みやこ町議会 > 2019-09-24 >
09月24日-04号

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  1. みやこ町議会 2019-09-24
    09月24日-04号


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    最終取得日: 2022-11-29
    令和 元年 第4回定例会( 9月)───────────────────────────────────────────令和元年 第4回(定例)み や こ 町 議 会 会 議 録(第20日)                             令和元年9月24日(火曜日)───────────────────────────────────────────議事日程(第4号)                         令和元年9月24日 午前10時00分開議 日程第1 一般質問──────────────────────────────本日の会議に付した事件 日程第1 一般質問──────────────────────────────出席議員(14名)1番 内田 直志君       2番 肥喜里雄二君3番 柿野 正喜君       4番 中山 茂樹君5番 小田 勝彦君       6番 中尾 昌廣君7番 浦山 公明君       8番 大束 英壽君9番 柿野 義直君       10番 上田 重光君11番 原田 和美君       12番 熊谷みえ子君13番 飯本 秀夫君       14番 田中 勝馬君──────────────────────────────欠席議員(なし)──────────────────────────────欠  員(なし)──────────────────────────────事務局出席職員職氏名事務局長 前田 正光君     書記   吉武 博一君──────────────────────────────説明のため出席した者の職氏名町長 …………………… 井上 幸春君   副町長 ………………… 三隅  忠君総務課長 ……………… 山見 紀幸君   財政課長 ……………… 荒巻  誠君会計課長 ……………… 長尾 勝芳君   行政経営課長 ………… 進  光晴君観光まちづくり課長 … 本吉 敏之君   税務課長 ……………… 村中 隆秀君総合行政委員会事務局長 …………………………………………………… 奥村 芳孝君学校教育課長 ………… 川寄光一郎君   生涯学習課長 ………… 中村 銀次君住民課長 ……………… 秋吉 良晴君   農業委員会事務局長 … 山野 和寿君農林業振興課長 ……… 三角 房幸君   保険福祉課長 ………… 田中 靖一君子育て・健康支援課長 ……………………………………………………… 亀田 国宏君都市整備課長 ………… 原田 陽二君   建築課長 ……………… 白川 義徳君上下水道課長 ………… 坂邊 芳則君                     ──────────────────────────────午前10時00分開議 ○議長(田中勝馬君) 皆さん、おはようございます。ただいまの出席議員は14名です。したがいまして、定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。 では、これより議事に入ります。────────────・────・──────────── △日程第1.一般質問 ○議長(田中勝馬君) 日程第1、一般質問を行います。 20日に引き続き、通告順により質問を許可します。 通告順位6番、議席番号11番、原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) 皆さん、おはようございます。11番、原田和美です。ただいまより一般質問をさせていただきます。 1点目は、伊良原小中学校新築工事についてお聞きいたします。 伊良原小中学校新築工事の予算は、当初予算は3億でしたが、1回目の入札が不調に終わってから最終的には工事請負費が1億400万になったと聞いています。 2点目、当新築工事予算は3億でしたが、最終的には10億になった理由をお聞きいたします。 3点目は、開校式前に雨漏りがあったと聞いていますが、その後どのような対応をしたのか。 4点目、伊良原小中学校の5年先は、生徒は存在するのかをお聞きします。 2点目は、旧豊津支所についてです。 5月の一般質問で、支所がなくなったら高齢者が税金等の支払いに支障がでると質問いたしましたが、その後の対策はできましたか。 2点目、平成12年にアスベスト撤去工事を実施したときに空調工事実施したが、空調工事等は解体工事に入っているのか。 3点目は、町内死亡者についてです。 旧3町で合併して14年になるのに、町内死亡者は旧町だけしか放送ができてないのでお聞きいたします。 4点目は、農林業振興の補助金についてです。 水田農業担い手機械導入支援事業補助金は個人農家でも利用できるのか。町の指名業者でも補助金で機械の購入ができるのか。 2点目、畜産競争力強化対策事業補助金は、住所だけ町内に置いて、生活は町外でしているが補助金の対象になるか。 以上、壇上からの質問を終わらせていただきます。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) おはようございます。原田和美議員の質問にお答えをいたします。教育問題につきましては、担当課長から答弁をさせますので、よろしくお願いをいたします。 私のほうからは行財政についての質問にお答えをいたします。 最初に、旧豊津支所についての質問です。 平成31年4月1日から、みやこ町役場豊津支所及び犀川支所移転に伴い、各支所にありました金融機関の窓口は閉鎖しております。これまで各支所の金融機関窓口で町税などを納付されておられた方には、納付場所の変更等御不便をおかけしております。これにつきましては、役場本庁の金融機関窓口JA福岡京築の各支所、郵便局などでの納付をお願いしているところです。 現在、町内の金融機関窓口としては、農協の支店が3カ所、郵便局の支局が9カ所あります。また、平成21年度から使用料など一部を除き、指定したコンビニエンスストアであれば、全国どこでも納付が可能となっております。最寄りの金融機機関などで納付いただけることをいまだ知らない方も見受けられますので、機会あるごとに周知に努めてまいりたいと考えております。 また、納付書送付の際には、口座振替の案内も行っているところです。口座振替につきましては、現金を持ち歩くことや金融機関窓口に出向くことなく、安全に、確実に納付できることから、できるだけ口座振替を利用していただくよう、今後もお願いをしてまいります。 次に、旧豊津支所の解体等に関する質問でございます。 豊津支所解体工事に伴い、以前実施した豊津支所改修工事の際に改修した空調機器が今回の解体工事の中に入っているかという質問でございました。本議会に、契約案件も提案させていただいております豊津支所解体工事の中に、御指摘の空調機器の撤去につきましても含まれております。 次に、防災行政無線について。 町内死亡者お知らせ報道についての質問にお答えをいたします。 現在、みやこ町は町内死亡者の届出がありますと、その訃報を防災行政無線の放送を利用して周知するか、または放送しないかを、喪主の方の希望により選択をしていただいております。 放送を希望された方につきましては、旧町を単位として放送しているのが現状です。 御指摘いただいている、なぜ旧町だけの放送をしているのかでありますが、合併当初は死亡放送についても地域、旧町は関係なく放送を行っておられました。 しかし、それによって死亡放送を聞く回数が多くなり、住民の方々から不安や不満等の御意見が多数あり、現在の旧町単位の放送に至っています。 しかしながら、この方法が必ずしも住民の総意というわけではなく、合併から13年も経過いたしますと時代の変化や町民の方々のニーズも変わってきているかもしれません。 今後につきましては、駐在員会等を通じまして、多くの町民の方々の御意見を賜った上で、総合的に判断してまいりたいと考えております。 次に、補助金に関する質問にお答えをいたします。 水田農業担い手機械導入支援事業補助金につきましては、福岡県農業振興対策事業費補助金交付要綱及びみやこ町農業対策事業費補助金交付要綱に基づき、補助金の交付を行っています。 この事業目的は、農作業の集約化や生産コストの低減に取り組む認定農業者等の育成を図るものであり、具体的には農機具等の導入に要する経費に対し、補助を行うものであります。 補助金の交付対象となる事業実施主体は、認定農業者集落営農組織及び農地所有適格法人となります。 事業の実施に際しましては、申請内容が採択要件等を満たしているか審査し、農林事務所等と協議を行い、適切に処理を行っております。 次に、補助金の問題の中の畜産競争力強化対策事業補助金は、住所だけ町内に置いて生活は町外でしているが、補助金の対象になるかという質問にお答えをいたします。 畜産競争力強化対策事業補助金につきましては、福岡県畜産振興総合対策事業費補助金交付要綱及びみやこ町畜産振興総合対策事業等補助金交付要綱に基づき、補助金の交付を行っています。 この事業目的は、収益性の高い、足腰の強い畜産経営体の確立を図るものであり、具体的には畜舎等の整備や飼料に係る運搬機械の整備に要する経費に対し、補助を行うものであります。 補助金の交付対象となる事業実施主体は、認定農業者農業生産法人営農集団等となります。 現在、町内の畜産農家は、全てが認定農業者に認定されており、畜産経営の安定化を図る農家は、本事業を活用しているところです。 事業の実施に際しましては、申請内容が採択要件等を満たしているか審査し、農林事務所等と協議を行い、適切に処理を行っております。 私のほうからは以上です。 ○議長(田中勝馬君) 川寄学校教育課長。 ◎学校教育課長川寄光一郎君) おはようございます。学校教育課の川寄です。ただいまの原田議員からの質問にお答えしたいと思います。 まず初めに、伊良原学園新築工事費の変更に関する御質問です。 時系列ごとに御説明いたします。 平成24年度に積算しました実施設計額は6億9,040万円でした。その後、25年4月の単価の入れかえによって7億6,300万の実施設計額に変更となりました。その後、9月と10月に入札を行いましたが入札不調となりまして、次の入札準備のため単価改定を行ったことや、また、消費税が5%から8%に変更となることから再度実施設計額を変更して、8億655万5,000円となっております。 その後、平成26年1月に入札を行いましたが、また入札不調となったところです。 26年度に入りまして、全国的に労務単価の上昇や資材価格の高騰などによる実勢価格との乖離が原因となる入札不調が続いたことから、国による公共建築工事の円滑な施工確保に係る説明会というものが開催されております。その中で、工事費積算に係る価格の採用単価の基準変更等についての取り組みについて指導があったところです。 このようなことから平成26年度に入り、改めて市場調査や資材などの実勢価格の把握を進めたことで、労務単価と資材単価が上昇し、最終的な実施設計額は10億9,851万1,200円となったところです。 続きまして、伊良原学園の竣工後の雨漏りに関する御質問です。 伊良原学園の雨漏りについては、平成28年4月に学校からの連絡で雨漏りが発生していることを知りました。 その後、建築会社の調査によって原因も判明し、28年5月の14日に補修工事を行い、その後の雨漏りは発生していないところです。 原因につきましては、屋根継ぎ目のカバー下の建物と雨どいの間にすき間があったことが原因で、その部分に新たに止水シートを取りつけ、シートと屋根材の間にすき間がないように処置をしております。 続きまして、伊良原学園の5年後の生徒数に関する御質問です。 まずは、今年度の伊良原学園の児童生徒の現状から御説明いたします。 現在の児童生徒数は27名となっております。内訳を御説明しますと、伊良原、帆柱地域から通学している児童生徒は小学生が5名、中学生が4名の合計9名となっております。区域外からの通学している児童生徒は小学生が6名、中学生が12名の合計18名となっております。 今後5年間で伊良原、帆柱地域から新たに入学する生徒は3名程度しか現在のところ見込めないところです。しかし、小規模特認校と指定していることもあり、ほかの通学区域から児童生徒が通学を見込めることから、今後5年間、毎年おおむね25名程度の児童生徒の就学を見込んでいるところです。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) 今、町長さんと学校教育課長さんからも説明がありましたが、町長さんはみやこ町の父と思うんですよ。職員の担当課長さんはわしらちから見たら兄貴と思うんです。わしたち弟と思うんです。その弟が一生懸命なって質問考えて、質問しよるんやから、もう少し明確に説明してもらわんと、何のためにここに出て質問しよるかわからんと思うんです。 伊良原学園についてもそうです。教育長おらんけ担当課長さんが説明したと思うんやけど、初め3億でした。初めから6億やないんよ。スーパー大手ゼネコンに仕事出したんは3億で仕事出したんです。その後6億になったんです。3回目で10億になったんです。だから、私は聞きよるんです。初めから6億とか10億やったら私聞きません。 そして、これ工事どんなことを、自分も元々業者しよったですけど、工事発注したもんが3倍になるということは、どういうあれでなったか知らんけど、そういう実績は私今まで見たことない。だから私は質問しよる。だから、明確に言うてくれな。弟が兄貴やらお父さん聞きよんやから、わからんけ。それをただ農林水産省どうの、県のあれはどうのとか、紙で書いたような、絵に書いたような答弁では納得いかんのよ。もう少し心のある説明してもらいたいんよ。そうせなここ立って時間とって質問する必要もないです、そんなあんた。 ほんなら聞きますけど、何で一番先に、3億のときに、3億、5億がスーパーゼネコンで日本全国の10番以内ぐらいに入ったスーパーゼネコンで入札を募集して、不調に2回とも終わって3回目は、それは松尾建設さんも大手建設会社やけれど、大体工事が高くなったらスーパーゼネコンになるんであって、工事金額の低いときは小さい業者からいくんと違いますか。今、指名そうしてないですか。しよっでしょうが、違いますか、してないんかね、しようやろ。小さい業者で大手は入れんやろ。今回の解体工事どうしましたか。特定指定業者でないとだめっていうて、縛り入れて入札しちょるけど、これにも問題ありますよ、ちゃんと、責任取れますか。だから、自分が言いよるんは本当のことを言うてくださいというわけ。 それやったら再度聞きますけど、ほんなら伊良原小中学校の設計の入札はしたんですか。 ○議長(田中勝馬君) 川寄学校教育課長。 ◎学校教育課長川寄光一郎君) ただいまの質問にお答えします。 原田議員からの24年度に行った伊良原学園の設計に係る契約についての御質問というふうに理解しております。 その内容につきましては、入札ではなく随契というふうにこちらのほう記録はあります。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) 町の随意契約はなんぼまでですか。130万でしょうが。これの設計の工事金額は130万ですか、二千七百何ぼじゃないですか。それ自身がもうあんた行政が違反しちょんやん。何で設計の入札せんの、そうでしょう。安藤忠雄先生に頼んだけ、入札せんやったちゅうかもしらんけど、たとえ世界的な有名な設計士に頼もうが、誰に頼もうが入札する。ちゃんと随意契約できない以上は入札するんが当たり前やないですか。それを言うんです、私は。何でかというと、行政はすぐ条例とか何とか持ち出すでしょう、質問したら。条例はこうなっています、こうですよって言うでしょう。言うんやったら行政がそのように自分たちに説明するんであれば、行政もちゃんと条例にのっとったことをやりなさいと私言うんです。随意契約して悪いとか言いよんやないです。 ○議長(田中勝馬君) 三隅副町長。 ◎副町長(三隅忠君) ただいまの随意契約の件について御報告をさせていただきます。 みやこ町の財務規則の中では、まず随意契約につきましては130万円というところを設定をしているところでございます。ただし、地方自治法の中で、それぞれ該当項目があった場合につきましては130万円にとらわれずに随意契約をできるという規定がございますんで、その中で当時安藤設計事務所のほうと契約をさせていただいたということでございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) 副町長、そんな答弁しても納得いかんのよ。随意契約を2,700万も800万もするということは、町民の税金から払うんでしょうが。そのためにほんなら土木工事とか入札するんです。これから入札しないで地元の業者にほんなら分配してやりなさいよ。質問したらそういう言い方で逃げたりしたらだめですよ。私もそのぐらいちゃんと知っていますよ。 しかし、ほんならこれを300万から6億、10億になった見積もりは誰がしたんですか。 ○議長(田中勝馬君) 三隅副町長。
    ◎副町長(三隅忠君) ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。 まず、25年3月定例会におきまして、工事請負費として計上させていただきました金額につきましては6億9,040万円ということでまず予算を計上させていただいております。これにつきましては、当時の担当者のほうで、まず概算額という形で予算のほうは一度させていただいているところではございます。その後、安藤設計事務所と契約をさせていただいて、単価入れかえ等の詳細設計をさせていただいた中で、同年6月でございますが、7億6,300万円で補正予算のほうを計上させているという流れでございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) 副町長、そのときまだ俺議員しよったんよ。だから1回目のスーパーゼネコンの入札が不調に終わったときに、わしもスーパーゼネコンの下請けしよったから、営業部長しちょったから、2回目になったときに、してやってくれんですかと俺は電話で頼んだ、本当、はっきり言って。1回目に不調に終わったら2回目してくれって。 しかし、自分が頼んだところもスーパーゼネコンはしないと言いました。その後に9億なんぼで松尾建設が落札したんですから、そういう経過をいちいち私は聞きよるんやないです。その当時議員してなかったらそれはわからんけど、議員しよったんですから、そういう経過はわかって聞くんですから、町長に何回も一般質問したと思いますよ。 大体、今業者が見積もりをするに当たって、副町長は事業課やから知っちょうと思うけど、ちゃんとパソコンに福岡県単価ってぽっと入れたら出てくるんです。土木は土木、建築は建築で。だから3倍にも、いつも私言いよったように3倍もなるのはどうしてですかち聞きよったでしょうが。だから聞きよるんですよ、私は。 そりゃあ賃金も上がったじゃろう、材料も上がるでしょう、しかし、私は何回も言うたことありますけど、昭和49年オイルショックがあったときでも3倍にはなりませんでしたよ、そうでしょう。だから言うんですよ。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 済みません、ちょっと3倍になった意味がわからないんですけど、私どもは当初からこの金額は6億9,400万ということで予算計上してましたので、私ちょっと算数が弱いんだけど、どうして3倍、1.5倍というならわかるんですけど3倍ってちょっと意味がわかりません。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) 当初の入札、確か3億やったと思うんですよ、あれしたら。それで2回目に7億何ぼになったですよ。2回しちょんやけ、スーパーゼネコンが。2回ともスーパーゼネコンが辞退したんやから。ほんで3回目に松尾建設さんが落札したんやからね。 ○議長(田中勝馬君) 三隅副町長。 ◎副町長(三隅忠君) ただいまの入札に流れについて、ちょっと時系列で御説明をさせていただきたいと思います。 まず1回目でございますが、これが25年の9月でございます。ここにつきましては、当初指名競争入札ということで、当時も予定価格は公表しておりましたので申し上げますが、予定価格7億5,000万余でまず第1回目の入札をしております。当時約10社指名をいたしましたが、入札結果のほうは御承知のとおり辞退により不調ということになっております。 