相馬市議会 > 2020-03-06 >
03月06日-03号

  • 成田市(/)
ツイート シェア
  1. 相馬市議会 2020-03-06
    03月06日-03号


    取得元: 相馬市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-28
    令和 2年  3月 定例会---------------------------------------日時  令和2年3月6日場所  相馬議事堂---------------------------------------出席議員(18名)  1番  獺庭大輔君      2番  横山和雄君  3番  畑中昌子君      4番  山中宣明君  5番  門馬優子君      6番  高橋利宗君  7番  高玉良一君      8番  石橋浩人君  9番  只野敬三君     10番  浦島勇一君 11番  立谷耕一君     12番  根岸利宗君 13番  波多野広文君    14番  河内幸夫君 15番  佐藤 満君     16番  村松恵美子君 17番  杉本智美君     18番  菊地清次---------------------------------------欠席議員(なし)---------------------------------------出席した事務局職員の職氏名 事務局長       佐藤栄喜君    次長兼庶務係長    谷津田吉弘君 議事係長       鈴木脩史君    主査         大河原康平---------------------------------------説明のため出席した者の職氏名 市長         立谷秀清君    教育長        堀川利夫君 副市長        佐藤憲男君    総務部長       宮崎富由君 企画政策部長     宇佐見 清君   民生部長       加藤一男君 保健福祉部長     原 史朗君    産業部長       中野俊一君 建設部長       柏 宏樹君    総務課長       阿部勝弘君 教育部長       神戸伸一君    生涯学習部長     赤石澤珍夫君------------------------------------------------------------------------------議事日程第3号  令和2年3月6日(金)午前10時開議 第1 一般質問個人質問)---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ--------------------------------------- △開議の宣告 ○議長(菊地清次君) おはようございます。 ただいま出席議員が定足数に達しております。 これより直ちに本日の会議を開きます。                             (午前10時00分)---------------------------------------議事日程の報告 ○議長(菊地清次君) 本日の日程につきましては、別紙議事日程第3号をもってお手元に配付してありますので、この順序に従い議事を進めることにいたします。--------------------------------------- △日程第1 一般質問個人質問) ○議長(菊地清次君) 日程第1、一般質問を継続いたします。 順次質問を許可します。 個人質問を行います。 最初に、8番、石橋浩人君。     (8番 石橋浩人君 登壇) ◆8番(石橋浩人君) おはようございます。議席番号8番、会派にじの石橋浩人であります。 通告のとおり順次質問いたしますので、当局の明確なる答弁を求めます。 初めに、1件目の相馬一般廃棄物埋立処分場について2点伺います。 磯部地区にあります埋立処分場は、昭和60年から埋立てを開始し、約35年近く経過しようとしております。埋立て当初は、悪臭、粉じんの飛散等の様々な問題もありましたが、地権者の方々を初めとする地域住民の深いご理解とご協力、そして当局の努力もあり、近年は、埋立て処理に係る住民からの苦情等がほとんどない状況であると考えております。また、市民の皆様のご協力の下、ごみの減量化、4R運動の取組などにより埋立量も大分減少しているようであります。 この件につきましては、平成19年6月定例会において熊倉前議員が質問しておりますが、そのときの答弁では、1日平均の埋立重量は約20トンであり、年間の埋立容量は覆土を含めて約1万1,000立方メートルとなっており、このペースで埋立てを進めれば、埋立区画はおおよそ5年で満杯になると推測されるとの答弁でありました。あれから約14年が経過しようとしております。 先ほど申し上げたとおり、ごみの減量化、分別、中間処理が進んだことにより埋立量が減少し、現在まで管理運営されていると理解しておりますが、1点目の埋立処分場の現在の埋立て状況と今後の見通しについてお伺いいたします。 2点目でありますが、現在、当施設に係る苦情等がないのは、が直営で施設を管理運営して、現場の専属的職員の長期にわたる勤務、努力により、地権者や地域の方々からの信頼を得てきた結果であると考えておりますが、今後、業務に関わる職員の高齢化など、問題も明確になってくると思われますので、今後の職員体制、後継者の育成や確保について当局の考えを伺います。 次に、2件目の県立相馬支援学校について伺います。 平成22年4月に相馬市立養護学校から県に移管され、県立相馬支援学校に変わり、本年3月末に南相馬鹿島区に新設移転することが決まったようでありますが、県に貸している校舎が相馬に返還された後、校舎の利活用または解体など、今後の方針についてお伺いいたします。 3件目のJR相馬駅のエレベーターについてでありますが、昨日の立谷議員の質問と重複しており、おおむね了解いたしましたが、エレベーターの設置については、JR常磐線が3月14日に全線開通となり、特急も停車し、今後、多くの利用客が見込まれます。また、市長の前回の選挙の公約の一つでもあり、多くの市民が一日も早い完成を望んでおりますので、事業の進捗状況供用開始の見通しについて改めて詳細な答弁を求めます。 以上で壇上よりの質問を終わります。 ○議長(菊地清次君) 市長。     (市長 立谷秀清君 登壇) ◎市長(立谷秀清君) 8番、石橋浩人議員JR相馬駅のエレベーター設置の進捗についてのご質問にお答え申し上げます。 このことについては、昨日、新政会代表立谷耕一議員のご質問で答弁しておりますが、詳細にとのリクエストでございますので、改めてお話をさせていただきます。 は、JR相馬駅内のエレベーターの設置について、市長への手紙や市庁舎に設置しているご意見箱、高齢者の会合等において市民の皆様から強い要望をいただいていたことから、平成29年度から、事業主体であるJR東日本エレベーター設置に向けた協議を重ねるとともに、国に対して支援を要望してまいりました。 併せて、本が加入している福島県鉄道活性化対策協議会常磐線北部整備促進期成同盟会常磐線活性化対策協議会を通じて、JR相馬駅内のエレベーター設置を国やJR東日本に要望してまいったところでございます。 そのような中、JR東日本は、昨年7月に国の補助金の採択を受けたことから、相馬駅の上りホームと下りホームにそれぞれ1基、合計2基のエレベーターを設置することとし、協議の結果、その費用を、国、JR東日本、本市で3分の1ずつ負担することになりました。 このため、は、当整備事業への本市負担として、令和元年度当初予算に設計費の負担金1,450万円を計上し、令和2年度当初予算に工事費の負担額1億円を計上しているところであります。 なお、供用開始後のエレベーター維持管理費用については、JR東日本からの一部負担について相談があり、このことについては、いろいろと協議をした結果、JR東日本が全額を負担するという形で温かいご配慮をいただいたところでございます。 次に、使用開始の見通しについてお答えいたします。 このことについても、昨日、新政会代表立谷耕一議員のご質問で答弁しておりますが、JR東日本から報告されている整備スケジュールによれば、設計は令和元年度中に完了し、令和2年度にエレベーター設置工事に着手し、年度内の供用開始の見通しということでございます。 なお、着実な早期の実現に向けて、といたしましてもJRに対しさらに要望を重ね、お互いの理解を深めてまいりたい、そのように考えているところでございます。 その他の質問は担当部長に答弁いたさせます。 ○議長(菊地清次君) 民生部長。 ◎民生部長加藤一男君) 8番、石橋浩人議員の相馬一般廃棄物埋立処分場の現在の埋立て状況と今後の見通しについての質問にお答えいたします。 昭和60年供用開始一般廃棄物埋立処分場は、平成8年から同10年に拡張及びかさ上げ工事を行った結果、約30万立方メートルの埋立容量となっており、供用開始から本年2月末までの埋立量、約25万3,000立方メートルを差し引いた残りの埋立容量は約4万7,000立方メートルとなっています。 といたしましては、直近3か年の平均埋立量の2,600立方メートルで今後埋立てが推移した場合、約18年間は埋立てが可能と見込んでいます。 といたしましては、現在埋め立てている一般廃棄物の9割が生活ごみの焼却に伴う焼却灰であることを踏まえて、今後も、ごみの減量化と再資源化を市民に働きかけ、埋立量の削減と施設の延命化に取り組んでまいりたいと考えています。 次に、今後の職員体制についてお答えいたします。 一般廃棄物埋立処分場は、現在、5名により廃棄物の受入れ、選別、埋立て、水処理施設管理業務などを行っています。この5名の内訳は、正職員1名、再任用職員1名、嘱託職員1名及びそうま広域シルバー人材センターからの派遣2名となっています。 このうち、正職員1名は、最終処分場技術管理士の資格を有しており、業務が適正かつ安全に行われるよう管理しながら、埋立てのための大型重機の操作を再任用職員1名とともに行っています。残りの嘱託職員1名とシルバー人材センター2名は、主に受け入れた焼却灰から手処理により金属類を選別しています。 といたしましては、正職員が50歳代半ばであることから、三、四年後には最終処分場技術管理士の資格を有する者の補充を検討しなければならず、さらに、再任用職員等が退職した場合やシルバー人材センターからの派遣がない場合は、それぞれの補充について検討することになると考えています。 以上です。 ○議長(菊地清次君) 教育部長。 ◎教育部長神戸伸一君) 8番、石橋浩人議員県立相馬支援学校校舎の今後の方針についての質問にお答えいたします。 県立相馬支援学校が南相馬鹿島区に移転することに伴い、県は、現在使用している土地・建物を5月31日付でに返還することとなります。 といたしましては、現段階において返還後の土地・建物の取扱いを決定しておらず、今後、庁内での検討及び市民の意見などを聴取した上でその内容を決定してまいりたいと考えております。 答弁は以上でございます。 ○議長(菊地清次君) 8番、石橋浩人君。 ◆8番(石橋浩人君) それでは再質問いたします。 まず、相馬一般廃棄物埋立処分場についてでありますけれども、ちょっと確認しますけれども、昨年の台風19号、その後の大雨により大量のごみが発生して大野台のほうにストックしてありますけれども、あのごみの処理、焼却灰というのは、今の磯部の処分場のほうに搬入する予定なのかお伺いいたします。 ○議長(菊地清次君) 民生部長。 ◎民生部長加藤一男君) 石橋議員の再質問にお答えいたします。 現在の災害ごみの処理ですが、今のところ、県、環境省と協議中でございまして、結果生じた焼却灰については、市外で処理できる場合、そちらでの処理ということも検討しておりますが、それができなかった場合、磯部のほうで受け入れるということになるかと思います。 その分量については、恐らく3,000立米以上にはなろうかと考えておりますので、1年分の焼却灰の受入れ量を上回る分量になるかとは考えております。 以上です。 ○議長(菊地清次君) 8番、石橋浩人君。 ◆8番(石橋浩人君) 最初の答弁で、今の処分場、私も驚いたのですけれども、あと18年くらい使えるという答弁であったのですけれども、仮に昨年の災害ごみの焼却灰を搬入しても約18年ぐらいは使えるであろうという認識でよろしいですか。
    ○議長(菊地清次君) 民生部長。 ◎民生部長加藤一男君) お答えいたします。 先ほど3,000立米以上になると申し上げましたので、約1年分ぐらいは短くなると考えております。 以上です。 ○議長(菊地清次君) 8番、石橋浩人君。 ◆8番(石橋浩人君) 十七、八年は使えるという答弁でありますけれども、昭和60年、磯部の処分場の建設に当たっては、あの当時、地域住民、水利組合、あとは漁業関係者など、鉢巻き姿で大変な反対行動があって大変苦労したと伺っております。当局の懸命な説得の下、公害は絶対出さない、地域周辺の環境整備を行うということで何とか住民の理解、承認をいただいて建設に至ったと聞いております。18年もつということでありますけれども、磯部が満杯になったときの次の候補地というものは今のところ考えているのかお伺いいたします。 ○議長(菊地清次君) 市長。 ◎市長(立谷秀清君) これは、私が市長になったときからの懸念だったのです。もう18年前になりますけれども、その当時はこんなにもつだろうという、そういう予測はできなかったのです。というのは、計算していただくと分かるのですが、昭和60年から大体三十四、五年たってございます。平成をまたいでの話ですから。 それで、約2万5,500トン入っているわけですけれども、割り算をしますと1年に8,000トン入るのです。8,000トンも入れてきたのです。それが今2,500トンになっているというのは、これは市民の皆さんの分別の協力が前に比べて非常に進んだということです。したがいまして、埋立量が劇的に減っているのです。約8,000トン平均だったのが、今、2,500トンになっている。その大きな違いなのです。したがって、ごみ処分場を大切にするためには、市民の皆さんのご協力、それから焼却する際にも当然分別等々の工程を経ますから、さらに埋立てする際にもさらに分別をするのです。このような努力の結果、毎年少なくなってきているということです。 しかしながら、物には限界というものがありますから、17年、18年、この間に次のことを考えていかないといけないのです。ただ、磯部の皆さんにご理解いただいたように、ご理解いただくときの努力というのは相当なものだったわけです。磯部の皆さんも恐らく断腸の思いで、がそこまで言うのだったらしようがないと、そういうことでご協力をいただいたものだと思うのですが、そういうことをこれからまたほかの地域でやるというのは大変なことでございます。ですが、現実的には、これから磯部も限りがあるのだということを踏まえた上で、その対策については、十七、八年の時間がございますから、地域の方々のご理解をどのような形で得るか、またどのような場所が適切なのか、これは十分に協議をしながら、の大きな課題として取り組んでまいる必要があろうかと思っております。 ○議長(菊地清次君) 8番、石橋浩人君。 ◆8番(石橋浩人君) その点については了解いたしました。 あと、この施設なのですけれども、実際35年くらい経過しているということで、老朽化という面、特に水処理施設関係ですけれども、その辺の老朽化という点では大丈夫なのでしょうか。問題ないのか、その辺のところをお伺いいたします。 ○議長(菊地清次君) 民生部長。 ◎民生部長加藤一男君) 施設の老朽化に関してお答えいたします。 施設の老朽化への対応につきましては、まず浸出水の水処理施設でございますが、これは東日本大震災で被災したために、平成23年度に災害復旧工事ということで全面的に修繕しております。その時点で新しくなっております。 また、平成24年度以降も毎年、必要に応じて、ポンプの交換ですとかあるいは施設の遮水シートの破損箇所の修繕等を行っておりますので、経年による交換が必要なものは計画的に交換していくなど、適正に管理されていると考えております。 以上です。 ○議長(菊地清次君) 8番、石橋浩人君。 ◆8番(石橋浩人君) それでは、次の職員の体制についてなのですけれども、ただいま答弁で、今後検討していくという答弁でございましたけれども、実際、あそこに勤務している職員、本当に長時間、十何年と専門的にやっていらっしゃるベテランでありまして、重機の操作でありますとか水処理のノウハウなど、専門的にやっている方だと思うのですけれども、あの方がもし不測の事態、けがをしたとか病気で休んでしまったなんという場合、誰もできる人がいなくなって、最悪、処分場の受入れがストップしてしまうようなことも考えられます。その点のことを考えまして、やはり即戦力となる職員の育成というのも重要であると考えますけれども、その点についてお伺いいたします。 ○議長(菊地清次君) 市長。 ◎市長(立谷秀清君) 我々としても、そのリスクということについては考えているところでございます。先ほど申しましたように、今後、職員採用に当たって、あるいは人材育成に当たって、有資格者の代替要員を養成していかなくてはいけないということについては、これからも取り組んでまいりたいと思っております。 議員おただしのように、もし何かあったらどうするのだと。その際は、一時的な業者委託も考えられるわけでございますので、臨機応変に対応したい。ただ、中長期的にはやっぱり、少なくとも十七、八年間は運営するのだということを前提に、熟練した方々の技術をどのように継承するか、あるいは、作業についてできるだけマニュアル化する等々の工夫をしながら延命化に対応していきたいと、長寿命化にも対応していきたいと、そのように考えているところでございます。 ○議長(菊地清次君) 8番、石橋浩人君。 ◆8番(石橋浩人君) 次に、県立支援学校について伺います。 支援学校の校舎も築50年近く経過しているということで、なかなか再利用も難しいとは思いますけれども、これを解体するにも相当な費用がかかるかとは思います。隣の中村一中の駐車場が少ないという話も伺っておりますけれども、駐車場にするというような考えはお持ちでないのかお伺いいたします。 ○議長(菊地清次君) 教育部長。 ◎教育部長神戸伸一君) ただいまの再質問にお答えいたします。 県立相馬支援学校校舎が建っている場所は、中村第一中学校に隣接しております。また、市街地にも近いということで立地条件が整っていることから、返還後の校舎利活用については、議員のご提言も含めまして、広く市民の意見を聞きながら検討してまいりたいと考えております。 答弁は以上でございます。 ○議長(菊地清次君) 8番、石橋浩人君。 ◆8番(石橋浩人君) それでは、3点目のJR相馬駅のエレベーターについてです。大体了解したわけでございますけれども、3年前、市長の選挙のときですけれども、たしか太田元国土交通大臣だったですか、応援にも参りまして、エレベーターも半年、1年ぐらいですぐできるのじゃないのかななんて私的には思っていたのですけれども、大分時間がかかったようです。確かに相馬駅の利用客というのもそんなに多くはないということで、大変ハードルも高いものがあっていろいろ苦労したとは思いますけれども、市長のこれまでのJRとか国交省との協議、取組についてもうちょっと詳しくお教え願いたいと思います。 ○議長(菊地清次君) 市長。 ◎市長(立谷秀清君) JR相馬駅のエレベーター設置につきましては、これは基準があるのです。大体1日の利用客が3,000人ないとこれは難しいという、JR内での一つの基準があるのです。その基準に対して、あまりいい言葉ではありませんが、政治力とか、あと状況の説明ということで突破してきたと。現実的には約1,500人だそうです。1,500人という数字をどういうふうに解釈するかなのですが、やっぱり震災以降の人々の流れの低迷が一つ、それから東京まで行けないという状況が一つ、この2つの状況を何とか勘案してご理解を賜りたいということで、JR、国土交通省に強力に要請をしてまいりました。一番の決め手は、被災地であるということは大きなご理解をいただく材料になったわけでございます。もちろん、太田元国土交通大臣からの強力なご支援もございました。 そういう中で、私も本気になって頑張ったわけでございますが、ちょっと時間はかかりましたけれども、JRの仕事というか決定というのは大体時間がかかるのです。新沼の踏切なんかはもう10年かかっている話ですから、なかなかこれは時間がかかるものだということをひとつご理解いただきたいと思うのですが、そういう中では、JRの規定まで至らない利用状況の中で、私は、よく決断してくれたなと思って感謝の気持ちでございます。 ○議長(菊地清次君) 8番、石橋浩人君。 ◆8番(石橋浩人君) 最後になりますけれども、完成後の維持管理、先ほどの答弁ですと、JRからの温かいご協力でJRのほうで全額を負担していただけるというような話だと思うのですけれども、相馬の負担は維持管理については一切かからないという認識でよろしいですか。 ○議長(菊地清次君) 市長。 ◎市長(立谷秀清君) あまり大きな声で言いたくないのですけれども、温かいご理解をいただいていると、そのようにご理解くださいませ。 ○議長(菊地清次君) 8番、石橋浩人君。 ◆8番(石橋浩人君) それでは、このエレベーターにつきましては、先ほども申し上げましたとおり、市民も一日も早い開通、完成を待っていると思っておりますので、1か月でも1週間でも前倒ししてまでも、一日も早く完成すべく、今後ともJRとの協議を進めていただくようお願いを申し上げまして、質問を終わります。 ○議長(菊地清次君) 次に、4番、山中宣明君。     (4番 山中宣明君 登壇) ◆4番(山中宣明君) 議席番号4番、新時代そうまの山中宣明でございます。 通告に従いまして、1件、台風19号と水害被害対策進捗状況について伺います。 まず初めに、台風19号被害並びに水害が起こってから5か月が過ぎようとしております。水害の方への対応が少しずつ落ち着いてきているようにも感じられます。そんな中やはり心配なのは、今年も台風被害が起きなければいいのにと考えてしまうのは私だけでしょうか。温暖化の影響なのか、今年は雪が降らず、夏においても相馬沖の海水温が27度以下にならない。27度以下にならないということは、台風の発生リスクが高まり、今年も昨年と同様に同じ進路になってしまうのではないかとの不安の声が市民の方から聞こえております。 このことを踏まえ4点質問いたします。 1点目は、排水路の泥上げの進捗状況についてです。 排水路を通常の状態に流れるように進めていかなければならないと思います。このたび、水害に遭われた排水路を中心に進めていくところだと思いますが、相馬全域の排水路の点検をし泥上げをしていかなくてはならないと考えますが、水害後、今現在までの排水路、泥上げの進捗状況についてお伺いいたします。 2点目は、中橋改修工事進捗状況について伺います。 12月議会の回答は、相当の時間を要することが見込まれるとのことでありました。また、国からの災害査定を受けることになっているところで、財源だけでなく復旧の方法、こういったことについても査定を受けることであったが、どこまで協議が進み、いつ頃までに完成する予定なのか、それとも思うように進んでいないのが現状なのかについて伺います。 3点目は、災害を受けた農地に対する対応について伺います。 今年の作付が始まろうとしている中、台風被害により作付できない方に対しての支援策が重要であると考えます。また、農地被害を受けた方に対して、個人的負担が必要なのかなどの説明会を実施すべきであると考えます。現状では農家は費用負担が大きいと、今後、農業を続けていくのが困難になるのではないでしょうか。そこで、作付できない方への今後の対応や説明会等の実施について伺うものであります。 4点目は、今年の台風に向けての水門管理の操作マニュアルについて伺います。 今年1月の大雨で3回目の浸水被害を受けた方がいます。今回の雨は、台風19号の大雨のときよりも雨量は少なく感じましたが、先ほども申しましたが、浸水被害を受けられた方がいました。町なかにおいても排水路があふれ、高さ50センチのところまで水が上がり、土のうを積んでいる方を目にしました。 この状況の中、お堀、水門についてはどのタイミングで排水をしていくのか、また、状況を確認して水門を開き排水していくのかという作業が極めて重要であると感じます。なぜなら、今年1月の雨でさえ、内堀や蓮池からも水があふれたからであります。考えてみれば、農家の方が水を使わない時期には、必ずしも満水状態を保たなくてもよいのではないでしょうか。今回の状況を踏まえると、今後、雨量の多い時期には毎回あふれてしまうおそれを感じてしまいます。また、あふれた水は低いところに、行き着く先は駅前、荒井町、さらには塚ノ町、沖ノ内、北飯渕などに集中していくように思います。 以上のことを踏まえ、水門管理の操作マニュアルについて伺います。 以上4点について市長の所見、答弁を求めるものでございます。壇上からの質問を終わります。 ○議長(菊地清次君) 市長。     (市長 立谷秀清君 登壇) ◎市長(立谷秀清君) 4番、山中宣明議員の中橋の復旧についての質問にお答えいたします。 昨日、そうま市民の会代表、根岸利宗議員の質問にもお答えしましたが、若干詳しく述べさせていただきたいと思います。 中橋は、橋脚が9本なのです。その橋脚の入っている深さが浅いのです。浅いから9本必要なのです。そうしますと、橋脚と橋脚の間の間隔が狭いですから、そこに流木が流れてくるとどうしても流木の圧力を受ける。それが構造的な弱さということになっているわけです。 災害復旧あるいは復旧のための査定というのは、原状復旧を原則といたします。ですから、原状復旧の査定を受けて原状復旧するのであればそう時間はかからないのです。ですが、誰が考えても分かることですが、あそこに9本もの橋脚があって、そこに3メーター、4メーターの倒木が流れてきた場合、橋脚が木に押されてまたポキポキいくのじゃないかと、これは誰が考えても分かる理屈ですね。実際、今回そうなったわけですから。そうしますと、我々としては橋脚の数を少なくして深く埋めてほしいと。深い橋脚の少ない橋桁でもたせたいと。ところが、9本を2本にしたところで、深くぶちますし太くやりますからお金がかかるわけです。 そういうお金がかかる分については原状復旧の補助金しか出せないというのが原則だったわけなのですが、幸いにして、全国市長会長として国と地方の協議の場でお話をする機会がありますから。ほかの団体が私に気を遣ってちょっと時間をくれたのです。それで言いました。私の相馬は橋がこけてしまいまして、それも橋脚が9本もあるので流された材木で押されてこけましてねと。原状復旧ではしようがない、これは国土強靭化を考えたら強い復旧の仕方をしなければいけない。だけど、それではお金がかかってその分は市町村が持てという、これはおかしいのじゃありませんかと、そういうことを国と地方の協議の場で、みんながいる前で発言させていただきました。 その結果、武田防災担当相が、これは何とかしなくてはいけないということに大変理解を示していただきまして、現在、適切な方法について検討中であります。検討中というか、私としては、これは同様の原状復旧するつもりは毛頭ありませんから、無駄なことだと思っておりますので、やっぱり強靭化という考え方の下に橋脚2本で、この次、同様な洪水が、洪水というか、川の流速が来ても大丈夫なようにしないといけないですね。 昨日の只野議員の質問にもお答えしましたけれども、流速が速くて断面積が保てればこれは大丈夫だと。断面積については、私、深くしなければいけないと言ったのです。深掘りして断面積を保って流速を妨げるものを排除すれば、これはすんなり流れるだろうと。そこで9本も立てておったら速い水がどんどん突っ込んでくるだけですから。ここはやはり、国土強靭化という考え方に至らないと解決はできないものと思っています。 しかしながら、今までのルールのように災害査定、原状復旧というと時間はかかりませんが、別の形の考え方の下にしっかりと設計して、今までと設計が違ってまいりますから、考え方も違ってまいりますから、そうすると時間はかかる。しかし、これはある程度、私はやむを得ないと考えておりますので、ひとつそのようにご理解いただきますよう今日は詳しく説明をさせていただきました。よろしくお願いいたします。 ○議長(菊地清次君) 建設部長。 ◎建設部長(柏宏樹君) 4番、山中宣明議員の排水路の泥上げの質問にお答えいたします。 は、これまで、道路側溝の清掃について地元住民の協力により行ってきました。しかしながら、台風19号及び豪雨災害に伴う河川の氾濫により、道路側溝及び排水路に大量の河川土砂が堆積したため、は、自衛隊の協力を得て浸水区域の土砂撤去を行い、令和元年12月までに終了したところです。 なお、県は、中野地区内の県道日下石新沼線の側溝及び中村地区内の国道115号の側溝などで土砂撤去を実施しています。 といたしましては、今後、市民から道路側溝、水路等の土砂撤去について相談等があった際には、現地を確認の上、その対応を検討してまいりたいと考えています。また、県道の側溝の場合には、は、県へ情報を提供の上、速やかな対応を要請してまいりたいと考えています。 次に、大雨時におけるお堀の水門操作マニュアルについてお答えいたします。 12月定例議会でも同様の質問に答弁しておりますが、は、中村城跡のお堀及びそれに接続している水路からの越水を防ぐため、気象庁等の予報により台風等の大雨が予想される場合には、あらかじめ中村城跡周辺の水門を操作し、お堀の水位を低下させています。 具体的には、大雨予報の3日前に、お堀の水を浄化するために稼働している西山地内のポンプを停止させ、二の丸球場裏にある内堀の水門、蓮池の水門、柳橋にある外堀の水門を開けることにより、お堀の水位を徐々に下げる作業を行っています。 さらに、は、大雨時においても、お堀や駅前等の水位を随時確認の上、お堀の越水や駅前等の冠水が生じないよう各水門を操作しているところであり、これらの水門の手順はマニュアルとして作成しています。 今年1月の大雨の際も、は、さきに述べた手順によりあらかじめお堀の水位を低下させておりましたが、1月29日の午前10時から午後3時の5時間の雨量が市内成田の観測所では88.5ミリを記録するなど、短時間に大量の降雨量となったためお堀の水が越水したものと捉えています。 私からの答弁は以上です。 ○議長(菊地清次君) 産業部長。 ◎産業部長(中野俊一君) 4番、山中宣明議員の被害を受けた農地に対する対応についての質問にお答えいたします。 は、11月21日から2月14日まで、農地及び農業用施設の被害が大規模な地域や広域的な地域において、9回の説明会を開催し、その被害状況や今後の工事発注及び作付見通しなどを説明してまいりました。 といたしましては、発注済みの工事や今後発注する工事の進捗状況を踏まえた来季の作付可能範囲等について、生産組合や水利組合と協議の上、その協議結果を各農家に周知してまいりたいと考えております。 