志免町議会 > 2023-12-05 >
12月05日-03号

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  1. 志免町議会 2023-12-05
    12月05日-03号


    取得元: 志免町議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-19
    令和 5年第8回12月定例会1 議 事 日 程(第3号)   (令和5年第8回志免町議会定例会)                                    令和5年12月5日                                    午 前 10 時 開議                                    於   議   場 日程第1 一般質問番号質 問 者件    名要旨・質問内容質問の相手3牛 房 良 嗣1.出生数の減少にストップを。(1) 令和4年の対策と対応について。   (出生数 平成22年630人、令和4 年363人)  ①転入増、外国人増でも出生数は300人台へ減少。これまでの町の少子化対策と関連する子育て支援の取組み状況を伺う。 (2) 出産祝い金。  ①新しい生命に思いきった予算を。1人目出産10万円、2人目20万円、3人目30万円の出産祝い金を支給。 (3) 病児保育、紙おむつ支援。  ①新たな病児保育施設の確保と保育園での使用済おむつ処理事業はスピード感を持って対応を。進展状況は。町長2.いじめ、不登校の実態は。(1) いじめは、他人を傷つけ、自らも一生傷つく。   令和元年~4年度の取組みについて。  ①いじめ認知件数、不登校児童生徒数の推移は。  ②道徳教育の徹底を。  ③いじめ、不登校の再調査を。町長 教育長3.人生100年時代。元気シニアに生き甲斐と収入を。(1) 町の就労支援を積極的に。  ①65歳以上のシニアの推移は。  ②役場の仕事など、シニアが活躍できる場を創り出し、働くシニアのモデルにできないか。  ③体力、能力、意欲があれば生涯現役。町長4.役場が変わらねば町は変わらない。(1) 縦割りから各課の連携を密に。  ①トップの決断で事業の優先順位を明確に。  ②全国に誇れる志免町のオリジナル事業の展開を。町長6藤 瀬 康 司1.教育環境向上について。(1) 体験型の教育を行い、教育に力を入れている子育て一番の町に。   志免町の教育目標である「夢や志をもち、ふるさと志免を拓く人づくり」について問う。  ①中学生のバス通学について。   ⅰ.町立と町外にバス通学をしている志免町の中学生数は。
      ⅱ.中学生のうちからバスに乗る習慣を身に付けるためにも、バス通学の家庭だけではなく、茨城県常陸太田市のように中学生全員にバス無料定期券を交付しては。  ②キャリア教育、職場体験について。   ⅰ.志免町のキャリア教育がめざす目標や内容は。問題点、課題は。   ⅱ.志免町でも以前は職場体験があっていた。コロナでなくなっていたが現状は。   ⅲ.職場体験は、子供たちにとっては貴重な体験。  ③学生による、ふるさと納税返礼品考案について。   ⅰ.ふるさと納税について小中学校で授業はあるか。   ⅱ.中学生がふるさと納税で志免を活性化させる方法を考える授業をしてみては。  ④海外の学生との交流について。   ⅰ.海外の人と関わることで海外や言葉に興味を持つことができる。志免町の子供たちが海外の子供たちと関わる機会はあるのか。   ⅱ.福岡青年会議所(福岡JC)が創ったアジア太平洋こども会議(APCC)がある。福岡市や他の町では受け入れを行っているが志免町では行っているのか。   ⅲ.海外の学生との交流を。英語体験学習は聞く力、話す力、読む力、書く力を伸ばすことができると考える。ICTを活用して海外の学校と映像でつなぎ、英語で交流する遠隔授業をしてみては。   ⅳ.国外都市と姉妹提携を結び、子供や大人も海外の方と交流する機会をつくっては。町長 教育長2.高齢者が運転免許証を返納しやすい環境整備について。(1) 志免町独自の高齢者運転免許自主返納者への支援制度を。   頻繁にテレビの報道で高齢者の事故が報道され、中には悲惨な事故の少なくない。高齢者運転状況免許返納制度について問う。  ①志免町の65歳以上の高齢者自主返納比率は。  ②志免町の65歳以上の高齢者自主返納実績は。  ③高齢者による事故、違反について。近隣町では通学する高校生を巻き込む事故が起きた。志免町での高齢者による過去の事故、ならびに違反は。  ④町として返納しやすい環境整備はできているのか。現在の運転免許を促す施策は。  ⑤高齢者が事故を起こさないためにも、65歳以上を対象として、「サポカー補助金」や「ペダル踏み間違い急発信抑制装置への後付け補助金」といった補助金がある。町民の活用状況は。また高齢者への活用促進方法は。  ⑥返納してくださいというだけではなく、町として安心して免許を返納できる環境整備をつくることが必要である。   65歳以上を対象とした免許返納についての講義や、志免町独自の高齢者の運転免許自主返納支援が必要では。町長7安河内 祐 子1.コミュニティの活性化について。(1) 町民運動会が例年通り行われなかったことについて。  ①コロナ禍で中止になっていた町民運動会の再開にあたり、どのような会議が行われたか。  ②30町内会の町内会長の皆さんからは、どのような意見が出されたのか。  ③町民運動会を例年通り開催しないとした理由と、どのようにして決まったのか。  ④町民運動会を開催するために、他の方法(アイデア)は出なかったのか。 (2) 今年10月8日に行われたスポーツフェスタについて。  ①町民運動会を開催せず、スポーツフェスタという形式を発案し決定したのは、どのような経緯だったのか。  ②参加人数と、年齢層別の人数は。  ③スポーツフェスタについて町としての評価は。  ④スポーツフェスタ開催後に、町内会長の方々との会議はあったか。  ⑤スポーツフェスタに対する意見や問題点等の声はあったか。 (3) 町民運動会の意義を問う。  ①町民運動会は、最大のコミュニティ活性化活動なのでは。   コミュニティ・スクール、高齢者の問題、町おこしの観点から、学校教育課、福祉課、まちの魅力推進課の見解を伺う。  ②町として、来年度からの町民運動会の方向性は。町長8稲 永 隆 義1.公共施設個別施設計画の進捗状況と財政計画について。(1) 諸物価高騰の折、公共施設個別施設計画の経費の見直しと、第2期志免町財政計画の見直しが必要ではないか。  ①公共施設個別施設計画の計画期間はR2年度~R26年度の25年間で、実施計画が示されているのはR2年~R11年度の10年間。実施計画は経費を除くと順調に進行している。㎡あたりの建設単価が上昇しており、公共施設個別施設計画を見直す必要があると考えるが。  ②実施計画期間10年間の費用は45億7000万円が見込まれているが、物価がこのまま推移した場合の費用は。  ③第2期志免町中期財政計画(R3年度~R7年度)の目標である、財政調整基金残高20億円と臨時財政対策債を除く町債残高28億7800万円の達成見込みは。町長2.いじめ・不登校対応について(1) 小中学校のいじめ・不登校の認知件数がなかなか減少しない。SSWの先生の配置を増やし、補助員の方を増やしての対応にも限界があるのではないか。発生後の対処療法に力を入れても認知件数は減少しないのではないかと考える。  ①バイスタンダーの概念を導入してみては   (バイスタンダー教育orバイスタンダートレーニング等)   バイスタンダーとは、ハラスメントや暴力などの被害を受け、被害者が嫌な思いをする状況に遭遇した第3者を示す言葉。バイスタンダーが適切に行動することで、状況の悪化を防いだり、被害者を適切なケアにいち早くつなげたりできる。  ②令和4年12月議会での私の一般質問のタブレットを使った静岡県掛川市の相談アプリ「心の相談ノート」の検討結果は。町長 教育長2 出席議員は次のとおりである(14名)  1番  荒 牧 裕 樹              2番  稻 永 義 美  3番  佐 藤 貴 士              4番  野 中 秀 樹  5番  安河内 祐 子              6番  稲 永 隆 義  7番  岩 下 多 絵              8番  小 森 弘 美  9番  藤 瀬 康 司              10番  丸 山 卓 嗣  11番  牟田口 武 史              12番  丸 山 真智子  13番  牛 房 良 嗣              14番  大 西   勇3 欠席議員は次のとおりである(0名)  4 職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(2名)  議会事務局長  稲 永   正          書記      平 山 聡 彦  5 地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名(20名)  町長      世 利 良 末          副町長     内 野 克 志  教育長     金 子 眞 恵          会計管理者   牛 房 大 和  総務課長    二 村 研 司          まちの魅力推進課長                                   圓能寺 豊 博  経営企画課長  篠 原 優 人          税務課長    徳 永 康 國  住民課長    塩 崎 幸 恵          福祉課長    今長谷 智 子  福祉課参事   佐 藤 利 江          健康課長    松 田 直 子  子育て支援課長 高 山 真佐子          生活安全課長  太 田 成 洋  都市整備課長  砥 上 敏 之          上下水道課長  百 田   光  学校教育課長  池 松 貴 恵          学校教育課参事 中牟田 いずみ  社会教育課長  安 楽   実          経営企画課長補佐米 澤   大~~~~~~~~~~~~~~~~              開議 午前10時00分 ○議長(丸山卓嗣君) おはようございます。   これより本日の会議を開きます。   日程に入る前に報告いたします。   町長より12月4日の日程第1、一般質問の中での発言について、志免町議会会議規則第64条の規定の例により、訂正の申出がありますので、発言を許可いたします。   世利町長。 ◎町長(世利良末君) 改めましておはようございます。   昨日の佐藤議員の一般質問の中で、私の発言が誤解を招くような発言をしたことに対しまして、おわびと訂正をさせていただきたいというふうに思っております。   昨日の内容を読み上げますと、子どもたちにもぜひ学校を通じてお願いしたい、歩行者は横断歩道は急いで渡るということをまず心がけていただきたいという文言の中で、やはり誤解を招くような発言でございました。子どもたちには速やかに横断歩道は渡っていただきたいという旨に訂正をしたいと。誤解を招くような発言でございました。ここでこのようにおわびを申し上げ、訂正をさせていただきたいというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山卓嗣君) それでは、日程に入ります。            ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 一般質問 ○議長(丸山卓嗣君) 日程第1、一般質問を行います。   順番に発言を許可します。   13番牛房議員。質問時間30分です。   牛房議員。 ◆13番(牛房良嗣君) 昨日、皆さんの質問には非常に私も感動いたしました。私の場合は、前回同様の質問で申し訳ないと思っておりますが、よろしくひとつお願いしたいと思います。   質問の要旨は2点でございます。   1点目は、どうしてこんなに子どもを産まない社会になったのか、これを打破する道はどういうことをやればいいのかということが第1点目でございます。   2点目は、人生100年時代で、元気なシニアがどんどん増えてきておりますが、こういった方たちにひとつ生きがいと仕事を与えていただきたいということのお願いでございます。   じゃあ、最初の1番目の質問に入ります。   どうしてこんなに子どもを産まない社会になったのかと。最近の一番新しい国勢調査が2020年ですか、実施されまして、全国1,718の地方自治体がありますが、そのうち885の市町村が過疎地帯に指定を受けております。885というと、全市町村の51%ということで、これはもう異常な状況であると私は思います。どういうことになるかというと、結局地方は衰退し、非常に厳しい財政状況に追い込まれてる。こういったことが私たちの周囲に起こってること。国も一生懸命でございまして、安倍さんのエンゼルプランといいますか、これをはじめとしまして、安倍さん、菅首相、岸田さんと3代にわたりまして約30年間、いろいろな子どもの少子化に対するストップをどうかけていくかということについて努力されたけど、結局何の成果もない。ただ子どもの人口は落ちる一方でございます。   志免町の場合は、非常ににぎやかな町だということで、私もそう思っております。皆さん方もそうお考えになってると思いますが、志免町の場合を考えてみましても、私が議員になったのが今から24年前ですかね、平成11年、そのとき、調べてみますと子どもの出生数は423名でございました。その後、どんどん伸びまして、平成17年から平成26年の10年間に大体500名から600名の子どもが生まれております。最高は、平成22年だったと思いますが、630名が、これは一番伸びた子どもの生まれた数が多かった時代でございます。今、この子どもたちが幾つぐらいかというと、大体、だから中学の子どもぐらいですね。それで、その後平成27年頃からだんだん、500名、600名の出生数が400名に減りました。どんどん減っていきまして、結局昨年は363名。この363名なんていうのが、これがこれから5年続くとどういう状況になるんですかね。町長、考えられたことありますか。 ○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 少子化、子どもたちが出生する人数が減っているという、どのようなことが考えられるかという御質問でございますが、日本を支える子どもたち子どもたちが今の出生の子どもたちが働く世代になったときに、実質、町のため、国のために働く子どもたちが成長してくると、そういったことの減少が非常に危ぶまれている。高齢者は増えてくるわけでございますが、そういったことに大変危惧をいたしているとこでございます。 ○議長(丸山卓嗣君) 牛房議員。 ◆13番(牛房良嗣君) 教育長どうですか。考えられたことありますか、今、町長は話されたこと。今、子どもの数はどんどん伸びておりますか。どうなってますか。 ○議長(丸山卓嗣君) 金子教育長。 ◎教育長(金子眞恵君) 少しずつ減少していることを承知しております。 ○議長(丸山卓嗣君) 牛房議員。 ◆13番(牛房良嗣君) 500名前後の伸びているのは、これは異常かもしれませんが、しかし、この数年で400名からあっという間に363名と。だから、私はこれでストップするのかと、またストップさせなきゃいけないと思いますが、これ以上もし出生数が減るようだったら、これは大変な問題になるんじゃないかなと。問題は、冒頭にも申し上げましたように、どうして子どもを産まないような、そういう社会になってきているのかということに対する、これは2020年の国勢調査によりますと、子育て、教育に費用のかかり過ぎと、こういうことが、これが負担になり過ぎてると。したがって、これでは、これ以上子どもを増やすなんていうことはとても無理だということの言葉なんですが、町長あたり、これはどうお考えになってますかね。今子どもの費用がかかり過ぎというような、これは国勢調査のこの中へ、一つの中に書かれていることを私は今言って、私が自分で言ってるんじゃなくて、そういうふうな2020年度の国勢調査の調査によりますと、そういうふうに子どもの費用のかかり過ぎがひとつ子どもの出生を低下させてる一つの原因なんだということですが、どうですか、これ。 ○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 議員が言われますように、子どもを育てることは大変な費用がかかるということは承知をいたしております。国におきましては、少子化対策として3兆円半ばの予算を今後確保するというようなことを言ってあります。しっかり国の動向を見ながら町としてもしっかり取組をさせていただきたいというふうに思っております。 ○議長(丸山卓嗣君) 牛房議員。 ◆13番(牛房良嗣君) これは国勢調査によりますとそういうふうな表現がしてありましたので。