令和 5年 9月
定例会 令和5年
郡山市議会9月
定例会会議録--------------------------------------- 令和5年9月19日(火曜日
)---------------------------------------議事日程第1号 令和5年9月19日(火曜日) 午前10時開議 第1
会議録署名議員の指名 第2 会期の決定 (
委員長報告から採決まで) 第3 諸般の報告 第4
議員派遣 第5 議案第104号 令和5年度郡山市
一般会計補正予算(第4号)から 議案第130号
専決処分の承認を求めることについてまで (市長の
提案理由説明) 第6 議案第131号 郡山市
教育委員会委員の任命についてから 議案第134号 郡山市
河内財産区
管理委員の選任についてまで (市長の
提案理由説明から採決まで
)---------------------------------------本日の会議に付した事件 日程第1
会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 (
委員長報告から採決まで) 日程第3 諸般の報告 日程第4
議員派遣 日程第5 議案第104号 令和5年度郡山市
一般会計補正予算(第4号) 議案第105号 令和5年度郡山市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号) 議案第106号 令和5年度郡山市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 議案第107号 令和5年度郡山市
介護保険特別会計補正予算(第1号) 議案第108号 令和5年度郡山市
熱海温泉事業特別会計補正予算(第1号) 議案第109号 令和5年度郡山市
母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計補正予算(第1号) 議案第110号 令和5年度郡山市多
田野財産区
特別会計補正予算(第1号) 議案第111号 令和5年度郡山市
河内財産区
特別会計補正予算(第1号) 議案第112号 令和5年度郡山市
片平財産区
特別会計補正予算(第1号) 議案第113号 令和5年度郡山市
月形財産区
特別会計補正予算(第1号) 議案第114号 令和5年度郡山市
舟津財産区
特別会計補正予算(第1号) 議案第115号 令和5年度郡山市舘財産区
特別会計補正予算(第1号) 議案第116号 令和5年度郡山市
浜路財産区
特別会計補正予算(第1号) 議案第117号 令和5年度郡山市
横沢財産区
特別会計補正予算(第1号) 議案第118号 令和5年度郡山市
中野財産区
特別会計補正予算(第1号) 議案第119号 令和5年度郡山市
後田財産区
特別会計補正予算(第1号) 議案第120号 令和5年度郡山市
下水道事業会計補正予算(第1号) 議案第121号 郡山市
災害派遣手当等の支給に関する条例の一部を改正する条例 議案第122号 郡山市
特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 議案第123号 郡山市
老人福祉センター条例の一部を改正する条例 議案第124号 郡山市
旅館業法施行条例の一部を改正する条例 議案第125号
工事請負契約について 議案第126号
工事請負契約について 議案第127号 財産の取得について 議案第128号 郡山市
放課後児童クラブの
指定管理者の指定について 議案第129号
特定事業契約の変更について 議案第130号
専決処分の承認を求めることについて (市長の
提案理由説明) 日程第6 議案第131号 郡山市
教育委員会委員の任命について 議案第132号 郡山市
監査委員の選任について 議案第133号 郡山市多
田野財産区
管理委員の選任について 議案第134号 郡山市
河内財産区
管理委員の選任について (市長の
提案理由説明から採決まで
)---------------------------------------出席議員(38名) 1番 古山 唯議員 2番
吉田公男議員 3番
佐藤政喜議員 4番
本田豊栄議員 5番
大河原裕勝議員 6番
箭内好彦議員 7番 遠藤 隆議員 8番
村上晃一議員 9番
三瓶宗盛議員 10番
池田義人議員 11番 名木敬一議員 12番
冨樫賢太郎議員 13番
遠藤利子議員 14番
薄井長広議員 15番
伊藤典夫議員 16番
加藤漢太議員 17番
飯塚裕一議員 18番
岡田哲夫議員 19番
