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03月12日-06号

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  1. 郡山市議会 1987-03-12
    03月12日-06号


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    昭和62年  3月 定例会---------------------------------------   昭和62年3月12日(木曜日)---------------------------------------議事日程第6号  昭和62年3月12日(木曜日)午後1時開議 第1 委員長報告(討論・採決含む)    ・議案第 1号 昭和61年度郡山市一般会計補正予算(第11号)から議案第79号 郡山市体育施設条例の一部を改正する条例まで    ・請願・陳情及び特別委員会付託案件の審査結果報告 第2 議案上程付議    ・議案第80号 郡山市公平委員会委員の選任についてから     議案第83号 郡山市横沢財産管理委員の選任についてまで    ・諮問第 1号 人権擁護委員の候補者の推せんにつき意見を求めることについて 第3 市長の提案理由説明 第4 議会案上程付議    ・議会案第1号 郡山市議会会議規則の一部を改正する規則から     議会案第4号 売上税に反対する意見書まで 第5 請願・陳情の委員会付託---------------------------------------         本日の会議に付した事件 日程第1 委員長報告(討論・採決含む)      ・議案第 1号 昭和61年度郡山市一般会計補正予算(第11号)から       議案第79号 郡山市体育施設条例の一部を改正する条例まで      ・請願・陳情及び特別委員会付託案件の審査結果報告 日程第2 議案上程付議       議案第80号 郡山市公平委員会委員の選任について       議案第81号 郡山市後田財産管理委員の選任について       議案第82号 郡山市浜路財産管理委員の選任について       議案第83号 郡山市横沢財産管理委員の選任について       諮問第 1号 人権擁護委員の候補者の推せんにつき意見を求めることについて 日程第3 市長提案理由説明 日程第4 議会案上程付議       議会案第1号 郡山市議会会議規則の一部を改正する規則       議会案第2号 シベリア抑留者恩給加算改定を求める意見書       議会案第3号 国立郡山病院の存続及び医療機能の充実・強化に関する意見書       議会案第4号 売上税に反対する意見書 日程第5 請願・陳情の委員会付託---------------------------------------出席議員(43名)   1番  横山徹君        2番  佐藤忠嘉君   3番  佐藤昇君        4番  植田英一君   5番  石沢春信君       6番  浅井憲也君   7番  久野清君        8番  黒崎泰士君   9番  橋本一三君       10番 佐川光夫君   11番 諸越信明君       12番 宗像光雄君   13番 渡辺隆弘君       14番 遠藤昇造君   15番 原正夫君        16番 今村昭治君   17番 浜尾伝兵衛君      18番 石田貢君   19番 夏井義一君       20番 土屋英雄君   21番 森尾辰雄君       22番 遠藤源之助君   23番 佐藤一郎君       24番 猪越三郎君   25番 佐藤恭三君       26番 中村節蔵君   27番 柳沼重吉君       28番 渡辺一雄君   29番 関根和男君       30番 玉木正雄君   31番 菅野和馬君       32番 橋本勉君   34番 小林開君        35番 柳沼清衛君   36番 今村豊美君       37番 遠藤直人君   38番 本名六郎君       39番 古市哲三君   40番 原俊雄君        41番 渡辺義英君   42番 伴勇君         43番 柳内留吉君   44番 鈴木武司欠席議員(なし)欠員(1名)---------------------------------------説明のため出席した者 市長       青木久君    助役           山口充君 収入役      高木信雄君   総務部長         藤森英二君 財政部長     遠藤英夫君   市民部長         安藤昭雄君 保健衛生部長   富塚源市君   農林部長         荘原文郎君 商工労政部長   高橋晃君    建設部次長        熊田兀君 都市計画部長   酒井修君    福祉事務所長       伊藤清茂君                  水道事業 市民部参事    緑川光次君   管理者          国分敏彦君                  教育委員会 水道局長     国分栄君    委員長          湯浅孝子君 教育長      本宮俊一君   代表監査委員       柳沼長夫---------------------------------------事務局職員出席者 議会事務局長   岡留万蔵君   総務課長         橋本和八君 議事調査課長   滝田守君    議事係長         田村一君 主査       中山信一君   主事           笠原浩君---------------------------------------午後1時     開議 ○議長(植田英一君) これより本日の会議を開きます。 会議規則第2条による欠席の届け出者は皆無であります。 本日の議事は、議事日程第6号により運営いたします。--------------------------------------- △日程第1 委員長報告 ○議長(植田英一君) 日程に従い、委員長報告を行います。 過般の本会議で、各常任委員会及び各特別委員会に付託しておきました議案及び請願・陳情並びに特別委員会付託案件については、各委員会において審査を終了した旨報告がありましたので、件名の朗読を省略し、一括して議題といたします。 おはかりいたします。討論及び採決については、予算関係議案がそれぞれの常任委員会に分割付託してありますので、常任委員長報告が全部終了した後、一括して行うことにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植田英一君) ご異議なしと認めます。 よって、そのように運営をいたします。 最初に、総務財政常任委員会委員長遠藤源之助君の報告を求めます。遠藤委員長。  〔22番 遠藤源之助君 登壇〕 ◆遠藤源之助君 それでは、総務財政常任委員会の報告を申し上げます。 まず、議案第1号昭和61年度郡山市一般会計補正予算(第11号)中、当委員会に付託分のうち事業所税に関して、委員より、一事業所で最高どのくらいの事業所税を支払っているかとただしたのに対し、当局より、一事業所で最高約4,000万円くらいであるとの答弁があり、また委員より、今後の企業誘致の上で郡山市に行くと事業所税がかかるからと、よそに行くということになるおそれがあるとのことを十分に検討してもらいたいとただしたのに対し、当局より、西部第二工業団地譲渡開始時期を目途に、それらの施策を講ずる方向で検討を進めている旨の答弁がありました。 