二本松市議会 > 2019-09-24 >
09月24日-05号

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  1. 二本松市議会 2019-09-24
    09月24日-05号


    取得元: 二本松市議会公式サイト
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    令和 1年  9月 定例会(第6回)          令和元年9月24日(火曜日)---------------------------------------出席議員(22人)    1番 堀籠新一   2番 坂本和広   3番 斎藤 徹    4番 佐久間好夫  5番 佐藤運喜   6番 鈴木一弘    7番 石井 馨   8番 加藤建也   9番 本多俊昭   10番 熊田義春  11番 小野利美  12番 安齋政保   13番 佐藤 有  14番 菅野 明  15番 小林 均   16番 平 敏子  17番 野地久夫  18番 平塚與志一   19番 斎藤広二  20番 佐藤源市  21番 平栗征雄   22番 本多勝実欠席議員(なし)---------------------------------------事務局職員出席者   議会事務局長   高野淳一     総務係長     渡邊恵子   議事調査係長   鴫原久勝     書記       久保 賢   書記       武藤昭一     書記       大室拓也   書記       橋本祥徳     書記       松本 純---------------------------------------地方自治法第121条による出席者   市長          三保恵一   副市長         齋藤源次郎   教育長         丹野 学   監査委員        二階堂公治   総務部長        三浦一弘   秘書政策課長      佐藤吉浩   財政課長        安田憲一   人事行政課長併任                      選挙管理委員会事務局長 佐々木幹夫   税務課長        佐藤光一   市民部長        早川 東   生活環境課長      阿部清久   市民課長        佐原美香   国保年金課長      二階堂恵一   福祉課長        加藤珠美   子育て支援課長     佐藤秀大   高齢福祉課長      佐藤紀行   健康増進課長      騎西東五   産業部長併任             農業振興課長併任   農業委員会参事     佐藤俊明   農業委員会事務局長   遠藤吉嗣   商工課長        荒木光義   観光課長        大内真利   建設部長        磯川新吾   土木課長        鈴木喜代一   都市計画課長      菊地 智   建築住宅課長      福山佳男   上下水道課長      斎藤裕二   会計管理者       渡辺誠一   監査委員事務局長    伊藤 茂   教育部長        市川博夫   教育総務課長      石井栄作   学校教育課長      原田真一   生涯学習課長      服部憲夫   文化課長        塩田英勝   安達支所長       篠塚 浩   安達支所地域振興課長  佐藤幸夫   岩代支所長       内藤徳夫   岩代支所地域振興課長  下村 覚   東和支所長       佐藤正弘   東和支所地域振興課長  武田幸喜---------------------------------------議事日程第5号 令和元年9月24日(火) 午後2時開議 日程第1 議案第61号から議案第101号までの41件、並びに請願第6号から請願第8号までの3件      (委員長報告委員長報告に対する質疑、討論、採決) 日程第2 追加議案上程市長提案理由説明、追加議案に対する質疑、討論、採決)  会議事件  〔市長提出追加議案〕   第102号 二本松市石平財産区管理委員選任の同意について   第103号 二本松市針道財産区管理委員選任の同意について 日程第3 人権擁護委員候補者の推薦について 日程第4 委員会提出議案上程 (提案理由説明、議案に対する質疑、討論、採決)  会議事件  〔委員会提出議案〕   第5号 令和2年度及び復興・創生期間後も「被災児童生徒就学支援等事業」の継続と被災児童生徒の十分な就学支援を求める意見書の提出について 閉会---------------------------------------本日の会議に付した事件 発言取り消しについて 日程第1から日程第4まで 総務市民産業建設及び文教福祉常任委員会の令和元年度行政視察について---------------------------------------会議の経過 〔開会前机上配付資料 議事日程第5号、市長提出追加議案及び提案理由説明書人権擁護委員候補者の推薦、委員会提出事件〕 ○議長(本多勝実) これより本日の会議を開きます。                           (宣告 午後2時00分) ○議長(本多勝実) なお、本日、報道機関等から議場内の写真撮影の申し出がありましたので、許可することにいたしました。 ○議長(本多勝実) 議員の出席状況を報告いたします。 現在出席議員22人、全員であります。 よって、会議の定足数に達しておりますので、本会議は成立いたしました。 ○議長(本多勝実) なお、保健福祉部長中村哲生君が所用のため本日欠席する旨の届け出があり、かわりまして福祉課長加藤珠美さんが議長内に出席しておりますので、ご報告申し上げます。 ○議長(本多勝実) 本日の議事日程は、お手元に配付いたしました日程5号のとおりであります。 ○議長(本多勝実) この際、お諮りいたします。 去る9日の17番野地久夫君の議事進行について、休会中に発言取り消しの申し出がございましたので、会議規則第65条の規定に基づき申し出のとおり、これを許可することにいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。          (「異議なし」との声あり) ○議長(本多勝実) ご異議なしと認めます。 よって、17番野地久夫君からの発言取り消しの申し出については、許可することに決しました。 ○議長(本多勝実) 議事日程に従い、議案第61号から議案第101号までの41件、並びに請願第6号から請願第8号までの3件を一括議題といたします。 本件に関し、所管常任委員会及び決算審査特別委員会に付託しておりましたので、審査の経過と結果について、委員長の報告を求めます。 初めに、文教福祉常任委員長、11番小野利美君。 ◆文教福祉常任委員長小野利美) 議長、文教福祉常任委員長、11番小野利美。 ○議長(本多勝実) 小野利美君。          (文教福祉常任委員長 小野利美 登壇) ◆文教福祉常任委員長小野利美) 令和元年第6回9月定例会に当たり、当文教福祉常任委員会に付託されました議案4件及び請願3件について、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 当委員会では、9月9日及び10日の2日間にわたり机上審査の日程で、関係部課長の出席を求め慎重に審査いたしました。 初めに、議案第95号令和元年度二本松一般会計補正予算のうち、当委員会にかかわる事項の説明を受け、審査いたしました。 