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平成28年度第7回定例会(第3日) 名簿 開催日:2017年03月16日
平成28年度第7回定例会(第3日) 名簿 開催日:2017年03月16日
平成28年度第7回定例会(第3日) 本文 開催日:2017年03月16日
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  1. 川崎町議会 2016-03-16
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    取得元: 川崎町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-26
    最初のヒットへ(全 0 ヒット)                  午前10時00分開会 ◯議長(見月 勧君) どなたもおはようございます。  みなさんにまず携帯電話の確認をお願いいたしておきます。ただいまより本日の会議を開きます。        ────────────・────・────────────   日程第1.会議録署名議員の指名 ◯議長(見月 勧君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。本日の会議録署名議員は、北代議員手嶋真由美議員を指名いたします。        ────────────・────・────────────   日程第2.日程の通告 ◯議長(見月 勧君) 日程第2、日程については、配付の議事日程をもって通告にかえます。        ────────────・────・────────────   日程第3.一般質問 ◯議長(見月 勧君) 日程第3、これより一般質問を行います。  質問は質問通告一覧表の順番で行います。  質問に入る前に、質問者の方にお願いをいたします。  前質問者と重複する質問及び質問者以外の方の関連質問は、避けていただきたいと思います。  質問、答弁はできるだけ簡明にお願いをいたします。質問は1人30分以内でございます。  質問通告書を提出している議員は7名であります。これより質問に入ります。  初めに、原議員◯議員(10番 原 節雄君) おはようございます。10番議員の原節雄でございますが、一般質問いたしましたが、くじで1番になりました。  早速でございますが、1番目に東田原の最終処分場ということで記載をさせていただいております。2番目に農道工事ということで記載させていただいておりますが、この工事名が農道を扱っているか、町道を扱っておるかそこらへんがはっきりしなかったので、農道というふうに、農道がかなりウエイトを占めておるようなので、そのように記載させていただいております。
     それで、質問が時間が長くなりそうなのは、2番の農道のほうが長くなりそうにありますので、順番を1番と2番と繰り違えていただきまして、農道から質問をさせていただきたいと思うんですが。 ◯議長(見月 勧君) 許可いたします。 ◯議員(10番 原 節雄君) ありがとうございます。それでは、早速質問にはいらせていただきます。  農道の工事です、これは西田原、猪尻・猪の原線ですか。田川市と川崎の境界、旧平和炭鉱の石炭の運炭線があったところです。  これは枝坑から平和炭鉱のほうへ石炭を運搬する道路、これが払い下げになって町道に改良されたという経過があります。で、その横に、これ通常私どもはこの前原と言うんです。前原とも言うし、号太郎号太郎といって、猪位金川です。これがあの井堰がありまして、号太郎川という井堰、そこを指して田んぼのところの草刈り、水路の維持管理につきましては号太郎の溝掃除をするばいと、いうような形の中で、水利組合長これ今水利組合長は田川市の星野さんがこの水路の組合長をやっております。  まあそういった形の中で、農地の耕作者それぞれがお互いに知恵をだしながら、汗をかきながら農道、それからこの用水路清掃をしてきたわけなんですが、最近は非常に水量が少なくなって、炭鉱の全盛期のときには、この水路井堰を今自動ですか、自動転倒式ですか、水位が上がった時に倒れて猪金川のほうさえ放水するというカルバート入れて工事を、農道を掘削して水路の水を排水するという工事をなさっておりますが、実際、工事を施工する、あるいは計画についての水利権者等々の説明が全くございませんでした。  で、工事をされておるんで、まあ町道の拡幅工事か何かやっておるんだろうなというふうに私も朝夕の散歩のときにそのように思ってたんですが、仮設道路をして、そして今度のカルバートを入れるという形の中で、水路を少し扱いだしたんで、あれとは思うたんだけど、以前の区長、それから水利組合長に話を聞いたわけです。何のためにこれしよるんか聞いとるかいと言ったら、工事をするから、ちょっと同意してくれという話があった。  いやいや、その工事はいいけど、農道を扱うということについて、地権者の負担があるやろと。3割負担があるが、これはどう考えとるんかという話になったわけです。それ聞いてないばいと。ほう、あそこの場合は、地権者の負担はいらんのかの。3割負担はいらんのかのという話が出たわけなんです。  そうこうしよるうちに、完成をしてしまったわけなんですが、農道がもう本道みたいになって、今までの町道が脇道みたいな状態に改良されてしまって、以前は入口から道が狭いので大型トラックも全く入れないような状況の道路でございましたが、道が広くなったので、322号線から長い大型トラックがざっと入ってきて、猪位金ガラスハウスが、森さんたちのガラスハウスが3棟か4棟猪位金側に建っておりますが、そこで立ち往生してカーブが曲がれないで、どうしたんだろうと、私は田んぼに用事があって行きよったんですが、話し聞くとカーブが曲がれんということで、後ろに3台ぐらい車がつかえとった。  いずれにしたって、誘導してかわさんことにはどうにもならんだろう、話は話、あとで話をせなならんがという話の中で、まず農政のほうにお尋ねしました。  これはどういう事業でやったのかということで、ところが農政のほうは全く知らない。知らないって、これ用水路と農道扱って農政知らんのかと言ったら、わかりません、聞いておりませんと言うんで、道路課事業課のほうに尋ねたら、私のほうでやりました。おお、事業課のほうは一般町道の工事も、それから農道、用水路、予算は全くその農道とか用水路の予算は入ってないで、起債も何も用水路の工事とかいう形の中ではないで、そらそういうのができるのかということで課長にお尋ねしました。  それで、財政課長、ちょっと尋ねたいんですが、町道であれ、農業用水路であれ、事業課のほうで勝手に、これは道路猪の原線ですか、西田原、猪の原線ですか、町道が猪の尻線ですか。そういう名目で、事業名であがっておったんだろうと思うんです。本来の事業が町道じゃなくして、町道もいくらか扱っておるけども、ウエイトははるかに水路等々の工事のほうが大きいから、ウエイトの大きいほうが事業費の予算の計上の題目になるんじゃないかなというふうに思います。  財政課長でいいです、そこらへんの判断はどういうふうに考えておりますか。 ◯議長(見月 勧君) 財政課長◯財政企業立地課長(松江 利行君) 財政の松江です。予算組みをされた時、道路の附帯設備工事ということで聞いておりました。以上です。 ◯議長(見月 勧君) 原議員◯議員(10番 原 節雄君) 附帯設備工事というのは、本道をやって横に関係ができたので、5メートルぐらいこれやらなきゃならなくなったと、やらなきゃならないというその枝葉のことをです、附帯というのは。つけ加える。  本来の事業は、これは農業用水路、それから農道を掘削して農道を仮舗装で立派な舗装ですよね、これ。本道、町道よりも立派な仮舗装ができとりましたから。私もこんな立派な仮設道路ができるんかなとびっくりしたぐらい。  ところが、その仮舗装も2回やったんですか。確かこっち作って、また崩してやり直したいう形の中で、もともとその簡易な農道は4センチ以下の舗装なんです。地元負担ですから、あまり立派な舗装はできません。ということでしとったけれども、下層路盤から立派なもんが仮設道路でできて、今度それを撤去する時は、その仮設道路も一緒に撤去して抜かしてしまって本道路作った。  もともとはあった道は4メーターぐらいしかないけど、今は6メーターぐらいありますよね。6メーターもうちょっと広いかわからん。2車線にセンターラインがあって右左ですから、3メーター、3メーターとった場合やったら6メートルあります。で、町道は4メーターそのぐらいしかないんです。  で、以前とずいぶん変わったけれども、この事業のこの比率です。課長、これカルバード農業用水路、もちろん農道も含めてどちらが、ウエイトが大きいんですか尋ねます。 ◯議長(見月 勧君) 建設課長◯建設課長小木曽 五男君) 建設課小木曽と申します。今原議員のお尋ねの分ですけど、延長が95メーターでございます。それがあの50メーター生活道路として建設課としてはしました。以上です。 ◯議長(見月 勧君) 原議員◯議員(10番 原 節雄君) いや、私が聞いたのは、工事費用ウエイトは、農業用が多いんですか、町道が多いんですかというふうに尋ねたんです。  はっきり言いまして、農道のほうがはるかに多いでしょ。カルバートをいじって、農業用水路をいじってしてますから、私が見たってわかります。どのぐらい違うんですか。比率。%。全体の金額わかっとるでしょう町道が400万、農業用水路関係あつかったのが1,500万とか、そういう形になっとるんじゃないですか。 ◯議長(見月 勧君) 建設課長◯建設課長小木曽 五男君) 比率的には、大体半々ぐらいでございます。以上です。 ◯議員(10番 原 節雄君) 半々ですか。じゃあどうして農業耕作者、あるいは農業水路関係維持管理者に同意書を求めなかった。水路あつかったんでしょ。これ後で、また見てませんから予算のときに、そこまで聞こうかなと思ったけど、まあ、こらまあ一般質問出しとるから一般質問で聞いて、そちらでいいというふうに私が判断しましたんでね。  その中で、どうしてその農耕者の同意を求めなかったの。  そして、農道をあつかって、3割の負担があるけれども、これは負担なしですよね。特例じゃないでしょう。農道をあつかうときには、3割の地元負担がありますよということ、これ町長、どうなんですか。特例で地元負担なしで農道をあつかうことできますか。町長答弁お願いします。 ◯議長(見月 勧君) 町長。町長、自席でいいですよ。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 農道の関係につきましては、地元負担が3分の1ということで決められておりますから、3分の1の負担を出していただくということになります。 ◯議長(見月 勧君) 原議員◯議員(10番 原 節雄君) 町長の答弁は、3分の1ということで、事業課はその3分の1でさえもその地元には、何もその負担の連絡も何もなかったということは、やもすると補助金適化法に違反するんじゃないですか、はっきり申し上げて。偽りの申告書上部団体に対して。で、写真だけで現場確認も何もないから、これで通そうということで終わっとるんじゃないですか。私はどうもそういうところが見え隠れしてしょうがないんですがね。  補助金適化法というのは御存じですよね、行政マンですから。これ、やもするとその補助金適化法に抵触すれば事業費の起債はどうなります、課長。 ◯議長(見月 勧君) 建設課長◯建設課長小木曽 五男君) 先ほどの原議員からの質問の中で、一応農道ということを言われてますけども、建設課としては農商観光課に確認するところによると、農道台帳に登録されておらず、まあ当建設課としては、まあ田川市、猪位金に通ずる市道に接続するものであり、一般車両の往来も多く、町道認定になっていない一部の生活道路として施工したということでございます。以上でございます。 ◯議長(見月 勧君) 原議員◯議員(10番 原 節雄君) この農道は、昭和何年ですか。まだ川崎町に同和対策課というのがありまして、その同和対策事業の中で、農道改良事業で農道を整備したわけです。  だから、農道台帳に載ってないというのは、これは職務怠慢ですよね。いいですか。同和事業で、農道の改良事業で、国からちゃんと補助金をもらって97%ですか、3%は起債、一般財源で支払わないかんけど。97%は全て国庫で事業ができるという特例中の特例の事業でこれやったわけです。その時に、猪位金側の水路も一緒にあつかって、田川市の先ほど言われよった分は、まだその時には3メーターなかったんです。今言われる田川市の市道がというふうに言われましたけど。  だから、田川市のほうが市道を改良したのは、ここ2年ぐらい前にあれあの改良したんです。地元のあそこの団地に住まれとる方々の要望でです。猪位金小学生が通って非常に危険だと、学生が通って危険だということで何か今度通学歩道もきちっと整備し直すというような田川市の計画あるようでありますけど。  課長は、そういったその好意に広範囲に解釈していただけるということは非常にありがたいことです。このことについては感謝しておりますが、しかし、補助金の利用の仕方、そして地元の農道をあつかった、何も記載がない道はどうなんですか、里道ですか。何に載ってるんですか、これは農商観光課課長。何も農道台帳に載ってないというのは、これは何道路なんですか、里道ですか、それとも個人の所有ですか。 ◯議長(見月 勧君) 農商観光課長◯農商観光課長(中野 新壱郎君) 農商観光課の中野です。まず原議員さんの質問の中で、農道ということで言われております。原議員さんの記憶といいますか、あれでは以前同和事業でその路線については工事したんだということでありますが、多分その当時の話だと思うんですが、同和対策課のほうと、多分、農政のほうとがうまく工事が終わってからの連携がとれてなくて、多分それを農道台帳にあげてなかったんではないかなとは思いますが、もしそうであれば職員の職務怠慢だと思ってます。  ただ今現実は私たちは農政としては、今回あつかった区間については、西田原と田川市の一般のその、確かに農機を、トラクターとかコンバインとか、多分そういうのを通っていると思いますけど、大半は一般車両が通る生活道路だろうと思っております。そういうふうに認識しております。 ◯議長(見月 勧君) 原議員◯議員(10番 原 節雄君) 多分そういう答弁に来るだろうと思って用意しております。  では、上を扱うんは普通の一般道路でいいんですよ。農業用水路ですよね。農業用水路がオーバーフローして、それからその水を迂回させるためにカルバートを入れました。本来のこの事業予算はどこでとるんですか。財政課長◯議長(見月 勧君) 財政課長◯財政企業立地課長(松江 利行君) 農業用水路だけを扱うとなった場合は、農政の予算になると思います。以上です。 ◯議長(見月 勧君) 原議員◯議員(10番 原 節雄君) 私が言うのは、上をカルバートを入れれば農道当然掘ります。それは後でまた不陸直して、舗装してお返ししますよ。