令和 3年 2月 定例会
会津若松市議会2月
定例会会議録 第7日 3月22日(月) 〇
出席議員(28名) (固有議席) 議 長 28 清 川 雅 史 13 丸 山 さ よ 子 副議長 27 樋 川 誠 14 松 崎 新 1 吉 田 恵 三 15 横 山 淳 2 内 海 基 16 長 郷 潤 一 郎 3 小 畑 匠 17 古 川 雄 一 4 後 藤 守 江 18 中 島 好 路 5 奥 脇 康 夫 19 大 竹 俊 哉 6 髙 橋 義 人 20 成 田 眞 一 7 原 田 俊 広 21 斎 藤 基 雄 8 髙 梨 浩 22 目 黒 章 三 郎 9 譲 矢 隆 23 渡 部 認 10 村 澤 智 24 成 田 芳 雄 11 大 山 享 子 25 戸 川 稔 朗 12 小 倉 孝 太 郎 26 石 田 典 男 〇欠席議員(なし) 〇本日の会議に付した事件 議案第2号乃至同第34号 請願第1号 陳情第1号乃至同第3号 追加提出された議案等 決議案第2号 議案第32号 令和3年度
会津若松市
一般会計補正予算(第1号)に対する附帯 決議
意見書案第1号 福島県
最低賃金の引上げと
早期発効について
意見書案第2号
選択的夫婦別姓制度の在り方に関する
国会審議について 〇説明のための出席者 市 長 室 井 照 平 副 市 長 齋 藤 勝 上 下
水道事業 高 橋 智 之 管 理 者 企 画 政策部長 菅 井 隆 雄 財 務 部 長 目 黒 只 法 総 務 部 長 目 黒 要 一 教 育 長 寺 木 誠 伸 代 表
監査委員 渡 部 啓 二
選挙管理委員会 長 尾 精 記 委 員 長
農業委員会会長 永 井 茂 〇
事務局職員出席者 事 務 局 長 原 進 次 長 長 谷 川 一 晃 副 主 幹 谷 ヶ 城 保 副 主 幹 中 村 治 郎 主 査 本 名 渡 主 査 秦 景 子 主 査 佐 藤 康 二 開 会 (午前10時00分)
△開会宣言
○議長(
清川雅史) ただいまから本市議会2月定例会の継続会議を開会いたします。 本日の
出席議員は28名でありまして、定足数に達しておりますので、これより直ちに本日の会議を開きます。
△出席要請
○議長(
清川雅史) なお、関係者の出席につきましては、あらかじめ出席を要請しておきましたので、ご了承願います。
△
会議日程
○議長(
清川雅史) 次に、本日の
会議日程について申し上げます。 日程については、あらかじめ印刷の上、申し上げてあるとおりであります。ご了承願います。
△
会議録署名議員の指名
○議長(
清川雅史) 次に、本日の
会議録署名議員の指名を行います。
署名議員については、
会津若松市議会会議規則第88条の規定により 成 田 眞 一 議員 古 川 雄 一 議員 以上2名の方をご指名申し上げます。
△各
委員会審査報告
○議長(
清川雅史) これより、日程に従い議事を進めます。 各委員会の
審査報告に移ります。まず、案件を付議いたします。 議案第2号ないし同第34号、請願第1号及び陳情第1号ないし同第3号、以上の諸案件を一括議題とし、これより各委員会の
審査報告に移ります。 まず、
総務委員会の
審査報告を求めます。
総務委員会委員長、
小倉孝太郎議員。 〔
総務委員会委員長(
小倉孝太郎議員)登壇〕
◆
総務委員会委員長(
小倉孝太郎議員) 去る5日の本会議において、当委員会に付託となりました諸案件の審査の経過と結果について、ご報告申し上げます。 初めに、議案第22号 職員の分限に関する条例の一部を改正する条例についてであります。本案については、過去の事例や想定される事例、条例の運用方法などについて
質疑応答が交わされた経過にありますが、特に異論がないことから、原案のとおり可決すべきものと決せられました。 次に、陳情第1号
選択的夫婦別姓制度の在り方に関する
国会審議を求めることについてであります。本陳情は、
選択的夫婦別姓制度の在り方に関して、国会において審議することについて、
関係機関に働きかけてほしいという内容でありまして、
会津若松市議会基本条例第5条第4項の規定に基づき、陳情者に出席を依頼し、陳情の
趣旨説明と
意見陳述を求めたところであります。 また、本陳情については、
選択的夫婦別姓制度に対する賛否の意見における論拠などを論点とし、
委員間討議を行ったものであります。
委員間討議においては、
選択的夫婦別姓制度を認めた場合、日本の家族制度や伝統が消失されるという意見があるが、それに対する明確な根拠がない。
地方議会になじむのかとの意見もあるが、身近な問題として
地方議会でも審議されることが適当である。選択制であり、希望する方が別姓を選択するため、多様性が尊重されるという点において反対する理由がないとの共通認識に至ったところであります。 以上のような
委員間討議がありましたが、本陳情については願意の趣旨当然と認められることから、採択すべきものと決せられました。 最後に、陳情第2号 新庁舎における
LPガス導入の検討についてであります。本陳情については、
災害優位性があり、災害時の供給体制も整い、かつ経済性にも優れる
LPガスについて、新庁舎への導入の検討をするよう、特段の措置を講じてほしいという内容でありまして、陳情者に出席を依頼し、陳情の
趣旨説明と
意見陳述を求めたところであります。 また、本陳情については、特定の施設に係る特定の団体からの陳情であることなどを論点とし、
委員間討議を行ったものであります。
委員間討議においては、本陳情は特定の施設に対する特定の団体からの陳情であり、陳情は尊重されるべきものであるが、議会は公正、公平な立場から、個別具体的な利益につながらないよう、慎重に審議する必要があるとの意見、新庁舎に災害本部が設置されるという視点から考えれば、
災害優位性がある
LPガスの導入について陳情するのは自然なことではあるが、様々な観点から検討する必要があるとの意見、令和2年2月定例会における同団体からの陳情に今回の内容も包含されており、同様の意見を採択する場合はさらなる審議が必要であるとの意見など、種々議論が交わされた経過にありますが、願意の趣旨は理解できるものの、慎重に調査、検討をする必要があるとの共通認識に至ったところであります。 以上のような
委員間討議を踏まえ、本陳情につきましては、さらに慎重に審査を進める必要があることから、議会閉会中の継続審査とすべきものと決せられた次第であります。 以上で当委員会に付託となりました諸案件の全部につきまして、その審査の経過と結果についての報告を終わります。
○議長(
清川雅史) 次に、
文教厚生委員会の
審査報告を求めます。
文教厚生委員会委員長、
古川雄一議員。 〔
文教厚生委員会委員長(
古川雄一議員)登壇〕
◆
文教厚生委員会委員長(
古川雄一議員) 去る5日の本会議において、当委員会に付託となりました案件の審査の経過と結果について、ご報告を申し上げます。 初めに、議案第23号
会津若松市
コミュニティセンター条例の一部を改正する条例についてであります。本案についてまず問われましたのは、
