みやこ町議会 > 2017-09-26 >
09月26日-05号

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  1. みやこ町議会 2017-09-26
    09月26日-05号


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    平成 29年 第5回定例会( 9月)───────────────────────────────────────────平成29年 第5回(定例)み や こ 町 議 会 会 議 録(第20日)                             平成29年9月26日(火曜日)───────────────────────────────────────────議事日程(第5号)                         平成29年9月26日 午前10時00分開議 日程第1 一般質問──────────────────────────────本日の会議に付した事件 日程第1 一般質問──────────────────────────────出席議員(16名)1番 肥喜里雄二君       2番 吉竹 次男君3番 橋本 真助君       4番 柿野 正喜君5番 中山 茂樹君       6番 小田 勝彦君7番 田中 勝馬君       8番 飯本 秀夫君9番 中尾 昌廣君       10番 金房 眞悟君11番 浦山 公明君       12番 大束 英壽君13番 上田 重光君       14番 中尾 文俊君15番 柿野 義直君       16番 熊谷みえ子君──────────────────────────────欠席議員(なし)──────────────────────────────欠  員(なし)──────────────────────────────事務局出席職員職氏名事務局長 三隅  忠君     書記   吉武 博一君──────────────────────────────説明のため出席した者の職氏名町長 …………………… 井上 幸春君   副町長 ………………… 辛島 秀典君総務課長 ……………… 山見 紀幸君   財政課長 ……………… 荒巻  誠君行政経営課長 ………… 進  光晴君   観光まちづくり課長 … 田中 靖一君税務課長 ……………… 高辻 一美君   教育長 ………………… 屏  悦郎君学校教育課長 ………… 秋吉 良晴君   生涯学習課長 ………… 中村 銀次君住民課長 ……………… 本吉 敏之君   農林業振興課長 ……… 三角 房幸君保険福祉課長 ………… 前田 正光君                     子育て・健康支援課長 ……………………………………………………… 亀田 国宏君都市整備課長 ………… 村中 隆秀君   建築課長 ……………… 坂邊 芳則君上下水道課長 ………… 原田 陽二君                     ──────────────────────────────午前10時00分開議 ○議長(熊谷みえ子君) おはようございます。ただいまの出席議員は16名です。したがいまして、定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。 では、これより議事に入ります。────────────・────・──────────── △日程第1.一般質問 ○議長(熊谷みえ子君) 日程第1、一般質問を行います。 昨日に引き続き、通告順により質問を許可します。 通告順位10番、議席番号5番、中山茂樹議員。 ◆議員(中山茂樹君) おはようございます。昨日に引き続きまして、一般質問でございます。議席番号5番の中山茂樹です。よろしくお願いします。 ことしの夏の7月5日、6日にかけて降りました大雨で、九州北部豪雨により被災された地域の皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、早期の復旧・復興をお祈り申し上げます。 早速、一般質問に入ります。 防災対策についてでございます。その中で1つ目で、避難場所の確保と周知徹底ということでございます。 近年は、世界各地で自然災害が発生し、多数の犠牲者や被害が発生しております。アメリカとか中国、大きな台風とか水害、地震、こういうのがあっております。日本においても各地で大きな自然災害が引き続き発生しました。住民の命を守るために十分な避難場所の確保や周知はされているかをお尋ねいたします。 ことしの大雨による豪雨被害は、例が悪いかもわかりませんが、桜前線が北上するように九州から北海道まで各地に点々と豪雨被害を引き起こし、2カ月程度をかけて北上していったように思います。 ニュースでは、観測史上、例がない大雨とか、四、五十年に一度とか、例年の同じ時期に降る1カ月分の雨が数日で降ったということをよくニュースで耳にしました。最近は、思いもよらぬ大きな自然環境の破壊や気象条件の変化により、大変な災害が発生しておりますので、それに対応することが大事であると考えております。 2つ目の高齢者や体の不自由な人に対する避難対策や手助けはどのようになっているかをお尋ねします。 次の③つ目でございますが、山や河川の点検整備、皆さん御存じのようにみやこ町の地形は平野が少なく、山間部が多いために山間部より本流である今川や祓川、長峡川に流れ込む支流が多くあります。大雨が降ると土砂災害が発生し、小さな支流が氾濫し、大災害を引き起こす原因となります。本流の整備が大事であることは言うに及びませんが、支流の整備がなお一層大事であると思います。支流整備に関しての対策はなされているかを尋ねます。 次に、教育関係でございます。 学校給食についてお尋ねをいたします。人口減少対策、人への投資という観点から、小中学生の学校給食完全無償化の考えはありませんか、これをお尋ねします。 文部科学省の調査によれば、昨年度、給食費を無償化した自治体は全国で約60市町村に達しているようでございます。 次の3番目、デマンドタクシー、これは簡単にお尋ねします。 勝山地区犀川地区利用状況はどのようになっていますか。また、豊津を含んだ今後の全町普及の計画をお尋ねします。 次に、環境美化についてでございます。 空き地、空き家、農地等の雑草でございますが、農地等の雑草や植木、近隣住民に多大な迷惑と環境美化に悪影響を与えている、これが何とかなりませんかという住民の声をよく耳にいたします。今まで、空き地、空き家に対しては空き家バンクということでそれなりの対応はできておったと思います。 今後は農地の管理が問題になりそうであります。農地についてでありますが、個人が耕作している農地はよく管理され、ひえ等が少ないが、受託して飼料用米をつくっている農地はひえが多くて隣の田に迷惑をかけている現状があります。これを町のほうで何とかしてほしいという話をたびたび聞いておりますが、この対策は検討していますか。 以上、この場での質問は終わります。 ○議長(熊谷みえ子君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) おはようございます。中山茂樹議員の質問にお答えをいたします。 最初に、防災対策についてお答えをいたします。 昨今、全国各地でさまざまな被害が起きています。昨年の熊本地震や毎年のように起こる局地的なゲリラ豪雨、記憶に新しいところでは平成29年九州北部豪雨では福岡県内にも大変大きな被害がありました。皮肉にも想定外、予想以上といわれる言葉が災害においては当たり前のようになってきました。こうした災害に備えて本町では、平成26年にハザードマップを全世帯に配布し、土砂災害や浸水害の危険箇所について周知に努めているところです。 また、災害発生時の避難場所についてもこのマップに記載しております。さらに、現在、みやこ町地域防災計画の改訂作業に取り組んでおりますが、この作業の中で改めて危険箇所避難場所等の再確認を行い、より安全な避難場所の確保等に努めたいと考えています。 続きまして、高齢者や身体の不自由な人に対しての方策、手助けはどのようにしているのかについてお答えをいたします。 高齢者や障がい者は、災害弱者と呼ばれた避難の準備にも時間がかかります。また、個々の生活に合った設備やさまざまなサポートがなければ、通常の避難所においては生活することが困難なことが予想されます。 そのため、みやこ町でも災害救助法に基づき、2つの施設、すどりの里、いこいの里を福祉避難所に指定しています。災害弱者の方々については、それぞれの集落で防災の共助の考えを高め、安全で安心といった環境づくりが大事であると考えております。この福祉避難所につきましては、民間の施設との連携も考え、指定場所の数を増やしていきたいと考えております。また、現在も自主避難所の開設が決まって、高齢者等が避難所への避難を希望し、交通手段がない場合、申し出があれば職員が送迎するような対応をとっております。 次に、谷間の支流や河川の整備はどのようになっているのかとの質問にお答えをいたします。 みやこ町の犀川地区及び勝山地区は急峻な山々に囲まれ彦山川に源を発する県営河川、今川や祓川、また北部から源流を発する県営河川、長峡川が還流し、周防灘へ注いでいることから多くの谷間の支流があり、町営河川に流れ、水路や農地へと流れ、農業用水等に使われております。そのため、台風時期や大雨のときには河川の氾濫や山腹の崩壊等の被害が発生することがあります。そのような状況の中、町はハザードマップを作成し、危険箇所避難場所を住民にお知らせをしております。また、山や河川の点検等を行う場合、町の職員、福岡県、京築県土整備事務所や福岡県行橋農林事務所と巡回を行い、整備等が必要となれば関係機関と連絡をとりながら対応をしている状況です。 続きまして、福祉政策についての中のデマンドタクシーについてお答えをいたします。 デマンドタクシーは自宅で乗り込むことができ、目的地まで行くことができるドア・ツー・ドアのサービスを提供し、高い利便性を発揮するものと考えております。ただし、利用する際は予約が必要なことや、運行時間、また指定された区域内における公共施設や商業施設、最寄りの公共交通の駅やバス停といった特定の目的地までの運用であることなど、民間のタクシーとは利用方法が異なります。 デマンドタクシー利用状況及び町内全域への普及についてですが、まず、利用状況につきましては、本年3月から運行が始まりました犀川地区におきましては、毎月20人を超える方の御利用があります。また、勝山地区におきましては、毎月の利用者が10人弱となっています。また、豊津地域での利用開始につきましても関係機関等と調整を図りながら早期に運行開始ができるよう努めてまいります。 なお、豊津地域で利用が始まり、町内全域でデマンドタクシーが運行可能となった段階で勝山地域、犀川地域豊津地域相互乗り入れが実施できるよう、国及び関係機関と調整を図りたいと考えております。 今後は、住民の皆様に御利用方法など再度お知らせし、より多くの方に身近な交通手段として御利用いただけるよう取り組んでまいります。 続きまして、空き地、空き家、農地等の雑草についての質問にお答えをいたします。 空き家や空き地からの雑草や樹木の繁茂は周辺の美観を損ない、近隣住民に多大な迷惑をおかけしているところです。町も土地や建物の所有者に対し、適正管理に関する地道な啓発を続けるとともに、民法に基づく所有権の侵害とならないよう注意を払いながら条例等に基づく事務手続を行っています。 今後も空き家や空き地の周辺にお住まいの方々に迷惑をかけないよう取り組みを継続してまいります。 農地の雑草除去につきましては、その都度、地権者に対して雑草除去の依頼を行っているところです。耕作放棄地の対策につきましては、中山間地域直接支払交付金制度多面的機能支払交付金制度を活用し、地域での農地保全の取り組みを進めてまいりたいと考えております。 また、耕作可能な農地については、利用権の設定や農地中間管理事業を活用いただき、地域の担い手へ集約し、農地として活用いただくことにより農地の保全を図っていきたいと考えております。 以上であります。 ○議長(熊谷みえ子君) 屏教育長。 ◎教育長(屏悦郎君) 小中学校の給食費完全無償化に係る御質問でございます。 みやこ町では、本年度から子供がたくさんいる家庭、多子世帯を対象に3人目以降の給食費を全額補助する制度を創設し、子育てしやすい環境づくりに努めているところです。給食費を無償化にすることで、さらに子育てをしやすい環境、まちづくりに資することは十分理解しておりますし、給食費の無償化を実施した自治体もあることは承知しております。 今後については、今年度から実施する多子世帯を支援する制度の成果や近隣自治体の対応についても把握し、継続して検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 5番、中山茂樹議員。 ◆議員(中山茂樹君) 答弁をありがとうございました。 それでは、お尋ねしますが、先ほどの答弁の中で避難所の関係で福祉避難所ということで、すどりの里、いこいの里は上がっておりますが、ここはあくまでも災害弱者だけが対象なのでしょうか。それとも、全住民というか、そこを尋ねますが、限定なのかどうか。 ○議長(熊谷みえ子君) 山見総務課長。 ◎総務課長山見紀幸君) この施設に関しましては、そういう弱者だけではなくて、ほかの避難者の方も来られるという施設でございます。 以上でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 5番、中山茂樹議員。 ◆議員(中山茂樹君) そのような災害弱者で手助けが必要な人の大体の人数等は把握ができているんでしょうか。各旧町ごとでもいいんですけど。 ○議長(熊谷みえ子君) 山見総務課長。 ◎総務課長山見紀幸君) ちょっと手元に何人という資料がちょっとないんですけれども、一応、要介護の3以上というのは支援が必要ではないかというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 5番、中山茂樹議員。 ◆議員(中山茂樹君) そういう方を避難所に連れていったり、誘導というかそういうのは地元の人にもやはり協力をお願いしておりますか、お尋ねします。 ○議長(熊谷みえ子君) 山見総務課長
