会津若松市議会 > 2022-06-24 >
06月24日-委員長報告・質疑・討論・採決-06号

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  1. 会津若松市議会 2022-06-24
    06月24日-委員長報告・質疑・討論・採決-06号


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    最終取得日: 2022-11-27
    令和 4年  6月 定例会             会津若松市議会6月定例会会議録    第6日  6月24日(金)                                            〇出席議員(26名) (固有議席) 議 長  28  清  川  雅  史        12  丸  山  さ よ 子 副議長  27  横  山     淳        13  長  郷  潤 一 郎       1  小  畑     匠        14  古  川  雄  一       2  後  藤  守  江        15  中  島  好  路       3  奥  脇  康  夫        16  大  山  享  子       4  髙  橋  義  人        17  斎  藤  基  雄       5  原  田  俊  広        18  松  崎     新       6  髙  梨     浩        20  渡  部     認       7  吉  田  恵  三        21  大  竹  俊  哉       8  村  澤     智        23  目  黒  章 三 郎       9  内  海     基        24  成  田  芳  雄      10  小  倉  孝 太 郎        25  戸  川  稔  朗      11  譲  矢     隆        26  石  田  典  男                                            〇欠席議員なし)                                            〇本日の会議に付した事件  議案第41号乃至同第47号  請願第2号  陳情第2号乃至同第4号                                            〇説明のための出席者       市     長    室   井   照   平       副  市  長    猪   俣   建   二       上 下 水道事業    高   橋   智   之       管  理  者       企 画 政策部長    齋   藤       浩       財 務 部 長    長   嶺   賢   次       総 務 部 長    井   島   慎   一       教  育  長    寺   木   誠   伸       代 表 監査委員    菅   井   隆   雄       選挙管理委員会    渡   部   久   雄       委  員  長                                            〇事務局職員出席者       事 務 局 長    尾   崎   重   治       次     長    長 谷 川   一   晃       主     幹    谷 ヶ 城       保       副  主  幹    中   村   治   郎       主     査    秦       景   子       主     査    佐   藤   康   二       主     査    岩   澤   光   夫               開 会 (午前10時00分) △開会宣言議長清川雅史) ただいまから本市議会6月定例会継続会議を開会いたします。 本日の出席議員は26名でありまして、定足数に達しておりますので、これより直ちに本日の会議を開きます。 △出席要請議長清川雅史) なお、関係者出席につきましては、あらかじめ出席を要請しておきましたので、ご了承願います。 △会議日程議長清川雅史) 次に、本日の会議日程について申し上げます。 日程については、あらかじめ印刷の上、申し上げてあるとおりであります。ご了承願います。 △会議録署名議員の指名 ○議長清川雅史) 次に、本日の会議録署名議員の指名を行います。 署名議員については、会津若松市議会会議規則第88条の規定により、    渡 部   認 議員    斎 藤 基 雄 議員 以上2名の方をご指名申し上げます。 △各委員会審査報告議長清川雅史) これより、日程に従い議事を進めます。 各委員会審査報告に移ります。まず、案件を付議いたします。 議案第41号ないし同第47号、請願第2号及び陳情第2号ないし同第4号、以上の諸案件一括議題とし、これより各委員会審査報告に移ります。 まず、総務委員会審査報告を求めます。 総務委員会委員長小倉孝太郎議員。               〔総務委員会委員長小倉孝太郎議員登壇〕 ◆総務委員会委員長小倉孝太郎議員) 去る16日の本会議において、当委員会付託となりました諸案件審査経過と結果について、ご報告申し上げます。 初めに、議案第42号 会津若松税条例等の一部を改正する条例についてであります。本案については、条例改正の目的、条例改正による税収への影響などについて質疑応答が交わされた経過にありますが、特に異論がないことから、原案のとおり可決すべきものと決せられました。 次に、議案第43号 会津若松地方活力向上地域における固定資産税課税免除及び不均一課税に関する条例の一部を改正する条例についてであります。本案については、改正内容に関する庁内協議などについて質疑応答が交わされた経過にありますが、特に異論がないことから、原案のとおり可決すべきものと決せられました。 最後に、請願第2号 消費税インボイス制度実施中止を求めることについてであります。本請願については、消費税インボイス制度の実施を中止することについて、関係機関に働きかけてほしいという内容でありまして、会津若松市議会基本条例第5条第4項の規定に基づき、請願者出席を依頼し、請願趣旨説明意見陳述を求めたところであります。 本請願については、インボイス制度導入されることによる影響及び課題などを論点とし、委員間討議を行ったものであります。委員間討議においては、中小企業にとって制度変更は大変な労力であると認識しているが、インボイス制度導入後、国において6年間は激変緩和のための経過措置を設けることとなるとの意見インボイス制度導入に当たり、中小企業などが活用できる補助金もあるため、意欲があれば導入できると考えるとの意見税金は公平に的確に徴収、納付するのが原則であり、インボイス制度のような適正な消費税額の明細を記載した書類があってしかるべきとの意見インボイス制度導入により、現在の免税事業者課税事業者になるか免税事業者のままでいるかを選択することとなる、いずれを選択しても課題が多く、現状を維持できるのかという不安があると考えるとの意見など、様々な認識が示されたところであります。 また、本請願については、一部の委員より賛否の意見がありましたので、その理由の概要を申し上げます。まず、反対意見としては、インボイス制度導入による免税事業者への影響を踏まえた対応を考えていかなければならないところではあるが、税金は適正な納税が求められており、インボイス制度のような適正な消費税額を記載する書類により明細をはっきりさせるべきであると考えることから、本請願に反対するというものであります。一方、賛成意見としては、インボイス制度導入されることにより、これまで免税事業者であった多くの事業者影響を受けることとなるが、導入に当たっての課題が多く、さらに周知も不十分であると考えることから、願意の趣旨は当然と考え、本請願に賛成するというものであります。 以上のような賛否の意見がありましたので、本請願は表決に付された結果、賛成少数をもって不採択とすべきものと決せられた次第であります。 以上で、当委員会付託となりました諸案件の全部につきまして、その審査経過と結果についての報告を終わります。 ○議長清川雅史) 次に、文教厚生委員会審査報告を求めます。 文教厚生委員会委員長原田俊広議員。               〔文教厚生委員会委員長原田俊広議員登壇〕 ◆文教厚生委員会委員長原田俊広議員) 去る16日の本会議において、当委員会付託となりました諸案件審査経過と結果について、ご報告申し上げます。 初めに、議案第44号 会津若松市支所及び市民センター設置条例の一部を改正する条例についてであります。本案については、湊市民センター移転検討経過、移転に対する市民意見などについて質疑応答が交わされた経過にありますが、特に異論がないことから、原案のとおり可決すべきものと決せられました。 次に、議案第45号 会津若松国民健康保険税条例の一部を改正する条例についてであります。本案についてまず問われましたのは、国民健康保険税課税限度額引上げによる国民健康保険事業への効果についてであります。これに対し健康福祉部から、課税限度額を引き上げることにより、高所得者層からの増収が見込まれ、低所得者層中間所得者層負担を求めることなく国民健康保険事業の安定的な運営を図ることができるとの答弁がありました。 次に問われましたのは、国民健康保険事業における担税能力に応じた負担考え方についてであります。