審査の中で、高齢者等生活支援事業高齢者等ごみ出し支援戸別収集業務負担金に関して、収集用の容器を配るとのことだが、どのように回収するのかとの質疑に対し、ごみステーションにあるようなかご型の容器を配る予定だが、ごみそのもの安達広域行政組合が指定するごみ袋に入れてもらい、それを容器に入れて玄関先に出してもらうことを想定しているとの説明がありました。 討議においては、ごみ出し支援戸別収集については、高齢者、障がい者のほか、民生委員等からも要望が多かった点であり、日常生活の負担の軽減として大変有効な事業であり、本市でもこれを取り入れることは、評価できるとの意見がありました。 また、芝生広場整備事業について、岩代地域の杉内多目的運動広場サッカー場とするとのことだが、どのような整備をするのかとの質疑に対し、サッカー場は、2面で人工芝で整備する計画であるとの答弁がありました。 討議においては、芝生広場整備事業については、将来、多額の維持管理費がかからないように、基本設計において、十分に調査・検討してほしい。また、将来的な誘致対策としても、多くの人が利用・観覧しやすいように観覧席や日陰対策も考慮してほしいとの意見がありました。 次に、議案第101号二本松医師確保対策修学資金貸与条例制定についての説明を受け、審査いたしました。 審査の中で、修学資金貸与に当たり、保証人はどのような規定になるのかとの質疑に対し、詳細は条例の施行規則で定めることになるが2名で考えている。2名のうち1名は親族から選んでいただくが、もう1名は、独立の生計を営み、かつ、修学資金返還の責めを負うことができる資力を有する方とする予定である。なお、返済能力をどう確認するのかについては、その他、市長が必要と認める書類という添付書類の項目を設け、所得証明等の提出をいただき、確認する予定であるとの説明がありました。 また、修学資金貸し付けについて、医大生などからの問い合わせはあるのかとの質疑に対し、問い合わせについては3件あり、最近では、将来、二本松市内での勤務に前向きな意向のある学生から1件あったとの答弁がありました。 なお、議案第91号二本松災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例制定について、議案第98号令和元年度二本松介護保険特別会計補正予算についての説明を受け、審査いたしましたが、審査において報告すべき質疑、意見等は特にありませんでした。 以上の経過を踏まえて、採決を行った結果、議案第91号、議案第95号のうち当委員会にかかわる事項、議案第98号及び議案第101号の4件については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。 次に、請願についてでありますが、まず、請願第6号安達東高校の統合化に対する新たな提案提出を求める意見書の提出について、紹介議員の説明を受け、審査いたしました。 討論の中で、当議会において、6月に統合化に反対の意見書を提出しており、趣旨はおおむね同内容である。今回の提案は、今後の学校経営の内容についてであり、9月議会においては、趣旨採択が適当であるとの討論がありました。 次に、請願第7号「ふくしま学力調査」中止の意見書提出を求める請願書について、紹介議員の説明を受け、審査いたしました。 討論の中で、今回の実施は、新年度が始まって間もないということで、運動会や遠足など学校行事と重なった学校があったが、実施期間を変えることで実施は可能であると考える。児童生徒の学力向上につながり、意義があることから反対であるとの討論がありました。 一方、ふくしま学力調査は、学力偏重の施策であり、教育現場を混乱させ、児童生徒や教職員の多忙化に拍車をかけている要因になっている。全国的に見ても、複数の県で独自の学力テストを廃止している。働き方改革など新たな見直しが進む中で、流れに逆行していることからも、賛成であるとの討論もありました。 次に、請願第8号「令和2年度及び復興・創生期間後も国の『被災児童生徒就学支援等事業』の継続と被災児童生徒の十分な就学支援を求める意見書」の提出を求める請願書について、紹介議員の説明を受け、審査いたしましたが、審査において報告すべき質疑、意見等は特にありませんでした。 以上の経過を踏まえ、採決を行った結果、請願第6号については、全員異議なく趣旨採択とすべきものと決し、請願第7号については、賛成少数により不採択とすべきものと決し、請願第8号については、全員異議なく採択すべきものと決した次第であります。 以上、文教福祉常任委員会の報告といたします。 ○議長(本多勝実) 次に、産業建設常任委員長、12番安齋政保君。 ◆産業建設常任委員長安齋政保) 議長、産業建設常任委員長、12番安齋政保。 ○議長(本多勝実) 安齋政保君。          (産業建設常任委員長 安齋政保 登壇) ◆産業建設常任委員長安齋政保) 令和元年第6回9月定例会に当たり、当産業建設常任委員会に付託されました議案7件について、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 当委員会では、9月10日に机上審査、11日に現地調査の日程で、関係部課長の出席を求め慎重に審査いたしました。 初めに、議案第81号二本松森林環境整備基金条例制定について説明を受け、審査いたしました。 審査の中で、基金を活用した今後の森林整備について、来年度から実施する森林所有者への意向調査は市内全域が対象か。また、どの地域から始める計画となっているかとの質疑に対し、基金の中で対応できるよう、地域の優先順位と取り組むべきエリアを厳選していく。どの地域から始めるかは現在、未確定であるが、ふくしま森林再生事業の進捗と合わせて、バランスを考慮しながら進めていきたいとの説明がありました。 次に、議案第95号令和元年度二本松一般会計補正予算のうち、当委員会にかかわる事項について説明を受け、審査いたしました。 審査の中で、ため池等放射性物質対策事業について、最終的な実施箇所数と今年度中の実施見込みは何カ所かとの質疑に対し、詳細調査等を進めた結果、今現在47カ所の実施を予定しており、今年度は当初予算での計画どおり12カ所を実施する予定であるとの説明がありました。 また、討議においては、慎重なる実施と一時仮置きの場所に対しても配慮すべきであるとの意見がありました。 また、生活用水確保対策事業について、現在、準備中の28件の完了見通しは。また、これから申請される分は再度補正することになるのかとの質疑に対し、年度内に完了の見通しである。今回の補正に当たっては、現在不足している分に今後見込まれる申請分を加えているが、さらに補正額を上回る事態となった場合には、再度補正をお願いすることになるとの説明がありました。 また、討議においては、日常生活に密着した生活用水であるので、速やかに実施するべきであるとの意見がありました。 なお、議案第78号平成30年度二本松水道事業会計処分利益剰余金の処分及び決算の認定についてのうち、当委員会にかかわる事項、議案第92号二本松準用河川流水占用料等徴収条例の一部を改正する条例制定について、議案第93号二本松市営住宅設置条例及び二本松市営住宅管理条例の一部を改正する条例制定について、議案第94号二本松水道条例等の一部を改正する条例制定について、及び議案第99号令和元年度二本松公設地方卸売市場特別会計補正予算については、審査において報告すべき質疑、意見等は特にありませんでした。 その後、討論に移りましたが、議案第81号について、森林環境税は、2023年で終了とされている東日本大震災からの復興を名目に、1人1,000円上乗せしている個人住民税の均等割を、森林環境税と看板をかえて継続するようなものである。