川崎町議会 2018-12-12
平成30年度第7回定例会(第3日) 本文 開催日:2018年12月12日
最初のヒットへ(全 0 ヒット) 午前10時00分開会
◯議長(北代 俊雄君) どなたもおはようございます。ただいまより本日の会議を開きます。
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日程第1.
会議録署名議員の指名
◯議長(北代 俊雄君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
本日の
会議録署名議員は、
奈木野議員、
樋口議員を指名いたします。
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日程第2.日程の通告
◯議長(北代 俊雄君) 日程第2、日程については配布の議事日程をもって通告にかえます。
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日程第3.
一般質問
◯議長(北代 俊雄君) 日程第3、これより
一般質問を行います。質問者は、
質問通告一覧表の順番で行います。質問に入る前に質問者の方にお願いをいたします。
前質問者と重複する質問および質問者以外の方の
関連質問は避けてください。質問、答弁はできるだけ簡明にお願いをいたします。質問は1人30分以内です。
質問通告書を提出している議員は、5名です。
これより質問に入ります。初めに、
谷口議員。
◯議員(7番 谷口 武雄君) おはようございます。7番議員の
谷口武雄でございます。
きょうは、教材を教室に置いて帰る置き勉についてお尋ねを教育長にします。通学用の荷物が多すぎる。こんな声が児童、
生徒保護者から上がっていることを受け、
文部科学省は今月の6日、12月6日全国の
教育委員会などに対し、一部の教材を教室に置いて帰る、いわゆる置き勉を認めるなどの対策を検討するよう通知をしました、とあります。子どもの荷物はどれだけ重いのか、その実態と理由を探るとの新聞報道を見ました。そこで教育長にお尋ねをいたします。
1点目は、
文部科学省から置き勉を認めるなどの対策を検討するような通知がありましたか。その1点をまずお尋ねしたいと思います。
◯議長(北代 俊雄君)
讃井教育長。
◯教育長(讃井 明夫君) 置き勉の件でございますけども、文科省からは以前よりこういう通知が再三参っております。従前より児童、生徒の携行品、教科書だけじゃなくして、体操服とかそういうスリッパとかを含めて、携行品含めても配慮するという通知が、今までも入っておりますし、12月6日のこれについても確認しております。
◯議長(北代 俊雄君)
谷口議員。
◯議員(7番 谷口 武雄君) 1点目の文科省から通知が来てるということで、2点目に移らせていただきます。1つの例ですが、中学生の通学用のリュックの中身は、教科書4冊を筆頭にノート、問題集がそれぞれ4冊、各教科の資料など
プリント等が入った
クリアファイルなど、筆記道具、水筒など、その重さは8キロを起こすというふうに言われております。それにまた、部活用具を入れた
補助バックや体育着などが加わり、雨の日には傘を差すとなると片道が10分程の登下校であっても一苦労であります。
ここで教育長にお尋ねをしますが、
小中児童生徒の
カバン等、点検及び重さの実態を調査したことがありますか、回答をお願いします。
◯議長(北代 俊雄君) 教育長、自席でいいですよ。
◯教育長(讃井 明夫君) いま、ご指摘のように子どもが重い荷物をランドセルやカバンに持って、
サブバックという形で持ってきていることは確かでありますが、
カバン等がどれくらい重いということで実態調査をしたことはございません。
◯議長(北代 俊雄君)
谷口議員。
◯議員(7番 谷口 武雄君) やはり教育長という立場の中で、そういう文科省から常に通知が来てる場合は、やはり学校で点検なり教師にそういうふうな指導をすべきと私は思いますけど、今後どのようにお考えですか。
◯議長(北代 俊雄君)
讃井教育長。
◯教育長(讃井 明夫君) この点につきましても以前から、重いということは分かっておりましたので、うちとしては、文科省の通知がありますように、以前から置き勉については、うちとしては認めております。従って、例えば
保健体育とか、家庭の裁縫とかそういうことを含めまして、
必要最小限のものについて学校で毎日使わない、週に1回とかそういうものについては、ボックスを置いておりますので、そこに教科書を置く。
あるいは授業が終わった後に1カ所にまとめてテーブルに置くとか戸棚の中に置くとか。戸棚というよりも棚に
教科書等を置いて帰らせるという、そういう置き勉については認めております。
◯議長(北代 俊雄君)
谷口議員。
◯議員(7番 谷口 武雄君) 置き勉については、川崎町では小中学校、小学校4校、それから中学校3校、全部置き勉については、一応川崎町としては認めているということですよね。現にそうすると学校全体では、置き勉的に置いて帰る学校と置いて帰らない学校とがあるというのをちらっと聞きましたけども。全校がなにかそういうことについて置いて帰っているというふうに認識して良いですか。
◯議長(北代 俊雄君) 教育長。
◯教育長(讃井 明夫君) 私は、教室が清潔に保たれるというのがまずありますし、荷物を整理するということについては、これは
教育環境の整備、勉強する上でも大切なことだと思いますので、置き勉をする場合については、先ほども言いましたように、必ず保健の本は、ここに置きましょうと集めてそこに置くという形で私のほうは指導しておりますし、全体的にやられているというふうに思っております。ただし、非常に大きいものといたしましては、部活動での例えばユニフォームとか、靴とかこういうのについては、汗臭くなったり、夏場については、そういう点では持って帰って、持ってくるというようなことがあってるようでございますけども。いま言いましたように
教科書等の重い、毎日使わない教科書、復習を要しないような物については、うちとしては、教科書については学校のほうで保管し、その時間に取ってするというふうに私のほうでは認識しております。
◯議長(北代 俊雄君)
谷口議員。
◯議員(7番 谷口 武雄君) この置き勉については、賛成と
反対意見がたくさんあるわけですが、川崎町は置き勉を了承されて、置いて帰っていいよという形で、いま教育長の答弁をいただきました。
こういう
反対意見もあるんです。置き勉を認めるか否かは学校の裁量ですが、
反対意見としては家庭学習が身に付かない。教室の美観、盗難、紛失などがあります。このようなことも心配されている父兄等々おりますけど、この点については大丈夫ですか。
◯議長(北代 俊雄君) 教育長。
◯教育長(讃井 明夫君) 先ほども申し上げましたように、保健の本とか、図工の本とかというのは、きちんと1カ所にまとめて、そして教師が集めて置くと。整備させていくということで、美観を損なわないようにしておりますし、予習復習の必要な教科の教科書については、持って帰るように指導しております。
◯議長(北代 俊雄君)
谷口議員。
◯議員(7番 谷口 武雄君) いま教育長の答弁をいただきまして、学力が低下するようなことにならないように、きちんと置き勉についてはされているという回答をいただきました。
いずれにしても教育長を中心に将来の
児童生徒に喜ばれる
教育方針をお願いしまして、私の
一般質問を終わらしていただきます。ありがとうございました。
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◯議長(北代 俊雄君) 次に、
松岡議員。
◯議員(2番 松岡 久代君) おはようございます。2番議席の松岡久代でございます。よろしくお願いいたします。
私は2点について、お聞きしたいと思います。選挙権の年齢の引き下げに伴う
取り組みは、選挙区の大切さ、政治参加の大切さ、自分の判断で投票する重要性を教育する方針のお考えをお尋ねします。町長にお尋ねいたします。
◯議長(北代 俊雄君)
手嶋町長。
◯町長(手嶋 秀昭君) 平成27年の
公職選挙法の改正によりまして、本町では平成28年の
参議院選挙から18歳からの投票ができるようになりました。なおこの選挙での18歳と19歳の有権者数338人で、投票率は35.2%でございました。
現在本町では、毎年1月の成人式の際に川崎町明るい
選挙推進協議会の委員の方より選挙への投票を促す模擬投票や
啓発活動を行っておりますが、今のところ10代への選挙への
啓発活動は行っておりません。
しかし、中学校を卒業してから3年後に選挙権が得られることを考えると、中学生のうちから選挙に興味を持つことが重要となります。
したがいまして、選挙に対する
教育方針といたしましては、
議会制民主主義の意義や政治にかかわる選挙の仕組みなど、選挙への理解に加えて現実の具体的な
政治的事例も取り扱い、生徒がみずからの判断で権利を行使することができよう具体的、かつ実践的な指導を行うことが重要であるとこのように考えております。
◯議長(北代 俊雄君)
松岡議員。
◯議員(2番 松岡 久代君)
公選挙法の改正により18歳から投票ができるようになったことで、成人式も見直されるのではないかと
一般質問の中で話した記憶があります。
若い有権者が、積極的に投票し政治参加することの大切さ、自分が主権者であるという自覚、
年齢引き下げに伴い本町としてどのような
取り組みをしているのか、今後どのような
取り組みをされるのかお聞きしたかったのですが、もう町長はお答えになりましたので、それで第1点目の質問を終わらせていただきます。続けていいでしょうか。
本町の
獣害対策は、ということで質問させていただきます。本町は深刻な
獣害対策として防護柵や狩猟者に頼っていると思います。被害の抑制はできているかも知れませんが、被害をくい止めるには至ってないと思います。本町だけではなく、各自治体もいろいろ模索していると思います。隣町の添田町では、
オオカミを輸入したらとの講演がありました。が、被害をくい止める試案がありましたらお聞かせください。深刻な問題と受け止めております。
◯議長(北代 俊雄君) 町長。自席でいいですよ。
◯町長(手嶋 秀昭君) 議員が御指摘のように、
有害鳥獣による農作物への被害はもとより、最近は市街地にまで猪、鹿が出没しており、今のところ町民への
人的被害はないというふうに考えておりますけども、将来こういった被害が発生する、そういうことも十分考えられるとこのように思っております。
被害をくい止める試案はないかということでありますが、町の
有害鳥獣対策といたしましては、防護柵の設置や猟友会の方を
有害捕獲員に任命し、ほぼ毎週日曜日に銃による捕獲をしておりますけども、箱罠大小合わせ町内一円に約100基設置している状況です。
また猪、鹿を捕獲した場合、国費から1頭につき7,000円の交付金が出ておりますけれども、町といたしましても
被害防止のために、頭数を減らすことが先決だと考えておりまして、1頭でも多く捕獲していただくために、単費で1頭につき4,000円を支払っておりまして、国の7,000円と町の単費の4,000円を合わせて1頭につき1万1,000円支払いをしているという状況でございます。
近隣の状況といたしましては、唯一添田町において、今年
スーパーモンスターウルフ1台を導入しておりますけども、効果については検証中とのことでした。今後も
有害鳥獣被害防止の有効的な対策について、情報収集を行いながら
被害防止に努めてまいりたいというふうに思っております。
議員ご指摘のように、ほんとに
鳥獣被害というのは深刻でありまして、いま色々
フェンスをずっとやっておりますけども、国の補助をいただいてやっておりますけれども、これは数が減るわけじゃないからですね、上のほうに
フェンスをすると下に下ってくると。ずっと広がってきて
フェンスの範囲がどんどん広がるばっかりという状況がございました。そして最近では、この
フェンスを猪が自分から体をぶち当てて、柵を壊すというようなことで、中に入って被害がさらに拡大すると、こういうような状況が出ておりますから、やはりそういう意味からすると、頭数を減らすということ以外には私は
解決方法はないというふうに考えております。
町としては、先ほど申し上げたように、1頭につき4,000円負担をして、今1万1,000円ということで努力しておりますけれども、これをもっと増やすのかどうかということも含めて根本的な
解決方法ということを考えて行かなければいけないというふうに思っております。
添田の
スーパーモンスターウルフの話も先ほどしましたけれども、聞いてみますと今のところは正直言って具体的に効果があったと言うようなことはまだ実証されていないという状況で、できればもう1つ何か工夫したらどうかなというようなことも町長が言われておりました。
いずれにしても数が減るわけじゃないから、だからやはり全体的な被害を縮小させるということからすると、数を減らすという
