○議長(
菊地清次君) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。 (
投票箱点検)
○議長(
菊地清次君) 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。本案を可とする諸君は賛成と、否とする諸君は反対と記載の上、点呼に応じ順次投票を行います。 重ねて申し上げます。投票中賛否を表明しない投票及び賛否の明らかでない投票は否とみなします。 点呼を命じます。 (点呼・投票)
○議長(
菊地清次君)
投票漏れはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菊地清次君)
投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。 (議場開鎖)
○議長(
菊地清次君) これより開票を行います。
会議規則第31条第2項の規定により、立会人に
波多野広文君及び河内幸夫君を指名いたします。 よって、両君の立ち会いをお願いします。 これより開票を行います。 (開票)
○議長(
菊地清次君) 投票の結果を報告いたします。 投票総数16票、これは先ほどの
出席議員数に符合しております。 そのうち、賛成13票、反対3票。 以上のとおり賛成多数であります。 よって、議案第71号については同意することに決しました。
門馬優子君の退席を解きます。 (5番
門馬優子君
着席)---------------------------------------
△日程第2 議案第72号
○議長(
菊地清次君) 次に、日程第2、議案第72号、相馬市
固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題といたします。 本件に関し質疑を行います。 質疑の通告がありませんでした。 これにて質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第72号については、
会議規則第37条第3項の規定により
委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菊地清次君) 異議なしと認めます。 よって、議案第72号については
委員会付託を省略することに決定しました。 これより討論に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菊地清次君) これにて討論を終結いたします。 これより採決いたします。 なお、この採決は電子採決により行います。
参加ボタンを押してください。 押し忘れございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菊地清次君) 押し忘れないものと認めます。 議案第72号については、これに同意することに賛成または反対のボタンを押してください。 押し忘れ、押し間違いはございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菊地清次君) なしと認め、確定いたします。 賛成17、全員であります。 よって、議案第72号については、これに同意することに決定しました。
---------------------------------------
△日程第3 議案第73号から同第80号まで
○議長(
菊地清次君) 次に、日程第3、議案第73号から同第80号までの議案以上8件を一括議題といたします。 以上8件に関し質疑を行います。 質疑の通告はありませんでした。 これにて質疑を終結します。 ただいま議題となっております議案8件については、お手元に配付してあります
議案付託表のとおり、それぞれの
常任委員会に付託いたします。
---------------------------------------
△日程第4
一般質問
○議長(
菊地清次君) 次に、日程第4、
一般質問を行います。
会議規則第61条第2項の規定により質問通告がありましたので、順次これを許可します。 最初に、1番、
獺庭大輔君。 (1番
獺庭大輔君 登壇)
◆1番(
獺庭大輔君) 議席番号1番、会派、新政会の獺庭です。 去る10月に発生しました台風19号、そしてその後の豪雨により被災された皆様へ心よりお見舞い申し上げます。 水害の被害が多く残る中、11月10日に施行されました
相馬市議会議員選挙におきまして、大変多くの皆様にご支持をいただき、初当選させていただくことができました。ありがとうございます。 今回の水害被害の早急な復旧、水害対策、防災対策を整えなければなりません。また、市民の皆様が安心して笑顔で過ごせる相馬をつくるには、若い世代が自分たちの地域に関心を持つこと、知恵を絞ること、行動することが必要だと私は思っております。しっかりと皆様の声を大切にして安心して笑顔で過ごせる
相馬づくりのため、議員としてしっかり精いっぱい働いてまいります。 それでは、今回、大きく2つの項目について質問いたします。 1項目めは、若い世代の
投票率向上についてです。 選挙の記録を見ますと、年々投票率が低くなっておるのが現状です。特に若い世代の投票率が低いということは、これからの
地域づくりにとってとてもマイナスなことです。
市議会議員選挙は、市民にとって一番身近な選挙であると考えております。市民の皆様の関心も高いのではないかと思います。そこで、若い世代の現状を知りたく、以下、3点について質問いたします。 まず、令和元年度と平成27年度に実施された
相馬市議会議員選挙における40歳代までの投票率の比較をお伺いいたします。 次に、現在取り組んでいる若い世代への
投票率向上に向けた施策をお伺いいたします。 最後に、
インターネットやSNSを活用する考えはあるのかをお伺いいたします。 大きな2項目めは、
地域商工業の振興についてお伺いいたします。 平成21年度より
相馬商工会議所が発行している
プレミアム商品券の事業を相馬市の財源を用いて行っており、近年では平成29年度より
市総合戦略掲載事業として3カ年事業として実施しています。本年においても最終年度として現在実施中であり、増税等の市民への負担軽減と
地域経済の活性化の一翼を担っている事業と考えられます。 また、台風19号と豪雨による水害で被災した地域の中には、商店街もあり、
地域経済への被害も大きく、
地域商工業の活性化に向けて必要な事業の一つであります。 そこで、以下3点について質問いたします。 まず、
プレミアム商品券事業における
地元事業者への
経済効果についてお伺いいたします。 次に、
プレミアム商品券の利用促進に向けた
取り組み状況についてお伺いいたします。 最後に、来年度以降の事業実施の考えはあるのかをお伺いいたします。 以上、壇上からの質問を終わります。
○議長(
菊地清次君) 市長。 (市長
立谷秀清君 登壇)
◎市長(
立谷秀清君) 1番、
獺庭大輔議員の
プレミアム商品券への来年度以降の支援についてのご質問にお答えいたします。 市は、
相馬商工会議所が実施している
プレミアム商品券について、
地域経済の活性化と消費拡大に少なからず効果があると捉え、平成30年度の時点において復興・創生期間が終了する令和2年度まで支援する必要があると考えてまいりました。 さらに、去る11月22日、
相馬商工会議所から市に対して来年度も
割り増し分の1,500万円を支援してほしい旨の要望があったこと、また、
消費税増税後の消費の喚起という面からも効果が期待されることから、市は来年度も支援を継続してまいりたいと考えております。 なお、市といたしましては、令和3年度以降の
プレミアム商品券への支援について今後の市の財政状況、当事業の
地域経済に対する効果の検証及び受益者となっている各店舗のご意見、さらには市民の意向等も踏まえ、検証の上、継続の是非を検討してまいりたいと考えております。 その他の質問は担当部長に答弁いたさせます。
○議長(
菊地清次君) 産業部長。
◎
産業部長(中野俊一君) 1番、
獺庭大輔議員の
プレミアム商品券事業による
地元事業者への
経済効果についての質問にお答えいたします。 市は、平成26年度から、
相馬商工会議所が実施している「がんばろう相馬!
スーパープレミアム商品券」について
地域経済の活性化と消費拡大を図る上で効果があると捉え、その
割り増し分全額を今年度まで継続的に支援してきました。
議員お尋ねの
プレミアム商品券による
地元事業者への
経済効果について、昨年度
相馬商工会議所が
商品券利用者へ行った
アンケート調査によると、地元店と大型店の区別はないものの、利用者は
商品券総額1億1,300万円と合わせて4,017万円を消費、支出した結果となっています。 なお、
相馬商工会議所は10月の
消費税引き上げを踏まえ、今年度の商品券について
割り増し分を昨年の13%から15%に増額し、10月6日から来年1月31日を有効期間として販売しました。 次に、
プレミアム商品券の利用促進に向けた
取り組み状況についてお答えいたします。 市は、
プレミアム商品券の利用を促進するために、広報そうま9月1日号へその内容を掲載するとともに、広報そうま9月15日
号お知らせ版の配布に合わせて
相馬商工会議所作成の
折り込みチラシを市内の各世帯に配布しています。また、
相馬商工会議所は、
プレミアム商品券の利用を促進するため、
取り扱い加盟店でののぼり旗やポスターの掲示、
取り扱い加盟店のうち4店舗を回ることで景品が抽せんで当たる
スタンプラリーの実施、
プレミアム商品券の利用による特典を設けた店舗の紹介などの取り組みを行っており、あわせて
相馬商工会議所は今年度利用者及び地元店の取り扱いやすさを考慮し、
プレミアム商品券の
地元店専用券を300円券から500円券に変更しています。 答弁は以上となります。
○議長(
菊地清次君)
選挙管理委員長。
◎
選挙管理委員会委員長(田中孝治君) 1番、
獺庭大輔議員の令和元年度と平成27年度に実施された
相馬市議会議員選挙における40代までの投票率の比較についての質問にお答えいたします。 平成27年11月15日に執行された
相馬市議会議員一般選挙の投票率は20代が34.70%、30代が47.66%、40代が58.24%でした。本年11月10日に執行された
相馬市議会議員一般選挙の投票率は10代が45.02%、20代が34.75%、30代が50.13%、40代が59.47%でした。 前回の選挙のときは選挙権を与えられる年齢が20歳であったため、10代の投票率は比較できませんが、それ以外の年代において、前回の投票と比較いたしますと、今回の選挙では20代で0.05%、30代で2.47%、40代で1.23%投票率が上昇しております。 次に、現在取り組んでいる若い世代の
投票率向上に向けた施策についてお答えいたします。
市選挙管理委員会は、選挙権を持つ前から選挙や政治を身近に感じることが重要と考えており、小・中学生を対象に毎年夏休みの課題の一つとして
選挙啓発ポスターコンクールや
模擬投票を行う出前講座の実施、
生徒会選挙時の選挙用品の貸し出しを行っております。 特に、
選挙啓発ポスターコンクールの優秀作品は、
市選挙管理委員会が独自の
啓発ポスターとして活用し、市長選挙及び
市議会議員選挙の際に、市内の
商業施設等に
当該ポスターを掲示しております。また、平成28年から選挙権を有する年齢が満18歳まで引き下げられたことにより、高校生も投票ができるようになったことから、高校生が有権者としての自覚と責任を持ち投票するという意識づけのため、
県選挙管理委員会では福島大学の協力の
もと相馬高校及び
相馬東高校の1、2年生を対象に
模擬選挙を行う出前講座を平成29年より実施しており、
市選挙管理委員会はこの
模擬選挙に投票箱や記載台等の貸し出しを行うとともに、市職員も
模擬投票の実施に協力しています。これらの取り組みが
投票率向上にどの程度影響を与えているのか明確な分析は難しいところですが、
ポスターコンクールの優秀作品を活用した
啓発ポスターを多くの市民が訪れる場所に掲示していることや、出前講座の
模擬投票で体験したことを思い出しながら実際に投票所で投票したという声も寄せられていることから、投票意識の向上に効果があるものと考えております。
市選挙管理委員会といたしましては、全ての世代において年々投票率が低下傾向にあることから、さきに申し上げた取り組みのほか、選挙期間中の広報紙や
インターネットを活用した情報発信や市明るい
選挙推進協議会の協力を得ながら実施する
選挙啓発活動のさらなる充実に努め、多くの市民に政治に関心を持っていただき、投票所に足を運んでいただけるよう取り組んでまいりたいと考えております。 次に、
インターネットやSNSを活用する考えについてお答えいたします。
市選挙管理委員会では、各選挙の詳細な執行内容が決定した後に市が運営するホームページ内の
選挙管理委員会のページにおいて選挙に関する
特設ページを設け、有権者に対し情報発信してまいりました。現在は
情報通信技術の発達に伴い、パソコンはもとより、
スマートフォンなどの携帯端末を通じて、いつ、どこでも必要な情報を得たり、友人、知人などとコミュニケーションをとることができ、そのツールとして若い世代を中心に
ツイッターや
フェイスブックなどのソーシャル・ネットワーキング・サービスが普及しております。
市選挙管理委員会といたしましては、執行する選挙の
特設ページの検索性の向上や内容の充実を図るとともに、市の
公式ツイッターに
特設ページへのリンクを張るなど、
インターネットを活用した
投票啓発の充実を図ってまいりたいと考えております。 以上であります。
○議長(
菊地清次君) 1番、
獺庭大輔君。
◆1番(
獺庭大輔君) 若い
世代投票率向上について再質問いたします。 10代の投票率が45.02%、そして20代が34.75%、30代が50.13%、40代が59.47%と、10代から20代の投票率が下がっています。そして、年齢が上がるにつれて投票率が上がっているというのは、市民にどのような傾向があるのか。私なりに推測しますと、30代、40代と年齢が上がるにつれて結婚し、家庭ができて、地域や行政にかかわる機会がふえ、関心ができ、投票率が上がっているのではないかと考えておりますが、当局のほうはどのようにお考えでしょうか。
○議長(
菊地清次君)
選挙管理委員長。
◎
選挙管理委員会委員長(田中孝治君) 1番、
獺庭議員の再質問にお答えいたします。 10代の選挙の人は今度18歳からになりましたので、高校生は特に学校在学中に行きます。そして20代になっていきますと、大学生、
