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06月15日-04号

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  1. みやこ町議会 2022-06-15
    06月15日-04号


    取得元: みやこ町議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-29
    令和 4年 第3回定例会( 6月)───────────────────────────────────────────令和4年 第3回(定例)み や こ 町 議 会 会 議 録(第10日)                             令和4年6月15日(水曜日)───────────────────────────────────────────議事日程(第4号)                         令和4年6月15日 午前10時00分開議 日程第1 一般質問──────────────────────────────本日の会議に付した事件 日程第1 一般質問──────────────────────────────出席議員(14名)1番 石松 雄太君       2番 梅本 智明君3番 肥喜里雄二君       4番 柿野 正喜君5番 中山 茂樹君       6番 小田 勝彦君7番 中尾 昌廣君       8番 浦山 公明君9番 大束 英壽君       10番 柿野 義直君11番 原田 和美君       12番 熊谷みえ子君13番 飯本 秀夫君       14番 田中 勝馬君──────────────────────────────欠席議員(なし)──────────────────────────────欠  員(なし)──────────────────────────────事務局出席職員職氏名事務局長 元木 隆太君     書記   徳永  篤君──────────────────────────────説明のため出席した者の職氏名町長 …………………… 内田 直志君   総務課長 ……………… 進  光晴君財政課長 ……………… 中村 健治君   会計課長 ……………… 砂田  功君行政経営課長 ………… 古谷 泰隆君   観光まちづくり課長 … 川本 英紀君税務課長 ……………… 川寄光一郎君                     総合行政委員会事務局長 …………………………………………………… 本吉 敏之君教育長 ………………… 桝口 広二君   学校教育課長 ………… 浦山 美範君生涯学習課長 ………… 長尾優美子君   住民課長 ……………… 永川 文子君農業委員会事務局長 … 石谷  守君   農林業振興課長 ……… 長尾 勝芳君保険福祉課長 ………… 田中 靖一君                     子育て・健康支援課長 ……………………………………………………… 進   勲君都市整備課長 ………… 坪石 洋和君   建築課長 ……………… 白川 義徳君上下水道課長 ………… 進  貞敏君                     ────────────────────────────── ◎事務局長(元木隆太君) 皆さん、おはようございます。 開会前に事務局より傍聴者の皆さんにお願いいたします。携帯電話をお持ちの方は、電源を切るか、マナーモードに設定していただくようお願いいたします。 配付資料の確認をお願いいたします。お手元に、本日15日の議事日程第4号、必要とされた方には一般質問簡易答弁書を配付しております。御確認をお願いいたします。午前10時00分開議 ○議長(田中勝馬君) おはようございます。ただいまの出席議員は14名です。したがいまして、定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。日程に従い、議事を進めます。────────────・────・──────────── △日程第1.一般質問 ○議長(田中勝馬君) 日程第1、一般質問を行います。 では、通告順により質問を許可します。 通告順位6番、議席番号4番、柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) おはようございます。4番議員、柿野正喜でございます。 4月に町長選挙がございました。そして、内田町長となられました。町長、選挙が終わればノーサイド、町長の懐の深さで、人で区別なく、優秀な人材をフルに活躍していただき、町の発展に寄与してもらいたいと思います。 町長は既に、町民に3つの約束をされました。約束達成に向け、健康に配慮し、初志貫徹、邁進していただきたいと思います。 それでは、令和4年度6月定例会での一般質問をさせていただきます。 まず、選挙の在り方について伺っていきます。 公職選挙法に基づき、選挙は公明かつ適正に行うことを目的とした選挙運動に関する規定を設けています。 4月に執行された町長選挙及び町会議員補欠選挙では、告示までいろんな違法性のあるうわさを耳にしたが、選挙違反や警告はなかったのかお伺いをいたします。 次に、投票率、選挙事務の進行、今回の選挙から初めて実施された選挙運動の公営の実績等、選挙を終えどう総括したのかお伺いいたします。 2項目めに、太陽光発電所設置に伴う環境保全に関する条例の制定についてであります。 犀川地区に大規模な太陽光発電所が設置されました。関係地域から環境の変化により諸問題が生じたことが起因となり、対策として関係条例案が準備され、3月議会には提出されるかと思いきや、6月議会にも未提出であります。今後の提案の時期と遅れている理由をお伺いいたします。 3項目めは、勝山、諫山地域の猿出没対策についてお伺いをいたします。 今日までの捕獲檻の設置や山への追い払い、花火等の取組で出没回数は下がってきたと思いますが、令和3年度の出没状況と被害状況をお伺いいたします。 次に、集落や里山への出没の抑制に、町有林に食物となる実のなる木の植樹で動物の居場所確保はできないかお伺いいたします。 簡潔な答弁のほどよろしくお願いをいたします。 ○議長(田中勝馬君) 内田町長。 ◎町長(内田直志君) おはようございます。まず、最初に柿野議員からエールをいただきましたので、私もしっかりと選挙で掲げました公約をきちんと果たすように、しっかりと健康に留意しながら頑張ってまいりたいと思います。 それでは、柿野正喜議員からいただきました御質問についてお答えいたします。 まず、選挙の在り方について御質問いただきました。 選挙管理委員会において、令和4年4月10日執行のみやこ町長選挙及びみやこ町議会議員補欠選挙における告示日前の政治活動及び選挙運動期間中の選挙違反及び警告の事例は、ありませんでした。しかしながら、有権者である住民の皆様から御意見をいただく事例が数件ありました。 また、公平・公正な選挙の執行に資するため、当町ホームページ選挙運動の基礎知識として、投票の方法、選挙運動の方法などの事項を掲載しております。 今回の選挙において、住民の皆様からいただいた事例を基に、来年4月執行予定の統一地方選挙及び町議会議員選挙に向け、広報みやこ選挙制度を掲載し、今後も公平かつ適正な選挙執行に努めてまいります。 続きまして、太陽光発電所設置に伴う環境保全に関する条例の制定についての御質問にお答えいたします。 まず、条例上程に向けての進捗状況を申し上げます。 みやこ町自然環境等再生可能エネルギー発電設備設置事業及び適正な管理に関する条例の制定について、総務産業常任委員会と関係各課で何度も協議を進めてまいりました結果、現在、条例の素案はできている状況であります。 また、前回の3月定例会に上程する予定であることを令和3年11月の総務常任委員会において、担当課である住民課より報告しておりましたけれども、結果としましては、今回の議会上程に間に合っておりません。 議案として上程に至っていない理由といたしましては、住民課と関係各課の細部の調整が完了していないことにあります。実務レベルで円滑に運用できるように細部について調整が終わり次第、今年度中のできるだけ早い時期に条例制定の提案をさせていただけるよう努めてまいります。 続きまして、猿出没対策についてお尋ねがありましたので、お答えいたします。 みやこ町、香春町、北九州市をまたぐ平尾台周辺においては、多くの野生猿が生息しており、みやこ町においては主に諫山地区で猿出没の報告が多く寄せられております。 諫山地区には町立小学校もあることから、児童及び住民の安全確保のため、狩猟者を巡視員として委託契約し、猿の出没が多く報告される諫山地区を中心に巡回警備を行っております。 令和3年度においては、住民からの通報等が30件ほどあり、通報があった場合、巡視員による出没地の巡回強化、職員による巡回を行い、猿の出没を確認した場合は花火等により山へ追い上げ作業を行っております。 また、被害についてですけれども、農家等からの聞き取りでは、敷地内の果樹や野菜等の被害が主であると聞き及んでおります。 続きまして、町有林等の植樹による猿の居場所確保についてお答えいたします。 現在、町が所有しています町有林においては、主に杉、ヒノキなどの針葉樹が植栽されており、実のなる広葉樹等は植えられておりません。 樹木を伐採し、広葉樹の植樹を行うとなると、実が十分になるまで相当数の年月もかかりますし、また、餌場を確保したところで猿の繁殖を助長する可能性もあることから、現段階では植樹は難しいと考えております。 しかしながら、今後、専門家等の意見を聞くことにより、猿による農産物被害に対する軽減効果があると判明した場合には、議員からの提案も含め対応を検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) ありがとうございました。 まず、1点目からお伺いします。 選挙違反等は、警告を含めてなかったという回答をいただきました。 それで、一点確認をさせていただきたいのですが、公職選挙法、それから公務員法等で、職員は特別職を含む選挙運動は禁じられております。例えば、現職の町長が町の予算科目、19節負担金補助及び交付金、町から補助金とか交付金を頂いている団体です。例えば、社会福祉協議会、商工会、体育協会等がたくさんあります、負担金を頂いているところ。そこへの代表者、あるいは役員の方への選挙協力を依頼した場合、そんなことはないと思うのですけど、そういう仮に行われた場合は違反になりますか、それは。確認させてください。 ○議長(田中勝馬君) 本吉課長。 ◎総合行政委員会事務局長(本吉敏之君) ただいまの質問にお答えします。 選挙管理委員会といたしましては、先ほどの議員の質問なんですが、確実にそれが違反になるかという判断はなかなかし難いものがあります。やはり選挙が公平に行われることは政治、民主主義の根幹としているのは十分理解していますが、個別のものが、それが選挙管理委員会としてこの公選法に抵触するか、しないかということにつきましては、なかなか判断する立場ではないかと私自体、理解しています。 以上でございます。よろしくお願いします。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) それは事が起こった場合、ケース・バイ・ケースです。いろんな様態があると思います。それで一般論として、例えばみやこ町のほうが、こういうことは違反ですよと有権者の方へ選挙前に呼びかけたり、明るい選挙を推進する意味でもそういう呼びかけをすると、こういったことが選挙違反ですよということを、そういうことを明示してやらないと有権者の方というのは分からないところがあるのです。だから、ホームページで明るい選挙をやりましょうということでしても、それは高齢者にとってはなかなか大変なところもあるし、だから口で言って、行政無線等でこういった場合は違反ですよということを明示しなくてはいけない。一般論で言っているのです、それは。いろいろケースがあると思うのですけど、一般論です。原則的にそういった場合は違法性があるかということ。だから、私が言っているのは、違法か、違法かではないのです。違法性です。そうしたら幅広くなります、考え方として。ケース・バイ・ケースも含んでいきますこの中へ、違法性となると。そこら辺はどうですか。 ○議長(田中勝馬君) 本吉課長。 ◎総合行政委員会事務局長(本吉敏之君) ただいまの質問にお答えします。 先ほど、町長の答弁にありましたような形で、ケース・バイ・ケースの問題、違法性等については、今の選挙管理委員会の予定としては、9月1日の定時登録の選挙時、選挙のとき、議案のときに、来年4月に執行される町議会議員選挙の議案の協議をして、その際に、10月以降、今議員から頂戴いたしましたそういう事項、住民向けの説明、候補者への説明等を勘案しながら広報紙で伝えるもの、防災無線で伝えるものという形で今後対応したいというふうに考えているところです。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) ありがとうございました。 それで、最後の一つ。例えば、違法性とは別として、こういった場合はそこの地位利用に入りますか。要するに、そういう権限を持っている方の地位の利用にこういった場合が行われた場合は。 ○議長(田中勝馬君) 本吉総合行政委員会事務局長。 ◎総合行政委員会事務局長(本吉敏之君) ただいまの質問にお答えします。 先ほどの件からずっと話をさせていただいたのですが、今回のその事例について、私人なのか、公人なのかというのは、選挙管理委員会としてはなかなか判断がつきにくい点もございます。ですから、今後の啓発という形で対応させてまいりたいということでよろしくお願いします。 以上でございます。
    ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) なかなか答弁しにくいような感じなので、もうそれ以上答弁を求めません。 それで次に、今回の選挙をどんなふうに総括したのか、また総括した結果を次の選挙に生かすということだと思うのですけど、その中で若い人の投票率が低いとよく耳にします。それで、今回、選挙はどんな状況だったのでしょうか。年代別に分かれば、男女別でもいいですが、そういったところが具体的に分かればお尋ねしたいのですが。 ○議長(田中勝馬君) 本吉総合行政委員会事務局長。 ◎総合行政委員会事務局長(本吉敏之君) ただいまの質問にお答えします。 4月10日執行の町長選挙の投票率でございます。全体で63.68%です。若年者、例えば18歳、公選法が変わってなりました。その投票者、投票率については0.56です。かなり低いです。19歳に至りますと0.7という形で、町としては5歳刻みで投票率というのを管理しています。という形で見ていきますと、やっぱり若年者については2%、3%台です。相反しまして、65歳以上の方々につきまして、5歳刻みなんですが、ほぼ10%を超えています。10%を超えているというのが実情でして、80歳以上になりますと14%を超えているというのも現状でございます。それを総括して、先ほど言いました63.68%というのが投票率でございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) やはり若い人の投票率が低いということですね、結果として。それで、じゃあ若い人の投票率はどのようにして上げていくかということなんですが、現状では総括して、これからは若者の投票率を上げる具体策が何か今のところありますか、お尋ねします。 ○議長(田中勝馬君) 本吉事務局長。 ◎総合行政委員会事務局長(本吉敏之君) ただいまの質問にお答えします。 先ほど、来年の4月に向けて広報紙でいろんな方に周知喚起をするということを申しました。それとは別に、みやこ町にはやっぱりSNS的なものもあります。そちらのほうでまた選挙間近、年明けになりましたら、そういう形で呼びかけも必要ではないかと考えているところであります。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) そうですね、SNS、そういったインターネット関係の利用もフルに活用することが大事だと思います。 それから、今、有権者の18歳以上なんですが、学校に出向くというか、期日前ですか、そういったことはちょっと無理な話なんですか、法的には。 ○議長(田中勝馬君) 本吉局長。 ◎総合行政委員会事務局長(本吉敏之君) ただいまの質問にお答えします。 期日前投票、そこに作るのはなかなか公選法的に難しいところがございますので、一点だけは考えられることは、そこに出向いて模擬的な投票をして、その中で選挙を周知するという手段があろうかと思います。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) そうですね、模擬はやっているところもあると思うのですが、じゃあ、みやこ町のほうで模擬はやっていますか。やっていなかったら今後されていきますか。どういうふうに考えておられますか、模擬については。 ○議長(田中勝馬君) 本吉総合行政委員会事務局長。 ◎総合行政委員会事務局長(本吉敏之君) ただいまの質問にお答えします。 