これに対し健康福祉部から、高齢化の進展により医療給付費が増加している状況において、持続可能な医療保険制度の構築が必要であることから、段階的に課税限度額引上げが行われてきた経過にある。一方で、低所得者層に対する税の軽減措置や未就学児に係る均等割額軽減措置導入新型コロナウイルス感染症影響により収入が減少した方への減免など、担税能力に応じた負担を図っているとの答弁がありました。 以上のような質疑応答が交わされた経過にありますが、本案においては特に異論がないことから、原案のとおり可決すべきものと決せられました。 最後に、陳情第2号 開口式防火水槽修繕等についてであります。本陳情については、開口式防火水槽について蓋を設置することなど4点を求める内容でありまして、会津若松市議会基本条例第5条第4項の規定に基づき、陳情者出席を依頼し、陳情趣旨説明意見陳述を求めたところであります。また、防火水槽維持管理について市の考え方を確認するため、市民部出席を要請し、審査前提として説明を求めた経過にあります。 本陳情については、陳情に係る防火水槽必要性及び維持管理在り方論点とし、委員間討議が行われた経過にあります。委員間討議においては、湊地区は上水道がなく、消火栓を整備できないことや、火災の際に常備消防が到着するまでに一定の時間を要するなど、地域に設置されている防火水槽必要性が高いことから、機能維持のための適切な措置を講じてほしいとの陳情趣旨は理解できるとの意見子供たち防火水槽への転落を防止するため、地域でも有刺鉄線や注意喚起の看板を設置するなどの対策を行っているが、さらなる安全対策のため、転落防止柵を設置してほしいとの陳情趣旨は理解できるとの意見陳情者が求める防火水槽に蓋を設置した場合、泥上げが困難になるなど、かえって防火水槽機能を損なうおそれもあり、修繕の手法については消防団等と十分に協議する必要があるとの意見、本市では民設防火水槽を撤去し、公設の防火水槽を整備した事例もある、当該地区における防火水槽機能設置箇所管理在り方について、市は町内会常備消防消防団等関係機関と協議し、適切な措置を講じる必要があるとの意見防火水槽管理在り方については、本陳情のみならず、市全体に共通する課題であり、市は適切な施策を講じるべきであるとの意見など、様々な認識が示されたところであります。 このような委員間討議を通して、湊地区防火水槽必要性が高い地域であることから、市は町内会常備消防消防団等関係者と十分に協議し、機能維持及び安全対策について適切な措置を講じる必要がある。なお、防火水槽管理在り方については市全体に共通する課題であり、市は適切な施策を講じるべきであるとの委員会としての共通認識に至ったものであります。 以上のような委員間討議を踏まえ、本陳情については願意の趣旨当然と認められることから、採択すべきものと決せられた次第であります。 以上で、当委員会付託となりました諸案件全部につきまして、その審査経過と結果についての報告を終わります。 ○議長清川雅史) 次に、産業経済委員会審査報告を求めます。 産業経済委員会委員長吉田恵三議員。               〔産業経済委員会委員長吉田恵三議員登壇〕 ◆産業経済委員会委員長吉田恵三議員) 去る16日の本会議において、当委員会付託となりました案件審査経過と結果について、ご報告申し上げます。 議案第46号 会津若松農村環境改善施設条例の一部を改正する条例についてであります。本案についてまず問われましたのは、公募によらず基幹集落センター指定管理者候補者選定を行うことの有効性についてであります。これに対し農政部から、公募によらず、地域づくり活動に取り組んできた組織を指定管理者候補者として選定することにより、施設設置目的である農村地域活性化地域が主体となったまちづくりの推進及び施設のさらなる有効活用が図られる点において有効であると認識しているとの答弁がありました。 次に問われましたのは、北会津農村環境改善センター及び河東農村環境改善センターにおける公募によらない指定管理者制度導入可能性についてであります。これに対し農政部から、北会津農村環境改善センターは直営により管理し、河東農村環境改善センター公募による指定管理者により管理しているところである。これらの施設における今後の管理在り方については、公共施設再編プランに基づき、地域の実情や課題を踏まえながら、指定管理者制度導入公募によらない指定管理者候補者選定必要性等について、庁内の関係部局地域住民を含めた議論の中で検討することになるものと認識している。将来的には、地元で地域づくりに取り組む組織に施設管理を担っていただくことが理想であると考えているとの答弁がありました。 次に問われましたのは、応募意向がある団体が応募機会を失う可能性があることへの配慮についてであります。