行仁コミュニティセンターの部屋の名称を変更する理由についてであります。これに対し市民部から、
行仁コミュニティセンターにおいて実施していた
行仁こどもクラブが
行仁小学校内へ移設されることに伴い、部屋の名称を変更するものである。名称の変更に当たっては、
指定管理者である
行仁コミュニティセンター管理運営委員会の意見を聴取するとともに、他
コミュニティセンターの部屋の名称との整合性を考慮したとの答弁がありました。 次に問われましたのは、今後の
行仁コミュニティセンターの運営の方針についてであります。これに対し市民部から、
行仁コミュニティセンターは
地域住民の活動の場として、より多くの方が利用していただけるよう取り組んできたところである。今後も地域の方と協議しながら、利用拡大に向け取り組んでいくとの答弁がありました。 このほかにも、土地及び建物の管理体制などについて
質疑応答が交わされた経過にありますが、本案については特に異論がないことから、原案のとおり可決すべきものと決せられました。 次に、議案第24号
会津若松市
敬老祝金条例についてであります。本案についてまず問われましたのは、
条例改正の背景についてであります。これに対し
健康福祉部から、これまで
地域包括ケアシステムの構築を進める中で取り組んできた地域活動の活性化をさらに推進するために、
敬老祝金事業を含めた
高齢者福祉施策の見直しを行うものであるとの答弁がありました。 次に問われましたのは、条例第1条に規定する
敬老祝金の目的について、長寿を祝うことから福祉の増進を図ることに改正する理由についてであります。これに対し
健康福祉部から、
敬老祝金について、これまで長寿を祝うことを目的としていたが、社会全体の福祉の増進に取り組む中、その施策の一つとして
敬老祝金事業を位置づける考えに基づくものであるとの答弁がありました。 次に問われましたのは、
敬老祝金の支給年齢を88歳に設定した理由についてであります。これに対し
健康福祉部から、長寿の祝いの中でも一般的である米寿の年齢と、国の統計において要
介護認定率が85歳までに60%になるというデータを踏まえて、高齢者が元気でいていただく目標年齢としての考えから、88歳に設定したものであるとの答弁がありました。 次に問われましたのは、6か月以上本市の
住民基本台帳に記録されていることを
受給要件とする理由についてであります。これに対し
健康福祉部から、祝金の金額を増額すること、また他市町村との重複受給を防ぐため、
受給要件を設定したとの答弁がありました。 次に問われましたのは、
敬老祝金を1万円に設定した理由についてであります。これに対し
健康福祉部から、毎年支給から
節目支給へ変更することに伴い、一定程度の増額を図る必要があること、継続して実施できる金額であること、さらに他自治体の事例を勘案し、1万円に設定したものであるとの答弁がありました。 次に問われましたのは、
敬老祝金を受給するために、申請を必要とする理由についてであります。これに対し
健康福祉部から、令和2年度の
敬老祝金贈呈に際して、
新型コロナウイルス感染症対策のため、
口座振り込みにより実施したところ、贈呈率が例年より向上した。
口座振り込みのニーズが高いことが把握できたため、
敬老祝金の支給は
口座振り込みにより行うこととし、口座を確認するため申請を求めることとしたものであるとの答弁がありました。 以上の論点以外にも、
高齢者福祉施策の見直しの考え方などについて
質疑応答が交わされた経過にありますが、本案については一部委員から反対の意見がありましたので、その理由の概要を申し上げます。 その意見としては、本案は81歳以上の
高齢者全員に対して毎年
敬老祝金として5,000円を支給していたものを、88歳になる高齢者に対してのみ1万円を支給するようにするものである。
敬老祝金事業の見直しにより新たな事業として取り組まれる
つながりづくりポイント事業には積極的な意義もあるが、高齢者が年1回の祝金を楽しみにしている心情を考えると同意することはできず、また
節目支給の年齢を88歳とする理由も明確ではない。以上の理由から、本案に反対するというものであります。 以上のような反対の意見がありましたので、本案は表決に付された結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決せられました。 次に、議案第25号
会津若松市
介護保険条例の一部を改正する条例についてであります。本案についてまず問われましたのは、
介護保険料改定の考え方についてであります。これに対し
健康福祉部から、
介護保険料の上昇をできる限り抑制しつつ、
介護保険を安定して運営していくという考え方の下、要介護・要
支援認定者の増加や
施設整備等に伴う
介護サービス利用者の増加などの
介護保険料増額要素と、
介護給付費準備基金の活用や
介護予防の推進による
介護給付費の抑制などの
介護保険料抑制要素を踏まえ、
介護保険料を改定するものであるとの答弁がありました。 次に問われましたのは、
介護保険料抑制における
介護給付費準備基金活用の考え方についてであります。これに対し
健康福祉部から、
介護保険事業計画期間の3年間において収支均衡を図るため、また
介護保険料の上昇をできる限り抑制するために
介護給付費準備基金を活用する考えである。特に
地域支援事業が国の上限額を超えた場合の財源を確保しておく必要があることから、約2億円を残した上で運用していく考えであるとの答弁がありました。 次に問われましたのは、
介護保険料の段階の考え方についてであります。これに対し
健康福祉部から、
介護保険料の段階について、国の標準である9段階に対し、本市は10段階としている。段階設定の見直しと影響額について検討を行った上で、これまで同様10段階としたものであるとの答弁がありました。 以上の主要な論点以外にも、今後の
介護給付費の見込み、
介護給付費抑制の取組、
介護保険料の減免の考え方などについて
質疑応答が交わされた経過にありますが、本案については一部委員から反対の意見がありましたので、その理由の概要を申し上げます。 その意見としては、本案は
介護保険料の基準額を月額で550円、年額で6,600円引き上げようとするものである。今でも
介護保険料を支払うことが大変な市民が少なくない中、このような
介護保険料の引上げは市民の経済的困難を増すことになる。また、第8期
介護保険事業計画の初年度に当たり、高齢者が増加し、施設や
サービスが増える中、事業費が増加することは理解するが、負担感が大きい低所得者の負担を抑えるために、
介護保険法の範囲内において市独自でも可能な
介護保険料の段階構成の改善や
地域支援事業交付金の上限額との関係による
介護給付費準備基金繰入金の活用の考え方の見直しが必要であると考える。以上の理由から本案に反対するというものであります。 以上のような反対の意見がありましたので、本案は表決に付された結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決せられました。 次に、議案第26号