取り組みをしていく以外に私は解決の方法はないんじゃないかというふうに考えております。
◯議長(北代 俊雄君)
松岡議員。
◯議員(2番 松岡 久代君) いま町長から言われた
スーパーモンスターウルフ、私たまたまテレビを見ていたら、北海道でエゾシカの増加により年間60億円の被害が出ているそうです。それで、北海道では太田精器という会社が6年の歳月をかけて、製作しました
スーパーモンスターウルフという機械です。
オオカミの声に近づけた声で鹿、猪等を追い払うそうです。
私は農家ではありませんけど、毎年安宅で
彼岸花祭りに参加させていただいておりますが、その彼岸花が鹿や猪に食い荒らされて今年は中止になりました。それがものすごく私にはショックだったんです。いつも参加させていただけるってことが1つの楽しみだったものですから。安宅地区のすばらしい景観が、柵により損なわれていることで、せざるを得ない、仕方ないことですが、心が痛みます。
補助金制度もあるそうです。自然環境に合わせた
受胎調整をし、
スーパーモンスターウルフですかね、
受胎調整をし、産む個体を本能的に抑える理論もあるようです。だけど添田町ではたった1機しか導入してないんですよね。1機ではどうにもならないと思います。お値段を聞いたらやっぱ50万ぐらいするそうです。それをやはりリースですかね、あんなのでしたら半額ぐらいで済むようなこと言ってました。
いま町長が言われたように、草刈りでも、1万何千円か貰うということを私聞いているんです。だから狩猟者に対して、1万1,000円とかほんとに少ない値段だなと思ってお聞きしてたんですけどね。それじゃ狩猟する方も育たないと思うんですよ。案外若い人は仕事を持ってますけど。結果的には年いった方がそういうかたちになろうかと思います、猟銃を使うのは。だからそこのところも考えていただき、補助金をどこかで取られるような方法を取っていただけたらと思っております。
スーパーモンスターウルフっていうのも、声で鹿とか猪が本当に散らばって行くそうです。だけど、私も聞いたこともないし、見たこともない。あっ、テレビでは見ました。目が真っ赤になって、声がどんどん違う声になって行くのが、だからそれを見て私もこう思ったんですけど。
やはり地域の人にすれば、早めにこういう動き方をしていただけたらいいのか、何でもしてみらんとわかりませんからね。まだ成果が出てないとか言うけど、1機じゃどうもなりませんよね。範囲がやっぱり決まってますから。だからそこのところを添田町と研究していただいて、川崎町にもそのようなものを取り入れて頂けたらいいかなと思っております。
これはやっぱり動物を里山に下すっていうことは、人間がしたことなんですよね。昔はこういうことはあまりなかったんです。ほんとうの山奥に行かなければ、鹿とか猪とか見ることが出来なかったんですけど。いま民家に下りてくる自体が、私はほんと動物が
可哀そうで、私動物が好きなもんですから思うんですけど。やはり動物を殺処分したり、せないけんてことがほんとに
可哀そうだなと思って。
ほんとそういう形を添田町とも御研究なさって、1機でも2機でも早急に安宅とか真崎とかあると思います。どういう形か知りませんけどあんまり大きい形やないで移動もできるそうです。安宅で1カ月するなら、また真崎のほうで1カ月するとか、そういう方法もあるらしいので、ほんとに町長さっき言われたように、住んでいる人の汗と涙と血の結晶だと思います。お百姓さんにしたらです。だからもう少しその方たちのことを考えて、川崎町も研究してあげてください。よろしくお願いします。これで私の質問を終わらせていただきます。
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◯議長(北代 俊雄君) 次に、
千葉議員。
◯議員(6番 千葉 加代子君) みなさんおはようございます。6番議員の
千葉加代子です。よろしくお願いいたします。
初めに、乳幼児健診についてお尋ねします。いま現在、聴覚についてはどのような検査が行われているでしょうか。
◯議長(北代 俊雄君)
手嶋町長。
◯町長(手嶋 秀昭君) 乳幼児健診における
聴覚検査について御説明をさせていただきます。乳幼児健診においては、小児科医が音による反応の検査を実施しております。1歳6カ月児健診においては、
日本耳鼻咽喉科学会のリーフレットを活用し、囁き声で振り向くか、見えないところから呼びかけ、テレビから流れてくるコマーシャルの音楽や番組の
テーマ音楽などに振り向きますかなど計4項目について
チェックを行っております。
3歳児健診においては、
厚生労働省方式による
聴覚検査により、囁き声で6項目、犬、靴などがございますが、そういう聞こえるかどうか、聞こえたかどうか。それから呼んで返事をしなかったり聞き返したり、テレビの音を大きくするなど聞こえが悪いと思う時がありますかなど8項目について、
チェックを行っているという状況でございます。
◯議長(北代 俊雄君)
千葉議員。
◯議員(6番 千葉 加代子君) 乳幼児健診には、そういうふうな検査が行われているということですが、新生児の
聴覚スクリーニングというのがありまして、これは
厚生労働省の調査によると全国1,118市区町村の
検査実施率は2016年度で、出生時の82.8%と言われています。
新生児聴覚スクリーニング検査は、新生児1,000人当たりに1人か2人とされる難聴を早期に発見し、適切な支援につなげることが目的です。産科病院や診療所の分娩施設が、おおむね生後3日以内の赤ちゃんに実施するものです。
詳細については、この後
手嶋真由美議員が
一般質問されますので、私は結果の対応について質問いたします。福岡県60市町村の内、
新生児スクリーニングの検査結果を把握しているのが50%、検査を受けられなかった子に対する対策をしているのが3.3%です。乳幼児健診の際、
新生児スクリーニングの結果等、把握されているでしょうか。また異常があった場合、要再検、リファーの時はどういう指導をされているでしょうか。
◯議長(北代 俊雄君) 十時
健康づくり課長。
◯健康づくり課長(十時 美恵子君)
健康づくり課、課長の十時です。よろしくお願いします。
千葉議員の回答をさせていただきます。
把握方法について、
新生児スクリーニング検査の
把握方法についてはどのようにされているかという御質問なんですが、
保健センターにおきましては、
乳児家庭全戸訪問事業というのがありまして、生後おおむね1カ月前後ぐらいで赤ちゃん訪問させていただいているときに、保健師が
母子健康手帳を保護者の方の了承を得た段階で、
母子健康手帳を見せていただいて、その中に
聴覚検査の項目があります。
新生児聴覚検査の項目の結果がありまして、それについて確認をさせていただいている状況です。その結果については、どういうふうにしてるかということは、一応産婦人科のほうで1カ月健診をされたとき等に、また1週間以内で退院されるときに一応再検査をされたり、あと1カ月健診で確認を産婦人科のほうでされているというふうに伺っております。以上です。
◯議長(北代 俊雄君)
千葉議員。
◯議員(6番 千葉 加代子君) 適切な対応をしていただき、ありがとうございます。難聴も軽度難聴は、聴覚反応、発話、発達状況の評価を継続し、聴力悪化に注意し、聴覚活用状況、発話不良など少しでも気になることがあれば精密検査を実施して再評価し、補聴器の装用を進め、同意が得られれば補聴器装用となります。
中等度難聴以上では、原則補聴器を装用し、STによるリハビリテーション。場合によっては、療育機関と連携した療育を開始し、重度難聴で十分な聞き取りが得られない場合には、人工内耳を考慮することになります。
当初私は、重度の場合人工内耳で機能が回復するので、とてもよい方法だと思っていました。しかし最近、聾唖者の方からお話を聞いて、手術をする場合、本人はまだ本当に赤ちゃんで何にも自分の意思が無いわけですよね。それで、成長した後にどうして自分に人工内耳の手術をしたのかと、親にやっぱりくって掛かるって、おかしいんですけど、そういうふうなことがおきて、人工内耳が必ずしも良いものではないというようなことをお聞きしました。
人工内耳にしたことで得られる聴力は、補聴器など他の多くの聴覚補聴器と同じように、聞こえる人と全く同じではありません。音声を言葉として聞き分けるようになるためには、継続的なリハビリテーションが求められます。また、他の医療技術と同様、まだ多くの技術的限界を有しています。本人の聴覚がどの程度回復したかということも分かりませんし、人工内耳にしたことで手話の取得が遅れるということもあるそうです。この判断は親が下すだけですが、それに対して、デメリットも含めた充分なアドバイスが必要だと思います。行政としてどのような対応が可能でしょうか。
◯議長(北代 俊雄君) 手嶋社会福祉課長。
◯社会福祉課長(手嶋 康文君) これは障がい者の補装具に関することでございますので、私のほうから説明させていただきます。
聴覚障害による人工内耳手術は、耳の後ろを5センチから6センチ切開しまして、電極を含めた内部機器を内耳に埋め込む手術でございます。これは比較的安全な手術と言われておりまして、ほとんどの方が手術を受けて良かった、また手術をしたことによって社交的になったというような答えが出ておりますが、議員が言われる通り短所もあるのも確かで、術後にMRI検査が行えないとか、こういったスマホ大の外部装置を常に携帯したければならないというようなデメリットもございます。
乳幼児は手術を受ける場合は、自分で意思決定ができませんので、保護者が手術前に医師からきちんと説明を受け、その内容を十分納得したうえで手術を受けることは大切になってきます。
町といたしましても、自立支援医療や乳幼児医療の絡みがございますので、意見書を出す医師や障がい児相談支援事業所にも働きかけをしまして、人工内耳手術の有効性またはデメリットをきちんと説明していただいて、後々家庭内でトラブルがないよう配慮に努めて参りたいというふうに考えております。以上です。
◯議長(北代 俊雄君)
千葉議員。
◯議員(6番 千葉 加代子君) ぜひ対応をよろしくお願いいたします。聞こえない、聞こえにくい子どもたちに関わる環境整備や適切な支援を行うためには、医療、療育、教育、福祉、行政等の関係者、機関が連携を取れる支援体制が求められています。今後もどうか保護者へのきめ細かいご支援をお願いします。
次に乳幼児健診です。乳幼児健診を受診していない子どもたちについては、町としてどのような対応をしているでしょうか。
◯議長(北代 俊雄君) 町長。
◯町長(手嶋 秀昭君) 受診がなかった子どもへの対応といたしましては、次に実施する検診の案内通知をします。さらに受診されていない場合は、電話や訪問などにより子どもの健康状態を把握しております。
また、保育所や幼稚園への登園状況を確認し、登園先に子どもの健康状態を聞き取り、先生方から受診勧奨をお願いしております。
また、子育て支援センターには、乳幼児健診の未受診状況を報告し、子どもの健康状態の把握を行っておるという状況でございます。
このように子どもの健康状態を把握できるあらゆる手段を図っておりますけれども、母子保健法第12条には、満1歳6カ月を超え満2歳に達しない幼児と満3歳を超え満4歳に達しない幼児は、健康診査を行わなければならないと規定されておりまして、第13条には健康診査を受けることを勧奨しなければならないと規定されております。
今後も本町といたしましても健診の受診勧奨を強化し、子どもの健康の保持及び増進に努めて参りたいというふうに考えております。
◯議長(北代 俊雄君)
千葉議員。
◯議員(6番 千葉 加代子君) どうぞよろしくお願いいたします。
次に、ふるさと納税返礼品についてお尋ねします。総務省が、2018年9月1日時点でのふるさと納税の返礼品の調査結果を公開しました。9月1日時点で、返礼品の割合が3割を超えている地方自治体は、246団体。また地場産品以外の返礼品を出している地方自治体は、235団体でした。総務省はこの結果を受けて関連する法律の改正を含めて、ふるさと納税の制度を見直す方針です。先日の予算決算委員会で川崎町は返礼品の内容変更や減量ではなく、必要な寄付額の引き上げで対応するということですが、具体的にどのような施策を考えているでしょうか。
◯議長(北代 俊雄君) 町長。
◯町長(手嶋 秀昭君) いま御指摘ありましたように、いままで若干30%を超えているという状況もございましたが、総務省からの指示を受けまして、町としては11月30日現在で全て30%以内という形で対応するという形にいたしております。したがって今後の問題については、新商品の開発等の企画を行いながら、現在川崎町農産物、特産物等を活用した特産品の開発に努めておりまして、今後返礼品として活用できればとこのように思っております。
また返礼品の町民への周知については、ふるさと納税制度に協力していただいている事業者に対して、10月9日付で今回の返礼品割合を見直す旨の通知文章を郵送いたしました。
また川崎町では、株式会社さとふると契約を締結し、ふるさと納税包括支援ポータルサイトとして運営をいたしておるという状況でございます。
