川崎町議会 > 2012-09-14 >
平成24年度第4回定例会(第2日) 名簿 開催日:2012年09月14日
平成24年度第4回定例会(第2日) 本文 開催日:2012年09月14日
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  1. 川崎町議会 2012-09-14
    平成24年度第4回定例会(第2日) 本文 開催日:2012年09月14日


    取得元: 川崎町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-26
    最初のヒットへ(全 0 ヒット)                  午前10時00分開議 ◯議長(見月  勧君) どなたもおはようございます。ただいまより会議を再開いたします。  直ちに本日の会議を開きます。        ────────────・────・────────────   日程第1.会議録署名議員の指名 ◯議長(見月  勧君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、大谷議員櫻井議員を指名いたします。        ────────────・────・────────────   日程第2.議会運営委員会所管事務調査報告 ◯議長(見月  勧君) 日程第2、議会運営委員会所管事務調査報告を議題といたします。  議会運営委員会調査結果の報告を求めます。委員長。 ◯議会運営委員長(伊藤 英明君) 皆さん、おはようございます。いよいよ議会最終日を迎えましたが、議会運営委員長の伊藤でございますけれども、去る9月6日に議会運営委員会を開催いたしましたので、所管事務の調査結果を報告いたします。  まず、議会運営に関する事項でございますが、一般質問について、9月定例会における一般質問は、提出期限が9月5日まででありましたけれども、一般質問者通告者が7名ということになりました。慣例に従いまして、質問順位等を抽せんで決定いたしましたので、その順番により質問者名を報告いたします。1番、千葉議員、2番、樋口議員、3番、瓜野議員、4番、櫻井議員、5番、谷口議員、6番、大谷議員、7番、中村議員、以上の順番ということになります。  なお、今回の一般質問は、御承知のとおり、かねてから計画しておりましたように、日ごろお仕事等で昼間の議会に傍聴できない町民の皆様のために、夜間議会において一般質問を行うこととしております。  そこで、時間的に夕方6時からでありますので、せいぜい9時まで、3時間が限度と考えます。質問者の持ち時間をおおむね答弁の時間も含めて30分以内におさめるように、それぞれ質問者にはお願いをしているところであります。  また、質問の項目数については特に制限をしておりませんが、他の質問者と重複する内容につきましては、それぞれ関係者で話し合い調整をして、答弁の重複を避けるようにお願いをしておるところでありまして、このことにつきましては、全員協議会でも意識統一を図ったところであります。  次に、夜間議会の関係でありますが、本日、本会議の日程終了時に議長より、一旦休会をいたしまして、午後6時からの再開を通告していただき、6時からの夜間議会に備えるということにしておりますので、御承知おきを願いたいと存じます。  傍聴者多数で傍聴席が不足するような場合は、庁舎1階のロビーにテレビ放映での傍聴をお願いすることとしておりますので、事務局等で御配慮お願いをいたします。  2点目は、議員研修会についてであります。  これも、かねてから日程等決めておりましたけれども、10月5日、金曜日になりますが、10時から全員協議会室において議員の研修会を実施いたします。
     テーマは、国民健康保険税及び町民税の課税についてというテーマで、講師として本町の奧住民保険課長さん及び原口税務課長さんに御相談をしているところであります。税に関する住民の声、とりわけ要望とか苦情があるようでございまして、議員としても税に関する認識を深める必要があるということで計画した議員研修であります。  3点目は、議会報告会についてであります。  10月の末、10月22日、23日、24日及び26日に、かねて打ち合わせのとおり、町内大字4ブロック別に24年度の議会報告会を開催することとしております。  テーマとしては、議会だより8月号を1つ題材に、それから今回の9月議会の総括報告というようなことを主要テーマとして、また報告をするようにしております。そして、そのためにはやっぱり統一した資料が必要でありますので、この議会終了後、統一した資料を検討しまして、今後、班別に打ち合わせ等ができるように取り計らいたいというふうに思っているところであります。そのために、既に通知を差し上げておりますように、9月26日に全員協議会を開催していただき、意識統一を図る場とすることとしております。  それから、この議会報告会そのものは議会だより等で既に周知しておりますけれども、改めて9月20日ごろ、全行政区長さん宛てに協力要請を兼ねた案内状を発送する段取りにしております。  そのほかでありますけれども、10月11日に、午後になりますが、福岡県苅田町から研修視察の申し入れがあっておりますので、その対応についても、この9月26日の全協、あるいは議会運営委員会等意識統一をしたいというふうに思っているところでございます。  私の報告は以上でございます。 ◯議長(見月  勧君) 委員長の報告は以上のとおりであります。  何か質疑ございませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(見月  勧君) 以上をもって、議会運営委員会所管事務調査報告を終わります。        ────────────・────・────────────   日程第3.日程の通告 ◯議長(見月  勧君) 日程第3、日程については、配付のプリントをもって通告にかえます。        ────────────・────・────────────   日程第4.常任委員会所管事務調査報告 ◯議長(見月  勧君) 日程第4、常任委員会所管事務調査報告をいたします。  民生文教委員会調査結果の報告を求めます。繁永委員長◯民生文教常任委員長(繁永 英樹君) おはようございます。本会議初日の報告に引き続きまして、民生文教常任委員会追加報告をいたします。  皆さんがかねてより心配されていました学級定数40人制度により2クラスから1クラスへの追加統合が行われた池尻中学校3年生と3クラスから2クラスへの統合が行われた川崎中学校2年生の現状調査結果を報告いたします。  どちらの学校も、入学時からではなく、途中で学級併合が行われ、生徒や保護者の間から、いきなり倍の人数が同じ教室に入ることになり、暑い、窮屈だ、授業や学校生活でも問題がたくさんあるなどの意見が出たり、グループでいうと問題を起こす傾向にある生徒が大まかにクラス分けされていたように思えたが、いきなり同じクラスになり、またいじめの加害者と被害者なども同じ教室になって、毎日心配しているなどの報告を受け、慎重に現状調査を行いました。  まず、両校ともに、授業中の職員室の職員の残数を確認しました。川崎中学では、生徒指導などを含め全員が出払っていて、職員室の職員の数はゼロでした。対象的に池尻中学では、数人の職員が空き時間となって職員室で待機をしていました。このようなチェックから始め、机の間隔や生徒の黒板に対しての視野、1人当たりのスペースなど、授業の態度もあわせて調査をいたしました。  詳細に申しますと、教師1人で20人の生徒の授業や指導を受け持っていたものが、統合になった学年は教師1人で40人を受け持っているわけですから、心配な部分は取り除けず、統合になっていない学年との格差も生じています。  しかし、池尻中学校に関しましては、校長先生の話で、1クラスになってよくなった、不登校も減少して、授業の態度も好ましいとの見解が説明されました。川崎中学では、教師の技量に着目し、技量向上を具体的に実践していました。メリット・デメリットについては、視点によりさまざまだと思われますが、統合された学年は、教室拡張が行われたり、先生方の工夫によって、現在は安定しているように伺いました。  委員会としましては、学級25人以下が理想であると認識していますので、財政事情も考慮の上、今後も町や教育委員会と協議しながら慎重に見守りたいと思います。  以上、報告を終わります。 ◯議長(見月  勧君) 委員長の報告は以上のとおりであります。  質疑ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(見月  勧君) 以上をもって、常任委員会所管事務調査報告を終わります。        ────────────・────・────────────   日程第5.認定第1号   日程第6.認定第2号   日程第7.認定第3号   日程第8.認定第4号   日程第9.認定第5号   日程第10.認定第6号 ◯議長(見月  勧君) お諮りします。日程第5、認定第1号平成23年度川崎町一般会計歳入歳出決算認定についてから日程第10、認定第6号平成23年度川崎町水道事業会計決算認定についてまでを一括議題といたしたいが、御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(見月  勧君) 御異議ございませんので、日程第5、認定第1号から日程第10、認定第6号までを一括議題といたします。  決算特別委員会審査結果の報告を求めます。決算特別委員長◯決算特別委員長(有田 浩二君) おはようございます。決算特別委員会の報告をいたします。  まず、一般会計給食センター会計住宅新築会計を合わせた普通会計では、歳入総額が98億4,992万4,000円と歳出総額が91億709万6,000円で、実質収支は7億4,282万8,000円の黒字決算となります。  しかしながら、財政構造上の弾力性を判断する経常収支比率は95.1%で、前年度に比べますと3.1%の増加となって、悪化しておるということでございます。  本町の歳入の大部分を占めます地方交付税は、国勢調査人口の減少等によって1億2,624万7,000円の減額となっております。今後もさらに減額することが予測されますので、財政運営の健全化を確保するためにも、不断の努力が必要であると思われます。  続きまして、認定第1号一般会計決算から認定第6号水道会計について、一括で報告いたします。  それぞれの実質収支では、認定第1号の一般会計決算が13億5,253万8,000円の黒字決算ですが、4つの特別会計の認定第5号後期高齢者を除く認定第2号から給食センター会計、認定第3号住宅新築会計、認定第4号の国民健康保険会計、3つの合計が赤字となり、合計で13億2,504万9,000円の赤字となっております。  続きまして、認定第4号の国民健康保険会計は、国庫の療養給付と調整交付金等の収入額によって、5,262万6,000円の前年度に比べて赤字額が減少しております。  認定第6号の水道事業会計についてですが、総収益が3億8,865万9,000円、総費用は3億7,784万6,000円で、純利益が1,079万4,000円と、前年度に引き続き黒字決算となっております。  以上が決算特別委員会に付託された報告でございます。委員会としては、原案どおり認定すべきものと決定いたしました。  以上、報告を終わります。 ◯議長(見月  勧君) 委員長の報告に対し質疑ございませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(見月  勧君) これをもって質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。認定第1号について討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(見月  勧君) 討論なしと認めます。  これより認定第1号を採決いたします。お諮りします。認定第1号は原案のとおり認定することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(見月  勧君) 御異議ございませんので、認定第1号平成23年度川崎町一般会計歳入歳出決算認定については、原案のとおり認定と決定いたします。  次に、認定第2号について討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(見月  勧君) 討論なしと認めます。  これより認定第2号を採決いたします。お諮りします。認定第2号は原案のとおり認定することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(見月  勧君) 御異議ございませんので、認定第2号平成23年度川崎町学校給食センター特別会計歳入歳出決算認定については、原案のとおり認定と決定いたします。  次に、認定第3号について討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(見月  勧君) 討論なしと認めます。  これより認定第3号を採決いたします。お諮りします。認定第3号は原案のとおり認定することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(見月  勧君) 御異議ございませんので、認定第3号平成23年度川崎町住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算認定については、原案のとおり認定と決定いたします。  次に、認定第4号について討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(見月  勧君) 討論なしと認めます。  これより認定第4号を採決いたします。お諮りします。認定第4号は原案のとおり認定することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(見月  勧君) 御異議ございませんので、認定第4号平成23年度川崎町国民健康保険事業勘定特別会計歳入歳出決算認定については、原案のとおり認定と決定いたします。  