福島市議会 2018-12-14
平成30年12月14日文教福祉常任委員会-12月14日-01号
平成30年12月14日
文教福祉常任委員会-12月14日-01号平成30年12月14日
文教福祉常任委員会
文教福祉常任委員会記録
平成30年12月14日(金)午前9時57分~午後4時04分(9階909会議室)
〇出席委員(9名)
委員長 丹治 誠
副委員長 二階堂武文
委員 沢井和宏
委員 小熊省三
委員 根本雅昭
委員 梅津政則
委員 高木克尚
委員 尾形 武
委員 真田広志
〇欠席委員(なし)
〇
市長等部局出席者(
教育委員会)
教育長 本間 稔
教育部長 山田 準
教育部次長 齋藤義弘
教育総務課長 清野 浩
教育総務課課長補佐兼庶務係長 秋葉英紀
教育総務課財務係長 佐久間洋孝
教育総務課施設係長 梅津政紀
学校教育課長 土田 宏
学校教育課主幹(管理担当) 横山貴英
学校教育課主幹(指導担当) 丹治秀樹
学校教育課庶務係長 國分恵美
学校教育課管理係長 鴫原 理
学校教育課指導係長 遠藤幸栄
教育研修課長 羽田 晃
教育研修課教育支援係長 逸見健二
教育研修課研修係長 小川尚子
生涯学習課長 斎藤正義
生涯
学習課課長補佐兼庶務係長 鈴木圭子
生涯学習課生涯学習係長 梅津庄司
文化課長 中村鉄也
文化課課長補佐兼
文化振興係長 橋本江理
文化課文化財係長 梅津 司
文化課埋蔵文化財係長 大渡健一
保健体育課長 平塚 剛
保健体育課スポーツ振興係長 斎藤輝雄
保健体育課学校保健給食係長 木村佳子
中央学習センター館長 丹治雅裕
中央学習センター事業係長兼
社会教育主事 八百板忠勝
こむこむ館長 寺内勝宣
こむこむ
館総務管理係長 古川麻里子
こむこむ
館事業推進係長 渡邉敏勝
図書館長 亀岡敏彦
図書館管理係長 上原子祐司
図書館館長補佐兼
図書サービス係長 佐藤勝浩
〇案件
1 議案審査(
教育委員会)
議案第136号 福島市
社会教育館条例の一部を改正する条例制定の件
議案第155号
指定管理者の指定の件(立子山自然の家)
議案第156号
指定管理者の指定の件(音楽堂ほか)中、
教育委員会所管分
議案第157号
指定管理者の指定の件(民家園)
議案第158号
指定管理者の指定の件(
国体記念体育館ほか)
議案第159号
指定管理者の指定の件(
クレー射撃場)
議案第160号
指定管理者の指定の件(草心苑)
議案第161号
指定管理者の指定の件(こむこむ館)
議案第129号 平成30年度福島市
一般会計補正予算中、
教育委員会所管分
議案第181号 平成30年度福島市
一般会計補正予算中、
教育委員会所管分
報告第21号
専決処分報告の件
専決第14号 損害賠償の額の決定並びに和解の件
専決第15号 損害賠償の額の決定並びに和解の件
専決第16号 損害賠償の額の決定並びに和解の件
陳情第12号 福島市
文化振興条例設置に関することについて
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午前9時57分 開 議
○丹治誠 委員長 おはようございます。ただいまから
文教福祉常任委員会を開会いたします。
教育委員会の議案審査の前に、正副委員長より提案をさせていただきたい件がございます。
教育委員会の職務権限に係る事務の一部を市長が管理し、執行することに係る今後の
教育委員会における事務について、本日の
教育委員会の
議案審査終了後に
所管事務調査として当局に説明を求めたいと思います。
初めに、当局に確認いたしますが、対応は可能でしょうか。
◎教育長 対応可能ですので、準備させていただきます。
○丹治誠 委員長 当局につきましては対応可能とのことでありましたので、委員の皆様にお諮りいたします。
地方教育行政の組織及び運営に関する法律の規定に基づき、職務権限に係る事務の一部を市長が管理し、及び執行することに係る今後の
教育委員会における事務についての
所管事務調査を実施したいと思いますが、よろしいでしょうか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○丹治誠 委員長 ご異議ございませんので、
当該所管事務調査を実施することにいたします。
なお、
所管事務調査につきましては本日の
教育委員会の
議案審査終了後に行いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、
教育委員会の審査を行います。
議案第136号福島市
社会教育館条例の一部を改正する条例制定の件についてを議題といたします。
当局の説明を求めます。
◎教育長 本日
教育委員会といたしましてご審議をお願いいたします案件、議案第136号福島市
社会教育館条例の一部を改正する条例制定の件、議案第155号、議案第156号中、
教育委員会所管分、議案第157号ないし議案第161
号指定管理者の指定の件、議案第129号平成30年度福島市
一般会計補正予算中、
教育委員会所管分、議案第181号平成30年度福島市
一般会計補正予算中、
教育委員会所管分のほか、報告案件として、報告第21
号専決処分報告の件、
教育委員会所管分の3件でございます。
資料を準備しておりますので、説明に入ります前に配付させていただいてよろしいでしょうか。
○丹治誠 委員長 はい、お願いします。
【資料配付】
◎教育長 それでは、ご説明申し上げますが、
教育部次長よりご説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。
◎
教育部次長 議案第136号福島市
社会教育館条例の一部を改正する条例制定の件についてのご説明を申し上げます。
議案書の28ページをお開き願います。
社会教育館こぶし荘を平成31年3月31日をもって廃止するため、所定の改正を行うものでございます。
説明につきましては、ただいま配付しました委員会資料の1ページを開いていただきましてご説明を申し上げたいと思います。こぶし荘につきましては、2、施設の概要の所在地に記載のとおり、
町庭坂砥石山地内の高湯温泉あったか湯先にある社会教育館でございまして、
青少年健全育成のための
宿泊研修施設として平成元年に改築し、現在に至っているものでございます。管理棟には和室2室、調理室、食堂、会議室があります。そのほかに体育館を備えまして、宿泊定員は40名でございます。登山、ハイキングなどの野外活動やスポーツを通じて
青少年健全育成活動の用に供してまいったところでございます。現在
エスエフシー株式会社を
指定管理者としまして管理運営を行っておりまして、(5)に記載のとおり、指定管理の期間は平成31年3月31日までとなっているところでございます。
委員会資料の2ページをごらんいただきたいと思います。現在の施設の状況の写真でございます。一番上にありますように、管理棟につきましてはたるき、柱が腐食しまして、屋根あるいは軒先が落ち込んでいる状況でございます。それとともに、中段にある写真でございますが、受水槽の土台の部分でございますが、こちらも腐食しまして、この屋根及び受水槽の取りかえを要する状況にありまして、その修繕費用は約3,500万円が見込まれているところでございます。そのほか利用者の快適な利用環境を維持するためには、バルコニーの床修繕や、そのほかに外壁の修繕等を必要とするところでございます。このこぶし荘につきましては、平成元年の改築以来、平成12年に管理棟の屋根補修をはじめとしまして、体育館の屋根改修等の修繕工事を重ねてきたところでございます。積雪地帯という厳しい自然条件とともに温泉地特有の環境から、建物の損傷の進行が著しいという特徴がございまして、今後におきましても
維持管理経費に多額の費用を要することが見込まれているところでございます。
1ページにお戻り願いたいと思います。3、利用の状況についてご説明を申し上げます。(1)、利用者数内訳の表は、直近5年間の利用者数の推移でございます。5年間の
年間利用者数の平均につきましては、計の一番右側にありますように3,245人でございます。年間の平均でございます。なお、平成27年、平成28年の利用者数が3,700人を超えている状況にございますが、こちらにつきましては、米印に記載しておりますが、
吾妻山火口周辺の入山規制によりまして浄土平天文台の星空観察会がこぶし荘で開催されたため、利用者数が増加したものでございまして、星空観察会が開催されない年度につきましては約3,000人で推移している状況でございます。
(2)、利用団体数の内訳の表は、直近5年間の利用団体数の推移でございます。5年間の
年間利用団体の平均は、計の一番右側でございますが、年間平均98団体でございます。利用の状況は、約6割が宿泊、約3割が体育館のみの利用となっているところでございます。なお、月ごとの利用につきましては、平成29年度の実績で宿泊が月平均で4から5団体、体育館のみの利用団体が月2団体の利用となっているところでございます。
以上の立地条件から施設の維持管理に多額の費用がかかること及び利用状況につきまして、施設を廃止としましても他の
社会教育施設の利用により対応が可能と判断されることを勘案するとともに、現在のこぶし荘の指定管理の指定期間が平成31年3月31日までであることを踏まえまして、このたび施設廃止の方針を決定したところでございます。
廃止にあたりましては、4、協議経過に記載のとおり、平成29年度に高
湯温泉観光協会、平成30年度には高
湯温泉観光協会に加えまして
吾妻地区自治振興協議会、
町内会連合会、それと直近3年間の施設の利用団体を対象に今後のこぶし荘のあり方についての説明会を開催しまして、施設の廃止につきましてご説明申し上げたところ、やむを得ないとの判断をいただいたことから、今回廃止に係る条例を提出するものでございます。
資料の3ページをごらんください。
社会教育館条例の新旧対照表でございます。下段が改正前、上段が改正後でございます。福島市
社会教育館条例第2条の表中、下段、改正前の表の太枠内のこぶし荘の項を削除するとともに、改正前の別表のうちの
テニスコート及びキャンプ場の項に記載の傍線部でございますが、立子山自然の家に限るの記載を削るものでございます。こちらは、社会教育館がこれまで2館ありましたが、今回こぶし荘を廃止することによりまして立子山自然の家1棟になるために、この項を削るものでございます。
なお、改正による条例の施行については平成31年4月1日を予定しているところでございます。
説明は以上でございます。
○丹治誠 委員長 ご質疑のある方はお述べください。
◆高木克尚 委員 高湯地区を中心に地元に説明する際には、この土地、建物の今後の方向性とか処理とか、その辺についての説明等も同時にやられたのでしょうか。
◎生涯学習課長 説明会におきましては、今後の利活用についてご質問もいただいておりました。その中での私どもの回答といたしましては、地元の高湯観光協会の皆様とお話ししましたが、まだ具体的な利活用については地元のほうでも白紙ということでございましたので、今後関係者の皆様とお話をしまして検討してまいりますというようなことでお答えをさせていただいております。
◆高木克尚 委員 基本的に老朽化なのか、維持管理費が見込まれる、あるいは建物の
存続そのものが危険性が伴うとかあれば解体していくのか、リニューアルして地元で何か活用するのか、両面の選択肢がまだ残っているのですか。
◎生涯学習課長 基本的にリニューアルをしてもっと別な使い道はというご意見も現場ではいただいておりましたが、その際にもやはりかなりの改修費用がかかるということで、基本的には解体を前提に考えたいということで地元のほうにお話をしました。また、地元のほうからも現在は管理人さんがそこにおいでになるので、安心しておりますが、廃止になって無人の状態で建物があるということは非常に治安上も心配なので、もしそのようなことがあればなるべく早急に解体をしていただきたいというのが地元の要望でございました。ですから、解体を前提に考えたいと考えております。
◆真田広志 委員 主な利用団体というのはどういった団体ですか。
◎生涯
学習課課長補佐 青少年の
健全育成団体とか、またスポーツの利用が多いので、
スポーツ団体の利用が多くなっております。
◆真田広志 委員 重立った団体には説明をしたとのことなのですけれども、
平均利用回数も記載されていますけれども、大体偏った団体が年間通じて利用していたような感じなのでしょうか。
◎生涯
学習課課長補佐 ほとんど固定のお客様というか、大体決まった団体の方が毎年お使いになっている状況です。
◆真田広志 委員 同様施設で今後対応していくということなので、なかなかこの利用料金で宿泊できるような施設もないのでしょうから、そうすると基本的には今後は立子山自然の家とか利用して対応していくということなのですか、この団体さんは。
◎生涯
学習課課長補佐 はい、おっしゃるとおりです。今後は、立子山自然の家のほうを充実させていただいて、こちらのほうでご利用いただくというふうに考えております。
◆真田広志 委員 こういった方々が今後利用する施設がなくなってしまうのではちょっと困ると思うので、しっかり理解を得たということですね、団体さんには。
◎生涯
学習課課長補佐 利用団体の方、地元の方対象にご説明申し上げまして、やむを得ないだろうということでご理解はいただいたものと考えております。
◆小熊省三 委員 まず、今の真田委員の関連なのですけれども、利用団体に説明したということですが、実際何団体が参加、その場所に入ったのでしょうか。
◎生涯
学習課課長補佐 利用団体の方は17名の方が出席されまして、大体1団体1名の方がいらっしゃっていましたので、団体数も大体そのくらいだというふうに考えております。
◆小熊省三 委員 17団体が参加したということですが、固定的な団体が利用していると。そうすると、17団体というのは割合としてはどのぐらいまでなのでしょうか。利用団体の中でのどのぐらいの方に説明というか。
◎生涯学習課長
先ほど利用団体の説明ですが、直近の3年間で利用実績のある団体全てにご案内をさしあげましたと申し上げました。その団体数は76ほどございました。さらに、そのほかに吾妻地区の
スポーツ少年団、
PTA、育成会、そういった利用が見込まれる皆様にはご案内をさしあげて説明会を開催したところでございます。その中で17団体が出席をされたということ。それから、出席はできませんでしたが、当日行けないけれども、どういう会議なのだということでお問い合わせをいただきまして、会議の趣旨をご説明申し上げましたところ、市の考えに了解をいたしますというようなことでお電話いただいた団体も多数ございました。電話の応対の団体数については今手元に数字ございませんが、そういった状況でございました。
◆小熊省三 委員 76のうち17団体、多少電話で何団体かあったということは確認しました。実は私も公共施設のところの住民説明会が、市長の説明、懇談会でしたっけ、あったときに、ある人が一番最後に言ったときに、このこぶし荘の問題で、実は今まで合宿やっていたのだけれども、できなくなると、それで急にというか、知らなかったということで、困るという話があったわけです。そういう意味では、やむを得ないという声がありますけれども、という話だったけれども、本当にそれが全ての、76と言うとおかしいですけれども、これから使うところも含めてなのでしょうけれども、本当に合意、これから使うところは別ですけれども、合意を得ているというふうにはちょっと思えないということが1つです。
それから、もう一つは、この間の経過の中で観光協会だとか、それから町内会だとか、それから役員会の説明会やっているけれども、実際に利用者の方の説明会はたった1回ということなので、そういう意味では本当に利用者の意見を反映しているのかどうかというのは甚だ、申しわけないけれども、思っております。だから、そういう形で住民懇談会の中で、市長の懇談会の中で市長に直接話が出たのだろうと思っております。それが1つです。
それから、もう一つは、代替施設として立子山の話が出ていましたけれども、立子山の利用、こぶし荘で大体利用者でいえば平均すれば3,200人、星空会がなければ3,000人ぐらいだろうという話でしたが、立子山の利用状況との関連の中でどのぐらいなのでしょうか、利用状況は。要は何を心配しているかというと、立子山も今の利用状況の人がいるのに、なおかつそこに行ったならば本当にそれで代替施設として可能な、キャパシティーがいっぱいあるのだったらばそれは可能ですけれども、その辺のところではどんなふうに市としては考えているのかなというところを確認したいと思います。
◎生涯
