藤建也君。 ◆8番(加藤建也) もし金額的に分かりましたら、後で一般質問終わってからでもいいので、お知らせいただければと思います。 もう1つなんですけれども、実は2つ目に、この安心は、私は消毒の在り方だと思っているんです。それで、今我々が行っている消毒は、手洗いとか、うがい、あるいはアルコール消毒、先ほど部長がおっしゃった、3密に特化して消毒を行っているんですが、私が思うに、これから一番安心できる消毒は、紫外線消毒が効果的だと私は思っております。ただ、紫外線は、ほとんどの細菌や空気と水の中の他の微生物を数秒で死滅させることができるんです。ですが、特に重要なのは、紫外線には波長によって人体に有害な紫外線があるわけです。 例えば、UVAでありますと、これは長波長紫外線、長い波長の紫外線があって、UVB、これは中波長紫外線です。中間の波長の紫外線なんですけれども。これというのは、この2種類は皮膚がんを誘発するおそれがあって、大変危険なものなんです。あまりこういうものは、使用してはいけない。ですけれども、人体がそこになければ、この空気中の消毒はできるということです。今、ニューヨークの電車の中、やっているのはこのタイプです。結局人体がいないところで一気に照射して、細菌、滅菌をするという状況なんですけれども。ただ今、人体に優しいのは、UVCというのがあるんです。これは短波長紫外線で、これは皮膚がんの発生をしない強い殺菌力を持つものなんです。ただ、これも本来であれば、AよりもBよりも強い紫外線なんですけれども、実はこの220ナノメーターという制御された紫外線で殺菌するものですから、すごく安全にできているわけです。こういうものを、ぜひ本市も安心・安全のために、そういう紫外線消毒と言うんですか、できれば紫外線照射機を導入していただければなと思っているんです。紫外線照射機、実際にこのUVCを、もう発売している会社があるんです。会社名は言えないんですけれども、空気清浄機でエアロピアというのがあるんです。これは国産で今製造しております。ただ金額的に1台6万4,000円するんですけれども、これを例えばこの議場に1台あれば、ここの議場全部殺菌されるんです。これは人がいても大丈夫なんです。だから、そういうものを、できるだけ二本松市内で導入して、二本松市の安全・安心を市民あるいは県外の人たちに訴えて、二本松市は安全なんですよという体制を取っていただければなと思っております。 また、そのほかに紫外線の機種には、いろんな機種があるんです。その中で、今、一番有効的なのは、ハンドタイプの紫外線があるんです、折りたたみの。それですと、洋服から全部消毒できるんです。手だと大体10秒間照射するだけで、滅菌できるんです。そういうものも、もうできているんで、ただそれを、そういうものを導入するときに、例えば、各家庭に1台あるのが一番なんです。ただそのときに、市の方で購入する場合は3分の1負担してあげるとか、そういう方法も一つの方法かなと思っているんです。ですから、そういう対策をもし取っていただけるのであれば、一応これから会議のテーブルにのせていただくということになると思うんですけれども、そういうことも検討していただければと思うんですけれども、部長どうでしょうか。 ◎保健福祉部長(中村哲生) 議長、保健福祉部長。 ○議長(本多勝実) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(中村哲生) お答えをいたします。 新型コロナウイルスの消毒に有効なものといたしましては、厚生労働省より、アルコール次亜塩素酸ナトリウムが推奨されているとは思いますが、一般の家庭であれば、石鹸で洗い流すだけでも、十分効果があるものと考えております。ただいまお話がありました紫外線照射機等につきましては、ご意見として伺っておきますが、消毒液が品薄な状況でありますので、これに限らず、新型コロナウイルスの消毒に有効なものがないか、情報収集、研究等してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆8番(加藤建也) 議長、8番。 ○議長(本多勝実) 加藤建也君。 ◆8番(加藤建也) これから情報収集をしながら、十分に検討をさせていただくということなんですけれども、結局、今、アルコール消毒に関しても、あれは、今、アルコール度が70%以上、80%以上のもの、消防法によって60%以上のものを使用するということなんですけれども、ただ、こういう気候が温かくなってくると、乾く前に火を扱うものを使うと、やはり引火する危険性があるんですよね。ですから、そういうところも、アルコール消毒などは、当然日陰に置かなくてはいけないし、日の当たるところに絶対置けないという状況なんです。そういう危険性もありますので、そういうところも周知しながらやっていかなくてはいけないんですけれども、ですから、ただ紫外線消毒に替えたら、私は自分の業界でも使っているものですから、非常に安心できるものなので、ぜひ導入していただきたいんですけれども。 今日、議長の許可をいただいて、見本を持ってきました。機種の一部です。一部の見本を持ってきたので、ちょっと見ていただいて。これなんですけれども、これはパン焼き機みたいなんですけれども、これが我々業界で使っている紫外線消毒器です。これで何を消毒するかというと、私たちが使っているお客様一人カットするたびに、ここにはさみを入れます。当然工具を入れます。これで20分照射するんです。照射して、全部滅菌をする。その滅菌したもので、次のお客様をやるというやり方をしているんですけれども。 例えば、今、私ども、これマスクなんかは、必ずここに入れて消毒するんです。マスク、布製というのは、10分間で照射できるんです。じゃ、役所でこれをやったらどうなるのかとなると、例えば、1階の市民窓口のところで、住民票とか印鑑証明書とか書くと、ボールペン使いますよね。そういうものを、ここに入れて、消毒して、それを消毒済みのボールペンとして、よく旅館なんかにある。使ったらば、消毒済みの箱に入れている。 そういう安全対策というのは、必要だと思うんです。ですから、そういう部分もありますので、先ほど言ったUVCに関しましては、そういうコンパクトなハンドタイプのものもありますので、それとなると、なぜ、危険性があるかと言うと、皮膚に当てた場合に、皮膚というのは5層に分かれているんですよね。皆さんご存じだと思いますけれども、角質層があって、顆粒層があって、有棘層があって、基底層があって、真皮となっている、我々の皮膚は。でも、UVAとUVBはその3層の有棘層まで届いてしまう。だから、やけど状態になったりとか、シミ、そばかすとか、しわの原因になるんです。だからこれは使ってはいけません。だからよく、日光浴で日陰、日に焼けた場合、あれは完全に火傷状態で、UVB、UVAがもう浸透してしまっている。ところがそのUVC、220ナノメーターという紫外線は、角質にしか行かないんです。だから表面の角質だけを消毒する。それがこれなんです。 ただ、これはUVCでもUVAでもBでもない。これは紫外線ランプナノオゾンタイプなんですよ。オゾンレスタイプのランプを使っている。だから、室内で使っても大丈夫だという紫外線消毒器なんです。こういうものを、少しでも、導入していただいて、役所なんかで使っている備品は安全なんですよということをPRしていただけるようにお願いしたいと思うんですけれども、再度いかがでしょうか。 ◎保健福祉部長(中村哲生) 議長、保健福祉部長。 ○議長(本多勝実) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(中村哲生) お答えをいたします。 ただいまいろいろお話をいただきましたが、今の話だけでは、私どもも十分理解はできませんので、今後研究をさせていただきたいと思います。 以上でございます。 ◆8番(加藤建也) 議長、8番。 ○議長(本多勝実) 加藤建也君。 ◆8番(加藤建也) ぜひ、前向きに考えていただけるようにお願いいたします。 次の質問に入ります。 次は、外出自粛解除後の新たな活動についてですが、ステイホームが身についた人たち、市民や観光客を各種活動、イベント、観光施設において、どのような体制で迎え入れるのか、伺います。 ◎産業部長(荒木光義) 議長、産業部長。 ○議長(本多勝実) 産業部長。 ◎産業部長(荒木光義) お答えいたします。 外出自粛解除後に市民や観光客が安心してイベントや観光に出かけることができるためには、まずは、これまで感染防止対策として市民に周知を図ってまいりましたとおり、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いの徹底、こまめな換気、3密の回避など、一人一人が意識して実行していただくことが基本であると考えております。 その上で、市、民間を問わず、イベントを実施する団体、あるいは観光業者においても、参加人数の規模により開催の可否を判断するとともに、消毒液の設置、こまめな消毒、マスクの着用の喚起、身体的距離の確保、症状がある方の入場制限など、訪れる方の安心・安全が確保されるよう、今後も徹底した対策を講じていただくよう要請してまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ◆8番(加藤建也) 議長、8番。 ○議長(本多勝実) 加藤建也君。 ◆8番(加藤建也) ただいまの部長の答弁については、十分に理解させていただきました。 ただ、観光名所、観光施設にお客様を迎え入れるのに、今まで県境を超えないでください、市民には外出を控えてください、とお願いしてきたわけですが、今度は泊りに来てください、飲みに来てください、食べに来てくださいなんです。こうなってくると、これにはほとんどの市民が、事業者も迷っている状況なんです。これらを自己判断に任せるのか、それとも行政としてある程度ガイドラインをつくるのか、伺います。 ◎産業部長(荒木光義) 議長、産業部長。 ○議長(本多勝実) 産業部長。 ◎産業部長(荒木光義) お答えいたします。 市の対策本部会議においても、ある程度、県に準じた外出要請解除というふうな日程は公表しておるところでございます。ただ、やはり今まで危機管理ということもございますが、なかなか出足が鈍いという現状は否めない事実であろうと思っています。ぜひ、受け入れる側としても、安全対策を取りながら、ぜひ迎え入れていただければというふうに考えております。 以上、答弁といたします。 ◆8番(加藤建也) 議長、8番。 ○議長(本多勝実) 加藤建也君。 ◆8番(加藤建也) よく分かりました。 それで、もう1つ伺いますけれども、市民の皆様には趣味の団体活動があって、習い事の集まり、あるいは体力づくりの集まり、スポーツなど、または飛沫感染が一番気になる合唱サークルなどの集まり等があるんですけれども、これを、各団体のコロナ対応に任せるのか、それともある程度行政の方からアドバイスするのか、その辺のところも伺います。 ついでにもう1つなんですけれども、実は提灯祭りが中止になりました。これは神事なんですけれども、最近ではもうイベントになってきているわけです。その中で、やはり中止になったけれども、字単位で太鼓台を出したいという話も今出ているわけです。そういうところに太鼓台を出すということは、小学生もそこに行くわけですから、そこで3密が発生すると。そういったところに、教育委員会とすれば、そういうところは認めるのか、それともある程度行政の方からそれはちょっと控えてくださいとか、やるんでしたらこういうやり方をしてくださいとかという指導をするのか、その辺のところを伺います。 ◎保健福祉部長(中村哲生) 議長、保健福祉部長。 ○議長(本多勝実) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(中村哲生) お答えをいたします。 一般的な予防対策につきましては、これまで十分広報をしておりますので、改めて行政として個々の団体等に対して、指導等を行うという予定はございませんが、相談があれば、各団体の活動状況、人数であるとか、活動内容、場所等をお聞きして、感染リスクを低くするようなアドバイスは行ってまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ◎教育部長(篠塚浩) 議長、教育部長。 ○議長(本多勝実) 教育部長。 ◎教育部長(篠塚浩) ただいまの二本松提灯祭りの中止を受けて、各字で太鼓台の引き回しをやりたいというような話もあるということなんですが、実は先日、二本松提灯祭り保存会を開催いたしまして、各字のご意見を伺いました。 やはり、やりたいと言う字と、中止という字がございまして、保存会としましては、やるときは七町全部、やらないときは七町全部1台もやらないという方向で進んでおりまして、現在各字に再検討ということで、調整をお願いしているところでございます。 以上です。 ◆8番(加藤建也) 議長、8番。 ○議長(本多勝実) 加藤建也君。 ◆8番(加藤建也) よく分かりました。 とにかくそういう体制を、きちんと市の方で把握しているということで、ぜひともこれからそういうアドバイスなどを市民の皆さんにしていただければなと思います。 次の質問に入ります。 次の3問目は、各種産業における今後の支援についてですが、新型コロナウイルス感染拡大で落ち込んだ観光産業活性化に向け、どのように取り組む考えはあるのか。また、商店街復活のための対策はどのように考えているのか、伺います。 ◎産業部長(荒木光義) 議長、産業部長。 ○議長(本多勝実) 産業部長。 ◎産業部長(荒木光義) お答えいたします。 新型コロナウイルスの感染拡大により、落ち込んだ観光産業の活性化に向けた取り組みといたしましては、まずは、市内において、人の流れを取り戻すことが必要と考えており、民間も含めた各種イベント等も徐々に開催してまいりたいと考えております。 次のフェーズとしては、県内を含めた国内での人の動きに着目し、取り組みといたしましては、市内宿泊施設の利用に限定した助成を行う観光誘客支援事業を計画しており、今定例会にご提案申し上げているところであります。 また、県では、観光周遊宿泊支援対策事業として、福島県民向けの宿泊助成を6月1日から開始しており、さらに、7月下旬からは、かつてない規模の旅行商品割引による観光事業喚起策として、国の「GоTоキャンペーン事業」が開始されますが、夏休みシーズンに向けて、国内旅行需要の回復が期待されることから、市内の宿泊業、観光業、観光施設等への誘客の促進が図られるものと考えております。 最後のフェーズとしては、インバウンド事業の推進であります。世界に目を向けますと、600万人以上の感染が確認されており、収束には相当の期間を要するものと思われます。特に、本市が重点地域として取り組んできたアメリカ合衆国や東南アジア諸国の感染拡大もあることから、直ちに観光需要の回復は見込めないものと思料されますが、市といたしましては、訪日再開となった場合の準備を進めるため、県をはじめ、関係機関と協議したいと考えております。 また、現在整備を進めております(仮称)岳温泉交流広場や二本松城文化観光施設を活用した誘客促進、にほんまつDMOと連携した事業及び本市の観光資源を活用した教育旅行の推進を図り、福島圏域連携推進協議会や郡山広域連携中枢都市圏など、広域的な観光事業の着手についても検討してまいりたいと考えております。 