佐藤栄作議員 20番 山根 悟議員 21番 大木 進議員 22番
福田文子議員 23番
會田一男議員 24番 折笠 正議員 25番
良田金次郎議員 26番
森合秀行議員 27番
塩田義智議員 28番
八重樫小代子議員 29番
但野光夫議員 30番
田川正治議員 31番
小島寛子議員 32番 諸越
裕議員 33番 栗原 晃議員 34番
廣田耕一議員 35番
石川義和議員 36番
近内利男議員 37番
久野三男議員 38番
大城宏之議員欠席議員(なし
)---------------------------------------説明のため出席した者 市長
品川萬里 副市長
菅野利和 副市長
村上一郎 総務部長 宗方成利 政策開発部長 佐藤達也 財務部長 遠藤一芳 税務部長 和田光生 市民部長 渡辺 豊
文化スポーツ 小林 亨
環境部長 伊坂 透 部長
保健福祉部長 松田信三 こども部長 相楽靖久 農林部長 和泉伸雄 産業観光部長 桜井忠弘 建設部長 緑川光博 都市構想部長 池田 剛
上下水道事業 会計管理者 橋本 香
野崎弘志 管理者
上下水道局長 佐久間健一 教育長
小野義明 教育総務部長 寄金孝一 学校教育部長 嶋 忠夫
代表監査委員 藤橋桂市
---------------------------------------事務局職員出席者 議会事務局次長 議会事務局長 菊地幸一 遠藤尚孝 兼
総務議事課長 総務議事 総務議事課主任 榮 一寿
赤沼研志 課長補佐 主査兼
議事係長 主任
松崎直美 主任
柳沼弘和 主査
遠藤慶一郎--------------------------------------- 午前10時00分 開会・開議
○
佐藤政喜議長 これより令和5年
郡山市議会9月
定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
会議規則第2条による欠席等の届出者は皆無であります。
地方自治法第121条第1項の規定により、市長をはじめ、他の
執行機関に出席を求めましたところ、
出席通知がありましたので、説明員の職氏名は
タブレット端末へ配信しております。 本日の議事は
議事日程第1号により運営いたします。
---------------------------------------
△日程第1
会議録署名議員の指名
○
佐藤政喜議長 日程第1に従い、
会議録署名議員の指名をいたします。
会議録署名議員は、
会議規則第83条の規定により、議長において
大河原裕勝議員、
箭内好彦議員、
遠藤隆議員を指名いたします。よろしくお願いをいたします。
---------------------------------------
△日程第2 会期の決定(
委員長報告から採決まで)
○
佐藤政喜議長 日程第2に従い、会期の決定を議題といたします。 本
定例会の運営については、
議会運営委員会において協議され、その方向づけがなされた旨連絡がありましたので、
議会運営委員会の
委員長報告を求めます。
森合秀行委員長。 〔
森合秀行議会運営委員会委員長 登壇〕
◆
森合秀行議会運営委員会委員長 議会運営委員会の
委員長報告を申し上げます。 本
委員会を、去る9月12日及び先刻開催し、本日招集の9月
定例会の運営について協議いたしましたところ、次のような
方向付けがなされましたので、ご報告いたします。 初めに、会期について申し上げます。 会期は、本日から10月18日までの30日間といたします。 次に、
会議日程について申し上げます。 本日は、
タブレット端末へ配信してあります
議事日程第1号により運営いたします。20日、21日は、
議案調査のため休会といたします。22日は、
事務整理日のため休会といたします。23日、24日は、土曜日、日曜日のため休会といたします。25日、26日、27日は、
市政一般質問を行います。28日、29日は、
奈良采女祭のため休会といたします。30日、10月1日は、土曜日、日曜日のため休会といたします。2日は、
市政一般質問を行います。3日、4日は、
常任委員会を行います。5日は、
事務整理日のため休会といたします。6日は、本会議を開き各
常任委員会の
委員長報告を徴し、令和5年度
補正予算等議案及び請願を審議いたします。7日、8日、9日は、土曜日、日曜日、祝日のため休会といたします。10日、11日、12日は、
決算議案書熟読日のため休会といたします。13日は、
決算特別委員会を行います。14日、15日は、土曜日、日曜日のため休会といたします。16日、17日、18日は、
決算特別委員会を行います。最終日の18日は、午前10時から
