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令和2年度第12回定例会(第3日) 本文 開催日:2021年03月12日
令和2年度第12回定例会(第3日) 名簿 開催日:2021年03月12日
令和2年度第12回定例会(第3日) 名簿 開催日:2021年03月12日
令和2年度第12回定例会(第3日) 本文 開催日:2021年03月12日

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  1. 川崎町議会 2020-03-12
    令和2年度第12回定例会(第3日) 本文 開催日:2021年03月12日


    取得元: 川崎町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-26
    最初のヒットへ(全 0 ヒット)                  午前10時00分開会 ◯議長(櫻井 英夫君) どなたもおはようどざいます。  ただいまより本日の会議を開きます。        ────────────・────・────────────   日程第1.会議録署名議員の指名 ◯議長(櫻井 英夫君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、松岡議員大谷議員を指名いたします。        ────────────・────・────────────   日程第2.日程の通告 ◯議長(櫻井 英夫君) 日程第2、日程については、配布の議事日程をもって通告にかえます。        ────────────・────・────────────   日程第3.一般質問 ◯議長(櫻井 英夫君) 日程第3、これより一般質問を行います。質問は、質問通告一覧表の順番で行います。  質問通告書を提出している議員は6名です。  質問者の方にお願いをいたします。前質問者と重複する質問は避けてください。質問・答弁はできるだけ簡明にお願いいたします。  質問は、1人30分以内です。これより質問に入ります。初めに寺田議員。 ◯議員(10番 寺田 響君) おはようございます。10番議員の寺田でございます。久しぶりに質問をさせていただきます。  この質問に至って、聞いていただいてる方に少し寺田響の質問かたくてちょっとわかりにくい。そして早いということを聞いておりますので、今回はじっくりと少しいつもよりも時間をとって、質問をさせていただきたいなと思っております。  本日の1つ目の質問は教育に関する質問でございます。  この教育の中でもさまざまなジャンルがある中で、スポーツ、学力、文化などさまざまなジャンルがありますが、やはり学力を重点に置いた質問をさせていただきます。
     先日、議会の初日に原口町長のほうが所信表明をされました。この中で、やはり「ReBorn!川崎町」ReBorn、再生という。計画もさることながら私はこの再生という言葉に、ものすごくやはり心にくるものがあります。と言いますのも一番最初、私が議員になって一番最初の質問のときにここで、川崎町を再生するには教育しかないだろうということを一番最初に質問をさせていただいた。これをよく覚えてるんですけど、今もその気持ちは変わりません。再生という言葉にはもちろん傷んだところを修復させる、そういった意味合いがあろうかと思うんですが、質問の内容は川崎町のどこを修復するべきなのかというとこに踏み込んで質問をさせていただきます。  まずはコミュニティスクールについての質問です。  これは平成28年に協議会が発足されました。前町政の中で特に力を入れてきた政策だと思います。前町政の中では教育非常事態宣言。携帯を持ち込まない、非常事態宣言を出しながら、さまざまな教育の施策に取り組んできました。  その中でもやはり地域というものとそして学校、これの連携を構築していったことは非常に大きなことだと思います。特に学びっこ教室です。やはり学校の中に地域が入っていって教えていく、これは非常に大きな一歩だというふうには感じてるんですがその集大成として学校と地域、その地域の中に家庭も入ってます。この連携した形を今後どんどんこの川崎町で構築していくということでコミュニティスクールが始まりました。  平成28年ですから4年経った。今年度はコロナでなかなか活動ができなかったとは思います。この4年間での活動の実績の成果。そして今後の課題というものをお伺いしたいと思います。 ◯議長(櫻井 英夫君) 小峠教育長◯教育長(小峠 英人君) おはようございます。寺田議員の御質問にお答えいたします。  コミュニティスクール協議会とは学校、保護者、地域が一体となって学校運営を行っていくというものであります。コミュニティスクール発足当初は、学校側から学校の様子や取り組みを、保護者や地域の方に報告するだけの会議で終わることが多かったようです。  現在では年度ごとの学校運営を協議・検討して年度目標を設定しております。またその目標を具体的に実践していくボランティア活動支援を募り、目標達成に向けた活動を実施していく学校もできてきました。  ただ、すべての学校がうまくいっているかというと、そうではありません。コミュニティスクール協議会年度目標が決まっても、実際に活動を行うボランティアによる支援体制に苦慮している学校もあります。  このように、今現在では学校により取り組み内容や成果に差が出ていることが、一番の課題であります。  今後学校運営をより円滑に、そして運営目標達成に向けた成果を上げていくために保護者と地域の方の連携をより一層深めていかなければ、このコミュニティスクールは推進していけないと考えております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 寺田議員。 ◯議員(10番 寺田 響君) 今後の課題も踏まえて今お聞きしました。当初の計画よりどうだったのかと検証もシステム上必要なのかなというふうに思いますが、なぜうまくいかなかったのかということを問うつもりじゃないんです。やはりそのうまくいかなかったということを次に生かして、ということも踏まえて次の質問させていただきたいと思います。  2つ目に書いてます、子どもたちの「生きる力」を育んでいくためには、という質問があります。これは地域社会におけるコミュニティスクールで、地域との社会における子どもたちをどういうふうに育てていくか、というふうに質問させていただいた文です。  しかしこれ少々かたい文になっておりますので、少しかみ砕いた形で質問をさせていただきます。質問内容は全く変わりません。  そもそもですけれども、教育分野における学力の向上というのは必要性は何なのか。よくこれは話をいろんな人とさせていただくんですけども、それはもちろん各個人、各家庭学力の向上、学力の確保についてはさまざまです。しかし町にとって学力の向上の必要性というのは、私は十二分にあろうかと思います。  たくさん理由がある中で私は特に、町が税収少ない3割も満たない自主財源の中でやはり学力というのと、税収というのはもちろん一般的に比例しています。例外はもちろんありますが、やはりその中では将来の町の税収を確保するために学力の向上に力を入れるというのは、十分に理由があると。  そしてもう1つ企業誘致です。よく予算審議などに一番最初に出てきますが、企業誘致をする中で企業というのは、何よりも先に私はその地において優秀な人材が確保できるかどうかというものを、一番重要視すると思います。その重要な人材を確保できるかの1つの指標として、その地域、その周辺の学力というものが非常に1つ大事な指標になっているのは、これは間違いないでしょう。そういった面も踏まえて、やはり川崎町にとって学力の向上というのは十二分に理由がある。  そこで添付で付けさせていただいてますが、教育基本法の10条の2というところに、ここ少しかたいですけど読みます。  「国及び地方公共団体は、家庭の自主性を尊重しつつ保護者に対する家庭学習及び情報の提供、その他の家庭教育を支援するために必要な施策をとるよう努めなければならない」というふうにあります。  町の施策としてはどうでしょう。先ほど少しお話しましたコミュニティスクール学びっこ教室、そして土曜の風。今回はGIGAスクール構想も始まります。他の市町村と比べて、こういったサポートする面については施策ということに関しては、川崎町は他の市町村よりは私はやっていると思います。  そして学校はどうでしょうか。学校の先生もちろんいろんな意味で合う、合わない先生いらっしゃると思いますが私は子どもに中学校、小学校いますが総体的に見て、先生は本当に非常に頑張っていただいていると感じてます。  では、なぜ計画のように思ったように学力の向上というものが進まないんでしょうか。私はやはり学校、家庭そして町の施策というものがありますが、今までは学校の取り組みはこうなんだ、町の施策はこうなんだというところに問題を重視しすぎて、一番大事なところに私は問題点を置いていかなかった。だからこそ、ここ何年改善のめどが立たないというふうに感じています。  そこで10条の一番最初、教育基本方針の一番最初、議員ですから法律をもとに、条例をもとにお話をさせていただきたい。父母その他保護者は子の教育については第一義的な責任者を有する、と。これはつまり教育において一番の責任者は保護者であると。当たり前のことですが、やはりここの部分に私は大きな修復点があるのではなかろうかと。つまり親の意識であります。もちろん学力がすべてだとは言いません。それは十分に承知してるとこでありますが、やはりこの親の意識というところ保護者の責任というところに問題を置いていかなかったと。確かに非常に難しい、町が打ち出す施策としてもなかなか難しい、取りきれない。しかし私はこの問題についてきっちりと取り組んでいかなければ、いかに優秀な先生がどこから来ようとも、GIGAスクールで日本一わかりやすいアプリが来ようとタブレットが来ようと、私は到底町が掲げる教育の改善、学力の県平均、全国平均には遠く及ばないと思います。  もう少し具体的に言いましょう。親の意識とは私が感じる中では、過保護な部分そして放置の部分両極端にあろうかと思います。この放置という面については、もちろん子どもを育てることを放棄することではありません。子どもの今の実力がどれくらいなのか、通知表ではわかります。しかしそのことに対して無関心過ぎる。そして、過保護の面。この過保護という面はさまざま人の尺度ございますが、やはり子どもの生活様式の中でゲームや携帯、それも含めて過保護な部分が非常に出てきていすぎる。  つまりは家庭の中で培っていかなければならない生活習慣というところに、大きな修復点が川崎町の教育の中で大きな問題となっているのではないですか、ということを提起をさせていただく。もちろんこの問題については取り組みというものは非常に難しいことではあります。さぞかしここでお話してるもので、私が優秀な保護者なんだろうと思ってるかもしれませんけど全くです。全く優秀でも何もありません。偉そうなことを言って…… ◯議長(櫻井 英夫君) 寺田議員、質問をまとめてください。 ◯議員(10番 寺田 響君) ちょっとじっくりいきすぎました。  優秀な保護者ではありませんけれどやはり子どもたちには、一番子どもたちの人生はしっかりと保護者として責任を持っていくということが、一番大事ではなかろうかというふうに感じております。  質問に入ります。先ほども言ったように子の教育については最大の責任者は保護者である。家庭教育とはつまり、保護者の意識であり教育に対する保護者の意識の改革を行わなければ、川崎の教育に未来はないというふうに感じてます。  今後の川崎町の教育改革について先ほどの話も含め、教育長の考えを伺いたいと思います。 ◯議長(櫻井 英夫君) 教育長。 ◯教育長(小峠 英人君) お答えいたします。議員の御指摘どおり、子どもの生きる力というものを育んでいくためには、学校教育家庭教育が両輪となって取り組んでいくことが最も重要であると考えています。中でも保護者の意識改革でありますが、この保護者の意識改革は学校も教育委員会も最も苦慮をしている部分でもあります。  対応策といたしましては、これからもということが付きますが、これからも引き続き講習会、保護者懇談会PTA教育講演会家庭訪問各種配布物等で啓発活動を続けさらに個別の保護者に対しては関係機関の力を借りながら行ってきたいと考えています。  先ほど議員が述べられておりましたが、基本的な生活習慣というものは実はそれほど難しいものではありませんで、時間を守る。あいさつとお礼ができる。身の周りの整理整頓。難しいものではありません。靴を揃える、使ったものは元に戻す。言葉遣い、何々のあとに、です、ですか。何々のあとに、ます、ますか。何々のあとに、ください。好き嫌いをなくす。そういうもので決して難しいものでありませんが、これがなかなかまだうまくいってないという現状があります。  またその中でも、特に人格の形成にとって大事な就学前の家庭教育。さらに言えば母親の胎内、妊婦です。胎内にいるときからの胎児との関わり方など特に重要なことだと考えておりますので、今後は保護者のライフステージライフステージは長いわけですけども、子育てに関するライフステージに合った講習会等も実施していければと考えています。 ◯議長(櫻井 英夫君) 寺田議員。 ◯議員(10番 寺田 響君) 先ほど教育長に未来につながるような施策のことも聞きました。非常に、私も6年でようやくこの質問ができると。6年無駄だ無理だ言われ続けて本当にこの問題、非常に数字も形も表れないところの改善となります。非常に難しいものがあるんだろうというふうに思っています。しかしこの大きな問題には必ず原口町政であれば、私は大きな一歩を踏み出せるというふうにも確信しておりますし、そのための努力は惜しまないつもりです。  先ほど教育長がおっしゃられたように、未来ある子どもたちのために一番子どもたちのことを考える時期にそういった講習、講義を行うということ非常に感銘を受けましたけど未来の子どもたちのために保護者と同時に人を育てていくということを重点に置きながら、今後も施策を行っていただきたいとお願いします。  