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  1. 福島市議会 2020-03-02
    令和 2年 3月定例会議-03月02日-01号


    取得元: 福島市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-22
    令和 2年 3月定例会議-03月02日-01号令和 2年 3月定例会議                 令和2年3月2日(月曜日) ───────────────────────────────────────────── 出 席 議 員(35名)   1番  沢井和宏            2番  山田 裕   3番  高木直人            4番  根本雅昭   5番  斎藤正臣            6番  川又康彦   7番  梅津一匡            8番  佐々木優   9番  丹治 誠            10番  佐原真紀   11番  石原洋三郎           12番  二階堂利枝   13番  石山波恵            14番  萩原太郎   15番  鈴木正実            16番  阿部 亨   17番  羽田房男            18番  小熊省三   19番  後藤善次            20番  梅津政則   21番  高木克尚            22番  白川敏明   23番  大平洋人            24番  小松良行   25番  二階堂武文           26番  尾形 武   27番  村山国子            28番  小野京子   29番  粕谷悦功            30番  山岸 清
      31番  半沢正典            32番  黒沢 仁   33番  渡辺敏彦            34番  真田広志   35番  宍戸一照 ───────────────────────────────────────────── 説明のため出席した者   市長         木幡 浩      副市長        紺野喜代志   副市長        山本克也      政策調整部長     川村栄司   総務部長兼危機管理監 横澤 靖      財務部長       遊佐吉典   商工観光部長     西坂邦仁      農政部長       斎藤房一   市民・文化スポーツ部長横田博昭      環境部長       清野一浩   健康福祉部長     加藤孝一      こども未来部長    髙橋信夫   建設部長       菊田秀之      都市政策部長     遠藤徳良   会計管理者会計課長 佐藤博美      総務課長       松崎 剛   財政課長       松田和士      水道事業管理者    八島洋一   水道局長       安藤善春      教育長        古関明善   教育部長       山田 準      代表監査委員     井上安子   消防長        阿蘓 武      農業委員会会長    宍戸 薫 ───────────────────────────────────────────── 議会事務局出席者   局長         下田正樹      次長兼総務課長    安藤芳昭   議事調査課長     渡邉洋也 ───────────────────────────────────────────── 議 事 日 程   1 会議録署名議員の指名   2 会議の期間の決定   3 議案第1号ないし第51号、報告第1号の提出       議案第1号 令和2年度福島一般会計予算       議案第2号 令和2年度福島水道事業会計予算       議案第3号 令和2年度福島下水道事業会計予算       議案第4号 令和2年度福島農業集落排水事業会計予算       議案第5号 令和2年度福島国民健康保険事業費特別会計予算       議案第6号 令和2年度福島市飯坂町財産区特別会計予算       議案第7号 令和2年度福島公設地方卸売市場事業費特別会計予算       議案第8号 令和2年度福島土地区画整理事業費特別会計予算       議案第9号 令和2年度福島介護保険事業費特別会計予算       議案第10号 令和2年度福島市庁舎整備基金運用特別会計予算       議案第11号 令和2年度福島後期高齢者医療事業費特別会計予算       議案第12号 令和2年度福島市青木財産区特別会計予算       議案第13号 令和2年度福島工業団地整備事業費特別会計予算       議案第14号 令和2年度福島母子父子寡婦福祉資金貸付事業費特別会計予算       議案第15号 令和元年度福島一般会計補正予算       議案第16号 令和元年度福島一般会計補正予算       議案第17号 令和元年度福島水道事業会計補正予算       議案第18号 令和元年度福島下水道事業会計補正予算       議案第19号 令和元年度福島農業集落排水事業会計補正予算       議案第20号 令和元年度福島土地区画整理事業費特別会計補正予算       議案第21号 