郡山市議会 > 2020-09-17 >
09月17日-06号

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  1. 郡山市議会 2020-09-17
    09月17日-06号


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    令和 2年  9月 定例会---------------------------------------            令和2年9月17日(木曜日)---------------------------------------議事日程第6号   令和2年9月17日(木曜日) 午前10時開議 第1 議案第139号 令和2年度郡山市一般会計補正予算(第10号)から    議案第173号 専決処分の承認を求めることについてまで    請願第14号 日本政府核兵器禁止条約の調印・批准を求める意見書提出に関する請願から    請願第16号 コロナ禍による需要の消滅と在庫増の影響から米価下落を阻止するための請願まで    (委員長報告から採決まで) 第2 議会案第5号 コロナ禍新型コロナウイルス感染症)による米需要の減少と在庫増から生じる米価下落を防止するための意見書    (提案理由説明から採決まで)---------------------------------------本日の会議に付した事件 日程第1 議案第139号 令和2年度郡山市一般会計補正予算(第10号)から      議案第173号 専決処分の承認を求めることについてまで      請願第14号 日本政府核兵器禁止条約の調印・批准を求める意見書提出に関する請願から      請願第16号 コロナ禍による需要の消滅と在庫増の影響から米価下落を阻止するための請願まで      (委員長報告から採決まで) 日程第2 議会案第5号 コロナ禍新型コロナウイルス感染症)による米需要の減少と在庫増から生じる米価下落を防止するための意見書      (提案理由説明から採決まで)---------------------------------------出席議員(38名)     1番 吉田公男議員        2番 渡部龍治議員     3番 七海喜久雄議員       4番 村上晃一議員     5番 森合秀行議員        6番 箭内好彦議員     7番 蛇石郁子議員        8番 柳田尚一議員     9番 名木敬一議員       10番 山根 悟議員    11番 三瓶宗盛議員       12番 福田文子議員    13番 會田一男議員       14番 佐藤栄作議員    15番 佐藤徹哉議員       16番 川前光徳議員    17番 岡田哲夫議員       18番 飯塚裕一議員    19番 大木 進議員       20番 但野光夫議員    21番 折笠 正議員       22番 良田金次郎議員    23番 栗原 晃議員       24番 廣田耕一議員    25番 塩田義智議員       26番 近内利男議員    27番 久野三男議員       28番 高橋善治議員    29番 八重樫小代子議員     30番 諸越 裕議員    31番 今村剛司議員       32番 田川正治議員    33番 小島寛子議員       34番 石川義和議員    35番 遠藤敏郎議員       36番 佐藤政喜議員    37番 大城宏之議員       38番 鈴木祐治議員欠席議員(なし)---------------------------------------説明のため出席した者   市長      品川萬里      副市長     吉崎賢介   副市長     菅野利和      総務部長    野崎弘志   政策開発部長  畠中秀樹      財務部長    佐久間隆博   税務部長    鈴木弘幸      市民部長    佐藤直浩   文化スポーツ部長          生活環境部長  柳沼英行           橋本裕樹   保健福祉部長  本田文男      こども部長   国分義之   農林部長    永久保利弥     産業観光部長  藤橋桂市   建設交通部長  柏木忠之      都市整備部長  浜津佳秀   会計管理者   佐藤 宏      上下水道事業管理者                             村上一郎   上下水道局長  上野 等      教育長     小野義明   教育総務部長  伊藤栄治      学校教育部長  小山健幸   代表監査委員  山本邦雄---------------------------------------事務局職員出席者                     議会事務局次長   議会事務局長  清野 浩              薄 正博                     兼総務議事課長   総務議事              総務議事課主任           井上高志              鈴木孝治   課長補佐              主査兼議事係長   主任      伊藤広喜      主任      矢内健介   主査      遠藤慶一郎---------------------------------------    午前10時00分 開議 ○七海喜久雄議長 おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 会議規則第2条による欠席等の届出者は皆無であります。 本日の議事は議事日程第6号により運営いたします。 なお、本日より柳沼英行生活環境部長が出席する旨の連絡がありましたので、ご報告します。--------------------------------------- △発言の訂正 ○七海喜久雄議長 日程第1に先立ち、9月11日の吉田公男議員市政一般質問に関し、当局より答弁を訂正したい旨の申出がありましたので、発言を許します。上野上下水道局長。 ◎上野等上下水道局長 吉田公男議員市政一般質問において、項目2、危機管理についてのうち、水害対策についてにおいて、記録を公表すべきとの質問に対し、2度、資料を提出すると答弁いたしましたが、正しくは記録を公表するであります。