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12月06日-03号

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  1. 志免町議会 2022-12-06
    12月06日-03号


    取得元: 志免町議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-19
    令和 4年第8回12月定例会1 議 事 日 程(第3号)   (令和4年第8回志免町議会定例会)                                    令和4年12月6日                                    午 前 10 時 開議                                    於   議   場 日程第1 一般質問番号質 問 者件    名要旨・質問内容質問の相手5牛 房 良 嗣1.子ども出生数の減少と増加策について。(1) 恐れず子どもへの投資を。   世界で戦える人材の育成。  ①早婚奨励(出会いの場づくり婚活応援)。  ②出産費用 全額無料   祝金 1子目5万円、2子目10万円、3子目以降(15万円~20万円)  ③2人以上の子育て世帯へ家賃の支援。  ④病後児保育、障がい児保育の早期整備。  ⑤保育料無料化児童手当の引き上げ。  ⑥転入者相談窓口役場内設置。出産、就労、保育園、子育て何でも相談。  ⑦地区別学習支援。  ⑧中学部活指導員を地域内の人材から。町長2.1人の子も置き去りにしない町を目指す。(1) 前回一般質問での町長回答「1人の子も置き去りにしない。公民館活用学習支援は有難い。支援のための活動割を検討したい。」   現在の進捗状況についての報告を。  ①「活動割」とは。具体的取組みの説明を。  ②ひとり親に対する支援は進められているのか。  ③小学1~2年生の英語活動の取組みはどう進められているのか。   不登校、長期欠席者等への児童生徒の第2の楽しい場所としての公民館学習支援を積極的に進めてください。町長6丸 山 卓 嗣1.防犯について。(1) 本町の現状と取組みについて。   近年は犯罪の形態も広域化・凶悪化しており、町民が安全で安心して生活できる環境を作るためには、町全体での防犯対策が必要だと考える。  ①本町における事件や犯罪等の発生状況、推移について。  ②町の防犯対策への取組みと課題について。町長(2) 防犯カメラの設置について。   安全・安心なまちづくりを進める上で、防犯カメラの設置は広く有用であり、犯罪の早期解決としてはもちろんのこと、犯罪抑止の効果も大いに期待できる。また、全国的に自治体での導入も進んできている。
     ①緑道や街頭などへの設置について。  ②県のガイドライン運用ルール作りについて。  ③設置費用について。   (ふるさと納税クラウドファンディング等の活用)  ④設置費用補助制度について。町長2.教育について。(1) 教育改革について。   これまで、教育こそが町の基盤、財産との思いで様々な改革の必要性を訴えてきた。議員任期も残り僅かとなった今、改めて過去の一般質問から2つの大きなテーマを振り返り、町長の見解を伺いたい。  ①小中学校一貫教育令和元年12月)について。  ②学校開放化・複合化(令和3年3月)について。町長7古 庄 信一郎1.町のランドマーク、「旧志免鉱業所竪坑櫓」に関連する諸課題について問う。(1) 町の繁栄に竪坑櫓をどう活用し活かそうとしているのか。基本的プランについて。  ①竪坑櫓活用への基本的考え方。  ②総体的プランスケジュールについて。 (2) 歴史(郷土)資料館の創設について。  ①歴史(郷土)資料館の建設について。  ②スケジュールについて。 (3) 行政内組織の矛盾と弊害について。  ①活用への盛り上がりの欠如は行政内組織の矛盾から。  ②職員の個人的見解からの活動が主体。  ③他先進自治体の取組みから学べ。 (4) 竪坑櫓保存に関する歴史的史実の策定について。  ①解体か保存の議論から、重要文化財指定までの歩み、行政・議会・町民の史実の策定の必要性について。  ②ライトアップ事業の課題。 (5) 住民活動と活用への問題点と留意点。  ①団体間の融和と協調についての考え方。  ②近隣自治体との関係の理解と協調。町長2.行財政改革地域活性の最たるものは隣町との「合併」。(1) 近隣町の動向について。  ①糟屋郡内の動向について。  ②合併への想いと今後の活動について。町長2 出席議員は次のとおりである(12名)  1番  稲 永 隆 義              2番  岩 下 多 絵  4番  木 村 俊 次              5番  小 森 弘 美  6番  藤 瀬 康 司              7番  丸 山 卓 嗣  8番  安河内 信 宏              10番  丸 山 真智子  11番  牛 房 良 嗣              12番  大 西   勇  13番  古 庄 信一郎              14番  末 藤 省 三3 欠席議員は次のとおりである(1名)  9番  大 熊 則 雄  4 職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(2名)  議会事務局長  稲 永   正          書記      平 山 聡 彦  5 地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名(20名)  町長      世 利 良 末          副町長     丸 山 孝 雄  教育長     金 子 眞 恵          会計管理者   牛 房 大 和  まちの魅力推進課長                経営企画課長  篠 原 優 人          高 山 真佐子  税務課長    前 田 憲一郎          住民課長    塩 崎 幸 恵  福祉課長    今長谷 智 子          福祉課参事   佐 藤 利 江  健康課長    徳 永 康 國          子育て支援課長 藤 野 和 博  生活安全課長  太 田 成 洋          都市整備課長  砥 上 敏 之  上下水道課長  圓能寺 豊 博          学校教育課長  池 松 貴 恵  学校教育課参事 中牟田 いずみ          社会教育課長  安 楽   実  総務課長補佐  二 村 研 司          経営企画課長補佐米 澤   大            ~~~~~~~~~~~~~~~~              開議 午前10時00分 ○議長(丸山真智子君) おはようございます。   これより本日の会議を開きます。   日程に入る前に報告いたします。   本日は大熊議員より欠席の届けが出ております。また、内野総務課長よりも欠席の届けが出ております。   それでは、日程に入ります。            ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 一般質問 ○議長(丸山真智子君) 日程第1、一般質問を行います。   順番に発言を許可いたします。   11番牛房議員。質問時間30分です。 ◆11番(牛房良嗣君) おはようございます。通告に従いまして一般質問に入らせていただきたいと思います。   今、日本の一番大事な課題は、長年続く出生児の減少、これにどうストップをかけ、人口増につなげていくかということが、今、日本の一番大きな課題ではないかと、このように考えております。   終戦からちょうど現在まで77年間でございます。出生児は、ベビーブームの1945年の270万人、年間で270万人の元気な子どもが誕生しました。その後、第2次のベビーブーム、1975年、30年後でございますが、第2次のベビーブームが起こりまして、これで年間で大体200万人の幼児が誕生してきたわけでございますが、問題は、この第2次ベビーブームの後の現在までの40年以上に及ぶこの間に、200万人の子どもの出生が、2021年、令和3年には何と81万人に減少しているということ。81万人。200万人から、40年かかって81万の要するに幼児の誕生の減少になっていると。   こうした長年の長期にわたる出生児の減少は、全国、現在1,718の市町村がありますが、そのうち885の市町村、これはパーセントでいきますと51.5%以上が過疎地帯の指定を受けるというような、非常に地方にとっては厳しい現状にあります。もちろん深刻な問題でございます。政府もいろいろな手をかけておりますが、いずれにしても、もう30年間に及んで政府のほうのいろいろな施策も立派なものはできず、不発のまま現在に至っていると、こういうような状況でございます。   志免町の出生児の状況はどうかといいますと、これはもう福岡都市圏政令都市の福岡の都市圏の配下にありまして、福岡市は現在、全国でも人口の伸びている地区でございますので、もちろんそのベッドタウンとしての志免町の人口というのは、あるいはまた出生にしても、ほかとは違った、まだ多少余力のある私は人口状況じゃないかと思いますが、この前、住民基本台帳を住民課からいただきまして、その中でこの25年間の出生者の推移状況を私は一応見てみました。   前期、中期、後期と25年間を3区分して概算で話しますと、最初の8年間ぐらいは400名台できております。400名も、上り調子の400名で、それから中期になりましてからの10年間は、これは500名台に出生者が増えました。一番増えたのが平成22年、これは630名まで出生者が年間、ここが最高でございました。そこまできました。   ところが、平成27年以降、この七、八年の間はどうかというと、もちろん500名を割りまして、そして400名台に入って、そしてこの令和3年には、何と406名まで実は志免町の出生者も落ち込んできてるという。   私がこの問題を上げたのは、もう志免町もそんなに安閑としてはおれませんよと、これはもう、もしここで400名の壁を破って300名台へいったら、どこまで転がっていくのかねという危機感を持ったのと、そういうことで今回質問をさせてもらってるわけでございます。400名台の維持ができるか、あるいはこのまま400名を切って300名まで落ち込んでいくのか、この辺の岐路に立たされているのが、今の志免町の状況じゃないかと。   町長にお聞きするのは、そういった現在の出生児の状況、またそれに対する対策というのはどういうふうな考えをお持ちになっているのか、ぜひひとつお聞かせいただきたいと、こう思います。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 今議員が言われますように、ここのところ年々出生者の人口が減少しているのは理解をいたしております。これは志免町だけのことではなくて、全国的に少子化、それから結婚の晩婚化も一つはあろうかと思います。また、結婚しない若い人たちが増えていることも確かでございます。そういった意味では、減少傾向も志免町は全国の中では緩やかかなと思いながらも、今400名ぐらいの出生者数でございます。非常に危機感を覚えております。   いろんな取組をする中で、やはり子どもを産み育てやすいまちづくりというのを町の重要な施策の中に入れ込んでおりますけども、なかなか思うとおりにこれが機能していない現状がございます。いろんなことを捉えながら、若い人たちが志免町で子どもを産み育てやすいまちづくりを、今後もしっかり取り組んでいきたいというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 牛房議員。 ◆11番(牛房良嗣君) 子どもの産めない理由あるいは増えない理由というのは、もうちょっと町長、そこはどういうふうに、志免町の場合で結構でございますが、把握されているのか、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 要因はいろいろ、様々あろうかと思います。先ほど申しますとおり、結婚の晩婚化もございますし、結婚しない若い人たちも多く今いるわけでございます。そういった現状が、志免町、全国的にも含めて、志免町もそういうのが発生している要因だというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 牛房議員。 ◆11番(牛房良嗣君) 子どもの産めないあるいは増えない理由というのは、これはもういろいろ個人的な問題もありますから、多々あるわけでございますが、その中でいろいろな資料を見てますと、1人ならまだ産めると、1人なら。しかし、2人、3人になってくると、もう経済的な理由で、子どもがもうこれ以上負担がかかり過ぎるというようなことで、あとの2人、3人を産まないと、産めないというようなことが1つと、もう一つは、子育てにやっぱり親の負担がかかり過ぎると、重過ぎると。