    総務課長山見紀幸君) ちょっとうちのほうから直接そういった方の援助をお願いするということはなかなかできていないところもございますけれども、自主防災組織等が設置されている区、あるいは山間部のほうでこれまでも共助というか、いろいろな手助けをしながら区の運営をされているところにつきましては、こういった弱者に対する支援という協力体制がある程度整っている区もあると聞いておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 5番、中山茂樹議員。 ◆議員(中山茂樹君) 先日、敬老会のときに県知事の代理の方が見守りネットワークと言っておりましたが、みやこ町としてもそういう制度というか、仕組みはちゃんと整っているんでしょうか。 ○議長(熊谷みえ子君) 前田保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(前田正光君) お答えさせていただきます。 今、議員がおっしゃられているのは災害の部門でございましたが、この前、御来賓の方がおっしゃっていたのは一般的な高齢者の方に対する見守りネットワークという意味だったと思います。みやこ町では今100%完全に機能しているとは言いがたいですけれども、場所によってはそういうところもありますし、またそういう活動を地域で行っていただくように啓発を進めているところでございます。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 5番、中山茂樹議員。 ◆議員(中山茂樹君) 災害弱者に関しては、とにかく町も一生懸命よろしくお願いいたします。 続きまして、犀川の帆柱、鐙畑地区は標高もあり、大災害になれば孤立するんでなかろうかという不安を私は持っております。そういうのを解消するためにもヘリポートをどこか近くにつくったらどうかという考えがありますが、それと引き続き尋ねますが、帆柱から伊良原に通じる道がもうできているのかどうかということと、伊良原から帆柱への林道、というのが以前も1回は話をしたと思うんですが、十数年ぐらい前に帆柱と伊良原間の橋が洪水で落ちたことがあります。そのときに、帆柱は孤立状態に近い状態になっておりました。そのとき、山道を通ってものを運ぶとか、そういうことがありましたが、今はもうそれから年が経っておりますので、帆柱と伊良原を確かあの林道がもうできているんかなとお尋ねしたいのと、あとは鐙畑から伊良原に抜ける道がもうできておるか、要は林道ですね、お尋ねします。 ○議長(熊谷みえ子君) 山見総務課長。 ◎総務課長山見紀幸君) 非常災害時用のヘリポートということでございますけれども、鐙畑地区の場合は仮にヘリポートをつくるという構想が仮にあったとしても、かなりの平らな用地が必要だと思いますし、また費用もかなりの費用がかかると考えております。それで、現状ではそういった計画はございません。 以上でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 村中都市整備課長。 ◎都市整備課長(村中隆秀君) 中山議員の御質問にお答えします。 まず、帆柱の橋の関係というんですか、今できているかということなんですが、完全にはできていませんけど、それなりにはできているということなんです。 それで、もう一つ、鐙畑から伊良原に抜ける道というのが一応鐙畑区は南北に県道の津野犀川線が通っております。そして、山間部の林道西犀川線につながって西側には赤村に、東側には林道の岩屋河内線を通り、犀川、伊良原地区へ行けるということです。 また、11年度から着手しています林道西犀川線が完成が32年に予定をしております。全線通るということになります。この道が通れば伊良原地区からまた災害時等に迂回路の一つとなるようです。 それぐらいです。 ○議長(熊谷みえ子君) 5番、中山茂樹議員。 ◆議員(中山茂樹君) みやこ町でどの地区においても孤立するところがないようにお願いをいたします。 続きまして、防災の計画をつくるときに東日本大震災のときに避難した方で特に女性の視点での避難場所の確保等ができていないという話を耳にしております。というのは、女性は小さい子供がおりまして、授乳室がないとか、高齢者の方に関しましてはおしめをかえたり、そういうする場所がないで非常に不便であったということを雑誌等で見たことがあります。男女共同参画という観点から、避難場所の場所については十分に検討をなされているのかどうか、お尋ねします。 ○議長(熊谷みえ子君) 山見総務課長。 ◎総務課長山見紀幸君) ただいまの御質問にお答えします。 今の現状の避難所というのは既設の施設を利用して避難所ということで指定しているわけで、その施設自体の施設整備というのは避難所に関して指定しているところについてはそういった観点から必要な部分もあるかと思っておるところでございます。 今後、地域防災計画を策定している中でもそういった検討する中で、今そういう観点が必要なんじゃないかというところで今検討させていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 5番、中山茂樹議員。 ◆議員(中山茂樹君) とにかくよりよい避難場所の確保に頑張っていただきたいと思っております。 次は、学校給食の無償化の件でございますが、昨日、テレビのニュースで帰宅してからちょっと見ておりましたら、安倍総理が消費税が10%に上がったときは、再来年ですけど、幼児教育の無償化というようなことが上がっておりましたが、その幼児教育の無償化の対象には学校給食の無料化というのは対象になっていないのでしょうか、お尋ねします。 ○議長(熊谷みえ子君) 秋吉学校教育課長。 ◎学校教育課長秋吉良晴君) 昨日、安倍首相のお話をニュース等で聞いた範囲では学校給食の無償化等は対象になっておらず、保育所の年少者、それから幼稚園等の関係の無償化を推進するっちゅうようなことでテレビ等では報道されておったと思います。今現在は、給食の無償化等の情報は入っておりません。 ○議長(熊谷みえ子君) 5番、中山茂樹議員。 ◆議員(中山茂樹君) それでは、学校の給食費の集金の体制といいますか、そういうのはどういうふうになっているんですか。口座振替とか、そういう形はとれていないんですか。 ○議長(熊谷みえ子君) 秋吉学校教育課長。 ◎学校教育課長秋吉良晴君) 議員のご質問にお答えいたします。 今現在、基本的には学校のほうで児童からの現金徴収というような形になっております。 ○議長(熊谷みえ子君) 5番、中山茂樹議員。 ◆議員(中山茂樹君) 今現在はほとんどの事務処理というか、そういうのは大概のことは口座振替でなされておりますよね。学校給食もまだ現金で、どういう形で集めているかはわかりませんけど、現金の盗難とかそういうことが心配されるし、教員の事務処理の軽減の一つとしても、事務処理口座振替をするという検討というか、そういうことは考えたことはありませんか。 ○議長(熊谷みえ子君) 屏教育長。 ◎教育長(屏悦郎君) 給食センターを設置して町単独で給食をつくるようになったときに、給食費の徴収についてはかなり検討をいたしました。その上でポイントになったのは徴収率が高いのはやはり直接払っていただくほうが滞納がないということで今までどおりのやり方で実施をさせていただいております。 ○議長(熊谷みえ子君) 5番、中山茂樹議員。 ◆議員(中山茂樹君) 徴収率が今までのやり方のほうがいいということであれば、それで結構かなとは思いますが、できるだけ口座振替のほうが私はいいんじゃないかと思っておりますので、考えていただければと思います。 給食費の関係で続けて尋ねますが、無償化のことでございますけど、小中学生はこのみやこ町全体で合わせますと約1,500人ぐらいの児童生徒がおるようにありますが、その方たちを一遍に無償化っちゅうのは難しい話でしょうから、例えば中学生でしたら3分の1の500名ぐらいです。その方たちの給食費というのは月にして中学生で約5,000円ということを聞いております。5,000円で500人ですよね、1年、12カ月も給食はないと思いますが、11カ月で計算しますとおおざっぱなところ2,700万円ぐらいになると思います。この額だけでもこの中学生だけでも対象の検討に今後していくとか、そういう考えがあればぜひ尋ねたいんですが。というのが、中学生になればなおいろんな面で親の負担がふえてきますから、親の負担の軽減ということでも小中全員が無理であれば、中学生だけでとか、そこの考えを聞かせてください。 ○議長(熊谷みえ子君) 屏教育長。 ◎教育長(屏悦郎君) 先ほどの答弁の中でも申し上げましたけれども、多子世帯を対象にした補助ということを今年度から実施をしておりますので、その成果等も踏まえ、それから県内各地の自治体がどういう動きになるのか等も踏まえながら検討させていただきたいというふうに思っております。 もちろん財政的なこともございますので、すぐにというのはなかなか厳しいかなというふうには思っております。 ○議長(熊谷みえ子君) 5番、中山茂樹議員。 ◆議員(中山茂樹君) わかりました。 それでは、デマンドタクシーのことでお尋ねをいたします。 デマンドタクシーは当初言葉だけを聞いたときは、これはいい制度だなと思っておりましたが、やはり限られた範囲での、みやこ町全体でなくて現状は旧犀川町内だけ、旧勝山町内だけと。条件は前の日に予約して指定された時間がありますけど、そこはよしとしますが、本当の意味で高齢者の方が合併してよかったなという実感を持ってもらうためには、やはり答弁にもありましたけど、犀川から勝山、豊津に行くにしても限られた範囲でなくて、とにかくみやこ町の中であれば全部を一度に行けてしまうような形でぜひ早急な対応をお願いしたいと思います。というのが、犀川の方を例に挙げて悪いんですが、犀川からやはり豊津に行くとか、勝山の病院、もう高齢者ほとんど病院です、そういう行くのにしても、現状であれば行けないと、そういうことを早く解消して、何度も言いますが、高齢者が3町が合併して本当によかったと思えるような仕組みを早急にお願いしたいと思います。 返答をお願いします。 ○議長(熊谷みえ子君) 進行政経営課長。 ◎行政経営課長(進光晴君) 御質問の意図は重々理解をしているつもりではございます。 私どもといたしましても、できる限り早くそういったシステムを入れたいというふうな形で動いておりますが、何分、全地域、豊津を含めたところでデマンドのシステムをつくり上げるのがまず最初の段階だろうというふうなところで考えているところでございます。 また、豊津まで地域が広がりましたときには、ぜひ相互乗り入れについても十分関係機関と協議をしていきたいというふうな形で、現在も徐々にではございますが、話を進めていっているところでございます。できるだけ、私どもといたしましても早急に全地域デマンドのシステムを、そして相互乗り入れをというふうな形で考えておりますので、御理解と御協力をよろしくお願いしたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 5番、中山茂樹議員。 ◆議員(中山茂樹君) とにかく話はわかりましたが、ぜひ早急にお願いをしたいと思っております。 次に、環境美化のことでございますが、農地の雑草のことはわかりましたが、今、農業経営をやめて荒廃したビニールハウス等も各地に見受けられます。これの処分といいますか、処置は本人が自主的にやれば一番いいんですけど、中には病気になったり、いろんなさまざまな理由でそのままにしておかざるを得ないという方もおるようでございます。やはりビニールハウスが腐れた状態でずっといつまでもありますと、やはり隣近所の田んぼにも迷惑をかけますので、そこも何か指導はしていただけますか、お尋ねします。 ○議長(熊谷みえ子君) 三角農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(三角房幸君) 御質問にお答えさせていただきます。 今、御質問がありましたビニールハウス、空きハウスのことだと思います。これにつきましては、5年ほど前に空きハウスを有効活用という形で町のほうで関係機関と調査した経緯があります。そういった中で現在、2件につきましてはそれに作付してという貸し借りができて今行っているところでございますが、いずれにしろ今言った空きハウスにつきましては町内点在しておりますので、さらに調査を含めたところで今後それを貸していただけるという形が一番ベストかと思います。 現在、施設園芸、ビニールハウスを新たにつくるという場合はかなりの経費がかかります。それをうまく貸していただけるという形がとれれば、農家の経営に負担軽減になりますので、景観の悪い空きハウス等も今後調査を含めて有効活用ができるという形で進めてまいりたいと思いますので、調査を行ってまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 5番、中山茂樹議員。 ◆議員(中山茂樹君) とにかくそういうビニールハウス等も再利用とか、いろんなことで地元の方に迷惑がかからないように指導をお願いいたします。 それと昨日の答弁でありましたけど、耕作放棄地、遊休農地が29ヘクタールもあるということを伺いましたが、今後この耕作放棄地とか遊休農地をどういうふうにしていく考えがありますか。 ○議長(熊谷みえ子君) 三角農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(三角房幸君) 御質問にお答えさせていただきます。 耕作放棄地対策につきましては、先日のほうもお答えさせていただきました。 町のほうとしましては、まず地域で農業ができない、そういった人につきましては誰かがつくっていただくという形で認定農業者もしくは集落営農という形で耕作をしていただく方を探しております。また、そういう見当たらない場合は県が行っております中間管理事業を通じて農地の貸し借り、そういったところをしています。それとあわせて、さらに現在、もう耕作放棄地で手がつけられない状況のある農地につきましては国の事業がありますので、そういったものを活用して作付できればという事業があるんですが、これにつきましては農業委員会と現地を確認して、最終的にその農地をどうするかというちゃんとした調査をしていかないとその事業には取り組めない、またそれを復活させるには水稲以外のものをつくらなければいけないという、そういう制約的なものもありますので、いずれにしろ耕作農地対策につきましては、とにかく地域で取り組んでいただいております中山間地域事業、また多面的機能事業、そういったもので少しでも再生できればという形で現在取り組んでおりますので、今後そういうのをさらに農家のほうに周知して協力していただきたいという形で考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 5番、中山茂樹議員。 ◆議員(中山茂樹君) こういう耕作放棄地とか遊休農地は大変な問題とは思いますが、担当部署、一生懸命がんばってください。 最後の質問になりますが、昨日の答弁でもありましたが、みやこ町にはため池が、私が個人的に思ったよりもかなりの多くのため池があるようです。このため池の防災の観点から決壊の恐れがあるため池とか、そういうのがあるかないか。そのため池の管理はどこがちゃんとしているかを尋ねたいんですが。 ○議長(熊谷みえ子君) 村中都市整備課長。 ◎都市整備課長(村中隆秀君) 中山議員の質問にお答えします。 ため池が町内には173カ所ということであります。そして、管理については4カ所が町の所有になるものですから、4カ所については町で管理をしています。あと残りの169カ所については地元管理ということで、地元の方にお願いをしている状況です。そして、災害時、要するに決壊とかするのに一応ため池ハザードマップというのを町で今つくっております。その中で点検等をして、危険な箇所とか、そういうのを防災と同じような形で今つくっているのですけれども、その中には一応決壊するというような危険なところは今のところはありません。ただ、今こういう状態でなかなか急に豪雨等でなった場合、基本は管理者にお願いするんですけれども、町もできるところを検討しながら一緒にしていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 5番、中山茂樹議員。 ◆議員(中山茂樹君) 今、町の管理が4カ所とありましたが、ちょっと具体的に教えていただけますか。 ○議長(熊谷みえ子君) 村中都市整備課長。 ◎都市整備課長(村中隆秀君) 一応、町の池が4カ所、2カ所が犀川の大村石堂池と本庄池、それともう2カ所が豊津にあります新荒谷池と裏ノ谷池の2カ所になります。4カ所が町の所有という形になります。そして、あと残りの分は所有が要するに個人であったり町以外の所有が持っているという状況です。 ○議長(熊谷みえ子君) 5番、中山茂樹議員。 ◆議員(中山茂樹君) 防災に関してため池が、町が管理する分が決壊するとか、そういうことがないように厳重に管理をしていただいて防災対策の万全をお願いいたしまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(熊谷みえ子君) 中山茂樹議員一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(熊谷みえ子君) ここで暫時休憩といたします。再開は11時といたします。午前10時43分休憩………………………………………………………………………………午前11時00分再開 ○議長(熊谷みえ子君) 再開をいたします。 これより、休憩前に引き続き、会議を再開いたします。 一般質問を続けます。通告順位11番、議席番号9番、中尾昌廣議員。 ◆議員(中尾昌廣君) 議席番号9番、中尾昌廣でございます。前の中山議員との質問が重複しました。よろしくお願いをいたしたいと思います。3点ほど御質問をお願いをいたします。 7月の5日から6日にかけて、福岡県、大分県を中心とする九州北部で発生、特に朝倉市、東峰村、日田方面の川が氾濫し、流木と泥に埋もれ、死者36人と甚大な被害をもたらしましたのは御承知のとおりであります。 また、他国の世界におきましても、連続でアメリカは大型ハリケーンが上陸し、またイギリスではマグニチュード7.1の大地震に襲われ、248人もの死者を出しております。