◯議長(北代 俊雄君)
千葉議員。
◯議員(6番 千葉 加代子君) きちっと対応されているということですが、ふるさと納税の返礼品、新商品の開発もされているみたいですけども、住民の皆さんがどういうものが返礼品なのかということをきちんと周知が行き届いていないような気がします。
川崎町の特産品として位置づけるのであれば、もう少し町民に対する周知等が必要だと思います。身近にそういうものを購入できるような機会があれば、手土産とか需要も増えてくると思います。私自身も一度どういうものが返礼品という一覧をいただいたんですが、住民のほとんどの方がそれを御存じないと思います。で、もう少し町の中にそれを落として、住民の方がいつでも自分のいいなと思えるものが購入できるような機会を増やしていくべきだと思います。そうすれば、自分の町にはこういうものがあるっていう、町民の自覚も生まれますし、どこかに出かけるときとか、そういう時にこれは川崎町の特産品だからと言って持たせることもできると思います。
福智町の場合は、赤池梨とかちゃんと名前のついたものが町民皆さんが知ってあるから、そういうふうなものを川崎町もブランドを、1つのブランドとして、やっぱり住民のみんなが知っておくべきだと思いますので、ぜひ周知をお願いしたいと思います。
次に、高齢者対策についてお尋ねします。行政区の見守りネットワークの現状は、以前より進展しているでしょうか。
◯議長(北代 俊雄君)
手嶋町長。
◯町長(手嶋 秀昭君) 本町における高齢者の状況は、11月末現在の高齢化率が36.04%となっており、初めて36%を超えたという状況でございます。また65歳以上の人口は6,059人で、そのうちひとり暮らしの高齢者は2,500人を超える状況であります。
見守りネットワークの現状につきましては、現在13地区で活動していただいており、日常的な声掛け運動や訪問活動等の
取り組みを通じて、地域における高齢者の安全安心な暮らしの確保に大きく寄与していただいてるという状況でございます。
今後も高齢化の進行に伴い、地域において見守り等が必要な高齢者が増加してくるということは明らかでありますので、重要な
取り組みの1つとしてなお一層活性化に向けて、
取り組みをして参りたいというふうに思います。
◯議長(北代 俊雄君)
千葉議員。
◯議員(6番 千葉 加代子君) 来年の4月から超高速ブロードバンドとかが入ってくるんですが、ITを利用して安否確認等をしている自治体が最近増えています。それにはまず現状把握が必要です。見守りネットワークのできていない行政区に対する指導等は、今後行われるのでしょうか。
◯議長(北代 俊雄君) 町長。
◯町長(手嶋 秀昭君) いま実態調査と言われました、見守りネットワークをやってない……。
◯議員(6番 千葉 加代子君) やってない地域に対する指導、行政の方から……。
◯町長(手嶋 秀昭君) これからそういった強化をしていかなければいけないという状況もありますし、それから多少、見守りネットワークそのものがマンネリ化してきておるという現実も最近見られますので、そういったところも含めてもう一度再構築に向けた
取り組みが必要だというふうに認識しております。
◯議長(北代 俊雄君)
千葉議員。
◯議員(6番 千葉 加代子君) 超高速高齢化社会と言われる現在、65歳以上の高齢者に4人に1人は軽度認知障害、MCIもしくは、認知症であるといわれています。認知症は誰でも罹りうる病気だとも言われています。早い段階で発見し、対策することで認知症の症状が最後まで出なくて済むケースもあります。現在、認知症の方の把握とサポートはどのように取り組んでいるでしょうか。
◯議長(北代 俊雄君) 町長。
◯町長(手嶋 秀昭君) 本町における認知症高齢者の数については、具体的な人数を把握することは非常に困難でありますけれども、
厚生労働省の推計によりますと65歳以上の人口に対する比率としては、10%から11%というふうに言われております。したがって、川崎町における推定人数としては、約600人から700人程度おられるだろうと考えておるところでございます。
認知症高齢者本人やその家族へのサポートといたしましては、早期診断、早期対応に向けた支援として、見立病院。これは県の指定の認知症医療センターとして、県が指定をしておりますので、見立病院に委託する形で認知症初期集中支援チーム派遣事業を取り組んでおります。
また本年3月には、相談者への説明ガイドブックとして認知症ケアパスを作成し、相談対応時の資料として活用すると同時に健康フェスタなどのイベント等に配布をするなどして、認知症について広く地域住民に知ってもらう
啓発活動として活用しておるという状況でございます。
◯議長(北代 俊雄君)
千葉議員。
◯議員(6番 千葉 加代子君) 早期対策の重要性が言われていますので、今後も地域での情報収集に努めていただきたいと思います。
シニアカフェ、認知症カフェは、いま安宅だけだと思うんですが、今後どのように展開していく予定でしょうか。
◯議長(北代 俊雄君) 町長。
◯町長(手嶋 秀昭君) 認知症カフェは平成28年10月から、いま御指摘のように安宅区をモデル地区として、認知症施策の推進を目的に
取り組みを開始し、ちょうど2年が経過したところでございます。安宅地区においては、いまも2カ月に1回のペースで開催し、今年度からは少しずつではありますけども、自主的な運営の方向に移行しつつあるというところでございます。その他の地区におきましても、行政区単位で認知症サポーター養成講座を開催するなどして、認知症カフェにつなげる
取り組みを行っております。
特に今年度は町内15カ所の公民館で取り組まれているわいわい健康くらぶに生活支援コーディネーター2名と地域包括支援センターの職員が参加し、認知症カフェの
取り組みの説明を行いながら開催に向けた
啓発活動を取り組んでおります。既に10カ所の公民館で説明を行い、島廻公民館では平成31年1月から当面月4回のわいわい健康くらぶのうちの1回を認知症カフェとして位置付けて取り組む予定となっております。
認知症カフェの
取り組みと致しましては、当初より「あいたかプロジェクト」、「あ」というのは安真木のあ、「い」は池尻のい、「た」は田原のた、それから「か」は川崎のかで、大字4つの頭文字を取って「あいたかプロジェクト」という名称をつけて
取り組みをしておりますけども、まずは4つの大字ごとに設置していくことを目標としており、今後もこのような
取り組みを積極的に進めながら他地域への拡大に努めて参りたいと、このように思っているところでございます。
◯議長(北代 俊雄君)
千葉議員。
◯議員(6番 千葉 加代子君) どんどん広がって行くことを期待しています。
以前質問いたしましたが、交通弱者に対する
取り組みは進んでいるでしょうか。
◯議長(北代 俊雄君) 町長。
◯町長(手嶋 秀昭君) 高齢者施策における交通弱者対策については、いわゆる乗り合いタクシーの導入やタクシー利用券による助成制度のようなものが考えられるのではないかというふうに考えております。他の市町村においては、それぞれ市町村の状況に応じて制度設計がなされて取り組まれているものもございますが、本町におきましては現在のところ実施に至ってはおりません。
高齢者が住みなれた地域でいつまでも安心して暮らしていける仕組みとして、地域包括ケアシステムの構築が大変重要でありますが、いわゆる買い物難民問題も含め、交通弱者対策も地域において解決しなければならない、大変重要な課題であると認識をいたしております。
このように高齢者を取り巻く地域課題の解決に向けた
取り組みとして、8月1日にまちづくりフォーラムを開催し、その後の
取り組みといたしまして住民主体のまちづくり勉強会を、いま立ち上げているところでございます。その中で交通弱者の問題を含め、高齢者に関する地域問題や問題点を明らかにすると同時に、その解決策も住民と行政が一体となって共に取り組んでいくことが、必要であるというふうに考えております。
◯議長(北代 俊雄君)
千葉議員。
◯議員(6番 千葉 加代子君) バス停まで歩いていけない高齢者について、何らかの支援が必要だと思います。私のところにもバス停まで歩いていけないということで、介護タクシーを利用しているけれども、やはりお金を捻出するのが厳しいというような声が届いています。ぜひ実効性のある施策を取り入れていただきたいと思います。
最後に、子どもの
教育環境整備についてお尋ねします。国は自治体からの要請で学童保育の指導員について、自治体の裁量で資格がない場合でも採用ができるよう改正をしようとしています。これについては、保護者や学童保育指導員の団体は、反対の声を上げています。本町の現状はどうなっているでしょうか。
◯議長(北代 俊雄君)
手嶋町長。
◯町長(手嶋 秀昭君) 共働きや1人親家庭の小学生が放課後を過ごす学童保育について、
厚生労働省は、職員の配置や資格の基準を緩和する検討に入っており、これは待機児童を減らしたい自治体の強い要望を踏まえたものでありますけども、学童保育の現場や保護者からは不安の声が上がっておるという状況は聞いております。
議員ご質問の本町での現状でございますが、
厚生労働省の示す基準に従い、1単位の児童数はおおむね40人以下とし、支援員は1単位につき2人以上となっており、そのうち1人は保育士や社会福祉士など一定の条件を満たし、かつ県の実施する研修を受けた放課後児童支援員とするとなっておりますので、この基準を守りながら委託を受けた保護者会組織が運営しているところでございますが、今後については国の指針が決まり次第、児童を初め保護者、支援員等の不安の少ない体制をしていかなければいけないと考えております。
◯議長(北代 俊雄君)
千葉議員。
◯議員(6番 千葉 加代子君) 今年、指導員をしていた方が給料が安いということで3カ月で退職しました。特に夏休み等、長期のときは朝から夕方まで勤めないといけないということで、普段はだいたい1日の勤務が4時間程度なので、そんなに不満はないんですが。その夏休みとか、冬休みとか長期になったときに休みが全くないということで、給料が低いというような感覚に陥るようで、そのときに辞められる方が多い。特に若い方ですね。
で、どこの自治体にしても同じだと思うんですけど、そういう点について例えば長期の場合はプラスいくらか、長期の休みの場合に出た時にはプラスいくらかを支給するとか、そういうふうなことをしていかないと、なかなか定着が難しいと思うんですよね。今後どのような対策をされるかお聞きしたいんですが。
◯議長(北代 俊雄君) 町長。
◯町長(手嶋 秀昭君) いま現実の運営としては、各小学校のPTAの皆さんに運営をしていただくという形で、それを4つの小学校とそれからすみれ保育園がありますから、すみれを入れて5校会ということで、責任者がそこで運用をしていただいているという状況でございます。
昨年まではかなりそういった賃金面で不十分なところございましたので、5校会のほうからもなんとか改善して欲しいという要望が出て参りましたので、30年の予算ではこれを少し改善をしたという状況ございますけども、それでも決して十分ではないというふうに思っております。
いずれにしてもそういった5校会の皆さんの意向というのを十分受け止めながら、町の財政もございますが、可能な限りそういったことで努力して参りたいというふうには考えております。
◯議長(北代 俊雄君)
千葉議員。
◯議員(6番 千葉 加代子君) ぜひ前向きに取り組んでいただきたいと思います。
次に、学校から服装違反等で自宅に帰された子どものフォローは、いま現在できているのでしょうか。
◯議長(北代 俊雄君)
讃井教育長。
◯教育長(讃井 明夫君) 学校から服装違反等で自宅に帰された子どもということでございますけれども、中学校では髪を染めてきたり、私服による登校をしてきた生徒については、保護者を照会して、指導にあたっております。夏休みなどの長期休暇後に頭髪等の指導を受ける、そういう生徒はどの中学校にも居ります。だいたいの場合、一時的な指導で収まります。
しかしながら現在、池尻中学校は特に指導に従わない生徒が居ります。川崎中学校、鷹峰はほぼ落ち着いてやれているので、池尻がいま厳しい状況にあります。
現状を聞きますと、その大きな要因は、家庭環境や保護者の養育力と言いますか、そういうところも大きくて、先生が保護者を呼んで言っても家庭訪問してもなかなか対応出来ない、そういう状況になっております。
そういう意味では、保護者の協力なしには教育は成り立ちませんので、今後現実的にはフォローが出来ない生徒は何人かおりますけども、今後ともその子どもたちの学習権を保証していくためにも努力していかなきゃいけない問題だと考えております。
◯議長(北代 俊雄君)
千葉議員。
◯議員(6番 千葉 加代子君) 学校が個別に生徒それぞれに対応していくのは、とても困難だと思います。子育て支援センターと連携をとって、ぜひ地域の皆さんに呼びかけてボランティアで見守りをしてくださる方を何人か募って、その方たちにお願いして指導していただくことっていうのは、これから大事だと思います。