今の給料ではとても無理だというような、経済的な理由が非常に多いんじゃないかと、私はそういうふうな把握をしております。   志免町の中では、志免町では安心して産み育てることのできる町を目指すというのは、これはもう町長がいろいろな計画の中で冒頭に掲げておいでになる言葉でございますが、安心して産み育てることのできる町を目指すと、そういうことについて行政はちゃんと今までやってこられたのか。そういう産めない理由、いろいろな理由、ネックがあるわけですが、そういったことをはね返して、町独自のそういう施策をどういう施策をやってこられたのか、ちょっとあればお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 難しい御質問でございますが、以前といいますか、私たちが子育てをしているときには、出産費用だったりいろんな面でほとんど国からの支援もない状況の中で、今は町が特化したということではございませんが、いろんな意味で、そういった費用的な負担は、国等の支援で賄っているんじゃないかなというふうに思っております。   町が特化したというのは、子どもが生まれた後に育てやすいといいますか、いろんな意味で、学校、学童保育の充実だったり、そういった待機児童の解消だったり、そういった面はございますが、他の自治体と特化したというのは、ちょっと今、思い当たるところがございません。 ○議長(丸山真智子君) 牛房議員。 ◆11番(牛房良嗣君) 細かいことを言っても、町長はそんなに隅から隅まで知っているわけがないから、十分なあれもなかったと思いますが、私は今までこの問題については、今回だけじゃなくて、何回か提言をしてきました。だから、そういった産めない理由というか、産めない理由を除去するために、もっとこういうことをしたらいいじゃないですかというようなことを提言したことが、それがこの右のほうに書いてあります、例えば早婚奨励、これは1から8番目までありますけど、早婚奨励、出会いの場づくり、婚活の応援、これはもう商工会あたりが中心になってやられているようです。   それから、2番目は出産費用。これは今、これもほとんど全額、個人負担なしに全額無料でやられているんじゃないかと思いますが、そのほかに1子の祝い金というのは、これはむしろ出産のときのいろいろな諸費用なんです。祝い金というよりも、むしろ出産するのは、ただ病院に行けばただでやってくれるんじゃなくて、そのほかにやっぱりいろいろな諸費用がかかるわけでございまして、それが若い人たちにとったら大きな負担になってると。そこで、こういった出産の場合には、祝い金だとか、1子が5万円、10万円あるいは15万円というようなことで、特別に子どもを産むために貯金がなくても、蓄えがなくても、子どもは産めますよということです。   それから、2人以上の子育ての世帯への家賃の補助。それから、あとは4番目には病後児保育、障害児保育。それから、保育料の無料化、児童手当の引上げ。あるいは6番目の転入者相談窓口、これもいろいろ役場内ではやっておいでになります。それから、あとは地区別の学習支援とか、中学校の部活動の指導員の地区内の、こういった子育てに関する幾つかのことをここに掲げておりますが、要は親の負担、そして伸び伸びと子どもが育てられるような環境整備をつくるのが、私は行政の仕事じゃないか。これだけみんなできないと思いますが、町長、どうですかね。   今私は、志免町には3億円に近いふるさと納税のいろいろお金も入ってきているようでございます。もっと何か集中的に投入して、よそのやってることと同じじゃなくて、何か志免町特有の事業を、子どものための事業をやるという、そういう意思は町長ありますかどうか。ちょっとじゃあ、私が言うのが無理だというんであれば、また話は別ですが、お願いします。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 子どもを産み育てやすいまちづくりの一環として、いろんな手だてができないかというような御質問でございます。ただいま2番目にあります出産費用、それから1子目に5万円、2子目には10万円というようなこともございます。他の自治体を比較しては何ですが、そのときだけの支援では駄目だというふうに思っております。これはやはり、こういった支援をするには、やっぱり継続性が必要になってきます。それから、子どもを産むだけに志免町に来られて、すぐ出ていかれるような場合も考えられます。   そういった意味では、今、少しは、今議会にも提出して、予算審議の中で提出しておりますいろんな支援も、国からの支援もあるわけでございます。いろんな手だては必要だという認識はしておりますが、これだというのがちょっと今思いつきませんが、いい支援策等がございましたら、またいろいろ協議をしながら検討してまいりたいというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 牛房議員。 ◆11番(牛房良嗣君) これは多種多様で、みんないろいろありますが、私はこうしたいろいろ、今お話を聞きましても、ひとつこの辺はもうちょっとこうやったらいいのかなということが私には、今話を聞いてて、思いつきじゃないんですが、考えましたが、要するに奨学金ですね。例えば高校、専門学校への奨学金、それからもう一つは大学、これを町で何かひとつ、できるできんは別にして、検討したらいかがでしょうか。   というのは、やっぱり子どもたちがもっと、志免町は4,500名の子どもがいますが、みんな学校へ行って勉強してる。そして、やっぱり社会へ出たら、しっかりした仕事もやらないかんと。そういった場合に、やっぱりある程度そういった学歴というか、勉強もしとかなきゃいけないよということは、これはもう現実の問題としてあるわけでございます。ところが、こういった要するに経済的に厳しい家庭では、もう最初から、ああ、もう高校も、あるいは専門学校もさることながら、大学なんてとんでもないよと、こういう家庭が多々あるんじゃないかと。   私は、やっぱり子どもは平等でなけりゃいけないと。そういった意味では、奨学金制度を私は大学あたりも、これは誰でもかれでもというわけにはいきませんが、10人ぐらいを毎年、町長、いいですか、10人を町の奨学金で、出世払いの奨学金をつくったらどうでしょうか。10年たてば100人、100年たてば1,000人の子どもがそれでもって実社会で頑張れると。何か子どもに夢を与えるような何かそういうものも、私はこの子育てのこの中になると、いつもお金がないから、お金がないからということで、行政あたりはやりたいけどできないんだというようなことを言われる場合が多いんですが、私は子どもへの投資というのは、子どもへのそういったものは、これは子どもへやってるんじゃない、投資をしてる。そして、それが10年後、20年あるいは100年後に町に返される、あるいは国に返ってくるんだと、こういう考え方を持つことも大事だと。   ひとつ志免町にはすごいぞと、あそこへ行けばそういった奨学金がもらえて、大学も行けるよと、何々ちゃん頑張れというような、何か少し明るさを持った救済策も考えていただいたらどうだろうかと、こう思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 奨学金制度につきましては、以前、同僚の議員からも御質問があったように記憶いたしております。そのとき、職員間でいろいろ議論を行いました。その議論をする過程の中で、多くの職員の中で、この奨学金制度を使って子どもさんを大学とかにやった職員も、多く今、町の職員もおります。そういった意味では、この奨学金につきましては、国等の奨学金制度がございます。そういったのを活用してやってる方が多くおられます。そういったことをもうちょっと広くアピールできればなというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 牛房議員。 ◆11番(牛房良嗣君) ぜひ、何か志免町らしいものも一つ、二つは、町長、何か残していってくださいよ。私はそういうようなことを志免町町長にぜひお願いして、そしてそれは1年とか2年の話じゃないんです。これから100年先、子どもが、さっき話しましたように、1年に10人ずつだったら、100年たてば1,000人ですよ、子どもが志免町から育っていったと。志免町はすばらしいというのが、そういう何か町をオリジナルな私はトライをぜひやっていただいたら。   そんなことを、すぐ子育ての問題になると、貧困家庭の話だとか、あるいは厳しい話だとか、これは事実です。それはもうぜひ町長が言われたような、俺は今回は町長になって、前回のときですか、要するに独り親のほうの支援をしっかりやっていきますという話が出されましたので、ぜひひとつ、何か夢のあるそういった子育てのシンボルをつくってもらいたいということをひとつ申し上げます。   この件では最後になりますが、私はいろいろ子どものことは関心がありますので、福岡市のいろいろ、高島市長のいろいろやり方というか、あれだけの160万人ですが、それから今国際都市になろうという。あの人が言ってることは、この前私はおやっと思ったことが1つある。   当選しましたね。そしたら、その席で一番に言ったのは、もうこの選挙中に分かったことは、要するに子ども、子育てをしている家庭、特に多子家庭ですね、子どもをたくさん持ってる。たくさんといっても、20人も30人もじゃないですよ。2人、3人持ってる多子家庭のそういった家庭を、しっかり私はガードします、守っていきますということをお話しされていたし、その前の令和4年の方針の中にも、やっぱり独り親とか、あるいはそういった厳しい環境にある子どもたちは俺が守るんだというようなことを、ビッグバンを掲げて、国際都市を目指す市長がまず話されたことは、私はこういった子どものことを一番に考えますよと。今だから苦労してるそういった、今さっき話しましたような家族を持ちながら、多子家族ですか、こういったところをしっかり見ていきたいというような話もありました。   そんな、人のまねをせえとは言いませんけど、何かやっぱり志免町はどういう町なんだと、こう聞かれたとき、ああ、うちはもう子どものことはナンバーワンだよということが町民のみんなが胸を張って言えるような、そういうような町を目指してもらいたいということが、私が町長にお願いすることの、全部でございませんが、ぜひお願いしたいと思います。何かありましたら、町長。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 福岡市のことを例に挙げられました。おのおのの自治体でいろんな取組がなされている中で、志免町に特化した何かができないかというような御質問だと思っております。私もそういった意味では、何かできないかなというのは、常日頃から考えております。   特に、言われますように、多くの子どもさんを育ててある家庭とか独り親家庭等につきましては、本当に困ってある現状だというふうに思っております。しっかり庁舎内でも検討して、何かそういった特色あるまちづくりに何かできないかということは、検討してまいりたいというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 牛房議員。 ◆11番(牛房良嗣君) ひとつぜひ志免町のオリジナルの出るような、そういった施策についてぜひひとつ御配慮いただきたいと、このように思います。   次の質問に入りたいと思います。   先月の一般質問の中で、志免町には不登校、それから長欠者、合わせまして219名の子どもたちが、学校に行きたくても行けないでいると。そういったことで、そういった子どもたちを救済じゃないんですが、第2スクールとして、学校に行けなければこういったところもあるんだよという公民館での学習支援を、ひとつぜひやってもらいたいということについてお願いしましたが、町長はそれはいいじゃないかというようなことで、ひとつ検討しましょうということでしたが、何かその後、御検討いただいたか、いただいてなければあれですが、何かあればちょっと補足してお話しいただきたい。   特に、高校生について聞きました活動割という新しい言葉、私はあのとき一般質問のときに聞くのを忘れたんですが、それについてちょっと町長の考えをお示しいただきたいと思います。   以上であります。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 前回の議員の御質問の中に、活動割について御質問がございました。私もそのときには、活動割を検討したいという旨の答弁をさせていただいたと思っております。その後、いろんな公民館の特色といいますか、確認してみますと、学習支援も幾つかの公民館でされている公民館もございます。学習支援だけに限らず、いろんな活発に活動をされている公民館、それからそうでもない公民館もあるわけです。そういった意味では、しっかり取り組んである、いろんなことに取り組んである公民館については、活動割も組めないかというようなことを職員間でも検討をさせていただいております。   