志免町議会 2024-03-04
03月04日-02号
令和 6年第1回 3月定例会1 議 事 日 程(第2号) (令和6年第1回
志免町議会定例会) 令和6年3月4日 午 前 10 時 開議 於 議 場 日程第1 一般質問番号質 問 者件 名要旨・質問内容質問の相手1小 森 弘 美1.志免町の
こどもまんなかアクションは。(1) 志免町の子ども・若者の声が反映された政策を。
子ども・若者政策の基本方針を定めた初の「こども大綱」が2023年12月、閣議決定された。大綱は同年4月に施行された「こども基本法」に基づき策定されたもので、今後5年程度の子ども・若者政策の基本方針となる。そこで、子ども・若者政策について町の見解を問う。
①こども家庭庁よりこども基本法がSNSで周知されたが、町民への周知はできているか。
ⅰ.周知方法は。
ⅱ.小中学校の子どもへの周知はできているか。
ⅲ.若者への周知はできているか。
②こども・子育て政策に係る事業として、子ども・若者の意見を取り入れていく計画はあるか。
③こども・子育てにやさしい社会づくりの意識改革を町としてどのように考えるか。
ⅰ.
こどもまんなか応援サポーターの周知啓発は。
④子どもから若者に切れ目ない支援が大事だと考える。町として今後どのように取り組むか具体的に目標や計画は立てるのか。町長
教育長2.子どもを犯罪から守ろう。(1)
AIペアレンタルコントロールアプリの活用について。
子どもにとっては身近なスマホでの写真・動画撮影とSNSへの投稿だが、近年SNSを利用した悪質な犯罪が多く見受けられる。子どもを犯罪から守るために町でどのように取り組んでいるか何点か伺う。
①SNSを利用した犯罪の周知はできているか。
②被害にあったという報告は挙がっているか。
③子どもを守るために警察が監修したアプリ「コドマモ」の周知・啓発を行ってみてはどうか。
④学校配布の
学習用タブレット端末に「コドマモ」アプリをインストールしてはどうか町長
教育長2安河内 祐 子1.志免町の自転車走行における安全性について。(1) 志免町内における自転車事故について。
①昨年から今年にかけて、志免町で起こった自転車の交通事故件数は。
②具体的な事例は。(年齢や被害の状況等)
(2) 志免町の
自転車事故防止対策について。
①小学生に対する交通安全指導は。
(自転車に限定した交通安全指導はあるか)
②中学生に対する交通安全指導は。
(自転車に限定した交通安全指導はあるか)
③高齢者に対する交通安全指導は。
(自転車に限定したものはあるか)
④地域での交通安全指導は。
(各町内会での事故多発地帯や危険性が高いと想定される場所の周知等)
(3)
ヘルメット着用について。
①ヘルメット着用率はどれくらいか。
②町内の
ヘルメット販売店舗数は。
③小・中学校でヘルメットの着用指導は行われているか。
④高齢者を含む、成人に対しての
ヘルメット着用指導は。
(4)
ヘルメット購入費の補助について。
①現在、志免町に
ヘルメット購入補助制度はあるか。
②ヘルメット着用者拡大に対する、今後の町としての考え、取組みは。町長
教育長3岩 下 多 絵1.子どもたちのむし歯予防にもっと関心を!(1) わが町の小学生における口腔環境の現状と課題について。
①自身の過去の質問より(令和3年6月)今回は子どもたち(小学生)の口腔環境について重点を置き、問う。
ⅰ.その後、子どもたちの口腔衛生状態、むし歯の本数は。
ⅱ.コロナ明け、学校での取組みや、昼食後のハミガキ習慣は。
ⅲ.口腔環境の変化は家庭や生活環境の変化を写す鏡。その後、校医との連携は。
②福岡県内の子ども(12歳児)の一人平均のむし歯の本数は、0.9本で全国ワースト4位である。(全国平均0.56本)わが町も良い数字とは言えないが、町としてどう受け止めるか。
(2) 小学校においてフッ化物洗口の推進を。
①フッ化物洗口については反対意見の保護者も多いが、県も子どもたちのむし歯予防を推進するため「福岡県学童期フッ
化物洗口導入促進事業」を実施している。わが町で実施の検討をされたことは。
②反対意見の保護者に対して正しい知識の周知が必要。
③久山町では昭和59年より全小学校で実施され、実際に結果が出ている。口の健康は全身の健康へもつながる。わが町も小学校においてフッ化物洗口を取り入れてみては。
④最後に町の見解を。町長
教育長2.志免町みんなの参画条例について。(1) もっと町民の声に耳を傾け、寄り添ったまちづくりを。
①「志免町みんなの参画条例」は平成24年から施行されているが、どういうものか。
②先月、大刀洗町のワークショップに参加したが、まさに行政と町民が協働で町の課題に向き合っていた。現在、志免町では町民参加の元、進んでいる計画や施策はいくつあるのか。
③また、どんなものがあり、どのように進んでいるのか。(例を1つ)
④PDCAサイクルの中で、途中経過や、チェック、検証部分に町民の意見は。行政は計画を策定することが目的になっていないか。町民の声を拾い上げたり、町民の満足度調査を行う等、町民の方を向いているのか。町長の言う行動と対話はどこで行われているのか。町長4稲 永 隆 義1.マナー啓発と環境維持について。 公園及び道路上へのゴミや吸い殻のポイ捨てや不法投棄が減れば、志免町は今より町としてのランクが上がり、住むのに気持ちの良い町になると考える。
(1) 公園の現状について。
①公園及び道路上へのゴミや吸い殻のポイ捨ては後を絶たず、総合計画の基本目標5の「環境にやさしく快適に暮らせるまち」の中の大きな課題と考える。町長の現状認識を伺う。
(2) 志免町の公園について。
①町の公園の数とトイレを設置している公園は。
②公園内清掃はどのように行われているか(いつ、だれが、どのように、頻度等)。花見のシーズンの特別な対応はあるか。
③町の公園にはゴミ箱の設置はないと思うが、なくした経緯と理由を伺う。
④町の公園へのゴミ箱設置について、今後の方針と他自治体の状況を伺う。
(3) ポイ捨て等に関するマナー啓発と環境維持活動について。
①町内で自発的に公園や路上のゴミ清掃をしている団体等を把握しているか。
②小中学校でゴミのポイ捨て等について、どのような時にどのような指導をしているか。
③町の啓発活動として、ゴミのポイ捨て等についてどのような活動をしているか。
④ポイ捨て等に関するマナー啓発と環境維持のために。
ⅰ.大人が率先垂範…自分の住居周辺の清掃を励行するよう啓発する。
ⅱ.環境監視員の巡回時の犬の散歩のマナー向上のアナウンスにポイ捨て禁止を加える。
ⅲ.ポスターでの啓発強化。
ⅳ.コミュニティ・スクールの活動に取り入れる。
ⅴ.小中学生に自然と親しむ機会を増やし、ゴミは捨てないことを習慣化する。
等を提案したいと思うが、町長、教育長の所感と今後の取り組みを伺う。町長
教育長2 出席議員は次のとおりである(13名) 1番 荒 牧 裕 樹 2番 稻 永 義 美 3番 佐 藤 貴 士 4番 野 中 秀 樹 5番 安河内 祐 子 6番 稲 永 隆 義 7番 岩 下 多 絵 8番 小 森 弘 美 9番 藤 瀬 康 司 10番 丸 山 卓 嗣 11番 牟田口 武 史 13番 牛 房 良 嗣 14番 大 西 勇3 欠席議員は次のとおりである(1名) 12番 丸 山 真智子4 職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(2名) 議会事務局長 稲 永 正 書記 平 山 聡 彦5 地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名(20名) 町長 世 利 良 末 副町長 内 野 克 志 教育長 金 子 眞 恵 会計管理者 牛 房 大 和 総務課長 二 村 研 司 まちの魅力推進課長 圓能寺 豊 博 経営企画課長 篠 原 優 人 税務課長 徳 永 康 國 住民課長 塩 崎 幸 恵 福祉課長 今長谷 智 子 福祉課参事 佐 藤 利 江 健康課長 松 田 直 子
子育て支援課長 高 山 真佐子 生活安全課長 太 田 成 洋 都市整備課長 砥 上 敏 之 上下水道課長 百 田 光 学校教育課長 池 松 貴 恵 学校教育課参事 中牟田 いずみ 社会教育課長 安 楽 実
経営企画課長補佐米 澤 大
~~~~~~~~ 〇
~~~~~~~~ 開議 午前10時00分
○議長(丸山卓嗣君) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 本日は丸山真智子議員より、療養のため欠席の届けが出ております。 日程に入ります。
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~~~~~~~~
△日程第1 一般質問
○議長(丸山卓嗣君) 日程第1、一般質問を行います。 順番に発言を許可します。 8番小森議員。質問時間30分です。 小森議員。
◆8番(小森弘美君) おはようございます。通告に従いまして一般質問を行います。 まず、1つ目の質問事項、志免町の
こどもまんなかアクションはより、1つ目の質問要旨、志免町の子ども、若者の声が反映された政策をから質問をさせていただきます。 1994年に批准した
国連児童権利条約から30年がたち、ようやく国内法であるこども基本法が令和4年4月に実現いたしました。そして、子ども・若者政策の基本方針を定めた初のこども大綱が令和5年12月に閣議決定をされました。このこども大綱は、今後5年程度、子ども・若者政策の基本方針となり、各地方団体において政策を反映させるための土台というふうになっていきます。 令和5年11月17日には、こども大綱の制定により、地方団体の首長及び地方議会の議長宛てに、こども家庭庁の加藤大臣より書簡が送られております。いよいよ子ども・若者政策を担う現場である我が町が、子ども・若者政策に子ども、若者の意見をどう反映させて施策につなげていくのか、ここで何点か町の見解を伺います。 さて、こども大綱の決定に当たって、加藤大臣から一般国民向けにもメッセージがホームページやSNSで報告をされました。志免町の子ども、若者もこれを知るべきだというふうに思いますが、町民への周知はできていますでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 小森議員より、こども大綱、こども基本法の周知はできているのかという御質問でございます。 今のところ、このこども基本法やこども大綱について、周知はできてないのが現状でございます。しかしながら、志免町は子どもの権利条例、議員も御承知だと思いますが、子どもの権利条例がございます。このこども基本法の基本理念を見ますと、6項目にわたって基本理念が書かれております。その6項目の1項目を紹介させていただきますと、全ての子どもについて個人として尊重されること、基本的人権が保障されること、差別的取扱いを受けることがないようにすることなどが掲載されております。志免町の権利条例の中にも、全てこのような内容が含まれているところでございます。 先ほど周知は行ってないと申し上げましたけども、子どもの権利条例につきましては、あらゆる機会を通して子どもたち、また父兄の皆さん方に子どもの権利条例については周知をしているところでございます。こども大綱につきましては、これからも子どもの権利条例とともに周知をしていきたいというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山卓嗣君) 小森議員。
◆8番(小森弘美君) 子どもの権利条例がある我が町だからこそ、この
こどもまんなか社会が始まる、そういった意気込みのあるこども大綱が、きちんとメッセージが公開されていくことは大事じゃないかなというふうに思いまして、この質問を行いました。 では、まだ行っていないということは、周知方法もこれはまだ考えられてないということでよろしいでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君)
高山子育て支援課長。
◎
子育て支援課長(高山真佐子君) 先ほど申し上げましたように、周知は今できておりませんが、こども家庭庁が子ども、若者向けに
ホームページ等を作成しておりますので、それを町の
ホームページ等に掲載をして、周知をしていきたいと考えております。
○議長(丸山卓嗣君) 小森議員。
◆8番(小森弘美君) 分かりました。 それでは、
小・中学校の生徒の皆さんには周知はできていますでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君)
池松学校教育課長。
◎学校教育課長(池松貴恵君) 小学校では、学校通信等で周知したり、小学4年生を対象に子どもの人権条約と関連づけて指導したり、ポスターを掲示して周知したりしています。 中学校では、全校集会の校長講話の中で触れたり、それから志免町子どもの権利救済委員による子どもの権利条例講演会の中で説明していただいたりしています。 また、先ほども町長も言われましたけれども、法そのものの周知という形ではなく、その基本理念として掲げられている内容等、例えば全ての子どもが差別的扱いを受けることがないようにすること、愛され保護されること、意見を意見を表明する機会を確保され尊重されることなどにつきましては、人権学習や子どもの権利条例の学習などの際にはもちろん、学校における様々な活動の中で、折に触れて児童・生徒に伝え、考えさせております。 その他の部分につきましても、各教科の学習の中で、関連する場合は触れていっております。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 小森議員。
◆8番(小森弘美君) このこども大綱の決定に当たっての一般向けのメッセージを読まれましたでしょうか、町長。
○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) メッセージといいますか、SNS等は拝見させていただきました。
○議長(丸山卓嗣君) 小森議員。
◆8番(小森弘美君) とても分かりやすく書いてございます。高山課長、よかったら少し抜粋して読んでいただけないでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君)
高山子育て支援課長。
◎
子育て支援課長(高山真佐子君) 令和5年12月22日に、
こどもまんなか社会の実現に向けてということで、加藤大臣のほうからメッセージが出されております。その内容について少し御紹介させていただきます。 基本的な方針としましては、1、子ども、若者は権利の主体であり、今とこれからの最善の利益を図ること。②子ども、若者や子育て当事者と共に進めていくこと、
③ライフステージに応じて切れ目なく十分に支援すること、④良好な成育環境を確保し、貧困と格差の解消を図ること、⑤若い世代の生活の基盤の安定を確保し、若い世代の視点に立った結婚、子育ての希望を実現すること、⑥施策の総合性を確保することとなっております。 このこども大綱で初めての試みとなっておりますが、とにかくこれからも子ども、若者の子育て当事者の皆さん一人一人の意見を聞いて、その声を真ん中に置いて、そして子どもや若者の皆さんにとって最もよいことは何かを考えて政策に反映し、大人が中心になってつくってきたこの社会を、
こどもまんなか社会へとつくり変えていくために、皆さんと共に進んでまいりますと締めてあります。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 小森議員。
◆8番(小森弘美君) とても分かりやすい文章で、これをもし私が子どもだったら、読んだらとてもうれしいなというふうに思います。ぜひ周知をよろしくお願いいたします。 それでは、若者への周知はどのようにされるでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君)
高山子育て支援課長。
◎
子育て支援課長(高山真佐子君) すいません。若者にも周知はできておりませんが、子どもたち同様、
ホームページ等に掲載して周知をさせていただきたいというふうに思っております。
○議長(丸山卓嗣君) 小森議員。
◆8番(小森弘美君) ぜひ志免町の公式LINE等にも、あのメッセージを添付していただけたらなというふうに思います。私自身、このメッセージを最初読んだときに、とても感動いたしまして、ああ、このときの子どもに生まれたかったというふうに思ったぐらいでございました。町民の皆様に、これまで大人が中心となってつくってきたこの社会を、
こどもまんなか社会に変えていくとの意気込みをもう一重強くして、志免町中にアピールをしていくことが大事ではないかなというふうに思います。 ぜひ、これから新学期も始まっていくわけでございます。志免町の
こどもまんなか社会の実現に向けて、メッセージをしっかり公開していただき、子どもたちの喜ぶ姿をまた見て実感していきたいというふうに思います。この件、町長はいかがお考えでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 小森議員が言われますように、時代とともに変化をしつつ、この社会の中で
