都市計画課長 森 雅彦
都市計画課課長補佐兼
都市計画係長 高野 卓
都市計画課都市計画係主任 菊地健一
都市計画課都市計画係副主査
大河原結
都市計画課まちづくり推進係長 齋藤 努
都市計画課景観係長 八巻充晴
交通政策課長 草野裕市
交通政策課課長補佐兼
交通政策係長 熊坂敏明
交通政策課街路施設係長 安斎 剛
開発建築指導課長 佐藤昭憲
開発建築指導課指導係長 宮島利明
開発建築指導課開発審査係長 平野愼也
開発建築指導課建築審査係長 春日伸一
開発建築指導課空き家対策係長 河野史隆
公園緑地課長 鈴木 守
公園緑地課管理係長 佐々木弘光
公園緑地課課長補佐兼
施設係長 服部喜弘
市街地整備課長 林 和良
市街地整備課課長補佐兼再
開発係長 佐々木泰
市街地整備課主任技査兼市街地整備係長 赤間智行
下水道室長 佐々木宏明
下水道総務課長 髙槻文彦
下水道総務課庶務係長 千葉浩明
下水道総務課庶務係主査 松浦史憲
下水道総務課業務係長 林谷康彦
下水道総務課課長補佐兼
普及推進係長 佐藤博邦
下水道建設課長 折舘孝之
下水道建設課計画係長 吉田広明
下水道建設課課長補佐兼建設第一係長
佐藤潤一
下水道建設課建設第二係長
齋藤秀一
下水道建設課建設第三係長
二瓶和久
下水道管理センター所長 菊池年夫
下水道管理センター所長補佐兼
施設管理係長 秦 欣哉
下水道管理センター管路管理係長 安齋 真
〇案件
1
議案審査(
都市政策部)
議案第33号 平成30年度福島市
一般会計補正予算中、
都市政策部所管分
議案第35号 平成30年度福島市
下水道事業会計補正予算
報告第1号
専決処分報告の件
専決第4号
損害賠償の額の決定並びに和解の件
─────────────────────────────────────────────
午前9時57分 開 議
○
大平洋人 委員長 ただいまから
建設水道常任委員会を開会いたします。
これより
都市政策部の審査を行います。
初めに、当委員会に付託されております議案第33
号平成30年度福島市
一般会計補正予算中、
都市政策部所管分、議案第35
号平成30年度福島市
下水道事業会計補正予算、以上2件は関連した内容でありますので、一括して議題として審査を行い、
自由討議、討論、採決についてそれぞれ
議案ごとに行いたいと思いますが、ご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○
大平洋人 委員長 ご異議ございませんので、以上2件を一括して議題とし、審査を行います。
では、当局の説明を求めます。
◎
都市政策部長 委員会資料のほうを配付させていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。
○
大平洋人 委員長 はい、お願いします。
【
資料配付】
◎
都市政策部長 本3月
定例会議に提出いたしました議案のうち、
都市政策部所管でございますが、
一般会計補正予算、
下水道事業会計補正予算、
専決処分報告の計3件でございます。よろしくご審議の上、ご議決を賜りますようお願いをいたします。
議案第33
号平成30年度福島市
一般会計補正予算(第7号)中、
都市政策部所管分及び議案第35
号平成30年度福島市
下水道事業会計補正予算(第3号)についてご説明をいたします。
議案第33
号平成30年度福島市
一般会計補正予算(第7号)中、
都市政策部所管分でございますが、歳入につきましては、
歳出補正に伴い
国庫補助金を減額するものでございます。
歳出につきましては、
街路事業の用地買い戻しに係る費用の増額、
県立医科大学新
学部設置に伴う
工事負担金の増額及び
福島駅前通りリニューアル整備に係る
事業費の減額、
下水道事業会計の補正に伴い
一般会計から
事業費補助金を減額するものでございます。
次に、議案第35
号平成30年度福島市
下水道事業会計補正予算(第3号)でございますが、
資本的支出において、
管路建設費を追加し、
流域下水道建設費を減額するものでございます。
資本的収入においては、これら支出の補正に関連し、企業債及び他
会計出資金をそれぞれ減額し、
国庫補助金及び
県補助金をそれぞれ追加するものでございます。
また、
利益剰余金の処分に関し、予算第11条を追加するものでございます。
詳細につきましては、次長及び
下水道室長よりご説明いたしますので、よろしくお願いいたします。
◎
都市政策部次長 議案第33
号平成30年度福島市
一般会計補正予算(第7号)中、
都市政策部所管分のうち、私のほうからは
下水道室分を除いた部分につきましてご説明をいたします。
議案書その2では3ページに記載しておりますが、
補正予算説明書並びにお手元に配付しております
