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06月17日-委員長報告・質疑・討論・採決-02号

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  1. 会津若松市議会 2020-06-17
    06月17日-委員長報告・質疑・討論・採決-02号


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    令和 2年  6月 定例会             会津若松市議会6月定例会会議録    第2日  6月17日(水)                                            〇出席議員(28名) (固有議席) 議 長  28  清  川  雅  史        13  丸  山  さ よ 子 副議長  27  樋  川     誠        14  松  崎     新       1  吉  田  恵  三        15  横  山     淳       2  内  海     基        16  長  郷  潤 一 郎       3  小  畑     匠        17  古  川  雄  一       4  後  藤  守  江        18  中  島  好  路       5  奥  脇  康  夫        19  大  竹  俊  哉       6  髙  橋  義  人        20  成  田  眞  一       7  原  田  俊  広        21  斎  藤  基  雄       8  髙  梨     浩        22  目  黒  章 三 郎       9  譲  矢     隆        23  渡  部     認      10  村  澤     智        24  成  田  芳  雄      11  大  山  享  子        25  戸  川  稔  朗      12  小  倉  孝 太 郎        26  石  田  典  男                                            〇欠席議員(なし)                                            〇本日の会議に付した事件  議案第41号乃至同第48号  請願第2号  陳情第7号乃至同第9号  陳情第6号(令和2年2月定例会)                                                                      〇説明のための出席者            長    室   井   照   平       副    長    齋   藤       勝       上 下 水道事業    高   橋   智   之       管  理  者       財 務 部 長    目   黒   只   法       総 務 部 長    目   黒   要   一        民 部 長    森   川   慎   一       健 康 福祉部長    藤   森   佐 智 子       観 光 商工部長    長 谷 川   健 二 郎       農 政 部 長    齋   藤       浩                                            〇事務局職員出席者       事 務 局 長    原           進       次     長    長 谷 川   一   晃       副  主  幹    谷 ヶ 城       保       副  主  幹    中   村   治   郎       主     査    本   名       渡       主     査    秦       景   子       主     査    佐   藤   康   二               開 会 (午後 1時00分) △開会宣言 ○議長(清川雅史) ただいまから本市議会6月定例会継続会議を開会いたします。 本日の出席議員は28名でありまして、定足数に達しておりますので、これより直ちに本日の会議を開きます。 △出席要請 ○議長(清川雅史) なお、関係者の出席につきましては、あらかじめ出席を要請しておきましたので、ご了承願います。 △会議日程 ○議長(清川雅史) 次に、本日の会議日程について申し上げます。 日程については、あらかじめ印刷の上、申し上げてあるとおりであります。ご了承願います。 △会議録署名議員の指名 ○議長(清川雅史) 次に、本日の会議録署名議員の指名を行います。 署名議員については、会津若松市議会会議規則第88条の規定により、    石 田 典 男 議員    成 田 芳 雄 議員 以上2名の方をご指名申し上げます。 △各委員会審査報告 ○議長(清川雅史) これより、日程に従い議事を進めます。 各委員会審査報告に移ります。まず、案件を付議いたします。 議案第41号ないし同第48号、請願第2号及び陳情第7号ないし同第9号並びに議会閉会中の審査付託とされておりました陳情第6号、以上の諸案件を一括議題とし、これより各委員会審査報告に移ります。 まず、総務委員会審査報告を求めます。 総務委員会委員長小倉孝太郎議員。               〔総務委員会委員長小倉孝太郎議員)登壇〕 ◆総務委員会委員長小倉孝太郎議員) 去る11日の本会議において、当委員会に付託となりました諸案件の審査の経過と結果について、ご報告申し上げます。 初めに、議案第43号 会津若松税条例等の一部を改正する条例についてであります。本案については、個人市民税ひとり親控除寡婦控除が改正された背景、改正内容対象者への周知方法、改正による税収への影響、低未利用土地等譲渡所得金額の控除に対する効果、所有者不明土地等に係る固定資産税の申告の手続方法新型コロナウイルス緊急経済対策に伴う固定資産税特例措置認定方法、イベントを中止とした際の払戻し請求権等相当額個人市民税の控除に関する周知方法などについて質疑、応答が交わされた経過にありますが、本案については特に異論がないことから、原案のとおり可決すべきものと決せられました。 次に、議案第44号 特別職の職員の給与に関する条例及び会津若松上下水道事業管理者の給与に関する条例の一部を改正する条例についてであります。本案については、給料を減額する目的や経緯、減額期間の延長の可能性減額率や期間の根拠、減額相当額の財源としての活用や使途の考え方、減額する以外の対応の検討、特別職以外の職員の給与減額考え方などについて質疑応答が交わされた経過にありますが、本案については特に異論がないことから、原案のとおり可決すべきものと決せられました。 次に、請願第2号 ALPS処理水の処理に係る関係者からの意見聴取実施等についてであります。本請願については、東京電力福島第一原子力発電所トリチウム等を含むALPS処理水の処理について、本県の関係者から丁寧に意見を聴取し、新たな風評被害を助長しないよう、適切な判断をすることについて関係機関に働きかけてほしいという内容でありまして、会津若松市議会基本条例第5条第4項の規定に基づき、請願者出席を依頼し、請願の趣旨説明意見陳述を求めたところでありますが、本請願については願意の趣旨当然と認められることから、採択すべきものと決せられました。 最後に、陳情第7号 多核種除去設備等処理水処分方法に係る説明・公聴会を国に求めることについてであります。本陳情については、多核種除去設備等処理水処分方法について、一般市民を対象とする説明と意見を聞く公聴会を各自治体で開催すること、新型コロナウイルス蔓延化では、前記の公聴会などを実施せず、感染が収まり、各自治体での公聴会が済むまでは、この処理水処分方法問題を凍結することの2点について関係機関に働きかけてほしいという内容でありまして、会津若松市議会基本条例第5条第4項の規定に基づき、陳情者出席を依頼し、陳情趣旨説明意見陳述を求めたところであります。 また、本陳情については、一部の委員より賛否の意見がありましたので、その理由の概要を申し上げます。まず、反対意見としては、新型コロナウイルス感染拡大がいつ収束するか不明であり、処理水処分方法の決定をいつまでも先延ばしにはできない。また、国も処分方法に関する意見募集の期間を延長するとの考えを示しており、県内全ての市町村公聴会を開催する必要はないと考えることから、本陳情に反対するというものであります。 一方、賛成意見としては、国の多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会に属する一部の委員が、処理水処分方法として陸上保管海洋放出等を比較した際、消去法として海洋放出となるのはやむを得ないが、海洋放出した際の福島県に与える影響は大きいとの意見を述べている。また、タンクによる長期保管のための敷地確保が困難とする見方については、複数の委員から疑問の声が上がっている。このように小委員会でも様々な意見が出されており、最善の策を示しているとは言えず、もしトリチウム等を含む処理水海洋放出したとすれば、風評被害だけではなく、トリチウムという放射性物質による実害にもつながる。国と東京電力株式会社は、県民の声を真剣に聞く義務があり、願意の趣旨は当然であることから、本陳情に賛成するというものであります。 以上のような、賛否の意見がありましたので、本陳情は表決に付された結果、賛成少数をもって不採択とすべきものと決せられた次第であります。 以上で当委員会に付託となりました諸案件の全部につきまして、その審査の経過と結果についての報告を終わります。 ○議長(清川雅史) 次に、文教厚生委員会審査報告を求めます。 文教厚生委員会委員長古川雄一議員。               〔文教厚生委員会委員長古川雄一議員)登壇〕 ◆文教厚生委員会委員長古川雄一議員) 去る11日の本会議において、当委員会に付託となりました案件の審査の経過と結果について、ご報告を申し上げます。 