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平成30年第4回定例会(第3日) 本文 開催日:2018年09月19日
平成30年第4回定例会(第3日) 名簿 開催日:2018年09月19日

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  1. 宮若市議会 2018-09-19
    平成30年第4回定例会(第3日) 本文 開催日:2018年09月19日


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    2018年09月19日:平成30年第4回定例会(第3日) 本文 ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット)                  午前10時00分開議 ◯副議長(谷口 重隆君) おはようございます。地方自治法第106条第1項の規定により、副議長が議長の職務を行います。  本日の出席議員は16名で定足数に達しております。これより平成30年第4回宮若市議会定例会を再開いたします。  それでは、会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。よって、この議事日程に従って本日の会議を進めて参ります。       ────────────・────・────────────   日程第1.会議録署名議員の指名 ◯副議長(谷口 重隆君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、2番、山元議員、3番、藤嶋議員を指名いたします。       ────────────・────・────────────   日程第2.一般質問 ◯副議長(谷口 重隆君) 日程第2、一般質問を行います。  昨日は、15番、中島議員の質問で終わっておりましたので、本日は、7番、安河議員の質問を一括してお受けいたします。7番、安河議員。 ◯議員(7番 安河 英幸君)〔登壇〕 皆さん、おはようございます。7番、安河です。今回は2件の質問をさせていただきます。  1件は、宮若市の農業振興策についてであります。要旨といたしましては、1点目は、農業は宮若市の基幹産業の大きな柱の一つと思います。しかし、農業を取り巻く環境は年々厳しくなってきております。米価の低下、後継者や担い手不足、高額な機械器具、そしてイノシシや鹿などの有害鳥獣被害と、農家にとってはこれから先どうなるのかと不安を抱えている農家が多数と思います。そこで、宮若市として現状を踏まえ、現在推し進めている農業振興策とはどんなものなのかお尋ねします。  そして2点目は、更に農業環境が厳しくなることが予想される中で、今後の宮若市の農業の方向性に関して、行政の考え方をお尋ねします。  2件目の宮若市の職員についてでございますが、要旨としましては、最近、国において国が定めている障害者の法定雇用者数改ざんが発覚し、国自らが障害者の雇用をしていなかったことが報道されております。そこで、宮若市の障害者の法定雇用率は何%なのか、それは法的に達しているのかお伺いします。よろしくお願いいたします。 ◯副議長(谷口 重隆君) ただ今の質問に対し、執行部より順次答弁を求めます。市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 皆さん、おはようございます。ただ今、安河議員から2点にわたりまして御質問をいただきました。順次御答弁を申し上げます。  まず、1点目の推進している農業振興策についてでございますけれども、第2次宮若市総合計画前期基本計画に掲げておりますとおり、安定的・効率的な農地利用の推進、就農者の育成支援、6次産業化の推進、農林業を通じた地域交流の拡大など、それぞれの施策について推進をいたしておるところでございます。
     2点目の今後の農業施策の方向性についてでございますが、総合計画における産業強靭化プロジェクトの中で掲げております就農者の育成支援や6次産業化の推進などを図ることで、生産基盤の充実や収益性の高い農業施策を進めてまいりたいと考えておるところでございます。  続きまして、職員について障害者雇用について伺うということでございますけれども、地方公共団体における障害者の雇用につきましては、障害者の雇用の促進等に関する法律の規定に基づき、職員数が40人以上の任命権者には、職員に占める障害者手帳を所持する職員を2.5%以上雇用することが義務づけられております。また、報告義務のある任命権者は、毎年度基準日である6月1日現在の状況を厚生労働大臣に報告することとされております。  市長部局における障害者手帳を所持する職員の雇用率は2.73%となっておりまして、法定基準を満たす雇用を行っておるところでございます。  以上でございます。 ◯副議長(谷口 重隆君) 再質問をお受けします。7番、安河議員。 ◯議員(7番 安河 英幸君) 安河です。農業振興策について、1点目と2点目関連しますので、まとめて質問させていただきます。  まず、現在、宮若市の農家戸数耕作面積の平均はどうなっていますか。また、農業者の平均年齢と65歳以上の農業者数及び農家の平均耕作面積、それと近年の離農の状況、件数や理由などがわかりましたらお願いします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 農政課長◯農政課長(竹田 和彦君) 農政課長でございます。安河議員のほうから現在の農業者の状況ということでお尋ねをいただきました。直近の2015年農林業センサスによりますと、本市の農業者数は783経営体で、耕作面積といたしましては1,451ヘクタールとなっております。その平均年齢は66.3歳で、65歳以上は369名でございます。それから、農家1戸当たりの平均耕作面積は約1.9ヘクタールとなっております。  それから離農についてのお尋ねだったと思いますが、離農の理由ということでございますけれども、離農戸数もやったですかね、すみません、2015年農林業センサスと2010年の農林業センサス農業経営体の数値を比較いたしますと、おおむね100の経営体の減少が見られますことから、5年間でおおむね100の経営体が離農、あるいは経営規模を縮小されたものと思われます。  その理由といたしましては、高齢化と担い手不足といったものが主なものになろうかと思っております。  以上でございます。 ◯副議長(谷口 重隆君) 7番、安河議員。 ◯議員(7番 安河 英幸君) 7番、安河です。それでは、認定農業者の件数と年齢構成、それから先ほど宮若市の耕作面積を全体で1,451ヘクタールと言われましたかね、そのうち認定農業者が耕作している面積と平均の面積はわかりますか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 農政課長◯農政課長(竹田 和彦君) 農政課長でございます。認定農業者の経営の状況ということでございますけれども、認定農業者の数は50名おられます。これは法人は営農組織を含んでおります。また、認定農業者平均年齢といたしましては54.4歳で、65歳以上が9名となっております。  耕作面積といたしましては、認定の耕作面積が283.2ヘクタールとなっております。50件で割って平均いたしますと5.7ヘクタールとなっております。その中、ほとんどが複合経営となっておりますけれども、水稲が主な方につきましては20名この中におられまして、その方のみ平均をいたしますと9.5ヘクタールとなっております。  以上でございます。 ◯副議長(谷口 重隆君) 7番、安河議員。 ◯議員(7番 安河 英幸君) 先ほど離農された方は5年間で100件、年間で20件の農家が離農されていることになります。離農された後の耕作地は、認定農業者の方が引き受けられているんですか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 農政課長◯農政課長(竹田 和彦君) 離農後の農地の後の管理はということでございますけれども、平成26年度から農地中間管理事業、これは国の事業、始まりまして、その辺りも後押しをしまして、認定農業者を中心に順調に集まりつつございます。  ただ認定農業者のみじゃなくて、やはり中小、中小というか中規模農家のほうにもその部分、地域の担い手ということでその農地が集積されている状況でございます。  以上でございます。 ◯副議長(谷口 重隆君) 7番、安河議員。 ◯議員(7番 安河 英幸君) それから、認定農業者耕作面積が約、先ほど5.7町ですかね、言われましたけれども、認定農業者で65歳以上が9人、そうなると9人分だと大体およそ54町になります。  そして、離農の原因の一つとして高齢化と言われましたが、65歳以上が9人で、認定農業者自身の後継者はどんな具合ですか。また、行政としての認定農業者が高齢化により離農されることもあり得ると思います。もし後継者がいない方が離農されたときのことは、どのような対策をとられておりますか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 農政課長◯農政課長(竹田 和彦君) 農政課長でございます。認定農業者が65歳以上が9名いるということで、その辺りのことお尋ねでございますけれども、この9.5ヘクタールというのが水稲中心の農家の平均でございまして、全体の平均としては一応5.7ヘクタールでございます。その中に水稲も多くあることと存じます。  65歳以上の方につきましては、特に家族協定のほうを進めておりまして、今何組かはちょっとございますけれども、その辺を推進をしていっている状況でございます。  以上でございます。 ◯副議長(谷口 重隆君) 7番、安河議員。 ◯議員(7番 安河 英幸君) 認定農業者に跡取り、後継者がいれば安心しますが、後継者がいないことが離農の進む要因の一つで、労働の割には農業は儲からないというのがあります。  現在、担い手の育成として、農地の集約化や機械の導入、支援等が手厚く支援されておりますが、これまで地域の農業を支えてきた兼業農家の離農も年間20件もあるのなら、兼業農家に対する支援も必要と思いますが、どんな支援をされますか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 農政課長◯農政課長(竹田 和彦君) 中小規模農家への支援ということでございますけれども、補助金ベースで申し上げますと、農家の経営規模を限定しない補助金といたしましては、本年7月より実施しております耕作不利農地改善事業をはじめ、鳥獣対策として、昨年度からの農作物鳥獣防護柵等購入費の一部補助や水稲、麦それぞれの共済事業への賦課費、負担金、それから営農生活改善事業補助金として、害虫駆除剤の購入費、また土壌改良剤の購入費の一部を補助をいたしておるところでございます。  また、機械に要するコストというのが農業経営に少なからず影響を与えているものと思われますので、その対策といたしましては、中小規模農家の割合が多い地域につきましては、法人化を見据えた集落営農の啓発、それから推進、支援をしてまいりたいと考えております。その結果といたしまして、非常に経営を圧迫しております機械のほうが共同利用につながりまして、機械購入コスト低減の一助になるものと考えております。  以上でございます。 ◯副議長(谷口 重隆君) 7番、安河議員。 ◯議員(7番 安河 英幸君) 行政の考え方としては、農地は減らさず、農地は現状を保全していくという方針と思いますが、日本の人口は2040年には1億を割ると言われております。日本全体が人口減少し、年々食文化も変わり、米の消費量は今以上に減少することは間違いないと思います。  宮若市の農業は多分9割ぐらいが稲作中心と思いますが、現在の米価とその労働と機械化への投資を考えたら儲からないというのが現状と思います。  国は減反支援策は廃止し、減反の方策は都道府県が決めるようですが、福岡県では現在でも水田の47%の減反を継続し、稲作以外の農産物を奨励しています。機械化とか考えたなら、なかなか難しいのが現状ではないでしょうか。農地は減らさせない、そして米はつくるなでは、農家の離農は進むばかりと思いますが、今後、宮若市の農業振興をどのように発展させようと思われますか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 農政課長◯農政課長(竹田 和彦君) 大変、減反の状況も含めまして難しい状況でございますけれども、それぞれの自治体、県なり自治体ですね、地域の実情に即した作物の導入支援等を行うことで、あわせて、農地の遊休化を防ぐとともに収益の確保を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯副議長(谷口 重隆君) 7番、安河議員。 ◯議員(7番 安河 英幸君) 7番、安河です。国や県は大規模農家の育成や地域の法人化を進め、いろんな補助を助成していますが、やはり兼業農家農業振興の上では大切に支援していただきたいと思います。  次に、総合計画重点プロジェクトに6次産業化の推進、高付加価値の特産品を開発し、販売を拡大すると書かれています。総合計画がスタートして1年目ですが、まさに儲かる農業を実践するためには、宮若市として独自性のある特産品の開発が必要と思いますが、今お考えである6次産業化の推進、高付加価値の特産品を開発し、販売を拡大、これの考えである企画案がありましたら、話せる範囲で構いませんので企画案を教えていただきたいと思います。 ◯副議長(谷口 重隆君) 農政課長◯農政課長(竹田 和彦君) 農政課長でございます。6次産業化につきましてお尋ねでございます。  これまでのところ、国・県の事業を中心にしながら支援を行ってきたところでございまして、これまでの実績といたしましては、宮若産農作物を原料としたブランド卵のカステラ、プリン、それから宮若米でつくったお酒、日本酒ですね、それから米粉を使用したドーナツ、シフォンケーキ、それから野菜ピューレにあまおうソース等々を商品化をいたしております。  これらをそれぞれ、引き続きこれらの支援をしてまいるとともに、やはり6次化については、今、女性農業者の活躍というのが大変取りざたされておりますけれども、やはり女性目線の入った商品というのは、かなり、やはり購入される方が女性が多いというところもありまして、完成度が高いと思っておりますので、女性農業者の育成、その辺りも取り組んでいきたいと思っております。  また、本市が良質米の産地でございますことから、更なる食味向上の取組を広げまして、販路拡大を図っているところでございます。 ◯副議長(谷口 重隆君) 7番、安河議員。 ◯議員(7番 安河 英幸君) 農業振興に関しては最後になります。  米ばかり作っていても、TPPなどで米の輸入が始まれば価格は暴落することが考えられます。農地を保全していくなら早目に手を打ち、宮若市の農業が衰退しないように対策をしていただきたいと思います。  以上で、1点目を終わります。  次に、障害者の雇用についてですが、宮若市は2.5%の法定雇用率に対し2.73%に達しているということですが、率を出す場合の分母となる職員数は何人ですか。そして障害を持たれている方は何人いらっしゃるんですか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。まず、この障害者の雇用率を出す場合におきましては、先ほど市長答弁の中でもございましたが、各任命権者ごとでの報告を行うということになっております。あわせまして、1年を超えて雇用が見込まれる方ということですので、当然1年を超えて採用されている非正規職員雇用契約職員さんも一部それに該当するということで、分母に関して、そういった部分を除いたところで積算をしますと231名が分母となります。  これに対して、障害者の方を何名雇用しているかという部分になるんですが、基本的には障害の程度によっても、重度であれば2名雇用している状況としてカウントしていいというような状況になっておりますので、最終的にはそういった部分を含めたところで、障害者の方については6名雇用というかたちになります。  ただ、分母から除算率という部分がございまして、保健師や保育士、こういった部分については、雇用している人員に対して5%の割合で除算していいというようなかたちになっております。そうしたことから、最終的には分母が220になりまして、障害者数が6ということで2.73%という数値になっております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 7番、安河議員。 ◯議員(7番 安河 英幸君) 今、職員数が分母が220と言われましたが、これは正規職員だけの雇用率で出しているのか。また、嘱託職員、又は臨時職員も含んでなのか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。先ほどもちょっと御答弁申し上げましたが、基本的には1年を超えて任用される者が対象となります。ただ、それぞれ市長部局あるいは教育委員会部局というようなかたちで任命権者ごとにその算定を行うということで出しておりますので、これについては1年を超えて任用されている非正規職員も含まれているというかたちになります。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 7番、安河議員。 ◯議員(7番 安河 英幸君) そのうち、正規職員は先ほど言われました、あと障害を持たれておる方が何人おられるんですか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。障害者の数としては6名というかたちで御説明を申し上げました。ただ、先ほども申し上げましたとおり、重度であれば2名雇用をしているというかたちでカウントがされます。実質としましては5名を雇用しているというかたちになります。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 7番、安河議員。 ◯議員(7番 安河 英幸君) ということは、率を確保できているのは、やっぱり非正規職員でカバーができているということですか。  それと、例えば非正規職員臨時職員の障害を持たれてあった方が辞められたら、その場合はまた障害を持たれている方の臨時職員を雇用されるという方法をとられるのですか。今後もそのようにされるのですかね。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。障害を持たれた方の雇用に関しましては、当然こういった法律で義務づけがされておりますので、私どもとしてはそれをクリアするようなかたちで努めていきたいと。必ずしもこれ非正規職員を雇用することによってクリアしているというわけではございません。正規職員の中にもそういった障害を持った者がおりますので、そういった部分については、手帳等を確認してこの算定に当たっておるというところでございます。  ここ一、二年はちょっと採用はしておりませんが、障害者枠といった部分の枠も設けて試験も実施しておりましたので、当然退職者が出た場合には、その部分をクリアするための対策をとるというかたちになるかと思います。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 7番、安河議員。 ◯議員(7番 安河 英幸君) 先々月でしたか、広報を見ましたら、ことしの職員採用障害者枠の募集はされていないようですが、障害者の雇用は考えられなかったですか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。法定雇用率をクリアしているという部分もございましたし、今年度、社会人枠ということで新たな採用枠も設けて実施しております。そういった部分から、今年度については、障害者の方に限った採用試験の実施というのは見送っております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 7番、安河議員。 ◯議員(7番 安河 英幸君) 先ほど言われましたけど、障害者の方の採用結果とかわかるんですか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。基本的に職員の採用計画というのは定めておりますが、障害者の方に限っての計画というのは策定はいたしておりません。ただ、この法定雇用率はクリアするように努めなければならないというスタンスは常に考えております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 7番、安河議員。 ◯議員(7番 安河 英幸君) 正規職員の募集で、障害者の採用を例えば何年かに1度募集するとか、採用計画ですね。あと、職員は国民全体の奉仕者として高度な知識などが求められます。障害を持たれた方の自立を支援する意味では、地方公共団体が模範となり積極的に障害者の雇用を推し進めるべきと思います。  以上で、私の一般質問を終わります。 ◯副議長(谷口 重隆君) これにて、安河議員の質問を終了いたします。       ……………………………………………………………………………… ◯副議長(谷口 重隆君) 次に、清水議員の質問をお受けします。4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君)〔登壇〕 4番、清水です。本会議の補正予算等でも質疑があったとは思いますけど、私は質問事項といたしまして、本市に関わっている裁判について伺う。要旨といたしましては、近年関わった裁判案件について、その内容を伺いたいと思います。 ◯副議長(谷口 重隆君) ただ今の清水議員からの質問に対し、執行部より答弁を求めます。市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 ただ今の清水議員からの御質問に対しまして御答弁申し上げます。  近年、本市が関わった訴訟案件につきましては、市営住宅の家賃等滞納関係を除き、全体で10件でございますが、そのうち5件が現在係争中でございます。いずれも相手方からの提訴等に伴う訴訟となっております。
     内容といたしましては、固定資産評価審査委員会の却下決定に対する取消し訴訟や本市が支出した工事請負費について費用償還の請求を求める住民訴訟、宮田ショッピングセンター跡地の利活用に関する損害賠償請求訴訟、小学校及び幼稚園の空調設備設計業務委託に伴う請負報酬支払請求訴訟、並びに本業務委託契約の契約解除に伴う委託金支払に関する保険会社の求償金請求訴訟への補助参加となっております。  以上でございます。 ◯副議長(谷口 重隆君) 再質問をお受けいたします。4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) 4番、清水です。宮田ショッピングセンターと小学校の空調などの現在継続中の訴訟の内容については、ちょっと答弁ができないというふうに思いますので、裁判が終わった案件ですね、結審した過去の裁判案件の内容について、どういったものがあったのかというのを教えていただきたいというふうに思います。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。今議員お尋ねの判決の確定した案件ということでのお尋ねでございます。  合併後の判決が確定した部分としては5件というかたちになりますが、まず1件は損害賠償請求の訴訟ということになります。訴訟の内容としましては、旧宮田町時代に当時の町に対して訴訟を提起したことを理由として、一定の期間、公共工事においての指名回避をしたということで、この部分に関しての損害賠償請求というのがなされております。  また、同じく損害賠償の請求訴訟ということで、これは市のほうが逆に原告ということで訴訟を起こしておるわけですが、これが関連性があるのが2件ということで、これにつきましては、市が発注した工事におきまして、談合行為が行われたということで有罪判決が出ております。これに伴いまして、それぞれ談合により有罪判決を受けた事業者に対しまして損害賠償請求を起こしているものが2件というかたちになります。  それから動産の住居、土地明渡し等請求ということで、市の所有地に不法占拠をしている方がいらっしゃいまして、その方に対して土地の明渡しとその土地上に位置する建物の除去を求めた訴訟が1件あります。これは市のほうが原告となっております。  それから、最後ですが、個人情報の訂正拒否決定処分に対する取消し等請求ということで、市が管理しております個人情報の訂正拒否決定処分に対しまして、その訂正拒否決定の取消しを求めるということでの訴訟がなされております。この5件、いずれも一応判決が確定しておるということでございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) 市が原告となったもの、被告となったものの件数、先ほども言われたと思うんですけど、もう一度お願いします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。市が原告となったものにつきましては、今申し上げましたとおり3件です。被告となったものは残りということで、6件になるわけですが、1件につきましては補助参加ということになりますので、相手方は同じということで、6件ということでございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) それでは、相手方ですけど、個人ですか法人ですか、その数をお願いします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長◯総務課長(白土 成人君) 相手方が個人か法人かというお尋ねでございます。個人が4件、それから法人が5件という形の内訳になります。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) それでは、裁判に要した費用について、弁護士料と相手側に払った分も含めてお聞かせください。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。裁判に要した費用ということでのお尋ねでございます。  着手金とか成功報酬としてお支払いしております金額が全体で約2,200万程度ございます。それから賠償請求等で市が支払った金額というのが約76万円程度ございます。  以上でございます。 ◯副議長(谷口 重隆君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) そしたら、市が勝訴した際に、裁判に要した費用を相手方に請求はできないのかをお聞きします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。相手方に請求できる費用があるのかないのかというようなお尋ねでございます。  基本的に裁判を行う場合につきましては、弁護士を代理人として行う場合が大体通常のパターンというふうなかたちになるかと思います。実際、弁護士に委託をして、その裁判を行うということになりますので、基本的に相手方に請求できるのは裁判にかかった印紙代とか切手代、あるいは証人として裁判に出廷していただいた方の交通費とか、そういった部分のみが請求できるものとしてなっております。  したがいまして、弁護士の成功報酬とかそういった部分については、相手方には請求できないというかたちになっております。したがいまして、本市がこれまで関わった訴訟で、そういう部分の請求については行っていないというのが現状でございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) それから、現在、顧問弁護士に支払っている委託料についてお聞きします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長◯総務課長(白土 成人君) 本市が委託契約を結んでおります顧問弁護士に払っている委託料ということでのお尋ねでございますが、月額にしまして12万9,600円で、12月分ということになりますので、年間で155万5,200円をお支払いしております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) 訴訟になったときは、別途費用を支払う必要があるんですか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。この部分につきましては、今回の補正予算にも上がっておりましたとおり、基本的には訴訟になった場合は着手金等々、必要な一定の決まった費用を支払う必要がございます。  したがいまして、顧問弁護士のほうに委託契約を取り交わしてその委託料を払っておるということで、訴訟に関しての費用が発生しないということではなくて、先ほども申し上げましたとおり、あくまでも裁判を行う場合は代理人というかたちで弁護士のほうにお願いしておりますので、そういったことからしますと、着手金とかいった部分は法定で決まっておりますし、その判決の結果に基づいて成功報酬を支払うという部分については、訴訟の場合は当然出てくるということになります。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) 先ほど155万の委託料ということでしたけど、委託料の目的、根拠というのは何ですか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。顧問弁護士の委託料、要は顧問弁護士と委託契約を結んでいる目的は何かという部分だろうと思うんですけれども、私どもが行政事務を執行していく中で、基本的には法律、条例に基づいた形で行政事務を行っていくわけですが、そういった中での法的な解釈について特に問題がないか、誤った解釈をしているんじゃないかとか、そういった部分の助言であったり、また、市が作成するような文章において一定の指導をしていただくということで、基本的には訴訟以外にもそういった行政事務の執行の中で、法律に関わるような業務に関しましては弁護士の見解ということで頂いておるというところでございます。そういった部分から委託契約を結んでおるというのが現状でございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) 顧問弁護士へ委託されているということですけど、相談実績についてお聞かせください。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。顧問弁護士への相談実績のお尋ねでございます。  一番近いところからいきますと、平成29年度で51件、それから、さかのぼりますが、平成28年度で27件、それから平成27年度で32件ということで、特に平成29年度は非常に多く相談回数があっているというところでございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) 平成29年度はずば抜けて多いんじゃないかというふうに思いますけど、裁判に至るまでに相手方との十分な協議を行っているかということをお聞かせください。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。当然裁判にならないことが一番好ましいことでございまして、当然行政としては説明責任というのがございますので、行政が行った処分等々につきましては、先方からお尋ねがあれば、それに対して真摯に対応するというのが基本になってくるかと思います。  したがいまして、十分な協議ということになるかどうかはちょっとわかりませんが、我々行政職員としては相手方に御納得いただけるように説明を行っているところでございます。  しかしながら、どうしても納得いただけないといった場合がございますので、そういったところが訴訟等に発展しているというような状況でございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) 十分な協議を行っているとのことですけど、訴訟になる前にお互いが納得することが最善の策というふうに考えますけど、そのためには職員の交渉スキルが必要と考えております。職員の育成などについて必要があるんじゃないかというふうに思いますけど、どうでしょうか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。職員の交渉スキルということの必要性についてお尋ねでございます。  重複はするかもしれませんが、行政職員としては十分な説明責任を果たすことがやはり重要なことだと考えております。そういった中で、いろんな職員研修等にも派遣はいたしておるところでございます。  そういった研修の成果をもって、個々のケースに対応はさせていただいておるところですが、やはり見解の相違というのがどうしても出てくる場合がございまして、双方の意見が合致しないということから訴訟に発展しているというところでございます。  行政が下した処分等々につきましては、その処分に対して行政不服審査法というのがございます。これに基づいたかたちでの不服申立てができます。第三者機関によりまして、その内容について審査、審議をしまして、その結果を行政、あるいはその当事者に通知をするわけですが、その結果にどうしても納得できないといった場合に訴訟することができるということで、市民の権利としてこれはもう与えられておりますので、当然そういったかたちになれば、裁判に対しての応訴という部分もこれはもうやむを得ない部分かと思いますが、我々、行政職員としては常に説明責任を果たすというスタンスで業務に当たっていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) 私は個人や企業が行政に対して訴訟を起こすというのは、よっぽどのことじゃないかなというふうに思いますけど、市長に聞きたいんですけど、本市における裁判件数等についてどのようなお考えであるのか。今後どのようなかたちをとっていきたいのかお答えできたらというふうに思います。 ◯副議長(谷口 重隆君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 今、私が被告にかなりの件数なっておりますけれども、行政庁が処分をした事件について、市民の方々がこの行政に対して異議を唱えることの門戸が、ある意味では、この裁判というのは開けられておるわけでございます。したがって、これはもう市民の権利でございます。  どうしても、常に行政側と市民の方々は利害関係にある立場が非常に多うございますので、この裁判、訴えられる数によって、それぞれ物事の判断というのはなかなか難しいのではないかと。私どもも市民からのそういう提訴があれば、粛々と受けて立つということでございます。  以上でございます。 ◯副議長(谷口 重隆君) 4番、清水議員。 ◯議員(4番 清水健太郎君) 確かに訴訟を起こすというのは全ての国民の権利ですので、訴訟案件になることはなくなることはないかもしれませんが、行政の方には可能な限り住民と十分な対話を尽くすことを努力をしていただきたいというふうに思います。  私の知っているある人がいつも言っている言葉があります。「和をもって貴し」、市民あっての行政運営ですので、市民との信頼関係でよりよい関係が構築できるようにしていただくことによって、またよりよいまちづくりができるのではないかというふうに思います。  以上で、私の一般質問を終わらせていただきます。 ◯副議長(谷口 重隆君) これにて、清水議員の質問を終了いたします。       ……………………………………………………………………………… ◯副議長(谷口 重隆君) ここで10分間休憩します。                  午前10時50分休憩       ………………………………………………………………………………                  午前11時00分再開 ◯副議長(谷口 重隆君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、神谷議員の質問をお受けいたします。8番、神谷議員。 ◯議員(8番 神谷喜久雄君)〔登壇〕 8番、神谷です。質問事項といたしまして、まちづくりの基本的施策と、その予算計上のあり方について伺わさせていただきます。  質問要旨といたしましては、1点目が、マネーブックで予算と決算書を、それぞれ宮若市全戸に配布をなされております。宮若市総合計画の6つの基本的な施策に基づき構成をなされ、事業ごとに掲載がなされておりますが、予算額に対して、決算額が例年過小となっているものが見受けられます。また、計画された事業内容が滞りなく遂行されているのか。  2点目は、的確に遂行されているのであれば、過大な予算要求が慣例化しているなど、平成29年度、平成30年度の予算計上のあり方に問題はないかについて、お伺いをさせていただきます。 ◯副議長(谷口 重隆君) ただ今の質問に対し、執行部より答弁を求めます。市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 ただ今、神谷議員からの御質問に対しまして、御答弁申し上げます。  まず1点目のマネーブックの予算書と決算書において、予算額に対して決算額が例年過小となっておるものが見受けられるが、計画された事業内容が滞りなく遂行しておるのかということでございますが、年度初めの5月に配布をいたしますマネーブックには、当初予算を掲載をいたしております。翌年10月に配布するマネーブックの決算書と比較すると、乖離が生じておることがございます。しかしながら、3月の最終補正予算におきましては、不用額の減額を行うことで、決算額との乖離はかなり縮小をしておりまして、基本的にはマネーブックに示してあるとおり、総合計画の基本的施策に沿った予算の編成と執行がされておるというふうに考えております。  2点目の、的確に遂行されておるのであれば、過大な予算要求が慣例化しているなど、予算計上のあり方に問題はないかということでございますが、予算編成方針におきましては、歳入と歳出の均衡を図るため、必要最小限の経費で最大の行政効果が図られるよう、創意工夫をするとともに、過去の決算状況を精査し、適正な予算額を計上するように、毎年通知をいたしておるところでございます。今後とも情報の収集に努めながら、的確な見積りに基づく予算編成を行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯副議長(谷口 重隆君) 再質問をお受けいたします。8番、神谷議員。 ◯議員(8番 神谷喜久雄君) 今回の質問の内容につきましては、第1章から第7章まで質問をさせていただきたいというふうに思います。重複する質問等があると思いますが、要するに予算と決算、それと本年度の予算を、もう皆さんマネーブックお持ちだと思いますんで、各課ごとに予算要望を行われて、その事業内容を内訳をされて、予算を計上されていると市民皆さん思っております。  それでは、自然と共存したまちづくりの第1章から行かさせていただきますが、その下水道整備事業、この予算が結果的に6億7,654万、それで、当初、市は結果的に4億3,000万ほどの予算を計上されていました。それで、県は結果的に補助率が1億ほど減っております。その事業をやる内容の中で、2億ほど結果的に事業が行われてないんですよね。その点について、お伺いしたいと思います。
     それと、その配水管設備事業、これも結果的に1億587万みてあります。30年度は下水道工事は5億9,823万もみてあります。それと、この第1章の中で、浄化槽の補助金ですよね、これが要するに予算が2,742万なんですよね。決算額が総トータル33基で1,286万。また、本年度にこの合併浄化槽の補助金が2,743万計上されているわけです。これについては、その台数も何も明記してないんですよね。それについて、第1章をまずお聞きいたしたいと思います。 ◯副議長(谷口 重隆君) 水道課長。 ◯水道課長(宗岡 雅人君) 水道課長です。  マネーブックの予算書、予算額に対して、決算額が過少になっているということで、まず第1章の配水管整備事業、先ほど申されました予算が1億587万円に対し、決算額が7,836万と、2,751万円の差額が生じております。  この要因でございますが、2点ございます。  1点目につきましては、飯塚・福間線の脇野地区にございます1級河川の八木山川に架かっております脇野橋、これは河川の右岸、左岸含めたところで、経年劣化による老朽化をしているということで、まずは設計業務1,200万円を計上させていただいておりました。そして、このことにつきましては、平成28年度になりますけど、河川管理者でございます国土交通省と、道路管理者でございます直方県土整備事務所のほうには、先ほど申し上げましたような趣旨を御説明させていただき、予算化し、整備をしていきたいということで御了承いただいております。  しかしながら、平成29年度になりまして、直方県土整備事務所より、飯塚・福間線の脇野地区、慢性した渋滞緩和に向けて、現在の脇野橋の橋梁の改築も視野に入れて検討に入ったという連絡を受けております。この結果、水道事業を経営する立場といたしましては、現在の脇野橋に添架管を更新するという目的のもとで計画しておりましたので、無駄な投資になってしまうということで、この1,200万について、29年度の執行を見送っております。  そして、もう1点目でございますが、同じく県土整備事務所のほうから、過疎代行事業で行っております勝野・長井鶴線の磯光地区で、3カ所で既設管──水道配水管の既設に埋設をされている管が影響があるということで、移設の依頼があっております。  また、宮田・小竹線の太蔵地区につきましても同様の理由で、移設の要望があっております。これも28年度に実際そういう話がございまして、建設改良費中の施設改良費で2,200万円ほど予算を計上させていただいておりましたが、その実績といたしましては、磯光地区の1カ所、そして宮田・小竹線の1カ所については予定どおり配水管の移設を行いましたが、磯光地区の2カ所につきましては、地元調整等不測の日数を要したということで、平成29年度の執行ができないということで、2,200万円中、1,050万円が不用となっております。  残る500万円程度につきましては、総合計画のもと実施しております市内の配水管の老朽管の改良及び更新工事に伴う執行残、事業費確定ということで、不用額となっております。  相対的に申しますと、この脇野橋の件と、県道及び市道の改良工事における他機関の事業進捗の影響によって、不用額が発生したというのが主な要因でございます。  以上でございます。 ◯副議長(谷口 重隆君) 下水道課長。 ◯下水道課長(有吉 智和君) 下水道課長です。  議員お尋ねの、わかりやすい決算書、マネーブックの決算書、予算書からで御説明差し上げます。  第1章におきまして、下水道事業で、わかりやすい予算書で6億7,654万円、決算書におきましては4億2,910万円、差額として2億4,744万円となっております。  この差額につきましては、2月定例会におきまして、繰越明許として議決をいただき、市内における下水道事業費として、本城、金丸地区ほかの下水道整備工事として対応させていただいております。  それと、合併浄化槽の件ですが、合併浄化槽につきましては、本市におきまして宮若市生活排水処理基本計画を策定いたしております。この計画に基づきまして、平成27年から32年の5カ年の計画期間で、トータルで350基の設置促進を図ることとしております。  この計画に基づきまして、例年70基から68基分の予算計上を行っており、実際のところ、予算としては2,742万計上させていただいておりましたが、実際、補助金のほうとして支出したのが1,286万となっており、差額のほうが生じております。  基数につきましては、30年度の予算書、マネーブックのほうですけど、これについては68基を計上させていただいております。  以上でございます。 ◯副議長(谷口 重隆君) 8番、神谷議員。 ◯議員(8番 神谷喜久雄君) 68基、浄化槽から行きますが、68基の予算を計上されていますけど、以前、私がこの浄化槽の補助金の関係で、結果的に、補正予算を組んででも、予算が足りなければ出してあげるべきじゃないかということを御質問を申し上げておりました。しかし、余りにも昨年度が結果的に33基なんですよ。予算額が2,742万と2,743万かな、たった1万円を、またどういうふうにしてあるか知りませんが、今年度の予算、もう少し、これ過剰過ぎるんじゃないかと思うんよ。だから例年、あなたが今おっしゃる68基、29年度と一緒の予算を計上されておるということでありますけど、実質決算額は、決算やった時点は33基で1,286万ぐらいの結果的に申込しかなかったんじゃないんですかね。今、下水工事を進めていかれよる中で、そうすれば、この予算というのは、もう少し縮小していく予算を持つべきではないかということを思っているわけです。  それと、この配水管、これね、水道課のほうですが、予算の内容は4カ所、これ宮田・小竹線、これ7カ所に決算の内容はなっているんですよね。常にこれ、思うことは、第1章から第7章まで、文面ほとんど同じでございます。そして、事業内容もほとんど一緒です。計画内容も全部一緒です。しかし、この予算というのは、やっぱし、確実に執行しなくてはいけないというわけでもありませんが、余りにも額面が大き過ぎるんじゃないかというふうに思っております。  次に移らさせていただきます。  この第2章の道路新設改良工事、これも結果的に、その6億ほどの5,491万の予算を計上がなされておりました。実行された額面が3億1,711万、その内容について、ちょっと、どのかたちで、どういう内容でこれだけのその減額になったのか、事業がなぜ行えなかったのかということをお聞きします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(福田  治君) 土木建設課長です。  議員お尋ねの6億491万円が予算で計上されて、決算では3億1,711万円になっているということでございますけれども、その理由としましては、工事及び業務委託の入札執行残や、それとあと、補助金要望額に対しまして内示額が少なかったことによりまして、予算を減額補正させていただいております。  また、翌年度への繰越額としまして4,700万円、これを合わせまして、それとあと不用額と合わせまして、差額が2億8,780万円出てきているということでございます。  以上でございます。 ◯副議長(谷口 重隆君) 8番、神谷議員。 ◯議員(8番 神谷喜久雄君) これは、国からの結果的に財源が1億ほどしか減ってないですよね。本市が、結果的にやろうとしていた事業内容は3億ほど考えてあったんですよね。この工事内容を読ませていただいたら、ほとんど内容が一緒なんですよ。そんなに過剰予算を、設計額が下がったとか、事業、そしたら、これ全部この箇所は全部進んだんですか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(福田  治君) 土木建設課長です。  事業が全部進んだかと言われますと、全部が100%進んだわけではございません。ただ、各路線ごとに工事を実施はいたしております。例えば100メートル工事を予定していたものを50メートルぐらいに減らしたとか、そういうかたちで事業を実施させていただいております。  以上でございます。 ◯副議長(谷口 重隆君) 8番、神谷議員。 ◯議員(8番 神谷喜久雄君) たくさんの質問を行いたいんですが、飛ばします。なるだけ、予算というのは、さっきから言うように、それは財源があるのを使ってないとしか我々は思えないんですよ。その辺をよくお考えになって、やらないかん事業は計画をされているんですから、きちっとインフラ整備を行っていただきたいと思います。  第3章に飛びます。第3章に行きます。この特産品の開発・販路の推進で、商工振興ですかね、これ。宮若じまん振興会に例年のように補助金をお出しになってあります。何か投げ渡しのような予算なのかというふうに思うんですが、その内容として、もう27年度から本年30年度までの予算を見させていただくと、約1,800万ぐらいの予算をこの宮若じまん振興会さんに、例年、本年度も360万予算が計上されております。しかし、何か特産品というのが本当にできて、我々も目にした記憶がない、私も、何か宮若のこの特産品がどんなものがこの振興会の中で生まれて、今、いろんなドリームとかで販売がなされているかというのは目に見えないんですが、これ、どういうふうな事業内容で補助金をお出しになってあるんですか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 産業観光課長。 ◯産業観光課長(荒牧 裕次君) 産業観光課長です。  議員お尋ねの特産品の開発、販路開拓の推進についてでございますけども、この事業については、市内の農産物等の優良な物産品の中から宮若じまん認定事業委員会で認定された特産品を宮若じまん振興会を通じて、宮若市の内外へ幅広くPRするとともに、販売、販路開拓を図っていくものでございます。  平成29年度におきましては、じまん振興会の運営等に関して、補助金として360万を交付はいたしております。  内容として、現在87の認定商品が生まれまして、会員としては26の会員で運営がなされております。  所管といたしましては、今後もじまん振興会を通じまして、宮若市の紹介と併せまして、認定商品を宮若ブランドとして幅広く周知を行って、今後、販路開拓につなげていきたいというふうに考えております。  どんな品物が今、認定商品にあるのかということでございますけども、宮若の大きな商品としては、お米が食味が良ございますので、お米であったり、加工品、例えばお菓子屋さんの、いろんな追い出し猫をモチーフにしたお菓子とか、そういった農産品、それから加工品、それから工芸品等も認定の商品となっております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 8番、神谷議員。 ◯議員(8番 神谷喜久雄君) 今、課長から答弁いただきましたが、27年度250万、26年度250万、これ、28年度は振興券か何かの関係で660万、29年度は360万、30年度も360万、これ、宮若じまん振興会の運営費か何かで出してあるんですか。そういうふうにしかとれませんよ、これ。もう少し補助金としての認識を持っていただいた予算を僕は上げるべきではないかというふうに思います。もうこれ以上は申し上げません。  次に、第5章、豊かな心を育むまちづくりの、確かな学力の育成、これの予算額2,207万円、執行額1,586万円、それに対して、この文面の中に違うのが、予算は、開かれた学校づくりの推進と児童・生徒の学力向上のために土曜日授業を実施いたしますというふうな予算内容で、これだけの額面が違った内容は、どういうふうな予算計上なされて、何が執行されてないんですか、これ。 ◯副議長(谷口 重隆君) 学校教育課長。 ◯学校教育課長(東  雅也君) 学校教育課長です。  第5章の学校教育の充実の中の、確かな学力の育成の予算と決算の差額の内容でございますけれども、こちらの予算の中には、各小中学校に配置をしております学力向上指導員という者がおります。これは、教員免許を持った方で、担任の授業の補助ですとか、放課後の学力補充授業でありますアフタースクールの指導を主に行っていただいている方ですが、こちらを5名雇用する予定でおりました。昨年度、福岡県のほうが教員採用が少なかったということで、全体的に講師がかなり不足をしている状況で、5名の雇用の予定が4名というかたちになっております。  こちらの1名の方の雇用ができなかったということと、これに伴いまして、アフタースクールの実施が若干スタートが遅れましたので、これの運用費が若干余ったというかたちになっております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 8番、神谷議員。 ◯議員(8番 神谷喜久雄君) 本年度も2,442万計上なされております。しっかりとしたその予算をお持ちであるんであれば、きちっとした事業計画を行っていただきたいというふうに思います。  本当にこの予算と決算、それから本年度の予算見ますと、同額の金額がございます。