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  1. 福島市議会 2018-09-13
    平成30年9月13日文教福祉常任委員会-09月13日-01号


    取得元: 福島市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-22
    平成30年9月13日文教福祉常任委員会-09月13日-01号平成30年9月13日文教福祉常任委員会  文教福祉常任委員会記録  平成30年9月13日(木)午前10時19分~午後3時05分(9階909会議室) 〇出席委員(9名)   委員長      丹治 誠   副委員長     二階堂武文   委員       沢井和宏   委員       小熊省三   委員       根本雅昭   委員       梅津政則   委員       高木克尚   委員       尾形 武   委員       真田広志欠席委員(なし) 〇市長等部局出席者教育委員会)   教育長                 本間 稔
      教育部長                山田 準   教育部次長               齋藤義弘   教育総務課長              清野 浩   教育総務課課長補佐庶務係長      秋葉英紀   教育総務課財務係長           佐久間洋孝   教育総務課施設係長           梅津政紀   学校教育課長              土田 宏   学校教育課主幹(管理担当)       横山貴英   学校教育課主幹(指導担当)       丹治秀樹   学校教育課庶務係長           國分恵美   学校教育課管理係長           鴫原 理   学校教育課指導係長           遠藤幸栄   教育研修課長              羽田 晃   教育研修課教育支援係長         逸見健二   教育研修課研修係長           小川尚子   生涯学習課長              斎藤正義   生涯学習課課長補佐庶務係長      鈴木圭子   生涯学習課生涯学習係長         梅津庄司   文化課長                中村鉄也   文化課課長補佐文化振興係長      橋本江理   文化課文化財係長            梅津 司   文化課埋蔵文化財係長          大渡健一   保健体育課長              平塚 剛   保健体育課スポーツ振興係長       斎藤輝雄   保健体育課学校保健給食係長       木村佳子   中央学習センター館長          丹治雅裕   中央学習センター事業係長社会教育主事 八百板忠勝   こむこむ館長              寺内勝宣   こむこむ館総務管理係長         古川麻里子   こむこむ館事業推進係長         渡邉敏勝   図書館長                亀岡敏彦   図書館管理係長             上原子祐司   図書館館長補佐図書サービス係長    佐藤勝浩 〇案件   1 議案審査(教育委員会)     議案第108号 福島市頑張るふくしまっ子復興夢応援基金条例制定の件     議案第 96 号 平成30年度福島市一般会計補正予算中、教育委員会所管分     報告第 16 号 地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づく報告の件     報告第 18 号 市が資本金を出資している法人の事業計画等提出の件中、教育委員会所管分     報告第 19 号 専決処分報告の件             専決第13号 和解の件     請願第 8 号 国に対し学校給食費の無料化を求める意見書提出方について     請願第 9 号 県に対し学校給食費の無料化を求める意見書提出方について     請願第 10 号 学校給食費の無料化を求めることについて ─────────────────────────────────────────────                午前10時19分    開  議 ○丹治誠 委員長  おはようございます。ただいまから文教福祉常任委員会を開会いたします。  審査日程についてお諮りいたします。お手元に配付の印刷物のとおり審査を行いたいと思いますが、ご異議ございませんか。      【「異議なし」と呼ぶ者あり】 ○丹治誠 委員長  ご異議ございませんので、そのように進めます。  教育委員会の審査を行います。  初めに、議案第108号福島市頑張るふくしまっ子復興夢応援基金条例制定の件についてを議題といたします。  当局の説明を求めます。 ◎教育長 本日教育委員会としてご審議をお願いいたします案件、今ほどの議案第108号福島市頑張るふくしまっ子復興夢応援基金条例制定の件、議案第96号平成30年度福島市一般会計補正予算中、教育委員会所管分のほか、報告案件として、報告第16号地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づく報告の件、報告第18号市が資本金を出資している法人の事業計画等提出の件中、教育委員会所管分、報告第19号専決処分報告の件中、教育委員会所管分の1件でございます。  資料を準備しておりますので、説明に入ります前に配付させていただいてよろしいでしょうか。 ○丹治誠 委員長  はい、お願いします。      【資料配付】 ◎教育長 それでは初めに、議案第108号福島市頑張るふくしまっ子復興夢応援基金条例制定の件についてご説明申し上げます。  教育部次長よりご説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ◎教育部次長 では、議案第108号福島市頑張るふくしまっ子復興夢応援基金条例制定の件についてご説明を申し上げます。  議案書の30ページ、31ページをお開き願いたいと思います。本基金条例につきましては、31ページ左の提案理由にありますように、頑張るふくしまっ子復興夢応援基金を設置するため、条例を設けるものでございます。  基金設置の経緯としましては、平成30年2月1日に、千葉県の企業が行っております東日本大震災被災地支援を目的とした白い歯募金事業より本市へ500万円の寄附がありました。急激に変化が進行する社会の中で、学校教育においては、未来を担う子供たちが夢と志を持ち、みずからの可能性を発揮し、主体的、創造的に生き抜く力を育むことが求められており、寄附者の本市の子供たちに役立てていただきたいという意向も鑑み、本市の未来と復興を担う子供たちの夢と希望への挑戦を応援する事業に有効活用するため、本基金を設置するものでございます。  30ページ、第1条に設置の目的を記載しております。東日本大震災からの復興を担い、夢や希望を持って頑張る子供たちを応援する事業を効果的に推進するため、設置するものでございます。  第2条におきまして、基金への積み立てにつきましては、各会計年度一般会計予算の定めるところによるものとしまして、第3条から第7条において、基金に係る管理、繰りかえ運用、運用益金の処理等を規定するところでございます。  本基金の施行につきましては、平成30年10月1日としております。  なお、本基金に係る予算としまして、本議会の定例会議に、9月市議会定例会議議案第96号一般会計補正予算に頑張るふくしまっ子復興夢応援基金積立金500万円を計上するとともに、本基金に基づく事業としまして、全国規模の大会で1位相当から3位相当までの優秀な成績をおさめた小中学校に対して、さらなる活動を推進し、夢や希望に向かい頑張る子供を応援する学校活動応援事業を実施する計画で、平成30年度に本事業を実施するため、一般会計補正予算関係予算を計上しているところでございます。  説明は以上でございます。 ○丹治誠 委員長  ご質疑のある方はお述べください。 ◆小熊省三 委員  一般質問でも同僚議員しましたけれども、全国大会で1位から3位相当ということなので、この10年間、今までの中でそういう対象というか、うちの同僚議員は何年と決めなかったと思うのですけれども、過去10年でそういうケースってあるのですか。過去10年と言わず、とりあえず10年で。 ◎教育総務課財務係長 過去10年まではさかのぼって調べておりませんが、この基金の事業といたしましては、今年度、平成30年補正でやった場合には平成30年度の成績ということで、一般質問でも回答したとおり、今年度はまだそういったケースが出ておりません。ちなみに、昨年度でございます。これは昨年度の事業なので、さかのぼっては支給できないわけでございますけれども、野田小学校マーチングバンドであるとか、あるいは吉井田小学校マーチングバンド部笹谷小学校の合奏部というのは全国大会で優秀な成績をおさめております。例えば野田小学校は金賞、吉井田小学校は銀賞、笹谷小学校は銅賞ということで、こういったものは、もし昨年度からやっていれば該当したのではないかというのがございます。それ以前につきましては、申しわけございません。そこまでは調べておりませんので、ご了承をお願いいたします。 ◆小熊省三 委員  そうすると、対象になるケースもあるということですか。全国で1位とか2位とか3位というのは、かなりレベルが高いですよね。それだけ、僕があれでしょうけれども、そういうふうに対象になるのがそれだけあればいいのですけれども、もしかすると過去に上ってそういうふうな、音楽だけではなくて、スポーツも含めて、ないのかななんて心配したもので、その辺を聞かせていただきました。いいです。質問はそれまでにします。 ◆高木克尚 委員  この制度を考えるときに、全国大会での結果の評価が今回の制度ですけれども、全国大会に行く評価というのは、そこに手厚く財源を用いるとかという議論はされなかったのでしょうか。 ◎教育総務課財務係長 今の高木委員おっしゃった全国大会に行く部分でございますけれども、既存の例えばスポーツ大会に限るものでございますが、選手等激励金というものがございまして、全国大会の場合1万円を支給するという部分がございます。市長答弁でもございましたけれども、基礎的な部分については税金を投入してやっていく部分の事業ということで考えてございますが、今回は基金ということで、寄附者の意向を反映した中での事業を展開していくということで、頑張っている学校、全国大会で優秀な成績をおさめた校に関しても特色ある教育をさらに伸ばしていこうということで、そういったことを目的に今回は設立したということでご了承いただきたいと思います。  以上でございます。 ◆高木克尚 委員  大変すばらしいことなので、評価をしたいと思いますが、せっかく全国大会で成果を上げて、その評価の対象として今回の基金を運用する。お金だけではなくて、市長から何か、表彰状とか何か、そういうものをあわせてお祝いをするとか、そういう発想はないですか。 ◎教育総務課財務係長 おっしゃるとおり、やはり顕彰というのも非常に重要なことでございますので、そこら辺の表彰とか顕彰についてもあわせてやっていけないかどうか、今後検討してまいりたいと思っております。 ◆沢井和宏 委員  このふくしまっ子復興夢応援基金条例に、補正予算書の27ページを見ると、そこにもう一つ、がんばる福島を盛り上げる小中学校へのサポート事業というのがあるのです。その上に活動応援事業費200万円は、これに、基金に繰り入れるものだと思うのですけれども、その下のサポート事業費というのはどういう趣旨の内容なのでしょうか。 ◎教育部次長 後ほど一般会計補正予算の中でもご説明する内容でございますが、こちらにつきましては、これはNTTドコモで主催している事業のほうから寄附があったものを受けまして、学校のほうへ楽器等について補助するということでございまして、これは後ほど一般会計補正の中で説明させていただきたいと思います。 ◆根本雅昭 委員  これ実際に入賞して各学校へ支払う方法なのですけれども、これは各学校からの申請があっての支払いなのでしょうか、それとも自動的に何かそういう仕組みで学校に支払われるのか、その辺の支払い関係を教えていただければと思います。 ◎教育総務課財務係長 今の根本委員さんからのご指摘でございますけれども、当然その支給にあたりましては今後要綱を作成して支給していくということになってまいりますが、自動的に支給するということではなくて、おっしゃるとおり申請に基づいて、当然学校で特色ある教育をするにあたりまして、どういった備品が必要かというのは学校が一番わかっておるわけでございますので、学校とすり合わせをしながら、必要な備品を確実に支給してまいりたいというふうに考えております。 ◆根本雅昭 委員  そうすると、これは運動以外でもいろいろな大会あると思うのですけれども、その大会の規模というのは何か制限というのはあるものですか。例えば国が主催とか、こういう、これ以上の団体が主催とか。 ◎教育総務課財務係長 まず、基本となる考えといたしまして、全国大会に突然何も予選もなく出るものが対象になるものではなくて、県であるとか東北地区でまずは予選会を経て全国に出るものでございます。あと、おっしゃるとおり、国、県、市町村が主催または共催、後援するものというのがございます。そのほかいろいろ考えておるのですが、例えば公益財団法人日本中学校体育連盟が主催する全国大会であるとか、あるいは文化的な部分でいうと文部科学省、文化庁、また文化庁の関連団体が主催する全国大会、そういった、スポーツだけでなく、芸術文化あるいは学術に関する全国大会をくまなく拾っていければというふうに考えております。  以上です。 ◆尾形武 委員  全国大会で金賞、銀賞、銅賞の、備品を支給するとなっていますが、備品はどなたが、誰が決めるのですか、これ。学校が決める。 ◎教育総務課財務係長 今答弁申し上げましたとおり、学校の希望を聞いて、限度額の範囲内において、まずは見積もりを徴取するなどして、学校に必要な備品、これはすり合わせをさせていただきながら、学校に必要な備品というものを学校側が判断をして、それに基づいて支給をさせていただきたいと考えております。 ◆尾形武 委員  全国レベルの学校は、それ相応のいろんな備品が備わっていると思うのですけれども、さらにこういったことで、さらに高めるというのは大変すばらしい趣旨なのですけれども、全体的な底上げといいますか、入賞まで至らなかった学校やら予選で落ちた学校などもあるのですけれども、そういった底上げに対する考え方というのはきちっとやっぱり、なかなか備品がそろわなくてとか、古くてとかという要望がたくさんあるのですけれども、そういった学校に対する、要望に対する受ける受け方といいますか、対応の仕方というのはどのように考えていますか。 ◎教育総務課長 今ご指摘のとおり底上げの部分、当然いろいろ各学校の備品も、各学校の数も多いですし、備品の数も相当ありまして、その部分についてはこれまでの税金、税の中で備品の予算の中で対応させていただく、あと声を聞きながら、その対応については考えていくということになっているのですが、今回こちらにつきましては、議会でもちょっと市長のほうからも答弁させていただきましたが、通常税で対応する1階部分、いわゆる1階部分の部分よりは、どちらかというと2階部分を、応援していただいている企業さんのご寄附とかをいただいて、どちらかというと伸ばす部分といいますか、そういう活用をさせていただければという感じでのご提案でございます。 ◆尾形武 委員  なかなか器楽部などは予算が、楽器類は膨大なものになって、なかなか市でも対応し切れないというのが今の現状だと思うのです。そうしますと、やはり保護者とか、そういう人たちが、保護者とか、同窓会とか、そういったことに頼って備えるとか、なかなか備えられないというのが今の現実なわけであって、そこら辺の対応の仕方も、いろんな財団とかもありますので、そういったことで底上げを少しでも図っていただくように、楽器類の調達に関してはいろんな方法で、やはり要望が上がってきたらばちゃんと対応できるようなシステムといいますか、そういったことを要望しておきたいなと思います。 ◎教育総務課長 今いただいたとおりでございます。なかなか全国大会の報告に市長とか教育長のほうにお見えになった際にも、やはり楽器の損耗といいますか、大分激しくてという声が大分聞こえてきたものですから、そちらの関係、これらの内容でも考えておりますが、例えばあと昨年度ですと、東京ミッドタウンのほうからお金をいただいて、各楽器のほうを各学校のほうに配ったりとかもしておりますので、今委員おっしゃったように、何か各団体、民間のほうでもそういったメニューがあれば手を挙げて、できるだけ学校のほうの備品の充実に努めていきたいとは考えます。 ◆真田広志 委員  マーチングだったりとか、合唱とかは過去に何度か全国大会で金賞、銀賞というのは聞くのですけれども、スポーツ系の大会で全国で1位、3位といったら相当なレベルですよね。ちょっともし、ハードルが非常に高過ぎるのではないかと思っているのです。そういったことから考えると、スポーツ系に対してはちょっとぐらいハードル下げておいてもいいのではないかなという感じがするのですけれども、ちなみに過去10年間でスポーツ系の大会で全国1位、2位、3位になった学校ってありますか。 ◎教育総務課長 申しわけありません。10年さかのぼっての調べては、ちょっとしておりませんでした。 ◆真田広志 委員  余り聞いたことはないですよね。スポーツ系の1位、2位、3位というと相当な、ハードル高過ぎるなという感じがするので、その辺なんかもちょっと今後考えていく必要があるのではないかと思いますけれども、いかがでしょう。 ◎教育総務課長 まず、この中身でスタートさせて、お許しをいただけるのであれば、またあと事業自体も、そのほかの事業も同じだとは思うのですが、それぞれ見直しを図っていってという姿にはなろうかと思いますので、まずはその辺はこちらでスタートさせていただければというところの部分でございます。 ◆沢井和宏 委員  大変学校に応援ということで基金、よろしいのですけれども、一方で、今挙がった野田小とか吉井田小のマーチングの過熱状況、学校現場でも今多忙化の中で、かなり過熱している部分もあるのも私知っているのですけれども、そういう点で、こういう基金を創設することによって裾野が広がればまたいいのですけれども、練習時間とか何かにさらに過熱をするような状況も想定はしていないのかなというような、そこいら辺についてどうお考えでしょうか。 ◎教育総務課長 今ご指摘いただいたようなインセンティブを与えるから、さらに頑張れという、そういった意味合いのものを考えているわけではございませんので、あくまでもなかなか全国大会でとなると、相当容易でない成績かとは思いますので、その部分でさらに、これまで継続して活動されていた学校の活動をさらに進めていただければという意味合いでの目的でございます。 ◆尾形武 委員  ちょっと思いついたのですけれども、小中学校に対しとなっていますけれども、いろんなスポーツ少年団やらスポーツクラブ、小中学生取り組んでいる、余目の一輪車やら、いろんな団体があるのですけれども、そういった対応は対象になるのですか、これというのは。 ◎教育総務課財務係長 今回のご提案に関しましては学校活動応援事業ということで、学校が指導に携わっている部分において、まずは子供たちの基本となる部分が学校であろうということで、あと備品の管理につきましても学校が管理するということは非常に肝要であろうということで、今回は学校が指導に携わっている部分ということで提案させていただいておりますので、今回の提案からはそういった自主的な活動についてはちょっと外れるということで、恐縮でございますが、そういう状況でございます。 ◆根本雅昭 委員  条例の中身で第3条の2つ目なのですけれども、現金は、必要に応じて、最も確実かつ有利な有価証券ということで、これ最も確実かつ有利という判断はどのようにして、何を想定しているのかというところは何かわかりますか。
    教育総務課長 こちらの条項につきましては、ほかの基金とも同様に記載をさせていただいておりますが、今基金のほうで運用している譲渡性預金でありますとか、その元本が割れるようなことがないような、そういった運用にしなさいという、そういった条項でもございます。 ◆根本雅昭 委員  そうすると、最も確実という、この最もというのは1つに絞るというわけではなくて、元本割れしないようなものの中で有利なものをその都度選ぶという認識でよろしいでしょうか。 ◎教育総務課長 そのとおりでございます。 ◆小熊省三 委員  尾形委員の発言というか、あれにあわせてなのですが、学校教育との関連の中でという趣旨ということはわかりました。ただ、この設置目的の中で、それこそ第1条を読むと、いわゆる夢や希望を持って頑張る子供たちを応援する事業を効果的にということなので、そういう意味では要綱だとか何かでそういうところの制限というか、を設けるという形なのでしょうか。言っていることわかりますでしょうか。 ◎教育総務課財務係長 おそらく小熊委員のおっしゃっているのは、この基金に基づく事業をどんなものをやっていくかということで、今回セットで提案した学校の応援事業につきまして、今回提案したわけでございますが、何もこの基金はその1事業だけを想定したわけではございませんで、もしそういった、この復興夢応援基金に合致する事業というものも今後展開する可能性もあるのではないかと思います。つまりこの1事業だけ永続的にやっていくための基金としてではなく、今後もし、今後のことはまだこれから提案して決めていくわけでございますが、それ以外にももしこれに合致する事業があれば、当初予算なり補正予算なりで提案する余地はあろうかというふうに考えてございます。 ◆小熊省三 委員  確認なのですが、申しわけありません。今の言っている趣旨というか、答弁は、これは僕、ふくしまっ子復興夢応援基金というのはいわゆる学校の関連事業の中での運用されていくのだろうなと思っていたのですけれども、尾形委員の話だと、ほかの、例えば市内で子供たちいろんな、授業外のことでのスポ少だとか含めて、いろんな形でやっている、1位になったりしているところもあるのですけれども、それについても、では今度何らか検討していくみたいな話の趣旨の答弁なのですか。申しわけないです。 ◎教育総務課長 こちらの基金としては基金としまして、今回あわせてご提案させていただいています学校活動応援事業がありますが、学校活動応援事業のための基金ではございません。学校活動応援事業をこの基金を活用して進めさせていただければという感じの補正予算のほう上げておりますが、この基金につきましてはこの基金の目的に沿った施策が今後もしあれば、その年度の編成の過程において、その目的とした事業にこの基金を活用するかどうかは、その調整の中で、予算調整の中で検討されるものとは思っております。基金イコール学校活動応援事業ではございませんので。ほかの事業、教育費のみならず、例えばほかの分野、福祉とかでこういった基金の目的に沿った事業が今後施策として何か出てきたらばの話なのですけれども、出てきた場合に、その財源としてその基金を活用するかしないかという検討が今後出てくるかとは思いますが、イコールではございませんので。 ○丹治誠 委員長  わかりました。 ◆小熊省三 委員  わかりましたというか、もうちょっと広がっていく可能性があるという、今後ということですね。 ○丹治誠 委員長  よろしいですか。 ◆小熊省三 委員  はい。 ○丹治誠 委員長  なければ、質疑を終結いたします。  続いて、自由討議、討論に移ります。ご意見のある方はお述べください。      【「なし」と呼ぶ者あり】 ○丹治誠 委員長  それでは、これより採決を行います。  採決の方法は簡易採決といたします。  お諮りいたします。議案第108号福島市頑張るふくしまっ子復興夢応援基金条例制定の件について、原案のとおり可決すべきものとすることにご異議ございませんか。      【「異議なし」と呼ぶ者あり】 ○丹治誠 委員長  ご異議ございませんので、議案第108号については原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第96号平成30年度福島市一般会計補正予算中、教育委員会所管分についてを議題といたします。  当局の説明を求めます。 ◎教育部次長 では、議案第96号平成30年度福島市一般会計補正予算中、教育委員会所管分についてご説明申し上げます。  なお、説明につきましては補正予算書及び先ほど配付しました別紙資料により説明を申し上げたいと思いますので、よろしくお願いします。  まず、歳入につきましては補正予算書の6ページ、7ページをお開き願います。6ページ中段、15款国庫支出金、2項国庫補助金のうち、中段の8目教育費国庫補助金1億2,209万円につきましては、市内小中学校に無線LAN環境を整備する学校ICT環境整備事業費に係る総務省の公衆無線LAN環境整備支援事業による国補助金で、補助率については2分の1でございます。  10ページ、11ページをお開きください。22款1項の市債、8目教育債の9,150万円につきましても、同じく先ほどの学校ICT環境整備事業につきまして、教育環境整備債を充てるものでございます。  8ページ、9ページにお戻り願いたいと思います。上段、18款1項寄附金、1目一般寄附金500万円につきましては、先ほどありましたNTTドコモグループの東日本大震災被災地支援を目的に社員が毎月311円を積み立てております東北応援社員募金よりの寄附でございます。本年度の同募金事業への申し込みを行ったところ、6月12日付で寄附金500万円の採用決定があったところでございます。この寄附金により、歳出で申し上げますが、がんばる福島を盛り上げる小中学校へのサポート事業費を実施するものでございます。  その下の19款繰入金、1項基金繰入金、13目頑張るふくしまっ子復興夢応援基金繰入金200万円につきましては、先ほどご審議をいただきました議案第108号福島市頑張るふくしまっ子復興夢応援基金に基づき実施する学校活動応援事業費のための基金の繰入金でございます。  続きまして、歳出予算について説明を申し上げます。補正予算書26ページ、27ページをお開き願います。ページ中段の10款教育費、1項総務費、2目事務局費2億6,729万2,000円につきましては、右側の説明欄にありますとおり、一般管理費及び総合教育センター費の追加でございます。  一般管理費の丸の1つ目、学校教育費930万円につきましては、現在の児童生徒に係る学齢簿、就学援助システムにつきまして、来年の新元号への改元に対応しないということが判明したことから、新元号に対応する後継機種を今年度に導入の上、データ移行作業を行い、来年5月1日の元号改元に備えるものでございます。  丸の2つ目、頑張るふくしまっ子復興夢応援基金積立金500万円は、同基金への積立金で、歳入の基金繰入金200万円はこの基金から繰り入れするものでございます。  丸の3つ目、学校活動応援事業費200万円は、福島市頑張るふくしまっ子復興夢応援基金の設置目的に沿った事業として、教育活動に係る全国規模の大会で優秀な成績をおさめた市内小中学校に対し、さらなる活動支援のため、備品を支給するものでございます。  別紙資料の1ページをごらんいただきたいと思います。