おわびして訂正いたします。 ○七海喜久雄議長 ただいまの申出のとおり発言を訂正いたします。--------------------------------------- △日程第1 議案第139号から議案第173号まで、請願第14号から請願第16号まで(委員長報告から採決まで) ○七海喜久雄議長 日程第1に従い、議案第139号 令和2年度郡山市一般会計補正予算(第10号)から議案第173号 専決処分の承認を求めることについてまでの議案35件及び請願第14号 日本政府核兵器禁止条約の調印・批准を求める意見書提出に関する請願から請願第16号 コロナ禍による需要の消滅と在庫増の影響から米価下落を阻止するための請願までの請願3件を件名の朗読を省略し、一括して議題といたします。 各常任委員会委員長報告を求めます。 初めに、総務財政常任委員会委員長報告を求めます。塩田義智委員長。    〔塩田義智総務財政常任委員会委員長 登壇〕 ◆塩田義智総務財政常任委員会委員長 総務財政常任委員会委員長報告を申し上げます。 初めに、議案第139号 令和2年度郡山市一般会計補正予算(第10号)中、当委員会付託分について審査いたしました。 なお、審査の過程で、庁舎費に関し、庁舎長寿命化事業について、情報政策推進事業費に関し、デジタルファースト推進事業について、振興事業費に関し、文化芸術振興事業について、市民文化センター費に関し、市民文化センター改修について等、種々質疑が交わされました。 また、個人番号カード事務費に関し、マイナポイント特設ブース設置については、マイナンバーカードにポイント還元等を付与することでカード普及を図ることを目的としていること、また、国によるあらゆる情報の一元化された管理社会につながると危惧されることから、マイナンバーを推進する予算を含む当該議案には反対であるとの意見が出され、採決の結果、議案第139号中、当委員会付託分については、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第140号 令和2年度郡山市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)、議案第141号 令和2年度郡山市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)、議案第143号 令和2年度郡山市公共用地先行取得事業特別会計補正予算(第1号)、議案第147号 令和2年度郡山市熱海温泉事業特別会計補正予算(第1号)の議案4件、議案第149号 令和2年度郡山市多田野財産特別会計補正予算(第1号)から議案第158号 令和2年度郡山市後田財産区特別会計補正予算(第1号)までの議案10件、以上の議案14件については、いずれも当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第159号 郡山市職員の特殊勤務手当に関する条例及び郡山市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例については、当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、審査の過程で、手当対象者の職種や業務内容等について、種々質疑が交わされました。 次に、議案第160号 郡山市地方創生応援基金条例については、当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、審査の過程で、郡山市地方創生応援基金に積み立てる企業版ふるさと納税対象企業について、質疑が交わされました。 次に、議案第162号 租税特別措置法の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条例中、当委員会付託分については、当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第168号 工事請負契約について、議案第169号 工事請負契約についての議案2件については、いずれも当局の説明を了とし、可決すべきものと決しました。 なお、審査の過程で、いずれも入札方式や入札参加条件について、質疑が交わされました。 次に、議案第170号 財産の取得については、当局の説明を了とし、可決すべきものと決しました。 なお、審査の過程で、落札率の低かった理由について、データ管理方法について等、種々質疑が交わされました。 次に、議案第171号 財産の取得については、当局の説明を了とし、可決すべきものと決しました。 なお、審査の過程で、消防用ホースの配備先について、質疑が交わされました。 次に、議案第172号 訴えの提起については、当局の説明を了とし、可決すべきものと決しました。 次に、請願について申し上げます。 請願第14号 日本政府核兵器禁止条約の調印・批准を求める意見書提出に関する請願について審査いたしました。 審査の過程で、次のような意見が出されました。 初めに、委員より、日本はアメリカの核の傘等に依存することなく、唯一の被爆国として核兵器のない世界を目指す姿勢を積極的に発信し、核使用禁止の国際的な機運を高めるためにも核兵器禁止条約に参加すべきと考えるので、本請願については採択とすべきであるとの意見が出されました。 次に、委員より、本市は1984年に核兵器廃絶都市宣言をし、また2016年には日本非核宣言自治体協議会に加入するなど、核兵器廃絶等に取り組んでいる都市であることから、本請願については採択とすべきであるとの意見が出されました。 次に、委員より、核兵器禁止条約が採択されたことは大変意義深いことであるが、この条約には核兵器保有国の参加がなく、かえって両者の溝を深め、核兵器のない世界の実現を遠ざけることになると懸念される。また、現実的に核の脅威から日本を守る安全保障の観点からも、日本政府の立場を踏まえ、本請願については不採択とすべきであるとの意見が出されました。 次に、委員より、核兵器禁止条約には核保有国は参加していない現実を踏まえ、実現性、実効性のある核保有国と非保有国との話合いの場をつくることが必要であり、唯一の被爆国としての日本が果たすべき役割は両者の橋渡し役を務めることであると考えるので、本請願については不採択とすべきであるとの意見が出されました。 