委員会資料によりご説明をさせていただきます。
補正予算説明書18ページ、19ページをお開きください。2つ目の表の1段目になります。8
款土木費、4項
都市計画費、3目
街路事業費でありますが、第3期
福島地方土地開発公社経営健全化計画に基づき用地を買い戻すものであり、1億2,743万1,000円を増額するものであります。
補正額の財源には、
全額一般財源から充当いたします。
次に、同款同項7目都市再
開発事業費でありますが、
社会資本整備総合交付金事業費の減額で、
福島駅前通りリニューアル整備事業費5,210万円を減額するものであります。内訳は、歳入減として
補正予算説明書の6ページ、7ページにも記載がございますが、15
款国庫支出金、2項
国庫補助金、6目
土木費国庫補助金、3節
都市計画費補助金におきまして、
中心市街地整備推進事業費補助金から2,605万円を減額し、
一般財源から2,605万円を減額するものでございます。
補正予算説明書18ページ、19ページに戻ります。次に、同款同項同目で再開発市単
事業費としまして、再
開発事業等推進費3,213万5,000円を追加するものであります。
補正額の財源には、
全額一般財源から充当いたします。
続きまして、
委員会資料によりご説明をいたします。資料の1ページをお開きください。参考として、右上に
補正予算説明書のページを記載しております。
交通政策課所管の
街路整備市単
事業費であります。1の
事業目的といたしましては、第3期
福島地方土地開発公社経営健全化計画に位置づけられている
都市計画道路用地について、計画的に
公社経営の健全化を進めるため、買い戻しをするものでございます。
2の
事業内容といたしましては、
都市計画道路渡利―本内線の用地、
資料右側の図面の
着色箇所でございますが、こちらを取得するものでございます。取得する面積は、1,406.78平方メートルであります。
事業費の内訳につきましては、記載のとおりでございます。
次に、
委員会資料2ページをお開きください。
市街地整備課所管の
福島駅前通りリニューアル整備事業費であります。福島駅東口で実施している
駅前通りリニューアル整備事業において、
ファサード整備の実施を予定しておりましたが、予定地におきまして新たに市街地再
開発事業の計画が具体的になってまいりましたことから、今後の
ファサード整備について国と協議を行いましたところ、再
開発区域内にある建物の
ファサード整備につきましては、数年で取り壊すこととなる建物に対しての整備は行わないよう指導がありました。また、再
開発計画区域外での実施に向けて地権者との協議を進めてまいりましたが、話がまとまらなかったことから、年度内での
予算執行が見込めないため、
事業費を減額するものであります。
次に、
委員会資料3ページをお開きください。
市街地整備課所管の再
開発事業等推進費であります。事業といたしましては、福島
県立医科大学の新
学部棟建築工事の中で県において実施した
残置ぐいの撤去工事に伴う
工事負担金を県へ支出するものであります。
事業費の内訳につきましては、記載のとおりでございます。
次に、
繰越明許費補正を行う事業について、議案集その2の5ページをお開きください。平成31年度への
繰越事業でありますが、第2表、
繰越明許費補正、追加のうち、
都市政策部所管分は8
款土木費、1項
土木管理費の
建築物耐震改修設計助成事業、
建築物耐震改修工事助成事業及び6ページに記載の4項
都市計画費の
土湯温泉町
地区都市再生整備事業から
上町地区暮らし・
にぎわい再生事業までの計7事業であります。
各事業において繰り越しをする理由でありますが、
建築物耐震改修設計助成事業1,846万4,000円につきましては、
補強計画を検討するにあたり、施設全体の運営に関する
事業計画を検討する必要が生じ、最善の方法を選定するために不測の日数を要したため、繰り越しするものであります。
建築物耐震改修工事助成事業2億9,307万6,000円につきましては、工事の施工に伴い発生する騒音、振動問題について、ビルの
入居テナントとの調整などに不測の日数を要したため、繰り越しするものであります。
6ページをお開き願います。
土湯温泉町
地区都市再生整備事業3,059万6,000円につきましては、本事業の
各種工事について、
地元協議会との調整等に時間を要し、年度内の完了が困難であること、また
修景整備補助におきましても
観光地特有の事情、また地形、気候などの影響により着手がおくれ、年度内の完了が困難なため、繰り越しするものであります。さらにまた、
事業完了後に
地元まちづくり協議会が企画する
事業完了の
記念式典につきましても年度内に開催することができないため、協議会への
