市民安全課長 有 我 英 一
財政課長 和 田 靖
税務課長 若 林 伸 治
収納課長 箭 内 利 昭
選挙管理委員会事務局長 監査委員事務局長 佐 藤 和 久
鈴 木 英 次
6
事務局職員 主幹兼局長補佐兼議事係長
大 槻 巧 主任 藤 田 昌 利
7 会議に付した事件 別紙のとおり
8 議事の経過 別紙のとおり
総務常任委員長 本 田 勝 善
午前10時00分 開会
○委員長(
本田勝善) おはようございます。
本日はお忙しい中、各委員並びに当局の
関係部課長の皆様には、御出席をいただきありがとうございます。
ただいまから
総務常任委員会を開会いたします。
欠席者は
佐藤栄久男委員です。
出席者は定足数に達しております。
───────────────────── ◇ ────────────────────
○委員長(
本田勝善) 本日の議題は、お手元の
審査事件一覧表のとおり、
今期定例会において当委員会に付託されました議案1件に対する審査と
継続調査事件についてであります。
本日の会議の進め方でありますが、初めに
議案審査を行うこととし、
当局担当課の説明を求め、質疑を行った後、討論、採決を行います。
議案審査終了後、
継続調査事件を議題とし、初めに所管の事務の執行について当局からの
報告案件等について伺うこととし、終了後、当委員会の
具体的調査項目である
シティプロモーションの在り方を議題といたします。
本件につきましては、あらかじめ
当局担当課に
シティプロモーションに関するこれまでの当局の
取組概要、今後の
取組方針等について説明を依頼しておりましたので、当局から説明を頂くことといたします。
本日の会議の進め方について、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(
本田勝善) 御異議なしと認めます。
そのようにさせていただきます。
早速、付託議案の審査を行います。
議案第84号 字の区域の変更についてを議題といたします。
本案について当局の説明を求めます。
◎
行政管理課長(
相楽重喜) おはようございます。
議案第84号です。字の区域の変更についてでございます。
この案件につきましては、
市内前田川地区の
土地改良に伴う
換地計画策定に当たり、
市土地改良区から字の区域の変更について申請がありましたので、
地方自治法第260条第1項の規定に基づきまして議会の議決が求められていることから、御審議のほどよろしくお願いいたします。
なお、本事業の
事業主体は福島県となっております。
以上でございます。
○委員長(
本田勝善) これより質疑に入ります。
ただいまの説明に対し、各委員から質疑ありませんか。
◆委員(溝井光夫) おはようございます。
議案を見ますと、換地処分の告示があった日の翌日から施行するものとするとありますが、ある程度、換地公告の見通しが立ったから議案として出てきたのかなと解釈しますが、情報としていつ頃かというのをお伺いします。
○委員長(
本田勝善) ただいまの
溝井委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
行政管理課長(
相楽重喜) ただいまの
溝井委員のおただしにお答えいたします。
現段階で公告時期につきましては、
事業完了予定年度の令和2年度の予定とのことで伺っております。ただし、昨年度の災害時による補完工事が今年度完了できない場合、作付、今しておりますので作付完了後から工事に入るそうなんですが、完了できない場合は令和3年度の公告となる旨で報告は受けております。
以上です。
○委員長(
本田勝善) ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(
本田勝善) なければ、これにて質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(
本田勝善) なければ、これにて討論を終結いたします。
これより議案第84号について採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(
本田勝善) 御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
ただいま審査が終了しました議案に関する