その他、種々意見が出され、採決の結果、請願第14号については、賛成少数で不採択とすべきものと決しました。 次に、PDCAサイクル事業評価について申し上げます。 初めに、当委員会は、去る令和元年10月1日に開催された令和元年9月定例会の常任委員会において、令和元年度の事業選定を行い、(仮称)郡山市歴史情報公文書館施設整備事業について事業評価を行うことといたしました。 次に、12月13日開催の常任委員会においては、当局から選定事業の目的、事業概要等の説明を受けた後、庁内連絡会議及び有識者会議について、住民説明会について等、種々質疑を交わし、進捗確認をいたしました。 次に、令和2年3月16日開催の常任委員会においては、引き続き事業の進捗状況の報告を徴した後、総事業費について、スケジュールの変更について等、種々審議を交わし、進捗確認をいたしました。 次に、6月25日開催の常任委員会においては、引き続き事業の進捗状況の報告を徴した後、バプリックコメントの結果について質疑を交わし、年度内の事業が完了したことを確認いたしました。 令和元年度分の(仮称)郡山市歴史情報公文書館施設整備事業について、事業計画に基づき計画どおりに行われたと評価いたしました。 以上で報告を終わります。 ○七海喜久雄議長 ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○七海喜久雄議長 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 次に、建設水道常任委員会委員長報告を求めます。廣田耕一委員長。    〔廣田耕一建設水道常任委員会委員長 登壇〕 ◆廣田耕一建設水道常任委員会委員長 建設水道常任委員会委員長報告を申し上げます。 初めに、議案第139号 令和2年度郡山市一般会計補正予算(第10号)中、当委員会付託分については、当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、審査の過程で、道路費に関し、道路維持管理について、急傾斜地崩壊対策事業費に関し、事業費に対する市の負担割合について等、公園費に関し、事業に係る財源内訳について、総合交通対策費に関し、新たな公共交通の在り方について検討する懇談会について、河川災害復旧費に関し、対象となる河川について等、種々質疑が交わされました。 次に、議案第144号 令和2年度郡山市県中都市計画大町土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)については、当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第145号 令和2年度郡山市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)については、当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、審査の過程で、駐車場管理運営費に関し、事業に係る財源内訳について、質疑が交わされました。 次に、議案第162号 租税特別措置法の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条例中、当委員会付託分、議案第165号 郡山市市道の構造の技術的基準を定める条例の一部を改正する条例の議案2件については、いずれも当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、請願について申し上げます。 請願第15号 台風等により阿武隈川の水が流入し水位が上昇しやすい福島県郡山市逢瀬川の氾濫の危険性の軽減を図るため、旧豊田貯水池を調整池として活用することを求める請願書について審査いたしました。 審査の過程で、次のような意見が出されました。 初めに、委員より、令和元年東日本台風によって甚大な被害を受けた6町内会会長の連名によって提出された重みや内容を持った請願であると考えられることから、本請願は採択とすべきであるとの意見が出されました。 次に、委員より、現在、阿武隈川河道掘削や逢瀬川の土手のかさ上げ、雨水貯留管の整備等が進められており、それらの効果について調査研究を進めながら請願の採択、不採択について検討すべきであることから、本請願は継続審査とすべきであるとの意見が出されました。 次に、委員より、旧豊田貯水池については、旧豊田貯水池利活用方針案を土台として、市当局だけなく政策等調査検討会でも様々な議論が交わされている最中であり、調整池として利活用する議論に戻るとなれば様々な問題が生じると考えられることから、本請願は不採択とすべきであるとの意見が出されました。 次に、委員より、ゲリラ豪雨対策9年プラン等、市として様々な対策を講じており、これらの事業の効果を検証するためにはある程度経過の観察が必要であることや、治水対策は市全体で進めていくべき施策であり、社会的、経済的な検討が必要であるが、請願事項は社会的、経済的な考え方からすると優先順位が低いのではないかと考えられることから、本請願は不採択とすべきであるとの意見が出されました。 その他、種々意見が出され、採決の結果、請願第15号については、賛成少数で不採択とすべきものと決しました。 次に、PDCAサイクル事業評価について申し上げます。 初めに、当委員会は、去る令和元年10月1日に開催された令和元年9月定例会の常任委員会において、令和元年度の事業選定を行い、ゲリラ豪雨対策9年プランのうち、雨水貯留施設等整備事業について事業評価を行うことといたしました。 次に、12月13日開催の常任委員会においては、当局から選定事業の目的、事業概要等の説明を受けた後、ゲリラ豪雨対策9年プランの策定の背景について、水害へのソフト面の対策について等、種々質疑を交わし、進捗確認をいたしました。 次に、令和2年3月16日開催の常任委員会においては、引き続き事業の進捗状況の報告を徴した後、麓山調整池暫定供用後の内水被害軽減状況について、内水対策外水対策の考え方について等、種々質疑を交わし、進捗確認をいたしました。 次に、6月25日開催の常任委員会においては、引き続き事業の進捗状況の報告を徴した後、工事進捗率の考え方について、ゲリラ豪雨対策9年プランに含まれる事業について等、種々質疑を交わし、進捗を確認いたしました。 