福島市議会 > 2018-03-01 >
平成30年 3月定例会議−03月01日-目次
平成30年 3月定例会議-03月01日-01号

ツイート シェア
  1. 福島市議会 2018-03-01
    平成30年 3月定例会議-03月01日-01号


    取得元: 福島市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-22
    平成30年 3月定例会議-03月01日-01号平成30年 3月定例会議                 平成30年3月1日(木曜日) ───────────────────────────────────────────── 出 席 議 員(35名)   1番  沢井和宏            2番  佐々木優   3番  丹治 誠            4番  川又康彦   5番  誉田憲孝            6番  二階堂武文   7番  梅津一匡            8番  小熊省三   9番  後藤善次            10番  鈴木正実   11番  斎藤正臣            12番  根本雅昭   13番  白川敏明            14番  萩原太郎   15番  大平洋人            16番  小松良行   17番  羽田房男            18番  村山国子   19番  小野京子            20番  阿部 亨   21番  石原洋三郎           22番  梅津政則   23番  高木克尚            24番  半沢正典   25番  黒沢 仁            26番  尾形 武   27番  土田 聡            28番  須貝昌弘   29番  佐久間行夫           30番  粟野啓二
      31番  粕谷悦功            32番  山岸 清   33番  真田広志            34番  宍戸一照   35番  渡辺敏彦 ───────────────────────────────────────────── 説明のため出席した者   市長        木幡 浩       政策統括監兼市長公室長                                  紺野喜代志   総務部長      八島洋一       財務部長      渡辺 勉   商工観光部長    若月 勉       農政部長      松谷治夫   市民安全部長危機管理監         環境部長      渡辺千賀良             横澤 靖   健康福祉部長    加藤孝一       こども未来部長   永倉 正   建設部長      佐藤 務       都市政策部長    鈴木和栄   会計管理者会計課長近江善夫       総務部次長     河野義樹   秘書課長      三浦裕治       総務企画課長    杉内 剛   財政課長      清野 浩       水道事業管理者   冨田 光   水道局長      三浦辰夫       教育長       本間 稔   教育部長      渡辺雄二       代表監査委員    髙村一彦   消防長       丹治正一       農業委員会会長   宍戸 薫 ───────────────────────────────────────────── 議会事務局出席者   局長        羽田昭夫       次長兼総務課長   下田正樹   議事調査課長    安藤芳昭 ───────────────────────────────────────────── 議 事 日 程   1 会議録署名議員の指名   2 会議の期間の決定   3 議案第3号ないし第54号、報告第1号の提出       議案第 3号 平成30年度福島市一般会計予算       議案第 4号 平成30年度福島市水道事業会計予算       議案第 5号 平成30年度福島市下水道事業会計予算       議案第 6号 平成30年度福島市農業集落排水事業会計予算       議案第 7号 平成30年度福島市国民健康保険事業費特別会計予算       議案第 8号 平成30年度福島市飯坂町財産区特別会計予算       議案第 9号 平成30年度福島市公設地方卸売市場事業費特別会計予算       議案第 10号 平成30年度福島市土地区画整理事業費特別会計予算       議案第 11号 平成30年度福島市介護保険事業費特別会計予算       議案第 12号 平成30年度福島市庁舎整備基金運用特別会計予算       議案第 13号 平成30年度福島市後期高齢者医療事業費特別会計予算       議案第 14号 平成30年度福島市青木財産特別会計予算       議案第 15号 平成30年度福島市工業団地整備事業費特別会計予算       議案第 16号 平成30年度福島市母子父子寡婦福祉資金貸付事業費特別会計予算       議案第 17号 市長等の給与に関する条例の一部を改正する条例制定の件       議案第 18号 