◯議長(見月 勧君) 町長。
◯町長(小田 幸男君) 皆さんおはようございます。原発の問題、それに引き続きまして
再生可能エネルギーについての御質問であります。
今、町有地を活用した
メガソーラー事業は、
東田原分譲団地の一部を平成24年10月に
株式会社DMMドットコム、20年間の
土地賃貸借契約を提携し、現在、1.5メガの
太陽光発電事業を既に展開しているところであります。その後におきましても、三井号四
郎工業団地を平成25年7月、
HMF合同会社と契約をし、20年間
賃貸借契約をやっております。
また、
東田原分譲団地の一部を平成25年10月に
芝浦グループホールディングス株式会社と1.0メガの
太陽光発電事業のために
土地賃貸借契約を提携し、現在、それぞれ平成26年4月の稼働を目指して工事が進んでいるところであります。また、町内の民有地においても3カ所で
メガソーラーの工事が既に進んでいるところであります。
町有地の賃借料といたしましては、
DMMドットコムが年間で790万、HMFが400万、
芝浦ホールディングスが170万、合計で年間の収入は1,360万円であります。この収入は20年間は続いていきますので、町にとって大きな財源だと思っております。
また、この賃借料以外に償却資産の税金がかなり、まだ計算されてませんが、かなりの多くの税が川崎町に入ってくる。今後20年間にわたって入ってくるわけでありますので、町の財源を潤す一因になるんだと、このように思っております。
◯議長(見月 勧君)
中村議員。
◯議員(15番 中村 内廣君) 今、町長の答弁がありましたように、町の財源1,360万円と。これは20年間続くと、こういうことで財源も非常にプラスになると。そして環境に優しいということで、私もお願いをしたいと。
それともう一つ、きょう新聞に載っておりました東京都の知事選の問題ですけども、今ちょっと問題になっておるようでありますが、どうなるかわかりませんけどね、現職の知事が。
小泉総理が原発ゼロについて、今各地で講演をして回っているようであります。小泉元総理が東京都の知事選に立候補すると、700万ぐらい取るんじゃないかと、得票ですね。このような
新聞見出しが最後に出ておりました。
非常に国民の皆さんは原発は段階的でも、即廃止というのは、これ私は難しいと思います。段階的に廃止をする必要があると、このように考えておりますので、町長さんもよろしくお願いをいたします。これで終わります。
………………………………………………………………………………
◯議長(見月 勧君) 次に、
瓜野議員。
◯議員(14番 瓜野 かをり君) 通告にしたがいまして、初めに消費税の増税に伴う
軽減税率導入について質問いたします。
先の衆議院選と参議院選において、経済状況を考慮して、
消費税率のアップを実施することが決まりました。自民与党は、消費税を2段階に分け、まず、来年4月より8%とし、衆参の過半数の賛成で成立しました。
公明党は
軽減税率の導入を要求しました。しかし、項目や線引きが複雑で国会での審議日程が足らないことから、2015年10月から10%と予定している消費税の引き上げまでに与党内で検討することになりました。
さらに政府は消費税10%に向け、
軽減税率の制度設計について、実質的な協議を開始したと連日新聞報道がされています。政府は
軽減税率を12月中にまとめるため、
与党税制改革大綱の協議を始めました。自民党内では慎重論が根強く、
調査審議会での駆け引きが行われています。
公明党の山口代表は安部首相と会談し、
生活必需品など
消費税率を低く抑える
軽減税率導入を検討する考えを表明しました。公明党は、酒類と外食を除く
食料品全般と新聞、出版物に
軽減税率を導入すべきと主張しています。
また、試算によると、食料品などに
軽減税率を導入した場合、1%当たり約5,000億円程度の減収となる見込みです。
軽減税率を導入する場合、関連法案の成立から準備の期間は約1年半程度必要となります。財務省や首相の諮問機関である
政府税制調査会は、
軽減税率の導入に対して慎重な姿勢を崩していません。
これに対して、来年の
税制改正作業の中で導入を決断するよう主張している公明党に対し、首相は18日
税制調査会に
軽減税率の検討を急ぐように指示したと報道されています。しかし、
政府税制調査会は、消費税が欧州並みの15%以上となった時点で、食品などを対象に
軽減税率導入を検討すべきと答申を出しています。
また、財政再建を重視する財務省も、
軽減税率を導入すれば税収減につながると言っています。国は、増税での増額分はすべて社会保障の充実に回す財源と言っています。しかし、
厚生労働省は
後期高齢者の医療費の窓口負担を1割から2割と増額します。また、介護保険についても見直しが決まり、要介護者の方は、デイサービスや
訪問介護等について、国から市町村に移譲されます。
結果、市町村の財政状況により、サービスに格差が出ることが懸念されています。さらに年金も減額され、低所得者にはますます厳しい状況となります。消費税の増税は低所得者にとっては重大な関心を持って見守っています。
軽減税率の導入は川崎町民のみならず、国民全体の問題です。低
年金生活者や低所得者にとっては死活問題なのです。
日々の生活に欠かすことができない食料品などの
軽減税率導入について、町長はどのように考えているのかお尋ねいたします。
◯議長(見月 勧君) 町長。
◯町長(小田 幸男君)
消費税増税に伴う
軽減税率の実施についての御質問であります。
