△諸橋義隆君反対討論
○議長(蛭田克君) これより、討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許します。30番諸橋義隆君。
◆30番(諸橋義隆君) 30番
いわき市議会政新会の諸橋義隆です。 私は、決議案第1
号松本正美議員に対する
議員辞職勧告決議に反対する討論をしたいと思います。 討論をする前に、
一言皆様方に申し上げます。私どもの会派の
松本正美議員が引き起こしました今回の交通事故で、議場の皆様を初め、市民の皆様、多くの皆様に大変御迷惑・御心配をかけましたことを会派を代表し心から深くおわび申し上げます。 さて、今回出されました決議案第1
号松本議員に対する
議員辞職勧告決議案でありますが、間違いなく
松本議員は交通事故を起こし、しかも現在、いわき区検察庁において
自動車運転過失傷害と不申告罪に問われております。本人が事故を起こしてから長い期間が過ぎておりますが、その間マスコミに報道され、私ども議会としては、このことの重大さをかんがみて
各派代表者会議を何回も開き、本人からも事情聴取いたしました。本人の話を聞き、そして各派の御意見を聞いて、今現在、検察・司直の手にゆだねられているこの事件。いわき区検察庁の発表があるまでは、我々としては動きづらいところがあるということで、ただ、起こした事故の重大性にかんがみて、この議会中に議会としても何らかの態度を表明しなくてはならないということで、本人に申し入れ、謝罪という形をとりました。しかし、この謝罪で終わったとは私どもも思っておりません。司直の手で捜査され、いわき区検察庁に回され、間もなくいわき区検察庁で最終決断がされる状況にあります。その決定を見て、それから本人に対し、どのような態度をとるかしっかりと改めて見きわめていこうというのが
各派代表者会議での決定事項でした。しかも、その決定を
議会運営委員会に回し、本人の謝罪を1つのけじめとしてやっていただこうということで、昨日の
議会運営委員会において本人の謝罪が決定されました。私は、
各派代表者会議というのは、本当に大切な会議の場だと思っております。そこで合意がなされたもの、それをよしとするのが議場ではないのかと、議会ではないのかと思っております。そういう意味において、これで終わったとは思っておりません。一番大事なことは、この警察の手によってきっちりと調査されたことがいわき区検察庁において判断されるわけですから、その判断を待って議員辞職をすべきかどうかの判断をすべきではないのかと。そしてこの決議案は私から言いますと、マスコミの皆さんが書いた報道による推測によって出された決議案だと思っています。一番大事なのは、検察庁が出す結果であり、万が一にも、検察が十分な調査の上、不起訴ということもあり得るわけです。ですから、そういった結果を踏まえた上で、本人に対する辞職勧告をすべきと私は思います。 そういった理由により、私はこの決議案に対しては反対をいたしますので、どうぞ皆様方も御理解くださいますよう心からお願い申し上げて、反対討論を終わらせていただきます。よろしくお願いします。
○議長(蛭田克君) これにて、討論を終結いたします。
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△採決
○議長(蛭田克君) 直ちに、採決いたします。 決議案第1号を原案のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(蛭田克君) 起立多数と認めます。 よって、決議案第1号は可決されました。
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△日程第1 議案第15号(
追加提案理由説明~議案に対する
質疑~委員会付託)
○議長(蛭田克君) 日程第1、市長から追加提出になりました議案第15号いわき市税条例等の改正についてを議題といたします。
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△
提案理由説明
△
市長提案理由説明
○議長(蛭田克君) 提出者より
提案理由の説明を求めます。渡辺市長。
◎市長(渡辺敬夫君) ただいま上程されました議案第15号いわき市税条例等の改正につきまして、
提案理由の説明を申し上げます。 本案は、税負担の軽減措置の延長等を内容とする現下の厳しい経済状況及び雇用情勢に対応して、税制の整備を図るための
地方税法等の一部を改正する法律が本日公布され、肉用牛の売却による農業所得の
課税免除期間が3年間延長されたことなどに伴い、いわき市税条例等において、所要の改正を行うものであります。 以上、追加提案いたしました議案について説明いたしましたが、何とぞ慎重御審議の上、速やかなる議決を賜りますようお願い申し上げ、私の
提案理由の趣旨説明といたします。
○議長(蛭田克君) 以上で、
提案理由の説明は終了いたしました。 これより質疑に入りますが、この際、質疑の通告がなければ、このまま会議を進めたいと思いますが、通告はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(蛭田克君) 質疑の通告がありませんので、質疑は終結いたしました。
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△
委員会付託
○議長(蛭田克君) 議案の付託をいたします。 ただいま議題となっております議案第15号は、
総務常任委員会に付託いたします。
総務常任委員会は、次の休憩中に委員会を開催し、審査を終了するようお願いいたします。 この際、本日の会議時間は議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。 ここで、午後4時30分まで休憩いたします。 午後1時38分
休憩--------------------------------------- 午後4時30分
再開---------------------------------------