福島市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例制定の件       議案第 19号 福島市職員の退職手当に関する条例等の一部を改正する条例制定の件       議案第 20号 福島市手数料条例等の一部を改正する条例制定の件       議案第 21号 福島市教育実践センター条例の一部を改正する条例制定の件       議案第 22号 福島市体育館・武道場条例制定の件       議案第 23号 福島市地区体育施設条例の一部を改正する条例制定の件       議案第 24号 福島市企業立地促進条例制定の件       議案第 25号 福島市指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例制定の件       議案第 26号 福島市障がい者の利用に係る公の施設の使用料等の免除に関する条例の一部を改正する条例制定の件       議案第 27号 福島市重度心身障がい者医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例制定の件       議案第 28号 福島市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件       議案第 29号 福島市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例制定の件       議案第 30号 福島市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定の件       議案第 31号 福島市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定の件       議案第 32号 福島市介護保険条例の一部を改正する条例制定の件       議案第 33号 福島市介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例制定の件       議案第 34号 福島市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例制定の件       議案第 35号 福島市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例制定の 件       議案第 36号 福島市夜間急病診療所条例の一部を改正する条例制定の件       議案第 37号 福島市旅館業法施行条例の一部を改正する条例制定の件       議案第 38号 福島市都市公園条例の一部を改正する条例制定の件       議案第 39号 福島市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例制定の件       議案第 40号 福島市地区計画において定められる再開発等促進地区整備計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例制定の件       議案第 41号 包括外部監査契約の件       議案第 42号 平成29年度福島市一般会計補正予算       議案第 43号 平成29年度福島市水道事業会計補正予算       議案第 44号 平成29年度福島市下水道事業会計補正予算       議案第 45号 平成29年度福島市国民健康保険事業費特別会計補正予算       議案第 46号 平成29年度福島市庁舎整備基金運用特別会計補正予算       議案第 47号 平成29年度福島市後期高齢者医療事業費特別会計補正予算       議案第 48号 平成29年度福島市工業団地整備事業費特別会計補正予算       議案第 49号 福島市交通安全対策会議条例の一部を改正する条例制定の件       議案第 50号 福島市税条例の一部を改正する条例制定の件       議案第 51号 福島市地域包括支援センターの職員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件       議案第 52号 市道路線の認定及び廃止の件       議案第 53号 区域外路線の認定の承諾の件       議案第 54号 副市長選任の件       報告第 1号 専決処分報告の件   4 市長の提案理由の説明   5 議案第54号の先議   6 質疑、委員会付託、討論、採決 ───────────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件   議事日程に記載のとおり                 午前10時00分    開  会 ○議長(半沢正典) 定足数に達しておりますので、これより3月定例会議を開会いたします。  会議録署名議員の指名をいたします。  8番小熊省三議員、25番黒沢仁議員を指名いたします。  会議の期間の決定をいたします。  会議の期間は、議会運営委員会の決定のとおり、すなわち本3月1日から27日までの27日間といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。      【「異議なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(半沢正典) ご異議ございませんので、会議の期間は本3月1日から27日までの27日間と決定いたしました。  なお、本会議の議事日程質問通告等の締め切りは、お手元に配付の印刷物のとおりでありますので、ご了承願います。
