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03月10日-03号

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  1. みやこ町議会 2021-03-10
    03月10日-03号


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    最終取得日: 2022-11-29
    令和 3年 第1回定例会( 3月)──────────────────────────────────────────令和3年 第1回(定例)み や こ 町 議 会 会 議 録(第9日)                             令和3年3月10日(水曜日)───────────────────────────────────────────議事日程(第3号)                         令和3年3月10日 午前10時00分開議 日程第1 一般質問──────────────────────────────本日の会議に付した事件 日程第1 一般質問──────────────────────────────出席議員(13名)1番 内田 直志君       2番 肥喜里雄二君3番 柿野 正喜君       4番 中山 茂樹君5番 小田 勝彦君       6番 中尾 昌廣君7番 浦山 公明君       8番 大束 英壽君9番 柿野 義直君       10番 上田 重光君11番 原田 和美君       12番 熊谷みえ子君14番 田中 勝馬君                ──────────────────────────────欠席議員(1名)13番 飯本 秀夫君                ──────────────────────────────欠  員(なし)──────────────────────────────事務局出席職員職氏名事務局長 前田 正光君     書記   徳永  篤君──────────────────────────────説明のため出席した者の職氏名町長 …………………… 井上 幸春君   副町長 ………………… 三隅  忠君総務課長 ……………… 山見 紀幸君   財政課長 ……………… 荒巻  誠君会計課長 ……………… 秋吉 良晴君   行政経営課長 ………… 進  光晴君観光まちづくり課長 … 川本 英紀君   税務課長 ……………… 村中 隆秀君総合行政委員会事務局長 …………………………………………………… 本吉 敏之君教育長 ………………… 桝口 広二君   学校教育課長 ………… 川寄光一郎君生涯学習課長 ………… 中村 銀次君   住民課長 ……………… 奥村 芳孝君農業委員会事務局長 … 石谷  守君   農林業振興課長 ……… 長尾 勝芳君保険福祉課長 ………… 田中 靖一君                     子育て・健康支援課長 ……………………………………………………… 亀田 国宏君都市整備課長 ………… 原田 陽二君   建築課長補佐 ………… 重岡 正和君上下水道課長 ………… 坂邊 芳則君                     ────────────────────────────── ◎事務局長(前田正光君) 本日の議事日程第3号、一般質問の質問要旨、本日の一般質問簡易答弁書をお配りしております。御確認をお願いいたします。 10時開会でございますので、もうしばらくお待ちください。午前10時00分開議 ○議長(田中勝馬君) 皆さん、おはようございます。ただいまの出席議員は13名です。したがいまして、定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。日程に従いまして、議事を進めます。 なお、本日の一般質問の持ち時間は、議会運営委員会の申合せにより30分となっております。────────────・────・──────────── △日程第1.一般質問 ○議長(田中勝馬君) 日程第1、一般質問を行います。 では、通告順により質問を許可します。 通告順位1番、議席番号4番、中山茂樹議員。 ◆議員(中山茂樹君) おはようございます。議席番号4番の中山茂樹でございます。 一般質問を始めたいと思います。 令和2年度の1年間、過去1年間は、新型コロナウイルスの関係で国内の様々なイベントが中止になり、また延期にもなったりしました。開催されても無観客だったり、大変な令和2年の1年間でございました。 国内にあっては、東京オリンピック・パラリンピックの1年延期や、国技である大相撲の無観客の試合、高校野球の中止、各種スポーツの試合や音楽イベントが中止される等、大変な令和2年度でありました。しかし、今年、令和3年度はですね、いろんなイベントも開催されることを期待しております。 早速、質問に入ります。 令和3年度予算のことでございますが、予算編成に当たっては大変、コロナ禍で大変であったろうということは察しがつきますが、この予算の中の一般会計、特別会計の中で、本年1年間でこういうことをぜひともしたいという、何か強く町民に訴えるものがあるかないかということをお尋ねいたします。 2つ目が、ポストコロナ禍ということで、新型コロナウイルスはワクチンの接種により本年度中には終息すると、私は思います。終息をしないとですね、まあ大変に困っていくと思いまして──思います。その終息を考えた後の計画、行動を何か考えているかということと、今まで国道201号線、国道496号線豊津錦町のいろんな拡張とかあったと思いますが、これの進捗状況を尋ねます。 壇上での質問は、これで終わります。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) おはようございます。中山茂樹議員の質問にお答えをいたします。 最初に、令和3年度当初予算の質問についてお答えをいたします。 令和3年度当初予算の主な施策についてですが、定住政策、まちづくり、公共施設の整備、新型コロナウイルス感染症対策と、大きく4つの項目に分類できます。 まず、定住政策ですが、人口減少が進む中、この対策として犀川本庄地区の宅地造成の設計、住宅購入助成事業の拡大、新婚生活支援など、みやこ町に多くの方が住んでいただく政策に取り組んでまいります。 次に、まちづくりですが、観光まちづくり振興計画の策定、都市計画の見直し、人材派遣による特定地域づくり事業に取り組みます。 次に、公共施設の整備ですが、「すどりの里」の改修設計、豊津B&G海洋センターの改修工事に取り組みます。 最後に、新型コロナウイルス感染症対策ですが、本年度は新型コロナウイルスの予防接種を最重点項目として取り組んでまいります。また、令和2年度から繰り越した新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金事業にも、幅広く取り組んでまいります。 また、継続している事業として、豊津地区小学校の建て替えを令和3年から5年にかけて取り組みます。さらに、上荒谷団地の建築に取りかかっております。 次に、ポストコロナ禍のことについての質問にお答えをいたします。 ワクチン接種が進むことにより、新型コロナウイルス感染症が早期に終息することは、全国民、全世界の願いであります。必ずや令和3年度中には終息するものと信じ、コロナ後の地域振興を見据えた町政を進めてまいりたいと考えております。 令和3年度予算案を基に、今後の計画について申し上げます。 まず、町主催のイベントについてですが、花しょうぶまつり、夏まつり、産業祭、愛郷音楽祭につきましては、状況が許せば、コロナ前と同様に開催したいと考えております。とはいえ、町民はもちろん、来場者の皆様の安全が第一ですので、感染状況及び実行委員会の意見を踏まえながら、開催の是非について、イベントごとに、慎重かつ総合的に判断したいと考えております。 次に、観光振興についてです。 12月定例会において可決成立いたしました「みやこ町観光まちづくり振興条例」に基づき、令和3年度におきましては、観光まちづくり振興計画を策定したいと考えております。 御存じのとおり、みやこ町は、歴史的遺産及び文化的遺産の豊富な町です。また、年間を通じて利用可能なじゃぶち森のビレッジや、四季の新鮮な農産物がそろう直売所が犀川、豊津、勝山の各地区にあります。これらの恵まれた観光資源を活用して観光振興を図るとともに、町民と来訪者の双方が参加し、体験し、交流を深めていくことにより、互いを受け入れ、共に新たな価値や魅力を創造するまちづくりを進めてまいりたいと考えております。 そのほか、令和3年度に予定しています地域振興策としまして、特定地域づくり事業協同組合の設立を計画しております。これは総務省所管で、令和2年度に施行された新法により設けられた補助事業です。具体的には、地域人口の急減に直面している地域において、農林水産業、商工業等の地域産業の担い手を確保するための特定地域づくり事業を行う事業協同組合に対し、国及び地方自治体が財政的・制度的な支援を行うものです。Uターン、Iターンした人たちなどに仕事を提供し、安定的な収入を得る仕組みをつくることで、若者の移住・定住につなげたいと考えています。福岡県ではまだ設立された例がありませんが、県内第1号を目指して、今、計画をしているところです。 そのほかにも、住宅購入助成金や結婚新生活支援助成金の新設など、コロナ対策はしっかりと行いながらも、アフターコロナを見据えた地域振興策を積極的に進めてまいりたいと考えております。 次に、国道201号線、国道496号の進捗状況の質問にお答えをいたします。 国道201号線の進捗状況につきましては、現在、国において、国道201号、香春・行橋間のルート・構造などを検討する計画段階評価という作業を行っております。 その中で、令和元年9月に地域の課題・政策目標案の設定などが第1回九州地方小委員会で審議され、令和元年11月から令和2年1月において、アンケート・ヒアリング及びオープンハウスといった手法により、住民の方々、企業、各種団体等から、地域と道路の課題等の意見聴取が行われております。その後、先月の2月18日に第2回九州地方小委員会が開催され、政策目標の設定や複数ルート帯案の設定などの審議が行われております。 今後は、対策方針複数案の検討に際し、意見聴取を行い、第3回九州地方小委員会を経て、道路計画の決定となる予定です。 次に、国道496号線豊津錦町の進捗状況については、京築県土整備事務所に確認をしましたところ、この事業は、錦町交差点からマルショクまで、工事区間約680メートルを4期に分けて計画しております。令和元年度から事業に着手しており、測量設計と地元関係者への説明会も終わっております。 今年度からは、第1期工事として、マルショクから錦町交差点に向かって約160メートルの区間に着手し、現在、用地及び補償の交渉を進めている状況です。 今後につきましては、用地取得等が終わり次第、第1期工事の着工となる予定と確認をしております。 ○議長(田中勝馬君) 中山茂樹議員。 ◆議員(中山茂樹君) 丁寧な答弁、ありがとうございます。 特にお尋ねしたいのはイベントのことでございまして、この1年間、町内の各種イベントがほとんど中止になり、町民の皆さんはコロナの自粛生活で大変ストレスがたまっておろうと思うんですが、そういうのを少しでも解消するためにはですね、やはり、コロナという状況もありますけど、できるだけ状況を判断して、何とか、規模が小さくても開催を望みます。 どういうお考えでいらっしゃいますか。特に愛郷音楽祭なんかは、まあ室内の関係でどうかという面もありますが、その予定もあるかどうか尋ねます。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) もう議員のおっしゃるとおり、今回のコロナでは約1年近く、日本全体、世界全体がですね、今は本当に自粛モードの中で動いているんではないかなというふうに思っております。そういう中で、みやこ町におきましても、外出禁止等のそういった具体案も出されておりまして、本当に町民の皆様も若干フラストレーションがたまっているのかなというふうに思っております。 そういう中で、イベントにつきましては、本当は行いたいという気持ちもあるんですが、このコロナというウイルスがなかなか目に見えなくって、どういう状況か分かりませんので、その辺をやっぱり、少人数であればよろしいんでしょうけど、多くの皆さんがお見えになって、万が一そういうことが起こった場合にどうしたらいいのかと大変難しい選択を迫られております。ワクチン接種が行われることによってですね、そういったものが見直されて、今年度はいろんなイベントも、夏まつり等考えておりますけど、そういうことが、開催ができるようにですね、動向を見ながら、町としても考えていきたいというふうに思っております。 ○議長(田中勝馬君) 中山茂樹議員。 ◆議員(中山茂樹君) 本年度の政策で、定住政策、観光まちづくり、いろんなことを計画されております。ぜひ、これは着実に進めていただきたいと思います。 次に、ポストコロナの関係でございますが、特に国道201号線と豊津錦町のあのあたりですね。道路の、これはまあ国・県が行う工事でしょうから、なかなか我々が思うように、なかなか早期の着工とかは月日を要することでしょうけど、こういうこの事業についても、早期着工を国にどしどしと──国・県ですね、要求をしていただきたいと思っております。 それと、本年は特にいろんな事業の中で、上荒谷団地のもう着工ですね、いよいよ始まります。まあ、町が独自で行う工事については予定どおりにはいっているようにあるんですが、そういう道路とか国道に絡むとなかなか国・県の承認が得られにくい状況ではありますが、ふと考えますと、京都郡のこっちのほうは、特に東九州といいますか、西九州のほうに比べていろんな交通網が、交通網の整備が遅れていますよね。これをとにかく強く訴えて、どんどんそういう工事が進み、まちが活性化するように強く要望いたしますが、そこの考えを聞かせていただけますか。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 先ほどコロナの中で「外出禁止」と申し上げましたけど、外出の「自粛」ということで、ちょっとその辺は訂正をお願いをいたします。 国道201号、国道496号のことにつきましては、これは国の管轄であります。しかしながら、この201、正直申し上げてなかなか先が見えなかったんですが、少し、先が見えてきたのかなと、私自身はそう思っております。 今後、今もうルート案も3つの案が示されたようでございます。その中でどういうふうにしていくのか、これは国が決めることですけれども、こういった環境アセスとかいろんな問題を絡めてですね、その辺を国が調査をして私は決めていただけるんじゃないかなというふうに思っております。 それから、国道496号につきましても、これも本当に長い長い、これは課題でありましたけれども、少し県のほうも動いていただいておりますので、見通しが出てきたんではないかなというふうに思っております。 いずれにいたしましても、昨年といいますか、令和2年度の中では要望活動が思ったようにできませんでしたけれども、このコロナの後、さらにまた違った形で、我々もしっかり動きますし、また議会のほうも一緒になって要望活動をしていただければ、こういった問題が進んでいくんではないかなというふうに思っておりますので、御協力のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(田中勝馬君) 中山茂樹議員。 ◆議員(中山茂樹君) こういう道路とかいろんな拡張ごと、まあ我々議員も当然、全員一致団結してですね、国・県には、コロナが収まり次第でも要望には、要望活動はしたいと思っております。 最後になりますが、この今年度の予算ですが、編成には皆さん大変やったと、御苦労さまでございました。これからは、今度はワクチン接種で大変な作業にはなると思いますが、やはり住民の健康を守るためにも、ワクチン接種に関しては職員、大変でしょうが、皆さん一致団結して接種の作業に取りかかっていただくよう強く要望して、私の質問を終わります。 ○議長(田中勝馬君) 中山茂樹議員一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(田中勝馬君) 一般質問を続けます。 通告順位2番、議席番号11番、原田和美議員