△日程第2 議案第1号、議案第2号、議案第4
号~議案第11号及び議案第13
号~議案第15号(
委員長報告~採決)
○議長(蛭田克君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 日程第2、議案第1号、議案第2号、議案第4号から議案第11号まで及び議案第13号から議案第15号までを一括議題といたし、各
常任委員会委員長の報告を求めます。
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△
委員長報告
△
環境経済常任委員長報告
○議長(蛭田克君)
環境経済常任委員会委員長小野茂君。
◆
環境経済常任委員長(小野茂君) 〔登壇〕
環境経済常任委員会の御報告を申し上げます。 去る23日の本会議において、当委員会に付託されました案件は、
補正予算案2件であります。 これら議案の審査をするため、去る24日に委員会を開催し、慎重に審査した結果、終了いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 初めに、議案第5号平成23年度いわき市
一般会計補正予算(第4号)のうち、当
委員会付託分について申し上げます。 本案のうち、
生活環境部にかかわる部分については、
東日本大震災により被災した衛生施設の
災害復旧工事に伴い、所要額を補正するものであります。 また、
農林水産部にかかわる部分については、
東日本大震災により被害を受けた農業者等の農家経営の維持安定を図るため、
農家経営安定資金利子補給事業の実施に伴い所要額を補正するもののほか、風評被害により失われたいわき産
農林水産物への信頼を回復し、
農林漁業者の生活確保と
農林水産業の維持を図るため、絵はがきを活用したいわき産
農林水産物のPRの実施に伴い、所要額を補正するものであります。 さらに、
商工観光部にかかわる部分については、
東日本大震災により被災した
いわき新舞子ハイツ復旧工事に伴い所要額を補正するもののほか、震災により心身ともに大きなダメージを受けている市民の
ストレス解消や、自粛傾向が続く観光業の活性化を目指し、
市旅行業協会が企画する低廉ないやしの旅に係る経費の一部を補助するがんばっぺ!いわき元気回復癒しの
旅キャンペーン事業を実施することに伴い所要額を補正するものであります。 審査の過程において委員より「がんばっぺ!いわき元気回復癒しの
旅キャンペーン事業の内容について、どのような旅行を考えているのか」との質疑があり、当局より「バス50台分の県内の
日帰り旅行を想定し、全体事業費の2分の1程度の助成を行うこととしており、早急な事業実施に努めてまいりたい」との答弁がなされ、また、委員より「事業の実施主体についてどのようになっているのか」との質疑があり、当局より「市内17社の
旅行代理店が加盟する
市旅行業協議会が低廉な旅行を企画し運営するものである」との答弁がなされ、そのほか、被災した各施設の被害状況やいわき産
農林水産物の具体的なPR方法などについて確認がなされたところでありますが、当局の説明を了とし、本案は異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 最後に、議案第7号平成23年度いわき市
中央卸売市場事業特別会計補正予算(第2号)について申し上げます。 本案は、
東日本大震災により崩落した
中央卸売市場のり面の本復旧工事の実施に伴い、所要額を補正するもので、当局の説明を了とし、本案は異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、
環境経済常任委員会の報告を終わります。
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△
文教水道常任委員長報告
○議長(蛭田克君)
文教水道常任委員会委員長蛭田源治君。
◆
文教水道常任委員長(蛭田源治君) 〔登壇〕
文教水道常任委員会の御報告を申し上げます。 去る23日の本会議において、当委員会に付託されました案件は、条例案1件、
補正予算案3件であります。 これら議案の審査のため、去る24日に委員会を開催し、慎重に審査した結果、終了いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 初めに、議案第4号いわき市
奨学資金貸与基金条例の改正について申し上げます。 本案は、奨学資金として貸与することを目的とした寄附があったことから、所要の改正を行うものであります。 審査の過程で委員より、基金の運用方法について質疑があり、当局より「当該基金は果実運用型であり、原資の取り崩しをせず、貸付金、償還金及び基金原資の運用により生じた利子を
奨学資金貸付金の財源として充当しているものである」との答弁がなされ、当局の答弁を了とし、本案は異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第5号平成23年度いわき市
一般会計補正予算(第4号)のうち、当
委員会付託分について申し上げます。 本案の主な内容は、
東日本大震災からの復旧・復興に寄与することを目的とした、
教育委員会における
特別職給与の抑制措置の実施に伴い、所要の経費を減額補正するもの、また、いわき市
小学資金貸与基金への寄附に対応するため、さらには、
東日本大震災により被害を受けた小学校、中学校及び幼稚園の施設改修などに対応するため、所要の経費を増額補正するものであります。 審査の過程で委員より、
学校管理費及び幼稚園費に計上している小学校、中学校及び
幼稚園災害対策事業費の補正にかかわって、
小規模修繕として計上している事業の範囲及びその主な内容について質疑があり、当局より「
建物工作物等については、改修費用が40万円以上のもの、設備については、改修費用が30万円以上のものが国の
災害復旧事業の対象となり、改修費用がそれ未満のものについて、小規模な修繕として計上している。修繕内容については、ガラスの破損、駐車場や敷地のアスファルトの亀裂、