消費税の引き上げにつきましては、平成24年8月10日、国会において可決され、既に交付がされております。議員御指摘のとおり来年の4月1日より今の5%が8%になります。それから平成27年10月1日より10%になる予定の法律であります。最終的には安倍総理がどういう決断するか、上げるか上げないかを含めてまだ明確ではありません。
確かに、今の税が将来的には10%になるわけでありますので、特に低所得者については、今年度3%を増税するにあたって、低所得者に対しては住民税の
非課税所帯に対して1万円の給付がなされるこういうことであります。また再来年度上がった場合に
軽減税率をどうするかということが今、自公の税制の中で議論されております。
今、
ヨーロッパの例を見ますと、
ヨーロッパの各国は大体20%ぐらいの消費税が普通。それからスェーデンとかにいたっては25%の消費税であります。日本に比べると随分高い地域であります。ただ、
生鮮食料品であったり、それから
子ども用品であったり、薬品、医療に関するもの、こういうものについては無税もありますし、例えば薬品にいたっては2%。こういう
軽減税率が実施されてます。
そういう意味で、やや個々に難しい部分はありますが、基本的には食料品、子供用品、医療、介護こういうところにあっては、できるだけ
軽減税率を実施をして消費税を上げないと、こういうことが大切だと思います。これがまた国民生活を守っていくこういうことになりますので、ぜひそのようにありたいし、いま政府、自民党、公明党の行方を注視していきたいと思っております。
◯議長(見月 勧君)
瓜野議員。
◯議員(14番 瓜野 かをり君) ありがとうございます。増税は次世代へのつけ回しを軽減するための措置だと伺っておりますので、ぜひ
軽減税率導入は本当の弱者を困らせない、救いになるような
軽減税率を実施していただきたいと願っております。
次に、飼い犬のふんの後始末と野犬について質問いたします。飼い犬は見ていてもかわいいもので、飼い主にとっては我が子のように大切に育てていると思います。
しかし、ふんの後始末ができていないと多くの苦情も出ています。朝夕にリードをつけて処理のための袋を持って散歩をさせている方をよく見ます。しかし、飼い主さんの中にはふんの後始末をしないまま散歩を続けています。
また、首輪を付けた飼い犬の飼い放しを見かけます。飼い主さんは決して犬を放し飼いにしてはいけません。幼児や大人でも被害に遭った事件がよく新聞報道されています。また、野犬もよく見かけます。野犬は予防接種を受けていないため、もし事故があれば大変な問題となります。動物を飼うのであれば、最後まで責任を持つことが重要です。
この問題はどこの市町村でも苦慮していると言っています。他の市町村では看板等で注意喚起をしたり、区長会を通じ各組長さんにお願いして飼い主の皆さんに通達を出してもらうなど、さまざまな対応をしていると話していましたが、それでも飼い主の方の理解が得られないとも言っています。飼い主のモラルが問われているのだと思います。
本町でも部分的に看板等が、注意喚起はしていますが、効果はあまりないようで住民の方からよく苦情を言われます。抜本的な解決策を検討する必要があると考えますが、町長の見解をお尋ねいたします。
◯議長(見月 勧君) 町長。
◯町長(小田 幸男君) 今、散歩時のふんの問題。それから放し飼いと同時に野犬対策についてであります。
確かに野犬等についても、先日
子ども議会の中で子供から質問が出ました。で、やはり1つは、ペットを飼うなら最後まで責任を持って、捨ててしまうんじゃなくて飼う、そういう姿勢が必要だと思います。これは動物愛護の精神からいっても、これがまず1点。
それから散歩中にふんをさせてそのまま知らん顔してる。これは飼い主のモラルの問題であって、こういうことについても今、
田川保健事務所、川崎町と共同して、こういう対策には当たってます。
こういうことで、やっぱり広報をもっともっとしっかりやって、それから住民意識を高める。このことがすべてのペットの対策になると思いますので、今後とも連携を深めながら一生懸命頑張っていきたいと思ってます。
◯議長(見月 勧君)
瓜野議員。
◯議員(14番 瓜野 かをり君) ありがとうございます。
飼い犬条例みたいなものをつくって、そして厳しく飼い主の方にもモラルを守っていけるような条例を制定していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◯議長(見月 勧君) 町長。
◯町長(小田 幸男君) 今、言われたようなことは、啓発だけではなかなか一度には解決しません。そういう意味で犬に限らずペットの条例をつくって、1つはペットの愛護の問題、それからそういう世の中に迷惑かけないような、こういう条例はぜひ必要だと思いますので、そのように検討していきたいと思ってます。
◯議長(見月 勧君)
瓜野議員。
◯議員(14番 瓜野 かをり君) ありがとうございました。よろしくお願いいたします。
これで私の
一般質問終わらせていただきます。
………………………………………………………………………………
◯議長(見月 勧君) 次に、
谷口議員。
◯議員(2番 谷口 武雄君) 2番議員の谷口武雄でございます。きょうは2項目について町長にお尋ねをしたいと思います。1点は、環境問題についてお尋ねをしたいと思います。
質問の前に、先ほど町長からもお話ありましたけれども、川崎町の
子ども議会が第12回の定例会が11月30日、土曜日10時から開催をされました。内容は
川崎小学校、
池尻小学校、東小学校、
真崎小学校の代表児童、各学校より4名、合計16名が招集をされました。各学校4名による