続いて2回目でございますが、これにつきましては単価組みかえ等行いまして、同じく指名競争入札でございますが、業者のほうも組みかえをいたしまして25年の10月の18日に入札を行っております。このときの予定価格が7億7,100万余でございました。その後、これも同じく辞退により入札は全て不調ということになっております。 続いて3回目に、今回は指名ではなく一般競争入札という形で公募を募りまして、26年の1月26日に実施をするということで行いましたが、当時1社だけは申し込みをするというふうな申し出がございましたが、これにつきましても見積もりが結局合わないということで辞退をして不調に終わっております。このときの予定価格としては約8億600万ということで設計組みかえの後で行っております。その後見積もりが合わないということでございましたんで、4回目といたしまして、また同じく一般競争入札でございますが、資材高騰、また人手不足、特殊な事情が当時あったようでございます。それに伴いまして設計のほう組みかえまして、このときの予定価格が10億9,000万余でございますが、ここで初めて入札参加者が2社ございまして9億6,950万円、これ税抜きでございますが、それで松尾建設北九州支店が落札をしたという流れでございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) 2回も3回も、もう同じような答弁聞きたくないんです。要するに、ほんなら2回なら2回でいいですよ。しかし、単価が10億になった明細を今出せって出らんやろうけ、一般質問後に材料が上がった見積もりしとると思うけ、ちゃんと入札でする見積もりしとると思うけ、明細を出してください。そうせんと時間ばっかし重なって次の質問行かれませんので、いいですかね。 ○議長(田中勝馬君) 明細についてはどうですか。三隅副町長。 ◎副町長(三隅忠君) 申しわけございません。今、議員から明細書の資料請求でございますが、この件につきましては、ちょっと関係機関とも調整をさせていただきたいと思いますんで、出せるようであれば提出をさせていただくということで御理解をお願いしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) それ出してもらわんと、やっぱりこっちは不満と思うて質問しよんやから、ちゃんと見してもらわんと納得できん。単価が何で、それだけ上昇したかという、増額になったかという、納得できんのよ。だから、それを見してくれたらわしも納得しますし、そうしないといつまでたってもうやむやだから、今は見せられんやろうけ、一般質問終わった後、日を改めてちゃんと入札したあれはあると思うし、また議会承認もあったんやから、あると思うけ見せてください。 ○議長(田中勝馬君) 三隅副町長。 ◎副町長(三隅忠君) 明細につきましては、先ほども御答弁させていただきましたが、関係機関と1回協議をさせていただいて、どこまで出せるかというところ、協議をさせていただいて、出せるものについては提出をしたいと思いますんで、よろしくお願いをいたします。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) どこまで出せるとか出せんとか問題じゃないですよ。これは福岡県単価やからパソコン入れたら出てくるんやから、それをどうして見せられんの、おかしいでしょうが。今、一般競争入札しよるけど皆パソコンで出しよんじゃない、そうでしょう、それでみんな見積もりして入札に立ち会うんじゃないですか。そうせんと工事金額も頭は出ても、何が何ぼって出らんと思いますよ、昔のような入札のやり方ならまだしも、今はもうそういう現状なっちょんやから、それを見せるとか見せんという問題やないと思う。福岡県の単価でしたんやったら福岡県の単価でしちょんやから見しても一つも差し障りはないし、自分はそねい思うちょる。だからそういうようにしてください。 伊良原小中学校については、もう一応これで終わらしたいと思います。 次に、豊津支所の件でありますけど、町長さんがこれから質問いただくに、高齢者の方になるだけ迷惑かけないように、ちゃんといろんな振り込み方で努力したというせりふがありましたので、それはそれでいいと思いますので、今後そのようにやってしていただきたいと思います。 空調工事でありますけど、空調工事もアスベストと一緒にして、確か総事業費1億二千何ぼかかって、アスベスト工事が二千何百万で、約空調工事で1億ぐらいかかっちょんよ、九千何ぼか、正確なあれはわからんけど、総事業費は1億二千何百万円だったと思う、違いますかね。 ○議長(田中勝馬君) 山見総務課長。 ◎総務課長(山見紀幸君) ただいまの議員の御質問にお答えします。 豊津支所の当時の改修工事の全体の総額が、今議員がおっしゃられた1億2,100万程度です。それと、アスベストの除去の工事については3,900万、約4,000万弱、それから空調機器の復旧でございますけれども、これにつきましても2,390万程度であるので2,400万程度かかっているということでございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) いえ、そのかかった空調工事を今度の解体工事の中に入れて、まだ空調工事もそれは年数はたっておるけど、何ぼも使うてないと思うんです、はっきり言うて。その空調工事にかかった金額をここで捨てるような形になりますけど、そうするんですかって私言いよんで、それを聞きたいんよ。 ○議長(田中勝馬君) 山見総務課長。 ◎総務課長(山見紀幸君) ただいまの原田議員の御質問にお答えします。 確かに空調工事、この改修工事を実施したのが平成18年の10月から3月にかけて実施した工事でございます。 確かに議員御指摘のとおり現在まで使った期間といたしましては13年程度になるかなというところで、もったいないんじゃないかと、まだ使えるんじゃないかというようなお話でございます。 ただ、一応空調工事のこの使える期間という、耐用年数につきましてはほぼ13年から15年程度というところになっておるところでございます。この点について御理解のほどをよろしくお願いしたいと思っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) ちょっと豊津支所解体工事について聞くんやけど、解体工事の入札に縛りを今度入れたね。特定業者でなければいけないとか。特定業者ちゃあどういうあれですか、お聞きしますけど。 ○議長(田中勝馬君) 荒巻財政課長。 ◎財政課長(荒巻誠君) ただいま議員の御質問にお答えいたします。 まず、今回豊津支所の解体工事なんですけども、金額が約1億を切るぐらいの大きな金額というものでございます。その場合、特定建設事業の許可が必要となる工事というのは大体4,000万以上とかいうふうなそういうふうな金額があったと思います。そういうふうな条件を鑑みて特定建設事業の許可が必要となるというふうな今回縛りをつけていただいたというふうなものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) 特定業者縛り入れたら、わし調べたんやけど、特定業者というんは下請けに出していいということでしょう、違いますか。金額とかどうでもいいんです、はっきり言って、そういうあれで縛り入れたんでしょう。まして4,000万円以上してなければだめとか5,000万以上してなければだめとかいう、そういう縛り入れたでしょう。それを何で入れたのかって。縛りを入れんでも、下請け出してもいいやないですか、ほんなら特定持ってない業者が下請け出してないですか。 ○議長(田中勝馬君) 三隅副町長。 ◎副町長(三隅忠君) ただいまの御質問にお答えさせていただきたいと思います。 まず特定業者を選定したというところでございますが、まず今回の豊津支所解体につきましては、約予定価格につきまして9,000万程度の事業ということでございます。過去のみやこ町でございますと、この9,000万、約1億円ぐらいの事業でございましたら、本来でありましたら町外業者も指名に入れてきたところでございます。ただし、今年度からは1,000万以上の町内の仕事につきましては、一般競争入札を行うというような取り決めをしたところもございまして、できるだけ町内、地場育成ということもありまして、一般指名競争入札でございますが、町内のほうに発注をしたいという考えで今回まずさせていただいたというのが1点でございます。 それと、金額的にも約小1億ございますんで、そうした場合、やはり下請け等大きな金額が動くということもございます。大体4,000万が今特定という業者の縛りになっておりますが、そこぐらいまでは多分下請け工事が出るんではなかろうかということで、今回特定を持っている業者に絞らせていただいたというところでございます。 それと、工事の金額についてのところの縛りでございますが、先ほど言いましたように、これだけの大きい工事でございますんで、実績等も考慮いたしまして金額につきまして指定をさせていただいたというところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) 特定業者が金額が1億になるからとか説明しよりますけど、これは行政の官製談合させようと一緒でしょう。旧豊津町から何名応募してますか。もう言うたらいろいろ言い訳するけど1社でしょうが。私は5月のときに一般質問したときに、副町長には私ここで言うたと思います。町内の業者仕事少ないんやから、皆さんにまくばって、小さいでもいいけまくばってやってくださいって俺お願いした。そんな1億あったら1社やないでベンチャー組ましたらいいやないですか。何でベンチャー組まして入札してやらんの。そういう心遣いっていうのは行政がしてやらんな業者はできんのやから、業者は相当守ってますよ、今度は、犀川と豊津の工事について。 まして、特定業者で指名に参加した業者に産業廃棄物で違法行為をした業者がいますが、いいんですか。そういう特定を決めるんやったら、みんなの小さい業者の見本にならんないけんの違いますか、いいんですか、私、産業廃棄物の写真やら持っちょうけ、警察持って行ってもいいですけど。 それで特定をとか縛り入れるからそうなるでしょうが。皆さんのみやこ町の業者の見本になるから特定とか、縛り入れたんやろうけ、行政が、それで入札したんやろうけ、金額おおきいとか、そんなもんやないと思いますよ。ほんなら町民の税金、大手の会社も小さい業者も、小さい業者からそんなら税金取ってないですか。取ってるでしょうが、平等に。工事したあれで取りよるでしょうが。それやったら小さい業者はどんどんみやこ町で生活できないようになりますよ、そんな縛り入れよったら。何でベンチャーでも組んで入札に出らんの。それを言いたいわけよ。言うたら三隅副町長やら事業課におったけ、いろいろ説明しよるようあるけど、本当に事業課におって業者のことを思うんやったら、そういう答弁は三隅副町長から聞きたくないんよ、あれ、業者のことを本当に考えちょんやったら。言うたらああやない、こうやないて言うて。 だから私言うたでしょう、町長は父親、行政の、職員はわしから見たら兄貴やから、年はわしのほうが上かもしらんから兄貴です。兄貴とわしは思うてる。その弟分が質問しよるんやから、だからちゃんとしてほしいんです。この件はこれでちょっと終わりにしますけど、次がありますけ、また終わってからでも話しましょう。 つぎに、補助金についてお伺いしますけど、町長説明がありましたけど、認定農業者だけがとか、各種団体とかだけが機械の購入をできるとか、それもおかしいと思うんです。 ほんなら、ある倉庫に行ったら機械が入りきらんようなことあるんです、入っちょるんです、農機具が。それは認定農業者やけ、ほんなら次申請したら買うてやる。だって機械を買うったら前の機械の耐用年数が過ぎたりして、下取りしてもらうんが本当でしょうが。そうして買うてやるのがちゃいますか。認定農業者やとかそういうあれには何ぼ機械があっても、どんどん補助金やって、補助は町民の税金でしょうが。国と県の補助金ですか。国と県の補助金だけやとわしは言わんよ。町民の税金がでてるでしょうが、3分の1。 認定農業者じゃない人にも何で買うてやらんの。真面目にしよる人何ぼでもおるよ。たった認定農業者に入ってないけって機械を修理し、修理し、みんなしながらしよるよ。それやったら認定農業者入っとったら倉庫の中に山盛り機械が入っちょっても、機械新しく入れる、おかしいんやないですか、しよこと、行政の。あえて行政は1年に1回、ほんなら補助金で買うた機械のちゃんと検査しに行ってますか、お聞きしますけど。 ○議長(田中勝馬君) 三角農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(三角房幸君) 御質問にお答えさせていただきます。 今、議員が言われるように、まず町長からの説明もありましたように、この事業に際しましては県の要項、町の要項でこういう形で進めております。その中で倉庫いっぱいに機械があるじゃないか、また、入るところがないじゃないかという話でございますが、機械等につきましては、まずそれぞれ事業要件がありまして、採択基準、農家が機械購入という形の目的で申請してきております。 それに対しましては、既存の機械ももちろん確認いたしますし、ただその機械の規模、そういった中で、事業要件でそれぞれの農家が規模拡大、そういったある意味の事業要件があります。 例えば現在経営規模が10ヘクタール、それを今後15ヘクタールに規模拡大していく、そういったことで農機具の性能、そういうアップのための申請でありますので、担当課としましてはそういう補助要件を確認しながら、既存の機械もフルに活用させていただいて、事業要件に該当するという形で事業を進めております。 また、機械を購入した際に納められる倉庫、そういったものも確認しておりますし、申請に際しましては、添付書類という形で倉庫内のレイアウト、そういったものを確認して事業を進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) わしの言いよんは、同じ機械を入れるに、Aさんが入れるのが350万、Bさんのところに入れるのは260万とか、同じ機械で差があるんです。もうそれは課長、言わんでも一番ようわかっちょうと思うけど、そういうのはおかしいでしょうがち私は言いよる。ほんなら行政というのは一番安いのを基準にするんじゃないんですか。 ほんならわしも認定農業者やけど、わしも買うて申請したらいいですか。わしはやっぱり自分は議員しよるちゅう引け目を感じて、機械申請とかしてないです。修理しながらでも使いよります。ほんなら認定農業者なら、申請したたびにほんなら買うてやるんですか。ちゃんとそれ、本当に使われんように、修理しても使われないから次を買うてやるっちゅうんがあれやないの。そういうふうでいいんやったら、俺は議会終わったら農林事務所と福岡県の県の農林部と熊本行って来ます、私は。 本当に困って、機械が本当になくて困っちょうけ、申請したら買うてやるちゅうんが、行政のやり方やないんですか。山のように倉庫にあっても、また申請があったらまた買うてやるという、そしたらどうしても新しいもんからしか使わないやないですか。一般の農家が一生懸命修理して、何のために百姓しよるかわからんこともあると思うんです。それでも修理して努力しながら百姓しよるんです。 本当に百姓を助けてやるんやったら、そういう一般の認定農家やない方にも機械の購入用の援助をしてやってほしいです、私は。そうやないと、認定農業者とか企業とか何とか言って買うてあげました。そしたら通らんですよ。それができんでしょうが、何回も言うけど。これもよく考えてください。 それと、勝手にそのまま聞くんやけど、町長も言いよったけど、町内に席を置いちょって、酪農関係のあれでええっちゅう説明しよったけど、牛舎どこにありますか。みやこ町にありますか、固定資産どこが払いよるんですか。 ○議長(田中勝馬君) 三角農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(三角房幸君) 御質問にお答えさせていただきます。 まず最初に、機械の購入、そちらのほうからお答えさせていただきたいと思います。 現に機械があるのに、また機械を買うかという御質問でございます。それにつきましては各農家、当然機械を持っている、さらに先ほどちょっと説明させていただきましたように機械更新、その際には重々説明させていただいておりますが、規模拡大ということで、既存の機械が馬力が例えば40であれば、今後購入したいのが60とか、そういった形の規模拡大になりますので、そういった要件の中で対応させてもらっております。 また、農業者があくまでも農業を今後頑張っていくというのを、そういうやる気を我々担当課としては見ております。当然、この事業につきましては、半額は自己負担でございます。そういったところで機械の単価が違うというのも、付属機械等がまたその中には含まれます。メーカーも違います。あくまでも自己負担が伴いますので、町からこのメーカーのこれにしなさいという、そこまでの指定はしておりません。そういった中で高性能機械の選定という県が出しているそういったものがありますので、そういうものを参考にしながら、町等が指導しながら、農家の購入に指導を行っているところでございます。 また、続きまして、畜産農家で住所地の関係、また固定資産税の関係を言われていました。この方につきましては、町内に住所を有しております。 なお、農業の生産を営む場所としましては、一部実際にはこれは畜舎になるんですか、そこは町外になっております。ただ、この方につきましても認定農業者という形で町が認めている農業者でございます。この方につきましては、当初認定がもう平成15年、今から十五、六年前という形でずっと酪農経営を継続されて更新の認定農業者という形でしておりますので、担当課としましては、事業要件等を満たしておりますので、補助事業に際しては問題ないという形で現在取り扱っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) 機械をそんだけ入れてやるんやったら、倉庫いっぱいある機械を認定農業者じゃない真面目に農家しよる方に譲ってやりなさいよ。そうでしょう。 今、各営農がありますけど、50町歩つくりよる方がそうおりますか。そんだけいないでしょうが、50町歩とか、30町歩とか。30町歩つくりよる方でもトラクター2台、田植え機2台、コンバイン2台でやっていきよるんですよ。倉庫の中に山盛り入っちょっても機械買うてやりようが、それやったら前に買うた古い機械は、一般の方の農家の、認定農業者じゃない方にわけてやったらいいやないですか。私そう思いますよ。そういうように指導してください。1年に1回ぐらいはちゃんと使った状況とか、資料出させるのが本当ですよ。そうしないから、何ぼでもどんどん申請するんやないですか。本当に壊れてなくても。 それと、酪農についても認定農業者やから町外で生活しようが、どこでしようが補助金の対象になるち言いよりますけど、実際畜舎どこにありましたか、築城町ですよ。築城町に申請するのが当たり前やないですか。何でみやこ町があれせんないけんの。築城町に行きましたから、ちゃんと。確認してから私、今質問しよるんです、みんな。ただ自分のあやふやな考えでしてないですけね。私は防衛省も行きました。どこもみんな行きましたよ、質問したことに対しては。今回、農政局と福岡県のあれに行きます、私は、そういう回答するんやったら。 やっぱりそこまではあんまりしたくないですよ、町長。やっぱり同じ町民であり、あれやから。やっぱりわしだけやない、議員の皆さん、質問するときはやっぱり明確なちゃんとした回答ををしてやってほしいんです。今後そのようにしてください。もう時間もありませんので。これで私の質問終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(田中勝馬君) ここで暫時休憩とします。再開は11時5分といたします。よろしくお願いします。午前10時56分休憩………………………………………………………………………………午前11時05分再開 ○議長(田中勝馬君) それでは、これより休憩前に引き続き会議を再開いたします。 一般質問を続けます。 通告順位7番、議席番号9番、柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) おはようございます。9番議員、柿野義直でございます。今9月議会には、2つの質問を通告しております。 1つは、築城基地の騒音対策を確実なものにということであります。 地元の10区の皆さんの総会に出席をさせていただきました。そこでの状況を報告しながら質問させていただきます。 1つは、築城基地騒音問題に関する条例を制定して、地元負担を免除できるのかとの質問に対して、内容を問わなければ条例制定は可能と答弁しておりますが、どのように対応しておられるのか。 