なお、災害復旧工事の進捗等により本年の稲の作付ができない農家に対する支援について、は今後、国・県などと協議してまいりたいと考えております。 次に、復旧に係る受益者の負担については、昨日、新政会代表立谷耕一議員にお答えしたとおり、農家の負担を軽減することとしております。 答弁は以上です。 ○議長(菊地清次君) 4番、山中宣明君。 ◆4番(山中宣明君) それでは順次再質問いたします。 排水路の泥上げ状況については、市内全域終わっているということでございました。そして、県道や国道に関しましても、分かり次第、県のほうに報告をして速やかに行っていただくということでありました。 その状態の中で1点ですけれども、年に1回ごとの点検などを今後していくということは考えているのかお伺いいたします。 ○議長(菊地清次君) 建設部長。 ◎建設部長(柏宏樹君) ただいまの再質問にお答えいたします。 これまでも、道路側溝等の排水路につきましては、日常のパトロールにおきまして異状等が発見された場合は適宜対応しておるところでございますし、市民から情報を寄せられた場合にはこれまでも適宜対応していっている状況でございます。 これからについても同様の対応はしていきたいと考えておりますし、なお、大型な市内の排水路につきましては、これまでも年1回以上は清掃しておりますので、同様の対応をこれからもしていきたいとは考えておりますが、引き続き、情報が得られ次第、適宜対応は検討してまいりたいと考えているところでございます。 私からの答弁は以上です。 ○議長(菊地清次君) 4番、山中宣明君。 ◆4番(山中宣明君) 側溝に関しましては、やはり大雨というようなことが今後続いていくと思われますので、なかなか泥がたまらないような対応を今後もよろしくお願い申し上げます。 2点目に移ります。中橋修繕の進捗状況についてでございます。 こちらは、昨日、根岸議員の代表質問の中のお話と重複する部分があると思います。こちらに関しましても、今ほど立谷市長のほうからもすごく丁寧なご答弁いただきました。ありがとうございます。 その中で、1点だけ、こちらのほうは生活道路になっていて、やはり小学生、中学生が毎日通学するところであります。時間がかかるのは分かっておりますけれども、こちらに関しましては一日でも早い改修のほうよろしくお願いいたします。 それでは次に移ります。災害を受けた農地に対する対応についての質問でございます。 こちらにおいても、新政会の代表質問の立谷議員のほうからも話がございました。そんな中で1点、こちらのほうから少し考えていただきたいなという点がございます。 来年度の作付問題として必要なのは、減収分を補填していくというようなことも少しずつ考えていく必要があると私のほうは考えております。こういったことがやはり農家の方が一番気にされているところで、こういったことが東日本大震災のときにもあったように、やはり農地のほうの瓦礫の撤去等によるそういった作業によって、少しなりとの補填をしていただいたという点がございます。そういった観点から考えますと、減収の補填というような旨ではなくて、農地保全・管理という観点で物を考えられないでしょうか。例えば景観をよくするための作物を植えるなど取り組んでいき、農地保全に取り組んだ場合、その活動に対しての支援を行うなどの措置は取れないものなのかを伺います。 ○議長(菊地清次君) 産業部長。 ◎産業部長(中野俊一君) 再質問にお答えいたします。 現在、議員のお話にもありましたとおり、国・県、農業共済組合等で作付不能による減収分を補填するような制度はございません。農業以外の産業の方も現在被災している状況もございます。そういうことも含めますと、単独で農家の方へ減収分を補填するというようなことについてはなかなか困難であると考えてございます。ただ、として政策として何か、私どものほうで何か導きたいという、導入、そちらのほうに促進したいということがございますれば、私どものほうでそちらの政策のため導入策として考えることはあるかと思いますが、あくまでも減収補填という形での制度設計というのはなかなか困難であると考えてございます。 答弁は以上です。 ○議長(菊地清次君) 4番、山中宣明君。 ◆4番(山中宣明君) こちらに関してもなかなか難しいとは思います。しかしながら、今回決壊したのは県の川であり、そちらの件に関しましては本当に考えていく必要があると思います。やはり農家の方が、自給率が今、下がってきている中、一番大事にしなければならないのは1次産業であると考えます。相馬においては、漁業、農業というような形での1次産業を大切にしているでもありますし、農家の方を少しでも助けられる制度などは単位ではつくれませんが、やはり国・県に対してこういった言葉を上げていっていただくことも必要かと思われますが、この点に関して伺います。 ○議長(菊地清次君) 市長。 ◎市長(立谷秀清君) いろいろな対応策があるのです。例えば水が届かない場合も当然あります。その場合は、ほかの例えばジャガイモとかいろいろな、ネギなどという話もあるぐらいです。ただ、農家の方が対応できるかという問題もあるのですね。それらのことも踏まえて、所得補償というのはなじまないことではありますけれども、これは国というか、どちらかというと県との協議の上でやることになると思うので、既に農林事務所とは話をしてございますけれども、どこまでついていけるか難しいところはございます。 作付についても、努力はする、何とかしたい、全力を尽くすとは言うけれども、絶対に水が通せるという、それはやってみないと分からないところがあるのです。そこのところは若干、誤解をするような発言をする方もいらっしゃるので、ちょっと頭を悩めているのですが、やっぱりやってみないと分からないというところもあるのです。そのことも踏まえながら、県と協議をしながら、できるだけのご支援はしてまいりたいと、このように考えております。 ○議長(菊地清次君) 4番、山中宣明君。 ◆4番(山中宣明君) では、こちらのほうはなるべく対応していただきますようよろしくお願いいたします。 それでは次に移ります。4点目の今年度の台風に向けての水門管理の操作マニュアルについて再質問いたします。 12月議会の中でもこちらのほうの水門の質問はいたしました。そんな中で、やはり水門のマニュアルというようなことは多分あるのでしょうけれども、今回の被害であふれてしまったというのはかなり大きな原因かなというふうに私自身捉えております。あそこは言わば貯水池としての管理ではなく、やはりお堀というような観点から、あそこのところで水を止めたりとかというようなことはすごく不可能に考えております。 そんな中、想定以上の雨量が降った場合に関しましては、想定以上というのは今、当たり前のようにある言葉で、やはりそういった場合でも、できれば漏らさないような体制を取っていく必要があると思います。市長の前の答弁でもありましたように、もともと農地だった場所に家を建てて、やはり吸水能力がなくなっているというふうなことも踏まえて、どうしてもあそこのお堀に集中してしまうというのは、理論上、分かっています。しかしながら、分かっているからといえども、どうしても多い雨量が降ってしまうとの全域に水が流れ込んで、やはり低いところに流れていって、今回、3回目の被害を受けた方がいらっしゃいました。 そういったことも踏まえて、排水をする機械とかいろいろ考えておるところでありますけれども、上のほうでならば漏らさないような仕組みも今後考えていく必要があると思いますが、その点についてお伺いをいたします。 ○議長(菊地清次君) 市長。 ◎市長(立谷秀清君) 全般にわたるご要望だと思いますが、昨日から、初日の所信表明演説も含めていろいろなことを申し上げました。それら一つ一つの総合的な成果が出るかどうかということだろうと思います。この大雨の問題、台風の問題、あるいは都市内水の問題、河川の氾濫の問題、それぞれの問題、全部複合的な意味を持ってまいりますので、今日までお答えしてきましたとおり、それぞれの分野において、私は私なりに国のほうに要望してまいりますし、庁舎の中ではそれぞれの各論においてみんなしっかりと頑張って、安全・安心を目指して努力してまいりたいと、そのように考えているところでございます。 ○議長(菊地清次君) 4番、山中宣明君。 ◆4番(山中宣明君) こちらの件に関しましても、やはりゴールというのはなかなか遠いなと考えます。ですが、できないというわけではなくて前向きに考えていただいているということで、今後もそういったことに関して取り組んでいっていただきたいと思います。 以上で終わります。 ○議長(菊地清次君) ここで暫時休憩いたします。                             (午前10時54分)--------------------------------------- ○議長(菊地清次君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                             (午前11時10分)--------------------------------------- ○議長(菊地清次君) 日程第1の議事を継続いたします。 次に、10番、浦島勇一君の質問を許可します。 10番、浦島勇一君。     (10番 浦島勇一君 登壇) ◆10番(浦島勇一君) 議席番号10番、会派そうま市民の会の浦島勇一であります。 さきに通告をしております職員人事について4点、飯豊区長会より示されました防災対策に係る要望書の対応について2点、順次質問をしてまいります。当局の明快なる答弁を求めるものであります。 まず、職員人事についてお尋ねをいたします。 市役所とは、読んで字のごとく、市民の役に立つところであります。その組織を運営すべくは人であります。職員であります。個々人の集合体として組織化されたもの、地方自治の本旨である住民自治、あるいは市民の福祉向上に資する、その崇高なる使命を持つ全体の奉仕者としての職員、責任とその役割を担い、日々の職務を遂行されておるところであります。職員の人事においては、何よりも優先をすべき市長の専権事項であるものと考えます。 そうした中で、過般、三度ほどお尋ねをしておりますが、今年も、改めて迎える新年度における状況等についてお尋ねをいたします。 1点目は、本年度末の退職者と、迎える令和2年度における職員採用者の職種別状況についてお尋ねをいたします。 2点目は、令和2年度における職員の構成についてお尋ねをいたします。 3点目は、令和2年度における本庁舎2階フロアの産業部、そして建設部における職員の人事配置計画についてお尋ねをいたします。 4点目は、職員の人事管理はもとより健康管理、労務管理について、本市の取組状況についてお尋ねをいたします。 次に、大きく2点目であります。飯豊区長会より示されました防災対策要望書の対応方についてお尋ねをいたします。 この件につきましては、過般、2月5日に当該飯豊地区を組織する8行政区長連名の下、令和元年東日本台風、そして10・25における大雨における災害対応等々、それらを地域の方々と分析した上、当該主張における5項目、プラスその他1項目をもって要望書の提出がなされました。当該地区のみならず、市内に共通する課題事項がある大変有意義、そして重要な問題提起書と考えております。 そうした中で、以下2点の内容についてお尋ねをいたします。 残念ながら、この2月5日、市長面談等はできなかったわけでありますが、市長がご不在であった等々の事由についてお尋ねをいたします。 2点目は、詳細出されております5項目、プラスその他1項目の要望事項に対する当局の対応等についてお尋ねをし、壇上での質問を終わります。 ○議長(菊地清次君) 市長。 ◎市長(立谷秀清君) この質問についてちょっと確認をさせていただきたいのですが、議長、よろしいでしょうか。 質問の2番目の飯豊区長会の要望書の件について、市長が面談しなかったのは多忙ということではなくて、事前に区長会の皆さんと、総務部長をして受け取るという協議がなされたわけでございます。その件についてこれは議員にお尋ねしたいのですが、区長会の皆さんからそのことに対して特に異論とかあったのでしょうか。 ○議長(菊地清次君) 浦島議員。 ◆10番(浦島勇一君) 議会活動、そして地域それぞれの調査権として、議会の中、議員活動の中にあって、飯豊も広うございますので、8行政区から成るわけでありますから、いろいろ要望活動したよというお話は、これは出るわけであります。その上で、区長さん方々からどうだということではなくて、そういうことを特定するのではなくて、私が確認している中にあっては、事前にアポを取って、秘書課のほうでそういった対応が可能だというふうにお聞きをしておるものですから、今回、それがたまたま面談できなかったということを聞いておる、そういう中での質問であります。 ○議長(菊地清次君) 市長。 ◎市長(立谷秀清君) 確認いたしますけれども、これは区長会からの要望でございます。区長から特段の異論があったということではないというふうに理解してよろしいですね。     (「はい、ございません」と呼ぶ者あり) ◎市長(立谷秀清君) 分かりました。 それでは、その上で質問の答弁をいたします。     (市長 立谷秀清君 登壇) ◎市長(立谷秀清君) 10番、浦島勇一議員の職員の健康管理と労務管理についての質問にお答えします。 東日本大震災後、膨大な復興業務に対応する中、被災した職員もいたこと、他自治体からの応援職員も、慣れない土地や職場での業務だったことなど、職員のメンタルヘルスに留意しなければならない状況にあったことから、は、平成25年度より職員全員のストレスチェックを行い、特にメンタル面での健康管理に努め、さらに平成27年の労働安全衛生法の改正によりストレスチェックが義務づけとなった以降も、継続して実施しております。 ストレスチェックの結果、高ストレス者と判断された職員に対して、は臨床心理士との面談を推奨し、本人が希望した場合にはその面談が行われています。また、は、職場のコミュニケーションやセルフケアの基本といったメンタルヘルス研修会を職員を対象に毎年開催しております。 さらに、は、本年度から働き方改革の取組の一環として、超過勤務時間の削減を目指し、ノー残業デーの庁内放送を行うことで職員の意識改革に努めるとともに、課長会議において、有給休暇の取得促進、ハラスメントにおける留意点などについて啓発してきたところであります。 加えて、昨年度から実施している人事評価制度においては、所属長と所属職員が直接面談してコミュニケーションを深めております。 昨年10月の台風災害以降は、対応すべき業務内容によっては超過勤務時間が増加している部署もありましたが、災害発生の1週間後には、週に一度は休暇を設けるよう各部長へ指示し、11月の避難所閉鎖後には通常の勤務体制に戻すなど、職員の健康管理、労務管理に配慮してきたところであります。 といたしましては、来年度以降、超過勤務時間が多い部署には、他自治体からの応援職員の配置や会計年度任用職員を引き続き採用することにより、特定の職員や特定の職場に業務が偏ることがないよう努めてまいりたいと考えております。 その他の質問は担当部長に答弁いたさせます。 ○議長(菊地清次君) 総務部長。 ◎総務部長(宮崎富由君) 10番、浦島勇一議員の令和元年度の退職者と令和2年度の採用者についての質問にお答えいたします。 令和元年度の退職者については、行政職4名、技術職1名の計5名となっております。