次に、商店街の復活のための対策についてでありますが、市といたしましては、これまで市独自の緊急経済対策として、市内の中小企業者等を支援するため、経営回復事業や経営持続化支援金の交付等を実施するとともに、持続化給付金、雇用調整助成金等、国の支援策についても周知を図ってきたところであります。 今後は、感染拡大の状況を見極めながら、経済活動が再開される中において、商店街等の団体が行う事業や消費喚起の取り組み等、商工関係団体等と協議し、必要な支援策について検討してまいりたいと考えております。 また、繁盛店づくり支援事業や創業支援空き店舗等活用事業、これらの市の既存事業の活用についても積極的にPRし、商店街はじめ、市内経済の回復に努めてまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ◆8番(加藤建也) 議長、8番。 ○議長(本多勝実) 加藤建也君。 ◆8番(加藤建也) 今、産業部長の方からも詳細に詳しく説明いただいて、それがこれからの二本松がとる経済対策なのかなとは思っていますけれども、ただその中で、今部長の方から、県外、国外の動きの動向も見ながら、そして、インバウンド推進するという話もあったんですけれども、私が思うに、もうインバウンドは失った状態だと思うんです。どう考えても、国外から呼ぶというのは厳しい状態。ただそれを、何て言うんですか、あまりインバウンド、インバウンドと考えない方がいいのかなという部分もあるんです。 実は、昨年度のインバウンドの国内の収益が4.5兆円ぐらいなんです。でも、国内の旅行者の収益は、11.5兆円あるんです。逆に、日本人が海外に幾ら使っているかと言うと、1.1兆円ぐらいなんです。そう考えると、今まで、国の話になりますけれども、4.5兆円取り戻すのであれば、国内の11.5兆円をもっと拡大していくような努力をした方が、私はいいと思うんです。 それで、今、先ほど部長の方から、誘客支援事業の中で観光振興事業費、多分ここに1,300万、今回補正組むと思うんです。実際使えるのは、中身は1,000万ぐらいだと思うんです。300万は事務費とかそういうのに使えるということで。 それで、この補正に対して何点か伺いますけれども、これはいつから実施する予定なのか。それと、補助金の利用金額には何パターンかあるのか。それと、宿泊プランに抱き合わせるプランはあるのか。 また、この事業はDMO、楽天トラベル、じゃらん等インターネット予約サイトからクーポン券を取ると聞いておりますけれども、これは高齢者にとって非常に難しい部分があるんです。ですから、何とか窓口対応でこのチケットを取るような対応は取れないか、この4点、ちょっとお聞かせください。 ◎産業部長(荒木光義) 議長、産業部長。 ○議長(本多勝実) 産業部長。 ◎産業部長(荒木光義) 再質問にお答えいたします。 今定例会にご提案申し上げております補正予算、これは市独自の観光誘客支援事業として、行いたいというふうに考えておるものでございます。開始時期は、7月中を目標に開始をしたいと考えております。当初設計では、収束後ということで、安心・安全に行動いただけるということで考えておりましたが、今申し上げましたとおり、県民限定クーポン、こちらについてはもう既に始まっております。 さらに、7月下旬から国のGоTоキャンペーンということで、乗り遅れないようにということもございますし、観光事業者のやる気の引き出しという部分もございますので、7月下旬からというふうに考えております。 なお、できるだけ早くスタートできるようDMOと協議してまいりたいと思っております。 それから、2点目の割引クーポン券の内訳と言いますか、発行内訳でございます。申し上げます。まず、2万円の割引券でございます。こちらが200枚、400万円。こちらは4人以上、かつ4万円以上の商品を購入いただく際ということで考えております。それから2つ目が、1万円の割引券が500枚、500万円でございます。こちらは2名以上、かつ1人1万5,000円以上の商品で使えるという想定です。3つ目が、最後ですが、5,000円の割引券ということで、こちらが200枚、100万円。こちらは1名以上、かつ7,000円以上というふうな仕様の内容でございます。これらクーポンの総額、割引総額が1,000万円というふうに設計をしているところでございます。 それから、3点目ですが、この事業は市内限定の宿泊旅行プランということで考えてございまして、この宿泊旅行プランは、市内の宿泊施設に泊まるだけではなくて、泊まっていただいて、なおかつ、市内の観光施設を回っていただくという商品の設計で考えてございます。ぜひ、そういった協議をどんどん進めながら、いわゆる参加事業者、そちらの方を増やしてまいりたいなというふうに考えておりますので、決して泊まるだけではないというふうにご理解いただければと存じ上げます。 また、市内にできるだけ、日中ですね、長く滞在していただくことによりまして、人の流れ、お金の流れを生み出したいというのも、1つのコンセプトでございます。 それから、4点目でございますが、このクーポン券につきまして、議員おただしのとおり、このシステムは、DMOからインターネットで通じて、そちらで申し込んで決済をして、販売するという一連のウェブ上の流れの中での取引でございます。高齢者となかなかなじまないというふうなご意見もいただきました。しかし、このシステムの流れの中で、紙ベースでクーポン券を発行するというのは、ちょっとシステムの流れの中では、難しいというふうに考えております。考えられるとすれば、また別建てで、紙の取り扱いはまた別建てて、ちょっと起こすしかないのかなというふうに思っておりますが、現時点ではこのシステムでスタートさせていただければというふうな考えでございます。 以上、答弁といたします。 ◆8番(加藤建也) 議長、8番。 ○議長(本多勝実) 加藤建也君。 ◆8番(加藤建也) ぜひ紙ベースで、別媒体でできるように努力していただきたいと思います。それがやっぱり、二本松市民の、特に高齢者のためになると思うので、ぜひそれを進めていただきたいと思います。 それと、先ほど抱き合わせプランの中で、市民が有効に使えるようにということだったんですけれども、例えば、私が思うに、この宿泊プランを使うと、例えば、市内のお土産もセットにプランに入れるとか、だから宿泊すると二本松、お菓子どころですので、お菓子がつくとか、あとは銘酒どころですので、お酒もつくとか、そういうのも取り入れてあげると市内活性化につながるのではないかなと思っております。 あとは、例えば、世界的に有名なサファリパークの券もセットにするとか、そういう部分を考えながら、やっていただきたいなと思います。 あとは、5,000円の券があるということは、例えば、今、二本松市にはビジネスホテルが1軒あるんですけれども、あとは、これから開業するというホテルが。そういうところというのは、宿泊が1泊7,000円ぐらいなんですよね。そこに5,000円が使えるというのは、すごく有効的だと思うので、これはぜひ実現できたら、していただければなと思っております。 それで、ちょっと市長に伺いたいんですけれども、例えば、今部長から説明あった2万円が200枚、1万円が500枚、5,000円が200枚という話がありました。これが売り切れた場合に、人気があって、もっと、と言ったときに、補正を組む考えは市長にありますか。 ◎市長(三保恵一) 議長、市長。 ○議長(本多勝実) 市長。 ◎市長(三保恵一) お答えをいたします。 これらの利用の動向等踏まえながら、検討させていただきます。 以上、答弁といたします。 ◆8番(加藤建也) 議長、8番。 ○議長(本多勝実) 加藤建也君。 ◆8番(加藤建也) ぜひ多くの人が利用できるように、そういう検討をきちんと実現できるようにお願いします。 それで、またもう1つ伺いますけれども、これは担当課はちょっと違うんですけれども、今、二本松市には、高齢者温泉券があるんですけれども、これ70歳以上。これを、この高齢者温泉券を期間限定で、全市民に利用できるようにすべきではないかと思うんですけれども、その辺のところの検討いただけないかという意見が、私の方から出しておきます。 それと、あと先ほど部長からあった国のGоTоキャンペーン、これが今ちょっとトラブルがあって、遅れる状況なんです。うちとすれば、幸いかなと思うんです。そのGоTоキャンペーンに二本松市の今やる政策を抱き合わせで、うまくいくと。 例えば、国が宿泊1万円補助するとすれば、そこに二本松のその宿泊券を、それもプラスされるとなると、これは大きな補助になると思うので、あとは、全国の人を呼ぶんであれば、二本松に、岳温泉に泊まりいただければ、二本松の銘酒1本プレゼントしますよとかと、そういうアイデアもどんどん出すべきだと思うんです。ですから、この国のGоTоキャンペーンに何とか抱き合わせできるように、努力していただきたいんですけれども、その辺のところ、答弁お願いします。 ◎保健福祉部長(中村哲生) 議長、保健福祉部長。 ○議長(本多勝実) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(中村哲生) まず、高齢者の温泉券についてお答えをします。 期間限定で全市民へというような話でありましたが、温泉券につきましては、これは目的、高齢者の外出支援というような目的がございますので、全市民への拡大までは考えていないところでありますので、その点はご容赦いただきたいと思います。 以上でございます。 ◎産業部長(荒木光義) 議長、産業部長。 ○議長(本多勝実) 産業部長。 ◎産業部長(荒木光義) 再質問のGоTоキャンペーンについてでございます。 議員ありましたとおり、若干ちょっと遅れているようでございます。7月下旬スタートということで、情報が入っておりますが、全国の観光地、こちらに、こぞって、ぜひ我が地へということで、多分いろんな事業を展開されるように思っております。二本松市の観光事業者あるいは宿泊業も、それに乗り遅れないように、一緒になって引き込めるようなプラン、そういったものを考えていただくよう、改めて要請をしたいなというふうに思っております。 なお、議員ありましたとおり、何か付加価値をつけて、呼び込むというのも、非常に大事な施策と思っておりますので、併せて検討してまいりたいと思っております。 以上、答弁といたします。 ◆8番(加藤建也) 議長、8番。 ○議長(本多勝実) 加藤建也君。 ◆8番(加藤建也) 国のGоTоキャンペーンに乗り遅れないように、そういう対策を取っていただければと思います。 あと、保健福祉部長の答弁に関しましては、もう合併してもう15年ですか、合併したときの政策なので、そろそろその目的を変えるように努力してください。以上です。 それについて、最後に市長に伺いますけども、前段で産業部長から答弁いただいた事業については、非常にあの私とすれば、弱い政策だと思っております。この政策を立案するまでには、市長はじめ職員の皆様が限られた財源の中で大変苦労なさっての予算編成だとは思っております。失礼ながら、この事業は穴の開いたバケツに水を注いでいるようなもので、経済復活にはなかなかつながらないんではないかと、私は思っております。 そこで私が思うに、この小手先の政策では駄目で、今回は対処療法ではなく、どんな大なたを振るか、カンフル剤としてどのような注射を打つかが問題だと思っております。 そこで、                                          『発言取り消し』                      温泉関係、商店街関係、国内からの需要喚起のための仕掛けをすべきだと私は思うんです。それで、この喚起をすることによって、秋口から暮れにかけて、書き入れどきに、どこの自治体も仕掛けてくるんです。だから今、カンフル剤を入れるべきで、そこで他の自治体と差をつけなければ二本松市に人の流れがくるとか、二本松市が元気になるなんていうことは、ないと思うんです。これはすごく大事なことなんです。       『発言取り消し』                                         インバウンドを失った今、特別な利益を求めるのではなく、二本松市の生き残りをかけるために大胆な政策をとるべきだと私は思っています。 これは市長の決断です。それが市民の生活を守るトップの仕事だと私は思いますけれども、市長どうでしょうか。 ◎市長(三保恵一) 議長、市長。 ○議長(本多勝実) 市長。 ◎市長(三保恵一) お答えをいたします。 新型コロナウイルス感染症対策につきましては、今後、第2波、第3波も予想されるところです。そういう点では、そうした動向も踏まえながら、引き続き市民の「命」を守り、生活を守ることを基本といたしまして、「感染予防」・「生活防衛支援」・「経済対策」を3本柱といたしまして、引き続き全力を挙げて取り組んでまいります。 なお、今後のそうした課題につきましては、今日までもスピード感を持って実施しなければならないことについては、全力を挙げて取り組んでまいったところでありますが、引き続き取り組んでまいります。 なお、基本的には、私は産業振興、人材養成、人づくりをさらに推し進め、また、住みよい、若い人にとっても夢の持てるまちをつくることが基本であると考えております。新型コロナウイルス感染症対策、そして、今申し上げた施策を大胆に進めてまいります。 なお、いただいた意見につきましては、受け止めさせていただきます。 以上、答弁といたします。 ◆8番(加藤建也) 議長、8番。 ○議長(本多勝実) 加藤建也君。 ◆8番(加藤建也) 今の市長の答弁ですと、将来的なその夢とか、そういうのは分かるんですけれども、今それを言っている場合ではないんです。今何とかしなくてはならないんです。 だから私は、そういうことを言っているのであって、とにかく市長は、今50年後、100年先とか、よく言いますけれども、これは三保恵一という市のトップが二本松市の将来と二本松市民の生活を考えての発言ですから、あえて否定はしません。しかし、50年先、100年先を目指して、ここで何かできなかったら、二本松市は後がないと思うんです。 三保市長がこの2年間やってきたことは、無料化政策だけが目立っているんです。この無料化が50年後、100年後、二本松市の未来を担う子どもたちに大きなツケとなって返ってくると私は思っているんです。ここで決断ができなかったら、何で市長になっていたんでしょうか。何のために市長をやっているんでしょうか。今は世界の経済が危うくなっているんです。50年後、100年よりも今、そして5年後、10年後の二本松市の生き残る道を考えるべく、私の提案を議論のテーブルに乗せていただくことを強く意見申し上げまして、私の質問を終わります。 ○議長(本多勝実) 以上で、8番加藤建也君の一般質問を終了いたします。 一般質問中途でありますが、ここで暫時休憩いたします。 再開は午前11時といたします。                          (宣告 午前10時49分) ○議長(本多勝実) 再開いたします。                          (宣告 午前11時00分) ○議長(本多勝実) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行いたします。 次に、2番坂本和広君。 ◆2番(坂本和広) 議長、2番。 ○議長(本多勝実) 坂本和広君。 ◆2番(坂本和広) それでは、6月議会一般質問をさせていただきます。 