    ◆議員(原田和美君) 11番、原田和美です。ただいまより、通告順に一般質問を行います。 まず最初に、地方自治法92条の2とみやこ町政治倫理条例第13条の内容についての町長の説明を、内容説明を求めます。 次に、一般社団法人みやこ観光まちづくり協会についてです。 1点目は、令和元年度、補助金1,225万円の決算書の提出と内容説明をお願いいたします。 2点目は、施設管理委託料管理委託料の施設名、管理者名及び委託料金の明細説明をお願いいたします。 3点目は、一般社団法人みやこ観光まちづくり協会の設立したときの役員名をお聞きいたします。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 原田和美議員の質問にお答えをいたします。 最初に、地方自治法第92条の2及びみやこ町政治倫理条例13条の内容趣旨の解釈についてお答えいたします。 まず、地方自治法第92条の2についてですが、ここでは地方議会の議員の兼業を禁止しています。兼業の禁止とは、地方議会の議員は、当該普通地方公共団体に対し請負をする者及びその支配人又は主として同一の行為をする法人の無限責任社員、取締役、執行役若しくは監査役若しくはこれらに準ずべき者、支配人及び清算人になることができないとされており、兼業の禁止は、普通地方公共団体の議会の議員が当該普通地方公共団体との間において利害関係に立つことを禁止し、議会運営の公正と事務の執行の適正を保証することを目的とするものであります。 また、みやこ町政治倫理条例第13条についてですが、ここでは地方自治法の趣旨を尊重し、私を含めた町3役と議会議員はもとより、配偶者や2親等以内の親族あるいは同居の親族が役員をしている企業や本人が実質的に経営に携わっている企業は、請負契約及び下請工事を辞退し、町民に対し疑惑の念を生じさせないように努めなければならないとされております。 このようなことから、私を含めた町3役と議会議員は、自ら、その人格と倫理の向上に努め、町政に対する町民の信託に応えることが必要であると理解をしております。 次に、一般社団法人みやこ観光まちづくり協会についての質問にお答えをいたします。 歳入ですが、町から補助金1,225万円のほか、総合観光案内所指定管理料160万円、個人会員92名、法人会員5団体からの会費収入が23万4,000円、諸収入として各種イベントの出店収入や、後ほど申し上げますじゃぶち森のビレッジの運営業務の委託費等でおよそ計1,538万円、前年度繰越金としておよそ152万円、合計でおよそ3,099万円の歳入となっています。 歳出につきましては、人件費としておよそ728万円、事務費として約320万円、事業費として約1,855万円、積立金が約51万円となっており、合計では約2,955万円の歳出となっております。 次に、令和元年度の決算を基に、観光まちづくり協会への施設管理委託料等についてお答えします。 まず、みやこ町総合観光案内所についてです。 総合観光案内所につきましては、令和2年3月定例会において、令和2年4月1日から令和5年3月31日まで、みやこ観光まちづくり協会指定管理者とする議案が可決されたところです。指定管理料は、年間160万となっています。 次に、じゃぶち森のビレッジについてです。 令和元年にリニューアルしたじゃぶち森のビレッジは、当町の最も重要な観光拠点の1つとして発展させることを目指しており、町の求める公益的な目標を達成するためには、単に利益の追求を目的としない観光まちづくり協会が業務の委託先として適していると判断し、受付等運営支援業務、宿直業務及び清掃業務について委託しています。委託金額につきましては、受付等運営支援業務が約517万円、宿直業務が約404万円、清掃事業が約156万円となっております。 最後に、一般社団法人みやこ観光まちづくり協会を設立したときの役員についての質問がありましたよね。──に、お答えをいたします。 順番は法人登記の履歴事項全部の証明のとおりでありますので、よろしくお願いをいたします。田中厚一氏、石山邦雄氏、中原裕美余氏、井上佳久氏、吉武正一氏、長野宏子氏、市岡清美氏、中村政弘氏、前田文憲氏、奥村真氏、川本英紀氏の計11名となっております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) 再質問をさせていただきます。 平成30年度から令和3年3月までに対象者はいますか。対象者がいるなら、行政は、今後行政はどのような措置を考えていますかお伺いしたいと思います。 ○議長(田中勝馬君) 三隅副町長。 ◎副町長(三隅忠君) ちょっと申し訳ございません、聞き取りがまずくて申し訳ないんですが、「対象者」、「30年」「3月」31日ということでございましたが、この部分につきまして、どの部分の対象者ということでございましょうか。申し訳ございません。(発言する者あり) いや、ちょっと、答弁するのに対しましてですね、どの部分の対象者かというところを再度お聞きできればと思いまして。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) 今質問したようにね、地方自治法92条の2とみやこ町政治倫理条例13条に対象者はいませんかち、聞きようわけよ。おるならおる、おらんならおらんち言うてください。 ○議長(田中勝馬君) 三隅副町長。 ◎副町長(三隅忠君) 再度御質問して申し訳ございませんでした。 ただいまの質問でございますが、地方自治法第92条の2、あるいはそれと政治倫理条例第13条の内容について、抵触するものがおるかという御質問でございます。この件につきましては、現段階で対象者はいないという判断をいたしているところでございます。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) 副町長、今の回答でいいんかね。もしおったら、どうするん。責任、取るんか。そげなね、あやふやな回答したら、町長、いけんやないん。もしおったらどうします、ほんなら町長。持ってきましょうか、私、資料。 ここまでね、回答の仕方によっては、頭に来ることあるわけよ。自分はこの問題については、同じ同僚やから、深く追求するつもりなかったわけよ。それをね、「おらない」とか、そげなこと言うていいんかね。言うていて責任取るならいいよ、俺は。そうやないでしょうが。本当に言ってみようか。 ねえ、せっかくこっちも、心を広く持って、この質問については、同じ同僚やから、深く追求しまいと思っていくらも質問に書いてないよ。しかし、行政のほうからそういううそをつかれたら、こらえるわけいかんよ。そこ、だから質問しよんやないですか。何でおるならおるって言わんの。言うたら悪いん。絶対折れんよ、これ。 ○議長(田中勝馬君) 三隅副町長。 ◎副町長(三隅忠君) 申し訳ございません、私の答弁の仕方について至らない点があったことは、おわびを申し上げます。 現段階といたしまして、また私の解釈といたしましては「いない」という解釈しておりますが、原田議員の解釈といたしましては「抵触しているんではないか」ということであろうかと思います。この件につきましては、再度しっかりともう一度調査をさせていただいて、答弁をさせていただければと思います。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) 昨日から予算委員会でも私が三度言うたようにね、対象者おらんの。おらんならいいですよ、行政がそれでいくんなら。 今後おったらどうしますか、ほんなら。総辞職しますか、おたくたち。こういうあんた、一般質問の皆さんのおる前で質問しよんやから、議員も一生懸命になって勉強して、頭の悪い俺さえ一生懸命になって勉強して言うんやから、明確な回答してくれな。「おるき、名前言いなさい」ち言うわけやないでしょ、私は。「対象者は何人おりますか」とかいうの聞いてない。たった「おりますか」ち聞きよんやから。おるなら「おります」て、それでいいやん。そんなうそを言う行政やったらね、今後、何もかんも信用ならんですよ、行政の言うことに対して。 ○議長(田中勝馬君) 三隅副町長。 ◎副町長(三隅忠君) 申し訳ございません、現段階の私の解釈といたしましては、抵触をしていないという解釈をしております。 先ほど原田議員も言われましたが、この件の責任について、もし私の答弁に疑義がある場合は、これは私のこととして、それなりの対応を取らせていただきたいと思います。申し訳ございません。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) もうね、そういう回答を聞きたくないです。 ほんなら、議員は町民の代表で議会に出ているんですよ。違いますかね。私、そう思うています。ほんなら、まだ行政の監視役も議員はせにゃいかん。予算の使い方とかいろんな面で、するのが議員と私は思うています。 ほんなら、みやこ町の政治倫理条例はどうですか。たった資産報告は、鍋の底をなめるような審査して、出さんやったら、「みやこっちゃ」に載せるでしょうが。私は載せられましたよ。 ほんなら、資産報告だけが、みやこ町の政治倫理条例ですか。違うでしょうが。どう思いますか、それ町長。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 先ほどからちょっと三隅副町長が答弁いたしまして、本来私が答えようと思ったところで、大変申し訳ございませんでした。 この政治倫理条例というのは、議員の皆様が提案をしてつくった条例というふうに私は考えております。そういう中において、その中にある文言に従って、そういった「みやこっち」等に載せたというふうに私は理解をしております。 個人的なことを申し上げるなら、私は町長になったときにすぐ、すぐに、この政治倫理条例は果たして正しいのだろうかと、私はこのことを議会の皆さんに申し上げたところ、一部の方からすごい猛反対を受けて、大変なことになったことを記憶しております。 私は、法というものは照らしたときにそういう疑義があっていいものだろうかということを当初思いました。ですから、このことは早く、やっぱり、変えていかないと、まさに私はこれは人権差別につながっているんではないかと。結婚しようと思っても結婚ができないような状況になってきている。この狭い人口の町で、結婚しようと思って、例えば議員をしている、町長をしている、その人と子供が結婚して、そしたら公共管理、一切の全ての問題にもう抵触をする。私は、果たしてそれが本当に正しいんだろうかということを思っております。 だから、議員のおっしゃる、そういう問題についてもですね、これは議員の皆さんがつくった条例ですので、私は、議会の中からそういうものを提案していただくということが大事ではないかなというふうに思っております。ただ、今回のこういった、我々も政倫にのっとって、そして私も、何といいますか、書類等は出しておりますので、その辺は、本当、今後ゆっくりですね、そういうところを私は議論していただきたいなと思っております。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) 町長ね、みやこ町政治倫理条例が間違うちょるとかね、「間違う」てなんて今言う時期ですか。町長が、ほんなら何期町長、何年町長してますか。「間違う」てって、差別とか結婚詐欺とかなるんやったら、何で条例を変えんのですか。質問したら変えるんですか。そうやないでしょうが。 町長は、みやこ町町民の「父親」でしょうが。副町長は「母親」でしょうが、要するに。私たちは「子供」と一緒ですよ。その子供のしようことが間違うちょったら、何で変えない、変えないんですか。質問したら、ああやない、こうやないって、「差別」とか。何で「差別」とかいう言葉が出るんですか、ここ。誰が結婚差別とか言うんですか。私に言いよるんですか。(発言する者あり)私たちもね、その道を通ってきちょう、ちゃっと。この条例つくったときに。泣きの涙で、皆、その当時の業者がやめちょんやから。何が差別ですか。そうやないでしょう。悪かったら、何で町長が、町長、みやこ町の町長になったとき、この政治倫理条例を変えてくださいって議会に申し出て何で審議せんやったんですか。質問したら、するんですか。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 原田議員もおられたと思いますけど、私、町長になったときに、すぐに、このことを申し上げました。たしか原田議員もおられたと思うんですけれども…… ◆議員(原田和美君) いいや、俺はおってねえ。 ◎町長(井上幸春君) そうですか。 ちょっと、聞いてください、聞いてください。 それで、私は、そのときに提案をいたしました。だから、しかし、この条例は議会がつくったものなので、私がこの条例を変えるとかいうことは言えませんけれども、私は、議員の皆様に、これはおかしいんではないですかと。いわゆる、いろんなことをしようと思ったときに、不都合をかなり生じてきているということを感じましたので、私は、内閣法制局にもお聞きをして、やっぱりおかしいんではないかと言われましたけれども、そのときは一蹴をされて、その後はもう、議会でつくったものなので、それ以上のことは申し上げておりませんけど、町長になったときに、すぐに、私はこのことを申し上げました。 これ、何回も言いますけど、これは議会でつくった条例なので、やっぱり議会の中から、そういうことを言っていただかないと、私がこれ変えたいと思って変えてもですね、それはいかがなものかなと思っております。私の、さっき言ったように、原田議員から今日説明されたからじゃなくして、町長になったときにすぐに、このことは提案をいたしております。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) 町長が提案、一番さきしたのやったらね、議会が何にもせんやったのに何回も町長、言うべきですよ。「変えてください」と。この条例はおかしいと。その当時、やっぱりみんな涙流しながらでもやめちょんやから。町長が言うこと、結婚詐欺とか何とかのやつはね、そういうことなんか、みんな、いろいろ考えてやっぱりやめたんやから。誰しも生活圏が奪われるのは、たった議員になって何もかんも流すいう、大変なことと思うよ。それでも、みんな我慢して、議員になっちょんやから。そういうことを今さら言うてもね、通りませんよ。 何で、ほんなら、気がついたら、例えば自分がすることに間違うたとこあったらですよ、「議員、それは違うんやないですか」と。これがこういうふうになっていますよということを、町長やないでも、役場の職員の皆さんが気がついたら、議員に、たとえ議員であろうが間違うたことをしちょったら指摘するんが、行政じゃないですか。私はそう思いますけどね。そうでしょうが。ねえ。 もう、次の観光協会の件にしても、何で再質問しようか分かりますか、町長。答弁書やら見ても分からんと思うよ、俺の気持ちちゅうんは。私はね、国の補助金を何であれ知らせんのかち、前回質問した。ほったら、議員には伝えていませんちゅういう答弁が来た。だから再質問しよんよ、これ。これは、補助金はね、町民の税金で一千二百何十万やりよんやから。町民の補助金やったら自分も町民として税金払いよんやから、言う権利あるでしょうが。だから、再質問しちょんですよ。そげなあんた、あれじゃね、何のためにここにあんた立って質問しようか分からんやないですか。 人間、あんた神様やねえんやから、間違うたこともありますよ。間違うたことあったら「間違っています」。ねえ、悪かったら悪いで頭下げるんが、人間やないですか。自分も間違うちょったら、町長から指摘されて「原田議員、そこ違います」と、私頭下げますよ、町長に。土下座してち言えば土下座でもしますよ。 それぐらいの覚悟がないで、ここに立てますか。たったコロナを用意してくださいとかね、コロナのショウキャクいつするか分かりますかいうて、誰も分かりませんよ、こんなん。そうよ、それで、それをここで立って言うことも、それは大事よ。 俺は、自分は、この今質問しよる内容は大変なことやと俺は思うて質問しよんや。それをね、ああやない、こうやないって、明確な回答も出せんで、あんた、回答するちゅうこと自身がね、あんまり議員をバカしちょんやない、俺言わしたら。自分で押さえられるところは押さえて、町長、行政に協力したいとは俺いつも思っちょうし、それは俺は俺自身学問はない、言葉遣いも悪いかもしらんけど、心は、しかしね、人よりも俺は温かく持っちょると思っちょう、俺は。だから、質問しよんですよ。 その質問に対して、明確な回答もくれんで、時間来たら終わりなさい、それじゃあ納得できんのですよ。時間30分、延期してもらいましょうか。終わりませんよ、これ。たったあと4分しかないわ。そうでしょうが。みやこ町は、そういう回答しかできないんですか。議員をかばうんですか。ね、町長。 それと、もう町長が結婚詐欺でとか言いよりますが、議員を差別しよんですか。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 座ってください、私も答えますから。いや、そう、座ってください。 さっきの、ちょっと誤解を招いたらいけませんけども、私が政倫で言ったのは、1つのですね、この町内の中で住んでいる方たちが、そういう、もし結婚をしようと思ったときに結婚をしたら、議員も私もそうだけど、そういう自分の子供たちがした場合に、もう今の政倫では、公共工事とかいろんな委託事業とか全てができなくなってくる。私は、だから、この政倫に関しては、町長になったときに「反対です」ということを言ったので、一つのこれは差別につながるんじゃないかと言ったけども、私の言ったことに対して反対の方が多かったということで、これの改正に今日に至ってないということですので、本日を契機にですね、私はさらに、やっぱり小さい中での、皆さんが生活する中で、こういう不都合がないようなことの政倫になったらいいのかなというふうに思っております。 それから、別に議員の方を差別とかそういう気持ちはありませんし、ただ、我々としては、そういった法にのっとって仕事をしておりますので、もし私たちが気がつかないところがあれば、教えていただいて、我々も、もしそこに疑義があるんであれば、それはおかしいんじゃないかと、はっきり、それは私も申し上げていきたいというふうに思っております。今、我々は書類だけで審査をしておりますので、もし議員が言われるところで我々のそういった行政指導がまずいというんであれば、私もそれは謙虚に受け止めて反省をし、またそういったところを改善と改革をしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) あのね、町長。いろいろ町長も今答弁しよるけど、地方自治法ちゅうんは、地方の団体が守らないけんべきことやないですか。ね、それが地方自治法でしょうが。自分たちが政治倫理条例、守らないけんのんですよ。つくった以上は。いいとか悪いとか別として、守らないけん立場にあるんですよ。