委員長報告については、委員長に御一任願いたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(
本田勝善) 御異議なしと認めます。
以上で議案の審査を終了いたします。
次に、
継続調査事件のうち、初めに所管の事務の執行についてを議題といたします。
なお、
具体的調査事件である
シティプロモーションの在り方については、
所管事務調査が終了後に議題としますので、委員及び担当課には御了承願います。
それでは、所管の事務の執行について、
市民安全課から事前に発言の申出がありましたので、早速説明を頂くことといたします。
それでは、
市民安全課からお願いいたします。
◎
市民安全課長(
有我英一) おはようございます。
市民安全課から、須賀川市
国土強靭化地域計画の作成について御説明いたします。
国土強靭化計画とは、大
規模自然災害等に備えるため、事前の防災・減災と迅速な
復旧復興に資する施策を総合的な取組としてまとめた計画を言います。
資料1ページを御覧ください。
1、計画の趣旨でございます。
初めに、経過を御説明いたします。
国では、
東日本大震災の教訓から大
規模自然災害への備えとして、致命的な被害を負わない強さと迅速に回復できるしなやかさを持った安全・安心な社会を平時からつくり上げていくことを目的として、平成25年12月に
国土強靭化基本法を制定し、平成26年6月に
国土強靭化基本計画を策定いたしました。県におきましても、平成30年1月に福島県
国土強靭化地域計画を作成したところであります。これを踏まえ、本市におきましても、近年激化する
自然災害への備えとして須賀川市
国土強靭化地域計画を策定するものであります。
また、
国土強靭化に関連する防災・
安全交付金や
社会資本整備総合交付金など46の
国庫交付金、補助金については、本計画に明記された事業に対し
重点配分、
優先採択等重点化が行われておりますが、令和3年度からは本計画に明記されていることを交付の要件とすることが検討されております。
国土強靭化に関連する
国庫交付金、補助金については、
要望調査が1月から2月、申請が2月から4月としているものが多いことから、本年12月中に本計画を作成することとしております。
次に、2の計画の位置付けでございますが、本計画は
国土強靭化に関する施策を総合的かつ計画的に進めるために作成するものであるため、市の最
上位計画である市第8次
総合計画や
市地域防災計画等の
個別計画と調和を図るものとしております。
計画期間につきましては、市第8次
総合計画の周期に合わせ、令和4年度までのおよそ2年間といたします。
本計画を作成するに当たり、
基本目標、想定するリスク、事前に備えるべき目標を設定することとなりますが、これらは国、県の計画と調和を図る必要があるため、これに準ずることいたします。
基本目標は、資料に記載のとおり、①人命の保護が最大限に図られること、②市及び
地域社会の重要な機能が致命的な障害を受けず維持されること、③市民の財産及び公共施設に係る被害の最小化、④迅速な
復旧復興が図られることの4つの目標を設定いたします。
次に、想定するリスクですが、これは想定する災害となります。本市の特性を踏まえ、甚大な被害が発生するおそれがある
地震災害、風水害、
土砂災害、雪害といたします。ちなみに、県の計画ではこれに
火山災害と
津波災害を加えております。
次に、4つの
基本目標を達成するために、災害に対しての具体的な目標として事前に備えるべき目標を設定します。これらも国、県の計画を基に、直接死を最大限防ぐなど、以下7項目、合計8項目を設定いたします。
次に、これらの目標を阻害する起きてはならない最悪の事態、
リスクシナリオを設定します。なお、
リスクシナリオについても国、県の計画から本市の条件に合うものを、2ページに記載のとおり28項目を設定しております。
計画策定の流れですが、起きてはならない最悪の事態に陥ることを避けるため、それぞれの事態が発生した場合、本市にどのような課題があるかを分析・評価する
脆弱性評価を行い、
推進方針として対応する取組を
強靭化施策として本計画に取りまとめていきます。さらに、
施策ごとに現在の取組状況、現状に対する今後の方針、
数値目標などを設定するほか、各施策に対応する
個別事業について一覧化することとしております。
