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平成26年  8月 原子力災害対策特別委員会-08月05日-01号

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  1. 須賀川市議会 2014-08-05
    平成26年  8月 原子力災害対策特別委員会-08月05日-01号


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    平成26年  8月 原子力災害対策特別委員会-08月05日-01号平成26年 8月 原子力災害対策特別委員会           須賀川市議会原子力災害対策特別委員会会議録 1 日時    平成26年8月5日(火曜日)         開会 10時00分         閉会 12時15分 2 場所    須賀川市議会第2委員会室 3 出席委員  五十嵐 伸    大倉雅志     車田憲三         相楽健雄     大越 彰     橋本健二         大内康司     高橋秀勝     渡辺忠次 4 欠席委員  なし 5 説明員   生活環境部長  塚目充也   健康福祉部長  佐藤健則         長沼支所長   榊原茂夫   岩瀬支所長   矢部英夫                        参事兼原子力         教育部長    若林秀樹           岩瀬 孝                        災害対策課長         こども課長   熊田正幸   農政課長    佐藤忠雄         道路河川課長  宗形武将   都市整備課長  國分康夫         長沼支所           岩瀬支所                 橋本 一           渡辺久夫
            地域づくり課長        地域づくり課長                        文化・スポーツ         教育総務課長  柳沼新治           深谷敏市                        課長 6 事務局職員 係長      佐久間美貴子 主査      藤田輝美 7 会議に付した事件  別紙のとおり 8 議事の経過  別紙のとおり                原子力災害対策特別委員長   五十嵐 伸      午前10時00分 開会 ○委員長五十嵐伸) おはようございます。皆さんおそろいですので、会議を始めさせていただきます。  委員並びに当局の皆様にはお忙しい中、原子力災害対策特別委員会に御参集いただき、まことにありがとうございます。  これより平成26年8月第10回原子力災害対策特別委員会を開会いたします。  出席者は定足数に達しております。 ─────────────────────────────────── ○委員長五十嵐伸) 初めに、本日の進め方について御説明いたします。  1月の委員会において宅地、公園、山林、農地、教育施設児童福祉施設除染作業全般について関係課長の皆様にお集まりいただき、除染の状況について説明を求めましたが、本日はそれ以降の本市の除染事業の現状と取組について当局より説明を受け、質疑応答を行います。  質疑応答終了後、当局には御退席をいただき委員のみで意見交換会を行ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  それでは、早速進めてまいります。須賀川市の除染状況について調査に入りますので、原子力災害対策課から順番に説明を願います。 ◎原子力災害対策課長岩瀬孝) それでは、原子力災害対策課が所管します除染計画の進行につきまして説明を申し上げます。  1ページをお開き願いたいと思います。  住民説明会及び発注・完了状況についてですが、(1)の重点地区、この表は上段括弧書き前回特別委員会に提出した資料の数字でございます。下段が7月30日現在の数字となってございます。地区としましては西袋、稲田、仁井田、長沼、岩瀬、行政区としまして49行政区、戸数は7,450戸がこの重点地区となっておりますが、そのうち住民説明会につきましては46行政区、発注につきましては42行政区、戸数にしまして6,352戸を発注しました。そのうち完了しましたのが行政区で17行政区、戸数で2,031戸となってございます。  右端の表につきましては竣工検査はまだしておりませんが、実質、現場のほうが終わった戸数としまして3,922戸、7,450に対しまして61.7%の完成となってございます。  それから、(2)の重点地区以外としましては稲と古戸につきまして先日説明会を開いたところでございます。  2ページのこの位置につきましては、緑色に染めた行政区が完了したところでございまして、黄色に着色したところが今現在除染作業を行っている行政区となっております。  次に3ページ、4ページをお開き願いたいと思います。  3の除染完了地区平均空間線量、1番から10番までは前回の委員会で説明した地区でございまして、その後完了した地区としまして11番、長沼の花の里、住宅等について戸数が125戸、100cmで除染前が0.55、除染後が0.21、低減率62%。12番、長沼の北作、住宅等25戸、100cm、除染前が0.38、除染後が0.26、低減率32%。13番、長沼の古舘、住宅等80戸、100cmで除染前が0.42、除染後が0.23、低減率45%。14番、岩瀬の上大久保、下大久保、滑沢、住宅等232戸、100cmで除染前が0.51、除染後が0.27、低減率で47%。15番、岩瀬の矢沢、住宅等187戸、100cmで除染前が0.38、除染後が0.25、低減率が34%。最後に16番、仁井田季の郷住宅等448戸、100cmで除染前が0.41、除染後が0.19、低減率が54%。  1番から16番までの全体の平均としまして、住宅等で2,031戸、100cmで除染前が0.48、除染後が0.25、低減率で48%となってございます。  以上でございます。 ○委員長五十嵐伸) ただいま、原子力災害対策課長から説明を受けましたが、委員各位より質疑等がありましたらお願いいたします。 ◆委員橋本健二) おはようございます。  今報告をいただいたわけですが、今の除染後の状況についていろいろ住民の間から出ているのは、なかなか下がらないということです。今回の平均線量を見ても、住宅ってこれ0.64が0.23と、1cmのところでそういうふうな状況です。つまり、0.23以上はいわゆる除染の対象として進められているというふうには聞くわけですけれども、なかなか下がらないという問題の原因をどういうふうにつかまえているかということが1つと、除染しても下がらないと分かった場合には再除染があり得るのか、国はやらないというふうな方向で進めているようですけれども、これについて、多くの住民の間からはやはり下がらないことに対する不安が強いわけですので、それらについて国の動きと当局の考え方について述べていただければと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○委員長五十嵐伸) ただいまの橋本委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。 ◎原子力災害対策課長岩瀬孝) まず、そのなかなか下がらない原因なんですが、これは相当丁寧な作業を実施しているわけなんですが、どうしてもやはり部分的に土の中になかなか入っていてそれが取り除けない、またはインターロッキングとかその舗装の目地の間に入ったものがなかなか抜け切れないというようなものがございます。あとは、周りが山とか林の中が近くて、その影響もあってなかなか下がらないという、そのような原因があるものと考えております。  それで、再除染につきましては再度、国のほうにいろいろとお願いをしているところなんですが、なかなか国のほうではそれを認めないということでございます。  以上です。 ◆委員橋本健二) 下がらないというところも結構あるということを認めた話になるわけですが、いわゆる除染しても下がらない場合にはいろいろな原因が考えられるとは思うわけですけれども、作業方法に問題があるとか、それから線量を発している物質、放射線を持っている物質の質によって違うのか、それともほかの、今、山からの、山に近いということがあってどうのこうのということがあったわけですけれども、そういったところをどういうふうに今回の除染作業を通じて須賀川市としては捉えられて、具体的な対策はどういうふうになっているのか教えていただければいいと思いますが。 ○委員長五十嵐伸) ただいまの橋本委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。 ◎原子力災害対策課長岩瀬孝) その下がらない要因として、まず作業のいろいろその差というお話がありましたが、極力現場のほうに行きまして、それぞれ業者のほうを管理、指導して極力そういう差が生じないように今現在は現場のほうは作業を行っているところでございます。あと、下がらない要因というかその対策の具体的なということなんですが、放射性物質、要はセシウム137が、134は大分が半減期の問題、それからウェザリングの問題でそれの物質については少しずつ下がっていると思いますが、セシウム137につきましては半減期が長いということもあって、そういうものがなかなか下がらない要因となっていると。