ただ、363名なんていう数字が、これがこれから5年続いたら、ちょっと今までのいろんな教育の数から保育所の数から、これはもう大変な大きな変動が起こってくるんじゃないかというようなことで、何かこう今までは子どもの減少が、出生者の減少が他人事みたいに考えていたが、そうじゃなくて、何か足元のほうは大変な大きなリスクが来てるということについて、私はお互いにそういった意識を持ち合いながらこれからの行政に当たっていただきたいなと、こういうふうに思うわけでございますが、そのために、ここへ出産祝い金というのを、ここへ一つの例としてです、こういうことをやることによって、そういったネックになっている面を除去しながら、みんなが若い世代が子どもを喜んでかどうかはともかくとしても、子どもの産めるような、そういう社会に転換していくことが必要じゃないかなというようなことで、出産祝い金を、これは1人10万円から2人目が20万円、3人目が30万円というようなことで、金額の多寡はともかくとして、こういうことを出す一つの理由は何かといいますと、今まで教育にかかり過ぎ、あるいは子育てにかかり過ぎている費用をこれを誰が負担するのかということを私は皆さん、町長に考えていただきたいなと思うのは、出産祝い金というのは、これは子どもたちの実は親にお礼として出したらどうですかということですと。あわせて、貧困家庭のそういったところにもこういったお金が行けば、出生をこれから促進していく、ひとつ何かきっかけになったらいかがかなと、こういうふうなことでここへ提案したわけでございますが、もう今の状況で、例えば同じことをやっていっても、ほとんどこれは、何か子どもを産める世代が、もう、いや、もうこれ以上は無理ですよと、こう言ってるのに、もうこれ以上頑張れなんていうことは、とてもそれは言える話じゃない。だから、もっとそれよりも、もっとそういった、今まで子どもが産めない、教育のかかり過ぎだということであれば、あるいは世話のかかり過ぎだということであれば、それをチェンジしていく何かきっかけになればなと、そんな思いでここへ記入したわけでございますが、どうか私は出産祝い金がただ単に金をばらまくとかじゃなくて、その出産祝い金が親に行くことによって、親のそういった経済的な不安を解消できる、これが1つ。   それから、もう一つは、貧困の家庭のあたりにとったら、これは大変なこれは大きな利益というか、そういったプラスのものが多いということは、少しでも心が安らかになるんじゃないかなと。私は、だから学校あたりで今、いじめ、これとかいろいろあります。いじめ、不登校、いろいろあるんですが、その寄ってくる元というのは、親の経済的なそういった不安定、あるいは厳しさが、これが子どものほうに来てるし、またそれがいろいろいじめとかこういったことにも寄ってきてる。したがって、その辺のところが、もしこの出産祝い金で一部でも解消できるような流れになれば、私はちょっと今までの流れと違った、子どもが生まれてくる、そういった素地ができるんじゃないかなと、こう思うんですが、町長いかがな、町長の考えておいでになる出産祝い金、出産というか、出産に対する、あるいは子育てに対する、そういった考え方はどうですか。志免町に対してはこういうことを今考えてる、あるいはこういうことをやってるんだということがあれば教えていただきたいと思います。 ○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 先ほどから子育てには非常にお金がかかるというような御発言でございます。確かにそういうことは承知をいたしております。以前、私たちが子どもを育てるときに比べると、今回出産祝い金だったり、妊娠が発覚したときに5万円、また出産したときに5万円、10万円のこの定額給付金があるわけでございますが、以前に比べるとそういう面では少し国のほうも力を入れてきているんじゃないかなというふうに思っております。   少子化の問題につきましては、子どもを1人ないし2人お産みなることが通常的には1.7ぐらいでしょうか、が平均的なものは。ただ、考えられるのは、私の周りにもいるんですが、結婚をしない、キャリアを積んで、そういったことに仕事を頑張るというような方も増えてきてるんじゃないかなということも考えられるんじゃないかなというふうに思っております。   少子化対策、貧困対策につきましては、今議会にも上程をいたしておりますので、その辺はしっかり委員会で説明をさせていただきたいというふうに思っております。先ほど申し上げましたとおり、国も大変危惧をいたしておる状況の中で、3兆円半ばのこの子育てに対する予算を確保するということを明言してありますので、そこら辺の推移をしっかり見極めた上で、町としてできることをしっかり行っていきたいというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山卓嗣君) 牛房議員。 ◆13番(牛房良嗣君) 今度の予算審議会では、私はテレビを見ておりまして、今町長が言われるように、子どものためには今度うんと金使います、だから子育てをしてる親には給与を倍額にするとかというような話を何かされてたようで、何かあっちもこっちもめちゃくちゃになってるんじゃないかというような思いがして、ちょっとそんな、私は逆にちょっとやり過ぎかなと思うぐらいの気持ちを持ってるんですが、いずれにしても、若い世代が子どもを産んでもいいよと、あるいは産みたいとか、本当そういうふうな思いをさせるようなことは何ですかということを常に、ただ霞ヶ関のほうから偉い人がこうやれって言ったからただやってますという、そんな無責任なことじゃなくて、自分のところだったら、俺のところはこういうことをやるよというような、私は何か志免町全部がそういったところに1本に集約してやっていく、そういった子育て世代を応援するような、そういうムードができないと、ただ単にうちの課ではやっとるけどよその課は知らん顔をしてるとか、そんなことじゃなくて、何かひとつ町長が、よし、これで行くぞと言ったら、みんながその1点に、みんなが集まってきてパワーを出してというふうな、そういう組織体であってほしいなと、私はそういうふうに思っております。   ぜひ今度の新しい、まだ予算のほうもできて、国のほうからの指示、支援、そういうこともあると思いますが、ただひとつ私は最後に町長に申し上げたいのは、子どもへの投資というのは、これは必ずまた元へ戻されるということを、決して子どもに金突っ込んだらそれでもうどぶに捨てるみたいなもんじゃなくて、むしろ2倍にも3倍にもなって返されるんだというようなことを考えれば、私は今困窮している、例えば貧困家庭の問題だとか、いろいろ厳しい中で、経済環境の中で子育てをやってる人たちとか、そういったことに対してもっとお金を投資されて、投資です、されれば、これがまた大きな今度は地元へ返されるもんだというふうに私は信じておりますが、ぜひひとつ、私がここへ書いた出産祝い金というのは、いろいろな子育ての、あるいは若い世代がこれから志免町で子どもを産みます、育てますという、そういう何かきっかけになってもらえればと、またそういうものはどっかの町がつくらなきゃいけないと思いますが、全国1,700あるけど、なかなかそこまで目が行ってるところはないと思います。私は、志免町が何かこう全国でも誇れる、もしこれから町になるためには、そういった子育てで、あるいは子どもの出生では、それは土地は狭いかもしれんけど、決して他に負けることはないような、そういうひとつ町にしてもらいたいということをお願いして1番目の質問を終わりたいと思います。   次に、2番目の質問でございますが、最近では人生100年時代というような言葉がしょっちゅう出てきておるんで、昔100年時代といっても何かよそごとみたいに考えていたけど、100年時代というのはそんなに珍しいことじゃないというふうに思います。そういった100年時代に、私はシニアに生きがいと、もう一つはしっかりした支援というか、何かお金をくれとかということじゃなくて、しっかりしたサポートをやってもらいたいということをひとつお願いしたいと、今日は、そう思ってここへ立っておりますが、この問題については、シニアのいろいろ仕事というか、生きがいとかやりがいとかということについては、もう今まで何回も言ってまいりましたし、皆さん方のほうでもそういうことについては、前向きで積極的にいろいろと御後援をいただいていると確信しております。   今までそういったシニアに対する支援というか、今までやってきたこと、あるいはやってなくてもこれからこういうことをシニアのために一肌脱いで頑張るぞというふうなことがあれば、ひとつ教えていただきたいと思います。 ○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 牛房議員の人生100年時代、今70歳現役世代というように言われております。多くの高齢者、70歳、65歳以上の方が仕事をされている、今そういう時代になってきております。志免町でもシルバー人材センターでしっかり働いていただいている方もおられます。これは、シルバー人材センターで、お金もそうなんですが、仲間づくり、人づくり、そういった仲間づくりを目的に働いている方も中にはおられます。役場でいきますと、65歳以上の会計年度任用職員の方が今38名働いてあります。働く意欲のある方、またそれ相応の技術といいますか、能力のある方は、そんなふうで働いていただいております。意欲がある方にぜひともそういった70歳現役世代をしっかり実現をしていただきたいというふうに思っておるところでございます。 ○議長(丸山卓嗣君) 牛房議員。 ◆13番(牛房良嗣君) 一生懸命やっていただいてるのはよう分かるけど、私どもは方々視察なんかをしたときに、そういった求人情報というか、求人、そういったものを役所で出しておいでになります。求人はこうだと、それから求職があったらこうだと、いろいろな条件を出している。志免町に来ると、言葉は飛び出してくるんですけど、どこに行って相談していいか分からないというような点がちょっとあるし、シルバーといったら、もう奥の奥まで行かんと分からないということなんですから、もうちょっとその辺が本当に大勢の人たちが、これはシニアだけに限らないんですが、この志免町というのは仕事場、仕事としたら周辺にも、何も町内だけじゃなくて町外だってどこだって、こういった仕事をやるんだったらあるよというようなものがもうちょっと表に出てくるようなことができないものだろうか、どうでしょうね。 ○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 確かにそういった意味では少し先例が少ないかなという認識はしております。課ごとにいろんなことは行っているわけでございますが、今言われますように、もうちょっと一元化といいますか、先ほど言いますように70歳現役世代というようなことをキャッチフレーズに、どっかの部署等ではっきりここに行けば大体のことが分かるというようなことが言われてるんじゃないかなというふうに思っております。その辺はしっかり役場の中でも検討して、分かりやすい、そういった、住民の方がいつでも相談できるような体制づくりが必要だと考えておりますので、ぜひその方向に向かって進んで行きたいというふうに思っております。 ○議長(丸山卓嗣君) 牛房議員。 ◆13番(牛房良嗣君) だから、そういうことはもうちょっと、シーメイトでも表のほうに出ていきゃあええけど、後ろのほうだし、役場へ行くと、もうほとんどそのあれは見えないというようなことですから、もうちょっとその辺のところを見える、そういったことについての情報を提供していただきたいなというようなことを、これは町長へお願いしておきたいと思います。   以上で私の質問を終わりますが、ぜひひとつこれから縦割りじゃなしに横断的な志免の役場の組織が動いていくようなことを、これはもうぜひ考えてもらいたいなと。今の、例えば貧困一つ、今日は何も私は言わなかったんですが、貧困の問題にしたら、みんなにどこがあれしてどうなってるのかさっぱり分からんというような、そういう状況もあります。だから、もうちょっと仕事を一元化するとか、あるいはもうちょっと他課、ほかの課とのいろいろな横断的な話合い、そういったことについて今後の例えば役場の運営について、どういうふうに町長、お考えになってるか、最後にお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 分かりやすい職場環境といいますか、住民の方が来てこういうことに困っているということがすぐ分かる、その部署、表立って貧困とかというのはなかなか表に出せないわけですが、そういったことの対応はできるような体制づくりが必要だと言われていると思います。そういった意味では、分かりやすい、横断的な職場環境といいますか、機構改革を控えておりますが、そういった意味ではしっかりその辺を取り組んでいかなければいけないというふうに思っております。 ○議長(丸山卓嗣君) 牛房議員。 ◆13番(牛房良嗣君) 以上で終わります。 ○議長(丸山卓嗣君) 牛房議員の一般質問を終わります。   ただいまから休憩に入ります。再開は10時50分とします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~              休憩 午前10時34分              再開 午前10時50分            ~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(丸山卓嗣君) 休憩前に引き続き会議を再開します。   一般質問を続けます。   9番藤瀬議員。質問時間30分です。   9番藤瀬議員。 ◆9番(藤瀬康司君) 通告書に従いまして一般質問をさせていただきます。   先日、総務文教委員会で配付されました志免町教育委員会の重点目標及び令和4年度主要施策の推進状況で、志免町の教育目標「夢や志をもち、ふるさと志免を拓く人づくり」を掲げ、目標、9つの基本施策の柱の下、毎年学校教育主要施策と社会教育主要施策がまとめてあり、その中の学校教育主要施策でもある「豊かな心を育てる教育の推進」で、道徳性を養う心の教育の充実と体験活動の推進に着目して質問をさせていただきます。   まず1点目ですが、過去にも同僚議員や先輩議員も質問されてます、中学生のバスで通学をしている家庭にバス代の補助という質問ですが、私は違う角度から質問をさせていただきます。   まずは、町立と町外にバス通学をしている志免町の中学生の人数は何人でしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 池松学校教育課長。 ◎学校教育課長(池松貴恵君) 町立中学校でバス通学をしているのは、志免中学校の274人です。   町外にバスで通学している中学生につきましては、把握できておりません。 ○議長(丸山卓嗣君) 藤瀬議員。 ◆9番(藤瀬康司君) 志免中と東中で約1,500人いる中、志免中のみにはなりますが274人ということで、半分、3分の2ぐらいですね、は徒歩で、残りはバスで行かれているということで、バスの274人という人数は本当に多い人数じゃないかなと感じます。   その中で、茨城県の常陸太田市では、中学生を対象に市内を走るバスを無料で利用できる定期券を交付をしております。子育て支援とともに、公共交通の利用促進を目的としています。常陸太田市は、志免と同じく、バスが地域をカバーする公共交通となっており、定期券は普通の通学のほか、塾通いや買物、部活動など多様な用途に使われ、中学生が定期券を利用して校外学習を企画するなど幅広く活用されています。保護者からは、雨の日の送迎が減ったと保護者からも好評ということです。   新たなニーズの開拓として、地域の公共交通をバスの本数が減らないように維持をし、保護者の手を離れ、一人で行動する機会を増やすことができますが、バスが公共交通手段である志免町でも導入を行い、中学生がバスに乗る習慣を身につけるために定期券を交付してはいかがかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 池松学校教育課長。 ◎学校教育課長(池松貴恵君) 常陸太田市では、路線バスで市内周遊をすることによる郷土愛の醸成、バス停を新たに設置した商業地への集客、公共交通機関の利用促進を目指して、市内の中学生全員を対象に市内バス無料定期券を交付する事業を本年度から始められているとのことで、その対象者数は940人で、予算額は1,023万円とのことでした。   志免町では、公共の交通機関がバスしかありませんので、中学生だけで遠くへ出かける場合などはバスを利用していることが多いのではないかと思います。   また、この事業を志免町で実施する場合、町立中学校の対象者は約1,500人、町外の中学校へ通学している対象者が約120人で、志免中学校や町外の中学校へ通学している生徒に関しましては、通学にも使用できる生徒が多く、使用頻度も高くなりますけれども、志免東中学校ではやはり通学に適したバス路線がないため、通学以外での使用ができると言いましても、やはり不公平感が生じるのではないかと考えるところでございます。   また、定期券交付のための予算として、町内限定ということでどういう算定になるのかは分かりませんが、田富から御手洗の中学生の定期の年額でいいますと、現時点では5万9,200円でした。これですと、糟屋郡、筑紫地区、福岡市で利用可能なエコルカードの年額のほうが安価になりますので、こちらの額で対象生徒分を試算するとしますと、年額が6,107万円になりますので、予算的にも非常に志免町での導入は難しいかと思われます。   以上です。 ○議長(丸山卓嗣君) 藤瀬議員。 ◆9番(藤瀬康司君) 片道で例えば200円で定期券だと、学割で3,600円、西鉄バスは。約1,600人で、月576万円、約600万円の試算になるわけですが、この600万円の捻出も難しいんでしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 池松学校教育課長。 ◎学校教育課長(池松貴恵君) すいません。その600万円という試算、今おっしゃったようですけれども、ちょっとよく分からなかったですが、もう一度、すいません、お願いします。 ○議長(丸山卓嗣君) 藤瀬議員。 ◆9番(藤瀬康司君) 片道200円の定期券だと学割は、学割ききますと3,600円、月に、3,600円が1,600人として掛ければ約600万円という金額になりますけど、分かりますか。 ○議長(丸山卓嗣君) 藤瀬議員。 ◆9番(藤瀬康司君) 先ほど東中に定期券を交付すると不公平感があるということですけど、例えばバスを使っている方だけに交付すると、やはり不公平感がもちろんあるんじゃないかなと思いますので、全員に配布することによって、中学生が新たな学びを得れるということを考えれば、全員に配布することが的確だと思いますし、これは志免町だけの金額になりますので、例えば市外へ出るんであれば追加料金はもちろん自己負担にはなりますので、大きな金額にはなるかもしれませんが、学習、学びの場として考えるんであれば安いものだと思いますけど、いかがでしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 金子教育長。 ◎教育長(金子眞恵君) 議員がおっしゃってあります常陸太田市の面積は371.99平方キロメートルで、志免町の約42倍強の面積があります。そういった広い市内を中学生が周遊することによって、地籍とか古い建物とかいろいろございますようですので、そういったところを周遊することによって、新たな発見とか学びとかにつなげるというのは有意義であろうかというふうに思います。ただ、この本町の場合、大変狭うございまして、中学生の移動手段といたしましては、自転車かバスか徒歩か、あるいは家族の送迎かというところでございまして、公共交通機関のバスが中学生にとって生活に根づいている状況があるというふうに考えております。   無料定期を乗車習慣を身につけさせる目的で交付することで、その乗車が中学生の体験型の学びにつながるというように考えることは、無理があるというふうに捉えております。   以上でございます。 ○議長(丸山卓嗣君) 藤瀬議員。 ◆9番(藤瀬康司君) 保護者の声でも、バスで通学をしている方から定期券の配布、補助の件の話も出てますので、そこの生徒だけではなく、志免町全体として公平感を感じ、そしていろんな新しい学びとして把握するのが一番理想じゃないかなと考えております。今後オンデマンドバスも入りますが、時間帯の問題や、それは3台で最大9人乗りの、3台稼働しても27人しか乗れないわけで、それを、オンデマンドバスを使うというのも実質的ではないのかなと。何回ピストンしても時間がかなりかかることですから、今ある西鉄バスをしっかりと利用することが一番いいんじゃないかなと感じますので、一応御検討いただければと思います。   続きまして、キャリア教育についてお伺いいたします。   社会人として自立した人を育てる観点から学校教育に求められていますが、志免町が目指すキャリア教育の目標や内容というのはどういった内容がございますでしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 中牟田学校教育課参事
    学校教育課参事(中牟田いずみ君) 先ほど議員もおっしゃったように、第2期志免町教育振興基本計画がございまして、そこの施策11にキャリア教育、職場体験の推進を掲げております。   そこに上げております方向性としては2点ございまして、1つは、変化の激しい社会の中で子どもが希望を持って自立的に自らの未来を切り開き、社会で自立していく力を身につけること、2つは、地域の企業、経済団体等と連携して、子どもの発達段階に応じた勤労観、職業観を育み、自立した生き方を考えさせるための職場体験を推進することです。   内容としては5点ございまして、1つは地域の人々とのつながりの中で基礎的、汎用的能力を身につけ、生涯にわたる社会的、職業的自立ができるようにすること、2つは職場体験や社会体験を取り入れ、望ましい勤労観や集団生活に必要な規範意識等の向上を図ること、3つは2分の1成人式や立志式を通じて自分の成長とこれからの自分についての意識を高めること、4つはキャリアパスポートの活用、5つは総合的な学習の時間、特別活動などにおける社会人等の積極的な活用がございます。 ○議長(丸山卓嗣君) 藤瀬議員。 ◆9番(藤瀬康司君) その中で、令和4年度で問題点や課題、今後の5年度に向けて進められていることはございますでしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 中牟田学校教育課参事。 ◎学校教育課参事(中牟田いずみ君) 問題点としては、2つ考えております。   1つは、こちらの施策の評価指標として令和5年度全国学力・学習状況調査の調査項目、「将来の夢や目標を持っている」の中学校の割合が、全国と比べて若干高くはございますが、69.9%であり、約30%がこういった将来の夢や目標を持っていないと答えていることです。これに関しての課題といたしましては、小学校からやはり段階的に社会的自立を目指していくことだと考えています。キャリア教育は、特別な授業を仕組むというよりも、日常の他者や社会との関わりの中で役割を果たしたり、集団との関わりの中で人と折り合いをつけたり、自分の得意なことや好きなことを実感したりする場面を意図的に設けていくことを基盤にしています。こういった小さな積み重ねを丁寧に行いながら、夢や目標を持つ子どもを育てていくことです。   問題の2つは、コロナ対応のために中止した職場体験を復活させることです。何に難しさがあるかというと、コロナに限らずインフルエンザほか感染症等に対する懸念があることもあり、受け入れてくださる事業所が減っていること、学校が新たに受け入れていただく事業所を開拓していかなければならないこと、安心・安全性の保障などです。こちらに対する課題といたしましては、実際の職場体験に代わる職人の講話や疑似体験などを通して、子どもたち一人一人に働くことを実感できる場を設定することだと捉えております。 ○議長(丸山卓嗣君) 藤瀬議員。 ◆9番(藤瀬康司君) 先日、商工会青年部で花火を打ち上げさせていただいて、学校教育課、教育委員会の方にお手伝いいただきまして、中学3年生の夢を御記入いただいて花火を打ち上げさせていただきました。その中で夢を見させていただいたところ、大抵のお子様は、志望校に合格したいとか、花火が上がりますようにということで、夢という目標がなかなか、急なお願いだったので浮かばなかったのか、もしくは受験生なので、まずは受かることが目標で書いたのかは分かりませんが、夢という部分が非常に少なかったなと感じております。   先ほど中牟田参事がおっしゃるように、職場体験とかそういう体験で今後、夢とか目標というのは新しくできると思います。今課題とされてます企業との連携という部分で、例えば商工会と連携で話したりとか、そういったことはされたんでしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 中牟田学校教育課参事。 ◎学校教育課参事(中牟田いずみ君) 令和4年度の初めに商工会というふうなところは限定は分かりかねますけれども、コロナ前などにお世話になっていた事業所等には学校から相談などはしていたというふうなことは伺っております。 ○議長(丸山卓嗣君) 藤瀬議員。 ◆9番(藤瀬康司君) 職場体験は、子どもたちにとって将来の夢や目標となる貴重な体験であると感じます。最近、福岡にもできました職場体験型のテーマパーク、キッザニアができましたが、もともとは関東や神戸にあり、九州の人は神戸までお子様を連れていくほど人気なテーマパークですが、職場体験というのは、やはり企業も注目して力を入れていくぐらい魅力的なことですし、子どもたちの将来の夢にもつながると思います。   志免町でも以前は職場体験をしていたということですが、コロナになって現状できてないということですが、改めて確認ですが、例えば福津市におきましては、福津市商工会青年部が福津の仕事人という事業を行っておりまして、青年部員が講師となり、自分の会社を説明して、実際に例えば美容師であればマネキンのウイッグをカットしたり、工事関係ならば足場を作ったり、家を作るお仕事であればペーパークラフトで家を作ったり、飲食店なら調理をしたりと様々な体験をすることができまして、私も実際に見学をさせていただきました。   この事業は何年も続いており、コロナ中でも学校側からぜひ開催してほしいということで、コロナ中もずっと開催されていた事業です。福津市の教育委員会も協力しており、コロナ中もやるぐらい、とっても子どもたちにとっては重要な体験授業だという認識だと思います。   今後、志免町としても、職場体験は町でするのか商工会や青年部、または青年会議所、そのほか団体があるわけで、教育委員会として開催を後押しをするのもいいかと思いますが、今後こういった職場体験というのはやられる御予定はございますでしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 中牟田学校教育課参事。 ◎学校教育課参事(中牟田いずみ君) 先ほど議員もおっしゃっていたように、現状といたしましては、まさにできたキッザニア福岡を両中学校とも本年度は活用させていただいておりまして、そちらで体験をするというふうな活動をしております。   また、ただ、じかに自分が体験するっていうふうな、生のものを体験するというものとは若干異なります。先ほどおっしゃったような、じかの職業人から学ぶとか、そういったことに関しましては、その職業人の方に来ていただいて、そして実際の体験って、職場での体験というのはできないんですけれども、そういった方に来ていただいての講話の場を設けたりっていうのは、学校が今主催をしてしているところでございます。   町として、教育委員会としてどういったその役割が今後できるかというふうなことは検討していくことかなというふうには思っております。 ○議長(丸山卓嗣君) 藤瀬議員。 ◆9番(藤瀬康司君) では、今後職場体験を学校側で、できるできないはまた別として、積極的にやりたいという方針でよろしいでしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 中牟田学校教育課参事。 ◎学校教育課参事(中牟田いずみ君) やはり子どもたちが実際に体験をするとか、夢とか目標とかを描くときに、そういった体験活動を取り入れるというのは大変重要なことだというふうに捉えておりますので、どういう在り方ができるかというふうなことは今後本当検討事項かというふうには思いますけれども、そういったものは取り入れて進めていきたいというふうには考えております。 ○議長(丸山卓嗣君) 藤瀬議員。 ◆9番(藤瀬康司君) 分かりました。   続きまして、ふるさと納税についてお伺いいたしますが、ふるさと納税は、生まれた故郷や応援したい自治体に寄附する制度ですが、ふるさと納税について小・中学校で授業で学ぶ機会というのはありますか。 ○議長(丸山卓嗣君) 池松学校教育課長。 ◎学校教育課長(池松貴恵君) ふるさと納税につきましては、小学校の授業では行っておりません。中学校では、3年社会科公民の私たちの暮らしと民主政治、地方自治と住民の参加の地方財政の現状と課題のところで、教科書にはふるさと納税という文言は出てきませんが、地方の財政難の解決方法の一つとして授業の中で学習しております。 ○議長(丸山卓嗣君) 藤瀬議員。 ◆9番(藤瀬康司君) その中学生の授業の内容というのは、例えばふるさと納税についてワークショップなり、いろんな中学生同士で課題を見つけて、今後どうしたらいいかとか、そういった議論をするような授業でしょうか。それとも、ただ教科書に載ってる内容を説明していただいて、覚えてやっていくという授業内容でしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 池松学校教育課長。 ◎学校教育課長(池松貴恵君) ふるさと納税については、教科書には載っておりませんので、社会科の公民的分野の地方自治等の中で、町の予算、歳入と歳出などの学習の際に、ふるさと納税にも触れて、実際に志免町のふるさと納税のサイトを見たりしながら学習しております。まずはふるさと納税の仕組みを知るとか、ふるさと納税への関心を高めるというところから学習しているようなところです。 ○議長(丸山卓嗣君) 藤瀬議員。 ◆9番(藤瀬康司君) ホームページを見たりということで、タブレットを活用して見ていただいているんだと思いますが、現在志免町では、ふるさと納税は令和4年度は約1億9,000万円で、前年度から約5億9,000万円減っております。かなり危機的状況で、目標設定や返礼品の見直しなどの様々な対策が必要だと思いますし、専門のコーディネーターや業務委託もいいかと思いますが、例えばさいたま市では、地元の中学生がふるさと納税で活性化させる方法を考える授業をしており、地元の特産品や名称など返礼品を考えています。学生が税金や地元について理解を深めることができ、町の活性化にもつながる授業をしてますが、これは志免町でも導入したらいかがでしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 池松学校教育課長。 ◎学校教育課長(池松貴恵君) すいません。先ほども申し上げましたように、よそではやってあるかもしれませんが、まずはふるさと納税の仕組みを知るとか、ふるさと納税への関心を高めるというところから志免町では始めさせていただきたいと考えているところでございます。 ○議長(丸山卓嗣君) 藤瀬議員。 ◆9番(藤瀬康司君) じゃあ、その授業を通じて何か効果や何か成果というのは出てるんでしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 金子教育長。 ◎教育長(金子眞恵君) 中学生の公民分野の学びの狙いといたしましては、納税の義務を知るとか仕組みを知るというところでとどまっている状況でございますので、テレビでもよくコマーシャルで流れているふるさと納税については、先ほども言いましたように教科書には出てきませんけれども、調べて関心を高めるというとこが中学生の学習内容ではないかと思っております。知るという点については、子どもたちは学びを積み上げているのでできていると思います。ただ、お求めになっている志免を活性化させるためのふるさと納税の方法を考えるということでございますけれども、繰り返しになりますが、納税の仕組みとか自治体の、さいたまの産業とか、明確な産業がそこにあるとか、自治体の強みが分かるとか、そういった多角的で総合的な視野に立って活性化させる方法を判断していくものだろうと思っております。   そういった段階の学びや授業、活動ができるのは、高校生の段階ではなかろうかなというふうに思っているところです。他の自治体では、高校では特産品を開発して返礼品として出している高校もあるようでございますので、無理のない積み上げによる学習活動ということを考えますれば、高校の段階がふさわしいのではないかというふうに考えております。   以上でございます。 ○議長(丸山卓嗣君) 藤瀬議員。 ◆9番(藤瀬康司君) 分かりました。高校生や大学生、どうしても志免町というのは高校や大学がないので、なかなかほかの町や離れた形になりますので、それはもう町として企画をするしかないのかなと思いますけど、経営企画課長はどのように感じられますか。 ○議長(丸山卓嗣君) 篠原経営企画課長。 ◎経営企画課長(篠原優人君) 高校生、大学生にそういった御意見を聞く機会があれば有意義なものだとは思いますけども、志免町で産物として作らないといけないという大原則がございますので、何でも返礼品には採用できるものではありませんので、そういったとこは慎重に考えていきたいと考えております。 ○議長(丸山卓嗣君) 藤瀬議員。 ◆9番(藤瀬康司君) その志免町の特産品とか、どうしても物が限定、限られますけど、新しいアイデアとか、若い発想とか、そういうのは持ってると思いますので、そういった場を持つことも本当大事じゃないかと思いますので、ぜひ御検討いただければと思います。   続きまして、海外の学生との交流についてお伺いいたしますが、海外の人と関わることで海外や言葉に興味を持つことができますが、現在は志免町の子どもたちが海外の子どもたちと関わる機会というのはありますでしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 池松学校教育課長。 ◎学校教育課長(池松貴恵君) 小・中学校におきましては、基本的には海外の子どもたちと関わる機会というものは多くはありません。しかしながら、サーカス団員のお子さんがサーカスの興行の期間だけ在籍することや、外国籍のお子さんが短期間だけ学校に通ってくるというようなことは時折ありまして、そのようなときには児童・生徒が海外での生活や文化について親しむ機会となっております。   また、一つの小学校におきましては、志免町に父母の実家があるフランス在住の日本人の子どもさんが、毎年向こうの学校の夏休みを利用されて数週間こちら、志免町の小学校に通ってきておりまして、質問タイムでフランスの生活や学校のことを尋ねたり、外国語活動に合わせてフランス語の表記を児童に紹介したりするなど、外国の文化に親しむ様子が多く見られているというようなこともあります。 ○議長(丸山卓嗣君) 圓能寺まちの魅力推進課長。 ◎まちの魅力推進課長(圓能寺豊博君) 教育の観点のほかに国際交流の観点から、まちの魅力推進課として外国の人と関わるこの機会として、今年度、町内小学生約30人を対象にイングリッシュプログラムを実施したところです。これは、北九州市にKITAKYUSHU GLOBAL GATEWAYという英語体験ができる施設が令和4年にオープンしたのですが、そちらで外国人スタッフと一緒に様々な体験、例えばニュースキャスター体験や旅客機搭乗体験などを行ったものです。   こうした非日常的な空間での実体験が、異文化や異言語に興味を持つきっかけになってもらいたいと思っております。子どもたちからも大変好評でしたので、来年度以降もさらに多くの子どもたちが参加できないかということで検討をしている次第です。   以上です。 ○議長(丸山卓嗣君) 藤瀬議員。 ◆9番(藤瀬康司君) 先ほど申しましたとおり、海外の方と触れ合う、実際に言葉に興味を持ったり、国に対して興味を持つというのは大事なことだと思います。30人イングリッシュプログラムに参加されて、次は増やしたいということで、さらに人数を増やしていただいて、ぜひ子どもたちに触れ合う機会を与えていただければと思います。   続きまして、1989年に福岡青年会議所がつくりましたアジア太平洋こども会議、APCCというのがございます。私も福岡JCのOBでございまして、実際にAPCCのお手伝いをさせていただいたこともありますが、海外の子どもたちをホームステイし、福岡市やほかの町には受入れ、学校に通学をしなければなりませんので、一緒に子どもたちと通ったりというのはできますが、実際に志免町、先ほど通ってたというお話がありましたけど、こういったAPCCを導入した際に志免町としても一緒に学校に通ったりは可能でしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 圓能寺まちの魅力推進課長。 ◎まちの魅力推進課長(圓能寺豊博君) まず、ACPPについて、まちの魅力課からお話をさせていただきたいと思います。   町では、以前住民のボランティア団体である国際交流町民会議、志免ワールドネットにおいてアジア太平洋こども会議と連携を行い、ウエルカムパーティーなどを開催していましたが、平成22年度に解散となり、それ以降実施していません。   APCCではホストファミリーを募集されていますが、志免町単位での受入れは行っていません。また、町内に個人的にホストファミリーをされている方はいらっしゃるかもしれませんが、町としては把握をしていません。   ただ、町の広報紙やホームページを通じてこうしたホームステイ事業を御案内するなど、情報提供は可能だと思っております。 ○議長(丸山卓嗣君) 藤瀬議員。 ◆9番(藤瀬康司君) 平成22年に志免町の団体が解散をされたということですけど、差し支えなければ解散理由というのは何か、需要とかでしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 圓能寺まちの魅力推進課長。 ◎まちの魅力推進課長(圓能寺豊博君) 解散の主な理由は、参加者の減少、それからそちらの団体の負担の増加ということが言われてあります。   以上です。 ○議長(丸山卓嗣君) 藤瀬議員。 ◆9番(藤瀬康司君) アジア太平洋こども会議、APCCにおきましては、先ほど言いましたホームステイとか、また逆に日本の子どもたちが海外に行ける、そういった支援を行ってますので、ぜひ志免町と連携を取っていただいて、海外に触れ合う機会をぜひつくっていただければ、先ほど課長がおっしゃられました、ホームページの案内やそういった告知を積極的にやっていただければ、子どもたちの機会が増えるんじゃないかなと思いますので、よろしくお願いいたします。   次に、海外の学生との交流を行い、英語体験学習は聞く力、話す力、読む力、書く力を伸ばすことができると考えます。今、1人1台のタブレットが支給されていますが、ICTを活用した海外の学校と映像をつないで、英語や、英語以外でも他国の海外の方と交流ができる遠隔授業というのをできればいいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 池松学校教育課長。 ◎学校教育課長(池松貴恵君) 今年度、ALT派遣委託業者の協力を得まして、志免東中学校の2年生が英語の授業でインドネシアの学生と交流するオンライン国際交流プログラムを実施し、食べ物や文化、アニメ、学校生活、行事について、お互いに紹介し、交流を深めております。   生徒からは、自分の作った英文を読んで相手に伝わることができたのですごくうれしかったです、日本とインドネシアは行事や学校の雰囲気など全く違いとても驚きました、外国の人と話すというのがALTの先生以外とは初めてだったけど、今までで一番いいプレゼンテーションができたと思います、また違った形で交流をしてみたいですなどの声が聞かれました。今後も続けていきたいと考えているところです。 ○議長(丸山卓嗣君) 藤瀬議員。 ◆9番(藤瀬康司君) ありがとうございます。本年度東中で開催していただいたということで、同じ学年代の年齢層の方と、インドの方とお話し、それとも大人の方のインドの方なんでしょうか。インドネシアですね。 ○議長(丸山卓嗣君) 池松学校教育課長。 ◎学校教育課長(池松貴恵君) 同じ年齢層の子どもたちです。 ○議長(丸山卓嗣君) 藤瀬議員。 ◆9番(藤瀬康司君) 東中で開催していただいたということで、これはいい例として、志免中学校や、または小学校でもぜひ導入していただいて、同年代の子どもたちと英語やほかの国の言葉でも、いろんな、触れ合うことがとても大事なことだと思いますし、オンラインですので旅費もかかりませんし、その部分でいいんじゃないかなと思いますので、ぜひ積極的に進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。   次に、国外都市と姉妹提携を結び、子どもや大人も海外の方と交流する機会をつくってはという分でございますが、自治体国際文化協会など日本と姉妹提携を結びたいという国がたくさん現在ありまして、全国で899自治体姉妹提携を結んでます。その中で県や市や町村ありますけど、県や市は別として、同じ町としては224自治体が姉妹提携を結んでいるということです。同じように志免町でも、先ほど申しますとおり、子どもたちや大人が海外と交流をする機会として姉妹提携を結んだらどうかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 圓能寺まちの魅力推進課長。 ◎まちの魅力推進課長(圓能寺豊博君) 国外都市との姉妹提携につきましては、当然いきなり提携を結ぶものではないと思っております。ほかの提携されている市町村に伺ったりしたところ、事業やイベントなど何らかのきっかけを通じて次第に友好を深めていくことが一番大事な部分だと思っております。   以上です。 ○議長(丸山卓嗣君) 藤瀬議員。 ◆9番(藤瀬康司君) 先ほどお伝えしました自治体国際化協会というとこが、先ほど言いました、あっせんをしたり、いろんな相談に乗ってくれる一般社団法人がありますので、そういったところに御相談されるか、国際交流自体が、姉妹提携を結べば、志免町は海外との姉妹提携を結んでいくことによって教育がしっかりできていると、進んでる町だということを認識がされると思いますので、ぜひ姉妹提携について、今後、おっしゃるとおりすぐできるものではないと思いますので、ゆっくりでも構いませんので、ぜひ御検討いただければと思います。   今回1点目の子どもたちの体験学習についてお伺いいたしましたが、町長の御見解をお伺いしてよろしいでしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 子どもたちの未来について熱く語られました。先ほどから担当課長が申しますとおり、子どもたち、未来を担う子どもたちが海外の子どもたちと触れ合う機会、先ほどこども会議のホームステイの話がございました。私も、もう30年以上前だったと思いますが、家にホームステイをした記憶がございます。長男がちょうど小学校6年生だった頃でございまして、当時はグアムの子が1週間滞在をいたしました。その子どもたちにとっては非常にいい体験だったんじゃないかなというふうに思っております。そういった意味では、海外の子どもたちと触れ合う機会が多くあれば、また進む道も違ってくるんじゃないかなというふうに思っております。   また、姉妹都市につきましては、姉妹都市を結ぶことが目的ではなくて、姉妹都市を結ぶことによってお互いの町、市がいかにどのようなものを目的とするかが大事じゃないかなというふうに思っております。議員が言われますように、時間をかけて、いい機会があればぜひそのような方向にいければと思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山卓嗣君) 藤瀬議員。 ◆9番(藤瀬康司君) ありがとうございます。ぜひ御検討いただければと思います。よろしくお願いいたします。   次に、高齢者の運転免許の返納しやすい環境整備についてお伺いいたします。   頻繁にテレビの報道で高齢者の事故が報道され、中には悲惨な事故も少なくありません。高齢者ドライバーによる自動車事故を減らすためには、正式には申請による免許取消しといいますが、免許の自主返納が推進されています。   運転免許の自主返納制度は、運転免許が不要になったり、加齢に伴う身体の機能低下等によって運転に不安を感じたドライバーが自主的に運転免許の取消しを申請する制度で、1998年に始まりました。運転免許証は身分証明書として使用が定着されてることから、2002年以降は自主返納者には本人確認書類として利用可能な運転経歴証明書を発行することとし、それ以降、返納が定着をされております。   現状、志免町の状況をお伺いいたしますが、志免町の65歳以上の高齢者自主返納率はどれぐらいでしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) 志免町の65歳以上の高齢者運転免許証自主返納率につきましては公表されておりませんので、福岡県全体の返納比率として回答させていただきます。   福岡県における65歳以上の運転免許証保有者に対する自主返納者の比率は、令和4年は2.05%となっております。   以上です。 ○議長(丸山卓嗣君) 藤瀬議員。 ◆9番(藤瀬康司君) 警察庁の発表では、2022年、運転免許の自主返納者数は、全国で44万8,476人返納されており、福岡県では、2022年では1万6,224人で、そのうち65歳以上は1万5,622人、構成比で96.3%が現状返納されております。やはりどうしても報道や事故で返納が進んでいるといった状況がかいま見られます。   その中で、志免町の65歳以上の高齢者の自主返納の実績というのは分かりますでしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) 志免町では、70歳以上の高齢者が自主的に運転免許証を返納された場合、5,000円相当のICカード乗車券を交付する運転免許証自主返納支援を平成29年4月より行っております。そのため町で把握しております運転免許証自主返納支援者数は70歳以上の方となりますが、令和4年が80人、平成29年から令和4年までの合計は514人となります。   なお、福岡県の65歳以上の運転免許証自主返納者数は、平成29年から令和4年までで9万9,231人となっております。   以上です。 ○議長(丸山卓嗣君) 藤瀬議員。 ◆9番(藤瀬康司君) ありがとうございます。   高齢者の事故、違反についてお伺いいたしますが、まずは、高齢ドライバーというのは、一般的に前期高齢者である65歳以上の運転者を言いますが、警視庁の統計資料を見ますと、2022年の65歳以上の高齢ドライバーの事故件数は増えており、事故原因の第1はハンドル操作ミスと、ブレーキとアクセルの踏み間違いがその大半を占めています。そして、高齢者の運転による死亡事故件数は、75歳以上は約400件になります。   高齢者だけではなく、運転する人全員、私もそうですし、18歳から免許が取れますので、自動車の運転中の過失によって人を死亡させるかけがをさせた場合は、自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律第5条の過失運転致死傷に当たり、刑事罰として7年以下の懲役、禁錮または100万円以下の罰金が科せられます。高齢者の運転事故は、報道だけでもよく見ますが、最近では宇美町で通学している高校生たちに66歳の運転する方が車で突っ込む事故がありました。高齢者だけではなく、18歳以上から運転はできますので、次は自分が事故を起こすかもしれないという、私自身も気をつけて運転はしなければいけないと感じますが、志免町での高齢者の過去の事故並びに違反というのはございますでしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) 志免町での65歳以上の高齢者による事故件数になりますが、死傷者が発生した件数といたしまして、令和5年10月末時点になりますが、52件になっております。過去5年間の事故件数といたしましては、平成30年度が90件、令和元年度83件、令和2年度70件、令和3年度58件、令和4年度65件となっております。   また、違反につきましては、福岡県全体の60歳以上の免許取消し、停止処分の件数として公表されておりますので、回答いたします。   過去5年間として、平成30年、2,064件、令和元年、2,103件、令和2年、2,009件、令和3年、2,026件、令和4年、2,217件となっております。   以上です。 ○議長(丸山卓嗣君) 藤瀬議員。 ◆9番(藤瀬康司君) 件数を述べていただきまして、この件数は、高齢者が自ら事故したとか自ら違反したということでなくて、巻き込まれてとかそういう件数も恐らく含まれるんじゃないかなと思いますが、やはり少なくない件数だと思います。そういった件数を減らすためにも、自主返納というのはしっかりと伝えていかなきゃならないんじゃないかと感じます。   車は生活の足ですので、1人1台が当たり前の車社会で車を手放す、つまり免許証を返納するということは、戸惑いと不安があると思います。   そこで、来年から志免町ではオンデマンドバスが高齢者の移動を支えると言っても過言ではないと思います。免許返納後も外出がおっくうにならず、高齢者も生き生きと暮らせる環境づくりをしていかなければならないと思いますが、町として免許が返納しやすい環境整備ができているか確認をさせてください。お願いします。 ○議長(丸山卓嗣君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) まず、現在行っております高齢者の方への運転免許証自主返納を促す施策といたしましては、広報紙での周知、またホームページ、福岡県のホームページにて高齢者運転免許証の自主返納支援事業についての周知を行ってるところでございます。   以上です。 ○議長(丸山卓嗣君) 藤瀬議員。 ◆9番(藤瀬康司君) 広報紙、ホームページで御案内をしていただいているということですが、例えば65歳になったら免許返納の案内の、御自宅にはがきを送るとか、そういった案内というのは、ただ65歳じゃなくてもいいですけど、70歳以上とか、ある程度年齢になったらはがきを送るという、そういったことはできないでしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) 個別に周知というのを町では現在のところは行っておりません。また、特定の年齢の方に行うということは行っておりませんが、今免許の更新のときには、福岡県警のほうからは、まず70歳以上の方には高齢者講習というのが義務づけられております。また、75歳以上の方に対しては、高齢者講習の前に認知機能検査を受検する必要がありまして、そういった中で、また高齢者講習の中でそういった自主返納であったり、高齢者の方の事故を気をつけていただくような周知が行われております。   以上です。 ○議長(丸山卓嗣君) 藤瀬議員。 ◆9番(藤瀬康司君) 高齢者の方が事故を起こさないためにも、65歳を対象としたサポカー補助金や、ペダル踏み間違い急発進抑制装置への後づけ補助金というのが以前ありましたけど、志免町民で実際にこれを活用した事例というのはございますでしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) まず、サポカー補助金、言われましたサポカー補助金、そしてペダル踏み間違いの急発進抑制装置への後づけ補助金につきましては、国土交通省が令和3年11月1日以降に販売をする国産の新型自動車より、順次緊急ブレーキの搭載が義務づけられたため、補助金につきましては令和3年11月末をもって終了しております。   町民の活用状況につきましては、この申請受付というのが、一般社団法人次世代自動車振興センターになっておりますので、つけられている方はもちろんいらっしゃりますが、把握はしておりません。