2つ目は、公民館、集会場の防音・空調工事を求める声にどう対応するのか。 3つ目に、公民館に太陽光発電の設置を求める声にどう対応するのか。 4番目に、呰見区の国富池の氾濫、大雨が降りますと水があふれたりする状況があります。これに対する防災対策をどうするのか。 5番目に、基地周辺の除草対策や人口減少問題にどう対応するのか。こういう課題が10区の地元基地対の総会で出ておりました。これを丸々一般質問に上げております。 それと、10区以外にも騒音地区ございます。 ここの10区以外の要望あるいは全町的な要望、これをどのように町は聞き入れているのか。10区以外の町民の発言する場はあるか。 2番目に、アメリカ軍の常駐が懸念されるが、どう考えておるのか。 3番目に、日米地位協定の見直しを要望するが、これをどのように対応されるのか。 大きな2番目に、外国人労働者、ここは労働者ということでお願いをしたいと思いますが、外国人労働者を見守るという課題です。 1番目に、中項目で、町内で暮らす住民として、暮らしを支え、見守っていく必要があるのではないか。 1番目に、実態把握はできているのか。 2番目に、住環境はどうか。 3番目、言葉の問題や医療、トラブルなどの相談はどのようなものか。 4番目に、町内に暮らす住民として行政がかかわらなくてはならないことであると考えるが、町のスタッフが必要だと思いますが、どう対応されておるのか。 以上、壇上から質問いたします。よろしく御答弁をお願いいたします。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 柿野義直議員の質問にお答えをいたします。 築城基地の騒音対策を確実なものに。地元10区の要望の実現をという質問が多々ありましたので、順次答弁をさせていただきます。 条例制定に関しましては、内容を問わなければ可能という答弁はしておりますが、内容を問わない条例の制定は困難だと考えております。 また、農業用施設や集会所等、受益者が限定される施設等の改修を行う際の地元負担等については、騒音レベルが75WECPNLを越える、いわゆる第一種区域においても、受益者負担の原則に基づき、事業に伴う地元負担をお願いしたいと考えております。 ただし、騒音区域における事業につきましては、防衛省所管の補助事業を活用することで、負担の軽減を図ってまいりたいと考えております。 公民館・集会所の防音・空調工事につきましては、防衛省の採択条件を満たせば、補助事業での対応が可能であると考えておりますので、要望があれば、国に対して事業申請を行ってまいります。 次に、公民館、集会所に太陽光発電を設置する件につきましては、地元からの要望を受け、九州防衛局へ事業採択の可否について協議を行っています。 宮崎県新富町の例もさることながら、再編交付金事業を活用した実績の確認もできております。 現在、九州防衛局と事業実施に向けて調整を行っているところであり、今後も引き続き事業実施へ向けて検討してまいります。 ため池の件ですが、みやこ町にはため池が169カ所あります。そのうち町が管理するため池は4カ所であります。 御質問の呰見区にあります国富池の管理は、徳永区が行っております。また、ため池の周囲には民家があることも把握しておりますことから、現在の防災対策としましては、梅雨時期等の豪雨が予想される場合、国富池に限らず、ため池の管理者に連絡を行い、水位を下げるよう指導し、お願いをしているところです。 次に、基地周辺の除草についての質問にお答えします。基地敷地及び国有地については、九州防衛局が業者へ委託して除草を行っています。 また、道路ののり面等の部分においては、道路管理者において除草を行い、水路敷については水路受益者で管理することとなっています。 地元からの要望があった箇所につきましては、その都度、九州防衛局に進達しておりますが、今後についても引き続き九州防衛局及び関係部署へ要望してまいりたいと考えております。 次に、人口減少についての質問ですが、人口減少は全国的な社会問題であり、みやこ町においても今後人口減少が進むことが予測されていますが、築城基地周辺において、騒音問題が人口減少の一因である可能性は否めません。 騒音に対する支援として、防衛局が行う民家への防音工事等の公的支援があります。家屋建築時期が平成4年10月23日以降である場合は、この防音工事の実施ができないため、これまでも国に対して条件緩和を強く要望しており、今後も引き続き要望してまいりたいと考えております。 現在、10区に限らず、地区が抱える課題等を地区要望として受け付けています。地区要望としては、農業支援から環境問題、道路工事と町に対するさまざまな要望がありますが、その中には騒音問題についても要望があり、上半期、下半期に分けて地区への回答を行っております。 なお、基地問題に関しましては、地区要望に関わらず、町民の方々からの問い合わせについても随時対応をしているところであります。 アメリカ軍の常駐が懸念されるがとの質問にお答えいたします。 現在、航空自衛隊築城基地で滑走路の延長を初めとする改修等が進められておりますが、これは、日米両政府が平成18年5月に「再編のための日米ロードマップ」において、緊急時の使用のための施設整備を、普天間飛行場の返還前に、必要に応じて行われることの合意に基づき実施されるものです。 これらの整備により、周辺住民の不安、懸念等があるかもしれませんが、一連の施設整備は、緊急時における航空機の受け入れに伴うものであり、別途緊急時使用に備えた訓練の計画はなく、米軍の常駐化につながるものではないと考えております。 日米地位協定の改定についての質問にお答えをいたします。 日米地位協定は、日米安全保障条約に基づいて我が国における米軍の地位などについて規定をしたもので、昭和35年の締結後、補足協定で運用の改善は行われているものの全体的な見直しは行われたことはなく、国内法の適用や自治体の基地立入権がないなど、我が国にとって依然として十分とは言えない現況であると考えております。 日米地位協定については、日米両政府において運用の改善が適切に図られることが現実的であると考えておりますが、昨今の大きく変化している安全保障環境などから、日米地位協定の見直しを行うとともに、その運用について適切な改善が図られなければならないと考えております。 今後、関係自治体等と協議しながら取り組んでまいりたいと考えております。 外国人労働者を見守る。町内で暮らす住民として、暮らしを支え、見守っていく必要があるのではないかというような質問が何点かありましたので、そのことについてお答えをいたします。 現在、みやこ町に登録されている外国人は、令和元年8月末現在で175人おります。国別では、ベトナムからの来日が最も多く115人で、続いて韓国、フィリピン、中国、ミャンマーとなっております。 その多くは、町内の企業等に技術研修のために派遣されている外国人と伺っており、うち92人がみやこ町企業連絡協議会の会員企業に勤めています。 また、行橋警察署を事務局に、行橋京都地区にある団体等で構成される行橋京都国際化対策・沿岸警備協力会に加入しており、訪日外国人に関する情報を速やかに収集できるよう努めております。 町内企業に派遣されている技能実習生たちは、当該企業または派遣会社の用意した宿舎で生活していると伺っています。その形態は異なりますが、アパートのような集合住宅の場合もありますし、一軒家を借り切って生活している場合もあります。いずれの場合も複数人で集団生活を送っているようです。 町内企業に派遣されている技能実習生たちの諸手続については、派遣コーディネーターや当該企業の担当者が支援をしているようです。 また、本年度から生涯学習の外国語講座でベトナム語講座を開設し、町民はもとより企業関係者に受講していただいています。 保険についても多くは当該企業または派遣会社の健康保険に加入しています。 外国人技能実習生たちの事業所内や周辺住民等とのトラブルになった報告は受けてはおりません。 次に、町内で暮らす外国人たちへの行政としての支援は必要と考えており、町内の外国人の多くは企業に派遣されている技能実習生であることから、本年3月にみやこ町企業連絡協議会を開催し、企業からの要望等を伺っているところです。 その中で、母国とみやこ町の生活習慣が違うため、分別などのごみの捨て方に困惑している旨の話を受け、町内で最も多いベトナム語でのごみの出し方のチラシを作成しているところです。 また、先ほども申し上げましたが、その国の言葉を少しでも理解するため、ベトナム語講座を開設し、町内から多くの住民の皆さんに御参加をいただいております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 条例の制定はどういう形で進めておりますか。要するに、ここでは、これは言葉のあやかもわかりませんが、内容を問わないと条例制定ができないというふうなことを答弁で書いてありますけども、そんな問題じゃないでしょう。要するに10区の人たちが要望している、何とか区でかかる経費を軽減してほしいという要望に対して、条例を制定したらという方法があるということを知ったわけです。それに対してどんなふうに町が対応されておられるんでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 進行政経営課長。 ◎行政経営課長(進光晴君) 地元からのさまざまな御意見をいただいているのは十分承知をしております。この中で、具体的に、ではどういう要望があればそれに伴ってどんな条例等を作成して事業に実施していくのかという問題もございますので、ただ、地元負担金につきましては、先ほど町長の答弁の中にもありましたように、あくまで受益者負担という考え方がございますので、まずはそれを優先させていただく、ただ、そうは言いつつ、地元のやっぱり騒音が激しい地域がございますので、その分については、まずもっては防衛の補助を取りに行くとか、それから防衛局のいわゆるいろんなところで要望していって補助に新たに乗るようにするとかいう、まずはその動きをしたいというふうに考えておりまして、ただ単純に条例化をということで、まだそこら辺で動いているということではなくて、具体的な要望に基づいて要望活動をしていく、それから事業実施に向けて動いているというふうな、そういった状況でございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 防衛関係で基金をつくっておりますよね、7つほどつくっております。それは具体的に、基地の補助金の交付要件の中に、基金をつくっていいですよという、そういう項目はあるんですか。要するに交付要綱の要件の中に、基金はこれとこれとこれですという7つの基金がありますから、そういう基金はつくっていいですよという、そういう項目はあるんですか。 ○議長(田中勝馬君) 進行政経営課長。 ◎行政経営課長(進光晴君) 幾つかみやこ町でも防衛補助を活用した基金をつくらさせていただいておりますが、この基金については、防衛省のほうから、こういったものの基金がオーケーですというふうな形ではなくて、例えば子育て支援に関することだとか、環境の問題に関することだとかいう、そういった具体例というか、具体例ではなくてそういう目的の部分で国のほうではうたっておりますので、それに例えば合致するような地元からの要望があったり、それから町の政策として進めなければならないというふうなものがございましたら、その中から一点事案として基金、こういうのをつくりたいというのを防衛省のほうに申し出て、それでいわゆる要項のほうに合うのか、合致するのか、詳細はいいのかという審査を受け、結果として今できているのが、今議員が言われた幾つかの基金があるわけでございます。 また、今後につきましてもそういった要望等はございまして、基金に合致するようなものがございましたら鋭意局のほうに申し出て、調整をしながらつくれるものであれば、そういった基金をつくって活用していきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 要するに、地区の要望に沿ってこちらで基金をつくったというように解釈してよろしいですね。そうすると、今なおかつ10区の方たちが、こういうことをやってほしいという要望書が区から上がってきているでしょ、そういうことを可能にできるような条例が私はできるんやないかというふうに思っているんです。 それと、太陽光発電です。これは集会場等の電灯とか空調とかの電源にするために、経費をできるだけ抑えるために太陽光発電というのはいい発想だなと思って、実際に新田原の基地を抱える新富町では、実際にもう既に補助事業でやってるわけですよ。これを町としてきちんと、それこそ取り組んだらよかったんじゃないかと思うんです。 だから、そういう町として皆さんからの要望を聞いた上で、それをしっかり解決する方法として基金を町として考えないといけないでしょう。私は見てると、基金のそういう、どういうことを解決するために基金を設けたいという町としての考えが、ちょっと私には見当たらないんです。ぜひ、ちょっと御答弁いただきたいと思います。 ○議長(田中勝馬君) 進行政経営課長。 ◎行政経営課長(進光晴君) まず、基金のことに関しましてですが、基金はどういった目的で使う、どういった事業に使えるんだよという、基本的には基金についてはソフト事業でというふうな形で考えているところでもございますが、ただ先ほど議員が言われました太陽光発電が、これが基金に当たるのかという形では、まず町としては太陽光発電の分は基金には当たらないのではないかというふうに考えております。 といいますのも、太陽光発電のほうは事業化、いわゆるハード事業として防衛省の補助を受ける事業ができますので、まずはそういった形から考えていきたい。また、考えるべきだというふうな話もございましたが、昨日、7月に議員も出席していただいておりますが、地元10区の会議のときに、そのときに要望をいただいたものでございますので、それからの動きをさせていただいているというふうな形でございます。 その後は、先ほど町長の答弁にもございましたが、九州防衛局と打ち合わせをさせていただいております。その中で、確かに新田原基地の周辺の公民館に太陽光発電を乗せたという実績もあるので、その点については不可能な部分ではないというふうな回答もいただいております。 ただ、個別案件でなりますので、実際に地元の集会所の屋根にそのソーラーが乗るのかどうなのかと、あとはいわゆる集会所ごとの耐用年数、それから老朽化度等を見ながら、ちゃんと乗るのか、それが国としても補助する以上は、乗せたはいいけれどもその集会所が将来近く壊す予定があるだとか、もしくは乗らないような屋根であるとかいうふうな形の場合は、やはり国としても補助が出ないというというふうな形になりますので、実際地元からここの集会所にソーラーを乗せたい、乗せるという要望がございましたら、その都度受けながら、町としては九州防衛局と調整をしながら、できるだけ補助に乗るような形で努めていきたいというふうな形で、前回の地元の会議の中でもそういうふうにお答えをさせていただいているという形でございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 太陽光発電に関しては、事業としてやれる可能性があると、高いということですね。これはぜひ要望が出ておるわけですから、それを実現していただきたいと思います。 集会所の防音とか空調工事、これも事業に乗るんではないかと私は思っているんですが、それはどういうふうにお考えですか。 ○議長(田中勝馬君) 進行政経営課長。 ◎行政経営課長(進光晴君) 地区の集会所等につきましても、確かに防音工事、いわゆるサッシをつけかえたり、それに伴って空調機器を取り入れるというふうな事業もございます。ただ、これにつきましても幾つか局のほうと御相談をさせていただいた、協議をさせていただいた件もあるんですが、いわゆるその集会所がその補助に該当する、その補助をいわゆる受けられるような施設なのかどうなのかという、やっぱりこれも1件ずつの事案になってございますので、該当すれば国の補助に乗るというふうな形で考えているところでございますし、そういった形であれば補助を進めるように調整をとっていきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 集会所等の防音とか空調工事、それと太陽光発電、これは具体的に区から要望が出てるわけじゃない、今の時点では。私は、10区の総会のときに、そういう意見を集約したものとして資料としていただきました。だからそれぞれの区から要望として上がっているんじゃないかと思っていたんですが、それはそういうふうに受け取ってないんですね。 ○議長(田中勝馬君) 進行政経営課長。 ◎行政経営課長(進光晴君) まず、太陽光発電の部分につきましては、前回7月に会議を受けさせていただいたときの要望として、実際そのときに受けたものでございまして、それまでは太陽光についてはございません、要望が。 ただ、集会所の防音工事につきましては、過去に実際要望が出ておりますので、それについて国と協議をさせていただいているというふうな状況でございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) そしたら次に移ります。 呰見の国富池の、何か梅雨の時期になると結構低い堰堤から水が漏れるという話を聞いております。ここにやっぱりきちっとした池としての機能、これをしっかり調査するべきだというふうに私は思います。結構流域が広いですよ。光冨のほうからずっとあそこまで、国富池まで結構広い面積を受けてるんです。そうすると、やっぱり一気にこのごろの気候状況で集中豪雨がありますから、そうするとすぐあふれるんじゃないかなというふうに、水はけ口がやっぱり狭いですよね。そこらあたりもどれぐらいの水はけ口がいって、堰堤の高さもどれぐらいだったら、あるいは水深がどれぐらいだったら氾濫を起こさないでいいのかということを、やっぱり科学的に分析する必要が、調査する必要があるじゃないかと思いますが、そこらはどこがやっていただけるんですか。 ○議長(田中勝馬君) 原田都市整備課長。 ◎都市整備課長(原田陽二君) 御質問にお答えします。 現在国富池は、先ほど町長の答弁にもありましたように、区所有の農業施設でありますので、基本的には区が管理を行うこととなっております。それでも現在農地や農業施設の改修等については、関係者のみが使用するということで、受益者負担ということで地元の負担金が必要となりますが、その地元負担金についても騒音の著しい区域については50%の軽減措置も行っているところでございます。 防災の対策としましては、以前排水路の新設や高速道路の調整池への流入等を検討しましたが、実際解決には至っておりませんので、今後も対策については、池の調査を含めまして考えてまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) これこそ何らかの救済措置がとられるべきではないかなというふうに思っているんです。なかなか今の農業で5%とといえ、なかなか負担しにくいというのが現状です、農業が収入が上がりませんから。 そうすると、これこそ特別の条例でも設けて、そこにストックさせたものを負担金の5%ですか、そこに当て込むということが可能ではないかなというふうに私は思っておりましたからこの問題を取り上げてみました。 これは、それならどういうふうにして解決したらいいですか。毎年のように氾濫を起こしているみたいです。 ○議長(田中勝馬君) 三隅副町長。 ◎副町長(三隅忠君) ただいまの柿野議員の御質問にお答えをいたします。 この呰見区と徳永区、先ほど申しましたように水利権については徳永区、場所については呰見区という特殊な状況でのため池でございます。 ここの問題につきましては、旧豊津町時代からずっと問題となっていた地域でございます。その形で、呰見区の要望を受け、護岸工事を行ったり、それぞれ両地区の調整を行いながら現在までやってきているところでございますが、この池の改修を行うに当たりましては、両区の調整というのが非常にネックとなっているところもございますんで、これにつきましては両区で調整をしていただきたいということで現在まで至っている状況でございます。 先ほど御質問ございましたように、防災という観点から非常に重要なため池であるということは、町としては認識をしているところでございますが、改修を行うに当たりましては、やはり両区との調整、水利権者、地権者等との関係もございますんで、今後も調整は行っていきたいというふうには考えております。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 聞いていますと、今打つ手はないというふうにも聞こえますが、そうではなくて何か方法が考え出すか、つくり出すかしていただけるというふうに考えてよろしいですか。 ○議長(田中勝馬君) 三隅副町長。 ◎副町長(三隅忠君) まず、これにつきましては、両区のほうとも私も何度かお話をさせていただいているところでございます。 まず基本にありますのは、ため池の管理者としての水利調整という形でやっていただいて、工事に対応していただくというのがまず第1点目の調整でございます。 それと、先ほど担当課長のほうから御説明ありましたように、上流部でバイパス等はできないかということも旧町時代から検討してきているところでございます。ただ、なかなか両区のほうでのそこの調整が、なかなか前向きな話ができないところもございますんで、そこの調整を今やっていただきたいということで要望はしております。 また、方法論につきましては、水利の徳永区とのほうとも、水利組合長のほうとはお話をさせていただいているところではございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 今のところ何か進みそうにないですよね。 あと除草対策ですけども、今、基地の周辺で、道の反対側は除草されてないというふうに聞いておりますが、そこの管理は道を管理する、町として管理をするんでしょうか。それとも、それは水路になっているみたいですから、その水路の利用者が管理をするというふうな形になるんでしょうか。どういうふうにお考えですか。 ○議長(田中勝馬君) 進行政経営課長。 ◎行政経営課長(進光晴君) 基地周辺の除草作業につきましては、基本的に防衛省のまず所管の土地については、防衛のほうで除草作業をやるというふうな形になっております。 また、水路につきましては、基本的には水路の管理者が行うものというふうに認識しております。一部基地の周辺のところまで刈っていただいているというところも確かにございますが、基本的には基地が持っている土地以外のところを防衛のほうで刈るというのが、なかなかこれが難しい部分もございますので、あと道の例えばのり面とかにつきましては道路管理者がやるとか、土地の持ち主がやるとかいうふうな形でいろいろございますので、そういったところ、地元から要望いろいろいただいておりますので、それは要望受け付けたときに、これはどこがやるものだという、そういったところの調整とかは行政経営課のほうでやらさせていただいているというふうな形でございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 次に移ります。 10区以外の要望です。あんまりないというふうな話ですが、本当にそうですか。10区以外で、10区もこれだけの要望が出てるわけです。10区以外も相当な騒音被害を受けているところはあると思います。田中とか有久、そういうところは結構川挟んで反対側ですから相当な被害が、騒音は高い被害があっているんじゃないかと思うんですが、そういうところからの声は聞こえませんか。 ○議長(田中勝馬君) 進行政経営課長。 ◎行政経営課長(進光晴君) 騒音のいわゆる地域とされる75w以上の地域には確かに騒音問題があるというふうに認識しておりますし、例えば先ほど言われておりました田中とかいうところも、確かに騒音については苦情等ございます。それから、そこにも限らず例えば犀川の続命院であったりとか、やはりそこら辺も騒音に対する苦情等はございますので、それは受け付けたところでその都度局に申し出るもの、それから基地に言うべきもの、町としてもしかしたら解決できるものについては、そういったのを考えながらいろいろ苦情等受けさせていただいているというところでございます。 また、通常の要望事項、たまたま地元の騒音が激しいとされている10区につきましても、いわゆる会を組んでおられて、総会とかで要望とかを受け付けておりますけれども、それ以外につきましては先ほど答弁の中でも言いましたが、地区要望の中で受けたり、それから直接電話をいただいたり、もちろん基地、九州防衛局に直接要望されるところも中にはあるのではないかなというふうに考えているところでもございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 今、築城基地が拡張工事等を計画しております。私が一番心配するのは、あるいは周辺の住民たちが心配するのは、米軍の普天間基地の関連でロードマップがあるわけですから、米軍が常駐するんではないかというふうな話を私も心配しております。 そこで、今そういう状況はないというふうに答弁は受けておりますが、本当にそういう感じでいていいものでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 進行政経営課長。 ◎行政経営課長(進光晴君) 常駐化につながるのではないかという御質問ではございますが、確かに普天間飛行場の返還に伴うための、あくまでこれは築城基地の緊急時に伴う整備というのを、例えば駐機場、燃料タンク、それから弾薬庫、庁舎、それから宿舎、倉庫、それからその一部の中にもちろん滑走路の延長の部分も含まれているところでございますが、これは最終的に普天間基地が返還されるときには、この整備を緊急時使用のためにやるというふうな形で国のほうからは説明を受けているところでございます。 また、あくまで緊急時、有事があった際のというふうな形で使うという形の整備に当たるということで考えております。また説明もそういうふうになっておりますし、この緊急時に備えた特別な訓練というふうな形は別途つくられていない、計画されていないということから、町としては常駐化につながるものではないのではないかというふうな形で考えているという答弁をさせていただいたところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 昨今の新聞に、14ヘクタールの田んぼを買って飛行場を拡幅するという計画が載っておりました。それが突如としてあらわれたような感じがします、私には。以前は、延長と宿泊場、あるいは格納庫等々、基地の中で整備していくという考え方のように思っておりましたが、外に拡幅する計画が、延長は海のほうに出て行くんでしょうけど、そういう計画が私は当初思いつかなかったわけです。しかし、急遽そういう感じで出てきましたので、いよいよ辺野古の埋め立てが私は成功しないんじゃないかというふうに思っております。軟弱地盤があってなかなか難しいということで、さらに工事が延長するんではないか、難しいんじゃないかというふうな話が伝わってきております。 そうすると、その代替地として、辺野古にかわる代替地として築城に、あるいは新田原、新田原どうかわかりませんけれども、築城基地に拡幅計画が持ち上がっているわけですから、そこに移動して来るんではないかということを心配しております。それはどういうふうに確認できますか、できませんか。 ○議長(田中勝馬君) 進行政経営課長。 ◎行政経営課長(進光晴君) 今回言われております14ヘクタールの土地に関しては、もともと築城の飛行場自体が、滑走路も含めてですが、土地が日本一狭い所であるというふうな形から、その中から例えば駐機場について一部不足している、それから有事が発生した場合、有事といいますか、戦闘機とかを他基地から受け入れた場合の発生に伴っての、いわゆる訓練の場がちょっと足りないというふうな形で説明を受けているところではありまして、これは日米両政府で今行っている普天間基地の返還に伴うロードマップの部分ではないと、これはあくまで自衛隊としての整備をしなければならない部分というふうに聞いておりますので、普天間とはちょっと切り離して考えているところでございますし、そういう説明も受けているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 日米地位協定がいろいろ問題であります。またアメリカで酔っぱらった米兵が民家に押し入って、たまたま居合わせた子供たちが驚いて逃げ出すという状況が起きております。きょうの新聞ですか、それに載っておりましたけども、そういう況があります。築城基地に米軍が常駐するということになれば、本当にまさにそういう危機が訪れるんじゃないかなというふうに感じております。 一番問題なのは日米の地位協定なんです。ここは再発防止のための対策が、なかなか地位協定ゆえにできないという状況があるんではないかと私は思っておるんです。 これは先月、熊本市で沖縄県知事を招いて講演会をしていただきました。そのときに地位協定について沖縄が調べたことを、私ちょっと皆さんにお伝えしたいと思うんですが、日本の米軍がいろんな事件を起こしたときに、国内では大体、ヨーロッパあたりではその国の国内法で処理されるわけです。日本では、原則的というふうなことですけれども、国内法は適用されないわけです。 したがって、どんな事態になっているかわからないという、そういう状況があります。ここの訓練とか演習なんかの管理規定の中に、日本の航空特例等で規制ができないというふうになっているみたいで、よそのドイツとかイタリア、ベルギー、イギリスというところでは、それぞれの国の国内法でこれを規制できるというふうになっております。航空事故についても、日本の場合は立ち入りさえできないと。ドイツとかイタリアあるいはイギリスなんかは、警察はその自国の国が動いて、そして調査をし、報告書も上げるわけです。 そういうふうに日本の地位協定は根本的にヨーロッパの地位協定に比べて問題を抱えているというふうに私は思います。これに対して、あんまり声が上がらないのが実情じゃないかなというふうに思います。ぜひ地方自治体の長として、何らかの機会で、この地域協定については見直すべきだというお考えを示していただけないでしょうか。もしそうであれば、示していただけるのであれば一言お願いします。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。
    ◎町長(井上幸春君) 日米協定は大変難しい問題でありまして、日米両国が協定した問題であります。各自治体でも相談しながら話をしたいんですが、私は国会議員ではありませんので、そういったことを答弁する立場ではありませんので、国会議員であればそういう問題にも厳しく言うところがあったかもしれませんけど、その辺は地方の首長として、関連の市町村と相談をしながら話を進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 私の聞く範囲では、全国市長会というのがあるそうですが、そこの要望事項として日米地位協定を見直したほうがいいというふうな意見を国に上げているというふうに聞いております。というのであれば、町村会を通じて上げることも可能ではないかなというふうに思うんですが、そこはどうでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 承りまして、どうするか関係者と相談をしてみたいと思います。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 次の質問に移らせていただきます。 私は、かなり全国的には、劣悪な環境で外国人労働者が仕事をされているというふうに伺っております。ここ、みやこ町においては、企業で採用されているという状況ですから、そんなにひどい状態ではないのかもわかりませんが、この175人という数字、現実がそうなんですけれども、今後ふえるかどうか、その見通しについてちょっとお伺いいたします。 ○議長(田中勝馬君) 本吉観光まちづくり課長。 ◎観光まちづくり課長(本吉敏之君) ただいまの質問にお答えします。 175名は住民登録の人口でしたものです。ふえるかどうかという話なんですが、ちょうど3年前、平成28年の8月時点では94人でした。それを考えますと、ちょうど81名、3年前から増加しているというのがみやこ町の現状です。としますと、今後増加する傾向にあるんではないかということでございます。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) そういうふえる傾向にあるということですね。 今、日本で一番外国人労働者がふえたところは、この地域では苅田町が一番ふえているという状況があるみたいで、この175人のうち町内の起業に努めておられる方が92人というように考えてよろしいんですか。そのほかはどこに勤めておられますか。どういう交通手段で工場なりどこかに移動されているんでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 本吉観光まちづくり課長。 ◎観光まちづくり課長(本吉敏之君) ただいまの質問にお答えします。 企業連絡協議会の中でいろんな情報をいただいております。92名の方というのも町内にいると。交通手段につきましては、自転車もありますし、その企業が宿舎と送迎するというものもあります。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 大体3地区、豊津、犀川、勝山で、どの地区にどれぐらいの方がいらっしゃるということは掴んでおられますか。 ○議長(田中勝馬君) 本吉観光まちづくり課長。 ◎観光まちづくり課長(本吉敏之君) 企業の所在という形でしか我々は把握はしてません。としますと、代表的な企業でいきますと、勝山にある企業で約40名です。犀川の企業でいきますと30名程度になっているところです。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) これは、住所登録はされているわけですから、やっぱりきめ細かに私は把握しておく必要があるんじゃないかなというふうに思っております。 というのは、最近のマスコミ等で、なかなか医者にかかっても、その症状が伝わらないということで手遅れになって、重症化するという、そういう事案が出ているというふうにマスコミ報道されております、テレビですけども。 そうすると、ベトナム語を講習会を開いているということですが、ここにはどれぐらいの方が講習を受けに来てるんでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 中村生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(中村銀次君) 生涯学習課で行っておりますベトナム語講座の受講生ということですが、正式な手持ちの資料がないんですが、20名近くというふうに認識をしております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 115名のベトナム人がいらっしゃって、そのうちの20名しか来ていないということですよね。そういうふうに考えてよろしいですか。 ○議長(田中勝馬君) 中村生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(中村銀次君) 20名というのはベトナムの方ではなくて、日本の方でございます、ベトナム語講座。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) そうすると、外国人労働者に対して日本語を教える、そういう教室等はお考えにはなっておりませんか。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 御存じのように基幹産業である自動車産業に外国人の方がふえてきているということでありますので、町としては企業連絡会等を行いながら、外国人の方との交流をどうしたらいいのかというようなこともお互いに話し合っておりますし、できることであれば運動会みたいなこともやって、そして交流をしていくというようなことも提案はしておりますが、それぞれ企業のやっぱり問題もありますし、そこまでには至っておりません。 そこで、私も少しは英語がわかると思っているんですが、ベトナム語はまるっきりわかりませんので、ベトナム語をやったらどうかということは、そういう提案もいたしましたし、私自身も夜ベトナム語講座初めてですけども入っておりますので、ぜひ柿野議員も参加していただいて、一緒に勉強していただいて、ベトナム人のいわゆるそういった文化や慣習等を知っていただいて、お互いにそういう認識をもっていくということが大事じゃないかなと思っております。 また、ごみ出し等の問題もありますので、そういうパンフレットも今つくろうということで考えているんですが、なかなか英語と違いましてベトナム語と日本語がわかるという方が数多くありませんので、その辺のことも考えながら、これからもっと私は外国人の方がふえてくると思っておりますので、その辺のことをみんなでやっぱり知って、安心安全な町というようなことがうたえるような、そういう町になったらいいのかなというふうに考えております。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) これらの方たちは、5年先には本国に帰られてしまうという状況なんでしょうか。私の知る範囲では、この研修制度ですから、5年先にはもう日本から出て行ってくださいというふうな形で、むげに追い払われる状況が生まれそうな感じがします。そこらあたりはそういうふうに考えてよろしいんですか。 そうすると短期間の間の語学研修等なかなか進まんのやないかなと思っているんです。日本語を学ぼうったってなかなか難しいような状況も生まれるんじゃないかと思っているんですが、これについてはそういう問題も含めて5年先には帰られるんですか。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) これは国の定めた入管法とかいろんな法律で決められたことですので、ちょっと正確なことは言えませんけども、寮にいる限り企業連絡会等と相談をしながら、できる限りの支援はしていきたいなと、そういうふうには考えております。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) だから5年先に帰っていただくということになれば、その間の充実したフォローがやっぱり必要ではないかなと思います。だから、医療機関に、かなりの数の国から来てますから、それぞれの国の人々の言葉がわかるような通訳を配置するとか、あるいは特定の医院に何かそういう対策を立てるようなことは考えておりませんか。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 職員の対応は、ちょっと今即答はできませんけども、いずれにしてもそういった今御指摘がありましたところのことは考慮しながら、医療機関等の方ともそういう話をしていきたいと考えております。英語のできる方もおられると思いますので、そういったところは対応できると思いますが、ただミャンマー語、あるいはベトナム語というのは、なかなか日本の方でもできる方が少ないんじゃないかなと思っておりますので、その辺の対応を。 そしてまた、今、県のほうが何かそういう電話一本で対応するような、そういうシステムもつくっておりますので、県ともタイアップをしていかなければいけないかなと思っております。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) ぜひここの中核になる医療機関に、そういう言語がわかるような方、また県とのタイアップで、そこに連絡すればその言語が通じるような方を配置していただけるような、そういう取り組みはぜひ私は必要じゃないかなと。 要するに、住環境もかなりきつい状況で住んでおられるような感じを私は受けます。1つの家に10人近くが住み込んでいるような状況も私はあるような感じがしまして、そこらあたりもしっかり行政として、規定はないんでしょうけれども、やっぱり何らかの形で見守る必要があるんじゃないかというふうに思っております。 特に、企業連絡会の中で、そういう住環境については、しっかり取り組んでいただきたいというふうなお願いをするとか、あるいは先ほど言いましたような医療については特段の配慮を払うというような見守りをやっぱりしっかりやっていただきたいと思うんですが、そこらあたりについてはどういうお考えでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) しっかりやっていきたいと思います。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) それでは、一応これにて質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(田中勝馬君) ここで暫時休憩といたします。再開は13時15分からといたします。よろしくお願いします。午後0時05分休憩………………………………………………………………………………午後1時15分再開 ○議長(田中勝馬君) これより、休憩前に引き続き会議を再開いたします。 