その具体的な対策としましては、やはり極力その丁寧な作業をするとともに、あとは遮蔽的効果のあるもの、そういうものも関しながら、現場のほう対応しているところでございます。  以上です。 ◆委員橋本健二) 今、藤沼のほうでも除染がされているわけですけれども、いわゆる山合いに近いところだと元どおり、数年たつと元どおりになるというのが一般的な見方であるわけですけれども、例えば藤沼湖公園の周辺であればもう完全に山に囲まれたようなところですから当然今までの、従来の除染方法でいいのかということは市民の間でも関心があるように思っているわけですけれども、いわゆる従来どおり除染方法で十分に安心、安全で藤沼湖を利用される方々の要求を満たしていくような方向が確保できるのかどうなのか、その辺をちょっと心配になるわけですけれども、その辺についてもし今進められている方法について改善の余地、方法の改善も含めて考え方があればお示しをいただければいいのかなと思っているのですが、よろしくお願いします。 ○委員長五十嵐伸) ただいまの橋本委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。      (「例を出してやっているんですから、例を絡めての、例ですからそういうときにどうするかということです、すみません」と呼ぶ者あり) ◎原子力災害対策課長岩瀬孝) 今、一例として藤沼の公園、山が周りにある、そういうふうな地形というかところについての除染についての低減させる方法なんですが、極力今現在できるものについてやるということで、あとどうしてもその周りが山が近づいていますとどうしてもそちらのほうの影響があるんじゃないかと思われるんですが、その辺は山の葉っぱを上のほうにかき上げるとか、そのようなできる範囲でとりあえずやるということで今現在対応しているところでございます。 ○委員長五十嵐伸) 課長、多分言われているのはその山とかが影響しているというのは分かっているので、例えば国とか県とか問いかけしているとか、方策としては何か対策しているのかというのを多分聞かれていると思うんですけれども。 ◎原子力災害対策課長岩瀬孝) それで、国のほうにはそういうふうな山の、山林についての除染について何か処置を講じるようにということで再三話はしているところでございます。      (「もう一点だけ聞いてもいいでしょうか」と呼ぶ者あり) ◆委員橋本健二) 東京電力なんかの動きを見ると除染活動には取り組んでいるようなことがネット上では紹介はされているわけです。いろいろな活動の中身についても報告はされたりしているわけですが、そういった東京電力からの技術的な、作業方法的な改善の、自分たちが取り組んできた中での情報交換とかということはあるんでしょうか。いわゆる国や県は当然ながら情報交換はされていると思うんですけれども、いわゆるその当事者である東京電力が行っている除染活動があるわけですので、それらの会社が除染によって得られた情報については開示されて、今の自治体が行っている除染活動に反映できるような形になっているのかどうなのか確認をさせていただければと思うんですけれども。 ○委員長五十嵐伸) ただいまの橋本委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。 ◎原子力災害対策課長岩瀬孝) 東電のほうの技術的な提言ということなんですが、これについて現場のほうでは定期的にいろいろ管理指導を一緒に行っているわけなんですが、具体的に今言ったような新たなる技術的なものの提言というのは特には具体的には出てはいないところでございます。  以上です。 ○委員長五十嵐伸) ほかにありませんか。 ◆委員高橋秀勝) 8月2日付の新聞報道なんですが、1日付で環境省が被曝の線量を0.23を目標にしたいということで発表したようで、我が須賀川市の担当者除染を終えた地域とこれから実施する地域があり、仮に途中で方針転換をした場合、住民にどう説明すればいいのかという、市の担当もお話しされたようですが、0.23というとただいまのこの資料で除染完了のところを見ると、0.23まで下がっているところは花の里と季の郷の2か所しかない。そういった場合に今橋本委員が言ったように再除染は国のほうでも認めないというような話をしているようですが、0.23まで国が目標を立てたと言ってもその0.23まで下がっていない場所が再除染は認めないというのはどういうものなのか。  それと、長沼、岩瀬はこの表にあらわれているとおりかなり線量が高い。除染をした後は40、60%と下がってはいるんですが、例えば稲田地区のように0.3ないし4くらいのところが0.23まで下がるというのは可能なのかもしれませんが、0.25とか27とか除染後の長沼、岩瀬がそこまで下がっていないといった場合に国のほうでそういった除染は認めなくなるような、そういった心配はないのかどうかひとつ聞いておきたいと思います。 ○委員長五十嵐伸) ただいまの高橋委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。 ◎生活環境部長塚目充也) ただいまの御質問にお答えします。  今回国とそれから県内の4市で勉強会を行って、その中間報告ということで報道になったわけですけれども、この内容につきましてはもともと県内の除染目標値というのは国が示しておりました人体に比較的影響のない、年間1mSvというのが除染目標値がそれになるように毎時0.23μSvに下げるというのがほかの市町村、市も含めてそれが除染目標値と捉えて除染計画をそれぞれやってきたわけなんですが、今回のこの勉強会は比較的その4市はほかの地区に比べて除染の線量が比較的高いということでなかなか除染が進まないという状況の中での勉強会だったようで、つまり0.23まではなかなか下がらない、そのためにもう少し除染考え方を勉強しようということで出した内容なんですけれども、それに、この新聞によりますと特に伊達市で取り組んできた除染の結果を見ると0.3から0.6μSv除染の状況であっても実際に人がつけている個人の線量計、それを見ると年間1mSvにはならないと、そういう地区に住んでいる子供とか大人も。だから、そういう結果を踏まえて今回単なる除染だけではなくて個人線量計を参考にして考えていったらどうだというのが今回の中間報告だったんです。  今回は今まで市町村ではほとんど除染目標値が0.23という、目標値を立てて、つくっていますから、これに個人線量の部分を参考にしてこれから除染をやっていくとなると一体どういう方向でやるのかというのは全く示されていない状況なんです、今回の中間報告は。それで市町村では困惑をしているという状況なので、須賀川市としては今後それは研究課題とはしますが、やはり生活の基盤は空間線量値ですから、支障のない、前国が示した年間1mSvに満たないためには0.23μSv毎時、これをやはり目標に掲げて除染作業を進めるべきだろうというふうな考えでは今のところおります。ですから、決して0.23にならないから国のほうで再除染するとかしないとかということではなくて、除染の線量の目標値考え方として幅を広げたというふうな考え方みたいなんです。まだ細かいところが出てきていないので、はっきり言ってまだ状況がつかめない状況でいるというのが事情です、今の状況です。 ◆委員高橋秀勝) 今の部長の説明はよく理解はできるんですが、やはり住民というか住民が戸惑いを起こすような、こういったものをぼんと出されると結局は市民というか住民はゼロで当たり前の考えですから、ゼロということはあり得ないんだという話は聞きますが、やはり東京電力の原発さえこういうことを起こさなかったらば私は何の苦労もすることはなかったんだと、これは本当の交通事故だったら100ゼロの問題ですから。そういうようなことで、こういうことがぼんと新聞に出てしまうと戸惑いが来て、0.23になっていればやらないのかとか、0.23まで下がらないところはもう一回やるんですかとか、そういう話がどんどん市民の間で出てきてしまうんです。だから今部長の言ったことはよく理解はできますので、やはりそういった方針は変えずに今後も除染をやっていきたいというようなお話でありますので、是非そのようなことでひとつよろしくお願いしたいと思います。 ○委員長五十嵐伸) ほかにありませんか。 ◆委員渡辺忠次) まず1つ目として除染終了地域、大分増えてきているんですけれども、一番最初に我々お伺いしたときには終了した各戸について除染前と除染後の効果、これは各戸ごとに説明をするというふうなお話なんですけれども、その辺は今どういうふうな形で行われているか、その1点確認をさせていただきます。  それから、2点目としては今までの話と関連するんですけれども、実は1週間ほど前に郡山市の品川市長が国に対して要望したその中に効果的な除染の方法を国にしてほしいと、その内容を聞きましたらちょっと具体的な内容を伴っているなというふうなものだったので、もしここでその内容について御存じでしたらぜひ教えていただきたいと。その方法についてふれていたんですけれども、その2つです。  あと、3つ目としては除染について、いわゆるバッジつけて、人体に対する影響は意外と少ない。また、危険な箇所を避けるようにすれば人体に対する影響は少ないだろうという言い方を中間報告で受けたというふうなお話なんですけれども、これはあくまで健康面の問題であって、実際に絶対量、前に言いましたけれども、絶対量、線量を下げなければ福島県外の人は認めないだろうというのが私の考えですので、あくまで健康面とは別の形でこの方向は絶対守ってほしいと。