現在、計画の素案を各課に提示したところで、事前に備えるべき目標とそれに対応した
リスクシナリオを基に、県のガイドラインを参考に、これに対する施策、事業を取りまとめているところであります。
各課取りまとめの後に県と内容を事前確認、調整をして年内の完成を目指しております。
委員の皆様におかれましては、本計画に対し御意見等がございましたら、事務局を通し、又は直接お申出いただきたいと考えております。
以上、簡単ではございますが、須賀川市
国土強靭化地域計画作成についての概要となります。
以上です。
○委員長(
本田勝善) ただいま
市民安全課から須賀川市
国土強靭化地域計画について説明を頂きましたが、各委員から質問等がありましたら発言を願います。
◆委員(
佐藤暸二) この
国土強靭化地域計画、これは
総務常任委員会に計画書は報告されると思いますけれども、
国土強靭化となりますと、やはり
国土交通省管轄が主になってくるから、別な委員会に、実施においては出てくるんではないかなと思うんですけれども、この辺の強靭化に向けた
事業展開については、計画の後、どのような
実施計画を基に進められていくのか、お伺いしたいと思います。
○委員長(
本田勝善) ただいまの
佐藤暸二委員の発言に対し、当局の答弁を求めます。
◎
市民安全課長(
有我英一) この計画を基に
各課ごとに
個別事業を取りまとめていきまして、それに対して
国庫交付金、
国庫補助金等があればその申請をして、事業を進めていくような形になっております。
◎
総務部長(
尾島良浩) ただいまの答弁に補足いたしますが、今後、先ほど申しましたように、これらに係る具体的な施策、事業等について各課と調整の上、本計画を策定していくこととなりますが、これにつきましては、今後補助等を受けて予算化して行っていくということから、各課でそれらについて今、吟味していただいておりますけれども、これらを予算化の上、それぞれの部局、
常任委員会等において予算等の中でお示ししながら進めていく形になるかと思います。
以上です。
◆委員(
佐藤暸二) この計画については令和3年から令和4年、2年間でつくり上げると。実際のこの本市における国土を守る上で必要な措置については、それ以降の中で実施を進めていくと、予算化をして決めていくということでよろしいですか。
国土強靭化というと、例えば橋りょうの耐震化、時代とともに直さなきゃいけない部分の予算措置など、道路にしてもいろんなインフラにしてもいろいろ出てくるものですから、そういう部分を強靭化するための計画であるという認識で今おりました。ただ、今の状況ですと、今のところは問題抽出の段階でのことなんだなと、今の段階では理解しております。
○委員長(
本田勝善) ただいまの
佐藤暸二委員の発言に対し、当局の答弁を求めます。
◎
総務部長(
尾島良浩) 本計画につきましては、本年12月までに策定の予定であります。12月までに、ただいま言いましたように、現在の
リスクシナリオに基づきまして、必要な施策と事業等につきまして取りまとめて、これを現時点での計画として策定いたします。これは、
計画期間は今後2年間になりますが、それは
総合計画と期間を合わせているために2年間といたしますが、その後も更に
更新計画を見直し、更新しながら進めていく形になります。
ですから、事業の中身によりましては、かなり長期にわたるものも出てきますが、それらについては、今後その見直しの中で更に進捗させていくという形になりますので、この2年間で計画をつくって、それをその後施行するということではなくて、この12月までに現時点でのものをつくって、今後更にそれを更新しながら、実際の取組を並行しながら進めていくという形になります。
以上です。
○委員長(
本田勝善) ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(
本田勝善) なければ、事前に申出があった案件は以上となりますが、その他当局から追加で報告等はありませんか。
(「特にございません」と呼ぶ者あり)
○委員長(
本田勝善) なければ、以上で当局からの報告等については終了といたします。
この際、
委員各位からその他所管の事務の執行について申し述べておきたいことがあれば伺います。
ありますか。
(「なし」の声あり)
○委員長(
本田勝善) なければ、以上で所管の事務の執行については終了といたします。
次の議題に入る前に、ここで当