それを、行政のほうが破りようんやから。 もう内容、私が言わんでも分かるでしょうが。破りよんを注意したら、ああやない、こうやないち言い訳はしなさんなちわけよ。そうでしょうが。 時間がないでよ。観光協会まで行きつかんやった。 観光協会もね、つくることはいいちゃ。しかし、観光協会の何で役員名簿の名前言わせたか、分かりますか、町長。一緒の役員の方がね、町のいろんな役員に、全部あんた、ほとんどあんたが関係しちょんやないか。今までそういう事実って、あんまりないでしょうが。1人が町のする役に5役も6役も関わる人、ありますか。これ、関わったら全部報酬をやっておるでしょうよ。議員と一緒。 「チン」とかちょっと事務局長、たたかんでくれ。 だから、私、聞いたんですよ。みやこ町の町民は2万人ぐらいおりますよ。2万人の中に、一部たったそれだけの有力者しか、みやこ町はおらないのですか。だから1人が5つも6つも役、するんでしょうが。やっぱね、そこんとこをよう考えてもらわな。 議長、すみませんな、本当。 今度また、やりますよ。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(田中勝馬君) ここで暫時休憩といたします。11時から再開したいと思いますので、よろしくお願いします。午前10時52分休憩………………………………………………………………………………午前11時00分再開 ○議長(田中勝馬君) これより休憩前に引き続き、会議を再開いたします。 一般質問を続けます。通告順位3番、議席番号6番、中尾昌廣議員。 ◆議員(中尾昌廣君) 恒例に従いまして、2問ほど質問をさせていただきます。 まず、農業のほうについて質問をいたします。 今現在、農業従事者の数は減り続けて、減少傾向に歯止めがかからない。最も大きな要因に上げられるのは、言うまでもなく少子高齢化でございます。その流れが、今後、ますます加速しているといいます。 総務省によれば、平成7年に約256万人だった農業従事者は、平成30年には約145万人、約20年間の間に約43%が減少したことになり、平均年齢も59.6歳から現在は66.6歳と7歳も上昇しております。減り続けているばかりか高齢化に拍車がかかり、リタイヤが相次ぐことが必至の状態であり、農業従事者を少しでも増やしていくことが喫緊の課題とされております。 また、担い手政策の一環とした集落営農従事者も高齢化に追い込まれ、待ったなしの時が来ていると感じています。現在、どのような対策を取っているのか。また、今後の対策をお願いをいたしたいとお伺いを申し上げます。 また、その中、みやこ町にも若年層の担い手が一生懸命頑張っております。この方たちのために何らかの支援策が出ないのかをお伺いをいたしたいと思います。 2点目は、林業についてでございます。 現在、林業者が激減し、林業衰退と呼ばれることが久しいのですが、福島原発大事故により、木材チップを燃料に使い、木質バイオマス発電所の需要が高まっております。御承知のとおり、苅田町にもバイオマス選奨で、国内最大クラスの約75メガワットの発電事業所ができました。みやこ町も70%の山林があることから、伐採業者が動き出していることも承知しております。 今後、伐採の利用と合わせて乱発の対策をどのように考えているのかをお伺いいたします。いわゆる自然破壊対策のお考えをお伺いいたしたいと思いますとともに、条例の制定を急ぐべきと思いますが、いかがお考えなのかをお伺いをいたします。 以上、壇上で終わります。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 中尾昌廣議員の質問にお答えをいたします。 農業における従事者の高齢化、それに伴う後継者不足に関して、みやこ町の対策についてお答えをいたします。 みやこ町では、農業従事者の高齢化等の理由により離農する場合に、その農地が荒れることのないように地域営農組織や認定農業者と経営を引き継ぐ農業者と想定し、農地の集積や経営規模拡大の支援を行っております。そのために必要な農業用機械の導入や施設の整備につきましては、それぞれ申請により、国、県の補助事業を活用し、進めているところでございます。 また、将来的な地域農業の担い手を確保するため、新たに農業経営を始めた場合には、年間150万円を支給する農業次世代人材投資事業を活用させるとともに、今後、就農するに当たって農業技術の習得が必要な場合には町で研修生として受入れを行い、技術の習得等に努め、町内での就農へとつなげる研修を勧めております。 次に、農林業の中の高齢化や後継者不足の質問に対しての質問でございます。 青年層、特に青年層に対する支援に関する質問にお答えをいたします。 さきの答弁と重複しますが、新たに就農する青年層の支援として、みやこ町では、新たに農業を始める者で50歳までに農業経営を開始する者に対し、農業次世代人材投資事業による交付金を支給し、就農初期の資金的支援を行うとともに、町、京築普及指導センター、JA等関係機関で連携し、就農後5年程度は農業経営に関するアドバイスや悩み事などの相談に乗る体制を整え、支援を行っております。 また、青年層の農業者だけを対象とするものではありませんが、水田を活用し、麦、大豆、野菜等を作付する販売農業者には経営所得安定対策による助成を行っています。そのほかにも地域営農組織、認定農業者等が対象となりますが、高性能農業用機械の導入や農業用ハウスなどの施設導入の際には補助事業を活用し、支援を行っております。 次に、林業問題についての質問にお答えをいたします。 今後、バイオマス発電の普及による木材チップ等の需要の増加に伴い、多くの山林の樹木が伐採された場合、その後の山林の管理についてはどうなるのかという質問でございましたので、それにお答えをいたします。 保安林の指定のある山林につきましては、伐採、植林について制限があり、樹木伐採後の植樹が義務づけられております。また、国、県等の補助金により皆伐した場合にも植樹が求められておりますので、杉、ヒノキの植樹がなされています。一般の民有林を所有者が独自に伐採する場合には伐採後の植樹の規定はありませんが、森林法第10条の8第1項で、あらかじめ所在地、伐採方法、伐採後の造林の計画等を記載した伐採及び伐採後の造林の届出を町へ提出することが義務づけられています。 計画書が提出された際には、町の森林整備計画に沿った造林計画であるかを審査し、適切な造林を実施していただくよう指導することとしており、今後も適正な樹木の更新を確保してまいりたいと考えております。 ○議長(田中勝馬君) 中尾昌廣議員。 ◆議員(中尾昌廣君) この問題は非常に大変な問題で、やはり国全体が考えなければならない問題だろうと思いますけれども、そうするとやはり、都道府県なり市町村が非常に苦慮しているところだろうと思います。 しかしながら、ある程度、若年層やいわゆる後継者を成功しているところもあるわけですよね。私がお願いしたのは、今現在、答弁にありましたように、そういうもろもろな研修やいろいろ活動は、どこも同じ活動をしております。その中にやはり、何か違う若年層や、高齢者はもう年を取って頑張っていただいても先が見えていますけれども、若年層の方々をやはりこの基幹産業であるみやこ町のおいしいお米を、ここをしっかり作ってもらうということで、やはり私はしっかりと支援をしなければならないと思いますし、研修の全国で若い若年層の方々が、例えば、1万人百姓に従事するということになりますと、30%が今現在やめていくということで、残りが半分以下になっているということも聞いております。 やはり今、本当に各市町村がどうしたらいいのかというのが今の問題だろうと思うんですけれども、やはりさっき申し上げましたように、何か若い者を引きつけるみやこ町の独特なやはり事業を何か考えないと、このまま同じ考えで行きますと、必ずや若い人たちも、やはりみやこ町も衰退していくんではなかろうかと思います。今後やはり、この残って今、一生懸命頑張っている市町村のところは、いわゆる研修か何かのときには苗を植える、稲を植える、労働する、そして経営をこうしたらいい、ああしたらいいという研修ばっかり全国はしております。という機械に乗って、荒田を山を見ながら、トラクターで荒田をすくという、すかせたところはあまりないそうです。やはり、本当に自分たちがこの百姓の魅力、少ない魅力でありますけれども、そういう魅力を発信して、やはりしたところが幾らか成功を今見ているということなので、やはりみやこ町として独特な何かアイデアを出しながら若い人たちを救済するということが一番肝要ではなかろうかと思っております。今みやこ町にも青年層の方々が頑張っている、おります。そういう方々も今後はやはり、コロナ禍で野菜なんかが今までよりも少なかったという声を聞きます。そしてお話を聞きますと、やはり非常にやってみろうかという若い人たちの声を、近頃、ちらほら聞きます。これはすばらしいことだと思うんですけれども、専従の農事者でなくて兼業、昔でいう兼業農家ですよね。今、私は、若い人たちは勤めているけれども、土日祭日に加勢をしようか、田んぼすいてみろうか、こうしてみろうかという方々が割と声を上げています。私はこういう人たちをやはり農業に、研修の前にまず農業を、いわゆる携わってみる、そしてこの自然豊かなみやこ町の荒田をすいてもらったり、いろいろなことをしながら頑張ってもらう。そして魅力あるものになければ、若者は絶対にできません。それの関係において、いわゆる佐賀県の基山にもありましたように、ヤギや、それから鳥やいろいろ飼って今成功しているところもありますよね。そういうものも含めながら新しい発想で何かを考えながら、やはり行動がしっかり行政がしながら若年層をつかまえるというものに一生懸命頑張ってもらいたいなとこう思っておりますが、町長、いかがでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 中尾議員のおっしゃるとおりだと思います。若年層の方が農業に従事するようにそういう方法も考えていかなきゃいけないし、一番いえることは、農業を行っても生活が安定ができるような、そういう収入体制が入るようなことも考えていく。そのためには何をすべきかということを我々もしっかり考えていきたいし、また、議員のほうからいろんないい知恵があれば教えていただいて、先輩として、農業の先輩としていろんなことも知っているんじゃないかと思いますので、いいところは参考にさせていただきたいというふうに思っております。 ○議長(田中勝馬君) 中尾昌廣議員。 ◆議員(中尾昌廣君) 本当の話が今、農業に携わって生活ができるというたら全くできないんです。できないけれど今、私は目先を変えて、基本的に生活するやつは会社に、土日祭日、休日があります。こういうときに若い人たちが従事してこの面白さをつかまえる。そして、いわゆる農業には必ずトラクターが、機械がたくさん要るわけですが、そういうものもやはり行政が準備をしてやって貸出しをするとか、そういうものの中から生まれてくるんではないかと思っております。どうかこの若年層をつかまえるというシステムを、全国にないみたいなアイデアを出しながら頑張っていただきたいな。また、私たちもできる限りの御支援をしたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。 2点目は、林業についてでございます。 今言うように、非常に皆さん御存じのとおりに、山は、昔は一山売って大学に子供をやったという、私たちの時代にはたくさんありました。そして犀川の駅のところには大きな材木がどんどんとトラックが来て、そして貨車には石炭がどんどん乗って、本当ににぎやかな時代でありました。それからだんだんと衰退して、今、炭焼きも危ぶまれているところであります。 しかしながら、先般から静岡県のいわゆる原発が大事故を起こしましたね。それから今、自然環境やもろもろなことでバイオマスの火力発電ができました。それとメガソーラーです。 しかしながら、私たちのみやこ町も70%の山で、いつも言うように、古代からの歴史ある山々がたくさん並んでおります。これは全国で珍しいということでございますけれども、その山のいわゆる保全のところはいいとしても、山のこの近くの山々が伐採をしたい、そういう業者今、動いております。私もお願いに来た業者もありますけれども、そういう業者は、山は買わないけれど、木だけ切らせていただけないかと、そういう話も聞きます。 これ木を切るということ、伐採すると間伐は違いますよね。伐採しますと、雑木山は伐採してもまた30年ぐらいで生えるんです。しかし、杉、ヒノキはもう伐採したら次は植林をしないと全くゼロなんです。 私は、今後、話が早いんじゃなくて、もうしっかりと対策を立てておかないと、そのような業者の方々がだんだん来ますと、しっかりと約束事を守っていただかないと、伐採をしてはいけないというものをしないと、この環境を大きな環境問題に話が上がってくるわけであります。 先般の話じゃないんですが、メガソーラーも、大坂のね、メガソーラーも思わぬ、まだ一、二年、二、三年ぐらいでもう大きな問題にぶち当たっています。これはやはり一つの自然破壊ですよね。その代わり税金も入りましょう。いいこともあるし、メリット、デメリットもあるんですけれども、やはり、こういうものをしっかりするためにはやはり町長、つくらなければならないのは、行政が加わったしっかりした条例制定ですよ。これをしっかり、どうでもしていただかないと、みやこ町のいわゆるアンケートにもありますように一番大事なのはどこなのかと、やはり自然がいい、山がある、田舎の人でさえこういうことを一番のトップに上がっていますよね。私たちがやはり先祖から頂いたこの山々をやはりしっかり守るのが、私はまちづくりとか何も後の話で、これが一番、私は根幹だろうと思います。基本だろうと思うんですよね。これを私たちはやはり次の時代に、やはりきれいな青々とした立派な山を残していくのが私たちの責務だろうと思っております。そのためには、やはりしっかりとした条例をつくって、行政が加わって、そして木を切っていただいたり、いろいろなことは構わないと思うんです。そして今言うように、雑木林もこれ伐採を請け負った方たちは、1つの木でも、1センチでも取りたいんです。そうすると、雑木を根元から切るとこれは芽が出ません。プロの人が言うんですからそうでしょう。それから、ある程度、これぐらいの高さで木を切るとそこからしっかり芽が出て30年ぐらいで元に戻る。クヌギなんかは10年ぐらいでもう取れる木が十五、六年でできる。そういうふうに聞いております。だけど、杉やヒノキは一旦切ったら、下がもう赤茶けて後はどうしようもならない。そして約束事があったり、町に届けたり、いろいろなところがあるんですが、ほとんど植林をしていません。全国でも大きな問題になったところが各所あります。こういうことのないように今からやはり条例をつくって、そしてしっかりと約束をさせてもらって、今のこの70%ある山々を間伐しながら、そして間伐材は、それこそ苅田や北九州に持っていっていただきたいと思うんですが。そういう山づくりを今しっかり覚悟しながら行政が進んでいかないと、私はまた大変なことになるんだろうと思っております。今度の大坂の問題でも、今でさえそういう問題が起こっています。今度はどのような災害が起こるかもしれません。これは今から本当に覚悟しておいてならなければならないことだろうと思いますけれども、そのためにはまた余分な税金がかかったり、余分な苦労があったり様々なものがあるわけですから、そういう前もってしっかり、私はやはり条例をつくり、そして業者との話し合いをしっかりしながら、していかなければならないと思っております。いかがでしょうか、お伺いをいたします。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) そうです。確かに、このみやこ町の自然を守るということは大事だというふうに思っております。今後、どういうふうにしていったらいいのか勉強していきたいというふうに思っております。 ○議長(田中勝馬君) 中尾昌廣議員。 ◆議員(中尾昌廣君) これで条例を2回目も3回目もお願いをしているんですが、やはり町長、本当にこのみやこ町の財産をしっかり次世代に送らなければならないということは、まちおこしやイベントや、確かに、今現在、私たちが盛り上がるためには、活性させるためにはそういうものをしなければならないんですが、やはり一番の根幹は私は自然だと思うんです。自然破壊を必ずや守ることが私たちの役目だろうと思います。どうぞ、町長、条例をしっかりつくって、やはりそういう対策を今からしっかりお願いをいたしたいと思っております。 これで、質問を終わらせていただきます。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(田中勝馬君) 中尾昌廣議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(田中勝馬君) ここで、暫時休憩といたします。再開は1時15分から行いますので、よろしくお願いいたします。午前11時25分休憩………………………………………………………………………………午後1時11分再開 ○議長(田中勝馬君) 皆さんおそろいでありますので、ちょっと早いですが、ただいまより休憩前に引き続き、会議を再開いたします。 一般質問を続けます。 通告順位4番、議席番号9番、柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 9番議員の柿野義直でございます。今回、一般質問を1問に絞って通告をしております。 長く続くコロナ禍の中で、失業や収入減少など生活に困窮する家庭が増えております。住民に一番近い地方自治体として住民に寄り添い、コロナ禍の中で困っている方々のところに、きめ細やかな支援策を打っていくということが大切ではないでしょうか。