学習課課長補佐 確かにこぶし荘の分の数がふえますので、今までよりは利用のほうが立子山のほうがふえるので、少しご不便をおかけするところはあるかもしれないのですけれども、
こぶし荘自体の件数がかなり少なくなっておりますので、その分は十分に立子山等で間に合うというふうに考えております。
◆小熊省三 委員 ただいまの答弁に対して。本当は定員とかいろいろ聞けばいいし、それから実績もちょっと聞かなければいけないと思っているのですけれども、実際に先ほど言った市の市長懇談会の中のお母さんが言ったのは、立子山は今から申し込んでも例えば来年4月はもういっぱいなのだと、大変なのだということを言っていたので、そういう意味では本当に立子山の、さっきの話だと結構あるという話だったのだけれども、ちょっとその辺では話が合わないのではないかなと思うのですけれども、その辺はいかがでしょうか。
◎生涯学習課長 委員ご指摘のお話でございますが、まず利用の申し込みでございますが、今3カ月前から受け付けをすることになってございます。ですから、新年度の申し込みは年が明けてからの受け付けということになります。それから、今ご説明いたしましたが、確かに立子山自然の家で全ての申し込みが100%カバーできるのかというお話になりますと、夏休みの期間中についてはかなり利用が殺到しますので、全て希望の日にちがとれるという保証は正直言ってございません。現在も夏休みの期間については4月の段階で抽せん会を開催して割り振りを決めているという状況がございますので、夏休みの期間については多少希望の日をずらすという事態があるかもしれないとは思っておりますが、そのほかの日については、先ほど申し上げましたとおり、団体でいうと月に1団体、2団体ぐらいの宿泊という状況でございますので、十分カバーできるのかというふうに思っております。
◆小熊省三 委員 立子山の定員は何人なのですか。
◎生涯学習課長 立子山もこぶし荘も同様に40人でございますが、施設の現状としまして、こぶし荘のほうは宿泊のお部屋が2つしかございません。ですから、少人数の団体でも男性、女性がおりますと1団体で施設がいっぱいになってしまう状況がございますが、立子山のほうは部屋が4つございますので、男女入っても2団体ずつはカバーできるというような対応がありますので、そういう意味ではこぶし荘よりも多くの団体が対応できるというふうに思っております。
◆小熊省三 委員 立子山の利用人数について泊のところでお伺いしますが、どのぐらいになっているのですか。
◎生涯学習課長 立子山の直近の利用者数でございますが、平成29年度は利用人員が9,268人でございます。そのうち宿泊を伴ったのは1,076人という状況でございます。
◆小熊省三 委員 ありがとうございます。そうすると、一番先も言いましたけれども、そういう意味では本当にこぶし荘を廃止した中で立子山だけで吸収できないというのは明らかなわけですよね。
【「カバーできると言っている」と呼ぶ者あり】
◆小熊省三 委員 だって、あれでしょう。例えば、それは夏休みの、ちょっと申しわけない。僕の認識の違いなのかもしれないですけれども、平日については個々の分はわからないけれども、夏休みについては確かに抽せんになるのはわかりました。だけれども、子供たちが使うのは土日ですよね、主に。なので、そのときに例えばバッティングするということは、当然泊でいえば、さっきでいえば4部屋があるとしても4団体になるか、何団体になるかわからないけれども、必ずそれでカバーできるというふうにどうして言えるのですか。
◎生涯学習課長 先ほども申し上げましたが、こぶし荘のほうで大体月に1団体から2団体程度の宿泊しか実績がございませんので、その団体が立子山のほうに回ってきたとしても現状の中でカバーできるのではないかというふうに判断をしているところでございます。
◆尾形武 委員 管理棟の腐食はわかるのですけれども、体育館の状況はどうなのですか。
◎生涯学習課長 体育館のほうは、屋根の補修を1度行っておりまして、現時点では雨漏りはしない状態でありますが、以前に雨が浸透しておりまして、天井等も非常にカビが生えたりしているような状況がございまして、なかなかそれらの天井の修繕等を含めて考えますと、やはり費用がこれからかさんでいくというふうに推測をしておるところでございます。
◆尾形武 委員 できれば体育館だけでも残して高湯の方々に管理してもらえれば、運動場としてはこれからも使われる状況であれば、そうやって体育施設を残して、高湯温泉なりあったか湯なりに入っていただければ利活用も見込まれるのかなと思いまして質問したのですけれども。
◎
教育部次長 今ありましたように、体育館については修復しているところでございますが、実は平成元年に改築されていましたが、平成12年に管理棟の屋根を補修しましたが、その後体育館については数回にわたって補修しているということでございます。こちらは積雪がある、先ほど積雪とともに、高湯温泉の皆さんからいいますと、硫黄とか成分とかで腐食が進行が著しいということもありまして、現在は体育館は大丈夫なのですが、今後数年たつとまた補修、補修の繰り返しというところがありまして、利用者数の状態からすると、体育館のほうも32団体という状況からすると、やはりあわせて今回廃止させていただいて、体育館については逆に新体育館あるいは渡利の
学習センターもホールとかを改修して多目的ホールということで整備する状況でございますので、そちらのほうで十分吸収可能かなということで廃止したいと考えてございます。
◆根本雅昭 委員 条例一部改正の趣旨を見ますと、今後多額の改修費と維持管理費が見込まれるということで、先ほど一部ご説明ありましたけれども、具体的にこの2点の改修費と維持管理費の見込み額というのは何か出されたのですか。先ほど受水槽は3,500万円ですか。そのほかの部分ですね。
◎生涯
学習課課長補佐 今現在見込まれる修繕費用の総額が3,500万円ということで考えております。ご紹介させていただきました管理棟の屋根、受水槽、管理棟のバルコニーを含めまして、全部の合わせた合計が大体3,500万円程度現在見込まれているという状況です。維持管理費につきましては、指定管理料が年間800万円程度かかっておりますので、これから5年間ということになりますと4,000万円、そのほかに修繕料等かかってくるということで今回廃止の判断をしたところです。
◆根本雅昭 委員 わかりました。
あと、体育館とその他の修繕料というのはちなみに幾らぐらいになりますか。体育館の部分と800万円プラスになる部分。
◎生涯
学習課課長補佐 体育館につきましては、修繕を平成28年度に行ったばかりですので、現在のところは積算はしていないのですけれども、平成28年度に行った改修費用は、参考までに申し上げますと1,600万円かかりました。
◆根本雅昭 委員 800万円プラスになる部分というのは、何か見積もりというのはありますか。指定管理料プラスの管理棟の維持管理費、修繕費ですね。
◎生涯
学習課課長補佐 指定管理料の中に小修繕ということで50万円程度の修繕料を見込んでおりますが、1件について50万円以上かかる修繕料は市のほうで負担するということになっておりますので、現在緊急に必要な修繕が大体3,500万円で、その後かなり老朽化が進んでおりますので、それ以外にも修繕箇所がかなり出てくるということが予想されますので、それについてはちょっと積算はしていないのですけれども、かなりの額が見込まれるという状況です。
◆根本雅昭 委員 わかりました。多額の費用がかかるということで理解いたしました。この2ページ目の施設の状況のところで屋根の変形ですとか、あとそれぞれ腐食などありますけれども、ちなみに屋根の変形というのはなぜこういうふうに変形してしまったのですか。あと、バルコニーも含めてこれそれぞれいつごろからこのような状況になってしまったのか、あと予防できなかったのか、その2点、いつごろからかと予防できなかったのか教えていただければと思うのですけれども。なかなか場所的にもメンテナンスが難しい場所だということは理解しますけれども、その2点ありますか。
◎生涯
学習課課長補佐 管理棟の屋根につきましては、平成12年度に1度補修を行っておりますけれども、こういうふうになってしまう理由としましては、やはり積雪と積もった雪が今度つららというか、になってしまって、あとは下からも雪がどんどん、どんどん積もっていって、屋根に積もった雪の重さと、あとつららと積もった雪がくっついてしまって、それで屋根が圧力で変形してしまうというふうに管理人の方にはお聞きしております。あとは、やはり屋根の雪が日中になると解けてしまって、夜になると凍るというのを繰り返していくうちに雪がどんどん下におっこっていって、その段階で屋根のほうに傷みが出てくるというふうにお聞きしております。
◆根本雅昭 委員 わかりました。なかなか雪深い場所ですので、維持管理が大変だということは理解できました。こういうところで公共施設つくるとき、何かあれば、考えられてつくられたのだと思いますけれども、対策とか何か、これ見ると結構弱そうな屋根だと思いますので、つくるときに丈夫なやつとか、今後何かつくられるときにはぜひいろいろ新しいものもご検討いただけたらなと思います。バルコニーのこういう木なんかも明らかに腐るのは目に見えていますけれども、その一方でこういう自然に触れるというのも子供たち大切かと思いますので、いろいろご検討いただければなというふうに思います。
◆二階堂武文 委員 私地元だったものですから、一言ちょっと触れさせていただいて、10月19日の
吾妻地区自治振興協議会、
町内会連合会役員の説明会と11月9日の同じく第2回目の説明会、両方参加させていただきました。最初の説明会におきましては、やはり集まった多くの地域の皆さんから結論ありきではないかということで大分厳しい意見が出されました。それに基づいて第2回目の説明会を再度開催していただきまして、第2回目の説明会ではやはり写真とか、結構丁寧に破損状況とか、そういったのをスクリーンに映し出していただいて説明していただいたものですから、集まった多くの皆さんは最近行っていなかったけれども、これだけひどくなったのかいということで、これだったらいたし方ないかというような話で最終的には説明会のほう合意ができた状況でした。
私も高湯温泉行っていますと、高湯温泉では知ってのとおり自販機が外に出してありません。外に出すと1年で腐食します、硫化水素ガスで。温泉の事務室のパソコンは、みんなビニール袋に入れて使っています。パソコンも大体1年ぐらいで普通に出してテーブルで使っていると回路が腐食してしまうということで、ビニール袋に入れてパソコンを使っている。それでも部屋に置いてある冷蔵庫とか家電製品なんかは本当に数年で入れかえないとだめだと。だから、これだけ厳しい環境の中で皆さん観光業に携わっていらっしゃいますので、何らかのやはりそういった状況を幅広い皆さんにも知っていただきながら、地域としても大事な観光資源なので、何らかのバックアップとか何かあれば助かるのだけれどもななんていうご意見を伺ったときもあります。そういった状況もちょっとありまして、先ほど来老朽化の問題とか腐食の問題出ました。国立公園の中にあって、それも高度差、高湯高原夏涼しいですから、やはりそういった体育館とか何か施設の利用価値というのは立子山とはまた違っていろんなメリットがあるから、それをうまく生かせないものかというご意見も参加者の中からはちょっと聞かれましたけれども、ただ今の状況を考えますとしようがないと。
ただ、その中で印象にちょっと残ったのは、飯坂とか土湯地区なんかは震災以降新しい施設ができたり、いろんな動きがあるのですが、こういった施設が高湯からまた1つ消えていくというのは、地元としてはちょっと寂しい限りですねなんていうご意見が出されました。私も参加させていただいてすごく感じたのは、一番早いのは現地にバスで行って、集まっている人、現場見ながら説明を受ければ、ああ、これだったらしようがないかなというか、ここ何とかできないのかなとか、いろんなより実情に即した意見も聞かれたのかなと思ったのですが、現実的にはなかなか難しいことでしたので、スクリーンとか何かでいろいろできる範囲で説明していただいたのはすごくありがたいことだったなというふうに思います。多少出なかったことで皆さんの判断材料に役立てばと思ってちょっと状況を述べさせていただきました。
◎教育部長 委員会資料の1ページのところで、利用団体のところでちょっと補足説明をさせていただきたいと思います。
1ページの下の(2)の利用団体数内訳で、平成29年度なのですけれども、87団体、計のところにございます。延べで1年間に87団体のご利用がありましたということです。実団体は何団体かといいますと、62団体でございます。そういたしますと、年間1団体当たりどれぐらい利用しているのかなというふうな分析をしておりますが、年1回の利用というのが74%、62団体のうち46団体が年1回の利用なのです。年に2回利用しますというのが10団体で16%。そうすると、年に1回、2回の利用で9割ぐらいなのです。あとの10%は3回、4回でございます。先ほど説明したように、
青少年健全育成団体、スポ少なんかが合宿みたいなことでの利用が多いのですが、福島市内、立子山の自然の家もございますし、合宿ということで考えればあづま総合体育館、こちらは94名定員の宿泊のできる合宿施設でございますので、利用団体の説明会の中でもほかの施設での利用なんかはどうなのでしょうかねなんていうようなお話もさせていただきました。それから、スポ少とほぼ同じぐらいの割合で最近は一般の大人の方の利用もございます。企業であったり、大人の団体の研修会としての利用もある。こういった方々については、今度土湯に新しくまちおこしセンター、研修施設ができますので、そういったところとか、あとは宿泊はできませんけれども、
学習センター整備してございますので、そういったところでの活動の場としてのご利用なんかもできればなというふうなお話もこれからもしていきたいなというふうに思ってございます。
以上です。
◆小熊省三 委員 2つあって、1つは先ほど話あった体育館平成28年度に改修したということで1,600万円使っているわけです。今回に3,500万円かかるということはわかりました。体育館はまたこれから壊れるかもしれないけれども、結局その1,600万円、1年間800万円ずつやって廃止ということになるわけですよね。それでいいのかなというところがまず、意見です、それはあくまで。
それから、もう一つは、高湯の硫化水素があって大変な状況というのはわかりました。そうすると、屋根に対してもそれなりのことをやっぱり対策としてはやるべきだったのだろう。そういうところはどうだったのだろうかというところもやっぱり、そういうところの一般的な対応で済むようなところなのかどうかというところもそれは問われるのではないかなと思うのですが、その辺はどうなっていますか。
◎生涯学習課長 先ほど体育館の屋根の改修状況を報告させていただきましたが、実は利用団体のほうから雨漏りがして実際体育館が使えないという苦情を大分いただいておりまして、やむを得ず改修をしなければならない状況になってまいりましたが、その際も先ほど申し上げましたとおり、管理棟と同様に屋根のたるきや何かも実は腐っておりました。ただ、お金が随分足りておりませんでしたので、本当に屋根の雨漏りの補修のみを行っていたという状況でございます。本館のほうも同様に、先ほど申し上げましたが、雪の重み、それから雪が堆積して下から屋根まで雪がつながってしまうような状況があって、軒のほうから水が屋根裏に回っている。たるき、軒腐っているという、そういう状況でございます。それから、もう少し自然環境に対応した工事設計というお話もございましたが、ただいま3,500万円のお話をさせてもらいましたが、これはあくまでも現在の屋根と同様に鉄板ぶきの想定でおりますが、それですとやはりまた腐食が進む可能性があるということで、ステンレスの屋根にふきかえるということを想定しますと費用が倍ぐらいになってしまうということですので、そこまでの費用をかけて改修すべきなのかということもまた検討すべき材料だろうというふうに思っておりまして、現段階では非常に難しいというふうに判断をしたところでございます。
○丹治誠 委員長 それでは、質疑を終結いたします。
続いて、自由討議、討論に移ります。ご意見のある方はお述べください。
◆小熊省三 委員 日本共産党としては、社会福祉の利用の機会が少なくなるということで、やっぱりそこを保障するということで、この案に対しては反対でございます。