会津若松市
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例、議案第27号
会津若松市
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例、議案第28号
会津若松市
指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに
指定地域密着型介護予防サービスに係る
介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例、議案第29号
会津若松市
指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに
指定介護予防支援等に係る
介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の4案件についてでありますが、これら4案件については相互に関連することから、一括して審査を進めた経過にあります。 これら4案件についてまず問われましたのは、
条例改正の目的についてであります。これに対し
健康福祉部から、団塊の世代が75歳以上となる2025年を見据えた
地域包括ケアの推進、感染症や災害への
対応力強化、
介護保険サービスを安全、安心に利用できる体制の整備を目的として条例を改正するものであるとの答弁がありました。 次に問われましたのは、
ケアプラン作成事業所の点検、検証の仕組みが導入される理由についてであります。これに対し
健康福祉部から、全国的な問題として過大な
介護保険サービスの提供が行われている事例があるため、
ケアプラン作成事業所の点検、検証の仕組みを国が従うべき基準として設けたものであるとの答弁がありました。 以上の主要な論点以外にも、
人員基準緩和の影響、災害への
対応力超過における
地域住民との連携の取組などについて
質疑応答が交わされた経過にありますが、これら4案件については特に異論がないことから、原案のとおり可決すべきものと決せられました。 最後に、議案第30号
会津若松市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例についてであります。本案については、
条例改正による
国民健康保険特別会計の歳入への影響及び被保険者の税負担への影響について
質疑応答が交わされた経過にありますが、特に異論がないことから、原案のとおり可決すべきものと決せられた次第であります。 以上で当委員会に付託となりました案件の全部につきまして、その審査の経過と結果についての報告を終わります。
○議長(
清川雅史) 次に、
産業経済委員会の
審査報告を求めます。
産業経済委員会委員長、中島好路議員。 〔
産業経済委員会委員長(中島好路議員)登壇〕
◆
産業経済委員会委員長(中島好路議員) 去る5日の本会議において、当委員会に付託となりました諸案件の審査の経過と結果について、ご報告申し上げます。 初めに、請願第1号 福島県
最低賃金の引上げと
早期発効についてであります。本請願は、福島県の
最低賃金について、政府の早期に
全国加重平均が1,000円になることを目指すとの決定に沿って、相応の引上げを行うことなど4点の実現を図るため、
関係機関に働きかけてほしいという内容でありますが、本請願については願意の趣旨当然と認められることから、採択すべきものと決せられました。 最後に、陳情第3号 新
工業団地造成についてであります。本陳情は、市議会として一刻も早い新工業団地の造成に向けた議論を深め、市へ求めてほしいという内容でありまして、
会津若松市議会基本条例第5条第4項の規定に基づき、陳情者に出席を依頼し、陳情の
趣旨説明と
意見陳述を求めたところであります。また、市の事務に関する内容でありますことから、
観光商工部に出席を要請し、審査の前提として説明を求めた経過にあります。以上のような審査を踏まえ、本陳情については願意の趣旨当然と認められることから、採択すべきものと決せられた次第であります。 以上で当委員会に付託となりました諸案件の全部につきまして、その審査の経過と結果についての報告を終わります。
○議長(
清川雅史) 次に、
建設委員会の
審査報告を求めます。
建設委員会委員長、
成田芳雄議員。 〔
建設委員会委員長(
成田芳雄議員)登壇〕
◆
建設委員会委員長(
成田芳雄議員) 去る5日の本会議において、当委員会に付託されました案件の審査の経過と結果につきまして、ご報告申し上げます。 議案第31号
会津若松市
手数料条例の一部を改正する条例についてであります。本案について問われましたのは、今回の条例の改正を
環境施策の推進に寄与するものと捉えた上での庁内における協議状況についてであります。これに対し建設部から、条例の
改正案そのものについては庁内において様々な協議を行ってきた。他方、この条例の改正案を
環境施策の推進という視点で捉えて、
環境施策を担当する市民部など、他の部局との協議は行わなかった。
改正内容の周知の際などには、そういった視点に基づき関係部局と検討していきたいとの答弁がありました。 以上の論点以外にも、
建築物エネルギー消費性能適合性判定審査が義務づけられる建築物の概要と申請件数の見込み、
住宅用建築物における取扱い、市民への
改正内容の周知方法、本市において
建築物エネルギー消費性能適合性判定審査を実施する民間機関の有無、
申請手数料を徴収することの妥当性などについて
質疑応答が交わされた経過にありますが、本案については条例案の
庁内検討の在り方を論点として、
委員間討議を実施したところであります。
委員間討議においては、この
条例改正の契機となった国の法律改正の趣旨は、脱炭素化、低炭素化をはじめとする
環境施策の推進であり、その視点を踏まえて庁内で検討すべきであるとの意見、建設部でも工事の施工の際に二酸化炭素を減らす取組としている。今回の
条例改正の周知に併せて、市としての
環境施策に対する考え方を市民などにアピールすべきであるとの意見、条例案は様々な視点で検討、協議しなければならない。副部長会議などによる組織間の連携をさらに強める必要があるとの意見など、条例案の
庁内検討の在り方について様々な認識を示されたところであります。 以上のような
委員間討議が交わされた経過にありますが、本案については特に異論がないことから、原案のとおり可決すべきものと決せられた次第であります。 以上で当委員会に付託となりました案件につきまして、その審査の経過と結果についての報告を終わります。
○議長(
清川雅史) 次に、
予算決算委員会の
審査報告を求めます。
予算決算委員会委員長、
戸川稔朗議員。 〔
予算決算委員会委員長(
戸川稔朗議員)登壇〕
◆
予算決算委員会委員長(
戸川稔朗議員) 去る5日の本会議において、当委員会に付託となりました案件の審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 当委員会では、分科会に案件を分担の上、慎重に審査を進めた経過にあります。 初めに、議案第2号 令和3年度