一方、令和2年度の採用者は、行政職6名、土木技術職1名、電気技術職1名の計8名となっております。 次に、令和2年度の職員構成についてお答えいたします。 令和2年4月1日の職員構成は、正職員312名、再任用職員7名、任期付職員4名、会計年度任用職員163名、合計486名を予定しております。このうち正職員312名の内訳は、一般行政職256名、土木技術職21名、建築技術職4名、電気技術職3名、技能労務職28名となっております。 次に、産業部及び建設部の職員配置についてお答えします。 現在、産業部には正職員23名、再任用職員1名、臨時職員8名の計32名を配置し、また建設部には正職員39名、任期付職員2名、臨時職員12名の計53名を配置しております。このうち、震災復興事業や災害復旧工事等を担当する技術職員は、産業部が土木技術職4名、建設部が土木技術職15名、建築技術職5名、電気技術職2名の計26名となっております。 は、昨年10月の令和元年東日本台風等に伴い業務量が増加することに対応するため、相馬配置職員の臨時派遣に関する規程に基づき、災害業務のピークが異なる一定期間、技術職員を産業部と建設部で相互に補完するとともに、総務部の技術職員も応援に入るなど、全庁的に職員協力体制を構築してまいりました。 また、は、災害復旧事業の現地調査及び基礎資料の作成等において、国土交通省や農林水産省及び県の技術職員に多大なご協力をいただいたほか、設計業務の一部を一般財団法人ふくしま市町村支援機構や民間業者への業務委託を積極的に活用し、職員の業務の軽減を図ってきたところでございます。 さらに、が応援職員の派遣を災害時相互応援協定締結自治体等に対し要請した結果、現在、熊本県熊本、新潟県三条、愛知県一宮から、それぞれ1名の土木技術職員を派遣いただいているところです。 また、本年4月からは、熊本県熊本、新潟県三条が継続して職員を派遣するとともに、新たに東京都稲城、神奈川県小田原、福井県大野、愛媛県西条から土木技術職員を派遣いただき、計6名の応援職員となる予定でございます。 次に、飯豊区長会からの防災対策に関する要望への対応についてお答えいたします。 は、行政区長及び各種団体などからの要望について、その内容に応じて、市長、副市長、教育長、各部長が対応しております。 議員おただしの飯豊区長会からの要望への対応について、は当初、2月5日に市長が対応するよう調整しましたが、1月27日に要望事項を確認したところ、今回の要望については自然災害への対策についての内容であり、その中には、既にとして対応してきたことや方針を示していたことなどが含まれていたため、要望の対応については、市長と協議の上、防災担当の総務部長である私が対応させていただいたところです。 なお、私が対応することについては、事前にその旨を飯豊区長会長に説明いたしましてご了解をいただいておりますことを申し添えます。 次に、飯豊区長会からいただいた要望事項に対する回答内容についてお答えいたします。 は、去る2月25日、飯豊公民館で開催されました飯豊地区区長会において本要望について回答しておりますが、その概要については次のとおりです。 1つ、河川堤防の強化及び堆積土砂等の早期撤去について。市長は、去る1月28日に、河川管理者である内堀県知事に直接要望していること。 2つ、住民に対する避難場所の設定、周知について。は、現在作成中のハザードマップを、今後、市民全世帯へ配布し周知に努める予定であること。 3つ、住民に対する避難情報の伝達、周知方法について。は、防災行政無線の放送内容を再確認するための電話回線の増設、避難用サイレン吹鳴等の運用改善、防災メール活用の周知等に努めること。 4つ、新田排水機場の連絡道路かさ上げ改良及び運転への対応について。は、道路かさ上げの検討を進めるとともに、運転管理者の増員について地域の協力を得るよう協議を進めること。 5つ、災害発生時における行政区長の役割について。災害時の避難行動に関する情報伝達や災害備蓄品等の配付、災害状況の調査等を、行政区長が身の安全を確保できる範囲内で協力していただきたいこと。 特に5点目について、は、災害発生時において、行政区長を初めとした自主防災組織による共助活動が大きな役割を担うものと考えております。災害時にどのような役割を各行政区長に担っていただけるか、今後、区長会と協議してまいりたいと考えております。 答弁は以上です。 ○議長(菊地清次君) 10番、浦島勇一君。 ◆10番(浦島勇一君) では再質問いたします。 職員人事につきましては元来ずっと調査検討してまいりました。私どもは9年前、東日本大震災を経験し、そして昨年秋の自然災害等々についてもある程度のノウハウを持ち、そして職員の献身的な努力、あるいはトップセールスとして市長の対外的な交渉もあって、滞りなく計画的に進捗しておるということは理解をします。そうした中にあって、やはり人は財産であります。職員はまさに相馬の原動力として、その課せられた職務を遂行していく上では、しっかりと人事管理を含め健康管理、労務管理をも徹底していかなければならない、そういった下で質問をさせていただきました。 そういった中で、3点目の産業部、建設部等々の職員配置状況について、これは昨年から、そして本年度明けても、土・日返上で大変なご労苦をされておりました。災害査定をある程度終えたといいながらも、今後は工程管理であったり、進捗管理、そして完了検査までそういった業務が継続をしていく、そこに対する先ほど総務部長をして全体的な構成配置の人数等々が示されましたが、迎える令和2年度の事業計画については、この配置人員等で、ある程度の対応は十分可能ということでの認識でよろしいかお尋ねをいたします。 ○議長(菊地清次君) 市長。 ◎市長(立谷秀清君) この人事配置につきましては、現在、我々に与えられている条件、現在の保有する職員の数、技能、さらには、今回の場合は他に対して技術職員の応援を求めたわけです。この技術職員の応援も多ければいいというものではありませんから、総務部あるいは現場のほうから私のほうに要請があったそれぞれのに要請をいたしたわけでございます。6人の応援職員の方々に令和2年度から来ていただくことになっているわけでありますが、その方々を活用する中で、あるいは市役所の現有勢力の中でどのように配置して、どのような人材の活用を図っていくか。 このことにつきましては、私は、総務部あるいは総務課、職員係、あるいは副市長の指導、これらを全面的に信頼しておりますので、遺漏のないものと考えて市長としてこの人事の決裁をするものでありますが、私としては、下位部局の人事に対する考え方を全面的に支持して、さらに私としても他からの応援職員等々で努力いたしたわけでございますから、そのことをもって全員に遺漏のないように、そしてまたオーバーワーク等々で事故のないように、しっかりと業務に邁進していただきたい、そのように考えているところでございます。 ○議長(菊地清次君) 10番、浦島勇一君。 ◆10番(浦島勇一君) 4点目、総じて今の市長の答弁などを踏まえ、そして内政を預かる副市長として内政全般を、当然、人事も含め健康管理、労務管理も対応されるものだろうと考えます。そうした中で、健康管理、労務管理等々について市長をしてるるお話がございました。現況において、確かにそのとおりなのだろうと思うところもあるのですが、大分乖離があるようなところも散見されます。 当然、ある程度の職員によって、技術職あるいは行政職というふうな部分、そして事務職という部分もありますが、今の人事なんかも含めて、ある程度長期化をして、3年、4年という範囲ではなく、長く5年、6年というふうな、そういった人事の配置状況もあるのかなというところも見受けられますし、業務の偏り等々について、そこら辺は満遍なくいろいろ対応されておるというふうには思いますが、実態として内政面の中で、総務部長あるいは副市長がどういった形でここら辺の労務管理等々をされておるのかお尋ねしたいと思います。 ○議長(菊地清次君) 副市長。 ◎副市長(佐藤憲男君) まず1つは、何といっても東日本大震災とか昨年10月の台風、大雨等の災害、こういう災害時と平常時では違ってくるということがまず1つあります。 特に今回話の出ています建設部等については、やっぱり災害の対応を優先しなければいけないということでいきます。ですから、例えばもうそろそろ異動時期でポジションを替えてもいいような職員がいたとしても、やはりそれを替えることによって業務が停滞を来す、あるいはベテランでない人というか、経験の少ない人が行くことによってスムーズに業務が処理できなくなる可能性がある。そういったことを配慮した場合には、当然5年以上いる職員も出てくるということはあり得ると思います。 これは、担当部署のほうにそれなりに私のほうで意見を聞かせてもらっています。こちらとして、できれば職員の管理上、もうそろそろ異動させたほうがいいのじゃないかと思われる職員については、部長、課長をしてその職員の日常的な勤務状況、そういうものを踏まえて、またもう1年あるいはもう2年そこにとどめてもいいかどうか、話を聞いて判断はさせてもらっています。 あともう一つは、通常業務の中で制度的に、国の制度の問題で職員を多くしなければいけないような部署も出てきます。例えば、今回、幼児教育の無償化等に伴って今までなかった業務が出てきた部署もあります。そういう部署は、すぐに対応するというのもなかなか難しいです。年度途中で人事異動というのはこれまでもしたこともありませんし、なかなかその部署に増員して応援体制をつくるというのは難しい部分、そういう部分については、取りあえず年度途中でも臨時職員等を雇って事務補助ができるよう取り組んでいます。 そういうことで、ケース・ケースに応じて職員のそういう配置について考えていると。通常ですと、大体3年、4年勤務したならばもう異動させたいと、そんなふうに思っています。これは、一つには職場のマンネリ化、あるいは労務管理上、自分自身にとって人間関係的な面でなかなかうまくいかないケースなんかも出てくる場合がありますので、そういうのも配慮して、できるだけ早く異動させるような方向は取っています。 以上です。 ○議長(菊地清次君) 10番、浦島勇一君。 ◆10番(浦島勇一君) この職員人事について1点だけ確認をさせていただきたいと思います。 本市においては、様々な職員に関する条例あるいは規則、規定等々で、ある意味、そこをしっかり担保しておる部分にあります。そうした中で、いろいろと今、副市長からありました。前段、市長からもありました。誠に残念なことでありますが、1月末に職員の方がお亡くなりになっておると。こういった部分について、今まで言われたような労務上あるいは健康管理上、それを監督者である組織のリーダーの方たちがしっかり検証されておるのか、また、そういったところについての対応等々ということをしっかり連絡調整が図られておるのかお尋ねをしたいと思います。 ○議長(菊地清次君) 市長。 ◎市長(立谷秀清君) ただいま議員からご指摘があった点については、相馬としては、警察と協力の上、市内の内部検証を図っております。その結果、市役所、あるいは労務管理、あるいは上司の管理としての瑕疵はなかったものと、そのように判断いたしております。 しかしながら、詳しい点については、これは個人情報の問題になりますし、ご遺族から議会での審議にはなじまないということを、そのようなご希望がございますので、詳しい論評は避けたいと思います。 ○議長(菊地清次君) 10番、浦島勇一君。 ◆10番(浦島勇一君) 当局のほうについての瑕疵等はないということでございます。それをもって了解をしたいと思います。 次に、飯豊区長会からの要望についてお尋ねをいたします。 総務部長をして答弁はあったわけでありますが、これらの要望内容等については総務部長対応で十分だということでの判断ということでよろしいですか。改めて確認をさせてください。 ○議長(菊地清次君) 市長。 ◎市長(立谷秀清君) 要望の内容を確認して、一番は河川全般に関する問題なのです。この件については、1月27日の段階で知事に対する要望が決定しておりましたので、その後の要望受け付けということになると事後の受け付けになるだろうと。しかしながら、区長会の皆さんのご意見として、これはとして拝聴しなくてはならない。ということで、通常、地域からのご要望については部長のところで受け取ることにしておりますから、その上で、必要があれば私のほうから逆にご要望申し上げなくてはならないこともあるわけです。 その限りにおいて、これは既に事後の形になるということも踏まえて、要望の受け取りということにさせていただいてもよろしいかということを区長会と調整しまして、そのことで、区長会としては、市長がそういうふうに区長会でここで要望することについて対応してくれるのであれば、要望書の提出を総務部長のところにいたしたいと。そのことでよろしいという、そのような調整がなされました。 そのことについて、昨日、今日、電話をいただきまして、あれで我々としては了解しているので、議員の質問とは別に我々の真意ではないと、そのようなお話も電話でいただいているところでございます。 ○議長(菊地清次君) 10番、浦島勇一君。 ◆10番(浦島勇一君) 真意かどうかはともかく、私は調査権をする中において、そういう話が地区内にあるよということでございます。一般的に言えば、区長会として、これは私の思いであります。個人個人ではありません。飯豊行政区を代表する8行政区の連名であって、そこにお尋ねをしている5名の区長さん方が一堂に会している。本来であれば、市長にお会いしていろいろ懇談を持って、地区住民の皆様にアンサーできるという、そういったことが理想なのだろう。 ただ、今そういった経過を市長をしてお話がありましたので、それは了とするわけでありますが、ごくごく一般的な考え方として、私はそういうふうに、それぞれの今後ある9、10の行政区の大きな団体としての要望等々の取扱い方、そこら辺も市長の中で様々選択されるのだろうと思いますが、基本的なところの市長が思う、そういった要望書等に関する内容等について市長の所見をお尋ねいたします。 ○議長(菊地清次君) 市長。 ◎市長(立谷秀清君) これは、地域の要望、あるいは市民の皆さんからの要望というのは非常に多く出てくるわけであります。その要望をどのように扱うか、どのような形で私が拝聴するか等々については、これは担当部局が整理をした上で私が対応するということにしてございます。 したがいまして、市長に会って頼めば何でもそこで即決できる、そのような行政をやってきたつもりはございませんので、私は、全てどんな要請でも担当部に落とす、その担当部での状況を踏まえた上でお話をさせていただく、そのような姿勢でやってまいりました。これからも、その担当部の、あるいは総務部、副市長、つかさ、つかさのご意見に従って私は市長として行動してまいりたいと、そのように考えております。 ○議長(菊地清次君) 10番、浦島勇一君。 ◆10番(浦島勇一君) 総務部長の答弁の中で、2点目の5項目の中でありました。今回上程をしておる相馬区長会の設置条例も今回併せております。その中では、3月末日までについては、今、区長会の規則の中で運用しておりますが、新たにこの条例案が可決をすればこの条例で運用していく、そういった中身になろうと思います。 要望書の中で、これは別に飯豊区長会だけの話ではないと思います。相馬全体を組織する76の行政区長に、共通した課題なのだろうと思います。ちょっと読ませていただきますと、今回の災害では大きな水害が発生し避難者がいたことや断水が発生したこと、また飯豊公民館が給水所、避難所になったこともあって、当局より様々な連絡や依頼があり対応したところであります。