○丹治誠 委員長 以上で自由討議、討論を終結いたします。
これより採決を行います。
採決の方法は挙手採決といたします。
なお、挙手をされない方は否とみなします。
お諮りいたします。議案第136号福島市
社会教育館条例の一部を改正する条例制定の件について、原案のとおり可決すべきものとすることに賛成の方の挙手を求めます。
【賛成者挙手】
○丹治誠 委員長 賛成多数。
よって、議案第136号については原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、
指定管理者の指定の件について審査をいたします。
初めに、議案第155号、議案第156号中、
教育委員会所管分、議案第157号ないし議案第161
号指定管理者の指定の件の審査方法についてお諮りをいたします。これらの議案はいずれも
指定管理者の指定を行うものでありますことから、こども未来部、健康福祉部の審査と同様に、議案第129号平成30年度福島市
一般会計補正予算中、
指定管理者の指定の件にかかわる債務負担行為補正の
教育委員会所管分とあわせて一括して議題としたいと思いますが、議案第155号、議案第156号中、
教育委員会所管分、議案第157号ないし議案第161号につきましては、ある程度施設の所管ごとに分けた上で審査をいたしたいと思います。
つきましては、議案第155号、議案第156号中、
教育委員会所管分、議案第157号の3件の議案、それから議案第158号及び議案第159号の2件の議案、それから議案第160号及び議案第161号の2件の議案、この3つに分けた上でそれぞれ一括して議題といたしまして、自由討議、討論、採決につきましては、こども未来部、健康福祉部の審査の際と同様に、議案第155号、議案第156号中、
教育委員会所管分、議案第157号ないし議案第161号につきましては議案ごとに行いまして、議案第129号につきましては
指定管理者の指定の件にかかわる債務負担行為補正を除く
教育委員会所管分として説明、質疑を行った後に行いたいと思います。以上の審査の方法につきましてご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○丹治誠 委員長 ご異議ございませんので、
指定管理者の指定の件についての審査方法につきましてはそのようにいたします。
それでは初めに、議案第155号、議案第156号中、
教育委員会所管分、議案第157
号指定管理者の指定の件及び議案第129号平成30年度福島市
一般会計補正予算中、
指定管理者の指定の件にかかわる債務負担行為補正のうち、
教育委員会所管分についてを一括して議題といたします。
当局の説明を求めます。
◎
教育部次長 それでは、議案第155号及び議案第156号中の
教育委員会所管分、議案第157
号指定管理者の指定の件及び議案第129号平成30年度福島市
一般会計補正予算中、
指定管理者の指定の件に係る債務負担行為補正のうち、
教育委員会所管分についてのご説明を申し上げます。
議案書及び補正予算書にも記載ありますが、説明につきましては先ほど配付しました委員会資料でもって説明をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。委員会資料の4ページをお開き願いたいと思います。まず、議案第155
号指定管理者の指定の件の立子山自然の家の件でございます。
指定管理者候補につきましては、記載のとおり
エスエフシー株式会社でございます。指定の期間は、平成31年4月1日から平成36年3月31日までの5年間となります。
債務負担行為設定額につきましては、4ページの下段になりますが、平成31年度からの5年間の合計で5,099万6,000円でございます。内訳としましては、管理運営経費が6,339万3,000円、利用料金等の収入が1,239万7,000円で、差し引きの設定額が5,099万6,000円でございます。年度ごとの債務負担行為設定額の内訳については、記載のとおりでございます。
次に、
エスエフシー株式会社の事業の概要でございます。中段、団体の事業概要にありますように、建物の総合管理業務、一般労働者派遣事業のほか、公共施設の管理運営業務なども実施しているところでございます。
資料の5ページをごらんいただきたいと思います。選定の経過でございますが、立子山自然の家につきましては2社からの応募がありまして、外部委員2名を含む
教育委員会指定管理者管理運営委員会において8月24日に面接審査、9月27日に7つの評価項目に基づきまして第1次審査を行いました。その後、10月9日に外部委員2名を含む福島市
指定管理者選定委員会におきまして第2次審査を行いまして、指定管理候補者の順位を最終決定したところでございます。
次に、2の
指定管理者候補と3の審査結果についてでございますが、交渉順位第1位が
エスエフシー株式会社でございまして、最終の合計点は77.33点でございます。交渉順位第2位は、資料にA団体と記載しておりますが、参考までに株式会社大野企画でございます。得点が、最終合計点が50.46点でございます。評価のポイントでございますが、利用促進へ向けまして周知方法の工夫や会社が用意するネットワークを利用した利用促進の取り組みなどが評価されたことなどが挙げられます。
なお、議会終了後、審査結果を公表いたしますが、団体名の公表は
指定管理者として決定した団体のみとし、第2位の団体につきましては資料のとおりA団体との表記で公表する予定でございます。
続きまして、資料の6ページをごらんください。音楽堂ほか古関裕而記念館、働く婦人の家、勤労青少年ホームの
指定管理者候補は、公益財団法人福島市振興公社でございます。指定の期間は、平成31年4月1日から平成36年3月31日までの5年間でございます。
下段の債務負担行為設定額につきましては、平成31年度からの5年間合計で6億2,439万1,000円となっておりまして、内訳としましては管理運営経費が8億897万3,000円、利用料金等の収入が1億8,458万2,000円で、差し引きで設定額が6億2,439万1,000円となるものでございます。年度ごとの債務負担行為設定額の内訳は、記載のとおりでございます。
公益財団法人福島市振興公社の事業概要でございますが、中段の団体の概要にありますとおり、市民の文化振興に関する啓発及び推進事業のほか、記載の事業を実施しているところでございます。
7ページをごらんいただきたいと思います。選定の経過につきましては、音楽堂、古関裕而記念館、働く婦人の家、勤労青少年ホームは同一敷地内の施設であるため、一括管理のほうが効率的であるという理由から今回一括公募としたところでございます。今回応募については1社の応募でございました。なお、当施設は商工観光部、
教育委員会に所管がまたぐことから、8月24日の
指定管理者管理運営委員会において両部合同で面接審査、9月27日に合同での第1次審査を行ったところでございます。その後、10月9日の福島市
指定管理者選定委員会で第2次審査を行い、指定管理候補者の順位を最終決定したところでございます。
2、
指定管理者候補者と3、審査結果についてでございますが、交渉順位第1位が公益財団法人福島市振興公社でございますが、最終合計点は75.60点でございます。評価のポイントにつきましては、これまでの管理実績に裏づけされた適正かつ現実的な運営方針と目標設定とともに、今までのノウハウを生かした管理計画、職員数となっている点が評価されたところでございます。
8ページをお開きください。福島市民家園でございます。民家園の
指定管理者候補者は、公益財団法人福島県都市公園・緑化協会でございます。指定の期間は、平成31年4月1日から平成36年3月31日までの5年間でございます。
下段の債務負担行為設定額は、平成31年度からの5年間合計で2億2,132万9,000円。内訳としましては、民家園は利用料金が無料でございますので、収入はゼロでございますので、設定額としては2億2,132万9,000円となっているところでございます。年度ごとの内訳については、記載のとおりでございます。
公益財団法人福島県都市公園・緑化協会の事業でございますが、スポーツ、レクリエーションの普及指導及び体力増進に関する事業のほか、記載の事業を実施しているところでございます。
9ページをごらんください。選定の経過につきましては、福島市民家園に対しましては1社からの応募がありまして、8月24日に面接審査、9月27日に第1次審査を行いまして、10月9日の福島市
指定管理者選定委員会の第2次審査で
指定管理者候補者の順位として最終決定したところでございます。
交渉順位第1位が公益財団法人福島県都市公園・緑化協会でございますが、最終合計点は71.29点でございます。評価のポイントとしましては、あづま運動公園の管理者としての強みを生かした経費縮減の提案や、経験豊富な職員の安定的な確保が期待できることなどが評価されたところでございます。
説明は以上でございます。
○丹治誠 委員長 債務負担行為も今のこの表で読み取れということでいいですね。
◎
教育部次長 失礼しました。
○丹治誠 委員長 ご質疑のある方はお述べください。
◆梅津政則 委員 6ページですけれども、音楽堂ほかで5年前に非公募で選定したのは何ででしたっけ。
◎
文化課課長補佐 5年前につきましては、専門的ノウハウを振興公社が持っているということでの非公募ということでさせていただいた経過がございます。
◆梅津政則 委員 今回公募に切りかえた理由は何ですか。今回は専門的知識は要らないということでしょうか。
◎
文化課課長補佐 もちろん専門的知識のほうも必要でございますけれども、今回につきましては指定管理制度は競争と公平性ということでほぼ原則としているということもありまして、今回選定の時期に見直しを図ったところでございます。民間業者のノウハウにより魅力ある施設に期待できるということで公募にさせていただきました。
◆梅津政則 委員 その判断は何で5年前にできなかったのかの理由を教えてもらっていいですか。5年前の話はだめ。公募でいいのですけれども、であるならば非公募ってやっぱり今まで、言葉悪いですけれども、やり玉といいますか、何で公募ではないのだという理由づけをするのが大変苦労してきたはずなのですけれども、単純にそれをひっくり返して公募に切りかえていくと、今後ほかの施設で非公募を選択するときに苦慮し始めかねないのではないですかという心配があって聞きました。公募でいいのですけれども、これから出てくる非公募のやつに対しての意見は、当然そういう意識で意見が出されていくことになるなと自分で思いました。いいです、答弁。所見を述べさせていただきました。
◆小熊省三 委員 7ページのところのことなのですが、審査のことで、同じ
教育委員会と商工観光部で点数がかなり違いがあると思うのですけれども、ここの評価項目のア、イ、ウ、エ、オに書いてある項目そのものは同じなのですよね。例えば商工観光部は商工観光部なりの例えば施設管理の目的の中で項目幾つかあるのと、それから
教育委員会に書いてある項目が違うというわけではないのですよね。だから、そういう意味では各部局の人たちが個々の判断としてこういうふうに違いが出ているということなのでしょうか。
【「対象施設が違うのだから、イコールになるほうがおかしい」と呼ぶ者あり】
◎
教育総務課課長補佐 商工観光部と
教育委員会で4施設の一括公募ということで、今ちょっとお話出ましたが、商工観光部では働く婦人の家と勤労青少年ホーム、
教育委員会のほうでは音楽堂、古関裕而記念館ということで、施設ごとの指定管理料の設定の仕方に対する評価でございまして、それによって点数が異なるというふうな形になっております。
◆沢井和宏 委員 同じく7ページの4施設なのですけれども、先ほどの説明で同一敷地内にあるので、統一的管理ということでまとめて公募したという話があったのですけれども、それぞれの施設の持っている意味合いがちょっとずつ違うので、例えば民間の持っているノウハウを活用するというのは、それぞれにすぐれたノウハウを持っている人がいて、ここに1番目のところに3団体説明会には参加したということなのですけれども、もしかすると、想像なのですけれども、余りにも規模が大きいもので、なかなか入札に参加できない、公募に参加できないという、そういう状況に陥ったのかななんていう、逆にそういう思いがあって、だったら個別にそれぞれ特徴のある運営の仕方をする、そういう公募の選定もあったのかななんて想像で言うのですけれども、そこいら辺の考えについてはなかったのか。
◎教育部次長 同じ敷地内ということで、古関裕而記念館と音楽堂と勤労青少年ホームは別ですが、音楽堂と勤労青少年ホームと働く婦人の家は同じ建物にありまして、音楽堂の利用団体の皆さんも控室なんかで勤労青少年ホームとか使ったりとかします。そういう関係もございまして、一体的に管理したほうが貸し出しも効率的ということもありますとともに、音楽堂を使う団体についてもメリットがあるということがあるので、そういう観点から今回一括公募ということをしたところでございます。
◆沢井和宏 委員 例えば古関裕而記念館は独立してある、そこは別にするという、そういう考えもなかったのですね。敷地一緒だということで。
◎
教育部次長 古関裕而記念館につきましても音楽関係ということでのつながりで一緒にいろんな発信力とか、そういうのもつながることができるかということがありまして、一括管理と。敷地が同じで、施設の管理というか、それに関しても同じ敷地内ですので、運営とともに施設の管理の面でも有効かということで一括管理としたところでございます。
◆尾形武 委員 3団体いずれもなのですけれども、収入料金の設定なのですけれども、やはり収入料金もどういう、立子山自然の家は明細が載っていますけれども、これもやはり受益者負担の観点からいえば、ずっとこれ同じだと思うのです、利用料金が。ですので、値上げするというのも何かイメージが悪くなってなかなかできないのかななんて思いますけれども、こういった受益者負担との兼ね合いによれば、サービスを落とさないためにもある程度はやはり考えてもいいのではないのかなと思います。あと、音楽堂の利用料金の内訳といいますか、設定の仕方も含めてお伺いをしたいと思います。
◎
教育部次長 まず、1点目の利用料金の件につきましては、こちらについては今後将来的というか、市の内部でも今委員の指摘の受益者負担という観点も含めて今後検討するとなっているところがございます。その中で公共施設について検討してまいるところでございますので、その一環として適正かどうかも含めてこれから検討しながらいきたいということでは考えているところでございます。
◎
文化課課長補佐 音楽堂のほうの収入の内訳としましては、主に施設使用料、音楽堂の施設を使った際の収入と、その他の収入ということで、例えば自動販売機の収入ですとか、コピー機の使用料の収入ですとかを見込んでの収入になります。
◆尾形武 委員 そうしますと、これから検討して値上げもあり得るということですが、指定管理が5カ年計画ですので、その途中でもやはり見直すということもあり得るわけですか。
◎
教育部次長 こちらにつきましては、指定管理期間中に見直すかどうかについても全庁的な統一的なシステムの中で検討してまいるものですから、今ちょっと答えはできないのですけれども、ただ公共施設のあり方というか、その料金のあり方についての検討に合わせてはこちらも進めなければならないというふうに考えております。
◆尾形武 委員 8ページなのですけれども、民家園はかつては使用料取って、途中で無料になったという経過がございます。ただ、ゼロということで、見に来られる方はどのように状況が、ふえたのか、現状維持なのか、それとも減ったのかお伺いしたいと思います。
◎
文化課文化財係長 民家園、昭和57年に開設した際には入場料を頂戴してございまして、たしか300円だったかと記憶しておりますけれども、開館当初は4万8,000人から4万人程度で入園者数えておりましたが、無料化する前、平成21年度から無料化しておりますけれども、その前の年、平成20年度はおよそ2万人まで入園者数減ってございます。平成21年度に無料化したところ4万5,000人と大幅に回復しております。その後、震災などなど含めて現在4万人前後で入園者数は推移しておりますので、無料化したことによって入園者というのは高どまりの傾向にあると認識してございます。