令和元年度福島市庁舎整備基金運用特別会計補正予算       議案第22号 令和元年度福島後期高齢者医療事業費特別会計補正予算       議案第23号 令和元年度福島工業団地整備事業費特別会計補正予算       議案第24号 福島市議会議員及び福島市長の選挙における選挙公報の発行に関する条例の一部を改正する条例制定の件       議案第25号 福島市監査委員条例の一部を改正する条例制定の件       議案第26号 福島市一般職の任期付職員の採用等に関する条例制定の件       議案第27号 議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例制定の件       議案第28号 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の一部を改正する条例制定の件       議案第29号 市長等の給与に関する条例の一部を改正する条例制定の件       議案第30号 福島市森林環境整備基金条例制定の件       議案第31号 福島市手数料条例の一部を改正する条例制定の件       議案第32号 福島市公設地方卸売市場条例の一部を改正する条例制定の件       議案第33号 福島市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例制定の件       議案第34号 障がいのある人もない人も共にいきいきと暮らせる福島市づくり条例制定の件       議案第35号 福島市子育て世帯応援に係る手当に関する条例を廃止する条例制定の件       議案第36号 福島市まちなか交流施設条例制定の件       議案第37号 福島市客引き行為等の防止に関する条例の一部を改正する条例制定の件       議案第38号 福島市保健所条例の一部を改正する条例制定の件       議案第39号 福島市食品衛生法施行条例の一部を改正する条例制定の件       議案第40号 福島市浄化槽保守点検業者の登録に関する条例の一部を改正する条例制定の件       議案第41号 福島市都市公園条例の一部を改正する条例制定の件       議案第42号 福島市営住宅等条例等の一部を改正する条例制定の件       議案第43号 福島市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例制定の件       議案第44号 福島市下水道等事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定の件       議案第45号 福島市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定の件       議案第46号 福島市消防団員の定員、任免、服務及び給与に関する条例の一部を改正する条例制定の件       議案第47号 市道路線の認定及び廃止の件       議案第48号 包括外部監査契約の件       議案第49号 工事請負契約の一部変更の件       議案第50号 財産処分の件       議案第51号 財産処分の件       報告第1号 専決処分報告の件   4 市長の提案理由の説明   5 議案第15号の先議   6 議案第15号に対する質疑   7 議案第15号を各所管常任委員会に付託   8 議案第15号の委員会における審査の結果の報告   9 委員長報告に対する質疑、討論、採決 ───────────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件   議事日程に記載のとおり                 午前10時00分    開  会 ○議長(梅津政則) 定足数に達しておりますので、これより3月定例会議を開会いたします。  会議録署名議員の指名をいたします。  8番佐々木優議員、28番小野京子議員を指名いたします。  会議の期間の決定をいたします。  会議の期間は、議会運営委員会の決定のとおり、すなわち本3月2日から25日までの24日間といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。      【「異議なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(梅津政則) ご異議ございませんので、会議の期間は本3月2日から25日までの24日間と決定いたしました。  なお、本会議の議事日程、質問通告等の締切りは、お手元に配付の印刷物のとおりでありますので、ご了承願います。  議案等の説明を求めるため、会議の期間中、市長以下、必要と認める執行機関の職員の出席を求めることにいたします。