できればほかの地域と同じぐらいまで下がるまで粘り強く除染をしてもらいたいという考えなんですけれども、この点について、3点確認をお願いします。 ○委員長五十嵐伸) ただいまの渡辺委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。 ◎原子力災害対策課長岩瀬孝) ただいまの質疑のうち1点目の、戸別に報告ということなんですが、現在も同様に除染前と除染後のその線量の結果について毎回終了後に必ず戸別ごとにきちんと説明をして、そしてその方の御理解をいただいて現場が終わるという形でやっております。  それから、郡山市の具体的な方法ということなんですが、これについては私も聞いておりませんので今ここではちょっと説明はできません。  それから、3点目の健康問題、当然これは委員さんおっしゃるとおり私のほうもバッジによる健康管理はそれとしまして、またその私どもがやっています生活空間の線量を下げるということも大変重要なことなので、引き続きそのような形でやっていきたいと考えております。  以上です。 ◆委員渡辺忠次) 大体理解できたんですけれども、1点目の終了したというふうな地図の色分けがあるんですけれども、この地域については全て各戸説明が終了したと聞いていいんですね。  それから、2点目についてはもしできればこれからそういう効果的な方法が見つかったのであればぜひ探っていただきたいと思いますのでひとつよろしくお願いします。  以上です。 ○委員長五十嵐伸) ほかにありませんか。 ◆委員相楽健雄) いわゆる1人当たり年間mSv以内でいくと0.23μSvが望ましい数字であるということは事実我々も分かっています。今後いわゆる外で仕事をしている人、あるいはインドアで生活あるいは仕事をしている人、この部分での比較が今後データ的にとっていかないと、ここの部分、外は高いのは分かっているんです。インドア、いわゆる室内、そういう部分での生活をしている人、こういう部分での数字もきちっとやはり把握をしていかないといけないのではないかなということの中で、今の話でいくと外の話です。生活している人は外と中います。そういう部分でのデータもできればとっていただきたいなとこういうふうに思うんですが、いかがですか。 ○委員長五十嵐伸) ただいまの相楽委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。 ◎健康福祉部長佐藤健則) きょう、健康づくり課長が来ていませんでしたので細かいお話はちょっとできませんけれども、今、外の、外部線量と中のそういう話です。外部線量を個人的に分ける個人線量バッジ、これにつきましては希望者のほうに貸出しをことしもいたします。それでもって個人線量どのくらいあるかということははかれると思いますので、希望者はぜひ健康づくり課のほうに申し込んでいただきたいと思います。  以上です。 ◆委員相楽健雄) データとしていわゆるインドアで生活されている人と、いわゆる外で働いている人の部分でのデータはどのように管理していくんですかという、そこはやるんですかということを含めて聞きたい。 ○委員長五十嵐伸) その辺は大丈夫ですか。ちょっと質疑が違ってしまっているんですけれども、お答え大丈夫ですか。 ◎健康福祉部長佐藤健則) 外で生活をされている方、主に外で働いている方と中で働いている方というような意味ですか。ただ、常時、中にもいれば外にもいるということはないので、それぞれ個人線量というのは人それぞれにその人がどのぐらいの年間の放射線量を受けるかということを考えなくてはならないということですので、外と中の線量云々というのはちょっと余り意味的にそんなにないのかなと思いますが、当然のことながら外の放射線量よりも中の線量のほうが低くなるはずです。したがって、外の線量がある程度高ければ当然のことながら中の線量もそれよりは低くなりますけれども、逆に外の線量が、先ほど申し上げたとおり空間線量、0.23μSvを下回れば必然的に中の放射線量も0.23μSvは下回ると考えております。  以上です。 ○委員長五十嵐伸) 須賀川市としては管理していますかということも聞かれていると思うんですけれども、多分していないですよね。 ◎健康福祉部長佐藤健則) 中と外、特にそういったものはしておりません。  以上です。 ◆委員相楽健雄) 今の説明で分かったのですが、いわゆる中にいる人たちは安心だと、いわゆる中で生活してる人たちは外で働いている人よりは安心だというふうな、安心と安全の担保みたいな部分で、いわゆる半分は生活が中でしているので私は大丈夫だと、またほとんど外でやっている人たちは注意深く0.23という部分にこだわってやるんだという、何かこうやはり須賀川市でそういう部分での管理ができないのかなと思うので、いわゆる安心を確保したい部分が市民には相当多くいるのではないかなということから、そういう部分で外と中のそういった比較、大ざっぱでいいんですけれども、そういういわゆるデータどりができないのかなということで今お聞きしたんですが、その辺について御意見があればお願いします。 ◎健康福祉部長佐藤健則) 先ほど申し上げたとおり、須賀川市のほうでは0.23、年間1mSv以上のところは除染します。つまり、毎時0.23μSv以上のところは除染をしますよと申し上げておりますので、要はそうすることによって当然屋内も0.23μSv、当然外よりは低くなりますので、ですから、そのようなことから表と外の比較と言いますか、もし不安であれば、安心ということであれば個人の方、個人ごとに年間の大体放射線量、どのぐらい被曝するのかということを確認されたほうがいいのかと思います。  以上です。 ○委員長五十嵐伸) ほかにありませんか。 ◆委員橋本健二) 今相楽委員のほうからも出たんですけれども、いわゆる外、今部長の話だと外が下がれば中も下がるよという認識を市は持っているというようなお話なんです。ところが、実際は外が下がらない。中も下がらない。除染しても下がらない。この間も紹介したと思うんですけれども、そういうところをどういうふうにしていくのかということは私聞きたいと思っているんです。つまり、市はやれば結構下がるんだと。ところが、そこに住んでいる人がたまたま外も下がらない、中も下がらない。これどうするんだという話で今悩んでいるわけです、現実問題として。そういう人たちが出たときにどういう管理と体制をとっていくのかということを、私大事だと思うんですけれども、その辺全くないようなニュアンスなので、これはちょっと住民は安心できないのではないかという感じがするんですけれども、私がこの前紹介した、3番目の長沼堀込地区、これも結構0.86ということで除染前高かったわけですけれども、それが変わらないということになれば当然不安は高まってくると思うんです。そこら辺の状況をよくつかんでどういう対応をするのかということが今求められているんだろうと思うんです。この除染作業をやっている中で。それについて、ちょっと市の対応については聞いておきたいと思うんですけれども。 ○委員長五十嵐伸) ただいまの橋本委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。 ◎健康福祉部長佐藤健則) 特に外で生活されている方と、先ほど申し上げたように内で生活されている方のデータというのは特にないんですが、今後方法が難しいと思うんですが、ただ個人線量計を貸し出しておりますので、その中で対応していただくほかないのかなと思っております。 ◆委員橋本健二) 深刻だと思うんです。だから、個人で管理されるようにとの今お話でした。いわゆる除染は管理していく1つの方法としてやるわけでしょう。いわゆる除染をするということは、そういう住民の不安に応える、変えていくために、改善していくために行うのが除染です。なったときに今度はやったけれども実際的には変わらなかったというときには、部長がおっしゃられたような状況になると、個人的な対応ではどうするんですかということになるわけです、現実問題として。そういうところの状況についてやはり市はきちんと把握をして対応することを考えていただかないと、住民は安心できないと私は思うんです。何が原因なんでしょうかということを一緒になって考えるぐらいの対応は必要なんではないかなと思うんです。一緒になって室内の状況を調べるとか、線量を調べるとか、それぞれの外の大気線量をいわゆる研究してもらうとか、そういう情報、そういう研究機関とかそういうところに頼んで分析してもらうとか、そういうことをしないと住民は安心できないんではないかと思うんですけれども、そういう考えはありますか。 ○委員長五十嵐伸) ただいまの橋本委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。 ◎生活環境部長塚目充也) 先ほど健康福祉部長のほうからも話ありましたように、個人線量の測定については毎年希望者線量計を配布して対応して、2か月程度貸出ししてその結果を市のホームページで年齢別とそれから2か月間の最低積算と最高の人の線量の数値をホームページ上では細かく掲載はしておるんですが、先ほど言ったようにその対象者がずっと外にいる生活パターンなのか、室内にいて過ごすパターンの方々なのかという区分まではしていないというのが現状ですが、今回先ほど申し上げた国と4市の勉強会中間報告で、要するに個人線量の捉え方とそれから実際の空間線量除染作業での線量との、その因果関係と言いますか、そこら辺の組合せをどういうふうに今後除染作業の中で考えていくかというのが今後の課題だとは思っております。