◆尾形武 委員 見学なさる方にとっては都合がよろしいのですけれども、いろんな文化財やらそういった意味で観光業者を相手にするには、やはり少しでも料金取らないと旅行エージェントが食いつかないといいますか、そういう面もあって、無料化施設もプラスマイナスあるのですけれども、今後こういった施設もやはり受益者負担の観点からいけば、旅行エージェントを取り込む意味でも多少なりとも考えてもいいのかななんて思うのですけれども、いかがですか。
◎
文化課文化財係長 今おっしゃるとおり、旅行関係の方、観光関係の方から中心にやはり無料だと価値が感じられないというような意見もいただいております。市全体の施設の利用料金等を考えていく中で、民家園の料金についてもあわせて考えていくつもりでございます。また、あわせて旧広瀬座の改修に伴いまして、場合によってはこちら一般にも貸し出しができるような状態になりましたらば、そちらのほうの利用料金というものも発生する可能性ございますので、あわせて将来的に検討してまいる予定でございます。
◆根本雅昭 委員 指定管理の方が決まって運営されていくと思うのですけれども、その運営のチェックというのはどのようにされるのか教えていただければと思うのですけれども。あとは、指定管理の方々との情報交換、そういう何かあるのかどうかも含めて。
◎
教育総務課課長補佐 指定管理者制度でございますが、平成27年分から年度ごとの評価を実施しております。これは、各部の
指定管理者管理運営委員会の中でそれぞれ各施設を管理している事業者に対して適正性ですとか、有効性などを3段階で評価いたしまして、その内容も相手方に知らせながら、講評も行ってチェックしていくというふうな内容になります。
あと、情報交換につきましては、やはり担当課と
指定管理者の間で定期的に情報交換会と申しますか、連絡会をその都度設定しておりまして、その中でいろんな情報共有を図りながら課題の共有なども行っているところでございます。
◆根本雅昭 委員 わかりました。評価されているということなのですけれども、何で聞いたかといいますと、指定管理になっている施設、無料のところなのですけれども、借りたことがありまして、借りたというか、付き添っていっただけなのですけれども、そのときに利用の申請をするのですけれども、前に使った方の住所がざっと見えている状態の施設があったのです。五、六人しか書いていなかったのですけれども、私の前の方が日付が去年だか何だかで、1年以上使われていないような、その施設の中では全然メジャーなところではなかったのですけれども、そういうメインの施設に付随するような、そういうところだとちょっとずさんになっているところがあるのかなというふうに感じましたので、やっぱり現場に行って一つ一つ確認するのも重要かなと思いましたので、現場に行って実際の帳簿や何かを見るというのも大事かなというふうに感じました。
そのとき行った施設でちょっと使いたいものがあったのですけれども、それ壊れていて、ああ、これ動きませんねなんかいう話してきたのですけれども、予算がなくてできないのか、それとも余り利用者がいないから、やらないのか、もしくは壊れているから、利用者がふえないのか、分析も必要だと思いますので、そういう情報交換も密にしていただければなというふうに思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
◆高木克尚 委員 きょう委員長の配慮で
所管事務調査後ほど入りますけれども、それと関連して大変恐縮なのですけれども、新しい
指定管理者のスタート日と所管の異動日が同日になりますけれども、手続き上、混乱とか新たな契約が必要になるとか、そんな状態は発生しないかどうかだけ教えてください。
◎
教育総務課課長補佐 委員おっしゃるとおり4月1日付での機構改革が予定されておりますが、本日ご提案している施設に関しましては、移管後も文化課が文化振興課の予定で、あと保健体育課もスポーツ振興課というふうな位置づけで所属の変更はない予定でおりますので、事務手続きは移管後も遺漏ないように進めてまいりたいというふうには考えております。
◆真田広志 委員 先ほどの根本委員の質問の関連だったのですけれども、先ほど業務のチェック状況ということで、たしか
指定管理者に関しては、年度途中に管理者モニター委員会なんか設置して管理状況だったり遂行状況に関しては検証していくということになっていたのですけれども、それ以外に利用者アンケートというのも行っているはずなのですけれども、その利用者アンケートってどういった形態で行われているのでしょうか。多分前期からそういうことをやっていくようになったのではないかなと思っているのですけれども。行っていって、それを
指定管理者運営委員会のほうに報告をしてというふうになっていたと思っていたのですけれども、それって行っていないのですか。
◎
教育総務課課長補佐 アンケート調査につきましては各施設で実施することになっておりまして、その結果につきましても
指定管理者管理運営委員会のほうに報告をさせていただいております。
◆真田広志 委員 利用者アンケートってどういうような形で行っているのかなと。今回の例えばインセンティブ加点なんかもありますよね。そういったものはそもそも例えばモニター委員会からの評価なんかも含めて、それから利用者アンケートなんかの結果も踏まえて
指定管理者管理運営委員会に報告がされて、最終的に行政評価何とかの委員会からその辺の結果を報告されて、それを受けて加点をしていくというようなふうに昔報告があったと思うのですけれども、その辺しっかりされているのかなというところがちょっと疑問だったもので。行財政改革推進本部だか何かを通じてというような話だったのか、ですよね。
◎
教育総務課課長補佐 委員おっしゃるとおり、私先ほど申し上げませんでしたが、モニター委員会も実施して、あとアンケート結果、そういったものをまず施設の
指定管理者のほうの自己評価、それを受けて施設管理者のほう、担当、所属のほうでその評価結果に対して評価を、アンケート結果、モニター委員会の結果、さまざまな報告を参考にしながら評価を行いまして、その結果を各部の
指定管理者管理運営委員会のほうに報告いたしまして、その時点で評価の中身を検討、協議していただきまして、その中で決定したものを市の本部のほうにお伝えしまして、そこで最終的な決定を見るというふうな流れになっております。
◆真田広志 委員 結局、今回からだと思うのだけれども、いわゆるインセンティブ加点制度を導入しているので、例えば最終的に審査の点数が拮抗していったときに、それによって左右されてくるような施設も出てくるわけです。だから、そういったときに利用者評価というのも非常に重要で、いわゆる内部調査的なものというのは継続的な施設に関してはどうしても評価が上向きになってしまう傾向があるから、そういった部分を是正するために利用者評価というのを公平に行っていくのだよというのが当初
指定管理者制度を導入する、またそれを改定するときのポイントだったような気がしているのです。そういったこともしっかり踏まえた上でこういったインセンティブ加点とかやっているのだったらいいのだけれども、その辺がおろ抜かれている状態で加点をしていくというのはどういうことなのかなというところもあって、例えばアンケートのやり方もふだん利用している団体にだけアンケート、特に常連的に利用していただいている方にこれちょっと書いておいてみたいな形に言うと、どうしてもそれが有利に働いていってしまうではないですか。そういった部分も含めて各利用者さんにそういったこともしっかり行ってきているのかなというのが非常に疑問で、実はそういった話余り聞こえてこないのです。そういったこともやっていない状況でこういった加点制度というのを新たに設けているのかなというところもしっかり確認していかなければいけないなと思ってはいたのですけれども、どういう状況なのですか。しっかりその辺のアンケート調査なんかもそれぞれの施設に対して行うようにという指導というのはされているのですか。
◎
教育総務課課長補佐 各
指定管理者の基本協定結ぶ際に、アンケートについても一つの
指定管理者の業務として位置づけているために必ずやってくださいということで指導をしているところです。
◆真田広志 委員 そこを任意的な業務として位置づけてしまうと、それによってその後の評価が変わってくるのではないかなというような思いもあったので、ちょっと聞いておきます。その辺は多分全体的な部分で、行政改革推進本部とかそっちのほうに言っていくしかないのかな。その辺はちょっとシステム的な部分なのですけれども。
◆小熊省三 委員 8ページのところの民家園のところのことでございます。団体の概要のところでここは管理運営をしているというのが2番目にあって、あとは緑地造成だとか緑地管理の委託をしているということなのですけれども、これ管理運営しているのはほかにあるかもしれないですけれども、県の関連の外郭団体なので、民家園以外にどの辺がやっているのですか。
◎
文化課文化財係長 都市公園・緑化協会で管理しております施設、一番大きなのが佐原にありますあづま運動公園です。そのほか福島空港の公園、それから郡山にございます逢瀬公園とその隣にあります県の緑化センターの管理をこちらの協会のほうで委託されております。
○丹治誠 委員長 そのほかよろしいですか。
【「なし」と呼ぶ者あり】
○丹治誠 委員長 それでは、質疑を終結いたします。
続いて、自由討議、討論に移ります。
初めに、議案第155
号指定管理者の指定の件の自由討議、討論を行います。ご意見のある方はお述べください。
【「なし」と呼ぶ者あり】
○丹治誠 委員長 以上で議案第155号についての自由討議、討論を終結いたします。
これより議案第155号の採決を行います。
採決の方法は簡易採決といたします。
お諮りいたします。議案第155
号指定管理者の指定の件について、原案のとおり可決すべきものとすることにご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○丹治誠 委員長 ご異議ございませんので、議案第155号については原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第156
号指定管理者の指定の件中、
教育委員会所管分の自由討議、討論を行います。ご意見のある方はお述べください。
【「なし」と呼ぶ者あり】
○丹治誠 委員長 以上で議案第156号中、
教育委員会所管分についての自由討議、討論を終結いたします。
これより議案第156号中、
教育委員会所管分の採決を行います。
採決の方法は簡易採決といたします。
お諮りいたします。議案第156
号指定管理者の指定の件中、
教育委員会所管分について、原案のとおり可決すべきものとすることにご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○丹治誠 委員長 ご異議ございませんので、議案第156号中、
教育委員会所管分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第157
号指定管理者の指定の件についての自由討議、討論を行います。ご意見のある方はお述べください。
【「なし」と呼ぶ者あり】
○丹治誠 委員長 以上で議案第157号についての自由討議、討論を終結いたします。
これより議案第157号の採決を行います。
採決の方法は簡易採決といたします。
お諮りいたします。議案第157
号指定管理者の指定の件について、原案のとおり可決すべきものとすることにご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○丹治誠 委員長 ご異議ございませんので、議案第157号については原案のとおり可決すべきものと決しました。
続きまして、議案第158号及び議案第159
号指定管理者の指定の件及び議案第129号平成30年度福島市
一般会計補正予算中、
指定管理者の指定の件にかかわる債務負担行為補正のうち、
教育委員会所管分についてを一括して議題といたします。
当局の説明を求めます。
◎
教育部次長 それでは、委員会資料でまたご説明を申し上げます。
委員会資料10ページをお開き願いたいと思います。福島市
国体記念体育館ほか29施設の
指定管理者候補者は、公益財団法人福島市スポーツ振興公社でございます。指定の期間は、平成31年4月1日から平成36年3月31日までの5年間となります。
下段の債務負担行為の設定額につきましては、平成31年度からの5カ年合計で15億7,789万7,000円でございます。内訳としましては、管理運営経費が20億4,559万7,000円、利用料金等の収入が4億6,770万円で、差し引きで設定額が15億7,789万7,000円となるところでございます。年度ごとの債務負担行為額の設定額の内訳は、表のとおりでございます。
公益財団法人福島市スポーツ振興公社の事業の概要につきましては、上段の団体の概要にございますように、各種スポーツ関連事業のほか、市からの委託を受けた施設の管理運営に関する事業などを実施しているところでございます。
資料の11ページをごらんください。選定の経過についてでございます。福島市
国体記念体育館ほか29施設に対しましては、応募は1社でございました。他施設と同様に8月24日に面接審査、9月27日に第1次審査を行いまして、10月9日の福島市
指定管理者選定委員会においての第2次審査で
指定管理者候補者の順位を最終決定したものでございます。
指定管理者候補者と審査結果についてでございますが、交渉順位第1位として1社でございましたので、公益財団法人福島市スポーツ振興公社が交渉順位第1位で、最終合計点は75.88点でございます。評価のポイントは、これまでの管理運営の実績とともにスポーツによるまちづくりに向けた取り組みの提案も評価されたところでございます。
12ページをお開き願います。福島市
クレー射撃場でございます。
指定管理者候補者は、福島市
クレー射撃場運営協議会でございます。指定の期間は、平成31年4月1日から平成36年の3月31日までの5年間でございます。
債務負担行為の設定額につきましては、平成31年度からの5年間合計で3,064万3,000円で、内訳としまして管理運営経費が3,426万8,000円、利用料金等の収入が362万5,000円で、差し引きで3,064万3,000円となるものでございます。年度ごとの内訳については、表の記載のとおりでございます。
福島市
クレー射撃場運営協議会の事業概要でございますが、中段の団体の概要に記載のとおり、
クレー射撃場の管理運営のほか、クレー射撃競技の普及啓発や技術の向上に関する事業などを実施しているものでございます。
資料13ページをごらんください。選定の経過につきましては、
クレー射撃場につきましては1社からの応募でございまして、9月27日に第1次審査、10月9日の福島市
指定管理者選定委員会において……失礼しました。これは非公募でございました。応募ではなくて非公募でございましたので、失礼しました。9月27日に第1次審査、10月9日の福島市
指定管理者選定委員会において第2次審査を行いまして、候補者として最終決定したところでございます。
福島市
クレー射撃場運営協議会での最終合計点については69.09点でございます。評価のポイントにつきましては、これまでの管理実績や専門性を持った職員配置によりまして安全安心が確保できる点などが挙げられたことでございます。
説明は以上でございます。
○丹治誠 委員長 ご質疑のある方はお述べください。
◆真田広志 委員 これも
クレー射撃場も、先ほども話出ましたけれども、非公募施設としているわけなのですけれども、基本的に
指定管理者というのは公募が原則なのだよということなのですよね。それによって競争性と公平性を確保していきましょうという最初の原理原則があるわけだけれども、この
クレー射撃場に関しては専門性の確保とか、そういった利用者の利益保護という部分では非公募でもいたし方ないなという部分は、それは理解します。問題は、この施設の先ほど話が出た例えばインセンティブ加点の部分、例えばこれおそらくなのだけれども、継続的に管理運営している事業者に対してある程度のインセンティブが働きやすいような状況をつくっていってあげようというような、そういった配慮もある程度あるのだと思うのです。そういったものがまるっきり働いていないということなのかな。例えばふだんの評価に対していろんな指導もなされていくわけなのだけれども、そういったことも例えばアンケートもしているかどうかわからないけれども、先ほどのモニター委員会なんかも含めての検証の結果、いろんな話が是正策なんかも出てくるはずなのですよね、最終的にここが加点がゼロという状況を見ると。そういったこともしっかりと受けとめて運営改善を行っていないのかなというふうに見えてしまうのだけれども、この加点がされていない原因というのはどういったところになっていますか。