こどもまんなか社会というのは、やはり理想的な社会づくりじゃないかなというふうに思っております。今課長が申し上げたとおり、こども大綱の加藤メッセージからも読み取れますように、しっかりとその辺の内容を含めたメッセージを、町民の皆さん方にも伝えていければというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山卓嗣君) 小森議員。
◆8番(小森弘美君) それでは、次の質問に移ります。 こども基本法第11条に、地方公共団体は、こども施策を策定、実施、評価するに当たり、子ども・
子育て当事者等の意見を聴取して反映させるために必要な措置を講ずるものとするというふうにありました。 子ども・子育て政策に係る事業に、これから子ども、若者の意見を取り込んでいくわけですが、例えば子ども、若者を対象とした
パブリックコメント、意見交換会、SNSを活用した意見聴取、アンケートなど、そういったことは計画にございますでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君)
高山子育て支援課長。
◎
子育て支援課長(高山真佐子君) 現在、子育て支援課では、志免町
子ども未来プラン、第2期子ども・
子育て支援事業計画の次期計画として、志免町子ども計画を策定しております。この計画は、子ども・
子育て支援事業計画、子ども・若者計画、それと子どもの貧困対策についての計画を包含したものとなっております。その計画に子ども、若者等の意見を反映するために、ニーズ調査を今月実施することとしております。ニーズ調査では、居場所や結婚について、子どもについて、気持ちや悩み等を調査項目とする予定にしております。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 小森議員。
◆8番(小森弘美君) すいません、その計画の年齢の幅というのを教えていただけますか。
○議長(丸山卓嗣君)
高山子育て支援課長。
◎
子育て支援課長(高山真佐子君) 16歳から30歳までを計画しております。また、小学校5年生と中学校2年生の全生徒も調査対象としております。アンケート内容は少し異なってまいりますが、調査対象としております。
○議長(丸山卓嗣君) 小森議員。
◆8番(小森弘美君) そうですね、子ども、若者といっても、年齢制限が定義づけられたものが割かし曖昧でございますので、その方の発達状態に合わせて、あまり年齢を区切ることなくやっていただけたらなというふうに思います。 それでは、続けます。 こども家庭庁のこのスローガンに、私たちは皆さん一人一人の意見を聞いて、その意見を真ん中に置きアクションしていきます。そして、皆さんにとって最もよいことは何かを考えて、政策に反映させていきますというふうにありました。 先ほど課長から計画を立てているというふうに伺って、本当にうれしかったんですけれども、一言に子ども、若者の意見を取り入れるといっても、最初は大変なことではないかなというふうに思います。これから施策の目的等を踏まえ、子どもの年齢や発達の段階、実現可能性等を考慮しつつ、何もかも実現できるわけではないですので、でも子どもの最善の利益を実現する観点から、施策への反映についての判断をするのは、町のリーダーの町長でございます。これから取り組む町長の意気込みというか、思いをお聞かせください。
○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) これからの意気込みという御質問でございますが、先ほどから申し上げたとおり、いろんな町民の皆さん方に周知をしていくこと、また個人、企業、団体、自治体などがこれに携わることが大事じゃないかなというふうに思っております。幅広い方に
こどもまんなか社会の実現に向けて取り組む必要があると認識をいたしております。 以上でございます。
○議長(丸山卓嗣君) 小森議員。
◆8番(小森弘美君) よろしくお願いします。先日、議会としても、主権者教育の一環で、出前授業として志免東中学校、志免中学校に意見交換会に行かせていただきました。学校の先生方をはじめ学校教育課の皆様にも大変御協力をいただき、両校とも大成功で終えることができました。また、両校とも、本当に受験を目の前にした生徒さんたちだったんですけれども、さすが中学3年生、緊張しているこの私に気遣いの言葉などをくださったりとかして、本当に大人対応でびっくりいたしました。また、てきぱきと議事進行も、意見の取りまとめも、発表も全部全て生徒さんがしてくださるという、本当に立派な大人の予備群がこの志免町にはたくさんいるなというふうに感動いたしました。 先ほど課長の御答弁にもございましたけれども、子どもたちにこれから意見聴取をしていく計画を立てているというふうにおっしゃいましたけれども、こういった子どもが日常に過ごす居場所などに足を運んで、アウトリーチ型のヒアリング調査、このアンケート調査をしていくことが大事だというふうに、こども家庭庁の中にも書いてありました。子ども、若者の生の声を聞く態勢を、今後も志免町に合った形をどんどんどんどんつくっていっていただきたいなというふうに思います。 例えばこういう意見交換会、町長はこれから御自身でやっていこうかなとかということは個人的にお考えでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 具体的にどの場でという構想は今のところ持ち合わせておりませんが、今でも子どもの権利条例の委員の皆さん方と庁議室で懇談をいたしております。いろんな意見が子どもたちの中から出て、想定もしなかったような質問も子どもたちから出てきます。そういった子どもたちの意見交換の場は、数多くつくればいいなというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山卓嗣君) 小森議員。
◆8番(小森弘美君) 私も本当にそう思いました。中学生の皆さんとお話ししたときに、ええっ、そうなのって、目からうろこが落ちるような、そういった斬新なアイデアをどんどんおっしゃってくださいました。例えば、中学生が利用できるジムができたらいいなとか、ああ本当やねって、中学生はジム利用できんねとか、バスの問題とか、本当にたくさんいっぱいアイデアをいただいて、持っておられるので、ぜひ意見交換会をしていただきたいなというふうに思います。 では、次の質問に移ります。 子ども・子育てに優しい社会づくりの意識改革を町としてどう考えておありでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君)
高山子育て支援課長。
◎
子育て支援課長(高山真佐子君)
こどもまんなか応援サポーターの件でよろしいでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) 小森議員。
◆8番(小森弘美君) 分かりにくい質問だったので、続けます。
こどもまんなか応援サポーターを推進するという計画はございますでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君)
高山子育て支援課長。
◎
子育て支援課長(高山真佐子君) こども応援サポーターとは、子どもたちのために何が最もよいことかを常に考え、子どもたちが健やかで幸せに成長できる社会を実現するこどもまんなか宣言の趣旨に賛同し、様々な取組を行う個人、団体、企業、自治体等のことであります。現在、調べておりますと、福岡県内では、自治体では北九州市と吉富町の2つの自治体が、この
こどもまんなか応援サポーター宣言をしております。 志免町においては、これから県全体等の動向を確認しながら、身近に実現可能な
こどもまんなかアクションというものを具体的に検討していきたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 小森議員。
◆8番(小森弘美君) よく分かりました。この具体的なアクションなんですけれども、私もちょっとどういうことなのかなというふうに調べてみましたが、サポーター自身、私が
こどもまんなか応援サポーターになっていこうとするならば、何をしていこうかなというふうに思ったんですけれども、何でもいいそうです。アクション例は様々で、例えばトイレの行列に並んでいる子連れのお母さんがいたら、順番を譲ってあげるとか、あとバスに乗せようとベビーカーをよいしょってしているお母さんを手伝ってあげるとか、例えば子ども食堂を手伝いますとか、そういったそのサポーターがよしと思うことを行動することで、
こどもまんなか応援サポーターになるということでございます。 そこで、御提案なんですけれども、まずこのこども家庭庁が推奨する
こどもまんなか応援サポーター宣言、自治体として登録をしてみてはいかがでしょうかということと、また個人、団体、企業にも、そういうことで志免町はこども応援サポーターを推進していますよということを、また周知啓発をされないでしょうか。いかがでしょうか。町長いかがでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。
◎町長(世利良末君)
こどもまんなか応援サポーター宣言をしたらどうかという御質問でございます。先ほど課長のほうから申し上げましたとおり、北九州市と吉富町がこの宣言を行っております。宣言を行うことは、簡単なことだろうと思います。しかしながら、それの中身がしっかりと必要だというふうに思っております。近隣自治体とも含めまして、そういったアクションのタイミングといいますか、そういったものをしっかり基盤をつくった上で、そういう宣言ができればというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山卓嗣君) 小森議員。
◆8番(小森弘美君) もうしっかり志免町は基盤ができているというふうに確信しております。 今現在、子ども110番の家という黄色いステッカーが貼ってあるお家がございますけど、ここは本当に
こどもまんなか応援サポーターであるかなというふうに思います。これが、こども家庭庁でホームページでインストールしたらこれができるんですけど、こういった目に見える、本当に視覚にしてすぐに分かるこういったステッカーとかを作って、声かけをしながら、貼ってください、貼ってくださいと言えば、あ、何なんだろうって、このこどもまんなかって何なんだろうというふうに、多分町民の皆さんが意識をして見てくださるんじゃないかなというふうに思います。
こどもまんなか社会は、今始まったばかりでございます。ただ、この第一歩をしっかり踏み出すことが大事ではないかなというに思いますけれども、町長いかがでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 今小森議員が言われますとおり、
こどもまんなか社会の実現に向けて、しっかり町も今後も取組を強化しながら進めていきたいというふうに思っております。
○議長(丸山卓嗣君) 小森議員。
◆8番(小森弘美君) それでは、次の質問に移ります。 今回の子ども・若者政策の要である子どもから若者に至るまでの切れ目ない支援、これを町としてどうお考えでしょうか。この切れ目ない支援について、具体的に目標や計画は立てておられるでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君)
高山子育て支援課長。
◎
子育て支援課長(高山真佐子君) 先ほど申し上げましたように、現在志免町子ども計画を策定しているところでございます。令和7年度から実施するこども大綱を基本とした志免町子ども計画を策定する委員会を立ち上げまして、子どもや子育て当事者、16歳から30歳までの若者等を対象としたニーズ調査を、先ほど申し上げましたように実施してまいります。当事者の声を聞き、子ども、若者のライフステージに応じて切れ目なく支援できるよう、志免町子ども計画において目標設定等を行う予定としております。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 小森議員。
◆8番(小森弘美君) 質問にないんですけど、その委員会のメンバーには、子ども、若者といったこの当事者は入っているんでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君)
高山子育て支援課長。
◎
子育て支援課長(高山真佐子君) 委員会におきましては、実際には子ども、若者に当たるという30歳ぐらいまでの方はいらっしゃいませんけれども、実際には保育園の園長先生でありましたり、小学校の校長先生でありましたり、そういう子ども関係に携わっていただいている方に御出席いただいております。
○議長(丸山卓嗣君) 小森議員。
◆8番(小森弘美君) しっかり子ども、若者の意見を聴取して、そしてそれを持ってこられればいいですけれども、ぜひ今後また、中学生ぐらいだったら委員会に参加できるのではないかなというふうに思いますけれども、ちょっとメンバーを考えていっていただけたらなというふうに思います。 私、今回このこども基本法、こども大綱を学ぶに当たって、本当に子どもから若者に支援をつなげていくということがとても大事だなというふうに思いました。というのも、やっぱり私が町民の方の御相談を受けるときに、例えば虐待を受けたお子さんの傷が、未成年期で解決しなくて、そのまま青年期に引き継がれることが少なくないなというふうに思いましたし、またその後、就労困難とか、精神疾患とか、貧困とか、社会的孤立とか、そういった悲しい方向につながっていくことが多いなということを実感しております。子どもから若者への支援がつながっていくことで、この方たちの人生というか、そういったものを変えていけるのではないかなというふうに思いました。 また、不登校やひきこもりも放置すれば、8050問題につながっていくのは確実ではないかなというふうに思います。子どもから若者への支援を真剣に考えて取り組んでいくことは、必ず町の発展につながっていくというふうに、そういうふうに思いますけれども、町長のお考えをお聞かせください。
○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 先ほど課長のほうから申し上げたとおり、やはり子どもから若者への切れ目のない支援が大事だという御質問でございます。まさにそのとおりだというふうに思っております。今回の計画において目標設定をし、今言われますように、切れ目のない支援が、そういった子どもから大人の目線に沿った支援につながるんじゃないかなというふうに思っております。大事な政策の一つとして取り上げていきたいというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山卓嗣君) 小森議員。
◆8番(小森弘美君) よろしくお願いします。 それでは、次の質問事項、子どもを犯罪から守ろうに移ります。
AIペアレンタルコントロールアプリの活用について何点か伺います。 この10年ほどで、スマホの世界保有率は、総務省の調べによると9.7%から88.6%へと著しく増加いたしました。スマホの普及によりSNSの利用者が増え、近年では撮影した写真や動画をSNS等のアプリを通じてインターネット上でシェアすることが定着してきました。議会も今行っておりますけれども。 スマホの普及率は、子ども社会にとっても例外ではなく、内閣府の調査によると、子どもが自分専用のスマホを利用している割合は、小学生で64%、中学生が91%、高校生になると98.9%でございます。 スマホの普及とともに、SNSを利用した悪質な犯罪が多く見受けられますが、志免町の子どもをSNSによる犯罪から守るためにはどのような取組をされているか、何点かお伺いいたします。 子どもたちや保護者へ、SNSを利用した犯罪の周知はできていますでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君)
池松学校教育課長。
◎学校教育課長(池松貴恵君) 小学校では、高学年を対象に、外部講師を招聘しまして規範意識教室を実施して、SNSとの正しい関わり方を学んだり、法的な面からの指導を受けたりしています。具体的には、スマホやネット利用するときに自分自身に起こりそうな危険を考えるワークを通じて、情報活用の基本的な考え方を学ぶことや、自分自身に起こりそうな危険を自覚して、その危険への向き合い方やそれに対する対処法を学んだりしています。また、長期休み前やネットモラル学習の際にも取り上げています。全学年を対象に、道徳の時間に情報リテラシーの題材を用いて学習したり、ネットトラブル防止の学習や注意呼びかけを行ったりしています。 中学校では、いじめの生徒集会や長期休業前の学年集会等で触れ、SNSトラブルに関する文書の配布や長期休業の心得を使った学級担任による指導等を行うほか、全学年を対象に、外部講師を招聘しまして規範意識育成講演会を実施しています。内容は、SNSによる特定の人への誹謗中傷をしないことや、児童ポルノ、ストーカー被害に遭わないためのSNSの利用マナーなどについて行っています。特に、性被害については、県の性暴力対策アドバイザーによる講演会も行い、性被害に関する正しい知識を持たせ、未然防止につなげています。また、1年生の保健の学習や道徳の際にも取り扱っています。 そのほかにも、日常で自校のみならず社会でそのようなトラブル事案が起こった際などに、時期を捉えまして適切な指導を行い、保護者にも情報発信をしているところです。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 小森議員。