古賀市では、PTAの役員の方が何年も、10何年ぐらいされている方たちが集まって、朝食を食べてない子どもたちに、朝食を提供したりとか、学習指導をしたりとか、そういうようなことが出来ているそうです。川崎町でも呼びかければ、手を挙げてくださる方がいると思いますので、校区毎にぜひそういうことも検討していただけたらと思います。
貧困の連鎖を断つためには、仕事に就くことが大切です。仕事に行くためには、運転免許の取得がとても必要になります。小学校のときから不登校で、中学も学校に行ってないといったら、実地テストは上がっても、実際の学科が解けなくて、免許を取れないという子がすごく増えているそうです。
以前は、そういうことは多分なかったと思いますけれども、最近筑豊地区の子どもたちはそういう状況だということを聞いています。ちゃんとした仕事について、働いていくことが子どもたちの将来ためにもとても大事なことだと思いますし、義務教育で習う範囲のことは教えていかないといけないと思います。子どもたちも学ぶ権利があると思いますので、ぜひそこのところを配慮していただいて、居場所のない子どもというのがかなりいると思います。そういう子どもたちを救う手だてをぜひ考えていただきたいと思います。これで私の
一般質問を終わります。ありがとうございました。
◯議長(北代 俊雄君) 議長交代の為、暫時休憩いたします。再開は、11時10分にいたします。
午前10時58分休憩
………………………………………………………………………………
午前11時10分再開
◯副議長(樋口 秀隆君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
次に、
手嶋真由美議員。
◯議員(1番 手嶋 真由美君) みなさん、こんにちは。議席番号1番の手嶋真由美でございます。本日は、安心安全な町づくりの推進、子育て世代の支援、高齢者の健康増進についてお尋ねをいたします。
最初に、安心安全な町づくりの推進についての質問でございます。本町にて9月に行われた各校区別の安全点検において見えてきた危険個所や今後の課題、防犯カメラ設置についての必要性など、どのようになったのでしょうか。
◯副議長(樋口 秀隆君) 教育長。
◯教育長(讃井 明夫君) 9月に学校から提出された危険個所について、
教育委員会事務局で現地調査を行いました。カーブミラー、ガードレール、階段の補修など、これらは関係部署と協議検討中です。もう少しカーブミラーがあったほうがいいとか、ガードレールが少し今外れているとかというのを含めて、今、関係部署と検討中でございます。
それからもう1つは、人通りの少ない防犯対策についての箇所が非常に多いということがわかりました。巡回パトロール等の見守りの強化とか防犯カメラ設置等が必要であるというところがあり、今具体的な検討をしております。やはりそういう点では巡回パトロールが必要であるとかそういうところについては、今の少子化ということもありますけども、集団登校が今、きれてることもありまして、川崎小学校、真崎小学校はできておりますけれども、池尻、東がきれてますので、そういうところを一人で細い道を帰っていかないかんというとこもありました。したがってそこについては、防犯カメラ等の設置も必要かなということも検討しております。
あわせて、校内の安全も必要だということで、校内に、防犯カメラ、特に入り口、不審者が入ってきたときにどうなのかということで、学校内の防犯カメラの設置についても今検討させていただいてるところであります。
◯副議長(樋口 秀隆君) 手嶋議員。
◯議員(1番 手嶋 真由美君) 各学校には、最低1カ所は必要ではないかと、今教育長も言われましたけれども、今川崎町の小学校にカメラがありませんので、絶対に必要だと思いますので、設置に向けての検討をお願いしたいと思います。
各学校においては、それぞれ通学路の状況が異なります。歩道と車道の境目がない通学路もあります。登校時は子どもたちが教室に入るまで、下校時は無事に家に帰り着くまで、安心ができない状態です。この防犯カメラの設置については、子どもたちの安全確保だけでなく、認知症の高齢者の徘回時の対応や不審者への抑止にもつながるのではないかと思いますが、それぞれ担当課長の思いがあれば、お尋ねしたいんですけれどもお願いします。
◯副議長(樋口 秀隆君) 田村教務課長。
◯教務課長(田村 源次郎君)
教育委員会教務課長の田村です。議員御指摘のとおり、町内回って来ましたけど、とにかく人通りの少ない箇所が町内多すぎます。防犯カメラを設置するにしても、どこにどういったふうにというのが特に必要かなと思っておりますので、今後道路管理、管財等と協議しながら検討していきたいと思っています。
◯副議長(樋口 秀隆君) 小木曽建設課長。
◯建設課長(小木曽 五男君) 道路管理の対応としましては、まず学校付近の通学路、歩行者対策については、カラー舗装とか、拡幅とか、いろいろ事業化に費用もあるので、まずそういう路側に対してのカラー舗装を含めて検討して、交通安全施設で対応していきたい、そういう思いです。以上です。
◯副議長(樋口 秀隆君) 渡邊福祉課長。
◯高齢者福祉課長(渡邊 耕二君) 渡邊でございます。議員さん御指摘のように、認知症の高齢者の方が徘回ということがあります。全国的な状況を見ましても、防犯カメラ等で発見ができたということも、当然のように報告もされているというふうに思ってますので、当然、あれば非常にいいなと思ってますし、必要性については十分に認識しているという状況ではあります。以上です。
◯副議長(樋口 秀隆君) 梅田防災管財課長。
◯防災管財課長(梅田 浩一君) 防犯のほうでも、防犯カメラは一定の効果があるとは認識しております。ただ、設置場所等は、今後関係各課と協議して、検討していく必要があるとは思っております。以上です。
◯副議長(樋口 秀隆君) 手嶋議員。
◯議員(1番 手嶋 真由美君) いろんな意味から今、それぞれの担当課の課長さんにもお答えいただきましたけど、先日の議会報告会の中でも防犯カメラの設置を望む声もありました。やはり町民が願っている不安な場所とか人通りの少ないところは、できるだけ早く、検討だけで終わらずに、設置に向けての検討を各課が共通しながら、
教育委員会だけでなく、いろんな課と共通して話を進めながら設置に向けて、町民の安心安全を守っていただきたいと思います。
現在、工事の進む統合中学校の通学路については、平成32年度には多くの生徒が通学していくようになりますが、街路灯の設置数は幾つぐらいを考えているんでしょうか。
◯副議長(樋口 秀隆君)
手嶋町長。
◯町長(手嶋 秀昭君) 工事の進む統合中学校の通学路の街路灯につきましては、設置箇所や設置数等は現在検討中でありまして、まだ具体的な数は出ておりません。
ただ、町内の街灯の設置数でありますが、これは防犯灯約2,000カ所でLEDに交換した数が平成30年11月現在で729カ所、また今年度中に交換予定数は263カ所ということになっております。
◯副議長(樋口 秀隆君) 手嶋議員。
◯議員(1番 手嶋 真由美君) 先に回答していただいて、まことにありがとうございます。
それぞれの地域によっては住民の皆様にとっても暗く危険な場所も多くありますし、いつごろをめどに、この交換を終える予定で進めているのかもあわせてお答え願いますか。
◯副議長(樋口 秀隆君) 町長。
◯町長(手嶋 秀昭君) 元々LEDに替えていくというのは、10年計画で出発するということで計画をいたしました。今はまだ3年目ですけれども、3年目でも今年は少し数を増やして、予定よりも繰り上げて計画をしておりまして、おおかた1,000カ所になるという状況でございますから、2,000カ所の総数の中で1,000カ所はもうLED化になったと、まだ3年でなったということです。これはかなり予定よりも短縮してLED化が完成するのではないというふうに思っております。
◯副議長(樋口 秀隆君) 手嶋議員。
◯議員(1番 手嶋 真由美君) 安心安全のまちづくりの推進のためにも、早急にお願いしたいなというふうには思います。替わっている地域とまだまだ古いのが残っている地域等もありますし、現在使われていない防犯灯の跡だけが残っているとことかありますので、そういうのと併せて点検をしながら進めていっていただきたいと思います。
次に、子育て世代の支援について質問をいたします。生まれつき聴覚に障害のある先天性難聴の子どもは1,000人に1人から2人の割合でいるとされ、生後間もない赤ちゃんの耳の聞こえ具合を調べる新生児の
聴覚検査が、産まれた産院で行われます。先ほど
千葉議員のほうからも詳しく説明もありましたが、これは、専用の機器を用いて、寝ている赤ちゃんの耳に音を流し、脳波や返ってくる音によって、聴力を調べることにより聴覚異常の早期発見、早期療育につながるとのことです。
そこで本町の出生率と
新生児聴覚スクリーニング検査の実施状況は、どれくらいかお尋ねいたします。
◯副議長(樋口 秀隆君)
手嶋町長。
◯町長(手嶋 秀昭君) 本町の平成27年度の出生率は、1.83と全国1.45、福岡県の1.55に比べて少し高い状況でございます。
次に、
新生児聴覚スクリーニング検査の実施状況につきましては、本町の平成29年度の出生数104人、確認数は102人、98%です。県内の確認率は、91.8%となっております。以上です。
◯副議長(樋口 秀隆君) 手嶋議員。
◯議員(1番 手嶋 真由美君)
日本耳鼻咽喉科学会、日本産婦人科医会では、国内の
新生児聴覚スクリーニング検査で、難聴が疑われ精密聴力検査施設を受診する赤ちゃんは年間に4,000人、このうち約100人に両方の耳が聞こえにくい難聴が発見をされます。また、ほぼ同じ人数の赤ちゃんが片耳難聴と診断をされています。両耳難聴のお子さんでは、早く発見して補助器を装用し、聞く力や話す力をつける練習ができれば、それだけコミュニケーション能力を高くすることができると呼びかけております。
国では、平成28年に
新生児聴覚検査の体制整備事業を創設し、各都道府県を通じて市町村に、
新生児聴覚検査の実施に積極的に取り組まれるようお願いする通知が出されております。その通知を受けて福岡県の中では、北九州市とうきは市が公費負担を進めておりますが、それ以外の市町村ではまだ進んでいない状態です。この検査は保険適用外で平均5千円程度の検査費用が、全額自己負担のため受けない子どもさんもいるとのことでした。
川崎町では二人だけが受けていないということでしたが、この未受診の子どもに対しては、先ほども答弁はありましたが、町のほうから推進の声とかは上げたんでしょうか。
◯副議長(樋口 秀隆君) 町長。
◯町長(手嶋 秀昭君) この検査は医療保険の適用となっておりませんので、自費検診、自費診療となります。費用は医療機関により異なりますが、平均5千円前後と聞いております。
平成30年度以前に公費負担を実施している県内の市町村は、2市のみでございます。平成30年度以降に公費負担を検討している市町村は、19カ所となっております。しかし、ほとんどの市町村が、開始時期は未定であると回答しています。平成29年11月2日付で
厚生労働省子ども家庭局母子保健課事務連絡にて、受診者の経済的負担の軽減のため積極的に検査費用の公費負担に取り組むことの実施促進を図ることが示されております。今後、本町といたしましても必要な検査であると考えておりますので、他市町村の公費負担の実施状況を把握して、検討してまいりたいというふうに思っています。
◯副議長(樋口 秀隆君) 手嶋議員。
◯議員(1番 手嶋 真由美君) 今町長の答弁に、各市町村と検討してということがありましたが、
新生児聴覚検査の助成については、国からの事業の通知があった段階で少子化対策に関する地方単独措置として、所要の財源が確保されております。市町村に対して地方交付税措置されたことを申し添えると明記もされていると思いますが、聴覚障害に早期発見、そして適切な療育のために、本町でもこの公費負担をするのが妥当ではないかと私は思いますが、再度お尋ねいたします。
◯副議長(樋口 秀隆君) 町長。
◯町長(手嶋 秀昭君) 地方交付税の中に、恐らく特交のことだと思いますけれども、特交の中に入ってるかどうかというのは、明確にその金額、幾ら入ってるというようなそういう特交の制度になっておりませんから、入っておると言えば入っておる、入ってないと言えば入っていないというような、あいまいなところもございますので、その辺は御理解いただきたいというふうに思います。
いずれにしましても公費負担の関係につきましては、検討に向けて、今後努力してまいりたいというふうに思います。
◯副議長(樋口 秀隆君) 手嶋議員。
◯議員(1番 手嶋 真由美君) 5千円かかるなと思うとちょっと躊躇するときもありますし、それが幾らかでも町で負担をしていただければ、もっともっと皆さんが受診もしやすいですし、川崎町には産院はありませんけど、どうしても田川市とか飯塚市とか、それとかちょっと危険性がある場合は久留米大学とかそれぞれの大きな病院でも赤ちゃんを産むことはありますので、自分の町村以外でもこの福岡県内で産まれた川崎町の赤ちゃんに対して援助ができたらうれしいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