それでは続きまして2つ目の質問。De・愛にある移動販売車についてです。  これはDe・愛にある移動販売車、軽自動車、そして1トン車がございます。コロナ禍の影響というものもあると思います。これはこの地場産業の促進、ひいては未来には買い物弱者への救済という意味も込めて導入をされていると思うんです。  いつもあそこ通りますけどなかなか、稼働しているというのがなかなか見えない。いったいどういうかたちで今後考えているのかというとも含めて、この成果と課題というものをお伺いしたいと思います。 ◯議長(櫻井 英夫君) 原口町長。 ◯町長(原口 正弘君) 議員が言われますように、De・愛の前を通ると2台がいつも駐車しているという状況が今続いているわけでございます。このトラックと軽貨物、平成28年に購入したものでございます。28年12月より要望もございまして毎週月曜日、木曜日5カ所程度で移動販売を始めたところでございます。それから29年当時まで稼働をいたしておりましたが、利用する方が少ないということと相まって採算が取れず赤字経営が続いたということが理由によりまして、29年以降は中止しているという状況が続いているところでございます。  その後移動トラック、1トントラックにつきましては株式会社De・愛。そして軽貨物については直売所が現在管理しているところでございます。  移動販売車の貸し付けの要望等は最近あったのは事実でございまして、ただ利用目的が町に合わなかったということで保留をしてるということでございます。今後も目的等を確認しながら、やはりじっとそこに置いておくのはもったいないからですね。有効利用を図っていって、民間に貸し出しも含めて検討してきたいなというふうに考えております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 寺田議員。 ◯議員(10番 寺田 響君) 民間の力を活用して今後検討していくと。このコロナ禍において買い物弱者、接触の面で、先ほど赤字というのも話してました。なかなか動きづらい面多々あると思うんですが、コロナ禍であるからこそこういった販売車を有効に使われるように願いたい。  ただ民間に貸し出すという話をしてますが、後ろにでっかくDe・愛と打ってますのでなかなか民間的にどういったものか。  一番はDe・愛として採算がとれるようなかたちも模索していただきながら活動していただくのが一番よいのだろうというふうに思っておるのですが、今後の活動の内容も含めて見ていきたいというふうに思います。  続きまして3つ目の質問。添付資料もつけております。  この質問を一番最初にしたかったんです。教育云々というよりもまずこのごみの問題、町内環境の問題というふうに件名を打っておりますけど、これこそやはり教育の最たるものだというふうに私は感じております。  町内一斉清掃の効果もあり、各行政区自体はごみが少ないというふうに感じるんですけれども他の市町村につながる道、特にいま添付させていただいてるのは一番ひどいなと思ってるところです。伊加利に続いてる道です。そこがごみがひどいんです。今後、観光とか教育とか力を入れていく。まず、ここであろうというふうに感じるわけです。  先日ここを通ったときに、私子どもと一緒に私は子どもの教育の一環として木城のほうから嘉麻市のほうにつながる道でごみ拾いをやってはいるんです。たまたま藤の伊加利に続く道を下りていくときに、高校生がごみ拾いをしておりました、そこで。それも有料袋、黄色の袋でした。あわてて降りて話をさせていただいたんです。見てられないということで正直なところ、大人が捨てて子どもが拾ってると。これほど非常識なことはないだろうというふうに感じました。  この質問にかえさせていただいてるんですが、やはり何よりごみそして自分の町を自分たちできれいにする。町にお願いするからにはいろんな意味で施策も講じなければならないかもしれません。  根本的には、私は教育の問題だと思ってます。その面も踏まえて今後、この環境問題について町としてどう考えているか、もちろんここの藤のところ写真撮ってますけれどもこれは県道であり、田川市との境。田川市のほうがごみが多く境目としてあるんですが、そういった垣根を越えてこの問題としては取り組んでいくべきではなかろうかというふうに感じています。  その取り組みについて、今後どういうふうにされるか伺いたいと思います。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 寺田委員の御指摘のとおり、県道沿いにごみが散乱してる状況が見受けられるのは確かでございます。町に遠くから来ていただく方にとっては十分そこを通ってくるから、やはり町といたしましてもそういったごみが目立つところの路線については重点的に、今後はきれいな状態を保つという取り組みをしてまいりたいなと思っておるところでございます。  また現在町も皆さん御存じのとおり、年2回一斉清掃を行っております。それと近年いろんなボランティアの方が、町が行ってまいりますいろんなイベントの前に自主的に清掃活動しようかということで申し出もある状況は続いておるということで、町内にとっては美化に対しての認識がかなり上がってきているものではないかなというふうに思ってるところでございます。  また去年はコロナの関係で中止にいたしましたが、子ども議会でいつもあるのがごみが汚い、散乱しているということで町は何をしているのかという御指摘があるわけでございます。やはり子どもにとっては大人がそういった活動をしているということが、まだわかってないということもあります。そのときには言ってるんですけどね。  そういうこともございますんで、できたら教育長ともいろいろ話をしながら子どもたちと一緒に住民の方と行政が一緒になって、ごみの清掃活動ができるような機会がつくれたらいいのかなと。  ただこれには休みの問題とかいろいろな問題がありますので、そこら辺をクリアできたら小さいお子さんから町民全体が一緒になって川崎町を美化する、という活動をしていきたいなというふうに現在考えているところでございます。 ◯議長(櫻井 英夫君) 寺田議員。 ◯議員(10番 寺田 響君) まさにそのとおりだと思います。これを町にお願いしたときに、もちろん年に数回町のほうもきれいに清掃していただいてるというのも、僕も存じてるんですけど、それ以上に捨てる量と捨てる速度というのは早いんです。  根本的にやはり捨てる人というものについて考えないと、改善には向かっていかないだろうというふうに感じておりました。町長が言われたように、子どもと一緒に捨てないという社会をつくっていくという面については非常に大賛成です。そのために私ももちろんですけれども努力は惜しみませんので、町全体として私も取り組んでいきたいというふうに思いますので、この取り組みについて一層邁進していただくようお願いをいたします。  少々いつも以上に長くはなりましたけども、以上で私の質問を終わります。        ……………………………………………………………………………… ◯議長(櫻井 英夫君) 次に手嶋康徳議員。 ◯議員(6番 手嶋 康徳君) 皆さん、おはようございます。議員番号6番の手嶋康徳でございます。今回令和2年度最後の議会での一般質問を、2番目にさせていただくことを光栄に思っております。気を引き締めて質問をしたいというふうに思っております。  先ほどの1番の質問をされました寺田議員のほうからも出ておりましたけども、この「ReBorn」の総合計画、非常に原口町政の熱い思いが伝わってきます。そしてまた町が策定しておる計画書で、すべてこの「ReBorn」の文字とこのロゴが入っております。私個人的にはこのロゴ非常に好きです。川崎町がよく表れているような感じがいたします。  それでは今回は3つの質問をさせていただきます。よろしくお願いをいたします。  まず1つ目に、農業振興についてです。  第6次総合計画ReBorn」には農業振興の重点施策として担い手農家の育成確保を進め、新規就農者が参入しやすい環境をつくり、受け入れ体制を整えると。積極的参入を支援するとありますが、施策の具体的な取り組みについて町長の考えをお尋ねをいたします。 ◯議長(櫻井 英夫君) 原口町長。 ◯町長(原口 正弘君) 手嶋議員の御指摘の農業の振興についての件でございますが、川崎町の農業を取り巻く環境は他の産業に比べましても担い手の高齢化、また後継者の不足などが急速に進んでおります。高齢化も相まってです。  そのような状況の中、耕作放棄地が増加したりとか貴重な農地を次の世代に受け継いでいくことが、大変困難な状況にも現在あるのがわかっているところでございまして、その状況を解決するための1つの方策といたしまして、新しい担い手をいかに確保するかは大変重要なことであり、そのための就農希望者並びに新規就農者からの相談を受けたり、または関係機関と情報を共有しながら新規農営者の経営所得の安定化に向けた支援を現在行っているところでございます。  その一環といたしまして、年間最高で150万円の資金を最長で5年間交付することで、農業次世代人材投資事業というのを展開しているところでございます。この制度を活用いたしまして、5人の新規の農業者を支援し今後もこの新規農業者への町の農地の貸し出しを含めて、積極的に支援をしてまいりたいと思っております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 手嶋康徳議員。 ◯議員(6番 手嶋 康徳君) 原口町長が就任されまして、1年と10カ月が経過をいたしました。その間、昨年の3月の定例議会におきまして、農業土木事業に係る受益者分担徴収条例が可決をされました。農業施設に係る事業費の10分の1が受益者負担となりました。スピード感を持って農業関係施設の取り組みをしていただき、感謝をいたしておるとこでございます。  また、耕作放棄地対策、環境保全作物であるレンゲを安宅、木城、東川地区においては計60ヘクタールという面積に栽培がされており、そしてアップルクーヘンやアップルバターなどの特産品の開発など、第6次総合計画により政策を着実に取り組んでおることにつきましては敬意を表するところでございます。  3月2日の原口町長の施政方針で、川崎町の基幹産業の1つである農業においては高齢化や後継者不足による耕作放棄地や、離農する農家が増えている中で農地の流動化や集約化、農業用施設の基盤整備を行うことにより借り手農家が効率良く、農作業ができる環境の整備の推進を行う。これも大変重要なことですが新規就農者の育成、確保がさらに重要と思われます。  このことにつきましては就農相談を行いながら、町有地の貸し付けや国の交付金の事業を活用し新規就農者の確保に努めるということで、先ほど町長からの答弁があったとおりだろいうふうに思っておるわけですが、具体的な考えをお尋ねをしたいと思います。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 今申し上げましたとおり、新規農業者については150万を5年間ということがございます。またあとの議員の質問にもございますけど、農業全体を考えますとやっぱり組織化していくことが大事じゃないかなというふうに考えておりますので、組織化について検討して参りたい。  それと具体的な例は、今手嶋議員が申されたとおり基盤整備を行うための農業者に対しての負担金を、今まで3割負担だったのを1割にすることで基盤整備をスムーズに進めたいという思いはありましてやったところでございます。  そういったことを合わせまして農業の振興に努めてまいりたいと思ってますが、やはり一番大切なのは担い手不足を解消していく、高齢化に対応した農業を守っていくためにはやはり農家の集約化、そういったものを進めるのが今後の課題だというふうに考えております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 手嶋議員。 ◯議員(6番 手嶋 康徳君) 新規就農者に対する支援策については、先ほど町長から説明があったとおりでそのようには理解をしておるわけですが、この新規就農者に対する支援策につきまして、あと1歩2歩踏み込んだ取り組みを提案をさせていただきたいと思います。  新規就農するためには人、農地、そして技術。施設や農業機械などを購入するための資金が必要となります。まず人については、新規就農を目指す人は営農に対しての強い思いがあります。  農地は幸いにも本町が所有する、上真崎の焼却場予定地であった水田があります。施設につきましては、町が事業主体となって現在消費者に人気が高い高収益が図られるイチゴやミニトマトなどの栽培施設を国、県の補助金を活用した園芸施設をこの町有地に建設をし国の就労支援金、先ほど町長も触れておりましたが、1年に150万円ほど支援金がもらえるようになっとるわけですが、その支援金の対象になる方々町内外の方々に新規就農者としての公募を行い、そしてその園芸施設で3年から5年の研修を経て新たに就農者自身による施設の導入を支援していくという取り組みをされてはいかがでしょうか、というふうに私は思っておるところです。  また町が建設した施設を施設利用料として就農者が払っていただく。すなわち公営住宅の農業施設版とでもいいましょうか。このことにより資金に対しての支援ができると思います。技術につきましては、関係機関等十分なる連携を図りサポート体制を確立することも必要でございます。  いずれにしましてもスピード感を持って農業施設の整備に取り組んでいただき、まずは長期的に新規就農者と、安定した確保が図れる研修施設の建設が実現することを切に願います。  あわせてこのたび農業振興促進協議会が附属機関として設置されました。農業振興地域整備計画の見直しをしまして十分な調査、審議を行っていただきたいと思っております。  それでは、次の質問にまいりたいと思います。2つ目の質問でございます。観光振興についてです。  第6次総合計画ReBorn」には農業と観光のまちをめざし、川崎町農産物直売所De・愛と隣接する安宅川周辺を観光の拠点として整備し、道の駅におきましては町全体の経済産業の活性化の拠点として整備を行う。そして観光地の魅力を高めるために池尻駅周辺を総合的計画的に整備するとありますが、施策の具体的な取り組みについて町長のお考えをお尋ねをいたします。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 観光振興について現在取り組んでいるのがDe・愛周辺の整備。それから道の駅の建設について取り組んでいるところでございます。  本町は皆さん御存じのとおり、歴代の町長が安眞木地区あたりの観光開発を含めて大きな事業をやってきております。また安眞木地区、東川を含めて各所点在する観光施設がいっぱいあるわけです。光蓮寺、それから魚楽園それと戸山原古墳、リンゴ園、それからまたキャンプ場等があるわけでございます。
