須賀川市議会 2018-12-20
平成30年 12月 定例会−12月20日-06号
平成30年 12月 定例会−12月20日-06号平成30年 12月 定例会
平成30年12月20日(木曜日)
議事日程第6号
平成30年12月20日(木曜日) 午前10時 開議
第 1 議案第 97号 議案第 98号 議案第 99号 議案第100号 議案第104号 議案第105号 議案第106号
第 2 議案第101号 議案第102号
第 3 議案第103号 議案第107号 議案第108号 議案第109号
第 4 議案第110号 平成30年度須賀川市
一般会計補正予算(第5号)
第 5
議員提出意見書案第6号
学校給食費の無料化を求める意見書の提出について
第 6 請願(3件)
請願第 8号 県に対し「
学校給食費の無料化を求める意見書」提出についての請願
請願第 9号 国に対し「
消費税増税中止を求める意見書」の提出を求める請願書
請願第10号
須賀川市庁舎敷地内の大木(ケヤキ・イチョウ)の保存を求める請願について
第 7 閉会中の継続調査の申出について
────────────────────────────────────────────
本日の会議に付した事件
日程第 1 議案第 97号 議案第 98号 議案第 99号 議案第100号
議案第104号 議案第105号 議案第106号
日程第 2 議案第101号 議案第102号
日程第 3 議案第103号 議案第107号 議案第108号 議案第109号
日程第 4 議案第110号 平成30年度須賀川市
一般会計補正予算(第5号)
日程第 5
議員提出意見書案第6号
学校給食費の無料化を求める意見書の提出について
日程第 6 請願(3件)
請願第 8号 県に対し「
学校給食費の無料化を求める意見書」提出についての請願
請願第 9号 国に対し「
消費税増税中止を求める意見書」の提出を求める請願書
請願第10号
須賀川市庁舎敷地内の大木(ケヤキ・イチョウ)の保存を求める請願について
日程第 7 閉会中の継続調査の申出について
────────────────────────────────────────────
出席議員(23名)
1番 渡 辺 康 平 2番 水 野 透
3番 大河内 和 彦 4番 溝 井 光 夫
5番 横 田 洋 子 6番 佐 藤 栄久男
7番 安 藤 聡 8番 本 田 勝 善
9番 大 寺 正 晃 10番 大 倉 雅 志
11番 関 根 保 良 12番 相 楽 健 雄
13番 五十嵐 伸 14番 広 瀬 吉 彦
15番 生田目 進 16番 佐 藤 暸 二
17番 加 藤 和 記 18番 丸 本 由美子
19番 市 村 喜 雄 20番 大 越 彰
21番 鈴 木 正 勝 22番 大 内 康 司
23番 高 橋 秀 勝
────────────────────────────────────────────
欠席議員(なし)
────────────────────────────────────────────
説明のため出席した者
市長 橋 本 克 也 副市長 石 井 正 廣
企画財政部長 斎 藤 直 昭
行政管理部長 宗 形 充
生活環境部長 尾 島 良 浩
文化スポーツ部長安 藤 基 寛
健康福祉部長 水 野 良 一 産業部長 石 堂 伸 二
建設部長 永 野 正 一
上下水道部長 佐 藤 俊 明
会計管理者 井 上 敦 雄
行政管理課長 堀 江 秀 治
教育長 森 合 義 衛 教育部長 佐 藤 忠 雄
────────────────────────────────────────────
事務局職員出席者
事務局長 小 山 伸 二 局長補佐兼議事係長
松 谷 光 晃
庶務係長 渡 辺 靖 子 調査係長 渡 辺 正 彦
主査 藤 田 輝 美 主任 橋 本 美奈子
──────────────────── ◇ ─────────────────────
午前10時00分 開議
○議長(
佐藤暸二) おはようございます。
ただいまより本日の会議を開きます。
出席議員は定足数に達しております。
本日の議事は議事日程第6号をもって進めます。
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△日程第1 議案第 97号 議案第 98号 議案第 99号 議案第100号 議案第104号 議案第105号 議案第106号
○議長(
佐藤暸二) 日程第1、議案第97号から議案第100号まで及び議案第104号から議案第106号までの議案7件を一括して議題といたします。
本案に関し、委員長の報告を求めます。
総務常任委員長、
大越彰議員。
(
総務常任委員長 大越 彰 登壇)
◆
総務常任委員長(大越彰) おはようございます。
今期定例会において、当
総務常任委員会に付託となりました議案第97号から議案第100号まで及び追加提案のありました議案第104号から議案第106号までの議案7件について、当委員会の審査が終了いたしましたので、その経過と結果について報告いたします。
委員会は、去る12月14日、当局より
関係部課長の出席を求め、審査を進めました。
初めに、議案第97号 郡山市と須賀川市との
連携中枢都市圏形成に係る
連携協約の締結に関する協議についてであります。
本案は、郡山市と連携して事務を処理するに当たって、基本的な方針及び役割分担を定める、いわゆる政策合意に当たる協約の締結に関する協議について、議会の議決を求めるものであります。詳細は議案書に記載のとおりであります。
審査の中での主な内容としては、まず1つに
スケジュールの定め方について、2つとして議会の関わりについて質疑がありました。
スケジュールについては、中心市である郡山市が全体の流れを策定しており、その流れの中で各種検討を進めていく状況にあること、また、議会の関わりについて当局からは、
個別事業の推進については今後策定される
都市圏ビジョンにより進められるものであり、その
都市圏ビジョンは市町村の合意によって策定されるものであるとの答弁がありました。なお、これらの一連の取扱いについては、総務省の要綱に定められているとのことであります。
また、委員からは、平成17年度の合併を例とし、過去の反省を生かすためにも十分な期間をとって進めるべきではないかとの意見がありました。
当局からは、今回の連携は合併を推進するものではないことが明確に定められていること、また、
構成市町村が独自性を担保しながら柔軟な連携ができる仕組みを目指しているものであり、
個別事業の参画についても
市町村単位で柔軟に判断が可能であるため、具体化していく中で調整を図っていく考えである旨の答弁がありました。
さらに、財政的な対応や県内の動きについて質疑がありました。
今回の
連携協約により、次年度は原則、中心市である郡山市が事業費を負担するとのことであり、
普通交付税及び
特別交付税の措置があること、また、郡山市以外の14市町村には、
個別事業に対して年額1,500万円を上限として
特別交付税の措置があるとのことでありました。また、県内の動きとしては、福島市において準備会が設置されており、連携に向けた動きがあるとのことでありました。そのほかにも、当該制度の理解を深めるため、様々な質疑があったところであります。
本案については、反対、賛成のそれぞれの討論があり、採決の結果、起立多数により原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第98号 図書館・
中央公民館解体工事の
請負契約締結についてであります。
本案は、
制限付一般競争入札により、契約の相手方及び
契約金額等が確定したことから、
地方自治法等の規定により議会の議決を求めるものであります。
審査の中では、当該工事に含まれる大木伐採に関する質疑が多くを占めました。
まず、伐採の
スケジュールやその費用、さらには工事の変更による影響について質疑がありました。
当局からは、伐採の
スケジュールは来年1月中旬を予定していること、伐採の費用については積算の段階で約100万円であること、さらに、変更とする場合、財源としている
復興交付金の申請において伐採も計画に含んでいるため、様々な協議が必要となる旨答弁がありました。
また、今回の伐採経費は解体工事に合わせて実施するため、単体での工事よりも経費が抑えられていることや、仮にこの計画が覆った場合は、契約が不成立となり、設計、積算、契約のやり直し、さらには財源の手続においても改めて協議が必要となる旨を確認したところであります。
さらに、伐採の判断に至った経緯や理由について質疑があり、当局からは、新庁舎整備の
基本計画策定の段階で十分に協議を行ったものであり、強風時にはかなり太い枝が折れていることもあり、来庁者や周辺住民の安全確保のためとの答弁がありました。また、市庁舎や
市民交流センター利用者の
駐車台数確保も理由の一つであるとのことであります。
そのほか、様々な質疑応答がありましたが、審査の結果、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第99号 福島県
市町村総合事務組合規約の変更についてであります。
本案は、福島県
市町村総合事務組合における監査委員の
選任方法等を改めるため、規約の変更を行うに当たり、議会の議決を求めるものであり、詳細は議案書に記載のとおりであります。
審査の中では、これまで3人としていた監査委員を2人にする意味合いについて質疑がありました。
当局からは、
地方自治法上の規定や市などの実情を勘案して
総合事務組合で判断し、今回の改正になったものとの答弁がありました。
審査の結果、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第100号
須賀川市長の選挙におけるビラの作成の公費負担に関する条例の一部を改正する条例についてであります。