まず大項目1件目ですが、新型コロナウイルス対策についてお伺いをいたします。 このたび発生いたしました新型コロナウイルス感染症拡大において、市民の皆様には多大なご協力をいただいたことに、まずは感謝を申し上げ、また、先日給付をされました定額給付金では、市職員のプロジェクトチームを立ち上げていただいて、深夜に至るまでの作業により、5月27日時点で市内の市民の皆様の91.69%、人口ベースで支給が完了されているということで、資料請求でいただいております。非常に大変な作業だったかと思います。厚く御礼を申し上げたいと思います。 このような迅速かつ正確な事務執行により、生活の安定を得られた市民の方々も多いと思いますので、今後あり得る2次感染拡大の際などにも、変わらぬご尽力をお願いして、質問の1項目めに移りたいと思います。 1つ目です。市民の身体や生活を守る対策について。 1点目、感染症拡大第1波が落ち着きある今、当局としてコロナウイルス感染症予防対策としての今回実施した施策等に対する検証内容を伺います。 2点目、感染拡大第2波が来ることを想定して行う準備の内容を伺います。 3点目、災害発生時の避難所等に関するコロナウイルスの対策方針について伺います。 ◎保健福祉部長(中村哲生) 議長、保健福祉部長。 ○議長(本多勝実) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(中村哲生) 所管事項にお答えいたします。 1点目の新型コロナウイルス感染症予防対策として、今回実施した施策に対する検証内容についてでありますが、本市では、国において新型コロナウイルス感染症を指定感染症に指定する政令を閣議決定した1月28日以降、危機感を持って市民に対し、防災ラジオ市ウェブサイト市公式SNS等により感染症予防対策として、手洗い、うがい、咳エチケット、大勢の人が集まるところにはマスクの着用を呼びかけてきたほか、使い捨てマスクの正しい使い方、正しい手の洗い方など啓発に努めてきたところであります。 また、視覚に訴える広報として、広報にほんまつと同時発送で、3月には、新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安、4月には、最前線で闘っていただいている医療機関を支える観点から、市対策本部と安達医師会の連名で、新型コロナウイルス感染症についてのお願い、今月には、新型コロナウイルス感染症の新たな相談・受診の目安のチラシを作成し、全戸配布し、家庭で保存できる形で周知、啓発を図ってまいりました。 さらには、マスクが不足している医療機関を支援するため、2月には安達医師会・安達歯科医師会に対し、市の備蓄品からサージカルマスクを提供するなど、側面から医療現場への支援を行ってまいりました。 また、2月3日には、新型コロナウイルス感染症対策として、庁内対策本部を設置し、早い時期から国内発生段階、県内発生段階、市内発生段階の3段階に分けて、それぞれの発生期における対応等について協議を行うなど、現在まで合計20回の対策本部会議を開催し、感染状況等の情報把握、感染防止に係る各種指針の策定、小中学校等の臨時休業や市内公共施設等の利用制限など、各種対策について検討を行い、その内容につきましては、随時、市ウェブサイト市公式SNS等により、市民の皆様に情報提供してきたところであります。 なお、市内事業所におきまして、陽性者が出た翌日の4月8日からは、市民の不安に対応するため、二本松市新型コロナウイルス感染症相談センターを健康増進課内に開設し、休日・夜間を含めた相談対応を行ってきたところであります。 これらが市として対応してきた主な内容でありますが、4月上旬に市内事業所でクラスターが発生し、市民2人が感染したことは、残念でなりません。 ただし、それ以降、新たに市民から感染者が出ていない状態を維持していることは、感染症予防対策の周知を早め早めに実施してきたこと。また、市民の皆さんの感染予防対策に対するご理解とご協力があったことによるものと考えているところであります。 2点目の感染拡大第2波が来ることを想定して行う準備内容につきましては、これまでの予防対策に引き続き万全を期すことのほか、新しい生活様式の実践例などを参考に、さらなる周知を図ってまいりたいと考えております。 また、市内の医療機関を守り、医療体制を崩壊させないためにも、現在協議を続けております(仮称)安達地方発熱外来を早期に設置し、発熱等気になる症状のある方を診察する外来を開設するとともに、これまで医療機関等に提供してまいりました備蓄品等を購入確保し、再備蓄に努め、今後の感染拡大にあっても、医療機関が安心して医療行為ができるよう準備をしてまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ◎市民部長(佐藤吉浩) 議長、市民部長。 ○議長(本多勝実) 市民部長。 ◎市民部長(佐藤吉浩) 所管事項にお答えいたします。 3点目の災害発生時の避難所等に対するコロナウイルス対策についてでありますが、災害発生時における避難所の運営につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大をできる限り防止するため、様々な対策を講じていく必要があると考えております。 本市の対応策といたしましては、まず、避難者による避難所での過密状態を避け、避難所への移動中に被災するリスクを抑えるためにも、安全な場所にいる方については、そのまま自宅にとどまっていただく在宅避難や、市の指定避難所ではなく、地区の集会所等に開設されました自主的な避難所への避難、さらには安全な場所にある親戚宅や知人宅へ避難するといった、いわゆる分散型避難につきまして、市民の皆様がそれぞれの状況に応じて、事前に検討していただくことが重要であると考えております。これらにつきましては、今後、市の広報紙やウェブサイトを通じまして、広く周知を図ってまいりたいと考えております。 避難所での対策といたしましては、受付時に体温測定と簡単な問診を行いまして、避難者の体調を確認した上で、その症状や基礎疾患の有無によりましては、避難スペースの振り分けを行いますとともに、避難者同士で2メートル程度の間隔を確保していただくほか、こまめな手洗い、十分な換気、咳エチケットの徹底など、基本的な感染症対策をお願いすることといたします。 さきの5月臨時会における補正予算におきましては、手指の消毒剤、マスク、除菌消毒スプレー、非接触型体温測定器のほか、感染症対策とプライバシー保護の両方に利用できる間仕切り用組立式テントなど、感染予防に関する物品の購入経費を計上させていただきましたので、これらを活用しながら、避難所での感染症予防対策に努めてまいりたいと考えております。 また、大規模な災害発生時に特段の配慮が必要な高齢者や基礎疾患のある方、妊婦で避難が必要な方などの避難先を確保するため、県の新型コロナウイルス感染症対策強化補助制度を利用しまして、市内のホテルや旅館等を避難所として活用する取り組みについても、関係団体との協議を進めてまいりたいと考えております。 なお、これらの感染症対策を確実に実施いたしますために、早期に避難所設置・運営マニュアルの整備を進めますとともに、市内部で情報共有を図りながら、災害時における感染症拡大防止に努めてまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ◆2番(坂本和広) 議長、2番。 ○議長(本多勝実) 坂本和広君。 ◆2番(坂本和広) ご答弁いただきました。 まず私、今回のこのコロナウイルス、3月の一般質問でもさせていただきましたが、このような感染爆発というのは、皆さん想定して準備ができるというものではなかったかと思います。しかしながら、今回、まず第1波の感染拡大が落ち着きつつある今、だからこそ、しっかりとこの第1波感染拡大で起こったこと、我々ができたことの検証をしっかりと行った上で、第2波が来るものにしっかりと備えるという、このPDCA、この改善こそが大事なことなのではないかと思って、今回の質問をさせていただいております。第1波のこの感染拡大で対応しきれなかったものが仮にあるのであれば、第2波にしっかりと備えていただきたいと思います。 先日、資料の請求をさせていただきまして、手元に。先ほど保健福祉部長の方で、マスクの件、お話ございました。感染症発生前、例えば、健康増進課さんであれば、サージカルマスク2万5,230枚のところを今回配布分が7,250枚、現在の在庫1万7,980枚に追加購入3万3,000枚ということで、最初の2万5,000枚を上回る今回5万980枚を用意をされるということで、こういったものが2次感染拡大に対する準備であるためということで、非常に心強く思っているところでもございます。 先ほど、手指の消毒液ということで、お話もございましたが、各課さん、手指の消毒液に関して、まず一番この増加分が目立つのが、教育委員会さんの分ですかね。感染症発生前に関しては、0本だったということでしたが、今回補充分1,710本ということで、非常に増量されて、今後のことに関しても、しっかりと準備をしていただいているものかと思って、ひとまず資料の上では、今後の準備、皆様しっかりと行っていただいているものと認識をさせていただいた次第でございます。 問題は、3点目の質問でございます。災害時の避難発生について、ご質問させていただいておりましたが、昨年の台風のような、地域住民の皆様の避難を想定しての対応ということであれば、どちらかと言えば、ある程度の想定が可能ということで、先ほどのお話の中で分散型ですとか、あとは岳温泉を含めた旅館、ホテル等を活用しての避難ということで、先手を打って、対応ができるものということで、こちらの方に力を入れて対応を、準備をしていただきたいとは思ってはおるんですが。 私、先日、臨時会のときに、市民部長に、一つ懸念点として、ご相談申し上げた点が感染拡大、2次感染拡大が、首都圏などで、甚大なものとなった場合、仮に10万人、20万人という大きな数字で感染が拡大した場合です。私も先日までと言いますか、2年、3年前ぐらいまで首都圏で仕事をしておりましたので、満員電車の込みようと言いましたら、もう人と人の肌が触れ合う、また手すりをつかまないと、転んでしまいますので、電車の中の満員具合というのも、本当ぎゅうぎゅう詰めな状態なんです。そういうものとなった場合に、果たして首都圏の方々が生活の安定を考えておると、首都圏にいるというよりも、地方にだんだん避難、疎開をされて来るということも想定をしておかないといけない。こういった広域避難という課題についての側面を保護視点として、しっかりと考えておかないといけない問題かと思っております。2次感染拡大による広域での避難など、そういった最悪の場合を想定してのお考えについて、再度伺いたいと思います。 ◎市民部長(佐藤吉浩) 議長、市民部長。 ○議長(本多勝実) 市民部長。 ◎市民部長(佐藤吉浩) お答えをいたします。 ただいまご質問いただきましたように、首都圏の皆様が大量に避難をされるというふうなこと、ある程度想定しておかなければならないのかな、というふうな部分については、理解をしている部分でございます。確かに、今般の新型コロナウイルスのみならず、例えば、首都直下地震でありますとか富士山の大爆発とか、そういった大災害が想定されるというふうな場合に、可能性としては、広域避難の部分も考えられるというふうに思っております。 現在、県境を超えた移動の自粛というような部分が求められているというような状況ではありますので、今、直ちに急激に避難者がこちらの方に来られるというようなことは、現段階においては想像しにくい部分もございますが、現時点におきまして、協定を締結しているという自治体も、例えば、東京都の葛飾区ですとか、埼玉県の越谷市等々、複数ございます。そういった相互応援協定の中では、被災者の一時受け入れというような部分も、規定をされておりますので、そういったところからの広域的支援要請、こういった部分がございました際には、対応しなければいけないというようなことは当然に考えられる次第でございます。 そういった際には、単独市町村のみならず、国県、関係市町村、連携を図りながら、できる限りで、キャパの部分もございますが、先ほど申し上げましたホテル、旅館等の活用も含めまして、できる限りの支援について考えていきたいというように考えているところでございます。 以上、答弁といたします。 ◆2番(坂本和広) 議長、2番。 ○議長(本多勝実) 坂本和広君。 ◆2番(坂本和広) お答えいただきました。 2次感染、3次感染等ですね、想定をしておくことが、まずは大事なんだと思うんです。今、協定ということでお話がありましたが、本当にこの甚大な感染拡大となった場合には、個人という単位で考えますと、車にテントを積んで、広い原っぱみたいな所にでも逃げて来ようかというのが、人の心情ですよね。自分の身を守るということで言いますと、その自治体移動という話ではなくて、まず身を守るということで言うと、感染拡大地域から、まず自分の身を離したい。行った先では安定して、周りに人に密にならないような所に逃げてくるというのが自然な、このパニックを想定した場合には、そういうこともあり得るんじゃないのかとは思うんです。なので、一つ頭の片隅にでも、そういったことがあった場合には、どうしようかというのを事前にご相談いただきたい。今、落ち着いたこの状況にあるときこそ、知恵を出し合って、準備をしていくことが必要だと思っております。 それでは、2つ目の中項目の質問に移ります。 子どもの教育や学習について、新型コロナウイルス感染症対策において、学校等の休業期間が2か月にわたり、子どもの学習に多大な影響が出ているものと考えます。 当市においては、家庭学習シート、こちら借りてまいりました。非常にたくさん作っていただいております。私も中を見させていただきましたが、作るのに非常にご苦労なさったものかと拝察いたします。子どもの学びを止めないために、尽力をいただいたことに、深くまず感謝を申し上げるところでございます。 そこで1点目の質問ですが、学校長期休業による生徒への影響の状況について、お伺いをいたします。 2つ目、今後想定される感染拡大第2波への教育委員会としての対応策をお伺いをいたします。 ◎教育長(丹野学) 議長、教育長。