元のとおりであれば扱えますからということでいいんですが、やはり水路をそのいじるということは水利権者がおるんですよ。その水路を維持管理しておるですね。溝がいろいろゴミがつかえたりしても、さーと水が流れるように1年に1回やっとるんです。みんなで出て。  で、その予算を農商課で組まなかって道路課で組んだというのは、事業課で組んだっていうのは、これはちょっとおかしいじゃないですか。おかしいも何も、だから私が補助金適化法違反、あんた違反しとるでしょう。違反じゃないですか。農商課。なぜあなたはわかってから、予算の組み替えやらなかった。予算の組みかえを。この分は農商に係りますから。起債の振り替え。事業したばっかりだったら補助金まだ来てなかったら、変更は幾らでもできたわけでしょう。それを何でやらなかった。今までなんで捨ててそのまましとった。あなたは税の執行者でしょう。これ幾らで入札したんですか。予定価格、いくらですか。 ◯議長(見月 勧君) 建設課長◯議員(10番 原 節雄君) これ、ちょっと待ってくださいよ。企画─財政。財政課長じゃねえなあ入札は。管財課ですか。 ◯議長(見月 勧君) 管財課長◯防災管財課長(中野 清隆君) 防災管財課の中野でございます。いま議員のご質問の件でございますが、今手元にその資料を持ってございませんので、後ほど報告をさせていただきます。以上でございます。 ◯議長(見月 勧君) 原議員◯議員(10番 原 節雄君) 事業課の課長。幾らですか。わかっとるでしょ、これ質問尋ねますよということで言うとりましたから。 ◯議長(見月 勧君) 建設課長◯建設課長小木曽 五男君) 建設課小木曽です。一応これはインターネットで入札結果が閲覧できるようになってますので、一応業者さんが、もうこれは誰でも見られますんで報告さしていただきます。  27年10月に入札して6業者中5業者の抽選でしております。金額は1,275万でございます。そして、あとちょっと話が前後しますけど、最初のこの要望についての議員からの話もありましたけど、当該箇所は以前よりこの冠水が多くて、頻繁に冠水している状況で、隣が田川市の平和台団地でその平和台団地も冠水で床下浸水とかが何度も起きてる状況でございまして、平成24年、25年に地元の西田原行政区長から24、25と2回にわたって要望が出た箇所でございます。  また隣接する田川市の平和台団地の土木課含めて、町に田川市の平和台団地が冠水するということで、対策に3回ぐらい田川市からうちの方に田川市の平和台団地が冠水するんで、一緒に事業をしていただけないかということで要望も来ておりまして、その資料もございます。そういうことで地元の24、25の年度には地元の行政区長さんからの要望もありましたんで、農業用水路でございますが、ちょうど田川市も冠水するという、そういうことで道路の冠水対策も兼ねて今回事業化したという状況でございます。以上でございます。 ◯議長(見月 勧君) 原議員◯議員(10番 原 節雄君) これ行政マンでありながら、調査が足らないですよね。冠水の要因になっとるのは、あの今転倒井堰つけましたね。あれからちょっと坂を下がって行ったところに野間橋というのがあるんです。これ田川市になりますか。そこらあたりが狭いんです。水路が狭いんです。旧平和抗のところからずうっと狭くなっているから、それから、暖家の何とかいう施設がありますね。あのへんからは広いんですよ。6メーターぐらいあります。ゆっくり水が流れるけど、その手前が狭いから、これ家をもう家は水路の近くまで建ってますから、田川市の仕事ですよね。これを少し移転してもらって水路を改良すれば、何ちことないんです。ばーっと水が流れるんです。元々国道322号線バイパスをつくるときに、表面排水が一遍で流れてきて片方は石橋池、片方はその今の農業排水路に流れるんで、これは水路の容積が狭いよということで、この水路の幅をそれに見合うように1メーター広げてくださいよという話があったんです。  これ県の国調のときの県が立ち会いをしたから。あんたんところをこれ管理するんやねったら、本当はあんたんとこやねったら、そうです。じゃ、1メーター広げんとこれは緩和できないよという話があって、どの程度の冠水か時間があるみたいですね、法の中でも。その法を越して冠水量があった場合は、早急にこれ対応しなきゃいけませんと。年間何回ぐらいのというような話がありました。  ただ、それは県のほうで、田川土木の方で調査をしていただいて、実際にここだけじゃなくして、その上の農業ハウス、これは相良さんが作ったんかな確か。冠水して。恐らく1,000万近くかかっただろうと思いますが、全部実際は使えなくなっとる。そういう状況になってね、早くやらなきゃならないち、そうじゃない。その横に農道の橋が2本かかっとるんです。2本かかっとる橋が、この水路を水が流れるのを邪魔になって、冠水しとると。だから冠水する側は、地元で事業団あたりとお話してね、かさ上げ、2段ぐらいブロックかさ上げして、したごともあるんです。けどもその上からまた水が漏って、入ってくるちゅう悪循環いう形になったんで、最終的にはこれは水路を改修せんと無理だろうということなんですね。だからその先にもいま言う水路名、はっきりわかりません。私、知りませんが、地元にいても分からない。平和炭鉱の前の水路いうことで通っとりますからね。あすこもL型になったとこがあるんです。一部ですね。それも非常にその水路が、これで捌けが悪いんだということで、同和事業で600のカルバート、暖家の森のほうさいバーッと抜いとるんです。これが浸からないように。水がスムーズに流れるようにという事で、これ入れました。  それで、ある程度緩和したけど、最近の異常気象ですか、それでかなりまた変わって来たけども、要は、補助金の流用がおかしい。農政がわからない。で、地元負担が無いということでね通ってきて、これはどうするのか。これは私がここで質問してもなかなか回答は出ないと思うんで、どういう扱い方をするか、よく財政と協議をしてやってください。当然これ科目は違ってきておるから、そこら辺の補助金の流用はちょっとひっかかってくるように思います。議長30分になったけど続けていいですか。 ◯議長(見月 勧君) 30分になっておりません。まだ6分- ◯議員(10番 原 節雄君) あと6分ある。 ◯議長(見月 勧君) 最終処分場の質問は、いいんですか。 ◯議員(10番 原 節雄君) あります。 ◯議長(見月 勧君) それやったらいまの最後の要望で切り替えてください。 ◯議員(10番 原 節雄君) じゃ、この農道の工事の分につきましては、地元負担がなかったというその経過、いいですか。経過と補助金が農業振興課からの工事金ではなかったというこの事です。どういう形の上部官庁に補助金の申請をやったのか。これがどうも私は違法と思います。違法。わかりますか。やり方が違法やったというふうに解釈します。それ調べて、あとでこの次の議会の時に聞きます。一般質問でこれをね、どうなったのか。  で、続けて東田原の、時間が余りないので、最終処分場の経過について尋ねたいと思います。  前段で、町長から、首長会の中で、ボタ山があった。ボタがあったと。それから中に産業廃棄物が捨ててあったので、東部清掃施設組合でここを使わせて欲しかったけど、そういうものがあるんで使えないということで、町長は反論の余地がなくそのままそれを受諾したという話がありました。  私は非常に軽率やったなとはいう思いは、今でもあるんです。あるけども1回返事をした以上もう元に戻すことは出来ないんです。それで、要は、この土地に瑕疵の規定か何かあったのかどうなのか、町長。産廃を捨てた時には、これは川崎町で取除きますよとか、あるいは産廃とかそういうものが出た時には、もともと持っちょった地権者が取り除きますよといった、その瑕疵の部分があったのかどうなのか、いかがでしょう。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 瑕疵担保は、その分には入っておりません。一般的なあれはですね。  ただこれは、平成26年の2月12日にゴミ処理施設に関する調査特別委員会というのが、前あったんですよね。その中で、少し議論をしてるんですよ。地質調査の中で最終処分場建設現場の不法投棄物が多いです。それをのかさないといけないという事があるので、その量の算定も考えるところでございますというようなことも認めておりますし、それからその後の議事録の中でも、産業廃棄物が捨てられておる事を前提で、特別委員会で議論しとるですよね。だから私も、このことについて損害賠償を請求もしたいという事で考えて、検討して弁護士とも協議をさせて頂きましたけども、弁護士のほうも、もう議会でもそのことは議論して、初めから産業廃棄物が捨てられておるということをわかっておりながら、町が買収していると。そしてそれが議決をしているというようなことであるとすれば、これは損害賠償の請求の対象にはなりませんというような事の、弁護士のほうからも意見を聞いておりますんで、そういうことも参考にしながら今、いろいろ検討をしてるという状況です。 ◯議長(見月 勧君) 原議員◯議員(10番 原 節雄君) ということは、瑕疵のそういった特別要綱は全くないというふうに解釈していいかと思います。  せっかく課長がおいでになっとうからね、課長に尋ねようかと思ったけど、時間がありません。もう少し詳しくね、経過と説明を求めようかと思いましたけど、それで、ついでにちょっと課長に尋ねたいのが、立米数ですね、ここの立米数が積算で、設計会社から上がって来ちょったけど、今後町で何をするかちゅうことを基本的に考えて、全く笹藪というわけにはいかないと思うんです。やっぱ町の何かの役に立つ、そういう方法を町長中心に考えて行かなきゃならないと思うんです。  ただ、起債の、不利益なものだけをからうという事じゃなくして、あったことは、あったこと。これは避けて通れません。  で、その計算方法の仕方がだいぶん違ってたんですね。それがどうも私が計算したのと違ってきて、課長が当時説明したから、私たちは課長の言う事を全部信じたちゅていう話があったから、やっぱよほど各議員に、課長の信頼ちゅうのがあったと思うんです。その容積関係はどうなんですか、設計書、その委託した設計会社からのそのまま上がって来たのかどなのか、そこをちょっと尋ねたいんです。 ◯議長(見月 勧君) 担当課長。 ◯高齢者福祉課課長(沖 康広君) 当時、廃棄物の処理施設を建設の担当をしておりました沖です。お答えします。当時、設計業者が、全体のことを申しますと5万1,150平米買収しております。  それで、最終処分場というのは、15年分しか許可が下りません。そういう事で設計業者のほうが余りに広いもんで、どの位置に作るのか、向って行って右に作るのか、左に作るのか、そういう事を検討しておりました。その検討の結果が出る前に中座するという事で、なったわけですけども。  ご存知のとおり深く掘れば狭い面積で済みます。しかし薄く掘れば広い面積になります。どれが効率がいいのか、そういう事を当時検討していたということでございます。  ですから買収面積イコール埋め立て面積ではないということで、残りの残地部分も将来的な処分施設として、活用できるように一気に5万1,150平米購入したということでございます。 ◯議員(3番 繁永 英樹君) 議長ちょっといいですか。質問やないで、議会のあり方について。 ◯議長(見月 勧君) 終わってからにしてください。その時間取りますから。すぐ取りますから、もう時間ないですき、ちょっと待ってください。  続けてどうぞ。原議員もう2分しかありませんので。 ◯議員(10番 原 節雄君) はい、それでもうわかりました。それで流れがだいたい把握できましたので裁判もできないということで、最終的に有効利用を考えなきゃならないという形になっていこうと思うんですね。だから、その有効利用する方法をどのような方法でするのか、早急のうちに案を考えていただければと。これ私の意見です。  以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。 ◯議長(見月 勧君) 繁永議員。今の問題ですね。認めます。はい、どうぞ。 ◯議員(3番 繁永 英樹君) 今の質問の進行上で疑義がありますので、伺いたいと思いますが、議員の方は、何年、何十年という方が居られます。昔した質問の時は、その課の課長は誰でしたということは、よくあるんです。係長だった人が課長になったり、答弁した人が三役になったりしておられますが、今の質問に対しては、所管の課長に対しての質問であるべきじゃないですかね。  今、証人喚問しているわけじゃないんですから。たまたまこの場におられたから、その当事者に答弁してもらうとかいうそういうやり方は、できるんでしょうか。議会運営上。 ◯議長(見月 勧君) 今の、ちょっと待ってください。1つ、1つ行きましょう。
     今の繁永議員の質問は、答弁するときは執行長がある程度許可するはずです。どこが答弁という事はです、ですけど、質問者がその当時の担当者ということで質問しておりますから、その当時の担当者が答えたということでありますが、それでようございましょうか。繁永議員。 ◯議員(3番 繁永 英樹君) 例えば、ソーラーとか耐震の件でいろんなことを執行部に対して、今まで質問してきました。ITについてもです。  当時の所管で、返答した人が違う部署に変わって居られたら、私たちも一般質問とか議会上で質疑がある場合は、その方を指名してよろしいんでしょうか。 ◯議長(見月 勧君) 今、説明したでしょ。原議員の質問が、その当時の担当者ということで質問しておりますから、その当時の当事者が答弁したわけでございますから、それに対しては別段何と言いますかね、悪いことではないと思いますが。        ……………………………………………………………………………… ◯議長(見月 勧君) 次に、千葉議員。 ◯議員(9番 千葉 加代子君) みなさん、おはようございます。9番議員の千葉加代子です。よろしくお願いいたします。  初めに運転免許自主返納者への支援についてお尋ねします。全国的に交通事故件数自体は年々減少しているものの、高齢ドライバーによる交通事故は増加する一方です。福岡県では平成25年度4万3,678件、26年4万1,168件、27年3万9,734件と事故件数は減少していますが、高齢者の事故は25年6,668件、26年度6,951件、27年度7,092件と増加しています。  運動能力や判断力の低下、さらには認知症などが原因と言われ、政府や自治体、警察は65歳以上の高齢者の自主返納を推し進めています。  しかし、免許返納は浸透せず、繰り返される悲劇を防ぐ有効な打開策がないのが現状です。運転免許の自主返納制度は平成10年から始まりました。平成26年に自主返納したケースは、10年前の15倍に当たる27万件に達していますが、それでも65歳以上の免許保有者の2%弱にとどまっています。  免許を保有している高齢者の多くは、高頻度で運転をしています。本町でも毎日運転をしている方が多く、自動車運転ができなくなると生活に支障がでると考えており、地域での生活の破綻につながると感じています。安心して返納することができないのが現状です。  