本案は、
公職選挙法の一部改正に伴い、
市議会議員選挙においても
選挙運動用のビラを頒布することが可能となったため、これに伴う条例の改正を行うものであり、今回の改正により、市における全ての
選挙公営制度について、市長選との整合性が図られることになる旨説明があったものであります。
審査の結果、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第104号 議会の議員に対する
期末手当支給に関する条例の一部を改正する条例について及び議案第105号 市長等の給与及び旅費並びに教育長の
勤務条件等に関する条例の一部を改正する条例についてであります。
本案は、いずれも
人事院勧告に基づく特別職の
国家公務員の給与改定に準じて、
期末手当年間支給割合を年間0.05月分引き上げるとともに、
年間支給割合を均等にするものであり、詳細は議案書に記載のとおりであります。
審査の中では、議員や特別職に
人事院勧告を準ずる必要性について質疑があり、当局からは、義務ではなく、県の議案提出の状況や情勢を踏まえての対応であるとの答弁がありました。
議案第104号及び議案第105号については、いずれも反対の討論がありましたが、採決の結果、いずれも起立多数により、原案のとおり可決すべきものと決しました。
最後に、議案第106号の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についてであります。
本案は、福島県
人事委員会の給与等に関する勧告に基づく改正であり、主に
行政職給料表について初任給及び若年層の給与月額を引き上げ、給料表を平均0.1%引き上げること、また、勤勉手当について年間0.05月分引き上げることなどの改正を行うものであります。詳細は議案書に記載のとおりであります。
審査の結果、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で、当
総務常任委員会に付託となりました議案の審査の経過と結果について報告を終わります。
○議長(
佐藤暸二) これより質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
佐藤暸二) なければ、質疑を終結いたします。
初めに、議案第97号に対する討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
初めに、反対、10番
大倉雅志議員。
(10番 大倉雅志 登壇)
◆10番(大倉雅志) おはようございます。
ただいま議題となっております議案第97号 郡山市と須賀川市との
連携中枢都市圏形成に係る
連携協約の締結に関する協議について、反対討論を行います。
連携中枢都市圏の形成の取組については、国の総務省が既に全国的に展開をしております。また、この背景としては、2040年問題、すなわち
団塊ジュニアが65歳以上になることから、
立地適正化計画や
コンパクトシティの計画と同様に、自治体の再構築が求められるという背景があります。ただし、画一化された将来像よりも、これまでの地域の特性を踏まえて、今を生きている人たちがどういう生活を営むことができるのかということが、今の行政が考える最も重要な課題ではないかと思うところです。
そこで問題点ですが、総括質疑においても幾つかの点で指摘をしながら質疑を行ってきました。
中枢都市圏の本質的な問題として、1つに、自治体のデータや業務の取扱いなど、行政の
スタンダード化、標準化、共通化、これは各自治体の
個別事業や文化、歴史などを後回しにしかねないものとなっているということです。
施設の相互利用というのは今までどおり行えばいいわけでありまして、また、形式上は広域で公共施設、医療、福祉、商業をカバーすると言っていますけれども、今までとどこが違うのか、人口減少、
コンパクトシティを考えれば、郡山に集中するだけのものであります。平成の合併同様、単なる集約にすぎず、大変心配されるものとなっております。
2点目として、小さい自治体と郡山市との協約となれば、小さい自治体の意見は反映されにくい可能性が高い。これまで持っている計画には変更がなく、その範囲での協約といいますけれども、その担保はどこにあるのか。逆にそうであるとするならば、果たしてこの協約の必要性とは何かが逆に問われてくるというふうに考えます。そしてまた、内容についても全く不透明となっているというところであります。
3点目に、そして何より今回の条例の進め方です。実質的には国が主導だったというふうには思いますけれども、
末端自治体や住民の声が反映されていない。それはその1つに、項目の内容は決まっているのに、協議をするという議決を得て、内容については執行部側に全て
白紙委任状態になっており、その後は予算のときだけが議会で関わることができると。これらについて賛成を求めるという進め方は手順が逆転しており、私
たち議会議員としては認め難いものとなっています。その2として、住民に関わる事柄であると思いながら、その住民に対する周知が形式的であり、ほとんど市民、私
たち議員も理解が不十分なままに協約が進められようとしているのではないかということです。全く市民合意とはほど遠いものとなっていると言わざるを得ません。
以上のことから、議案第97号に反対するものです。議員各位の御賛同をお願いし、反対討論といたします。
○議長(
佐藤暸二) 次に、賛成、9番
大寺正晃議員。
(9番
大寺正晃 登壇)
◆9番(
大寺正晃) ただいま議題となっております議案第97号 郡山市と須賀川市との
連携中枢都市圏形成に係る
連携協約の締結に関する協議について、賛成討論を行います。
当該協約は、人口減少、
少子高齢社会であっても、活力ある地域経済を維持し、住民が安心して快適な暮らしを営むことができる圏域の形成をその目的としております。
自治体、特に地方においては、今後、人口減少、
少子高齢化がもたらす影響は極めて大きいものと考えられ、
自治体職員の不足や財政のひっ迫等により、非効率な事業の運営や、場合によっては事業自体の運営が難しい状況も考えられ、
行政サービスの低下が危惧されるところであります。こうした状況を考えますと、
自治体相互による連携を強め、協力できる体制を整えることは必要不可欠であり、広域連携は時代のニーズに合った仕組みであると考えます。
この度の圏域形成については、まだまだ試行錯誤の部分もあると予想しておりますが、先の
総務常任委員会の審査においては、当該圏域の形成は、国においても積極的な推進を図っていること、さらに県内他の地域においても形成の動きがあるとの説明もあり、ニーズに合った仕組みを積極的に受け入れ、政策の推進を図ることが重要なのではないかと考えます。
また、
構成市町村とされる15市町村においては、これまで
連携推進協議会の中で意見を交わし、将来に向けて連携していくことを確認し、今日に至っているものであり、
構成市町村が互いに強みを生かし、持続可能な圏域の創生に向けて取り組む姿勢を後押しすることは、大変意義のあることと考えます。
今回の
連携協約では、事業推進に対する財政的な支援もあり、メリットの一つと捉えておりますが、将来的には連携による事業の広がりや効率性、あるいは質の向上なども期待できるのではないかと考えます。
以上の考えから、原案に賛成するものであり、議員の皆様の御賛同をお願い申し上げ、賛成討論を終わります。
○議長(
佐藤暸二) 以上で通告による討論は終了いたしました。
これにて討論を終結いたします。
これより議案第97号 郡山市と須賀川市との
連携中枢都市圏形成に係る
連携協約の締結に関する協議についてを採決いたします。
お諮りいたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案については
委員長報告のとおり決することに賛成又は反対のいずれかのボタンを押してください。
押し忘れ、押し間違いはございませんか。
なければ、投票を締め切ります。
賛成多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第98号から議案第100号までの議案3件に対する討論に入ります。
討論の通告はございません。
これにて討論を終結いたします。
これより議案第98号 図書館・
中央公民館解体工事の
請負契約締結について、議案第99号 福島県
市町村総合事務組合規約の変更について、議案第100号
須賀川市長の選挙におけるビラの作成の公費負担に関する条例の一部を改正する条例の議案3件を一括して採決いたします。
お諮りいたします。
本案に対する委員長の報告はいずれも可決であります。
本案については、いずれも
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
佐藤暸二) 御異議なしと認めます。
よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
次に、議案第104号に対する討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
初めに、反対、18番
丸本由美子議員。
(18番
丸本由美子 登壇)
◆18番(
丸本由美子) おはようございます。
ただいま議題となっております議案第104号 議会の議員に対する
期末手当支給に関する条例の一部を改正する条例について、反対の討論を行います。
この条例改正は、福島県
人事委員会勧告を踏まえ、須賀川市の一般職の職員の給与と勤勉手当の
支給割合の引上げと、特別職である市長、副市長、教育長の
期末手当の
支給割合を引き上げたことに合わせて、
市議会議員についても
期末手当の
支給割合の引上げをしようとするものです。
私は、市の一般職の職員については、
ストライキ権などの