ですから、今までは除染作業の線量の結果と、あと今言った個人に対応していた個人線量との比較検討というのがされていなかったというか、していなかったということがあるので、今後そういったクロスさせるような何かデータ的なものが今後必要になってくるのかなとは考えております。  以上です。 ◆副委員長大倉雅志) この結果を見ますと、除染後の1cmのところと100cmのところがほぼ同じと、場合によっては100cmのほうが高いというところもあるわけです。これは前にも何度か質問したことがありますけれども、結局周りの影響が大変大きいということのあらわれだと説明されていたかなと思うんですけれども、そうしますと1つは山林の除染のやり方、ここが前、委員長も聞いたことあるのかもしれませんが、山林の裾野あたりの処理の仕方、これが自治体によって違うんではないかというふうな話も聞いたことがありますので、やはり周りの影響の部分であれば次の一歩としては山裾をどうするかというふうなことを考えていくということも必要なのではないかと思うんですけれども、その辺の見解と、あともう一つ、住民の人に聞かれたんですが、除染やっている人の近くの土側溝あります。昔のいわゆる赤道、青道とかと言われる土側溝についてはどうなんですかと聞かれたんです。その人は除染をしている作業員にも聞いたところ、それは対象外なんですというような答えなんです。そうしますと、土側溝のところに結構集中するわけです。これもまた周囲環境の中の大きな影響を受ける部分かなと思いますので、その辺の対策が求められるのではないかと思いますので、その辺の見解と、あと先ほど橋本委員のほうからもありましたけれども、全体として、これも全体の資料になりますけれども、個別の人は個別の事情を抱えているわけです。これ以上の場合、勿論、下の場合もあるんでしょうけれども、この以上もちょっと尋常じゃない以上の場合があるわけです。こういう人たちに対する対応ということが今後は求められてくるのではないかと思うんですけれども、そういう意味ではそれぞれある程度除染が進み、もちろんこれ全体としては進んできている部分もあるんだろうと思いますけれども、それとあわせて個別のテーマ、課題に対応するということがこれからの体制なり考え方として必要かなと思いますので、その3点についてちょっとお伺いしたいと思います。 ○委員長五十嵐伸) ただいまの大倉副委員長の質疑に対し、当局の答弁を求めます。 ◎原子力災害対策課長岩瀬孝) まず1点目の山林の除染なんですが、      (「下」と呼ぶ者あり) ◎原子力災害対策課長岩瀬孝) 山裾、これにつきましてはいろいろ現地のほうを見ながら落ちている落ち葉、これを上のほうにかき上げとかそういうふうな方法で現場のほうはそれぞれ個人の方の意見を聞きながら対応しているところでございます。  それから、2点目の青道、赤道のそういう土側溝の除染、これについてもあくまでも生活空間、というか家、宅地の周辺にそういうものがあればその辺は地元のいろいろな意見を聞きながらそういうものについても除染を実施しているところでございます。      (「個別の対応、いわゆる全体でやるのではなくて個別だとうんと高い人が自分の生活周辺にある、残り得る場合があるんです。そういう人たちの対応というのは個別に考えていく必要があるのではないかと思うんです」と呼ぶ者あり)
    原子力災害対策課長岩瀬孝) 現地のほういろいろ始まる前も、あとやっている最中もそれぞれ個人の事情とかいろいろな高い低いとかという差がありますので、その辺は現場のほうでその方のいろいろな事情とか意見を聞きながら、それに沿うような形でやってはおります。そのようなことで対応はしているわけなんですが。  以上です。 ◆副委員長大倉雅志) 山裾の部分については、例えば家の周辺に山裾があった場合には、その距離の範囲であれば山裾もある程度除染をするというふうなことがあると聞いたことがあるんです。ところが、山裾はやらないとやっている場合もあるんです。  ここら辺がちょっと須賀川市においても不統一なところがあるのではないかという印象があるものですから、それは他自治体のやつなんかも含めてなんでしょうけれども、統一性を持った対応が必要なんじゃないかということの意味合いです。  あともう一つ、土側溝の部分については今ほど課長のほうは対応しているというふうなことなので、それはうそでしょうというわけにはいかないのでそうですかということになりますけれども、ただ現場の中ではそれはやらないという声も聞いているものですから、そこのところ徹底をひとつお願いしたいと思います。  あと、個別の対策は声を聞いてどうのこうのではなくて、結果として例えばやる前も1なり2なりのμSvがあって、終わってもやはり2に近いやつが残っているというふうな、そういう家の場合、これは確かに0.何ぼかは下がったにしても深刻度合いは全然変わらないわけです。そうしたときにそういう個別対応ということも今度は考えていかなければならないのではないですかということを言っているわけです。そういう極端に下がらないようなケースの場合には個別の対応ということを考えていく必要あるのではないですかということです。  すぐに答えが出るかどうかは別です。でも、それはやったから終わりだという一連の作業工程の中で処理をするのではなくて、やったけれどもどんと高いところがぼんぼんと何箇所か残っているといった場合には個別対応も考えていく必要があるのではないかということを申し上げているんです。 ○委員長五十嵐伸) ただいまの大倉副委員長の質疑に対し、当局の答弁を求めます。 ◎原子力災害対策課長岩瀬孝) その山裾の除染の問題なんですが、当初は宅地から20mほど落ち葉等をまくり上げて上のほうに上げるというようなことをやっていたんですが、その後やっているうちにいろいろ現場見ていますと、もう原発事故が起きてから3年以上たっておりますので、落ち葉についた放射能がまた上に落ち葉が落ちて、それが要するに3回繰り返されて、逆にいじくらないでそのままのほうが放射線空間線量としては宅地のほうに影響を及ぼさないと、逆にそれをかき上げることによって下に入っていた放射能が上のほうに出てくるというふうなこともございまして、現場はそういうことでなるべく落ち葉等についてはいじらないほうが線量としては上がりませんよというような説明をして現場を進めているということでございます。  それから、3点目の確かに個別によって確かに高い低いございます。その一連の作業が終了したからこれで終わりということではないと私も考えておりますので、なかなかじゃ、どうするんだということなんですが、これもちょっと今ここで明確な回答はできませんが、考えていきたいと考えてございます。 ○委員長五十嵐伸) ほかにありませんか。 ◆委員高橋秀勝) 今、課長から落ち葉はいじらないほうがいいんじゃないかという結論といったことを話聞いたんですが、この除染というのは各行政、各市町村が独自にやっているわけではないと私思うんです。やはり国のほうからもいろいろな予算でやっているんですが、私どものところは矢吹町の境界、地区名まで挙げますが、柿之内という地区がすぐ見えるところにあるんですが、この矢吹町の除染はほとんど20mぐらいの竹とか何か屋敷周りの全部切ったんです。そしてそれを全部処理してやっているものですから、部落が見違えるように、逆に言ったらきれいになったなんて話まで出ているんですけれども、そういうところもあれば今課長が言ったように落ち葉はいじらないほうが下のやつが上がってこなくていいのではないかというような、そういう結論というのは国のほうでは一定はしていないんですか。各市町村単位でお任せしますということで、予算のときでも何でもすると思うんですけれども、その辺はどうなんでしょうか。やっているところとやらないところ、やんなくちゃ一番楽でいいんだけれども。大変な作業だと思うんです、20mの竹やぶなんかだーっと切っているんですから。その竹切ったのはそのままそこに野放しにするんではなくチップにして全部積んでトン袋に入れてやっているんです。ああいうふうにやっている行政もある。  私ども何箇月か前ですけれども、古舘の現地に行ったときに屋敷のところにこんもりと竹やぶがあって全くそれはいじらないんですという現地の説明だったものですから、ちょっとこう違うんだなと思ったんですが、それはどうなんでしょうか。 ○委員長五十嵐伸) ただいまの高橋委員の質疑に対して、当局の答弁を求めます。 ◎原子力災害対策課長岩瀬孝) 確かに国のほうはお金は出しますけれども、除染方法については明確にこのような方法でやりなさいというようなものが示されておりませんので、再三機会あるごとにそういうふうな統一したやり方について示してくださいというお願いはしているところでございます。須賀川市と今の山裾の話につきましては先ほど説明したようなことで、線量計ではかりながらやっていますと先ほど説明したような内容になってございますので、そのようなことで現地のほう話合いをさせてもらいながらやっているところでございます。 ◆委員高橋秀勝) 誤解されると困るんですが、決してこれは我が須賀川市のやり方を責めているのではなくて、やはりこういったものは国に向かって言っているわけです。全て言っていることは。決して課長とか除染のほうの担当課を責めているとかそういう問題ではなくて、やはり国のほうに向かって言っている声なんです。