現在、25年間の復興特別所得税が課せられている状況にもあることから、個人住民税均等割上乗せは、当初の2023年で終了するべきと考えるため反対する旨の討論がありました。 以上の経過を踏まえ、採決を行った結果、議案第92号、議案第93号、議案第94号及び議案第99号、並びに議案第78号のうち当委員会にかかわる事項、及び議案第95号のうち、当委員会にかかわる事項の6件について、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決し、議案第81号の1件については、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。 以上、産業建設常任委員会の報告といたします。 ○議長(本多勝実) 次に、総務市民常任委員長、9番本多俊昭君。 ◆総務市民常任委員長本多俊昭) 議長、総務市民常任委員長、9番本多俊昭。 ○議長(本多勝実) 本多俊昭君。          (総務市民常任委員長 本多俊昭 登壇) ◆総務市民常任委員長本多俊昭) 令和元年第6回9月定例会に当たり、当総務市民常任委員会に付託されました議案14件について、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 当委員会では、9月10日に机上審査の日程で、関係部課長の出席を求め、慎重に審査いたしました。 初めに、議案第80号郡山市と二本松市との連携中枢都市圏形成に係る連携協約の締結に関する協議についての説明を受け、審査いたしました。 審査の中で、広域連携中枢都市圏形成の背景はとの質疑に対し、人口減少、高齢化社会が進んでおり、将来的に人口の少ない自治体において、十分な住民サービスを行うことが難しくなると懸念されている。連携によるスケールメリットにより、住民サービスの向上や活力ある社会経済の推進を図っていきたいとの考えによるものであるとの説明がありました。 また、事業の進行管理や協議を行う場はとの質疑に対し、首長が定期的に協議を行うこととなっている。また、それぞれの担当部門においても定期的に幹事会を行うとの説明がありました。 さらに討議において、協議の中で、市民や議会の意見が反映されるように進めてほしいとの意見がありました。 次に、議案第82号二本松会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例制定について及び議案第83号地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例制定についての説明を受け、審査いたしました。 審査の中で、会計年度任用職員の任用の期間や回数に制限はあるのかとの質疑に対し、制限はないが、原則として1年ごとの更新であり、人事評価制度の対象となっているため、全ての職員が更新されるとは限らないとの説明がありました。 また、討議において、会計年度任用職員に変わることにより、待遇面で不利益となることがないようにしてほしいとの意見がありました。 次に、議案第84号二本松市職員の分限に関する手続及び効果に関する条例の一部を改正する条例制定についての説明を受け、審査いたしました。 審査の中で、降給について定めた理由はとの質疑に対し、現行では規定がなく、人事評価制度を給与に反映させる上で必要であるためとの説明がありました。 次に、議案第89号二本松駐車場条例の一部を改正する条例制定についての説明を受け、審査いたしました。 審査の中で、久保丁第1駐車場の現在の定期駐車の台数、新設する久保丁第2駐車場の駐車可能台数とそれぞれの今後の活用方法はとの質疑に対し、久保丁第1駐車場の定期駐車は51台であり、今後は定期駐車専用とする。久保丁第2駐車場は現段階で43台程度を見込んでおり、一般駐車定期駐車の併用を予定している。なお、管理については、久保丁第2駐車場は機械式とする計画であるとの説明がありました。 次に、議案第90号二本松市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例制定についての説明を受け、審査いたしました。 審査の中で、旧氏での印鑑登録ができるとのことであるが現在の氏の印鑑と旧氏の印鑑の2個を登録できるのかとの質疑に対し、登録できる印鑑は1人1個であるとの説明がありました。 次に、議案第95号令和元年度二本松一般会計補正予算のうち、当委員会にかかわる事項について説明を受け、審査いたしました。 審査の中で、道の駅安達上り線、道の駅ふくしま東和及び道の駅さくらの郷の屋外喫煙所設置工事について、どのような喫煙所を計画しているのかとの質疑に対し、屋根なしのパーティション型で、高さは2.4メートル、縦3メートル、横3メートルの9平方メートル、入り口のクランクが3平方メートルの施設を予定しており、特別交付税の対象となるよう計画している。なお、3カ所とも同じ仕様であるとの説明がありました。 また、屋外喫煙所に屋根やエアシャワーがなくても問題ないのかとの質疑に対し、厚生労働省が示した設置基準に基づいて計画しており、設置する場所も含めて総合的に受動喫煙防止対策を講じることとしているとの説明がありました。 さらに、討議において、屋外喫煙所設置工事については、別の構造についても比較検討し安価でより効果のある喫煙所を設置して、受動喫煙防止を達成してほしいとの意見がありました。 なお、議案第85号二本松市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定について、議案第86号二本松市職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例制定について、議案第87号二本松市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例制定について、議案第88号二本松税条例等の一部を改正する条例制定について、議案第96号令和元年度二本松国民健康保険特別会計補正予算、議案第97号令和元年度二本松後期高齢者医療特別会計補正予算、及び議案第100号令和元年度二本松市茂原財産区特別会計補正予算については、審査において報告すべき質疑、意見等は特にありませんでした。 以上の経過を踏まえ、採決を行った結果、議案第80号、議案第82号、議案第83号、議案第84号、議案第85号、議案第86号、議案第87号、議案第88号、議案第89号、議案第90号、議案第95号のうち当委員会にかかわる事項、議案第96号、議案第97号及び議案第100号の14件について、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。 以上、総務市民常任委員会の報告といたします。