これに対し農政部から、指定管理者指定期間は4年間であるが、指定管理者候補者選定に当たっては、非公募前提とするのではなく、指定管理者候補者選定の都度、公募必要性を判断していく考えであるとの答弁がありました。 以上の論点以外にも、庁内関係部局との協議の経過基幹集落センターが設置された経緯、指定管理者指定に向けたスケジュールなどについて質疑応答が交わされた経過にありますが、本案については特に異論がないことから、原案のとおり可決すべきものと決せられた次第であります。 以上で、当委員会付託となりました案件につきまして、その審査経過と結果についての報告を終わります。 ○議長清川雅史) 次に、建設委員会審査報告を求めます。 建設委員会委員長成田芳雄議員。               〔建設委員会委員長成田芳雄議員登壇〕 ◎建設委員会委員長成田芳雄議員) 去る16日の本会議において、当委員会付託となりました案件審査経過と結果につきまして、ご報告申し上げます。 陳情第3号 湊町大字静潟地内市道補修等について及び同第4号 市道湊3―28号線における視距の改良についての2案件についてでありますが、この2案件については相互に関連することから、一括して審査を進めた経過にあります。 陳情第3号は、市道幹Ⅱ―21号線におけるガードレールの破損箇所を修繕することほか5件について、陳情第4号は市道湊3―28号線における直線部のり面を防草化することほか1件について、その実現を図るため、特段の措置を講じてほしいという内容であります。また、市の事務に関する内容であることから、建設部出席を要請し、審査前提として説明を求めた経過にあります。 これらの陳情については、記の事項の一部は既に市による補修などの対応が行われており、他の陳情箇所についても、市が今年度以降対応していく考えであることが確認できたところであります。このようなことから、陳情第3号及び同第4号につきましては、市の考えについて陳情者説明し、改めて陳情者の意向を確認するなど、さらに慎重に審査を進める必要があることから、議会閉会中の継続審査とすべきものと決せられた次第であります。 以上で、当委員会付託となりました案件の全部につきまして、その審査経過と結果についての報告を終わります。 ○議長清川雅史) 次に、予算決算委員会審査報告を求めます。 予算決算委員会委員長戸川稔朗議員。               〔予算決算委員会委員長戸川稔朗議員登壇〕 ◆予算決算委員会委員長戸川稔朗議員) 去る16日の本会議において、当委員会付託となりました案件審査経過と結果について、ご報告申し上げます。 当委員会では、分科会案件を分担の上、慎重に審査を進めた経過にあります。 議案第41号 令和4年度会津若松一般会計補正予算(第3号)及び同第47号 令和4年度会津若松一般会計補正予算(第4号)の2案件についてでありますが、これら2案件については特に異論なく、いずれも原案のとおり可決すべきものと決せられた次第であります。 また、議案第47号 令和4年度会津若松一般会計補正予算(第4号)については、第3分科会におきまして、プレミアム商品券事業補助金に係る事業費の精査について、要望的意見が取りまとめられたところであります。 以上で、当委員会付託となりました案件の全部につきまして、その審査経過と結果についての報告を終わります。
    △各委員会審査報告に対する質疑議員間討議討論、採決 ○議長清川雅史) 以上で各委員会審査報告が終わりましたので、これより審査報告に対する質疑に入ります。 なお、審査報告に対する質疑は、委員会での審査経過と結果に対する質疑であり、また審査の概要の理解、事実の確認であって、自らの論点をただすものではなく、さらに意見の開陳は討論でなされるべきものでありますので、これらの点に留意し発言願います。 石田典男議員。 ◆石田典男議員 私は、文教厚生委員会委員長報告陳情第2号 開口式防火水槽修繕等について、少しお伺いします。 1点目は、この陳情の箇所を蓋がけをするといった場合の費用はどのぐらいというような概算を審議されたのか。2点目は、共通認識で全市的にもその必要性があるということはおっしゃいましたが、全市的には市所有ではない、町内会とか民間所有防火水槽の把握についてはどのようにしたのか。なおかつ3点目ですが、それを踏まえて全部のところに蓋がけとか、そういう措置をすべきというような結論になったのかどうか。この3つについてお答えいただきたいと思います。 ○議長清川雅史) 原田俊広議員。 ◆文教厚生委員会委員長原田俊広議員) ただいまの質問に対してお答えいたします。 文教厚生委員会で本陳情を議論した際、この陳情の中にある蓋がけ等の改修に一体幾らかかるのかというようなことは、議論はありませんでした。 