今既に非常に世界的な天変地異の時代になっておるかなと、そう感じております。 ことしにおいては、我が町は大きな被害もなく、逃れた感はありますが、いつ何か起こってもおかしくない状況であることは間違いのないところであります。また想定外を想定することが肝要と考えるところであります。そのためにも日ごろからの対策をしっかりと立て、避難所等の指定や誘導方法、対策本部のシステムなど、また訓練などが必要ではないでしょうか。今現在の有事の対策システムはいかになっているのか、お伺いをいたします。 もう1点は、防災無線の活用についてであります。 防災無線は非常に便利がよく、町内死亡者の放送、そして役所の各課のお知らせなど防災にもしっかりと使われていることも承知しております。 5年前の災害時に、町民に防災無線でする安全の呼びかけがなかったとの町民の方からお叱りを受け、4年前、そして3回、一般質問でお願いをしたことがございます。何回となく大雨警報、注意報など今までにありましたが、住民に対しての安全の言葉が全くなかったと記憶しております。お伺いをいたします。 防災関係ですが、5年前には、みやこ町の喜多良川、喜多良地区が氾濫し、流木で大きな被害が出ました。まだ記憶に新しいと思います。今やっと砂防ダムやえぐれた堤防などが復旧されたところでありますが、土砂や泥に埋まった田畑は、ことしは稲も豊作であったと聞いております。本当にありがとうございます。 しかしながら、川の土砂を取ったことは私も知っておるんですが、また土砂が埋まり、道路と並行近くになっておる状況が続いております。このままでは大雨の際には危険な状態になっておりますが、早急な対策をお願いをいたします。 また、重複ではありますが、公共施設対策についてお伺いをいたします。 我が町には、民間空き家とは別に町営住宅、また公共施設が非常に点在しております。多くの空き施設があって使わなくなっておりますが、今後の維持管理と防犯、防災などの対策はいかにするのか、はっきりとしたお答えをお願いをいたします。町民からの苦情も出ております。犀川におかれましては、大熊の大熊住宅にハクビシン、そしてアナグマなどがすんでいたということで、地域の人からの苦情が出ておりましたが、今度は撤去していただきました。きれいな更地になって、非常に喜多良地区、大熊地区は喜んでいるところであります。 そして、みやこ町には、三島団地や荒谷池の上の団地、そして下高屋住宅、桜台、桜台の上の職員住宅、光冨住宅、大きな建物では節丸の保育所、そして八景山の老人の家、そして、その前の大きな建物、そして、昨日も議員からもありました勝山の給食センター、こういうものが非常に危険な、今状態になっていることは間違いのないところであります。どうかこの住宅等をどう今後するのか。 そして、今さっき申し上げました大きな台風が、風速60メーターというものがあらわれ、そして今までなかった大きな竜巻、そして今までの記録を塗りかえるような大洪水が起こっていることは、皆さんも承知のとおりだと思います。今後、このような大きな大型の台風が来たときには、みやこ町は備えがあるのか、しっかりと、備えあれば患いなしです。こういうものをしっかりとお聞きいたしたいと思います。 壇上の上で、これで終わります。よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(熊谷みえ子君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 長尾昌廣議員の質問にお答えをいたします。 最初に、防災対策について、お答えをいたします。 災害の際の防災無線の活用でありますが、従来から災害発生時、あるいは発生の恐れのある場合の避難所等を開設した場合につきましては、周知していただくために、その対象区域によって、町内全域への放送、あるいは地域を限定した放送をしております。 前回の平成29年7月九州北部豪雨の折には、福岡県下で──済みません、ちょっと何か失礼しました。私が答弁のちょっと最初を間違っていたようなので、もう一回最初からお答えをさせてください。よろしくお願いします。 防災対策についてですが、最初は、災害被害等は年々大きくなっていると、対象はいかにという質問でございます。 近年の異常気象に起因している集中豪雨や台風が猛威を振るっています。毎年、日本各地で「記録的大雨」、「何カ月分の雨が一度に」という言葉を聞かない年はないほどの気象状況であります。このような自然災害に対し、みやこ町では、町民の生命・財産を守ることが最重要課題の一つだと認識をしております。 我が町の防災体制は、気象庁より大雨警報等の発令が発表されますと、24時間体制で町職員が登庁し、県、警察、自衛隊等の各関係との連携や情報共有を行います。その後も情報収集や監視を行い、警戒や避難誘導等の対応をとるようにしております。 なお、管理職職員及び防災担当職員は、県の防災メールによって、いかなるときでも警報等を受信するようにしております。 また、防災に関する住民の日ごろの備えが重要だと考えておりますので、今後も防災意識の高揚を図るとともに、自主防災組織の組織率の向上等にも努めてまいります。 続きまして、防災無線の活用についての質問にお答えをいたします。 災害の際の防災無線の活用でありますが、従来から災害発生時、あるいは発生の恐れのある場合の避難所等を開設した場合につきましては、周知していただくために、その対象区域によって、町内全域への放送、あるいは地域を限定した放送をしております。 前回の平成29年7月九州北部豪雨の折には、福岡県下で大雨特別警報が発令されましたが、みやこ町では豪雨の雨雲が英彦山付近の一部のみにかかるという現状であり、防災無線による放送を帆柱、伊良原地区のみ行い、自主避難を呼びかけたところでございます。 また、台風5号並びに台風18号接近の際にも防災無線を使いまして、これまで議員からもそういった放送がないというので、今まで以上にそういう放送をして、町民の皆様の安全に努めてきたところでございます。 今後も放送回数をふやしながら、きめ細やかに情報発信をしながら、町民の皆様の安全安心を守っていくというふうに考えております。 続きまして、喜多良川のほうの土砂が埋まっているということでの対応についての質問でございました。平成24年度の大雨により、喜多良川を初めとする河川は、多くの土砂が流出し、堆積いたしました。そのため、福岡県及び町はしゅんせつを実施し、河川の適切な管理を行ったところです。 御指摘の再度の土砂の堆積の件ですが、この河川は京築県道整備事務所が管理している県営河川です。県に、今年度の事業計画を確認したところ、大熊区の松本橋の上・下流地域をしゅんせつ予定と聞いております。今後も、しゅんせつ等の早急な対応を強く要望していきたいと考えています。 続きまして、公共施設対策はどのようにするのかという質問に対してお答えをいたします。 みやこ町が保有する公共施設等は、公民館や町営住宅など300近くあります。また、町保有の土地も約140万平方メートルであります。廃止して使用していない施設や物品等保管のための施設があり、土地に関しても利用されてないままのものが複数存在している状況です。 これらの施設は、電気代等の恒常的な管理費は必要ありませんが、草刈りなど小規模ながら必要となる修繕等の問題や倒壊の危険、防犯上の観点からも、管理のあり方についての見直しが必要であると考えております。 今後は、計画的に施設の解体や遊休地の販売等、公共財産の有効活用を検討してまいります。 また、空き家となった町営住宅の管理につきましては、サッシ等の開口部をコンパネ等でふさいだ上、周囲を杭とロープで囲むなどして人の侵入を防ぐ対策をとり、火災防止や防犯に努めてまいります。 なお、一戸建ての空き家や全戸が空き家となった長屋住宅については、今後も計画的に解体を実施していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 9番、中尾昌廣議員。 ◆議員(中尾昌廣君) 1番の防災対策についてでございます。 それこそ今、井上町長が御返答いただきましたが、非常に大きな台風がみやこ町には、もう日本、世界的にも大きく、大型になっているところでございますが。やはり、私はこの避難所等とか、障がい者、高齢者等のためにも、やはりそれと非常に今高齢者が多いということで、私はやっぱり何年かに一度は訓練をやることが一番大事じゃなかろうかなと思っております。 それというのが、この前の18号の台風も接近してまいりました。また、みやこ町には上陸といいますか、影響が余りなかったようにありますけれども、そういうときでも、やはり独居老人や夫婦90から100ぐらいになった方たちがたくさんいます。そういう方々、やはり心細いんですね。そういうときには、来なかったからしないんじゃなく、私はいわゆる防災無線の活用ですね、それは確かに当たり前のことです、防災無線ですから。台風のときには、「台風が来ております、こうであります、ああであります」というのは、これ当たり前なんです。どこの市町村もやっていますよ。 しかし、それ一歩踏み込むところ、いわゆる高齢者や、今言うように高齢者というのは、私たちもそうなんですが、だんだんお年寄りが子供に返っていくんです。子供に返るものは何かというと、不安が倍になるんです。そして、行動は子供のような行動をするのが、これは最高の高齢者なんです。この人たちをどう私たちが、自治体がするかというのが、私のお願いなんです。 だから、防災無線をマニュアルどおりに言うのか、もう一歩踏み込んだところの、私も先般、お宅たちにお願いをしたんですが、「田んぼに出ないでください、きょうは台風が接近しております、こっちに来ております、皆さんは田んぼに見に出て、大事な命を亡くした方もいます、気をつけてください」、こういうぐらいな思いやりの、私は放送をしていただきたいな、そういうふうに思うんです。 その一つが、年寄りが「何か一つ足らんやったですね」って私も苦言を受けたわけですが、やはりそういう一言が私は行政の思いやりであり、安心安全というのはそこにあると。安心と書いて、心と書きます。心がなければ、私、一言で心、年寄りというのは、心で思うだけでは話になりません。やはり一言声をかける、手を携えるというのが、これが介護なんです。それができませんかと、私は5年前から言っているんです。 私はここ言うのは、私も言われよるということです、町民の方からね。「あんたに何回も言うけど、放送したときには全く言ってないやないですか」と、この前も言われました。無駄かもしれません。お宅たちが言うのは。マニュアルどおりに言いたいのかもしれませんが、その一言をね、町長、私はそういうところをちょっと指示してほしいな。 町民は、私たちも町民あっての私たちで、私たちも当てにするのは町民ですからね。税金もたくさん取ります。しかし、その取った税金を町民に還元するんです。そういうシステムが自治体ですから。 だから、しっかり私は、もう余りくどくどと言いませんが、しっかり放送のときには、今度はこっちのほうに台風が余り来ない、鹿児島のほうに行った、だけど、九州上陸するというときには、やはりどこに大風大雨が来て倒れた、何というのは、年寄りは絶対田んぼに出ます。私も出かかったんでやめましたけど、出るんです。ちょうど稲ができて、ことしも豊作でした。みやこ町は特にいい。9俵から10俵できたところあると聞いております。私とこも9俵できました。できましたが、それが心配なんです。それが年寄りなんです。出ないでいいところを出て、足を滑らかして川で命を落とすというのが多々あります。 だから、そういう面や、家が上を飛ぶとか、私ところは家が古いからという方がたくさんいますので、そういうの人々のときには、「早目に避難はどうでしょうか」、そういうのはね、避難所のことは間違いなく放送してくれております。それは認めますが、もう一歩踏み込んだところのものを課長、どうでしょうか。もう今度言ってもらえますかね、ちょっと一言お願いします。 ○議長(熊谷みえ子君) 山見総務課長。 ◎総務課長山見紀幸君) 再三、議員のほうからそういう御指摘を受けているということでお聞きして、先日の台風が近づいてきたときには、早目から外出を控えてくださいと、それから水路とか河川に近づかないでくださいという放送は入れさせていただきました。 また、それ以上の内容について、今心ある放送をというような御指摘がありましたので、それ以上、また違った注意喚起ができるようであれば、またその内容については検討させていただきたいと思いますし、今後も、今言ったように、外出を控えてくださいとか、そういった注意喚起はやっていきたいというふうに思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 9番、中尾昌廣議員。 ◆議員(中尾昌廣君) はっきり約束をしていただきました。それが、町長、今度も立候補の表明をいたしましたが、やはりこれからも安心安全の町民のために、私は放送をしっかりしていただきたいなと思っております。そして、言葉も余り難しく言わないで、それこそみやこ町の言葉でお年寄りの方に、「田んぼに出ないでください、滑ってこけて死んでしまいます」とかですね、言ってもいいんじゃないかなと思うんですが。余り難しい言葉を使わないでお年寄りに呼びかけてほしいなと思っております。 それと、この呼びかけもですが、やはり避難所ですね、避難所をしっかり、今確保をしっかりしていただけないと、あすやあさって、冬だからというんじゃなくて、いつ台風が来るかもしれません。そして、それこそ今この前も、ほかの議員が言いました。北朝鮮なんかの有事があるかもしれません。そういうときには、やはりそういうものの訓練をお願いをしたいな。 北海道は訓練を2度して、非常の放送といいますか、防災無線をかけたところ、ちょっと鳴らないで失敗した村が2町か3町ぐらいあったと聞いております。そして、その次は絶対に間違えないと、1回失敗したから、そういうことは大変なことだろう、もし核でも積んだときには、電磁波がパッと上でやられたときには、一気に日本も昔の国に戻ってしまうぐらいな、非常に厳しい時代になるだろうなんてことも、この前テレビで言ってました。 それで、この前、また飛びました。そして、また無線を鳴らしました。鳴らなかった町は、今度はしっかりとまた鳴らなかったそうです。そういうことです。だから、訓練をしっかりしても鳴らないというのは、どこが悪かったかしれませんが、やはり訓練はできたんです。私はそういうことは、やはり今みやこ町もほとんどの方が高齢者ですから、やはりそういうものを足でもすぐ走って逃げるなんてこともできません。だから、そういうものを踏まえて、訓練を、やはり1回ぐらいはしてもいいかなと思っております。よろしくお願いを申し上げます。 それと、今それこそ川の土砂を取っていただいております。大熊のほうの松本のところからずっと取っております。上が高いでも下が低いと流れがよくなって、間違いなく下のほうに行くんですが、今残念なことに、各地区の方々が高齢化になって、草刈りができないようになりました。 土手や水口はどうかこうか今保全事業ということで切っていただいておるんですけれども、川の中を切らないんです。この川の中を切らないから、しっかりとした根が張り、草が生えて、それこそススキがどんどん生えてくる。カヤも生えたところがあります。そうすると、どんどんと下のほうが上がっていく。そうすると、その100から150メーターのところの井戸はどんどんと逆に下がっていくんです。こっちが上がればこっちが下がる、そしてマンガンが出るというのが犀川の独特なところなんですが。今水道がしっかり通っていますので、そういう面はいいんですが。 そういうことで、山間部の高齢、昔は喜多良でもそうです、親睦会とかいろいろな会がありました。しかし、その親睦会がどんどんなくなっているんです、高齢になってですね。そういうところが、川の中を切っていたのが切れない。そして、それこそ地域の里山であったところが、どんどんと奥山になってくる。切らないから奥山になってくる。そして側溝なんかが、右左の草を切らないからかぶさる。そのかぶさった中の側溝が獣の道になっているんです。そのとおりなんです。 そして、今本当にこのみやこ町でも一番多いのは、ハクビシンなんです。私とこは、ハクビシンをもう2匹とりました。今とるのが楽しみになっていますけどね。そのために今度は犬を飼いました。