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12月13日-05号

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  1. 郡山市議会 1986-12-13
    12月13日-05号


    取得元: 郡山市議会公式サイト
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    昭和61年 12月 定例会--------------------------------------           昭和61年12月13日(土曜日)--------------------------------------議事日程第5号  昭和61年12月13日(土曜日)午前10時開議 第1 委員長報告(討論・採決含む)    ・議案第173号 昭和61年度郡山一般会計補正予算(第10号)から議案第201号 工事請負契約についてまで    ・請願・陳情案件 第2 議会案上程付議    ・議会案第8号 北方領土返還促進を求める意見書から議会案第12号 葉たばこ生産基盤抜本的強化対策早期確立に関する意見書まで 第3 請願・陳情の委員会付託      ------------------------本日の会議に付した事件 日程第1 委員長報告(討論・採決含む)      ・議案第173号 昭和61年度郡山一般会計補正予算(第10号)から議案第201号 工事請負契約についてまで      ・請願・陳情案件 日程第2 議会案上程付議       議会案第8号 北方領土返還促進を求める意見書       議会案第9号 公共事業費国庫補助負担率引き下げ措置に関する意見書       議会案第10号 事務職員学校栄養職員国庫負担適用除外に反対する意見書       議会案第11号 地域林業の活性化・国有林野事業の再建及び林業労働力確保に関する意見書       議会案第12号 葉たばこ生産基盤抜本的強化対策早期確立に関する意見書   日程第3 請願・陳情の委員会付托      ------------------------出席議員(43名)  1番   横山徹君       2番   佐藤忠嘉君  3番   佐藤昇君       4番   植田英一君  5番   石沢春信君      6番   浅井憲也召  7番   久野清君       8番   黒崎泰士君  9番   橋本一三君      10番  佐川光夫君  11番  諸越信明君      12番  宗像光雄君  13番  渡辺隆弘君      14番  遠藤昇造君  15番  原正夫君       16番  今村昭冶君  17番  浜尾伝兵衛君     18番  石田貢君  19番  夏井義一君      20番  土屋英雄君  21番  森尾辰雄君      22番  遠藤源之助君  23番  佐藤一郎君      24番  猪越三郎君  25番  佐藤恭三君      26番  中村節蔵君  27番  柳沼重吉君      28番  渡辺一雄君  29番  関根和男君      30番  玉木正雄君  31番  菅野和馬君      32番  橋本勉君  34番  小林開君       35番  柳沼清衛君  36番  今村豊美君      37番  遠藤直人君  38番  本名六郎君      39番  古市哲三君  40番  原俊雄君       41番  渡辺義英君  42番  伴男君        43番  柳内留吉君  44番  鈴木武司君欠席議員(なし)欠員(1名)      ------------------------説明のため出席した者 市長    青木久君     助役    山口充君 収入役   高木信雄君    総務部長  藤森英二君 財政部長  遠藤英夫君    市民部長  安藤昭雄君 保健衛生       富塚源市君    農林部長  荘原文郎君 部長 商工労政       高橋晃君     建設部次長 熊田兀君 部長 都市計画           福祉事務       酒井修君           伊藤清茂君 部長             所長                水道事業 市民部参事 緑川光次君          国分敏彦君                管理者                教育委員会 水道局長  国分栄君           湯浅孝子君                委員長                代表監査 教育長   本宮俊一君          柳沼長夫君                委員      ------------------------事務局職員出席者 議会事務局長 岡留万蔵君   総務課長  橋本和八君 議事調査課長 滝田守君    議事係長  田村一君 主査     中山信一君   主事    笠原浩君      ------------------------   午前11時11分 開議 ○議長(植田英一君) これより本日の会議を開きます。 