分科会レポート発表、16名一人一人による
一般質問がありました。
この
子ども議会は2008年から実施されまして、内容がすばらしい。福祉、教育、環境、商工業の振興、
町づくり等、実態調査をした上での質問ですので、小田町長もすばらしい政策については、町政に取り入れたいという形で答弁をされておりました。その関係上、今からその環境問題について本題に入らさせていただきたいと思います。
不法投棄解決策を問うということで質問をさせていただきます。21世紀社会は、ごみの大量消費、
大量廃棄物社会から、資源を大切にする
本格的リサイクル社会に転換する
循環型社会の到来であります。近年のごみの量は、行政機関の資料だけでも大変な量であります。これに企業を含む一般家庭のごみの量は
文化的向上もあり大量化をしております。
この状況を打破するためには、私たち一人一人の心がけが大事だと思います。心がけ次第で地域環境も変え、住みよい社会、川崎町をつくることができると確信をいたします。
しかし、現実社会は厳しく、川崎町内のあちらこちらには、電気製品を初め、たんすや布団、自転車、
プラスチック等一つ一つの場所にとどまらず、悪
ぎれもなく不法に投棄をしております。さらに、国道、県道、町道の歩道側には、いたるところに弁当の食べかす、空き缶、たばこ等の投げ捨てが道路を汚しているようであります。
そこで、
環境美化推進をしております小田町長にお尋ねをいたします。1点目は、町内に
不法投棄されている場所、特に
大型ごみ、電気製品、タンス等が捨てられている箇所が、どのくらいあるのか掌握をされていればお答えをいただきたいと思います。1点ずついきます。
◯議長(見月 勧君) 町長。
◯町長(小田 幸男君)
谷口議員の御質問、ごみの
不法投棄についての御質問でありますが。
現在、
大型ごみが定期的に、継続されて
不法投棄が行われている場所は、川崎町内で1カ所しか確認をされておりません。それ以外にも不定期でありますけど、あらゆるところで
不法投棄がなされております。
不法投棄を見つければ迅速に回収を行って、ごみが累積しないような措置を、今3名の職員で土日を除いて毎日そういう回収に当たっております。
◯議長(見月 勧君)
谷口議員。
◯議員(2番 谷口 武雄君) 私がこの件につきましては、平成18年に一度質問をしたことがあります。当時、
大型ごみの
不法投棄については、13カ所あるという答弁が帰っていたと思いますが。今の答弁では1カ所ということは、もう12カ所については解消されたと、こういうふうに考えてよろしいでしょうか。
◯議長(見月 勧君) 町長。
◯町長(小田 幸男君) 不定期では今ありますが、定期的にほとんど毎日投棄された部分は、平成18年ごろには、今言われたように13カ所ぐらいあったんだと思います。
ただ、
谷口議員の後の質問になると思いますけど、その後町もいろんな対策をとってきました。その中で定期的にある一定の場所に
不法投棄をすると、そういうことが少なくなった、こういうことであります。
◯議長(見月 勧君)
谷口議員。
◯議員(2番 谷口 武雄君) それでは次の2点目の質問に移らせていただきます。
川崎町も
不法投棄の対策として
防犯カメラを、現時点では聞くところによりますと3台設置をされてると聞いております。その
防犯カメラの効果といいますか、ある地域については
防犯カメラによって、こういういいような結果が出てるということが、そういうとこがあればお知らせをしていただきたいと思います。
◯議長(見月 勧君) 町長。
◯町長(小田 幸男君)
防犯カメラの設置でありますけど、今年3月に町内に3カ所設置いたしました。その効果でありますが、3カ所についてはほとんど
不法投棄がなくなった、ゼロに近いと。こういう状況でありますので、極めて効果が高いと、こういう評価をしております。
◯議長(見月 勧君)
谷口議員。
◯議員(2番 谷口 武雄君) 3カ所につきましては、これはあまり公表しないほうがいいかもしれませんけれども。1点だけ、
給食センターには一応
防犯カメラ設置されているということは聞いておりますが、あと2カ所あるわけですが、川の上からごみをしてたり何たりする人がたくさんおるから、そこに設置してるところもありますけれども。そういう面についてカメラでいろんな映像等を見た場合に川崎町として、それに対しての対策を今まで講じたことがあるかないかお尋ねします。
◯議長(見月 勧君) 町長。
◯町長(小田 幸男君) カメラを設置している場所で
不法投棄が発見されて、そういう対策をしてるかという御質問ですけど。基本的にカメラはわかりますので、そこでは捨ててないということが現実でありまして、今のとこ直接的な指導とか、それから警察等に告発するとか、まだそういうことはあっておりません。
◯議長(見月 勧君)
谷口議員。
◯議員(2番 谷口 武雄君) きょう私も朝来る時、私も高見団地におりますけれども、いつもあの坂は食べたごみを投げ捨てよくするんです。掃除にちょこちょこ2日に1回ぐらい行って女房がしてますけど、きょうも来る時食べた袋をそのままポンとほたってました。
そういう面で県道、町道さらにそういう捨てても何も自分の心は痛まないというか、そういう形でしてる人たちがたくさん川崎町にはおられるから、道路等が汚れてくる部分がありますが、そういう人たちに対して、今後川崎町としても美しい
まちづくりをする中で、人間形成、道徳面についてもきちんと何かでお知らせするべき、またそれを啓発するべきだというふうに思います。
今、小学校の5、6年の環境問題の