労働基本権が制約されている代償措置として設置されている
人事院勧告及び福島県
人事委員会の勧告ですから、尊重すべきだと考えます。しかし、特別職である市長や私
たち議員の給与や
期末手当の引上げについては、
人事院勧告に機械的に準ずる理由は全くありません。市民から選出された代表者なのですから、市民の現状を反映し、市民の理解が得られるものであることが何よりも大切です。
さて、そうした観点から考えた場合、今回の議員の
期末手当支給割合の引上げは市民の理解が得られるでしょうか。市民の平均所得も低迷しています。
年金引下げに苦しむ
年金生活者、実質賃金の低下に苦しむ現役世代、営業不振に苦しむ自営業者などなど、アベノミクスの4年間はいつまでたっても道半ばのままです。富める者はますます富み、中間層の多くが貧困層になってしまう社会です。格差社会の弊害が各所に噴出しています。こうした多くの市民の苦しい生活状況の中で、市民の代表である市長や我々議員の報酬を、今は引き上げるべきではありません。市民の暮らしが改善された後、初めて市民の代表者である私
たち議員、特別職の報酬や
期末手当についても引上げが検討されるべきと考えます。そのことを訴えて、反対討論といたします。議員各位の御賛同を願いまして、討論を終わります。
○議長(
佐藤暸二) 次に、賛成、9番
大寺正晃議員。
(9番
大寺正晃 登壇)
◆9番(
大寺正晃) ただいま議題となっております議案第104号 議会の議員に対する
期末手当支給に関する条例の一部を改正する条例について、賛成討論を行います。
本案は、
人事院勧告に基づく国及び県の給与改定に準じ、
市議会議員の
期末手当について年間0.05月引き上げるとともに、6月期及び12月期の支給月数を均等にするものであります。
給与勧告制度は、職員等の給与を社会一般の情勢に適応したものにするため、国及び他の
地方公共団体の職員の給与や
民間事業所の給与などと均衡させることを基本に、
民間準拠方式により行われております。このため、今回の改正は
社会的情勢を踏まえた改正であり、適切なものであると認識しております。
私は、この制度の趣旨を尊重し、しかるべき時期に
民間事業所給与との均衡を図ることが大切であると考えます。したがいまして、その均衡を図るという考えの下、原案に賛成するものであります。議員の皆様の御賛同をお願い申し上げ、賛成討論を終わります。
○議長(
佐藤暸二) 以上で通告による討論は終了いたしました。
これにて討論を終結いたします。
これより議案第104号 議会の議員に対する
期末手当支給に関する条例の一部を改正する条例を採決いたします。
お諮りいたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案については、
委員長報告のとおり決することに賛成又は反対のいずれかのボタンを押してください。
押し忘れ、押し間違いはございませんか。
なければ、投票を締め切ります。
賛成多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第105号に対する討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
初めに、反対、18番
丸本由美子議員。
(18番
丸本由美子 登壇)
◆18番(
丸本由美子) ただいま議題となっております議案第105号 市長等の給与及び旅費並びに教育長の
勤務条件等に関する条例の一部を改正する条例について、反対の討論を行います。
この条例改正は、福島県
人事院勧告を踏まえ、特別職である市長、副市長、教育長の
期末手当の
支給割合を引き上げようというものです。
反対理由は議案第104号と同じです。特別職である市長等の特別職
期末手当の引上げについては、
人事院勧告に機械的に準ずる理由は全くありません。市民から選出された代表者なのですから、市民の現状を反映し、市民の理解が得られるものであることが何よりも大切です。多くの市民の生活状況を考えると、市民の代表である市長や我々議員の報酬を今は引き上げるべきではありません。そのことを訴えて反対討論といたします。議員各位の御賛同を願いまして、討論を終わります。
○議長(
佐藤暸二) 次に、賛成、9番
大寺正晃議員。
(9番
大寺正晃 登壇)
◆9番(
大寺正晃) ただいま議題となっております議案第105号 市長等の給与及び旅費並びに教育長の
勤務条件等に関する条例の一部を改正する条例について賛成討論を行います。
本案は、議案第104号と同様の改正趣旨、改正内容であり、
給与勧告制度の趣旨を尊重し、給与を社会一般の情勢に適応したものにするため、しかるべき時期に
民間事業所給与との均衡を図ることが大切であり、原案に賛成するものであります。議員の皆様の御賛同をお願い申し上げ、賛成討論を終わります。
○議長(
佐藤暸二) 以上で通告による討論は終了いたしました。
これにて討論を終結いたします。
これより議案第105号 市長等の給与及び旅費並びに教育長の
勤務条件等に関する条例の一部を改正する条例を採決いたします。
お諮りいたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案については、
委員長報告のとおり決することに賛成又は反対のいずれかのボタンを押してください。
押し忘れ、押し間違いはございませんか。
なければ、投票を締め切ります。
賛成多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第106号に対する討論に入ります。
討論の通告はございません。
これにて討論を終結いたします。
これより議案第106号 職員の給与に関する条例の一部を改正する条例を採決いたします。
お諮りいたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案については、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
佐藤暸二) 御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────────── ◇ ─────────────────────
△日程第2 議案第101号 議案第102号
○議長(
佐藤暸二) 日程第2、議案第101号及び議案第102号の議案2件を一括して議題といたします。
本案に関し、委員長の報告を求めます。
建設水道常任委員長、関根保良議員。
(建設水道常任委員長 関根保良 登壇)
◆建設水道常任委員長(関根保良)
今期定例会において当建設水道常任委員会に付託となりました議案第101号及び議案第102号の議案2件について、委員会の審査が終了いたしましたので、その経過と結果について御報告いたします。
委員会は、去る14日、当局より
関係部課長の出席を求め、審査を進めました。
まず初めに、議案第101号 市道路線の認定及び廃止について、審査の経過と結果を報告いたします。
本案は、市内六郎兵衛地内外3地区の開発行為による道路新設に伴い、4路線を認定し、1路線を廃止しようとするものです。路線名、起点、終点、認定位置図などの詳細については議案書に記載のとおりであります。
審査に当たっては、委員会を休憩し、当局に同行いただき、市道路線の現地調査を実施いたしました。
現地調査においては、当局から今回の認定及び廃止に至った経緯などについて詳細にわたって説明をいただきました。
審査の結果、本案は全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第102号 須賀川市手数料条例の一部を改正する条例について、審査の経過と結果を報告いたします。
本案は、建築基準法の一部改正に伴い、これまで建築審査会の同意を経て特定行政庁である県が認可していたもののうち、一定の要件を満たすものについては手続が見直され、市において認定できる、接道規制の適用除外に係る建築物の認定制度が新設となりました。これに伴い、本市管内の建築物については、今までは県の許可であったものが、市が接道認定に関わる事務を行うこととなり、認定に係る手数料を新たに設定するため、手数料条例の一部を改正するものであります。詳細につきましては議案書に記載のとおりであります。
審査の過程で、本市において適用除外に該当すると予想されるところはあるのかとの質疑があり、須賀川市において過去10年間、これに該当する物件はなく、県の審査においては昨年7件の該当があったとの答弁でありました。
審査の結果、本案は全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で、当建設水道常任委員会の審査の経過と結果についての報告を終わります。
○議長(
佐藤暸二) これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
佐藤暸二) なければ、質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論の通告はございません。
これにて討論を終結いたします。
これより議案第101号 市道路線の認定及び廃止について、議案第102号 須賀川市手数料条例の一部を改正する条例の議案2件を一括して採決いたします。
お諮りいたします。
本案に対する委員長の報告はいずれも可決であります。
本案については、いずれも
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
佐藤暸二) 御異議なしと認めます。
よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
──────────────────── ◇ ─────────────────────