会議規則第2条による欠席の届け出者は皆無であります。 本日の議事は、議事日程第5号により運営いたします。      ------------------------ △日程第1 委員長報告 ○議長(植田英一君) 日程に従い、委員長報告を行います。 過般の本会議で、所管の常任委員会に付託しておきました議案第173号 昭和61年度郡山一般会計補正予算(第10号)から、議案第201号 工事請負契約についてまでの29件及び請願・陳情については、各委員会において審査を終了した旨報告がありましたので、件名の朗読を省略し、一括して議題といたします。 おはかりいたします。討論及び採決については、予算関係議案が各常任委員会に分割付託してありますので、各委員長報告が全部終了した後に一括して行うことにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植田英一君) ご異議なしと認め、そのように運営いたします。 最初に、総務財政常任委員会委員長遠藤源之助君の報告を求めます。遠藤委員長。  〔22番 遠藤源之助君 登壇〕 ◆遠藤源之助君 総務財政常任委員会の報告を申し上げます。 議案第173号 昭和61年度郡山一般会計補正予算(第10号)中、13款諸支出金の中、希望ケ丘団地建替関連用地取得費について、委員より希望ケ丘商店街の事業は市直営でやるのか、それとも組合方式か何かでやるのかとただしたのに対し、当局より直接は建築課担当になるが、代替地取得の打ち合わせの中では、市が事業をし、権利交換方式と一部買い取りと二つの方法を考えているとの答弁がありました。 また、委員より代替にかかわる面積はどのくらいになるか、また余った土地の利用はどういうふうにするのかとただしたのに対し、当局より613戸の公営住宅、そのほかに商店街として32戸ほどあるが、一番問題になるのは商店街が私有地になっていること。その中で、この際商売をやめてほかに転出したい、あるいは住宅地として代替地をあっせんしてほしいという人が分かれている。それを含めて総体的に、今回取得する土地もご相談をするとの答弁がありました。 次に、16款諸収入のうち、いわき市営競輪郡山場外車券売場周辺環境整備費負担金に関して、委員よりいわき市との間に約束がある。それをやってないということになると協定なんかどうでもよいということになる。確認はしたのかとただしたのに対し、当局より60年度補正予算の時点で指摘があったので、早速担当課長がいわき市に出向き確認した。その中で、事務的にはまことに申しわけないのですが、文書の交換は全くなされていないとの答弁がありました。また、委員より当時私が副議長で議長は渡辺議長、そこで場外車券売場を拡張するということで開発許可の問題になった。当時の高橋市長は、住民に影響があるからということで渋っておった。そこで当時の議長からいわれて、私は再三いわき市にいった。その中で昭和58年には5,000万円、59年には7,000万円、60年には1億という、年次を決めて協定をした。いわきの当時の田畑市長も、当時議長と郡山に来て、郡山も当時高橋市長、議長集まって合意に達したとの意見があり、また委員より議会側がタッチして話を決めたものの後始末を当局が悪いからこういうことになる。厳然として合意しているということだから請求権がある。請求する権利は財産であるから、財産の管理を怠る事実が歴然としている。向こうの売り上げがどうのこうのということは関係ないんです。郡山市に対しては約束は履行すべきです。毅然として当たってもらいたいとの意見がありました。 また、委員より3月に1億をどうしてももらうという作業をすること、それでも順調に進捗しないときには議会から出てもらうという努力はしなければだめだ、これはまことに怠慢である。その方向で進んでいただきたいとの意見があり、また委員よりきょうまでの責任は追及しないから、これから1億は確保することという意見に対し、当局よりご指摘のような方向で進めさせていただくが、事務の進む段階でお力添えをいただく場合には、よろしくお願いしたいとの答弁がありました。 以上の結果、議案第173号 昭和61年度郡山一般会計補正予算(第10号)中、当委員会付託については原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第174号 昭和61年度郡山国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について申し上げます。委員より国民健康保険滞納整理の嘱託制度は成果が上がっているように聞いているが、これに対する国の補助は1年で打ち切られるのかとただしたのに対し、当局より59年度スタートで3ヵ年ということで、今年が最終の年度ですと答弁がありました。また、委員より打ち切られると同時に制度を廃止するのかとただしたのに対し、当局より収納率がはかばかしくないので今後とも継続してまいる考えであるとの答弁がありました。 