初めに、議案第45号 会津若松手数料条例の一部を改正する条例についてであります。本案については、個人番号通知カードが廃止されることによる市民生活への影響等について質疑応答が交わされた経過にありますが、特に異論がないことから、原案のとおり可決すべきものと決せられました。 次に、議案第46号 会津若松介護保険条例の一部を改正する条例についてであります。本案については、介護保険料軽減措置の拡大に伴う本市財政への影響、軽減措置の対象となる区分の考え方、今後の介護保険事業運営考え方等について質疑応答が交わされた経過にありますが、特に異論がないことから、原案のとおり可決すべきものと決せられました。 次に、議案第47号 会津若松国民健康保険税条例の一部を改正する条例についてであります。本案については、国民健康保険税応益割の5割軽減及び2割軽減の対象世帯拡大による本市国民健康保険財政への影響や7割軽減の対象世帯が拡大されないことについての認識などについて質疑応答が交わされた経過にありますが、特に異論がないことから、原案のとおり可決すべきものと決せられました。 最後に、議案第48号 財産の取得についてであります。本案については、消防ポンプ自動車の更新の考え方仕様等について質疑応答が交わされた経過にありますが、特に異論がないことから可決すべきものと決せられた次第であります。 以上で当委員会に付託となりました案件の全部につきまして、その審査の経過と結果についての報告を終わります。 ○議長(清川雅史) 次に、産業経済委員会審査報告を求めます。 産業経済委員会委員長、中島好路議員。               〔産業経済委員会委員長(中島好路議員)登壇〕 ◆産業経済委員会委員長(中島好路議員) 去る11日の本会議において、当委員会に付託となりました案件の審査の経過と結果について、ご報告申し上げます。 陳情第8号 新型コロナウイルス感染症に関する経済支援策の拡充についてであります。本陳情は、新型コロナウイルス感染拡大により大きな影響を受け、売上げが大幅に減少している事業者、さらには県の休業要請を受けていない事業者など、国、県、の給付型の支援策の対象とならない事業者に対する支援策の検討について、その実現を図るために特段の措置を講じてほしいという内容でありまして、会津若松市議会基本条例第5条第4項の規定に基づき、陳情者出席を依頼し、陳情趣旨説明意見陳述を求めたところであります。また、の事務に関する内容であることから、観光商工部出席を要請し、審査の前提として説明を求めた上で、審査を進めた経過にあります。 また、本陳情については、現行の給付型の支援策の対象とならない事業者に対する支援必要性を論点として委員間討議を行った経過にあります。委員間討議においては、陳情者意見陳述により、新型コロナウイルス感染症の影響による地元事業者の苦境が明らかになったとの認識や、国の持続可給付金や県の新型コロナウイルス感染拡大防止協力金支援金及び新型コロナウイルス感染拡大防止給付金事業継続支援金事業再開助成金といった支援対象外となってしまう事業者にも目を向けた支援が必要であるとの認識、の財源には限りがあるものの、地域の実情に合った手厚い支援が必要であるとの認識、事業継続支援金事業再開助成金という支援策必要性は理解するが、納入事業者など支援が行き届かない事業者に対しては、融資制度以外の支援が必要であるとの認識などが示されたところであります。 委員間討議において、新型コロナウイルス感染拡大により大きな影響を受け、売上げが大幅に減少して苦しんでいる事業者があるという状況を鑑みれば、現行の支援策の対象とならない事業者に目を向けた地域の実情に合った幅広い支援が必要であるとの合意点が確認されたところであります。 以上のような、委員間討議を踏まえ、本陳情については願意の趣旨当然と認められるところから採択すべきものと決せられた次第であります。 以上で当委員会に付託となりました案件につきまして、その審査の経過と結果について報告を終わります。 ○議長(清川雅史) 次に、建設委員会審査報告を求めます。 建設委員会委員長成田芳雄議員。               〔建設委員会委員長成田芳雄議員)登壇〕 ◆建設委員会委員長成田芳雄議員) 去る11日の本会議において、当委員会に付託されました案件の審査の経過と結果につきまして、ご報告申し上げます。 初めに、陳情第9号 暖冬少雪時における除排雪の代替となる業務委託の確保についてでありますが、本陳情は、暖冬少雪の年は除排雪業務の代替として、側溝の土砂撤去管理河川河道掘削など、道路などの維持管理を行うことができるよう、会津道路メンテナンス協同組合と締結する道路除雪等業務委託契約書の内容を変更する、または別途業務委託契約を締結することにつきまして、その実現を図るため、特段の措置を講じてほしいという内容であります。 審査に当たりましては、会津若松市議会基本条例第5条第4項の規定に基づき、陳情者出席を依頼し、陳情趣旨説明意見陳述を求めた経過にあります。