本市におきましては、5月に
新体操日本代表合宿、7月には
ソフトボール女子日本代表合宿の受け入れ、
大会1年前
記念イベント、
世界少年野球大会など
の関連行事を
開催し、東京2020
大会に向け、
競技開催のため
の準備とさらなる機運
の醸成に努めてまいります。
また、
ベトナム大使館のご協力を賜り、
ベトナムサッカー連盟と
代表チームなど
の合宿について合意したことを受け、
本市にとって2カ国目となる
ホストタウンとして
ベトナム社会主義共和国の登録申請をいたしました。
ベトナムとは、これまでも
民間関係団体などを中心にさまざまな
交流が行われており、また
本市には多く
のベトナムの方が在住されていることから、これを契機に地域
の活性化や
インバウンドの推進を進めてまいります。
また、現在
ホストタウン交流を行っている
スイス連邦については、4月に
スイスから柔道を学ぶ中高生が来福し、
交流事業を実施したところであり、7月には
合唱団等の来福による
交流コンサートの開催を予定しております。
今後も文化、
スポーツなど
の多様な分野で
の交流を進め、未来につながる
国際都市を目指してまいります。
次に、
中心市街地のまちづくりと
公共施設の再編整備について申し上げます。
風格ある県都を目指す
まちづくり構想に基づき、
福島駅前
交流・
集客拠点施設や
市役所本庁舎西棟、図書館
の整備について、
市民アンケート
の結果を踏まえ、各
検討委員会において、多角的な視点から県都にふさわしい
施設の検討を進めております。
5月25日には、
福島駅東口に
まちなか交流スペースをオープンいたしました。この
施設は、
まちづくり団体など、
市民による
協議会が主導して内容や
運用方法を検討していく
本市初
の施設であり、休憩及び
情報発信スペースのほか、
交流、
活動拠点として
の活用を期待しております。
新幹線乗降客の玄関となる
駅西口においては、
国内外の来訪者に対し、おもてなしと
福島らしさをアピールするため、
西口駅前広場の大ひさし
の県産材による
美装化を行うこととし、本
定例会議に
補正予算を提出しております。加えて、モンドセレクション3年
連続最高金賞を受賞した
福島の水で喉
の渇きを潤していただくため、7月中旬
の完成を目指してももりん像
の水飲み場を整備しております。
今後におきましても、
中心市街地のにぎわい形成に向けた
取り組みを推進してまいります。
次に、
古関裕而氏を生かした
まちづくりにつきましては、6月に
官民協働による
協議会を新たに立ち上げ、
古関裕而のまち福島市にふさわしい
まちづくりを推進する計画を策定していく予定であり、本
定例会議に本庁内
の電話保留音の古関メロディーへ
の変更、
古関裕而氏が作曲した校歌
の音源
の収集など
の補正予算を提出しております。
次に、
待機児童対策について申し上げます。
平成30年度におきましては、
待機児童対策緊急パッケージを推進し、平成31年4月から
市立認定こども園を3園開設したほか、
認可保育施設の整備による
保育定員の拡大や
保育士の確保に努め、
入所児童数は262人増加いたしました。
しかしながら、
入所申込者が300人以上増加したことにより、平成31年4月1日現在
の待機児童数は、前年同期比で15人減少
の97人となりました。
一日も早い
待機児童の解消を実現するため、今後におきましても、
関係者の皆様と
の連携をより一層図りながら、
緊急パッケージを進化、発展させ、
各種対策を強力に推進してまいります。
最近、
子供たちが
被害者となる痛ましい事故、事件が相次いでおります。亡くなられた方々に哀悼
の意を表するとともに、心身に傷を負った方々
の一日も早い回復をお祈りいたします。
本市においても、
子供たちの安全
の確保について改めて点検を行い、その状況に応じ、必要な対策を速やかに講じてまいりたいと考えております。
次に、
障害者が生き生きと暮らせる
まちづくりについて申し上げます。
4月1日、
手話言語条例が施行されました。これに伴い、私
の記者会見の動画に
手話通訳を入れて市
のホームページに掲載するとともに、市政だよりでは
手話レッスンの連載をスタートし、あわせて
