志免町議会 2022-09-05
09月05日-02号
令和 4年第5回 9月定例会1 議 事 日 程(第2号) (令和4年第5回
志免町議会定例会) 令和4年9月5日 午 前 10 時 開議 於 議 場 日程第1
一般質問番号質 問 者件 名要旨・質問内容質問の相手1牛 房 良 嗣1.学校に行けない子が、コロナの影響もあって急増している。
町の大きな責任、復学へ町をあげて取組め。(1) 不登校、長期欠席の現状は。
①何が原因で学校へ行けなくなったのか。
ⅰ.小学生の場合。
ⅱ.中学生の場合。
(2) 復学への取組みについて。
①不登校、長期欠席者の居場所の活用は。
ⅰ.リリーフ
ⅱ.ぐんぐん
②地域(町内会)と行政の支援。
ⅰ.小学生のための学習支援。
公民館を活用し、土曜日、春休み、夏休み等の休日を活用して、国語・算数・英語(外国人講師)・
パソコン勉強会の実施。不登校、長期欠席者を仲間へ入れる。
ⅱ.中学生の不登校、長期欠席者への支援。
塾、スポーツ、音楽、絵画、パソコン教室での学習を希望する生徒へ月謝補助。月1万円を限度に。町長
教育長2丸 山 卓 嗣1.地域活性化について。(1) 地域経済の活性化について。
長引く不況に加え、
新型コロナ感染症の影響により地域経済の活力が一層低下している。コロナ禍においても官民一体となって賑わいを創出し、魅力あるまちづくりを止まることなく進めていく必要があると考える。
①商工振興について。
②企業育成について。
③観光産業について。
(2)
地域コミュニティの活性化について。
ライフスタイルや価値観の変化、住民同士のつながりの希薄化などにより
地域コミュニティの衰退が全国的に進行している。町として今後の課題と取組みは。
①町内会・自治会について。
②校区コミュニティについて。
③コミュニティ・スクールとの連携について。町長2.人事管理について。(1) 職員の配置と業務量について。
職員は町の財産であり役場は人材の宝庫。そのような人材の活用は町民サービスの向上に直結するとともに、限られた人員を最大限に活用して行政運営を図っていくことが重要と考える。
①正規職員と非正規職員の割合について。
②類似自治体(人口比)や近隣市町の状況について。
③職員数と業務量の適正化について。
④職員の採用基準について。
⑤職員の年齢バランスについて。
⑥適性に合った職員配置や人材の育成について。
(2) 専門的部署の設置や専門職の増員について。
役場職員の業務内容は多岐にわたり細分化され膨大になっている。高度化、多様化する行政の業務内容の中には専門知識を必要とする場合も多く、今後は専門的部署の設置や専門職の増員等を検討すべきでは。
①専門職員の割合について。
②専門職員の配置と採用状況について。
③専門的部署(営繕課など)の設置について。町長3岩 下 多 絵1.不妊治療について。(1)
不妊治療公的医療保険の適用と町の
一般不妊治療費の一部助成、県の
特定不妊治療支援事業について
①令和4年6月議会での自身の質問に引き続き質問する。2022年4月より不妊治療が公的医療保険の適用となったが、その適用範囲とは。
②一般不妊治療費の一部助成する事業、
特定不妊治療支援事業について、複雑で分かりづらい。結局のところ医療保険の適用で対象者は狭まったのではないか。
③対象者について、どれも妻の年齢が43歳未満であることという条件がある。町として「
一般不妊治療費の一部助成する事業」だけでも独自に年齢制限なしとできないのか。
④対象となる治療から外れる治療が必要な方こそ支援が必要とされる。
(2) 不妊は他人ごとではない。
①不妊治療はタイムリミットがある。
若い世代に知ってもらうことが必要と考える。男性不妊症の周知や、不妊を正しく知ってもらうため中学校での性教育に必要ではないか。「願うときに『こうのとり』は来ますか?」(埼玉県作成資料参考)
②プレコンセプションケアについて(福岡市の支援事業について)わが町の考えは。
③男性不妊症の検査への助成についても考えていただきたい。また、情報の提供も必要。
④デリケートな問題ではあるが最後に町の考えは。町長
教育長4藤 瀬 康 司1.施設について。(1) 学校施設の有効利用について。
①志免町が取り組んできた学校施設の長寿命化計画について。
②校舎など耐震化について。耐震化率は。
③学校施設の稼働状況について。
ⅰ.通常教室、特別教室、職員室の稼働状況。
ⅱ.図書館の稼働状況、電子図書館の導入について。
ⅲ.体育館の稼働状況、エアコン設置について。
ⅳ.給食室の稼働状況、今後の活用について。
④校庭の稼働状況、今後の活用について。
⑤学校施設の活用と教育効果という視点に立った学校機能のあり方について。
⑥学校施設の複合化について
ⅰ.小学校区を単位とした公民館と学校複合化について。
・小学校区別の公民館数。
・公民館の長寿命化における今後の改修費用について。
・公民館を小学校区別に廃統合し、小学校施設に集約しては。
ⅱ.地域における生涯学習やコミュニティの拠点形成について。
・
コミュニティスクール 志免スタイルについて。
・専門性のある人材や地域住民との連携について。
・今後の
コミュニティスクールについて。
ⅲ.効率的・効果的な施設整備について。
・モデルとして
東地区体育館跡地の有効利用や財政負担軽減の観点から需要のある公共施設との複合施設として整備してみては。町長
教育長2 出席議員は次のとおりである(11名) 1番 稲 永 隆 義 2番 岩 下 多 絵 4番 木 村 俊 次 5番 小 森 弘 美 6番 藤 瀬 康 司 7番 丸 山 卓 嗣 8番 安河内 信 宏 10番 丸 山 真智子 11番 牛 房 良 嗣 12番 大 西 勇 14番 末 藤 省 三3 欠席議員は次のとおりである(2名) 9番 大 熊 則 雄 13番 古 庄 信一郎 4 職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(2名) 議会事務局長 稲 永 正 書記 平 山 聡 彦 5 地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名(21名) 町長 世 利 良 末 副町長 丸 山 孝 雄 教育長 金 子 眞 恵 会計管理者 牛 房 大 和 総務課長 内 野 克 志 まちの魅力推進課長 高 山 真佐子 経営企画課長 篠 原 優 人 税務課長 前 田 憲一郎 住民課長 塩 崎 幸 恵 福祉課長 今長谷 智 子 福祉課参事 佐 藤 利 江 健康課長 徳 永 康 國
子育て支援課長 藤 野 和 博 生活安全課長 太 田 成 洋 都市整備課長 砥 上 敏 之 上下水道課長 圓能寺 豊 博 学校教育課長 池 松 貴 恵
学校教育課参事 中牟田 いずみ 社会教育課長 安 楽 実 総務課長補佐 二 村 研 司
経営企画課長補佐米 澤 大
~~~~~~~~ 〇
~~~~~~~~ 開議 午前10時00分
○議長(丸山真智子君) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 日程に入る前に報告いたします。 本日は大熊議員、古庄議員より欠席の届けが出ております。 日程に入ります。
~~~~~~~~ 〇
~~~~~~~~
△日程第1 一般質問
○議長(丸山真智子君) 日程第1、一般質問を行います。 順番に発言を許可いたします。 11番牛房議員。質問時間30分です。 牛房議員。
◆11番(牛房良嗣君) 通告に従いまして質問に入らせていただきたいと思います。 40日間の夏休みを終えまして、子どもたちが夏休みの宿題を抱え、元気に学校に戻ってきました。4月の入学時の折には両親の手を握り、足取りも定かでなかった子どもたちが、5か月後の今ではしっかりした自信に満ちた足取りで登校しておる姿を見て、ただただ驚かされる次第でございます。 ただ、こうした明るい反面、一向に収まらないコロナの蔓延もあり、夏休み明けの新学期に学校に行けない子が全国で19万以上、県内でも9,000人の児童・生徒の不登校が報じられました。志免町の不登校の状況はどうなってるのか心配で、今回の一般質問をする次第でございます。 最初に、質問に入りますが、現在の町内の2中学、4小学校の不登校の実態はどうなってるのか、まず教えていただきたいと思います。
○議長(丸山真智子君)
中牟田学校教育課参事。
◎
学校教育課参事(中牟田いずみ君) 今御質問いただきました志免町の小・中学校におけます不登校児童・生徒の現状について御報告させていただきます。 まず、不登校児童・生徒とはでございますが、年間30日以上欠席している長期欠席の児童・生徒のうち、病気や経済的理由以外の理由で学校に登校していない者を言います。 志免町の長期欠席者の理由としては、経済的理由という児童・生徒はおりません。全て病気という報告を受けております。 また、令和3年度における志免町の小学校の実態でございますが、長期欠席者が80名のうち不登校が68名です。中学校では、同じく令和3年度ですが、長期欠席が119名のうち不登校が103名です。小学校では5年前の4.9倍、中学校では1.3倍増えております。ただし、今申し上げました数のうち不登校復帰解消した人数もございまして、小学校が22名、中学校は46名解消復帰しておりますが、先ほどの不登校の数の中にそれが含まれていることも申し添えたいと思います。 以上です。
○議長(丸山真智子君) 牛房議員。
◆11番(牛房良嗣君) ただいま不登校並びに長欠者についての報告がありましたが、長欠者を不登校と一緒にして考えれば、今の説明では小学校では令和3年は80人、それから中学では2中学で120名、併せまして200名の長期欠席、不登校者がいるということは間違いないですね。 5年前に比べましても、約、小学校においても中学校においても30名ずつがこの5年間で増えているというような結果になっておるわけでございますが、まずその不登校のこうした増えてきた原因というのは一体どういうとこにあるのか、この辺のところをひとつ御報告お願いしたいと思います。
○議長(丸山真智子君)
中牟田学校教育課参事。
◎
学校教育課参事(中牟田いずみ君) その要因としましては多岐にわたっております。小学校の場合でございますが、無気力・不安、友人関係をめぐる問題、家庭の生活環境の急激な変化、集団不適応などが多くあります。中学校の場合は、小学校から継続する生徒が多いため、理由は小学校と重なるものが多いのですが、小学校と異なる要因として上げられるのは、入学時の不適応、学業不振、生活の乱れなどがございます。 以上です。
○議長(丸山真智子君) 牛房議員。
◆11番(牛房良嗣君) ただいま学校に行けなくなった子どもたちの理由について、小学校並びに中学校に分けての御報告がありました。これについては、また後教育長並びに町長にもお伺いしたいと思いますが、いずれにしましてもこういう結果が出ておりますが、これに対して学校の対応、復学への、こうした子どもたちが5年間でかなり増加をして、学校に行かない子どもがこうして増えてきているということは、これはもうゆゆしき問題でございますが、そういったことは今いろんな理由を聞きまして多少は分かるんでございますが、これについて学校の復学への努力というのはどういうことをされているのか、最後に一つだけお聞きしたいと思います。
○議長(丸山真智子君)
中牟田学校教育課参事。
◎
学校教育課参事(中牟田いずみ君) 先ほど申し上げましたように、今現状として長期欠席や不登校、特に不登校の子どもたちの要因というのは様々ございますので、その対応についても様々ございます。学校で行っていることとしては、まずその多岐にわたった子どもたちの対応、子どもたち一人一人に合ったものにしていくために
サポートチームを学校ではつくって、その会議をし、学校内で情報共有をしながらそれぞれ一人一人への対応をまず話合い、実行していくというふうなことをしています。その対応の中では、担任による定期的な家庭訪問、それから放課後や、中学校は特にそうなんですが別室において個別の学習支援なども行っております。また、
スクールカウンセラーとつないで、その子のつらさなどを共有して、その子の心を軽くするような、そういった面談等も行っております。また、小・中、小学校から中学校にそのまま不登校の状況で上がっている子どもたちもおりますので、
小・中学校合同の連絡協議会等も積極的に行っております。 また、志免町におきましては、NPO法人ぐんぐんがございまして、
教育支援センターの機能を果たしていただいているところでございます。このぐんぐん等を利用する子どもたちについては、ぐんぐんと連携しながらその支援を手厚くさせていただいているところでございます。
○議長(丸山真智子君) 牛房議員。
◆11番(牛房良嗣君) ただいま中牟田参事のほうから町の不登校の実態、それからさらに不登校に対する行けなくなったその理由といいますか、こういうことについて、小学校並びに中学校についての児童・生徒の理由につきまして詳細に報告を受けました。ただいまは、学校側の復学、元へ戻してもらう、元に学校へ返してもらう、帰るような復学への努力、これについての取組について一応御報告を受けまして、大体不登校についての発生から流れ、現在までの状況については、志免町の小・中学校の不登校への対応がある程度私どもは理解できました。 最後に、教育長並びに町長の不登校に対します、不登校の改革に対します所見をひとつお願いしたいと思います。
○議長(丸山真智子君) 金子教育長。
◎教育長(金子眞恵君) 不登校についての考えということでお伝えしたいと思っております。 先ほど参事が説明いたしましたように、不登校児童・生徒数は全国的に増加している状況でございまして、本町においても同様の状況で、子どもたちのことを考えますと胸が詰まる思いでございます。 本来でしたらば、ああ、今日は学校に頑張って行ってよかった、そして楽しかった、帰りがけには、という思いを子どもたちが積み重ねるのが本来の姿だと思いますけれども、またそういった思いを積み重ねさせることが教育に携わるもの、私
ども教育委員会の務めであろうというふうに思っております。この不登校児童・生徒数の増加につきましては、教育委員会といたしまして大変重く受け止めているところでございまして、取組につきましては、さらに細やかに努めていきたいというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山真智子君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 不登校問題につきましては、牛房議員が言われますように、ゆゆしき問題と捉えております。特に年々増加をいたしておりますこの不登校問題、5年前に比べますとまた相当数伸びている状況に大変苦慮いたしております。未来を担う子どもたちがいかにして学校に通えれるようになるか、先ほどから参事から申し上げますとおり、いろんな問題があると理解をいたしております。その一つ一つを解決しながら、町の
スクールソーシャルワーカー等もしっかり相談に乗りながら、この解決に向けて教育委員会だけではなくて町を挙げてこの取組をしっかり進めていかなければいけないというふうに思っております。 以上でございます。
◎町長(世利良末君) 牛房議員。
