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09月25日-委員長報告・質疑・討論・採決-05号

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  1. 会津若松市議会 2013-09-25
    09月25日-委員長報告・質疑・討論・採決-05号


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    平成25年  9月 定例会             会津若松市議会9月定例会会議録    第5日  9月25日(水)                                            〇出席議員(30名) (固有議席) 議 長  30  戸  川  稔  朗        14  坂  内  和  彦 副議長  29  渡  部  優  生        15  土  屋     隆       1  伊  東  く  に        16  近  藤  信  行       2  丸  山  さ よ 子        17  大  竹  俊  哉       3  佐  野  和  枝        18  渡  部     認       4  古  川  雄  一        19  渡  部  誠 一 郎       5  樋  川     誠        20  小  林  作  一       6  成  田  眞  一        21  木  村  政  司       7  阿  部  光  正        22  長 谷 川  光  雄       8  中  島  好  路        23  目  黒  章 三 郎       9  鈴  木     陽        24  本  田  礼  子      10  清  川  雅  史        25  石  田  典  男      11  斎  藤  基  雄        26  成  田  芳  雄      12  松  崎     新        27  田  澤  豊  彦      13  横  山     淳        28  佐  藤  義  之                                            〇欠席議員(なし)                                            〇本日の会議に付した事件  議案第80号乃至同第97号                                承認第3号乃至同第16号                                 請願第3号                                                                                  〇説明のための出席者            長    室   井   照   平       副    長    田   辺   賢   行       水道事業管理者    武   藤   周   一       企 画 政策部長    寺   内   秀   也       財 務 部 長    皆   川   源 一 郎       総 務 部 長    江   川   辰   也        民 部 長    吉   田   秀   一       健 康 福祉部長    斎   藤       勝       観 光 商工部長    池   田   哲   哉       農 政 部 長    小   林   勝   明       建 設 部 長    加   藤   明   男       会 計 管 理 者    小   島   隆   一       教 育 委 員 会    新   城   猪 之 吉       委  員  長       教  育  長    星       憲   隆       教 育 部 長    渡   辺   直   人       監 査 委 員    松   川   和   夫       選挙管理委員会    刈   田   正   一       委  員  長       選挙管理委員会    遠   藤   祐   英       事 務 局 長       農業委員会会長    梶   内   正   信       農 業 委 員 会    吉   川   孝   二       事 務 局 長                                            〇事務局職員出席者       事 務 局 長    羽   田   喜 久 馬       次     長    原           進       主     幹    尾   崎   重   治       副  主  幹    長 谷 川   一   晃       主     査    森   澤   貴   子       主     査    戸   田   貴   宏       主     査    伊   藤   健   彦       主     査    白   井   道   人               開 会 (午前10時00分) △開会宣言議長戸川稔朗) ただいまから本市議会9月定例会継続会議を開会いたします。 本日の出席議員は30名でありまして、定足数に達しておりますので、これより直ちに本日の会議を開きます。 △出席要請議長戸川稔朗) なお、関係者出席につきましては、あらかじめ出席を要請しておきましたので、ご了承願います。 △会議日程議長戸川稔朗) 次に、本日の会議日程について申し上げます。 日程については、あらかじめ印刷の上申し上げてあるとおりであります。ご了承願います。 △会議録署名議員の指名 ○議長戸川稔朗) 次に、本日の会議録署名議員の指名を行います。 署名議員については、会議規則第89条の規定により議長において    大 竹 俊 哉 議員    樋 川   誠 議員 以上2名の方をご指名申し上げます。 △各委員会審査報告議長戸川稔朗) これより日程に従い議事を進めます。 各委員会審査報告に移ります。まず、案件を付議いたします。 