また、の事務に関する内容でありますことから、建設部出席を要請し、審査の前提として説明を求めた経過にありますが、本陳情につきましては、陳情事項実現可能性及び陳情者の願意と陳情事項との整合性を論点として委員間討議を行いました。 まず、論点の1つ目である陳情事項実現可能性につきましては、陳情者からは少雪か否かの判断基準を2月上旬とするとの意見があったが、当該年度のうちに他の事業を実施するには期間が足りないのではないかとの意見、2月以降に降雪量が増加した場合に、除排雪事業の予算が不足するようなことがあれば本末転倒であるとの意見除排雪事業の予算を他の道路維持の事業に流用することが果たして可能なのか、疑問が残るとの意見など、様々な認識が示されたところです。 2つ目の論点である陳情者の願意と陳情事項との整合性につきましては、陳情者の趣旨は除排雪業務、夏場の道路維持業務を包括的に民間に委託することで、今後の除排雪体制道路維持体制維持向上を図ることが主眼にあることが確認できたとの意見陳情者趣旨説明では、今後の除排雪体制全体を考えていることが分かったが、陳情事項会津道路メンテナンス協同組合のみを対象とし、かつ暖冬少雪時のことを陳情しており、趣旨との乖離が認められるとの意見陳情の趣旨には大いに賛同するものであるが、本陳情事項では会津道路メンテナンス協同組合に加入していない他の除排雪業者には恩恵がないのではないかとの意見など、様々な認識が示されたところです。 以上のような委員間討議の結果、除排雪体制の維持に向けた努力や今後の考えに関する陳情者の趣旨や意見は大いに理解するところであるが、その趣旨と陳情事項との内容には大きな乖離が見られる。この点について、改めて陳情者の考えを聴取するなど、当委員会としてさらなる調査が必要であるとの共通認識に至ったところであり、本陳情につきましては、さらに慎重に審査を進める必要があることから、議会閉会中の継続審査とすべきものと決せられました。 最後に、令和2年2月定例会から議会閉会中の継続審査として進められておりました陳情第6号 安定的・継続的な除排雪体制の確保についてでありますが、本陳情につきましては、今ほどご報告いたしました陳情第9号の提出に先立ち、4月14日付で陳情者から取下げの申出が提出されたことから、4月24日に開会いたしました委員会において、これに同意を与えるべきものと決せられた次第であります。 以上で当委員会に付託となりました案件の全部につきまして、その審査の経過と結果についての報告を終わります。 ○議長(清川雅史) 次に、予算決算委員会審査報告を求めます。 予算決算委員会委員長戸川稔朗議員。               〔予算決算委員会委員長戸川稔朗議員)登壇〕 ◆予算決算委員会委員長戸川稔朗議員) 去る11日の本会議において、当委員会に付託となりました案件の審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 当委員会では、分科会に案件を分担の上、慎重に審査を進めた経過にあります。 初めに、議案第41号 令和2年度会津若松一般会計補正予算(第3号)についてであります。本案については、一部委員より反対の意見がありましたので、その理由の概要を申し上げます。 その意見としては、本案には国外転出者マイナンバーカード、公的個人認証可能とするためのシステム改修等に要する経費が含まれており、マイナンバー制度については、プライバシー侵害などの国民の不安は払拭されていない。また、戸籍の付票を個人認証の基盤とするために、戸籍関係情報マイナンバーと関連づけることから、個人情報漏えいのリスクも拡大してしまうと考える。よって、本案に反対するというものであります。 以上のような反対の意見がありましたので、本案は表決に付された結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決せられました。 最後に、議案第42号 令和2年度会津若松水道事業会計補正予算(第1号)についてでありますが、本案については特に異論なく、原案のとおり可決すべきものと決せられた次第であります。 以上で当委員会に付託となりました案件全部につきまして、その審査の経過と結果についての報告を終わります。