2つ目民設による防火水槽については、湊地区だけではなくて全市的にどれぐらいあるのかというようなことについては、市危機管理課から資料を取り寄せ、市全体で62か所の民設による防火水槽があるということ、その中で蓋があるのが23か所、そして蓋がないのが39か所あるというようなことについては明らかになりました。 そして、3つ目なのですが、この全部について蓋がけ等の改修をする必要があるのかどうか。これについては、先ほどの報告でも述べましたように、それぞれの地域での必要性等審査、そして同時に関連団体との協議等を進めながら、一つ一つ個別に検討していくべきであると。全部これを一気に改修すべきということにはなってはおりません。 以上です。 ○議長清川雅史) ほかにございますか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長清川雅史) 以上で各委員会審査報告に対する質疑を打ち切りたいと思いますが、ご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長清川雅史) 満場ご異議ないものと認め、審査報告に対する質疑を打ち切ります。 次に、議員間討議に移ります。 過日の予算決算委員会において、予算案件について委員間討議をお諮りしましたが、本日の会議には条例案件請願及び陳情が付議されていることから、これより議案第42号ないし同第46号、請願第2号及び陳情第2号ないし同第4号を対象議員間討議に入ります。 議員間討議をご提案される議員の方は挙手を願います。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長清川雅史) ないようでありますので、以上で議員間討議を打ち切りたいと思いますが、ご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長清川雅史) 満場ご異議ないものと認め、議員間討議を打ち切ります。 討論に入ります。 原田俊広議員。               〔原田俊広議員登壇〕 ◆原田俊広議員 私は、請願第2号 消費税インボイス制度実施中止を求めることについてに賛成の立場で討論をいたします。 来年10月から、インボイス制度と呼ばれる適格請求書保管制度導入されることになっています。この制度は、仕入れ先から受け取ったインボイスがないと仕入れ税額控除ができず、納税額が増えてしまうため、仕入れ先事業者取引先からインボイスの発行を求められますが、消費税を納税しない免税事業者インボイスが発行できない仕組みのため、これまでは免税業者になっていた年間売上げ1,000万円以下の小規模事業者は増税となります。財務省の国会答弁でも、免税業者のうち、個人、法人合わせて161万者が新たに納税業者になり、平均15万4,000円、合計で2,480億円の増税になると試算されていますが、実際には政府が試算の対象にした一般の自営業者だけでなく、340万人から470万人もいると言われているフリーランスの人、運送業者、大工の一人親方、そして農家などもインボイス対象になります。賃金、給与としてではなく、報酬、料金の形で収入を得ていれば、自営業者と同じように消費税課税対象となるからであります。また、総務委員会審査でも請願人説明していましたが、シルバー人材センターの会員もインボイス対象になります。このように、インボイス制度導入は、中小零細企業だけでなく、広い市民層に大きな影響を及ぼすものです。 それでは、インボイス制度導入の何が問題なのか。それは、請願趣旨にも説明してあるように、免税業者インボイスを発行できないため、取引企業はその分の税額控除を受けられないという理由で取引から外され、結果として経営が成り立たなくなる可能性が大きくなるということであります。また、全国のシルバー人材センターは、高齢者就業対策だけでなく、生きがい対策としても貴重な活動を展開していますが、その会員は免税の事業主であり、インボイスを発行することはできませんから、結果としてシルバー人材センター税負担が大きく増加し、運営が成り立たなくなるという声も上がっています。また、総務委員会審査では、この請願に反対する理由として、消費税税金なので、正確な税額を確定し納税するインボイスは必要との意見も出されましたが、令和元年10月1日から軽減税率が適用されたときから区分記載請求書等保存方式に変わったことによって、正確な税額を確定し納税することは既に可能になっており、インボイス制度導入論点はそこではなく、前にも述べたとおり、インボイスを発行できない弱小の免税業者等が税額控除が受けられないという理由で取引から外されるか、もしくは取引から外されたくなかったらインボイスを発行できる納税業者となるかが迫られることであり、多くの市内の免税業者もそのことで究極の選択が迫られていることであります。同時に、業者だけでなく、シルバー人材センター等の公益団体にとっても、運営が成り立つのかどうかの大問題になっています。 