◆11番(牛房良嗣君) 私は今実は中牟田参事の話、そして教育長、そして町長の話を聞きまして感じましたことを1つだけ申し上げます。 不登校というのは、これは今学校の問題として取り上げられてる面が多々あるんですね。そして、先ほどの不登校の復学への努力もほとんどこれは学校内での問題であるとして取り上げられて、いろいろ校内的な問題としてその解決を進めていこうと、こういうことはあるんですが、しかし、先ほど私話を聞いておりまして、不登校の理由の中には学業不振、あるいは学校にそういった自信をなくして行けなくなった、こういう関係の、要するに学業に対する自信を失った子どもたちと、もう一つは家庭環境の問題が小学校の場合も中学校の場合も、要するに家庭環境というか、生活環境、暮らし、こういったことが子どもに与える影響というのが上がってきているにもかかわらず、先ほどの話を聞くと、ただ学校内でこういうことです、ああいうことです。本来ならば町のほうと、そして学校のほうとの問題としてこれが取り上げられるべきではないかと、私はそういうふうに思って、ついこれはもう質問外で考えてなかったんですが、今両トップの話を聞きながら、何かその辺がもう一つばらばらじゃないかと、ということはちょっと言い過ぎですが、もっと行政と、それから学校部門とがもうちょっといろいろ不登校という問題を家庭の経済的な問題と子どもの学力の問題と、これをひとつ並列した形で解決していくという姿勢がなければ、ただ単に不登校が学校の問題だというだけで済ませたら、こんなものは目的の半分しか達してないと、私はそういうふうに思って、これは私は全然考えてなかった、今話を聞いて突然これじゃあちょっとおかしいじゃないかということで質問させていただきましたが、教育長、分かりますか、私が話している意味が。どう思われますか。
○議長(丸山真智子君) 金子教育長。
◎教育長(金子眞恵君) 学校ごとに児童・生徒の不登校者数やその状況についてはいろいろでございますので、学校での子どもたちの状況把握についてはお願いしているところでございます。それについての取組について、学校ででき得ることは学校のほうでも力を入れていただいているところでございますが、その学校の枠を超えて、町といたしましては町全体としての財産とか体制づくりとか、そういったことについて考え、こちらのほうからも助力、支援をしているところでございます。これからも学校任せである状況であるというような考え方ではなくて、町全体としての問題であるというふうに思い、取組を進めていこうと思っております。 以上でございます。 (11番牛房良嗣君「いかがですか」と呼ぶ)
○議長(丸山真智子君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 先ほどから学校教育参事が申し上げておりました多岐にわたるその問題、経済的な理由は一人もいないという話をしましたが、これは子どもからの聞き取り等についてでございまして、経済的理由も中にはもしかしたらいる可能性はあるというふうに思っております。そういった意味で、支援ができるものはしっかり支援をし、先ほど言います、学校と行政が一緒になってこの取組を進めていかなければいけないというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山真智子君) 牛房議員。
◆11番(牛房良嗣君) 私が今この問題を取り上げましたのは、参事の話では、そういうのは経済的にはあまり影響がないんじゃないかというような話でしたが、私はこの小学校の場合でも、生活環境の変化、あるいは中学生の場合は生活環境の変化と乱れ、生活環境というのは、子どもたちを育てていく、そういった家庭環境だと思いますが、問題になっております独り親の家庭、あるいは困窮家庭の問題、あるいは育児の問題、こういった経済的な問題が後ろにあるんだと、これがひとつ家庭環境を乱している。現在だったら例えば独り親の場合に失業があれば、もうあしたからでも収入がなくなると、それが結局は子どもたちにいろいろ影響してくるということは、これはもう当たり前のことでございまして、だから私は、これから不登校の場合には、必ず経済的な問題ともう一つは学力の問題とがあい並行して解決されなければ本当の解決にならないんじゃないかということを申し上げてるわけでございまして、ぜひ私はそういった意味で、この今話の中にもあまりその辺が出てこなかったものですからつい申し上げたようなわけでございますが、決して行政も学校側もそういったことを無視しているわけじゃないかもしれませんが、ただいろいろなこういった先ほどの復学への報告の中にも、学校内でのいろいろな解決の仕方はあっても、これが例えば行政部門から一緒になって何かをやってるというような、そういうものは中牟田参事、ありますかね。
○議長(丸山真智子君)
中牟田学校教育課参事。
◎
学校教育課参事(中牟田いずみ君) 先ほど私が報告しました、例えばNPO法人ぐんぐんがございますが、不登校の子どもたちを受入れ、学校にどうしても行くことができない子どもたちを受け入れる、こういったNPO法人の施設がございます。リリーフというふうに、居場所としてそういった場所を用意するというふうなことを学校外で設けていただいているのですが、こちらにつきましては町と共同して取り組ませていただいている内容かと思います。
○議長(丸山真智子君) 牛房議員。
◆11番(牛房良嗣君) ぜひ町長にも教育長のほうにもお願いしたんですが、不登校の問題というのは学校だけの問題でもないし、また行政だけの問題でもないし、もうこれが両方が合体した解決方法を今後ぜひ取っていただくようなことを私はお願い申し上げて、この今の質問を終わりたいと思います。よろしくひとつお願いしたいと思います。 それから、次は、そこへ書いております、一番右端に書いております私の質問の内容の中の一番右端のほうの③、不登校になった子どもたちのこれは復学のための学校外での支援を何かしていくというようなことがないものだろうかということで、2つのことを提言させていただきました。今先ほどの話もありましたように、200名の不登校が志免町にはいるわけでございますが、小学生のための学習支援、それからもう一つは中学生のための学習支援というか、これをどうするかという問題です。ということは、200名の子どもたちが毎日学校に出てこないでどこでどういうふうな過ごし方をしてるんだろう。町長、思われますかね。どうですか。子どもというのは毎日学校に行ってたのが、不登校になれば、朝起きてどこに、家にいるのか、外にいくのか、何をするのか。子どものことを考えたら、本当何か胸の痛むような私は思いをしてるわけでございますが、何とか一日でも早くそういう子どもたちに元気に学校に戻ってきてもらうためにはどうしたらいいだろうかと。そのことが、ここの小学校の場合はこういうようなことで、ここへ書いてますが、小学生のためには公民館を利用して土曜日、あるいは夏休み、春休みを活用して、国語、算数、英語、パソコンの勉強会、こういったことで不登校の子どもを迎え入れると、こういうことをひとつ考え、要するに居場所ですね、居場所をつくってもらったらいかがかなと。 それから、2番目の中学の場合も、これは小学校と同じでもいいんですが、そうでなければ中学生の場合はこういったいろいろなスポーツ、音楽、絵画、パソコン、こういったことに対して、要するに熱中できるものを与える、あるいは与えるというよりも自分でそういうことに熱中できるものに、ひとつ行動を起こさせるということが何か大事なことじゃないかなと、何かそういう子どもたちを夢中にさせる、あるいは子どもが夢中になって何かやるということに対して支援するということが大事なことじゃないでしょうかということをこの2番目のほうには、中学の場合は書いてるわけでございます。 1番目の小学校の場合は、これはちょうど各今でも公民館等でやられてる子どもたちを集める場合に、これはただ不登校の子どもだけが来いじゃあ、これじゃあもう来ませんから、一般の子どもたちを土日とか、あるいはこういった長期の休暇の休みのときに1週間、10日と、そういった勉強会を設けるとかというような中で、不登校の子どもも誘って入れるというようなことを考えてもらいたいなというようなことで、この2つの提案をさせていただきました。これは、不登校の子どもを救済するというのは、これをやれば絶対大丈夫ですよじゃなくて、さっき町長も話されてたように多種多様な子どもたちがいる、だからこれで助かる、あるいは救われる子どももいるし、また別なことで救われる子どもがいる。幾つかそういう、要するに不登校の子どもたちの居場所というか、行ける場所を地域ごとにでもつくっておく必要があるんじゃないかと。 今話を聞いてみますと、ほとんど居場所というのが、例えばここではリリーフとかぐんぐんとかあるんですが、これは一応そういったところは2か所しかないですね、志免町全部の中で。だから、そういうの、あれと同じとはいいませんが、類するものをもうちょっと地域にも広げてもらえれば、そういった寄りやすい、集まりやすい、子どもを1人にしないこと、そばに必ず誰かが、友達でもいい、先生でもいい、誰かに付き添われてるというか、付き添われるというよりも誰かと一緒にいるということが子どもには大事なことじゃないかなと。どうかひとつそういった意味で、これについても何か少し、私は金に糸目はつけないでしっかりやってもらったらいいんじゃないかと、こう思うけど、町長いかがですか。
○議長(丸山真智子君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 不登校の問題、本当に子どもたち、先ほど議員が言われますように、みんなが学校に行ってるときに実際どんな生活をしてるのかというのが本当に不安といいますか、心を痛めるわけでございます。学校での取組以外に何かできないかというような御質問でございます。本当にまさに地域での見守りというのが大事になってくる。その中で、ある町内会においては、そういった土曜授業とか長期休みのときに学習支援等も行っていただいております。ほかの町内会にもこのような事例は紹介をいたしております。何かすれば費用がかかるわけでございます。私は公民館の補助金につきましても、前々からいろいろ考えていることがございまして、今均等割、それから世帯割等で補助金を出してる内容につきまして、活動割といいますか、どのような活動をされて、こうしているのかというのも必要じゃないかなと常日頃思っております。何かをすれば費用がかかるわけでございます。そういった意味で、地域で子どもたちを見守るということは本当に大事なことじゃないかな。いろんな選択枠、今議員が言われますように、学校に行けない、それから町ではぐんぐん、リリーフ等も用意しておりますが、そこにも行けない。じゃあどういった選択枠、一つの選択枠として地域の公民館ということも考えるわけでございます。そういった意味では、議員の提案が非常にありがたい話でございますので、少しずつそういった意味では地域公民館にも場を広げていければというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山真智子君) 牛房議員。
◆11番(牛房良嗣君) 町長から力強い話が出ましたが、ぜひ私はそれを、こういった公民館とかそういうものを利用するのを一遍にやるというよりも、そういうことを希望するような町内会とか、あるいは地域がこれは合併して幾つかが集まってそれをつくってもいいと思うし、そういったものがある場合には積極的にそれを支援していくというような方策を取ってもらえれば、それがどんどん蔓延していくんじゃないかと。ややもすると、何かそういうことをやる場合にみんなやらなきゃ公平でないとか平等でないとかというようなことを言うけど、そうじゃなくて、そういったことをやる地域の人、そういった方たちの思いとか、あるいは父兄の思いとか、そういうこともあろうと思いますので、今後はそういったことに対してひとつ行政のほうでもしっかりした支援をお願いしたいなと、こういうふうに思うわけです。 これでもう最後になりますが、志免町というのは非常に8.7平方キロの小さい町に4,500人の子どもがいるなんていうのは、これはもう日本中どこを探してもこういった町はないんです。そういった意味で、日本一志免町というのは子だからに恵まれたすばらしい町だと私はそう思っております。だから、そういったすばらしい町というのは、一人の子も見捨てないし、一人の子も置き去りにしないというような、そういうトップの強い意志と行動が必要になってくるんじゃないかと、こういうように思いますので、ぜひひとつこの恵まれた志免町にさらに磨きをかけていただきたいなと、こう思います。 最後になりますが、私はここへいつも学校教育課のほうで志免町の学校経営構想発表会というものがある。これを子細に読みますと、学校の本当に校長先生たちと学校、先生たちが一体になって、子どもたちの育成に対する強い、強い意志がこれに凝縮されてるんですね。私は、この中の一つに、ある校長先生が俺のところでは新規の不登校は絶対出さんよと、私はこれに感動しました。私はこれを一つの学校じゃなくて、町長に申し上げたいのは、志免町でこれから志免町の2中学校、4小学校あるけど、新しい不登校の子どもはつくらないんだということはどういうことかというと、これはまず、担任の先生です。担任の先生が、大体今1人ですね。1人あるいは補助員で2人でやられる。35人の子どもを見てます。もしその先生が一人一人に目を配って、一人一人のいろんな動作を子細に観察しておれば、子どものちょっとした変化、動き、そういったことを事前に把握することができるし、そしたら問題があればすぐに子どもと一緒になって問題解決、あるいは子どもの家庭の人と一緒になって問題の解決に当たれる。要するにクラスが一つのこれは母体ですから、これがしっかりしておりさえすれば、私はそれが10あろうと20あろうと何でもない話で、簡単な話じゃないかと、こう思うんです。 今ちょっとこれは中牟田参事に聞きますけど、志免町にクラスは何クラスあるんですか。
○議長(丸山真智子君)
中牟田学校教育課参事。
◎
学校教育課参事(中牟田いずみ君) 小学校と中学校と別でよろしいか。
◆11番(牛房良嗣君) はい、合わせて。
◎
学校教育課参事(中牟田いずみ君) 合わせてでございますか。小学校と中学校と合わせますと、特別支援学級も含めて全部で、6小・中学校全部で175学級あります。
◆11番(牛房良嗣君) えっ。
◎
学校教育課参事(中牟田いずみ君) 175学級あります。
◆11番(牛房良嗣君) 百七十……。
◎
学校教育課参事(中牟田いずみ君) 5学級です。
◆11番(牛房良嗣君) 5、175。
◎
学校教育課参事(中牟田いずみ君) はい。
◆11番(牛房良嗣君) たったそれだけですか。
◎
学校教育課参事(中牟田いずみ君) はい。175学……学級数でございますよね。
◆11番(牛房良嗣君) クラス。
◎
学校教育課参事(中牟田いずみ君) はい、175学級ございます。
◆11番(牛房良嗣君) あ、そんなもんですか。それだったらもっと簡単にできます。町長、そう思いませんかね。これ、175人の校長、校長先生じゃないですよ、担任の先生が朝から晩までみんな担任ですから、子どものことは分かるんです。人のことやない、よそのことの話じゃない、自分の子どもですから、それを見ておれば、私は不登校になるような前兆というのは、これは一遍に不登校になるんじゃないんです、もう子どもは悩み、悩み、悩み抜いた上で不登校になっていくんです。だから、それが事前にある程度察知できれば、先生と子どもとの間、それで問題の解決は私は十分できるんじゃないか。志免町は小さな町で、何もないじゃないかというかもしれんけど、私はそういった意味では何か、これは学校単位で十分御審議もいただかなきゃいかんかもしれないけど、不登校ゼロ宣言の町を目指して何かやっていただいたら、全国でも本当にみんながおやと思うようなことが何か志免町でも簡単にできるんじゃないかというのを、私はそういう思いを持っております。ぜひひとつこれは両トップが話し合って、あるいは現場の先生たちの話も聞いた上で、ぜひ何かそういう行動を志免町から起こしていただいたら、何か日本の教育も変わるんじゃないかと、そんな思いを私は持っております。どうですか、町長ひとつ。