議案第80号ないし同第97号、承認第3号ないし同第16号、請願第3号、以上の諸案件一括議題とし、これより各委員会審査報告に移ります。 まず、文教厚生委員会審査報告を求めます。 文教厚生委員会委員長清川雅史議員。               〔文教厚生委員会委員長清川雅史議員登壇〕 ◆文教厚生委員会委員長清川雅史議員) おはようございます。去る11日の本会議において、当委員会付託となりました案件審査経過と結果についてご報告申し上げます。 議案第93号 会津若松住民基本台帳カードの利用に関する条例の一部を改正する条例でありますが、本案についてはコンビニ交付との整合性社会的弱者への対応、市民サービスの向上の有効性等について種々質疑応答が交わされた経緯にありますが、一部委員より賛否の意見がありましたので、その理由の概要を申し上げます。 まず、反対意見としましては、この条例改正自体住民基本台帳カード普及促進を目的としているものであり、個人情報の保護、導入後の維持経費の関係、費用対効果の関係からも慎重に検討すべきものであることから、本案には反対するというものであります。 一方、賛成の意見としましては、この条例の改正に加え、今回提案のあったタッチパネル端末機の導入、タブレット端末機の導入、さらにはフロアマネジャーの配置により本住民サービスの向上が期待できることから本案に賛成するというものであります。 以上のような賛否の意見がありましたので、本案は表決に付された結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決せられた次第であります。 以上で当委員会付託となりました案件につきまして、その審査経過と結果についての報告を終わります。 ○議長戸川稔朗) 次に、産業経済委員会審査報告を求めます。 産業経済委員会委員長長谷川光雄議員。               〔産業経済委員会委員長長谷川光雄議員登壇〕 ◆産業経済委員会委員長長谷川光雄議員) 去る11日の本会議において、当委員会付託となりました諸案件審査経過と結果について、順を追ってご報告申し上げます。 まず初めに、議案第94号 会津若松農業委員会委員の選挙区に関する条例の一部を改正する条例についてでありますが、本案については特に異論なく、原案のとおり可決すべきものと決せられました。 最後に、請願第3号 TPP交渉からの撤退についてであります。本請願は、これまでのTPP交渉の内容を国民に開示すること、TPP交渉から直ちに撤退することの2点について、その実現を図るため関係機関に働きかけてほしいという内容であり、慎重に審査を進めた経過にあります。本請願については、TPP交渉の推移が不透明な現段階では交渉から撤退すべきか否かの判断は困難であり、さらに慎重に審査を進める必要があるところから、議会閉会中の継続審査とすべきものと決せられた次第であります。 以上で当委員会付託となりました諸案件の全部につきまして、その審査経過と結果についての報告を終わります。 ○議長戸川稔朗) 次に、建設委員会審査報告を求めます。 建設委員会委員長、樋川 誠議員。               〔建設委員会委員長(樋川 誠議員登壇〕 ◆建設委員会委員長樋川誠議員) 去る11日の本会議において、当委員会付託となりました諸案件審査経過と結果についてご報告を申し上げます。 議案第95号 市道認定について、同第96号 市道の廃止について及び同第97号 市道の変更についての3案件についてでありますが、相互に関連のあるところから、一括議題として審査を進めた経過にあります。 ここで問われましたのは、市道認定基準とその認定基準を満たしていない私道等に対する認識についてであります。市道認定基準を満たしていない私道等については、認定してこなかったという現状は認識しているが、高齢化等の時代の変化も含め、これから先を見据えれば維持管理等も含め、課題のある私道等の取り扱いについて今後検討していかなければならないのではないかというものであります。 これに対して建設部から、市道認定基準を満たしていない私道等について、実態把握のための全体的な調査を行い、維持管理における財政的な負担も含めた総合的視点から研究をしていきたいとの答弁がありました。 これらの3案件については、このような質疑応答を踏まえ、委員間討議を行ったところでありますが、その結果「公衆用道路として供されている私道等は、住民の方々の高齢化などの時代の変化により、除排雪等も含めた維持管理が難しくなってきている現状がある。また、緊急車両の通行ができないなどの市民の生命、財産を脅かす危険性が内在している。これら公衆用道路として供されている私道などについては、議会と市民との意見交換会においても毎回数多くの切実な意見、要望が出されており、これらの問題は今後もふえていくことが予想される。これらのことから、私道の実態把握等の全体的な調査の実施、さらには本における市道認定の基準のあり方についての検討に速やかに取り組むよう要望するものである」との内容で建設委員会としての要望的意見を取りまとめたところであります。 以上、論点となりました以外にも市道認定基準あり方について種々質疑応答が交わされた経過にありますが、これら3案件については特に異論なく、いずれも原案のとおり可決すべきものと決せられた次第であります。 以上で当委員会付託となりました諸案件全部につきまして、その審査経過と結果についての報告を終わります。 ○議長戸川稔朗) 次に、予算決算委員会審査報告を求めます。 予算決算委員会委員長田澤豊彦議員。               〔予算決算委員会委員長田澤豊彦議員登壇〕 ◆予算決算委員会委員長田澤豊彦議員) 去る9月11日の本会議において、当委員会付託となりました諸案件審査経過と結果について、例により順を追ってご報告申し上げます。 当委員会では、4つの分科会案件を分担の上、慎重に審査を進めた経過にあります。 まず、議案第80号 平成25年度会津若松一般会計補正予算(第5号)についてでありますが、本案については一部委員より反対意見がありましたので、その理由の概要を申し上げます。 簡単ゆびナビ窓口事業に係るタッチパネル端末機の導入についてであるが、これは住民基本台帳カードを保有していない市民は利用できないものである。庁内でコンビニ交付と同じサービスを提供するとのことであるが、これはコンビニ交付を導入した目的と相反するものである。