負担金を繰り越しするものでございます。
駅前広場・
地下通路等維持管理事業1,000万円につきましては、福島駅
西口駅前広場大
ひさし美装化工事に伴う
詳細設計におきまして、JRとの協議に不測の日数を要し、年度内での完了が困難なため、繰り越しするものであります。
仲間町春日町
線道路改良工事7,487万4,000円につきましては、地権者との
用地交渉、
移転工事等に不測の日数を要し、年度内での完了が困難なため、繰り越しするものであります。
上町地区周辺道路整備事業2,675万2,000円につきましては、今年度中の完了を見込んでいた
道路改良工事及び
道路台帳修正につきまして、
福島河川国道事務所で実施している国道13
号大町地下歩道改修工事の工程が大幅におくれており、年度内のエレベーターの
供用開始ができないことで、
道路改良工事に支障となる
地下歩道の解体ができず、年度内の完了が見込めないため、繰り越しするものであります。
上町地区暮らし・
にぎわい再生事業5,270万4,000円につきましては、
地下構造物解体にあたり、汚染土が検出されたことから、その入れかえ工事に不測の日数を要し、
年度内完了が困難なため、繰り越しするものであります。
続きまして、
一般会計補正予算の
下水道室所管分と
下水道事業会計補正予算につきましては、
下水道室長よりご説明をいたします。
◎
下水道室長 続きまして、議案第33
号平成30年度福島市
一般会計補正予算(第7号)中、
都市政策部所管分のうち、
下水道室分につきまして、平成30年度
補正予算説明書によりご説明をいたします。
補正予算説明書の18、19ページをお開きください。8
款土木費、4項
都市計画費、8目
公共下水道費705万3,000円の
下水道事業経営費等補助金を減額するものでございます。これは、この後ご説明いたします議案第35
号平成30年度福島市
下水道事業会計補正予算に伴い、
一般会計から
下水道事業会計への
補助金を減額するものでございます。
議案第33号中、
下水道室分についての説明は以上であり、議案第33
号平成30年度福島市
一般会計補正予算(第7号)中、
都市政策部所管分の説明は以上でございます。
続きまして、議案第35
号平成30年度福島市
下水道事業会計補正予算(第3号)につきまして、議案書及び
補正予算説明書によりご説明をいたします。初めに、平成31年3月
市議会定例会議提出議案その2の13ページをお開きください。
まず、第2条は、
資本的収入及び支出の
補正内容を項まで記載したものでございます。
次のページ、14ページをごらんください。第3条は、企業債の限度額の変更前、変更後の額を記載したものでございます。
次に、第4条は、
利益剰余金の処分を定めるため、予算第11条を追加するものでございます。これは、
決算確定後の処分を行う前に、
資本的収支不足額の
補填財源等として
利益剰余金を使用することについて、
地方公営企業法施行規則に基づき、あらかじめ予算に定めるものでございます。今回、
当年度利益剰余金のうち5,300万円を使用するため、
減債積立金として処分をするものでございます。
次に、
補正予算説明書でご説明をいたしますので、
補正予算説明書の50、51ページをお開きください。こちらは
補正予算実施計画で、
補正額を目まで記載したものでございます。
次に、56、57ページをごらんください。平成30年度福島市
下水道事業会計補正予算(第3号)説明で、ただいまの
補正予算実施計画の内容を説明したものでございます。
初めに、
収益的収入及び支出の収入でございますが、1
款資本的収入、1項1目企業債の
補正額5,200万円の減額につきましては、
資本的支出の
管路建設費の補正に伴い、
公共下水道事業債3,920万円を追加するとともに、
流域下水道建設費の補正に伴い、
流域下水道事業債9,120万円を減額するものでございます。
次に、2項出資金、1目他
会計出資金、
補正額705万3,000円の減につきましては、
管路建設費及び
流域下水道建設費の補正に伴い、
一般会計出資金を減額するものでございます。
次に、3項
補助金、1目
国庫補助金、
補正額3,165万3,000円及びその下の2目
県補助金、
補正額166万8,000円につきましては、
管路建設費の補正に伴い、それぞれ追加するものでございます。
次に、58、59ページをお開きください。支出につきましては、初めに1
款資本的支出、1項
建設改良費、1目
管路建設費、
補正額6,640万6,000円でございますが、内訳は委託料5,900万円を減額し、
工事請負費1億2,540万6,000円を追加するものでございます。
次に、4目
流域下水道建設費につきましては、