◆8番(小森弘美君) 小学生は何年生からその講習というか、啓発というか、そういったものを行っているんでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君)
池松学校教育課長。
◎学校教育課長(池松貴恵君) 高学年ですので、5、6年生が対象になっていきます。
○議長(丸山卓嗣君) 小森議員。
◆8番(小森弘美君) 分かりました。それでは、そういった講習会で行っているということですね、講習はですね。 2つ目の質問ですが、被害に遭ったという情報は上がっていますでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君)
池松学校教育課長。
◎学校教育課長(池松貴恵君) 犯罪にまでは至りませんけれども、SNS上のいじめなど児童・生徒間のトラブルは、
小・中学校合わせて数件程度報告が上がっているところでございます。
○議長(丸山卓嗣君) 小森議員。
◆8番(小森弘美君) 分かりました。 それでは、これも内閣府の調査なんですけれども、インターネットを利用しているインターネット接続機器のいずれかの機器で撮影や制作、記録をすると回答した青少年1,143人にアンケートを取った結果、小学生は17.9%、中学生は20.3%、高校生は27.9%という結果でございました。何らかの形で情報を発信しているということでございます。 このように、子どもにとって身近なスマホでの写真・動画撮影とSNS投稿ですが、個人情報を公開する行為であることから、先ほども研修を行っているというふうにおっしゃって安心しましたけれども、いま一重、保護者も子どもも様々な危険性があることを理解する必要があるというふうに思います。 インターネット上での自撮り写真、動画の共有に潜む危険は、子どもが被害者になることも加害者になることも両方想定されます。近年では、学校配布の
学習用タブレット端末による自撮りや盗撮による問題も全国的に見受けられているようでございます。被害に遭ったという報告は今のところ上がっていないのかなというふうに思いますけれども、これだけスマホが普及し、皆さんそういったものにお詳しい、小学生でもさらさらとググっちゃったりとかするぐらいでございますので、いつ、誰が被害に遭ってもおかしくないというふうに危機感を感じます。いま一度、SNSによる犯罪による被害がないように周知徹底をお願いいたします。 今までのところで、これからもっと注意していこうというそういった思いは、教育長ございますでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) 金子教育長。
◎教育長(金子眞恵君) SNSに対する最近の子どもたちが取り巻かれている状況、環境というのは、大変目覚ましい変化の中に子どもたちはいるわけですけれども、大変な利便性を持っていると、その一方で、安心・安全な生活を脅かす脅威となるものであるということを子どもたちにしっかり伝えることが大切でありまして、これはもう、もはや家庭に任せることができない問題であって、学校でしっかりとその危険性についても指導していくことは、外せない状況に来ているというふうに思っておりますので、議員のお話を伺いまして、さらに危機感を強めて対応していきたいというふうに思っているところでございます。 以上でございます。
○議長(丸山卓嗣君) 小森議員。
◆8番(小森弘美君) 分かりました。 愛知県警によりますと、SNSを通じて子どもたちに裸や下着姿を自撮りさせる手口が広まり、愛知県警では、令和4年度に中高生を中心に36人の被害者が出たというふうな報告が上がっているそうです。 こうした被害が増える中、愛知県警は被害を防止するために、産官学の連携の下、AI人工知能を利用して被害を防止するアプリを開発いたしました。このアプリは、子どもを守るという意味からコドマモと名づけられています。志免町の子どもたちの安全のために、このコドマモの周知啓発を行ってみてはいかがでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君)
池松学校教育課長。
◎学校教育課長(池松貴恵君) 小学校では、児童にスマートフォンの所持を推奨しておらず、所持率もそこまで高い状況ではないため、学校での全体的な周知というのはちょっと難しいかと思いますが、中学校では、一応小学校と同様にスマートフォンの所持は推奨してはいないんですけれども、現実として8割から9割の生徒が所持していますので、全体的な啓発を行うことができるかと思います。
○議長(丸山卓嗣君) 小森議員。
◆8番(小森弘美君) ぜひ行ってください。このコドマモというアプリですけれども、子どもが自分のスマホで例えば撮影をした裸や下着姿などの画像を撮影、保存した場合、AIが撮影データを判別して削除するよう促す通知が表示されるそうです。保護者にも通知されるというペアレンタルコントロールができるシステムになっておりまして、このAIは、サーバーを介さずに端末上で完結するため、画像は端末の外で共有されることなく、プライバシーは保護されます。 このアプリは、スマホにインストールすることで画像ホルダーとアプリが連携し、撮影データが画像フォルダに保存される際、AIが判別するため、あらゆるアプリ内の機能に撮影画像に対してもこの判別が可能になっていくそうです。また、子どもが今どこにいるのかリアルタイムで位置情報の確認ができ、去年3月から無料配信が始まっております。 私も早速、このペアレンタルコントロールコドマモを実験するために、自分のスマホにインストールしました。子どもはもう成人して遠くにおりますので、夫のスマホにもインストールしてもらって確かめました、夫が今どこにいるかがすぐに分かります。夫は嫌がるでしょうけれども。やっぱりお子さんが塾帰り心配だというお母様には、とても便利なアプリではないかなというふうに思います。よかったら、このコドマモをぜひ皆さんインストールしていただいて、確かめていただきたいなというふうに思います。 なお、このコドマモは、令和5年3月には国連のイベントで、社会問題を解決するアプリとしても紹介をされた、本当に大変優れたアプリだそうです。 では、次の質問にそのまま入ります。 コドマモアプリに期待される効果としては、犯罪を減らす抑止力になること、またどうしてこういったアプリを入れるのかという親子の対話を促進する仕組みとなること、また子どもが加害者になることも被害者になることも予防できること、そういったものがあります。今、子どもたちは、1人1台タブレットが配布されてありますけれども、御自身のスマホはもちろんですけれども、この学習用端末にコドマモアプリをインストールするのはいかがでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君)
池松学校教育課長。
◎学校教育課長(池松貴恵君) まずは、
学習用タブレット端末にアプリをインストールすることによる影響や、その連動先をどうするのが適切かなどを、様々な角度から検証した上で考えていきたいと思っております。御提案ありがとうございました。
○議長(丸山卓嗣君) 小森議員。
◆8番(小森弘美君) 町長はいかがお考えでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 今、SNS等で事件、事故に遭う子どもさんが非常に多いというのは、いろんな媒体で承知をしているところでございます。コドマモですかね、非常に有効じゃないかなというふうに思っております。先ほど議員が言われましたペアレンタルコントロール機能というのも、非常に効果があるんじゃないかなというふうに思っております。 このことにつきましては、ペアレンタルコントロールにつきましては、保護者の方がいかに子どもさんと向き合って、そういった機能をしっかり取り付けていただくことが大事じゃないかな。それから、町としては、コドマモですか、こういったものを取り入れながら行っていくことが大事だというふうに思っておりますので、しっかり検討させていただきたいというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山卓嗣君) 小森議員。
◆8番(小森弘美君) 分かりました。子どもたちが心豊かに、健やかにすくすくと育っていただくためには、犯罪に巻き込まれることがあっては絶対にならないというふうに思います。ぜひしっかり調査研究をしていただいて、導入をお願いいたします。 以上で一般質問を終わります。
○議長(丸山卓嗣君) 小森議員の一般質問を終わります。 ただいまから休憩に入ります。再開は11時といたします。
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~~~~~~~~ 休憩 午前10時44分 再開 午前11時00分
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○議長(丸山卓嗣君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 一般質問を続けます。 5番安河内議員。質問時間20分です。 安河内議員。
◆5番(安河内祐子君) 通告に従い一般質問をさせていただきます。 昨年4月から、自転車に乗る全ての人の
ヘルメット着用が努力義務となりました。ヘルメットを着用していない場合の致死率は、着用者の2.4倍とのことです。そういったことを踏まえて、質問を続けさせていただきます。 昨年から今年にかけて、志免町で起こった自転車の交通事故件数は何件ございますでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) 太田生活安全課長。
◎生活安全課長(太田成洋君) 福岡県警察の交通事故統計資料によりますと、令和5年1月から12月までに志免町で起きた自転車事故の発生件数は52件となります。
○議長(丸山卓嗣君) 安河内議員。
◆5番(安河内祐子君) その52件の起こった事例の中で少し詳しくお聞きしたいのですが、例えば年齢や事故が起こった原因、被害の状況などを少しお尋ねをいたします。
○議長(丸山卓嗣君) 太田生活安全課長。
◎生活安全課長(太田成洋君) まず、志免町内で起きました52件の事故発生件数のうち、重傷事故が2件、軽傷事故は50件となります。 志免町での年齢につきましては把握できておりませんので、福岡県全体の状況として年齢層について回答させていただきます。10歳代が1,001件の31.3%と最も多く、次いで20歳代が17.5%、65歳以上が13.5%となっております。 また、事故発生件数の主な要因といたしましては、出会い頭が全体の52.8%、次いで左折時が18.3%となっております。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 安河内議員。
◆5番(安河内祐子君) ありがとうございます。 次に、志免町の
自転車事故防止対策についてお尋ねいたします。少し細かくお聞きしたいので、おのおの個別に説明をお願いいたします。 まず、小学生に対してです。小学生に対する交通安全指導はどのように行われておりますでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) 中牟田学校教育課参事。
◎学校教育課参事(中牟田いずみ君) 小学校では、粕屋警察署、交通安全協会、モータースクールなどの協力により、1年生を対象に横断歩道の渡り方などを指導する交通安全教室を実施するとともに、4年生を対象とした自転車運転教室を行っています。4年生の自転車運転教室では、運動場で実際に自転車に乗り、道路での安全な乗り方や交差点での止まり方など、自転車の交通規則などについて専門的な指導を受けており、児童に交通安全の大切さをしっかりと伝えております。
○議長(丸山卓嗣君) 安河内議員。
◆5番(安河内祐子君) ただいまお答えいただきました、1年生は横断歩道を重点とした交通安全指導、小学校4年生が自転車の運転教室ということでありますけれども、その他の学年においては、毎年交通安全指導というものは行われておりますでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) 中牟田学校教育課参事。
◎学校教育課参事(中牟田いずみ君) 夏休み等の長期休業前などにおきましては、必ず交通安全に関する指導を全学級で行っております。
○議長(丸山卓嗣君) 安河内議員。
◆5番(安河内祐子君) 私も保護者として、夏休みの前の交通安全指導というのは多少存じ上げておりますけれども、自転車において特化したというのがあまりちょっと記憶にないので、今後はその辺も、夏休みに入る前の教育として重点を置いていただけたらなと思います。 また、小学校何年生から一人で公道を走る許可が下りておりますでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) 中牟田学校教育課参事。
◎学校教育課参事(中牟田いずみ君) 公道で走ることができるのは、先ほど申し上げましたとおり、4年生の自転車の交通安全教室を受けた後となります。
○議長(丸山卓嗣君) 安河内議員。
◆5番(安河内祐子君) 小学校では、私も調べておったんですけれども、道徳の時間等にも自転車の交通ルール講座を行っているようですが、多発する時期が、4月よりも5月、6月が突出して多く、また実は自宅から2キロメートル以内の事故が多いと公表されております。そして、夕方の薄暗くなった時間帯ですね。このようなことは、子どもたちだけでなく、やはり保護者の方々にも周知し、御家庭においても交通ルールに対してお話をしていただけるよう、御案内していただくことが必要だと考えますが、いかがでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) 中牟田学校教育課参事。
◎学校教育課参事(中牟田いずみ君) おっしゃられるように、子どもたちへのもちろん指導はいたしますけれども、家庭に帰ってから自転車に乗るというふうな場面が多いかと思いますので、保護者の皆様にも周知啓発してまいりたいと思います。
○議長(丸山卓嗣君) 安河内議員。
◆5番(安河内祐子君) 次に、中学生に対する交通安全指導はどのように行われておりますでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) 中牟田学校教育課参事。
◎学校教育課参事(中牟田いずみ君) 中学生に対してでございますが、交通安全指導については、定期考査前に部活動が休みになり、一斉下校する時期に合わせて、交通ルールの確認をし、交差点では車が来ないか安全を確認しながら渡ることや、道路いっぱいに広がって歩かないこと、道路でふざけないことなど安全な歩行するように指導するほか、全校集会でヘルメットの着用努力義務等の啓発を含めた交通安全指導を行っています。 また、地域住民から交通マナーについての御指摘を受けた際や、登下校を問わず自校の生徒の交通事故が発生した際なども、時期を逸しないように、その都度、担任が朝の会や帰りの会などで指導をしています。 自転車に限定した交通安全指導というのはしておりません。ただ、保健の授業で交通事故について学びますので、その折に触れております。
○議長(丸山卓嗣君) 安河内議員。
◆5番(安河内祐子君) 自転車事故が最も多い年齢が、実は16歳であり、高校に入学した5月、6月が1.4倍も多くなるとのことです。事故死は10月から12月が最も多く、男子が女子の3倍以上だということです。 我が志免町も、
小・中学校ともに自転車通学の許可は出ておりませんので、やはり中学卒業して高校生になってからの自転車通学者が増え、また行動範囲の拡大により自転車利用が増加することは、全国の例と同じだと考えます。 なので、小学生になり、小学4年生で初めて公道を自転車で走るようになるそのときよりも、実は高校に入学する前、つまり中学3年生のときにこそ、自転車利用に対する徹底した教育が行われるべきだと考えますが、いかがでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) 中牟田学校教育課参事。
◎学校教育課参事(中牟田いずみ君) 今おっしゃられるとおりだなというふうなことを私も実感いたしております。 改めて、学校も機を見て指導はしていると思いますけれども、また高校に入学する前の時期というふうなことは、機を逃さず指導するよう、学校から子どもたちへ指導する機会をつくるよう指導してまいりたいなというふうに思います。
○議長(丸山卓嗣君) 安河内議員。
◆5番(安河内祐子君) 今年度はもう卒業式が目の前になってしまいましたので、来年度から実際にそういった中3生卒業前の自転車利用の教育の強化というのは、指導していただけますでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) 金子教育長。