    △各委員会審査報告に対する質疑、議員間討議、討論、採決 ○議長(清川雅史) 以上で各委員会審査報告が終わりましたので、これより審査報告に対する質疑に入ります。 なお、審査報告に対する質疑は、委員会での審査の経過と結果に対する質疑であり、また審査の概要の理解、事実の確認であって、自らの論点をただすものではなく、さらに意見の開陳は討論でなされるべきものでありますので、これらの点に留意し、発言を願います。 原田俊広議員。 ◆原田俊広議員 総務委員会委員長にお聞きします。 陳情第7号の審議の結果の報告の中で反対意見の内容について報告がありました。これはいつまでも結論を先延ばしにすることはできないので、全ての市町村での公聴会の開催というのは必要ないというのが反対意見の内容として報告されたと思いますが、私、この審査について傍聴させていただきました。事実の確認なのですが、出席された陳情者に対して、陳情第7号、記の1の部分で、各自治体で開催するというふうになっていることについて、委員のほうから陳情者に確認の質問があったと思います。各自治体というのは、全ての市町村というわけではないという、このような確認がされたと思うのですが、どうだったでしょうか。 ○議長(清川雅史) 小倉孝太郎議員。 ◆総務委員会委員長小倉孝太郎議員) お答えいたします。 確かに全ての各自治体全部がということに対しまして、幾つかの自治体が集まって開催することに対してはどのようにお考えかということで確認をいたしまして、それにつきましては、全ての自治体ではなく、その集まった状態での開催でも結構ですという形の質疑応答があったというのは確認しております。 ○議長(清川雅史) 原田俊広議員。 ◆原田俊広議員 だと思います。 それと、そうなれば、先ほどの委員長報告で、請願第2号については、これは全会一致で採択すべきものという報告がありました。それで、陳情第7号については賛成少数で不採択とすべきものという報告がありました。先ほどの反対討論との関係でもそうなのですが、請願第2号の記の部分と、そして陳情第7号の記の1の部分というのは、ほぼ同じ内容、意見をよく聞いてくださいという内容のように思われますが、このような同じような中身で意見が分かれたことに関して、どのような委員間討議が行われたのか、確認、お聞きしたいと思います。 ○議長(清川雅史) 小倉孝太郎議員。 ◆総務委員会委員長小倉孝太郎議員) この件に関しまして委員間討議はなかったということでご報告させていただきます。 ○議長(清川雅史) 以上で各委員会審査報告に対する質疑を打ち切りたいと思いますが、ご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(清川雅史) 満場ご異議ないものと認め、審査報告に対する質疑を打ち切ります。 次に、議員間討議に移ります。 午前中の予算決算委員会において、予算案件について委員間討議をお諮りいたしましたが、ただいまの会議には、条例案件単行案件、請願及び陳情が付議されていることから、これより議案第43号ないし同第48号、請願第2号及び陳情第7号ないし同第9号並びに議会閉会中の審査付託とされておりました陳情第6号を対象に議員間討議に入ります。 まず、議員間討議の方法についてであります。議員間討議の方法については、「論点をもって議員間討議を提案する者に対して、議論しようとする者が1名以上ある場合に実施する」ものと申合せが行われております。議員間討議をご提案される方は、議案名及び議員間討議を必要とする論点、理由等についてご説明願います。 なお、議員間討議は、議員相互間の自由な討議を中心とし、論点を整理し、争点を明らかにし、適切な説明責任議決責任を果たそうとするものでありますので、その趣旨についてご留意願います。 議員間討議をご提案される議員の方は挙手を願います。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(清川雅史) ないようでありますので、以上で議員間討議を打ち切りたいと思いますが、ご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(清川雅史) 満場ご異議ないものと認め、議員間討議を打ち切ります。 討論に入ります。 原田俊広議員。               〔原田俊広議員登壇〕 ◆原田俊広議員 私は、議案第41号 令和2年度会津若松一般会計補正予算(第3号)に反対する討論を行います。 本補正予算には、歳出の部、第6款農林水産業費、第1項農業費、第3目農業振興費の会津地鶏販売促進緊急対策事業費、同6款農林水産業費、第2項林業費、第2目林業振興費の会津材循環利用促進緊急支援事業費、同7款商工費、第1項商工費、第3目観光費の温泉地域活性化推進事業費と緊急経済対策事業費のように、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地元農林業や観光業などの緊急対策として有効な事業も含まれています。これらの事業については賛成であります。 しかし、同時に、この補正予算には歳出の部、第2款総務費、第3項戸籍住民基本台帳費、第1目戸籍住民基本台帳費の戸籍事務費、住民基本台帳事務費、住民基本台帳ネットワークシステム事業費の3事業も含まれています。この3事業は、国外転出者によるマイナンバーカード、公的個人認証を可能とする情報通信技術の活用による行政手続等に係る関係者の利便性の向上並びに行政運営の簡素化及び効率化を図るための行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律等の一部を改正する法律、いわゆるデジタル手続法の一部改正に基づき、戸籍の附票を個人認証の基盤とするためのシステム改修等に要する経費であります。