小さな柴犬の立派な犬です。この前、ハクビシンを見て、鳴きもせんで震え上がって、一人でしていました。もしかしたらハクビシンから食われるんじゃないかなと思っておりますけれども。 それぐらい、アライグマ、ハクビシン、そして野ウサギ、野ウサギ御存じですか。大きなウサギですよ。見てびっくりするようなウサギが、今度は下をしっかり網から掘ってきて、畑のものを食べて、また掘って出るんですね。何のための網なのか。今人間が囲われています。今度も私とこも11月から山のほうにするんですけど、最後は、みやこ町は動物から飼われるようなものになるんではないかと心配をしているところであります。 そういうことで、この土砂を、まずはやはり大雨、洪水なんかが来るのは、一番の面は何かというと、やはり川が高いからということで、これはどこかやはり県にもいろいろお願いをしていただきたいと思います。 今、今川でも、もうホテイソウとヒシの張り具合ですごいものになっています。水の流れをとめてます。池は深いからヒシは浮くんです。子供のときに私たちもヒシをとって食べてましたよね。しかし、今そういう人たちがいないのと、川が浅いんで、ヒシの根が川に根づくんです。そうすると、なかなかこれが枯れないんです。 ヒシというのはしっかりしてます。芋と一緒なんです。食べたら、ホクホクした非常においしいものですけれども、誰も今は食べる人はいません。もしかしたら、これ、みやこ町の売り物になるかもしれません。というところで、川の掃除をよろしくお願いを申し上げます。 それと最後になりましたが、町営住宅の件です。これは、どこのまちも同じだろうと思うんですが、みやこ町だけは本当に気の毒で、3町が同じつくりにした建物ばかり建てて一緒になりました。そしてもって10年たつわけですが、壊そうに壊されない、壊されないのに壊れているとかいうようなことが、今出ております。そして、長屋のところもベニヤ1枚で挟んでいるところも、この前、見受けました。 そして大きな台風や何かが来たときにはどうするのか。それと空き家。民間の空き家はいろいろ、それはそれぞれの考え方や、いわゆる町外から来ていただいたり、イベントやいろんなものができるんだろうと思うんですが、公共の住宅は皆さんに迷惑かけては一番これいけません。私が心配しているのは、もうそれこそハクビシンやアライグマの巣になっております。先般も金房先輩議員が言っていましたけれども、そこの給食センターも、あそこでこの前運動会をしています、アライグマがですね。それに友だちのハクビシンも入っていったという話を聞きました。 そして、八景山のところも、もうアライグマどころか、あの八景山に鹿が出た。私はもうあれを囲って、鹿を飼ったらどうかというような思いであったんですが、八景山にも鹿が出たということですから、あの山で鹿が八景を見ているんだなと感じております。 そして、糞がやはりその建物の近くにいっぱいして、そして、言葉は悪いんですが、ああいうものは「タメぐそ」というものをします。その「タメぐそ」に、いわゆる野の獣やさまざまなものが食べにきます。それで菌が発生します。そして、そこに子供たちが遊びに行ったり、八景山のあそこの施設で、夏場、子供たちが、中学生が来て花火をしたということも聞いております。非常に危ないからという苦情も受けました。 もう私は、ちょっと経費がかかるかもしれませんが、やはりしっかりと私は崩していくことが一番だろうと思うんです。もうそうしないと、毎年毎年問題が大きくなるばっかりで大きな宿題を抱えてしまうでしょう。だから、ここはしっかりと削っていただくというのが、私は、負の財産を、また次のものに残さないように、そして負の財産が膨れてしまいますので。経費もかかります、そういうことは。これは、しっかりやはり計画に入れてやってほしいなと、そういうふうに思っております。そういう、長くなりましたけど、一般、全般なことをよろしくお願いをいたしまして、一言、町長、よろしくお願いします。ハクビシンの話はいいです。 ○議長(熊谷みえ子君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 防災無線の件ですけれども、私もびっくりしたんですが、みやこ町は先人たちがすばらしかったんだなと思うのは、各家庭に受信機があって聞けると。よその地域ではそういったものがないので、外で発信するので何を言っているのかわからないということを言われて、ああ、そうなんだと、これは本当にみやこ町の旧町の先人たち、議員の皆さんもそうでしょうけど、そういうことをされたということは、私はいい意味での連絡ができているんだなということで、これは大いに、だから議員も言われましたように活用しなきゃいけないなと思っております。 外で、ただそういう発信をしても、なかなか家の中にいると聞かれないということがあろうかと思います。そういうことを私、今回の中でいろいろしたときに、よその地域の方が、みやこ町はいいですねと言われたので、さらに今議員が言われたように、心あるそういった防災無線をしながら、本当に町民の皆様にきめ細やかに情報が伝わるように、今後も担当課と相談しながら努めていきたいと。このことが安全安心につながるんじゃないかなと思っております。 それから、一度自衛隊の方に来ていただいて、訓練をしましたけども、そういう訓練も、やはりしなければいけないなと考えております。 それから、備蓄の問題も、どこかで担当課長が申し上げましたけども、まだまだ不十分だと思いますので、この辺も議会のほうに予算を計上いたしますので、そのときは御理解を賜りたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(熊谷みえ子君) 9番、中尾昌廣議員。 ◆議員(中尾昌廣君) ありがとうございます。今言うように、やはり障がい者の方や高齢者の方に優しい町であってほしいと思っております。そのためにも、やはり無線の放送、昔は有線放送というのがありまして、田舎は。小さなことも大きなことも、いろいろ農協からの相談がありました。 そして、この無線の放送をうまく活用して、やはり今町長がお約束いただいた安心安全なまちづくりの根本で、していただきたいなと思っております。よろしくお願い申し上げまして、私の質問とかえさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(熊谷みえ子君) 中尾昌廣議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(熊谷みえ子君) ここで暫時休憩といたします。再開は13時10分といたします。午前11時37分休憩………………………………………………………………………………午後1時10分再開 ○議長(熊谷みえ子君) これより休憩前引き続き会議を再開をいたします。 一般質問を続けます。 通告順位12番、議席番号3番、橋本真助議員。 ◆議員(橋本真助君) 皆さん、こんにちは。3番の橋本でございます。今回の9月議会での一般質問は、防衛問題についての一般質問をさせていただきます。 まず初めに、築城基地関連の課題及び対策対応についてということで質問をさせていただきます。 航空自衛隊築城基地及び第2高射群第7高射隊配備施設関連の課題や対策対応についての住民の不安や、町としての協議内容についてお伺いをいたします。 一つ目に、交付金での地元対応対策及び基地問題該当地区、通称10区と言われている地区の要望について、現在のみやこ町の対応、また、状態はどのようになっているのかをお伺いをいたします。 町としての地域対応はきちっとしたものになっているのかどうか、地元の要望に応えれているのかお伺いをいたします。 基地関連の交付金等の使途や、地域別での割り振りについて、現状はどのようになっているのかをお伺いをいたします。また、平成30年度の予定についてもお伺いをいたします。 豊津地域の方々からは、基地関連の予算についての不満や不平の声が、基地対策特別委員会の中でありました。このことについて、行政はどのように受けとめているのかをお伺いをいたします。 この地元10区からの要望書について、交付金の使途要件について、対象外、また、要望に応えられないとなった場合、対応対策はどのようにしているのかもあわせてお伺いをいたします。 対象外になる場合は、どのような地元説明をしているのかもお伺いをいたします。 また、町単独での対応を考えるべきではないのでしょうか。防災対策や災害発生時の対応、救助活動など、自衛隊に関しては、すばらしい活動を担っていることは認識をしています。 しかし、近隣住民においては、常日ごろから、現在、不安な日常生活を余儀なくされております。いま一度町ができる対策対応を考え直すべきではないでしょうか。町としてどのような対応をするかということを明確にするとともに、地域と連携して国への要望活動をしていくことが必要ではないでしょうかと考えます。 まず、檀上からの以上の質問をさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(熊谷みえ子君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 橋本真助議員の質問にお答えをいたします。 最初に、防衛問題についての交付金、予算査定や地元対応及び該当地域の要望、対策はどのようにしているのかという質問に対してお答えをいたします。 みやこ町では、防衛省から防衛施設の所在する市町村として毎年、関連事業に対し、特定防衛施設周辺整備調整交付金が交付されています。また、平成18年5月に日米の間で合意された再編実施のため、平成19年度から再編交付金が交付されるようになりました。これは、駐留軍等の再編の円滑な実施に関する特別措置法により10年間、平成29年3月31日までの事業に充当されました。 しかしながら、再編交付金に関する法律が時限立法で平成28年度末に終了することから、関係市町村とともに期間延長の要望等を行った結果、再編関連訓練移転等交付金が創設され、本年度におきましては1億1,200万円が交付予定であり、本議会補正予算において計上しているところでございます。 御質問の交付金の予算査定等の状況ですが、原則として当該期間に実施すべき事業の中から、交付金の対象となる事業に対し交付金を充当しております。 実施すべき事業につきましては、本町の総合計画や地区要望等の中から、必要性・緊急性・合理性・実施可能性などを総合的に判断して事業化を行うこととしております。 基地周辺区域の要望につきましても、これらを総合的に判断し、優先順が高いものから事業化を行っておりますが、特に交付金の対象となる事業につきましては、当該地域に対し優先的に事業化に向け調整しているところでございます。 続きまして、築城基地関連の課題及び対応対策について、交付金の使途、要件に、対象外の要望についてはどうなっているのかという質問に対しましてお答えします。 各地区の要望につきましては、毎年、各地区から町に対し、要望書を通じ提出されております。また、その要望内容につきましては、多種多様にわたり、基地周辺区域におきましても多くの要望を伺っております。 事業種別につきましても、多岐に渡り、調整交付金や再編交付金及び防衛省の補助事業に該当するもの、しないものなどさまざまなものとなっております。 要望内容を精査した上で、補助金、交付金の交付要件に該当する要望事項につきましては、早急に取り組むよう担当部署に指示をしておりますが、防衛関連の補助金、交付金の要件に該当しない要望につきましては、他の補助金等の適用の有無や、町内全体で取り組むことのできる事業かどうかなど総合的に精査し、事業実施についての可否を検討してまいりたいと考えております。 次に、防衛問題の中の諸課題について、町単独では対応できないのかという質問にお答えをいたします。 実施すべき事業につきましては、本町の総合計画や地区要望等の中から、必要性・緊急性・合理性・実施可能性などを総合的に判断して事業化を行っているところですが、実施すべき事業であると判断されたにもかかわらず、補助金、交付金等交付要件の該当の有無について調査を行った結果、非該当となった場合には、その事業実施に当たり町単独の予算対応となります。 なお、町単独予算の対応につきましては、予算規模、他の事業とのバランス等、総合的に検討し、必要に応じ対応してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 3番、橋本真助議員。 ◆議員(橋本真助君) ありがとうございます。それでは、1点ずつ整理をさせていただきます。 まず、再編交付金、それから、調整交付金の使用条件について、それぞれどのようになっているのかお伺いをいたします。 それから、井上町長にお伺いをいたします。町長のこの基地に対する当該地域とは、どの場所が当該地域になっているとお考えでしょうか。 ○議長(熊谷みえ子君) 進行政経営課長。 ◎行政経営課長(進光晴君) まず最初に、再編交付金、それから、9条調整交付金の使用条件等の御質問でございました。 この、まず調整交付金につきましては、防衛施設周辺の整備環境法、いわゆる環境整備法と言われるものに基づく特定公園施設の周辺の生活環境とか、地域開発に影響を受けている市町村に対して交付されるというふうな形で条件がなされております。 対象事業といたしましては、おおむね公共施設等に使われるというふうな形で、さまざまなメニューはございますが、ここでは一つ一つの説明は割愛させていただきたいというふうに考えております。 また、新たにソフト事業についても一部加わっている部分もございます。 次に、再編交付金についてですが、再編交付金につきましては、先ほど少し出ましたが、駐留軍等の再編の円滑な実施に関する形ということで、再編交付金という形で出ております。 これにつきましても一部9条調整交付金とは内容が違う部分がございますが、おおむね住民に対する例えば広報事業、国民保護のため防災の事業とか、そういったおおむね、個々のメニューの説明は避けますが、そういった大体大まかな事業に使われるというふうな形でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 私個人的には、この防衛問題に対しての騒音等に関しては、みやこ町全域に係るんではないかなと個人的には思っております。 しかし、防衛省のほうからの75Wとか、あるいはそういう騒音地域というような指定が言われております。そこら辺のことは国の指定で来ているのでそういうふうに思っておるんですが、個人的には騒音の問題というのは大変重要なことだなというふうには思っております。 ○議長(熊谷みえ子君) 3番、橋本真助議員。 ◆議員(橋本真助君) 以前から基地対策特別委員会の中、それから、議会の中で、再編交付金、それから、調整交付金の各地域の振り分けをどのような状況になっているのかということをお伺いをしています。 平成28年度に基地対策委員会総会というのが、平成28年の7月20日に行われています。 その中で、地元の10区と呼ばれる基地対策特別委員会を設置している区の区長さんたちの中の話では、交付金を各地域、どのように何%ぐらいの割合で使っているのかという質問がありました。これをいま一度27年、28年度で結構ですので、それぞれ交付金の事業として使われた事業の割り振りの、どのようになっているかということをお伺いをいたします。 ○議長(熊谷みえ子君) 進行政経営課長。 ◎行政経営課長(進光晴君) 大まかな数字ではございますが、まず、平成27年度につきましては、おおむね、まず調整交付金でございますが、合計で1億3,500万円ほどございました。この中で、豊津地区に使われているものが4,900万、割合にいたしまして、基金の町全体で使われている部分もございますので、これも勘案いたしますと、豊津地区を含めまして約49%という形で27年度は出ております。 また、同じく27年度の再編交付金につきましては、おおむね6,700万円の交付金の中で、豊津地域に使われたのが約3,900万円、割合にいたしますと約58%程度になろうかというふうに思います。 そして、28年度の調整交付金でございますが、28年度は1億2,400万円程度の交付金の中で、豊津地域に使われているのが5,110万円程度ということで、割合にいたしまして約41%。