◎教育長(金子眞恵君) おっしゃられますように、高校入学と同時に自転車通学をする子どもたちが一気に増加いたしますので、中学校3年生、卒業する前には、細やかな現地指導を含めた自転車教育、乗車教育を行いたいと思っております。ありがとうございます。
○議長(丸山卓嗣君) 安河内議員。
◆5番(安河内祐子君) そうですね、中学生に教育を、中3生にしていただくということを今教育長のほうからお返事をいただきましたので、ぜひ中3生のほうに特に強化した自転車利用の教育を行っていただきたいと思います。 まず、法律についても触れていただきたいところなんです。運転の部分だけでなく、傘差し運転禁止というのはもちろんのこと、普通に自転車は軽車両であるということです。車と同じ車道を通り、同じく左側通行であること、自転車運転において危険なルールを犯すと罰則や罰金が生じることまで、そういうところまで御指導いただきたいと思います。 例えば、路側帯通行、歩道は歩行者が優先であること。しかし、幼児や13歳未満の児童や70歳以上の高齢者、身体の御不自由な方はこの限りではないということなど、法律的な面においても指導の中に触れていただきたいと思います。 今後、このような面も含めて、中学生に対して、中3生だけでなく、中学1年生、2年生においても、自転車交通安全指導のほうを切にお願いしたいと思います。 次に、高齢者に対する交通安全指導についてなのですが、実は昨日、シーメイトで、高齢者で、しかもかなり年齢の高い方、恐らく90歳代の方が自転車でお見えだったことをお見かけしました。しかし、その方がちゃんとヘルメットを着用しておられたので、感心したところでございました。 高齢者に対しての交通安全指導につきましてもお伺いしたいと思います。高齢者に対する交通安全指導はどのように行われておりますでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) 太田生活安全課長。
◎生活安全課長(太田成洋君) 高齢者に対します交通安全指導としては、高齢者の方に、春と秋の交通安全県民運動期間中に開催されます粕屋警察署主催のシルバードライビングコンテストに参加をいただき、自動車運転の基本や交通ルールを再確認してもらうことで、交通マナーの向上を図っております。 自転車に限定しました交通安全指導については、直接的な指導は行っておりませんが、交通安全の啓発の一環として、年4回の交通安全県民運動期間中に、自転車乗車用のヘルメットの着用や交通ルールについての遵守について啓発を行っているところでございます。
○議長(丸山卓嗣君) 安河内議員。
◆5番(安河内祐子君) 70歳を過ぎると、ぼちぼちお車の免許を返納される方々もおられて、しかし割合皆様お元気ですので、お買物や通院で自転車を使用しておられる方もよくお見かけをいたします。ですので、高齢者の方々にも、自転車利用に関する特化した交通安全指導が今後必要だと思われますが、いかがでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) 太田生活安全課長。
◎生活安全課長(太田成洋君) 先ほども申し上げましたが、自転車に対します交通安全、ヘルメットの着用というのは努力義務化されておりますので、広報や
ホームページ等を通じて、周知は今後とも行ってまいりたいと思っております。
○議長(丸山卓嗣君) 安河内議員。
◆5番(安河内祐子君) ただいま太田課長のほうから広報やホームページというお答えを頂戴しましたが、やはり身近に指導していくということが必要であり、またシルバードライビングコンテストにおいても、多くの高齢の方が御参加されてるというふうには私受け取っておりません。なので、そういったことも踏まえて、今後は例えば町内会とか敬老会などで高齢者の方々がお集まりなるときに、自転車等の使用について交通安全指導が必要ではないかと思います。 あと、災害においては、危険地域などについては、ハザードマップ等で危険性が高い場所などの周知においては勉強していただいているとは思うんですけれども、例えば交通事故多発地帯であるとか、事故の危険性がかなりここの場所は高いですよということも、そういった話題に今後町内会とかでも触れていっていただけるよう、生活安全課のほうからも一言、町内会長の皆様に周知していただけるといいかなとは思います。いかがでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) 太田生活安全課長。
◎生活安全課長(太田成洋君) 町内会長会議等を通じまして、いろいろな機会を踏まえまして周知を行っていきたいと思っております。
○議長(丸山卓嗣君) 安河内議員。
◆5番(安河内祐子君) 初めに申し上げましたように、昨年4月から自転車利用時に
ヘルメット着用が努力義務化されましたが、志免町においての
ヘルメット着用率がもしお分かりでしたら、どれくらいでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) 太田生活安全課長。
◎生活安全課長(太田成洋君) ヘルメットの着用につきまして、志免町のヘルメットの着用につきましては把握できておりませんが、警察庁が県単位で令和5年7月に調査した結果では、福岡県全体としては8.0%となっております。
○議長(丸山卓嗣君) 安河内議員。
◆5番(安河内祐子君) 町内でヘルメット販売店舗はどれくらいございますでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) 太田生活安全課長。
◎生活安全課長(太田成洋君) 正確な町内での
ヘルメット販売店舗数は把握はしておりませんが、自転車販売店や大型量販店において、自転車用のヘルメットは販売されております。
○議長(丸山卓嗣君) 安河内議員。
◆5番(安河内祐子君)
小・中学校で努力義務というのを、小学校では先ほど中牟田参事がおっしゃったと思ったんですけれども、中学校でも努力義務化されてますよというような指導は行われておりますでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) 中牟田学校教育課参事。
◎学校教育課参事(中牟田いずみ君) 中学校においてでございますが、中学校においては、自転車の乗車用ヘルメットの着用が努力義務とされたことそのものですね、それから学生の休日の自転車利用に伴うヘルメット着用率が低いことが悲惨な交通事故につながっていることを踏まえ、学校通信や長期休業前の全校集会などで啓発をしております。
○議長(丸山卓嗣君) 安河内議員。
◆5番(安河内祐子君) 分かりました。高齢者を含む成人に対してのヘルメットの着用指導というのは行われておりますでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) 太田生活安全課長。
◎生活安全課長(太田成洋君) 実際に着用の指導までは行っておりませんが、交通安全の啓発の一環として、交通安全県民運動期間中に、自転車乗車用ヘルメットの着用や交通ルールの遵守についての啓発を行っており、また志免町のホームページにおきましても、ヘルメットの着用について周知を行っているところでございます。
○議長(丸山卓嗣君) 安河内議員。
◆5番(安河内祐子君) なかなか大人に対しての周知徹底は難しいところでもあるかと思いますが、先ほど申しましたように、まだ努力義務ではありますが、折に触れてヘルメットの着用を推進していただきたいと思います。 次の質問ですけれども、現在志免町にヘルメット購入に当たり購入補助制度はありますでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) 太田生活安全課長。
◎生活安全課長(太田成洋君) ヘルメット購入に対しての補助金制度は、志免町では行っておりません。
○議長(丸山卓嗣君) 安河内議員。
◆5番(安河内祐子君) 福岡市では、もう締切り間際なのですけれども、3月8日までというふうに調べておりますが、ヘルメットを、新品においてですが、購入日から3か月以内に申請したら、1人につき1個限りで上限2,000円の補助が福岡市ではあるそうです。全国でも調べましたが、東京都では上限1,000円、愛知県では7歳から18歳と65歳以上が上限2,000円、長野県は高校生と65歳以上が上限1,000円、高知県は自転車通学の小・中高校生、上限2,000円、徳島県は16歳から18歳と65歳以上に上限3,000円、兵庫県は1から18歳の子ども人数分と親1人分、19歳から29歳の学生と65歳以上に上限4,000円などの補助がございまして、いろいろな市町村で取組は様々であります。 このような取組に対して、町長は今どのように思われましたでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 自転車を運転中に事故に遭うと、本当、頭を打つことが非常に多い。そういった中で、ヘルメットは自分の命を守るという観点からすると、非常に大事なことじゃないかなというふうに思っております。 考えてみますと、ちょうど私が高校生の頃は、バイクもヘルメット着用の義務化はございませんでした。高校時代に私の同級生がバイク事故で亡くなったということもございました。そういった観点から、今はもうバイク等は必ずヘルメット着用の義務がございまして、そのうち自転車も義務化されるんじゃないかなと思っております。 しっかりとそういった事案、福岡市がそういった補助制度を始めたということもございますので、しっかりその辺は近隣自治体の動向を踏まえた上で、保険等もございます。自転車は、事故に遭うだけじゃなくて、加害者になることもあります。高齢者を自転車ではねるというか、そういったこともありますので、そういった指導もしっかりしながら、
ヘルメット着用につきましては、補助制度もしっかり今後検討していきたいというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山卓嗣君) 安河内議員。
◆5番(安河内祐子君) ただいま町長のほうからも、バイクのお話であったり、昔の事故のことについても触れていただきましたが、私がなぜ今回、この自転車事故防止について取り上げたかということを少しお話しさせていただきたいと思います。 1つは、町民様からのお声をいただいたことです。もう一つは、実は身近な存在が、自転車事故により身体に重い障害を負ってしまったからなのです。 令和4年5月28日、当時高校2年生に進級したばかりで、彼はバスケットボール部で、その日も仲間と共に、友人数名と部活動に励んで帰る途中でございました。道路横断中に車との接触事故に遭いました。事故の速報を受け、私はその子が飛び出したのではないかと想像いたしました。しかし、彼の後ろに、同じく自転車に乗った中年女性も一緒にはねられたとのことでした。2人とも、恐らく安全確認は確認して道路を横断したはずなのです。なのに、2人とも事故に遭ってしまい、もっと残念だったのが、彼が頭を強く打ってしまったということでした。命をも危ぶまれた状態でした。しかし、若い生命力でその命は助かりました。 が、そこからが彼の本当の試練となりました。左脳がほとんど損傷し、体を自分の意思で動かすことはもちろんできず、呼吸機能さえ心配されましたが、お医者様や医療スタッフ、そして何といっても御両親、特にお母様の懸命な看護、介護のおかげで、最近は指示をすると自分でほんの少しではありますが手を動かせたり、眼球も動かせるようになったそうです。若い生命力で、右脳が左脳の役割の一部を担い始めたということでした。 また、その事故は、その子本人だけでなく、私の息子を含めクラスメートにも大きなショックとなりました。一緒に下校していた数名も心に大きな痛手を受けて、一度は不登校となりました。それでその後、クラス全員の保護者、生徒で、彼のために何ができるかと、この約2年間、折に触れて本当に考え、実際に取り組んでまいりました。御家族にとっては、計り知れない苦悩と苦難の日々であっただろうと思います。 残念ですが、彼の高校生活への復帰は難しいとの判断で、彼は高校2年生までで退学となりました。しかし、先週の金曜日に行われた卒業式では、担任の先生がしっかりと彼の名前を呼名され、クラス40名で卒業という気持ちで卒業式を終えることができました。 どんなに悔しがっても、あの令和4年5月28日には戻れない。あのとき、もし彼がヘルメットをかぶっていたら、その思いは本当に尽きません。 ヘルメットによって助かる命、ヘルメットによって救われる人生は必ずあります。 かつて、私たち車のドライバーも、シートベルト着用は普及していませんでした。先ほど町長がおっしゃったように、バイクのヘルメットも同じように着用は普及していませんでした。シートベルトをしていればという事故がたくさん起き、着用が義務化され、今やシートベルト着用は当たり前となっています。 なので、自転車の
ヘルメット着用も、初めは格好悪いとか、面倒くさいとか、特に中学生だ、高校生という多感な時期の子どもたちは思うことが多いと思いますが、折に触れて、このヘルメットをもししていたらというお話を教育の現場でも行っていただき、シートベルト同様、
ヘルメット着用も当たり前となっていくように切に願っております。 私自身の体験と町民の方々の声に対して、その普及率がより高まるように、我が志免町でも自転車用ヘルメット購入に対して、町民の皆さんの安心・安全を守るという点においても補助をぜひともお願いしたく、世利町長のほうに提言させていただきたいと思いますが、先ほど町長より一足先に、考えたいという答弁を頂戴いたしました。繰り返しになりますが、町長どのようにお考えでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 安河内議員からヘルメットの着用について熱く語られました。確かに、ヘルメットをつけていれば亡くならないでいい命が救われるということは、非常に私も実感をいたしております。しっかりその辺は検証して、検討した上で、実施に向けて検討としたいというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山卓嗣君) 安河内議員。
◆5番(安河内祐子君) ありがとうございます。自転車用ヘルメット補助につきまして、志免町行政として温かい施策をお考えいただきたいと切に願っております。 以上で私の一般質問を終わります。
○議長(丸山卓嗣君) 安河内議員の一般質問を終わります。 ただいまから休憩に入ります。再開は13時といたします。
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~~~~~~~~ 休憩 午前11時29分 再開 午後1時00分
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○議長(丸山卓嗣君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 一般質問を続けます。 7番岩下議員。質問時間30分です。 岩下議員。
◆7番(岩下多絵君) 通告に従いまして質問をいたします。 今回は2つの項目について質問を行いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 まず1問目の質問ですが、子どもたちの虫歯にもっと関心をということで質問をさせていただきます。 初日の厚生建設常任委員会の委員長報告の中でも触れましたけれども、1月18日に県の健康増進課に視察に行ってまいりました。健康の分野なので、健康課の松田課長も同行していただき行ってまいったんですけれども、その中で県からの補足事項として、福岡県の学童期の虫歯の本数が全国平均よりも多く、また県内でも地域によって差があるというお話がありました。それと、予防について、虫歯とフッ化物洗口についての関連についてということで報告を受けてまいりました。 我が町もこれにとってはどうでしょうかということで、過去の私自身の質問で、虫歯、口腔環境について質問をしたんですけれども、その中での回答では、3歳児健診までは、我が町の子どもたちの口腔環境は全国平均や県の平均よりもよい状態である、しかし学童期になると、1人当たりの虫歯の本数は一、二本程度であるという回答でした。 学童期になると健康課から手が離れてしまうので、今回一般質問とさせていただいたんですけれども、この1人当たり一、二本あるというのは、決していい数字とは言えません。虫歯予防への意識を高めていくことが今後大事なんじゃないかと考えて、私の専門分野でもあるため、今回質問を行います。 それでは、通告に沿って進めていきますが、まず我が町の小学生における口腔環境の現状と課題についてということで、自身の過去の質問が令和3年6月に行ったんですけど、このときに子どもたち、このとき小・中学生ということで聞いておりましたが、今回小学生に絞って重点を置いて質問をしたいと思います。その後の子どもたちの口腔衛生状態、虫歯の本数、去年のデータでいいので教えていただきたいと思います。