以上の結果、議案第1号、昭和61年度郡山市一般会計補正予算(第11号)中、当委員会付託分については、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第2号昭和61年度郡山市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)及び議案第9号昭和61年度郡山市多田野財産特別会計補正予算(第2号)から議案第17号昭和61年度郡山市中野財産特別会計補正予算(第2号)までの9件の財産区補正予算、議案第19号郡山市議会議員の報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例、議案第21号郡山市税条例の一部を改正する条例、議案第60号郡山市名誉市民条例、議案第61号郡山市支所及び出張所設置条例の一部を改正する条例の以上14件については、いずれも当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第70号郡山市コミュニティセンター条例について、委員より、社会教育法との関連で公民館とコミュニティセンターとの区分についてただしたのに対し、当局より、公民館は地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づいて設置する機関であり、社会教育法においてその目的、設置、事業及び運営等に関して規定しており、地域住民のために実際生活に即する教育、学術及び文化に関する各種の事業を行う施設である。これに対し、コミュニティセンターは住民の福祉を増進する目的を持って、地域住民の自主的なる活動に利用を供するための公の施設であるとの答弁があり、また委員より、コミュニティセンターと公民館の今後のあり方と運営について画然としない面が出てくるのではないか等の意見と質疑の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、請願・陳情について申し上げます。請願第21号郡山市に有人の気象観測施設の設置についてでありますが、当局より次のような説明がありました。3月17日に最終の会議の開催を予定しており、その中で郡山市の気象観測気象情報のあり方について討議をいただき、郡山市における観測体制、現在の気象情報伝達状況、今後のあるべき姿等について、提言という形で提出をいただくという運びになっているということでありました。委員会としては、それら結果の内容も見守りながら、さらに審査をする必要性を認めて、継続審査にすべきものと決しました。 次に、陳情第74号税制改正による事業所税減免についてでありますが、委員より、議会側としては、陳情者の希望に沿って採択すべきであるとの意見もありましたが、さらに審査をする必要性を認め、継続審査にすべきものと決しました。 次に、陳情第75号阿武隈川旧河川敷の整備及び三番池・四番池の無償払下げについてのうちの3項、周辺環境整備のため三番池、四番池については市において無償払い下げを受け、公共施設用地等として有効利用を図られたいことについてでありますが、各委員より、6月議会でも調査費をつけて今後の利用計画等について総合的な調査をすべきであるとの意見があり、趣旨を認めて採択すべきものと決しました。 最後に、陳情第84号大型間接税(売上税)の新設反対についてでありますが、委員より、60年に大型間接税の意見書を出しているのだから要らないのではないかと意見があったのに対し、委員より、これは時の流れである、意見書はぜひ出すべきであるとの意見があり、また委員より、まことに評判悪い。これほど反対を押し切ってやる必要はないと思う。所得税の減免分をどこに求めるかというのが売上税ではあるが、評判はよくない等の意見があり、委員会としては趣旨を認めて採択すべきものと決しました。この結果、委員会として売上税に反対する意見書を提出しておりますので、よろしくご賛同をいただきますようお願いいたしまして、報告を終わります。 ○議長(植田英一君) ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植田英一君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 次に、建設水道常任委員会委員長浅井憲也君の報告を求めます。浅井副委員長。  〔6番 浅井憲也君 登壇〕 ◆浅井憲也君 建設水道常任委員会の審査の経過と結果について、その概要をご報告申し上げます。 議案第1号昭和61年度郡山市一般会計補正予算(第11号)中、当委員会に付託されました案件については、当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に 議案第3号昭和61年度郡山市県中都市計画安積第三土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)から議案第8号 昭和61年度郡山市中田簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)までの6件ついては、当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。なお、審査の過程において概略次のような質疑がありました。 郡山駅西口市街地開発事業について、委員より、昭和61年度の補正予算において、補助事業費28億3,000万円余が減額され、国庫補助金も16億9,000 万余の減額となっている。補助金を返上するという形になると思うが、建設省は郡山市に対しどのように考えているか。また、来年度の補助の見通しはどうかとただしたのに対し、当局より、建設省、県もこの事業について非常に心配している。補助金の確保の問題については、従来建設省、県とのヒアリングの時点において話し合っているが、補助金の執行が可能になった段階で適宜協議を行ってまいりたいのとの答弁がありました。 また、委員より、現在コンペの審査が行われており、3月いっぱいで結論が出されるということであるが、総事業費あるいは国、県の補助金といったものが積算されているのかどうかとただしたのに対し、当局より、総事業費については現在審査されているビルの大きさ等により異なるので、現段階での総事業費は未定である。また、補助金については、公共施設にかかわるものについて補助が行われることになっており、公共施設に対する方針としては従来の考え方を踏襲しているとの答弁がありました。 また、委員より、この事業の今後の見通しについてをただしたのに対し、当局より、審査会での結論が出され、その原案をもって地権者と話し合うことになっているが、話し合いを持つためには信頼の回復が必要と考えている。地権者からは過去のけじめをつけるべきであるとの考えも示されており、これらの問題解決に努力するとともに、話し合いが行える状況づくりに努力いたしたい旨の答弁がありました。 次に、議案第18号昭和61年度郡山市水道事業会計補正予算(第2号)及び議案第22号 郡山市営住宅条例の一部を改正する条例から議案第27号 工事請負契約の変更についてまでの7件については、当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。なお、審査の過程において概略次のような質疑がありました。 