時期的なものはちょっと今、記憶はないのですが、育徳館高校において、18歳に到達したときに模擬投票を行った事例はあります。みやこ町選挙管理委員会として。高校で1回やっていますので、なかなか今、コロナ禍がやっと収束した段階ですので、今後公立の中学校等も含めていろんな形の協議を考えてまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) そのようにお願いをいたします。 それから、今回公営による選挙をやりましたよね。それで、その費用と、1人当たりの費用はどれぐらい負担したのかお願いします。 ○議長(田中勝馬君) 本吉総合行政委員会事務局長。 ◎総合行政委員会事務局長(本吉敏之君) そうですね、令和2年12月12日に施行されましたみやこ町議会議員及びみやこ町長の選挙における選挙運動の公営に関する条例に基づく経費でございます。まず、町長選挙の件については、2候補者で106万8,371円です。これは2名分でございます。そうして次に、同日執行されましたみやこ町議会補欠選挙の経費でございます。候補者5名について197万9,144円という形になります。そうすると、町長はちょっと、約五十二、三万だろうと。あと、町議の補欠選挙につきましてはちょっと波がありますが40万程度だろうという形になっております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) 実績がこうだったわけですね。 それでは、その予算見積り、予算と比較してどれぐらい見込み違いがありますか。 ○議長(田中勝馬君) 本吉総合行政委員会事務局長。 ◎総合行政委員会事務局長(本吉敏之君) ただいまの質問にお答えします。 予算ベースといたしましては、1人当たりの限度額、町長でいくと56万円程度、補欠選挙でいきますと54万程度を想定していましたので、その間という形になります。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) ありがとうございます。ということで、課題はやっぱり投票率ですね。投票率をやっぱり引き上げていかなければならないと、そういうことだと思います。ありがとうございました。 次に、太陽光のほうに伺ってまいります。 今年度中に条例化をするということですね。それで、例えば条例化、仮に今もう原案はできていると思うのですが、それを実施した場合、現状に照らし合わせたときに、今の事業者に抵触した部分があるかどうか、そこら辺のところが分かればお願いいたします。 ○議長(田中勝馬君) 内田町長。 ◎町長(内田直志君) 本件につきましては、私が議員のときに進めてまいりましたので、私がお答えしたいと思います。 現事業者に照らし合わせて、今回の条例が該当するのかどうかということですけれども、つくり方としましては、既に事案が起きていて、今後そういう問題等が起きないようにするために条例をつくったという順番になっています。ですから、事案が該当するかといえば、条例に対して該当しますけれども、今度はその条例をどこまで適用するかということになるとまた話は別かなというふうに考えております。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) 分かりました。それで、今実際にできてきているわけなんですが、今後の話になりますが、今の状況からいけば情報的にあまりないように考えているのですが、設置する予定、そういう情報はあるのでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 内田町長。 ◎町長(内田直志君) 新規の太陽光発電メガソーラーという意味ですか。 ◆議員(柿野正喜君) はい、そうです。 ◎町長(内田直志君) の情報は、現段階では聞いてはおりません。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) それから、今設置している中でいろんな諸問題が発生した、そういったことでこの条例化を急いでいるわけですが、これから雨季を迎えます。それで、その準備をするというか、心配しているところがあったらお伺いします。 ○議長(田中勝馬君) 内田町長。 ◎町長(内田直志君) 心配しているところでいいますと、過去にもう既に被害があったところがありますので、そこが今度どうだというのは心配はしております。もしよかったら、議員の皆様も機会を設けていただいて見ていただきたいのですけれども、道路から目視できる部分でもやはり被害が出ているところもあります。特に豪雨、最近の100ミリに近いような豪雨が降ったときに土が流れているのも見受けられますので、かなり面積も広いですので、全体にわたってやはり雨季になりますと見て回った方がいいなという思いで私は見て回っておりました。恐らく地元の皆さんもそういう思いでずっと見られる範囲を見ているのではないかなというふうに思っております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) それで、そういう心配をされている部分があるのですが、その責任の所在地ですか。じゃあ、そこがそういう状況になった。じゃあ、役場のほうで、町のほうで負担して修正、修理していくとか、そういうと責任論になりますけど、恐らく業者が云々という話になってこないような気がするのです。何かあれば町がお金を出してやっていく、そういう状況になるのではないかと思うのです。そこら辺は心配にならないですか。 ○議長(田中勝馬君) 内田町長。 ◎町長(内田直志君) もし事務レベルで訂正があり得ればいただきたいのですけれども、私が承知している範囲でいいますと、恐らく町のほうで壊れた部分に対して手出ししているというのは今のところはないのではないかなというふうに考えております。住民協議会があります。何か起きたときは業者と直接話し合って、主にはしゅんせつになると思いますけれども、そこに対しては地元からの要望で、業者が手配して河川のしゅんせつを行うということを行っておりますし、例えば沈砂地等も損壊があった場合は、それはもう業者のほうで修繕等も行っておりますので、今のところ町のほうから手出ししているということはないのではないかなと思いますけど、訂正がありましたらよろしくお願いします。 今後、そういうことがあり得るのかということについては、ないようにしたいということは考えております。そういう条例はつくりたいなと思っております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) そうであればこしたことはないのですが、今、岡山県の美作市、そこが条例化しました。もう御承知かと思いますが、税金をかけると、パネルにです。その面積に応じて1平米50円ですか、何かそういう金額も徴収するということで、それはもう条例化しております。それでスタートということで、総務省の同意が必要なために、今その段階にまで来ているのです。それが通れば恐らく全国的にそういったことが波及してくるのだろうと思います。だから、それはなぜそういうことを設けたかというと、今町長が答えていただいたそういったことの費用に充てると、今町長が言っていたように、業者がしてくれればそういう費用は生まれないのですけど、そういう費用に充てるために税を徴収するということになっているみたいなんです。だから、そこら辺は両方でやっぱり準備を、心積もりをしておく必要があると思うのです。スムーズにいけばいいですけど、やはり業者との話の中でそういった面が出てくるかも分かりませんけど、そこら辺の心の準備はスピードを持ってよそに負けないようにする必要があると思うのです。そこら辺の答弁いただけますか。 ○議長(田中勝馬君) 内田町長。 ◎町長(内田直志君) このメガソーラーに関していいますと、各段階において様々問題であるとか、懸念があります。それは最初、計画が立ち上がったとき、そして工事が進んでいるとき、工事が終わって事業が始まった後、20年ぐらいなんですけれどもその期間、それからその20年たった後、以降、各段階において懸念されることがありますので、議員がおっしゃられるようなことも参考にしながらなるべく漏れのないように条例をつくっていきたいというふうに考えております。 ただ、完璧な条例を目指しますとどんどん時間がかかりますので、ここまでまず押さえておこうということで、また運用しながら改正できればいいのではないかなというふうには考えております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) 私もそれでいいと思うのです。まずは今あるやつをやると、それから話がうまくいかない場合は、どうしても費用がかさむようであればこういう目的税を創設するのも必要かと思いますが、そういったつもりで言ったつもりでございます。 それから、再生可能エネルギーということで、今どこもそういうふうな取組をやっておるのですが、みやこ町もゼロカーボンシティ宣言をしました。令和3年12月6日。現状の取組があまり見えないのですけど、どういった状況でしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 永川住民課長。 ◎住民課長(永川文子君) ただいまの質問にお答えします。 ゼロカーボンシティ宣言をおっしゃるとおりいたしまして、北九州市先行地域というのに、そういうブロックで2030年までにゼロカーボンということで先行地域として選定されています。それで、既にセミナーとか会議とかに今出席しておりまして、再エネ交付金、ちょっと正式名称を忘れましたけれども、再エネ交付金などを使って計画をまず立てまして、現状把握から始まり、計画を立ててほかの先行地域と肩を並べながら計画を実施していくという、まだちょっと計画を立てる前の段階ですが、そういうような思いでおります。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) 計画は計画なんです。それで、もう実務として、例えば豊前市が脱炭素を目指すということで新聞に取り上げていますけど、今度やったわけですね、6月7日。それで、もうここは具体的に何をするということも掲げていますよね。だからそういう実務を、今から計画云々という、北九州云々とそういうことも必要かと思うのですけど、まずはやっぱり走らないと、計画ばかりしても先送りになっていくのです。だから、できることから最初にやるというようなつもりでやってもらいたいのです。どうですか。例えば公共施設にそういうものを設けるとか、全く見えないのです、これは。なぜできないのですか、そういうことが。何か理由があるのですか。公共施設につけたりできないのは。 ○議長(田中勝馬君) 内田町長。 ◎町長(内田直志君) 補足があればお願いします。この脱炭素へ向けてみやこ町が──まだ一部だと思いますけれども──取り組んでいるのは、北九州の広域圏がありまして、再生可能エネルギーで作られた電力を買うと、そういったことをやっておりますし、例えばみやこ町の一部の施設で太陽光発電、そういったものを設置したりということは規模は小さいのですけれどもやってはいます。 ただし、今後本格的にみやこ町が脱炭素に向けて取り組むにはどうすべきかということは、少し勉強しないと難しいところもありまして、そこに関しましては専門家の力もお借りしながら計画をつくっていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) それは分かります。そういうことは分かりますけど、できることから、やはりこのソーラーをつけるのはそんなに難しい話ではないのですから、民家でも個人で作っているし、やっぱり電気をそこで、自前の電気を使おうというような考えに立てばできる話だと思うのですけれども、何でちゅうちょするのかなと思うのですけど、何かちょこちょこやっていたら駄目ですか、効率が悪いとかそういうことですか。 ○議長(田中勝馬君) 内田町長。 ◎町長(内田直志君) 今お答えしましたように、やっていないわけではないのです。やっているけど規模が小さくて多分見えないとおっしゃっていると思うのです。だから、みやこ町がこういう形で宣言しましたので、まずこの宣言したこと自体を町民の皆さんが知っているかというとどうなのかなという気は私もしていますので、それは町としてもっと大きく皆さんに知ってもらう努力をしなければならないと思いますし、それに向けて現在何をしているかということも知っていただかないといけないと思いますし、そして今後どういうことをやっていくかということは、計画をつくったらきちんと皆さんに広く分かるようにお伝えしていきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) そのとおりだと思うのです。宣言しても町民の方に行き渡っているかと。そうではないと思うので、やっぱり行き渡っていないと思うのです。だから、そういう広報、PRをすることも必要なんですけど、やっぱり何でこういうのができているのかなとか、動きの中でも知っていただく必要があると思うのです。能書きばかり言ってもなかなか浸透しないと思います。それで、この太陽光発電を、再生可能エネルギー、これについて順次、本当に見て分かるように進んでいるんだ、そういうこともしているのだなと見えるような形でどうぞやっていっていただけたらと思い、よろしくお願いいたします。 それでは、続いて最後の質問であります。猿対策でございます。 被害状況なのですが、どれぐらいあると言いますよね。それで、種をまいていないとか、猿が出没するためにそういうのが作れない、そういうのは被害状況のうちに入れていますでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 長尾農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(長尾勝芳君) 現在、被害額では、猿の被害においては把握しておりますが、今議員の御指摘のように猿が出るから作付ができないという土地に対しての被害は計上しておりません。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) 実質、それも被害ですよね。作ったらやられたではなくて、作れないと、うちはもう猿が出るからこういう食物は作れないというのもやっぱり被害ですよね、それは。そこら辺もやっぱり含めて、例えば被害状況を集約するときにそういうのも入れる必要があると思うのです。作れない部分は、その他は作れない部分についてを書いてくださいとか、そうしたほうがカウントするのはとりあえずしなくてもいい、別途カウントしていて、だからそういうところも必要だと思うのですので、今度被害状況をまとめるときにはそうしたところも工夫されてやっていただきたいと思います。 それから、町有林です。町有林にはなかなか今のところ難しいということですよね。それで、この猿が今出ているところ、諫山地域のほうに町有林はないかもしれませんが、諫山財産区というのがあります。そこに7筆あって、これは主に河内です、河内谷です。7筆あって、4,100町歩あるんです、面積としては立派にあるんです。それで、そこら辺も相談をすれば活用もできるかと思いますが、猿が増えると、そういう懸念があるからしないと。それで大丈夫ですかと思うのですけど、どうなんですか。本当にこうしたら増えて困ってしまうようになりますか。それとも、多少増えても里山のほうに下りてこないようになるのではないかなと思うのです。そこです。私は、猿はもうゼロではなくてもいい、出没回数を減らす、それが大事だと思うのです。ゼロを望んでいるわけではありません、動物ですからそれは。 ○議長(田中勝馬君) 長尾農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(長尾勝芳君) 今現在、山の中に猿の餌が豊富にある箇所については統計的に見ると猿の数が増えて、その猿が分裂して他地区にも出没するというケースの情報は得ております。ただ、議員が御指摘のとおり、農業被害が減るのではないかというような案件についての情報を得ておりませんので、今後専門家等の意見を聞きながら、農業被害等が減るのであればそういう案件についても今後検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) そのようにお願いします。 それから、猿が出没したときの対応をちょっとお聞かせいただけますか。 ○議長(田中勝馬君) 長尾農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(長尾勝芳君) お答えします。 現在、週に3日専門の巡視員が猿の出没する諫山地域の巡回を朝と夕方行っております。それとは別に、個別に通報があった箇所等については、その巡視員に頼んで巡回に行ってもらうか、または職員が出向いて現場の確認を行っております。その際に猿の出没を確認できた場合は、花火等で追い上げの作業も行っているところでございます。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) 巡回ですけど、巡回の方法はどんなふうに巡回するのか。車に乗ってきて回るということですか。それとも、その集落に行って聞き取りをするのですか。 ○議長(田中勝馬君) 長尾農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(長尾勝芳君) 現在、お願いしている作業については、車でその地域を巡回して回る、個別に下りて状況等の確認は、ケースによって猿が出没しているというような状況のときは地区に下りていって話は聞いていると思いますが、通常はそういう業務は行っておりません。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) ちょっとインパクトがないのですけど、諫山のような集落支援員という制度がありますよね。それで支援員の方はその地域に滞在時間が長いと思うのです。毎日行っているかどうかは分からないのですけど、姿を見ると結構な時間いますよね、その地に。そういった方の協力要請はできないのですか。これは週に3回でしょう、1週間に。出没の連絡があるときを除いて週に3回といったらあまりぴんとこないのですけど、どうです、定期的な巡回の頻度を上げるためにも、そういう集落に密着している支援員の方は集落の方とよく話すと思うので、お年寄りの方が多いからあちこち行っていると思うので、多分。だからお話も聞けるのではないかと思うのですが、そこら辺はどうでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 長尾農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(長尾勝芳君) 現在、地域で活動していただいている方について、昨年でしたか、猿が出るという情報があったという情報はうちのほうで聞き及んでおります。ただ、その方について猿が出没した場合に追い上げ作業をしていただけるものかどうかは、ちょっと担当部署のほうとも相談しながら今後検討してまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) その集落支援員の方にこの任務をしてもらうというところまでいかなくても、さっき、あれだったら連絡があったとか、それでもいいと思うのです。だからそういう、きちんと連絡を受けるとか、こういった連絡があったらここに連絡するとか、そういうことでもいいと思うのです。だからそこら辺の、自分も集落支援員なのでそこら辺はできる余力が私はあると思うのです。 ○議長(田中勝馬君) 長尾農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(長尾勝芳君) 確かに、地域に根付いて活動していただいている方に対して、そのような情報があればうちの課のほうに話をくれというお願いはできるのではないかというふうに考えますので、その件についても話は進めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) 町長にちょっと聞いてみたいのですが、みやこ町、山がたくさんあります、面積も広いでございます。それで里山もたくさんあるのです。しかし、今の里山の現状は、フェンスに囲まれて人がなかなか入りにくい、人を避けてしまっているのです、里山。それで、昔は里山にもいろんな食べ物とかができていた、作っていたんです。今はもうそれも全くないですよね。里山がもう、これから里山に復活できないような現状になっているのです。後悔するんですけど、そこら辺の踏み入れない里山が動物王国、野生王国になっているのです。だから、現状里山に山芋を掘りにも行けない、1人でどうなるか分からない、動物がいるから。そして、動物にもし追われた場合、出ようがない、フェンスをしているから、出入口をきちんと把握していないと危ないです。だからそういったことももうできない。本当に里山が、それが人間のために生かされているかどうか。これは本当に後悔なんです、こういうふうに囲んでしまって。私はいつも思うのですけど、何で里山に人が入れないかと、里山ハイウェイを造ったらどうかと、あの中に道を1本。昔は山里でも行ければ、里山に入れば道があるんです、昔からの。それをきちんと整備して、あの中に軽トラでも何でもどんどん入っていって、そして動物を追いやる、里山に下りてくるなというような、そういったことを私は考えていたのですけど、もうこうなった以上、今の現状を守るしかないのです。それで、町長は望んでいたかどうか、こういう里山づくりを。 ○議長(田中勝馬君) 内田町長。 ◎町長(内田直志君) 私も今、山奥に住んでおりまして、時々妻と話をするのですけれども、せっかく田舎暮らしをしているのですけれども、おっしゃられるとおりフェンスで囲まれまして、子供が田んぼにも入れない、あぜ道も通れない、山にも行って遊べないというのは寂しいねという話をしております。せっかく田舎暮らしをしているのになかなかそういうことができないのは寂しいという話をしています。それがなぜなのかなと、私も不勉強ですけれど、しかし、地元の皆さんの昔話を聞きますと、かつては薪炭というのですか、まきがエネルギーだったと。ですから、今ほど里地まで木が迫ってきていなかったというのは聞きます。こんなに木が大きくなかったというふうに聞いております。そういう整備された里山があれば見渡せますので、そういったところもあって、動物もなかなか里地まで下りてこられなかったのではないかというふうに聞いています。 今、全国でもう一度里山を復活させていこうという取組もされております。私もできるならばそういうことをやって、みやこ町の里地里山を復活させていくということは、みやこ町のよさ、魅力を高める一つではないかなというふうには心には思っておりますけれども、じゃあ、それをどうすればいいのかというのは、今策はない状況です。またお知恵がありましたらお聞かせください。よろしくお願いします。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) ありがとうございました。これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(田中勝馬君) これで柿野正喜議員一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(田中勝馬君) ここで暫時休憩します。次は再開を11時といたします。午前10時49分休憩………………………………………………………………………………午前10時58分再開 ○議長(田中勝馬君) これより、休憩前に引き続き会議を再開いたします。 一般質問を続けます。 通告順位7番、議席番号2番、梅本智明議員。 ◆議員(梅本智明君) 皆さん、こんにちは。議席番号2番の梅本智明でございます。議長より発言の許可をいただきましたので、一般質問をさせていただきます。 質問に入る前に、まず内田町長におかれましては、4月の町長選挙においての初当選、誠におめでとうございます。私も同日の町議会補欠選挙において初めて議員に就任をいたしました。みやこ町活性化のため一生懸命努力してまいりますので、よろしくお願いいたします。 今年は雨が少なく、田植えも思うように進まず、農業者の皆さん大変な思いをされておられます。また、これからは梅雨期の豪雨災害が心配されるところでございます。 また、世界に目を向けますと、ロシアによるウクライナ侵攻、不安定な情勢が続き、世界経済、我が国にも大きな影響が出ております。1日も早い停戦が実現することを切に祈ってやみません。 それでは、通告に沿って質問をさせていただきます。今回、私からは2つ。農業振興についてと町職員のメンタルヘルスケアについて質問をさせていただきます。 まず、本町の農業振興についてお伺いいたします。 御承知のとおり、みやこ町の人口減少に伴い、農家も減少しております。農林水産省が5年ごとに調査しております農林業センサスによりますと、2000年のみやこ町の総農家数が2,295戸、2020年は1,248戸と、20年間で1,047戸、約46%減少いたしております。農家が20年間で半減しているという状況でございます。今後もさらに減少することが予想されております。 本町の令和3年6月に策定しております第3次みやこ町総合計画の中に、本町の主要産業の一つである農業の活性化のために担い手の育成、確保や、収益性の高い品目の生産などを推進するとともに、Society5.0の新技術、これはAIやロボット、ビッグデータなどの革新技術を取り入れることにより実現する未来社会のことですが、この新技術による農業生産力の向上や、鳥獣被害防止対策を進めますというふうに掲げております。 また、みやこ町の農業は、米、麦、大豆を中心とした土地利用型農業であり、本町の基幹作物である米の国内需要は年々減少をいたしております。国民1人が1年間に食べているお米は、令和2年で50.7キログラム、ピーク時は昭和37年の118キログラムでしたので、ピーク時の半分以下の消費量で、今後も減少傾向が続くと予想されています。稲作農家にとっては、米価は下落、肥料は高騰、今後ますます厳しくなることが予想され、6次産業化や収益性の高い品目への転換も必要でございます。 また、現在コロナ禍でもあり、厳しい状況下ではありますが、農業者の皆さんが安心して、また継続して営農に取り組めますよう、次のとおり質問をいたします。 まず、1点目、今後の農業振興策についてでございます。 人口減少に伴い、農業者も減少し、高齢化も進んでおります。先ほど少し触れさせていただきましたが、みやこ町の農業は、米、麦、大豆を中心とした土地利用型農業であり、基幹作物である米の国内需要が減少する中、本町の今後の農業振興に向けて担い手の育成、確保や、収益性の高い品目への転換等、農業の活性化に向け具体的にどのように取り組まれるのかお伺いいたします。 2点目に、みやこ町地域水田農業推進協議会の事務について。 令和3年度までは犀川支所にて水田農業推進協議会の事務を行っていましたが、本年4月から犀川支所での事務を廃止しています。廃止した理由についてお伺いいたします。 3点目に、鳥獣被害防止対策について。 イノシシ、鹿、猿、カラス及び小動物等による農産物への被害が多く発生し、深刻な問題となっています。農産物への被害だけでなく、田畑を掘り起こし、あぜや斜面、場合によっては道までも崩してしまうという直接的、間接的に受ける被害は甚大であります。また、毎日の暮らしの中で野菜作りを生きがいとされている農業者、特にお年寄りの方々は、こうした被害を受けますと野菜を作る意欲がなくなり、いずれは田畑が荒廃してしまいます。 農林水産省の資料によりますと、令和2年度の野生鳥獣による農作物被害は、全国で約161億円、種類別では、鹿56億円、イノシシ46億円、カラス14億円、猿9億円などとなっています。みやこ町だけでなく、全国の中山間地域の農業者の方々も獣害で苦慮されております。 当町では、先ほども柿野議員、質問がございましたが、猿の被害も多く、小さな子供やお年寄りに危害を与えないかも心配です。長年苦しめられています鳥獣被害、その都度対策も講じていますが、何か効果的な対策がないものでしょうか。そこで、みやこ町の被害の現状と対策についてお伺いいたします。 次に、4点目、農業者の収入が減少した場合の支援対策について。 梅雨の時期でもあり、今後の豪雨災害が心配されますが、自然災害や新型コロナウイルス感染症等の影響により収入が減少した農業者に対しての国、県、町の支援策について、みやこ町では現在どのような取組をされているのか。また、今後の支援対策についてお伺いいたします。 農業振興については、以上4点でございます。 2つ目は、町職員のメンタルヘルスケアについてお伺いいたします。 メンタルヘルスとは、心の健康のことであり、心の健康状態は自分では気づかないことが多く、精神的な疲労やストレスなどが原因となり、無意識のうちに自分自身をコントロールできなくなってしまう状態がいわゆるメンタルヘルス不調です。メンタルヘルスを損なうと物事に集中できなくなる、決断力が鈍るなど、精神的な症状が表れて業務に支障を来します。また、症状を放置しておくと鬱病などの疾病を発症し、最悪の場合は自殺してしまいます。全ての職員が健康で生き生きと働ける環境が整ってこそ、住民が満足できるサービスの提供ができるものであり、職員のメンタルヘルス不調は住民サービスの低下を招きます。1人でも多くの職員の心のシグナルを早期にキャッチすることが大切です。職場に全ての原因があるわけではありませんが、職場でのストレスを軽減し、悪影響を防ぐ要因の強化、例えば職場のコミュニケーションの改善等に取り組むことも大切だと思います。そこで、本町職員のメンタルヘルスケアについてお伺いいたします。 1点目、現状について。 近年、地方自治体の行財政改革の発展により、公務員を取り巻く環境は複雑かつ多様化しており、職員一人一人に求められる役割や責任がより一層高まっています。その結果、職員にかかるストレスは増大し、メンタルヘルスに不調を生じ、療養を余儀なくされる職員も少なくないと思われます。 国は、精神障害を原因とする労災認定件数の増加等を受け、最近の社会情勢の変化や労働災害の動向に即した形で対応し、労働者の安全と健康の確保対策を一層充実するため、労働安全衛生法の一部を改正する法律が2014年6月に公布され、2015年12月1日以降、一定規模以上の事業所でストレスチェック制度の実施が義務づけられました。そこで、本町職員の直近3年間のメンタルヘルス不調に伴う休暇、休職、退職の状況と、休職時の休暇手続等の制度についてお伺いいたします。 2点目、対策について。 みやこ町における対策として、メンタルヘルスケアの進め方、職員研修、職場環境の把握と改善、管理監督者の指導体制及び相談窓口の設置等をお聞かせください。 以上、まずは壇上においての質問を終わります。 ○議長(田中勝馬君) 内田町長。 ◎町長(内田直志君) 梅本議員より今後の農業振興策についてお尋ねがありましたので、お答えいたします。 議員の御指摘のとおり、みやこ町においても少子高齢化による人口減少等の影響で、農業従事者の数は減少しております。昨年末に公表されました2020農林業センサスの数値では、みやこ町の農業経営体数は1,078戸で、前回の調査から197戸減少しております。また、地域の農地、農業を守っている地域営農組織においても、昨年実施しました聞き取り調査の結果、高齢化が進み、今後の組織の維持を不安視している営農も多く見受けられる状況であります。 こうした中、みやこ町では、地域農地の保全には不可欠な営農組織の維持のため、オペレーターの地元での掘り起こしや、外部オペレーターの雇用、組織の統廃合など、地元の意見を聞きながら検討していきたいと思います。 また、農業経営の面から、現在の集落営農は土地利用型農業で米、麦、大豆の生産を中心に農業経営を行っておりますけれども、収益を上げるためには野菜などの収益性の高い作物の生産の検討なども進めていかなければならないと考えておりますので、組織の維持と併せて検討していきたいと考えております。 続きまして、水田農業推進協議会の事務についてお尋ねがありました。 令和3年度までにみやこ町水田農業振興協議会の窓口を犀川中央公民館内に設置し、協議会事務員1名、臨時雇用1名を配置しておりましたが、今年度からはみやこ町役場農林業振興課内に事務局を設置し、臨時職員を置いて対応しております。昨年度まで業務内容に精通した職員が対応しておりましたけれども、その職員が3月末をもって退職したために、今までどおりの対応が困難と判断し、今年度から農林業振興課内に事務局を置いて対応しております。「今まで犀川中央公民館内の協議会事務局で対応できていたものが、勝山の事務局まで行かなくてはならない、不便になった」というお声もお聞きいたしますけれども、みやこ町水田農業振興協議会にはJA福岡京築も参加していただいておりますので、通常の書類の提出等は町内3か所にありますJAアグリセンターで受付ができるようJAとも協議を進め、なるべく農家の負担が増えないように対応してまいりたいと考えておりますので、御理解いただきますようお願い申し上げます。 続きまして、鳥獣被害防止対策についてお答えいたします。 令和3年度、みやこ町内の有害鳥獣による農産物被害は477万5,000円で、令和2年度と比較すると被害額については若干減少しておりますけれども、依然、農産物生産には大きな影響を及ぼしております。中でも、イノシシによる被害が最も多く、続いてアライグマ、鹿による被害が大きなものとなっております。 農産物の被害防止対策としましては、平成28年度から取り組んでおります大規模な進入防護柵(ワイヤーメッシュ)の設置を行っております。令和3年度までに39地区で設置が行われております。また、農家が共同で電気柵等の設置に対し、材料費の2分の1を補助する事業も実施し、昨年度は申請のあった28件について助成を行っております。 有害獣の駆除につきましては、毎年、イノシシ約400頭、鹿約350頭の駆除が行われております。駆除奨励金等を支給することで、毎年相当数の個体を駆除してはおりますけれども、被害件数等は減っていないのが現状であります。今年度から最近増加傾向にあるアライグマの駆除についても奨励金を支給し、駆除の一層の促進を図ってまいります。 続きまして、農業者の収入が減少した場合の支援対策についての御質問にお答えいたします。 令和2年度と3年度、コロナ感染拡大等の影響で収入が減少した生産者に対して行ったものにつきまして、国庫補助金で高収益作物時期作支援交付金、県補助金で花き等生産安定化緊急支援事業、園芸品目生産緊急支援事業を実施しています。