この支援対象の大会はスポーツ、文化芸術に係る全国大会で、支援の内容は、④に記載のとおり、第1位、第2位、第3位までの成績に対しまして、それぞれ1人当たり5万円、3万円、2万円の備品について、限度額を定めて備品を支給するものでございます。今年度につきましては、4月にさかのぼり支給の対象と考えておりますが、現在のところ、該当校はないところでございます。  続きまして、丸の4つ目、がんばる福島を盛り上げる小中学校へのサポート事業費500万円は、歳入で説明いたしましたNTTドコモよりの一般寄附金により実施するもので、市内小中学校長会から推薦を受けた小学校2校、中学校3校の音楽活動支援のため、それぞれの学校から要望のあった楽器を購入し、配備するものでございます。なお、対象校は、小学校が野田小、大森小、中学校が第二中、第三中、信夫中学校でございます。  続きまして、丸の5つ目、学校ICT環境整備事業費2億4,519万2,000円につきましては、こちら資料2ページをお開き願いたいと思います。(1)、事業の目的、内容に記載のとおり、進展する情報化社会の中で、平成32年度からの新学習指導要領において学習の基礎となる資質、能力に位置づけられ、児童生徒がこれからの社会を生きる上で必要な情報活用能力を育むため、市内小中学校に無線LAN環境を整備し、ICTを活用した教育の充実を図るものでございます。  下段、(3)、今後の学校ICT推進計画(予定)をごらんいただきたいと思います。ICTを活用した教育の実施へ向けまして、市内小中学校に今年度より4年間でコンピュータ室にタブレット型パソコンを配備する計画で、今年度は小学校16校への配備を予定しているところでございます。このタブレット型パソコンの導入にあわせまして市内小中学校に無線LAN環境を整備するもので、平成30年度には小学校29校、中学校1校に整備しまして、その他の学校につきましては平成31年度の整備を予定しているところでございます。なお、この小学校29校、中学校1校につきましては、今年度、来年度にタブレット型パソコンを配備する学校が小学校29校、中学校1校のため、無線LAN環境を整備するものでございます。  (2)、事業の概要に記載のとおり、体育館、特別教室、廊下へLANケーブルを敷設し、アクセスポイントを設置するものでございます。事業費は、③、事業費内容のとおり、無線LANネットワーク環境整備の委託料とインターネットの回線使用料でございます。  なお、平常時につきましては教育での活用を行いますが、災害発生時に学校が避難所となった場合におきましては、学習系のサーバーと切り離し、災害対応用に使用するというものでございます。  補正予算書の27ページにお戻り願います。続きまして、総合教育センター費追加80万円につきましては、市内小中学校でのICTを活用した教育の推進にあたり、市内教職員を対象としたICT機器の活用やプログラミング教育に係る研修を実施するため、総合教育センターに、今回の補正予算によりましては、タブレット型パソコン6台を配置するための使用料及び賃借料と研修開催に係る報償費でございます。なお、このタブレット型パソコンの教育センターへの配備については、平成31年度予算においても要求をしてまいりまして、研修の充実を図ってまいりたいと考えているところでございます。  それでは、その下、下段、2項小学校費の1目学校管理費130万円の追加でございますが、こちらにつきましては市内小学校の環境整備に係る維持管理でございます。内容は、児童生徒の学習活動及び道路の通行等に支障のある学校敷地内の樹木伐採、剪定を行いまして、安全安心な環境整備を行うものであります。28ページの2番目の箱の3項中学校費及びその下の箱、4項特別支援学校費のそれぞれ1目の学校管理費の維持管理につきましても同じく敷地内の樹木伐採、剪定の事業費を同じく計上するものでございます。これらの予算によりまして、今年度、小中学校19校と養護学校を合わせました計20校で環境整備を進める予定でございます。  26ページ、27ページにお戻りを願います。小学校費の3目学校建設費8,403万円につきましては、右側の説明欄にありますように、施設改修事業費と耐震補強事業費を追加するものでございます。28ページ、29ページの2つ目の箱の3項中学校費、3目学校建設費につきましても、説明欄のとおり、施設改修事業費と耐震補強事業費を追加するものでございます。  こちらにつきましては、資料3ページをごらんいただきたいと思います。小学校費、中学校費あわせて説明を申し上げます。1、事業に記載のとおり、小学校費は、施設改修事業については、学校施設ブロック塀改修事業でございます。中学校費は、学校施設ブロック塀改修事業と清水中学校グラウンド防砂対策事業費でございます。  2、学校施設ブロック塀改修事業は、本年6月の大阪北部地震での児童死亡事故を受けまして6月に実施しました市内学校施設のブロック塀点検におきまして、40の学校及び園で現行基準不適合のブロック塀が確認されたところでございます。このうち福島三小、松陵中学校のブロック塀改修につきましては、既定予算により改修設計業務に着手しているところでございます。今回の補正予算におきましては、基準不適合ブロック塀のうち、資料(2)、④の1に記載のとおり、1)の記載の小学校13校、中学校5校の敷地内の歩行者に危険が及ぶおそれのある道路に面しているブロック塀とともに、2)の基準適合であるものの劣化が著しく危険が認められた2校のブロック塀の改修をあわせて実施するものでございます。  事業費は、上に戻っていただきまして、1、事業にありますとおり、小学校費が7,467万円、中学校費が8,883万円でございます。  (2)の事業の概要、③、事業内容のとおり、工事はブロック塀を撤去しまして、新たなフェンスを新設する内容でございまして、平成30年度内の竣工を予定しているところでございます。  続きまして、中学校費の施設改修事業費のもう一つの事業であります清水中学校グラウンド防砂処理工事でございますが、事業費は、1、事業にありますように、1,180万円でございます。  ページ下段の3に事業の内容を記載しておりますが、清水中学校におきましては強風時にグラウンドの砂が東側の民家に飛散しまして、洗濯物への付着や敷地内へ砂がたまるなど生活に支障を来す状況が発生していることから、砂の飛散防止対策工事を実施するものでございます。工事は、粒度調整防じん処理剤、これは風で飛散するような細かな粒子を取り除いた、透水性と保水性にすぐれた天然の砂というものでございますが、この処理剤を現在の校庭の土の上に厚さ1センチメートルで散布しまして、転圧、ブラッシングすることによりまして、処理剤が土を覆う層としまして、砂ぼこりの軽減を図るものでございます。  続きまして、耐震事業を説明します。資料4ページをごらんいただきたいと思います。小学校、中学校の学校施設耐震補強につきましては、平成32年度の耐震化率92%を目途に事業を進めているところでございますが、平成30年4月1日現在の耐震化率は77.6%でございます。今回の事業内容は、耐震化推進計画に基づきまして、中段の事業の概要の表に記載の小学校2校、中学校4校の屋内運動場の耐震補強の基本設計、実施設計を平成30年、平成31年の継続費事業として実施するもので、耐震補強工事につきましては平成32年度の実施を予定しているところでございます。  補正予算書32ページ、33ページをお開き願いたいと思います。関連しますので、継続費についてご説明を申し上げます。ただいまご説明申し上げました耐震補強事業に係る継続費でございます。表、上段が小学校屋内運動場耐震補強設計事業で、事業の総額は計の欄にあります2,340万円、下段が中学校屋内運動場耐震補強設計事業で、事業費総額は4,300万円でございます。年割額はそれぞれ記載のとおりで、今回の9月補正予算には平成30年度年割額を計上したところでございます。  続きまして、28ページ、29ページにお戻り願います。下段、6項、一番下の箱ですが、社会教育費、6目文化施設費370万円につきましては、音楽堂の施設改修事業費の追加でございます。音楽堂の大ホールの照明器具や看板等をつり下げるバトンというのが上にございますが、このバトンをつり下げる、操作するつり物装置の滑車やワイヤが、開館以来34年を経過しますが、まだ更新していないため、さびや傷が見られる状態であることから、ワイヤ切断による事故の未然防止のため、つり物装置のワイヤ、滑車の更新を行うものでございます。  その下の8目こむこむ館費1,952万5,000円につきましては、こむこむ館の維持管理費の追加でございます。わいわいホールの舞台機構保守点検におきまして、舞台上部の照明や幕などの附属設備機器をつるしておりますワイヤロープが経年劣化により切断し、落下する危険性が指摘されていますことから、先ほど音楽堂同様、落下事故の未然防止のため、つり物のワイヤロープを交換するものでございます。また、自主事業や貸し館事業等で使用するわいわいホール等の空調設備にふぐあいが生じまして、温度調整に支障を来しておりますので、ふぐあいが生じた空調設備の改修工事を実施するとともに、常設展示内にありますつり橋につきましても、橋を支えるワイヤが切れ、現在使用できない状態のため、利用再開のため、ワイヤの交換及びロープの補強による修繕等を実施するものでございます。  続きまして、30ページ、31ページをお開きください。7項保健体育費、3目体育施設費1,150万円は、8月22日の本委員会協議会でもご説明しました体育施設のブロック塀改修に係る事業費でございます。控え壁が基準に適合していない森合市民プール及び西部体育館のブロック塀を撤去の上、新たにフェンスを設置するものでございます。  その下、5目学校給食センター費1,631万5,000円は、北部学校給食センター及び南部学校給食センターにつきまして、老朽化した施設の改修及び設備の更新を行うものでございます。  資料の5ページをごらんいただきたいと思います。1、北部学校給食センター整備事業は、(2)、事業の概要に記載のとおり、事業費が1,530万円でございまして、内訳としましてはア)の管理運営費300万円、イ)の備品購入費が1,237万円でございます。ア)の管理運営費の事業内容は、下処理室、調理室の排水用の側溝新設工事及び床面の補修工事、それともう一つはトイレの洋式化工事でございます。給食調理施設におきましては、細菌の繁殖防止のため、施設内の湿度上昇を防ぐ必要がありますが、北部学校給食センターの下処理室、調理室の床は老朽化により凹凸が生じており、ぬれやすい状態になっているところでございます。このため、床面を改修し、凹凸をなくす改修工事とともに、下処理室及び調理室に排水用の側溝を新設しまして、調理室内の湿度上昇を抑える環境改善を図るものでございます。また、トイレにつきましても、汚染防止のために設置が望ましいとされる洋式化トイレに改修し、施設の衛生環境の改善を図るものでございます。イ)、備品購入費は、老朽化による機能低下が見られる設備や適切な衛生環境を保つために必要な設備を更新するものでございます。主なものにつきましては、記載のとおり、検収室の冷凍庫及び肉用の冷蔵庫、下処理室及び調理室の床をぬらさない機能があるドライ3層シンク、これ水で洗うものですが、3つの洗い場があるようなシンクでございますが、ドライ層の3層シンク、調理室の野菜等の下ごしらえを行うスライサーや洗浄室の高圧洗浄機や食器の下洗いを行う浸漬槽などを交換するものでございます。  資料5ページ下段の2、南部学校給食センター整備事業は、老朽化により漏水や漏電が生じる可能性のある受水槽の排水バルブ及び1号洗浄ポンプの交換などの修繕を行い、安全で安心な給食の提供を行うため、行うものでございます。  補正予算に係る説明は以上でございます。 ○丹治誠 委員長  ご質疑のある方はお述べください。 ◆沢井和宏 委員  今最後の学校給食センターの整備事業なのですけれども、私もよくわからないのですけれども、北部と南部について、給食の調理室の冷房については、調理室は設置してあるのでしょうか。何か設置していない箇所がかなりあって、すごい高温多湿の中で作業をしているという話を聞いたものですから、衛生面でも、そちらも改善が急務なのかななんて思ったものですから。 ◎保健体育課長 給食センター、両センターともですが、調理室においてエアコン設備はございません。 ◆沢井和宏 委員  確かに湿度上昇の点で床の改善とか何かあるのですけれども、そもそもエアコン設備がない中で、結局火を扱うわけですので、かなり部屋の気温の上昇があると思うのです。そういう中で、果たして安全な給食が提供できるのかというのは、それがすごくある面で不思議でしようがないというか、ある人に言わせれば、そういう事実を市民の方が知ったら大変驚くのではないかななんていう感じがしているのですけれども、今おかげさまで学校の教室の中にも冷暖房入っているような状況の中で、一番火を使うそういう調理場、そして調理する人が汗をかいたりなんかするような状況の中で、そちらもすごく重要な問題なのではないかなと思っているのですけれども、現場からもいろいろ声は上がっているみたいなのですけれども、そこいら辺の改修についてのあわせて行うような予定はないのでしょうか。 ◎保健体育課長 ご指摘のとおり、基本的に夏の一番暑いときについては夏休みということで調理業務はないわけでございますけれども、ここ数年、夏以外も暑い状況でございますので、今言ったエアコン等については、現場がそういった意見でございますので、今後研究できればと思っています。 ◆小熊省三 委員  補正予算の予算書の27ページのところですが、ここの一般管理費追加のところで、先ほど確認しましたけれども、頑張るふくしまっ子復興夢応援基金のと、それからその次の学校活動応援事業費ということの関連についてもう一度お伺いしたいのですけれども、僕がちょっとわかっていないのかもしれない。