市公式ユーチューブでも動画を配信するなど、
市民へ
の手話
の理解と普及を図っております。
さらに、
障害者が製作した
授産品を販売するいきいき!ふくし
マーケットを毎月、
市役所食堂で
の福島圏域絆デーに合わせて
開催することにいたしました。
いきいき!ふくし
マーケットは、
東北絆まつり2019
福島においても、
東北各地の授産品の出品もいただいて
開催することとしております。今後も、こうした
取り組みを通じて、
障害者の所得向上に努めてまいります。
次に、除染に伴う
除去土壌の現場保管の解消について申し上げます。
除去土壌については、
保育所、
幼稚園及び
小中学校等からは今年度末を、住宅からは
令和2年度末を目標に仮
置き場へ
の搬出を進めております。
本年4月末現在、
保育所、
幼稚園等は約82%
の111件、
小中学校等は約86%
の79校、住宅は約72%
の5万6,470件について、仮
置き場等へ
の搬出が完了いたしました。
また、仮
置き場等から
中間貯蔵施設へ
の輸送につきましては、4月末現在で全体
の約12%
の13万6,500立方メートル余
の輸送が完了いたしました。
引き続き、除染に伴う
除去土壌の現場保管解消と仮
置き場から
中間貯蔵施設へ
の輸送
の早期完了に向け、計画的かつ着実に進めてまいります。
次に、新たな
福島市
総合計画について申し上げます。
2021年度から5年間
のまちづくりの指針となる新たな
総合計画は、これまで
の基本構想と
基本計画を統合した
まちづくり基本ビジョンと、これまで
の実施計画にかわる新しい
実行プランの2層構造とし、将来を見据えた
まちづくりのグランドデザインを示すとともに、政策
の方向性、
重点施策や
分野ごとの個別施策などを定めてまいります。
策定にあたりましては、
学識経験者、
有識者で構成されるふくしま新
ステージ有識者懇談会を設置し、
本市の目指すべき将来像などにご意見をいただくほか、高校生や大学生、無作為に選んだ
市民の皆様、公募による
参加者など、全体で100名規模
の市民の皆様で構成される
市民ワークショップ、
総合計画Yu─Me(ゆめ)
会議を設置し、多世代かつ多種多様な立場
のご意見を反映させるなど、開かれた市政
の考え
のもと、これまで以上に、
市民の皆様と
の対話やコミュニケーションを重視し、策定してまいります。
次に、
福島圏域における
連携の取り組みについて申し上げます。
5月20日に
開催した
福島圏域連携推進協議会総会において、
連携市町村の負担金により、新たに
広域連携セミナーを
開催するほか、
継続事業として、
福島圏域出会いの場創出事業や道
の駅
等スタンプラリーなど、
圏域の強みを生かした
事業を実施し、
連携を深めていくことを
全会一致で決定いたしました。
今後も、引き続き
圏域市町村と
の広域連携を強力に推進するとともに、
連携中枢都市圏の形成に向けて協議を進めてまいります。
なお、議会におかれましても、
福島圏域議会議長連携推進協議会を組織し、
連携を進められていることに対し、深く感謝を申し上げます。
次に、新
ロゴマークの作成につきましては、昨年度末、
本市の新
キャッチフレーズが実・湧・満・
彩福島市に決定いたしました。新
キャッチフレーズには、豊富な
特産物や
観光資源等に恵まれ、人を引きつけるさまざまな魅力を持つ
本市を、実際に体感しないとわからない
魅惑満載のまちと表現し、多く
の人に訪れてもらいたいと
の思いが込められております。
現在、新
キャッチフレーズをイメージした
ロゴマークを募集しており、8月を目途に決定いたします。今後、これらを効果的に活用し、さまざまな機会を捉えて、
県内外、そして海外へ向け、
本市の魅力を力強くアピールしてまいります。
次に、
吾妻山の火山活動状況について申し上げます。
吾妻山の噴火警戒レベルは、昨年9月15日に2に引き上げられた後、本年4月22日に1へ引き下げられましたが、5月9日に
活発化の兆候が見られ、再び2へと引き上げとなりました。
市民の安全を第一に、今後も
気象台等の情報を注視しながら、情報
の周知に努めるとともに、
規制区域の外側に位置する市内
の各
温泉地等については安全であることなど、正確な情報を引き続き内外に発信してまいります。