次に、発達障害の早期発見や子どもの健康増進等を目的に宗像市では、2012年度から市内すべての幼稚園と保育所で年中健診、保育園でいう年中さんなんですけど、年中健診を行っております。
この健診の流れは、満4歳児を対象に市が保護者に対し、家庭での子どもの様子を知るためのアンケートを送付し、通園先の幼稚園や保育所などを通じて回収をします。健診は各園で行われている年1回から2回の内科健診とあわせて行うとのことです。
本町においては、以前5歳児健診は行わないとの答弁でした。発達に支援を必要とする子どもの早期発見のため、3歳児健診から就学時健診までの空白期間を埋める健診が必要ではないでしょうか。
◯副議長(樋口 秀隆君) 町長。
◯町長(手嶋 秀昭君) 4歳児は運動機能がほぼ確立し、
認知能力や情報処理能力、他人の心を理解する能力などが成長し、さらに集団の場での適応力が身についていきます。3歳児のときには、健常であっても軽度の知的障がいや自閉症の症状の余り強くないタイプのアスペルガー症候群等は、集団行動がとれない、自分勝手な行動が多い、指示が入りにくいなど他の子どもとの違いを目の前で見ることが増えることで気付くということがございます。
現在、県内で4歳から5歳児健診を実施している市町村は、4カ所でございます。今後、本町といたしましても乳幼児健診担当医師である小児科医と協議し、子どもの健康を守るための
取り組みとして、4歳児を対象とした年中健診を推進したいと考えております。
なお、4歳児健診を実施していくためには、マンパワーやフォロー体制等の条件整備も必要であり、当面は保育所や幼稚園など集団生活を観察されておられる保育士の先生方と連携を図り、子どもの発育発達の情報を把握し、相談業務により対応を継続してまいりたいと考えております。
◯副議長(樋口 秀隆君) 手嶋議員。
◯議員(1番 手嶋 真由美君) ありがとうございます。本町では発達障害支援センターというのがありません。他市町村ではあるところもありますが、なかなか連携は取りづらいと思いますけど、各行政機関とか子育て支援センターとかいろいろ連携をとりながら、ひとりも残さず、子どもの発達障害も早期に見つけられて、早いうちに手を打てるようなそういう温かい川崎町にしていっていただけたらなと思います。
最後に、高齢者の健康増進についてお尋ねをいたします。近年、盛んに注意が呼びかけられているフレイル予防。フレイルとは、虚弱を意味しております。そういうフレイルという言葉で、加齢に伴い筋肉や心身機能が低下した状態です。この状態を放っておくと、要介護状態になるおそれがあります。また、早く気付いて対処することで、フレイルの進行を遅らせたり、健康な状態に戻したりすることができます。本町でのフレイル予防のための
取り組みはどうしていますでしょうか。
◯副議長(樋口 秀隆君)
手嶋町長。
◯町長(手嶋 秀昭君) フレイル、いわゆる虚弱とは体重減少、それから主観的疲労感、日常生活活動量の減少、身体能力、歩行速度が増減する、それから筋力、握力の低下の評価基準5つの項目のうち、3項目以上該当した場合について、これが該当するというふうに言われております。
高齢者福祉課では、高齢者の健康維持と介護予防を目的に、毎年栄養それから口腔教室と介護予防健康教室を開催しております。栄養口腔教室では、管理栄養士や歯科衛生士が口腔の健康やバランス良く栄養を採ることの重要性について、フレイル予防のパンフレットを活用し、講話し、低栄養による虚弱状態を招かないようにすることの大切さを、伝えているということでございます。また、介護予防健康教室では、栄養状態をしっかり保った上で運動機能の低下を予防し、自立した日常生活を送れるよう専門のインストラクターによる運動指導を行っております。
低栄養による虚弱が活動意欲の減退、そして身体機能の低下と運動不足により、さらに食欲減退という負のスパイラルを招かないようにしっかりと
取り組みを進めてまいりたいと思っております。以上です。
◯副議長(樋口 秀隆君) 手嶋議員。
◯議員(1番 手嶋 真由美君) 一般的に筋力は20歳代から30歳代がピークといわれており、以後は、徐々に低下をしていき、60歳過ぎると劇的に低下すると言われております。最近自分でも自覚をすることが多いんですが、このことを踏まえて、生活習慣病対策でもある特定健診の健康診断受診時に60歳からフレイル検診を加える自治体も増えてきているようです。
フレイル健診では、フレイルチェックシート、これは北九州市の分ですけれども、
チェックシートを活用してアンケート形式で行い、いま町長も言われましたが、私が持っているこの項目の中には、イレブン
チェックというのがあります。それとか、指で輪っかをつくるようにして自分のふくらはぎから下、膝の裏から下のところを掴んだりして、検査を行うテストなんかがあります。この11項目のイレブン
チェックは、「はい」「いいえ」で答えるようになっているんですが、これも簡単にできますので、こういうものも取り入れながら、特定健診時のときにフレイル健診をやってみてはどうかと思いますが、いかがでしょうか。
◯副議長(樋口 秀隆君) 町長。
◯町長(手嶋 秀昭君) フレイル
チェックシートとは、フレイルとなる高齢者を早期に発見して支援を行う介護支援事業の生活機能評価で、フレイルの身体的精神的社会的側面を含む項目を
チェックできる
チェックシートのことであるというふうに思っております。今後は、総合健診の委託事業所を決定後、その業者に対し、健康診断時にフレイル
チェックシートの送付や回収を依頼することで実施することは可能であるというふうに思っております。
またその結果、高齢者福祉課、住民保険課、
健康づくり課の連携により、町民に対し身体面、精神面、社会面の多面性のあるフレイルへの関心を図り、健康なまちづくりを推進するための健康増進事業を展開していきたいと思っております。
◯副議長(樋口 秀隆君) 手嶋議員。
◯議員(1番 手嶋 真由美君) ありがとうございます。高齢者の健康増進に、また介護予防のためには、このフレイル健診ができるという環境を整えることが先決だと思っています。
今町長の答弁にもありましたが、今回私、乳がんの検診を受けたときに乳がん
チェックシート、それが封筒の中に入っていました。でも、ただ入っていても見ません。私よりも前に受けた方が、今回こういうふうなのが入ってたけど、何の説明もなかったという声がありました。受診のときに、こういうシートが入っていたでしょうとかいう形で口頭でまたお知らせをすると、そこでまたこれがそうなんだという理解が深まると思います。
このフレイル検診の
チェックシートに関しても、入れるだけではただのたくさんの文書かなというだけで判断がつきませんので、やっぱり周知をするということが大事だと思いますので、これからもよろしくお願いいたします。以上で質問を終わります。ありがとうございました。
………………………………………………………………………………
◯副議長(樋口 秀隆君) 次に、櫻井英夫議員。
◯議員(12番 櫻井 英夫君) 改めまして、おはようございます。私は、櫻井英夫でございます。今回通算63回目の
一般質問、6件13問の質問を通告させていただいております。声がかれて、聞きづらいですけどもお許しをいただきたいと思います。
町制80周年もいよいよ暮れようとしておりますけども、執行部の皆さまにおかれましてはこの1年は何かと御多忙な公務を遂行され、改めて感謝と敬意を表したいと存じます。
さて、内憂外患という言葉がありますけども、日産、三菱、ルノー自動車3社の総代表であり日産の救世主と呼ばれたゴーン氏の突然の逮捕に驚かされますが、その容疑は役員報酬を正しく公表しなかったことにあるとかというふうに言われております。本町にも100%出資の株式会社De・愛があり、その経営状況を議会に報告するよう指摘し続けた経緯がございます。ようやく財務諸表の公表により多額の累積赤字を抱えている状況であることが判明をしております。まずもって理事者並びに担当職員におかれましては、私企業に関する諸法規に十分に精通をされ、株主として適切に経営指導されるよう要望をしておきたいと思います。
内憂という点におきましては、少年暴走族13人が検挙されるという新聞報道がありました。しかし、暴走の騒音は今だ止まず、引き続き厳しい取り締まりをお願いしたいというふうに思っているところでございます。新聞によりますと住民からの苦情により取り締まったということでございますけれども、警察の判断で、キチンとこれは、取り締まって検挙していただきたいというふうに願うところでございます。それでは、通告の質問に入らさせていただきます。今回6件、13問出ております、1件ごとにまとめて質問させていただきますので、まとめて答弁をいただきたいと思います。
まず、観光振興についてということでございますが、観光振興計画策定のスケジュールと進捗状況はどうなっておりますかという質問でございます。
2点目。他の市町村では観光大使を委嘱する事例が見られますけれども、本町ではいかがでしょうかというところです。
3点目。本町で一番集客力のある魚楽園が災害により公開できず、せっかくの改良道路、駐車場が今季は威力を発揮できなかったということでございます。復旧の見通しにつきましては、昨日の予算審議の中で3月ぐらいには復旧できるという方針が示されておりますが、きょうは傍聴も来ておりますので改めて回答をいただきたいと思います。
そして、4点目。観光協会を川崎駅前に定着させ、窓口に常駐職員を配置する方針を打ち出していただいておりますが、協会の運営方針にどなたがどのように指導助言を行っておるのか、何度もお尋ねしてる件でございますけれども、この観光協会の組織強化、財務強化、というものがどのように推進されているとか、そういう状況をまずお答えいただきたいと思います。
◯副議長(樋口 秀隆君)
手嶋町長。
◯町長(手嶋 秀昭君) 現在、商工会議所、観光協会からも御意見をいただきながら、この観光振興計画の策定については、資料収集を行って案の作成を行っているという状況でございます。案ができた段階で再度御意見をいただき検討を重ね、本町に沿った観光振興計画案を策定し、今年度の3月議会に上程をしたいというふうに考えております。
観光大使の件でありますけれども、具体的な検討は行っておりませんが、調べたところ観光大使になっていただくこと自体、無償の場合が多いようでありますが、実際のイベントの参加をお願いした段階で報酬、旅費それから宿泊費等の交渉が必要になるとのことであります。一般的に著名な芸能人であれば、ほとんどのその金額は高額になるという状況もございます。観光大使を任命し、観光イベントを行えば、注目度、それからPR効果は、集客力のアップが図られるというふうに思われますけれども、多額の費用がまた伴ってくるという状況もございますので、そういう点についても十分検討していかなければいけないというふうに思っております。
それから魚楽園の関係でありますけれども、藤江氏魚楽園の復旧につきましては、国の予算が決定し、所有者の設計業務の業者の間で契約が交わされ、設計協議に入っている段階で、今年度中の復旧を目指しているという状況でございます。
観光振興に資する公園や付帯施設の管理体制のお尋ねにつきましては、例えば過去において福岡県森林浴百選に選ばれた、注目を集めた田代の森がございますが、当時は多くの方に来ていただいて整備を行っておりましたけども、現在は訪れる観光客もほとんどないという状況でありますので、特に対応をとっている状況ではございません。公園等の付帯施設につきましては、現状を把握し適正な管理を行ってまいりたいというふうに思っております。
観光協会の関係でありますけれども、会長、役員をはじめ協会内部からの御意見、町議会議員の皆様、それから商工会議所個人事業主と多くの方に、御意見をいただき町執行部から助言等を行っております。常駐の者の配置につきましては、何人体制にするのか、レンタル自転車の貸し出しも考えておりますので、自転車置き場、それから運営方法等できることがどうなのか含めて検討してまいりたいとこのように思っております。
組織財務の強化につきましても、会員の増ということや収益事業の強化を推し進めております。しかし、財務力強化におきましては、数多くのイベントに出店し、本町の観光イベント等のPRを行いながら昨年を上回る売り上げをあげておりますが、柱となるような収益事業は行っておりませんので、なかなか厳しい状況が続いております。組織体制の質の強化が進んでいるとは言えませんので、効果的な事業を行えるよう十分な検討を行い、観光協会と一層の連携を図りながら
取り組みを進めてまいりたいとこのように思っております。
◯副議長(樋口 秀隆君) 櫻井議員。