僕の初めのイメージだと、ふくしまっ子復興夢応援基金のほうはいわゆる全国的に優勝したところにやるということで、その後の……      【「そこが違う」と呼ぶ者あり】 ◆小熊省三 委員  そこが違う。      【「それは今の学校活動応援事業費」と呼ぶ者あり】 ◆小熊省三 委員  そこが違うのですか。当初の初めの説明だと、全国大会規模で優秀な……      【「それは応援事業費」と呼ぶ者あり】 ◆小熊省三 委員  そうなのですか。      【「それ以外にも頑張った子供たちを応援する全体のお金が基金」と呼ぶ者あり】 ◆小熊省三 委員  そういうことなの。では、僕の理解があれだったのでしょうか。初めの議案のヒアリングのときの説明の中では、ふくしまっ子復興夢応援基金については、いわゆるこの基金の活用として、500万円の原資で創設すると。その中で出てきた説明としては、全国規模の大会で優秀な成績をおさめ、市内の小中学校に対して、さらなる活動に必要な備品を支給することにより、活動を支援するという説明を受けたのです。だから、僕は、とりあえず応援のところではそういう形のものを使ってやっていくのだろうなと思っていたらば、今度はまた別に学校応援の200万円というのがあって、そっちのほうが今度教育活動の備品ということなので、あれなのですけれども、だからその辺の関連がちょっと僕の中でこんがらがっていたというか、どういう…… ◎教育総務課財務係長 今ほかの委員からもご指摘ございましたとおり、まず基金の積立金として500万円を積み立てさせていただく。その基金を活用して、その基金の500万円の中から200万円を計上したのが学校活動応援事業費ということで、500万円のうち今回200万円を学校活動応援事業費として、優秀な成績をおさめた学校に対する備品を支給するものとして200万円を計上させていただいたという、こういう仕切りでございます。  以上でございます。 ◆小熊省三 委員  そうすると、残りの300万円については今後検討するという形になるのでしょうか。 ◎教育総務課財務係長 小熊委員おっしゃるとおりでございます。 ◆尾形武 委員  清水中学校のグラウンドの砂防対策事業なのですけれども、これは非常に、どこの小学校でもこういう砂防はあるのですよね。だから、今回清水中学校をやるということは大変いいと思うのですけれども、よその小中学校においても同じような現象はあると思うのですけれども、それらの対策は今後、計画的にやることはあるのですか。 ◎教育総務課長 こちらの清水中学校のグラウンドにつきましては、平成26年度から自治振興協議会の内容でも要望として上がってきておりまして、大分長く地元のほうからも要望としてはいただいておった件でもございました。大分グラウンドの砂も本当にパウダー系、粉のように本当に細かい砂になってしまっていまして、その時期が表土除去の時期後のような話も地元の方からも話をいただいておりましたが、なかなかこちらのほうでもそれ以降対策はしてきておりますけれども、やはりタイミングとして今回除去土壌の搬出のタイミングもございましたので、まずはその時期と合わせまして、こちらのような内容の砂をちょっと入れさせていただくというようなことで今回提案をさせていただいております。そのほか、今委員おっしゃったように、各学校のほうでも大分砂の状況とかも声としては聞いておりますので、地元のほうからも声を聞きながら、その辺も財源を見まして考えていきたいとは思っております。 ◆尾形武 委員  結構予算もかかるようなものですから、一遍にはできないとは思うのですけれども、あとうちのほうの金谷川小学校なのですけれども、体育館の屋根がどうもさびているような状況が見受けられるのですけれども、そういった補修とか改修の各学校との、あと松陵中学校は雨漏り、体育館から雨漏りするなんていう声も聞こえていますが、そういった改修の計画というのは今後どのようにされていますか。 ◎教育総務課施設係長 今後の維持管理の部分での改修計画につきましては、施設改修の計画、大まかな計画はあることはあるのですが、耐震補強工事も優先している部分もあります。それらと並行しながら施設改修のほうは、少しずつではありますが、進めていきたいなというふうには思っております。  以上です。 ◆尾形武 委員  さびなんかは、早目、早目のほうが当然予算も少なくて済むのですけれども、雨漏ってからではちょっと遅いものですから、よろしくお願いしたいと思います。 ◆梅津政則 委員  この処理剤の散布を選択したというのは、別に効果を疑うわけではないのですけれども、コスト見合いもあると思いますけれども、厚さ1センチで敷いたやつでどれぐらい長もちするのかななんていうのも思ったりするのですけれども、そこら辺の効果というのは、これはどこかで検証はもうされているのですか。 ◎教育総務課施設係長 平成29年度に約100平米程度、清水中学校のほうで、10万円程度の金額で、実験といいますか、試験的な施工は行いました。1年経過したところではあるのですが、その飛散防止剤の施工したところの砂の流出といいますか、そういうものは確認はされなくて、狭い面積ではあったのですが、その部分での飛散、細かい砂の飛散は確認されなかったかなということで、今回補正で計上させてもらったところでございます。 ◆梅津政則 委員  この散布の1万7,000平米って、校庭全部ということでいいのですか。 ◎教育総務課施設係長 おっしゃるとおりでございます。 ◆梅津政則 委員  スケジュールというか、実施時期ってもう確定しているのですか。 ◎教育総務課施設係長 清水中学校のグラウンドに埋まっております除去土壌の搬出がこれから下期のほうでの予定となっております。それを終えてからの散布剤の施工になるかと、除去土壌搬出終わってからの施工予定をしておりまして、今、現段階で、はっきりとした日程はちょっと申し上げられませんが、今年度の下期もしくは繰り越しをして、来年度の上期に施工予定をしております。 ◆小熊省三 委員  同じ内容の質問だったのですけれども、実証実験というか、それはやっていたということなのですが、全国的に例えばこういう、全国的ではなくてもいいですけれども、粒度調整防じん処理何とかという、それを全国的にだとか、県内でもいいのですけれども、それをやって効果があるところは確認なさっているのでしょうか。 ◎教育総務課施設係長 メーカーといいますか、カタログのほうでは施工例はいただいてはおったのですが、手持ち資料ではちょっと持ってはおりませんでした。 ◆小熊省三 委員  後ででいいですので、教えてください。 ◆根本雅昭 委員  学校ICT環境の整備事業なのですけれども、これ入札ということで、入札の条件や何かというのはあるものですか。 ◎学校教育課庶務係長 入札の条件では、平常時の学校教育場面での活用と、あと災害時の避難所への切りかえを24時間体制で市内のデータセンターのほうで管理できるようなシステム、あと通常の修繕とかセキュリティーの確保などもできるような事業所ということで、これから入札のほうを検討するところでございます。 ◆根本雅昭 委員  ほかの自治体なのですけれども、例えば技術士ですとか、あと情報処理の高度情報処理技術者ですか、または情報処理安全確保支援士なんかが、そのような資格を持った方が現場監督といいますか、監督をすることを条件に、ICT化のこういう専門的なものを入札条件にしているという事例もあるのですけれども、今回はそういうことはないということですか。 ◎学校教育課庶務係長 済みません。そこまでの条件はまだ考えておりませんでしたが、他市の状況とかも調べさせていただきまして、検討させていただきたいと思います。 ◆梅津政則 委員  細かい話で申しわけないですけれども、このICTのやつとかでインターネット回線使用料というのが補正になっているのですけれども、これって今各学校はもうつながっていると思うのですけれども、これ新たに何か回線追加なのですか。切りかえの遠隔用とか、そういうので何か追加になるのですか。 ◎学校教育課庶務係長 現在パソコン室までのインターネット回線が引かれている状況で、そこで活用している回線をまた延長するような形で使っていく予定なのですけれども。 ◆梅津政則 委員  だから、その回線使用料追加にならないですよね。今PC室とかにサーバーとかルーターとかがあれば、そこから無線LANのやつのルーター延ばしていくだけでいいだけで、大もとのネットワークにつながる回線使用料は別に追加にならないのではないかという気がしたのですけれども。 ◎学校教育課庶務係長 済みません。そこのところ、ちょっと確認していませんでしたので、後ほど回答させていただきたいと思います。 ◆梅津政則 委員  ちなみに、無線LANのアクセスポイントを災害時にオープンにするということですけれども、どこら辺まで延ばすのですか。学校のイメージでいうと、各教室なのか、体育館なのかとか、もう敷地内カバーとかという、どれぐらいのイメージなのですか。災害時でも校舎のほうには避難者の方は入れないですよね。通常のWiFiの範囲とかってそんなに広くはないと思うのですけれども、特に学校みたいなコンクリートの建物だと、そんな遠くに飛ばないのではないかと思うのですけれども。 ◎学校教育課庶務係長 今回の総務省の公衆無線LAN環境整備支援事業を活用して事業を実施する予定なのですが、この事業の中で平常時の活用の範囲ということで、避難所が中心にはなるのですけれども、教育施設でいうと体育館とか特別教室、あと廊下までが避難エリアということで認められておりまして、廊下までの敷設を考えております。そこにアクセスポイントをつける形で普通教室もカバーできるものと考えております。 ◆真田広志 委員  小中学校施設改修事業の中で18校が今回の対象ということで、そのうち三小と松陵中学校に関しては既定予算で対応するということで、以前にも話はいただいていますけれども、その進捗というのはどうなっていますか。 ◎教育総務課施設係長 福島第三小学校のほうは、9月末日までの契約で設計のほうの契約になっております。あと、松陵中学校のほうにつきましては11月末日までの契約で設計業務委託のほうを進めております。福島第三小学校につきましては、今月中の契約ですので、もうそろそろ上がってくると思われます。成果品が上がってくると思われます。
     以上です。 ◆真田広志 委員  既定予算の中で対応したものでも11月末、松陵中は11月ということであると、今回9月補正の分というのはいつごろに工事完了していく予定になっているのでしょうか。以前の説明だと、例えばプールなんかはとにかくプールの授業が終了したら直ちに取りかかれるような、そんなような話だったですよね、当時は。何かその既定、何のために松陵中なんかを既定の予算で対応してきたのかもちょっと何かわからないななんていう感じがしているのですけれども、全体の計画はどういうふうになっていますか。 ◎教育総務課長 以前に協議会のほうでご説明させていただいたときは、確かにそのようなスケジュールを考えておりましたが、その後7月に入って追加の調査等やら、あとこの9月補正のほうで予算のほうを上げさせていただくスケジュールでもございましたので、その辺の見積もり等の作業、あとさらにはそれぞれのそのほかの業務等でなかなか進捗のほうが図れなくて、大変おくれているところは本当にご心配をおかけしているところでございます。今全体としましては、三小につきましては、今係長のほうからも説明ありましたとおり、9月の末ではありますけれども、ある程度早目に、設計が上がり次第、あとはもう工事のほうに入っていく手続きを今進めているところです。あと、松陵中につきましては延長も長うございまして、金額のほうも大分かけて、入札かけて、設計のほうを発注したというところもございまして、若干工期のほうもある程度長目には設定しておりますけれども、ある程度出てき次第、この補正予算をお認めいただければ、あと工事の予算を使って発注を進めていきたいかとは思っているところです。三小につきましては、既定予算で工事のほうも、もうでき次第、進めていこうかとはこちらのほうでちょっと考えてはおりましたので、今回の補正予算の中には三小分の見積もりのほうは含めてはおりません。工事のほうの部分もあわせて既定の予算では考えておりますところです。あと、協議会でご説明させていただいたときは、プールは終わったときにという考えではありましたけれども、このような時期にもなってしまいましたので、プールもあわせて、敷地内のブロック塀がある学校についてはもう一体となって今回発注する内容でスケジュールのほうは考えております。分けることなく。ですので、三小さんにつきましてはもう敷地内とプールもあわせて、設計上がってき次第、その内容のほうの工事のほうを発注していくようなスケジュールでは考えております。その時期も、発注したらばすぐに、年内には、こちらの今回提案させていただいています18校、あとは既定予算でする三小さん含めて19校になりますが、年内の施工完了を今スケジュールとしては考えているところです。 ◆真田広志 委員  なるべく早く進めていってほしいのと、例えば今設計なんかも進めているということなのですけれども、2.2メートル以上のブロック塀が全体で13園だか何だかあったと思ったのですけれども、そういったところに関しても基本的に今後設置するフェンスの高さにおいても、撤去するブロック塀の高さに準じた高さのフェンスを取りつけるという考えでよろしいのですか。 ◎教育総務課長 なぜ今その塀がその高さにあるのかという話も、当然学校さんによって事情があろうかと思います。ですので、校長先生のお話でありますとかもお聞きしながら、ただその設置当時の状況と、あと今の状況で、その学校の周辺の環境ももし違っているとするならば、またその高さにはこだわらない内容もあろうかとは思いますが、基本、今委員おっしゃったような考え方で設置のグレードといいますか、仕様については考えていきたいかとは思っております。 ◆真田広志 委員  おそらく現在の高さなんかは、いわゆるソフトボールなんかやるときのバックネットの高さとか、いわゆる防護ネットというか、それの高さが連動させて多分つくっていたと思うのです。だから、ちょっと三小とか非常に高い、ブロック塀の高さが非常に高いのですけれども、それでもこの前、体協のソフトボール大会やったら、3球、外に出ていってしまったのです。2台の車にぶつかってしまって、ちょっと補償問題で今何かまだばたばたしてしまっているような状態なので、これでさらに下げられたらまた、その辺もしっかりと学校と協議の上、進めていっていただけたらな。確かに塀はちょっと高過ぎるなという感じはするのですけれども、その辺もちゃんと考えていっていただかないと困るなということで、しっかりお願いしたいと思います。余談で済みません。 ◆尾形武 委員  財源なのですけれども、一般財源を、このブロック塀やら改修なのですけれども、これ国の対応というのはないのですか。 ◎教育総務課長 国のほうでは平成30年度に交付金を措置するという正式な連絡はまだ来ておりません。国のほうでも学校環境の交付金につきましては、ブロック塀をはじめ、空調関係も大分全国的には課題となっておりまして、それも含めて、国の補正予算の中で考えていくような情報は入っておりますけれども、それが果たして本当にそのような措置になるのかというのはまだ、済みません、正式には来ておりません。ただ、平成31年度の文科省の概算要求の中には、ブロック塀も含めて、大分、前年度の2倍近い、1.7倍とかありましたが、大分高額な概算要求のほうは文科省のほうではしているという情報までは聞いております。 ◆真田広志 委員  それから、補正予算の29ページのいわゆる音楽堂並びにこむこむ館、運営費の追加、維持管理費ということで、ワイヤロープの劣化という話だったのです。音楽堂のほうは、年数も少しだけたっているので、そういうような気はするのですけれども、こむこむ館に関してはまだ十数年しかたっていない中で、そのワイヤの耐用年数なんかにもあるのでしょうけれども、このぐらいの期間で更新時期って迎えるものなのでしょうか。 ◎こむこむ館総務管理係長 ワイヤロープにつきましては、基本的に10年間が保証期間というふうに言われていまして、実は平成28年度からそういうご指摘を受けていたので。 ◆真田広志 委員  そうすると、音楽堂だったり、公会堂なんかも含めて、10年に1回の更新というのは行ってきているのですか。 ◎文化課課長補佐 音楽堂については34年間更新がないということで、こちらのワイヤロープについては耐用年数十五、六年というふうに言われていますけれども、毎年の保守点検の中で安全を確認させていただきまして、安全だということで今まで使用していたところです。今回ちょっとワイヤロープのほうに傷が見つかったということで、安全確保の面から修繕という形で出させていただきました。 ◆真田広志 委員  34年間、点検等においては異常はなかったということなのですけれども、なぜ今回こむこむ館に関しては十数年でそういった状況になったのかなと。先ほど何か劣化が激しいというような話もあったような気がしたのですけれども、その辺の状況というのはどういった。 ◎こむこむ館総務管理係長 そもそもこむこむ館のほうでも毎年保守点検等を実施しておりまして、使用年数は基本的には10年ということでお話はいただいてございました。こむこむ館の場合は、音響板ですとか、照明設備ですとか、どんちょうですとか、それからあと先ほど音楽堂のバトンですとか、かなりのものが、上からぶら下げるようなものがロープでつるされているということでございます。いろんなものが上から上げ下げで使用頻度が激しいということで報告していただいております。 ◆真田広志 委員  使用頻度の差なんかも含めてということですね。わかりました。ありがとうございます。 ◆小熊省三 委員  こむこむ館のところで関連質問でさせていただきます。  1,900万何がしのあれなのですけれども、そのうちワイヤ、つり物関係が幾らとか、それから空調が幾らだとか、それからつり橋のワイヤが、3つほどあったと思うのですけれども、大体でいいですので、概算を教えていただければと思います。 ◎こむこむ館総務管理係長 記載されている金額のものでございます。委託料の1,085万4,000円がわいわいホールの費用ということになります。済みません。上からですね。475万円が常設展示室等の改修工事ということで、委託料についてはわいわいホールの改修工事ということで、最後の392万円が空調関係という形になります。 ◆小熊省三 委員  済みません。申しわけありません。確認なのですけれども、済みません。もう一度お願いできますか。済みません。 ◎こむこむ館総務管理係長 上に記載されている需用費の475万円から、常設展示室等の改修工事、1,085万円がわいわいホールの改修工事、最後の392万円が空調改修工事ということであります。 ◆小熊省三 委員  空調関係はわかりました。それであと、つり物というか、ワイヤロープ関係は、そうするとそれはどちらに、需用費のほうに入るわけですか。 ◎こむこむ館総務管理係長 今お話しさせていただきましたわいわいホールのワイヤロープにつきましては、委託料のほうに入ります。 ◆小熊省三 委員  わかりましたというか、あともう一つなのですけれども、先ほど話の中でつり橋が古くなって使えなくなっているということが、ワイヤが壊れていて使えなくなっていると。それも結局わいわいホールのほうの料金のところに入っているというところでしょうか。 ◎こむこむ館総務管理係長 こちらは、需用費のほうに入ってございます。 ◆小熊省三 委員  それで、あわせてなのですが、いろいろ聞いて申しわけないですけれども、そのつり橋というのは何か、僕よくわかっていないのかもしれない。そのつり橋というのは、何か展示物の中で展示されていたものなのですか。そもそものところで申しわけありません。 ◎こむこむ館事業推進係長 こむこむ館の4階にございます常設展示室という施設がございまして、そちらの奥に2階構造のお子様がご利用、体験学習いただける施設がございまして、その2階構造のところにつり橋が設置してございまして、そこのワイヤが、ことしの5月くらいに点検の結果、傷を発見いたしまして、補強による修繕を行います。  以上でございます。 ◆梅津政則 委員  NTTさんからの寄附なのですけれども、これって応募に対する要件とか要項というのを、ざっくりでいいのですけれども、教えていただけますか。 ◎学校教育課長 特に具体的に、これに使ってくださいということではないのですが、とにかく福島市の復興のために役立てしたいという内容に、募集にかかわる。それであとは、その中で、それでは福島市ではその金額の中でどういうふうな使い方をしますというようなことで提示をさせていただいて、それをあちらのほうでいろんな上がってきたのを判断して、それでは福島市さんはことしということで判断いただいた。上げ方には、先ほどからありましたように、やっぱり楽器関係というのはかなり金額もかかっているということから、福島のために楽器購入をしたいのだというような形で申請をさせていただいたところです。 ◆梅津政則 委員  わかりました。それで、楽器限定になったのはわかりましたけれども、あと対象の学校がここに限定されているというのは、もう応募の時点で学校名まで入れて応募したということなのですか。 ◎学校教育課庶務係長 応募の段階では学校名までは入れておりませんが、金額が500万円が上限ということでしたので、各校に、1校当たり、楽器だと単価が高いので、100万円ぐらいずつ分けられるといいかなということで、5校を校長会のほうから推薦いただいたような状況です。 ◆梅津政則 委員  では、学校側のほうも全体で調整して理解されているということでいいのですね。わかりました。そこが聞きたかったのです。質問ではないのですけれども、使用が単年度で使わなくてはいけないのかもしれませんけれども、まさに基金の積み立てのほうでもよかったのではないかななんて、ふと思ったものですから、聞きました。  以上です。答弁はいいです。 ○丹治誠 委員長  そのほかございますか。  さっきのインターネットの回線はわかりますか。 ◎学校教育課庶務係長 申しわけありません。午後からお答えしようかなと思っておりました。済みません。今聞きに行かせていただきます。 ○丹治誠 委員長  採決に影響。      【「要らない金が上がっていたらば賛成はできないでしょう」と呼ぶ者あり】 ○丹治誠 委員長  これって説明どのぐらいかかる、結構かかりますか。      【「説明10分ぐらいだと思います」と呼ぶ者あり】 ○丹治誠 委員長  では、もうだめだね。了解しました。  では、一旦休憩にして、午後採決しましょう。  では、委員会をここで休憩します。                午前11時48分    休  憩 ─────────────────────────────────────────────                午後1時24分    再  開 ○丹治誠 委員長  それでは、委員会を再開いたします。 ◎学校教育課庶務係長 午前中梅津委員のほうから質問出ました回答について申し上げます。大変遅くなりまして申しわけありませんでした。  今回の補正予算に上げております学校ICT環境整備事業の中のインターネット回線の使用料が今回また要求しているわけなのですが、これにつきましては災害発生時に教育現場の利用から避難所への切りかえをスムーズに行うためとセキュリティー強化のため、各学校とデータセンターをつなぐようなシステムを考えております。その際に学校とデータセンターをつなぐためのインターネット回線の使用料がこれに当たります。  以上です。よろしくお願いいたします。 ○丹治誠 委員長  ほかにありませんか。      【「なし」と呼ぶ者あり】 ○丹治誠 委員長  それでは、質疑を終結いたします。  続いて、自由討議、討論に移ります。ご意見のある方はお述べください。      【「なし」と呼ぶ者あり】 ○丹治誠 委員長  以上で自由討議、討論を終結いたします。  これより採決を行います。  採決の方法は簡易採決といたします。  お諮りいたします。議案第96号平成30年度福島市一般会計補正予算中、教育委員会所管分について、原案のとおり可決すべきものとすることにご異議ございませんか。      【「異議なし」と呼ぶ者あり】 ○丹治誠 委員長  ご異議ございませんので、議案第96号中、教育委員会所管分については原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、報告第16号地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づく報告の件についてを議題といたします。  もう皆さん持っていますよね、委員の皆さん。  それでは、当局の説明を求めます。 ◎教育部次長 それでは、報告第16号地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づく報告の件につきましてご説明申し上げます。  議案書では57ページになりますが、詳細につきまして別冊の先ほどお配りした点検評価に関する報告、まとめてございますので、こちらを主に基づきまして説明を申し上げたいと思います。  この別冊のまず1ページをごらんいただきたいと思います。こちらの点検評価につきまして、まず(1)、点検評価の趣旨につきましては、平成20年4月1日の地方教育行政の組織及び運営に関する法律の改正により、教育委員会は、毎年、その権限に属する事務の管理及び執行の状況について点検評価を行い、その結果に関する報告書を作成し、議会に提出するとともに、公表することが義務づけられているところでございます。  (2)の点検評価の対象は、本市の教育振興基本計画の体系に基づき、4つの柱である学校教育の充実、市民文化の振興、スポーツ、レクリエーションの振興、生涯を通じた学びの促進を実現するために、構成する31の施策に掲げる主要事業の中から、施策ごとに主要事業を1つ抽出しまして、点検評価の対象としているところでございます。  その施策の体系としましては、3ページをお開きください。こちらが施策の体系から抽出した事業、31項目になっております。なお、総務部所管の行政評価の対象であります中学生ドリームアップ事業や旧広瀬座事業など7事業については、本点検評価の対象外としております。  (3)の学識経験者の知見の活用につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条第2項において、学識経験を有する者の知見の活用を図ることとされておりまして、本市では委員5人で構成する教育事務評価検証委員会を設置し、(4)、評価検証委員会の評価のとおり、教育委員会の自己評価を受け、課題、問題点とその改善策、事業の方向性の内容が妥当かについて、評価委員会により、第三者の立場で評価をいただいているところでございます。  なお、委員からは、この別紙の66ページ以降につきまして、評価委員からの総括的な意見をいただいているところでございます。  委員の構成につきましては、71ページをごらんいただきたいと思います。71ページの5名の委員に就任をいただきながら評価を行ったところでございます。  なお、点検評価の検証にあたりましては、渡利小学校の英語教育連接推進事業の取り組みについて視察を行っているところでございます。  