○議長(丸山卓嗣君)
池松学校教育課長。
◎学校教育課長(池松貴恵君) 虫歯のある児童の割合は約19%で、前回と変わりがありません。また、1人当たりの虫歯経験の永久歯の数は0.31本となっております。虫歯のある児童数の近年の状況といたしましては、令和3年度に少し増えましたけれども、令和4年度には減少し、令和5年度は令和4年度とあまり変わらないような状況になっております。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 岩下議員。
◆7番(岩下多絵君) そうですね、近年あまり変わらないということでしたが、次の質問ですけれども、以前質問したとき、コロナ禍であることや、歯ブラシを衛生的に保管することが難しいなどの理由で、昼休みの歯磨きは中止しているという回答でした。現在コロナ明けで、学校での取組、昼食後の歯磨きの習慣等は現在どうなっているでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君)
池松学校教育課長。
◎学校教育課長(池松貴恵君) 給食後の一斉歯磨きに関しましては、手洗い場の数が十分でなく、一斉に歯磨きをする時間を取ることができないことや、歯ブラシやコップを衛生的に保管できる環境にないということで、今も実施しておりません。 学校での取組といたしましては、学校歯科医師、歯科衛生士、養護教諭などによるブラッシング指導、それから給食時間の校内放送で保健安全委員会による啓発放送、生活習慣アンケートによる家庭での歯磨き状況の把握、学校保健委員会で学校歯科医より歯科健診結果や生活習慣アンケートの結果に対する助言をいただいて、保護者に対して保健だよりで報告し、啓発をいたしているところでございます。
○議長(丸山卓嗣君) 岩下議員。
◆7番(岩下多絵君) 次の質問ですけれども、前回も校医との連携という話をちょっとさせてもらってたんですけれども、口腔環境の変化は、家庭や生活環境の変化を表すかがみであるという話を以前させていただきました。口腔環境の変化でもって、虐待とか子どもの貧困、いじめ、精神疾患等の発見につながる場合もあるため、見逃さないでほしいというものを私、話しておりましたが、その後、校医との連携は十分にできているでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君)
池松学校教育課長。
◎学校教育課長(池松貴恵君) 小学校4年生でブラッシング指導を受ける際に、学校歯科医からも児童に話をしていただいたり、指導していただいたりしています。また、毎年開催しております学校保健委員会で、歯科健診の結果や生活習慣アンケートを報告した際に、アドバイスをいただいておりますし、児童保健安全委員会活動で、学校歯科医に児童から出た質問を書面でインタビューさせていただいて、給食のときに全校放送で口腔衛生について啓発を行っているような学校もございます。
○議長(丸山卓嗣君) 岩下議員。
◆7番(岩下多絵君) 今、児童と歯科医とのそういったお話の場とか指導であるということでの話でしたが、学校の先生たち、学校と校医との連携というのはどんなふうな形でしょうか。
○議長(丸山卓嗣君)
池松学校教育課長。
◎学校教育課長(池松貴恵君) 形としては子どもたちにという形に全部なっておりますけれども、もちろん先生たちもその場に一緒におりますし、これを実施するに当たりましては、きちんと校医の先生と担任の先生方が協議等をして、こんなやり方をしましょうとか、こういうふうにしていきましょうというお話はしていると思いますし、養護教諭とも学校歯科医の先生はちゃんと協議をした上で、こういった取組をしていると考えております。
○議長(丸山卓嗣君) 岩下議員。
◆7番(岩下多絵君) では、次の質問に入ります。 次は、福岡県内の子ども、これは12歳児のデータになるんですけれども、これは令和4年のデータをもってお話をさせていただきます。1人平均の虫歯の本数が、福岡県は0.9本ということで、これは全国ワースト4位であるわけなんですけれども、こちら平成27年から横ばいになっております。大体0.9から1本の間をずっと前後しながら横ばいであるわけなんですけど、その間、全国平均は毎年下がってきております。ここにも書いておりますが、全国平均は0.56本ということです。 我が町の数字は、1人当たり一、二本ということで、前回お聞きして回答を受けておりましたが、12歳児にこれは限定した数字ではなかったと思います。小・中学生ということで聞いておりました。こちらはあまりよい数字ではないということで、先ほども言いましたが、この虫歯というのは子どもの病気で、学童期はちょうど子どもの歯から大人の歯へ生え替わる時期で、特に虫歯が集中的に発生する時期であります。一度失われた歯はもう元には戻らないので、大人になって後悔したという経験がある方も多いだろうと思います。 この口腔環境の変化は、その人の一生に関わると言っても過言ではないありません。こちらに対して、町としては、この子どもの虫歯の多さというのをどう受け止めておられますでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) 松田健康課長。
◎健康課長(松田直子君) 町全体としてということですので、健康課のほうから回答させていただきます。 先ほど議員もおっしゃっていただきましたが、健康課では、歯科保健事業として1歳半と3歳健診で歯科健診とフッ素塗布をしております。各健診で虫歯がなかった子どもの割合というのは非常によく、90%以上で、特に健診では、歯科衛生士がフッ素塗布をしていただき、またブラッシングの仕方を保護者の方に本当に個別に丁寧にしていただいているところであります。お話を聞きますと、定期健診に連れていっている保護者の方がとても非常に多くなってきたなといったところで、成績がいいといったところもあるのかなと思います。 先ほども議員からも御説明ありましたが、やはり3歳以上を過ぎますと、子どもが親の手を離れ、あとうちの健康課としても、保護者、子どもに接する機会がなくて、直接的な御説明、相談という機会がございません。しかしながら、12歳以上のという数字を見ますと、やはりこの後の歯科保健といったところも、今高齢者、妊婦さん等もしておりますが、成人も含めてしておりますが、子どもも含めた上での周知啓発活動、やはり口は健康の入り口ですので、そこを再度もう一回認識して、力を入れ啓発事業に取り組んでまいりたいと思っております。
○議長(丸山卓嗣君) 岩下議員。
◆7番(岩下多絵君) 健康課長からもお話がありましたとおり、やっぱりここで予防への意識を高めていくことが大事だと思います。 県の話の中であったのが、虫歯とフッ化物洗口の関連について今回お話をいただいたんですけれども、小学校におけるフッ化物洗口の実施率というのが高い県は、虫歯がよりやっぱり少なく結果が出ているということです。例えば近隣の県でいうと、佐賀県は実施率が令和4年度95%の小学校でフッ化物洗口が行われておりまして、虫歯の本数は全国平均の0.56本より少なく、大体0.5本ぐらいになっております。 こちらはもう一つ、近隣の県でいうと長崎県、九州のほうの県でお話しさせていただきますけれども、長崎県も、こちら令和4年度98.7%の学校がフッ化物洗口を行っておりまして、こちらも全国平均と大体ほぼ一緒ぐらいです。 福岡県はというと、実はすごくフッ化物洗口に対して意識が薄いのか、平成30年度がたったの1.9%しか行われてなかったというもので、県としてもやっぱりこれはいけないということで、少し事業を展開して始めたところ、今令和4年度6.5%の学校でやっと行われるようになってきました。 一番最下位が沖縄なんですけれども、沖縄は1.2本ぐらい虫歯が平均的にあって、沖縄もこちらはフッ化物洗口はまだ5.3%の学校でしか行われていないということです。九州は割と虫歯が多い県が多く、全国平均を上回るのが、あと大分、宮崎、鹿児島も全国平均を上回る虫歯の本数ということです。その中で、福岡は先ほど言いましたように全国ワースト4位ということですね。 そこで私は、小学校においてフッ化物洗口を推進してはどうかということで今回質問しております。 まず、フッ化物洗口については、結構反対意見の保護者も多いのですが、県も子どもたちの虫歯予防を推進するため、福岡県学童期フッ
化物洗口導入促進事業というものを実施しております。これは、令和元年より実施されております。 こちら、我が町ではフッ化物洗口について導入の検討というか、今まで実施をされたこととか検討されたことはありますでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君)
池松学校教育課長。
◎学校教育課長(池松貴恵君) 志免町では、平成27年度に粕屋歯科医師会からの協力依頼を受けまして、歯科医師会が各小学校を訪問して事業内容を説明し、その上で各学校の実情に配慮するために、実施については学校長判断とするということとして、志免南小学校において平成29年2月から希望者を対象に実施し、令和元年度まで実施していました。令和2年度はコロナ感染症の関係で実施されず、それ以降は実施していない状況です。
○議長(丸山卓嗣君) 岩下議員。
◆7番(岩下多絵君) 今、南小ではコロナを機にやめているということだったんですけれども、学校教育課としては再開の検討とかはいかがでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君)
池松学校教育課長。
◎学校教育課長(池松貴恵君) このフッ化物洗口が、学校現場としては大変負担が大きいということを聞いておりまして、フッ化物洗口の準備として、かごやティッシュペーパー、紙コップ、ビニール袋を各学級の希望者数分に数え分けて、その上で洗口液をボトルに注いで入れる作業を、毎週実施前日の放課後に職員が行っていたというような状況がありまして、職員の負担になること。それから、南小が実施していた当時は、薬剤師会がフッ化物洗口液の準備、送付をしてくださってたんですけれども、これがもうされない方針となって、学校で薬品の保管が必要になることで、保管場所の確保等や安全面に不安があること。また、薬品希釈の作業も準備に加わって、さらに職員の負担が増えるということなどを理由に、フッ化物洗口の学校での実施はちょっと難しいのではないかと考えているところでございます。
○議長(丸山卓嗣君) 岩下議員。
◆7番(岩下多絵君) 今、もう難しいというお話ばっかりだったんですけれども、虫歯の予防には、保護者だけでなく、やっぱり学校のほうにも正しい知識というものが必要です。例えば、歯磨きの習慣であったり食習慣の改善、フッ化物応用した科学的根拠に基づいた予防法などなんですけれども、通告書に沿っていきますが、例えば保護者とか反対意見に対しての正しい知識が必要とは思いますが、今希望者だけということであったんですけれども、そういった正しい知識の周知というのはされてきたんでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君)
池松学校教育課長。
◎学校教育課長(池松貴恵君) フッ化物洗口に関してということでよろしいですかね。南小で行われる際には、その必要性や有効性、安全な実施方法などをしっかりと保護者に事前に説明をして、なおかつ保護者の希望を基に実施したというような状況がございます。 南小で実施した際に、希望しなかったという理由が、児童自身にアレルギーがあること、アレルギー体質であることや、保護者がフッ化物に対して抵抗があること、それから歯科矯正や定期的な歯科健診で、もう既にフッ化物の塗布を行っているというような理由があったようです。
○議長(丸山卓嗣君) 岩下議員。
◆7番(岩下多絵君) では、次の質問に移りますが、久山町では昭和59年より全小学校で実施されており、実際久山町の1人当たりの平均の虫歯の本数は0.4本ということで、全国平均をかなり下回っております、全国1位ぐらいにいくんじゃないかというくらい少ないということなんですけど、口の健康は全身の健康にもつながります。 今できない理由をいろいろ述べられましたが、久山町ではこれだけずっともう30年、40年ほど取り組まれてきているんですけど、こういったところに見習ってやってみようという、我が町の小学校においても取り入れてみようというようなことはお考えではないでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君)
池松学校教育課長。
◎学校教育課長(池松貴恵君) 先ほども申し上げました理由と、あと今現在、小学校は5時間授業となっておりまして、朝にフッ化物洗口を実施すると、給食開始時間が1時を過ぎてしまうというようなこともございまして、学校としても、このフッ化物洗口の学校での実施ということは非常に難しいと考えておりますので、その学校の思いも尊重しまして、町では実施は難しいということを考えているところです。
○議長(丸山卓嗣君) 岩下議員。
◆7番(岩下多絵君) そこで、県が進めているこの福岡県学童期フッ
化物洗口導入促進事業というものは、実施しようとする市町村小学校へ県が支援を行うものなんですけれども、この内容としては、新規実施校へ初期環境の整備を行うために、県の歯科医師会へ委託がされてます。導入までの流れをサポートする仕組みや、フッ化物洗口の費用、これは大体年間1人当たり320円程度でできるそうなんですけれども、それを2分の1県が補助をするというものです。1校につき3年間、これは補助がされます。 こういった、結局導入から協議、合同の検討会、そして教職員への説明会、計画作成、これは誰がどういうふうにその場所で行うか、全部今は教職員が行っているということだったんですけれども、ある程度の、もう4年生以降になると、例えばコップにつぐとかということを児童同士でも行えるように、その辺の計画をきちっと行っていく。最終的に保護者への説明会を行うというのが、こちらが歯科医師会も関わって計画を行ってもらえるというものが、この県の導入事業なんですけれども、こういったことで、学童期よりフッ化物洗口を取り入れることにより、その児童たちはもちろん、保護者やその家族への予防意識を高めるきっかけになると私は考えております。 最後に、今学校教育課長からのお話ばっかりだったんですけれども、教育長、そして町長はどういうふうに思われるか、お願いします。
○議長(丸山卓嗣君) 金子教育長。
◎教育長(金子眞恵君) 小学校においてのフッ化物洗口についての町の見解をということでございますので、私のほうでお答えをさせていただきたいと思います。 本当に歯というのは、失ってからその重要性が分かるといいますか、人生100年時代を健康に過ごすためにも、口腔内環境の健康管理が大切であると本当に身をもって実感しているところでございます。 フッ化物洗口が虫歯予防に効果があることにつきましては、承知しております。また、議員がおっしゃいますように、学校でフッ化物洗口を一斉に行うことによって、多くの子どもたちに対して実施できるということや、家庭環境に関わらず継続して実施できることなど、メリットが十分にあるというふうに理解しております。 ただ、先ほど課長が申し上げましたように、児童や教員の朝の時間が10分程度以上はかかるというふうに実態を捉えておりますんですが、その朝の大事なスタートの時間を洗口の時間を取らなければならないということで、実践に無理が1週間に一度出てくるということもあり、また手洗い場の数の不足によって不都合が出たり、薬剤の管理場所に安全面の不安があったりというような課題を考えますと、志免町の小学校において、児童数が多うございますので、現段階で実施することは大変難しいというふうに捉えております。 町といたしましては、補助金のお話もいただきましたけれども、それを視野に入れながら、フッ化物洗口以外の方法で児童・生徒の口腔衛生の興味、関心を高めて、御家庭の御協力も得ながら口腔の健康を維持するように取り組んでまいりたいと考えております。 手順につきまして、先行事例によって把握し、現段階で難しいというふうに考えておりますので、先ほど議員から教えていただきました児童同士で希釈をすることができるのかというような点につきまして、もうしばらく調べさせていただきたいというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 先ほどから口腔衛生について、いろいろと議員が調べてあることを発表されました。議員が言われますとおり、歯の大事さ、永久歯になると取り返しがつかない、今はインプラントというようなものもございますが、歯の健康は体の健康というようなこともよく言われます。ある歯科医師の先生の話を聞く機会がございましたが、その先生いわく、歯磨きは100人の歯科医師よりも勝るというような話をよくされます。その先生に聞きますと、やっぱり歯磨きの時間といいますか、朝晩の歯磨きの時間をしっかり歯を磨くことが大事だというような話もされてます。 先ほどからフッ化物洗口につきまして、いろいろと学校教育課と議論がなされておるわけでございますが、言われるとおり、その効果はしっかりと現れているわけでございます。教育長が申しましたとおり、高学年とかで自分でできることはしっかり進めていくことも可能かというふうに思っておりますので、しっかりとその辺は検証していきたいというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山卓嗣君) 岩下議員。