△日程第3 議案第103号 議案第107号 議案第108号 議案第109号
○議長(
佐藤暸二) 日程第3、議案第103号及び議案第107号から議案第109号までの議案4件を一括して議題といたします。
本案に関し、委員長の報告を求めます。
予算常任委員長、安藤聡議員。
(予算常任委員長 安藤 聡 登壇)
◆予算常任委員長(安藤聡)
今期定例会において当予算常任委員会に付託となりました議案第103号 平成30年度須賀川市
一般会計補正予算(第3号)、議案第107号 平成30年度須賀川市
一般会計補正予算(第4号)、議案第108号 平成30年度須賀川市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)、議案第109号 平成30年度須賀川市介護保険特別会計補正予算(第2号)の議案4件について、委員会の審査が終了しましたので、その経過と結果について報告いたします。
委員会は、12月18日に会議を開き、当局
関係部課長出席の上、審査を進めました。
審査の過程で、議案第103号の
一般会計補正予算に関しては、延べ6名の委員から、ぼたん児童クラブ館移転整備事業、障がい者福祉サービス給付事業、病児保育補助事業、鯉のぼり掲揚事業、地域ブランド力活用事業についての質疑があり、それぞれ補正に至った経過、事業の内容、今後の実施方針などについて、詳細な答弁をいただきました。
審査の結果、議案第103号及び議案第107号から議案第109号までの議案4件について、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で、当委員会の審査の経過と結果についての報告を終わります。
○議長(
佐藤暸二) これより質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
佐藤暸二) なければ質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論の通告はございません。
これにて討論を終結いたします。
これより、議案第103号 平成30年度須賀川市
一般会計補正予算(第3号)、議案第107号 平成30年度須賀川市
一般会計補正予算(第4号)、議案第108号 平成30年度須賀川市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)、議案第109号 平成30年度須賀川市介護保険特別会計補正予算(第2号)の議案4件を一括して採決いたします。
お諮りいたします。
本案に対する委員長の報告はいずれも可決であります。
本案については、いずれも
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
佐藤暸二) 御異議なしと認めます。
よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
──────────────────── ◇ ─────────────────────
△日程第3 議案第110号 平成30年度須賀川市
一般会計補正予算(第5号)
○議長(
佐藤暸二) 日程第4、議案第110号を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。
(副市長 石井正廣 登壇)
◎副市長(石井正廣) おはようございます。
ただいま議題となりました議案第110号 平成30年度須賀川市
一般会計補正予算(第5号)について御説明を申し上げます。
補正予算書の1ページを御覧願います。
今回の補正額は、歳入歳出それぞれ5億1,206万7,000円の追加でありまして、これにより、一般会計の予算総額は419億2,572万4,000円となり、当初予算に比べ3%の増となります。
今回の補正は、国の平成30年度補正予算第1号における国庫補助事業内示に伴うものであります。
初めに、歳出について御説明を申し上げますので、恐れ入りますが、5ページの事項別明細書総括の歳出をお開き願います。
3款民生費1,138万円の補正でありますが、その内容は、11ページ上段、白方及び白江こども園遊戯室の空調設備整備に要する経費であります。
次に、10款教育費5億68万7,000円の補正でありますが、その内容は、1つには11ページ中段、小学校14校の特別教室等の空調設備整備に要する経費2億7,798万4,000円、2つとして、同じく下段になりますが、中学校10校の特別教室等の空調設備整備に要する経費2億1,598万3,000円、3つには、13ページ、稲田幼稚園遊戯室の空調設備整備に要する経費672万円をそれぞれ補正するものであります。
続きまして、これらの財源となります歳入について御説明いたしますので、恐れ入りますが、4ページの事項別明細書総括の歳入をお開き願います。
初めに、14款国庫支出金1億2,807万1,000円の補正でありますが、その内容は、7ページ上段、国の平成30年度補正予算第1号で内示のあった4事業の冷房設備対応臨時特例国庫交付金であります。
次に、19款繰越金19万6,000円は、29年度からの繰越金の一部を補正財源として充当するものであります。
最後に、21款市債3億8,380万円は、国の補正予算に係る4事業の補正予算債であり、充当率が100%に拡充をされております。
次に、恐れ入りますが、前に戻っていただきまして、2ページをお開き願います。
中段の第2表繰越明許費補正でありますが、今回繰越明許費を設定する4事業は、いずれも年度内で事業完了が見込めないため、繰越明許費を設定するものであります。
以上、予算議案1件につきまして提案理由を御説明申し上げましたが、よろしく御審議の上、速やかな議決を賜りますようお願い申し上げ、説明を終わります。ありがとうございました。
○議長(
佐藤暸二) この際、議案調査のため、暫時休憩いたします。
午前10時47分 休憩
────────────────────────────────────────────
午前10時59分 再開
○議長(
佐藤暸二) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより議案第110号の質疑に入ります。
質疑の通告はございません。
これにて質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第110号については、予算常任委員会へ付託することといたします。
この際、予算常任委員会審査のため、暫時休憩いたします。
午前11時00分 休憩
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午前11時24分 再開
○議長(
佐藤暸二) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ただいま議題となっております議案第110号について、委員長の報告を求めます。
予算常任委員長、安藤聡議員。
(予算常任委員長 安藤 聡 登壇)
◆予算常任委員長(安藤聡) 本日当予算常任委員会に付託となりました議案第110号 平成30年度須賀川市
一般会計補正予算(第5号)について、委員会の審査が終了しましたので、その経過と結果について報告いたします。
委員会は、先ほど会議を開き、当局
関係部課長出席の上、審査を進めました。
審査の過程で延べ3名の委員から、補正に至った経緯、事業の内容、今後の実施方針などについての質疑がありました。
当局からは詳細な答弁をいただきました。
審査の結果、議案第110号は全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で当委員会の審査の経過と結果についての報告を終わります。
○議長(
佐藤暸二) これより質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
佐藤暸二) なければ質疑を終結いたします。
これより議案第110号に対する討論に入ります。
討論の通告はございません。
これにて討論を終結いたします。
これより議案第110号 平成30年度須賀川市
一般会計補正予算(第5号)を採決いたします。
お諮りいたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案については、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
佐藤暸二) 御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
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△日程第5
議員提出意見書案第6号
学校給食費の無料化を求める意見書の提出について
○議長(
佐藤暸二) 日程第5、
議員提出意見書案第6号を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。
教育福祉常任委員長、生田目進議員。
(教育福祉常任委員長 生田目 進 登壇)
◆教育福祉常任委員長(生田目進) ただいま議題となっております
議員提出意見書案第6号
学校給食費の無料化を求める意見書の提出について、提案理由を御説明いたします。
福島県内では、貧困対策はもとより、子育て支援・少子化対策として、小中学校の給食費を無料又は一部補助する自治体が急速に増えてきています。自治体予算で
学校給食費を全額無料にした相馬市、金山町、下郷町をはじめ、半額補助や一部補助をする自治体は、県内において広がりを見せています。
学校給食費は、年額約6万円であり、保護者が学校に納めるお金の中で最も高額な費用となっています。また、経済的に困窮し給食費を滞納する世帯が増えている現状にもあります。この