◯議員(12番 櫻井 英夫君) この観光振興についての1から4の質問に対する回答を聞いておりまして、私残念に思うものはスピード感です。スピード感がないと何度も何度も申し上げているんですけども、なかなかこう進んでいかないというのが感想なんですけれども。スピード感を持ってやっていただきたいというのが要望でございますが、1の観光振興計画策定のスケジュールについては、3月議会で上程するというような回答がございましたけども、少なくとも中間の時点で、議会にも中身を示していただいて、そして改めて上程ということをしていただきたいというふうに思うわけでございます。
また観光大使につきましても難しく考え過ぎてるんじゃないのかな、私が安易に考えているのかそれはわかりませんけど、ボランティアでやってくれる方、この間の坂本博之元ボクサーの講演会も、ほとんどボランティアで来てくれましたので、川崎町に縁のあるボランティアでやれそうな方を見つけ出して、その大使を担ってもらうというだけでも川崎町がそういう著名人から認知を、改めて認知をされるわけでございますので、できれば取り組んでいただきたいというふうに思うわけでございます。
また、言葉では発しませんでしたけれども、通告では言っておりました観光振興に資する公園や附帯設備の管理体制、万全かと。今、田代の森の関係の例を出していただきました。日ごろから、このことについても話題にあげておりますので、もちろん脳裏にはあったと思うんですけども。先ほど、城山の子どもの森の公園、条例化していただきました。ものはつくったが、管理運営に対して、キチンと明確にしてこなかったという本町の、長年の実態があります。ですから、この際そういうものをすべて見直していくと、改めていくと。で、休眠状態になってる、使われてないというものは整理整頓していくということが必要ではなかろうかと思いますけども、またその点についても町長の考えを聞かせていただきたいと思いますし、観光協会の強化についても若干スピード感が無いなというところでございます。改めて町長の、私が今再質問した内容について回答いただきたいと思います。
◯副議長(樋口 秀隆君) 町長。
◯町長(手嶋 秀昭君) スピード感が無いという御指摘でありますけれども、そういう指摘を受けないように今後努力していかねければいけないというふうに思っております。
ただ問題は、なかなか財政との関係がございますから、非常にそういった財政的な面での足かせというものがあって、それをどうクリアするかというところが一番悩ましいとこでありますから、そういったところでいろんなこの制約の中で一生懸命努力してるということについては、御理解をいただきたいというふうに思っております。
観光協会の問題でありますけれども、観光協会もおかげさまで川崎駅前に事務所を確保することができたというふうに思っておりますから、これからは、少し観光協会としての機能も強化させることができるというふうに思っておりますし、独立した施設を確保したということで、これからの観光行政というものも、さらに強めるような、そしてまた川崎町の観光行政と観光協会との連携というのは、もっと強めていく必要があろうというふうに思っておりますし、観光協会の中身についても、さらに独自の努力を続けていただくということも必要になってくると思いますので、そういった
取り組みを進めてまいりたいというふうに思います。
◯副議長(樋口 秀隆君) 櫻井議員。
◯議員(12番 櫻井 英夫君) 中間で計画の策定状況を議会に御示しするという件。
◯副議長(樋口 秀隆君) 寺内課長。
◯商工観光課長(寺内 幸夫君) 中間でといいますと、2月ぐらいということになりますか、できるだけ早い段階で、案を作成して、議会の方にお示ししていきたい、努力したいと思っております。
◯副議長(樋口 秀隆君) 櫻井議員。
◯議員(12番 櫻井 英夫君) 私が申し上げたいのは、議案になる前に、議会にもう内容はどうなってますかというのを全協あたりでもいいからお示しされたほうがいいのではないのかなという思いでございます。
財政的なことがあって、スピード感が出せないと、おっしゃるとおりです。知恵を出せ、汗を出せ、金を出せという言葉がありますね。本町に関しては、金は最後になろうかと思います。まず知恵でしょうね。そして次に、汗でしょうね。最後に金だと思います。全国の地方自治体、金持ちの自治体不交付団体はほとんどありません。ないのは皆さん一緒です。伸びているところは、知恵を出している、汗を出してるところだというふうに私は認識しておりますので、引き続き頑張っていただきたいというふうに思います。
それでは、2問目の質問に入りますが、10月の内閣改造で旧山田市生まれで添田育ちの衆議院議員原田義昭さんが環境大臣に就任されました。通産省出身の彼は、エネルギー政策に明るく太陽光などの自然エネルギーの推進役を担ってまいりました。基本コンセプトはクリーン。さしずめ電気も地域もそして人間もクリーンが1番というところではないでしょうか。
そこで、町内美化、美しい景観づくりについてということで質問させていただきます。焼却場及び最終処分場を大任町に委ねることで、町内のポイ捨て、不法投棄、それによる美意識の低下が心配されると私は思ってます。観光誘致にも資する環境美化と景観づくりの推進に、どのような対策を講じられていくのか、町長のお考えをお尋ねしたいと思います。
◯副議長(樋口 秀隆君)
手嶋町長。
◯町長(手嶋 秀昭君) 議員が言われるように川崎町は町民の美化意識が、残念ながら高いと言えないという状況はあるというふうに思っております。最近では、山林等に不法投棄それから道路脇のポイ捨て、また野焼きも多く見られます。住民の方々の清掃活動により、ごみは随分減少はしておりますけれども、河川等に多くのごみが、まだ散らかっておるという景観的にも悪い状況も見られるわけであります。
対策といたしましては、住民からの要望により不法投棄防止看板、ペットマナー看板の設置。またゴミステーションには、他地域からの持ち込みを禁止する看板を設置することにより環境美化、あとは景観づくりを推進しております。現在、不法投棄防止カメラを4カ所設置をしておりますけれども、不法投棄への削減効果はあがっているいうふうに認識をしております。今年度も新たに3カ所設置することによって、さらにこの
取り組みを強化をしたいとこのように思っているところでございます。
また、週2回夜間パトロールも行っておりますし、不法投棄防止や野焼き、そういったものの監視を強行しておるという状況でございます。
今後は各公用車に不法投棄防止のマグネット付のステッカーを張るなどして、町民に対する啓蒙啓発というものも強めてまいりたい、そういう状況の中で町民の環境美化に対する意識向上を、図ってまいりたいというふうに思っております。
◯副議長(樋口 秀隆君) 櫻井議員。
◯議員(12番 櫻井 英夫君) これは、あるごみ収集の現場で働く方から伺ったことでございますけども、このごろの分別はひどすぎるという苦情をいただきました。私自身もそれほど分別について詳しくないので、指摘されて返す言葉もなかったわけですが、この機構改革におきましても環境保全課は縮小されます。そして当然焼却場の管理が、これからは軽減されるというところも含めて、ならばですよ。ならば、やはり住民の啓蒙に力を注ぐというところで、もちろん分別についても、20とか30とかやっているところは、これやり過ぎだというふうに思いますけれども、もう少しもう一回改めて、分別のあり方について見直していただいて、しっかりと啓蒙していくというところで。そのようにすると言う答弁もありますけれども、それとともに美意識の情勢、花を植えたり、街角が美しくなっていくと、町全体が変わっていくというような、そういう
取り組みも必要ではないのかなと。ごみだけではなく景観そのもの。
一度、修景美化事業について質問したことがありますけども、その修景美化事業という政策すら知らなかったというところもあります。修景美化について、景観について取り組む必要があるのではないかなというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。
◯副議長(樋口 秀隆君) 町長。
◯町長(手嶋 秀昭君) 今言われたように、この美化活動というのは、これは1人2人の力ではどうにもなりませんから、町民の多くの皆さんが関心を持っていただいて、そして美化意識を高めていくと、そんな中で町全体を清潔にして美しくしていくという
取り組みが重要であるというふうに思っております。そういう意味では町民一斉清掃活動を、全町的に
取り組みをしておりますけども、これで自分がそのごみ拾いに参加をして、そしてごみを実際拾ったというような経験のある方は、恐らくポイ捨てをするようなことはないというふうに思います。ごみを捨てて、これ汚いなと、これはどうかしなければいけないなということでごみを拾ったら、今度は自分がごみをポイ捨てしたり、そういうようなことはこれは絶対できないというふうに私は思っておりますので、多くの皆さんに美化活動に参加をしていただく、一斉清掃に参加をしていただくというような
取り組みが、私は川崎町の町民意識を変えていくという意味では、大変大きな効果を発揮するというふうに思っておりますから、そういった
取り組みをもっともっと強めていかなければいけないというふうに思っております。
それから景観の問題もありますので、そういったところも、これからそれぞれの皆さんが地域の景観を良くしていくという
取り組み、これはごみのポイ捨てをなくしていく、あるいはまた不法投棄をなくしていくということと併せて、景観づくりについて意識を持って
取り組みをしていくということは、大変重要だというふうに思っておりますから、今後も町民の皆さんにそのこともしっかり訴えながら、意識向上に向けて
取り組みを強めてまいりたいというふうに思います。
◯副議長(樋口 秀隆君) 議員の皆さんにお諮りをいたします。正午をいま過ぎましたが、このまま続行するか。
一般質問を続行したいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「続行」と呼ぶ者あり〕
◯副議長(樋口 秀隆君) それでは櫻井議員。
◯議員(12番 櫻井 英夫君) 途中で切られたら、わけわかんなくなっちゃうじゃない。やってもらわないと。国会だって夜の夜中までやってるんだから。
続いて、町営川崎駅についてというところで質問させていただきます。町営の駅としてどのような運営方針、組織体制の下に運営されているかというところを、まず改めてお尋ねしたいと思います。
また、先般JR九州の相談役で顧問であります石原進さんと会談する機会がありまして、本音のところで日田彦山線をどうするのかと。石原さんには権限はありませんけれども、多少なりとも影響力があるだろうと思って聞いてみました。日田彦山線を復旧させると2億円の赤字が発生するんだと。で、利用者はほとんど通学の学生さんなんだと、利用しないじゃないかと。復旧したはいいが、赤字が増える。この状況の中でなかなか前に進めることができてないと。石原さんとしては、これは本人に断ってますので名前出して申し上げますけど、最後は復旧させなきゃいかんだろうねというふうに言ってくれました。JRのいま利益の多くは不動産の活用ですよね。運輸部門は赤字じゃないでしょうか、全体的に。不動産のほうで利益が出てると。1,000億、2,000億の利益が出てると。それでもって60億ぐらいの日田彦山線の復旧はできるじゃないかという理論も理屈もありますけども、なかなかJRが首を縦に振らないというのが現状であります。
よって、駅を有する川崎町としては、その利用者の利用率を上げていくという努力の姿勢を示す必要があろうかというふうに思っておりますけども。この辺のところを町長としてはどのように考えてるのか、お尋ねしたいと思います。
また、何度もこれもお尋ねしてますけども、この利用率にも関わってくると思いますけども、駅前とか駅裏の再開発、利活用、これについて計画をつくったらいかがですか、というふうに提案をしておりますけども、なかなかスピード感を持って取り組んでいただいてないような現状でございますので、何度もお尋ねしたいと思います。よろしくお願いいたします。
◯副議長(樋口 秀隆君)
手嶋町長。
◯町長(手嶋 秀昭君) 川崎駅の関係につきましてお答えをいたします。駅は、町の玄関口であり、無人化は地域活性化に逆行するということになるため、本町としてJR九州と業務委託の基本提携を結びまして、委託業務を結んで
取り組みを進めております。委託業務内容は、発着する列車の改札業務、それから乗車券の発売業務、定期券の販売及び駅舎の清掃等でございます。この業務を3名の元JR職員が交代で行ってるという状況でございます。列車の発着時において安全管理や環境美化に努めていただいております。