専門学校生、学校に通うようになりまして、自宅を離れている方がいらっしゃるのです。住所はそのまま相馬市に置いていく方々がかなりいるものですから、実際には投票できない状態の20代の人たちがふえてきていると考えられます。 そして、各年代が上がっていくごとに投票率が上がっていく。これは実際、20代が10年たてば30代になっていきますし、それは市の
選挙管理委員会のほうでも調べた中ではやはり20代の人が30代になるとやっぱり投票上がるのです。あと、10年近くたって30代の人が40代になり、やっぱりもっと投票率が上がっていく。やはり相馬に密着した考えを持ってくるというのですかね、そういう意識が議員の指摘のとおりあると思います。それが、同じ人がやはり年代が10年後に30代、40代になったときに少しずつやはり選挙の投票率は上がっていっております。それが現状です。 以上です。
○議長(
菊地清次君) 1番、
獺庭大輔君。
◆1番(
獺庭大輔君) 先ほど話のありました20代前半については、進学等で相馬市に籍を置いたまま離れているということで投票率が低いということも考えられる。そして30代、40代ということについてはやはりだんだん関心がふえてということもあります。また、先ほどお話の中で取り組みについてを見ますと、やはり10代、学生の子供たち、そして子供のいる家庭に向けた取り組みが多いのかなと考えられます。それを踏まえるとやはり、この取り組みが投票率の上昇について成果が上がっているのかと考えられます。 ですが、この子供のいない世代、20代前半についてもっとPRをするべきだと私は考えており、この20代の前半の市民の人たちの投票率が上がるにつれてどんどん底上げされていくのではないかと考えております。 私自身も子供のいる世代でございまして、若い世代、子供のまだいない若い世代へどのような広報がいいのかは正直わからないところではあります。ですので、今後、市の若い職員の声を参考にしたり、若い市民の方の声を聞くということがとても大事なのではないかと思っております。ぜひ20代前半の投票率を上げることを目標に今後の全体の
投票率向上につなげていっていただきたいと思います。 また、若い世代、選挙にかかわる方法の一つとして立候補者の陣営に若い世代を巻き込むことも大切なのではないかということも今回の選挙を通して私は感じました。若い世代をできるだけ巻き込んで、自分事の選挙、
地域づくりの認識を持ってもらえるよう今後一層努力してまいりたいと思います。 また、この若い世代以上に私自身も子供のいる世代にとって相馬市の情報を知るすべとして
インターネットを活用しております。そのイベント等で
フェイスブックすくすくsomaなど、市民が多く活用しているサイト、ページを今後選挙のほうでも連携をとって活用できていければいいのではないかと思っております。そのほかの部分でのサイト等の連携について今後どのように考えているかお伺いしたいと思います。
○議長(
菊地清次君)
選挙管理委員長。
◎
選挙管理委員会委員長(田中孝治君)
獺庭大輔議員の再質問にお答えいたします。 質問のようにやはり20代の方々の選挙に関する関心というのはやはり大学等に行った後にもそのまま低いのかなと思われます。では、若い人たちがやはりなぜ選挙に来ていただけないのかと。いろいろな人たちに話を聞きますと、選挙に行ったことがないという人がやはりいます。あと必ず行くという人と。行ったことのない人はやはり最初からずっと行っていないのだろうし、必ず行くという人は前から来ています。ただ問題は、20代のころから投票所に来たことがない、そういうことを避けるために、昔は幼児しか投票所に連れてくることができなかったのです。それをやはり若い世代から投票に親しんでもらおうということで、若い、幼児でなくても小学生、中学生も投票所に入場できるようになりました。そして、そういう若い人たちが投票所に親しんでもらおうということで今、そういう動きになって、投票が18歳からですからもう全ての人が、生まれてから亡くなるまで全ての人が投票所に入場できるようになりました。そういう中では親しんでもらいたいということで
投票率向上のためにいろいろ努力はしておりますが、やはり政治に対する無関心、そのことがやはりどうしても
投票率向上に結びついていかないのがある。
選挙管理委員会では選挙に来ていただけるような環境づくり、そういうものに対しては最大限努力して行っておりますが、やはり、個人個人の政治に対する関心につきましては、皆様方、立候補なさる方々にもぜひお願いしたいのは、若い人たちが来ていただけるような訴え方をぜひ今後もしていただきたいと思いますし、私たちもそのためにはSNS等も利用した選挙、そして他の市町村でもやっているところもありますので、その辺も参考に今後私たちも最大限努力していきますので、よろしくご協力をいただきたいと思います。
○議長(
菊地清次君) 1番、
獺庭大輔君。
◆1番(
獺庭大輔君) 私どもも若い世代に伝わる政治活動をしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上、1番の若い世代の
投票率向上についての質問を終わります。 次に、
地域商工業の振興についての再質問でございます。 先ほど市長からの答弁にもありました令和2年度までは実施する方向で進んでいるということでまた、商工会議所からも要望が出ているということで、その点については安心できる回答がもらえたと思っております。 今回、平成29年、平成30年、令和元年と3カ年事業で
プレミアム商品券を販売してこられたかと思いますが、販売開始から何日ほどで完売したのかを質問したいと思います。
○議長(
菊地清次君) 産業部長。
◎
産業部長(中野俊一君) 再質問にお答えします。 平成28年度につきましては完売までの期間2日間、平成29年度につきましては4日間、平成30年度につきましては8日間、令和元年度につきましては3日間となってございます。 以上です。
○議長(
菊地清次君) 1番、
獺庭大輔君。
◆1番(
獺庭大輔君) 先ほどの質問の答えを聞きますと、やはり関心、認知度が高く、おおよそ1週間以内では全て完売しているということでございますので、市民の皆様も認知度は高く、喜ばれている事業だと感じられます。しかし、日曜日から販売しまして1週間以内に完売してしまうと休みが合わないので購入できない人も出てくるかと思います。来年度の実施を予定しているのであれば、ぜひとも今回水害で被災した方々へ優遇措置として予約販売をとるなど、安心して買うことができるのではないかと思います。来年度どの時期に販売になるかはわかりませんが、被災された方々は生活を立て直すために大きな時間を割いておられます。購入の時間がある方はいいのですが、そうでない方には負担軽減にはつながりません。次回の事業にそのような優遇措置があってもいいのかと提案させていただきます。ご検討どうでしょうか。当局にお尋ね申し上げます。
○議長(
菊地清次君) 市長。
◎市長(
立谷秀清君)
プレミアム商品券の効果については幾つかあるのです。まず商店街支援という大きな効果があります。これが地方創生のメニューの中に入って出てきたことであるということをやはり忘れてはいけないと思うのです。
プレミアム商品券を発行することによってこの制度でもって特に疲弊している商店街に対しての支援にならないかということが発想の原点だったわけであります。ですがやってみますと、商店街の皆様だけではなくて、消費者そのものにもメリットがある。それだから2日で売り切れる、3日で売り切れるということになるわけです。市としてはそのことに対して、諸般の事情、経済的な問題、例えば消費税が上がるとか、そのような問題もあって、今年度まで若干上乗せをさせていただくようなことで考えてまいりました。しかしながら、その受益者は誰かというと、その議員のご発言の中に今回被災で大変な被災者の方々というお話がございましたけれども、もう一つ、被災した商店街も大変なのです。この件については、グループ補助金という制度が今活用されようとしておりますけれども、この被災した商店街の方々の気持ちが折れないように、特に、水害を2回こうむったというところもありますから、今後、国のほうにいろいろ、私、全国市長会長として要望していきたい。それが相馬市の商店街の救済にもつながってこようかと思っておりますけれども、その商店街のためにという問題も一つは考えないといけないと思うのです。ただし、この
プレミアム商品券の令和3年度以降の扱いについては、これは地方創生の会議でもちょっと問題意識を持っているのですが、全国一律にやっておるわけです。全国一律に商店街の支援としてやっておるわけです。もっと強弱をつけてもよいのではないか。つまり、もっと効果のあるところと効果のないところと一律でいいのだろうかという議論もございます。それから、稼げる人をもっと稼げるようにしようという地方創生の基本的な概念もございます。ですから、これからもうちょっと協議がなされるのではないかと思うのです。そういうものを見ていきたいというところもあります。また、議員の先ほどの直接のお話でありました弱者に対する配り方。弱者というか、災害弱者であったり、この買うほうもメリットがあるのだということを捉えて考えれば、それらのことについては、これは実行者が商工会議所です。ですから、我々のほうでこのようにするのだということを決めるわけにはいかない。ただ、実行に当たっては、これは商店街の立場もありますし、消費者の立場もありますし、商工会議所と両方の立場で協議しながらということになろうかと思います。お金を出させていただく限りは若干の口も出させていただきますから、その際に商工会議所で商店街のことを考えるでしょうし、我々は我々でこの被災した消費の弱者の立場の意見としていろいろ方法論を申し上げてまいりたいと、そのように考えております。
○議長(
菊地清次君) 1番、
獺庭大輔君。
◆1番(
獺庭大輔君) ぜひ皆さんが
地域経済プラスになるような提案、検討をお願いしたいと思い、以上で私の質問を終了したいと思います。 ありがとうございました。
○議長(
菊地清次君) ここで暫時休憩いたします。 (午前10時49分)
---------------------------------------
○議長(
菊地清次君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 なお、
選挙管理委員会委員長につきましては、公務のため退席しております。ご了承願います。 (午前11時05分)
---------------------------------------
○議長(
菊地清次君) 日程第4の議事を継続いたします。 次に、2番、横山和雄君の質問を許可します。 2番、横山和雄君。 (2番 横山和雄君 登壇)
◆2番(横山和雄君) 議席番号2番、会派にじ、横山和雄でございます。 初めに、このたび10月に発生いたしました台風19号並びに同月25日の大雨により犠牲になりました方々へのご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。 私は、このたび11月10日に施行されました
相馬市議会議員選挙におきまして初当選を果たし、相馬市議会議員となりました。議長を初めといたします諸先輩議員、新人議員の皆様、市長並びに執行部、事務局の皆様、そして相馬市民の皆様とともに子供たちに希望を、壮青年に生きがいを、高齢者に安心の持てる相馬市へ向かって尽力してまいりますので何とぞよろしくお願い申し上げます。 初めての
一般質問ですので緊張しておりますが、よろしくお願いいたします。 それでは、
一般質問に移らせていただきます。 大きく2件質問させていただきます。 1件目といたしまして、子供の教育について1点、2件目といたしましては子供の心と体の管理について2点質問いたします。 まず1件目といたしまして、子供の教育について1点、相馬市のICT教育の整備進捗状況の現況についてお伺いいたします。 今世界の産業界において、第4次産業革命が叫ばれており、日本においてもあらゆるものが
インターネットとつながり、情報交換をすることで相互に制御するシステム、それらの情報を蓄積したデータを用いることで人工知能を持つコンピューターが最適な情報を引き出し、判断し、そして動くシステム等を有効利用した社会の到来を目指しております。 そのような社会の変化は、社会で求められるスキルも変化させ、
デジタル化された社会で活躍できる人材の育成など、教育改革も求められております。 国の文部科学省は、教育の情報化、そして情報活用能力の育成のため、令和2年に小学校より始まる新学習指導要領においてもパソコン、タブレット端末、
インターネットなどの
情報通信技術、ICT環境整備、ICTを活用した学習活動の充実を配慮することが明記されるとのことであります。 時代の変化に伴って、今の子供たちが社会に出るころにはほとんどの仕事でICTが必要になっていることが予想され、ICTを使った教育環境をつくることでICTについて子供自身が考える機会を提供することは非常に大事なことであります。 このことから、相馬市として社会的競争力のあるたくましい子供たちを育てるためにこのICT教育の整備は欠かせないものと考えます。 本市においては、平成24年より中村二中、磯部中の2校にiPadを配置し、ICT教育の環境整備を行ってきておりますが、現在の本市のICT教育の整備進捗状況の現状についてお伺いしたいと思います。 2件目といたしまして、子供の心と体の管理についてであります。 相馬市の将来を担う子供たちの健やかなる成長のためには、しっかりとした健康サポートが基本であると考えます。 東日本大震災より間もなく10年という区切りを迎える中、国や県から復興支援を受けております2つの事業に関連して質問いたします。 1点目、臨床心理士による心のケアの継続について伺います。 東日本大震災以降、被災され、多くの精神的ストレスを抱える子供たちのために、ルイ・ヴィトングループより提供されたLVMH子どもアート・メゾンを本拠地として臨床心理士の先生方が各学校に赴いて心のケアに当たっていただいておりますが、被災された子供への精神的なアフターフォローの継続はもちろんのこと、子供を取り巻く社会環境や生活環境の急速な変化に伴う影響、そしてつい最近発生した台風、大雨による災害など、今後も多くの子供が精神的なストレスにさらされることも十分考えられます。 そのような中で、相馬市において心豊かに力強く生き抜く子供を育成していくことに当たって、この相馬フォロアーチームで行っている取り組みは今後も必要であると考えます。 そこで、相馬市として臨床心理士の心のケアの継続に関してはどのようにお考えかお伺いいたします。 次に、2点目といたしまして、子供の放射線被ばく検査の継続についてお伺いいたします。 2017年10月において、放射線の影響に関する国連科学委員会の報告書において、東京電力福島第一原子力発電所事故の結果として生じた放射線被ばくによる影響は観察されず、今後も出現しないと予測されるとされておりますが、いまだに一部の国では福島県産の農水産物の輸入を停止、もしくは放射線検査の証明書が必要であるなどの厳しい措置がとられております。また、三菱総合研究所によって東京で行われた調査では、半数近くの方が放射線によって次世代以降の人への健康被害が起こるという誤った認識を持っております。これは深刻な誤解です。産業はもちろんのこと、我々の地域に住まう人々に対する偏見や差別もいまだに根強く残っている中で将来にわたり特に未来の相馬を担う子供たちを守るため、子供たちが胸を張って心身ともに健康で安全な生活を送るためにも、今後も各種放射線の被ばく検査を行っていくことは必要であると考えます。 そこで、相馬市として、子供に対する今後の放射線被ばく検査の継続に関してもどのようなお考えかをお伺いいたします。 以上で壇上よりの質問を終わります。