以上の結果、本件については原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第187号 郡山市支所及び出張所設置条例の一部を改正する条例から、議案第191号 昭和61年7月分以降における退隠料等の額の改正に関する条例までの5件及び議案第194号 郡山市第三次総合計画の基本構想を定めることについて、並びにそれぞれの特別会計補正予算中、当委員会付託分についてはいずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、所管事務の調査で、郡山駅西口市街地開発事業特別会計予算に関して、財政運営あり方等について次のような質疑がありましたので、報告をいたします。委員より、一般会計から繰出金は8億2,370 万円。そのうち公債費として4,870万円で、一般会計からの繰入金は7億7,500万円、これは不要残として今回補正すべきものである。十分に行政効果を上げることができて、しかも歳計剰余金等として残ったものは、減債積み立て、繰り上げ償還をするのが建前であるとただしたのに対し、当局より事業費の内示額は2億8,000万、そのほかに移転関係とか、単独の経費もあるわけですが、事業進行中ということで額の確定を待って補正すべきでないかという結論から、今回提案を見送ったわけですが、ご指摘のように予算計上額全額消化するということは不可能であろうとは考えているとの答弁がありました。 また、委員より財政全体の運営からすれば、減額補正して一般会計に戻して住民のために使うということが財政運営の建前ではないかとただしたのに対し、当局より財政運営の基本からいえばご指摘のとおりだと思う。今回の補正については主管部との協議の中で3月にということになったものであるとの答弁がありました。 また、委員より去年は国庫補助の内示が来たのを予算化しなかった。17億円当てにしたのを2億8,000万円にしたなどという予算の組み方はない。議決したら的確に、迅速に執行しなくてはならない。29億の予算を組んで議決させて、全部減額なんていうことは日本じゅうにないとただしたのに対し、当局より61年度の予算編成の中ではとにかく事業に着手できるような体制をしたいという計画があった。それで議会に提案申し上げて承認をいただいた。その後事情が変わってきている。12月の補正の段階では、消化の見込みは持っておりませんでしたが、事業がいろんな面で進めているということで、はっきりした時点でお願いした方がよろしいのではないかという判断に立った。12月にやれば事業費の執行費に充てられるわけですが、3月ということになるとそういうことは不可能に近い。その辺の取り扱いについては、3月の時点で十分検討するということになるが、財政運営の考え方としては、国からの内示等があればそれに合わせた形でやるという原則は持っているとの答弁がありました。 また、委員より30億以上を予備費からダイレクトに基金積み立て、今度7億円からのものをこれまた不要額で落とすと、そういうことになると郡山市の財政は十分なる行政需要を満たしているということになれば、これは減税以外にない。公経済の財政というものは、出ずるをはかって入るを制するわけだから、一般私経済と逆なんだから、今のような財政運営だったら郡山市は減税以外にないとただしたのに対し、当局より住民の要望が全部満たされているという理解はしていない。まだまだやるべき仕事は多くあるわけで、そういう意味では財政運営としては適切を欠く財政運営だと思うとの答弁がありました。 これに対し、委員より住民の行政需要を十分に満たしていないということならば、来年度の当初は大事なときだから60年度、61年度のような財政計画財政運営はやらないように強く要望するとの意見がありました。 以上で所管事務の調査の報告を終わります。 続いて、請願・陳情の報告をいたします。請願第21号 郡山市に有人の気象観測施設の設置について、陳情第74号 税制改正による事業所税減免について、陳情第75号 阿武隈川旧河川敷の整備及び三番池・四番池の無償払下げについてのうち第3項の3件は、現地調査を含めながら審査をいたしましたが、さらに慎重に審査をする必要を認めたので、いずれも継続審査にすべきものと決しました。 最後に、当委員会として北方領土返還促進を求める意見書及び公共事業費国庫補助負担率引き下げ措置に関する意見書を提出いたしておりますので、よろしくご賛同のほどお願い申し上げます。 報告を終わります。 ○議長(植田英一君) ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植田英一君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 次に、建設水道常任委員会委員長浅井憲也君の報告を求めます。浅井副委員長。  〔6番 浅井憲也君 登壇〕 ◆浅井憲也君 建設水道常任委員会の審査の過程と結果について、その概要をご報告申し上げます。 まず、議案第173号 昭和61年度郡山一般会計補正予算(第10号)中、当委員会に付託されました案件については、当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。