決算特別委員会を行い、その後、午後1時半から本会議を開き、本
定例会に係る全ての案件を議了することといたします。 次に、
市政一般質問について申し上げます。 発言の通告者は、志翔会5名、新政会3名、
郡山市議会公明党2名、緑風会1名、
自由民主党郡山市議団2名、
日本共産党郡山市議団2名、
立憲民主党郡山1名、
立憲民主党1名、れいわ虹の会1名、計18名であります。 質問の順序は、1番、
福田文子議員、2番、
八重樫小代子議員、3番、
本田豊栄議員、4番、
大河原裕勝議員、5番、
冨樫賢太郎議員、6番、
吉田公男議員、7番、
遠藤利子議員、8番、
三瓶宗盛議員、9番、
古山唯議員、10番、
薄井長広議員、11番、
伊藤典夫議員、12番、
但野光夫議員、13番、
遠藤隆議員、14番、
田川正治議員、15番、名木敬一議員、16番、
佐藤栄作議員、17番、
加藤漢太議員、18番、
岡田哲夫議員、以上であります。 なお、
市政一般質問の日程は、9月25日、26日は5名、27日、10月2日は4名といたします。 次に、議案の
審議方法について申し上げます。 議案第104号 令和5年度郡山市
一般会計補正予算(第4号)から議案第130号
専決処分の承認を求めることについてまでの議案27件について、一括して議題に供し、
市政一般質問終了後、各
常任委員会に
分割付託の上、10月6日の本会議で先議することといたします。 また、議案第131号 郡山市
教育委員会委員の任命についてから議案第134号 郡山市
河内財産区
管理委員の選任についてまでの議案4件について、一括して議題に供し、市長の
提案理由の説明を受け、本日先議することといたします。 また、10月2日の
市政一般質問最終日に提出される予定の令和4年度
決算議案については、
市政一般質問終了後、
決算特別委員会を設置し、これに付託の上、最終日の10月18日に議決することといたします。 次に、
追加議案及び
議会案並びに請願があった場合の取扱いについては、
市政一般質問最終日、
補正予算等議案及び
請願先議日、または、
定例会最終日に協議することといたします。 なお、議会案及び
補正予算等議案、請願の討論の締切りについては、10月4日午後5時といたします。 また、令和4年度
決算議案の
討論締切りについては、10月18日の
決算特別委員会終了後、10分といたします。 次に、請願の締切りについては、9月25日午後5時といたします。 以上、ご報告を申し上げます。
○
佐藤政喜議長 ただいまの
委員長報告に対する質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
佐藤政喜議長 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入るのでありますが、通告がありませんので、討論を終結いたします。 これより採決いたします。 本
定例会の会期については、
委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
佐藤政喜議長 ご異議なしと認めます。 よって、本
定例会の会期は、
委員長報告のとおり、本日から10月18日までの30日間と決定いたしました。
---------------------------------------
△日程第3 諸般の報告
○
佐藤政喜議長 日程第3に従い、諸般の報告をいたします。 初めに、
議長会関係の会議について申し上げます。 去る7月11日、奈良市において令和5年度
中核市議会議長会第1回総会、7月19日、青森市において北海道・
東北新幹線沿線都市議長会令和5年度
定期総会が開催され、いずれも前議長が出席いたしました。これらの会議の概要については、
タブレット端末へ配信しておりますので、ご了承願います。 次に、令和5年6月
定例会において可決された意見書については、
内閣総理大臣をはじめ
関係機関に提出をしております。 次に、市長から、
地方自治法第180条第2項の規定により、報告第19号
専決処分事項の報告がありました。これについては既に
タブレット端末に配信しておりますので、ご了承願います。 次に、
監査委員から
地方自治法第235条の2第3項の規定により、令和5年4月分から7月分までの
例月現金出納検査の結果について報告がありました。これらについては、いずれも既に
タブレット端末に配信しておりますので、ご了承願います。 次に、
教育委員会から、
地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条第1項の規定により、令和4年度