現在、運転免許証を返納された方は運転経歴証明書を申請することができます。民間業者で支援サービスを実施しているところがありますが、本町で利用できるものはあるでしょうか。 ◯議長(見月 勧君) 町長。自席で結構です。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 九州旅客鉄道株式会社と福岡県の筑豊地区タクシー協会に問い合わせをさせていただきました。  九州旅客鉄道株式会社はしていないという状況であります。また、福岡県筑豊タクシー協会は、割引をするには九州運輸局福岡運輸支局の認可が必要であり、筑豊管内ではしていないということでありました。  なお、西鉄バス筑豊株式会社では、65歳以上の利用者を対象に、バス乗り放題定期券、グランドパス65というのがありまして、これを1年間継続して購入すると、1年後の継続購入者に対しては運転経歴証明書の提示がある利用者については、1,000円の割引をするということを聞いております。  それから、自主返納者の問題でありますけども、本町では計画があるのかという御質問ですけども。 ◯議員(9番 千葉 加代子君) それ、すいません。ちょっと後で。 ◯町長(手嶋 秀昭君) ああ、そうかね。 ◯議長(見月 勧君) 千葉議員。 ◯議員(9番 千葉 加代子君) 県内では独自に支援サービスを行っている自治体が増えています。コミュニティバスの無料回数券やタクシー利用券の交付等が主体になっていますが、本町では何か計画があるでしょうか。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 本町の計画であります。でありますが、現在のところはそういう計画がございません。福岡県内では、平成28年4月1日に福岡県が創設をした市町村高齢者運転免許自主返納支援事業補助金というのがございまして、その助成を受けて宗像市ほか4市4町でコミュニティバスやタクシー回数券等の配布を行っているところがございます。  この補助制度は70歳以上の自主返納者一人につき5,000円を上限に、2分の1を福岡県が助成するという内容のものでございます。本町も支援サービスを行っている市町の内容を検討して、高齢者ドライバーの事故防止対策を推進する、促進するという立場から運転免許証自主返納支援の計画を今後は検討してまいりたいというふうに思っております。 ◯議長(見月 勧君) 千葉議員。 ◯議員(9番 千葉 加代子君) 田川市は来年度から検討に入るということです。本町もぜひ前向きに取り組んでいただきたいと思います。  次に、町内会未加入者への対応についてお尋ねします。平成25年6月の災害対策基本法の一部改正により、高齢者、障害者、乳幼児等の防災施策において、特に配慮を要する方、要配慮者のうち災害発生時の避難のときに特に支援を要する方の名簿、避難行動要支援者名簿といいますが、この作成を義務づけること等が規定されましたが、町内会の未加入者についても把握がされているのでしょうか。行政区から上がってくる名簿には未加入者は入ってないというふうに思うんですが、いかがでしょうか。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 65歳以上の独居高齢者等要支援者につきましては、地域支援システムで把握をいたしております。  また障がい者については、障害者支援システムで管理してるという状況でございます。さらに、平成22年度より15の行政区で見守りネットワーク団体が活動しておりますが、これらにつきましては行政区の加入未加入にかかわらず把握対象になっておるという状況であります。 ◯議長(見月 勧君) 千葉議員。 ◯議員(9番 千葉 加代子君) 町内会に加入していない方の中には、高齢で草刈りや掃除に参加できず罰金を支払うことに疑義を感じて辞めた方、順番で組長が回ってくるが対応できずに辞めた方もいます。  広報等の配布は、加入している方たちだけに配布されていると思いますが、現状を教えてください。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 広報等の町の配布物につきましては、毎年年度初めに各行政区長より区の組数、それから世帯数を届け出ていただいておりまして、その数をもって行政区長宅にお届をし、配布を依頼しております。  全体的な事実確認はできておりませんけれども、行政区未加入の方には恐らく配布はできていないというふうに思っております。  しかし、一方でそのような方々のために役場庁舎、それから総合案内窓口はもちろんのこと、川崎、池尻、大峰の各郵便局、それからDe・愛、保健センター等に広報紙を置いており、自由に持ち帰っていただいております。土曜、日曜と閉庁日には図書館や社会福祉協議会でも受け取ることができるようになっております。  また、さらに利便性を図るために町内の各コンビニエンスストア等においても配布できないか現在検討いたしてるところでございます。 ◯議長(見月 勧君) 千葉議員。 ◯議員(9番 千葉 加代子君) 今回、一般質問するために近隣の市町村に広報紙の配布状況をお尋ねしましたが、どこも本町と同じように加入している方だけに配布しているということでした。  以前、私が一般質問で広報紙の配布についてお尋ねしたところ、町長がお答えいただいた公共施設に置いているので必要な方はそこで入手して欲しいというような回答をいただきました。  しかし、一方では税金を払っているのに配布されないのは住民サービスの観点からおかしいという声もあります。平成24年の柏崎市市民の市への広報紙配布の問い合わせに対し、市からの回答はホームページの閲覧、公共施設での入手を提案し、それでも広報紙をご覧になれない場合は、市から郵送でお送りしますのでお電話くださいということが書かれています。かなり、この方は強硬な意見を市のほうに寄せています。  日本広報協会によると配布方法は、自治会委託が本町と同じ8割が占め、あと郵送、配布業者、シルバー人材センター、新聞折り込みの順になっています。これは新聞を取っていないところは、新聞の配達する方のところが新聞をとってない方のところに配達をしているというような状態です。  いずれにしても、行政区の中で未加入者の把握がきちんとされていないと、郵送等の手段も取れないと思いますが、どうお考えでしょうか。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) いろいろの配慮というのは当然必要になってくるというふうに思いますけども、しかし、できれば基本的には行政区に入っていただくということがまず原則で、地域住民の皆さんにも行政区に入っていただいて、そして行政区の皆さんと一緒に活動していただきたいというお願いをしながら理解を求めながら、そしてそれでもなお入っていただけないという方については、どういう対応がとれるのかということは考えていかなければいけないというふうに思っておりますが、まずは、とにかく行政区に入っていただくということを先にお願いするというところからこれからも進めていきたいというふうに思っています。 ◯議長(見月 勧君) 千葉議員。 ◯議員(9番 千葉 加代子君) 北見市では、オンブズマンから未配布世帯数を減らすように要請を受けて、町内会へ未加入世帯へも配布をお願いしたり、町内会区域図で未加入世帯を把握し、配布できない世帯には郵送する手段をとっています。とても大きな課題ですが、実態の把握ができていないのが現状だと思います。ぜひ御検討していただきたいと思います。  次に、乙女ケ丘分譲団地付近の住宅は、行政区がはっきりしていなくて、街灯の設置が遅れていました。川沿いのほうの道は全く街灯がなく30年近く夜は暗いままだったのです。3年前に役場に相談に行き、電気代の支払いとメンテナンスができれば街灯を設置できることがわかり、有志数人で支払うことでようやく街灯がつきました。  現在、乙女ケ丘分譲団地は定住奨励金が出ますが、補助金検討委員会の中で自治会の加入をしていただくことを項目に付け加えたらどうだろうかという意見が出ました。  しかし、あの地域は所属する行政区がないということで、そのままになってしまいました。他にも行政区に所属していない地区があると思いますが、今後加入できない区域についてどのような対応をされますか。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 基本的には加入をしていただくというのが前提ですけれども、そういった団地等については区に加入したいけれども周辺の区がそれを受け入れていただけないという状況が今日まで幾つか何件かあっております。そういったこともございますんで、できるだけ町としては行政区の円滑な運営、地域コミュニティの発展のためにも、行政区の一員として活動していただくということが大変重要なことであるというふうに認識をしておりますので、近隣の行政区の皆さんとも相談をさせていただきながら、できるだけ近接した行政区に加入していただけるような取り組みというのを進めていきたいというふうに思っております。  うぐいす台団地というのが下真崎のほうにありますけども、ここは逆に下真崎の区長さんが働きかけをして区に入っていただいたというような状況も出ておりますんで、そういったとこも参考にさせていただきながら、できるだけ行政区に加入ができるような取り組みをそれぞれ各地域の区長さんとも協議をさせていただきたいというふうに思います。 ◯議長(見月 勧君) 千葉議員。 ◯議員(9番 千葉 加代子君) よろしくお願いします。次に子育て支援についてお尋ねします。まず最初は、東京都板橋区から始まり、全国の自治体に広がっている移動式赤ちゃん駅についてです。これは子育て中の家族を支えるために考案されたものでテントになっています。現在では自治体に配備して、各種イベントがあるときに民間の団体に無償で貸し出しているところがほとんどです。中で授乳やおむつ替えができるようになっています。基本セットで12万円から16万円で購入できます。  本町でもパン博や福祉祭り等イベントがありますが、ぜひ設置をお願いしたいと思います。県内では朝倉市が高校生からの提言で実施しているということは聞いています。 ◯議長(見月 勧君) 答弁、町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 赤ちゃんの授乳専用のテント等については、これまでのところ本町で実施したという状況はありませんけども、今後の子育て世代にとっても大変有意義なことだというふうに思いますんで、実施できるように検討していきたいというふうに思います。 ◯議長(見月 勧君) 千葉議員。 ◯議員(9番 千葉 加代子君) よろしくお願いします。昨年、たぶん夏祭りのときだと思うんですが、おむつを替えようとして赤ちゃんを連れてトイレに入ったけれどもおむつ交換台がなくて困ったという話を聞きました。庁舎内でおむつの交換台がある場所は何カ所でしょうか。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) おむつの交換できる庁舎内でということでありますが、これは1階から3階に。コミュニティセンター、庁舎の中では1階から3階それぞれ。それからコミュニティセンターは1階と2階の多目的トイレにそれぞれ設置をいたしております。 ◯議長(見月 勧君) 千葉議員。 ◯議員(9番 千葉 加代子君) 今後、建設予定のところを建物を建てる場合には、ぜひ折り畳み式のおむつ交換台とかもありますので設置のほうをお願いしたいと思います。  大任町は男女共同参画の行動計画の中で、子育て支援のため庁舎内にベビーカーを設置することにしています。本町でも設置していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) ベビーカーにつきましては、玄関庁舎の玄関入り口に3台、それからコミュニティセンターの玄関口に1台設置をいたしております。 ◯議長(見月 勧君) 千葉議員。 ◯議員(9番 千葉 加代子君) ありがとうございます。次に祖父母手帳についてです。さいたま市、横浜市、熊本県、岐阜県、石川県等無料でこの祖父母手帳というのは配布されています。子育てに対する考え方が昔と今では大きく変わっています。それをわかりやすく解説しているもので、例えば抱っこをすると抱き癖がつくのでよくないとか。現在は、人への信頼感とか、心が育つので抱き癖は気にしなくていい、十分に抱いてくださいというふうに変わっていますし、また頭の形がよくなるし、ぐっすり眠れていくことで、うつぶせに寝かせるというのを言われていましたが、現代では乳幼児突然死症候群を防ぐために仰向けに寝かせるようにということで、東京都では1歳半ぐらいまではうつぶせで寝せてはいけないというなことを新聞にも載っていました。  ぜひ、他の自治体を参考にして取り入れていただきたいんですが、いかがでしょうか。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 時代の変化によって、子育てを取り巻く環境、あるいはまた情報も進歩しているという状況がございまして、昔と今の子育ても変化してるということだというふうに思います。  そんな中で親世代、それから祖父母世代ともそれにいわゆる違いがあって戸惑うというような状況もでてきてるんじゃないかなというふうに思います。そういったことで、それぞれの時代の子育ての違いを理解して、今の子育てをサポートしていく事が大事であると考えておりますので、今後、要望等があれば、そういった祖父母手帳というような問題についても検討していきたいというふうに思います。 ◯議長(見月 勧君) 千葉議員。 ◯議員(9番 千葉 加代子君) よろしくお願いします。本町で一時預かり事業を実施しているのは、何カ所ありますか。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 一時預かり事業というのは、病気や怪我、それから冠婚葬祭など家庭で保育することが一時的に困難な乳幼児について、保育所等で一時的に預かる事業のことだというふうに思います。  現在、川崎町では町内の民間保育所8カ所のうち、7カ所と町立同和保育所で実施をいたしております。 ◯議長(見月 勧君) 千葉議員。 ◯議員(9番 千葉 加代子君) 一時預かり事業は、今町長が言われましたが、保護者が冠婚葬祭や通院、それからリフレッシュですね。リフレッシュなどが必要な時に子どもを一時的に預かる事業となっています。これはストレスによる児童虐待とかを防ぐためにも重要だというふうに厚労省のほうで認めています。  補正予算の中で、すみれ保育園の一時預かり申請がなかったということで交付金が減になっていましたが、核家族が多くなり需要が増えているので、どうしてなのかというふうに思いますが利用者が少ないのでしょうか。 ◯議長(見月 勧君) 担当課長。 ◯社会福祉課長(元永 泰彦君) 社会福祉課の元永でございます。