屋内運動場ブレースの破断など、さまざまである」との答弁がなされました。 さらに委員より、
公立学校施設災害復旧費に計上している小学校、中学校及び
幼稚園災害復旧費にかかわって、財源となる
国庫負担金の補助率について質疑があり、当局より「今回の補正予算には、補助率は通常の災害時における
文教施設改修時の補助率である3分の2を計上しているが、今回の震災では本市は激甚災害に指定されているため、10分の8から10分の9程度になると見込まれる」との答弁がなされ、当局の答弁を了とし、本案は異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第8号平成23年度いわき市
水道事業会計補正予算(第4号)について御報告申し上げます。 本案は、
東日本大震災からの復旧・復興に寄与することを目的とした水道局における
特別職給与の抑制措置の実施に伴い、所要の経費を減額補正するものでありますが、当局の説明を了とし、本案は異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 最後に、議案第14号平成23年度いわき市
水道事業会計補正予算(第5号)について申し上げます。 本案は、水道水の検査体制の強化を図るための
放射能測定装置の配備に要する経費について増額補正するものであります。 審査の過程で委員より、今回配備する
放射能測定装置による測定の頻度及び測定結果の公表について質疑があり、当局より「現在、国の原子力災害現地対策本部が福島県原子力センターに委託し測定している8カ所の浄水場に、その他4カ所の浄水場を加えた計12カ所の市内すべての浄水場の水道水を測定の対象とする予定である。測定に要する時間は、1検体あたり1時間と見込んでおり、現在と同じ2日に1回のペースで実施していく予定である。また、現在は結果の公表までに2日を要しているが、市独自に測定することになれば、これまでよりも早く測定結果を出すことが可能となり、結果が出次第ホームページで速やかに公表し、報道機関に情報提供していく」との答弁がなされました。 さらに委員より、設置する測定装置の性能及び測定室の整備にかかる工期、さらには、供用開始時期についての質疑がなされ、当局より「今回設置しようとする装置は、国・県で使用している装置と同等の性能を有するものである。また、測定室については、平浄水場敷地内にある水質管理センターのボイラー室を改修し整備する予定であり、設計から竣工まで3カ月程度を見込んでいる。さらに、当該機器は受注生産によるものであるため、納入までに一定の期間を要するものと想定されるが、可能な限り早急に納入できるよう要請していくつもりであり、遅くとも、年内には供用開始したいと考えている」との答弁がなされました。 そのほか委員より「測定装置の設置による新たな業務発生に伴い、人員体制の見直しは考えているか」との質疑があり、当局より「2日に1回の測定となるため、休日の対応も発生することになるが、ローテーションを組むなどして、現員により対応していく」との答弁がなされたところでありますが、これら当局の答弁を了とし、本案は異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、
文教水道常任委員会の報告を終わります。
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△市民福祉常任
委員長報告
○議長(蛭田克君)
市民福祉常任委員会副委員長永山宏恵君。
◆市民福祉常任副委員長(永山宏恵君) 〔登壇〕
市民福祉常任委員会の御報告を申し上げます。 去る23日の本会議において当委員会に付託されました案件は、
補正予算案3件であります。 これら議案審査のため、去る24日に委員会を開催し、慎重に審査した結果、終了いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 初めに、議案第5号平成23年度いわき市
一般会計補正予算(第4号)のうち、当
委員会付託分について申し上げます。 本案のうち、市民協働部に係る部分については、
東日本大震災により被災した市立集会所の修繕等を行うことに伴う所要額を補正するもののほか、田人診療所に係る勤務医の変更に伴い、国民健康保険事業特別会計に対する一般会計繰出金が減額となることから、所要額を補正するものであり、審査の過程において委員より、市の集会所の被災状況や被災件数等について確認がなされたところであります。 また、保健福祉部に係る部分については、
東日本大震災において、本市は災害救助法の適用となり、5月2日に
東日本大震災に対処するための財政援助及び助成に関する法律が施行され、貸付条件等が緩和されたことに伴い貸付希望者の増加が見込まれることから所要額を補正するものであり、審査の過程において委員より、災害援護資金貸付金のこれまでの申請件数や申請から貸し付けまでに要する期間等について確認がなされたところでありますが、これらに対する当局の説明を了とし、本案は異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第6号平成23年度いわき市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について申し上げます。 本案は、直診勘定において、田人診療所における勤務医の変更に伴い、所要額を補正するものであります。 審査の過程において委員より田人診療所の常勤医師の確保に向けた取り組みについて確認がなされたところでありますが、当局の説明を了とし、本案は異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 最後に、議案第9号平成23年度いわき市病院事業会計補正予算(第2号)について申し上げます。 本案は、特別職において、平成21年12月1日から平成23年11月30日までの期間、給与の減額措置を行っているところであるが、