○議長(
菊地清次君) 市長。 (市長
立谷秀清君 登壇)
◎市長(
立谷秀清君) 2番、横山和雄議員の子供に対する放射線被ばく検査の継続についてのご質問にお答えいたします。 市は、子供の放射線被ばく検査について、直接の健康被害の有無のチェック、あるいはその対策のために全児童・生徒を対象にした検査体制を構築し、発災以来、毎年検査を実施してまいりました。原発事故からこれまでの8年間の検査結果によると、個人個人の放射線被ばくの分析では、最大限被ばくした子供で被ばく線量の総合計が7.8ミリシーベルトでした。この線量は、病院での一回のCT検査の被ばく線量が5ミリないし10ミリシーベルト、すなわち、検査の際に造影剤を使いますと10ミリ被ばくするということでございます。単純CTで5ミリ、造影CTで10ミリ。今、造影CTが主流でございますから大抵の方は10ミリ被ばくということになるわけでございますが、その病院での被ばく線量に対してこの実態と照らし合わせて考えても7.8ミリシーベルトで健康障害発生に至らないことは明らかであります。しかしながら、その懸念が、日本国全体のみならず相馬市民の皆様にも相変わらずあるということでございますが、医学的にはこの相馬市では放射線被ばくを起因とする疾患の発生は考えられないということであります。しかしながら、国民全体の放射能に対する知識、理解の低さが福島県あるいは相馬市の子供たちに対する偏見と差別につながっていると、このことを深く憂慮してございます。 議員も先ほどご指摘になりましたが、本年6月、東京の大手民間シンクタンクによる東京都民1,000人に行った
アンケート調査においても、東京都民の46%の方が福島県の子供には将来遺伝的に問題を残す可能性があると考えている、そのような調査結果が出てまいりました。 市といたしましては、このような全国的な風潮の中で相馬市の子供たちが自分の健康に不安を持つことなく、結婚及び出産、子育て等に自分の人生に安心感を持って生きていくことができるように、あるいは相馬市以外の土地で生きていくときの自信になるように、復興・創生期間終了後もこの検査を継続する必要があろうと考えております。 なお、その財源につきましては、復興庁と復興庁の後継組織で責任を持って対応するように要求しているところでありますが、予算がつく、つかないにかかわらず、市として放射線被ばく検査は今後も継続する必要があると考えております。
○議長(
菊地清次君) 教育長。
◎教育長(堀川利夫君) 2番、横山和雄議員の震災後のICT教育の整備進捗状況についての質問にお答えいたします。 現在、市内の各小学校では、タブレット端末、液晶プロジェクター、実物投影機、電子黒板など、さまざまなICT機器を活用しております。 ハード面としてタブレット端末については、文部科学省の教育振興基本計画に基づき、平成24年度に被災した学校の学力向上を目的として中村第二中学校と磯部中学校及び磯部小学校に先行的に導入しました。また、平成29年度には、相馬市ICT機器選定・活用検討委員会を立ち上げ、タブレット整備3年計画を定め、令和元年8月までに市内小・中学校13校全てに各学年1クラス分のタブレット端末を整備しました。電子黒板については、平成27年度から平成29年度に各校各階1台を目安に配置し、合計33台を整備しました。その他、液晶プロジェクターや実物投影機や
デジタル教科書等を各学校の実情に応じて整備しております。このことにより教育コンピューター1台当たりの児童・生徒数は全国平均4.5人に対して相馬市は3.7人となっております。また、普通教室の無線LAN整備率、高速
インターネット接続率、教員の校務用コンピューター整備率は100%となっております。 ソフト面においては、平成24年度以降、外部委託によるICT支援員4名を各中学校を拠点校として配置し、ソフトウエア更新等のメンテナンスやシステム障害への対応に加え、ICTを活用する授業、
デジタル教材作成等の支援など、児童・生徒への学習支援、教員への授業支援を日常的に行っております。 ICT教育を積極的に進めてきた磯部小・中学校での取り組みは、先進的なモデルケースとなっていることから、県内外からの参観者も数多くあります。 平成30年度にはこの実践例を市内小・中学校全教員に周知すべく、磯部小・中学校の教員を講師として研修会を開催しました。 児童の評価としては、今年度の全国学力・学習状況調査の質問項目、前年度までに受けた授業で「コンピューターなどのICTをどの程度使用しましたか」では、「週1回以上使用した」で小・中学校とも全国、県を上回っております。また、「授業でもっとコンピューターなどのICTを活用したいと思いますか」では、肯定的な答えをした人が小・中学校とも全国、県を上回っており、本市の児童・生徒のICT活用状況及び関心が高いことがうかがえます。 一方、教職員の活用面ですが、平成30年度教員ICT活用指導力のチェックリストの結果では、小学校においてはほぼ全国、県を上回っているものの、中学校では全ての項目で下回っていることから、今年度、冬期休業中に中学校での活用研修会を開催し、活用指導力の向上に努めてまいりたいと考えております。 その他の質問は担当部長に答弁いたさせます。 以上です。
○議長(
菊地清次君) 教育部長。
◎教育部長(神戸伸一君) 次に、子供に対する心のケアの取り組みについてのご質問にお答えいたします。 震災の直後に被災地区の小学校でPTSD(心的ストレス障害)と思われる症状が目立ち、子供たちが情緒不安定になり、授業中に突然泣き出したり、ふさぎ込んだりする症状が見られました。これは、小児精神科的にはPTSDと判断せざるを得なく、その対策が急務であったため、全国の臨床心理士に声をかけ、子供の心のケアの活動に参加していただきました。もちろんその活動には全国から集まっていただいた精神科医の先生方にも参加していただきました。 特に、避難所に生活する子供たちが不安定であったため、継続的、計画的な臨床心理士による心のケアが必要とされ、結成されたのが現在のNPO法人相馬フォロアーチームであります。 フォロアーチームには保健師の派遣もいただき、被害が最小限にとどまるように、そして、子供たちの健やかな成長に震災体験が大きな障害とならないようにと意を尽くしてきたところです。 震災後から現在に至るまで、PTSD対策、そして数年が経過して心配された遅発性PTSD対策といたしましては、中村第二小・中学校、磯部小・中学校に相馬フォロアーチームのスクールカウンセラーを配置しています。相馬フォロアーチームの活動は県派遣のスクールカウンセラー活動に加え、現在、市内全ての小・中学校に広げており、ゼロ歳児から18歳までの子供に関する相談や、保護者への子育て相談も行っております。相談件数は学校巡回のカウンセリングで約300件弱、子育て相談等では300件を超えております。さらに、悩みを抱え、心のバランスを崩しながらも精神科医の受診をためらう子供や保護者のために精神科医による心理相談を行うメンタルヘルスサポート事業を毎月2回実施し、昨年は延べ30名が活用しており、医療へとつないだケースもあります。 最近では幼児期に長期的な虐待やネグレクトを受け子供のころに得るはずだった保護者に対する安心感や安全感を獲得できなかったために引き起こされる愛着障害の傾向を示す子供たちがふえている状況から、今後は子供だけでなく家庭環境にも視野をより広げてかかわっていく必要があると考えています。 このような状況は、ここ数年の間に根本的に改善する見通しを立てることが困難なため、心のケアに関する一連の事業については、復興・創生期間終了後も児童精神福祉の観点から相馬市にとって何としても継続実施が必要であると考えております。財源については、これまでも充実した支援をいただいてまいりました。復興・創生期間終了後につきましても、本事業の重要性に鑑み、継続的にご支援いただけるように市長において復興大臣に強く要望を申し上げているところでございます。 答弁は以上です。
○議長(
菊地清次君) 2番、横山和雄君。
◆2番(横山和雄君) それでは、順次再質問をいたします。 まず、子供の教育についてですけれども、1番の相馬市ICT教育の整備進捗状況の答弁について再質問いたします。 教育長の答弁をお聞きしまして、大分、相馬市内におけるICT機器の整備というものが進んでおるなとは思ってはおるのですけれども、今後、相馬市としてどのような整備に対する展望を持っているのかお聞かせいただきたいと思います。
○議長(
菊地清次君) 教育長。
◎教育長(堀川利夫君) 再質問にお答えします。 AI(人工知能)時代、5G(第5世代移動通信システム)時代の到来を踏まえると、ICTを基盤とした効果的な先端技術の活用、そのために必要な学校のICT整備環境は必要不可欠と考えております。また、新学習指導要領では、情報活用能力が学習の基礎となる資質能力として位置づけられ、また、小学校のプログラミング教育が必修化されたことから、今後の学習では積極的なICTの活用が求められています。 今般、市長には全国市長会長として文部科学省並びに官邸、内閣に対してタブレット端末等の1人1台の実現に向け尽力いただきました。そのような中、先週、政府が経済対策として児童・生徒がパソコンを1人1台使える環境を整備することを検討しているとの報道がありました。 このようなICT機器の整備が進むことを見据えて、1つ、情報モラル教育の充実、2つ、児童・生徒のICT活用のスキルアップ、3つ目、教職員の活用力の向上、4つ目、プログラミング教育の充実に今後一層力を入れていかなければいけないと考えております。 以上です。
○議長(
菊地清次君) 2番、横山和雄君。
◆2番(横山和雄君) 教育長の答弁におきまして、なお一層のICT機器の整備、そしてICT教育の充実に向けて取り組んでいただきたいと思います。 続きまして、再質問いたします。 2番、子供の心と体の管理についてにおける臨床心理士の子供に対する心のケアの継続についての答弁について、再質問いたします。 心のケア、フォロアーチームのホームページを昨日私のほうでちょっと見たところ、スクールカウンセラー、臨床心理士の募集の内容が書かれておったのですけれども、今、教育委員会のほうから答弁いただきました内容で、今後も継続というものを強く働きかけるというお話でありましたけれども、まず、スクールカウンセラーの確保というものが非常に大事なことであると思いますので、そのスクールカウンセラー、臨床心理士の確保についてどのような取り組みを相馬市はしているのかお聞きしたいと思います。
○議長(
菊地清次君) 教育部長。
◎教育部長(神戸伸一君) 再質問にお答えいたします。 カウンセラーの採用につきまして、相馬市内にはほとんどいない状況であるため、現在のカウンセラーも県内の中通りや県外などからの採用となっております。募集に当たっては、次の4つの方法で行っております。 まず1つ目でございますが、日本臨床心理士会や福島県臨床心理士会への依頼、2つ目は、ホームページへの募集要項の掲載、3つ目といたしまして、カウンセラーのつながりによる大学からの推薦及び紹介、4つ目ですが、心理職の求人サイトであるサイラボ等への掲載です。これまでも1名の採用に10名以上の応募があり、面接等で採用を決定する流れとなっております。 市教育委員会といたしましては、事業継続のためにも雇用の継続や安定した人材確保は重要課題でありますので、今後もカウンセラーのネットワークを生かした継続的な人材確保をできるように協力してまいりたいと考えております。 答弁は以上です。
○議長(
菊地清次君) 2番、横山和雄君。
◆2番(横山和雄君) しっかりと継続に向けた取り組みを行っていただきたいと思います。 続きまして再質問いたします。 放射線被ばく検査に関することなのですけれども、今皆様ご承知のとおり、放射線被ばく検査というものを、行っておりますが、当然ながら検査を行うということだけではなく、一つ大事なことといたしまして、その検査結果の内容が安全だということをもっと対外的に訴えかけていく必要があるのではないかと私は思っております。 先ほども私、述べさせていただきましたとおり、他県においての認識というものは、特に誤解や偏見を生むような内容を持っていらっしゃるということなので、こちらについて対外的な市民の放射線検査における安全性というものをアピールするということに関して、今後の相馬市の取り組みというものに関してお聞きしたいと思います。 以上です。
○議長(
菊地清次君) 市長。
◎市長(