◎
保健体育課長 クレー射撃場につきましては、現行ですとスポーツ振興公社が指定管理をやっているものですから、今回採点につきましては、指定先かわる形になりますので、実際管理しているのはこの運営協議会でございますけれども、形的には
指定管理者という形になるものですから、加点については残念ながらされなかったという結果でございます。
◆真田広志 委員 わかりました。ちょっと誤解していました。了解です。
◆梅津政則 委員 関連してあれですけれども、管理実績という意味でそうなのでしょうけれども、また5年前の話だとあれですけれども、もともと今まで、現在は振興公社と運営協議会の間ではどういうふうに契約といいますか、市からの指定管理は振興公社ですけれども、振興公社としては
クレー射撃場をどのように管理運営をしてきたかと聞けばいいのかな。
◎
保健体育課長 クレー射撃場のほうの管理者、実際は場長になりますが、こちらのほうにつきましては、スポーツ振興公社の嘱託職員を配置して管理を行ってございました。
◆梅津政則 委員 先ほど審査結果で評価されるポイントが管理実績とおっしゃったのですけれども、管理実績というのはどこからどういうふうにこの協議会の管理実績というのが生まれるのですか。評価項目で、評価された項目といいますか、中で管理実績というのが高評価というふうに説明されたと思うのですけれども、今の管理体制でこの運営協議会自体の管理実績生まれるのはどういうことで生まれるのですか。
◎
保健体育課長 スポーツ振興公社を介しまして、その指導のもとで
クレー射撃場をかれこれ30年近く運営を行っていたものですから、その中で特に問題も起きませんでしたし、事故も起きませんでしたので、十分実績があったというふうに理解してございます。
◆梅津政則 委員 さっきと同じ話で、それだけ長い期間の実績があるのであれば、何で5年前は非公募だったのかというところにまた疑問が残って、今回も非公募というのはどうなのかなという思いがあって聞きました。
◎
保健体育課長 散弾銃を使うということでかなり危険な競技でございますので、スポーツ振興公社介しましたけれども、今後については市と直接管理についてやっていきたいということで、スポーツ振興公社のほうから運営協議会のほうに直接指定した形でございます。
◆梅津政則 委員 管理、指導の立場からするとこっちのほう、今回のほうが理にかなっていると思いますけれども、今までの経過も含めてちょっと聞きました。答弁は要らないですけれども。
国体記念体育館ほかなのですけれども、ちょっと細かい話で申しわけないですけれども、議案書のほうで施設ごとで、今まで直接管理だったのはどこかというのをちょっと教えてもらっていいですか。69ページ、70ページとかの施設ごとでどれが直接管理だったかというのをちょっと教えてほしいのですけれども。
◎
保健体育課スポーツ振興係長 現在直接管理している施設につきましては、10月にオープンしました福島市体育館・武道場、あと田沢にあります清沢地区体育館、あと松川地区体育館、飯野地区体育館、飯野野球場、十六沼屋根付運動場、蓬莱中央公園運動施設、以上7施設を直接管理しておりました。
◆梅津政則 委員 飯野とかの地区の体育館のやつというのは、直接管理していたのは地元の方に対してどうのというのもあって直接管理というふうに記憶していたのですけれども、今回窓口をスポーツ振興公社でばんとやって、実際の管理は、実務的なところは余り変わらないということなのですか。直接管理の例えば飯野地区体育館とかというのって鍵の管理とかも含めて市が直接やっているわけではないですよね。地元にちょっと委託といいますか、お願いしていたりしたと思うのですけれども、それ市からとかではなくて、全部それをスポーツ振興公社に切りかえるということですか、それともスポーツ振興公社が管理するということ。
◎
保健体育課長 基本的には、新たに追加した5地区体育館につきましては30年以上経過している地区体育館となりまして、老朽化が進んでございます。専門的な知識で同じ視点で運営してもらったほうがいいかという観点から、今回は一括公募という形で行った形でございます。管理運営につきまして基本的には現在の形を踏襲という形でございますけれども、今後につきましては地元のほうにも再説明等を行っていきます。
◆梅津政則 委員 まとめればまとめるほど効率的になるというのは理解するのですけれども、先ほどちらっと出ていましたけれども、余りにも規模がでかいとほかのところが入ってこれなくて、競争が働かないという、先ほどもありましたけれども、そこら辺の観点で見たときはこれだけまとめてしまうというのはどうなのですか。例えばですけれども、十六沼だけでも、あそこだけでも手を挙げるところというのはあるのではないかというふうに思うし、仮にですけれども、例えばですけれども、地元のサッカーチーム運営する会社に対して行政として協力するというのはおかしいですけれども、そこの管理運営を任せて、例えばそこの企業として成り立つやつを後押しするという言い方はちょっと語弊があるかもしれませんけれども、そういう選択肢を考えたときに、がっと全部集めてしまうのはどうなのかなと思ったので、まとめてしまうことのメリットと個別の地域性とか、そこの特色あるやつとかで分割して競争を働かせたほうがという議論というのはなかったのですか。
◎
保健体育課長 ご指摘のとおり一括した場合のメリット、デメリット、個別のメリット、デメリット当然ございますけれども、今回につきましては、大きい大会等やる場合につきましては1施設で済まないものですから、そうしますと管理者が多岐にわたってしまいますと、部分調整が困難になっていく形もありますので、今回につきましては管理運営、管理しやすいように一括とさせてもらった形でございます。
◆梅津政則 委員 効率が上がるのはわかるのですけれども、利活用とか経済の循環とかを考えたときにという視点の話はなかったのですか。効率化を考えたら本当全部一緒くたにしたほうが効率は上がるのは当然なのです。乱暴な言い方ですけれども、指定管理の中で今所管ごととかで分けたりとか、議案とか分かれたりしていますけれども、それをがさっとやったほうが計算上は管理運営経費というのは安くなるのはほとんど間違いないのです。なので、そういった視点のときに地域的な特色とか、そこの十六沼ばかりではないですけれども、そこに特化している
スポーツ団体の振興であるとか、そういうやつの視点での指定管理のあり方とかという話はならなかったのですか。
◎
保健体育課長 今回の指定につきましては、一括管理した場合についてのメリットを採用させてもらった結果でございまして、具体的に言いますと予約システムにつきましてオンラインで一括管理していますので、オンライン一括管理した場合について個々違う会社となりますと、そういった調整困難となりますので、今回については、オンラインありきではございませんけれども、あくまで一括管理することのメリットについて採用させていただきました。
◆梅津政則 委員 多分それは今まで非公募でまとめてやっていたあしき結果ではないかなというふうに思っていて、にっちもさっちも動かなくなって、公募をかけてもここしか入れないということをつくってしまったという結果かなと見てしまうので、これからこれを分割指定のやつがほとんどできない状態というのがとても残念でならないということで、済みません。所見を述べただけです。
◆尾形武 委員 小さな地区体育館、清沢体育館やら松川地区体育館やらは地元の体協の方々に管理していただいて、それなりに地域の人が利用するものですから、愛着もあったりして大切に使ってきた経過はあるのですけれども、今回一括管理ということになりますと、スポーツ振興公社からさらに地元の人に委託されるという場合はあるのですか。
◎
保健体育課長 基本的には、現在体育協会さん等に管理お願いしていますので、それを継続するようにお願いしてございます。
◆尾形武 委員 あるのですか。継続すると。
◎
保健体育課長 継続をお願いしています。
◆尾形武 委員 それによって直接管理がふえたことによる指定管理料の増額はどのくらいになりますか。今回一括管理することによっての指定管理料の増加。
◎
保健体育課長 単純比較はできないのでございますが、前回13施設と今回30施設について比較しますと、約2億円ほど指定管理料ふえてございます。単純に13施設、前回と今回について比較しますと約4,300万円ほど減少してございますので、約2億4,000万円くらいが今回、福島体育館が一番大きいのですけれども、その部分が増えたものでございます。
◆尾形武 委員 大きな体育館もありますから、小さな体育館がいくらふえたというものは出ないからね。いいです、それは。だから、地域で愛されてきた施設はやっぱり地域の人に管理してもらうというのが一番いいのかななんて思うのです。今後も
指定管理者に対してはやはりそういった配慮をしていただければいいのかなと思いますので、よろしくお願いします。
◆根本雅昭 委員
国体記念体育館ほか29施設の部分なのですけれども、これ面接11時15分から始まったということで、プレゼン時間と質疑応答ってどのぐらいの時間の割合だったのですか。というのは、29施設の審査ってなかなかプレゼンも大変だと思うのですけれども。
◎
教育総務課課長補佐 プレゼンテーションと質疑応答時間につきましては、それぞれ15分ずつ、全体で30分のスケジュールの中でやらせていただいております。
◆根本雅昭 委員 全部で30施設ですけれども、この時間で十分プレゼンができて、面接審査ができたという認識で大丈夫ですか。
◎
保健体育課長 実際15分のプレゼンテーションだったのでございますけれども、相手方が用意していた原稿は全部読めませんでしたので、聞きたいことについて質疑のほうでカバーした形でございます。
◆根本雅昭 委員 わかりました。15分で終わらなかったということで、これはぴったり30分で終わって、お昼の時間なんかは大丈夫だったという認識ですか。1時から別なのこの会場で入っているようでしたので。
◎
保健体育課長 プレゼンテーション15分、質疑15分と、どの団体も同じ時間配分でやっていましたので、この時間で終わりました。
○丹治誠 委員長 そのほかございますか。
【「なし」と呼ぶ者あり】
○丹治誠 委員長 なければ、質疑を終結いたします。
続いて、自由討議、討論に移ります。
初めに、議案第158
号指定管理者の指定の件についての自由討議、討論を行います。ご意見のある方はお述べください。
【「なし」と呼ぶ者あり】
○丹治誠 委員長 以上で議案第158号についての自由討議、討論を終結いたします。
これより議案第158号の採決を行います。
採決の方法は簡易採決といたします。
お諮りいたします。議案第158
号指定管理者の指定の件について、原案のとおり可決すべきものとすることにご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○丹治誠 委員長 ご異議ございませんので、議案第158号については原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第159
号指定管理者の指定の件についての自由討議、討論を行います。ご意見のある方はお述べください。
【「なし」と呼ぶ者あり】
○丹治誠 委員長 以上で議案第159号についての自由討議、討論を終結いたします。
これより議案第159号の採決を行います。
採決の方法は簡易採決といたします。
お諮りいたします。議案第159
号指定管理者の指定の件について、原案のとおり可決すべきものとすることにご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○丹治誠 委員長 ご異議ございませんので、議案第159号については原案のとおり可決すべきものと決しました。
それでは、一旦午前中の審査はここで終わって、委員会を暫時休憩いたします。
午前11時48分 休 憩
─────────────────────────────────────────────
午後1時16分 再 開
○丹治誠 委員長 委員会を再開します。
議案第160号及び議案第161
号指定管理者の指定の件及び議案第129号平成30年度福島市
一般会計補正予算中、
指定管理者の指定の件にかかわる債務負担行為補正のうち、
教育委員会所管分についてを一括して議題といたします。
当局の説明を求めます。
◎
教育部次長 議案第160号、議案第161号及び議案第129号平成30年度福島市
一般会計補正予算中、
指定管理者の指定の件にかかわる債務負担行為補正のうち、
教育委員会所管分につきましての説明を行います。
先ほど配りました資料の14ページをお開きいただきたいと思います。まず、議案第160号、草心苑の
指定管理者指定の件についてでございます。
指定管理者候補者は、株式会社福島人材派遣センターでございます。指定の期間は、平成31年4月1日から平成36年3月31日までの5年間でございます。
下段の債務負担行為につきましては、平成31年度からの5カ年の合計額が2,109万4,000円となっておりまして、内訳としましては管理運営経費が2,587万5,000円、利用料金等の収入が478万1,000円で、差し引きで2,109万4,000円となるところでございます。年度ごとの内訳については、表に記載のとおりでございます。
株式会社福島人材派遣センターの事業概要でございますが、中段の団体の事業概要にありますとおり、労働者派遣事業、企業経営コンサルタントのほか、記載の事業を実施している会社でございます。
資料15ページをごらんください。選定の経過についてご説明申し上げます。福島市草心苑につきましては、2社からの応募がございました。8月24日に面接審査、9月27日第1次審査を受けまして、10月9日の福島市
指定管理者選定委員会において第2次審査を行いまして、
指定管理者候補者の順位を最終決定したものでございます。
指定管理者候補者と審査結果につきましては、2の
指定管理者候補者記載のとおり、株式会社福島人材派遣センターが交渉順位第1位で、最終合計点が62.96点、2位のA団体と記載しておりますが、参考までに一般社団法人伝統文化みらい協会でございます。こちらの得点が61.08点ということで、2点までいかない差の中で決着がついたところでございまして、その内訳につきましては3の審査結果に記載のとおりでございます。第1位が62.96、第2位が61.08というような最終的な合計点になったところでございます。評価のポイントにつきましては、伝統文化の拠点となるよう情報発信や各団体、若い世代への働きかけも行っている点が評価されたというところでございまして、なおこちらにつきましても議会終了後、審査結果を公表いたしますが、団体名の公表は
指定管理者として決定した団体のみとして、第2位の団体におきましては記載のとおりA団体ということでの表記とさせていただきます。
続きまして、資料16ページをお開きください。こむこむ館でございます。こむこむ館につきましては、これまで直接管理としての管理運営を行ってきたわけでございますが、平成31年4月より公募による
指定管理者制度を導入するものでございまして、今回の選考によりまして
指定管理者候補者は公益財団法人福島市振興公社でございます。指定の期間は、平成31年4月1日から平成36年3月31日までの5カ年となります。
債務負担行為設定額につきましては、下段の表のとおり平成31年度からの5カ年合計で15億8,381万6,000円でありまして、内訳は管理運営経費が16億7,383万2,000円、利用料金等収入が9,001万6,000円、差し引きまして設定額として15億8,381万6,000円となるものでございます。年度ごとの内訳は、表に記載のとおりでございます。
公益財団法人福島市振興公社の事業概要でございますが、これは先ほども説明しましたが、団体の概要の記載のとおりでございます。
17ページをごらんください。選定経過につきましては、こむこむ館につきましては1社からの応募でございました。8月24日に面接審査、9月27日に第1次審査を受けまして、10月9日の福島市
指定管理者選定委員会において第2次審査を行いまして、
指定管理者候補者の順位を最終決定したものでございます。