以上のような理由から、私は請願第2号 消費税インボイス制度実施中止を求めることについては、願意の趣旨は当然であり、採択されるべきものと考えるものであります。 以上申し上げ、討論を終わります。 ○議長清川雅史) ここで、暫時休憩いたします。               休 憩 (午前10時33分)                                                           再 開 (午前10時36分) ○議長清川雅史) 再開いたします。 長郷潤一郎議員。               〔長郷潤一郎議員登壇〕 ◆長郷潤一郎議員 私は、請願第2号 消費税インボイス制度実施中止を求めることについて、反対の討論を行います。 現在の消費税は、複数の税率制度免税業者制度があることなどから複雑化しており、これに伴う納税の問題も生じているところでございます。消費税は現在10%や8%の複数税率であり、事業者の中には、仕入れと販売でかかる税率に差の出るケースもあります。また、仕入れ税控除の適正実施については、生産、流通などの各取引段階で二重三重に税がかかることのないよう、課税売上げに係る消費税額から課税仕入れ等に係る消費税額を控除し、税が累積しないための仕組みが必要であります。 インボイス制度は、複雑な計算ミスや不正を防止するための請求書等の保存方式であります。納税の履歴を明確化して、それぞれが保存して、適正に納税がなされるための消費税インボイス制度の仕組みは必要なことであり、制度導入はなされるべきものと考えます。一方、小規模事業者やフリーランス等にとっては、納税に係る事務手続の煩雑さや免税事業者の利益または契約に係る不利益が生ずる問題等の課題も残るものの、国の激変緩和のための経過措置インボイス制度導入のための補助金などを活用し、インボイス制度のような税の適正徴収ができる制度導入を進めるべきと考えます。 消費税納税の適正化、納税の見える化は、税制において優先されなければならないと考えております。納税履歴の明細書である適格請求書の保存制度導入は必要であり、この制度実施中止請願に対しては反対するものであります。 以上の理由により、請願第2号 消費税インボイス制度実施中止を求めることについて反対いたします。 以上で討論を終わります。 ○議長清川雅史) 以上で討論を打ち切り、採決に移りたいと思いますが、ご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長清川雅史) 満場ご異議ないものと認め、討論を打ち切り、採決に入ります。 ただいま反対意見のありました案件を分離し、採決いたします。 請願第2号 消費税インボイス制度実施中止を求めることについては、これを採択することに賛成の方の起立を求めます。               〔賛成者起立〕 ○議長清川雅史) 起立少数。よって、請願第2号は不採択と決せられました。 続いて、ただいま採決……               〔「議長、議事進行」と呼ぶ者あり〕 ○議長清川雅史) 石田典男議員、議事進行、何でしょうか。 ◆石田典男議員 その次の案件につきましては一括した採決になるのでしょうが、私は先ほどの質疑の中で確認しましたので、願意そのものは分かるのですけれども、採択はし得ないと思っていますから、分離の採決をお願いしたいと思います。               〔「陳情2号」と呼ぶ者あり〕 ◆石田典男議員 陳情第2号につきまして。失礼しました。 ○議長清川雅史) ただいまの議事進行は、陳情第2号 開口式防火水槽修繕等についてを分離採決を求めるという趣旨でございますね。 ◆石田典男議員 はい。 ○議長清川雅史) ただいま分離採決の申出がありましたので、分離採決の申出のありました案件を分離して採決いたします。 陳情第2号 開口式防火水槽修繕等については、これを原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。               〔賛成者起立〕 ○議長清川雅史) 起立多数。よって、陳情第2号は原案のとおり決せられました。 続いて、ただいま採決いたしました案件を除くその他の諸案件について採決いたします。 ただいま採決いたしました案件を除くその他の諸案件については、各委員会審査報告のとおり決することにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長清川雅史) 満場ご異議ないものと認めます。よって、以上の諸案件は各委員会審査報告のとおり決せられました。 △閉会宣言 ○議長清川雅史) 以上で本日の日程は全部終了いたしましたので、これをもって6月定例会を閉会いたします。               閉 会 (午前10時43分)...