一般質問を続けます。 通告順位8番、議席番号12番、熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) 12番、熊谷みえ子でございます。本日、大項目4項目で一般質問をさせていただきます。 今回、まず1番目は、学校統廃合について、そのことによる犀川地域の学校施設の活用について、お伺いをいたします。 犀川小学校に統合後、廃校される学校施設の用途についてのどのように今後検討されるのか、お伺いをいたします。 実は6月議会での回答を若干いただいていますが、今後、この工事をされる施設については老朽化が一気に進んでいく、そのようなことが想定されますので、改めて早急な検討を必要とすると思い今回も挙げさせていただいています。 また、この学校再編推進プロジェクト会議が設置をされています。委員長には副町長、副委員長には教育長をもって充てるとしております。教育長が辞任をされています。その中で、今後、学校再編推進プロジェクト会議での進捗、そして、審議の内容について改めてお伺いをするところでございます。 次に、福祉行政でございます。 高齢になっても生き生きと暮らせる政策をと、今回は2つ挙げさせていただいています。 まず1番目は、家族介護支援策の充実をということで挙げさせていただいています。 実は、みやこ町には家族介護慰労金支給制度がございます。実績及び問題点の把握はされているか、また、これを受けやすくならないかとお伺いをしています。 今回、事前の回答によりますと、過去5年間において、支給の実績はないということでございます。せっかくある制度が活用されない。また、どういう理由において、この制度が活用されないのか。その問題点の把握についてどのようにお考えなのか、お伺いをいたします。必要な方に、ぜひともこれを支給をしていただきたいというふうに思います。 2番目には、免許証返納者への対策。 今回、免許証を持っている方というふうに限定をしております。これは、ある知人が事故により運転をしなくなった。そういう中で外出を控えるようになり、また施設入所につながったと。そういう事例がありましたので、あえて入れております。しかし、これは、みやこ町の高齢者の皆さんにとって必要な政策でありますので、返納者のみの対策ではありません。 まず、そのような中で、民間では免許証返納者へのバスの割引制度等がございます。しかし、ぜひバスのパス券、みやこ町独自として実施をしていただきたい。また、近隣市町村ではタクシー券を配付をしているというような状況もございます。そのようなものをぜひ検討をしていただきたい。 2番目に、電動補助つき自転車購入費の助成制度ということで挙げさせていただいています。 今町を出ますと、シニアカーで高齢の方が移動されています。この車もいいかなと思ったんですが、なかなか交通上危険な状況も見られます。しかし、それは、歩道の整備等が進めばこれも可能かなというふうに思っています。今回は、あえて電動補助つきの自転車の購入について挙げさせていただきます。 次に、災害時に冠水した道路整備についてお伺いをいたします。 今回、特に、1例としての彦徳の交差点を挙げています。 実はさきの台風のときに冠水をし、ここは交通遮断をされ、豊津地域は完全孤立化、行橋から入らなければ豊津地域に戻れないような状況がございました。 このような地域は、当然、各所にあったと思います。ですから、その状況把握、そして、その後の対策をどのようにとったのか、また、今後どのようにするのか、お伺いをいたします。 次に、4番目に、みやこ町都市計画マスタープランについてでございます。 今回、これを完成をし、地域に説明会を開催をいたしました。この各地域別の意見集約、地域要望など、対策についてお伺いをいたします。 回答には、地域懇談会との調整懇談会と間違われてこられた方もあり、さまざまな要求は各課に連絡しているとはございますが、このみやこ町都市計画マスタープランの今後の活用、有効性、そして、地域の皆さんの要望、どのように生かしていくのか、再度、お伺いをしたいと思います。 以上、壇上での大きな4項目についての一般質問はここで終わります。よろしくお願いをいたします。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 熊谷みえ子議員の質問にお答えをいたします。 最初に、学校統廃合についてお答えをいたします。 今後の10年先20年先を見据え、将来にできるだけ負担を残さないようにするため、みやこ町が抱える公共施設のあり方について、昨年6月にみやこ町公共施設再配置計画を策定しました。 再配置計画に基づき、合併してサービス内容や機能が重複した施設を中心に統廃合を検討し、質、量、コストの観点から利用率や年間の維持管理費等を精査して、みやこ町の実情に合った施設の総量及び配置の適正化を検討しております。 犀川地区の小学校につきましては、犀川小学校、柳瀬小学校、上高屋小学校、城井小学校の4校が統合され、新しい犀川地区の小学校となります。 柳瀬小学校につきましては、主要地方道、行橋添田線に面しており、東九州自動車道の今川スマートインターへのアクセスがよいことから、企業誘致等を図っていきたいと考えております。 また、上高屋、城井小学校の跡地につきましては、定住促進、企業誘致などを初めとしてさまざまな活用方法が考えられますが、現段階では具体的な方向性を決めておらず、今後、地域との協議の中で検討していきたいと考えております。 いずれにいたしましても、柳瀬小学校、上高屋小学校、城井小学校の学校跡地等につきましては有効活用を図りたいと考えております。 なお、11月から順次、各小学校区において懇談会を行い、よりよい活用について検討し、地域資源の活用等も含めた中で協議を進めていきたいと考えております。 次に、福祉行政についての質問が2項目ありました。順次、お答えをしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 みやこ町家族介護慰労金支給制度につきましては、在宅で要介護高齢者を介護している家族に対し、その負担を軽減し、在宅福祉の増進を図ることを目的として、慰労金を支給するものです。 この制度については、厚生労働省の定めた地域支援事業実施要綱に基づき実施しており、過去5年間において支給の実績はございません。 なお、問題点につきましては、過去1年の間において介護保険サービスを利用していないことといった支給要件があるため、該当者が非常に限られているところです。 今後は、国の方針や近隣市町の活動を注視しながら、利用しやすい制度の構築に向けて検討してまいります。 次に、近年、高齢化社会が進み、高齢ドライバーが増加する中、高齢者の交通事故が社会問題となっています。 対策の一つとして、高齢ドライバーによる運転免許証の自主返納が推奨されていますが、公共交通網が脆弱な地方の高齢者にとって、自家用車が利用できない環境はすぐにも日常生活に不便を生じることになります。 高齢者が自動車に頼らずに日常生活を営むことができるよう移動を支える施策を充実させることが運転免許証を自主返納しやすい環境を整える上で非常に重要でありますし、また、もともと運転免許証をお持ちでない方にとっても必要なことだと考えております。 高齢者の移動手段の確保については、特に地方においては全国的に課題となっていることから、さまざまな対策が講じられていることは承知しております。今回、提案のありますバスのパス券配付でありますとか、電動補助つき自転車購入費の助成制度についても、先進的事例として導入している自治体もあります。 本町といたしましては、これまで平成筑豊鉄道やバス路線等の公共交通機関の維持と新たな移動手段としてあいのりタクシーの導入などを図ってまいりました。 今後につきましては、国の方針や他市町村の取り組み等を参考にするなどして、その効果や財源等も含めた実現性など新たに取り組めるものがあれば検討してみたいと考えております。 次に、災害時に冠水した道路網の整備についての質問にお答えをいたします。 近年の異常気象で梅雨前線豪雨や台風により予想以上の降雨があり、昨年も多くの被害が町内で発生しました。そのため、町営河川の氾濫、道路敷の崩壊や冠水が発生しております。 御質問の彦徳の交差点については、県道椎田・勝山線と町道が交差するところとなっており、この交差点は県道や町道の道路排水が集まり、排水路を通り、最終的に県営河川の今川に流れ込みます。 また、県営河川の今川も大雨時には水位も高いことから、排水路の水がはけづらいため、この場所が冠水することとなっております。 そのため県道の道路排水が主なもののため、管理者である福岡県京築県土整備事務所が水路のかさ上げ等を以前より実施して対策を行っています。 しかしながら、近年の異常気象により想定外の降雨があるため、今後の対策についても福岡県京築県土整備事務所に要望してまいりたいと考えております。 次に、みやこ町都市計画マスタープランについての質問にお答えをいたします。 同説明会は、今年度7月より8月にかけて町内9カ所で実施をいたしました。参加者は延べ72人で、同計画の策定時に行った説明会の参加者95人に比べると、若干少ない数字になっているようです。 今回の説明会は、策定した都市計画マスタープランの内容説明とそれぞれの地域における現状及び問題点を話し合うことを主に実施したものであります。 しかしながら、住民の方にとっては町政懇談会と間違えてこられた方も多く、さまざまな発言や要望がありました。 その中でも主なものとしましては、公共施設の再編に関すること、学校の統廃合に関すること、防災に関することなどが挙げられ、地域によりその内容もさまざまでありました。対策を急ぐものに関しましては、説明会を終え、できるだけ速やかに担当課へ連絡を行っているところです。 また、今後の課題として捉えられるものにつきましては、庁内で実施しております検討会等におきまして対応策を考えてまいりたいと考えております。 ○議長(田中勝馬君) 三隅副町長。 ◎副町長(三隅忠君) 先ほど熊谷議員の御質問の中で、学校再編推進プロジェクト会議について御質問がございましたので、お答えをさせていただきたいと思います。 これにつきましては、学校の再編を推進するために、2年ほど前だったと思いますが、つくられた会議でございます。 この会議の内容を受けまして、3小学校につきましては、再編計画にうたっておりますように、先ほど町長も答弁いたしましたが、そのような形で計画をしたところでございます。 そしてまた今後につきましても、先ほど町長が申しましたように、これから地域の声を聞きながら対応を考えていきたいと、そのように考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) 先ほどの学校統廃合の件で、今後の検討方向の話でございますが、町長、残念ながら6月議会とほとんど文言の変わらない回答で、そのときも11月ということでした。 でも、今回、豊津町の庁舎の解体でちょっと入らせていただきました。そうすると、もう天井が落ち、老朽化が加速化しているような状況です。ですから、今現在、使っているからこそ学校施設はやはりまだ良好な状態で保たれていると、だから、閉校のした後にすぐスタートできるような状況がどうしても必要だなと、そういう思いで、再度、挙げさせていただいたところです。 地域の方との思い、それから、今後の保育所とかは無償で譲渡してまいりましたよね。地域の方の運用でするならばね。ですから、そういうふうな具体的な定義の方法、やはり地域の方々にどういうふうに使ってほしいですかだけ持っていっては、やはり回答は出にくいと思うんですよ。 そこで、やはりみやこ町としてどういう方向性があるのか、そういう点についても検討していかないといけない。 それから、柳瀬小学校も企業誘致ということをおっしゃっています。ですから、企業誘致を待っていたんでは老朽化が進む。そういう中で、今どのように検討し、また、動いていらっしゃるか、報告できることがあればお願いをいたします。 ○議長(田中勝馬君) 進行政経営課長。 ◎行政経営課長(進光晴君) 犀川の3小学校につきましては統廃合によりなくなりますので、校舎を生かしていただけるのであれば、それなりの必要最低限のもし補修なりができるところがあればしなければならないかもしれませんが、場合によっては地域の声を聞きながら、校舎そのものではなくて土地そのものをどういうふうに生かすのかと。町としての方針は先ほど町長の答弁の中でも若干触れさせていただきましたが、その方向性を持ちつつ、後は、地域のいろんな意見を聞きながら最終的に町としてどういうふうにやっていきたいのかというのが、11月以降のいわゆる住民の方の意見を聞きながらというそこの含みを持たせているところでございまして、今後、その意見を聞きながら、最終的にどういうふうにやっていくのかというのを決定していきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) 副町長、改めて学校再編推進プロジェクト会議設置要綱には、学校跡地、校舎その他の施設を含むの利活用に関すること、このように当初から入っているんですね。今、教育長不在で委員長が副町長ということになっておりますので、ここは、ぜひ副町長のやはり手腕が問われるところでございますので、早目のね、対策、それから、今、無償での利用、利用者募集、それから、上高屋地域においては神楽等もされているから、そういうふうな形での地域の方々のやはり集いの場としての活用ができないのかなと。私は豊津地域なのでそこまで立ち入ってはなしはできないと思っているんですけれども、そういうふうな有効活用もしながら。だから、本来ならば、これ平成25年の10月に学校再編推進プロジェクト会議はスタートしているんですね。その中に入っているにもかかわらず、やはり11月の地域説明会を待ってと。ですから、ここは、やはり先ほども言いましたように、町としての一定の方向性、ぜひお示しをいただきたいんですが、ここで何か回答できることがあればお願いをいたします。 ○議長(田中勝馬君) 三隅副町長。 ◎副町長(三隅忠君) 先ほどから申しますように、地域の声をしっかり聞いた中で最終的な方針を決めたいという思いもございまして、閉校する前の11月末には各校区に入りましておいおい意見をいただき、その上で、早目に今後の方向性を定めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) ありがとうございます。 みやこ町に、今後、公共施設の統廃合が進む中に、やはりこのような放置施設がふえるというような状況が想定されます。ですから、それは早目の対策をどのように検討していくのか、学校のみならず公共施設再配置に伴う各施設の運用を、ぜひ、今後とも検討していただきたいというふうに思います。 済いません、そのまま次の家族介護支援のほうに入らせていただきます。 家族介護慰労支給要綱というのは、これ平成19年の3月、もうできて本当に長いんですね。この5年間は実施はされていないということでございます。 実は、みやこ町介護保険地域第2期のみやこ町地域福祉計画ができています。この中には、介護度3、4、5というふうにお示しをいただいています。平成30年度では、介護度が5、111名、介護度4は、123名、介護度3は、169名と403名の方が対象と指定される。ただ、ここには所得要件が入っています。 それから、一番難関は、回答にもありますように1年間という限度があります。だから、ここをどうクリアをし、この400名以上の方が対象になっているにもかかわらず、この間5年間、1名もいなかった。ですから、今後、どのように改善をしていくのか、その方向についてお伺いをいたします。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) ただいまの御質問にお答えをいたします。 先ほど町長からの答弁もありましたが、この制度につきましては、在宅で要介護高齢者を介護している家族に対しまして、その負担を軽減し、在宅福祉の増進を図ることを目的として慰労金を支給するものであり、国の定めた要綱に基づき実施をしているところでございます。 ただ、現状では支給の実績がなく、その要因として、過去1年の間において介護保険サービスを利用していないことといった支給要件があるため、当該者が非常に限られているところでございます。 この事業の趣旨でございますが、地域支援事業実施要綱の中で、介護サービスを受けていない中重度の要介護者を現に介護している家族を慰労するための事業としています。介護保険制度のもとで保険給付と合わせて家族に対して慰労金支給が重なることがないよう整合性が求められており、国の会計検査でも指摘を受けているところでございます。 しかしながら、制度があっても利用者がいないということについては形骸化しており、問題点の検証が必要であると認識はしております。 そうした観点と、また、国においては事業の効果的な実施のため、事業趣旨の範囲内で市町村に一定の裁量を認めていることから、本町では、平成30年度から要介護4、5の方を対象者を広げまして要介護3を追加、平成31年4月、ことしの4月からは対象者を認定期間24カ月の認定者にも対応といったように、二度ほど検証し改善見直しを行ったところで、今この状況について、今、様子を見ているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) まずお伺いをいたします。 これの支給の要望というか、申請書は提出されたことはありますか。 また、もう1つは、地域包括支援センター等でこれをどのように周知をし、どの程度、要介護者を抱えている方々に伝わっているのか、その点についてお伺いをいたします。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) ただいまの御質問にお答えをいたします。 今まで、この3年から5年の間にこの申請書が提出されたことはございません。 それから、みやこ町とすれば、地域包括支援センターによりまして、老人高齢者の宅を訪問しております。要支援1、2を中心に訪問はしておりますけれども、要介護についても必要に応じて訪問しておりますので、その際、現状を把握いたしましてこういった制度の周知には努めているところでございます。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) この支給申請書には所得の調査票もついているんですね。このようなことが申請に足どめとなっているというか、ためらうような原因になっているのかなというふうに考えています。 介護度4、5から3まで広げたとおっしゃっています。本当にこういう中で家庭で介護をしていくということは大変なことだと思います。ところが、これが一旦入院をすれば、もうそれで外れると。ですから、介護度3、4、5の方が体調が悪くなって入院するということは、当然、あり得ると思うんですよ。ですから、何とかここの入院というところを外せないのかと。今、国の指針もあるとおっしゃっておりましたけれども、町の裁量が認められるというふうにおっしゃっていますので、四百何名かの現時点での対象者の状況を把握をし、何らかの形で支給できるような形がとれないのか、まずお伺いをいたします。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) ただいまの御質問にお答えをいたします。 支給要件につきましては国の制度に基づき行っておりますけれども、そこには、ある程度、一定裁量の市町村の裁量が認められておりますので、その範囲内、例えば、要介護3、4、5、要介護2までに広げるとか、また、課税、非課税について、そういった面について検討をしてまいりたいと今考えているところでございます。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) 実は、この適用を除外とし、高齢者が申請した日の属する月の前月より起算し、過去1年の間に継続して3月以上医療機関に入院した場合は支給しないというふうにただし書きがあります。ただ、長期入院した者であっても、その前後を加算して1年以上保険給付を受けなかった場合は支給するものとすると。そして、介護度3の方は年額6万円、4、5の方は年額10万円、これで家族を介護している方のそれが慰労できるかなというふうな金額でもありますけれども、そういう中で余り多額の予算ではありませんので、ですから、この入院の状況をぜひ検討していただきたいなというふうに思うんです。400人の方に全部というと相当な予算になりますけど、どこか、何とかその要綱があって、それを支給要綱があって全然もう対象にならないと。これじゃ、もう本当に何のための制度かというふうに思います。特に、介護度の高い方をやはり介護するのは、本当大変な苦労だと思います。町長も高齢の、はい、実際、大変だと思っております。 