須賀川市議会 > 2011-11-17 >
平成23年 11月 建設水道常任委員会−11月17日-01号

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  1. 須賀川市議会 2011-11-17
    平成23年 11月 建設水道常任委員会−11月17日-01号


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    平成23年 11月 建設水道常任委員会−11月17日-01号平成23年 11月 建設水道常任委員会           須賀川市議会建設水道常任委員会会議録 1 日時    平成23年11月17日(木曜日)         開会 9時54分         閉会 11時21分 2 場所    須賀川市議会委員会室 3 出席委員  橋本健二     広瀬吉彦     安藤 聡         八木沼久夫    菊地忠男     高橋秀勝         渡辺忠次 4 欠席委員  なし 5 説明員   建設部長    小林正司   道路河川課長  関根宏史         建築住宅課長  竹内 陽   都市整備課長  宝田 茂                        長沼支所         下水道課長   安藤和哉           榊原茂夫                        地域づくり課長         岩瀬支所                 熊田正幸   水道部長    佐藤益美         地域づくり課長         営業課長    加藤憲二   施設課長    岩瀬 孝
    6 事務局職員 主査      鈴木弘明   主任      村上良子 7 会議に付した事件 別紙のとおり 8 議事の経過 別紙のとおり                     建設水道常任委員長  橋本健二      午前9時54分 開会 ○委員長橋本健二) おはようございます。  ただいまから平成23年11月建設水道常任委員会を開会いたします。  出席者は定足数に達しております。 ─────────────────────────────────── ○委員長橋本健二) 本日の会議については、お手元の審査事件一覧表のとおり進めてまいります。  議題に入る前に、東日本大震災の対策に関する当委員会のかかわり方について確認をいたします。  震災の復興に関しては、12月に須賀川震災復興計画が当局によって取りまとめられることになっております。議会としては、各常任委員会の協議会並びに震災復興及び放射能汚染対策特別委員会における協議を経まして、当局に対して申し入れを行っているところであります。議会として、特別委員会とのすみ分け化、委員会としても、特に調査に重複を生じることのないようにするために、当委員会としては、今後、個別具体的な事務事業を中心に調査活動を進めていきたいと考えております。これに御異議ございませんか。      (「異議なし」の声あり) ○委員長橋本健二) 御異議なしと認めます。  そのようにいたします。  それでは、継続調査事件を議題といたします。  初めに、震災からの復旧・復興に関すること、内水対策準用河川下の川の整備に関することを議題といたします。  当局から資料の提出がありますので、御説明をお願いいたします。 ◎道路河川課長関根宏史) 前回の委員会の中で、下の川の雨水排水計画の内容について説明していただきたいということで今回お手元の資料に基づいて説明をいたしたいと思います。  まず初めに、現在進められている下の川の整備なんですけれども、当初計画時点では4点の計画に基づいて検討をいたしました。  まず1つは、バック堤による築堤の河川改修の案でございます。次に、セミバック堤に基づく河川改修の計画案でございます。続きまして、琵琶池から釈迦堂川に高低差があるので圧力管に基づいてやる方法で、1つは、現状の河川敷にボックスを入れて、その上流に内水的な排水の水路を確保して改修する方法。2案として、琵琶池から現在の河川を利用しないで、県道三春線及び塚田愛宕山線をルートとした釈迦堂川に排水する4つの案を検討しました。  当初4案の中で、一番その建物的、あと用地的な買収等が出ない方法として圧力管2のルートを市のほうでは施工したいということで国・県と協議しました。ところが、国・県のほうからは、須賀川の場合、河川改修の中で分水することはとりあえず困難であるということで、国と県とも相当この4番目のルート2の検討を進めたわけなんですけれども、国のほうで、どうしても補助採択に当たっては、このルートについて、この分水方法については難しいということで、それで、現在進めているバック堤セミバック堤の議案の中で対応するということの中で一番問題になったのが、バック堤でつくった場合には通常の河川改修と同じ状況の改修の仕方になりますので、隣接する建物が、下に用地買収という欄に書いてあるように、このバック堤案の中で進める場合においては、隣接する25棟の建物を移動しなければならないということで、その中で県のほうからの河川改修の方法として、セミバック堤のほうであれば、基本的に建物の移設件数も少なくなるし、そういうことで。あと結局国のほうでは、建物25棟を補償すると、堤防をつくっても守るべきものがなくなってしまうということで、最終的にはセミバック堤という提案の方法で現在進めている状況でございます。  以上です。 ○委員長橋本健二) ただいま道路河川課長のほうから説明があったわけですが、委員の方々から今の説明に対する質疑ございませんか。 ◆委員(菊地忠男) 4案をつくるときの総事業費というのは、総事業費それぞれ随分違うと思うんですけれども、大枠でどのくらい違ったのか、バックセミバックと圧力管のAB等含めた中でどのくらい総事業費が違うのか。 ◎道路河川課長関根宏史) それでは、金額ですけれども、バック堤で整備した場合には、工事費が約6億6,000万円、あと用地費が11億3,000万円、合わせて約17億9,000万円で約18億円ぐらいかかる予定となっております。セミバック堤の場合には、工事費が5億2,000万円程度、用地費が6億円で約11億円の金額になっております。あと圧力管1の下の川については、現状の幅員での河川の中にポンプを入れていくということで約11億円くらいの形になります。あと圧力管2の場合ですけれども、こちらも工事費のみの形になります。先ほどの圧力管1については、用地費は絡みません。こちらも同じく用地費は絡まなくて11億円程度になります。  以上です。 ○委員長橋本健二) ほかにございませんか。 ◆委員(菊地忠男) ちょっと一緒に聞けばよかったんですけれども、これいずれにしても、下の川だけなんですが、この前の水害で須賀川三春線も影響がありますね。琵琶池の樋門の問題ありますから。これについての検討は後にと、別にということでいいわけですね。 ○委員長橋本健二) ただいまの質疑に対して当局の答弁を求めます。 ◎道路河川課長関根宏史) 河川整備の中で今琵琶池の水門の関係が出ましたけれども、河川として位置づけされている部分については、琵琶池からその水門から下、それから釈迦堂川の区間が準用河川としての位置づけ、そしてその上の琵琶池から上流部については、下水道の雨水幹線としての位置づけで、今回の申請については須賀川三春線下の河川の位置づけの区間の計画となっております。  以上です。 ○委員長橋本健二) ほかにございませんか。 ◆委員(渡辺忠次) 圧力管2ですか、こちらのほうはいわゆるサイホン方式ということで前から話になっていたわけですけれども、これについては、例えば琵琶池から出てくる量と内水、いわゆるその下の部分で増加する水と割合的にはどんなものなんでしょうか。 ◎道路河川課長関根宏史) 基本的には、流域的には、この下の川の流域というのは、鏡石の牧場を境にして、あそこから南下がり、北下がりというふうな形で鏡石を含めた水がここに集まってきます。そうすると、今言った琵琶池から上流部の流域は、ほとんどが約950haくらいの流域があります。