東日本大震災による被災の復旧・復興に寄与するため、現行の減額措置を平成23年度末まで延長するとともに、本年7月から減額率を5%上乗せして実施することに伴い、
病院事業管理者に係る当該減額措置額等について所要額を補正するものであります。 審査の過程において委員より、
東日本大震災後の総合磐城共立病院の対応経過等について確認がなされたところでありますが、当局の説明を了とし、本案は異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、
市民福祉常任委員会の報告を終わります。
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△総務常任
委員長報告
○議長(蛭田克君) 総務
常任委員会委員長菅波健君。
◆総務常任委員長(菅波健君) 〔登壇〕
総務常任委員会の御報告を申し上げます。 去る23日及び本日の本会議において、当委員会に付託されました案件は、条例案3件、
補正予算案2件及び一般議案2件の計7件であります。 これら議案審査のため、去る24日及び本日に委員会を開催し、慎重に審査した結果、終了いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 初めに、議案第1号いわき市長等の給与の特例に関する条例の改正について御報告いたします。 本案は、
東日本大震災からの復旧・復興に寄与することを目的に、市長等の給与を減額するため、所要の改正を行うものであり、当局の説明を了とし、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第2号いわき市
災害対策基金条例の改正について御報告いたします。 本案は、いわき市
災害対策基金に新たな寄附があったことから、所要の改正を行うものであり、当局の説明を了とし、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第5号平成23年度いわき市
一般会計補正予算(第4号)のうち、当
委員会付託分について御報告いたします。 本
補正予算案は、市長等特別職の給与の減額措置を拡大することに伴い、所要の措置を講じるものや、今回の補正で生じた予算案全体の収支差を財政調整基金に積み立てるため、所要の経費を計上したもの、また、地震により損傷した防火水槽など、常備・非常備消防施設の修繕等を実施するため、所要の経費を計上したもの、さらには、
災害対策基金に寄附がありましたことから、その積み立てに要する経費を計上したもの、そのほか、地震により損傷した施設の修繕等を実施するため、所要の経費を計上したものであります。 審査の過程において委員より「
災害対策基金について、運用利益、いわゆる果実は災害対策事業に充当されたのか」との質疑があり、当局より「
災害対策基金における利子は、自主防災組織の災害対策資機材整備費用に充当しているが、今回の災害については、本市は災害救助法及び激甚災害法の適用を受けていることから、国及び県の負担や、国・県補助率のかさ上げ及び財政調整基金で対応しているところである」との答弁がなされたところであり、当局の答弁を了とし、本案は異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に議案第10号財産取得について及び議案第11号財産取得については、関連しておりますので一括して御報告いたします。 両案は、いずれも東北地方太平洋沖地震に伴う津波により全損した車両を更新するものであり、議案第10号は小型動力ポンプ付積載車を、議案第11号は消防ポンプ自動車を取得するものであります。 議案第10号の審査の過程において委員より、指名競争入札から随意契約に移行した理由について質疑があり、当局より「入札は2回行ったものの落札には至らなかったことから、随意契約に移行したものである」との答弁がなされ、また、委員より「災害時であっても人命の安全の確保を図った上で、消防車両を津波の被害から守る対策も今後はとるべきと考えるがどうか」との質疑があり、当局より「消防団員詰所及び消防団車両は、各消防団が管理しているところであるが、今後については、詰所や車庫の設置箇所について津波被害を避けられる場所への移転等についても、消防団の幹部と検討してまいりたい」との答弁がなされたところであり、さらに、議案第11号については、全損した消防自動車の今後の配備計画について確認がなされたところでありますが、これら当局の答弁を了とし、両案は異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第13号平成23年度いわき市
一般会計補正予算(第5号)のうち、当
委員会付託分について御報告いたします。 本
補正予算案は、市民の安全・安心の確保を図る観点から、放射線量測定機器等を配備するものであります。 審査の過程において、委員より、放射線量の測定に要する時間について質疑があり、当局より「ゲルマニウム半導体検出器は、食品・野菜・水に含まれる放射線量について測定することができる機器であるが、測定に要する時間としては、物質に含まれる放射性物質の量にもよるが、およそ1時間程度である」との答弁がなされ、続いて、委員より、学校給食の食材についての検査体制について質疑があり、当局より「食材の流通・確保等の実態を踏まえた上で、今後