◆7番(岩下多絵君) できない理由をいろいろ言われるのではなく、やはり子どもたちの本当に口の一生の健康なので、こちらについては先進地事例などをしっかり検討していただくように、私も期待したいと思います。 それでは、次の質問に移ります。 志免町みんなの参画条例についてお聞きしたいと思います。 もっと町民の声に耳を傾け、寄り添ったまちづくりを行っていただきたいという思いなんですけれども、まずは、この志免町みんなの参画条例は平成24年に施行されていますが、これはどういうものか、御説明をお願いいたします。
○議長(丸山卓嗣君) 圓能寺まちの魅力推進課長。
◎まちの魅力推進課長(圓能寺豊博君) みんなの参画条例は、町民が主体的に町政に参画する権利や機会を保障し、町民と行政が対等な立場に立って協働のまちづくりを進めることを基本理念として、住民参画に関する基本的な事項を定めることにより、町民の行政への参画を推進することを目的とした条例になります。
○議長(丸山卓嗣君) 岩下議員。
◆7番(岩下多絵君) 町民と行政とが一緒に協働でまちづくりを行うというものなんですけれども、実は先月、私、大刀洗町のワークショップに参加してまいりました。こちらはもうまさに行政と町民が協働で町の課題に向き合っていたわけなんですけれども、現在志免町では、町民参加の下、進んでいる計画や施策は幾つあるのか、またどんなものがあって、どのように進んでいるのか、例を挙げて教えてください。
○議長(丸山卓嗣君) 圓能寺まちの魅力推進課長。
◎まちの魅力推進課長(圓能寺豊博君) 現在、住民参画にて進んでいる各種計画は18、条例は1つになります。
○議長(丸山卓嗣君) 篠原経営企画課長。
◎経営企画課長(篠原優人君) その中から1つ例を挙げてほしいということですので、町の総合的かつ計画的な行政運営の指針を示します最上位の計画の志免町総合計画、これは令和3年3月に策定したものなんですけども、今回は第6次の計画となっておりまして、この策定に当たりましては、町民意識調査や中学生のアンケート、そして高校生のワークショップ、そして町内会や
パブリックコメントとかを実施しまして、住民の方々からの意見をいただきまして、計画の素案を策定しております。 また、この計画につきましては、どの事業がどの程度貢献したのか、また町の掲げる姿にどの程度近づいたのかを、行政評価制度を取り入れまして、PDCAサイクルの手法により進行管理を行っております。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 岩下議員。
◆7番(岩下多絵君) 今、総合計画の策定について、町民が参加してワークショップ等を行って、アンケートなどを通してやっているということでお話がありましたが、大刀洗町では、人口減少など町の課題が多く、とにかく対話の場を多くつくったと中山町長がお話をされておりました。住民との対話ももちろんですが、町長は月に1回、町長と職員でランチミーティングを行っているそうです。自由に職員も町長と課題などを話し合って、情報共有をしているそうなんですけれども、これはやっぱり組織内の情報共有、あらゆる世代の職員の声を聞くという意味でも大事なことではないかと考えました。私もそう思いました。 条例の前文の中には、志免町の資源は人です。私たちは、町民と行政がみんなで一体となって、人が主役として参画するまちづくりを進めるためというふうにありますが、実際、今総合計画の中での町民意見というふうな感じでお話がありましたが、PDCAサイクルの中で、途中経過やチェックの部分には、町民意見がどんなふうに反映されているんでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) 篠原経営企画課長。
◎経営企画課長(篠原優人君) 総合計画の中では、毎年町民意識調査を行いまして、町民の皆さんの生活実態や意識、そしてニーズの把握に努めまして、それを町政運営のほうに活用しております。
○議長(丸山卓嗣君) 岩下議員。
◆7番(岩下多絵君) どうも私は、行政は計画を策定することが目的になっているように思えてしょうがないんですけれども、計画策定時と改定時、PDCAサイクルのPとAのときしか重きを置かれていないような、何かそういうふうな気がして、行政目線でのチェックになっていないか、町民の声を拾い上げたり町民満足度調査を行うようなこと、町民のほうを向いているのかなと思うんですけれども、町長の言う行動と対話はどこで行われているんでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 先ほど議員から、大刀洗町のワークショップに参加したというお話を聞かせていただきました。大刀洗町の中山町長とは、同じ理事で、同じ会合に参加する機会も多くて、中山町長とよく話すことも多いんですが、大刀洗のいろんなことについてお聞きをしているところでございます。 私の対話はどこで行われているのかということでございます。私は、平成27年5月から、町民の皆さんの御理解、御協力の下、町政を担当させていただいておりますが、また議員の皆様にも感謝を申し上げる次第でございます。 私は、当初から対話と行動力をモットーに、志免町が住みやすい町になれるよう、精いっぱい町政に取り組んでいるところでございます。就任当初から町内会に足を運んで、皆様に出前トークを行ってまいりました。残念ながら、コロナ禍以降は実施できておりませんが、町内会に伺った際には、私から町の課題や取り組んでいることについて説明したり、また町民の皆さんから御質問や御意見を伺ったりしています。 また、コロナが発生する前から、私はいろんなイベントや会合、地域の行事にはできる限り出席をいたしております。コロナの最中は、町民の皆様となかなか触れ合うことができませんでしたが、コロナが明けた以降は、多くのイベントに出席ができるようになりました。コロナ前と同じように町民の方と触れ合って、話を伺うようにしております。例えば、敬老会や夏祭り、スポーツ大会、町内会のイベント、食進会、農業関係者の会合、文化協会、スポーツ協会、商工会、保護者の皆様、民生委員の皆様との会合や、多くの皆様とざっくばらんな意見交換をいたしております。 また、シルバー人材センターには、シルバー人材センターで働く方の互助会というのがありまして、互助会の皆さん方と新年会や忘年会、またいろんな話合いの場を設けているところでございます。働くシルバーの方たちの意見もよく聞かせていただいてることがございます。 また、最近では、特に子どもたちと触れ合う機会を多くしたいと思う思いがありまして、学校に足を運んで小学生、中学生と交流する機会を設けております。これは5年ほど前から始めましたが、朝学校に行きまして、子どもたちと一緒に挨拶運動をしております。登校する子どもたちへ声かけ、挨拶をしたり、昨年10月には西小学校に行ってまいりました。 また、コロナ禍がはやっているときには、小学生とオンライントークしております。町長室と小学校をオンラインでつないで、町の取組を紹介したり、小学生の意見を聞いたり、質問に答えたりする場を持っております。昨年は志免中学校、東中学校に行きまして、生徒に対し、「未来に送るメッセージ」と題して、私の今までの経験や志免町の将来について講演を行ってまいりました。 ほかにも、子どもたちと給食を一緒に食べながら志免町について語り合う機会を設けております。残念ながら昨年は、小学校へは日程が合わず行くことができませんでしたが、今後も続けてまいりたいと思っております。 小学校の子どもたちが、役場見学に来ることがあります。役場に来られたときは、町長室を案内して、子どもたちと話をする機会も設けています。つい先日は、メジャーリーグ、ドジャースの大谷選手のグローブが届いたときには、中央小学校に行きまして、校長室で代表の人たちとそのことについて話し合って、終わってグラウンドで6年生の全ての子どもたちの前でキャッチボールをしたりいたしました。 町民の皆様と話合いをすると、ありがたい言葉をいただくこともありますが、厳しい御意見をいただくこともございます。しかしながら、町民の皆様と対話をすることで、町の課題が見つかることもございます。今後におきましても、多くの機会を捉えて対話を続けていきたいというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山卓嗣君) 岩下議員。
◆7番(岩下多絵君) 今町長からのお話の中で、何か行事とかイベントに参加して、町民との意見、対話の場を設けているというようなお話が多かったんですけれども、そういうことではなくて、例えば、今回町長の諸般の報告で望山荘の跡地の開発の話とかが出てましたけど、そういったものを町民ときちっとテーマを設けて議論するような場を設けるとか、そういったことはお考えにならないんでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 望山荘の跡地につきましては、まだ今これといったものはございませんが、今公園化について検討しております。その折には、いろんな町民の皆さん方の御意見も聞く機会を設けたいというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山卓嗣君) 岩下議員。
◆7番(岩下多絵君) 最後になりますが、私たち議会も、議会と語る会や中学生との意見交換会を通してあらゆる世代の声を聞くことで、勉強になったりとか、自分の考えていることが確信に変わったり、大変刺激になっております。 この間の中学生との意見交換会では、やはり私自身、12月の議会で質問してました若者の居場所がないという話題が大変、この話題が中心になっていたくらいです。午前中、同僚議員も言ってましたけれども、中学生が通うジムがないとか、そういった本当に現場の声を聞くことができました。 町長もこういったあらゆる世代の声を今後の町政運営に生かしていただきたいと思いますが、最後に今日の総括をお願いいたします。
○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 町民の皆さん方からいろんな御意見を聞くということは、議員が言われましたように、いろんなことで気づきをすることもございます。あらゆる世代といいますか、そういった意味では、小学生、中学生。高校生、大学生とはなかなか難しいわけでございますが、いろんなワークショップに大学生も参加していただいている場もあります。小学生とは、権利条例の意見交換の場で、小・中学生がその委員の皆さん方と庁議室で意見交換をし、子どもたちからは、あまり想定もしてないような意見も聞くことがございます。そういった意味では、今言われますように、多くの皆さん方の御意見をお伺いすることが、まちづくりに寄与するんじゃないかなというふうに思っておりますので、引き続きいろんな声を聞いてまいりたいと思っております。 以上でございます。
○議長(丸山卓嗣君) 岩下議員。
◆7番(岩下多絵君) これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(丸山卓嗣君) 岩下議員の一般質問を終わります。 ただいまから休憩に入ります。再開は14時といたします。
~~~~~~~~ 〇
~~~~~~~~ 休憩 午後1時46分 再開 午後2時00分
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○議長(丸山卓嗣君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 一般質問を続けます。 6番稲永隆義議員。質問時間30分です。 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) 通告に従いまして一般質問を行います。 まず初めに、能登半島地震が発生して早くも2か月が過ぎました。まだ1万人以上の方が避難生活をしておられます。改めまして犠牲になられた方々にお悔やみを申し上げますとともに、一日も早い復興を祈念申し上げます。 質問に入ります。 マナー啓発と環境維持についてというテーマで質問いたします。 公園や道路上へのごみや吸い殻のポイ捨てや不法投棄が減れば、志免町は今より町としてのランクが上がり、住むのに気持ちのよい町になると考えます。 私は、大学を卒業して就職し、志免町を離れ、30年ほどして志免町に戻ってきました。志免町の人は、みんな目上の人を立て、思いやりがあって優しく、温かい人ばかりで、改めて志免町が好きになりました。志免町で暮らしていくうちに、もう少しよくなればというところも見えてきました。それは、これくらいはよかろうもん、自分一人くらいよかろうもんという南国的といいますか、おおらかさの表出だと思いますけれども、マナーがいいとは言えません。もう少しマナーが向上すれば、もっといい町になるのではないかと残念であります。 志免町に帰ってきて福岡で勤務していたとき、関東から転勤してきた人が、福岡はすばらしいですね、募金箱を事務所のテーブルの上に置いていてもお金がなくなりませんね。関東では、お金がなくなるので、テーブルの上には置けないと言われました。私たちは、何も疑いもせず、透明の容器を募金箱として使用し、千円札も何枚か入っていましたが、なくなることはありませんでした。福岡では、人のお金に手をつけないということは当然で、この律儀な気風は保持し続けられると確信しています。 一方で、その人は、福岡の運転マナーは最低、車線変更のときウィンカーも上げないとも言われました。これには私も言葉がありませんでした。 具体的に質問に入ります。 1、公園の現状について。 公園及び道路上へのごみや吸い殻のポイ捨ては後を絶たず、総合計画の基本目標5、環境に優しく快適に暮らせる町及びその施策14の快適な生活環境の維持と循環型社会の構築の中の大きな課題と考えます。町長の現状認識を伺います。
○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 環境問題に対して現状認識をということでございます。 町を歩くとよく分かると言われます。一見きれいに見えても、よく観察すると、水路や側溝、道路など様々なところにポイ捨てが見受けられます。このことは、どの自治体も抱えている課題でございます。 ごみや吸い殻のポイ捨ては、モラルに欠けるという考えよりは、不法投棄であり、犯罪であります。一見、軽微であると認識されがちですが、強い違反行為として広報や巡回等を行い、町民意識向上の醸成を今後も行っていく必要があると考えております。 私は、若いとき、生活環境課でごみ問題に携わっておりました。以前、もう不法投棄が絶えず、その場所だけに月に1回必ず不法投棄がある場所がございました。先輩と一緒に夜通しその場所に待機をし、一体どなたが持ってこられているのかということを、寝ずの番して待っていました。すると、大きなトラックで荷物を持ってき、そこの場所に投棄をされている現場に遭遇しました。急いで下りていって、その方と何でこんなところにこうされるんですかという話をお伺いしました。その方は町外の方でした。その場所が粗大ごみの収集場所と御存じの方でございました。それ以来、その場所には持込みがなくなりました。 そういったように、いろんなマナー違反の方がおられます。町内の方がよそに持っていく場合も、もしかしたらあるかもしれません。そういった意味で考えますと、先ほど言いますように、これは犯罪ということをしっかりと町民の皆さん方に周知することが大事ではないかなというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) それでは、2番目に入ります。 志免町の公園について、町の公園の数とトイレを設置している公園の数を教えていただきたいと思います。令和3年9月定例会で藤瀬議員より同じ質問がされております。そのときは71か所、そのうち都市公園の44か所となっておりました。現在の数をお願いします。
○議長(丸山卓嗣君) 砥上都市整備課長。
◎都市整備課長(砥上敏之君) 現在の町内の公園は69か所でございまして、そのうちトイレを設置している公園は24か所でございます。御手洗公園であるとか一部の公園については借地でございましたので、地主さんからの返還要求ございまして返却しましたので、数が減っております。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) 昨年から作っていただいておる志免町統計資料の公園は、43か所ここに載っております。これが都市公園という判断でいいですか。
○議長(丸山卓嗣君) 砥上都市整備課長。
◎都市整備課長(砥上敏之君) その43か所が都市公園でございます。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) 都市公園という概念が、なかなか分類といいますか、なかなかつかみにくいところがあって、遊具があるところが都市公園と考えてもいいんですか。