なお、審査の過程において、概略次のような質疑がありました。 橋梁新設改良工事について、委員より小姓町橋及び十五田橋の完成時期はいつころになるかとただしたのに対し、当局より両橋ともに62年度中には完成する予定であるとの答弁がありました。 また、みなし道路買収事業費に関連して、委員よりみなし道路については借地となっているところもあるようだが、将来に問題を残さないためにも買収すべきと思うがどうかとただしたのに対し、当局よりみなし道路については基本的には買収で進めているが、単価の折り合いがつかないこと、また抵当権が設定されたままになっていること、あるいは相続の登記が行われていないこと、さらには公図と原図とに相違が見られることなどの理由から、やむを得ず借地という形をとっているところもある。現在は買収、寄附、使用貸借念書処理といった形で対応しているところであり、今年度当初は買収を210件、寄附を15件、使用貸借を48件と見込んでいるとの答弁がありました。 次に、議案第175号 昭和61年度郡山市県中都市計画堂土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)及び議案第176号 昭和61年度郡山市県中都市計画西部第一土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)については、当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第177号 昭和61年度郡山市県中都市計画荒井北井土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)から、議案第180号 昭和61年度郡山郡山都市計画下水道事業特別会計補正予算(第2号)までのうち、当委員会に付託されました案件については、当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第185号 昭和61年度郡山湖南簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)のうち、当委員会に付託されました案件並びに議案第186号 昭和61 年度郡山水道事業会計補正予算(第1号)については、当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第193号 郡山市下水道条例の一部を改正する条例については、当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。なお、審査の過程において、概略次のような質疑がありました。 委員より、条例改正後の下水道使用料収入見込みについてただしたのに対し、当局より現在は約3億円の収入となっているが、昭和62年度は4億8,800万円程度、63年度は6億3,000万円程度の収入になるものと考えているとの答弁がありました。 また、委員より増収分を充当して重点的に行うような事業を考えているのかとただしたのに対し、当局より特別会計という関係から基本的には使用料収入をもって下水道施設の維持、管理、その他必要な建設、改良に充てることが、その趣旨であると考えている。しかしながら、建設途上ということもあり、一般会計から多額の繰り入れを行って事業を進めているのが実態となっている。このことは反面、下水道施設の利用者が恩恵を受けているとも考えられ、建設省あるいは自治省からの指導等を考慮し、さらには他市の状況等も勘案して、下水道使用料の改定を行ったものであるとの答弁がありました。また、委員より下水道の普及に努力してもらいたいとの要望がありました。 次に、議案第195号 字の区域の変更についてから、議案第200号 工事請負契約についてまでの諸案件については、当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。なお、審査の過程において、概略次のような質疑がありました。 市営住宅希望ケ丘団地建替事業第2種高層住宅主体工事(61年度)、その1について、委員より身体障害者向けの住宅が2戸建築されることになっているが、現在は何戸あるのか。また、身体障害者の要望を踏まえての計画であるのかとただしたのに対し、当局より身体障害者向け住宅は現在4戸あり、これが完成すれば6戸となる。また、入居を希望する障害者と協議しながら設計を行ったとの答弁がありました。 次に、議案第201号 工事請負契約については、当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。なお、審査の過程において、概略次のような質疑がありました。 郡山中高年齢労働者福祉センター新築工事について、委員より市営住宅工事請負金額と比較して、坪当たり単価が高いと思われるが、建築設計あるいは工事発注において雇用促進事業団との関係はどのようになっているのかとただしたのに対し、当局より設計については雇用促進事業団と、市と、建設者を通じて協議を行った。工事発注については雇用促進事業団が行い、くい打ち工事、電気設備工事給配水設備工事等を一括して発注しており、そのために坪当たりの請負金額は高くなっているとの答弁がありました。 