次に、
総合防災訓練につきましては、5月11日、いわゆる8.5水害で大きな被害があった
阿武隈川、荒川
の合流点付近におきまして、大雨、洪水時
の対応を想定した
防災訓練を
開催いたしました。今回は、昨年
の西日本を中心とした
豪雨災害の教訓を踏まえ、市
の防災訓練としては初めて、
出水期前
の開催とし、住民
の皆様
の自衛隊車両などによる
避難訓練など、
実効性のある訓練を実施いたしました。
今後におきましても、
市民の皆様や
民間事業者、また警察や
各種防災関係機関と
の連携を深め、
防災体制の充実、強化と
地域防災力の向上に努めてまいります。
なお、
ハード面の防災対策については、
本市の要望が実り、国
の緊急3カ年対策
の一環として、
阿武隈川の3カ所において、堤防
の補強工事が着工しております。
次に、春
の観光振興について申し上げます。
花観光の中心となる花見山につきましては、本年は3月30日から
来訪者の受け入れを行いました。降雪など
の影響もあり、前半は出足が鈍い状況でしたが、天候
の回復や
福島県立美術館における伊藤若冲展と
の相乗効果もあり、期間中
の来訪者数は、昨シーズンと比較して1.3倍
の約23万4,000人となりました。また、4月13日には、1日当たりとしては震災以降最も多い3万9,000人
の皆様においでいただきました。
なお、海外から
の観光客についても、タイ、台湾、
ベトナムなど
のアジア圏を中心に昨年以上
の来訪者があり、アメリカなど欧米諸国から
の来訪者についても増加傾向にあることが確認できました。
また、今回は本年4月に策定した花
観光振興計画に基づき、花見山や飯坂町
の花もも
の里、飯野町
の花やしき公園などと
連携し、開花情報やアクセス情報などを相互に提供しながら周遊促進に努めたところであり、今後におきましても、花
観光振興計画
の検証、充実を図りながら
花観光を推進してまいります。
次に、土湯温泉につきましては、平成26年度に都市再生整備計画を策定し、
事業を進めてまいりましたが、このたび中之湯、土湯温泉観光
交流センター、土湯温泉まちおこしセンター、道路
美装化、ポケットパーク、修景整備など、全
事業の完了を迎えました。そして、5月24日から26日
の3日間、土湯温泉町地区
まちづくり協議会の主催で土湯温泉復興祭が
開催され、市内外から多く
の皆様にお越しいただいたところであります。
当該
事業により新たな土湯温泉に再生されましたが、これはゴールではなく新たなスタートであります。今後とも、地域が主体となって温泉街
の魅力
向上とストーリー性
のある
まちづくりを一層進めることを期待するものであり、
本市としては、これを支援しながら、
本市の観光振興を推進してまいります。
次に、企業立地について申し上げます。
このたび、東京理科大学発
のベンチャー企業がJR
福島駅西口の駅前に研究開発拠点を設置することになり、3月29日に立地基本協定を締結いたしました。
この企業は、介護福祉や建設業、農業等
の現場で使われる装着型作業支援ロボット
の開発、製造を手がけており、その革新的な技術や成長可能性が世界的に高く評価されています。
このような世界的にも有望なベンチャー企業
の進出は、地域へ
の大きな刺激となるとともに、ビジネスチャンス
の拡大や
本市が目指す健康産業
の集積を促進するものと期待しております。
今後におきましても、積極的な企業誘致活動
の展開によって、雇用
の創出と地域経済
の活性化を図り、産業・まちに活力ふくしま
の実現に取り組んでまいります。
次に、大笹生地区
の道
の駅整備につきましては、今年度より商工観光部内に道
の駅整備室を新設し、一元的に検討、整備を進めております。5月26日には、整備
の目的や機能、スケジュール等
の情報を
市民の皆様と共有するため、仮称道
の駅ふくしまキックオフミーティングを
開催いたしました。
また、
公共施設の戦略的再編に伴い、
市民会館機能を他
施設に承継することとしていることから、現在多く
の市民に利用されている同館内
の屋内遊び場機能を道
の駅
の新たな魅力
の一つとして、同敷地内にリニューアル移転整備することといたしました。
今後も、