負担金9,213万8,000円を減額するものでございます。
続きまして、それぞれの主な
補正内容につきましては、
委員会資料によりご説明をいたします。配付いたしました資料の4ページをごらんください。まず、
管路建設費でございます。初めに、1、
補正理由ですが、国の防災・減災、
国土強靱化のための3か年
緊急対策に伴いまして、老朽管路の
耐震化工事を行うために必要な
事業費を追加するほか、
既定予算分の
事業費について、
国庫補助交付決定に合わせて減額をするものでございます。
2、
追加事業の概要につきましては、旧市内2カ所の
幹線管渠の
改築工事を行うものであり、浜田町地内の延長108メートル、東浜町地内の延長60メートルについて、ボックスカルバートの
管更生工事を行うものです。なお、それぞれの
工事箇所につきましては、位置図をご参照ください。
3、
事業費でございますが、まず
既定予算分につきましては、当初予算に対して、
国庫補助金が減額になったことにより、増減①に記載のとおり、委託料5,900万円及び
工事請負費4,559万4,000円をそれぞれ減額するものです。
一方、
追加分②につきましては、
追加事業の
管更生工事に要する費用として
工事請負費1億7,100万円を追加するものであり、その結果、
補正額合計で6,640万6,000円を追加するものでございます。
次に、5ページをごらんください。
流域下水道建設費でございます。初めに、補正の理由ですが、福島県が行う
阿武隈川上流流域下水道、
県北処理区でございますけれども、
整備事業費減額に伴い、
本市負担金を減額するものでございます。
概要ですが、当事業は
阿武隈川の
水質保全及び
生活環境の改善等を目的に、県北の2市2町で行われている事業でございます。
幹線管渠や処理場などの
整備費用について、国費及び
県費負担分を控除した額を2市2町で負担しております。今年度の
国庫補助事業費が確定し、県が実施する
事業費が減額となったことに伴い、
負担金を減額するものであります。
中段の表をごらんください。今年度当初、県では現計(A)合計8億8,330万円の事業を予定しておりましたが、実施(B)は4億6,474万円余と、4億1,800万円余の減となりました。主な減額の内容は、管渠では
右岸幹線工事、処理場では
附帯設備更新工事の減額であります。
県事業費が減額となり、実施(B)のうちの2市2町負担分が記載の額となったことに伴い、本市の負担額は9,703万7,000円となるものでございます。なお、2市2町負担分におけるそれぞれの
負担割合は、右側の表に記載のとおりであり、本市の
負担割合は84.3300%となってございます。
そういたしまして、本市の
事業費負担金は、3、
事業費に記載のとおり、現計予算額との差額9,213万8,000円を減額するもので、
補正額の
財源内訳は記載のとおりでございます。
次に、
補正予算説明書に戻っていただいて、
補正予算説明書の52、53ページをお開きください。52ページから54ページは、1年間の
事業活動の結果の見込みを示した平成31年3月31日時点の
予定貸借対照表であり、55ページは、今年度の現金の動きを示す
キャッシュフロー計算書でございます。
議案第35
号平成30年度福島市
下水道事業会計補正予算(第3号)の説明は以上でございます。
○
大平洋人 委員長 では、これより質疑を行います。ご質疑のある方お述べください。
◆
村山国子 委員 議案その2の6ページだったのですけれども、
上町地区暮らし・
にぎわい再生事業で汚染土が何か出たと言われたような気がするのですけれども、これは汚染土というのはどういうやつなのですか。
◎
市街地整備課長 汚染土につきましては、六価クロムとヒ素が出たというふうに伺っております。
◆
村山国子 委員 次なのですが、いただいた資料の2ページで、ちょっと言葉がわからないのですが、
ファサード整備というのはどういうことなのですか。
◎
市街地整備課長 ファサードにつきましては、店舗の軒先につきますひさしのことでございます。
◆
村山国子 委員 そうすると、ここって一度撤去して、またやる計画だったということなのですか。
◎
市街地整備課長 経過からいいますと、アーケードを撤去しまして、その店舗の表面がむき出しになってしまったと、そこを改修する必要がありましたので、今回の
景観整備ということで、市のほうから、国と市の補助を入れながら、
景観整備をしていこうということで、既に平成29年度には7件の整備は行ったところでございます。そして、平成30年度で15件を続けてやろうと思ったところですけれども、駅前の再
開発事業の動きが出まして、