     諸般の報告をいたします。  報告の内容は、お手元に配付の印刷物のとおりでありますので、ご了承願います。  ただいま市長から議案及び報告の提出がありました。  議案及び報告は、さきにお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。  日程に従い、議案第1号ないし第51号、報告第1号を一括して議題といたします。  市長の提案理由の説明を求めます。 ◎市長(木幡浩) 議長、市長。 ○議長(梅津政則) 市長。      【市長(木幡 浩)登壇】 ◎市長(木幡浩) 皆様、おはようございます。提案理由を申し上げるに先立ち、目下の最大の懸案であります新型コロナウイルス感染症対策について申し上げます。  新型コロナウイルス感染症は、市中感染に拡大してきており、感染拡大防止を図る上で、今、非常に重要な局面を迎えております。政府からは、2月27日、異例の全国一斉休校の要請が表明されました。これを踏まえ、本市といたしましては、明後日から春休みまでの期間、市立小中特別支援学校を臨時休業とするとともに、預け先がないなどのやむを得ない事情がある小学校、特別支援学校の児童については、通学している学校で自学できる体制を整えることにいたしました。卒業式につきましては、参加者の縮小、時間短縮など、感染防止に努めながら実施する予定であります。  これまでの本市の対応といたしましては、1月30日に私を本部長とした新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、医療機関をはじめ関係機関と連携しつつ、全庁的な取組を進めてまいりました。帰国者・接触者相談センターに加えて相談専用電話も設け、国が相談対象とする方以外からの相談にも、土日、祝日を含め幅広く対応いたしております。  また、政府の基本方針を踏まえ、2月27日には本市における当面の方針を取りまとめ、28日には市長メッセージを発して、市民、事業者、団体の皆様に感染拡大防止の行動をお願いしたところであります。引き続き、事態の推移に応じ、地域経済への対応も含め的確に対応するとともに、市民等の皆様には、市長メッセージに沿って対応を徹底いただき、市民一丸で感染拡大の危機を乗り越えてまいりたいと存じます。  次に、市政運営に関する所信を申し上げ、ご理解とご協力を賜りたいと存じます。  昨年は令和の新時代になり、新しいわらじまつりなど、至るところで新時代の息吹が感じられました。一方、台風19号により、本市においても甚大な被害を受け、安全安心の充実に取り組む決意を新たにしたところであります。  間もなく、東日本大震災、原発事故から10年目に入ります。東京2020大会の開催や、連続テレビ小説、エールの放映と、福島と復興に大きな注目が集まる年になります。福島の名を冠する県都の責任として、震災の記憶と教訓を次世代へ継承するとともに、感謝と併せて世界へと発信してまいります。  また、大震災後10年目以降の新たな未来像を描くとともに、この千載一遇のチャンスを生かして、全国、世界から多くの人々を集め、本市の活力に転化してまいります。あわせて、地域社会の様々な面でグレードアップを図ることにより、将来に向けての遺産、レガシーを形成し、広域の発展も牽引してまいりたいと考えております。  さらに、人口減少社会への対応は喫緊の課題であります。子供たちに係る環境の充実や都市ブランド力の強化等により、子育て世代が集まり、移住定住の人気が高まるよう努めてまいります。  いずれにいたしましても、新年度は本市の未来を大きく変える年になります。市民の皆様、そして市議会の皆様と力を合わせて、心から住んでよかったと言えるまち、そして世界にエールを送るまちを目指してまいります。  新年度は、以上の方針の下、引き続き開かれた市政とスピードと実行をモットーに、次の9本の重点施策を柱として、市政を推進いたします。  新年度第1の柱は、安全安心なまちづくりの推進であります。  台風19号による被害は、2月17日現在で、家屋等1,370件、道路等の冠水、法面崩壊等は735件、河川被害は48河川、農林業被害は14億円を超えるなど、甚大なものとなっており、現在、被災された方々の生活再建の支援、被災施設等の早期復旧に努めているところであります。農業については、この春からの営農再開への影響が最小限にとどまるよう、農業用水路の復旧や農地に流入した土砂等の除去を急ぐほか、農業用ハウスの修繕、再建や農業用機械の再取得に対する支援を進めてまいります。  今後は、昨年のような大雨でも災害を防止し、軽減させるという視点に立って、今次の災害対応を検証し、市民の皆様のご理解と自助、共助の取組をいただきながら、ハード、ソフト両面から、災害に強い安全安心なまちづくりを進めることが重要であります。  郷野目地区岡部上条地区におきましては住民説明会を実施したところであり、郷野目地区の決壊箇所につきましては、県が堤防をかさ上げして本格復旧を行うことになりました。また、国においても、阿武隈川上流に3つの遊水池を設けるなど令和の大改修を行う方針が示されました。本市としましても、国、県の取組と連携し、市管理河川農業用排水路等の河道掘削、護岸整備や道路側溝の冠水対策事業を実施する市単独の水害対策パッケージを推進いたします。  また、河川のモニタリング体制の強化を国、県に要請しておりますが、水位情報や雨量データ等を一元的に把握、管理し、的確な避難情報の伝達や初動対応につなげるため、災害対策オペレーションシステムを構築いたします。さらに、屋外スピーカーの設置や戸別受信機、スマートフォンアプリなど情報発信の多重化により、情報の迅速かつ確実な伝達を図ります。  市民の防災行動を促し、地域防災力を高めるため、洪水、内水ハザードマップを広く周知するほか、地域の実態に応じた地区防災マップ地区防災計画の作成を支援するとともに、災害時要援護者に関する情報を地域支援者等と共有し、効率的な避難支援体制を構築してまいります。  