議員さん言われました補正予算で、すみれ保育園が申請が減額にしていたという件ですけども、これは事業自体はどこの保育園もしておりますけども、国の補助金申請をしなかったということで、他の補助金のほうが補助額がよかったということで、この事業をしなかったということでございます。  で、一時預かりなんですけども件数自体は、昨年は8カ所で537人で、ことしが平成28年の4月から9月までで277人、全体的に見れば、ほとんど人数は変わらないと思っております。  以上です。 ◯議長(見月 勧君) 千葉議員。 ◯議員(9番 千葉 加代子君) 簡単に一時預かりをすることができるということをもっと周知していただいて、ほんの数時間でも子どもから離れて、自分の自由な時間ができるていうのはとても大切なことだと思いますし、育児のストレスからも解放されると思いますので、たくさんの方に周知していただいて利用者を増やしていただきたいと思います。  最後に災害発生時のマニュアルについてです。緊急時を想定しての職員研修は計画的に行われているでしょうか。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 防災担当職員を対象にした福岡県市町村職員研修所主催の防災研修あるいはまた、福岡県それから田川郡の町村会が主催をする防災基礎教養研修会等々について積極的に参加をさせております。  それから、災害時の対応の仕方などの知識や実技の習得の取り組み等を行っておるところでございます。今後も職員の防災意識の向上を図ることを継続的に実施して、防災力の充実強化に取り組んでいきたいというふうに考えております。 ◯議長(見月 勧君) 千葉議員。 ◯議員(9番 千葉 加代子君) 新人職員の研修は、公務員としての自覚づけにも必要と思われますが、そのような配慮はされているでしょうか。  また、女性職員も緊急時駆けつけるようになっているでしょうか。教えてください。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 公務員として新人職員の場合、これは研修は必要であるというふうに思っております。町としても新人職員の研修につきましては、福岡県の市町村職員研修所における新人研修、あるいは田川郡の町村会が主催をして、新人研修等もやっておりますんで、そういったものについて積極的に参加をさせておりますし、これからも引き続いて研修を強化をしてまいりたいというふうに思っております。  それから女性職員も駆けつけるマニュルにつきましては、平成29年度に本町の地域防災計画等の改定をする予定でありますので、この計画の中で女性職員も災害発生時に積極的に取り組めるマニュアルを作成していきたいというふうに考えております。 ◯議長(見月 勧君) 千葉議員。 ◯議員(9番 千葉 加代子君) ありがとうございます。近隣市町村との連携、協力体制は、災害発生はどのようになっているでしょうか。
    ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 近隣市町村との連携というのは大変重要でありまして、これは田川地区の中では1市7カ町村を常に連携しながら、田川地区消防本部を中心とした毎年取り組みを推進をしているという状況でございますし、それから消防団ともしっかり連携をさせていただく。  特に水害等の水防訓練それから防災訓練や避難誘導訓練等、年3回行っております。  それから、ことしの3月11日には添田町で、平成29年3月11日避難誘導訓練を行っております。  また、川崎町と田川市、嘉麻市の1町2市の消防総合応援協定というのがございまして、2年に1度災害発生時の通報の円滑化、消防団の防御活動の錬磨や各市町村相互の連携強化等を目的に訓練を実施いたしております。  今年度は3月の12日、田川市旧船尾小学校を会場にして合同訓練を実施いたしております。今後は地域の防災力の重要性を踏まえ、田川地区消防本部を軸に、田川地区の各市町村及び各消防団との連携強化を図りながら取り組みを推進してまいりたいというふうに考えております。 ◯議長(見月 勧君) 千葉議員。 ◯議員(9番 千葉 加代子君) 以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ◯議長(見月 勧君) ここで12、3分トイレ休憩を取りたいと思います。再開は11時25分、11時25分に再開いたしたいと思います。                  午前11時10分休憩        ………………………………………………………………………………                  午前11時25分再開 ◯議長(見月 勧君) 休憩前に続き、会議を開催いたします。  次に樋口議員。 ◯議員(6番 樋口 秀隆君) 今回は、昨年の12月に、ほぼ通告書を見たらおわかりと思いますが、全くほぼ同じ内容でもう1度質問をすることになりました。  で、質問の内容は同じですけども、状況が変わっております。行政的な状況、それとこの環境的な状況も変わっているというふうに感じましたので、きょうは同じ内容ですけども、ぜひ質問をしておきたいと思いましたので、この内容で。  町境付近から吉原町、本町に懸念の水害の予防に対して、進捗はどうかということであります。  この動きに関しては住民の皆さんが、大変大きな動きをしております。これはこれまでのことで、思いつきでやってるのではなくて、差し迫った危機を感じているからこそ動いているのではないかなというふうに感じましたし、私も自分自身がそういうふうに感じております。  私が住んでいるところの前に、米田川という川がありますけども、昨年これが2度、ほんとに危うい状態が起こりました。管財なり防災のほうと協議しまして、2、3対策を取っていただきましたけども、私はその時は、自分が年取って心配性になったから心配になったのかと思ってましたけど、どうもたくさんの方が同じ思いをし始めているということなので、これは人間というのは動物的な危機感を感じるところがありますので、去年鳥肌が立つような危機感を感じたことをたぶん皆さんも感じて、動きを強めて行ったのではないかと。差し迫っている強い危機感に対しての動きが、いま始まっているというふうに考えていただきたいと思います。  先ほど言いましたけども、同じ質問ですけども状況が変わっていると。この最初の状況は環境的なものでありまして、懸念すべき事象が増大してきた。  つまり、水害が大きく懸念されることが2、3増えているのではないかと。地球温暖化によるゲリラ降雨の頻度が増えてきたこと。それから山林開発、山間部の開発が進み、特に米田の上、吉原町の上の飛渡地区、そして添田地区の山林がソーラーで大きく開発をされまして、これはかなりの懸念材料として考えております。  つまり、山林開発による保水能力が大幅に低下しているのではないかと。もう1つは、これは生活環境をよくしようということで舗装したり、道路をアスファルトで固めたりすることによって、生活環境は便利になりますけども、それの弊害として、先ほど言いましたような、水量の一気に増えるというようなことも起こってきます。  で、こういったことがますます懸念されるという事でしたので、住民の方が、今年になってですね、2月の15日に県の土木事務所、県土事務所に要望に行きました。この時町の職員の方、課長さん以下一緒に行っていただいて、しっかり訴えて頂いたことが功を奏したというふうに考えておりますけども、大きな力になったというふうに住民の方々も口を揃えておりますが、その結果その日のうちに、県土事務所が現地を見に行きました。  これはJRの線路の横の石積みが、崩れているといったよう事があったので、それを多分確認しに行ったんではないかと思います。  なんと、その日のうちに、これはやり変えましょうと。朝行って、その日の3時に、何とか対応したいと。予算の関係もあるのでしょ、今年の秋にという事でしたから。それにしても行政がこうして動くことが、12月の質問の時にはまだわかっておりませんでしたので、行政の動きが大きく変わったということと、取り巻く環境がどうも懸念材料が増えているといったようなことで、改めてもう1度質問をしました。  それでは、町長のほうにお尋ねを致します。県土事務所も動く、ただあの付近で出た水は、一旦吉原町のほうではずっと水かさは増すんですけども、もう少し下流に行くと逆に緩和されるんです。下流のほうが少し川幅が広くなってると。つまり、まさにあすこは首根っこの状態なんですよ。一番あすこに集まって来て、その部分であふれた水が、町の道路を走っているといったようなこともありますので、その首根っこに対してどうかと。これは県の関係と同時に町の用水路として、農業用水路としての役割があるところがあります。そこが一番の懸念材料だというふうに私どもは感じておりますので、その辺に対して町長、行政としては1日も早い対応を考えていただきたいのですが、どのような考えをお持ちでしょうか。お尋ねします。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 昨年12月議会での御質問を踏まえまして、田川県土整備事務所と協議をおこない、鷹峰大橋下の県営櫛毛川の堆積した土砂等につきましては、県に確認を致しましたところ、測量を発注しておるということでありまして、土砂等の撤去をいま議員のほうからも発言ございましたように、平成29年度中に撤去を予定しているという状況でございました。  そうすることによって水の流れが円滑になってくると。下流のほうが円滑になれば、上流のほうも少しは緩和されるんじゃないかというふうに今思っております。  しかし、いずれにしても県営河川のほうが整備をしても、町営河川のほうが、ちょうど県営河川と町営河川の境ですから、町営河川の方を整備をして行かないと問題の根本解決はならないというふうに認識をいたしております。  今後の町の対応につきましては、現状の河川の線形での改良となると、県はじめ関係機関との協議を要しますけれども、飛渡溜池からの放流水が、町営櫛毛川と合流する地点の一部改良するなどの検討が必要であるというふうに考えております。  これらの改良をするに当たっても、いろいろ県その他とも協議をさせていただいて、何らかの補助事業がないかということで、いろいろ検討させていただきましたけども、残念ながらいずれの補助事業にも該当しないというような状況でございまして、これは町単独での実施をしていかなければいけないという状況でございます。  ご覧のように町の財政状況非常に厳しいわけですから、町単独という事になると、1年でいっぺんで改良するというような状況にはまいりませんから、下流のほうから、少しずつ改良して行きながら、複数年をかけて整備をしていきたいというふうに考えております。 ◯議長(見月 勧君) 樋口議員。 ◯議員(6番 樋口 秀隆君) 町の単独の財政的な処置しかできないと。まさに川崎町いま財政的にはとても厳しい状況にありますので。  しかしながら、あの地域は、過去においても何度か同じようなことが起こってまして、少し間が空きましたけど、色んな処置をされてるんですけど、その処置をした飽和能力を超えたところで、いま何か起こりつつあるということですので、これはもう起こってからでは、まさに遅いと。個人の財産が大きく傷つく可能性があるわけですから、これに関しては、あの時やって置けばよかったと言われる事の無いように、ぜひ早めの処置をしていただきたいというふうに思います。  財政処置は、どうしても町の単独以外には、他には工夫はたぶん色々されたとは思うんですけども、どうしようもない状況でしようか。もう1度お尋ねします。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 私どもとしては、ありとあらゆる方法で検討をしてまいりましたけども、どうしてもこの部分については補助対象に乗らないという結果が出ましたので、やむを得ず単費で検討せざるを得ないというふうに考えております。  しかし、今年の雨季に向けて1日も早い対応を考えていただきたいと、いま、ことでありますけども当該河川における、雨季前の土砂等の撤去を実施し、流水が円滑になる冠水予防と維持管理いうことについては、検討していきたいというふうに思ってます。 ◯議長(見月 勧君) 樋口議員。 ◯議員(6番 樋口 秀隆君) まさに天気、天を相手の状況に対応して行く人間の知恵がここで発揮されるわけですけども、私どもも住民と、当該住民と一緒に見守りながら、町長にも行政にも相談して行きながら、解決策を見出して行きたいというふうに思います。  以上、質問を終わります。        ……………………………………………………………………………… ◯議長(見月 勧君) 次に、櫻井議員。 ◯議員(12番 櫻井 英夫君) どなたもおはようございます。一般質問、4番バッターで出させていただきまして、WBCの4番も頑張って活躍してくれておりますけども、またいぶし銀の松田選手も棒玉を見事にヒットすると。  本町にもちょうど同じ名前の課長さんがいらっしゃるので、本当に心強いところでございますけども。もしかしたら質問するかも知れませんので、用意しといてください。  平成23年3月11日の東日本大震災から6年。月日が経つのは早いというのか、またそれしか経ってないのか、そういう思いが去来しますけども発見されていないご遺体は、2,500名以上というふうに報道されております。せめて遺骨の一部、遺留品でも見つけたいという思いで捜索する関係者の方々のテレビ映像を拝見する時、ほんとにやるせなく切ない思いに駆られるのは、国民共通の思いではなかろうかなというふうに思っております。  被災された方々の苦しみ、悲しみの癒される日が、1日も早く訪れますよう祈念を申し上げるところでございます。  さて、現在、本町議会と並行して、福岡県議会も開催されておりますが、代表質問を過日傍聴しに行ってまいりました。流石に党派を代表する質問だけであって、内容、項目とも多岐にわたりレベルが高く大変勉強になったところでございます。手嶋町長も県会議員時代には、あの議場で何度も登壇をされたものというふうに存じております。  しかしながら、質問、答弁が原稿朗読に終始し、中には居眠りする議員もおったりして、やや緊張感にかける部分がございました。その点では、本町の一般質問のほうが、時には珍問、奇問も出たりして、緊迫感があるなというふうに感じてる次第であります。  私の質問に納得がいかない場合、ぜひに反問権を行使していただいて、逆に切り返していただきたいというふうに思います。それでは質問に入らさせていただきます。  今回は5件のテーマで、通告をさせていただいております。過去に取り上げた問題も含まれておりますが、やや視点が変わっておったりしておりますので、県議会傍聴の成果も活かしまして、県行政との関係にも及んでおりますので、その点も踏まえてご答弁をよろしくお願いいたしたいと思います。  まず、第1件目でございますけど、総合計画と総合戦略についてということで通告をさせていただいております。平成27年度から5カ年の期間でスタートさせております、本町の総合計画はすでに2カ年が経過をしております。