市道路線の認定について、委員より、その基本方針はどのようになっているかとただしたのに対し、当局より、市道路線認定要綱では幅員4メートル以上、延長35メートル以上の道路となっている。底地の問題等もあるが、幅員4メートル未満の道路についても弾力的に対処していきたいとの答弁がありました。 次に、議案第28号専決処分の承施を求めることについては、当局原案のとおり承認すべきものと決しました。 次に、陳情について申し上げます。まず、陳情第75号阿武隈川旧河川敷の整備及び三番池・四番池の無償払下げについてのうち、1項、2項についてはさらに慎重に審査することとし、継続審査にすべきものと決しました。 次に、陳情第79号 公営住宅学校等公共施設木造化促進についてでありますが、これについては、委員より、陳情の趣旨は理解できるとしても、その内容が公営住宅、学校、保健衛生施設社会福祉施設とあり、これらの木造化についてであり、また公共事業木材使用拡大についてということで、多岐にわたっていることから、これを総合的に判断し結論を出すべきであるとの意見があり、さらに審査することとして、継続審査にすべきものと決しました。 次に、陳情第81号市営住宅の建設については、その趣旨を認め採択すべきものと決しました。 次に、陳情第82号希望ケ丘団地の建替事業について申し上げます。希望ケ丘商店街の計画については、当局より次のような説明がありました。希望ケ丘商店街の建てかえについては、希望ケ丘市営住宅建て替え事業の一環として、商店街の活性化を図る目的で計画されているものであり、昭和63年度着工を予定している。計画の内容としては、高層8階建てで、一部4階建てないし6階建てとなり、1階部分が店舗となるものである。 これに対し、委員より、陳情書によるとこの計画について説明会もなく、地元の意見が全く反映されていない旨が述べられているが、地元との話し合いはどのようになっているのかとただしたのに対し、当局より、本年2月4日に地元から陳情とほぼ同じ内容の要望書の提出があり、その際この計画について説明を行った。今後においても、具体的な申し出があれば個々に説明を行い、協議をしてまいりたいとの答弁がありました。 また、委員より、地元とつめなければならない問題もあるといった意見もあり、当委員会としてはさらに審査することとして、継続審査にすべきものと決しました。 以上、ご報告申し上げます。 ○議長(植田英一君) ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植田英一君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 次に、経済厚生常任委員会委員長原正夫君の報告を求めます。原委員長。  〔15番 原正夫君 登壇〕 ◆原正夫君 経済厚生常任委員会の審査の経過と結果について、その概要をご報告申し上げます。 まず、議案第1号昭和61年度郡山市一般会計補正予算(第11号)中、当委員会に付託されました案件については、当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。なお、審査の過程で次のような質疑がありました。 農林部関係の予算の減額補正に関し、委員より、今回の減額は事業の確定に伴うもの、工事の請け差によるものとのことであるが、予算が余った場合については、単に減額してしまうのではなく他の事業に振り向けるべきと思うがどうかとただしたのに対し、当局より、想定できる請け差については追加工事として行うべきであると理解している。しかしながら、昨年は8・5災害があり、これに伴う百数十件の災害復旧の設計等が加わったために、結果的には減額補正を行うことになった。昭和62年度以降は請け差等が出ればその請け差等の額により、実施できる工事は実施するということでやっていきたいとの説明がなされました。 また、委員より、総合保健センター建設事業費を減額しようとする理由は何かとただしたのに対し、当局より、今回予算を減額しようとするのは、当初予定していた総合保健センター建設懇話会の発足が諸般の事情により本年2月にずれ込むなど、総合保健センター建設に向けての日程がずれ込んでいるためであり、今回の減額分については、昭和62年度当初予算において総合保健センター建設のための事前調査費を計上しており、そちらで対応したいとの説明がなされました。 また、老人保健費のうち健康指導相談費に関連し、委員より、医師が健康指導相談タクシーで出かけた場合のタクシー代を予算措置していたが、自家用車の利用が多かったためにその費用を減額したいとのことであるが、自家用車利用の場合については、タクシー代としてではなく旅費として支出すべきと思うがどうかとただしたのに対し、当局より、タクシー代については実費ということで支出している。当初は全部タクシー代として予算を組んでいたが、自家用車利用の場合についても、概算で燃料費を若干上回った程度のものを支出しているところである。おただしの件についても、今後検討していきたいとの説明がなされました。 次に、請願・陳情について申し上げます。まず、請願第20号大型小売店出店に対する規制措置についてでありますが、本件についてはさらに慎重な審査を要するとし、継続審査にすべきものと決しました。 次に、陳情第73号磐越東線小泉駅の新設についてでありますが、本件と陳情第80号鉄道駅の新設については陳情の趣旨が関連しておりますので、併合審査いたしました。本件について、まず当局より、国鉄とは今までに数回話し合いをしており、駅の設置については国鉄としてもその必要性は認めながらも、本年4月1日から民営化されるという事情から、具体的なことについては新会社の経営方針運営方針があると思うので、新会社発足後に十分話し合いをしてほしいとの指導を受けている。したがって、4月1日以降、新会社の考え方を聞いた上で市としての対応をしていきたいとの説明を受け、審査をいたしました。 委員より、駅設置を検討するに当たっては、交通体系を初めとした諸般の事情を考慮しながら、駅の設置場所の選定や費用負担の問題等について一定の基準、尺度を設け取り組むべきと思うがどうかとただしたのに対し、当局より、駅の設置場所の選定は地域の発展を左右する重要な問題なので、さまざまな観点から十分な検討を加え、最良の場所を選定し設置したい。また、駅設置の際の費用負担の問題についてであるが、地方財政再建促進特別措置法第24条第2項に地方財政を圧迫するような寄附を禁止する規定があるので、実際に費用負担額を決めるに当たっては全額を行政が負担するというのではなく、この法律の趣旨を尊重し対応しなくてはならないと考えているとの説明がなされました。 また、委員より、駅設置については、郡山市全体として考えた場合積極的に進めていくという前向きの姿勢が必要と思うが、具体的には新会社の運営方針や、路線バスを含めた交通体系等についての十分な調査検討を今後も続けるべきであるとの意見も出され、本件については種々論議がされましたが、結論を得るには至らず、さらに慎重に調査することとして、継続審査にすべきものと決しました。 次に、陳情第78号伊勢崎オートレース場外売り場についてでありますが、本件については去る3月2日付をもって陳情者から取り下げ書が提出されており、当委員会はこれを承認すべきものと決しました。 次に、陳情第85号国立郡山病院存続についてでありますが、本件について、は陳情の趣旨を認め、採択すべきものと決しました。なお、本件に関し当委員会として、国立郡山病院の存続及び医療機能の充実・強化に関する意見書を全会一致で提出いたしておりますので、各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げます。 