なお、本市の国土強靱化をより促進するため、福島市国土強靱化地域計画を2月に策定いたしました。今後も様々な検証を踏まえながら、災害対策の総合的な強化を図ってまいります。  消防力の充実強化につきましては、福島消防署清水分署の改築に着工し、消防車両の更新を進めるほか、消防団員の活動を補完する機能別消防団員を新たに導入し、消防団組織の体制強化を図ってまいります。  台風19号のような異常気象は、地球温暖化の影響と推察され、私たち自治体においても、温室効果ガスを抑制する取組を進めなければなりません。このため、引き続き太陽光発電システムの設置助成を行うほか、水素社会実現に向けたモデル事業の新たな立ち上げや、森林環境の整備も進めてまいります。  除染に伴う除去土壌搬出等の推進につきましては、保育所、幼稚園や小中学校については今年度末までに終了させるなど、現場保管の解消を進めます。中間貯蔵施設への輸送につきましては、令和3年度末までにおおむね完了できるよう国と調整し、輸送が完了した仮置場等については、一日も早い原状回復を目指してまいります。  このほか、ごみ減量大作戦において第二次展開を図るとともに、ムクドリ、カラス対策に新たに取り組むなど、安全安心で快適な生活環境の創出を図ってまいります。  第2の柱は、オリンピック・パラリンピックとレガシーの創出であります。  東京2020大会まで150日を切りました。  今月24日にはギリシャで採火された聖火が、復興の火として福島駅東口駅前広場に展示され、27日には聖火リレーが市内で実施されます。近隣市町村等とも連携しながら、信夫ヶ丘競技場でイベントなどを実施し、聖火リレーを盛り上げてまいります。  そして、7月からは、震災復興パネル展を開始するとともに、本市で開催される野球、ソフトボール競技期間中に、福島駅東口では、2020ふくしま市民応援団など多くの皆様の協力をいただきながら、実・湧・満・彩の魅力と復興の現状を感じていただけるおもてなしイベントやコミュニティーライブサイトを、福島駅西口ではパブリックビューイングを実施いたします。  このほか、100日前イベントやホストタウン交流も実施し、これらを通じて、東京2020大会が市民にとって記憶に残る大会になるとともに、世界に向けて、感謝の気持ちと復興の現状、福島からのエールを発信してまいります。  また、東京2020大会は、本市の地域社会グレードアップし、レガシーを形成する機会にしていかなければなりません。  このため、スポーツ施設の整備やスポーツイベントの誘致などスポーツのまちづくりを進めるほか、健康づくり、にぎわいのまちづくりを推進いたします。昨年12月にスイスを相手国として、共生社会ホストタウンの登録決定を受けましたが、2月には先導的共生社会ホストタウンに応募をいたしました。ユニバーサルデザインまちづくりと心のバリアフリーに向けた取組を進め、共生社会の実現を目指してまいります。  第3の柱は、古関裕而を活かしたまちづくりの推進であります。  いよいよ今月30日から連続テレビ小説、エールが放映されます。  これを契機として、古関メロディーや古関氏の功績を広く知っていただくとともに、本市を訪れる方々を温かくお迎えするため、古関裕而記念館のリニューアルをはじめ、エールに関する企画展示や映像コンテンツを導入するなど、受入れ体制を強化いたします。  また、古関裕而ストリートの周辺に設置される古関裕而まちなか青春館町なか回遊の拠点とするほか、屋外でのまちなか音楽祭の開催、メロディーバスやラッピングバスの運行など、商店街への回遊促進と、中心市街地の活性化を図ってまいります。  関係自治体とも連携しながら古関裕而ゆかりまちサミットを開催し、新たな都市間交流を展開するなど、古関氏と音楽を生かしたまちづくりを推進してまいります。  また、エールの放映終了後も、その効果を持続させていくため、映画やテレビ等のロケ誘致と支援に取り組み、ロケツーリズムによる関係人口の拡大や観光資源の強化を図ってまいります。  第4の柱は、子どもたちの未来を開く環境整備であります。  新たな子育て支援の総合的な指針として子ども・子育て新ステージプランを策定し、待機児童対策の充実に加えて、子供、子育て施策の新たな展開を図り、日本一の子育て環境を目指してまいります。  新たな政策パッケージとしまして、子ども・子育て新ステージ2020推進事業を設け、特色ある幼児教育、保育の推進、病児、病後児保育や休日保育等の充実、認可保育施設放課後児童クラブの多子世帯の負担の軽減のほか、本市産農産物の使用拡大による地産地消の推進と同時に給食費の負担軽減を図ってまいります。なお、これらの施策展開に伴い、子育て世帯応援手当等については廃止をいたします。  待機児童対策につきましては、市内外の保育士養成校等における就職相談会の実施やPR動画の活用等により保育士の確保を図るほか、保育士職場環境改善チームの設置により、保育士が働きやすい職場環境を整え保育士の定着につなげるなど、待機児童対策推進パッケージの充実を図ります。これにより、放課後児童クラブを増設する学童保育とともに、待機児童ゼロを目指してまいります。  子育て支援ワンストップ拠点であります子育て相談センター・えがおにおいては、妊娠届出窓口を一元化して、土日も含め全ての妊婦に面接相談を行うなどきめ細やかな対応を実施してまいります。  