子ども議会については、すばらしい考えを持っておりますので、将来的には素晴らしい人間形成ができると思いますけど、現時点では厳しいような状況ですので、そういう人間形成とか道徳についての町長の考えをお尋ねいたします。
◯議長(見月 勧君) 町長。
◯町長(小田 幸男君) ごみを捨ててということ自体がですね。ちょっと私には理解ができませんけど。現実的には、町内のあちこちでそういう
不法投棄があるのは現実であります。
先日の
子ども議会の中でも子供たちと議論がありました。どうするんだということありましたけど、今、川崎町ではごみゼロの日であったり、数回にわたってクリーンアップ川崎ということで、地域の人たちと一緒になって清掃活動もやってます。
そういう中で、それ自体が啓発活動になると思いますし、もっともっとこの啓発自体をふやして、この川崎町では捨てないと、こういうことが大事でありますので。今、捨てたやつを町が片づけてるという状況でありますので、こういうことも将来はなくしていかないと、イタチごっこといいますか、こういうことになりますので、しっかりそういう啓発、子供だけじゃなくて大人の啓発もやっていきたいと思ってます。
◯議長(見月 勧君)
谷口議員。
◯議員(2番 谷口 武雄君) 先日の
子ども議会の中の素晴らしい内容がありまして、町長の答弁もありました。その中の1つが、子ども議員からの質問ですが、みんなが住みよいまちにするためには、ごみのない
まちづくりが大切だと思います。川崎町ではごみのないきれいなまちにするために、どんな取り組みがされてますかという質問がありました。
町長はその答弁の中で、年に2回全体でごみの収集とか、ごみのそういうものをしてますという答弁をされたと思います。
その子ども議員は、月に1度ぐらいみんなで町内のごみを拾ったり、ポイ捨て禁止の呼びかけを行うような、そういう活動と啓発をしてはどうかという質問がありましたが。この点について町長は、今現在、年2回してることは間違いありませんが、そういう子供さんの質問がありましたので、この件についてちょっとお尋ねしたいと思います。
◯議長(見月 勧君) 町長。
◯町長(小田 幸男君) 確かにそういう質問がありました。
で、まだまだ少ないのは事実でありますが、先ほど言ったように捨てたやつを片づける活動でありますので、これはもっとふやす必要が1つある。
それから、
不法投棄について今町が毎日片づけをやってます。パッカー車を出してやってますんで、そういうことは続けます。それによってもっともっと住民に、住民と一緒になって、以前はあったんです、各行政区でそういう清掃活動やるから来てくれとか、パッカー車だけを出してくれとか、いろんな要請がありましたけど、だんだん少なくなりつつあると、行政区の地域的な意識が薄れつつある。こういうことがありますので、今後各行政区、各地域と一緒になって清掃活動、それからごみの
不法投棄についての啓発、こういうことを強化していきたいと思ってます。
◯議長(見月 勧君)
谷口議員。
◯議員(2番 谷口 武雄君) 全国のいろんなテレビ、ラジオ、マスコミ等を聞きますと、いろんな事件が数々起こっておりますが、そういう中で
防犯カメラの大きなメリットというか、大きな効果で犯人を捕まえたとか、逮捕したとかいうことが多く聞くようになりました。
そういう面で、川崎町も今、
防犯カメラ3台設置しておりますが、1台がどのくらいするものか。そして、そういう事件性の対策としても少しでもふやしていくべきだと私は考えますが、その点について町長のお考えをお尋ねします。
◯議長(見月 勧君) 町長。
◯町長(小田 幸男君) ことし3月に設置した
防犯カメラにつきましては3カ所やってますので、3台で約200万、これぐらいかかります、まあ100万弱ですね。
で、今後とも人けの少ないとこに捨てるということがありますので、まずそういうことを、捨てるほうにとっては捨てやすい、こういう場所を中心に設置をふやしていきたいと思ってます。
◯議長(見月 勧君)
谷口議員。
◯議員(2番 谷口 武雄君) 環境のことにつきましては、
子ども議会からも、また、町長もいろいろ答弁されておりましたので、ほんとに安全な美しい
まちづくりに取り組んでいただきたいということをお願いしまして、この件につきましては質問を終わらせていただきます。
それでは、次の質問に入らさせていただきます。次の質問は、歴史資料館の建設をということで質問をさせていただきます。
現在、川崎町は、小田町長の努力によって福祉、教育、環境等、町民にとって恵まれた地域になりました。財政健全化も進み、将来的には清掃センターを初め、住宅建設、大峰団地、豊州団地の改築、道路整備、商工振興、特に観光事業の一環として野菜レストランも来春には完成するようです。
本年は、町制75周年の意義深い年になりました。川崎町の過去を振り返ってみますと、生活環境を初め、新しい
まちづくりができ上がりました。町制75周年を契機に過去の歴史、現在の歴史を残すべきだと思います。
近隣の市町村を見てみますと、田川市には歴史博物館があります。また、皆さん御存じのとおり田川市は、世界記憶遺産の山本作兵衛の炭坑遺産が展示されております。そのほか大任町と添田町にも歴史資料館が設置されております。さらに糸田町、香春町にもコミセンの中に資料館があります。そして、3町合併した福智町では、本年から2、3年かけて大型のすばらしい歴史資料館が建築中とのことであります。
現在、川崎町の文化財の資料によりますと、約4,000点を超える膨大な資料が存在すると考えられます。今日まで調査した約400点を