また、職員が申請手続を簡単に持ち運べるタブレット端末機で行うため、個人情報管理に厳重な注意が必要となる。さらには本事業当該カードを持つことの利便性を訴え、交付に誘導することを目的としている。よって、本案は賛成できないというものであります。 以上のような反対意見がありましたので、本案は表決に付された結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決せられました。 次に、議案第81号 平成25年度会津若松国民健康保険特別会計補正予算(第2号)、同第82号 平成25年度会津若松湊町簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)、同第83号 平成25年度会津若松西田面簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)、同第84号 平成25年度会津若松観光施設事業特別会計補正予算(第2号)、同第85号 平成25年度会津若松下水道事業特別会計補正予算(第2号)、同第86号 平成25年度会津若松地方卸売市場事業特別会計補正予算(第2号)、同第87号 平成25年度会津若松扇町土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)、同第88号 平成25年度会津若松農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)、同第89号 平成25年度会津若松介護保険特別会計補正予算(第2号)、同第90号 平成25年度会津若松個別生活排水事業特別会計補正予算(第2号)、同第91号 平成25年度会津若松三本松地区宅地整備事業特別会計補正予算(第1号)、同第92号 平成25年度会津若松後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)の12案件についてでありますが、これら12案件については特に異論なく、いずれも原案のとおり可決すべきものと決せられました。 次に、承認第3号 平成24年度会津若松一般会計歳入歳出決算認定についてでありますが、本案については、一部委員より反対意見がありましたので、その理由の概要を申し上げます。 まず、反対意見1つ目としては、本案については住民基本台帳ネットワークシステム運用に係る委託料コンビニ交付システム運用に係る事業費及び住民基本台帳法の改正に伴う改修業務委託料が計上されているが、発行手数料を無料にした平成23年度に比べ、平成24年度は住民基本台帳カード交付枚数が激減している。コンビニ交付利便性を訴え、普及を図ったが、平成25年3月末で人口の10%程度である。カードを保有している一部市民の利便のために支出することは公平性に欠ける。そもそも住民基本台帳ネットワークシステムは、国が国民を一元的に管理する目的で導入したものである。また、住民基本台帳カード個人情報自己情報コントロール権を侵害するものである。よって、本案認定できないというものであります。 反対意見2つ目としては、本案については小中学校の給食運搬業務に要する1台約750万円のトラック11台分、合計8,250万円の金額を車両法定耐用年数5年間で償却するため、車両損耗料初年度分が計上されている。業者は、5年後に学校給食運搬に要するトラック全てを無償で取得することになり、その後は事業展開が容易に進められる優位な立場となる。また、委託料の10%が一般管理費として算入されており、業者の不労利益は約165万円となる。一方、は所有するトラック2台を利用して給食運搬業務の委託も行っているが、この事業に使用している車両は既に20年あるいは9年経過しているものである。これだけの期間使用できるものであれば、運搬に要する車両を所有し、業務委託するのが費用対効果の面から当然である。よって、本案認定できないというものであります。 以上のような反対意見がありましたので、本案は表決に付された結果、賛成多数をもって認定すべきものと決せられました。 最後に、承認第4号 平成24年度会津若松国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、同第5号 平成24年度会津若松湊町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、同第6号平成24年度会津若松西田面簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、同第7号 平成24年度会津若松観光施設事業特別会計歳入歳出決算認定について、同第8号 平成24年度会津若松下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、同第9号 平成24年度会津若松地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算認定について、同第10号 平成24年度会津若松扇町土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について、同第11号 平成24年度会津若松農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について、同第12号 平成24年度会津若松介護保険特別会計歳入歳出決算認定について、同第13号 平成24年度会津若松個別生活排水事業特別会計歳入歳出決算認定について、同第14号 平成24年度会津若松三本松地区宅地整備事業特別会計歳入歳出決算認定について、同第15号 平成24年度会津若松後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について、同第16号平成24年度会津若松水道事業会計決算認定並びに剰余金処分についての13案件についてでありますが、これら13案件については特に異論なく、予算の執行については適正なものと認められ、いずれも認定すべきものと決せられた次第であります。 以上で当委員会付託となりました諸案件全部につきまして、その審査経過と結果についての報告を終わります。 △各委員会審査報告に対する質疑議員間討議、討論、表決 ○議長戸川稔朗) 以上で各委員会審査報告が終わりましたので、これより審査報告に対する質疑に入ります。 なお、各委員会における要望的意見については質疑の対象としないことが確認されております。また、委員会での審査経過と結果に対する質疑であることを踏まえて発言願います。さらに、自己が所属する委員会に対する質疑はできないことになっておりますので、ご了承願います。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    議長戸川稔朗) 以上で各委員会審査報告に対する質疑を打ち切りたいと思いますが、ご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長戸川稔朗) 満場ご異議ないものと認め、審査報告に対する質疑を打ち切ります。 次に、議員間討議に移ります。 過日の予算決算委員会において予算案件及び決算案件について委員間討議をお諮りしましたが、本日の会議には予算案件及び決算案件以外の単行案件条例案件及び請願が付議されていることから、これより議案第93号ないし同第97号、請願第3号を対象に議員間討議に入ります。 まず、議員間討議の方法についてであります。議員間討議の方法については、「論点をもって議員間討議を提案する者に対して議論しようとする者が1名以上ある場合に実施する」ものと申し合わせが行われております。議員間討議をご提案される方は、議案名及び事業名議員間討議を必要とする論点、理由等についてご説明願います。 なお、議員間討議は自己の意見を開陳するものではなく、議員相互間の自由な討議を中心とし、論点を整理し、争点を明らかにし、適切な説明責任議決責任を果たそうとするものでありますので、その趣旨についてご留意願います。 議員間討議をご提案される議員の方は挙手を願います。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長戸川稔朗) ないようでありますので、以上で議員間討議を打ち切りたいと思いますが、ご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長戸川稔朗) 満場ご異議ないものと認め、議員間討議を打ち切ります。 討論に入ります。 阿部光正議員。               〔阿部光正議員登壇〕 ◆阿部光正議員 おはようございます。私は、議案第80号 平成25年度会津若松一般会計補正予算(第5号)及び同第85号 平成25年度会津若松下水道事業特別会計補正予算(第2号)、同第87号平成25年度会津若松扇町土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)、同第88号 平成25年度会津若松農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)、同第91号 平成25年度会津若松三本松地区宅地整備事業特別会計補正予算(第1号)、以上に反対し、かつ承認第8号 平成24年度会津若松下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、同第10号 平成24年度会津若松扇町土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について、同第11号 平成24年度会津若松農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について、同第14号 平成24年度会津若松三本松地区宅地整備事業特別会計歳入歳出決算認定について、以下を不認定の立場で討論いたします。 まず、減債基金の問題でありますが、債務に充てるための11億何がしの予算は昨年の1万7,000円の予算からすると数万倍の規模であります。剰余金が26億出たので、法律に基づいて積んだということでありますが、今までのいろんな討論、質問の中で明らかになってきたのは、これは市長を含めた政策的判断であると。ところが、財政課に聞いてみますと、ことしの7月の半ばころにはほぼこの予算の中身が明らかになったと。8月には9月定例会のための補正予算の中身が始まります。約1カ月間の準備期間があるわけですけども、この間に各事業部のほうは突然の時間割りだったので、我々は予算要求をすることができなかったと、このように答えております。また一方、財政課のほうはそんなことはないと、これはいつものことだから要求しようとすればいつでも要求できたはずだと、このような食い違いが実は新たにわかってきました。いずれにしても、予算というのは市民のためにあるわけですから、今積み残している部分、緊急に必要だと思える部分を各部各課が要望するということがなければならないんですけども、そういうことが行われた形跡が全くないということで、減債基金をめぐる問題というのは一方では市長が政治判断でこれから債の繰り上げ返済に使いますと、これからだから平成26年、平成27年と、こういうふうに答えておりますが、一方で予算は単年度主義ですから、ことしある予算をことし有効に使い切るということが原則であろうと思います。残して来年に使う、再来年に使うということだけでこの減債の措置の仕方が有効であったというふうに私は判断するものではない。この前も提案しましたけども、毎年三百五、六十件の陳情案件が提出されております。これは、やっぱり市民の切実な要望だと思いますが、これのほとんどが毎年10%程度しか手つかずなんです。あとは残りが残ったままと。つまりこういう市民要望よりも減債基金のほうに回すことを優先したんだという判断ではあります。しかし、それと市民要望というのはそれほどつまらない、どうでもいいものだってあったのかという判断にもなるわけです。この辺の判断は、市長はよくしなくちゃいけなかったのではないかなというふうに思います。ただ、市長は年間総額予算主義をとっているから無理なんだと。これから交付税の減額措置が可能性としてあると、国のこれからのやり方見ていて。そうすると、必ずしも財政調整基金も含めて健全な財政運営ができるかどうかということがわからなくなる危険性があると、こういうことで積み増したという話もありました。それも私も前から指摘しているとおりですが、市民要望がつまらないから切り捨てたんではないと、来年以降は真摯に積み上げたやつを市民要望の中に使っていきたいというふうな答弁がありましたので、その辺は見守りたいと思います。 