補助事業として、数年で壊すことになるようなものについてはそぐわないということで、待ったがかかったということで、平成30年度の施工をとめたということでございます。ですので、平成29年度のものは完成しております。
◆
村山国子 委員 あと、4ページだったのですけれども、
国庫補助の交付によって減額と、あと3カ年の
緊急対策というふうにあったのですが、これは平成30年、31年、32年と同額ぐらい配分されるような、そんな感じなのですか、それとも。そこまではわからない。
◎
下水道建設課計画係長 3カ年の
緊急対策でありますが、今回福島市で該当になるものは平成30年度補正と平成31年度分ということで2カ年になっております。金額については、今回が1億7,100万円ですが、次年度は4,000万円程度ということになっております。
◆
川又康彦 委員 先ほどの
ファサード整備についてのちょっと関連なのですけれども、5件が実施されて、いただいた資料だと、この点線の区域内の再開発の該当する部分については、国からは、ここはちょっと難しいですよということが言われて、ここはできなくなって、15件整備していたのを区域外でやろうとしていたのは、この網かけの部分というか、そこでふやそうとしたけれども、地権者と協議が、やるというふうにはならなかったということなのですか。どういうこと。
◎
市街地整備課長 おっしゃるとおり、通りの南側につきましては凍結ということになったのですけれども、この通りの北側につきまして執行できないかということで協議を進めたのでございますが、まとまらなかった背景としましては、やはり南側で行われます再
開発事業の動向を見きわめたいという話と、あとは
テナントと
建物所有者との間でこれが、例えば1つの建物に複数の
テナントが入っているような場合が多くて、それらの中での
費用負担の調整とかがうまくいなかったと、
自己負担の費用が出てきますので、そういったものがまとまらなかった原因でございます。
◆
川又康彦 委員 もともとこの再開発がない場合に、合計だと22件になるのですか。平成29年度と平成30年度、もともとやりたかった件数。それが南側についてはできなくなって、完了したものというのも北側の部分ではないかと思うのですけれども、7件というのは。実際に15件もひさしが、そもそもの件数があるのですか。
◎
市街地整備課長 さっきの説明でもちょっとありました建物の所有者だけでなくて、
テナントのほうにも支出ができますので、件数としては建物の棟数だけではなくて、そういう20件という数字になってくるということでございます。そして、完了した地区は北側だけでなくて、南側の地区は平成29年度に既に施工した地区もございますので、両側で施工していると、
施工実績はあるということでございます。
◆
川又康彦 委員 そうすると、再開発で何年か後に建て直すところももう実際はやってしまっているところもあるということですね。
◎
市街地整備課長 はい、そのとおりでございます。
◆
川又康彦 委員 そうすると、なかなか話が、協議が進まないという状況で、再開発の動向を見ながらというお話もあったと思うのですが、最終的には国の補助も使いながら、基本的には
ファサードがある程度統一するような、そういうのができる可能性というのは高いのですか。それとも、ちょっとばらばらに何かなってしまうような、そんな感じになるのですか。
◎
市街地整備課長 この駅前通りのリニューアルに着手する際に、地元と協定を結んでございます。それが統一された景観づくりということを目指しておりますので、これから再
開発事業が入る地区と、あと北側の地区、それぞれについてもその協定は残って、守られていきますので、デザイン的な統一というのは行政側のほうでも指導しながら図っていきたいと考えております。
◆
鈴木正実 委員 いただいた資料の1ページの
街路整備市単
事業費ですか、この渡利―本内線という都市計画道路、これは見込みが立っていない道路の1本だと思うのですけれども、今回土地を買い戻した、その土地、これはどういうふうに管理していくようになるのですか。管理というか、使用というのはないのでしょうけれども、ただ空き地として管理していくということになるのでしょうか。
◎
交通政策課長 買い戻した土地につきましては、交通政策課の行政財産として管理することになりますけれども、近くに信夫ヶ丘競技場あるいは野球場がございますので、こういった競技大会に伴う駐車場として使いたいという大会の主催者の申し出等があれば、そういったところも活用を考えていきたいというふうに思ってはおります。
◆
鈴木正実 委員 そうすると、何かあるときには駐車場だけれども、普通、何もないときはそのまま、野原と言ったら変な言い方ですけれども、そういう扱いになっている感じなのですか。