から避難指示が発せられた場合などに対する行政区長の対応や指揮権限について、どのように対処すればいいのか苦慮したことが多々ありました。以上のことから、災害発生時の行政区長の役割や対応、権限等についてご教授いただきたい。また、防災計画に行政区長の役割や権限について明確に記載をしていただきたいという内容であります。 これはまさしく、今回上程をしております条例第2条に規定する市民が求める事業で、に要望する事項、これがそれを取りまとめている区長の苦慮しておるところなのだろうと思います。 こういったところを含めて、やはり様々な権限をこれで有しておるとはなかなか言い難いところもありますが、ひとつこれから、先ほど総務部長、明確に今後協議をしていくということでありますので、そういったところを今後のこの条例あるいは規則、規定等々にしっかり下ろした中で、やっぱり区長の責任範囲、行動計画の範囲であったり責任であったりということを、ある意味しっかり位置づけ、そしてそれを明確にしておくという必要性はあるのだろうというふうに考えます。市長の所見をお尋ねいたします。 ○議長(菊地清次君) 市長。 ◎市長(立谷秀清君) この点については、先ほど総務部長の答弁を繰り返すことになるわけですが、今回も区長さんたちに多大な負担をおかけしました。例えば断水によって、私、ペットボトルを、昨日も若干答弁でお答えしましたけれども、実に多くのペットボトルを集めたわけです。しかし、それを区長さんに全部配ってくださいということがどのぐらい大変なことか。それも大変だというので、IHIのほうから助っ人部隊を頂いたのです。その助っ人部隊の方が区長会と協調して配るというところに、またいろいろな問題があるわけです。 ですから、これは、災害のケース・バイ・ケースによって相当な困難が生じる、あるいは区長会に負担をおかけする。あの災害の際には、臨時の区長会を何度か開かせていただきました。その都度、協議をして決めていくということです。これ、あらかじめ決められることで全てうまくいくというものではなかなかないと思うのですが、私は大変ありがたいと思っているのは、いざという有事の際に区長会の皆さんがすぐ集まってくれる。あのときは断水の問題でありましたけれども、私の顔色が悪いというので心配してくれる人もいました。そうやって、区長会とは極めて密な関係の下に災害対策に当たってまいったと思っております。 これは、区長会の皆さんのご要望も踏まえて、どういうことをお願いすればスムーズなのか。これは当然、災害の種類によってみんな違ってくるのです。ですが、緊急事態のお知らせをどうするかとか、そういうことについては今までもいろいろ決めてございます。自主防災組織も含めていろいろ決めてございます。しかしながら、今回のような洪水と断水が一緒に来るような、そういう災害というのはなかなか今まで経験したことがありません。東日本大震災でも同様でしたけれども、つまり災害というのは、いつどのような形で起こってくるか分からないということなのです。 そんなことも含めて、できるだけ対応しやすいように、お互い協力しやすいように、今後、区長会の皆さんとは協議の上、さらに意思の疎通を図りながら、もう一つ必要なことは、市役所との信頼関係の問題だと思っています。今回の水の配付等々についても信頼関係ということを一番大事に考えてやってまいりましたけれども、これらのことを踏まえた上でいろいろと協議をさせていただきたい、そのように考えております。 ○議長(菊地清次君) 10番、浦島勇一君。 ◆10番(浦島勇一君) 市長の決意等も理解をするわけであります。 全国市長会会長としてご多忙だとは思いますが、相馬、相馬市民のほうにぜひ背中を向けることなく、しっかりこの相馬市政を運営していっていただきたいと願うところであります。 以上で質問を終わります。     (「議長、ちょっと発言させてください」と呼ぶ者あり) ○議長(菊地清次君) 市長。 ◎市長(立谷秀清君) 相馬市民に背を向けることがなくとおっしゃいましたけれども、私は、全国市長会長として、市長の仕事を、決裁を遅延させるとかそのようなことはございませんので、誤解のないようにお願いしたいと思います。 ○議長(菊地清次君) ここで13時まで喫飯休憩をいたします。                             (午前11時50分)--------------------------------------- ○議長(菊地清次君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後1時00分)--------------------------------------- ○議長(菊地清次君) 日程第1の議事を継続いたします。 次に、1番、獺庭大輔君の質問を許可します。 1番、獺庭大輔君。     (1番 獺庭大輔君 登壇) ◆1番(獺庭大輔君) 議員番号1番、会派新政会の獺庭大輔です。 それでは、通告しておりました質問をさせていただきます。 今回、待機児童問題解消に向けた取組について2点お伺いいたします。 まず、令和2年度の保育所の申込み状況について問います。 相馬の出生率は全国平均を上回っているものの減少傾向にあり、様々な要因の中、その一つとして、仕事をしながら育児をする環境整備が遅れている課題があります。労働人口、人手不足の背景があり、ゼロ歳、1歳から保育所の利用を希望する保護者が増加している中、保育所に入所できない待機児童が発生している中で、令和2年4月からの入所希望者は昨年12月中に申込みを完了しています。来月4月からの保育所の受入れ状況、待機児童の有無を答弁いただきたいと思います。 次に、待機児童問題解消についての施策を問います。 待機児童問題は様々な要因がありますが、相馬として重点的な問題をどう捉え解消に取り組むかを、昨日、新時代そうま代表の只野議員の質問に対する答弁にもありましたが、いま一度お願いいたします。 以上で壇上からの質問を終わります。
    ○議長(菊地清次君) 市長。     (市長 立谷秀清君 登壇) ◎市長(立谷秀清君) 1番、獺庭大輔議員の令和2年度の保育所入所申込み状況についての質問にお答えします。 は、市内5か所ある保育所の令和2年度の申込みを昨年12月から現在も行っておりますが、3月3日現在の申込者数は498名で、定員の489名を9名上回っている状況であります。といたしましては、この9名の児童は、幼稚園の入園または自宅待機になるものと考えています。 次に、入所承諾書、いわゆる入所決定通知について、は現在も保育所入所申込みの受け付けを行っており、申込みの遅い方の中には入所順位が高くなるシングルマザーの子供や両親が共働きの子供などもいるため、が保育所入所承諾書を2月中に送付することは現段階では困難でありますが、今後、状況に応じてこのことについては検討してまいりたいと考えております。 次に、待機児童問題解消についての施策についてお答えいたします。 は、待機児童が生じる一因として、市内の保育所が保育士を確保できず不足していることと考えており、このため、令和元年度より保育士等奨学資金貸与制度を創設し、奨学金を貸与されている学生が市内の保育所に勤務するようにしたところであります。 この奨学金貸与を受けている学生は、令和元年度が3名で、令和3年度から市内で勤務することになり、さらに令和2年度も3名が奨学金を受ける予定です。 なお、私立幼稚園のみどり幼稚園は、令和2年度から3年度にかけて、国の保育所等整備交付金を活用し認定こども園を創設する計画であり、令和4年度の定員が現在より20名増員することになります。 また、スクルドエンジェル保育園も令和2年度中に建物を増設することから、令和3年度の定員が21名増員となる予定でございます。 答弁は以上です。 ○議長(菊地清次君) 1番、獺庭大輔君。 ◆1番(獺庭大輔君) それでは再質問させていただきます。 まず、(1)令和2年度保育所申込み状況についての再質問であります。 先ほど市長からの答弁より、2月中の保護者への通知はなかなか困難だということを聞きましたが、12月中に申込み、そして3月に通知ということではありますが、この12月ではなく1月までに申込みを延ばすということは可能でしょうか。 ○議長(菊地清次君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(原史朗君) 再質問にお答えいたします。 保育所の定員約500名という形になりますけれども、入所申込みにつきましては、それぞれの家庭の事情、共働きの状態や就労時間、その他、家庭の内容を詳しく精査いたしまして、全て優先順位をつけるために点数化を行います。1件につきかなり時間を要するということがございますので、12月から始めないと間に合わないということでございますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(菊地清次君) 1番、獺庭大輔君。 ◆1番(獺庭大輔君) ありがとうございました。今ので理解いたします。 次に、(2)待機児童問題の解消についての再質問をさせていただきます。 先ほど奨学金制度を用いて新たな保育士育成に取り組むということでございましたが、保育士の奨学金制度、3か年15名を予算化しているとお聞きいたしました。現在の状況で3名、また今年度の予定者が3名ということで、15名に満たない場合、どのような予算組みを今後されていくのでしょうか。 ○議長(菊地清次君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(原史朗君) 再質問にお答えいたします。 15名を目指しておりますが、現在のところ、1年で5名に満たず3名の申込み状況になっております。予算は繰り越しまして、15名に満ちるように継続をしてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(菊地清次君) 1番、獺庭大輔君。 ◆1番(獺庭大輔君) この奨学金制度ですが、3年ということですが、満たない場合には年度を延ばすということでよろしいでしょうか。 ○議長(菊地清次君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(原史朗君) そのとおりでございます。 ○議長(菊地清次君) 1番、獺庭大輔君。 ◆1番(獺庭大輔君) ありがとうございました。 次に、保育士不足の問題でございますが、待機児童の問題としまして、保育士が足りないということが原因の一つかと思われますが、奨学金制度を使い保育士を育成するということは、これから2年、3年とかかっていくかと思います。そのほかに、確保の方法として潜在保育士、保育士の資格は持っているが保育士の職から離れている方、また就いていない方がいらっしゃるかと思います。そのところの人材確保についての施策等はございますでしょうか。 ○議長(菊地清次君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(原史朗君) 再質問にお答えいたします。 福島県のほうで潜在保育士の登録等を制度として設けております。そちらのほうで保育士を広域的に配置するなどの検討を重ねておりますので、として独自に確保するという形では事業化はしておりません。 以上です。 ○議長(菊地清次君) 1番、獺庭大輔君。 ◆1番(獺庭大輔君) もう少し詳しくお聞きしたいのですけれども、県としてどのような形で潜在保育士の掘り起こし等がされているのか、その辺を把握しているか教えてください。 ○議長(菊地清次君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(原史朗君) 再質問にお答えいたします。 県では、保育士に就かれていた方で退職をして家庭に戻られたといったような方を、登録制の形で名簿等を整備するという方法を取っております。必要に応じてあっせんするという形にはなってくるのですが、ただ、例えば家庭の事情等があって、登録はあっても実際に就労には結びつかないというケースもございますので、時と場合によって活用はされるものなのかなと考えております。 以上です。 ○議長(菊地清次君) 1番、獺庭大輔君。 ◆1番(獺庭大輔君) そうしますと、潜在保育士に対して、から職のあっせんとか、そういった情報を提供したりですとかというのは可能なのでしょうか。 ○議長(菊地清次君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(原史朗君) 再質問にお答えします。 を通さずに各民間の保育所のほうで、ある程度、名簿等のようなものは持っております。年度内に申し込まれる新たな児童もございます。保育士を加配することで定員を超えた分を受け入れることも可能ですので、ただ人が確保できないと年度途中に申し込まれた方は受け入れることができなくなりますので、園それぞれが、例えば7月から出てきてくれ、10月から出てきてくれと。そういった独自に名簿を持っているという形になっております。 以上です。 ○議長(菊地清次君) 1番、獺庭大輔君。 ◆1番(獺庭大輔君) そうしますと、としてアプローチするのではなくて、その部分に関しては各保育所が各自で行うことであるということで、今後もそれは変わりないのでしょうか。 ○議長(菊地清次君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(原史朗君) 再質問にお答えします。 として独自にそういった名簿を作成する予定は現在のところはありませんが、各保育園等にお話を聞きまして、今後、必要であればでの登録制も検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(菊地清次君) 1番、獺庭大輔君。 ◆1番(獺庭大輔君) 今の質問の内容というか、どういった経緯で質問したかといいますと、やはり職を探す中で、潜在保育士が職を見ますと、広報なんかにも載っておるのですが、各保育園・保育所に問い合わせくださいという文言だけで、なかなかそれではハードルが高いのではないかということで、として公立ではないのでそこの辺が難しいのかとは思いますが、条件ですとか仕事の勤務内容とかを一覧化していると、比較しながら、自分の生活に合った保育所に勤めることができる第一歩になるのかなということを考えまして、先ほどの質問をさせていただきました。 それでは次の質問をさせていただきます。 今回答弁いただきましたみどり幼稚園、またスクルドエンジェル保育園の拡張に関する内容に関しては、3歳から5歳の定員増加に関わる施策が多いと感じます。ぜひゼロ歳から2歳の増員につながる施策も進めていただくということを要望します。まだまだ、ゼロ歳、1歳のお子さんをお持ちで、働きに出たいけれどもなかなか出られないという方も多いと思いますので、ぜひその点を今後、としての課題として検討していただければと思います。 以上で私からの質問を終わらせていただきます。 ○議長(菊地清次君) 次に、16番、村松恵美子君。     (16番 村松恵美子君 登壇) ◆16番(村松恵美子君) 16番、村松恵美子でございます。 通告に従って順次質問させていただきますが、通告1番の(1)河川しゅんせつ、これに関する質問は、昨日、只野敬三議員の答弁でもうそれで終わりという形になると思いますので、この質問は省かせていただきたいと思います。 2番目から、常設の排水機場の能力アップ、これを進める施策について質問させてください。 