○議長(丸山卓嗣君) 砥上都市整備課長。
◎都市整備課長(砥上敏之君) 都市公園と申しますのは、都市計画法上の定められた公園でございまして、志免町であれば、ある程度の一定の広さの公園でありますとか、防災上の例えば避難所になるであるとか、そういうところで町のほうで決めて指定をしてございます。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) それは、都市公園というのは町が指定すると理解すればいいわけですね。分かりました。 その公園の面積はどれぐらいあるんですか。
○議長(丸山卓嗣君) 砥上都市整備課長。
◎都市整備課長(砥上敏之君) 都市公園の面積が46万5,793平方メートル、そのほかの公園が2万7,053平方メートルで、合計が全ての公園で49万2,846平方メートルでございます。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) 毎年出されております福岡県市町村要覧の中の福岡県何でもファイブいう欄があります。志免町は、総面積は町村、31町村あるんですかね、福岡県で、その中の狭いほうから3番目。町村人口が多いほうから2番目。粕屋町が一番多い。それから、公園面積を見て、ここは驚いたところなんですけど、志免町は公園面積が広いほうから4番目、町村でですね。1番が宇美町、2番目が水巻町、3番目が粕屋町、4番目が志免町ということになっております。これは初めて知って、自慢と言ってもいいのかなとはいうところでございます。 少しちょっと道から外れましたけど、2番目の公園内清掃はどのように行われているか、いつ、誰が、どのように、頻度等についてお伺いいたします。
○議長(丸山卓嗣君) 砥上都市整備課長。
◎都市整備課長(砥上敏之君) 公園管理人が常駐しております5つの公園、これは総合公園、福祉公園、水車橋、平成の森、御手水池公園の清掃は公園管理人が適宜行っております。そのほかの公園につきましては、シルバー人材センターに年間を通じ委託してございまして、町内の公園を9つの地区に分けまして、9班体制で行っていただいております。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) そこの9班に一任ということですか。いつ、どこの公園をやるか、掃除をやるかというのは、シルバー人材センターのその班にお任せということでいいですか。
○議長(丸山卓嗣君) 砥上都市整備課長。
◎都市整備課長(砥上敏之君) 基本的に9つの地区に分けまして、その班長さんがその地区にお住まいであるというところで、適宜見て回っていただきまして、掃除の順番を決めていただいたりしております。また、役場でも定期的にパトロールとかもしてるところがありますし、通報等で汚れているとかということでありましたら、そこは臨時で適宜シルバーさんにお願いしたりはしてございます。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) その場合に、清掃計画とかは担当課に上がってくるようなことはない。もう、いつ、どこの公園をやりますとか、言ったら悪いけど、行き当たりばったりということはないと信じておりますが。
○議長(丸山卓嗣君) 砥上都市整備課長。
◎都市整備課長(砥上敏之君) シルバー人材センターに委託をして随分と長い期間ございまして、おおむね毎年同じような公園の清掃のやり方をなさっておられまして、出面とかということ、あとは事前に先ほど申したように、ちょっと緊急にしてほしいというようなことがあれば、お任せということではなくて、こちらからここを先にやってくださいとかということは言っております。基本的には、これまでの経験上で順番を決めてやられていることが多いようです。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) 経験上と言われても、委託するほうはこちらですから、責任を問うのもこちらですから、こちらと言ったら悪いけど。その報告書とかもない。いつ、誰が、どこの公園を草取りしましたとか、そういう報告書もないんですか。
○議長(丸山卓嗣君) 砥上都市整備課長。
◎都市整備課長(砥上敏之君) 時系列と申しますと、4月に入札のような形で、役場のほうで、この公園は1年間でこのぐらい入ってくださいというようなことで積算をしまして、シルバーさんのほうに委託をするわけでございます。シルバーさんのほうからは、毎月、写真と掃除した箇所のレポートが上がってきますので、それを確認した後にお金をお支払いというようなことになっております。また、とはいえ、12月とか1月とか草があまり生えないような時期はちょっと加減してくださいとか、いろんなことはお話をしながらやっているところではございます。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) あと一点お聞きしたいんですけど、公園に散らかってるようなペットボトルとか包装紙とかいろんなもの、いろんなものとは言いませんけど、そのようなものを定期的に掃除をやるということはない、ありますか。あまり見かけないんですけど。
○議長(丸山卓嗣君) 砥上都市整備課長。
◎都市整備課長(砥上敏之君) 定期的に清掃するということはございませんで、通報とか、これはあまりにもひどいというようなことがございましたら、役場の職員のほうで出向きまして、ごみを回収ということをさせていただいております。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) 先日の中学生との意見交換会の中で、女子中学生、女子生徒から、公園のトイレが汚くて入る気がしないという意見がありました。そのことで質問をいたします。 トイレの清掃については、令和2年12月定例会で大熊議員から一般質問があり、回答としては、公園の利用数から、週1回の公園、週3回の公園、週5回の公園というふうに分けて清掃していると回答しておられます。これは現在も同じですか。
○議長(丸山卓嗣君) 砥上都市整備課長。
◎都市整備課長(砥上敏之君) 現在もその回数でございます。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) 先ほど、トイレが設置してある公園が24か所もあると。トイレの清掃の担当もシルバー人材センターですか。
○議長(丸山卓嗣君) 砥上都市整備課長。
◎都市整備課長(砥上敏之君) トイレ清掃に関しましては、先ほど申しました公園管理人が常駐している公園につきましては公園管理人で行っておりまして、そのほかの公園につきましては、長期契約で別の業者さんのほうに委託をしております。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) その清掃の状況のチェックは、誰が行っているんですか。
○議長(丸山卓嗣君) 砥上都市整備課長。
◎都市整備課長(砥上敏之君) 状況のチェックにつきましては担当職員でチェックをしておりまして、最終的には私のほうに報告が上がっているようになっております。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) その中で、女子中学生が入れないようなトイレというものはなかったということですか。そういう報告はなかったと。
○議長(丸山卓嗣君) 砥上都市整備課長。
◎都市整備課長(砥上敏之君) 報告はございませんで、トイレも、今設置してるトイレもいろいろございまして、普通の水洗トイレもございますし、まだくみ取り式のところもございます。どのようなトイレに入りづらかったのかちょっと分かりませんけども、私のほうへはその報告は上がっておりません。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) 公園のトイレのきれいさというか、感覚が女子中学生とちょっとずれているんではないのか、きれいさの感覚がですね。もう今はどこの観光地へ行っても立派なトイレが設置してあって、ちょっときれい過ぎるぐらいのものがあります。どうしたら女子中学生が使ってもらえるような、入ろうとして入りたくないというのは、ちょっと厳しいと言ったら悪いけど、ちょっと残念な気持ちなると思うので、きれいさの基準というんですかね、見て回っておられますかね。
○議長(丸山卓嗣君) 砥上都市整備課長。
◎都市整備課長(砥上敏之君) 全て私のほうで見てはいないんですけども、ただ大きな公園とかへ行きますと、男子用のトイレであれば、小便器がちょっとこれはというのもありましたので、そういうのは平成の森とか造り替えたりという指示はしてございますが、そもそもトイレ自体が以前に造られたものが結構多うございまして、そもそも入りづらいというのがもしかしたらあるのかもしれませんが、できるだけ中はきれいに改造するところは改造して、使いやすくしているような感じにはしております。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) 改造するところはもう改造したということですか。で使っているということでよろしいですか。
○議長(丸山卓嗣君) 砥上都市整備課長。
◎都市整備課長(砥上敏之君) いろいろとありましょうが、もともと和式であったところを洋式に替えたりというところありますけども、逆にそれで何か言われる方もいらっしゃるんですけども、できるだけ使いやすくという形ではさせていただいております。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) これ以上言っても、なかなか結論が出ませんので、できるだけきれいに維持をしていただくように、委託業者のほうにもその旨を伝えていただきたいと思います。 それでは次、花見のシーズンももうじき始まります。今年は花見をする人も多いだろうと思いますので、何か特別な対応はありますでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) 砥上都市整備課長。
◎都市整備課長(砥上敏之君) 花見のシーズンであると申しましても、基本的には特別な公園の清掃であるとかそういうことはしてございませんで、おおむね花見で使われる公園というのも大体分かってございますので、そこには公園管理人も常駐しているということでございますので、もしごみ等があれば、翌日拾うとかということで対応させていただいております。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) それでは、次の質問ですが、町の公園にはごみ箱の設置はないと思います。なくした経緯と状況を伺いたいと思います。20年ぐらい前ぐらいはあったような気がするんですけど、その経緯をお願いします。
○議長(丸山卓嗣君) 砥上都市整備課長。
◎都市整備課長(砥上敏之君) 総合公園などに以前はごみ箱が設置されておりましたが、生ごみ等家庭ごみなどが捨てられることが頻繁にございましたので、現在は撤去しております。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) それは次第に設置しなくなったということですか、あるとき急に、もう全部やめようとされたわけですか。
○議長(丸山卓嗣君) 砥上都市整備課長。
◎都市整備課長(砥上敏之君) 時期的には、ちょっと私、はっきりしてございませんが、20年以上前に一気に撤去しているようでございます。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) 公園の掃除といいますか、ポイ捨てされたようなものの掃除は、今はやっていない。また、ごみ箱も取り付けてはいないということになりますと、きれいな状態を保つには、町内会で掃除するとか、できるだけ持ち帰る、ポイ捨てをしないというようなことになろうと思います。 次の質問ですけど、町の公園へのごみ箱設置について、今後の方針と、他自治体の状況を伺いたいと思います。
○議長(丸山卓嗣君) 砥上都市整備課長。
◎都市整備課長(砥上敏之君) 町の公園では、ごみは持ち帰っていただくということを原則としております。例えば、平成の森公園でございましたら、バーベキュー場等もございますが、一応利用者の皆さんには、燃えかすとかというのを全て持ち帰ってくださいということで、持ち帰っていただくことを原則としておりますので、ごみ箱は設置しておりません。また、今後も設置はしないものとしております。 以上でございます。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) 他自治体のことはどうでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) 砥上都市整備課長。
◎都市整備課長(砥上敏之君) ほかの自治体の状況でございますが、志免町と状況が同じような、公園に管理人もしくは職員がいるようなところで調べております。近隣では、粕屋町が駕与丁公園の1公園のみにごみ箱を設置しているということでございまして、ほかの粕屋町の公園にはごみ箱はないということでございました。また、宇美町、須恵町、篠栗町の3町におきましては、大きな公園も含めましてごみ箱の設置をしている公園がないということでございました。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) 不法投棄に関して、平成30年6月定例会で野上議員から一般質問があっております。片峰公園に「警告。ごみを廃棄すると処置されます。5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金。投棄物を発見した方は通報してください。志免町」という看板があって、これは表現が行き過ぎやないかというような住民の方からの意見があったということで、質問されております。答え、設置箇所は8か所で、ポイ捨て等がなくなって環境的によくなれば撤去する考えでいるとの回答がなされております。この8か所については、片峰公園は見に行きましたけど、なくなってました。そのほかのところはどうでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) 砥上都市整備課長。
◎都市整備課長(砥上敏之君) 平成30年当時に、公園ということで8か所設置しているということでございました。そのうち1か所は、公園自体を返却しましたのでございませんが、7か所の公園はまだ残っているところではございますが、ごめんなさい、そこの不法投棄の看板を今現在まだ設置しているかどうかというのは確認してございませんで、この場ではお答えがちょっとできません。すいません。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) このひどい、ひどいといいますか、ひどい不法投棄は減ってきたと認識してよろしいですか。
○議長(丸山卓嗣君) 砥上都市整備課長。
◎都市整備課長(砥上敏之君) 先ほど町長のほうがお答えされてございましたが、公園に限らず、不法投棄をされる場所というのが町内に、ある特定の場所にいつも捨てられておりましたけども、そういうところに先ほどの看板であるとか、巡回をするとかということしてまいりましたら、随分とその辺が少なくなってきて、大きなものが最近はもう捨てられることもほぼないような状態にはなってきてはおります。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) 次の質問に行きます。 ポイ捨て等に関するマナー啓発と環境維持活動について。 委託しているシルバー人材センターが、平常の掃除はしない。それから、ごみ箱も設置をしないということであれば、ポイ捨て等をなくすあるいは持ち帰るということを徹底するほかないだろう思います。 まず、町内で自発的に公園や路上の清掃をしていただいている団体等は把握されておりますか。
○議長(丸山卓嗣君) 砥上都市整備課長。
◎都市整備課長(砥上敏之君) 令和5年度でございますが、ごみ清掃をしていただいている団体等については、個人で行っていただいてる人数は16名、団体で行っていただいている団体数は15団体でございます。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) それはもう役場のほうに届出があったということですか。
○議長(丸山卓嗣君) 砥上都市整備課長。
◎都市整備課長(砥上敏之君) 役場のほうに届出と申しましょうか、2つの団体につきましては、県の団体のほうに登録されてますので把握は容易なんですけれども、ほかの個人さん、団体さんにつきましては、職員が関わっているとか、あとは役場の都市整備課のほうでごみの袋をお配りさせていただいてますので、その回収したごみを入れるための袋を取りにお越しになられますので、そういうところで把握しているということで、登録されているわけではございません。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) 今後、このような団体あるいは個人の方を増やしていって、町をきれいにする協力をしてもらおうという意識、意思、これからのそのような動きをされようと思っておられますか。