指定管理者候補者と審査結果につきましては、交渉順位第1位が公益財団法人福島市振興公社で、最終合計点が72.32点でございます。評価のポイントでございますが、他施設での運営実績のある文化芸術などを含めての事業展開が期待できる点、あるいはこれまで市で実施してきました事業の継続に加え、アンケートや関係団体を通じたニーズ把握による事業創出の提案などが評価された点でございます。
説明は以上でございます。
○丹治誠 委員長 ご質疑のある方はお述べください。
◆真田広志 委員 草心苑なのですけれども、これも評価項目の合計点数は今回次点となったA団体のほうが高いのですよね。結果的に本年度から採用されたインセンティブ加点によってこの点数が逆転しているというような結果なのですけれども、これどういった点が今回加点の対象となったのでしょうか。
◎
中央学習センター館長 加点になったというのはインセンティブのほうでの加点ということで、こちらにつきましては過去の年度の中でそれぞれ所定の手続きを踏みまして、平成26年度が0.5、平成27年度も0.5、あと平成28年度1点、平成29年度1点ということで、3点が加算されたということになります。
◆真田広志 委員 ということは、指定管理年度におけるそれぞれの年度評価に基づく業務改善がしっかりなされたということで、それぞれの年度において加点されているということなのですか。
◎
中央学習センター館長 平成26年度、平成27年度について0.5点、通常どおりの適正な管理がされておりまして、平成28年、平成29年、こちらの2カ年が1点になりましたのは、新たに地区とかを対象にした能とかそういう、草心苑に限らずほかの会場も借りながら日本文化の普及啓発等の事業に取り組んだということで加点がされたということになっております。
以上です。
◆真田広志 委員 それぞれの年度ごとの加点といいますけれども、それらの業務改善なんかも踏まえて今回の審査に臨んでいるわけですよね。結局それらも改善したことも踏まえて、当然利用促進の考え方だったりとか理解度なんかも進んでいって今回の審査に臨んでいるわけで、その結果、今回点数的には及ばなかったということにつながっていくわけではないですか。
◎
教育部次長 今回インセンティブを伴う
指定管理者の採点を行ったわけでございますが、インセンティブの考えとしては、過去の施設内の安定性、継続性の観点から毎年の評価につきましてA、B、Cという評価をしております。これは、毎年
指定管理者委員会の中で評価しまして、最終的に行革推進本部のほうで決定するものでございまして、年度ごとに評価しまして、A評価の場合、すぐれている場合については1年当たり1点という点数で加点をするというシステムで今回からインセンティブを導入しておりまして、総合評価B、適正であるが、一年あたり0.5で、問題があるについては加点なしというようなことで今回のシステムとして構築しまして、それをもとにしまして今回Aが2年間、Bが2年間ということで、3点のインセンティブを今回付与したという形での評価になってございます。
◆真田広志 委員 そのやり方はわかるのです。例えばアからエまでの項目に関しては現状の管理者がそれぞれのノウハウを持っているわけなので、その時点で当然有利に働いているわけですよね。それなのに適正な管理というのは普通、一般的な管理をしただけでそこに加点していくというのはいわゆる二重加点になっていくのではないかなという懸念があるわけです。今回インセンティブ加点というか、業務評価に対する加点制度というのはそもそも減点も含めて考えていくべきだというのが一番最初の基本にあって、結局減点がなくて適正に管理、普通に管理していれば0.5、それ以下でもマイナスがつかないというのは、当然継続施設に対して物すごく有利に働いてしまうわけではないですか。そのあり方も含めてどうなのかなという感じがしているのです。それってそもそも減点とかという考え方ってなかったでしたっけ。
◎
教育部次長 今回のインセンティブに関しましては、減点の考えはございません。利用者へのサービス向上と施設管理の安定性、継続性の観点から加点をするという形の構築になっています。そのために減点という評価はございませんで、問題があるについては加点がなしということになっております。
◆真田広志 委員 だから、その部分が当然継続施設に対して非常に有利に働いてしまう、いわゆる二重加点になってしまうのではないかなという部分なのです。そもそも何かしらのインセンティブが働くような取り組みというのは必要だよねということは言ってきているのだけれども、この制度をつくる、また改善するときにあたって。だけれども、当然その中にはしっかりとした管理運営をしていない、また市民サービスの向上が図られていない施設に関しては、減点していくことも含めてしっかり考えていかなければいけないよねと。そうしていかないと公平性の担保というのがなされないのではないかなと思っているのです。
これ制度的な部分だから、ここで言ってもしようがないのだけれども、当然だから今回の結果単純に見ても、私もさっき初めて見せてもらったのですけれども、私がさっき冒頭に申し上げた懸念がそのままここにあらわれてしまっているのです。例えばウの指定管理料設定の考え方なんていうのは3倍の点数、評価を受けているわけです。A団体のほうが3倍の評価を得ている。だからといって、ではそのほかの指定管理のそもそもの考え方というと、市民サービスの向上、それから例えば行政経費の削減というのがやっぱり大きな目的の2つだと思っているのです。その中の一つの目的の指定管理、行政経費の削減は3倍も点数を獲得していると。それで、ではそれ以外の市民サービスの向上の観点からどうなのということになると、イもしくはアの部分がそこの部分に当てはまってくるのだと思っているのです。利用者サービスの観点に立った施設利用促進の考え方、これなんかも点数ほとんど並んでしまっているわけですよね。今までのノウハウを持ってきても、先ほどそれらも踏まえてのこの審査なので、そういったことも踏まえて臨んだのだけれども、点数は及ばなかったのですよねというのはそういう意味なのです。当然ノウハウも持ってきている。いろんなすり合わせも当局としてきているにもかかわらず、結果この段階で点数的には及ばなかったというのは厳然たる事実であって、例えば利用者サービスの観点に立った施設利用促進の考え方なんかほとんど点数も並んでいる、先ほどさらに加点されたというか、評価された部分というのが、例えば伝統文化の拠点となるよう若者などに対しても情報発信をしたことなどが評価の対象となったというのだけれども、こちらのA団体だって、そういったノウハウがなくても、しっかり利用促進の考え方に対しては評価を得ているわけです。それなのに結果として、さらに行政経費の削減の部分では3倍以上の評価を得ているのに、それでも今までの功績もあるよねということで最終的にこうやって逆転してしまっているのです。これって
指定管理者のそもそもの考え方から考えていかがなものなのかなというふうに客観的に思ってしまうのですけれども、今ある制度の中では公平にやっているので、ここでどうこうと言うことは多分できないのだけれども、どうですかと言っても多分答えは、おかしいと思いますとは言えないのだと思うのです。ただ、やっぱり大もとのシステムにちょっと問題があるのかななんていう感じがしているのです。この草心苑という施設は、特に管理運営上、特別な管理上にそれほど、言葉選ばないとあれだけれども、そこまでのというような感じはしてはいるのです。これ以上言ってもあれなのでしょうけれども、いかがですか。費用設定の考え方なんかも含めてここまで点数とって、しかも利用促進の考え方なんかもしっかり評価を受けているのにこういうことになったことに対して。
◎
教育部次長 今委員ご指摘のとおり、ア、イに関しては指定管理進める上でのノウハウであり、そこのアからキまでの中で今回もう一つ社会的価値の実現と安定した施設運営が逆転しているというか、指定管理候補者とA団体の違いがありまして、このアからキまでの評価項目の設定の考えとして、提案はあるけれども、果たしてできるかなというところがカ、キの中での逆転の部分になってくるわけでございますが、アからキまでの設定の意味ということも踏まえながら、もう一度この検証はしなければならないのかなというのは考えております。その中でやはり提案はあるのですけれども、実際の運営にあたって本当に実現ができるのかなと、あるいは安定的な雇用とか、そういうのができるのかとか、そういうところについてがちょっと不安要素があって、キに関しては逆に言えば点数が開いたというところもございますので、そこら辺総合的に検証はしなければならないのかなとは考えておるところでございまして、これは制度的な問題でございますので、委員会のご指摘もございますので、この指定管理委員会、庁内の中で。の中でやはりもう一度フィードバックするというか、そういうことはさせていただきたいなと考えております。
◆真田広志 委員 本当に管理運営上特別なノウハウを必要とするものでもないような感じもするので、ただ建築物としての価値なんかは当然あるのでしょうけれども、現実的にはお茶やったりお花やったりとか、そういった場合に貸し出しているだけなので、だけなんて言うとまた問題発言になるかもしれないけれども、そういったことも含めて、そういった設置目的の理解度というものしっかり評価得ているので、そこまで問題視することなのかなと。安定した施設運営とはいうけれども、それほど特別なノウハウの要るような施設ではないので、その辺ちょっと疑問に思ったところでした。ただ、今お話しいただいたので、今後の検討材料の一つにしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
◆根本雅昭 委員 関連してですけれども、今後半で第2位のA団体ですか、提案はあるけれども、本当にできるのかということで若干点数が下がった項目があるというようなご説明だったと思いますけれども、逆を言えばとられた方は今実際に運営されている方ですので、プレゼンの内容を見て例えば若干評価が低いと感じても、実際今までできていたよねということで上がっている可能性もあるというふうに読み取れてしまうのですけれども、そうすると真田委員おっしゃるように、アからキの項目の中に既にインセンティブが加点された状態になってしまわないかなというふうに感じるのですけれども、その辺いかがですか。
◎
教育部次長 確かに今安定したというところに関しては、真田委員もさっきからおっしゃっているとおり、安定した施設運営ということについては、そういう考えはあるのですが、ただ私たちの評価としては提出いただいた書類をもってその文言あるいはプレゼンでの評価ですので、その意味で先入観を持ってやってはいないということで考えております。その意味では、真っさらな状態の中でプレゼンあるいは書類審査でこの点数ということで進めてきたというふうに考えております。
◆根本雅昭 委員 そうすると、現段階で既に運営されている指定管理の方だったとしても、プレゼンと書類の上でということで、先入観なく評価をつけられたという認識ということですね。わかりました。
◆尾形武 委員 そもそも今までやっていた会社が60点が合格ラインなのに、最初の評価が60点に満たないというのはどういうことなのですか。一番は指定管理料の設定の考え方が点数が低いのが要因にはなっていると思うのですけれども、どうしてこうなってしまったのかな。
◎
中央学習センター館長 アからキの中で特にちょっと差が出ているのが、ウのほうが人材派遣センターのほうが低くて、あとのカとキのほうが逆転しているというふうな項目になるかと思いますが、ウの指定管理の費用につきましては、過去の運営した経験をもちまして、費用とかそういうものは実際かかっている部分、それを真面目というわけではないのですけれども、しっかり計上して、必要な経費を算出して出したところ、やっぱり経費の基準からすると多目に出てしまっているというのが実情でありまして、逆にあとカとキのほうのところにつきましては、今までやっていた経験があるので、ある程度の点数をとっている反面、第2位のほうの伝統文化みらい協会様のほうにつきましては、団体としての大きな事業とか運営はやっておりますが、施設の管理の経験がないというふうなところで、今後施設管理についての安定的な市民サービス、そういう経験がないところにいきなりどうなのかなというところで点数が減っているというのが実情かと考えております。
以上です。
◆尾形武 委員 インセンティブ加点というのが加わって逆転したということなものですから、こういったことはやっぱりオ、カ、キあたりは今までやっていた会社が当然有利になるのは当たり前のことで、二重の加点になるのではないかという真田委員のお話もここからきていると思います。だから、公募のあり方に関してはもっとダイナミックに公募して、やっぱり入れかえるときは入れかえるような、こういった素直に点数を勘案してやらないと、最初から今までの会社に継続してやってもらいましょう、無難でしょうということにつながりかねない、とられかねないと思われますので、インセンティブ加点というのは今までの会社が有利になる制度なのかなと見受けられますが。
◎
中央学習センター館長 委員さんのほうでご指摘いただきました二重加点につきましては、やはり伝統文化みらい協会様のほうからも点数の差がかなり僅差であるということで、ちょっと詳細を説明いただきたいということで、通知を差し上げた後に別途打ち合わせというか、説明の機会を持たせていただきまして、その際に私どものほうだけではなくて、総務課も同席いただきながら、やはり伝統文化みらい協会様のほうからも二重加点と見られる部分があるのではないのですかというご指摘をいただいておりまして、総務課のほうもその辺も踏まえて、今後市長がおっしゃったとおり検討してまいりたいという話はいただいておりますので、その辺含めてこのままではなく、よりよい
指定管理者制度に結びついていくような形になるのかなと考えているところではあります。
以上です。
◆尾形武 委員 今後に期待するものでございますが、5年契約ですので、やはり新しい会社、新しい風を吹き込むと、今までのマンネリ化したやつを新しい考えで運営していくというのも市民サービスの向上につながるのではないかなと思われますので、今後是正していただきたいなと思います。
◆小熊省三 委員 今との関連の中で短時間に。まず、1次審査の中で点数が出ますよね。それで、インセンティブというのは結局2次審査のところで加わるという形なのですか、それとも1次審査のところでもう決まっているという形なのですか。
◎
教育総務課課長補佐 インセンティブの加点につきましては2次審査でも同じこの点数で報告しておりますので、あくまで第1次審査も第2次審査についてもインセンティブ加点をした点数で審査を行っています。
◆小熊省三 委員 1次審査の段階で点数が出て、インセンティブについてはもう明らかになっているということですよね。
◎
教育総務課課長補佐 そのとおりです。
○丹治誠 委員長 そのほかよろしいですか。
【「なし」と呼ぶ者あり】
○丹治誠 委員長 それでは、質疑を終結いたします。
続いて、自由討議、討論に移ります。
初めに、議案第160
号指定管理者の指定の件についての自由討議、討論を行います。ご意見のある方はお述べください。
【「なし」と呼ぶ者あり】
○丹治誠 委員長 以上で議案第160号についての自由討議、討論を終結いたします。
これより議案第160号の採決を行います。
採決の方法は簡易採決といたします。
お諮りいたします。議案第160
号指定管理者の指定の件について、原案のとおり可決すべきものとすることにご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○丹治誠 委員長 ご異議ございませんので、議案第160号については原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第161
号指定管理者の指定の件についての自由討議、討論を行います。ご意見のある方はお述べください。
【「なし」と呼ぶ者あり】
○丹治誠 委員長 以上で議案第161号についての自由討議、討論を終結いたします。
これより議案第161号の採決を行います。
採決の方法は簡易採決といたします。
お諮りいたします。議案第161
号指定管理者の指定の件について、原案のとおり可決すべきものとすることにご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○丹治誠 委員長 ご異議ございませんので、議案第161号については原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第129号平成30年度福島市