対象教育委員会事務点検評価報告書の提出がありました。これについては、既に
タブレット端末に配信しておりますので、ご了承願います。 以上で諸般の報告を終わります。
---------------------------------------
△日程第4
議員派遣
○
佐藤政喜議長 日程第4に従い、
議員派遣を議題といたします。
奈良采女祭に係る
議員派遣は、本市の
姉妹都市である奈良市において9月28日、29日に開催される
奈良采女祭に、郡山市
親善使節団員として私及び
山根悟議員を派遣するため、
会議規則第85条の規定に基づき議決を求めるものであります。 お諮りいたします。本案については、質疑、
委員会付託及び討論を省略し、直ちに採決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
佐藤政喜議長 ご異議なしと認め、これより採決いたします。
タブレット端末に配信の
議員派遣一覧のとおり、
奈良采女祭に郡山市
親善使節団員として私及び
山根悟議員を派遣することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
佐藤政喜議長 ご異議なしと認めます。 よって、
奈良采女祭については、
議員派遣一覧のとおり派遣することに決定いたしました。 さらにお諮りいたします。ただいま議決されました
議員派遣について、変更を要する際、その措置を議長に委任いただくことにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
佐藤政喜議長 ご異議なしと認め、そのように決しました。
---------------------------------------
△日程第5 議案第104号から議案第130号まで(市長の
提案理由説明)
○
佐藤政喜議長 日程第5に従い、議案第104号 令和5年度郡山市
一般会計補正予算(第4号)から議案第130号
専決処分の承認を求めることについてまでの議案27件を、件名の朗読を省略し一括して議題といたします。 市長に
提案理由の説明を求めます。
品川市長。 〔
品川萬里市長 登壇〕
◎
品川萬里市長 本日ここに、令和5年
郡山市議会9月
定例会を開会するに当たり、当面する市政の課題並びに今回提出いたしました議案の概要等についてご説明申し上げます。 初めに、
市制施行100周年に向けた取組について申し上げます。
市制施行100周年
記念プロモーション事業については、
大槻順一氏を座長とし、
市内各界各層22名の方々で構成する
郡山市制施行100周年
記念事業プロモーション委員会における
意見交換を昨年度からこれまでに6回開催してまいりました。 その中で、
記念ロゴマークやキャッチフレーズ「ひらけ 未来へ こおりやま」、100周年
記念事業に係るコンセプトや
実施方針等についてご検討をいただいたところでございます。 また、
市制施行100周年を市民や企業、
各種団体の皆様と共に創り上げていくため、100周年を彩る自主的な
記念イベントや商品、
サービスなどを
郡山市制施行100周年
記念事業として、7月1日から募集をしております。 あわせて、これら
記念事業を実施するに当たり
クラウドファンディングによる
資金調達を行う場合には、その
利用手数料を補助する
郡山市制施行100周年
記念事業クラウドファンディング活用支援補助金についても、8月1日から受付を開始しました。 市主催・共催の
記念事業については、
市制施行100周年
記念式典をはじめ、音楽・
スポーツ・歴史など、様々な視点から100周年の節目の年にふさわしい内容を検討しております。 今後におきましても、市民や企業、
各種団体の皆様に年間を通して幅広く参加・協力いただける
記念事業を計画してまいります。 なお、今
定例会に提出する議案につきましては、後ほど
補正予算の概要で説明申し上げます。 次に、
新型コロナウイルス感染症の
発生状況について申し上げます。
新型コロナウイルス感染症新規陽性者の
発生動向については、
感染症法第14条第2項の規定に基づき
定点医療機関からの報告により把握することとされております。 郡山市
保健所管内の
定点医療機関から報告された直近1週間の
陽性者数は258人であり、前週の284人と比べ26人減と、落ち着きを見せておりますが、8月の1か月間の
陽性者数は885人であり、前月の482人と比べて403人増と、予断を許さない状況にありますことから、市民の皆様には引き続き基本的な