コロナ関連予算が幾度も専決処分されております。どういうお考えなのか、まずお聞きします。 次に、生活困窮の状況をどのようにつかんでいるのか。緊急小口貸付金、総合支援資金の貸付状況について、昨年11月末以降の推移をお尋ねいたします。 次に、今年度末、令和3年の3月31日までのコロナ関連予算の執行状況をお聞きします。資料を添えてお答えをいただきたい。 また、2021年度予算でのコロナ関連予算はどういうものか、これも資料を添えてお答えをいただきたい。 以上、壇上からの質問といたします。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 柿野義直議員の質問にお答えをいたします。 最初に、コロナ禍の中で生活を支えるという質問にお答えをさせていただきます。最初に、コロナ関連、専決処分で執行されている件についてです。 令和2年度予算において、新型コロナウイルス関係予算を5件専決処分させていただいております。専決処分ができる場合につきましては、地方自治法の中で4つの場合に許されているものと考えます。みやこ町の場合は、その1つ、町村長が議会の議決すべき事件について特に緊急を要するため議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであると認めるときを適用し、専決処分を行いました。 新型コロナウイルスの感染が拡大し、緊急に拡大予防策を取る必要性、事業者の業績悪化に対する対策、定額給付金の早期の配付、ワクチン予防接種体制の早急な整備など、いずれも緊急性が高く、一日も早い取組が必要であると判断し、専決処分をさせていただきました。 次に、緊急小口の貸付けの質問にお答えをいたします。緊急小口資金及び総合支援資金の11月末以降の貸付状況につきましては、2月末時点で緊急小口資金の貸付けが114件、1,730万円、総合支援資金の貸付けは114件、6,080万円となっております。 次に、コロナ禍の中での生活を支える生活支援策をどうするかという質問でございます。生活困窮者が年を越すための施策としましては、社会福祉協議会が窓口となって貸付けを行っている緊急小口資金及び総合支援資金といった支援策で対応をしてまいりました。また、年末年始における生活困窮者の緊急事態に対応できるように、福岡県京築保健福祉環境事務所の担当者と連携をとれる体制の構築を図ったところでございます。 次に、新型コロナウイルス関連予算の執行状況についてお答えいたします。まず、初期段階の感染防止、拡大防止のための消毒やマスクなどの高齢者、障がい者、子育て関連の施設への補助については完了しております。経済支援対策の定額給付金や児童手当給付金は完了しております。商品券事業についても2月末で完了しております。第2弾のスーパープレミアム付き商品券につきましては、令和3年度に繰越しして実施いたします。事業者の事業継続の支援を目的とした応援金は1月15日、感染防止のための店舗改装などの補助事業も2月26日をもって完了しております。コロナ対策でICTに関わる事業につきましては、全国的に事業が重なったため、パソコン不足、システムを構築する技術者不足で一部遅れ、繰越しさせていただく事業もあります。ワクチンの接種事業に関しましては、これからの執行となります。 次に、令和3年度予算のコロナ関連予算についての質問にお答えいたします。令和3年度事業として実施可能な地方創生臨時交付金につきましては、約1億9,000万円が交付限度額として内示されており、現在、事業選定に係る会議などを開催し、新型コロナウイルス感染症拡大を防止するとともに、感染拡大の影響を受けている地域経済や住民生活を支援し、地方創生を図るために必要となる事業選定を検討しているところです。なお、令和3年度当初予算に、コロナ関係予算として、新型コロナウイルス感染症対策事業、感染症対策学校清掃派遣事業、修学旅行キャンセル料等補助事業を計上しているところです。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) これは資料を頂いております。まず、専決処分がどこで行われたかということを資料で見てみますと、この中で事業継続に困っている中小の小規模事業者等への支援というところで、大きく専決が行われております。しかも、財政基金を充当した専決であります。 私に言わせれば、地方分権統一一括法というのが出ましたよね。ずっと暫時出ておりました。この中で、地方と国の在り方について、対等な立場ですということと、提案型の地方自治、そういうことが盛り込まれた地方分権法なんですが。この中で、専決はできるだけ慎まなければならないという考え方が言われております。 したがって、町長が言われるように、緊急を要するためにということですが、この中小企業に対する小規模業者に対する専決というのは、これは待ってしかるべきだったのではないかなと思っているんです。そんなに緊急性を要することではないというふうに思っておりまして。これが専決をされたのは、4月の緊急事態宣言が出された後、すぐに専決をされておりますよね。だから、5月にもされております。8月にもされております。だから、十分、練って議会にかけられる時期ではなかったかと思うんですが、これについてはどういうふうなお考えですか。 ○議長(田中勝馬君) 川本観光まちづくり課長。 ◎観光まちづくり課長(川本英紀君) ただいまの質問にお答えいたします。 まず、中小企業等への支援として、がんばる事業者応援金ですが、これは5月20日に専決処分をしております。専決処分をした理由としましては、4月7日に福岡県を含む7都道府県に緊急事態宣言が出されまして、さらに4月16日には、本県を含む13都道府県が特定警戒都道府県となりました。また、5月4日には緊急事態宣言が5月末まで延長されまして、特に中小企業等の苦境が深刻化する中、一刻も早い支援策が必要と考え、専決処分したものです。 続きまして、新しい生活様式対応店舗等支援金でございます。これは、8月3日に専決処分をさせていただきました。その理由としましては、コロナ禍の長期化が懸念される中、ウイズコロナ、アフターコロナの時代を見越した早急な施策が社会的に求められたこと、また、8月17日に発表されました、4月から6月までのGDPが年率でマイナス27.8%となったことなどを勘案しまして、いわゆる新しい生活様式に対応した店舗づくりを少しでも早く支援するために、専決処分したものでございます。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 私は、いずれもそういう理由で専決するような状況ではなかったいうふうに思いますよ。議会を、臨時議会でも何でも開いて、しっかり議論をして。よその議会では──よその議会を引き合いに出したら悪いでしょうけども、それをあえて言いますと、やっぱり臨時議会を開いて、しっかり議論をして、そしていろんな知恵も出し合って予算は執行されております。私は、ぜひ今後もそうしていただきたいというふうに思います。 それと、頂いている資料、これは最終的には今年度の3月31日までの使われる資料というふうに見てよろしいんですか。そして、国の補正予算の何次までが含まれておりますかね。 ○議長(田中勝馬君) 荒巻財政課長。 ◎財政課長(荒巻誠君) ただいまの議員の御質問にお答えします。 まず、この一覧表の事業が今年度の3月までに終わるのかという御質問ですが、この資料の、例えば、1ページ目の右下に、繰越事業というふうに記載しております。この分については、令和2年度には終わらずに3年度に繰り越すというものでございます。それが何か所かございます。 そして、今回、これは国の分でいいますと、第2次の分までのものが記載しているという状況でございます。そして第3号の分ですね、すみません。コロナの臨時交付金、第3号の分は約1億数千万円ございますが、その分については、国のほうがもう繰越しを決めておりますので、みやこ町においても令和3年度に事業を計画し、実施していくという流れになっております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) ありがとうございます。第2次までの補正予算が盛り込まれているということですね。 そうしますと、ここで緊急小口資金と総合支援資金のこれが114件という回答になっておりますが、これはダブって申請している人は何件になっておりますでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) ただいまの御質問にお答えをいたします。 緊急小口資金及び総合支援資金でございますけれども、70件ほどダブって支給申請をしているというような具合でございます。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) これは、それぞれの件数といっても世帯というふうに思いますが、それは、独り親あるいは子供がおる世帯等々の分析は行っておりますか。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) 詳細につきましては、この事務は社会福祉協議会で行っておりますので、そこまでは分析はしておりません。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) これ、一番問題なのは、生活困窮ですから、やっぱり行政としてもしっかり把握する必要があるというふうに思っております。実は。 この困窮者に対する施策を、これ見てみると、ほとんど含まれておりません。ほとんど含まれておりません、この予算の中に。ただ、子供に一律2万円を支給したっていうのはありますが。子供がいる家庭もあれば、いない家庭もありますよね、これ。困窮者の支援した、貸付金を受けたところには。 したがって、困窮世帯に対して、やっぱり施策をきちっと打っていかないといけないというのが、私の考え方なんですが。その点については、どういうお考えですか。 ○議長(田中勝馬君) 三隅副町長。 ◎副町長(三隅忠君) 今、柿野議員の御質問にお答えをいたします。 確かに、言われるように子育て世帯、そしてまた全町民に対しても1万円の給付等させていただいておるところでございます。改めて生活困窮者のみを特化した形でのコロナ対策ができないかという提案でございます。これにつきましても、今、国のほうでもその件につきまして、いろいろと新たな政策を考えているようでございます。その動向も見ながら、また町としての政策を考えてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) これは、生活困窮に至っているというのは、やっぱり弱い立場に置かれている人々のところで、しわ寄せがきているというふうに思います。特に独り親家庭とか、あるいは非正規の方々、あるいは女性、こういうところに、どうしても生活困窮の状態があるようです。 こういうふうに、貸付けまで行っている方もいらっしゃれば、ここまで申請しなくて、ちゅうちょしている、そういう方も結構いらっしゃるというふうに聞いております。そしてこれは、今は、総合支援については延長の延長ですか、3回の延長ができるようになっておりまして、200万円まで貸付けられるようになっておりますが、これは延々長ですか、延長の延長の延長ですか。そこまで貸付けをしている方は何人いらっしゃいますか。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) ただいまの御質問にお答えをいたします。 緊急小口資金と総合支援資金の貸付けでございますけれども、この令和3年3月までに貸付けが終了した方については、自立相談支援機関による支援を受ける場合について、再貸付けが3か月また延長することができるということで。この3月までにこの資金を、一度貸付けを終了した方ということとなっておりますので、今現在は、200万円までの方はいらっしゃいません。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 社協のほうに聞いてみますと、もう貸付金の延長がなかなか厳しい状況であるというふうに聞いております。そして、ほとんどその貸し付けた金額は返ってこないんじゃないか、この前もそういうふうな話をしましたけれども、大変厳しい状況に、借りられる方の状況はあるんじゃないかというふうに思っております。今、ハローワークの求人の状態はどうなんですか。どういうふうに見ておりますか。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) 御質問にお答えをいたします。 行橋公共職業安定所でございます。通称ハローワークでございますけれども、職業紹介等主要指標を見ておりますと、直近11月から1月までの3か月分でございますけれども、一般雇用保険の資格喪失者数、いわゆる失業者の方が含まれている数値につきましては、京築地域全体ではありますけれども、前年同期で平均して14%ほど減少している状況でございます。この指標では、失業者は前年同月比で減少しているということでございます。 また、参考でございますけれども、北九州地域全体ではありますけれども、企業等による新規の求人数、直近3か月間の有効求人倍率につきましては、1.05ということで、前年同期が1.38倍ぐらいでしたので、比べますと悪化している状況ですけれども、しかしながら、その前の3か月間が0.93ぐらいでしたので、やや改善している状況でございます。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 依然として求人数もそんなに多くない、あんまり急激に増えているわけではございません。しかし、求人を諦めている、あるいは、求人まで行かなくても何とかならないかなということで、生活困窮に陥っている人はたくさんいらっしゃるというふうに私は拝見をしておりますが、この雇用対策について、町として考えたことはありますか。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) ただいまの御質問にお答えをいたします。 本町では高齢者人口が多いことから、町内に高齢者の方が入所及び通所する事業所が52事業所ほどあります。そこで従事されている方については、約800人ほどおられます。このことにつきましては、介護・高齢者施設については、本町にとって一つの産業でありまして、貴重な雇用の場でもあるといえると思います。 しかしながら、この業界では担い手を確保するほうが、顧客を確保するより難しい状況でありまして、国全体での有効求人倍率の、全体の1.03に対しまして3.82と非常に高い状況でございます。本町でもそういった状況がうかがえており、慢性的な人材不足となっているところでございます。 国においては、コロナ禍で異業種から介護職に移る流れを後押ししようと、他業種から介護職に転職した方へ上限20万円を貸し付け、2年間勤務すれば返済を全額免除できる制度を、来年度予定しておりますので。 また、新型コロナの拡大につきましては、特に女性への影響が深刻で、女性不況の様相が確認されております。特に、町内では福祉や介護といったエッセンシャルワーカーは、比較的女性が活躍している状況があることから、そういった動向を注視しつつ、新型コロナウイルス感染症の影響で失業された方と職を探されている方の、雇用の場のマッチングができるよう努めてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 町として雇用を創出するという考え方は、どうですか。あのね、よその、このコロナ対策に対して、会計年度任用職員の採用を、枠を決めて何人か採用されているという状況があります。要するに、コロナの影響を受けて失業されている方は目につくわけですから、そうした女性の方を、そういう枠を決めて採用されるという対策も、私は必要じゃなかったかなというふうに思います。これからもまた厳しい状況が続きますので、ぜひそのことについては取り組んでいただきたいと思いますが、どんなふうにお考えでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) コロナの状況を見てどういう方向に行くのか、大変貴重な御意見がございましたので、担当課と相談をしながら、そういうことも考えていきたいというふうに思っております。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 政府の3次補正予算案が出ておりますが、これは2月の時点ですから、まだ通っていないのか分かりませんけれども。ほぼ地域経済対策に、福岡県では121億円、これは市町村分なんです。県の配分じゃなくて、市町村に配分する分です。県を通して配分するんと思いますが。 ここで、来年度っていうか21年度の、どういうことを取り上げた予算になっているかということで、こう書いておりますけれども。この第3次の補正予算案の中身というふうに考えてよろしいですか。 ○議長(田中勝馬君) 三隅副町長。 ◎副町長(三隅忠君) 先ほどから財政課長も御答弁申し上げましたけど、3次補正予算として今、みやこ町のほうに内示をいただいている額が、1億9,056万2,000円、内示を頂いております。これにつきましては、来年度、国のほうで繰越しをしての事業ということで伺っておりますので、町としては4月以降改めて議会のほうに提案をさせていただきたいと思っております。そして、その内容につきましては、今現在いろんな関係課を通じまして、どういう政策を打っていくべきかということで、今、検討をやっている段階でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) そういうことからしますと、国の第3次の補正予算案を、21年度のコロナ対策予算として町が執行していくわけでしょうから、そこにおいては、やっぱり困窮者対策をしっかりやっていただきたいというふうに思います。 それには、1つは経済的な支援策もそうですけれども、その中でやっぱり、雇用の対策というのが重要じゃないかというふうに言われております。みやこ町に民間の企業がございますね。よその自治体の例を比較しながら、町で採用していただきたいという案で提案しているわけですけど。よその自治体では、その町にいらっしゃる企業の人事の方を呼んで、何とか職に就ける場所がないかということを募ったそうです。そして、実際にそういうふうな話をいただいて、就職をされた方もいらっしゃるみたいです。 みやこ町にも幾つかの企業がございます。大きな企業もあれば、小さい企業あります。まず、みやこ町として、いろんな資格はあるでしょうけれども、採用の枠を決めて採用されるということがまず1点。それと、民間企業にお願いして、採用枠を頂くと。お願いするという方法もあるんではないかというふうに私は思っていますが、その点についてはどういうお考えでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長