今回の台風による大雨の後、岩子地区、そして新田地区の一部で全く水が引かない状態がずっと続きました。常設の排水機場の能力が小さくて、たくさんの稲わらやごみを含んだ水を排水できなかったのではないでしょうか。もしそうだとしたら排水機場の能力アップを進める必要があると考えます。水が引かなかった理由と排水機場の能力アップについてまずお伺いしたいと思います。 続いて、北飯渕地区と南飯渕地区、これは通告で、沖ノ内と書いてありますが、南飯渕地区の誤りです。遊水池を整備する考えについて質問させていただきます。この問題も、昨日、只野敬三議員が質問されていますが、明確な答弁がなかったように感じましたので、再度質問させていただきます。 相馬は、山と海の距離が短い上、小泉川、宇多川ともに川幅が狭いという特徴を持った地形です。今回のように山にも平地にも大雨が降ると、大量の水が一気に川に流れ込みます。さらに、台風による気圧の変化で海面が膨らみ、海水が川に逆流する現象さえ発生します。満水時に重なると本当にアウトです。こうした地形の場合、何としても遊水池が必要なのではないでしょうか。 北飯渕、そして南飯渕は、河川敷に個人所有の畑が広がっています。以前は農作物が立派に作られていましたが、最近では畑を作らず荒れている面積も広がっています。それぞれ地権者があり、今も作物を作っておられる方もいらっしゃいますが、土地を寄附するから二度と今回のような洪水が起きないようにしてくれと、手を合わせて私に頼む方もおられます。安心・安全に暮らせる相馬をつくるために、何としても遊水池が必要だと考えます。市長のお考えをお伺いいたします。 4番目に、今回購入が予定されています大型の排水ポンプ車の機能についてお伺いいたします。 昨日の建設部長の答弁では、今回購入予定の大型の排水ポンプ車は、内水型の洪水対策に使われるものと思われるような答弁でした。例えば岩子地区や新田地区は、今回、いつまでも水が引けないで住民が大変な思いをされました。大型の排水ポンプ車が稼働すれば、こういったいつまでも水が引けないことによる被害はなくなるのでしょうか。いわきでは、大量に発生した稲刈り後の稲わらが排水ポンプ車を稼働させることで大量に集まってきて、ポンプ車の稼働が度々中断されたとの報告も聞いております。購入予定の大型ポンプ車はどういうふうに使われるのかお伺いしたいと思います。 続いて、大きな2点目、原発事故汚染水海洋投棄についてお伺いしたいと思います。 これも、昨日、根岸利宗議員が同じような質問をされましたが、風評被害に苦しんでこられた相馬市民を代表する市長の答弁とはちょっと信じられない内容の答弁でしたので、私ももう一回質問させていただきたいと思います。 もうすぐ原発事故から10年目になります。ようやく全ての魚の水揚げ、販売が可能になり、試験操業から本格操業に移行できることが目前になった今、第一原発敷地内にため続けてきた放射性物質トリチウムを含む汚染水の処分をめぐり、海洋投棄の動きが強くなってきました。漁協は汚染水の海洋投棄を明確に反対していますが、相馬は態度表明をしていません。 市長やの職員は、風評被害という言葉をよく口にされます。トリチウムを含む汚染水を海に流すことをどう考えておられるのか、今でも続いている風評被害との関係でお答えいただきたいと思います。そして、漁協と共同し、トリチウムを含む汚染水を海に流すことに反対を表明すべきだと考えますが、いかがでしょう。市長の考えをお伺いしたいと思います。 3番目です。これは、間もなく出されてくると思われます教員の変形労働時間制について質問させていただきたいと思います。 国が実施しました小・中学校の先生方の勤務実態調査、これによると、先生方が1日12時間近い勤務をしていることが分かりました。夏休み、春休み、冬休みなども満足に休めず、部活動指導などがあれば休みそのものがないに等しい状況です。 その上、公立学校の先生方は、1971年に成立した公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法という法律で、労働基準法が適用されない仕事とされています。先生方に給与として一律4%の教職調整額という名前のお金を支給する代わりに、残業代をゼロにする。先生方には労働基準法で決められている時間外労働や休日労働への割増し賃金を支給しなくてよいと、こういうふうになっている内容です。まさに日本における最大のブラック企業ではないでしょうか。 もともと超過勤務手当は、雇用している企業に長時間の残業をやめさせるための制度です。一般的には、労働基準監督署から月40時間以上の残業はさせないよう指導されます。公立学校の先生だけ、時間制限のないサービス残業がまかり通っているのです。 私が質問をしようとしている先生方の変形労働時間制は、安倍政権が2019年12月4日に強行採決、強行成立させたもので、正式には改正教育職員給与特別措置法といいます。公立学校の先生に1年単位の変形労働時間制を導入できるようにする法律で、先生方に平日の勤務時間を8時間から10時間、11時間と延長して働かせ、延長して働いた時間分を夏休みにまとめて休ませるというものです。 多くの先生方が、日常のサービス残業で過労死や心身を病んで長期の病休あるいは早期退職に追い込まれている現状に、国民から批判が大きくなったので、平日は10時間、11時間と働かせていても、夏休みにその分まとめて休んでもらっているから超過勤務ではない、過労死ではないと、国は裁判で主張するために教員の変形労働時間制をつくったのではないかと私は考えます。 教育長にお伺いいたします。私は、今でさえ過労死の危険と隣り合わせの状態で働いていらっしゃる先生方に、今以上の過重労働になるおそれのある変形労働時間制を導入しては絶対にならないと考えますが、教育長はどのようにお考えでしょうか、お答えいただきたいと思います。 ○議長(菊地清次君) 市長。     (市長 立谷秀清君 登壇) ◎市長(立谷秀清君) 16番、村松恵美子議員の宇多川の北飯渕地内への遊水池整備についてのご質問にお答え申し上げます。 宇多川の管理者である県は、宇多川の改修計画について、現在、国と協議を進めているところであり、認可され次第、その事業内容について公表することとしています。議員おただしの宇多川の北飯渕地内にある農地については、地元住民の方々から遊水池としての利用の声があるものの、その整備は河川改修実施者である県が判断するものでありますので、といたしましては、住民の声を踏まえて、県に対し適切な対応を求めていきたいと考えております。 次に、排水ポンプ車の機能についてお答えいたします。 が今回購入予定の排水ポンプ車のポンプ吸水口には、大きなじんかいを吸い込まないために格子状のスクリーンがついているものの、細かい稲わら等のじんかいを吸い込んでしまう可能性があります。 したがいまして、は、排水ポンプ車による排水作業を行う際には、排水ポンプ車の排水ポンプの吸水口周辺に集積する稲わら等のじんかいを除去しながら排水を行わざるを得ないと思っています。 なお、令和元年東日本台風及び10月25日の大雨の際に、市内で活動した国土交通省の排水ポンプ車も、同様に、稲わら等を除去しながら排水を滞りなく行ったとご報告をいただいておりますので、が排水ポンプ車を保有する際には、国土交通省の指導を受けながら、トラブルのないように操作に全力を尽くしてまいりたいと考えております。 その他の質問は担当部長に答弁いたさせます。 ○議長(菊地清次君) 産業部長。 ◎産業部長(中野俊一君) 16番、村松恵美子議員の排水機場の能力アップを進める施策についての質問にお答えいたします。 初めに、飯豊地区の新田排水機場及び相馬排水機場において、排水のために長時間の運転が必要となった理由については、1つ、短時間に大量の雨が降ったこと、2つ、宇多川の氾濫により大量の河川水が流入してきたこと、3つ、稲わら等の対応が必要となり運転に支障を来したことなどが考えられます。 次に、排水機場の能力アップにつきましては、は、東日本大震災の地盤沈下による影響で新田排水機場の排水能力が低下したことから、平成29年度に県に対し新しいポンプ2台の増設を要望してきたところであります。は、令和2年度中に事業計画を添えた申請書を県を経由して国に提出する予定であり、国が採択した場合、県は令和3年度中に詳細設計を行い、その後、令和4年度から令和7年度までの4年間で、新しい排水ポンプの増設工事を行うこととなります。 次に、原発汚染水海洋投棄についてお答えいたします。 昨日、そうま市民の会代表、根岸利宗議員にお答えしましたとおり、福島第一原子力発電所におけるトリチウムなどを含む多核種除去設備等処理水の処分方法について、経済産業省の小委員会は、基準以下に十分に希釈した上で海か大気中に放出する方法などを盛り込んだ報告書を、2月10日に、政府に提出したところであります。 今後、政府は、この報告書を踏まえ、地元を初めとした幅広い関係者の意見を聞きながら、処分方法のみならず、併せて講ずるべき風評被害対策についても検討していくこととしています。 といたしましては、十分なエビデンス、科学的根拠に基づいた分析や判断の下で、風評による被害が想定される漁業者を初めとする関係者の理解を得ることを前提に、国が適切に対応していただきたいと考えております。 答弁は以上です。 ○議長(菊地清次君) 先ほど村松議員より、河川氾濫防止策について、只野議員と重なる質問ですという趣旨の発言があったわけですが、取下げがありませんので、再度、建設部長より答弁を求めます。 建設部長。 ◎建設部長(柏宏樹君) 16番、村松恵美子議員の宇多川、小泉川のしゅんせつについての質問にお答えいたします。 宇多川、小泉川のしゅんせつにつきましては、議員も申されておりましたけれども、新時代そうま代表、只野敬三議員の質問にお答えしたとおりであり、県は、現在行われている2月県議会に、各河川のしゅんせつを重点的に実施するための補正予算を提出していることから、は、県議会での議決後、速やかに市内各河川のしゅんせつを実施するよう、現在、県に強く要望しているところです。 私からの答弁は以上です。 ○議長(菊地清次君) 教育長。 ◎教育長(堀川利夫君) 16番、村松恵美子議員の勤務時間を延長する教員の変形労働時間制についての質問にお答えいたします。 変形労働時間制は、昨年12月に公布された公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法の一部を改正する法律に基づき、学校における働き方改革を進めるための総合的な取組の一環として、地方公共団体の判断により、休日のまとめ取りを可能にしたものであります。 しかし、まとめ取りが可能な長期休業中には様々な研修会や各種大会等が計画されており、閑散期を明確にすることが困難であること、また、教職員の仕事はそれぞれの担当により多忙な時期が異なること、勤務時間の管理も煩雑になるなど、本だけでは解決できない課題も多く見られます。 教育委員会といたしましては、教職員の多忙化解消に向けて、週2日間の部活動休養日やノー残業デーの設定、校務の効率化のための通知表や指導要録の一部電子化などを行っております。さらに、お盆期間を含み最低7日間の連続した学校閉庁を実施することで、休日のまとめ取りに取り組んでおります。 学校における働き方改革は、法令の改正、行政の実効性のある制度の改正、そして学校における業務改善が一体となって総合的に機能して成果が上がると考えております。今回の法令の改正としての変形労働時間制の導入には課題も多いことから、本市においては導入する予定はありません。 以上です。 ○議長(菊地清次君) 村松恵美子議員。 ◆16番(村松恵美子君) それでは再質問させていただきます。 まず、今の教育長からとてもうれしい、変形労働時間制に対する相馬教育委員会の基本姿勢が示されました。本当にうれしいです。 この変形労働時間制、今、教育長も細かくおっしゃいましたが、間もなく文部科学省から県に導入に向けた通知が、多分、3月か4月あたりに入ってくるだろうと言われているのですが、これ、市町村には真っすぐは来ないで、県が導入すると決めれば来るし、導入しないと決めればもうそれで終わりと。それで、もし県が導入すると決めたとき、これ、市町村がやらないと言えばそれまでだし、市町村がやると言ったとき、学校長がやらないと言えばそれで終わりだし、何か非常におかしな内容の法律というか、まさしく今回の新型コロナウイルスに対する総理大臣の何か突然のものと大して変わらないような中身になっていて、よくまあこんなの出すなと、私、思いながら来ていたので、教育長の答弁は本当にありがたいと思います。学校の先生も喜ぶと思います。 これはこれで終わります、これについてはね。答弁要らないので。 次に順次いきます。まず、常設の排水機の能力アップ、岩子地区、新田地区、これ、今答弁の中で、排水機場の能力以上の水、それから稲わら等々があってちゃんと動かなかったから水が引かなかったのだと、今度新しく、今、国に申請していますというふうな答弁だったと思いますが、そこまでの間にまだまだ今回みたいな大雨が降る可能性はありますよね。そのときに、これちょっとまとめた質問になりますが、今回買う予定の大型ポンプ車というのは使えるのか、使うことで排水できるのか、まずそこを教えてください。 ○議長(菊地清次君) 市長。 ◎市長(立谷秀清君) 災害の洪水対策ですね。今年の夏も洪水が来たらどうしようと、これはもうみんな思うことでございます。市民生活にとって、災害対策がすぐできるのかということは大きな問題。特にこの排水ポンプ車もそういう問題があるのですが、最大限に急いでも、今度の議会でご議決をいただいて発注してから9か月かかります。給水車も発注してからやっぱり数か月かかるのです。したがって、今年の夏はどうしようか、東北地方整備局に頼んでスタンバイしてもらうことにしたいと思いますが、そのぐらいの方法しかないのです。 ですから、河川改修もそうですし、排水機場の強化についてもそうなのですが、時間がかかってしまう。何ともしようがない。デパートの買物みたいなわけにはいかない。ただ、できるだけ早く進むように頑張っていきたいというのと、その間、昨年の台風の際にはいろいろなところからご支援いただきましたから、今回も、国土交通省を含めてご支援をいただきながら対応していくしかないだろうと、そのように考えているところでございます。 何とも時間がかかる件については仕方がないということで、そのように答えるしかないような状況でございます。 ○議長(菊地清次君) 16番、村松恵美子君。 ◆16番(村松恵美子君) 排水ポンプ車、大型のなんというのは、消防自動車と同じように、これは特殊車両で、ふだん注文して造るようなものだという受け止め方はできます。来るのに時間がかかることも十分承知しています。 その上で聞くというのは、国土交通省から、今、市長も借りてくるとおっしゃいましたが、この間の台風のとき、よこしてくださったあの大きな大型ポンプ車が、岩子、新田でまたあんなふうにならないように、そういったところでも使えるのかという質問をしたつもりです。ご答弁ください。 ○議長(菊地清次君) 建設部長。 ◎建設部長(柏宏樹君) ただいまの再質問にお答えいたします。 基本的に排水ポンプ車につきましては、活動できる条件といたしまして、もちろんその場所に入れることがまず第一条件です。また、水を吸うための、釜場と我々呼んでいるのですけれども、集水ますであったりとか、あとは掘りの深い水路、そういった場所が必要になります。その場所を満たすようであれば、もちろん住宅地から優先的にやっていくという方針にもなりますけれども、住宅地だけでなく農地での排水というところにも利用が可能です。 