それを行政のほうからも市民の声とかいろいろな声はやはり国に向かってどんどん言ってもらわなくちゃならないことをここで言っているわけですから、決して除染の対策のほうの課を責めているとか、やり方が悪いとかそういうことを言っているんじゃなくて、やはりよくやっている行政のほうはこういう方法がいいんだなというようなこともまねてもいいんではないかと私はそう思ったものですから今の話をしたわけで、決して課長とか担当課を責めているわけではないですから、国のほうに向かって言っているわけですから、その辺一応お話ししておきたいと思います。 ○委員長五十嵐伸) ほかにありませんか。      (発言する者なし) ○委員長五十嵐伸) なければ、ちょっと私のほうからお聞きしたいことがありまして、まず1点なんですが、当局のほうは除染に関してよくやっていただいているのかなと思うんですが、私の記憶間違いでなければあれですけれども、結局1から16までの線量関係の資料が上がっておりますけれども、これ継続調査をしていくということで、半年くらいに1回こう調査しながらデータを追っていきますというお話を私は聞いたような記憶があります。例えばあおば行政区はいつ時期にこのデータなのかというのがちょっと分からない部分がありますので、基本的にその後の調査もデータはあるのかどうかをお聞きしたいのがまず1点であります。  今、除染の仕方についていろいろ委員の方々から質疑がありますけれども、私も実は守谷地区に入ってきている除染業者さんとたまに話をさせてもらうんですが、まず課長のほうにお聞きしたいのは除染の順序、例えば足場をかけて、屋根とか雨どいの線量をはかって、雨どいを掃除して、屋根は基本的に線量が低いということでやらないということは分かります。その後に例えば庭とか土の表土剥ぎ、それ以降にコンクリートの犬走りとか順序をどういうふうに考えて作業を進めているのかお聞きしたい。それが2点目です。  3点目が、先ほど課長のほうから個別に、例えば事前に線量をはかって完了後にも報告を申し上げて個別にやってきているということなんですが、実際にこれは行われているかどうか、ちょっと再確認でお願いします。  以上、3点であります。 ◆副委員長大倉雅志) それでは、ただいまの質問に対しまして当局の答弁を求めます。 ◎原子力災害対策課長岩瀬孝) まず1点目のデータですが、民地の宅地につきましてはあとのデータというのはとっておりませんが、集会所、道路その他の公共の施設につきましては月に1回追跡をしておりまして、そのデータがございますのでその辺の新しい数字を上げたいということでございます。  それから、除染の順序ですが、これは基本的には高いところから低いところに放射能を落としてそれを除去するという1つの基本的な考えのもと、まず初めに屋根のほうから始まりまして終われば庭、そしてその家の周辺、それが終わってから最後に道路ということで一連の順序、流れとしてやっているのが現在の考え方でございます。  あと、3点目の個別の報告についての、当然始まる前と終わった後にきちっとはかったデータと完了後にそれぞれ個別に説明をして、そして理解をしてもらっているということで、これは今後もそのような形でやっていきたいと考えてございます。  以上です。 ○委員長五十嵐伸) ありがとうございました。  ただ、このデータからすると集会所等ということで書いてありますけれども、この資料は違いますよね。集会所の数値はまるっきり高い状況で今、だからその辺の流れがせっかくやっているので、例えば岩瀬地域だったら3とか0.3、除染後も結構高いところもありますので、この流れというのをやはり把握されたほうが私はいいのかなと思いますので、その辺は管理は徹底されたほうがいいのかなというこれはお願いです。  住民の方もこれは気になる状況ですので、除染後にどうなっているのかということは知らない方がほとんどいらっしゃると思いますので、安心のためにはぜひ集会所だけではなく地域の状況も報告いただきたいなということであります。  それと、実はこういうことがありました。2番目なんですが、先ほどから除染しっかりやって丁寧にやっていただいているというのは分かるんですけれども、作業工程が徹底されていないのかなと思います。  例えば業者さんの順番なんだかやりやすい方向にやっているのか分からないんですけれども、うちというか近所のほうは、集会施設も見ているんですけれども、当然屋根やって線量はかるので足場かけて、雨どいして、次何やったかというとコンクリートとかアスファルト、犬走りをやるんです。その後周りの土をやるんです。これは順序としては正式なんですかと言ったら、最初正式だと言うんです。おかしいでしょうと言ったら、土を動かしたら粉じんが飛びますよね、これどうするのと言ったら養生してやりますと。本当に養生してやっているんですかと言ったらやっていますと言うわけ。私見たんだけどやっていませんよ。線量下がらないんじゃないのという話をさせてもらったんですが、申しわけありませんでしたという管理事務所の話です。ほとんどそれを注意しながら見ているんですが、同じです。養生も何もしていません。だから、空間線量が下がらないという部分を今委員の方々から言っているし、当局の皆さんも数字的には見ていると思うんですけれども、基本的なことだと思うんです。養生を、作業順序はいいです、ただしっかりと下げるためにはそういうことをしていかないとどこの現場でも同じだと思うんですが、結局さっき言われたように宅地なんだけど防風林とか垣根がある、そこはやらないんです。何ぼ言ってもやらないんです。さっき課長が言われたように、まだはね上がってしまうとか、でもそれではない。結局幾ら下げる部分でも、平地とか何かだったらばやるべきではないかなと、徹底した部分で。その辺業者さんと私2回やりましたけれど、現地調査やってそこは線量が1回やって高かったらもう一回やります。これはやはり矛盾しているのかなとは思っているんですが、その辺の考え方についてもう一回お聞きしたい。  あと3点目なんですが、これ報告というかまず私不安になったのは大分仕事は進んでいるんですけれども、どういうふうな作業工程をやるか全然分からない。きょうも私出がけに電話いただいたんですが、きょう除染に入ります、きょうのきょうなんです、だからお願いも何もできないんです。どういう状況でやるんですかということをお聞きもできないし、それは作業の順序というか、組合で順番決めているのかどうか分かりませんけれども、対応がちょっとできないという状況がありますので、その辺のことがあって、本当に個人的にいろいろやられているのかなというのがちょっと不安な部分がありますから、その辺のことに対して再確認をさせていただきたいと思います。 ◆副委員長大倉雅志) 質疑に対しまして、当局の答弁を求めます。 ◎原子力災害対策課長岩瀬孝) 1点目のデータにつきましては、先ほど申しましたように公共施設につきましては月に1回追跡調査、モニタリングをしておりますので、その新しいデータを掲載したいと考えてございます。なお、広報につきましては各施設について毎月新しいモニタリングのデータを計算してございますが、細かい数字はちょっと出てきませんが、かなり年をたつごとに、時間たつごとに数値が下がっているというのはおわかりになるかと思います。  それから、2点目の除染の順序、これについては3点目の個別の方向も含めて再度業者のほうにその辺は徹底してきちっとやるということで指導をしていきたいと考えてございます。  きょうのきょうというお話ありましたので、業者のほうにはあらかじめ事前に連絡して、そして時間に余裕を持ってそれぞれ説明して御理解してもらった上でもって現地のほう入るということに言っておりますので、なおその辺も再度指導していきたいと考えてございます。  以上です。 ○委員長五十嵐伸) じゃ、すみません、いろいろ大変な部分があると思うんですが、住民の方々がやはり安心した部分でせっかくやっていただけるので、その辺、当局の方々言われていると思うんですが、徹底した部分で再度確認をしていただきたいと思います。  以上です。  ほかに皆さんのほうからないですか。      (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長五十嵐伸) なければ、次に農政課からの説明をお願いいたします。 ◎農政課長佐藤忠雄) それでは、農政課から農用地放射性物質除染対策事業につきまして御説明申し上げます。  別紙で1枚のペーパーございます。裏表ありますのでごらんいただきたいと思います。このお手元の資料でございますが、3月18日の本特別委員会で御説明させていただいていますが、農地除染事業の平成25年度分の平均空間線量低減率が3月18日現在では作業中ということでデータがまとまっておりませんでした。このデータがこのほどまとまりましたので、御報告させていただきます。  23年度と24年度のデータにつきましては前回御報告していますので説明を省略させていただきまして、25年度の結果を申し上げますと、西袋、仁井田、長沼、岩瀬の各地区862haを深耕と反転耕の作業方法により水田の除染作業を行いました。その結果ですが、水田の除染作業前と作業後の地上1cmと1mの高さで空間線量測定しまして、各地区の平均データでまとめております。  ごらんのように作業後の地上1mで見ますと、西袋地区の0.28μSvから長沼地区の0.46μSvとなっておりまして、低減率では岩瀬地区の深耕が2.3%と最小で、長沼地区の反転耕が17.3%となっております。  場所ですとか調査地点の違いによりまして一概に申し上げることはできませんが、23年度、24年度と比較しますと作業前後におけます低減率の幅は小さくなっている現状にあります。  