局部課長には御退席をいただくことといたします。
なお、
企画政策部長及び
企画政策課長には、この後、
調査事件で説明を頂きますのでそのままお待ちください。
当局退席のため、暫時休憩いたします。
午前10時17分 休憩
午前10時17分 再開
○委員長(
本田勝善) 休憩前に復し会議を再開いたします。
次に、
具体的調査項目である
シティプロモーションの在り方についてを議題といたします。
当該調査を進めるに当たり、これまでの市の
取組概要、今後の
取組方針等について当局から説明を受け、今後の委員会としての調査の参考としたいと考えております。
それでは、早速
企画政策課から説明をお願いいたします。
◎
企画政策課長(
三浦浩美) それでは、
シティプロモーションについて御説明をいたします。
恐れ入りますが、お配りしております
企画政策部資料を御覧願います。
資料1ページお開きいただきまして、上段を御覧ください。
須賀川市
シティプロモーションは、「~好きです わたしの すかがわ~」という
キャッチフレーズの下に取り組んでいくことといたしました。
下段を御覧願います。
シティプロモーションについては、市の将来の目指すべき姿を地域の魅力を活用しながら
ストーリーにより組み立てていき、市内外の
メインターゲットヘ効果的にアピールすることで市の抱える課題の解決を図っていく活動と定義付けました。
次に、
計画的位置付けといたしましては、第8次
総合計画を基に、
人口減少対策や
総合計画の
重点事項を推進するための
戦略的ビジョンである第2期まち・ひと・し
ごと創生総合戦略において、
総合戦略推進のための
重点ポイントに位置付け、
総合戦略の
目標達成のためのツールとして取り組んでいくこととしております。
次に、2ページ上段を御覧ください。
本市
シティプロモーションの目標として3点を掲げております。
1点目、
定住人口・
関係人口を増加させること。2点目は
シビックプライド。
シビックプライドという言葉は、まちに対する愛着や誇りという意味で使われておりますが、須賀川市が好きで住んでいるという地元への愛着や、
須賀川市民として、何かしら住んでいるまちに関わりたいという気持ちを醸成していくこと。3点目、須賀川市の認知度を向上させること。この3つを目標として取り組んでいく考えであります。
下段を御覧ください。
現在どこの都市でも行われている
シティプロモーションでございますが、本市が
シティプロモーションを進めるに当たっては、①から⑥の6点が成功の
ポイントだと思っております。
②番、
ストーリー性については、見る者の共感を得やすいこと。④番、
メインターゲットを定めることは、相手目線に立つことで、客観的に本市の立ち位置を分析した上で効果的なアプローチを試みたいと考えています。
⑤、まち・ひと・し
ごと創生総合戦略の各事業を磨き上げることが市の魅力をアップさせることにつながる。
さらに⑥、産業、学術、金融、言論など、様々な
関係機関、団体と協働、連携を図りながら進めることで、
シビックプライドの醸成や市の
認知度向上につなげたいと考えております。
次に、3ページ上段を御覧ください。
ただいま申し上げました成功の
ポイントを踏まえたまち・ひと・し
ごと創生総合戦略の事業の実施手法の検討でありますが、これまでの左上の①の状況から
ステップアップをいたしまして、③番の手法、各課で行っている事業を
ストーリー性を持って関連付け、
ターゲットを絞って進めることで、更なる魅力の向上や効果的に事業を行えると考えております。
なお、各事業を関連付ける
ストーリーを作成するに当たっては、
ペルソナを設定して考えていくことがより分かりやすく効果的であると考えております。
ペルソナとは、
マーケティング業務における仮想の
顧客モデルのことを指すようですが、
シティプロモーションを進めるに当たり、仮想の
人物像ペルソナの年齢、性別、居住地、職業、年収、家族構成、趣味、ライフスタイルなどを細かく作り上げます。その仮想人物の
ペルソナが須賀川市に住み、暮らしていく中で、市の魅力によってどのように幸せになれるのかということを
ストーリーにして作成することで、その
ストーリーから見える
ターゲットの絞り込みや各事業の関連付けを分析できると考えておりまして、これをまずは関係課で進めていきたいと考えております。
下段を御覧ください。