こちらについての予算総額は1,098億円になっておりましたので、全国的にも多数の方が活用されてあるものではないかと考えます。   また、高齢者への活用促進の方法として、この車を購入される際に自動ブレーキやペダル踏み間違い急発進抑制装置を搭載した車の選択を考えていただくよう、町のホームページにても周知をしております。   以上です。 ○議長(丸山卓嗣君) 藤瀬議員。 ◆9番(藤瀬康司君) ホームページで周知していただいているということですけど、例えば、先ほどの件もそうですが、LINEで、公式LINEとかほかにもありますので、そういった形でもぜひ周知をしていただければと思います。お願いいたします。   返納してくださいと言うだけでは、やはり町として安心して免許を返納できる環境整備をつくらなければならないと思います。自主返納以外の高齢ドライバーの対策として、先ほど課長もおっしゃいました71歳以上は免許の有効期限が短縮されるほか、70歳以上の免許更新の高齢者講習受講、75歳以上の認知機能検査が義務づけられております。年齢が高いほど、自分の運転テクニックなら事故を起こさないという考え傾向があるという報告も講習ではあります。加齢の身体機能や判断力への影響を知っていただくことは重要だと考えられます。   免許の返納について、またこういった講習について、志免町独自での講義というのは行えないんでしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) まず、高齢者によります事故発生件数につきましては、令和4年で全体の約26%を占めておりますので、高齢者による事故防止の手段として安全運転の周知と併せまして様々な方法で運転免許証自主返納支援事業の周知を行うということは必要であると認識しております。   支援事業を多くの方に知っていただくことで、運転免許証の更新の際に御家族の方とも相談をして、自主返納をする契機につながるのではないかと考えております。現在、町では県の補助金に基づきます支援事業を行っておりますが、今後他町における自主返納支援の取組状況も考えながら調査研究を今後も行っていきたいと思っております。   以上です。 ○議長(丸山卓嗣君) 藤瀬議員。 ◆9番(藤瀬康司君) 自分自身は安全で事故を起こさないと思いますが、やはり御家族が勇気を持って運転免許を返納するという、そういった促しができるような環境にしていかなければなかなか返納していかないのかなと感じます。   そこで、先日同僚議員からも質問ありました、志免町独自の高齢者の運転免許自主返納支援が必要だということで質問がございましたが、私からも質問させていただきますが、高齢者運転免許自主返納について、70歳以上は西鉄バスICカードnimoca5,000円分を1回差し上げられてますが、そのほかに志免町独自として返納してもらうために支援は何か検討はされないでしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) 今、nimocaのカードを交付をさせていただいておりまして、また町では今のところ独自にこれ以外は行っておりませんが、タクシーであったり西鉄バスであったり、そこそこで返納された方に対しての割引等は行っております。昨日も御回答させていただきましたが、今後検討させていただきたいと思っております。   以上です。 ○議長(丸山卓嗣君) 藤瀬議員。
    ◆9番(藤瀬康司君) 例えば、須恵町は1回限りではなく毎年4万円相当のIC乗車券を差し上げております。同じ糟屋郡内で行ってる支援ですが、こちらは同様に今後検討というのはできないでしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 須恵町が70歳以上の免許返納者に高額なお金を毎年支給されていると、これは郡内でも突出した事業でございます。私もつい最近70歳になりました。免許返納も視野に入れながら、家族とともにその運転の在り方について話す機会もありますが、自主返納でございます。いろんな、人によって、年齢ばかりではないというふうな思いもございます。お金ではない、例えば70歳の方でも、今、車、トラックに乗って運転されてる、事業をされている方もおられますし、いろんな方の条件があると思います。そういった方で自主返納が、お金に直結するものではないんじゃないかなという思いもございますが、須恵町が特化した金額を出していることについて、志免町も同じようなことができないかということでございますが、なかなか人数も違いますし、そういった意味でそこに特化することが果たしていいのかどうかを検討しなければいけないというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山卓嗣君) 藤瀬議員。 ◆9番(藤瀬康司君) おっしゃるとおり、やはり4万円というのは、ほかの、糟屋郡内でもそうですし、全国で見てもなかなか珍しい金額だと思います。なかなかすぐできるものではないと思いますので、この人数といろいろ鑑みて御検討いただければと思います。   先ほど町長もおっしゃられましたように、お金じゃない部分というのが重要だと思います。福岡市の城南署では、今年6月に福岡県初の取組で免許を自主返納した方に卒業証書を渡されております。もらった方は、これで家族を安心させられるという思いで返納され、運転をやめ、心も身も楽になったと言われたそうです。例えば、志免町では、自主返納した方が町長から卒業証書をもらえばとても喜ぶと思うんですが、町長いかがでしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 今の取組は初めてお聞きをいたしました。自主返納された方が喜ぶということであれば前向きに検討させていただきたいと思います。 ○議長(丸山卓嗣君) 藤瀬議員。 ◆9番(藤瀬康司君) ぜひ御検討をお願いします。   まず、そもそも免許返納するためには、この糟屋郡内ですと粕屋警察署か福岡市南区の運転免許試験場に行かなければなりません。免許を返納するわけですから、自分が運転していくと帰りは帰ってこれなくなりますので、家族や誰かに連れていってもらわなきゃなりません。タクシーかバスや乗換えをして自分の足で行くしかありません。返納するにも身体の負担と時間というのがかかります。   そこで、例えば運転免許試験場まで行かなくてもいいように、志免町役場で免許返納の受付だけでもできれば、とても免許の返納がしやすいと思います。返納した際にもらえるnimocaの5,000円の申請や、先ほど言いました運転経歴証明書の申請も役場にどちらにしろ来ないといけないわけですから、1回志免町役場に来ていただければ返納もでき、運転免許経歴書も申請でき、そしてnimocaももらえる。何なら町長から賞状ももらえるかもしれないといったことで、ただ金銭面、額ではなく、そういった支援ではなくて、町民がいかに返納しやすいかを考えてサポートすることが、志免町独自の高齢者免許自主返納支援だと思います。役場での免許返納受付というのはいかがでしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 免許証は福岡県公安委員会から発行されている事業でございまして、これは県に聞かないと分からないわけでございますが、そういったことができれば免許返納のしやすさはあるんじゃないかなというふうに思っております。今役場にも警察OBの方がおいででございますので、粕屋署とよく連携を取りながら、そういったことが可能かどうかをしっかり検証したいと思っております。 ○議長(丸山卓嗣君) 藤瀬議員。 ◆9番(藤瀬康司君) ぜひ御検討いただいて、免許返納しやすい環境づくりというのが一番のニーズづくりだと思いますので、よろしくお願いいたします。   これで一般質問を終わります。 ○議長(丸山卓嗣君) 藤瀬議員の一般質問を終わります。   ただいまから休憩に入ります。再開は13時といたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~              休憩 午前11時49分              再開 午後1時00分            ~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(丸山卓嗣君) 休憩前に引き続き会議を再開します。   一般質問を続けます。   5番安河内議員。質問時間30分です。   安河内議員。 ◆5番(安河内祐子君) 通告に従い、一般質問をいたします。   私は、6月定例議会でコミュニティ・スクールについて一般質問をいたしました。今回は、再度コミュニティーについて、その大切さをお話しし、一般質問につなげていきたいと思っております。   私は、志免町が好きです。今や都市圏ではコミュニティーづくりやコミュニティーでの活動は薄れていっておりますが、志免町には30もの町内会があり、それぞれの町内会で子どもから高齢者まで含めた幅広いコミュニティー活動をしてくださっていて、人と人とのつながりを感じる町、だから私はそんな志免町が好きなのです。   私は、町民運動会こそ最大のコミュニティー活動と思っていますので、今回はその町民運動会の今後について、町としてどのように考えておられるのかお尋ねをいたします。   まず、1つ目の質問ですが、数年間続いたコロナ禍で、その間、全国的に町民運動会は中止となっておりましたが、4年ぶりにと開催された町も全国でいろいろあったようです。しかし、我が志免町は、スポーツフェスタは行われましたが、町民運動会は開催されませんでした。   お尋ねをいたします。   この開催をしないと決められるに至ったのは、どのような話合いが行われたのでしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 安楽社会教育課長。 ◎社会教育課長(安楽実君) 話を整理するために経緯も含めて答弁をさせていただきます。   まず、町民大運動会につきましては、町制80周年を迎えた記念の大会として令和元年10月に第56回目を開催いたしました。その年の12月定例会において、一般質問で議員より、人集めなど町内会役員の負担が大きく、運動会を続けるのか、継続なら負担を減らすべきではという御指摘を受けております。   その後、議員言われるとおり新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、2年間町民運動会は中止となり、令和3年12月の定例会の一般質問では、運動会は限界が来ているのではないか、幅広い声を聞くようにと御提案を受けております。   提案を受けまして、令和4年2月に各町内会に町民運動会の在り方に関するアンケート調査を行い、今後の開催について、希望する、一部希望、希望しないの意向を把握し、その結果を3月の公民館長会議で報告をしております。   結果につきましては、御存じかもしれませんが、30町内会のうち半分の15町内会が町民運動会の開催を希望しないとの回答でした。アンケート結果及び町内会長会議での意見を踏まえ、スポーツ推進委員と検討会議を行った上で、4月に町長、前の副町長、教育長と協議し、町として町民大運動会を継続させるために、プログラムの内容とプログラム数を減らし、半日開催とする案で開催をすることを決め、5月の町内会長会議にて令和4年度の町民大運動会の内容を説明しております。   その後、コロナ感染性拡大の影響で中止を判断し、7月の公民館長会議で令和4年度の町民運動会中止の報告に至っております。   以上です。 ○議長(丸山卓嗣君) 安河内議員。 ◆5番(安河内祐子君) 今、安楽課長のほうから、私の次の質問の②の部分までお話をされましたので、②のほうは少し短めになってしまうと思いますけれども、30町内会の町内会長の皆様からは、賛否両論もちろんあったと思うんですけれども、どのような意見が出されたのかということを具体的にお願いします。 ○議長(丸山卓嗣君) 安楽社会教育課長。 ◎社会教育課長(安楽実君) 前提として、町内会長の皆さんは、町民大運動会が50年以上続く町の一大イベントで、地域間また世代間の交流や親睦を深める行事であることは認識されております。しかしながら、各町内会で実情が異なることがアンケート結果等に表れております。   全ては御紹介できませんが、まず、存続を希望する意見としては、随分前に盆踊り大会や花火大会も廃止になっており、町民大運動会は幅広い年代が一堂に参加できる行事であり継続を希望する、これまで築いてきた一大イベントをなくすことにより町民の交流がますます希薄になる、また競技内容の工夫は必要だが、暗い世の中ほど一大イベントが必要など、町内会内での親睦、地域や地域間、世代間の交流の機会として継続を希望する意見がありました。   また、一部内容を変更した上で継続を希望する意見としては、町内会対抗をやめ自由参加とする、フリー競技をメインにして参加しやすいようにする、小学校校区別の開催などプログラムの見直しや規模の縮小など町内会の負担を減らした上で継続を希望する意見がありました。   最後に、町民運動会の継続を希望しない町内会は、先ほど述べたとおり30町内会のうち半分の15町内会に上り、主な意見として、少子・高齢化が早くから進んでいるのにいろいろな種目の選手集めに苦労している、頭を下げて無理にお願いしてきたがもう限界、無理に出場してけがをされたりしても町内会として責任が負えない、保護者のほとんどが共働きで協力が得られない、高齢化が進み会場まで行くのが困難、小・中学生はスポーツクラブなどに入会しているため参加が少ない、町内会を通さないイベントにしてほしい、小・中学校での運動会を開催しているので町民運動会は開催しなくていいのではなど、町内会役員の負担や苦労など現実的に参加の協力が困難であるという地域の実情が表れた意見がありました。   特に印象に残っているのは、会議の中の発言で、町民運動会が負担で体育部長の成り手がいない、役が回ってくるなら町内会をやめるという人もいるというような、町内会活動に影響を与えかねない切実な意見がございました。   以上です。 ○議長(丸山卓嗣君) 安河内議員。 ◆5番(安河内祐子君) もちろんそのようなお話があったのであろうと推察はしておりました。しかしながら、具体的に15対15であった、また御意見自体も希望する御意見、あるいは無理だとおっしゃる御意見が半分、半分に分かれていたというふうに町内会長さん方もそういうふうに理解されておられたようで、実際に町内会長さん方にお伺いしたんですけれども、自分たちが決定をしたわけではないと。意見は言わせてもらったけれども、決定をしたのはあくまでも自分たちではないと。自分たちが無理と言ったから開催をしないというふうに言われることに対しては、ちょっと違うんではないかなというような御意見をその後伺っております。ですので、最終的に開催しないと決めたのは、町が判断を下したということでしょうか。また、その理由をお聞かせください。 ○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 当然町主催の町民運動会ですから、公民館長会議で中止するというのはございません。町のほうの判断で今回中止という判断を下していたところでございます。 ○議長(丸山卓嗣君) 安河内議員。 ◆5番(安河内祐子君) 最終的にその開催をしないという決定の理由になられたのは何だったのでしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 安楽社会教育課長。 ◎社会教育課長(安楽実君) 先ほども触れましたが、町民運動会につきましては、令和2年度、令和3年度とコロナ禍の影響により中止となり、令和4年度の町民運動会は町内会の負担を減らすため縮小して開催を予定しておりましたが、こちらもコロナ感染性拡大のため中止となり、結果的に3年間町民運動会は実施ができませんでした。既にアンケート結果で半数が開催を希望しないこと、またこの間、各町内会における役員の交代もありますし、担い手のノウハウも薄れている状況であったため、令和4年10月から11月にかけて30町内会全てにヒアリングを行いました。その中では、ほとんどの町内会において選手集めが非常に難しくなっている、町内会役員の中でも意見が割れている、スポーツフェスタなど気軽に参加できるイベントを企画してほしいとの意見がありました。ヒアリングの結果を踏まえて、12月に町長、副町長、教育長と協議をしまして、今後の継続性や町内会の負担など総合的に勘案して、町民運動会の廃止を町が決定し、併せて参加型のイベントとしてスポーツフェスタを企画することを決定しております。   以上です。 ○議長(丸山卓嗣君) 安河内議員。 ◆5番(安河内祐子君) 全国の市町村でも4年ぶりに開催されたところがありましたが、やはりその内容や例えば時間などが見直しされたり工夫がされた上で行われたようでございます。結局先ほどいろいろ志免町としても御検討をいただいたという内容は安楽課長のほうからお伺いいたしましたけれども、もちろん町内会で出場選手の選抜が厳しいということは私も聞いておりましたが、それはよその市町村でも同じことが起こっているわけではないでしょうか。その中で、暗中模索しながら行われた町があり、志免町はやらなかったと、できないという判断を下されたということに対して、私はなぜだろうという思いがあって、今詳しく御説明をいただきましたけれども、なかなかそれでも納得し難いところがある気持ちでございます。   