学校給食費を無料化することにより、保護者の負担は大きく軽減されることになります。さらに、食生活を取り巻く社会環境の変化に伴い、子供たちの食生活に偏った栄養の摂取などが見受けられています。
学校給食は栄養バランスのとれた豊かな食事がとれ、成長期にある児童、生徒の心身の健全な発達に役立つものであります。学校給食を通して食育を推進することは教育活動の一環であり、文部科学省が認めているように、保護者負担となっている
学校給食費は設置者の判断で軽減することは可能であります。
以上のことから、県が総合計画の中で掲げている、日本一安心して子育てができる環境づくりの実現に向け、県の事業として
学校給食費の無料化を実施し、県内どこに住んでいても健やかな子供たちの成長が保障されるよう、県に対し意見書を提出するものであります。
以上で提案理由の説明を終わります。
○議長(
佐藤暸二)
議員提出意見書案調査のため、暫時休憩いたします。
午前11時30分 休憩
────────────────────────────────────────────
午前11時39分 再開
○議長(
佐藤暸二) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより
議員提出意見書案第6号の質疑に入ります。
質疑の通告はございません。
これにて質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております
議員提出意見書案第6号については、会議規則第34条第2項の規定により委員会の付託を省略いたします。
これより討論に入ります。
討論の通告はございません。
これにて討論を終結いたします。
これより
議員提出意見書案第6号
学校給食費の無料化を求める意見書の提出についてを採決いたします。
お諮りいたします。
本件については可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
佐藤暸二) 御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────────── ◇ ─────────────────────
△日程第6 請願(3件)
請願第 8号 県に対し「
学校給食費の無料化を求める意見書」提出についての請願
請願第 9号 国に対し「
消費税増税中止を求める意見書」の提出を求める請願書
請願第10号
須賀川市庁舎敷地内の大木(ケヤキ・イチョウ)の保存を求める請願について
○議長(
佐藤暸二) 日程第6、請願3件を議題といたします。
この際、お諮りいたします。
ただいま議題となっております請願のうち、請願第8号 県に対し「
学校給食費の無料化を求める意見書」提出についての請願については、その趣旨に基づく意見書が既に可決されております。したがいまして、請願第8号については採択と決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
佐藤暸二) 御異議なしと認めます。
よって、請願第8号については採択と決しました。
次に、請願第9号及び請願第10号の請願2件について、委員長の報告を求めます。
総務常任委員長、
大越彰議員。
(
総務常任委員長 大越 彰 登壇)
◆
総務常任委員長(大越彰)
今期定例会において当委員会に付託となりました請願第9号及び請願第10号の請願2件について、当委員会の審査が終了いたしましたので、その経過と結果について報告いたします。
委員会は去る12月7日及び12月14日に調査と審査を行いました。
初めに、請願第9号 国に対し「
消費税増税中止を求める意見書」の提出を求める請願書についてであります。
本請願の趣旨は、国民の暮らしへの負担増や地域経済への影響を懸念し、2019年10月に予定されている消費税率10%への引上げを中止するよう、国に対して意見書の提出を求めるものであります。
審査の中では、その使途が社会保障や国民のためだけでなく、法人税の減税に使われている実態がある、また、消費税の重みや国民への負担、地域経済への影響を踏まえると、本当に増税がいいのか疑義があるとの請願に賛成する意見の一方で、10%への引上げは3党合意の中で社会保障に使用していくことが確認されている目的税であるとの意見や、消費税は逆進性もあるが、軽減税率の導入が検討されているとの請願に反対する意見があったものであります。
このため、採決の結果、起立少数により本請願は不採択とすべきものであると決しました。
次に、請願第10号
須賀川市庁舎敷地内の大木(ケヤキ・イチョウ)の保存を求める請願についてであります。
本請願は、市庁舎敷地内にあるケヤキ及びイチョウの大木について、伐採はせずに市に対して保存を求めるものであります。
本件については、市に直接対応を求める請願であり、調査の段階でも様々な意見や思いがあり、慎重に審査を進めました。
審査の中では、請願に賛成する立場として、議案第98号の工事との関係もあり、様々な困難があるが、請願者の思いを最後の最後に市に伝える必要があるのではないか、あるいは、先人が残そうと思ったから今も残っているわけであり、これまでの議論を市にも理解してもらい、残すことはできないかなどの意見がありました。
また、反対の立場として、請願者の思いは十分理解するが、来庁者の安全面や駐車台数の確保といった本来の目的が明確であるとの意見や、新庁舎整備の計画段階からの議論であり、新庁舎だけでなく市民交流センターの利用も考えた総合的な判断である。さらには、予算措置もされており、時期的に大変厳しい段階であるとの意見があったものであります。
審査は終始賛成あるいは反対の立場で意見が分かれたため、採決の結果、本請願は不採択とすべきものと決しました。
以上で、当委員会に付託となりました請願に係る審査の経過と結果についての報告を終わります。
○議長(
佐藤暸二) これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
佐藤暸二) なければ、質疑を終結いたします。
これより請願第9号の討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
初めに、賛成、5番 横田洋子議員。
(5番 横田洋子 登壇)
◆5番(横田洋子) ただいま議題となっております消費税10%への増税中止を求める意見書提出を求める請願について、賛成の討論を行います。
竹下内閣の下で消費税が3%として初めて導入されたのが1989年、それから8年後の1997年に橋本内閣によって5%に引き上げ、それから17年後の2014年に安倍内閣の下で8%に引き上げられるなど、税率を上げるだけで簡単に増収が見込める消費税は、時々の政権にとって打出の小づちのように便利に利用されてきました。
その後、10%への引上げは、景気の冷え込みと実質賃金の減少や貧困の社会問題化などで2度にわたって延期されております。したがって、2019年秋に予定されております10%への引上げは、財界からの強い要望もあり、安倍内閣にとって至上命令となっています。
そこで、景気は確実に回復していると政府は宣伝に躍起となっておりますが、肝心の国民の暮らしは冷え込んだままであることは、安倍政権も認めざるを得ないことであります。大企業の内部留保が400兆円という天文学的な数字を超える一方で、国民の暮らしは安倍政権の下での4年間で各世帯の個人消費が年34万円も減ってしまっているのです。サラリーマンの1か月分の収入に当たります。これには消費税8%への引上げが大きく作用していることは間違いありません。
国民の暮らしだけでなく、請願でも指摘されておりますように、国の税収にも大きな影響を与え、2016年度で所得税、法人税、消費税の3税全てが減ってしまいました。こんな状況のまま消費税を10%に引き上げれば、国民の暮らしも国の財政も更に深刻なダメージを受けてしまうことは明らかです。
課税は各人の能力に応じて平等に負担されるべきという租税立法上の原則からも、消費税は外れています。力のある大企業に中小企業並みの法人税を求めることで4兆円、超富裕層への所得税、住民税を以前の水準に戻すことで1兆円の税収が見込め、財源を確保することは可能です。また、安倍政権による様々な優遇政策によりため込んだ大企業の400兆円を超える内部留保の一部を、賃金や社会保障に回せば、日本のGDPの60%を占める個人消費が上向き、確かな景気回復につながることは明らかです。
以上のことから、消費税10%への増税中止を求める意見書の提出を求める請願については採択すべきであると述べて、賛成討論といたします。議員各位の賛成を訴えます。
○議長(
佐藤暸二) 次に、反対、9番
大寺正晃議員。
(9番
大寺正晃 登壇)
◆9番(
大寺正晃) ただいま議題となっております請願第9号 国に対し「
消費税増税中止を求める意見書」の提出を求める請願書について、原案に反対の立場から討論を行います。
現在の社会情勢を見ますと、人口減少、超
少子高齢社会の到来により、社会保障費は増大の一途をたどっており、社会保障制度を持続可能なものとしていくためには、財源の確保は喫緊の課題であり、待ったなしの状況に来ております。こうした中で、消費税増税は、急激に負担を増している社会保障費の財源として使用することを目的とした目的税であり、生活基盤を強固にするためには避けては通れない対応であると考えます。
これまで国においては、2度にわたり増税の先送りを行っておりますが、短期的には国民の負担は抑えられるものの、長期的には国の借金が増大する一方であり、将来の世代へつけを回す財政運営からの転換が急務であると考えます。
社会保障と税の一体改革は社会保障の充実、安定化と、そのための安定財源確保と財政健全化を目指すものであり、これ以上課題を先延ばしにはせず、国においてしっかり取り組むべきものであります。また、地方におきましても、私たちに身近な