いずれも花卉等のコロナ感染拡大の影響で需要が著しく減少した作物が対象の補助事業となっております。 今後、コロナ感染拡大の影響や、海外情勢の影響による燃料費の高騰や肥料の高騰等に対する新たな支援事業が国、県から出されれば、町内の農家に周知するとともに、積極的に取り組んでまいります。 また、青色申告を行っている農家が対象となりますけれども、令和元年度から新たに導入された農業経営収入保険制度について、既存の農業共済制度では対応ができなかった、コロナ感染拡大による取引価格の減少や、取引先の倒産等が原因による収入減少も補填される収入保険の加入について、安定した農業経営の観点からも農家の皆様に対して加入を促してまいります。 続きまして、本町職員のメンタルヘルス関連の休暇、休職及び退職の状況についてお答えいたします。 近年は、社会状況が変化し、職場や職員の意識の大きな変化が見られます。総務省が行った調査によりますと、メンタルヘルス不調により休務する公務員は近年増加傾向にあると言われております。 本町職員の中でも同様に、メンタルヘルス不調となり休務する職員が増加傾向にあり、直近の3か年度のメンタルヘルス関連の休務等の状況といたしましては、令和元年度は傷病休暇取得者5名で、そのうち休職扱いとなった職員が2名、また、このほかに前年度から引き続き休職扱いであった職員1名が退職しております。令和2年度は、傷病休暇取得者3名です。令和3年度は、傷病休暇取得者3名で、そのうち休職扱いとなった職員が3名、また、このほかに傷病休暇取得中に退職した職員が1名であります。 次に、休職時等の制度についてですけれども、傷病休暇は、同一の疾病で最大90日間取得が可能となっておりますが、90日経過後は休職扱いとなります。休職は、その休職した日から3年を超えない範囲内においてこれを更新することができるとされており、1年間は給与の80%を支給します。 最後に、メンタルヘルスケアの進め方についてですけれども、まず、職員研修につきましては、令和2年度に管理職向けに産業医によるメンタルヘルス研修を実施し、管理職員の指導体制の拡充を図ったところです。 相談窓口につきましては、総務課人事係が窓口となっており、相談を希望する職員、もしくは所属長が総務課人事係へ申出を行うことになっております。 また、職場環境の把握につきましては、毎月1回、職員の安全及び健康を確保するとともに、快適な職場環境の形成を促進するため、産業医による健康相談を実施しております。問題があれば、産業医等関係者と協議し、改善を図ることとしております。 また、平成23年3月にみやこ町職場適応訓練規定を定め、長期にわたって病気療養する職員が円滑に職務に復帰し、または復職するため、療養の一環として職場に適応する訓練を行えるようにしております。 今後も引き続き、職員のメンタルヘルスケアについて各種支援を行ってまいります。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 梅本智明議員。 ◆議員(梅本智明君) ありがとうございます。 まず、今後の農業振興策について少しお尋ねをいたします。集落営農のお話がございましたが、集落営農組織についてお伺いいたします。 現在の営農組織の数と、そのうち法人組織は幾つあるのか。また、営農組織により運営体制や経営状況もかなり異なっていると思います。実際に、経営が非常に厳しい組織もあるのではないかというふうに思いますが、後継者問題も含めて、10年後の状況、営農組織の状況はどのように予想されておられるでしょうか。統合もあるかもしれませんが、10年後の状況等をお願いをいたします。 ○議長(田中勝馬君) 長尾農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(長尾勝芳君) 営農組織の数でございますが、集計した年度がちょっと古うございますが、町内に45組織ございます。それと、法人化した組織につきましては、手元の資料では13となっております。その程度あると思います。正しい数字については、後日、最新の数字を集計して議員のほうにはお知らせしたいと思いますので、よろしくお願いします。 それから、これから未来の営農の経営体の状況についてでございますが、昨年町長の回答にもございましたとおり、聞き取り調査、アンケート調査を営農に対して行っております。中には経営状況も非常によくない、ぎりぎりで運営している組織もありますので、そういう組織につきましては、統廃合、または法人化、新たな組織への転換等を含め、今後地元の意見を聞きながら話は進めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 梅本議員。 ◆議員(梅本智明君) ありがとうございます。みやこ町地域、非常に営農組合が多い地域なんですね。福岡県の中でも多分、上毛町、築上町も結構ありますが、京築地域を含めるとみやこ町はかなり農業自体、営農組織に頼っているというのが現状になっております。 そういった中で、やっぱり集落営農、かなり高齢化も進んでおります。作るのが主に麦、大豆の作付で、高齢化も進んでおり、今後やっぱり若い人の雇用や収益性を考えていかないと、なかなか今後の営農組織は難しいのではないかと思いますけども、やっぱりそういうことを考えると、年間を通して作業を行ったり、先ほど野菜の話もございましたが、収益性を上げないとなかなか今後非常に厳しいのではないかなというふうに思いますけども、全45組織ですから、全組織そういうふうにはちょっと難しいと思いますので、できれば何地域かモデル地域、モデルの組織をつくっていただいて、そういったところで試験的に実施をして全組織に波及する、そういったこともいいのではないかなというふうに思いますけども、その点についてどうお考えでしょうか。
    ○議長(田中勝馬君) 長尾農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(長尾勝芳君) ただいまの質問にお答えします。 既存の組織の中に、既に野菜等の生産、販売を行っている組織もございます。モデル的な組織をつくって対応したらどうかという意見でございますが、野菜等の生産についてはかなりの労力、人力が必要となってきますので、そういうものに対応できる組織がもしございましたら、そういう組織と相談の上、町も支援しながら、また地元も頑張っていただきながら、モデル的なものができるのであれば実施していきたい、検討していきたいというふうに考えます。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 梅本智明議員。 ◆議員(梅本智明君) ありがとうございます。引き続き、検討をよろしくお願いいたします。 あと、米やほかの品目も含めて、幾ら生産、作っても、要は売れなければどうしようもないのですけども、販路拡大や需要創出などのいわゆる出口対策の強化についてはどのように取り組まれるのか、お考えがあればお願いいたします。 ○議長(田中勝馬君) 長尾農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(長尾勝芳君) 米、麦、大豆につきましては、JAのほうで取り組んでいただいているものというふうに考えております。また、野菜等の生産物につきましては、JA、またはみやこ町にございます直売所等での販売をメインというふうに考えております。農協につきまして、共販、みんなでまとめて出荷するというような状況もありますので、現在のところそれが主として対応していただいているものというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 梅本智明議員。 ◆議員(梅本智明君) ありがとうございます。 もう一点、ちょっと、みやこ町の特産品についてお伺いいたしたいのですけども、特産品とは何があるのかということと、また、特産品の開発、現在どのような形で行っているのか、もしお分かりいただければお願いいたします。 ○議長(田中勝馬君) 長尾農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(長尾勝芳君) 当課におきまして、推奨作物という位置づけで振興する農産物のほうを定めております。みやこ町においては、ホオズキや青ネギ、白ネギ等の生産物でございます。それが町の特産品、新たな制度で、みやこ町で特産品の品目指定をしておりますが、それには該当するものではございません。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 梅本智明議員。 ◆議員(梅本智明君) ありがとうございます。引き続き、農業の活性化を図っていただきたいなというふうに思います。 次に、2点目のみやこ町地域水田農業推進協議会の事務でございますが、農家の方はやはり近くにあったほうが何かと便利がいいのですけども、先ほどお答えになられたように、この事務局の職員はJAの職員も入っておりますので、JAのアグリセンターが先ほど言いましたように3か所ございますので、十分JAと連携しながら、農家の方もJAにも行きやすいような形で連携していただきたいなというふうに思います。どうぞよろしくお願いいたします。 3点目の鳥獣害被害防止対策についてでございますが、本当に鳥獣害の被害、大変な状況になっております。何かいい秘策があればいいのですけど、なかなかいい策がないようであります。その中でちょっと、柿野議員も猿の話をしておりましたが、猿、農産物の被害にも影響はあるのですけれども、やはり気になるのが、子供とかお年寄りに対して危害を加えないかなというのも心配をしております。子供やお年寄りに対して危害を与えたという事例が最近あるのか、ちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(田中勝馬君) 長尾農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(長尾勝芳君) 一昨年から住民に対して猿が危害を与えたという情報は得ておりません。先ほど柿野議員のほうにも答弁させていただきましたが、午前と午後、巡視員による巡回を週3日ですが行っております。それは登下校時間に合わせて巡視という意味合いもあって行っておりますので、そういうものの成果が出ているのかなというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 梅本智明議員。 ◆議員(梅本智明君) ありがとうございます。 鳥獣被害の関係でもう一点、ノリ網の無償配布を令和2年まで行っていたと思いますが、農家の方からの要望が非常多く、「大変助かった」という声をよく聞いておりました。令和3年度はノリ網が配布されておりませんが、配布されなかった理由、また、今年の配布についてはどういうふうになっているのかお尋ねをいたします。 ○議長(田中勝馬君) 長尾農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(長尾勝芳君) 以前、確かにノリ網の無償提供ということで、住民の方に無料で支給をしておりました。 しかし、希望する農家の数と、うちが無償で提供できるノリ網の数が非常に不足、足りないという状況が発生して、配布する当日、朝から行列をつくって、途中で打ち切るという状況が発生しております。あのノリ網については、有明等のノリで不要になったものを無償で町が頂いて配布していたものでございますので、数量についても規制がありまして、十分な数が支給できないので混乱を招かないようにという配慮もあって、去年度と今年度は実施の計画はしておりません。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 梅本智明議員。 ◆議員(梅本智明君) 今年も配布の予定はないということですが、農家からの要望は非常にやっぱり多いので、何とか前向きに検討していただければなというふうに思います。配布枚数が足りなければ、1人当たりの枚数を減らすとか、抽選とか、名簿を整理して数年に一度配布するとか、そういったものの方法も検討して、今無償で配布をしておりますけども、お金を頂くことが可能であれば、町自体ではできないのでしょうけども、お金を頂くことができれば若干なりともお金を頂いて配布するとか、そういうことも考えたほうがいいのではないかなというふうに思います。特に、先ほども若干言いましたけども、野菜作りを生きがいとされている農業者、お年寄りの方ですけども、やはりちょっとした野菜の周りにノリ網を巻くだけでも被害の防止効果がありますので、そういったことをすることによってお年寄りの方も野菜作りを続けていこうという気にもなりますので、引き続き検討をしていただきたいというふうに思います。どうでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 長尾農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(長尾勝芳君) 御指摘のとおり、ノリ網につきましては配布していただける数量の確認、また希望する農家等の状況等を勘案して今後検討していきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(田中勝馬君) 梅本智明議員。 ◆議員(梅本智明君) よろしくお願いいたします。 鳥獣害の関係でもう一点だけ。これは町長にお伺いしたいのですけども、現在、捕獲した個体も処分に大変困っているというのが現状だと思います。駆除の担い手育成や、解体設備の整備、加工肉の利活用も大変重要なことだと思います。特に犀川のほうに解体施設がございますが、ちょっといろいろ問題も抱えているようでございますが、ジビエカレーとかジビエギョーザ、これは町のPR、アピールに欠かせないというふうに思います。ジビエの関係です。この解体施設の機能的活用をどうかよろしくお願いいたしたいということと、町長、どういう考えをお持ちかちょっとお聞きしたいなと。 ○議長(田中勝馬君) 内田町長。 ◎町長(内田直志君) 犀川にあります有害鳥獣の加工施設、あそこについては今後も引き続き継続して活用していきたいというふうに考えております。ただし、昨日も一般質問でありましたけれども、支所跡の今後をどうするかという問題もあります。ですから、引き続きあそこでいいのかというのはちょっと検討に置きながら、しかし、ああいった施設は私は重要だと思いますし、今までいろんな方々が、みやこ肉という方で頑張ってPRしてこられまして、それで猟師の皆さんもよし、やろうという気持ちになっておりますので、引き続き活用はしていきたいというふうに考えております。 ○議長(田中勝馬君) 梅本智明議員。 ◆議員(梅本智明君) ぜひよろしくお願いいたします。 あと、4点目の農業者の収入が減少した場合の支援対策についてお伺いをいたします。 先ほど収入保険についての話がございましたが、農業経営を行っていく上で様々なリスクがあるわけでございます。自然災害や鳥獣害被害で収量が減少する、市場価格が低下する、災害で作付ができない、けがや病気で収穫ができない、倉庫が浸水して売り物にならない、取引先が倒産した、盗難や運搬中の事故に遭ったと、本当に多くのリスクにさらされております。 そうした中、平成31年1月から国を挙げて全ての農産物を対象に収入減少を補填する収入保険制度が始まったわけでございます。ほかの制度としては、先ほど言った農業共済制度と収入減少影響緩和対策、ナラシ対策、野菜価格安定制度等がございますが、収入保険制度、現在みやこ町はどれぐらいの方が加入しておられるか、もし分かればお願いいたします。 ○議長(田中勝馬君) 長尾農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(長尾勝芳君) 最新の数値については把握しておりません。昨年度末で約19戸程度の加入があったというふうに聞き及んでおります。これも新しい数字は確認でき次第お知らせしたいと思います。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 梅本智明議員。 ◆議員(梅本智明君) ありがとうございます。実施主体は農業共済が行っておりますが、農業共済も国の指導の下、この収入保険には全面的に力を入れているようでございます。昨年度は福岡県がこの保険料に対して半額助成という助成措置を行っておりますけども、その助成措置をすることによって福岡県全体でかなりの加入者が増えたというふうに聞いております。全国的にもかなりトップをいくぐらいの加入率になったのではないかなというふうにお聞きしておりますけども、現在みやこ町におかれましても、やはり農業経営をバックアップするという観点から、農業者の収入が確保できれば税収も確保できるわけなので、この収入保険の保険料の一部負担についてぜひ御検討をいただけないかというふうに思いますけども、いかがでございましょうか。 ○議長(田中勝馬君) 長尾農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(長尾勝芳君) 現在、みやこ町では、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を財源として、この事業の補助金、今議員さんがおっしゃられました農家負担分の2分の1程度の補助を実施できるかどうかを現在検討中でございます。