市民の皆様と広く情報を共有しながら、
令和4年春
のオープンに向け、整備を進めてまいります。
次に、新
福島市斎場につきましては、5月18日、供用開始となりました。用地提供者様をはじめ、地元関係各位
のご指導とご協力に改めて感謝と御礼を申し上げます。
当該整備にあたりましては、火葬炉
の増設、お別れ室
の個室化など、利用環境
のより一層
の向上に意を用いてまいりました。今後は、旧斎場解体撤去工事及び2期造成工事として駐車場
の整備などを進めてまいります。
斎場は、
市民生活に欠かすこと
のできない重要な
施設の一つです。安定した維持管理、
運営に努め、大切な人と
のお別れ
の時間を心安らかにお過ごしいただける
施設としてまいります。
次に、平成30年度
の決算概要について申し上げます。
本決算は、本日をもって出納を閉鎖し、計数整理を進めてまいりますが、一般会計においては、おおむね順調な決算となる見通しであります。
水道
事業会計につきましては、水道料金収入は人口減少社会において減少傾向にあり、厳しい状況にあるものの、収益的収支において純利益となったものであります。
また、資本的収支においては、収支不足額について損益勘定留保資金等をもって補填し、決算したものであります。
そのほか
の事業会計及び各特別会計につきましても、それぞれおおむね順調な決算となる見通しであります。
次に、本
定例会議に提出いたしました案件について申し上げます。
提出いたしました案件は、
令和元
年度福島市
一般会計補正予算等
の議案27件及び
報告11件であります。
議案第56
号令和元
年度福島市
一般会計補正予算は、歳入歳出予算及び地方債
の補正であり、歳出予算
の追加額は4億4,700万円余であります。
その財源には、国、県支出金1億6,100万円余及び地方債1億6,700万円余を追加し、差し引き1億1,800万円余には繰越金を充当いたします。
歳出補正
の主な内容といたしましては、
福島駅
西口駅前広場大庇
美装化事業費及び
古関裕而を活かした
まちづくり事業費等を計上するほか、災害活動時における情報共有機能を強化し、より効果的な消防団活動を図るため、消防団車両にトランシーバーを追加配備いたします。
議案第58
号令和元
年度福島市
国民健康保険事業費特別会計補正予算は、歳出において、執行見込みにより国民健康保険
事業費納付金を減額するものであり、歳入においては、繰越金等を追加するほか、
国民健康保険税を減額するものであります。
議案第64号
福島市十六
沼公園サッカー場条例の一部を改正する
条例制定の件は、十六沼公園で実施しているサッカー場整備に伴い、天然芝コート
の使用料を追加するなど、所要
の改正を行うものであります。
議案第65号
福島市
土湯地区
温泉施設設置条例の一部を改正する
条例制定の件は、公
の施設の設置目的を効果的に達成するため、指定管理者制度
の導入に向け、所要
の改正を行うものであります。
議案第77号
工事請負契約の件は、
福島市新斎場整備
事業の2期造成工事について請負契約を締結するものであります。
このほか
の議案の提案理由及び
報告につきましては、それぞれ
補正予算説明書または
議案書に記載したとおりでありますので、ご了承願います。
以上が提出
議案及び
報告の概要ですが、詳細につきましては、ご質疑または委員会等において申し上げたいと存じますので、よろしくご審議
の上議決を賜りますようお願い申し上げます。
また、
会議の期間中に人事案件を追加提案いたしたいと存じますので、ご了承をお願い申し上げます。
○
議長(
半沢正典) 以上で本日
の日程は全部終了いたしました。
この際、お諮りいたします。6月3日ないし5日は、
議案調査
のため、それぞれ休会といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○
議長(
半沢正典) ご異議ございませんので、6月3日ないし5日は、
議案調査
のため、それぞれ休会とすることに決しました。
なお、明6月1日、2日は土曜日、日曜日
のためそれぞれ休会とし、6日は午前10時から本
会議を開きます。
本日は、これをもって散会いたします。
午前10時38分 散 会...