    ○議長(本多勝実) 次に、決算審査特別委員長、16番平敏子さん。 ◆決算審査特別委員長(平敏子) 議長、決算審査特別委員長、16番平敏子。 ○議長(本多勝実) 平敏子さん。          (決算審査特別委員長 平 敏子 登壇) ◆決算審査特別委員長(平敏子) 令和元年第6回9月定例会に当たり、当決算審査特別委員会に付託されました議案19件について、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 当特別委員会では、初めに9月12日及び13日の2日間にわたり、関係部課長等の出席を求め、施策の重点事項に掲げた施策の目標ごとに、主な事務事業について、その事業の成果・効果を主眼に、総括審査を行いました。 審査の中で、総務部所管事項においては、再生可能エネルギー推進事業について、再生可能エネルギー可能性調査業務の調査内容とその結果はとの質疑に対し、主なものとして、上水道の水道管の中で落差を利用した小水力発電の可能性調査を行ったものであり、結果については収益が見込めないという調査結果であったとの答弁がありました。 また、市民部所管事項においては、国民健康保険特別会計の中でジェネリック医薬品の普及促進について、ジェネリック医薬品利用差額通知を実施したことによる効果はどうだったのかとの質疑に対し、ジェネリック医薬品に切りかえを行うことにより自己負担額が100円以上減額すると見込まれる方を対象に年2回差額通知の発送を行ったものであり、効果については、平成30年2月から平成31年1月までの医薬品数量での使用率は75.9%で、軽減効果額は、保険者負担額自己負担額を合わせて194万780円であったとの答弁がありました。 また、保健福祉部所管事項においては、民生委員活動経費について、民生委員の人数は、どのように決められているのかとの質疑に対し、民生委員の141人は、県からその地区の人口割合により示された定員があり、市はその定員により推薦して選出するものであるとの答弁がありました。 また、産業部所管事項においては、インバウンド誘客促進事業について、モニターツアー参加者の内容はとの質疑に対し、参加者の国別では、オランダが2名、オーストラリアが1名、アメリカが3名、中国が1名及び台湾が5名の合計12名であり、福島県に来訪経験がない方が対象であったとの答弁がありました。 また、建設部所管事項においては、道路照明整備事業について、LED街路灯の整備内容は。また、要望によるものは、どのように対応したのかとの質疑に対し、当初整備予定のLED街路灯については翌年度に繰り越し、灯具は全てリース事業の中で整備をしており、令和元年6月からリースを開始したところである。なお、要望等で追加した街路灯の中にはリース事業での管理ではなく、市の直接管理で設置している部分もあるが、平成30年3月までに要望のあった分はリース事業の中に組み込んで一括して整備を行ったとの答弁がありました。 また、教育委員会所管事項においては、学校図書館支援事業について、小中学校での学校図書館司書嘱託員の未配置校はどこかとの質疑に対し、学校図書館司書嘱託員は各中学校区で活動することとしており、未配置の中学校区は岩代中学校区の1つで、未配置校としては新殿小学校、旭小学校、岩代中学校であるとの答弁がありました 次に、当特別委員会では、総括審査終了後、3つの分科会を設置し、分野ごとの重点的に検証を行う事業を選定し、17日から19日までの3日間にわたり詳細審査及び現地調査を行ったところであります。 総務市民分科会では19事業、産業建設分科会では35事業及び文教福祉分科会では24事業を重点審査事業に選定し詳細に質疑を行い、また、分科会での質疑終了後には、委員による討議を行い、事業の成果・効果等の事業評価を行ったところであります。 次に、分科会長から各分科会における審査内容が委員会に報告され、総務市民分科会からは、総務部所管事項の審査の中で、移住・定住の推進について、事業の成果はとの質疑に対し、田舎暮らし体験ツアーに9人参加し、そのうち2人が移住した。その他の県外からの移住者も含め、合わせて11件13人の移住を把握しているとの答弁がありました。 討議においては、田舎暮らし体験ツアーは大変人気がある施策で評判がよく、移住・定住の実績もあるため、なお一層の拡充を図るべきであるとの意見がありました。 また、市民部所管事項の審査の中で、子ども医療費助成事業の討議において、子どもの健康増進及び保護者の負担軽減を図るため継続すべきであるとの意見があったことなどが報告されました。 次に、産業建設分科会からは、合戦場のしだれ桜周辺整備事業について、駐車場整備工事の計画が、当初より変更となった原因は何か。また、全体工事費としては予定どおり執行できたのかとの質疑に対し、目的とした市有地の有効活用と渋滞緩和は達成でき、効果的であったと考えている。しかしながら、当初の予定になかった遺跡が出たということもあり、盤の高さについての変更を余儀なくされた。また、のり面が高くなったことから、安全対策としてガードレールの設置が必要となった。最終的には、当初の4,000万円から2,600万円まで全体工事費を削減でき、経費節減を図りながらも最大限必要な部分の整備を行った予算執行であったと捉えているとの答弁がありました。 討議においては、事業計画にあった100台分の駐車場が完成できなかったことは、事業効果が十分にあらわれていないと判断される。事業計画段階で、下調査をしっかりと行い、もっと慎重に事業を進めていくべきであったのではないかとの意見があり、また、昨年9月の補正予算成立後に計画が変更になった時点で、委員会に対する説明がなかった。もう少し、議会に対する説明責任を果たすべきであるとの意見がありました。 また、建設部所管事項の審査の中で、生活道路整備費補助事業について、申請された方全員が事業を実施できたのかとの質疑に対し、申請があった方は全て対応ができたとの答弁がありました。 討議においては、延長の長い道路もあり個人負担が高額になる方もいるため、それぞれの要件に応じて補助率を上げるべきであるとの意見があったことなどが報告されました。 次に、文教福祉分科会からは、保健福祉部所管事項の審査の中で、児童相談の充実において、家庭児童相談員の4名の配置はどうなっているか。また、どういう資格の方が担っているのかとの質疑に対し、二本松・塩沢地区、岳下・杉田地区、石井・大平・安達地区及び岩代・東和地区の4地域に分けて、各1名が担当している。また、資格は、学校教育法に基づく大学等で児童福祉、社会福祉、心理学、教育社会学等を修めた者、または、社会福祉主事で2年以上児童福祉に従事した者、またはそれに準ずる者で、現在は、学校の先生経験者や市職員OBの方が務めているとの答弁がありました。 討議においては、相談件数が増えており、相談受け入れ体制の強化も検討していくべきであるとの意見がありました。 また、教育委員会所管事項の審査の中で、英語指導外国青年招致事業において、ALTの英語の授業以外での活動の場については、どのように考えているかとの質疑に対し、総合的な学習の時間における国際理解に関する活動を実施している中学校もあるが、直接ALTがかかわれていないため、勤務日の調整が必要である。また、事業の目的に、地域の国際化の推進とあるが、現時点では地域貢献や生涯学習などの場で生かされる場面は少ない。地域の方とかかわりを持ちたいという意欲のあるALTもおり、教育委員会としても機会の提供などしていきたいとの答弁がありました。 討議においては、今後、英語力の習得が必須となることから、ALTを増員し、充実を図るべきであるとの意見があったことなどが報告されました。 次に、議案に対する討論では、議案第64号の1件について討論があり、介護保険の保険料基本額は、介護給付費準備基金を取り崩して軽減を図るも、なお、引き上げとなり市民の負担増となったことから反対するとの討論がありました。 以上の経過を踏まえ採決を行った結果、議案第61号から議案第77号まで及び議案第79号並びに議案第78号中、当特別委員会にかかわる事項の19件のうち、議案第64号の1件を除いた18件については、全員異議なく原案のとおり認定すべきものと決し、議案第64号の1件については、賛成多数により原案のとおり認定すべきものと決した次第であります。 以上、決算審査特別委員会の報告といたします。 ○議長(本多勝実) 以上で、委員長報告は終わりました。 ○議長(本多勝実) これより、ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。 質疑なさる方ございますか。          (「なし」との声あり) ○議長(本多勝実) 質疑なさる方がございませんので、質疑なしと認めます。 委員長報告に対する質疑を終結いたします。 ○議長(本多勝実) これより議案に対する討論に入ります。 討論なさる方ございますか。          (「討論あり」との声あり) ○議長(本多勝実) 討論なさる方がございますので、討論通告を受けるため、暫時休憩いたします。 討論通告書は休憩中に事務局までご提出願います。                           (宣告 午後2時41分) ○議長(本多勝実) 再開いたします。                           (宣告 午後2時44分) ○議長(本多勝実) 休憩前に引き続き会議を開きます。 討論通告がございますので、順次発言を許します。 なお、討論通告者は2人であります。 また、討論は1人1回に制約しておりますので、ご了承願います。 これより議案に対する討論に入ります。 議案に対して、まず反対者、14番菅野明君。 ◆14番(菅野明) 議長、14番。 ○議長(本多勝実) 菅野明君。          (14番 菅野 明 登壇) ◆14番(菅野明) 私は、日本共産党二本松市議団を代表し、議案第64号平成30年度二本松市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、反対討論を行います。 平成30年度は、医療分野の2年に一度の診療報酬の改定と介護報酬の改定が3年に一度行われた同時改定の年となりました。診療報酬では薬価が引き下がるものの、人件費などは0.55%、介護報酬では0.54%とそれぞれ若干増額されましたが、医療団体や介護事業者などからは、とても抜本的改善にはほど遠いものだとの指摘が出されたところでございます。 二本松市の今期30年度介護保険料の基準額では、介護給付費準備基金6,800万円余りを取り崩してもなお、第5段階で現行より月額900円上がり、年間では1万800円17%値上げされ、年額7万4,400円となりました。また、65歳以上の第1号被保険者の負担割合が、22%から23%と1%引き上げられ負担増となりました。一方、高齢者は年金が減らされ、金融資産を持たない世帯が最近5年間で400万世帯増加しているとも指摘されるなど負担は大変であります。 このように、市が介護保険料値上げの予算を組まざるを得なかった大きな要因は、高齢者の増加に反して、国が社会保障費の自然増分の予算を削減し続けてきたことが、最たるものであります。平成30年度予算でも、国では概算要求時の自然増見込み額を6,300億円としていましたが、実際の予算での自然増を5,000億円と圧縮し、1,300億円を削減しました。安倍政権の30年度までの6年間で削減された自然増の総額は、実に1兆5,900億円となっています。 30年度決算の本市介護保険料の滞納繰り越しの普通徴収分総額は2,060万円余りで、徴収額433万円、徴収率は21%と前年度より5.3ポイント余り改善はされていますが、それでも介護保険料の負担が重いために滞納額が増加傾向にあるのではないかと考えるものであります。 このようなことから、介護予算に占める国の負担割合の抜本的な見直しが求められており、このことは避けて通れません。誰もが安心して介護サービスが受けられ、待機者というような状況をなくし充実した生活が過ごせるよう、重ねて国の責任を強く求めて反対討論といたします。 ○議長(本多勝実) 次に、同じく議案に対して反対者、19番斎藤広二君。 ◆19番(斎藤広二) 議長、19番。 ○議長(本多勝実) 斎藤広二君。          (19番 斎藤広二 登壇) ◆19番(斎藤広二) 私は日本共産党二本松市議団を代表し、議案第81号、二本松市森林環境基金条例の制定について反対の立場から討論を行います。 今回の条例は、森林整備に必要な地方財源の確保のために、森林環境税を創設するものであります。しかし、これは東日本大震災からの復興を目的に、1人1,000円を上乗せしている個人住民税への均等割を、令和6年から森林環境税と看板をかえて継続するものであります。そもそも復興特別税は、大震災の翌年、復興の施策として復興特別法人税、復興特別所得税、復興特別住民税が創設されました。所得税を納める人は25年間、所得税額の2.1%が上乗せされ、住民税でも年1,000円の均等割が10年間上乗せされて徴収されています。ところが復興特別法人税は3年間だけでしたけれども、安倍首相は1年前倒しの2年間で廃止させることになりました。大企業だけを優遇したのであります。 今回の森林環境税創設でも、当初林野庁が求めていた税制改定案では、企業負担を求める案が全て却下され、財界の意向をくんだだけとの批判が上がっています。その大企業は平成29年度末で425兆円もの巨額の内部留保を持ちながら森林環境税の負担さえ免れているのであります。 国民には低所得者でも課税する一方、大企業の負担はゼロであります。地球温暖化対策で原因者に負担を求めないのは、おかしいと言わなければなりません。 個人住民税の均等割は所得割が非課税の人にも、課税される逆進性の高い税金であります。しかも、福島県では、既に森林環境税が課税されており、二本松の市民負担は2,800万円で、今回の新たな課税で二重課税となります。さらにこの10月からは消費税が10%に上がり、国民の負担は増すばかりであります。また、森林環境譲与税として約600億円を地方自治体に配分される割合が、人口指標の割合が3割とされ林業従事者数の2割よりも高くなっています。このため人口の多い都市部に多額の森林環境譲与税が配分されることになります。その結果、市有林の少ない大都市の自治体のほうが、市有林面積の多い自治体よりも譲与額が大きくなるという矛盾が生じることとなります。 森林の持つ公益的機能を維持するための森林整備は国の重要な課題であります。ドイツでは日本と同じ森林面積でありながら木材関連産業における雇用者は100万人、自動車産業の77万人、電気電子産業の80万人も上回っているドイツ最大の産業であります。等高線上に作業道路を入れ木材の運搬をしやすくする予算を長い間かかって築き上げてきた結果であります。新規林業従事者も年間3,000人を超えるものとなっています。 国は、林業予算を削り衰退を招いた反省もなく、一方的に住民負担を強いるものであり、看板をかけかえ継続することは認められません。 森林整備の財源は、より安定的な方法で財源を確保すべきであり、国の一般会計の森林予算や地方交付税で十分保証すべきであることを申し上げ反対討論といたします。 ○議長(本多勝実) 以上で、討論は終わりました。 議案に対する討論を終結いたします。 ○議長(本多勝実) これより議案に対する採決に入ります。 議案第61号から議案第101号までの41件について、順次採決いたします。 初めに、議案第61号から議案第79号までの19件のうち、議案第64号及び議案第78号の2件を除いた17件について、一括採決いたします。 ただいま議題となっております議案第61号から議案第79号までの19件のうち、議案第64号及び議案第78号の2件を除いた17件については、これを原案のとおり認定することにご異議ございませんか。          (「異議なし」との声あり) ○議長(本多勝実) ご異議なしと認めます。 