もしこれが許可されるものであれば、補助金は今年度で実施したいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 梅本智明議員。 ◆議員(梅本智明君) ぜひ前向きに農家経営の安定のため検討していただきたいなというふうに思います。 農業振興の関係の質問は以上で、次に町職員のメンタルヘルスケアについて若干御質問をいたしたいと思います。 まず、現状についてでございますが、休暇、休職、退職等の状況をお聞きいたしましたが、メンタルヘルス不調により退職された職員もいるということでございますが、そのメンタルヘルス不調の原因がお分かりなのか、併せて上司等へ相談があったのか。それとあと、休職者もいるようですけども、この休職者、全国平均と比較してみやこ町はどうなのかお分かりいただければお答えいただきたいなというふうに思います。 ○議長(田中勝馬君) 進総務課長。 ◎総務課長(進光晴君) 御質問にお答えいたします。 退職者、それから休職者等についての根本的な原因というのは、仕事にまつわるもの、それから家庭に縁故するものということ、様々な原因があったというふうには感じております。 それから、みやこ町においてのいわゆる全国的な平均との比較につきましては、ほぼほぼ全国的な状況と同じような状況になっているのではないかというふうに危惧しているところではございますが、ちなみに令和2年度のいわゆる一般財団法人地方公務員安全衛生推進協議会が行った現況調査の概要によりますと、全国的な平均、対象者は限られておりますが、10万人率で2,794人、みやこ町190人換算としても同じような状況ではないかというふうに考えております。また、この中でも精神及び行動の障害、いわゆるメンタルヘルスの関係の長期病休者につきましても、10万人率で1,713人というふうな形で出ておりまして、これも190人で換算いたしますとみやこ町で3.3人、似たような状況ではないかというふうな形で心配しているところはございます。 また、この概要によりますと、年々増加傾向にあるということ、そして10年前の1.5倍、それから15年前に比較すると2.1倍というふうな形でも状況が出ているようにありますし、この状況を危惧しながらメンタルヘルスの対応をみやこ町でも行っていきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 梅本智明議員。 ◆議員(梅本智明君) 全国平均とほぼ同じぐらいということなんですけども、町の職員、大きなところと比べると比較的少ないので、何人か増えれば一気に全国平均を超えるような状況にもなろうかと思いますけども、厚生労働省のほうが、先ほども言いましたけども、従業員50名以上の職場で年に1回ストレスチェックを実施することを義務化しておりますけども、そのストレスチェックの状況はどうされているのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(田中勝馬君) 進総務課長。 ◎総務課長(進光晴君) 本町におきましても、ストレスチェックは毎年行っているところでございます。それで、10人以上の部署にくくっておいてストレスチェックを行いながら、その分につきましては各担当課長、それから関係者についてフィードバックをしながら、何か問題があればまた産業医等と相談しながらやっていきたいというふうにも考えております。現在のところは、毎年行いながらできれば対応したいというふうな形で流れております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 梅本智明議員。 ◆議員(梅本智明君) その中で、ストレスチェックを行う中で、いわゆる高ストレス者、これは基準がいろいろあるのでしょうけども、高ストレスに該当した職員というのはどれぐらいいるのでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 進総務課長。 ◎総務課長(進光晴君) 高ストレス者というのは、人数はすみません、今手元の資料ではございませんが、何人かは該当している職員がいるのではないかというふうに考えております。また、このストレス者に対しましては、産業医に基づいて健康相談等も行っております。そういった感じの現状でございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 梅本智明議員。 ◆議員(梅本智明君) 引き続き、メンタルヘルスチェックについてもよろしくお願いいたします。 次に、対策についてでございますが、メンタルヘルス不調の職員の発生は、職場において職務執行能力の低下や、休業、退職による労働力の損失に加えて、周囲の職員への負担増大という影響を及ぼします。つまり、公務能率の低下を招くと考えられます。ひいては住民サービスの低下を招きます。全ての職員が働きやすい職場づくりを行っていただきたいと思いますが、職場環境の改善で何か工夫されているようなところはございますでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 進総務課長。 ◎総務課長(進光晴君) 職場環境の改善につきましては、現在のところはいろんな方面から総務課人事係が窓口となっておりますが、所属長、それから総務係に申出を行っていただくこと、それから毎月把握につきましては1回、職員の安全及び健康を確保するとともに、快適な職場環境の形成を促進するために産業医による健康相談を実施しておりまして、問題があれば産業医と関係者と協議し、改善を図ることとしております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 梅本議員。 ◆議員(梅本智明君) ありがとうございます。引き続き、全ての職員が働きやすく、風通しのよい職場づくりに努めていただきたいなというふうに思います。メンタルヘルス不調による職員、鬱病ゼロを目標にぜひ取り組んでいただきたいなというふうに思います。管理監督者の皆さんも様々なストレスを抱えているのだろうと思います。自らの心の健康づくりに十分留意していただきたいなというふうに思います。 あわせて、職員皆さんの心の健康づくりのために、引き続き各部署での職場環境の改善への取組をしていただきますようお願いを申し上げまして、私からの質問を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。 ○議長(田中勝馬君) これで梅本智明議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(田中勝馬君) ここで暫時休憩といたします。午後の再開は1時15分といたします。よろしくお願いします。午前11時41分休憩………………………………………………………………………………午後1時10分再開 ○議長(田中勝馬君) ちょっと時間は早いですが、皆さんおそろいでありますので、ただいまより休憩前に引き続き会議を再開いたします。 一般質問を続けます。 通告順位8番、議席番号10番、柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 10番の柿野義直でございます。今回は3つの質問を行います。 1つは、社会福祉協議会についてです。社会福祉協議会は福祉行政で重要な役割を担っています。福祉協議会は町の補助金や町の受託金で運営されており、また福祉行政の大切な一部分を占めております。この機能を十分に発揮されることが住民の福祉に貢献することになります。 今、社会福祉協議会は職員との間で裁判を行っております。職員不足との声も聞こえます。社会福祉協議会として十分な活動ができているのか、町長の適切な指導が求められているのではないでしょうか。町長は裁判や社会福祉協議会の実態を把握しているか。今回、調査をして議会に報告をしてほしい。 2つ目は、地域包括支援センターについてです。包括支援センターの一部は、これまでの町直営から民間に委託され、約2年になりますが、これまでのように実態が見えてこないとの声が聞こえてきます。民営化に当たって、経費の節減、サービスの向上を理由として上げていたが、実態はどのようなものか報告を求めます。また、お隣の行橋市は民間委託された事業所が3か所あります。みやこ町の面積は行橋市の2倍です。社会福祉協議会への委託は検討したのでしょうか。 3つ目は、内田直志町政の一歩に向けて歩みを進めてほしい。そういう願いから、質問でございます。内田町政は、町長が選挙公約に、「難しい問題こそ、膝を突き合わせて話し合わなければならない。幅広い年齢層から定期的に意見交換できる住民協議会を設置する。その意見を積極的に町政に反映させる」との公約を掲げました。 これまでの町政からどこを変えていかなければならないのか、皆さんの声と歩んでいただきたい。町長となって、まだ時間がたっていないが、進捗の状況はどうか。 以上、1回目の質問といたします。 ○議長(田中勝馬君) 内田町長。 ◎町長(内田直志君) 柿野義直議員の御質問にお答えいたします。 まず最初に、みやこ町社会福祉協議会の状況を把握しているかという御質問についてです。 みやこ町社会福祉協議会は、地域福祉を推進する中核的な団体であり、地域に密着した福祉行政の一部を担っていただいていると認識しています。社会福祉協議会は非営利の民間法人であり、町からの補助金や業務委託などが主な運営資金として活用されております。そのため、町は日頃から社会福祉協議会と連携を取りながら、福祉行政の向上に取り組んでいるところでございます。 このような中、現在みやこ町社会福祉協議会に対して、社会福祉協議会の職員が訴訟を起こしているということは承知しており、とても残念に思っております。ただし、その詳細につきましては、現在裁判が継続中でありまして、社会福祉協議会としても御説明はできませんとの理由から、この場で答弁することは控えさせていただきます。裁判終了後は、町に対して報告していただくこととなっており、その報告内容を踏まえ、社会福祉協議会と相談しながら適切に対応してまいりたいと考えております。 次に、地域包括支援センターの配置についてでございます。 みやこ町の地域包括支援センターは、令和2年度より社会福祉法人豊勝会に業務委託しております。民間事業者に委託したことで、休日及び夜間の緊急的な対応も整備することができました。また、必要に応じて町と地域包括支援センターの担当者が連携を取り合いながら対応しており、直営時と比べ、利用者へ手厚い対応ができていると考えております。また、人件費等の経費につきましても、委託と直営での試算を行っており、委託のほうが経費削減になるという結果となっております。 続きまして、同様に地域包括支援センターの配置についてですけれども、みやこ町は行橋市や苅田町に比べて面積が広く、住民宅への訪問等での移動時間はかかりますけれども、本町が直営の1か所で包括支援センター事業を行っていた頃も、特に支障なく業務を遂行することができていたと考えております。 委託後の現在におきましても、町内全域において、包括支援センターによる訪問活動等の支障による苦情の申出もなく、高齢者や要支援者の人数、規模に合わせた3職種及び介護支援専門員、訪問看護師等の職員配置を行っていただいているところです。引き続き、町として高齢者の方の動向やニーズを把握しながら、現状の設置、運営方法でよいのか随時検証を行うとともに、改善すべきは改善してまいりたいというふうに考えております。 最後に、住民協議会についてでございます。 私が選挙公約として掲げました住民協議会の設置につきましては、早期に実現を図りたいと考え、現在その準備を進めているところです。町民の皆様から広く御意見をいただき、そこで出された意見や課題、アイデアを可能なものから順次解決し、取り入れられるものは積極的に町政に反映させていきたいと考えております。将来的には、この住民協議会が地域の課題を住民自ら自分事として考え、意見を出し合い、行政と共同していただけるプラットフォームとして発展していくことを目指しております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 社会福祉協議会は、本当に、まさにみやこ町の公的資金で運営されているという状況ですよね。これはもう間違いないと思います。 実際に平成3年度の予算を見ると、実際の運営費が大体1億3,000万円でしたよね。このうち町の補助金が4,400万円、町の受託収入──社協にとっての受託収入ですね──これが6,700万円、合わせて1億1,000万円ですよ。1億3,000万円のうちのですね。実際の事業収入ちいうのは、自分のところで賄えるのは1,200万円しかないです。 だから、こういう実態があるということですよね。社協というのは、町が実際に資金を出して運営しているようなものだというふうに考えてよろしいんでしょうか。その点についてはどういうお考えでしょうかね。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) ただいまの御質問にお答えをいたします。 議員の御指摘のとおり、今、社会福祉協議会の実際の予算は1億3,000万円ぐらい年間ございます。そのうちの町からの補助金が4,500万円、それからいろんな放課後児童クラブであるとか配食事業であるとか、そういったものの受託金、それからその受託事業に伴う収入ということで、その1億3,000万円の予算のうちの92%については町からの補助金・受託金となっております。こういう、そういった観点から見ますと、町と密接な関係にあるというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野議員。 ◆議員(柿野義直君) 予算的にもそういう状況ですよね。役員構成っていいますか理事会、執行部側として議長も参加されております。それから、健康福祉課長も理事として参加されておりますよね。それから、評議員の中にも文教厚生常任委員会の委員長が評議員として参加されております。 だから、これは町もこういう社協の運営に深く関わって、これをやっているという状況ですよね。もちろんその独立性はあるのかも分かりませんけれども。ほとんど町の予算で、役員まで町が入ってやっているということですから、そこを重々認識をしていかなければならないと思います。 そこで、この社会福祉協議会が、要するに、今、いろんな問題を抱えているというのは御存じでしょうか。一つは裁判もありますが、人的に不足しているんじゃないかというふうに言われておりますよね。何かいろいろトラブルがあって、社協の職員を辞められたり、あるいは……。そういう状況で人出が不足しているんじゃないかと言われておりますが、そこら辺についてはどういう把握をされておりますか。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) ただいまの御質問にお答えをいたします。 職員体制などの組織体制でございますけれども、御指摘のとおり、昨年度、令和3年度におきまして、正職員のうち係長級1名が、昨年9月末をもって、また一般職員1名が昨年10月末をもって、以上、合計2名が中途退職したというふうに把握をしております。 それに伴いまして、退職者の補充といたしまして、1名中途採用職員を令和4年1月から雇用、そしてまた今年の4月1日からは新規採用職員1名を雇用するとともに、事務局長を1名嘱託職員として、同じく4月1日から雇用し、組織体制を整備したというふうに認識をしております。 今、その結果、現在会長1名、事務局長1名、事務局次長1名、係長1名、係員4名、嘱託職員9名、臨時職員47名の体制整備ができたというふうに聞いております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) いや、これは聞いたじゃ駄目ですよ。あなたも理事に入っているわけですから。しっかりつかんでおかれるか、把握をしっかりつかんでおかないと駄目ですよね。それはお分かりですかね。ここ、執行部側ですから、これは社協にとってはね。だから、そういうのを聞いたっていうのは、第三者的な感覚になるから問題が解決できないんじゃないかなと私は思うんですよ。 これは、もうこの人事というか人手不足の問題をずっと長いこと、社協にとってはいろいろ懸案があったというふうに聞いております。精神的な疾患を患って、次々に職員が辞めていくという実態がありましたよね。それはどんなふうに把握されておりますか。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) 社会福祉協議会におきましては、いろいろな人的な問題とか、そして業務内容とか、そういったことによりまして、組織の中でいろいろと課題があったというふうに認識をしております。 そういったことについては、理事会等でも私どもも報告を受けておりますし、しっかりと把握をしているところでございます。そういったところについて、私どもも理事会の委員といたしまして、その都度、また役場の町の担当課長といたしまして、社会福祉協議会事務局長等と会長等といろいろ協議をしながら、改善に向けて適時アドバイスであるとか協議をしてきたところでございます。