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平成28年 6月定例会議-06月08日-03号

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  1. 福島市議会 2016-06-08
    平成28年 6月定例会議-06月08日-03号


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    平成28年 6月定例会議-06月08日-03号平成28年 6月定例会議                 平成28年6月8日(水曜日) ───────────────────────────────────────────── 出 席 議 員(34名)   1番  沢井和宏            2番  佐々木優   3番  丹治 誠            4番  川又康彦   5番  誉田憲孝            7番  梅津一匡   8番  小熊省三            9番  後藤善次   10番  鈴木正実            11番  斎藤正臣   12番  根本雅昭            13番  白川敏明   14番  萩原太郎            15番  大平洋人   16番  小松良行            17番  羽田房男   18番  村山国子            19番  小野京子   20番  阿部 亨            21番  石原洋三郎   22番  梅津政則            23番  高木克尚   24番  半沢正典            25番  黒沢 仁   26番  尾形 武            27番  土田 聡   28番  須貝昌弘            29番  佐久間行夫   30番  粟野啓二            31番  粕谷悦功
      32番  山岸 清            33番  真田広志   34番  宍戸一照            35番  渡辺敏彦 ───────────────────────────────────────────── 欠 席 議 員(1名)   6番  二階堂武文 ───────────────────────────────────────────── 説明のため出席した者   市長        小林 香       副市長       山本克也   政策統括監     紺野喜代志      市長公室長     高梨敏則   総務部長      八島洋一       財務部長      渡辺 勉   商工観光部長    若月 勉       農政部長      松谷治夫   市民安全部長兼危機管理監             菊池 稔       環境部長      渡辺千賀良   健康福祉部長    羽田昭夫       こども未来部長   永倉 正   建設部長      佐藤 務       都市政策部長    橋本 隆   会計管理者兼会計課長川村栄司       総務部次長     横田博昭   秘書課長      清野一浩       総務企画課長    杉内 剛   財政課長      清野 浩       水道事業管理者   冨田 光   水道局長      三浦辰夫       教育委員会委員   芳賀 裕   教育長       本間 稔       教育部長      渡辺雄二   代表監査委員    髙村一彦       消防長       中村政一 ───────────────────────────────────────────── 議会事務局出席者   局長        佐藤芳男       総務課長      佐藤博美   議事調査課長    安藤芳昭 ───────────────────────────────────────────── 議 事 日 程   1 一般質問 ───────────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件   議事日程に記載のとおり                 午前10時00分    開  議 ○副議長(宍戸一照) 定足数に達しておりますので、これより本会議を開きます。  この際、ご報告をいたします。6番二階堂武文議員より本日及び明日の2日間欠席の届け出がありました。  本日の議事日程は、さきに決定のとおりであります。  日程に従い、これより一般質問を行います。  順序に従いまして発言を許します。5番誉田憲孝議員。      【5番(誉田憲孝)登壇】 ◆5番(誉田憲孝) 議長、5番。 ○副議長(宍戸一照) 5番。 ◆5番(誉田憲孝) おはようございます。真政会の誉田憲孝です。真政会会派の一員として質問をしてまいります。  まずは、副市長、ようこそ福島へいらっしゃいました。また、新しく部長職になられた皆様には、初めての議会でありますが、どうぞよろしくお願いいたします。  さて、山本副市長は、鹿児島市の副市長、静岡市の副市長を歴任なさって、数多くの実績を残されているものと認識をいたしておりますが、福島市は東日本大震災と原子力災害以前の安全安心な生活環境を速やかに取り戻すとともに、地域資源を生かした活力と魅力のあるまちづくりを推進していかねばなりません。そのような状況でいらっしゃった副市長にお伺いします。  市政運営について、副市長の所信をお聞かせ願います。 ◎副市長(山本克也) 議長、副市長。 ○副議長(宍戸一照) 副市長。 ◎副市長(山本克也) お答えをいたします。  みんなが誇れる県都ふくしまの創造の実現のため、市長を全力で補佐し、市長が目指すまちづくりを具体的に進めていくことが、副市長の職務であると認識いたしております。本市が抱える課題を的確に把握し、その課題の解決に向けた各種事務事業を迅速かつ効率的に推進できるよう、これまでの行政経験も生かし、国や県等との調整や連携などを図ってまいりたいと考えております。  東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故の被害からの復旧復興に取り組むとともに、モモをはじめとするおいしい果物、飯坂、土湯、高湯などの個性豊かな温泉、春の花見山や秋のスカイラインなどといった特色あるさまざまな資源を磨き上げ、この福島市をさらに魅力と活力あふれるまちにするため、力を尽くしてまいる所存でございます。  以上でございます。 ◆5番(誉田憲孝) 議長、5番。 ○副議長(宍戸一照) 5番。 ◆5番(誉田憲孝) 副市長、ありがとうございました。  市長を補佐し、市長が目指すということで、しっかりとサポートいただければと思うところでありますが、市長が掲げますみんなが誇れる県都ふくしまの創造の着実な具現化のためにも、今後もご尽力いただきたくお願いを申し上げます。  そして、各方部から市議会議員というのは出ていると認識しておりますので、議員そのものがパビリオンだぐらいの、何かのパクリですけれども、思って声をかけていただければ、各地域を案内できると思いますので、おっしゃってください。よろしくお願いいたします。  それでは、めでたい話の後、ちょっと暗い話になってしまって恐縮でありますが、先日、新聞報道等ございました。平成28年4月21日に開催されました市長の市政報告会並びに励ます会、こちらについて報道がございました。市民としましては、残念な部分、そしてまさかそんなことはないだろうと信じたい部分と、いろいろおありかと思うのですけれども、その市長の報道のあった内容についての認識を含めお伺いをいたします。 ◎市長(小林香) 議長、市長。 ○副議長(宍戸一照) 市長。 ◎市長(小林香) お答えします。  励ます会は、小林かおる連合後援会が企画したもので、去る4月21日の開催において、約1,000名の方にご出席いただき、そのうち招待者として37名の方にご出席いただきました。  招待者の会費の納入状況については、後援会が当初確認できたのは27名でありましたが、その後の調査で受付の確認漏れや既に団体、個人等でチケットを購入していた方、また振り込みにより手続きをされていた方が6名判明し、残りの4名の方についても数日内に納めていただき、4月27日までに全員の方の会費納入を確認したと聞いております。 ◆5番(誉田憲孝) 議長、5番。 ○副議長(宍戸一照) 5番。 ◆5番(誉田憲孝) ただいまの答弁に対してなのですが、あくまでこれは事実関係の確認という観点で聞かせていただきたいのですけれども、報道された内容という部分に関しまして、公職選挙法に触れるのではないかということでありましたが、後援会主催の催しに無料で招待された場合というのは、199条5項に触れると。後援団体に関する寄附等の禁止というところに反するということになっております。  また、市長が、例えば支払わなかったという対象になってしまった方を、直接声をかけて誘っていたといった場合には、199条の2項、公職候補者等の寄附の禁止ということに抵触してくるという一般的な考え方があるということでありますが、ただいまの答弁に対しまして、市長の認識としましては、公職選挙法に違反する行為との認識はおありかどうかお答え願います。 ○副議長(宍戸一照) ただいまの質問は、通告された内容から逸脱しております。したがって、質問として認められませんので、質問の内容を変えてください。 ◆5番(誉田憲孝) 議長、5番。 ○副議長(宍戸一照) 5番。 ◆5番(誉田憲孝) ただいまの報道の内容についてということを私は聞いたのですが、答弁はいただけない。はい、わかりました。認識ということで聞きたかったのですが、この後の質問も続きますので、よろしくお願いします。  残念なことに、この報道がなされてから、インターネット上で福島市、市長なんて検索をしますと、有権者に無料で飲食提供と出てしまうのです。おそらく数年は消えることがないのではないかと思います。何とも福島市民にとっては残念であります。そして、市長を応援する方にとっては悲しいことかと認識をしております。  では、次に移ります。平成28年度4月25日の定例記者会見で、ご招待と記載があっても、見え消しの会費5,000円を持ってくるのが常識と答えておりますが、市長は、これは事実であったのかお答えください。 ◎市長(小林香) 議長、市長。 ○副議長(宍戸一照) 市長。 ◎市長(小林香) お答えします。  政治資金パーティー等で飲食を伴う場合には、会費をご持参いただくことが慣例と受けとめているとの趣旨で常識という表現を使いましたが、説明不足であったと考えております。 ◆5番(誉田憲孝) 議長、5番。 ○副議長(宍戸一照) 5番。 ◆5番(誉田憲孝) 説明不足という部分に対してですけれども、そのときの対象者がある団体の方とかだったりしたわけですけれども、非常にそういった報道に巻き込まれてしまっているという観点からも、その方たちが非常に困惑したりしているのではないかと思いますが、その方たちに対しての説明とかというのは行われたのか、お答えください。 ◎市長(小林香) 議長、市長。 ○副議長(宍戸一照) 市長。 ◎市長(小林香) お答えします。  報道では、10名の方未納というような報道がございましたけれども、それは当日の段階で払っていただいたか、払っていただいていないか、それが確認できなかった方が10名であったということでございまして、その後確認したところでは、当日の時点で払っていなかった方は4名であったということでございます。そして、この10名の方につきましては、電話等あるいは直接出向いてお話を伺い、そしてまたご説明いただいたということを後援会からは聞いております。 ◆5番(誉田憲孝) 議長、5番。 ○副議長(宍戸一照) 5番。 ◆5番(誉田憲孝) 次に行きますが、とにかく市長の今回の、あえて言わせていただきますと政治資金パーティー問題ということにより、政治と金にまつわる問題が発生したことから、市民の政治不信あるいは選挙離れというのが懸念されます。また、正しく政治を行う人たちをおとしめることにもなるのではないかと危惧をいたしております。この責任は大きなものでありますが、見解をお伺いいたします。 ◎市長(小林香) 議長、市長。 ○副議長(宍戸一照) 市長。 ◎市長(小林香) お答えします。  後援会の意図に反しまして、記載方法等の認識、理解の相違があり、また受け付け時に係員の確認の不手際、不徹底も重なり、結果として市民の皆様の誤解を招き、ご迷惑をおかけしたことにつきましては、大変申しわけなく思っております。そして、今後、誤解を招くことのないようにしてまいりたいと考えております。 ◆5番(誉田憲孝) 議長、5番。 ○副議長(宍戸一照) 5番。 ◆5番(誉田憲孝) 今、さまざまな報道等で、例えば東京都知事なんかも、あちらの場合はお金を使ってしまったというほうなので、また全然意味合いも違いますし、重さも違うかとは認識はいたしておりますが、ただ、そういった市長が何か起きたときに大体言うせりふが、秘書がとか、後援会があるいは今の市長の言葉にもありました係員がということでなってまいりますと、やはりご自身の説明責任という観点からしますと、どうしても市長のことを心配してしまう市民というのは多いはずだと思うのです。  市長が就任してから、コンベンション施設についてですとか、あるいは中核市移行ということで、市民からすると非常に夢がある発言だということで、大いに盛り上がったときもあったのかなと認識をしているのですけれども、いずれにも共通しているのが、議会への説明も不足していただとか、市の当局内での調整というのもなかなか進まないうちに、声高らかに披露してしまっている。実際は尻つぼみになってしまう。そうすると、市長が大風呂敷をまた広げたと言われてしまったり、とにかく当局の皆さんも後からの苦労が絶えないというのが、今のよくない流れではないかというふうに認識しております。  何が言いたいかといいますと、事に対する説明や市長の思いを伝えることは、やはり重要だと思うのです。そして、市長を支持している人はたくさんいるわけですから、その方たちを裏切ることのないようにしていただきたいと思っております。今回の件に関しましても、4月25日の記者会見以降どのようになったか、心配している市民あるいはここにいる議員も多くいると思います。  そこで、市の代表たる小林市長は、市民や議会に対しても疑念を抱かせたことに対して説明責任を果たすべきと考えますが、市長はどのような見解をお持ちでしょうか、お伺いいたします。 ◎市長(小林香) 議長、市長。 ○副議長(宍戸一照) 市長。
    ◎市長(小林香) お答えします。  誉田議員にもいろいろご心配いただき、ありがたいと思っております。そして、この間、定例記者会見では丁寧にご説明申し上げ、また議会の会派懇談会、そして本定例会議においてお答えしているところでございます。今後もご質問があればお答えし、説明に努めてまいりたいと考えております。 ◆5番(誉田憲孝) 議長、5番。 ○副議長(宍戸一照) 5番。 ◆5番(誉田憲孝) ただいまの答弁で、質問があればということでしたので、こういうことはやはり市長のほうから市民あるいは議会、市の職員さんだってわからない方もいますので、できる限り、これは要望で結構ですけれども、説明責任を果たしてほしいというのは、そういった意味がありますので、どうか前向きに捉えていただきたいと思います。  そして、市長の今期の任期もあと1年半を切っております。市の当局一丸となって、ぜひともやり残すことのないように、市民の期待を裏切ることなく、市勢伸展に取り組んでいただきたい、これを心からお願いを申し上げます。  そして、また繰り返しになりますが、市民の皆さんだけでなく、当然、職員の皆さんとの密な調整や議会への説明は怠ることなく進めていただけるよう要望し、次に移りたいと思います。  次に、熊本での地震が起きました。私たちの方部でも、東日本大震災が起きてから5年が経過いたします。その中で、その教訓をいかに生かせるかということで、いろんな記事が書かれたり、今後の検討材料にされてきたわけですけれども、その中で熊本のほうの声でちょっとあったのをご紹介しますと、いろんな物資とかを準備しまして倉庫にしまっておく。いざ、震災が起きて大変だということで、大慌てでその道具ですとか、物を取りに行くのはいいのですけれども、何とその倉庫とかが崩れてしまっていて、物を取り出せない、こういったことが見受けられたということでした。物をどのように確保していくかとか、どのように助けるかなんというのは、物すごく専門的に調査したり、準備なさっていると思うのですけれども、そういった意外なところに落とし穴があったということでした。  そこで、災害時に道具や物資が取り出せないことのないように、防災倉庫や備蓄倉庫の耐久性、耐震性を高めるべきと考えますが、市で把握している状況を含め、その対応についてお伺いをいたします。 ◎市民安全部長(菊池稔) 議長、市民安全部長。 ○副議長(宍戸一照) 市民安全部長。 ◎市民安全部長(菊池稔) お答えをいたします。  備蓄のための施設は、交通網の断絶や交通渋滞などを想定し、分散して備蓄できるよう各支所を拠点備蓄施設としております。また、支所のほか、一部小学校の空き教室も備蓄施設として利用し、公共施設の有効活用を図っているところでございます。さらに、平成27年3月に開所いたしました飯坂消防署には備蓄倉庫を併設し、市北部の備蓄体制の強化を図ったところでございます。  これらの施設の中には、耐震化が済んでいない施設も含まれますので、公共施設等の計画的な施設整備を進める中で、備蓄施設としての耐震化も進めたいというふうに考えております。  今後におきましても、現在活用している施設の整備のほか、新たな公共施設を建設する際には、備蓄のための施設の整備について、関係部署と連携して検討してまいります。 ◆5番(誉田憲孝) 議長、5番。 ○副議長(宍戸一照) 5番。 ◆5番(誉田憲孝) とにかく、今回の熊本を見ますと、行政で準備した避難所なんかが、それだけでは対応し切れなかったですとか、行政で持ち得るそういった準備、対応だけでは足りなかったという声が多く見られていますので、ぜひとも各町会ですとか、いろんなところでもそういった対応というのをしているところがあるかと思いますので、そういった部分まで幅広くこういった認識を持てるように周知いただきたいということでお願いをして、次に移りたいと思います。  被災者の生活環境というのは、刻一刻と悪化していきます。支援物資のスムーズな分配には、被災者の運命がかかっております。  そこで、物資の分配拠点が損傷した場合の対応策についてお伺いをいたします。 ◎市民安全部長(菊池稔) 議長、市民安全部長。 ○副議長(宍戸一照) 市民安全部長。 ◎市民安全部長(菊池稔) お答えをいたします。  本市の地域防災計画では、災害時に他市町村等から提供された支援物資を迅速かつ効率的に配布するため、作業拠点として福島市公設地方卸売市場を指定するとともに、市内の被災状況に応じて適切に中継所を設置し、効率的な集積や配布を行うこととしております。  東日本大震災の際には、信夫ケ丘競技場、学校の空き教室などの公共施設や民間施設を保管庫として活用したことから、公設地方卸売市場が被災した場合、それらの施設を代替の拠点として活用し、対応してまいる考えでございます。 ◆5番(誉田憲孝) 議長、5番。 ○副議長(宍戸一照) 5番。 ◆5番(誉田憲孝) 今の話を聞きますと、公設卸売市場で何かあっても対応ができるという二枚腰の対応ということで、非常に安心を持てるところでありますけれども、避難所への物資の直接輸送、いろいろそういったどこかへ運んで間接的輸送でも、例えばですけれども、とにかく複数の業者を活用して、食品と粉ミルクに関してはこの業者だよとか、紙おむつと衛生用品に関してはこの業者だよなんというのを決めて、それを物資を決めて拠点で仕分けして、トラックで避難所に届けるなんていう取り組みをしている自治体なんかもあるやに聞き及んでおります。  そして、何よりも荷さばきですとか、運送のノウハウを持った専門業者というのを活用することによって、輸送の円滑化というのも期待されるということであります。次の質問に移りますが、行政には、仕分け作業や輸送についてのノウハウや人材は余り持ち合わせていないという観点から、仕分け作業や輸送の民間業者の活用が有効と思われますが、お伺いをいたします。 ◎市民安全部長(菊池稔) 議長、市民安全部長。 ○副議長(宍戸一照) 市民安全部長。 ◎市民安全部長(菊池稔) お答えをいたします。  大規模災害時において、大量の救援物資が提供された場合、行政のみでは対応が不可能でございますので、役務の供給力を持つ民間企業や団体からの協力は不可欠であると考えております。  このことから、救援物資の仕分けについては、ボランティアの方々の支援もお願いするとともに、輸送については、生活必需品の輸送協力に関する防災協定を締結しております公益社団法人福島トラック協会県北支部などの協力を得ながら対応してまいる考えでございます。 ◆5番(誉田憲孝) 議長、5番。 ○副議長(宍戸一照) 5番。 ◆5番(誉田憲孝) 我々の被災したときを思い浮かべましても、いろんな物資が届く、水が出ない、食べ物がないといったときに、物が届くのですけれども、どうしても昨日必要とされたものが、きょうになって必要かというと、必ずしもそうでなかったり、そういったすごくスピードを持った対応というのがやっぱり必要になってきますので、ぜひとも、ここは県庁所在地ということもありますので、市民あるいは県内からいろんな方が集まってくるというのも、これも体験済みですので、とにかく配慮した対応を行っていただきたいと思います。  次に、被災者への配慮すべき点についてお伺いいたします。  これも災害時の福島でもあったことと認識をいたしておりますが、熊本であったのが、例えば食べ物がないといって、最初、パンとかクッキーというのがよく配られるかと思うのです。そうしたときに、アレルギーのある人が目の前でパンをどうぞと差し出された場合に、それが例えば2日間続いたとすれば、2日間何も食べ物を供給してもらえていないということと全くもって同じことになるということだと思います。  そうしたときに対応するためにも、何とかしていただきたいと思うのですが、アレルギーを持っている方への食料の提供についてお伺いをいたします。 ◎市民安全部長(菊池稔) 議長、市民安全部長。 ○副議長(宍戸一照) 市民安全部長。 ◎市民安全部長(菊池稔) お答えをいたします。  平成25年8月に内閣府が策定をいたしました避難所における良好な生活環境の確保に向けた取組指針において、食物アレルギーの防止等の食糧や食事に関する配慮ということについて示されたところでございます。本市におきましても、食物アレルギーに対応した非常食として、特定原材料等となるアレルギー物質27品目を使用していないアルファ米の備蓄を行っているところでございます。 ◆5番(誉田憲孝) 議長、5番。 ○副議長(宍戸一照) 5番。 ◆5番(誉田憲孝) 次に、特に女性あたりがそういう対象者になるかもしれませんけれども、避難所におけるプライバシーを確保するための方策についてお伺いをいたします。 ◎市民安全部長(菊池稔) 議長、市民安全部長。 ○副議長(宍戸一照) 市民安全部長。 ◎市民安全部長(菊池稔) お答えをいたします。  東日本大震災の対応を検証する中で、関係機関から女性への配慮において改善すべき点が多く挙げられましたことから、地域防災計画を見直しまして、避難所生活が長期化する場合における環境の整備について定めたところでございます。その中では、プライバシーを確保するため、大型パーテーションに加え、より設置が簡単でさまざまな用途に使用可能な小型パーテーションの備蓄を進めることとしたところでございます。 ◆5番(誉田憲孝) 議長、5番。 ○副議長(宍戸一照) 5番。 ◆5番(誉田憲孝) 次に、学校の体育館ですとか、学校校舎内のトイレについては、各議員からも洋式化を推進していただきたいという要望等がよく上がっておりますけれども、やはり被災時にも、高齢者の方とかが、いつも使いなれていないトイレを使うということになります。そうしますと、今回の熊本でも問題になりましたのが、和式トイレの問題ということでございました。  そこで、高齢者や子供が和式トイレに苦労する状況に対応できるかお伺いをいたします。 ◎市民安全部長(菊池稔) 議長、市民安全部長。 ○副議長(宍戸一照) 市民安全部長。 ◎市民安全部長(菊池稔) お答えいたします。  避難所に指定している施設については、ユニバーサルデザイン化を目指し、施設の改修や耐震化を行う際に、あわせてトイレの洋式化も進めてまいる考えでございます。現在、和式トイレのみである指定避難所については、改修が行われるまでは、備蓄しております簡易トイレにより対応してまいります。  なお、今後、関係部署と連携をして、避難所の環境の整備に向けた課題整理に取り組んでまいります。 ◆5番(誉田憲孝) 議長、5番。 ○副議長(宍戸一照) 5番。 ◆5番(誉田憲孝) ただいまの答弁に対しまして、簡易トイレという部分に関しましては、洋式的なものもあるということでよろしいですか。 ◎市民安全部長(菊池稔) 議長、市民安全部長。 ○副議長(宍戸一照) 市民安全部長。 ◎市民安全部長(菊池稔) お答えをいたします。  形としては、いわゆる洋式トイレのような形のものでございます。 ◆5番(誉田憲孝) 議長、5番。 ○副議長(宍戸一照) 5番。 ◆5番(誉田憲孝) さまざまなこのように問題があるわけですが、まだまだ見えていない問題というのも出てまいるかと思います。とにかく、マニュアルどおりにならない状況でどのように行動、対応ができるか、これにかかっております。万が一のときの市民あるいは県都を頼りにして来る方たちの安全安心のためにも、よりきめ細やかな万全の体制構築を要望し、次の質問に移りたいと思います。  次に、市民医療の向上について質問をいたします。福島市では、健康推進のためのヘルスケア機能を備えた健康をテーマにしたまちづくりを進めようとしておりますが、新設移転工事が進む大原綜合病院や福島日本赤十字病院等、医療機関との連携の強化が必要となります。  また、昨年の8月25日に商工会議所から、福島市の復興再生に向けた要望についてという要望書が提出されておりまして、内容は、健康をテーマとしたまちづくりの推進や企業の健康経営取り組みへの支援等が書いてございます。  まず初めに、健康をテーマにしたまちづくりにおける医療機関や商工会議所との連携についてお伺いをいたします。 ◎健康福祉部長(羽田昭夫) 議長、健康福祉部長。 ○副議長(宍戸一照) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(羽田昭夫) お答えします。  本市では、健康増進計画であるふくしまし健康づくりプラン2013を策定いたしまして、医療機関や職域関係をはじめ、各機関の代表者で構成する福島市健康づくり推進協議会におきまして、各分野における協力強化を図り、事業を推進しております。  協議会には、医師会や歯科医師会等の医療機関はもちろん、商工会議所からも参画をいただき、それらの団体と連携を図りながら、市民が生涯にわたり安心して暮らせるよう、健康維持増進事業の継続並びに新たな施策検討を行い、福島市の魅力向上につながるまちづくりに努めてまいります。 ◆5番(誉田憲孝) 議長、5番。 ○副議長(宍戸一照) 5番。 ◆5番(誉田憲孝) 働き手不足が深刻化する中小企業でありますが、雇用している従業員の健康推進は、企業イメージの向上ですとか、生産性の向上が期待できます。健康寿命を延伸するなど、国の進める健康経営の取り組みを本市でも積極的に進めるべきであります。  そこで、中小企業における健康推進の支援についてお伺いをいたします。 ◎健康福祉部長(羽田昭夫) 議長、健康福祉部長。 ○副議長(宍戸一照) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(羽田昭夫) お答えします。  本市では、ふくしまし健康づくりプラン2013推進の一環といたしまして、働き盛りの青年期から壮年期にかけて、生活習慣改善の意識向上と積極的な健康づくりを応援するため、毎年保健師や栄養士等による企業向けの健康講座、出前講座でございますけれども、こちらを開催しております。企業社員の健康づくりを積極的に支援することにより、本市の全体的な健康増進に及ぼす影響は大きいものと考えております。  今後においても、市内の事業所や健康づくり事業連携協定を結んでおります協会けんぽと連携をしながら、社員の皆さんが元気で働ける企業としての健康経営を支援できるよう、事業展開を検討してまいります。  なお、福島県県北保健福祉事務所におきましても、職域の健康づくりを推進する体制整備を図っており、市も構成メンバーとして参画し、地域保健と職域保健の連携について協議を進めております。 ◆5番(誉田憲孝) 議長、5番。 ○副議長(宍戸一照) 5番。 ◆5番(誉田憲孝) そして、福島市医師会から、毎年のように夜間急病診療所の整備あるいは拡充について要望が提出されると聞き及んでおりますが、まずは夜間急病診療所の利用状況について、利用者の内訳を含めお伺いします。 ◎健康福祉部長(羽田昭夫) 議長、健康福祉部長。 ○副議長(宍戸一照) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(羽田昭夫) お答えします。  夜間急病診療所の利用状況につきまして、平成27年度の受診者数は1万4,252人であり、1日平均39人の方が受診されております。また、内訳といたしましては、診療科目ごとの受診者数でございますが、内科が4,817人、外科が3,518人、小児科が5,917人となってございます。 ◆5番(誉田憲孝) 議長、5番。 ○副議長(宍戸一照) 5番。 ◆5番(誉田憲孝) もしわかればで結構なのですが、この診療所を訪れる平均してピークの時間帯というのは、認識ございますか。 ◎健康福祉部長(羽田昭夫) 議長、健康福祉部長。 ○副議長(宍戸一照) 健康福祉部長