よって、議案第61号から議案第79号までの19件のうち議案第64号及び議案第78号の2件を除いた17件については、原案のとおり認定することに決しました。 ○議長(本多勝実) 次に、議案第64号平成30年度二本松市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についての1件について、採決いたします。 ただいま議題となっております議案第64号については、これを原案のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。          (起立多数) ○議長(本多勝実) 起立多数と認めます。 よって、議案第64号については、原案のとおり認定されました。 ○議長(本多勝実) 次に、議案第78号平成30年度二本松水道事業会計処分利益剰余金の処分及び決算の認定についての1件について、採決いたします。 ただいま議題となっております議案第78号については、これを原案のとおり可決及び認定することにご異議ございませんか。          (「異議なし」との声あり) ○議長(本多勝実) ご異議なしと認めます。 よって、議案第78号については、原案のとおり可決及び認定されました。 ○議長(本多勝実) 次に、議案第80号から議案第101号までの22件について、順次採決いたします。 初めに議案第80号から議案第101号までの22件のうち、議案第81号の1件を除く21件について、一括採決いたします。 ただいま議題となっております議案第80号から議案第101号までの22件のうち、議案第81号の1件を除く21件については、これを原案のとおり決することにご異議ございませんか。          (「異議なし」との声あり) ○議長(本多勝実) ご異議なしと認めます。 よって、議案第80号から議案第101号までの22件のうち、議案第81号の1件を除く21件については、原案のとおり可決されました。 ○議長(本多勝実) 次に、議案第81号二本松森林環境整備基金条例制定についての1件について、採決いたします。 ただいま議題となっております議案第81号については、これを原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。          (起立多数) ○議長(本多勝実) 起立多数と認めます。 よって、議案第81号については、原案のとおり可決されました。 ○議長(本多勝実) 以上で、市長提出の議案の採決は終わりました。 会議の中途でありますが、暫時休憩いたします。 再開は午後3時15分といたします。                           (宣告 午後3時00分) ○議長(本多勝実) 再開いたします。                           (宣告 午後3時15分) ○議長(本多勝実) 休憩前に引き続き会議を開きます。 続いて、請願に対する討論を許します。 討論なさる方ございますか。          (「討論あり」との声あり) ○議長(本多勝実) 討論なさる方がございますので、討論通告を受けるため、暫時休憩いたします。 討論通告書は休憩中に事務局までご提出願います。                           (宣告 午後3時15分) ○議長(本多勝実) 再開いたします。                           (宣告 午後3時17分) ○議長(本多勝実) 休憩前に引き続き会議を開きます。 討論通告がございますので、順次発言を許します。 なお、討論通告者は2人であります。 また、討論は1人1回に制約しておりますので、ご了承願います。 これより請願に対する討論に入ります。 請願に対して反対者、20番佐藤源市君。 ◆20番(佐藤源市) 議長、20番。 ○議長(本多勝実) 佐藤源市君。          (20番 佐藤源市 登壇) ◆20番(佐藤源市) 私は、請願第7号「ふくしま学力調査」の中止を求める請願に対する反対の立場で討論をいたします。 請願の趣旨は、4月11日福島県教育委員会が小学校4年から中学校2年生まで対象とした、今年から「ふくしま学力調査」を実施したことについて、教職員の労働環境の課題であり、子どもたちの学力向上は、我が市はもとより、学校、父母、子どもたちの学力向上を求めており、今回の新年度が始まって間もない学校行事と重なったことであり、実施期間を変えることで実施可能であり、児童生徒の学力向上へ大きくつながることから、今後の年間行事として実施すべきであり、今回の請願に対する反対討論といたします。 ○議長(本多勝実) 次に、請願に対して賛成者、16番平敏子さん。 ◆16番(平敏子) 議長、16番。 ○議長(本多勝実) 平敏子さん。          (16番 平 敏子 登壇) ◆16番(平敏子) 私は、日本共産党二本松市議団を代表し、請願第7号「ふくしま学力調査」中止の意見書提出を求める請願書に賛成の立場から討論を行います。 2019年、新学期が始まったばかりの4月11日、福島県教育委員会は、小学校4年生から中学校2年生までを対象に今年からふくしま学力調査、これはテストです。を実施されました。翌週の18日には今年で12回目となる全国学力・学習調査、これもテストです。が実施されました。 今、学校は、学習指導要領改訂による授業時間数の増加、小中学校の道徳の教科化、小学校の外国語活動の導入など、教職員、児童生徒の学校生活は年間を通して、1日の過密スケジュールで運営せざるを得ない状況です。 ただいまの反対討論では、運動会や遠足など学校行事と重なった学校があったが、実施期間を変えることで可能であると考える。児童生徒の学力向上につながり、意義あることから反対との討論がありましたが、全国的に見ても、複数県で独自の学力テストを廃止しています。理由は、児童生徒、教職員の多忙化です。 全国学力テストは子どもの学力の状況を調べる、指導の改善に役立てるなどを理由に導入されました。しかし、その実態は子どもと教師をテストの点数による激しい競争に追い込むものでした。教育内容が画一化され、子どもに生きた学力をつけようと創意工夫した授業をする自由が奪われています。 全国学力テストで毎年最上位になっている福井県では、教師から激しい叱責を受け続けた中学生が自殺するという痛ましい事件をきっかけに、昨年末、県議会が「福井県の教育行政の根本的見直しを求める意見書」を採択しました。同意見書は、「「学力日本一」を維持することが本県全域において教育現場の無言のプレッシャーを与えている」とし、「日本一であり続けることが目的化し、本来の公教育のあるべき姿が見失われてきたのではないか」と述べています。学力テストの点数アップを至上命令にするこの問題点が、自民党の地方議員も含め幅広く認識されてきていることを示すものです。 文科省も一昨年、数値データの上昇のみを目的にしているととられかねないような行き過ぎた取り扱いがあれば、それは調査の趣旨・目的を損なうとする通知を出さざるを得なくなりました。しかし、行き過ぎは、全国の子どもをテストして点数を比べるという制度そのものに原因があり、抽出調査にする、あるいは廃止する以外に解決の道はありません。 教員の長時間労働の解消の点でも、学力テストの見直しは喫緊の課題です。テストの準備と実施、結果配付のほか、テスト対策用のドリルや研究授業など相当の時間をとります。答案用紙を即座にコピーし、独自採点する学校もあります。本来必要な授業準備の時間さえない教師に、なぜこんな作業をさせるのか。業務改善の面から県独自の学力テストをやめた広島県を見習うべきではないでしょうか。 