一般会計補正予算中、
指定管理者の指定の件にかかわる債務負担行為補正を除く
教育委員会所管分についてを議題といたします。
当局の説明を求めます。
◎
教育部次長 それでは、議案第129号平成30年度福島市
一般会計補正予算中、
教育委員会所管分についてご説明いたします。
説明は、補正予算説明書により説明をさせていただきたいと思います。まず、歳入から説明させていただきます。補正予算書8ページ、9ページをお開きください。追加ではないほうの補正予算書でございます。まず、歳入でございますが、19款繰入金でございます。1項の基金繰入金、12目のスポーツ振興基金繰入金の追加3,000万円につきましては、東京2020オリンピック・パラリンピック向け観客席防水工事等を内容として実施する信夫ヶ丘球場改修工事に係るスポーツ振興基金からの繰入金でございます。
続きまして、10ページ、11ページをお開きください。中段の22款及び1項市債、8目教育債1億1,660万円につきましても、信夫ヶ丘球場改修工事に係り、体育施設整備債を充てるものでございます。
続きまして、歳出の説明に移ります。18ページ、19ページをお開きください。下段の10款教育費、2項小学校費、3目学校建設費の施設改修費の追加4,460万円でございますが、こちらにつきましては飯野小学校の校庭の表土改善事業でございます。飯野小学校の校庭につきましては、現在表土の小石が大量に露出している状態でございまして、滑りやすい状況にあります。児童の運動時の安全面で支障を来しているという状況にございまして、平成30年10月には飯野小学校
PTAと地元の町内会、それと飯野町ソフトボール、サッカー
スポーツ少年団より校庭の早期の環境改善の要望を受けたところでございまして、安全な教育環境整備のため表土改善を実施するものでございます。改善の内容は、表土を10センチ剥ぎ取りまして、搬出の後、新たに山砂と黒土をまぜた土で埋め戻しまして、整地を行うものでございます。
続きまして、20ページ、21ページをお開きください。箱の2つ目、3項中学校費、一般管理費の追加641万6,000円につきましては、中学校の道徳が平成31年度から教科化となることから、教師用教科書及び教師用の指導書を平成30年度に市内各学校の各学級に配置しまして、平成31年度の教科化に係る準備を進めまして、平成31年4月からの特別の教科道徳の開始に対応するものでございます。
その下、7項保健体育費、体育施設費追加1億5,550万円は、平成30年6月の補正予算によりまして設計業務を進めております信夫ヶ丘球場改修事業について、設計監理を受け、改修工事を実施するものでございます。
こちらにつきましては、委員会資料の最終ページ、18ページをごらんください。先ほどの委員会資料の18ページ、一番後ろのページでございます。信夫ヶ丘球場につきましては昭和26年竣工でございまして、事業の目的にありますように、平成元年度にメインスタンドの改修工事を実施しているものでございますが、その後におきましてスタンド下の各部屋で雨漏りが生じ、汚れや破損が目立つ状態となっています。また、トイレにつきましては現在和便器でございまして、温水シャワーのない環境となっているところでございます。東京2020オリンピック・パラリンピックでの野球、ソフトボール競技開催に向けまして、その事前合宿や練習会場として活用を図るため、大会運営環境の改善を図るものでございます。
2の事業概要、(3)、事業内容に記載のとおり、工事は①、建築改修工事としまして、スタンド下の部屋の雨漏り防止のための観客席の防水工事及び屋内の改修工事等を予定しております。②、電気改修工事としましては、屋内照明のLED照明化の工事でございます。③の機械改修工事としましては、エアコン等の空調設備や温水シャワー整備、それとトイレの洋式化工事を実施するものでございます。④、屋外整備工事としましては、メインスタンドの屋根改修を実施するものでございます。
本工事につきましては、一番下の3、事業スケジュールにありますとおり、工期を2020年3月までの工期として実施するものでございますので、上に戻ってもらいまして、2の(4)、継続費のとおり、平成30年、平成31年度の2カ年の継続費を設定し、事業を実施するものでございます。
補正予算書22ページ、23ページをお開きください。継続費の事業のうち下段が信夫ヶ丘球場改修工事の継続費でございます。継続費の総額は年割額欄の計に記載の3億1,100万円でございまして、今回の補正予算には平成30年度の年割額1億5,550万円を計上したものでございます。財源内訳につきましては、特定財源の地方債、平成30年度の1億1,660万円は歳入で説明した体育施設の整備債、同じくその他の3,000万円はスポーツ振興基金からの繰入金でございます。
続きまして、債務負担行為の補正について説明をいたします。補正予算書24ページ、25ページをお開きください。上から6番目の学校施設改修費4,400万円につきまして、こちらは荒井小学校プール改修工事、それと矢野目小、蓬莱東小のプール循環ろ過装置設備改修工事でございます。荒井小学校のプールは昭和63年の設置で、プール槽にクラックが生じておりまして、水位の低下が見られる状態であるため、クラックの補修及びシート張りを実施するものでございます。矢野目小、蓬莱東小のプールの循環ろ過装置につきましては、経年による劣化損傷によりろ過能力の低下などが見られることから、ポンプ、滅菌器改修やポンプの制御盤据えつけ工事を実施するものでございます。事業は平成31年度予算で実施するものでございますが、プール学習前に竣工させる必要があることから、債務負担行為により行うものでございまして、平成31年2月上旬に入札、3月上旬に契約、着工しまして、平成31年6月に竣工を予定しているところでございます。債務負担の期間は平成30年度から平成31年度で、債務負担する限度額は4,400万円でございます。
その下、福島市・川俣町学校給食センター運営費の一部負担につきましては、現在業者に業務委託しております福島市・川俣町学校給食センターの調理運搬業務が平成31年3月31日で期限となることから、平成31年4月1日からの業務につきまして債務負担行為を設定の上、平成31年度から平成33年度までの3カ年を契約期間として契約しまして、本市の飯野町地区小中学校4校、川俣町小中学校8校の給食、1日約1,550食を提供するものでございます。債務負担の期間は平成30年度から平成33年度で、債務負担する限度額は福島市・川俣町学校給食センター調理運搬業務委託仕様書に基づき算出しました額の福島市負担割合である100分の35に相当する額でございます。
なお、26ページ、27ページは先ほどの指定管理に伴う債務負担行為のものでございます。
説明は以上でございます。
○丹治誠 委員長 ご質疑のある方はお述べください。
◆小熊省三 委員 25ページのところの学校施設の改修のことでお伺いします。
荒井小のプールが結局平成31年6月竣工ということで報告がありましたが、間に合うのですかというか、プールに間に合うようにということで早目に前倒しした割には6月に、1カ月ぐらいで終わるのですか。荒井の6月に竣工ということは、それで終わるということですか、それとも工事が始まる……完成。竣工だから、そうか。済みません。
◎
教育部次長 契約につきましては3月上旬に契約しまして、着工を予定しまして、工事の竣工、完了が6月でございます。
◆小熊省三 委員 済みません。言葉がわからなくて申しわけありませんでした。
◆高木克尚 委員 信夫ヶ丘球場大改修で大変喜ばしいことです。ただ、関係団体から言わせると、バックボード何とかならないかと必ず言われるのですけれども、予算化できなかったものですか。
◎
保健体育課長 こちらにつきまして、各競技団体からご要望がありまして、当然協議してまいったところでございますけれども、今回につきましては予算化できなかったということでして、当然老朽化しているものでございますし、三中の通学路に面してもございますので、時期を見て将来的には必要なのかなという気はしますけれども、今回につきましては残念ながら予算はつかなかったという結果でございます。
◆高木克尚 委員 ぜひ新年度予算で復活してもらいたいのは何でかというと、これだけオリンピック契機で、きっかけとしてさまざまな改修工事ができる段取りまで来たわけですから、オリンピック以降も信夫ヶ丘球場が少年野球の皆さんのためにも大きな大会を見られる、あるいは大きな大会があそこで開催できる、そういう施設にしてほしいというのは切な願いであって、野球を知っている人は当然だと思うのですけれども、ストライクボールのカウントの仕方変わっているのですから。旧態依然のボードですから、これは正式な大会を持ってこようといったって無理です。そういうことも含めると、お金がないだけの理由で改修工事がストップすることはちょっと私は残念なことだなと思うのですけれども、新年度予算で復活させるぐらいの心意気ありませんか。
◎
保健体育課長 まず、S、B、O表示でございますが、これについては今年度予算で改修工事をとってございます。今回入札かけたところでございますが、不調で1回流れまして、再調整を考えてございます。スコアボードにつきましては、ご意見等賜ってございますので、頑張っていきたい、要望として受け賜らせていただくということでご了承いただきたいと思います。
○丹治誠 委員長 そのほかございますか。
【「なし」と呼ぶ者あり】
○丹治誠 委員長 それでは、質疑を終結いたします。
続いて、自由討議、討論に移ります。ご意見のある方はお述べください。
【「なし」と呼ぶ者あり】
○丹治誠 委員長 これより採決を行います。
採決の方法は簡易採決といたします。
お諮りいたします。議案第129号平成30年度福島市
一般会計補正予算中、
教育委員会所管分について、原案のとおり可決すべきものとすることにご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○丹治誠 委員長 ご異議ございませんので、議案第129号
教育委員会所管分については原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第181号平成30年度福島市
一般会計補正予算中、
教育委員会所管分についてを議題といたします。
当局の説明を求めます。
◎
教育部次長 それでは、議案第181号平成30年度福島市
一般会計補正予算中、
教育委員会が所管する費目の人件費につきまして、こちらは追加のほうの補正予算書になります。こちらのほうでご説明を申し上げます。
まず、補正予算書28ページ、29ページをお開きください。
教育委員会所管の部分でございますが、下段の10款教育費、1項教育総務費、2目事務局費につきましては、こちらにつきましては特別職1名分及び職員が73名分、それと嘱託職員が6名分及び臨時職員分でございます。そのほかとしまして、語学指導を行う外国青年給与費、こちらは14名分に係る給与及び賃金の整理分と改定分でございます。
続きまして、30ページ、31ページをお開きください。2項の小学校費以降につきましても職員の給与及び嘱託職員の賃金の整理分と改定分でございますので、こちらは対象の職員数を申し上げてまいります。2項小学校費は、職員が83名、嘱託職員14名でございます。
その下、3項中学校費は、職員26名、嘱託職員3名でございます。
続いて、32ページ、33ページをお開きください。4項特別支援学校費は、職員3名、嘱託職員1名。
5項幼稚園費は、職員36名、嘱託職員16名でございます。
6項社会教育費の1目社会教育総務費は、職員が22名、嘱託職員2名でございます。4目文化振興費、職員1名、嘱託職員2名でございます。34ページ、35ページでございます。5目
学習センター費は、職員41名、嘱託職員41名でございます。6目文化施設費は嘱託職員4名、7目図書館費は職員17名、嘱託職員31名、8目こむこむ館費は職員10名、嘱託職員6名でございます。
36ページ、37ページをお開きください。7項保健体育費、1目保健体育総務費は、職員12名でございます。5目学校給食センター費は、職員18名、嘱託職員5名でございます。
以上が
教育委員会所管分でございますが、概要についてご説明申し上げます。今回の
教育委員会所管分の人件費補正額の合計につきましては、3,107万6,000円の減でございます。内訳としましては、給料が5,820万5,000円の減、職員手当が751万8,000円の増、共済費が159万4,000円の減、賃金が2,120万5,000円の増となっているところでございます。
給料につきましては5,820万5,000円の減でございますが、福島県人事委員会勧告に準拠しまして、給料表の引き上げ改定を今年の4月1日に遡及して行うため79万3,000円の増、また当初予算の職員数368名に対しまして実職員が357名と11名の減及び職員の人事異動がございましたので、整理分として5,899万8,000円の減となっているところでございます。
職員手当等につきましては751万8,000円の増でございますが、内訳は給与改定に伴う期末手当が24万6,000円の増、勤勉手当が650万8,000円の増でございます。それに加えまして、職員数の減及び異動に伴いまして、職員の構成が変わることによりまして76万4,000円の増となっております。
共済費につきましては159万4,000円の減でございますが、ただいま申し上げました予算の整理及び改定による給与の増減に係る市町村職員共済組合負担金と賃金の増減分に係る社会保険事業主の負担金でございます。
賃金につきましては2,120万5,000円の増でございますが、職員の給与改定に準じた嘱託職員等の賃金改定による増が270万円、また整理分としての増が1,850万5,000円でございます。
以上が
教育委員会所管分の人件費補正の内容でございます。
以上でございます。
○丹治誠 委員長 ご質疑のある方はお述べください。
【「なし」と呼ぶ者あり】
○丹治誠 委員長 それでは、質疑を終結いたします。
続いて、自由討議、討論に移ります。ご意見のある方はお述べください。
◆小熊省三 委員 共産党としては、職員の方の給与については問題ないのですが、特別職については反対の立場ですので、反対でございます。
○丹治誠 委員長 以上で自由討議、討論を終結いたします。
これより採決を行います。
採決の方法は挙手採決といたします。
なお、挙手をされない方は否とみなします。
お諮りいたします。議案第181号平成30年度福島市
一般会計補正予算中、
教育委員会所管分について、原案のとおり可決すべきものとすることに賛成の方の挙手を求めます。
【賛成者挙手】
○丹治誠 委員長 賛成多数。
よって、議案第181号中、
教育委員会所管分については原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、報告第21
号専決処分報告の件、すなわち専決第14号損害賠償の額の決定並びに和解の件についてを議題といたします。
当局の説明を求めます。
◎
教育部次長 それでは、報告第21
号専決処分報告の件中の専決第14号についてご説明申し上げます。
議案書の95ページをお開き願います。専決第14号損害賠償の額の決定並びに和解の件についてでございます。こちらにつきましては、市立小学校敷地内屋外トイレにおきまして床の崩落事故について、10月12日付で賠償額を決定し、和解したものでございます。
経緯等につきましては、平成30年5月13日に市立小学校の運動会開催時に、在校児童の応援のために来校していた家族が屋外トイレを使用するため大便器の個室、トイレに入りました際に、突然床が崩落しまして、槽内に体ごと落下し、右足を負傷、打撲したものでございます。
損害賠償額としましては4万7,000円の10分の10の4万7,000円としまして、両当事者はともに将来にわたり一切の異議申し立て、請求、訴訟等は行わないとするものでございます。なお、全国市長会学校災害賠償補償保険から損害賠償額の全額が既に支払われているところでございます。
原因としましては、昭和45年6月に建築されまして、48年が経過した屋外トイレでございまして、床自体が無筋ということで鉄筋が入っていない床でございまして、コンクリートではない状態でございました。厚さ20センチのモルタル塗りであったことから、床を支持していた木板の腐食が進行しまして、荷重がかかった際に崩落したものと考えられます。