◎
交通政策課長 特に近隣の方がほかに私用で駐車場として短期間使いたいとか、そういうことがなければ、通常の維持管理の中で囲いを囲って管理していくようになると思います。
◆
鈴木正実 委員 この辺って住宅地で、地価ってどれぐらいのものですか。
◎
交通政策課長 近傍の地価公示価格といいますか、取引の目安とされる価格で1平方メートル当たり5万5,500円です。
◆
鈴木正実 委員 そうすると、単純にこの1,406平米を5万5,500円掛ければいいということですか。
◎
交通政策課長 今回買い戻す区画につきましては、取得した当時の取得費、それからいろんな経費、利子とか管理費とか、そういったものを加えた額で買い戻すこととしてございます。
◆
鈴木正実 委員 何回も私、議会でも聞いたりしているのですけれども、結局こういう土地というのをなるべく早く処分していくためにも、都市計画道路の見直しというのがかなり必要になってくるのだと思うのですけれども、改めてその辺の考え方をもう一回お願いできますか。
◎
都市計画課長 議会のほうでも答弁させていただいてございますが、今現在8路線を国、県、市で行っている状況でございます。特に中心部を重点的に今進めて、今市でやっているのが3路線を中心に動いてございますが、やはり鈴木委員おっしゃるように、見直しの時期が、見直しというのですか、国、県も見直しのほうに入っていますので、市も見直さないわけではございません。ですので、昭和の時代に都市計画決定されたものですから、ある程度今の交通体系に合わせた見直しの考え方とか、その辺をちょっと整理させていただいて、市全体としてこれからは考えていきたいとは思ってございます。
◆
鈴木正実 委員 意見としてですけれども、この渡利―本内線という道路、コンパクトシティーとかを目指していく中では余り必然性のある道路ではないような気が私はずっとしているのですけれども、そのあたりを取り上げながら、やっぱり見直しの俎上、まないたをまずつくることが一番大事かなと思いますので、その辺は本当に、ただで土地を持っているわけでもないでしょうし、利活用を含めた考えの中からの都市計画道路の見直しというのを改めて至急やっていくような体制づくりだけはやっていただきたいと思います。意見です。
◆
白川敏明 委員 今の鈴木委員の話のあれなのですけれども、この計画道路って、これ幅は何メートルですか。
◎
交通政策課長 計画決定の幅員は、全幅員で18メートルでございます。
◆
白川敏明 委員 次に、いただいた資料の3ページなのですが、再
開発事業推進費ということで、それで新学部の土地、くいを抜いて、それが工事もしにくいし、費用がかかるので、くいを残すということでいいのですか。
◎
市街地整備課長 おっしゃるとおりでして、市で施工し切れなかったくいを県の建築本体工事の中で撤去していただくということでございます。これは、医大新学部の開学がちょうど2年後に迫っておりまして、県のほうに土地を引き渡す期限というのが昨年の9月いっぱいだったということと、市のほうの予算の中でできる範囲の限界だったということもございまして、その期日とお金の関係で、残りの分を県のほうにお願いして、今回
負担金として市のほうからお支払いしたいということでございます。
◆
白川敏明 委員 それ残しておいたまま工事するというのはできないのですか、これ。
◎
市街地整備課長 県のほうでも建物の設計を行いまして、基礎ぐいをやはり設置いたします。そのくいのポイントにちょうど残ったくいについてはやはりどうしても支障になるということで、撤去する必要はあったということでございます。
◆
白川敏明 委員 全部撤去するわけではないのですね、これ。そのくいを打ち込むところだけ。
◎
市街地整備課長 はい。おっしゃるとおりでございまして、その本数が14本だったということでございます。
◆
梅津一匡 委員 先ほど川又委員の質問の中で、2ページの駅前通りリニューアルの関係で、地元との協定が生きているということだったのですけれども、その内容というのは例のれんが調というやつですか。
◎
市街地整備課長 はい、おっしゃるとおりでございます。
◆
梅津一匡 委員 では、あれが残っているということは、あれを生かしたまちづくり、景観づくりをこれからも、全市的というか、駅前通りは統一的に進めていくのだよというような方向性だということでいいのですね。
◎
市街地整備課長 はい。県のほうで施工していただいた駅前通りのパターンといいますか、イメージを尊重しながら、それを面的に建物のほうにも広げていくという調和的なまちづくりを進めていきたいと考えております。
◆