教育委員会と調整を図り、検査体制等について整理してまいりたい」との答弁がなされ、さらに委員より、機材を使用した本市内の放射線量の測定体制について質疑があり、当局より「定点測定については各施設の職員による測定とし、巡回測定については、県の緊急雇用対策で雇用する職員により測定することを現時点においては考えているところである」との答弁がなされ、このほか委員より、放射線量測定結果の公表の方法について質疑があり、当局より「結果のすべてについて毎日公表することを原則に考えているが、その方法としては、各支所等における結果の掲示や報道機関への情報提供、また、市公式ホームページを活用して公表することを考えているところである」との答弁がなされ、そのほか委員より「放射性物質を洗浄するための高圧洗浄機を使用する者については、だれを対象として考えているのか」との質疑があり、当局より「学校においては教職員、保育所においては保育士や施設の職員、または保護者等が行うことを想定している」との答弁がなされ、以上のほか委員より「個人所有の井戸水に係る放射線量の測定について、個人が測定を希望した場合にはどうなるのか」との質疑があり、当局より「個人からの申し込みについては、時間的に対応することが困難となることが予想されることから、現時点においては、比較的放射線量が高いと予想される地点の測定を計画的に行ってまいりたい」との答弁がなされたところであります。 なお、委員からは「放射線の測定を初めとする一連の放射線対策については、縦割りではなく、組織の連携を強めた上で、オールいわきの検査体制で対応してもらいたい。また、地下浸透水については、長期間の監視が必要であるとの専門家の見解もあることから、一時的ではなく、中・長期的な測定についての対応をお願いしたい」との要望がなされたところでありますが、当局の答弁を了とし、本案は異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 最後に、議案第15号いわき市税条例等の改正について御報告いたします。 本案は、税負担の軽減措置の延長等を内容とする現下の厳しい経済状況及び雇用情勢に対応して、税制の整備を図るための
地方税法等の一部を改正する法律が本日交付され、肉用牛の売却による農業所得の課税免除の期間が3年間延長されたことなどに伴い、いわき市税条例等において、所要の改正を行うものであります。 審査の過程において委員より「肉用牛の売却による農業所得の課税の特例の延長において、飼育牛の売却頭数が年間2,000頭から1,500頭に減らされているが、本市における影響はあるのか」との質疑があり、当局より「昨年の調査によると、本市内には限度頭数を超えて肉用牛を飼育している者はいないことから、影響はない」との答弁がなされ、また、委員より「個人市民税・固定資産税等に係る不申告に関する過料限度額の引き上げに関して、直近においては、過料された者はいるのか」との質疑があり、当局より「未申告者に対しては、申告することを勧奨している状況にあることから、現在まで過料された者はいない」との答弁がなされたところであります。 質疑に引き続いて討論に入り、原案に反対の立場から「現下の厳しい経済状況及び雇用情勢をかんがみれば、一部の階層のみを優遇する条例の改正には納得がいかないことから、本案に反対するものである」との討論がなされました。 引き続き、採決した結果、起立多数により、本案については原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、
総務常任委員会の報告を終わります。
○議長(蛭田克君) 以上で、
委員長報告は終了いたしました。 発言の通告は、午後5時10分までといたします。 ここで、午後5時20分まで休憩いたします。 午後5時00分
休憩--------------------------------------- 午後5時20分 再開
○議長(蛭田克君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これより質疑に入りますが、通告がありませんので質疑は終結いたしました。
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△討論
△渡辺博之君反対討論
○議長(蛭田克君) これより討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許します。23番渡辺博之君。
◆23番(渡辺博之君) 〔登壇〕23番
日本共産党いわき市議団の渡辺博之です。 私は、議案第15号いわき市税条例等の改正についてを否決すべきという立場で討論いたします。 本案は、現下の厳しい経済状況及び雇用情勢に対応して、税制の整備を図るための
地方税法等の一部を改正する法律が成立したことに伴い条例を改正するものです。この中には、上場株式等の配当所得及び譲渡所得等にかかる税率軽減の期間を2年間延長し、これが終了した後に行われる予定になっていた小額上場株式等に係る配当所得及び譲渡所得等の非課税措置の実施を2年間先送りすることが含まれています。 証券取引に対する税率は本則で20%ですが、株式投資を活性化するため、平成23年まで10%に引き下げるとしていたものをさらに2年間延長するとともに、これが終了した後には、100万円未満の取引に対して非課税とするもので、いわゆる証券優遇税制をさらに延長するというものです。条例の改正の改定のもととなる法律は名前のとおり、厳しい経済状況や雇用情勢に対応するためのものです。しかし、国民の暮らしに目を向けてみると、貯蓄ゼロ世帯は4世帯に1世帯、また、本市の有効求人倍率は0.63倍、生活保護受給率は急激に上昇し1.3%で、データを上げれば切りがないほど国民・市民の暮らしは厳しくなっています。その、最も厳しい状況に置かれている一般市民・労働者などに対しては、この証券優遇税制は、全く恩恵がないばかりか、構造改革路線の中で課税が強化され、さまざまな負担がふやされてきました。 また、今回の
東日本大震災・原発事故によって、本市でも失業や収入が減った市民がふえている中、被災地の復旧・復興のために消費税増税の議論も国会でなされていますが、被災者へも増税するということは決して許されるものではありません。証券優遇税制などのような、大企業・大資産家への優遇のために、赤字国債を発行する国債特例法案が今国会に出されていますが、こうした財源は、本来、被災地に回すべきものなのではないでしょうか。また、原油の高騰やリーマンショックでも明らかになったように、投機的取引が盛んになれば、実体経済にも悪い影響を及ぼすという問題もあり、ヨーロッパやアメリカに比べて異常に優遇されている大資産家の証券取引への課税を直ちに本則の20%に戻すことこそ必要だと思います。 さらに、一般市民に対しても、貯蓄から投資に向かわせようとするという問題もあります。例えば、老後などのための貯蓄がリスクを伴う投資に向かい、資産を失うということになれば、老後の生活そのものが破壊されてしまうことになるからです。 本議案は、法律の成立に伴うものではありますが、市民にとって問題がある税金の賦課のあり方に、地方議会として反対の意思を表明すべきと考えます。 以上、議案第15号を否決すべきという立場で討論いたしましたが、満場の皆様の御賛同を心からお願いいたしまして、私の討論を終わります。(拍手)