会津若松市
一般会計予算についてであります。本案については、一部委員より反対の意見がありましたので、その理由の概要を申し上げます。 その意見としては、第1に、
住民基本台帳ネットワークシステム事業費等には、いわゆる
マイナンバー制度に関する事業費が含まれている。
マイナンバー制度は、
個人情報漏えいの危惧が大きく、本年からは
健康保険証としての機能を持たせるなど、医療、福祉への活用が図られるものであり、個人情報がさらに危険にさらされる問題が多い制度である。 第2に、自衛官募集事務費については、自衛隊への名簿提供が適法に行われているとされているが、法の規定は義務ではなく、県内市町村には従来どおりの台帳の閲覧にとどめているところも少なくない。また、憲法の基本的人権の考え方による自己情報コントロール権に基づき、自分の情報を自衛隊に渡してほしくない市民が市に申し出たとしても、情報を削除できないという現在の市の考え方は間違っていると考える。 第3に、
敬老祝金事業については、祝金が大幅に削減され、満81歳以上の
高齢者全員に対して毎年5,000円支給していたものを、満88歳になる高齢者に対して1回だけ1万円支給するという見直しがなされる。この見直しにより新たな事業として取り組まれる
つながりづくりポイント事業には積極的な意義もあるが、年1回の祝金の支給を楽しみにしている高齢者の心情を考えると同意することはできない。 第4に、小学校費及び中学校費には、本年4月から新設される義務教育学校河東学園に関する予算が含まれている。令和2年9月定例会でも議論したが、義務教育学校の優位性については一定の理解はするものの、法整備の段階で議論されたデメリットに対する認識が弱く、執行機関の対応も走りながら検討していくとの説明であり、議論も対策も不十分なままのスタートとなっている。また、
地域住民への丁寧な説明と合意づくりも不十分なままである。 以上の4つの理由から、本案に反対するというものであります。 以上のような反対の意見がありましたので、本案は表決に付された結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決せられました。 なお、本案については第1分科会におきまして市有財産の総括的な管理について要望的意見が取りまとめられたところであります。 次に、議案第3号 令和3年度
会津若松市
水道事業会計予算、同第4号 令和3年度
会津若松市簡易
水道事業会計予算、同第5号 令和3年度
会津若松市下
水道事業会計予算、同第6号 令和3年度
会津若松市
国民健康保険特別会計予算、同第7号 令和3年度
会津若松市観光施設事業特別会計予算、同第8号 令和3年度
会津若松市地方卸売市場事業特別会計予算及び同第9号 令和3年度
会津若松市扇町土地区画整理事業特別会計予算の7案件についてでありますが、これら7案件については特に異論なく、いずれも原案のとおり可決すべきものと決せられました。 なお、議案第4号 令和3年度
会津若松市簡易
水道事業会計予算については第4分科会におきまして湊地区における水道施設に関する全庁的な取組について要望的意見が取りまとめられたところであります。 次に、議案第10号 令和3年度
会津若松市
介護保険特別会計予算についてであります。本案については、一部委員より反対の意見がありましたので、その理由の概要を申し上げます。 その意見としては、本予算は本市の
介護保険料の基準額を月額で550円、年額で6,600円引き上げるとした議案第25号
会津若松市
介護保険条例の一部を改正する条例を反映したものであり、今でも
介護保険料を支払うことが大変な市民が少なくない中、このような
介護保険料の引上げは市民の経済的困難を増すことになることから、本案に反対するというものであります。 以上のような反対の意見がありましたので、本案は表決に付された結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決せられました。 最後に、議案第11号 令和3年度
会津若松市三本松地区宅地整備事業特別会計予算、同第12号 令和3年度
会津若松市後期高齢者医療特別会計予算、同第13号 令和2年度
会津若松市
一般会計補正予算(第10号)、同第14号 令和2年度
会津若松市
水道事業会計補正予算(第4号)、同第15号 令和2年度
会津若松市簡易
水道事業会計補正予算(第1号)、同第16号 令和2年度
会津若松市下
水道事業会計補正予算(第3号)、同第17号 令和2年度
会津若松市
国民健康保険特別会計補正予算(第4号)、同第18号 令和2年度
会津若松市観光施設事業特別会計補正予算(第4号)、同第19号 令和2年度
会津若松市扇町土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)、同第20号 令和2年度
会津若松市
介護保険特別会計補正予算(第3号)、同第21号 令和2年度
会津若松市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)、同第32号 令和3年度
会津若松市
一般会計補正予算(第1号)、同第33号 令和3年度
会津若松市地方卸売市場事業特別会計補正予算(第1号)及び同第34号 令和2年度
会津若松市
一般会計補正予算(第11号)の14案件についてでありますが、これら14案件については特に異論なく、原案のとおり可決すべきものと決せられた次第であります。 以上で当委員会に付託となりました案件の全部につきまして、その審査の経過と結果についての報告を終わります。
△各
委員会審査報告に対する質疑、議員間討議、討論、採決
○議長(
清川雅史) 以上で各委員会の
審査報告が終わりましたので、これより
審査報告に対する質疑に入ります。 なお、
審査報告に対する質疑は、委員会での審査の経過と結果に対する質疑であり、また審査の概要の理解、事実の確認であって、自らの論点をただすものではなく、さらに意見の開陳は討論でなさるべきものでありますので、これらの点に留意し、ご発言願います。 石田典男議員。
◆石田典男議員 私は、議案第24号
会津若松市
敬老祝金条例について、文教厚生委員長に質疑をさせていただきます。 委員長報告の中で、ほかの自治体を勘案してという一言がありました。ほかの自治体というのは、喜多方市をはじめとする会津地方の
会津若松市を除く16市町村のほかの自治体を勘案されたのか、それともそれ以外なのか、そこだけ教えていただきたい。
○議長(
清川雅史)
古川雄一議員。
◆
文教厚生委員会委員長(
古川雄一議員) 県内13市の状況の説明でありました。
○議長(
清川雅史) 石田典男議員。
◆石田典男議員 すみません、確認ですが、そうしますと会津地方の16市町村に関しては確認はしていないということでよろしいですね。
○議長(
清川雅史)
古川雄一議員。
◆
文教厚生委員会委員長(
古川雄一議員) そのとおりであります。