そうすると、その9割以上が基本的には琵琶池から上流部、この琵琶池から下流にも流域というか水が集まってくる下の川と古屋敷に集まってくる部分の量というのはせいぜい20haくらいかなというふうな、直接この地図の中のものを面積をはかっていないので確定した数字は言えませんけれども、約20haかなというふうな状況でございます。  以上です。 ◆委員(渡辺忠次) そうすると、問題は雨が降ったときは琵琶池に集中する水の量をどうやって釈迦堂川に流し込むかというのが問題だと思いますし、20ha分については、いわゆるポンプで間に合うのかなと考えますけれども、その際に国のほうで難しいというふうな説明があったんですけれども、その辺もうちょっと具体的に何が難しいのか説明いただきたいんですけれども。 ◎道路河川課長関根宏史) 先ほどの難しいというのは、基本的に東京都とか、ああいうふうな形で、ビルとかそういうのが建っていて、ある程度補償費、隣接の現状、本来ならば河川改修ですから、当然現状の河川を整備していくというのが手法として考えられます。  それが、基本的には集中している都市においては、建物とかそういう補償の部分が、河川を広げる以上にその建物移設関係の補償が数倍にもなるという場合には、今言ったような分水方法を検討はできるということで、須賀川市の場合においては、現状の河川を改修するというのが、私達はできれば圧力2の方針で進めたかったわけなんですけれども、補助採択に当たっては、今言ったような内容の中で現状の河川改修でなければ認められないということであったわけです。  以上です。 ◆委員(渡辺忠次) ポイントはそこなんですよね、国の考えですね。その経済的な意味はわかるんですけれども、我々は、水が上がらないように工夫しようというのがポイントなんですよね。だから、住宅が張りついている張りついていない、マンションがあるなしとか、そういう都会だ、田舎だという区別というのは非常におかしいと思います。水が上がって迷惑しているんだから、それをできるだけ治水で効果を上げようということであれば、東京だって須賀川だってそういう区別はおかしいんじゃないでしょうかね、その辺はどうなんですか、国のほうでは。 ◎道路河川課長関根宏史) 基本的には先ほど言った内容です。基本的というか、河川を改修、分解、河川堤防を改修する場合ですから、堤防は基本的に釈迦堂川の堤防と若干セミバック堤の場合は、余裕高という、前にもちょっとお話ししましたけれども、通常、1、2級、国・県の管理の河川であれば余裕高という率も計算した、そこから余裕高という高さを設けるわけなんですけれども、セミバック堤の中で余裕高が60cm、当然今、阿武隈、釈迦堂川の河川の断面より少し低い形で整備が終わると。それでは、皆さん言ったような心配もあるということで、最終的には特殊堤なりで現在の釈迦堂川の、それが単独でやらざるを得ないので、それは単独で現在の河川の釈迦堂川の堤防の高さ以上の計画で進めています。そうすると、今計算された流域、琵琶池から上流部にかかわる水の流れについては、基本的には今改修する断面で流せるという前提で河川改修をしていますから、今分水の方法も1つの方法として、私らは用地の絡みもあったので、分水の方法も検討しましたけれども、最終的には現在の河川改修においても、下の川の内水を、古屋敷の内水を除けば現状の断面の上流部分の水は流せるという前提で今河川改修を行っているところでございます。  以上です。 ◆委員(渡辺忠次) そうすると、整備額ということで、これ全部築き上げたときに、例えば今回の超大型台風、この場合にもクリアできるという保障はあるんですかね。私が考えまするには、気候の変更でこの超大型台風よりも上回る水量も予想しなければならない、もう時点に来ているんですよね。それでも、保障できるかということです。その辺はどうなんでしょうか。 ◎道路河川課長関根宏史) 最終的には、現在釈迦堂川の堤防については、もう河川改修が整備されて現在の高さになっています。当然、私らのほうの準用河川においても、あの堤防と同じ高さまでは最低持っていく、それを最低そこまでは持っていく。今言ったような水があふれた場合には、もう基本的に釈迦堂川の現在の堤防からあふれるような形になりますから、基本的には下の川が幾ら上げても釈迦堂川の堤防が上がらない限りは同じ状況になるかと思います。  以上です。 ◆委員(渡辺忠次) これは阿武隈川の下流のほうの問題も絡んでくるので、なかなか大きな問題になるんですけれども、サイホン方式釈迦堂川に水を流し込むということが、下の川の解決にはどうしても必要なんですよね。水が出てもいいという結論で、国はそういうことで補助をしようとしているんですかね、この件についてはどうですか。 ◎道路河川課長関根宏史) 基本的には、その水が出てもいいということではなくて、河川改修することで、基本的には今の上流部の水をどちらのルートにしても、分水しても上流部の水を流す、河川改修しても上流部における水をそれが内水的にあふれることのないような整備でどっちも進めていくというふうな形で、どちらもその分水方法河川改修も同じ内容の改修でございます。  以上でございます。 ◆委員(渡辺忠次) これちょっと重要な問題なので何回もしつこいので申しわけないんですけれども、結局、川は上から水が出ないようにするというのが前に聞いたことありますけれども。ですから、まず釈迦堂川の下の川まで水が出ないという方法をまずとるべきなんですよ。もしそれが釈迦堂川なり、阿武隈川が下流で水が上がるようになったら、それはそれで国のほうでまた考えるべきなんですよ。上から水が出ないようにするのが基本なので、そこのところが抜けて須賀川ではしようがないんだという言い方になったら、もう須賀川の水は守れないですよ、これね。 ◎道路河川課長関根宏史) 基本的に、ここの下の川の水というのは、現在の断面を一部少し広げただけで、基本的には上流部の断面が確保できます。ただ現実的にその釈迦堂川阿武隈川の合流点ということで、バックの絡みがここには生じます。そうすると、どうしても阿武隈川の水が上流部に、下の川の流出断面は現在の断面を1割程度広げれば、単純に合流点でなければ、上の水の毎秒85トンくらいの計算になります。その断面は確保できるんですけれども、現実的には釈迦堂川阿武隈川の水の合流点に近いというので、阿武隈川の水が増水して、今回のようなハイウォーターレベルというか、最大流出量まで上がってしまうと、その水が全体的にバックで上がりますから、その水を吐けるような高さまで今回の河川改修では実施するというふうな形状になっています。通常の河川であれば、今の断面に堤防を若干1mか1m50を上げれば、今の下の川の流域に回流する水は流せます。  ところが、先ほど言ったような阿武隈川釈迦堂川の合流点、それの近くに下の川の排水が上がるので、阿武隈川が当然上がれば、その影響でその影響範囲までは今回の河川改修で堤防を上げるというふうな形で整備を進めているところでございます。  以上です。 ◆委員(渡辺忠次) 終わろうと思ったんですけれども、もう一回。  どうもね、一番我々の考えと食い違うのは、阿武隈川の須賀川より下の下流ですね、ここの問題を須賀川市は考えるべきじゃないんですよ。須賀川市は須賀川市で水が上がらない工夫をすべきなんです。下に水が増水したら、それは国なり県なり、もっと知恵を絞って金を使ってやってもらえばいいんですよ。でないと、この水の問題は解決しないです。国がこう言っていますからということで、須賀川をそれをのんでいたら、これは解決策にならないです。ですから、どうやれば解決するか、これだけは1点ずっと追求すべきだと思います。これは要望ということでしておきますけれども。 ○委員長橋本健二) いいですか。  ほかにございませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長橋本健二) 私のほうから一、二点聞きたいんですが、今回の選んだ中で、セミバック方式ということになっているわけですが、普通であれば住民負担を軽くする、いわゆる移転も含めたということであるわけですけれども、今回移転費も含めて、こういう工事費になっているわけですけれども、その辺の選択の幅について、今のやりとりを聞いていても少しはわかるわけですけれども、須賀川市として、移転も含めて住民負担をお願いするような形をとったということについてのもう少し、その辺の説明をちょっといただきたいということが1つ。  