公民館のいろんな皆さん方に要望等もないかというようなことも含めて、引き続きそのことについては、非常に活動というのが学習支援も含めて難しい面もございます。そういった意味で、何とかそういった輪を広げて、特色のある公民館については、それなりの支援ができないかということをしっかり検討させていただきたいというふうに思います。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 牛房議員。 ◆11番(牛房良嗣君) これからは私は、公民館の活用については、不登校だとか長期欠席者あたりも含めて、一般の子どもも含めて、地域の子どもたちがいろいろ一堂に会して交友を深めると、こういうことを私は何かいいんじゃないかなと。今、子どもたちのみんな、もう、何かパソコンなんかできると特にそうですが、お互いに会話がない。それから、外へ行って体を使って遊ぶというような、そういう何か交わりというのが非常に希薄になってきてる。   私は、地域の子どもたちを地域が面倒を見るんだという観点から、もっと地域の子どもを集める。それには七夕あるいは夏祭り、それから運動会、餅つき大会、クリスマス、いろんな行事がありますが、そういったときに、中学生も小学生も含めてですよ、みんな集まってきて、そこでいろいろコミュニケーションを取るようなことができたら、すごくいい私は何か地域になるんじゃないかと。   そういうふうな形で、この学習支援もひとつ何かそういう種にして、それを、ただ学習支援だけん勉強してるんじゃなくて、もっと幅広い一つのそういった人間教育というか、そういうものがそういった公民館の集まりでできるんだよということを町長理解していただいて、私は、それはいろいろ地域によって考え方も違うし、子どもの数も違いますので、いろいろあると思いますが、積極的にそういうことを推し進めるような、住民たちの希望があれば、ぜひバックアップして、しっかりした支援を私は行政にお願いしたいなと、こう思ってるんですが、ぜひひとつお願いします。どうですか、町長。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 今議員が言われる学習支援に対する何か支援はできないかというようなことでございます。先ほどから議員が言われてますように、地域の子どもは地域で育てるというのは、非常に大切なことじゃないかなというふうに思っております。   今学校では、コミュニティ・スクールが始まりました。コミュニティ・スクールの大きなその目標としては、地域もしっかり関わって、学校と地域が一緒になった子育て、子どもを育てることが大事だというふうに感じております。いろんな手だての中で、先ほど申しますとおり、町としても子どもたちが健やかに育つことを一つの目標にしておりますので、できる限りのことはしっかり検討させていただいて、前向きに考えたいと思います。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 牛房議員。 ◆11番(牛房良嗣君) 取り留めのないことを申し上げた点もあったと思いますが、志免町は8.7平方キロの小さな町なんですが、しかしこの町には4,500人の将来の日本を背負って立つ子どもたちが、元気な子どもたちがいるし、またそれを育てる我々がいるわけですから、何かひとつ志免町というのはすごい町なんだなということを全国に知らしめるなり、あるいは全国をリードするような、何かそういう町に、我々は努力してそういう町をつくり上げることに頑張らなきゃいけないんじゃないかなという、私はいつもそういう気持ちを持っておりますが、ぜひ町長も、何か小さな町の町長というよりも、これから全国の市町村をリードする志免町へ持っていこうというぐらいの大きな気概を持って、ひとつぜひこういった子どもの問題、あるいはこういった諸問題について取り組んでいただきたいと思います。   最後に町長の言葉をいただいて、私の話を終わりたいと思います。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 志免町には、今言われますように、多くの子どもたちが活発に生活しているわけでございます。未来ある子どもたちに何かできないかということでございます。先ほども申しますとおり、いろんな子育てに対する支援の中でも、そういったことにしっかり町としても何か手だてがないかということは、みんなで議論しながら進めていきたいというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 牛房議員。 ◆11番(牛房良嗣君) 以上で終わります。ありがとうございました。 ○議長(丸山真智子君) 牛房議員一般質問を終わります。   ただいまから休憩に入ります。再開は10時50分といたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~              休憩 午前10時40分              再開 午前10時50分            ~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(丸山真智子君) では、おそろいになっておりますので、休憩前に引き続き会議を再開いたします。   一般質問を続けます。   次に、7番丸山卓嗣議員。質問時間30分です。   丸山卓嗣議員。 ◆7番(丸山卓嗣君) 通告に従いまして質問させていただきます。   議員生活もはや4年が経過しようとしており、一般質問の機会も今回を含め残り2回となりました。今回の一般質問は、まず、新たなテーマとして防犯についてお伺いします。そして、最後に、これまで私が特に力を入れて質問、提案を行ってきた教育について、過去の質問を振り返りながら、改めて町長の見解、思いをお伺いさせていただきたいと思っております。   それでは、質問に入りたいと思います。   まず、防犯についてです。   近年、住民の生活様式が多様化するにつれ、犯罪の形態も広域化、凶悪化しています。凶悪犯罪の発生は都市部だけに限らず、郡部、いわゆる地方での発生も多く報道されております。記憶に新しいところでは、3年ほど前になりますが、隣接する粕屋町において、自転車で帰宅途中の女性が襲われ、須恵川に遺棄されるという痛ましい事件が発生いたしました。志免町においても、不審者の報告など犯罪発生の可能性が、以前に比べてはるかに身近に感じるようになっております。   そこで、本町における事件や犯罪等の発生状況についてですが、私のほうで粕屋警察署のデータを調べてまいりました。今年の1月から10月までの刑法犯の認知件数が出ております。志免町では130件で、糟屋郡内では3番目に多い数字でした。内訳といたしましては、殺人、強盗という凶悪犯はゼロ件、暴行、脅迫という粗暴犯が9件、空き巣等窃盗犯が一番多く98件、詐欺、横領等知能犯が6件、公然わいせつ等が4件、その他13件となっております。件数の推移につきましては、近年のコロナ禍の状況下で分析しにくい状況ではありましたが、私の見解ではほぼ横ばいと感じております。   また、小学校区間の内訳もあり、約30件のうち西小学校校区が最も多く、全体の53%、次いで中央小学校校区が33%、東小学校が9%、南小学校が5%なっています。   これを聞いて、町長、率直にどう感じられますか。また、この現状を御存じでしたでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 犯罪の件数のことを言われていると思いますが、どうしても犯罪、いろんな犯罪がある中で、特に多いのが子どもの万引きとか窃盗だろうと思います。そういった意味では、人口の多い西校区、中央小校区に現れているんじゃないかなというふうに思っております。   特に、町単位でいきますと、粕屋町が非常に多いわけでございます。大きなショッピングモールを抱えている粕屋町じゃないかなというふうに理解をいたしております。そういうような結果は、粕屋署の防犯等の資料から、いつも私のほうに届いている状況でございます。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。 ◆7番(丸山卓嗣君) 常日頃から警察と情報共有等を行い、その犯罪の割合であるとか性質等は情報共有、また情報交換を行っていっていただきたいというふうに思います。   次に、町の防犯対策への取組と課題について伺います。   自分の身は自分で守るという防犯意識を高めることはもちろんですが、町全体で防犯対策も必要だと考えます。   犯罪を起こりにくくするためには、住み慣れた地域を防犯の視点から改めて見直すべきで、例えばふだんでも薄暗い場所、あまり人目につかない場所などを検証し、樹木の剪定による見通しの確保や防犯灯の設置、増設など必要な対策を講じて、犯罪が起きにくい環境をつくることのハード面や、また、地域、町内会によって行われている防犯パトロールは、犯罪を抑止する効果があります。その際に危険箇所の把握と、その改善も図られます。そのようなソフト面が考えられますが、そこで現在、町が実施している防犯対策への取組についてお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(丸山真智子君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) 町が現在行っております防犯対策の取組といたしましては、地域の犯罪が起こりそうな暗がりをなくすために、町内会が設置する防犯灯の維持管理に対する支援、防犯指導員や職員による巡回パトロール、粕屋警察署青年補導員志免支部などの地域防犯団体への青パトの貸出しを行っております。   また、地域で自由な時間に監視活動を行っていただく見守り隊への登録の呼びかけや、地域の安全情報として、粕屋警察署より町内での不審者情報などの情報提供があった際、県の防災メールまもるくんを活用し、登録者へ情報提供を行っております。   また、消費生活センターでは、にせ電話詐欺や悪質商法などの消費者トラブルに遭わないよう、啓発活動や、定期的に開催されます交番連絡協議会において、粕屋警察署管内や志免交番管内の犯罪などについて情報共有を行っております。   課題につきまして、町民意識調査において、町民一人一人の防犯意識は高いものの、今低下している傾向にもあります。議員おっしゃいますように暗がりのところであったり、そういったところの防犯灯など、犯罪に遭わない、犯罪を発生させないという防犯に対する意識、個人や地域に醸成するための啓発活動や出前講座の開催など、そういった活動も行っていく必要があると考えております。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。 ◆7番(丸山卓嗣君) 課題のほうもしっかりと持っていただいておりますので、その点、しっかりと今後、対策、対応をしていただければというふうに思います。   次に、防犯カメラの設置について伺っていきたいと思います。   安心・安全なまちづくりを進める上では、言うまでもなく、圧倒的な力を発揮するのが防犯カメラの設置であると考えております。防犯カメラは、犯罪の早期解決としてはもちろんのこと、犯罪抑止の効果が大いに期待でき、全国的にも自治体での導入が進んでいます。   設置につきましては、イニシャルコスト、いわゆる初期投資や、ランニングコスト等の経費が費用面で挙げられます。いわゆるコスト面とプライバシーの保護、この2点において慎重に討論する必要があることは重々承知しておりますが、そこの議論も含めたところで、最終的に設置導入を検討していただきたいというふうに思っております。   まず、現在、役場庁舎や町民センター、シーメイトなど、建物内には既に防犯カメラが設置されておりますが、今回は緑道や街頭、いわゆる道路や歩道、また通学路や遊歩道への設置状況について教えていただきたいと思います。 ○議長(丸山真智子君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) 現在の庁舎並びに町民センター、生涯学習館等、町の施設においての防犯カメラの設置、また、小学校、中学校、保育園に設置をしております。あわせて、公園、中の坪公園、水車橋公園、総合公園、こちらのほうにもカメラのほうを設置しているところでございます。緑道のほうには設置はしておりません。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。 ◆7番(丸山卓嗣君) 以前、同僚議員からも質問がありました公園への自動販売機の設置による防犯カメラ無料設置についてお聞きした際、町長はしっかりと検討して進めていきたいとの答弁をされておりましたが、その後の設置状況、検討の結果がどのようになっているのか、これはちょっと通告にはございませんが、関連しているため、手元に資料があれば教えていただければと思います。 ○議長(丸山真智子君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) 以前、自動販売機を設置をする代わりに、防犯カメラがつけれるという制度を活用したらどうだということで、検討したいという旨の回答しておりました。その際は、公園であったり、小・中学校の校門等ということで御回答させていただいておりまして、今現在、小・中学校は、校門、また校内のほうにも設置をしております。あと、公園のほうには3か所でございますが、今防犯カメラを、自動販売機というよりも防犯カメラのほうで設置をしているところでございます。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。 ◆7番(丸山卓嗣君) つまり、自販機を利用した設置ではないということですか。 ○議長(丸山真智子君) 砥上都市整備課長。 ◎都市整備課長(砥上敏之君) 当時、令和元年度でございましたが、自動販売機の防犯カメラを検討いたしましたが、そのときに、自動販売機の防犯カメラでいきますと、例えば業者さんによりましては、その場所の防犯カメラでそれを確認するには、その防犯カメラについているチップを取って確認するとかということがございまして、そのとき検討いたしまして、もう庁舎とか小学校とかに防犯カメラを設置するというのが分かってございましたので、そこに一緒に入れていただいて、一元的には確認できるような形にしておりますので、検討した結果、自動販売機の防犯カメラというよりも、役場全体でつける防犯カメラ、そちらに検討した結果なったということでございます。 ○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。 ◆7番(丸山卓嗣君) つまり、防犯カメラの必要性というか、そういうものは御理解いただいて、設置の方向に向かったということで理解しておきます。   次に、具体的に緑道や街頭などへの設置について伺いたいと思います。   緑道は、朝夕、通勤通学やウオーキングなど多くの方が利用されていると思います。以前と比べて見通しは大分よくなってきておりますが、区間によっては、利用者から薄暗くて怖いという部分もあるというふうな声も聞かれております。   また、街頭への設置は、登下校時の子どもたちの安全・安心につながりますし、今、高齢化社会の中で最も問題となっている認知症の方の徘回や、不法投棄などの防止にも大きな役割を果たすと思います。   つまり、緑道や街頭への防犯カメラの設置は、100%の安全が保障されるわけではありませんが、その効果を大いに期待できると考えますが、これらのことについて町長はどう感じ、お考えでしょうか。また、今後の設置計画等あれば、またお聞かせいただければというふうに思います。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 緑道、街頭等に防犯カメラをということでございます。防犯カメラを設置する場合に、福岡県の防犯カメラの設置及び運用に関するガイドラインというのがございます。公園等につける場合は、そこまでないわけでございますが、緑道とか街頭につける場合には、おうち、人の民家がそれに映った場合には、その許可が必要だというようなことがガイドラインに載っております。そういったいろんな面をクリアすれば、設置も可能かなというふうに思っております。   今、地元で地域からそういった防犯カメラの設置については要望はございませんが、暗がりにつきましては、防犯灯の設置とかそういった防犯カメラの設置も、今後検討せざるを得ないかなというふうに思っております。要望があれば、しっかり検討させていただきたいというふうに思います。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。 ◆7番(丸山卓嗣君) ちょっと次の質問に係るところの回答を答弁をいただいたようなところもありますので、先にちょっとガイドラインについて質問したいと思うんですけれども、現状で志免町にガイドラインはありません。町が防犯カメラを設置する際には、福岡県防犯カメラの設置及び運用に関するガイドラインに沿うと、過去の答弁の中でもそう答弁されております。   では、この福岡県のガイドラインの中では、こう示されています。設置者は、運用要領を定め、関係職員に研修等を実施し、運用要領の内容の徹底やプライバシー保護に関する意識啓発を行うことと記されています。加えて、この県のガイドラインは、必要最低限の事項をまとめたものであり、必要な事項を追加するなど、適正な設置運用に努めることが求められていると。   現在、自治体での防犯カメラの導入が進み、設置している自治体では、町独自のルールを定めており、志免町においても早期にガイドラインの検討を図っていくべきだというふうに考えておりますが、このガイドラインの検討に関して、町長は志免町独自のルールを考えていくというお考えでよろしいでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 先ほどから議員が御質問の緑道だったり通学路だったりする場合には、当然そのガイドラインをしっかり、町としてもそのルールづくりが必要だというふうに思っております。今、県のほうのガイドラインには、やはりプライバシーのことが一番うたってあります。そういったものをしっかりと検証しながら、必要に応じて、そういったものが必要であれば、しっかり検討をさせていただきたいというふうに思います。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。 ◆7番(丸山卓嗣君) ここでちょっと、今回この防犯カメラ設置に関する質問をするきっかけになったエピソードを少し紹介させていただきたいと思うんですけども、志免町のある町内会の方から相談を受けたのがきっかけでした。その町内会では、昼間の空き巣被害であるとか、薄暗い箇所への防犯灯の増設等を検討していました。その際に、明る過ぎて眠れないなどの状況も生まれていたということであります。   そこで、宇美町の貴船ガーデンというところが同じような状況で悩まれているところがあり、町内会、そこは防犯カメラを住宅街の入り口付近や薄暗い箇所に数台設置したところ、空き巣被害のほか、軽犯罪はほぼゼロに近い状況になったということです。   志免町も、その町内会でも防犯カメラ設置を検討されているという状況の中で相談を受けましたけども、そこで課題となったのが2点、防犯カメラの設置に伴う厳格な基準、ガイドラインが必要であること、2つ目が設置に関わる費用の面。町内会のほうからは、町に補助金制度はないのですかというふうなお尋ねもいただいております。このような状況を酌んで、今回質問に当たったという状況であります。   そして、今ガイドラインに関しましては御答弁いただきましたので、その次に設置費用について伺っていきたいと思います。   設置箇所や機種のもちろん種類によって異なると思うんですけれども、導入を踏み切る要因として、イニシャルコスト、いわゆる初期導入費、いわゆる導入費と、ランニングコスト、いわゆる維持管理費などの費用面の問題があると思います。   そこでまず、この通告を受けて、どの程度の費用がかかるかというのを町のほうで設置費用等を調査されておりましたら、教えていただければというふうに思います。 ○議長(丸山真智子君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) 防犯カメラの設置費用でございますが、カメラ本体の性能や録画機能などにより幅広い価格差がございます。おおむね15万円から30万円、また一元管理等にすれば、七、八十万円のコストがかかるようでございます。   また、運用費用として、電気代、保守料金、インターネットに接続する場合のプロバイダー料金が月額で費用負担が生じます。   また、カメラの設置についてはリースやレンタルする方法もあり、その場合は、そういった月額での費用負担となります。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。 ◆7番(丸山卓嗣君) 物によっては何か大変お金がかかる、安くでできるもの、いろいろあると思うんですけども、ここで申し上げたいのは、町民の命を守る、犯罪から守ることを財政的な面でてんびんではかることはできないということを申し上げたいと思います。つまり、予算があるからできる、できないではなく、必要であれば、予算を確保、捻出しなければならないというふうに私は考えます。   そこで、質問といいますか、その費用に関する提案なんですけども、費用の捻出には、ふるさと納税やクラウドファンディングを活用すべきだと思います。この方法は、予算を捻出する手段というだけでなく、広く防犯意識を高め、発信することができるからです。   例えば、近隣町での具体的な例として、篠栗町の災害対策トイレトレーラー導入に関するクラウドファンディングがあります。九州では初めて、全国の自治体で6番目に配備された災害対策トイレトレーラーは、全国的に向けクラウドファンディングを実施され、取組に賛同された144の個人や企業から、購入費1,600万円の半分、800万円の支援があったそうです。   このふるさと納税クラウドファンディングの活用は、費用捻出にのみならず、広く災害対策意識を高めた効果もあると考えます。この費用捻出の提案について、町長のお考えをお聞かせください。
    ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 通学路に防犯カメラの設置をということで、クラウドファンディングを活用している自治体もあると伺っております。費用面等につきましては、そういったクラウドファンディングを利用して設置をすることも可能だと思っております。また、維持管理等も必要になってきます。   それよりも、大事なのは、その防犯カメラを設置して、あと、管理を誰がするのか。町内会でしっかりそのネットを通じて、町内会のほうで確認するのか。今、町が設置している防犯カメラについては一元管理をして、しっかり確認をできるような体制を取っております。そういったものが課題としてあるんじゃないかなというふうに思いますけども、しっかりそういったものをクリアできれば、通学路、また緑道とか犯罪が起こりやすい地域に防犯カメラを設置するのは、可能じゃないかなというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。 ◆7番(丸山卓嗣君) しっかりとその志免町に沿ったガイドラインというものを検討していただきたいというふうに思います。   最後もう一つ、設置費用の補助制度についてお聞きしたいと思います。   防犯カメラの設置の普及対策として、民間事業者や地域団体、町内会に対して設置費用の一部を補助する志免町防犯カメラ設置支援補助金制度を創設してはいかがかという提案なんですけども、大体ほかの市町村でも、こういう制度を導入すると同時に、ガイドラインというものを作成してあると思います。   ガイドラインというものは、大体当時につくるというものが大体基準になってるようではございます。実際に県内においても、福岡市、北九州市、嘉麻市、八女市、春日市、宗像市、柳川市、芦屋町の8市町が補助金制度を創設して、普及促進、防犯対策の強化に努めているということであります。このことについて、町長の見解をお聞かせいただければというふうに思います。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 防犯カメラの設置費用につきましては、大変高額な金額になるわけでございますが、今のところ地域の方からの要望はございませんが、今議員が言われますように、自治体によってはそういった補助制度を実際にされている自治体もございます。しっかり地域の要望に応える意味では、そういった補助制度も検討しなくてはいけないだろうというふうに思っております。   地域の皆さん方とよく話をし、要望がございましたら、そういったこともしっかり検討させていただきたいというふうに思います。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。 ◆7番(丸山卓嗣君) この防犯カメラについて、最後に1つお聞きしたいと思います。   一連の質問の中で、この防犯カメラの効果といいますか、また必要性とか、そういうものは認識して、御理解いただけたというふうに考えております。   防犯カメラの設置、増設に対する要望や必要性、また重要性等、これから町民ニーズが高まっていけば、防犯カメラの設置に関するガイドラインの設置や補助金制度を検討するというお考えはありますでしょうか、最後にお聞きしたいと思います。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 防犯カメラの設置によって、いろんな犯罪等が防がれ、また犯人の足跡にもしっかり活躍していることは、いろんなニュースでも伺っております。そういった意味では、防犯カメラが非常に役立っている、犯罪抑止にもつながるというふうなことでございます。