    ○議長(本多勝実) 教育長。 ◎教育長(丹野学) お答えをいたします。 1点目の長期休業による生徒への影響の状況についてでございますが、5月8日に市内全児童生徒を対象にいたしまして、実施いたしました臨時休業中の生活に関するアンケート、さらには市教育委員会によります各学校への訪問等によりまして、その影響につきまして、現状把握に努めてまいりました。その結果によりますと、まず、生活状況では、起床時刻が朝7時を過ぎている小学生が27%、中学生が44%でございました。また、中学生の25%が、就寝時刻が夜の11時を過ぎていたことが分かりました。さらに、朝食をとらないことがあると回答した小学生が29%、中学生が14%いたことが分かり、学校が臨時休業となったことによる生活習慣の乱れへの影響が明らかとなっております。 次に学習状況でございますが、今回の臨時休業に当たりましては、市内の小中学校の教員が教科ごとに、家庭学習シートを作成し、全小中学生に配付したところでございます。児童生徒は、各学校で作成した家庭学習用の時間割に合わせて、教科書を活用しながら、単なるドリル学習や予習・復習ではない、課題解決から自己評価までを行う家庭学習に取り組んでまいりました。実際に、家庭学習シートを活用して学習できたと回答した小学生は94%でございました。一方で、家庭学習時間については、2時間以内の中学生が24%、4時間以上確保していたとする中学生が25%と、計画的に取り組めた生徒とそうでない生徒の学力格差が拡大しているということが懸念される状況でございます。 さらに、臨時休業が明け、改めて新年度をスタートさせました現在、感染症や学習、友達関係、さらには家庭環境の変化等に対しまして、不安を抱いている児童生徒が一定数おり、不登校やいじめなどの問題が生じてくることも懸念されます。各学校におきましては、児童生徒の状況をよく捉えて、生活習慣の改善や不安等に寄り添う教育相談、臨時休業中の学習の補充など、一人一人に応じた個別指導を行っているところでございます。 2点目の今後想定されます感染第2波への教育委員会としての対応策についてでございますが、今回の臨時休業を通して得た知見や教訓を生かし、主に3つの備えと対策を検討しております。 まず1つ目は、自分の健康は自分で守るというヘルスプロモーションに基づいた保健教育の充実であります。新型コロナウイルス感染症の特徴や予防方法などの保健学習、毎日の健康的な生活習慣を形成するための生活指導、さらには健康な体を維持するための体力づくりなど、児童生徒の発達段階に応じて計画的に実施し、再び感染が拡大した際に、正しい判断に基づき、感染予防のために適切な行動と、感染しにくい抵抗力を高めるための指導を各学校で充実するように指導してまいります。 2つ目は、再度臨時休業となった場合の学習保障対策でございます。先ほど述べました各教科ごとの学習シートにつきましては、万が一、感染の第2波により小中学校が臨時休校となった場合には、県北域内の各市町村の協力を得ながら再び作成し、各家庭に配付する体制は整えております。各学校では、学校再開により取り戻した家庭学習習慣を崩すことのないように指導して、次の休業に備えるようにいたします。 3つ目は、学校関係者である児童生徒、教職員に感染、あるいは濃厚接触者が確認された場合の臨時休業の対応についてです。地域の感染状況により、臨時休業する学校の範囲や期間につきましては、二本松市教育委員会作成の新型コロナウイルス感染症学校対応マニュアルに基づき適切に対応してまいりますが、クラスター発生のない、少数の感染者が確認された場合におきましては、臨時休業期間を3日とし、その間に消毒等を徹底して学校再開の準備をしていく当初の方針に変更はございません。今回の長期の臨時休業によりまして、先ほど述べましたような生活面、学習面での児童生徒への影響は大きく、元の状況に戻すには大変な時間と労力がかかることが分かりました。児童生徒の成長期における学びと生活を保障するためには、軽々に臨時休業するのではなく、地域の感染の状況に応じて、安達地区の医師会等の判断並びに助言等を仰ぎながら、臨時休業期間を最短にして、学校の教育活動を継続する選択をしてまいりたいと考えております。 なお、感染の状況によりましては、対応マニュアルに頼ることなく、子どもたちの命や健康を守るという視点から、柔軟に対応してまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ◆2番(坂本和広) 議長、2番。 ○議長(本多勝実) 坂本和広君。 ◆2番(坂本和広) ご答弁いただきました。 まずこの2次感染に備えてということなんですが。まず、私は教育関係の方から、こちらのこの学習シート全部預かって、中身見させていただいているんですが、その先生が、こういう方法でどうだろうという提案の1つとしておっしゃっておられたのが、学習シートを皆さん、子どもさんが学習されますよね。それに対して、例えばタイムラグ必要だと思うんですが、1時間後とか2時間後に、解説の動画をユーチューブで、学校の先生が動画撮影して、配信されると。そうすると、学習したものの内容の理解促進に、まずはつながるんではないかということで、そのユーチューブの動画でこういう解き方なんだよというのを説明をしてあげて、それに対しての分からなかった質問ですとか、例えばラインで受け付けるとか、あと電話で受け付けるとか、そういった学習のスケジュールを、ちゃんと全教科、学習シートで勉強をした、でユーチューブ動画で解説動画を見たということで、学習のその進捗というものを管理していく。そういった方法はどうだろうということで、その教育関係の方から1つのご提案としていただいてきました。非常にいい方法だと思いましたので、そちらのお考えはあろうかどうか、今後2次感染で学校がまた休業となった折の話なんですが、そういったときにはそういった方法をご検討いただけるものかどうか、お伺いをしたいと思います。 あともう1点だけ、先ほど市民部長の方にもご質問申し上げました広域避難です。例えば首都圏から非常に多くの方々が地方に避難されてくるという場合に、もちろんお子様をお連れになっての避難ということも、想定を全くしないわけにはいきません。そういったときに、教育委員会として、例えば、首都圏から来られたお子さんの学校教育について、補助的な部分ではあろうかと思いますが、お考えについてお伺いをしたいと思います。 ◎教育長(丹野学) 議長、教育長。 ○議長(本多勝実) 教育長。 ◎教育長(丹野学) 再質問にお答えをさせていただきます。 まず1点目につきましては、議員がお聞きになられた先生方も、とどのつまりは、子どもたちの学びやすさの追求というふうなことから、動画配信等もいいよねというふうな話かなというふうに、お話をお伺いしておりました。当然のことながら、できるだけ子どもたちが学びやすい方法でということで、いろいろと我々も考えていかなくてはいけないわけで、オンライン学習等につきましても、現時点でそれを想定しながら、それを具体的にどう進めていくかというふうなプロジェクトも立ち上げをしたところでございます。 しかしながら、これにつきましては、GIGAスクールのタブレットの関係もございますが、ご案内のとおり、本年度中に全ての子どもたちにタブレット等配るということにはなっていますけれども、家庭でのその環境が十分に整っているかどうかにつきましては、この前、文科省のアンケートの調査によりますと、当然100%ではないというふうな状況もございますので、その辺も踏まえながら、各学校を指導してまいりたいなというふうに思っております。 それから、2点目のいわゆるその東京ばかりではございませんけれども、首都圏から、いわゆる広域避難というふうな部分でお子さんが入ってきた場合、例えばどんなふうに対応していくんだというふうなことのお話かと思います。二本松市の小中学校におきましては、先ほどお話をさせていただいておりますように、学習シートを活用するということから、いわゆるその学習内容の進度につきましては、履修につきましては、ほぼ子どもたちが困る状況に、現時点でもうなくなってきているというふうに報告を受けていますし、私も見て承知しているところでございます。 しかしながら、履修をしているから、習得しているというわけではございませんので、そういう意味では、補充指導をさらに徹底しなくてはいけないという話をさせていただいたところですが、これが首都圏からお子さんが入ってきたりしますと、そういうふうな手当をしないままのお子さんが入ってくるというふうなことも想定されますので、この補充指導が非常に教職員にとって、負担が増えてくるかなというふうに想定している部分がございます。 以上、答弁といたします。 ◆2番(坂本和広) 議長、2番。 ○議長(本多勝実) 坂本和広君。 ◆2番(坂本和広) ありがとうございます。 あくまでその広域避難というのも、頭の片隅に、そういうこともあり得るということの中で、全く考えてなかったというよりは、そういうこともあり得るんだという念頭に置いて、一つのご検討をしていただきたいなという思いからの質問でございます。 まず先ほどの、動画のアップに関しましては、その教育関係の方がおっしゃっていたのは、先生によって、その教え方のそのやり方というのも、一部、皆さん違いがあるわけですよね。学校の先生としても、例えばユーチューブの動画にこの家庭学習シートの指導の仕方、教え方が載っています、ああ、こういう教え方もあるんだということで、先生同士としても一つの気づきになる。そういったことも、利点としてあるんじゃないのかなというのは、おっしゃっておりました。こういった大変なときですので、試行錯誤しながら、皆さん懸命に頑張っていただいておるかと思いますので、今後も引き続いてのご尽力をいただきたいと思います。 それでは、中項目3項目め、市内の産業を守り市民生活の安定を図る対策について伺います。 1つ目、収入減となっている会社や店舗等に対する市としての現状の認識について、お伺いをいたします。 2つ目、市内の産業を守る策として、補助の継続の考えは、またコロナウイルスが完全に収束しないことを前提とした、ウィズコロナです、市内産業育成策はどのような案があるか、お示しください。 ◎産業部長(荒木光義) 議長、産業部長。 ○議長(本多勝実) 産業部長。 ◎産業部長(荒木光義) お答えいたします。 1点目の収入減となっている会社・店舗に対する市としての現状認識についてでありますが、前年同月比の売上高が、一定の減収率を超えた事業者のための資金繰り支援制度であります、国の経営安定関連保証及び危機関連保証の申請状況を見ますと、本年3月と4月の2か月間の合計申請件数は、25件であったものが、本年5月だけで159件と急激に増加しております。 さらに、5月7日から受付を開始しております、市独自の支援策である経営持続化支援金の申請を受け付けした分の記載内容から見ると、昨年の4月、5月と本年の4月、5月の2か月間の申請者の減収率で比較いたしますと、減収率が100%という事業所もございましたが、平均減収率は約50.3%となっており、これらの現状を見ますと、本市においても、大きな影響が生じているものと認識をしているところであります。 次に、2点目の補助の継続とコロナウイルスが完全収束しないことを前提とした市内経済育成策についてでありますが、現在、実施しております市の支援策については、一定の効果が見込めるものと認識しておりますが、今後の補助の継続については、各支援事業の活用状況等をまとめ、今後の感染拡大の状況等も見極めながら、検討してまいりたいと考えております。 また、今後も収束しない状況におきましては、引き続き、国、県の支援策の活用も含め、各産業分野の育成に必要な支援策について、検討してまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ◆2番(坂本和広) 議長、2番。 ○議長(本多勝実) 坂本和広君。 ◆2番(坂本和広) 今回、市内の各店舗等へ緊急的に行われました市の補助等、資料こちらの方でいただいております。 経営持続化支援金申請の状況ですが、149件。申請に対しまして、これが6月10日に支給予定分まで含めて、147件。149件に対して147件の実行まで進めていただいているということで、こちらも非常に迅速なご対応をしていただいて、手続きだけではなく、その支給のところまで、ほぼ100%近く作業を進めていただいていることに対しましては、非常に厚く御礼を申し上げたいと思います。 このような緊急時の補助に関しましては、必要なときに手元に届くことが、何より最重要でございます。ですので、今後も引き続き、そういった申請があった場合には、1日でも早く、お手続きを進めていただくようにお願いを申し上げるところであります。 補助の継続の考えについて、1点目として感染防止のための備品等、例えば、こういったところに、店舗さんに行きますとシートが張られてあったり、あとまたウイルスが感染しないためのパネルがあってみたり、ただいま各店舗さんの方でされておりますね。購入に関わるものと、また2次感染拡大時におけるものとの2つに分かれると思います。備品等に関する補助に関しては、今現在、各店舗さん行われております。非常に必要なものでございますので、ぜひ積極的な補助の推進をお願いいたします。 また、2次感染拡大時の補助に関しまして、また店舗休業要請のような形になることも考えてはおかなければいけないと思います。そういった場合のこの予算措置、先ほど先輩議員の方からは、市債ということで、ご提案が一つあったようです。私からは、不急なこの市当局の予算の凍結等も含めて捻出することも必要ではないかと考えるところではございますが、当局の見解をお伺いをいたします。 ◎総務部長(市川博夫) 議長、総務部長。 ○議長(本多勝実) 総務部長。 ◎総務部長(市川博夫) お答えいたします。 今回のコロナ対策感染、数々の予算措置をさせていただいていましたが、今後、2次感染に備えましては、長期的な展望に立って、対策の必要な予算措置は、今後も検討していかなければならないというふうに考えております。財源の確保ということでございますが、今般、国の2次補正で臨時交付金の閣議決定もされましたが、そういった臨時交付金の活用、あるいは必要な場合においては、財源措置といたしまして、財政調整基金の取り崩し等も視野に入れまして、財源の確保に努めて、対策の対応ということで考えてまいりたいというふうに思います。 以上、答弁とさせていただきます。 ◆2番(坂本和広) 議長、2番。 ○議長(本多勝実) 坂本和広君。 ◆2番(坂本和広) 分かりました。 まずは基金の取り崩しというのも、それはプランの1つとしては、想定しておかなければいけない点だとは思います。こういった緊急時ではありますので、市の予算を総動員するような形の中で、例えばいろいろと予算の、3月の予算のときに出てきましたけれども、どうしても今やらなくてもいいという、例えば、空調の修繕費用ですとか、音響の修繕費用ですとか、これが本当に壊れているものであれば、必要なものであれば、今やる必要はあるんでしょうけれども。例えば、定期的な修繕の費用として経費を計上しているものであるとか、そういったものに関しては、金額的に大きい、小さいというものではなくて、今後に想定するものとして、一部その中から、この予算をつけていくというのも、大事な点ではないかと思います。そういった点を思いまして、先ほどの質問とさせていただきました次第です。ぜひ市内の店舗や企業等の存続と安全な営業継続のために、ご尽力をお願いをいたしまして、中項目4件目の質問に移ります。 市職員の皆様のテレワークの実施状況について伺います。 テレワークの状況等、把握されている課題、また、今後もこのテレワークを行うとしたときに、この問題と解決策について、お示しください。 ◎総務部長(市川博夫) 議長、総務部長。 ○議長(本多勝実) 総務部長。 ◎総務部長(市川博夫) お答えいたします。 本市のテレワークについては、市職員の感染リスク軽減と安全確保を図るため、職員数の概ね2割程度減を目標として、4月27日から在宅勤務の試行を開始し、5月25日からはサテライトオフィス勤務の試行を開始いたしました。5月末現在での在宅勤務の実施状況は、会計年度任用職員も含め、実施者数が476人、実施日数が946日となっており、サテライトオフィス勤務については、岩代支所及び東和支所の会議室を利用して実施しておりますが、6月5日までの2週間の実施状況は、実施者数が10人、実施日数が10日となっております。 これらテレワークのほか、休暇、代休、短時間勤務や現場作業等を含めると、概ね目標の2割程度の3密解消は達成できたのではないかと考えております。 