PDCAサイクル、プラン、ドゥー、チェック、アクションのサイクルの精神にのっとり、点検、評価と計画、修正ローリングの必要があると思いますけども、例えば、教育委員会の例に倣い自己採点を取り入れた評価報告書を作成するようにしてはいかがでしょうかという御提案でございます。  これは主要施策の実績報告という形で、決算の折にはそういうものが出て参りますけども、改めて、その内容も含めて評価報告書を作成するようにしてはいかがかなという提案でございます。  それから2点目として、国の地方創生の掛け声のもと総合計画と期を一にして、総合戦略がこの様に、総合戦略、総合計画が策定をされておりますけれども、果たして職員の皆様、この戦略を常に意識して行政事務に当たられているかどうかというところを、確認をさせていただきたいと思います。  戦略は、具体的施策として、確実な実施と見直しが求められているところでございますけども、その進捗状況は、現状はどうなっているかていうところ、この2点について答弁を頂きたいと思います。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 教育委員会の教育に関する事務の管理及び執行状況についての点検評価につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条に基づいて行われているものでございます。評価基準は4段階で詳細にわたって点検、評価をされておりまして大変意味がある取り組みであるというふうに認識をいたしております。  一方、第5次総合計画につきましては、本町の諸計画の上位計画として作成いたしましたが、詳細にわたっての具体的な政策というよりも、大きな視点での総合的な方針を、整理をしているものであります。  なおかつこの計画は、川崎町総合戦略と整合性をはかりながら実施して行くことといたしております。現在川崎町総合戦略のほうでは、毎年検証作業を行っておりますので、しばらくの間は、このやり方で進めて行きたいと思っておりますので、教育委員会の取り組みについては、充分評価を出来るものではありますけども、今後の研究課題ということにさせていただきたいとこのように思っております。  総合戦略の関係でありますけども、平成27年度に策定されました川崎町総合戦略の組織推進につきましては、本町のまちづくりに関する重要な計画であり、日ごろより庁内で協議をいたしておりますので、職員につきましても相応の認識を持っているものというふうに思っております。  事業の進捗状況という見直しにつきましては、平成28年度につきましては、今年1月に交付申請を致しました、若者定住促進計画の拠点整備交付金につきましては、残念ながら採択されませんでした。  しかし、移動販売車等購入の事業等につきましては、加速化交付金と郷土愛育成プログラム推進事業の推進交付金につきましては、採択されておりまして現在事業実施をしている所でございます。  なお事業の検証作業につきましては、川崎町総合戦略推進委員会をそのまま継続さしておりますので、ここで検証していただきながらまた御意見をいただくということで7月と11月の2回にわたって行っておるところでございます。以上です。 ◯議長(見月 勧君) 櫻井議員。 ◯議員(12番 櫻井 英夫君) この数行の、通告ではやはり質問の趣旨をそんたくしていただくにはなかなか無理があろうかと思いますけれども、例えば、その教育委員会の点検評価、それほど深く説明していただかなくても十分承知してるわけでございまして、すなわち、教育委員会も法に則ってこれを導入したと。これは非常に画期的なことでございます。  町長部局のこの総合計画とか、総合戦略とか、そういうところには法的な取り決めはないわけでありますけども、それも踏まえて、例えば主要施策の実績報告、ここに外部の評価をいただくと。点数を入れてもらうとか、やっぱり評価を明らかにして、さらにそれがまた行政に反映されるというサイクルを作るべきであろうというふうに思うんです。  ですから、そういう思いが、アイデアというか、そういう思いがないのかなというふうに思ったりするんですが、さきほど松田課長にぜひ質問したいという事で、ここで入れたいと思いますけど、こういったものを職員研修という形で組み立てて行くっていうことが出来ませんか。  私は、この総合戦略の中で1つ沢山あるんですけど、思いにたったのは、例えば、有害鳥獣の所で駆除した害獣が、そのまま山に埋められていると。処分されているという話がありました。しかし、ここにははっきりと肉の活用について研究しましょうというところが謳われているんです。  ですから委員会とか、予算審議の中で、そういう話が1個も出てこないので、はたしてこれをもとに、念頭に置いたやり取りが出来ているのかどうかというところが、疑念を抱いたわけでございます。  他にも、議会基本条例を全く見たことの無い、認識したこともない職員が多々いると思います。ですからこういったプランとか、規則とか、目標とか、方針を作ったら、徹底的に職員に周知する必要があると思うんですけど、その辺のところ総務課長いかがですか、研修のあり方ってのはどうすべきだと思いますか。 ◯議長(見月 勧君) 総務課長。 ◯総務課長(松田 紀彦君) 総務課よりお答えいたします。町の業務につきましては、この総合計画のみならず、人権に関する計画とか色んな計画があります。従って、町の業務に計画の関係がないものは、1つもないと認識しております。  したがいまして、自分の業務がどの計画のどういうことをやっているのかというのは、議員言われるように、しっかりと把握しながら、常日ごろ考えながら業務すべきであると思います。そういう意味では、全体的な研修も必要だと思いますが、まずは各課において管理職を中心とした課内研修とか、そういうものを今後充実させて行きたいと思います。以上です。 ◯議長(見月 勧君) 櫻井議員。 ◯議員(12番 櫻井 英夫君) そういうことで、ことあるごとに、それは意識づけをする必要があります。  議会で、議場でこのように、提案、それから進言をすることもそうですけども、基本は内部で行政側が自ら、この作った計画、戦略を絵に描いた餅にしないように、やっぱり最大の努力を傾注して行くという事が求められるわけでございますから、かつて、私は議会基本条例なんか知りませんと言う係長がおりましたから、びっくりしましたけど。  議員の為だけに作ったわけではないんです。これは全職員、全町民の議会基本条例ですからね。どなたもあまねくこの内容を、理念を共有する必要がありますので、常にその辺は意識をしていただきたいというところでございます。  続いて2点目。2件目、観光と交流事業についてということで、通告をさせていただいております。  これも何度も、何度も56回質問になりますからね、その中には何度も、何度も登場してくるテーマでございますけども。友好都市、姉妹都市を締結して、相互交流により、地域活性化を図る自治体は本町を含めて沢山あります。  本町はかつて、ルーマニアブレアザと姉妹都市提携をしましたですけども、本年度中に解消を致しました。また、雪舟サミットからも離脱をしております。  観光振興の観点から、友好交流事業推進は、極めて重要なテーマでございます。田川の枠を超え、自治体間で交流事業を展開すべきではないかというふうに思います。  ここでまた突拍子もない提案をさせていただいておりますけど、難民を受け入れたらどうかと。一策ではないかと。難民の受け入れについては、日本は非常に消極的でございます。だからこそ、川崎町が発信源になって、町施策という事じゃなくて、国の施策として、受け皿として川崎町は受け入れる意思があるぞということを表明するのも、非常に有意義ではなかろうかなというふうに思います。  たまたま今日、議員控室座りましたら、これ見つけまして、平成28年9月東京と福岡という冊子でございます。福岡県人会の季刊誌になってます。最後の巻末に堂々と町長が載ってコメントをしてますけども、やはり町長は陰ながらそういうところとパイプを作って、交流をはかってるという事で、それをさらに本町にフィードバックするような形で、交流のきっかけ、糸口を作るというところで、より一層努力をしていただきたいと思いますけど、町長のお考えをお尋ねしたいと思います。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 平成27年の12月議会で雪舟サミットに関する一般質問がございましたが、その際に今後は雪舟ゆかりの近隣市町村との交流を検討するというようなことで、考えて行きたいという事で答弁をさせていただきました。  その後、平成28年度に入りまして、築上町のほうから県内の国指定名勝庭園を所有する自治体で、何か交流できないかとの提案がございまして、私もぜひやろうという事で話を進めまして、結果としては、この福岡県にもオブザーバーとして入っていただいて、飯塚市、柳川市、みやま市、築上町、添田町、そして川崎町の6市町で名勝庭園の保存、保護管理に関する知識及び技術の向上をはかり、広く名勝庭園を周知し、その活用に資する為、協議会の設立に向けていま取り組みを進めているところでございます。これも近々設立総会が開催されるというような状況でございます。  今度交流ということから致しますと、4月には川崎町の観光協会が受け入れ団体として、アメリカの高校生25名ほど川崎町で受け入れて、そしてホームステイを受け入れて、交流していくというような計画もしておりまして、いま具体的な受け入れ態勢も出来上がっているという状況でありますんで、そういったものもこれからさらに充実させていきたいというふうに考えているところです。 ◯議長(見月 勧君) 櫻井議員。 ◯議員(12番 櫻井 英夫君) きっかけはいかなるものでも、小さなきっかけから大きな交流の輪に繋げて行くという事で、それはこの突拍子もない提案ですけども、難民受け入れもその1つ。他所が嫌がるところを積極的に受け入れて行こうという思いでございますが、自治体間の交流、外部との交流もさることながら、この川崎町内の交流もかつてに比べて段々しぼんでいってるような気がします。それは人口も減ってますし、世帯数も減ってるし、色んな機関も弱体化して、形骸化しているという部分があるので、致し方ないところでありますけども。  しかしそこで、やっぱりあの手この手で交流策を考えて、実行して行く必要があろうかと思います。1つ町長から示されましたけども、教育長にもご提案ですけども、学校の姉妹校とか、今まで聞いたことがないんですけども、そういう事も提言推進する必要があるんではなかろうかと思いますけども、かつてはブレアザの小学校から絵がきたりどうのこうのやってましたけども、国内でもそういうことは可能ですね、社交性の情勢にもつながっていくわけでございますけども、学校単位の交流というのはいかがですか、考えてないですか。 ◯議長(見月 勧君) 教育長。 ◯教育長(讃井 明夫君) 私も教育長になりまして1年と10カ月が過ぎようとしてますけども、川崎町の場合は、非常に厳しい状況から、各学校がそれぞれの独自色を出しながら学校づくりをしております。  そういう中で、いま校長さんたちの努力でいろんな学校との交流が始まってますけども、姉妹校とかそういう形にはなりませんけども、先生たち同士の研修会の交流とかそういう事をやっておりますので、いくいくはそういう形での切磋琢磨するという意味でも、今後の交流事業ということについては、進めさせていただくし、先生たちもただ単に川崎町の中に目を向けるんじゃなくして、福岡県全体そういうところあるいは、視察は広島等も行っておりますけども、他県の先進的な取り組みをしている学校との交流も今後考えていきたいと考えております。 ◯議長(見月 勧君) 櫻井議員。 ◯議員(12番 櫻井 英夫君) 次に、3件目のボランティアセンターの設置についてということでお尋ねをしてまいります。  これももう何度も登場してるテーマでございますけども、福岡県には、NPOセンターとか、ボランティア団体を支援するボランティアセンターが設置をされております。本町にもNPOを幾つかありますので、NPOセンターとボランティア、NPOが色々と資料を出せとか、こうしたらいいとか、交流があるようでございます。  また、田川市でも今年度よりスタートいたしました。私の所属するボランティアも登録をして早速活用させていただいております。田川市郡では、田川市が初めてまとまって窓口を設置したってのは初めてじゃないのかなというふうに思いますけども。  本町はボランティア団体育成に対して、どのような考えをお持ちであるのか、社会福祉推進の観点から社会福祉協議会との連携も必要であろうかと思います。
     福岡県は、知事部局にも青少年育成の課がありますし、また教育委員会も多分合わせて青少年育成ということで、ダブルでやっておるかと思いますけども、いずれにしましても、いま川崎のボランティア活動は、みんなバラバラで、それぞれ独自にされておりますけども、どうその団体に行政として、あるいは社会福祉協議会として、手を差し伸べていくか、支援をしていくかというのが求められるのではなかろうかというふうに思いますけど、執行部の考え方をお尋ねしたいと思います。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 本町が推進する地域福祉活動を充実させるためには、NPO法人、ボランティア団体の育成及びその支援は必要不可欠であるというふうに認識をいたしております。そのためにも、NPO法人やボランティア団体と近隣住民、自治会等関係機関との協力体制の強化を図っていくということが重要でございます。  現在、川崎町社会福祉協議会が地域福祉の専門性を活用した民生委員、児童委員連絡協議会や老人クラブ連合会、各ボランティア団体と連携し、福祉のまちづくりを展開しております。  しかしながら、今後ますます多様化していく福祉ニーズに対応するためには、地域福祉を支える各種団体組織との連携による住民全体の取り組みが、必要であるというふうに考えております。  ボランティアセンターの設置につきましては、社会福祉協議会と十分連携をとりながらですね、検討しできるだけ早い時期にボランティア団体が、ボランティアセンターが設置できるように、今後取り組みを強めてまいりたいというふうに思います。 ◯議長(見月 勧君) 櫻井議員。 ◯議員(12番 櫻井 英夫君) このボランティアセンターは、ハード面は要らないんです。ソフトが大事でありまして、このボランティアは、言うなれば奉仕というものもさることながら、生涯教育なんです。ボランティアする側が色々楽しむと。  川崎町にはアンビシャス広場が校区ごとに4つございますけども、私はある席で1つの例で、川崎小学校の広場の例を出しまして、川崎広場、アンビシャス広場には、定年がありませんよと。上は85、86の方がやってくれてますよと。まさにこれはボランティアもさることながら、生涯学習という位置付けで、やってますよというふうに説明をさせていただきました。  町長部局、それから教育委員会部局、それから社会福祉協議会が3者が連携をしてしっかりとした組織を、体制を確立していただきたいというところで、望むわけでございます。  