しっかりその辺は地域の方と、先ほども申しますとおりお話をしながら、設置が必要だということであれば、しっかりガイドラインをつくって、設置に対する補助も検討させていただきたいというふうに思います。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。 ◆7番(丸山卓嗣君) 前向きな答弁ということで捉えさせていただきたいというふうに思います。   それでは、防犯カメラは以上で終わりまして、次の教育について伺っていきたいと思います。   改めて考えますと、私の政治の原点は教育であり、特にこの教育こそが町の基盤であり、財産であるというふうな思いで、これまで様々な教育改革の必要性を訴えてまいりました。議員任期もあと僅かとなった今、改めて過去の一般質問から、教育改革に関する2つのキーワードを振り返り、町長等の見解を伺いたいというふうに考えております。   最初に結論から申し上げますと、この教育についてのテーマは、今回まちづくりの観点からお聞きしていきたいというふうに考えています。   我が町志免町は、これといった観光産業や観光地というものはありません。当然、海もない、山もない、地下鉄も駅もありません。高速道路や都市高速、国道といったものもありません。   志免町の未来の町の姿をどう描くのかというふうにそう考えたときに、教育の町志免町を広く発信し、子育てしやすい町を目指すべきだというふうに私は考えております。   そして、もう一つ、福岡市との違いは何かというものは、また志免町に住みたいと思ってもらえるものは何かと問いかけたときに、今日町長にお聞きしたいところではありますけど、今日は私が答えたいと思います。それは、コミュニティーであるというふうに考えています。   福岡に長く住み続けたいと考える人は、コミュニティーを望んでいきます。福岡市ではなかなか地域コミュニティーはできづらいという環境があると思います。仕事による転勤や、マンションができることによる引っ越しなど、例えば小・中学校では、学年が替わるごとに3分の1程度の子どもたちが転校し、入れ替わるというふうな状況の中で、なかなかコミュニティーができづらいという環境があると思います。   そして、その中で私たちは、志免町に住み続けることでコミュニティーというものができやすいというか、つくっていく方法があるというふうに考えます。   そして、この地域コミュニティーづくりというものは、子どもを軸とした地域コミュニティーが理想と考えています。ハード面においても、学校を軸とした地域コミュニティーづくりが、コンパクトシティー志免町には適していると考えます。コミュニティ・スクールの後押しにもなると考えます。   そこで、質問になりますけども、この教育と学校を軸にしたまちづくりの考え方、大きなざっとしたものですけども、率直な感想というか、そういうものを町長いかがでしょうかというふうにお聞きしたいと思います。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 先ほどほかの議員からも質問がございました。子どもを産み育てやすいまちづくり、また今質問では、教育に特化した志免町の子どもたちをいかに育てていくか、そして志免町がほかの自治体にない特化したまちづくりをどう進めていくかということだろうと思っております。   志免町は、福岡市に隣接した、今はベッドタウンとしてのまちづくりといいますか、人口が増えている状況の中で、どうしても福岡市と比較されやすい。福岡市はこういったものをやってる、福岡市はこういったことを行っているというようなことをよく耳にします。   志免町に特化したいろんなことができないかというのは、常日頃から町の職員とも協議をしているところでございますが、今言われますように、志免町の大きな目標である子どもを産み育てやすいまちづくり、教育に関してもいろんな意味で志免町の教育、子どもたちに長く、親御さんも含めて住み続けていただけるようなまちづくりを目指しているわけでございます。   今言われますように、特化したというのが非常に難しいわけでございますが、子どもたちがしっかり生き生きと育つ、未来を担う子どもたちにしっかりそういったものをつくり上げながら、志免町の特色ある教育をしっかり取り組んでいきたいというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。 ◆7番(丸山卓嗣君) そのキーワードとなる、今回、学校の小中一貫教育であるとか、学校のさらなる開放化、複合化、そういうものが私には大きなキーワードであり、テーマになってくると思います。これから志免町は、特色あるというか、特化した教育発信をしていくには、この2つを今回整理して、過去の答弁を振り返りながら、検証と検討を改めて行っていきたいというふうに、幾つかの質問に中で考えております。   ではまず、その小中一貫教育についてなんですけども、前回、令和元年12月議会で、当時の太田学校教育課長並びに吉冨参事から、メリット、デメリットの考え方、教育区分の認識について答弁をいただきました。既存の6年生、中学3年生という枠組みではなく、9年間というスパンで自由に教育カリキュラムを組めることが可能になること、また、小学校から中学校に進学した際の中1ギャップが解消されるという2点を、大きなメリットとして答弁されております。デメリットといたしましては、高校進学の際など、新しい人間関係を築くことに対するストレス耐性が下がってしまうことなどが挙げられます。   そして、この特に教育区分の見直しについてというところで、私は教育区分を、例えば1年から4年を前期、5年生から中1を中期、中2、中3を後期といった枠組みではどうかという提案をした際に、校舎を一つにしなくても、9年間の義務教育に対して、現在も小学校と中学校のつながりのある教育といったことを意識して教育に取り組んでおり、各学校で工夫して独自のカリキュラムを編成し、育成に努めている。今以上にそれぞれの学校にはしっかり小・中連携を図っていくよう指導するとの答弁をいただきました。   この答弁を受け、現在、親や先生、生徒たちといったものが教育現場はどう感じているのか、町長として検証をお願いしたいと、今後も含めて検証をお願いしたいというふうに思います。そしてまた、この小中一貫校を軸とした教育改革の提案について、町長のお考えをお聞かせいただきたいというふうに思います。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 令和元年12月、また令和3年3月にも同じような質問をいただきました。小中一貫教育については、メリットのほうが多いかなという認識はいたしております。近隣でも宗像市等にありますように、小中一貫教育をされている自治体もあります。そういった意味で、流れの中で、小学校、中学校9年間を切れ目のない支援体制ができるだろうというふうに思っております。   現実的には、そういった理想と現実とが非常にギャップがあるわけでございまして、理想としては、そういった非常に高い理想があるにもかかわらず、やはりそういった現実論に関しますと、場所の問題とかいろんな問題があります。費用的なこともございます。   そういったことを含めて、今言われる理想的なこと、それから将来、分かりませんが、人口減少に陥ったときとか、今いろんな改革の中で、10年を一区切りとしていろんなことが進んでおりますが、今のところ志免町は人口も大きく伸びることは少ないかもしれませんが、今の現状を維持するんじゃないかなというふうに思っております。そういった意味で、小中一貫教育につきましては、現実としては非常に厳しい、難しいんじゃないかなというふうなことを今思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。 ◆7番(丸山卓嗣君) 今の町長の答弁を受けまして、私も最終的な理想の形は、小中一貫校の校舎も1つです。それを考えたときに、新校舎の建設というものになりますと、当時の答弁の中で、規模にももちろんよりますけども、約40億円程度の予算が想定されるというふうに答弁されております。   それを受けて改めて申し上げますと、予算があるからやる、予算がかかるからできないという理論ではなく、志免町で育ち、未来を担う子どもたちにとって、それが本当に必要なことかどうかを議論をしていただきたい。様々な検証を行っていただいているように思います。私は、それが、議論することというものが政治の責任だというふうに考えております。町長はどう思われますか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 確かに、今議員が言われるとおりだろうと思います。しかしながら、建設費用は40億円、金額にはそういったものも含めてこだわりませんが、まず町有地がない。民間の土地をどうするのか、その辺が大きな課題でございます。   そういった意味からすると、言い方は悪いかもしれませんが、勝手に民間の土地を絵を描くことはできないわけでございまして、町有地があれば、そういったことも活用できるかなというふうには思いますが、現実としては非常に厳しいというふうな見解でございます。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。 ◆7番(丸山卓嗣君) 今の答弁、非常に町長は現実的な路線で答弁いただいているというふうに感じておりますけども、そのような必要かどうか、できるかどうかという議論をするということは、非常に大事なことであり、それがスタートであるというふうに思いますので、今後そのような形で議論を進めていただきたいというふうにここでお願いしておきたいというふうに思います。   次に、学校開放化、複合化について質問したいというふうに思います。   まず、開放化についてですけども、志免町では現在既に学校が使用しない時間帯は、地域住民や社会教育団体等に体育館や屋外グラウンドを開放しています。これからは、校内の音楽室や家庭科室、図書室といった特別教室や、学校終了後の教室等の開放範囲を拡大して、地域に開かれた学校施設の運用を検討していくべきだというふうに提案させていただいておりました。   前回、令和3年3月議会の質問では、町長より、セキュリティーの面などクリアしなければならない条件はありますが、図書館を地域の方に開放することはできるのではないかというふうに答弁をいただいております。   また、補足しておきますけども、私が理想としている学校終了後の教室を使って学習塾が行われたりという部分は、空き教室でなく、実際に使っている教室を放課後使わなくなった時間を、その教室を開放して学習塾が行われたり、そろばん教室が行われたりするようなイメージを持っています。また、もちろん特別教室におきましても、音楽室で音楽の塾や、家庭科室で調理教室等が行われたりということをイメージしているような感じです。   そこで、学校のさらなる開放というものは、地域コミュニティーの醸成にもつながりますし、様々な課題をクリアする必要はもちろんあると思いますけども、早急に検証、検討すべき取組だと思っています。町長はどうお考えでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 学校ではコミュニティ・スクールを発動し、地域と学校をより近づけるといいますか、そういったことを今行っております。   地域の方に学校を開放するということは、非常にいいことだろうと思います。しかしながら、つい最近も大学で凶悪事件が発生をいたしました。セキュリティーの問題が一番でございます。そういった意味で、例えば生徒の保護者だったり、そういった私はこういう者ですよというちゃんとしたそういう認証というか、そういったものをクリアできれば、学校開放もあり得るんじゃないかなと。先ほど議員が言われますように、図書館の利用につきましても、そういったことの利用が可能じゃないかなというふうに思います。   学校開放につきましては、校舎内に入る、子どもたちがいないとき、またいるときに入るということが現実として可能かどうか。通常は、子どもたちが帰った後ということになろうかと思います。その辺のセキュリティー問題等が、非常に問題が大きいんじゃないかなというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。 ◆7番(丸山卓嗣君) 前回の答弁いただいた後、今検討中ということの認識でよろしいでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 事あるごとに学校教育課等と一緒になって、その学校開放、今コミュニティ・スクールを実際発動しているわけでございまして、そういった意味からすると、地域の方、それから学校、子どもたちと触れ合う機会が多ければ、そういったものの解消につながるんじゃないかなというふうに思っております。