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岡田哲夫議員 日本共産党郡山市議団を代表し、
業務システム標準化に関する議案4件、議案第87号 郡山市
母子生活支援施設条例を廃止する等の条例、議案第90号 郡山市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例の6件の議案について、反対する立場から討論を行います。 まず、
業務システム標準化に関する議案第78号 令和6年度郡山市
一般会計補正予算(第2号)、議案第79号 令和6年度郡山市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)、議案第80号 令和6年度郡山市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)、議案第81号 令和6年度郡山市
介護保険特別会計補正予算(第1号)の議案4件に反対の理由を述べます。 政府は、2026年3月末までに、住民基本台帳、就学、印鑑登録、
国民健康保険など、自治体が行う20事務を国が定めた標準仕様の業務
システムに移行させようとしています。しかし、しんぶん赤旗によれば、自治体現場からは拙速との批判が噴出しており、全自治体の1割、171自治体が2025年度末までの移行は困難と答えており、関東地方の大手ベンダー、業務を請け負う民間業者を指すそうですが、関係者は、運用時に不具合が起こる可能性は十分あると指摘しています。何より、全自治体の
システムを集中管理するメリットがどこにあるのかと根本的な疑問を述べています。 しんぶん赤旗は、2022年8月30日付で、奈良女子大の中山徹教授がデジタル田園都市国家構想の危険性を次のように述べています。先導的な事業として施行されたスーパーシティやデジタル田園健康特区の状況を見れば、今まで行政がやっていた医療、福祉、教育、防災など、幅広い分野で民間企業が主導して、計画を組んでサービスを提供する内容になっている。膨大な個人データを企業が活用していくわけで、個人情報の漏えいや侵害の問題もある。企業がいろいろな施策を展開し、それを市民は利用者として享受していく。そこには、市民自治、地方自治という視点は全くない。このデジタルを活用した行政実務の民間委託を全国規模で展開しようというのが、今回の自治体情報
システム標準化の狙いだということができるのではないでしょうか。 実施のために職員に無理を押しつけ、42億円もの予算をかけ、一部の民間企業のもうけのために、全市民の個人データを提供する。このような自治体行政の存在意義の否定とも取れるような事業に賛成することはできません。 次に、議案第87号 郡山市
母子生活支援施設条例を廃止する等の条例について、反対意見を述べます。
ひまわり荘の廃止が問題になった2018年12月定例会の
一般質問で、私は
ひまわり荘の入所の中止は避けられないとしても、
母子生活支援施設を新たに建設する方向で様々な検討をすべきではないか。少なくても、条例については廃止しないようにし、今後の検討に委ねるべきではなかと指摘しました。この間、
母子生活支援のため、郡山市は様々な施策を実施してきましたが、あくまで次善の策だったと言わざるを得ません。 児童福祉法は第23条で、配偶者のない女子又はこれに準ずる事情にある女子であって、その者の監護すべき児童の福祉に欠けるところがある場合において、その保護者から申込みがあったときは、その保護者及び児童を
母子生活支援施設において保護しなければならないと書かれています。ですから、例えば
市営住宅への入居などは、やむを得ない事情があるときに限られているのです。 今回、提案されている
ひまわり荘の解体には賛成しますが、同時に提案されている
母子生活支援施設を廃止することに伴う関係条例の廃止には、児童福祉法に抵触する危険性もあるのではないでしょうか。条例の廃止に賛成することはできません。 最後に、議案第90号 郡山市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例について、反対の意見を述べます。
一般質問でも述べましたが、今回の改定では、税率等のアップはなく、軽減対象の拡大など、主として市民負担軽減の努力をしたことは理解できます。しかし、国保の構造的な問題と指摘される加入者に低所得者層が多いにもかかわらず、他の医療保険と比較し、保険料の負担割合が2倍近くに上るという根本の問題に手を触れようとしないため、軽減対象世帯数が全体の60%を占めるなどといういびつな事態が継続することになっています。そして、加入者においては、比較的余裕のある世帯に負担を押しつけるということが続き、矛盾が限界にまで達しています。 全国知事会が、加入者の保険料負担を協会けんぽ並みに引き下げるために、国に1兆円の国費投入を要望してから10年になろうとしています。明らかに国の不作為、怠慢とも言えるもので、地方からのより強い働きかけが必要です。国民皆保険制度存続のために、今すぐ国保会計に1兆円の国費投入をという声を、国民世論としていくことが求められているのではないでしょうか。 以上、3点について反対の意見を述べ、
議員各位の賛同を求め、討論を終わります。
○
佐藤政喜議長 以上で討論を終結いたします。 これより採決いたします。 初めに、討論のありました議案6件について、それぞれ電子採決により採決いたします。 初めに、議案第78号 令和6年度郡山市
一般会計補正予算(第2号)について原案のとおり決することに対し、賛成または反対のボタンを押してください。 押し忘れ、押し間違いはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
佐藤政喜議長 なしと認め、確定いたします。 (賛成多数)
○
佐藤政喜議長 賛成34、賛成多数であります。 よって、議案第78号については原案のとおり可決されました。 次に、議案第79号 令和6年度郡山市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について原案のとおり決することに対し、賛成または反対のボタンを押してください。 押し忘れ、押し間違いはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
佐藤政喜議長 なしと認め、確定いたします。 (賛成多数)