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) いや、それはね。協議されたのかも分かりませんが、実際に解決できていないわけでしょう。私はそんなふうな受け止め方をしておるんですが。それでは、この社会福祉協議会の運営指針というのは、どこでどういうふうに立てられておるんでしょうか。 このみやこ町地域福祉活動計画というのが、平成23年から平成27年分はあります。これは2011年から2015年までの計画ですよね。それ以後、計画ができていないみたいですね。できておりません。 そして、毎年の理事会で、予算等々の審議に当たって計画書みたいなものを出されるんですが、この焼き直しですよ。2015年までの福祉計画書の焼き直しを添付しているみたいです。本当に社会福祉協議会としての機能を発揮するには、計画をしっかりつくらないといけないでしょう。それをつくっていないんですよ。 だから、その計画書も、もう年々その計画書を焼き直して使っているわけですから、本当に充実した十分な活動ができているのかなというふうに、私は考えざるを得ないんです。 だから、至急にこの福祉計画を、福祉の活動計画をつくるように進めていただきたいと思いますが、これは町としてそういう指導はできないんですか。 ○議長(田中勝馬君) 田中福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) ただいまの御質問にお答えをいたします。 みやこ町社会福祉協議会におきましては、本町が策定しておりますみやこ町地域福祉計画に基づきまして、これの共通の基本理念ということで、社会福祉協議会独自のみやこ町地域福祉活動計画を策定するようになっております。 私のほうも、その計画について、社会福祉協議会が樹立していないと、今、言われたように、前の計画をそのまま踏襲しているというようなことについては認識をしておりますし、ことについては、社会福祉協議会のほうに立てていないので、早急に樹立するようにというようなことについては、逐次言っております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 分かりました。 だから、私の言おうとしているところは、こういう計画書も持たないで、それはそこまで手が回らないんじゃないかというのを言いたいんですよ。そういう人的な不足、そういうのが、この計画書ができない理由じゃないかなというふうに私は思っているんですが。そこは皆さんどういうふうにお考えになっておられるんですかね。 課長、お願いします。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) 御質問にお答えをいたします。 先ほども答弁いたしましたけれども、中途退職者が出たということで、その補充補充ということで補充してまいりまして、まだまだ新規採用職員とかいうことで、スキルアップもできていないというようなことで、社会福祉協議会全体の組織体制が少し弱まっているというようなことについては、今、町としても危惧をしているところでございます。 職員の増強といいますか、そういったところも必要かなとは思っておりますので、今後、理事会等を通じて、また担当課といたしまして、議会終了後でもすぐ協議をしてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) これは具体的には、直ちに手をつけていただきたいなと思っております。2015年には、この計画書が一応切れているわけですよね。だから、新しい計画書に基づいた業務をやっていかないと、町との連携も含めて、私はちょっとぎくしゃくしてくるんじゃないかなと思っています。 そして、それができないのは人的な資源が不足していると。その人的な資源が不足している原因が、現執行部あるいは現理事会の役職に対する、そういう能力が足らないんじゃないかなと。厳しく言えばそういうことになりますが。 職員をまとめて、そういう仕事に当たって、いくに当たってですね。しっかりした能力を発揮すれば、こういう事態は起きないわけですよ。この数年間、そういう能力が足らなかったんじゃないか。そこをはっきり反省してもらいたいと思うんですよ、理事会がですね。それはどんなふうにお考えですか。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) 御質問にお答えをいたします。 そういった御意見につきましては、真摯に反省をいたしまして、今年の4月にいろいろな職員を採用ということで、新規体制が整いましたので、それを足固めといたしまして、そこを見守っていきたいと思っております。 そして、適時いろんなことがありましたら、町と連携を図りまして、アドバイスそれから適切な指導については行ってまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 会長職の人選についてですけれど、私の聞くところによると、町長の意向が反映されるというふうに思ってはおるんですが。というのが、社会福祉協議会の事務所、事務局が次の期間の会長職、社会福祉協議会の会長職を誰にしましょうかという打診をあらかじめ持ってくるらしいんですよ、町長のところに。だから、町長の人選、町長が指名する人選で会長職が決まるという状況があるようですが、それは間違いありませんか。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) ただいまの御質問でございますけれども、社会福祉協議会の会長の人選についてですけれども、町のほうから従前より、社会福祉協議会からの依頼によりまして、理事候補者を推薦するということとなっておりまして、その後の経過といたしまして、社協内部の中で理事の互選というふうに認識をしております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) いや、私が聞いている範囲では、それは白紙であると。事務局としては、町長にどなたがよろしいでしょうかという打診があるそうですが。それは間違いありませんか。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) 私の知っている範囲では、そういったことについては、認識をしておりません。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) それはどういう認識ですかね。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) 御質問にお答えをいたします。 社会福祉協議会から社会福祉協議会の会長について、どなたにしましょうかという町長に対してのお伺いといいますか、御相談については私の立場では認識をしておりません。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) そこのところの確認は、社会福祉協議会の事務局が白紙状態で、町長にどなたにいたしましょうかという打診があるというふうに私は聞いているんですよ、社会福祉協議会の中の人からですね。内田町長になったら、その方針は変わったんですか。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) 御質問にお答えをいたします。 先ほども答弁いたしましたけれども、町からにつきましては、社会福祉協議会からの書類の依頼によりまして、理事の候補者について推薦をするものということとなっておりまして、その後については、その理事の推薦の中から評議員会、理事会、各規定に基づいて、その中で、社会福祉協議会の中で会長が選任をされるものというふうに認識をしております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) そうすると、理事会の理事の新しい理事ですよね。これはどういうふうに決めておられるんですか。
    ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) 理事につきましては、町から推薦する理事は2名というふうになっております。慣例によりまして、それまでにつきましては副町長職にある方を推薦し、もう一名については学識経験のある方という依頼でございますので、複数の候補者の中から1名を選考し、社会福祉協議会へ推薦をしているというふうに認識をしております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) そしたら、今、その理事になっている議長と、保険福祉課の課長さん、それは、これはどういうふうに該当されるんですかね。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) 私につきましては、副町長がいなくなった、辞任をされたということで、空席になったということで、私が保険福祉課長として理事に選任をされたということとなっています。 もう一人、学識経験者ということについては、これはもう任期がちょっと前のことですのでよく認識をしておりませんけれども、この専門領域の分野で評価を受け、豊富な経験と高い見識を持って社会的に認められている人というふうに認識をしておりまして、みやこ町の福祉行政をはじめ、本町全体的に精通した地元の方というふうに、その中から選ばれたというふうに認識をしております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) そうすると、議長はどういう枠で理事になっているんですかね。議長がなっていますよね、今。理事になっているんですよ。なっていますよ。 ○議長(田中勝馬君) 田中課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) 申し訳ございません。 町議会議長につきましては、こちらにありますように、町議会からの選出というふうに聞いております。認識しています。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野議員。 ◆議員(柿野義直君) 町から2人というのは、もう一人は誰ですかね。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) 町から2名ということで、学識経験者の、今、現社会福祉協議会会長ということです。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) そうすると、町から田中さんと中尾文俊会長を推薦したということですね。分かりました。そうすると、その今、町が推薦した中尾さんが会長になっているわけですから、そこの人選に当たっては、事務局のほうからどなたに推薦し、どなたを会長にしましょうかという、そういう打診があったというふうに聞いておるんですが。それは私の認識は間違っているんですか。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) 学識経験者ということで、みやこ町の福祉行政をはじめ本町全体的に精通した地元の公務員経験者であるとか、議会議員経験者を中心に検討、選考してまいり、その中から最終的に1名を理事候補者として推薦をしたということとなっております。そのときの選任方法については、ちょっと私のほうでは、今、認識、周知しておりません。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) いや、そこはね、私の認識と違うんですよ。町長にどなたを会長にしましょうかというふうな打診があって、町長のほうからですね。誰にしたほうがいいんやないですかっていうふうなことを返してですね。そして、決めているという状況を、ある人はそういう説明を受けたんで。私は受けておるんですが、それをちょっと、もう一度確認したいとは思っておりますが。分かりました。というふうに違うということを認識していただきたいと思います。 それで、今回裁判になっている方の、これは名前も挙げてはいいと思うんですけども、かなり前から仕事上も含めて病気がちだったというふうに聞いております。それをどういうふうに指導していったのかということを、私は問いただしたいんですよね。もうパニック症候群ですか、パニック……。それとか鬱とかですね。鬱病ですか。こういう状況が続いていたのに、どういう対応をされたのか。それを御存じですかね。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) 御質問にお答えをいたします。 すみません。申し訳ございませんが、詳細については私どもも把握しておりません。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 社協から、裁判中なのでお答えできませんというふうな答弁をいただいたというふうに聞いております。町長の答弁でしたね。あなたも理事なんですよ。そういう認識でよろしいんですかね。裁判中だから詳しい答弁はできませんと。 だって、裁判は裁判ですよ。私たちはその社協のこういう裁判沙汰になっているような状況についてですね。やっぱり、知らないといけないです。これについて、社協と、あなたは社協の理事ですから、状況ははっきり分かっているわけでしょう。この裁判の中身も分かっています。分かっているはずです。それは、私たちに説明する、私は責任があるんやないかなと思っているんですが。そこのところについては、どういうふうな説明をされるんですか。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) 御質問にお答えをいたします。 みやこ町社会福祉協議会における訴訟事件に関しまして、これまでの裁判に明らかになった事実関係の範囲内でお答えをさせていただきます。私も理事会に出席をしておりますので、そういったところで明らかになったことということで、お聞きいただければと思っております。 内容といたしましては、原告であるみやこ町社会福祉協議会の職員が、被告であります社会福祉法人みやこ町社会福祉協議会に対しまして、被告が公正委員会に就業規則の違反に関する諮問をしたなどの行為、並びに安全配慮義務に反する行為をしたと。ことによって、精神的苦痛を被ったとの主張に基づき、損害賠償金の支払いを求めるという事案であると認識をしております。 本日までの裁判の経過でございますけれども、令和2年11月27日に、原告によりまして、福岡地方裁判所行橋市支部に対し訴状が提出をされました。令和3年7月20日までの間に、計5回にわたる口頭弁論が執り行われた末に、令和3年9月28日に原告の請求は棄却される判決が下されております。 その後、この判決に対しまして、原告より控訴されたことを受けまして、福岡高等裁判所で、令和4年5月11日までの間に2回の裁判が開かれ、今月6月24日に判決が出る予定であるというふうに聞いております。 以上が、私どもが知っている内容でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) この公平委員会で、これは懲罰委員会と言われるのが公平委員会ですかね。ということは、この裁判になっている、その原告ですよね。訴えたほうの、その身分の懲戒を社協のほうがするというような委員会を開いたんですかね。懲戒というのは、免職か何か考えているんでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) 私どもも詳しいことについては承知しておりませんけれども、言われるとおり公正委員会ということで、社会福祉協議会の中での懲罰委員会であるとか、懲戒委員会であるとか、そういった委員会であるというふうに思っております。 そして、被告が就業規則、まあ社会福祉協議会の中の就業規則に違反をしたということで、懲戒免職というようなこと、そういった議論をしたかどうかについては、ちょっと分かりませんけれども、何かしらの懲罰について議論をしたというふうに認識をしております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) やっぱり、原告をですね。訴えたほうの精神状態が良くなかったというのは、皆さん、理事会のほうも把握されとったわけでしょう。平成の28年ぐらいから、いろいろ事案があったみたいで、平成30年に公平委員会で懲罰の委員会が開かれたという流れがあったみたいで、その懲罰のときに、この裁判の原告が辞めさせられるんじゃないかというふうな、そういう危惧を持った可能性はあるんやないかなと思うんですよね。そこら辺についての認識はどういうふうに把握されておるんでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) そういったことで、御本人さんもいろいろ不安なことがあったかと思っております。そういった反動でありますか、いろんなところに、いろいろな文章を作成して送っていたというようなこともあったというふうに、私どもも承知しております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) そういうふうに、この裁判をして訴えたほうの精神状態も、かなり鬱とかいろいろな症状があったというふうに考えられますよね。