文化財専門委員会に照会したところ、文化財としては特に農機具を中心とした生活資料、衣食住は天下1級品が多々存在しているようであります。重要な資料も傷みが早く早期対応が急務と考えます。
そこで質問ですが、町長、歴史資料館を早期に建設すべきと思いますが、町長の決意、考えをお尋ねをいたします。
◯議長(見月 勧君) 町長。
◯町長(小田 幸男君)
谷口議員の御質問は、歴史資料館をつくったらどうかという御質問であります。
確かに、大峰ふれあいセンターの中に炭鉱関連資料、これが約2,000点。
川崎小学校の中に農業機具といいますか、こういう生活関連資料が約2,000点。合わせて4,000点くらいの資料が仮保管されております。そのほかにも埋蔵文化等の考古資料がたくさんあります。この資料も埋蔵文化財として貴重なものでありますし、劣化が著しいのも事実であります。
こういうことを鑑みますと、やはり文化の町川崎として、どうしてもこういう資料館が必要だと私自身も今思っております。資料館だけを建てるのはなかなか難しい面もありますので、今後公共施設の改築の折に、資料館的な資料館を併設してはどうかということで検討を進めていきたいと思っております。
◯議長(見月 勧君)
谷口議員。
◯議員(2番 谷口 武雄君) 町長に今、前向きな意見の回答をいただきましたけれども、言われるようにいつ建つというのはわかりませんけれども、町長の考えの中に5年以内に建てるとか、3年以内にそういうふうにできるだろうとかいう1つの目安が知りたいと思うんですが、その点についての目安が大体わかればお願いしたいと思います。
◯議長(見月 勧君) 町長。
◯町長(小田 幸男君) 具体的に難しい問題でありますけど、私自身が今思いつくのは、以前の
まちづくり交付金というのが国にあります。今、少し形態変わってますけど。その中で今、県それから国交省のほうから逆に持ち込まれた話があって、複数年で計画しないかということがあります。
まだ構想の段階でありますので、詳しくは申し上げにくいんですが、1つは豊前川崎駅、役場周辺、それから物産館、古墳公園、魚楽園、熊ヶ畑、こういう地域が1つになるような、一連でつながるようなインフラの整備を含めて、街路樹の整備であったり、建物であったり、そういうことを平成26年度の予算で国との協議をするためのコンサルをお願いしたい。このように私、今考えておるんです。
で、それが国の認可が要りますので、その認可がおりれば3年から5年でやりなさいと、全体をですね。そういう指針でありますので、それに沿ってやるとすれば、少なくとも5年以内にはでき上がっていくんだとこう思ってます。
◯議長(見月 勧君)
谷口議員。
◯議員(2番 谷口 武雄君) 国のいろんな予算を見ますと、もう平成18年ぐらいからこの文化芸術に関して、芸術も入ってますけど、総予算については約9,000億ぐらいの予算がついた部分がありましたので、利用できる部分は利用していただいて、町長が言われるように早くそういう建設してもらったらいいと思います。
というのが、町長5年間、今からこのままの状態、暗いところに小学校に置いたままで、傷みがものすごく早いわけですけど、5年間ぐらい傷みについては大丈夫ですか。
◯議長(見月 勧君) 町長。
◯町長(小田 幸男君) 今、仮保存はしておりますけど、屋内でやってますので、劣化としては遅いと。展示館がもしできるとすれば、それまでには朽ちたり、そういうことはないんだと思いますので、当分は大丈夫だと思います。
◯議長(見月 勧君)
谷口議員。
◯議員(2番 谷口 武雄君) 最後に、今現在、社会教育の職員が一人で、担当がこの遺産の仕事をしてます。その担当も他の仕事たくさんあるわけです。そんな中で時間の合間を見ながら、一人でそういう維持管理をしながら仕分けしたりしているわけですが。そういう面で、それで4,000点のものがまだ300ぐらいしかできてない、整理が。
だから、こういう大事な貴重なものに対して、職員を何人かでも増員して、維持管理のほうをきちんとしてはと思いますが、町長の答弁をお願いいたします。
◯議長(見月 勧君) 町長。
◯町長(小田 幸男君) 今、埋蔵文化財等の職員が専属で1名配置されてます。で、社会教育の中でほかの仕事をしながら片手間にやるんではなくて、それ専属に職員を配置してます。
実際、発掘となれば業者さんであるとか、臨時的な人たちを雇ってやってますので、今のところは十分ではないかと。川崎町に限っては専属で埋蔵文化財等の調査の仕事をやってます。
◯議長(見月 勧君)
谷口議員。
◯議員(2番 谷口 武雄君) 町長の答弁わかりました。
本当に終わりになりますけど、これは答弁要りませんけど、川崎町の将来は若者の意識革命、若者がキーワードとして活動できる行政システムが必要だと、私は思います。その中心が小田町長の責務と考えます。町長におきましては、教育、文化、芸術の振興をさらに推進をしていただきますようお願いをいたしまして、私の
一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
………………………………………………………………………………
◯議長(見月 勧君) 次に櫻井議員。
◯議員(9番 櫻井 英夫君) おはようございます。9番議員の櫻井英夫でございます。通算43回目の
一般質問をさせていただきたいと思います。