ゲリラ豪雨対策9年プランに係る令和元年度分の雨水貯留施設等整備事業については、事業計画に基づき予定どおり進捗したことを評価いたしました。 以上で報告を終わります。 ○七海喜久雄議長 ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○七海喜久雄議長 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 次に、環境経済常任委員会委員長報告を求めます。栗原晃委員長。    〔栗原晃環境経済常任委員会委員長 登壇〕 ◆栗原晃環境経済常任委員会委員長 環境経済常任委員会委員長報告を申し上げます。 初めに、議案第139号 令和2年度郡山市一般会計補正予算(第10号)中、当委員会付託分については、当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、審査の過程で、稲作近代化推進費に関し、水田農業対策事業について、水産振興奨励費に関し、鯉6次産業化プロジェクト事業について、農道水路等費に関し、農業用施設整備事業について、観光団体育成費に関し、郡山DMO推進事業について等、種々質疑が交わされました。 次に、議案第146号 令和2年度郡山市工業団地開発事業特別会計補正予算(第1号)については、当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、審査の過程で、繰越明許費に関し、西部第一工業団地の分譲状況について、質疑が交わされました。 次に、議案第161号 郡山市農業水利施設等保全再生事業基金条例の一部を改正する条例については、当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第163号 郡山市総合地方卸売市場条例の一部を改正する条例については、当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、審査の過程で、令和元年6月定例会における条例改正時の表記漏れに関し、再発防止策について、質疑が交わされました。 次に、議案第164号 郡山市中小企業及び小規模企業振興基本条例の一部を改正する条例、議案第166号 郡山市工業用水道事業給水条例を廃止する等の条例の議案2件については、いずれも当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、請願について申し上げます。 請願第16号 コロナ禍による需要の消滅と在庫増の影響から米価下落を阻止するための請願について審査いたしました。 審査の過程で、次のような意見が出されました。 初めに、委員より、米の在庫が増えて米価の下落を懸念することについては異論のないところであり、備蓄米を支援米として使うことも手法の一つであると考えるため、本請願は採択すべきであるとの意見が出されました。 次に、委員より、請願事項1の前段については、新型コロナウイルスの影響により米の消費が落ち込むという特殊な状況を鑑みて、採択とすべきである。請願事項1の後段については、備蓄米を福祉に使用するという備蓄米の活用方法については請願趣旨とは別になると考えるので、不採択とすべきである。請願事項2については、保管経費が生産者の負担となり、補助することが農家全体の支援につながるため、採択とすべきであるとの意見が出されました。 次に、委員より、請願事項1の前段については、採択すべきである。請願事項1の後段及び請願事項2については、請願趣旨とは違うため、不採択とすべきであるとの意見が出されました。 その他、種々意見が出され、採決の結果、請願第16号中、請願事項1の前段については、全会一致で採択とすべきものとする、請願事項1の後段については、賛成少数で不採択とすべきものとし、請願事項2については、賛成多数で採択とすべきものと決しました。 なお、当委員会として、コロナ禍新型コロナウイルス感染症)による米需要の減少と在庫増から生じる米価下落を防止するための意見書を提出しておりますので、議員各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げます。 次に、PDCAサイクル事業評価について申し上げます。 初めに、当委員会は、去る令和元年10月1日に開催された令和元年9月定例会の常任委員会において、令和元年度の事業選定を行い、森林経営管理事業について事業評価を行うこととしました。 次に、12月13日開催の常任委員会においては、当局の選定事業の目的、事業概要等の説明を受けた後、担い手について、財源について等、種々質疑を交わし、進捗確認をいたしました。 次に、令和2年3月16日開催の常任委員会においては、引き続き事業の進捗状況の報告を徴した後、意向調査の結果、林相調査の内容について等、種々質疑を交わし、進捗確認をいたしました。 次に、6月25日開催の常任委員会においては、引き続き事業の進捗状況の報告を徴した後、意向調査周知方法について質疑を交わし、年度内の事業が完了したことを確認いたしました。 令和元年度分の森林経営管理事業については、事業計画に基づき計画どおりに行われたと評価いたしました。 以上で報告を終わります。 ○七海喜久雄議長 ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○七海喜久雄議長 質疑なしと認めます。質疑を終結いたします。 次に、文教福祉常任委員会委員長報告を求めます。久野三男委員長。    〔久野三男文教福祉常任委員会委員長 登壇〕 ◆久野三男文教福祉常任委員会委員長 皆様、おはようございます。 文教福祉常任委員会委員長報告を申し上げます。 初めに、議案第139号 令和2年度郡山市一般会計補正予算(第10号)中、当委員会付託分については、当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、審査の過程で、放課後児童クラブ費に関し、手洗い場自動水栓の設置について、郡山カルチャーパーク子ども遊び場費に関し、ミスト式冷却機の設置について、児童福祉総務費に関し、衛生用品の追加購入について、公立保育所費に関し、更新施設数について、保健所費に関し、電話相談の体制について、休日・夜間急病センター費に関し、発熱外来診療所運営事業について、感染症予防対策事業費に関し、感染制御チーム派遣事業について、学校保健指導費に関し、学校トイレの清掃業務委託について、小学校、中学校施設費に関し、手洗い場の施設整備について、公民館費に関し、タブレットの導入及び環境整備について等、種々質疑が交わされました。 