次の質問に入りますが、今年の10月8日に町民運動会の代替案として初めての試みで行われたスポーツフェスタについてなのですが、まず1つ目のお尋ねです。   町民運動会スポーツフェスタという様式にするという発案は、どこからの発案とどのような経緯で決定されたのでしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 安楽社会教育課長。 ◎社会教育課長(安楽実君) スポーツフェスタの開催につきましては、町民運動会の廃止の経緯と重なりますが、アンケートやヒアリングで多かった意見であり、町内会連合会からも、町民運動会の廃止は仕方がないが、町民同士の親睦を深める場は提供してもらいたい、代替案を計画してほしい、人が集まり楽しめるイベントにしてほしいとの提案もありました。   また、町としても、町民運動会に代わるイベントを開催しなければ、町のにぎわいや町民同士の交流の機会が希薄になることから、スポーツフェスタを企画し、開催することを決定しました。   決定の方法は、先ほどの町民運動会廃止と同様、町長、教育長、副町長と社会教育課のほうで協議を重ねております。   以上です。 ○議長(丸山卓嗣君) 安河内議員。 ◆5番(安河内祐子君) 今回のスポーツフェスタの参加人数と各年齢層別の人数を教えてください。 ○議長(丸山卓嗣君) 安楽社会教育課長。 ◎社会教育課長(安楽実君) スポーツフェスタの参加人数ですが、当日の参加人数は625人になります。ブースの多くは、年齢で参加対象を区切ったものではありませんので、年齢層別の人数は把握できておりません。   以上です。 ○議長(丸山卓嗣君) 安河内議員。 ◆5番(安河内祐子君) スポーツフェスタが行われましたが、町としての評価はどうだったのでしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 安楽社会教育課長。 ◎社会教育課長(安楽実君) 今年度のスポーツフェスタは、第1回目の開催であったことに加えて、雨天に見舞われ、一部混乱はあったものの、共催したスポーツ協会、スポーツ推進委員には臨機応変に対応していただいたと思っています。   また、スポーツ協会の各ブースでは、スポーツ協会所属の各競技協会や連盟が工夫を凝らした体験会をされ、充実した内容であったと思います。   スポーツ推進委員の皆さんは、軽スポーツやパラスポーツの体験ブースで、参加者に寄り添った対応をしていただきました。   また、中の坪公園においては、キッチンカーと商工会、飲食店組合の皆さんの協力により、フェスタの吸引力の一部になってくださったと思っております。   参加者からは、いろいろな体験ができてよかった、また来年も来ますとの声もいただきました。   今回のフェスタは、多くの関係者の協力の下、成功したと思っていますし、関係者である町民の手によって625人の多くの町民を喜ばせることができたすばらしいイベントになったと評価できると思います。   以上です。 ○議長(丸山卓嗣君) 安河内議員。 ◆5番(安河内祐子君) 今多くの方々に御参加いただいて大成功であったと、町としてはそう評価されておられるわけですけれども、町民運動会というものは毎年3,000人から4,000人規模の方々が参加して行われておりましたのですけれども、625人で町としては大成功というふうに評価されておられるわけですね。 ○議長(丸山卓嗣君) 安楽社会教育課長。 ◎社会教育課長(安楽実君) 町の行事としては町民大運動会、多くの人が参加、そこの会場に来られたということで、それは大変有意義なことだったと思いますけれども、それを担うまちづくりの基盤である町内会の皆さんにおいて大変苦労され、困難であるというような意見がありますので、意見の総意として町民運動会はそこを無視して町が町民運動会を続けるということは大変難しいと考えてます。   また、人数だけで図られるものではなく、町民の皆さんが気軽に楽しめる、そういう行事にこれから変えていこうと考えております。   以上です。 ○議長(丸山卓嗣君) 安河内議員。 ◆5番(安河内祐子君) 先ほどからお聞きしてると、何となくやはり町内会の意向であった、町内会の意見がそうであったというふうに私には受け取れて仕方がないのですけれども。   じゃあ、次の質問をさせていただきます。   スポーツフェスタ開催後に町内会長の皆様との会議はございましたでしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 安楽社会教育課長。 ◎社会教育課長(安楽実君) 先月になりますけども、町内会長会議においてスポーツフェスタの状況等を資料を持って報告をしております。また、御意見につきましては、社会教育課のほうに直接お話しいただきたいということを伝えております。   以上です。 ○議長(丸山卓嗣君) 安河内議員。 ◆5番(安河内祐子君) 会議に参加された町内会数は、どれぐらいおられましたでしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 安楽社会教育課長。 ◎社会教育課長(安楽実君) 私が直接出ておりませんけども、30町内会ございますので、30町内会がお集まりになったと思っております。   以上です。 ○議長(丸山卓嗣君) 安河内議員。 ◆5番(安河内祐子君) 申し訳ありませんけれども、不正確な情報だと思います。私、直接確認をしております。町内会長さんで反省会に出ておられない町内会長さん、おられました、はっきりですね。その会議でどのような御意見や問題があったかということを私は今この場でお伺いしたかったのですけれども、安楽課長は何か後ほど社会教育課のほうに届けてくださいというふうにお伝えになったというふうなお答えだったというふうに私は受け取りましたけれども、では、その会議は何のための会議だったんでしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 安楽社会教育課長。 ◎社会教育課長(安楽実君) これまで町内会長の皆さんには、アンケート調査、またスポーツフェスタに関して地域での周知活動を行っていただいております。そういう今までお話合いをさせて、大きな問題を一緒になって考えていただいておりますので、スポーツフェスタの状況というものは御報告をさせていただきました。その上で、皆さんのほうから御提案、御意見があればまた再度お聞きしますということにしております。   以上です。 ○議長(丸山卓嗣君) 安河内議員。 ◆5番(安河内祐子君) そうですね。確かに報告会であったというお話は町内会長の方々から伺っております。それにおいて、自分たちで話をした方は、不平不満を直接ぶつけた方もおられたようですし、話合いではなくて社会教育課からの報告であったというふうに町内会長さんのほうからは私はお話を伺っております。なので、今後、町内会長さんの皆様には、もし開催前と同じようにアンケートをお取りいただくなり、正確な評価というものは町民の声を正しく受け取る上においては私は大事ではないかなと思うので、スポーツフェスタの報告をなさるのではなくて、スポーツフェスタが実施に行われた後、町内会長さん方が直接町内の各町内会の皆様にお聞き取りいただいて、本当にこのスポーツフェスタというものに対してどのような御感想であったかということを正しく教えていただきたいと思っております。   それとあと、スポーツ協会の方々ともお話合いが持たれたと思うんです、反省会含めてですね。そのときにスポーツ協会の方々とのお話合いの中で、今後のスポーツフェスタに対する問題点などはございましたでしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 安楽社会教育課長。 ◎社会教育課長(安楽実君) 先ほどの御提案でございますが、長く、アンケート結果で割れたわけなんですけど、それで各町内会同士があつれきがあるような形にもなってきましたので、再度全ての町内会においてヒアリングを行って、直接私もお話を聞いております。もうおおむね、やはり負担が大きいと、今後選手集めが難しいんだということで、先ほども言いましたが、町民運動会というものはすばらしいという前提がありますけども、現実的に難しいと。当事者ではないと分からないというものでありました。もう理想は私たちもみんな分かっていると。ただ、現実的に今の時代、今の町内会にそぐわない。それは、当然地域差というものはございます。ですので、いつでも町内会長さんのほう、スポーツフェスタ自体が町内会長さん、ぜひ来てくださいとは言ってますけど、どなたが来られたかというのは町のほうでは把握はしておりません。スポーツフェスタに対して御意見等がございましたら、いつでも私だけではなくて町長にでも御意見を言われても構わないと思っております。   それで、御質問の各協会との反省会ですけども、スポーツフェスタについて社会教育課内でももちろん反省会はしましたが、スポーツ協会、スポーツ推進委員の皆さんとそれぞれ反省会を行いました。課題としては、雨天時の対応と準備、人員の配置や協力体制、タイムスケジュールなどが上がりました。意見としては、関係者の連携の在り方ほか集客方法や今後の各ブースの内容やエリア分けなどが上げられました。   細かな課題は多くありますが、今後スポーツ協会やスポーツ推進委員と連携を図り、次回につなげていきたいと思っております。   以上です。 ○議長(丸山卓嗣君) 安河内議員。 ◆5番(安河内祐子君) すいません。再度御確認いたしますが、町内会長会の中にあつれきがあるので、現実的にその場での聞き取りは難しかったと、なので後日個別に町内会長さんたちにお話を伺われたという理解でよろしいでしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 安楽社会教育課長。 ◎社会教育課長(安楽実君) 先ほども述べたとおり、半々であったと。希望しないが15ですね、一部希望するという方も、スポーツフェスタのように変えてくれないかという御意見、町内会に負担をかけないでくれという御意見が多かったです。ただ、そういうことをいつまでもずっとお話ししている中で、やはり町内会同士の関係が悪化する可能性があるということで、町のほうで、これは継続性も難しいし、地域の御負担が大きいということで、町民大運動会を廃止してスポーツフェスタとして今後変えていくということで、意見はいつでもお伺いはできますので、ぜひ議員のほうからも町内会長さんに言われて役場にそういう意見を言いなさいと言っていただいてもいいですけども、かなりの数が難しいという御意見でありましたので、その意見を踏まえた判断ということになります。   以上です。 ○議長(丸山卓嗣君) 安河内議員。 ◆5番(安河内祐子君) すいません、安楽課長。先ほどから半数、半数とおっしゃったにしては、私にはかなりの数の厳しい、厳しいというお話が多かったというふうに受け取れてしまいます。半分は希望するという御意見があったのであろうと私は思っておりますが、長くなりますので、ここはそれで一応終わります。   あと、これは補足になるんですけれども、私自身も町民の方々や町内会長さん方ともお話しして多くの御意見をお聞きしたのですが、実はスポーツフェスタに町内会長さんたちに対して御案内がなかったと伺っております。町内会長さん方、案内もなかったんで行かなかったと言われておられました。   スポーツフェスタコミュニティー活動として町が考えておられるのであれば、日頃から各コミュニティーにおいて御尽力いただいている町内会長の皆様には、来る、来ないは別にして御案内はかけられるべきではなかったのでしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 安楽社会教育課長。 ◎社会教育課長(安楽実君) ヒアリング等においても、ぜひそういうスポーツフェスタのようなものができれば、ぜひ来られてみて、経験されて、地元のほうに持って帰られて、また地域のコミュニティー、絆を深めてくださいというお話等もしています。また、7月の公民館長会議では、スポーツフェスタの企画書を御提示して、ぜひ参加してほしいという御案内と、地域での周知のほうはお願いしておりますけども、町内会長さんのそういう声というものはあるということなので、もう少し積極的に強く呼びかけていきたいと思っております。   以上です。 ○議長(丸山卓嗣君) 安河内議員。 ◆5番(安河内祐子君) 今後そのようなところは大事にしていただきたいなと思っております。話合いであったりとか事前の段階の計画では、町民の声を集める立場として町内会長さんたちが呼ばれて、そういう会議に出向いていただいている。それで、スポーツフェスタが行われるようになったというときには、来られる方はぜひ来てくださいねという感じではなく、代替案として皆様のお声の下にスポーツフェスタが開催されましたということにおいては、町内会長さんたちには御案内がなされるべきであったのではないかなと私は思います。   じゃあ質問3つ目に入ります。   町民運動会の意義についてですが、町民運動会は、コミュニティー活動の活性化においては最大のイベントだと私は思うと初めに申し上げましたが、私自身も小学生の頃から親子リレーに出てみたり、いろんなことがあって、当時やはり何千人規模だったと思うんですよね。志免中で当時はあっておりましたが、そういうふうな私自身も子どもにとっても楽しみな行事ではあったと記憶をしております。   携帯のグーグルで、町民運動会と検索すると、何と我が志免町が全国のどこより1番に町民運動会を紹介する記事として出てくることを町長御存じでしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 存じ上げません。 ◆5番(安河内祐子君) 町のみんなで盛り上げる、50年以上続く福岡県志免町の大運動会と紹介されています。その中でも、志免町の町民運動会の意義が述べられ、志免町の社会体育の振興及び町民相互の融和と親睦を深めることを目的とすると載っております。志免町に住む人や働く人なら誰でも参加でき、町の人口が5万人に満たない中、子どもから高齢者、障害のある方まで、毎年4,000人以上が参加するこの運動会は、町民同士の交流も深まる志免町には欠かせないイベントであり、50年以上の歴史があると書かれています。   それらを踏まえた上で、学校教育課が進めておられるコミュニティ・スクールにも関係していると思いますし、また高齢者のフレイル予防、災害時などにも大切な地域とのつながり、そして町の魅力発展、振興の観点から、それぞれの課の課長さん方に町民運動会への見解をお伺いしたいと思います。学校教育課と福祉課とまちの魅力推進課の課長さん方、お願いします。 ○議長(丸山卓嗣君) 池松学校教育課長。 ◎学校教育課長(池松貴恵君) 町民の方々と交わる機会として町民運動会のような場があることは、コミュニティ・スクールの目指す学校、家庭、地域がそれぞれの立場で子どもたちを育てていただくという意味で大変意義深いと思っております。それは、スポーツフェスタでも同様に言えることと思います。地域、家庭と子どもたちが共に協働する場づくりができれば、コミュニティ・スクールの目指していることが実現できるのではないかと思っています。 ○議長(丸山卓嗣君) 今長谷福祉課長。 ◎福祉課長(今長谷智子君) 高齢者の観点からということでは、町民運動会は地域の活動の一つということで、地域の行事や活動に高齢者が参加するということは、地域におけるつながりづくり、生きがいづくり、先ほど議員が言われましたフレイル予防、介護予防等にもつながっていくものではないかというふうに考えております。 ○議長(丸山卓嗣君) 圓能寺まちの魅力推進課長。 ◎まちの魅力推進課長(圓能寺豊博君) 町民運動会の中止、スポーツフェスタの変更については、まちの魅力課として意見を述べる立場ではありませんが、町民運動会につきましては、公民館活動の一環として行われ、各公民館や住民同士のつながりを深めるイベントであったことには間違いないと考えています。   しかしながら、一方では、参加や選手集めなど大変苦労されている公民館もあったようです。こうしたイベントが盛んに行われていた時代と現代とでは、働き方や娯楽、何より参加してもらいたいお子さんの習い事も多様化していますので、かなり乖離が大きいと考えております。運動会当日だけでなく、準備や練習など事前に何度も集まることとなりますので、負担に感じる方や、そもそも参加できない方も少なくないのではないかと考えております。   今後は、現代のライフスタイルに合った参加型イベントが求められる一面もあるのではないかと思います。   以上です。 ○議長(丸山卓嗣君) 安河内議員。 ◆5番(安河内祐子君) 私は、スポーツフェスタが悪かったということは全くございませんで、私自身もスポーツフェスタに参加させていただきましたので、あれはあれでとてもよいことであったのではないかなと、多くの子どもさんが喜んで参加しておられたし、一部の高齢者の方々が体力測定に見えられたりして、よいイベントであったのではないかなというふうに思っております。ただ、先ほど池松学校教育課長が、コミュニティ・スクールにつながっていて地域とのというのもスポーツフェスタも何ら変わりないというようなお話をされましたけれども、このスポーツフェスタにおいては、地域からというような感じではなかったというふうに私は実際に参加して思っております。