次に、請願・陳情について申し上げます。まず、陳情第68号 風致と環境をこわすホテルノンノンの建築反対についてでありますが、当局からホテル側から出されていた建築確認申請について、11月26日付で確認の旨を通知した。また、着工は現在のところされていないとの報告がありました。これを受けて、委員から建築確認が行われたということは、関係法令をクリアしていることであり、委員会としてこれ以上この問題に立ち入るということには限界があると思うといった意見や、ホテル側と地元の方々との自由な話し合いに任せるべきであるといった意見もありましたが、陳情提出に至った地元の人々の心情も考慮すべきであるとの意見もあり、当委員会としてはさらに審査することとし、継続審査にすべきものと決しました。 次に、陳情第75号 阿武隈川旧河川敷の整備及び三番池・四番池の無償払下げについてのうち、1及び2についてはさらに審査することとして継続審査にすべきものと決しました。 次に、陳情第76号 市営住宅の建設について及び陳情第77号 森林河川緊急整備税創設反対に関する意見書の提出については、いずれもさらに慎重に審査することとして、継統審査にすべきものと決しました。 以上、ご報告いたします。 ○議長(植田英一君) ただ今の委員長報告に対する質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植田英一君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 次に、経済厚生常任委員会委員長原正夫君の報告を求めます。原委員長。   〔15番 原正夫君 登壇〕 ◆原正夫君 経済厚生常任委員会の審査の経過と結果について、その概要をご報告申し上げます。 まず、議案第173号 昭和61年度郡山一般会計補正予算(第10号)中、当委員会に付託されました案件については、当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。なお、審査の過程で次のような質疑がありました。 農業構造改善費のうち、地域農政推進対策事業費に関連し、委員より農地流動化の実態はどうなっているのかとただしたのに対し、当局より農地流動化については昭和61年度は150ヘクタールの計画見込みに対し、実績が58.3ヘクタール、進捗率は35.3%である。前年度は計画が150ヘクタール、実績が115.6ヘクタールで、達成率は77%であった。この事業については、農地流動化推進員100名をお願いしており、11月と来年2月に推進月間を設けて、今後とも農地流動化に積極的に取り組んでいきたいと考えておるとの説明がなされました。 また、農地費のうち農業水路等整備事業費に関連し、委員より葉山トンネルを予定している南側と北側の用地買収等はどうなっているか。また、トンネルを堀って出た土の処理はどうする考えかとただしたのに対し、当局より葉山トンネルの南側については用地取得等が完了しており、南側からの着工については支障がないと考えている。北側については、3戸の方が未同意であり、その面積は約2ヘクタールくらいである。その用地取得に向け、現在地権者と交渉中である。また、トンネル工事に伴い出た砂利について、県では葉山の北側から県道まで約450メートルの区間に田んぼがあるので、トンネルから出た砂利をその田んぼに入れ、路体工に使用したいという考え方を持っているようであるとの説明がなされました。 また、し尿処理費のうち、新衛生処理場用地取得費に関連し、委員より現在の施設ではし尿処理が間に合わないので、新衛生処理場をつくるということだと思うが、県の流域下水道が完成すれば、それとの関連でし尿処理場の稼働率は低くなってくると思うが、将来の見通しはどうなっているのかとただしたのに対し、当局より現在のし尿処理量は第一衛生処理場150キロリットル、第二衛生処理場170キロリットル、合計320キロリットルとなっている。県の流域下水道が完成すれば、生し尿処理量は減ると予想され、今後の見通しとしては浄化槽、汚泥の処理量がふえてくるものと思われる。また、約4年後のし尿処理量は全体で220キロリットルくらいになるものと予想しており、このうち新衛生処理場で対応するし尿処理量は70キロリットルを見込んでいるところである。この処理場建設には、昭和63年に着工し、昭和65年度竣工を予定しているわけであるが、このような中にあって第一衛生処理場は昭和36年と昭和40年に建設されており、老朽化が激しくタンクにピンホールができているような状態のため、新衛生処理場の建設を急がなくてはならない状況であるとの説明がなされました。 次に、議案第181号 昭和61年度郡山市温泉保養所特別会計補正予算(第1号)、議案第182号 昭和61年度郡山市熱海温泉事業特別会計補正予算(第1号)及び議案第184号 昭和61年度郡山市東山霊園特別会計補正予算(第1号)の3件のうち当委員会に付託されました案件については、当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、請願・陳情について申し上げます。