    健康福祉部長(羽田昭夫) 申しわけございません。手元に資料がございませんので、ご了承ください。 ◆5番(誉田憲孝) 議長、5番。 ○副議長(宍戸一照) 5番。 ◆5番(誉田憲孝) それで、この診療所についてなのですが、過去の一般質問でも取り上げられまして、また当番で入っていただくお医者様の声にも、待合室が小さく、インフルエンザ等の感染を疑って検査結果を待つまでの控室もないことから、待合室での感染を引き起こしかねないといった問題提起もなされております。夜間急病診療所の現状を踏まえ、これまで開設者の福島市としては、どのような対策を講じてきたのでしょうか、お伺いします。 ◎健康福祉部長(羽田昭夫) 議長、健康福祉部長。 ○副議長(宍戸一照) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(羽田昭夫) お答えいたします。  夜間急病診療所につきましては、通常につきましては、特に混雑は見られませんが、議員ご指摘のとおり、インフルエンザ流行時には待合室が混雑するなど、手狭となることがございます。このため、インフルエンザの流行時などには、誘導員を配置するなどの対策を講じているところでございます。 ◆5番(誉田憲孝) 議長、5番。 ○副議長(宍戸一照) 5番。 ◆5番(誉田憲孝) 確かに入りますとすぐ待合室になっていますから、誘導してそっと通ってもらわないと感染する原因になるのかということで、とにかく市民の健康と安全を守る視点から、夜間急病診療所の役割は非常に大きくて、施設の移転または大改修が必要であると思われます。施設の移転等抜本的な解決についての見解をお伺いいたします。 ◎健康福祉部長(羽田昭夫) 議長、健康福祉部長。 ○副議長(宍戸一照) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(羽田昭夫) お答えいたします。  夜間急病診療所の整備拡充につきましては、現在の保健福祉センターの利用状況及び構造上の観点から、今以上の機能の拡充は困難でございます。今後、市民の利便性や需要の伸びなどを総合的に勘案いたしまして、福島市夜間急病診療所運営協議会からのご意見などもいただきながら、移転も含め検討してまいりたいと考えております。 ◆5番(誉田憲孝) 議長、5番。 ○副議長(宍戸一照) 5番。 ◆5番(誉田憲孝) ただいまの部長の答弁を聞いているだけでも、非常にこの狭隘さというのは問題になってきて、市民の健康を守るには、ちょっと足りなくなってきているのかなというふうに思うわけでありますが、夜間急病診療所につきましては、福島市医師会からも要望があったようでありますが、その医師会より提出された福島市夜間急病診療所にかかる要望書の具体的内容についてお伺いをいたします。 ◎健康福祉部長(羽田昭夫) 議長、健康福祉部長。 ○副議長(宍戸一照) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(羽田昭夫) お答えいたします。  平成28年1月15日に福島市医師会から提出されました福島市夜間急病診療所にかかる要望書は、今後の夜間急病診療所のあり方について検討を求める内容でございまして、1つ目に、夜間急病診療所の運営について、休日在宅当番医制とあわせて診療医の確保に努めることから、引き続き福島市医師会への委託を望むこと。2つ目といたしまして、夜間急病診療所の整備にあたっては、新築移転が進められている大原綜合病院周辺への検討を望むこと。3つ目といたしまして、県北圏域の夜間急病診療所として、広域利用も視野に他市町村と連携した整備を望むこと。以上の3点について要望をいただいたものでございます。 ◆5番(誉田憲孝) 議長、5番。 ○副議長(宍戸一照) 5番。 ◆5番(誉田憲孝) 非常に今の福島市の問題、そしてこの状況からすると、そういった要望の内容というのは、実に的確な内容となっているかと私は思いますし、そういった要望をぜひとも大切にしながら推進していっていただきたいと思うのですが、その内容に対しての本市の対応について、今後の進め方も含めてお伺いをいたします。 ◎健康福祉部長(羽田昭夫) 議長、健康福祉部長。 ○副議長(宍戸一照) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(羽田昭夫) お答えいたします。  福島市夜間急病診療所にかかる要望書に対しまして、まず診療所の運営についてでございますが、安定した運営には、診療医の確保が不可欠でありますことから、今後も福島市医師会にご協力をいただきながら事業を実施していきたいと考えてございます。  次に、新築移転が進められている大原綜合病院周辺への診療所の整備検討については、整備に当たっての候補地の一つと捉えております。  今後につきましては、県北地方で唯一の夜間急病診療所でもありますことから、福島市民のみならず、県北圏域に暮らす方々の安心のため、県北圏域の市町村と連携をし、福島市夜間急病診療所運営協議会のご意見もいただきながら整備について検討してまいります。 ◆5番(誉田憲孝) 議長、5番。 ○副議長(宍戸一照) 5番。 ◆5番(誉田憲孝) こういった推進をしていく上で、やはり医師会の声とかも大切になってきますし、何よりもスピードを持って市民ニーズに対応すること。あとは、今、予算的に厳しい状況というのは、市民もわかっておりますので、そういった意味でも、効果的な手法をぜひとも検討して推進をしていただきたくお願いを申し上げて、次に移りたいと思います。  それでは、次に教育現場の課題についてということで、ちょっと細かい内容になってまいりますが、ご答弁お願いしたいと思いますが、エアコンを導入いたしまして、この冬は比較的暖かい冬だったことですとか、使用現場でのエアコンの使用方法というのも結構細かくご指導を現場のほうにしているようでありまして、電気の使用料なんかも余り大きなものではなかったのかと思います。  そこで、エアコン導入後の利用状況等について、現場の声も含めてお伺いをいたします。 ◎教育部長(渡辺雄二) 議長、教育部長。 ○副議長(宍戸一照) 教育部長。 ◎教育部長(渡辺雄二) お答えいたします。  教室エアコン整備事業は、平成26年12月に工事に着手し、完成した学校から順次供用を開始し、昨年度は小学校など25校で冬季の暖房としてエアコンを使用いたしました。使用を開始した学校からは、おおむね寒さを感じることはなく、快適であるとの感想が寄せられておりますが、一部で、直接風が顔に当たることで、唇が乾く児童生徒もいるなどの声も寄せられております。 ◆5番(誉田憲孝) 議長、5番。 ○副議長(宍戸一照) 5番。 ◆5番(誉田憲孝) 今、教育部長からご答弁いただいたように、風がやはり当たる。前のストーブも、目の前にいる子供にとっては、灼熱地獄みたいでかわいそうなこともあったのかなと。空気を入れかえながら対応していたように感じますけれども。  そうした中で、乾燥するということになりますから、加湿器がやはり必要だという声が物すごく出まして、保護者あるいは先生が一致団結してバザーとかしてお金をつくったりなんかしますと、何が必要かななどというと、加湿器を買いたいなんというおそらく現場の声や保護者の声、こういったものを踏まえて、購入しているところが多くいらっしゃったのかなと私は認識をしているのですけれども、冬の期間における加湿器の必要性が求められておりますが、認識について対応を含めお伺いします。 ◎教育部長(渡辺雄二) 議長、教育部長。 ○副議長(宍戸一照) 教育部長。 ◎教育部長(渡辺雄二) お答えいたします。  エアコンの使用に当たりましては、各学校に対して取扱方法や使用上の留意事項、冬季の乾燥対策などについての説明会を開催したところでございます。乾燥対策として加湿器を使用することは、有効な方法の一つであると考えますが、反面、加湿器の使用に当たっては、フィルターなどの十分な清掃が必要になることや、購入費などの課題もございます。  教育委員会といたしましては、バケツに水を張ることや、衛生面に十分配慮しながらぬれたタオルをかけておくことなども、十分効果があると考えておりますので、加湿器に頼ることなく、各校独自で工夫を凝らした乾燥対策を講じることも望ましいと考えております。 ◆5番(誉田憲孝) 議長、5番。 ○副議長(宍戸一照) 5番。 ◆5番(誉田憲孝) 非常に校舎は老朽化して耐震工事に一生懸命で、なかなか老朽化してきているところに、あれだけすばらしいエアコンが入りまして、これでばっちりかなと思うと、今度はバケツに水を張ってタオルを干すということですけれども、ただ、これは子供たちの暮らしの知恵にもなるやもしれませんので、そこをとやかくうるさく言うつもりはないのですけれども、一方で、これは質問ではないのですけれども、加湿器を例えば学校に一斉に、市販のものでもいいですけれども、つけた場合に、電気の容量的にブレーカーが落ちてしまう学校も結構あって、加湿器もつけられないのだなんという話もちょっと聞いておりました。  ですから、エアコンをつけたことに対して、何か対応していくというのは、なかなかいろいろ選択肢も難しく、まさに部長がおっしゃったように、各学校ごとの工夫が必要になってくると思いますけれども、ぜひそれでも子供のいる環境ですので、何か苦労話があれば、誠実に聞いていただいて、対応方をお願いしたいと思います。  それでは、今後の対応策についてお伺いをいたします。 ◎教育部長(渡辺雄二) 議長、教育部長。 ○副議長(宍戸一照) 教育部長。 ◎教育部長(渡辺雄二) お答えいたします。  ことしの夏から、小中学校等全校でエアコンを使用することとなりますので、今後、乾燥状況などを含め、エアコン使用に伴って発生する問題や、これに対する各校独自の対応策などについて調査を行い、よりよい教育環境を図るための検討をしてまいります。 ◆5番(誉田憲孝) 議長、5番。 ○副議長(宍戸一照) 5番。 ◆5番(誉田憲孝) 乾燥するというと、一番イメージに浮かぶのが、やはりインフルエンザの感染とか、この間の冬はそれほどでもなかったように聞いておりますけれども、ぜひともよろしくお願いして、次の質問に移ります。  次に、学校教育情報ネットワークシステム整備事業についてお伺いしますが、これによって、平成28年度中に学校の先生はじめ、職員にパソコンを1人1台ずつ置くことが完了いたしますが、まずは整備の進捗状況についてお伺いいたします。 ◎教育長(本間稔) 議長、教育長。 ○副議長(宍戸一照) 教育長。 ◎教育長(本間稔) お答えいたします。  学校教育情報ネットワークシステムの整備につきましては、小学校12校、中学校20校で運用を開始しております。今年度におきましては、残る小学校38校、特別支援学校及び幼稚園22園に整備し、事業を完了する予定であります。 ◆5番(誉田憲孝) 議長、5番。 ○副議長(宍戸一照) 5番。 ◆5番(誉田憲孝) 導入しての現在把握している問題点についてお伺いいたします。 ◎教育長(本間稔) 議長、教育長。 ○副議長(宍戸一照) 教育長。 ◎教育長(本間稔) お答えいたします。  システムを稼働するにあたりまして、学校現場で現在問題と感じていることでございますが、今まで学校で使用していたソフトウエアがインストールされていないということ。それから、福島市の学校教育情報セキュリティポリシーに従って、データを扱うための手続きや操作が煩雑だと感じていること、あるいは基本的な操作方法についての理解が十分でないことなどが挙げられております。 ◆5番(誉田憲孝) 議長、5番。 ○副議長(宍戸一照) 5番。 ◆5番(誉田憲孝) 私もある場所で見せていただいたのですが、例えばインターネットをするにも、インターネットの画面に入るのに、先生がセキュリティーキーを入れる。今度、例えばインターネットで情報をとったのを、その画面で印刷できるかと。そうでなくて、校務のほうの何かそちらのほうに移して、またセキュリティーパスワードを入れて開いてということで、すごく時間がかかるというふうにお伺いをしております。  そして、そのデータを移す、扱う操作、手続きという部分で、USBメモリを支給しているということで、大体各学校3本と聞いていますが、そのUSBメモリにパスワードを入れるキーがついていて、それを3本ずつやって、すごく厳重に情報が漏れないようにできていてすばらしいなと思ったやさきに、それをパソコンに差しますと、それを認識するだけで3分から5分はかかってくるというふうに、私も目の前で見せてもらったのですけれども、それだけで先生たちも参ったなということになってしまう。それが3本しかない。ですから、時間ももったいない。  あとは、市のほうに提出するデータとかというのは、CDが多いと認識しておりますが、外づけのCD、先生、全部パソコンを持っているのですけれども、外づけのCDドライブが1台しか配っていないので、もし使おうものなら、貸して、貸してというふうになってしまうということで、難し過ぎて使う気がしないよという先生もいたのかなというふうに思うのです。  何が問題かといいますと、それを使う、使わないというよりも、今まで例えば個人のパソコンを使っていて、もちろんそういったものからのデータの移行とかもすると思うのですけれども、それをしないでしまう先生というのがいたときに、個人情報セキュリティーの観点からすると、やはり危険というのは伴うのかなというふうに思うのです。なので、その辺の対応もお願いしたいところなのですが、そこで、問題点解決も含めた今後の対応策についてお伺いをいたします。 ◎教育長(本間稔) 議長、教育長。 ○副議長(宍戸一照) 教育長。 ◎教育長(本間稔) お答えいたします。  問題点の解決を図るために、まず今まで使用していたソフトウエアあるいはそれに近いものをインストールできるよう検討しているところでございます。  その他の質問や要望に関しましては、一つ一つ丁寧に回答、改善しているところでありますが、今後も現場の教職員の声や福島市公立学校ICT化推進委員会での協議を踏まえながら、操作方法の研修会などを通して改善してまいる考えであります。 ◆5番(誉田憲孝) 議長、5番。 ○副議長(宍戸一照) 5番。 ◆5番(誉田憲孝) ぜひともよろしくお願いいたします。  次に、子供たちへの暴力防止プログラム事業ということで予算がついておりますが、CAPということで同僚議員も一生懸命推進を提案しまして、いろいろ形になってきているというところでありますけれども、今、PTAの世界でもかなり代表者、ワカツキさんという方なのですけれども、すごく熱心な方で、先日、市連Pのほうなんかにも来て、物すごく熱い思いで説明をしていただいて、すばらしいなと思いました。  これなのですけれども、学校の先生、保護者、そして生徒と三位一体になって取り組まないと、やはり効果というのは最大限出てこないのかなと思うのですけれども、各方部の教養講座とか、そういった部分で短時間の講習プログラムというのをやっていただいていて、これもすこぶる好評だというふうに認識をしております。  今回、市のほうでも幾らか予算づけをしてきたわけなのですけれども、今後、本格的な導入を目指す場合、学校のカリキュラムとの兼ね合い等の問題があります。そして、どちらかというと、それをやる学校というのは、小さな生徒数の少ない学校ばかりかなという認識があります。そういった意味でも、今後のさらなる導入について、課題等を含めお伺いいたします。 ◎教育長(本間稔) 議長、教育長。 ○副議長(宍戸一照) 教育長。 ◎教育長(本間稔) お答えいたします。  子どもへの暴力防止プログラム、CAPは、子供、保護者、教員、それぞれのプログラムがあり、単独でも効果があると考えますが、それぞれが共通理解に立ち、その重要性を理解していただくことが当面の課題と捉えております。  今後のさらなる導入につきましては、今年度、福島市小中学校PTA連合会において開催する保護者向けワークショップの実施結果等を評価、検証し、より多くの方がプログラムに参加いただけるよう、各学校にCAPプログラムについての情報提供を積極的に行い、各学校が実情に応じて人権意識の醸成や防犯等についてのさまざまな体験ができるよう検討してまいります。 ◆5番(誉田憲孝) 議長、5番。 ○副議長(宍戸一照) 5番。 ◆5番(誉田憲孝) それでは、次にまいりたいと思います。  マイナンバー制度についてということですが、平成28年1月から制度がスタートしましたけれども、途中でいろいろイレギュラーがあって、皆さん大変だったように聞いております。自治体がカードを発行するには、地方公共団体情報システム機構が運営するカード管理システムにアクセスをしまして、自治体の担当者がカードの交付設定をするという必要があったようでありまして、3月には、平日の9時半から正午ころあるいは午後2時台になりますと、自治体からのアクセスが集中して接続しにくい状態が頻繁に起きたということで、総務省よりアクセス集中時間は作業を控えるようにと求められることなんかもあったと聞き及んでおります。困惑の声も上がっておったという状況でありますが、そんなのもあった中ですが、平成28年1月の制度スタート後の課題についてお伺いをいたします。 ◎総務部長(八島洋一) 議長、総務部長。
    ○副議長(宍戸一照) 総務部長。 ◎総務部長(八島洋一) お答えいたします。  平成28年1月からのマイナンバー利用開始にあたり、マイナンバーの利用に係る条例の制度をはじめとしたさまざまな準備により、事務及びシステム面での対応も含め円滑な制度導入が図られたものと考えております。  今後の課題といたしましては、平成29年7月からの運用開始に向けて、国が構築を進めている情報提供ネットワークシステムへの取り組みと捉えております。この情報提供ネットワークシステムは、国や地方公共団体の間で情報連携を図ることにより、市民が申請などを行う際の添付書類省略を可能とするものであり、市民の利便性向上と事務の効率化に向けて、業務フローの見直しとシステム改修を進めてまいります。 ◆5番(誉田憲孝) 議長、5番。 ○副議長(宍戸一照) 5番。 ◆5番(誉田憲孝) このマイナンバー制度ですけれども、行政の効率化や国民の利便性向上というのがうたわれておりまして、戸籍証明書の取得ですとか、母子健康情報の提供、予防接種などのプッシュ型通知、電子私書箱を保育所利用申請など、これがマイナンバーカード1枚で利用できるようになるというのも何かで見ております。また、公共施設の利用者カードになったりですとか、自治体ポイントカードとして使うこともできたり、商店街の活性化にもつながると期待されているのかなと認識をいたしております。  そんな話をしていますと、2003年に交付が始まりました住基カードというのがあったなというふうに思うのですけれども、利便性の向上ですとか、行政事務の向上に役立つと言われておりました。各市町村が条例で定めれば、カードを利用した独自のサービスを提供できたわけであります。しかしながら、住基カードの2015年3月末の累計交付枚数は1,000万枚にも届かず、九百数十万枚程度であるということで、余り活用されてこなかったのかなというふうに思うところであります。マイナンバーカードが住基カードの轍を踏まないか心配なところでありますが、先月5月に初めてマイナンバーカードを利用し、全国のコンビニで戸籍証明書を交付するサービスを始めた自治体も出ております。  そこで、今後の利活用についてお伺いいたします。 ◎総務部長(八島洋一) 議長、総務部長。 ○副議長(宍戸一照) 総務部長。 ◎総務部長(八島洋一) お答えいたします。  申請に基づき交付されるマイナンバーカードにつきましては、その利活用として、住民票等のコンビニ交付サービス及び図書貸し出しカードなどの多目的カードとしての利用が国から例示されております。  本市におきましては、今年度中のコンビニ交付サービス利用開始に向けて準備を進めているところであります。マイナンバーカードを多目的カードとして利用することについては、国において、マイナンバーカードを健康保険証として利用することなどについて検討が進められていることから、これらの動向を注視するとともに、マイナンバーカードの普及状況を見きわめながら、市民の利便性の向上につながるような機能の導入を検討してまいります。 ◆5番(誉田憲孝) 議長、5番。 ○副議長(宍戸一照) 5番。 ◆5番(誉田憲孝) やはり、こういう新しいものが出てきますと、特にベテランの方は、私はわからないからいいやとか、なかなか興味を示していただけなかったり、普及にもつながらないというふうに思います。ぜひともそういった活用の方法というのを、しっかりと考えていっていただければと思うところであります。  次に移ります。行政サービスを住民視点に立って見直して、ICT活用により自治体業務改革に取り組むべきであると思いますが、見解をお伺いいたします。 ◎総務部長(八島洋一) 議長、総務部長。 ○副議長(宍戸一照) 総務部長。 ◎総務部長(八島洋一) お答えいたします。  マイナンバー制度は、行政を効率化し、国民の利便性向上及び公平、公正な社会を実現するための社会基盤として導入されたものであります。  本市におきましても、制度導入の趣旨を踏まえた取り組みを行うため、庁内組織である福島市地域情報化推進本部にワーキンググループを設置し、税、社会保障分野での業務フローの改善と、市民目線に立った見直しを含めて準備作業を進めております。  今年度は、平成29年7月からの運用開始に向けて、国が構築を進めている情報提供ネットワークシステムにより実現される申請時の添付書類の省略に対応するため、システム改修及び業務フローの見直しを進めております。  また、国が構築中のマイナポータルにより、インターネットを利用した子育て手続きのワンストップサービスなどが検討されていることから、これらの対応を遅滞なく行うとともに、業務改善の絶好の機会と捉えて、市民目線による利便性の向上と事務の効率化に向けた取り組みを進めてまいります。 ◆5番(誉田憲孝) 議長、5番。 ○副議長(宍戸一照) 5番。 ◆5番(誉田憲孝) では、最後のところで、季節が近づいてきておりますが、次にモモのせん孔細菌病について質問してまいりますが、間もなく、またおいしいモモの季節がやってまいります。市長もトップセールスに熱が入ってくるかと思いますし、スイーツコンテストも盛り上がりを見せているという観点から、非常にまた楽しみが持てるわけでありますが、私たち消費者は心待ちにしています。  一方で、ここ数年、広範囲に被害が発生し、出荷量の減少や商品価値を落とすなど、甚大な被害が出ているのがせん孔細菌病であります。この被害は、風評被害から立ち上がって懸命に努力をしている生産者の営農意欲を損ない、産地の生産力をも低下させるものになります。モモ農家の経営安定や産地の維持と発展に向けて、せん孔細菌病の被害防止対策は、まさに緊急の課題と認識をいたしております。  そういった中、市では、防風ネット設置事業、こちらを動き出してくれております。聞いた話によりますと、特に被害の多いところということですが、今回は7件のところで対応してみるということでありましたが、防風ネット設置事業の内容について、被害の状況を含めてお伺いをいたします。 ◎農政部長(松谷治夫) 議長、農政部長。 ○副議長(宍戸一照) 農政部長。 ◎農政部長(松谷治夫) お答えいたします。  本市果実の主力品目でありますモモがせん孔細菌病に感染した場合、著しい商品価値の低下につながりますことから、防風ネット設置事業では、被害が大きい桃園地を対象に防風ネットを設置し、細菌の感染拡大を防ぎ、次年度の生産量及び品質の確保を図り、生産高の向上を目指すため、桃園地を所有する農業者が防風ネットを設置する場合に補助を行うものであります。なお、当該事業の負担割合は、国、2分の1、県、6分の1、市、6分の1、受益者、6分の1となってございます。  また、本市におけるモモせん孔細菌病による被害は、平成19年から拡大し、平成24年度には大きな被害をもたらしておりまして、その後も慢性的な状態となってございます。既存の薬剤散布のみによる対策では限界に達しておりまして、産地の存続にかかわる問題となってございます。 ◆5番(誉田憲孝) 議長、5番。 ○副議長(宍戸一照) 5番。 ◆5番(誉田憲孝) これ、済みません、ちょっとちっちゃくてあれなのですけれども、果樹研究所なんかからデータいただいたのですが、今、部長がおっしゃったように、平成18年、このころも大分ふえてきていたのですが、せん孔細菌病のあくまで発生面積割合なのですけれども、実に県内で言うと4割ぐらいが出ていたと。その中で甚大な状態だ、多い、中くらい、少ないということにもちろん階級分けはあるのですけれども、そのような形でございました。それが平成24年には8割ぐらいということで、ほとんどの農家にこういった悪影響が出てきているということであります。  やはり風が強いと、その影響が出てきます。菌が飛びますので、枝を落としたりですとか、葉を落としたりですとか、見つけ次第速やかに対応しなくてはいけないということで、あるいはこの時期になりますと、モモを袋で包むという作業もしなくてはいけなかったりですとか、とにかく農家の方が苦しんでいる状況であります。  そういった意味でも、今後の対応策について、農家、県、農協との連携をどのように図っていくのかお伺いをいたします。 ◎農政部長(松谷治夫) 議長、農政部長。 ○副議長(宍戸一照) 農政部長。 ◎農政部長(松谷治夫) お答えいたします。  細菌の感染拡大は、環境の変化やその年の気候状況に影響されるため、できるだけ早目に病原菌を見つけ除去、薬剤散布、防風ネットの設置など、発生した圃場の状況により対策をとることが必要でありますことから、国、県、市、JAで組織されてございますモモせん孔細菌病対策会議で情報の共有を図り、農家に対してはJAが営農指導を行い、桃園地の環境を整えるなどにより被害防止に努めてまいります。 ◆5番(誉田憲孝) 議長、5番。 ○副議長(宍戸一照) 5番。 ◆5番(誉田憲孝) これは1つ要望をしておきたいのですが、防風ネットもそうですし、薬剤の散布というのもそうなのですが、3回消毒するという中で、福島市が3分の1を持ちます、JAが3分の2を持ちますということで、前年度もそういった対応をしていて、たしか補正予算で組まれたと思うのですけれども、今年度もぜひともそのような対応をしていかないと、また来年度には、まさにこういったグラフが出てきたときに、真っ赤になってしまうような一大事を招きかねませんので、ぜひとも対応方お願いを申し上げます。  次に、最後の質問になりますが、せん孔細菌病の人体への影響についてお伺いいたします。 ◎農政部長(松谷治夫) 議長、農政部長。 ○副議長(宍戸一照) 農政部長。 ◎農政部長(松谷治夫) お答えいたします。  福島県果樹研究所によりますと、モモせん孔細菌は毒を出すバクテリアではないことから、人間が食べた場合でも、人体への影響はないと聞き及んでおります。 ◆5番(誉田憲孝) 議長、5番。 ○副議長(宍戸一照) 5番。 ◆5番(誉田憲孝) この人体への影響についてなぜ聞いたかというと、結局、例えば福島は放射能災害があって、ベクレル指数をはかって、安全なレベルですよと告知をしたり、一生懸命風評被害の払拭に頑張ってきたのですけれども、このせん孔細菌病、体にはやはり無害だということではあるのですけれども、一方で安全だという表記ですとか、そういったものって余り見たことがないのです。  例えばですけれども、心配なのが、こういったモモせん孔細菌病かななどということで、普通に食べるモモとして出荷しないで、ジュースにでもした。ところが、そこの果樹園のは、せん孔細菌病にかかっていた。そのジュースも全部だめになってしまうとか、そういったことがあってはますます悪影響を広げてしまうので、何かあったときの対策のためにも、そういった人体への影響の部分というのは、余りやり過ぎても心配をあおることにもなるかもしれませんけれども、そういった対応も必要かなということで、人体への影響についてということも聞いてみました。  時間、間もなく終わりますが、私の質問は以上とさせていただきます。ありがとうございました。 ○副議長(宍戸一照) 以上で誉田憲孝議員の質問を終わります。  暫時休憩いたします。                 午前11時00分    休  憩 ─────────────────────────────────────────────                 午前11時10分    再  開 ○副議長(宍戸一照) 休憩前に引き続き会議を開きます。  11番斎藤正臣議員。      【11番(斎藤正臣)登壇】 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) 創政クラブ結の斎藤正臣でございます。本日は、中心市街地について一連の質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。  まず、東北本線曽根田東踏切について質問をさせていただきます。  日本全国には、約3万6,000カ所の踏切があるそうでございますが、その中で1時間に40分以上閉まるいわゆるあかずの踏切が約600カ所あるそうでございます。あかずの踏切は、交通の障害や緊急車両の通行の妨げとなるばかりでなく、排気ガスによる環境悪化を招くなど、さまざまな面で社会に影響を及ぼすものであります。  今回のJR福島駅付近の東北本線曽根田東踏切でございますが、朝夕の通勤通学の時間帯を中心に、長時間にわたって遮断機がおりているような状態でございまして、それ以外の時間帯でも、一度遮断機がおりるとなかなかあかない、そういった状態の、私自身もそういった印象が強くある踏切でございます。  まず、この東北本線曽根田東踏切道の所管をお伺いいたします。 ◎建設部長(佐藤務) 議長、建設部長。 ○副議長(宍戸一照) 建設部長。 ◎建設部長(佐藤務) お答えいたします。  曽根田東踏切につきましては、市道区域内に存しているものの、底地を含め鉄道事業者が所有、管理をしているところでございます。 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) ただいまの答弁について質問いたします。  この東北本線曽根田東踏切における福島市の立ち位置といいますか、役割といいますか、そういった部分はどういったものになるのでしょうか。 ◎建設部長(佐藤務) 議長、建設部長。 ○副議長(宍戸一照) 建設部長。 ◎建設部長(佐藤務) お答えいたします。  福島市の立ち位置といたしましては、この踏切につきましては、現在、JR東日本が所有していることから、なかなか市が手をかけられるものではございません。しかしながら、今、議員おっしゃりましたとおり、あかずの踏切としてなっておるところでございますので、粘り強くJRのほうに現在の状況をお伝えするとともに、改良していただけるよう何度も機会を捉えてお願いしているところでございます。  以上でございます。 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) 済みません。ただいまの答弁についてなのですけれども、もう一つ、もう少し詳しく教えていただきたいのですけれども、踏切道についてなのです。踏切全体はJR東日本が所有しているというのはよくわかりました。ただ、その踏切の前後というのは市道なのですけれども、その中で踏切の中の踏切道も、これはJR東日本が管理、所管しているということでお間違いなかったでしょうか。 ◎建設部長(佐藤務) 議長、建設部長。 ○副議長(宍戸一照) 建設部長。 ◎建設部長(佐藤務) お答えいたします。  今、議員おっしゃったとおり、踏切道につきましても、JR東日本が管理しているところでございます。 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) ありがとうございます。わかりました。  では、続いて質問させていただきます。国土交通省が平成18年度に実施した踏切交通実態総点検の結果、この東北本線曽根田東踏切道が歩行者及び自転車の交通量が多く、それらの滞留が多く発生している踏切、いわゆる歩行者ボトルネック踏切にあたるとして、翌平成19年度、緊急対策踏切に認定されました。歩行者及び自転車の滞留について、本市が把握している発生状況を、交通量も含めてお伺いいたします。 ◎建設部長(佐藤務) 議長、建設部長。 ○副議長(宍戸一照) 建設部長。 ◎建設部長(佐藤務) お答えいたします。  平成27年度に福島市が実施いたしました通行量の調査結果によりますと、平日8時から19時までの時間帯で、自動車は3,960台、人と2輪車は2,638人となっております。また、滞留の発生状況については、把握しておらないところでございます。
    ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) ただいまの答弁についてなのですけれども、交通量についてはよくわかりました。緊急対策踏切に認定されていて、所管というのがJR東日本にはなりますが、福島市としても改善に向けて一緒に考えていかなければいけないという前段のお話があった中で、緊急対策踏切に認定されているこの踏切の通行の滞留、こういったところについて把握する必要があるのではないかと思ってご質問させていただいたのですけれども、そういったものは今後も把握されるご予定がないというか、把握する必要がないというような認識なのかお伺いいたします。 ◎建設部長(佐藤務) 議長、建設部長。 ○副議長(宍戸一照) 建設部長。 ◎建設部長(佐藤務) お答えいたします。  歩行者、自転車の滞留につきましては、踏切閉鎖時ごとに発生しておるところでございますが、滞留の状況、その他時間それぞれで変化するものでございます。人数や長さなどの数的状況の把握はなかなか困難だと思っていますが、状況に応じましては必要だとも考えますので、今後、検討したいと思います。 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) ありがとうございます。把握する必要があるのですけれども、なかなか数値として、そこまで具体的に把握し切れないというようなご答弁であったかと思います。  続いて、長い踏切待ち時間が通行者のストレスを高めることにつながって、わずかなあいている時間で急いで通行して、例えば転倒事故などを誘発するほか、あるいは高齢者やお子さん連れの親子などが、踏切があいている時間に渡り切れない、そういった事態が発生したり、歩行者などが遮断機がおりているにもかかわらず通行を強行して、人身事故、物損事故の要因になると考えられる。そういったのが、歩行者ボトルネック踏切の最大の悪いところといいますか、改善しなければいけないところではあると思うのですが、昨年度の転倒事故、人身事故、物損事故について、本市が把握している発生状況を含めてお伺いいたします。 ◎建設部長(佐藤務) 議長、建設部長。 ○副議長(宍戸一照) 建設部長。 ◎建設部長(佐藤務) お答えいたします。  昨年度の転倒事故、人身事故、物損事故の発生の件数につきましては、福島警察署のデータによりますと、転倒事故がゼロ件、人身事故がゼロ件、物損事故が2件発生している状況でございます。 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) はい、わかりました。  続いて、平成19年度に緊急対策踏切にこの踏切が認定された際に、国が道路管理者、あと鉄道事業者、この場合の道路管理者というのは福島市にあたります。そして、鉄道事業者、JR東日本に求めた対策内容というのは、踏切道の立体交差化、構造の改良等の事業の実施にあわせて、複数の踏切道を整理、統廃合するなどの抜本的な対策をせよと、そういったことを国からの対策内容として求められている、そういった踏切でございます。  その中で、平成19年度に緊急対策踏切にこの踏切が認定されてから現在まで、鉄道事業者、いわゆるJR東日本と検討してきた対策の内容をお伺いいたします。 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) お答えいたします。  平成19年度以降、鉄道事業者と安全対策について相互に検討しておりまして、平成19年度には鉄道事業者が踏切内の取り残し防止対策といたしまして、踏切内障害物検知装置や注意喚起看板の設置、また平成21年度におきましても、踏切内自動車の滞留防止対策といたしまして、踏切内舗装のカラー化を実施しておるところでございます。 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) ただいまの答弁についてなのですが、それはJR東日本がというようなお話だったのですが、道路管理者の福島市と検討した結果、実施した対策なのでしょうか、お伺いいたします。 ◎建設部長(佐藤務) 議長、建設部長。 ○副議長(宍戸一照) 建設部長。 ◎建設部長(佐藤務) お答えいたします。  先ほど答弁したとおり、鉄道事業者と安全対策については相互に検討しておるところでございますので、福島市とJR東日本、それぞれ意見を出し合いまして、安全対策について検討したということでございます。 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) よくわかりました。  ただいまの答弁についてなのですけれども、今、相互で検討して実施したその対策というのは、緊急的な対策であったかと思います。国のほうから求められているものは、先ほど申し上げました抜本的な対策であったかと思います。抜本的な対策についての検討してきた対策の内容をお伺いしたいと思います。 ◎建設部長(佐藤務) 議長、建設部長。 ○副議長(宍戸一照) 建設部長。 ◎建設部長(佐藤務) お答えいたします。  道路管理者として抜本的な対策として計画しておりましたのは、新設の立体化ということでございました。これにつきましては、多額の費用及び長期の通行どめによる周辺の影響が大きいということで、実施困難と判断したものでございます。 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) わかりました。  では、続いて、あらゆる歩行者及び自転車などが安心して安全に通行できることや、長い踏切時間、踏切が閉じている時間によって時間を損失したり、事故を誘発させないよう整備することにとどまらず、例えば都市計画課などとも連携を図って、東西自由通路の今後のあり方を含めた東西にぎわい動線軸整備の観点での整備も必要だと考えられますが、こういったことについての庁内連携の状況をお伺いいたします。 ◎建設部長(佐藤務) 議長、建設部長。 ○副議長(宍戸一照) 建設部長。 ◎建設部長(佐藤務) お答えいたします。  これまで、鉄道事業者と踏切の拡幅整備につきましては協議をした経過がございますが、先ほどお話しいたしましたとおり、整備には多大な費用を要することと、また整備期間の通行どめが長期にわたりまして、周辺に対する影響が大きいということから、実施は非常に困難であるということから、具体的な整備に関する庁内連携は図られておらないところでございます。 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) では、次にまいります。  ことし4月に改正踏切道改良促進法が施行されました。国の判断で、改良が必要な踏切を今年度中に全国で約1,000カ所指定をして、平成32年度までに整備計画を策定されることが求められます。これは、道路の管理者と鉄道事業者が具体策について合意をしていなくても、国のほうから指定されるものであるそうでございます。平成19年度に緊急対策踏切に認定された全国1,960カ所の踏切のうち、抜本的な対策を求められたもの、そういった踏切が1,428カ所だったそうでございます。  そういったことから、抜本対策を求められている東北本線曽根田東踏切も、今回の改正踏切道改良促進法によって、改めて指定される可能性が高いと考えられます。まだ、その指定される踏切は選定されてはいないようでございますが、指定されることを想定して、JR東日本や庁内他部署、有識者などと協議会を設置して、整備計画の策定に向けて検討を重ねる必要があるのではないでしょうか。東北本線曽根田東踏切の整備について、平成32年までのスケジュールを、本市の方向性を含めてお伺いいたします。 ◎建設部長(佐藤務) 議長、建設部長。 ○副議長(宍戸一照) 建設部長。 ◎建設部長(佐藤務) お答えいたします。  これまでも、鉄道事業者と曽根田東踏切の安全対策につきまして協議を行い、対策を講じてまいりましたが、現時点におきましても歩行者や自転車の安全確保に課題があるため、今後とも整備実施に向け、引き続き協議を進めてまいりたいと思います。 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) ただいまの答弁についてなのですけれども、今回の改正された踏切道改良促進法は、平成32年度までに計画を策定しなければいけないという期限つきなのです。今、今後も検討していくというようなお話だったのですけれども、この踏切の整備をするということを前提に検討していくのかということを改めてお尋ねしたいと思います。 ◎建設部長(佐藤務) 議長、建設部長。 ○副議長(宍戸一照) 建設部長。 ◎建設部長(佐藤務) お答えいたします。  先ほども答弁いたしましたが、この踏切を改築するためには、多額な費用と踏切の遮断がかなりの期間を要することもあるものですから、我々だけの範疇での会議というわけにはいきませんので、庁内全てあわせまして今後検討してまいりたいと考えております。 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) わかりました。  もちろん、建設部のほうだけで解決できる問題ではないと思いますし、庁内全てを巻き込んでこれから検討していくというようなお話でございました。改正踏切道改良促進法に指定されたわけではないのですけれども、指定される可能性もやはりあるわけでございますから、ぜひ庁内連携、いろいろな部署といろいろな方向性を検討していただければと思っております。  次に、パセオ通りについて一連の質問をさせていただきます。  水道管の老朽化に伴いまして、老朽管更新事業に伴う置賜町及び本町地内の配水管布設がえ工事の実施後、工事箇所に応急的なアスファルト舗装がされまして、もともとの石畳の道路に継ぎはぎのような形でアスファルト舗装がされておりまして、景観的に決して良好な状態ではないというのは、パセオ通りのほうをごらんになられた方はよくご存じかとは思います。  まず、水道管工事について、今後のスケジュールをお伺いしたいと思います。 ◎水道局長(三浦辰夫) 議長、水道局長。 ○副議長(宍戸一照) 水道局長。 ◎水道局長(三浦辰夫) お答えいたします。  パセオ通りの水道管は鋳鉄管でございまして、耐震性に乏しく、また老朽化も進んでおりますことから、管路の破損が懸念されますことから、耐震性能にすぐれた水道管へ更新するため、平成27年度、28年度の2カ年で整備を図っているものでございます。昨年度は、平和通りから並木通りまでの整備が完了いたしまして、今年度は並木通りから万世町通りまでの区間について整備を予定しているものでございます。 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) わかりました。  では、次に舗装修繕工事について今後のスケジュールをお伺いいたします。 ◎建設部長(佐藤務) 議長、建設部長。 ○副議長(宍戸一照) 建設部長。 ◎建設部長(佐藤務) お答えいたします。パセオ通りの舗装修繕工事につきましては、経年による路面の損傷が見られることから、地下を占用する水道管、ガス管の布設がえに伴う舗装復旧工事とあわせ、一体として舗装の全面を打ちかえるものでございます。  舗装修繕工事の実施の時期でございますが、水道管、ガス管の布設がえの工事が終了した段階で行うこととしておりまして、平和通りから並木通りの区間において、水道管、ガス管の布設がえが完了したことから、今年度各事業者で行う舗装復旧とあわせて実施する予定でございます。 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) ただいまの答弁について質問させていただきます。  平和通りから並木通りまでの水道管工事の布設が終わって、その後追っかけで舗装修繕工事に入るというようなお話でございましたが、並木通り以北の舗装修繕工事についての今後のスケジュールはいかがでしょうか。 ◎建設部長(佐藤務) 議長、建設部長。 ○副議長(宍戸一照) 建設部長。 ◎建設部長(佐藤務) 先ほどお話ししたとおり、水道管、ガス管の工事が完了した時点で行うこととしておりますので、ことし平和通りから並木通りが終わっておりますので、終わった段階で舗装修繕については入らせていただきたいと思います。 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) 並木通りまではわかりました。その先、北のほうの舗装修繕工事のスケジュールはいかがですか。 ◎建設部長(佐藤務) 議長、建設部長。 ○副議長(宍戸一照) 建設部長。 ◎建設部長(佐藤務) スケジュールはまだ固まっておりませんが、まだ水道管の布設が終わっていないこともございますので、水道管が終わった段階で、どの区間を舗装するかということを判断いたしまして、舗装修繕工事を実施したいと思っております。 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) 今後のスケジュールというものをお尋ねしたのですけれども、どういうふうに舗装修繕するかという計画の策定というものも、そのスケジュールの中に含まれていると思うのですけれども、その工事をする期間というのは、水道管の工事が終わった後ということはよくわかりましたが、舗装修繕工事についての計画の策定についてはご答弁いただけなかったので、その辺いつ、どういうふうに舗装修繕を行うのか、そういった舗装の内容、そういうものがいつ計画されるのか、そのスケジュールもお伺いいたします。 ◎建設部長(佐藤務) 議長、建設部長。 ○副議長(宍戸一照) 建設部長。
    ◎建設部長(佐藤務) お答えいたします。  舗装の種類とか時期につきましては、地元の商店街も町内会もございますので、その方々と十分に話し合いを行いまして、舗装時期とか舗装の材質については決めていきたいと思っております。 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) わかりました。  では、次にまいります。パセオ通りは、自動車の通行を主たる目的としないコミュニティー道路として位置づけられております。自動車の通行速度を抑制するために、車が一直線に走れないように車道を蛇行させるとともに、道路の一部を盛り上げる装置、いわゆるハンプというものが設置されております。  しかし、そのような中、福島市が行った平成23年消費購買動向調査の結果、中心市街地の商店街に対して駐車場のニーズというのが非常に高くて、それに応える形で、パセオ通り沿いの空き地が次々と有料駐車場にさま変わりしております。それに比例して、自動車の交通量も今後増加していくのではないかと、そういった流れが必然的な流れであると考えられるわけでございます。  また、本来、歩行者の安全性や快適性を考慮した道づくりを目的とするコミュニティー道路のはずでございますが、側道の溝の部分、U字の溝がちょっとあるのですけれども、その溝の部分に足をとられて歩行者が転倒する、そういった話も耳にしており、実際何件か見たこともございます。今後の自動車の交通量や歩行者の安全性を鑑みて、ハンプを撤去し、歩車道を平面にすべきだと考えますが、見解をお伺いいたします。 ◎建設部長(佐藤務) 議長、建設部長。 ○副議長(宍戸一照) 建設部長。 ◎建設部長(佐藤務) お答えいたします。  パセオ通りのハンプにつきましては、コミュニティー道路として車両の走行速度の抑制を目的に、歩行者の安全確保を図るための施設として設置をしているところでございます。  しかしながら、近年、道路利用者から、車両通行の快適性が損なわれていることや、イベント等において歩行者天国となった場合、安全で円滑な通行ができないなどの意見が多く寄せられていることから、今後におきましてはハンプの設置について、その必要性などを含め、町内会、商店会等と協議してまいりたいと考えております。 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) 続いて、ことし4月に当会派において、喜多方市の中心街、県道21号線沿いの町並み整備についてを調査対象に視察に行ってまいりました。市役所職員や地元出身の学識者あるいは景観アドバイザー、商店主が参加するまちづくりの勉強会等を、その整備の前段階で数多く開催し、それらをもとにして整備計画を策定したことが、民間意識の醸成と整備後の商店街の振興に大きくつながっている、そういったお話をいただくことができました。  昭和62年にすずらん通りからパセオ通りへの改装工事が開始された際に、町内会が負担金を拠出していることからも、今後のパセオ通りのあり方について、商店主や町内会の意思が最大限に尊重されるべきではないでしょうか。先ほど来、地元の方と協議をしながらというようなご答弁をいただいておるところでございますけれども、改めて舗装修繕工事に伴う景観舗装の工法を含めた今後のパセオ通りのあり方について、商店主や町内会の意思を取り入れる手法として、定期的な勉強会等を開催すべきですが、見解をお伺いいたします。 ◎市長(小林香) 議長、市長。 ○副議長(宍戸一照) 市長。 ◎市長(小林香) お答えします。  ただいま議員から、喜多方市における通りの整備についての取り組みの事例の報告がありましたけれども、そうした喜多方の取り組みなども、非常に参考になるところであるというふうに思います。そして、また県内を見ましても、こうした通りの整備について、いろいろとすばらしい取り組みを行っているところがございますので、そうした地域も参考にしていきたいと思うところでございます。  そして、議員がお尋ねのパセオ通りにつきましては、市民協働によって本市の豊かな自然と文化の調和するまちを象徴した通りとして完成し、春のフェスティバルや夏の福島七夕たまつりのメイン会場として、多くの市民の方々に親しまれております。  また、パセオ通りは、市の中心市街地の景観形成や歩行者等の回遊軸として重要なコミュニティー道路でもありますことから、今後のあり方につきましては、現在、町内会や商店会、関係部局などと舗装材、工法の選定やパセオ通り全体の計画づくりなどについて協議を進めているところでございます。 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) ありがとうございます。  平和通りから並木通りについては、水道管工事が終わっておりまして、舗装修繕工事が、それを追っかけて実施されるというようなお話がありました。どういったふうに舗装修繕をするのかということ、これは喫緊の課題でありまして、本当に今市長からご答弁いただいたとおり、地元の方とあらゆる可能性を考えながら検討し、よりよいパセオ通りにしていただければと思います。  次に、福島駅前地下歩道について質問させていただきます。  平成27年9月定例会議で質問させていただきました福島駅交差点のスクランブル化について、中心市街地活性化における東西のにぎわい動線軸の整備検討の中で課題とするとの答弁をいただきました。そのような中、町内会からの強い要望もあって、現状は車両の全ての進行方向が赤になってから横断歩道の全ての進行方向が青になる、いわゆる歩車分離式信号に変わりました。単純に右左折をする車両と歩行者の接触や衝突が避けられ、さらに横断歩道の青信号時間が若干長くなったことからも、随分と歩行者に優しい交差点になったと思います。  一方、今回の地下歩道に目を向けますと、本来であれば、歩行が困難な高齢者や障害者などのための地下歩道であるはずでございますが、依然としてバリアフリー化はされないばかりか、地下歩道自体の老朽化が著しく、地下水がしみ出し、水たまりがあって足元が滑る、さらには下水のにおいが立ちこめているのが現状でございます。  まず、この福島駅前地下歩道の所管はどちらでしょうか、お伺いいたします。 ◎都市政策部長(橋本隆) 議長、都市政策部長。 ○副議長(宍戸一照) 都市政策部長。 ◎都市政策部長(橋本隆) お答えいたします。  福島駅前地下歩道につきましては、市道栄町1号線として市道認定されておりますが、所管につきましては、都市政策部交通政策課の施設として維持管理を行っております。 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) わかりました。  次に、日常の清掃や維持管理はどのようにされていますか、お伺いいたします。 ◎都市政策部長(橋本隆) 議長、都市政策部長。 ○副議長(宍戸一照) 都市政策部長。 ◎都市政策部長(橋本隆) お答えいたします。  日常の清掃や維持管理につきましては、民間会社と1年間の委託契約を結び、毎日3回の清掃のほか、定期的に壁面等の水拭きや床面の洗浄作業などを実施しております。 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) 続いて、本市は、歩行者最優先の笑顔と賑わいを育むシンボルストリートをコンセプトに、福島駅前通りの商業環境の改善を目的として、福島駅前通りリニューアル整備事業をただいま実施中でありますが、この福島駅前通りリニューアル整備事業での福島駅前地下歩道の整備内容をお伺いいたします。 ◎都市政策部長(橋本隆) 議長、都市政策部長。 ○副議長(宍戸一照) 都市政策部長。 ◎都市政策部長(橋本隆) お答えいたします。  福島駅前通りリニューアル整備事業には、地下道本体の整備は含まれてございませんが、本事業により、福島駅前通り商店街振興組合が所有しておりますアーケードが撤去されますことから、地下歩道出入り口2カ所にシェルター、雨よけの屋根でございますが、シェルターを設置するというものでございます。 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) ただいまの答弁についてなのですが、地下歩道本体、アーケードを取ってそのままの状態ですと、雨がそのまま地下歩道に入ってしまって、屋根をかけなければいけない。これはやらなければいけないことだと思うのですけれども、この駅前通りリニューアル整備事業、絶好の機会であったのかなと私は個人的に思うわけなのですけれども、ここで地下歩道本体の整備というものが、その中に盛り込まれなかったというのは、何か理由というのがあるのですか。 ◎都市政策部長(橋本隆) 議長、都市政策部長。 ○副議長(宍戸一照) 都市政策部長。 ◎都市政策部長(橋本隆) 地下歩道本体について、議員さんご指摘のような多々いろいろ問題を抱えていることは承知しております。ただ、私どもの中心市街地の活性化の中でも、東と西を結ぶ一つの軸として、この駅前通りもありますし、地下歩道もございますけれども、その軸をどうしていくかというのは、大変大きな課題だと認識しております。  そうした中で、新東西自由通路の構想などもございますので、そうした全体的な大きな流れの中で検討していくものということで、今回は地下歩道単体についての構想については、具体的な構想は含まれておりません。 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) わかりました。  駅前通りリニューアル整備事業、単体ではなくて、もっと大きな流れというようなお話でございます。  次の質問は、それに係る話かと思うのですけれども、平成22年3月に国の認定を受けた福島市中心市街地活性化基本計画ですが、拠点施設の整備や年間を通した集客、イベント等により魅力向上を図るとともに、楽しく回遊できる環境を整備することでのにぎわいの創出と、高齢化社会に対応した高齢者住宅整備や福利・文化施設を整備することで、安心で快適な居住、交流環境の向上による都心居住の促進を目指すとありました。ただいま第2期がこの計画の中で始まっているわけでございます。第2期福島市中心市街地活性化基本計画での、この福島駅前地下歩道の整備内容をお伺いいたします。 ◎都市政策部長(橋本隆) 議長、都市政策部長。 ○副議長(宍戸一照) 都市政策部長。 ◎都市政策部長(橋本隆) お答えいたします。  第2期福島市中心市街地活性化基本計画は、平成27年4月からの5年間におきまして実施される中心市街地の活性化に寄与する具体的な事業を盛り込み、策定したものでございます。  福島駅地下歩道につきましては、整備内容がまだ具体的でないということから、現時点では本計画に位置づけをされていないという状況にございます。 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) わかりました。  そうしますと、続いての質問になりますが、今後のあり方を協議する場の有無をお伺いいたします。 ◎都市政策部長(橋本隆) 議長、都市政策部長。 ○副議長(宍戸一照) 都市政策部長。 ◎都市政策部長(橋本隆) お答えいたします。  現時点におきましては、福島駅前地下歩道の今後のあり方を協議する場につきましては、設置されてございません。 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) 東西のにぎわい動線軸、それの観点を持って福島駅前地下歩道のあり方を考えたいというような答弁が、その前の前の質問であったかと思います。ただいまの答弁では、今後のあり方を協議する場はないというような話だったのです。  その答弁についてお伺いしたいのですけれども、協議する場がなければ、当然具体策というものも出てきませんですし、一向にそれが課題として、地下歩道が整備されないというような課題が残ったままではないかなと思うわけでございます。協議する場は、今のところないということでございましたが、必要性というものは感じられていますか。必要性があるのだけれども、まだないのか、それとも必要ないと考えているのか、それはどちらでしょうか、まず。 ◎都市政策部長(橋本隆) 議長、都市政策部長。 ○副議長(宍戸一照) 都市政策部長。 ◎都市政策部長(橋本隆) お答えいたします。  当然、地下歩道につきましては、交通結節点であります福島駅、そしてまた駅前通りを安全に円滑に移動できるための大変重要な課題であるというふうに考えてございます。その協議につきましても、今後の必要性は感じておりますので、例えば平成26年度に私どものほうで、官民連携による福島駅前周辺まちづくり検討委員会の調査というものもまとめてございます。こうした駅周辺施設の検討状況を見きわめながら、協議の場というものを検討していきたいと考えております。 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) ぜひ協議する場を、まず一刻も早くつくっていただきたいと思います。  続いてなのですけれども、平成18年に制度化されたバリアフリー新法では、高齢者、障害者等の移動上及び施設の利用上の利便性及び安全性の向上の促進を図ることを目的に、建築物や道路、駅前広場、通路、その他の施設の一体的な整備を求めております。  本市においても、この福島駅前地下歩道を含む交通結節点の福島駅から、平成30年に旧福島市水道局跡地に移設、開院する大原綜合病院までの面的なバリアフリー化は必須ではないでしょうか。この中で、福島駅前地下歩道のバリアフリー化について、課題を含めて見解をお伺いいたします。 ◎都市政策部長(橋本隆) 議長、都市政策部長。 ○副議長(宍戸一照) 都市政策部長。 ◎都市政策部長(橋本隆) お答えいたします。  福島駅前地下歩道のバリアフリー化につきましては、平成16年5月に策定をいたしました交通バリアフリー基本構想に基づきまして、平成21年度に階段6カ所に手すりを設置した経過がございます。その他の対策といたしまして、エレベーターやエスカレーターの設置も考えられますが、現時点では設置に必要なスペースの確保が困難であるということから、地下歩道のバリアフリー化につきましては、今後の課題とさせていただきたいと思います。 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) ただいまの答弁についてなのですが、エレベーターの設置というのがバリアフリー化、車椅子の方であったり、そういった方にとって大変有効な施設かなと思うのですけれども、エレベーターを設置するにあたっての課題というのは何なのか。スペースというようなお話でしたけれども、もうちょっと具体的に教えていただけますか。 ◎都市政策部長(橋本隆) 議長、都市政策部長。 ○副議長(宍戸一照) 都市政策部長。 ◎都市政策部長(橋本隆) お答えいたします。  エレベーター、エスカレーターも含めてですけれども、今の階段を犠牲にするか、あるいは表面の歩道、そういった空間をどこか犠牲にしなければ設置できない。当然、エレベーター本体のほかにも、機械室等そういった設置が必要になりますことから、現在のスペースでは設置が困難あるいは何か犠牲になってしまうということで、現在のままでの設置は困難というふうに考えております。  したがいまして、先ほども申し上げましたが、全体的な構想の中で検討すべきものと考えております。
    ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) ただいまの答弁について、しつこいようなのですけれども、歩道とおっしゃいましたけれども、多分今おっしゃったのは、駅前通り側についての話ですか。駅前通りについては、例えば駅前通りの南側は、辰巳屋さんのエレベーターが地下歩道と直結されている。北側は、エスタビルのエレベーターと直結しておりまして、改めて福島駅前通り側にエレベーターの設置というのは、費用対効果のことも考えると必要ないのかなと、そういったふうに思うわけでございます。  問題は、駅側なのです。駅側に設置すればいいだけの話なのです。今のご答弁の中には、駅側の話はなかったように思います。その駅前広場というのは、福島市が管理しているところでございます。そういったことを考えると、エレベーターの設置というのは、予算の状況にもよるとは思うのですけれども、課題として挙げられましたけれども、着実に推進できるような、そういったふうに思うわけでございますが、その辺はいかがでしょうか。 ◎都市政策部長(橋本隆) 議長、都市政策部長。 ○副議長(宍戸一照) 都市政策部長。 ◎都市政策部長(橋本隆) お答えいたします。  駅前のほうにつきましても、ただいま新東西自由通路の構想ということもございます。したがいまして、やはり二度手間にならないように全体的な構想の中でバリアフリー、特に車椅子の方でございますので、なるべくコースを短縮できるようなコースの設定ですとか、全体的な計画の中で検討すべきというふうに考えてございます。 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) わかりました。大原綜合病院が新しく開設されると、福島駅を利用した病院に通院する歩行者の数というのも多くなろうかと思います。できれば、そこに合わせていただきたかったのですけれども、東西自由通路の観点もありますから、先ほどの話に戻ってしまうのですけれども、協議する場を一刻も早く設置をして、どういうふうにするのか、具体策を一刻も早く策定していただきたいと思います。  続いて、次にカラスやムクドリによる衛生被害について、一連の質問をさせていただきます。  これも定例会議の一般質問において、多く言及されているところではございますが、全国の繁華街などで共通の課題になっております、ごみをあさるカラスや街路樹をねぐらとするムクドリのふんによる衛生被害について。一般的に鳥獣被害対策というのは、中山間地域で鹿やイノシシ、猿、カラスなどの野生鳥獣による、農林水産業に対するさまざまな被害防止のための総合的な取り組みを指すわけでございますけれども、本市の中心市街地のカラスやムクドリによる衛生被害を、本市が解決するべき課題と捉えていらっしゃるか、改めてお伺いいたします。 ◎建設部長(佐藤務) 議長、建設部長。 ○副議長(宍戸一照) 建設部長。 ◎建設部長(佐藤務) お答えいたします。  中心市街地におけます駅前広場や国、県、市道のカラスやムクドリのふんにつきまして、市民からも多くの苦情が寄せられていることからも、本市といたしましては、衛生面の視点からも解決すべき課題と捉えております。 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) ただいまの答弁でございますけれども、これは担当は建設部ということで認識してよろしかったですか。 ◎建設部長(佐藤務) 議長、建設部長。 ○副議長(宍戸一照) 建設部長。 ◎建設部長(佐藤務) お答えいたします。  今、議員おっしゃられたとおり、建設部がなぜこの窓口かということにつきましては、我々、市道、国道、県道、それぞれの道路の施設管理を行っております。県につきましても、国につきましても、市が窓口になりましてお願いしているところもございますので、施設管理者ということで、市の窓口まではいきませんけれども、現在、やらせていただいているところでございます。 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) 市が窓口とならないまでもというのが、いまいちよくわからなかったのですけれども、続いての質問に関連することなので、教えていただきたいと思います。  本市の中心市街地は、おっしゃるとおり市、県、国の道路が複雑に入り組んでおるところでございます。地域住民がふん害について被害状況を訴える際に、清掃を依頼する際に被害箇所が市、県、国のいずれの管轄なのかを判別して、それぞれの担当部局に依頼するということは、現実的におっしゃるとおり難しいと思われます。  今年度の組織機構改正以前に幹線道路課が担っていたふん害についてのワンストップの窓口の所在、現在の窓口の所在、これを周知の状況を含めてお伺いいたします。 ◎建設部長(佐藤務) 議長、建設部長。 ○副議長(宍戸一照) 建設部長。 ◎建設部長(佐藤務) お答えいたします。  組織機構改正以前の幹線道路課につきましては、国、県道路の窓口になっていたことから、ムクドリやカラスによる被害等に関する情報共有会議を開催いたしまして、ふん害等についてワンストップで対応できますよう情報の共有化を図っておりましたが、その業務につきましては、現在、路政課が引き継いでおるところでございます。  今後におきましても、ワンストップの対応の実現に向けまして、各課各係との調整がさらに必要であると考えられますことから、引き続き情報共有会議を開催いたしまして、協議を進めてまいります。 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) 今現在、ふん害についてのワンストップの課は路政課であるということで、よくわかりました。ありがとうございます。  続いて、本市の中心市街地では、駅前通りリニューアルに伴い駅前通りの街路樹を一部伐採したこともあって、本町や置賜町内のパセオ通り、国道13号線の街路樹にムクドリが集中して、ふん害が特にひどい状況にございます。平成27年9月定例会議の一般質問の中で同僚議員のほうから、福島駅駅前広場のふん害対策について言及されました。その中で、広場からの移動先で被害が発生し、根本的な対策とはならないので、引き続き関係機関と連携すると当局の答弁がございました。移動先に対策を講じて、ムクドリが移動して、移動先でまた同じような被害があるという、そういったご答弁のとおりに今状況がなっているわけでございます。  市、県、国が連携して、こういったふん害に対する対策を協議する場、そういった場があるかと思うのですけれども、その場での協議内容を、今後のスケジュールを含めてお伺いいたします。 ◎建設部長(佐藤務) 議長、建設部長。 ○副議長(宍戸一照) 建設部長。 ◎建設部長(佐藤務) お答えします。  今後におきましても、苦情を寄せる市民に対しまして、不快感を与えない対応となりますよう、関係部署におきまして情報の共有化を図るため会議を開催し、連携を図ってまいります。 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) ただいまの答弁について、関係部局というようなお話ですけれども、それは市、県、国ということでお間違いないですか。 ◎建設部長(佐藤務) 議長、建設部長。 ○副議長(宍戸一照) 建設部長。 ◎建設部長(佐藤務) お答えします。  今、議員おっしゃられたとおりでございます。 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) 市、県、国が会議する場があるというのはよくわかったのですけれども、協議内容と今後のスケジュールをご答弁いただけたかちょっとわからなかったのですが、もう一度お伺いしてもよろしかったでしょうか。 ◎建設部長(佐藤務) 議長、建設部長。 ○副議長(宍戸一照) 建設部長。 ◎建設部長(佐藤務) お答えいたします。  会議の時期でございますが、今もカラスは通常時期を問わずに来ております。ただ、ムクドリにつきましては、そろそろ飛来してございますので、できれば早い時期ということで、来月ぐらいには開催したいと思っているところでございます。 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) 直近で言うと、来月開催されるということだったのですけれども、これは定期的に開催されるものなのでしょうか、それとも時期に合わせてというような、そういうスケジュールなのでしょうか、お伺いしたいと思います。 ◎建設部長(佐藤務) 議長、建設部長。 ○副議長(宍戸一照) 建設部長。 ◎建設部長(佐藤務) お答えいたします。  カラスにつきましては、常にございますので、それは時期を問わずということ。ムクドリにつきましては、春先から秋の前ぐらいまでの時期でございますが、この開催時期につきましては、できるだけ定期的な開催を望んでおりますが、場合に応じては、必要に応じて開催することもございますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) わかりました。  続いて、ふん害が特にひどい状況にある本町や置賜町は、先ほども申し上げましたが、市、県、国道が交差しております。被害箇所の清掃を依頼する地域住民の感情としては、市、県、国が個別のスケジュールでそれぞれの管轄のみを清掃するといった縦割り然とした対応ではなくて、市、県、国が連動して同時期に被害箇所を清掃する、もしくは管轄外であっても、可能な範囲であれば清掃するなどの柔軟な対応を望まれておるわけでございますが、その見解をお伺いいたします。 ◎建設部長(佐藤務) 議長、建設部長。 ○副議長(宍戸一照) 建設部長。 ◎建設部長(佐藤務) お答えいたします。  国道、県道、市道それぞれに被害状況は異なり、対応はおのおのの部署に委ねている現状でございますが、今後におきましては、できる限り国、県とも連携を図りまして、同時期に清掃が実施できますよう協議してまいりたいと思います。 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) ただいまの答弁について、市、県、国の道路それぞれに被害箇所が違うというようなご答弁だったのですけれども、そんなことはないのかなと、私、個人的には思うわけなのです。  例えば交差点などは、本町、置賜町、国道と県道の交差点がありまして、交差点の部分のふん害の被害というのもあるわけでございまして、そこの交差点は一体だれがやるのかというような話になった場合、どちらかが一遍にやってしまっても私はいいのではないのかなと思うわけでございまして、そういったことを、先ほど来の会議の中でお話ししていただけるとありがたいなと思うのでございますけれども、そういったお話というのはされないわけなのでしょうか。 ◎建設部長(佐藤務) 議長、建設部長。 ○副議長(宍戸一照) 建設部長。 ◎建設部長(佐藤務) お答えいたします。  その辺のテリトリーでございますが、その辺の話につきましても、情報共有会議の中で話をさせていただきたいと思います。 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) ぜひ、市民目線で考えていただきたいと思います。確かに縦割りで管轄が違うというのはわかるのですけれども、もう少し、あと5メートル清掃の範囲を広げていただければ、全て終わるのにというような、そういったこともあろうかと思いますので、その辺柔軟に考えるような、あるいは今部長おっしゃったようなスケジュールを合わせるような、そういった具体的な内容を会議の中でお話しいただければと、そのように思います。  最後、質問させていただきます。被害箇所の清掃をはじめ、樹木の剪定などは、あくまでふん害に対する対症療法であって、根本的な解決を図るには、本来のねぐらである中山間地域へムクドリやカラスを誘導し、そこで捕獲するなど、個体数を減らす取り組みなどの抜本的、根本的な解決方法が考えられるわけでございます。  いずれにせよ、有識者を交えてカラスやムクドリの生体を明らかにし、根本的な解決を図るための協議を早急に始めるべきでございますが、見解をお伺いいたします。 ◎建設部長(佐藤務) 議長、建設部長。 ○副議長(宍戸一照) 建設部長。 ◎建設部長(佐藤務) お答えいたします。  中心市街地におけます鳥類の衛生被害につきましては、たびたび問題視されており、本市と同様に国や県においても、樹木の剪定や路面清掃などの対応を随時実施している状況でございます。  この問題につきましては、福島だけではなく全国的な問題と認識しておりますことから、今後は他の自治体の対策例を参考にするとともに、必要に応じ有識者の意見を拝聴するなど、対策について検討してまいります。 ◆11番(斎藤正臣) 議長、11番。 ○副議長(宍戸一照) 11番。 ◆11番(斎藤正臣) よその自治体の対策例に倣うというのも、一つの方法であろうかとは思いますが、福島市は福島市の事情がありまして、例えば今のムクドリ、カラスというのは、もともと信夫山をねぐらにして、そこで餌がとれないから、中心市街地に舞いおりているというような話も聞いたりもするわけでございますので、地元の有識者の意見というものを多く取り入れて、福島市独自の対策というもの、根本的な解決策というものを考えていただければと思います。  以上、質問を終わります。どうもありがとうございました。 ○副議長(宍戸一照) 以上で斎藤正臣議員の質問を終わります。  暫時休憩します。                 午後0時06分    休  憩 ─────────────────────────────────────────────                 午後1時30分    再  開 ○議長(高木克尚) 休憩前に引き続き会議を開きます。
     ただいま市長から議案及び補正予算説明書の正誤表の提出がありました。  正誤表は、さきにお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。  引き続き一般質問を行います。  21番石原洋三郎議員。      【21番(石原洋三郎)登壇】 ◆21番(石原洋三郎) 議長、21番。 ○議長(高木克尚) 21番。 ◆21番(石原洋三郎) ふくしま市民21の石原洋三郎でございます。  まず、冒頭、熊本地震で被災された皆様方に心からお見舞いを申し上げます。一日も早いご回復をお祈りいたします。  防災について質問をさせていただきたいと思います。  まずは、吾妻山や安達太良山が噴火した場合の対応についてお伺いいたします。  吾妻山や安達太良山などが突然噴火した場合に、電波の届かないところですと、緊急時の火山情報などが入手できず、情報的に孤立してしまうおそれがあります。土湯や高湯などの山際で電波塔もなく、情報入手困難な住民やエリアに対して、電波塔を設置するなどの対策を講じていくべきかと思いますが、どのような対策を講じていかれるのかお伺いいたします。 ◎市民安全部長(菊池稔) 議長、市民安全部長。 ○議長(高木克尚) 市民安全部長。 ◎市民安全部長(菊池稔) お答えをいたします。  電波塔がないことから、土湯や高湯などの一部区域において携帯電話の不感エリアが存在することは、市としても認識をしており、平成27年度に携帯電話大手3社に対して、不感エリア解消を要請したところでございます。  しかしながら、不感エリアがいまだ解消されておりませんので、災害が発生または発生するおそれがある場合におきましては、広報車での広報をはじめ、Lアラート、災害情報共有システムを活用したテレビ、ラジオによる情報伝達を行うことで、不感エリアの対応を行ってまいります。  なお、今後におきましても、携帯電話不感エリアの解消について、時期を捉えながら携帯電話大手3社に要請してまいります。 ◆21番(石原洋三郎) 議長、21番。 ○議長(高木克尚) 21番。 ◆21番(石原洋三郎) 次の質問に移ります。  いざ、災害が起きますと、目の前の事象に対して一瞬パニックを起こし、正常な判断ができず、呆然としてしまうということがあります。注意を喚起していくことで我に返り、正常な行動がとれるということがあります。土湯温泉や高湯温泉などの山側で、防災サイレンを設置するべきかと思いますが、ご見解をお伺いいたします。 ◎市民安全部長(菊池稔) 議長、市民安全部長。 ○議長(高木克尚) 市民安全部長。 ◎市民安全部長(菊池稔) お答えをいたします。  例えば火山の突発的な噴火が発生した場合、周辺住民や火口周辺における観光客などへいち早く状況を知らせ、迅速な避難誘導を行うために、防災サイレンを活用することは有効であると認識しており、また火山災害だけでなく、さまざまな災害発生時における情報伝達の手段の一つとしても有効であると考えておりますが、一方で住宅の気密化が進み、暴風雨や豪雨、激しい雨の際には聞こえにくいという課題、さらには設備に隣接する住宅にとっては、サイレンが騒音になってしまうなどの課題もありますことから、このことについては慎重に検討をしてまいりたいと考えております。 ◆21番(石原洋三郎) 議長、21番。 ○議長(高木克尚) 21番。 ◆21番(石原洋三郎) 防災サイレンが騒音になるということは、基本的には災害が発生したときでありまして、緊急時でありますので、やはりサイレンというのは平常時で鳴るものではないと考えておりますので、その点もご考慮していただければと思います。  次の質問に移ります。「備えあれば憂いなし」と申します。海側ですと、津波を想定した対策で、防波堤や防潮堤、防災サイレンなどが設置されます。福島市の場合ですと、津波はありませんが、真冬においては、吾妻山や安達太良山の融雪による火山泥流や、集中豪雨災害による土石流、河川氾濫などが、万が一にも心配されるところです。  初動においては、土湯温泉や高湯温泉などの山側に住んでいる住民に対して、どのような対応をされていくのかお伺いいたします。 ◎市民安全部長(菊池稔) 議長、市民安全部長。 ○議長(高木克尚) 市民安全部長。 ◎市民安全部長(菊池稔) お答えします。  初動においては、まず住民に対し正確な情報を伝えることが重要でありますことから、火山噴火時での融雪による火山泥流をはじめ、さまざまな災害に関する情報を、広報車による伝達をはじめ、本市の災害に強い情報連携システムを活用し、コミュニティFM放送への緊急割り込み放送、市のホームページ、ツイッター、フェイスブック、さらに緊急速報メールや登録制メールなどにより配信するとともに、Lアラートを活用し、テレビ、ラジオ等からも情報提供を行うこととしております。  さらに、災害時においては、これらの情報に基づき、住民の皆様に迅速かつ適切に対応していただくことが重要でありますことから、各種ハザードマップの説明会や防災講話など、あらゆる機会を捉え防災に関する知識の普及に努め、さらなる防災意識の高揚を図ってまいる考えでございます。 ◆21番(石原洋三郎) 議長、21番。 ○議長(高木克尚) 21番。 ◆21番(石原洋三郎) 山側のほうですと、山林の奥地までというのは確かに難しいかとは思うのですが、やはり今の時代ですと、皆さん携帯電話をよく持っていますので、引き続き不感エリアの解消ということに向けて全力を尽くしていただきたいと思います。  次の質問に移ります。学校などの防災についてお伺いいたします。  学校におきましては、屋上に通じる非常階段などに古い備品が置かれており、災害が起きた際に、屋上に避難することができないというケースや、備品がなだれ落ちるという心配もされる学校があります。古い備品に関しては、新たな倉庫を構えて保管したり、備品廃棄を行うなどして、整理整頓を図るべきかと思います。非常口をふさぐような備品配置はするべきではないと思いますが、対策をお伺いいたします。 ◎教育部長(渡辺雄二) 議長、教育部長。 ○議長(高木克尚) 教育部長。 ◎教育部長(渡辺雄二) お答えいたします。  学校備品の保管につきましては、各学校などにおいて定期的に安全点検を行うとともに、教育委員会からも学校を訪問し確認、指導を行うなど、日頃より適正な保管について注意喚起を行っているところであります。  今後におきましても、学校備品の整理整頓及び適正な保管について周知徹底し、安全管理に努めてまいります。 ◆21番(石原洋三郎) 議長、21番。 ○議長(高木克尚) 21番。 ◆21番(石原洋三郎) 次の質問に移ります。  熊本地震の場合、震度5以上の地震が何度も発生し、余震が何度も続きました。そういたしますと子供たちも、天井や壁からの落下物やクラックに対し、しっかりとした対策をとらなくてはなりません。防災ヘルメットなどに関しての学校側の対策をお伺いいたします。 ◎教育部長(渡辺雄二) 議長、教育部長。 ○議長(高木克尚) 教育部長。 ◎教育部長(渡辺雄二) お答えいたします。  学校における防災体制につきましては、各学校において作成しております防災マニュアルに基づき、各学校の実情に合わせて対応しているところであります。  現在、小中学校の耐震計画を進めているところであり、地震災害による天井や壁からの落下物対策は図られるものと考えておりますが、熊本地震の教訓もあることから、防災ヘルメットを含めた防災関連備品を各学校等へ配備することについて、先行事例も踏まえ研究してまいりたいと考えております。 ◆21番(石原洋三郎) 議長、21番。 ○議長(高木克尚) 21番。 ◆21番(石原洋三郎) 次の質問に移ります。  小学校や中学校では、避難所に指定されているところがほとんどだと思います。その際には、住民も学校を利用することになるわけでございますが、各家庭では、今ではトイレは洋式がほとんどであります。  東日本大震災の際もそうでありましたが、避難をするという過大なストレスが発生する中においては、トイレが洋式であるということは、避難者にとっては重大な問題でもあります。改めて、学校トイレの洋式化についてのご見解をお伺いいたします。 ◎教育部長(渡辺雄二) 議長、教育部長。 ○議長(高木克尚) 教育部長。 ◎教育部長(渡辺雄二) お答えいたします。  地域防災計画におきましては、全ての市立学校が避難所に指定されていることから、大規模災害時の避難施設としての観点からも、学校施設の整備の必要性については認識しているところでございます。  学校のトイレにつきましては、耐震化による建て替えや耐震補強工事を実施する際に整備しているほか、計画的に洋式化を進めているところであります。今後におきましては、新たな整備計画を策定し、計画的な整備を進めてまいります。 ◆21番(石原洋三郎) 議長、21番。 ○議長(高木克尚) 21番。 ◆21番(石原洋三郎) 次の質問に移ります。  近隣住民の方が避難をしてまいりますと、炊き出しということが大きな課題となります。その際に、単独給食校においては、大きななべ釜や炊事場があり、助かったという話も伺います。  今後、学校給食のセンター化が進むような話を伺っておりますが、センター化が進むにしろ、進まないにしても、今ある学校施設の大きな鍋釜や炊事場に関しては、既存ストックの有効活用という観点から、万が一災害が発生した際には、安心して使えるような状態にしておくということは大切かと思いますが、今後の災害に備えてのご見解をお伺いいたします。 ◎教育部長(渡辺雄二) 議長、教育部長。 ○議長(高木克尚) 教育部長。 ◎教育部長(渡辺雄二) お答えいたします。  有事の際の炊き出しの体制につきましては、市地域防災計画において学校給食センターで炊き出しを行い、必要に応じて米飯業者、自主防災組織、日赤奉仕団などに協力を求めることとなっております。このことから、学校給食センターの設備点検や修繕を行い、適切な施設の維持管理に努めているところであります。  なお、全ての給食施設につきましては、日頃より維持管理に努めておりますので、有事の際には、その被害状況や物資の調達状況などによりますが、稼働可能な給食施設を活用し、炊き出しなどに対応することも可能であると考えております。 ◆21番(石原洋三郎) 議長、21番。 ○議長(高木克尚) 21番。 ◆21番(石原洋三郎) 次の質問に移ります。  熊本地震災害の際に、熊本市の耐震化がかなり進んでいたにもかかわらず、地震で市内の建物の3割以上が被害を受けたと伺っております。建物の亀裂や地盤沈下などがあったそうでございます。  福島市の場合、学校の耐震化が進められておりますが、老朽化した建物などの耐震補強を少しでも早く完了させるべきかと考えますが、いつごろまでに完了する予定でしょうか、ご見解をお伺いいたします。 ◎教育部長(渡辺雄二) 議長、教育部長。 ○議長(高木克尚) 教育部長。 ◎教育部長(渡辺雄二) お答えいたします。  学校等施設の耐震化につきましては、福島市小中学校等施設耐震化推進計画に基づき計画的に進めており、平成27年度末の耐震化率は72.4%であります。耐震診断の結果、一部の学校で改築を伴う工事や大規模な補強工事が必要となることなどを考慮し、市総合計画後期基本計画では、平成32年度末の耐震化率の目標を95%としておりますが、可能な限り計画の前倒しを図り、早期の事業完了を目指してまいります。 ◆21番(石原洋三郎) 議長、21番。 ○議長(高木克尚) 21番。 ◆21番(石原洋三郎) 次の質問に移ります。  突然、災害はやってまいります。子供が1人でいるようなケースもあります。あらゆるケースを想定した場合、学校、家庭、地域の教育の中で、子供たちの防災意識を高めていくということは重要であると思います。子供の防災意識を高めていくという点に関しましては、どのように取り組まれているのかお伺いいたします。 ◎教育長(本間稔) 議長、教育長。 ○議長(高木克尚) 教育長。 ◎教育長(本間稔) お答えいたします。  子供の防災意識を高める取り組みにつきましては、各学校で実施している避難訓練において、地震や火災を想定した訓練のみではなく、洪水や水害、噴火や泥流を想定するなど、各学校の実態に応じて起こり得る災害に適切に対応できるよう、訓練内容を工夫し取り組んでおります。その中には、児童生徒に訓練の実施時刻を予告せずに実施したり、休み時間に実施したりすることにより、児童生徒がみずからの判断で行動する訓練を取り入れている例もあります。  このような、避難訓練の実施をはじめ、各教科や道徳、総合的な学習の時間において、災害に関する基本的な知識を学んだり、防災マップづくりの活動を行ったり、災害時のボランティア活動の意義などについて考えたりする防災学習を通して、児童生徒にみずからの命を守るための正しい知識を持たせ、みずから考え、適切に判断し行動する力を育んでおります。 ◆21番(石原洋三郎) 議長、21番。 ○議長(高木克尚) 21番。 ◆21番(石原洋三郎) 次の質問に移ります。  ある中学校では、地域の中におきまして、避難訓練の際に小学校に避難を行い、それを町内会や消防などが支えて複合訓練を行うというケースもございます。あるいは、親が緊急時に子供を迎えに来るという、家庭と学校が一体となった引き渡し訓練も行われている学校もあります。学校、地域、家庭による複合訓練も重要であると考えますが、ご見解をお伺いいたします。 ◎市民安全部長(菊池稔) 議長、市民安全部長。 ○議長(高木克尚) 市民安全部長。 ◎市民安全部長(菊池稔) お答えをいたします。