以上、ご報告申し上げます。 ○議長(植田英一君) ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植田英一君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 次に、文教福祉常任委員会委員長今村昭治君の報告を求めます。今村委員長。   〔16番 今村昭治君 登壇〕 ◆今村昭治君 文教福祉常任委員会の審査の経過と結果について、概要をご報告申し上げます。 議案第1号昭和61年度郡山市一般会計補正予算(第11号)中、当委員会に付託されました案件並びに議案第20号郡山市文化施設建設基金条例の一部を改正する条例、議案第64号郡山市保育所条例の一部を改正する条例、議案第66号 郡山市助施設施設条例を廃止する条例、議案第76号郡山市奨学資金給与条例の一部を改正する条例及び議案第78号郡山市婦人教育施設条例は当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。なお、審査の過程で次のような質疑がありました。 文化体育振興基金について、委員より、62年度中に目標の5億円に達成する予定であり、その利子を文化体育の振興に充てるということであるが、使用目的、方法は定まっているのかとただしたのに対し、当局より、59年3月に条例を制定した際には文化活動や芸術の振興、文化財の保護、スポーツ活動、鑑賞の振興及び体育協会の育成を目的と考えていたが、具体的な利用方法については62年度中に検討し、定めたいとの答弁がありました。 さらに、委員より、利子を活用するわけだが、昨今の金利引き下げにより、活用できる額は相当当初の予定額より少ない額となる。このため、利用方法を十分検してもらいたいとの意見がありました。 次に、委員より、文化施設建設基金及び美術品取得基金を年度末になってからそれぞれ3億円も計上することをどう考えているのか。当初から計画を立て、早い時期に予算化しておくべき性格のものではないか。社会教育総務費に至っては、補正額が補正前の金額を上回っており、問題がある。公民館の建設など必要なものが多数あるのではないかとただしたのに対し、当局より、美術館建設は65年度を目標にし、62年度には準備室を開設する。そのため、できるだけ早く目標とする金額に近づけるため今回計上したものである。しかし、年度末に基金の積み立てを行ったことについては、今後財政部と協議し、十分配慮したいとの答弁がありました。 次に、無認可児童福祉施設保護者会補助金について、委員より、この補助金は無認可保育所の児童が行う健康診断の経費を補助するものであるが、事務手続が煩雑なため、利用する保育所が少ない。病気の予防は大切なことであり、この事務手続の検討が必要なのではないかとただしたのに対し、当局より、この補助金は無認可保育所の児童の健康管理のために行う健康診断等に要する保護者の負担軽減のため、60年度から行っているものである。提出書類が多数あるため容易でないという意見もあるが、公金の支出であるために一定の書式にのっとる必要がある。また、一度申請を行えば要領もわかり、翌年からは書類作成も容易になると思われる。今後さらに制度のPRに努めたいとの答弁がありました。 次に、委員より、湖南、中田の助産所が廃止されるが、利用者もおり、廃止ではなく施設の整備拡充に努めるべきではないかとただしたのに対し、当局より、交通の利便性や助産婦の高年齢化などの環境の変化により、全国でも助産所を廃止する自治体が多くなっている。今後は、近隣の町村の協力を求めることを中心に、医師会等関係機関と協議しながら対処することを検討したいとの答弁がありました。 次に、請願・陳情について申し上げます。まず、請願第27号、地域体育館設置については、2月25日付をもって取り下げ書が提出されましたので、これを承認すべきものと決しました。 次に、陳情第71号郡山市立河内小学校夏出分校改築を求めることについてでありますが、当局より、陳情者と話し合ったところ、陳情者から現在地が改築を行うのに適地でないとするならば、別に用地を確保するよう努力したいとの話があった、という報告がありました。 これを受けて、委員より、68年の推定児童数はわずか14人である。また、近くに上伊豆島小学校もあることから改築は行うべきではない。不採択とすべきであるという意見もありましたが、第三次総合計画で分校の位置付けが明確になった、また現在地に拘泥しないということでもあり、密度の濃い教育を行うため、教育環境を整備することは、重要なことであり、本件は採択すべきであるという意見が多数を占め、陳情の趣旨を認め採択すべきものと決しました。 次に、請願第34号昭和63年度新設小学校通学区域についてでありますが、まず当局より、柴宮小、大槻小、大成小の3校の学校規模を適正化し、教育環境教育条件を整備するため、63年度より朝日ケ丘小学校を開校する予定である。これに伴い、通学区域の変更を行う必要が生じたため、昨年6月より通学区域審議会で審議するとともに、地元町内会と数回の話し合いを行った。この間、請願された地区の町内会より、一つ、町内会を分断することによって町内会、子供会、育成会の運営や活動が困難になる。二つ、町内会を分断することによって通学する学校が二つになり、いじめ等の生徒指導の問題が発生する懸念がある。三つ、新設校であるため父母の負担が増加する。四つ、町内会を分断せずに、仁池向地区を新設校の学区に変更してはどうかとの意見があった。これに対し、一つ、子供たちの将来を考え、適正規模の学校で教育の充実を図ることが大事である。二つ、普通町内会には小単位の班があり、町内会の運営に支障はないのではないか。三つ、子供会、育成会はむしろ複数の学校で集まり、交流し、活動することに意味がある。四つ、いじめ等の生徒指導の問題は、保護者、地域、学校、教育委員会が連携を密にし、学校を中心に注意深く見守り、適切な指導を行えばいじめは発生しないのではないか。このことに教育委員会は十分協力をする。五つ、町内会を分断せずに学区編成を行えば適正規模の学校とならないので、分離校建設の意味がなくなる。また、他の町内会を移しても規模の適正化は行えず、分離校建設の意味がない上、遠距離通学となる。六つ、経費の負担等についてはできるだけ公費で負担するよう努力したい。以上の点から協力をお願いしたいと説明した。通学区域審議会には地区の代表が特別委員として加わり、話し合いが持たれた。その結果、1月21日の審議会で審議委員11名全員一致で答申されたものであるとの報告がありました。 これに対して、委員より、請願書には質問に対して教育委員会から返答がいまだになされていないとあり、ただいまの説明と食い違っているが、どうなのか、とただしたのに対し、当局より、その都度回答を申し上げてきたつもりであり、特に第4回の審議会では町内会代表の方に申し上げたとの答弁がありました。 次に、委員より、この線引きに不自然さはないのかとただしたのに対し、当局より、当該地区以外の地区を新設校に移すと広域な地区が必要となり、かえって不自然、変則となるとの答弁がありました。 次に、委員より、過去に団地を分断した学区という例はあるのかとただしたのに対し、当局より、小山田団地で例があるとの答弁がありました。 このほか、小学校では二つになっても、中学校は七中で一緒となるという意見や、一つの町内会から複数の学校に通学している例はほかにもあるという意見など、数多くの意見が出されましたが、通学区域の変更により影響を受けるのは当該地区だけではないこと、及び通学区域審議会の答申を尊重すべきであることから、不採択にすべきものと決しました。 