決算見れば、ものすごい過小の金額になっています。理由はどうのこうのあれ、予算は要するに皆さん、おうちを建てるにしろ、車買うにしろ、1カ月生活するにしても、予算立ててあるやないですか。そんな過剰な予算を立てて、結果的に計画をされますか。これ以上は申し上げません。  ちょっと飛びます。これ、第6章はもう1点あるんですが、第6章は後にしまして、第7章、収納率向上、実績は上がっておりますが、結果的にこれもその183万の予算計上がなされ、65万ですよね。結果的に、その不納欠損が前年に比べて1,100円程度増加しているわけでございます。もう少し、この予算をいただいている中で、どうしてその事業を、もう少し滞納率をよくしようという考え方を持たれてなかったかということですよね。  これの監査の意見書をお読みになってあると思いますが、それに対してどうお考えなのか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 税務収納課長。 ◯税務収納課長(菊池 賢豪君) 税務収納課長でございます。  監査意見書を読んで、どう考えてあるかというお尋ねでございます。  税務収納課といたしましては、収納率の向上、滞納の抑制、そして不納欠損の抑制というのは意見書の御意見、議員さんから毎回御指摘を受けるまでもなく、課員全員一丸となって進めているところでございますので、今後とも進めてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 8番、神谷議員。 ◯議員(8番 神谷喜久雄君) 予算、本年度も183万お持ちなんですよね。決算額65万なんですよ。どういう内容でこの予算を組まれて、事実上は上がりましたという結果ですけど、予算持ってあるんやったら、もう少し誠心誠意、滞納者に対して努力すべきじゃないかというふうに思います。もうよろしいです。  それと、契約事項の件についてお伺いします。  この監査の中で、結果的に随契の契約が非常に多いと、これも通例化しているような内容やないかという意見書が出ております。これについてお考えは、どう考えてあるか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 管財課長。 ◯管財課長(野田 哲也君) 管財課長です。  議員言われます随意契約の関係でございますけども、行政が契約をする場合、基本は一般競争又は指名競争がございます。その例外的なものとしまして、随意契約ということで、地方自治法の施行令のほうに9項目にわたってその条件が記されております。例えば一定金額以下のもの、それから緊急の災害等によるものなどがございます。  本市の随意契約につきましては、各所管のほうから起案が上がってまいりますけれども、その際にはその事業の内容の目的、それから地方自治法施行令の9項目のどの項目に当たるのか、それから業者を選んだ選定の理由、それを起案の中で書いて決裁をするようにしております。それにつきまして、管財課のほうで確認をいたしまして、随意契約を行っている状況でございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 8番、神谷議員。 ◯議員(8番 神谷喜久雄君) この意見書に書いてあるのが、やっぱし余りにも、要するに随契の契約そのものに問題がないのかということが書いてあります。私も決算書等ずっと通年見させていただいていますが、同じ業者が同じ金額、そういうふうな、その随契の契約もいかなるものかというふうに思いますので、もう少し行政として予算を執行するに当たり、精査していただきたいと思います。  それと、ほかにもたくさん質問を申し上げたいんですが、最後に地域が自立した協働のまちづくりの、市民参加の推進の広報の関係でお聞きいたします。  予算額が372万に対し、1,854万の決算が計上なされております。これは、宮若生活関係配布等の予算だと思いますが、今、宮若市全体に何部配布されて、1部当たりの予算をお教え願いたいと思います。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総合政策課長。 ◯総合政策課長(吉村 浩子君) 総合政策課長です。  平成29年度の、毎月配布しておりますが、平均でまいりますと1億2,125冊、毎月の平均が、配布しております。  広報の1冊の配付料金ですが、33円となっております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総合政策課長。 ◯総合政策課長(吉村 浩子君) すみません、訂正いたします。  1万2,125件でございます。すみません。失礼しました。 ◯副議長(谷口 重隆君) 8番、神谷議員。 ◯議員(8番 神谷喜久雄君) これ、1,800万の結果的に決算で、予算は372万なんですよね。僕ちょっと1つお聞きしたいのは、その宮若生活、こういうふうに配布されています。これ、市民がこの配布を見れば、行政から来たものと思われます。これもう2カ月続いています。これがね、封書。他の市町村の、市外の広告も、この予算の中に、配られる予算に入っているんですか、これ。33円の中に入っているのかと聞きよる。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総合政策課長。 ◯総合政策課長(吉村 浩子君) 総合政策課長です。  先ほど申しましたのは、広報1冊についての配布委託料になります。それに合わせて配布しますチラシや冊子等につきましては、別途料金がかかってまいります。本年度で申しますと、チラシにつきましては2.5円、冊子につきましては11円というふうになっております。 ◯副議長(谷口 重隆君) 8番、神谷議員。 ◯議員(8番 神谷喜久雄君) こういう保存版というのを、他市町村の業務の内容の保存版というのが、2カ月も続けてこういうかたちで入ってくるんよ。市民の方から僕聞かれたんですよ、宮若市、なら、こういうPRしているんですかって。これ広告料いただいているの、行政側は。これ、ちょっとおかしいんじゃないかと思うんよね。これが2カ月も続いているから、そしてね、保存版と書いてあるんですよ。いや、それは市長の所も配布してあると思いますよ。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総合政策課長。 ◯総合政策課長(吉村 浩子君) 総合政策課長です。  シルバー人材センター、現在委託しております。配布を行うときには、配達員がやはり高齢者の方ですので、配布しやすいように1つの袋の中に入れて、1世帯当たり配布されているものと思います。  市で発行していないものも入っておりますが、それは配布の便宜上、配布してあるものだと思っております。  また、中に宗像ユリックス等々も一緒に入っておりますが、これは宗像市や直方市、そういったものを申合せ事項といたしまして、宮若市の市民にも配布するという取決めを行っておりまして、配布しております。  それ以外のものにつきましては、多分配布の便宜上にそのビニール袋といいますか、まとめての配布がなされているものと思います。
     以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 8番、神谷議員。 ◯議員(8番 神谷喜久雄君) いや、私、思うのは、行政側がその広告のPR等も行われているから、他市町村の報告も業務のPRも、これとこれが別にポストに入っておるんやったらいい。これ、このまんまこの中に入ってきてれば、市民はみんな、僕聞かれたんですよ。2カ月もこういう内容が、保存版という内容が入ってきているが、行政側はこれ、ほんならお金頂いているんかって。そういうのを行政が配布するのは、それは宗像のも入っています、直方のも入っています、それはよく知っています。しかし、そういう予算をこの中に入っているのかと僕は聞きよるんよ。それ。 ◯副議長(谷口 重隆君) 暫時休憩いたします。                  午前11時40分休憩       ………………………………………………………………………………                  午前11時42分再開 ◯副議長(谷口 重隆君) 引き続き、会議を開きます。  総合政策部長。 ◯総合政策部長(吉田 順一君) 総合政策部長です。今、神谷議員から御指摘のあった、広報の配布に個人のチラシ等が入っとったと、2カ月続けてと。我々、広報についてはシルバー人材センターのほうに配布を委託しておりますけども、こういったものは市内全戸、私のとこも入っておりませんでした。全戸じゃないとは思いますけど、そこはきちっと配布委託業者に、どういった経緯でこういったものを同封したのかというのを確認しますし、また、少なくともこういったものの配布については、市がその配布料を払っているということはございません。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 8番、神谷議員。 ◯議員(8番 神谷喜久雄君) 私も地域の市民の方から、これは行政が他の市町村の業者をPRしているんか、これ広告料いただいているんかという御質問をいただきましたんで、質問させていただきましたが、やっぱり市民は、この中に一緒に入っとれば、行政側が関与しているというふうに思うんですよ。そういうことのないように、この予算が結果的に減ったから、僕、聞きよんよ。あ、増えたんか、1,854万から372万がね。そんなん、もう一緒んたくり含めた中で配布をしてあげているのか、そうやったら、ほかの宮若市全体の業者さんもそういうことができるんであれば、一緒にうちの販売の広告を計上させてくれんかって言いますよ。もう少し、よく調査をやって、きちっとした予算を執行していただくように。30年度も予算を見させていただいております。本当に例年、同じ予算計上、同じ業務内容でございます。しっかりとお考えを持った中で事業を進めるという各課の計画がなされた予算だと、私は思っております。市民もそう思われておりますので。残すことは悪いと言いようわけやないんです。事業は進めてくださいということを言って、私の質問を終わります。 ◯副議長(谷口 重隆君) これにて、神谷議員の質問を終了いたします。       ……………………………………………………………………………… ◯副議長(谷口 重隆君) 次に、染矢議員の質問をお受けいたします。6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君)〔登壇〕 こんにちは。6番、染矢です。  今回の一般質問は、地域住民の方から、「市内には小学校の運動場以外に子供たちが気軽に遊べる公園や場所が少ないよね」という声を聞き、その点も踏まえて質問をさせていただきます。  質問事項として、子供たちの遊び場について伺う。質問要旨としては、今後、公園整備について伺うとしておりますが、公園の現状についても触れてもらえたらと思います。よろしくお願いいたします。 ◯副議長(谷口 重隆君) ただ今の質問に対し執行部より答弁を求めます。市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 染矢議員からの御質問に御答弁を申し上げます。  本市が管理をいたしております公園につきましては、多くの遊具を設置しております西鞍の丘総合運動公園等を設置条例や管理規則に基づき、それぞれの所管で管理をいたしておるところでございます。  そのうち、子供たちの遊びの場の提供を目的に設置いたしました公園としては、桐野児童遊園が該当いたします。当該児童遊園は市街地にあることから、平日、休日を問わず比較的多くの利用者があり、子育て世代が気持ちよく利用できるよう利用者からの御意見にも耳を傾けながら、定期的な清掃や除草、年次的な遊具の整備に努めておるところでございます。  なお、今後の公園の整備につきましては、公共施設の目的に応じて子供たちの遊び場の充実と確保について検討をしてまいりたいと考えておるところでございます。  以上でございます。 ◯副議長(谷口 重隆君) 再質問をお受けします。6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 市長答弁にありました、条例や規定に基づいて各所管で管理しているということですけども、市内には子供たちが遊べるような公園や広場は何カ所ぐらいございますか。お尋ねいたします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(松尾 竜彦君) 子育て支援課長であります。条例におきましては市内9カ所、規則におきまして21カ所の公園や広場等を管理しておる状況でございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 今、答弁にありました桐野児童遊園の利用人数など、利用状況がわかれば教えていただきたいと思います。 ◯副議長(谷口 重隆君) 子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(松尾 竜彦君) 子育て支援課長であります。議員お尋ねの桐野児童遊園利用状況等でございますが、申し訳ございませんが、利用人数につきましては集計等は行っておりません。利用状況につきましては、平日におきましては、近くにあります保育所の保育士がベビーカーに子供を乗せて、散策といいますか、そういったところで遊ばせている状況、また、子供を遊ばせながら母親同士が交流の場として利用している姿をよく見かける、そういった利用状況があるのかなというふうでございます。 ◯副議長(谷口 重隆君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) それでは、桐野児童遊園の管理状況、また、整備状況を教えていただきたいと思います。 ◯副議長(谷口 重隆君) 子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(松尾 竜彦君) 子育て支援課長であります。市長答弁の中にもございましたとおり、定期的に清掃や除草、また、年次的な遊具の整備に努めておるところでございますが、内容といたしましては、遊園内に設置しておりますトイレ、この清掃、また、ごみの収集等を月に1回、シルバーに委託して行っております。また、除草作業や木の剪定につきましても、年2回ほど委託で行っておりますが、近年のこういった高温等の気象状況によりまして、草の伸びるスピード等が進んでいると、そういった状況もございまして、年2回ではちょっと負えないといったところもございまして、所管の職員が必要に応じて除草作業を行っている状況もございます。  また、利用者用の駐車場もございますが、利用者の方より、利用されていない無断駐車が目立つといった声がございましたので、宮若警部交番のお知恵もアドバイス等も利用しながら、使用禁止の周知の徹底を行った実績もございます。  その公園の隣には農地がございます。そこにごみ等が飛ばないような防止用ネットの設置等も行い、あと、老朽化した遊具の撤去、また、閉鎖しました幼稚園等のまだ使えるものの遊具を移設、そういったもの等を行い、管理、整備等を行っているといった現状がございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 桐野児童遊園の現状につきましては大体よくわかりました。他に市が所有している公園や広場の中には、ほとんど使われていないものがあるとの声も聞きました。市が所有している、例えば、団地内や市営住宅内にある子供たちが遊べるような公園や広場についても、適切な管理、整備がなされておりますか、管理状況をお尋ねいたします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 建築都市課長。 ◯建築都市課長(柴田 伸幸君) 建築都市課長です。現在、市営住宅14団地内に24カ所の広場がございます。管理といたしましては、シルバー人材センター及び地元自治会等に委託して、除草等の管理を行っております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) これからも地域の皆様の意向を踏まえながら、適切な管理、整備をお願いしたいと思います。  では、今後の公園整備の関係で質問をいたします。  まず、現在整備中の東部総合運動公園ですが、クラブハウスの近くに遊具が数台設置されていますが、広大な敷地を持つ公園ですので、子供たちが元気に伸び伸びと走り回れるような広い芝生広場があってもよいと思いますが、いかがでしょうか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 社会教育課長。 ◯社会教育課長(花井 秀俊君) 社会教育課長です。ただ今御質問の東部総合運動公園でございますけども、本年度、最終年度ということで、今現在、工事を進めております。で、おっしゃいますように、クラブハウスの横に、今、遊具は若干ですが設置はいたしております。本年度の工事の中で、今、芝生広場──そこは、子供たちも交流できるような広場ということで整備を進めております。また、そのようなかたちで、子供たちが遊べるようなかたちで、今現在、整備を進めておるところでございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) それでは次に、現在建設中の新庁舎についてお尋ねしますが、若宮総合支所ハートフル玄関の横の芝生広場やそこに設置してある遊具類が、市民の方、特に子育て世代の保護者や子供さんたちに大変評判がいいと聞いております。