次に、認定第5号について討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(見月  勧君) 討論なしと認めます。  これより認定第5号を採決いたします。お諮りします。認定第5号は原案のとおり認定することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(見月  勧君) 御異議ございませんので、認定第5号平成23年度川崎町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定については、原案のとおり認定と決定いたします。  次に、認定第6号について討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(見月  勧君) 討論なしと認めます。  これより認定第6号を採決いたします。お諮りします。認定第6号は原案のとおり認定することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(見月  勧君) 御異議ございませんので、認定第6号平成23年度川崎町水道事業会計決算認定については、原案のとおり認定と決定いたします。        ────────────・────・────────────   日程第11.議案第38号 ◯議長(見月  勧君) 日程第11、議案第38号平成24年度川崎町一般会計補正予算(第3号)についてを議題といたします。  平成24年度9月補正予算特別委員会審査結果の報告を求めます。委員長。 ◯補正予算特別副委員長(中村 内廣君) 皆さん、おはようございます。委員長が急用のため、副委員長の私が報告をさせていただきます。  平成24年度9月補正予算特別委員会で審査の結果報告をいたします。  当委員会に付託された議案第38号平成24年度川崎町一般会計補正予算(第3号)について、9月11日に委員会を開催し、慎重に審議をいたしたところであります。  補正額は8億8,430万9,000円を追加し、歳入歳出それぞれ99億6,987万1,000円にしようとするものです。  歳出の主な内容は、町有地を分譲するための費用、障害者自立支援給付等の国・県への返還金、循環型社会形成推進地域計画作成業務委託料、これはごみ焼却施設建設のため関連予算ですが、その他、野菜レストラン建設のための調査及び基本設計委託料財政調整基金積立金の増額等であります。  そのうち、ごみ焼却施設建設のための関連予算について討論がなされ、採決の結果、賛成6、反対2、賛成多数で、本案については、委員会といたしましては原案のとおり可決すべきものと決定をいたしたところであります。
     なお、このことにつきましては、樋口議員より少数意見の留保がなされましたので申し添えておきます。  以上、報告は終わりであります。 ◯議長(見月  勧君) 委員長の報告に対し質疑はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(見月  勧君) これをもって質疑を終結いたします。  次に、本案については、樋口議員から会議規則第76条第2項の規定により少数意見報告書が提出されております。少数意見の報告を求めます。樋口議員。(「この場で」と呼ぶ者あり)前に、はい。樋口議員。 ◯議員(6番 樋口 秀隆君) この予算に関しての全般ではなくて、唯一、441万円というその環境に関する調査のための予算の部分のみで、今回は反対意見を述べさせていただきますが、予算委員会に参加していない皆様にも、今回のことで民意に訴えるべき採決をいただきたいということで、この機会、つまり討論の機会、そして採決の機会を求めました。  私も一地方の政治家でありますが、今回の案件で目指すところは、あくまでも1市3町での合同での建設をすると、その目的は、川崎町2万人の負担、これは住民の負担、そして自治体の負担のみならず、11万人の負担にかかわることでありますので、もう少し論議の必要がある、あるいは合意をとる必要があるということで、今回拙速にこの予算を通して調査に踏み切るべきではないという考えであります。  皆さん御承知のように、全国どの自治体でも、単独でやったほうがいいというふうに考えている自治体はありません。それは経費の削減、先ほど言いましたように、住民と自治体の負担をふやさない、できれば減じたいという考えから、そういう方向を選択しているのだと思いますが、今回諸般の事情はあります。確かに事情はありますが、それぞれの町が単独で建設するという方向が示唆されております。  私の聞いたところ、あるいは直接新聞報道などで聞いたところ、そしてそれぞれの自治体の関係者に直接聞いたところによりますと、田川市長は、けさの新聞報道でも、まだ1市3町でやるというようなことへの望みを持っている。それから、浦田福智町長糸田伊藤町長にも私は直接話してきましたが、できれば、白鳥工業団地など、田川市、この全体地域の中心地区でやることが望ましいと、そういうふうになればもろ手を挙げて賛成するというふうな言質をいただいて、この場に臨んでおります。  小田町長は、川崎町の町長として、2万人のこの福祉を預かるということはもうもとよりですが、現在は組合長として、11万人のごみ行政の行く末を預かっている立場にもあられます。せんだってからの全員協議会、あるいは予算委員会などなど、町長とも何度もお話を聞きましたし、お考えを聞きましたが、どうもその枝葉の部分のみを考えてあって、やむを得ないというふうな選択に至っているようにも感じますが、先ほども言いましたように、11万人の住民と自治体の負担を考え、組合長として、もう一度この考えを、1市3町でやるという考えを取りまとめる立場で頑張っていただきたい。その機会は、まだ少し猶予があるような気がします。  清掃施設組合議会の議長であります梅林さんに直接話をしておりますが、田川市議会の9月議会の会期が終わった段階で一度清掃施設組合を開きたいと、当然これは、開きたいということは、組合長の招集が必要ですので、それを求めたいというようなお考えを持っておりました。  11月半ばの清掃施設組合議会の開催を目指しているということですので、あと1カ月、この予算が通りますと、やはり1つの大きな契機になりますので、それを猶予して、あと1カ月の拙速に行動することなく、考えをまとめる機会を、皆さんの意見を聞く機会を、そして11万人の福祉に応える機会をあと1カ月待っていただきたいと、そういう思いで、今回はこの予算の継続審議という思いで少数意見の留保をいたしました。  以上、少数意見の留保の説明です。 ◯議長(見月  勧君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(見月  勧君) これをもって質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。討論はありませんか。櫻井議員。 ◯議員(9番 櫻井 英夫君) 私は、補正予算原案に反対の立場で討論をいたします。  このたびの一般会計補正予算には、川崎町単独で真崎地区に焼却場を建設するための調査費用が計上されております。  現在稼働しております太田通り谷にある焼却場の改築計画が議論され始めて12年余りが経過しておりますが、この間、1市3町の清掃施設一部事務組合として共同建設地を確定し切れず今日に至っている経緯は、私も承知しております。  この4月、小田町長が一部事務組合組合長に就任し、懸案の焼却場建設が前に進み始めたことは大いに評価されるところでございますが、一部事務組合に提案をいたしました焼却場共同建設に係る調査費用がたった1度否決されたからといって、川崎町単独で建設することには大きな問題がございます。  そもそもは、一部事務組合議会に再議にするべきことでしょう。組合議員をどうにか説得して賛同を得るべきでしょう。なぜこれを簡単に諦めてしまうのか、全く理解できません。組合長としての職責をまず果たしていただきたいと、果たすことが先決であろうというふうに考えます。  町単独で建設推進をした場合、何よりも財政破綻が心配されます。町長は、2,000戸の町営住宅を40年かけて改築するとの方針を打ち出しておりますが、毎年50戸建設すれば、8億円規模の財政支出となります。これに、焼却場建設が40億とも言われておりますけれども、年次割りで10億円としても、住宅と焼却場だけで、通常の投資的予算の13億円をはるかに上回り、結果として、道路や教育施設整備等にかける予算が確保できなくなるおそれがございます。  今後は、焼却場のランニングコストも一般会計処理されて、赤字要因になり得ます。ここ数年は何とか黒字決算が続いているものの、赤字決算を経て再建団体に転落するおそれも出てまいります。  現在の焼却場の耐用年数が残り少ないことを考慮いたしましても、まだ最低1年議論の猶予は残されております。それとも、是が非でも単独でやらなければならない理由がほかにあるんでしょうか。たとえ1市3町が無理としても、せめてこれまで同様、田川市、川崎町で建設資金を出し合って建設すべきと考えます。例えば、焼却場と最終処分場を分け合う形でも、相互の財政負担は軽減されるはずでございます。  9月6日の新聞によりますと、田川市長、市議会議長がそろって、その件で川崎町長、議会議長に相談に来られたと報じられております。この意を酌んであげるのが組合長の常識的判断と考えます。  そしてまた、県や国への信用の失墜の問題が生じます。田川地区の先輩政治家たちは、一体何のために一部事務組合を構成してきたのか、信頼関係を築いてきたのか。小田町長が初めて組合長となり、まだ6カ月でございます。組合議会でたった1度否決されたからといって、短い気を起こし単独でやると、万策尽きたと思うのは早計であります。十数年翻弄され続けたともおっしゃいますけれども、そもそも議会も首長も4年でリセットであり、過去を引きずるべきことではございません。  せっかく構成をしておる一部事務組合を解消に向かわせるような行為は、たとえ川崎町に非がないにしても、決して大人の対応とは思いません。田川地域の後進性の根本は、まさに広域行政の未熟さにあると考えております。こんなことで田川の自治体間の信頼関係は失われてしまいます。果たして、本町の単独行動を県や国がすんなり財政支援をしてくれるでしょうか、心配でなりません。  以上のことから、川崎町が単独で焼却場及び最終処分場建設を目指すのは望ましくなく、その建設調査費が計上されております補正予算案には反対をいたします。  以上です。 ◯議長(見月  勧君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。大谷議員。 ◯議員(8番 大谷 春清君) 私は、賛成の立場から討論させていただきます。  本案におけるごみ処理施設建設の関連予算野菜レストラン建設に関する予算について申し上げます。  まず、ごみ処理施設建設についてでございますが、このごみ処理施設は、そもそも12年前に、太田の焼却場が大変古く、このままでは焼却炉にいつ何があってもおかしくないといった状況であったため、白鳥工業団地で建てかえる計画を進めてきたことが発端であります。  確かに、共同で建設し運営するほうが費用的には軽減できるかもしれませんが、他団体との協議、協調する必要が出てきます。川崎町の主張が全面的に受け入れられるわけではありません。現に、田川市は、新焼却場の建設予定地を見つけもせずに、川崎町にお願いする姿勢をとっていました。言うならば、住民に負担をかける施設は自分のところで建設するのは嫌だといって川崎に押しつけるということだと思います。そうであるにもかかわらず、組合議会では、田川市の議員の多数が予算案に反対したのであります。  最終処分場にしても、3年ももたないと言われております。このままでは大変なことになります。もう時間がないのです。12年間迷走して、やっと建設できる一歩手前までやってきているわけで、ここで討論になっていること自体がおかしいと思います。本来、全会一致で賛成すべきものではないでしょうか。  次に、野菜レストランの建設に関する予算についてでありますが、田川地域が炭鉱閉山から久しく経済の停滞を招いている状態で、田川市郡一体となって観光でまちづくりを行っていること、努力をしてまいりました。しかし、行政が行う政策は、パンフレットをつくったり、案内板を設置したりといったものばかりで、いま一つインパクトに欠けた施策ばかりであったと感じております。  そうした中、今回執行部が提案した野菜レストラン建設については、私はやっと行政も重い腰を上げてくれたと思っております。このたび観光協会を設立し、パン博を開催して大盛況であったように、食による観光を川崎町の大きな柱の一つに据えていけば、きっと町外から多くの人たちが川崎町に来ていただけるものと思います。人が集まれば、雇用が生まれ、産業が生まれる、そして豊かになります。これは炭鉱で発展した川崎が一番わかっていることであります。とにかく人を呼ばなければ観光になりません。町民のため、川崎町のためになる施設建設であります。  ごみ処理施設の問題、野菜レストランの問題、いずれも町民の健康と福祉、産業と雇用、町民のことを最優先に考え、私は本案に賛成であります。 ◯議長(見月  勧君) 次に、反対者の発言を許します。(「さっき続けて反対で、今は賛成」と呼ぶ者あり)何で、初め、当初反対で、今度は賛成、今度また反対、賛成に戻りよるわけ、交互にいかないかん。(「議長、今は反対と言われた」と呼ぶ者あり)うん、今は反対よ。(「今、賛成と言うた」「今は賛成」と呼ぶ者あり)ああ(「反対、賛成」「討論、反対者の意見」と呼ぶ者あり)樋口議員。 ◯議員(6番 樋口 秀隆君) 少数意見の留保の説明に加えて、二、三詳細な件で反対意見として述べたいことがありましたので、今から反対意見を2点ほど述べます。  まず、7月31日に町長が清掃施設組合に真崎案を最初に提案されまして、それが否決をされました。このときの否決理由に関して、私は、あのときの議事録、やりとりから、広域でやる場合に真崎というところの場所に対しての十分な説明がなかった。