まず、陳情第19号 郡山中央工業団地内砂利加工装置撤去に関することについてでありますが、本件については12月11日付をもって陳情者から取り下げ書が提出されており、当委員会はこれを承認すべきものと決しました。 次に、請願第20号 大型小売店出店に対する規制措置について申し上げます。本件については、さらに慎重に審査することとして継続審査にすべきものと決しました。 次に、陳情第59号 地域林業の活性化、国有林野事業の再建と林業労働力確保については、陳情の趣旨を認め採択すべきものと決しました。 次に、陳情第73号 磐越東線小泉駅の新設について申し上げます。本件について、当局よりこの陳情の趣旨は磐越東線の郡山舞木間の小泉地区に駅を新設してほしいというものであるが、市に対してはその隣の陣場地区からも駅を新設してはしい旨の陳情が出ている。本市の場合、この地域だけでなく郡山駅を中心にしてみると、他市に比べ駅間の距離が長い。ちなみに郡山日和田間5.7キロ郡山喜久田間7.9キロ、郡山舞木間5.8キロ、郡山安積永盛間4.9キロとなっている。市としては、地域の方々の協力が得られ、なおかつ利用者が相当見込めるような状況にあるとすれば、新設駅は必要ではないかと考えている。しかしながら、新設駅をつくる場合には多額の経費がかかるわけで、最近の例では宮城県岩沼市で、東北本線に館腰駅が設置されたが、これは2億円の経費で土地は地元の寄附ということであり、全額が地元負担になっている。このように多額の経費がかかるということで、新設駅の必要性を認めながらもその設置については慎重にならざるを得ない状況である。 また、国鉄としての新設駅を設置する際のポイントとしては、今後の利用者数の見込みやその地域の今後の発展性等が条件として考えられるので、市としてもそれらについて十分な事前調査を行う必要があると考えている。郡山舞木間の二つの地区からの要望については、支所を中心に一本化の動きも見られるので、その動きを見ながら市としては市全体的な調査を実施し、結論を出したいと考えているとの説明がなされたのに対し、委員より駅新設は現在のバス路線との関係で問題は生じないのかとただしたのに対し、当局より駅新設によりバスの乗車密度は低くなる心配がある。バスは乗者人員15人未満の場合2種路線となるが、そうなると市がその赤字補てんをしながら運行をすることになる。また、5人未満になれば3年で廃止対象路線となる。そういうバス路線との関連もあるので、それらを含めた慎重な調査をした上で結論を出さなくてはならないと考えているとの説明がなされました。 また、委員より駅の新設に関し、調査を行うとのことであるが実施時期をいつにするのか、またその調査は市全域を総体的に見ることを基本として実施する考えかとただしたのに対し、当局よりどういう方法で実施すれば一番よいかについて、12月定例会終了後、早急に検討に入りたいと考えており、その中で具体的な実施時期等についても決めていきたい。また、駅新設の話は安積地区、富田地区からも出ているので、全体的にすべて関係する沿線についてこの調査を実施したいとの説明がなされました。 本件については、種々論議がなされたわけでありますが、委員の中からは磐越東線だけでなく磐越西線、東北本線を含めた全市的な観点に立ち、慎重に対応すべきであるとの意見が多く出され、当委員会としてはさらに慎重に審査することとして、継続審査にすべきものと決しました。 次に、請願第32号及び請願第33号は、いずれも葉たばこ生産基盤抜本的強化対策早期確立についてでありますが、この2件については請願の趣旨を認め、採択すべきものと決しました。 次に、陳情第78号 伊勢崎オートレース場外売場について申し上げます。当局より、この陳情ではその趣旨が明記されていないのでよくわからないが、それを推測するならばオートレース場の場外売場を設置する際に、通産省へ提出する書類には地元の首長の同意書の添付が必要であり、その同意をしてほしいというのがこの趣旨ではないかと推測される。もしそうだとすれば、現時点でそれを判断できるような材料がないので、今後の推移を見ないと市としての対応はできないと考えているとの説明を受け、審査いたしたわけでありますが、結論を得るには至らず、再度慎重に審査することとして継続審査にすべきものと決しました。 最後に、地域林業の活性化・国有林野事業の再建及び林業労働力確保に関する意見書及び葉たばこ生産基盤抜本的強化対策早期確立に関する意見書の2件を、いずれも全会一致で提出いたしておりますので、各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げます。 以上、ご報告申し上げます。 ○議長(植田英一君) ただ今の委員長報告に対する質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植田英一君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 次に、文教福祉常任委員会委員長今村昭治君の報告を求めます。今村委員長。  