○議長(
清川雅史) 以上で各委員会の
審査報告に対する質疑を打ち切りたいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清川雅史) 満場ご異議ないものと認め、
審査報告に対する質疑を打ち切ります。 次に、議員間討議に移ります。 過日の
予算決算委員会において、予算案件について
委員間討議をお諮りいたしましたが、本日の会議には、条例案件、請願及び陳情が付議されていることから、これより議案第22号ないし同第31号、請願第1号及び陳情第1号ないし同第3号を対象に議員間討議に入ります。 まず、議員間討議の方法についてであります。議員間討議の方法については、「論点をもって議員間討議を提案する者に対して、議論しようとする者が1名以上ある場合に実施する」ものと申合せが行われております。議員間討議をご提案する方は、議案名及び議員間討議を必要とする論点、理由等についてご説明願います。 なお、議員間討議は、議員相互の自由な討議を中心とし、論点を整理し、争点を明らかにし、適切な説明責任、議決責任を果たそうとするものでありますので、その趣旨についてご留意願います。 議員間討議をご提案される議員の方は挙手を願います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清川雅史) ないようでありますので、以上で議員間討議を打ち切りたいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清川雅史) 満場ご異議ないと認め、議員間討議を打ち切ります。 討論に入ります。 原田俊広議員。 〔原田俊広議員登壇〕
◆原田俊広議員 私は、議案第2号 令和3年度
会津若松市
一般会計予算、議案第10号 令和3年度
会津若松市
介護保険特別会計予算、議案第24号
会津若松市
敬老祝金条例、議案第25号
会津若松市
介護保険条例の一部を改正する条例、以上の4つの議案に反対の立場で討論をいたします。 条例案件から先に反対理由を述べさせていただきます。まず、議案第24号
会津若松市
敬老祝金条例についてですが、この条例は本市に住む81歳以上の
高齢者全員に対して毎年5,000円の
敬老祝金を給付していたものを、敬老事業の見直しの中で88歳になる高齢者に対してだけ1万円を給付しようとするものであります。なぜ88歳だけの支給にするのかについて委員会での質疑で当局は、敬老事業を見直す中で
つながりづくりポイント事業に取り組むためとの説明でありました。確かに
つながりづくりポイント事業には、高齢者自身の社会参加を促しながら、みんなで支えていこうという積極的な意義もありますが、そもそも本市の高齢者事業の見直しの基本的な考え方には、自助、共助、公助、そして互助と言いながら、結局は自助を促し、公助を弱めるという姿勢がうかがわれ、今回の改定もその考え方に基づいた判断の結果であると考えます。そして、結局この改定は、年に1回の市からのプレゼントを楽しみにしている高齢者の期待も裏切るものと考えます。本条例が採決されれば、今年4月以降89歳になる方はもう市からの
敬老祝金は一回ももらえなくなります。条例を改定するに当たって、初年度だけは89歳以上の方に
敬老祝金を支給するようにするなどの経過措置も必要であったと考えます。 以上の理由から、議案第24号
会津若松市
敬老祝金条例には賛成できません。 次に、議案第25号
会津若松市
介護保険条例の一部を改正する条例についてですが、この条例は本市の
介護保険料基準額を月額で550円、年額で6,600円引き上げようとするものです。反対の理由は、例えば第1号被保険者保険料の普通徴収現年度分の徴収率が予算で87%しか見込めないなど、今でも保険料を納めるのが大変な市民が少なくないのに、このような引上げは市民の経済的困難を増すだけでなく、払えず滞納になることで介護
サービスの取上げに通じることにもなりかねないからであり、また第8期
介護保険事業計画の初年度に当たり、高齢者が増え、施設や
サービスが増える中で、事業費そのものが増えることは分かりますが、とりわけ負担感が大きい低所得者の方々の負担を抑えるために
介護保険法の範囲内で本市独自でも可能な
介護保険料の段階構成の改善なども必要ではなかったかと考えるからであります。 よって、議案第25号
会津若松市
介護保険条例の一部を改正する条例には賛成できません。 次に、議案第2号 令和3年度
会津若松市
一般会計予算についてですが、本予算は最も基本的な歳入である市税が本年度予算比で6億6,400万円もマイナスになっていますが、それはコロナ禍で市民の暮らしと営業、地元経済の状況がそれだけ深刻になっていることの反映と考えます。そのような市民の状態悪化の中で、暮らしと営業、福祉と教育をしっかりと支え、充実してほしいという市民の願いはいつにも増して切実であり、本予算もそのような市民の期待と信頼に応えるものでなければなりません。 以上のような観点で本予算を見ると、第3款民生費での産後ヘルパー派遣、母子保健コーディネーター配置、第7款商工費での温泉地域魅力向上推進事業、第9款消防費での災害時電話発信
サービス、第10款教育費での就学援助新入学児童生徒学用品費等の支給の前倒しなど、市民の願いを反映した新規拡充事業もあり、その点では評価しますが、一方でどうしても賛同できない点が4つあります。 1つは、
住民基本台帳ネットワークシステム事業費等で個人番号制、いわゆるマイナンバーに係る事業が含まれていることであります。
マイナンバー制度については、これまで繰り返し述べてきたとおり、憲法の基本的人権の尊重の立場に反する国民総監視システムであり、
個人情報漏えいに対する市民の疑念や不安も依然として払拭されているとは言えない問題が多い制度です。また、本年からは
健康保険証としての機能を持たせ、医療、福祉に機能が広がり、今後は運転免許証との兼用、金融口座等へのひもづけも含め、広く利用できるようにすることで個人情報がさらに危険にさらされることになり、このようなマイナンバーカードの普及拡大は問題があると考えます。 2つに、自衛隊自衛官募集事務費の中で、自衛隊に対して本市の自衛官適齢者の名簿が提出されていることです。この行為は、自衛隊法第97条、同施行令第120条の規定により適法に行われているとしていますが、法の規定では義務ではありません。実際に県内市町村の中で従来どおりの自衛隊による閲覧にとどめているところも少なくありません。また、自分や家族の個人情報が市によって自衛隊に渡されていることが多くの市民が知らないまま行われている状態になっていることも問題だと考えます。加えて、自己情報コントロール権の見地で考えても、自分の情報を自衛隊に渡してほしくないという市民が自分の情報を名簿から削除し、自衛隊に教えないでほしいと市に申し出たとしても、現行の本市の制度では削除できないということも間違っていると思います。 3つ目に、敬老事業費の
敬老祝金制度が大きく改悪され、事業費が大幅に削減されていることです。このことについては、議案第24号