    ◎町長(井上幸春君) いろいろな形で担当課も、コロナ禍の中で雇用とかいろんな問題を考えております。今、議員が言われましたようなことも、今後、行っていかなければいけないかなというふうに思っておりますので、その辺もまたリサーチをしてみたいというふうに思っております。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 町長、お茶を濁しては、やっぱりいけないと思うんです。やれるんやったら、やれる、やれなかったら、やれないというふうに言っていただけないと、次、話ができないですよ。 ぜひ取り組んでいただきたいと思います。これはもう本当、提案というか要望ですので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いします。 以上、終わります。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(田中勝馬君) 一般質問を続けます。 通告順位5番、議席番号12番、熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) 12番、熊谷みえ子でございます。本日2件、大きな項目で2件上げさせていただいております。 まず、新型コロナウイルス感染症対策について伺いをいたします。 新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金第3次補正予算分は、1億9,056万2,000円の地域経済対応分などと配分予定であるが、今後の対策を伺います。 また、地方創生臨時交付金の予算執行状況の概要、また、今後の対応について、以下何点か例を挙げさせていただいております。 実施支援事業の中で、継続が必要と考える事業は何であるか。 また、先ほどの補正予算分で新たに実施する事業の検討状況はいかがか。 また、新生児への支給金の検討を求めるとしています。これは、特別定額給付金の対象から外れている4月28日以降に生まれた方、子供の給付金の支給を求めたいと思っております。これは、今回掲げましたのは、県内、私の知るところでは約39自治体が実施をしております。ですので、みやこ町もぜひ検討をしていただければというふうに思っております。 また、体育施設、学童保育所、医療機関など職員の慰労金の支給を検討されてはいかがかと思っております。 また、後期高齢者医療の窓口負担2割の実施分の補填、これは唐突に思えるかも分かりませんが、来年度、政府は後期高齢者医療の所得に応じて、2割負担を導入を検討しています。また、その件については、後でまた述べたいと思いますが、検討をぜひしていただきたいと思っています。 次に、PCR検査の充実を求めるとしております。県は、高齢者・障がい者施設職員に無料のPCR検査を実施する。このような中で、みやこ町での実施対象はどうか。また、町独自の検討策はあるかということです。 これは、前回も申しましたけれども、無症状感染者の発見、保護のためにもPCR検査を増やす必要がございます。当初は検査体制が整わない、このような中、世界から見ても日本は検査数が低く推移してまいりました。今、移動式自動PCR検査システムの開発、実用化などが進み、体制が整いつつあります。結果も早く分かる、そのような事態も出ております。また、全国知事会での提言では、「PCR検査と抗原検査などの新しい検査を大規模かつ効果的に活用し、感染の流行を迅速に察知」というふうに述べております。ぜひ、国に対する要望等も上げていく中で、みやこ町独自の対策を求めるものでございます。 次に、国民健康保険制度の改善をとしております。 福岡県の一本化の中で、地方自治体によっては国保税の見直しが進んでいるところがございます。これは、引上げではなく引下げの問題でございます。 国は、子育て世帯の経済的負担の観点から、国、地方の取組として、国保制度において、子供の均等割、保険料の軽減、この措置を計画をしています。一刻も早い導入を求めるものでございます。 また今回、国保傷病手当、コロナ対策での傷病手当が初めて国保会計においてうたわれましたけれども、一般での実施を今後、ぜひ検討をしていただきたい。 また、高校生以下短期証の発行状況を問うとしています。親の経済状況で医療が受けられないことのないように、保険証の発行をすることを求めるものでございます。 次に、子ども医療費の自己負担についてお伺いをいたします。 実は県下、みやこ町は高校までの医療費の無料化、他の自治体も取組が始まりました。そういう中で県も拡充をしてまいりました。そういう中で、負担が減るのではないかと。そういう中で、改めて調べてまいりましたところ、みやこ町においては自己負担、医療機関1日500円、また、入院の負担がございます。これは、それぞれの自治体で見ますと、一部負担をもう軽減しているところが多数出ております。今回、改めて、再度これを一般質問として、ぜひ検討課題としていただくようにということで上げさせていただいております。 以上、壇上での質問を終わらせていただきます。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 熊谷みえ子議員の質問にお答えをいたします。 最初に、地方創生臨時交付金の予算執行状況の概要と今後の対策についてにお答えいたします。 これまでに実施してきた、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金事業につきましては、元気な未来づくり商品券事業による地域経済の活性化をはじめ、事業者への支援、子育て世帯応援臨時給付金による、生活を支えるための支援など、様々な事業を実施しています。また、令和3年度事業として、実施可能な地方創生臨時交付金につきましては、約1億9,000万円が交付限度額として内示されており、現在、事業選定に係る会議などを開催し、新型コロナウイルス感染症拡大を防止するとともに、感染拡大の影響を受けている地域経済や住民生活を支援し、地方創生を図るために必要となる事業選定を検討をしているところです。 なお、令和3年度当初予算に、コロナ関係予算として新型コロナウイルス感染症対策事業、感染症対策学校清掃派遣事業、修学旅行キャンセル料等補助事業を計上しているところです。 先ほど、幾つかの提案はいただいておりますが、今後の新型コロナウイルス感染症対策事業につきましては継続的な実施が必要であると考えており、できるだけ多くの方から御意見をいただきながら、これまでと同様、地域経済の活性化、事業者への支援、生活を支えるための支援などを積極的に事業を実施してまいりたいと考えております。 次に、高齢者施設等で勤務する職員の、新型コロナウイルスのPCR検査についてです。 福岡県では、新型コロナウイルスに感染した場合に重症化するリスクの高い高齢者等が入所する施設に対し、補助を行っています。実施期間は、令和2年12月下旬から令和3年3月末までです。検査方法は、唾液を用いたPCR検査で、職員1人に3回まで無料で実施できます。検査の実施状況ですが、高齢者施設は23施設中15施設、障がい者施設は15施設中10施設が本事業を実施していると聞いております。また、実施している事業所は、3月に3回目を実施する事業所が多いと聞いており、町単独事業については、予定はしていません。 次に、国民健康保険制度の改善等の質問にお答えをいたします。 国民健康保険の傷病手当金につきましては、保険者が保険財政上余裕がある場合などに、条例等を制定して行うことができる任意給付です。財源は国民健康保険税となります。今回の傷病手当の給付は、新型コロナウイルス感染症対策の一環として、国が特例的に財政支援を行うことから、みやこ町においても特例的に給付の対象としましたが、国が示す対象者や支援要件を超える部分につきましては、財政支援の対象とはならず、保険者の負担となってしまいます。本町の国保の財政は厳しく、傷病手当金の給付につきましては、新型コロナウイルス感染症だけの対応となることを御理解をお願いいたします。 次に、高校生以下短期証の現状を問うという質問にお答えをいたします。 国民健康保険税を納付できない特別な事情がないにもかかわらず、滞納している被保険者に対しては資格証明書が交付され、医療機関を受診した際には、一旦、医療費の全額をお支払いいただくことになります。 また、国民健康保険税を納付できない特別な事情がある場合は、資格者証明の発行は行わず、6か月以内の保険証を交付していますが、高校生世代以下の方に対しては、保護者の事情により保険証がないため、病院にかかるのを躊躇することのないよう、期間の切れ目なく被保険者証を交付しています。 次に、国民健康保険制度の改善の中の、子ども医療費の自己負担についての質問にお答えをいたします。 福岡県は現在、小学生までの入院や通院を対象として、医療費の自己負担分を助成しています。この県の助成に対し、実施主体となるみやこ町では、助成する対象を高校生世代まで拡大しています。自己負担分も、県が助成対象としない一部を町が負担する独自のサービスを行い、大切な子供たちが安心して医療を受けられるよう、支援の充実を図っています。このため、まずは現行の制度を堅持したく、無料化は考えておりません。 ○議長(田中勝馬君) 熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) まず、何点か上げさせていただいておりましたけれども、子供への給付金の支給の問題です。 先ほど、37か所というふうにお話をさせていただきましたけれども、県内、結構、4月28日以降に生まれた子供に対して、定額給付金の1人当たりの10万円給付に等しい金額を支給している自治体が。今回、このようにコロナのが1年以上続くという事態は、その当時、その自治体が想定されていたかどうか分かりませんけれども、やはり1年たって、ぜひ子育て世代の応援にもなるということで、ぜひ検討いただけないかなあというふうに思っています。近くでは吉富、それから築上町も実施をしております。 ですから、ぜひこの点については、金額はそれぞれ、10万円とは違う自治体もございます。このように、ちょうど端境期の出生された方への、子育て世帯の応援と。今、このコロナの中で、やはり鬱とかそういうふうな、子育てに苦労している御家庭も多いんじゃないかと。ぜひ、県内のこのような実態見ますと、ぜひ検討いただけないかということで上げさせていただいています。まず、どうでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) これは、議会の皆さんの御理解をいただいてしてきたことですが、みやこ町ではコロナがそういった現状ができる前から、お子さんが生まれたときには出産祝金をやろうというようなこともやってきておりますので、その辺はそういう形でさせていただいているのかなというふうに思っております。今後の財政のことも考えながら行わなければいけませんけど、そういったことを議員の皆さんの御提案の下に以前からやっていると、私はそういうふうに認識をしております。 ○議長(田中勝馬君) 熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) みやこ町は、中学生以下の2万円の支給、こういう形で取り組んでもおります。ですから、他の自治体で、このように幅広い団体でやっておりましたので、ぜひこれは事業としては取り組めるものだというふうに思いますので、再度検討をしていただければというふうに思っております。今後、この1億9,000万の使途を4月以降の検討課題ということでございますけれども、やはり一刻も早い、住民の方に届けると、そういう体制で取組を求めたいと思っているんです。 今、一番言われているのが、がんばる事業者支援金の問題です。あれは、事業継続のためには1回では足らないと、こういうふうに言われています。みやこ町の場合は、ある意味、地方でございますので、そういう事業者の声は、あまりないのかと思ったりもするんですけれども。今、商品券の事業で、商工会等も取組が大変だと思いますけれども、そこら辺の要望等をぜひ。 それと、どうしても私はまだ様子見で、期限がもう来てしまいましたので、再度、今年度での検討課題としていただきたいと思っておりますが、その点はどうでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 三隅副町長。 ◎副町長(三隅忠君) ただいま貴重な御意見をいただきました。おっしゃるとおり、このコロナ、まだまだ終息が見えない状況ではございます。当初、事業者の方が結構大変な状況であるということで、早期に専決をさせていただいて、対応させていただきました。しかし、思ったほどまだ、みやこ町への影響が少ないのか、当初予定した額まで至らず、申請が少なかった状況でもございます。 今後といたしましても、先ほど意見のございました子育て世代、またそういう事業者のことも勘案しながら、また新たな計画を、政策を決定して、また議会のほうに提案をさせていただきたいと思っております。 ○議長(田中勝馬君) 熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) まず、やはり一刻も早く。せっかくの対策が届くような対応を求めたいと思います。 最後の、後期高齢者医療の窓口負担2割の問題でございますけれども、病気や早期発見治療、これは言うまでもないことですが、今、外出を控える、そして受診抑制ということが続いています。そういう中で、手後れにならなければいいなあというふうに思っているところなんですけれども。 ただ、来年度、政府が窓口負担を所得に応じてではございますけれども、2割負担という導入を検討し、もう閣議決定等されています。来年度の実施ということになっていこうかと思います。ですから、高齢になればなるほど、病気抱えますし、治療費は事例では増えていっているというのが現実だと思います。そういう中で、3割負担というのは本当に大きなものでございますので、ぜひそういう形で、今年度の計画の俎上に、ぜひ載せていただけないかということで上げております。まず、いかがでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 大変難しい問題で、財政等の問題もありますので、これは本当に国がどうしてそういうふうにしたのかというところにも問題があるのかなというふうに思っておりますので、我々は国の方針に従い、それを執行するわけですけれども、その辺は今後の大きな課題として、町が何ができるか分かりません、正直申し上げまして。意見は意見としてお聞かせいただくという程度でさせていただきたいと思います。 ○議長(田中勝馬君) 熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) 計画の中でいろんな選択肢を持って、ぜひ検討していただくということを求めておきます。 それから、当初、コロナの発生時に、このようなものを配っていただきましたね。この2は13の、ドライブスルー・ウオークインPCR検査等導入事業と。政府はもともと想定しているにもかかわらず、なかなかこれが全国的な展開が取られていません。そういう中でいろんな開発が進み、30分で結果が分かると。実際、私も身近な人がPCR検査をし、1日、2日ありました。その間の心理的な抑圧感というのは大変なものでございまして。だから、そういう中では、こういう体制が早急に取られることが必要かと思います。政府の進捗状況にもよると思うんですが、当町ではどのようにお考えでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 亀田子育て・健康支援課長。 ◎子育て・健康支援課長(亀田国宏君) PCR検査の御質問でございます。 PCR検査につきましては、重要な検査だということは担当のほうも理解しているところでございますが、どうやっても検査内容等々につきまして、いろいろと医師会さんとかそこら辺との協議も必要になる事案でございますので、ここについては、ちょっと今まだ検討させていただいているという状態でございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) 高齢者施設等がスタートいたしました。福岡県下、久留米市が、学校それから保育園、幼稚園等、これも対象にしているとお聞きしています。