つまり、手順が少し違うのではないかというのが最初の大きな理由で、次に、経費の削減につながらないと、1市3町がするときの経費にあの場所ではつながらないというのが、反対の大きな理由であったというふうに思います。  つまり、町長の言われるその全体のことを言ったのは、場所に関してはもう一度再考してほしいという意味合いでの反対の結論だったと思いますので、その願いを町長は組合長として受け取っていただきたいというのが大きな今回の理由であります。  国の補助金、先ほど櫻井議員も言われたように、果たしてこのままで国の補助金がですね。全国の自治体の中でワースト30に全て入るような自治体の財政状況の中で、1市3町、あるいは合同でやることを望んでいる国としては、単独でやることへの大きな疑問があるというふうな声も伝え聞いておりますので、その件も含めまして、今回改めて反対の意見をやりました。  以上。 ◯議長(見月  勧君) 次に、賛成者の意見。掛橋議員。 ◯議員(11番 掛橋 要一君) 私は、賛成の立場から討論いたします。  まず、本予算案のうち、ごみ処理施設についてですが、この問題は、2001年から4市町での建設を目指してきましたが、建設予定地が二転三転し、どこにも決められないばかりか、太田にある今の焼却場も老朽化が進み、ダイオキシンが発生した結果、操業停止に至り、約10億円という莫大な修繕費用の支出を余儀なくされている状況です。改修工事を行っても、あと7年が限度と伺っております。  小田町長は、就任以来、この問題に道筋をつけると言っていました。約束どおり候補地を決め、組合議会に予算を提出したにもかかわらず、新聞報道のとおり、清掃施設組合議会で否決されました。  中には、そんなに急がなくてもいいではないか、1市3町でよいではないか、もう一度考え直せないのかなどという意見もありますが、川崎町民のことを考えると、そんな余裕はありません。焼却場については、改修工事を行っても、あと7年が限度と伺っていますし、今すぐ計画を実行しても、早くて2017年、あと5年かかるわけです。最終処分場に至っては、あと3年が限度と伺っております。聞くところによると、ごみや処分灰など、近隣の飯塚市、また北九州市でさえ受け入れてくれないと聞いております。たとえ受け入れ先があったとしても、私の試算だと、ごみ袋代金が現在の約2倍近くになると予測されます。  川崎町単独でこの建設を行っても、総事業費の20から25%の負担で済むと予測できます。これが広域の場合、約30%から35%の手出しが生じるのではないでしょうか。  町長の公約にもありますように、川崎町民の暮らしと命を守ることが私たち議会にも課せられた使命であると考え、よって、私は本予算案に賛成いたします。 ◯議長(見月  勧君) ほかに討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(見月  勧君) これで討論を終わります。  これより議案第38号を採決いたします。この採決は起立によって行います。議案第38号は原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ◯議長(見月  勧君) 起立多数です。したがって、議案第38号平成24年度川崎町一般会計補正予算(第3号)については、原案のとおり可決と決定いたします。        ────────────・────・────────────   日程第12.議案第39号   日程第13.議案第40号   日程第14.議案第41号   日程第15.議案第42号   日程第16.議案第43号 ◯議長(見月  勧君) お諮りします。日程第12、議案第39号平成24年度川崎町学校給食センター特別会計補正予算(第2号)についてから日程第16、議案第43号平成24年度川崎町水道事業会計補正予算(第3号)についてまでを一括議題といたしたいが、異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(見月  勧君) 御異議ございませんので、日程第12、議案第39号から日程第16、議案第43号までを一括議題といたします。  平成24年度9月補正予算特別委員会審査結果の報告を求めます。委員長。 ◯補正予算特別副委員長(中村 内廣君) 当委員会に付託されました議案第39号から議案第43号について、審査結果を報告いたします。  議案第39号平成24年度川崎町学校給食センター特別会計補正予算(第2号)は、194万6,000円を減額し、歳入歳出それぞれ2億2,068万2,000円にしようとするものです。  議案第40号は、平成24年度川崎町住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)は、16万4,000円を減額し、歳入歳出それぞれ6億3,279万7,000円にしようとするものです。  議案第41号についてでありますが、平成24年度川崎町国民健康保険事業勘定特別会計補正予算(第3号)は、386万5,000円を減額し、歳入歳出それぞれ28億3,953万5,000円にしようとするものです。  議案第42号平成24年度川崎町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)は、388万7,000円を減額し、歳入歳出それぞれ2億1,960万4,000円にしようとするものです。  議案第43号ですが、平成24年度川崎町水道事業会計補正予算(第3号)についてですが、収益的収入及び支出において、収入を14万円増額し、4億3,097万2,000円に、支出を510万5,000円減額し、4億3,009万7,000円にしようとするものです。  議案第39号から議案第43号まで、大部分が人事異動に伴う人件費の補正でございます。  当委員会といたしましては、議案第39号から議案第43号まで全て原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  以上で報告は終わりでございます。 ◯議長(見月  勧君) 委員長の報告に対し質疑ございませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(見月  勧君) これをもって質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。議案第39号について討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(見月  勧君) 討論なしと認めます。  これより議案第39号を採決いたします。お諮りします。議案第39号は原案のとおり決定することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(見月  勧君) 御異議ございませんので、議案第39号平成24年度川崎町学校給食センター特別会計補正予算(第2号)については、原案のとおり可決と決定いたします。  次に、議案第40号について討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(見月  勧君) 討論なしと認めます。  これより議案第40号を採決いたします。お諮りします。議案第40号は原案のとおり決定することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(見月  勧君) 御異議ございませんので、議案第40号平成24年度川崎町住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)については、原案のとおり可決と決定いたしました。  次に、議案第41号について討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(見月  勧君) 討論なしと認めます。  これより議案第41号を採決いたします。お諮りします。議案第41号は原案のとおり決定することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(見月  勧君) 御異議ございませんので、議案第41号平成24年度川崎町国民健康保険事業勘定特別会計補正予算(第3号)については、原案のとおり可決と決定いたします。  次に、議案第42号について討論はありませんか。
                   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(見月  勧君) 討論なしと認めます。  これより議案第42号を採決いたします。お諮りします。議案第42号は原案のとおり決定することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(見月  勧君) 御異議ございませんので、議案第42号平成24年度川崎町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)については、原案のとおり可決と決定いたします。  次に、議案第43号について討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(見月  勧君) 討論なしと認めます。  これより議案第43号を採決いたします。お諮りします。議案第43号は原案のとおり決定することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(見月  勧君) 御異議ございませんので、議案第43号平成24年度川崎町水道事業会計補正予算(第3号)については、原案のとおり可決と決定いたします。        ────────────・────・────────────   日程第17.諸般の報告 ◯議長(見月  勧君) 日程第17、諸般の報告をいたします。  休会中における委員会所管事務調査及び付託事件調査について報告がされております。書記をもって朗読させます。 ◯書記(伊藤 修二君) 休会中の委員会所管事務及び付託事件調査について報告いたします。  1、常任委員会。  総務常任委員会、1、町有財産の状況調査について、2、財政状況調査について、いずれも現地調査を含みます。3、研修視察について。  民生文教常任委員会、1、民生文教常任委員会所管の事務調査及び公共施設等の運営状況について、現地調査を含みます。2、研修視察について。  建設産業常任委員会、1、同和対策事業で建設した施設の現状調査について、2、農業振興政策に関する調査について、3、野菜レストランに関する調査について、現地調査を含みます。4、研修視察について。  2、議会運営委員会。  1、議会運営に関する事項、2、議会の会議規則、委員会条例に関する事項、3、議会基本条例に関する事項、4、議長の諮問に関する事項。  3、特別委員会。  議会だより編集特別委員会、1、平成24年11月1日発行の議会だより(第108号)編集。  以上でございます。 ◯議長(見月  勧君) 以上で諸般の報告を終わります。  お諮りします。会議規則第9条の規定により会議時間は午後5時までとなっておりますが、本日は午後6時より夜間議会として一般質問を予定しておりますので、一般質問が終了するまで、あらかじめ会議時間を延長したいと思いますが、御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(見月  勧君) 御異議ございませんので、本日の会議時間は、一般質問が終了するまで延長することに決定いたしました。  それでは、暫時休憩いたします。午後6時より再開いたします。                  午前10時50分休憩        ………………………………………………………………………………                  午後6時00分再開 ◯議長(見月  勧君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  皆さん、こんばんは。夜間議会の開会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。  本日傍聴に御出席の皆様におかれましては、お忙しい中おいでいただき、心より歓迎申し上げます。  このたびの夜間議会につきましては、より多くの皆様に議会を傍聴していただくために、今回が初めての試みとなりました。町長及び執行部の皆様の御協力に心より感謝を申し上げます。  さて、川崎町議会では、平成22年7月に議会基本条例が施行され、既に3年目に入ります。これまで、川崎町の明るい未来を切り開くための議会の果たすべき役割を検討し、議会改革に取り組んでまいりました。その1つが今回の夜間議会であります。  また、平成20年度より毎年議会報告会を開催し、町民の皆様に議会の活動状況を報告しながら議会に対して御意見をいただいております。本年度も、来月、10月22日より26日まで5回目の議会報告会を予定しております。多くの皆様方の御参加をお願い申し上げるところでございます。  今後とも、川崎町議会は、開かれた議会、町民参加の議会、存在感のある議会、信頼される議会を目指して、さらに努力してまいる所存でございますので、引き続き御支援、御協力をお願い申し上げます。        ────────────・────・────────────   日程第18.一般質問 ◯議長(見月  勧君) 日程第18、これより一般質問を行います。  携帯電話は、電源を切るかマナーモードにお願いをいたしたいと思います。  質問は、質問通告一覧表の順番で行います。  質問に入る前に、質問者の方にお願いをいたします。前質問者と重複する質問は避けてください。質問、答弁はできるだけ簡明にお願いいたします。質問は1人30分以内です。質問通告書を提出している議員は7名です。  これより質問に入ります。  初めに、千葉議員。 ◯議員(5番 千葉加代子君) 皆さん、こんばんは。5番議員の千葉加代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  まず最初に、ごみ焼却場についてです。  