1ページの(5)、点検評価の方法についてでございますが、評価の検証にあたり、主要事業に概要、取り組み内容と成果、達成度、評価、前年度評価を受けての平成29年度に取り組んだ事項、課題、問題点とその改善策、事業の方向性を取りまとめております。前年度の評価を受けての平成29年度に取り組んだ事項につきましては、今年度より新たに追加した項目でございます。  次に、2ページをお開きいただきたいと思います。(6)、視点別評価をごらんください。評価は、必要性、効率性、有効性の3つの視点で、必要性については事業の必要性、効率性は費用対効果、有効性は行政需要に適切に対応しているかなどとしまして、それぞれ3つに分けまして、合計9つに細分しまして、行政評価と同様に、A、Bの2つの評点で自己評価はしているところでございます。  (7)、事業の方向性の内容のとおり、拡充、継続、縮小、休止廃止、終了までの5つの方向性による評価を実施したところでございます。なお、継続につきましては、記載のとおり、改善を行っていくことで目標とする成果を達成、維持できる、そのような方向性のある事業として評価したところでございます。  3ページごらんください。先ほど申しました抽出した主要事業でございます。  次に、具体的に、31事業の中、全てを説明すると時間的な問題ありますので、2つの事業を取り上げてご説明をさせていただきたいと思います。32ページをお開きください。施策体系が②、より豊かな学びを促す学習環境の整備でございまして、主要事業名は学校司書配置事業でございます。事業の概要でございますが、学校図書館機能のさらなる充実が不可欠であることから、児童生徒の読書活動や学習への支援、学校図書館を活用した教育の充実を図り、人的な環境整備の一環としまして、小学校及び中学校に学校司書を配置し、読み聞かせや調べ学習支援、図書館事業を推進する事業でございます。  平成29年度の取り組み内容と成果でございますが、学校司書は当初、平成31年度までに34名の学校司書を配置し、小中学校全部をカバーする予定でございましたが、平成29年度に小中連接事業の観点から、基幹校、中学校に配置する新たな計画にしまして、12名の学校司書により33校の小中学校へ配備を行ったところでございます。  達成度でございますが、記載のとおり、学校司書配置の実績値では47.1%となっており、平成28年度よりは14.7%の増加になったところでございます。  評価の視点でございますが、必要性、効率性、有効性の9つの評価のうち、受益者負担を除いた全てがAという評価をしております。必要性につきましては、児童生徒の読書活動推進のためにも必要性が高いと判断したところでございます。効率性については、児童生徒の行う読書活動に学校司書が直接関与することで、学校図書館を活用した教育効果が十分期待できるということから、効率性が高いと判断をしたところでございます。有効性については、学校における子供たちの読書環境の充実に寄与する事業ということで、有効性は高いと判断いたしました。  課題、問題点としましては、福島県子ども読書活動推進計画の推進目標と同じく100%を目標としておりますが、目標の達成には大幅な学校司書の増員が必要となっているところでございます。その改善策としまして、司書の研修内容を精査しながら、学校司書のスキルアップを図りながら、事業の有効性をアピールしながら人員確保に努めてまいりたいと考えております。  右側にあります評価委員会の評価の欄をごらんいただきたいと思います。評価委員会の検討の結果、課題、問題点が妥当である、改善策が妥当であると判断をいただいたところでございます。  事業の方向性として、まず評価検証委員会は、子供の学びの充実を図る支援として、読書活動推進の目標達成は早急に必要であるということから、継続と判断したところでございます。  教育委員会としましては、学校司書の市内小中学校への配置は学校図書館機能を充実させるとともに、子供の読書環境の整備充実には不可欠であることから、スキルアップ研修の実施など、より積極的に事業を拡大、拡充させる方針ということで、拡充としたところでございます。  また、評価検証委員の意見、助言としましては、県への要望のほか、数値的な目標達成だけではなく、読書関係ボランティアと連携した取り組みや研修に充実を期待するなどの意見をいただいたところでございます。  このようなご意見に対しましては、県計画の実施の観点から支援の要望や、あるいは学校図書ボランティアと合同の研修などを実施しながら、目標達成に向けまして人員確保に努めてまいりたいと考えているところでございます。  続きまして、60ページをごらんください。施策の体系が②、生涯学習推進事業の充実でございます。主要事業名は、福島市学校支援地域本部事業でございます。事業の概要でございますが、地域全体で学校教育を支援する体制をつくることにより、子供たちの教育をよりよいものとし、地域住民の経験や知識、学習成果を本事業に活用し、地域教育力の活性化を図るものでございます。  平成29年度の取り組み内容と成果でございますが、実施手順をよりわかりやすく説明するためのハンドブックを作成し、さまざまな場面での周知に取り組んでまいりました。その結果、アンケートにおいても運営方法などにプラスとの評価が多く、一定の評価もいただいたところでございまして、取り組み成果が実施校の増加にあらわれてきたものと思われます。  達成度ですが、実施校数延べ70校の目標数に対し、平成29年度は43校でございましたが、小中学校ともに実施校がふえているところでございます。  評価の視点でございますが、必要性、効率性、有効性の9つの評価において、効率性の受益者負担を除き全てをAという評価をしたところでございます。必要性については、学校と地域が連携した学習を通じたコミュニティー形成、コミュニティーによる学習支援が期待できることから、必要性は高いと判断いたしました。効率性につきましては、学校が必要とする内容にも応える事業であり、謝金等の費用も発生しないボランティア活動ということから、効果的に学校教育に貢献しているものであり、効率性は高いと判断したところでございます。有効性につきましては、学校支援により授業の質を上げると同時に、地域の教育力の向上にも効果的な事業であるということから、有効性が高いと判断したところでございます。  前年度評価を受けて平成29年度に取り組んだ事項は、学校のさまざまな要望、ニーズの把握のため、年度当初に事業についての打ち合わせのほか、定期的な学校との面談により、学校の要望等を的確に捉えられるように努めたところでございます。また、前年度の結果を記載したリーフレットを作成し、全教員へ配付するなど、事業周知にも力を入れて取り組んできたところでございます。  課題、問題点としましては、中学校での活用をふやすための取り組みや学校の要望に応じた地域人材の発掘やコーディネートが必要と考えております。その改善策としまして、中学校の実態に合わせた事業展開を実践例なども参考にしながら検討する必要があると考えております。また、各学習センターのコーディネーターにおいても地域のさまざまな場面で事業周知に協力いただきまして、地域人材の育成や確保に努める必要があると考えております。  右側の評価検証委員会の評価欄をごらんいただきたいと思います。課題、問題点が妥当である、改善策が妥当であると判断をいただいたところでございます。  事業の方向性としまして、まず評価検証委員会は、ボランティア派遣による学校支援は学校教育の充実にもつながることから、引き続き人材発掘等に努めていただくことを前提に、継続と判断したところでございます。  教育委員会としては、地域全体で学校教育を支援する体制づくりは学校教育の充実、地域教育力の向上につながることから、継続と判断したところでございます。  評価検証委員の意見、助言としまして、地域学校協働本部に格上げし、さらにコミュニティースクールとともに一元的に運用していくような方向性を検討すべき。あるいは、中学校においてはキャリア教育にも目を向けていることから、このような新しい動きにも対応し、民間企業の持つノウハウなどの活用も視野に入れてほしいなどの意見をいただいたところでございます。  これらのご意見に対しましては、関係部署と地域学校協働本部への移行の可能性を検討するとともに、地域内の企業との連携を視野に、コーディネート活動にも力を入れてまいりたいと考えております。  以上、事業の評価検証の内容を説明しましたが、本来であれば全ての事業を具体的に説明するところでございますが、時間の関係上割愛させていただきますので、ご了承いただきたいと思います。  最後に、主要事業のうち拡充事業が1事業、継続が29事業、終了が1事業という評価結果になっております。
     終了とした事業は、8ページ、9ページの事業でございます。英語教育連接推進事業でございます。この事業につきまして終了とした判断理由としまして、県の委託事業が平成29年度で終了となったことによるものでございますが、小学校の英語教育に対する支援の継続は今後も必要であることも考慮し、平成30年度は市単費により小学校外国語教育推進事業としてモデル校での外国語活動の取り組みを継続するとともに、市内教員への専門的研修や指導資料の提供を進めているところでございまして、県の事業打ち切りになりますが、市単費への事業振りかえしたところでございます。  以上、この結果の公表につきましては、10月より市ホームページに掲載するとともに、支所、学習センター、市民情報室等の施設に報告書を備え、閲覧できるように考えておるところでございます。  説明は以上でございます。 ○丹治誠 委員長  ご質疑、ご意見のある方はお述べください。 ◆高木克尚 委員  評価検証委員会の評価判断と教育委員会の評価判断が異なったときは、ほとんどないのでしょうけれども、たまにありますわね。そういうものは、評価検証委員会の皆さんは何も文句言えないというか、報告しなくていいとか、同時に評価なのか、それとも時間差があって評価を受けたとすれば、先に判断したほうは最終的な教育委員会の判断を知らないで終わってしまうのかどうか、その辺の流れは工夫はされているでしょうか。 ◎教育総務課課長補佐 ただいまのご質問ですが、評価検証委員会、現場視察も含めまして3回ほど実施しておりますが、教育委員会の取り組み内容や評価の方針などを会議においての席上でご説明申し上げまして、それに対する意見なども踏まえて、次の会議で市の方針を改めて示すなどといった丁寧な聴取と説明を繰り返して、最終的にはそういった評価が評価委員会と変わっている部分につきましても最終的にはご了承いただいたところでございます。 ◆高木克尚 委員  人間ですから、自分たちの評価がひっくり返ると、何だかおもしろくないようなイメージあるのですけれども、そんな、大人、教育者の方々ですから、怒ったりはしないですか。もうやっていられないとか言わないですか。 ◎教育総務課課長補佐 特にそれに対して、議論なども踏まえて行っておりますので、最終的には何とかご了承、私たちの説明でご納得いただいたものとして私ども判断しております。 ◆真田広志 委員  この点検評価の対象なのですけれども、1ページのほうでも構成する31の施策に掲げる主要事業の中から、施策ごとに主要事業を1つ抽出しということなのですが、抽出はどなたが、どのような方法で行っていくのでしょうか。 ◎教育総務課課長補佐 まず、先ほどもご説明しましたとおり、3ページの主要事業の一覧でございますが、こちらの左側部分が施策、31の施策名でございまして、その中にいろいろな、委員さんおっしゃるように、さまざまな事業がございます。その中でも特にまず事務局として評価の対象とすべきような主要事業、こういうものでよいかどうかという判断をしまして、さらに教育委員会でも委員などにも確認しながら、主要事業を決定しているところでございます。 ◆真田広志 委員  事業の内容なんかもしっかりと検証した上で、その内容に対する評価の効果というものをもとに継続するか否かの判断をしていくというような、そういったものであるかと思っています。そうした中で、先ほど説明にもありましたけれども、英語教育連接推進事業なんかはそもそも県の委託事業であって、もうそもそも最初から3年、3年間の継続事業ということで、3年間で事業終了というものは決定している事業なのですよね。そういったものを評価の対象に上げていくということがいかがなものなのかなという感じがしているのです。結局この事業の内容なんかは、その検証委員会の委員の方々がおっしゃっているように、やっぱり非常に評価に値する、そういった事業であることは間違いないのですよね。ただ、だからそれをもとに、この報告書の中では、基本的にはその事業内容に対する評価、その効果というものをもとに継続するか否かを判断していかなければいけないのに、終了というものがそもそも決まっている事業をここに掲げたところで、内容的な評価というのは非常に高いのだけれども、結局終了せざるを得ないというような評価になってくるわけではないですか、この評価項目の中から見ると。ただ、中身を見ていくと、やっぱり非常に効果がでかいのだよと、こういったことは継続していくべきだという意見が相当出されている中でも、結果的に終了というような判断をしなければいけないと、そういった事業をこの中の項目として掲げていくことって何となくちょっと違和感が出てきてしまうのです。だから、単費で、ある程度のその推進事業というのは行っていくのだということなのだけれども、そもそものこのいわゆる推進事業ということに対する評価なので、その辺が何となく読む人、見る人たちにちょっと伝わりづらいのかなというふうに思います。そんなもので、その辺の項目の設定の仕方だったりとか、どうなのかなということでちょっと、どう思いますでしょうかということでお伺いしたいと思います。いかがなものなのでしょうか。 ◎教育部次長 今委員おっしゃったとおり、これ英語教育連接推進事業という県の委託ということで終了ということですが、やはり教育委員会として、平成32年の英語教育の拡充ということもありまして、重点的に取り組んでいったということの中から、やはりこの施策の体系の中から選んだということでございます。それと、今検証委員会の意見からも、やはり今後は予算措置が必要であるとか、ご意見もございますので、やはり事業見直しのきっかけとしては検証委員会にかけながら、この事業を、今後の新たな事業を組み立てるということでの視点としては、いい機会だと。ただ、今後におきまして、今いただいたご意見いただきながら、かけるのが妥当かどうかについてはやはり検討しながら、検証しながら、この取り上げ方については考えていかなければならないかと考えております。 ◆真田広志 委員  そういう意味では、終了とはしたけれども、したものの、やはりこうやってしっかり検証していくことによって、今回推進事業として残っていったという、そういった意味での効果はしっかり上がってきているということですね。わかりました。 ◆小熊省三 委員  資料集の先ほどの32ページのところの学校司書のことについてお伺いします。  ここの取り組みの中で、当初は34配置だったけれども、それを平成29年度に見直したということになっております。中学校を基幹にするということですが、大体司書さんが小学校を含めて幾つの学校をお持ちになって担当になるのか、その辺お伺いしたいと思います。 ◎図書館長 中学校を基幹校といたしまして、そのほかに原則として小学校2校を担当しております。ですので、1名が平均的に3校を担当しているということでございます。 ◆小熊省三 委員  ことし2名ふやしたということですが、これで大体カバーできる、学校司書としては、中学校を基幹にしたときに、大体カバーできるぐらいになっているのですか。 ◎図書館長 12名ですけれども、これでは、こちら32ページの達成度47.1%ということになっておりますので、平成30年度におきましては14名の学校司書を配置しておりまして、基幹校、中学校、それが14校、それから派遣校が24校ということで、現在ですと、本年度ですと配置校が38校ということでございます。 ◆小熊省三 委員  そうすると、パーセントはまだ出ていませんけれども、そういう意味ではまだ全部フルにはカバーできていないけれどもという感じですか。 ◎図書館長 現在ですと55.1%になります。これを100%にするためには、学校司書を23名にした場合、69校、公立小中学校を100%カバーするということになります。 ○丹治誠 委員長  そのほかございますか。      【「なし」と呼ぶ者あり】 ○丹治誠 委員長  ご質疑、ご意見がなければ、報告第16号についてはこれで終了いたします。  次に、報告第18号市が資本金を出資している法人の事業計画等提出の件中、教育委員会所管分についてを議題といたします。  当局の説明を求めます。 ◎教育部次長 それでは、報告第18号市が資本金を出資している法人の事業計画等提出の件についてご説明申し上げます。  議案書82ページをお開きください。所管するのは、公益財団法人福島市スポーツ振興公社でございます。まず、平成29年度の事業報告についてご説明を申し上げます。事業の実施概要でございますが、ⅠとⅡと分かれておりまして、公益目的事業、収益事業が大きな事業でございます。このうちの公益目的事業につきましては、1つ目の事業としまして小学生、親子、一般、シニアの方を対象としたスポーツ教室、スポーツ指導者及び選手の養成並びに育成のための実技講習会等につきまして、記載のとおり実施したものでございます。  2、体育スポーツ施設の管理運営事業につきましては、(1)としまして指定管理者として指定を受けた体育施設を含む30施設について、②の体育施設オンラインシステム活用によるサービスや③の安全対策などに配慮した快適なスポーツ環境の確保に努めたところでございます。  なお、平成29年度の30施設の利用者数でございますが、計143万3,459人でございます。平成28年度と比べまして5万4,276人の減となったところでございますが、台風による冠水のため荒川運動公園と信夫ヶ丘総合公園が10月から11月まで利用できなかったもののほか、各種大会の参加者の減少によるものということでございます。  (2)、スポーツ活動による健康増進等は、記載の取り組みを行ったところでございます。  3、スポーツ情報の提供につきましては、スポーツ情報紙、スポーツふくしまを年4回、市政だよりへの折り込みにより配布したほか、記載の方法により、広く利用情報の提供をしたところでございます。  4、スポーツ大会等の開催事業は、福島市から委託された①の事業及び②の事務を行いまして、この中で①のウ、福島市民体育祭は8月から翌年3月までの間、1万1,065人の参加のもとで開催をしたところでございます。  次に、Ⅱの収益事業につきましては、興行等への施設の貸与事業、それと体育施設内での飲料類の販売などを行ったところでございます。  83ページをごらんいただきたいと思います。収支計算書の説明を申し上げます。内容につきましては、主な項目と差異の大きいところにつきましてご説明を申し上げたいと思います。なお、差異の欄につきましては、無印が予算額に対する決算額が減、三角が増でございまして、金額は円単位でございます。  まず、Ⅰ、事業活動収支の部でございますが、1、事業活動収入の1つ目の(1)、基本財産運用収入は、基本財産3億円の定期預金利息になっております。(2)の事業収入は、決算額3億7,117万9,610円で、1,900万円余の減となっております。②、受託事業収入の上段、施設使用料収入の体育施設運営事業収入は880万円余の増となっておりますが、その下の指定管理者収入であります管理運営委託収入が2,790万円余の減となったものでございます。この指定管理料の減となりましたのは、主に中央市民プールと森合市民プールのオープン期間の短縮によるものでございます。(4)の受け取り負担金は、原発被害除染作業による減収の補填分でございます。この(1)から(4)かっこまでの収入に(5)、雑収入250万7,946円を加えました事業活動収入(A)でございますが、4億2,388万8,311円で、1,634万円余の減となったところでございます。  続きまして、2、事業活動支出でございます。(1)の事業費の決算額は3億9,808万703円でございまして、1,681万6,148円の減でございます。この減の大きな要因としましては、次ページ、84ページやや中段上に光熱水費がございますが、この725万円余の減が大きいものでございまして、これは先ほどの両プールの開設期間の短縮や大会の開催数の減に加えまして、全施設での経費削減に努めたものによるものでございます。ページ下ほどの(2)、管理費の決算額は2,160万2,549円、85ページの(3)の法人税等は46万2,600円で、(1)から(3)までの事業活動支出の計(B)になりますが、こちらは4億2,014万5,852円で、予算額に対し1,717万円余の減となったところでございます。  83ページの事業活動収入(A)から事業活動支出(B)の差し引きになりますが、その差、事業活動収支差額については374万2,459円でございます。  続いて、Ⅱの投資活動収支の部は、1、投資活動収入の計(D)になりますが、職員退職に係る退職給付引き当て資産取り崩し収入1,388万1,039円、2、投資活動支出の計(E)は退職給付引当金1,342万3,154円で、投資活動収支差額(F)は45万7,885円となるものでございます。  Ⅲ、その他の部につきましては、当期収支差額(G)は420万344円の増で、前期の繰越収支差額(H)1,687万9,218円と合わせた次期繰越収支差額は2,107万9,562円でございます。  次に、財務状況についてご説明申し上げます。86ページの正味財産増減計算書をごらんください。増減につきましては、無印が前年度に対してこちらは増、三角が減、金額は円単位でございます。  Ⅰの一般正味財産増減の部、1の経常増減の部でございますが、(1)、経常収益の計は①から⑥に昨年度の職員退職に係る⑦の退職給付引当金戻し入れ額を加えた合計になりまして、(A)4億4,534万1,996円になります。(2)の経常費用の計は、①、事業費と②の管理費の合計で、(B)の4億4,099万6,504円となりまして、当期経常増減額(C)は434万5,492円の増となるものでございます。  次に、経常外増減の部でございますが、(D)の経常外収益計から(E)の経常外費用の差し引き、当期経常外増減額(F)につきましてはマイナスの46万2,600円でございます。  (C)の当期経常増減額と(F)、当期経常外増減額の合計である当期一般正味財産増減額は388万2,892円で、平成28年度繰越収支差額の一般正味財産期首残高1,687万9,218円と合わせました一般正味財産期末残高は2,076万2,110円となるものでございます。  この一般正味財産とⅡの指定正味財産それぞれの期末残高の合計、正味財産期末残高については3億2,076万2,110円となるものでございます。  続きまして、87ページをごらんください。貸借対照表でございます。増減の無印が前年度に対して増、三角が減、金額は円単位でございます。  Ⅰの資産の部でございますが、1、流動資産は現金預金が9,089万6,189円、退職金分定期預金1,433万8,924円に減収補填分、下半期施設減免分及び市が補填する使用料の分の未収金になります1,066万6,948円の合計、流動資産合計は1億1,590万2,061円でございます。  2の固定資産でございますが、基本財産、特定資産の計である固定資産の合計は3億9,694万7,970円で、資産合計は5億1,285万31円でございます。  次に、Ⅱの負債の部でございますが、1、流動負債でございますが、未払い金は3月分の賃金、社会保険料、光熱水費、燃料費、前受け金は各施設の翌年度の予約に係る使用料、預かり金は指定管理料の返還分と3月分の所得税、住民税、賞与引当金は平成30年6月の賞与に充てるため昨年12月から本年3月までの4カ月分を引き当てたものでございます。未払い法人税と前年度は計上していない未払い退職金を合わせました流動負債の合計は9,513万9,951円になりまして、2、固定負債の退職給付引当金9,694万7,970円と合わせました負債の合計は1億9,208万7,921円となるものでございます。  Ⅲ、正味財産の部は、1の指定正味財産が3億円、2の一般正味財産が2,076万2,110円で、正味財産の合計は3億2,076万2,110円のため、負債及び正味財産合計は5億1,285万31円となりまして、貸借については一致したところでございます。  なお、88ページの財産目録でございますが、中身は87ページで説明しました内容の内訳でございますので、説明は省略させていただきたいと思います。  続きまして、平成30年度の事業計画及び収支予算についてご説明申し上げます。議案書の78ページをお開きください。平成30年度の事業計画でございます。まず、Ⅰの事業活動方針については、生涯スポーツを推進するため、各種事業を展開し、スポーツの普及に努め、地域住民の心身の健全な発達と健康で活力ある生活の形成に寄与するとしているところでございます。  Ⅱの公益目的事業は、1、スポーツ教室、スポーツ指導者及び選手の養成並びに育成のための実技講習会等の事業を記載の内容により実施するとともに、その下の2、体育スポーツ施設の管理運営事業、3、スポーツ情報の提供事業、4、スポーツ大会等の開催事業につきまして、記載の事業を実施するとともに、3、収益事業の興行等に対する体育施設の貸与事業や施設内での物品販売事業を引き続き実施するものでございます。  この平成30年度事業計画につきましては、前年度と大きく変わるものではございませんが、より多くの市民の方々に事業への参加や施設を利用していただきますよう、事業の企画、運営の充実を指定管理者に働きかけてまいりたいと考えております。  79ページをごらんください。平成30年度の収支予算の概要についてご説明します。増減の無印が前年度に対しての増、三角が減、金額の単位は1,000円単位となります。  Ⅰ、事業活動収支の部でございますが、1、事業活動収入につきましては、(2)、事業収入が3億9,417万7,000円で、前年度に比べ263万3,000円の減となりますが、②、受託事業収入の体育施設運営事業収入において、十六沼さくらの広場、ぴょんぴょんドーム周辺のことでございますが、その受託事業収入が減になったことによるものでございます。(3)の補助金収入は4,360万9,000円で、230万8,000円の増となりますが、運営費補助金収入において、市より交付している運営費補助金が給与改定により増額となったものでございます。(1)の基本財産運用収入から(4)の雑収入の合計である事業活動収入計は4億3,990万円でございます。  次に、2の事業活動支出でございますが、まず1の事業費は4億2,086万4,000円で、前年度に比べ244万円の増、(2)の管理費は、80ページでございますが、2,463万8,000円で、前年度に比較して135万4,000円の増で、81ページ中段やや上の事業活動支出の合計(B)につきましては4億5,550万2,000円で、379万4,000円の増でございます。事業活動の収支差額である(C)につきましては、マイナス560万2,000円が見込まれるものでございます。  次に、Ⅱ、投資活動収支の部は、2の投資活動支出(E)が退職給付引当金1,002万4,000円のため、投資活動収支差額はマイナス1,002万4,000円となるものでございます。  