子供たちが元気よく外で遊び、にぎやかな声が聞こえる役所、次の世代を担いゆく子供たちが気軽に集える役所であることも魅力あるまちづくりの1つになると思います。  新庁舎整備において以前示してあった図面には、敷地内には子供たちの遊び場的な公園若しくは広場などなかったようでしたが、広場の整備、遊具の設置等は考えられませんか。 ◯副議長(谷口 重隆君) まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(吉村 保彦君) まちづくり推進課長です。現在、整備進めています新庁舎建設の外構に関わる公園、広場等の御質問だと思いますが、新庁舎と今現在のリコリスの間に位置します現在のリコリスの広場を活用いたしまして、市民広場といたしまして、大人から子供までが憩える場として、また、交流広場のスペースということで整備することといたしております。また、現在の庁舎の解体後に、西側の高原ですか、あちら側の道路からの新庁舎へのアプローチといたしまして、プロムナードということで、植樹帯やベンチを設けた遊歩道の整備の計画をしております。先ほど、議員言われましたように、これまで中心拠点の施設整備調査特別委員会や、昨年の12月に開催しました全員協議会で図面等をお出しいたしまして、こういった計画については報告を申し上げたところでございます。  現在、リコリスの広場におきましては、毎年、リコリス子どもまつりが開催されておりまして、今後もその他のイベント等も含めまして、この市民広場やプロムナードを活用いたしまして開催ができるように、現在のところ、遊具の設置等については考えてはおりません。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 次に、若宮小学校跡地の利用についてですが、市長報告の中では、住民の方々も利用できる公園を設置することも検討すると言われておりました。今後は、地域の意向を十分に踏まえた若宮小学校跡地利活用定住促進事業の中において、新しい公園整備の実現が期待できるものと理解しておりますが、市長、いかがでしょうか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長です。定住促進の一環といたしまして、若宮小学校跡地の利活用する、そこにはやっぱり人が集える場所っていうのは当然必要になってくるわけでございます。まさにそういう公共空間というものをしっかり位置づけていきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 6番、染矢議員。 ◯議員(6番 染矢 正次君) 最後に、現在、市が整備している公共施設、また、今後整備を予定している公共施設において、子供たちが気軽に遊べる公園や広場の整備、充実、遊具の設置、増設の検討をぜひお願いいたしまして、私の一般質問を終わります。 ◯副議長(谷口 重隆君) これにて、染矢議員の質問を終了いたします。       ……………………………………………………………………………… ◯副議長(谷口 重隆君) ここで、昼食のため一旦休憩し、午後1時より再開いたします。                  午前11時59分休憩       ………………………………………………………………………………                  午後0時58分再開 ◯副議長(谷口 重隆君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、川口議員の質問を一括してお受けします。12番、川口議員。 ◯議員(12番 川口  誠君)〔登壇〕 最後の質問者となりました。多少お時間をいただきたいと思います。  今回の一般質問の質問事項ですけど、1点目が、安心安全なまちづくりについて。災害、台風や豪雨災害等の発生したときに市民を守るための安全対策は十分にできているのか。  2番目が新国富指標についてでございます。県内2位、市民1人当たりの資産とは何か、わかりやすく御説明いただきたいと思います。  次に、九大の先生方が協定を結んでやっていらっしゃるということですけど、どこまで本市のことを本当に実情を把握しているのか、詳細に御説明いただきたいと思います。  それとふるさと納税との関連性、これについても明確なお答えをいただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ◯副議長(谷口 重隆君) ただ今の質問に対し、執行部より順次答弁を求めます。市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 川口議員からの御質問に対しまして、御答弁申し上げます。  まずは、安心安全なまちづくりについてでございますけれども、火災や台風、そして豪雨災害の発生時につきましては、本年4月から運用を開始しております防災行政無線をはじめ、緊急速報メールや防災メールまもるくんなど多様な情報伝達手段によりまして、防災情報の提供や避難等の呼びかけを行っておるところでございます。  特に防災行政無線につきましては、全国瞬時警報システム、いわゆるJアラートでございますけれども、これと連携をいたしておりまして、緊急地震速報や弾道ミサイル発射情報を瞬時に自動放送するとともに、メール配信することが可能となっております。豪雨災害のみならず、さまざまな危機的事象に対しての情報伝達体制を整備しておるところでございます。  なお、今年度におきましては、聴覚障害者で希望される方に、防災行政無線の内容を文字データとして表示する文字表示装置の設置を行うことといたしており、引き続き、本市の防災減災対策に努めてまいりたいと思っておるところでございます。  続きまして、新国富指標についてでございますけれども、新国富指標につきましては、経済成長の指標として参照される国内総生産だけでは把握できない長期的な持続可能な発展を計測するため、新たに開発された指標でございます。  1点目の、県内2位の市民1人当たりの資産についてでございますが、九州大学都市研究センターがこの新国富指標に基づき県内60市町村を分析したところ、久山町に次ぐ第2位の豊かさを有しておることが示されました。  この豊かさとは、人口資本、人的資本、自然資本の3つの資本群の総和で構成をされておりまして、官民に限らず、市全体が保有する資本の価値であり、持続可能性の高さを評価するものでございます。  2点目の、九州大学都市研究センターは本市の実情をどこまで把握しているかということでございますが、センター長であります馬奈木俊介主幹教授は、新国富指標の分析から見えてくる現状のほか、第1次宮若市総合計画の実績や課題、第2次宮若市総合計画に掲げる施策の説明や、市内の公共施設を中心に現地視察を行っていただいたことなどから、実情を把握をされておるものと考えております。  3点目の、新国富指標とふるさと納税との関連性についてでございますが、納税を通じて、地方行政への関心と参加意識を高めることを理念とするふるさと納税制度を通して、本市を応援していただける寄附者の意向の実現を図っていくことと、新国富指標事業から把握する市民ニーズの実現を通して、持続可能なまちづくりを進めていくことは相関があるというふうに考えておるところでございます。  以上でございます。 ◯副議長(谷口 重隆君) 再質問をお受けします。12番、川口議員。 ◯議員(12番 川口  誠君) 川口です。まずは、昨年は九州豪雨災害、今年は西日本豪雨災害と大きな災害が続いた後に大阪の地震、最後には北海道の地震と、たび重なる日本列島を大きな災害が襲っております。  本市も、ことし7月の豪雨災害時に、避難準備や一部の地域では避難勧告を発令されました。その内容についてお示しいただきたいと思います。対象地域と世帯数、よろしくお願いいたします。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長◯総務課長(白土 成人君) 総務課長でございます。7月の西日本豪雨時における対応ということでございますが、7月5日木曜日の17時過ぎに大雨警報が発令されておりますので、その後に警戒本部という形で防災担当職員、それから土木建設課の職員等を24時間体制で配備をいたしておりました。  その後、翌6日の5時40分に洪水警報のほうが発令されております。これで私も当然登庁いたしましたが、市長、それから幹部職員の登庁を要請しまして、6時37分に災害対策本部の設置に至っております。  その後、市内に土砂災害の警戒情報ということで発表がされております。これを受けまして避難準備情報、それから高齢者等避難開始ということで、いわゆる避難準備の発令を行っております。  その後、国土交通省の遠賀川河川事務所のほうと市長との間でホットラインというのを結んでおります。携帯電話によって事務所長のほうから市長のほうに連絡が入りまして、生見の観測所付近におきまして、氾濫危険水位を超えるというような情報が入ってまいりましたので、それを受けまして、桐野東区、それから所田地区の一部地区に対しまして避難勧告の発令を行っておるところでございます。  すみません、対象世帯については、ちょっとこちらのほうで今、手持ち資料がございませんので、また改めて御報告はさせていただきたいと思います。
     以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 12番、川口議員。 ◯議員(12番 川口  誠君) 12番、川口です。勧告の基準、今の話では国土交通省からの情報提供を受けてということですよね。本市は独自で情報収集というのはなされないわけですか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長◯総務課長(白土 成人君) 総務課長でございます。本市としましては、河川の水位情報、これはもう国管理河川については国土交通省のほうから随時データが発信されておりますので、インターネット等を介してその情報の収集には努めております。  それと併せまして気象台が出す気象情報、要は雨雲のかかり具合とかそういった部分、それから市内で降った降水量の状況、こういった部分を勘案しまして体制をとっておるわけでございますが、やはり近年、要は河川の氾濫等、大きな水害等が発生しておりますので、もう過去から国土交通省とは光の接続による防災情報の共有化であったり、あるいは、そういった避難のタイミングを計るための手助けというかたちでホットライン等を結んでおるところでございます。市としては、そういった各種の情報の収集は行っておるというところでございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 12番、川口議員。 ◯議員(12番 川口  誠君) ありがとうございます。収集はできているということですね。  当日、私も雨の中、地元のほうをいろいろ車の中で走らせていただいたんですけど、職員が、要はもう冠水箇所ですね、道路が冠水している所にずっと立たせていましたよね。これは本当に正しいやり方なんですかね。というのが、指名業者とは防災協定を結んでいますよね。職員、まだすることほかにいっぱいあるんじゃないですか。  例えば、今、言ったように、その情報収集はいろんなところからできるということですけど、現実、この今いらっしゃる中で、生見が冠水する寸前の地域まで見にいった方って何人いらっしゃいます、私は行きました。実際にあれを見て、もうやばいなと思いました。そうしたら、もう携帯が鳴って避難勧告がすぐ出ましたので、そういう状態の中で、もう少し配備体制の見直しというのも必要と考えているんですけど、その辺はどういうふうにお考えなんですか。要は、職員を是が非でもそういう危険箇所というか、交通整理のために、迂回させるために、若い職員をそこに立たさなくちゃいけないのかどうか。明確にお答えください。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。今回の西日本豪雨におきましては、そういった御指摘いただいたような状況が見受けられておるというのは承知しております。  災害時の対応としまして、班体制ということで、毎年度、人事異動後に班の編成表というのを配付しまして、それぞれ職員に周知をして、基本的にはその班体制のもとで動くようなかたちをとっております。  ただ、今回の豪雨災害に関しましては、初動の動きとして、やはり冠水箇所の通行どめ等々に職員を配置してというような対応をとった現状がございます。その後、なかなかその通行どめの処理が間に合わないとかいった事象が出て、やはり対応にどうだったのかというような検証部分は確かに出ております。  議員言われます市内事業者との応援協定、これはもう平成20年か21年から結んでおります。今回の結果を受けまして、実動部隊であります産業建設部のほうには、応援協定をできるだけ活用したらどうかというような話は現段階ではいたしております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 12番、川口議員。 ◯議員(12番 川口  誠君) 要は業者への要請というのは産建部がやるのもしかりだと思いますけど、当然そこまでに至るに当たっては必ずもう防災本部ができていますよね、でないとやりませんよね、そこまで。というんであれば、やっぱり市長のほうからの通達っていうのが一番早いんじゃないですか。  業者さんにしてみれば、災害箇所を探すのに一生懸命な業者もおれば、そうじゃない人、よく何かあったときには先に行って災害を処置しようという人もいらっしゃるかと思います。  なぜそんなことを言うかというと、それだけの人員を、うちの市役所の職員って、いらっしゃいますかってことですよね。今でも人手が足りない、もっと増加してくれ、臨時増やしたいとか雇用も増やしたいとかいろんなことを言っている中で。じゃあ、こういうときっていうのは、要は市民からのいろんなクレームにしろ問い合わせ等というのが一番多いんじゃないですか。そういうときに即座に動けるのがそこ、産建部じゃないの、中身を一番よくわかっているのは。そういうところの配備っていうのはもう少し考えるべきだと思います。これは所管でやるというよりも、それは当然、防災対策本部ができたときには、その中での位置づけっていうのははっきりするべきものだと思います。  続いて、今回若宮地区で自主避難が出ているということでございますけれど、この内容についてちょっとお示しいただきたいと思います。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。若宮地区、恐らく金丸地区かと思います。自主避難に関しましては、今回、実際に樋門操作を行う方からの通報が入りまして、一定の水位に達したときに樋門を閉めなくちゃいけないと。要は本流の犬鳴川の水位が上がったということで、管理を請けてある方は国土交通省のほうにも連絡をされて、判断を仰いだというようなお話も聞いております。その部分に関してまして、本市の職員のほうにも同時に連絡が入りまして、樋門を閉めた場合には内水の浸水被害が想定されるということで、その部分で閉めるタイミングの時間等がある程度把握できましたので、その前に浸水が想定される地区の方については若宮のコミュニティセンターのほうに避難をしていただきたいというかたちで誘導をした状況がございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 12番、川口議員。 ◯議員(12番 川口  誠君) その金丸地区の冠水の状態っていうのは、どういうかたちで職員の方々は把握されているんですか。ライブカメラで見ているとか、国交省のカメラで確認されているとか、現地にどんどん水かさが増えてくるのを確認しているとか、どういう手法をとられているんですか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。現地の確認に関しましては、基本的には職員が現地で確認というかたちになります。今回の浸水した区域、こういったところに関しましては、そういった定点カメラといいますかライブカメラの設置はできておりませんので、確認については職員の目でということになります。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 12番、川口議員。 ◯議員(12番 川口  誠君) そうですよね、職員が行かないと確認できないわけですよね。何のために防災無線を付けて、それに関わる機能を充実させてきているかっていうことだと思います。  特に金丸については毎回あっていますよね。僕もその後の冠水した写真を見せていただきました。やっぱり言われて当たり前やなというのは、やっぱりもう少し監視の目というのは必要じゃないかなというふうに考えます。  あと、その河川の水位の確認というのは、国土交通省等からの情報提供ということでよろしいわけですね、はい、わかりました。  続いて、昨日の柴田議員の質問で防災行政無線のことが触れられておりました。聞こえづらい、何を言っているかわからない、輝くふるさとの音楽が流れているけど、何の歌というふうに聞かれることもありました。実際、僕も地元のほうで、光陵中学の上にスピーカー付いていますけど、ほとんど聞こえないです。特に窓を閉めていれば、まず100%聞こえないに等しいと思います。  そういう状態の中で、今回大きな災害というか豪雨災害がございました。皆さん、市民が言われるとおりです、何のためにこの施設つくったのと。