     災害発生時に迅速かつ的確な行動を行うためには、日頃からの訓練が重要でありますことから、本市におきましても地域防災計画に基づき、各種防災訓練を実施しております。毎年実施しております総合防災訓練では、防災関係機関だけではなく、民間企業や地域住民にも参加をいただき、さらに若年層の防災への関心と意識を高めるため、平成27年度では、信夫中学校の生徒も交えて訓練を行っております。  また、各地域での防災対策に関する課題への対応力向上を図るため、自主防災組織や地域住民が主体となり、地域の特性に応じたさまざまな被害への応急対応訓練を取り入れた、地域ごとの防災訓練も実施されております。  さらに、学校においても家庭の協力を得ながら、非常時における引き渡し訓練を行っております。  今後におきましても、防災関係機関、地域住民、家庭、学校などが一体となった防災訓練を実施することで、防災体制の充実とともに、防災意識の高揚を図ってまいる考えでございます。 ◆21番(石原洋三郎) 議長、21番。 ○議長(高木克尚) 21番。 ◆21番(石原洋三郎) 次の質問に移ります。  指定避難所以外への緊急物資の配送についてお伺いいたします。  熊本地震でも指摘されておりましたが、指定避難所以外のところに避難をした際に、例えば集会所などでありますが、救援物資が届かないというケースがございました。  万が一、大震災が発生した際には、各地域においてしっかりと情報収集ルートを明確にし、避難所をしっかりと把握し、救援物資がスムーズに届くように想定しておかなくてはなりません。救援物資に関しましては、なぜか山積み、仮保管されてしまい、避難者の手元に届かないというケースがございます。大震災が発生した際に、全ての避難所に救援物資がしっかりと届くような取り組みに関しましては、どのようなことを想定されて対応されるのか、方針をお伺いいたします。 ◎市民安全部長(菊池稔) 議長、市民安全部長。 ○議長(高木克尚) 市民安全部長。 ◎市民安全部長(菊池稔) お答えをいたします。  指定避難所以外の施設への避難者への対応については、東日本大震災の教訓を踏まえ災害対策基本法が改正され、指定避難所と同様に、それ以外の避難所における生活環境の整備等に関し、適切な対応がなされるよう規定されたところでございます。  本市の地域防災計画におきましては、大規模災害発生時には、他の市町村等からの救援物資が大量に集中して届くことも想定されることから、その受け入れ、保管、市内各地域への配布を行うための仕分け、これらを行う施設として福島市公設地方卸売市場を指定し、物資の効率的な供給を行うとともに、指定避難所以外の施設に避難した場合についても、関係機関と連携し、連絡先の広報などにより被災者の避難状況を速やかに把握し、食料、飲料水、生活必需品を供給するなど、適切な支援を行うこととしております。 ◆21番(石原洋三郎) 議長、21番。 ○議長(高木克尚) 21番。 ◆21番(石原洋三郎) 指定避難所の場合ですと、行政のほうでしっかりと把握はしてくださると思うのですが、やはり指定避難所以外というものに関しましては、突然そこが避難所になっているわけでありまして、そこをいかに情報を収集して把握していくかということが大切だと思っております。  そういたしますと、福島市の場合ですと、各地域があるわけでありますけれども、支所単位でしっかりとそういうものを把握していくのか、あるいは災害本部が一遍にそれを情報収集していくのか、そういった情報収集ルートというものを明確にしてやっていくべきだと思いますので、今後ともぜひ検討、研究していただければと思います。  次の質問に移ります。災害ごとの避難所への避難についてお伺いいたします。  福島市で心配される災害は、吾妻山の噴火をはじめ、ほかには河川氾濫、土砂崩れなどの風水災害、大地震などが心配されます。この大災害が発生した際、避難所について、一部の方においては、災害のケースに応じて臨機応変に対応するということは難しい場合もあります。  例えば、河川氾濫の災害時に、河川付近にある指定避難所に避難をしようと行動する一部の方が出てくるかもしれません。地域によっては、河川の対岸が避難所のため、橋を渡ろうとする方もいるかもしれません。できれば、どのような災害が発生しても、共通の安全安心な避難所を確保していくということが大きな課題であると思います。その点についての市のご見解をお伺いいたします。 ◎市民安全部長(菊池稔) 議長、市民安全部長。 ○議長(高木克尚) 市民安全部長。 ◎市民安全部長(菊池稔) お答えをいたします。  本市の指定避難所の中には、各種ハザードマップの被害想定区域に含まれない、また施設が耐震基準を満たしているなど、どの災害に対しても安全が確保されている避難所もございますが、一方で施設の立地条件や構造要件から、発生する災害の規模や種類によっては、避難することが適当でない避難所となる施設も含まれております。  平成25年の災害対策基本法の改正により、洪水、津波等の災害の種類ごとに指定避難所を指定するとされましたことから、平成27年度版の市地域防災計画においては、各指定避難所がどのような災害に対応しているかを明確にしたところでございます。今後、こういったそれぞれの災害発生時に避難可能な指定避難所について、広く周知を図ってまいります。 ◆21番(石原洋三郎) 議長、21番。 ○議長(高木克尚) 21番。 ◆21番(石原洋三郎) 災害が起きてしまいますと、やはりご年配の方とか、子供から若い人もそうでありますが、一瞬正常な判断をできなくなってしまうというケースがございます。例えば、海側の方の場合ですと、津波が発生した後にもかかわらず、自分の家が心配になって海のほうに戻ってしまうという方もございました。そういうことを考えてまいりますと、地震の際や洪水、災害のときにも、指定避難所に指定されているということで、どうしてもそちらのほうに駆け込んでしまうという方も出てくるかと思いますので、そういうパニック的なことも想定しながら、避難所のあり方というものを考えていただければと思います。  次の質問に移ります。地域住民にとりまして、災害のケースによって避難所は変わってまいりますが、地域住民が適切に避難所へ避難できるように行動を促すための周知方法については、災害発生前と災害発生時を含め、どのように対応されていくのかお伺いいたします。 ◎市民安全部長(菊池稔) 議長、市民安全部長。 ○議長(高木克尚) 市民安全部長。 ◎市民安全部長(菊池稔) お答えをいたします。  災害の発生状況に応じて、迅速かつ的確な避難を行っていただくためには、どのような避難経路で、どの避難所へ避難することがより安全なのか、市民の皆様に日頃から確認しておいていただくことが重要であると考えております。  そのため、災害発生前の対応といたしましては、各種防災訓練や地域で実施している防災講話など、あらゆる機会を捉え、その啓発に努めてまいります。  さらに、平成27年度よりモデル事業として、各指定避難所の入り口に、対応する災害の種類をわかりやすく表示した標識を設置する避難所誘導標識等設置事業を実施しており、今後は各避難所にこれを広げてまいる考えでございます。  また、災害発生時の対応といたしましては、広報車による広報伝達をはじめ、災害に強い情報連携システムにより、コミュニティFM放送への緊急割り込み放送や市のホームページ、ツイッター、フェイスブック、さらに緊急速報メールや登録メールなどのツールを通して、避難に関する情報を配信するとともに、Lアラートを活用したテレビやラジオ等からも情報提供を行うなど、あらゆる手段を活用し、確実な避難誘導が行える情報伝達に努めてまいる考えでございます。 ◆21番(石原洋三郎) 議長、21番。 ○議長(高木克尚) 21番。 ◆21番(石原洋三郎) 次の質問に移ります。  子供たちの体力についてお伺いをいたします。  震災、原発事故から5年が経過をいたしました。当時、幼稚園児であった子供たちも、現在では小学生の高学年となっております。しかし、当時、屋外でなかなか活動できなかったということで、体力が全国平均よりも下回っていると伺っております。小学生高学年をはじめ、現在の小中学生の子供たちの体力の状況はいかがでしょうか、お伺いをいたします。 ◎教育長(本間稔) 議長、教育長。 ○議長(高木克尚) 教育長。 ◎教育長(本間稔) お答えいたします。  本市の子供たちの体力の状況につきましては、平成27年度新体カテスト結果から、8種目の調査項目を全国平均と比較しますと、小学5年生で7種目、小学6年生で全種目において全国平均を下回っております。中学生においては、各学年6から7種目で全国平均を下回っております。  一方で、平成24年度と平成27年度の本市の子供たちの各学年の平均を比較しますと、上昇傾向が見られ、震災前の平成22年度の平均と比較いたしましても、回復傾向が見られる状況にあります。 ◆21番(石原洋三郎) 議長、21番。 ○議長(高木克尚) 21番。 ◆21番(石原洋三郎) 次の質問に移ります。  体力向上に向けて、市としてはどのような対策を講じていらっしゃいますでしょうか、お伺いいたします。 ◎教育長(本間稔) 議長、教育長。 ○議長(高木克尚) 教育長。 ◎教育長(本間稔) お答えいたします。  小中学生の体力向上に向けた対策につきましては、平成26年度より小中学校の体育を専門的に研究する教員以外の教員を対象に、体育の授業や運動部活動における効果的なトレーニング方法の実技講習会の開催を継続し、教員の資質の向上を図っております。  また、全ての小中学校において、体力・運動能力調査の結果をもとに、自校の体力の実態や課題を明らかにした体力向上推進計画書を作成いたしまして、運動の習慣化を図ることで体力向上を推進しているところであります。 ◆21番(石原洋三郎) 議長、21番。 ○議長(高木克尚) 21番。 ◆21番(石原洋三郎) 体力向上推進計画を策定されて実行に移しているということでありますので、引き続きよろしくお願いしたいと思います。  次の質問に移ります。まずは、しっかりとした基礎体力をつけていく上においても、子供たちが登下校において、歩くということは重要だと思います。早寝、早起き、朝ごはんという生活習慣がしっかりしていた子供たちの方が、学力や体力が望ましいというお話を伺います。しっかりと登下校を歩くということは、早寝、早起き、朝ごはんがしっかりとしている指標であろうとも思います。  また、毎日徒歩通学をすることで、年間に換算すれば、かなりの距離になります。数十年前は、集団登校などは普通であったとも記憶しております。強制はできませんけれども、なるべく親御さんの送り迎えをなくし、子供たちの登下校における徒歩通学を呼びかけ、推奨すべきかと思っておりますが、ご見解をお伺いいたします。 ◎教育長(本間稔) 議長、教育長。 ○議長(高木克尚) 教育長。 ◎教育長(本間稔) お答えいたします。  基礎体力の向上を図る上で歩くことは効果的でありますので、子供たちの登下校の方法につきましては、家庭や地域と連携しながら通学路の安全確保を図り、子供たちがみずからの足で登下校できるよう、各学校に対し保護者への協力を依頼するよう働きかけているところでございます。 ◆21番(石原洋三郎) 議長、21番。 ○議長(高木克尚) 21番。 ◆21番(石原洋三郎) 次の質問に移ります。  歴史や自然体験学習の推進についてお伺いいたします。  立子山自然の家については、市内の小学生などは、宿泊学習などで直近5年でどの程度利用されているのでしょうか、お伺いいたします。 ◎教育部長(渡辺雄二) 議長、教育部長。 ○議長(高木克尚) 教育部長。 ◎教育部長(渡辺雄二) お答えいたします。  立子山自然の家の各年度の小中学生の利用状況につきましては、平成23年度、宿泊が254名、日帰りが20名、合計274名となっております。平成24年度は、宿泊405名、日帰り95名、合計500名、平成25年度は、宿泊508名、日帰り80名、合計588名、平成26年度は、宿泊360名、日帰り87名、合計447名、平成27年度は、宿泊504名、日帰り55名、合計559名となっております。 ◆21番(石原洋三郎) 議長、21番。 ○議長(高木克尚) 21番。 ◆21番(石原洋三郎) 次の質問に移ります。  立子山自然の家のトイレが洋式ではなく、和式で困ったという話も伺います。トイレの洋式化を推進すべきと思いますが、ご見解をお伺いいたします。 ◎教育部長(渡辺雄二) 議長、教育部長。 ○議長(高木克尚) 教育部長。 ◎教育部長(渡辺雄二) お答えいたします。  現在、立子山自然の家の施設内には、本館及び体育館にそれぞれトイレが設置されておりますが、そのうち洋式トイレは、本館のトイレの男女各3基のうち1基ずつとなっております。トイレの洋式化に対するニーズにつきましては、十分認識しておりますので、今後、指定管理者と協議をしながら、施設全体の修繕計画の中で検討してまいります。 ◆21番(石原洋三郎) 議長、21番。 ○議長(高木克尚) 21番。 ◆21番(石原洋三郎) 立子山自然の家なのですが、せっかく福島市にある自然の家でもありますので、市施設の利用振興という観点や郷土にふれ合うという教育の観点からも、市内小学生が一度は立子山自然の家で体験学習をするような取り組みを推進するべきとも思いますが、次の質問に移っておりますが、ご見解をお伺いいたします。 ◎教育部長(渡辺雄二) 議長、教育部長。 ○議長(高木克尚) 教育部長。 ◎教育部長(渡辺雄二) お答えいたします。  立子山自然の家を利用した市内小学生の体験学習につきましては、市の補助事業として、立子山小学校PTAと健全育成推進会が中心となって行っていますいきいきふれあい合宿事業を継続して実施しております。  今後は、積極的に立子山自然の家を利用した体験学習に取り組んでいただけるよう、少年団体などの指導者への働きかけや、指定管理者が行う自主事業などへの組み入れについて促してまいります。 ◆21番(石原洋三郎) 議長、21番。 ○議長(高木克尚) 21番。 ◆21番(石原洋三郎) 先ほど宿泊人数等々伺いましたときに、例えば300名とか、400名とか、500名とかだったかと思うのですけれども、こういった人数というものが指標にはなってくると思いますので、例えばそれを1,000名を目指していくとか、2,000名を目指していくとか、そういった具体的な数字を掲げて取り組んでいただければと要望するところでもございます。  次の質問に移ります。また、同様にじょーもぴあ宮畑につきましても、郷土の歴史にふれ合うという教育の観点からも、市内小学生が一度は体験学習をするような取り組みを推進するべきとも思いますが、ご見解をお伺いいたします。 ◎教育部長(渡辺雄二) 議長、教育部長。 ○議長(高木克尚) 教育部長。 ◎教育部長(渡辺雄二) お答えいたします。  じょーもぴあ宮畑の教育活用につきましては、施設の特徴を生かした幼稚園から中学校までの教育活動を取りまとめたじょーもぴあ宮畑教育活用の手引きを、市内各幼稚園、小中学校へ配布し、活用をいただいているところであります。  また、市内50校の小学6年生を対象として、じょーもぴあ宮畑までの移動手段としてバスや市マイクロバスを確保し、展示室や屋外復元展示の見学、弓矢や火おこしなどの縄文体験などを行う教育活用事業を実施しているところであります。
     今後におきましても、教育活用事業を通して、福島に暮らした縄文人の生活を学習することにより、ふるさとの歴史への関心を高め、ふるさとへの誇りと愛着を醸成してまいりたいと考えております。 ◆21番(石原洋三郎) 議長、21番。 ○議長(高木克尚) 21番。 ◆21番(石原洋三郎) 次の質問に移ります。  中核市移行の課題についてお伺いをいたします。  まずは、移行延期についてお伺いいたします。  昨年の12月、当初平成29年4月予定の中核市移行が延期をする旨が表明されました。多くの課題があるかと思います。なぜ延期されたのでしょうか、その課題についてお伺いいたします。 ◎総務部長(八島洋一) 議長、総務部長。 ○議長(高木克尚) 総務部長。 ◎総務部長(八島洋一) お答えいたします。  移行時期につきましては、中核市移行について市民講演会や各種団体への説明会を開催してきた中で、さらなる説明を尽くす必要があると判断したことから、見直したものであります。今後も引き続き、市民説明会、出張説明会、各種媒体等を通じて、丁寧な説明を行ってまいりたいと考えております。 ◆21番(石原洋三郎) 議長、21番。 ○議長(高木克尚) 21番。 ◆21番(石原洋三郎) 今の答弁に対して質問させていただきますが、延期された課題についてお伺いいたしますと質問をさせていただいたわけでありますが、その課題についてはどのようにお考えなのか、再度お伺いいたします。 ◎総務部長(八島洋一) 議長、総務部長。 ○議長(高木克尚) 総務部長。 ◎総務部長(八島洋一) お答えいたします。  市民講演会ということで、総務省の市町村課長、それから先進地、既に移行している八王子市の状況などをご説明いただいた市民説明会を開催したところであります。また、その後も各種団体等の説明会をさせていただきましたが、いろんな方のご意見の中に、もう少し市民への説明をする必要があるだろうというふうなご意見もいただいたところでありますので、そのことで判断したものであります。 ◆21番(石原洋三郎) 議長、21番。 ○議長(高木克尚) 21番。 ◆21番(石原洋三郎) ただいまの答弁ですと、説明不足ということが課題であったということになるかと思いますが、そのように受けとめさせていただいて、次の質問に移らせていただきます。  課題についてお伺いいたします。  移行にあたっては、国の理解をいただかなくてはなりません。国との調整において、課題はどのようなことがありますでしょうか、お伺いいたします。 ◎総務部長(八島洋一) 議長、総務部長。 ○議長(高木克尚) 総務部長。 ◎総務部長(八島洋一) お答えいたします。  中核市への移行にあたっては、市議会、県議会の議決を経て、国へ指定の申し出を行うこととなります。申し出前の国との調整におきましては、事前ヒアリングとして、総務省ヒアリング、厚生労働省ヒアリングがあります。総務省においては、移行後の組織、職員数増減の見込み、財政収支などについて、それから厚生労働省においては、保健所整備方針、組織の見直し、移譲事務の概要などについての協議がありますことから、県や庁内関係部局と十分な調整を図り、遺漏のないよう対応してまいりたいと考えております。 ◆21番(石原洋三郎) 議長、21番。 ○議長(高木克尚) 21番。 ◆21番(石原洋三郎) 次の質問に移ります。  国に関しての課題について、その課題解決に向けて、どのような方針で臨まれるのでしょうか、お伺いいたします。 ◎総務部長(八島洋一) 議長、総務部長。 ○議長(高木克尚) 総務部長。 ◎総務部長(八島洋一) お答えいたします。  総務省、厚生労働省のヒアリングにおきましては、移譲事務や保健所整備方針などについて、県、それから庁内関係部局と十分な調整を図り、指定の申し出が円滑に進むよう努めてまいります。 ◆21番(石原洋三郎) 議長、21番。 ○議長(高木克尚) 21番。 ◆21番(石原洋三郎) 次の質問に移ります。  移行にあたっては、県との移管事務調整を行わなくてなりません。県との調整において、課題はどのようなことがありますでしょうか、お伺いいたします。 ◎総務部長(八島洋一) 議長、総務部長。 ○議長(高木克尚) 総務部長。 ◎総務部長(八島洋一) お答えいたします。  県から引き継ぐ事務は、法の規定に基づく法定移譲事務と、県との協議が必要な任意移譲事務となりますが、任意移譲事務につきましては、市民生活への影響などを十分に考慮して、調整を図る必要があるものと考えております。 ◆21番(石原洋三郎) 議長、21番。 ○議長(高木克尚) 21番。 ◆21番(石原洋三郎) 次の質問に移ります。  県からの事務移管に関しての課題について、その課題解決に向けてどのような方針で臨まれるのでしょうか、お伺いいたします。 ◎総務部長(八島洋一) 議長、総務部長。 ○議長(高木克尚) 総務部長。 ◎総務部長(八島洋一) お答えいたします。  任意移譲事務につきましては、市民生活への影響、それから事務効率向上の観点、財源等の観点から、県、庁内各部局と十分に協議を行い、移譲を受けてまいりたいと考えております。 ◆21番(石原洋三郎) 議長、21番。 ○議長(高木克尚) 21番。 ◆21番(石原洋三郎) 次の質問に移ります。  鳥取市におきましては、中核市移行を目指すにあたり、近隣3町の保健衛生業務も県からの委託を目指して動いております。福島県県北保健所の所管は、4市3町1村であります。福島市の中核市移行にあたっては、県から、近隣市町村の保健衛生業務の委託を目指すのでしょうか、お伺いいたします。 ◎総務部長(八島洋一) 議長、総務部長。 ○議長(高木克尚) 総務部長。 ◎総務部長(八島洋一) お答えいたします。  市保健所の設置にあたりましては、市民の命と健康を守る拠点としての機能を十分に発揮するため、まずは県から引き継ぐ業務を円滑に実施することが重要であると考えております。  このようなことから、近隣市町村の保健所業務の県からの委託につきましては、今後におきまして、県及び他市町村の意向を十分踏まえながら調査研究してまいります。 ◆21番(石原洋三郎) 議長、21番。 ○議長(高木克尚) 21番。 ◆21番(石原洋三郎) 連携中枢都市圏とか、そういうお話もある中で、中核市移行というような話も出てきておりますので、今後の検討課題ではないかと思っております。  次の質問に移ります。移行にあたっては、市内部における体制整備を行わなくてはなりません。市内部の体制整備について、課題はどのようなことがありますでしょうか、お伺いいたします。 ◎総務部長(八島洋一) 議長、総務部長。 ○議長(高木克尚) 総務部長。 ◎総務部長(八島洋一) お答えいたします。  移行に際しましては、移譲事務の民生、保健衛生、環境衛生、教育等の各分野で新たな行政サービスを円滑に実施するための職員の確保が必要でありますが、特に保健所業務に必要な獣医師、薬剤師など、新たな専門職の確保を行うことが重要になるものと考えております。 ◆21番(石原洋三郎) 議長、21番。 ○議長(高木克尚) 21番。 ◆21番(石原洋三郎) 次の質問に移ります。  市内部の体制整備に関して、その課題解決に向けてどのような方針で臨まれるのでしょうか、お伺いいたします。 ◎総務部長(八島洋一) 議長、総務部長。 ○議長(高木克尚) 総務部長。 ◎総務部長(八島洋一) お答えいたします。  市内部の体制整備といたしましては、平成27年度には県の相互人事交流制度を活用し、県北保健所の総務企画部門に市から職員を派遣したところであります。  今後は、特に専門性が高い保健所業務に係る職種の採用や移行前の派遣研修を実施するとともに、移行後は、県から豊富な知識や技術、経験を有し、指導的な立場を兼ねる職員の派遣を一定期間受けることで、安定した事務処理体制を構築し、円滑な事務引継ぎを図ることが重要であると考えております。 ◆21番(石原洋三郎) 議長、21番。 ○議長(高木克尚) 21番。 ◆21番(石原洋三郎) 次の質問に移ります。  移行予定についてお伺いいたします。  当初、移行予定時期の平成29年4月を延期されたということは、いつごろ移行を予定されているのでしょうか、お伺いいたします。 ◎市長(小林香) 議長、市長。 ○議長(高木克尚) 市長。 ◎市長(小林香) お答えします。  中核市への移行時期につきましては、今後とも市民の皆様への説明を続けるとともに、中核市移行に関する調査特別委員会のご意見も踏まえ、適切な移行時期について見きわめてまいりたいと考えております。 ◆21番(石原洋三郎) 議長、21番。 ○議長(高木克尚) 21番。 ◆21番(石原洋三郎) ただいまの答弁に対しまして質問をさせていただきます。  そういたしますと、今のところ、まだ未定ということでよろしいのでしょうか。 ◎市長(小林香) 議長、市長。 ○議長(高木克尚) 市長。 ◎市長(小林香) お答えします。  現時点で明確にいつと、まだ申し上げる時期ではないと考えております。 ◆21番(石原洋三郎) 議長、21番。 ○議長(高木克尚) 21番。 ◆21番(石原洋三郎) 次の質問に移らせていただきます。  歴史を生かした観光PRについてお伺いいたします。  安心して渡れる十綱橋に向けてお伺いをいたします。  100年を迎えた十綱橋、その文化的価値が大きく評価されてきております。
     一方、橋の幅が狭く、車がすれ違う際に、歩行者が歩くには安心して渡れないとの指摘もございます。観光客や地元の方が、安心して歩けるような十綱橋の取り組みが必要と考えます。県への働きかけが重要と考えますが、ご見解をお伺いいたします。 ◎建設部長(佐藤務) 議長、建設部長。 ○議長(高木克尚) 建設部長。 ◎建設部長(佐藤務) お答えいたします。  十綱橋は、主要地方道福島─飯坂線として福島県県北建設事務所が管理をしておりますので、当事務所に確認をいたしましたところ、現在の橋梁の幅員につきましては、全幅員6.5メートルであり、車道部分は5メートルと狭隘な道路であるため、歩行者の通行する幅員の拡幅は困難な状況にありますとのことでございました。  なお、県では、昨年度に歩行者の安全対策といたしまして、外側線を引き直しをいたしまして、歩行者の視認性を高めたところであり、今後におきましても、さらに安全性を高めるため、路側部のカラー舗装化も検討しているとのことでございますので、本市といたしましては、安全で安心して通行が可能な道路となりますよう、県へ強く要望してまいります。 ◆21番(石原洋三郎) 議長、21番。 ○議長(高木克尚) 21番。 ◆21番(石原洋三郎) 次の質問に移ります。  歴史のある飯坂温泉についてお伺いいたします。  福島市出身で有名な歴史上の武将といえば、私的には佐藤一族であろうかと思っております。佐藤一族の菩提寺であります医王寺に伺いました際、源義経と佐藤継信、忠信の石像がありました。一瞬、圧倒された次第です。視察で岐阜駅を訪れた際、金色の像がありまして、何だろうと思ったわけでありますが、織田信長の像だったそうです。私には、その金色の像が随分と印象に残りました。  飯坂温泉を訪れた際、松尾芭蕉の像もありますが、やはり飯坂温泉駅前に、医王寺のように、源義経と佐藤継信、忠信の石像があってもよいのではないかと思いますが、ご見解をお伺いいたします。 ◎教育部長(渡辺雄二) 議長、教育部長。 ○議長(高木克尚) 教育部長。 ◎教育部長(渡辺雄二) お答えいたします。  佐藤継信、忠信兄弟は、源義経の家臣として平家との戦いに従軍し、その活躍ぶりが平家物語や吾妻鏡に記載されるとともに、歌舞伎の演目、義経千本桜にも登場するなど、全国的に広く知られている本市にゆかりのある歴史的人物であります。飯坂温泉駅前に源義経と佐藤兄弟主従の石像を立てることにつきましては、奥州藤原氏と関係が深く、信夫庄をおさめた佐藤氏を中心とした本市の歴史の全国発信や、歴史を生かしたまちづくりに寄与するものと考えられます。  しかしながら、石像の設置につきましては、設置主体、設置場所、費用などの問題のほか、石像を生かした飯坂温泉の観光振興などについて、まずは地区民、そして市民の理解と協力が必要であると考えております。  このため、本年度作成いたします歴史ハンドブックに、佐藤継信、忠信の活躍を掲載することで、子供たちをはじめとした市民が佐藤兄弟への関心を高め、誇るべきふるさとの歴史としての意識の醸成を図ってまいりたいと考えております。  あわせまして、関係部局と連携を図りながら観光面での活用に努めることにより、佐藤継信、忠信の功績を広く伝えてまいりたいと考えております。 ◆21番(石原洋三郎) 議長、21番。 ○議長(高木克尚) 21番。 ◆21番(石原洋三郎) 次の質問に移ります。  佐藤一族は、飯坂を拠点としており、佐藤基治は湯庄司と言われておりました。関連ではありますが、源義経や奥州藤原氏とは深いつながりがございます。  東日本大震災で被災してから5年ですが、東北の復興に向かって、NHK大河ドラマなどで源義経やもしくは奥州藤原氏、佐藤一族をやってもらうように、奥州市とともにNHKに働きかけていってもよいのではないかと思いますが、ご見解をお伺いいたします。 ◎市長(小林香) 議長、市長。 ○議長(高木克尚) 市長。 ◎市長(小林香) お答えします。  源義経の忠臣佐藤継信、忠信兄弟や、その菩提寺として知られます医王寺は、本市の貴重な観光資源であると認識しておりまして、ことし4月に鎌倉市で開催されました第11回義経・与一・弁慶・静合同サミットin鎌倉に私も今回参加いたしましたが、その際に福島市と佐藤一族のかかわりについてご紹介いたしまして、参加自治体との連携を深めてきたところでございます。  そうしましたところ、よその参加自治体におきましても、佐藤兄弟とのつながりを強調するような首長さんもおられまして、私が参加前に思っていたよりも、この佐藤兄弟とのつながりを認識している自治体があるものだなというふうに改めて思ったところでございます。  ドラマ制作の働きかけには、関係する自治体間の連携が必要と考えられますことから、合同サミットなどを通じながら、働きかけにつなげてまいりたいと考えております。 ◆21番(石原洋三郎) 議長、21番。 ○議長(高木克尚) 21番。 ◆21番(石原洋三郎) 市長のほうで合同サミットに参加をされてきたということでありまして、新たな一面を見させていただいた次第であります。