なお、2月に設置いたしましたこども発達支援センター子ども家庭総合支援拠点につきましては、円滑にその業務を開始しているところであります。  子供たちの学習環境の整備につきましては、国の補正予算を活用し、幼稚園、小中学校の校舎等耐震化に前倒しで取り組むとともに、小学校7校、中学校6校において約400基のトイレ改修を実施し、令和2年度末で学校トイレの洋式化率65%を目指します。  また、児童生徒が先端技術等を活用して学習できるICT環境を整備するため、1人1台のタブレット端末を3か年で配置することとし、校内ネットワーク環境の整備を進めるとともに、教職員を対象とした研修を実施し、新学習指導要領における情報活用能力の育成に努めてまいります。  さらに、語学指導を行う外国人青年を3名増員し19名体制とするほか、プログラムコーディネーター1名を配置するなど、外国語学習活動を一層強化いたします。  第5の柱は、健都ふくしまの創造であります。  健都ふくしまの創造につきましては、引き続き地域や関係団体等との連携を強化し、受動喫煙対策や食育、歯と口腔の健康づくりを進めるほか、親子参加型の健康づくりポイント事業生活習慣病重症化の予防対策など、実効性のある市民の健康づくりを推進いたします。  受動喫煙防止対策につきましては、改正健康増進法の完全施行に合わせ、市の公共施設は原則敷地内禁煙とする方針を4月からスタートさせるほか、東京2020大会の競技開催都市として、福島駅前広場や周辺区域における対策の強化を盛り込んだ、受動喫煙防止条例を6月定例会議に提出すべく取り組んでおり、望まない受動喫煙の防止対策を強化してまいります。  また、人生100年時代を迎え、高齢者に係る医療介護等に要する経費が大きく伸びる中にあって、高齢者の生きがいづくりと健康増進は非常に重要な課題であります。このため、高齢者元気アップ事業としてニュースポーツによる多世代交流等を引き続き推進するほか、高齢者生涯活躍プロジェクト事業や、高齢者フレイル予防のための健診データ等の分析を活用した保健指導と健康支援を新たに実施いたします。  第6の柱は、まちのにぎわいと活力づくりであります。  令和2年度末までに相馬福島道路が全線開通し、国道13号福島西道路の南伸については、令和8年度末までに開通する見通しであることが示されました。本市としましては、国と連携し、西道路の南伸が一日も早く開通するよう努めるとともに、交通ネットワークの充実を生かした地域活性化を推進してまいります。  企業立地につきましては、2月に2つの企業と立地基本協定を締結し、今年度の企業立地に係る協定締結は5件となりました。いずれも高い技術力や強固な販売基盤を有し、一層の成長が期待できる企業であります。また、今般創設いたしましたふくしまチャレンジ・フィールドによる支援もPRしつつ、引き続き企業誘致活動を展開し、産業の集積と雇用の創出に取り組んでまいります。  次に、地域振興施設道の駅につきましては、高速交通網の結節点という地の利を生かした地域振興の拠点として整備するとともに、敷地内に屋内子供遊び場を設けるなど、子育て支援機能も併せ持つ道の駅として、1月に国土交通省から重点道の駅に選定されたところであります。新年度は、建築工事を進めるとともに、施設の指定管理者を公募するなど、令和4年春の開業に向け事業を加速してまいります。  商業の振興につきましては、空き店舗を活用して新規に出店する創業者の賃借料や、リノベーションに係る費用の一部を補助するほか、中小企業等の後継者育成事業や売上げ増加、販路拡大への取組などに対しても支援してまいります。  また、新まちなか広場の整備や信夫山との連携確保により、歩いて楽しい町なかのにぎわいづくりに努めてまいります。  農業再生への取組につきましては、新たに雇用就農も加えた多様な就農形態への支援を総合的に行い、本市農業を担う人材の確保を図るとともに、福島駅前軽トラ市の開催などにより本市産農産物の安全性を市内外に発信するほか、有害鳥獣被害などの農作物被害対策を強化してまいります。  また、食品加工の産業化と連携し、民間企業が行う本市産農産物を活用した加工食品の製品開発、販売等に係る経費の一部を補助するとともに、魅力ある逸品を福島ブランド商品として認証し、農作物の付加価値向上とブランド化されたスイーツ品による産業の活性化を支援してまいります。  観光対策につきましては、東京2020大会や連続テレビ小説、エールを活用した観光誘客に合わせ、インバウンド環境の整備やトイレの洋式化、おもてなしの強化を図るとともに、ふくしま花回廊推進事業として、花の名所の魅力アップを推進いたします。さらに、お土産品の開発の促進、ロケツーリズムによる新たな観光名所の開発にも取り組んでまいります。  第7の柱は、風格ある県都ふくしまの実現であります。  風格ある県都を目指すまちづくり構想に基づく福島駅前交流・集客拠点施設につきましては、施設のコンセプトを多様な交流・にぎわいを創出するふくしまコンベンションとし、そのための基本方針や施設の構成、機能等をまとめたところであります。引き続き、市議会の皆様からのご意見を頂きながら、本年度中に施設整備基本計画を策定いたします。新年度には、福島駅東口市街地再開発準備組合が進める市街地再開発事業の基本設計等に本計画が反映されるよう調整を図るとともに、本組合の設立に向けた事業計画策定に対し支援してまいります。  