〔16番 今村昭治君 登壇〕 ◆今村昭治君 文教福祉常任委員会の審査の経過と結果について、概要をご報告申し上げます。 議案第173号 昭和61年度郡山一般会計補正予算(第10号)中、当委員会に付託されました案件は、当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。なお、審査の過程で次のような質疑がありました。 夜間照明施設建設事業債に関連して、委員より開成山野球場の夜間照明施設は、電気系統の故障など管理面での心配はないかとただしたのに対し、当局より年間を通じ保守点検については業者に委託する予定であり、心配はないものと考えているとの答弁がありました。 また、使用料はどの程度かとただしたのに対し、当局より自家発電方式を採用したので、現在の重油の価格であれば他施設に比べ経費がかからない。しかし、償却資産との関係もあるので、他市の類似施設の使用料等を考慮の上、できるだけ低料金で市民に開放したいとの答弁がありました。 また、委員より市民が利用することを目的とした設備ではあるが、来年度の利用開始に当たりプロ野球の開催など、相当数行事が組まれると期待していた。もう少し積極的に取り組んでもらいたいとの意見がありました。 次に、委員より通学区域審議会費に関連し、通学区域に対する教育委員会の考え方をただしたのに対し、当局より学校は地域住民の心のつながりの場であり、学校を中心に文化圏を構成している。機械的に線引きをして、児童数、生徒数を均一化することは地域に根差した学校をつくるという面から見て、真の教育的措置かどうか疑問を感ずる。今後通学距離、交通事情等を勘案して、過大規模校の規模適正化に努めたいとの答弁がありました。これに対し、委員より市内には過大規模校だけではなく、生徒数が減少して空き教室があるところがある。子供同士による切磋琢磨という教育面及び施設の有効利用から、そのときの情勢を見ながら勇気を持って断行することも重要であるとの意見がありました。 次に、委員より二中敷用地取得に関連し、借地に対する教育委員会の考え方をただしたのに対し、当局より教育施設関係の借地は市内に7万3,000平方メートル余りある。そのうち国有地等は現在の状況では買収は難しい。しかし、公共施設の借地は望しいことではないので、契約更新に際し、今後も買収を前提に地権者と折衝したいとの答弁がありました。 次に、委員より幼稚園就園奨励費補助金の対象人員の減少理由をただしたのに対し、当局より該当者の基準枠を広げたが、それ以上に所得の伸びがあったことと園児の減少が主な理由であるとの答弁がありました。また、委員よりこの補助は園児の父母に交付されるものであるが、その事務を幼稚園を通じて行うため幼稚園では事務の多さに閉口している。交付方法を検討すべきではないかとの意見がありました。 次に、委員より災害救助費寄附金について8・5水害に対する寄附だが、被災者にどのように配分したのかとただしたのに対し、当局より寄附金は予備費から生活必需品、学用品、災害救助費等に充てたものである。このほか、予算に計上されない指定寄附については直接現金として被災者に配分したとの答弁がありました。 次に、議案第183号 昭和61年度郡山市老人福祉センター特別会計補正予算(第1号)中、当委員会に付託された案件及び議案第192号 郡山市教育職員の退隠料等給与条例等の一部を改正する条例は、当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、請願・陳情について申し上げます。まず、陳情第42号 郡山市立喜久田中学校校舎改築については、当局より63年度を目途に改築にかかる計画であるとの説明を受け、採択すべきものと決しました。 次に、請願第27号 地域体育館設置について及び請願第28号 シベリア抑留者の恩給加算改訂に関することについては、さらに慎重に審査することとし、継続審査にすべきものと決しました。 次に、陳情第71号 郡山市立河内小学校夏出分校改築を求めることについてでありますが、まず当局より分校を含めた過小規模校の今後の取り扱いについて、教育委員会として論議した結果について報告がありました。それによると、従来は統廃合を進めてきたが、現実の児童、生徒の学力、体力、協調性等を調査した結果や通学距離、交通事情及び地域住民のコミュニティの場という役割などから、今後は統廃合を進めるよりは各学校の教育条件など、環境の整備を行うべきであるとの結論に達したという報告がありました。これを受けて審査しましたが、夏出分校は学校敷地の面積が狭いこと及び道路幅が狭いこと、また他の分校の問題があるなど、すぐに改築に取りかかれない条件もあることから、さらに継続審査にすべきものと決しました。 次に、請願第31号 中学校事務職員・栄養職員給与費の現行義務教育費国庫負担法からの適用除外に反対する意見書の提出については、その趣旨を認め、採択すべきものと決しました。なお、委員会として事務職員学校栄養職員国庫負担適用除外に反対する意見書を全会一致で提出いたしておりますので、よろしくご賛同くださるようお願い申し上げます。 以上、ご報告を申し上げます。 ○議長(植田英一君) ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植田英一君) 質疑なしと認め、質疑を終結します。 おはかりいたします。各常任委員会に付託の案件については討論を省略し、一括して採決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植田英一君) ご異議なしと認め、採決いたします。 議案第173号 昭和61年度郡山一般会計補正予算(第10号)から、議案第201号 工事請負契約についてまでの29件及び請願・陳情については、各委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植田英一君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第173号 昭和61年度郡山一般会計補正予算(第10号)から、議案第201 号 工事請負契約についてまでの29件及び請願・陳情については、各委員長報告のとおり決しました。      ------------------------ △日程第2 議会案上程付議
    ○議長(植田英一君) 日程に従い、議会案を上程いたします。 議会案第8号 北方領土返還促進を求める意見書から、議会案第12号 葉たばこ生産基盤抜本的強化対策早期確立に関する意見書までの5件を一括議題といたします。 おはかりいたします。ただいまの議会案5件については、提出者の説明、質疑、委員会付託及び討論を省略し、一括して採決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植田英一君) ご異議なしと認め、採決いたします。 議会案第8号 北法領上の返還促進を求める意見書から、議会案第12号 葉たばこ生産基盤抜本的強化対策早期確立に関する意見書までの5件については、原案のとおり決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植田英一君) ご異議なしと認めます。よって議会案5件については原案のとおり可決されました。      ------------------------ △日程第3 請願・陳情の委員会付託 ○議長(植田英一君) 日程に従い、請願・陳情の委員会付託を行います。 先ほどの委員長報告において、継続審査となった旨報告のありました請願・陳情については、それぞれ所管の委員会に付託いたします。 おはかりいたします。ただいま付託いたしました請願・陳情及び特別委員会付託案件については、閉会中の継続審査とすることにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植田英一君) ご異議なしと認め、以上の請願・陳情及び特別委員会付託案件については、閉会中の継続審査とすることに決しました。 それぞれの委員会においては、次期定例会までに結論が得られるようお願いいたします。 この際、とくに玉木正雄君から発言の申し出がありますので、これを許したいと思います。玉木正雄君。  〔30番 玉木正雄君 登壇〕 ◆玉木正雄君 過般発行の報道機関紙「週刊民社」に関し、議会内外に物議を醸し、議会の品位を傷つけ、とりわけ同僚議員諸兄に対し、数々の激怒と憤激の念に触れし段、党の構成員であり、また一市議会議員の立場としてもまことに遺憾であり、深く陳謝の意を表さざるを得ないものと心得るものであります。発行の経緯等関知せざる本意にかかわらず、その責め決して逃がるべくにあらず。こと、地方版といえども、常に品位と権威を保つはこれ公党機関紙の常道であり、真実の報道、論説、主張を中心としたものであるべきは当然であります。 以後はこの理念に徹し、これを堅持すべきものであることをもってみずからを戒め、みずからの反省の上に立ってことに当たるべきことを表明し、陳謝の意とするものであります。 ○議長(植田英一君) 以上で、本定例会の日程は全部終了いたしました。 この際、市長から発言があればこれを許したいと思います。青木市長。  〔市長 青木久君 登壇〕 ◎市長 閉会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。 議員の皆様には去る12月2日、本定例会を開催以来終始熱心にご審議賜り、提出議案のすべてをご賛同賜りましたことに対し、厚くお礼を申し上げます。 審議の過程でいただきましたご提言につきましては、今後の市政執行に十分生かしてまいりたいと考えております。議員の皆様には向寒のみぎりご自愛の上、市政推進のために一層のご活躍をお祈り申し上げましてごあいさつといたします。 ○議長(植田英一君) これをもって本定例会を閉会いたします。  午後零時6分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。      ------------------------ 郡山市議会   議長  植田英一   副議長 古市哲三   議員  本名六郎   議員  原俊雄   議員  渡辺義英...