立谷秀清君) 大変重要な観点なのです。先ほど私、一番被ばくした子供で7.8ミリと言いましたが、ちょっと言葉が足りなかったのですが、これは累積の被ばく線量です。1年間に7.8ミリじゃなくて、たしか1年間でいくと一番被ばくした子供は4ミリなのです。トータルで、1人の子供のトータルで一番被ばくした子で7.8ミリということでございます。そのぐらいの放射線量が健康に影響を与えることはない、これは医者としての常識なのですが、もう一つ、遺伝子に障害を起こすこともない。これはよく誤解されるのですが、遺伝子というのは障害を受けても修復されるのです。修復機能を持っているわけです。治るのです。そのことがわからないから、一回やられてしまうとずっと続くのだろうと思っていらっしゃる人が多いのです。日常生活、普通に暮らしていても遺伝子の異常というのは発生するのです。ただ、自分で治す能力を持っているのです。持っていないと能力を超えると、例えばがんが発生すると、そういうことになるのですが、そういうところをそこまで詳しく国民が理解できるかと、なかなか難しいのですが、私は、この大きな方針として放射能については正しく恐れ、賢く避ける、相馬市はこの方針一点でやってまいりました。ですからよその地域に比べて放射能に対する理解は相対的ではありますが、私はよそよりも偏見に満ちた場所ではないと思っています。 ただ、相馬市以外に目を転じますと、福島県においてどうかというと、私は必ずしも福島県の、県民の放射能に対する知識がそうすぐれているものとは思えないです。さらに、福島県外に行くと、大分薄らいできたとは言っても先ほどの民間シンクタンクというのは三菱総研です。あの質問も非常に微妙な質問なのですが、「大いにあると思う」、「必ずあると思う」、例えば将来の遺伝子への影響が「必ずあると思う」のほかに、「ややあると思う」、「全くないと思う」という人と「多分ないと思う」という人と、そういう分かれ方しているのです。それで遺伝子に対する影響があるだろうという気持ちの強い人が46%。つまり、実はもっといるのです。もっと偏見としては大きいのです。 このことに対して一番の道は、国民が放射能に対して正しい知識を持つことなのです。放射能による障害というのは、被ばく線量と比例するのです。ちなみに、放射線でがん細胞を焼くという治療しますが、そのときの線量というのは1万ミリシーベルトです。ですから、10や20、100や200よりはるかに大きな数字なのですが、一般の方はそういうことわからない。ですが、放射能と放射線の違いであるとか、その放射線の強さの問題であるとか、こういうことを国民がしっかり理解するためには、高校入試に問題として出してくれということをずっと文部科学大臣に言ってまいりました。福島県知事にも言ってきました。福島県だけでもせめてやってくれと。なかなか動かないです。ただ、去年の大学入試に出たのです。私は言い続けてよかったなと思っているのです。ただ、国民が正確に理解しないと、例えば理解のできない人について見れば、例えば、相馬産の食品が10ベクレルであろうが100ベクレルであろうが1,000ベクレルであろうが1万ベクレルであろうが皆一緒なのです。リスクというのは量に比例するわけです。そのことを一般の国民の方は理解できていない。だから、10ベクレルまで下げればまずほとんどないに等しい。100ベクレルもないに等しいのですが、リスクの高い5,000ベクレルとか1万ベクレルと100ベクレルの区別がつかない。例えば魚の場合100ベクレルでやっていますが、その区別がつかない、これが実際のところなのです。 ですから私は、一番大事なのは、日本国民が放射能を正しく理解する、勉強させるには高校入試に出すのが一番いいと思う。ずっと言ってきました。大学入試までいっただけ言ってきたかいがちょっとあったなとは思っているのですが、これはこれからも言い続けていきたいと思っています。 それから、宣伝の問題なのです。 大変びっくりしたことなのですが、私、3年ほど前、全国市長会の市長たちを福島第一原発に案内したのです。皆さんびっくりしていました。75人ご案内しました。4回に分けて案内したのですが、まだ福島県の人たちは、放射能値が高くてタイベックスの服を着て生活していると思っている人たちすらいるわけです。ですから、現実に対してこれは過剰な報道もあるのです。報道の過剰さもあったし、あのときの福島県全体のリアクションにも問題があったのです。ですが、今さらしょうがないことですから、これからどうやってその相馬市以外、あるいは福島県外の皆さんの理解を深めていくかということは一番のことで、そのために我々が安全だ安全だと宣伝しても多分、そういうことに余り耳をかさないと思うのです。 ただ、私にとってヒントだったのは、今から3年前ですが、漁協が新しくできたときに、福島県主催のおさかなフェスティバルをやったのです。そうしたら8,000人が来て、その方々はただで浜汁飲ませますよ、ただで魚のつかみ取りやらせますよ、そうしたら8,000人も来たのです。そこに一つのヒントがあったのです。ただで食わせる、提供すると言えばこんなに人が集まるんだ。ただで魚つかみ取りしていった人はその魚を食べるでしょう。その人は、その魚を食べた人にこの魚のベクレルは少なくても10ベクレル以下ですよ、相馬はそうやって出荷していますよという宣伝をすれば、その人は自分で食べながらわかってくれるに違いない。復興市民市場を計画している一つの大きな理由です。ですから、相馬産の食材をできるだけ多くの方々に食べる機会を提供していきたい。復興市民市場の大きな理由がそこにあるのですけれども、これは簡単にこういうふうに言えばわかるというものではありませんので、地道な努力が必要かと思っています。ただ、市長として悔しくてしょうがないのは、偏見と差別の対象になっているということです。このことについては、これからも市民を挙げて戦っていく必要があろうかと思っています。 私は相馬市の子供たちに今までの検査結果を一人一人全部渡すことにしているのです。これは相馬市としての、将来問題になるような被ばくをしておりませんという証明書です。将来結婚するときに福島県の娘じゃないかと言われて、文句言われたら、被ばくしていませんという証明書を出してくれればいいわけです。そのことで全て解決するとは思えないですが、それが成長する子供たちの自信になってくれればいい。そう考えたときに、この放射能検査はこれからも継続していく必要があるだろうと。いろいろな意味で必要だろうというふうに思っておりますので、そのことはひとつご理解いただきたいと思います。
○議長(
菊地清次君) 2番、横山和雄君。
◆2番(横山和雄君) ぜひ、風評被害を払拭するためにも、そして未来ある子供たちが安心して心身ともに成長していけるように放射線被ばく検査の継続についてしっかりと取り組んでいただきたいと思います。 以上で質問を終わります。
○議長(
菊地清次君) 次に、4番、山中宣明君。 (4番 山中宣明君 登壇)
◆4番(山中宣明君) 議席番号4番、新時代そうまの山中宣明でございます。 通告に従いまして1件、台風19号と水害被害の現状と今後の課題について順次質問いたしますので、市長の考えを伺います。 まず初めに、このたびの台風19号並びにその後の水害により被害に遭われた皆様方にお悔やみとお見舞いを申し上げます。 東日本大震災からようやく復旧と復興が進み、風評被害を残しているものの、相馬らしさを取り戻しつつあるときにこのような災害が起こってしまいました。温暖化の影響なのか、全国的に台風による被害など、今までに経験したことのないような現状が続いており、当たり前のように起こっております。 この相馬市においても台風19号による被害が起こってしまい、被害を受けた方々が何とか片づけが終わってほっとしていたのもつかの間で、わずか2週間後にまたもや同じような水害が起こってしまいました。 市民の方々からは、同じ場所に住んでも大丈夫なのか、これからこの家を直しても大丈夫なのかと声が出ております。なぜならば、来年にも同じような台風や大雨による災害が起こるのではないだろうかという不安があるからです。 そこで、今後相馬市に住んでいただくためには、しっかりとした今後の課題や施策を講じ、市民の不安を払拭するための説明をしっかりとしていく必要があると思います。 このような観点から、次の5点について伺います。 1点目は、小・中学校の通学路の被害状況についてです。 災害により通れなくなった中橋については、県の対応待ちということだと思いますが、小・中学校の通学路なので市として今後どのように考え、早期の復旧を目指していくのかについて伺うものであります。 2点目は、中村城址内の内堀や外堀と市街水路の今後の課題をどのように考えているのかを伺います。 今回のような災害がありますが、城下町ゆえに多くの課題があるように感じました。内堀、外堀を初め、市街の水路が至るところであふれてしまい、早期の解決を考えていかなくてはならないと思います。 今回の水害に対して問題の検証はできているのか、今後に向けた市街水路の問題をどのように進めていくのかを伺うものであります。 3点目、被災職員への対応について伺います。 こういった大きな天災が起こると、市役所職員の所属している部署にもよりますが、事務量がふえると考えられます。その中でも被災職員の方も一般の被災者と同じように自宅の泥の清掃や廃棄物の運搬など、作業を抱えている中で、市では職員の被災状況把握をどのように進めているか、早い段階での休暇などをとらせるなどの対応が必要だと考えます。休みを返上して業務をしていただくことは市民としてはありがたいですが、自宅が落ち着かない状況の中で仕事は大変だと考えられます。いつ起こるかわからない天災に対応するためにも仕事の分散化や災害時でも被災職員に対しての配慮をどのように考えていくのかが課題だと思いますが、今後の対応について伺います。 4点目、被災地商店街の振興策について伺います。 市内の商店街は現在大変な状況だと思います。商店の継続を決めた方や継続を迷っている方、残念なことに店を閉めると決断された方など、さまざまな方がおられます。町を元気にするために商店街の消費拡大に努めることが必要不可欠だと思います。 そのために、求められるさまざまな支援策の中で、これまで行ってきた
プレミアム商品券の事業は極めて有効であり、来年度も継続していくべきものと考えます。この件に関する市長の所見を伺います。 5点目、水害対応時の避難誘導と避難の今後の課題について伺います。 避難場所の設定箇所は適正だったのか。安全な場所とは海抜が低いところよりも高いところだと考えますが、万が一に備えた避難誘導の段階から避難指示に変わるまでに、どれだけの人たちを避難させられるのかが一番大切なことだと思います。このたびの防災メール等で避難場所開設の情報や広報車を走らせるなど、できる限りの広報と情報提供をして対応したと思いますが、それでも全ての方まで周知するのは難しく、防災メール登録をしていない、聞こえなかった、知らなかったなど、検証すればするほど反省や対策が求められることだと思います。しかしながら、絶対とまではいかなくても、100%を目指し進んでいかなくてはならないと思います。このことについて市長の所見を求めます。 以上、5点についての答弁を求めるものでございます。 壇上からの質問を終わります。
○議長(
菊地清次君) 市長。 (市長
立谷秀清君 登壇)
◎市長(
立谷秀清君) 4番、山中宣明議員の被災した職員に対する対応についてのご質問にお答えいたします。 市は、地域防災計画及び災害時職員行動マニュアルに基づいて10月12日午後1時に災害対策本部を設置、同日17時に約半数の職員が出勤する第一非常配備体制をとり、さらに13日午前7時には全職員が出勤する第二非常配備体制をとっていろいろな災害応急対策に当たり、この基本的な配備体制は避難所が閉鎖される11月13日までの1カ月間継続いたしました。 市は、今回の災害対応が長期間に及ぶことが想定されたため、職員の健康管理や勤務体制について配慮するよう各部長に指示するとともに、各部署では勤務の割り振りにより適宜休暇をとらせました。 さらに市は、各班の担当する業務の量と必要人員の把握に努め、支援物資の受け払い、被災家屋の調査、災害廃棄物集積所の受け付け業務など、各班の担当を超えて横断的な職員体制を構築するとともに、他自治体や国・県等へ応援職員の要請を行い、市職員の業務量の軽減に努めてまいりました。 今回の水害において自宅が被災した職員は床上、床下浸水を合わせ38名でございましたが、多くの職員がみずからの判断で災害対応業務を優先して職務についていたことは公務員としての責務を十分に認識していた結果であると思われます。 しかしながら、被災した職員の生活の場の復旧は、その後の勤務体制に重要な要素になると思われることから、被災した職員の自己の生活再建に対する労力が市全体の復旧業務に影響を及ぼさないよう、他自治体から応援職員の支援をいただけるよう連携協力を深めてまいりたいと考えております。 その他の質問は担当部長に答弁いたさせます。
○議長(
菊地清次君) 建設部長。
◎建設部長(柏宏樹君) 4番、山中宣明議員の小・中学校の通学路の被災状況についての質問にお答えいたします。 市内で被災のあった通学路は南飯渕字曲渕地内の市道百槻和田線の72メートルと中村字川原町地内の市道高池成田線の中橋の2カ所となっています。このうち、市道百槻和田線は応急復旧により10月15日に道路開放し、通学路として利用されています。しかし、大きな被害を受けた中橋は通行が不可能であり、中村第一小学校及び向陽中学校では通学路を宇多川橋と清水橋へ変更しています。 なお、中橋の復旧は被害状況を踏まえると相当の時間を要することが見込まれます。 次に、大雨時におけるお堀と市内水路の管理についてお答えいたします。 市は、中村城址のお堀及びそれに接続している水路からの越水を防ぐため、台風等による大雨が予想される場合は、あらかじめ中村城址周辺のお堀の水を抜き、水位を低下させる措置を講じています。 今回の台風19号及び10月25日の大雨においても、市はあらかじめお堀の水を抜く措置を講じていましたが、市内成田の観測所で台風19号での総雨量が260ミリ、時間雨量20ミリ以上が10月12日の午後6時から同日午後11時まで5時間続くという大量の降雨量に見舞われました。また、10月25日の大雨では、同じ成田の観測所で総雨量が231ミリ、時間雨量20ミリ以上が午後6時から同日午後10時まで4時間続き、特に午後7時から午後10時までの3時間は時間雨量が40ミリを超えるという大量の降雨量でした。 市といたしましては、市街地の雨水を排水させるため、小泉川ポンプ場を稼働させていたものの、このような大雨によりお堀とそれに接続する水路から越水し、市街地での家屋の浸水被害が起こったものと考えています。 この原因として、JR相馬駅の東西の地区は、昭和40年代以前はほとんどが水田であり、その後の区画整理等により住宅密集地となったため、水田の雨水の吸収機能が失われてしまっていたこと、JR相馬駅の西側から線路をくぐる水路が3本で、しかも農業用水路の形状のため狭隘であること、加えて、JR相馬駅の東側から旧国道6号の下を流れる都市下水路が1本しかないこと、以上のような都市構造により多くの浸水被害が発生したと市は考えています。 しかし、新たな水路をJR常磐線と旧国道6号をくぐるように設置することは非常に困難であることから、市は今後の大雨の際には同様の浸水被害が発生することを前提に、避難勧告等の発令により早期の避難を呼びかけし、人的被害が起こらないよう努めてまいりたいと考えています。 また、都市構造に起因する浸水被害については、極めて大規模な対策が必要と考えられることから、市は、今後、国・県と協議の上、長期的な視点に立って対応してまいりたいと考えています。 私からの答弁は以上です。
○議長(
菊地清次君) 産業部長。
◎
産業部長(中野俊一君) 4番、山中宣明議員の被災地商店街の振興策についての質問にお答えいたします。 先ほど1番、
獺庭大輔議員の質問でもお答えしましたが、市は
地域経済の活性化と消費拡大を図るため、
相馬商工会議所が発行している「がんばろう相馬!