     議案等の説明を求めるため、会議の期間中、市長以下必要と認める執行機関の職員の出席を求めることにいたします。  諸般の報告をいたします。  報告の内容は、お手元に配付の印刷物のとおりでありますので、ご了承願います。  ただいま市長から議案及び報告の提出がありました。  議案及び報告は、さきにお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。  日程に従い、議案第3号ないし第54号、報告第1号を一括して議題といたします。  市長の提案理由の説明を求めます。 ◎市長(木幡浩) 議長、市長。 ○議長(半沢正典) 市長。      【市長(木幡 浩)登壇】 ◎市長(木幡浩) 提案理由を申し上げるに先立ち、市政運営に関する所信を申し上げ、ご理解とご協力を賜りたいと存じます。  東日本大震災から間もなく7年が経過いたします。  福島市は、震災、原子力災害からの復興と人口減少社会への対応というかつてない社会的な課題に加え、福島市独自の大きな課題も山積している厳しい状況にあります。  一方、東北中央自動車道開通拡大オリンピックパラリンピックの開催など、復興の基盤は整ってまいりました。  そして、本年は、市制施行111周年、この1尽くしの記念すべき年に、福島市は中核市に移行します。  飛躍への機運は満ちてまいりました。この重要な時期に、私は、そのチャンスをしっかりと捉え、市民の皆様から寄せられました信頼と期待を市政推進のエネルギーにかえて、復興を加速し、元気あふれる福島の新ステージを築いてまいります。  開かれた市政とスピードと実行をモットーとして、市民総参加をいただきながら、スピーディーに施策を展開いたします。そして、風格ある県都として、県北圏域復興創生を牽引し、ひいては県全体の発展に貢献したいと考えております。  新年度はその初年度として、福島の新ステージに向かって滑走し離陸する飛び立ちを実感いただけるよう、1つ目は、ひと・暮らしいきいきふくしまの実現、2つ目は、産業・まちに活力ふくしまの実現、3つ目は、風格ある県都ふくしまの実現、これら3つの柱を政策目標の基本として、市民の皆様、そして市議会の皆様と心一つに取り組んでまいる所存であります。  まず、1つ目のひと・暮らしいきいきふくしまの実現について申し上げます。  子供たちからお年寄りまで、女性も男性も、障害のある人もない人も、誰もが生き生きと暮らせるまちを目指します。  待機児童対策につきましては、昨年末に官民合同推進会議を設置し、待機児童対策緊急パッケージを決定いたしました。1月にご議決いただいた補正予算により、今春100人以上の大幅減少を目指して各種事業がスタートしたところであります。新年度予算では、引き続き保育の受け皿の拡大と保育士の確保を柱に、新たな取り組みも加えて待機児童対策の充実を図り、その解消を強力に推進してまいります。  小中学校等の耐震化につきましては、平成32年度に耐震化率95%とすることを目標として推進いたします。国の補正予算を活用して事業の前倒しを図り、耐震化を加速するとともに、福島養護学校校舎改築に向けた実施設計を進めるなど、子供たち安全安心学習環境を早急に整備してまいります。  また、学校トイレの洋式化につきましては、市立幼稚園小中学校における洋式化率を平成33年度に80%にすることを目標に、新たな予算枠を設けて強力に推進し、子供たち学習環境の改善を図ってまいります。  子供たち学力向上の支援につきましては、グローバル化に対応する子供の育成を目指し、語学指導を行う外国人青年を2名増員し14名体制とするほか、外国語活動支援協力員を3名増員し16名体制とするなど、外国語学習活動をより強化してまいります。  さらに、生徒支援教員を中学校3校にモデル的に配置し、別室登校生徒学習指導等を行います。  また、子供食堂等地域ごとの子供の居場所づくり活動を支援するなど、厳しい環境にある子供たちの支援を充実いたします。  次に、高齢者や障害者が元気に過ごせるまちの推進につきましては、地域包括支援センターの圏域を支所単位の圏域と一致させる見直しを行い、3センターを新設し計22センターとして地域包括ケアシステムの推進を図ります。また、この見直しに合わせ、全ての地域包括支援センター認知症地域支援推進員生活支援コーディネーターを配置し、認知症高齢者とご家族を支援する取り組みを強化してまいります。  また、在宅医療の推進と医療、介護連携中核的役割として、保健福祉センター内に市在宅医療介護連携支援センターを設置し、医療、介護連携体制充実強化を進めてまいります。  さらに、引き続き高齢者の路線バス等運賃無料化を実施するほか、本年1月からスタートしている小型の路線バス乗り合いタクシーを活用したバス社会実験の検証結果も踏まえ、関係者の皆様と協議しながら、地域の実情に応じた公共交通空白地の解消に取り組んでまいります。  