町民運動会は、各町内会が中心となってというところがあるので、スポーツフェスタというのと、またコミュニティー活動というのとはちょっと違っていたかなという印象を私は個人的に覚えております。   町民運動会は、もともとは志免町内の炭鉱が相次いで閉山していく中、1962年に公民館主催で始まり、その2年後に志免鉱業所は閉山いたしましたが、運動会の規模はだんだんと大きくなり、1969年に町主催になったそうです。   先ほど安楽社会教育課課長もおっしゃられたように、数年前に一般質問で元同僚議員が、町民運動会での選手集め、町内会役員の方々の実情について、またフリー競技参加者について、町民運動会を今後続けていくのであれば町内会の負担を減らすべきではないかと質問されたことも存じておりますし、過去の質問書を読ませていただきました。また、開催はそろそろ限界ではないのかと、私とは真逆の御質問をされたことも承知しております。しかしながら、働き方であったりとか、習い事であったり、あとは町内会の負担を考えてというような御意見が多々上がっておりましたが、昨年より、ではなぜコミュニティー活動というのが重要視されてきたのかと、私は非常に考えるところであります。コミュニティーで子どもを育てていこうというのがコミュニティ・スクールの始まりであって、地域での活動を活発にしていこうと、これは学校教育課、あるいは各学校だけが取り組むことではなくて、地域からの力がないとなし得ていかないものであると考えます。なので、私は、再度あえてこのコミュニティーにこだわって町民運動会はあるべきではないかと考えるところ、質問させていただきました。   また、昨日、丸山真智子議員も触れておられましたように、町民運動会のような多くの人が集まる場でこそ志免音頭を継承していく必要があり、継承されていく場と私も考えております。おのおのの地域内交流だけでなく、例えば南里の地域の人がめったに会えない桜丘の人に会えるというような、複数の地域間交流の場でもあります。実際にスポーツフェスタのように自分が参加できなくても、隣のお孫さんが出場されるとか、あるいはちょっと出ていってみようか、自分は参加しないけれどもというような外出される機会になったりとか、めったに会わない方々と、あなた久しぶりやねって、元気にしとったっていうのが、同じ組合、ほかの組合でも、まさにこれが他を見知るコミュニティー活動ではないかと私は思うのです。   先ほども申しましたように、スポーツフェスタは私、朝から終わりに近いまで参加をさせていただき、私自身も楽しませていただきました。多くの子どもさんとも触れ合いをさせていただきました。がしかし、いま一度、いま一度、町民運動会の意義を見詰め直していただいて、方法、アイデアを出し合いながら、私はぜひとも町民運動会というものは、来年でなくてもいい、まだ暗中模索の中でいろいろなアイデアを出し合いながらでいいので、もう一度再開の方向に行政としてお考えをいただけないかなというふうに思っております。   最後に、世利町長に私の熱い思いを受け取っていただいた後に、来年度からの町民運動会の展望を伺いたいと思います。 ○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 町民運動会が今年中止となりまして、悔やまれるのは、当日雨だったということがあって、本来のスポーツフェスタが少し縮小したというのは本当に悔やまれることでございます。町民運動会のこの中止に至った経緯等、先ほど社会教育課長が申し上げましたんですが、私は最後まで町民運動会は開催する方向で考えておりました。長年、今言われますように50年から続いて町民運動会を中止するということは、もう本当に苦渋の選択、できれば存続したい。それから、もしこの町民運動会が、参加者の問題等もあるならば、各小学校の単位でもできないかということも提案をさせていただきました。   以前、昭和50年代には、私、地元の田富町内会で、町内会で運動会があっておりました。本当に楽しみで、もういろんな方が参加できて、有意義な運動会でございました。そういったものが、今の隣同士の、先ほどコミュニティーの話も出ましたが、本来からすると地域が、昔我々の時代は地域が子どもを育てる、そういったコミュニティーがあったわけでございますが、なかなか今のこの時代でそういったコミュニティーが希薄化しているという状況の中でコミュニティーがスタートしたんではないかなというふうに思っております。   町民運動会は、先ほど言いましたように、私は最後まで行いたいという思いでございました。町内会の会長さん方の今度のスポーツフェスタ、今回は雨天でございましたが、見られて、やはり町民運動会はあったほうがいいんじゃないかという声がもし上がれば、それはまだまだ検討するべきではないかなというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山卓嗣君) 安河内議員。 ◆5番(安河内祐子君) ありがとうございました。いろいろ町民のお声を受けていただきながら、今後とも行政のほうを図っていただきたいと思っております。   以上で私の一般質問を終わります。 ○議長(丸山卓嗣君) 安河内議員の一般質問を終わります。   ただいまから休憩に入ります。再開は14時といたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~              休憩 午後1時48分              再開 午後2時00分            ~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(丸山卓嗣君) 休憩前に引き続き会議を再開します。   一般質問を続けます。   6番稲永隆義議員。質問時間30分です。   稲永議員。 ◆6番(稲永隆義君) 通告に従いまして一般質問を行います。   本日は、2問質問いたします。   1問目は、公共施設個別施設計画の進捗状況と財政計画についてであります。   諸物価高騰の折、ちなみに総務省によれば、消費者物価指数は、この公共施設個別施設計画の初年度である2020年度に対しまして107.1%になっております。このような状況の中で、公共施設個別施設計画の見直しと第2期財政計画の見直しが必要ではないかという趣旨で質問いたします。   私は、過去に2回、公共施設個別施設計画について一般質問をしております。過去2回の質問の要旨は、非常に高い密度といいますか、毎年公共施設の改修が行われる予定になっており、実際に可能なのか、費用も45億7,000万円でできるのかというものでありました。残念ながら明確な回答は得られておりません。   具体的にお話ししますと、公共施設個別施設計画の計画期間は、令和2年度から令和26年度の25年間の計画です。そのうち具体的な実施計画が示されているのが、令和2年度から令和11年度の10何年間であります。建て替えが東保育園、現在進行中であります。長寿命化改修として、毎年1つの公民館以上、1つないし2つの改修を行い、10年間で11から12の公民館の改修。町民センターは、令和8年1月開館予定ですので、計画どおり終わりそうであります。役場本庁舎が、令和5年度から令和7年度、町民体育館が令和7年度から令和9年度、志免南保育園が令和6年度から令和8年度、ふれあいセンターが令和8年度から令和10年度の長寿命化改修が計画されております。   そのほかに大規模改修、大規模改修とは鉄筋コンクリート造りの施設の目標使用年数を80年とした場合、半分の40年で長寿命化改修、20年目、60年目で行う改修のことを大規模改修と言っておりますけれども、それが生涯学習1号館、令和8年度から令和10年度と、シーメイト、令和9年度から令和11年度が計画されております。その費用が45億7,000万円と見積もられております。   公共施設個別施設計画の計画期間は、令和2年度から令和26年度の25年間で、具体的な実施計画が示されているのが令和2年度、令和11年度の10年間であります。実施計画は、経費を除くと今までのところ順調に進行しております。平米当たりの建設単価が上昇しており、公共施設個別施設計画を見直す必要があると思いますが、単刀直入にお伺いします。見直しの必要があると思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 米澤経営企画課長補佐。 ◎経営企画課長補佐(米澤大君) 今、稲永議員がおっしゃいましたように、昨今の建設単価上昇の影響から、令和6年度に個別施設計画の見直しを実施いたします。内容につきましては、更新費用等を考慮した各施設のスケジュール調整の見直しを中心に行います。また、計画当初に記載のございません新設の弓道場であったり、水鉛公民館等の建設についても、計画に反映させる予定としてございます。 ○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。 ◆6番(稲永隆義君) 今、弓道場とおっしゃいましたけど、弓道場はもう今年度で終わるということなんで、10年間の範囲でそれを加えるということですか。この役場本庁舎の改修については、令和5年度から7年度の予定でありましたけれども、令和5年度、今年度は何も手がついてないと思うんですよね。この本庁舎については、どういう予定になっておりますか。 ○議長(丸山卓嗣君) 米澤経営企画課長補佐。 ◎経営企画課長補佐(米澤大君) 志免町役場本庁舎につきましては、議員おっしゃりますように、今のところまだ未着手でございます。町民センターの改修というところが、今始まったばかりでございます。志免町役場の改修については、基本設計をしたり実施設計をして、また大規模の工事を行うということで、今から行くわけなんですが、この後、令和7年度から始める案もございますし、また町民センターの改修の状況であったり、そのほかの物価の状況であったりしながら、その期間については、流動的といいましょうか、少し後にずれる可能性もございます。 ○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。 ◆6番(稲永隆義君) 役場本庁舎は、令和7年から8年、どちらかから始まって3年間ぐらいと思っていいですね。   そのほかの計画はずれない、本庁舎以外は。どうですか。 ○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 今、経営企画課課長補佐が申しますとおり、物価高騰等も含めまして見直しを令和6年度に行うということにいたしております。そういう意味からすると、少し後ろにずれるんじゃないかなというふうに思っております。   以上です。
    ○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。 ◆6番(稲永隆義君) ということは、令和5年度で一旦止めるわけでもないということ。止めるのは本庁舎ぐらい。あと公民館あたりは継続してやると。それも6年までの工事はやるけど、その後から見直すということですか。 ○議長(丸山卓嗣君) 篠原経営企画課長。 ◎経営企画課長(篠原優人君) こちらの個別施設計画の見直しは、来年度、令和6年度に見直す予定としておりまして、具体的なものは、来年度見直した後に皆さんにお示しできるのかなと思っております。南保育園とか、これからまだどういうふうな方針でいくかというのが未定な部分がございますので、そちらのほうが固まってから計画のほうの見直しにかかりたいと考えております。 ○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。 ◆6番(稲永隆義君) ですから、令和6年度までの工事の予定はやると。公民館あたりは。令和6年に見直す、令和7年度からの分を新しくつくるということですか。 ○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 先ほど申しますとおり、令和6年度にこの見直しを行うということでございまして、大きくは、この役場庁舎だったり公共施設、公民館等ではなくて、そういった部分で大きな見直しが必要じゃないかなと思っております。地域の公民館につきましては、地域も計画といいますか、予定がいろいろされているかと思います。そういった意味では、なるべく地域公民館の予定は崩さない。しかしながら、いろんな予算の配置でまだ分かりませんが、令和6年度にその辺はしっかりつくって、皆様にお示しをしたいというふうに思っております。 ○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。 ◆6番(稲永隆義君) 後で聞こうと思ってましたけれども、見直しをする場合は、令和6年からまだ10年間ぐらいを目標にするということでしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 米澤経営企画課長補佐。 ◎経営企画課長補佐(米澤大君) 見直しをするときは、今議員のおっしゃるように、令和6年度から当面の目標として10年間の計画というところで考えていきたいと思います。 ○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。 ◆6番(稲永隆義君) 次の質問ですけれども、見直す前の計画では10年間の費用が45億7,000万円を見込まれておられました。見直さずにいった場合は幾らぐらいかかるというような計算はされておりませんか。 ○議長(丸山卓嗣君) 米澤経営企画課長補佐。 ◎経営企画課長補佐(米澤大君) すいません、見直さない場合というところでの試算というのは、45億7,000万円というところで考えさせていただいておりまして、先ほど冒頭で総務省の物価指数ということで、稲永議員のほうからもお示しいただきましたけど、私どものほうでも国土交通省の資料になりますけれども、建設工事の物価指数という、建設工事の関係の物価指数がございまして、それが令和2年度個別施設計画策定当時の指数を100といたしますと、15.4%上昇しているということになっておりますので、その試算で単純に計算しますと45億7,000万円が52億2,000万円と、単純計算ではそのような計算になりますが、昨今の物価上昇を考えますと、費用はさらに増加するのではないかと考えてございます。 ○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。 ◆6番(稲永隆義君) 私が考える分については、もう少しかかるのかなとは思っておりますけれども、15.4%ですね。この志免町の役場のこの庁舎が6,000平方メートルで、その計画表、ここの時点での坪単価が18万9,852円で、大体11億4,000万円ぐらいになるだろうというところなんですけれども、それだとどれぐらいになりますか、本庁舎は、改修は。 ○議長(丸山卓嗣君) 米澤経営企画課長補佐。 ◎経営企画課長補佐(米澤大君) すいません、役場庁舎の改修につきましては、今まだまだ試算が必要なところになってると思いますが、計画の当初で申し上げますと9億3,000万円ぐらいというところで最初は見込んでおりました。なので、今の状況を鑑みながら、金額についてはまた変わるものかと考えております。 ○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。 ◆6番(稲永隆義君) 3番目の質問になります。   第2期志免町中期財政計画、令和3年度から令和7年度、の目標である財政調整基金残高20億円、これは、災害等のために20億円ぐらいは残しておきたいというところを聞いております。それと、臨時財政対策債を除く町債残高は28億7,800万円を達成目標とすると書いておられますけれども、この達成見込みについてお伺いいたします。 ○議長(丸山卓嗣君) 米澤経営企画課長補佐。 ◎経営企画課長補佐(米澤大君) 今御質問のありました、まず財政調整基金につきましては、令和4年度末で32億2,286万円の残高がございまして、今後の公共施設更新のための財源となります公共施設整備基金、こちらのほうの創設も済んでおりますので、目標とする基金残高20億円については達成できる見込みとしてございます。   次に、臨時財政対策債を除く町債の残高につきましては、令和4年度末で30億9,582万円で、令和2年度の末からしますと39億円から町債残高は約8億円ほど減少してございます。ただし、令和5年度に入りまして、東保育園新築工事への起債の借入れ、こちらは約3億円、町民センター改修工事起債の借入れ、これは3年間トータルになりますが約25億円と、財源を起債に占める大きな工事が続いておりますので、目標とする町債の残高の達成については大変厳しいところと考えてございます。 ○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。 ◆6番(稲永隆義君) 令和6年度に個別施設計画を見直されると。それと同時に財政計画を見直すという予定はございませんか。見直すべきだとは思いますけれど。 ○議長(丸山卓嗣君) 米澤経営企画課長補佐。 ◎経営企画課長補佐(米澤大君) 稲永議員おっしゃるように、財政計画、こちらのほうも目標を立ててやっているものですけども、財政収支の予測というところがございますが、ここが大きく乖離している状況になっておりますので、こちらのまず財政見通し、こちらのほうについては、しっかりと試算をしながら見直しをかけまして、目標としている目標値については、令和7年度末までに達成するようなところの目標になっていますので、そちらについてはその目標を目指して努力をしていくというところで考えてございます。 ○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。 ◆6番(稲永隆義君) 諸物価の高止まりは当分続くと思われます。高騰分を織り込んだ、少なくともこれから先の10年間の公共施設個別施設計画の見直しと、財政見通しですか、財政計画での、財政見通しでもいいですから、更新をされるようによろしくお願いいたします。   最後に、町長、その辺のところをお願いします。 ○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 当初の計画から大きな変更がある予定でございます。今物価高騰で、いろんな資機材が高騰し、いろんな工事の入札の不調が起きております。町民センターは2回目の入札でやっと工事を行えるようになりました。これから、今言われますように高止まり、まだまだ物価高騰の山が来るんじゃないかなと心配をしているとこでございます。そういった意味で、しっかり令和6年度にそういう計画の見直しを行いながら、健全な財政に努めていきたいというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。 ◆6番(稲永隆義君) 行政というか、政府もそうですけど、一遍決めた計画は突き通すというか、無謬の行政といいますか、それにこだわっていかれる面が多々ありますので、今回見直しをされるということは非常にいいことだと思いますので、その辺はよろしくお願いします。   税収の伸びが物価の伸び率を上回ることはないだろうということでありますので、慎重なる財政運営をお願いいたします。肝要と考えております。   それでは、質問2に入ります。   質問2は、いじめ・不登校対応についてであります。   私は、昨年の12月定例会でもいじめ・不登校対応について一般質問しております。不登校減少に町の全面支援をという趣旨で質問し、町長からは、町の喫緊の課題であるとの回答を得ました。町も志免町いじめ防止基本方針を策定されたり、スクールソーシャルワーカーの先生の配置を増やしたり、補助員の方を増やしたり、いろいろな支援を強化されているのは理解しております。しかしながら、小・中学校のいじめ・不登校の認知件数等はなかなか減少しない。スクールソーシャルワーカーの先生の配置を増やし、補助員の方を増やしての対応にも限界が見えるのではないか。発生後の対症療法に力を入れても、なかなか認知件数は減少しないのではないかという趣旨で質問をいたします。   まず、確認でありますけど、スクールソーシャルワーカーの志免町の配置の方は何名でしょうか。 ○議長(丸山卓嗣君) 中牟田学校教育課参事。 ◎学校教育課参事(中牟田いずみ君) 志免町といたしましては、学校教育課に2名、それから子育て支援課に1名配置しております。 ○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。 ◆6番(稲永隆義君) 子育て支援課に入っておられるスクールソーシャルワーカーという方は、どういう動きをされておるんですか。 ○議長(丸山卓嗣君) 高山子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(高山真佐子君) 子育て支援課では、要保護支援事業をしておりますので、虐待等、そういう家庭を見守っていくという形でスクールソーシャルワーカーを子育て支援課のほうに配置をさせていただいております。 ○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。 ◆6番(稲永隆義君) スクールソーシャルワーカーの方は、3人とも会計年度任用職員だと思いますけど、いかがですか。それでよろしいですか。よその町では、正職員で、学校、スクールソーシャルワーカーの方を雇用されているところもあります。そういう検討もしていただきたいなと思うところであります。   それでは、次に行きます。   今年議員になって初めて、小・中学校、以前はコロナ禍で行けませんでしたけど、小・中学校の卒業式、入学式や小学校の150周年記念式典に来賓として臨席させていただきました。子どもたちの純真な歌声や態度、心からの感謝の言葉など感動させられて、いつも目頭が少し熱くなります。志免町の子どもたちはすばらしいなと感動させられます。また、今回訪問した小・中学校での給食のときの楽しげな様子や、昨日の一般質問の中にあった6割から7割の生徒がいろんな部活で自分を成長させているとのお話でした。でありますが、しかしながら、いじめ・不登校がなかなか減らないのも事実です。このように元気で楽しそうな児童・生徒たちに混ざって、少なくはない子どもたちが日々心を痛めていると思うとつらいものがあります。いじめられたり、学校に行きたくないという子どもが一人でも減ることを願っております。   先日、福岡県議会議長会主催の議会関係ハラスメント根絶のための議員研修を受けました。この研修で初めて、バイスタンダーという言葉が印象に残り、小・中学校の教育の中にバイスタンダーの概念を導入すれば、いじめ・不登校が少しでも減少するのではないかと思い、質問いたします。   バイスタンダーとは、純粋に英語でいいますと、バイスタンダーですからそばにいる人、「スタンド・バイ・ミー」とかという歌もありました。バイスタンダーとは、ハラスメントや暴力などの被害を受け、被害者が嫌な思いをする状況に遭遇した第三者を指す言葉で、バイスタンダーが適切に行動することで、状況の悪化を防いだり被害者を適切なケアにいち早くつなげたりできるというものです。まだ日本では一般的ではありませんが、いじめ・不登校を減少させるには、バイスタンダーの概念を導入するのが有効と思いますが、その見解を伺いたいと思います。 ○議長(丸山卓嗣君) 中牟田学校教育課参事。 ◎学校教育課参事(中牟田いずみ君) 稲永議員がおっしゃるように、子どもたちが苦しんだり悲しんだりするのを少しでも、一人でも減らしたいというふうな思いで学校教育は進めております。その中で、志免町、それから学校ではいじめ防止対策基本法や、それから生徒指導提要、新しくなりましたけれども、こういったものを元に、議員がおっしゃるいじめ防止基本方針というものを策定しておりまして、それにのっとった対策をしております。その中に、いじめの構造というものを示しておりまして、いじめには加害者、被害者がぱっと思いつくかと思うんですけれども、それ以外にも観衆、それから傍観者の存在によって成り立つというふうにそこでは説明してあります。   バイスタンダーは、そのうちの傍観者に当たるかなというふうなことを考えます。学校では、この傍観者に対しては以前から注目しておりまして、傍観者をいかに仲介者にしたり相談者にしたり、育てていくかというふうなことを大切に教育してまいっております。日常的な教育活動として、また道徳科の授業、学級活動の授業などを通して指導をしております。また、何よりいじめの加害者にも被害者にも傍観者にも観衆にも、誰もがなる可能性があるということを子どもたちに自覚させて、いじめは絶対に許さないという指導を年間を通じて行っております。   ですので、稲永議員がおっしゃっておりますバイスタンダー教育のその精神というものは、私どもも同じような考えで育てているというふうに受け取っております。 ○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。 ◆6番(稲永隆義君) もともとは救急救命の場面で使われていたそうであります。例えば、私が脳梗塞で今倒れたとしたら、この後ろの2人と4人ぐらいがバイスタンダーということで、この人たちがどう動くか、日頃行いが悪いから放っとけと、そういうことにならないようにはしたいと思ってますけど、そういうことですよね。ハラスメントもそうで、いじめは1対1で起こってる場合のほうが少ないと思うんですよね。だから、誰かが気がついてる、誰かが見ている。この見ている人がどうするかということ。言うだけではなかなか動かない。だから、その場で動けるように、救急救命でもその場で心臓マッサージができるかどうか、それが訓練で、それがバイスタンダー・トレーニングというのが、まだほとんどやられてませんけれども、取り入れられたら、研究はしなきゃいかんですけど、そういうのがあれば、発生、子どもたちがいじめたり、いじめる、そういう気持ちはないかもしれませんけれども、あいつ気に入らんなとか、例えばグループLINEから誰か中心的な人物があの人を退会させるとか、そういうのは本当に傷つくものですから、そういうことが発生したときにどうするか、友達が、そのグループの中で話し合うとか、何で彼を外したんだとか、そういうことが言えるようになるのが一番大事なんで、その辺までいっていただければなと。そうすれば、少しでも減るのではないかなと思っておりますが、どうでしょうか、その辺。 ○議長(丸山卓嗣君) 中牟田学校教育課参事。 ◎学校教育課参事(中牟田いずみ君) もう議員のおっしゃるとおりだというふうに思います。   トレーニングそのものをするとかというふうな場面はなかなか授業の中ではないと思いますけれども、ただ、そういった場面に遭遇したときに自分だったらどうするかというふうな考えを持つ授業を道徳の授業で行ったり、またいじめのアンケートに関しましては定期に行っておりますけれども、自分がされたとか、自分がしたとかということだけでなく、見たことに対しても答えやすいような場を、自分が知っていることを大人に伝える、そういったアンケートで伝えるような項目を入れていたりとか、また子どもたちの中には、自分が巻き込まれるのではないかとかっていうふうなとこの心理も働いたりしますので、そうではなくて、みんなで守っていく、みんなでいろいろ相談をする、周りの子どもたちのことも守っていくっていうふうな姿勢を教師は貫いたり、そういったいろいろな観点から、子どもたちのいじめを俯瞰的に見ながら教育をしております。まだまだ認知件数は多いんですけれども、その認知件数が多いのは教師のアンテナの高さによるものだというふうに、小さな芽から摘むというところから、これもいじめだというふうなことを捉えているための認知件数の増加もございますので、そういった意味から、志免町の今現在では重大事態なども起こっておりませんし、今後もそういった強い意志で教育を進めてまいりたいというふうに思います。 ○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。 ◆6番(稲永隆義君) では、次の質問に行きます。   令和4年12月議会で一般質問しました、タブレットを使った静岡県掛川市の相談アプリ、「こころの相談ノート」の検討をしていただいたかどうか、その結果をお願いいたします。 ○議長(丸山卓嗣君) 中牟田学校教育課参事。 ◎学校教育課参事(中牟田いずみ君) 子どもたちがいつでも不安や悩みを大人に伝えることができるためのツールとして、タブレットを生かすことについては、志免町、私どももぜひ生かしたいというふうな考えがございまして、夏休み前から校長会や教頭会でどういった生かし方ができるかということを話し合ってきております。   文部科学省からも、心の健康観察を、タブレットで自分の心の健康状態を誰かに知らせるような仕組みを整えましょうというふうなことはずっと推奨されてきているので、じゃあ志免町の今ある財産で、財産というのは機械とかそういったもので、ICT機器で何ができるかなというふうなことを今模索しているところです。   静岡県掛川市の「こころの相談ノート」につきましては市で作成されてあるものでございまして、もともと市販されているアプリのようなものだったらそのまま導入とかっていうふうなことも考えられるのでしょうが、作られてあったもので、子どもたちがすぐにタブレット上でボタンを押すと市のほうにつながって相談ができるっていうふうなものを仕組まれておられました。そういった仕組みが例えば志免町のこのタブレット機能でもできるのであれば、そういったものを取り入れたいとも思いますし、日常毎日の例えば健康観察をタブレット上で心の状態をいつでも発信できるような機能として作るとかっていうふうなこともございましょうし、いろいろな活用の仕方があるので、それについては学校の現場の現状に即したもので考えていきたいというふうに思っています。ただ、今はそれがないので、定期的なアンケートとか教育相談等で子どもたちの悩み等についてはキャッチできるようにはしております。 ○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。 ◆6番(稲永隆義君) そういうのがない、そういうのがないというのはどういう意味ですか。そういうのがないから今は。 ○議長(丸山卓嗣君) 中牟田学校教育課参事。 ◎学校教育課参事(中牟田いずみ君) そういうのがないと申しましたのは、今はまだそういった掛川市が作ってらっしゃる「こころの相談ノート」のような機能がタブレット上に作れていないのでというふうな意味で申しました。 ○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。 ◆6番(稲永隆義君) この掛川市の「こころの相談ノート」でいいところは、アプリを開きますと、「勉強のこと」「おうちのこと」「いじめのこと」「からだのこと」「そのほかのこと」と項目が分かれて、押せばそこに入っていけるというのが、これはいいなと思うところでありますので、ぜひとも自分のところで作ると言われるならそれで作っていただきたいと、それもあまり時間をかけずにお願いしたいと思います。   教育長に今までのところ、バイスタンダーからこの辺の最後のとこまでの感想等があれば。 ○議長(丸山卓嗣君) 金子教育長。 ◎教育長(金子眞恵君) いじめに関しましては、認知件数をできるだけ上げていくということに努力したいと思っております。小さないじめを見逃さない、大きな重大事案に発展させないで小さなうちに摘み取っておくというところで、いじめについては認知件数を上げることにおいて努力したいと思っておりますし、不登校につきましても、個々人の悩み事が解消されるような、いろんなアプリですとか相談窓口とかがありましたときには、そちらが利用できて小さなうちに相談ができるように配慮を急ぎたいと思っております。   バイスタンダーの件に関しましては、バイスタンダーという言葉はとても新しゅうございますが、昔から見て見ぬふりをしないという言葉については、子どもたちに長らくに教えてまいりました。初めてこのバイスタンダー・トレーニングという言葉を知りましたので、調べましたらば、その人の性格とか立場に合わせて動きをつくることができるトレーニングだというふうに書かれておりまして、声を上げきることができない人、そういった方々にはこんな方法、あるいは周りの大人に知らせるとか、あるいは月1回のアンケートで書くとか、いろんな方法がその人に合わせた対応ができるんだよというところを教えていただきましたので、バイスタンダー・トレーニングのコンセプトを生かしまして、学校でも細やかに取り組んでいきたいと思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。 ◆6番(稲永隆義君) 志免町は子どもたちからの相談があれば、あるいは子どもたちからの連絡等が、通報でもいいです、があれば、その相談に乗れる体制は十分に整ってます。まず、子どもたちの相談を聞き出すというか、聞き出すこの仕組みがまだちょっと足りてないのかなと思うところでありますので、そこをしっかりやっていかなきゃいかんと考えておるところです。   町長、今までのところで所感をお願いいたします。 ○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 二、三取り上げて申し上げますと、いじめにつきましては、必ず集団があればいじめはあると、必ずそう思うことが大事じゃないかなと。その上で、教育長が申しますとおり、小さなうちから摘み取るということが大事じゃないかなというふうに思っております。「こころの相談ノート」、昨年12月に一般質問いただいて、まだできてないということでございます。非常に何かすばらしい、このタブレットで個人情報も恐らく守られてるんじゃないかなと思いながら、スピード感がないなあと思いながらも、私からもしっかり教育委員会と相談し、早めにこういうのがあれば、他自治体の参考事例をしっかり見て作っていきたいというふうに思っております。   以上です。 ○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。 ◆6番(稲永隆義君) 最後になりますが、志免町の子どもたちのポテンシャル、ポテンシャル、能力といいますか、秘めた能力は非常に高いものがあると考えます。いじめ・不登校対応について、我々もですが、町全体として取組を強化せねばと考えているところであります。   どうもありがとうございました。これで一般質問を終わります。 ○議長(丸山卓嗣君) 稲永隆義議員の一般質問を終わります。   以上で本日の日程は全部終了しました。   本日はこれで散会します。            ~~~~~~~~~~~~~~~~              散会 午後2時41分...