また、福島駅東口地区第一種市街地再開発事業に関する都市計画の案について、2月に福島市都市計画審議会での審議を経たところであり、今月中に都市計画決定する予定であります。  新しい西棟につきましては、市民会館等の機能を複合化した市民交流機能、市民の代表としての議会機能、さらには市民のための防災機能の面から、市民棟としての整備を検討しております。  また、消防本部、福島消防署庁舎は、十分な耐震性能を有しておらず、防災拠点としての機能が果たせない可能性があることから、できる限り早く再整備の方針を決定する必要があります。様々な要件を総合的に勘案し、市民会館の跡地を移転の有力候補地として調整を進めたいと考えております。  この場合、新しい西棟の建設、市民会館の取壊し、消防本部、福島消防署の建設の順に円滑に進める必要があることから、新しい西棟の整備につきましては、除染関連の仮設事務所の廃止が見込める令和4年度の着工を目指すこととし、新年度に基本計画策定及び基本設計に関する予算を計上したところであります。  また、市立図書館再整備につきましては、昨年11月に検討委員会より、適地については、現在地のほか、中心市街地内で再編が検討されている他の公共施設用地も候補として検討が必要との考えが示されました。今後、そうした観点から適地と整備時期についての検討を進めてまいります。  広域連携の取組につきましては、広域連携への理解と機運醸成を図る福島圏域広域連携セミナーを1月に開催し、圏域首長によるパネルディスカッションにおいて、圏域での結びつきをより一層強め、連携を強力に推進していくことを確認いたしました。  引き続き、様々な分野における連携事業に着実に取り組みながら、連携中枢都市圏の形成に向けて協議を進めてまいります。  人口減少の流れが進む中、移住定住対策を一層強化していかなければなりません。新年度は、専用ポータルサイトの開設やガイドブックの全面改訂を行い、情報発信を強化するとともに、空き家バンクの活用や移住応援サポーターによる相談など、移住希望者のライフスタイルに沿った総合的かつ積極的な支援を実施するほか、新たな地域おこし協力隊を導入し、地域力の強化を図ってまいります。  移住定住を進めるためにも、シティーセールスを戦略的に推進し、都市としてのブランド力を高める必要があります。東日本大震災から10年目を迎えることを機に、震災復興パネル展や詩人、和合亮一氏プロデュースによる震災復興イベントを開催するとともに、本市の魅力を強くアピールするシティーセールスムービーを制作し、本市の復興状況や新たなまちづくりの方向性の発信、本市の認知度向上に努めてまいります。  また、本市ゆかりの首都圏在住者や経済人との交流会や、ふるさと納税をまちづくり賛同型に転換することにより、福島市を応援してくださる関係人口の拡大を図ってまいります。  歴史、文化と次世代環境が調和したまちづくりにつきましては、旧広瀬座の再整備に向けた基本設計、今年生誕100年を迎える秋山庄太郎氏の記念写真展を実施するほか、新最終処分場整備に向けた建設工事や、あぶくまクリーンセンター焼却工場の再整備に向けた基本計画策定、環境影響評価などを進め、次世代に残る快適な環境づくりを推進してまいります。  第8の柱は、誰にでもやさしい共生社会の推進であります。  バリアフリー推進パッケージにより、バリアフリーパートナーの取組を促しながら、心のバリアフリーを推進いたします。また、まち歩き総点検の結果に基づき歩道等の改修を進めるほか、県内初となるバリアフリーのまちづくりの基本的な方針を定めるバリアフリーマスタープランを策定してまいります。  本定例会議において、障がいのある人もない人も共にいきいきと暮らせる福島市づくり条例制定に関する議案を提出しており、障害の有無にかかわらず、安全で安心して暮らせる共生社会実現のための施策を推進し、誰にでもやさしいまちふくしまを実現してまいります。  多文化共生につきましては、多文化共生を推進するための指針の策定に取り組んでいるとともに、新たに本庁舎に外国人相談窓口を開設し、外国人の在住支援を行うほか、帰国、外国出身児童生徒への学校生活適応事業や、親子を対象とした日本語教室を実施するなど、外国人の受入れ環境を整備してまいります。  女性が活躍できるまちづくりの推進につきましては、結婚や出産を機に退職した女性の再就職を支援する就職ガイダンスを新たに実施するほか、女性が活躍できる職場づくりなどに積極的に取り組む企業の認証、キャリアアップ講座、男女共同参画を推進する人材養成講座など、女性の就労機会の拡大や働き方改革の推進に取り組んでまいります。  最後の第9の柱は、市政運営の新ステージであります。  令和3年度からを計画期間とする新総合計画の策定につきましては、おおむね10年先の目指すべき将来のまちの姿を人・まち・自然が奏でる魅力のハーモニー未来協奏(共創)都市~世界にエールを送るまち県都ふくしま~とし、それを実現するための視点、基本方針の案を取りまとめております。  今後、議員の皆様からのご意見等を伺いながら将来構想と基本方針の案を今年度中にまとめてまいります。  また、ICTを積極的に活用し、市民サービスの向上と業務効率化を推進してまいります。