再編交付金につきましては、5,600万円程度の交付金に対しまして、豊津地域が約1,000万円ですが、これも全域に、あと、その他については、全域が基金ということから、この基金の部分も勘案し、考えてみるところによると、約、豊津地域、基金を含めまして45%程度の率になるのかなというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 3番、橋本真助議員。 ◆議員(橋本真助君) それでは、お伺いいたします。 その統一地域の中で、通称10区と言われる基地対策委員会を設置されている地域への事業は、この49%のうち、10区に対応した事業は何%ぐらいあるかお伺いをいたします。パーセントがわからないんであれば、金額でも結構です。お願いします。 ○議長(熊谷みえ子君) 進行政経営課長。 ◎行政経営課長(進光晴君) 49%ということですので、平成27年度のまず調整交付金の部分だろうと思います。調整交付金のこの49%の中で、10区の中で関係している事業というのは3事業ございました。おおむね率にいたしまして15.4%ぐらいという形で率が出ております。 以上でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 3番、橋本真助議員。 ◆議員(橋本真助君) それであれば、町の行政の立場からする当該地域というのは、どの地域かということを明確にしていただきたいと思うんです。 というのが、この基地対策特別委員会、地元の、10区の方々からの要望の中では、基地の騒音が一番うるさい区域です。基地があると言われて迷惑をこうむっていると、基地と共存していく中で本当に困っているとされている地域の方々からすると、この予算の再編交付金、調整交付金の使途が納得いかないと言われているんです。 きょうもたくさんの方々、傍聴にお越しいただいていますけど、その方々は、この当該地域というのは、10区が当該地域ではないのかというふうに考えていると思うんですけど、私も通常はそうじゃないかと思っているんですけど、この辺の認識をきちっと整理したいので、いま一度お答えをお願いします。 ○議長(熊谷みえ子君) 進行政経営課長。 ◎行政経営課長(進光晴君) 再編交付金、9条調整交付金の使途の関係でございます。地域につきましては、まず9条調整交付金ですが、これについては、騒音に係るもの、それから、基地があって飛行機が飛ぶこと、さまざまな影響が出ております。これに対しての調整交付金というふうな形で出ておりますので、私といたしましては、騒音があるところ、それから、飛行機が飛んでいて、何らかのその影響があるところというふうな地域で考えております。 線引きという話になると難しい微妙な部分にはなろうかとは思いますが、いわゆるわかりやすい区域で言うと、防音工事ができる区域、まず全体がその区域に当たるというふうに考えているところでありますが、ただ、その中でも種類が分かれてございます。75W、80W、それから85W、中には移転区域の90Wというところまで分かれている部分もございますので、特に騒音が著しいと言われるところに10区がそこにあるというふうなことも十分認識しているところでございます。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 3番、橋本真助議員。 ◆議員(橋本真助君) 井上町長にお願いがあります。お願いというか、地元の方々は、決して勝山地域、それから、犀川地域に再編交付金、調整交付金を使用するのがおかしいと言っているわけじゃないで、さまざまな地域からの要望を担当課に提出していると思うんです。 その中で、提出して、27年度は3事業が使用されたということなんですけど、10区の中で、大体どのぐらいの要望が上がったうちの、再編交付金、調整交付金を抜きにして、例えば基地関連とか、築城航空基地があるがゆえの対応対策ができる範囲というのもあると思うんですけど、どのぐらいの要望が上がって、そのうちのその割合なのかということをお伺いしたいんです。お願いします。 ○議長(熊谷みえ子君) 進行政経営課長。 ◎行政経営課長(進光晴君) 要望につきましては、直接、例えば地元で開催をしていただいている地元基地対策委員会でお聞きする要望、それから、駐在員さんを通じて出していただいている区長要望というのはございますが、区長要望の中で、確かにたくさん要望上がってきておりますが、その中で交付金、27年度の場合については交付金での対応が、9条の場合が豊津地域に約3事業、それから、再編交付金の部分は2事業というふうな形で、交付金の充当先というのも決められてきた部分がございます。 ただ、これに該当しなかった部分についても、先ほど町長から申し上げましたが、やはり、地元の要望で事業の実施の必要性が認められるというふうなことについても、もちろん地元に対して十分配慮をするという観点からも、一般財源等で措置している事業もございます。 先ほど、少しの質問の中に重なる部分があるかもわかりませんが、ただ、交付金の内容については、以上のような形で該当しておりますが、そのほかの一般財源とかの部分につきましては、具体的には、最も多いといいますか、事業的に多く持っている都市整備課のほうの課長のほうからそこら辺の説明をさせていただいてもようございますでしょうか。 ○議長(熊谷みえ子君) 村中都市整備課長。 ◎都市整備課長(村中隆秀君) 防衛の対象ということで、道路と町道及び水路等があるんですが、町道については条件がありまして、道路構造令に基づいての可否で判断をしております。要望があっても、それに該当にならなければ、要するに防衛の交付金に該当しないというような話になります。 それと、農業用施設については、水路等にありますが、要望箇所の受益面積によって構造、要するに、例えばU字溝が360のU字溝をいけてもらいたいという要望があっても、受益者面積でいきますと240のような制限がかけられます。 それと、防衛のということと、それと、地元負担が生じます、どうしても。それをすると事業はしたわ要望ではできなかったというケースがあって、それでは思うような事業ができないということで、単独でするというような事業を行っている状況です。 それで、実績としまして、基地周辺地区の形成している防衛10区と言われる3カ年の対象事業の件数と金額については、一応27年度で2件、1,930万、28年度で同じく2件で1,800万、それと、29年度、4件で3,820万、一つ実施中というのもありますが、でございます。 また、対象外事業、要するに要望があって、防衛事業には乗らなかったんですが、町単独の分で行っている事業については、27年度で10件、2,081万3,000円、28年度で21件の2,344万、29年度で、10件の1,590万6,000円ということで、これも8月末現在になります。 本来、事業の採択については、地区要望において行うわけですが、要望箇所に行って確認をします。そして、関係区長と協議を行って、これが採択になるのか、ならないのかというのを協議をして、結果として事業を行うわけですが、結局、補助事業には乗らないんですが、要するに、先ほど言いましたように緊急性とかいろいろあれば、単独でも事業としては実施を行っている状況でございます。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 3番、橋本真助議員。
    ◆議員(橋本真助君) 地元の区の方々から、協議会を開いたときに出ている内容は、まず最初に、一番多かったのは基地の撤去をしてもらいたいという思いがあるが、それは現実的には難しいと、要望で声を上げても国には要望が通らない。 また、それから、基地交付金は住民が困っているところに優先的にしてもらいたい。道路工事ばかりではなく、防音事業にできないのかとか、この10区の方々は、町長、必死に地元のため、そして、この基地の問題、基地の課題を理解して、地元、基地があるけど、住民が住んでいただいたりとか、家を建ててもらえるため、住居を構えてもらうために、どういうふうにしていけばいいかということを考えているんです。 都市整備課長にお伺いいたします。 再編交付金、調整交付金がなかった場合に、平成27年は1億3,500万円の再編交付金がおりていると先ほど言われていました。この交付金がなかった場合に、この事業は行うのか、行わないのか。 例えば道路事業にすれば、道路工事、各それぞれ勝山地域、犀川地域豊津地域と、各地域で道路工事の要望なりが上がってくると思います。この交付金がなかった場合に、道路工事を行うのか、行わないのかをお伺いをいたします。 ○議長(熊谷みえ子君) 村中都市整備課長。 ◎都市整備課長(村中隆秀君) ただいまの質問にお答えします。 先ほども言いましたように、緊急性、どうしてもということになれば、補助金があるなしにかかわらず、事業は進めていくようにはしております。 ○議長(熊谷みえ子君) 3番、橋本真助議員。 ◆議員(橋本真助君) そこで理解していただきたいのが、再編交付金、調整交付金があるから、その事業に充当、例えば、制限がある中、採択ができるということで、事業を実施すると私は思っているんです。 例えば、再編交付金、調整交付金がなかった場合に、ハード面、ソフト面においても、緊急性、それから、道路がクラックが入ったりとか、工夫改善をしなければならない道路、それから、公共施設等に関しては、行政がきちっと対応をすると思うんです。そういった場合に、地元としても要望を上げる中で、工夫・改善が必要だから要望を上げているわけです。 だから、再編交付金、調整交付金を、地元の方々は、これだけ地元の10区が騒音に悩ませられているのに、調整交付金、再編交付金が該当にならないという理由で使用ができないで、ほかのところに使用するということは、本来なければ、別の予算をそちらに持っていって使用をすると思うんです。 例えば、28年度でできないとしても、翌年にするとか、その翌々年にするというふうな形で対応をすると思うんです。 だから、3番目の質問の中で、町単独で対応をできないかというのは、町長、そこなんです。地元地域から要望があった場合に、この再編交付金、調整交付金の中で該当しなかった場合、どのような対応ができる、また、どのような検討ができるかということを、担当課でも構いませんので、お答えをしていただきたいと思います。 ○議長(熊谷みえ子君) 進行政経営課長。 ◎行政経営課長(進光晴君) 町単独に係る部分の御質問でございますが、多分、広い意味でのいろんな事業に対する町単独でという形だろうというふうに考えているところでございますが、町単独の部分につきましては、先ほど都市整備課長のほうから申し上げましたが、緊急性等を鑑みながら、また、特に地元に対して交付金が使えるものについては、優先的に交付金を充てていくというふうな姿勢は変わってはおりませんが。 それでもなおかつ該当しない場合、それとか、また新たな部分のところも含めての御質問だろうというふうに思いますが、そのいろんなところの一般財源を使う部分については、その他の全体的な部分も鑑みないといけない部分もございますので、全体的に調整をとりながら、どういった形でまた新たな部分ができるのかというところも含めまして、勉強をさせていただきたいというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 3番、橋本真助議員。 ◆議員(橋本真助君) それぞれ、例えば行政経営課であれば、この基地問題に関しての要望が上がった場合に、財政課に、これまとめて出すわけじゃないですか。そういった場合に、それぞれの担当課の職員の方々が、それぞれの事業を抱えて要望を出すと思うんです、財政課に。 それを、要するに町長、副町長が査定すると思うんですけど、あくまで共通認識をしていただきたいのは、この基地の再編交付金、調整交付金に当たっては、まず、築城基地の問題を抱えている、そういった場所に対しての再編交付金がみやこ町におりているというところは認識していると思うんですけど、この交付金があるからこそ、今の要するにハード面、ソフト面の事業が行われていることがあると思うんです。 そういった場合に、なかった場合に、するのか、しないのか、事業を行うのか、行わないのかというところをきちっと考えた上で、再編交付金、調整交付金があるから事業を行って、なければしないというようなことはあるべきではないとは考えているんですけど、こういったところで素案を出していく中で、もう少し地元の声を聞いていただきたいなというのが率直な意見であります。 その中で少しお伺いしたいんですけど、地元地域からどのような要望が上がって、どのような回答をしているのかというを、例でいいんで、例えば、10区の方々から、地元対応として要望が出るとするじゃないですか。そしたら、その要望に対しての回答をすると思うんです。なぜできるのか、なぜ事業が行われないのかという回答を、どのような回答をしているのかという。 また、その事業が行われない場合に回答をしているのかとか、事業が実施される、実施しないにかかわらず、全て説明しているのかどうかということをお伺いをいたします。 ○議長(熊谷みえ子君) 進行政経営課長。 ◎行政経営課長(進光晴君) まず、地元のほうからどのような要望が上がってきているのかということでは、先ほど少し出ましたが、道路の関係、水路の関係、それから、騒音に関する部分、騒音区域の見直し、それから、みやこ町はナイキ基地がございますので、その危機対策はどうしているのかといった要望等もいただいているところではございます。 また、区長、駐在員を通しての要望につきましては、事業実施できるもの、できないものにつきましては、区の関係者の方々と同席して、もしくは現地を見に行って確認をして、できる場合は、こういった形でできる、それから、できない場合についても、こういった理由でできないという回答はしているというふうな形で考えております。 ただ、区長要望以外で私どもが地域の方々から直接いただいた要望につきましては、町としてできるものについてまず検討はさせていただいているところではございますが、その中でも町として取り組みが難しいだろうというふうな形につきましては、国への要望とか、そういったのを順次やらさせていただいているところではございます。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 3番、橋本真助議員。 ◆議員(橋本真助君) 現在、基地対策委員会からの要望という形で受けているのか、それとも、それぞれの各、例えば呰見地区であれば呰見地区、徳永地区であれば徳永地区の駐在員、区長を通しての要望になっているのか、それとも基地対策委員会からの要望というような形で、まとめて行っているのかどうかというような。 通常、多分、区のみの要望だと思うんです。それぞれの駐在員を通しての要望があると思うんですけど、例えば、基地対策委員会があるので、その基地対策委員会で要望をまとめて、基地対策委員会からの要望というような形で、それを受けることが可能か可能じゃないかをお伺いをいたします。 ○議長(熊谷みえ子君) 進行政経営課長。 ◎行政経営課長(進光晴君) 地元10区の方たちによります地元の基地対策委員会としての要望を、町として受けることは可能だというふうに考えております。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 3番、橋本真助議員。 ◆議員(橋本真助君) それであれば、その辺を、例えば地元の要望となれば、基地を関係している要望と、地元要望と、さまざま含めて多分、現在要望が上がっていると思います。 その中で、例えば水路の問題であれば、水路を要するに直せるか、直せないかというようなところで、それができます、できないというような形で、何割負担ですという場合に、例えば10区の方々からすれば、交付金、基地があるんだから、そこを免除していただけるんじゃないかとか、そういったような話も多分、区から行政にあると思うんです。 だから、そういった場合に、基地関連の要望と地元の要望と、要するに委員会があるわけですから、そういった形で要望をまとめて吸い上げていただいてとかいうような形で、それに関しては、きちっとひもづけをして、この事業に関しては再編交付金、調整交付金の制限からはどのように外れるから、どういった形であれば対応できるとかいうことを、まず地元の方々が納得するような形で、もう少しきちんと、地元の方々は、今の交付金の使途について納得がされていないから、私は質問をしているわけなんです。 