会津若松市
敬老祝金条例の反対理由で述べたとおりであります。 そして4つ目には、この4月から河東学園小学校と河東学園中学校がなくなり、小学校でも中学校でもない新しい義務教育学校として生まれ変わることになっていますが、昨年の9月定例会で
会津若松市立小学校及び中学校設置条例の一部を改正する条例で反対した、1つに義務教育学校の優位性については理解するものの、議論にもなっているデメリットについての認識も弱く、この対策も不十分のまま見切り発車的なスタートになっているということ、2つ目に
地域住民への丁寧な説明と十分な相談と合意づくりも不十分であることが基本的には現時点でも変わっていないと考えるため、賛成できないものであります。 以上のような理由で令和3年度
会津若松市
一般会計予算には賛成できません。 最後に、議案第10号 令和3年度
会津若松市
介護保険特別会計予算についてですが、反対の理由は、本予算は議案第25号
会津若松市
介護保険条例の一部を改正する条例の
介護保険料の基準額が年額で6,600円引き上げられることを反映した予算であるからで、その理由は同条例についての討論で述べたとおりであります。 以上で討論を終わります。
○議長(
清川雅史)
成田芳雄議員。 〔
成田芳雄議員登壇〕
◆
成田芳雄議員 私は、議案第2号 令和3年度
会津若松市
一般会計予算に小・中学校給食運搬業務委託料9,290万8,000円計上されており、反対の立場から討論します。 私は、平成24年6月定例会からこの事業に反対してきました。その理由は、平成24年6月定例会において、これまで3年間の継続を前提とした学校給食運搬業務委託業務の単年度委託契約を5年間の継続を前提とした随意契約への変更です。これは、市が業者が購入する1台約750万円の給食運搬用トラック11台分、約8,250万円を車両の耐用年数5年間で回収してもらうため、車両損耗料とともに車両代の10%を一般販売管理費として予算計上し、業者が全ての面で得するように優遇し、給食運搬業務を推進する制度にしたのです。いわゆる官民談合です。そのため、私はこのような契約は委託業者は固定化され、公正、公平、競争性は失われ、委託料はますます高くなるとして反対し、指摘してきました。その結果、競争入札はこれまで不調を含め9回執行しましたが、参加者は平成24年度に随意契約で受託した1業者だけです。その業者は、現に運搬車両を所有しているため、車両代をゼロ円と応札しても事業収益は確保できるため、応札希望業者に対抗できるのです。委託料は、毎年200万円から300万円増加しています。さらに、現在、給食用トラックの必要台数は14台ですが、当局が支払った車両台数は25台分です。すなわち13台分は、受託者の不労収入です。私が指摘してきたとおりになりました。 また、この事業において副作用も生じました。さきの12月定例会では、担当職員は参考見積りを現受託業者含み、2社の業者に依頼した際、一部業者には口頭で、別な業者には書面による一部口頭で仕様を伝えたため、昨年11月19日の入札は予定価格を上回り不調となり、予算不足が生じ、373万1,000円増額する債務負担行為の補正があったのです。これは、平成24年度から続く公正、公平、競争性を欠く入札制度から発生した要因と思われ、今後も発生する可能性があります。市はこのような入札を延々と行い、市民の税金を垂れ流しているのです。 参考に、平成24年度から令和3年度まで10年間の小・中学校給食運搬業務委託料は、予算ベースで市営直営分を除き約7億2,378万円です。 よって、議案第2号 令和3年度
会津若松市
一般会計予算の反対討論といたします。
○議長(
清川雅史) 丸山さよ子議員。 〔丸山さよ子議員登壇〕
◆丸山さよ子議員 私は、議案第24号
会津若松市
敬老祝金条例に反対の立場で討論いたします。 この条例は、将来に持続可能な
高齢者福祉施策の構築を図るため、敬老事業の見直しを行うことから、
敬老祝金について支給対象者、支給方法、支給額等を改正するものです。市は敬老事業の見直しについて、高齢者を敬愛する精神を事業の基本としながら、年齢による画一化を見直し、お互いに長寿を喜びながら、年齢を重ねても積極的に地域活動に参加し、自らの生きがいや健康づくりにつながるような事業への転換を図るとしています。具体的には、現在一部の地区で行われている地区敬老会を、より身近な地域において長寿を祝う場として地区開催を重点化していく。毎年81歳以上の方に5,000円を贈っていた
敬老祝金を88歳の節目に1万円支給とする。毎年75歳以上に贈っていた敬老記念品をやめる。そして、
つながりづくりポイント事業を新しく始めるというものです。私は、81歳以上の皆さんに贈られていた
敬老祝金が変更になることは残念に思いますが、一部の地域で行われている敬老会がさらに多くの地域で開催され充実していくのであれば、長寿をお祝いする形として、より望ましいのではないかと期待しています。それは現在、町内会や中学校区など様々な規模で行われている敬老会では参加率も高く、子供たちや多世代が一緒に会を盛り上げている地域もあり、招待者も年に1度のミニ同級会のようだと楽しみにしている声を伺っていることが理由です。しかし、委員会質疑では、新型コロナウイルス感染症の影響で敬老会の開催は不透明であり、どのように充実させていくのか、具体策は示されませんでした。 私の反対する理由は、1、より身近な地域で長寿を祝う地区開催の重点化の具体策が不十分なこと。2、新型コロナウイルス感染症の影響で敬老会の開催が不透明であり、長寿を祝う場が減少している今、さらに
敬老祝金の対象者を縮小するなどの改正を行うことは時期として適切ではないと考えること。3、
つながりづくりポイント事業は、全世代の方々が地域活動に参加し、支え合う仕組みとして敬老事業の枠を超え、地域福祉や地域づくりと連動し事業が行われることになる。
健康福祉部の所管だけで事業が進められるのではなく、各所管部を横断したものとなることが想定されるため、財源は敬老事業だけではなく、例えば町内会交付金や様々なまちづくりの事業費などを含め財源を再考、再編し進めていくことが望ましいのではないでしょうか。 よって、敬老事業の一部を変えただけの事業と財源で進めることになる見直しでは不十分と考えます。 以上の理由により反対し、討論を終わります。
○議長(
清川雅史) 以上で討論を打ち切り、採決に移りたいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清川雅史) 満場ご異議ないものと認め、討論を打ち切り、採決に入ります。 ただいま反対意見のありました案件を分離し、採決いたします。 議案第2号 令和3年度
会津若松市
一般会計予算については、これを原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
清川雅史) 起立多数。よって、議案第2号は原案のとおり決せられました。 次に、議案第10号 令和3年度
会津若松市
介護保険特別会計予算及び同第25号