シティプロモーションとして手始めに取り組む内容を記載しております。今年度は、「~好きです わたしの すかがわ~」の
キャッチフレーズの下、本市の出身者や本市にゆかりのある人などから見た須賀川市の魅力などを大いに語っていただき、それを取りまとめたものを冊子にするようなイメージで作りたいと考えております。これを
インナープロモーションとして市民に認識していただくことで、
シビックプライドの醸成に努めたいと考えております。また、こうしたものを
市ホームページなどで発信することで、アウター
プロモーションとして市の魅力発信、
認知度向上に努めていきたいと考えております。
なお、資料に掲載している著名人等々は、あくまでイメージでありますので、これから執筆依頼する方、それから具体的な冊子の形態等につきましては、今後詳細を詰めてまいりますので御了承いただきたいと思います。
最後に、
シティプロモーションの推進については、2ページの下段、成功の
ポイントの⑥で申し上げましたとおり、民間目線で本市の魅力などの情報発信に取り組んでいる事業者や団体と協働、連携することが重要でありますので、今後、
まちづくりなどの関係団体と協議を行いながら
事業展開を図ってまいりたいと考えております。
シティプロモーションの
取組概要につきましては以上であります。
○委員長(
本田勝善) ただいま
企画政策課から説明を頂きましたので、各委員から質問や意見などがありましたら伺いたいと思います。
質問、また意見等はありませんか。
◆委員(斉藤秀幸) 先ほど御説明いただきました
ペルソナの設定や、メインの
ターゲット層の設定において、今の段階で具体的な想定というのはございますでしょうか、質問いたします。
○委員長(
本田勝善) ただいまの
斉藤委員の質問に対し、当局の答弁を求めます。
◎
企画政策課長(
三浦浩美) ただいまの御質問にお答えいたします。
今現在いろいろと検討しているところで、具体的にこの
ターゲットで進めようというところはまだ決まっておりません。ですが、全国的に見て、
子育て世代を
ターゲットにしている市町村が多いことが見受けられるところでございます。ただし、本市も
子育て世代でいくかというところはまだ決めておりません。今後詰めていきたいと考えております。
以上でございます。
○委員長(
本田勝善) よろしいですか。
(「承知しました」と呼ぶ者あり)
○委員長(
本田勝善) ほかにありませんか。
◆委員(
佐藤暸二) 今回、目標については
定住人口、
関係人口というような言葉の出し方、普通ですと移住や交流などという言葉があるにもかかわらず、それを入れていないということは、
ターゲットは今お話があったような、子供たちを育てる方々に定住してもらうということを主に考えながら進めるんだなと感じますけれども、ほかの地区においては
交流人口、観光をメインにしながら人に来ていただくという部分については、次の段階であって、まずは定住を優先しているんだなという感じはいたします。この辺の、今回こういう目標を決めて、今後どのように進めていくかというスケジュール的なものが分かればお伺いしておきたいと思います。
○委員長(
本田勝善) ただいまの
佐藤暸二委員の質問に対し、当局の説明を求めます。
◎
企画政策部長(石堂伸二) 今後の在り方ということでおただしでありますけれども、
シティプロモーション、今回組織を新たにして、市として初めて統一して取り組もうということでの課題であります。それに関しまして、今回はコロナ禍でありまして、もともと想定した、一昨日ですかね、一般質問にもありましたとおり、
実施計画においてはロゴの作成、あるいは
キャッチフレーズですかね、あとはワークショップ、イベントへの参加ということで当初は考えておりましたが、それを現状においてはなかなかできない状況にある環境にありますので、現在見直しております。
先ほど課長も説明したとおり、まずもって当面の間は、市民の皆様方に須賀川市の魅力を再認識していただこうという戦略を今取っている状況であります。これは何かというと、行政が須賀川市はこうなんですと一方的に言っても、市民の皆さん、多くの皆さんがそれを思っていなければ、そのPR効果というものは非常に薄いものだと認識をしております。そのために、まずは灯台下暗しになってしまって、須賀川市に住んでいる方にとって須賀川市の魅力って見えない部分が多々あるかなと思いますので、そういったことを