当該学校の屋外トイレは使用禁止としまして、翌日から市内全学校の屋外トイレを点検したところ、異常はなかったというところでございます。
なお、屋外トイレは市内70校中32校に設置されておりまして、当該学校と同様のくみ取り方式は3校に設置しておりましたが、いずれも有筋コンクリート、鉄筋が入っておりましたので、点検の結果、異常はないという判断があったところでございます。今後学校トイレの洋式化事業におきまして、屋外トイレについても計画的に改修してまいる考えでございます。
なお、事故の内容や被害者のご家族である児童が在学中であることから、今回は学校名や相手方の氏名等は記載しておりませんので、ご了承願いたいと思います。
以上でございます。
○丹治誠 委員長 ご質疑、ご意見のある方はお述べください。
【「なし」と呼ぶ者あり】
○丹治誠 委員長 ご質疑、ご意見がなければ、報告第21
号専決処分報告の件中、専決第14号についてはこれで終了いたします。
次に、報告第21
号専決処分報告の件、すなわち専決第15号損害賠償の額の決定並びに和解の件についてを議題といたします。
当局の説明を求めます。
◎
教育部次長 議案書の96ページをお開き願います。専決第15号損害賠償の額の決定並びに和解の件でございますが、福島市立大鳥中学校における除草用務に係る車両損害事件につきまして、11月5日付で賠償額を決定し、和解したものでございます。
平成30年の7月17日、大鳥中学校の用務職員が敷地内を刈り払い機で草刈り作業をしていたところ、はねた小石や砂が舞い上がりまして、学校敷地南側を走行中の相手側車両の窓ガラスと車体を損傷したものでございます。
損害賠償額は10万9,566円の10分の10、10万9,566円としまして、両当事者はともに将来にわたり一切の異議申し立て、請求、訴訟等は行わないとするものでございます。なお、全国市長会学校災害賠償補償保険から損害賠償額の全額が既に支払われております。
なお、専決第16号でもご説明しますが、同様の刈り払い機による車両損害事故が連続発生していることから、10月2日付で市立小中学校、特別支援学校の学校長及び市立幼稚園の園長に対し、特に道路近くの作業においては通行人や自動車に十分注意し、通行人や走行車両が確認される場合は必ず作業を一旦中止すること、それともう一つとしまして、周辺を確認するための人員配置や防護板を使用するなど安全対策をとった上で作業を行うよう、事故防止に係るさらなる注意喚起について通知し、再発防止に努めているところでございます。
なお、
教育委員会としましても今般のような刈り払い機による事故の再発防止のため、学校用務員による現場での作業状況を確認しまして、1人での作業時に事故が発生していることから、2人以上の複数人による作業の実施に向け、現在検討を進めているところでございまして、次年度におきましては、加えまして草刈り作業が始まる4月に学校用務職全職員を対象とした刈り払い機取扱者安全衛生教育の講習会を実施し、各職員に対し安全意識の徹底と取り扱い上の安全対策をさらに徹底する考えでございます。
以上でございます。
○丹治誠 委員長 ご質疑のある方はお述べください。
◆小熊省三 委員 今お聞きしました。防護板というか、道路なんかで刈り払いなんかやるときに透明の板やって、ゴーグルやっていると思うのですが、防護板というのはそういうものも含めて準備するということなのでしょうか。
◎
教育総務課長 複数で刈り払いのほうはやる方向で今検討しておりますが、刈る人と、あと石が飛ばないように板を持って周りに立つ者という形で板を用意して対応したいというふうに考えております。
◆小熊省三 委員 防護板という、普通の板なのか、それともそういう、なかなか予算的には難しいと思うのですけれども、道路なんか見ていると、それこそ透明になって飛んでくるのがわかるようになっているような板でやっている、向こうはプロだからかもしれないですけれども、そういうことではないのですか、板というのは。
◎
教育総務課長 なかなか予算的にも限りあるものですから、今試行的にやっているものとしては、コンパネをちょっと加工して対応している状況もありまして、そのようなもので手づくりで防護板のほうはつくっていこうかと思っております。
◆小熊省三 委員 180ぐらいのコンパネぐらいなのですか。1枚板を持つようにしてという感じなのでしょうか。
◎
教育総務課長 取り扱いがある程度きくような大きさで考えているとは思いますが、それぞれその方部ごとの学校の用務職員さんのやりやすい大きさで今のところ対応している格好で考えております。
◆小熊省三 委員 どこに飛ぶか、そんなこと言ってはあれですけれども、作業のところに対してどのぐらいの距離だとかというのも結構あるのだろうと思うのです。そこ僕専門ではないので、わからないですけれども、そういう意味では各現場にお任せというよりも、例えばこれだったら安全だよというのをしっかり示しておくことが必要だと思っております。これはあくまで意見です。
あともう一つは、体制整えるということで、1人でやらないように2人ということなのですけれども、今用務員さんそれこそ……用務員さんと言わないのですね。何というかちょっと言葉忘れてしまいましたけれども、何校かを1人で持っているような実態、僕の認識だと、今そんな認識でなっていたのかなと思っていたのですけれども、そういう意味で作業するときはそういうふうに複数でできるような体制というか、とられるのかという、その辺がちょっと心配なので。
◎
教育総務課長 学校用務職員につきましては、各学校1人必ず今おります。ただ、正職員か嘱託職員かというところの違いはございます。この先いろいろと正職員の部分が配置になるかどうかというところもございまして、ことし試行的に方部を分けまして、方部は11方部に分かれているのですけれども、その方部の中で今まで1人で例えば1週間やっていた作業を、その方部の中に例えば五、六校あるのであれば、6人の学校用務職員の方が一度に1つの学校に会して一遍に作業をやるということを今試行的にやっています。そういった中で複数の人数で1つの現場を対応する。それで、効率的に大分作業が進むという用務職員さんのほうの声とかも聞いておりますので、そういった複数の目でやれるようなものについてはそういった共同作業の中でやっていただくようにしていきながら、安心して働ける職場をつくっていこうかと考えております。
○丹治誠 委員長 では、よろしいですか。
【「なし」と呼ぶ者あり】
○丹治誠 委員長 ご質疑、ご意見がなければ、報告第21
号専決処分報告の件中、専決第15号についてはこれで終了いたします。
次に、報告第21
号専決処分報告の件、すなわち専決第16号損害賠償の額の決定並びに和解の件についてを議題といたします。
当局の説明を求めます。
◎
教育部次長 それでは、専決第16号損害賠償の額の決定並びに和解の件についてご説明申し上げます。
議案書は97ページでございます。この件につきましても先ほどの専決第15号同様、学校における除草用務にかかわる車両損害でございます。福島市立平石小学校で発生した事案でございまして、11月5日付で賠償額を決定し、和解したものでございます。
平成30年9月26日に、平石小学校の用務職員が敷地西側において刈り払い機で草刈り作業をしていたところ、草にまじり砂や砂利が刈り払い機の回転に巻き込まれて飛びまして、市道を走行中の相手方車両の運転席窓ガラスに当たりまして、ガラスが割れ、車両本体も損傷したものでございます。
損害賠償額は17万3,610円の10分の10、17万3,610円としまして、両当事者はともに将来にわたり一切の異議申し立て、請求、訴訟等は行わないとするものでございます。なお、全国市長会学校災害賠償補償保険から賠償額の全額が既に支払われているところでございます。
説明は以上でございます。
○丹治誠 委員長 ご質疑、ご意見のある方はお述べください。
【「なし」と呼ぶ者あり】
○丹治誠 委員長 ご質疑、ご意見がなければ、報告第21
号専決処分報告の件中、専決第16号についてはこれで終了いたします。
次に、陳情の審査を行います。
陳情第12号福島市
文化振興条例設置に関することについてを議題といたします。
ご意見のある方はお述べください。
◆梅津政則 委員 意見といいますか、当局に確認だけさせてほしいのですけれども、本会議の一般質問でもちらっと出たかと思うのですけれども、文化振興に関する条例は否定することではないけれども、文化芸術にかかわる施策としては総合計画の中にうたっている施策でとりあえず進めていくという話と、あと文化芸術のみならず、については有形、無形問わずまちづくりとか、観光とか、交流人口の拡大と多面的に捉えて進めていきたいというふうな答弁だったやに聞いていたのですけれども、それで間違いないですか。
◎文化課長 今委員おっしゃいましたように、本会議におきまして村山国子議員のほうから質問がございまして、それに対しまして教育部長が答弁させていただきまして、本市では多くの市民が芸術文化活動に参加し、ゆとりと潤いのある豊かな生活を送ることを目指し、福島市総合計画の市民文化の振興において芸術文化振興に係る施策の基本方針を定め、施策の実現に向け取り組んでいるところでございます。文化芸術推進に係る条例につきましては、今後先例都市の条例の内容や制定後の実態を参考に調査研究してまいりますという形で答弁させていただいております。
◆梅津政則 委員 ちょっと答えが出ないかもしれないですけれども、調査研究していくというのは文化芸術活動に特化した条例ということですか、それとも幅広い意味での、文化振興ではなくて、有形、無形の文化財も含めてまちづくりとか観光とか、そういうトータル的なものの一つとして調査研究していくということなのですか。文化振興条例というある意味特化したやつで調査研究ということですか。
◎文化課長 今回のご質問の趣旨が文化芸術推進条例というご質問でございまして、こちらの陳情書につきましてもほぼ同意義の文化振興条例ということでございましたので、調査研究につきましては文化芸術推進条例に関しての調査研究ということでございます。
◆小熊省三 委員 同僚議員が発言しているので、発言させてください。
文化振興条例というか、文化を進める上で福島市はまだ文化振興条例がないわけです。同僚議員も言っていましたけれども、白河だとかそういうところではそれをつくって、そのもとでどういう計画をしていくかということがあるので、そこがない中で文化芸術についてやるよりも、やっぱりちゃんと条例つくっていくことが大切ではないかという意味で、この団体の方たちもそういう意味での制定ということで言っていると思いますので。
◆根本雅昭 委員 この陳情のタイトルの条例設置という、設置という言葉なのですけれども、これは意味が通じるものですか、制定ではなくて。どういう言い方なのですか。条例の設置。これ会派の中でどうなのだろうねという話あったものですから。
◎文化課長 この陳情書を拝見いたしまして、委員おっしゃるように設置に関する陳情書ではあるのですが、要旨の中で文化振興条例を制定してくださいということを言っているので、そこから条例制定という意味が酌み取れるというふうには判断するのですが。
○丹治誠 委員長 そのほかございますか。
【「なし」と呼ぶ者あり】
○丹治誠 委員長 それでは、なければ各会派の意見開陳をしていただければと思います。
真政会さんからどうですか。
◆尾形武 委員 真政会といたしましては、こういった文化振興条例はいわゆる理念条例になるのかなということで、当局も研究するということでございますので、あえて否定するものではないなということで丸ということです。
○丹治誠 委員長 では、創政クラブ結さん。
◆根本雅昭 委員 私たちもここに書いてある理由のとおりで、こういうこと必要だろうというふうに思いますので、丸で。
○丹治誠 委員長 市民21さん。
◆梅津政則 委員 先ほど質問した中にもありましたけれども、文化振興に特化しているというのは、これからのまちづくりを考えたときに狭い意味での文化振興、文化芸術に絞るのはいかがかという話もあったのですけれども、なので否決も含めいろいろ話ししてこいということであったのですけれども、この中身そのものを否定するものではないということですので、皆様がいいのではないというのであればあえて否定するものではないということです。
○丹治誠 委員長 共産党さんは。
◆小熊省三 委員 丸で賛成ということで。
○丹治誠 委員長 社民党・護憲連合さん。
◆沢井和宏 委員 うちも賛成いたします。
○丹治誠 委員長 それでは、これより陳情第12号の採決を行います。
採決の方法は簡易採決により行います。
お諮りいたします。陳情第12号福島市
文化振興条例設置に関することについて、採択すべきものとすることにご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○丹治誠 委員長 ご異議ございませんので、陳情第12号について採択すべきものと決しました。
ここで委員会を暫時休憩し、ただいまから文教福祉常任委員協議会を開きます。
午後2時31分 休 憩
─────────────────────────────────────────────
午後3時58分 再 開
○丹治誠 委員長 それでは、委員会を再開いたします。
審査のまとめを行います。
これまでの常任委員会審査を通して、委員長報告に要望事項として取り上げる事項がありましたらお述べください。
【「なし」と呼ぶ者あり】
○丹治誠 委員長 では、なければ委員長報告案調製のため、暫時休憩いたします。
午後3時59分 休 憩
─────────────────────────────────────────────
午後4時00分 再 開
○丹治誠 委員長 それでは、委員会を再開いたします。
委員長報告案を配付させます。
【資料配付】
○丹治誠 委員長 それでは、委員長報告案を書記に朗読させます。
◎書記 では、朗読させていただきます。
平成30年12月市議会定例会議文教福祉常任委員長報告案。
去る12日の本会議におきまして当
文教福祉常任委員会に付託になりました各議案に対する委員会の審査の経過並びに結果につきまして、ご報告申し上げます。
当委員会は、13日、14日の2日間にわたり開会、市当局の出席を求め、詳細なる説明を聴取し、慎重に審査いたしました。以下、ご報告申し上げます。
議案第136号福島市
社会教育館条例の一部を改正する条例制定の件、議案第181号平成30年度福島市
一般会計補正予算中、当委員会所管分、以上につきましては、いずれも賛成多数により、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
議案第129号平成30年度福島市
一般会計補正予算中、当委員会所管分、議案第139号福島市手話言語条例制定の件、議案第146
号指定管理者の指定の件、議案第147
号指定管理者の指定の件、議案第148
号指定管理者の指定の件、議案第149
号指定管理者の指定の件、議案第150
号指定管理者の指定の件、議案第151
号指定管理者の指定の件、議案第152
号指定管理者の指定の件、議案第153
号指定管理者の指定の件、議案第154
号指定管理者の指定の件、議案第155
号指定管理者の指定の件、議案第156
号指定管理者の指定の件中、当委員会所管分、議案第157
号指定管理者の指定の件、議案第158
号指定管理者の指定の件、議案第159
号指定管理者の指定の件、議案第160
号指定管理者の指定の件、議案第161
号指定管理者の指定の件、議案第187号平成30年度福島市介護保険事業費特別会計補正予算、以上につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、今定例会議において当委員会に付託になりました陳情につきまして、審査の結果をご報告申し上げます。
待機児童問題についての陳情につきましては、不採択とすべきものと決定いたしました。
福島市
文化振興条例設置に関することについての陳情につきましては、採択すべきものと決定いたしました。
以上、ご報告申し上げます。
以上です。
○丹治誠 委員長 お諮りいたします。
ただいまの委員長報告案のとおりでよろしいでしょうか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○丹治誠 委員長 それでは、そのように報告いたします。
以上で委員会に付託された議案等の審査は全て終了いたしました。
以上で
文教福祉常任委員会を終了いたします。大変にお疲れさまでした。
午後4時04分 散 会
文教福祉常任委員長 丹 治 誠...