私も個人的に、福島市で佐藤一族といえば、やはり誇れるものではないかと思ってございます。特に、今、大河ドラマで真田丸をやっておりますけれども、戦国時代の前ですと、やはりこの源平合戦というのは、極めて重大な話であったと思うわけであります。そういう中で、この福島市から佐藤一族が出ているということは、源義経等々を大河ドラマでやれば、必ずこの福島市というのも登場してまいりますので、観光のPRという部分におきましても、ぜひ促進をしていただきたいと思います。  以上で私の質問を終わります。どうもありがとうございました。 ○議長(高木克尚) 以上で石原洋三郎議員の質問を終わります。  暫時休憩いたします。                 午後2時25分    休  憩 ─────────────────────────────────────────────                 午後2時35分    再  開 ○議長(高木克尚) 休憩前に引き続き会議を開きます。  14番萩原太郎議員。      【14番(萩原太郎)登壇】 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) 議席番号14番萩原太郎です。真政会の一員として質問をさせていただきます。  東日本大震災及び東京電力福島第一原子力発電所事故から5年が経過した今も、なお避難を余儀なくされている方が大勢いる中、また心を痛める災害が発生しました。4月14日21時26分に熊本地方を震源とするマグニチュード6.5の地震が発生し、震度7を益城町で観測いたしました。その28時間後に、本震とされるマグニチュード7.3の地震が発生し、震度7を益城町と西原村で観測しました。さらに、熊本地方を中心とした地震の総回数は1カ月間に1,443回と、今までに経験したことのない数の余震が続き、今もなお不安な毎日を送っています。被災された皆様にお見舞いを申し上げますとともに、一日も早く余震がおさまり、安心して生活ができますよう心よりお祈り申し上げます。  そこで、5年前に全国から心温まるご支援をいただきましたことから、このたびの熊本地震に対し、本市の物的支援を含む支援体制をお伺いいたします。 ◎市長(小林香) 議長、市長。 ○議長(高木克尚) 市長。 ◎市長(小林香) お答えします。  この答弁につきましては、6月7日、12番根本議員のご質問に対する答弁のとおりでございますが、東日本大震災に際しましては、全国の皆様より心温まるご支援を賜りました。今後もその感謝の気持ちを忘れてはいけないものと考えております。震災を経験した自治体としましては、このたびの熊本地震により被災されました皆様のお気持ちに寄り添いながら、できる限りの支援をしてまいりたいと考えております。  地震発生後、相互応援に関する協定を締結している長崎市を通じて、被災地の情報を収集し、まず4月18日に熊本市へ救援物資としまして、非常食3,000食、簡易トイレ50基、避難所用パーテーション32基、ペットボトルのふくしまの水1万80本をお送りいたしました。  さらに、被災地の復旧活動を支援するため、熊本県内の市町村へ被災建築物応急危険度判定をはじめ、住家被害認定調査、水道施設の復旧に従事する職員5名を派遣したところでございます。  また、市民の皆様から寄せられる義援金の受け付けも行っており、日本赤十字社福島県支部を通じて、被災された方々へお届けすることとしております。  今後におきましても、被災地の一日も早い復旧を願い、被災地からの要請に応じた支援を行ってまいる考えでございます。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) 4月14日の災害から4日後の18日には、緊急支援物資を長崎市を通じて送ったということですが、迅速な措置だったというふうに思います。報道によれば、支援物資輸送の新しい仕組みとして、福岡や佐賀県など近県に持つ拠点で仕分けをし、民間業者を活用して避難所に直接輸送するということであり、今までの災害を教訓として、スムーズな仕分けと配送ができたものと思います。支援物資とともに、人的支援が被災された方々のためにお役に立つことで、福島の心も伝わればよいというふうに思っております。  次に、本市の災害時避難所対策についてお伺いいたします。  今回の熊本地震では、5年前の東日本大震災の対応が生かされていなかったと報じられています。  そこで、本市が災害を受けた場合の、現在の避難所の箇所数を含め、受け入れ可能人数をお伺いいたします。 ◎市民安全部長(菊池稔) 議長、市民安全部長。 ○議長(高木克尚) 市民安全部長。 ◎市民安全部長(菊池稔) お答えをいたします。  平成28年4月1日現在、170カ所の避難所を指定しており、それらの指定避難所の受け入れ可能人数は、合わせて約5万9,000人でございます。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) 次に、大きな災害を想定した場合、現在の避難所の数や受け入れ人数で対応が十分なのでしょうか。本市が目標とする避難所の箇所数を含め、収容人数をお伺いいたします。 ◎市民安全部長(菊池稔) 議長、市民安全部長。 ○議長(高木克尚) 市民安全部長。 ◎市民安全部長(菊池稔) お答えをいたします。  指定避難所の収容人数について、市地域防災計画において目標は設定しておりませんが、以前行われた福島県地震被害想定調査において発生を想定している福島盆地西縁断層帯地震による本市の避難者数は、約3万8,000人に及ぶものと想定しているところでありますが、一方で、現在の指定避難所、先ほど申し上げました170カ所のうち、災害種別ごとに区別した場合に、地震災害に対応できる避難所は119カ所で、4万5,000人の受け入れがここでできますので、想定される大規模地震の際の避難者の受け入れは、十分に可能と見ることができます。  しかしながら、災害時には不測の事態が起こることもあり、十分な備えが必要と考えております。現在は、市内において活用可能な公共施設は、ほとんど避難所に指定している状況にありますことから、今後は、協力いただける民間施設の活用も視野に入れながら、さらなる指定避難所の確保を検討してまいります。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) 次に、国土交通省のマニュアルでは、災害時に備え、仮設住宅建設候補地のリスト化を要請する記載があります。本市のについての状況をお伺いいたします。 ◎市民安全部長(菊池稔) 議長、市民安全部長。 ○議長(高木克尚) 市民安全部長。 ◎市民安全部長(菊池稔) お答えをいたします。  応急仮設住宅の建設候補地につきましては、平時においてあらかじめ二次災害の危険のない建設適地を把握し、早期に着工できるよう準備しておくことを、市地域防災計画に明記しておりまして、公園などの公用地40カ所、民間用地3カ所、市営住宅空き地1カ所をリスト化しているところでございます。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) 仮設住宅の第1次着工の日は、阪神大震災では被災の3日後、新潟県中越地震では4日後であります。東日本大震災は8日後であり、熊本地震については、4月16日の本震の後13日後だったということで、事前の仮設住宅の建設候補地の選定が重要であるというような報道でもありました。  本市においては、現に仮設住宅が建設されてもおりますが、それ以外の土地も選定済みだということでありました。  次に、熊本地震での避難者のストレスについての報道がございました。避難所である体育館のトイレが洋式でなく、使用しづらいことも原因の一つのようです。特に高齢者は足腰が弱くなっているため、切実な問題となっております。本市においても、学校体育館を避難所に使用することを考慮し、トイレの洋式化を進めていく必要がありますが、見解をお伺いいたします。 ◎教育部長(渡辺雄二) 議長、教育部長。 ○議長(高木克尚) 教育部長。 ◎教育部長(渡辺雄二) お答えいたします。  学校の体育館は、避難所として使用する場所でありますことから、トイレの洋式化の必要性は十分に認識しております。現在、校舎のトイレの洋式化を進めているところでありますが、今後におきましては、体育館のトイレも含めた整備計画を策定し、計画的な整備を進めてまいります。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) 今回は、避難所としての観点から、体育館のトイレを洋式化にというような質問をさせていただきましたが、本来、毎日利用する児童生徒のためにも、学校トイレとあわせ変更すべきであります。以前に、こんな話を聞きました。孫が家に帰ってくるなり、トイレに駆け込んで便をするあるいは便秘症になって困っている。学校では便をできないと言っているというような話もされております。同僚議員からも再三要望が出ておりますので、早期の実現をお願い申し上げます。  次に、安達太良山噴火対策と防災士養成についてお伺いいたします。  日本では、地震による災害のほか、火山活動も活発になっており、吾妻山に続き福島版安達太良山火山防災マップも作成し、全戸配布というようなことのようでございますが、安達太良山噴火に関する防災マップ作成の進行状況についてお伺いいたします。 ◎市長(小林香) 議長、市長。 ○議長(高木克尚) 市長。 ◎市長(小林香) お答えします。  平成27年3月に国土交通省が策定しました安達太良山火山噴火緊急減災対策砂防計画に基づき、福島市を含む6市町村で構成する安達太良山火山防災連絡協議会において作成しました安達太良山火山ハザードマップをもとに、福島市の被害想定と避難に関する情報などを記載した安達太良山火山防災マップの作成作業を、現在進めているところでございまして、市政だより8月号にあわせて、吾妻山火山防災マップ同様、全戸配布する予定でおります。  あわせまして、被害想定地区での説明会や市ホームページへの掲載などにより、市民の皆様に災害発生時においても、的確な行動をとっていただけますよう、十分な周知を図ってまいります。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。
    ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) 積雪時の噴火による火山泥流は、1時間程度で福島市中心部広域に流れ込み、高さ最大2メートルに達するおそれがあると予想されておりますので、火山防災マップを危険予知に活用するとともに、被害が予想される地区住民に説明会を開催するということですが、あわせて避難訓練などを行う必要もあると考えますので、ご検討いただきたいと思います。  次に、昨年度新規事業として予算化されました防災士養成事業は、あらゆる災害時はもとより、危険予知や危険度の判断など多岐にわたり研修を受けます。  そこで、平成27年度の防災士養成事業で防災士となられた消防団員に期待する活動等をお伺いいたします。 ◎市長(小林香) 議長、市長。 ○議長(高木克尚) 市長。 ◎市長(小林香) お答えします。  防災士は、地域における防災のリーダーとして、地域住民の安心と安全を守るという重要な役割を担うことが期待されております。現在、地域の防災活動において、中心的な役割を担っていただいている消防団員の方々に、防災士研修講座で防災に関する十分な専門知識と技能を習得していただくことにより、さらなる地域防災力の向上が図られるものと考え、平成27年度は消防団及び女性防火クラブを対象に防災士を養成したところでございます。  防災士の資格を取得した消防団の方々には、消防団活動における経験とともに、今回の防災士資格取得により学んだ専門的知識を活用し、日頃のさまざまな地域活動の中で、地域の皆様に防災に係る心構えや必要な知識の普及、啓発を行っていただくことを期待しております。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) 次に、今年度は、平成27年度と同額の防災士養成事業が予算化されていますが、昨年度との変更点をお伺いいたします。 ◎市民安全部長(菊池稔) 議長、市民安全部長。 ○議長(高木克尚) 市民安全部長。 ◎市民安全部長(菊池稔) お答えをいたします。  平成28年度では、平成27年度と同様に50名の防災士を養成するための予算を措置しておりますが、各地域に防災に対する意識のさらなる浸透を図るため、本年度は町内会などにおいて組織されている自主防災組織で活躍されている方々を対象に、防災士を養成することとしております。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) 昨年度の消防士という方々はたくさんおりますので、消防士の中から50名ということでございました。ことしと昨年度の変更となった理由というようなことについて、改めてお伺いしたいと思います。 ◎市民安全部長(菊池稔) 議長、市民安全部長。 ○議長(高木克尚) 市民安全部長。 ◎市民安全部長(菊池稔) お答えをいたします。  先ほどご答弁申し上げましたとおり、昨年度は消防団の方々の中から養成をいたしましたので、さらなる各地域へ地域の防災力といいますか、防災に対する意識の浸透を図るために、ことしはちょっと視点を変えまして、地域の防災組織で活躍されている住民の方々の中から50名をできれば養成したいということで、そういった取り組みをいたしたところでございます。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) はい、わかりました。  今後もこの防災士というようなことは、災害に対して大変有効だというふうに考えますので、引き続き、続けていってほしいというふうに考えております。  次に、本市の市有建築物の耐震診断結果に対する対策についてお伺いをいたします。  まず、耐震診断結果と対応についてお尋ねします。  平成27年度までに耐震改修促進計画に記載の市有建築物で耐震診断を行った件数をお伺いいたします。 ◎都市政策部長(橋本隆) 議長、都市政策部長。 ○議長(高木克尚) 都市政策部長。 ◎都市政策部長(橋本隆) お答えいたします。  耐震改修促進計画に記載をされております市有建築物につきましては、平成27年度までに195棟の耐震診断を実施しております。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) この195棟というのは市有建築物で、全てが完了したということでよろしいでしょうか。 ◎都市政策部長(橋本隆) 議長、都市政策部長。 ○議長(高木克尚) 都市政策部長。 ◎都市政策部長(橋本隆) お答えいたします。  全てはまだ完了してございません。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) そういたしますと、あと何件残っているというふうに、おわかりでしょうか。 ◎都市政策部長(橋本隆) 議長、都市政策部長。 ○議長(高木克尚) 都市政策部長。 ◎都市政策部長(橋本隆) 旧耐震診断の建物のうち、まだ診断が行われていないのは38棟でございます。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) 今回の耐震診断結果から、耐震補強しなければならない件数、棟数をお伺いいたします。 ◎都市政策部長(橋本隆) 議長、都市政策部長。 ○議長(高木克尚) 都市政策部長。 ◎都市政策部長(橋本隆) お答えいたします。  耐震改修促進計画に記載されている市有建築物のうち、耐震診断の結果、耐震補強が必要とされた建築物は全部で104棟ございますが、そのうち50棟につきましては耐震補強が完了しておりますので、現時点で耐震補強が必要な建築物は54棟でございます。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) ただいまの答弁についてお尋ねをいたします。  残りの54棟について、これから補強工事の推進計画というのはつくっているのでしょうか、お尋ねいたします。 ◎都市政策部長(橋本隆) 議長、都市政策部長。 ○議長(高木克尚) 都市政策部長。 ◎都市政策部長(橋本隆) お答えいたします。  54棟の耐震補強、実際耐震補強を進めていくことにつきましては、それぞれ例えば学校ですとか、いろんな用途がございますので、それぞれの所管におきまして計画をつくって進めていくこととなります。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) それでは、耐震補強の判断に対する構造耐震指標Is及び保有水平耐力に係る指標qという値がございますが、その値のほうをお伺いいたします。 ◎都市政策部長(橋本隆) 議長、都市政策部長。 ○議長(高木克尚) 都市政策部長。 ◎都市政策部長(橋本隆) お答えいたします。  日本建築防災協会によります耐震診断の指針によりますと、鉄骨造の場合につきましては、構造耐震指標Isが0.6以上、かつ保有水平耐力に係る指標qが1.0以上のものについては、地震に対して安全な構造であり、それ以外のものについては耐震補強が必要というふうに判断をしております。  また、鉄筋コンクリート造の場合につきましては、Isが0.6以上、かつ累積強度指標と形状指標を掛け合わせた数値により、地震に対する安全性を判断しております。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) 本市の耐震改修促進計画によれば、平成32年度末までには耐震化率の目標を95%とするとあります。本市の年度別推進計画を予算概算も含めお伺いいたします。 ◎都市政策部長(橋本隆) 議長、都市政策部長。 ○議長(高木克尚) 都市政策部長。 ◎都市政策部長(橋本隆) お答えいたします。  耐震改修促進計画では、本市の耐震化に関する目標値として耐震化率95%を掲げておりますが、その実施につきましては、年次計画といった形では定めておりません。施設ごとの維持管理計画などの中で耐震化を推進しているというところでございます。  また、概算費用についてでありますが、目標を達成するためには、平成28年度から平成32年度までに87棟の耐震化が必要となります。その中には耐震診断を実施していない建物もありますので、現時点では費用の把握は困難であります。  なお、地震災害に対する備えとして耐震化を早急に進める必要がありますので、引き続き庁内関係各課で連携し、国の交付金などを活用しながら耐震化率の向上を図ってまいります。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) 次に、公会堂の休館についてお尋ねします。  まず、公会堂の平成29年1月以降の利用受け付けを停止している理由をお伺いいたします。 ◎教育部長(渡辺雄二) 議長、教育部長。 ○議長(高木克尚) 教育部長。 ◎教育部長(渡辺雄二) お答えいたします。  公会堂におきまして、利用者数が比較的少ない平成28年度末に、1階男女トイレの洋式化の改修工事を計画しておりますことから、平成29年1月以降の利用の受け付けを停止しているところでございます。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) そういたしますと、トイレの修復が終わりましたときには、また利用ができるというふうに考えておりますが、トイレの修復費用についての費用は幾らかかるのかおわかりでしょうか。 ○議長(高木克尚) 質問者に申し上げます。  ただいまの質問は直前の質問と関連性がないというふうに判断しますので、質問を変えてください。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) はい、わかりました。  それでは、公会堂の利用はいつから可能なのか、受け付け開始日を含めお伺いいたします。 ◎教育部長(渡辺雄二) 議長、教育部長。 ○議長(高木克尚) 教育部長。 ◎教育部長(渡辺雄二) お答えいたします。  公会堂のトイレ改修工事につきましては、平成29年3月末までに完了する予定でありますので、4月からの利用を再開いたしたいと考えております。
     なお、4月以降の利用受け付けにつきましては、受け付け再開の周知を図った上で、今月中には受け付け再開をする予定でございます。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) 県の文化センターにおいても、ことしの12月から全館の電気の改修、そしてまた空調設備の関係で小ホール、大ホールなど工事をする予定で、文化センターが使えないというふうなことであります。そのため、公会堂の定期利用者は、どこを使って定期鑑賞会を行うか悩んでおります。テルサでは客席が少なくて、コストがかかり過ぎるということで、頭を痛めているということを申し上げておきたいというふうに思います。  次に、市立図書館、そして中央学習センターを含む公会堂の建て替え等については、議会で再三質問がなされております。3月議会の代表質問でも、2人の議員が質問をされました。回答の要旨は、さまざまな観点から検討していくというものであり、今のところ具体的な方向性は示されておりません。しかし、建築が相当古いことや耐震診断の結果次第では、いつまでも先送りにできない状況と考えます。  そこで、3施設の建て替え等の方針等を示す時期を伺いたいと思います。 ◎教育部長(渡辺雄二) 議長、教育部長。 ○議長(高木克尚) 教育部長。 ◎教育部長(渡辺雄二) お答えいたします。  公会堂、中央学習センターなどの整備につきましては、これまで福島市中央学習センター等整備市民懇談会や、庁内組織であります中央学習センター等整備計画策定庁内検討委員会において、協議を行ってまいりましたが、現在位置への建設が望ましいという意見に加え、中心市街地への移転が望ましいなどさまざまな意見、要望等が出されたところであります。  これらの施設整備は、周辺のまちづくりや中心市街地の活性化等への影響も大きいことから、他の公共施設との複合化の可能性や公共施設設置の地域的バランスや交通の利便性など、さまざまな面から庁内関係部局と協議を図り、建て替えの方針等を示す時期も含めて検討してまいります。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) 今までの答弁と同様のものでありました。この3つの施設を今後どうするかということは、どの程度検討してきたのでしょうか。そして、一定の結論を出す期限のない検討会は、果たして意味があるのでしょうか。公会堂は、震災後ボイラーの配管工事、そして公会堂の壁からの雨漏りを直しました。そして、今回の修繕費用、そして耐震工事があるとすれば、また今後も照明やボイラーの交換など、修繕費用はどんどん費やしていくのでしょうか。最終的には、これはトップである市長の判断というふうに考えざるを得ません。早急な決断をお願いしたいというふうに思っております。  次に、次世代の環境の住みよいまちとしての景観条例についてお伺いいたします。  まず、本市の景観条例の概要をお伺いいたします。 ◎都市政策部長(橋本隆) 議長、都市政策部長。 ○議長(高木克尚) 都市政策部長。 ◎都市政策部長(橋本隆) お答えします。  本市の景観条例は、市民によるまちづくりの推進を図り、豊かな自然と個性的で魅力にあふれ、ゆとりと潤いのある景観を実現するために、平成13年3月28日に制定されました。  本条例では、市民、事業者、行政が相互に協力し、景観形成の推進を図ることを責務とし、景観形成に関する施策の基本方針を景観形成基本計画に定め、一定規模以上の行為に対し、市民の皆様に内容を知らせる公開標識の設置と、届け出を義務づけております。  また、特に景観形成が必要な地区に関しましては、市民の皆様が自主的につくる景観協定の認定や、地域として景観形成を推進する景観形成重点地区などを指定する制度を定めております。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) 本市の景観形成重点地区設定の基準を含め、考え方についてお伺いいたします。 ◎都市政策部長(橋本隆) 議長、都市政策部長。 ○議長(高木克尚) 都市政策部長。 ◎都市政策部長(橋本隆) お答えします。  景観形成重点地区の考え方ですが、地区にお住まいの方々や関係する事業者の皆様とともに、一緒になって良好な景観をつくっていくという認識が必要と考えております。これまで、市民の皆様から公募したふくしま市景観100選の配布、景観セミナーや地域ごとの景観懇談会の開催を通して、景観形成への認識が高まり、自主的に景観協定が締結された地区もあります。  このような先導的な地区や、福島らしさを特徴づける自然、眺望、歴史、町並みなどにかかわる良好な景観資源を持つ地区などにおいて、土地所有者、建物所有者及び利害関係者のご理解のもと、地域が一体となって景観形成を図る景観形成重点地区の設定を検討してまいりたいと考えております。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) 次に、福島の観光地である花見山周辺あるいは四季の里、そしてじょーもぴあ宮畑などは、特に景観に配慮しなければならない地区であります。太陽光発電の必要性は理解をしておりますが、これまでの景観を守っていく必要があり、市が主体となって景観形成の重点地区の取り組みをすべきと考えますが、見解をお伺いいたします。 ◎都市政策部長(橋本隆) 議長、都市政策部長。 ○議長(高木克尚) 都市政策部長。 ◎都市政策部長(橋本隆) お答えします。  良好な景観資源を持つ地区などにつきましては、景観形成重点地区の設定に向け、関係する皆様のご理解が得られますよう、今後、地域での景観懇談会などを通し、景観形成への意識高揚を図ってまいりたいと考えております。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) 今の答弁についてお尋ね申し上げますが、それは市が主体となって取り組んでいくというような考えでよろしいでしょうか。 ◎都市政策部長(橋本隆) 議長、都市政策部長。 ○議長(高木克尚) 都市政策部長。 ◎都市政策部長(橋本隆) お答えいたします。  ただいまの景観条例、福島市でございますが、現在、見直しの作業を進めて考えてございます。こうした中で、それぞれの地区に私どものほうでお邪魔をして、例えば先ほど申し上げた景観懇談会というふうなものを企画して、いろいろ地域の皆様から景観資源の情報ですとか、いろいろな景観に関するお話し合いをして、景観形成の意識高揚を図ってまいりたいと考えております。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) 次に、じょーもぴあ宮畑北側の山林を伐採し、大規模な太陽光発電を行う事業について、福島市景観条例に基づく届け出の内容についてお伺いをいたします。 ◎都市政策部長(橋本隆) 議長、都市政策部長。 ○議長(高木克尚) 都市政策部長。 ◎都市政策部長(橋本隆) お答えいたします。  じょーもぴあ宮畑北側における太陽光発電事業につきましては、本市景観条例の規定により、2件の届け出が提出されております。1件目は、用地造成8,211平方メートル、太陽光発電設備3,794平方メートルの大規模行為としてであります。2件目は、用地造成25万6,110平方メートル、太陽光発電設備10万4,328平方メートルの大規模特定行為としての届け出があり、緑化するなど景観に対する配慮がなされているということから、受理をしているところでございます。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) ただいまの事業において、事業者が事前に地元に対して説明することが必要と考えますが、その説明状況をお伺いいたします。 ◎都市政策部長(橋本隆) 議長、都市政策部長。 ○議長(高木克尚) 都市政策部長。 ◎都市政策部長(橋本隆) お答えいたします。  じょーもぴあ宮畑北側における太陽光発電事業のうち、規模の大きい方につきましては、大規模特定行為として地元への説明が必要となってまいります。本件は、福島県大規模土地利用事前協議指導要綱に基づく事前協議対象行為でもありますので、事業者は事業計画につきまして、関係する町内会に全戸回覧するとともに、利害関係者に対し戸別訪問による説明を行うなど、計画の段階で地元への説明がなされております。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) ただいまの答弁に対してお尋ねをいたします。  どの程度の範囲で地元の町会に説明がなされたかわかりませんが、ほとんどの方は知らないうちに、いつの間にか山に木がなくなってしまったというような状況であります。そして、また景観条例についてもいかがなものかというような意見が多数出ております。地元の説明の回覧というような部分の範囲については把握していますか、お尋ねいたします。 ◎都市政策部長(橋本隆) 議長、都市政策部長。 ○議長(高木克尚) 都市政策部長。 ◎都市政策部長(橋本隆) お答えいたします。  景観条例、それから先ほど申しました福島県の大規模土地利用事前協議指導要綱、それぞれ基準がございます。その基準に従って周辺について説明をしたということで、図示、それから説明をした範囲について、図面等での報告を受けております。