その答弁の中で、その対策を施工業者と今後、協議検討して行うということですけど、どういう内容で業者との協議を行うのかをお示しいただきたいと思います。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長◯総務課長(白土 成人君) 総務課長でございます。防災無線の音声が聞こえづらいという部分に関しましては、今回の豪雨災害以前、運用試験を行ったのが3月に入ってからだったと思うんですが、その時点からそういった声が寄せられておりましたので、新年度に入りまして、本市とそれから施工業者、それと施工監理業者、この3者で、その対策についてはどういった形で対応ができるかというのは協議をしておるところでございます。  その中で、特に今回の西日本豪雨を受けて、地域全体の状況というのがある程度わかってまいりましたので、例えば4方向スピーカーがついている場合は、2方向ずつ鳴らすというような、ちょっとタイムラグをつけるようなかたちでハウリング等の防止、こういった部分もシステムの中に組み込んではどうかといったような提案もしております。また、拡声子局のスピーカーの角度であったり、高さ、こういう部分について、できるだけ現状の中で対応できる部分は対応をしていきたいというところで進めております。  そういった中で、全く音声といいますか、チャイムも何も聞こえないという所については、戸別受信機を設置することで対応をしたいというようなかたちで現在協議を進めておるところでございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 12番、川口議員。 ◯議員(12番 川口  誠君) 音声が聞こえづらいっていうのは前から指摘をさせていただいてきていると思います。ただ、その内容のシステムを要は宮若市のほうが買っているわけですから、当然そういう不具合が出る部分っていうのは把握できていたんじゃないですか。だって、知らない僕ら素人が、これ聞こえづらいよとかっていうのが合っているわけですから、まして市民の方々というのは全くそういうのはわかりません。  鳴り物入りのような言い方で防災無線を付けました。これ費用幾らかかりました、総額、計画から始まって。それを、機能を満たしていないとは言わないけど、こういう本当に災害があったときに何か本当に役に立ったのかな、まだほかのやり方もあったんじゃないかなというふうに感じますけど、その辺はまずどうお考えなのか。  それと今、戸別受信機の設置状況ですけど、先般の柴田議員のあれでは、難聴地域等々、100台か150台ぐらいの設置があるというふうに執行部のほうから答弁がございましたけど、これ、水俣市、人口2万4,000ぐらいの私どもとそんなに変わらない市ですよね。ホームページ開けんですか、全戸に無償で配付いたしますと、取付け費用から全て市のほうで負担しますと、はっきりホームページに出ていますよね。要は、そこも防災無線付けています。それだけでは対応できないから、市民の安全を買うために、市のほうが、行政のほうが先にその手当てをしているんじゃないですか。  僕ら議会のほうも個別無線早く付けたほうがいいと、全戸配付したらどうかというふうにずっと言ってきていると思います。その辺のお考えも両方併せてお示しいただきたいと思います。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。まず、防災行政無線の整備に関しましては、議員御指摘のとおり、やはり豪雨災害等、家の中にいる場合は非常に聞こえづらい、もう聞こえないに等しい部分もあるというような部分については、これは本市はどちらかというと整備がもう県内でもほぼ最後のほうでございましたので、近隣の市からもそういった声が聞こえておりました。  そういう中で本市、防災行政無線の戸別受信機全戸配布というのも、今回の洪水に至るまでにはいろいろとそういった内容について協議を行ってきたところでございますが、今回、防災行政無線の整備に踏み切ったのは、要は緊防債の対象となるというところで、当時この事業に踏み切るときに、戸別受信機についてはその起債対象外という部分がございました。近年のその災害を受けて、戸別受信機も緊防債の中に含めていいというような状況にはなってきておるというのは認識をしておるところでございます。当初、全戸戸別受信機配布で計画したときは10億を超える試算が出ておりましたので、やはりそういった部分から、ちょっと財源の確保もその当時できていなかったということから、今回の整備に至っております。  今回、防災行政無線、音声伝達という大きな目的もございますが、今回のシステムによりまして、音声放送と併せまして緊急速報メールであったり、防災メールまもるくんというのも同時に発信ができるようになっております。これまでは防災メールまもるくん、それから緊急速報メール、それぞれ端末を上げて、そこそこのホームページのほうにアクセスして送るということで、大変それぞれの時間を要したわけですが、今回のシステムによって、それらを一括して行えるようになったのは1つのメリットかというふうに判断しております。  これまで何回も申し上げたかもしれませんが、市側からの情報の伝達手段というのが、これまでは自治会長さん、あるいは民生委員さん等に電話を通じて行う、それから地元の消防団等に車両で広報をしていただくというような手段しかございませんでした。そういった中で、この行政防災無線が整備されたというのは、市からの情報伝達手段の1つとしてその役割を果たすことができるものというふうに考えておるところでございます。  それと戸別受信機につきましては、やはり各戸に配付するに越したことはございません。そういった中で、現在希望される方に関しては、その状況によって整備といいますか、市のほうが工事費用を負担したところで設置できるようなかたちにしておりますので、現状としては、今の要望があった部分についてのみ対応をしていきたいというふうには考えております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 12番、川口議員。 ◯議員(12番 川口  誠君) 課長、1つだけ言っちゃいけんこと言ったような気がするんやけど、市民の安全安心っていうのは、有利な財源がないとできないわけ。まず、最初に必要なのはそこなんじゃないですか。財源が確保ができないから整備をできないんであれば、はなからこの無線、付けんほうがよかったじゃないんですか。ほかに財源、例えば今回のこの無線だけでも約5億という緊防債使われておりますよね。まだほかにやる方法もあったんじゃないですか。今後改めていただきたいと思います。答弁はこれは必要ありません。  逆に言えば、私は全戸配付っていうのもいささかどうかっていうのが。特に僕のいる磯光の上のほうは豪雨災害といっても、特に水害についてはほとんどないに等しいと思います。それよりも、今回出た生見地区とか所田、桐野とか金丸地域ですね、確実に水害が予想される地域には、それはもう配付するのが当然の、市民に対する安心安全のまちづくりをするための使命じゃないですか、これ。最後に市長にまとめて御答弁いただこうかと思いますけれども、その辺を踏まえたところで今後も事業を進めていっていただきたいと思います。  次に、避難勧告が出たとき、何カ所か、ここだったらB&Gか、その中から問い合わせがあったのは、要は、中の対応はどげんしたらいいのかって。食事はどうするのか、あとは毛布とか布団とかどうなのかっていうふうな問い合わせがございました。  当時、現地には災害避難地域、場所は確保したときには、そこには職員っていうのは、張り付きっていうのはあったんですか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。今回の西日本豪雨に関しましては、一応、市内で市が指定しております避難所につきましては、避難勧告等を出す手前で職員を配置するというかたちで対応をさせていただいております。B&Gについては、当時B&Gの職員がおりましたので、そちらのほうに対応を一部お願いした部分がございます。  ある程度雨が小康状態になって、避難所のほうに避難者がいないといった部分は5時ぐらいの状況で、避難所を19時で閉鎖する部分がありますよと、開いている避難所はここですよというようなことで、無線それからメール等で周知、あわせて、ホームページ等で周知をいたしております。  避難者がいらっしゃる施設に関しましては、職員2名1組で24時間体制で、要は勧告が解除されるまでの間、張り付けております。ただ、このときちょっと反省点として挙げられるのが、避難者の中に女性が当然いらっしゃいます。24時間ということで深夜をまたいでということになりますので、男性職員を中心に配置をしたわけですが、やはり女性への配慮という部分からすると、こういったときには女性職員の配置も今後検討することが必要だというふうな部分は反省点として挙がっております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 12番、川口議員。 ◯議員(12番 川口  誠君) 当然、その今回は5時過ぎに本当、最初はそのメールが来たときっていうので、テレビでNHKの報道っていうか、気象庁ですごい内容で報道がありましたよね、いまだかつてない災害が起きる可能性があると。あれを聞いた途端もう、やっぱり市民の皆様は、みんなどうなるのかなという気はしたと思います。幸いにも、うちにはその報道があった後、大きな災害が出ていないんで、これこそ、申し訳ない、災害があった地域の方には非常に申し訳ないですけど、本当に幸いだった、よかったなという気はしております。  ただ、避難勧告というのは、そうそう宮若市で出ることはないと思います。では今後、避難勧告に従って、地元の方々は、独居老人をはじめ、体の不自由な方々を皆さんそこに連れていっているわけですよね。そこに行くまでは仕方ない、それから行った先の対応については、もう少し市のほうも充実した内容にしてやっていただきたいと思います。  やっぱり着のみ着のまま、勧告が出たからすぐ出ようって、みんな出て来ていますよね、何も手元に持っていない方もいらっしゃる。そういうときには、もう最低、その避難場所には水のストックがある、軽食のストックがある、毛布のストックがあると、そういうことはあらかじめ各自治会のほうにちゃんと伝えて、あなたの自治会はここに避難するんだから、こういうストックが用意していますから、そのときには職員に言って出していただくようにというふうなのも一つの住民サービス、市民に対する配慮だと思いますので、今後はそういうことをしていただきたいと思います。  続いて、避難行動要支援者名簿の整理というのは、本市ではどの程度進んでおりますか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。現在、避難行動要支援者名簿ということで、基本的には個別計画の策定までを考えております。  これにつきましては、細かな数値としてはちょっと現在把握しておりませんが、対象者のうちの、対象者が約三千近くいたかと思うんですが、そのうちの930名程度は個別計画まで策定に至っておると。ただ、なかなか同意のいただけない部分等もありますので、取組から始めた中では若干ちょっと進んだんじゃないかなというふうには考えております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 12番、川口議員。 ◯議員(12番 川口  誠君) これはもう法で義務づけられていますよね。平成26年4月に施行されていますよ。早く準備しなくちゃいけないんじゃないですか。なかなか難しいのはわかります、個人情報も全部入ってくるわけですから。ただ、それだけ要は支援が必要な方っていうのは年々増えてきているんじゃないですか、宮若の場合は。高齢者率がどんどん上がってきているわけですから、独居老人も増えてきているはずです。身体の不自由な方もどんどん増えてきていると思います。早目に地元自治体と協力をしていただいて把握するようにお願いしたいと思います。  続いて、本市の土砂災害監視区域というのはどれぐらいあるんですか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。土砂災害の監視区域と申しますか、土砂法によって、そういった危険な地域が県のほうで指定をされております。一般的に土砂災害警戒区域、これについてはイエローゾーン、土砂災害特別警戒区域、これについてはレッドゾーンということで、レッドゾーンに指定されますと建築基準法等々の絡みで一定の制約がかけられるというような状況にあります。  総括的にいきますと、これはもう危険箇所として防災マップ等にも掲載しておりますが、急傾斜の崩壊が562カ所、それから土石流の発生が懸念される箇所が179カ所、それから地すべりが発生のおそれがある箇所が8カ所、トータルで749カ所が、市内でのそういった危険な区域というふうに指定されております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 12番、川口議員。 ◯議員(12番 川口  誠君) 749カ所、すごい量やね、これを全て監視せいって言ってもそれは不可能なことだと思います。昨日の公明新聞、ちょっと僕、読ませていただいておるんですけど、今回の西日本豪雨で危険箇所の9割が土砂災害を起こしているということなんですよね。要は、あらかじめ災害を予定されている所が、やっぱり土砂が流入したりとか土石流があったりとかしています。本市でも特に危険箇所っていうのはどれぐらい把握されているんですか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。市独自におきましては、各自治会等から危険だというような箇所等にも報告をいただいておる部分がありますが、そういった部分を含めたところで、基本的には土砂災害に関しては、県が指定している箇所はもう危険箇所というふうに認識をいたしております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 12番、川口議員。 ◯議員(12番 川口  誠君) なぜこういうことを言うかっていうのは、もうこうやって実例が出ているわけですよね。それも、ことしの7月の話ですよ。こうやって新聞で報道されているっていうことは、そういう箇所については、もう少し宮若市自身も重点箇所の指定っていうのは明確に行って、何らかの措置を講じておかないかんのやないですか。特に町なかであったらどうします。今までの災害の中で、例えば日吉地区で、言うように大きな土砂の流入とかいろいろやっていますよね。たまたまっていう言い方をしたら申し訳ないですけど、本当に人命に関わるような内容が起きていないから、皆さんそうやってあぐらかいておれるんやないの。広島の方、岡山の方にしてみれば、そういう危険箇所をわかっていてもそこに家を建てて住んでいる方、もう少しやっぱり、行政にしても、そういう手だてをしておけばよかったんじゃないかな。この間話を聞いたら、広島の方だったかな、避難勧告が出て避難所に行ったと、帰ったら家がなかった。現実にうちもいつ起こるかわからないわけですから、前もってそういう手当てをしてやるのも住民サービスの一つだと思います。  あのですね、熊本の震災当時、私ども、現地のほうに行かせていただきました。その折、職員の方々は本当に24時間、不眠不休で市民の方、被災者のために活動されている姿を私ども、当時の市議会議員、そして職員の方々も皆さん見てきているかと思います。  その後の熊本市長の大西市長の発言というか、要は反省点ですね、甘かった、防災計画──申し訳ない、これは地震に関わることですから今回の災害とは若干違いますけど──要はいつ起こるかわからない災害に対しての準備が全然できていなかったと。被災のあったトップ、首長がそういうふうな発言をしています。もっといち早く市民のために、地元のためにも、そういうふうな防災計画をいろんな基準を定めた上でやっておけばよかったという、これは本当に生の声だと思いますよね。  先ほどから私が危険箇所の問題とか河川の問題も言っています。今度宮若市、新しい市役所建替え、今行っております。防災対策室もできる、いろんな形で、新しい支所機能の中に防災のメニューも入ってきております。私どものこの新しい市役所の中には、そういう防災対策の、防災情報システムの構築はどの程度考えていらっしゃるのか。  これ、岡山県の鏡野町という人口1万3,000人程度の山間部の小さな町がございます。そこは町独自で河川カメラ6台、また水位の確認もできる、まして、もう一つ言えるのは要介護支援者のシステムの構築、まして、安全・安心かがみの情報メールと、市独自でメールを組んでメールに配信しております。  そういう取組を今後、本市としては行っていくのか、明確にお答えいただきたいと思います。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総務課長◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。議員言われますように、やはり被災した地区の声というのは、非常に我々としても重く受けておるところでございます。  防災対策に関しましては、ここまでやったから大丈夫だというのはございません。こういった部分で当然、市として取り入れられるものは、担当所管としては当然取り入れていきたいというスタンスでございます。  言われますようなその情報防災システム、情報の一元化であったり、情報収集がそこで全て行えて、指示もそこで行えるといったような機能というのは、やはり被災した地区ではその重要性が言われております。  今回、市のほうでも庁舎の中にそういった部屋が組み込まれるということで、現在そういったシステムは、これはもう過去から私どもも非常に有効性があるということで考えておりましたので、近隣でそういうかたちで集中管理しているのは国土交通省の河川事務所あたりがそういった部屋を持っていますので、そういった視察であったり、あるいは久留米のほうのやはり筑後川の事務所の横に災害派遣チームを出すような部署があるんですが、そこも視察には応じられますよといったような話も聞いておりますので、現在そういったところの、どの程度のシステムになるかはわかりませんが、現在そういった部分についての情報を収集しておるというところでございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 12番、川口議員。 ◯議員(12番 川口  誠君) 課長は本当、こういう言い方したら怒られるかもしれないけど、防災ばか、市民のためには一生懸命やるというタイプでございますので、今、課長が言われた言葉を信用させていただきたいと思います。せっかく市役所に新しい機能を持たせるわけですから、市民の安全安心をまず最前提に考えていただきたいと思います。  自助・共助・公助、いつも市長言われていますよね。当然、自助も共助もしなくちゃいけないのはわかっている。ただ、先にやらなくちゃいけないのは、こういう災害に対しては公助ですよ。まずは最初に本市のほうが、もう、きりぎり、先ほど言ったように、こういうシステム関係等々、災害についてはきりがないのはわかっています。でもそれも市民の安心安全を必要とする一つでございますので、お考えいただきたいと思います。