把握している課題と解決策についてでありますが、在宅勤務においては、セキュリティの問題上、市のネットワークを利用した業務ができないことから、テレワークでできる業務が限られてしまうこと。また、勤務状況の把握が困難であることなどが挙げられます。テレワーク専用システムの導入によって一部解消は期待されますが、導入費用が高額であることなどから、費用対効果も含め、今後研究してまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ◆2番(坂本和広) 議長、2番。 ○議長(本多勝実) 坂本和広君。 ◆2番(坂本和広) 感染拡大があったときの、今回実施されましたテレワークですが、今後もこういったことが、あくまで想定されることでございますので、しっかりと準備を整えていただいて、実行に支障がないようにお願いをしたいと思います。 それでは、大項目2点目の質問に移らせていただきます。 2点目といたしまして、水道事業について、お伺いをいたします。 現在行われております第6次拡張事業の進捗状況と今後実施される第7次拡張事業の事業概要について、お伺いをいたします。 ◎市長(三保恵一) 議長、市長。 ○議長(本多勝実) 市長。 ◎市長(三保恵一) お答えをいたします。 まず初めに、第6次拡張事業の進捗状況についてであります。現段階で完了していない事業といたしましては、井戸掘削のみを実施した熊の穴第7水源・第9水源の機能整備と、新たな水源の導水管整備、接合井、集合井整備、及び本年度完了予定の熊の穴第2水源からの導水管複線化工事であります。 次に第7次拡張計画につきましては、現時点では、正式な計画として位置づけておりませんが、現在、有害物質の検出がされている井戸水の水質の安全性に問題のある下川崎地区や、生活用水確保に困っている石井・大平地区などの上水道未普及地域解消に向けた対応を検討しているところであります。 この上水道未普及地域解消事業を進めるには、現在の給水区域を変更し、事業認可や申請を行う必要があることから、福島県と協議を行った結果、井戸の枯渇や水質悪化に対応するような特定地区の緊急整備が必要な場合は、現第6次拡張計画の軽微な変更での対応は可能であるが、広域的な未普及地域を計画に組み込む予定がある場合には、新たな拡張計画を策定する必要があるとのことでありました。また、第6次拡張計画の未実施分も、新たな計画への組み入れが可能であるとの回答を得たところであります。 以上の条件を踏まえ、井戸水の安全性の問題がある地区や生活用水確保に困窮している地区など、上水道未普及地域に対しまして、早期に水道水を供給するため、現在、実施している第6次拡張事業を本年度で終結させ、新たな第7次拡張計画を策定し、事業認可を受けた後、事業を実施する方針で検討を進めているところであります。 以上、答弁といたします。 ◆2番(坂本和広) 議長、2番。 ○議長(本多勝実) 坂本和広君。 ◆2番(坂本和広) ただいま伺いました、第7次拡張計画を作って、新たにということでしたので、事業計画に沿ったスケジュール管理について、実行をお願いをいたしまして、最後の大項目3項目めの質問に移りたいと思います。 大項目3項目めについて、二本松城文化観光施設の観光面での魅力醸成について、2点お伺いをいたします。 今回、この文化観光施設について、私が質問しようと思った、ちょっと経緯の部分で先にお話をしたいと思います。 先日、ある方と岳温泉の交流施設、広場について、ちょっとお話をしてまいりました。岳温泉に今回アークホテルの跡地に、公園を造るという整備計画の中なんですが、非常にその方も賛同はされておりました。 しかしながら、この安達太良山を万葉集の中で詠んだ歌が3首あるということで、非常にもったいない。普通の公園としてそこに整備するのではなくて、万葉集を3首詠まれたこの安達太良山であるということを前面に押し立てて、要は、付加価値を高めることによって、安達太良山、しいてはこの岳温泉という観光地に人を呼ぶ、そういう計画はどうかというふうなことでお話をした中で、私も、そうだなと思いまして、私がその方にお話を申し上げたのは、仏作って魂入れずでは駄目ですよねと。魂、こういうものを訴えたいからこそ、仏を彫るものであって、この今回の文化観光施設にも大事な魂を入れないことには、以前まであった歴史資料館、大事なものを保存するという資料館というふうな目的は十分達成するんだとは思うんですけれども、今回のこのお城山のお膝元に造る文化観光施設については、全国からいろんな、多数の方に来ていただきたいという思いを含めたものとしていただきたいと思いましての質問となります。 先ほど、その万葉集を上げましたのは、ここに1冊の本をちょっとお持ちしております。万葉集を旅するというものなんですが、万葉集を詠まれた地域を、その歌とともに皆さんが巡って回るというようなことを紹介している本になります。そういったことを考えますと、この安達太良山、岳温泉にもこういった本に紹介していただき、この万葉集の地であるということを広くPRしていくということも大事なのではないかと思った次第ではございます。 それでは、質問に入ってまいります。 事前に資料請求をさせていただいておりました。文化観光施設におけるソフト面での計画案とはどのようなものですかというふうな資料でございました。その中で、体験メニューを中心とした企画というものがございましたが、この体験メニューを中心とした企画の具体的な、どのようなプランをお考えなのかを、お示しをいただきたいと思います。 また、今回非常に多額の費用をかけて整備する施設であることからこそ、市民の皆様方にも広く利用していただくような仕組みづくりが必要なものと考えるところであります。そこで、市民の皆様方により積極的に利用していただくための方策について、お伺いをいたします。 ◎産業部長(荒木光義) 議長、産業部長。 ○議長(本多勝実) 産業部長。 ◎産業部長(荒木光義) お答えいたします。 1点目の体験メニューを中心とした企画についてでありますが、本施設における体験メニューといたしましては、大きく2つ展開を計画しているところであります。 まず1つには、映像体験でありまして、二本松城ガイダンス室では、国史跡二本松城跡を歩いているかのような擬似体験ができる城内探察体験映像など、360度サラウンドシアターを駆使した、数種類の映像コンテンツにより、臨場感と没入感を体験できる施設とする計画であります。 また、歴史展示室では、二本松城を中心とした時代の変遷を映像等を交えて展示するとともに、実際に火縄銃を手に取ることができる体験コーナー等の設置により、誰でも体験できる分かりやすい展示を心がけたいと考えております。さらに2階には、市の観光情報等を発信するモニターの設置を計画しております。 2つ目の展開といたしましては、実体験でありまして、一例を申し上げますと、提灯の絵付け体験、和菓子作り体験、着付け体験などが開催できる施設として、各部屋のしつらえも、可動式の間仕切りとするなど、実体験型のメニューによって、フレキシブルに活用できる施設とする計画であります。 これらの体験メニューを通して、訪れる皆様に二本松の魅力を知っていただくこと、そして日中の滞在時間を長く確保することにより、経済効果を生み出すことを一つの目的としたいと考えております。 次に、2点目の市民にも積極的に利用していただくための方策についてでありますが、本施設がより身近な施設として、存在感を示すことが重要と考えており、1階の入り口のお祭り広場には、二本松提灯祭りの実物大の太鼓台の展示をはじめ、イベントや会議、研修等に利用できるスペース、憩いの場としての休憩ラウンジを計画しております。 また、屋外では、桜まつりや菊人形の開催時期には、屋内ステージでのイベントや桝型広場、多目的広場に仮設店舗やキッチンカーを配置し、飲食の提供もできるよう検討してまいりたいと考えております。 市といたしましては、これらの企画と施設の充実を図ることで、市民の皆様はじめ、多くの皆様に愛される施設となるよう、にほんまつDMOをはじめ、関係機関と連携し、この文化観光施設及び二本松城のさらなる魅力向上を目指してまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ◆2番(坂本和広) 議長、2番。 ○議長(本多勝実) 坂本和広君。 ◆2番(坂本和広) ご答弁いただきました。 非常に立派な建物を今回造られますので、その価値を最大限に高めるような中身、ソフトの部分の充実というものを、今回重要視してのご質問なんですが、先ほどお話を産業部長いただきました、映像、ガイダンス室、サラウンドシアターということでございます。私の方から、これはご提案です。例えば、二本松というこの土地柄であり、歴史であり、文化でありますので、例えば、VRそういったバーチャルリアリティー、そういったものを活用して、お座りになった方に、戊辰戦争のときの大壇口の戦いの戦場の真っただ中に、自分が存在しているような、そういった獅子奮迅のこの子どもたちの戦いぶり、そういったものを実感していただくというのも、1つなんだと思うんです。 また、二本松のお城の中で、この決戦に向かうようなけんけんがくがくの評定を行った、そういった戦評定の臨場感、非常に苦悶に満ちたような、そういった表情だったかと推察されますが、そういった中でこの二本松の先人たちがたどったこと、そういったものを体験していただく。 また、戦に出て行くようなこの子どもたち、家族の別れの物語ですとか、そういったストーリー性豊かな、ここ二本松でしか体験ができないような、そういった観光名所にするべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。 また、市民の皆様方により広くこの常時、気軽に文化観光施設をお使いいただくために、若者の皆様方によく足を運んでいただく、そういったことも必要ではないかと思っております。そこで、ここでも2つ提案をさせていただきます。 若者の利用促進する、そういった中で言いますと、店舗名ちょっと上げづらい、例えば、スターバックスさんとか、プロントさんとか、プロントさんは会津に1店舗ありますが、カフェ系の人気店を2階の観光課さんのスペースに誘致するというのは、1つどうかと思いましての提案といたします。 2点目の提案です。今回、郡山と福島と広域中枢連携都市圏を形成します。その中で、近隣自治体の小中学生にこの二本松であった歴史、それでまたこのお城、実感していただくために、連携都市圏の中で相互に行き来する、ぜひ二本松のこの歴史を学びに来ていただくと、そういったご提案をしてはいかがかと思います。提案ではございますが、そちらのお考えについて、2点ご答弁をいただきたいと思います。 ◎産業部長(荒木光義) 議長、産業部長。 ○議長(本多勝実) 産業部長。 ◎産業部長(荒木光義) お答えいたします。 まず1つのVRを駆使したということで、場所的には一番、最初に入り口となるガイダンス室になろうかと思います。ここは無料として考えておりますので、まずこちらに寄っていただきまして、二本松を知っていただきたいという思いでございました。その中で、VRということになりますと、今後、映像ソフトの構築をしたいと考えておりますので、その際に取り入れられるかどうかを検討してまいりたいと考えております。 それから若者ということで、2階のスペースですと、長期的ではないものの、一時的にテナントとして貸し出すスペースも考えられているのではないかというふうに思っています。おただしのカフェ、非常に若者が集まるという状況もありますので、そういった中のテナントと、貸出テナントという位置づけで、検討してみたいと思っております。 それから広域圏、活用については、積極的に行いたいと思います。郡山の小中学生を、今は何と言うのでしょうか、社会科見学等で、二本松に呼び込んで、見ていただくというのも1つの手であります。また、議員おただしのとおり、二本松の子どもたちが、郡山に行って学ぶという相互の連携を図ることは、大変有意義なことだと感じております。また、そうすることによって、利用者数も上がるということもございますので、検討してまいりたいと思っております。 以上、答弁といたします。 ◆2番(坂本和広) 議長、2番。 ○議長(本多勝実) 坂本和広君。 ◆2番(坂本和広) 最後になりますが、私からのもう1点だけご提案を申し上げる次第でございます。 今回のこの文化観光施設、名称を付けていかれるものかと思います。公募方式など、正式な名称決定までのプロセスに、透明性も必要なものとは思いますが、私は二本松でこの育った者として、二本松少年隊伝承館、そういった誇り高い名前をお付けいただくことを、一つ提案をさせていただきます。 本当に最後になりますが、レストランを想定、だと思っていただければいいと思うんですが、店構えがいくら立派でも、おいしい料理を提供できなければ、お客様は二度三度、足を運んではいただけませんし、口コミによる評判が沸いて、行ってみようという話にならないと思うんです。今回このおいしい料理、これがこの施設の中で展示する、訴えかけるソフトの重要性の部分であります。建物に関しては、もう着工に入っておりますので、そちらの方をしっかり造っていただきながら、中身の醸成について、精いっぱい知恵を絞って、頑張っていただくことをお願いをいたしまして、私のこの6月の議会一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(本多勝実) 以上で、2番坂本和広君の一般質問を終了いたします。 一般質問中途ですが、ここで昼食のため、暫時休憩いたします。 再開は午後1時といたします。                          (宣告 午前11時59分) ○議長(本多勝実) 再開いたします。                           (宣告 午後1時00分) ○議長(本多勝実) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行いたします。 次に、4番佐久間好夫君。 ◆4番(佐久間好夫) 議長、4番。 ○議長(本多勝実) 佐久間好夫君。 ◆4番(佐久間好夫) 6月定例会において、市民の声を反映したく、私から大項目3項目について一般質問させていただきます。 最初に大項目1、今後予定される工業団地について、3点ほどお伺いします。 中項目1点目、岩代・東和地域における工業団地適地調査の時期について、お伺いしたいと思います。 市として、長命工業団地が完了すれば、市内地域のバランスを考慮し、岩代地域や東和地域において適地を調査して、中規模もしくは小規模工業団地を設置し、若者の働く場所の確保を図っていきたいとのことでありましたが、変わりはないものと考えられますし、長命工業団地が完了し、現在販売に当たられておると考えられます。そこで、この両地域の工業団地の適地調査については、いつ頃の時期になるのか、お伺いしたいと思います。 ◎産業部長(荒木光義) 議長、産業部長。 ○議長(本多勝実) 産業部長。 ◎産業部長(荒木光義) お答えいたします。 岩代・東和地域における工業団地適地調査についてでありますが、適地の調査は市全体の中で調査、検討をしてまいりたいと考えておりますので、本年度から庁内関係各部署及び商工団体等と連携し、情報収集や現地調査などに取り組んでまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ◆4番(佐久間好夫) 議長、4番。 ○議長(本多勝実) 佐久間好夫君。 ◆4番(佐久間好夫) 再質問いたします。 企業誘致に当たりましては、企業は適地や団地の造成がないと、別な地域にある市外の用地を取得し、創業することもあるので、いつでもこれを受け入れられる体制づくりを図っていただければというふうに考えます。 本年度出されました新二本松市総合計画の中では、政策3の若者の定住促進します、という中において、施策に多様な就業の場の確保と、若者のチャレンジ支援をうたっておりますが、適地調査については、うたっていなかったことであります。 何とかできるだけ早めに、適地調査に入るよう、努めていけないかどうか、お伺いしたいと思います。 ◎産業部長(荒木光義) 議長、産業部長。 ○議長(本多勝実) 産業部長。 ◎産業部長(荒木光義) お答えいたします。 まず、受け入れ体制づくりということで、非常に重要な点だと思っております。ついては、今、長命工業団地売却ということで、事務を進めてございます。まだまだ契約をいただいている企業が少なくございますので、まずは長命工業団地の売却に、企業誘致に全力を尽くしてまいりたいと考えております。 それから、調査ということになりますが、総合計画の実施計画というものを事務方の方でも作成しておりまして、こちらの方で今年度調査ということで、位置づけてございます。特に予算は伴わないものですから、予算をかけなくても職員間でも、できることからやってまいりたいというふうに考えてございます。 以上、答弁といたします。 ◆4番(佐久間好夫) 議長、4番。 ○議長(本多勝実) 佐久間好夫君。 ◆4番(佐久間好夫) 了解しました。スムーズに行くようにお願いしたいと思います。 中項目2項目めに入ります。オーダーメイド方式とそのほかの考えについて、おただしいたします。 以前、工業団地についての一般質問に対し、オーダーメイド方式により適地調査して、工業団地造成に取り組むと回答をいただいておりますが、その後に、適地調査に関して、主要幹線道路や調整池の近隣に河川はあるのかなどの、必要条件等があるのかどうか、お伺いしたいと思います。 ◎産業部長(荒木光義) 議長、産業部長。 ○議長(本多勝実) 産業部長。 ◎産業部長(荒木光義) お答えいたします。 オーダーメイド方式と他の考えについてでありますが、工業団地造成の事業手法につきましては、立地企業の要望に応じて造成を行った工場用地を提供する、いわゆるオーダーメイド方式と、開発区域の用地を先行して取得し、造成工事後に一斉に分譲を開始する先行造成方式があります。 どちらの事業手法においても、進出を考えている企業にとりましては、交通の利便性は重要な検討材料の一つであり、国道4号線沿いについては、企業の関心度は高いものと認識をしております。 一方で企業のニーズは様々であり、国道459号線や国道349号線沿いに企業を誘致していくことも、重要であると考えております。岩代、東和地域に進出したいという企業のニーズを的確に把握した上で、企業の要望に沿いながら、基本的にはオーダーメイド方式により、個別に対応してまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ◆4番(佐久間好夫) 議長、4番。 ○議長(本多勝実) 佐久間好夫君。 ◆4番(佐久間好夫) 再質問いたしますが、企業が求める条件はいろいろあると考えられますが、特に用地価格、交通条件、そして労働力、水条件、市の優遇対策、これは市の優遇対策については、先ほどの計画のとおり、施策2で出ておりますとおり、工場立地奨励金、雇用促進奨励金の交付、事業貸付金等でございます。 そのほかについて、土地取得税、固定資産税、償却資産税の減免や助成事業等の優遇措置等の対応はどのように考えているのか、おただしいたします。 ◎産業部長(荒木光義) 議長、産業部長。 ○議長(本多勝実) 産業部長。 ◎産業部長(荒木光義) お答えいたします。 企業に対する支援についてでございますが、今議員お話あったとおり、市の支援については、ご覧のとおりと、以上のとおりの内容となっております。それから、国の部分と県の部分も併せて活用するよう、企業様にはご案内をしている次第でございます。 市といたしましては、国県で満たされない支援について、市の支援の中で拾っていくというふうな方法を取って、企業様にはご案内している内容でございます。今後とも、そういった部分では、引き続き支援策について周知し、企業様に対応していきたいと考えております。 以上でございます。 ◆4番(佐久間好夫) 議長、4番。 ○議長(本多勝実) 佐久間好夫君。 ◆4番(佐久間好夫) それでは、国県で対応されない部分の補填として、市は対応していきたいということでございますので、了解いたしまして、中項目、次の3に移らせていただきます。 東和地域において、実施設計済みの未造成区域があるが、検討について、おただしいたします。 東和地域には、合併前に当時将来、町内に企業誘致を図りたいと適地調査の上、実施設計済みの造成予定地があります。旧東和町では、国道4号線からの利用は厳しいことから、町内を横断する国道349号線を利用した適地を調査し、地区はじめ、土地所有者会議も行い、協力を得ることとなり、現地測量も行い、議会からも承認された箇所がございます。この敷地用地は、山林、農地であり、全体で9ヘクタール、二段式の敷地で、1団地3ヘクタールの、計6ヘクタール、ほかに団地内の道路や調整池、そして緑地帯も含まれ、工法は切り盛りによる施工用地であります。 なお、当時は実施設計まで約5,000万円程度かかっております。この地区は、国道349号線と幹線一級市道に隣接しており、調整池からの合流は、針道川と隣接しており、条件はかなり良好な場所であると考えられます。 こうしたことから、ぜひとも適地の1つとして検討されることはできないか、お伺いいたします。 ◎産業部長(荒木光義) 議長、産業部長。 ○議長(本多勝実) 産業部長。 ◎産業部長(荒木光義) お答えいたします。 東和地域における実施設計済み未造成地の検討状況についてでありますが、旧東和町では、オーダーメイド方式により、産業用地である(仮称)太田第二工業団地の整備計画の検討を行い、平成9年度に調査測量設計、平成10年度には福島県東和地区農村地域工業等導入実施計画書を作成しております。 当時、企業の立地に向けて継続的に企業誘致を進めておりましたが、景気の悪化等により、具体的な企業の立地には至っておりませんでした。 こうした中で、長命工業団地の整備を進めるに当たり、農振除外及び農地転用の手続きを行うため、農村地域への産業の導入の促進等に関する法律、これ旧農工法でございますが、この実施計画の変更を行うこととし、県と協議をしてまいりましたが、県から旧4市町の実施計画を1つの計画にまとめること。未実施となっている太田第二工業団地の計画を残したまま、新たに長命工業団地を追加することはできないという、強い指導を受けたことから、整備計画を進めていた長命工業団地を優先することとし、太田第二工業団地については、計画から除外した経緯がございます。 今後の整備計画につきましては、先ほど答弁申し上げましたとおり、適地調査等の結果も踏まえ、企業の要望に沿いながら、基本的にはオーダーメイド方式により、個別に対応してまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ◆4番(佐久間好夫) 議長、4番。 ○議長(本多勝実) 佐久間好夫君。 ◆4番(佐久間好夫) 再質問ではございませんが、この地域については実施設計が済んでおりますことから、県のマル秘になりますが、歩掛が、要するに1年に数回変更されるわけですが、それを打ち込むことによりまして、実施設計額が決定されるわけです。したがいまして、予算措置を図るにも非常に便利かと思うので、今後検討していただきたいと思います。 これをもちまして、この質問を終了し、次に、大項目2項目の市道改良について、2点お伺いします。 1点目、市道幹線道路の太田ヶ入線の一部狭隘な未改良地がございます。この改良計画についておただしいたします。この道路は、戸沢4区の重要道路でこの市道の延長は約1,000メートルでございます。入口と出口は整備されておりますが、中間が狭隘でございまして、幅員が平均3メートル程度ということでございまして、デマンドタクシー等も通行しないで、迂回してしまうというような状況でございまして、今現在は河川敷の、ガードレールのない河川敷でございますので、その上のコンクリの部分も利用し、さらには、その反対側の畑の一部も乗用車等が通るときに、そこも使って走行しているというような現況でございますことから、計画に組み入れ、拡幅改良できるかどうか、組み入れることが第一条件でありますが、そのようにできるか、お伺いしたいと思います。 次に2点目ですが、幹線一級市道針道・西谷線の改良計画は、進捗状況についてお伺いします。既にこの市道は、改良計画になっていますが、本来路線は針道から西谷区まで通ずる市道で、既に完成されて、活用されてもおかしくない市道であります。いまだに小田地内から西谷区まで通ずる未改良区間、約2,000メートルの市道で、手つかずの状況にあり、この改良計画の進捗状況をお伺いします。 ◎建設部長(磯川新吾) 議長、建設部長。 ○議長(本多勝実) 建設部長。 ◎建設部長(磯川新吾) お答えいたします。 1点目の市道太田ヶ入線の改良についてでありますが、当該路線は国道349号と一級市道百目木・南戸沢線を結ぶ集落道路であり、5軒の住宅及び田畑に接した道路であります。 全延長1,002.5メーターのうち約400メーターの区間が幅員2.5メーター程度の狭隘な状況でありますが、通り抜けが可能であることや、通過交通量を勘案いたしましても、現時点において拡幅改良の計画はないところでございます。 今後とも、通行に支障がないよう、適切な維持管理に努めてまいります。 2点目の一級市道針道・西谷線の改良計画についてでありますが、新総合計画の生活幹線道路整備事業として位置づけをしており、過疎対策事業債を財源として計画をしております。 現在、岩代、東和地域で2路線を過疎対策事業で施工中でありますが、これら路線の進捗状況や、他の過疎対策事業の実施など、市の財政状況を踏まえながら事業着手について、検討してまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ◆4番(佐久間好夫) 議長、4番。 ○議長(本多勝実) 佐久間好夫君。 ◆4番(佐久間好夫) この2点目の、針道・西谷線につきましては、さきの台風19号でも安達太田川の氾濫による河川はもとより、県道崩壊が数か所ございまして、インフラとして市道針道・西谷線、これも崩壊されておるところもございましたが、土砂の撤去等によりまして、何とか通ずることができました。 また、台風19号の際に、市においては、スピード感を持って対応されたその国道の崩壊地を埋めて、一方通行ではありますが、回復させたということは、地区市民は非常に感謝しておりました。 次に、3項目めの富岡興業株式会社旧産業廃棄物処分場から、市の口太川への地下水放流について、4点お伺いします。 当施設につきましては、現在活用しておりませんが、県が事業主体になっておりますので、分かる範囲でお答え願えればというふうに思います。富岡興業株式会社旧産業廃棄物最終処分場につきましては、現在の川俣町、旧岩代町、そして旧東和町で各長と議長の2名で、6名の署名によりまして設置をしないでくれと、県に要望した経過がございます。 現在、設置されているのは、山木屋地内に敷地を設けて造っており、その浸水された地下水については、二本松市の口太川に放流されているのが現状でございます。そうしたことから、この富岡興業については、旧と申し上げましたが、福島市において、同様の事業も行って、廃油を河川に流したというようなことで、その産業廃棄物最終処分場の権利が剥奪されて、その後倒産していった会社でございます。 したがいまして、現在は、県が代行しておる状況下にあると考えられますが、1点目、常時職員、管理する職員は何人体制で行っているのか、把握していれば、お答え願います。 2点目、排水は有害物質除去をし放流しているが、県での水質検査はどの程度の実施状況と把握しておりますか。 3点目、放流は数年続いておりますが、いつ頃まで続くと把握していますか。 4点目、放流に対し、市は県との協議は行っているのか、お伺いします。 ◎市民部長(佐藤吉浩) 議長、市民部長。 ○議長(本多勝実) 市民部長。 ◎市民部長(佐藤吉浩) お答えをいたします。 富岡興業株式会社旧産業廃棄物最終処分場につきましては、昭和61年に川俣町山木屋地内に設置された施設でありまして、設置後、汚水流出等の事故や汚泥を公共下水道に流して処理をするという不法投棄事件を引き起こしまして、平成21年11月には産業廃棄物処理に関する全ての許可が取り消されております。 それ以降、発生する浸出水等の場内での処理ができなくなり、県による監視と指導のもと、排水処理施設で生物処理等の処理を行った上で、河川へ放流するという維持管理が行われてきたところでございます。 1点目の常時の現場管理職員は何人体制と把握しているのかについてでありますが、県に確認したところ、富岡興業株式会社の社員が1名ないし2名で管理しているとのことでございます。 2点目の県の水質検査の実施状況はどの程度と把握しているのかについてでありますが、県に確認をいたしましたところ、放流する排水につきましては、原則として毎週木曜日に採取をして水質検査を行い、検査結果に問題がなければ、翌週の木曜日に放流しているとのことでございます。 水質検査の項目につきましては、酸性やアルカリ性の程度を測定するペーハー値、水素イオン濃度等の項目で6項目となっておりまして、検査の結果、基準値を超えていれば、再度浄水処理を行うことになっております。 平成30年度及び令和元年度中に実施した検査におきましては、測定値に大きな変化はなく、問題は発生していないとのことでございます。 3点目の放流は数年継続されており、いつまで続くと把握しているのかについてでありますが、放流は平成23年4月から始まり、現在まで9年間継続されておりまして、県に確認いたしましたところ、当面は継続する見込みであるとのことでございます。 4点目の放流に対し、市は県と協議は行っているのかについてでありますが、市では随時県からの情報提供を受けておりまして、市が現場確認に出向いた際に説明を受けるなどしているほか、県北地方振興局県民環境部の担当職員が来庁して意見交換を行うとともに、県からの適正な指導、監督につきまして、強く要請をしているところでございます。 今後につきましても、県と連携を密にいたしまして、市民の安全確保に努めてまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ◆4番(佐久間好夫) 議長、4番。 ○議長(本多勝実) 佐久間好夫君。 ◆4番(佐久間好夫) 答弁いただきました。 分かる範囲でということでございますので、お答えいただきましたが、その中で旧富岡興業株式会社の社員1名から2名体制で行っているということでありますが、やはり最悪の法面崩壊等の発生があれば、ちょっと心配だなというふうに思います。 そこで再質問いたしますが、人体に影響することから、3点再質問いたします。 岩代、田沢地区から曲山を通じ、そして東和地区を流れる口太川に有害物が流れ出すような問題のないように、毎週放流していると考えますが、地下水は各週、約140立米、次は80立米を繰り返し放流しております。県は毎週浸水のその木曜日に調査をするということでありますが、その環境基準に適合されているのか、先ほどは適合しているものを放流しているということでございましたが、市として把握しているのかどうか、お伺いいたします。 次に、県よりいただいた資料によると、放流水からペーハー、水素イオン濃度なんですが、排出基準値より若干高い状況が見受けられます。水素イオンは漂白剤や洗剤に活用される人間には有害な物質です。注意深く見守っていただきたいと思います。そして、この処分場では、約7段の整備された状況になっておりますが、上部3段が法面崩壊のおそれがある状況で、県が若干補修いたしましたが、半永久的とは考えられないというふうに思っております。 最後になりますが、この処分場周辺の井戸では、有害なヒ素も検出され、さらに二つの井戸水からは人体に影響するフッ素が環境基準を超えて検出されたと伺っておりますが、県ではどのような対応をされたのか、把握しておれば、お伺いいたします。 ○議長(本多勝実) 質問者に申し上げます。 質問の答弁は、市の事務範囲内の答弁でよろしいですね。 ◆4番(佐久間好夫) はい、分かる範囲で。 ○議長(本多勝実) 答弁を求めます。 ◎市民部長(佐藤吉浩) 議長、市民部長。 ○議長(本多勝実) 市民部長。