それから、ここの下の川の流域については、上流部で下水の工事が行われておりますので、この下水道が完備すれば、その水の量はずっと減ってくる、ルートかかわるわけですので。生活雑排水はここに来るということないとすれば、当然ながら変化はあると思うんですね。その変化について、もしあればお聞きをしたいということがあります。  それから、今回の下の川の改修工事に伴う前に、流域での開発がずっと進められてきましたよね、上流部でね。ロックタウンなんかも含まれて出てきたわけですけれども、あれによる影響をどういうふうに今、市としてはつかまれているのか、その辺について、もし答えができるようであればお答えいただきたいと思うんですが。 ◎道路河川課長関根宏史) そのルートの検討なんですけれども、それについては、今、建物の移設を含めた、そういう問題も地権者会とかいろいろな中で、私達も地元説明の際、そういう今、委員長さんがおっしゃるようなお話も地元からありました。ただ国との協議の中で、この下の川を国の補助事業として採択する際に何年もかかりました。その中で、先ほど一番最初に言ったように、今のバック堤でやると建物が25棟ほど影響を受けると、移設を受けると、そうすると河川改修をするということは守るべきものがあって初めて河川改修をするというふうな前提の国の考え方、それが今言ったような建物を移設することによって、本来ならば、地区の住民も、あそこを将来的には内水的な問題もありますから、当然移設をお願いしたいということで住民からもありました。それも国に伝えながら対応した中で、先ほど言ったように守るべきものがなくなるということの河川改修は基本的にはなかなか難しいと、そういうことでいろいろな1案、2案、両方を検討しながら進めていったと、その中で2案の一番、住民の用地的な問題もありますので、そういう形で最終的に現在2案で進めているというのが現状でございます。  以上です。 ◎下水道課長安藤和哉) 今の御質疑の中で、まず水量の変化があるかどうかということでございますが、生活排水1日最大で、1人1日約540リットル、0.54リットルの量になります。4人家族ですと1日2.16立米、雨水のほうですから、すみません、その前に100ha当たり人口密度、大体まちの中だと30人ぐらいになります。これに今の2.16、これで掛けていきますと約20弱ぐらいになります。生活排水としてはそのぐらい、ha単位で。45mmの雨が1ha当たりに降りますと、これ450tの量になってきますので、変化があるかといいますと、そういう大きな変化がないと思います。  今お話がありましたロックタウン等の開発、この中では開発行為の指導の中で、都市整備課が担当になりますけれども、その中で協議をいただいて、雨水を自分のところに地下浸透と一時貯留、その量として、現状が畑であれば、今流出量として計算できる量を超える部分、いわゆる舗装をやれ、面積で超える部分については自分のところでためなさい、流出量としては現状と変えないで流してくださいというような行政指導をしております。  以上でございます。 ○委員長橋本健二) ほかにございませんか。  では、この準用河川下の川の計画についてはいいですか。      (「はい」の声あり) ○委員長橋本健二) 今の資料の説明で。  では次に移ります。  次の資料の説明をお願いいたします。 ◎道路河川課長関根宏史) 前回の委員会の中で、卸町の内水における時間的な経過については説明いたしました。その中で、一部今回の内水排水が市の道路河川課と業者の間のいろいろな物的なもので若干おくれたり、あるいは内水がおくれた形で発電機が停止したと、そういう関係で前回の委員会の中で、道路河川課としてはその影響について検証しますという説明をさせていただきました。それに基づいて今回検証結果が出ましたので、資料に基づいて説明したいと思います。  お手元に配った資料の中で、1ページ目が今回の卸町団地における黒で囲った、この区間が水が回流というか内水がたまった流域でございます。この部分については、いろいろ一番深いところで1m四、五十近くの排水をいたしました。これに基づいてここにたまった水を計算すると約3万5,000tの水がそこにたまったような形になります。それで、実際にこの前、時間的な経過は説明しましたけれども、6時半から下の川、笹平川から釈迦堂川に出る、あそこにボックスがあるわけですけれども、そこから冠水しまして、そこから道路に上がった時間が約6時半の時間帯からこう水があふれてきたというふうな流れで、本来ならばその時点から水をくみ上げている状況で進めていたわけですけれども、業者との連絡の手違いというか、業者が連絡を受けていたわけなんですけれども、そこから対応ができなくて、時間的には約8時から内水排水ポンプ2台が稼働しました。そして9時5分の時間で、水が上がってポンプが停止したということで。実際に検証をした結果、あの時間、一番釈迦堂川というか内水のピークが約22時でございます。10時の時点が一番ピークの時点になります。そうすると、その時間帯で1時間がポンプが動いた時間なんですけれども、約3時間10分は本来ならば動かなければならない、6時半から10時までの間、その部分がピークですから、その時間本来ならば水をくみ上げていなければならない部分が、実際には8時から9時の時間しか水をくみ上げていない。そうすると、停止していた1時間45分におけるポンプ2台でくみ上げる量は、約4,000tの水が本来ならばくみ上げられたんだけれども、4,000tの水がくみ上げられなかったということで、その4,000tの水をこの最初に見た位置図の水がたまった部分の高さで計算すると、ここに書いてある2枚目のページの7cmほどの高さに影響があったというふうな形になります。ただし、これは完全に池みたいにたまった状態でとまっていた場合は7cmだと。  その3ページ目に計算式を含めて載っていますけれども、そのころの内水がありました。基本的に6時から7時の間が33mm、そして7時から8時の間が、道路河川課にある雨量計だと41mmと、その水の量というのはトータル計算すると、両方合わせて7時から8時の間で、この流域差と、堤防から上流の流域302haの水を計算すると約12万4,000tくらいの水が、その流域に降った形でここの水門のところに集まってくるような形になります。あと6時から7時の33mmで約99万、約10万t、合わせて約22万4,000t、ただ地下浸透とかそういう部分を差し引いたとしても、あそこの水門のところには基本的に15万6,000tの水が集まってきます。そうすると、あそこのゲートを閉めてポンプだけでくみ上げるということであれば、基本的にはあそこの堤防を逸流して流れざるを得ないという状況も勘案されるために、あの釈迦堂川のゲートは目いっぱいにあけていました。ポンプとゲートと両方で下の水と両方で外に内水を出す手法で計算しますと、基本的に単純計算すると7cmは下がりますけれども、その下がった部分だけ、今度は出る部分は水頭差で自然の形で出ますから、最終的な計算をした結果が、この3ページに記載されているポンプが約2時間30分ですか、停止していた時間をその水位で計算すると1cm程度の水位の影響しかなかったというのが検証した結果でございます。  以上です。 ○委員長橋本健二) ただいまの説明に対して、委員の皆さんから質疑ございますか。 ◆委員(渡辺忠次) このページについての状況は前にも説明いただいて大体わかっているんですけれども、今回と同じような状況になったときに、その解決策というのはどういうふうなことで考えているのか、それとももう手をこまねいているしかないのか、その辺ちょっとお聞かせいただきたいのと、さっきのその分水がこの卸団地の場合にも、その須賀川市の場合は当てはまるのかどうか、その分水はできませんよという国の方針ね。その辺2つお聞かせください。 ◎道路河川課長関根宏史) 先ほどの部分でございますけれども、一応今後については、来年度以降、現実的にはこれだけの量がそこに水が集まってくると。今回と同じような雨が降れば同じような状況であり、当然あの状況ではおけないということで、予算とかそういう部分はありますけれども、今回の検証を含めて、再度あの笹平川という位置づけの中でありますから、そういう中で河川改修で改修するか、あるいはいろいろな担当とも協議しながら、雨水的なもので検討ができるのか、その辺を含めて今後改修する方向で今検討を進めたいというふうな考えでおります。  あと今言ったように、下の川においては分水が認められなかったということで、今回の場所について、じゃ分水が認められないのかという場合において、ただ今回の部分については道路等のわきに位置する位置づけの水利と、先ほど言ったような分水にするにしても、どう河川改修をするにしても、道路との影響が絡むと。この間、あそこのあいている卸団地アリーナに入る真っすぐな道路の幅員が可能。そうすれば、当然河川の断面が2倍とかそういうになったり、高さを堤防まで上げれば道路と宅地の問題がありますので、その辺の含みを含めて、分水を含めて検討を国・県なりと協議をしたいというふうな考えではおります。  以上です。 ◆委員(渡辺忠次) 今の話を聞いていると、やはり今のところ、計画的にはもう水が上がってもしようがないというふうな状況だということになるんですけれども、さっきも言いましたように、皆さん市の職員なので、その国の話を聞いていたら、これはらちが明かないので、まずとりあえず須賀川の治水、この問題にもう真剣に取り組んでいただいて、それで、できれば国とがんがんやってもらいたいですよ、市を守るという意味で。その点ひとつよろしくお願いします。 ○委員長橋本健二) ほかにございませんか。 ◆委員(高橋秀勝) この自然災害の恐しさというのは予期せぬことが起きてくるんですが、何年か前に須賀川の建設業協会と災害協定を結んで9個分ぐらいに、当時52社ぐらいあったと思うんですけれども、そういった関係が今どういうふうになっているのか。  それと、今は入札制度というか当番制というか、この前の台風15号のときのいろいろな問題が1社とか2社で対応、場所によってはですよ。しているような感じで、この会社が遅かった、この会社が早かったとか、そういった問題でなくて、やはり災害協定で、そのために協定を結んできたと思うんです。それどういうふうな動きになっているのか、それとやはり今度の台風のように短時間で相当の量が出たということで、例えば午後1時、2時ごろはまさかこんな大きな被害になるとは予期しなかったと思うんですよね。それが一気に水かさが出てきたということで、やはり業者をその場所に1社とか2社だけでなくて、もうちょっと今後の対策は考えているのか、その辺ちょっとお聞かせ願いたいと思います。 ◎道路河川課長関根宏史) まず内水排水のその業者委託については、基本的には委託契約という流れで、何社か見積もり合わせでポンプの稼働について委託契約において責任を持ってそれをやっていただくという形で、できるだけその内水ポンプの近い業者を選定して委託をしています。  今回、内水ポンプの部分については、卸町についてはちょっと離れた業者がとったということで、いろいろなこういうふうな問題がありましたので、今後その部分については、できるだけ近くですぐ対応できるような、今回みたいな集中豪雨であれば、時間的な部分も限られた部分がありますから、その部分については、再度内部的に内水業者の考え方については検討したいと思っております。  あと災害協定の部分に関してですけれども、今、高橋委員のほうからお話があったように、今から4年か5年前に災害協定を結んで対応しています。今回も震災及び台風においてのいろいろ地元の業者、今回は自宅が震災で倒れた業者もあったり、いろいろで、若干細かい点に注意がいかなかったという部分はあるんですけれども、業者と建設業界と再度災害協定の内容について、内容そのものというより、区域の検討をしました。責任を持って地区割を細かく、今までだと大きい意味で遠くとか、そういうところに何社とかというふうな形で今、委員さん言ったような形で、部分的にそこに何社かがその地域を守るという形だったんですけれども、ある程度今度はそれを再度もう少し細分化して、近くのところを災害が起きたときにパトロールなり、そういう形で協議会と協議をして細分化をしたところでございます。  以上です。 ◆委員(高橋秀勝) 災害協定とか内水問題を離して考えているような感じが見えるんですが、やはりこの災害協定を結んだ業者と内水問題をダブらせたポンプの対応ですか、そういうことも考えないと、例えばこの前の委員会のときに菊地委員のほうからお話が出ましたが、例えばその業者がその災害現場のポンプ場に向かっていると。途中が寸断されて来られなくなってしまったと、そういうふうになった場合にあの会社がやることになっていたんだから、この会社がやることになっていたんだからというような、そういう問題も生じてくると思うんです。  だから、やはりああいう大きな災害、水害、そういった場合には1社にここはもう任せておくんだから、ここが責任持ってやるんだろうということではなくて、もうちょっと違った方法も考えたほうがいいんじゃないかなと私は思うんです。それと今、全部統計をとっていろいろな説明を受けた中で、私はなるほどと思った部分がありました。自然の力というのは恐ろしいなと感じたんですが、ポンプが1時間おくれた、2時間おくれたという排水の問題、それが今まで非常に話題になっていた。資料を見て説明を受けますと全体の1時間、2時間やっても、実際にしても1cmとか7cmとかという、出たわけですね。そうなってくると、あの広大面積のもう胸までつかる水が、果たしてポンプが稼動していたら7cm下がったってどこまで下がったかと。そういう問題もあるので、渡辺委員が言ったように、やはりポンプにばかり排水を頼らないで違った方法も考えないと、市民に説明をしていくのにはなかなか理解していただけないのではないかと。例えば、この排水ポンプの力はこの3倍にしたって5倍にしたって、それを解決できないということですね。だったら、どうすればいいんだという話が来たときに、これ以上は手の打ちようがないんですという答えは出せないと思うんですね、行政は。  そういった場合に、渡辺委員が言ったように、国のほうとかいろいろな機関になかなか難しい問題だとは思いますけれども、やはり常に須賀川の行政は国のほうにこういった協議をしているんだということを市民にも理解をしていただけるような、言ってもだめだから、これ以上だめなんだということじゃなくて、水害というか自然の災害というのは恐ろしいなんていうのは、この数字を見て初めて気がついたんですが、いくら大きなポンプがやったって1cm、何cmが、その10倍の容量があるっていったって、この前の水なんか解決できないでしょう。機械とかそういったものに頼るのでなくて、もっと違った方法を考えていったほうがいいんじゃないかなと思うんです。  それでないと、市民に説明がつかないと思うんですね。だったら、私は犠牲になったって我慢しろと言っているのかというような答えが返ってきたときに、やはり今、渡辺委員が先ほど言ったように、国のほうにも、県のほうにもそういったことでいろいろ研究しているというような方針で進んでいただきたいと、私は一応要望しておきます。 ○委員長橋本健二) ほかにございませんか。 ◆委員(菊地忠男) それぞれ各委員から意見があったんですけれども、まず1つは、私はこのデータを見たときに、あれそんなものかなと感じたんですけれども。まず、樋門から流れる水量も、阿武隈川というか釈迦堂川が満水ですから、計算どおりの樋門に流れて出していないんじゃないかなという疑問。  それからもう一つ、果たしてこれこのとおりだとしても、卸団地のそれぞれの組合の人達が新たな発想のもとでの再計算をするかもしれない。8億円だかの損害賠償が出ているわけですから。