続きまして4件目。青少年育成についてということで、通告をさせていただいております。  ある時、この2カ月にいっぺん出されている、奇数月に出されているんですかね。福岡県の県だより。これをちらっとめくったところ、福岡未来人材育成ビジョンていうのが出てるんですね。  しかもこれが、27年の10月ということで、これを全く知らなかったので、ちょっと自分自身がこんなこと知らないでいかんなと思いながら、後でネットで調べて。いま全てネットで見られますからね。冊子を取り出して中身を確認して見ました。  それほど大それたことが書いてあるわけではありません。既に本町でも取り組んでいるところが、網羅されておりましたけですども。この存在に気が付いて何か県と連携策、いろいろと連携をしとったか。あるいはこのビジョンをつくるにあたり、本町としてなにかアンケートとか、意見具申を求められたとか、この福岡ビジョンが成立する過程で本町がどのように関わられたのかってのをお答えいただきたいと思います。 ◯議長(見月 勧君) 教育長。 ◯教育長(讃井 明夫君) 先ほども言いましたように、私が1年10カ月前に教育長になりました時に、今の福岡県の教育の流れがどうあるのかということを知らなければ遂行できないということで、実は先輩であります、いま全国の町村教育長会の会長が福岡県にありまして、芦屋町の中嶋教育長がおります。  昔、私と一緒に県に勤めておりましたので、非常に彼が、実はこの委員になっておりました。  いまこういう話があってるよという事で、7月13日だったと思います。この会議が開かれるという事で、ちょうどうちがその時に教育大綱を作る最中でございました。そういう事がありまして、福岡未来の人材育成ビジョンという名前は知りませんでしたけど、そういう会でいま私は委員をして、いまこういう動きになっているよということで聞いておりましたので、その策定時、10月発表ですけど私が知ったのは7月です。  そういう形で、川崎町も大綱の中にどうかして、だいたいどういう方向で進んでいるかということを知りたいという事で、少し伺ったことがありますが、その目指すものとして、うちとしてやっぱり今後のグローバル的な社会という意味での視点が入るという事でしたので、うちの教育大綱の中に国際的な視野を持って地域で活躍するという若者を育成するということで、これを大綱の中に入れさせていただきました。  さらに、うちの大綱の4つの柱のうちの1つにさせていただきました。また、いま今月末、3月の31日に教育委員会最終的に決定いたします、川崎町学校教育振興基本計画におきましても、福岡未来人材育成ビジョンに示しております、学力、体力、豊かな心そういうところ、それに私はコミュニケーション能力というのを入れましたけれども、そういうことも反映させながら柱としてまた入れて行きたいと思っております。  この学校教育基本計画に基づいて、平成29年度の川崎町教育施策方針も決めていっておりますので、一応県の流れを沿いながら大きくどういう青少年育成するかという視野に基づいて、県と流れに遅れないように、また参考にしながらうちのほうは策定して行っているというつもりでございます。 ◯議長(見月 勧君) 櫻井議員。 ◯議員(12番 櫻井 英夫君) 福岡未来人材育成ビジョン、これに相当するものが存在しますよと。ね、崎野課長からも説明もいただいておりますけども、今日は社会教育の委員長の井上さんも傍聴に見えていただいておりますが、ここで改めて、もう1度見直しを図って、また強化をしていただいて、町長部局のこの総合戦略ばりに川崎版の未来人材育成ビジョンを練り直して、そして、しっかりとこれ事業を推進していただきたいなというところでございます。  私はあるところで、福岡県庁近郊の筑紫野市の方ですけども、話を、議論になりまして、どうしても都市部の遠いところは県政の影響というか、恩恵というか、そういうものが及んでこないというふうに私が言ったところ、いやそんなことはないと。その方反論してましたけども、中心部から遠いところになればなるほど、その恩恵を受けにくいというのは、これはあると思います、私は。  ですからしっかりと、県、国の中央と結びついて、本町も新しい施策を見逃さないで、しっかりとそれを反映していただきたいというところでございます。  最後に、中高一貫校設置構想についてということで通告をさせております。  この構想が発表されてから最近はとんと報告も、報道も少なくなってしまいました。果たして、これが上手いこと進展しているのかどうなのか。  また、田川地区自治体の中学校統合も本町もそうですけど、香春とか、田川市とかあっちこっちでいま学校を統合していこうという動きになっております。そういう環境の中で、この果たして中高一貫、田川広域の中高一貫校が、どうなっていくのかという現状、それを報告をしていただきたいと思います。  県立大学に付属中学、高校という方向に行っているように思いますけども、県の施政方針の中でなかなか出てこない。こないだの代表質問でも田川の方が質問されておりましたけども、県会議員がこの件については全く取り上げられておらなかったと思いますけれども。いま現在どうなっているのかというのを、お答えをいただきたいと思います。 ◯議長(見月 勧君) 教育長。 ◯教育長(讃井 明夫君) 中高一貫構想につきましては、ご存知のように昨年の3月にありまして、田川地区中等教育環境整備検討委員会ということで、4案出ておりまして、その4案を田川地区中等教育環境整備に関する要望企画提案書を県知事及び県教育長に提出しております。  この4案を受けて、要望を受けまして昨年6月に福岡県と福岡県教育委員会、さらには田川地区中等教育環境整備委員会の8名で構成する田川地区の中等教育環境向上のための実務者チームというのを編成致しまして、現在鋭意検討を協議していると伺っております。  川崎町においては、適正規模の中学校編成により、よりよい中学校教育環境のために、中学統合を早急に進めて行くという必要があるという事で、提案させていただいておりますが、現在田川地区の中高一貫校構想が、具体的な方向性が決定にまだ至ってないと私は認識しております。  そういうことで、先の4案の中から一定程度の方向は出てると思いますけど、市を中心にやられておりますんで、私のほうではそれぞれ担当者部会の報告は受けておりますけども、この方向性は、現在市町村段階での統合等に中心になって、この辺についてはまだ進んでないというふうに伺っております。  いずれにしろ田川地区の教育環境向上と、川崎町が直面している中学校の教育環境整備については、いま現在では状況を考えてみますと、それぞれの目標に向かって進んでいるということで、本来ならば、田川のほうの方向性と川崎町の方向性が1つになって行かないけませんけども、中高一貫ということになりますと、これについては1つの川崎町だけで、教育方針ということでいきませんので、川崎町としては、いま緊急の課題である子どもたちによりよい環境の中で、中学校教育を受けさせたいという事で、統合のほうに力を入れてるのが実情でございます。 ◯議長(見月 勧君) 櫻井議員。 ◯議員(12番 櫻井 英夫君) 昨年の6月、実務者による機関が立ち上がったということでございますけども、果たしてこれは県政の政策課題に位置づけられているのかと。そもそもこれは郡の町村会の研究テーマ、政策テーマとして持ち上がってきた政策課題であろうと思いますけど、県がどうしても実施主体にならなければ、これ進んで行かないと思いますけど、町長これはちゃんと県の政策課題に挙がっているんですか。どんなふうですか。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 田川地区における中高一貫教育の学校の設立につきましては、一応今のところ県立大学に付属の中高一貫校を建設しようというような考え方では、県立大学も一応方向性としては出ておりますし、それから県の教育委員会としても、県立大学の中に中高一貫校の附属の中高一貫校を建設するということについては、方向性は既に出ております。  ただ問題は、まだ県議会との関係では充分調整が出来ていないという状況ありますから、県知事それから、県の教育委員会、それから県立大学こういったところとは、中高一貫校の部分については、足並みがほぼそろって、いまのところ順調に準備が進められて、議論が進められておるというふうに認識をしております。  あと問題は、県議会にどう理解を求めていくかということが、最大の課題になるというふうに思っておるところでございます。  いずれにしてもそういった状況で、今後本格的な取り組みが進められるというふうに認識をいたしております。 ◯議長(見月 勧君) 櫻井議員。 ◯議員(12番 櫻井 英夫君) 状況を見てみますと、なかなか進んでいないという報道も少なくなって心配をしておる訳でありまして、また教育長答弁されたように、地元の問題もあるということで、広域的な課題についてなかなかそこまで力を注げないという部分もあるようでございます。  しかもまたキャスティングボートを握るのは、県政というところもありますんで、その辺も踏まえてしっかりと施策を進めていただきたいというふうに思うところでございます。  以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ◯議長(見月 勧君) ここで昼食休憩を取りたいと思います。1時20分、思ったよりあとの目安が立ちましたので、1時20分に再開したいと思います。                  午後00時13分休憩        ………………………………………………………………………………                  午後01時20分再開 ◯議長(見月 勧君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。次に、手嶋真由美議員◯議員(1番 手嶋 真由美君) 議席番号1番の手嶋真由美でございます。多くの人命と日常を一瞬にして奪った東日本大震災から6年が経過いたしました。改めて亡くなられた方々の御冥福を祈るとともに、今なお避難生活を続けている方々に心からお見舞いを申し上げます。  本日は、3つの質問をさせていただきます。  最初に、認知症の早期発見と相談体制についてお尋ねいたします。現在、取り組んでいる認知症カフェの参加状況と内容、本町での今後の具体的な展開はどのようにしていくのか教えてください。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 認知症カフェは、平成28年度から安宅地区をモデルに包括支援センターが見立病院と連携をとりながら、あなたにあ・い・た・かプロジェクトと名称をつけて、認知症対策の一環として実施をしております。  平成28年度は10月、12月、2月と3回実施をし、1回目は見立病院の精神科認定看護師による認知症の症状とかかわり方についての講話を行いました。参加者は36名でございました。  2回目は見立病院の重度認知症デイケア看護師の認知症予防に活かすアロマセラピーとして、身近なものを再利用するアロマ活用術についての講話後、アロマオイルを使った芳香剤つくりを行いました。参加者は26名でございました。  3回目はこれまでと違い、高齢者だけでなく全員を対象に多くの方に参加していただけるよう、今までは昼間に行っておりましたけれども、午後6時30分から見立病院の管理栄養士による認知症予防と食事についての講話後、黒豆御飯、緑黄色野菜と牛乳入り味噌汁を試食してもらい好評を得ました。参加者が46名でございました。  認知症カフエの事業発案は、包括支援センターの主任介護専門員であり、あなたにあ・い・た・かプロジェクトの名称は、安真木のあ、池尻のい、田原のた、川崎のか、とそれぞれ4地区の頭文字をとり包括支援センターの保健師が命名したもので、事業実施はセンター職員全員で取り組んでおります。今後はこの認知症カフェが少しずつ広がるように実施地区を増やしていきたいと考えております。 ◯議長(見月 勧君) 手嶋真由美議員◯議員(1番 手嶋 真由美君) 本町のこの取り組みはすばらしいものだと思っております。認知症を患う家族を持つ一人として、この取り組みの実施をしてくださったことに深く感謝申し上げます。国の認知症施策推進5カ年計画、オレンジプランの中ででも、認知症カフェを今後の対策の柱の1つとしています。  東京目黒区でスタートした認知症カフェでは、ケアマネージャーなどが加わり、認知症状のある患者の家族が気軽に悩みや不安を相談でき、家族同士が交流し、コーヒーやお茶を飲みながら、和やかに懇談しています。身近な地域で気軽に立ち寄れることができ、家族同士の交流を通じて、早期発見、早期治療につながることもできて、症状の進行も遅らせる効果もあります。また、自宅に引きこもりがちな認知症状のある高齢者が社会とのつながる居場所となっています。  本町でも、いつでも気軽に相談できる窓口の設置、運用、多様な支援の仕組みづくりが課題だと思われます。地域の高齢者の居場所づくりとしてのカフェの充実とともに、認知症対策の一環として、相談体制の機能を持った取り組みを発展拡大させていけないものでしょうか。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 平成27年度介護保険制度改正の1つに、認知症施策の推進が挙げられており、先ほどの認知症カフェもその一環として事業を実施しているものでございます。  また、カフェと同時に認知症サポーター養成講座も開催しておりますけれども、認知症に関する相談体制はとっていません。今後は相談も受け付ける態勢を考えていきたいと、このように考えております。  包括支援センターの認知症に関する相談体制は、平成25年度に田川市部単位のセンター設置から各市町村単位で設置となったことにより、各種総合相談業務も含め、認知症に関する相談も見立病院と連携をとりながら、専門職の保健師、看護師、社会福祉士、主任介護支援専門員での相談体制を整えておりますが、今年度には包括支援センター職員2名が認知症推進委員研修を受講、1名が認知症初期集中支援チーム員の研修を受講し、相談体制の充実を図っておるところでございます。  また、今年度から認知症初期の相談から対応する認知症初期集中支援チームを福岡県認知症医療センターである見立病院と契約を締結いたしました。今年度も認知症に関する相談は数件ありますが、現在まで支援チームとして対応した例は今までのところはありません。以上です。 ◯議長(見月 勧君) 手嶋議員。 ◯議員(1番 手嶋 真由美君) 認知症に対して、早期発見、早期相談、早期支援は重要であります。身近な人の中に、こういう方がいらっしゃいませんでしょうか。同じ話を無意識のうちに繰り返す。知っている人の名前が思い出せない。物のしまい場所を忘れる。今しようとしていることを忘れる。こんなことはありませんか。認知症簡易チェックサイトには、「これって認知症?」「私も認知症?」の2つのサイトがあります。  本町でも、認知症の早期発見のための認知症簡易チェッカーの導入は考えておられますか。