行政サービスの持続的な提供のためには、安定した税財源の確保が必要不可欠であり、今回の消費税率の改定は、地方における財政基盤を安定したものとするためにも必要な措置であり、目的に沿った財源充当が確実に実行されることを望むものであります。
以上の考えから、私は請願第9号に反対するものであり、議員の皆様の御賛同をお願い申し上げ、原案に対して反対討論を終わります。
○議長(
佐藤暸二) 以上で通告による討論は終了いたしました。
これにて討論を終結いたします。
これより請願第9号 国に対し「
消費税増税中止を求める意見書」の提出を求める請願書を採決いたします。
お諮りいたします。
本請願に対する委員長の報告は不採択であります。
したがいまして、本件については原案を採決いたします。
本件については原案を採択することに賛成又は反対のいずれかのボタンを押してください。
押し忘れ、押し間違いはございませんか。
なければ、投票を締め切ります。
賛成少数であります。
よって、本件は不採択と決しました。
これより、請願第10号の討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
初めに、賛成、3番 大河内和彦議員。
(3番 大河内和彦 登壇)
◆3番(大河内和彦) ただいま議題となっております請願第10号につきまして、原案に賛成の立場で討論を行います。
これまで4名の方が一般質問を行ってまいりました。ケヤキとイチョウの伐採の理由は、駐車台数の確保と安全面での判断でありました。そのことは、震災直後、国に補助申請する段階で既に決定していたわけであります。震災後の混乱と市の機能が分散される中で、復旧、復興を最優先するのは当然理解するところです。ただ、大木の保存を求める声が数年前からあったわけですから、客観的視点による樹木医の判断や解体工事の技術面、維持管理などの面から妥当性を探り、判断結果を示すべきではなかったのではないでしょうか。
この場所には東京オリンピックマラソン銅メダリスト円谷幸吉選手の母校である須賀川市立第一小学校、その前身である明治時代の須賀川尋常小学校の卒業生には、服部ケサ、妹の水野仙子、特撮の神様円谷英二監督など、須賀川市民が誇る先人たちを輩出した学校があった歴史ある重要な場所であります。間違いなくその方たちも大木への思い出があったことでしょう。
新しい庁舎にケヤキ、イチョウの大木は歴史と文化のまち須賀川らしい風格と威厳を添えてくれるのは間違いありません。現在進めている歴史文化基本構想の中の、正に地域の宝と言えるのではないでしょうか。大木は地域の宝を後世に伝える大切な宝であり、緑の遺産です。
私たちは市民に選ばれなければこの場で発言することはできません。市民によって選出いただいた代表者であり代弁者であります。したがいまして、大木の保存を望む声を真摯に受け止めるべきと考えております。
今回の請願第10号につきましては、解体工事や駐車場整備に反対するものではなく、最後にもう一度再考を願いたいという切なる思いであります。大木保存を望む市民の声に対しまして、議員各位の御賛同をお願い申し上げ、賛成討論を終わります。
○議長(
佐藤暸二) 次に、反対、14番 広瀬吉彦議員。
(14番 広瀬吉彦 登壇)
◆14番(広瀬吉彦) ただいま議題となっております請願第10号
須賀川市庁舎敷地内の大木(ケヤキ・イチョウ)の保存を求める請願について、原案に反対の立場から討論を行います。
今回の請願は須賀川市に対する請願であり、これまでの様々な経過や請願者の思いを踏まえると、大変重く重要な請願であるとの認識を持っているところでありますが、その上で、請願に対して反対の意見を述べさせていただきます。
今日に至るまでには、議会におきましても、複数の議員が一般質問や委員会における調査を通じて、市庁舎敷地内にあります大木の取扱いについて市民の方の声を伝えるとともに、当局の対応、方針等についてただしてまいりました。
市当局においては、震災後の新庁舎整備計画策定時にも十分に協議を行ったこと、また、来庁者及び周辺住民への安全性確保や市庁舎及び市民交流センター来庁者の駐車台数を確保するため、伐採の判断に至ったとの説明があり、その内容は一貫しておりました。また、本定例会における議案第98号では、大木の伐採を含む工事の議案が提出され、先ほど可決されたわけでありますが、当該議案については今年度当初予算に計上された予算に基づく契約であり、当初予算については本年3月市議会定例会において可決されたものであります。今回の請願は、こうした経過と整合性がとれないものと考えます。
さらに、仮に伐採を取りやめることとした場合、設計の見直しや工期の遅れ、工事費の問題、さらには関係省庁や契約相手方との協議と様々な課題が考えられるところであり、また、事業の経済性や効率性といった点でも大きな疑問を感じるところであります。
私は請願の趣旨は十分に理解するところでありますが、請願の趣旨を受け入れるには極めて厳しい時期に達していると判断せざるを得ません。
以上の考えから、私は請願第10号に反対するものであり、議員の皆様の御賛同をお願い申し上げ、原案に対して反対討論を終わります。
○議長(
佐藤暸二) 次に、賛成、2番 水野透議員。
(2番 水野 透 登壇)
◆2番(水野透) ただいま議題となっている請願第10号
須賀川市庁舎敷地内の大木(ケヤキ・イチョウ)の保存を求める請願について、原案に賛成の立場で討論を行います。
本定例会の12月6日総括質疑で、大河内議員から、議案第98号、図書館・
中央公民館解体工事の財源に植栽伐採についての条件があるかというただしについて、当局のほうから、既存建物は完全撤去をするが、建物以外の植栽や立ち木などの伐採撤去の条件はないという内容の答弁がありました。このことから、財源の問題はないと私は理解しました。
そして、議案第98号 図書館・
中央公民館解体工事の
請負契約締結についてですが、先ほど可決されました。このことについては
総務常任委員会でも、解体工事とケヤキやイチョウを保存するのは契約上の矛盾があるのではないかと議論があったと聞いております。委員一人一人が真剣に考え、出した結論が、請願を不採択としたという理由の一つだと思います。
その葛藤の答えになると思いますので、説明させてください。国が平成26年6月に改正した公共工事の品質確保の促進に関する法律を施行し、それを受けて、福島県土木部は、建築関係工事請負契約における設計契約ガイドラインを策定しました。その中で、計画的な発注、適切な工事設定、適切な設計変更が示されております。設計図書に適切に施工条件を明示するとともに、必要があると認められたときは適切に設計図書の変更を行うこと、これが発注者の責務であると明確化されました。そして、設計変更に該当するケースとして、契約約款第19条、発注者が必要であると認め設計図書を変更する場合とあります。具体的にどのような場合かというのを調べました。例えば、住民との協議により変更する必要があると認める場合、つまり、大木を残してほしいという住民との協議をした上で、必要であればというふうに理解もできます。また、施設の利用方法が具体化したことにより変更する必要があると認められる場合。駐車場内にシンボルツリーとして歴史ある大木を残す、無機質なアスファルトの駐車場の中央に、市民や職員にとっての癒しとして大木を残す、そのような判断を発注者がした場合が想定されます。
このことからも、図書館や中央館の建物を残してほしいという内容の請願ではありません。一度議決した案件を同じ会期中に議題として取り上げて審議や議決を行うことができないという会議原則である一事不再議には当たらないと考えられます。つまり、解体工事の契約そのものと大木を保存したいという請願は別のものと解釈することができるのです。
私は市役所の職員時代、行政管理課の管財係で、庁舎管理や市有地、財産区などの事務を担当しておりました。管理者としての責任がある当局の考え方も当然理解しています。市でも公園や市有林で発生した倒木により駐車場にあった自動車を破損させてしまうという事故も、これは決してあってはならないのですが、起きてしまっているのも事実であります。
平成26年4月に神奈川県川崎市のショッピングセンターでケヤキの木の枝が落下して、通行人を直撃するという事故がありました。その枝は枯れてからかなりの時間が経過していたために落下の可能性が高くなっていたとの報道がありました。枯れた枝をそのままにしていた管理者の責任です。この事故を受けて、例えば東京都はどのように考えたかというと、都内の大木を全部伐採してしまいましょうということには当然ならなくて、街路樹診断マニュアルを作成して、落下事故のないようにしっかりと管理をするという方向にかじをとりました。神宮外苑のイチョウ並木や三鷹の武蔵野ケヤキ並木なども含めて、危ないから伐採するということではなく、どのように残していくべきかという発想です。
図書館脇のケヤキも太い枝が落下したということも、伐採をするという理由の一つであります。200年を経過して長寿のケヤキだから、弱っているから落下したのかなと印象を持ってしまいますが、ケヤキの特性として、健全なケヤキであっても、栄養が枝葉に行き届かないと、木が自ら判断して自分で枝を枯らせてしまうという特性があり、樹齢や健康状態には関係ないと言われています。そのような自然の摂理も人間の想像を超えており、すごいことだと思いませんか。市役所を社会科見学で訪れた小学生にも教えてみたいような内容であると思います。
先日テレビを見ていたんですが、人間の鼻ですね、植物の花、同じはなという音です。人間の鼻、植物の花、ぱっと目につくから同じ音になったと言われています。口の中にある歯、植物の葉っぱの葉、歯の生えてくる歯茎、葉っぱの生えてくる植物の茎、体を表す身、花が咲いた後にできる実、字は違いますが発音は同じです。古代から人類は自然と共生して生きてきたあかしであり、私たちがこうして生きているように、あのケヤキも生きているのです。環境にもよりますが、ケヤキの寿命は1,000年以上です。今私たちがあのケヤキを伐採してしまうことについて改めて考えなくてはいけません。