感染対策をお願いいたします。 次に、
豪雨災害に関する本市の対応についてご説明申し上げます。 本市の
姉妹都市久留米市におきましては、7月10日に
線状降水帯下にあり、河川の氾濫などによりお二人が犠牲となられたほか、多くの市民の皆様が被害を受けられました。 また、秋田市では、7月14日から16日にかけての大雨により、市内の広範囲で
浸水被害が発生し、多くの市民の皆様が、大変ご不便な思いをされているところであります。 さらに、いわき市では、9月8日から9日にかけて、台風第13号に伴う大雨により河川が氾濫し、お一人が犠牲となり、国宝の
白水阿弥陀堂や千数百棟の住宅が浸水したほか、
市内各所で土砂崩れが発生し、道路が通行止めになるなど、多くの市民の皆様が被害を受けられました。 本市におきましては、久留米市に対し、一日も早い復旧・復興に資するため、7月31日に私が久留米市
東京事務所にて、
東京事務所長に対し、お見舞金を贈呈したところであります。 なお、
久留米市長の要請を受け、
被災林道の
復旧業務に従事するため、10月1日から半年間、
土木職員2名の派遣を予定しております。 また、秋田市に対しましては、
中核市災害相互応援協定に基づき、7月27日から8月4日までの期間、職員4名を、さらに
総務省応急対策職員派遣制度に基づき8月22日から26日までの期間、職員2名を派遣し、
災害ごみ等の
収集運搬業務や
建物被害認定調査業務に当たり、秋田市の復旧・復興の支援に取り組んでまいりました。 さらに、9月8日の台風第13号に伴う大雨による被害に際し、福島県
市町村間職員応援派遣スキームに基づき、
建物被害認定調査業務に当たるため、本日、職員5名をいわき市へ派遣するとともに、ご寄附をいただいたトイレットペーパーのうち、約2,000ロールを支援したところであります。 今後も被災地の
早期復旧のため、
関係機関と連携し、積極的に支援を継続するとともに、本市の
防災体制全般の再確認を行い、万全の態勢で市民の安全・安心の確保に努めてまいります。 次に、市政を取り巻く情勢について申し上げます。 初めに、国の動向についてであります。 去る7月25日に
閣議了解の令和6年度予算の
概算要求基準においては、新しい
資本主義関連政策を対象とした
重要政策推進枠として、
少子化対策や
防衛力強化などの
重点施策のほか
物価高対策が示されました。 また、9月13日の
内閣改造の際の
記者会見において、
岸田首相は、来月中に、電気・
ガス料金の
負担軽減策に加え、賃上げを行う企業や
半導体産業への支援策などを含む
大型経済対策を策定する考えを示されました。 さらに、行政の効率化を目指す
令和版デジタル行財政改革の推進に向け、
デジタル行財政改革会議を新たに設置すると発表されました。 これにより、国と地方自治体の
デジタル基盤を共通化し、介護や教育、子育てといった分野を念頭に、
国民一人ひとりのニーズに沿ったきめ細かい
サービスの迅速化につながるものと認識しております。 これら国の
政策動向を注視し、時機を逸することなく
市民生活、
地域経済に即応できるよう、引き続き迅速な
情報収集により、時勢を俯瞰的に捉え、的確な対応に努めてまいります。 次に、最近の
景気動向と
雇用情勢について申し上げます。 我が国の経済について、内閣府は8月の
月例経済報告において、「景気は、緩やかに回復している。」として
基調判断を据え置いております。 また、
日銀福島支店は8月の
金融経済概況において、「
県内景気は、一部に弱めの動きがみられるものの、緩やかに持ち直している。」と
総括判断を据え置いております。
雇用情勢については、
郡山公共職業安定所管内の7月の
有効求人倍率は1.66倍で、前月比で0.02ポイント上回り、県全体の倍率と比較し、0.27ポイント上回っております。引き続き、情報の収集・分析・提供に努めてまいります。 次に、農作物の
生育状況について申し上げます。
梅雨明けは、平年よりも2日早く7月22日となり、その後、7月以降高気圧に覆われ、気温、日照時間は平年を超え、
高温条件の中、農作物の生育は概ね順調に推移しておりますが、降水量が少ないことによる影響も一部の作物で確認されております。 8月は台風第7号による影響が懸念されましたが影響は少なく、水稲、野菜、果樹類は、平年よりも早く生育しております。 なお、8月31日に
東北農政局が発表した8月15日現在の福島県中通りの水稲の
作柄概況は「やや良」となっております。 今後とも、
気候変動等を十分注視しつつ、
関係機関及び