なお、教育委員会に対し、今後当該地域の自治会、子供会の活動に対し十分配慮すること、開校までにさらに話し合いを重ね、よい結果となるよう努力すること、地域住民の意見を十分に取り入れ、円満な学区編成ができるような通学審議会の運営であってほしいなどの要望がありました。 最後に、委員会としてシベリア抑留者恩給加算改定を求める意見書を全会一致で提出いたしておりますので、よろしくご賛同くださいますようお願い申し上げます。 以上、ご報告申し上げます。 ○議長(植田英一君) ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植田英一君) 質疑なしと認め、質疑を集結いたします。 おはかりいたします。各常任委員会に付託の議案及び請願・陳情については、討論を省略し、一括して採決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植田英一君) ご異議なしと認め、一括して採決いたします。 議案第1号昭和61年度郡山市一般会計補正予算(第11号)から議案第28号専決処分の承認を求めることについてまで、及び議案第60号郡山市名誉市民条例、議案第61号郡山市支所及び出張所設置条例の一部を改正する条例、議案第64号郡山市保育所条例の一部を改正する条例、議案第66号郡山市助産施設条例を廃止する条例、議案第70号郡山市コミュニティセンター条例、議案第76号郡山市奨学資金給与条例の一部を改正する条例及び議案第78号郡山市婦人教育施設条例、以上の35件並びに請願・陳情については各委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植田英一君) ご異議なしと認めます。 よって、以上の案件については各委員長報告のとおり決しました おはかりいたします。昭和62年度予算特別委員会に付託の案件に関する委員長報告は、会議規則第39条第3項の規定により省略することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植田英一君) ご異議なしと認めます。 よって、委員長報告は省略することに決しました。 さらにおはかりいたします。昭和62年度予算特別委員会に付託の案件については、討論を省略し、一括して採決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
    ○議長(植田英一君) ご異議なしと認め、採決いたします。 議案第29号昭和62年度郡山市一般会計予算から議案第59号昭和62年度郡山市水道事業会計予算までの31件、議案第62号郡山市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例、議案第63号郡山市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例、議案第65号郡山市精神薄弱者援護施設設置条例の一部を改正する条例、議案第67号郡山市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例から議案第69号郡山市母子健康センター条例の一部を改正する条例までの3件、議案第71号郡山市自転車等駐車場設置条例から議案第75号郡山市立小学校及び中学校条例の一部を改正する条例までの5件、議案第77号郡山市立公民館条例の一部を改正する条例及び議案第79号郡山市体育施設条例の一部を改正する条例、以上の44件については、原案のとおり決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植田英一君) ご異議なしと認めます。 よって、以上の44件については原案のとおり可決されました。 以上の結果により、本特別委員会の任務は終了いたしました。よって、本特別委員会は廃止されました。委員の皆様には大変ご苦労さまでした。 次に、高速交通対策特別委員会委員長森尾辰雄君の報告を求めます。森尾委員長。  〔21番 森尾辰雄君 登壇〕 ◆森尾辰雄君 高速交通対策特別委員会のご報告を申し上げます。 本委員会は、去る1月20日、結審をするための委員会を開催いたしましたところ、委員会としての結論に達しましたので、若干これまでの経過などにも触れながら報告をさせていただきます。 本委員会は、去る60年5月、委員が改選されて新たに発足以来、今日まで8回にわたり審査を重ねてまいりました。その間、日本道路公団郡山工事事務所において東北横断自動車道の概況説明を受けたのを初め、秋田空港、佐渡空港、新潟ジャンクション、東北新幹線上野東京間の現地調査などを行いながら審査をいたしました。 それでは、本委員会に付託されております三つの案件について、案件ごとの現状と今後の課題について報告をいたします。 最初に、東北新幹線に関することについて申し上げます。東北新幹線は、昭和60年3月、上野駅乗り入れが実現したことにより、首都圏との交流を通じて経済、文化等に大きな役割を果たしている。懸案となっている東京駅乗り入れについては、62年度政府予算において事業費が倍増し、64年度開通を目標にして事業を進めることになっている。本件について、今後の課題としては次の2点が挙げられる。1.上野東京間開通の早期実現を図ること。2、盛岡以北の延長について、事業の早期着工を図ることであります。 次に、東北横断自動車道整備促進に関することについて申し上げます。昭和61年7月、東北縦貫自動車道が全線開通になったことにより、東北地方における高速道路網の整備は横断道促進の時代を迎えている。東北横断自動車道のうち、郡山猪苗代間については、61年度中には用地買収もほぼ完了する見通しであり、既に工事に着手し、65年開通を目標にして順調に進捗している。また、猪苗代会津坂下間については、62年度には用地買収ができる状況にある。いわき郡山間、会津坂下津川間については、昨年整備路線に格上げされて、61年度から調査が始まっており、事業は順調に進捗している。本件について、今後の課題としては次の3点が挙げられる。1、郡山猪苗代間の建設促進と猪苗代会津坂下間の同時供用開始を図ること。2、いわき郡山間、会津坂下津川間の路線決定と工事着工を早期に実現すること。3、船引インターチェンジと郡山ジャンクションとの中間地点に新たにインターチェンジを設置することであります。 最後に、福島空港及び連結道路に関することについて申し上げます。福島空港は61年9月、国の設置許可がなされ、62年度国の予算において事業費が認められたことから、67年度開港目標に向けて順調に進捗している。本件について今後の課題としては次の3点が挙げられる。1、空港の早期完成を図ること。2、空港開港に伴う郡山市からのアクセス道路を初め、土地利用計画等関連事業の計画的推進を図ること。3、空港利用による農業、先端産業、流通機構等産業基盤の整備促進を図ること。 以上が本委員会に付託された案件に対する審査の結論であります。 なお、ただいまの報告の中で、今後の課題として申し上げました中には、既に当局において着手中のものもあり、さらに今後のご努力を願う内容のものもありますことから、さらに注目をしてまいりたいと思います。 最後に、本委員会の審査にご協力をいただきました関係各位に感謝を申し上げまして、報告を終わります。 ○議長(植田英一君) ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植田英一君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 おはかりいたします。本特別委員会に付託の案件については、討論を省略して、採決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植田英一君) ご異議なしと認め、採決いたします。 本特別委員会に付託の案件については、委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植田英一君) ご異議なしと認めます。 よって、委員長報告のとおり決しました。 以上の結果により、本特別委員会の任務は終了いたしました。よって、本特別委員会は廃止されました。委員の皆様には大変ご苦労さまでした。 次に、大学誘致対策特別委員会委員長渡辺一雄君の報告を求めます。渡辺委員長。  〔28番 渡辺一雄君 登壇〕 ◆渡辺一雄君 大学誘致対策特別委員会のご報告を申し上げます。 本委員会は、昭和60年5月に行われた全委員改選以降、大学誘致に関すること及び誘致条件の整備に関することを付託案件として、今日まで委員会を11回開催し、審査を重ねてまいりましたが、去る2月16日開催の委員会で結審いたしましたので、これまでの経過と結果について概要をご報告いたします。 まず、郡山市の大学誘致の経過について申し上げます。市は、東海大学誘致について、昭和59年7月5日に締結した基本協定に基づく大学と折衝を重ねてきたが、昭和60年5月15日に市長が就任のあいさつを兼ねて松前総長と会談したところ、「大学誘致にかかわる費用は郡山市で負担することとなっていた」との説明を受けたのであります。この費用負担をめぐり交渉が重ねられ、昭和61年2月22日に「郡山市の負担限度額は85億円とする」ことで合意に達し、約40億円となる残りの費用は「双方で協力して調達する」こととなったとの報告を受けたのであります。しかし、その後の交渉が難航し、市長は「大学誘致という市政の重要事項を進展しないままいつまでも不明確にしておくことはできない」として、昭和62年1月5日の新年名刺交換会で「この問題は早々に決着をつける」と述べ、さきの提案理由説明で明らかになったように、東海大学誘致は終止符を打たざるを得ない事態に至ったのであります。 さて、この間、委員会は東京霞ケ関の東海大学校友会館、静岡県沼津、清水校舎を初め、大学誘致を行っている全国各都市の視察を含めながら検討を重ねてまいりました。 まず、「誘致にかかわる費用は郡山市で負担する」という大学側の発言に対しては、「総費用40億円と推定される協定書に87億円もの負担が言外に織り込まれているということは理解できない」として、基本協定の位置づけを中心に変転する設立準備財団問題や高等教育振興事業団とのかかわりを追求したのであります。 また、「郡山市の負担限度額を85億円とする」という市長の政治判断に対しては、これの是非を論ずるためにこれにかかわる資金計画、財政計画等の提示を求めたのでありますが、大学側との協議が十分でないとして資料の提示を受けることができず、85億円負担の是非を論ずるまでに至ることができなかったのであります。 最後に、誘致断念という結果に対しては、まことに残念ながら経過から見てやむを得ないと判断したものの、高等教育機関の充実はテクノポリス構想を基盤とし、ますます伸展する本市にとって、欠かすことのできない課題であると認識するものであります。 このような経過から、本委員会としては、一つ、東海大学誘致の問題は権威のある、悔いのない、しこりを残さない解決をする。二つ、新たな構想のもとに国際的視野に立った大学誘致に努力する。三つ、既存大学の学部増設には積極的に協力する、以上の3点を当局に要望し、結審といたしました。 以上、ご報告いたします。 ○議長(植田英一君) ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植田英一君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 おはかりいたします。本特別委員会に付託の案件については、討論を省略して採決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植田英一君) ご異議なしと認め、採決いたします。 本特別委員会に付託の案件については、委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植田英一君) ご異議なしと認めます。 よって、委員長報告のとおり決しました。 以上の結果により、本特別委員会の任務は終了いたしました。よって、本委員会は廃止されました。委員の皆様には大変ご苦労さまでした。 次に、駅西口再開発促進特別委員会委員長鈴木武司君の報告を求めます。鈴木委員長。  〔44番 鈴木武司君 登壇〕 ◆鈴木武司君 駅西口再開発促進特別委員会のご報告を申し上げます。 本特別委員会は、昭和60年8月1日に設置され、同年8月10日を第1回目として、以来昭和62年2月16日まで20回の委員会を開催し、15人の委員をもって、付託案件である駅西口再開発事業の促進に関し審査を行ってまいりました。委員会における審査の経過及び結果については、その都度定例会において報告してきたところでありますが、振り返ってみますと市長は昭和60年8月10日に開催した第1回の委員会において「従来の決定された計画について、最良のものであるかどうか執行者としてもう少し検討してみたいという考えもあり、検討を進めている」と述べ、8月24日には駅西口第1種市街地再開発事業基本方針について「5原則」を提示し、従来の計画で事業を進めることを明らかにし、9月25日には通産省、県、商工会議所、市から成る四者協に対し、10月2日にはそごうに対しその考えを伝えたのであります。委員会としては、商調協再開が緊急で重要であるとして、市当局に対し商調協再開に向けての一層の努力を促すとともに、商調協再開に向けてのアクションを起こすべきであるとの考えから、10月14日商工会議所会頭に対し、議長名により「商調協再開についての要望書」を提出いたしました。 このようにして事業の促進を図っていたわけでありますが、昭和61年1月7日付でそごうの出店辞退があり、この辞退に関連して地権者からは1月8日付で通告書が当局に提出されました。これらの事態を踏まえて開催した1月10日の第9回目の委員会において、市長は「そごうの突然の出店辞退に驚いている」と述べるとともに、「駅西口再開発事業は引き続き推進していく」ことを明らかにし、「地権者の理解を得るべく最善の努力をしていく」との考えを示しました。一方、委員からは「当局の対応のまずさ、行政に対する不信感といったものがこのような結果をもたらした」との指摘もありました。 1月20日には四者協が開催され、当局に対して「今後6カ月を目途に新たなる計画を策定するように」との要望がなされました。 6月11日開催の第13回目の委員会において、当局から「提案競技方式により事業を進める」との見解が示され、公募のスケジュールが明らかにされるとともに、「地権者等にも強力を得ていく」との考えが示されました。この提案競技に対し、地権者は7月11日抗議文を提出いたしました。委員会としては、「提案競技公募を延期し、地権者との話し合いをすべきである」との申し入れを行いましたが、昭和61年7月22日提案競技公募を開始するとともに、同日付で通産局に提出されていた大店法に基づく3条申請の廃止届が提出されました。