市民サービス面では、マイナポイントの利用に向けた支援、LINEを活用した情報配信、市政だより等の多言語サービスなどを実施し、業務効率化面では、RPAやAI─OCR、教員の働き方改革にも資する統合型校務支援システム等を導入するほか、議会においてもタブレット端末と会議システムを導入いたします。  次に、本定例会議に提出いたしました令和2年度福島一般会計予算等の議案51件及び報告1件について申し上げます。  まず、令和2年度当初予算についてでありますが、歳入では、固定資産税において家屋における新増築分の増等による増収が見込まれる一方で、法人市民税において企業収益の減や法人税率引下げ等の税制改正の影響による減収が見込まれます。普通交付税においては、地方消費税交付金の増収等を反映した減額を見込む一方で、震災復興特別交付税においては対象事業費の増加による増額を見込んでおります。  歳出では、時代を反映した新たな行政需要が増嵩していることから、経費の節減合理化を図るとともに、国の財政支援措置のある市債の活用や、財政調整基金等の繰入れにより財源の確保に努めたほか、財源の効率的配分に意を用い、さきに申し上げました施策、事業を実現するための予算計上に最大限の努力をいたした次第であります。  これらにより、令和2年度当初予算は、一般会計が1,170億円、その他特別会計が合わせて557億4,100万円余、水道事業会計が112億4,900万円余、下水道事業会計が125億300万円余、農業集落排水事業会計が2億8,700万円余、総計で1,967億8,100万円余となったところであります。  一般会計予算につきましては、ただいま申し述べた市政運営に関する所信に沿って必要な予算を措置し、前年度比64億5,000万円、5.2%の減となりましたが、除染関連事業を除くと前年度比26億1,000万円余、2.5%の増となり、過去最高の積極型予算としたところであります。  次に、水道事業会計予算について申し上げます。  安全で安心な水道水の安定供給と災害に強い水道の構築を図るため、老朽管の計画的な更新や水道施設情報管理システムの構築、官民連携による応急復旧訓練などを進めるとともに、民営簡易水道組合の統合を行うための施設整備のほか、水道利用促進のための所要額を計上いたしました。  次に、下水道事業会計及び農業集落排水事業会計予算につきましては、各事業を計画的に実施するための所要額を計上いたしました。  次に、特別会計予算について申し上げます。  国民健康保険事業費、介護保険事業費につきましては、それぞれの保険給付を行う経費等を計上いたしました。  また、公設地方卸売市場事業費、工業団地整備事業費等につきましては、各事業を計画的に実施するための所要額を計上いたしました。  さらに、後期高齢者医療事業費につきましては、後期高齢者医療広域連合に対して納付する保険料等の所要額を計上いたしました。
     母子父子寡婦福祉資金貸付事業費につきましては、福祉資金の貸付けを行う経費等を計上いたしました。  以上が令和2年度各会計予算の概要であります。  次に、令和元年度各会計補正予算等の主なものについて申し上げます。  議案第15号令和元年度福島一般会計補正予算につきましては、歳入歳出予算、繰越明許費、債務負担行為及び地方債の補正で、台風19号により被害を受けた施設等の復旧に要する経費及び国の安心と成長の未来を拓く総合経済対策に基づく補正予算に呼応し、令和2年度当初予算に計上予定であった事業を前倒しして実施するための経費等を計上するものであり、歳出予算の追加額は29億7,100万円余であります。  繰越明許費の補正につきましては、社会福祉施設復旧支援事業ほか16事業について、その事業費の一部または全部を令和2年度へ繰り越して使用するため、追加または変更するものであります。  議案第16号令和元年度福島一般会計補正予算につきましては、歳入歳出予算、継続費、繰越明許費及び地方債の補正で、財政調整基金積立金、環境基金積立金及び企業立地促進費等を追加するとともに、除去土壌搬出等推進事業費等を減額するものであり、歳出予算総額16億1,400万円余を減額するものであります。  継続費の補正につきましては、中央市民プール改修工事において、工事の前倒しに伴い年割額を変更するものであります。  繰越明許費の補正につきましては、こども発達支援センター移転整備事業ほか28事業について、その事業費の一部または全部を令和2年度へ繰り越して使用するため、追加または変更するものであります。  このほかの議案の提案理由及び報告につきましては、それぞれ議案書、予算説明書等に記載したとおりでありますので、ご了承願います。  以上が提出議案及び報告の概要ですが、詳細につきましては、ご質疑または委員会等において申し上げたいと存じますので、よろしくご審議の上議決を賜りますようお願い申し上げます。  なお、議案第15号につきましては、台風19号関連及び国の総合経済対策に呼応し、速やかな対応を図るため、ご先議くださいますようお願い申し上げます。  また、会議の期間中に人事案件を追加提案いたしたいと存じますので、ご了承をお願い申し上げます。 ○議長(梅津政則) ただいま市長から先議の要請がありました。  この際、質疑通告の締切りについてお諮りいたします。  さきに開会の議会運営委員会で確認された質疑通告の状況から、ただいまをもって質疑通告を締め切ることといたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。      