○議長(丸山真智子君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 牛房議員の言われる、小学校の場合は担任がほとんどの授業を見るわけでございますので、その担任の占める、子どもたちに接する機会が非常に多いわけでございます。中学校の場合は教科別の授業になりますんで、担任の関わりはそこまでというわけではございませんが、本当に言われるとおり、学校の先生の質の問題等にかかってくるんじゃないかなというふうに思っております。先ほどから学校の問題だけではなく地域の問題等も触れさせていただきましたけれども、本当に一人一人の子どもたちに寄り添った、小さな事案を見逃さない取組をできればというふうに思っております。不登校ゼロの町というすばらしい御提案をいただきましたが、本当にそのような提案ができればうれしいなと思っております。それに向けてしっかり努力をしてまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 (11番牛房良嗣君「じゃ、終わります」と呼ぶ)
○議長(丸山真智子君) 牛房議員の一般質問を終わります。 ただいまから休憩に入ります。再開は10時55分といたします。
~~~~~~~~ 〇
~~~~~~~~ 休憩 午前10時43分 再開 午前10時55分
~~~~~~~~ 〇
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○議長(丸山真智子君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 一般質問を続けます。 次に、7番丸山卓嗣議員。質問時間30分です。 丸山卓嗣議員。
◆7番(丸山卓嗣君) 通告に従いまして質問させていただきたいと思います。 まず冒頭に、前回の6月議会で梅雨時期を迎えるに当たって集中豪雨など自然災害の備えについて質問させていただきました。現在のところ幸いなことに志免町では被害は出ておりませんが、全国的に見れば北日本、東北地方を中心に記録的な大雨により甚大な災害が発生しております。九州地方はこれから本格的な台風シーズンを迎えます。現在今季最大級の台風も近づいてきておりますので、今後も引き続き万全の備えをお願いしたいと思います。 また、同じく消防団についても前回お話をさせていただきましたが、先月の8月7日、粕屋中部消防署において粕屋地区消防操法大会が開催され、志免町代表として町大会を勝ち抜いた小型ポンプの部で第1分団と自動車ポンプで第3分団が出場し、第1分団は僅差での4位、第3分団におかれましては見事優勝という栄冠を勝ち取り、粕屋地区の代表として福岡県大会への出場が決まりました。そして、昨日福岡県大会が嘉麻市の県消防学校で開催され、第3分団は優勝と僅か1点差の2位という好成績を収め、すばらしい操法技術を披露し、県内における志免町の消防力、地域防災力の高さを示してくれました。連日連夜、猛暑の中での訓練に加え、すばらしい成績を残しました第3分団並びに第1分団はもちろんのこと、大会へ向けて訓練のサポート等に当たった全分団を含め、志免町消防団一丸となった栄誉ある結果だと思います。消防団各位の健闘をたたえ、今後とも地域防災の要として御尽力いただきたいと願っております。 それでは、質問に入りたいと思います。 今回は地域活性化と人事管理の2つを大きなテーマに質問させていただきます。 まず、1つ目のテーマ、地域活性化についてです。 私は、地域活性化のキーワードは経済とコミュニティー、この2点であると考えています。地域の経済がにぎわえば、そこに人、物が集まることでコミュニティーが活性化します。地域のコミュニティーが充実すれば、人、物の流通が盛んとなり、経済も活性していくと思います。そして現在、新型コロナウイルスという見えない敵の影響から、経済とコミュニティーは危機的状況に直面しています。経済的な面からコロナウイルスの影響は東日本大震災やリーマン・ショックを上回る戦後最悪の経済危機になるのではと予想がされております。また、コロナウイルスの影響により、当然コミュニティーは失われ、加えて
地域コミュニティーの基盤となる町内会、自治会の加入率は何とか現状を維持している状況ではございますが、いつ崩壊してもおかしくない状況にあると思います。住民自治や相互扶助、また福祉、防犯など自治機能の低下も懸念されています。 そこでまず、地域経済の活性化について、商工振興、企業育成、観光産業、この3つの観点からお伺いしたいと思います。 では、1点目、商工振興についてお伺いします。 当然のことではありますが、私は、商売、商工業の活気を取り戻すことが、イコール、経済の活性化につながると思います。 そこでまず、商工会についてお聞きします。 町長は、令和2年9月の先般議員への答弁において、商工会としっかり連携を密に取りながらいろんな施策も応援していきたいと語っておられましたが、その後商工会に対して何か具体的な取組や支援等を行ったのか、実績をお伺いしたいと思います。 地域振興券やPayPayなどは既に存じておりますので、その他の取組等で支援についてお願いします。
○議長(丸山真智子君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 商工会にどのような支援を行ったかということでございます。 今議員が言われますように、地域のコミュニティー活性化については、商工業の発展なくして町の発展はないというふうに思っております。どのような支援を行ったかということでございます。コロナ禍においていろんなイベントが中止を余儀なくされております。しっかりとした地域の支援、先ほどから商品券については存じ上げてるということでございましたけども、地域の起業塾等活性化、これは3町で取り組んでいるわけでございますが、こういった新しい企業を興したい方への支援等については、この地域で一緒になってやっていこうというようなことでございまして、十数人の受講者の方もお見えだということでございます。 それから、地域のいろんな行事につきまして、商工会と連携したまちづくりという話をさせていただきましたけども、商工会が抱える課題、いろんな課題がございますが、地域のそういった、大きな企業に負けない地域の商店に対する支援等もさせていただきました。これから商工業がどのような方向に進むか、町と商工はしっかりと連携を取る必要があるというふうに思っております。具体的なものが非常にコロナ禍でできなかったという思いはございますが、しっかりそういった面では反省をしながら取り組んでいきたいというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。
◆7番(丸山卓嗣君) 現在地元の商店街や小規模事業者を取り巻く環境は大変厳しいものがあると思います。ぜひ目に見える形で具体的な取組で商工会、商工業者への支援強化をよろしくお願いいたします。 次に、コロナ禍の影響は大きく、今申し上げられました等、町民運動会や文化祭、商工祭りなど各地域の夏祭りなど人の密集が懸念される大きなイベント関係は、今年も軒並み中止となりました。感染者の急増や新たな変異株への不安など、まだまだ予断を許さない状況ではありますが、これまで行ってきた様々な対策、経験を糧として前向きに新たなステージへと移行していくべきだと私は考えています。 実際全国的に見て、甲子園などのスポーツイベントや筑後川の花火大会、先月は福岡市中央公園でもタイフードイベントなど、この状況下においても対策を徹底してイベントを開催されています。これからは、感染防止と地域経済活性化との両立を目指しながら、地域経済をコロナ禍前に戻すことが必要だと思いますが、町長はどうお感じですか。
○議長(丸山真智子君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 議員が言われますとおり、コロナ、コロナでいろんな事業が中止、延期になっているわけでございます。しかしながら、地域経済を活性化していくためには、いろんな対策を取り入れながら進めていかなければいけません。今年は10月10日の祭日の日に有志でつくる志免のタテコウヤグライブ等が開催の予定でございます。そのほかにもイルミネーションをした取組にも積極的に商工会と連携を取りながら進めていく方向にしております。いかにコロナに打ち勝って、コロナ対策をしながら進めていくことが大事だと思っております。少しずつそういった面では、今まで事業を中止してきたことに加えて、少しずつ進んでいるんじゃないかなというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。
◆7番(丸山卓嗣君) 私は、コロナからの脱却、例えばウイズコロナとよく言われますけども、どの脱却の基準は、イベントや祭りが開催されること、開催することが一つの基準であると私は考えておりますが、町長はこのコロナからの脱却の基準をどのようにお考えでしょうか。
○議長(丸山真智子君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 非常に難しい質問でございます。脱却の基準といいますとなかなか難しい、どこにその基準を設けるかによろうかと思います。そういった意味では、コロナの対策を取りながら少しずつ進めていくことが一つの基準になるんじゃないかなあと。基準をここというのはなかなか申し上げにくいわけでございますが、言われますように少しずつコロナとウイズコロナに向けた取組が必要になってくるんじゃないかなというふうに思っております。
○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。
◆7番(丸山卓嗣君) やはりある程度のリスクを確保して、ビッグイベント、起爆剤とも言える新たな展開を示していく必要があるというふうに私は考えます。官民一体となってにぎわいをつくり出す企画や施策をぜひ検討して実行していただきたいというふうに感じました。 また、別の観点から、お金を使わない方法で活性化を図ることも可能だと私は考えています。それは、規制緩和です。例えば、3月議会で私も提案させていただきましたが、建蔽率や容積率、高さ制限の緩和等を行うことで経済は動き出します。今後落ち込んだ地域経済を打開、回復させるために、そのような企画や支援策などについて何かお考えはございますでしょうか。
○議長(丸山真智子君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 前々から建蔽率の問題につきましては、質問をいただいているところでございます。特に桜丘地域の建蔽率の問題については、いろんな方からそういうな御相談があっているところでございます。少しずつそういった緩和をしているところでございますが、高さ制限につきましては、都市計画法等の問題等があって、これは町単独でできる問題ではございませんので、できる限りそういった制限等を規制緩和していくことが町のいろんな活性化につながるんじゃないかなというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。
◆7番(丸山卓嗣君) 規制緩和と言いますと、建蔽率、容積率だけに限らないとは思いますが、例えばそれを緩和することだけで家を建て替えようかとか2世帯住宅にしようかとかということになり、経済が動き出すというふうな状況も予想されます。ぜひそのようないろんな規制緩和を検討していただいて、経済の活性化を図るという方法をいろいろ考えていただければというふうに思います。 では、次の質問に移ります。 企業育成についてです。 志免町は、都市圏に隣接した立地のよさが魅力ですが、住宅開発が進み、地形的にも大企業を誘致するほどの広大な敷地はありません。私は、企業誘致よりも企業育成のほうに力を注ぐべきだと思いますが、町長はどう思われますか。
○議長(丸山真智子君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 企業育成、確かに企業育成は大事なことだろうと思っております。企業誘致も、そういった立地条件がそろえばしていかなければいけないというふうに思っております。何分志免町にはそういった企業が誘致できるような土地が非常に少ないわけでございます。その少ない中でも、いろんな御相談があっております。そういった意味では、しっかり志免町にも企業誘致を図っていかなければいけないと思っております。また、言われるように企業育成も大事な一つの町の活性化につながるんじゃないかなというふうに思っております。先ほど申し上げますとおり、新しい企業を興す人、また今の企業をさらに大きくしていくことも大事だというふうに思っております。いろんな研修会等も開かれております。商工会でも事業継続計画セミナー等も開催をされているわけでございます。そういった意味で、商工会と一緒になってその地域経済の活性化につながる企業育成に努めていきたいというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。
◆7番(丸山卓嗣君) 具体的に提案させてもらいますと、企業育成、創業支援の拠点をつくってはいかがかという御提案なんですけども、ぜひ検討していただきたいところでありますが、町の指針である総合計画でも、町が取り組むべきこととして地域の商工業と新たな創業者の育成を支援するというふうに示しております。加えて総合戦略では、商工会と連携した起業塾の支援、町有地を活用した創業支援、関連企業などサテライトオフィス誘致等をチャレンジプロジェクトとして掲げております。創業しやすい環境づくりや育成支援に努めることとしておりますが、実際に具体的にその拠点をつくってはいかがかというふうに考えておりますが、町長のお考えはどうでしょうか。
○議長(丸山真智子君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 創業支援の拠点づくりということでございます。商工会を中心としたいろんな拠点づくりが必要だというふうには認識をいたしております。新しいサテライトオフィス等につきましても、町でしっかり検討をしてまいりました。実は西小学校前の西日本相互銀行の跡地にもそのようなことを考えておりました。問題が一つ一つ課題がございます。施設の老朽化の問題等も含めていろんな問題点が発生したわけでございます。そういったことをクリアしながら、拠点づくり、またサテライトオフィスの支援等もしっかり進めていかなければいけないというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。
◆7番(丸山卓嗣君) 私は、例えば上場企業を志免町に誘致しようとしても大変難しいというふうに考えます。志免町で創業して、志免町を中心としたコミュニティーというか仲間がいれば、志免町で上場してくれるような企業が誕生するかもしれないという期待も持っています。今の時代、僅か10坪の広さでも1億円、10億円、また100億円の売上げを出す企業も出てくる時代となりました。そういう誕生することも可能な世界になってきたというふうに感じております。ぜひしっかりと将来に種をまくという気持ちで、その具体的な企業支援の拠点というものを検討していただければというふうに思います。
○議長(丸山真智子君) 次、3点目に観光産業についてお聞きしたいと思います。 観光の活性化については、過去にも竪坑櫓を活用したまちの魅力発信事業としてLEDでのライトアップやVRの導入などを提案させていただきましたが、今回また別の視点から提案も含めてお聞きしたいと思います。 そこで、まずお聞きします。 志免町の観光資源ですが、竪坑櫓のほかにどのようなものが上げられますか。思いつくもので結構ですので、お願いいたします。