Ⅲ、その他の部につきましては、平成30年度の収支差額の見込み額(G)がマイナス152万6,000円、平成29年度決算前の見込み額、前期繰越収支差額(H)が1,762万9,000円で、平成31年度への繰り越し見込み額となる次期繰越収支差額は200万3,000円となるものでございます。  説明は以上でございます。 ○丹治誠 委員長  ご質疑、ご意見のある方はお述べください。      【「なし」と呼ぶ者あり】 ○丹治誠 委員長  ご質疑、ご意見がなければ、報告第18号中、教育委員会所管分についてはこれで終了いたします。  次に、報告第19号専決処分報告の件、すなわち専決第13号和解の件についてを議題といたします。  当局の説明を求めます。 ◎教育部次長 議案書の115ページをお開きください。115ページになります。専決第13号和解の件でございますが、福島市立笹谷幼稚園職員の車両損害事件につきまして、8月10日付で和解したものでございます。平成30年6月18日に、笹谷幼稚園の職員が研修出席のため保健福祉センター駐車場に駐車していたところ、前方から後退してきた車両が衝突し、双方の車両が破損したものでございます。笹谷幼稚園職員が使用していた車両は私有車で、公用車ではありませんが、私有車の公務使用許可を受けた車両であるため、このたび専決の報告をするものでございます。損害賠償額の25万2,600円は全額相手方の負担とし、両当事者はともに将来にわたり一切の異議申し立て請求訴訟は行わないとするものでこのたび示談したものでございます。本件は、事故の状況等から相手方の不注意によるものと判断されますが、職員に対しては引き続き交通事故には十分注意するよう指導したところでございます。  以上でございます。 ○丹治誠 委員長  ご質疑、ご意見のある方はお述べください。      【「なし」と呼ぶ者あり】 ○丹治誠 委員長  ご質疑、ご意見がなければ、報告第19号専決処分報告の件、すなわち専決第13号についてはこれで終了いたします。  次に、請願の審査を行います。  初めに、請願第8号国に対し学校給食費の無料化を求める意見書提出方についてを議題といたします。  ご意見のある方はお述べください。 ◆小熊省三 委員  学校給食費の問題ですが、福島県内の自治体でも半数以上というか、その自治体が、全額ではなくても、一部補助も含めてなのですけれども、ここでは29となっていますが、しているのですよね。そういう意味では、学校給食費というのは全てのというか、子供たちに現物給付の中でしっかり補助ができるものだと思っていますので、そういう意味では国にもしっかり予算出してもらっていくことが必要だと思っております。  以上です。 ○丹治誠 委員長  そのほかございますか。当局に確認することがあったら。 ◆梅津政則 委員  特に確認はないのですけれども、当会派はそもそも現物支給には賛成でありまして、ただこの請願の第8号に関しては、学校給食を義務教育と同一視しているので、入り口論としてこの理由には賛同できないということで、この請願についてはそういう判断です。 ◆根本雅昭 委員  会派の中でも話し合ったのですけれども、まず学校給食の無料化と貧困問題はまた別に考えるべきだという点と、あとやはり保護者の方が子供に対して払える家庭はしっかりと払って、材料費程度はふだんの子育ての中で負担していただくべきではないかという意見でして、ただ生活保護の方に対しては何らかの支援は必要ではあるとは思いますけれども、この請願に対しては賛成できないということで話し合いました。  以上です。 ◆尾形武 委員  真政会といたしましては、やはり受益者負担、当然払える家庭もございますので、材料費くらいはやはり保護者が負担すべきなのかなということでございます。また、福島県の中には完全給食にはなっていない学校もあり、47名ほどがミルクだけの給食の学校もあります。そしてまた、本市の単純に無料化されますと、年間約10億円くらいは必要なのかなという計算もありますし、かなりの財政負担が伴うということもあります。保護者の扶養、養育する義務もありますし、学校給食法の理念もそういうふうに成り立っていると考えられますので、これらの請願は否とせざるを得ないなということでございます。また、痩せるや栄養不足の理由は学校給食の関係と余り関係性が明確には言えないのかなということでございまして、保護者の負担軽減に対しての一定の理解はするものの、以上の点から否ということでの見解でございます。 ◆沢井和宏 委員  やはり国に対しても、幼児教育の無償化ともあわせて、やはりこういう給食無償化についても国に求めていくべきではないか、いきなり全額無料化というのは難しい部分もあるのだとは思いますが、やはり幾らかの補助とか、そういうこともやはり段階的に考えていく時期に来ているのではないかなと思っております。 ○丹治誠 委員長  それでは、これより請願第8号の採決を行います。  採決の方法は挙手採決により行います。  なお、挙手されない方は否とみなします。  お諮りいたします。請願第8号国に対し学校給食費の無料化を求める意見書提出方について、採択すべきものとすることに賛成の委員の挙手を求めます。      【賛成者挙手】 ○丹治誠 委員長  賛成少数。  よって、請願第8号については不採択とすべきものと決しました。  次に、請願第9号県に対し学校給食費の無料化を求める意見書提出方についてを議題といたします。  ご意見のある方はお述べください。 ◆梅津政則 委員  先ほど申しましたけれども、会派としては現物支給のほうは賛成なのですけれども、この請願は県の事業においてというふうに求めておりまして、これ小中学校は、学校設置者はやっぱり市の責任ですので、無料化を進めるに、仮に進めるとしても、補助を求めるとか、そういう求めるのはわかるのですけれども、県の事業で無料というのは、施設管理側のほうから見た場合に、ちょっとそぐわないのではないかというのもありまして、反対です。 ◆小熊省三 委員  我々というか、学校給食を何で進めるかというところの中で、やっぱり自治体負担というのも、市町村のあるのですけれども、そこは福島県全体でそれを支えていく、例えば医療費の問題でもそうでしたけれども、子供の医療費の無料化のときに、やっぱり市がそれを、県が支えてくれて、その中で市ができるという部分もあると思うのです。だから、そういう意味では、自治体に対して……      【「県が先ではない。市が先だから」と呼ぶ者あり】 ◆小熊省三 委員  いやいや、それはわかりました。だけれども、そういう意味では、大きく言えば県がそういう意味でも財政的な支援があるというところがやっぱり大きなところがあると思うので、そういう意味では、これだけ広がっているという意味で、29の自治体、県の中であるので……      【「市には高校生の分しか来ていない」と呼ぶ者あり】 ◆小熊省三 委員  そういう意味では……まあいいや。ちょっとあれですけれども……      【「中学生までは持つんじゃないの」と呼ぶ者あり】 ◆小熊省三 委員  発言させてください。そういう意味では、これだけ広がっているので、やっぱり国、県がやっぱりそれでバックアップという意味で必要だと思うので、この提案をさせていただきたいと思っております。      【「これは共産党さんが提案したのか」と呼ぶ者あり】 ◆小熊省三 委員  いやいや、そんなことないですよ。提案と言うとおかしいですね。 ○丹治誠 委員長  紹介議員になった。
    小熊省三 委員  紹介議員です。 ○丹治誠 委員長  そのほかご意見ある方は。      【「なし」と呼ぶ者あり】 ○丹治誠 委員長  では、先ほどと同じでよろしいですかね。  それでは、ご意見がなければ、これより請願第9号の採決を行います。  採決の方法は挙手採決により行います。  なお、挙手されない方は否とみなします。  お諮りいたします。請願第9号県に対し学校給食費の無料化を求める意見書提出方について、採択すべきものとすることに賛成の委員の挙手を求めます。      【賛成者挙手】 ○丹治誠 委員長  賛成少数。  よって、請願第9号については不採択とすべきものと決しました。  次に、請願第10号学校給食費の無料化を求めることについてを議題といたします。  ご意見のある方はお述べください。 ◆梅津政則 委員  繰り返しですけれども、現物支給は賛成なのですけれども、子育て手当のときもいろいろ議論はありましたけれども、財源も含めて、この保護者負担を軽減していくという意味での現物支給を考えたときには、そこら辺の現制度とかのほうも考えていかなくてはいけないというふうに思っていまして、そういう意味では、アンケート結果で、公費で賄ってほしいのは、教育費の中で賄ってほしいのは、1位は教材費というふうになっていまして、文面はこれは全部3本同じですけれども、財源をどうするかというのはありますし、子育て手当をどうするかというのを議論は先で、もしそれで財源が少しでも確保ができるのであれば、給食ではなくて教材費のほうではないのかという思いもありまして、プロセスも含めて、ちょっとこれには賛同できないということであります。  また、ちょっとだけ意見といいますか、言っておきたいところは、このアンケートをまとめた総括の中に、教育費に負担を感じているかというのは、いいえと答えたほうが多いですよね。それはなぜかということで、福島市に住んでいる方の回答が多かったからというふうになっています。その中で、何でそれでこういう結果になっているかというと、児童クラブ費が福島市は高いので、裕福な保護者が多いのですというような総括になっています。こういうような言われ方をしているアンケートをもとに組み立てたこういう要望については、基本的に賛同できないというふうに思っておりまして、一言つけ加えさせていただきました。 ◆小熊省三 委員  今の論議とはちょっと別なのですけれども、前、僕もちょっと、ここにもありましたけれども、学校給食費の問題で、学校給食法の中ではいわゆる食材費については保護者負担だと、こういうふうに言われていますけれども、この中にもありますように、ハンドブックの規則の中で説明、疑義のところの説明のところがあるのですけれども、そこの中では、いわゆる保護者負担を軽減するということを否定するというか、するものではないということを言われているのです。そういう意味では、よく教育委員会がいわゆる学校給食費の無料化の問題について言うときに、法律ではこうなっていますからと、こう言われているけれども、実際は、よく読んでみると、そこの中では無償化の、法律の細かいところを見ると、そこの軽減することも可能だということで、だから実際には県内の中でこれだけ、金山町も含めて全額無償化、それから県北の中でもかなりのところでそういう形が進んでいるというところがあるので、ぜひそういう意味では、皆さん方の意見はいろいろあるでしょうけれども、子供の貧困というか、大きく言えば大事な施策なのだろうと思っております。 ◆梅津政則 委員  反論するわけではありませんけれども、保護者の負担を軽減することに反対をしていることは全くありません。この請願のベースのところがアンケートをもとに組み立てられているのであれば、負担に感じていないという人のほうが多いということと、求めるにしても教材費というふうに求めているのに、なぜ求めるものは給食費なのだろうというふうにこの3本の請願全部に違和感を感じているわけでございます。ただの意見でございますので、ただ言いっ放しで。 ○丹治誠 委員長  いや、意見、いいのです。ご意見のある方はお述べください。 ◆梅津政則 委員  聞いていても聞いていなくてもいいですけれども。 ○丹治誠 委員長  わかりました。  そのほかご意見ございませんか。      【「なし」と呼ぶ者あり】 ○丹治誠 委員長  それでは、これより請願第10号の採決を行います。  採決は挙手採決により行います。  なお、挙手されない方は否とみなします。  お諮りいたします。請願第10号学校給食費の無料化を求めることについて、採択すべきものとすることに賛成の委員の挙手を求めます。      【賛成者挙手】 ○丹治誠 委員長  賛成少数。  よって、請願第10号については不採択とすべきものと決しました。  ここで、委員会を暫時休憩し、ただいまから文教福祉常任委員協議会を開きます。                午後2時30分    休  憩 ─────────────────────────────────────────────                午後3時4分    再  開 ○丹治誠 委員長  委員会を再開いたします。  以上で教育委員会の審査を終了いたします。  当局退席のため、暫時休憩をいたします。                午後3時4分    休  憩 ─────────────────────────────────────────────                午後3時5分    再  開 ○丹治誠 委員長  委員会を再開いたします。  きょうとあしたが常任委員会で、あと来週分科会なのですけれども、常任委員会があした終わった時点で1件、それから分科会が終わった後に1件、議会だよりに載せる内容を決めたいと思いますので、よろしくお願いします。  あと、11月には議会報告会が行われる予定になっているのですが、その議会だよりをもとにやりますが、その議会だよりの中身は所管事務調査の提言なんかも入ってきますので、そんなこともご了承ください。  それでは、あした、14日金曜日は午前10時から委員会を開催いたしますので、よろしくお願いいたします。  以上で文教福祉常任委員会を終了します。大変ご苦労さまでございました。                午後3時5分    散  会                            文教福祉常任委員長  丹 治   誠...