次に、議案第142号 令和2年度郡山市介護保険特別会計補正予算(第2号)については、当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、審査の過程で、要介護認定費に関し、AIを使用した要介護認定について、種々質疑が交わされました。 次に、議案第148号 令和2年度郡山市母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計補正予算(第1号)、議案第167号 郡山市立公民館条例の一部を改正する条例の議案2件については、いずれも当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第173号 専決処分の承認を求めることについては、当局の説明を了とし、承認すべきものと決しました。 次に、PDCAサイクル事業評価について申し上げます。 初めに、当委員会は、去る令和元年10月1日に開催された令和元年9月定例会の常任委員会において、令和元年度の事業選定を行い、小中学校施設環境整備事業のうち、トイレの洋式化について事業評価を行うことといたしました。 次に、12月13日開催の常任委員会においては、当局から選定事業の目的、事業概要等の説明を受けた後、進捗率は87.6%であったことを確認いたしました。 これに関し、委員より、今後の進捗率の見込みについて等、種々質疑が交わされました。 次に、令和2年3月16日開催の常任委員会においては、引き続き事業の進捗状況の報告を徴し、整備予定の282器が洋式化された結果、進捗率は100%となり、年度内の事業が完了したことを確認いたしました。 令和元年度分の小中学校施設環境整備事業に係るトイレの洋式化については、事業計画に基づき適切に整備されたと評価いたしました。 以上で報告を終わります。 ○七海喜久雄議長 ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○七海喜久雄議長 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 この際、議場における濃厚接触防止の観点から暫時休憩いたします。    午前10時33分 休憩---------------------------------------    午前10時45分 再開
    七海喜久雄議長 休憩前に引き続き会議を開き、日程第1を続行いたします。 これより討論に入ります。 初めに、議案第139号の議案1件、請願第14号、請願第15号、請願第16号の請願3件について、高橋善治議員より討論の通告がありますので、発言を許します。高橋善治議員。    〔28番 高橋善治議員 登壇〕 ◆高橋善治議員 皆さん、おはようございます。 私は、市長提案議案並びに市民提出の請願の採決に当たり、日本共産党郡山市議団を代表し討論を行います。 最初に、市長提案議案第139号 令和2年度郡山市一般会計補正予算(第10号)には、新型コロナ感染症対策に関わり、PCR検査センターの新設や発熱外来の増設など、積極的な対策が盛り込まれる一方で、国の施策の代行という側面はあるものの、マイナンバーカードの普及促進に関する見過ごすことのできない予算が、戸籍住民基本台帳費として3,825万円余計上されております。 国家や巨大企業によって個人情報が一元的に集約管理されることの弊害と危険性については、諸外国の例を見るまでもなく、私たちも大きな危惧を抱いているところであり、ここに政府挙げての推奨にも関わらず、マイナンバー制度とカード化に根強い疑念と利用が進まない原因があると思います。 国民が望まないマイナンバーカードですから、制度発足後3年以上たっても、発行数は我が市も含め今年度当初で15%程度にとどまっており、これを打開すべくつくられたのが、マイナポイントと称される5,000円相当のポイント付与制度であります。このポイント付与制度の本格運用に併せ、自治体に新たな仕事として押しつけられたのが、カード発行やポイント付与に関わる一連の作業をスムーズに運ぶための対応であり、その予算措置が今般の補正予算で行われたものであります。 無理にカード発行実績を伸ばした先にあるのは、保険証や免許証、クレジット機能など、1枚のカードで銀行取引を含め多種多様な個人情報が集約、管理される社会であります。こんな息苦しい社会をつくるために多額の税金を費やすことに、賛成することはできません。 次に、市民提出の請願第14号 日本政府核兵器禁止条約の調印・批准を求める意見書提出に関する請願、請願第15号 台風等により阿武隈川の水が流入し水位が上昇しやすい福島県郡山市逢瀬川の氾濫の危険性の軽減を図るため、旧豊田貯水池を調整池として活用することを求める請願書、請願第16号 コロナ禍による需要の消滅と在庫増の影響から米価下落を阻止するための請願、以上3件については、請願の趣旨に賛成し、採択を求めるものであります。 請願第14号は、国際連合総会で、被爆者などの粘り強い働きかけと加盟国政府の努力により122か国の賛成で採択された核兵器禁止条約に、我が国が署名、批准することを求めた被爆者団体からの請願です。 これまで、国連創設時の国連決議第1号で核兵器廃絶に関わる決議が採択された後、幾度となく廃絶に向けた決議が採択されたものの、核兵器保有国は核兵器を手放すどころか、その数と性能を各段に引き上げていきました。こうした状況下で、核兵器の保有や製造使用など全般にわたって法的な強制力を持って禁止する条約の必要性が国際世論として沸き起こり、核兵器禁止条約として間もなく発効するまでになっています。 今、国際社会は、核兵器保有国などいわゆる超大国が特別な権利を持つ時代から、世界190を超える一つ一つの国が対等、平等に発言し、行動する社会へと変わりつつあります。核兵器保有国に、国際的な核兵器廃絶の世論を背景に、核兵器を持たない国を代表する意気込みと、唯一の被爆国としての立場から、核兵器廃絶を働きかける意思を明確にするために、我が国へ核兵器禁止条約署名と批准を強く求めたいと思います。 