新聞等で何度となく取り上げられていますが、町民の皆さんははっきりした経過がわからず、私も数人の方から質問を受けました。1市3町の田川地区清掃施設組合での共同建設計画が破綻し、単独でつくるようになったということですが、町長からこれまでの経緯を話していただきたいと思います。 ◯議長(見月  勧君) 町長。 ◯町長(小田 幸男君) 皆さん、こんばんは。今、千葉議員からごみ焼却場についての経緯についてという御質問がありました。ごみ焼却場の経緯につきましては、8月10日の議会全員協議会で既に説明したところでありますけど、主な経緯について御説明を申し上げます。  このごみ焼却施設は、田川市、川崎町、糸田町、福智町、1市3町の組合で平成13年から開始をされました。そして、その候補地については、組合があらかじめ定め、後で地元に入ってという手法をとったため、場所は決まっていたんですが、地元の反対があって、12年間にわたって場所の設定もできず、この計画が進んでいませんでした。  今、長年の歳月を費やしたわけでありますが、最終処分場はあと3年で使用できなくなります。焼却場も、現在改修をしておりますが、7年間の保証であります。1市3町での新焼却施設を早く決定していかないと、ごみ焼却処分をする場所がなくなり、住民生活に甚大な影響を与えることになってしまいます。  このような事態を避けるために、私の任期中において、1市3町での建設候補地を選定し、環境影響調査縦覧まで終わらせ、焼却場建設の道筋を定める責務があると判断したところであります。  過去の事実を踏まえ、従来の候補地選定手法を改め、焼却場建設に理解を示していただける地域を探して地元と協議に入る手法をとり、田川市、川崎町を含めて上真崎行政区のみが理解を示していただきました。  上真崎行政区への説明会を行い、7月31日、清掃組合議会に1市3町でのごみ焼却場建設に関する環境型社会形成推進地域計画予算を計上いたしましたが、賛成5、反対12で否決という結果になりました。私たち、組合終了後、正副組合長会議、市長・町長会議を開きまして、再度提出しても可決の見通しはなく、それぞれの町でやっていかなければならないという結論に達しました。  これ以上焼却場問題を先送りすることは住民への重大な影響を与えるため、理解を示していただいている上真崎行政区内に川崎町単独で建設することを決断し、9月定例会に補正予算として環境型社会形成推進地域計画予算を計上したものであります。  もともと川崎、田川であった組合でありますが、平成9年から10年当時、既に老朽化しているので建てかえなければいけないということがあって、その当時から新ごみ施設についての議論がなされました。平成20年には、ダイオキシンの数値が1ナノグラムをオーバーするという事故が起こり、運転を停止した経緯もあります。こういう意味で、もう12年間、田川、川崎からすれば15年間の歳月が過ぎております。  いろんな意見もありますけど、もう拙速ではありません。川崎町をごみの山にするわけにはいきません。そういう意味で、早急に川崎町単独でやっていく必要があると思っております。 ◯議長(見月  勧君) 千葉議員。 ◯議員(5番 千葉加代子君) 1市3町でつくる場合と比較して、単独でつくる場合は町民の負担がふえるのではないかという心配があります。概算で結構ですが、どの程度の負担増になるのか、わかりましたらお聞かせください。 ◯議長(見月  勧君) 町長。 ◯町長(小田 幸男君) 1市3町で建設した場合、また川崎町単独で建設した場合の建設コストについてのお尋ねでありますが、結論から言いますと、単独で焼却場の建設した場合、1市3町で建設する場合と比較して、単独でするほうが同額以下になると思っております。  その理由は、単独で建設する場合は、リレーセンターの建設が不要である。焼却場の規模が120トンから30トンに縮小される。議会棟の建設が不要である。今、田川市、川崎町の負担割合は30%対70%でありますが、そのほかに均等割が30%ついております。ということは、田川市に有利な制度であります。こういうことをあわせてみますと、単独のほうが費用としては安く上がると、こういう計算になっております。  ただ、まだ設計段階ではありませんので、具体的な数値は遠慮させていただきますが、これがひとり歩きすると、何十億であるとか、そういう数値がひとり歩きしてしまいますので、設計段階ではまた議会の皆さん方に御相談を申し上げたいと思っております。 ◯議長(見月  勧君) 千葉議員。 ◯議員(5番 千葉加代子君) 大木町は、循環型地域社会づくりを目指したさまざまな取り組みを住民との協働によって実施しています。平成7年からは近隣市町村に先駆けて資源ごみの分別収集を全行政区域で開始し、住民との協働作業により、ごみ資源化に大きな成果を上げています。私も何度か研修に行きましたが、取り入れられるものはぜひ取り入れていただきたいと思います。  国も循環型社会づくりに動き出し、2003年3月に閣議決定された一節には「大量生産・大量消費・大量廃棄型の社会を営んでいくことは、自然界へ大きな負担を与え、ひいては私たちの社会を持続していくことを不可能にします。これから私たちが目指そうとする循環型社会では、自然界からの新たに採取する資源をできるだけ少なくし、長期間社会で使用することや既に使用されたものなどを再生資源として投入することにより、最終的に自然界へ廃棄されるものをできるだけ少なくすることを基本とします」とあります。  現在、町は、生ごみ処理容器購入に助成金を出しています。燃えるごみの40%を超える生ごみを減らし、町民とともに循環型の考え方を大切にしていっていただきたいと思います。  次に、住民生活に光をそそぐ交付金についてです。  2011年度から、交付金でなく、普通交付税に算入されているそうですが、川崎町に配分された金額を教えてください。 ◯議長(見月  勧君) 町長。 ◯町長(小田 幸男君) 金額だけで……。 ◯議員(5番 千葉加代子君) はい。 ◯町長(小田 幸男君) 本町に配分された金額は1,330万3,000円であります。 ◯議長(見月  勧君) 千葉議員。 ◯議員(5番 千葉加代子君) その交付金の使途がわかりましたら、大まかなものでいいんですけど教えてください。 ◯議長(見月  勧君) 町長。 ◯町長(小田 幸男君) この住民生活に光をそそぐ交付金については、児童虐待防止対策事業、DV被害防止対策事業、この2つの事業であります。 ◯議長(見月  勧君) 千葉議員。 ◯議員(5番 千葉加代子君) 地域活性化交付金3,500億円のうち、1,000万円が住民生活に光をそそぐ交付金とされ、これは知の地域づくりや弱者対策、自立支援などの分野に使途が限定されています。また、知に基づく地域づくりによる地域活性化を重視するとして、図書館が例示されました。  文部科学省は、地域活性化交付金について、12月6日付ですけど、これを各都道府県教育委員会に送付し、住民生活に光をそそぐ交付金の施策の一つとして、学校図書館における人材の確保、図書の充実、学校図書館施設の改善・増築への積極的な取り組みを呼びかけています。  これからも、ぜひ学校図書館のほうにも有効な活用をお願いしたいと思います。  次に、自殺者対策ですが、本町では実態は把握されているのでしょうか。 ◯議長(見月  勧君) 町長。 ◯町長(小田 幸男君) 川崎町における自殺でありますが、全国では、平成10年以降3万人を超しています。交通事故の約6倍に上っております。  川崎町でいえば、平成20年が10名、平成21年は6名、平成22年は10人、人口の10万当たりでいえば、福岡県平均、また全国平均をはるかにオーバーしています。 ◯議長(見月  勧君) 千葉議員。 ◯議員(5番 千葉加代子君) 今、いじめによる自殺が大きな話題になっていますが、学校でのいじめというのはないのでしょうか。 ◯議長(見月  勧君) 町長。 ◯町長(小田 幸男君) 学校でのいじめによる自殺もあると思います。その中に一つとしてですね。あると思います。 ◯議長(見月  勧君) 千葉議員。 ◯議員(5番 千葉加代子君) 平成10年に自殺者数が急増して以来、14年連続で年間自殺者数が3万人を超えています。23年の自殺者数は、総数3万651人、男性2万955人、女性9,696人となっており、国も平成18年、自殺対策基本法を制定しています。  自殺対策は、命を守るという行政の根っこにある課題とし、各自治体が独自の関連の施策等の情報や意見を相互に交換し、かけがえのない住民一人一人の命に向き合い、自殺に決して至らせない社会、自殺のない社会づくりを推進するため、市区町村の自治体等で構成する「自殺のない社会づくり市町村会」というのが昨年7月に発足しました。その時点で123の自治体が参加し、福岡県では、福岡市、八女市、宗像市、うきは市、宮若市が参加しています。  ここでは、自殺のない社会づくり推進のための要望書を政府へ提出したり、ことし5月には自殺対策大綱改訂に向けて、超党派の自殺対策を推進する国会議員有志の会へ要請行動を行っています。特に会費等は必要とされていません。  できましたら、川崎町も参加していただき、情報の共有化を図っていただけたらと思います。  最後に、交通弱者、買い物弱者についてです。  本町での対象者の把握はされているのでしょうか。
    ◯議長(見月  勧君) 町長。 ◯町長(小田 幸男君) 自殺についても、今千葉議員が言われたように、国の自殺対策基本法ができました。そして、福岡県でも、やはり自殺対策連絡協議会というのが立ち上がっています。それから、田川地域の自殺対策会議も発足して、今そういう協議が進んでいますので、ぜひ川崎町もですね。やっぱり年間10名くらいの人が自殺によって命を絶っているわけでありますので、そういうところに加入して、いろんな情報を共有して進んでいきたいと思っています。  それから、今、交通弱者に対する対策でありますが、今川崎町では65歳以上の高齢者のみの世帯が3,085世帯、ふれあいバスの運行の利用者が毎日約100名、それから川崎町ではことしから配食サービスを独自で始めました。と同時に、見守りサービス、安否確認を兼ねてやっております。その数が、約80名ぐらいが利用しています。今はこういう状況であります。 ◯議長(見月  勧君) 千葉議員。 ◯議員(5番 千葉加代子君) 添田町が、最近見せていただいたら、きめ細かいその交通弱者と言われる方の把握を各行政区ごとに取り組むように始めているようです。  できましたら、川崎町のほうも、そういう取り組みをしていただいて、困っている方の手助けができるような施策を検討して、実施していただくようにお願いして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。        ……………………………………………………………………………… ◯議長(見月  勧君) 次に、樋口議員。 ◯議員(6番 樋口 秀隆君) 6番議員の樋口秀隆であります。今回は1件、ごみ焼却炉建設は既存の組合での建設を目指すべきという内容で質問をさせていただきます。  この関連質問は、数日前の予算委員会、そしてきょうの本会議の中で町長の考えは十分に聞かせていただきまして、その町長の思い、それから資料などはこちらのほうで一応聞かせていただきました。  私は、川崎町の有権者によって選ばれた議員でありますけれども、政治家としては、やはりその立場は本町の利益と福祉を優先に考えるというのはありますが、それを取り囲む田川、あるいはその筑豊全体の広域の利益を常に念頭に置いて活動を続けてまいりました。  そこで、一連の流れの中で町長は結論に達した、そして万策が尽きたという中で、先ほど千葉議員の質問に対して、単独のほうが同額以下で有利であるという言い方をされました。  ならば、小田町長は、今から18年前に町長に就任して、12年間町長職を務めてまいりました。そのときも、その後半は組合議会の副組合長としておられたと思います。4年間の間がありましたけれども、新しく1年半前に町長になって、しかも、今はその広域全体の利益を考える、つまり川崎町、田川市、福智町、糸田町の1市3町、11万人のごみ行政の利益を考える立場におられると思います。  その中で、万策が尽きた、結論に達したということですが、ただ、その中で単独のほうが同額以下で有利というならば、これまでなぜその町長時代に副組合長としてそういう意見を出さなかったのか、そこについて、まず最初にお尋ねをいたしたい。 ◯議長(見月  勧君) 町長。 ◯町長(小田 幸男君) 川崎町のほうが、単独のほうが安いのに、どうして以前から単独でやらなかったのかという理由です。  平成10年から平成12年ぐらいですね。川崎町、田川市の組合で新しい焼却場を老朽化しているので建てかえましょうと、こういう話がありました。平成13年に下田川の組合が、この組合にいわゆる吸収合併という形で入りました。当時は、100トン以下の焼却炉については国が補助金を出しませんよと、こういうことです。だから、川崎町も単独でできなかったし、下田川の当時は4町ありました。下田川4町も単独ですることが不可能だったんです。  ところが、今、環境省は単独であっても補助金は出しますと、こういう国の大きなさま変わりがあっています。このことが、単独でやっても不利ではない、川崎町にとってはかえって有利であると、田川市とする場合は均等割を掛けられているんです、30%。人口の多いほうが有利なんです。だから、川崎町にとっては不利な結果になる。そういう意味で、今は単独でやったほうがいいという結論を得ました。 ◯議長(見月  勧君) 樋口議員。 ◯議員(6番 樋口 秀隆君) 日本中どこの自治体でも、単独での建設よりも、施設組合を設置して広域で建設するほうが維持費も建設費も節減できるという認識は一般的であります。確かに、それぞれ特殊な事情を抱えたところもありますし、特にこの地域は特殊な状況であるというのは重々承知しておりますが、ただ、先ほど言いました1市3町のほかの自治体のかなりの方が、まだまだ1市3町での合同でやることに対して期待と望みをかけているという方が、私のそれぞれの方々との話し合いの中で聞いております。  そうでない人も確かにいますが、私としては、この1市3町で合同で大きな利益を生む、そして先ほど均等割などの状況、条件があるとすれば、それも改めてその新しい組合の中で調整していくことによって、大きな全体の利益につながるのではないか。