○議長(丸山卓嗣君) 砥上都市整備課長。
◎都市整備課長(砥上敏之君) 本当にボランティアの皆様にしていただいておりまして、きれいになっているということは重々承知しておりますので、もし今後また新たに実施をされたいというような団体さん、個人さんがいらっしゃいましたら、役場のほうではごみの袋はお配りはできますので、そういうところで役場としては協力はできるかなというところでございます。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) やはり啓発が一番大事だろうと思います。そこで、
小・中学校でごみのポイ捨て等について、どのようなときにどのような指導をされているか、お伺いいたします。
○議長(丸山卓嗣君)
池松学校教育課長。
◎学校教育課長(池松貴恵君) 道徳の公共心を扱う学習や日常指導の中で、みんなが気持ちよく生活するためのルールとして守るべきものとして指導しております。また、日々の清掃指導を通じて、公共の場所を衛生的に保つことを指導しています。また、長期休業の前に口頭で指導したり、遠足や校外学習のときに、公共施設の利用の仕方の指導を学年の発達段階に応じて体験的に指導したりしています。月に1回、校区クリーン作戦を実施している学校では、その事前指導の中で行っています。また、自校の生徒がポイ捨てをするような事案があった際には、朝の会や帰りの会、学年集会等で適宜指導をしている状況でございます。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) 今言われたところで欠けているところは、なぜポイ捨てをしたらいかんのかというところだろうと思います。ただ公共心、決まっているから捨てちゃいかんというところだけでは駄目だろうと思います。なぜ缶やプラスチック容器なんかをその辺に捨てたらいかんのかと。これは地球に戻らないということですよね、何年たっても。これは誰かが拾って処分してやるか、リサイクルするしかないわけで、そこのところをきちんと教えていってもらいたいなと。目の前から風で飛ばされてなくなっても、これはきれいになったわけではなくて、川に流されて、結局は海に。今はマイクロプラスチックという大きな問題もありますので、そこのところを
小・中学校でもきちんと教えていただきたいなということをお願いしたいと思います。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員、答弁要りますか。 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) では、次へ行きます。 町の啓発活動として、ごみのポイ捨て等についてどのような活動をされているか伺います。
○議長(丸山卓嗣君) 太田生活安全課長。
◎生活安全課長(太田成洋君) 志免町では、環境監視作業員の2名を会計年度任用職員として雇用をしております。環境業務の一環として、不法投棄に対する町内一円の環境監視パトロールや看板の設置を行い、町民の意識向上を図っているところでございます。パトロール中、不法投棄が多いところでは、不法投棄禁止のアナウンスを行いながら巡回しており、不法投棄があれば、その都度清掃を行います。また、所有者が判明した場合は指導を行い、悪質な不法投棄の場合は警察と連携し対応することとしております。併せまして、広報紙、
ホームページ等で不法投棄に関する周知啓発を行っております。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) それでは、4番目のポイ捨て等に関するマナー啓発、環境の維持のためにということで、決定的な解決策というのはなかなか見つけられないんですけれども、私が少し考えていることだけお伝えしたいと思います。 まず、大人が率先垂範。この率先垂範という言葉は、久しぶりで自分でも使ったなと思う。なかなか行政の中では出てこない言葉で、自分の住居周辺の清掃を励行するように啓発すると。大げさなことではなくて、家の前の道路、ごみが落ちていたら拾って片づけることを励行すると。町長はなされていると思いますけれども、こういうことを職員の皆さんにも啓発してもらえればと思います。 一昨年、広報委員として挨拶運動の写真撮影に西小学校に伺ったとき、校長先生が校庭の隅々のごみを拾っておられる姿を拝見いたしました。町長も無意識にされていたと思いますけれども、なかなかできないことで、感心したことを覚えております。無意識になるぐらい、そういう意識が高まればと思っているところでございます。 2番目が、環境監視員の巡回時の犬の散歩のマナー向上のアナウンスに、ポイ捨て禁止を加えたらどうかというところです。これはそんなにはお金もかからないし、いかがですか。
○議長(丸山卓嗣君) 太田生活安全課長。
◎生活安全課長(太田成洋君) 環境監視作業員の業務につきましては、先ほども申し上げましたが、町内一円の環境監視のパトロールや啓発を毎日行っております。巡回時の放送といたしまして、犬の飼い主マナー啓発、地域猫活動の啓発、不法投棄禁止アナウンス、野焼き禁止の放送を行っております。御質問のこのポイ捨てにつきましては、不法投棄の禁止アナウンスとして現在行っております。特にそういった4つの事例が多いところで、そういったアナウンスを分けて啓発をしているところでございます。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) 分けてというのは、町全体をポイ捨てとか不法投棄を加えているというわけでもない。
○議長(丸山卓嗣君) 太田生活安全課長。
◎生活安全課長(太田成洋君) 不法投棄のアナウンスとしてしておりますので、不法投棄が多い地域であったりとか、そういったところで不法投棄のアナウンスを流したり、あと猫のふんがすごく多いところであったら、地域猫活動の推進であったり、犬のふんにしてもですけれども、そういった特に多いところはそういったアナウンスを強化して行うようにしております。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) 私もそのアナウンスはよく聞きます。ポイ捨てについてはなかなか耳に入ってこないという状況がありますので、その辺のところを考慮していただきたいと思います。 次、ポスターでの啓発強化。これは公園の周辺で、ごみは持ち帰りましょうとか、ポイ捨てはやめてくださいというようなのを貼ってありますけれども、遊んでいる小・中学生はなかなか目に入ってないようで、もう少し大人が見えるところに貼ったらどうかというところでございます。その点はどうでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) 太田生活安全課長。
◎生活安全課長(太田成洋君) ポイ捨て等の周知の看板、ポスター等につきましては、やはり目につくようなところに貼っていくべきであると思っております。 ポスターの啓発につきましては、毎年度子どもたちの環境作品展というのを行っておりまして、多くの作品展示を行っております。今年度、シーメイトのエントランスで開催をさせていただきました。 この作品展は、小・中学生の子どもたちに環境問題について考えてもらうことを機会としており、ごみの減量やリサイクル、食品ロス、自然環境の保護など様々なテーマから募集を行い、ポスターや調べ学習の展示を行っております。 展示スペースでは、来場者の方々へアンケートを行い、回答の多くは、作品に対し興味を持たれ、感心されたり、今後自分たちも取り組みたいなどの感想をいただいており、町の環境美化保全に対する意識向上につながっている大変いい機会だと思っております。 この作品展に応募されているポスターにつきましても、今後そういった周知に活用できないかというのを検討していきたいと思っております。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) 次、ごみは捨てない、捨てたごみ、あとごみがどうなるか理解した上で、ごみは持ち帰ることをコミュニティ・スクールの活動に取り入れられたらと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君)
池松学校教育課長。
◎学校教育課長(池松貴恵君) 本年度は、コミュニティ・スクールの取組といたしまして、挨拶運動とともに町のクリーンアップ作戦に参加ということを掲げており、各
小・中学校の児童・生徒は、地域の清掃活動に参加する中で、体験的に町をきれいにすること、ごみを捨てないことなどを学んでいるのではないかと考えています。 また、先日コミュニティ・スクールの活動で、学校で行われたある町内会とのその地域に住んでいる小学生の熟議を見学したときの話になりますが、この日の議題は「町内会をもっとこんな姿にしよう」で、児童と地域の方々との意見交換の後、児童は地域で目指す町内会の姿について整理し、ボランティアや町をよくする活動に積極的に参加するとまとめられていました。その中で児童が考えていたボランティアは、草取り、ごみ拾い、困っている人を助けるというようなことでした。 このように子どもたちが町をよくする、町内会をよくするために自分たちができることを自ら進んで考えることがとても大切で、それらのことを町内会と協議しながら一緒に取り組んでいくことで、それらの活動がさらに多くの人々へと広がっていくのではないかと考えております。 そして、恐らく他の町内会との熟議の場においても、子どもたちは同じように町をよくするために自分たちができることを提案し、町内会と協議し、一緒に取り組んでいくことを決めていっているのではないかと思います。 コミュニティ・スクールの活動におきましては、まずは子どもたちの自主性や町内会の判断に任せまして、その中でごみ拾いや草取りなどに取り組まれるようになることが、息の長い活動につながるのではないかと考えております。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) その次の小・中学生に自然と親しむ機会を増やし、ごみは捨てないことを習慣化すると書いておりますが、私は山登りは好きで、初めて登ったときに、山道で擦れ違った人がみんな「こんにちは」「こんにちは」と挨拶していただいてびっくりしたんですけど、下る頃には自分も挨拶ができるようになったり、持っていったごみは必ず持ち帰るという習慣ができるわけで、そのようなときに、さっきも申しましたけど、なぜ投棄したらいけないのか、捨てたらいけないのかということを教えていただきたいと思います。 今まで述べましたいろいろ、決定的な解決策というのはなかなか見いだせないわけですけれども、その中でも教育長、町長の所感をお願いいたします。
○議長(丸山卓嗣君) 金子教育長。
◎教育長(金子眞恵君) ごみのポイ捨てに関しての所感と今後の取組についてのお尋ねでございますので、述べさせていただきます。 公園の隅のあたりとか脇道の草の茂みにごみが落ちてるの見ますと、本当にとても残念な気持ちになります。子どもたちには、こういったポイ捨ての様子に慣れてほしくないなと思います。 先ほどお答えするタイミングを逃しましたけれども、学校では、プラスチックなどのごみは土には決して戻らないんだと、そしてそれが川に流れ、海に流れて、最終的には動物を冒し、地球環境を悪くするんだと。たった一つのポイ捨てが地球を汚染するという大きな問題に発展するんだということについては、学習をしております。そういった子どもたちですので、町の隅のほうに落ちているごみに慣れてほしくないと思いますし、同じように、ごみをポイ捨てするようなことはしてほしくないなというふうに思っているところでございます。 子どもたちは、学校の学習の中で、よりよい町にするために、あるいは気持ちよく生活するために、いろいろなアイデアを出す場面において、真っ先にごみのポイ捨てをやめることを提案いたします。思いつきます。ごみが捨てられている公園や道や川を見れば、ごみ拾いをしなければと思いますし、ポスターで呼びかけて、ごみを捨てないようにしたいなど考えます。 事実、ある小学校においては、委員会活動の中で、子どもたちが自主的に川をきれいに、ごみを捨てないでなど呼びかけるポスターを作成して、川沿いや公園に掲示したいと役場に相談に来られて、町内要所要所に掲示したということもございました。そういったように、子どもが考えていることを行動に移すことができるように、子どもたちの自主性を尊重しながら、その活動の実現に向けて側面から支援し、見守っていきたいというふうに考えております。これをしろというふうに周りから言われても、なかなか芽生えませんし、続きませんので、自分たちからやらなくては、一緒にやろうというような機運を高めていくことが大切だというふうに考えております。 具体的に今後の取組でございますけれども、先ほど課長が説明いたしましたように、現在もう既に取組を行っておりまして、来年度もそれを引き続いて行いたいと思っております。1年に2回、クリーンアップの行事を子どもたち、小・中学生を一緒に参加させようということを本年度から行っているところでございますので、今後その子どもたちの出席率が上がって、町を美しくする活動の値打ちを実感する子どもが増えることを期待しているところでございます。 議員にもしお願いできるとするならば、参加した子どもたちについて、褒めて励ましていただけるとありがたいなと。それはそこの町内会の大人の皆様にもお願いしていることではございますが、褒めて励ましていただくことによりまして、子どもたちはきっとボランティア美化活動に参加することによって町がきれいになる、そして自分も気持ちよくなる、そしてほかの人が喜んでくれる、こういったこと味わわせることは、町ぐるみのマナー啓発になると思いますし、マナーアップの目安になるものと、将来につながるというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 稲永議員からは、今回マナー啓発と環境維持についての御質問をいただきました。 この不法投棄、環境問題というのは、子ども、大人だけの問題ではなく、全ての方が考えなくちゃいけない問題でございます。先ほどから、プラスチックは元に戻らないという話もございました。側溝から宇美川を伝って海へ流れるわけでございます。海に流れると、本当に動物の環境破壊にもつながるし、この地球環境を今の私たちが壊す、後の人たちにそういったものをツケが回るということがあってはならないことだと思っております。 昨日のテレビの中で、宇宙ごみというテレビがあっておりました。大気圏外に宇宙ごみというのが何万個とあるそうです。この宇宙ごみというのは、衛星同士がぶつかったり、いろんなことで破壊されたりしたごみが何万個とあると。それを回収する業者が日本に生まれたいうことで、大気圏外に衛星を打ち上げて、ごみを拾って、大気圏で消滅させるというようなことを今進んであると。本当に地球環境を守るためには、こういったことも大事じゃないかなと思っております。 身近なところで言いますと、本当に子どもたちから大人まで、この環境問題、ポイ捨てについてはみんなで考え、みんなでそういう人がいたら注意する、その環境、土壌づくりがこれから求められると思っております。町と住民皆さん、議員の皆さん方が一緒になって、この問題を真剣に考えなくてはいけないというふうに認識をいたしておるところでございます。 以上でございます。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) どうもありがとうございました。 第6次総合計画の基本目標5、環境に優しく快適に暮らせる町で、その施策14は、快適な生活環境の維持と循環型社会の構築となっています。施策14の目指す姿は、町、町民、事業所が一体となり、ここが大事ですね、町、町民、事業所が一体となり、それぞれの立場で考え行動することができる、環境美化や環境問題への高い意識を持つとともに、ごみの減量化やリサイクルなどが進む、環境負荷の少ない持続可能な循環型社会が構築された清潔で美しい町を目指しますとあります。まさにここに書かれているとおりでございます。 本当にすばらしい内容だと思いますが、理想と現実の差が課題でありますことを考えますと、まだまだ課題は山積している状況です。意識の向上やマナーの向上には特効薬はなく、時間がかかります。罰則を強めてもうまくはいきません。やはり大人が率先垂範し、施策14の目指す姿に向かって不断の努力を行うことが肝要であると考えます。 今日はありがとうございました。この目指す姿を忘れずに、町と町民、事業所が一体となって、この環境の問題を少しでも前進させていければと思います。今日はありがとうございました。 以上で一般質問を終わります。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員の一般質問を終わります。 以上で本日の日程は全部終了しました。 本日はこれで散会します。
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~~~~~~~~ 散会 午後2時59分...