先ほど答弁にもありましたけれども、稲わら等をどけながら、実際に台風19号及び10月25日の大雨の際にも、浸水した農地での排水作業を実施しております。例えば梅川河口周辺での排水作業もしかり、新田排水機場周辺での排水作業もしかり、古磯部での排水作業もしかりでございます。 そういった形で、もちろん、どこに据え付けるかという順番はその時々に応じて柔軟に判断はしていきますけれども、農地での排水作業も可能となりますので、必要がある場合には、排水ポンプ車による排水というところも実施していくことは検討していきたいと考えているところでございます。 私からは以上です。 ○議長(菊地清次君) 16番、村松恵美子君。 ◆16番(村松恵美子君) 今の建設部長の答弁で内容は分かったのですが、結局、今回の岩子、新田の、ああいうところは、排水機場の今度改修かけるのにまたまたこれも大分時間がかかるようなので、上げたり、何だか道路を造ったり、機能の大きなものにしたりするのにまたしばらく時間がかかるし、国がお金くれるかどうかもまだ分からない。どう転ぶか分からない状態にあるわけですので、何だかんだ言いながら、この大型の排水ポンプ車がやっぱり一番、今のところは頼りになると思いますので、今年は国土交通省から2台ぐらい借りてきて並べておいていただく、そのぐらいの覚悟でやってもらえればいいのかなと思いますので、これはここで終わります。 それで、あとは遊水池の問題です。 これ、いろいろまた市長もおっしゃいましたが、これは市長が答えたのだったか…… ○議長(菊地清次君) 村松恵美子議員に申し上げます。順序よく質問してください。 ◆16番(村松恵美子君) はい、分かりました。 遊水池の問題に入ります。 これ、県の事業だと。当然分かっています。 前に、中野寺前地区、あそこも土手がなくて、しょっちゅういろいろ行政がやりたくて、土手を造りたくていてもなかなか協力もらえなくて、でも2回、3回と氾濫が続く中で、住民からやってくれという要望が出てきてやったという記憶があります。河川敷にもちろんあの頃おうちがありましたし、堤防になったところにもおうちがあったのですが、今は大丈夫なようになっています。ちょっとは上がりましたけれども。 だから、さっき言ったように、地区の方もそういう方向をもうすごく望んでいるので、ぜひこれは行政から、から、やっぱり国を動かす、県を動かす、そのために地区の方をまとめて、そういった方向でがリーダーシップを取ってやっていく。これが大事なことなので、期成同盟会でもつくって。どうぞ、その辺で市長の考えをお答えいただきたいと思います。 ○議長(菊地清次君) 市長。 ◎市長(立谷秀清君) この事業の主体者が県ですので。地元の方々の気持ちは誠にありがたいと思います。その気持ちを強く受け止めさせていただきたいと思います。しかし、そのことによって具体的にどうするかということについては、これは工事主体者は県ですので、私のほうで、今、明確に申し上げることはできませんけれども、村松議員に地元の方がおっしゃるような気持ちについては私も仄聞しておりますので、非常にありがたく、強く受け止めさせていただくと、そのような答えにとどめたいと思います。 ○議長(菊地清次君) 16番、村松恵美子君。 ◆16番(村松恵美子君) 今の市長の答弁、それをきちっと実現させる方向で動いていただくことを重ねてお願いします。これでこの質問終わります。 次に、風評被害の問題です。トリチウム汚染水の海洋放棄。 これ、産業部長より昨日の、根岸議員に対する答弁と同じような答弁が繰り返されてきました。私、これ、風評被害というのを問題にしているのです。これをもしまた流されたら、市長が科学的根拠とか医学的根拠とか、昨日るるおっしゃっていましたが、そういうのが幾ら大丈夫だよなんて言われても、風評被害というのは、人の感覚、感情、ここから生まれる被害のことを風評被害と私はいうのだと思っています。今既にこの風評被害で相馬の農家や漁業者、いろいろな市民がずっと苦しんできています。これは市長も十分ご承知だと思います。 今年の成人式で、市長は、去年も言ったのですが、新成人に対して、皆さんはきちんと放射能の管理、検査をしていますよと。誰ひとりとして内部被曝でそういった危険のある方はいらっしゃいません。もしこれが将来的に問題になるときには、いつでも相馬が資料を提供できるようにしてあるので、相馬に相談してくださいと。私、感動して聞いていましたが、それこそまさに風評被害の最たるものだと思うのです、受ける者が。 この風評被害との闘いだと常におっしゃっていた市長が、科学的見地とか国の出方とか、何だかんだとそんなことばかり言っているので、私、腹立ってまたこれを質問させていただいたのですが、トリチウムを含む汚染水を海に流したら、また風評被害が大きくなるのではないでしょうか。だから、私は市長に、これは全国の市長会長関係ないですよ、相馬の市長としてノーという態度を出していただきたい。これは、議会が出せというなら議会なんてみんな言えばすぐ動くので、ぜひそういった方向を出していただきたいと思うのです。答弁お願いします。 ○議長(菊地清次君) 市長。 ◎市長(立谷秀清君) これは昨日もお答えしたことなのですが、トリチウムのベータ線の実害については、これは科学的な実証が必要です。その科学的な根拠をどうやって実証するかという問題。例えば海にポタっと落としたとき海洋汚染がどうなるかとか、いろいろな問題があります。それも含めて、私は、科学的実証ということをエビデンスと申し上げているのです。 汚染水の備蓄にも限界があるのです。これは誰が考えたって分かることです。いずれ何とかしなければいけないわけです。いずれ何とかしないで、天文学的な数だけ蓄積しろと、これは難しいというか、無理なことは誰でも分かること。しかし、だからといって、さあ、放出しなさいと、それがすんなりいくことではない。そのことによって起こってくるいろいろな問題があります。経済的な問題、政治的な問題、いろいろな問題があります。それらの問題に対して、国と東京電力は、地元の理解を得た上でやってくださいよと申し上げているわけです。 私は、放出するなとか、しろとか、そういうことを申し上げる立場にもないし、それを申し上げることもできないと思っています。ですが、この被害を受ける住民、あるいは漁業者の方々、あるいは農業者の方々、それらの方々に対して十分納得のいける方法を取ってくださいよということを申し上げているということです。 それともう一つ言いますけれども、私、成人式に言ったのは、いつでも相馬は資料を用意すると言ったのでなくて、だから自信を持って生きていけと言ったのです、相馬の子供たちに。あなた方は、そんな障害出るほど被曝していないのだから、その証明はいつでもするから自信を持って生きてくれ、そういうことを申し上げたわけでございます。ちょっと蛇足ですけれども、そんなことでございます。 ○議長(菊地清次君) 16番、村松恵美子議員。 ◆16番(村松恵美子君) トリチウムの汚染水の問題で市長がおっしゃるのは理解したいとは思うのです。確かにそのとおりなのです。ただ、今まで何回も言いますが、風評被害でとんでもない被害を、やはり福島県民は、特にこの浜通りの人たちは受けてきているわけです。今でもお店に行くと相馬産の野菜は安いです。お魚も安いです、原釜漁協から揚がったのは。同じ相馬市内で置いていたってそれぐらいの差があるのです。私は野菜は安いほうがいいから買ってきて食べていますが、そういうのが同じ地元であってもそのぐらいの差があるのに、今でさえ。 地元の人が賛成するとも思えませんが、どういうふうな裏工作を使うか分からないので、そういうことが起きたら大変なことになるので、今までの努力が。なので、市長にも、そんなきれいごとではなくて、私はそういう立場にないとか言うのじゃなくて、相馬の市長なのだから、そのぐらいのこと言っても問題はないのではないかと思って言っているのです。もう答弁できませんか。できたらやってください。 ○議長(菊地清次君) 市長。 ◎市長(立谷秀清君) 答弁をやれ、やれ、と言われたらしないわけにはいかないですよね。 先ほど申しましたけれども、これ、未来永劫にわたってトリチウムをため続けることができるのであれば、ためろと言います、私。だけど、それは多分できないでしょう。そのことを考えたら、どこかで何とかなるしかないですね。ただ、何とかなるに当たってそれなりのしっかりしたことをした上で、住民の方々が、あるいは生産者の方々が理解できるような対策を取った上でやれということを、でないとやってはいかんですということを言っておるわけです。絶対やるなと言っているわけではない。だけど、やるにしたら、政治的、経済的に理解ができる方策を国と東京電力で取りなさいということを申し上げているわけです。 それ以上細かいことはなかなか言えないですけれども、漁業者が何が困るか、我々というか、生産者に対する問題もありますし、そういうことを踏まえた上で、乗り越えた上で、この政策をどう展開するかということは問題だということを申し上げているわけです。 ○議長(菊地清次君) 16番、村松恵美子議員。 ◆16番(村松恵美子君) これで最後にします。 今、市長はおっしゃいました。みんなの納得するような、ある意味、住民も漁業者も農家の方も全部納得するような施策を講じながらやれということを言っているというような内容の答弁だったかと思うのですが、私は、国も東電も、今までの動き方を見ていると何にも納得するようなことやってこない。ADRの申立てだって突っぱねるし。だから、そういった信用のできないところにちゃんとやれなんて言ったってどうしようもないから、動かすためにも、市長に、俺は反対だよという表明を出してもらいたいなと思う気持ちであえて質問させてもらっています。 これ以上言ってもどうしようもないと思うので、もうやめます。終わります。 ○議長(菊地清次君) 次に、2番、横山和雄君。     (2番 横山和雄君 登壇) ◆2番(横山和雄君) 議席番号2番、会派にじ、横山和雄です。 昨年において、本は台風19号及びその後の10月25日に発生した水害により甚大な被害を受けました。市内のあちこちでいまだに残る水害被害の爪痕を目の当たりにするたびに、市民の皆様に寄り添った議員活動をしなければならないと感じます。先輩議員、そして同じ時期に議員となった新人議員皆様とともに、よりよい相馬づくりに全力で取り組んでいく所存でございます。 それでは、通告に基づきまして一般質問に移らせていただきます。 私からは、2件、各1点ずつ質問いたします。 まず、1件目ですが、相馬のICT教育についてであります。 昨年の12月定例会において、本市のICT教育の進捗状況についてお伺いいたしました。その際、本市においては、各小・中学校にICT機器を導入し、積極的にICT教育の充実に向けて取り組んでいる旨を確認させていただきましたが、同年同月において、政府は、臨時閣議において経済対策、「安心と成長の未来を拓く総合経済対策」を決定し、教育関連では、学校の高速インターネット網整備、2023年までに小・中学生が1人1台の端末を持ち、活用できる環境の実現が盛り込まれました。到来する高度な情報化社会において、低年齢からの子供たちのスキル養成、キャリア教育は非常に重要となっており、生徒1人1台のICT機器支給は不可欠と考えます。 このたびの予算決算常任委員会並びに会派代表者の一般質問において、立谷耕一議員からは同様の質問が上がり、その答弁においても本市のICT機器整備計画に触れておりましたが、改めて相馬のICT教育について、小・中学校全ての児童に1人1台のICT機器の導入について、本としての取組を1点質問させていただきます。 2件目として、広域連携に伴う観光振興について質問いたします。 昨年12月2日において、東北中央道相馬福島道路の相馬山上インターチェンジから相馬インターチェンジ間6キロメートルが開通、供用開始となりました。県庁所在地である福島までの未開通箇所は、令和2年度末開通予定である霊山インターチェンジから桑折ジャンクションまで12.2キロメートルを残すのみとなっております。 この開通は、市民にとっても相馬の市街地近くで乗り降りができ、利便性が向上することもさることながら、相馬福島間の所要時間は約56分と、相馬福島道路整備以前より22分ほど短縮されると国土交通省は試算しております。中通り、会津地方、そして山形県などの各観光拠点へのアクセスが向上し所要時間が短縮されることは、沿線各自治体市町村との広域観光圏を可能とし、本市の観光振興において大きく寄与するものと考えます。本市の観光振興のさらなる拡大は、特に東日本大震災における福島第一原発事故以降の風評被害払拭にも大きな役割を果たすと考えます。 そこで、1点質問といたしまして、東北中央道を利活用した広域市町村との連携に伴う観光振興について、本市の考えをお伺いいたします。 以上で壇上よりの質問を終わります。 ○議長(菊地清次君) 市長。     (市長 立谷秀清君 登壇) ◎市長(立谷秀清君) 2番、横山和雄議員の東北中央自動車道を利活用した広域市町村との連携による観光振興についての質問にお答えします。 が加盟している福島・相馬・二本松・伊達観光圏協議会は、これまで、各自治体の豊富な観光資源を組み合わせたモデルコースを開発し、その情報発信やプロモーション活動を行ってまいりました。また、相馬、福島、米沢の各商工会議所は、長年にわたり物産販売や観光PRを、相互連携の下、それぞれの地域で行っております。 令和2年度末の相馬福島道路の全線開通により、相馬米沢間が自動車で約90分で移動できることから、は、当地方から山形県置賜地方までを新たな観光圏域として、各地域の観光資源を盛り込んだ周遊コースを考えてみたいと考えております。 また、は、現在整備を進めている復興市民市場や尾浜地区復興交流広場などの施設を含めた本市の魅力を市内外に発信し、相馬福島道路を活用した交流人口の拡大に努めてまいりたいと考えております。 加えて、去る2月18日に、本を含め、東北中央自動車道沿線自治体である新地町、福島、伊達、米沢及び相双地方振興局、相馬港湾建設事務所、東北地方整備局小名浜港湾事務所、各地の商工会議所並びに観光協会等により、相馬港クルーズ振興協議会が立ち上げられたことから、は、この協議会がクルーズ船を誘致した際に、市内の観光振興や地域経済の活性化につながるよう取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(菊地清次君) 教育部長。 ◎教育部長神戸伸一君) 2番、横山和雄議員の相馬ICT教育への取組についての質問にお答えいたします。 令和2年度に小学校、令和3年度に中学校において全面実施される新学習指導要領においては、情報活用能力が言語能力、問題発見・解決能力等と同様に学習の基盤となる資質・能力と位置づけられ、学習活動において、より積極的にICTを活用することが求められております。 は、タブレット端末の児童・生徒1人1台の整備については、令和2年度から令和5年度の4か年で行います。令和2年度は小学校5年生、6年生、中学校1年生、令和3年度は中学校2年生、3年生、令和4年度は小学校3年生、4年生、令和5年度は小学校1年生、2年生と計画しております。 このことから、ICT教育を一層充実させ、教員のICT活用能力を高めるとともに、児童・生徒への情報モラル教育にも力を注いでまいります。 答弁は以上でございます。 ○議長(菊地清次君) 2番、横山和雄君。 ◆2番(横山和雄君) 順次再質問してまいります。 