そういう中で、1人で担っている方、ですから、ここで家族の老老介護、そういう要件を入れてはどうかなというふうに思うんです。ほかに家族を介護する方がいないと、1人で担っている、そういうような状況の方に、ぜひ、デイサービスなり、ショートステイなり入っていただいて、その方が、要するに、本当に慰労する期間をつくると、そういう趣旨でぜひ再スタートできないかなというふうに思うんです。 ですから、今後の、今、みやこ町が高齢化率も37.5%、こういう中で、いつ、誰が介護が必要とするような状況になるかもわかりません。安心できるためにもぜひ検討をいただきたいと思うんですが、町長、よろしく、回答、はい。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) いろいろ御提案いただきました。ここで即答がちょっとできませんので、担当課と相談をして、前向きに検討ができるんであれば検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(田中勝馬君) 熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) 次に、免許証返納者への対策をと、町長もおっしゃっていただいたように、免許証を返納する方のみならず、ぜひ対象にして検討をいただきたいという事柄を何点か挙げさせていただいています。 実際に、マイカー運転になれていますと、公共交通の利用がやはりおっくうになるんですね。そういう意味では、あいのりタクシーというのは、みやこ町で、ぜひちょっと充実、普及していっていただきたいなというふうに思っています。 近隣では、タクシー券の配付を行っています。実際に、あいのりタクシーの一番の問題点は、事前に電話をしていかないといけないということが一番あるんですね。この前も、私、あいのりタクシーをお願いして、「いや、事前にいただかないと利用できません」と、断られる方にお会いして送っていったんですけれども、そのようなちょっと支障がね、やはりあっています。ですから、そういう意味では、タクシー券の配付を、みやこ町は福祉タクシーです。これもなかなか対象者が厳しいです。制限があって。ですから、そこら辺の合わせて検討もしていきながら、免許証返納者への対策をぜひしていっていただきたいというふうに思っています。 あと2つ目に、電動補助つきの自転車購入費というふうに書いています。本当にちょっと悩んだんですよね。外出支援のために自転車がちょっと重たいし、有効なのかなと思いながら、1例として挙げさせていただきました。 それで、先ほども壇上で言いましたように、シニアカー、セニアカーともいいますけれども、これをね、やはり余りにも普及すると、今度、交通事故もふえるという、何かもうどちらがいいのかなというふうには思ってはいるんですけれども。何しろ、セニアカーの場合は免許も何にも要らないから、やはり、特に耳の聞こえの悪い方は本当にもう周囲に配慮が足りなくて。実は、今回、難聴者のための支援策も必要かなというふうにいろいろ並べたかったんですけれども、それはもうちょっと割愛をしています。今回挙げたこの件についてはどういうふうに検討いただいたのか、再度、ちょっとお伺いをいたします。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) ただいまの件について、お答えをいたします。 高齢者の単独世帯とか高齢者のみの世帯が増加する中で、買い物や通院といった日常生活上必要な活動のために、高齢者が独力で行動せざるを得ないというようなケースが増加しており、免許返納者の受け皿として、また、免許の有無が高齢者の外出の支障とならぬよう、高齢者の移動手段の確保については必要であると考えております。 また、高齢になると、その活動範囲が狭くなってまいり、その範囲が外から内へ移行し、一日中家から一歩も出なくなるような状況になってしまいます。免許返納とか、それから、公共交通が不便な場合、その傾向が強くなっているということはいわれております。そうなりますと、健康面でも医療や介護に頼るケースが多くなり、生活の質の低下にもつながってまいっております。高齢者にとって通院に限らず、買い物や所用、友人等との交流、食事など、誰でも最低限の外出は、心と体の健康を保つために必要といわれております。 そうしたことの改善策といたしまして、自転車とかいう手段については、一つ有効な手段であると考えております。特に、電動アシスト自転車が運転免許返納後の新たな交通手段や自転車の運転を体力的に諦めた年齢層の移動手段としての利用が広まっていることは、認識をしているところでございます。 ただ、現状といたしましては、電動アシスト自転車に乗車中の高齢者が事故で死亡するケースもふえていると聞いております。警察庁によりますと、アシスト自転車の死亡事故は、2008年の29件から2017年には42件にふえており、高齢者が目立ち、過去10年は、毎年、死亡事故の8、9割が高齢者であるとの調査結果も出ているところでございます。 高齢者の割合は自転車事故全体と比べて高いとのことで、高齢者の体力や判断力の低下など、また、構造上の安定性など安全面を考慮することは必要であると考えますので、そういったことへの補助については、先行自治体の例も参考にしながら慎重に検討してまいりたいというふうに考えています。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) 交通事故の件は、本当に数字まで挙げていただいておりますけれども。というのは、やはり元気なうちに外出するにはこれが必要かなというふうに思ったんですね。もう本当にこのような自転車も乗れなくなったような状況になれば、もうほかのももう難しいと、しかし、やはり認知症もしかりですけれども、外出支援をどうしていくかということがやはりこの高齢化社会の中でやはりそういう方々を、介護の必要な方を減らすと、そういう一番の根本の対策にもつながるのではないかというふうに考えまして、今回のは自転車も挙げさせていただいておるところでございます。 じゃあ、この件については終わりまして、次は、災害時の冠水した道路というふうに、今回、道路と、また特に、彦徳というふうに挙げさせていただいています。 私は、議会、こちらに来るたびに通るわけです。そこに、そのときの、水害のときの土のうをね、そのままシートをかぶせて放置しておりまして、そういうふうに、地域の方々は日常的に、ああ、大変な思いをされているなというふうに通るんですね。ですから、私は素人ですので、道路のかさ上げとか、そういうことはとれないのかなというふうに思いまして、提案をさせていただいたところです。この点については、届け出出してちょっと何か検討されていれば、その件についてお伺いをしたいというふうに思います。 ○議長(田中勝馬君) 原田都市整備課長。 ◎都市整備課長(原田陽二君) 御質問にお答えします。 この彦徳の交差点でございますけど、これはちょうど県道と町道が交差するところであります。地形的にも場所が低いことから、道路の排水等が集まってくるというような状況で、最終的に排水は今川に流れ込みます。また、豪雨時には今川も増水するために排水が悪くなっているというのが現状で、冠水するようになっております。 これが道路が県道でございます。それから、末端排水となる今川が県営河川になりますので、県のほうには要望は行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) ありがとうございます。この彦徳の件に関しては、本当にあのときは満潮時だったか、要するに、今川の付近も増水をし、近隣の方も床下までもないですけれども、大変な状況がありました。本当にこのごろは、想定外が想定外でなくなっている事態です。ですから、みやこ町でそういう災害があったときにこそ、地域の状況を把握していって、その危険性を除去していくと、そういうことが必要かというふうに思います。ですから、ぜひ、災害を教訓とした対策をとっていただきたい。あそこの上坂の坂も今工事が始まりました。本当にあそこはハザードマップによれば危険地域に指定をされている。ですから、いろんな形でハザードマップで指定をされても、結局、じゃあ、個人ではどうしようもないわけですよね。ですから、ハザードマップで危険なことをお知らせするだけではなく、どのように改善をし、危険を回避できるか。ぜひ全庁的な検討をしていただきたいというふうに思います。 次に、みやこ町の都市計画マスタープランについて、お伺いをいたします。 実は、ある方から、都市計画マスタープランの会議に行ったんだけど、はっきり言って、これの目的とするところがわからなかったというふうに私は受けとめました。その方が言ったわけじゃないんですけど。 これはダイジェスト版で、犀川、豊津、勝山の状況をその地域ごとに応じてそこを説明しています。ですから、説明先にありきだったのではないかなというふうに思いました。ですから、まず、この都市計画の説明をした懇談会と意図するところをどのように達成したのかどうか、まずお伺いをいたします。 ○議長(田中勝馬君) 原田都市整備課長。 ◎都市整備課長(原田陽二君) ちょっと達成と言われ……。御質問にお答えします。 どこ、意図するところを達成したかといいますと、一応、この都市計画マスタープランではまちづくりの基本方針をつくっております。その方針が、大きく括りで3つございます。 6月の議会でも、全員協議会で御説明しましたように、方針1では、今住んでいる人や移住がこれからも住み続けられるよう誰もが暮らしやすい生活環境を整えますということで。それから、方針の2が、地場産品、自然環境の活用や企業誘致により、交流促進、経済活動の活性化に努めます。それから、方針の3が、インフラ整備により住民の生活、利便性の向上を経済活動活性化を図りますということで方針を挙げております。 この方針に基づいて進めてまいりまして、これに沿った形で、町の問題点を解決していくのに優先順位で取り組むべきと考えられるものを主要施策として捉えるものでございます。それで、今回、住民説明会を行い、各地域のさまざまな問題点や課題点、そういうところを聞き取りを行うために行ったものですけど、ちょっと参加率が悪くて達成できたかどうかというところまではちょっと、できていないのかなちゅう部分もちょっとあるんでございますけれども、そういう形で行っていくものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) 確かに、総合計画に匹敵する都市計画マスタープランですよね。全体的な町の方向性を御説明することになるわけで、これを1時間ちょっとそこらで言って理解していただこうということ自体が、実際、都市計画のマスタープランのつくるという過程上、説明会も必要としてしたんだと思います。住民参加のということが前提のことですからね。 ただ、せっかく開いた説明会です。私も祓郷で参加させていただきました。それには、先ほど一般質問ありましたけれども、10地区の防衛予算の活用というか、地元に使ってほしいという要望等、本当にそういうものも出されていました。 ですから、やはり、私は、都市計画のみならず、こういういろんな機会を利用して住民の皆さんの意見を反映をしていく、それを町としてどういうふうに検討していくのか。 また、今回出された項目、内容まではいいです。ですから、それを、どの程度、課として各課に、町としてどういうふうに受けとめているのかを、まずお伺いをいたします。 ○議長(田中勝馬君) 原田都市整備課長。 ◎都市整備課長(原田陽二君) 御質問にお答えします。 今回挙げられました要望につきましては、急ぐものに対しましては担当課のほうにすぐに連絡を行っているところでございます。 それから、今後は課題としまして、捉えられるものに関しましては、現在、検討会、役場庁舎内において実現化方策に向けて関係のある課を集めまして、検討会を、現在、実施しております。その検討会の中では、まず大学の教授を招き2回の勉強会を行い、現在、具体的項目について検討を進めているところでございます。今後は個別の具体計画を立てて、これに基づき進めてまいりたいと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) ぜひ、いろんな機会で町民の方の御意見の集約、そして、その実施を求めるところでございます。 ちょっと都市計画に戻ります。 一番のこれの目標は、国道201号線の幹線道路の機能強化というところに入りますよね。ですから、この件に関しては、進捗状況について報告できれば、お願いをいたします。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) どこまで報告していいのかわかりませんけど、今まで本当にこの201の展望が開けていなかったんですが、多くの関係者の御協力のもとに、かなり私は進んできているんではないかなと、そういう意味でマスタープランもつくらせていただいております。 先日もこの香春・行橋間の問題につきましても、そういった会議等も開かれておりますし、また、トンネル、今1つ使っておりますけれども、旧トンネルに関してもそれを利用していこうというような方向性に進んでおりますので、近い将来、国のほうから、いろんな形で我々も環境アセスとかいろんな問題を提案はしてまいりますけれども、その中で方向性というのも示していただけるというふうに考えております。まもなくそういったことが報告できるんではないかなというふうに思っております。 ○議長(田中勝馬君) 熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) みやこ町のまちづくりに、交通体系の整備方針等という図が入っていますけれども、本当に交通網の充実、確保、今回1億円かけてのキャンプ場の整備と、これも英彦山までの道路整備がされれば、やはりもうちょっと観光客の周知もできるのではないかと、そういうふうにいろんな交通網の整備に関しては感じています。 また、町の学校再編の問題の今川スマートインターの活用もおっしゃっていますけれども、そういうふうな交通体系の充実によって今後のまちづくりがどう変わっていくか、道路一本で本当に町の様子が変わります。錦町の国道の拡幅も遅々として進まない中、大分、確定をしたというふうに聞いています。ただ、それが、やはり錦町の衰退につながってはいけないなというふうに考えています。ですから、本当に都市計画のこの交通のみならず、いろんな点で本当に重要な課題だと思います。 今後の、ぜひ、先ほどの11月からという件もそうですけれども、事前のやはり検討をしていただいて、一定の町民の方に展望を持ってお示しができるような状況をぜひつくり出していただきますようにお願いをいたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(田中勝馬君) 熊谷みえ子議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(田中勝馬君) ここで暫時休憩といたします。再開は2時15分からといたします。よろしくお願いします。午後2時04分休憩………………………………………………………………………………午後2時15分再開 ○議長(田中勝馬君) これより、休憩前に引き続き会議を再開いたします。 一般質問を続けます。 通告順位9番、議席番号1番、内田直志議員。
    ◆議員(内田直志君) 皆さん、こんにちは。議席番号1番の内田直志でございます。早速ですけれども、通告に沿って質問させていただきたいと思います。 今回、私からは3つあります。 1つは、好適環境水という技術を用いた陸上での魚類養殖事業の検討についてであります。 2つ目は、地域再生計画についてであります。 そして、3つ目は、森林環境譲与税について。 この以上の3点であります。 まずは、好適環境水技術を用いた陸上での魚類養殖事業の検討についてです。 去る7月24日に総務産業常任委員会にて、岡山理科大学工学部バイオ・応用科学科の准教授が開発されました好適環境水と呼ばれる水を使った閉鎖空間における魚類の養殖システムについて視察をいたしました。 この技術は、昨年より、みやこ町の農業者の会の皆さんが注目していた技術であり、本年、同准教授による講演が犀川にて開催され、盛り上がりをみせたため、事業化の可能性を探ってまいりました。課題はさまざまあると感じております。しかし、大変可能性のある内容ですので、町としてもぜひ事業化に向けて支援をいただきたいと考えております。 そこで、以下について伺います。 1つ目、望ましい事業主体のあり方。 そして、2つ目、本件の今後の進め方。 そして、3つ目は、地方創生事業及びそのほか、町からの支援の可能性についてであります。 次に、地域再生計画についてであります。 本年8月23日に、福岡県の4つの地域再生計画が国に認定されました。これは地方創生事業の一環ですけれども、本県の地域再生計画の一つ、福岡県移住・就業マッチング・起業支援事業については、みやこ町も計画作成主体であります。 そこで、以下について伺います。 1つ目、本計画の目的と概要、みやこ町の計画。 そして、2つ目、実施する上で、何が課題になると考えられるのか。 最後に、本計画について住民といかなる協働を考えているのか。 そして、最後に、森林環境譲与税についてです。 近年、地球規模で温暖化防止、災害防止、水源涵養のための森林保全、適切な管理が強く求められておりますけれども、国内においては、山林所有者の高齢化、後継者不足、土地の集積などが課題になっております。これらの課題に対応するため、本年、森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律及び森林経営管理法が公布、施行され、去る6月定例会では、みやこ町森林環境譲与税基金条例が議決されました。 また、みやこ町では、みやこ町森林整備計画書も作成されております。 そこで、以下伺います。 1つ目、みやこ町の森林及び森林管理の現状と課題。 2つ目、みやこ町の目指す森林の姿と森林管理の方法。 そして、3つ目は、本基金の運用計画についてであります。 以上、3つであります。御答弁のほう、よろしくお願いいたします。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 内田直志議員の質問にお答えをいたします。 最初に、地方創生についての好適環境水技術を用いた陸上での魚類養殖事業の検討についての質問にお答えをいたします。 この質問に関しては、中山茂樹議員も質問されていました。若干、重複するような答弁があるかもしれませんけれども、よろしくお願いをいたします。 淡水魚も海水魚も育成することができる好適環境水を活用した養殖事業につきましては、報告を受けています。 今後、この事業は、みやこ町の新たな産業の創出、雇用拡大等につながる可能性もあり、大変興味深いものではあると考えています。 事業化に際しての御質問ですが、事業実施主体につきましては、行政ではなく、地域住民や任意団体等が取り組めることが理想だと考えております。 次に、今後の進め方や地方創生事業及びそのほか、町からの支援につきましては、今後、検討していきたいと考えております。 いずれにいたしましても、事業の実施には、事業主体や場所等を初め、技術、設備、資金面などさまざまな検討が必要であることから、これらにつきましては、慎重に進めてまいりたいというふうに考えております。 次に、地方創生の中の地域再生計画の内容についての御質問にお答えをいたします。 福岡県では1970年の国勢調査以降、県全体の人口は増加しているものの、15歳から64歳までの生産年齢人口については2000年をピークに減少傾向にあります。また、65歳以上の老年人口は増加傾向にあります。 生産年齢人口の減少している大きな要因としては、東京圏や関西等の大都市圏への転出が多くなっています。 そこで、福岡県では地域再生計画に、福岡県移住・就業マッチング・起業支援計画を定め、若者の福岡県内定着促進に向け取り組み、生産年齢人口減少やこれに伴う中小企業の労働力不足への対策を行い、地域の継続的発展を図るとしています。 この計画をもとに、福岡県では、福岡県移住支援事業・マッチング支援事業及び起業支援事業実施要綱を策定し、この計画に定める移住支援、マッチング支援及び起業支援を推進しております。みやこ町もこの計画に参加し、2025年3月末までの間、積極的に町内への移住を促進します。 みやこ町では、この計画のうち、移住支援に関する事業を実施し、東京圏からの移住者のうち、マッチング支援により就業した者または起業支援により開業を終えた者で要件を満たす者に対して交付金を交付しています。 交付金の額は、単身の場合は60万円、2人以上の世帯につきましては100万円を交付をします。