○議長(丸山真智子君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 観光資源にどのようなものがあるかということでございます。急な質問でございますので、私もいろいろ過去においていろんな志免町の観光資源はないかという思いはございます。思いつくまま申し上げますと、桜の時期には志免福祉公園の桜だったり、それから志免町にもいろんな古墳群がございます。そういった古墳群のこと、それから竪坑櫓の周辺整備につきましては、これから周辺整備をしっかりしていきたいというふうに思っております。観光という面では、志免町にはそう大きな観光資源もございません。そういった意味で、竪坑櫓を拠点とした町のいろんな魅了を発信していかなければいけないというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。
◆7番(丸山卓嗣君) 私も実際のところ、志免町は観光資源に乏しいのが現状であるというふうに感じております。正直言って竪坑櫓以外に何かあるかと言われれば、私は正直思いつくものはありません。その中で私がよく聞かれたりすることは、空港が近いということで、空港から飛び立つ前にまだ時間があると、その前に志免町でどこか寄るとこないかなとか、帰る前、移動とかの間で志免町にちょっと寄るとこありませんか、そのようなことをよく聞かれます。町民の皆さんもこう聞かれている人は少なくないというふうに私は感じております。 今志免町は町内外から都市圏に隣接し、空港に近い地の利を生かして、志免町に観光スポットをつくってほしいと期待されているように私は感じております。そして、観光スポットや人が寄ってみたいというところはつくるべきだと思います。 例えば、以前も提案いたしましたが、緑道にバスを走らせ鉄道公園道の駅を造ることや、望山荘跡地の利用開発をすることなど、ぜひこの観光政策プランについて御検討を今後していただきたいというふうに感じますが、町長いかがでしょうか。
○議長(丸山真智子君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) つい先日、竪坑櫓を海外の使節団の方が見に来られたと伺っております。非常に感動されたという話を聞いております。そこの旅行会社の方が、第2弾、第3弾という形でまたぜひ見に来たい、そういった方たちは、竪坑櫓だけ見に来るんじゃなくて、やはり空港に近いという意味で、帰る時間のその時間的な余裕を持って見に来られたんじゃないかなというふうに思っております。そういった意味では、そういった海外の方たちが寄るスペース、それから道の駅という話もございました。私もどこか志免町にそういったものができないかという思いはございます。ただし、道の駅というのはいろんな物産が必要でございます。志免町でそういった物づくり等、野菜づくり等されてる方が非常に少ないわけでございますが、志免町でできなくても近隣でできるものをそういった意味では集めて、空港に近い利便性を生かして、どこかそういう場所ができないかなという思いは以前から持っていますが、なかなかそういった具体的な場所等については今のところなかなか見つからない状況でございます。 以上でございます。
○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。
◆7番(丸山卓嗣君) ぜひ御検討していただきたいというふうに思います。 また、竪坑櫓の件に関しても、唯一と言っていい志免町のランドマークでもあります。ぜひとも観光資源でも使えるような形で整備を進めていただければというふうに思います。 次の質問に移りたいと思います。 もう一つの柱であります
地域コミュニティーの活性化についてお伺いします。 ここでは町内会・自治会、校区コミュニティー、コミュニティ・スクールとの連携、以上の3点からお聞きしていきたいと思います。 まず1点目、自治会・町内会についてです。
地域コミュニティーの活性化のためには、自分たちのまちは自分たちでつくるという町民自ら行動を起こすことが必要不可欠であり、このような町民主体の活動によって志免町が活性化していくことが理想であると思います。地域の中にもいろいろな組織やグループ、集まりがあると思いますが、特に町内会、自治会組織は大きな役割を果たしていると思います。 例えば、公民館の運営や防犯灯、ごみ集積所の管理といったことから、お祭りや敬老会などの行事、防災や防犯のための取組、子どもやお年寄りの見守りの活動など幅広い活動が地域住民の皆さんの協力や連携の下に進められております。 しかし、現在ライフスタイルの価値観の変化、住民同士のつながりの希薄化などにより、
地域コミュニティーの衰退が全国的に進行しています。これは、志免町においても例外なことではありません。現在我が町においては、何とか町内会への加入率を保っている状況ではありますが、町内会への加入に対しては、役員等の負担が大きい、付き合いが煩わしい、仕事が忙しく参加できない、加入してメリットや必要性、魅力を感じていないなどネガティブな意見が多く聞かれ、いつ崩壊してもおかしくない危機的状況にあると感じています。 そこで質問です。 町として加入の促進また維持に向けた具体的な取組は何か考えられるでしょうか。
○議長(丸山真智子君) 世利町長。
◎町長(世利良末君)
地域コミュニティーの中核は町内会だというふうに認識をいたしております。町内会の運営等について、やはり地域のことは地域でしっかり解決するというスタンスが一番だろうと思っております。押しつけのこの自治会運営では先行きがどうかなというふうに思っております。しっかりそういった
地域コミュニティーの中核である公民館が、いかにして地域の皆さん方を取り込んだいろんな行事等ができることが必要だろうというふうに思っております。 そういった町内会の加入につきましても、転入された方につきましては住民課でそういったお知らせ等を行っているわけでございますが、これが何が一番これというのはないわけでございますが、やはり地域のつながり、つながりによってこの地域は地域でみんなでこの地域を守っていこうというつながりがこの町内会の加入につながるんじゃないかなあというふうに思っております。 そういった意味では、地域のことは地域でしっかり取り組んでいこうという雰囲気というか、そういったものをつくり上げていかなければいけない、押しつけでは絶対これは前に進まないというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。
◆7番(丸山卓嗣君) 例ですけども、お隣の福岡市は共創による
地域コミュニティー活性化条例というものを制定し、今年の4月1日より施行しています。福岡市では、町内会、自治会をはじめ、企業や商店街、NPO、学校などの様々な主体と地域の未来を共に創る共創の取組が推進されており、それぞれの役割や責任を明らかにし、自主的な取組を推進し、
地域コミュニティーづくりの形成を図ることを目的として条例を制定したとのことです。 町長は、この福岡市の条例のことは御存じだったでしょうか。また、この条例が実際にどのように運営をされて、どのような効果を発揮していくかは今後の課題かと考えますが、このような考えや思いを条例として発信することについてどう感じられますでしょうか。
○議長(丸山真智子君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 福岡市のその地域の条例につきましては存じ上げておりません。もともと福岡市につきましては、地域の中核である公民館は私も以前から考えておるわけでございますが、常駐の公民館長がいて地域のいろんな相談事だったりいろんなことをやっているわけでございます。志免町も
地域コミュニティーの中核としては、そういった各校区ごとのそういった常駐の公民館長というのがあれば、そこが校区のコミュニティー、
地域コミュニティーにつながるんじゃないかなあというふうに思っております。 条例のことは存じ上げておりませんが、地域のことは地域でしっかり取り組もうという意思の表れじゃないかなというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。
◆7番(丸山卓嗣君) 次に移ります。 志免町には、現在30の町内会、自治会があります。この数が多いか少ないかはメリットやデメリットなども含めていろいろ意見があると思いますけども、今後は町内会、自治会の再編成なども選択肢の一つと考えられると思いますが、どのように思われますか。
○議長(丸山真智子君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 以前地域の再編成につきましては、いろんな議論があったわけでございます。そういった意味で、世帯数が増え、平均500世帯を中心とした再編成をもう以前に行ってきたわけでございます。それがまた、人口の増加に伴って1,000世帯を超える町内会も増えてきているわけでございます。これから再編がどうかということは、地域としっかり協議をしながら進めていかなければいけないというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。
◆7番(丸山卓嗣君) 次の質問で、今の質問と関連しますけども、私は町内会、校区コミュニティーについてお伺いしたいと思います。 町内会、自治会の加入促進を図ることに加えて、再編成の一つの案として校区コミュニティーの創設ということを私は検討すべきだと考えています。私の考える校区コミュニティーのイメージですけども、町内会を校区ごとの4つにする。現在の町内会長を区長的な位置として校区長、いわゆる町内会長は4名で、学校校区を軸とした町内会編成です。いわゆる町内会は維持しつつ校区コミュニティーを創設するというようなイメージですけども、この提案についてぜひ御検討いただきたいと思いますが、メリット、デメリット等含めてどうお考えでしょうか。
○議長(丸山真智子君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 町内会の再編については非常に難しい問題があるわけでございますが、公民館を校区ごとの公民館にというのは非常にハードルが高い話でございます。先ほど私が述べました、
地域コミュニティーの核は地域の公民館だと申し上げましたが、校区の代表的な公民館に常駐の公民館長、4人の公民館長を置いて、その下に公民館があるというのが校区、地域のコミュニティー。私、職員時代に宗像市等も視察に行かせていただきました。非常に先進的な取組をされている地域でございますが、そういった意味では、校区の代表的な公民館を一つ中核とした地域づくり、また予算についても、今各公民館に地域の町から補助金を出しているわけですが、校区に自分たちの一括した校区ごとの予算を投げ渡して、そこの公民館でいろんな問題解決に当たっていただきたい、そういったものが将来的には地域公民館の核になるんじゃないかなというふうに思っております。これは理想的なことだと思いますが、
地域コミュニティーの核としてはそういったものが一番必要じゃないかなというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。
◆7番(丸山卓嗣君) 今町長がおっしゃられた理想的な形というものが、私の思うまた理想的な形になりますので、ぜひ御検討いただきたいというふうに考えます。 3点目、コミュニティ・スクールとの連携についてお伺いします。 今年4月から志免町でも取組が開始されましたコミュニティ・スクールとは、大きく言えば学校運営に地域が関わる仕組みであり、
地域コミュニティーの活性化にもつながる取組だというふうに考えております。コミュニティ・スクールについて、特色として志免スタイルとありますが、何がほかと違うのか概要をお伺いしたいと思います。
○議長(丸山真智子君)
中牟田学校教育課参事。
◎
学校教育課参事(中牟田いずみ君) 今年度4月より志免町の6小・中学校においてコミュニティ・スクールを始動させていただいております。コミュニティ・スクールというのは、学校運営協議会を設置している学校のことでございまして、学校運営に地域が関わる仕組み、また地域ぐるみで子どもたちを育てていく仕組みというふうに捉えております。目指すのは、地域とともにある学校づくりでございます。 志免町におきましては、このコミュニティ・スクール、志免スタイルというふうなことでその説明をさせていただいておりますし、それで取り組んでいるところなんですが、志免スタイルにつきましては、もともと各小・中学校においては、地域と共に活動する仕組みが整っておりました。そちらに対して新たに何かを始めるのではなく、今まで大事にしてきていた学校と地域とで協働してきていたものを大切にし、それを継続していくことにより地域とそれから学校とのつながりを強化していく、そして子どもが地域の一員だというふうなことを自覚しながら、子どもも自然に地域のために何かしたいというふうな思いを抱いたり、そういった無理なく地域と学校が共に協働していくような流れ、つながりをつくっていくというところが志免スタイルというふうに捉え、今実行しているところでございます。
○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。
◆7番(丸山卓嗣君) 地域と共にある学校づくり、学校と共に地域づくりを目指すというふうにコミュニティ・スクールにはうたっておりますから、今私も提案させていただいた、町内会の再編とまでいきませんけど、校区コミュニティーというものを創設して、コミュニティ・スクール志免とマッチングすることで地域の活性化にもつながっていくと思いますけども、そのイメージというか、そういうものは出てきますかね、どう感じられますか。
○議長(丸山真智子君)
中牟田学校教育課参事。
◎
学校教育課参事(中牟田いずみ君) 本年度始まったばかりのこのコミュニティ・スクールですが、今は学校を始点として、学校から地域につながりを求め、そしてそこから地域のコミュニティーを巻き込んでいくというふうな構想を持って今スタートしているところでございます。いずれは丸山議員がおっしゃるような
地域コミュニティーに寄与できるような、それから地域にあるそういった
地域コミュニティーと学校が今進めているコミュニティ・スクールのこの概念が合致して、共にその
地域コミュニティーを活性化できるようになっていけばというふうなことを目標に掲げております。
○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。