10月15日には11件27社の応募があり、12月18日に第1回目の提案競技審査委員会が開催され、現在審査が進められております。しかしながら、この審査委員会に地権者及び議会は参加しておりません。また、この間地権者協議会は解散され、地権者から損害賠償請求が提起され、現在審理が進められております。 このような状態の中で、今後この駅西口市街地開発事業の促進を図るためにはどのような方途が最善であるかについて、2月16日の委員会において審査をいたしました。委員から多くの意見が出されましたが、委員会としてはこの事業を遂行するためには地権者の理解と協力が必要であるとの認識に立って、当局に対して地権者と合意のできる方法で事業を進めるべきであり、地権者との合意に達するまで次回開催予定の提案競技審査委員会は延期し、地権者と話し合いを持つべきであるとの結論に達し、2月16日をもって結審をいたしました。 以上、報告いたします。 ○議長(植田英一君) ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。遠藤源之助君。  〔22番 遠藤源之助君 登壇〕 ◆遠藤源之助君 一言委員長さんにお尋ねいたします。 今までのもろもろの経過についてはお聞きのとおりでございまして、私は駅西口再開発の2月16日の結審までのご報告はいただいたんですが、その後のことは、委員長さん知らないといえばそれまででございますが、既に今の委員長報告でお聞きのとおり、16日は地権者の意図を十分踏まえてコンペ、提案競技審査委員会は中止するようにという結論がまとまったわけでございましたが、2月23日に既に当局では提案競技審査委員会を決行しておるわけでございまして、この点についてはいかなることでこのような方途に出たのか、委員長としては知っておったらこの点についてお聞かせいただきたいと思います。これは、提案競技審査委員会に入ることにつきましては、委員会の結審を無視してやったものと私は考えておるわけでございますが、委員長さん知っておればその後の経過をお聞かせいただきます。 以上です。 ○議長(植田英一君) 鈴木委員長の答弁を求めます。鈴木委員長。  〔44番 鈴木武司君 登壇〕 ◆鈴木武司君 遠藤委員にお答えいたします。 委員長の報告は委員会の総意による報告だけでありまして、個人的な見解を申し述べる場にはないことを大変残念に思います。 以上であります。  (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(植田英一君) 遠藤源之助君にご交渉申し上げます。遠藤源之助君は当該委員でありますので、差し控えいただきたいと思います。 ほかにご質疑はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植田英一君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 おはかりいたします。本特別委員会付託の案件については、討論を省略して採決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植田英一君) ご異議なしと認め、採決いたします。 本特別委員会の付託の案件については、委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植田英一君) ご異議なしと認めます。 よって、委員長報告のとおり決しました。 以上の結果により、本特別委員会の任務は終了いたしました。よって、本委員回は廃止されました。委員の皆様には大変ご苦労さまでした。--------------------------------------- △日程第2 議案上程付議 ○議長(植田英一君) 日程に従い、議案を上程いたします。 議案第80号郡山市公平委員会委員の選任についてから議案第83号郡山市横沢財産管理委員の選任についてまで、及び諮問第1号、人権養護委員の候補者の推せんにつき意見を求めることについての5件については、それぞれの件名の朗読を省略し、一括議題といたします。--------------------------------------- △日程第3 市長の提案理由説明 ○議長(植田英一君) 日程に従い、市長から提案理由の説明を求めます。青木市長。  〔市長 青木久君 登壇〕 ◎市長 ただいま追加提出いたしました人事案件についてご説明を申し上げます。 議案第80号は、3月1日辞任に伴い欠員となりました公平委員会委員1名を選任しようとするものであります。 議案第81号から議案第83号までは、3月31日任期満了になります後田財産管理委員7名、並びに3月31日をもって辞任したい旨の届け出のありました浜路財産管理委員5名、及び横沢財産管理委員5名を選任しようとするものであります。 次に、諮問第1号は、3月14日任期満了になります人権擁護委員2名の候補者を推せんしようとするものであります。 これらの方々はいずれも人格、識見ともにすぐれ、それぞれの職に最適任であると信じますので、ご同意を賜りますようにお願いをいたしまして、提案の理由といたします。 ○議長(植田英一君) おはかりいたします。ただいま議題となっております5件はいずれも人事案件であります。この際、質疑、委員会付託及び討論を省略し、一括して採決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植田英一君) ご異議なしと認めます。 よって、一括採決いたします。 議案第80号郡山市公平委員会委員の選任について、議案第81号郡山市後田財産管理委員の選任について、議案第82号郡山市浜路財産管理委員の選任について、議案第83号郡山市横沢財産管理委員の選任について、諮問第1号人権擁護委員の候補者の推せんにつき意見を求めることについての5件については、いずれも原案のとおり同意することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植田英一君) ご異議なしと認めます。 よって、以上の5件についてはいずれも原案のとおり同意することに決しました。--------------------------------------- △日程第4 議会案上程付議 ○議長(植田英一君) 日程に従い、議会案を上程いたします。 議会案第1号郡山市議会会議規則の一部を改正する規則から議会案第4号売上税に反対する意見書までの4件については、それぞれの件名の朗読を省略して、一括議題といたします。 おはかりいたします。ただいま議題になっております議会案4件については、提出者の説明、質疑、委員会付託及び討論を省略し、一括して採決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植田英一君) ご異議なしと認めます。 よって、一括採決いたします。 議会案第1号郡山市議会会議規則の一部を改正する規則から議会案第4号売上税に反対する意見書までの4件については、原案のとおり決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植田英一君) ご異議なしと認めます。 よって、議会案4件については原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △日程第5 請願・陳情の委員会付託 ○議長(植田英一君) 日程に従い、請願・陳情の委員会付託を行います。 