○議長(蛭田克君) これにて討論を終結いたします。
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△採決
○議長(蛭田克君) 直ちに採決いたします。 議案第15号いわき市税条例等の改正についてを除く、議案第1号いわき市長等の給与の特例に関する条例の改正について、議案第2号いわき市
災害対策基金条例の改正について、議案第4号いわき市
奨学資金貸与基金条例の改正についてから、議案第11号財産取得についてまで、議案第13号平成23年度いわき市
一般会計補正予算(第5号)及び議案第14号平成23年度いわき市
水道事業会計補正予算(第5号)、以上、12件を一括採決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(蛭田克君) 御異議なしと認め、採決いたします。 改めてお諮りいたします。各案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。 各案を
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(蛭田克君) 御異議なしと認めます。よって、各案は原案のとおり可決しました。 次に、議案第15号いわき市税条例等の改正についてを採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。本案を
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(蛭田克君) 起立多数であります。よって、議案第15号は原案のとおり可決されました。
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△日程第3
常任委員会の閉会中の継続調査
○議長(蛭田克君) 日程第3、
常任委員会の閉会中の継続調査を議題といたします。 各
常任委員会の委員長から、それぞれの委員会の所管事務調査のため、会議規則第104条の規定により、閉会中の継続調査の申し出があります。 お諮りいたします。各
常任委員会の委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(蛭田克君) 御異議なしと認めます。よって、各
常任委員会の委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決しました。
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△日程第4 議案第16
号~議案第19号及び諮問第1号(
追加提案理由説明~採決)
○議長(蛭田克君) 日程第4、市長より追加提出になりました議案第16号から議案第19号及び諮問第1号を一括議題といたします。
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△
提案理由説明
△
市長提案理由説明
○議長(蛭田克君) 提出者より
提案理由の説明を求めます。渡辺市長。
◎市長(渡辺敬夫君) 〔登壇〕ただいま上程されました議案第16号から議案第19号までの人事案件4件並びに諮問第1号につきまして、
提案理由の説明を申し上げます。 まず、議案第16号固定資産評価審査委員会委員選任の同意を求めることについてでありますが、本委員のうち、大和田幸男君が、本年6月24日をもちまして任期満了となりましたので、新たに荻野徳二君を委員として選任いたしたく、地方税法第423条第3項の規定に基づき、議会の同意を求めるものであります。 次に、議案第17号川部財産区管理委員選任の同意を求めることについてでありますが、本委員のうち、園部斌君が、去る4月30日に辞任したため、新たに園部進君を委員として選任いたしたく、いわき市川部財産区管理会条例第3条の規定に基づき、議会の同意を求めるものであります。 次に、議案第18号磐崎財産区管理委員選任の同意を求めることについてでありますが、本委員のうち、高木正次君及び丹野武幸君が去る3月25日をもって任期満了となりましたが、引き続き両君を委員として選任いたしたく、いわき市磐崎財産区管理会条例第3条の規定に基づき、議会の同意を求めるものであります。 次に、議案第19号川前財産区管理委員選任の同意を求めることについてでありますが、本委員のうち、赤塚孝一君が去る3月25日をもちまして任期満了となりましたので、新たに橋本勝幸君を委員として選任いたしたく、いわき市川前財産区管理会条例第3条の規定に基づき、議会の同意を求めるものであります。 次に、諮問第1号人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてでありますが、本案は法務大臣が委嘱している人権擁護委員につきまして、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、同委員の候補を推薦するため、議会の意見を求めるものであります。 本委員のうち、小宅八千代君が来る9月30日をもちまして任期満了となりますので、新たに下本榮子君を委員として推薦しようとするものであります。 各氏の経歴につきましては、お手元に配付いたしました経歴書のとおりであり、いずれの方々も適任者でありますので、慎重御審議の上、御同意くださるようお願い申し上げ、私の