また、障害者自立支援事業等により、障害者の日常生活社会生活を支援するほか、障害者が地域で元気に暮らしていくため、差別解消等を盛り込んだ条例の制定に向けて検討を進めてまいります。  次に、市民の健康づくりにつきましては、平成30年度新たにスタートするふくしま健康づくりプラン2018に基づき、新設する保健所の専門性を生かし、県立医科大学などとも連携して、市民の皆様の健康長寿を支えてまいります。  また、生涯にわたり生き生きと元気で充実した生活を送っていただけるよう、引き続き本市オリジナル介護予防体操、いきいきももりん体操の周知、普及を図るとともに、社会参加生きがいづくりを推進するため、地域ふれあい元気づくり楽校を新たに開設いたします。  夜間急病診療所につきましては、本年4月19日に上町に移転し、待合室をこれまでの約3倍の広さとするなど、利便性の向上を図ります。あわせて、本市地域医療の中核を担う救急告示病院充実強化を支援するなど、保健、福祉、医療の関係機関との連携をさらに進め、健康づくり各種事業の推進を強化してまいります。  次に、除染事業につきましては、昨年11月までに終了した生活圏森林除染に続き、道路除染農地除染も3月末までに完了し、平成23年10月から始まった住宅除染をはじめとする一連の面的除染につきましては、平成29年度末をもって全て完了いたします。  また、道路側溝等堆積物除去農業用ため池放射性物質対策を引き続き進めてまいります。  除去土壌につきましては、仮置き場4カ所への搬入が完了し、現在残りの仮置き場27カ所に搬入を進めております。今後は、中間貯蔵施設整備推進を国に要請する一方、小中学校校庭に埋設されている除去土壌を可能な限り前倒しして搬出し、一日も早い現場保管の解消を図ってまいります。  あわせて、中間貯蔵施設への搬出量が大幅に増加することに対し、関係機関との連携を図り、安全で確実な輸送に努めます。  このほか、高機能消防指令システムを更新し、119番通報に対する受信、指令、出動の体制強化を図るとともに、消防団を中核とした地域防災力の強化を推進するなど、地域における安全安心を高めてまいります。  次に、2つ目の産業・まちに活力ふくしまの実現について申し上げます。  昨年11月、東北中央自動車道福島大笹生から米沢北までの区間が開通し、福島山形県境の1日当たり交通量は、開通後1カ月で、開通前約8,000台から開通後約1万2,400台へと、約1.5倍に増加いたしました。本市の観光地では、山形方面からの来訪者が最大で約3.3倍に増加したところもあります。  今月10日には、相馬福島道路の霊山から相馬玉野までの区間が開通し、大幅な時間短縮と安全性の向上が実現いたします。  東北中央自動車道は、福島市を結節点に東西の新たな連携軸を生み出し、地域の活性化を牽引するものとして、大いに期待できるものであります。  その早期全線開通交通ネットワークを強化する福島西道路南伸事業等事業促進を国等へ働きかけるとともに、広域的な交通拠点となる優位性を活用して、積極的に産業や観光の振興に努めてまいります。福島大笹生インターチェンジ周辺地区の整備につきましては、平成30年度内の分譲開始を目指して新工業団地の造成工事に着手するとともに、地域振興施設道の駅の整備につきまして、市の組織にハード面ソフト面それぞれを担当する係を新設し、基本実施設計に着手するなど、整備事業を加速してまいります。  また、企業立地をさらに促進するため、新たに県外から本市に転入した常用雇用者に対する転入支援助成制度を創設するほか、健康産業食品加工業などの特定集積産業の支援の拡充など、全国トップクラス優遇制度で、企業の皆様の立地から操業までを強力にサポートしてまいります。  本市農産物を活用した食品加工業につきましては、地域経済への波及効果が大きいことから、その産業化を目指し、産学官、農商工連携による研究会を立ち上げて、新製品の開発、販売促進販路拡大等の実現に向けた研究を推進いたします。  また、本市産農産物と商業、観光の連携などによる消費拡大を図るため、6次化アドバイザーを配置して商品開発を支援するほか、相談員を配置し、6次化の促進を図ってまいります。  農業の振興につきましては、引き続き、関係機関等との連携やトップセールスにより、風評対策を推進するとともに、認定農業者への農地集積育成支援を進め、農業後継者の育成を図ります。  また、有害鳥獣被害防止対策につきましては、鳥獣被害対策専門員を1名増員し7名にするほか専門員の人材育成など被害防止に向けた対策を強化し、安心して農業が営める環境の整備に努めてまいります。  そして、平成31年4月開学を目指すとされている福島大学食農学類(仮称)につきましては、本市における農業、食品加工業等の振興や人材育成に大きな期待が持たれるところであり、その施設整備に係る支援を行ってまいります。  次に、観光の振興につきましては、台湾及びタイをターゲットとした外国人旅行者の誘客を促進し、多言語による情報提供の充実を図るなど、インバウンドの受け入れ体制の充実を図ります。また、国内外での観光プロモーション等により本市の魅力を世界に発信してまいります。  さらに、観光客や市民に多く利用される公共施設のトイレの洋式化につきましては、洋式化率80%を目指して4カ年計画で順次整備することとし、特に外国人旅行者の利用が多く見込まれる施設につきましては、今後2年間で集中的に改修してまいります。  