梅津一匡 委員 そうなってくると、中合さんとか辰巳屋さんのそこのところのあれもれんが調ということになるのかなと想定されるのですけれども、ここ数年間、そのれんが調で施工された施設等々も見てはきたのですけれども、何か安っぽいサイディングを使った感じになってしまっているので、ちょっと何かなとは思っているのですけれども、結局単価的にそういうふうになるしかないのかなと思うのですけれども、ちょっと意見ですけれども、さまざまそういうことも含めて、いろいろ時流の流れを考えながら見直していただければと思うところですけれども、首長がかわったから、どうのこうのということは言いませんけれども、ちょっとその辺もいろいろ協議の俎上に上がってもいいのかなと思ったので、1つ言わせてもらいました。
それと、議案のその2のところの6ページの
駅前広場・
地下通路等維持管理事業、例の西口の大ひさし工事、繰り越しということなのですけれども、実際のところ、今のところ、その繰り越しをしたと仮定をしまして、いつごろ工事の完了というようなめどがあるのでしょうか。
◎
交通政策課長 現在
詳細設計、部材も含めて詰めておりまして、それで
事業費が固まり次第、補正でお願いしたいというふうに考えてございます。工事着手しまして、来年度内には完了できるように進めていきたいというふうに考えてございます。
◆
梅津一匡 委員 水道のほうの所管のほうでも西口に水飲み場つくるとか、いろいろ、そういうような計画もあるようなので、結構あそこも朝夕人通りが多いといえば多いので、その点ちょっと工事の期間中とか、煩雑になってしまうとちょっと大変だななんて思ったもので、ちょっとお伺いしたところでした。
それと、もう一個、昨日も建設部の所管のところでちょっと私聞いたのですけれども、笹谷の市営住宅、笹谷団地、そこ下水道の接続していなかったということで、今度接続するというような説明受けたのですけれども、実際のところ、下水道をせっかく整備しているのに接続していないというような公共施設があるというのはちょっと問題なのかななんて思ったもので、そういう庁内の横の連携というのは、下水道としてはどういうふうになっているのですか。
◎
都市政策部長 やはり庁内の中でも、公共施設の中で下水道区域、整備された部分で接続されていないというのは本当に少ない状況ですので、下水道のほうとして、
都市政策部としては建設部のほうに早期に接続していただきたいという申し入れはしておりました。私も建設部にいたときに建築住宅の課長、それから次長を務めさせていただきましたけれども、その時点のときに笹谷団地において、まさしくあの地域の中で一般住宅がつながっていながらにして市営住宅がつながっていないというのは、これは非常にまずいだろうと。地域の側溝関係に対しても、汚水とは言いませんけれども、台所の雑排水を流しているという状況でございましたので、何とかこれを下水道に接続したいということで、私課長のときに、何とかということで財政と協議をした中で、ようやく動き出す事業でございます。ですので、年次、年次の中で、かなりの戸数ございますので、一遍に接続というのはなかなか、今現実的にくみ取り便槽でありますので、そのくみ取り便槽を撤去しながら、下水の配管を入れて、なおかつ側溝が結構深いものですから、その側溝をまたいで道路の下水管に接続するということの工事になるので、年次の中で計画しながら、極力早い時期に接続できるように、あるいは私どものほうとしてはしていただくようにということで、横の連携をとっているところでございます。
◆
梅津一匡 委員 私は、下水道さんを責めるつもりではないです。本当に何で下水道さんのほうでせっかく接続流域を広げてやっているはずなのに、なぜ公共施設のほうでつないでいなかったのかというところ、部長が課長時代にご苦労されたのがやっと実になるのだとは思うのですけれども、やっぱり一般の市民の方にも下水道接続してくださいとお願いするにあたっては、やっぱり示しがつかないというのは非常にちょっと問題だと思うので、これからも引き続き室として庁内で訴えていってください。よろしくお願いします。意見です。
○
大平洋人 委員長 そのほかいかがですか。
【「なし」と呼ぶ者あり】
○
大平洋人 委員長 では、出尽くしたようでございます。質疑を終結いたします。
では、採決は
議案ごとに行います。
初めに、議案第33
号平成30年度福島市
一般会計補正予算中、
都市政策部所管分の採決を行います。
自由討議、討論に移ります。ご意見のある方お述べください。
【「なし」と呼ぶ者あり】
○
大平洋人 委員長 以上で
自由討議、討論を終結いたします。
これより採決を行います。
採決は簡易採決。
お諮りいたします。議案第33
号平成30年度福島市
一般会計補正予算中、
都市政策部所管分について、原案のとおり可決すべきものとすることにご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○