また、全国学力テストには毎年50億円以上も投じられていますが、教職員定数増が求められています。日本の教育費の公的支出は、2015年のOECD調査によると2.9%、比較可能な34カ国中最下位です。最も高かったのはノルウェーの6.3%、平均は4.3%でした。一人一人の子どもに教師の目が行き届き、学習の遅れがちな子どもにも丁寧に対応できるようにし、多忙化を解消して教師が準備に十分時間をかけ、創意あふれる授業ができるようにしてこそ、子どもたちに確かな学力を豊かに保障することができます。 以上を申し上げまして、請願第7号「ふくしま学力調査」中止の意見書提出について、賛成討論といたします。 ○議長(本多勝実) 以上で、討論は終わりました。 請願に対する討論を終結いたします。 ○議長(本多勝実) これより請願に対する採決に入ります。 請願第6号から請願第8号までの3件について、順次採決いたします。 初めに、請願第6号安達東高校の統合化に対する新たな提案提出を求める意見書の提出についての1件について、採決いたします。 ただいま議題となっております請願第6号について、所管常任委員長の報告は趣旨採択であります。 よって、委員長報告のとおり趣旨採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。          (起立多数) ○議長(本多勝実) 起立多数と認めます。 よって、請願第6号については、委員長報告のとおり趣旨採択とすることに決しました。 ○議長(本多勝実) 次に、請願第7号「ふくしま学力調査」中止の意見書提出を求める請願書の1件について、採決いたします。 ただいま議題となっております請願第7号については、これを採択することに賛成の諸君の起立を求めます。          (起立少数) ○議長(本多勝実) 起立少数と認めます。 よって、請願第7号については、不採択とすることに決しました。 ○議長(本多勝実) 次に、請願第8号「令和2年度及び復興・創生期間後も国の『被災児童生徒就学支援等事業』の継続と被災児童生徒の十分な就学支援を求める意見書」の提出を求める請願書の1件について、採決いたします。 ただいま議題となっております請願第8号については、これを採択することにご異議ございませんか。          (「異議なし」との声あり) ○議長(本多勝実) ご異議なしと認めます。 よって、請願第8号については、採択することに決しました。 ○議長(本多勝実) 以上で、請願の採決は終わりました。 ○議長(本多勝実) 次に、議事日程に従い、市長提出の追加議案第102号二本松市石平財産区管理委員選任の同意について、及び議案第103号二本松市針道財産区管理委員選任の同意についての2件を一括議題といたします。 ○議長(本多勝実) これより市長の提案理由の説明を求めます。 ◎市長(三保恵一) 議長、市長。 ○議長(本多勝実) 市長。          (市長 三保恵一 登壇) ◎市長(三保恵一) 議案第102号二本松市石平財産区管理委員選任の同意について、及び議案第103号二本松市針道財産区管理委員選任の同意についての提案理由をご説明申し上げます。 財産区管理委員の任期は、地方自治法上4年と定められているところであり、この2つの財産区の管理委員の任期につきましては、本年10月1日から令和5年9月30日までとなっております。また、管理委員は条例の定めにより、市長が議会に諮って選任するとされております。 石平財産区及び針道財産区とも、管理委員の人選につきましては、従来から各地区行政区から推薦された7人とされてまいりました。 今回も同様の考え方とさせていただき、それぞれ次の方々を選任いたしたく提案申し上げる次第であります。 まず、石平財産区につきましては、大内一郎さん、菅野與さん、武藤弥作さん、大内孝吉さん、高野競さん、武藤仁さん、佐久間秀雄さんの7人であります。 なお、大内孝吉さん、高野競さんは再任であり、ほかの5人の方は新任であります。 次に、針道財産区につきましては、中川昭治さん、服部征洋さん、菅野喜丈さん、菅野幸三郎さん、佐藤一男さん、菅野市雄さん、高橋賢樹さんの7人であります。 なお、菅野市雄さんは新任であり、ほかの6人の方は再任であります。 ご賛同をお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。 ○議長(本多勝実) 以上で、市長の提案理由の説明は終わりました。 ○議長(本多勝実) これより追加議案に対する質疑に入ります。 質疑なさる方ございますか。          (「なし」との声あり) ○議長(本多勝実) 質疑なさる方がございませんので、質疑なしと認めます。 追加議案に対する質疑を終結いたします。 ○議長(本多勝実) この際、お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第102号及び議案第103号の2件については、人事案件でありますので、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。          (「異議なし」との声あり) ○議長(本多勝実) ご異議なしと認めます。 よって、議案第102号及び議案第103号の2件については、委員会付託を省略することに決しました。 重ねてお諮りいたします。 議案第102号及び議案第103号の2件については、討論を省略の上、直ちに採決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。          (「異議なし」との声あり) ○議長(本多勝実) ご異議なしと認めます。 よって、議案第102号及び議案第103号の2件については、討論を省略の上、直ちに採決することに決しました。 ○議長(本多勝実) これより追加議案に対する採決に入ります。 議案第102号及び議案第103号の2件について、順次採決いたします。 初めに議案第102号について採決いたします。 ただいま議題となっております議案第102号については、原案に同意することにご異議ございませんか。          (「異議なし」との声あり) ○議長(本多勝実) ご異議なしと認めます。 よって、議案第102号については、原案に同意することに決しました。 ○議長(本多勝実) 次に、議案第103号について採決いたします。 ただいま議題となっております議案第103号については、原案に同意することにご異議ございませんか。          (「異議なし」との声あり) ○議長(本多勝実) ご異議なしと認めます。 よって、議案第103号については、原案に同意することに決しました。 ○議長(本多勝実) 以上で、市長提出追加議案の採決は終わりました。 ○議長(本多勝実) 次に、議事日程に従い、市長より意見を求められた人権擁護委員候補者の推薦についてを議題といたします。 市長から議長宛ての文書につきましては、お手元に配付いたしました写しのとおりであります。 これより市長の推薦理由の説明を求めます。 ◎市長(三保恵一) 議長、市長。 ○議長(本多勝実) 市長。          (市長 三保恵一 登壇) ◎市長(三保恵一) 人権擁護委員候補者の推薦についてであります。 人権擁護委員は国民の基本的人権が侵されることのないように監視し、もしこれが侵された場合には、その救済のため速やかに適切な措置をとるとともに、常に自由人権思想の普及高揚に努めることを使命としております。 市長は市議会議員の選挙権を有する住民の中から、人格、識見が高く、広く社会の実情に通じ、人権擁護に理解のある候補者を議会の意見を聞いて、法務大臣に推薦することになっており、その推薦に基づいて法務大臣が委嘱するものであります。 