日田彦山線の見通しと鉄道利用率の向上対策については、JR九州社長、それから福岡・大分県知事、それから東峰村長、添田町長、日田市長の委員構成で今年2回、4月と1月復旧会議を開催し、復旧するための方策を検討しておりますが、今のところはまだ方向性が定まっていないという状況です。JRと日田彦山線の沿線自治体との合同で、春と秋に実施している日田彦ウォーキングや特別列車の運行を行っておりますけれども、マンネリ化してきており参加者も伸び悩んでいるという状況がございます。豪雨災害を受けたことで、自治体間での鉄道利用を上げるための方策を考える機会ができ、北九州市を中心として担当者での意見交換会を行う予定をいたしております。同様に3月のダイヤ改正で接続それから乗り継ぎ、この関係が非常に悪くなってるということで、このダイヤ改正をしたが故に利用客がずっと減ってきておるという現実もございますので、これは元に戻していただくような
取り組みが必要だと、このように考えておりますので、通勤通学の便を考え、あるいはまた利用しやすいようなダイヤとなるような要望を、JR九州にしてまいりたいというふうに思っております。
それから災害の関係については、先ほど申し上げたように知事と沿線関係する市町村長で協議をしておるということでありますけども。今の段階では、これまでは黒字会社に対しては国は補助金を出さない。災害復旧についても補助金を出さないということでありましたけども。ことし法律が変わりまして、黒字会社であってもその線区が赤字の線区を災害復旧する場合については、国としても補助金を出すというように法律が変わりました。したがって、いまその法律の適用を受けて、日田彦山線を国の災害補助金を受けてやっていこうというような話がなりつつありますけれども。これをした場合については、国が補助金出しますけども、県も補助金出さなきゃいけない。それから地元の自治体も負担をしなければならない。こういう問題が出てきます。したがって、これが可能なのかどうかということが、これから先の大きな課題になる。だから、その辺でまだ災害で適用できるかどうかということについても、まだはっきりしてないという状況がございます。
それから復旧費は、JR九州としては大体70億円というような見方をしておりますけども。これを復旧費で対応するということで仮にあったにしても、JR九州としてはいま話があったように、石原さんの話が出ましたが、あとJR九州として赤字が出るということが想定ができますので、いまJR九州の本音としては復旧は構わないと。しかし、復旧した後の運営については、上下分離方式を取りたいという考え方が基本にあります。上下分離方式とは、いわゆる線路の維持管理は地元沿線自治体に持っていただく、そしてJRは運行だけを、列車を走らせて運行だけをするということで、上下分離方式を図りたいという考え方があります。そのことについては、沿線自治体としてはそれは納得できないということで、そこはまたいろいろ綱引きがあっておりますから、これもまだまだいろいろこれから解決しなければならない課題がたくさんあるというふうに思っておりますので、そういったところを今後どういうような対応をしていくのかということが大きな課題になると思いますので、簡単にはなかなか前に進まないんではないかなというふうに思っております。
ただ、復旧をするということについては、いま県知事も、それからJR九州の社長も、一応合意に達しておりますから、この復旧の仕方をどうするか。それから今後の運営のあり方をどうするかというようなことが、これから大きな議論になるというふうに思います。私としては、とにかく日田彦山線がいま申し上げたように、列車が不通になったということで、大幅にお客が減ってきておるという状況もありますし、それから今度の3月のダイヤ改正で非常に利用しにくくなったということで、また不便になってきておるという状況もございます。それはどう利用しやすいようなダイヤにしていくかということが1つあると思いますし、それから行政としても線路を復旧してくれ、それからJRは廃止をするなということを言うばっかりではいきませんから、何とか鉄道の活用策ということも考えていく必要があろうというふうに思っておりますし、この際平成筑豊鉄道も災害復旧でして、いまやっと運行が始まりましたので、平成筑豊鉄道と日田彦山線、これをどういう形で、これから先利用していただくような利用向上運動というようなことが、どういう形でできるのかということは、これからしっかり検討していかなければいけないというふうに思っています。
◯議員(12番 櫻井 英夫君) 駅前、駅裏の。
◯副議長(樋口 秀隆君) 続いてどうぞ。
◯町長(手嶋 秀昭君) それから駅の前、駅裏の整備の関係でありますけども、平成28年策定の川崎町まち、ひと、しごと創成総合戦略において、重要な基本目標の1つとしてハード、ソフト両面による産業基盤の整備を掲げており、JR豊前川崎駅周辺の再構築、リストラクチュアリング事業の推進は、重点整備政策の1つに位置づけております。これまでに駅前及び本町地区活性化を求める、地域にふさわしい整備に関する要望が寄せられてました。昨年、駅前及び本町地区を中心とした地域の活性化を図る本町商店街活性化プロジェクト実行委員会が結成されまして、朝市、夜市などのイベントの開催や、空き店舗をリノベーションしたにぎわい拠点作りが始まっておりまして、活性化の気運が高まりつつあるということで、非常に喜ばしい傾向であるというふうに思ってます。
今後の再開発事業に当たっては、土地権利者の認識と理解、参画が最も重要であることから、現在進行している地元住民の自主的な活動を尊重し、どのように再開発、再構築をしていくかというようなことについて、また費用対効果、実効性を慎重に見定めながら、駅前周辺についてふさわしい
取り組みを目指してまいりたいというふうに思っておりまして、これもなかなか難しい課題で、いろいろ
取り組みを計画をいたしましたけども、しかしやったあと、果たしてそれが実行できるのかどうか、あるいは採算的にどうなのかと、維持管理ができるのかというようなことを考えると、なかなかもう1歩足が進まないという現実もございまして、計画倒れに終わってるという現実もございます。したがって、ここらあたりについては十分慎重にしながらも、しかしまたしっかり対策を立てて取り組むことが重要だというふうに思っておりますので、今後引き続き
取り組みについて検討してまいりたいというふうに思います。
◯副議長(樋口 秀隆君) 櫻井議員。
◯議員(12番 櫻井 英夫君) なかなか答弁がよく理解しにくかったですけども。すなわち知恵をどう発揮するかというところですよね、知恵をどう発揮するか。さっきも言いましたように知恵、汗、金ですよ。そういう点において、まだまだ知恵の出しようが足らないというふうに私は思います。戸谷山荘がなぜ滅んだかと。この現場で管理する人が言ってました。私には何も決められません。あれもしたい、これもしたいけど、できません。結局、町のほうで全部許認可とか、ああしろこうしろというのを、出してくれるのか、出さないのか、出したら駄目と言うのか。どこで知恵が滞ってしまうのかというところに問題があるのではないかなと、私は考えております。
で、駅を有人化できたというのは田川市郡の中でも画期的ですよね。みんな各駅が無人化していく中で、そこはできた。その次の段階として、どう発展させていくかっていうところが見えないから、こういう質問になって出てきたわけでございます。
観光協会が駅前に戻ってきたというのも、一時は真崎に行こうとしたわけですが、議会の強い要望によりまして、商工会議所の要望によりまして、あそこに行ったということで。とどのつまり、まずもって観光振興に関する基本計画を一日も早く立ち上げて、これに基づいて事業を実施していくということが肝要であるというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
次に、交差点改良についてということで質問をさせていただきます。この件は、私が建設産業常任委員会におった時も、委員会の中で議論をしてきました。県道と国道というところは、主なところは所管課のほうでピックアップしていただいて、そして現場も見せていただいて、このように改良しますという回答も、そしてアクションも起こしていただいております。先ほどの質問にもありましたけども、学校の安全とか通学の安全とか、町道同士のところがまだまだ把握できてないところがあるのではないのかなというふうに感じております。
そういう意味では、まず把握するところ、把握できているのかも含めて、どのように取り組もうとされているのか、その辺のところを答弁いただきたいと思います。
◯副議長(樋口 秀隆君)
手嶋町長。
◯町長(手嶋 秀昭君) 道路の交差点の改良については、道路管理者としての視点、それから行政区長からの要望を踏まえて、現地確認を行ったりして対応しておるという状況でございます。
交差点の課題箇所としては、一番重要なところが4箇所ほど把握しておりまして、その中の1つでありました米田の眞杉商店の前の関係につきましては、平成29年度の過疎対策事業でカラー舗装、それからラバーポール、それからカーブミラー等を施して安全対策を行って、一応これは終了したというふうに思ってます。
それから2カ所目が、真崎保育園の前の県道整備に伴う交差点ですけれども。信号機の設置を田川警察署に要望しておりますけども、これは河川側のいわゆる信号機の設置場所と歩行者の待機場所が確保できないという関係で、護岸の一部改善、それから橋梁の改修も必要になっていきますので、まずは当面、対応策としましては交差点前後のカラー舗装等の安全対策を実施して、効果がなければ田川警察署、田川県土整備事務所、町とで今後の対応策を検討し、整備をしていかなければいけないというふうに思ってます。
他の箇所につきましては、森安行政区内に2箇所ございまして、現在の対応策としてはカーブミラーで対応している状況でございますが。今後の方策としては過疎対策事業等を含め、事業化について協議検討を行い、交差点改良に努めてまいりたいというふうに思っております。
一応そういうことで、これからどういう状況が、いま議員が御指摘のように大きい道路についてはするけども、町道と町道の関係の交差点を具体的にどう改良するのか、どう把握してるのかというようなことが言われましたけども。そこらあたりが具体的にどこを言ってるのかというのがちょっと把握ができておりませんから、その点については、また御指摘いただければ検討してまいりたいというふうに思います。
◯副議長(樋口 秀隆君) 櫻井議員。
◯議員(12番 櫻井 英夫君) 後段の跨線橋の云々かんぬんというところ質問してなかったんですけども。また、駅前跨線橋の県道への移管計画の進捗状況はいかがでしょうかというところも含めて、どう把握できているかどうか、わかればおっしゃってくださいと、述べてくださいということですけども。その点も含めて、先ほど区長あたりからヒアリングするとか、地元から要望上げてもらうとか。できるできないに関わらず、そういった箇所を把握をして、自覚しておくというところが大事だと思うんですけれども、その辺のいわゆる調査を進めてはいただけますでしょうか。
◯副議長(樋口 秀隆君) 町長。
◯町長(手嶋 秀昭君) こちらのほうから、どこをどうしたいか、要望があれば出してくれというようなことは言っておりませんけども、必要なところは行政区長を通じて、いろいろ要望書が上がってきておりますので、その点については我々としてはしっかり要望を受けたところで、検討させていただいてるという状況でございますので、今のところ特別交差点がどうのこうのというようなところは把握しておりませんので、今後また出てくれば、それは検討したいというふうに思います。
それから川崎駅前の跨線橋の関係ですけども。これを県道に移管したいということで、これ私が町長の1期目の時に県土整備事務所と協議をさせていただきました。その時は西本町の道路が非常に、向山交差点から植高石油のところが、あの間が非常に狭いということもございまして、ここを拡幅するというのは、もう全部家がずうっと立ち並んでおるから、なかなかできないと。だから、これは将来的にはパイバスをつくって、そしてパイバスで対応するしかないと、そういう方向で検討させてくださいと。ただ交差点のところだけは、局部改良はこれはそういうことでまた検討させていただきます。いうような回答をいただいております。
その時に私は跨線橋をいま町道になっておるから、これは県道と振りかえてもらいたいという話をしておりまして、それはその時点で検討しましょうというようなことで、今のところまだ、それからあと具体的な詰めをしておりませんし、まだ改良するところがいっぱいあるもんですから、まだそこまで正直言って到達してないという現状でございます。いずれにしても、今後につきましては田川整備事務所とも十分詰めた話をしていかなければいけないというふうに思っています。
◯副議長(樋口 秀隆君) 櫻井議員。
◯議員(12番 櫻井 英夫君) 区によって要望として具体的に挙がってるところもあるということでございますけども。積極的な区は、そうして町に声を上げていくわけですが。そうでない区もありますので、改めて道路行政を担う町として、ぜひアンケートなり、そういうものを実施して、各区ごとに1回調査をしてみていただきたいというふうに。