農業団体等と連携を密にし、農家の
生産支援に万全を期してまいります。 続きまして、当面する市政の課題及び
提出議案の概要について申し上げます。 初めに、
緊急支援給付金の申請・
支給状況についてであります。 4月28日開催の令和5年第1回臨時会でご承認いただきました
緊急支援給付金については、7月7日から申請を受け付け、同月24日から支給を開始いたしました。 申請期限は10月31日までですが、9月13日現在、
対象世帯2万8,032世帯のうち2万5,403世帯、90.6%の申請をいただいております。 次に、善宝池の寄附についてであります。 富久山町久保田地内の善宝池につきましては、1943(昭和18)年3月31日に耕地整理事業により現在の形状になり、農業用ため池として地域に貢献してきました。 これまでの管理団体の久保田地区協議会様から、令和元年東日本台風などで
浸水被害が頻発している善宝池周辺の水災害対策への利活用も兼ね、7月14日に善宝池用地をご寄附いただきました。 今後におきましては、ため池を約1.5メートル掘り下げて、貯留量を約2倍の16万3,000立方メートルまで増量し、雨水貯留機能の強化を図ってまいります。 次に、郡山西部第一工業団地の分譲状況についてであります。 郡山西部第一工業団地第1期工区については、先月、トヨタカローラ福島株式会社様との土地売買契約締結をもちまして、2015(平成27)年10月の分譲申込み開始から約8年で、全34区画、約38.8ヘクタールを完売いたしました。 同団地には関東をはじめ、中部、関西など幅広い地域から24の企業に立地いただき、現在18の企業が操業中であります。 これにより、同団地に勤務する従業員の数は現在約400名であり、今後操業される企業分を含めますと、約1,100名となる見込みであります。 なお、現在造成中の同団地第2期工区については、第1次先行分譲申込みにより、4社の企業から、分譲面積の半分に当たる18.3ヘクタールの申込みをいただき、商談中となっております。 残る13区画、18.7ヘクタールについては、本年11月30日まで第2次先行分譲申込みを受け付けし、引き続き積極的な企業誘致活動を推進してまいります。 続きまして、提出いたしました議案の概要について申し上げます。 初めに、
補正予算の概要であります。 今回の
補正予算は、当初予算の編成方針やバックキャスト思考を継承しつつ、6月16日閣議決定の「骨太の方針2023」を踏まえ、原油価格・物価高騰対策、5類移行後の
新型コロナウイルス感染症対策、未来を見据えた投資、新たな行政課題や需要への対応を4つの柱として時宜にかなった予算を編成いたしました。 今後におきましても、エネルギー価格・物価高騰や
気候変動等で社会経済環境が不透明な中、引き続き、DX・GXの推進により効率的かつ持続可能な行財政運営に努めてまいります。 それでは、主要な事務事業について申し上げます。 初めに、原油価格・物価高騰対策についてであります。 物価高騰対応給付金については、原油価格等の高騰による生活への影響を緩和するため、県と市で2分の1ずつ負担し、光熱費等について、生活困窮世帯を対象に1世帯当たり6,000円を支援する経費を計上しております。 続きまして、5類移行後の
新型コロナウイルス感染症対策についてであります。 公立保育所の快適な保育環境の整備については、老朽化により機能が低下したエアコンや空気清浄機の年次整備計画を最大4年前倒しし、
新型コロナウイルス感染症対応臨時交付金活用による更新に要する経費を計上しております。 次に、電子書籍の拡充による読書環境の整備については、児童生徒等の読書環境をさらに充実させるため、中央図書館の電子書籍増冊に要する経費を計上しております。 続きまして、未来を見据えた投資についてであります。
市制施行100周年
記念事業については、本市初の取組となるガバメント
クラウドファンディングにより、100周年を記念したオリジナルラッピングピアノの製作のほか、第31回郡山シティーマラソン大会の新たなコースの設定や100周年限定記念品配布など、開催に要する債務負担行為等を計上しております。 次に、市史のデジタル化については、現在編さん作業を進めている郡山市史の利便性の向上を図るとともに、インターネットを通じて広く発信するため、デジタル化に要する債務負担行為を計上しております。 次に、電気自動車等のさらなる普及については、電気自動車等へのニーズの高まり、2050年カーボンニュートラル達成に向けた社会の意識変革に対応するとともに、走行時に温室効果ガスを一切排出しない電気自動車等の普及促進を図るため、補助制度の拡充に要する経費を計上しております。 