次に、請願第15号は、これまで経験したことのないような大雨などによる災害が頻発する中で、昨年の台風第19号で甚大な水害に見舞われた地域の町内会長連名で提出した請願書であります。 生活再建途上の困難の中にありながら、自らの手で調査と検討を重ね、水害の原因とそれを軽減するための方策をまとめられたご努力には、心底頭の下がる思いです。 請願は3項目ありますが、未曽有の大雨の中、河川の負荷を軽減するため、流域全体で有効な手だてを取ること、そのための検討を行う機関に被災地域住民代表も加え、かつ意見交換をできる場を持つこと、さらには、広大な貯水能力を持つ旧豊田貯水池を調整池として活用することを求めたものであります。旧豊田貯水池の調整池としての活用は、現状のままでも、例えば平成25年6月の大雨と同じ程度の雨ならば、21世紀記念公園地下に造られた麓山調整池の3倍の能力があり、さらに費用をかければ膨大な貯水能力を生かすことの可能性も秘めています。豊田池の持つ可能性の全方位からの検討に被災住民はじめ市民を交え十分に行うことは、今後のまちづくりを考える上からも極めて重要なことであります。 請願第16号は、コロナ禍における米価下落対策について2項目3点にわたる対策を政府に求めています。 どの項目も納得できるものであり、特に主要項目である米価維持策として備蓄米買入れを政府が増やすことは決定的に重要であり、私も市政一般質問で郡山市として政府に要求すべきと求めたところであります。この請願事項と同じ項目の中で、買入れを増やした備蓄米の活用方法として、コロナ禍に苦しむ生活困窮者への支援策としての活用を求めたことは妥当な提案であり、あえて削除をする理由にはならないことから、この事項も含め採択すべきではないでしょうか。 以上、市長提案議案1件に対する反対意見、市民提案の3件の請願採択に賛成の意見を申し上げ、議員各位の賛同を願い、討論といたします。 ○七海喜久雄議長 次に、議案第139号の議案1件、請願第14号、請願第15号の請願2件について、蛇石郁子議員より討論の通告がありますので、発言を許します。蛇石郁子議員。    〔7番 蛇石郁子議員 登壇〕 ◆蛇石郁子議員 虹とみどりの会として、議案第139号 令和2年度郡山市一般会計補正予算(第10号)、議案1件に反対し、請願第14号 日本政府核兵器禁止条約の調印・批准を求める意見書提出に関する請願、請願第15号 台風等により阿武隈川の水が流入し水位が上昇しやすい福島県郡山市逢瀬川の氾濫の危険性の軽減を図るため、旧豊田貯水池を調整池として活用することを求める請願書、請願2件に賛成の立場で討論を行います。 最初に、議案第139号 令和2年度郡山市一般会計補正予算(第10号)中、国が進めるマイナンバー、マイナポイント支援事業等について反対いたします。 マイナンバー制度は、行政サービスの簡略化、便利さというメリットがある反面、使い方によっては犯罪の温床にもなりかねないリスクを併せ持つものです。それだけに、情報を一元管理する国の透明性や信頼性が強く求められる制度です。そして、様々なリスクはしばしば大きな社会問題となっている国の例もあり、例えばアメリカでは、IDのなりすまし詐欺が多発し、死亡した家族の年金の不正受給やIDの売買といった問題なども起こりました。また、韓国では、クレジットカードの番号から住民登録番号まで全てが1つの個人番号で一元管理され、実際に2014年にはクレジットカードと預金関連の情報が1億4,000万件ほど流出した事故も発生しています。クレジットカードの会社の社員が顧客情報をUSBにコピーして持ち出し、それを業者に転売し、さらにマーケティング会社などに転売されていったという事件です。 国は、今後、さらにマイナンバーと銀行口座とのひもづけ義務化、免許証、在留カード代わり、スマホとの一体化なども検討しています。利便性と同時に、情報漏えいやカード紛失時のリスクも当然大きくなっていきます。デメリットや危険性についての周知は十分でしょうか。政府が国民の信頼を得ているのかどうか疑問視されている面もあり、ポイントを目玉に普及を図る事業に対して、もろ手を挙げて賛成することはできません。 次に、請願第14号 日本政府核兵器禁止条約の調印・批准を求める意見書提出に関する請願について賛成する理由を申し上げます。 請願者は現在91歳、10代半ば、長崎原爆の救出活動の命令を受け、被爆された方です。そして、原爆被害の地獄絵のような体験は、後世の人に決して経験させたくない、これだけは次世代に書き残さねばとの思いが込められた文書を寄せられました。 核兵器に関する情報は、一般的に軍事機密であり、どの国も詳細なデータを公表していないものの、長崎大学核兵器廃絶研究センターの資料によると、2020年6月現在、地球上に存在する世界の核弾頭の総数は、推定1万3,410発です。アメリカ5,800、ロシア6,370、フランス290、イギリス195、中国320、イスラエル80から90、パキスタン160、インド150、北朝鮮35と示されています。アメリカ、ロシアは2国で約91%、1万2,170発保有しており、総数は減らしていますが、莫大な予算を投じて核兵器の近代化を進め、新型核ミサイルの開発、配備に邁進しています。また、中国は、核不拡散条約(NPT)上の5核兵器国で唯一、核弾頭が増加しています。インド、パキスタンの両国も核軍拡を進めており、不安定な情勢から核使用の危険性が高いと見られています。 さらに、地球規模の気候変動による災害が増加している状況の下、絶対悪である核兵器を根絶することは人類共通の悲願です。核兵器禁止条約は、核兵器の根絶を求める法律家、科学者、軍縮の専門家、医師及び活動家が参加する3つ国際NGOが中心となり起草され、核兵器の開発、実験、製造、備蓄、移譲、使用及び威嚇としての使用を禁止しており、国連総会への条約採択や推進には、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の貢献が大きく、2017年10月にノーベル平和賞を受賞したことは記憶に新しいところです。 本年8月6日、原爆投下から75年を迎えた被爆地の広島市長は、平和記念式において平和宣言を発しました。