提案理由の説明といたします。
○議長(蛭田克君) 以上で、
提案理由の説明は終了いたしました。
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△採決
○議長(蛭田克君) お諮りいたします。ただいま上程の各案を直ちに採決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(蛭田克君) 御異議なしと認め、採決いたします。 まず、議案第16号固定資産評価審査委員会委員選任の同意を求めることについてを採決いたします。 お諮りいたします。本案については、荻野徳二君に同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(蛭田克君) 御異議なしと認めます。よって、本案は荻野徳二君に同意することに決しました。 次に、議案第17号川部財産区管理委員選任の同意を求めることについてを採決いたします。 お諮りいたします。本案については、園部進君に同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(蛭田克君) 御異議なしと認めます。よって、本案は園部進君に同意することに決しました。 次に、議案第18号磐崎財産区管理委員選任の同意を求めることについてを採決いたします。 お諮りいたします。本案に記載の2君を一括して採決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(蛭田克君) 御異議なしと認め、一括して採決いたします。 改めてお諮りいたします。本案については、高木正次君及び丹野武幸君に同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(蛭田克君) 御異議なしと認めます。よって、本案は高木正次君及び丹野武幸君に同意することに決しました。 次に、議案第19号川前財産区管理委員選任の同意を求めることについてを採決いたします。 お諮りいたします。本案については、橋本勝幸君に同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(蛭田克君) 御異議なしと認めます。よって、本案は橋本勝幸君に同意することに決しました。 次に、諮問第1号人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを採決いたします。 お諮りいたします。本案については、下本榮子君について異議なく決定して通知することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(蛭田克君) 御異議なしと認め、そのように決しました。
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△日程第5 意見書案第1
号~意見書案第3号(
提案理由説明~採決)
○議長(蛭田克君) 日程第5、議員提出の意見書案第1号から意見書案第3号までを一括議題といたします。
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△
提案理由説明
△大友康夫君
提案理由説明
○議長(蛭田克君) 提出者より
提案理由の説明を求めます。11番大友康夫君。
◆11番(大友康夫君) 〔登壇〕
いわき市議会つつじの会の大友康夫です。 意見書案第1号
東日本大震災による被災地の感染症対策の充実を求める意見書について、お手元に配付の案文の朗読をもって
提案理由にかえさせていただきます。
東日本大震災による被災地の感染症対策の充実を求める意見書 このたびの
東日本大震災では、多くの施設が損壊して貯蔵物等が流出し、また大津波により海底の沈殿物が陸地に押し上げられ、堆積するなどの現象が見られた。 このため、被災地の衛生環境は、今なお改善せず、流出した貯蔵物の腐敗や、堆積した海底沈殿物による感染性の病原体の発生が懸念されている。 避難所においては、現在でも多くの避難者が集団で生活しており、長引く避難生活から身体の抵抗力の低下が心配される中、一たび感染症が発生すれば、その拡大は驚異的な早さとなることが予想され、避難者の生命の安全にかかわる問題となり得るところであり、さらに、地域全体に蔓延する事態になれば、復興の停滞はもとより、多くの市民の生命が危険にさらされることになり、二次災害ともいうべき事態に至らないとも限らない。 よって、政府においては、次の措置を早急に講ずるよう強く要望する。 1 被災地において感染症を媒介する衛生昆虫類の発生を予防すること。 2 避難所の衛生環境を向上させるため、避難者の健康管理対策を充実させること。 3 津波浸水地区への立ち入り・復旧作業の際は、衛生昆虫類や感染症への注意を喚起すること。 4 被災地における感染症の発生に備え、医薬品の備蓄体制や感染症医療の体制をとること。 以上、会議規則第14条の規定により提出いたしますので、何とぞ満場の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、
提案理由にかえさせていただきます。
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△永山宏恵君
提案理由説明
○議長(蛭田克君) 2番永山宏恵君。
◆2番(永山宏恵君) 〔登壇〕
いわき市議会志道会の永山宏恵です。 意見書案第2号子宮頸がん予防、ヒブ、小児用肺炎球菌の3ワクチンの定期接種化を求める意見書について、お手元に配付の案文の朗読をもって