しっかりその辺は、今後の課題として捉えていきたいというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。 ◆7番(丸山卓嗣君) それでは、もう一つ、最後の大きなテーマになりますけど、複合化について検証していきたいというふうに思います。   学校施設の開放化に加えて、複合化も私は魅力あるテーマだというふうに前回申し上げました。再度申し上げますと、私が考える学校複合化とは、一般的に言われる公民館や保育所や福祉施設だけでなく、病院やコンビニ、銀行やスーパーなど、飲食店、民間企業を含めた複合化を想定しています。   もちろん、学校開放と同じく、予算や管理運営上、様々な課題があるというふうに思いますが、夢があるテーマであり、全国的にも先進的な事例として注目されることは間違いありません。何よりも、今の志免町に適した、コンパクトシティー志免町に適したプロジェクトであるというふうに考えております。   この学校を中心としたコミュニティーと経済、学校を中心とした地域づくり、まちづくり、このまちづくりの考え方について、町長の見解をお聞かせいただきたいというふうに思います。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 学校開放、複合化というような議論でございます。私は、地域コミュニティーの核は、地域の公民館だというふうに理解をいたしております。今議員が言われますように、学校を中心としたコミュニティーの醸成というようなことでございます。それも一つの考えじゃないかなというふうに思っております。地域の公民館と学校がしっかり連携を取りながら、そういったいろんな取組が行えればというふうに思います。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。 ◆7番(丸山卓嗣君) 今の話でいきますと、ぜひ学校の横に公民館を造っていただければというふうに思います。   そして、もう最後に、改めて教育と学校を軸にしたまちづくりという観点で、提案というか、お聞きしたいと思います。   子育て世代、働き盛り世代が集まることで、私は高齢者福祉にもつながり、地域コミュニティーが充実した活気あるまちになっていくというふうに考えております。そして、この教育改革まちづくりというものは、私たちにとって、息子たちや孫たちに志免町はいいよと、ふるさと志免町に戻ってこいと自信を持って言える志免町になっていかなくちゃならないというふうに思いますし、志免町に帰りたいと思われる町を目指していかなくてはならないというふうに思っております。   何度も申し上げますが、現状維持は衰退の始まりだというふうに思っております。失敗を恐れず、先進的な取組を取り入れていくこと、常に変化、進化し続けることが政治の責任であるというふうに私は考えております。最後に町長のお考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 教育につきましては、いろんな観点から志免町に転入してきたい、そういった大きな理由の一つに、そういう子どもたちの産み育てやすい、また学校に関しては、待機児童のない育てやすいまちづくりじゃないかなというふうに思っております。   今議員が言われますように、失敗を恐れずというようなこと言われました。私も職員に対して、いつも、できる、できないという答えが返ってきます。できないということよりも、どうしたらできるのかということを常に職員の皆さん方にはお話をしています。できること、できる方法を見いだすことが大事じゃないかな。はなからできないということではなくて、できることを、どうしたらできるのかということをテーマにいつもしております。   そういった意味では、議員言われますように、これから時代も変わっていきます。志免町がいろんな意味で選ばれる町になるためには、教育、それからその教育に特化したコミュニティーが大事じゃないかなというふうに思っております。これから議員の皆さん方ともいろいろ意見を交わしながら、住みやすいまちづくりに取り組んでいければというふうに思います。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。 ◆7番(丸山卓嗣君) 最後の町長のお話は、今後に期待を持てるお話でした。これからの志免町のまちづくりに期待して、以上で質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員の一般質問を終わります。   ただいまから休憩に入ります。再開は13時といたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~              休憩 午前11時34分              再開 午後1時00分            ~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(丸山真智子君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   一般質問を続けます。   次に、13番古庄議員。質問時間30分です。   古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) 今日は早朝まで日本国中を湧かしておりましたワールドカップが終わりました。私も見ましたけど、課長さん、皆さん方の中でも見られた方がおられると思いますけど、今大変眠たくなってくる時間ですけども、私が最後ですので、しっかりとひとつ目を覚まして、しっかり議論をしていけたらというふうに思います。   それでは、通告に従いまして一般質問を行います。   今回は、私が今日まで20年以上関わってきた2つの案件、志免立坑櫓と市町村合併について議論し、伺ってまいりたいと思います。   まず、竪坑櫓関係についてでありますが、私は21年前、竪坑櫓が志免町の行政なり町民の中では解体ありきが大勢の状況の中、竪坑櫓の話題を表に出した、名刺に竪坑櫓の写真を掲載すると、役場の課長さんから大変な叱責を受けたり、非難ごうごうでありました。そのような中、私は保存活用すべきと立ち上がって、その後、今日まで闘ってまいりましたが、私はまさに竪坑櫓を守った一人、張本人だろうと自負はいたしておりますけども、竪坑櫓の保存活動は私のライフワーク、一生の仕事と思っております。そういう思いを思いながら、やぐらについても過去何十回と議論をしてまいりましたけども、最近も町長と同僚議員の質疑を聞いておりますと、矛盾や活用への意欲がいまだに感じられないなと、そういう思いがいたしました。そういったことを踏まえて、今回は、改修工事も終わりましたし、20年以上関わった一人として、一般質問で町長と議論をしてみたいというふうに思っております。   まず初めに、これは何度となく、何度も答弁されていると思いますけども、竪坑櫓の活用についての基本的な考え方というものを、明確な考えをまず冒頭に町長から伺いたいと思います。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 今議員が言われますように、竪坑櫓については以前からいろんな、私も職員時代から伺っております。当時、保存か解体かといろんな議論がありました。最終的には、見守り保存という形を当時の町長が取らせていただきました。その後、国の重要文化財となり、今現在、新しく竪坑櫓の改修が終わったところでございます。   今、竪坑櫓の活用について基本的な考え方ということでございます。先日もフォーラムといいますか、竪坑櫓のことで文化庁からもお見えになり、話がありました。今後は、この活用について検討すべきだというような話もございました。私の考える基本的な考え方としまして、まず国の重要文化財としての価値を損なうことがないよう、特別に配慮が必要だということでございます。このことを前提として、竪坑櫓の活用の基本的な考え方を述べさせていただきます。   大きくは3点ございます。町の愛着や誇りを育むため、竪坑櫓の文化財としての価値や、竪坑櫓を通して町の歴史を学ぶなど、学習資源としての活用。それから、竪坑櫓を広く公開、発信することで、志免町の魅力向上につながるなど、観光資源としての活用。3番目として、竪坑櫓を生かしたイベントの開催など、地域に活気をもたらす文化交流の拠点としての活用、この3点が大きな基本的な考えだと思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) それじゃあ、そのような目的を達成するために、これからどのようなスケジュールといいますか、計画をお考えになっているんでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 今いろいろな団体で、いろんなことで竪坑櫓に対して活用といいますか、イベントを開催していただいております。本来からすると、皆さんが竪坑に上れて、屋上まで上がってするような活用ができないかと、いつも私は思っております。文化財とか危険性とかいろんな面で、それが難しいということも聞いておりますが、活用について、志免町の唯一としたランドマークとしての価値をしっかりと町内外に広げるためには、そういった、どういった活用ができるのかをしっかり検討しなければいけないというふうに思っております。   今現在、改修工事が終わって、今度は周辺整備にかかろうとしております。そういったことも含めて、今後そのような、どのような活用が一番町民の皆さん方、また町内外の方々に知っていただいて、志免町をよりよい元気な町にするための方策を今後しっかり考えていかなければいけないというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) 十数年にもなりますけども、私もその第一歩として、歴史資料館とか歴史郷土館といったものを造って、そこを拠点とした、今町長がおっしゃられたようなことへのトライをしっかりやっていくべきだということを訴えてきました。何度も何度もやってきて、だんだんだんだん、この志免町というのは、そういうことに真剣に向かっていくのかなという疑念を持たざるを得なくなってきました。   令和2年12月議会のときに、町長が12月議会終了後、今後どうするか検討すると、やぐらの修繕、修復を前向きに進めると答弁されてました。もう1年以上もたちまして、一体どういうふうにされたのか、全く声も聞こえないというか。この歴史資料館についてどのようにされるんですか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 以前から歴史資料館についていろんな議論を交わした中でございますが、当時、しっかり検討しているというような回答をさせていただきたいと思っております。令和3年に、昨年竪坑櫓といいますか、資料館についていろいろと職員、中堅、若手職員を集めたワークショップ的な形で検討会を数回行いました。いろんな意見が若手、中堅職員から出ております。そういったことも生かしながら、今後の資料館建設に前向きに進めていきたいと。ただ、以前からもう10年ほどになるというような話でございます。しかし、しっかりとそういった検証をしながら進めていきたいというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) 町長、町長の思いとしていつも同じような答弁になるわけですけど、町長の思いとして、来年どうなさるか知りませんけど、この1年以内にそういったものを確立するとか、そういう一つの思いを述べてくれませんか。もう抽象的にそういう言葉だけだったら、ずっとそういう言葉だ。お願いします。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 以前から私も議員の思いとは一緒だと思っております。竪坑櫓もそうなんですが、志免町の歴史を語る上で、町民センターに資料館はございます。しかしながら、資料館という形でないのは、近隣で恐らく志免町だけじゃないかなというふうに思っております。しっかりしたそういったスケジュール等も、はっきりとしなければいけない時期に来ているんじゃないかなというふうに思っております。前向きにしっかり、そういう資料館は必要だということは、職員間でも認識をいたしておるところでございます。そういったスケジュール等も皆さん方にお知らせする時期的なものがあれば、早急にお知らせをし、今後の建設に向けてしっかり検討をさせていきたいと思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) 人にはいろいろ考え方があるとは思いますけど、町長、やっぱり町のトップが、自分の思いとしてはこの1年以内にこういうふうに立ち上げて、こうこうしたいんだと、こういうことを語らなきゃいけないんですよ。そして、それができなかったら、できなかった理由をまた語ればいいんですよ。そういうものがないとついてきませんよ。どうですか。おっしゃられたらどうですか、自分の思いとして。