次に、開催まで2年余となった東京2020オリンピックパラリンピック競技大会関連につきましては、野球、ソフトボール競技開催準備事前キャンプ誘致を進めるとともに、スイス連邦とのホストタウン交流事業などを通じて、大会本番に向けた機運の醸成を図ってまいります。  私としては、オリンピック競技の一部開催というまたとないチャンスを生かして、復興が進む本市の姿を、国内外に強力にアピールするとともに、将来につながるレガシーとして、市民の皆様の思い出と福島市のまちづくりに引き継がれるものにしていきたいと考えております。  このため、アクション&レガシープランの内容を今後充実させるとともに、スポーツのまちづくりを進めてまいります。  その基盤として、十六沼公園サッカー場につきましては、新年度、整備を本格化させてまいります。  また、仮称福島市体育館・武道場につきましては、中心市街地における屋内体育スポーツ拠点施設として、本年10月に供用を開始できる見込みであります。  次に、3つ目の風格ある県都ふくしまの実現について申し上げます。  いよいよ本年4月、福島市は、中核市に移行します。  昨年12月、中核市関連の条例をご議決いただいたことを受け、1月末、福島県知事と福島市の中核市移行に関する基本協定を締結し、県との連携のもと、移行のための準備作業を進めているところであります。  移行後は、中核市として円滑な行政運営を図るとともに、広域の拠点として、文化的環境次世代環境も備えたグレードの高いまちづくりを推進し、あわせて県北圏域等との広域的な連携を強化して、県全体の復興創生に貢献できる風格ある県都を目指していく必要があります。  公共施設戦略的再編整備につきましては、中心市街地に立地している老朽化した公共施設や市民から要望のある施設を含め、施設マネジメント中心市街地にぎわい形成といった多角的な視点から、有識者や専門家などからのご意見も踏まえ、県都にふさわしい施設の整備について検討を進めてまいります。  また、中心市街地まちづくりにつきましては、基本計画に盛り込まれた活性化事業を進めるとともに、新しい中心市街地のイメージとにぎわいの形成に向けた検討をしてまいります。  いずれの検討も、その全体の青写真を本年中にお示しできるよう、鋭意取り組んでまいります。  ハード整備の面では、福島駅前通り商店街が進めている修景整備を支援するほか、来年1月に開院を予定している福島赤十字病院の移転新築の支援や福島県立医科大学の新学部建設に向けた取り組みなどを進め、高次都市機能の強化を図ります。  とりわけ、県都の顔である福島駅周辺につきましては、県北全域の活性化と人口定住の拠点となるよう、ソフト、ハード両面から、にぎわいと活力の創出に取り組んでまいります。  次に、広域的な連携強化につきましては、連携中枢都市圏の構築を視野に入れつつ、近隣市町村と相互に実のある連携事業を推進するとともに、連携体制の強化を図ってまいります。  また、広域的な公共交通の基盤である阿武隈急行線について、車両更新等に対する支援を行います。  次に、歴史、文化と次世代環境が調和したまちづくりにつきましては、写真美術館の再整備の展示設計に着手するほか、芸術文化の充実を図ってまいります。戊辰戦争150周年につきましても、県都として改めてその歴史を振り返るとともに、観光面での活用も視野に、記念となる事業を検討したいと考えております。  また、再生可能エネルギーの導入を促進するとともに、ごみの減量化に向けた取り組みを推進いたします。その一方、新最終処分場につきましては、今年度内に実施設計を完了し、平成30年度には、搬入道路の建設工事に着手いたします。安定したごみ処理を行うため、平成33年度中の供用開始を目指してまいります。  以上の市政運営の方針に基づき、中核市としての第一歩を踏み出す中核市元年を契機として、市民の力と市役所の力を統合し、オール福島で、この県都福島が大きく発展、飛躍できるよう、将来に向けて夢が持てる新しい福島を目指すまちづくりを進めてまいる考えであります。  次に、本定例会議に提出いたしました案件について申し上げます。  今回提出いたしました案件は、平成30年度福島市一般会計予算等の議案52件及び報告1件であります。  まず、平成30年度当初予算について申し上げます。  歳入面では、個人市民税において、課税所得の増加を反映した増収が見込まれるとともに、固定資産税、都市計画税において、原子力災害の影響に伴う減額補正等を今般の評価がえに合わせ解除することによる増収が見込まれます。一方、地方交付税においては、中核市移行に伴い増収が見込まれるものの、市税の増収及び地方財政計画等を反映し、減額を見込んでおります。  歳出面では、喫緊の課題である待機児童対策、高齢者支援施策の充実、地域経済の活性化など、時代を反映した新たな行政需要に加え、老朽化した施設の整備事業が増大するほか、市民の行政に対する需要も増嵩しており、財政環境は厳しい状況にあります。  このため、予算編成にあたりましては、経費の節減合理化を図るとともに、国の財政支援措置のある市債の活用や、財政調整基金等の繰り入れにより財源の確保に努めるほか、緊急度、優先度により事業を選択するなど、財源の効率的配分に意を用い、さきに申し上げました施策、事業を実現するための予算計上に最大限の努力をいたした次第であります。  