大平洋人 委員長 ご異議ございませんので、議案第33号中、
都市政策部所管分について原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第35
号平成30年度福島市
下水道事業会計補正予算の採決を行います。
自由討議、討論に移ります。ご意見のある方お述べください。
【「なし」と呼ぶ者あり】
○
大平洋人 委員長 以上で
自由討議、討論を終結いたします。
これより採決を行います。
採決は簡易採決といたします。
お諮りいたします。議案第35
号平成30年度福島市
下水道事業会計補正予算について、原案のとおり可決すべきものとすることにご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○
大平洋人 委員長 ご異議ございませんので、議案第35号については原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、報告第1号
専決処分報告の件、すなわち専決第4号
損害賠償の額の決定並びに和解の件について議題といたします。
当局の説明を求めます。
◎
都市政策部長 報告第1号
専決処分報告の件中、専決第4号
損害賠償の額の決定並びに和解の件につきましては、昨年3月に発生した浸水事故について、相手方への
損害賠償額が決定し、和解が成立いたしましたので、報告をさせていただくものでございます。
なお、内容等の詳細につきましては次長より説明いたしますので、よろしくお願いいたします。
◎
都市政策部次長 報告第1号
専決処分報告の件中、専決第4号
損害賠償の額の決定並びに和解の件についてご説明をいたします。
議案集その2の43ページをお開きください。平成30年3月6日に、本市栄町6番1号、エスタビル内地下1階におきまして、市が所有する福島駅前
地下歩道の電気施設の機器の異常による停電のため、地下水の排水ポンプが停止し、エスタビル地下倉庫が浸水し、相手方のタイルカーペットを汚損したものでございます。去る1月25日に相手方との和解が調い、示談いたしましたことから、報告するものであります。
損害賠償額は、物件損害額として7万7,760円であります。
和解の内容は、本事故については、
損害賠償額を前述のとおりとし、両当事者は、ともに将来にわたり一切の異議申し立て請求訴訟等は行わないとするものであります。
説明は以上でございます。
○
大平洋人 委員長 では、ご質疑ある方お述べください。
◆
村山国子 委員 この地下水というのは湧いてきているのですか。
◎
交通政策課長 場所によって、ここは、駅前は結構地下水が高いところですので、湧いてきたり、あるいは雨が降って、それが地下にというところもあると思います。
◆
村山国子 委員 そうすると、このポンプが壊れてしまうと、結構な量がもう、冠水みたいというか、そんな感じになってしまうのですか。
◎
交通政策課長 湧く量としてはそんなにたくさん湧いているわけではございませんけれども、ちょうど夜間で長くとまっていたものですから、あふれ出たという状況です。
◆
須貝昌弘 委員 この電気施設の機器の異常なのだけれども、これは具体的にどういう内容だったのですか。
◎
交通政策課長 電気を地下に配線するのに配管をしているのですけれども、前夜に少し雨が降った関係で、今まではこういうことはなかったのですけれども、何らかの関係で地下の配管を雨水が伝ってきまして、それがブレーカーにかかってしまったということで、電気が遮断されて、停電になってしまって、そのポンプがとまってしまったという状況でございます。
◆
須貝昌弘 委員 その配管の結局復旧したわけだけれども、その工事費用というのは福島市のほうのあれでしょう。
◎
交通政策課長 復旧というか、電源を、ブレーカーが落ちたものを上げれば電気は復旧したのですけれども、対策として、市の単独費で、そういう系統を分けて、1つブレーカーが落ちて全部停電にならないような対策は施したところです。
◆
須貝昌弘 委員 工事費用はどのぐらいかかったのですか。
◎
交通政策課街路施設係長 ブレーカーの設置なのですけれども、約5万円ぐらいです。
○
大平洋人 委員長 そのほかありますか。
【「なし」と呼ぶ者あり】
○
大平洋人 委員長 では、ご質疑なければ、報告第1号、すなわち専決第4号については以上といたします。
予算特別委員会建設水道分科会開会のため、委員会を暫時休憩いたします。
午前10時50分 休 憩
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午後3時18分 再 開