市出身者や市外に住む市の関係者、こういった方々から須賀川市の魅力というものを改めて書いていただいて、それを市民に対してPRすることによりまして、市民の方々が、須賀川市はそんなにいいところなんだということを再認識していただくということを当面考えていきたいと思います。
それとともに、それを外向けにも使えますし、ただ、当面は市民向けに重点を、軸足を置いて取り組み、その次の段階として様々な
ストーリー、
ペルソナと言いましたけれども、例えば、私は仁井田なので、仁井田の方で、例えば20代の方々が一回大学に行って帰ってきたとしたら何をしたいんだろう、起業したいんだろうという
ストーリーを作って、そういうモデルだとしたら、須賀川市としては子育てなのか、家が欲しいのか、ということを設定をしていけば、何が施策として必要かということが分かるのかなということになりますので、来年度が何をするということではなくて、まずは当座は市民向けに、須賀川市の魅力を再認識していただく中で、刻々と変わる情勢に合わせて対応していきたいということですので、今のところ、具体的なスケジュールと言われますと、来年度はこれをします、再来年はこうしますということはありますが、当然そういったところでは計画の見直しをしながら、当面は市民向けの考え方、市民向けの
シビックプライドの醸成に力を入れていきたいと思います。
以上であります。
◆委員(
佐藤暸二) これは担当、
企画政策課でこれから進めていくと。その都度いろんな情報、データが整った段階で、こちらの委員会にその都度御報告のほどお願いします。
○委員長(
本田勝善) よろしくお願いします。
そのほかありませんか。
◆委員(市村喜雄)
シティプロモーションの成功の
ポイントの中で、
メインターゲットを定めると載っているんだけれども、この
メインターゲットを定めるのはいつ定めるのか。ある程度、先ほどの
ペルソナを用いながらと言うけれども、これはさっきの説明の中だと関係課で行うという話だったんだけれども、その辺の整合性というか、何を
メインターゲットにしていくのかという、そのプロセスというか流れはどうなっているのか。
○委員長(
本田勝善) ただいまの市村委員の質問に対し、当局の答弁を求めます。
◎
企画政策部長(石堂伸二) 先ほど課長から説明をいたしましたが、多くの自治体は
子育て世代を
ターゲットにしています。
子育て世代といったときに、各課の事業ということになりますと、当然医療も含め、あるいは学校の関係、様々な課に連携するというところであります。
メインターゲットをまだ具体的にしていないというところはありますが、一方では、定住というところで見た場合については、割と50代から60代、あるいはその年代の女性に
ターゲットを絞るという、そういった方は、女性が旦那さんを引っ張ってくるというところもありますので、そこを今いろいろなデータを分析しつつ、
子育て世代というのはどの自治体も狙っていますので、その大きなところで競争するのか、あるいは、須賀川市ってどういう感じなのかなと思われているところ、ほかの人から見た須賀川市の魅力などをいろいろ参考とさせていただきながら、どの世代が一番、我々としてまず狙うべきなのかを今検討しているというところであります。
以上であります。
◆委員(市村喜雄) 今、部長の話の中で
子育て世代、極論から言えば、この地域に公立病院があると。まさしく
子育て世代に対応している医療機関ということで、医療と福祉とのネットワークというものを、この
シティプロモーションをつくっていく段階の中で、いろんな民間などとの連携というものも図っていくだろうと思うし、また、医療の中での情報を、例えば国で取り組んでいる
スマートシティ構想や、スーパー
シティ構想というものがあるけれども、そういうものとの連動や連携ということは考えてはいるんですか。
○委員長(
本田勝善) ただいまの市村委員の質問に対し、当局の答弁を求めます。
◎
企画政策部長(石堂伸二) 本日お渡ししました資料の中にも書いてあるとおり、
シティプロモーションはあくまでもツールでありますので、それぞれの施策、それぞれの強み、弱みというところをトータルして、どういうふうにしてまとめて取り組むか、市をどういうふうにして売り込むか、あるいは市を認識していただくかというところでありますので、当然これは、