ただし、減債基金のシステム、構造、これはどうしてこういう形になったかというと、やっぱり当初予算主義なんです。当初予算主義というのは、今まで年4回予算編成していたのを当初予算の1回だけで済むわけです。それ以外は原則認めないと、緊急なもの以外は。災害時とか、そういうもの以外は認めないという形になっております。これは、年に1回だけしか予算を組まないというのは、実は政治が生き物だということの根本を忘れているのではないかと、市民の経済の状況も変われば、市民の生活も変わり得るわけです。これに素早く対応するというのが補正予算の本来のあり方です、市民要望を取り入れて。このことができなくなっている、これが当初予算主義の最大のマイナスではないかと。12カ月分をただの1回で予算措置すると、これは実は平成15年に財政危機宣言がありました。平成13年に5億円だったかな、実質の赤字を出したということも踏まえて、平成15年に財政危機宣言して、これ以降当初予算主義をとったんです。この当初予算主義は、そういう点では計画的に債務残高を減らしていくということには有利な制度であるとは思います。しかし、これから10年たちました。財政調整基金も満額積み立てになれた。それから、債務残高も800億円を切りました。800億円を切ったからいいのかというとそうではありません。民間企業の場合は、1年間の総売上高を超える借金、つまり10億円の売り上げしかないところに20億円も30億円も借金をすると、それは即倒産という認定をされて…… ○議長戸川稔朗) 阿部議員に申し上げます。簡潔に討論をお願いします。 ◆阿部光正議員 金融機関から発行を停止されるんです。会津若松の場合は、当初予算が440億円程度ですが、七百七、八十億円の借金があります。ですから、これに対してまだまだ努力をしていくということは当然です。しかし、4回のうち1回しか予算編成をやらないとなると職員はどうしているんでしょうか。主査クラスの人たちは遊んでいるのかということになります。やらなくたっていいんですから。そしたら、私の言う3割の人員削減につなげていったらどうかということを感じます。それと、財政独裁じゃないかと、市民要望を無視するような制度はこれからはやっぱり変えていかなくちゃならないと、市民の要望を反映していくような地域部の創設みたいなものを今後は検討していかなくちゃならないのではないかというふうに思います。 それから、水道の問題がありました。下水道の例をとりますと、湊の集落排水事業、これはそこだけで工事費から下水道料金を算定すると非常に高いものになります。旧市街地の2倍、3倍になります。これは、当時の農林課の課長たちとお話しして、やっぱりどこに住んでいてもそんな差別があってはだめだろうと、水道料金と下水道料金をならして平均をちゃんと取っていくべきではないかという形でそういうふうになりました。先日の市長の答弁や健康福祉部長の答弁を聞いていますとそうじゃないと、建設するときは高くつきますよと、水道料金は高くつくんですけども、それでよろしいですかというような、そういう討論があったので、それは違いますよと、地域主導でやっているんだと。地域主導という言葉はいいけれども、自分たちの主体性を放棄して、公のものであると、一方で福祉の中心的課題であるということを言ってきながら、一方で地域主導で井戸堀りでやってくださいみたいな…… ○議長戸川稔朗) 阿部議員、湊の水道は通告外です。 ◆阿部光正議員 予算に載っているでしょう。 それから、入札の情報、入札の問題で一言言っておきます。今後確かに入札はだんだんクリアになってきます。ところが、インサイダーに情報を漏らす人がいるとこの制度は全然生かし切れないということになります。 それから、観光の問題と農業の問題で一言触れておきます。               〔何事か呼ぶ者あり〕 ◆阿部光正議員 言ってあるでしょう、一括してやりますと。予算案です。80号です。 ○議長戸川稔朗) 阿部議員、簡潔に討論をお願いいたします。 ◆阿部光正議員 簡潔なんていう規定は何にもありません。勝手なことを言わないでください。この討論に対して何か規定があるんですか。ありません、こんなことは。農地の集約プランももちろん決算の中にも入っていますが、ことしの予算の中にも入っています。農地の集積をすることによって何ができたのかということで、ことし農政部長が答弁してくれました。湊の戸数が540戸から371戸に減った。河東は989戸から746戸に減った。北会津は1,071から701に減った。つまり3割戸数で減っています。人口は2,681から1,298、これは湊の倍です。河東は5,220から2,200、それから北会津が5,200から2,768、つまり農業人口は半分に減っているんです。これは、部長の言う生産性の向上は避けて通れないということで、生産性が33%向上しました。ところが、労働人口は50%減っていると。50%減っていることが地域農村の破壊につながってきているんではないかと、この40年間。こういう過疎の村をつくっておいて、これが間違っていない農政であるというふうに言い切っているこの部長たち、または市長は集積を進めなくちゃならない。何も歴史的に反省していません。分析もしていません。これで豊かな農業に対するちゃんとした指針ができるのかということは甚だ疑問です。これに予算を毎年つけているわけです。農地集積予算。違うでしょう。全く違うやり方だと私は思っています。               〔「議長、議事進行」と呼ぶ者あり〕 ○議長戸川稔朗) 松崎 新議員。 ◆松崎新議員 議会運営委員会で討論の仕方については種々議論をし、一定程度の整理を行ってきたところですので、議長におきましてはそのような趣旨を徹底して討論をするように整理をお願いしたい。 ○議長戸川稔朗) 阿部議員に再度申し上げますが、議長の議事整理権に従って簡潔に討論をお願いいたします。 ◆阿部光正議員 農村についてもう一言だけ言います。 農村を破壊してきて、今会津の人口は1970年の44万人くらいから今28万人に激減しました。16万人減りました。この最大の農政の政策としては、減反と食糧管理制度の廃止、これに尽きると思います。こうやって会津全体が疲弊し、商工業の振興に直結しました。もちろん商工業で売れないということは工業もだめになっていく。