そういうことになったときに、果たしてこれで、このデータで納得するのかなというちょっと不安というのかな、行政の都合のいいように計算されているんじゃないかなという考えがちょっと出たのね、単純に。その辺の根拠として最終までこういう計算で本当に裁判になったときまでいけるのかなというところなんですけれども、この辺が非常に不安なんですけれども、どうなんですかな、その辺。 ◎道路河川課長関根宏史) 最終的な部分のその裁判とかそういうふうな部分になれば、当然現在の部分は、再度その辺も含めて詳しくはチェックしますけれども、基本的な今検証の中ではこういうふうなデータで上がってきたという状況です。  あと卸町の部分については、できるだけこのような内容を説明する形で考えております。  以上です。 ◆委員(菊地忠男) それで、自信を持って、これデータを出せるならいいんですけれども、翻されないようにちゃんとした裏づけをとっておかないとポンプがとまっても1cmしか減らないんですよというのが、ちょっと私も納得しがたかったんですけれども。要するに、流れるところだから吸い込むわけじゃないから。普通のゼロで流すのなら、あの辺も皆あの水量でいくけれども、壁があるわけですから。それで、壁で引っ張られるなら早いし、流れぐあいで引っ張られなかったらとまるわけだし、そういう水量まで十二分に計算されていると思うんだけれども、その辺の状況でちゃんと裏づけできるようにだけはしておいてください。
     以上です。 ○委員長橋本健二) ほかにございませんか。 ◆委員(八木沼久夫) 今の説明を聞いていて、結局行政の都合のいいような形での1cmだ、7cmだということで、結局ポンプが稼働していても、その被害はあったんですよというような、何か変に開き直りみたいに受けるんですよ。果たしてそうなんでしょうかと、卸団地の組合の皆さんは、例え、浸水したとしても、ポンプが稼働していれば、それは納得しますよ。ところが、稼働してなかったんですよと言っていたんですよね。それで、時間的な経過をお願いしたいんですけれども、卸団地の人たちが昼過ぎかな、行政のほうに連絡したときには大丈夫でしょうかと言ったときには、大丈夫ですというような形で言っていたと。これが3時過ぎについても、いやまだまだ大丈夫ですと返答をもらっていると。それであれば、業者に待機して準備しておきなさいと行政のほうから業者に言ったのは何時なんですか。本来であれば、6時半には稼働してなければならない時間だったと先ほど言いましたけれども、それが待機していろという指示をしたのは何時なのか、これを1つ教えてください。  それと、1時間ぐらいしか稼働できなかったと言うんですけれども、本当にそれで開き直ることができるのかどうかというのが、その辺が一番心配なんですよね。被害を受けた人からすれば、もうそれは本当に開き直りでしかないと思う。何を言っているんだというふうにしか聞こえないんですけれども、その辺をちょっともう少しわかるように教えていただきたいなと思います。  それで、あと業者は何時に着いてポンプを稼働したのは8時、その準備期間はどのくらいあったのか、その辺もちょっと教えてください。  以上です。 ◎道路河川課長関根宏史) それでは、前回の委員会で御説明しましたけれども、時間的な経過について説明いたします。  うちのほうとしては、12時に内水排水を委託している業者に市から待機してくださいという連絡をいたしました。待機の指示をしました。      (「待機というのは会社での待機ですか、現場での」と呼ぶ者あり) ◎道路河川課長関根宏史) 結局、あの時点では私が今行って、釈迦堂川の河川の状況が常に裏をあけると川の状況が見える。その時点ではまだ洪水時期というか河川が2断面になっているかと思うんです。そのうちの上まで上がっていなかったわけです。通常の河川断面のところで水が流れてきたと、お昼に。それでもう台風ということで、ある程度業者のほうにはいつ連絡が行っても対応できるように待機してくださいというのが12時に連絡をいたしたということです。  それで今、卸町の団地のほうから13時45分に今言ったような内容、要するにポンプの対応ですか、その辺の連絡がありました。卸町については、今現状的には業者のほうには待機の連絡はいたしましたと、水の状況を見ながら準備をさせますという形で連絡を。その中で、若干、水を上げたときに時間を連絡くださいということで連絡を受けていたんですけれども、私どもとしても、道路河川課として道路も河川もいろいろその卸町を含めて全体を把握しなければならない状況にありましたので、そこにはポンプが水を上げたときには、あそこに黄色い回転灯がつけてあるんです。水が上がっているときには、その回転灯が回る状況にしてあります。それで、もし上げた時間の連絡がいかなかった場合にはその回転灯で水が上がっているか確認してくださいということで卸町のほうに回答をしています。  それで15時30分ごろ、市職員が現地に行って現地を見たときに、あそこの水路、要するに釈迦堂川に合流するところにある水路、そのところで余裕高が約80cmくらいありました。当然、あの日の1日は雨が降っていますから、当然水が出る、ゲートを閉めてポンプでくみ上げるよりも、流域が半端でない流域、先ほど言った300haくらいの流域を持っていますから、ゲートを目いっぱいあけて水を排水していたという状況でございます。  そして17時30分ごろ、現地にまたパトロールで行きました。その際にある程度二、三十cmの大体五、六十cmの余裕がまだありました、その時点では。それで五、六十cmの余裕があったので、ただ現状的には雨も5時近くから少し強くなってきましたから、業者のほうにポンプの設置をお願いしますという連絡を5時半にしました。  その後、6時に現地に職員が行っても業者が来ないので、再度業者のほうに連絡をしました。そして、最初に受け取った職員が会社のほうで連絡の不備で連絡が行っていなかったということで、実際に再度、私のほうで6時20分ごろ、現地を見て業者も来ていないので、セットもしていないということで再度連絡しました。      (「ちょっと待ってください。最初に連絡したのに業者のほうで確認できなかったというのは、それはいつのどの時点でなんですか。5時半」と呼ぶ者あり) ◎道路河川課長関根宏史) 5時半にポンプを設置しなさいと言って。      (「言ったの。これが届いていなかったということなんですか」と呼ぶ者あり) ◎道路河川課長関根宏史) それが市と電話をとった方が連絡とれていたんだけれども、その受注している業者の中でその連絡がきちんといっていなかったということです。  それで、私のほうで現地を確認した際に、現地でまだ対応していないので、再度こういうふうに水が上がってきているのでということで、6時20分ごろ電話をしました、会社のほうに。現地にも来ていないので、どういうふうになっているんですかということで。それから、業者のほうが動き始まったということで、7時ごろ現地に来て、その時点では6時半あたりから水が水路からあふれてきましたから。そういうことで、そして6時から。通常だと、あそこは固定式ポンプになっているので、ホースをつなぐのは大体20分か30分くらいでもう発電できるんですけれども、水がもう道路に冠水していたと、四、五十cmの冠水があったと。それで、ホースをつなぐのに時間を要して、先ほど言っている8時から水をくみ上げて稼働したと。そうすると、先ほど言ったように、水が上がる量とくむ量の差がだんだん大きくなって9時に電源が、電源の位置というのは基本的に8.5水害の水量を前提として設定はされていたんですけれども、それ以上の水が出てきて基本的には電源がくぐってしまったと、そういうことで9時5分に電源が喪失されたという連絡が入ったという流れでございます。  以上です。 ◆委員(八木沼久夫) これでずっと経過を見ていって、やはり問題なのは卸団地からすれば、ポンプが動いていれば、その電源が浸水するのはもっともっと後になるだろうという気持ちあるわけですよね。ところが、わずか1時間ぐらいで浸水してしまって停止してしまったというようなこともあるし、もう昼過ぎから卸団地の人たちは心配しているわけですよね。