質問に入る前に、この場をお借りしまして一言お見舞いの言葉を申し述べさせていただきます。去る10月16日未明、台風26号通過による記録的な豪雨によりまして、東京伊豆大島では大規模な土砂崩れが発生し、41名の方々が犠牲になりました。また、その後フィリピンも猛烈な台風30号にみまわれ、大震災級の被害が発生をいたしました。被災された方々に対しまして、心からのお見舞いを申し上げたいと思います。
質問に入らさせていただきます。さて、今年度の公共事業において、保育所建設では遺跡が出たんですかね。また、野菜レストランでは軟弱地盤が出たということで、想定外と言えるのかどうかわかりませんけども、予定の施工に至ってないという事例が発生をしております。今回はその野菜レストランの発注経緯についてお尋ねをいたしたいと思います。
1億5,000万の予算を確保し、施工業者の受注機会確保のために工事を細分化して、ほんとに涙ぐましい努力をされているというふうに思っておりますけども。この真崎のDe.愛のレストラン。町長は12月開業を公約して、しかし、結局は工事の関係で、開業が3月以降にずれ込むというような発表がなされました。本事業にかける執行部の御努力には敬意を表しますが、少々理解に苦しむところもありますので、その点を御質問をさせていただきたいと思います。
工事の施工上の事情について、地盤に強度がなく特殊基礎の施工が求められるため、8月30日に落札した業者には、その能力がなく契約が成立しなかったとの説明がございました。それこそが開業延期の理由のすべてでございます。ここで改めて8月30日の入札経過と、契約が成立しなかった理由をお尋ねしたいと思います。
確か、私が調べたところでは、6社指名をいたしまして、そのうち4社が辞退をして、2社で応札をしてそのうち1社が取ったということですけども、それが成立しなかったということでございますね。その経緯について、執行部が把握している経緯を丁寧に説明していただきたい。
そして躯体工事につきましては、再入札が10月の29日に行われております。この経緯についても説明をしていただきたいと思います。
そして、ここが一番問題だと思うんですけども、8月30日の入札以前に既に軟弱地盤と執行部のほうは把握しておりながら、工期のことを勘案せずそのまま入札をしてしまっております。なぜでしょうか。
一方、10月29日に実施した躯体工事の再入札では、基礎工事を別に切り離して発注をしております。8月30日の入札と、10月29日入札の違いを説明をしていただきたいと思います。基礎工事は、いつどのような形で発注されて契約されたのか。そして施工はどのようになってるのか。全く議会としては承知をしておりませんので、説明をしていただきたいと思います。
最後に、躯体工事の発注遅れで関連の工事が、いろいろと工期が変わってくると思うんですけれども、その工期の延伸についてはどのような事務手続が行われたのか、きちっと済んでおるのか。工事名言いますと躯体工事、電気工事、合併浄化槽工事、厨房機器ということですね。それから、今質問しましたけども基礎工事について全く私は理解しておりませんので、この主な4点について執行部の説明を求めたいと思います。
◯議長(見月 勧君) 町長。
◯町長(小田 幸男君) 野菜レストランについての御質問でありますけど、副町長も議会運営委員会の中で、この一連の経緯については説明をしてますし、10月の11日でしたか、全員協議会の中で最初からどういう経緯であったかということも、議員の皆さん方には既に説明をしてます。
御質問でありますので再度お答えしますけど、8月30日に入札を行いました。工期としては9月の3日から工期に入るわけです。11月の終わりには終わる予定でありましたけど、再三にわたって応札した業者さんには促しましたけど、契約の提出もしない。その結果、1カ月を過ぎて辞退をしたいと。こういう申し出が、口頭で副町長宛てにありました。これによって町としては、条例に基づいて指名停止の処分をいたしました。こういう経過があります。
それからその後、田川市郡まで広げて4社の指名をいたしましたが、これも4社とも技術員がいないと。こういう中で辞退届が出ました。このことによって、10月29日に再度入札の実施をいたしました。このときに基礎工事と躯体工事を分けました。というのは基礎工事をするための穴をくる機械が今ないんだと、こういうことで川崎町のほうで持ってる業者を探して、その時に1社だけありました。そういうことが使える業者を指名して、工事を請け負った結果、今現在は順調に進んでいるというように聞いております。
また地盤についてでありますが、平成25年4月24日から6月25日にかけて地質調査の入札をやって、その結果、あの地域においては川の跡だったのか、火山灰の関係か、支持力がないと、地盤が緩いんだという結果が出ました。で、当然そういうことを踏まえた入札でありますので、それで入札が延びたとか、工期が足らなかったとかじゃなくて、応札した業者が機械を都合できなかったんです。そういうふうに理解をしてます。
基礎工事については、大型の掘削機を使う場所打ちコンクリート杭工法ということをしてましたが、最終的には既成コンクリートを穴を掘って岩盤まで埋け込むと、こういう工法に変更いたしました。
全体の工期の変更についてでありますが、既に8月30日に指名、応札した仕上げ工事、電気工事、設備工事等については、当然、基礎、躯体ができないわけですから、工期の変更をいたしました。で、全体の工期といたしましては、2月末までの全体の工期に変更いたしました。このことによって12月の後半にはオープン予定をしてましたけど、これも全員協議会で説明したとおり3月の初旬にはオープンができると。これも今からの工事の進捗状況によりますけど、現場の報告では今のところ遅滞なく行われてるということでありますので、概ね今説明した形で進んでいくんだと思っております。