そういうところに、きちんと執行部として、社協の執行部として指導なり、あるいは助言なりをするというのが、じゃないかなと思うんですよ。 だから、町の職員がそういうパニック症候群とか、あるいは鬱の状態になったらね、懲罰委員会にかけてどうのこうのというのはならないでしょう。まず、鬱の状態を病的に取り除くという、そういうことをやっぱり指導するでしょう。 それは長い経過の中で感情がこじれたかも分からんけれども、私に言わせれば、その執行部の指導上の、やっぱり能力が不足していたんじゃないかなというふうにも思わざるを得ないですよね。私はそういうふうに思うんですよ。 ここで、やっぱり町長、やっぱり実態をきちんと把握した上で、これ、もういよいよ混乱してきて、裁判は裁判として出るでしょうけども、それで白黒つけたところで、私は解決しないと思うんですよ。 これは実態を町長として何らかの形で調べて、それを報告していただくわけにはいかないですかね。そして、和解の方向で私はやっていただきたいと思うんですが。そのことについて一言お願いします。 ○議長(田中勝馬君) 内田町長。 ◎町長(内田直志君) 社会福祉協議会につきましては、私も議員のときに、たびたび現場のほうからいろんな声は聞いておりましたので、問題意識は持っております。 ただし、どうしても私も内部にがちっと入って調べたわけではないですし、断片的な話しか、ちょっと聞いておりませんので、総合的にどうなっているのかというのは私自身も知りたいとは感じておりますので、まず直接ですね。私自身が聞いて調べて、それから判断したいというふうに考えております。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) ありがとうございます。 そういうお言葉をいただけるとね、本当にありがたいなと思っています。 次に、包括支援センターについてですが。一体サービスが良くなったと言われますが、約2年ですよね。民営化されて2年になりますが。サービスが良くなった件数は何件ぐらいあるんですかね。いや、そういうふうに漠然といったらあれでしょうけれども。要するにこういうふうに、夜間にサービスが行き届いたというふうな件数は何件ありますか。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) 御質問にお答えをいたします。 令和2年度から地域包括支援センター、社会福祉法人へ業務委託して、言われるとおり2年が経過をしております。この間、町が運営していたときと比較して、まず土曜日とか祝祭日、それから夜間といいますか、そういったところを開所しているため、令和3年度におきましては年間310日ぐらい営業日数というふうになっております。 これについては、みやこ町が直営でしていたときよりも、大体70日間ほど増えております。大体一日の相談件数が平均して一、二件というようなこととなっていますので、大体70件から100件ぐらいについては、いろんな相談に対応することが、今、より以上できたというふうに認識をしております。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 要するに夜間、休日及び夜間の、この緊急的な対応というのは何件になりますかね。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) 緊急的な対応というのは、件数というようなことについては、ちょっと把握はしておりませんけれども、その対応する連絡体制が整ったということで、夜間に緊急に倒れられたということとか、孤独死になったとか、行方不明になったとかいうことがあれば、それに対応できる体制が整ったということでございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) いや、それは、私は具体的な数字をきちんとつかんでおいていただきたいと思うんですよ。サービスがよくなったというけど、よくなっただろうということなんでしょう、これは。 第一、経費的に削減されたというふうに表現していますが、実際はどれぐらい削減され、どれぐらいからどれぐらいまで削減されたのか、それをやっぱりつかんでいただきたいと思うんですよ。それがどこを削ったからそうなったのかね。 あるいはサービスの面で、経費を削ったらサービスの面で落ちとる可能性はあるわけですから。みやこ町は広いバスであちこち動いて、ある意味では事業所として経費がかかりますよ。それなのに町から持ち出すお金が減れば、町自身は得かも分からんけど、サービスを受ける人たちは、ひょっとしたらサービスが低下している可能性はあるんですよ。 そこをどういう、どこがどういうふうに削られたので、これはサービスが落ちないで、経費が下がったということをつかんでおく必要があるんじゃないかなと思うんですが。その件についてはどういうお考えですか。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) ただいまの御質問にお答えをいたします。 経費節減についてでございますけれども、地域包括支援センターを民間委託する際に、町が直営で実施した場合と民間に委託した場合の経費の比較をしております。委託の場合が年間約456万円、経費が安くなるという試算をしております。 この内訳でございますけれども、町が直営でしておりました地域包括支援センターでありましたセンター長、保健師などを含めて4名の正職員がおりましたけれども、ここについては民間も変わりはありませんが、官民の人件費の差というようなところ、また民間につきましては、管理部門について法人の本体部門で管理が可能ということで、そういったことでコストが抑えられているものというふうに認識をしております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) そうすると、全体的に対象件数が回っていって、相談件数とかそういう統計はきちんと取っておられるんですか。実際に包括支援センターでどれぐらいの仕事量があって、それは以前に比べたらどんなふうに変化したというような変化の記録は取っておられるんですかね。それを取っておられれば、後日でいいですから出していただきたいと思います。それだけで、ちょっといい。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) 御質問にお答えをいたします。 今の御依頼の統計につきましては、後日、資料として提出したいと思っております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) それから、包括の支援センターには事業計画というのが──これは平成28年度の計画書の例なんですけれども──これは役場の包括支援センターが作っているものですか、それとも委託先の包括支援センターで作っているものなんですかね。平成28年度みやこ町包括支援センター事業計画というのがありますが、これの最新のやつはありますかね。それは役場で作っているものですか、役場ですか。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) お答えをいたします。 みやこ町地域包括支援センター運営基本方針というものを策定しております。これについては、令和4年度を最新として、みやこ町が毎年、これについては作っております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) このうちの民間の委託部門ですね。民間に委託した部分は、どの部分だということは、これははっきり分かるんですかね。この平成28年のときには、まだ民間委託されていないんですよ。だから、この民間委託された分は、どの部分が民間委託されたのかということを、その計画書ではっきりそういうのは出ているんですかね。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) 御質問にお答えをいたします。 委託業務内容でございますけれども、地域包括支援センターとして、センター──中心を成す──事業といたしまして、介護予防支援事業とか指定介護予防支援事業というものがございます。 これについては、多くの民間事業所に見られるような介護予防サービス計画、いわゆるケアプランを作成する業務でございます。地域包括支援センター──委託しておりますセンター──では、要支援1、2という比較的軽い方々を対象にケアプランを作成していただいているところでございます。 これ以外にも高齢者訪問であるとか認知症関連、それから成年後見制度など高齢者に関わる多岐にわたる相談業務であるとか、そういったものについて委託をしております。ただ、認知症総合支援事業とか生活体制支援整備事業とか緊急通報事業であるとか町が主体でするような事業については、町と連携を図りながら双方で事業を実施しております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 今後については、資料を頂いた後に、どの部分が民間委託されていて、ということでまたチェックさせて、チェックといいますか、それ、検討させていただきたいと思います。よろしいですかね。 行橋市は、人口は7万人を超えていますけれども、面積的にはみやこ町の2分の1なんですよね。それは3か所の事業所、民間委託されているみたいですが、3か所の事業所がありまして、それは別々だそうです。事業の主体がですね。 だから、みやこ町は1か所ですから結構面積が広いし、隅々まで行くのは大変だろうなというように当初、私もそういうふうな事を訴えてはおりましたけれども。今は町民から聞く話によると、動いている実態がちょっと分かりづらいと。実際動いているかも分かりませんけど、分かりづらいと。 だから、社協のところに窓口を持っていってもらえないかという話なんですよ。できたら、豊津、犀川に1か所ずつ窓口をつくって、住民が、動いているなと。要するに、そこに相談に行けばすぐ対応してもらえるというような状況をつくっていただきたいということなんだろうと思うんですけれども。そういうお話をいただきました。そこについては、どんなふうなお考えでしょうかね。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) 御質問にお答えをいたします。 地域包括支援センターにつきましては、その設置基準については特段法令による定めはございません。人口規模であるとか業務量、それから運営財源や専門職の人材確保などを配慮して、市町村の判断で設置数を決めてよいということとなっております。 目安といたしましては、人口がおおむね2から3万人に1か所を設置することとなっております。また、職員の人員基準につきましても、1つのセンターが担当する区域における第一号被保険者がおおむね6,000人で、保健師、社会福祉士、主任ケアマネ3職種の職員を最低各1名以上配置することとなっておりますが、みやこ町地域包括支援センターにおいても各1名ずつ配置していること。 それから、町の高齢者支援係にも同様に保健師、社会福祉士、看護師などの専門職を配置しており、十分満たされているというふうに認識をしております。今後については、現時点で今の65歳以上の人口、みやこ町の人口は7,706人ということとなっておりまして、国立社会保障人口問題研究所の将来推計人口の令和7年度の予測7,836人を既に130人ぐらい下回っておりまして、先行して横ばいから減少に転じております。 また、それに伴いまして、要介護認定率につきましても、平成31年の19.4%を頭打ちに既に減少に転じ、令和4年度は19.1%となっているところでございます。こうした設置基準の目安や配置基準を満たしていること、それから、本町の将来推計人口を鑑むとともに、民間委託によりまして所有車両が直営時の2倍以上に増え、機動力も増しており、面積が広くても、今のところ一つの地域包括支援センターで十分と考えております。 しかしながら、今後の社会情勢の変化や高齢者の課題を常に検証をいたしまして、今、議員からいただいた御意見等も参考にし、改善する必要があるときは改善してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 次に、住民協議会についてです。 町長はこれを立ち上げたいということをお話しされましたので、まちづくりについてはいろんな方法があるみたいで、全国的にも成功している例があるみたいですね。インターネットで調べてみると、結構あちこちにそれはあるみたいです。 その例もさることながら、ひとつちょっと提案なんですけれども。私は町に苦情に行きます、苦情にですね。苦情というか、こうこうこうしてほしいとかっていう苦情に行きます。そしたらね、それをやっぱり文章でまとめて回答をしていただきたい。県のほうに要請に行きますと、確実に文章で返ってくるんですよ、県のほうはね。 だから、町もそういうふうにしたらどうかなと。一応苦情に行って、それっきりということもあるんです。だから、一応回答して、そして、定期的に町民にこういうことを苦情が来て、苦情というか要請があって、やりましたよということを公表したらどうかなというふうに思っているんですよね。町長はどんなお考えでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 内田町長。 ◎町長(内田直志君) 御提案ありがとうございます。 例えばその回答書を私が町民の皆さんのところに行って説明するというのでもいいのかなと、今、ふと思ったんですけれども。これはちょっと皆さんの御協力がないとできないことですので、ここで明確には答えられないですけれども、一案として考えさせてください。ありがとうございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 私はこう言っているんですよ。課長さんは机の上にじっとひっついている必要はないと思うんですよ。もちろんそういうつかないといけない仕事もありますけど。やっぱり、住民のところに、問題を抱えているところに出向いて行ったり、問題がないかなということを自ら足を運んで、政策を練っていただきたいと思うんです。 町長もそういうふうなお考えで、あちこち動いておられるのは聞いておりますし、議員のときからそういうふうな活動をされていることを存じております。だから、それを町長、指導していただきたいと思うんですが。どういうお考えですかね。 ○議長(田中勝馬君) 内田町長。 ◎町長(内田直志君) 私も4月23日から任期をいただいておりまして、こう見る期間、実際大変忙しいなというのはもう感じております。ただ、その中でも、やっぱり現場、現物を目で見て現地の声を聞くというのは、やっぱり大切だなとも思っています。 今日、いろいろ議員から御指摘いただく中で、私も考えていたのは、例えば行政サービスを委託に出すときに、発注者がきちんと品質のイメージを持っていないといけない。成果物のイメージを持っていないと、どうしてもやっぱり、先ほど議員に御指摘されたように、結果はどうだったんだということが、なかなか明確に答えるのは難しくなると思うんですよね。 それをするためにも、やっぱり現物、現場、現地の声を自ら見て、自ら聞いてということは必要だなと。それがないと発注するときもどういう仕様が必要だということは、なかなか分からないんじゃないかなというのは感じております。 ただし、さはさりながら、忙しいというのもありますので、ぜひとも課長に、皆さんには時間の使い方を上手にしていただいて、時には現場に出ていただくよう、私のほうからも指示したいというふうに思います。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) もう一点だけ、ちょっと質問させていただきたいんですけど。 ○議長(田中勝馬君) 時間が来ましたので、まとめてください。 ◆議員(柿野義直君) はい。今、区長さんがいらっしゃって、地域にですね。勝山、豊津、犀川に区長会というのがありまして、その区長さんに対する、あれは報償ですか、あれはどういうお金が出ているのか、それはちょっとはっきりしないんですけれども。 それを一旦区長会に出して、それから区長さんに回すという、そういう話が進んでいるようです。そうすると、区長会が何がしかの会費を区長会がストックして、そして区長さんに回すんじゃないかなということを言われているんですが。その区長会が一定程度の金額を差し引いて区長さんに渡すという、その行為は正当性はあるんでしょうかね。 ○議長(田中勝馬君) 進総務課長。 ◎総務課長(進光晴君) そのストック、区長会がストックとかいう話は、私は聞き及んでおりませんが、ただ区長会の代表に対して、区長の、まあ区長会のお金を支払うというのは、区長会連合会のほうからの要請に基づき、町として行っているものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) もう時間が来ておりますんで、まとめて。 ◆議員(柿野義直君) もう一点だけ。 ○議長(田中勝馬君) はい。 ◆議員(柿野義直君) すみません。区長によっては、区長会への会費を払う必要はないんやないかということで、拒否されている方がいらっしゃるんですよ。