その結果、平成30年度当初予算は、一般会計が1,348億4,000万円、その他の特別会計が合わせて558億7,690万5,000円、水道事業会計が113億832万2,000円、下水道事業会計が127億3,797万4,000円、農業集落排水事業会計が3億186万円、総計で2,150億6,506万1,000円となったところであります。  一般会計予算につきましては、ただいま申し述べた市政運営に関する所信に沿って必要な予算を措置し、前年度比70億4,000万円、5.0%の減となりましたが、除染関係事業を除くと初めて1,000億円を超える積極型予算としたところであります。  次に、水道事業会計予算につきましては、安全で安心な水道水の安定供給を図るため、老朽管更新事業、高湯簡易水道施設整備事業、緊急時給水拠点確保等事業などを進めるとともに、民営簡易水道組合の統合を行うための施設整備のほか、水道利用促進のための所要額を計上したところであります。  次に、下水道事業会計及び農業集落排水事業会計予算につきましては、各事業を計画的に実施するための所要額を計上したところであります。  次に、特別会計予算について申し上げます。  国民健康保険事業費、介護保険事業費につきましては、それぞれの保険給付を行う経費等を計上いたしました。  また、公設地方卸売市場事業費、工業団地整備事業費等につきましては、各事業を計画的に実施するための所要額を計上いたしました。  さらに、後期高齢者医療事業費につきましては、後期高齢者医療広域連合に対して納付する保険料等の所要額を計上いたしました。  新たに設ける母子父子寡婦福祉資金貸付事業費につきましては、福祉資金の貸し付けを行う経費等を計上いたしました。  以上が平成30年度各会計予算の概要であります。  このほか、条例改正等の議案の提案理由につきましては、それぞれ末尾に記載したとおりでありますので、ご了承願います。  次に、平成29年度各会計補正予算等の主なものについて申し上げます。  議案第42号平成29年度福島市一般会計補正予算につきましては、環境基金積立金及び小中学校耐震補強事業費等を追加するとともに、阿武隈急行線の車両更新等に対する助成や土地開発公社借入金利子補給事業費等を計上するほか、下水道事業経営費等補助金等を減額するものであり、歳入歳出予算を総額15億6,400万円追加するものなどであります。  議案第43号平成29年度福島市水道事業会計補正予算ないし議案第54号副市長選任の件につきましては、それぞれ補正予算説明書または末尾に記載した提案理由のとおりでありますので、ご了承願います。  次に、報告について申し上げます。  報告第1号専決処分報告の件は、専決処分いたしました損害賠償の額の決定並びに和解の件等について報告をするものであります。  以上が提出議案の概要ですが、詳細につきましては、ご質疑または委員会等において申し上げたいと存じますので、よろしくご審議の上議決を賜りますようお願い申し上げます。  なお、議案第54号副市長選任の件につきましては、早期に副市長の選任を行う必要がありますので、ご先議くださいますようお願い申し上げます。  また、会議の期間中に人事案件を追加提案いたしたいと存じますので、ご了承をお願い申し上げます。  以上であります。 ○議長(半沢正典) ただいま市長から先議の要請がありました。  先議の要請がありました議案第54号につきましては、質疑、委員会付託、討論をそれぞれ省略し、直ちに採決することにいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。      【「異議なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(半沢正典) ご異議ございませんので、議案第54号につきましては、質疑、委員会付託、討論をそれぞれ省略し、直ちに採決することに決しました。
     これより採決を行います。  お諮りいたします。議案第54号副市長選任の件につきましては、原案のとおり同意することにご異議ございませんか。      【「異議なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(半沢正典) ご異議ございませんので、議案第54号につきましては、原案のとおり同意することに決しました。  以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  この際、お諮りいたします。明2日、5日、6日は、議案調査のため、それぞれ休会といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。      【「異議なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(半沢正典) ご異議ございませんので、明2日、5日、6日は、議案調査のため、それぞれ休会とすることに決しました。  なお、3日、4日は土曜日、日曜日のためそれぞれ休会とし、7日は午前10時から本会議を開きます。  本日は、これをもって散会といたします。                 午前10時34分    散  会...