希望としてでもいいですよ。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 今議員が言われますように、はっきりとしたスケジュールがないんじゃないかというようなことでございます。私の思いとしては、来年から町民センターの改修が始まります。その改修をある程度めどが立てば、これにしっかり取組をさせていただきたいというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) 町民センターのめどが立って、初めて聞きましたよ、そんなこと、町長に。全く今まで話してこられたことと違う。どんどんどんどん後退してるじゃないですか。   これ以上この議論してたら時間が足りませんから、次に、私、行政内組織の矛盾と弊害についてということを通告しております。町のランドマークとして、先ほど目的いろいろ言われました、3つの。そのとおりなんですよ。ところが、言葉だけでいつもずっと言って、実際そのことについてチャレンジしてってんのか。もういろいろ申し上げたい事例がたくさんありますけど、1つだけ、直近のことですから申し上げます。   今言われた先月10月22日にシーメイトで竪坑櫓文化財講演会がありました。これは所管課の社会教育課の職員が何名参加したのか。町の職員は何名参加した。商工会関係者が何名だったのか、それから議員は何名だったのか、事前に言ってますから、ちょっと報告してください。 ○議長(丸山真智子君) 安楽社会教育課長。 ◎社会教育課長(安楽実君) 今年の10月22日に、重要文化財旧志免鉱業所竪坑櫓の保存ということで、文化財の講演会を開催をしております。参加者のほうは全体で63名参加されておりますが、職員としては町長と教育長のほか、社会教育課の職員が5名、町議会のほうからは議長と古庄議員2名と、そのほか県職員が2名、大学関係者が4名、教育委員が3名、公民館長が4名、その他住民団体等が10名ということで、そのほかいろいろありますが、主なものはそういうところになります。 ○議長(丸山真智子君) 古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) 町長、先ほど3つの目標を出して、竪坑櫓が重要文化財になってもう何十年もたちます。そういう中で思いをおっしゃられますけど、さきのそういう講演会でも所管の職員が5名で、あと誰も来てないんですよ。教育委員会関係も。観光とか教育とかいろんなことに使っていくんだということでおっしゃられたけど、こんな状態ですよ。何をかいわんやですよね。私もびっくりしましたよ、あのとき。どういう感覚なんだ。   私、次に上げてますけど、職員の個人的見解からの活動が主体になっていると。やぐらの担当者からは、少数による見学会を開催したとかいろんな報告があります。しかし、それは担当者だけの考えの施策ですよ。学校教育課とかまちの魅力推進課とか、志免町全体としてのこのイベント、これをやろう、これをしよう、何がありますか、そういうことは。少数による見学会を開催した、これで満足してるんですよ。これでは郷土愛の醸成とかまちおこしにどうのこうのと言ったって、程遠いことですよ。   私も、私たち民間の団体も、竪坑櫓が国の重要文化財になる前までは、町民の皆さんにやぐらの価値と評価と、そしてそういうものを分かっていただきたいということで、シンポジウムをやったり講演会をやったり、また町民の皆さんが集って、それを理解できるようなイベントをやぐらの下でいろいろやってきました。重要文化財になった後は、今度は本当にこれが私たちの町のために、町の活性化のためになるイベントをやろうと思って、ちょっと1つだけ言いますけど、平成22年、私たちは福岡県内の立坑櫓を保有する3自治体、志免町、田川市、大牟田市、3自治体による福岡やぐらサミット、やぐらで築こう元気な町というものをテーマに、講演やそれぞれの自治体の長、首長、それから踊りやら踊ってる団体の方とかいろんな方に来ていただいて、この志免町の竪坑櫓の下でサミットをやろうということを企画しました。その企画書を町に提案しました。予算もちゃんと書いてました。最初、町長はいい返事をくれたんですよ。ところが、急遽中止、駄目だと言われました。何でですか。その代わりに、全くこの前と同じような講演会をやった。そういう同じような講演会が、私の知る限りでは3回ですよ、もう。同じことばっか。   こういうふうなことで、町民も含めてみんなそういう思いを持って提案、提言したりするんですよ。ところが、必ず今の志免町の中は文化財第一主義で、それのことに対するそういうイベントが必ず採用されていってる。何ででしょうか。   私、申し訳ないけども、主体性は文化財の担当者が握ってんですよ。だから、この前の講演会なんかでも来ないじゃないですか、職員も。勉強してますか、みんな。こういうことでは先が思いやられます。ちょっと今のことを聞かれて、町長どう思われますか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 議員が言われますとおり、さきの講演会等につきましては、職員も我々の事前の啓発等が足らなかったというふうな理解をいたしております。せめて今回のプロジェクトに参加した若手職員とかそういった者には参加していただきたかったなと思いながら、そういったことを事前に私から職員に投げかけていなかったという反省はいたしております。しっかり、今後このようなことがないように、町を挙げて竪坑櫓の活性化に向けて取組を進めていきたいというふうに思います。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) もうたくさん事例がありますけど、今一例だけ挙げましたけどね。私も全国のそういうふうなまちおこしとかそういうものに関わっている、いろんなところに行ってね。やっぱり志免町に感じるのは、言葉は悪いですけど、全国で失敗している例がまさにそれなんですよ。行政がお上風を吹かせてるんですよ。自分たちがって、自分たちがって。そうなんですかね。私たち以外にも多くの町民の人たちが一生懸命考えて、いろんなことを提言したりされてますよ。そのことをぜひ、そういう町民の皆さんのそういうようなアイデアなり声なりというものをやっぱり大事にしていただきたい。   私もこれまで、全国の自治体でまちおこし活動や産業遺産の活用活動などいろんなところへ行きました。シンポジウムやイベントやら、講演もしたりしました。しかし、そこに必ず自治体の職員の皆さんが来て、勉強されてる姿を見るんですよ。それはなぜかといったら、自分の我が町の将来のために勉強するんだと、そういうよその事例を。どうやって成功しているかとか。全くそういう思いを感じない。   だから、町長に提案しますけど、今からでもやってくださいよ。以前、タテコーラというような、それはよその町から褒められましたよ、すごいですねって、タテコーラ。あれを作って、メタセコイアのライトアップをやったりと、こういう考え、アイデアを持った若い職員らはおるんですよ。そういう人たちを一つのチームと言ったらあれだけど、費用をかけて、全国の、九州でもいいですよ、そういうことをやってるところに勉強に行くとか、イベントに行って一緒に会話を交わすとか、そういうことをさせてくださいよ。そういうチームをつくってくださいよ。どうですか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 職員の勉強というのは非常に大事だと思っております。今回のこの文化財に限らず、いろんなところで職員が勉強することも非常に大事ではないかと。今言われるように、いろんなまちおこしをやってるところに職員を派遣するというようなことは、大変重要と考えます。今後しっかり幹部と協議して、若手職員、また意欲のある職員を、そういったことを発掘して行っていきたいというふうに思います。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) 私も軍艦島を世界遺産にする会の皆さんとか、九州のこういう産業遺産を一生懸命活動している人たちとグループをつくって、一緒に勉強したりなんかしてますけども、平成18年頃、私も当時産業革命、今世界遺産になりましたけど、そのときにその選考に影響力を持つ九州大学の有馬教授のところに、志免の竪坑櫓を世界遺産のこれに入れてくれないかと、何で入らないのかとか、行きましたよ、六本松まで行って。議論を交わしましたよ。   それから、福岡経済同友会の事務局長に、この竪坑櫓、観光のためには何をしたらいいのかと。そのとき言われました。2つあると。1つは、泊まれる宿泊、ホテルがない。もう一つは、観光バスで来るときにも、多くの人が一堂に会するレストランがないと。この2つは必須条件だよと、こう言われました。   次に、九州観光推進機構の大江元本部長ともいつも話します。観光に来たときに一番大事なのは、そこに物語がないといけないと。物語、ストーリーが、そうしないと人は来ないと。   こういうことをいろいろいろいろ聞いて、そしてそういうことを私たちも学びました。そういう知恵やノウハウを私たちも持ってるんですよ。でも、一回もお話しする機会がない、行政と。大変残念でなりません。   時間がありますので、ちょっと次の竪坑櫓保存に関する歴史的史実の策定についてということを出しておりますけども、先ほどから何度も言いますけども、竪坑櫓が解体が大勢だった志免町の状況から、保存、そして今国の重要文化財にまでなったんですよ。これはいろんなところでやっぱり言われると、物すごい一つのモデルケースなんですよ。大牟田でも市庁舎が壊されるとどうのこうの、どこに行っても言われることは、志免町はすごいねと、壊そうとしてたことが、今はもう国の重要文化財だと評価を受けているんですよ。   ところが、町長、前回もまたこの話をしましたけど、この志免町制80周年記念誌、全くそういう町民の団体のそういう努力なりそういったことが一言も触れられてない。私、言葉は悪いけど、抹殺されてるんじゃないと思う。私は、これから歴史資料館は造るとしても、やっぱりこういうふうな物語といいますか、流れを後世に伝えていかなきゃいけない。   私、中央小学校に3年生に社会科の教育で何回か呼ばれていきました。そのときに話してくれというそのテーマは、志免の大人の人たちが一生懸命頑張って、あれを残そうという保存活動をやってきたと、それは何のためだったのかという話を聞かせてくれという依頼なんですよ。それを聞いて、子どもたちが、大人の人たちがこういうことでこれを残そうと闘ってきたんだと。やぐらが何メーターあって、これがこうこうって、そんなものは本を読みゃあ分かるんだ。   だから、町長、ぜひ次の歴史資料館を造るときも、この歴史、史実というものが非常に大事になってくるんじゃないかと思いますが、町長どう思われますか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 今現在、竪坑櫓が現存して、国の重要文化財になっております。このことは、多くの方々の御尽力のおかげであるというふうに思っております。今言われますように、史実、過去のいろんなことでこの保存になったわけでございます。そういったことを記録に残すことは、大事だというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) しかし、記述に記録に載ってないんだね。抹殺されてるんだ。町長に今日そこにお手元に上げましたけども、これはもう20年前、平成14年に、2003年か、当時の私と野上議員と吉田耕二議員と3人で全国を回って、こういう有効活用に対する研究報告を出しました。当時、新聞にも報道されました。ここに、町長、いろいろ読んでいただければお分かりいただけると思いますけども、このときに、町長にちょっとお伺いしますけど、今のこの重要文化財までなるに至った一つの大きな史実の中の大きなポイントというのは、何がそうなのかと、こう思われますか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 重要文化財になる前に、産業遺産としての評価が認められました。その後、国の重要文化財という流れがあり、重要文化財になったんじゃないかなと思いますけれども、そういった過去のいろんな歴史等も踏まえて、国のほうにそういった重要文化財のそういった申請なりをして、国のほうからそういった過去の歴史も含めた竪坑櫓の重要性が認められたというふうに考えております。詳しいことは、私もそこまでのことは存じ上げませんが、今急に言われたんで、そのように考えております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) 当時、産業考古学会でも建築学会でも、みんなこれはすばらしい、すばらしいって言いましたよ。ところが、何でこれが残っていかないのかという疑問を感じました。私どもは、これにも書いてます、東京の文化庁に行きました。何で志免町の竪坑櫓が残されていかないのかと。ここに書いてます。