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 認知症は御指摘のように、早期発見が極めて重要であるというふうに認識をいたしております。早期発見のための認知症簡易チェッカーの導入については、どのように活用するのか、またチェック後のフォローについてどのようにしていくのか考慮しなければならないため、今後検討していきたいというふうに思っております。  なお、包括支援センターとして、平成26年度から3年間、川崎町福祉まつりに認知症施策の推進として出店し、認知症医療センターである見立病院と連携し、タッチパネルによる簡易な頭の体操として認知症テストを実施しました。2月に実施した認知症カフェの中でも実施をいたしております。 ◯議長(見月 勧君) 手嶋議員。 ◯議員(1番 手嶋 真由美君) 東京の国分寺市が住民の皆様の認知に関する相談支援の強化として、ホームページでパソコン、携帯、スマホから簡単にチェックできる認知症簡易チェッカーを導入しております。最近私自身も物忘れがひどくなりましたので、早速このサイトでチェックをしてみました。30問の質問の中から7点という私の点数でした。8点を超えるとちょっと心配な部分があるので、もう一度チェックをしましょうというふうな表示がありました。  埼玉県の朝霞市のホームページでは、併せてメンタルチェックもできるようにしております。  本町でも認知症を早期発見することは、相談体制の強化にもつながりますので、ぜひ認知症簡易チェッカーの導入を検討していただけないかと思います。  初期導入費用に関しては3万円位、また当初かかる費用としましても6万円くらいと、そんなに割高ではありませんので、ぜひ検討していただきたいと思いますがいかがでしょうか。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 認知症簡易チェッカーについては、私も先日の安宅におけるカフェの中で体験をしました。そういうことでこれが認知症を早めに察知するという意味で効果があるということであれば、これは導入する価値があるかなというふうに思っております。  いずれにしても、どの程度効果があるのかというようなことは、少ししっかり見きわめて対応していきたいというふうに思います。 ◯議長(見月 勧君) 手嶋議員。 ◯議員(1番 手嶋 真由美君) 私の身近な家族の中に認知症かなと思う方がいるんですけども、最初は物忘れとかしまい忘れで、ひょっとして認知が出てるのかなあというふうに家族としては懸念をしました。ですが実際に見立病院を受診するにしても予約がいります。また詳しく調べるに関しては、脳のCT等も見なくてはいけないので、まず初期の段階で認知の入り口かもしれないという判断には、この認知症の簡易チェッカーはすばらしいものではないかなと思いますので、検討のほうよろしくお願いいたします。  2つ目の教育現場の熱中症対策について質問をいたします。ここ数年全国で毎年気温上昇現象のため、熱中症の報道として小さなお子様から高齢者までたくさんの命が奪われております。そこで、教育現場においてどのような熱中対策をされているのかをお尋ねいたします。 ◯議長(見月 勧君) 教育長。 ◯教育長(讃井 明夫君) 近年の天候の異常気象といいますか、温暖化の影響だろうと思いますけど、本当に暑くなりました。そういうことで熱中症対策については、今学校では水筒持参による水分の適時な補給の指導、それから体力維持のための十分な睡眠時間の確保、あるいは教室では日よけ用のすだれやカーテンの設置、扇風機での対策をしておるところでございます。  また、中学校には部活動の時間もあり、かつて、これは平成21年だったか22年だったですか、松岡議員からも要求がありました。給水器をつけなさいという要請がありましたけども、すぐにその年につけております。  一応学校としては、今言ったように教室の日よけ等の設置とか、カーテンあるいは扇風機、それから水分の補給、そういう形でしか今できていないのが実情でございます。 ◯議長(見月 勧君) 手嶋議員。 ◯議員(1番 手嶋 真由美君) 熱中症を引き起こす原因として、気温のみならず湿度や風通しなども大きくかかわっていると指摘されています。この気温、湿度とともに、熱中症の警戒度を表す暑さ指数を計測し、表示をできる道具として熱中症計測器の活用が今全国的に広まっております。本町の教育現場においての計測器の設置状況はありますでしょうか。 ◯議長(見月 勧君) 教育長。 ◯教育長(讃井 明夫君) 現在、熱中症測定器の設置はしておりません。体育館や屋外活動時に警報がなるという装置があるように伺っております。まずは性能とか効果、購入価格等を検討をしてどのようにするかってことを今後検討させていただきたいと思ってます。 ◯議長(見月 勧君) 手嶋議員。 ◯議員(1番 手嶋 真由美君) この熱中症計測器を調べてみました。そこまで高額ではなくて、安いものは3千円から、高いものは4万7,000円までということがわかりました。特に体育館でも熱中症になる可能性が大いにあります。計測器を活用しながら、事故を未然に防げる効果もあると思っております。  今度、学校のほうで計測器の設置、活用ができると思いますが、教育長いかがでしょうか。 ◯議長(見月 勧君) 教育長。 ◯教育長(讃井 明夫君) 先ほど言いましたように、費用、それからできれば早い時期にできればいいと思いますので、予算の検討をしながら今年度の予算内でできれば早急にしたいというふうに考えています。 ◯議長(見月 勧君) 手嶋議員。
    ◯議員(1番 手嶋 真由美君) 今の補足でありますけども、大阪の中学校のバトミン部の練習中に熱中症で脳梗塞を発症し、後遺症が残ったとして、当時の大阪府の東大阪市立中学校の1年生だった女性が同市に対して、約5,600万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が昨年おりました。これでは東大阪市側が熱中症の予防策を怠ったと認め、411万円の支払いが命じられました。判決理由で、学校側には日本体育協会が出した熱中症予防のための運動指針に沿った対策をとる義務があると指摘をされております。  同じくこの中学校は、部活動をする体育館に温度計すら設置しておらず、熱中症予防の前提となる温度を確認する環境が整備されていなかったと市側の注意義務違反を認められました。その上で、体育館内は高温になっていた可能性が高く、温度計があれば先生方の計らいで、練習中止など熱中症を防ぐこともできたと認定をされております。このような事件が起こる前に、今教育長も言われましたけど、早期な設置をお願いするものであります。  次に、学校では、水分補給のための水筒の先ほど持参を指導していると言われましたが、暑い日は午前中で水筒のお茶などはなくなるという状況も聞きました。水分補給のためのウォータークーラー、給水器の設置状況と設置の経緯を教えてください。 ◯議長(見月 勧君) 教育長。 ◯教育長(讃井 明夫君) 現在、給水器は各中学校に設置しております。  設置の経緯については、もうずいぶん前から設置されておりまして、私のほうではいつできたかわかっておりません。しかし、ずいぶん前からおそらく外野や体育館での部活動対策ではなかろうかと推測しております。 ◯議長(見月 勧君) 手嶋議員。 ◯議員(1番 手嶋 真由美君) 子どもたちが体調を維持しながら、安心して学校生活が送れるように、これからもよろしくお願いいたします。  最後に、防災減災対策についてお尋ねいたします。近年、東日本大震災や広島土砂災害、熊本地震等大規模災害のみならず、災害が多発する中、被災者台帳の作成への認識が高まりつつありますが、その作成が必ずしも進んではおりません。本町での被災者台帳の整備と被災者支援システムの活用はどのようにされていますか。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 被災者台帳は、災害が発生した場合において、当該災害の被災者の援護を総合的かつ効率的に実施するため必要があると認めた場合に整備するものでありますが、幸いにも本町は被災者台帳を整備するような災害は発生しておりません。発生していない状況にありますので、いまのところ整備されておりません。  また、被災者支援システムにつきましては、被災者台帳の内容と整合しており、被害状況の管理、罹災証明書の発行、建物被害認定調査用の出力等のデータを一元的に管理するシステムであります。平成20年度にJLIS地方公共団体情報システム機構ということでありますが、全国の自治体にソフトを配布して県内でシステムを構築しているのは、11市町で他のシステムを導入しているの3市町の計14市町でございます。以上です。  本町におきましては、必要性は十分検討していますけども、まだ取り組みを今後検討していきたいというふうに思います。 ◯議長(見月 勧君) 手嶋議員。 ◯議員(1番 手嶋 真由美君) 今、町長の答弁にもありましたけども、本町では大きな災害が起こっていないということで幸いに感じます。  この被災者支援システムというのは、阪神淡路大震災の最中に、職員が被災住民のために開発したもので、必ずしも高いIT能力のある職員がいなければできないわけではありません。また、導入に当たって地方自治体からの求めに応じて、被災者支援システムの全国サポートセンターから、講師派遣することも可能だと聞いております。  仮に、民間企業に導入支援を委託したとしても20万から50万円弱程度しかかからないと聞いておりますので、またそのときにはこの被災者支援システムのほうも導入をしていただきたいと思います。  最後に、このたび川崎町防災の日が制定されますが、具体的な取り組みや女性や高齢者向け、各地域に合った防災講習会、避難マニュアル作成の計画はありますか。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 防災の日を4月14日と定め、当日は開会行事、高齢者を対象にした避難訓練や備蓄食料品の試食などを計画をいたしております。今後は条例制定の主旨をふまえ、防災の日を全町的な取り組みとしていきたいと考えております。  また、福岡県の自主防災組織整備事業を活用して、平成25年3月に真崎小学校校区で防災講演会や、平成26年3月には池尻地区で防災講演会や避難経路の確認などを行っております。  本町では、平成27年に、自助、共助を目的として、櫛毛地区に櫛毛自主防災組織が結成されましたが、今後も県の助成事業などを活用して、各地域の防災力の向上に取り組んでいきたいと、このように考えております。 ◯議長(見月 勧君) 手嶋議員。 ◯議員(1番 手嶋 真由美君) 午前中の一般質問の中で、添田町のほうで、今度添田と田川消防署の合同の防災訓練があったというふうにありましたけども、女性向けの防災の避難訓練とか、そういうふうなもの、それとか高齢者を対象にしたものを町民と一緒になってできるようなものも、これから提案させていただきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。  今後も住民の安心安全な暮らしを守るための推進をよろしくお願いいたします。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。        ……………………………………………………………………………… ◯議長(見月 勧君) 次に松岡議員。失礼、谷口議員。 ◯議員(7番 谷口 武雄君) 7番議員の谷口武雄でございます。きょうは通告にあげているとおり2項目についてお尋ねをしたいと思います。  最初に小学校でジュニア救命士講習をということでお尋ねをいたします。茨城県水戸市では、昨年6月から全市立小学校など35校の6年生約2,200人を対象に、救急現場で適切に救命活動ができる児童を育てるために、ジュニア救命士の養成講習が実施されました。  救命講習は授業の一環として実施、市消防本部の職員が講師となり応急手当ての目的や必要性について講義するほか、心臓マッサージや自動体外式除細動器AEDを用いた実技などを行う心肺蘇生の実技で使用する簡易訓練用のボックスには、胸部に見立てたスポンジが入っていて、心臓の位置にハート型のゴムが埋め込まれております。正しい位置と強さで心臓マッサージができるということを知らせる音が鳴る仕組みで、児童らは力を込めてマッサージに挑戦をしておりました。講習後、児童には市オリジナルの認定証A4サイズが手渡されます。  この救命士講習の実技訓練をするようになった目的は、昨年水戸市内の小学校で体育の授業中に心肺停止で倒れた児童を近くにいた教師がAEDを使用して命を救う一幕がありました。  校長は、今回の講習をきっかけに小学生が自ら率先して救命活動ができるようになれば、大人がいないときでも救える命が増えると語っております。  市消防本部は、まず2023年度まで同講習を年1回実施する方針です。消防庁は小さいころから人命救助の講習を行って、技術が身体にしみつくことで大人になってからも経験を活かすことができると話しております。  そこで教育長にお尋ねをいたします。川崎町もジュニア救命士の養成講習を実施してはと思いますが、回答をお願いいたします。 ◯議長(見月 勧君) 教育長。 ◯教育長(讃井 明夫君) 人命救助という本当に人の命を守るという大切なことですし、学習指導要領では5年6年でだいたい怪我の防止とか病気の予防という学習を保健の時間にやっておりますし、中学校では保健体育の時間でやっております。  これは応急手当などですが、今御指摘のありましたようにAEDを使った実習としては、今川崎町では鷹峰中学校が本年度やらせていただきました。そういうことで中学校段階ではやっておりますけど、現在のところ、小学校5、6年での保健の時間では、今言ったように病気の予防とか怪我の予防のほかに、今議員指摘のようにAEDの実習はもう5年生、6年生になればできるんじゃないかというふうに判断いたしますので、新年度からそのへんも含めて授業の中にどう取り入れられるかということを検討して、各学校とも相談していきたいと考えております。 ◯議長(見月 勧君) 谷口議員。 ◯議員(7番 谷口 武雄君) 前向きの答弁いただきましたが、AEDの現在の配置、例えば川崎庁舎、各小中学校、学校関係にはAEDは設置されておりますか。 ◯議長(見月 勧君) 教育長。 ◯教育長(讃井 明夫君) 各学校には全部設置しております。 ◯議長(見月 勧君) 谷口議員。 ◯議員(7番 谷口 武雄君) このAEDのそういう機器を各学校、庁舎も今多分していると思うんですが、だいたい教育長として学校のどこに設置されているか。そして、職員、子ども達はまだまだそういう救命のものは扱ってない部分があるのでできないと思いますけど、学校の教師関係等とは設置はされているけれども、講習を受けて本当にそういう事態が起こったときにできるのか、その点についてお尋ねします。 ◯議長(見月 勧君) 教育長。 ◯教育長(讃井 明夫君) AEDを設置する際に、設置者のほうで説明をしていただいておりますけども、全員に徹底しているかどうかについては、まあ疑問な点もございます。  