     また先ほど申し上げましたとおり安眞木地区観光開発というのを、平成元年当時から数年かけて基盤整備を行ってきたところでございます。現在年数が経って、観光施設等も老朽化が進んでおるところでございます。老朽化しても歴代の町長さんと、また行政、議員さんたちがつくった施設というのは、まだまだ整備すれば点在して活用できるわけでございます。それが今まで点でしかなかったということで、なかなか町全体の観光開発ができなかった。利用できなかったと。  今回私はDe・愛周辺の再整備を含めまして、また道の駅を整備することで町全体に大きな核が2つできるということは現実的にあるわけでございます。その核を有機的に結びつけて、他に点在する観光施設もここに結びつけることで他の地域にはない観光づくり、観光開発事業ができるんではないかなというふうに考えて今行ってるところでございます。  そういった意味もございまして手嶋議員の今御質問の中にあります、池尻周辺地区。これは当然川崎町の中には豊前川崎駅と池尻駅2個駅があるわけでございまして、池尻駅につきましては今回事業展開してます、道の駅に近い駅でございます。そういった意味でも駅前の周辺整備というのは、町のよそからくる方々の窓口になるものというふうに考えております。  ただ今現在行なっているのはDe・愛周辺、そして道の駅という大きな事業ございますので、それがある程度先が見えた時点で池尻地区の開発につきましてはまた、基本計画等を練り直して考えてまいりたい。町全体をまたそこで考え直していきたい。そういうふうに考えています。 ◯議長(櫻井 英夫君) 手嶋康徳議員。 ◯議員(6番 手嶋 康徳君) 町長のただ今の答弁におきましては、池尻駅周辺については現在農産物直売所De・愛の周辺の観光施設の整備を行っており、また今年から予算がつきました周辺の工事が始まるかと思います。そしてまた4年後なりもう少しかかるかもしれませんけども、この道の駅が完成するということでそういうものを十二分に進めながら池尻の駅周辺を開発していくという今お返事でございました。  まさに今そのような形で進めるのがベストだというふうに私も感じておるところであります。ともあれまさに本町の一大プロジェクトでございます。町長に大いに期待をしているところでございます。  それでは次の質問にまいります。3番目地方公共交通の広域連携について、令和元年度第5回川崎町議会9月議会で質問をさせていただきましたが現在、各市町村で行われています地域公共交通の取り組みについて、町民の利便性事業の費用対効果を考えても既に田川全体での連携充実、整備に取り組む時期が来ていると思われます。  前回の質問で、広域の取り組みの考えはありますかとお尋ねしたところ、町民のために調査勉強して対応していきたいとの答弁をいただきましたが、その後の経過についてお尋ねをいたします。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 広域でバスの取り組みをということでございますが、田川郡全体で1つの広域でバスを運営していこうという議題を以前、全体で話し合ったことがありました。結果といたしましては各町、市、村すべて料金体系も違うし、いろんな形での、例えば西鉄バスが通ってる通ってないという、いろんな問題があって全部が1つにまとまってのバス運営は難しいだろうということになっております。  ただ本町のことだけではないんですけど、町で運営する分については町だけを運行しててもなかなか町民の利便性から考えたら、もっと踏み出したところまで行ってもらいたいというのは町民の要望ではないかなと。これは理解しているところでございまして、それを含めて現在例えば後藤寺駅までのバスとか田川病院までのバスとかそういった形で町から田川市、必要な箇所に伸ばしていくということを現在検討中でございます。  それともう1つ検討課題としているのが、今の西鉄バスの運行です。これとの大きな絡みがありますので、これに町も大きな負担金を出してるわけでございます。近年コロナの関係等いろいろありまして、負担金が大分上がってきております。どこまで上げてもそれを西鉄に頼むのかという面もございますが、現在のところやはり西鉄バスに頼るところが大きいということでございますので、利用させていただきたいということもございます。  そういうものを含めまして町のバスというのは西鉄バス、そして町バスの考える中でもう少し町外まで足を延ばしていきたいな、そういう取り組みを今後考えていきたいと思っております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 手嶋議員。 ◯議員(6番 手嶋 康徳君) 第6次総合計画に盛り込まれています、交通の整備では施策の展開に際して、広域に向けた取り組みの地域については触れられていないようです。しかももはや田川地区の広域連携による広域公共交通の充実と整備については、既に私的には期は熟しておるんじゃないかという思いもいたしております。  地域公共交通の維持、改善につきましては、交通分野での課題解決にとどまらずまちづくり、観光さらには健康、福祉、教育、環境などのさまざまな分野で大きな成果をもたらすもので町民の最も期待しているところではないかというふうに思っています。  原口町長がいつも言われてますように、全ては町民のために町の活性化には田川広域での公域公共交通の取り組みは喫緊の課題であると思っております。  令和という新しい時代の魅力のある新しいまちづくり。計画を実行するためには田川地区の広域連携による地域公共交通への取り組みが、一丁目一番地であるというふうに私は思います。  地方の足は地方で守る、町民が安全で快適に暮らすためには日々の交通手段はとても重要でございます。今こうした地域の足をゼロから考え直す段階を迎えてきていると私は思います。  全国各地で、高齢者による交通事故が相次いでいます。一方では車がないと生活できないといった声は根強い中で、高齢者に免許返納を促す動きも強まっております。地方では車を持たない高齢者は持っている人と比べますと外出の頻度が大きく減少しております。高齢者の外出は病院や買い物などにとどまっております。友人との交流やサークル活動に出かけることは、人として何より幸せな気持ちになれるんではないかと思います。地方では人口減少による利用者の減収により、鉄道やバスは廃止されるケースがたくさん出てきております。公共交通は連携で効率化をすべき時期が来ていると思います。  そして田川地区では消防組合、斎場組合、清掃施設組合、水道企業組合、田川東部環境衛生施設組合この組合は3つの市町村で一部事務組合でし尿処理を行っていましたが、4月1日からは田川地区8市町村で構成をされました。田川地区環境衛生地施設組合が田川は1つを合言葉に、一部事務組合による広域での取り組みがされております。  令和5年10月には、じん芥処理場リサイクルセンターが完成され地方公共団体の共通の課題が1つ1つ解決されています。田川地区での公共交通は住民の利便性事業の効率や事業の費用対効果を考えても、田川全体で地域公共交通を取り組む時期が来ていると思われます。できないことはないというふうに私は思います。広域での取り組みを早急に取り組んでいただくことを切に願いまして、私の質問を終わります。        ……………………………………………………………………………… ◯議長(櫻井 英夫君) 次に川根議員。 ◯議員(5番 川根 節生君) 皆さん、おはようございます。議席番号5番の川根節生です。よろしくお願いします。  私からは川崎町の農業についてと町営住宅についてお聞きをします。また今回私を含め3名の議員から農業関連の質問がなされることは、農業従事者の私としては大変嬉しく思っております。私のほうからは農業についてはちょっと別の角度から伺っていきたいとこのように思っております。  初めに町長の施政方針にもありましたが、本町の基幹産業である農業について農業を守り農業振興を図っていくための環境整備を行うことが大変重要であるとありました。高齢化が進み後継者不足が深刻になっている中、担い手農家に農地を貸し出すにしても農地の整備や農道や水路等の周辺施設への整備を含め、どのように推進していかれるのか考えをお聞きします。  現在、中山間地の耕作放棄地などは長年にわたり耕作がされていないため、ほとんどが荒れた状態になっております。農道や農業用水路の施設にも多くの箇所が傷んでおります。大雨により水路への大量の土砂の流入などその都度農家の方が補修、整備を行いながら維持をしております。修繕の補修費用の負担も強いられております。  農家が農業を継続できる環境の整備を、補修等の補助を含め検討のお願いをします。ぜひ町長のお考えを伺いたいと思っております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 原口町長。 ◯町長(原口 正弘君) 川根議員の御質問のとおり農業は、川崎町の基幹産業という位置づけで町も農業については力を入れていきたいというふうに思ってるところでございます。  ただ農業に関しては、やはり農家の方と町がどのように付き合っていくかどのような形で話をしていくというのも、1つ大きなところではないかなと考えています。  今言われる基盤整備とかはある程度はできるんですけど、町のように高齢化が進む中で担い手不足というのはなかなかクリアできないところが多いんです。やはりそれは担い手をつくるためには収益を上げなきゃいけない。そうしないと、担い手がなかなか帰ってきて農家を継ごうというふうにはならないのかなというふうに思います。そういったことも含めて法人化とか集団的な農業経営が必要じゃなかろうかなと。  ただこれは町だけで幾ら旗を振っても、なかなか実現できないところが多ございます。やはり農家の方が自分たちで考えてやるんだということも大切やないかなと。お互いに手を携えた農業経営のあり方を、今後考えていかなきゃいけないというふうに思ってます。  基盤の維持につきましては、先ほども御紹介いたしましたとおり昨年、受益者に係る負担金の割合を3割から1割に変えたということもございまして、よりスピーディーにまた受益者にとって対応しやすくなってきたんではないかなというふうに考えております。  またこれちょっと川根議員の質問とは内容は違ってくるのかもしれませんけれど、基盤と言いますか農業全体のお話で今回はレンゲ米を作っていただきたいということでレンゲ種子を約60ヘクタール分農家の方に配っております。これは町民球場の広さからしたら46個分の広さになります。その分の種子を今回配付しております。  これをすることで1つは有機農業ということになってくるかなと。肥料そういったものの軽減にもつながってくると。そしてまたお米を町特産のレンゲ米ですね。そういったブランド化を図って、それともうひとつはレンゲということで蜂蜜が採れると。レンゲの蜂蜜は大変高価だそうですので、ぜひ蜂蜜の養蜂関係も振興してきたいいということもございます。  もうひとつ今年楽しみなんですが、第1回目レンゲが咲くということで、どのくらいのかたちで咲くのかというのを楽しみにしておりますが、町民球場46杯分のレンゲが咲くということになりますので、これがきっちり咲いていただいたら町内外の方々が見に来ていただいて楽しんでいただけるんじゃなかろうかなというふうに思っております。  今回1回目ですので、割り引いてもこれを続けることで川崎町がレンゲですごく有名な町になっていただけたらいいなと。そして、農家の方がそれに関わってまた1つの基盤として発展・推進していかれたらいいかなというふうに思ってます。  以上でございます。 ◯議長(櫻井 英夫君) 川根議員。 ◯議員(5番 川根 節生君) 農家と町との関わりというか関係を深くしていただいて、いかにして農業がこの農業振興が進んでいくか。それにはやはり中心になる農林振興課等々、農業委員さまざまありますけれども、そういった方と農民というか農業従事者がいかに気安くというか互いに打ち解けあって話ができる。そのことよって農業に対する関心も深まっていくだろうし、魅力あるそういう農業が推進できるのではないかというふうにも思います。  また、先ほどの町長の御答弁の中でレンゲ米と。レンゲをまいて景観もさることながら地力をつけておいしい米を作っていくいう1年目の取り組みとしてそういうふうな目標を掲げられてやっておられますけれども、実は、木城地域もレンゲ米に参入をさせていただいております。どんな美しいレンゲ畑ができるかというふうに楽しみにしておるところでございますが、また問題点もございまして、米には早場米と中と遅と3通りの栽培がありまして早場米の場合は、皆さん御存じのとおり早く春に田を起こすわけです。そうすると、レンゲの種をまいていてもレンゲの花が咲く前に田んぼを起こしますので、なかなか花が咲かないというそういうところの弊害も出てきます。そこら辺の調整も含めて今後の課題として取り組んでいただきたいとこのようにも思っております。  次に、農地を営農組合、農業法人、担い手農家へ集約するためにどのような支援が必要だと考えておられるのか。  