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) 市のほうでは、今の把握しておいたところで、あそこの広範囲にわたって皆さんが見ているわけですから、直接関係する地元町会のみならず、各周辺の自治町会についても、一応こういうような届け出がありましたというようなものの周知があってもよかったのかというふうに思っております。後々のトラブルにならないように、事前の説明というのは必要でなかったかというふうに考えております。  次に、毎年行われている景観形成推進事業の内容を含め、景観条例との関連をお伺いいたします。 ◎都市政策部長(橋本隆) 議長、都市政策部長。 ○議長(高木克尚) 都市政策部長。 ◎都市政策部長(橋本隆) お答えいたします。  景観形成推進事業につきましては、国で定めた景観法の仕組みを本市の景観条例に取り入れ、より積極的に景観行政を進めるため、景観まちづくり計画の策定を進めるものでございます。  策定にあたりましては、有識者等で構成される景観審議会での審議及び庁内組織での検討を行うとともに、景観資源を有する地域の皆様との景観懇談会を踏まえ、進めてまいります。その上で、景観まちづくり計画の策定をもとに、現行の景観条例を改正し、将来にわたって福島らしい景観を守り育ててまいりたいと考えております。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) 福島市周辺部におきましては、大規模な太陽光発電が相当数計画されているようであります。景観はもちろんのこと、土砂崩れの危険も想定されるところは、事業者に対策をきちっと示させるなど、市の権限を強化できるような条例の改正もしなくてはならないというふうに考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。  次に、住宅、そして森林、側溝除染についてお尋ねいたします。  まず、住宅除染は、発注の前倒しによって、平成27年12月末に完了予定と説明されておりましたが、当時の推進状況では、どう頑張っても無理というふうに感じておりました。それでも、ことしは雪が少ないため、除染していない地区においては、3月まではできるかというような期待もしておりましたが、改めて平成28年5月まで、除染の完了がおくれたという理由をお伺いいたします。 ◎環境部長(渡辺千賀良) 議長、環境部長。 ○議長(高木克尚) 環境部長。 ◎環境部長(渡辺千賀良) お答えいたします。  住宅除染につきましては、除染業者と工程管理を密にするなどの対応により、昨年12月末完了を目指し進めておりましたが、昨年の夏の猛暑や8月から9月にかけての長雨、大雨の影響により、おくれが生じたものであります。  また、果樹等の生産農家など、一部住民の皆様のご意向を踏まえた日程の調整や農家住宅など敷地面積の広い住宅の除染に時間を要したことなどにより、5月の完了となったものでございます。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) いろいろな要因はあるというふうに思います。ただ、その段階で12月にできないということであれば、見通しがどの程度に延びるというようなことは、説明が必要でないかというふうに思っております。市民のために除染を早く進めたいという気持ちはよくわかりますが、行政と市民の信頼関係がいかに大切かは言うまでもありません。このような事例は、かえって信頼関係を損ないます。できるだけ誤差のない日程で説明を行うべきでないかというふうに考えます。  次に、12月定例会議でも質問いたしましたが、改めて直近の道路側溝除染や生活圏森林除染で発生した草木等の焼却待ちの総量について、今後の見通しを含めお伺いいたします。 ◎環境部長(渡辺千賀良) 議長、環境部長。 ○議長(高木克尚) 環境部長。 ◎環境部長(渡辺千賀良) お答えいたします。  道路除染や生活圏森林除染等により発生した草木等の焼却待ちの総量につきましては、5月10日現在で約2万7,000トンとなっております。  今後の見通しにつきましては、4月の発生量の実績から試算いたしますと、工期であることしの12月末ごろまでにかけて、毎月2,000から3,000トン程度の焼却待ちが新たに発生するものと見込んでおります。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) 焼却待ちの草木等がどんどんふえていっております。事業者のほうでは、置き場の確保に苦慮しているとともに、除染事務所の脇に置かれているビニール袋に入った草木については、景観を損ねているという意見もあります。  そこで、除染で生じた草木等の焼却以外の対応について、見解をお伺いいたします。 ◎環境部長(渡辺千賀良) 議長、環境部長。 ○議長(高木克尚) 環境部長。
    ◎環境部長(渡辺千賀良) お答えいたします。  除染作業に伴い発生した草木等の焼却以外の具体的対策といたしましては、焼却する期間まで、飛散、悪臭対策としてフレキシブルコンテナへの詰めかえの実施や、景観への配慮及び侵入防止として、現場の状況に応じて仮囲いの設置などの安全対策を実施するよう、受注業者に指示し進めております。  なお、これらの対策につきましては、国、県との協議により、財政措置の対象となることを確認しておりますが、今後におきましても、適切な保管等の対応について関係機関と協議してまいりたいと考えております。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) 次に、側溝の土砂上げが5年間も未実施の地区からは、側溝の機能がなくなっている状態にまで土砂が堆積している場所があり、早期の除染を望んでおりますが、毎時0.23マイクロシーベルト未満の道路側溝の土砂上げに対する見解をお伺いいたします。 ◎環境部長(渡辺千賀良) 議長、環境部長。 ○議長(高木克尚) 環境部長。 ◎環境部長(渡辺千賀良) お答えいたします。  空間線量率が毎時0.23マイクロシーベルト未満の道路側溝の土砂上げにつきましては、環境省より除染の対象とはならないとして、除染対策事業交付金での対応は難しいとの見解が示されております。そのようなことから、原発事故後、時間の経過により、放射能の物理的減衰や流入土砂の影響等で、毎時0.23マイクロシーベルト未満となっている箇所については、除染による側溝土砂上げができない状況にあります。  しかしながら、本市といたしましては、空間線量率や放射線濃度にかかわらず、土砂上げが可能となる仕組みの構築と、除去した土砂が中間貯蔵施設への輸送対象となるよう、同様の課題を持つ他市との連携を図りながら、国、県に対し強く要望してまいる考えであります。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) ただいまの答弁に対しお尋ねをいたします。  今までに側溝除染を行った作業工区で、毎時0.23マイクロシーベルト未満の道路側溝はありましたか、お伺いいたします。 ◎環境部長(渡辺千賀良) 議長、環境部長。 ○議長(高木克尚) 環境部長。 ◎環境部長(渡辺千賀良) お答えいたします。  現在、蓬莱、中央、立子山、東部、松川、信陵、渡利、飯野、清水の9地区において施工中でございますが、事前モニタリングの結果、空間線量率が毎時0.23マイクロシーベルト以上を確認しておりますから、道路除染で側溝土砂上げを実施する予定でございます。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) 次に、今後の福島市立学校の在り方検討委員会の答申についてお伺いいたします。  まず、平成27年度は公立幼稚園のあり方が答申されましたが、答申の概要をお伺いいたします。 ◎教育長(本間稔) 議長、教育長。 ○議長(高木克尚) 教育長。 ◎教育長(本間稔) お答えいたします。  答申におきましては、少子化や社会の変化の中で小規模化が進む福島市立幼稚園が、今後も幼稚園教育の目的や目標の達成に向けて充実した教育活動を展開していくために、2つの観点から教育環境の改善、充実が必要であると述べられております。  1点目は市立幼稚園の適正規模、適正配置を進め、幼児にとってよりよい教育環境を実現することであり、統廃合の実施により幼稚園を集約し、集団規模の適正化を図るとともに、集約した各園に対しては、人的資源の集中化により職員の適正配置を行い、各園の機能の充実を図ることとしております。  また、2点目は、市立と私立の連携と共存を進め、市全体の幼児教育の一層の充実を図ることであり、私立幼稚園等との連携を図りながら、幼児教育のセンターとしての機能を果たすとともに、公私それぞれの特色を生かした魅力ある幼児教育を展開し、公私の共存を維持することとしております。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) 次に、平成27年度の公立幼稚園のあり方の答申を受け、本市の対応をお伺いいたします。 ◎教育長(本間稔) 議長、教育長。 ○議長(高木克尚) 教育長。 ◎教育長(本間稔) お答えいたします。  現在、答申を受け、福島市立幼稚園再編成計画案を策定中であります。計画案策定後、福島市子ども・子育て支援事業計画の所管部局等と協議を進め、本市の教育、保育施設全体の中での市立幼稚園の適正規模、適正配置や、子ども・子育て支援事業との整合性や妥当性、今後の事業展開の発展性の観点から吟味を重ね、市立幼稚園再編成計画を策定してまいります。  計画策定後は、子ども・子育て支援事業における教育・保育提供区域を単位とした説明会等を通じ、所管部局と連携しながら再編成計画の具体的内容を周知し、利用者や地域住民の理解を得て、市立幼稚園の統廃合を進めてまいる予定であります。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) 次に、平成28年度以降の今後の福島市立学校の在り方検討委員会の検討予定をお伺いいたします。 ◎教育長(本間稔) 議長、教育長。 ○議長(高木克尚) 教育長。 ◎教育長(本間稔) お答えいたします。  今年度の今後の福島市立学校の在り方検討委員会につきましては、5月25日に第1回の委員会を開催したところであります。  検討課題といたしましては、1点目が少子化、子ども人口の減少や社会の動向を踏まえた市立小中学校のあり方について、2点目が9年間を通じた系統的な教育等の教育活動の一層の充実、改善を目指した学校のあり方、及びコミュニティスクールや学校支援地域本部事業等の国の施策等への対応のあり方についてとし、合わせて5回の委員会を通じてこれらの課題を検討し、答申をいただく予定となっております。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) 少子化に伴い、小中学校でも児童生徒の3年後、5年後あるいはその先の児童数が把握できることから、答申の内容とともに、該当する地域の方々に十分に状況を説明し、今後のあり方については、地域の方々とともに考えていかなくてはならないというふうに考えております。子供たちにとって、最善の策を考えていく環境づくりも大切なことと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。  次に、春の花見山と県立美術館のフェルメールとレンブラント展についてお伺いをいたします。  まず、ことしの花見山おもてなし事業に対する予算は4,747万1,000円でありましたが、観光客数を含め、この評価をお伺いいたします。 ◎商工観光部長(若月勉) 議長、商工観光部長。 ○議長(高木克尚) 商工観光部長。 ◎商工観光部長(若月勉) お答えいたします。  花見山への来訪者数は、昨年は25万2,000人であったのに対し、本年は24万1,000人で前年比1万1,000人、4.4%の減少でありました。その要因といたしましては、桜の開花時期が昨年よりも1週間ほど早く、首都圏の花の見ごろと時期が重なったことや、散り始めも同様に早くなり、4月中旬以降の来訪者数が伸びなかったことが影響したものと捉えております。  そのような中にありましても、春の花見山おもてなし事業として、地元花見山観光振興協議会や花案内人等と連携しながら、交通規制やシャトルバスの運行、観光案内所や物産ひろばの設置などに取り組むほか、来訪者へのおもてなしとして、花枝のプレゼントや車椅子でも楽しめるコースの設置などに取り組んだことにより、福島市の復興のシンボルとして、花見山が持つ美しい原風景と豊かな自然を、国内外からおいでいただいた多くの観光客に十分に楽しんでいただけたものと考えております。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) 春の市長の記者会見では、花見山の来場者を28万人と見込んでおりましたとありました。県立美術館のフェルメールとレンブラント展とともに、アフターDCでもあり、少なくても昨年並みの人数は来ていただきたかったというように思っております。  また、天候や満開の時期のリスクを回避するために、花の写真館を花見山駐車場に移築するということも検討してはいかがでしょうか。  また、別の理由として、花の写真館は太平寺─岡部線の道路改良工事に際し、一部建物が支障となるため、駐車場等を考慮すると、移築する必要があると考えております。花見山を含む適地を選定し、早期に移築し、貴重な秋山庄太郎さんの写真の展示を、そしてまた保管を急ぐ必要があると思いますが、見解をお伺いいたします。 ◎教育部長(渡辺雄二) 議長、教育部長。 ○議長(高木克尚) 教育部長。 ◎教育部長(渡辺雄二) お答えいたします。  市写真美術館につきましては、平成25年度開催の福島市文化施設あり方検討委員会より、現在の建物の保存や利用再開と、写真に関する芸術性、歴史、文化などを多面的に学ぶ拠点としての活用の提言を受け、また平成26年度開催の福島市写真美術館再生庁内検討委員会において、現在地での建物の修復と写真美術館再開館の方針を決定したところでございます。  この方針を受け、現在は耐震補強解析業務を実施しているところであり、今後におきましては修復改修設計、改修工事を進め、平成31年度の再開館を予定しているところでございます。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) そうしますと、これから道路の改良にあたり、一部建築物がかかるというようなことになった際の対応をお尋ねいたします。 ◎教育部長(渡辺雄二) 議長、教育部長。 ○議長(高木克尚) 教育部長。 ◎教育部長(渡辺雄二) お答えいたします。  太平寺─岡部線の国道13号以西が、現在の計画路線により事業化されるようになった場合には、引き家を含めた施設の移転再築の検討を行うこととなっておりますので、その際は担当課と密なる連携をとってまいりたいというふうに考えております。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) 次に、コンベンション支援事業805万8,000円のうち、フェルメールとレンブラント展開催に係る観光PRについて、助成額を含めた成果についてお伺いをいたします。 ◎商工観光部長(若月勉) 議長、商工観光部長。 ○議長(高木克尚) 商工観光部長。 ◎商工観光部長(若月勉) お答えいたします。  フェルメールとレンブラント展を活用したPR事業につきましては、事業費は福島商工会議所に対する補助金300万円であります。主な取り組みといたしましては、第1に県立美術館の敷地内に飲食や物販ブース及び休憩スペースを設置して、来場者におもてなしを提供したところであり、延べ13業者が出店し、全体で970万円余の売上げがございました。  第2に、観光案内ブースを設置し、延べ9,700人の方々に、花見山をはじめ市内の観光資源や飲食店に関する情報の提供、また問い合わせ等に対応したほか、県立美術館及び花見山において、花見山及びフェルメールとレンブラント展の両方を紹介するチラシを配布し、PRに努めたところであります。  これらの取り組みにより、多くの来訪者に本市の魅力を発信するとともに、中心市街地や市内の他の観光スポット等への回遊を促進することができたものと考えております。 ◆14番(萩原太郎) 議長、14番。 ○議長(高木克尚) 14番。 ◆14番(萩原太郎) ありがとうございました。  以上で質問を終わります。 ○議長(高木克尚) 以上で萩原太郎議員の質問を終わります。  暫時休憩いたします。                 午後3時33分    休  憩 ─────────────────────────────────────────────                 午後4時05分    再  開 ○議長(高木克尚) 休憩前に引き続き会議を開きます。  会議規則で定める午後5時までの会議時間を超えることが見込まれますので、この際、時間を延長いたします。  32番山岸清議員。      【32番(山岸 清)登壇】 ◆32番(山岸清) 議長、32番。 ○議長(高木克尚) 32番。 ◆32番(山岸清) 2日目、最後の番になりました。お疲れでしょうが、もうしばらくよろしくお願いします。  まず、コンベンション推進事業についてお伺いをいたします。  今では、おそらくおととしの正月の新年市民交歓会のとき、市長がコンベンション建設をすると発信されました。  この細目1、施設の建設候補地についてお伺いをいたします。
    ◎市長(小林香) 議長、市長。 ○議長(高木克尚) 市長。 ◎市長(小林香) お答えします。  コンベンション施設につきましては、市内各方面から大変期待の大きい施設でございます。これにつきましては、現在策定中の公共施設等総合管理計画における老朽化した公共施設の機能集約や統廃合など、公共施設の最適配置に向けた基本方針や、平成27年度に実施しましたコンベンション施設整備基礎調査の結果などを踏まえ、今後、施設整備基本構想を策定する中で総合的に検討してまいりたいと考えております。 ◆32番(山岸清) 議長、32番。 ○議長(高木克尚) 32番。 ◆32番(山岸清) 先ほどの14番議員の質問の中にもありましたように、公会堂とかあそこの中央学習センターなども、おそらく今の市長の答弁には、それらも含めて慎重に検討されるというふうに答弁を聞きました。ぜひ慎重にしていただきたいと思います。  一番あのときの市長発言だと、民間の何かいいやり方もあるように聞いたのですが、これら施設建設の全体事業費についての財源を含めてお伺いをいたします。 ◎商工観光部長(若月勉) 議長、商工観光部長。 ○議長(高木克尚) 商工観光部長。 ◎商工観光部長(若月勉) お答えいたします。  コンベンション施設建設の全体事業費につきましても、現在策定中の公共施設等総合管理計画における、老朽化した公共施設の機能集約や統廃合などの公共施設の最適配置に向けた基本方針などを踏まえ、今後、施設整備基本構想を策定する中で総合的に検討してまいります。 ◆32番(山岸清) 議長、32番。 ○議長(高木克尚) 32番。 ◆32番(山岸清) これは要望になりますが、かつての箱物行政が、今の国、県、市の財政事情においては、なかなか難しい点がありますので、ぜひ今の答弁にもありましたように、慎重に進めていっていただきたいと思います。これは要望です。  次、大項目の2番、市民と市が争うというか、公平な第三者の前、裁判所で、どうしてもお互いの意見が食い違ってなってしまうというのは、やむを得ないことなのですが、今回、今定例会議に報告された専決第10号損害賠償の額の決定並びに和解の件、これは昨日の12番議員も質問していたところにあります、いわば除染の仮置き場、大変これは難しいというか、迷惑施設と言っては言い過ぎかもしれませんが、やはり捨て場所は難しい点があります。それらのお互いに努力をしたが、結果として簡裁における和解がなったようでございます。この仮置き場候補地の決定から撤回、その後の地権者への対応、和解までの経過についてお伺いをしておきます。 ◎環境部長(渡辺千賀良) 議長、環境部長。 ○議長(高木克尚) 環境部長。 ◎環境部長(渡辺千賀良) お答えいたします。  本件仮置き場候補地の経緯につきましては、平成26年11月、地域除染等対策委員会において候補地として了承を得て、測量、調査等を進めておりました。  しかし、環境アセスメント等の調査の必要性や、複数の団体から計画の見直しなどの反対署名が寄せられるなど、候補地選定時には想定していない状況となったことから、本市としては設置を断念せざるを得ないとの判断に至り、地権者と協議を重ねてまいりましたが、合意が得られませんでした。  その後、地権者から、境界立ち会いや会合等で支出した費用の支払いを求めるとして、平成28年1月、福島簡易裁判所に賠償請求の調停申し立てがなされたものであります。  本件につきましては、あくまで仮置き場候補地の段階であり、賃貸借契約を締結していないものの、地権者から仮置き場の設置に向けて尽力いただいた経過がありましたので、市の代理人弁護士の助言を受け、道義的な観点から総合的に判断し、市が地権者に依頼した立ち会いや会合等に係る費用相当額分を解決金とする旨の福島簡易裁判所からの和解案の提示を受け、和解に至ったものであります。 ◆32番(山岸清) 議長、32番。 ○議長(高木克尚) 32番。 ◆32番(山岸清) 和解になったから、いいのかなと思います。  ただ、次の質問なのですが、市長は、この仮置き場設置のときに、リーダーシップを発揮して、率先して進めてまいりますというふうにお話をされました。大変私も心強く思ったところでありますが、今回のこの件に関しては、市長はどのようにかかわったのかお伺いをいたします。 ◎環境部長(渡辺千賀良) 議長、環境部長。 ○議長(高木克尚) 環境部長。 ◎環境部長(渡辺千賀良) お答えいたします。  本件につきまして、市長は地権者から仮置き場の設置に向け、尽力いただきましたことなどを踏まえまして、誠実、丁寧に対応するよう指示をしたところでございます。 ◆32番(山岸清) 議長、32番。 ○議長(高木克尚) 32番。 ◆32番(山岸清) そうすると、部長に丁寧に対応しなさいと命令したということだね。指示かい。まあいい、うんとうなずいたからね。ただ、市長がもうちょっと出れば、部長でだめなところが、市長だったら、うんと言ったのかななんて、これは甘い期待だね。いいや、これは終わったからな。  次に、現在、市が訴えられている収入認定処分取消等請求事件についてお伺いいたします。  これは、生活保護世帯の女の子が奨学金をもらったと。そうしたら、その奨学金を生活費のほうに算定してしまったということでのごたごたと言っては失礼だけれども、行き違いなのだよね。この審理の経過についてお伺いをいたします。  ただし、これは今現在係争中でもありますから、言えない範囲はあるかと思いますから、言えるところでいいです。まるっきり言えないというのでも構わないのだけれども。 ◎健康福祉部長(羽田昭夫) 議長、健康福祉部長。 ○議長(高木克尚) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(羽田昭夫) お答えいたします。  本件は、生活保護世帯に対して支給された奨学金につきまして、平成26年4月に、本市が収入認定の処分を行ったことが始まりとなってございます。  原告側は、本市の当該処分を不服といたしまして、福島県知事に対する審査請求を経た後、平成27年4月に処分の取り消しと損害賠償を求め、福島地方裁判所に提訴いたしました。平成27年9月に第1回口頭弁論が行われ、平成28年5月までに合計6回の口頭弁論が行われております。  本件は、厚生労働大臣に対する再審査請求も提起され、裁決により本市の処分は取り消されておりますので、現在は損害賠償のみが争われているところでございます。 ◆32番(山岸清) 議長、32番。 ○議長(高木克尚) 32番。 ◆32番(山岸清) 要するに、県も国も、市の奨学金を生活費に充当するのはうまくないとやっているわけだから、本当は最後の感情的な点だけが残っているのだと思うのだよね。大体裁判で長引くのは、どの裁判も、訴えられておもしろくないなんて、俺のところ被告にしてなんて、原告、被告というのは。こんなこと言っていることないな。  それで、細目の2番、今後の裁判に臨む市の方針等についてお伺いします。 ◎健康福祉部長(羽田昭夫) 議長、健康福祉部長。 ○議長(高木克尚) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(羽田昭夫) お答えします。  本件に係る奨学金につきましては、提訴前に既に収入認定は除外するべきであると判断をいたしまして、収入認定後に減額をいたしました扶助費を、原告に支給しているところでございます。  一方、原告は、本市が行った処分を違法といたしまして、損害賠償を請求するなどしてきておりますことから、口頭弁論においては、県や国からの指導、助言を受けながら適切に対応してまいりたいと考えてございます。 ◆32番(山岸清) 議長、32番。 ○議長(高木克尚) 32番。 ◆32番(山岸清) 結局、最後、残っているのは、市が頭を下げてもらいたいというような気持ちがあるのではないの。そこらをうまく、和解を早くやってください。やっぱり子供さんにすれば、奨学金をせっかくもらったのが、生活費になってツーペイになったのでは、そのときはうんとショックだったと思う。だから、それに対する慰謝料だな、これは。だから、なるだけ早くまとめてやってください。  次、大項目3番、市長の東京出張などについて伺います。  市長就任2年目、平成27年4月から平成28年3月までの1年間に、旅行命令書の出張先に東京都内が含まれる出張が何回で、そのうち何回宿泊を伴ったのかお伺いをいたします。 ◎市長公室長(高梨敏則) 議長、市長公室長。 ○議長(高木克尚) 市長公室長。 ◎市長公室長(高梨敏則) お答えいたします。  平成27年度の市長の出張において、業務地に東京都内が含まれるものは26回で、そのうち宿泊を伴うものは8回でございます。 ◆32番(山岸清) 議長、32番。 ○議長(高木克尚) 32番。 ◆32番(山岸清) 月曜日の朝、市長が新幹線からおりてきてタクシーに乗ったと言う人がいるのです。何人だったと言ったら、1人でおりてきたというの。それはおかしいなと言ったの。日曜日でなく、月曜日の朝、福島に帰ってきたのが。そうすると、私も長く県職員なんかやっていたから、長くもないな。短くね。土曜は半ドンだったのだよ。だから、今でも役所は土曜日やっているのではないかなんて錯覚起こして、迷惑かけているのだけれども、今は土曜は閉庁なのね。そうすると、市長が月曜日おりてくる、これは市長に似た人だろうと思った。  でも、そんなこと言ってもしようがないから、市長は今聞いた8回のうち、土、日にかけての宿泊は何回か。これは質問から外れているといえばペケなのですが、何回か今記憶にございますか。 ◎市長公室長(高梨敏則) 議長、市長公室長。 ○議長(高木克尚) 市長公室長。 ◎市長公室長(高梨敏則) 恐れ入ります。手元に資料がございませんので、ご了承願います。 ◆32番(山岸清) 議長、32番。 ○議長(高木克尚) 32番。 ◆32番(山岸清) それで、次の細目2、前市長は、市長就任後2年目の1年間に旅行命令書の出張先に東京都内が含まれる出張が何回で、そのうち何回宿泊を伴ったのかお伺いをいたします。 ◎市長公室長(高梨敏則) 議長、市長公室長。 ○議長(高木克尚) 市長公室長。 ◎市長公室長(高梨敏則) お答えいたします。  前市長の就任後2年目となる平成15年度の出張につきましては、旅行命令書の文書保存期間が満了しており、文書不存在により確認できませんので、ご了承願います。 ◆32番(山岸清) 議長、32番。 ○議長(高木克尚) 32番。 ◆32番(山岸清) 前総務部長のお元気な答弁を伺っただけで、今、胸がいっぱいです。  それで、この答弁というか、質問取りの人といろいろこうだああだやっていて、おそらく文書がありませんから、答弁できませんという回答になりますということで、私、それを聞いて、前市長に聞きました、どうしたと。行ってきた東京出張何回で、何回なのだと。前市長からも資料はもらいました。しかし、それでは善意の第三者でないと。異常に数値をずらしたり。  それで、私の足りない頭で考えて、県立図書館に行きました。そうすると、地元紙の市長の日程というのがあるのです。これが1年間、ちょうどこの市長の2年目と、前市長の2年目はどうだったのかということで調べてみました。そうしたら、大変なのだ。地方紙が2紙あるのだけれども、1紙はコンピュータに入っている。こんなマウスでやらないとだめなの。全然私やれないの。これは困ったなと思ったら、別な紙は、まだそこまでいっていないと。昔のこういう新聞紙、それを閉じたやつを12冊持ってきてくれた。それを私、一生懸命見てみました。  その結果、前市長が東京出張したのは、全部で6回、そのうち宿泊は3回です。その宿泊の3回は、土、日ではないの。平日なの。平日ということは、財務省と建設省に陳情に行って、そして1泊して、次の日、要するに2つの国交省と財務省に陳情、あとはいろいろやっているのだよ。だから、秋山庄太郎さんの忍ぶ会、このときは泊まらないのだ。あと全国市長会、そういうやつで泊まっているの。だから、小林市長は26回というのは、真面目に東京に行っているのだなということも言えるのですよ。  これは、私、もう一回調べて、次の細目3番、市長の東京都内への出張が多い上、自宅に宿泊されているようなことがあるようだが、これは今聞いた8回。でも、8回宿泊だけれども、何泊だかは、私聞いていない。これはもう一回、私、また図書館に行って調べるしかないのかなと思っているのですが、市長が不在のとき、あったのだよね、1回だけ。ランタン祭りで台湾に行って、暖かいところに行ったのだけれども、あのとき大雪なのだよ、福島。市長がいてもいなくても、おそらく除雪に関しては、なかなか難しい面があったと思いますよ。市の範囲は市道だし、県道は県だし、国交省は国道だから。  ただ、最高執行権者、議会は議決権だけれども、当局は執行権だけれども、執行権の場合は、やっぱり緊急にやらなくてはならないのは、最終的には首長、市長がいなければ、どうにもならないということがあると思うのね。これは随分前の議会でも、市長がいないときの決定権者は誰なのですか。副市長ですよと。すると、副市長も一緒にいないときは誰なのか。そのときは総務部長かと言ったら、総務部長は、いや、私でなくて誰だかと言ったのだな、たしか私の記憶では。ただ、最高意思決定権者が、行政長がいないというのは、うんとまずいですよ。  アメリカの映画で、エアフォースワンとかいったかな。大統領のエアフォースワンがテロリストにのっとられて、そして大統領は空軍の大佐か中佐だったのかな。緊急脱出口で出るのだけれども、その脱出口に乗らないで、エアフォースワンに残ってテロリストをやっつけるという、大統領ね。ところが、その大統領が死んだか死なないかわからないうちに、副大統領は女の人だったの。その人、あなたも大統領権限でやれと言われたけれども、まだ大統領の生死がわからないから、私はやれないといってやっていたのね。そのとき、まだ大統領は生きていたのだよ。  最終的には結果オーライになったのだけれども、やはりアメリカだと、大統領の次が副大統領、その次は国務長官、その次がどっちかの議長がなってとかと、7人くらいまでいるのだな。要するに、核のボタン持っている人だから、1人いなくなったら大変なことになるのだな。日本だってそうでしょう。総理大臣のかわりは副総理、だから今の財務大臣の麻生さんだ。麻生さんの次は、おそらく菅官房長官だ。その次、誰だかはわからない。3人くらいまでは俺もわかる。  福島市でも、これは質問になります。市の管理上問題はないのか、お伺いをします。 ◎市長公室長(高梨敏則) 議長、市長公室長。 ○議長(高木克尚) 市長公室長。 ◎市長公室長(高梨敏則) お答えいたします。  市長とは、携帯電話等の通信手段により、常に連絡がとれる体制を整えております。  また、万が一、市長不在時に何らかの危機事象が発生した場合は、副市長が市長にかわって災害対策本部を設置することとし、迅速な対応がとれる体制を構築しております。そして、行政の判断に空白時間をつくらないよう、常に万全な危機管理体制を整えているところでございます。 ◆32番(山岸清) 議長、32番。 ○議長(高木克尚) 32番。 ◆32番(山岸清) そうすると、市長公室長は第3だね。心強く思いました。  その次に行きます。市長の海外出張に伴う旅費等についてお伺いします。  市長は、これまでの海外出張の際、航空機利用に際してはどのような席を利用しているのか。例えば、今はやりのファーストクラスとかであったのかお伺いをします。 ◎市長公室長(高梨敏則) 議長、市長公室長。 ○議長(高木克尚) 市長公室長。 ◎市長公室長(高梨敏則) お答えいたします。  市長の海外出張におきましては、福島市職員等の旅費に関する条例の規定に基づき、ビジネスクラスを利用しております。