したがいまして、先ほどの小学校等の保健の時間を含めたAEDの使い方を5、6年も含めて、使用する場合には教師も一緒に学習させていただきたいと考えております。 ◯議長(見月 勧君) 谷口議員。 ◯議員(7番 谷口 武雄君) この講習は、私も1回か2回か受けたことがありますが、講習を受ければ必ず消防署のほうから、講習を受けたというそういう証明を出してくれますので、そういう面ではやはり宝があっても使わなければ意味ありませんので、そういう分については早急に対策を講じていただきたいというふうに、教育長にお願いをいたします。  続けて2項目についての質問をさせていただきます。人間教育実践報告大会ということで質問をさせていただきます。子どもにとって最大の教育環境は教師自身であるからこそ、先生たちの笑顔が消えてはいけないと思います。教師、子どもたちの応援団として、また、一番の理解者として喜びの光を感じながら、毎日努力をしていると教師は思います。  先日、ある新聞に掲載されました人間教育実践報告大会のことについて、2点ほど報告をしたいと思います。一人は北海道の小学校の教諭で、田端よしおさんという先生です。指導員です。テーマは、若い先生と一緒にということで、この先生の仕事は子どもたちの学力向上のため経験や指導力を活かし、若手教師の指導や授業づくりの支援を行っているそうです。平成22年度からこの制度は始まったそうです。このことが評価され、県教育委員会からは教員実践表彰、国からは文部科学大臣賞等を受賞をされているようです。  また、もう一方2人目の方は、広島の中学校教諭の橋本さんといわれる方であります。テーマは、無限の可能性を開くため、データサイエンスという言葉を知っていますかという、一言で言いますと統計です。身近な例を挙げると、コンビニの商品は売り上げデータを元に発注数などが決められます。天気予報もこれまでの気象情報に関する傾向から予測を行います。このような社会と生きる生徒たちには、目的に応じてデータを収集し適切に分析、未来を予測し判断する力が求められております。こうした取り組みが評価され、一昨年には日本統計学会から統計教育賞、本年は文部科学省科学大臣優秀賞、読売教育賞、算数、数学部門優秀賞等々をいただいております。  ここで質問ですが、全国各地でこういう小中学校の教員による人間教育実践報告大会を開催しておりますので、川崎町もこういう大会をしてはと思いますが、教育長の意見を伺いたいと思います。 ◯議長(見月 勧君) 教育長。 ◯教育長(讃井 明夫君) 先ほど紹介されました。文部科学省とか県のほうで表彰の件ですけれども、川崎町では先ほど22年から始まりました全国表彰につきましても、川崎町から1名優秀教職員表彰を受けております。平成24年になります。  そして、本年これは東小学校の先生で、現職ですけども、これも福岡県のすぐれた指導力、専門性を活かしたということで、特別活動すなわち学級活動とか児童会活動とかそういう分野での特別な指導力があるということで、全国的にも講演にも行っているみたいですけども、そういう形で県のほうからも優秀表彰を受けております。  そういう意味で全国表彰と、それから県表彰と、私が知る限り2人川崎町から輩出しておりますし、今言いましたように川崎町でそうした優れた実践をする、表彰する制度はないのかということでございますけども、今考えておりますのは、それぞれの教育実践を川崎町で発表する場をつくって、そしてテーマを決めてそれぞれについて研究発表会を各学校で熱心にやっていくということが肝要だと思いますし、そういう学校の指定制度も検討しているところでございまして、これは新学期になりまして新しい校長、教頭が揃いました段階で、各学校でテーマを決めた学習課題をきちんとテーマを決めて、学校を挙げて研修しいただいて、その中から優秀な先生が出ればいいなというふう考えておるところでございます。  したがいまして、4月以降各学校での研究テーマをはっきりさせまして、そこで組織的な取り組みと同時に優れた先生たちを生み出す、そういう人材育成が肝要だと思っておりますので、少しそれに全力でしていきたいと考えております。 ◯議長(見月 勧君) 谷口議員。 ◯議員(7番 谷口 武雄君) 今の教育委員会の中に、児童生徒の指導員という方は多分1人おられると思うんですが、この今私がいろいろ紹介した中の指導員は、若い先生になった方々を指導しながら、さっきも言ったように、授業を指導しながらするわけですが、そういう指導員は今現在、川崎町おられるんでしょう。 ◯議長(見月 勧君) 教育長。 ◯教育長(讃井 明夫君) 実は新規採用を町で4人1組でいただくんですけどもそのうち3校に、1校については2名、そして他の学校に1名、1名。これで4人で1組で新規採用者を採用することになります。そうした場合にその指導教員というのがつきます。したがって、今年は29年度については川崎町は欲張りまして一応8人新規採用者を雇う予定にしております。  そして、指導員もプラスの2名とそういう体制で、先生ができるだけそういう指導を受けながら若い先生たちが育てていく、そういう形での取り組みをしたいと考えておりますし、今言った新規採用教員については指導員がつくということで、うちがプラス2名をいただく予定にしております。 ◯議長(見月 勧君) 谷口議員。 ◯議員(7番 谷口 武雄君) 今教育長から答弁いただきました。各学校でいろんなすばらしい経験を持った方々が勉強しながら、そういう会合を持って推進していくという話ですので、それはそれで結構ですが、できれば公の大きな施設でそういうすばらしい賞をいただいた方々の体験をみんなに聞かせてやるということも大切なことだと思いますので、この点についてもやっていただきたいなと思いますので、この点について町長の考えをちょっとお尋ねします。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) いろいろ努力して成果が上がった部分について、できるだけ多くの人に知っていただく。そして、それがまたは広がっていくということは大変いいことだというふうに思っておりますから、機会があればそういうようなことも含めて、検討する必要があろうというふうに思います。 ◯議長(見月 勧君) 谷口議員。 ◯議員(7番 谷口 武雄君) 未来の太陽である児童生徒ですので、将来的に立派な人材に育てていくことを願ってますので、また川崎町、教育長、町長、すばらしいそういう人材育成のために頑張っていただけることをお願いしまして、私の一般質問を終わらしていただきます。ありがとうございました。        ……………………………………………………………………………… ◯議長(見月 勧君) 最後になりました。松岡議員。 ◯議員(2番 松岡 久代君) 最後の質問者になりました。2番議席の松岡久代でございます。よろしくお願いいたします。  それでは、ただいま1点目は中学生の自転車教育についてお尋ねします。4月からの新学期を迎えます。自転車の安全走行についてですが、道路交通法が改正され、加害者への莫大な損害賠償の事例を耳にします。通学の自転車保険の指導はどうしているでしょうか。お尋ねいたします。 ◯議長(見月 勧君) 教育長。 ◯教育長(讃井 明夫君) 現在、自転車の通学を許可しているのは、川崎中学校だけでございますけども、学校では保護者からの申請によって通学自転車を学校が点検確認いたしまして、整備良好な自転車については、ステッカーを張って許可証を出しております。そして、ヘルメットを購入してもらい安全な乗り方、交通ルールを守るように指導を行っておるところでございます。 ◯議長(見月 勧君) 松岡議員。 ◯議員(2番 松岡 久代君) 中学校3校統合ももう決定していると思います。何年か先では自転車通学に頼らざるを得ない生徒も増える可能性もあると思います。事故の当事者が双方とも保険に加入していないことが多いということ。それと自転車事故の場合、相手自身がことを重大にとらえていないということが多いと聞いております。事故を起こして自分がどれだけの責任を負うかってことを考えていないということをよく聞いております。  生命の大切さの中で、自転車保険の義務化が必要不可欠ではないかと思いますが、お考えをお聞かせください。 ◯議長(見月 勧君) 教育長。 ◯教育長(讃井 明夫君) 議員の本当おっしゃるとおりで、私が校長をしておった高等学校で、自転車で歩道を歩いている人とぶつかりまして、そのときはいいよいいよということで終わっとったんですけども、後になって怪我がひどいということで、約100万だったと思いますけども、治療費とあれをしたという覚えがあります。  それで、そういうことも私のほうは経験がありますし、自転車保険については、乗る場合については、PTAの保護者加入のチラシを配って、そして被害や加害の事例を説明しながら、自転車の安全安心な通学を促すような指導と同時に、親のほうにも徹底をしていきたいとこういう考えております。私、苦い経験があってかなり時間がとられましたので、一旦本人だけ問題じゃなくて学校の問題にもなりますので、そのへんについては十分に徹底させていきたいと思います。 ◯議長(見月 勧君) 松岡議員。 ◯議員(2番 松岡 久代君) やはり、自転車っていうのは怖い。何て言うか軽自動車と同じような考えで、やっぱり自動車運転するのと一緒なんですよね。だから、損害賠償も見てみたら、神戸での少年が歩行中62歳の女性を正面衝突で意識不明の重体で、少年の母親に9,500万円という支払いが裁判所で命令されているんです。  それと東京では、言語障害の24歳の方に9,256万という賠償金が支払わされるごとになってるんです。  だけど、今の自転車に乗っている人が保険に入っていないっていうことが、一番わずかなお金なんです。掛けているお金は。だから、それは義務化をすることが一番大事ではなかろうかと思っているんですけど、今から先何が起こってもおかしくない。命を守らなければならないというのが一番簡潔な方法だろうと思います。だから、保険というものはやっぱりそのためにあるんだから、学校として今から義務化していったらどうだろかと私はお尋ねしてるんですけど。  今、高校生のことを言いましたけど、近畿大学の付属高校では義務化されて、みんな書かされているそうです。自転車通学は。そういう形もありますので、それを考えはないでしょうか。一番大事なことだと思うんですけど。 ◯議長(見月 勧君) 教育長。 ◯教育長(讃井 明夫君) ここにもそのパンフなんかありますけども、これを見ながら保護者と相談しながら全員加入の方向で指導していきたいと考えております。 ◯議長(見月 勧君) 松岡議員。 ◯議員(2番 松岡 久代君) いいほうに前進でよろしくお願いしておきます。  そして、改正道路交通法では、信号無視などの違反行為で違反行為を繰り返し摘発された自転車利用者は、指定された期間に安全講習を受講しなくてはならないそうです。それは何か決められているそうです。この対象年齢は14歳以上となりますので、中学生も含みます。  幼稚園、保育園、小学校1年生を中心に、交通教育は実施されていますが、中学生に対し安全な自転車走行についての講習は、周知徹底されているのでしょうか。本町の子どもたちが、規制の対象とならないようにするのが安全面から一層重要なことと考えますがお答えください。 ◯議長(見月 勧君) 教育長。 ◯教育長(讃井 明夫君) 交通安全教室というのを各学校必ず義務づけておりますけども、自転車に限ってやったかどうかについては、私も把握できておりません。しかしながら、交通安全の講習は生徒には行っております。  ただし、今言いましたように自転車につきましては、私は把握できておりませんので、今後その辺についても徹底していきたいと思っております。 ◯議長(見月 勧君) 松岡議員。 ◯議員(2番 松岡 久代君) 前向きによろしくお願いいたします。子どもの命が一番大切でございますので、よろしくお願いいたします。  2点目ですが、私の考えで、ちょっともう風邪をひいておりますけど、インフルエンザでありませんのでよろしくお願いします。2分の1の成人式を取り入れてはどうでしょうかということをお尋ねしたいと思います。2分の1といえば小学校4年生です。そして、年齢からしたら10歳となると成長とともに将来に対して夢や希望等が芽生える年齢ではないかと思います。  実は、この行事には批判も多くありますが、やり方ひとつではないでしょうか。親を喜ばすためのイベントであっては困ります。何かをやれば文句を言う人がおるし、何かをやめても文句を言われる、そういうような世相となっておりますが、それに惑わされると何も前に進めないのが現実です。  親御さんに何を求めるかではなく、子どもたちには感謝が芽生える年齢ですので、先生の手直しなしの作文を書いてもらい、自分を一番に守ってくれた人に送るっていうことを私は子どもたちに要求したいんですけど、教育長としてはいかがなものでしょうか。
    ◯議長(見月 勧君) 教育長。 ◯教育長(讃井 明夫君) 私も同感でありまして、昨年も1年間見ましても現在全小学校の10年間を振り返り、また未来のことを思い考えるために、4年生の3学期に2分の1成人式を4校とも実施しております。そして、具体的にはPTAと連携して実施し、児童からの保護者への感謝の作文や保護者からの手紙発表なども行っております。  保護者の参加者も年々増えてきておりまして、今後もさらなる内容の充実をさせて、子どもたちに将来を考える、それから親に対する感謝の気持ちを芽生えさせる、そういう中身としてつくっていきたいと考えております。以上です。 ◯議長(見月 勧君) 松岡議員。 ◯議員(2番 松岡 久代君) ありがとうございます。私たちが卒業式に行ったら、よく壁面に自分の希望とか夢を投影しているんですよね。それを見たときにそれを2年早めて、してもいいかなと思って。そして、また6年生になれば希望も夢も変わってくるときがあるかもわかりません。そのときには自分で切り替えるっていうことも大切と思います。  私たちが年齢から4年生の時は、戦後の混乱の世の中でしたから、そういうことは考えておりませんでしたけど、今の子どもたちには夢も希望もたくさん持ってると思いますので、それを実行するようによろしくお願いして、私の質問を終わらしていただきます。ありがとうございました。        ────────────・────・──────────── ◯議長(見月 勧君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。本日は、これにて散会いたします。  なお、次回の本会議は来週21日火曜日となっておりますので報告いたします。  どなたも大変お疲れさまでございました。                  午後03時03分散会        ────────────────────────────── Copyright © KAWASAKI TOWN ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...