本年度の交付金の予算につきましては、本9月議会の補正予算に2世帯分200万円を計上しているところです。 本計画に掲げた支援事業を実施する上で課題として考えられることについては、福岡県が管理・運営する就業マッチングサイトで、みやこ町に居住した場合に通勤が可能な圏内にある企業が登録していない場合に、みやこ町への移住が困難になることが予想されています。 現在、福岡県では就業マッチングサイトの構築・管理・運営を行う事業者を公募しており、町内を初め近隣の企業の登録状況も不明ですので、サイト開設後に登録企業を確認し、町内及び周辺の企業、マッチングサイトへの登録を推奨する必要があると考えています。 この計画では、東京圏に住んでいる方たちが福岡県ないしみやこ町内へ移住することを推進していますが、一方では、みやこ町及びその近辺の市町村出身者で東京圏に住んでいる方たちのUターンも視野に入れ、積極的なPRが必要になると考えています。 将来的にUターンを希望しているみやこ町や近隣市町村出身者にとってはこの制度を活用することにより、Uターン後の就業に関することや生活費に関することなどの不安材料となる障がいを取り除けることから、住民の皆様にはUターン希望者等への情報提供や現在東京圏に住んでいるUターン希望者への積極的な事業の周知をお願いしたいと考えています。 また、移住に際しましては、引っ越し費用やみやこ町での生活費の軽減、転入への時間短縮の観点から、中古住宅、とりわけ空き家バンクの充実も必要となってくると思われます。このためには、住民皆さんからの積極的な空き家情報の提供も重ねてお願いしたいと考えております。 次に、森林環境譲与税について、森林環境譲与税の運用等についての質問にお答えをいたします。 本町の森林面積は9,620ヘクタールで、総面積の64%を占めています。計画対象民有林面積は9,052ヘクタールで、そのうちヒノキを主体とした人工林の面積は5,739ヘクタールであり、人工林率は63%であります。 森林の有する多面的機能の持続的な発揮を確保していくためには、生態系としての森林という認識のもと、重視すべき機能に応じた森林資源の整備推進に努めることが重要な課題となっています。 森林整備及び保全の推進に当たっては、森林の有する水源涵養、山地災害防止、土壌保全機能の維持増進に配慮しつつ、森林資源を有効に活用できるよう、間伐等の適切な実施などを図りたいと考えています。 また、森林環境譲与税の活用につきましては、森林整備、森林病害虫対策などと国は示されております。 今後は、活用方法につきましては、検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) それでは、まず初めに、好適環境水について質問をしていきたいというふうに思います。 まず最初に、この好適環境水ですけれども、先輩議員が先に質問をされましたけれども、少し私のほうからも御紹介させていただきたいというふうに思います。 この好適環境水ですけれども、これナトリウム、カリウム、カルシウム、この3つの成分を適度に配合して水に溶かした水溶液であります。 この水の特徴としましては、この水溶液の中では、淡水魚と海水魚の同居が可能であると。どうも古代の水に似ているということだそうであります。ですから、魚に対するストレスが少なくて、病気になりにくい。それから、飼育中、100%水の交換が不要である。通常、養殖の場合は、必ず何%か水を排水しなければならないそうですけれども、これを使った養殖の場合は、完全に100%、期間中は捨てる必要がないと、こういうことをおっしゃっていました。 この好適環境水では野菜の栽培も可能であるということをおっしゃっておりました。これは、恐らく、例えば、農地でやるときにどこかで必ず排水が必要になりますけれども、この排水が農業には影響がないですよということを、多分、おっしゃっていたのかな。私はそのように理解しました。だから、研究所では、その溶液の中で、たしか、トマトだったと思いますけれども、こういったものも栽培できますよと、塩害で植物が枯れたりしませんよということを示していたわけであります。 そして、この岡山理科大学では、この水を使ってマグロを初め、ヒラメやクエなどさまざまな魚の養殖に取り組んでおりましたけれども、中でも、ブラックタイガーやバナメイエビなど、エビの養殖を勧めておられました。こちらは、稚魚の飼育から出荷まで約3カ月、大変短いので、やり方によっては年4回出荷が可能ですよといったところで、このエビの養殖を勧めておった次第であります。 感想ですけれども、確かに技術的には確立されているんだろうなという感触を得ました。ですけれども、事業化というところになると、まだまだ課題があるんだろうなと。その1つは、やはりコストだろなということであります。 お話を伺った中で、2つ、大きなコストの面での課題があるようです。1つは電気、1つは餌代です。 この電気ですけれども、エビは水温27度から30度に水温を保つ必要があります。いうことですので、この電気代にお金がかかります。特に、日本は電気が高いので、先生は主に海外のほうで養殖実験をされているというふうにおっしゃっておりました。 もう1つは、効率的に稚魚が育つ餌が必要ですけれども、それは輸入品で高いですと、こういったことをおっしゃっておりました。 それで、先生がおっしゃるのは、電気代の回避策としては、コストの回避策としては、例えば、夏だけでも、夏は暑いですから自然と温度は上がりますので、例えば、ビニールハウスを使って、中で夏の期間だけでも飼育してみてはいかがでしょうかというような話はありました。 それから、もう1つ、この開発者の先生は、農漁者、農業の農と、漁業の漁を合わせて農漁者というお言葉を使っておりました。これは、農業従事者が田んぼや畑を利用して魚類を飼育、出荷することが今後あってもよいんではないかと、それによって、農家収入の向上につながるのではないかと、こういったところにも意義を持って研究されているように感じました。 私は、この先生の考え方に大変共感するものであります。どうやってこの限られた農地を活用して、この限られた面積から収益を上げていくのか。これはやはり真剣に考えていかなければならない。それを考えて、農家さんの収入がどうすれば上がっていくかということは、やはり考えていかなければならないというふうに思います。その意味では、この先生の提案は、一見、突拍子もないですけれども、しかし、新たな道として大変意義深く、あり得るのではないかなと、私はそのように感じております。 それで、まずは、このどうすれば限られた農地、みやこ町は農業が基幹産業としばしば言われますけれども、このみやこ町にある農地をどうやって活用して、そして、既成概念にとらわれずに挑戦していくのか。そして、その挑戦する人や団体を応援するということが、まずもってこのみやこ町の活性につながると考えますけれども、いかがお考えでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 内田議員からのいろいろと提案もいただき、先般も中山議員からも提案をいただき、そのことに関しては、まだ、私、申しわけございませんけど、その岡山の大学の先生にはお会いをしていませんし、お話を聞いておりませんので、ちょっと正しい回答ができなくて申しわけないんですけれども、大変夢のある話なので、もしできるんであれば、そういうことはしていきたいなと考えておるんですが、ただ、役場としてどこまで応援ができて、要するに、誰がどういうふうにやるかということを考えないと、町はここまでできるけど、それ以降のことをやはり考えていかないと長続きしないんじゃないかなと思っておりますので、その辺のこともちょっともう少し一緒に議論を深めていきたいなというふうに考えております。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) 最初のいただいた御回答のほうでも、例えば、実施主体は民間が望ましいというふうにいただきました。私もそのように思います。これは、あくまで、やはり民間が発案、そして、民間が主導で進めていくべき事業だと思っております。 そして、ここがちょっと勘違いしないでいただきたいと思うところが、今すぐこの事業、大きなお金を入れてやりましょうということを言っているわけではないんです。これは、まだまだ事業化という意味では課題がありますので、その課題克服はしていかなければならない。それは、一番大きな要因はコストなんです。 それで、先般、総務産業常任委員会とこの農業の会の皆さんと視察の後の意見交換会がありました。そこで、私も視察者の一人として報告しましたけれども、実際のところ、具体的な数字はまだまだ全然報告できていないんですね。ですから、具体的な事業としての数字を見せれていないので、それが事業していいのかどうか。これは、誰も実は判断できなかったんですね。 私は、こういう事業を山に例えていつも想像しているんですけれども、どれくらい高い山なのかまだわかりません。だけれども、みんなで、この山、登っていきましょうという目標立てて、登れるのかどうかの検討はしたほうがいいと思っています。もう鼻から、何かちょっとおもしろそうだけど、だめだからもうやめようではなくて、本当に登れるのかといったところは、机上でまず検討してみる必要があると思います。 そのためには、まだまだ農業者の皆さんもそうですし、常任委員会の私たちももっと勉強して、今度は数字をもって、数字の中で事業化検討しなければならないと思っていますので、恐らく、次のステップは事業化検討、これが事業としておもしろいのかどうかの検討をするところまでがお金をかけずにできることだというふうに思っています。 みやこ町の中にはたくさん事業者おられますので、そういった方々の力を借りるなり、商工会の皆さんの力を借りるなりして、本当にこれが事業として、商売として成り立つのか。そして、おもしろいのかどうか。これを具体的に次に検討しなければならない。これが次のステップではないかなと、私自身は感じております。 そうした場合に、先生とのやりとり、まだまだ必要なんですね。向こうに行って、我々、もしくは農業の会の皆さんが行って勉強するであるとか、場合によっては、先生にこっちに来ていただくとか、そういったやりとりを踏まえて、まだまだ勉強しなければならない。もしくは、この間、意見交換会でも出ましたけれども、やはり最終的には、町民の皆さんにも広くやはり知ってもらったほうがいいと思う。そのための広報をどうするのかと。そういった事業化という部分でのやりとりとやり方、いろいろありますので、その部分については、ぜひとも知らないよということではなく、ぜひ応援していただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 事業化に向けての検討会、また勉強会も私のほうも担当課と相談をしながらやっていきたいと思いますし、私自身も、先般、違うところで、山でフグを飼っているところに視察に行ってきました。 そこでは、電気代が高いというので、温泉の地熱をした方法もありましたし、また、木を燃やして温度を上げるとか、そういうこともやっていましたし、いろんな方法を研究してきましたので、私は、大変いい話だなと思って聞いておりましたので、いずれにいたしましても、やはり事業化に向けてどういうふうにできるのか、そういうところはしっかり勉強していきたいなと。そして、みんなでやはり意見を交換しながら実現ができたらいいなと、そういうのは考えております。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) ありがとうございます。ぜひとも、今町長もおっしゃっておられましたように、皆さんとともに、この事業は登れる山なのかどうかは、ぜひとも、そこまでは検討していきたいなと、していってもらいたいな、私も勉強していきたいなというふうに思っております。 この地方創生ですけれども、ひと・まち・しごとと銘打っております。仕事の部分、これを住民の発意で、こういう事業があるよといったことが出てくることそのものが、やはり大切にしなければならない、自分たちで考えてこういうアイデア出したけれども、それはだめだよというような形でやはり潰されるんではなくて、やれるところまでやりましょうといった雰囲気、土壌があれば、やはりその雰囲気がこの町の活性化につながると思いますので、ぜひともよろしくお願いします。 それでは、次の地域再生計画についてお尋ねいたします。 これは、先ほども壇上で説明したように、東京圏、つまり、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県からの移住者に対する移住支援であります。 今回のこの質問の、なぜ、私がこれをするのかといいますと、そもそも私も数年前に移住してきた者ですので、この移住という言葉にちょっと何というか、思いがあります。 それで、3点、思いがあるんですけれども、1つは、やはり、みやこ町にたくさん移住者、来てもらいたいなというのが、率直なところの意の一番の思いであります。 日本の総人口は減少しておりますけれども、ですけれども、皆さんも御存じのように、東京圏は、引き続き過密状態が続いております。ですから、地方への人口の環流が課題になっているのであります。これは何を意味するかといいますと、今後、全国1,700以上ある全国自治体による東京圏の方々の誘致合戦になると、私はそのように考えております。 この1,700以上ある自治体の中からみやこ町を選んでもらうにはどうすればよいかということを一生懸命考えて、実行しなければならないんだろうという思いがあります。 もう1つは、移住してきた家族に、みやこ町に来てよかった、このようにやはり思ってもらいたいということであります。よい評判が次の移住者を呼ぶことは自明でありますし、その逆もしかりだと思います。 3つ目の思いとしましては、結果として、移住者が来てもらった結果として、地域の方にも喜んでもらう、来てもらってよかったなと、そういうふうになってもらいたいなと、こういう思いがあってこの地域再生計画、これを進まさせていただくわけであります。 まず最初のみやこ町にたくさん来てもらいたいということであります。 移住の条件に対しては、先ほど御答弁いただきました。県が主催する就職のマッチングサイトを通じて就職していただかなければなりません。そして、課題もおっしゃっていただきました。このマッチングサイトに、地元の企業、もしくは周辺の企業が登録してくれないと、これはみやこ町、選びたくても選べないわけであります。 それで、県の担当の方に、これどうやって登録してもらうんですか。企業に登録してもらうのかと尋ねましたところ、厚労省の戦略雇用創造プロジェクトというものがあって、その分野別の協議会に登録している企業に対して、本事業をメーリングリスト等を通して通知すると、そういうことでありました。 この協議会ですけれども、これは福岡県の戦略的な産業の分野があります。それは、自動車、航空機、バイオメディカル、有機EL、ロボット、IoT、ソフトウエア、水素燃料、再生可能エネルギー、そして、食品製造関連の企業であります。 これらの企業がどれほど、このみやこ町及び周辺にあるのかわかりませんけれども、そういったところに、まずは通知しますと。商工会議所、商工会、今のところ、言う予定はないと、こういうふうに言っていたので、なぜなのかなと、ちょっとわかりません。 それから、今後、今言ったような企業以外に、各市町村に対して推薦企業も募るというふうにおっしゃっておられましたので、ぜひとも、町としても、こういう企業を推薦するといったところは、ぜひともリストアップしていっていただきたいなというふうに思います。 いずれにしても、ふたをあけてみて、地元の企業の登録が少ない、あってもみやこ町から遠い企業だと大変困りますけれども、具体的な、こういう懸念に対する何か方策というのは、現時点でお考えでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 正直申し上げて、この計画を国から示されたときに、9月議会に挙げておりますけど、ちょっと使い勝手が悪いなと。格好いいような地方創生の案としては挙げているんですが、地方にある大都市圏に近いところの市町村はいいでしょうけれども、我々のようなところではなかなか難しいのかなと思っております。 しかしながら、今議員が言われたようなところのことは担当課と相談をしながら、また、商工会のほうにもお話をしながら、少しでもこの制度が活用できるようにと、そういう意味で、町としては9月の補正予算に200万円計上しておりますので、この予算が使えるようにはしなくてはいけないなというふうには考えております。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) これ、たしか、2025年ぐらいまでは継続事業として行われるというふうに伺っておりますので、何らか、何とかこの事業を使って、みやこ町に来てもらいたいなというふうに思うんですけれども。 これ全くみやこ町知らない方に来てもらうというのもありますけれども、もう1つは、町内出身者の方に来てもらうと。先ほど御答弁いただきましたけれども、というのも一つ手だというふうに思います。なぜならば、自分の息子が東京に行って、もう帰ってこようかなと、40代だけど帰ってこようかなと迷っているという話も聞いたりするんですね。ありますので、ぜひとも、だったらこれを見てほしいなと、私はそういうふうに思うんです。ですから、町内出身者に何とか呼びかける、そして、もしくは地元の親御さんに、例えば、「みやこっちゃ」等を通じて、こういう事業がありますよということを知らせていただきたいというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 本吉観光まちづくり課長。 ◎観光まちづくり課長(本吉敏之君) ただいまの質問にお答えします。 当然ながら、この事業を活用いたしまして、みやこ町に1人でも多くの方にこの事業を活用してまいりたいとも考えています。ですから、当然、住民の方にも周知をする。できるなら、町外の方々にもホームページなど、SNSも通じて活用してまいりたいと考えているところです。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) それから、移住してきた家族に、みやこ町に来てよかったと思ってもらいたいということですけれども、これは、やはり、当然、移住前のフォローもそうですけれども、移住した後のフォロー、これが大変重要になってくると思います。移住してきて、どういう、よかったところもあるでしょう。しかし、いろんな苦労もあるかと思います。そういった意見を聞いて、次の移住対策やまちづくりに生かしてもらいたいというふうに思います。 そして、これもちらほら聞く話なんですけれども、特に、この地域は、これはみやこ町に限らずなんですけれども、「移住定住と言っているけれども、移住定住促進課がないですね」と、他地域の方に言われたことがあります。窓口がよくわからないとおっしゃるんですね。 確かに、ホームページを見れば、窓口の係の名前はありますけれども、私は、その窓口には、移住定住促進係なのか、そういった名前はやはり銘打っていたほうが知らない人が町を選ぶときに、その名前があるのとないのとでは、最終的な気持ちの向きようが全然変わってくると思いますので、ぜひともそういった細かいPRですけれども、そういったネーミングの部分をちょっと御検討いただければなというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 提案ありがとうございます。そこまで考えていなかったんですけど、こういう課が設置できるのか、できないのか、これはちょっと、我々の中で考えていきたいと思います。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) ありがとうございます。課ではなくてもいいと思います。係でもいいと思います。はい。とにかく、そういう名前の窓口があるということが移住を考えている人にわかればいいんだろうと、私はそういうふうに思っています。 そして、結果として、地域がよくなってもらいたいということであります。 みやこ町は115の行政区からなっていますので、みやこ町に移住してくるということは、つまり、どこかの行政区に入るということを意味します。 私もこちらに移住してきて、いろんな話、自分自身の経験も踏まえて、各行政区によって、いろんなルールが違うんだなと。求められているものが違うんだなと。そして、もちろん場所によって、場合にはよっては車2台が必要であるとか、いろんな事情が出てくるんだなということをひしと感じております。 