スーパープレミアム商品券」の
割り増し分について、来年度も今年度同様に支援を継続してまいりたいと考えております。 また、市といたしましては、このたびの台風19号等で被災した商店街の振興について、被災された事業者が国や県が進めている中小企業等グループ補助金等を活用するよう、
相馬商工会議所と連携しながら制度の周知に努めるとともに、東日本大震災の際と同様に、本事業が適切に実施されるよう支援してまいりたいと考えています。 答弁は以上です。
○議長(
菊地清次君) 総務部長。
◎総務部長(宮崎富由君) 4番、山中宣明議員の水害対応時の避難誘導と避難所の今後の課題についての質問にお答えさせていただきます。 市は、今回の水害の際に防災行政無線、防災メール、市ホームページ、
ツイッター及び携帯電話によるエリアメールで市民に対し避難勧告、避難指示及び避難所開設情報等を発信するとともに、避難指示発令後には市及び消防署の広報車により対象地区での避難広報を行っております。しかし、今回のように大雨の際には、防災行政無線による放送内容が建物内では聞き取りにくいこともあり、多くの市民が電話で放送内容を確認するため、その問い合わせが集中し、電話がつながりにくい状況となりました。 市といたしましては、今回の状況を踏まえ、問い合わせ電話の回線をふやすとともに、防災行政無線による避難用サイレンの吹鳴等を検討しております。 以上の内容により市は、市民に避難情報等を明確に周知するよう努めてまいりたいと考えております。 次に、市が開設した避難所について申し上げます。 10月12日は、まず自主避難所として10時に総合福祉センター、東部公民館、飯豊公民館の3カ所を、続いて災害弱者のための福祉避難所として13時に馬場野井戸端長屋、細田東井戸端長屋、相馬中央病院、ベテランズサークルの4カ所、そして一般の避難所として13時以降順次スポーツアリーナそうま、総合福祉センター、中村第一小学校体育館、桜丘小学校体育館、東部公民館、飯豊公民館の6カ所を開設しました。 また、10月25日はまず自主避難所として10時にスポーツアリーナそうま2階を、続いて災害弱者のための福祉避難所として13時に馬場野井戸端長屋、細田東井戸端長屋、相馬中央病院、ベテランズサークルの4カ所、そして一般の避難所として19時30分にスポーツアリーナそうま2階、中村第一小学校体育館、桜丘小学校体育館、飯豊公民館の4カ所を開設いたしました。 今回、市が開設した避難所で浸水の被害を受けたところはありませんでしたが、指定避難所である
相馬東高校は当該地区での浸水の可能性が高いことを踏まえ、市は避難所として今回開設しませんでした。 避難所は洪水、台風、暴風、地震、津波、火災などの災害の種類によってその都度開設することになっていますので、市はその状況を踏まえて適切に対応してまいりたいと考えております。 答弁は以上です。
○議長(
菊地清次君) ここで13時まで喫飯休憩をいたします。 (午後0時05分)
---------------------------------------
○議長(
菊地清次君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 (午後1時00分)
---------------------------------------
○議長(
菊地清次君) 日程第4の議事を継続いたします。 4番、山中宣明君の質問の継続を許可します。 4番、山中宣明君。
◆4番(山中宣明君) それでは、順次再質問いたします。 1点目の小・中学校の通学路の被害状況についてでございます。 こちらにおいては、先ほどの説明にもありましたとおり、2カ所が通学路で使えなくなったような答弁でございました。その中で、中橋においては相当時間がかかるというような説明でございましたが、相当時間がかかるとはどのぐらいの時間のことを指しているのかお伺いいたします。
○議長(
菊地清次君) 建設部長。
◎建設部長(柏宏樹君) ただいまの再質問にお答えいたします。 まず、中橋の復旧の見込みということに関してだと思うのですけれども、まず中橋は来月国からの災害査定を受ける予定となっているところでございます。この査定では、財源だけではなくて復旧の方法、こういったことについても査定を受けることとなります。 基本的には、災害査定を受けるに当たっては原状の復旧、もとあった状態での復旧という形になるところでございますが、査定結果を踏まえまして、財源の獲得状況、どれだけ国から補助をいただけるか等、そういった結果の状況次第では、かけかえも含めての検討になっていきます。 その査定結果を踏まえての復旧方法によって、時間軸というのは変わってくるところかなと思います。 以上です。
○議長(
菊地清次君) 山中宣明君。
◆4番(山中宣明君) ありがとうございます。 なかなか災害の後で災害の査定を受けるということでありますけれども、やはりこちらのほうは学校の通学路ということで、橋を渡れないだけで大回りをしなければいけないというようなことが起きております。相馬市の小・中学校の通学路の中で、歩道があるところもあるのですが、ないところを通学をされている子供たちが多くいるということで、こちらの件に関しましては、できるだけ早期の復旧のほうを進めていただきたいというふうに考えております。 やはりこういったことを一日でも早くしておかないと、どうしても親御さんからすると車での送り迎えというようなことも想定されます。そんな中で、車が多く出ているということは交通事故のリスクなども高まっていくと思われます。そんなことから、一日でも早い復旧をお願い申し上げて、次に移っていきたいと思います。 2点目の中村城址内内堀や外堀と市内水路の今後の課題をどのように考えているのかについて伺います。 こちらの件に関しましては、ある程度の検証は把握してあるということでございましたが、答弁の中で、新たな水路をつくっていくことは困難というようなことは理解してございます。そして、また、大規模なことに関しましては、国や県との調整というようなことでありましたが、どのような形で調整を行っていくのか伺います。
○議長(
菊地清次君) 建設部長。
◎建設部長(柏宏樹君) ただいまの再質問にお答えいたします。 まず、大規模な長期的な検討が必要と答弁させていただきましたが、今回のお堀及び水路につきましては、もちろん水というのは上流から下流に流れていくものですので、その流れていった先、つまり、小泉川になりますが、小泉川の河川改修等が必要になってきます。そういった検討状況、長期的な改修状況等も踏まえつつ、今あるストックでどれだけ機能するのか、そういったところも踏まえての検討が必要になってくるかと考えているところでございます。 私からの答弁は以上です。
○議長(
菊地清次君) 4番、山中宣明君。
◆4番(山中宣明君) こちらのほうに関しましては、水路を直してすぐに全ての水を低い位置に流すというのはすごい困難なことはわかっております。その中で、やはりこういった水路、またお堀等に関しましては、大体のミリ数の検証も終わっているようですので、やはりそれぐらいの雨が降った場合は必ずまた漏れてしまう、あふれてしまうというようなことも想定をしているという答弁でありました。 そんな中で、やはりこういったことがまた来年も、また再来年も続くというようなことになりますと、大分、商店街の方や1回、2回目上がった方、また3回目というようなことも考えられるので、こちらの件に関しましては、本当に早急に国、県のほうと調整をしていただき、俊敏な対策というふうに考えられますが、その点についてもう一度お伺いすることがあればお願いします。
○議長(
菊地清次君) 市長。
◎市長(
立谷秀清君) 今回のこの冠水、床上浸水、あるいは床下浸水、これは事業者の方々もそうだし、生活者の方々もそうです。私自身も被災者ですから。そういう観点から、来年も台風のシーズンになったらどうなるのだろうかという。 今回は、それでも東北地方整備局がスタンバイしてくれたおかげで、まだ排水ができたという部分はあったのです。ですから、そういう国からの直接の支援というものは、当分の間お願いしていくしかないのです。 ですけれども、大規模な、抜本的にどうなのかということになると、相馬の都市構造の見直しをするのは甚だ困難である。要するに、考え方、考え方というか成り立ちそのものが違っているのです。昭和40年代以前には砂子田にあんなに家は建っていませんでしたし。もともと水田だったわけです。曲田とか名前が残っているわけです。ですから、都市構造の設計として、これだけの雨に耐えられるという、というか昔は耐えられたのだと思うのです。水田が吸収してくれましたから。それが、人口増、あるいは住宅増に伴ってこのような形になってしまった。 しからば、それに対してどうするかということについては、これは相当な予算を要するわけです。相当な予算と、考え方としていろいろ組み立てていかないといけないのです。これはほかの議員の方々からも質問が出ていますから、全部答えてしまうと後から言うことなくなってしまうのですけれども、若干触れさせていただければ、ポイントは国土強靭化の予算が令和3年度以降もつくかどうか。これが大きなポイントになります。その運動を既に始めているのです。首相官邸でそのことを強く申し上げております。そのほかに、これは道路の団体ですが、道全協という全国の市町村長が全員入った団体がありますから、そういう団体の特別決議として、これは我々もお世話になっている岡山県の総社市長が会場で突然手を挙げて緊急動議と言って始まったのですが、そんなことも含めて、今後の大きな課題になっていくわけです。 しかし、何よりもざっくりした、例えば被災家屋が何棟だとか、雨量が何ぼだったとか、そういうことはわかりますが、今後の対応については、先ほど建設部長が申し上げたように災害査定という、これは我々の力だけでは到底無理ですから、相当な技術と財源措置も含めた災害査定という作業が待っているわけです。ですから、それを飛び越えていつまでかかるのじゃと言われてもなかなかお答えしようがないところがあるのです。 ただ、我々としては、そのようなプロセスを踏まえることになりますが、全力を挙げて取り組まないといけないと思っているのです。それが商店街の方々の安心とか事業の継続意欲にもつながってまいりますし、私の生活もかかってまいりますから。私だけじゃなくて、冠水したところ皆さんの生活です。引っ越そうかという人もいるくらいで、なかなか大変でございます。そんなことも踏まえて、これは全力で取り組んで行きたい。相馬市だけの問題ではありませんので。これは我々地方の全体の問題としても同様ですし、とりわけ相馬市を題材にして今回はいろいろ言わせていただいておりますけれども、とにかく私としては、あるいは相馬市としては全力で対応していきたいと思っております。
○議長(
菊地清次君) 4番、山中宣明君。
◆4番(山中宣明君) 市長のほうからお力強いお言葉ありがとうございます。 本当に、市民の方々の財産も守るというような意味もありますので、こちらのほうは適宜に進めていただいて、全力で対応をお願いしたいと思います。 3点目に移ります。 被災職員の対応についてでございます。 こちら、初めの説明の中では、被災された職員の方が38名おられるということでございました。こちらの方々におかれましても、一応休暇のほうもとらせているという答弁であったと思います。休暇をとらせたということありますが、何日目に何日間ぐらい休暇をとらせたのか伺います。
○議長(
菊地清次君) 市長。
◎市長(
立谷秀清君) 具体的な職員の一人一人ということになると大変ですが、最初は帰れないですよね。休暇をとらせたくてもとれないのです。ちなみに、私の後ろにいる総務部長は、丸3日たったときに、市長、俺限界だと言い出しまして、休ませてくれと。全く寝ていないわけです。寝ないで、例えば水が通らないとか、給水車だとか水の手配だとか、全く寝ないでやっているわけです。私も同様の状況です。 したがって、市民生活のためにはある程度みんな意識を持ってやったのですが、ただ、職員潰してはしようがないところはあります。これは相馬市でないのですが、水道企業団の事務局長が入院する羽目になりました。過労でございます。ですから、そういう中で頑張ったのです。ちなみに、その下の施設課長の荒君ですが、彼は自宅が床上浸水しているのですが、1週間水道企業団に寝泊まりしていました。1回も家に帰りませんでした。それがいいとは言いませんよ。ただ、そうやってやらないと対応できなかったのです。 彼の責任感に非常に敬意を表しているのですが、そういった意味で、市の職員の責任感と、我々としては職員の健康と生活をどうやって守るか。これは非常に難しい問題なのですが、一つの抜け道としてというか、救いとしては、よその自治体から職員がもう大量に来てくれたのです。大量という言葉が当てはまると思います。例えば、給水車の運転も、最初のうちは給水車を置いてそのまま帰ったのですが、その後、運転手も置いてくれということで、例えば豊橋市は3人の方がそのまま給水車と一緒にずっと残ってくれました。飯田市もそうでしたし、湖南市もそうだったです。飯田市は南相馬市にやってしまった。相馬市内の給水車の運転手もそのまま残ってやってくださったと。大変ありがたいところでございました。そのほかに広島市からたくさん人が来てくれましたし。 そうやって、よその自治体から職員を派遣していただいて、自分のところの相馬市役所の職員の休みを確保する。職員の中には条件が違う人もいますから。自宅が床上浸水という人もいたので。特にその方々には配慮をしながらです。かといって、これは市民生活をないがしろにするわけにいかないという、公務員の厳しい宿命があるわけです。 そういう中で帳合いをとりながら、何とか皆さんの要望に応えるよう。よその自治体からも大変お世話になったと思っています。そういうみんなの総合的な気持ちの結果だったのです。早いとか遅いとか、それはいろいろな評論があるかと思いますが、現場は精いっぱい。本当にもう、水道企業団では私のご苦労という一言で泣いたのがいっぱいいましたから。そういうみんなの気持ちの中で頑張ってきたということでございます。
○議長(
菊地清次君) 4番、山中宣明君。
◆4番(山中宣明君) 今ほどの説明でございますと、やはり各地域から応援職員というような形で相馬市のほうに入っていただいております。そんな中で、他地域のほうから応援職員に来ていただくと、自分の自治体というふうな使命感が出まして、やはり地元の職員の方は少し休みづらくなるのかななんていうことも考えられます。 そんな中で、相馬市地域防災計画の中の第3編、6に災害に対する職員への配慮と記載されております。そのうちの内容は、1番で職員の活動長期化に対する配慮、また、職員家族に対する配慮となっております。やはり被災された職員の方におかれましては、大黒柱が働いている場合も想定されていて、長期の休暇というか、2日、3日連続で休まないと家も片づかないような状態も考えられます。 そんな中、やはり応援職員という、その人のかわりというような形でいろいろに考えて、そういった形で休ませていただいていることと思います。その辺に関しましては、もう少し休暇を取らせやすいようなシステム、また、そういったことを今後考えていけるのかどうかについて伺います。
○議長(
菊地清次君) 市長。
◎市長(