会津若松市
介護保険条例の一部を改正する条例については、これを原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
清川雅史) 起立多数。よって、議案第10号及び同第25号は原案のとおり決せられました。 次に、議案第24号
会津若松市
敬老祝金条例については、これを原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
清川雅史) 起立多数。よって、議案第24号は原案のとおり決せられました。 続いて、ただいま採決いたしました案件を除くその他の諸案件について採決いたします。 以上の諸案件については、各委員会の
審査報告のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清川雅史) 満場ご異議ないものと認めます。よって、以上の諸案件は各委員会の
審査報告のとおり決せられました。 〔「議事進行」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清川雅史) 中島好路議員。議事進行の内容は何でしょうか。
◆中島好路議員 ただいま可決になりました議案第32号 令和3年度
会津若松市
一般会計補正予算(第1号)に対する附帯決議を
会津若松市会議規則第15条第1項の規定によりまして提出したいと思います。
△附帯決議案の上程(議案第32号に対する附帯決議案)
○議長(
清川雅史) ただいま議案第32号 令和3年度
会津若松市
一般会計補正予算(第1号)に対する附帯決議が
戸川稔朗議員をはじめ、7名の方から提出されました。 決議案第2号 議案第32号 令和3年度
会津若松市
一般会計補正予算(第1号)に対する附帯決議は、
会津若松市議会規則第15条第1項の規定に基づき提出された案件でありますので、これを同規則第16条第1項ただし書の規定による緊急案件と認め、日程に追加して議題としたいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清川雅史) 満場ご異議ないものと認めます。よって、日程に追加し、議題とすることに決せられました。 事務局をして決議案を配付いたさせますので、暫時休憩いたします。 休 憩 (午前11時09分) 再 開 (午前11時10分)
○議長(
清川雅史) 再開いたします。
△提案理由説明
○議長(
清川雅史) 次に、決議案第2号について提案理由の説明を求めます。 成田眞一議員。 ・成田眞一議員(議案第32号に対する附帯決議案) 〔成田眞一議員登壇〕
◆成田眞一議員 決議案第2号 議案第32号 令和3年度
会津若松市
一般会計補正予算(第1号)に対する附帯決議につきまして、提出者を代表いたしまして提案理由の説明をいたします。 この補正予算には、歳出の部、第7款商工費、第1項商工費、第3目観光費に緊急経済対策事業費1億9,231万3,000円が計上されております。この予算により、コロナ禍における地域経済を活性化させるため、緊急に取り組む「あいづあかべこ宣言」普及推進事業など4つの事業を実施しようとするものであり、関係者の期待に応えるものとして高く評価をするものであります。しかしながら、特に「教育旅行用『あいづ観光応援券』」発行事業について事業実施に係る業務委託の方法において疑義が生じるおそれがあることから、議案第32号 令和3年度
会津若松市
一般会計補正予算(第1号)に計上された緊急経済対策事業費の執行に当たっては、法令等に基づく適正な対応を図るとともに、内容を精査し慎重に事業を進めるよう執行機関に強く求める旨決議しようとするものであります。 以上で提案理由の説明を終わります。
△議案第32号に対する附帯決議案の質疑、議員間討議、討論、採決
○議長(
清川雅史) 提案理由の説明が終わりましたので、質疑に入ります。 なお、質疑、答弁とも自席で発言願います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清川雅史) 以上で質疑を打ち切りたいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清川雅史) 満場ご異議ないものと認め、質疑を打ち切ります。 議員間討議に入ります。議員間討議を提案される議員の方は挙手願います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清川雅史) ないようでありますので、以上で議員間討議を打ち切りたいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清川雅史) 満場ご異議ないものと認め、議員間討議を打ち切ります。 討論に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清川雅史) 以上で討論を打ち切り、採決に移りたいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清川雅史) 満場ご異議ないものと認め、討論を打ち切り、採決に入ります。 決議案第2号 議案第32号 令和3年度
会津若松市
一般会計補正予算(第1号)に対する附帯決議については、これを原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
清川雅史) 起立総員。よって、決議案第2号は、原案のとおり決せられました。
△議案の上程(
意見書案第1号及び同第2号)
○議長(
清川雅史) 次に、日程第4による議事を進めます。 本日追加提案のありました
意見書案についてお諮りいたします。
意見書案第1号 福島県
最低賃金の引上げと
早期発効については、先ほどの
産業経済委員会の
審査報告にありました請願第1号が採択されたことに伴い、また
意見書案第2号
選択的夫婦別姓制度の在り方に関する
国会審議については、先ほどの
総務委員会の
審査報告にありました陳情第1号が採択されたことに伴い、それぞれ
会津若松市議会会議則第15条第1項の規定に基づき提出された内容でありまして、これら2案件を同規則第16条第1項ただし書の規定による緊急案件と認め、本会の議題といたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清川雅史) 満場ご異議ないものと認め、よってさよう決せられました。
△提案理由説明
○議長(
清川雅史) これより直ちに提案理由の説明に移ります。
意見書案第1号 福島県
最低賃金の引上げと
早期発効について、提案理由の説明を求めます。 成田眞一議員。 ・成田眞一議員(
意見書案第1号) 〔成田眞一議員登壇〕
◆成田眞一議員
意見書案第1号 福島県
最低賃金の引上げと
早期発効について、提案理由の説明を申し上げます。 この
意見書案を提出するに至りました経過につきましては、過日の
産業経済委員会におきまして請願第1号が採択すべきものと決せられたことに基づくものであります。また、その内容については、本日の産業経済