企画政策課が担当しておりますけれども、各課全庁的に取り組まなければいけませんし、更にこれは行政だけでもありませんし、当然民間がやっている事業、こういったものともコラボするということが重要だと思っていますので、今のところ、いろんなところとコラボするということで、先ほど説明もしたとおり、民間目線で取り組んでいる事業者、こういった関係の方々、庁内はもとよりですけれども、そういった方々とこういう発信をすればこういったところの人に届くのではないかというような意見をもらいながら、我々としては進めていきたいと思っております。
以上であります。
○委員長(
本田勝善) よろしいですか。
◆委員(市村喜雄)
スマートシティやスーパー
シティというものは、どっちかというとITやIoTなど、そういうものを駆使して、という言い方は語弊があるのかもしれないけれども、今後の将来に向けていった中で、例えば医療なんかでも市民のニーズや、そういう情報など、自分たちだけではなかなか情報が入らないものは、
スマートシティやスーパー
シティ構想などの国との連携の中で、ある程度の情報を収集できるというものはあるんですか。
○委員長(
本田勝善) ただいまの市村委員の質問に対し、答えられる範囲内で答えていただければと思います。
◎
企画政策部長(石堂伸二) スーパー
シティあるいは
スマートシティは、
まちづくりの考え方でありますので、我々がやろうとしているのは須賀川市の魅力というところで、須賀川市の経済の縮小など、そういったものを抑制をしていきたいと。須賀川市の人口が減ったとしても、その規模で活性化できるという考え方でいきますので、全く関連はないという言い方はできませんけれども、そういったことも一部としてはあるのかなと思っています。当然デジタル化、これから5Gとか、Society5.0ということも本市の
総合戦略にはうたっておりますし、DX、デジタルトランスフォーメーションですか、そういったデジタル化の享受をしながらより良い生活空間をつくるということも今、国では推進しておりますので、そういったことが須賀川市の魅力につながるのであれば、それは活用して、今後の情報発信などに活用していきたいと思っております。
以上です。
○委員長(
本田勝善) よろしいですか。
ほかにありませんか。
◆委員(小野裕史) 目標のところの1、2、3で、目標の2が
シビックプライドの醸成ということで、これは多分市民、現在住んでいる方が
ターゲットであって、目標3の認知度の向上というものが市外の方が
ターゲットという形かとは思います。考え方としては、この目標2と3というものをしっかりと取り組むことによって、最終的に目標1の
定住人口・
関係人口の増加が見込めるという、そういう考え方でよろしいでしょうか。
○委員長(
本田勝善) ただいまの小野委員の質問に対し、当局の答弁を求めます。
◎
企画政策課長(
三浦浩美) ただいま小野委員からおっしゃっていただいたとおりの考え方で進めていきたいと考えております。
○委員長(
本田勝善) よろしいですか。
ほかにありませんか。
◆委員(大柿貞夫) 先ほど
メインターゲットの中で、
子育て世代という話があったかと思うんですが、一番の
ターゲットが
子育て世代であれば、何が魅力なのかというところについて、特にその辺を考えていただければ発信の仕方も強くなるのかなと思うんですが、以前に報道されたことがあったんですが、やはり若い
子育て世代の方が一番、生活費というところが今大きな目標で取り組まれたということがあったんですよね。そこはそれなりに生活費が掛からないという点が魅力で、若い方が集中されている、住まわれたという話、事例としてあったんですが、そういったことを参考に、具体的にはこれからだと思うんですが、それらを取り入れていただければいいのかなと思いますので、一応参考までにということで。
○委員長(
本田勝善) ほかにありませんか。
◆委員(溝井光夫) ただいま御説明いろいろお伺いして、全体的にまだぼんやりとした半ばぐらいの感じのところかなと感じたんですが、これを推進していく上で、基本的なことなんですけれども、市の職員体制というのはどのようになっているんでしょうか。
○委員長(
本田勝善) ただいまの
溝井委員の質問に対し、当局の答弁を求めます。
◎
企画政策部長(石堂伸二)