【「異議なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(梅津政則) ご異議ございませんので、ただいまをもって質疑通告を締め切ることに決しました。  日程に従い、議案第15号に対する質疑を行います。  ご質疑のある方はお述べください。      【「なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(梅津政則) ご質疑がなければ、質疑を終結いたします。  日程に従い、議案第15号を所管の常任委員会の審査に付することにいたします。  委員会開会のため、暫時休憩いたします。                 午前10時48分    休  憩 ─────────────────────────────────────────────                 午後1時19分    再  開 ○議長(梅津政則) 休憩前に引き続き会議を開きます。  日程に従い、議案第15号の委員会における審査の結果の報告を求めます。  総務常任委員長、22番。 ◎22番(白川敏明) 議長、22番。 ○議長(梅津政則) 総務常任委員長。      【22番(白川敏明)登壇】 ◎22番(白川敏明) さきの本会議におきまして当総務常任委員会に付託になりました議案に対する委員会の審査の結果につきまして、ご報告申し上げます。  議案第15号令和元年度福島一般会計補正予算中、当委員会所管分につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、ご報告申し上げます。 ○議長(梅津政則) 文教福祉常任委員長、14番。 ◎14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(梅津政則) 文教福祉常任委員長。      【14番(萩原太郎)登壇】 ◎14番(萩原太郎) さきの本会議におきまして当文教福祉常任委員会に付託になりました議案に対する委員会の審査の結果につきまして、ご報告申し上げます。  議案第15号令和元年度福島一般会計補正予算中、当委員会所管分につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、ご報告申し上げます。 ○議長(梅津政則) 経済民生常任委員長、25番。 ◎25番(二階堂武文) 議長、25番。 ○議長(梅津政則) 経済民生常任委員長。      【25番(二階堂武文)登壇】 ◎25番(二階堂武文) さきの本会議におきまして当経済民生常任委員会に付託になりました議案に対する委員会の審査の結果につきまして、ご報告申し上げます。  議案第15号令和元年度福島一般会計補正予算中、当委員会所管分につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、ご報告申し上げます。 ○議長(梅津政則) 建設水道常任委員長、7番。 ◎7番(梅津一匡) 議長、7番。 ○議長(梅津政則) 建設水道常任委員長。      【7番(梅津一匡)登壇】 ◎7番(梅津一匡) さきの本会議におきまして当建設水道常任委員会に付託になりました議案に対する委員会の審査の結果につきまして、ご報告申し上げます。  議案第15号令和元年度福島一般会計補正予算中、当委員会所管分につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、ご報告申し上げます。 ○議長(梅津政則) ただいまの委員長報告に対し、ご質疑のある方はお述べください。      【「なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(梅津政則) ご質疑がなければ、質疑を終結いたします。  討論に移ります。  ご意見のある方はお述べください。      【「なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(梅津政則) ご意見がなければ、討論を終結いたします。  これより採決を行います。  お諮りいたします。議案第15号令和元年度福島一般会計補正予算につきましては、ただいまの委員長報告のとおり、すなわち原案のとおり可決することにご異議ございませんか。      【「異議なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(梅津政則) ご異議ございませんので、議案第15号につきましては、ただいまの委員長報告のとおり、すなわち原案のとおり可決されました。  以上で本日の日程は全部終了いたしました。  この際、お諮りいたします。明3日ないし5日は、議案調査のため、それぞれ休会といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。      【「異議なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(梅津政則) ご異議ございませんので、明3日ないし5日は、議案調査のため、それぞれ休会とすることに決しました。  6日は午前10時から本会議を開きます。  本日は、これをもって散会いたします。                 午後1時24分    散  会...