当市の現在の人権擁護委員は、二本松地域が5名、安達地域が4名、岩代地域と東和地域はそれぞれ3名の計15名であります。 今般、本年12月31日をもって二本松地域の渡邉一郎さんが、3期目の任期満了、同じく二本松地域の渡邊公子さんが1期目の任期満了を迎えることになりますが、お二方とも再任として推薦しようとするものであります。 以上、候補者として推薦することについて議会の意見を求めたいので、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(本多勝実) 以上で、市長の推薦理由の説明は終わりました。 ○議長(本多勝実) これより質疑を許します。 質疑なさる方ございませんか。          (「なし」との声あり) ○議長(本多勝実) 質疑なさる方がございませんので、質疑なしと認めます。 質疑を終結いたします。 ○議長(本多勝実) お諮りいたします。 本件は人事案件でありますので、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。          (「異議なし」との声あり) ○議長(本多勝実) ご異議なしと認めます。 よって、本件については、委員会付託を省略することに決しました。 重ねてお諮りいたします。 本件については、討論を省略の上、直ちに採決いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。          (「なし」との声あり) ○議長(本多勝実) ご異議なしと認めます。 よって、本件については、討論を省略の上、直ちに採決することに決しました。 ○議長(本多勝実) これより採決に入ります。 ただいま議題となっております人権擁護委員候補者の推薦については、原案を適任と認めることにご異議ございませんか。          (「異議なし」との声あり) ○議長(本多勝実) ご異議なしと認めます。 よって、人権擁護委員候補者の推薦については、原案を適任と認めることに決しました。 以上で、人権擁護委員候補者の推薦に関する議事は終わりました。 ○議長(本多勝実) 次に、議事日程に従い、委員会提出議案第5号令和2年度及び復興・創生期間後も「被災児童生徒就学支援等事業」の継続と被災児童生徒の十分な就学支援を求める意見書の提出についての1件を議題といたします。 これより議案提出者の提案理由の説明を求めます。 文教福祉常任委員長、11番小野利美君。 ◆文教福祉常任委員長小野利美) 議長、文教福祉常任委員長、11番小野利美。 ○議長(本多勝実) 小野利美君。          (文教福祉常任委員長 小野利美 登壇) ◆文教福祉常任委員長小野利美) 委員会提出議案第5号につきまして、提案理由を説明いたします。 東日本大震災から8年が経過し、経済的理由により就学等が困難な子どもを対象に実施されている被災児童生徒就学支援等事業は、被災した子どもたちが、学校で学ぶための極めて有効な支援事業として機能しています。 福島県では、平成30年4月時点で1万7,000人以上の子どもたちが県内外で避難生活を送っており、長期的な支援がなくてはならない状況にあります。しかし、本事業に係る予算措置は単年度のため、本事業が終了もしくは規模が縮小することとなれば、自治体負担となり、被災児童生徒就学支援に格差が生じることも危惧されます。 以上の趣旨から、東日本大震災によって経済的に困窮している家庭の子どもたちの就学・修学を保障するため、令和2年度及び復興・創生期間後も全額国費による被災児童生徒就学支援等事業の継続と、就学支援に必要な予算確保を行うことを求めて政府関係機関へ意見書を提出するものであります。 以上が、提案申し上げました議案の概要であります。 議員各位のご賛同を賜りますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。 ○議長(本多勝実) 以上で、議案提出者の提案理由の説明は終わりました。 ○議長(本多勝実) これより委員会提出議案に対する質疑を許します。 質疑なさる方ございますか。          (「なし」との声あり) ○議長(本多勝実) 質疑なさる方がございませんので、質疑なしと認めます。 委員会提出議案に対する質疑を終結いたします。 なお、ただいま議題となっております委員会提出議案第5号については、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略いたします。 ○議長(本多勝実) これより委員会提出議案に対する討論を許します。 討論なさる方ございますか。          (「なし」との声あり) ○議長(本多勝実) 討論なさる方がございませんので、討論なしと認めます。 委員会提出議案に対する討論を終結いたします。 ○議長(本多勝実) これより委員会提出議案に対する採決に入ります。 委員会提出議案第5号の1件について、採決いたします。 ただいま議題となっております委員会提出議案第5号については、これを原案のとおり決することにご異議ございませんか。          (「異議なし」との声あり) ○議長(本多勝実) ご異議なしと認めます。 よって、委員会提出議案第5号については、原案のとおり可決されました。 ○議長(本多勝実) 以上で、委員会提出議案の採決は終わりました。 ○議長(本多勝実) この際、お諮りいたします。 総務市民産業建設及び文教福祉常任委員会の令和元年度行政視察の実施について、今般計画書の提出がございましたので、その内容を報告し、議決を求めたいので、これを日程に追加し、直ちに議題とすることにご異議ございませんか。          (「異議なし」との声あり) ○議長(本多勝実) ご異議なしと認めます。 よって、総務市民産業建設及び文教福祉常任委員会の令和元年度行政視察についてを日程に追加し、直ちに議題とすることに決しました。 ただいま行政視察計画表を配付いたさせます。          (行政視察計画表 配付) ○議長(本多勝実) 総務市民産業建設及び文教福祉常任委員会の令和元年度行政視察についてを議題といたします。 総務市民産業建設及び文教福祉常任委員会の令和元年度行政視察については、その計画案が提出されましたので、議長はこれを承認するとともに、議会閉会中の調査を付託することにいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。          (「異議なし」との声あり) ○議長(本多勝実) ご異議なしと認めます。 よって、総務市民産業建設及び文教福祉常任委員会の令和元年度行政視察を承認し、議会閉会中の調査を付託することに決しました。 ○議長(本多勝実) 以上で、各常任委員会の行政視察に関する議事は終わりました。 ○議長(本多勝実) 以上で、今期定例会の日程は全部終了いたしました。 これをもちまして、令和元年第6回二本松市議会9月定例会を閉会いたします。                           (宣告 午後3時47分) 上記、会議の次第は事実と相違ないことを証明するためここに署名する。  令和元年9月24日     二本松市議会                     議長   本多勝実                     議員   熊田義春                     議員   小野利美                     議員   安齋政保...