まず、1件目のICT教育についてでありますけれども、このたび令和5年度までに、今の答弁の中でもお答えいただいてはおりますけれども、各小・中学校、相馬全ての学校にタブレット端末等が整備されると、また無線LAN等の環境も整備されるというお話ではありましたけれども、そちらのハード、あとは環境等をうまく生かすためには、当然ながら教育ソフト、生徒のスキルを生かすために、そういったソフトの充実化も図る必要があると思いますけれども、そちらについてお伺いしたいと思います。 ○議長(菊地清次君) 教育部長。 ◎教育部長神戸伸一君) ただいまの再質問にお答えいたします。 教育ソフトの充実でございますが、教育委員会といたしましては、今後整備するタブレット端末に附属しております教育用ソフトウエア、また教育用に無償で提供される学習用ツール、ライセンスなど最大限活用してまいりたいと考えております。 答弁は以上でございます。 ○議長(菊地清次君) 市長。 ◎市長(立谷秀清君) 補足いたします。 これは、市長会と文部科学省の間で随分と協議を重ねてきた問題でございます。このタブレット端末を導入する際に、我々としては、国内産業優先のために中国製のタブレット端末は使ってくれるなと。国内産ということで最初5万円を要求したのです。ところが、交渉の結果、1台当たり4万5,000円になりました。その4万5,000円で国内メーカーのタブレット端末を使いましょうということを我々としては唱えたのですが、現実的には富士通ですとかNECから買うのではないのです。実は、発注先はマイクロソフトとかApple社なのです。大手ITメーカーじゃなくて大手IT会社なのです。マイクロソフトに注文して、マイクロソフトがNECに下請に出す、富士通に下請に出す、そういうシステムになっています。 したがいまして、ソフトの提供もマイクロソフトということになるのです。あるいはAppleということになる。グーグルかもしれません。そういうIT大手になるのです。この通信大手は、それこそソフトウエアについては大体得意ですから、大体のソフトは標準ソフトとして教育ソフトはつけてよこす。ただ、特殊なソフトについては有償になるけれども、普通の学校で普通に使うソフトについては、全てこれはついてくるというのが、文部科学省の学校施設整備課の課長の話でございます。 ○議長(菊地清次君) 2番、横山和雄君。 ◆2番(横山和雄君) タブレット端末が小・中学校の児童全てに配備されるということですから、当然そういった教育ソフトを充実させた上で、子供の将来のために使っていただきたいと思います。 続きまして、このたび、各小・中学校全ての児童に行き渡るということではありますが、相馬において、ICT支援員、要はコンピューターに不具合が生じたときに様々なメンテナンス等を行っていただける支援員、現状4名いらっしゃるということではありましたけれども、当然、配備される台数が多くなるにつれて、そういった支援員の増員ということもこれから考えなくてはいけないのではないかと思われますが、そのことについてお聞きしたいと思います。 ○議長(菊地清次君) 教育部長。 ◎教育部長神戸伸一君) ただいまの再質問にお答えいたします。 ICT支援員につきましては、現在4名で、中学校を拠点校として活動していただいております。市内小・中学校のICT支援員の役割につきましては、教員、児童・生徒への授業におけるタブレット端末の操作指導、操作の補助、授業前の機器動作チェック、それに加えて情報モラルに関する教材や事例の紹介など、多岐にわたりのICT教育を支えていただいております。 今後、タブレット端末が段階的に増えていくことから、これからのICT支援員の果たす役割はますます大きくなるものと推察しております。現段階では4名ということで支援員を確保しておりますが、今後、段階的に増えていくことから検討する必要があるのかなと思っております。 答弁は以上でございます。 ○議長(菊地清次君) 2番、横山和雄君。 ◆2番(横山和雄君) 子供がしっかり学校で学べる環境というものを醸成するに当たって、当然ながら、そういったICT支援員というのもお考えに入れていただきたいなと思っております。 続きまして質問いたします。 令和5年度までにタブレット端末が各小・中学校全ての生徒に行き渡るということではありますけれども、一度そういった教育体制になりますと、これから長期間、タブレット端末等を運用しながら授業を行っていくという流れになろうかと思います。それに見合った、当然ながらICT支援員というのも確保しなくてはいけないということが出てくると思いますが、そういった中で、当然タブレット端末というのは、コンピューター機器というのは、法定耐用年数的に約5年ほどぐらいだとは思うのですけれども、更新等も考えていかなくてはいけない。ICT支援員には当然ながら人件費等もかかってくる。長期的な視野においての後年次負担というものも今の時期から考えていかなくてはいけないのではないかと思われるのですが、そのことについてお伺いしたいと思います。 ○議長(菊地清次君) 教育部長。 ◎教育部長神戸伸一君) ただいまの再質問にお答えいたします。 機器の更新及び支援員の増員ということでございますが、将来、やはりタブレット端末の更新時期を迎えることになります。更新費用の確保が課題でございます。これは、全国の自治体においても同様なことが問題となっております。 は、学習コンピューター端末1人1台の実現に向けて国に強く要望してきたときと同様に、全国の自治体と連携を図りながら、端末機器更新等の財源確保のため、今後、国へ要望していくことになると考えております。 答弁は以上でございます。 ○議長(菊地清次君) 市長。 ◎市長(立谷秀清君) 補足で答弁いたします。 この問題についても全国市長会で相当議論されました。ですが、今回、昨年11月の補正予算で、1人1台に向かって進んでくれということが大きな課題だったのです。進んでくれという際に、5年先の予算もつけてくれとはなかなか言いづらいところがあります。しかしながら、このことに対する文部科学大臣の答弁、5年後あるいは6年後の更新時期のことについては、地方自治体と協議の上、財源の確保を図っていきたいというのが文部科学大臣の答弁でございます。それが精いっぱいではないかということなのです。 したがって、5年先の市長会の会長に頑張っていただいて、我々自治体としてもそういう声を上げながら対応していくということになろうかと思います。 ○議長(菊地清次君) 2番、横山和雄君。 ◆2番(横山和雄君) 今答弁ありましたとおり、当然ながら、一度導入するということは、これから先10年後、20年後にわたってこのような体制を築くわけですから、しっかりと先を見据えた上での体制を考えながら取り組んでいただきたいと思っております。 ICT教育について最後になりますが、こちら、一般の方が結構懸念されることではあるのですけれども、コンピューター機器に対して、特に無線LAN等におけるセキュリティー等、特に学生が使うものですからそこは厳重でなくてはいけないと思われますが、このことについてお聞きしたいと思います。 ○議長(菊地清次君) 教育部長。 ◎教育部長神戸伸一君) ただいまの再質問にお答えいたします。 セキュリティー対策についてでございますが、市内各小・中学校におきましては、児童・生徒が使うそれぞれのタブレット端末にはセキュリティー対策を講じております。タブレット端末で無線LANを使って校内ネットワークへ接続する際には、セキュリティーの高い暗号通信を行いまして、IDとパスワードで認証を行った後に接続することになっております。 また、インターネットと校内ネットワークの間にはファイアウオールを設置し、不正侵入検知、防御対策、スパムメール対策、ウイルス対策、さらに児童・生徒が端末機器の操作を誤って不要なサイトへアクセスしないように設定や制御を行っております。 これらセキュリティー対策の運用につきましては市内の業者に委託しておりまして、不正侵入など起きたときには迅速に対応できるようになっております。 以上でございます。 ○議長(菊地清次君) 2番、横山和雄君。 ◆2番(横山和雄君) 今の答弁に関しまして安心いたしました。 続いて、観光振興について再質問いたします。 先ほど市長のほうから、広域圏の観光振興において、クルーズ船協議会というお話が出てまいりました。今、新型コロナウイルスの話が一連の報道でなされている中で、すごくデリケートであるのですけれども、クルーズ船、イコール新型コロナウイルスみたいなイメージが市民の多くにあるのではないかと思うのですけれども、そちらについてお伺いしたいなと思うのですが。 ○議長(菊地清次君) 市長。 ◎市長(立谷秀清君) この新型コロナウイルスの騒ぎがいつまで続いているか、いつ頃終息するかの問題なのですが、クルーズ船の誘致には1年後、2年後と時間がかかろうかと思います。8月にクルーズ船が相馬から出港しますが、これは入港じゃなくて出港ですから問題はないはずなのです。クルーズ船が相馬港に入ってくる段階で新型コロナウイルスの騒ぎがあるとしたら、それはお断り申し上げたいと思いますが、1年先、2年先までこのような状況が続いているとはちょっと考えられないので、その先の問題として、今のところはあまりご心配なさらなくてよいのではないかと思っています。 ○議長(菊地清次君) 2番、横山和雄君。 ◆2番(横山和雄君) クルーズ船の誘致というのは、当然ながら、今回、東北中央道がつながって、先ほど市長の答弁にもありましたけれども、米沢までの所要時間が90分ということで、そういった中、クルーズ船が本の観光振興において様々な経済効果をもたらすという上では大きな可能性を秘めていると思います。今、市長の答弁にありましたとおり、新型コロナウイルスが流行している中で非常にデリケートな環境にはありますけれども、そのときの時世を見ながら、しっかりとこちらについても、相馬の観光振興のため取り組んでいっていただきたいなと思っております。 続きまして、観光振興について最後の質問をさせていただくのですけれども、市長の答弁の中で、福島、二本松、伊達、本市相馬、この4の観光圏協議会というものがあるというお話でしたけれども、一般社団法人福島観光コンベンション協会というホームページにおいては、ふくしま観光圏というものが、特に首都圏向けにおいて、今言った4というものがアピールされております。 その中で、特に二本松との広域観光連携においては、相馬から東北中央道を使ってもちょっとアクセスが不便なところがあるのかなと私個人感じているのですけれども、例えば広域圏の連携を進める中で、東北中央道の霊山のほうから二本松までのバイパス的な道路を整備するというような要望についてはどのようにお考えかなと、相馬としてのお考えを伺いたいと思います。 ○議長(菊地清次君) 市長。 ◎市長(立谷秀清君) この説明は、非常に長くなるかもしれませんけれども、相馬、福島、伊達、二本松の観光圏というのは、震災の前にそういう考え方が観光庁から示されたことがありました。4の市長が集まって観光圏協議会というのを開いていたことがございました。その後、震災もあって雲散霧消してしまった。 それで、さっきの話に戻りますが、クルーズ船を誘致して、クルーズ船のお客さんにどういうコースでの周遊を、楽しみ方をしていただくかというのは一つの例題なのです。 そのクルーズ船も、どのぐらいのクルーズ船で来るかという問題もあります。これは余談になりますが、数日前、漁業組合の関係者から、ダイヤモンド・プリンセスが相馬に来るのだそうだ、困ったものだという電話をいただきました。あんな大きな船が入れるはずがありません、相馬港というのは3万トンぐらいまでしか入れないですから。ダイヤモンド・プリンセスは11万2,000トンあるのです。あんな立派な船が入ってくれるような港だったら誰も心配しないですが、3万トンぐらいの船までは入ってこられる。そうすると、いいところ500人ぐらいなのです、お客さんが。その500人のお客さんを、相馬を中心にしてどういうところに楽しんでいただくか。 ということは、すなわち、これはその楽しんでいただくエリア、相馬だけというわけにはいきませんから、そのエリアを中心にして、何もクルーズ船でなくたっていいのです。そのエリアの観光資源を東京の人に宣伝したっていいわけです。ですから、クルーズ船というのは一つの例題でしかないのです。 やっぱり今の観光というのは、相馬中村城だけに行こうという人はまずいません。青葉城を見て、中村城を見て、二本松城を見てという人はいるかもしれない。というふうに周遊しないことには。自分でオリジナルの旅行プランをつくるのですね。そうすると、それぞれのコンテンツのホームページの充実、あるいはそこのルートの紹介等々が大事になってきます。我々が作っている相馬の絵図帖がありますね。バーチャルロードの絵図帖があります。あれを福島、米沢と連携することを今提案しています。 もちろん、南相馬と相馬の間で連携する話は今進んでいます。残念なことには、悔しいことには、そのコンテンツで、ホームページを持っていらっしゃるところがやってみたら南相馬のほうが多そうだと。今までは圧倒的にうちらのほうが多かったのですが、その話をしたら南相馬もたくさんあるのです。そうやってネット上で示せることが大事、それを一つの観光圏と考えていかないといけない。 議員のおただしの中央道と二本松のバイパスの話、これは、福島地方の方々に若干その話があります。ですが、二本松、福島、相馬、伊達と観光圏の構想を考えてきたときとは、今、ちょっと社会情勢が違っている。ですが、それでも何も米沢とだけやる必要なくて、二本松城に行って菊人形を見ていただいても結構なわけですから。それはその観光圏という考え方の中でですね。あるいは、相馬と松島が一つの観光圏と考えてもいいのです。いろいろな考え方あろうかと思います。 これは、観光振興ということで、そのためにはやっぱり相馬としてもコンテンツを出さないといけないです。松島に来る人に相馬もいいぞと言うためには、相馬としても用意しないといけない。そういう努力は、民間の皆さんと同様にやっていかなくてはいけなくて、ひいては漁業組合の皆さんともやっていかなくてはいけなくて。 そういうことを踏まえて、これから、クルーズ船の誘致を一つの例題として、観光圏あるいは観光振興、交流人口の増大ということに取り組んでいきたいと。スポーツ観光も当然視野に入ってくる話でございます。よろしくお願いします。
    ○議長(菊地清次君) 2番、横山和雄君。 ◆2番(横山和雄君) 今回の東北中央道の建設というのは、最終的には秋田県横手までつながるような道路になっているかと思います。これから将来を見据えた際に、広域圏の連携というものは、この本にとって、経済的な側面において、観光産業の活性化という意味合いを込めて大きな助けになると思いますので、しっかりと本としては、こちらの広域連携をした観光振興について取り組んでいっていただきたいと思います。 以上で質問を終わります。 ○議長(菊地清次君) これにて一般質問を終結いたします。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(菊地清次君) 以上で本日の日程は全部終了しました。 明日7日から23日までの17日間は休会といたします。 各常任委員会は、委員会を開き付託案件の審査をお願いします。 来る24日は、午前10時から本会議を開き、各常任委員会委員長の報告を求め審議を行います。 本日はこれにて散会いたします。                              (午後2時23分)...