広報「すかがわ」12月号を見ました。2018年を振り返るというページに、歌手の岡本真夜さんが記念植樹を行っていました。あの図書館の脇にあるケヤキは、山から種子が飛んできて自然に育ったのではなく、みちのくの要衝である須賀川の地に先人が植樹をしたものと考えられます。その人の思いというものも私たちは受け止めなければなりません。
そして、昭和46年から47年にかけて中央公民館や図書館が建設されました。社会教育に必要な床面積や蔵書閲覧に必要な床面積を確保しなければならない、当時設計をした技術者は、既に存在していた大木であるイチョウ、ケヤキの木も、もしかしたら邪魔だったかもしれません。それでも現状を見れば分かるように、建物と大木が共存できるようにぎりぎりに建ってます。これも偶然ではなく当時の判断で、どうやって木を残すか熟慮を重ねたからではないでしょうか。その意思も私たちは受け止めなければいけません。
また、同じ広報「すかがわ」にふくしま駅伝の本市の活躍の記事が紹介されていました。過去から未来へつながれるたすきへの思いを強く感じました。古寺山自奉楽の紹介で、受け継がれる地域の文化と銘打っていました。大木がここに存在する歴史を未来へつなぐことも私たちに託されているのです。
小学校の総合的な学習の時間に、校外学習で須賀川の歴史のフィールドワークで学習をした小学生の感想を紹介します。栄町遺跡の勉強をして、今この時代に残っている文化財、それは時空を超えて過去と現在をつなぎ、そしてこの先何百年も守っていくことが、それが今の僕にできる大事な仕事だ。道徳の勉強で、今自分が存在するのは先祖のつながりがあること、自分から20代遡ると100万人を超える先祖がいることを知った。私もそういう事実を今この作文を読んで知りました。私たちが存在していることがもう奇跡なんですね。須賀川を舞台にした増山実の「空の走者たち」をこの小学生は読んで、本の主人公がタイムスリップしたというケヤキを実際に探しに行ったそうです。その場所はあったとその子は言っています。建物に遮られれば風は消えるはずなのに、そのケヤキは不穏な風でたくさんの葉を揺らしていた。僕はその木の大きさに圧倒された。僕たち人間は何十年かしか生きることはできないが、木は何百年も同じ地で生きることができる。この木はずっと昔からここにあってたくさんの人々の生活を見てきたのではないか。小学生の感想です。
小学6年生は学校で授業、教科だけでなく総合学習を通して、私たち大人が忘れてしまっていること、人が生きる上で大切なことをいっぱい学んでいます。また、
アニメや映画、小説など物語にゆかりのある場所を聖地と呼んで、全国、全世界からその場所を訪れることを聖地巡礼と言います。そこにあるべきケヤキがなくなってしまうとしたら、それは残念でなりません。
また、須賀川の歴史ある木について小学生が書いた作文です。校庭の桜の木は切られてしまった。入学式にはあった桜の木がなくなると校庭はガラッと変わってしまいました。卒業式の集合写真には桜の木がなくなり、違和感と切なさを感じます。大きなイチョウの木も切られてしまいました。大きな木を切るのは簡単です。切られてしまってからその大きな木がどれだけ私たちの生活を見守ってくれていたか気付かされます。切る理由はあると思いますが、後で後悔するのは嫌だなと思いました。小学生の感想です。
また別の小学生ですが、校庭のイチョウや桜の木が切られてしまい、ひどく悲しい気持ちになりました。入学したときから私たちを見守ってくれました。私とあの大きな木たちとの思い出はあっという間に空に消えてしまいました。校庭の桜やイチョウが伐採されてさみしかった。僕は近代的と自然が共生する景色が好きだ。なぜなら、近代的なもので心を躍らせ、自然を見て心の安らぎを得ることができる。だから須賀川は発展しながら自然を残す、それが僕の理想とするまちだ。この内容について、議員の皆さん一人一人がどう感じるか。
この答えは一つではないと思います。きょうの朝日新聞の論壇を見てはっとしました。ある物体の正体を探るとき、あれは円だと決めつけるのは危険である。あれは円ではなく三角だという批判も受け入れないといけない。なぜなら、実は円すいだった、セーフティコーンのような円すいだったという真実に至れないからだ。人間の認識は限られたものだからお互いに批判をし合わないといけない、そうしないと本当のことは分からないのだ。
このケヤキについて議論は尽くされたのでしょうか。樹木医などの専門家が診察をして科学的なデータが示されたのでしょうか。
最後に、地方自治体は二元代表制です。住民から直接選ばれる行政の長、同じく住民から直接選ばれる私
たち議会議員です。二元代表制といっても、現実には議員ではなく議会です。首長と議会が住民に直接責任を負うのが二元代表制です。きょうこの採決は議会としての姿勢を示すのが、この請願に対する賛成反対の意思表示です。請願が賛成多数になったからといってケヤキを伐採しないということではなく、大木を保存してほしいという請願が採択されたという事実です。それを受けて当局が市民の皆さんともっと議論をしていただけることを期待します。市民の皆様の声を行政に届けるのが私
たち議員の仕事です。大木保存に署名をした3,567筆の市民の皆さんの気持ちを行政に届けましょう。駐車場台数を確保することも伐採する理由の一つであれば、立体駐車場をつくる方法もあります。たとえきのうまで、先ほどまで、もしかしたら今の今まで大木を保存するというこの請願に対して反対と思っていたかもしれませんが、もう一度立ちどまって考え、安全性や利用者の利便性を協議するために、私はこの請願に賛成いたします。議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(
佐藤暸二) 以上で通告による討論は終了いたしました。
これにて討論を終結いたします。
これより請願第10号
須賀川市庁舎敷地内の大木(ケヤキ・イチョウ)の保存を求める請願についてを採決いたします。
お諮りいたします。
本請願に対する委員長の報告は不採択であります。したがいまして、本件については原案を採決いたします。
本件については、原案を採択することに賛成又は反対のいずれかのボタンを押してください。
押し忘れ、押し間違いはございませんか。
なければ、投票を締め切ります。
賛成少数であります。
よって、本件は不採択と決しました。
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△日程第7 閉会中の継続調査の申出について
○議長(
佐藤暸二) 日程第7、閉会中の継続調査の申出を議題といたします。
この際、各常任委員長から発言の申出がありますので、これを許します。
初めに、
総務常任委員長、
大越彰議員。
(
総務常任委員長 大越 彰 登壇)
◆
総務常任委員長(大越彰) 当
総務常任委員会では、9月定例会で継続調査事件として申出を行いました行政評価の活用、庁舎の管理・運用及び所管の事務の執行について、継続して調査を行ってきましたので、その概要について報告いたします。
初めに、行政調査についてであります。
去る10月10日から12日までの3日間、委員会活動として、兵庫県丹波市及び滋賀県長浜市を視察してまいりました。
兵庫県丹波市においては、行政評価の取組についてを調査項目として視察を行い、議会による評価の視点や開催状況、
スケジュールなどについて担当者から詳細に伺うことができました。
丹波市では、当局、外部評価委員、そして議会といった3つの視点から評価を行っており、より客観的な評価につながっていると感じたところであります。
また、滋賀県長浜市においては、庁舎のセキュリティ対策についてを調査項目として視察を行い、設計のコンセプトや庁舎のセキュリティエリアと対策、さらには市民への開放状況等について調査を行い、本市と類似する部分、あるいは異なる部分を比較することができ、大変参考となる視察となりました。
これらは、当委員会が取り組んでいる具体的調査項目に関する調査であり、今後はこれら調査結果を基に、本市の取組に役立て、意見、提言などに結び付けたいと考えております。
次に、委員会の開催状況とその内容について報告いたします。
去る11月20日に委員会を開催し、今回の行政調査の所感の報告を行いました。また、当局から大規模災害時における須賀川市業務継続計画の策定について説明があり、質疑応答を行ったものであります。当該計画は平成31年1月を目途に策定の準備を進めており、大規模災害時において優先的に実施すべき業務を特定するなどして、適切な業務執行を行うため、職員向けの内規として作成するものとの説明がありました。
次に、12月7日に開催しました委員会では、これまでの調査結果を踏まえ、まとめに向けた委員会の進め方について
スケジュール案を作成の上、確認を行ったところであります。
最後に、12月14日に開催しました委員会の調査状況を報告いたします。
所管の事務の執行についてを議題とし、企画財政課から、1つとしてパスポート窓口対象エリア拡大、2つとして市まちづくり報告書(平成29年度実績)、3つとして市まち・ひと・しごと創生総合戦略(平成29年度実績)、4つとして消費税引上げに伴う使用料等の改定、5つとして基金の整理統合について、それぞれ説明を受け質疑応答を行ったものであります。
なお、市まちづくり報告書及び創生総合戦略の平成29年度実績については、各議員にも配付されておりますので、御確認をお願いいたします。
以上が、9月定例会以降の当委員会の活動概要であります。