    ◎市民部長(佐藤吉浩) お答えをいたします。 富岡興業に関しましては、ご案内のとおり、ただいま産業廃棄物の資格を有していないという状況の中で、放流水につきましては、県が毎週きちんと管理をしながら、放流をしているという状況でございます。 まず、毎週木曜日に放流をしているというふうな部分につきましては、先ほども答弁の中で申しましたように、1週間前に検査をした結果、その結果が異常がなければ、翌週の木曜日に放流をしているという状況で、確かにおただしのように、100立方メートル前後の放流が毎週行われているという状況でございます。検査項目、毎週6項目、ペーハー値等の6項目の項目を検査して、異常がないという状況のもとに行っておりますが、確かに過去には、ペーハー値等で若干アルカリの方向に基準値をオーバーしたというふうなことがございます。そういったときには、再度処理を行って、その週の放流は行わないというふうな処理をとって、再検査の結果、基準値内というふうなことになってから、放流を行っている状況でございます。 今ほど少し申し上げました、2点目のペーハー値の件でございます。過去に何度かそういったアルカリ性にふれたというふうなことはございましたが、再処理によって異常がないことを確認しているというふうな状況でございます。 また、3点目の7段になっているうちの上部3段について、崩落のおそれがないのかというふうなことの危惧でございます。議員ご承知のとおり、この法面工事については、数年前に、県が代執行いたしました。一度目の代執行から大雨によって法面が少し崩れたというふうなことを受けまして、再度県で代執行を行った、しっかりと工事をしたというふうなことの報告を受けておりますので、昨年の台風19号による大雨の影響あっても、法面については、今回は大丈夫だったというふうな状況と捉えているものでございます。 それから、4点目でございます。県ではその毎週放流水の調査を行っておりますほかに、年に数回、場内の汚水ですとか、場内の地下水の調査、それから周辺の地下水調査等を行っているということで、その周辺の地下水調査の結果、フッ素やヒ素が検出されたというふうな報告が、さきの今年2月の説明会の中でも報告がございました。これにつきましては、県におきましては、井戸周辺の地質が花崗岩であるというふうなことで、自然由来によるものというふうなことで、この富岡興業の影響によるものではないというふうに分析をしているという報告を受けているところでございます。 以上、答弁といたします。 ◆4番(佐久間好夫) 議長、4番。 ○議長(本多勝実) 佐久間好夫君。 ◆4番(佐久間好夫) この口太川については、先ほど申し上げましたように、岩代、東和地域が影響するわけであります。 このようなことから、今後も県関係機関と連携を密にして進めて、環境衛生を図って、この地区の安全安心に暮せるよう図っていただきたいことをお願いし、私からの一般質問とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(本多勝実) 以上で、4番佐久間好夫君の一般質問を終了いたします。 一般質問中途でありますが、ここで暫時休憩いたします。 再開は午後1時45分といたします。                           (宣告 午後1時36分) ○議長(本多勝実) 再開いたします。                           (宣告 午後1時45分) ○議長(本多勝実) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行いたします。 次に、12番安齋政保君。 ◆12番(安齋政保) 議長、12番。 ○議長(本多勝実) 安齋政保君。 ◆12番(安齋政保) 令和2年6月定例会に当たり、一般質問を行います。 東日本大震災東京電力による原発事故、昨年の台風19号による豪雨災害、そして今回の新型コロナウイルス感染症と、日常生活にとって心の休まることのない出来事が続いています。 特に、新型コロナウイルス感染症に対する警戒は、長期に及ぶようです。市民生活のなりわい、経済、精神面など、私たちの日常生活にとっても大きな影響があります。新たな生活様式とか、手探りの中にあって、少しでも早く、安全安心で穏やかな日常を取り戻すべく、みんなで協力し合い、この地域で住みよい社会のための政策を展開していかなければなりません。 そこで以下、大項目3項目について、質問を行います。 1項目め、水道事業についてであります。1件、上水道未普及地域解消策について。 1点、令和2年3月定例会代表質問の答弁において、水道未普及地域解消に向けて、現計画の中での変更で対応できるのか。もしくは、新たな計画の中で対応していくのか。現在調整中とのことだったので、どのような方針を出されたのか、お伺いいたします。 ◎建設部長(磯川新吾) 議長、建設部長。 ○議長(本多勝実) 建設部長。 ◎建設部長(磯川新吾) お答えいたします。 上水道未普及地域解消に向けた方針についてでありますが、2番議員への市長答弁で申し上げましたが、未普及地域解消事業を進めるには、現在の給水区域を変更して、事業認可申請を行う必要があるため、福島県と協議を行った結果、広域的に未普及地域を解消するには、新たな拡張計画が必要であるとのことであり、また、現在、実施している第6次拡張事業を中途で終わらせ、残りの事業を新たな計画に組み入れることも可能であるとのことでありました。 以上のことから、井戸水の安全性の問題の早期解決や生活用水確保が困難な未普及地域解消を図るため、現第6次拡張事業を本年度で終結させ、新たな第7次拡張計画を策定することとし、検討を進めているところであります。 以上、答弁といたします。 ◆12番(安齋政保) 議長、12番。 ○議長(本多勝実) 安齋政保君。 ◆12番(安齋政保) 先ほど市長からも2番議員に答弁があったように、6次をやめて、7次で始まるということなんですけれども、その6次計画を、ここでやめてということになると、事業的にはどこまで進んで、新しい7次に入るのか。 また、先ほど市長が答弁した中に、未普及地域の中に下川崎、石井、大平とあったんですが、上川崎地区の一部もまだ残っている状況の中で、その範囲はどこまでなのか、教えていただきたいと思います。 それから、今、第6次計画では特に安達地区の場合は、事業費の補助として35万で本管から家庭に引けるというような事業の中ではありますが、これが7次計画の中でも通用していくのか。それとも、まるっきり予算的に変えなければならないのか、その辺はどのような考えで、これから進めようとしているのか、まず2点だけお伺いします。 ◎建設部長(磯川新吾) 議長、建設部長。 ○議長(本多勝実) 建設部長。 ◎建設部長(磯川新吾) お答えいたします。 まず、1点目の6次拡張計画の進捗状況ということでございますが、先ほど2番議員に市長から答弁しましたとおり、現段階で完了していない事業といたしましては、井戸掘削のみを実施した熊の穴第7水源・第9水源の機能整備と、新たな水源からの導水管整備、接合井、集合井整備、及び本年度完了予定の熊の穴第2水源からの導水管複線化工事であります。 続きまして、第7次拡張計画といたしましての上川崎のところがあるかどうかというところにつきましては、この点につきましては、具体的な場所といたしましては、先ほど2番議員への市長からの答弁でありましたとおり、下川崎地区、石井地区、大平地区の未普及地域であり、現在、事業認可可能なエリアを調査しているところでございます。具体的な場所はお示しできない状況でございますので、ご理解賜りたいと存じます。 また、上川崎地区につきましては、現在、下川崎地区と隣り合わせということもありますので、その中で全く上川崎はやらないということではございませんので、今回対象エリアを具体的に検討していく中で、どこまでできるかという検討をしておりますので、上川崎はできないというものではございませんので、ご理解賜りたいと存じます。 あと、35万円で上水道に接続できるという現在の制度でございますが、こちらについては、現在6次拡張事業で整備している補助制度でございまして、こちらについては、この7次拡張計画で今後このまま継続できるかについては、現在検討中でございますので、現段階で具体的にできる、できないの点については、お示しできませんので、ご理解賜りたいと存じます。 以上でございます。 ◆12番(安齋政保) 議長、12番。 ○議長(本多勝実) 安齋政保君。 ◆12番(安齋政保) 今のところ、お示しできないということなんですけれども、私ちょっと分からないんですけれども、元の二本松の場合は、上水道引くのに、そういう補助関係とか、そういうものはあったのか。その市町村ごとに合併前に別々なそういう事業があったために、特例だったのか。その部分を含めて、検討中ではあるんですけれども、そういうふうな前の状況もありますので、今後はそういう全てのところがきちっとみんな統一した形での事業展開がしていけるのか、その辺をお伺いします。 ◎建設部長(磯川新吾) 議長、建設部長。 ○議長(本多勝実) 建設部長。 ◎建設部長(磯川新吾) お答えいたします。 この35万の制度につきましては、旧二本松では、補助制度がないという状況でございます。今回、7次拡張計画につきましては、石井、大平、旧二本松地域、また、今回下川崎地区検討しておりますが、今回統合した拡張計画となりますので、現在、安達あと簡易水道事業で行っております、この35万円の制度につきましては、財政状況もございますので、こちらについては一般財源からの繰り出しということもございますので、今後財政状況を考えながら、どういった制度にしたらいいか、検討していく検討材料ということで、今考えているところでございます。 以上でございます。 ◆12番(安齋政保) 議長、12番。 ○議長(本多勝実) 安齋政保君。 ◆12番(安齋政保) それと今、2、3年前かな、安達の米沢地区の観音堂にこれから松ノ木内から本管を敷設して行って、水道を引くという話も2、3年の計画で行くという話があったはずなんですが、そういうものも含めて、全部7次の中に織り込みながら、その事業を。というのは、7次まですれば、大体この上水道完成してもいいのではないのかな。ところどころ虫食いに残すのでなくて、完全にやるべき。 さっきも言いましたが、コロナ関係もありますが、やっぱりこういう密の中で、非常に感染症が心配だと。そうすると、ある程度一極集中ではなくて、分散して生活する。そういうふうになったときに、地域によってバランスよく住むことも一つの方法だとすれば、水道事業のインフラは非常に大切で、今後、十分住める環境になっていくと思うので、その辺。 特に観音堂は、福島と隣接しまして、観音堂にいる人でさえ、水道が思うようにならないからと、福島に造っているのが現実であります。その辺をどういうふうに考えてやっていくのか、お伺いします。 ◎建設部長(磯川新吾) 議長、建設部長。 ○議長(本多勝実) 建設部長。 ◎建設部長(磯川新吾) お答えいたします。 観音堂につきましては、現在も計画どおり進めているところでございまして、こちらについては、第7次拡張事業に移行したとしても、継続して進めていくという考えでございます。 以上でございます。 ◆12番(安齋政保) 議長、12番。 ○議長(本多勝実) 安齋政保君。 ◆12番(安齋政保) さっき市長が答弁されたように、真剣に取り組んでいただいているということで、非常に期待しておりますので、ぜひ実行していただいて、早く上水道を完備していただけるようお願いしまして、次の質問に移らせていただきます。 2項目め、市の農業政策についてであります。1件、二本松市農業機械保守点検事業補助金について。 1点目、平成30年度、令和元年度の補助事業利用件数は何件か。 2点目は、2ヘクタール以下、2ヘクタール以上5ヘクタール以下、10ヘクタール以下、10ヘクタール以上は何件あったのか。 3点目は、令和元年台風19号被害での秋収穫においてのコンバイン修理状況を把握されているのか、お伺いいたします。 ◎産業部長(荒木光義) 議長、産業部長。 ○議長(本多勝実) 産業部長。 ◎産業部長(荒木光義) お答えいたします。 1点目の平成30年度、令和元年度の補助事業利用件数についてでありますが、平成30年度の利用件数は18件、担い手の人数は16名、令和元年度の利用件数は16件、担い手の人数は13名となっております。 2点目の受託面積ごとの担い手の人数で申し上げますと、平成30年度は、2ヘクタール未満が2名、2ヘクタール以上5ヘクタール未満が4名、5ヘクタール以上10ヘクタール未満が7名、10ヘクタール以上が3名。令和元年度は、2ヘクタール未満が1名、2ヘクタール以上5ヘクタール未満が4名、5ヘクタール以上10ヘクタール未満が5名、10ヘクタール以上が3名となっております。 3点目の台風19号の被害によるコンバインの修理状況についてでありますが、国の強い農業・担い手づくり総合支援交付金を活用し、機械の修理、または再取得を行った件数は25件であり、そのうちコンバインについては1件でありました。 なお、河川や用排水路の氾濫により、土砂流入などの被害を受けた農地の収穫作業において、コンバインが故障したという報告は受けていないことから、修理の状況につきましては、把握していないところでございますので、ご理解を賜りたいと存じます。 以上、答弁といたします。 ◆12番(安齋政保) 議長、12番。 ○議長(本多勝実) 安齋政保君。 ◆12番(安齋政保) 答弁をいただきました。 何点かお伺いいたします。この事業で3年くらいで見直しという考え方があったかと思います、今年3年目に入っております。3年過ぎてからの計画では間に合わないので、30年度、元年度を見れば、ほとんど横ばい、同じような人が同じ状況で頼んでいるのかなということでありますが、どのように見直す考えがあるのか。 あと、また思ったより件数が伸びていない。これ非常に大切なんですけれども、私らちょっとまわると、面倒くさいからとかという意見が結構多い。