     ちょっとその安全対策の件で、若干ずれますので、もしずれたとき、議長、とめてください。  安全対策っていうのは災害時だけではございません。今、東中の下、保護者が駐車場として車とめていますよね。もともと、子供たちの送迎については今後は自粛していただくっていうのが、当時東中を造ったときの話じゃないですか。  現在見れば、あの駐車場っていうか、前の空き地、夕方になればいっぱいになっていますよね。まず、どういう指導をなされているのかお示しいただきたいと思います。 ◯副議長(谷口 重隆君) 学校教育課長。 ◯学校教育課長(東  雅也君) 学校教育課長です。東中の子供さんの送迎に関してなんですけれども、中学校の通学手段といたしましては、基本的には徒歩、自転車、それから公共交通機関を使っていただくということで原則がございます。ただ、子供さんたちによっては送迎が必要な場合だったり、あと中学校ですと部活で帰りが遅くなるといったこともございまして、現状として、保護者の方が送迎をされているという現状もございます。  ただ、送迎をされる場合にも、乗降される場合に安全な場所で降ろしていただく、又は乗せていただくということを基本といたしておりまして、基本的にはその学校の敷地の中までは上がってこないということを基本といたしております。このことにつきましては、学校のほうから保護者の方に対して、その都度周知を行っているという状況でございます。 ◯副議長(谷口 重隆君) 12番、川口議員。 ◯議員(12番 川口  誠君) 今、言ったように、そうよね、徒歩よね、一番は。公共交通機関、何のために磯光地区にはバス走らせたんですかね。それは前の中学校のときからそうですよね、送迎、確かに必要だと思う。やめろという話はできないと思うけど、それだったらもう少し管理をきっちりしてもらわな。大体、PTAはどういう活動しているか私は知りませんけど、車は無造作にとめてある。来た子は来た子からどんどん出ていく。いつか事故ありますよ。そういうのも安全対策じゃないですか。まして上の道はできていない、まだ。いろんな諸問題が、あそこの地域にはまだ残っているんですよ。その辺の改善策も重々考えていただきたいと思います。  それと、きのうの柴田議員の答弁の中で、防災訓練の話の中で課長のほうが、要は自治会単位若しくは地域、小学校単位というふうに防災訓練をやっていますというふうにお話は出ていましたよね。自治会にも加入していない人間がいっぱいおるんですよ、宮若には。何十年も住んでいて、活動には全く参加しない。もし災害があったりとか、何か不祥事があったときには、我先にと多分いろんなことを、クレームを市に言ってくるでしょう。だから、そういう対応も踏まえたところで──これはもう総合政策部の話にもなりますけど──自治会のあり方というのも、もう一回見直しをしていただいて、これも一つの安全対策の一つですから、やっぱり防災訓練をするんであれば、市民全員が出てきていただいてやれるような対策を組んでいただきたいと思います。  最後になりますけど、まず、うちの市長が考える防災・減災対策とはどういうものかお示しいただきたいと思います。 ◯副議長(谷口 重隆君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長です。私どもといたしましては、市民の生命、財産を守るという、これはもう原理原則でございます。そのために行政としてどういう手段を講じていくかということは、一つの政治判断によるところもたくさんあると思いますけれども、今回、防災行政無線、情報伝達のツールとしての整備をさせていただきました。しかし、ある程度予測はできておったんですけれども、暴風雨あるいは集中豪雨では、もう窓は閉め切った状態の中で、なかなか連絡、伝達ができない。これはある程度は想定をしておったところでございます。今回、いろんな経験を踏まえた中で、一番役立ったのが防災メールなんです。これが、防災行政無線で発するこの情報を、瞬時に防災メールのほうに同じ情報を発することができる。これは一つの大きな収穫、私もいろんなところで聞きましたけれども、一番よかったのは防災メールであったと。したがって、この宮若市も非常に広い中で、言われるように災害が発生しやすい地域あるいはそうでない地域、これやっぱり濃淡を付けて、伝達手段というのも考えていく必要があるのかなと。例えば、きょうのあの話、質問の中にありましたように、生見地区の水系が危険水域を超えた。その周辺の方々に避難勧告をいたした。それで、その情報をどういう形で受け取られたかと、そういうことも今から検証をしていく必要があるのかなと。がいいのか、あるいはスマホを持ってある方々の調査をして、それをなおまた充実していくのがいいのか、いずれにしても、これがパーフェクトというような施策はなかなか見つからないんですけれども、行政がここまでしておったら、これだけの災害は起こらなかったのになっていうような、そういう後悔をしないような防災対策というのはこれからもずっと必要であろうというふうに思っております。 ◯副議長(谷口 重隆君) 12番、川口議員。 ◯議員(12番 川口  誠君) そのとおりだと思います。まず、災害はいつ、予期せぬ時にあるかわかりませんから、先ほど白土課長が言ったように、要はシステムの構築、今後、今以上に進めていく。新しい市役所ができたときには、そういう機能を有する防災対策ができているということを期待したいと思います。それこそ生見の自治会長、皆さん一番よく知っていますよね。大雨降って、人のこと言えるような立場じゃなかったって。裏山からどんどん水が流れてきて、避難勧告が出ても周りの方々に通達すらできなかったと言われておりました。ということは何が今言われている、市長が言いよる、メールを整備するなり、戸別受信機を整備するなり、最低限必要なことの手だては、ぜひ市役所ができるまでの間に構築して実行していただきたいと思います。  これで1点目の質問を終わります。  2点目の質問ですけど、これどう言っていいかわからんけど、先ほどの市長の答弁、これホームページに書いている内容どおりじゃないですか。その内容を見て市民の方々は、この新国富指標というのは必要だというふうに捉えてらっしゃっていると思いますか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総合政策課長。 ◯総合政策課長(吉村 浩子君) 総合政策課長です。市民に対しましては、7月の10日でありますけれども、講演会を行うなどして周知をしておるところであります。また、新国富指標につきましては、広報等でも皆様の目にできるように、市民の皆様に周知をいたしているところであります。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 12番、川口議員。 ◯議員(12番 川口  誠君) 課長、県内第2位の豊かさとは何なんですか。それと、1人当たりの資産2,700万。これが久山の、新国富指標の福岡県の順位、第1位、久山町3,099万。第2位、2,700万。苅田町、第3位2,647万。この金額の根拠を明確にお示しください。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総合政策課長。 ◯総合政策課長(吉村 浩子君) この金額につきましては、現在、国等で公表されております統計に基づいて試算をされておるものでございます。  まず、市長答弁でも申しましたとおり、人工資本、自然資本、人的資本、この3つに関しまして集約をされております。  人工資本につきましては、公共施設への投資、これは本市が行いましたこれまでの公共施設への投資、それから民間が行います施設整備等の投資が入っております。  また、自然資本に関しましては、本市にございます森林の面積、それから農地の面積、作付面積等が含まれております。また、森林に関しましては、木材の市場での消費と別に環境の緩和、それから森林浴も含む休養、それから土壌保全など森林システムによるそういった複利も計算をされております。  それから、人的資本でございます。これに関しましては、教育、健康の部分から試算をされております。教育に関しましては、学校等の教育訓練にわたった追加保障となっておりますが、就学されました子供の年数、それから健康に関しましては、長生きすることの価値ということで、社人研が発表しております生存率等々を考慮されましてこの金額になっております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 12番、川口議員。 ◯議員(12番 川口  誠君) すいません。僕、全く理解できない。荒牧課長、今、課長から説明がありましたけど、今の内容で把握できますか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 産業観光課長。 ◯産業観光課長(荒牧 裕次君) 産業観光課長です。私もこの新国富指標についていろいろ覚えようとしたんですけども、なかなか内容が非常に難しいというところは正直なところございます。  以上でございます。 ◯副議長(谷口 重隆君) 12番、川口議員。 ◯議員(12番 川口  誠君) さすが、そのとおり。まず、課長、全部これ中身把握されていますか。そういう意味合いで九州大学の方と協定結ばれているんでしょ。今、言われるように、僕、6月議会でこれ市長のほうから提案ございましたよね、その折にも申し上げましたよね、まず職員の方々が皆さん把握できているんですかって。1回の講演会で市民の方々が把握できるの。うちの議員にもその日の午前中やっていますよね。皆さん把握していると思っていますか。申し訳ない、僕は当日休んでおり、病院がありましたんで休んでいましたけど、後から聞いた話では、何を言いようかわからんやったって。それが現実ですよね。ましてこれ平成22年と平成27年ですよね、宮若市が第2位になったのは。私どもの第2次総合計画の策定委員会できたのいつですか。なぜそのときに活用しないの。まちづくり推進委員会等々、市民が参加して本市のまちづくりをやるためのいろんな各種委員会、ございましたよね。そういうところにまず投げかけるのが先だったんじゃないの。なぜこの時期に、この指標を使ってアンケートをやらなくちゃいけないのか。要は、ふるさと納税、後です、別の問題。じゃなくて、なぜこの時期なのか明確に答えて。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総合政策課長。 ◯総合政策課長(吉村 浩子君) 総合政策課長です。まず、総合計画の策定でございますが、平成28、29年度の2カ年をかけて策定をしております。で、平成28年度、初年度に市民アンケート、市民意識調査を実施させていただいております。で、29年度に最終的に前期基本計画を策定しておるところでございます。  次に、新国富指標についてですけれども、まず1回目に報道というか発表がございましたのが、平成28年度末でございます。この時点におきましては、もう本市の市民アンケートというのは終了しておるときでございましたが、ここで発表された内容というのは、平成22年の国勢調査に基づく様々な資料によっての試算でございました。次に、2回目報道されましたのが、平成29年度末、これが平成27年の国勢調査に基づいた新国富指標の公表となっております。本市におきましては、28年、29年で策定いたしました総合計画、それに基づきましてこの新国富指標を活用して、今後、総合計画に基づいて行っていく事業について、どのようにやっていくのか、優先順位どうするのかというような活用の仕方、また、先ほど言われておりましたが、ふるさと納税、それにつきましても、29年度からふるさと納税の基金を活用した事業への充当等始めておりましたので、そういう取組を始めるちょうどよい機会であったと感じております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 12番、川口議員。 ◯議員(12番 川口  誠君) ということは、この指標を使って、第2次総合計画を今後進めていくというのは、職員のほうからの発想でスタートしたということですね。それでよろしいわけですね。御自分たちが市長に、こういう指標がありますからこれを活用して、今、宮若市の人たちがどういうふうなお考えを持っているのか聞こうと思いますというように、あなたたちから進めた事業ということでよろしいわけですか。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総合政策課長。 ◯総合政策課長(吉村 浩子君) 最初、報道を受けましたときは、市長のほうも興味を示していただきまして、各、市内で行われますイベント等では、挨拶で広くこの新国富指標について御周知をいただきました。で、総合政策課の中では、この指標を使って何かできないかということで、最初の発端は、この指標の職員研修を行っていただけないかということで九州大学のほうへ参りました。その中で、九州大学も研究半ばであること、それから宮若市が2位であるということで、先に行っています久山町、町とは今研究を行っておるので、今度はぜひ市とやりたいというお話もありました。私どもも、市のほうも興味がございましたので、そういうことでこの取組を進めようということになっております。  以上です。 ◯議員(12番 川口  誠君) はい、わかりました。 ◯副議長(谷口 重隆君) 12番、川口議員。 ◯議員(12番 川口  誠君) ありがとう、いろいろ。だから、御自分たちから進めようというふうに決めたってことですね。それでいいわけですね。あとから言葉返さんでくださいよ。いいですね。わかりました。それじゃほかの職員に聞きます。  こういうふうに、総合政策部が指標を使って今後の宮若市の進むべき方向性を出すというふうに、皆さん通達頂いていますか。そのときに第2次総合計画作っていた最中ですよ、これ。産建もそういう話頂いていますか。民生部頂いていますか。答えてくださいよ。 ◯副議長(谷口 重隆君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長。私どもも、今、課長の説明を聞きながら、この新国富指標とは何ぞやというのを渡され、ほとんど理解できない状況にあります。私も研修を受けて、で、これが全て掌握できる話でも何でもない。課長が答弁しましたけれども、29年、もう2回目のときだったんでしょう。1回目のときは私は知りもしなかったんですけれども、新国富指標なるものが出てきて、県下60市町村の中で久山町に次いで2位と。これ何の、というのが正直な話でした。ただ、2位というのはやっぱりすごいよねと、少し深掘りしてみてもう少し研究をして、何か次のまちづくりの展開に役立つことがあれば何か利用したいと。我々が今、掌握しておるいろんな資産等々をまだまだ発掘できていないものがあるんじゃないか、そういう気持ちが非常に強うございました。そして、私、担当に、どういうことか先生のほうに聞いてこいということを申し上げたところでございます。で、議会の、私どもも説明をお願いしたのは、こういう専門的なことに対して、我々が全て承知をして的確に答弁ができるっていうのは到底考えてもいないし、思ってもいなかったわけで、そういうことで議会のほうにも説明をしていただいて、そこで積極的にそういう疑問をぜひぶつけていただきたかったわけですよ。ここはぜひ、どういう結果になるのか、今、私ども想定がどういうふうになるのかと考えてもいないんですけれども、これは総合計画があって、また別の何かまちづくりの方向性というものをこのことによって変えていこうと、そういうことでは全くございませんので、そこら辺は成り行きをぜひ温かく見守っていただければというふうに私は思っておるところでございます。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 議員、ちょっと。 ◯議員(12番 川口  誠君) 休憩しますか。ちょっと質問だけ投げかけておきます。質問を投げかけておきますんで、先に。 ◯副議長(谷口 重隆君) わかりました。12番、川口議員。 ◯議員(12番 川口  誠君) 市長の答弁いただきましたけど、中身がわからないからやっぱり一緒にって、そりゃ気持ちはわからんことはないと思います。ただ、今までの宮若のやり方って何だったんですか。トップダウンで全て来ていたじゃないですか。そこでここに来て、また指標を使ってって。僕、この指標の中身っていうのは、まずこの九大の先生方がどういう勉強をされているかわかりません。協定書の内容を見せていただきましたけど、これもう、久山もそうだし、水俣市も一緒、中身。最初の文言だけが変わっていて、あと業務内容なんか全部一緒ですよ。市議等は、私ども、独自のアンケート、本当にこれでやっていただけるのかと思うんですよね。それと、まずこの大学の先生がどこまで──当然うちを2位というふうに示してきていますけど、じゃあ宮若市の中で、要は旧若宮、旧宮田の格差というのは、この先生方どれだけわかっていらっしゃるんですか。アンケートの中身、見せてもらいました。第1次総合計画で問題になった内容だけを全部列挙しとるだけじゃないですか、これ。新たなまちづくりにどうするという内容にはなっていないと思うんですよ。その辺はあなた方、どういうふうに協定書に基づいて大学と話し合いをしてこのアンケートを作ったんですか。 ◯副議長(谷口 重隆君) ここで、10分間休憩します。                  午後2時03分休憩       ………………………………………………………………………………                  午後2時12分再開 ◯副議長(谷口 重隆君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  総合政策部長。 ◯総合政策部長(吉田 順一君) 総合政策部長です。先ほど、川口議員のほうから、今回の国富指標に当たって、幾つか御質問いただきました。  まず、一つが、宮田と若宮の格差について。それから、協定書が他の自治体と全く同じだということ等々の御意見がありました。  まず、今回のこの国富指標に当たっては、第2次宮若市総合計画を損なうものではなく、まず、これに準じて行政運営をしていく中で、先ほど、課長が申し上げたように、平成28年の9月に総合計画に関係するアンケートを実施しております。  そして、今回の国富指標に関するアンケートは、この総合計画の策定の際に実施したアンケートの中で、重点プロジェクトあるいは市民の意向が非常に強いもの、これを数値化するための金銭に置き換えてアンケートを出しております。  そういったことから、今回、この総合計画を推進していくに当たって、やはり市民ニーズをこの金銭感覚に置き換えて、そして、限られた財源の中で、最大に有効的な活用をしながら市政運営を行い、そして、市民の満足度を一層向上させていきたいということで、先ほど申し上げたアンケートに対する金銭的なものでアンケートを行っております。  それから、協定書については、これは久山についても、他の自治体においてもほぼ同等となっております。これは、ある意味、新国富指標を活用したまちづくりという、それぞれの自治体の目的は同じですので、ここの協定書が同じというのは、これはやむを得ないというか、当然のことではないかなというふうに思っておりますし、また、先ほど申し上げました宮田と若宮の格差ということの御質問がありましたけども、合併してもう12年がたちます。我々職員も、もう今は旧若宮、旧宮田ということではなく、宮若市として一体感を図って行政運営を進めておりますので、今、ここの場に及んで、その格差ということ、旧町での格差ということではなく、宮若市の一体的な市政運営の中でという視点に立っておりますので、この格差についてを改めて今から掘り下げるという考えは持ち合わせておりません。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 12番、川口議員。 ◯議員(12番 川口  誠君) 私が考えるのは、部長と同じ意見ですよ。両町の格差とは今さら言える話じゃない。ただ、金銭に置き換えて、それを数値にして出すわけじゃないですか。そういう面では、まだ宮田と若宮の格差というのは絶対なくなってないはずです。生活保護者が多い地域はどっちですか。まして、きのうの和田議員の質問の中で出ている就学支援援助、25%もらっていると。  そういう中、もろもろ本当の宮若の中身をわかって、このアンケート調査になっているかということです。単純にこれだけを見れば、お金を持っている人たちだったら、2,000円払うわ、3,000円払うわと書きます。物心共にきっちりできている人たちは書くでしょうね。  ただ、10円のお金、20円のお金でも大事に──ないという方々はおらっしゃる。それだけの生活困窮者もこの地域にはいらっしゃるわけですから、そういう方々だったらまず書きません。いりませんしかないんじゃないですか。  まして、アンケートの最初には、年収は幾らですか、預貯金は幾らお持ちですかとか、そういうところをちゃんと地域性をもって、アンケートをとっているんですかということです。  だから、この先生がどんだけ偉いか知りませんけど、そういう中身を把握された上でのアンケートを、あなたたちはお願いして作っているんですか。  それで今、部長が言われました、第2次総合計画を進めるためにと。農業施策なんか、何行うたっていますか。うちの一番の、ことしの、この第2次総合計画の第1次プロジェクト、きょうの安川議員の質問の中でありましたよね、市長が答弁されていますよね。そういう内容なんか、まったく触れてないじゃないですか。問題点だけを列挙して、本当に進めなくちゃいけない方向性は、これで示されると思いますか。もう、これ、答弁いりません、長くなりますので。  アンケート自体を私は否定しているわけじゃございません。ただ、アンケートをとるんであれば、要は職員の方々も、議会も、市民の方々も皆さん把握された上で、アンケートを実施してください。市長も御自分で正直言われていた、中身がようわからんて。誰が見たってわからんて、これ、大学の先生たちが考えることなんか。  その辺を理解した上で、どういうアンケート結果が出てくるかわかりませんけど、どうぞ十分第2次総合計画に生かしてください。どういう結果になるか、楽しみにしております。  続いて、この指標を使ってのふるさと納税との活用の意味合いが僕はわからないんですけど。今議会でありました決算審査の中で、私はふるさと納税、前年度どういう利活用されたかというふうにこれで言っていますよね。そのときには、御自分たちで、要は集まったこの税金を活用されてるじゃないですか。今回、なぜ、市民にそれを問わなくちゃいけないわけ。課長、私ども宮若市議会というのの立ち位置はどういうもんなんですか、御説明ください。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総合政策課長。 ◯総合政策課長(吉村 浩子君) 総合政策課長です。  まず、ふるさと納税に関しましてでございますが、平成29年度からふるさと納税を、どのように活用していくかということの検討を始めております。  どうしてそうなのかというと、ふるさと納税制度、平成20年度に始まりまして、ようやく努力が実りまして、寄附額が増えてきたことが要因でございます。  29年度は、決算審査でも申しました返礼品や幼稚園への備品、それからリコリスの図書等に充当しております。  今後、30年度以降につきましては、第2次総合計画に基づきました事業を行う中で、このふるさと納税の活用についても市民の意見、それから寄附された皆さん、それぞれ総合計画に基づいた分野に寄附をいただいております。そこのマッチングをさせるためにも、アンケート調査によって具体的な事業についての、客観的な視点からの検討を行いたいということで、このふるさと納税への活用を考えております。  以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 12番、川口議員。 ◯議員(12番 川口  誠君) 今、そのふるさと納税、幾ら残っとるんですか。要は、返礼品を引いた数字です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総合政策課長。 ◯総合政策課長(吉村 浩子君) 今、手持ちに持っております資料におきましては、基金の残額が1億1,500万となっております。 ◯議員(12番 川口  誠君) これ、返礼品を引いた数字。 ◯総合政策課長(吉村 浩子君) はい、29年度充当をした結果の数字でございます。 ◯副議長(谷口 重隆君) 12番、川口議員。 ◯議員(12番 川口  誠君) 私のもう一つの質問の、私ども市会議員の立ち位置ということでお答えいただけませんでしたけど……。  市外の方々から、宮若市にとって必要な財源として使っていただきたいということでふるさと納税をしてくれた方と、返礼品欲しさにされた方と、多分2種類おらっしゃると思うんです。  それはさて置いて、市民に聞く前に議会に聞くべき話じゃないんですか。まして、市外の方々からいただいた寄附金を使うのに、議会に全く相談もない、話もない。まして、アンケートの結果に基づいて、そのお金を活用させてもらう。それは、あなた方執行部が考える答え。僕ら議員の立ち位置って、だから何なんですか、一体。  部長、答えてください。 ◯副議長(谷口 重隆君) 総合政策部長。 ◯総合政策部長(吉田 順一君) 総合政策部長です。御承知のとおり、基金を寄附いただく方については、それぞれ総合計画に基づいた目的に沿って寄附をいただいております。それはコミュニティーだとか、教育、文化、福祉関係、あるいは都市基盤、生活基盤、自然環境等々に分かれております。  そういった先ほど課長が申し上げた基金残高が約1億1,500万ほどが、市長にお任せコースも含めると7コースのほうに分かれております。やはり、それぞれのコースによって金額の差異はございます。やはり、せっかくいただいたお金については、市民の方の喜ぶべき施策に活用すべきもの、そしてまた、それがシンボリックであるということを我々は考えた上で、この基金の活用をするという一つの視点を置いております。  そういった中で、今、川口議員がおっしゃった「我々議会の役割は何か」ということですけども、やはりこれまで確かに基金の活用について、議会の皆さん方に、「何に使ったらよろしいでしょうか」ということをお諮りしたことはございません。我々からすると、そういうふうな7つの交付の目的に沿った上で、なおかつシンボリックに、寄附をいただいたことが市民の方に喜ばれるような事業を模索していきながら、その模索する過程の中で、今回のこの新国富指標というものの市民アンケート、無作為抽出で2,500名の方の意向を、一つの活用する案の市民の意向として踏まえて、どういったものに使っていくかということを決めた上で、またそういった決めることに対して、その際に議員の皆様にお諮りをしていくべきものというふうに考えております。
     以上です。 ◯副議長(谷口 重隆君) 12番、川口議員。 ◯議員(12番 川口  誠君) もう、押し問答になるけ、あれですけど、私どもは市民の代表としてこの場所に来ているわけですよね。年間予算については、議決をもってというふうになっていますよね。それはそうでしょう。  ただ、善意の第三者じゃないですけど、宮若市に対して必要なお金を、寄附をなさっていただいた方に対して、話については議会は関係ないよと、市民にその答えを求めるだけだというのは、それは本当に正しい行政運営ですか。これが二元代表制といわれる中身なんですか。  今までの行政運営の中で、議会がどれだけ一緒になって汗かいています。全て議決を通してきているのは、僕ら議会のほうじゃないんですか。簡単に言えば、東中学校の問題にしてもそう。道路が終わってから、建物を建てます、校舎を建てる、ただできる。現実、今も終わってないじゃないですか。問題点、残したまんまやないですか。そんなんでも全て議決をもって議会は協力してやってきていますよ。まして、第三者から大切にいただいた税金に対しては、議会関係ない。甚だしいよ、本当。僕が一番言いたいのはそこですよ。  先ほどから課長は、私どもが率先してこのアンケート、指標を使ってやりたいというふうなことを言っておりますけど、違うでしょう、市長はいつも言いよったやないですか、これはいいものが出たと。そういう発言があってこそ、あなたたちが動いているんでしょう。  今後、行政運営に関しても、僕らがとやかく言うことはないですよ。苦言を呈したとしても、宮若市議会は、市の方向性は市長が考える、執行部が考える方向性と同じものを持っていると思います。ただ、行き過ぎたときには、当然歯どめをするのが僕らの役目と思っておりますから。  そういう意味合いで、今回のこのアンケートというのは、一番僕は感じるのは、久山町、宮若、苅田、久山町に関しては、福岡大都市圏のすぐ近郊にありながら、何も発展していないと。宮若市にしてみれば、トヨタ自動車九州があり、福岡都市圏、北九州都市圏の間にあって何も発展していないと。苅田もそう、日産工場があり、トヨタ工場があって、何も発展していないから、あなたたちは本当に大丈夫ですかと。伸びしろというのは、もっと行政運営をうまくやりなさいよということを言われているんじゃないですか。私はずっと読みながら、そういうふうに感じました。  まして、この先生の一番思ったのが、これ、インターネットに出たやつです。地方の持続度可能性の条件として、高齢者の地方の移住が進めば、ヘルスケア産業の需要が増えるため、その需要を補う働き手である若者の雇用が増加する。その金銭も増加する効果があるだろう。このような地方の高齢者移住は、ヘルスケア産業の活性化を通じて、若者の移住に伴う地方の人口を増加させる点から経済発展も考えられ、地方創生も考えられる。これだけ読めば、老人ホームいっぱい造って、働き手増やしたほうがいいですよと言っている内容じゃないんですか、これ。  高齢者率がそれでなくても34%超えているのに、これが正しいかどうかわかりません。皆さんが言っているように、指標の中身がわからない。僕もわからない。この一文を読むだけでみれば、「何、この先生」って思いますよ。  取組は取組として進めていっていくのはいいと思いますけど、私ども議会とすれば、指標にどうこうというより、今後の宮若の進むべき方向性というのは、今からも一緒になって進めていくべき課題だと思っております。  そういう面では、これにとらわれず行政運営をやっていただきたいのと、ふるさと納税、一番使うの簡単でしょう。あなたたちが予算組んだ中で、各所管が本当はこういう事業がやりたいんだ、例えば農業施策、観光施策の中で、こういうことにもうちょっとお金使いたいけど、予算削られたからできませんというところに、各所管にアンケートとって、そういうところを充実させてやったらいいじゃないですか。  米コンクールで、うちが日本で一番になった。全国のブランドとして一生懸命、生産者努力してるんですよ。じゃあ、そういうふうに返礼品に送るところの袋なり何なり統一したものをつくるなり、いろんな方法、あるやない。まず、自分たちが考えるのが先でしょう。それを今後進めていただきたいと思います。  これで終わります。 ◯副議長(谷口 重隆君) これにて、川口議員の質問を終了いたします。  これをもって、一般質問を終結いたします。       ────────────・────・──────────── ◯副議長(谷口 重隆君) 明日20日は、本会議を休会とし、21日午前10時から再開いたします。  本日は、これをもって散会いたします。                  午後2時30分散会       ────────────────────────────── ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃  会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。     ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃    平成30年 9月19日                          ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃                 宮若市議会議長  遠藤 嘉昭          ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃                 宮若市議会副議長 谷口 重隆          ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃                 会議録署名議員  山元 秀一          ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃                 会議録署名議員  藤嶋 嘉子          ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ Copyright (c) MIYAWAKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....