◯議長(見月 勧君) 櫻井議員。
◯議員(9番 櫻井 英夫君) 今の御答弁は、確かに全協とか委員会で説明されたものでございまして、そこじゃないんですよね、そこじゃないんです。
8月30日入札以前に、今ボーリング調査をされたと答弁されてますけども、軟弱地盤というふうに町が把握しておきながら、それを前提にしてその施工ができる能力のある業者を想定して6社指名して、そして入札に臨んだわけですけれども。入札が終わった結果、おたくは能力がないですねというふうに、そういうふうに認定するのはおかしな話で、指名する段階でその業者にそれだけの基礎工事の能力はあるかどうかってのは、当然把握して指名に臨まなきゃいけない話だと思うんですが。
いずれにしても8月30日の入札は2,820万。で、10月30日の再入札で2,226万。600万の差が出ております。基礎工事を除いたわけですから当然ですけどもね。だから、この条件が、8月のときの条件と10月のときの入札条件も変わってきてるわけですよ。
ですから8月のときの入札の応札して落札した業者が能力がないとかどうとかというのは、それは執行部の一方的な評価になってしまうんじゃないですか。そこをその段階で切り離して、じゃ基礎は切り離しましょうと、そういう形であれば十分、母屋だけなら施工する能力はあったろうし、あるいは町と契約した業者が協力をして基礎業者を町のほうが探しきるなら、そういう形でセットで組ませて事業執行という形も、幾らでもそれは形がとれると思うんですけども、それをしないでですね。もう結構ですというふうにしてしまってる。
しかも、6社中4社が辞退したというのは、これ異常な発注ですよ、これ。異常ですよ。なぜ契約に応じなかったのか、そこを具体的にもう少し説明してください。具体的に、何ゆえ。
◯議長(見月 勧君) 町長。
◯町長(小田 幸男君) 応札した業者が町としては能力がないということは1回も言ってません。指名をして応札するには、当然仕様書に沿って自分ができるんだと、だから入札するんです。町として当然応札すれば能力がある、できると思ってます。
ところが契約書も出さない。9月3日からの工期にあるにもかかわらず1ヶ月以上も何もしない。あげくの果てはできないんで辞退しますと、こういうことなんですよ。町が能力がないからやめなさいとか1回も言ってません、何度も説得しました。
それと地盤については、4月から6月の間にかけて調査やったんです。それが工期延長とかそういうことでなくて、もともと穴をくって、その中に杭を入れると、こういう工法でありますので、それが遅れの原因じゃないんです。本来から言ったら9月3日からだから11月いっぱいに終わってるんです。だから、12月にはオープンしようという計画であったんですが、その業者のしなかったことによって、工期が大幅に遅れた。
これは条例に沿って、条例にはそういう応札してしない場合には処分しなさいと書いてありますので、当然条例に沿って処分するのが当たり前のことで、これは指名委員会からの決定で、私の名前で処分通知を出しました。
ちょっと櫻井議員が勘違いしてるのは、地盤が緩いから工期が遅れたんじゃないんです。そのことを含めて仕様書には載ってるんです。そこをきちんと理解してもらわないと、地盤を知っていて地盤の悪いのを隠してしたとかいうことじゃないんです。地盤が悪いから杭を深く入れて、岩盤まで入れて基礎工事をやるんです。
それから、金額については櫻井議員が言われるように、町のほうでたった1カ所その機械を持ってる業者がいたんです。で、そこに……
◯議員(9番 櫻井 英夫君) それを教えてください。どこの業者でいくらで契約したのか。
◯町長(小田 幸男君) 契約はいくら、基礎工事の。
ちょっと課長から。
◯議長(見月 勧君) 課長。
◯住宅課課長(井上 俊英君) 業者は麻生商事株式会社です。契約金額が768万6,000円です。
◯議員(9番 櫻井 英夫君) 700万。
◯住宅課課長(井上 俊英君) 768万6,000円です。
◯議長(見月 勧君) 櫻井議員。
◯議員(9番 櫻井 英夫君) 6社指名して4社辞退して、2社でやったと。そして最終的には落札した1社が、その基礎工事の能力がないということで〔「能力がないということじゃないです。あるから入札したんです。」と呼ぶ者あり〕その基礎工事ができないということでしょ、でしょう。その辞退した理由はなんですか、じゃ。
◯議長(見月 勧君) 副町長。
◯副町長(井塚 誠君) 私のほうからお答えさせていただきたいと思いますが。
先ほど業者さんが能力がないと櫻井議員さん言われてますけど、能力がないということは私どもは一切申し上げておりません。
それで辞退をした理由としましては、落札された業者さんが特殊な基礎工事ですので、それは下請けに発注しなければ自分のところではできないんですよ。その下請けに発注する業者が確保できないと、だから辞退をさせてくださいということの申し出がありましたので、辞退をこっちのほうとしては受理したわけでございます。
1回も能力がないとかそういうことは申しておりませんので、その辺は誤解のないように理解していただきたいなと思います。
◯議長(見月 勧君) 櫻井議員。
◯議員(9番 櫻井 英夫君) そういうことを後ほど悟って、入札をやり直して、しかも躯体と基礎を分けたと、結果的にはですね。だからこれを一方的に業者を責められないんじゃないですか。発注する側もその辺を勘案して、最初から躯体と基礎を分けるなり、そういう方法もできたのではないのかな、これは結果論ですからね。いたし方ない部分はありますけれども。