◆7番(丸山卓嗣君) 一連の質問を通して最後に申し上げたいと思いますが、現在自治体や消防団もしくはPTA組織といったものというのは似たような状況にあると私は思っています。町にとって大変重要で必要な組織であるけども、いつ崩壊してもおかしくないという危機的状況にあると感じています。少しでも改善や改革をしてストレス、負担を軽減していく必要があるというふうに思っています。自治体、消防団、PTAは学校とも連携を図り、校区単位で少しずつストレスや負担を軽減していくという必要があるというふうに考えます。これはソフト面の一連の話でしたけども、この後に同僚議員の質問にもありますけども、私も以前御提案させていただいた学校の複合化について、地域の拠点についてハード面も含めて今後御検討いただければというふうに考えております。 以上御提案させていただいてこの質問を終わり、次の質問に移りたいというふうに思います。 次に、人事管理についてお伺いしていきたいと思います。 2つ目の件名の人事管理についてですけども、私はまず前提として、組織において人は財産であり、宝であるというふうに考えております。我が町に置き換えますと、職員の皆さんは志免町の財産であります。また、志免町には優秀な職員やまだ眠っている人材がたくさんいるというふうにも感じています。それらを生かすのは、組織づくりであり、さらには組織管理、適材適所、人材育成であると考えています。現在行政に求められている町民ニーズは、多様化に加え、よりクオリティーの高い対応が求められています。その実務を担う職員の役割はますます増大しています。そこでまず、組織づくりについて6点ほどお伺いしていきたいというふうに思います。 まず1点目、本町の正規職員数と非正規職員数、数と割合について教えてください。
○議長(丸山真智子君) 内野総務課長。
◎総務課長(内野克志君) 今年度の4月1日現在の正規職員と非正規職員を合わせた全職員数は433名で、正規職員数が222名に対し、非正規職員は211名となっております。職員全体における正規職員の割合は51.3%、非正規職員の割合は48.7%でございます。 以上です。
○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。
◆7番(丸山卓嗣君) 人口比で見た類似自治体や近隣市町村の状況、特に職員数について教えていただければと思います。
○議長(丸山真智子君) 内野総務課長。
◎総務課長(内野克志君) 類似団体別の職員数につきましては、毎年総務省の自治行政局が全国の
類似団体別職員数の状況を発表しております。これは、総務省が各市町村を人口、産業構造によってグループ分けして職員数の状況を公表しているものでございますが、本年3月に発表されました令和3年4月1日現在の団体の職員数では、本町の普通会計区分、この普通会計区分の職員というのが、企業会計、国保特別会計、後期特別会計、介護保険事業を除く職員の数になるんですけど、その職員数は190人で、人口1万人当たりの職員数が40.76人で、この同じグループで全国に98団体あるのですが、その中では一番少ない職員数となっております。 以上です。 あっ、すいません。
○議長(丸山真智子君) 内野総務課長。
◎総務課長(内野克志君) 近隣の状況なんですけど、町村ではその
類似団体別職員数の状況で本町が1位、次いで新宮町が3位で42.74人、粕屋町が4位で44.36人、篠栗町が5位で44.71人、宇美町が8位で46.86人、須恵町が9位で47.37人と続いており、糟屋地区の職員数が総じて少ないと言えております。 以上です。
○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。
◆7番(丸山卓嗣君) 今のをまとめるというか、感じるところでいくと、いわゆる類似団体、全国的に見て産業構造や人口比とかそういうものを加味したら、人口に対する職員数は全国一で少ないという、それと近隣の市町村もそれに近い状況ではあるけども、なかなか周りも少ないから職員数を増やしにくいという状況にあるように自分は感じましたけども、正直言って職員数が少ないというふうに感じます。増やせないのか、またその増やせない理由というものがありましたら、町長と課長、お願いしたいと思います。
○議長(丸山真智子君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 職員数の数につきましては、以前から少しずつ減少といいますか、私が若いときには職員数は260人近くいたわけでございます。規制改革等で職員数が年々減少し、最近は少しそれを増やしていこうという思いで、毎年職員数の増加を図ってきたところでございます。それに加えて、非正規職員の方々に担っていただいているのが現状でございます。言われるように、いろんな需要等、課によってはもう人手が足らないという部署については、毎年その要望等を聞きながら増やしていっているところでございます。 以上でございます。
○議長(丸山真智子君) 内野総務課長。
◎総務課長(内野克志君) 類似団体と比較しますと、職員は少ない状況でございます。現在のところは少数精鋭でやっておりますし、事業を充実させるためには当然職員が多いほうがよいわけであります。職員を増やしたいという思いはありますが、行政課題、行政ニーズ、各部署の状況を考えながら、今後採用者数を決定していきたいと思います。 以上です。
○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。
◆7番(丸山卓嗣君) もちろん状況は分かりますが、志免町も微増ではありますが人口増加を図っているとこであります。将来を見据えて人材を育成していくということも必要だと思いますので、ぜひ職員数の増加というものは今後御検討いただきたいというふうに考えます。 3点目の質問に移ります。 職員数と業務量の適正化についてお伺いします。 先ほどの質問に関連することになると思いますが、人員が足りていない部署があったり、多くの業務や大きな責任が1人の職員や非正規職員に任されているようなことになってはいけないかなというふうに感じます。これらの状況を確認して改善していくという上で、職員数と業務量の適正化を図るという言葉をよく聞きますけども、何をもって適正とかを判断しているのでしょうか。大変難しい部分とは思いますが、行政職員のトップとしての町長のお考えをお伺いしたいと思います。
○議長(丸山真智子君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 職員数と業務量の適正化ということでございます。 毎週月曜日に課長会議を行いながら、いろんな課長等の意見も聞いておるわけでございます。今緊急を要するような業務が発生した場合には、そのほかに集中的に職員の応援を入れる等の対策を行っております。コロナ対策につきましても、各課からそこのコロナ対策室に人を集めて行っているところでございます。課長等から話を聞く上で、業務量の逼迫した、それから時間外勤務が非常に多い課等は、やはり職員数が足りてないという状況も含めて、そういったとこには職員数を増やすなどの手当てをしていきたいというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。
◆7番(丸山卓嗣君) 総務課長もできたらお答えいただければと。
○議長(丸山真智子君) 内野総務課長。
◎総務課長(内野克志君) 正規職員数につきましては、類似団体と比較しますと少ない職員数で業務を行っているところですけど、会計年度任用職員も含めた全職員数を言いますと、志免町が会計年度職員を含めますと433人、新宮町が435人、粕屋町が474人、それから篠栗町244人、宇美町365人、須恵町227人となっておりまして、会計年度任用職員を含めた全職員数で比較しますと志免町は決して少ないほうではございません。 それから、業務量の適正化についてなんですけど、先ほど町長も申しましたように、基準は特にございませんが、各課の時間外勤務とか、休暇の取得状況等を人事異動の際に考慮しておりますし、国の施策に対応するために業務量が見込まれる場合には関係課とヒアリングを行い、必要に応じて人員の増員を行っているところでございます。 それから、先ほど町長も申しましたように、忙しい時期、コロナとかで新しい支援金等を給付するときには各課の職員を融通し合う相互援助制度もやっております。限られた人的資源の中で様々な行政課題、ニーズに対応し、住民サービスの向上を図っていくために業務適正化の重要性は感じておるところでございます。 以上です。
○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。
◆7番(丸山卓嗣君) 非常に難しい、お答えにくい部分だったと思いますけども、目に見える形とすれば、そのような残業であるとか、休日の取得数であるとかというとこになると思いますけども、結構聞く限り感覚的なものが大きいように感じますし、今後もそのような部分に関してはしっかりと適正化という部分を検討していきながら負担を考えていただければというふうに思います。 次の項目の質問に移ります。 4点目で、職員の採用基準についてお伺いします。 現状として役場には様々な部署があり、業務内容も窓口系、総務系、福祉系、教育系、土木系など複雑多岐にわたっていると思います。部署が変われば会社が変わる、いわゆる転職したような感じになるというふうにも感じます。そんな中、採用するに当たって考えれば考えるほど難しいとは思いますけども、どのような基準で採用に当たられているのか。私個人的には、職員に求める人材は、ある一定の学力をクリアすれば、あとはシンプルにコミュニケーション能力とあとは愛きょうだというふうに考えています。 職員の採用に当たってはどのような基準で、どのような人材を求めて選考を行っているのかお伺いします。
○議長(丸山真智子君) 内野総務課長。
◎総務課長(内野克志君) 職員の採用につきましては、例年7月初旬から8月下旬にかけて試験を実施しております。一般行政職の受験の資格の概要につきましては、年齢を満28歳までとして、普通自動車免許を有する人または取得見込みの人としております。試験は3次試験まで行いまして、1次試験では学力、総合能力試験として基礎能力検査と性格検査、それから2次試験で面接試験と作文試験、それから3次試験で再度面接試験を行っております。 以上です。
○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。
◆7番(丸山卓嗣君) 町長にもよろしくお願いします。
○議長(丸山真智子君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 職員採用試験、今総務課長が申し上げたとおりでございます。近隣の都市圏の中には、1次試験のそういった学力試験はしなくて面接をもう最優先に行っている自治体もあると聞いております。そういった意味では、いろんなやり方があるんだなと思いながらも、町として最低限の学力といいますか、そういったものを取り入れながら、最終的には3次試験で面接等をしっかり実施して、大勢の職員、私は3次試験も入りませんが、副町長を中心とした職員の中でしっかりそういった、見極めて採用に踏み切っているという状況でございます。 以上でございます。
○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。
◆7番(丸山卓嗣君) 大変言いにくい部分もいっぱいあると思うんですけども、志免町で生まれ育った人であるとか、志免町をよくしたいという志を高く持った人であるとか、そういう人を面接という段階でしっかりと採用していただければというふうに思います。 次の質問に移ります。 職員の年齢のバランスについてお伺いしたいと思います。 まず、現在の職員の年齢構成をお教えいただきたいと思います。10代刻みでお願いします。
○議長(丸山真智子君) 内野総務課長。
◎総務課長(内野克志君) 令和4年4月1日時点の年齢構成を申し上げますと、20代が40人、30代が65人、40代が71人、50代が41人、それから60歳以上65歳未満の再任用職員が5人となっております。 以上です。
○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。
◆7番(丸山卓嗣君) 組織には年齢のバランスというものは重要だと思います。当然のことですけども、退職者イコール新規採用者数ではこの不均衡さというのは永遠に解消されないというふうに感じます。今聞く限りでも、20代、40人、40代が71人と少し不均衡を感じるところであります。長期的な視点から見て、平準化して採用していくことが必要だと思いますけども、毎年職員の新規採用を実施されている中で、採用人数について一定のルールを持って採用されているのかというところをお聞きしたいと思います。
○議長(丸山真智子君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 毎年採用試験を実施する中で、退職者に見合った、また人を増やさなきゃいけない場合には、その都度増やしているわけでございます。議員が言われますように、この年齢構成はバランスを取ることが非常に大事だというふうに思っております。しかし、今現在28歳までの受験資格がある中で採用しているわけでございますが、一般企業と違って新規採用職員をメインに採る場合には、大体22歳、18歳がメインになるわけでございますが、公務員の場合は28歳まで、民間企業におられて再度役所に入ってこられる職員もいるわけでございます。そういった意味で、なかなか年齢構成、22歳に限るわけではないんで、ああ、この子は絶対町のためになるなという職員が例えば27歳だったり28歳だったり、そういったバランスの均衡は非常に難しいわけでございますが、言われるように、昨年粕屋町が課長級が一遍に8人退職したという事例もございます。そういったことがないようにバランスを取ることは非常に大事だという認識は持っております。 以上でございます。
○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。
◆7番(丸山卓嗣君) やっぱりこの年齢の均衡というかバランスを図るには10年、20年かかることだと思います。採用は28までしかできないですから。そういう長期的な目線も持ちながら、先を見据えて採用を行っていっていただきたいというふうに思います。 次、6点目ですけども、適性に合った職員配置や人材の育成についてお伺いします。 町民サービスの向上という行政本来の目的を達成するためには、年齢にとらわれない優れた人材の登用や昇任、適材適所への配置など、現在いる人材を最大限に活用して行政運営を図っていくことが重要だと考えます。職員の適正配置について、人事異動の基準や考え方、町は職員の適性をどのように把握して人事異動に反映させているのかをお伺いしたいと思います。
○議長(丸山真智子君) 内野総務課長。
◎総務課長(内野克志君) 適性に合った職員配置といたしましては、人事異動自己申告制度を実施しております。課長補佐級以下で採用2年以上の職員が対象になりますが、この制度は人事異動に際しまして職員の希望や意見等を把握し、適材適所の配置、それから職員の能力開発、職場の活性化を図ることを目的として毎年12月に自己申告書の受付をしております。各課の業務の状況を考慮して、申告書の提出によって必ずしも希望どおりになるとは限りませんが、ここ数年の達成率を見ますと、現職場を希望する職員の9割以上、それから異動を希望する職員の約6割から8割は希望どおりの結果となっております。 また、人材の育成につきましては、多様化、複雑化する町民ニーズに応えることができるよう、階層や職種に応じた福岡県市町村職員研修所への研修に多くの職員を参加させております。また、専門的な知識や技能の習得、それから能力開発や向上を目指す研修としましては、千葉県にあります市町村アカデミー、そして滋賀県の全国市町村国際文化研修にも派遣をしているところでございます。 引き続き職員の人材育成と能力の向上のため、市町村アカデミー等への派遣や庁舎内の研修を充実させるとともに、継続的に研修を行って町民から信頼されるこれからの次代を担う職員を育成したいと思っております。 以上です。
○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。