ですから、ぜひ今後、そのように対象を。やはり子供たちが集まる、また、人が集まる場所には、私ども、国でも要望しておりますけれども、何度でも、安心できるぐらいの検査体制をということで要望していますので。ぜひこれも検討課題となりますので、この場でそれ以上は御無理だと思いますので、国に対する要望も含めてお願いをしておきます。 次に、2番目の、国民健康保険制度の改善をということで入らせていただきます。 みやこ町は、モデル世帯の国保税が給与収入220万1,000円で、これは国保世帯の平均所得から算出したものなんですけれども、給与所得が136万1,000円です。県下、みやこ町は48位の平均20万2,800円で、割と県下では低いほうではあるんです。 先ほど申しましたのは、国が就学前の子供の均等割を、軽減措置を取り組むということは準備されています。ですから、これはぜひ新年度、今年度じゃなく来年度になると思うんですけれども、国の制度として明らかになっています。今、子供の均等割1人2万円が医療分です。そういう中ではこれが何割、国が保障するって言っていますので、これはぜひ早めの制度設計をしながら、取組をしていただきたいというふうに思って、今日、上げています。前も1回、子供の均等割の軽減措置をということでお願いをしております。その後の検討状況等をお伺いするところです。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) ただいまの御質問にお答えをいたします。 子供の均等割についてでございますけれども、この国民健康保険の仕組みでございますが、本町では、所得割とか資産割とか平等割、均等割ということがございます。均等割につきましては、人1人についてかかるということで、生まれたばかりの赤ちゃんにもかかるということで、そういったことについては、ちょっと不平等ではないかというようなことが言われておりまして、全国知事会でも国に要請をしているということについては認識をしております。 今回、議員のほうからも御質問の中でありましたが、国では国民健康保険法の改正を予定をしておりまして、国保改革それから子育て支援の観点から、子供の国保税の均等割を一律5割軽減する改正を、もう予定しております。そういった動向については注視をしてまいりたいというふうに考えております。法改正がありましたら、本町もそれに従って準備、進めていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) 市町村負担は4分の1ということで、国としてはもうちょっと早く検討してほしいなと思っているんですが、令和4年度の予定でしております。ぜひこれは早めの対応等を考えながらやっていただきたいというふうに思っております。 次に、2番目の、高校生以下短期証の発行の問題についてお伺いをいたします。 国民健康保険法の、「市町村は被保険者証及び被保険者資格証明書の有効期間を定めることができる」というふうになっています。今、みやこ町においては、切れ目のない発行をということをしています。もちろん今、カード式で、個人個人で期限が違うだけなんです。18歳の高校卒業までのそのときは6か月以上の発行を認めると、このようになっておりますので、生活困窮世帯だからといって短期証ではなく、特例っていうか、要するに市町村が定めることができるわけですから、ぜひ、もう1年の、何とか子供たちに要らぬ思いをさせたくないというところがあるんです。ぜひそこは、いかがでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) ただいまの御質問にお答えをいたします。 高校生以下の短期の被保険者証の発行状況でございますけれども、現在、本町では18件発行をしております。この方々が保護者の経済状況によって適切な医療を受けられないようなことがないように、期限内に次の被保険者証を発行をしているところでございます。 こうした被保険者証の交付につきましては、関係法令にのっとった運用を行っているところで、いわゆる保険証の取上げについては、人道的観点から実施はしておりません。また、今後におきましても被保険者証の交付については、原則、規則にのっとった形で行いますけれども、必要な医療が受けられずに健康が損なうことがないような、実態に応じた対応も必要であると考えております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) ちょっと、思わぬ長い回答をいただいてしまいましたけれども。先ほど、「市町村が定めることができる」ってわざわざ読んだのは、そこなんです。法令にのっとってっておっしゃっておりますけれども、そこは検討課題としてできるんじゃないかっていうふうに思います。それも保護者に対してっていうことは、やはり制度上は無理かも分かりません。でも、子供には何のあれもないわけです。ですから、親のあれでないようにということで、検討を求めたいと思います。 それから、3番目の、すみません、1点だけ。みやこ町は、高校卒業までですが、大体、入院で小学校、中学校まで、みやこ町は500円の負担ですけれども、結構、もう全部無料化しているところが出てきています。ぜひ、そこは完全無料化をと、私は言ってまいりました。ぜひ、十分な検討をお願いをしたいと思っておりますけれども、また回答が長くなると困るんで、もう回答はいいですけれども。 回答には「無料化を考えていない」と明確に書かれてしまっておりますけれども、やはりそこは、みやこ町は、再編交付金のそういう有効活用ということで、県下先駆けてやってまいりました。そういう意味ではぜひ、そういう含めて、よそもやっていますのでお願いしたいということで、終わらせていただきます。御協力ありがとうございました。 ○議長(田中勝馬君) 熊谷みえ子議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(田中勝馬君) ここで暫時休憩といたします。再開は14時25分からとします。よろしくお願いします。午後2時14分休憩………………………………………………………………………………午後2時23分再開 ○議長(田中勝馬君) これより、休憩前に引き続き会議を再開いたします。 一般質問を続けます。 通告順位6番、議席番号3番、柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) 3番議員、柿野正喜でございます。 令和2年度3月定例会での一般質問をさせていただきます。 大きく2項目について伺ってまいります。 1点目は、全国的な問題となっている空き家の管理についてであります。 取組については、みやこ町空き家及び空き地等の適正管理に関する条例に沿って行っていると思っております。 そこで、放置されている空き家の現状とその対策をお伺いします。 また、その対象となる空き家の課税状況をお伺いします。 2点目は、50%プレミア付商品券発行業務についてであります。 今議会での町長の行政報告では、2月末現在で4,764人、1万9,154冊の予約の申込みとの報告ですが、直近の状況をお伺いいたします。 また既に、予約申込み数が発売予定件数を大きく超過しております。この業務の目的、職員による公務上の不祥事の発覚などを考慮して、反省の意味も込め、町長はじめ議会職員等の申込み辞退の協力要請等のお考えはないかお伺いいたします。 簡潔な答弁のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 柿野正喜議員の質問にお答えをいたします。 最初に、空き家の適正管理等についての質問にお答えをします。 現在、観光まちづくり課において、空き家の利活用と適正な管理を促すため、空き家実態調査を行っております。その準備段階において、各行政区の区長に御協力を頂き、区内の空き家と思われる物件を住宅地図に図示していただきました。併せて固定資産税の空き家データをもとに、物件の所在地に居住者のいない家屋を調査し、同じく住宅地図に図示したところです。その上で、現地に調査員が出向き、物件の状況等を、現在、調査しております。3月末にはこの現地調査を終える予定ですが、空き家に区分される家屋は1,000軒を超えるものと思われます。 続いて、住民課に寄せられている空き家の苦情や相談内容について説明いたします。 空き家の、空き地の樹木や雑草の繁茂、建物破損、倒壊、防犯、防火性の低下による火災や事故、野生動物が住みつく、害虫の発生、敷地内にごみの不法投棄などの環境被害が主な苦情や相談内容となっております。 このような苦情や相談に対して、空き家及び空き地等の適正管理に関する条例及び条例施行規則により適切に管理できていない空き家や空き地の所有者または管理者に対し、助言、指導、勧告、命令等条例に基づく対応を行っているところです。特に危険性の高い空き家については、重点的に指導しています。今後も空き家については、みやこ町のみならず全国的に増加していく傾向にありますので、関係各課で情報を共有して対応していきたいと考えています。 空き家に対する課税状況の質問にお答えいたします。 固定資産税の課税については、毎年1月1日の賦課期日において、土地課税台帳及び家屋課税台帳に登載されている所有者に対し、法令に基づき課税しているところです。そのため、たとえ空き家であっても、賦課期日においてその家屋が存在していれば課税の対象となり、納税していただくこととなっております。 次に、スーパープレミアム商品券についてです。 新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、冷え込んだ町内経済の活性化と町民の皆様の生活支援のため、令和2年12月定例会において関連予算を可決頂きましたスーパープレミアム付商品券事業ですが、2月1日から3月15日までが申込み期間となっております。50%という高いプレミア率がマスコミで取り上げられたこともあって大変御好評を頂いており、3月9日現在、約5,850名の住民の皆様から、2万3,600冊余りの申込みを頂いております。 次に、スーパープレミアム商品券についての町長、議会、町職員の申込み辞退の考えはないのかという質問でございます。 商品券の申込みに関しましては、住民としての私的生活レベルのこととなるかと思います。公務員の公的生活と私的生活につきましては、特別職であれ、一般職であれ、明確に区別されるべきと考えているところです。公務員は公務に従事する関係において、法に定める義務を負っていますが、住民としての自己の生活はこれとは個別のものであり、公務員関連の法令は私生活が公務員としての公的生活に影響を持たない限り、それに干渉することはできません。 したがいまして、今回の商品券の申込みにつきましては、私から職員に対し辞退を求めたり、お願いしたりするようなことは避けるべきものと考えております。このことは、本人の判断に任せたいと考えております。 また、議員各位におかれましては、これは議会のほうで考えていただければと思っております。 なお、私は、今回、申込みをしておりません。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) 再質問をさせていただきます。 今、3月末で全ての調査を、空き家の調査を終わるということですが、これは目的は何でしょうか。お伺いします。調査の目的は何ですか。 ○議長(田中勝馬君) 川本観光まちづくり課長。 ◎観光まちづくり課長(川本英紀君) お答えいたします。 当課で、現在、空き家の調査、実態調査を行っておりますが、目的は、空き家の利活用と適正な管理を促すためでございます。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) これは、1,000軒ぐらいあるだろうということですよね。それで苦情も寄せられているということで、この1,000軒ぐらいあるだろう、予測しているところも、今現在、放置されている空き家、空き家はたくさんあるでしょうけど。役場のほうが出向いてもなかなか応じないとか、そういった放置されている家屋、その家屋は何軒ぐらいあるでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 奥村住民課長。 ◎住民課長(奥村芳孝君) 住民課の奥村です。ただいまの質問についてお答えいたします。 最近の3年間の住民課のほうで空き家、空き地の苦情、相談等があっているんですけど、平成29年度においては、空き家、空き地の苦情、相談件数が187件、うち空き家の苦情、相談件数については11件、平成30年度につきましては、空き家、空き地の苦情、相談件数が192件と、うち空き家の苦情、相談件数は17件、令和元年度の空き家、空き地の苦情、相談件数が134件で、うち空き家の苦情、相談件数については12件、令和2年度、2月25日現在ですけど、空き家、空き地の苦情、相談の件数が117件、うち空き家の苦情、相談件数が22件となっています。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) いや、それは苦情の件数ですよね。これはだから、今年も苦情があって、同じ家で、同じ箇所で苦情があって、また来年も同じ箇所があると、そういうことも、多分、含まれていると思うんですね。 それで、今ある空き家を指定していますよ。指定というか、この条文からいけば、どことどこが空き家の特定、特定空家ち言うんですかね、そういった空き家になるんでしょうけど、そういった、じゃあ、そういった空き家がありますよね。そしたら、それはどんなふうにして進捗されているんですかね、そこまで。これ適正管理をしてもらうために調査して立ち入りしたとか、そういうことやるわけですよね。それがどれぐらい解決しているんですかね、それを。 ○議長(田中勝馬君) 奥村住民課長。 ◎住民課長(奥村芳孝君) 令和元年度で見ますと、先ほどの件で、平成29年度、11件の空き家の苦情、相談のうち8件は処理が、適正な管理ができたんですけど、実績からいくと70%程度です。大体、平成30年度の17件中もこのうち7件が対応できて、このときは66%程度ですけど、令和元年度に対しても12件あった中の3件ぐらいしかちょっと対応できていませんけど。それと令和2年度に対しては、22件あったうちの14件、一応ちょっと適正な管理は一応指導ができています。それが73%ぐらいになっています。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) みやこ町に放置されている今、家、管理ができていない家が、もう何年度とかそういうことはいいですよ。今現在、何軒あるかですよ。そして積極的に役場のほうから調査してね、見つけた分と、住民から苦情等で見つける分と合わせたところでね、みやこ町に今これだけあるんだというものがねあって、それを年次計画でどれぐらい解消していっているんだと、そういうことを情報が欲しいんですよね。 ○議長(田中勝馬君) 川本観光まちづくり課長。 ◎観光まちづくり課長(川本英紀君) お答えいたします。 現在、先ほど申しましたように、空き家の実態調査を行っております。現在、調査員2名が区長さんから頂いた情報をもとに現地調査を行っております。その中で物件の状態というのも確認しておりまして、即時、即使用可、多少補修が必要、大幅な補修が必要、使用困難、使用不可という4段階に分けて、見た目ですけれども、調査をして、それをカードに今、整理して行っているところです。先ほど申しましたように、3月中にはその調査が終わりますので、かなり、今おっしゃったような実態が分かってくるものと思われます。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) いや、そういうことじゃなくて、それは3月の末にならんと分からないじゃないですか。空き家対策とちゅうのは今までやってきたわけでしょうが。これ平成25年に条例は制定しているんですよね。だから、今までやってきた現状でいいんです、現状で。もう調査は当てにしなくていい。今現在、みやこ町がどれぐらい把握しているんだと。それがどれぐらい進んでいるかという、そういう情報が欲しいんですよ。今から、もうやってきていることですから、今から調査してどうのこうのは必要ない、それは。 ○議長(田中勝馬君) 放置されている空き家はどのくらいあるかということなんですね。そこはお答えできんですか。奥村住民課長。 ◎住民課長(奥村芳孝君) すいません、ただいまの質問にお答えいたします。 すいません、平成25年度の住宅・土地統計調査によると、みやこ町の空き家に関しては1,410軒となっています。 ◆議員(柿野正喜君) ちょっと分からんね。そうやなく、今現在、放置されている空き家ですよ。 ○議長(田中勝馬君) ちょっとここで、暫時休憩いたします。午後2時39分休憩………………………………………………………………………………午後2時41分再開 ○議長(田中勝馬君) じゃあ、休憩前に引き続き会議を再開いたします。 奥村住民課長。 ◎住民課長(奥村芳孝君) すいません、ただいまちょっとお答えいたします。 令和2年度に関してですけど、空き家、空き地に関しては31件で、空き家に関して8件のまだ処理できていない建物があります。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野議員。 ◆議員(柿野正喜君) そうすると、今現在把握している中で、8軒ができていないということですかね、適正管理。みやこ町に8軒しかないんですか、放置されている。8軒しかないですかね。私が住んでいる岩熊集落でも1軒あるんですよ。 ○議長(田中勝馬君) 奥村住民課長。 ◎住民課長(奥村芳孝君) ただいまの御質問にお答えいたします。 すいませんけど、住民課のほうで先ほども言いましたように、空き家、空き地の関係で苦情相談の件数があるんですけど、それに対応した数しかすいません、分かりませんので、その苦情、相談受付の対応件数に対しての、今対応できた分と対応できていない分の数を言いましたけど。 ○議長(田中勝馬君) 三隅副町長。 ◎副町長(三隅忠君) 申し訳ございません。適正な御回答ができず申し訳ございません。 今どうも手元のほうに、今柿野議員がお持ちのような資料を手元に持っていない状況でございます。それで答弁がどうもうまくできていないようでございます。 今の数字につきましては、以前調査した数字もあるようでございますので、またその部分については、改めて御回答させていただければと思いますが、よろしいでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) 今の答弁で頂いているんですけど、何か聞いていることとかみ合っていないみたいなんです。それで、あちこち言われるけど、私はみやこ町にたくさんあると、1,000軒ぐらいあるんやろうって言われている、そのたくさんある空き家の中で、完全にその空き家バンクとか、そういうところにも実際リフォームしていっていく空き家もあろうし、もう完全に危ないぐらいに壊れかかった家があったり、そういった分はもう必ず適正に管理ができていないと思うんです。 だから、そう指導したりしてきれいにして環境を、そういう環境づくりをしようということなんです。 だから、私が聞いているのは、そういう環境づくりをしようと、してもらおうという空き家対策なんです、要するに。それらについてちょっと今聞きよったら、8軒しかないとかね、そんな状況じゃないと思うんです。これだけ空き家対策って言われておる中でね、そこら辺です。 だから、その奥村課長のところで実際に、現実に空き家があって、それをどんなふうにしてきているんか、私ども空き家の前を通って、ああ、こっちはどうしよるんかな、どこまで進んでいるんだろうかと思ったりして通るんです。それはですね、いつまでも本当の草が繁茂して、枝が伸びてしまって小動物が住みついているというような近所の人もいるし、だからそれがどうなっているかと思う。 それから、こんな家へ固定資産税とかどんなふうになっているんだろうかなと、本当に納まっているんだろうかとか、そうしてその固定資産税は、空き家も住んでいる人も皆同じなのかと、課税額がですね。そんなとこも気にしながら考えているんですけど、その辺はどうなんでしょう。 固定資産、税金とかも絡みがあるでしょう、それ。だから所有者調べるのも、いろいろ課税台帳見たりなんかして調べていくんでしょうから、それを。そういうふうになるわけですね、これ調査をしようと思ったら、そういう観点からいかないと所有者は調べられないですよね。その住民課にある資料だけでは。 役場にあるいろんな資料を見ながら、この相続を誰がしているんだろうかとか、そういう調査の中でやっていくと思うんですよね。そこら辺はどうなんです、本当に条例どおりにされているんですかね。 ○議長(田中勝馬君) 奥村住民課長。 ◎住民課長(奥村芳孝君) ただいまの質問にお答えいたします。 先ほど言ったように、住民のほうから苦情や相談があった場合は、職員が現地を最初に確認をいたしまして、それから写真撮影をして、戻って所有者または管理者を検索しまして、それから指導通知文書等と一緒に現況の写真を郵送しています。 その後、所有者または管理者が改善等の対応をしない場合は、条例に基づき助言、勧告、命令、公表等を行う形となっています。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) それでやっているということですよね。そして、今言われた8軒の数字も、信用していいよということですよね、8軒も。私はそんな、(笑声)1,000軒ぐらいあるんだからね、そこまで本当にやれているんかなと思うんですよ。それも言っても、そのとおりですと言われりゃもうそれまでなんですけど。 それで、税金の話をちょっとさせてもらいますけど、今言ったこういう放置された家屋、土地ですよね。税金はどうなるんですか。税率とかは変わるということはないんですかね、これ。古いから、何年以上たったら率が変わるとか、何かそういうのはあるんですかね、空き家で。空き家でですよ。 ○議長(田中勝馬君) 村中税務課長。 ◎税務課長(村中隆秀君) ただいまの御質問にお答えします。 先ほど町長が言いましたように、賦課期日現在で家屋となれば、一応普通の固定資産税と一緒です。空き家だからといって物自体があれば減免とかはありません。 ただし、先ほど言われましたように、解体後の減免とか他町村でされているようなところもあるみたいですけど、一応みやこ町については物がなくならない限りは、課税は変えられませんので、一応そのまま課税されているという状況です。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) そうなんですよね。それでそういう放置された家屋の解消に、税のほうで特措法ができましたですよね、27年かですね。要するに最初建てるときは国のほうが昭和の時代でしょうけど、建ててもらいたいために6分の1ですか、課税標準額ですかね、その6分の1という軽減をして税金を掛けよったと。それがずっと放置されていたら、そのままいくわけですね。 そして、それを壊したら今度はその6分の1がなくなるんですよね。そこで、それは空き家の場合特定空き家ですか、それに認定すればこの6分の1が消えると。仮に建っておっても。ほけ、今まで6分の1で課税しとるんが6倍に跳ね上がる。特定に町のほうがそれ認めれば、6倍の税金が入るんです。 だからそういう税のほうからも攻めて、その適正管理を家屋の放置された家屋を解消させる、そういうことをなぜやっていないんですかね、そういうことを。 すいません、いいですか。 ○議長(田中勝馬君) 柿野議員。 ◆議員(柿野正喜君) それじゃ、特定家屋に指定しないというのは、この調査に行きますよね、この土地家屋ちゅうのが特定家屋には認定しないんですか、これは。町としてはどういったものを特定家屋に指定するんですかね。 要するに、国が定めたガイドラインがありますよね、国交省の。それに基づいて市町村が特定家屋に指定して、固定資産税もそういう方向からやっていくということが、その空き家対策を解消する意味でそういう税制が変わってきた。 ○議長(田中勝馬君) 奥村住民課長。 ◎住民課長(奥村芳孝君) ただいまの質問にお答えいたします。 特定家屋とは、一応空き家等対策の推進に関する特別措置法第2条第2項にうたわれていますが、倒壊等著しく保安上危険となる恐れがある状態、著しく衛生上有害となる恐れのある状態、適切な管理が行われていないことにより著しく景観を損なっている状態、その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態にあると認められる空き家等をいいます。 また、現在のところみやこ町には、特定空き家等に指定した家屋はありません。 この空き家等の特別措置法にのっとってみやこ町空き家等対策計画に基づいて、国の特定空き家判定方法基準によって、関係機関等に意見を求めて町長が決定することで、特定空き家という形の指定ができますけど、現状そこまでは今実施はしていません。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) だから、それをしなくちゃいけないのじゃないですかっていうんですよ。それをね、やらないとなかなかこれ問題解決しないんです、空き家は。空き家を壊すにも費用がたくさんかかりますよね。 だから税金の面と、それから対策ですね、こういった解消補助金、例えばの話ですけど補助金をやるとか、そういったほうのミックスしながらね、相殺、もうプラマイゼロの関係をとっていったら、その対策が進むんじゃないかと私は思っているんです。 ただただ壊せ、壊せ、管理しろといっても、お金がなかったらなかなかできないですよね、できないです。そういう観点からいくと申し上げたかったんですよ、それ。そういう工夫をしてやったら進むんじゃないかと思って。 そうしないと、私たちも不思議に思う。いつもこの家の前を通ると何もない。本当に信じられないんですよ、そういうことをしている、していると言われてもね、みやこ町に8軒しかないよと言われても。そんなふうに信じがたいんです、そういうこと。 だから、そういう今申し上げたことを念頭に置きながらね、進捗させていただきたいと思います。 それで、そういうことをミックスしながら解決してもらいたいんですが、町長、この補助金制度ですかね、補助金でやってしているところもありますよね、全部じゃないけど、半分もいってないでしょうけどね、それは。だけど近辺にもありますね、行橋なんかはやっているみたいですけど、そこら辺を税と併せて相続もあるし、そういった観点から問題解決をしてもらいたいんですが、その辺はどうでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 町長。 ◎町長(井上幸春君) 空き家の問題、これは本当に非常に難しい問題でして、もう完全に壊してしまう、そうなってくると宅地の問題にもなってきますし、そういうところを今後どうしていったらいいのかなということは、私も承知をしているところです。 その中で、助成金等の問題も今指摘がありました。今調査をしている段階ではありますけども、町としてもどういう方法が一番いいのか、また税の問題も絡んできますし、その辺のことは再度精査しながら、議員がおっしゃったような制度を使っていったほうがいいのかどうか、その辺も今後の検討かなというふうに思っております。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) 最後になりましたので、最後だけ、まず解体費用と、それから税金の問題、それから解体補助金制度の導入とか、いろんなことがあると思います。それで、そういうのをミックスしながら相殺できるようにやっていただきたいと思います。 それから最後1点だけね、こういう放置したほうがみやこ町にとって税収面から見て得策なんでしょうかね。空き家で崩れちょっても、台帳にあっとったら解体届みたいなのを出さんと、課税をずっとしていくわけですよね。そしたら、これの方が得ですよね、税収面でいうたら、そうなるんですかね、これ。どうですか。それは得ですよね、考えたら、課税台帳に残ったまま。 ○議長(田中勝馬君) 村中税務課長。 ◎税務課長(村中隆秀君) ただいまの質問にお答えいたします。 得と言われてもちょっとあれなんですけど、一応先ほど言いましたように、家屋があれば課税をさせてもらうというのが原則なんで、できれば悪いものについては撤去してもらうなり、何かをしてもらえたらなというふうには思います。 以上です。 ◆議員(柿野正喜君) 分かりました。すいません、ありがとうございました。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(田中勝馬君) 一般質問を続けます。 通告順位7番、議席番号1番、内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) こんにちは。議席番号1番の内田直志です。通告に従って質問させていただきます。 今年は、東日本大震災から10年となります。この大災害によって、約2万2,000名の方々が犠牲になられました。発災当時、私は神奈川県茅ケ崎市にいましたけれども、14時46分、大きな揺れを建物の中で感じました。すぐに、そのとき私は関東大震災が来たと思ったのですけれども、テレビから詳しい情報が入るにつれて、東北の太平洋側で起きた大震災であることが判明しました。 その後、福島の原子力発電所での爆発と、遠く神奈川にいましてもまさに恐怖と混乱の中でした。 それから御縁を頂きまして、岩手県の花巻市と大槌町を中心に半年間ボランティアをさせていただきました。お世話になりました皆様には、この場をお借りしまして感謝を申し上げたいというふうに思います。 そこで目にしたこと、そして被災された方々との交流は今でも忘れることはありません。犠牲になられました方々、そして心に大きな傷を負われた方々、今なお仮設住宅での生活を余儀なくされている方々に対して、心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。 さて、目下国を挙げて警戒されているのが、南海トラフ地震であります。今後30年間の間に70%の確率で起こると予想されております。本町は直接的被害は少ないかもしれませんけれども、西日本全体に与える損害は甚大かつ広範であると想定されています。今回は、この震災に関連して本町の防災対策の現状等について、以下をお伺いいたします。 1つ目、南海トラフ地震の概要と想定される本町及び近隣沿岸市町の1次被害、2つ目、現在進めている町の対策と進捗、3つ目は、本町において防災を進める上での課題がありましたら教えてください。 以上です。よろしくお願いします。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 内田直志議員の質問にお答えをいたします。 防災行政についての、南海トラフ地震への備えはどのようになっているのかという質問にお答えをいたします。 南海トラフ地震は、駿河湾から日向灘沖にかけてのプレート境界を震源域として、おおむね100年から150年の間隔で繰り返し発生してきた大規模地震です。前回の南海トラフ地震、昭和東南海地震(1944年)及び昭和南海地震(1946年)が発生してから、70年以上が経過した現在では、次の南海トラフ地震発生の危険性が高まっています。 最悪の場合、関東から九州にかけての30の都道府県で合わせておよそ32万3,000人が死亡し、揺れや火災、津波などで238万棟余りの建物が全壊したり、焼失したりすると推計され、経済的な被害は国家予算の2倍以上に当たる総額220兆3,000億円に上ると推定されております。 福岡県でも、死者はかなり出るようでございます。建物倒壊300棟、被害額は2,000億円を超えると想定されています。 みやこ町におきましては、この地震で最大震源5強の地震が予定されています。津波の被害想定はございませんが、近隣の行橋市、苅田町、豊前市、築上町では、4メートル程度の津波が発生する恐れがあります。 震度5強の地震の被害想定ですが、屋内の家具等の倒壊、家具や窓ガラス等の家屋の破損、ブロック塀の破損等が考えられるほか、一時的に停電や飲料水の供給が滞るような被害も想定されます。 地震に限らず、町が日頃から防災に向けて進めている対策ですが、まずは町の防災無線等を使って速やかに、正しい情報を住民に提供する体制を整えています。 また、速やかに避難を行うために、災害発生の可能性があれば、早い段階で事前に避難所を設置するとともに、必要な資材、非常食、水道の備蓄に努めています。 また、迅速に災害対策本部を設置できるよう、日頃から警察や消防、地元と相互に連絡を取り合い、緊急事態に向けた体制をつくるよう構築しているところです。 少し前になりますが、平成26年には役場、警察、消防、自衛隊、そして住民の方々が参加する大規模な総合訓練も行いました。令和2年度中に新たな総合訓練を実施したいとの考えもありましたが、新型コロナウイルス感染症対策もあり、実施には至っておりません。しかし、近年住民の意識向上を図るために、自主防災組織の拡充や防災訓練の支援などに取り組んでいます。 また、本年度は新たにコロナ禍における避難所設営訓練を職員向けに実施しております。防災を進める上での課題ですが、本町はこれまで大きな被害に遭った経験が少ないため、防災、減災への意識をどう町民の方々に持っていただくか、あるいは少子高齢化の社会の中での共助、いわゆる助け合いをどう展開させていくかなどが、とても難しい課題だと考えています。 今後も、自主防災組織の組織率の向上に努めるとともに、地域の実情に即した細やかな訓練等を実施するなどして、大きな被害にも対応し得るまちづくりに努てまいりたいと考えております。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) ありがとうございます。今回質問する趣旨としましては、この南海トラフ地震ということで取り上げさせていただきましたけれども、近年様々なたくさん災害が起きるようになりました。 この災害というのは、必ずしも地震のことを言っているわけではなくて、また3か月すれば雨期に入る、──雨期になるという言い方が、何かもう最近らしいなと思うんですけども、雨期になる。そうなるとまた豪雨になると。大きな台風も来るようになっている。冬になると、もしかしたら豪雪になるかもしれないと、本当に災害の時代になったなというふうに感じております。 ですから、この南海トラフということも大変言われておりますので、それを考えることを通じて、他の災害の対応に対する住民の皆さんの啓発になればいいかなと思いまして取り上げました。 もう一つの目的は、そうはいってもやっぱりいつか起こるだろうこの地震で、まずはやっぱり生き延びると、1次災害からまずは命を守ると、こういうことをぜひとも住民の皆様に知識として持っていただきたいなと、そういう思いがありましたので、今回取り上げさせていただきました。 改めてこの南海トラフ地震、どういうことが起こり得るのかということを考えてみたいというふうに思います。 町長から今お話頂きましたけれども、本町で想定されるこの南海トラフ地震による最大震度は5強と言われております。この5強という震度がどういった程度の地震なのか、まずそれについて教えてください。