こういうことを続けていくと、本当に地域は限界集落をつくるための農政になってしまいます。そういう点では、農政をもう一回ちゃんと振り返るということが必要だと思います。 下水道事業について一言申し上げます。下水道事業は、この前10年ほど前の下水道事業を調べてみました。債が15億円から20億円、それから……ともかくの一般繰り入れが15億円以上あるんです。債が15億円から20億円、それで40億円の予算をつくってやっているわけですけれども、ようやくつい最近15億円くらいの使用料が入るようになりました。あと残りの70%程度は赤字体質のままなんです。30年やっている事業です。独立会計というのは何ですか。特別会計というのは独立採算制でしょう。それなのにもかかわらず、さらにこれから公共事業のエリアを広げていくというんです。公共下水道を広げれば広げるほど本管の埋設で金かかって、今度は人家がまばらになるんですから、ますます効率が悪くなって赤字体質になるわけでしょう。これは、ちゃんと見直しをかけないといけないでしょうということを私は言いたいと思います。 それから、区画整理事業特別会計。これは、実は今まで4回の予算の建てかえやってきました。そのうち3回は増額です。1回は減額です。建設委員会にずっといられる方もいますけれども、私は1回目くらいの変更だったらやむを得ないかなというふうに思います。でも、何で変更するんだ。最初につくった計画はこうでないか、何で30%、40%みたいな大きな計画変更をするんだ。そこでとどめておかなくちゃならないでしょう。だから、これを見直したり中止する経過は今まで増額変更を2回、3回、4回やっていたときにあったんです。もともと百数十億円の予算ですから、今度全部仕上がるのに三百七、八十億円かかるのです。こういうやり方を見過ごしてしまったと、また堂々とこういう    な計画を市議会に提出してきた建設部、これもやっぱり問題があるのではないか。こんなことをやっていたら、まさしく中央で言われていることですけど、公共事業はちっちゃく産んで大きく育てろというんです。10年、20年の間にダムの予算は1,000億円がいつの間にか5,000億円になっているんです。こういうやり方と同じです、このやり方は。これは、後から財政を圧迫することは間違いないでしょう。こういうやり方に乗っかっちゃっていることを市議会はきちっと検証して、このやり方がいいのかということに対して責任を持つ、そういうふうにしなければいけないと思います。 それから、農業集落排水事業については一言だけで終わりますが、これはもともと会津若松は公共下水道、それから合併浄化槽、個別排水事業、これに10年ほど前に仕分けをしたんです。何かというと農業集落排水事業は非常にコストが高いと、北会津西部地区、北部地区、1戸当たり計算してみました。1,000万円くらいかかるような大きな予算がかかったんです。後から、建設委員会の人たちに聞いてみたら、その一部は取りやめたと、大分ひどいところは取りやめたから、そんなに大きくコストのかかるところは今はないですよというふうな話を聞きましたので、それはそれで議会の役割は果たしたなとは思いますけれども、でも借金がいまだにあって、それをずっと返しているというのは今の農政の事業の現実です。 それから、三本松地区宅地整備事業、これは確かに和解して一千数百万円のお金をもらうことになりました、3年間500万円ずつ。ところが、何でこれに反対するかというと、あそこにある土砂、あの中のヒ素を除去するには産業廃棄物として処分するしかないんです。産業廃棄物で処分する例はあるのかというと富士通がそうです。富士通が会津若松に渡しますというときに、あそこの地下にあったトリクロロエチレン等を焼却処分したんです。いわきまでわざわざ持っていって産廃処分したんです。これだってやろうと思えばできるんです、あのままで置かないで。そして、住宅地の周りに有毒のヒ素がある団地があるなんていうことをそのまんま放置しておいていいのかと北会津の隣の議員も言っていましたけれども、私はそうだと思います。ところが、1,500万円くらいでは全くどっちにも役に立たない。億の単位の予算がかかります。何でこんな下手な和解をしてしまったのかというのは、私は全く理解ができませんが、今度その辺の膨大な予算を使うと市長は責任持てるのかと、あのとき言っただろうということになると思います。 以上で終わります。 ○議長戸川稔朗) 阿部議員に確認させていただきますけれども、先ほどの扇町土地区画整理事業の中で    という発言ございましたでしょうか、言葉で。発言があったとすれば不適切でありますので、訂正をさせていただきます。よろしいでしょうか。 阿部議員。 ◆阿部光正議員     という言葉は何か差別用語とか、そういうのに当たるんですか。私はそう考えているということに対して一々その言葉を使っちゃいかんとか、そう考えちゃいかんとかということになるんですか。それって議場の本質からちょっと外れていませんか。あなたたちが感覚で言っているその言葉はちょっときついだとか厳しいだとか汚いとかということであったとしても、明確に言われることは差別用語でない限りは使ってならないなんていうそんな規定はどこにもないんです。直したほうがいいというのならどうぞ直してください。 ○議長戸川稔朗) 不適切な言葉でございますので、議長のほうで訂正させていただきます。 鈴木 陽議員。               〔鈴木 陽議員登壇〕 ◆鈴木陽議員 私は、議案第80号 平成25年度会津若松一般会計補正予算(第5号)について、賛成の立場から討論いたします。 本補正予算は、減債基金に11億2,159万8,000円の積み立て措置をとることが一つの特徴となっております。これは、平成24年度決算の繰入金の予算超過分を財政調整基金に5億2,380万8,000円積み立て措置をすることにより、標準財政規模の10%を目途にした財政調整基金が繰入金の減額分3億3,868万4,000円と合わせ、29億5,000万円となるため、地方財政法第7条の規定に基づき債の償還に必要な財源を確保し、財政の健全運営に資するため減債基金に積み立て措置するものであります。議会においては、なぜこのような多額の繰越金の発生となったのか、また減債基金の積み立て前に減債基金以外の予算措置はできなかったのか等が議論となり、総計予算主義や年間総額予算主義、そして補正予算主義への質疑とつながりました。