施政方針には農道、農業用水路基盤整備、借り手農家が効率よく農業ができる環境整備、農地の集約化、個人農家への支援、営農組合、農業法人設立の支援、新規就農者の確保等々環境整備を推進していくとありましたが、これらの支援を町主導で進めるなど町有地の貸付けや国の交付金事業を活用するなど農家や新規就農者が農業に魅力を感じ農業に積極的に取り組んでいけるような交付金事業を進めていただきたいと思っておりますが、どのように考えておられるのかお聞きします。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 何人かの方の御質問であったとおり、農業の一番の基本的な問題といたしまして高齢化に伴った人材不足を解消するためにはやはり、集約化した農地、農業形態が必要じゃないかなということで、現在安宅地区でそういった座談会等問題点の洗い出しについて検討しているところでございます。こうした取り組みの中でメリットとかデメリットとか集約いたしまして今後の集約化の推進に役立てていきたいと思ってるところでございます。また今いろんな農家に対しての支援というのはいろいろなかたちで町もありますので、それは必要に応じて担当課のほうでこういったかたちでしたいという申し出をしていただきたいなと思っております。  町はいろんな事案が生じましても必ず町民のため、町にある農家のために積極的に国・県に相談いたしましてを何らかのかたちで支援をしていきたいというふうに思っております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 川根議員。 ◯議員(5番 川根 節生君) 町が積極的というか全面的に応援をしていくというような力強い御答弁をいただきまして、本当にありがたいなというふうに思っております。私、今回また資料提出しております。  この別紙資料、これは強い農業、担い手づくり総合支援交付金という令和3年度の分なんですけれども、この交付金の活用については国、県または市町村の支援を紹介するものであります。事業内容としては、地域の創意工夫による産地競争力の強化と担い手の経営発展の推進。また、生産構造の急速な変化に対応するための生産事業モデル等の育成というこの2つの項目から構成をされておりますけれども、内容が〔別紙資料中〕その横にある事業イメージに載っておりますので見ていただくとわかるかと思っております。このほかにもさまざまな支援。先ほど町長も御紹介いただきましたけれどもあります。また今回、本町において新たに川崎町農業振興促進協議会、これが設置をされました。この促進協議会を農業振興の軸として強い農業、魅力ある農業を推進され本町の基幹産業としての農業の確立をしていただきたい。あらゆる支援策を講じて農業の振興に図っていただきたい。このように思っております。  次に3番目は、有害鳥獣による被害防止への具体的な取り組みについて伺います。  有害鳥獣による被害は年々増加をしており、前回の一般質問でも述べさせていただきましたが農作物への被害を防止するためにはどのように取り組んでいかれるのかお聞きします。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 有害鳥獣への具体的な取り組みということでございます。今回、令和3年度に向けて駆除員の方が駆除していただいております。シカ、イノシシ、小動物、鳥等の1匹あたりの単価を大きく上げております。そういった中で、駆除員の方に少しでも駆除に対しての資金をあげたいというふうに考えておるところでございまして、またわなとか柵ですかね。ああいうのも配布等も例年やっておりますので、それにつきましても住民の要望に応えられるような猟をやってきたいと思ってるところでございます。  また今年度は、ICTを利用したわなの動作管理システムを6機導入しています。自宅に居ながらかかったら連絡がくるというようなかたちのものになっておりますので、そういったものを含めて有害鳥獣については対応していきたいと。確かに、山間だけではなくて住宅地のほうにもイノシシやシカが現れるという状況になってますので、この辺は十分対応していきたいと思っております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 川根議員。 ◯議員(5番 川根 節生君) 捕獲単価。これを大幅に上げると。また、ICTを活用した捕獲システムを構築するというような前向きな御答弁いただきまして本当にありがたいなとこのようにも思っております。  捕獲員数、捕獲員や警察との連携、これは当然必要なことでございます。特に被害が多く発生している中山間地域。ここは、防護柵とか電撃柵で防御というか抑制をしているわけですけれども、これらが不足をしております。なかなか設置する数が少なくて設置するのが大変難しいというふうに聞いております。ぜひ、これらの設置に対する補助の充実もしていただきたいこのように思っております。当然、地域の方の協力がなければこういう被害の抑制というのは大変難しい状況でございます。ただ先ほども言ったようにこの柵を申請するにしてもすぐには対応できないというのが現状でして、柵を申請してもいろいろと条件がありまして例えば、申請者が3名以上いるとか設置場所の位置図とか設置する距離、この書類の添付とかいろいろそういった煩雑な申請書類等がございますのでぜひそこらへん簡略化していただきたいと。  イノシシによって傷んだ柵は当然取り替えなければいけません。先ほど申したようにこの取り替えをするにもスムーズに取り替えが行えないというのが実情でございます。もう少し簡略化できないか、私はこのようにも思っておりますけども有害獣による被害をこれ以上増やさないためにもこの有害獣の防止に向けて特に防護柵を増やすなど、また貸し出しにする際のそういった書類等の簡略化これを要望したいとこのようにも思っております。  続きまして、町営住宅について伺います。町長は、町民が安心して暮らすことができる住環境の整備は大変重要であるとの見解を示されています。施政方針には、適正な町営住宅の管理戸数を設定するとありましたが、人口減少これを見据えた最終的な適正戸数はどれぐらいだと考えておられるのかお聞きします。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 5年ごとに国勢統計調査等がありまして、今回町営住宅の長寿命化計画を策定してるところでございまして、2030年における町営団地の入居者に対する世帯数を1,680世帯ということで推計しております。よって、将来的な建設の戸数、適正戸数は町としては1,700戸程度が適当な戸数ではないかというふうに考えています。 ◯議長(櫻井 英夫君) 川根議員。 ◯議員(5番 川根 節生君) 1,700戸程度ということでございます。  2番目に現行での町営住宅の申し込みから入居までの手順。どういうふうにやって申し込んでいくのか。それとそれに要する期間がどのくらいかかるのか。前回もどなたかが一般質問されたとは思いますけれども改めて再度お聞きしたいと思いますが。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 簡単な手順ということになりますけれど、まず申し込みがありまして、それから資格審査を行います。それから契約、その後各入居する部屋に応じた補修を行ってそれが完了した時点で入居するということで、申し込みから鍵を渡すまでの日数的なものは平均してやはり2カ月から2カ月半くらい。早いところもありますけどそのくらいかかるんですね。何でそんなにかかるのかといつも言われるわけなんです。私も当時はそういうふうに思っておりました。ただ、公営住宅に入る方は結構長く住まわれる方が多いんです。ずっと利用していただいておるということで、その方たちが退去するということになりますので、やはり全てやり替えなきゃいけないということで、畳は畳屋。施設的なもの、風呂とか流し台とかそういったものは任せるといって分割してやっていきますので、どうしても大がかりな事業になってくると。もうちょっと簡単な大工仕事はないのかということを聞きますけど、ほとんど90%以上がやはり全体的な工事になってしまうということを聞いておりますので、早く入っていただきたいんですけどそのぐらいかかるということです。  いろいろ考えながら少しでも早く入居できるように対応したいと思っております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 川根議員。 ◯議員(5番 川根 節生君) 町長のお考えは、1日でも早く入居してほしい。これは私も同じ思いでございまして。しかし現実的には2カ月から2カ月半ぐらいの日にちを要するということでございました。  確認しますけれども、この公募をします。公募をして抽選等々されます。当選発表があり入居者が決定するわけですよね。そして正規の申し込み手続を行っていくと。それから入居までのこの期間に改修等々の工事をやるということでよろしいでしょうか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) そのとおりです。 ◯議長(櫻井 英夫君) 川根議員。 ◯議員(5番 川根 節生君) 改修に要する期間が長いということでこの短縮を図れないかというふうにも思っております。短縮するための改善策、これをぜひ考えていただきたい。入居まで改修期間を含めて2カ月半というのは長いんじゃないかなとこのようにも思っております。  田川市では、1カ月程度で入居できるとこういうふうに私は聞いております。入居を希望される方というのは、入居までの期間に余裕のない方が多くおられるんですね。決まったらもうすぐでも入居したいとこのようにも考えておられると思います。  期間短縮への改善策としてこれは私の提案でございますけれども、戸数の空きが出たらその次の入居者が決まらなくてもその空き部屋をどこが傷んでいるのかというような調査をしていただいて、傷んだ箇所を補修する。そうすると入居が決まったらその空き部屋にすぐにでも入居ができるんじゃないかとこのようにも考えるんですね。いろいろ問題点はあろうかと思いますけれども今のシステムでは入居が決まってから入居するまでの期間に補修をするということでございますので、決まらなくても調査はできますよね。空き部屋になりますから。そこを傷んだところを調査していただいてそこを補修していくということであれば、入居までの期間が短縮できるんではないかとこのようにも考えているわけですね。1日でも早く入居ができるようにぜひ改善をしていただきたいなと思っておりますけれども、そのような考えございますか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 先ほど申し上げたとおり、1日でも早く入居者の方には入居していただきたい。これは、抽選の場合も空き家の場合も全く手続は同じなんです。先ほど申しました1カ月から2カ月というお話ですけど、早いところは1カ月で済むところもあるんです。余り傷んでなかったら。だからもっとかかるところもあるんでしょうけど、平均的でほとんどがそのくらいかかるということで、早いところは1カ月程度で終わるということになります。  ただ今言ったように、前もって空いているところを整理しておけばいいというお考えもあります。確かにそうなんですが、ただ今川崎町の入居率が結構下がってるんです。空き家が多いんですよ。だから随時でこの間改正いたしましていつでも入れるようにという政策をしているわけでございます。  そういったこともございまして、入るところを改修していかないと改修したけど地域的、場所的には入らないという可能性もありますので、今川根議員の言われるのも当然のことだと思いますので、それも踏まえてできるだけ早く申し込みの方々が入っていただけるような取り組みを考えてまいりたいというように思っております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 川根議員。 ◯議員(5番 川根 節生君) 今町長のお考えをお聞きしました。随時募集でも同じようなことだということで、4番目に希望入居者が現れた場合また同じようにどのくらい入居するまでの時間がかかるのかというような質問をするつもりでございましたけれども、今、町長が御答弁されたように随時募集でも同じような感じで入居者が決まってそれから補修、改修をやっていくということでございます。本当に早く入居ができるようにぜひ改善の検討をしていただきたいと思います。  大峰団地どんどん取り壊しが進んでおりますね。大峰団地から東洋団地とか豊州団地等に移転される方が多くおられるんですね。である方から伺ったわけですが、昨年の12月に申し込みをされたと。しかしまだ、いまだに入居ができていないというようなお話を伺いました。何でそんなに時間かかるのかということがあったので、今回こういう質問をさしていただいたんですけども。生活の基盤である住居が決まらないということは、大変不安なわけですね。  入居を希望している方たちのためにもできる限り早く入居ができるようにぜひ、改善をしていただきたい。安心して暮らせる住環境の整備を進められていかれるようにこのことを要望いたしまして私の質問を終わらしていただきます。ありがとうございました。        ……………………………………………………………………………… ◯議長(櫻井 英夫君) 一般質問の途中ですけれども、場内換気のため暫時休憩いたします。  11時30分から再開いたします。                  午前11時21分 休憩        ………………………………………………………………………………                  午前11時30分 再開 ◯議長(櫻井 英夫君) 休憩前に引き続き一般質問を再開いたします。  次に、手嶋真由美議員。 ◯議員(4番 手嶋 真由美君) 議席番号4番手嶋真由美でございます。  本日は、ヘルプマークの啓発、住民サービスの向上、子育て世帯への支援について質問をさせていただきます。  最初に昨年の5月から福岡県では希望する方にヘルプマークが配布されるようになりました。本町では何人の方が申請をされたでしょうか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) ヘルプマークの申請の人数ですけど、令和3年2月末現在で8名の方が申請をしております。