    ○議長(田中勝馬君) 山見総務課長。 ◎総務課長(山見紀幸君) ただいまの御質問にお答えいたします。 まず、震度5強ということでございますけれども、気象庁の発表、解説表を抜粋したもので説明いたしますと、まず人においては、非常な恐怖心を感じると。多くの人が行動に支障を感じる。 それから、屋内の状況としては、棚にある食器棚、書棚の本の多くが落ちる。それから、テレビ台から落ちることがある。タンスなど重い家具が倒れる、あるいは変形によりドアが開かなくなることがある。一部の戸が外れる。 それから、屋外の状況においては、補強されていないブロック塀の多くが崩れる。備付けが不十分な自動販売機などが倒れることがある。多くの墓石が倒れる。自動車の運転が困難となり、停止する車が多い。 それから、ガスの供給停止、あるいは断水、停電の発生、それから鉄道、高速道路等の規制、あるいは電話等通信の障害等が考えられるというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 内田議員。 ◆議員(内田直志君) ありがとうございます。先日、2月13日だったと思いますけれども、福島沖で起きたあの地震が5強だったので、こういう状況だったんだろうなというふうに思います。 ちなみに、2005年の福岡県の西方沖地震、それから2016年の熊本地震のとき、みやこ町の震度は4だというふうに言われておりますので、それから震度4と言っているんですけど、本当は4弱と4強があるんですけれども、さらに5弱があって、さらに5強というレベルだということであります。 大きいのがドンと来て終われば、ああ、やれやれになるんですけども、3・11のときは神奈川にいても震度4であるとか、5であるとか、そういったレベルの地震が2分続いたと言われております。私も神奈川にいて、かなり長い時間揺れたなというふうに思っていますので、恐らく恐怖を感じる方かなり多いんじゃないかなというふうに思っております。 ですけれども、ちょっと調べる限りこの南海トラフによって、この地域はどのくらいの時間揺れるのかというのは分かりませんでした。 それから、御答弁いただきました中で、この豊前海ですね、最大波高4メートルの津波が来るというふうに言われております。 これは、発災後から200分後に来るということですので、住民の皆さんもその事実を知っておれば、冷静に対応できるんじゃないかなというふうに思います。 ただし、この沿岸部は一部浸水も想定されておりますので、適切な行動は必要なんだろうなというふうに思います。 先ほども説明頂きましたように震災があります、揺れます。そうすると、上下水道の被害、家屋の被害、それから携帯電話も恐らく不通になる可能性は十分考えられます。 それから少したちますと、今度はこの不安心理からスーパーやコンビニから物が不足していきます。それから、恐らくガソリン不足にもなると思います。停電なども想定されております。最初は、その不安心理からなるんですけれども、実被害で本当に物が届かなくなってくる可能性も十分考えられます。 それで、問題はこの緊急地震速報、私はあの音を聞くのが怖いんですけれども、あの音をいつ何どき、どこにいるときに聞くかと聞いたときに、それぞれの個々人も含め、そして子供たち、家族が適切に行動できるのかどうかと、ここをぜひとも防災教育という形でやっていただきたいというふうに思うんです。 特に、例えば沿岸部ですね、苅田であるとか行橋にお勤めの方たくさんいらっしゃると思います。これは日中起きることを考えての話なんですけれども、お買物にも行く、それから病院にも行っている可能性もあるし、介護施設にも行っている可能性は十分ある。 私は、西方沖地震のときは、祖父のお見舞いで病院に行っておりました。祖母とですね。話している中で物すごく揺れて、もう無力感を感じました。これ以上こんな被害が大きくなったらどうなるんだろうと、かなり恐怖を感じました。 ですから、そういったときに適切に行動できる、むしろ当たり前かもしれないけれども、当たり前のことをきちんと知識で入れておけば、不安もかなり収まるんではないかなというふうに思います。 以上のことから、住民への防災教育は、この本町内に限らない広域の視点が、私はもう不可欠だというふうに思っています。ですから、その防災教育の中身の策定に当たっては、広域の連携、これをやっぱりやらなければならないのではないかなというふうに思います。 行橋市さんのほうは、街の中でたしか標高ですか、ここは何メートルとか、津波がどのくらいとか、多分街の中で表示されているんじゃないかなというふうに思いますので、これは必ずしも行橋市の住民の皆さんが知っておけばいい話じゃなくて、やっぱりそちらに行くこのみやこ町の皆さんも知っておくべきことじゃないかなと思っております。 その意味で、この防災教育ですね、広域の連携が必要だと思いますけれども、現在そのようなことをなされているのか、もしくは今後そういった広域連携によって教育の中身、防災教育の中身をつくっていく予定があるのかどうかをお聞かせください。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) みやこ町でも先ほど申し上げましたが、福岡県、また自衛隊のほうと関係、そして町民、議会、行政、全ての方が参加して犀川のB&Gがあるグラウンドに、伊良原地域の道路が崩壊したということを想定して、ヘリも飛んできてそういう訓練をしたことがあります。 その後だったでしょうか、吉富のほうだったですかね、福岡県としてこの地域の議会の皆さん、いろんな方が行政の関係者が出席をしまして、この地域にそういう津波が起こった場合、あるいは災害が起こった場合を想定をしての訓練をしたことはあります。 ですから、そういう訓練はしていないことはなく、これまでもやってきておりますが、先ほど申し上げたような今後この地域の自治体との関連においても、そういうことをしていく必要があるのかなと思っております。これにつきまして、自治体全体としてはないんですけど、県の指導のもとにそういうことはやってきておりますので、1つの考えとしてお聞きしまして、これからまたそういう話も進めていきたいというふうに思っております。 ○議長(田中勝馬君) 内田議員。 ◆議員(内田直志君) この防災教育ですね、行き渡ったかどうかが分かる指標の1つは、例えば私の中では、家族と子供と話したときに、娘が例えば行橋に買物に行ったと。その中で地震が起きたと、さああなたはどうしますかというところで、ある程度の自分なりの考えを述べられたら安心するかなというふうに思いますので、そういった意味では、住民の方々と対話もしながら、防災教育を進めていただければというふうに思っております。 そして、発災後、町は災害対策本部を設置して情報収集に当たると思います。ここで、みやこ町特有の課題があると思います。それは、町は県下一の広さを誇る町でありますし、山間部は谷も多く谷も深いと。御高齢の方が多いということであります。 この中で、みやこ町は情報収集すると思うんですけど、どういう形で情報収集するんでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 山見総務課長。 ◎総務課長(山見紀幸君) ただいまの御質問です。現在水害等、それから台風、そういったときに際して今どういった形でやっているかと申し上げますと、もちろん気象庁からのデータ、それから県からの情報を得る、それから現地、例えば川の水位であるとか、今後の見通しであるとか、そういったものは現地を見に行く、あるいは地元の区長さんのほうに電話をさせていただいて、今区長さんのとこの家の前の川の状態はどうでしょうかとか、あるいは消防団の方と連絡を密にして、消防団の方から連絡を頂く。 もちろん、私たち、私ども職員についても、当然現地見て回るわけですけど、ある程度限界がございます。いろんな方面から情報を入れて、対処させていただいているところではございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) おっしゃるとおり、やっぱり職員さんだけで見て回るっていうのも、これもかなり大変だし、時間もかかるし困難なことだろうと思いますので、これは本当おっしゃるように、今されているように、各区の皆さんの御協力を得ながら情報収集しなければいけないんだろうなというふうに思います。 これ災害とまで言えないんですけども、私の経験で道路に支障木がありましたと。こういう状況だから、伐採してくれないでしょうかと、そういう意見があったんですけれども、そうしたときに電話で言葉でやるよりも、写真を撮ってぱっと送ったほうが分かりやすいんです。 私は、今たまたまフェイスブックやっていますので、例えば豪雪になると、こういう状況ですよという形でお知らせはしていますけれども、これもう少しシステム化、例えばSNSでいいますとラインですね、あれを使って住民の皆さんへSNSで情報をくださいって言っても、多分収拾つかなくなるので、例えば各区のそれこそ区長さんであるとか、特定のリーダーを認定するなりして、その地域の状況をライン等を通じて写真を送ってもらうと、こういうことも今後考えていかなきゃいけないんじゃないかなというふうに思うんですけれども、そういったことのお考えはあるんでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 山見総務課長。 ◎総務課長(山見紀幸君) ただいまの御質問にお答えします。 今議員のおっしゃったそういった提案については、非常に早期に情報を得る手段として、非常に有益なものだというふうに私のほうも考えております。 今後そういった取組ができないかということで、できるだけ前向きに検討をしてまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) ぜひともよろしくお願いします。最近いろいろなサービスがありますので、ぜひとも十分に活用いただいて、例えばドローンの活用等もあると思いますので、御検討いただければというふうに思います。 それから、情報を収集した後は、次は情報の発信になります。今回のコロナのときもそうでしたけれども、住民はテレビ等を通じて現実以上に不安を感じることがあります。それを和らげることも町の役割ではないかなというふうに思います。 町内だけではなく、町外の町出身の方々も含めて大変町の状況、自分のふるさとのことですから、大変知りたがると思います。特に震災時は、タイムリーかつ頻繁な情報発信が求められると思いますけれども、この情報発信のための十分な体制づくりは計画されているんでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 山見総務課長。 ◎総務課長(山見紀幸君) ただいまの御質問です。この情報発信の件ですけれども、一応今うちの一番の情報発信源というのは、当然防災行政無線だと思っております。これが発信できることについては、情報発信をさせていただきたいというふうに思っておりますし、来年度からですか、テレビのdボタンを使った情報発信をちょっと予定しておりますので、その中で情報発信ができればというところも考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) ありがとうございます。dボタンを使った情報発信、すごく私はいいと思います。本当に賛成です。防災無線ちょっと使い方自分もよく分からないところもあって、過去のどれを見たいというのが選択できるのかどうかもちょっとよく分からないんですね。 だけど、もしかしたらdボタンだと自分の見たいものを目で認識して、見たいものを選んで得ることができるんじゃないかなと、勝手に想像しているんですけれども、本当にいい事業だなと思っていますので、ぜひ進めていただければというふうに思います。 以上は、発災後から時系列で今考えてきたんですけれども、次に人材育成についてお尋ねします。 災害対応には地域のリーダーが不可欠です。地域のリーダーづくりは、自主防災組織の活動を通じて恐らくやっているんだろうというふうに思います。 また、災害対応の専門知識を持った人材を増やすべきだと考えております。その中に、防災士と言われる制度があります。役場に防災士の資格を持った職員さんはいらっしゃるでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 山見総務課長。 ◎総務課長(山見紀幸君) ただいまの御質問ですけれども、残念ながら役場の職員の中には防災士の資格を持った職員は、現在のところはおりません。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 内田議員。 ◆議員(内田直志君) 町内には、防災士の資格を持った住民の方がいらっしゃると私も聞いております。福岡県も防災士育成の事業を行っております。それらを活用して、町長ぜひとも役場の職員の方々、それから住民の方々の防災士の人数を増やしていくということを検討頂けないかなと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 大事なことですので、そのように考えていきたいと思います。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) ありがとうございます。それから、大きな災害が起こると、ボランティアの受入れのためのボランティアセンターの開設が必要になってきます。既に災害多発の時代になっております。今後社会福祉協議会と協力し、ボランティアの力を借りる体制づくりの御予定はあるでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) なかなかボランティアの受入れって難しいんですね。実は、私朝倉地域で災害が起こったときに、役場の職員と5名で、私は町長ということを言わなく黙ってボランティアに参加しました。どういうふうにしているのかなと、もしみやこ町でああいう災害が起こったときに、どう対応しなきゃいけないのかと。 私は自分の経験をしようと思って行ってみましたけれども、みんな平等でやっている中で、やっぱりリーダーがいないと采配が振るえないんですね。だから、そういう経験をしてきましたので、それは副町長または担当課長とも相談もしながら、どういうふうにしたらできるのかっていう、私も実体験してきましたので、そのことをやっていかないと、ただつくりました、みんなが集ってきた、誰かがやっぱり指示を出さないと仕事ができないんですね。 そういうところのことを十分に理解していますので、今後どうしたらいいのかっていうことは、また担当課と相談していきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) 町長おっしゃられるように、大災害でいきなりボランティアセンターを立ち上げて運営って、かなり難しいと思います。幸いといいますか、これ何と言っていいか分かりませんけれども、まだみやこ町は被害が小さい。だけれども、裏山が崩れたとか、被害がないわけではないんです。 ですから、この災害が小さい間にボランティアセンターを、ボランティアセンターなのかどうか分かりませんけれども、ボランティアの力を借りて土砂を運んでもらうとか、少しやっていったほうがいいんではないかなと個人的には思いますんで、御検討いただければというふうに思います。 最後に、議会の動きです。災害が起こったときに、議会との連携の規定はあるでしょうか。議員にも様々な情報が入ってきます。災害時にいかに議会と執行部が連携をしていくのか、仕組みづくりが必要ではないかと考えますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 副町長。 ◎副町長(三隅忠君) ただいま議会との連携の御質問でございます。この件につきましては、内田議員が当選される前でございますけども、議会のほうでそういう防災に対して災害時どういう対応をしていくのかということで、マニュアルのほうを作成をしております。その段階で、一緒に行政のほうとどういう形でタイアップしていくのかということについては、資料があろうかと思いますので、御覧いただければと思います。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) すいません、不勉強でした。そのマニュアル早速勉強させていただきたいというふうに思います。 今質問させていただいたことは、南海トラフだけではなく他の災害にも関連することばかりです。冒頭にも申しましたけれども、直近でいうとまた3か月ぐらいすると豪雨の季節になりますので、最後に住民が頼れるのはやっぱり行政なんです。だけれども、行政だけでもやっぱり難しいだろうなというのは、十分認識しておりますので、ぜひとも住民をどんどん巻き込んで防災教育、備えをやっていただければというふうに思います。 私からは以上です。ありがとうございました。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員の一般質問を終わります。────────────・────・──────────── ○議長(田中勝馬君) 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会したいと思いますが、御異議ございませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中勝馬君) 異議なしと認めます。 本日はこれにて散会といたします。皆様お疲れさまでございました。午後3時28分散会──────────────────────────────...