立谷秀清君) 休暇なのですが、休みなさいということは総務部長において指示をして休ませております。義務感もありますが、義務感だけでは健康を損ねてしまうのでは何にもならんですから、例えば派遣職員が来ればその楽になる分、これは総務部長以下指示をして休ませるようにしております。 これは長期と短期に分けて考えないといけないです。短期的な、特に断水の間の1週間なんかは、休みを指示してとらせるということも大変だったのですが、そこは応援職員もたくさん来ましたので、その都度適切に対応したというふうに私は考えております。中長期にわたっては、これは相当インフラ関係で中長期の支援が必要になってまいりますので、これも今、縁のある自治体にいろいろお願いをしているところでございます。 ちなみに、来年の3月までの予定で、熊本市から一人おいでいただいております。年度末ですから、なかなかもう人員の配置も決まっておりまして、そこで新しい職員をよこしてくれるというのは、職員を派遣するというのは、それぞれ自治体で大変なのです。来年の3月、4月からだとまたちょっと展開は変わるのですが、今同様に、ほかの自治体に対しても今年度中の職員の派遣をお願いできないかということで、幾つかの自治体にお願いをしているところでございます。 そんなことで、短期的には多くの職員派遣をいただきまして、そこの中で何とかやりくりできました。ですが、やっぱり中心職員はなかなか難しいのです。先ほど申し上げた荒君、水道企業団の荒君なんかの場合は、1週間家に1回も帰っていませんから。彼の頑張りがなかったらやっぱり無理だったのです。 ですから、やっぱりケース・バイ・ケースと思っておりますけれども、市としては、市民生活が担保できるということを前提に、あるいは危険状況を回避できるということを前提に、それぞれの職員の生活もありますから、できるだけ配慮をして対応してきたつもりなのですが、これからもそのような姿勢で臨みたいと思っておりますし、それが実現するためには、やはりよその自治体からの応援というのはどうしても必要になってくるのです。 今まで相馬市は東日本大震災で多くの職員の派遣をいただきました。その後のよその震災に対して、我々が派遣したということはないのです。物を持っていきましたけれども、やっぱり小さな自治体ですから。その相馬市がまたよこしてくれと言っても、皆さん結構よこしてくれるもので、これは大変ありがたいとは思っているのですが。 これからのことについても、そういうおつき合いを大切にしながら、今後のこともあります。3月までのこともあるし、4月以降のこともあります。いろいろな意味で他自治体の応援を頼りながら、自分の職員を大切に、それぞれの生活のことも配慮しながらやっていきたいと、そのように考えております。
○議長(
菊地清次君) 4番、山中宣明君。
◆4番(山中宣明君) それでは、次に移ります。 4点目の被災地商店街の振興策について伺います。 1番議員の
獺庭議員の答弁の内容で、継続というような話でございました。 私から1点提案なのですけれども、今回被災された商店街の方が多くいらっしゃいます。そんな中で、毎年やってこられた継続でございますけれども、そんな中でのパーセンテージを少し上げたほうがいいのではないかというような考えでございます。 今回消費税が上がりまして10%に変わりました。そんな中で、
プレミアム商品券に関しましては、来年は何%で考えていられるのかお伺いいたします。
○議長(
菊地清次君) 市長。
◎市長(
立谷秀清君) 15%ということです。 申し添えれば、この
プレミアム商品券というのは、基本的な問題ではないのです。今回の商店街で被災された方の中には、この際事業をやめようかと考える方もいるのです。考える方々の理由にはいろいろあります。今回、4分の3のグループ補助金を利用して再開したところで、また来るのではないかと、そういう思いに至っている人もいるのです。ですから、
プレミアム商品券で若干売り上げが上がって、それで解決できるという問題では到底ないのです。ですから、4分の3、残りの貸し付け制度なんかあるのです。低利の貸し付け制度なんていっぱい出てきますし、そういうことに相馬市が汗かくのはいいのですが、それでそもそもの解決策になるのかと。借金はしょせん借金ですから返さなくてはいけないのです。そういう中で、継続の意欲を失う方が出てきているという実例を私も幾つか聞いております。 この件については、相馬市だけの力ではどうにもなりませんので、これは国のほうに被災地の立場でいろいろとお願いするしかないと思っています。 商品券が若干のお役に立つのであれば、それは我々にとって大変幸いなことではございますが、若干、15%という数字でございますので、その点については、商工会議所その他とは調整済みでございますから、利活用を考えていただきたいと、そのように思っております。
○議長(
菊地清次君) 4番、山中宣明君。
◆4番(山中宣明君) じゃ、来年度に関しましては15%でということでありましたが、できるのであれば、こちらのほうを20%とかに、とか振ってだめですか。はい、それでは15%ということで理解いたしました。 次に移ります。 5点目でございます。水害対応時の今後の課題についてでございます。 この点につきましては、先ほど答弁の内容で、聞きづらい方とかがいらっしゃいました。ということで、そういった方には庁舎のほうに直接お電話をいただいたというようなことで、電話が少し混乱をしたというようなことでございました。ということで、電話の回線をふやした対応ということでございましたが、そちらの電話回線をふやしたことによって全ての方に対応し切れるのかどうかについて伺います。
○議長(
菊地清次君) 市長。
◎市長(
立谷秀清君) いろいろな反省があるのです。 台風19号のときに、私が直接マイクを持ちました。ところが市民からの声は、さっぱり聞こえないと。市長のだみ声らしい声は聞こえたけれども、何言っているかさっぱりわからない。そのコメントは河内議員からのコメントでございました。みんなそう言っているぞ。私の声が悪いのと、もう一つは雨風なのです。雨風がスピーカーの音を消してしまうのです。ですから、鳴っている、何か言っているのはわかるけれども、だみ声が聞こえているのはわかるけれども、何言っているかわからないと。何言っているかわからない人が一体何だといって市役所に電話よこすのです。 ところが、その市役所の電話回線が余りたくさんないものですから、この電話回線を、余っている回線を全部使えるようにしたい。月6万5,000円かかるのだそうです。ですが、そのときのことを考えて6万5,000円出せやと。余計にかかっても、危険なときのためだから、そのための固定費用ですよ。それはとにかくつながるようにしよう。 それだけでいいのかという問題です。いろいろあるわけですよ。
ツイッターもあるし防災メールもあるのです。防災メールの普及等については、相当いっていると思うのです。ところが、メールを使わない方々がいるわけですよ。その方々のためには、その方々が電話かけてくれればいいのですが、必ずしもそういうことではないので、今考えているのは、サイレンでやってしまおうと。 サイレンのリズムでいろいろありますが、大雨緊急避難のような、そういう場合の、これはサイレンでルールを決めてというような、サイレンのリズムをどうするかとか、どこの範囲で流すのかとか。全市避難なんていうのは私は極めて現実的でないと思っていますから。やっぱり避難というのは範囲を決めて、逃げる場所を決めて、その上で災害弱者一人一人をチェックして、このチェックはさきにやっているのですが、そういうことになるのですが、そういう事態なのだよということを知らせるためのサイレンの吹鳴です。これをスピーカーを通してやるということを今検討しております。先ほど申し上げたのはそういうことなのです。 洪水ですとか大雨ですとか、その警報を、警報のためのサイレンのリズムを決めておくということで、今検討中でございます。
○議長(
菊地清次君) 山中宣明君。
◆4番(山中宣明君) そして、もう一点でございます。 こちらの件に関しましては、避難所開設時の件でございます。 今回の避難所において、やはり市民の方々からお話があったのは、この町なかが避難所で本当に大丈夫だったのかなというような意見が聞こえてきております。というのも、中村第一小学校の体育館のほうに避難された方でございましたが、こちらの方が、私も12時ごろそちらの避難所のほうに行きまして、ちょっと話を聞いていました。そしたら、2階のほうに皆さん上がっていくのです。なんで2階に上がるのかなと思ったら、トイレが使えなくなったということで、やはり下水というようなこともありまして、1階のトイレが使用できなくなりましたと。そして、2階のトイレを使って、1階から2階の間の配管内でしかトイレは今できない状態なのですというような説明を受けました。 そんなことも踏まえながら、やはり海抜が低いところよりもやっぱり高いところと考えますと、なかなか相馬市内、相馬全域にそれだけ避難をできる場所が少ないというようなことも想定されます。 そんな中で、町なかにおいてはやはり中村第一中学校とかを考えてみてはいかがだろうというような意見も聞こえてきておりまして、ですが、そこの場所が全てにおいて全員が避難できる場所でもない。なかなか今後いろいろそういった面も踏まえて、避難所開設に当たってはいろいろ考えていかなければいけない案件だと思っておりますが、その件に関してお伺いいたします。
○議長(
菊地清次君) 市長。
◎市長(
立谷秀清君) これは、どうしても避難しなければいけないかどうかという問題。垂直避難という言葉があるのです。2階に逃げることをいうのです。そのほうが適切なケースもあるわけです。ですから、急激な水に対しては、例えば車での避難のときに、避難の最中に水に捕まったという実例が全国的に見ると相当数あるのです。ですから、災害の状況にもよります、これは。 トイレの問題は、ちょっとこれは筋が違ってきて、トイレは断水が一番の問題でしたから。ですから、ちょっと議論が違ってくるのです。断水対策というのは別に考えていかないといけない問題だと思うのです。これも明日以降の皆さんの質問にありますので、全部答えてしまうと明日答えることなくなりますから。 ということなのですが、避難所の設置の場所の適切化。これも、その都度設置するわけです。ですから、
相馬東高校は今回指定していないのです。指定したら大変なことになっていたと思うのです。そのほかに、自主的に高いところに逃げてくるという人が多分たくさんいるのですよ。ちなみに、相馬中央病院の建物に23人の方が逃げてまいりました。ですから、近隣の高いビルに逃げるようなことも想定されるのです。そうすると、その場合は、例えば駅ビルなんかはどうするのだとか、いろいろ可能性というものが出てくるわけです。そういうことも踏まえて、これは総合的に検討していかないといけない。 中村一中が適切かどうかという問題についても、市民の皆さんにはいろいろなことをおっしゃる方がいらっしゃいますし、中村一中の近くに住んでいる方はなおさらそうなのです。神社の場合は大丈夫な気がしますけれども。近くに、下に住んでいるような方は、神社に逃げてくださればいいのにとも思うのですが、いろいろご意見があろうかと思います。そのような意見も踏まえて、これは総合的に考えるべきものと思っております。
○議長(
菊地清次君) 4番、山中宣明君。
◆4番(山中宣明君) そのときそのときの被災というか、台風や風、津波とかの影響もあると思います。いろいろな対応が今後求められていきますし、天災なんかは本当にいつ来るかわからない。そして、思った以上に強かったというような事例が全国で数多くなってきております。そんな中でも、相馬市の対応として適正な対応を今後お願いして、
一般質問を終わらせていただきます。
○議長(
菊地清次君) 次に、12番、
根岸利宗君。 (12番
根岸利宗君 登壇)
◆12番(
根岸利宗君) 12番議員、会派そうま市民の会の
根岸利宗であります。 今回、大きく2項目について質問いたします。 1項目めは、災害対応についてであります。 本年10月、台風19号とその後の豪雨によって、当地方において甚大な被害が発生をいたしました。被害に遭われました多くの被災者の皆様に心よりお見舞いを申し上げたいと思います。また、残念ながら死亡者が出てしまいました。亡くなられたお二方には衷心よりお悔やみ申し上げます。 国も今回の災害を激甚災害に指定して、インフラ整備を初め、さまざまな復旧支援を行うという報道がされております。市当局においても、国・県と力を合わせ、一日も早い復旧に取り組んでいただきたいと念願するものであります。 さて、今回の災害は、東日本大震災を教訓として災害に強い相馬市づくりに取り組んできたこの相馬市にとって、どういうことであったのかというところでございます。そのことが十分生かされたのかどうか。災害の質が違いますので、一概にどうこうということは言えないとは思いますが、しっかりと検証する必要があると考えます。 まず、台風19号の際、真野ダムからの導水管破断によって市内全域において断水状態になりました。市民生活、また、各事業所の活動に大きなダメージを来しました。この際の対応はどうであったのか、対応状況についてお伺いをいたします。 次に、今回の災害を踏まえて、堤防の危険箇所等のチェック及び地域住民との情報共有について伺います。 この質問は、去る9月定例会の私の
一般質問における河川改修についての項目で質問した内容と全く同じであります。あのときは、私も壇上で、ことしは大きな災害もなくて相馬市もいい状況だというような覚えがございますが、その後、本当に残念ながらこういうような状況ということでございます。 9月定例会における、主に建設部長が答弁されたわけでありますが、部長答弁は、この危険箇所のチェックとか地域住民の情報共有について「地域住民から通報を受けた際に、県と情報を交換し対策を協議する」というものでありました。ほぼほぼ、これは県の仕事であり、市が関与すべきところは少ないといった消極的な答弁だと私は受けとめました。今回の甚大なる被害を踏まえ、改めてこの答弁に変わりはないのかどうか、当局の所見を伺います。 次に、堆積土砂の除去を積極的に行うことについて伺います。 この件も9月定例会において質問した内容と全く同じであります。前の質問同様、9月定例会における建設部長答弁は「引き続き県と協議する」というもので、同様に消極的姿勢と私は受け取りました。この件についても、今回の甚大な災害を踏まえ、改めて当局の考えを問うものであります。 大きな2項目めとしまして、市と県の関係について伺います。 私は今回の甚大な災害を踏まえ、改めて市と県の関係の大切さを思うものであります。 まず、県との意思疎通は十分に図られているのかお伺いをいたします。 十分に図られていないのではないか、あるいは全国市長会長である立谷市長にとって、県は相手にしなくても大丈夫と考えているのではないかと思うところがあります。この件に関する市長の所見をお伺いします。 次に、県議会及び県議との関係をどのように考えているか伺います。 1点目と同様の趣旨であります。全国市長会長である立谷市長にとっては、県議会あるいは県議を無視しても特段問題はないと考えているのではないかと思うところがあります。今回の県議会議員選挙においても、そのような立谷市長の発言があったと聞いております。この件に関する市長の所見を求めます。
○議長(
菊地清次君) 市長。 (市長
立谷秀清君 登壇)
◎市長(
立谷秀清君) 12番、
根岸利宗議員の県との意思疎通についての質問にお答えします。 市は、政策形成や事務事業の実施過程において、市と県がそれぞれの立場で意見を述べ、情報を交換し、協議するなど、市と県の意思疎通が十分に図られていると考えております。 また、私、市長は、必要があれば、知事を初め副知事、教育長、各部長とホットラインである携帯電話により頻回に連絡をとり合ってございます。 このたびの震災におきましても、知事、副知事、それから危機管理部長とは頻回に連絡をとり合って対策を講ずる、あるいは相馬市に対する支援をお願いする、自衛隊の出動もそのようなことでございました。 全国市長会の会長にあることと、相馬市長として県と協議して県の協力を引き出すことは、これは特に関係がございません。ただ、全国市長会長として活動する際に、福島県の内堀知事と一緒になることはよくございます。その際の情報交換、情報共有、そのことは頻回にとり行っているということでございます。 次に、県議会及び地元選出の県議会議員との関係についてお答えいたします。 県議会は県の議決機関として県の施策や予算執行を審議し決定するという重要な役割を担っているわけであります。執行機関である知事とともに、県政の両輪として県民生活の向上のためにしっかりと県政を進めていただきたい。特に、知事の予算執行については、しっかりとそのチェック機能を果たしていただきたいというふうに考えております。 また、市と県の考え方の違う場合が時として出てまいります。その際は、県に対する要請が難航する、あるいは県に対する要請と県の立場が違うような場合は、地元選出の県議会議員を初め、福島県議会の皆様のお力を拝借したいと考えております。 その他の質問は、担当部長に答弁いたさせます。