その中で、50年前に制定された核兵器不拡散条約(NPT)と、3年前に成立した核兵器禁止条約は、共に核兵器廃絶に不可欠な条約であり、次世代に確実に継続すべき枠組みだが、その動向は不透明。世界の指導者は、この枠組みを有効に機能させるための決意を固めるべき。日本政府には、核保有国と非核保有国の橋渡しをしっかりと果たすためにも、核兵器禁止条約への署名、批准を求める被爆者の思いを誠実に受け止め、条約の締結国となり、唯一の戦争被爆国として、世界中の人々が被爆地ヒロシマの心に共感し連帯するよう訴えていただきたい等、述べています。 また、8月9日、長崎市長も平和宣言の中で、同様に日本政府と国会議員に向けて、一日も早く核兵器禁止条約の署名、批准を実現するとともに、北東アジア非核兵器地帯の構築と日本国憲法の平和の理念を永久に堅持することを訴えています。 私たちは、被爆地2つの首長の訴えや、被害や差別に苦しんだ被爆者の願いをもう一度重く受け止めることが求められているのではないでしょうか。本市は、世界連邦平和都市宣言、核兵器廃絶都市宣言を行い、また日本非核宣言自治体協議会へ加入している中核市でもあります。世界の恒久平和を願った多くの先人の思いを継承し、さらに平和の尊さを子孫に伝えていくためにも、郡山市議会として連帯し、この請願を採択する意義は極めて大きいと考えます。 最後に、請願第15号 台風等により阿武隈川の水が流入し水位が上昇しやすい福島県郡山市逢瀬川の氾濫の危険性の軽減を図るため、旧豊田貯水池を調整池として活用することを求める請願書について賛成する理由を申し上げます。 この請願は、6つの町内会長から、長年水害に苦しむ逢瀬川沿線の地域住民の意見をまとめ提出されたものです。 昨年10月の東日本台風被害を受け、国は、本年1月に緊急治水対策プロジェクトを策定し、現在、河川整備等を進めています。近年の気候変動による災害の激甚化、頻発化の状況を鑑み、従来の河川管理者等の取組だけではなく、流域全体のあらゆる関係者(国・県、市、企業、住民等)による治水対策、流域治水への転換が、今、それぞれから求められています。昨日開催され本市も参加したウェブ会議による流域治水協議会においても、資料の中で、流域治水、あらゆる関係者の文言が何度も表記されています。そして、気候変動の影響を反映した抜本的な治水対策は、河川整備計画等の見直し、治水計画の見直し、将来の降雨量増大に備えた対策等を確実に推進しなければならない、もはや待ったなしの状況と言えます。氾濫をできるだけ防ぐ減災対策としての機能(ためる、しみ込ませる、安全に流す、ゆっくり流す、氾濫水を減らす)などを数量的に試算し、主権者である住民に事前にしっかりと説明していくことは、ますます重要です。 請願者は、被害当事者として、昨年の東日本台風被害だけではなく過去の被害状況も併せ、自ら集めた可能な限りの資料を基に丁寧に検証しています。本市の治水対策を進める上で、請願事項1、旧豊田貯水池の調整池活用、2、流域治水の考え方による内水処理計画、3、総合治水対策への住民参加や参加しやすい開催日等については、十分考慮すべき事項と考え、賛成いたします。 以上、議案1件に反対、請願2件に賛成する意見を申し上げました。議員の皆様のご賛同をお願いし、討論といたします。 ○七海喜久雄議長 次に、請願第15号の請願1件について、吉田公男議員より討論の通告がありますので、発言を許します。吉田公男議員。    〔1番 吉田公男議員 登壇〕 ◆吉田公男議員 立憲民主党の吉田公男です。 請願第15号 台風等により阿武隈川の水が流入し水位が上昇しやすい福島県郡山市逢瀬川の氾濫の危険性の軽減を図るため、旧豊田貯水池を調整池として活用することを求める請願書について、賛成の立場から討論させていただきたいと思います。 残念ながら、建設水道常任委員会の中では不採択という結論が出てしまいましたが、今回、請願者、まさに被災した住民の皆さんの総意として上がった請願のその思いがあまりにも強くて、請願の趣旨など多くの思いが詰め込まれた請願書であり、整理すべきところは多々あったということは私も認めます。しかし、請願事項として挙げられている3つ、まず、3、郡山市総合治水対策連絡協議会の委員について、被災者がその中で参加すべきではないか、これは真っ当な意見だと思います。ぜひこのことは皆さんにご同意いただければと思います。 2のところに出てくる集水域を含めた流域全体で対策を行う流域治水の考え方についてですけれども、これも私は真っ当な要望だと思っています。 今回いろいろと調べた中に、阿武隈川サミット20周年記念誌「流れ遥かに」という冊子がありました。ここの中で、写真入りで郡山市長、品川萬里さんが文章を寄せています。今後の課題、取組というところで、浸水の対策として、従来の雨水の速やかな排除から、ゆっくり流す、雨水の利用といった方向への転換が必要なことから、郡山市の地形を考慮し、地域全体で雨水の流出を抑制する、雨水が流出しにくいまちづくりを目的とした貯留浸透にも積極的に取り組むことが重要になります。郡山市では、今後もため池の貯水池としての活用、公共施設や水田、耕作放棄地など活用した貯留など、地形的な特性を考慮した雨水流出抑制施設を取り入れるとともに、国・県と緊密な関係を構築しながら云々と書かれています。 まさに、流域治水、一番最後に流れ込んでしまう低い場所の皆さんだけが被害を被るのではなく、郡山市全体で、被害を被っている人たちに、少しでもゆっくりとためられるものはためて水を流していこう、この考え方は、絶対に捨てるべきではありません。そのために必要な施策は、どのようなことがあっても、どのようなものでも、取り入れられるものは取り入れるべきだと思っています。 流域治水は、郡山市だけではなくて、矢吹町、鏡石町、玉川村で900万トンという大きな遊水地を造っていただき、それが阿武隈川の水位を下げるために大きく効果を働くということはそのとおりであります。しかし、900万トンすべてが郡山市の阿武隈川のためにあるわけではありません。今までそれぞれの地域で、農地が、住宅が被害に遭っていた皆さんのその水を1か所に集めるための遊水地、それが第一義的な目的であって、遠く離れた下流の郡山市のためにこの遊水地があるわけではありません。 同じように郡山市では、遊水地ではありませんけれども、徳定から溢水して工業団地が水につかってしまいました。遊水機能ではありませんけれども、しかし、今回徳定地区の築堤によって、その水も阿武隈川の水位を上げることに寄与してしまうことになります。