    ◯議長(櫻井 英夫君) 手嶋真由美議員。 ◯議員(4番 手嶋 真由美君) ヘルプカードについては保持している人数を担当課では把握していますでしょうか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) ヘルプカード自体は役場の窓口や保健センター、それから総合福祉センター、町立病院、コミュニティセンター等で配布し、どなたでも自由に手にすることができることになっております。  そういったことで保持している人数というのはちょっとつかめないんですね。2枚とったり無くなったり、使うからですね。それで県から支給された数は400枚ということなってます。その中で130枚ほど使われている状況でございます。 ◯議長(櫻井 英夫君) 手嶋真由美議員。 ◯議員(4番 手嶋 真由美君) 皆さんはこのヘルプカード〔カードを見せて〕これがヘルプカードです。こちらが〔マークを見せて〕ヘルプマークですけども、これの存在を御存じでしょうか。  ヘルプマークは、義足や人工関節を使用している方、内部障がいや難病のある方、妊娠初期の方のほか発達障がい、精神障がいのある方などの援助や配慮を必要としていることが外見からはわかりづらい方々が周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで援助を得やすくなるようにと2012年に東京都で作成されたマークです。その後2017年7月にJIS案内用図記号に追加され、2020年には全国の都道府県に配備をされました。今は普及と啓発が進められている状態です。  ヘルプカード・ヘルプマークの活用については、本町でもまだよく知られていないのが現状だと思いますが、今後の利活用を含む啓発の取り組みはどうされますか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 御指摘のとおり、今お話ししたとおり400枚いただいたのが130枚しか使われてない状況です。それで役場等でいろんなとこに配布してますけどまだまだ周知ができていないということになります。やはり困った方を助けるというカードですので、今後も広報紙それからホームページ等を使って広報して理解を求めていきたいと思っております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 手嶋真由美議員。 ◯議員(4番 手嶋 真由美君) 本町の障害者手帳の保持者の中で、内部機能障がいの方が約374名、聴覚障がいの方が254名、療育手帳A判定の方が119名と何らかのかたちで援助や支援を必要とする方が約800人近くおられます。見た目には元気そうに見えても実は長時間立っていられない方、また10分以上同じ状態を維持できない方など症状はさまざまです。こういう人たちに少しでも手助けになればという思いで作られたこのヘルプマークですが、本町では残念なことに余り知られてないのが現状です。そして以前この質問したときにヘルプマークとは何ですか。どこにいったらいただけますかという質問もいただきました。自分は若干難聴があって人との会話がしにくいんだけどもそんなのも該当しますかということでしたが、障害手帳を持っている持ってないにかかわらず、これは内部障がい等がありますので、いろんな方に活用ができるということですから今後はさらに周知と徹底に努めていただきたいと思います。  障害者総合研究所の調査では、約4割の人がこのヘルプマークを利用したいと思わないと回答しておられます。その理由として、利用時の周囲の反応が気になるから、認知不足により役に立たないからと挙げておられます。  本町での現状を踏まえて、再度普及と啓発に取り組んでいただきたいと強く要望いたします。  一方で、バスや電車の中で席を譲りたいけれども声をかける勇気がないという方もいらっしゃいます。  静岡県の小学生が、困っている人に手伝いますよという意味のみどりの逆ヘルプマークを作ったことが今話題になっております。難病を持つ兄や、障がい者や困っている人たちに手助けが必要なときに声をかけてという気持ちを形にしたものです。  ヘルプマークが助けてという意思表示なら、この逆ヘルプマークは助けるよの意味が込められております。本町での作成をする考えはありませんか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 手嶋真由美議員が言われたとおりヘルプカード、まだ周知されてないんですね。それで御紹介したとおりそれを利用する方も少ない。ぜひ、これはいろんな方に周知して必要な方に持っていただきたいと思っております。そしてそれを持って助けが必要な方は当然、例えば今言ったこの逆ヘルプカードですかね。これはサポートハートマークというお話ですね。やはりこれはなくても皆さんがヘルプマークを持ってたら助けるよという気持ちが一番大切だと思うんですよね。そういった意味を込めてまずはヘルプカード・ヘルプマークそれの周知に取り組んでいきたいと。そして助ける方々の要望があれば即座に逆ヘルプカード、サポートハートマークこれも追加していきたいと思っております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 手嶋真由美議員。 ◯議員(4番 手嶋 真由美君) 今町長が言われたサポートヘルプの分もそうですけども、ある自治体ではハートのマークとあわせて手助けしている絵が入った缶バッチも作成していると聞いております。  今回私は、自分の姉の分でこのヘルプカードとヘルプマークをいただいたんですけども、前回はこれが紙バージョンでした。紙だと無くすというのもありますけど今回のこのヘルプカードに関しては、カードですので裏面に自分が手伝ってもらいたいこと、私はちょっと耳が不自由なので大きな声でしゃべってくださいとか目が不自由だから道路とか段差があるとこでは声をかけてくださいとかさまざまなことを書けるように、私自身が障がいをもし持っていたら私がして欲しいことを書くようになってます。  町長が逆ヘルプマークのことも視野にいれてくださるということでありましたけども、これは川崎町としては障がいを持つ人に寄り添えるまちづくりを推進していただきたいと、それが人を育むことにつながると思いますので、これからもどうぞ周知徹底をよろしくお願いいたします。  次に、住民サービスの向上についてお尋ねします。  このコロナ禍の中で生活様式も変化し私たちの周りではデジタル化が進んでおります。教育現場では1人に1台の端末、スーパーやコンビニではPayPayなどの支払いでキャッシュレス決済が増えました。  行政としては、本町でも住民にとっては便利なコンビニ納付などと取り入れてみてはどうかと思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 議員が御指摘のとおり、今キャッシュレス化が進んでおるところでございまして皆さんある程度お持ちじゃないかなというふうに思ってるのは理解してところでございます。  現在国が進めているキャッシュレス化に伴うデジタル社会の到来、そしてコロナ禍における非接触型の傾向を受けたウィズコロナ社会における新しい生活様式の対応についてキャッシュレス化は大変有効だということになっておるわけでございまして、町においても住民票や戸籍、印鑑証明等の手数料、または税金納付等のキャッシュレス化導入したらどういどうかという議題で検討は進めているところでございます。  大きな町と小さな町でその費用対効果というのが大きく分かれていきます。本町はちょうどその中間ぐらいで費用対効果からいったら大変マイナスが多いわけでございます。ただ、住民の利便性からいったら高いものがありますので、そこら辺を考えながら今から将来に必ずなるものでございますので、キャッシュレス化に向けた取り組みを推進してまいりたいと考えております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 手嶋真由美議員。 ◯議員(4番 手嶋 真由美君) 人口が1万人を切る糸田町では、コロナ対策費を活用してコンビニ納付を導入しました。  川崎町には町内に6カ所のコンビニがあり24時間どこでも納められます。今先ほど町長も言われましたが、町民にとって利便性も非常に高いものなので実施するのは予算的にいろいろ配分がある今のときではないかと思いますが、町長いかがでしょうか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 今申し上げたとおり、いろんな効果等を考えながらやっていきたい。  例えば、現在町は徴収率の向上について担当課の職員は一生懸命取り組んでおります。これが何%か上がったいうことは現実にあるわけでございます。キャッシュレス化をすることでそのうち何%かがその中から取っていくいうことになるです。そういったことも踏まえて、費用対効果を考えていきたいそういうふうに思っております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 手嶋真由美議員。 ◯議員(4番 手嶋 真由美君) コンビニも多い川崎町なので、ぜひ実現に向けて検討お願いしたいと思います。  12月議会でも尋ねましたが、災害時や平常時も町の情報をいち早く伝えることができるLINEを活用しての発信の取り組みはできませんか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 町の情報発信は大変重要なことでございまして、毎回その重要性についてお答えをしてるところでございます。  町の発信源は主に現在はホームページ、それから昨年からLINE、Facebookの運用も行っておりまして以前に比べたら大変活発になってきてるんではなかろうかなということが言えると思います。また、コロナ禍においてもいろんなことを周知させるためには本当にLINE等、またホームページ等有効な手段だなというふうに感じております。  それともう1つは、今度のコロナワクチン接種。これはLINEによる接種予約システムを導入することを決めております。LINEを利用した受付、そして接種の時期等は自分でできるわけですね。そういったことを今後もLINE等を活用しながら情報発信を早くするということを考えてまいりたいと思っております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 手嶋真由美議員。 ◯議員(4番 手嶋 真由美君) 担当課の課長は現在のLINE登録数を掌握しておりますか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 奥企画情報課長。 ◯企画情報課長(奥 修一君) ただいまの御質問でございますが、昨年の7月よりLINEのほうは導入をしております。12月議会のときに御報告をしておりますけれども、LINEの登録者数が93人でございました。それが2月末現在では153人とかなり増えております。そして、発信の項目についても昨年の7月から17項目ぐらいの発信をしておりますので、かなり登録者も増えてきたということで考えております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 手嶋真由美議員。 ◯議員(4番 手嶋 真由美君) 3月に入ってチェックをしてみましたら、LINEの登録数は2人ほど増えて155人になっていました。このLINEの登録数は、町内1万6000人おられる人口の中で150の登録者数というのは非常に少ないと思います。これには大変でしょうけども発信をする努力が余り私は感じられません。  12月にも言わせていただきましたけどやはり登録数を増やさなければ、いくらLINE、ホームページ、Facebook等いろいろSNSを使ったとしても、それを見てくださる方がいなければ何の取り組みにもならないと私は思います。  皆さんにお尋ねをいたしますが、ここにおられる職員の方、または議員の方でこの川崎町の公式LINEの友達登録をされていらっしゃるでしょうか。〔場内をみわたし〕今見たこの状況が町の状況だと思います。  これはなぜかと言いますと、職員の方にたまたまLINEあるんよねと聞いたら川崎町のLINEがあったのということで、こういうふうなの発信してるよというのも言ったら知らない方が多かったんです。これも町の行政を担う中で、まず職員の方から少しずつ、嫌な方もいらっしゃると思いますけどLINEの公式アカウントと登録をして、自分の住む町はどういうことを発信しているのかなっていうのを見るのも必要だと思います。また、川崎町の公式LINEではその画面を開きますと、そのまますぐホームページにもアクセスできますし、Facebookにもアクセスできるようにさまざま工夫がされております。LINEからホームページに入るかたちもありますし、ホームページからLINEに入るかたちもあります。これは人それぞれのやり方だと思いますが、このLINEの発信力は、ほとんどの方、若い方も高齢の方もLINE登録をしてる方がいらっしゃいますので、1人でも多くの方に川崎町のこのLINEの友達になっていただいて、いち早く災害時等も発信をしていただくっていうのがこれからの課題だと思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。  町長の施政方針の中で、町民が知りたい情報の積極かつ効果的な情報発信に努めるとありました。