それにもかかわらず大丈夫だ、大丈夫だと言っていながら、業者に言ったら業者の間では通じていなかったとか、社内で確認できていなかったとかね。結局何だったという、どこに責任があるんだと。結局、さっきの説明であれば、これは1cmとか7cmですから、天災ですからしようがありませんと片づけるかもしれないけれども、人災もここは含まれているんではないでしょうかね。その辺をどのようにこれから見ていかなければならないのか、これは大きな問題だと思いますよ。その辺もう一度お願いします。 ◎道路河川課長関根宏史) 先ほど言ったように、確かに私どもで卸町のほうに伺って、そのふえた部分については、十二分に業者の連絡体系の中でおくれたと言えども、須賀川市があくまでもポンプを動かしているということで、その部分については、最初に謝罪しております。  ただ内水ポンプの結局、先ほど開き直っているわけではなくて、検証した結果を私達は今説明したわけで、別に開き直ってこれだから関係ありませんではなくて、当然私ども道路河川課としては、検証した結果、確かに時間的な最初の6時半からくみ上げて、結果的にくみ上げていたから水が上がってきて電源喪失まで、そういうふうになったのであればという部分は、もう十二分、卸団地の方からも十分言われております。その部分と実際に10時がピークですから、ピークの水の上げる時間の内水ポンプが動かなかったことによる水の水位の影響については、今言ったような7cmあるいは最終的には下からも流していますから、当然そういう計算をすると1cmしか影響がなかった。それは1cmしかなかったからということで開き直っているわけではありません。  以上です。 ◆委員(八木沼久夫) 今後の問題として、ポンプ等の管理、委託契約については先ほども言われましたように、なるべくその場所に近い、現地に近い業者さんにお願いするということも含めて、またそこに連絡するのにも、一方的にやるんではなくて、その回答を受けたということをちゃんと社内からもらうと、業者さんからもらうという、相互の意思疎通をちゃんとしていかないとこんなことがまた起きると思うんですよね。だから、その辺の今後のあり方についてしっかりしていただきたいなと思います。  以上です。 ○委員長橋本健二) いいですか。 ◆委員(高橋秀勝) 今、卸町が非常に話題になっておりますが、ポンプの設置している場所というのは卸町ばかりではない。それで、今度の台風15号に対しても全部のポンプが作動しておりましたが、それにもかかわらず、大変な床上浸水とかいろいろな被害をこうむっています。そういったときに、卸町との関係をきちんと対応していくのはよろしいんですが、やはり館取町とか下の川の下流ですか、中宿ですか、ああいったところもきちんとやっていかないと、また今度は卸町ばかりが被害がこうむったんじゃないだろうと。きちんとそれが時間的にも、卸町もいろいろトラブルあったようですが、館取町とか、もっとありますよね、ポンプを設置している場所が。そういったところはもうきちんとポンプを作動しても水害に遭ったというところもあると思うんですよ。そういったところもやはりきちんと対策というか、そういったものもしておかないと、今度はなぜ卸町ばかりなのかという問題も今後出てくるような感じがしますので、その辺もいろいろ検討していると思いますけれども、その辺もよろしく、市民の感情を損なわないようにやっていただきたいと思います。 ○委員長橋本健二) いいですか。  ほかにございませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長橋本健二) なければ、私のほうからまた聞いていきたいのですが。  1つは、1ページで示されている地図を見ますと、県道中野須賀川線があるわけです。これが排水路に飲み込めなくて道路が冠水していたという話を聞くわけです。この辺の関係については、県との協議の中でどういう話し合いになっているのか、ひとつ教えていただきたいと思います。  それから、この笹平川の周辺の流域で、この卸団地以外のところでもやはり水が上がって道路が寸断されるというか通行ができなくなったところがあるわけですけれども、その辺の今囲われた以外のところでそういう実証もあるわけですけれども、そこら辺についての対応についてはどういうふうにされたのか、お聞きをしたいことの一つです。  それからもう一つは、何度も皆さんのほうからも出されているわけですけれども、市の対応の問題で、いわゆる市の職員が行っても、いわゆるポンプのスイッチも入れられない、電源のスイッチも入れられない、これは何かこうあるのかなという勘ぐってしまうわけですよね。つまり緊急時、本当に緊急時の場合に市の職員が来ても何も対応されていないということは、やはり見せられたわけですよ、今回。古屋敷もそうですけれども。この卸団地の中でもそういう事例が、私の聞いている中ではあるわけ。緊急時の場合、市の職員がだれの指示でもってそのスイッチを入れたり、あそこを開閉して稼働させることができるのか、その辺についてのあれは今のところあるのかないのか、まずお聞きをしたいと思うんです。 ◎道路河川課長関根宏史) 県道の部分の中野線の区間の信金と裏のところのボックスの部分は若干下流部ではまだあふれていない部分の中で、あそこのボックスの近くで水があふれていたという状況は確認しております。  というのは、その部分の中で一部、県道の上流部というか、こちらの西袋第一小学校の水のところが、あそこの水路に最終的に水が集まってきます。どうしても水が直角に上から来たやつが入ってきて、川の水路の水位が上がったのとぶつかってどうしてもあそこが冠水してしまう。それについては、毎回、集中豪雨でもあそこの部分が水があふれる部分があるので、県のほうにそれについてはお話をしているところでございます。  あと先ほど言った内水ポンプの部分については、確かに市の職員で定期点検を常にしていますから、動かしたりするかという。ただ委託をして今回みたいにいろいろな道路を担当しなければならないので、今言ったように内水部分で通行と水が上がって、水が上がったところは道路は卸町の近くもそうですし、下の川の道路のところの前後も通行どめにいっぱいしていますし、あと県道と接している市道の部分何箇所も今回の雨で通行どめなり、そういう対応はしたところでございます。  以上です。 ○委員長橋本健二) 先ほどの説明の中ですと、業者に6時20分に連絡をとって対応するよということになるわけですけれども、午後3時半ごろから市の職員の人たちはこの周辺の見回りも含めてやっているわけですよ。現地にも行っているわけですよね。卸団地の方々にも説明されているわけですよ。それを見ているだけなんですよ。つまり、あそこの部屋をあけて電源を入れて稼働することができなかったのかということを聞いているわけですね。つまり、いろいろあるわけですね。そういう責任ある人も含めて、全体的な市全域のパトロールやっていた、その人も含めてですよ。だから、だとすれば、いわゆる収集がどんどん進んでいるところをある意味では放置されたということにもなってしまうわけですので、ここら辺がやはり聞きたかったところなんですよね。いっぱいあって対応できなかった、たまたまそこでもいろいろな事象があったとしても、職員が派遣されたとすれば、だれが見ても、あそこをあけてスイッチ入れてくれるもんだと思うわけですよ。ところが、その体制がないのかあるのかということも、私が聞いている中身なんですけれども。つまり、道路河川課だけではなくて、ほかの部署でもあそこのスイッチを入れることができる、開閉することができる、そういう人がいたのかいないのか、その体制は整えられていたのかどうなのかということが1つあるわけですけれども、その辺について聞きたいと思います。  それからもう一つ、さっきの質問であったわけですけれども、抜けたんですけれども、笹平川のあそこのところは1本しかないように見えるわけですけれども、ちょっと広げていけば、西川エリアでいけば、ああいう我々は知らなかったような河川、名前のついている河川がいっぱいあるかと思うんですよね。そういうところに分散させるということも計画としてはあるのかないのかということがあるわけですよ。