委員会審査報告の中で申し上げましたとおりでございますので、それによりご理解をいただきたいと存じますが、その具現化を図るために、地方自治法第99条の規定により、
関係機関に対し意見書を提出しようとするものでございます。 以上で提案理由の説明を終わります。
○議長(
清川雅史) 次に、
意見書案第2号
選択的夫婦別姓制度の在り方に関する
国会審議について、提案理由の説明を求めます。 長郷潤一郎議員。 ・長郷潤一郎議員(
意見書案第2号) 〔長郷潤一郎議員登壇〕
◆長郷潤一郎議員
意見書案第2号
選択的夫婦別姓制度の在り方に関する
国会審議について、提案理由の説明を申し上げます。 この
意見書案を提出するに至りました経過につきましては、過日の
総務委員会において陳情第1号が採択されたことに基づくものであります。また、その内容につきましては本日の総務
委員会審査報告の中で申し上げましたとおりでございますので、それによりご理解いただきたいと存じますが、その具現化を図るために、地方自治法第99条の規定により、
関係機関に対し意見書を提出しようとするものでございます。 以上で提案理由の説明を終わります。
△
意見書案第1号及び同第2号に対する質疑、議員間討議、討論、採決
○議長(
清川雅史) 提案理由の説明が終わりましたので、これより審議に移るわけでありますが、まず審議の方法についてお諮りいたします。 以上の2案件については、委員会付託を省略し、本会議自らの審議として議事を進めることにしたいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清川雅史) 満場ご異議ないものと認め、よってさよう決せられました。 直ちに質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清川雅史) 以上で質疑を打ち切りたいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清川雅史) 満場ご異議ないものと認め、よってさよう決せられました。 次に、議員間討議に入ります。 議員間討議を提案される議員の方は挙手願います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清川雅史) ないようでありますので、以上で議員間討議を打ち切りたいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清川雅史) 満場ご異議ないものと認め、議員間討議を打ち切ります。 討論に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清川雅史) 以上で討論を打ち切り、採決に移りたいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清川雅史) 満場ご異議ないものと認めます。よって、さよう決せられました。 お諮りいたします。
意見書案第1号 福島県
最低賃金の引上げと
早期発効については、これを原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
清川雅史) 起立総員。よって、
意見書案第1号は原案のとおり決せられました。 次に、
意見書案第2号
選択的夫婦別姓制度の在り方に関する
国会審議については、これを原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
清川雅史) 起立総員。よって、
意見書案第2号は原案のとおり決せられました。
△副市長退任挨拶
○議長(
清川雅史) 以上をもちまして本定例会の日程は全部終了いたしましたが、この機会に来る3月31日をもって退任されることとなりました齋藤勝副市長に挨拶の機会を与えることといたします。ご了承願います。 副市長。
◎副市長(齋藤勝) お時間を頂戴して大変ありがとうございます。私、今議長のほうから紹介のありましたとおり、この3月31日をもって退任させていただくということになりました。本当に第2期目に当たり、議会の皆様には満場一致をもって承認をいただきましたのに、任期を全うすることなく退任するということで、大変申し訳なく思っているところでございます。 若干、退任の経過を申し上げますと、今議員の皆さんもご存じのとおり、10年一昔ではなく、5年一昔あるいは二、三年一昔という時代の潮流がそういう流れになってきていることが1つあります。それはやはり本市が、今まさに直面しようとしているスーパーシティでありますし、デジタル化の流れであります。こういった流れに向かっていくときに、既に私どもの職員にもいわゆるデジタルネイティブと言われるような職員が入ってきている中で、やはりある意味大げさに言えば、アンシャン・レジーム、旧制度の色合いを濃く残すような私どもだけではなかなか先進的なかじ取りはそうそうはできないのではないか。ここでやはり後進に道を譲って、本市の将来のためにあるべき施策を市長とともに推進していくべきであろうというのが1つあるものでございますから、ご容赦をいただきたいと思います。 やはり私は1期目、平成27年10月に議会のご承認をいただきまして就任して以降、やはり印象に残っているのは賛成者なしの議案否決、これが私の心にずっと今でも残っているところであります。それ以降、そういうことのないように努力をし、議員各位のご理解をいただくような提案の仕方を私も含めて職員にもお願いをしてきたところであります。やはり本当にこれでいいのか、これは間違いとかそういうことではなくて、自分自身にこれでいいのか、これでいいのかと日々問い続けることで少しは払拭できたかなというふうに思っています。やはり職員には視野狭窄になってはいけない、俯瞰だけではなくて、視座を持って物事を見つめてくれというようなこともやってまいりましたし、少なからず職員はそういう対応を取れるようになってきたものというふうに考えているところでございます。 様々な案件、議員の皆様にとっては決して私はいい副市長だけだったとは思いませんけれども、皆様と議論する中で叱咤をいただきましたし、激励、ご指導も頂戴したところでございます。そうして私の足らないところを穴埋めるような形で皆さんからご支援をいただいたことに感謝を申し上げたいと思います。 最後になりますが、私は古来より日本で言われている「万古不易」、「不易流行」という言葉がありますけれども、「不易流行」という言葉を大事にして、市長が常々述べられております「自我作古」、この精神で
会津若松市は今後とも発展していくことを願っておりますし、議員の皆様にも何とぞ本市発展のためにさらなるご協力、ご支援を賜りますようお願い申し上げまして、退任に当たっての挨拶とさせていただきます。長い間本当にありがとうございました。(拍手)
△閉会宣言
○議長(
清川雅史) 以上で本日の日程は全部終了いたしましたので、これをもって2月定例会を閉会いたします。 閉 会 (午前11時26分)...