すぐにこの移行ができるLINEを活用できるようにこれからも努力をしていただきたいと思いますが、さらにですけどもよろしいでしょうか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 奥企画情報課長。 ◯企画情報課長(奥 修一君) 先ほど町長が答弁した内容のとおり、今回コロナウイルスのワクチンの接種の予約を取れるようにしておりますので、これでかなり登録者も増えてくるのではないかというふうに予想もしております。  そして、また今後も各課に周知をいたしましてLINEの有効活用には十分にしてまいります。  よろしくお願いしたいと思います。 ◯議長(櫻井 英夫君) 手嶋真由美議員。 ◯議員(4番 手嶋 真由美君) 川崎町にはせっかくいい情報発信のツールがあるので、非常にこれからも努力をしていただきたいと思います。  最後に子育て世帯の支援について、お尋ねいたします。本年4月から北九州市では子ども医療費用を高校生まで拡充いたします。これには県の助成対象が中学生まで拡大される予定の背景がありました。本町では現在、中学生まで医療費が無料ですが高校生までの拡充をする考えはありませんか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 令和3年4月から県のほうでは子どもの医療費助成事業が中学生まで拡大するという予定で聞いております。  現在本町では既に平成29年4月から中学生までが無料ということで実施しているところでございます。高校生まで拡充することにつきましては、現在本町では子育て世代の支援として給食費も含めて保育料の無償化等も行っております。子育て世代の支援、そして充実その他福祉の充実をさまざまなところでほかのところでも執ってるところが現実としてあるわけでございまして、県が町が行っていた分について、今後行っていくということでございましてもその資金につきましてはまた全体的なものととらえて、全体的な枠で考えてまいりたいというふうに思っております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 手嶋真由美議員。 ◯議員(4番 手嶋 真由美君) 福岡県内において、3月現在高校生までの医療費負担をしているのは、通院ではみやこ町と築上町。入院では、飯塚市、桂川町、みやこ町、築上町、古賀市であります。この築上町とみやこ町に関しては、通院入院の両方を助成しております。  今まで町単費で負担していた中学生の医療費の2分の1を県が負担してくれるこのときに高校生までの医療費拡充は、このコロナ禍の中で子育て世帯にとって大きな経済的負担の軽減になると考えます。また今まで町単費だった中学生の医療費の分ですけども、県が2分の1を負担してくれるのであれば、その分今まで単費だった分の2分の1の分を高校生に回せないかというふうに私は計算も兼ねてしておりますが、この拡充に向けてもう一度考えてはいただけませんか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 子育て世代の福祉。いろんな福祉がありますけど全体で考えなければいけないと思うんですね。  町は県に先立ってこれまで中学までの拡大をやってところでございます。それを財源が県が今度はやっていいただくということでございますが、それはやったからまた町が余った分で高校までしたらどうかという考えもございますけど、それは全体的に何をしたらいいのか、町にふさわしい支援のあり方というのを考えてまいりたいと思っております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 手嶋真由美議員。 ◯議員(4番 手嶋 真由美君) 今私が中学生分を言ったのは、今現在中学生が約300人近くおられます。その方たちと同じように考えて約300人の高校生がいるかなというふうに考えた場合に、ひとり親家庭とか父子家庭とかいろいろありますけども、そういうところはまた別のところで負担とか助成をしていただいてるので、漏れている働き盛りの子育て世代の支援にはこの300人の拡充ができないかなと思っておりますので、これも視野に入れてまた考えていただきたいと思います。  町長がこういうふうに言われました。10年先も住み続けたい町をめざして着実に施策を実行し、町民の皆様が望む新しい川崎町をつくってまいりたいと。  川崎町の未来を託す子どもたちを育み、子どもたちを支える子育て世代の支援を強く要望いたします。本当は全額負担をと言いたいところですが、幾らかの個人負担があったとしてもこの実現に向けて早い時期で町長が心を砕いてくださればいいなと思いますので、よろしくお願いいたします。  日頃より本町の子育て支援センターでは、子どもの虐待を防ぎ学校や家庭との連携を図る努力をされている中ではありますが、本町における虐待等に関する現状を教えてください。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 現在、子どもへの虐待を防ぐために関係機関と情報等を協議しながら見守りを行っている対象児童数といたしまして、保護者のいない児童または保護者に監護されていることが不適当であると認められるような要保護児童が12世帯54人です。また、要保護児童等の緊急性はないものの保護者の養育を支援することは特に必要と認められるような要支援児童については、32世帯79名が登録されております。町といたしましても要保護家庭から要支援家庭の移行、そして要支援家庭から一般家庭への移行に向けて現在努力してるところでございまして、虐待の要因については、経済的困窮、夫婦間の不仲、配偶者の暴力、保護者の病気や障がいなどさまざまな要因があり、なかなか虐待件数や見守り対象児童の減少にはつながっていないというのが現状でございまして、今後も引き続き継続的な支援を行ってまいりたいと考えております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 手嶋真由美議員。 ◯議員(4番 手嶋 真由美君) 子育て支援センターにおいては、通報等による対応案件、教育現場との連携、地域からの情報等で児童相談所との連絡を取ったりと労を要する案件が多い中であります。  現場の対応は今の本町では大丈夫でしょうか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 現在、子育て支援センターでは子どもの虐待防止に係る職員体制といたしまして、係長が1名、係員が1名、フルタイムの再任用職員が1名、そして週3日の再任用職員が2名で対応をしております。  今年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響もありまして、関係機関を集めての会議等の件数等は例年に比べてやはり減少はしてるところでございます。しかし面接や自宅訪問の回数を増やすことで虐待防止に努めているところでございます。  また、要保護児童対策地域協議会を構成する団体とスムーズな連携が図れるように調整担当者の研修を2名の職員が受講しております。  今後も緊急的な事案発生に備えた児童相談所との相談体制等の確保、それから関係機関からの虐待情報の収集に努めて虐待防止につなげていきたいと思っております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 手嶋真由美議員。 ◯議員(4番 手嶋 真由美君) 飯塚市の例では身体的な虐待はなく、市の職員や児童相談所の訪問では何もなかったとの報告で事件は起きました。昨年の篠栗町で起きた5歳で命を落とした男児の餓死は、いずれも目には見えないネグレクトによるものと言われてております。  虐待は表面化して目に見えるものがあれば、じわじわと水面下で行われているものもあります。このグレーゾーンに潜むものと向かい合うために精神的な強さも不可欠です。  以前、民生文教常任委員会のメンバーと一緒に子育て支援センターとの懇談会をしたところ、この川崎町の抱える子どもたちの現状を聞く中、大切な部署だということを私は痛感しました。そしてまた、その当時は仕事内容も今に比べ煩雑で、スタッフの少なさも感じたところであります。  現在の人員について、今町長は3人と週3日の方が2人ということでしたが常時この3人で本当に足りるのかっていうのが私は不安に感じます。  現在本町の虐待担当部署に社会福祉士、児童福祉司の資格を有した方がいないと聞いております。悲しい結果にならないように有資格者を含み、担当部署の増員が必要ではないかと思いますがいかがでしょうか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 資格の問題ですけど、1人は持ってる方が常駐しています。そして現在今の人数で事業を実施しているところでございますけど、必要があれば当然そこには人員を配備していきたいと思っております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 手嶋真由美議員。 ◯議員(4番 手嶋 真由美君) この虐待という部分は本当に労を要する仕事でありますし、私たちが関与したくてもできない分野であります。人員の確保も本当に必要な場合もあるかと思います。常時いるのが3名、そして週3日が2名というこのメンバーでのやりくりというのは訪問に行ったりとか訪問から帰った後での文書作成等時間内に終わらない業務がたくさんあると聞いておりますので、今後の課題にしていただきたいと思います。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。        ……………………………………………………………………………… ◯議長(櫻井 英夫君) 一般質問の途中ですが、ここで昼食のため暫時休憩いたします。  再開は1時です。                  午前11時58分 休憩
           ………………………………………………………………………………                  午後01時00分 再開 ◯議長(櫻井 英夫君) 休憩前に引き続き一般質問を再開いたします。次に原議員。 ◯議員(12番 原 節雄君) 12番議員の原節雄です。皆さん大変お疲れとは思いますが、ひとつよろしくお願いします。  私は農業についての問題を出しております。それで今後の川崎町の方針につきまして前回は私は儲かる農業について、どうしてやっていくのかということで提案しました。  よく検討して検討の中に検討する中で、ただ急ぎ過ぎたら非常に金がかかるという問題が出てきました。  今農政の中でそれぞれの小組合で協議をやっておるということでございます。その協議の内容についてちょっと聞きたいと思うんですね。その説明をお願いしたいと思います。協議の内容。 ◯議長(櫻井 英夫君) 林農林振興課長。 ◯農林振興課長(林 勇君) 農林振興課長林です。今進めているのは、人・農地プランです。集落座談会で5年後、10年後に自分の農地をどうしていくかということを話し合って、それを地図に書いて現地入ってみんなでどういうかたちでこれから農地を守っていくためにはどうしていくかということを話し合っております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 原議員。 ◯議員(12番 原 節雄君) 稲作につきましては、もう既に形等々はできまして、先祖代々でつくっております。したがって、もっとつくりやすくするのかどうなのかということだけであろうと思うんです。町長も午前中の中で圃場整備しながらでもこれを改革して推進したいという話がありましたので、そういったことについては、十分私も理解しております。稲作は早もの、遅ものというかたちでありますが、とりあえず稲作が終わったあとに麦をつくる、あるいはその他の葉物をつくるといったかたちになってくると思うんですが。今はそれぞれ各兼業農家で思うものをつくっておるんですね。  先ほどから、この二、三日ずっと田川地区の生産物、田川農協が推進するものについては、何と何を推進しておるのかということを聞きました。大きく分けて、アスパラとイチジク、これはとよみつ姫というものでありまして、それと小松菜。この3つを箱物として推進をしておるということでありました。箱物は投資費用が非常にかかる。10アールあたりビニールハウスで、だいたい3,000万円ぐらい。そしてガラスハウスになりますと、だいたい10アールあたりが9,000万円ぐらいの費用がかかる。だいたいビニールハウスの3倍ぐらいですね。で、そこまでの初期費用をかけて、採算に乗るのかということを農政のほうにも再三お尋ねをしておりますが。問題はその各兼業農家がつくるということは、非常にこれは困難であろうということで。  まず、例えば木城、荒平地区、それから上真崎、東川地区、それから東田原、西田原、池尻方面というような大きく、その分けたかたちの中でのまずその小組合の集合体。こういったものをつくって将来的にはつくったときには、おそらく1,000組合員とか大きな組合員であろうと思うんです。先ほど農林振興課の林課長が言われたように、5年先、10年先、15年先農業をしますかという話がありましたが、私も話聞かれます。あんた何歳までやるとち、せいぜいやってもあと10年やろうね、あとはもうしたいものにやっていただく。  集積を図っていただいて田んぼはいいとして、畑はどうするのか。畑は草がいっぱい生えて、竹藪になって、イノシシの巣になるが。問題はこの稲作が終わって麦を植え付けた、そのあとの作業に何をするのか。というのがもう11月の下旬、12月の初めには麦はすべてまき終わります。12月、1月、2月、3月、4月、5月の初旬ぐらいは、麦刈は始まるか終わるんですね。そうしますと、麦を推進しますと町長が先ほど言われましたレンゲは安宅、木城あたりはいいと思うんですけど、麦ができないからですね、非常に難しいから。ほかのところはレンゲ米も推進するといったらちょっと無理が出てくるがわからんが、そこら辺は調査した中で川崎町の目玉になる農産物をつくっていただきたいということなんです。  