マイナンバー制度については、政府が幾ら利便性を強調し、安全性を宣伝しても、プライバシー侵害などの国民の不安は拭えていませんし、そのような状況でのマイナンバーの押しつけはやめるべきと考えます。しかも、今回のデジタル手続法では、戸籍の重要な一部である戸籍の附票を個人認証の基盤とするため、今までの住民基本台帳ネットワークだけでなく、戸籍関係情報もコンピューターネットワークによってマイナンバーと関連づけられ、個人情報漏えいのリスクも一層拡大してしまうことになると考えます。このような個人番号制度を拡大し、個人情報漏えいのリスクも一層拡大する事業が含まれている予算には同意はできません。 よって、議案第41号 令和2年度会津若松一般会計補正予算(第3号)に反対します。 以上で討論を終わります。 ○議長(清川雅史) 髙梨 浩議員。               〔髙梨 浩議員登壇〕 ◆髙梨浩議員 私は、請願第2号 ALPS処理水の処理に係る関係者からの意見聴取実施等について及び陳情第7号 多核種除去設備等処理水処分方法に係る説明・公聴会を国に求めることについての2案件について、賛成の立場から討論いたします。 本年2月に国の多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会報告は、本県関係者を初め、多くの人々に福島県の原発事故からの復興と廃炉の両立という大きな課題を改めて認識させるものとなりました。小委員会におけるALPS処理水の取扱いに関する基本的な考え方においては、ALPS処理水の処分を急ぐことによって風評被害を拡大し、復興を停滞させることがあってはならない。原発の廃止措置終了までの間に廃炉作業の一環としてALPS処理水の処分を行っていくことが重要であるとし、今後、政府には地元を初めとした幅広い関係者意見を丁寧に聞きながら、処分方法だけでなく、風評被害への対策も含めた方針を決定することを期待するものであるとしています。また、風評被害対策の方向性においては、ALPS処理水を処分した場合に全ての人々の不安が払拭されていない状況下では、ALPS処理水の処分により現在も続いている既存の風評への影響が上乗せされると考えられるとし、福島県及び近隣県の産業が安心して事業継続することができるよう、徹底的に風評被害への対策を講じるべきであるとしています。 この委員会報告を受け、本年4月及び5月に経済産業省が実施した意見聴取会においては、福島県漁業協同組合連合会、福島県森林組合連合会、福島県農業協同組合中央会という本県を代表する産業体がALPS処理水海洋放出に反対しています。事故後9年間、県民が必死に取り組んできた生活再建や風評被害の払拭という努力をやっとここまで回復してきているという実感をないがしろにすることはできません。ALPS処理水の処分については、安全の確保はもちろんのこと、風評への影響を与えるために人々が少しでも安心できるような処分方法を検討することが重要であり、改めて多くの県民、団体等、幅広い関係者意見を丁寧に聞きながら政府は判断するべきものと考えます。今回の請願及び陳情において、文面により求めていることに違いはありますが、求めていることの背景やその趣旨については、多くの県民、市民が賛同するものと考えます。 以上の理由から請願第2号及び陳情第7号については採択すべきものであると考えます。 以上で討論を終わります。 ○議長(清川雅史) 以上で討論を打ち切り、採決に移りたいと思いますが、ご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(清川雅史) 満場ご異議ないものと認め、討論を打ち切り、採決に入ります。 ただいま反対意見のありました案件を分離し、採決いたします。 まず、議案第41号 令和2年度会津若松一般会計補正予算(第3号)については、これを原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。               〔賛成者起立〕 ○議長(清川雅史) 起立多数。よって、議案第41号は原案のとおり決せられました。 次に、陳情第7号 多核種除去設備等処理水処分方法に係る説明・公聴会を国に求めることについては、これを採択することに賛成の方の起立を求めます。               〔賛成者起立〕 ○議長(清川雅史) 起立少数。よって、陳情第7号は不採択と決せられました。 続いて、ただいま採決いたしました案件を除くその他の諸案件について採決いたします。 以上の諸案件については、各委員会審査報告のとおり決することにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(清川雅史) 満場ご異議ないものと認めます。よって、以上の諸案件は各委員会審査報告のとおり決せられました。 △散会宣言 ○議長(清川雅史) 以上で本日の日程は全部終了いたしましたので、これをもって散会いたします。               散 会 (午後 1時41分)...