○議長(
菊地清次君) 総務部長。
◎総務部長(宮崎富由君) まず、答弁に先立ちまして、今回の断水時の対応の中でかなりご支援をいただいた全国からの自治体など、これらの情報について、議員各位にも情報を共有していただきたいという思いで、詳細な内容を述べさせていただくということになりますので、若干答弁が長くなることをご容赦いただきたいと思います。 それでは、答弁ですが、12番、
根岸利宗議員の断水時の対応についての質問にお答えいたします。 台風19号の雨が弱まり、河川の水位がピークを越した10月13日午前4時半ごろ、災害対策本部長であり相馬地方広域水道企業団企業長でもある市長のところへ、水道企業団職員から、導水管の異常により管内全域で断水の見込みであるとの報告がありました。これを受け、本部長は水道企業団職員に対し、その原因を確認し8時の災害対策本部会議において調査結果について報告するよう指示をし、8時の本部会議で水道企業団職員から調査の結果が次のように報告されました。 1つ、山上の堀坂橋のところで導水管が破損していること。 2つ、導水管を支える地盤が洗掘されていること。 3つ、これにより本市を含む水道企業団の配水区域全域で断水する見込みであること。 以上、3点の報告でございました。 本部長は、直ちに破損した導水管を復旧するための資材の確保を指示するとともに、市長みずからが、全域断水の対応策として給水車を確保するために、速やかに対応できると思われました福島県内の自治体のほか、近隣県の自治体、そして災害時相互応援協定自治体などの市長に、13日の午前中、直接電話で要請をしたところです。 具体的には、福島県内の福島市、会津若松市、白河市、須賀川市。 近隣県の山形県山形市、米沢市、鶴岡市、酒田市、東根市。宮城県仙台市。岩手県盛岡市。新潟県三条市、加茂市、見附市、村上市、燕市。栃木県大田原市。 災害時相互応援協定締結自治体などの千葉県流山市、東京都稲城市、神奈川県小田原市、福井県大野市、滋賀県米原市、大阪府泉佐野市。 そのほか、全国市長会で親交のある長野県の飯田市、滋賀県湖南市、和歌山県海南市、山梨県甲斐市、愛知県豊橋市、三重県名張市、神奈川県鎌倉市でございます。 さらに、市は、自衛隊への派遣要請、国土交通省東北地方整備局への支援要請に加えまして、飲料水の確保のための支援要請を市ホームページに掲載して発信するとともに、特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォームや、給水車の支援が難しいと思われました自治体に対しペットボトル水の支援を要請したところです。 市は、その後の本部会議で、給水車の運行計画立案、行政区長を通じたペットボトル水の配布などを決定しました。 以下、その具体的内容について申し上げます。 初めに、給水車による給水活動についてです。 断水当日の10月13日の夜までに、支援要請をいたしました各自治体のうちから会津若松市、米沢市、流山市、三条市、加茂市、見附市、燕・弥彦総合事務組合、稲城市の給水車8台が到着したため、市はこのうちの5台を用いて、翌14日の午前中から市民会館及び地区公民館などの9カ所の給水場所において、市民1世帯3人を目安に10リットルを配給する給水活動を開始いたしました。 また、10月15日には、支援要請していた東根市の陸上自衛隊神町駐屯地の1トン給水車7台が到着し、これまでの給水車とともに市民会館や地区公民館等での給水活動を行いました。 病院への給水は、公立相馬総合病院の人工透析患者などのために、当初、病院職員が会津若松市の給水車を用いて行い、10月15日からは航空自衛隊小牧基地の5トン車4台が給水を行いました。また、相馬中央病院の人工透析患者などのために、当初、当該病院職員が水道企業団の給水車を用いて行い、その後には、海南市及び豊橋市の職員が両市の給水車で給水を行いました。 福祉施設である特別養護老人ホーム相馬ホーム、介護老人保健施設ベテランズサークル、森の都、障害者支援施設ふきのとう苑の4カ所については、当該施設の職員が米沢市の給水車を用いて給水を行いました。 なお、この福祉施設の給水には、成田食品株式会社から食品加工用の地下水を提供いただいたところです。 また、簡易水道施設が被災し断水となっていた山上地区136戸への給水は、水道企業団の断水解消後の10月22日から11月6日まで、三条市、大野市、米原市のそれぞれの職員がそれぞれの給水車で給水を行いました。 最終的に、本市の給水活動には17の自治体から19台の給水車、そして82名の職員の協力をいただきました。 また、本市が支援要請して派遣いただいた米原市、飯田市、湖南市、海南市、山形市、酒田市の給水車6台については、給水車が不足しておりました南相馬市の門馬市長から、水道企業団企業長である立谷市長に対し給水車派遣の要請があったために、一旦本市で給水車を受け入れし、その後、南相馬市の給水支援に携わっていただいたところでございます。 なお、今回の給水活動のための水源として、さきに述べました成田食品株式会社のほか、山元町、南相馬市原町区、浪江町、伊達市からも水を提供していただいたところです。 次に、ペットボトル水の配布について申し上げます。 市は、10月13日13時に臨時の区長会を開催し、市内全域で市民にペットボトル水を配布するため行政区長に協力をいただくことをお願いし、各行政区長に了承をいただきました。その結果、同日夕方には第1回目の配布分として、市防災備蓄倉庫に備蓄しておりました2リットルペットボトル水を1世帯3人当たり1本、計1万5,729本を市民へ配布したところです。 市民へ配布したペットボトル水は、計4回の配布で2リットルペットボトルが4万4,202本、500ミリリットルペットボトルが2万2,320本となりましたが、行政区長への配達については、1、2回目が市職員が行い、3回目はIHIの社員180名のボランティア活動で行い、4回目は消防団のご協力により配達しました。 今回、行政区長や班長などのご理解とご協力により市民へペットボトル水の配布を行いましたが、緊急事態における行政区長の皆さんのさまざまなご協力、ご尽力に感謝を申し上げる次第です。 なお、行政区未加入世帯へのペットボトル水の配布は、市役所及び千客万来館、地区公民館で行っております。 また、学校教育の現場での給水は、学校を再開した10月15日から、児童・生徒1人一日当たり500ミリリットルのペットボトル水1本を基準に配布し、10月21日まで継続したところです。さらに、トイレ等で使用する生活用水について、15日、16日については、西山の第一水源池の水を給水車で各学校へ給水し、17日からは災害時の防災水槽として使用するための市民プールの水を、民間企業の散水車を使用して各学校へ給水しました。また、給食調理用には、防災備蓄倉庫に備蓄しておりましたポリタンクを活用して給水車からの給水により対応したところです。 以上、今回活用したペットボトル水には、全国48の自治体から寄せられた2リットル約4万5,200本、500ミリリットル約10万5,000本、合わせて経済産業省から2リットル3万本、農林水産省から500ミリリットル16万2,700本の支援が含まれてございます。 次に、断水復旧の情報提供について申し上げます。 今回被災した山上堀坂地内での直径900ミリ、延長15メートルの導水管は、通常、設備会社に保管されている一般的な水道管よりも直径が非常に大きい管のために、部材の調達には時間と手間を要すると思われましたが、水道企業団企業長の指示を受けた同企業団職員が各上水道団体を通じて探した結果、祝日であった10月14日に、幸いにも仙台市水道局と福島県企業局に、長さは短いものの同等の直径の水道管と部材の在庫が複数確認されたために、水道企業団はこれらの水道管の確保により、連結作業を行うことで破損した15メートルの導水管の復旧のめどが立ったところです。 しかしながら、導水管が破損した現場は宇多川に接しておりまして、その復旧工法や工程の検討に相当の日数がかかる見込みであったために、市民の皆さんに通水の見込みを公表できる状況ではありませんでした。このような中、水道企業団職員及び洗掘現場復旧を担当した建設業者は、夜を徹する突貫工事を行い、その結果10月18日から地域ごとに順次給水が可能となりました。そして、10月21日17時30分、水質法定検査に適合したため、市及び水道企業団は、市内全給水地域に水道水安全宣言を市民に周知したところです。 市といたしましては、非常事態において市民への給水情報や通水後の安全性確認及び注意喚起は重要な案件であると考えています。また、今回のような場合に、情報伝達は行政区長や防災メールを通して適切に行って、市民に混乱を来さないよう正確さを期することも重要であると考えております。 最後に、今回の全域断水を受けての今後の課題等について申し上げます。 本市において全域断水の事態は初めての経験でしたが、行政区長の方々や消防団員の方々を初め、国土交通省東北地方整備局、福島県、自衛隊、福島県警察、相馬地方広域消防、市内各事業所と水道企業団職員及び市職員が連携するとともに、給水車や応援職員を派遣していただいた多くの自治体のご支援によりまして、最悪の状況を脱することができたと考えております。市長みずからの手書きによる御礼状を関係した方々へ送付し謝意をあらわしたところでございます。 今回の台風及び大雨の災害により、ハード面の脆弱さが顕在化したため、次の災害に備えたインフラ整備を進める必要があります。市といたしましては、今後に向けて国及び県の財源措置を要望するとともに、今回の検証を踏まえて計画を進め、インフラの強化を実現してまいりたいと考えております。 答弁は以上です。
○議長(
菊地清次君) 建設部長。
◎建設部長(柏宏樹君) 12番、
根岸利宗議員の堤防の危険箇所についての質問にお答えいたします。 台風19号及び10月25日の大雨にて破堤した箇所は、宇多川で4カ所、小泉川で1カ所、堤防が欠損した箇所は、宇多川で9カ所、小泉川で15カ所となっています。 市は、台風19号による被災以降、これまで58回開催している災害対策本部会議において、県と情報共有している各河川の被害状況等を出席者に報告してきました。 市といたしましては、市民に対する具体的な情報提供の方法として、宇多川及び小泉川の堤防の決壊及び欠損箇所を記載するなど、今回の被災を踏まえた項目を盛り込んだハザードマップを作成の上、市民へ配布してまいりたいと考えています。 次に、堆積土砂の撤去についてお答えいたします。 県は、宇多川の百槻橋から宇多川橋までの約400メートルの区間の堆積土砂の撤去を行い、去る8月に完了しています。 県は、今回の災害で宇多川及び小泉川の河道が変化しているため、現地確認による堆積土砂の状況を踏まえて、計画的に堆積土砂の撤去を実施することとしています。 市といたしましては、今後の災害に備えるため、県に対し河川改修及び河川の堆積土砂の撤去を強く要望してまいりたいと考えています。 私からの答弁は以上です。
○議長(
菊地清次君) 12番、
根岸利宗君。
◆12番(
根岸利宗君) 再質問します。 まず、災害対応ということで、断水時の対応ということで、総務部長のほうから事細かにというか、皆様方の一生懸命頑張っている様子がよくわかったといいますか、また、多くの自治体の方々、また一般企業の方にお世話になったのだなということで、改めて感謝申し上げたいなというふうに思います。 今回は、初めての市内全域断水というような状況でありましたが、これは精いっぱい、今の答弁の中で対応したということでございますが、総務部長答弁の中でハード面の脆弱さが露呈されたというようなところでございますが、対応としては精いっぱいやって適切であったと、特段反省といいますか、この辺はもっとこうすればよかったというような点はなかったでしょうか。
○議長(
菊地清次君) 市長。
◎市長(
立谷秀清君) それはいろいろ考えるのですけれども、我々としては最善を尽くせたと思っています。 これは相馬市ではないのですが、水道企業団の事務局長が途中ぶっ倒れて入院しまして、そこまでハードに仕事をさせたのをちょっと反省してはいるのですが。みんなぷかぷかだったとは思うのですけれども。やっぱり断水という事態が初めてだったのです。 私が非常に懸念したのは人工透析患者なのです。公立相馬病院で1日約15トン、相馬中央病院で1日18トンの水を使うのです。これがとまると死んじゃいますから。18トンの水というと、給水車の2トン車9往復なのです。これを現地でできるか。できないとしたら、それを助っ人に出すような職員がいるのか。もう一つは、水源池が清水の水源しかありませんから、水がそう出ないのです。水がそう出ないのをゆっくり待っていて、18トンの水を運ぶことはできないわけです。非常に難儀しました。 ですが、これは公立病院の職員も頑張りましたし、相馬中央病院の職員、これは市役所のOBが行っていますから、頑張りましたし、それから、自衛隊、これはさっきの根岸議員の後のほうの質問と関連してくるのですが、自衛隊は内堀知事を介して頼みました。航空自衛隊の熊谷基地の方が来てくれまして、公立病院のほうはそれでなんとかなったのです。水は浪江町まで取りに行っています。そのぐらい、やっとこさっとこの状態だったのですが、これが乗り切れたというのは一番です。 そのほかに、市民のトイレが流せないというのが非常にストレスではありましたが、とにかく水が通らないとしようがないような状況ですから、精いっぱい頑張ったということです。 私は、私の個人的な関係は別として、頑張り通した職員たちに対して何も言うことないです。区長会の皆さんも本当によくやってくれました。何も言うことないです。 とにかく市長としては、ありがたい気持ちでいっぱいだったと、そういうことでございます。
○議長(
菊地清次君) 12番、
根岸利宗君。
◆12番(
根岸利宗君) 断水時で精いっぱいというようなことでしたけれども、どうしても隣と比べてしまうところがございまして、同様に真野ダムからの給水に頼っている新地町もここほぼ全域でございました。また、鹿島区もそうでありましたけれども、この両地方においては、ほぼほぼ住民の求めに応じた水量が供給されたようでございます。 相馬の場合は、先ほど部長答弁あったように、1世帯3人当たり10リットルというようなことで、10リットルでどれだけができるのかと、そのほかは皆さん個人で調達してくださいということだったと思うのですけれども、この辺もうちょっと早目に何とかならなかったのかなと、市長の答弁、部長の答弁聞くと精いっぱいだったというようなお話ですけれども、その辺いかがでしょうか。
○議長(
菊地清次君) 市長。
◎市長(
立谷秀清君) 水は、最初に用意していた水は防災備蓄倉庫、防災備蓄倉庫は全市断水まで考えていないです。最初、区長さんに、あれは日曜日ですね。土曜日の夜の台風で。日曜日にお願いしたのは、2万本ある中をどうやって配給するかということです。 その後の水は、支援を受けた水に頼ったのです。よそからいただいた水です。例えば、ジャパン・プラットフォームというのは具体的に言うと内容はイオンリテールなのですが、ここから2リットルの水を3万本いただいています。そのようにして、先ほど申し上げたような水をいただいて確保する。 給水車がないと配れないということですが、新地、南相馬市はほぼほぼだったのだけれども相馬は厳しかったとおっしゃいますが、今日は新地の町会議員の方も来ていますが、新地の皆さんはわかっていらっしゃったかどうか。新地には、私、最初の日、500ccの水8,000本、その次、2リットルの水8,000本、その次、また500ccの水8,000本、私のほうから新地のほうにカンパいたしております。町長から頼まれていました。南相馬にも同様に500cc1万本、2リットル1万本、500cc1万本、さらに南相馬の市長の要請でもって、相馬市に派遣していただいた給水車、先ほど申し上げましたけれども、6台を南相馬に仕向けております。 それは、相馬市の量が十分に足りたということを確認した上で、相馬市民の水を控えてまでほかの自治体にやれませんから、相馬市の水の配給を確認した上で、求めに応じて新地町、南相馬市に私のほうから横出ししたということでございます。 そのことでもって、ほかの自治体はちゃんとできているのに相馬市ができていないと言われるのは、甚だ心外でございます。