つまり、11万人の利益を考えた中で、再度組合長としての職務を全うしていただきたいということです。  これに対しまして、今度の441万という調査費がその入り口になるわけですから、後それぞれの自治体での9月議会を終わって、清掃施設組合議会というのを開いていただく。これは議員のほうから開いていただかなければなりませんけれども、その中で最終的な論議をするという、その機会を町長、組合長として、ぜひ持っていただきたいと、今拙速に行動すべきではないというふうに思っております。  この議会の中で何度も同じような質問をしてきておりますけれども、最後に、今は拙速に行動すべきではないと、あと1カ月の猶予を何とか考えていただけないかということに対しての御返事をいただきたいと思います。 ◯議長(見月  勧君) 町長。 ◯町長(小田 幸男君) 樋口議員さんの質問ですが、田川、川崎で建てかえようとしてからもう15年です。組合合併してから12年です。この間、何の動きもありません。川崎の焼却場は事故も起こしました。住民に大変迷惑をかけてます。これ以上待つんですか。あと何年待ったらいいですか。川崎町はごみの山になりますよ。  今、樋口議員の中で、下田川は100トン規制があったから吸収合併に応じたんです。今はそれがないんです。だから、下田川の気持ちは一致して自分たちでやりたいと、糸田、福智、この2町でやりたいと、既に新聞にも載っています。合併、組合をつくって、今の組合から脱退して、新しい組合をつくって2町でやりたいと、これはもう全員一致なんです。  田川は、焼却場もない、最終処分場をつくるとこもない、困っているのは間違いないです。その田川が何もしなかったんじゃないですか。我々は十何年間、白鳥でどうですか、白鳥言ってきましたよ。十何年間、何もそれに応じていなったのは田川市ですよ。今さら田川市が応じるんですか、それで。  今回の結論を出す前も、我々3町の町長は田川市長に言いました。最後になりますが、白鳥でやる気はないかねって、8月22日の国土交通省の陳情、それが終わってから4人が一緒でした。もう一回会いました。もう一回言います、市長さんは白鳥でやる気はありませんかと、そこならまとまりますよと、ところが、市長は、いや、一切ありませんと、これ以上どうするんです。  早くやらないと、もう15年前に老朽化しとるということなんですよ。そういう意味でやっていますね。この際、決断をして、川崎町単独でやる。これは住民生活に直結する問題なんです。そういう意味で、議会の皆さん方、町民の皆さん方の御理解をいただきたいと思っています。 ◯議長(見月  勧君) 樋口議員。 ◯議員(6番 樋口 秀隆君) もう十分町長の話はいただきましたので、最後に一言、私の思いを伝えて、質問の終わりにいたしたいと思います。  まだまだ、今度は調査費が通っただけですから、これから大きな課題が残っております。環境アセスメント、そして設計、実施設計、土地の購入などなど。その中で、私もまだ1市3町での合同の思いは一議員ながら捨ててはおりませんし、その思いを持っている方もたくさんおられますので、その中で何か模索をして、新たな展開が望めるようであれば、町長にも、そして組合長として組合長にも進言するなり要望していきたいと思いますので、その節はどうかよろしくお願いいたします。  以上、質問を終わります。        ……………………………………………………………………………… ◯議長(見月  勧君) 次に、瓜野議員。 ◯議員(14番 瓜野かをり君) 14番議員、瓜野でございます。午前中に引き続き御苦労おかけいたします。よろしくお願いいたします。  私は、自主防災組織の配置と食の安全について質問させていただきます。  まず、自主防災組織の配置について質問いたします。  去る7月14日から16日の3日間の集中豪雨により犠牲になられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、被災に遭われた皆様の早期復興を心から願っております。  災害は忘れたころにやってくるということわざがありますが、今回の豪雨は、昭和28年6月に発生した西日本水害の降雨量に匹敵する大雨となりました。被害は深刻で、県内の被害状況は、死者10名、負傷者は重軽傷合わせて14名、家屋の被害は、全壊11戸、半壊108戸、一部破損70戸、床上・床下浸水は5,455棟と大変な状況であります。この集中豪雨に対し市町村が発した指示は、避難指示が9市町村、避難勧告は21市町村と報告されています。  しかし、その被害状況は、土砂災害9市町村、ライフラインにも大きな被害が発生しました。また、交通機関、文教施設、農林水産関係など、被害は広範囲に及んでいます。消防署、地元消防団、警察等の懸命な救助活動にあわせ、県知事は、7月24日、自衛隊に対し災害派遣要請をしました。  このような大災害が発生すれば、自治体だけでは適切かつ迅速な対応は困難です。日本において、災害対策基本法第5条2において規定された地域住民による任意の防災組織です。近年、集中豪雨等の自然災害や火災、事故等により各地に大きな被害が発生しており、その被害も多岐多様の傾向があります。昨年の東日本大震災では、地域や人と人のつながりの大切さが再確認されました。さらに、近い将来においては、東海地震、東南海・南海地震等の大規模地震の発生が懸念されており、安心・安全に関する地域住民の皆さんの関心も高まっています。  私たちは、地域における防災活動の重要性、自主防災組織の必要性について極めて貴重な情報を得ました。自主防災組織の組織率は、平成7年の43.1%から平成8年には66.9%まで伸びていますが、活発に活動している地域と停滞ぎみの地域もあり、地域差があります。主に町内会、自治会が母体となって、地域住民が自主的に連携して防災活動を行う任意の団体が自主防災組織であります。  地震、豪雨等による災害では、火災、道路の寸断、河川の氾濫、家屋の破壊、断水など多種多様にわたり、関係機関のみの活動では十分に対処できないことが考えられます。そこで、各家庭での日ごろの備えや心構えが必要となりますが、それぞれの家庭がばらばらに活動しても、地域の混乱は一層ひどくなります。地域に住む皆さんが互いに協力することで、地域全体の安全につながります。自主防災組織は、地域の防災活動を効果的に行う組織です。  福岡県では、地域防災力向上の観点から、地域防災活動の核となる自主防災組織において指導的役割を担う人材を養成することを目的に、財団法人日本防火協会との共催により自主防災組織リーダー研修会も開かれています。また、県内の市町村においても、独自の自主防災組織拡充に積極的に取り組んでいます。  大分県では、災害時に地域を守るリーダーの役割を果たす防災士を本年度中に増員すると報道され、全市町村で開催に取り組んでいます。研修講座は2日間で、初日は防災士の役割や防災情報の活用について講義、地図上で災害時の避難ルートなどを学び、災害地図上訓練を実施します。2日目は、行政の災害対策や水害、土砂災害対策の講義と防災士の資格試験が行われます。また、大分県では、現在防災士は1,640人で、自主防災組織の数に達していないため、今年度3,000人を増員すると報道されています。  本町におきましても、自主防災組織とリーダーの養成を積極的に確立する必要があると考えますが、町長の見解をお尋ねいたします。なお、研修講座を実施していただけますでしょうか。 ◯議長(見月  勧君) 町長。 ◯町長(小田 幸男君) 今、質問がありましたけど、7月14日から7月16日にかけてのかつてない豪雨でした。被害に遭われた方々の改めてお見舞いを申し上げたいと思います。  瓜野議員の言われるとおり、自主防災組織の必要性が今全国で注目されております。  自主防災組織は、住民一人一人が、みずからの命はみずからが守る、そしてみずからの地域はみずからが守るという考え方に立って、自主的に防災活動を行う組織であります。  川崎町でも、体制の整備が必要だと思っております。今回災害がなければ、8月末からモデル地区として安真木地区から講座などを行う予定でありました。今後も、県などのアドバイスを受けながら、安全と安心を守るという見地から、自主防災組織の拡大に努めてまいりたいと思います。今、瓜野議員が言われました地域の教育、防災士の養成等についても、町で検討していきたいと思っております。 ◯議長(見月  勧君) 瓜野議員。 ◯議員(14番 瓜野かをり君) 大変ありがとうございます。ぜひとも早期に実施していただきたいと思います。  次に、食の安全についてお尋ねいたします。  北海道で発生した腸管出血性大腸菌O─157により、死者7名、発症者117名となる集団食中毒が発生しました。札幌保健所の調査により、感染源は白菜の浅漬けであると報道されました。浅漬けは、野菜を洗浄した後、塩素系の消毒液に10分間漬けて殺菌し、再び洗浄すると、全日本漬物協会組合のマニュアルはあります。まさか白菜に大腸菌がつくとは思ってもみませんでしたが、調査に当たった細菌学の吉田九州大学教授は、O─157は牛ふんなどの堆肥から紛れ込むおそれがあり、菌が入ると増殖を防ぐのは難しいと言っています。  これから秋に向けて、いろいろなイベント等が数多く開催されますが、私たちは、三度の食事には漬物は欠かせません。学校給食や高齢者の施設などに対し、食材の安全確認の徹底を喚起する必要があると考えますが、町長の食に対する考えをお尋ねいたします。 ◯議長(見月  勧君) 町長。 ◯町長(小田 幸男君) 今、食の安全についての御質問がありました。食の安全につきましては、残留農薬、それから輸入食品、添加物、放射能の問題など、多岐にわたる問題があります。そして、住民の皆さんの関心が極めて高い事柄であると思っております。  中でも、議員御指摘のとおり、食中毒に関しましては、病原性大腸菌を初めノロウイルス、サルモレラ菌などの食中毒菌やウイルスが原因で、梅雨の時期を中心に1年中発症事例が全国で報告されているところであります。  こうしたことから、川崎町におきましても、食中毒の予防について、広報紙を中心に、手洗い、調理器具の消毒など、菌をつけないことや、迅速に調理し、菌をふやさず十分に加熱するなど、注意喚起に努めているところであります。  また、イベント等における安全確認についても、食品衛生を所管する県田川保健福祉事務所を中心に、出店の臨時営業許可の届け出の際、十分に食中毒予防について指導するとともに、道の駅や農産物販売所においてもパンフレットの配布や立入検査を含めた監視・指導を実施していると聞いております。  今後は、秋に向けて多くのイベント開催が予定されますので、町主催はもとより、他の団体等が開催するものにつきましても、関係団体、関係機関を通じ、機会あるごとに注意喚起を行い、食中毒予防のための普及啓発に努めてまいりたいと思っております。 ◯議長(見月  勧君) 瓜野議員。 ◯議員(14番 瓜野かをり君) 食は命です。行政よりしっかり御指導をお願いいたします。  これで私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。        ……………………………………………………………………………… ◯議長(見月  勧君) 次に、櫻井議員。 ◯議員(9番 櫻井 英夫君) どなたもこんばんは。櫻井英夫でございます。  ことしはオリンピック開催年に当たり、イギリスはロンドンで実施されましたが、メダル獲得数が過去最高を記録し、東日本大震災と原発災害で精神的に落ち込んでいる国民同胞に勇気と感動を与えてくれました。選手並びに関係者に敬意と感謝を申し上げます。  8年後の2020年、日本で開催できますよう、石原慎太郎さんには、まだ90そこそこです、現職で頑張ってもらいたいと、私は個人的に思っている次第でございます。  さて、7月14日、北部九州を未曾有の集中豪雨が襲いました。私は、川崎町に転入してから17年目でございますけれども、中元寺川のこの大規模な氾濫を目にしたのは本当に初めてでございます。この九州北部豪雨により被災された皆様に、改めてお見舞いとお悔やみを申し上げます。  先ほど、瓜野議員もおっしゃっておりましたですけども、「災害は忘れたころにやってくる、備えあれば憂いなし」と昔からの教訓がありますけれども、何百年ぶりの東日本大地震と大津波を果たして誰が予測、警告できたでしょう。  一方、豪雨災害は違います。予測対応が可能であり、それがおろそかになるならば人災のそしりを免れません。国は国土の防災に資するため、災害対策基本法を設定しております。地方もこれを受けて防災会議条例を制定することになっております。もちろん本町にもございます。  8月議会でもお尋ねいたしましたが、本町の防災会議条例がきちんと理解され、そして適切に運営されているか疑問な点がございます。そこで、何点かお尋ね申し上げます。  まず、防災会議の現状はどうなっているのか。23年度、24年度の実績として、委員の任命、会議の状況、防災計画の策定状況について説明を求めます。  次に、7.14集中豪雨災害の全容把握と報告書の作成は先々行われるのか。午前中に担当課長より資料をいただいて、ごく雑駁なんですね、資料をいただいております。これは、主に公共施設の災害状況であります。7,400万ほどの被害が起きているという資料でございましたが、果たして民間はどの程度の被害を受けているのか、その辺の把握はどうなっているのか、それも説明を求めます。  次に、最近全戸配布をいたしました防災マップの効果について、このたびの災害を受けて効果があったのかどうだったのか、検証はされているかどうか、今後見直しを図る必要があるのかどうか。私が感じている点は、本町地区の浸水災害については、これでは浸水しないというような予測になっておりますけれども、実際は浸水が発生をしております。  次に、山間、僻地、離島では、防災のための治山治水事業が公共事業として積極的に行われております。本町では既にこの事業終わってるのか、必要性がないのか、あまり聞いたことがないんですけれども、治山治水事業計画はどうなっているのか、計画の必要はないだろうということで、まずこの4点お尋ねをいたします。 ◯議長(見月  勧君) 町長。 ◯町長(小田 幸男君) まず、櫻井議員の災害対策についてであります。  防災会議の現状はどうなっているのかということでありますので、委員の任命についてです。委員は、災害対策基本法第16条第6項の規定に基づいて、町長を会長、田川県土整備事業所長、田川保健所長、川崎警部出張所所長、田川農協川崎支所長、副町長、教育長、消防団団長の8名で構成がされております。  会議実績につきましては、平成5年、平成10年、平成15年、3度開催がされております。川崎町の防災計画などが議題となって、その後は開催がされておりません。平成15年に、川崎町地域防災計画が修正されました。防災会議及び川崎町災害対策の本部の形態を、今回の災害の経験を踏まえた組織づくりを新たに検討していきたいと思ってます。  2点目の7月14日、15日、16日の災害については、簡単に私から説明を申し上げました。また、きょう午前中の本会議において、文書において皆さん方に報告をいたしました。  それから、ちょっと順番がずれますが、治山治水事業の計画についての御質問がありました。  治山につきましては、毎年計画的に町内の危険箇所について飯塚農林事務所に要望し、崩壊斜面に面した渓流の縦横断侵食を防止する治山ダムの設置を行うなど、下流への過剰な土砂流出を抑制するための防災工事を行っております。  治水につきましては、急傾斜の河川について県土整備事務所で砂防地指定を行い、砂防ダムや流路溝の整備を行っております。川崎町で言いましたら、安宅川、筒丸川、黒木川、こういう地区を中心とした防災計画をつくっております。  それから、防災マップについてであります。防災マップの効果については、数字ではなかなかあらわせませんが、住民からの問い合わせが多くあります。今後は、防災マップをもっと知ってもらうために、広報紙などを通じて災害に対する備えや避難場所などの周知をしていきたいと思っております。 ◯議長(見月  勧君) 櫻井議員。 ◯議員(9番 櫻井 英夫君) まず、防災会議の答弁でございますけれども、平成5年、10年、15年と5年おきにされてるようですけれども、少なくとも毎年やる必要があるでしょうし、8名の委員で構成されているということですけれども、その方が最低、年に一同に会すっていうことだけでも必要だと思います。何ゆえ5年ごとで済ましておるのかさっぱり意味がわかりません。  小田町長が、今後は、その辺は改善していただけると思っておりますけれども、防災計画についてはしっかりとしたものは策定済みなんでしょうか。防災会議の開催とともに…… ◯議長(見月  勧君) 町長。 ◯町長(小田 幸男君) 毎年、気候変動が、ここ数年熱帯地域と同様ぐらいの雨が降ったり、以前では考えられなかったようなことが起こってますので、当然毎年開催すべきだとは思ってます。  それから、防災計画はつくっているんですけど、その今つくっている防災計画を想定しないような災害が起こっております。以前では、例えば他地域になりますけど、三隈川それから、そういうところが堤防を破壊、破防するとか、そういうことは考えられなかった。遠賀川でも直方地区それから中間地区でやっぱり破防、それから浸水、そういうことが起こってます。あれほどの護岸工事なんかやっても起こるという状況でありますので、やはり防災計画自体も今の現状に合った形態に見直すべきだと思っております。 ◯議長(見月  勧君) 櫻井議員。 ◯議員(9番 櫻井 英夫君) そのようにしていただきたいと思いますし、今回の7.14の集中豪雨災害の全容を早く、について、公共事業については資料をいただいております。  しかし、民間被害についての回答がございませんでした。民間被害はどのくらいの被害をこうむっているのか、その辺の把握状況を、町長がわからないことは担当課長で結構ですので説明していただいて、それからこの防災マップのここですけども、私が具体的に申し上げましたように、本町地区は浸水は想定してないというような内容になってるんです。ですから、これはもう1回見直して実際に役立つようなものにつくりかえる、どうですか。  それから、治山治水事業計画、これは、その都度その都度災害が起こってから、あるいは不都合が生じてからということではなくて、やっぱ3カ年、5カ年の、もうあらかじめ崩れそうだと、堰堤がいると、土留工がいると、それから護岸が必要だというところを、あらかじめ町のほうで把握をして、そして県や国にあげていくと、そういう計画づくりが必要だと思うんですけれども、そのような形で推進していただきたいと思うんですけど、この3点について答弁願います。 ◯議長(見月  勧君) 町長。 ◯町長(小田 幸男君) 民間の件数は把握してます。
     ただ、民間ですから、それぞれどのくらいの被害があったかというのは今からの調査になりますし、まだ先日、8月の10日にお願いした補正予算は、町が緊急にやった災害です、緊急時に。今から、今、国と査定の段階に入ってますので、新たな災害について、また10月に議会にお願いをして、査定が決まれば補正予算としてその災害対策に当たる、こういうことがあります。  今、防災マップについての不十分な点、ここ何十年間、本町地区は床上まで浸水するということが、私が子供のころはたくさんありました。ところが、丸山川ていいますか、放水路ができてから経験がないんです。だから、そういうことが起こり得るっていうことも今回の豪雨でわかりましたので、やっぱりそういう意味での見直しが必要だと思いますので、早急にやっていきたいと思ってます。 ◯議長(見月  勧君) 櫻井議員。 ◯議員(9番 櫻井 英夫君) 民間の被災状況、被害状況については、金額等々把握もされてないというようなことでございますけれども、官尊民卑じゃないですけども、官の災害はもちろん復旧するのは当然でございますけれども、やはり民間に対するお見舞い、それから復旧支援、それをしっかりとやっていただきたいと思いますし、治山治水事業につきましても、あらかじめ予測できる、想定できるところを積極的に公共事業として取り入れて前もって事業をしていくと、そういう姿勢でお願いをしたいと思います。  それでは、次の2点目の暴追条例の推進についてということでお尋ねします。  次に、平成22年4月に施行されました、いわゆる暴追条例の運用状況についてお尋ねをいたします。  そもそも本町が暴追条例を施行した背景には、もちろん国の暴対法、県の暴追条例に促された面もありますけれども、平成21年、町内建設会社会長宅への発砲事件が発生し、何よりもこれが大きな引き金になったと思います。その年には、町を挙げて暴追決起大会も開催をされました。  しかし、犯人が検挙されたというニュースは、私は聞いておりませんし、その後、発砲を受けた会長は謎の死を遂げ、そして驚くことに23年には現職議長までが不自然な亡くなり方をされました。さらに、今年度に入ってからも、本町の青少年が検挙される校内暴力事件及び大麻事件が立て続けに発生をしております。  暴追条例は、確かに暴力団の排除が主な目的ですが、ただ単にそれだけにとどまりません。暴力や犯罪のない明るく平和な地域づくりを目指していかなければなりません。暴力は何も暴力団に限った話ではないわけであります。  ところが、現実は今述べたとおりでございます。一体全体、川崎町の水面下で何が起こっているのか、住民の不安と心配はいよいよ募るばかりでございます。このような現状を踏まえて、次の点についてお尋ねをいたします。  暴追条例にのっとった平成23年度事務事業の実績でございます。どういうことをされたのか、特に、23年度、24年度、暴追決起大会を実施しておりませんが、その理由はいかがでしょうか。たまたまきょう、机の上に県の大会があるという御案内をいただいておりますけども、同様に町もすべきと思いますけども、その辺も含めて実施していない理由を説明を求めます。  それから、本町の暴追条例でございますけれども、第8条の意図するところは何か、執行部としてはどういうふうに受け止めておるのか。この内容は、青少年への啓蒙ということで内容になっておりますけども、先ほども申し上げましたように、7月18日の新聞に、本町に関する青少年が大麻事件で検挙されたというのは全国紙に載ったわけでございます、このようにですね。これを非常に私は憂えておるわけでございます。この辺のところ、町として、執行部として何か問題意識を持ったか、議論をしたかどうか、その辺の感想をお尋ねしたいと思います。  以上です。 ◯議長(見月  勧君) 町長。 ◯町長(小田 幸男君) 暴追条例についてでありますが、平成22年の4月に福岡県が全国で最初に暴力団排除条例を施行しました。また、それに引き続いて川崎町もそうですが、県内の市町村も同じような条例を施行しております。そういうことで、川崎町ではこの条例施行前から、町営住宅への入居者、暴力団員を排除してきた。警察への照会も行ってきました。  この条例施行後には、町発注の工事請負契約、委託契約等からの暴力団を排除するために、指名業者の警察への照会、契約約款の見直しなどを行って暴力団の排除を行っているところであります。また、社会にアピールするために、何度も暴力団追放決起大会を開催いたしました。  また、平成23年度6月川崎町議会定例会3月会議におきまして、原案の可決をいただきました「川崎町公の施設等における暴力団排除に関する条例」も平成24年3月13日に施行しております。この条例の施行によって、川崎町が管理、所有する全ての施設から暴力団の排除を行っているところであります。  平成24年8月17日には、田川警察署からの要望もあって川崎町暴力団排除措置要綱も施行してるところでございます。この要綱は、工事や委託業務の入札や公有財産処分契約、行政財産の使用等から暴力団の介入を排除することを目的としています。  また、暴追運動が平成23年、24年にはなかったのかっていうことで、実は川崎町では10月ぐらいをめどに暴追運動をやっていこうという計画を立てておりましたら、田川警察署から呼びかけがあって10月の15日に田川地区の暴追大会が開催される予定であります。  こういう状況から、福岡県及び川崎町から暴力団を追放するための施策をさまざま展開しているところでありますので、町民の皆様方の御理解をいただきたいと思っております。 ◯議長(見月  勧君) 櫻井議員。 ◯議員(9番 櫻井 英夫君) 2点目の第8条については…… ◯教育長(松本 安正君) 第8条の青少年の対応はどうなっているかという御質問でございますけども、現在教育委員会及び小中学校では、川崎町暴力団排除条例第8条に基づき、福岡県警察と密接に連携し、全中学校生徒に対し、条例の趣旨に沿った暴力団排除教育を講演会等の方法により実施いたしております。  また、教育委員会委嘱の川崎町校外補導員連絡協議会におきましても、田川警察署及び青少年育成関係機関等と連携のもと、管内の暴力団情勢や青少年犯罪の現状に関する講演形式の研修会を開催して、必要な情報の提供と共有に努めているところでございます。  今後とも、条例の趣旨に鑑み、これらの取り組みをより一層充実してまいりたいと考えております。 ◯議長(見月  勧君) 櫻井議員。 ◯議員(9番 櫻井 英夫君) 青少年に対する暴力団へのかかわりの啓蒙を教育委員会でしっかりやっとるというような状況の中で、先ほど申し上げましたように新聞に載るような大事件が発生しておるわけですが、そのことについて教育委員会として、あるいは町執行部、町長部局として何か議論をしたか、問題意識を持ったかというのを説明を求めたいと思います。  それから、先ほどの町長の答弁ですね、24年の4月に暴追条例が施行されたというのは22年の誤りだと思いますんで、22年の4月っていうことでありますんでね。で、21年に暴追対策をやっとるんです。で、22年の4月に条例できてスタートして、今後も町単独でやる意志があるということは確認できましたので、それはそれで結構です。教育長、いかがですか。 ◯議長(見月  勧君) 教育長。 ◯教育長(松本 安正君) それでは、ただいまの学校現場における問題行動等への対応、それにつきましては、関係法令等に基づきまして教育委員会において対処すべきものは教育委員会で、また、学校で対処すべきものは各学校で適切に対処するよう各校長に通達しておるところでございます。  以上です。 ◯議長(見月  勧君) 櫻井議員。 ◯議員(9番 櫻井 英夫君) 学校現場ばかりじゃなくて、広く町内でこういった大きな問題が発生したら、やはり健全育成と暴追条例第8条の趣旨に鑑み問題意識を共有すると、見て見ぬふりと頬かむりするんじゃなくて、きちんと対応するという姿勢が求められておりますんで、今後はこういうことが発生しないことは望むわけでございますけれども、発生した場合にはきちっとその問題を見詰めていくと、そういう姿勢でお願いをしておきます。  それでは、最後の質問ですけども、安宅交流センターは安宅の小学校──廃校再利用ということで注目を浴びました。施設整備に1億円ほど投資し宿泊施設を整え、交流事業を推進するということでスタートいたしました。  ところが、町長が交代したことにより大きく方向転換をいたしまして、教育委員会としてはちょっと主体性を発揮できてないなと、これは私の感想ですけども、中途半端な状況で今日に至っておるというように思ってます。  また、このごろは宿泊ウォークを始められたとかいうんで、私は結構な事だと思っています。今度の9月23日の安宅の彼岸花まつりですね。これ、交流センターに宿泊できますよ、こういう宣伝をされておりますけども。安宅には、山頂に戸谷山荘もあります。結局、安宅地区には町立の宿泊可能施設が2つもあることになります。  そこで、事前に資料を提供できませんかということですけども、資料ありますか、ありません。口頭で説明しますか。戸谷山荘の過去5カ年の利用状況と収支について説明を求めたいと思います。資料があればなお結構でございますけどね。  それから…… ◯議長(見月  勧君) 櫻井議員。 ◯議員(9番 櫻井 英夫君) はい。 ◯議長(見月  勧君) 一問一答にしてください。先ほどのような結果になりますから。今の件で、戸谷山荘の件、1)の分で町長答弁お願いします。今、町長答弁します。 ◯町長(小田 幸男君) 戸谷山荘は観光目的、例えばリンゴ園であったり、戸谷山荘であったり、キャンプ場であったり。で、安宅交流センターは、安宅小学校の跡地利用ということで、目的はもともと観光に資するっていうことではなくて、目的がもともと違うんです。  御存じのとおり、安宅交流センターにしろ、戸谷山荘にしろ、正式に泊まれるところではないんです。雑魚寝するような1部屋しかありませんね。しかも、スプリンクラーなんかの設備もない。こういうことでありますので、ちょっと宿泊は条例上、停止をしたということであります。  戸谷山荘の実績は、20年、21年ごろに災害があって利用者がずっと下がってきた。それから、22年ぐらいから宣伝なんかを行って若干ふえつつある。それから、今、戸谷山荘ですね、田川の企業が研修に使っていただいとるんです。1年を通してですね。そういう利用方法もありますし、それから、明蓬館がやはり宿泊施設が欲しいという、自分でも建てようかなと、そういう動きもあります。  明蓬館からの申し出は、町と共同をして、明蓬館が1年中使うわけではありませんので、何か観光にも資するような施設にしたらどうかという御提案もあります。そういう意味では、せっかくの施設でありますので、有効な使い方について真剣に協議したいと思ってます。 ◯議長(見月  勧君) 櫻井議員。 ◯議員(9番 櫻井 英夫君) そういう漠然とした大まかな答弁で結構でございますけれども、具体的に私は5カ年の利用状況の趣旨はどうなのかなということをお尋ねしてるんです。  だから、それはペーパーで出していただいたほうが(「出しましょう」と呼ぶ者あり)わかりやすいので、それは後日で結構でございますので、あるいはまた建産委員会で説明していただいてもいいですし。(発言する者あり)  それで、もう1点ですね。いずれにしても、戸谷山荘の今後の耐用年数とか将来構想とか、その辺を先ほど踏まえて答弁があったんでしょうが、私の見解としては、もう耐用年数が近づいておるなら、もう更新をしないでいっそのこと安宅交流センターに統合して、そして教育と観光を融合した事業を推進すべきではないでしょうかというのが、私の提案なんですけども、町長の見解をお尋ねします。  見解です、考え方。戸谷山荘と交流センターをどうするかと。 ◯町長(小田 幸男君) 戸谷山荘と交流センターを合併をして、観光にしたらいいかということでありますので、ただ、先ほども言いましたように、安宅交流センターは学校施設なんです。学校で補助金をいただいてつくった施設でありますので、安宅の統合ができれば、もうそういうことも可能でありますので、教育委員会とそれから農商がそれぞれ扱ってますので、それぞれで協議をさせていただきたいと思ってます。 ◯議長(見月  勧君) 櫻井議員。 ◯議員(9番 櫻井 英夫君) 安宅交流センターは、文科省の補助金というよりは一般交付金で、活性化の交付金でたしかやっていると思いますんで、その辺にとらわれずに(「交付金」と呼ぶ者あり)今のところ所管が教育委員会といえども、全町挙げて利用するというようなことで、教育委員会部局、町長部局にこだわらずに、そのとおりに今なってますよ、これ。観光課が募集して、安宅交流センターに泊めるというふうになっております。  再度お尋ねしますけれども、すったもんだはあって安宅交流センターを宿泊させないっていうんじゃなくて、臨機応変にさせますという町長の答弁も以前ありましたですけども、わざわざ利用時間のあの条例までいじくって、したわけですけど、私はあまり、もちろん豪華なホテルを想定してるわけではありませんし、今の雑魚寝状態で十分だと思いますけれども、そこまでして、条例までいじくってわざわざ厳密にやられたわけでございますけども、この今、宿泊をどんどん勧めようとしてるその方針転換というのはどういうことですか。それは結構なことなんですよ、結構なんですよ。 ◯議長(見月  勧君) 町長。 ◯町長(小田 幸男君) 別に、方針転換をしたわけでなくて、先ほども言いましたように、料金をとって泊めるような状況にないんです。今、1部屋しか、戸谷山荘、多分櫻井議員行ったと思いますが、床が1部屋なんです。だから、大人が泊まれるところでもないし、交流センターも同じことが言えるんですね。  そういう意味では、子供たちの雑魚寝の場所としては、それとかまあいろんな行事があったときに、夜、みんなで泊まって雑魚寝するぐらいはできるんですけど、お金をとって泊めるほどの施設ではありませんので、今そういう形で子供たちがソフトボールなんかやった、そこで泊まってあくる日するとか、彼岸花が23日にありますけど、それに夜までちょっと騒いで、そこで交流をするとか、そういうことには使えると思いますので、今後は、観光としての、全体が動き出すと思いますので、そういう施設が欲しいなあとは思ってますんで、何かの有効な活用について考えていきたいと思ってます。 ◯議員(9番 櫻井 英夫君) 雑魚寝ハウスというのは、もともとそれで十分だった安宅交流センターでありますので、大いに観光協会であったり、あるいはまちづくり団体であったり、そういうサークルであったり、そういうとこに大いに積極的に貸し出すような姿勢で活用を図っていただきたいということを念願して、私の質問を終わります。ありがとうございました。        ……………………………………………………………………………… ◯議長(見月  勧君) ここで、トイレ休憩を8分間、7時25分までとりたいと思いますが。7時半に再開いたします。                  午後7時17分休憩        ………………………………………………………………………………                  午後7時28分再開 ◯議長(見月  勧君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  次に、谷口議員。 ◯議員(2番 谷口 武雄君) 2番議員の谷口武雄でございます。  前任の2名が、私の同じ災害時の対策について質問をしましたので、具体的に前文は省かしていただきまして、何点か町長にお尋ねをしたいと思います。  私の質問は、平成24年4月に発行したばかりの防災マップの質問ですので、まだ推進されてない事項が多いと思いますが、町長の今後の取り組みについてお尋ねをしたいと思います。  1つ目は、防災マップの中に避難の呼びかけに注意の項目の中に「危険が迫ったときには役場や消防団から避難の呼びかけをすること。呼びかけがあった場合には速やかに避難しましょう。」とのことがあります。台風、豪雨の場合について、行政と町民とのネットワーク、コミュニケーションはできておりますかということをまず1点お尋ねいたします。 ◯議長(見月  勧君) 町長。 ◯町長(小田 幸男君) 防災についてのお尋ねであります。  町からの情報伝達は、町内47カ所に設置している防災行政無線を活用して、全町また地域別に避難情報の伝達を行います。消防団については、全分団による町内の巡視を行い、地域住民に情報の伝達をするようにお願いをしております。各携帯電話会社と連携し、町からの直接避難情報などの緊急情報が配信できるエリアメールの導入も検討しているところであります。  また、今回のような大災害を想定し、消防団、行政区長、民生委員などの情報の伝達方法を、まず確立していきたいと思っております。 ◯議長(見月  勧君) 谷口議員。 ◯議員(2番 谷口 武雄君) 2つ目の質問は、弱者、要援護者への協力という項目があります。この文章の中に「体の不自由な方やお年寄りの方の避難については、地域の皆さんで協力して助け合いましょう。」とあります。  この点についても、できれば早急に体制を組んでいただきたいというふうに思います。いかがでしょうか。 ◯議長(見月  勧君) 町長。 ◯町長(小田 幸男君) 要援護者への協力とありますが、65歳以上の独居及び高齢者所帯の台帳を高齢者福祉係で作成し、順次新しいものに更新しているところであります。災害にかかわらず、必要なときに情報を共有し対処したいと思っております。  高齢者見守りネットワーク事業などを活用して、民生委員の方などと協力を得て、災害に対する備えや避難場所などの周知徹底を図っていきたいと思っております。 ◯議長(見月  勧君) 谷口議員。 ◯議員(2番 谷口 武雄君) 3つ目の質問は、水害時の避難情報についてお尋ねをいたします。  3項目あるわけですが、1つは避難準備の情報、2つ目は避難勧告、3つ目は避難指示とあります。この3つの避難発令基準を町長にお尋ねをいたします。 ◯議長(見月  勧君) 町長。 ◯町長(小田 幸男君) 避難情報の発令基準でありますが、これは、国及び県の基準に基づいて、川崎町に適応した基準を定めております。ことし4月に、町内全戸に配布した川崎町防災マップの中にも掲載をしております。  その1つが避難準備情報、これは大雨洪水警報が発令され中元寺川古屋敷水位観測所の水位が氾濫注意水位に達し、なお上昇を続けている場合。  避難勧告につきましては、上記の内容に、水位が氾濫注意水位を大幅に超え、なお上昇し続けている場合、破堤につながる恐れがある場合。  避難指示につきましては、上記内容に、氾濫危険水位を超えた場合、堤防決壊または破堤につながる恐れがある場合であります。 ◯議長(見月  勧君) 谷口議員。 ◯議員(2番 谷口 武雄君) 3項目についてよくわかりました。  それで、1つだけ再質問させていただきますが、現在川崎町には固定井堰、要するに手動の井堰の分と転倒井堰、電動の井堰が大小合わせて41カ所あるようです。特に、安真木方面等に歩いていけば、改修しながら利用してると思いますが、築造、つくった年数が300年以上のものも多くあるようであります。  そこで質問ですが、今後、井堰の点検、安全確認をすべきと考えますが、町長に答弁をお願いいたします。 ◯議長(見月  勧君) 町長。 ◯町長(小田 幸男君) 今、議員が言われたように、町内に多くの井堰があります。  特に、今後改修を必要とする井堰は、八幡井堰であったり、それから岩鼻井堰であったり、馬小渕井堰であったり、急を要する井堰もありますし、水害時に、特に井堰があかないので水があふれたと、そういう実例もあります。管理を地区の農業者等がやったりしてますので、なかなかそういう緊急な災害時には対応できないっていうこともありますので、早急にこの41カ所の井堰を点検して、危険でないように対処したいと思っております。 ◯議長(見月  勧君) 谷口議員。 ◯議員(2番 谷口 武雄君) 早急に点検、悪いところは整備するっていう形で答弁いただきましたので、この件については納得をいたしましたが、1つだけ町長にきょうはお願いがあって来ました。  これは、我が公明党の1党員が、先ほど櫻井議員の質問にもありましたが、川崎町の将来を考えて、ことしの7月14日に発生した梅雨前線による被害、特に本町通りとか吉原通り等の水の増水原因、家屋浸水原因等、個人的に自分でずうっと1週間かけて調査したものを、私のとこに報告書持ってきました。  今後、いろんな25人ぐらいの方々のいろんな本町等の意見を聞いておりますし、行政が、今後のこういう災害の二度と起こさないようなもので役に立つことがあれば、一応町長に目を通していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(見月  勧君) 町長。 ◯町長(小田 幸男君) そういう貴重な資料があれば、ぜひ拝見したいと思ってます。
    ◯議長(見月  勧君) 谷口議員。 ◯議員(2番 谷口 武雄君) この資料については担当課のほうに預けておきますので、また時間のとれるときに見ていただきたいというふうに思います。  それでは、次の質問に移りたいと思います。この質問は、公明党が全国市町村議員に、今公明党3,000人の地方議員がおりますが、市町村の議員に公明党からうち出された共通の案件ですので、回答をお願いしたいというふうに思います。  1つは、橋梁、橋の橋梁の長寿命化修繕計画と耐震改修促進計画についてであります。このたびの九州北部豪雨災害は、過去最大の雨量、1日で292.2ミリの雨を川崎町にもたらし、約300軒の床上浸水、床下浸水、農業災害、林業災害、道路・橋梁災害等が発生をいたしました。  今後は、九州北部豪雨災害を教訓に、堤防や急傾斜地の点検・早期改修、防災行政無線・エリアメールなど防災情報を周知するための整備などを徹底して行う必要があると思います。例えば、橋梁の長寿命化修繕計画の策定と住宅の耐震改修促進計画についても取り組まなければいけないと考えております。  そこで、町長に質問いたしますが、国土交通省は、今後、橋梁の長寿命化修繕計画を策定している市町村から助成をするということになっております。計画策定等点検については、それぞれ国から2分の1の補助が出ます。ただし、平成25年度までの限定期間がありますが、川崎町は長寿命化修繕計画を策定して、国土交通省に現在提出されておるか、お尋ねをしたいと思います。 ◯議長(見月  勧君) 町長。 ◯町長(小田 幸男君) 昨年でしたか、住宅の長寿命化計画の審議をいただきました。それに基づいて、町営住宅の改築改善について今年度から動き出しているわけでありますが、橋梁の長寿命化計画につきましても、平成25年度までに橋梁の修繕計画を国土交通省に提出するということになっております。  川崎町におきましても、平成21年度から23年度に行った点検結果をもとに、今年度中──平成24年度中に修繕計画を国土交通省に提出し、また不良な地域については逐次改善していきたいと思っております。 ◯議長(見月  勧君) 谷口議員。 ◯議員(2番 谷口 武雄君) ちなみに今、福岡県下では22市町村が一応これに提出をしているようであります。  2点目は、先ほども申し上げましたが、耐震改修促進計画、これについても同じよう状況でありますが、この点についても、現在福岡県内18市町村が策定をしているようでありますが、川崎町の現在の状況をお尋ねしたいと思います。 ◯議長(見月  勧君) 町長。 ◯町長(小田 幸男君) 耐震計画についてでありますが、公明党が1年10兆円、10年間にわたって耐震を中心とした景気回復を図っていこうという素案を出しております。  これについては、十分理解していくわけでありますし、当然、最近の東日本の大震災、福岡の西方沖地震等々、大きな地震が近年起こっております。