まず、繰越金の発生要因ですが、1点目は執行残が10億9,749万4,000円、2点目は予備費の残が2億7,265万5,000円、3点目は歳入超過分として12億5,083万円であり、その内訳は税分が9億5,437万1,000円、特別交付税分が7億6,227万8,000円となっております。まず、執行残ですが、執行率は97.5%であり、過去平均が97.6%に比して特に問題はなく、予備費の残についても除雪対策費が昨年より1億円以上の減となった結果であり、問題はありません。となれば残るは歳入超過分となりますが、特別交付税分については議会の指摘を遵守し、専決しなかった結果の繰り越しであり、市民税についても平成24年度当初予算の査定時期が平成23年年末時期となり、この時期の予算査定では震災翌年の歳入試算を厳しく査定したのは当然であります。結果として、予想を上回る法人市民税収入増は復興対策としての特例的な大規模予算措置の結果であり、その効果として受けとめるべきです。さらに、総計予算主義についてですが、総計予算主義は本の財政部当局の思いつきのようなものではありません。地方自治法第209条及び218条に基づく予算編成の原則であり、予算を単一の予算書の中で全ての歳入歳出を包括させ、かつ予算の調製を1年度1回を適当とするとされているものであります。また、後段の予算の調製を1年度1回を適当とするとしたものが年間総額予算主義であります。本が入るを図って出るを制すとは名ばかりに歳入規模を過大に見積もり、財源はあるとして補正予算主義よろしく、四半期ごとに財政規模を膨らまし、財政危機に陥ったのはそれほど遠い昔のことではありません。事実、本市の実質公債費比率は15.3%であります。県内13の平均は11.9%、全国の類似団体平均は実に8.3%であります。減債基金残高も平成24年度の決算ベースではありますが、本は5,414万4,000円であり、県内13の平均6億9,683万6,000円の10分の1であります。全国の類似団体の平均も8億8,384万4,000円であります。全国の類似団体は、本市にも増してより真摯に財政健全化に努めているとも言え、国の制度の改革等もにらみ、地方財政の切り込みに対する危機感を市民とともに共有し、当局、議会、市民が一体となって健全化を進めているのではないでしょうか。 今議会として忘れてならないことは、本はいまだ財政健全化の途上にあることであり、持続的財政運営をなくして市民生活を守ることはできないということであります。限られた財源の中で優先順位を決め、スクラップ・アンド・ビルドによる選択と集中の中から財政運営の活路を見出すことが重要です。この補正予算において財政調整基金と減債基金を適正に確保しようとしたことは、持続可能な健全財政を導く手法として当然の判断であります。さらに、積み立てられた減債基金は地方財政法第7条の規定により、平成26年度にはルール分として4億4,799万8,000円が繰上償還されることになります。また、残額についても通常の償還財源、または繰上償還が使途とされます。これは、結果として平成26年度当初予算編成において若干ではあるものの柔軟性を生むことにもつながります。以上の点から本補正予算は評価に値します。 以上を申し述べ、討論といたします。 ○議長戸川稔朗) 伊東くに議員。               〔伊東くに議員登壇〕 ◆伊東くに議員 私は、議案第80号 平成25年度会津若松一般会計補正予算(第5号)に反対の討論をいたします。 本予算には歳出の部第2款総務費、第3項戸籍住民基本台帳費、第1目戸籍住民基本台帳費、簡単ゆびナビ窓口事業費3,694万6,000円が計上されております。まず1つ目には、タッチパネル端末機の導入ですが、住民基本台帳カードを発行していない大多数の市民には利用することができません。コンビニ交付と同じサービスを市役所でも受けたいという要望に応えるということですが、これではコンビニ交付を導入した目的と相反します。 2つ目は、タブレット端末機の導入で住民基本台帳ネットワークシステムの情報を活用しての申請手続を行うサービスですが、無線でつなぎ、簡単にどこにでも持ち運べるタブレットで職員が聞き取って入力をするというもので、個人情報管理には厳重な注意をしなければ情報が危険にさらされます。 3つ目のフロアマネジャーの配置により高齢者や障がい者、赤ちゃん連れの方などのお手伝いをする体制をとる、このことには賛成です。しかし、この人件費は本予算には含まれておりませんし、さらには住民基本台帳カードの普及も業務として見込まれております。 このように本事業は、市民全体の利便性を求めるのではなく、住民基本台帳カードを持つことの利便性を訴え、住民基本台帳カード交付への誘導を目的としていることから反対をいたします。 続いて、議案第93号 会津若松住民基本台帳カードの利用に関する条例の一部を改正する条例は、ただいま議案第80号の反対の理由といたしました住民基本台帳カードで交付することができるタッチパネル端末機設置のための条例改正でありますので、同じ理由で反対といたします。 次に、承認第3号 平成24年度会津若松一般会計歳入歳出決算認定について不認定の討論をいたします。まず、歳出の部第2款総務費、第3項戸籍住民基本台帳費、第1目戸籍住民基本台帳費には住民基本台帳ネットワークシステム運用に係る委託料コンビニ交付システム運用に係る事業費及び住民基本台帳法改正に伴う改修業務委託料等の合計で約2,300万円が計上されております。住民基本台帳カード発行手数料を無料にしていた平成23年度に比べ、平成24年度は交付枚数が激減しております。お金を払ってまで発行する必要性はないカードであります。コンビニ交付利便性を訴え、普及を図ってきた結果、平成25年3月末でのカードの交付は1万3,204枚、人口の10%、コンビニ交付は6.18%です。カードを発行している一部の市民の利便のために支出をすることは公平性に欠けます。大多数の市民は、同時に他の手続も行え、相談もできる市役所の窓口交付を必要としています。年間10万件ある交付の約94%を担っている市役所の窓口の待ち時間の短縮や親切、丁寧な接遇こそが市民が望んでいることです。そもそも住民基本台帳ネットワークシステムは、国が国民を一元的に管理する目的で導入したものであり、住民の利便のためのものではありません。