少しルールを変えれば、ちょっと工事をすれば、例えば大桑原のほうから流れている川から流すとか、あるいはもっと南、北のほうに流す方法はとか、いろいろな方法はとらえられたんではないかなと思ってしまうわけです、素人考えで。これからの考え方も含めて、いわゆるあそこの場合だと笹平川で処理するというだけではもう限界ではないかと思うんですけれども、その辺についてはどういうとらえられているのか、ちょっと2つほど聞きたいと思います。 ◎道路河川課長関根宏史) まず1点目のポンプの体制、ほかの課の職員ができるのかというと、その部分については基本的には道路河川課の一部の職員しか対応はできない。  現実的には、当然私達が業務委託という委託をしていたという部分がありますから、そちらにお願いをして、今言ったように部分的に道路が水が上がってきたところとか、そういう部分については、職員がバリケードで中に車が入ってこないようにとめたり、そういうところが何箇所がありましたが、当然パトロールしながらそういう部分をとめたりで対応してきたという部分が現状でございます。  それとあと分水の部分ですけれども、地形的に見ていただくと西袋の地域体育館、あそこのちょうど上に、登って下ったところの一番低いところに笹平池という池があります。それからまた道路の縦断を見てもらうとずっともう上に上がっていて、それを上流部のほうで分水するというのは現実的には費用をかければできないということはないですけれども、当然山の下をトンネルで抜くような形でないと分水はできないという状況でございます。  あと合流というのは、基本的には高速道路の下のところで両系統の水が集まってくると。一方は笹平川を中心とした流域の水が集まってくる。あともう一方は、十貫田池といって、その高速道路下をくぐって大桑原に抜けるところのカーブの新幹線のすぐ下に十貫田池という池があります。あのルートで2つの水が集まってきて、高速道路の下のところで集まって、現在のところに排水になっています。そうすると、どちらも大桑原に抜くにしても、相当な山の形状があります。あとこっちに東に北側に抜くにしても相当の形状があって、どうしても。ただその合流したところからの先の部分については、ある程度、今の道路の中に分水する方法がいいのか、河川を広げるのかいいのか、あるいはちょっと暗渠になるけれども、ほかの道路を使って下流側に持っていくというのがいいのか、その部分については今後いろいろな形で検討して、今の現状では同じようなことが起きるということで検討していかなければいけないというふうな形で考えております。  以上です。 ○委員長橋本健二) ほかにございませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長橋本健二) なければ、この問題については以上で終わりたいと思いますが、よろしいですか。      (「はい」の声あり) ○委員長橋本健二) 次に、一般的な所管の事務について、皆さんのほうから御意見をちょうだいしたいと思います。  質疑ございませんか。 ◆委員(八木沼久夫) 復旧・復興の関係で結構今一生懸命工事が発注されていると思うんですけれども、前回の今言ったように、なるべく地元業者さんが受注できるように緩和措置といいますかね、そういうことをとってくださいと言ったら検討していますということだったと思うんですけれども、その後の経過についてどうなっているのか、まずお聞きしたいと思います。 ◎道路河川課長関根宏史) 現場代理人の常駐緩和義務については、今月1日以降に基づいて緩和をしました。今までは業者に工事の2件までは現場を持ってもいいよと、現場代理人が2件までで2,500万円以下という形で進めてきたわけなんですけれども、今回緩和したのは、この災害の期間中においては、業者のほうが非常に厳しい状況にあるということで、一応金額的には2,500万円までなんですけれども、現場代理人に金額的に2,500万円までは何件でも受注して構わないですよと。ただし、現場で作業する箇所については、最高3件までを現場で作業してくださいという中で緩和しました。例えば、300万円の工事だと今までだと2件までしか持てませんから600万円くらいしかなかった。ただ今回の緩和は2,500万円という頭打ちをして、例えば300万円の工事であれば8件までとることができる。ただし、その8件一遍にやったのでは現場、事故なんか起きると大変なので、基本的には現場で作業できる箇所は最高3件までとしてくださいねという形まで緩和措置を緩めました。  以上です。      (「前回、今まで何ぼ」「いや何件でも、ただ現場のほうは3件ということ」「トータルで2,500万円ということ」と呼ぶ者あり) ◆委員(八木沼久夫) 私は素人なんだけれども、果たしてそれは業者さんの意向を聞きながら、業界の幹部の人たちと話をしながらそういうことを設定したんだろうけれども、何か素人で見ると何か余り変わっていないような感じがするんだけれども、業界のほうとしては、それで納得したわけですね。 ◎道路河川課長関根宏史) 一応そういう形でこれから、ある程度、業者のほうに説明するわけです。      (「これからするの」と呼ぶ者あり) ◎道路河川課長関根宏史) はい。      (「じゃまだわかんないの」と呼ぶ者あり) ◆委員(八木沼久夫) それともう一つは、現場代理人の関係はそうなんですけれども、何というのかな、現場から帰ってきた後の書類とか、それがすごい煩雑というか、だから、その辺ももうちょっと事務処理についても、もうちょっと簡素化できないのかななんていう話も聞いていますので、その辺の考え方をお聞かせ願いたいと思います。 ◎道路河川課長関根宏史) 当事者の関係は内部的に協議をして、内部的な了解をもらった中で、今回業者のほうにこういうふうな形になりますということを説明する形で、きょう伺うようになっております。  それと今の書類の関係でございますけれども、私のほうで当然これ国の補助をもらいながら災害復旧、会計検査とか、当然ありますから、余分な資料は求めていません。基本的に決まった内容で写真をいっぱいつければいいというものでもないですから、ある程度決められた内容の写真がきちんとついていれば、通常どおりの形で、あえて特別な要求はしていない形で今進めているところでございます。  以上です。 ○委員長橋本健二) いいですか。  ほかにございませんか。 ◆委員(渡辺忠次) 今の件なんですけれども、業者の方から言わせますと、今は市民の仕事、民間の仕事、あと県の仕事、市の仕事が、これがお互い競争になって業者の側へというのが現状なんですよね。正直なところ、今のやり方では市のほうに対しては何か業者が集まってこない、面倒くさいと。ほかのほうが楽だと。それだけ福島県はかなりたがを緩めているんですよね、いろいろな形で。その会計検査をやるのは県も一緒のはずですよ。ですけれども、そこのところ、市のほうは追いついていかないと、これやはり入札しても応募者がいないとか、応札する人がいないとか、そういう状況になるのでもうちょっと業者の人と密に話をして、どうやれば皆さんが参加してくれるのか。これはこっちから打ち出すことではなくて、今はもう非常事態ですよ、仕事量が半端じゃないほどあるわけですから。ですから、その中で市の仕事をいかにやってもらうかというのは、もう入っていかないとだめですよ、こっちから。その辺、ちょっとそういう感覚が足りないんじゃないかと思っているんですけれども、その辺ちょっとお聞きしたいと思います。 ◎道路河川課長関根宏史) 渡辺委員のほうから今お話あったように、相当の県の仕事、民間の仕事、あと市の仕事、市の中でも道路河川課、農政課、下水道、水道、いろいろな事業が相当の数で業者が。  過去ここ数年、コンクリートから人へという時代がありましたので、相当業者のほうも厳しい人員の中で対応している中で、これだけの被災があるということで、今、委員さん言ったように、書類的には、基本的に私のほうで大きい書類を出せとか、須賀川市独自の書類を出せというような書類の感覚はありません。県の仕様書に準じて私達はやっていますから、基本的に書類の提出で言えば県と同じ内容の形で書類は提出させています。  