    ◆32番(山岸清) 議長、32番。 ○議長(高木克尚) 32番。 ◆32番(山岸清) この間、ドイツに行った人、ドイツの再生可能の勉強会で行った人が、市長はファーストクラスで、私らはビジネスクラスだなんて文句たれていたとか、たれていないとかというのを聞いたのだけれども、そうするとドイツのときは、あれはビジネスで市長も行かれたの。 ◎市長公室長(高梨敏則) 議長、市長公室長。 ○議長(高木克尚) 市長公室長。 ◎市長公室長(高梨敏則) ビジネスクラスでございます。 ◆32番(山岸清) 議長、32番。 ○議長(高木克尚) 32番。 ◆32番(山岸清) 一つの風評被害だったのだね。  それで、次に市職員等の旅費に関する条例及び同規則で、エコノミークラス以外の席についても、旅費支給が認められる根拠についてお伺いをいたします。 ◎総務部長(八島洋一) 議長、総務部長。 ○議長(高木克尚) 総務部長。 ◎総務部長(八島洋一) お答えいたします。  福島市職員等の旅費に関する条例第27条において、外国旅行の旅費に関しては、国家公務員等の旅費に関する法律を準用することとしております。  市長は、同法に規定する指定職の職務に相当することとし、航空賃の等級が3つの区分の場合には、最上級の運賃とし、2つの区分の場合には、上級の運賃とする航空賃の額の規定がありますことから、エコノミークラス以外の航空賃についても支給が認められるものであります。 ◆32番(山岸清) 議長、32番。 ○議長(高木克尚) 32番。 ◆32番(山岸清) これも風評なのだけれども、前の市長がベラルーシか、そこに行ったときは、エコノミー席だったというのだ。そうしたら、あの市長は、今の小林市長から見れば、相撲取りと体操選手くらいの違いがあるの。だから、狭い席で気の毒だったって。何だかもうちょっと大きい席はなかったのかいなんて言われたから、私は、ルフトハンザでそれはないのだなんて、それにはそういうファーストクラスないと言ったら、ルフトではない、アエロフロートか。それの飛行機だから、なかったのでしょうなんて私言ったのだけれども、まあいいや、これも適正にやっていただきたいと要望しておきます。  ただ、これは変わったなと思った。福島市のここで飛行機のことを聞けるなんて。吉田市長は、絶対飛行機乗らなかったからね。大嫌いだったのだから、飛行機。私も嫌いだった。私も、エコノミーとかビジネスとかファーストなんて、全然わからなかった。飛行機って嫌いで、新婚旅行のとき、うちのあれが飛行機で行きたいと言われて、ひどい人と結婚したなと、あのとき最初に思った、新婚旅行のとき。でも、ファーストのほうが楽でいいのでしょうから、それはそれとして。  次に、海外で行われた事業について。  これが、平成27年7月に開催されたアジア太平洋都市サミット参加について。  この細目1、このサミットへの参加目的は、本市の復興と観光のPRと伺っています。また、このサミットへは、ブリスベン市からの招待があったと聞くものの、ブースの出展費用が高額と、経済民生で論議したとき感じました。このブースの使用に関しては、何日使用して、面積はたしか8畳くらいだったと思うのだけれども、幾ら支払ったのかお伺いをいたします。 ◎市民安全部長(菊池稔) 議長、市民安全部長。 ○議長(高木克尚) 市民安全部長。 ◎市民安全部長(菊池稔) お答えをいたします。  当該サミットは、平成27年7月5日から8日まで開催され、ブースの使用もこれと同じ期間の4日間使用いたしました。  ブースの出展、登録関係費用として支払った主な費用は、会場出展ブース借上料が4日間で47万5,000円、装飾などブースの設営と撤去に要した経費が89万2,000円、職員による本市のPRを英語に通訳するため、ブースに通訳1名を4日間配置した経費が58万5,000円、さらに本市の観光パンフレットや企業誘致パンフレットの英語版をはじめ、ふくしまの水や試飲用とした本市産果物を使ったジュースなど、ブースで使用したPR物品等の作成、購入の経費が79万1,000円、これらを航空便で運搬した経費が235万5,000円、その他入場パス代となるサミット参加者登録料や旅行会社の添乗員経費などを合計して、843万9,000円を支払ったところであります。 ◆32番(山岸清) 議長、32番。 ○議長(高木克尚) 32番。 ◆32番(山岸清) わかりました。要するに4日間で843万円だから、1日当たり200万円超かけたPRブースだなと、こう思いました。  それで、このサミットに参加した成果はどのように認識して。すぐ、平成27年にやったから、ことしうんと外国のお客さんが来ましたというようなことは、私も期待はしません。ただ、どのようにこの成果を認識しているのかお伺いいたします。 ◎市民安全部長(菊池稔) 議長、市民安全部長。 ○議長(高木克尚) 市民安全部長。 ◎市民安全部長(菊池稔) お答えをいたします。  サミットには、世界から135都市、95人の市長等を含む約1,300人の参加者があり、これまでの支援に関する感謝の意を伝えるとともに、分科会での市長スピーチや市長フォーラムでの意見交換において、力強く復興に取り組む姿や目指す都市ビジョンの実現に向け、着実に歩み続ける姿を、市長みずからが直接英語でアピールしたことにより、正確かつ幅広く伝えることができたものと捉えております。  また、サミット会場における本市PRブースにおいては、JAのモモジュースやリンゴジュース、ふくしまの水の試飲を行い、本市産品のおいしさや安全性を発信したほか、ブースの装飾や観光ガイドブックなどにより、本市を代表する観光名所である花見山や磐梯吾妻スカイラインの紅葉などを、ブースに訪れた方へ直接対話により紹介し、本市の魅力を広く発信することができたと認識をしております。 ◆32番(山岸清) 議長、32番。 ○議長(高木克尚) 32番。 ◆32番(山岸清) 市長の英語でのスピーチ、すばらしかったと思いますよ、本当に。今度聞いてみたいものだななんて。ただ、市の職員にも優秀な英語をしゃべる人はいたと思うのね。通訳頼まなくてもよかったのではないのかななんて思うのです。私もブロークンイングリッシュというか、ちょっとは大丈夫なの。長くはできないよ。トイレはどこですかなんというのはどこでも言える。これはこれとして。  それで、中項目2、平成27年11月に実施した再生可能エネルギー海外先進地調査についてお伺いします。  これは、たしかドイツに行ったと思うのですが、調査後に報告書を作成したのか伺います。 ◎環境部長(渡辺千賀良) 議長、環境部長。 ○議長(高木克尚) 環境部長。 ◎環境部長(渡辺千賀良) お答えいたします。  調査事業後、調査概要、訪問地ごとの調査結果、考察及び本市における今後の再生可能エネルギーの取り組みなどをまとめました報告書を作成したところでございます。 ◆32番(山岸清) 議長、32番。 ○議長(高木克尚) 32番。 ◆32番(山岸清) 今のご答弁に対しお伺いしますが、要するに何部つくったのかということ。 ◎環境部長(渡辺千賀良) 議長、環境部長。 ○議長(高木克尚) 環境部長。 ◎環境部長(渡辺千賀良) 部数といたしましては、関係各者の部分ということで、実際には何部という形では作成してございません。こちらにつきましては、こちらを取りまとめました報告会を開催させていただきました2月13日でございますが、そちらの報告会のほうで、こういった報告書とか、それらを取りまとめました事業報告により、ご報告申し上げております。 ◆32番(山岸清) 議長、32番。 ○議長(高木克尚) 32番。 ◆32番(山岸清) 要するに、報告書はつくらなかったのでしょう。  結局、何で私、これを聞くかというと、私らもいろんなところに海外視察なんか行くのね。そうすると、行った人数割で、あなたはこの日の午前中まで、あるいは1日なんて頼まれるときがあるのだよ。そうすると、一生懸命、その日やったことだけは絶対覚えるくらい書いておくの。あのときこうやった、ああやった。  そして、それを今度、報告書をつくるのだけれども、つくると、最初のころは30部くらい来るのだよ。そうすると、配り先に困ってしまったのだ。後援会長とか、幹事長とか、あと親戚とか、行ってきましたなんて。そうすると、報告書だけ配れないから、これをやってはいけないかなと思いながら、お土産といってはしようがないから、報告書は持っていくのです。あと、いろんなものは、海外からのやつお土産やったら、また公選法でひっかかるから、やれない。だから、報告書だけ持っていくのだけれども、30部くらい来たときは、どこに配るか悩んだ。その次は、今度、部数を有料で買ってくれとなるのです。金払って、配るところなくて、本当に1年間ぐらい自分のうちの玄関先に置いておいて、知り合い来たら、その都度、これ持っていって、持っていってなんてやって、一生懸命勉強してきたのだなんて言いながらやったり。  だから、この報告書をつくらない、先進地視察報告、ただ報告書でそこで言いっ放しでは、高い金出して行っているのだから、やっぱり今からでも遅くないから、つくったほうがいいのではないの。つくっているならつくっているで、何かメモ行ったのだからさ。 ◎環境部長(渡辺千賀良) 議長、環境部長。 ○議長(高木克尚) 環境部長。 ◎環境部長(渡辺千賀良) 調査報告書はつくっておりまして、こちらについては皆様に見ていただけるように、市のホームページのほうで公表してございます。 ◆32番(山岸清) 議長、32番。 ○議長(高木克尚) 32番。 ◆32番(山岸清) そういうホームページやれる人はいいのだ。俺なんて、マウスもできない、何もできない、携帯電話はきょう持ってこないというやつだからね。やっぱりちゃんとした書類で、議員全員でなくてもいいから、各会派に1部ずつくらいは、あるいは市民の皆さんにも広報したほうがいいのではないですか、これは要望。うんと何回も頭下げているから、わかったない。  次、細目2、どこに配布したか伺います。 ◎環境部長(渡辺千賀良) 議長、環境部長。 ○議長(高木克尚) 環境部長。 ◎環境部長(渡辺千賀良) お答えいたします。  報告書につきましては配布をしておりませんが、市ホームページにおいて公表しているところでございます。  また、本年2月13日、市民会館において、福島市再生可能エネルギー海外先進地調査事業報告会を開催し、市民や事業者等の皆様に報告書の概要を取りまとめた発表資料により、事業報告をいたしました。 ◆32番(山岸清) 議長、32番。 ○議長(高木克尚) 32番。 ◆32番(山岸清) では、私も言った以上、その報告書のコピーでいいですから、お願いします。いただきたい。  次、大項目6番、市長の市政報告会に係る個人情報保護問題について。  細目1、自治振興協議会や各地区町内会を構成している個人の氏名、住所等が記載されている名簿は、市のどこの組織で保管管理しているのかお伺いします。 ◎市民安全部長(菊池稔) 議長、市民安全部長。 ○議長(高木克尚) 市民安全部長。 ◎市民安全部長(菊池稔) お答えをいたします。  各地区の自治振興協議会の会長及び委員、各地区町内会の会長については、この庶務を担当する市民協働課及び各支所において、委員との連絡調整、転入者等の地区住民からの問い合わせ対応、交付金事務などの行政事務執行のため、氏名及び住所、連絡先等を記載した名簿を作成、管理をしております。 ◆32番(山岸清) 議長、32番。 ○議長(高木克尚) 32番。 ◆32番(山岸清) これら名簿に記載されている内容は、個人情報の保護に関する法律及び福島市個人情報保護条例で規定されている個人情報と思われます。個人情報は、目的以外の使用について、法令等で別段の定めがない場合、もしくは本人の了解がない場合等には、使用できないものと思いますが、市の見解をお伺いします。 ◎市民安全部長(菊池稔) 議長、市民安全部長。 ○議長(高木克尚) 市民安全部長。 ◎市民安全部長(菊池稔) お答えをいたします。  市民協働課及び各支所が作成、管理する各地区の自治振興協議会の会長及び委員、各地区町内会の会長、これらの名簿に記載されている氏名、住所、連絡先等は、福島市個人情報保護条例第2条定義の第1号、個人情報で規定される特定の個人を識別できる個人情報と捉えており、条例に基づき適切に管理をしております。  ただし、名簿記載の情報のうち、各地区自治振興協議会の会長及び各町内会の会長の氏名に限っては、地域生活の上で住民が必要とする公益性の高い情報であり、また氏名のみであれば、第三者が不当に本人の権利を侵害するおそれがないと考えられることから、公表することによって得られる公益性と個人情報の保護の必要性を比較した上で、氏名のみについて公表の取り扱いとしております。 ◆32番(山岸清) 議長、32番。 ○議長(高木克尚) 32番。 ◆32番(山岸清) 要するに、この自治振の会長とか町内会長というのは、非常にその地域の社会的な影響のある方です。大体は真面目な人望のある方。だから、結局、私なんかも町内会の総会に行くと、名簿をもらうのです。そこに、名簿のところに取り扱い注意なんて書いてあって、何々以外には使わないでくださいなんて書いてあるから、私、これもらっていかなくてもいいですよと。大体自分の町内会、泉はみんな顔も名前も全部わかるわけだから、これはもらわなくてもいいですよなんて戻すときもあるの。いやいや、持っていってください、お土産だから。何のお土産にもならないのだけれども。  ただ、全県、全市で選挙やる人。私、今、飯坂の自治振の会長とか、あっちの南とか西の会長なんて、わかろうとしないし、わからない。ところが、今、これから参議院の選挙をやる人なんかにとっては、全市の町内会長とか連合会長の名簿は、のどから手が出るというくらい欲しい情報です。でも、おそらくそれは阻んでいると思うのね。  それで、細目3の質問、平成28年、ことし4月21日に小林市長の連合後援会が主催した小林かおる福島市長市政報告会並びに励ます会の案内状が、各町内会長宅に送付されてあったようであるが、市は自治振興協議会や各町内会の名簿を、小林かおる連合後援会へ提供した事実はないのかお伺いをします。 ◎市民安全部長(菊池稔) 議長、市民安全部長。 ○議長(高木克尚) 市民安全部長。 ◎市民安全部長(菊池稔) お答えをいたします。  自治振興協議会の会長と各町内会長の会長の氏名に限っては、公表できる取り扱いとしているところではございますが、名簿を管理しております市民協働課及び各支所に確認いたしましたところ、今回、市長の後援会にこれらの情報を提供した事実はありませんでした。 ◆32番(山岸清) 議長、32番。 ○議長(高木克尚) 32番。 ◆32番(山岸清) そうすると、うんとおかしいことになるのだよ。では、どこからわかったのだい。後援会に入ってもらうならば、自治振会長あるいは町内会長のところに後援会の人が行って、入ってくださいと言えばいいのだよ。ところが、それがなくて後援会に入ってくださいという。後援会の、私らも選挙やっています。そうすると、フェイス対フェイス、顔で行って頼んで入ってもらってくださいよとお願いしている。そうでなく、ずんがり後援会に入ってくださいとか何とかと行くと、もらった人が不信感を持つのです、どこから自分の名簿が出たのだろうって。これは選挙で言えば、マイナスにひっくり返るのです。  だから、丁寧に一つ一つ後援会の名簿をつくって、やっぱり自治振の会長とか、町内会長は狙い目ですよ、これは。その人が入れば、そこから芋づる式に5票、10票あるいは50票ぐらいもらえるのではないかという期待感でやるわけだから。だから、これはおそらく市からは出ないというのは当たりまえだ。市のほうから出したなんといったら、とんでもない話だからね、個人情報から言って。それはそれで。  結局、私は、普通のこういう選挙は高校のときからやっているの。学級委員の選挙は小学4年のときからやっている。小学4年の学級委員長は落選したのだ。ショックだったよ。高校のときもやったし、ずっとやってきた。公職選挙法というのは、何回読んでもわからないのだ。これ、いいのか、悪いのか。でも、選挙に強い人に聞いたの、私、最初選挙やるとき、どうしたらいいのだいと。そうしたら、いみじくも言われましたよ。公職選挙法でやっていけないことをやれば、絶対当選だなんて。そうしたら、捕まってしまうのではないかと。これは本当に常識外の人だ、その人は。落選するより、捕まるほうがいいのだぞって。落より縛だというのだから、この人の考えもあれだ。これは冗談の範囲だから、余り深く聞かないで。
     そして、問題は、公選法いろいろあるのだけれども、公選法のあれも犯罪だよ。相棒とか、コロンボとか、私、刑事物好きなのですよ。ところが、選挙に関したやつは絶対出てこないのだ。大体殺人とか凶悪犯。何でかというと、みんな否認するから。それをどうやってやるか、法と証拠によってひっくり返していくから、みんな視聴率とれるのです。  ところが、選挙というのは、さっき言ったように真面目な人ばかりだからね、地域の真面目な。だから、すぐわかってしまうというのだ。すぐ自白してしまうと。そこから芋づるだというのだ、選挙だけは。だから、選挙の刑事ドラマつくったって、おもしろくなくて見ていられないのだって。だから、なっていなと。これは余談ですが。  ただ、次、市の施設管理等状況について。  これは、指定管理者だね。要するに福島テルサ内フィットネス施設の会費の返還金問題について。あそこは、市が指定管理委託したのだから、市は責任ないのですよ。ところが、あそこでやっている人は、わかっている人はわかっているけれども、わからない人は、みんな市が運営しているところだと思うから、会費払ってくださいと言えば、真面目に払ってしまう。そのもらった会費を今返納しないで、もらえない人が問題になっている。  それで、質問です。現在、市ではどのような状況にあると認識した上で、これら指定管理者に指導を行っているのかお伺いします。 ◎商工観光部長(若月勉) 議長、商工観光部長。 ○議長(高木克尚) 商工観光部長。 ◎商工観光部長(若月勉) お答えいたします。  福島テルサ内のフィットネス施設は、指定管理者ではなく、運営事業者が市から行政財産の使用許可を受け、テナントとして運営をしております。したがいまして、事業者の営業の終了に伴う会費の取り扱いにつきましては、運営事業者と会員との契約関係に属する事柄であり、市は直接には介入できない問題であります。  もとより、事業者において適切に対応されるべきものでありますので、市といたしましては、平成27年4月、運営事業者に対し、平成27年度限りで行政財産使用許可を終了する旨を通告した際、営業の終了について会員に説明するとともに、会費の取り扱いなどについても適切に対応するよう指導してきたものであります。 ◆32番(山岸清) 議長、32番。 ○議長(高木克尚) 32番。 ◆32番(山岸清) 結局、適切に指導しても、相手は適切にやっていなかったということだな、これは。聞けば、水道料とか電気料とか滞納しているのでしょう。まさに、倒産前夜の運営。私、指定管理者だと間違っていたけれども、運営事業者だ。決してこれは景気いい運営事業者でないから、もしかすると、料金を取ってドロンを決めるというのも、市では常に気をつけていなければならないよ、商売やるときは。だから、平成27年度やめたのは、これは市では適切です。ところが、適切に指導したって、相手は適切にやらないのだからね。役人の人はみんな真面目な人ばかりだから、間違いないだろうと思うけれども、本当に生き馬の目を抜くというか、そういうふうに民間の人を悪く捉えるのは悪いのだけれども、やっぱりここで慎重に注意してやってください。  その次、もにわの湯、これは利用者のロッカーが破損しているが、市は早急に修繕もしくは新規購入すべきであると思うが、見解を伺います。  これは、先日、我々、茂庭地区で議会報告会をやりました。あのとき、私も風呂に入ってもいいなと思ったけれども、手ぬぐい忘れたからだめで、ただロッカーが壊れて、遠くから来た人がちょっと不便を感じていますよというから、見てきたら、本当に半分壊れていたの。わかっていると思うが、見解をお伺いします。 ◎建設部長(佐藤務) 議長、建設部長。 ○議長(高木克尚) 建設部長。 ◎建設部長(佐藤務) お答えいたします。  もにわの湯の脱衣所に設置しておりますロッカーにつきましては、貴重品の保管用として導入しておりますが、ことしの春先から、いたずらなどによる鍵の紛失が相次ぎまして、鍵の使えるロッカーは48個中19個で全体の約4割となり、利用者の皆様に大変ご不便をかけている状況でございます。  つきましては、現在、もにわの湯が修繕工事により休館中でございますので、これにあわせまして、既設のロッカーを撤去いたしまして、新たに貴重品入れとしてコイン返却式ロッカーを設置する予定でございます。  なお、ロッカーの設置場所につきましても、いたずらなどを防止するため、受付の目の届く範囲に設置し、鍵の紛失やトラブルのないよう努めてまいります。 ◆32番(山岸清) 議長、32番。 ○議長(高木克尚) 32番。 ◆32番(山岸清) よろしくお願いします。もにわの湯、結構人気のあるところで、期待をします。  次、大項目8番、空き家問題について。  これは、きのうかな、20番議員も取り上げておられましたが、今年度から都市政策部内に空き家問題を担当する係が新設され、鋭意頑張っていると伺っておりますが、本市の空き家の現状を含めた対策について伺います。 ◎都市政策部長(橋本隆) 議長、都市政策部長。 ○議長(高木克尚) 都市政策部長。 ◎都市政策部長(橋本隆) お答えいたします。  本市の空き家の現状についてでありますが、平成26年度に本市全域で実施をいたしました任意の実態調査におきましては、あくまでも外観からの目視による棟ごとの調査ではありますが、2,888棟が空き家と推測され、全体の3.1%の空き家率となっております。これらの空き家の管理は、所有者みずからの責任において行うべきものでありますが、さまざまな事情により十分な管理が行われず、放置されているものもあります。  このような空き家への対策といたしまして、今年度空き家対策係を設置するとともに、地域と庁内の連携を強化し、一体となって空き家対策に取り組む推進組織として、法務、不動産、学識経験者、地域代表者などで構成する協議会及び庁内関係部局で構成する庁内委員会を設置し、現在、これらの推進組織を中心として、本市の空き家対策を総合的かつ計画的に実施するための基本方針となります福島市空家等対策計画の策定に向けて進めております。  あわせて、本市における空き家などの所在や状態及び所有者等の把握に努め、一元管理することで、庁内関係部局における情報共有や対応が円滑に図れるよう、空家等データベースを整備中であります。  今後は、計画策定を進める中で、空き家所有者が抱える課題など、その実態把握に努めるとともに、特定空家等に対する本市の指針等を策定するほか、計画に基づき、空き家の適正管理の推進や空き家の有効活用を図る空き家バンクなど、各施策の実施に向け取り組んでまいります。 ◆32番(山岸清) 議長、32番。 ○議長(高木克尚) 32番。 ◆32番(山岸清) ぜひお願いします。今、浪江町のほうから避難している方もおるようですから、空き家の有効活用を努力していただきたいと思います。  最後の質問、子供も利用する施設の安全対策について。  北海道で置き去りにされた子供が、本当に無事救出されてよかったなと、こう思いました。それと同時に、ことし、渡利の茶屋沼公園で1月17日に起きた水難事故では、幸いに池に落ちた子供が無事救出されました。あのときは、いろんな人の協力でなっているというふうに記憶しておりますが、今回の水難事故を受けて、茶屋沼公園の安全対策についてお伺いをいたします。 ◎農政部長(松谷治夫) 議長、農政部長。 ○議長(高木克尚) 農政部長。 ◎農政部長(松谷治夫) お答えいたします。  今回の事故を受けまして、農村広場である茶屋沼広場の管理を委託しております地元町会、農業用水を利用している水利組合及び地元支所とともに、施設の安全点検を実施いたしたところであります。  点検の結果を受けまして、注意喚起看板の増設、緊急時用救命浮き輪つきロープの配備及び周辺大型水路へのふたがけ、茶屋沼下流水路への落下防止防護柵設置などの安全対策を講じたところでございます。  今後も、月1回の施設点検を実施いたしまして、広場の管理を委託しております地元町会のご意見をいただきながら、事故の再発防止に努めてまいります。 ◆32番(山岸清) 議長、32番。 ○議長(高木克尚) 32番。 ◆32番(山岸清) この1月は、おそらく子供さんは、氷を取るために行ったのだか、行かないとかと書いてあったような気がしたのですが。  2番です。本市の農業用ため池への転落防止対策などを伺います。というのは、ことしも暑くなって、子供はどうしても水遊び、水辺に興味を持っていきます。いろいろため池あるいは危険な水の施設、本当は四季の里の噴水とか、あそこの新浜公園の噴水みたいなのがあればいいのだけれども、そうではなくて結構深いところがあると思いますが、それらの転落防止対策について伺います。 ◎農政部長(松谷治夫) 議長、農政部長。 ○議長(高木克尚) 農政部長。 ◎農政部長(松谷治夫) お答えいたします。  市が管理してございます農業用ため池100カ所につきましては、全てに平仮名表記の注意喚起看板を設置してございます。このうち生活圏近くのため池は40カ所でありまして、進入や転落防止のための防護柵が全周または一部に設置してあるため池は36カ所でございます。  今後も施設点検を通じまして、転落防止対策に努めてまいります。  また、広報といたしましては、福島市農政だより5月号におきまして、ため池の周りでは遊ばないという記事の中で、防護柵などを越えないよう、特に子供への注意協力をお願いしており、今後も定期的に広報してまいります。 ◆32番(山岸清) 議長、32番。 ○議長(高木克尚) 32番。 ◆32番(山岸清) 子ども見守り隊のおじさんなんかもいますから、あと町内会の皆さん、そういう目を、子供の安全のために努力を今後ますますお願いしまして、私の質問を終わります。ちょうど5時ね。終わります。 ○議長(高木克尚) 以上で山岸清議員の質問を終わります。  これをもって本日の一般質問は終了いたしました。  明9日は午前10時から本会議を開きます。  本日はこれをもって散会いたします。                 午後5時01分    散  会...