次に、ごみ排出量削減プロジェクトについては、サーキュラーエコノミー社会の推進に向け、これまで焼却処分をしていた書類を資源としてリサイクルするため、本庁各課や行政センター等、保育所、小中学校へのシュレッダーの導入に要する経費を計上しております。 また、本市の公共施設から排出される生ごみを、生ごみ処理機により肥料として再利用するほか、市内事業者向けに有識者によるセミナーを開催し、ごみ排出量削減の効果的な事例や手法について習得いただくなど、ごみ排出量の削減と資源循環への取組に要する経費を計上しております。 次に、農業経営・新規就農者サポート窓口の開設については、近年増加傾向にある新規就農を検討されている方へ、農業関係団体等とオンラインでリアルタイムに対応できる体制を構築するため、機器の整備等に要する経費を計上しております。 次に、教育におけるDX推進については、各校の校長室、職員室、保健室、体育館及び令和3年度以降に増えた普通教室等への無線LANのアクセスポイント増設に向けた調査・設計に要する経費を計上しております。 続きまして、新たな行政課題や需要への対応についてであります。 市役所西庁舎の温室効果ガス排出量削減に向けた取組については、空調設備等のZEB化に向けた調査に要する経費を計上しております。 次に、磐梯熱海アイスアリーナの冷凍機更新については、環境負荷の低減と省エネ化を図るため、自然冷媒を使用する冷凍機への更新に要する経費を計上しております。 次に、道路維持管理事業については、良好な道路環境を維持し、交通事故の防止、交通渋滞や運送コストの減少による
地域経済の活性化、環境への負荷の軽減等を図るため、道路パトロールにより発見した道路、橋りょうの損傷箇所の補修等に要する経費を計上しております。 以上が
補正予算の概要であり、この結果、
一般会計補正予算案は、66億8,098万1,000円、累計では、1,481億5,576万3,000円となり、前年度同期に比較し、1.2%の増となります。 また、
特別会計補正予算案は、前年度繰越金の確定に伴い補正する国民健康保険特別会計など、16の特別会計において、それぞれの目的に沿った経費を計上しております。 この結果、
特別会計補正予算総額は、9億8,572万3,000円、累計では、1,059億8,024万7,000円、前年度同期に比較し、1.7%の増となります。 したがいまして、一般及び特別両会計の
補正予算額は、76億6,670万4,000円、累計額は、2,541億3,601万円となり、前年度同期に比較し、1.4%の増となります。 次に、条例及びその他の議案としては、郡山市
災害派遣手当等の支給に関する条例の一部を改正する条例など、条例議案4件、その他の議案6件を提出しております。 その他の議案のうち、
特定事業契約の変更につきましては、現在進めている開成山地区体育施設整備事業(PFI事業)の中で、郡山総合体育館については、体育施設に求められるニーズが社会の変化に伴い、建設当時に比べ多様化しております。 このため、施設利用の形態が今後、多目的に、かつ不特定多数の方々の利用がより多くなることが見込まれることから、具体的な設計を進めている中で、建築基準法第35条における観覧場の機能を備える体育施設に位置づけるべきものと判断し、関係法令を踏まえ、より安全で安心な施設とするため、排煙設備の増設を行うものであります。 また、1974(昭和49)年1月の施設建設時において、消防法に基づき、館内に消火設備を整備したところでありますが、エントランスホール、2階ロビーや更衣室等について、同年6月に改正、1979(昭和54)年に施行された消防法第17条の2に基づく消火設備の設置が行われていなかったことも明らかになったことから、併せて、スプリンクラーの増設についても実施するものであります。 その他の公共施設につきましても、郡山総合体育館と同様、不特定多数の方が利用する延べ床面積1,000平方メートル以上の46施設を対象に、法令改正の適合状況について、郡山地方広域消防組合消防本部と連携して調査したところ、消防法不適合施設はありませんでした。 さらに、今回の対象以外の施設についても、今後法令改正の適合状況調査を進め、不適合事例が判明した場合には、速やかに対応してまいります。 よろしくご審議の上、ご賛同を賜りますようお願いを申し上げ、
提案理由といたします。 なお、本会期中に人事案件及び令和4年度の各会計歳入歳出決算認定議案を追加提出いたしますので、あらかじめご了承をお願い申し上げます。 以上。