だから、きちっと行政としても回答をしていただける中では、ぜひ納得していただきたいなというふうに考えているので、今後、今現段階で考えられる措置、対応というのがあれば、町長でも構いませんので、今後どのような形ができるかということを、お答えをいただきたいと思います。 ○議長(熊谷みえ子君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 私も橋本議員と同じように県議会議員をしていまして、同じようにことを知事に質問し、何でできないんだというようなことを言っておりました。私も町長になってから、できることは何でもやらなきゃいけないんじゃないかという思いでおるんですが、なかなか国や県、そういったところの制限があって、できる部分とできない部分があります。 先ほど言ったように、水路等に関しても、地元負担があったときも、私自身も個人的には納得がいかないところは正直言ってありました。 しかしながら、私は、やはりこの10区の地域の方たちに対しては、手厚いそういった対応をすべきじゃないかということは常々担当課にもいっておりますし、できる限りのことはやらなきゃいけないなと思っておるんですが、ただ、国や県のそういった枠があるというところだけは御理解いただきたいなと、我々としてできる限りのことはやらなきゃいけないと、それは私自身も、この騒音に関しては十分に理解をしているつもりです。 ○議長(熊谷みえ子君) 3番、橋本真助議員。 ◆議員(橋本真助君) それから、今後、井上町長は、この10区に関しても要望についてはできる限り前向きに検討をしていただけるということで、何点か私からお話しさせていただきたいと思います。 みやこ町の基地対策特別委員会から、防衛省に対する要望書というのを今回出させていただく中で、まず初めに、基地周辺対策経費を増額することということで、防衛関係の予算総額が毎年増加しているが、中期防衛力整備計画に基づく主要装備品等の強化に限らず、補償的性格が強い基地周辺対策費について予算の増額を行ってくださいということが1点。 2点目に、基地内の安全管理及び基地周辺の環境整備を徹底することということで、訓練の公開を始めて、積極的な情報の公表により、住民の不安解消に努めること。町の清掃日に合わせて環境美化運動に取り組み、基地周辺の環境保全に努めること、また、3つ目には、住宅の防音事業の補助制度を改正してくださいということで、基地対策特別委員会からも防衛省に要望を出すようにしています。 その中で、町が単独でこのような対応、例えば10区に関してこのような、町が町単独でこういうふうな事業まで対応をしているんですよというような、国に対して、国はなかなか要望を聞いてくれないというふうに行政サイドは言われるんですけど、地元の住民の方々からすれば、国も聞いてくれない、町も聞いてくれないというような形で、基地があることだけが不満になっているというような形もあるので、ぜひ、町で対応ができることはきちんとしていただきたいと思います。 一般質問の中で、さまざまな議員が災害についての質問をされております。災害について、被災があったときの対策について。災害発生時どのようにするのかというような質問が今議会でもたくさんありました。それは、人的災害ではなく、自然的災害です。 その中で、基地におかれましては、みやこ町には基地があるので、今、北朝鮮等で問題になっているような形で、ミサイル等の問題があります。その中で、昨年もそうなんですけど、ナイキ基地の安全対策はどうなっているのかということを、地元の区長、それから、住民の方々から言われました。 呰見地域においては、築城基地からすぐ、歩いて何分かの所に住宅等があるんですけど、そういった場合に、築城基地等と計画して、行政が安全対策に努めるべきではないかと考えていますが、これに関してはどのようにお考えかお伺いをいたします。 ○議長(熊谷みえ子君) 進行政経営課長。 ◎行政経営課長(進光晴君) ナイキ基地の安全管理の問題でございます。 例えば、ナイキ基地と町とあわせて訓練というのも一つの手ではあろうかと思いますが、今回、いろんな形で、また、今回も含めましてといいますか、国に対しての要望等もいろんな形で上げていきたいなというふうに考えておりますので、また、この件に関しましても、そのうちの一つという形で、町ができることは、もちろんやっていくことではあるんですが、いかんせん国が絡んでくる部分もございますので、あわせて国のほうにも要望をしてまいりたいというふうに考えているところです。 以上でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 3番、橋本真助議員。 ◆議員(橋本真助君) 自然災害はいつ起こるかわからないと言われているんですけど、危機管理、危険予知が、基地があるがゆえに、今現時点で考える以前に、もっと行政として考えていかないといけない部分は多々あると思うんですけど、町独自として、この基地の問題について、もう少し行政、そして議会、住民の方々が理解をして周知する方法を考えていただきたいなというふうに考えているんですけど、これについて、もう少し基地、私は、豊津の国作というところなんですけど、日ごろから飛行機が飛ぶときに携帯電話で話していても、地元の方々であれば、会話をしているときにも飛行機の音がすれば、お互いに会話をやめるわけです。 しかし、少し離れたところの方々とかであれば、音がうるさいでも、飛行機があるという認識がないから、それを理解できないわけです。 地元の方々は、基地があることが当たり前になってきているんです。しかし、当たり前じゃない、基地があるがゆえにこういったことがあっているんだということを、地元の方々は必至に住民の方々に説明をしているわけです。 ぜひ、そういった地元の区長、それから、住民の方々の気持ちをいま一度理解していただきたいなというふうに考えております。 共存共栄していく中で、基地の役割、それから、航空自衛隊の役割というのは、それぞれ地元の方々も理解をせざるを得ない状況にはあると思うんですけど、その理解したがいような対応措置であれば、交付金をもらわないでもいいんじゃないかというような、苦肉の発言と言ったらおかしいんですけど、そんな交付金は要らないじゃないか、何のためにそういった助成金が、交付金があるのかということを、進課長も一緒に協議会のほうに参加されていましたから、地元の方々の気持ちは、町長、進課長、わかってもらえているとは思うんですけど、もう一度、それぞれの課長、それから、職員の方々が同じ目線で、同じ立場で、地元の方々、それから、基地、航空自衛隊、それから築城基地について周知をしていただきたいというふうに考えて。 例えば、町単独の対応ができないのかというような形で、例えば、10区、それから、豊津地域においても、例えばこの10区に含まれていない中でも騒音、例えば基地があるがゆえの問題が抱えている工夫、改善、それから解消しないといけないというような問題が、現時点で行政経営課のほうに寄せられているようなことがあるかないか、その部分をお伺いをいたします。 ○議長(熊谷みえ子君) 進行政経営課長。 ◎行政経営課長(進光晴君) 10区以外の部分でも、やはり広く皆様から御指摘があるのが、やはり、一番大きなのが騒音の問題だろうと思います。 特に、また昨今については、北朝鮮の問題から、ミサイル基地があることへの不安感も同時にいただいているところでありますが、やはり、大きなのは騒音の問題、それから、スクランブル等があったときもそうなんですが、音というところが一番大きな部分ではないかというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 3番、橋本真助議員。 ◆議員(橋本真助君) 具体的に、地元からすれば、例えばサッシであったり空調であったりとか、そういった具体的例で、このように改善してほしいとかいうような要望があるじゃないですか。担当課に対して、基地があるがゆえの要望が。それが、10区以外の場所で、今、今日にいたるまで、要望とかお願いであったりとか、地元からの相談等があれば、その具体的な例があれば教えていただきたいなと思うんですけど。なければないでも結構なんですけど。 ○議長(熊谷みえ子君) 進行政経営課長。 ◎行政経営課長(進光晴君) 具体的な部分といたしましては、やはり、夏場に入ったところのエアコンの故障だとか、後は建具が壊れた。それから今、国の予算の関係とかでかなり実施時期がおくれているという問題もあるやにも聞いておりますので、そういったところでなぜ早くできないのかというふうな御指摘とかも具体的にはいただいておりますし、また、騒音区域の見直しというのも、あわせていただいているところではございます。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 3番、橋本真助議員。 ◆議員(橋本真助君) 騒音区域の見直しについては課長が一番詳しいと思うんですけど、騒音区域の見直しをすれば制限が、要するに、騒音の今の区域が今、騒音も昔よりかは音が小さくなっているというのが防衛省の言い分ですから、制限が狭くなるとかいうような形で言われていると思うんですけど、例えば、この10区の方々からすれば、10区が一番騒音対象には、防音対象それから自衛隊の問題、基地関連の問題、迷惑抱えているというような話は聞くんですけど、例えば、別の立場から言えば、騒音区域10区に入っていないけど、要するに、基地の問題を抱えているというような話もあるわけです。 そこでですね、町長、例えば、町独自で少し勉強していただいて、例えばこの基地、ナイキ基地を含めて築城基地の騒音問題等に関する条例の制定とかいうようなことを考えたことがないでしょうか。 例えば、考えたことがなければ、今後独自の、例えば要望があった場合に、水路、それぞれいろんな問題があった場合に、何割負担というような形で、地元の負担金が出るようになっていると思います。 例えば、そこを、要するに用途等が制限がかかったり、採択されなかったりとかいうような、先ほど担当課長に言われたと思うんですけど、その中で、例えば、この基地関連に関する条例の制定とかいうような形ですね。条例化することが、行政サイドとして条例を制定すれば、そういった問題も解消できるのではないかと少し思うんですが、そういったことが、形はどうあれ、可能か可能でないか、有無をお答えいただきたいと思います。 ○議長(熊谷みえ子君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) ちょっと説明させていただきますけど、築城基地と同じように、北海道は千歳から、宮崎は新田原までの8つの基地が日本国内にありまして、もうそこに関連する市、町、村が連携をしながら、防衛省に対して、そういった再編交付金等を出していただきたいと、そういう要望を首長はやっておりますし、議会は議会で、そういうような会を持っているというふうに思っております。 我々としては、防衛省に対しまして、きょう今、議員が言われているようなことは、全国の基地が抱える全ての自治体で同じような問題が起こっているということで、我々は、防衛省に対して、厳しくそういうことを要望をしております。 それに対して、最近は防衛省だけじゃなく今度は財務省が出てきて、最後は、その会計は財務省がやるんだというんで、財務省のほうにもお願いをしなきゃいけないような状況になってきております。我々としては、日本全国の中で、そういう基地を抱える共通の自治体で、そういう要望活動を行っているような状況でございます。その中で、先ほど言われたような条例化ができるのかできないのか、これは検討していかなければいけないなというふうに思っております。 先ほど私が申し上げましたように、私が議員のときの立場であったら、「これ、なぜできないのかな」ということを本当に思ったことがるるあります。しかしながら、この町長になった立場から、なぜやらないのかというと、そういういろんな制限があるということでございますので、この辺はクリアをしながら、今、議員の言われた、提案された条例化ができるかできないか、これは大いに、私は勉強していって、全国に先駆けて、こういうものをつくったと言えるようなことができるんであればやってみたいなと思いますが、いずれにしても、勉強させていただきたいと、そういうふうに思っております。 ○議長(熊谷みえ子君) 3番、橋本真助議員。 ◆議員(橋本真助君) 条例の内容等は別として、総務課長にお伺いいたします。 例えば、条例の制定に当たっては、内容がどうあれ、例えば、基地関連事業に対しては、要するに、地元負担金を免除というような条例の制定が可能か可能でないかを、内容は別として、条例を制定することができるかできないか、どちらかでお答えをいただきたいと思います。 ○議長(熊谷みえ子君) 山見総務課長。 ◎総務課長山見紀幸君) 内容を問わないということであれば、条例の制定は可能だと思っております。 以上でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 3番、橋本真助議員。 ◆議員(橋本真助君) 私も条例の制定は可能だと考えているから質問させていただいているんですけど、条例の制定が可能であれば、ぜひ町長、協議していただきたいなと思うんです。 我々議会も基地対策特別委員会という委員会があります。その中で今回、地元とも協議をしてきた中でいろんな課題、それから不平不満、それから基地のことに関しての、いろんな批判ばかりじゃ町長、ないんです。この中には、会長の中で、防犯灯のLED工事については要望もあり、10区が一番早くできたのではないかというような、地元の方々も全て批判しているわけじゃなくて、きちっと対応してくれていることにはきちんと評価しているわけです。 例えば、祓郷小学校の空調の問題についてもすぐ対応していただいて、空調がきかなかったのも、教育長つけていただいたのも理解しています。だから、ぜひ条例の制定が、内容を問わず可能であれば、私たち議会もそういった方向性で、私が個人としても、議員として、そして委員会としても、何かしらの条例の制定ができないかというような検討はしていきたいなというふうに思っているんです。 これは、経営協議会で話する中でも、そういったようなお話もいただきました。私個人としては、行政サイドも、そういった特別措置ができるような、先ほど最後に言われた町単独で対応ができないかということを私、質問させていただいたんですけど、一番初めに、町長は、地元に対しては前向きにできることはしていこうということだったんで、条例の制定ができるのであれば、町長、いろんな課題もあると思うんで検討していかないといけないとは思うんですが、ぜひ行政経営課、そして総務課と連携して、条例の制定について検討して、前向きに考えていただけるかいただけないかをお答えをいただきたいと思います。 ○議長(熊谷みえ子君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 先ほど申し上げましたように、大変、この条例が多分、日本全国で先例になると思いますので、その辺はしっかり我々も勉強しながら、どういう方法が一番いいのかということは勉強して、そういう全員協議会にも、またそういう報告もしていきながらしていきたいと思っております。 ○議長(熊谷みえ子君) 3番、橋本真助議員。 ◆議員(橋本真助君) ありがとうございます。そういった前向きな答弁がいただけて、交付金についても、今後地元、そして当該地域以外の部分も含めて、この交付金を使って、要するに使用していくわけですから、住民それぞれが納得していただけるような予算編成をしていただきたいと思います。 また、条例に対しては前向きな回答がいただけましたので、私個人としても、議会としても少し勉強させていただいて、地元の方々と条例の制定ができるような形がとれれば一番いいかなと思っております。そういったような形で対応させていただきたいと思います。 以上で、一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(熊谷みえ子君) 橋本真助議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(熊谷みえ子君) ここで、議長を副議長と交代をいたします。 ○副議長(柿野義直君) ここで、暫時休憩といたします。