そういう部分もありますので、伸びない理由をどのように判断しているのかと、3年くらいで見直すと言っていますが、どういうことを、どういう点を見直して、充実した事業に展開していこうとしているのか、お伺いいたします。 ◎産業部長(荒木光義) 議長、産業部長。 ○議長(本多勝実) 産業部長。 ◎産業部長(荒木光義) お答えいたします。 この事業、ご案内のとおり、30年度からスタートいたしまして、今年度で3年目を迎えるところでございます。3年間の中の利用の状況ですとか、利用者の事業費の額、そちらの方をちょっと調査研究をさせていただいて、今後見直しについて、可能かどうかも含めまして、検討を重ねてまいりたいと思っております。 それから、確かに利用者数が少ないということもございます。こちらについては、毎年、農地組合長さん通しましてのPRですとか、相談にも応じているところでございますが、なかなか伸びないということもありますので、さらに、強く周知を図ってまいりたいと思います。 機械ですので、保守点検は必ず必要なものというふうに認識もしておりますことから、その辺も併せまして、周知徹底を図ってまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ◆12番(安齋政保) 議長、12番。 ○議長(本多勝実) 安齋政保君。 ◆12番(安齋政保) 伸びない理由、私はこの利用者数を見ますと、ある程度5ヘクタール以上10ヘクタール未満、それから5ヘクタール未満ですか、ここら辺が集中していますけれども、利用している人、また機械の利用頻度、そういうものからすると、一番最初これ出したときには、1条4万円で、4条くらいを目安に大体考えて、20%だから4万くらいがいいだろうと。それは本当の基本の中での話、スタートの中での話だったんですけれども、こうやって何年かやってみますと、やっぱり同じ面積、例えば2ヘクタール以下でも、10ヘクタールに近い人でも、同じ事業で展開していくっていうことには、やっぱりいずれ見直さなくてはならないんではないのかなというふうに考えていますので、その辺を考えていかなくてはいけない。 例えば、刃がすごいすり減ると仮定しても、そういうのは、事故等であれば、共済組合とかに入って、それは対応できるので、そういうものでなくて、自然に仕事の量によって減るものとか、そういうものには、少し配分を検討していかないと、なかなか利用度が伸びないのかな。事業を利用した人は、大変ありがたかったという意見は多いので、その辺をもう少し考慮して対応していただければなというふうに思います。 もう1点目は、台風19号の被害のとき、これは全員がそうではないので、一概には言えませんが、完全に浸水したところの機械の状況は大変なものでしたよ。私は現場をずっと何日か、冠水したところを刈っている人のところを見たんですが、もうものすごい。機械どうなるのかなというくらいの状況でありましたので、そういうものも少しは加味したような検討を、これからはしてみてはどうかと思いますが、その辺の取り組みに対する考え方はどうでしょうか。 ◎産業部長(荒木光義) 議長、産業部長。 ○議長(本多勝実) 産業部長。 ◎産業部長(荒木光義) お答えいたします。 受託面積によりまして、機械の稼働時間や、当然損耗率も異なるという部分では、認識をしております。しかし、この補助事業の目的といいますか、保守点検整備に関する補助金でございますので、いわゆる損耗品、あるいは修理費の部分での補助金では、ちょっとないということもございますので、定期的にかかります保守点検に対する補助であると、10分の2でございますが、そういった理解の基に立ちますと、修理については、この事業では難しいのかなという考えをしてございます。 それから、台風19号、先ほど答弁申し上げました1台については、もうまるっきり水がかぶってしまったという部分で、国の補助金に持ち込んだというふうな経過もございます。そういった部分で、引き続き、災害については国の事業に持ち込むというふうな協議も必要だし、あるいは市の方としても、修繕の部分ではないんですが、引き続き担い手の方に反別多い少ないにかかわらず、保守点検の補助金を使っていただくというふうなことで、対応してまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ◆12番(安齋政保) 議長、12番。 ○議長(本多勝実) 安齋政保君。 ◆12番(安齋政保) それでは、保守点検ということだということですが、消耗品は修繕費でなくて、十分私は対応できるものだというふうに考えておりますので、その辺は十分検討していただければ。なぜかと言いますと、農業関係ですか、今回もそうなんですが、感染症なんかで、みんな疲弊している中でも、農業に携わって、田植えなんかしている状況を見ますと、みんな結構そこで精神的なストレスが発散されて、地域にも元気が出ているような状況もありますので、しっかりとした下支えをすべきだと私は考えておりますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。 それでは、次に移ります。 3項目め、除染についてであります。1件目、仮置場から積込場への移送について。 1点目、現在までの状況は計画どおり進んでいるのか。 2点目は、昨年の台風19号などの被害により、橋、道路の被害により移送できないところはあるのか、お伺いいたします。 ◎市民部長(佐藤吉浩) 議長、市民部長。 ○議長(本多勝実) 市民部長。 ◎市民部長(佐藤吉浩) お答えをいたします。 1点目の仮置場から積込場への移送に関する現在までの状況についてでありますが、仮置場から積込場への除去土壌等の移送につきましては、平成29年度から事業を開始しておりまして、環境省において、年度ごとに決定される中間貯蔵施設への輸送計画に合わせながら移送を行っているところでございます。 可燃性除染廃棄物を含めた除去土壌等の仮置場及び現地保管場所における保管量につきましては、市全体でおよそ62万2,000立方メートルとなっておりますが、そのうち令和2年3月末までに積込場へ移送した除去土壌が約15万9,000立方メートル。環境省の事業により、直接中間貯蔵施設へ輸送しました除去土壌が約8万8,000立方メートル。安達地方広域行政組合の事業により、安達地方仮設焼却施設へ輸送しました可燃性除染廃棄物が約5万6,000立方メートルとなっておりまして、それらを合わせますと、全体で約30万3,000立方メートルを搬出しており、仮置場からの搬出率は約48.7%となっております。 環境省では、令和3年度には、各市町村から中間貯蔵施設への輸送を完了させたいという目標を示しておりますことから、今後も環境省における中間貯蔵施設への輸送計画に合わせまして、円滑な移送を行っていくとともに、地元の皆様のご理解とご協力をいただきながら、早期に搬出ができますよう、努めてまいりたいと考えております。 2点目の橋、道路の被害により移送できない箇所についてでありますが、昨年10月の台風19号によりまして、河川の増水等で道路に被害があり、移送が困難になった仮置場が複数箇所確認されております。 そのうち、岩代地域上太田地内の仮置場2か所につきましては、橋梁に接続する市道が流失をしまして、移送が困難な状況となっておりましたが、今後速やかに復旧に向けた応急修繕を行うこととしまして、令和2年度の移送業務において、積込場への移送を行う予定といたしております。 同じく岩代地域田沢地内の仮置場におきましては、仮置場にアクセスする河川管理用の道路の一部が流失し、運搬車両の通行が難しい状況となっておりますことから、復旧に向けた河川管理者との協議を早期に進めたいと考えております。 そのほか、土砂の崩落等によりまして、一時的に道路が通行できなくなった箇所も2か所ございましたが、復旧作業を行いながら移送を進めてきたところでございます。 今後も関係部署との連携を図りながら、早期搬出に努めてまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ◆12番(安齋政保) 議長、12番。 ○議長(本多勝実) 安齋政保君。 ◆12番(安齋政保) ただいま答弁いただきました。 今の答弁からしますと、どんな状況の中でも、令和3年には完了するということで、よろしいんだと思いますが。私も台風19号のときに、随分岩代地区、自分でも現地確認したり、見ていた中で、何か所か本当に運び出せるのかなという箇所があったものですから、今回実際に間に合うのかなということで、質問したんですけれども。それほど早く、橋、周辺が崩落しているわけですけれども、十分それに耐えうるだけの工事ができて、片付けてもらえれば非常にありがたいんですが。この決められた日、令和3年度までですか。このような方向がきちっと守られていけば、非常に市民も安心もするし、そしてこれだけのいろんな災害がある中で、少しでも一つずつ、きちっと片付けていかなければ、また災害が起きたり、また状況が変わったりして、いつまでも長引くことは非常に市民にとっては、不安になりますので、ぜひとも令和3年度までに完了していただけるようにお願いしたいと思います。 次に2件目、可燃物、農林森林除染物焼却計画についてであります。 1点目、市の分の焼却計画は、量と日程についてお伺いします。 2点目は、長期的保管による問題点はないのか、お伺いいたします。 ◎市民部長(佐藤吉浩) 議長、市民部長。 ○議長(本多勝実) 市民部長。 ◎市民部長(佐藤吉浩) お答えいたします。 1点目の本市分の焼却計画についてでありますが、安達地方仮設焼却施設につきましては、環境省と安達地方広域行政組合が事業主体となりまして、令和元年6月から本格的な運営が開始をされ、可燃性除染廃棄物及び農林業系廃棄物の収集運搬並びに焼却による減容化が行われているところでありまして、令和3年11月までに処理を終える計画となっております。 安達地方広域行政組合に確認をしましたところ、本市の廃棄物に関する推計保管量は、可燃性除染廃棄物が7万2,770トン、農林業系廃棄物が1万6,000トン、合わせまして8万8,770トンでありましたが、本年4月末時点での収集運搬実績は、可燃性除染廃棄物が1万3,206トン、農林業系性廃棄物が4,577トン、合わせまして1万7,783トンとなっておりまして、全体としての進捗率は約20%となっております。 また、令和元年度の単年度における進捗状況を見ますと、1年間の計画運搬量2万6,100トンに対しまして、実績が1万6,938トンとなっておりまして、収集運搬率は約65%という状況になっております。 2点目の長期的保管による問題点についてでありますが、仮置場の可燃性除染廃棄物につきましては、長期間の保管により内容物が堆肥化したものや、台風等の影響によりまして水分を多く含んだものが見受けられまして、仮設焼却施設におきまして焼却効率が上がらない状況となっております。 事業主体であります環境省及び安達地方広域行政組合では、今後、焼却効率を上げるための改善策を検討しているところでございます。 市といたしましても、当初の計画に沿って可燃物の処理が進められますよう、関係機関との連絡調整並びに連携強化に努めてまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ◆12番(安齋政保) 議長、12番。 ○議長(本多勝実) 安齋政保君。 ◆12番(安齋政保) 答弁をいただきました。 広域で行う事業ではありますが、市内にあるものは市で管理しているのかなというふうに考えております。長期的保管の管理体制は本当に万全だったのか。今言われましたように非常に水分が多くてうまく燃えないという、こういう状況の中で、まず管理体制はしっかりしていたのか。 2点目は、そのものをどのような方法で燃えるまでの状況にするのかということ。また、その経費はもちろん広域組合の方ではありますが、管理面での負担は経費として発生しないのか、その辺をお伺いしたいと思います。 ○議長(本多勝実) 質問者に申し上げます。 事業主体が環境省、そして安達広域行政組合というふうなことでございますので、市の一般事務範囲内の答弁でよろしいでしょうか。 ◆12番(安齋政保) はい。 ○議長(本多勝実) 答弁を求めます。 ◎市民部長(佐藤吉浩) 議長、市民部長。 ○議長(本多勝実) 市民部長。 ◎市民部長(佐藤吉浩) まず1点目の管理体制についてでございますが、かなり長期の保管になったというふうなことで、先ほども申し上げましたように、堆肥化をしていたり、水分量が多く燃焼効率が上がらないといったことは、現状でございまして、管理体制が万全であったのかというふうな部分については、若干否めないという部分もあるかというふうに思っております。 まだ、これから搬出までに時間を要するというふうな部分があるかと思っておりますので、そういった現状を、まずは把握をし、ブルーシートが劣化しているというふうな状況も見受けられますことから、今後のブルーシートの修繕、もしくは設置替えにつきまして、検討をしてまいりたいというふうに考えております。 それから、その水分量が多いことに対して、今後の焼却の運営方針というふうな部分でございます。これらにつきましては、現在、先ほども答弁させていただきましたように、環境省及び安達地方広域行政組合で検討をされているというふうなことでございますので、その検討の推移を見守りながら、協力できる部分につきましては、協力をしてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ◆12番(安齋政保) 議長、12番。 ○議長(本多勝実) 安齋政保君。 ◆12番(安齋政保) 先の管理の部分で、否めないという話ではあったんですが、あれだけの面積のところに、あれだけ置くんですから、なかなかちょうどはしないなとは思うんですが。 これからは広域で管理するのか、それとも市でその部分を、市の方できちっと管理、燃やせるまでですか、管理していくのか。その辺の境というか、その辺はどうなっているのか、お伺いしたいと思います。 ◎市民部長(佐藤吉浩) 議長、市民部長。 ○議長(本多勝実) 市民部長。 ◎市民部長(佐藤吉浩) 仮置場での管理につきましては、あくまで市が管理をし、そこからの搬出については実施主体、環境省及び広域行政組合の方で管理をするというふうな部分でございます。 今現在、保管をしている仮置場の部分の管理は市が今後も行っていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ◆12番(安齋政保) 議長、12番。 ○議長(本多勝実) 安齋政保君。 ◆12番(安齋政保) ぜひとも、きちっとした管理をしていただいて、市民が不安にならないように、私はそういう地区の住民にとっては、大変なことだと私は考えています。その地区に大変ご迷惑をかけていることに対して、本当に申し訳ないとは思いますが、ぜひともきちっとした管理をしていただいて、今後とも速やかに日程どおり終えられるよう、よろしくお願いしたいと思います。 以上で、質問を終わります。 ○議長(本多勝実) 以上で、12番安齋政保君の一般質問を終了いたします。          (12番 安齋政保 自席へ移動) ○議長(本多勝実) 本日の一般質問はこれまでといたします。 明日9日、午前10時から本会議を開き、一般質問を続行いたします。 ○議長(本多勝実) 本日は、これをもって散会いたします。                           (宣告 午後2時22分)...