もちろんいろんな議員も陳情、要望があれば、それを代弁者として伝えていくということもやっていきますけども、改めて行政の仕事として責務として、積極的にやっていただきたい。それによって仕事がふえると、やっかいだということであれば、これはどうしようもないわけですけども、そこんとこを避けて通らずやっていただきたいというふうに思います。
町道の県道への移管の関係ございますけども、古くからその話を聞いておったわけでございますが。また、植高とユーティの間ですか、あそこの視距改良もするというような話も聞いてますけど、その後全然進捗がないという形で、こういう質問になったわけでございますけども。この件は知事の耳に届いているんですかね。きのうも申し上げましたけど、県内の県営の災害復旧事業、それからこのJR関係の普及事業、小川知事の本当に大きな宿題になっとるわけでございます。そういう意味では、知事が認識するってことが非常に大事なわけでございますけども。ちゃんとこれ県の上層部に話伝わってるんですか、いかがですか。
◯副議長(樋口 秀隆君) 町長。
◯町長(手嶋 秀昭君) 具体的に、それがどうのこうのというところで県の上層部に伝わってるかどうかということについては、承知をいたしておりません。ただ、県土整備事務所に私ども町民の皆さんからも各行政区からも、いろんな要望が県土整備事務所に関わる部分で要望書を出しますけれども、もう県土整備事務所も正直言ってお手上げ状態で、川崎町はもう数が多すぎると、何とか町のほうで優先順位をつけて言ってくださいというようなことで言われるぐらい本当に多いんです。
だから、私としては、いや川崎町は今まで県があんまり整備してないもんだから、川崎町のところが遅れてるから、我々としては、住民のほうから多くこういう要望が出されてきておるんだから、だからそれは今まであんたたちの
取り組みが遅れてるんじゃないか、その証拠がこれだけ川崎町の住民から要望が多く上がってきておるんだと、いうことを申しあげておりますけども。
県としては、そういうことでとにかく優先順位をつけて、これとこれとこれということで番号つけていただければ、私のほうもやりやすいという話がありますけども。なかなか町としても、そこまで優先順位をつけてしまうと、また住民からの反発も、何で勝手にお前たち番号つけたかというようなこともございますんで、なかなか番号はつけづらいと。あくまでも県のほうで事業がしやすいところから、とにかく早く要望が解決できるように努力していただきたいという申し出はしておるという状況でございます。
◯副議長(樋口 秀隆君) 櫻井議員。
◯議員(12番 櫻井 英夫君) 引き続きよろしくお願いいたします。時間が8分になりましたんで、残り4分で質問させていただきます。次にいきます。
教育施設の維持管理についてということで、お尋ねをしたいと思います。教育関連施設の維持補修計画、3年とか5年でそういうものがちゃんと計画されているかどうかというところお尋ねしたいと思います。
例えば池小の化粧直し、これ要望が出てから実施完了するまで、私の記憶では大体10年ぐらいかかったんじゃないのかなというふうに思いますけども。早め早めにその必要箇所を把握をして、そして計画的に進めていくということが大事であろうと思います。私は議員になってから実施計画を策定してほしいということを口酸っぱく言ってまいりましたけども。その実施のための計画が予算に組まなければわからないという部分が、今までずっときておりましたんで、そういう計画があるか。
また、ここにきてアンビシャスの折に川崎小学校の家庭科室の排水が流れないとか、そういうことを個別具体的に言ってくる方がおります。そういう意味では、ちゃんと校長が
教育委員会に上げて計画の中に入れて、修繕計画をつくるということが大事だろうと思いますけども。その計画の策定状況はいかがになってますでしょうかということですね。
2点目、通学路の安全点検は大丈夫ですか、万全ですか、地震で倒壊するようなブロック塀は町内にありませんか。学校周辺ばかりでなくて、そういうところは確認できて調査できておりますか、いう質問でございますので、回答をよろしくお願いいたします。
◯副議長(樋口 秀隆君)
讃井教育長。
◯教育長(讃井 明夫君) 議員御指摘の施設の維持修繕計画等については、現在、国は平成32年度までに行政が持っている各施設について個別の長寿命化計画を策定しなさいという指示がきておりますので、それに基づいて、いま調査をしておりますので、調査次第、今後の維持計画については策定していきたいと思っています。したがって、いま現在のところ策定はしておりません。したがいまして、
教育委員会関係施設で各小学校、中学校、給食センター、幼稚園、各社会教育施設等については、平成31年度中に現状の老朽化の診断を行いまして、施設ごとの長寿命化計画を国に送っていきますので、それに基づいて順位をつけてやっていきたいと、こういうふうに思っております。
したがいまして、これらについては国のほうも最近の災害とか大雨とか、さまざまな形での災害の中で学校が避難所になったり、そういう形にしておりますので、教育施設がそういう形で使われることが多く、住民の安全を守る意味でも、この策定は国と相談しながら今後計画を立てていきたいと考えております。
それから通学路の安全につきましては、先ほどの質問がありましたけども、
教育委員会事務局のほうで点検をしてまいりました。それで、今年は9月末に各小学校区ごとに危険箇所の状況を報告をしていただきまして、点検しまして、そして各関係部署のほうには、どうすればいいかということは先ほど言ったように協議中であります。
それから、文科省も非常に心配しておりましたのは、大阪で学校のブロック塀が倒れて、子どもが死ぬという非常に痛ましい事件がありましたので、通学路におけるブロック塀の調査につきましては、既に県が調査済みでありますし、うちのほうでも、その状況については把握しております。
今後、これらについて、今のところ大きい危険な箇所はありませんけれども、さらに精査しながらほんとに1件1件道の横はどうなのかということについては、今後調査する必要があると考えております。
◯副議長(樋口 秀隆君) 櫻井議員。
◯議員(12番 櫻井 英夫君) 今後の課題というところで承知できましたですけども。例えば、公私にわたり申し上げてますけど、川崎小学校の体育館の屋根がもう錆びで間もなく穴があいて雨漏りしだすと思いますけども。早目に手当てすれば、ペンキ屋さんに塗ってもらえばそれで済むと、穴があくと工事請負になっちゃうと。ですから、どの段階で手を打っていくかというのがポイントになろうかと思いますので、そういうことも含めて計画づくりに努力をいただきたいと思っております。
次の最後の質問に入ります。スポーツ振興についてということでお尋ねをしたいと思います。ずばり私も体協の役員でございますから、内情はわかっておるわけでございますが。その中でスポーツ振興計画、町としての計画があるのかないのか。ちょっと耳にした覚えがないので、改めて確認させていただきたいと思います。
それから2点目、少年スポーツへの支援、指導体制はどうなっておるでしょうか。実はこれは体育協会の課題でもございますけど、いかに少年スポーツをその傘下に納めるかというのは、一つの課題になっておりますけども、どのようになってるのか、現状を。
それから、その諸々のスポーツ振興における財源の確保というところで、一つの提案でございますけども。ゴルフ場利用税交付金、これが1,300万ぐらい毎年組まれるんですかね。で、これがもうなくなるとか存続できないとかいうような背景があって、今回ジュニアゴルフクラブに助成をするという実績づくりが行われましたけども、これをもっと広げて他の少年スポーツ、スポーツ団体についても広く交付をしていくと、助成していくという考え方が必要ではないのかなと。私が極端なことを言いますと、このゴルフという遊技のところから発生する財源は、スポーツ振興に全部使えと、使ってくださいという提案なんですけども、いかがでしょうか。
◯副議長(樋口 秀隆君)
讃井教育長。
◯教育長(讃井 明夫君) まず川崎町のスポーツ振興計画の件でございますけども。国では1961年にスポーツ振興法ができて、各地区でつくれという要請も、これに基づいてつくってくださいと。さらにはいまから6年前になりますけども、2012年にスポーツ振興法がスポーツ基本法に変わりまして、しかもこれもやっぱり一応地方のモデルという形で出されております。そういうことで、川崎町では平成26年に川崎町社会教育推進計画の中にスポーツ振興というのを入れさせていただいてます。これは執行部のミスということでありますが、この社会教育推進計画については議会にかけてないということがわかりまして、私は平成27年からになりますから、その時あとになってあるんやないと言ったら、ありますよということやったんでしたんですけども。これは内部資料いう形でしかとらなかったということについては、お詫び申し上げたいと思っておりますので、今後これについての中身としては川崎町社会教育推進計画の中にスポーツの振興の部分を入れております。
しかしながら、先ほど言いましたように、町民に理解できないままきておりますので、今後これの内容について、吟味し、精査いたしまして、さらにはその策定について努力をしてまいりたいと、このように考えております。
そして、このスポーツ振興法、国のスポーツ基本法こういうことに基づいて、今後については、これに基づいた法的な中身でございますので、将来的にはスポーツ基本計画策定に向けて努力していきたいと考えております。
なお、少年スポーツへの支援ですけれども、支援体制についてでございますが、現在、本町には少年スポーツ活動を行っている団体は野球、サッカー、柔道、剣道等、任意ではございますけども活動しております。これらの団体に対しては、運動公園内のグランドや体育施設への使用料を半額免除するなど、チームへの負担が少なくなるように配慮しております。さらには全国大会等へ出場する場合については、看板の設置等、広報等で知らせながら、子どもたちのスポーツ振興のやってることを町民に知らせているというのが実情でございます。また、指導体制につきましては、毎年泳げない子どもを対象としたスイング教室ですけども、実施しております。さらに今年度は心身を鍛えるための柔道教室も開催し、13人の子どもたちが参加いたしました。今後も子どもたちがさまざまなスポーツに親しみ、健やかな心と体を持った、そういう環境づくりに努めてまいりたいと思ってます。
なお、最近の動きとしては各学校ごとにマラソン大会を行ったり、あるいはいま川崎小学校であれば、昨年からタグラグビーの部ができたり、そういう形で少しずつ小学校段階からのスポーツの学校での
取り組みも始まっております。以上です。
◯副議長(樋口 秀隆君)
手嶋町長。
◯町長(手嶋 秀昭君) ゴルフ利用税をスポーツ振興基金に充てたらどうかというご提言でありますけども。そういうことができれば、スポーツ振興については非常に効果があるというふうに思いますけれども、なにぶんにも町の財源は非常に厳しいという状況の中で、今のところは一般財源として活用しております。年間に1,400万ぐらいゴルフ利用税が入ってきておりますので、ゴルフ利用税を廃止するというような動きもいま出てきておりますから、ゴルフ場設置市町村としては、これがなくなったら困るからこのまま続けてくれということを言っておりますが、なかなか厳しい状況もございます。
そういう中で、言われることは、私としてはスポーツ振興という立場からすると、一番理想的な案かなというふうに思っておりますけども、なかなか町の一般財源厳しいもんですから、その1,400万をまったく一般財源の中から外してしまうということは、財政的には非常に厳しい関係がございまして、簡単にそれがいいですね、そうしましょうということが言えないという状況についても、1つ御理解いただきたいというふうに思います。
◯副議長(樋口 秀隆君) 櫻井議員。
◯議員(12番 櫻井 英夫君) 町長のおっしゃるとおりです。そのとおりです。それは重々わかってます。ならば、この体育振興におきましても補助事業を見つけて、スポーツ庁とかいまできておりますから、補助に引っかかる財源があるはずですよ。知恵、汗、金もう何度も言うようですけどね。補助事業を捜し出して、そしてそれで財源を賄うと。なければ、このゴルフっていう遊技の中に発生した財源をスポーツ振興に大きくシフトするという考え方でスポーツ振興を図っていただきたいということを要望しまして、質問を終わらさせていただきます。御清聴ありがとうございました。
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◯副議長(樋口 秀隆君) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。
次回の本会議は、あす13日木曜日10時からとなっておりますので報告をいたします。本日は、これにて散会いたします。どなたも御苦労さまでした。
午後00時40分散会
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