そこを区長、まあ、払わんでいいようにするためには、その回収する必要がないためにですね。区長会を通じて区長さんに渡せば、差し引いた金額はそこに残るわけですよね。それを何か目指しているんやないかと言われているんですが。その根拠を考えておいていただきたいなと思います。 以上です。終わります。ありがとうございました。 ○議長(田中勝馬君) これで、柿野義直議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(田中勝馬君) ここで、暫時休憩いたしまして、再開は20分からとします。2時20分からとします。午後2時14分休憩………………………………………………………………………………午後2時20分再開 ○議長(田中勝馬君) これより、休憩前に引き続き会議を再開いたします。 一般質問を続けます。 通告順位9番、議席番号7番、中尾昌廣議員。 ◆議員(中尾昌廣君) 7番、中尾でございます。最後になりました。よろしくお願いをいたします。 まず1点目が、廃校利用についてお伺いをいたします。上高屋小学校活用についてであります。2番目が高齢者対策についてお伺いをいたしたいと思います。 まず、上高屋小学校有効利用についてお願いをいたします。町長をはじめ教育長には、上高屋地区の方々、またボランティア団体の人たちによる要望書が提出されていることと存じます。今現在、みやこ町には柳瀬小学校、上高屋小学校、城井小学校が廃校となり、鐙畑小学校は廃墟となって、そのままあるわけであります。そして、来年は御承知のとおり節丸小学校、祓郷小学校が廃校になると思います。 こういう問題は我が町ではなく全国少子化のため廃校の続出し、毎年平均470校、平成10年度から令和2年まで発生した廃校が延べ7,580校となっており、大きな問題であることと思っております。 そんな中、この上高屋小学校はこの地区だけの学校であり、運動会や発表会など地区の人たちと一体となってにぎわう学校でありました。しかしながら廃校となり、一気に落ち込み、限界集落となっておることは御承知のとおりだと思います。 しかしながら、もう一度元気を取り戻すべく地域一体となったまちおこし事業を考えております。左は宇都宮公の神楽城であり、右手には帝釈天の豊ヶ城であり、正面には豊前六方の一つ、修験道の蔵持山神社であり、歴史と文化、遺産の宝庫でもあるところであります。 学校の横には天ヶ谷から流れる高屋川があり、子供たちが利用した河川プールもまだ残っているところであります。この地の利のよさから、自然環境教育の場所として、いわゆる水辺の学校、リバースクールを立ち上げ、また併せて農業体験の川の体験や川の生物の学習、また森林の大切さなどを学習する。併せて地域高齢者の寄り合い場所ともし、高齢者の経験と知恵を借り、若いまちおこし団体と一緒になって活性を図りたい。多くの人が来てにぎわう居場所づくりを目指しているといいます。地域活性のため、また、みやこ町のまちおこしの目玉として、この廃校をぜひとも利活用させていただきたいという要望であります。町長並びに教育長にもいかがお考えかをお伺いをいたしまして、2番目に移ります。 高齢者対策の中で、ごみ出し困難世帯が、今、みやこ町には見えております。いわゆる独居老人、そして老老の方々が自力でごみを出せなくなった困難世帯からの相談及び把握は、また対策はどのようにしているのか。今現在、みやこ町はそれこそ過疎指定となりました。これから先、高齢者のこういう方々がたくさん出ると思うんですが、この対策をどうお考えになっているかを、お伺いをいたしたいと思います。 以上、壇上でお願いをいたします。 ○議長(田中勝馬君) 内田町長。 ◎町長(内田直志君) 中尾議員の御質問にお答えいたします。 まず、上高屋小学校の廃校活用についてでございます。犀川地区の4小学校、犀川小学校、上高屋小学校、城井小学校、柳瀬小学校は、みやこ町学校再編整備計画に基づき、令和2年度統合され、新しく犀川小学校としてスタートいたしました。それに伴い、上高屋小学校は令和元年度末をもって閉校となりました。現在は閉校した各学校の物資等を保管する場所として利用しているところです。廃校舎の利活用につきましては、施設の在り方も含め、いい活用方法がありましたらば御教示をいただきまして、町としても様々な角度から検討してまいります。 次に、ごみ出し困難世帯についての情報把握の現状とその対応についての御質問にお答えいたします。ごみ出しが困難になった方からの相談については、住民課が対応した件数は、令和3年度に1件ありました。相談は御本人から直接受けたものではなく、支援者から住民課、生活環境係に相談があったものです。 その内容としましては、ごみ出しの時間が収集日の朝8時までであるため、ヘルパー訪問の時間帯と合わず、ごみを御自身で運べないために困っているという訴えでした。この件の住民課の対応としまして、地域の集積所に動物等に荒らされないようにネット等を被せて、回収日前日に出してもらうことについて、地域の許可を得ていただくよう提案いたしました。 当然のことながら、みやこ町でも高齢化が進んでいき、所定のごみ集積所まで御自身で持ち出すことが困難な方も増えていくことが予想されます。ごみ出しが困難な事情のある方につきましては、地域の協力をお願いするなどしながら、町としての対応可能な方策を将来に向けて考えていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 中尾昌廣議員。 ◆議員(中尾昌廣君) ありがとうございます。 まず、1番目の上高屋小学校の利活用ですが、町長、今、それこそ先ほど言いましたように、全国で8,000校の廃校があって、その利活用をどう有効活用しているかといいますと、74.3%でしたか、そのくらい利活用ができております。 それはやはり、都市に近いいわゆる学校の跡地であったりを、非常に企業であったり施設であったりということが非常に多いわけですが、あと残りのいわゆる二十何%は各山間部であったり、本当に人の高齢者の多い村だと聞いております。 しかしながら、今、全国でもそういうところのほうが、いわゆるまちおこしやまちづくりができるということで、ボランティアの方々がいろいろな工夫をしながら、今、使っております。 今さっき申しましたように、このみやこ町はいわゆる過疎という指定を、みやこ町全域を受けました。本当に、今、この高齢化社会、少子問題において、日本が、本当の我が国が、やっぱりここから見るね、しっかり考えなければ大変なことになるんだろうと思っておりまして。 今後、やはりこの過疎の町をどう生かすかは、やはり私は多くの人たちに来訪してもらうしか手がない。それには、このみやこ町が今現在、皆さんも御存じかもしれませんけれども、割とみやこ町の評判は、今、落ちております。間違いなくそういう声が聞こえますし、いろいろな問題が続きました。 今度は、やはり新体制でしっかり、私はみやこ町はすごいんだ、明るいんだ、こういうまちづくりをやっているんだというまちづくりができれば、私は以前からいつも申し上げますように、歴史・文化、そしていわゆる古代からの山城を囲まれたすばらしい財産を持っております。これを、やはりしっかり生かすならば、私は他町には負けない、このみやこ町づくりができるものと確信をしております。 そのためにはどうしたらいいのか。やはり、町長も所信表明でありました宝をあるんだという話、私も賛成するところでありますが、その宝を生かせるのは何なのか。それは歴史・文化いろんなものはあるんですけれども、やはり人なんです。 今、高齢者、高齢者対策といいますけれども、やはり、今、団塊時代の人たちがどのくらいの経験と知恵を持っているか。そして、本当に昔から卵一つ食べられない時代を過ごしてきて、高度成長時代によって、今の日本をつくったのは、やはり今で言う後期高齢者の団塊世代の人だったと私は思っております。 そして、ボランティアでやる気のあるのはこの人たちなんです。この人たちの知恵と経験を借りて、その次には若い人たちが立ち寄って、みんなで考えれば、お互い総合的な共生ができれば、私はみやこ町はよその他町さんには絶対負けないすばらしいものを持っておると思いますし、これを実現することが、まずなんです。 本当に残念ですが、皆様も御承知のとおり、こういうまちづくりは長い年月打ってまいりましたけれど、なかなか実現に返事をいただけませんでした。今度は町長、やはりしっかりと考えていただいて、この学校と自然と、上高屋小学校には今さっき言いましたように、すばらしいダムはありません。すばらしい山から流れる清き水の天ヶ谷から流れるすばらしい水が、また深さは子供たちがちょうど遊べるビオトープに最適であります。 そして、生物と自然環境と関われるものをあそこに造れば、私は多くの人たちが、子供が来ればお父さん、お母さん、またそれに引き連れておじいちゃん、おばあちゃん、ここにはまだまだ田んぼをしっかり作っております。そういう人たちに農業体験を、収穫祭など農業体験をさせたり、そして上に登ればすばらしい森林もあります。調べもできます。そして、上には蔵持権現様の歴史もあるしですね。ここを勉強の場として、多くの方々に来てくれればという、今、計画が立っております。 どうでも、これ、町長、利活用させてもらって、このまちづくりの目玉として頑張っていきたいという、今、地域の方と若いボランティアと、いろいろな様々なボランティアが集まっております。これはやはり、このみやこ町をもう一度立て直して、輝かしていただきたい。どうでも、そう思っておりますので、大変とは思いますが、町長にはよろしくお願いを申し上げたいと思います。よろしくお願い申し上げます。 一言だけ。 ○議長(田中勝馬君) 内田町長。 ◎町長(内田直志君) 議員のこの熱意、私はまあ、ずっと、議員になる以前からいろんなことを教えていただいて、ずっと感じておりまして。今なおその思い、炎が、むしろますます盛んに燃えているそのお姿に、私は本当に敬意を表します。 みやこ町にはいろんな統廃合に伴う課題もありますけれども、一方で、それに伴う遊休施設、これの有効利用というのは、現実的にもやっていかないといけないというのは考えております。 もちろん一方で、建物が古くなっているという問題もありますので、それとの兼ね合いをきちんと取りながら、現実的にやっていかなければいけないというのも、一方ではあります。さはさりながら、地元の皆さんの思いが一つになっているのであるならば、それを現実的に形にしていく。 そして、なかなか具体的な絵が見えていないが故に、なかなか一歩を踏み出せていないところもあると思いますので、その意味ではぜひとも詳細についてはなかなかいろいろ詰めていかないといけない部分もあると思いますけれども、大変よい事だと思いますので、前向きに検討していきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 中尾昌廣議員。 ◆議員(中尾昌廣君) ありがとうございます。いろいろ長としての様々な角度から検討ということで、いろいろ問題もありましょうけど、よりよい検討をお願いをしていただきたいと思います。 こういうものが、いわゆる各所に私はできればいいなと、そう思っています。そうすることによって、やはり今のこの過疎を逆手に取って、このみやこ町に多くの人たちを、来ることによって、来訪することによって、いわゆる田んぼであったり、いろいろな議員さんから専門職のお互い農業のことであったり、空き家バンクであったり、いろいろなことがありますけど、やはり人が来てくれることが一つのきっかけとなることだろうと思いますんで、まあ、よろしくお願いを申し上げます。 それと同時に、教育長にもお願いをしたいんですが。やはり、子供たちが、今一番足らないのは何でかって、自然なんですね。やはり、教育長も御存じのとおり、ここは川で遊び、山で遊び、そして様々なそういうことで、いろいろなことを覚えてきて育ったわけです。 しかし、今の子供たちはなかなかそういう社会情勢と、いわゆる安全安心というものが先行しまして、なかなか子供たちが自然と関われないというのがありますね。そういうものの中で、やはりそれはどこの責任なのか、どうしなければならないかというのは、今の私たちがしっかりと子供たちにそういう場所を提供してやる。これが私たちの責務だろうと私は思っております。どういうのも、教育長も御思慮を願いまして、そういうふうにお願いをしたいと思っております。 では1番を終わらせていただきまして、2問目の高齢者についてお伺いいたします。これは住民課長、よろしく。 高齢者が、今、自力でごみが出せなくなったという相談を私も受けました。目の不自由な方もいたということで、話がありますんですが。やはり、今、聞いてみると、まず相談事が1件だったということですよね。これは、やはりしっかり、みやこ町が把握して回ると、やはり私は大きな数が出てくるんじゃないかと思っています。 それと平地の、いわゆる平地のところならいいんですが、上高……。今言う上高屋とか岩熊、それから上野、とにかく様々な坂のあるところ、そういうところにはお年寄りが下りたり上がったりちゅうのは、なかなかできないんだと思うんです。そういうところのごみ出しが困難な方は……。すみません。 ごみ出しの困難な方はごみ出しの支援が受けられる収集日前日に積載所に出せるよう地域の許可を得ることを提案しているということですが。ごみ出し日がありますよね、それの前日に出していいという支援なのか、支援者が来るのか、ここのところをよく、ちょっと聞こえにくいんですが。よろしくお願いします。 ○議長(田中勝馬君) 永川住民課長。 ◎住民課長(永川文子君) ただいまの御質問にお答えします。 答弁書の内容につきましては、ごみの集積ステーションというか、そちらのほうを管理している区であったり、その地元の方が決めているのは当日の朝にごみを出しましょうということになっていたらしく、それを前日にヘルパーさんが昼間の日中に居る間に、前日に集積所にヘルパーさんあたりに持っていってもらって、もうそういう例外を認めてもらうようにという提案を、地区でされてくださいというようなことを、住民課のほうで申し上げたということです。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 中尾昌廣議員。 ◆議員(中尾昌廣君) 分かりました。これからは、みやこ町はもうそれぐらい、今、高齢化で、非常に多くの方々が出てくるんだろうと思います。そして、やはりこれには困難者の方々は、やはり人にはあまり迷惑をかけたくない、こう、したくないというのが多々あるんだろうと思うんですが、それをやはり、しっかりこの村には、これぐらいの人数がおるんだ、私は出せる人を支援する。言葉は悪いんですが、それよりも出せない人たちにしっかりと支援をする人を把握することを、しっかりお願いをしたいと思っています。 その把握するためには、集落支援員、事業員というのがありますよね。この前申し上げましたように、集落支援員の方々が、今、いわゆる過疎地に、過疎地といえばみやこ町なんですが、旧過疎地に入っております。そういう方々が、しっかり把握してもらう。そして、おばちゃん方はどうですか、おじいちゃんはどうですか、これでいいですか、こうですかという、やはり把握することが、私は行政サービスだろうと思います。それをしっかり、集落支援員の方々にお願いをしていただきたいたいと、そういうふうに思っております。 そうすることによって、もう今からはどんどんこういう高齢者が増えてまいります。そうすれば、しっかりした対策を取っていれば、何事か起こったときにも、いろいろなことは対応できるわけですから、もしそういう方が事件、事故があったとき、もしですよ、そういうときにはどこに矛先が来るか。私たちや、あなたたちのこういうところに矛先が来るんです。 だから、前もってしっかりとそれを把握して、前もってサービスをするということが大事だろうと思うんです。それと、各区長さんがおります。区長さんにも、住民課からしっかりこういう方がいませんかと。いるならば、やはり地域の住民が考えていただいて、こういう支援はどうでしょうか、お願いできましたでしょうかということもできるわけです。 いろいろな策で、今後やはり、こういう高齢者を助けなければ、支援しなければならない、私たちには責務があろうと思いますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたしまして、質問を終わらせていただきます。
    ○議長(田中勝馬君) お疲れさまでした。 ◆議員(中尾昌廣君) 私の母が昨日亡くなりまして、今日、通夜でした。葬式です。皆さんに大変御迷惑をかけまして、おかげさまか、まあ、よろしくお願いいたします。 ○議長(田中勝馬君) 中尾昌廣議員の一般質問を終わります。────────────・────・──────────── ○議長(田中勝馬君) 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会したいと思いますが、御異議ございませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中勝馬君) 異議なしと認めます。 本日は、これにて散会といたします。お疲れさまでございました。午後2時46分散会──────────────────────────────...