○
佐藤政喜議長 賛成34、賛成多数であります。 よって、議案第79号については原案のとおり可決されました。 次に、議案第80号 令和6年度郡山市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について原案のとおり決することに対し、賛成または反対のボタンを押してください。 押し忘れ、押し間違いはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
佐藤政喜議長 なしと認め、確定いたします。 (賛成多数)
○
佐藤政喜議長 賛成34、賛成多数であります。 よって、議案第80号については原案のとおり可決されました。 次に、議案第81号 令和6年度郡山市
介護保険特別会計補正予算(第1号)について原案のとおり決することに対し、賛成または反対のボタンを押してください。 押し忘れ、押し間違いはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
佐藤政喜議長 なしと認め、確定いたします。 (賛成多数)
○
佐藤政喜議長 賛成34、賛成多数であります。 よって、議案第81号については原案のとおり可決されました。 次に、議案第87号 郡山市
母子生活支援施設条例を廃止する等の条例について原案のとおり決することに対し、賛成または反対のボタンを押してください。 押し忘れ、押し間違いはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
佐藤政喜議長 なしと認め、確定いたします。 (賛成多数)
○
佐藤政喜議長 賛成32、賛成多数であります。 よって、議案第87号については原案のとおり可決されました。 次に、議案第90号 郡山市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例について原案のとおり決することに対し、賛成または反対のボタンを押してください。 押し忘れ、押し間違いはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
佐藤政喜議長 なしと認め、確定いたします。 (賛成多数)
○
佐藤政喜議長 賛成34、賛成多数であります。 よって、議案第90号については原案のとおり可決されました。 次に、ただいま採決いたしました案件以外について、一括して採決いたします。 議案第82号 郡山市
児童発達支援センター設置条例及び郡山市
個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例から議案第86号 郡山市
児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例までの議案5件、議案第88号 郡山市
災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例、議案第89号 郡山市
臨時児童扶養等資金の貸付けに係る償還の免除に関する条例の一部を改正する条例の議案2件、議案第91号 郡山市
水道事業給水条例及び郡山市
簡易水道事業給水条例の一部を改正する条例から議案第103号
専決処分の承認を求めることについてまでの議案13件、以上の議案20件、請願第10号 「国の『
被災児童生徒就学支援等事業』の継続と、
被災児童生徒の十分な
就学支援を求める意見書」の提出を求める請願書から請願第12号
地方財政の充実・強化を求める
意見書提出請願書までの請願3件については、各
委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
佐藤政喜議長 ご異議なしと認めます。 よって、以上の議案及び請願については、各
委員長報告のとおり決しました。
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△日程第2 議案第104号から議案第109号まで、諮問第2号(市長の
提案理由説明から採決まで)
○
佐藤政喜議長 日程第2に従い、議案第104号 郡山市
教育委員会委員の任命についてから議案第109号 郡山市
農業委員会委員の任命についてまでの議案6件、諮問第2号
人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについての諮問1件を件名の朗読を省略し、一括して議題といたします。 市長に提案理由の説明を求めます。品川市長。 〔
品川萬里市長 登壇〕
◎
品川萬里市長 本日提出いたしました人事案件7件についてご説明を申し上げます。 議案第104号は、6月30日付で任期満了となります
教育委員会委員1名の後任者を任命しようとするものであります。 議案第105号は、3月27日付で任期満了により欠員となりました
固定資産評価審査委員会委員1名の後任者を選任しようとするものであります。 議案第106号は、6月30日付で辞職となります
月形財産区
管理委員1名の後任者を選任しようとするものであります。 議案第107号は、6月30日付で任期満了となります
舟津財産区
管理委員7名の後任者を選任しようとするものであります。 議案第108号は、6月30日付で任期満了となります舘財産区
管理委員5名の後任者を選任しようとするものであります。 議案第109号は、7月31日付で任期満了となります
農業委員会委員18名及び死亡により欠員となりました
農業委員会委員2名の後任者を任命しようとするものであります。 諮問第2号は、5月31日付で辞職により欠員となりました
人権擁護委員1名の後任の候補者を推薦しようとするものであります。 これらの方々は、いずれも人格、識見ともに優れ、その職に最適任であると信じますので、ご同意を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由といたします。 以上。
○
佐藤政喜議長 お諮りいたします。ただいま議題となっております案件は人事案件であります。 この際、質疑、委員会付託及び討論を省略し、直ちに採決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
佐藤政喜議長 ご異議なしと認め、これより採決いたします。 初めに、議案第104号 郡山市
教育委員会委員の任命については、同意することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