なお、これらの経過を踏まえ、12月14日の委員会において、引き続き行政評価の活用、庁舎の管理・運用及び所管の事務の執行について、調査を続けることを確認いたしましたので、閉会中の継続調査事件として申し出るものであります。よろしくお願いいたします。
○議長(
佐藤暸二) 次に、建設水道常任委員長、関根保良議員。
(建設水道常任委員長 関根保良 登壇)
◆建設水道常任委員長(関根保良) 当建設水道常任委員会では、9月定例会の閉会中の継続調査事件として申出を行ったとおり、都市施設の管理運営及び市道の整備並びに所管の事務の執行について継続調査を行ってきましたので、その概要を報告いたします。
当委員会は、都市施設のうち特に都市公園を中心として、当局から維持管理の現状、今後の管理方針について説明を受け、意見交換を行ってきました。
これらの調査状況を踏まえ、去る10月17日から19日までの3日間の行程で、当局にも御同行いただき、愛知県刈谷市、三重県名張市への行政視察を実施しました。
刈谷市においては、公園への指定管理者制度の導入、さらには市民団体の積極的な事業の参加など、民間活力を最大限に活用した管理運営について調査を行いました。
また、名張市においては、空き家等の適正管理について、相続人不存在空き家への対応や行政代執行の事例、各種リノベーション支援事業など、先進的な取組について調査を行いました。
これらの調査結果を受け、去る12月7日開催の委員会において、委員各位から行政視察に関する所感を述べていただき、今後の委員会の調査方法について議論を行いました。
今後は、本市の現状等を踏まえ、更に当局との議論を深めながら、都市公園の利活用の促進、民間活力の導入、維持管理の低コスト化などについて、協議を進めてまいりたいと考えております。これらの経過及び今後の取組予定を踏まえ、引き続き、都市施設の管理運営及び市道の整備並びに所管の事務の執行について調査をすることとなりましたので、閉会中における継続調査事件として申し出るものであります。
以上、継続調査事件の申出といたしますので、よろしくお願いをいたします。
○議長(
佐藤暸二) 次に、生活産業常任委員長、相楽健雄議員。
(生活産業常任委員長 相楽健雄 登壇)
◆生活産業常任委員長(相楽健雄) 当生活産業常任委員会では、9月定例会で継続調査事件として申出を行いました農商工連携による地場産業の育成、定住人口拡大の促進及び企業誘致並びに所管の事務の執行について、継続して調査を行ってきましたので、その概要を報告いたします。
初めに、行政調査についてであります。
去る11月19日から11月21日までの3日間にわたり、長野県佐久市の地産地消の取組について、また新潟県十日町市の中心市街地活性化について、調査を行いました。
長野県佐久市においては、地元農産物の地域での普及、農産物直売所活動の支援、学校給食等における地産地消の推進、食育による健康づくりの推進、地元農作物を活用した料理の普及など、地産地消の推進を図るべく、様々な取組を行っていました。
また、新潟県十日町市においては、中心市街地活性化基本計画の目標である、暮らす人を増やす、訪れる人を増やす、活動する人を増やすために、サービス付き高齢者住宅、市民交流センター、まちなか立体駐車場整備など19のハード事業のほか、市民活動応援のための助成金や物品の貸出し、商店主が講師となり、専門店の情報、こつを提供するまちゼミ開催など、47のソフト事業を行っておりました。その中で、完成した各施設間の連携や回遊性を高める仕組みなど、中心市街地全体へにぎわいを波及させていくことが今後の課題だと伺うこともできました。
これらの調査の結果につきましては、当委員会の今後の調査活動に活用してまいりたいと考えております。
次に、委員会の開催状況とその内容について御報告いたします。
去る10月30日に委員会を開催し、第2期中心市街地活性化基本計画の概要について、商工労政課から説明を受け、質疑応答を行いました。
次に、12月7日の委員会では、今回の行政調査について所感の報告を受け、委員間で共有を図るとともに、今後の提言に向けた話合いを行いました。
最後に、12月17日の委員会では、企業誘致についてを議題とし、茶畑地区産業拠点整備事業の進捗状況について説明を受け、質疑を行ったものであります。
以上が、9月定例会以降の当委員会の活動概要であります。
なお、これらの経過を踏まえ、12月17日の委員会において、引き続き農商工連携による地場産業の育成、定住人口拡大の促進及び企業誘致並びに所管の事務の執行について調査を続けることを確認いたしましたので、閉会中の継続調査事件として申し出るものであります。よろしくお願いいたします。
○議長(
佐藤暸二) 最後に、教育福祉常任委員長、生田目進議員。
(教育福祉常任委員長 生田目 進 登壇)
◆教育福祉常任委員長(生田目進) 当教育福祉常任委員会では、9月定例会において閉会中の継続調査事件の申出をいたしました、医療・介護の充実及び地域コミュニティの形成並びに所管の事務の執行について継続調査を行ってきましたので、その概要を御報告いたします。
初めに、行政視察について御報告いたします。
当委員会は、10月22日から24日までの3日間、委員会活動として、兵庫県豊岡市及び広島県尾道市を視察してまいりました。
兵庫県豊岡市は、新しい地域コミュニティ組織を設立し、住民主体の地域包括ケアシステムの構築に取り組んでいる自治体であります。介護予防・日常生活支援総合事業について調査を行い、特に高齢者見守りネットワークや生活支援サービスなど、支え合い体制づくりについて調査を行ってまいりました。
また、広島県尾道市においては、地域包括ケアシステムの生みの親と言われている公立みつぎ総合病院を視察し、公立の総合病院として行政と連携して取り組んでいる地域包括ケアシステムの構築について調査を行ってまいりました。
これらの調査は、当委員会が取り組んでいる医療・介護の充実、地域コミュニティの形成に関する調査であり、今回の行政視察の調査結果については、今後、委員会の調査研究に役立てるとともに、当局に対し意見、提言などを行ってまいりたいと考えております。
次に、委員会活動について御報告いたします。
今期定例会中の12月7日の委員会においては、行政視察に係る所感を各委員から述べていただき、当局に対して確認したい点や、今後委員会で調査したい点など、調査課題について意見交換を行いました。
12月17日の委員会においては、具体的調査項目について、今後の調査課題を当局へ質問し、次回の委員会において御報告をいただくことといたしました。
以上が、9月定例会以降の当委員会の活動概要であります。
これらの調査内容を踏まえ、引き続き調査研究が必要なことから、医療・介護の充実及び地域コミュニティの形成並びに所管の事務の執行についてを閉会中の継続調査事件として申し出ることといたします。よろしくお願いいたします。
○議長(
佐藤暸二) ただいまの各常任委員長からの報告を含め、目下、委員会において調査中の事件について、会議規則第104条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続調査の申出がありました。
お諮りいたします。
各委員長からの申出のとおり、閉会中の継続調査に付することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
佐藤暸二) 御異議なしと認めます。
よって、各委員長からの申出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決しました。
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○議長(
佐藤暸二) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。
この際、市長が発言を求めておりますので、これを許します。
(市長 橋本克也 登壇)
◎市長(橋本克也) 閉会の挨拶に先立ち、昨晩、雨田地内において尊い命が犠牲となる火災が発生してしまいました。亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、御遺族に対し、心よりお悔やみ申し上げます。
現在、空気が大変乾燥し、火災発生のリスクが非常に高くなっており、消防署や消防団と連携し、火災予防の啓発に努めているところでありますが、市民の皆様には年末年始、火の元、火の取扱いには十二分に注意くださいますようお願い申し上げます。
さて、議員の皆様方におかれましては、11月29日から本日までの22日間にわたり、平成30年度
一般会計補正予算をはじめ、市政当面の重要案件につきまして慎重な御審議を賜り、厚く御礼申し上げます。
会期中、皆様方から賜りました貴重な御意見や御提言などを踏まえ、引き続き各種施策に全力で取り組んでまいります。
慌ただしい年の瀬を迎え、皆様方にはこれからも何かと御多忙のことと存じますが、くれぐれも健康に留意されまして、市政に対しなお一層の御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。併せて、希望に満ちた輝かしい新年を迎えられますことをお祈り申し上げ、閉会に当たっての挨拶といたします。ありがとうございました。
──────────────────── ◇ ─────────────────────
○議長(
佐藤暸二) これにて、平成30年12月須賀川市議会定例会を閉会いたします。
御苦労様でした。
午後 零時42分 閉会
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地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
平成30年12月20日
須賀川市議会 議 長 佐 藤 暸 二
議 員 佐 藤 栄久男
議 員 安 藤 聡
議 員 本 田 勝 善...