◆7番(丸山卓嗣君) ぜひとも今後も注視を図っていただいて、人材育成並びに適材適所というものにはシビアに取り組んでいただきたいというふうに思います。 では最後に、専門部署の設置や専門職員の増員について3点ほどお聞きしたいと思います。 役場職員の業務内容は多岐にわたり細分化され、業務量も膨大になってきております。高度化、多様化する行政業務の中には、専門知識を必要とする場合も多いため、今後は専門的部署の設置や専門職員の増員を検討すべきだというふうに考えますが、まず1点目として、専門職員の職員数と割合について教えていただきたいと思います。
○議長(丸山真智子君) 内野総務課長。
◎総務課長(内野克志君) 今年度4月1日現在の正規職員数222名のうち、専門職員の数は44名で、全体で19.8%でございます。この内訳としましては、保健師10名、栄養士4名、土木3名、建築1名、保育士23名、調理員3名となっております。 以上です。
○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。
◆7番(丸山卓嗣君) この専門職に募集をかける基準というのは具体的に、必要な部署からの要求などなのでしょうか。
○議長(丸山真智子君) 内野総務課長。
◎総務課長(内野克志君) 専門職員の採用につきましては、各課の業務の状況と会計年度任用職員の採用とのバランスも考慮しながら、財政面や多様化、複雑化する行政需要の状況などを総合的に判断し、適正に行っております。 以上です。
○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。
◆7番(丸山卓嗣君) 専門職の増員に関しては、財政的に人件費高騰などデメリット等も考えられますけども、専門的な知識や技術を駆使して仕事の質が向上するなどメリットもあると思います。特に土木や建築関係などは知識や技術が必要であり、経験がない一般職員では負担が大きくなるのではないかというふうに思います。特にこの土木、建築の専門職員の増員について、町長はどうお考えでしょうか。
○議長(丸山真智子君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 今議員が言われます土木、建築の専門職というのは非常に大事な職種でございます。以前から増員等を図ってきておりましたけども、なかなか採用になって来てもらえない部分が非常に多かったわけでございます。今年度2名の土木職の職員が採用になりました。そういった意味では、大変重要なこの土木、建築職については、引き続き増員を図っていければというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。
◆7番(丸山卓嗣君) 3点目、専門的部署の設置についてお伺いしたいと思います。 現在志免町では、公共施設個別施設計画に沿って屋内施設の長寿命化が図られています。今後は老朽化したグラウンド等屋外施設の整備も必要になることも予想されます。長期計画という業務の継続性と施設の改修、いわゆる建築、土木といった専門性を考えると、課を一元化して専属して取り組む部署、例えば営繕課などの設置を検討すべきだというふうに考えます。念のため営繕とは、建築物の修繕や新築、増築、修繕、模様替えをするという意味で、そこを専門化する部署を営繕課と呼んでいます。 このようなことについて町長はどのようにお思いでしょうか。
○議長(丸山真智子君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) この営繕課につきましては、私も以前から職員時代から必要だろうと考えておりました。実際今那珂川市になってますが、那珂川町が以前からのこの営繕課を設置しておりました。その様子も伺っておりましたけども、今経営企画課のほうに建築士1名を配置していろんな各課の相談に乗っているわけでございますが、営繕課等でもう業務内容が全く分からない中で営繕課で担うということも大事かもしれませんが、以前、先ほど言いますように必要だという考えを持っておりましたけども、そういったアドバイスをする職員、また知識のない担当の職員が土木的なことが分からない場合に、そういった指導といいますか、助言をする職員等で営繕的なことを行ってもらっております。将来的には、議員が言われますとおり、いろんな改修、それから土木が必要な場合もございますが、将来的にはそういった意味で営繕的なものが必要になってくることは今考えられますが、今のところはそういったもので足りてるんじゃないかなというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。
◆7番(丸山卓嗣君) 仕事の質の向上であるとか業務の負担の軽減であるとか、建築になると何億円のお金が動きますので、そういう部分を考えますと、しっかりと検討し、取り組んでいただきたいというふうに思いますので、ぜひとも今後将来に向けて検討していただきたいというふうに思います。 最後に、全体を通して、我々議員も、そして町長も残り任期も僅かとなってまいりました。早急に判断が出せるものであるとか、出さなくてはいけないものもあると思いますけども、これから10年、20年先もしくは50年先をも見据えて判断や結果を出していかなくてはならないものもあると思います。先を見通し、町の未来を見据え、よりいい方向へと導く検討とか判断とか決断をあと僅かの時間でしていかなくてはいけないというふうに思っております。これからもそういう長期的な目線をも加味しながら、今日御提案させていただいた大きく2点を検討していただければというふうに思います。町長、全体を通して何かございましたらよろしくお願いします。
○議長(丸山真智子君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 今日の丸山議員の質問につきましては、今議員が言われますように、長期的な視点に立った御質問だったろうと思っております。町の業務は継続的なものが必要でございます。誰が担当しようともその継続性が失われることがないように進めていかなければならないというふうに思っております。言われますように、一つの10年を区切りとした今いろんな対策を行っておりますが、10年先、20年先、また50年先等も含めたまちづくりが今後の私たちの担う責任だろうと思っております。しっかり先を見据えたことを、職員一体となった取組をしっかり取り組んでいきたいというふうに思っておりますので、これから議員の皆さん方といろんな議論を重ねながら、よりよいまちづくりを進めていきたいというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。
◆7番(丸山卓嗣君) 以上で質問を終わりたいと思います。
○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員の一般質問を終わります。 ただいまから休憩に入ります。再開は13時といたします。
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~~~~~~~~ 休憩 午後0時00分 再開 午後1時00分
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○議長(丸山真智子君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 一般質問を続けます。 次に、2番岩下議員。質問時間30分です。 岩下議員。
◆2番(岩下多絵君) 通告に従いまして質問をいたします。 令和4年6月議会での自身の質問の中から、今回は不妊治療に重点を置いて質問したいと思います。 不妊治療の苦しみを多くの人に知ってもらいたいという思いから、質問というよりも私が一方的にしゃべる形になってしまうかなとは思いますが、よろしくお願いいたします。 まず、(1)番、
不妊治療公的医療保険の適用と町の
一般不妊治療費の一部助成、県の
特定不妊治療支援事業についての質問に入る前にですが、今回8月のしめ広報にて不妊治療が保険適用になりましたというページがありました。早速そこに不妊治療、検査、治療は夫婦で受けると効果的ですという項目を掲載していただいたことにまず感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございます。町民の皆様がどのように受け取られるかは様々だとは思いますが、これからの時代に深刻な問題なので、特に男性不妊については特集ページも組んでいただいて、ぜひとも周知をお願いしたいところでございます。 さて、不妊治療が保険適用になった背景には、少子化が加速する中、子どもが欲しいと思っていてもなかなか授からず、不妊治療を必要とする人々が少なくはないという昨今、それに追い打ちをかけるように治療には高額な費用がかかり、それが支障となって子どもを授かることすらも諦めざるを得ないという現実がありました。厚生労働省の2017年の調査によると、治療にかかる平均費用は体外受精が1回当たり約38万円、顕微授精は43万円ということです。これが1回当たりというので、1回ではなく、ほとんどの方が数回繰り返すような形であります。また、支払った治療の総額は、100万円から200万円未満という方が最も多く、300万円以上支払っているという人も年々増加傾向にあるということです。 そこで、①の質問に入りたいと思います。 2022年4月より不妊治療が公的医療保険の適用となりましたが、その範囲について教えてください。よろしくお願いします。
○議長(丸山真智子君) 徳永健康課長。
◎健康課長(徳永康國君) 適用範囲は、一般不妊治療としてタイミング法及び人工授精、生殖補助医療として採卵、採精から体外受精や顕微授精、受精卵・胚培養、必要に応じて胚凍結保存を行い、その後の胚移植といった治療まで保険適用がされます。 以上です。
○議長(丸山真智子君) 岩下議員。
◆2番(岩下多絵君) このようにこれまで自費、自由診療で受けていた治療の保険適用というのは、多くの方々の治療の後押しになったとは思います。そして、何よりこの公的医療保険が適用になり、治療ができるということは、不妊は治療が必要な病気であると認められたことになります。これまで自費、自由診療で受ける治療は、イコール、病気と認められていないというふうに捉えることが少なくなく、通院のために仕事を休むことを申し訳なく思ってしまう傾向がありました。ただでさえ治療で精神的に追い詰められているのに、心への不安は計り知れません。職場では、治療のために当たり前に休暇を取れるような仕組みやそういった雰囲気づくりも必要だと思います。 では、次の質問に入りたいと思います。 ②番、
一般不妊治療費の一部を助成する事業、
特定不妊治療支援事業について、複雑で分かりづらいです。結局のところ医療保険適用になって対象者が狭まったのではないか、というところなんですけれども、この事業についての簡単な説明も含めてお願いいたします。
○議長(丸山真智子君) 徳永健康課長。
◎健康課長(徳永康國君) 医療保険の適用となってもこれまで同様、体外受精などの生殖補助医療については年齢制限がありますが、しかし一般不妊治療助成に係る対象者の年齢は制限がなくなったことにより、対象者は広まったと思っております。 以上です。
○議長(丸山真智子君) 岩下議員。
◆2番(岩下多絵君) そうですね。誰しもがこの保険の適用の治療で授かれるわけではありません。今説明があったのは、割と不妊にしても軽い症例だというところです。実は症状が重くて、また流産を繰り返す場合には、この保険の適用の治療では難しく、先進医療を用いたり、保険適用外の治療が必要となってきます。その場合の支援は、これまでの
特定不妊治療支援事業というのは、令和4年3月に終了したとなっています。それに伴って、これまで受けられていた助成制度が受けられなくなったという声を聞きます。これについては、もう本当に困っているという意見をよく聞いていますが。 また、③の質問になります。保険適用を受けるにも
一般不妊治療費の一部を助成する事業にしても、対象者についてどちらも妻の年齢が43歳未満であるという条件があります。町として、この
一般不妊治療費の一部を助成する事業だけでも独自に年齢制限なしというようなことはできないのでしょうか、という質問なんですが、実際に高知県土佐市では43歳以上でも支援を受けられるという独自支援を行っているところもあります。こちらのほうをお願いいたします。
○議長(丸山真智子君) 徳永健康課長。
◎健康課長(徳永康國君) 不妊治療の保険適用に関しましては、一般不妊治療は保険適用になり、年齢制限がありません。生殖補助医療に関しましては、年齢制限として43歳未満の女性を対象としております。これは、女性の年齢が上がるにつれて体外受精の成功率が下がることや、43歳を過ぎると体外受精で出産に至る割合が5%以下になることなどが理由として上げられます。 このことを踏まえまして、町でも国の年齢基準同様に考えていますので、現時点では助成は考えておりません。
○議長(丸山真智子君) 岩下議員。
◆2番(岩下多絵君) 町長はどのようにお考えでしょうか。
○議長(丸山真智子君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 今課長が申し上げましたとおり、一般不妊治療の場合は保険適用に年齢制限がないということでございます。しかしながら、特定不妊治療の場合にはそういった年齢制限が設けられておるわけでございます。今言われます、ある特定の地域についてはそういったものに助成をしている事象もございます。今回質問の中で、不妊治療の適用になったのも、いろんな皆さん方の後押しがあって、国もこの保険の適用になったんじゃないかなと思いながらも、そういった年齢制限等が設けてあるまだ部分もございます。よくよくその国の方針等も我々もしっかり検討しながら、先進地といいますか、そういったものに取り組んでいる自治体の様子も伺いながら、今後のことについては検討してまいりたいと思います。 以上でございます。
○議長(丸山真智子君) 岩下議員。
◆2番(岩下多絵君) 今の健康課長や町長の答弁にもありましたように、妊娠には年齢が大きく影響することもあり、この年齢制限を当たり前のように感じる人たちも多いと思います。医療の発展や母体の状態等により治療の見込みがある以上、年齢制限については、これは国としても今後検討の余地があるのかなと思いますので、これから以降期待をしていきたいと思います。 それでは、次の質問に入ります。 4番、対象となる治療から外れる重い症状の方のために治療が必要な方こそ支援が必要とされるのではないかと思いますが、この辺の町長の考えはいかがでしょうか。
○議長(丸山真智子君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 先ほどからの話の中で体外受精、それから顕微授精の場合に関しましては、対象年齢制限が設けてあります。そういった意味で、女性の年齢については43歳、この43歳というのがどういうことを意味しているかというのは、よくよく理解をまだしておりませんが、そういった年齢の43歳を過ぎるとそういった妊娠しにくい年齢の幅ではないかなというふうに思っております。現時点で保険適用外となっている方の支援は考えておりませんが、また国、県のいろんな動向、また先ほど申しましたとおり、先進地のしっかりした動向を見ながら今後検討してまいりたいというように思います。 以上でございます。
○議長(丸山真智子君) 岩下議長。