再開は14時15分からお願いいたします。午後2時06分休憩………………………………………………………………………………午後2時15分再開 ○副議長(柿野義直君) これより休憩前に引き続き会議を再開いたします。 一般質問を続けます。通告順位13番、議席番号16番、熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) 改めまして、こんにちは。16番、熊谷みえ子でございます。本日、9月議会29年度予算執行上の折り返し地点であることから、再度、公共施設の再配置のあり方についての一般質問をいたします。 再配置といいますが、まさに、どう理由づけをしたとしても公共施設の廃止となっています。公共施設の位置づけについて述べてみます。 住民の福祉の向上を地方自治法で戦後提示され、基本的人権の保障、住民に対して保障することが求められているからにほかなりません。地方自治法第244条公の施設、これには住民の福祉を増進する目的を持って、その利用に供するための施設、これを公の施設を設けるものとするとしています。教育、学習、福祉、文化、体育などを住民の生活向上、発達のために公共施設があり、自治体が公共施設を整備、管轄するとされている。地域社会の衰退に密接にかかわっています。学校もない、図書館もない地域に魅力が持てるでしょうか。子供たちは、若者たちは、帰ってくるでしょうか。建てかえをせずに公共施設の数を減らし、更新費、維持管理費も削減することができる。それを中心的なエリアに集中させればよいといいます。老朽化や稼働率、人口動態、財政見通しなどで客観的な指標らしきもので、統廃合を提案をしています。しかし、そこには住民の目線、視点がありません。コミュニティーに果たす役割など数値で、はかれないものがあり、安定的、持続的に地域としてあり続けるために必要なものは何でしょうか。住みなれたふるさとで生き生きと暮らせることが目標であり、住民が元気であればこその地方自治体まちではないでしょうか。 以上の観点に立って、通告に従い、質問をしてまいります。 行政改革、公共施設の再配置のあり方について。 中学校の統廃合の問題です。 学校統廃合により、3校を1校にした場合の生徒数の確保はできるのか。平成36年度を開校を目指すとした、みやこ町中学校の建設エリアについて、どうしていくのか方針を伺います。 学校統廃合で通学距離のことだけを考えれば、近くの行橋市内の中学校に転校を考えざるを得なくなってきてまいります。地域の学校をなくすことで、ますます過疎化が進むおそれが強くなってまいります。 次に、2番目の学校統廃合の問題です。 公立学校施設は、避難所となる地域防災に果たす役割について考えても重要でございます。地域の学校をなくす、このまま進めていってよいのでしょうか。今、豪雨災害などいつ起こってもおかしくない時代となっています。被害が大きくなったことで避難所指定をされていなくても学校として対応が必要になってきています。朝倉市でも典型的な例が出ています。災害時での避難所運営の協力に関して学校としてどのように考えているのか伺います。 3番目の図書館の統廃合について。勝山、犀川の図書館の廃止に関連して質問をいたします。 図書館は、社会教育法上定める社会教育施設であり、その設置及び管理は市町村の事務とされています。学校教育との連携の確保、家庭教育の向上、地域住民その他関係者相互の連携などの取り組みについて重要な施設であると考えます。図書館サービスを支えるのは、質、量的に充実をされた蔵書と専門家としての司書資格を有する人材であり、これまで積み上げてきた経験を生かした職員の体制強化を求めます。また、そのような方々は正規雇用を進め人材の確保をしていくべきではないかと思いますが、その点についてどのようにお考えなのかお伺いをいたします。 以上、行政改革の公共施設のあり方について、今回、主に中学校、図書館行政について2点について、この壇上での大きな項目、質問を終わらせていただきます。明確なる回答をよろしくお願いをいたします。 ○副議長(柿野義直君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 熊谷みえ子議員の質問にお答えをします。今回は、教育問題が多くありまして、私のほうからは1点のみ、避難所となる公立学校施設の地域防災に果たす役割についてをお答えさせていただきます。 全国各地で頻発する近年の災害現場を見るまでもなく、災害発生時等の被災者の避難所として、建物の規模や運動場の広さを考えると地域における学校施設の果たす役割は大きいと思われます。しかし、一方で災害の大きさや規模によっては、長期化することも想定され、避難者が多数であれば授業や学校活動を阻害する可能性もあり、児童生徒が学業を学ぶ場という本来の目的を失うことも懸念されます。現在の防災計画においても一部の小中学校が避難所に指定されておりますが、万が一、長期間にわたって、学校施設を避難所として利用する事態となった場合は、教育現場との調整が必要であるというふうに考えております。 私のほうからは、以上です。 ○副議長(柿野義直君) 屏教育長。 ◎教育長(屏悦郎君) 初めに、中学校の再編整備についてです。 現在、3つの中学校の通常学級は、各学年2学級、3学年で6学級で教育活動を行っておりますが、2学年の通常学級の生徒数は、勝山中42名、豊津中44名、犀川中45名となっています。教職員の配置定数等、基本となるのは学級数であり、毎年2月3月には、県教委から1学級になった場合を想定した教職員配置案の提出が求められるなど、生徒数の減少により教員の配置数も厳しい状況にあります。また、部活動においても、ことしの秋の新人大会では、部員不足のために出場できない部が一気にふえるなど生徒数減少の影響が出ております。 そこで、3中学校を再編整備し、機能的で魅力ある施設、充実した設備を有する学校を建設し、教育活動や部活動を充実させるとともに、補充学習等に積極的に取り組み、充実した学校生活が送れる環境を整備し、保護者や児童生徒に支援される中学校をつくってまいりたいと考えております。 次に、再編整備する中学校の設置場所に係る御質問です。 新しい中学校の設置場所については、現在検討しております。今後、計画どおり平成36年度に開校できるよう設置場所について検討し、町民の皆様にできるだけ早く報告できるよう努めてまいります。 2つ目は、社会教育施設である図書館に係る御質問です。 御指摘のとおり、地方公共団体が社会教育を進める際には、学校教育との連携の確保に努めるとともに、家庭教育の向上に資することとなる必要な配慮や学校、家庭及び地域住民その他の関係者相互の連携及び協力の促進に努めるものとすると社会教育法に規定をされております。 みやこ町の図書館においても、その規定に基づき、学校教育との連携として、小学校に月2回、保育園には月1回の移動図書館の運行、学校司書や担当教諭と連携して行う各学校での読書相談やレファレンスの援助、また、夏休みに行っている読書リーダー養成講座の補助などを行っております。 次に、家庭教育の向上として、子供や保護者から読書相談やレファレンスなど家庭での読書活動の支援やブックスタート事業、ステップ1ブックス事業、おはなし会、子ども読書まつり、夏休みのチャレンジ教室など子供の成長段階に応じた取り組みを行っております。さらに、地域住民その他関係者相互の連携として、図書館利用の機会の充実を図るための講演会や講座、ブックリサイクルの実施、読書ボランティア養成講座等を開催するとともに、県内外の公共図書館と連携し、資料の相互貸借なども行っております。 次に、図書館のサービス充実に係る御質問です。 まず、蔵書についてです。3館合計の蔵書点数は、平成28年度末現在で、30万1,342冊となっており、充実した図書館運営ができているものと考えています。 次に、職員体制です。3館の職員体制については、図書館長以外は、正職員2名、嘱託職員11名、臨時職員6名の体制であり、うち、司書資格者は11名となっております。なお、司書資格を有する嘱託職員は、通常10年まで雇用できることとなっております。 以上でございます。 ○副議長(柿野義直君) 熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) まず、中学校の問題です。まだ、場所を検討していないということです。この問題に関しては、3月議会において一般質問をしています。その折に私が申しましたのは、勝山地域の子供たちは、もし豊津であれば途中に中京中学校がある。犀川地域と決めれば豊津地域に住む子供たちは、泉なり中学校に移動する。そういう可能性が高い。そしてそういう中で、生徒数が確保できるのか、その点について質問をしたところです。ですから、実際に今のところでは、場所も決まっていない、確かにこの予定では36年度ということですけれども、一般質問をしたことに関して、このことに関してどの程度の精査をされたのか、まずお伺いをいたします。 ○副議長(柿野義直君) 屏教育長。 ◎教育長(屏悦郎君) 生徒数の問題でございますが、現状の数字を先ほど申し上げました。現状の40人を切るかもわからない状況の中で、部活も数を確保できていないような状況で、現実に今の段階でも子供たちが他の中学校に動くということが現実的にあっておりますので、この生徒数の確保がいかがかという問題につきましては、1校にすることによって、先ほどから申し上げておりますように、充実した教育活動、充実した設備によって町内の子供たちに理解をしていただく、町内の保護者にも理解をしていただいて、みやこ町の学校に来ていただくと、そういう努力をしていきたいと、このまましておっても子供たちが逃げる可能性が十分あると、その辺を心配しております。 ○副議長(柿野義直君) 16番、熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) まずは、やはり36年度ではあります。そして、この間、豊津地域の小学校の統廃合が考えられています。その中には祓郷小学校、豊津小学校という要するに1つの学校が節丸も含めて、要するに3校ある1校に今の時点では豊津小学校に建てるとされているわけですから、そういうことでは、要するにあいたところに持ってくる可能性もあるわけで、だから、それは並行して本来ならばやっていくべきだと思うんです。そして、その発表の段階によって、やはりそこは全体として学校施設の問題について考えていくべきではないかと思うんです。やはり、ただ、施設が新しくなった、学校が建てかえられましたよということで、子供たちが通ってくれるとは、そこは甘いんじゃないかと思うんですよ。 ですから、3月で一般質問して、今回改めてさせていただいたのは、きちんとやはり検討すべきだと、そこを課題として捉えていただきたい、その点についてお伺いしているんですが、まあ、この間、あり方検討委員会では、小中一貫校ということでやってまいりました。もうこの1年であっという間に計画変更がされている。そういう段階を経てきていますから、このようにきちんとした状況判断、そういう形をとるべきではないかというふうに思うんです。 ですから、現状、教育長としてはどういうふうに町としてもどういうふうにお考えになっているのか、やはりそこは指針を持って取り組んでいただきたい。先ほど言いましたように、公共施設、それは全てに町民の皆さんの暮らしにかかわってくる問題ですから、そういう立場で真摯に検討をしてほしいわけです。再度お伺いをいたします。 ○副議長(柿野義直君) 屏教育長。 ◎教育長(屏悦郎君) 中学校につきましては、あり方検討委員会、平成24年度のまとめの答申の中では、確かに小中一貫校ということが望ましいんではないかという答申をいただきました。我々もその答申を受けて検討はしてまいりました。一昨年度、犀川地区の再編整備について発表したときに、3中学校の再編整備については、小中一貫教育校の設置や統合校の設置など具体的な再編整備について継続して検討することとするというふうに報告をペーパーでもさせていただいておりますので、議員が申された1年で急に変わったというようなことではないということも御理解をいただきたいというふうに思います。 それから、子供たちの減少の数が、一気に進んでおります。今の小学生と小学校に入る前の世代の子供たちの数がかなりまた下がってきております。そういうことも含めて何度も申し上げますが、現状のままでいくと、中学校3校残せば1学級の中学校になってしまう。そのことは先ほど申し上げましたが、1学級になると3学級で教員を配当するとなると9教科の先生が全てそろわないというような状況にもなってくる可能性がある。そういう中学校のほうが子供たちが逃げていくんではないかなと、私はそういうふうに考えております。そこである程度の人数が確保できる3校を一緒にすることで、1学年3学級なり100人程度の子供たちが集まるような学校をつくっていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○副議長(柿野義直君) 議席番号16番、熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) この件に関して、教育長が必ず答えられるのが、部活動の問題なんです。やはり、部活動としての限定されると、まあ、そういうふうによくお答えをいただくんですけれども、確かに小規模校で現状でもまさに寄せ集めというふうに思われているのかわかりませんけれども、まあ、合同でやっているとそう状況ではあります。しかし、部活動をもう引き合いに出すのは、ぜひやめていただきたいんです。部活動は社会教育でもあると、学校が部活動をやらなければならないと、このように考えるから統廃合もやむを得んというような、要するに本末転倒ではないかというふうに思うんです。そこはぜひ、やはり考えを改めていただきたいというふうに思うんです。 今、文科省は、小中学校の適正配置ということで言ってきています。その学級数というのは、到底今、教育長がおっしゃったようなそれにもどうせ満たないんです。そういう中で、やはり地域、豊津、犀川、勝山、そして小中一貫校の検討の段階で示されたように、やはり地域の特性があり、そして地域の根づいた活動があり、そしてそこの生まれ育った地域、そして地域のコミュニティーの核としての位置づけをきちんとしていただきたい、そういう検討が必要なんではないかというふうに思うわけです。小規模校だからではなく、やはり、そこの伝統──この前、上高屋、城井と運動会に行かせていただきました。本当に地域にとって大切な学校だなというのを改めて感じたところです。そういう点で、やはりそこは財政的に確かに厳しいかもわかりませんけれども、ぜひ、持ちこたえてほしい。そこは検討をしてほしいというのが私の思いなんです。ですから、そこら辺の適正規模について、まず、教育長はどういうふうにお考えなのかお伺いをいたします。 ○副議長(柿野義直君) 屏教育長。 ◎教育長(屏悦郎君) まず、部活動のことをいつも言うというふうに言われましたけれども、実際に小学校の統廃合等で小学校の保護者に説明に参ったときにも、高学年の保護者にとっては、小学校が統合されることよりも、中学校の統合のほうに関心があると、早くやってくれないと部活もできないという声をお聞きしました。それほど中学校に上がるときに子供たち、保護者の関心は部活動に強くあるということは御理解をいただきたいと思います。 それから、子供たちの数が少ないということは、教育活動に影響を与えます。一番身近な例を申し上げますと、きょう豊津中学校の文化祭が行われ、合唱コンクールが行われております。今、豊津中の子供たち、すばらしい合唱コンクールやっております。地域の方からもすごいねと言っていただけるようなきょうも合唱ができたというふうに報告を伺っておりますが、3年生はよかったんだけど、2年生はやっぱちょっと厳しかったねと、理由は、先ほど申し上げたことです。3年生は1クラス30人おります。ところが2年生は20人になります。やっぱり壇上に上がると20人、それも男女のバランスがよくないから、合唱としてはやっぱりどうしても見劣りをすると、これも一つの例でございます。学校行事をやる場合にやっぱり子供たちがいることによって、体育祭にしても競い合うということができます。それから、そういうことができるということで、人数をある程度確保するべきだろうというふうに思っております。 