谷田川の越水も同じことです。今回、三春ダムでは、600万トン流れてくるものを23万トンだけ排出したということで、八十数センチ阿武隈川の水位を低下させることに寄与したと国交省では言っています。様々なところで流域治水のために努力をしている。我々もその努力をしようではありませんか。 そこで、一番に挙げられている豊田貯水池の跡地、そのままさらで池が残っているわけです。ここに水が流れてこないではないか、そういう議論もありますが、郡山市では既に技術的には可能だと、そういうことを議会の中で答弁をしています。今回、さらにいろいろと話を伺っていくと、開成山公園のせせらぎこみち、あそこはせせらぎこみちの雨水のすぐ下のところに114号雨水幹線が通っています。これは四角い管渠で、上から掘っていきますので、3メートルより下とか、そういう深いものではなく、極めて浅いところに、せせらぎのあの流れの直下に雨水管が通っています。しかも、話によると、一部の地域で防火用水が足りないので、分水して防火用水のためにそれを貯留している、開成山公園の中でです。中というか、すぐ隣のところです。同じ考え方で、分水したものが、何年かに一遍かもしれませんが、豊田貯水池に流れてくるということは、大きな効果が現われてくると思います。私たちが今やらなければならないことは、郡山市民の命と暮らし、財産を守ることが第一です。社会的、経済的にも、優先順位は一番高いものであるはずです。 ぜひ議員の皆さんのご同意を得て、請願第15号採択の運びに持っていただけますように心からお願い申し上げまして、私の討論といたします。ありがとうございました。 ○七海喜久雄議長 以上で討論を終結いたします。 これより採決をいたします。 初めに、討論のありました議案1件、請願3件について、それぞれ電子採決により採決いたします。 初めに、議案第139号 令和2年度郡山市一般会計補正予算(第10号)について原案のとおり決することに対し、賛成または反対のボタンを押してください。 押し忘れ、押し間違いはございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○七海喜久雄議長 なしと認め、確定いたします。    (賛成多数) ○七海喜久雄議長 賛成34、賛成多数であります。 よって、議案第139号については原案のとおり可決されました。 次に、請願第14号 日本政府核兵器禁止条約の調印・批准を求める意見書提出に関する請願について採択とすることに対し、賛成または反対のボタンを押してください。 押し忘れ、押し間違いはありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○七海喜久雄議長 なしと認め、確定いたします。    (賛成少数) ○七海喜久雄議長 賛成8、賛成少数であります。 よって、請願第14号については不採択とすることに決しました。 次に、請願第15号 台風等により阿武隈川の水が流入し水位が上昇しやすい福島県郡山市逢瀬川の氾濫の危険性の軽減を図るため、旧豊田貯水池を調整池として活用することを求める請願書について採択とすることに対し、賛成または反対のボタンを押してください。 押し忘れ、押し間違いはありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○七海喜久雄議長 なしと認めます。確定いたします。    (賛成少数) ○七海喜久雄議長 賛成4、賛成少数であります。 よって、請願第15号については不採択とすることに決しました。 次に、請願第16号 コロナ禍による需要の消滅と在庫増の影響から米価下落を阻止するための請願について採決いたします。当該事項について、請願事項第1項の前段、第2項を採択とすべき、請願事項第1項の後段を不採択とすべきとの委員長報告のとおり決することに対し、賛成または反対のボタンを押してください。 押し忘れ、押し間違いはございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○七海喜久雄議長 なしと認め、確定いたします。    (賛成多数) ○七海喜久雄議長 賛成33、賛成多数であります。 よって、請願第16号については委員長報告のとおり決しました。 次に、ただいま採決いたしました案件以外について、一括して採決いたします。 議案第140号 令和2年度郡山市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)から議案第173号 専決処分の承認を求めることについてまでの議案34件については、各委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○七海喜久雄議長 ご異議なしと認めます。 よって、以上の議案については各委員長報告のとおり決しました。--------------------------------------- △日程第2 議会案第5号(提案理由説明から採決まで) ○七海喜久雄議長 日程第2に従い、議会案第5号 コロナ禍新型コロナウイルス感染症)による米需要の減少と在庫増から生じる米価下落を防止するための意見書を議題といたします。 お諮りいたします。本案については提出者の説明、質疑及び討論を省略し、直ちに採決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○七海喜久雄議長 ご異議なしと認め、これより電子採決システムにより採決いたします。 議会案第5号 コロナ禍新型コロナウイルス感染症)による米需要の減少と在庫増から生じる米価下落を防止するための意見書について原案のとおり決することに対し、賛成または反対のボタンを押してください。 押し忘れ、押し間違いはありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○七海喜久雄議長 なしと認め、確定いたします。    (賛成全員) ○七海喜久雄議長 賛成37、全員賛成であります。 よって、議会案第5号については原案のとおり可決されました。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。    午前11時21分 散会...