それから、やはりどっちかというと、私の集落に来てくださいと、熱を持ってきてもらうところに、熱を持って手を挙げてくれるようなところに行くのがやはり私はいいんじゃないかなというふうに思っていますので、これも済いません、提案になるんですけれども、場合によってはやる気のある集落というか、私たちの集落に来てくださいと、手を挙げてくれるような行政区を募ってはいかがかなというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) いろいろ御意見、本当にありがとうございます。できるかどうかということは、すぐにここでは回答できませんけれども、そういうことも含めて、先ほど言ったように、我々としては検討していきたいと思っております。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) 移住者は、大なり小なりある決断をしてこの町に来るはずですので、ぜひとも、いろんな不安抱えていると思います。それは、御家族の方いらっしゃるならば、その御家族もいろんな不安を抱えていると思いますので、少しでもその不安を取り除きますよというような姿勢が見れれば、またその移住者も気持ちが変わってくると思います。そして、集落に入ると、特に、本当に都市圏に育った方だと、来ないと言えませんから。やはり文化違いますから、いろんな不安があると思います。そこで、集落が手引きしてくれるような方が1人でもいると、それ全く違うと思いますし、場合によっては、みやこ町いいよと、お前も来いよと、もしかしたらこう言ってくれるかもしれません。ですから、ぜひとも移住を検討されている方には手厚いフォローをやっていただきたいということをお願いします。 それでは、最後になりますけれども、森林環境譲与税についてお尋ねします。 現在、みやこ町には杉が約2,000ヘクタール、そして、ヒノキが3,000ヘクタール弱あると聞いております。その山々を見るにつけて、多くの先輩方々の御苦労がしのばれます。 しかし、林業が経済的に成立することが難しいと言われて久しく、多くの森が放置されてきました。この森林を国として、そして、みやこ町として、今後、どのように管理していくのかということが問われており、そのための森林経営管理制度であり、森林環境譲与税だと理解しております。一方で、福岡県では、県独自に平成20年度から森林環境税を導入して、荒廃した森林の再生に取り組んできました。 今回の国の森林環境譲与税の導入に伴って、福岡県のほうからガイドラインが出ております。こちらのガイドラインを見ると、県の環境税と国の譲与税を合わせて、ほぼ森林整備に関する事業は網羅されているようになります。ぜひ、これらの税が、みやこ町の抱える課題解決のために、できるだけ柔軟に運用されることを願って質問します。特に、今から運用の部分について、少しお尋ねしたいというふうに思います。 4点に沿ってちょっとお伺いしたいんですけれども、まず意向調査の部分です。 やはり、今後、みやこ町の森林、さまざまな樹種もありますし、いろんな状況があります。そして、さまざまな森林所有者がありますし、森林所有者、それぞれこういう山にしていきたいといろんな思いを持っていらっしゃると思います。もしくは、もう場合によっては、もう相続もどうかというふうな検討をされている方もおられると思う。こういったいろんな森林所有者の思いを酌み取りながら、かつ、みやこ町として、どういう森林の絵を描いていくのかといったところが、まず最初に、重要なんだろうなというふうに思います。現在、森林所有者の意向調査を進めている、もしくは終わっている、今の意向調査の現状について教えていただきたいと思います。進める上での難しさ、もしくはスムーズに行っているのかどうか、そこら辺についてお聞かせいただければというふうに思います。 ○議長(田中勝馬君) 三角農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(三角房幸君) 御質問にお答えさせていただきます。 意向調査につきましては、現時点、これ農林の調査の結果なんですが、管内ではまだ実施しておりません。今後、取り組む予定という形で聞いております。 また、県内全体でも実施しているというようなのはちょっとまだ、私の中ではちょっと把握できていないところでございます。 それで、これの実施に伴いましては、現時点、県のガイドライン、また、国からも、ある程度、お示しはあっておりますが、実際には、この辺につきましては、業務委託として組合等に発注という形になろうかと思っておりますが、いずれにしろ、これにつきましては行橋農林事務所管内で検討させてもらって、進め方として、もう来年度以降という形になろうかと思っております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) この意向調査は、所有者と委託された林業を実際にされる、施業される方、二者による調査になるんでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 三角農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(三角房幸君) 御質問にお答えさせていただきます。 まず、私の考えているのが、国から示されています森林保護法に基づいた意向調査というのは、要は森林所有者に対しまして、今後、持たれている山を経営していくか、逆に、もう経営されないかという形で、大きく分けるとそういう形の調査という形で、現状の把握と将来の経営に関するそういった目的、そういったものを調査する内容で考えております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) ありがとうございます。 森林経営管理法では、経営や管理が適切に行われていない森林について、市町村が責任を持って関与をしていきなさいと、こういうふうにうたわれております。恐らく、意向調査に基づいて、実際に計画の実施ということになった場合に、いろんな問題も出てくると思います。ぜひとも、行政側も積極的に関与して、森づくりに取り組んでいっていただきたいというふうに思うんですけれども。 しかし、そうはいっても、みやこ町はやはり広いです。ですから、場合によっては、今後、このみやこ町の管理、森の管理、経営に対してもう少しみやこ町の職員の人員の増強、もしくは森林経営に詳しい人材育成が必要なのではないかなというふうに考えておりますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 三角農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(三角房幸君) 御質問にお答えさせていただきます。 御質問の中で、今、今後の林業振興という形で言われています。現状、今、担当課としましては、林業に携わっている職員としましては、1名という形でしております。 いずれにしましても、もう今年度から森林環境譲与税が交付されます。今後、ずっとしたこういう形で安定した財源が確保されます。そういった中で、当然、事務も多忙化するのはもうこれは避けられないところだと思っております。 林政行政に対しまして、我々、お恥ずかしい話でもありますが、一部認識不足のところもありますし、技術的なものもあります。そういった中で森林環境譲与税につきましては、林政アドバイザー、こういったものが活用できる。特に、県のほうにも譲与税が交付されます。県の場合は、そういった市町村への支援という形でなっておりますので、ぜひとも県のそういう支援活動として、町も利用したいと思います。 また、譲与税につきましての活用方法としまして、森林整備等に対します技術者の雇用というのも対象になるという形でお示しされておりますので、そういった中で、まず、体制の整備という形で、そこは、十分、避けれないところでもあるんじゃないかなという形で考えておりますので、人員配置等を、十分、今後、検討しながら、今後の林政事業、そういうのにつきましては、的確に対応してまいりたいと考えておりますので、この部分につきましては、今後、検討していきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) 今アドバイザーのお話ありましたけれども、こういった森林経営の計画をつくれる方々、もしくは作業計画等をつくれる方々で、フォレスターと呼ばれる方々や森林施業プランナーと呼ばれる方々がいらっしゃいます。 例えば、森林施業プランナー調べますと、みやこ町でも登録されている方がいらっしゃるんですね。数名おられるようです。ですから、例えば、そういった方を町のアドバイザーなり、出向という形で来ていただいて強化を図るといったこともあり得るのではないかなというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 三角農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(三角房幸君) 御質問にお答えさせていただきます。 今言われましたように、森林フォレスター、そういったことは十分承知しております。今後、そういう方等、できれば入っていただきたいと思っておりますし、いずれにしろ、今の体制を強化していきたいと思っておりますので、そういう形でよろしくお願いいたします。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) ありがとうございます。 今の人材育成とか、人材強化という意味は、行政側の話でしたけれども、今度は民間側も必要になってくるというふうに思います。森林を実際に管理していくには、何はともあれ、技術を持った方々が必要になってきます。それは、個人の山林所有者もそうですし、森林組合の技術職、それから労務班、林業研究グループ、そして竹林整備など里山整備を行っている地区の任意団体の方々がいらっしゃいますけれども。 なかでも、労務班として携わる個人事業主の方々が、現在においてでさえ少ないということが課題だというふうに伺っております。それは、森林組合の技術職だけではできない仕事も多いからだといったところが理由にあるようですけれども、この労務班といわれる方々、現在、みやこ町で何名ほどでしょうか。──概数でいいです。 ○議長(田中勝馬君) 三角農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(三角房幸君) 御質問にお答えさせていただきます。 現在、森林組合のほうでは、現業職というのは10名です。その下に、施業班というか、そこに4班あるところでございます。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) ありがとうございます。 この4班という数字が、恐らく、もう皆さん足りていないとおっしゃっているから、足りていないんでしょう。ですから、今後、こういった方々、技術者をふやしていかなければならないんだろうというふうに思います。 ただし、ちょっと私自身、なかなかわからないところもあって、この方々は個人事業主としてされていますね。個人事業主として。この個人事業主としての林業者がやはり必要なのか。それとも、今後、森林組合だけで森林経営賄うことができるのか、これはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 三角農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(三角房幸君) 御質問にお答えさせていただきます。 今のただいまの御質問でございます。決して、人数的には足りておりません。今言ったように、森林組合の中で現業という形、現場へ出られるのは10人。その下で働いている、また、施業者、4社ということですので、決して、人員的には足りておりません。 さらに、林業家という形で、今後、育成していく必要が十分あろうかと思っています。これにつきましては、県のほうでそういった研修会等行いながら人員の確保に努めているところでございます。 そういった中で、これは、まず、専門的じゃないかもしれませんが、今後、専門的になっていくという形で、今、県が推進しているところでございます自伐林家といいまして、サラリーマンに限らず、週末、休み等を利用しまして山に入っていただいて、山の手入れをしていただく、そういった今制度というのが、研修を行っています。県のほうで。今後もこれを広めていただきまして、チェーンソーの使い方、伐倒というのか、切った木を持ち出しする、そういった形で技術と知識を得ていただきたいということで県も進めておりますし、町としてもそういうことがありますということを、今後、周知させていきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) ありがとうございます。 この森林組合の現業の方の皆さんのもとでやっていらっしゃる技術者の方ですけれども、まさに私が今からちょっと質問したかったんですけれども、この自伐林家を育成していこうといったような試みが全国でなされております。 みやこ町のお隣の中津市のほうでは、山を守っていく技術者を育てていこうということで、民間の団体が自伐林家の育成に取り組んでおります。 また、四国の宿毛市であったり、島根県の津和野町であったり、さまざまなところで、地域おこし協力隊を自伐林家として育成しているところもあります。 いずれにしても、こういった次世代の技術者を育成し、かつ、やはりポイントになるのは、職業として何とか成り立つような方策も一緒にやっていかなければ、若い人が自立して林業で飯食っていこうといったような方は出てこないと思います。 その一つの経営の方法として、この自伐林家というものがあります。森の管理にはいろんな方法があったほうがいいと思います。また、私はあっていいと思うんです。その中の一つの経営の方法として、この自伐林家。これ自伐林家というのは、自分で作業道を開いて、自分で木を切り出して、自分で売るというふうに私は理解しているんですけれども。こういった方を、今後、育成するということもこの森林環境譲与税の使い道の一つとしてぜひとも考えていただければというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 三角農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(三角房幸君) 御質問にお答えさせていただきます。 今言われるように、自伐林家、先ほどの私のほうからも申し上げました。こういうのをどんどん推進していきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) 次は、道路の整備であります。 森林の経営管理には、林業や作業道の整備が必須になってきます。ここのところがきちんと整うと、森林経営、管理が効率的になるからというふうに、事務に携わる方々は強調されます。 現在、西犀川線の開通が待たれるところですけれども、この西犀川線と国道496号を結ぶ支線、枝の線の整備が不十分という声も聞こえてきます。実務者の声を聞きながら、林道、その支線、それから、山の中の作業道の開設を包括的に計画し、実施することが重要と思います。 また、林道の計画の部分、まだここが必要なんじゃないかという声があるということは、場合によっては、行政と実務者と、場合によっては、その山林所有者と全体的な道路計画見直しというか、計画をもう一回見るということも重要になってくるんじゃないかなと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 原田都市整備課長。 ◎都市整備課長(原田陽二君) 御質問にお答えします。 林道整備につきましては、今、計画どおり、少しずつではございますが、進んでおります。地域から出てきた要望等があれば、それはまた検討しまして、開設に向けて検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) それから、林道整備のほかに、私、もう1点、あると思います。それは、山沿いにある生活道。森林環境譲与税、これやはり山に携わる方々にとって恩恵のあるものでないといけないと思っています。 1つは、やはり森林所有者、それから、山で仕事をされる方々、もう1つは、山の里山で暮らす、山で暮らしている皆さんにもやはり恩恵がなければならないと、私はそのように考えております。 そうした場合に、山沿いの生活道、たくさん木が、至るところで垂れさがってきています。昨日の台風でもいろんなところで風倒木出てきております。幸いなところ、大きな被害ないというふうにありましたけれども、今後、どうなるかはわかりません。 ですから、林道及び山沿いの生活道、ここの両側にある木のこの整備の部分、ここにも、ぜひとも森林環境譲与税を活用していただきたいと思いますし、要望があった場合に、すぐ対応できるような体制がとれないのかなというふうに思います。 生活道は、地区の方々の皆さんが一番、頻繁に使っているので、場合によっては地区の皆さんに、もう言ってもらったほうが早いんではないかなと思うこともあります。 そして、高いところの木を切るとなると高所作業が必要となってきますので、それは、やはりそれになれた仕事をされている方々にもう任せたほうが早いんじゃないのかなというふうに思いますので、そういったところも御検討いただければというふうに思います。 それでは、最後ですけれども、もう1つ、森林環境譲与税の運用という部分で、ちょっとこれ、私は気になっているんですけれども、小規模災害の対策に使えないのかなという部分があります。 これは、私が今住んでいるところもそうですし、例えば、勝山のところもそうなんですけれども、小規模災害によって木が倒れたりして、そのままになっているところがある。山つきのところに住んでいて、自分の家の裏が崩れたままになっている。それを修繕するのには、個人の財産のものだから、なかなかそういったものに対して補助金がないというようなことを聞くんですけれども、今、こういった災害が多い御時世です。 小規模災害とはいえ、毎年、毎年、小規模災害の爪跡がどんどん残っていくというのも見ていて苦しいと私は感じますし、場合によっては、最初は小規模でもその部分がどんどんえぐれて、やがて大きな災害につながる可能性もありますので、何とか山に関する小規模災害の部分についても、山の保全という意味で活用できるようなことを御検討いただけないかなと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 三角農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(三角房幸君) 御質問にお答えさせていただきます。 林地の災害につきましては、私もこれにつきましては、今、農林等に確認しております。森林環境譲与税が活用できないかと。ただ、環境譲与税につきましては、森林の整備という形が表にばっと出ていますので、それがそれに直接つながるものかというのが、県も明確な回答を今いただけていないところでございます。 いずれにしましても、現状の対応としましては、ちょっと所管が違いますが、そういったところの災害対応で林地崩壊、そういった事業で対応しているかと思いますが、いずれにしろ、それに載らない、町単独で行われないけないという事業がありますので、そういったものを活用できればと我々も思っておりますので、これについては、始まったばっかりですので、状況を見ながら、また、県等のアドバイスをいただきながら対応していきたいし、担当課でも検討はしてまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) ありがとうございました。 先ほども述べましたように、今後、行政もしっかりと関与してというふうに言われていますので、ぜひとも、地域住民の皆さんの場合によっては苦情等聞きながら、うまくビジョンを実感、形にしていってもらいたいなというふうに思います。 以上で、私からの質問は終わります。ありがとうございました。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志君の一般質問を終わります。────────────・────・──────────── ○議長(田中勝馬君) 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会にしたいと思いますが、御異議ございませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中勝馬君) 異議なしと認めます。 引き続き、大会議室にて全員協議会を開催します。15時25分から開会しますので、よろしくお願いいたします。 本日は、これにて散会いたします。お疲れさまでございます。午後3時15分散会──────────────────────────────...