これについて、やっぱり命と財産を守るという観点から、やはり耐震性についても町自体で策定をし、前向きにこの計画ができるように検討していきたいと思っております。 ◯議長(見月  勧君) 谷口議員。 ◯議員(2番 谷口 武雄君) この市町村耐震改修促進計画策定のメリットというのが、行政のほうも来てるだろうと思いますけれども、ひとつ申し上げますと、社会資本整備交付金を利用して計画を策定できるということが一つと、同じく公共建築物の耐震化診断等を実施することができる、同じく地震ハザードマップを作成することができる、一戸建て住宅の耐震改修工事に関する県の補助金制度を利用することができる等々のこの計画策定メリットがありますので、25年までに国土交通省のほうに提出をしていただきたいというふうにお願いをしたいと思います。  それでは、最後の質問に移りたいと思います。この質問は、3月議会でも町長に質問をしました。胃がん撲滅計画についてであります。この胃がん撲滅計画を遂行するためには、検診率が50%であることが前提とされているようであります。  胃がん撲滅推進については、先ほども言いましたけれど、3月議会でピロリ菌検査の重要性を質問させていただきました。町長からも前向きの答弁があったと認識をしておりますが、国は、ちなみに平成26年度からはピロリ菌検査の予算等々を地方につけるというようなことも、今聞いております。  そういう面で、町長が3月議会で言われたこのピロリ菌の検査について、本当に実施が川崎町されるのかどうか、再度お尋ねをしたいと思います。 ◯議長(見月  勧君) 町長。 ◯町長(小田 幸男君) 今言われたように、谷口議員が、3月議会で同じ質問がありました。そのときも、実施する方向で検討いたしますと、こういう答弁をいたしました。  現在、担当課において町の総合検診に加える際の検査方法、受診者への説明方法、医師会との調整など、具体的な諸問題についての実施に向けての準備作業を、今進めております。また、実施時期につきましては、来年度の総合検診から実施できるように、現在計画しているところであります。  いずれにいたしましても、町民の皆さんの健康と命を守っていくという方針に基づき、昨年から始めたインフルエンザを初め各種予防接種の無料化や、今年度から胃がんを初めとする各種がん検診の完全無料化の実施などを通じて、受診しやすい環境整備を行って受診率の向上に取り組んでまいりたいと思います。 ◯議長(見月  勧君) 谷口議員。 ◯議員(2番 谷口 武雄君) 前向きな答弁をいただきました。  やはり今、国保の医療費がどんどん高齢化社会の中でどの市町村も上がっているわけですが、早期発見ということが一番医療費の削減等にもつながってまいりますし、そういう面では早急にしていただきたいなという思いで質問をさしていただきました。来年度の総合検診からしていただけるということで安心をしました。  それで、このピロリ菌検査の、一番最初に九州でやったのが隣の添田町なんです。確認のために町長にお尋ねしますが、添田町はいろんな川崎町にとって無料検診じゃなくて、お金を、個人負担があるわけですが、このピロリ菌検査については、町長、それを今、川崎町無料でやっていますが、これも無料にしていただけるんですか。 ◯議長(見月  勧君) 町長。 ◯町長(小田 幸男君) 総合検診でありますので、基本的には無料ということで考えております。 ◯議長(見月  勧君) 谷口議員。 ◯議員(2番 谷口 武雄君) 前向きな答弁をしていただき、本当にありがとうございました。  最後になりますが、町民が元気になるような川崎町をつくっていただくことをお願いを申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。        ……………………………………………………………………………… ◯議長(見月  勧君) 次に、大谷議員。 ◯議員(8番 大谷 春清君) 皆さん、こんばんは。(「こんばんは」と呼ぶ者あり)8番議員の大谷でございます。久しぶりの一般質問でちょっと緊張しておりますが、早速質問に入りたいと思います。  「くらしを守る」施策についてお尋ねいたします。町長は、今年3月6日の本会議の冒頭、町民の生活を守る町政の再生のため、昨年に引き続き4つの約束を柱に施政方針を述べられました。その約束とは、「くらしを守る」「命を守る」「福祉・教育をさらに充実する」「役場の改革」、以上4つの約束であります。町長は、次々と約束を実行しておりますが、今回私が特に取り上げたいことは、このうちの「くらしを守る」についてでございます。  私は、昨年9月の一般質問で、平成22年の国勢調査の結果、町の人口が1,800人以上減少しており、人口の減少に伴って町の貴重な財源である地方交付税が減額されることになる。このまま何もせず手をこまねいていると、ますます厳しい財政運営を強いられることになるとして、人口を減らさない施策に取り組まなければならないと危機感を込めて質問をしました。  これに対し、町長は町内への企業進出に積極的に取り組み、雇用の確保が実現できれば人口の減少傾向に歯止めができ、川崎町の財政運営の改善や町の活性化につながると答弁されました。  そして、今年の施政方針演説で、町長は、「くらしを守るために働く場を確保しなければならない。そのために、町内への企業進出をあらゆる方面にあらゆる方法を駆使して推し進める。」と述べられ、その後間もなく、川崎町に大型のホームセンター、コメリパワーの進出を進めました。まさに、町長の「くらしを守る」の約束も実行されたところでございます。  そこで、町長にお尋ねいたします。コメリが進出することで、何人程度の雇用を確保できるのか、また川崎町民を優先して雇用していただけるのかお聞かせください。 ◯議長(見月  勧君) 町長。 ◯町長(小田 幸男君) 今年、川崎町に進出が決定したコメリパワーは、大型総合ホームセンターであります。運営する株式会社コメリは、東証一部上場の企業であります。コメリパワーが川崎町に進出していただけることにより、70名程度の雇用が生まれます。川崎町からの住民の方を優先して選考していただけるようになっております。  このたびのコメリパワー進出は、川崎町民の働く場所の確保や定住促進に大きく貢献していただけるものであり、コメリパワー関係者に深くお礼を申し上げますとともに、今後とも企業立地という立場でさまざまな御協力をさせていただきたいと考えております。 ◯議長(見月  勧君) 大谷議員。 ◯議員(8番 大谷 春清君) 70人といえば、それはすごいですね。相当な人数であります。ありがとうございました。町民の皆さんも喜んでくれると思います。  今回のコメリ進出を機会に、今後も引き続き町内への企業進出を進めていただきますようお願いして質問に変えさせていただきます。        ……………………………………………………………………………… ◯議長(見月  勧君) 次に、中村議員。 ◯議員(15番 中村 内廣君) 私は、今、大変新聞紙上とかニュース等で問題になっております、川崎町議会とはちょっとかけ離れた状況もありますけれども、町民の皆さんが非常に関心が多いようにありますので、この点について一般質問をしてまいりたいと考えております。  原発はゼロに、火力発電、水力発電あるいは太陽光発電については、福祉センターで実施をしているようであります。これらの点で、電力は十分まかなえるのではないかと、こういうように考えております。  皆さん方御承知のとおり、2011年3月11日に福島原発事故が起こりました。直接の原因は、午後2時46分に発生したマグニチュード9の東北地方太平洋沖地震とそれに続く大津波であります。地震と津波で原発が異常を起こし、安全を保つための仕組みが次々と破壊されて、深刻な放射能放出事故となったわけであります。最終的には、水素爆発が起こりました。  皆さん方御承知のように、佐賀県玄海町に、福岡県に一番近い九州電力玄海原発が4基あります。糸島市が半径30キロ圏に入るようであります。また、100キロ圏には、福岡県が大体全体入るのではないかと。  玄海原発第1号機は、1975年に稼動し、1号機については、運転開始の炉中の温度、これは脆性遷移温度といいますが、マイナス16度でしたが、36年後、2009年です、2、3年前ですけども98度にオーバーに上昇をしております。これは、2011年の7月11日の佐賀新聞に掲載をされておるところであります。  研究者らは、異常として、最悪のケースとして容器の破損の可能性も言及しておるところでありますが、国と九電は安全性に問題がないと、研究者は検証のためのデータ開示を求めているが、現在のところ何も応じておりません。  事故が起こった場合、風向きによっては川崎町も大きな放射能汚染を受けるわけであります。原発事故が起こったチェルノブイリでは、25年たった現在も人が住めるような環境になっていないようであります。そういう死の町と同じようになるかもしれません。  あるいは、原発の発電コストは1番安いと、そして安全であると、このように言われておりますけれども、原発ほど危険な電力はないと、事故は私は起こるべきして起こったと、このように考えております。  そして、コストが非常に高いんですよ、これ、非常に。石油と火力が大体10.7、これは経済産業省の報告であります。それで、原子力が5.3と。これは、経済産業省大島賢一教授の試算によりますと、石油と火力が9.94、1キロワット当たりですね、つくるのに。原子力が10.68と、この5円という差がここに生じてきておりますけれども信憑性はわかりません、私には。  2011年の原子力関係政府予算は4,330億円、原発のある地域の補助金、交付金など、電源立地対策費1,826億円、日本原子力研究開発機構の予算が1,740億円、うち高速増殖炉の関連の経費402億円とか、いろいろ国が出してる予算があるわけでありますが、高速増殖炉もんじゅについては、大体現在まで1兆円費やしておった、予算を使っておると、こういうふうに言われております。1日に大体6,000万ぐらい、もんじゅが使っております。  あるいは、再処理にかかる費用ですね。青森県の六ヶ所村にありますけれども、この費用は大体18兆8,800億円、非常に膨大な数字がかかる。試算としては、この4倍ぐらいかかるんではないかと、こういうふうに言われておるところであります。  また、原子炉1基を解体するのに、大体平均900億円です。それ、現在50基ありますから、それに掛けてもらえばわかると思います。  それとまた、福島県で事故が起こりました。こういう事故が起こると、とんでもない保障がいるわけであります。最初に事故が起こったときに新聞紙上で報告されましたけれども、日本の国家予算の大体4分の1ぐらい出たろうと、25兆円ぐらいかかるだろうと、こういうように言われておりましたけれども、今のところ具体的な数字が出てきてないわけであります。  それと、私は町長にお尋ねしたいのは、電力、火力、水力、太陽光発電、あるいは風力で十分まかなえると思いますので、町長の原発に対する考えを、ちょっとかけ離れてはおりますけども、お尋ねをいたします。  以上です。 ◯議長(見月  勧君) 町長。 ◯町長(小田 幸男君) 原発についてのお尋ねでありますが、2011年3月、福島原発の事故以来、原子力発電の是非についての議論が活発に日本全国で行われておりますが、いまだ議論に、結論には至っておりません。  今年5月には、42年ぶりに全国の原子力発電所の原子炉が全て停止をいたしました。国はこのことによって電力不足を補うため、各企業及び国民に節電をするように求めました。九州電力も玄海原子力発電所等の停止により電力不足を考え、計画停電についての計画を発表いたしました。  川崎町も節電に対しては住民の皆さんに呼びかけ、また役場施設での節電に努めた結果、一度も計画停電が実施されることはありませんでした。川崎町では、昨今の電力事情を鑑みて再生可能エネルギーに取り組むことにし、メガソーラーを、太陽光発電所を東田原分譲団地に誘致することにいたしました。  現在、複数の企業から問い合わせがあり、事業計画書の提出が既に終わり、近々審査をし契約をする予定であります。このメガソーラーの誘致により、再生可能エネルギーの推進による町のイメージアップ、雇用の創出ができ、固定資産税等の収入も増加すると考えられます。  今後とも、町有地の遊休地につきまして、さらなる誘致を考えていきたいと思ってます。私自身も中村議員同様、原発ゼロを目指して再生エネルギーの割合を上げていくことが正しい日本の方向だと思っておりますので、そういう姿勢で今後とも臨んでいきたいと思っております。 ◯議長(見月  勧君) 中村議員。 ◯議員(15番 中村 内廣君) 町長の考えは十分わかりました。メガソーラーについては、今後検討してますます推進をしていただきたいと、このように考えております。  今日、執行部の皆さん、遅くまで大変御苦労さんでございました。これで終わります。 ◯議長(見月  勧君) 時間の心配がされておりましたが、皆さん方の御協力のおかげで、重複質問等が避けられたおかげで、予定より早く終わることができました。皆さんに感謝を申し上げます。  これをもって、平成24年度第4回川崎町議会定例会9月会議に付議された案件は、全部終了いたしました。平成24年度川崎町議会定例会は、あす9月15日から来年3月31日まで休会といたしたいが、御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(見月  勧君) 御異議ございませんので、平成24年度川崎町議会定例会は、あす9月15日から来年3月31日まで休会といたします。        ────────────・────・──────────── ◯議長(見月  勧君) 本日はこれにて散会いたします。どなたもお疲れさまでございました。                  午後8時01分散会        ────────────────────────────── Copyright © KAWASAKI TOWN ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...