佐藤政喜議長 ご異議なしと認めます。 よって、本案は同意することに決しました。 次に、議案第105号 郡山市
固定資産評価審査委員会委員の選任については、同意することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
佐藤政喜議長 ご異議なしと認めます。 よって、本案は同意することに決しました。 次に、議案第106号 郡山市
月形財産区
管理委員の選任については、同意することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
佐藤政喜議長 ご異議なしと認めます。 よって、本案は同意することに決しました。 次に、議案第107号 郡山市
舟津財産区
管理委員の選任については、同意することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
佐藤政喜議長 ご異議なしと認めます。 よって、本案は同意することに決しました。 次に、議案第108号 郡山市舘財産区
管理委員の選任については、同意することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
佐藤政喜議長 ご異議なしと認めます。 よって、本案は同意することに決しました。 次に、議案第109号 郡山市
農業委員会委員の任命については、同意することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
佐藤政喜議長 ご異議なしと認めます。 よって、本案は同意することに決しました。 次に、諮問第2号
人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、異議のない旨、答申することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
佐藤政喜議長 ご異議なしと認めます。 よって、本案は異議のない旨、答申することに決しました。
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△日程第3 議会案第1号から議会案第3号まで(
提案理由説明から採決まで)
○
佐藤政喜議長 日程第3に従い、議会案第1号 「
被災児童生徒就学支援等事業」の継続と
被災児童生徒の十分な
就学支援を求める意見書から、議会案第3号
地方財政の充実・強化を求める意見書までの議会案3件を件名の朗読を省略し、一括して議題といたします。 お諮りいたします。本案については、提出者の説明、質疑及び討論を省略し、直ちに採決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
佐藤政喜議長 ご異議なしと認め、これより採決いたします。 議会案第1号 「
被災児童生徒就学支援等事業」の継続と
被災児童生徒の十分な
就学支援を求める意見書から、議会案第3号
地方財政の充実・強化を求める意見書までの議会案3件については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
佐藤政喜議長 ご異議なしと認めます。 よって、議会案第1号から議会案第3号までの議会案3件については、原案のとおり可決されました。
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△日程第4 議員派遣
○
佐藤政喜議長 日程第4に従い、議員派遣を議題といたします。 福島県市議会議長会議員研修会に係る議員派遣は、令和6年8月22日、福島市において開催される福島県市議会議長会議員研修会に本市議会議員が出席するため、会議規則第85条の規定に基づき、議決を求めるものであります。 お諮りいたします。本案については、質疑、委員会付託及び討論を省略し、直ちに採決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
佐藤政喜議長 ご異議なしと認め、これより採決いたします。 タブレット端末に配信の議員派遣一覧のとおり、福島県市議会議長会議員研修会に本市議会議員を派遣することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
佐藤政喜議長 ご異議なしと認めます。 よって、福島県市議会議長会議員研修会については、議員派遣一覧のとおり派遣することに決定いたしました。 さらにお諮りいたします。ただいま議決されました議員派遣について変更を要する際、その措置を議長に委任いただくことにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
佐藤政喜議長 ご異議なしと認め、そのように決しました。 以上で本定例会の日程は全部終了いたしました。 この際、市長から発言があれば、これを許します。品川市長。 〔
品川萬里市長 登壇〕
◎
品川萬里市長 令和6年郡山市議会6月定例会の閉会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。 去る6月13日に開会されました本定例会において、
議員各位には長期間にわたりご審議をいただき、令和6年度6月補正予算をはじめとする全ての議案についてご賛同を賜り、厚く御礼を申し上げます。 審議の過程で賜りました市政各般にわたる貴重なご意見やご提言につきましては、今後の予算編成、市政運営に反映してまいりたいと存じます。 暑さも日増しに厳しくなってまいりますが、
議員各位におかれましては、熱中症への対処など、健康管理に特段のご留意いただきますとともに、市政発展のため、市と市議会が車の両輪として、国・県にも各種施策の提案と要望を行ってまいりたいと存じますので、なお一層のご指導、ご尽力を賜りますようお願いを申し上げ、閉会のご挨拶といたします。 誠にありがとうございました。
○
佐藤政喜議長 これをもちまして、本定例会を閉会いたします。 午前11時08分 閉会地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
--------------------------------------- 郡山市議会 議長 佐藤政喜 副議長 廣田耕一 議員 薄井長広 議員 伊藤典夫 議員 加藤漢太...