◆2番(岩下多絵君) 先ほど町長の答弁の中に、なぜ43歳がということがありましたけれども、女性の加齢に対して不妊に影響があるというデータがありまして、ちょうど40歳から45歳のちょうどこの境目ですね、ここのところで、例えば体外受精、顕微授精をした場合の妊娠率が、40歳のときが14.8%であるんですけれども、45歳になると2.8%と急激に下がってしまいます。なので、ここのちょうど真ん中ということで国は43歳と判断しているのだと思います。 そして、先ほどは妊娠率であったんですけれども、流産率というのがありまして、流産率は、例えば30歳だったとして、流産するのは16.5%、ただ40歳になると34.6%、それが45歳になると63.2%ということで、やはりここも40歳から45歳のこの5年間が結構こういった率が増えるということで、間を取った43歳ということになっているのだと思います。 では、次の質問に入りたいと思います。 (2)番、不妊は他人事ではないというところに入っていきたいと思います。 前回の質問時にもお話をさせていただきましたが、不妊といえば一般的に女性が原因であると思われがちです。その原因の48%は男性にあるというデータがあります。このように、不妊の原因の男女比が半々であるにもかかわらず、不妊の検査は女性側だけが受けることが多くて、時間的にもロスがあるというのは前回までのお話です。そもそも不妊とは、妊娠を希望しているのに1年以上自然妊娠をしない場合を言うそうです。 2015年に夫婦を対象として行われたアンケート調査によると、不妊を心配したことがあると回答した方が35%、また不妊の検査や治療を受けたことがあると回答した方は18.2%という結果があります。今や夫婦6組に1組は不妊症であるということになります。なので、ごく一部の人が悩む問題ではなく、身近な問題ということをここでは申し上げておきます。 しかも、妊娠にはタイムリミットがあります。先ほどからの質問でもありましたが、治療への補助金や医療保険制度にも年齢制限があることから、少しでも早くに、そして少しでも多くの方に知ってもらいたくて質問をしたいと思います。 じゃあ、そこでまた質問に入らせていただきます。 ①不妊治療にはタイムリミットがあります。若い世代に知ってもらうことが必要だと考えております。男性不妊症の周知や不妊を正しく知ってもらうために、中学校等での性教育に必要ではないかと考えていますが、この点はいかがでしょうか。
○議長(丸山真智子君)
中牟田学校教育課参事。
◎
学校教育課参事(中牟田いずみ君) 志免町の中学校では、現行の学習指導要領に従って性教育を行っております。不妊症については、高校の保健体育副読本にて記載されているものがございます。 中学生では、保健の学習において、感染防止のための避妊について学習していますが、その中で、教科書には感染により不妊症になるという文言が出てきます。このように、中学校段階では、不妊に特化した学習を仕組むのではなく、発達段階に応じた教育課程の中で、医学的、科学的な現実等を一つ一つ学んでいく中で触れることが大切だと考えます。 段階を追って学習しないままに不妊について特化して学習した場合、生徒は知識としてそのことを得ることはできても、学びにはなりません。先ほどの教科書のように、関連した学習をする中で不妊症について触れたり、授業とは別の講演会等で命について考える中などで、誰もが必ず妊娠するとは限らないことを知ったり、生まれてくることに対して感謝の念を持つなどすることは中学生においてもできるのではないかというふうに考えております。 以上です。
○議長(丸山真智子君) 岩下議員。
◆2番(岩下多絵君) こちら、「願うときに『こうのとり』は来ますか?」という冊子なんですけれども、こちらは埼玉県が作成している資料です。とても分かりやすく書かれており、ここでは男性の不妊を含めた意識啓発がなされております。この中には、妊娠の仕組みから、「不妊って女性だけの問題?」という項目、「男性の加齢は不妊に影響があるの?」、また男性は加齢だけが不妊の原因になるのかというようなページもあって、問題を分かりやすく示されております。こういう冊子を使って学校にて出前講座を行っているという自治体も埼玉県にはあるようです。 こういったものを踏まえて、教育長はどのようにお考えでしょうか。
○議長(丸山真智子君) 金子教育長。
◎教育長(金子眞恵君) 埼玉県の「願うときに『こうのとり』は来ますか?」というパンフレットは私も目を通させていただいて、こういった早いうちからの性教育とか、あるいは命を大切にするというような学習はとても大切だろうなというふうに思っております。現段階では、先ほど参事も申しましたけれども、教育課程の中で特化しないで関係づけた性教育の中で不妊について扱うことが子どもたちの学びの定着につながるというふうに私は思っております。 そこで、言いましたように、例えば講演会での命の大切さについての学びや、あるいはそういった性教育の講演会とか、外部指導者とか、そういった方々の話の中で、生まれてくることに対しての感謝の気持ちを持つとか、畏敬の念を持つとか、そういったことがベースになってこそ初めて、不妊の学習も生きるというものだというふうに考えております。 時宜を逸することなく治療に向かう知識が自然に定着していって、行動につながってくるような指導を志免町ではしたいというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山真智子君) 岩下議員。
◆2番(岩下多絵君) では、次の質問に入りたいと思います。 ②番プレコンセプションケアについて、福岡市の支援事業について、この我が町の考えはどうでしょうかということと、まずこのプレコンセプションケアについての説明はできますでしょうか。
○議長(丸山真智子君) 徳永健康課長。
◎健康課長(徳永康國君) プレコンセプションケアとは、女性の体は年齢によって大きく変化します。現在妊娠を考える人やそうでない人も、御自身の健康や将来の生活を考えるきっかけづくりにしてみませんかという考えでつくられているようだと思います。 (2番岩下多絵君「あと我が町の考えは」と呼ぶ)
○議長(丸山真智子君) 徳永健康課長。
◎健康課長(徳永康國君) 我が町の考えですが、福岡市の取組は、簡易検査で健康意識を高める一つの方法として周知しております。しかし、結果によっては、やはり専門医のいる相談機関につなげる体制づくりが必要になると考えております。この件については、今年不妊治療の公的医療機関の適用が拡大され、経済的な負担も減り、相談しやすい体制になったのではないかと思います。 まずは、一人でも多くの不妊に悩む方に早めの受診を促すように、町として周知啓発に努めてまいりたいと思っております。
○議長(丸山真智子君) 岩下議員。
◆2番(岩下多絵君) 今先ほどの健康課長の答弁でもありましたように、このプレコンセプションケアというのは、コンセプション、これは妊娠の計画の有無に関わらず、早い段階から妊娠、出産の知識を持ち、自分自身の体への健康意識を高めることを言います。 このプレコンセプションケアの一つに、自分自身の体を知るためのAMH検査というものがあります。これは、血液中の抗ミューラー管ホルモンの濃度を調べる検査のことで、卵巣内に残っている卵子の数、卵巣予備能というんですけれども、こちらを知るために役立ちます。これは、卵子は胎児のときにつくられます。生まれた瞬間から老化が始まると言われています。その後、補充されることはありません。ですから、例えば35歳の方の卵子は35年前につくられたということになります。このAMHの値が高いのか低いのか、それとも平均的であるのかを知ることによって、自分の将来についてはや健康意識、それを考えるきっかけづくりになると思います。 福岡市では、このプレコンセプションケア推進事業として、このAMH検査を30歳になる女性を対象に500円、ワンコインで行っております。我が町でもこのような事業があると大変助かると思います。町の考え方はいかがでしょうか。
○議長(丸山真智子君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 今回の質問を受けて、このようなプレコンセプションケア推進事業が福岡市でされているというの等を知りました。30歳をめどにそういったことをされているというようなことでございます。御自身の、自分の体のことはしっかり調べるということは大切じゃないかなと思いながらも、御質問を受けて初めて知ったようなことでございますので、しっかりその辺は勉強していきたいというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山真智子君) 岩下議員。
◆2番(岩下多絵君) この事業ですが、福岡市のほうが不妊に対する事業が手厚いからとかという理由で福岡市に移り住もうかなとおっしゃる声も時々聞こえてきます。これは、ぜひとも検討をお願いしたいと思う検査で、このAMH検査というのは難しい検査ではなくて、血液を、採血して調べるようなものです。また、これを我が町で取り組むなら、この30歳というのはちょっと遅いんですね。25歳ぐらいが望ましいと思われます。人生を先ほど考えるきっかけづくりになると私は申し上げましたが、30歳よりもできれば25歳ぐらいからが望ましいのではないかと思われます。そして、この血液中の抗ミューラー管ホルモンというのは、一番25歳ぐらいが的確な数値を出すと言われていますので、大体25歳から30歳までの間が望ましいかと思われます。 それでは、次の質問に入りたいと思います。 ③番、男性不妊症の検査についても助成についても考えていただきたい。また、情報の提供も必要ではないかということで書いていますが、男性不妊については、その存在を知っていただきたいということで、前回も質問項目に入れていました。ですが、意外にもこの不妊の原因っていうのが半分が男性側にあると知っている男性は46.4%もいるという調査結果を目にしました。にもかかわらず、検査を受けたことがある男性は13.0%で、検査を受けない理由として最も多いのが、自分に問題があるとは思えないからという回答が4割も占めているということが分かりました。また、検査を受ける場合のきっかけは、パートナーに勧められたからが一番多く、57.5%ということだそうです。どちらかというと受動的に受診する男性と必要にかられて能動的にそれに取り組む女性とでは、かなりの温度差があると思います。これは、結果としてパートナーへの不信や怒りにつながるケースも少なくありません。 男性不妊については、その存在を知り、理解を深めていくことが重要かと思います。そのために情報の提供も必要であると思いますが、その辺についてはいかがでしょうか。周知啓発についてお伺いしたいのと、男性不妊症の検査についての助成に関しては難しいとは思いますが、お聞きしたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(丸山真智子君) 徳永健康課長。
◎健康課長(徳永康國君) 男性不妊症検査の代表的なものに精液検査があり、保険適用の対象となっております。また、検査は産婦人科だけでなく泌尿器科でも実施している医療機関もあります。また、妊娠を考える男性においては、個人の状態によってより詳細な検査を受ける場合は保険が適用されない場合もありますので、検査を受けながら自身に必要な資料について情報を得てもらえることが最良だと考えております。 町としては、不妊に悩む方は、パートナー同士で話をし、2で医療機関を受診していただくことを勧めていきたいと思っていますので、ホームページなどによって周知に取り組んでまいりたいと思っております。 以上です。
○議長(丸山真智子君) 岩下議員。
◆2番(岩下多絵君) 先ほどのこの「願うときに『こうのとり』は来ますか?」の話にまた戻りますが、これは相手に対する思いやりの心を持つということだと思っております。この副題に「中高生・大学生にも今から知ってほしい」というメッセージが入っていますが、先ほどもお聞きしましたが、教育長の見解をお願いしたいと思います。
○議長(丸山真智子君) 金子教育長。
◎教育長(金子眞恵君) 資料につきましてはとても適切な内容でありまして、よい資料だというふうに理解しております。中学生であっても不妊についての指導というのは、他の性教育と併せて十分に行えるものと思っておりますので、しっかりと落とすことなく指導してまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山真智子君) 岩下議員。
◆2番(岩下多絵君) では、最後になりますが、今回不妊治療が保険適用になったということは多くの人たちにとって支えになると思いますし、不妊には治療が必要だという認識が社会に広がり、また多くの人たちへの理解が進むことになると期待したいと思っています。引き続き町からのこういった不妊に対する啓発活動をお願いしたいと思います。 大変デリケートな問題ではありますが、最後に町長の総括をお願いいたしたいと思います。
○議長(丸山真智子君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) この不妊治療につきまして、この4月から保険適用になったということでございます。国においては、少子化の問題等もあり、いろんな大きな声が国に届いていたのではないかなというふうに理解をいたしております。 言われるように、周知することが非常に大事だというふうに思っております。まだそういった不妊治療が保険適用になったことを御存じない方もまたおられるかと思います。そういった意味では、しっかりと町として広報、ホームページ等で啓発をしていかなければいけないというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山真智子君) 岩下議員。
◆2番(岩下多絵君) これで終わります。ありがとうございました。
○議長(丸山真智子君) 岩下議員の一般質問を終わります。 ただいまから休憩に入ります。再開は13時45分といたします。
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~~~~~~~~ 休憩 午後1時34分 再開 午後1時45分
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○議長(丸山真智子君) では、休憩前に引き続き会議を再開いたします。 一般質問を続けます。 次に、6番藤瀬議員。質問時間30分です。 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) 通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 今回は学校施設や周辺の有効活用について御質問させていただきます。 まずは、志免町公共施設等総合計画において長寿命化を実施した場合に、結果施設が当初目的とした行政サービスのニーズが減少し、別の行政サービスのニーズが増加し、施設が余剰になるといったことも考えられます。そのような変化に対応し、施設を有効活用するために、他施設との複合化を検討しますと記載がありますので、それを踏まえてまずは現状と今後についてお伺いをいたします。 まず、志免町において学校施設の長寿命化計画は策定されていますでしょうか。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員、学校施設だけの長寿命化計画ということですよね。
◆6番(藤瀬康司君) はい、はい。
○議長(丸山真智子君) ということです。 池松学校教育課長。