そこで、適正な規模ということですが、今、みやこ町で考えられる規模としては、最低3学級なんとかほしいなというふうに思っています。3校合併することによって、なんとか3学級の学校ができるんじゃないかなと、まあ、1学級の中学校というのは、基本的に難しいというふうに考えております。 ○副議長(柿野義直君) 議席番号16番、熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) やはり、地域のコミュニティーの核としての学校のあり方、また前にも申しましたけれども、国際的にも100人規模、そしてクラスがえがない、そのようなクラスが理想であると、世界的にはそういう観点から見られています。既に統廃合が進んでいる全国各地の経験から、小学校が廃校になった地域で人口減少が一層進むという結果が出ているわけです。その地域で30代、40代の子育て世代が住み続ける、そのための鍵は小学校、やはり学校なんです。熊本県では小学校統廃合後、小学生が一人もいない地域が128地域から300地域と2倍に広がったという事実が確認をされています。 行き届いた教育、そして子供たちが生き生きと活動できる学校、地域のセンターというコミュニティーの中核をなす、小学校、中学校の役割からも小規模校のよさを見直すべきではないかというふうに考えるわけです。ぜひ、そこで小学校の廃校、学校がなくなることによる地域の疲弊、そういう点について、ぜひ目を向けていただきたい。そういうことを申し上げておきたいと思います。 小学校の廃校は、地域にとって、さらに過疎化を進めるものとなってまいります。学校統廃合はやめるべきだというふうに考えております。その点について、町長、ぜひ、大体、教育長にお任せしているという答弁がこの間出ておりますので、町長としてのお考えをお伺いをいたします。 ○副議長(柿野義直君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 中学校をどこにするかということに関しましては、教育委員会でしっかり議論していただいているというふうに思っております。小学校の統廃合の問題ですが、御存じのように子供の数が目に見えて減っているということでございます。私が住んでいる地域においても、ここ何年も新生児が生まれていないというような状況で、まあ、私の母親が今一番最高齢者という状況になっておりますけど、これからどういう地域になるのかなと大変憂いはあるんですが、そういう中でどういうふうにしていったらいいのか、私は地域の子を持つ親たちにいろいろ聞くんですが、先ほども教育長が言っておりましたけど、やはり競い合って勉強していく、そういういろんなことをチャレンジさせたいけども、仲間がいないとそれができないというようなことを言っておりまして、将来、自分の子供ももう行橋の学校に連れていこうかなというようなことを言う親もおられました。私としては、ぜひ、このみやこ町内で頑張ってほしいというようなことを言っておりますが、まあ、本当に今の状況で行ってしまうと大変な状況になっていくんじゃないかなと思っております。 しかしながら、この小学校を今の段階では、旧町ごとに1校ずつにしていくということでございます。その中でスクールバスを利用しながら、子供たちの安全・安心も確保しながら、そして子供たちが健やかに学べると、私はそういう学校になったらいいのではないかなというふうに思っております。 ○副議長(柿野義直君) 議席番号16番、熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) この間、よく言われてきているわけです、小規模校は切磋琢磨が総合啓発がなされにくいと。これも実際のところは、世界的にはもう回答が出ているわけです。国連子どもの権利委員会は日本政府に対して、これまで3回にわたって過度に競争主義的な環境による否定的な結果を避けることを目的として、学校制度及び学力に関する仕組みを再検討することなどを勧告をしています。しかし、日本では全く改善をされていない状況が続いています。一人一人の子供がわかるまで学ぶために、規模が小さいのがいいのがはっきりしていると、また、単なる知識ではなく、その応用力、思考力、問題解決力など、社会人になって求められる知的能力、知恵を身につけるには、少人数の共同学習が有効であることは立証済みと、このように小さな学校、小さなクラスが世界の流れとなっている。このようになっているわけです。 そういう点では、やはりみやこ町においては、小中連携の教育も進んでいると伺っています。ですから、それは上高屋小でもたしか連携で合唱の練習していましたよね。そういうふうな学習教育上の連携のあり方でそこら辺のマイナスは解消できるのではないかというふうに私は思います。子供の成長、発達、安全を第一に地域のよりどころとしての小規模校、学校の存続を再度求めたいと思っております。 それから次に、学校の避難所の問題でございます。学校の今回ちょっと朝倉等の九州北部豪雨の中で思いましたのは、やはり基本的なこういう災害マニュアルが必要かと思います。みやこ町としても大規模な避難訓練等は余りされたことないし、そこら辺ができていないというふうに感じています。いつ何どきこのような災害が起きるような事態になっているのかわからないと、この間ちょっとそういうふうな朝倉の例もありますので、学校現場としてはどのような取り組みがなされ得るのか、お伺いをいたします。 ○副議長(柿野義直君) 屏教育長。 ◎教育長(屏悦郎君) 学校の危機管理に関しましては、従来は火災に対する避難訓練が基本でしたが、東北の震災を受けて地震に対する対応が一つ必ずやるようにということで、地震を含めて年に2回程度は必ず避難訓練等の防災教育をするということになっております。今回また、北朝鮮の問題も含めて新たな課題も提示をされておりますけれども、学校では危機管理マニュアルを用いて、子供たちの安全確保ということで、避難訓練等を年2回程度は必ず行うというのが町内の学校の基本的なスタイルでございます。 ○副議長(柿野義直君) 16番、熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) 政府の調査結果がございます。避難所となる公立学校施設の防災機能に関する調査の結果ということで、地域防災計画や防災マニュアル等における防災担当部局との連携、協力体制の構築状況として挙げられています。全国で連携協力体制を構築している地域防災計画でそれぞれの役割を明確化している。現在、地域防災計画等で明確にすることを検討している。今後、明確化する予定というふうにパーセンテージが示されており、その点がみやこ町においては、どのように準備されているのか、まあ、備蓄のことに関しては、町長が当初、行政報告でされておりますけれども、それ以上の何か今後の計画防災が今取り組んでいると思いますので、その具体的な取り組み状況についてお伺いをいたします。 ○副議長(柿野義直君) 山見総務課長。 ◎総務課長山見紀幸君) ただいまの御質問にお答えします。地域防災計画につきましては、たしか平成22年度に最初つくってから、余り改定がなされていないということで、昨年度から今年度にかけて今、防災計画の改定作業というところに入っておるところです。 この中につきましては、国・県との連携を図りながら、この町の防災対策をどのようにしていくのかと、例えば、避難所であるとか、危険箇所がどこなのか、あるいは初動体制をどうするのか、そういったこと総合的な計画を今、策定している最中でございます。まあ、この計画としては、今年度中には策定し、皆さん方にお見せできるものというふうに考えているとこでございます。 以上でございます。 ○副議長(柿野義直君) 16番、熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) 実は、今回どうしても検討してほしいと思い、入れております。要するに学校またいろんな避難所施設となる部分についての避難所施設としての充実のあり方の問題です。要は、そこに耐震性の貯水槽プールができているのとか、まあ、要するに水の確保です。それからトイレの確保、そのようなものと。それから今は、電源の確保、発電とか、そういうものが必要と。耐震性の貯水槽、自家発電設備、通信設備、それからトイレに関するマンホールトイレの設置の問題とか、それから昨日の質問でもありましたけれども、福祉避難所の件で言えば、スロープ等における段差解消とか、そのような多目的トイレの検討状況とか、そういうものを各学校で調査した資料があるんです。 ですから、ぜひそれを検討していただきたいし、今回入れましたのは、やはり地域に果たす、先ほど申し上げましたように、コミュニティーの核としての中心部、そして避難する場合にしても歩いていける──車使ったらいけないというのは指導ですから──歩いていける範囲にある施設。だから、これほど防災上も必要な施設ではないかということで、ここで取り上げさせていただいております。ぜひ、検討をしていただきたいと思います。どうでしょうか。 ○副議長(柿野義直君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 役場の職員、特にここにおられます幹部職員は、全ていろんなそういった台風が来るときには、役場に出てきて会議を行ってどういう体制で行こうかということは、準備をしているんですが、残念ながら、それが町全体でどうなっているのか、町民の皆様あるいは教育関係でどうなっているのかというそういうところのことをもう一回改めて、我々としてもどういうふうに今後防災活動していくのかということは、考えていく必要があるのかなというふうに考えております。 ○副議長(柿野義直君) 熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) 災害はやってきてからでは間に合いませんので、ぜひ、日常的な検討そして実施をしていただくと、そういう立場でよろしくお願いをいたします。 図書館の問題でございます。図書館の位置づけについて、再度、お伺いをいたします。みやこ町の第2次総合計画がございます。これには、中央図書館1校にするとは一切計画にありません。これは、図書館は地域の情報の拠点として多くの住民に親しまれ、利用される施設、そして機能することが求められると、多様な資料の提供、レファレンスサービス等を充実をしていくと、中央図書館、犀川図書館、勝山図書館の連携強化を図ると、そして特色ある図書館運営を行いますと。報告にあるように本当に多彩な取り組みをしていただいています。 このような中に、なぜ、突然、図書館の廃止が出てくるのか、その点についての検討、その今度の提案について総合計画にもないような方針がどうして出されたのか、その点についてお伺いをいたします。 ○副議長(柿野義直君) 暫時休憩に入ります。午後2時53分休憩………………………………………………………………………………午後2時55分再開 ○副議長(柿野義直君) 会議を再開いたします。 一般質問を続けます。進行政経営課長。 ◎行政経営課長(進光晴君) 行政改革の中で出てきた話でございまして、もちろん総合計画の部分では、先ほど言われました熊谷議員が言われたとおり、統廃合の件は書いてはおりませんが、これは事の起こりは、行政改革の中でこの部分は総合計画の中に入っておりますが、こういった形で始まったものでございます。 以上でございます。 ○副議長(柿野義直君) 16番、熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) 私は、この総合計画案が出されたのは平成28年の2月です。そして公共施設総合管理計画が渡されたのは平成29年3月、ここに突然書かれているわけです。だから、先ほども小中一貫校の問題も言いましたけれども、やはり、本来ならば総合計画が優先なはずなんです。それに基づいて町政運営をやっていく。そこが必要なんじゃないかなと思うんです。確かに国は、この形の公共施設総合管理計画を出せと言っています。そしてそのことによって、交付税算定なり、補助金算定なりを要するにさじかげんをして、締めつけようとしているわけです。 そこで、やはり問題なのは、合併のときがそうだったじゃないですか。今の事態を招いているのは、この合併ですよね。国の合併押しつけの結果が、今のこの公共施設の統廃合につながっている。それは、ひとえに国が地方自治体の権限を奪い、役割を押しつけていっている結果だというふうに思います。 私は、教育長、学校の自己点検評価外部評価委員会の所見というのが毎回出されますね。そこには、図書館の整備充実というのがきちんと毎回書かれてきているわけなんです。ですから、基本的にそのような位置づけをされているというふうに私は理解していたわけですよ。ところが、このように突然な総合管理計画ということの名を借りた廃止を持ってきていると。その点について、やはり納得できないと、その点でこの場でぜひ質問をしたいということでさせていただいたわけなんですけれども、図書館の役割を、まあ、私が申すまでもありません。本当に地域のよりどころとなる、そして、これから少子化、高齢化となる中の、やはり図書館が果たす役割というのは、重要だと思うんです。それこそ、歩いていける範囲、そのような役割を果たす地域の文化の拠点、核としてのまさに福祉施設のあり方としても、図書館というのは必要度が高いものなんです。そういう位置づけを、まあ、教育部門だけではなく、ぜひ持っていただきたいというふうに思います。 せっかくの図書館施設を他に用途転用してしまう、そのようなあり方は、ぜひ、再検討をしていっていただきたいと思います。まあ、これは先ほどのちょっと休憩に落としましたように、まだ経過と流れが把握できていないというふうに思います。ですから、そこら辺は重々、このような突然1年でころっと政策が変わる総合計画に反するような管理計画はないということを前提に、私は再検討を求めたいというふうに思います。 以上、やはり、みやこ町になって、蔵書も大分ふえてまいりました。毎年1,000万近い蔵書計画を持ち、そして、学校図書館との連携がされてきています。そういう意味では、移動図書館もふやしたわけです。国の補助金でふやしました。ですから、そのようなものも活用しながら、ぜひやっていただきたいというふうに思います。 それで、最後もう一つ、この支えるのは量、質的に充実されたと、10年間の雇用期間を継続していますよということですけれども、これは、やはりいろんな経験を積む必要があるんです、レファレンスというのは。やはり、地域の教育の相談とか、いろんな形での教育活動に参与できるそのような司書資格を持って、司書資格というのはそういうものだと思うんです。ですから、それは地域の文化のバロメーターでもあると思います。ぜひ、この方々の正規雇用を進めていただきたいと思います。 みやこ町は職員数187人で、臨時非常勤は84人と。そして、合計で非正規率は31%になっています。福岡県全体で見れば、56%という異常に高い地域もあるんですけれども、臨時非常勤の比率は3割以上が占めていると。そういう意味では、これも合併の後遺症みたいなものですよね。公務員を減らせ、減らせということで、正規雇用をどんどん削ってきています。ぎりぎりのところで皆さんがお仕事をされているということも理解しています。 ですからなおさら、そこは国言いなりではなく、住民の福祉向上、そして、住民の皆さんにとって仕事ができる人数をどのように確保していくのか。そして、この図書館行政については、ぜひ参観の維持、そして、そのような正規雇用を持って、地域の文化を育て育成する立場に立っていただくことを申し上げ、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○副議長(柿野義直君) 通告順位13番、熊谷みえ子議員の一般質問を終わります。 ここで、議長を交代いたします。────────────・────・──────────── ○議長(熊谷みえ子君) 以上で、本日の日程全て終了いたしました。 本日はこれにて散会にしたいと思いますが、御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊谷みえ子君) 異議なしと認めます。 本日はこれにて散会とします。お疲れさまでした。午後3時02分散会──────────────────────────────...