あと当然これだけの仕事があって、どうしても災害復旧ということで、どれだけ早くもとの生活に戻すということの中で、対応の中で常駐緩和も含めて、常駐緩和についても2回ほど、ことしの8月、今回と2回、こういうふうな緩和措置で、できるだけ業者が本来ならば、法に違反にならない程度の中でできるだけ緩和をして早急に復旧していただきたいということで進めているところが現状でございます。  以上です。 ◆委員(渡辺忠次) そうすると、今までは、3.11前は業者の方には我々も指導してきたのは、できるだけコストを下げて、そして低い落札でも会社がやっていけるような努力をしてくださいということは言ってきたんですけれども、その線に沿ってかなり絞られてきた時点で、今回こういうふうな事態になったものですから、いわゆる正規社員とか資格を持った社員が非常に払底しているんです。例えば、現場監督の責任者、この人が1現場1人とかいう、そういうたががもしあれば、これはやはり間に合わないわけです、どうやっても。そうすると、ほかでやりたいという仕事を市から言われても手が出せないという状況なので、その辺もうちょっと現場の空気を読んでいただいて、できるだけ会計検査院の検査があるのは、当然わかっています。ですけれども、その辺を国と打ち合わせして、できるだけどこまで緩和してもいいのか、その辺、事前に打ち合わせは必要だと思います。現状がこうなんだから、これは国もわかってくれるはずですから、その辺打ち合わせしてお願いしたいと思うんです。 ○委員長橋本健二) いいですか。  ほかにございませんか。 ◆委員(高橋秀勝) 建設部長さんにちょっとお尋ねしたいんですが、今これ建設部のほうの話、これ所管ですから建設部の話しかしないんですが、内部でどのような検討されているかという部分、部長さんにちょっとお聞きしたんですがね。今、道路河川課とか下水道、ほらすべて建設部の仕事は間に合わないほど忙しいという話が今出ておるんです。  それで、今度は農地災とかため池、これは来年の春に間に合わせてもらいたいとか。ため池というのは直してすぐに活用できるものでないんですよね。やはりため池に水をためなければならないわけ。それがほとんど手がついていない。それで、市民がいろいろ心配しているのは、道路だとか下水道なんかは本当にありがたいと、こういうのをどんどん直してもらってありがたい。しかし、農地災のほうはこれも11月で間もなくもう冬を迎えて雪も降る、藤沼湖のような大きな災害でなくて、その来年の春にも作付に、この前もそうですね、これ。ことしはため池がひっくり返ったというので、これは多分作付できなかったわけですね。こういった場所が来年の田植えには間に合うのかという心配をしているのが今ここに来て現状なんです。それで、同じ市役所の中なんですから、やはり部長さんたち、産業部長、建設部長さん、そういった所管の部長さんたちが、そういった検討をされているのかどうかちょっとお聞かせ願いたいと思います。 ◎建設部長小林正司) ただいま高橋委員の御質疑でありますが、今回の震災にかかわらず、復旧・復興事業の取り組みについてどういうふうに進めていけばいいのかとかというふうなことで、ただいま道路河川課長のほうから現場代理人の常駐緩和措置について説明をいたしましたけれども、工事を進めるに当たって人がいないとか、いろいろな部分とか何とかという問題はありますけれども、行政側として何が対応できるのかという部分で現場代理人の常駐緩和という、これは約款上で定めている部分だけなので、市の考え方がある程度通せるというようなことで、ここについて着目をして市として何ができるかということで検討してきました。  須賀川市としては、今回2回目の常駐義務の緩和ということで取り組んでいるんですけれども、この中身については、やっていない市もありますけれども、須賀川市としては、今回打ち出したのは、先ほど説明しましたように、2,500万円という金は主任技術者特有の2,500万円以上持てないという、これは建設業法で決まっている部分なので、現場代理人と主任技術者がどこも同じだろうという想定の中では、それ以上の枠を設けても意味がないだろうというようなことで2,500万円を設定させていただきました。  高橋委員から今お話ありましたように、件数が多くてどうすればいいのかという部分の中では、他市の例を見ますと3件という件数を決めているんです。もう3件以上はだめです。2,500万円と3件よという部分があるんですけれども、現実的に農地災害を今後取り組むに当たっては、もうすべて1から10まで終わらせようという発想では全部取り込めないのかなという考えがありまして、産業部長も話していますけれども、ある程度、作付に間に合わされるような、ある程度暫定的な工事も仕方がないんじゃないかということも視野に入れながら、件数に関係になく2,500万円以内であれば何件でも受注できるというような形にしますので、その中でどっちにしろ、一遍には3件以上は持つというのはなかなか難しいという現実があるので、仕事していない工事現場についてはなかなか2,500万円でも何件でも持てるというような措置の中で、暫定断面である程度対応していくしかないのかなという中で、今回の取り組みをしております。 ◆委員(高橋秀勝) 役所の側は建設部と産業部と分かれていますが、業者は1つなんですよね、市の業者といえば。市の業者は建設部の仕事もするけれども、農地災のほうだって同じ業者がやるわけなんですね。それで、結局は今かなり当局で緩和されて非常に業者の方々は助かると思うんですが、仕事をやる余裕があっても、例えば100万円でも200万円でも1人の現場、代理人つけなければならないんですね。そうすると今度仕事をやる余裕があっても、例えば200万円とか300万円の仕事を4つ、5つ持っちゃったとなると、あとの仕事が手を出せないという状況が今までだったんですね。こういうふうな緩和をしてもらえれば、例えばじゃ3人で、3つの現場を持てると、そういうことになれば、結局は仕事の量は、件数はふえると思うんですよ。心配しているのは、業者の心配じゃなくて、私は農地、ことしはもう須賀川市はかなり多くのため池がひびが入ったとか抜けちゃったとか、田んぼ作付前からもそうですし、この辺もそうですし、うちのほうでもそうですけれども、いろいろあると思うんですよ。そういうところが果たして来年はどうなんだという心配をそろそろ入ってきたんですよ、刈り取りも終わって。そうすると、あまり農地には手を使っていないので、これ建設部の部長の内部でそういった検討をされているかということを今聞いたんですが、今お話を聞きましたので、そのような方向で市民が心配していることを少しでも手をつけていけば、始まってくれているんだなということになりますから、そんなことでひとつよろしく対応していただきたいという要望をしておきます。 ○委員長橋本健二) ほかにございませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長橋本健二) なければ、この際、当局から申し述べておくことがあればお願いいたします。 ◎建設部長小林正司) 建設部としては何もございません。 ◎水道部長佐藤益美) 特にございません。 ○委員長橋本健二) なければ、継続調査事件の審査を終了いたします。  それでは、お諮りをいたします。  本日の会議の結果報告、それと震災からの復旧・復興に関すること、内水対策準用河川下の川の整備に関すること及び所管の事務の執行について継続して調査したい旨、議長に申し入れることに御異議ございませんか。      (「異議なし」の声あり) ○委員長橋本健二) 御異議なしと認めます。  そのようにさせていただきます。  以上で本日の予定はすべて終了いたしました。  これにて建設水道常任委員会を閉会いたします。  御苦労さまでした。      午前11時21分 閉会 ─────────────────────────────────── 須賀川市議会委員会条例第31条の規定により署名する。   平成23年11月17日       須賀川市議会 建設水道常任委員長   橋本健二...