そこで露地栽培と箱物というのが、その田川農協は箱物を推進しておるということでありました。10アールあたりの大体の収穫、小松菜が311万円ということで出ております。10アールあたりのだいたい10トンですね、数量は。それからイチジクの場合は140万円、これが2トンですね。アスパラの場合は257万円、いちごの場合は出てません。こういった生産のだいたいの単価も出ておるんですが。  ただ、これをみんながつくるかたちになった場合は市場にまとめて卸す形になるけど、JAは大丈夫かと。あるいは組合が組織して販売したときに値崩れが起きないか。そこはどうなるのかということを聞きました。今アスパラは値段がかなり下がっとるみたいですね。そうでありますので、いずれにしてもこの箱物を推進すると言ったら1度で一遍でそれぞれの地区に箱物をつくる、ビニールハウスにしろガラスハウスをつくるにしても大変な費用がかかると思うんです。そこら辺は農林振興課長、当然執行部とあなたのところと協議されておると思うんですが、町長のお気持ちですね。今後はどの程度するかというと、今からの話になろうと思うんです。年間1地区に1つずつつくっても4個というかたちになりましょうけど。こういうかたちでかなりの負担が町のほうにかかってきます。  これを税金で入ってくるような方法で指導しなければ何もならないんですね。売り上げが上がってそして若者はそういった仕事に就きたいと意欲が出てくるような施設にしなければ意味がありません。こういったものを推進しなければ稲作だけでは若者はなかなか集まってこないということは大体の予測で調査の関係で先が見えてきたんで、もう少し葉物をこの中に入れんといかんなと。そうすることによって年間通じて働くことができる。こういったものを推進しなきゃならないです。  そこらへんで今後の計画ですね。農政はいろいろこう話を聞く中で技術屋さんが非常に少ないです。詳しい方が少ないので、田川の普及所とかそういったところの知恵を借りながら、もう少し推進をしていただきたいと思うんですが。  問題は箱物をつくらなきゃいけないという原点がここにあるようなので、町長これいかがなもんでしょう。まとめてつくるといっても、費用がものすごくかかるんで。やはり地区地区に小組合をつくった中で地区地区につくらなきゃいけないと思うんです。まず地区の小組合をつくって、それから箱物という形になっていくんじゃなかろうかなというふうに思います。考え方をちょっと問いたいと思います。 ◯議長(櫻井 英夫君) 原口町長。 ◯町長(原口 正弘君) 原議員には、農政に関するいろんな知識をご指導いただいておるところはほんとに感謝しているところでございまして、大変参考になっております。  確かに言われるように私自身、そして町の担当もそこまで専務職ではございません。それで農業普及所と農協等の御知恵を借りながら、現在農政については執り行っているところでございまして。今御指摘の箱物、これは高収益を見込める農業になってくるというのは確かでございます。ただ、今言われるように地域ごとにまとめてやるというのも、やはりこれはすばらしいことではないかなと、結果的にですね。それができるように取り組みは必要だと思いますけど、大変いい考え方だなというふうには理解をしているところでございますが。  現在まだ、町の全体的な農政に関する将来像の在り方はそこまでいってないわけでございます。今後は、やはり農地の集約化等も踏まえて、高収益農業。そういったものを取り入れることで将来の農業、やはり原議員の言われるとおり稲が方向付けだというふうには考えておりますので、今後それを対処をしていきたい。  確かに、箱物すごくお金がかかります。ただ現在それは、県の補助金等の事業もございます。2分の1事業とかですね。そういったこともございますので規模も含めてやり方も考えてやらなければいけない大きな事業になりますので、慎重にそして積極的に考えてまいりたいと思ってます。 ◯議長(櫻井 英夫君) 原議員。 ◯議員(12番 原 節雄君) この農業の推進につきましては、やはり町長が言われるように、少し慎重にそして前向きにということでこれは、一大決心をしないといけない問題だろうと思います。やはり基本方針をきちっと決めていただいて、みんなで知恵を出しながらいい農業をやっていかなきゃいけないというふうに考えます。  問題は、地域の小組合それぞれの小組合と早くその話し合いをして小組合が10年後20年後、20年後には、もう90%がもう農業はせんよということであれば、そこでつくった営農法人にすべての土地を貸し与えてやれるという形になってこうと思うんです。その間に農機具の廃止等々が進んできますので、それを都合よく利用することによって、あまり費用がかからずして、組合ができるのかなというふうにそういう考えに今あるわけでございます。ただ箱物をつくって、その箱物でどの程度の収益が上がるかということでありますが、先ほど金額で、それからトン数と言いましたが、やはり九州福岡といえども農産物は非常に広うございます。その中でそれぞれが競合すると同じ時期に同じようにぱっと出しますと値崩れ起こしてとんと下がるんです。だからそういった値崩れを起こさないように、一時的に生産ができたものについてはやはり冷蔵保存で値崩れが起きないような時期に調整して集荷すると。いった形でないとせっかくみんなが汗水垂らしてつくったものが何もならならくなるという形にならないようにしなければならない。こんな倉庫も必要ではないかと農協は、これ核となってどうするのかと、農協も考えなきゃならない。  しかし、農協の上にあるのは町です。町、市であります。そこら辺をよく皆さんで話し合って、町長、協議をしていただいて、そういったものが値崩れを起こさないような方法で出荷できる方法、これをすることによって、収益がある程度、安定して出荷できると。いう形で、農家の強いては農家の所得が増えるという形につながっていこうと思うんです。  そういった農業の基本的な問題につきましては、非常に近代化のものはお金がかかります。ただ、土耕栽培はどうなるかということでありますが、土耕栽培は小松菜、それからイチジク、それからもうひとつあったですね。まあ、いずれにしても土耕栽培については、アスパラにしても非常に土中虫とかいろいろな害虫が食べるんでね、それで非常に薬剤を使ったり、それから温度管理ができないので、生産がほとんどゼロに等しいということでありました。やはり農協が推進しておるような箱物を推進ということであれば、それはその方向でやっていく方法しかないんかなあと。  しかし、土耕栽培も1つの方法として考えなきゃならないけれども、山間部においてはイノシシ、シカの問題もありますし、そうしますとビニールハウスではアナグマが穴を開けてしまうといった問題も出てくるし、最終的になると経済効果のガラスハウスということになります。ガラスハウスの場合はだいたい50年以上は、60年ぐらいはもつようですね、現状では。ビニールハウスの場合は、だいたい十二、三年ということであります。非常に使用期間とそれから、つくるものによってはビニールハウスは3年に1度アーチ型のビニールを変えなきゃならないといった問題があります。これが年間に大体10万程度みとかないかんでしょうということで。3年度であれば30万ですね。3年間で100万そして両サイドの巻き上げのビニール関係をすると100万かかるでしょうというような話もありました。 ◯議長(櫻井 英夫君) 原議員、質問をまとめてください。答弁を求めてください。 ◯議員(12番 原 節雄君) 了解。  そういうことでありますので、ここはひとつ箱物を町のほうも検討は検討を重ねていただきまして、推進をしていただく。そういうことによって、地場産業の育成にも繋がると思うんです。それぞれの零細企業もこの箱物で作業を建設を行うことができますので、そういった地場産業の育成にも繋がるということがありますので前向きに検討願いたいと思いますが、町長もう一声お願いしたいと思います。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 農業政策は、本町にとって大変重要なものと考えてます。先ほど申し上げましたとおり、国県の補助が該当するような形をとっていただいて、まず1つ言えるのは農家の方々のやる気も必要じゃないかなと思います。そこら辺から育てていって、最終的なものは今原議員が言った形の箱物、農業というのを推進できればいいなというふうに考えております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 原議員。 ◯議員(12番 原 節雄君) これ農政にお願いでありますが、地区の小組合、小組合に再度何回も話し合いを持って、そして、2つがまとまる3つがまとまるというような大きな小組合にしていただいて、そして法人化するという最終的に法人化するんだと。法人化になって、施設物をつくりますような意気込みで進めていただきたいと思います。大変苦労も多いと思いますが、ひとつ頑張ってやっていただきたいと思います。 以上で一般質問終わります。        ……………………………………………………………………………… ◯議長(櫻井 英夫君) 次に千葉議員。 ◯議員(11番 千葉 加代子君) 皆さんこんにちは。12月に続いて、トリを務めます11番議員の千葉加代子でございます。よろしくお願いいたします。  初めにNet119についてお尋ねします。Net119緊急通報システムは、音声による110番通報が困難な聴覚・言語機能障がい者が円滑に消防への通報を行えるようにするシステムです。平成30年12月総務省消防庁は、平成30年3月第4次障害者基本計画において、平成32年度令和2年度までにすべての消防本部でこのシステムを導入することを目標として掲げています。また、今年度からその運用に要する経費について、市町村に対し地方交付税措置を講じているところです。という文書について文書を発出しています。  以前、手嶋真由美議員も一般質問で取り上げていましたが、福岡県でNet119緊急通報システムが導入されていないのは、飯塚地区消防組合田川地区消防組合だけです。他の地域では今年度末までに導入ができています。本町だけではどうしようもないというのはわかりますがもし火災が発生した場合、通報が困難な方たちのために、早急に導入の働きかけをしていただきたいと思います。また、Net119が導入されれば、Web119は使用できなくなり、切り替えが必要になってきます。  今現在Web119を利用している方の把握は本町でできているでしょうか。以前お話しましたが聾者で3人の子どもを1人で頑張って育てている父親がとても気になります。自分の家が火事になって通報ができないというのはどういうことなのかというのを自分に置き換えて考えてみていただきたいと思います。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 議員が言われるように12月議会で手嶋真由美議員の御質問があったとおり、消防本部のほうにそういった要望があるということでお話はしているところでございます。ただ、現在のところ消防本部につきましては導入の予定はないという回答でございます。  今言われるように導入されてないのが飯塚地区、そして田川地区あたりでしかないということですので、今後さらに地区消防については要望を強めていきたいというふうに思っております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 千葉議員。 ◯議員(11番 千葉 加代子君) 今現在、Web119を利用されてる方の把握は町内では無理でしょうか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 渡邉防災管財課長。 ◯防災管財課長(渡邉 文雄君) 防災管財課の渡邉です。Web119の登録者数ということで、本町では把握はできてございません。  以上でございます。 ◯議長(櫻井 英夫君) 千葉議員。 ◯議員(11番 千葉 加代子君) ぜひ早急にそのシステムが入るように働きかけをよろしくお願いしたいと思います。  次に、SDGs持続可能な開発目標の1つでもあるきれいな水とトイレについてお尋ねします。  SDGsとは、2015年9月に国連で開かれたサミットの中で世界のリーダーによって決められた国際社会の共通の目標です。17の目標と169のターゲット、具体目標で構成されています。誰ひとり取り残さないことをめざし、先進国と途上国が一丸となって達成すべき目標で構成されているのが特徴です。これは2015年から2030年までの取り組みとなっています。  この6番目の目標に安全な水とトイレを世界中にというのがあります。寒い冬に冷たい洋式トイレに座るのはヒートショックを起こしそうで怖いという話が翼の主張懇談会で出されました。町長からすぐに対応するようにと言っていただき、私は洋式トイレが温暖に変わったと思っていました。ところが1月中旬に便座が冷たいままだ、どうなっているのかという電話がありました。その後、1階の1カ所の便座が温暖に変わったということで快適に使用できましたという報告もありました。対応していただいたことを感謝したいと思います。  SDGsは、国内の多くの企業が取り組んでいますが、最近イオン、ナフコ、サンリブ等のトイレが洋式の清潔なトイレに改造されているのもその一環ではないかと思っています。役場の職員や若い方たちは和式で用を足すことができますが、高齢者や和式トイレにしゃがむことができない方たちは洋式トイレを使用することしかできません。真冬に冷たい便座に座って、実際にその冷たさを体感していただけたらと思います。私自身、町民会館で鍵かかっていましたので、障がい者用のトイレを使用しましたが、ほんとうに震え上がるくらい寒かったのをいまだに覚えています。  庁舎内の洋式トイレや障がい者用のトイレの便座も温暖に替えていただきたいとお願いしていましたが、取り組んでいただけているでしょうか。困っている人を誰ひとり取り残さないでやるというのが行政のこれからやるべきことではないかなというふうに私は思います。