○議長(
菊地清次君) 12番、
根岸利宗君。
◆12番(
根岸利宗君) 私の理解といいますか、新地の方、南相馬の方にも確認した状況と、あと当然相馬市民の皆さんに聞いた状況と、今の市長の認識は全く違うということを申し上げておきたいというふうに思います。 これ、認識が違うわけですので、改めていろいろな形で詳細を確認してさせていただきたい。また、改めてそれは委員会なりこの
一般質問でご議論させていただきたいというふうに思います。 ペットボトル、区長さん等にご協力いただいたと、これ4回ですか、とまた、その末端、班長さんが配られたというようなことで、非常なご苦労といいますか、中には、ちゃんと分けなければいけないということで、わざわざ水を半分に分けて配られたような区長さんもいらっしゃったみたいでございます。これで、区長会とかなんかで、本当にこれはありがとうございますしかないのですが、ご批判といいますか、もっとやり方なかったのかというようなご意見は出なかったでしょうか。
○議長(
菊地清次君) 総務部長。
◎総務部長(宮崎富由君) 12番、
根岸利宗議員の再質問にお答えをさせていただきます。 区長のほうから、大変な思いをしたというふうなことは聞いてございますが、そのほかに、今後のためにということで、今後区長会等でこの部分については意見の集約を行い、よりよいシステムとかそういうものにつなげられればなというふうに考えておりますので、今後そのような形で対応していきたいなと思ってございます。 以上です。
○議長(
菊地清次君) 12番、
根岸利宗君。
◆12番(
根岸利宗君) その答弁は了解します。 断水時、初めてのケースということで、いろいろ混乱したであろうことはしようがないというふうに思うのですけれども、先ほどもありましたですけれども、情報の出し方です。 断水がわかった、次の日曜日に順次使えなくなっていきましたですね。導水管の中にあった水は、しばらく半日とか一日出たところがありました。ですから、ああいうときは、早目にそういう状況になるので、今出ている水はできるだけ備蓄してくださいとか、そういうアナウンスをすべきであったというふうに私は思います。 また、初期通水をした際、あれは私はもう飲めるものだと思ったから飲んでいるというか、私のところはなかなか出ませんでしたが、それで、これはまだ汚れているから飲めませんよというような広報車は1台ですかね、回してたのは。何か、それで、しばらくして、そういう拡声器でのアナウンスというのも2、3日してからだったような気もしますし、あれで腹を壊したというような方もいらっしゃるやに私は聞きました。 もっと、こういうことはわかっていることですから、情報の出し方という部分は、先、先、先手をとってやるということはあってしかるべきだったと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(
菊地清次君) 市長。
◎市長(
立谷秀清君) これは、災害対策本部会議で既に決定したことを伝達するわけです。防災メールその他でやっているのですが、これは先々といっても、例えば通水等々の問題については、相当な結果が出ないとこれは申し上げることはできないのです。災害対策本部会議でその都度話を、うちの紙に、1枚のペーパーにしていましたから、そこでペーパーにしたものをみんなで共有する、そのような形をとったわけであります。 その旨については、市民の皆様にその都度広報してきたということでございますけれども、広報の程度が足りない、もっとやらなければいけないということであれば、これは今回の災害に限ったことではなくて、相馬市の広報体制全体の問題になると思います。 そのようなことを踏まえて、これは検討することだと思いますが、ただ、私のところでは、今回はできるだけのことをやったというふうに思っておりますから、そのようなことも踏まえて、これから皆さんのご意見も拝聴したいというふうに考えております。
○議長(
菊地清次君) 12番、
根岸利宗君。
◆12番(
根岸利宗君) できるだけ、これは別にできないことをやれと言っている話ではないので、もうわかっていること、適宜そうなるであろうということはきちっと予防といいますか、いろいろな形の中で、そうすればさまざまな市民の不満というか批判というか、それも、やっていれば抑えられたのではないかと私が思うところが相当あるので、ご提案といいますか、お話ししております。ぜひ、今、市長もそういう部分もさまざま検討するということだから、検討していただきたいというふうに思います。 次に移ります。 堤防危険箇所チェック及び地区住民との情報共有ということで、本当に今回の状況の中で、今さまざまな取り組みをしているということでございます。私は、9月時のことを蒸し返してあれですが、やはり日常的にもっと市が、それは県の仕事だとか何とかという話ではなくて、情報共有、地区の方々等、また県ともそうですけれども、そういうのを積極的に、日常的に取り組んでしかるべきであると、今まで以上に、日ごろからというふうな意味でございますが、その辺についてはいかがでしょうか。
○議長(
菊地清次君) 市長。
◎市長(
立谷秀清君) これは、河川は県の事業ですから。私は再三言ってきたのです。今回、特に言ってきたのは小泉川の堆砂、土砂を取ってくれということは再三言ってきたのです。そういう中で、相双建設事務所長から水が上がりましたという話が来るたびに、あんたが土砂取らないせいだと、そのたびに文句言ったのです。 ただし、今回の水量は、土砂を取れば済んだかというと、後になってみれば、そのぐらいで済む水量ではなかったです。 ですが、これは県の事業は相馬市が要請するしかないのです。随分これは言ってきました。知事にも言ってきましたし。随分言ってきた。やりますと言いながらおくれたのです。 ですから、災害のレベルからいったら、取っていたら何とかなったのかというと決してそういうものではないので、今さらという感はしますけれども、今後そういった意味では、抜本的な対策ということも含めて、知事とは話をさせていただきたいと、そのように考えております。
○議長(
菊地清次君) 12番、
根岸利宗君。
◆12番(
根岸利宗君) 2番目の答弁のような気がしますが、結構でございます。 市長おっしゃる部分はそのとおりだというふうに思いますので、私が言いたいのは市ができる範囲ですのでね、住民との情報共有という部分についても、それは県に最終的には要望するしかないにしても、もっとやってほしい。 ハザードマップ、今度、随分、私からするとおくれたように思いますが、これがちゃんと、出せばいいという話ではなくて、それがどういう意味を持つのか、おのおのの皆様に、市民の方々にどういう行動をとってもらうのがいいのかということも含めた、ちゃんとご議論をしないとだめな状況だと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。 堆積土砂の問題、くしくも(3)の部分も今触れていただきました。市長も再三言っているのにと、こういう状況でありましたが、もう本当に残念な状況だなと。 しかし、これだけの被害が、相馬において出たわけでありますから、県には、やっぱりいいも悪いも、今までの最低でも2倍ぐらいの予算をつけてもらって、最低でもね、それをやればどうなったというようではなかったにしても、幾分かでもこれは間違いなく違うわけでありますので、今までも再三訴えてきたのだという市長に対してでございますが、なお一生懸命訴えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(
菊地清次君) 市長。
◎市長(
立谷秀清君) これね、2倍ぐらいの予算で足らんのですよ。そんな簡単なものでないです。今度は知事と直接話しようと思います。今までも結構しゃべってはきたのですが。抜本的なという意味では、これは知事ともうちょっと話を詰めないといかんなと思っていますので。大体、相双建設事務所長と年4回ぐらい情報交換やるのですよ。そのたび言ってきたのです。ですが、これは相双建設事務所長に言ってもしゃあないなと。2倍ぐらいじゃ足りないです。もっと頑張ってやらんといかんので、これはもうトップとやるしかないなと思っています。 そのようなことで、国のほうの協力も必要かもしれないです。河川局です。そちらに対しても、というか、相馬市ということに限ったことないのですが、さっきもちょっと言いましたけれども、国土強靭化という観点で考えていかないと、この予算から何から大きな点で解消しないことになろうかと思います。 その国土強靭化ということについては、内堀知事と話した上で、全国知事会の協力も必要。市長会全体としても要望する必要があろうと思います。そういう中の話になろうと思いますので、これは知事と連携を深めながら、今後のことについて対策を要望していきたい。国に対しても要望したい。知事と一緒になって要望するということになります。そのように考えています。
○議長(
菊地清次君) 12番、
根岸利宗君。
◆12番(
根岸利宗君) 次の問題とも関係しますので、次の市と県の関係という部分で質問させていただきたいと思いますが、県との意思疎通は十分に図られているという答弁でしたが、果たしてどうなのかなと。 先ほど来といいますか、9月定例会の杉本議員のふくしまクールシェア事業ですか、あれに対する市長の答弁なんかを聞いていると、全く合わないのではないかというか、政策によってということでしょうから、全てがということではありませんが、今お話を聞いている、例えば河川の改修とか土砂という部分については、私は今、市長がお話しになっている方向でぜひやっていただきたいということですから、これに知事が反対するのであれば、私は内堀知事を支持しておりましたが、今度は内堀知事をやめて立谷市長に知事になっていただくとか、やっぱりこういうことも考えなければならないのかとこう思うところがありますが、とはいえ、やっぱり今は知事は内堀知事で市長は立谷市長でございますので、改めてで恐縮ですが、本当に良好な関係なのか、再確認させてください。
○議長(
菊地清次君) 市長。
◎市長(
立谷秀清君) あのね、市は県の下請ではないのですよ。だから、県がやることを全部市がやらなければいけないというわけではないのです。この前の、杉本議員の質問の趣旨、答弁の趣旨はそういうことです。何でもかんでも県がやるから、もろ手振って県の下請をやらなければいけないというわけではないです。基礎自治体というのはそういうものじゃないです。 しかしながら、今回の災害もそうです。実はきのうずっと内堀知事とは一緒にいたのです。皇居で一緒にいたのですけれども。今回の震災について、実例申し上げますと、公立病院の自衛隊、これは知事を通して頼みました。さっき経済産業省から3万本の水が来たと言いましたけれども、これは県でストップしておりました。知事に電話して通してもらいました。そのほか、2回目の大雨の次の次の日ですかね、次の日ですね、あんたの家に行くよと言うので、私もそのとき帰ったのですが、私の家に直接見舞いに来てもらいました。そこでこの災害の問題点をいろいろしゃべったのですけれども。そういう中で、こういうことをやらなければいけないねというようなことでは、県とは極めて連携が良好になっています。 そのほかに、成田さんという危機管理部長、この方とも今回の災害に関しては相当協議をしています。それから、高速道路の件について、部門部門違いますけれども、それぞれ担当部長、あるいは教育長とも常に私は電話で連絡をとりながらやっていますので、相馬市と県の関係は極めて良好と思っています。各事務方においても、頻回に連絡をとっております。 したがって、県がハザードになって相馬の政策が進まないということは当市ではほとんどない。たまにそういうことはありますけれども、その場合は、私と知事が直接話して解決しているということでございます。 ですから、そういった意味では県とは極めて良好なのですが、ただ、基本として我々は県の下請ではないわけですから。相馬市は相馬市で独自の政策を持っているわけだし。県の政策であっても、これは何も市がつき合わなくたっていいと思うものについては、私は無理してつき合う必要はない。独自の自治体という考え方でやっております。
○議長(
菊地清次君) 12番、
根岸利宗君。
◆12番(
根岸利宗君) まさしく市長のおっしゃるとおりで私はいいと思うのですが、内堀知事と良好な関係といいますか、そうであれば、9月定例会の答弁も、そんなこと宣伝をやって差し上げるつもりは毛頭ありませんからとか、県はぺたぺたステッカーを張って事業やっていると威張っているだけで実態は何もないですというような、そこまでのお話はやっぱり慎まれたほうがいいなとアドバイスさせていただきます。 次に、県議会、県議会議員とですが、地元県議との関係はいかがなのでしょうか。この1年、また今回も別の方を応援してということですから、ご評価されていないということなのかなと思うのですが、また再選をされました。どのように考えているかお尋ねします。
○議長(
菊地清次君) 市長。
◎市長(
立谷秀清君) 皆さんが選んだ相馬市、新地町の代表ですから、それなりに皆さんのご期待に応えられるように頑張っていただきたい。 一番の頑張りは県政のチェックです、先ほど申し上げたように。県政としても、内堀知事を中心に、相当な事業量を持っているわけです。ですから、県でもって、恐らく今回の災害対策も相当な予算を組んでくると思いますが、その予算が適切に執行されるように、また、不適切な経過がないようにです。かつては接待費等々で不適切な支出なんていうのも福島県はあったわけですよ。やっぱりあれは行政の瑕疵ですから。ああいうことは県議会がしっかりチェックしないといけないのですが、あのときはそんなにきちんとしたチェックがあったとはとても思えないです。そういうことがないように、県政が適切に執行されるように、県議会議員としてその役割を果たしていただきたい。 相馬市選出であるということを踏まえて言えば、これは心からエールを送りたいと思いますので、相馬市、新地町選出の県議会議員としてしっかり頑張っていただきたい、そのように考えております。
○議長(
菊地清次君) 12番、
根岸利宗君。
◆12番(
根岸利宗君) 先ほどの内堀知事との親密さに比べると、大分やっぱりトーンが下がるなと。これはしようがないのかなと思うところがございます。さまざま、この県議選に関して、また市長がああ言った、こう言ったと、こんな発言あるのかというようなことも質問しようかと思いましたのですけれども、今さらでもありますし、とにかく相馬市がよくなるように、県議会においては地元選出は相馬市、新地町ですから、この地方がよくなるようにと頑張っていただきたい。 そして、今、市長が申されたことは、県に要望されたことは、まさしく市議会、相馬市においては立谷市長の市政に対しても市議会がどうあるべきかというご示唆を立谷市長ご自身からいただいたというふうに思いますので、改めて心引き締めて取り組んでまいりたいというふうに思います。 以上で質問終わります。
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△延会の宣告
○議長(
菊地清次君) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菊地清次君) 異議なしと認めます。 よって、本日はこれにて延会することに決しました。 あす6日は午前10時から本会議を開きます。 本日はこれにて延会いたします。 (午後2時22分)...