これは測定したデータから見る限りでございますが、震災と原発事故から3年が経過しまして、水田の作付も4年目ということになりまして、水田を毎年耕しているということなどもございまして、ある程度の線量低減が見られるものの、全体としては20%を超えるような大きな低減は見られていないと考えております。  次に、資料裏面になりますが、参考でつけさせていただきましたが、樹園地除染と牧草地除染低減率につきましてはことし3月の特別委員会で報告済みでありますので、低減率はそれぞれ記載のとおりでございます。説明は省略させていただきます。  除染事業の概要につきましては以上でございます。 ○委員長五十嵐伸) ただいま農政課長から説明を受けましたが、委員各位より質疑等がありましたらお願いいたします。 ◆委員高橋秀勝) 今の課長の説明なんですが、27年度、26年度、27年の秋以降から28年に向けて稲田地区のほうはこういったものを実施するという説明会が行われておりますが、いろいろ話を聞きますと、必ずやらなくちゃならないのかと言う人と、やるとそのやっと後が大変作付するのにいろいろ支障が起きるというのと、必ず市では強制的にやれというのかといういろいろ話が出ているんですが、私は7日の日に保土原地区は説明会があるということで私は出席したいと思うんですが、その辺はどういう説明を各地域でしているのかお聞きしたいと思います。 ○委員長五十嵐伸) ただいまの高橋委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。 ◎農政課長佐藤忠雄) 委員おただしのように26年度とことしの秋から始まっていく除染、さらには27年度の除染ということで7月15日から7月いっぱいまでは26年度実施する予定の地区に対して説明会を行っています。8月7日から8月27日までですが、これにつきましては27年度に実施を予定する地区ということで、説明会の予定をしてございます。  その中で今ほど高橋委員おっしゃったように、各地区の皆様方からは、方法としまして反転耕、深耕と2つの方法があるんですが、強制ですかと、何だかんだやんなきゃならないんですかというような意見もございます。かといって各農家の皆さんの田んぼの実情、例えば圃場整備終わった大きな田んぼは大きなトラクターも入りますが、小さい田んぼ、なおかつ湿田のような状況、これらについてはトラクターも入れないとかそういった厳しい状況もございますので、市としましてはこの反転耕ないしは深耕で実施したいというのは当然思っているわけなんですが、ただ、現場の状況、さらには農家の皆さんの、余り大きなトラクターが入ると深くなって、それ以降の田んぼの耕作が難しいというようなお話もございますので、その点につきましては農家の皆さんの御意向も確認しながら除染作業のほうに入っていきたいというような説明はさせていただいております。  以上でございます。 ◆委員高橋秀勝) 稲田地区の今例を挙げて申しておるんですが、全袋検査、秋に米とりしまして保有米から縁故米まで全部全袋検査でやっているんですが、100Bq以下は大丈夫だという話で、大体私どもの地区は常に11Bqくらいです、今まで。その11Bqが例えば深耕をやった長沼とかその済んだところに聞いてみると余り変わりないと、こういう話があるんです。やったところとやらないところが。やったところは多少1Bqくらいは低くなっているかとも思いますが、これがこの除染のあれを見ますと23、24、25年度とこう見ていきますと低減率が1年ごとにだんだん下がって、値が下がってきているわけです。そこで27年度というとこれもう一回作付してもう2年後になるわけですが、そのころになったらこれがどういうふうに変わってくるのかかなり関心持たれると思うんです。そうすると今課長が答弁あったように強制的とかそういった問題ではなくて、小さい田んぼだとか湿田だとかというところが大きな機械が入れないからできないだろうということで、できないだろうということで認めたんだったらば、やらなくてもいいのではないかというような話もあるんです。だから、そういったことが各地区の説明会でどういう意見が出ているか、私もあしたあさっての説明会でどんな意見が出るかかなり興味を持っていますが、その辺やっていただければ一番いいという人と、やらなくてもいいんだったらやらないほうがいいという人といろいろな声がありますので、その辺ひとつよろしく取りまとめのほうお願いしたいと思います。 ○委員長五十嵐伸) ほかにありませんか。 ◆委員渡辺忠次) 数字を見せていただいて、かなり全体的に見ても苦戦しているなと感じるんですけれども、特に24年度の西袋地区の深耕、これが3.8%。また、25年度の西袋地区の深耕3.4%。岩瀬地区の深耕で2.3%。この3つが飛び抜けて線量の下がり具合が悪いんです。これ、私個人的な心配なんですけれども、これもし会計検査院が入った場合、問題とされる数字ではないかとちょっと危惧しているんですけれども、この原因と、会計検査院の問題、恐らくこれもう一度資料提出とかいろいろな形の手入れが入ると思うんです。その辺についてちょっとお聞きしたいと思います。 ○委員長五十嵐伸) ただいまの渡辺委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。 ◎農政課長佐藤忠雄) ただいまの御質疑の中で、24年度の西袋、220haですが、こちらは袋田、さらには大桑原で行った深耕でございます。25年度の西袋は越久、森宿、吉美根、さらには西川で行いました深耕ということで、データからもそうなんですが、深耕と反転耕となれば反転耕のほうがより低減率は大きいという結果はあらわれてはおります。  ただ、先ほど申し上げましたように3年経過したという部分でのある程度の線量の落ちつきもあるという部分で、現在25年度につきましては思った以上には低減率が向上していないという状況ではございます。  そうした中で渡辺委員のほうから御心配いただいた会計検査院ということではございますが、まだこのデータ自体は県のほうにも上げてはおりますが、そちらに対してまだ会計検査院が入ってくるという部分ではまだ今まではないわけでありますけれども、それらに対して今後どうなるかという心配もないわけではないんですけれども、ただ、あくまでもこれは検査結果と、調査結果ということでございますので、問われればこの数値を出していくしかないとは思ってはおります。  以上でございます。 ◆委員渡辺忠次) 会計検査院のことは当局にお任せするしかないので、ただ前もってやはり準備はしておくべきだと私は思いますけれども、もしこのまま深耕、この数字を放置したまま続けるということは私はやはりちょっと問題かなと思うんです、将来的に。であれば、できるだけ反転耕を進めるということを考えるべきではないかと思うんですけれども、それについてはいかがですか。 ○委員長五十嵐伸) ただいまの渡辺委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。 ◎農政課長佐藤忠雄) 渡辺委員おっしゃるように、データから見ますと反転耕のほうがより高いという部分でございますが、この、現在の方法としては深耕と反転耕ということで、この反転耕は機械が大きなトラクター、なおかつトラクターで上下をひっくり返すわけなんですが、その後にならしたりとか均平という、平らにするという方法なんですが、そういった作業とか部分ですので、しからばその大きなものを持っている会社があるのかと言いますと市内では1社しかないという状況が1つはございます。  さらにまた、この地元への説明ということで行っている中で、この反転耕と深耕の区分けというものはある程度線量の高い地域につきましては私どものほうでは反転耕で実施したいということで説明会の中でもお話はしているんですが、いかんせん田んぼの状況、私どものほうでは反転耕と思っていましたけれども、ただ、表土といいますか、削土部分が浅いと、つまり反転耕で25cmも30cmもひっくり返すと下から石が出てくると、そうすると耕作できない、なおかつ石が出ることによってその次に今度トラクターでうなうときにトラクターが壊れちゃうという部分で地区によっては反転耕ではなくて深耕でやってくれないかというような話もございます。したがいまして、私どものほうでは反転耕という部分では考えてはいましたけれども、やはり地区の総意というものも必要と考えてもございますので、その辺は状況に応じて対応していくという手法をとってございます。  以上でございます。 ◆委員渡辺忠次) 苦労している部分はよく分かるんですけれども、そういった事情もあるんでしょうけれども、例えば西袋にしても岩瀬にしてもかなりの面積をいわゆる深耕でやっているわけです。反転耕がゼロなんです。ということは、これはやはり全部が全部湿地であり、進入路がないというふうには考えにくいんです。これは地元の意向というふうなお話なんですけれども、そこがちょっと問題だと私は見ていまして、もし、これは目的ははっきり言って除染なんです。地元のいろんな諸事情があるんでしょうけれども、除染でもって国は金を出すんです。そのことをはっきりさせていただいて、あくまでも市のほうでリーダーシップをとって、余りにも地元の意向を聞き過ぎるのもどうかなと思いますので、その点についてもう一回確認をお願いします。 ○委員長五十嵐伸) ただいまの渡辺委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。 ◎農政課長佐藤忠雄) なかなか説明に行って、先ほども申し上げましたように線量が高い、反転耕でやりたいと、そういう部分でお願いできませんかという中で、なかなか地元のほうでも何といいますか、不安、先ほども申し上げました、トラクターでうなうことによるこの田植え機が埋まっちゃうとか、いろいろな話もございます。したがいまして、市としては先ほど申し上げましたように線量低減という部分では進めていきたいんですが、ただ、実際に市のほうが反転耕を推奨してもやはり地元の皆さんがいや、うちは困るよという部分であるならば、これは反転耕にしろ深耕にしろいずれ線量の低減という部分はございますし、そういった部分からはやらないよりはやったほうがいいという部分もございますし、そういったことも考えながら、渡辺委員おっしゃる部分も承知しますけれども、やはり農家の皆さんの意向というものもある程度尊重するところも必要なのかなという部分もございます。  ただ、場所的に、例えばある農家は反転耕がいい、同じ地区で、片方は反転耕がいい、片方は深耕がいいというふうな部分もあって、条件、あとは業者の問題とかもございますので、その辺は調整をさせていただきながら対応していきたいと考えてはございます。  以上でございます。 ◆委員渡辺忠次) そこのところがちょっと課長と私、考え方違います。3.8%とか3.4%、2.3%下げるために大金を使うのであれば、これはやらないという方向でも問題はないと思います。これはやはりやればいいんだという数字ではないです。むしろ後に問題起こすような数字です。そこのところどういうふうに考えているかもう一回お願いします。 ○委員長五十嵐伸) ただいまの渡辺委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。 ◎農政課長佐藤忠雄) なかなか難しい部分とは思います。ただ、先ほども申し上げましたように、やはりその線量低減というのは委員おっしゃるようにそれは大切でございますし、ただ、後は手法の問題だと思うんです。それと、実際に作業を行う委託業者の問題等々もございまして、方法としては反転耕と深耕という2つの方法しか現在のところはございませんので、その中で組み合わせなんかも考えながら対応していくしかないかなと考えてございます。  以上でございます。 ◆委員渡辺忠次) 課長、このことは御存じかどうか分からないんですけれども、あえて言わせていただきますと、JAのある幹部がこれは農家の金もうけなんだからいいだろうという表現をしたというのを聞いて私はひっくり返ったんです。目的が違います、はっきり言って。そういうふうな人がミスリードしたような除染では問題出てきます。これは必ず将来問題になりますから、その点課長もう一回お願いします。 ○委員長五十嵐伸) ただいまの渡辺委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。 ◎農政課長佐藤忠雄) ただいま渡辺委員おっしゃった、農協の幹部の方がそのようなお話をしているという部分は私直接には聞いてはおりません。実際今進めようとしています岩瀬地区のほうなんですが、ここは地元の農協を通じて除染を行っていこうという想定を今現在はしております。そういった中で、農協は農協独自でトラクターの保有台数6台という中で、あと実際作業ができる面積、それも1つございます。それと、面積とじゃ、その作業を誰が行うのかという部分で地元の方、地元のオペレーターと申しますか、地元の方、農家の方を農協のほうで雇用する形でやっていただくという方法と、作業で、昨年も25年度もそのような形で行いましたし、ことしも農協としてはそのような方法で考えていきたいというものがございます。  地元のお金という部分につきましてはちょっと私のほうも承知はしてございませんけれども、JAのほうといろいろ相談しながら作業は進めてまいりたいと考えてはございます。  以上でございます。 ◆委員渡辺忠次) 最後、ちょっとお願いしておきますけれども、とにかくこれは除染は国のほうでやってくれている除染なんです。そこのところはわきまえていただいて、それに対する地方自治体は国の方針にのっとり除染を進めるんだということを、これもう一回筋道を立てて、レールをつくって、そのレールの上に乗っかった除染方法をもう一回交通整理お願いしたいと思います。余りにもごちゃごちゃやり過ぎです。地元の話聞き過ぎるのも問題です。ですから、その点課長にお願いしておきます。 ○委員長五十嵐伸) ほかにありませんか。 ◆副委員長大倉雅志) 今ほど話がありました、下がらない部分がありますということと、そんな下がらないならやらなくてもいいんじゃないかという声があるというふうなことを考えますと、大事なのはどう効果を確認するかということだろうと思うんです。この表でもある程度反転耕が有利だということは確認できます。ただ、反転耕と深耕の大きな違いは、深耕のように撹拌してある程度土壌が乾いてから空気上に散らばるという関係が、可能性があるという指摘をされているということで言えば、冬時期、春先、やはりここのところの経過観察ということを踏まえて、やはりこれで反転耕のほうがいいんだよと、環境なり子供たちの安全を守るんだよというそういった裏づけをつくることが私大事なんだろうと思うんです。それでないと、この除染をやっていくということの意味ということが理解してもらえないんじゃないかと思いますので、ぜひ経過観察ということを、この間何度かやってほしいということを言ってお願いをしているところなんですが、今後そういう考えがあるのかどうなのかについてお伺いをしたいと思います。 ○委員長五十嵐伸) ただいまの大倉副委員長の質疑に対し、当局の答弁を求めます。 ◎農政課長佐藤忠雄) ただいま大倉副委員長のほうから経過観察ということですが、現在までもこの23、24年度でやった部分についてのその後の空間線量の測定という部分は行ってはおりません。実際作業前と作業後で計測した段階で終わりということでございますので、その後の測定につきましては現在のところでは考えておりませんが、ただ、各公共施設等々の空間線量をはかって、毎月広報のほうに載っているという部分もございますので、それと地区的にはある程度の同一的な数値なのかなというふうにも思ってございます。  以上でございます。 ◆副委員長大倉雅志) これ1つは前の課長の段階で経過観察やりますということは言っているんです。委員会のほうで。そこのところはちょっと守っていただきたいということと、あと、私ここで言いたいのは深耕と反転耕のそのエリアの部分で、秋とか春先とかの空間線量がどうなっているかということをぜひ経過観察でじっと見てほしい、調べてほしいということを言っているんです。そのことによって反転耕なり深耕の違い、そしてその除染の有意性、必要性ということがそこではっきりしてくるんじゃないですかということを言っているわけです。そういう意味では、前に質問したことで、やるということで言っているわけですから、そのこととあわせて是非やっていただきたいということなんですが、その辺についての考えを改めてお伺いしたいと思います。 ○委員長五十嵐伸) ただいまの質疑に対し、当局の答弁を求めます。 ◎農政課長佐藤忠雄) ただいまの、前課長のほうで経過観察をやると言ったという部分につきましては申しわけございません、私も承知してはおりませんでした。そういった点もございますれば、なおちょっと持ち帰りましてその状況とかその辺の経過の部分は確認させていただきたいと思います。  以上でございます。 ○委員長五十嵐伸) ほかにありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長五十嵐伸) なければ、次に都市整備課からの説明をお願いいたします。 ◎都市整備課長國分康夫) それでは私のほうから、特段資料は御用意してございません。口頭で2点ほど御報告をさせていただきます。  1点目につきましては、公園の除染の進捗状況でございますが、前回私どものほうでは1月20日時点で施工中の箇所がございまして、進捗率が確定してございませんでしたが、3月末で10か所、それまで23年から進めました50か所の除染の工事が完了してございます。  対象が87か所でございまして、これは毎時0.23μSv以上の箇所を対象としてございまして、方針については変わりがございません。進捗状況としますと57.5%という状況でございます。