今すぐにできることではないと思いますが、前向きに検討していただきたいと思いますがいかがでしょうか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 原口町長。 ◯町長(原口 正弘君) トイレの手洗いですかね。あれにつきましては、中学校あたりは当然非接触型ということで整備は進めております。残る小学校ですよね。              〔「便座の普及」と呼ぶ者あり〕 ◯町長(原口 正弘君) 便座の関係ですかね。申し訳ございません。便座につきましては、前回のとき千葉議員から御指摘がありましたので、至急に対応するようにということで指示をしております。1月の中旬ぐらいから改装をいたしまして、現在1階のほうのトイレにつきましてはすべて洋式トイレに暖房便座に取り替わっているはずです。障がい者の分についても取り換えが終わりました。  以上です。 ◯議長(櫻井 英夫君) 千葉議員。 ◯議員(11番 千葉 加代子君) 障がい者用のトイレですね、関連施設の。そこはまだできてないんでしょうか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 渡邉防災管財課長。 ◯防災管財課長(渡邉 文雄君) 御質問にお答えします。把握している範囲で関連施設で申し上げます。  保健センターと隣保館につきましては、多目的トイレを含むすべて洋式トイレがもう既に暖房便座に替わっています。あと安宅のふれあいセンターについては、多目的トイレのみ暖房便座。その他の施設については、通常の便座となっています。庁舎につきましては、先ほどの答弁と重複するんですけど、3階の議員さんたちが御利用されてる男子便所女子便所の洋式が既にもう暖房便座。それから、庁舎の1階の女子トイレそれと庁舎のすべての多目的トイレが暖房便座に変更しております。通常の洋式トイレにつきましては通常どおりです。  以上です。 ◯議長(櫻井 英夫君) 千葉議員。 ◯議員(11番 千葉 加代子君) 将来はこういう答弁があったということも要望があったということも笑い話になってくると思いますが、今ちょうど過渡期じゃないかなというふうに思っていますので、ぜひ障がい者用のトイレを率先して替えていただきたいと思います。  庁舎内のトイレの手洗いは非接触型になっていますが、小中学校のトイレの手洗いは非接触型になっているでしょうか。そうでない場合、変更の予定はあるでしょうか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 小峠教育長◯教育長(小峠 英人君) 御質問の非接触型の手洗いについてですが、新中学校のトイレにつきましては、非接触型となっております。ただ小学校はまだ現段階ではどの学校も非接触型の手洗いにはなっておりません。  ただ、学校内での非接触型の手洗いに替えていくことは、今後感染予防等をする上で非常に重要であると考えておりますので、今後学校の改修時それからトイレの洋式化等を検討していくなかで、手洗い部分につきましても検討していきたいと考えております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 千葉議員。 ◯議員(11番 千葉 加代子君) よろしくお願いいたします。  次に、基礎学力の向上についてお尋ねします。  町長の施政方針にもありましたが、学習習慣の定着を図るためにどのような対策を考えておられるでしょうか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 小峠教育長◯教育長(小峠 英人君) 御質問の学習習慣の定着についてでありますが、これは大変どの学校でも苦労している大きな課題でございます。子どもたちの中には、家に帰るとどうしても学習習慣というものが緩んでしまう傾向がございます。  そこでいろいろな実態があるわけですけども、いろんな実態の中で家庭学習がどうしても難しい子どもというのもいますので、ここ数年学校のほうでは放課後を活用した学びっ子教室、チャレンジ教室など学校にいる段階である程度の宿題や読書が終えられるような対策も今後も引き続き継続していきたいと考えています。  また、宿題の出し方に対する工夫も必要になっていきます。宿題忘れを減らしていった報告で、宿題の出し方それから内容を工夫することで宿題の忘れが減ってきたという報告も上がっておりますし、わずか1日数分間保護者の方に関わってもらうことだけで宿題忘れがなくなったという実践報告も上がっておりますので、このような方法をぜひ学校でも検討し実施してもらいたいと考えています。 ◯議長(櫻井 英夫君) 千葉議員。 ◯議員(11番 千葉 加代子君) 勉強が簡単で楽しいと思える低学年のうちに学習習慣を身につけておけば、わからないところを復習したりより理解を深めたりすることにつながると言われています。  家庭学習、さっき言われましたがとても大切だと思いますが、川崎町の中では家庭学習がとても厳しい家庭が多いと思います。1年生は学びっ子教室があり、子どもたちは週に3回とても楽しんで参加しています。3年生以上はチャレンジ教室というふうに言われましたが、私の聞いたところでは高学年とかは今日は7時間みたいな形であんまり切り替えがうまくいってないようなことも聞いています。ぜひ工夫をしていただいて3年生以上のクラスについてももしその地域の方の力が必要だったら呼びかけていただいて、そういうふうな方向も考えていただけたらなというふうに思います。  それから学習内容が高度になり、タブレットを利用した授業も増えてくると思います。中2の数学で「箱ひげ図」という言葉を聞きました。私も初めてだったんですが2012年に改定された新学習指導要領に基づいて、高校の数Iに登場するようになったそうです。先生も初めてということを言われると聞いています。  今後教師の負担がとても大きくなってくることが懸念されますが、教師に対する研修等自信を持って授業をするためにということを何かカリキュラムみたいなものがあるでしょうか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 教育長。 ◯教育長(小峠 英人君) ご質問の内容とちょっとずれるかもわかりませんけども、今各学校の先生方が一番不安に思ってることは教育内容もありますが、ICT機器の導入についてであります。  ただ、これはほとんど不慣れなことまだ実際にやっていないということからの不安がありまして、それで先生方に負担が来るのではないかという不安であります。  しかし、実は30数年前に手書きからワープロの世界に変わりました。あのときにもワープロを覚えるのが実は大変で、先生方は手書きでいいじゃないかという時代がございました。  また20数年前に各学校にパソコンの導入がありましたが、あのときにもパソコンとかできないよと。でも今先生方の机には、全員パソコンがございます。  でも慣れるまでに時間がかかったということで今回のICT機器も慣れるまでの時間はかかると思いますが、一旦機器の操作方法や活用方法を習得すれば、実は授業の準備それから教材づくりの時間が確実に削減され、最終的な先生方の負担は軽減されるものと考えています。これはの一般的な公務という点数とかそういうものにも含まれますけども、減ると考えておりますので、最初慣れるまでは若干先生方も勉強していただけなければいけないと思っております。  4月からは早速タブレットを導入した授業というのを考えていますけども1学期のうちはICT支援員に直接授業に入ってもらって、先生方の習得までの支援の負担軽減を図っていく計画にしています。また研修につきましても1学期から夏休みまでの期間を使って、重点的に行っていきたいと考えています。これで、先生方の不安からくる負担を減らしていきたいと考えております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 千葉議員。 ◯議員(11番 千葉 加代子君) どうぞよろしくお願いいたします。  最後に男女共同参画の推進についてお尋ねします。2008年に町内の女性8人で川崎町の男女共同参画を考える会を発足して、月に1、2回勉強会を開催してきました。手嶋町長のときでしたが、川崎町の条例に苦情救済のための推進員とその権限等を盛り込むための町長と担当課との話し合いを行い、2009年の川崎町男女共同参画推進条例に織り込んでいただきました。  県は令和3年度からの第5次男女共同参画計画の策定に取り組んでいます。素案策定のために、令和2年10月9日から10月23日までの間、意見募集を行っています。川崎町も第3次男女共同参画プランの概要ができていますが、今までの反省点等を踏まえたものになっているでしょうか。現状を教えてください。
    ◯議長(櫻井 英夫君) 原口町長。 ◯町長(原口 正弘君) 議員のご案内のとおり、県は令和3年度から第5次の男女共同参画計画の策定に取り組んでいるところでございます。それに基づいて、本町においても令和2年度に期限を迎えております第2次川崎町男女共同参画プランの改定作業を現在行っているところでございまして、3月議会で承認を受けてたところでございます。  4月よりこの第3次総合プランに基づいて、各政策を実施する予定となっています。第3次プランにおいては、町民一人一人が自分らしく生きる喜びを感じることができるまちづくりを通じまして、男女の活躍を推進して多様な生き方を選択できる男女共同参画社会の実現に向けて努めてまいるということの取り決めをしてるところでございます。この推進に向けて全力で取り組んでまいりたいと思っております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 千葉議員。 ◯議員(11番 千葉 加代子君) 女性の委員がゼロの審議会等があるでしょうか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 川崎町の審議会等の数は16あります。そのうち2つの審議会が女性委員が不在となっているということです。 ◯議長(櫻井 英夫君) 千葉議員。 ◯議員(11番 千葉 加代子君) 女性ゼロの審議会は、たぶん充て職が主になっていると思います。もしできるのだったらその中に「町長が必要と認める者」というような項目を入れて、女性をせめて1名でも入れていただけたらと思います。  平成15年6月内閣府男女共同参画推進本部が決定した社会のあらゆる分野において2020年までに指導的位置に女性が占める割合を少なくとも30%程度とする目標、俗に言う202030は、昨年安倍首相の辞任とともにうやむやになってしまいました。  本庁の管理職に占める女性の比率はどうなっているでしょうか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 現在、本町の管理職の総数は22名です。そのうち女性課長が3名ということになっております。比率といたしましては、13.6%でございます。 ◯議長(櫻井 英夫君) 千葉議員。 ◯議員(11番 千葉 加代子君) 本町は女性大活躍宣言目標として管理職に占める女性の比率を2022年4月1日までに20%にしますということで、これは以前達成していましたが、課の改編等でそれが難しくなったというふうに思いますが、今後どのように取り組んでいくのかお聞かせください。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 当然行政の仕事も男女共同参画ということで、できれば20%近く行きたいなという考えはあります。ただやっぱり年齢構成等が役場の場合ありまして、ちょうどその年に該当する女性がおられるかおられないかということもございますので多少の増減はあろうかと思いますが、積極的に登用してまいりたいと思っております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 千葉議員。 ◯議員(11番 千葉 加代子君) どうぞ前向きに検討していだきますようよろしくお願いいたします。  昨年はコロナ禍で研修等が実施されていないと思いますが、今後その予定が男女共同参画に対する意識改革等の研修があるかどうかお聞かせください。 ◯議長(櫻井 英夫君) 奥田人権推進課長。 ◯人権推進課長(奥田 哲也君) 人権推進課の奥田でございます。議員の質問にお答えいたします。  御指摘のとおり、今年はコロナウイルス感染症対策のために夏に行う予定の講演会は中止いたしております。しかしながら、啓発冊子の配布等あと研修会の参加等についてはほぼ例年通りおこなっております。  町長も言っておりましたとおり、3次プラン新年度から実施していく中で3次プランの理念であるソーシャルインクルージョンも含めて施策を推進していきたいと思ってる所存でございます。以上です。 ◯議長(櫻井 英夫君) 千葉議員。 ◯議員(11番 千葉 加代子君) 昨今、女性の権利がかなり取り上げられていますが、男女性別に関係なく、だれもが能力が発揮できるような社会になっていってほしいなと思っています。  これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。        ────────────・────・──────────── ◯議長(櫻井 英夫君) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  次回の本会議は、15日に月曜日となっておりますので、報告いたします。  本日は、これにて散会いたします。どなたも御苦労さまでございました。                  午後01時47分散会        ────────────────────────────── Copyright © KAWASAKI TOWN ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...