私冒頭言いましたけども、想定外のことが起こったかもしれませんけども、想定できる範囲なわけですから、ここは発注する側としても、この工事がきちっと予定どおりにいくように仕向けていって、業者もそのように指導していくのが執行部の立場じゃないのかな、企業の育成の観点からもですね。そういう姿勢が必要ではないのかなと思いますけども。
この6社指名して4社が辞退した状況というのは、私は異常だと思うんですけども、どのように考えてますか。
◯議長(見月 勧君) 副町長。
◯副町長(井塚 誠君) その辺につきまして、私のほうから説明させていただきたいと思いますが。
本レストランの躯体工事については、特殊な基礎が必要であるということを、事前に指名をした業者さんに現場説明という形で、事前に説明を十分させていただいております。そして、その特殊的な工事であるので、その下請の業者さんも十分確保できるかどうか精査した上で、応札をしてくださいということで、事前に十分な説明をさせていただいております。
そして、それでそれぞれが検討された結果、2社についてはそれは大丈夫だということで応札をされたと思います。にもかかわらず、無理だというのはちょっと私どもとしては理解に苦しむところでございます。
以上です。
◯議長(見月 勧君) 櫻井議員。
◯議員(9番 櫻井 英夫君) 結果的には2カ月の工期で、最初の入札ですよ。基礎プラス躯体で2カ月の工期でしてくださいと、これはなかなか厳しい工期だったんじゃないですか。
7月18日の建産委員会でも、建築課長はこれは厳しいねという認識を示しておられたんですけども、私はこの12月開業せんがための工期が、発注する側も厳しい工期のまま発注してしまって、結果としては、業者の方も基礎と躯体の工期を十分確保できないので、厳しくなったというのがあるように思います。
執行部は執行部の言い分がありますので、今、順調に工事が進んでるということで、これ以上お尋ねしませんけれども。同和保育所のときも遺跡が出てきたり、ある程度想定をしてDe.愛の軟弱地盤についてもきちっと対応するような形で、こういうトラブルが発生しないような発注をしていただきたいと思っております。
次の質問にいきます。次は、物産センターDe.愛の経営状況ということで質問をさせていただきます。
この4月から、とりあえず町直営という形に運営形態を変えております。先々は株式会社に経営を引き継ぐという形でございますけれども。果たしてこの4月以降、指定管理制度の運営から町直営になって、経営状況はどうなのかというところを説明を求めたいと思います。
先般、12月8日ですか、感謝祭という形で町長名で議員にもぜひ行ってくださいと案内出ましたですけども、一生懸命取り組まれておるようでございますけども、4月から今日までの経営状況についてお尋ねをしたいと思います。
◯議長(見月 勧君) 町長。
◯町長(小田 幸男君) De.愛についてでありますが、ことしの4月から指定管理者から町直営ということにいたしました。確かに去年、平成24年と比べて客数で約2%、売上額で4.5%ぐらい減っておりますが、黒字としては約140万円ぐらいの黒字を出しております。これは去年からことしが減ったんじゃなくて、平成20年をピークに毎年それくらいずつ減っております。
というのは、この近辺に大型店が進出をしたり、大任町であったり、糸田町であったり、香春町であったり、同様の物産館ができております。これが大きな要因だと思いますし、もう1つは川崎の物産館には午後行ったら野菜がない。これがお客さんたちの通説であります。
だから、町直営か株式会社による運営によってここの解消をやりたい。1つは開けてる時間にはいつも野菜がある。それから、よその物産館にはない新しい、珍しい、そういう野菜の生産をする必要がある。こういうことは今、農商で専門の農政関係の職員を雇用してあたっております。
それと野菜レストランの開業によって、野菜全体がふえていく、使用がふえていく、農産物の生産向上にも役立っていく、こういうことをやっておりますので、できるだけ早く株式会社として運営ができる。また、できるだけ近隣に負けないような、そういう物産館にしていたいと思いますので、今後とも議員の皆さん方の御協力いただきたいと思っております。
◯議長(見月 勧君) 櫻井議員。
◯議員(9番 櫻井 英夫君) 2%、4.5%増という答弁が返ってくると期待しておりましたが、減というのでちょっとずっこけましたけどね。まあこれはいよいよ株式会社に期待するしか、町直営でも成果を発揮できないというのが証明されたというか、まだ時期尚早かと思いますけども。やっぱりお役所が商いをするというのは、私は向いてないと思いますので、民間が民間の感覚で商いをしていくという思想が、姿勢が大事であろうというふうに思います。
また、町長名でこういうチラシをまくのも、これ一般の八百屋さんスーパーとかは、やっぱりやきもちをやきますよ。町長が自ら宣伝して、公立とは言えこういうことやられたんじゃうちの商売は上がったりだなあという声も聞きますからね、やっぱ一刻も早く民間という形にして、減じゃなくて増に転換させるというのが、私は町長の責任だろうというふうに思います。
まあ野菜レストランを併設するというのも一つの手でしょうし、各地の道の駅を見ても買い物に来るというよりも、そのついでに買い物をすると、大任の道の駅でも温泉に入りに来る、イルミネーションを見に来る、巨大角松を見に来る、ゴーカートに乗りに来る、そのついでに買い物をすると。そういう循環ができてますよ。