提案理由にかえさせていただきます。 子宮頸がん予防、ヒブ、小児用肺炎球菌の3ワクチンの定期接種化を求める意見書 厚生労働省が平成23年1月20日に発表した調査結果では、子宮頸がん予防、ヒブ(インフルエンザ菌b型)、小児用肺炎球菌の3種類のワクチンについて、接種費用の助成を3種類とも実施している市区町村が、全体の99%を超え、実施予定を含む1,745自治体に上ることが明らかになったところである。 この3種類のワクチンは、いずれも予防接種法で定める定期接種の対象ではなく、接種費用は原則全額自己負担となっていることから、予防接種を受けたくても経済的な理由で断念する例もあった。 こうした中、公費助成を実施する自治体が徐々に広がり、今年度補正予算では、公費助成を行う自治体に対して、国が助成費用の半額を補助する事業が創設された。厚生労働省が調査した昨年12月下旬の時点で、すべての市区町村が3種類のワクチンのいずれかの接種費用を助成すると回答したことは大きな前進であると評価できる。ワクチン接種の対象となる女性や子供たちに漏れなく接種を受けてもらうためには、広報活動等に力を入れることが必要であり、実施主体である自治体だけに任せるのではなく、政府としての取り組みも必要である。 よって、政府においては、接種機会の格差をなくすために、今後の対応として必須と考えられる次の事項を実現するよう強く要望する。 1 子宮頸がん予防、ヒブ(インフルエンザ菌b型)、小児用肺炎球菌の3ワクチンを予防接種法による定期接種の対象とすること。 2 平成23年度末までとなっている国の補助事業が期限切れになれば、公費助成を打ち切らざるを得ない自治体も出てくることから、上記の定期接種化が平成23年度末までに間に合わない場合は、補助事業の実施期間を延長すること。 以上、会議規則第14条の規定により提出いたしますので、何とぞ満場の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、
提案理由にかえさせていただきます。
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△蛭田源治君
提案理由説明
○議長(蛭田克君) 5番蛭田源治君。
◆5番(蛭田源治君) 〔登壇〕
いわき市議会政新会の蛭田源治です。 意見書案第3号公共交通利活用促進を求める意見書について、お手元に配付の案文の朗読をもって
提案理由にかえさせていただきます。 公共交通利活用促進を求める意見書 高度経済成長に伴う社会構造の変化、特にモータリゼーションの進展に伴う自家用自動車の普及、過疎化の進行による人口減少等により、乗り合いバスの多くは、現在、厳しい状況に陥っており、住民の足として社会的な責任を担ってきたしにせのバス事業者が経営の破綻に追い込まれている。 いずれのバス事業者も、人件費抑制などによる経営の効率化に取り組んできたが、既にその自助努力も限界まで達し、逆にその賃金水準の低さから、バス運転手の確保が難しくなるなどの弊害も顕在化している。 また、環境対策、バリアフリー対策等のための車両入れかえのコストや、燃料費の高どまりなどもあり、今後も厳しい状況での事業運営が想定される。 乗り合いバスなどの公共交通機関の衰退は、社会的弱者等、公共交通に依存せざるを得ない住民の移動の自由を奪うこと、環境問題を発生させ資源の浪費を引き起こすこと、過疎化やさらなる人口流出に一層の拍車をかけ地域活性化を阻害すること等、多くの弊害をもたらすことが懸念されるとともに、高齢化の進行に伴い、地域の足としての公共交通の存続を求める声が大きいことから、移動格差の解消に向けた諸施策が重要となる。 よって、政府においては、公共交通利活用促進に関する次の事項を実施するよう強く要望する。 1 各種団体・企業・学校等との連携を図り、地域全体での公共交通に対する需要の喚起に取り組むとともに、地域の公共交通は地域住民の手で守るという意識の浸透に向けた諸施策を展開すること。 2 過疎化や高齢化の進行により、交通弱者が増加する傾向にあることから、公共交通網の強化を図るなど公共交通全体の維持強化を図ること。 3 行政、地域住民、公共交通事業者の一体協調を深め、公共交通利活用促進運動等、バスをはじめとした公共交通の維持活性化に向けた諸施策を講ずること。 以上、会議規則第14条の規定により提出いたしますので、何とぞ満場の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、
提案理由にかえさせていただきます。
○議長(蛭田克君) 以上で、
提案理由の説明は終了いたしました。
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△採決
○議長(蛭田克君) お諮りいたします。ただいま上程の意見書案3件を直ちに一括して採決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(蛭田克君) 御異議なしと認め、そのように取り計らいます。 改めてお諮りいたします。意見書案第1号
東日本大震災による被災地の感染症対策の充実を求める意見書、意見書案第2号子宮頸がん予防、ヒブ、小児用肺炎球菌の3ワクチンの定期接種化を求める意見書、意見書案第3号公共交通利活用促進を求める意見書、以上3件について原案のとおり決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(蛭田克君) 御異議なしと認めます。よって、意見書案第1号から意見書案第3号までは原案のとおり可決されました。 なお、ただいま議決されました意見書の字句、その他整理を要するものについては、その整理を議長に委任されたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(蛭田克君) 御異議なしと認め、そのように決しました。 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。
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△閉会
○議長(蛭田克君) これをもちまして、平成23年
いわき市議会6月定例会を閉会いたします。 午後5時48分 閉会
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いわき市議会議長 蛭田 克 同副議長 遠藤重政 同議員 山本健一 同議員 高橋明子...