先刻の総務財政常任委員会建設水道常任委員会経済厚生常任委員会委員長報告において、継続審査となった旨報告のありました請願・陳情については、さらにそれぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 おはかりいたします。ただいま付託いたしました請願・陳情については、閉会中の継続審査とすることにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植田英一君) ご異議なしと認めます。 よって、以上の請願・陳情については閉会中の継続審査とすることに決しました。 この際、議長より一言ごあいさつ申し上げたいと存じます。 私の任期もあとわずかになりました。全議案議了したただいまをもちまして、99%その任務は終わったように思います。この際、御礼のごあいさつを申し上げたいと思います。 議長に就任以来、その任の重きに緊張の連続でありました。小心の私にとっては、今日まで参りましたことに深く感慨無量なるものがあります。それだけに、議員各位には大変ご苦労をおかけし、議員各位の適切なご指導、ご協力に対し深甚なる感謝をささげ、心から御礼を申し上げる次第であります。本当にいろいろとお世話さまになりました。 本議会は、昭和62年度予算を初め88件に及ぶ重要案件を審議する最も重要な議会であり、私ども任期の最後を飾るにふさわしい、まことに意義の深い議会でありました。したがって、これの審議は極めて真剣で、熱誠あふれるものであり、またこれに対して理事者各位には誠意を尽くした説明をされ、ともに論ずべきは論じ、尽くずべきは尽くして、終始格別のご精励により極めて順調に議事が進み、全議案の決定を見ましたことはまことに限りない喜びであります。ここに、会期中における議員初め理事者各位のご心労、ご努力に対して深く感謝の意を表するものであります。 理事者各位には、昭和62年度予算を初め成立を見た各議案につきまして、これが執行に当たりましては適切な運営のもとに進められ、市政発展のため一層ご努力なされますことを心から念願するものであります。 さて、議長在任期間中の内外の諸情勢を見るとき、国際的には米ソ間の対立抗争はいよいよ深まり、その間にあって日本は世界から平和に対する役割に期待を寄せられながらも、貿易摩擦など経済大国なるがゆえに袋だたきに遭っている面があります。世界はいずれの面からも混乱の度を増していると思います。世界経済は緩やかながらも息の長い拡大を続けておりますが、米国の財政赤字、主要国間における対外不均衡、これらを背景とする保護主義的な動き、さらには開発途上国における累積債務などの問題等を抱えております。 一方、国内では、財政、行政改革、財政再建、教育改革など行われており、急速な円高の進行に伴い産業間の格差が顕著になりつつあり、雇用の安定化や地域経済の活性化、内需の一層の拡大が求められております。 我が郡山市は、ご案内のとおり60年の国勢調査の結果、30万1,672人となり、30万都市の仲間入りを果たしました。東北新幹線の上野乗り入れ、東北横断自動車道の起工、福島空港建設の本決まりなど、交通の要衝として国内における高速交通体系の位置を明確にし、昨年12月には郡山地域テクノポリス開発計画が国の承認を受け、豊かで活力に富む雄都として21世紀に向けて着実な歩みを進めております。 このような中で、市民の皆さんの負託にこたえる責務の重大さを肝に銘じ、議員の皆様とともに議長として2年間、本議場において議員の選挙区及び定数の見直しを初め、400億円を超す災害をもたらした61年8・5水害対策、かん撲滅都市の宣言、郡山駅西口市街地再開発問題、大学誘致問題などのほか、数々の重要な問題を抱え、理事者の皆さんにとっては相当手厳しい論議を闘わせてまいったのであります。これもみな30万市民の福祉と本市繁栄を願う一念からであります。 いずれにいたしましても、今は心に刻む数々の思い出にただ感慨無量なるものを覚えるものであります。 来る4月30日をもって任期が満了するのでありますが、この機会に県議会に立候補される皆さんには、必ず栄冠を獲得されますことをここにお祈りいたします。また、今回でご勇退されます議員各位には、それぞれ長い議会活動に対しまして厚く敬意を表するとともに、今後ますますご健康に留意されまして、郡山市発展のためにご指導、ご協力賜りますことを切にお願い申し上げるものであります。さらに、今回市議会議員の選挙に際して再出馬を予定されている各位には、見事に当選の栄誉をかち取られ、全員そろって再びこの議場に相まみえ、笑顔で握手ができますよう格段のご努力、ご奮闘をお祈り申し上げる次第であります。 終わりに、市長を初め職員各位、議会事務局の職員諸君には大変ご苦労をおかけいたしました。議長への身に余る長い間のご協力に対し、心からの感謝を申し上げます。 所感の一端を述べて、つたない私の御礼の言葉といたします。まことにありがとうございました。お世話さまになりました。 以上をもちまして、3月定例会の日程は全部終了いたしました。 この際、市長より発言があればこれを許したいと思います。青木市長。  〔市長 青木久君 登壇〕 ◎市長 本日、3月定例議会が閉会されるに当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 議員の皆様には、去る2月23日開会以来、長期間にわたりまして本会議並びに各委員会を通じて慎重なるご審議をいただきましたことに対し、衷心より感謝を申し上げる次第であります。おかげさまをもちまして、昭和62年度各会計予算案並びに関係案件等を原案のとおりそれぞれ可決、または同意賜りまして、厚く御礼を申し上げます。 なお、今議会を通じてお寄せいただきました議員各位のご高見につきましては、今後の市政執行に当たりまして十分に尊重し、ご要望に沿うように一層の努力を重ねてまいりたいと存じております。 さて、議員の皆様には長い間市政進展のため多大のご活躍をいただき、幾多のご功績を残されたのであります。その任期もいよいよ間近に迫り、こうして皆様方と議場でお目にかかることができるのも、おそらく本日をもって今任期中の最後となるのではないかと思いますときに、感慨無量なものがあります。承りますれば、現在のところほとんどの方は引き続き市議会議員選挙に立候補されるとのことでございます。さらにまた、県議会に転進される方、あるいはこの際後進に道を譲られる方もあるように伺っております。引き続きご出馬なされる方々には、ご健闘をいただき、めでたく必勝ご当選を期され、再びこの議場でお目にかかれることを心からお待ちを申し上げます。さらに、県議会に転進される方々には、もちろんご勇退なされる方々におかれましても、今後ともご在任中と変わることなく、市政進展のため従来どおり何かとご指導、ご尽力を賜りますようにお願いを申し上げます。 最後に、議員各位の4年間のご健闘とご功績に対し、あらためて深く敬意を表しますとともに、ご健康とご発展を心からお祈りを申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。 ○議長(植田英一君) これをもって、本定例会を閉会いたします。午後2時22分  閉会 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。--------------------------------------- 郡山市議会  議長    植田英一  副議長   古市哲三  議員    伴勇  議員    柳内留吉  議員    鈴木武司...