そのときに、この前講演に来られた方、もう二十何年ぶりで会いましたけど、覚えておられました。福岡県の近代遺産にこれが載ってないと。だから、国もこれは認めるわけにいかないよと。逆に、何でこれが載らないのだろうかと、こう文化庁の方から言われました。   大牟田とか荒尾とかが重要文化財になっていくと、あれは何であんなになるんですかと。一言、地元が一生懸命ですと。その声を聞いて、すぐ地元の福岡県議の吉松議員に、福岡県議会で志免の竪坑櫓というものの価値について教育長に聞いてくれと。聞いてくれましたよ。教育長は、非常に価値ある遺産であると。しかし、地元が何もおらん。地元がない。つまり、国も認めてる、県も認めてる、だけど町がやろうとしないんですよ。そこからスタートしたんですよ、この運動が。それはいかないんじゃないかと。   だから、志免町の中でこれを価値を高めていくための運動をしていこうということでずっと起こっていって、今日に至ったんです。もしこのことがなかったら、学会が何を言おうがどう言おうが、当時は壊すと、NEDOも解体すると言ってきたんですね。覚えておられるかな。ここが私、ポイントだと思ってるんですよ。町長はどう思われますか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 私もその辺まで詳しくは存じ上げておりませんでした。そういった多くの方々の御支援、御協力のおかげで、今の竪坑櫓があるんじゃないかなと改めて思ったところでございます。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) 町長に今日差し上げましたけど、産経新聞のこれは大阪ですよ。もういっぱいいろいろ新聞に載ったり、報道されたり、週刊誌に載ったり、いろいろしてますけど、これだけちょっとお示ししますよ。   大阪ですよ、大阪。町長ね。これ1面ですよ、竪坑櫓。夜のライトアップされた。これが掲載された後、志免の教育長は、当時、これを教育長の部屋に飾ってました、ずっと。辞められるまで。何でこういうことがされてきたのか。やっぱりライトアップをし、いろんなイベントをし、やってきたそういう人たちの思いがこういうことになっていってるわけですよね。そのことはぜひ町長、分かっていただきたい。そういうことをお願いをいたします。   先ほど史実をつくってくださいと申し上げたのも、もし仮にこれから10年も20年もたって、こういったことで頑張ってきた、特に頑張ったのは、須恵町の人たちも頑張りましたよ、自分たちの炭鉱と思ってるから。しかし、そういうものの史実が、町の歴史資料館にも、こういった町の本にも全く載ってなかったら、どう思いますか、これは。ぜひ何らかの形で、そういうものを理解をして、そういう人たちに報いるような方策を取っていただきたい。町長、いかがですか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 過去において、いろんな方がそういったことで竪坑櫓の保存に向けて御努力をされてきたということでございます。何らかの方法で、これから例えば資料館もあるでしょうけども、そういった意味で、そういった史実をしっかりと後世の人に伝えていくことは大事だというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) これもいっぱい、これも毎年のライトアップの新聞報道ですよ。多くの県民や全国の人が、そしてあるとき、私がびっくりしたのは、福岡の県民手帳、これ東京で見たんですよ、出張へ行ったとき。東京で県民手帳に志免の竪坑櫓のライトアップの写真が載ってた。びっくりしました、声かけられてね。   私、町長に申し上げたいのは、この前の同僚の一般質問の中でも、ライトアップの件について議論されてました。いろんな考えを言われることはいいと。ただ、町長はそのときに、カラーイルミネーション化の提案について検証する価値はあるだろうと、こう答弁されました。私、それのときに思いました。昔、過去、ライトアップするのに全部町に電話がかかっていったり、今年はやるんですかとか。あれは町が何にもしてくれないし、だから私たちはやったんですよ。あれはなぜあのライトアップをやったかと。つまり、全世界に、全国に志免町の竪坑櫓というものを示すために、分かっていただくためにライトアップをし、それをテレビ局含め、新聞各社含め、みんなどんどん取材に来てやってくださいと。だからテレビも上げ、全国テレビでも来ましたし、地元でも。あそこで何回も中継したりイベントをやったり。そういうことの結果、志免の竪坑櫓も全世界、日本全国にもつながっていったんです。数年前は、フランスのテレビ局さえ取材に来ました。そういうことを町長、やっぱり認めて、こういう史実の中にやっぱり入れていくべきであると。   私、腹が立つのは、こういったものをつくるときには、さっきも言いました、文化財担当者だけでこんなことを考えて、違うんだと。そういう町の中の、今どういうことでこういうことになってきたのかとか、こういうことをしっかりと理解した上でつくり上げていくと。だから、史実、つまりこういうものの歴史のそういうものは持っておかなきゃいけないんだということを今申し上げてるんです。   先ほどの九州観光推進機構の大江元本部長、やっぱり観光には物語が要ると。私、こういう町民と国と県と行政と、いろんなことの闘い、そういう中からこういうものは達成できたんだという、こういう物語ですよ。これも一つの物語です。大事にしなきゃいかんと思うんですよ。   あそこを見に来られたときに、はい、何メーターです、これはいつからこう、これも物語ですよ。関与の話も物語です。しかし、こういった今までの歴史のこういった上、町民の皆さんの汗の上にこれがこういうふうになったんだよということの話をすること自体が物語なんですよ。大事にしていくべきだろうと、こう思っています。そういう思いを持って、ひとつ今までの史実を振り返っていただきたいということを、ぜひ町長にお願いしたい。いかがですか。何度も同じこと聞くようですが。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 先ほどから申しますように、竪坑櫓の歴史といいますか、そういったことについては非常に大事な部分じゃないかなと。また、活用についても、今言われますように、物語があってこそ、ほかのところから来られた方々が竪坑櫓の歴史も含めて、そういった史実がしっかりと記載されたもの、それからそれを展示する場所等がないと、非常に今後の活用については難しいだろうというふうに思っております。そういうことを含めて、今後しっかりそういったことを考えながら進めていきたいというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) ライトアップ事業の課題ということで今も話をその中で進めてんですけど、先ほど言いましたように、これはライトアップのあれは町じゃないんですよね。そうすると、それは一つの手続だけど、どのように変えていくとか、そういうことはやっぱり相談する先があるんじゃないですかね。全くない。   私、ちょっとここで苦言申し上げますけども、あれを修復するために、あそこに設置してた建屋のライトアップしてたライト、申し訳ないけど、工事に支障になるから一遍保管させてくれと言われて、保管していただきましたよ。どこに保管してるかも言わない。どこに保管してるかも知らない。終わって何日もたつのに、全く何もない。いつ元どおりにしてくれるのか。町長、こういう状態なんですよ、町の職員というのは。社会だったら、世の中だったら、非常識極まりないことですよ。元に戻すというのが当たり前のことなんですよね。これの返答は要りませんけどね。そういうふうな状況を鑑みても、本当に腹立たしい。   最後に、住民活動で団体間の協調とかこう言ってますけど、これはもう言わずとも分かると思いますが、よその自治体の例でも、やっぱり行政がしっかりとそういういろんなことをやる。そういうものの融和を図っていかないと、うまくいかないと。そういう事例がもうたくさんあります。   それからもう一つは、近隣自体との関係。何度も言いますが、お隣の須恵町さんは、あのスタート、スタートは須恵町なんだと、物すごく自負を持ってるんです。だから、そういうふうなところとも含めて、同じ土壌で考えていくと。竪坑櫓をどうしていこうかとか、こういうことも大事なことですよ。そして、将来的にも福岡県内のいろんなところとか、全国のそういう石炭産業の関係とも手を結んで、いろんなことを考えやっていくという、そういう方向性を進めていかなきゃいけないと思います。   ですから、この問題の最後になりますけども、本当に文化財担当者だけじゃなくて、やぐら活用プロジェクトを早急に立ち上げてもいいから、今からやらないと間に合わない。ぜひお願いします、町長。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 今言われますように、近隣町、特にこの志免鉱業所というのは須恵町からもともと伸びてきたわけでございまして、須恵の平松町長にもこのことはよく話すわけでございまして、別にお金云々ではなくて、一緒にこの炭鉱の歴史について盛り上げていきましょうという話は時々行っております。そういった意味から、近隣町との相互協力といいますか、このことは大事にしていきたいというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) あと2分になりました。今日も何かこれ言おうと思ったけど、こういう週刊誌から漫画の本からいっぱい取り上げてやってますけど、それはもう。   最後になりましたけども、市町村合併について最後に伺います。   糟屋郡内の動向について、今どのような動きになってますか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長
    ◎町長(世利良末君) 私は就任当時から、この合併についていろいろ議論をし、そういった話をさせていただきました。合併については、私はあるべきじゃないかなという思いも述べさせていただいた過去にあります。   今現在、新しい首長の皆さん方も替わられている状況の中で、令和に入って合併の話がなかなか出ない。この糟屋郡というのは、非常に今、各町とも人口が増えて、予算規模もそれなりに財政的に余裕も出てきているんじゃないかなと思いながらも、全くそういった議論が今のところあってないのが現状でございます。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) 行財政改革の最たるものは、私は合併だともう二十数年言い続けてきてますけども、先般、粕屋町の議員さんと話す機会があった。粕屋町が市になると。そのとき粕屋市になるのかと言ったら、いやあ、東福岡市とか何か言ってました。夢を持ってますよ、そういうことでね。どういうふうにするか知りませんけども。   やっぱり町長、行財政改革の最たるものであるし、また将来的にもひとつそういう市になって、それに対する波及を求めるというのをもう一回は、やっぱり合併のことは、町長、心にしっかり持っていただいて、常に熱い思いを心に秘めて、そういうチャンスをうかがって対応していただきたいと。もう絶対に灯を消さないと、そういうことを誓っていただいて、お答えいただけますか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 合併について、いろんな市町長会議の中では議題に上がってないというような、話があってないというような話をさせていただきました。   先日、上京したときに、たまたま須恵町の平松町長と同じホテルでございました。いろいろ話す機会がありました。合併については、粕屋町がメインになってくるだろうという話の中で、今後の動向、粕屋が5万近くになってくる中で、粕屋町がどう考えてあるのか。単独で市を目指してあるのか、近隣と10万、15万ぐらいのことを考えてあるのか、その辺もしっかり議論しながら進めていったらいいなというような話をさせていただきました。   今言われますように、灯を消さないような気持ちをしっかり持って、事あるときにはそういったことの議論をさせていただきたいというふうに思います。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) ぜひ心に熱い思いを持って進めていただきたいなというふうに思います。そして、町長、こういう機会があれば、やっぱり町長は語られたらいいと思うんですよ。それができる、できんじゃなくて、自分の思いとしてはそうなんだということを。ぜひそのことをお願いして、終わります。 ○議長(丸山真智子君) 古庄議員の一般質問は終わります。   以上で本日の日程は全部終了いたしました。   本日はこれで散会いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~              散会 午後1時46分...