     今年度発注してございます線量低減化工事の箇所でございますが、宮の杜地内での宮の杜公園と滑川東公園の2か所を現在除染中でございます。  それから、2点目といたしましては1月に線量低減化工事を実施した箇所について現地でも表示すべきだろうと、より安心感を与えるということが必要だろうという御提案をいただきました。私どものほうで原子力災害対策課さんのほうともいろいろ表示の仕方とか範囲とかどのぐらいの頻度でというようなことでいろいろ検討させていただきまして、この50か所、このうち2か所の遊び場が地元の御要望で閉鎖したいということでございましたので、48か所について表示板を設置することで現在町内会、地元行政区長さんのほうにその了承を求める文書を発送する段階でございます。了解の得られたところから、早ければ8月の下旬から順次表示をしてまいりたいと考えてございます。  それから、計測の頻度でございますが、現在環境課のほうでモニタリング調査ということで月1回表示してございまして、広報とそれからホームページに掲載をしてございます。ただ、1か月に1回ということで、線量はそんなに変わらないというところがございますけれども、もう少し最新の情報をお伝えしたいということで月2回の測定をして、1回はモニタリング調査、もう一回については都市整備課のほうで対応して2週間に一度程度の表示ということで進めていきたいと考えてございます。  今年度終わったところも順次そういった形で完了したところからまた表示をしていくと考えてございます。  以上でございます。 ○委員長五十嵐伸) ただいま都市整備課長から説明を受けましたが、委員各位より質疑等がありましたらお願いいたします。      (「なし」の声あり) ○委員長五十嵐伸) ありませんか。  なければ、次に長沼支所地域づくり課から説明願います。 ◎長沼支所地域づくり課長(橋本一) それでは、私のほうから資料に基づきまして、長沼支所地域づくり課が行っております藤沼湖自然公園周辺施設等の除染業務委託について説明申し上げます。  委託の場所でございますが、須賀川市江花字石倉山地内でございます。  履行期間でございますが、平成26年2月17日から平成27年3月25日の予定となっております。  委託業者でございますが、須賀川除染支援事業協同組合となっております。  委託の金額でございますが、1億5,120万円であります。うち消費税1,120万円となっております。  委託の内容でございますが、藤沼湖自然公園周辺施設の放射能除染業務一括発注でございます。  次に作業の内容でございますが、表の中、重立ったところを説明申し上げます。藤沼温泉やまゆり荘につきましては屋根の洗浄853㎡、雨どいの洗浄100m、建物周辺の土砂撤去、入替え3,200㎡。次に、同じような業種が続いておるものですから、公園管理センターは省かせていただきまして、コテージ全10棟あるわけでございますが、こちらにつきましては屋根の洗浄840㎡、建物周辺の土砂撤去入替え1,360㎡。次にパークゴルフ場でございますが、パークゴルフ場につきましては芝の張り替え2万とんで290㎡を予定しております。  次に、公園に接続しております道路の除染でございますが、舗装面の洗浄、さらには路肩、のり面上部の土砂撤去入替え、さらに側溝の洗浄でございます。面積にしまして2万6,520㎡を予定しております。  次に、駐車場でございますが、舗装面の洗浄及び路肩部の土砂撤去入替え6,780㎡です。  次に、資料の裏面をごらんください。  7月30日現在の進捗の状況でございますが、33%となっております。除染作業の完了しました施設の平均空間線量でございますが、高さ100cmのところで三世代交流館、庭の部分でございますが、除染前0.43μSv除染後0.17μSvとなっております。低減率につきましては60%となっております。  次に、コテージ10号棟、こちら排水溝でございますが、コテージのほうは雨どいがございませんで、直接排水溝のほうに屋根の雨水が落ちるような構造になっておる、そこの排水溝の部分でございます。除染前0.42μSv除染後につきましては0.14μSvということで、低減率につきましては67%となっております。さらに、コテージ12号棟ですが、こちらにつきましては利用者の駐車場ということで、下の材質につきましてはインターロッキングブロックになっております。こちら除染前0.37μSv除染後0.28μSvということで、低減率24%となっております。  次に、見開きのA3の地図をごらんください。こちら、藤沼湖自然公園の平面図でございまして、今回の除染作業、現在入っておるところにつきまして着色で説明しております。赤につきましては建物等の周辺施設、茶色につきましては道路部分でございます。さらに緑色で着色になっている部分につきましてはパークゴルフ場の除染箇所でございます。水色につきましては駐車場でございます。  以上でございます。 ○委員長五十嵐伸) ただいま長沼支所地域づくり課長から説明を受けましたが、委員各位より質疑等がありましたらお願いいたします。  ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長五十嵐伸) なければ、その他当局より報告等ありませんか。 ◎原子力災害対策課長岩瀬孝) それでは、私のほうから先日東京電力の担当の方が来られましたので、そのことについて説明します。  損害賠償に対する東京電力からの回答についてということで、去る7月16日に東京電力郡山補償相談センターより担当部長ほか3名が来庁しまして、その補償の考え方について文書で回答をしてきました。回答の内容につきましては、原子力損害の判定等に関する中間指針に基づき、現在までに東京電力が説明してきた範囲にとどまっており、新たな内容は含まれてはおりませんが、個別の事情があって判断する、前向きに検討するとなっております。  今回の回答は市の要請に対して、現時点での東京電力考え方について初めて文書で回答してきたものであります。今回のこのような形で初めて文書での回答や、7月1日付での組織改革によりましてセンター内に自治体ごとの専属の公共相談グループが新たに設立されたということもありますので、そのことにつきましては一応評価はされますが、今後とも確実、迅速な支払のため随時その時点での回答を求めていきたいと考えてございます。  以上です。 ○委員長五十嵐伸) ほかにありませんか。 ◎生活環境部長塚目充也) 前後して大変申しわけありません。6月25日に今回の東京電力に対する損害賠償に対する国及び東京電力への議員さん方の要望活動、陳情活動大変ありがとうございました。後押しをしていただいたということで、今回先ほど原子力災害対策課長のほうからも話がありましたように7月16日に東京電力郡山補償相談センターのほうの担当のほうから見えられて、今回の陳情の件も含めて誠意を持って対応していきたいという言葉は聞かれましたので、御報告しておきます。  以上であります。 ○委員長五十嵐伸) ほかにありませんか。      (発言する者なし) ○委員長五十嵐伸) なければこの際委員各位より当局に対して申し述べておきたいことはありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長五十嵐伸) なければ当局の皆さんはこれにて御退席願います。本日はどうもありがとうございました。      (当局退席) ○委員長五十嵐伸) 暫時休憩いたします。      午前11時42分 休憩      午後零時11分 再開 ○委員長五十嵐伸) 休憩前に復し、会議を再開いたします。  次に今後の委員会活動について意見交換を行ってまいりたいと思います。それでは、本日の説明及び質疑応答、さらには6月の国等への要望活動を踏まえ、委員各位より御意見をいただき、これからの委員会活動に活用してまいりたいと思います。皆様からの御意見を求めます。 ◆副委員長大倉雅志) 今までの話として、要望活動含めて私のほうから若干提案をしたいと思います。  1つは他の自治体の取組なども踏まえながら、除染の方法、なかなか下がらない除染でありますから、その除染の方法を、山の裾野の除染の部分や土側溝の部分、さらには池の部分、こういうことを考慮しながら検討していくということが1点必要かと思います。  さらには、業者の管理という部分で、業者の作業方法、進め方、そして説明等この辺もまだまだ不十分な部分がありますので、この部分についてもチェックをしていく必要があろうかと思います。  そして、農地の部分については深耕、反転耕である程度差は出ているもののなかなか低減率が低いところも多いというふうなことで言えば農地の在り方についてもチェックをしていくということが必要かと思います。  さらには、個人の被災の部分でありますけれども、これも皆さんというか多く共通したテーマの部分についてはどういうところが共通の部分として、個人の問題として、考えていかなければならないのかということで、テーマとして上げていきたいと思います。  さらには、健康管理の部分です。0.23μSvということを目標にはしておりますけれども、もう少し情報を集めていくなり市としての管理の在り方なども追求していくということが必要かと考えております。  私のほうからは以上5点ほどでどうかということで申し上げておきます。 ○委員長五十嵐伸) ほかに皆さんのほうから特にありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長五十嵐伸) なければ、今後当委員会といたしましては先ほど副委員長からもお話がありましたが、5項目について再度全般的に見直ししながら調査を進めてまいりたいと思いますし、取り組んでいきたいと考えています。  また、随時意見交換等については行ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上で用意いたしました協議項目については終了いたしますが、この際委員の皆様からの御意見などがありましたらお願いいたします。      (「なし」の声あり) ○委員長五十嵐伸) なお、次回の開催につきましては正副委員長で協議の上、後日皆様にお知らせいたしますので、よろしくお願いいたします。  それでは、これにて本日の原子力災害対策特別委員会を閉会いたします。  大変お疲れさまでした。御苦労さまでした。      午後零時15分 閉会 ─────────────────────────────────── 須賀川市議会委員会条例第31条の規定により署名する。  平成26年8月5日       須賀川市議会 原子力災害対策特別委員長   五十嵐 伸...