シティプロモーションについては、先ほど言ったようにぼんやりという形ではありますが、今明確に市政経営会議等でもそこを議論しておりまして、それに対してはまずもって、先ほど来言っているとおり、市民向けに
シビックプライドの醸成をするということでありますし、また、先ほど大柿委員からもアドバイスを頂きましたけれども、須賀川市と他市との比較というところ、これはしていかないと。一番
子育て世代というのが他市との比較が難しくて、一部ではいいけれども、一部ではないと、総合的に市の中で何番目ぐらいというのがなかなか指標としてつかめていないというところがありまして、そこを苦心しておりますけれども、そういったことを各課でやってくれということで、全庁的には、企画は最終的にコーディネートしますが、それぞれの施策、これの磨き上げ、これをすることによってトータルとして須賀川市を売り出すことができるし、市民の方々としても、ああ、そうなんだと納得していただけるように取り組むということで、まだ一人一人がどうのということではないですが、体制としてはそういうことをしてくれということの議論はしていて、進めている状況であります。
以上であります。
◆委員(溝井光夫) この事業を推進していくに当たって、新しい組織の中で係という中に業務を明文化されていましたが、過日視察に行ったときも、最初は3人ぐらいの係で取り組んでいたと、それがだんだんと2人になり1人になりという、何かの仕事の合間に片手間みたいな感じに位置付けられたような感じで、担当の方もある意味がっかりしていたようなところもあったんですけれども、現在、係で何人の体制なんでしょうか。そして、これは片手間では進められる仕事ではないと思いますので、そこは意見として、しっかりとした組織の中でと言わせていただきます。
○委員長(
本田勝善) ただいまの
溝井委員の質問に対し、当局の答弁を求めます。
◎
企画政策課長(
三浦浩美) 係の体制としては、市民協働・
シティプロモーション推進係という係で、係長1名、係員2名の3名体制でございます。そこに課長、それから課長補佐を加えて、合わせて考えながら取り組んでいくという体制で進めております。
市民協働・
シティプロモーション推進係という名前を付けていますので、その係の名称がなくならない限りは、
溝井委員おっしゃるような2人になり1人になりということはないかなと今現在では考えております。
以上です。
◎
企画政策部長(石堂伸二) 補足させていただきますと、
企画政策課におきましては、これ以外にも移住・定住という部分を持っております。また、
総合戦略の実施という部分もありまして、係は分かれておりますが、課としての使命として課長には取り組んでいただいているという状況もありますし、私は
企画政策部長でありまして秘書広報課も所管をしておりまして、情報発信は秘書広報課が基本的に担っているという状況で、全体といたしましては、我々のまちということでの
総合計画での位置付け、
総合戦略での位置付けということで
シティプロモーションを実施するということでありますので、企画政策部を中心として全庁を挙げてこの政策に取り組んで、選ばれるまち須賀川市の実現というところに推進をしていきたいと思っております。
以上であります。
◆委員(溝井光夫) 係で市民協働の部分も持たれているということで、組織を見た感じで、結構ボリュームあるなという感じもしたんですが、今お聞きして、課長も補佐も、また課全体ででも取り組んでいくような含みもあるということをお聞きしました。
また、今の段階ではお聞きするのもどうかとは思ったんですが、3ページの上段のターゲティング、そして
ストーリーを描くという③の形でいくという方向性、私はいいなと思ったんですけれども、ただ、須賀川市の強みや特筆すべきものをある程度持ちながらの
ストーリーでいくべきだなと私は思うんです。文化的な
ストーリーや、おいしいものがあります、自然豊かですという
ストーリーなど、そういう中で、ある程度絞っていくべきだと思うんですけれども、あまり総花的に行ってしまうと、どこでも取り組んでいるようなことをただ積み上げただけでは、須賀川市の魅力とは何なのかということを伝えられないと思いますので、その辺の
ストーリーを組み立てる上での優位点みたいなものは今感じられているというか、考えておられていることがありましたらお願いします。
○委員長(
本田勝善) ただいまの
溝井委員の質問に対し、当局の答弁を求めます。