本予算や労力を注ぎ込み、カードを普及する必要はないと考えます。住民が理解がないままにカードを持つことはかえって危険なことです。住民基本台帳ネットワークシステムは、個人情報保護と自己情報コントロール権が守られておりませんし、市民個人情報に責任を持てないシステムです。よって、不承認の理由とし、私の討論といたします。(拍手) ○議長戸川稔朗) 成田芳雄議員。               〔成田芳雄議員登壇〕 ◆成田芳雄議員 私は、承認第3号 平成24年度会津若松一般会計歳入歳出決算認定について、不認定の立場から討論いたします。 この決算には、今定例会総括質疑でも明らかになりましたが、歳出の部第10款教育費、第2項及び第3項の第1目学校管理費の中で小中学校給食運搬委託業務6,605万9,490円を執行しましたが、その中に業者が購入する学校給食運搬トラック1台約750万円、合計11台の購入代金約8,250万円の全額を車両法定耐用年数5年間で償却するための車両損耗料として初年度分が算入されています。これにより、業者は5年後に購入した学校給食運搬トラック11台全てを無償で取得、所有することとなります。そして、その後は学校給食トラックの所有者として有利な条件を確保するとともに、入札などにおいて優位な立場となります。そのため、公平、公正、競争性を求める入札制度は完全に失われ、硬直化します。これを実現するため、教育委員会はこれまでの3年間の継続を前提とした単年度の委託随意契約を5年間の継続を前提とした契約に変更しました。さらに、執行額にはこの業務は業者への委託であるため、委託料の10%が一般管理費として算入され、これにより平成24年度の車両損耗分約1,650万円の10%、約165万円が業者の不労利益として含まれています。一方、所有の給食運搬トラック2台を利用しての運搬業務委託は、指名競争入札でその車両の取得は平成5年と平成16年で、それぞれ20年及び9年経過していますが、更新予定はないとの答弁であり、それだけの期間使用が可能であるならば運搬車両を所有し、業務委託するのが費用対効果の面から当然です。よって、承認第3号 平成24年度会津若松一般会計歳入歳出決算認定については不認定とするのが当然です。(拍手) ○議長戸川稔朗) 以上で討論を打ち切り、採決に移りたいと思いますが、ご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長戸川稔朗) 満場ご異議ないものと認め、討論を打ち切り、採決に入ります。 まず、ただいま反対意見のありました案件を分離し、採決いたします。 まず、議案第80号 平成25年度会津若松一般会計補正予算(第5号)については、これを原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。               〔賛成者起立〕 ○議長戸川稔朗) 起立多数。よって、議案第80号は原案のとおり決せられました。 次に、議案第85号 平成25年度会津若松下水道事業特別会計補正予算(第2号)、同第87号 平成25年度会津若松扇町土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)、同第88号 平成25年度会津若松農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)及び同第91号 平成25年度会津若松三本松地区宅地整備事業特別会計補正予算(第1号)、以上の4案件についてはこれを原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。               〔賛成者起立〕 ○議長戸川稔朗) 起立多数。よって、議案第85号、同第87号、同第88号及び同第91号の4案件は原案のとおり決せられました。 次に、議案第93号 会津若松住民基本台帳カードの利用に関する条例の一部を改正する条例については、これを原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。               〔賛成者起立〕 ○議長戸川稔朗) 起立多数。よって、議案第93号は原案のとおり決せられました。 次に、承認第3号 平成24年度会津若松一般会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。 承認第3号については、これを認定することに賛成の方の起立を求めます。               〔賛成者起立〕 ○議長戸川稔朗) 起立多数。よって、承認第3号は認定すべきものと決せられました。 次に、承認第8号 平成24年度会津若松下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、同第10号 平成24年度会津若松扇町土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について、同第11号 平成24年度会津若松農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について及び同第14号平成24年度会津若松三本松地区宅地整備事業特別会計歳入歳出決算認定について、以上の4案件について採決をいたします。 承認第8号、同第10号、同第11号及び同第14号、以上の4案件についてはこれを認定することに賛成の方の起立を求めます。               〔賛成者起立〕 ○議長戸川稔朗) 起立多数。よって、承認第8号、同第10号、同第11号及び同第14号、以上の4案件については認定すべきものと決せられました。 続いて、ただいま採決いたしました案件を除くその他の諸案件について採決をいたします。 以上の諸案件については、各委員会審査報告のとおり決することにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長戸川稔朗) 満場ご異議ないものと認めます。よって、以上の諸案件は各委員会審査報告のとおり決せられました。 △閉会宣言 ○議長戸川稔朗) 以上で本日の日程は全部終了いたしましたので、これをもって9月定例会を閉会いたします。               閉 会 (午前11時04分)...