◎学校教育課長(池松貴恵君) 学校施設だけの長寿命化計画はございません。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) 福岡市とか近隣ですと篠栗ですと、学校施設の長寿命化計画というのを策定をされております。背景と目的としては、学校施設を取り巻く状況と実施を把握し、学校施設に求められる機能、性能を将来にわたって確保するために施設整備の長寿命化という考え方を取り入れ、効率的なメンテナンスサイクルの構築や予防保全型の改修、改築の実施により、施設機能を維持しながら従来以上に長く使い続けることでライフサイクルコストの削減、財政負担の軽減及び平準化を図ることを目的とし、学校施設長寿命化を策定を、先ほど言った町は近隣ですと策定をしております。先ほど課長がおっしゃいましたとおり、志免町では長寿命化計画が策定されておらず、志免町の総合計画を基に教育方針と志免町公共施設の総合計画を立てられていますが、その中で長寿命化という部分に関してはさほど記載がないということでございますが、この長寿命化についてどうお考えでしょうか。
○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。
◎学校教育課長(池松貴恵君) 学校教育施設の長寿命化に関する取組といたしましては、各学校の経年劣化により老朽化した校舎、体育館等について耐震化等を含む大規模改修工事を平成19年度から平成28年度までにかけて実施しておりまして、その後令和2年3月に志免町の公共施設の個別施設計画が策定されましたが、方針としてはその中で長寿命化を図ることとされておりますが、学校施設に関しては大規模改修からそう年数がたっていないため、今回の計画期間内では長寿命化に対して実施することは計画の中には入っておりませんが、もちろん施設を長寿命化して長期間活用していくというのは町全体としての公共施設の方針ですので、学校施設に関しましても適宜そういう、適当な時期に手を入れることによって長寿命化を図るということに関しては、学校施設も同様の考え方をしていると考えております。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) 文科省は、校舎など築45年程度をめどに建て替えるという従来の方針を転換して、国の補助金を活用した長寿命化改良事業を開始し、13年度頃から行っております。築40年以上経過した上で今後30年以上使用というのを学校施設の改修費用の3分の1を補助すること、また20年後以降に関しては築20年以上経過施設に関しては改修の補助対象と現在なっております。篠栗においては、先ほど申しましたとおり事業計画がございまして、約70ページにわたり学校施設の今後の改修の長寿命化の計画をきちんと立てられております。現在志免町においては、予算なり補正予算なりと改修を充てられてますが、そういった計画性をもって現在は改修をしているんでしょうか。
○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。
◎学校教育課長(池松貴恵君) 現在は、そういう計画性をもってと申しますか、劣化状況のひどい部分で緊急性のあるようなところが出てまいりましたら改修工事に取り組んでいるような状況でございます。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) 計画性がないというか、その時々に応じて改修をしているということでしょうか。
○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。
◎学校教育課長(池松貴恵君) はい、大規模改修工事を行った関係で、基本的には現段階では長寿命化の工事がそうまで必要ではなく、ただ部分、部分で劣化状況のひどくなっているような箇所がありましたら対応していくというような形になっているということでございます。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) 文科省がこの長寿命化の策定を推進をしておりますので、今後ぜひ御検討いただければと考えます。その中で、まず小・中学校の耐久化についてお伺いしますが、耐久化は何%でしょうか。
○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。
◎学校教育課長(池松貴恵君) 耐震化、耐震化でよろしいですか。 (6番藤瀬康司君「はい」と呼ぶ) 耐震化については、平成19年度から平成28年度にかけまして大規模改造工事と一緒に耐震補強工事を実施しており、全校終了しておりますので、耐震化率としましては100%となっております。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) ガラスの部分に関しても同じように耐震のほうは大丈夫でしょうか。
○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。
◎学校教育課長(池松貴恵君) ガラスに関しましては、強化ガラスとなっておりますのが南小、東中、東小で、あと西小で、他の志免中、中央小については通常のガラスとなっております。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) 震災とか何かしらあった際にガラスの危険性がありますが、今後そちらは替えていく予定でしょうか、残りの学校に関して。
○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。
◎学校教育課長(池松貴恵君) 窓枠等の改修工事やその他の改修工事の際に一緒にガラスも耐震化といいますか、していきたいと考えております。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) 各学校の耐久年数は何年でしょうか。
○議長(丸山真智子君) 篠原経営企画課長。
◎経営企画課長(篠原優人君) 公共施設の全般的な観点から、経営企画課のほうからお答えさせていただきます。 公共施設につきましては、鉄筋コンクリート造りの、また鉄骨造りの建物につきましては、大体耐久年数は80年を目指して改修するようにしておりまして、また木造と軽量鉄骨につきましては50年をめどに耐震改修するように今計画をしております。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) 各80年ということですけど、小学校は残り何年ございますか。
○議長(丸山真智子君) 篠原経営企画課長。
◎経営企画課長(篠原優人君) 小学校、中学校につきましては建築年がばらばらでございまして、なかなか何年ということは言われないんですけど、大体50年の前後に建築された建物が多うございます。それから80年をめどということで考えていただいたらと思います。 また、先ほど学校教育課長が申しましたとおり、志免町の小・中学校につきましては、平成19年度から平成28年度にかけまして長寿命化改修工事を行っておりますので、それから40年程度は大規模な改修工事は行う予定は今のところございません。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) ありがとうございます。 学校の施設について、稼働状況についてお伺いいたしますが、まず、通常教室、特別教室、職員室の通常の学校が行うときの稼働状況はいかがでしょうか。
○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。
◎学校教育課長(池松貴恵君) 通常教室、特別教室につきましては、児童・生徒が下校するまでの間は全て稼働しているというような形になります。放課後については、授業の準備等がなければ使用しておりません。職員室については、職員の退庁後は使用していない状況です。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) 続いて、図書館の稼働状況をお伺いいたします。
○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。
◎学校教育課長(池松貴恵君) 図書館につきましても、同じく児童・生徒が下校、職員が退庁するまでの間は使用している状況で、職員の退庁後は使用しておりません。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) 放課後、児童が図書、本を読む機会というのはないんでしょうか。また、ほかの地域の方々が見れるような環境というのは現状ないんでしょうか。
○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。
◎学校教育課長(池松貴恵君) 放課後につきましては、子どもたちが本の返却等をするような活動もございますので、放課後であってもそういうふうに図書館を活用することはございません。地域の人に開いているということは、現時点ではございません。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) 以前電子図書館をタブレットで本を読めるというのを一般質問を2回させていただきましたが、現在今に至って志免町はまだ導入はされていませんが、その後いかがでしょうか。
○議長(丸山真智子君) 安楽社会教育課長。
◎社会教育課長(安楽実君) 議員からも御提案をいただいておりました電子図書館の導入についてですが、この件は学校ではなくて町民図書館において導入をし、来年4月のサービス開始を予定をしております。 費用については、今回補正予算で計上しておりますので、詳細は予算委員会で御説明をさせていただきますが、導入となれば町立の小・中学校の児童・生徒の皆さんもタブレットなどを利用していつでも電子書籍を借りて読むことができるようになります。 以上です。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) ありがとうございます。詳細は予算委員会でお伺いいたしますが、今後子どもたちがいつでも教室なり図書館なり自宅で見れる環境ができるのかなと思いますので、今後はぜひしっかりと検討していただいて進めていただきたいと考えます。 続いて、体育館の稼働状況をお伺いいたします。
○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。
◎学校教育課長(池松貴恵君) 体育館につきましても、児童・生徒が下校するまでの間は使用しているような状況です。放課後は社会体育団体等により利用されております。
○議長(丸山真智子君) 安楽社会教育課長。
◎社会教育課長(安楽実君) 学校体育館の放課後の利用についてですが、小学校は17時から22時まで、中学校は部活動があるため19時から22時までとなっております。また、土日、祝日など学校が休みとなっている日は、朝の7時から利用が可能となっております。 放課後の利用状況、稼働率については、今年の6月のデータとなりますが、平日17時以降で約80%となっております。また、夏休み期間が重なる8月のデータで、平日17時までの日中の利用は約20%、17時以降の利用状況は約70%となっております。 以上です。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) 若干6月から8月にかけて使用率が下がっているかと思いますが、分析して原因というのは分かられますでしょうか。
○議長(丸山真智子君) 安楽社会教育課長。
◎社会教育課長(安楽実君) 大体放課後の時間帯、17時以降については80%と70%でさほど変わりがないと思いますが、日中につきましては、多くの成人の方が関わっておりますので、ジュニア団体においても成人の方が日中は仕事に出ているということで、日中の稼働率は低いということだと思ってます。 以上です。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) その体育館でエアコンの設置についてお伺いいたしますが、令和3年度6月議会にて体育館のエアコン設置について一般質問をさせていただきました。町長の答弁では、体育館のエアコン設置については恐らく国のほうも補助の見直しを行ってくれると思っております、必ず近い将来は体育館にも設置が必要だと思っております、何とか国の補助をいただけるようになれば真剣に検討し前向きに進めていきたいと思っておりますと、体育館エアコン設置について前向きな答弁をいただきました。 改めまして質問させていただきますが、子ども、スポーツをする人、避難所になる体育館ですが、積極的に進めるべきだと思いますが、その後進捗はいかがでしょうか。
○議長(丸山真智子君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 現在小・中学校の体育館のエアコン設置につきましては、まだまだ国の補助がつかない状況でございます。藤瀬議員が言われますように、体育館は町民体育館、社会体育館につきましては、特にこういった台風の接近が迫ってくる中で、町民センターを今日の15時から避難開設をする予定でございます。あと一時間ほどで自主避難会場として町民センターを開放する予定にしております。災害が起きたときには、今言われますように第1次的には町民体育館、社会体育館を開放し、またその後状況によっては学校体育館も開放するような状況です。体育館のエアコンにつきましては、そういった避難所にも当てられる、また通常この体育館の温度が非常に高く、高温化のために教室と同じように大変高い状況にあります。将来的には体育館のエアコンも必要になってくるというふうに思っております。私は、まずは町民体育館からエアコンの設置はどうかなというふうに思っております。この辺につきましては、国の補助等もしっかり考えながら、将来にわたってそういったエアコン設置について検討してまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) 国からの新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用して、水道代が2か月無料などいろいろな町独自の施策を行っていただき、町民からありがたいという声をたくさんよく聞きます。その中で、エアコン設置については臨時交付金を活用することが可能でしたが、こちら一般質問した3年6月から交付金の間、こちらはエアコン設置については御検討はいただけたんでしょうか。
○議長(丸山真智子君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 今回のコロナ対策臨時交付金につきまして、エアコン設置について検討はいたしておりません。なぜかといいますと、コロナ対策として一番何が必要なのか、住民に直接的な支援が何か必要なのかということを検討し、今回対策費として小・中学校のエアコン設置については検討しなかったわけでございます。先ほど申し上げますとおり、将来的にはそういったことでエアコン設置が必要だろうというふうには思っておりますが、今回の場合はそういった検討はいたしておりません。 以上でございます。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) 国からも学校体育館は子どもたちの教育、生活の場であることはもちろんのこと、災害時においても避難所として活用できることから、学校体育館の空調設備の導入に活用可能な国の支援制度の案内が来ております。特に学校施設環境改善交付金や避難所指定の空調整備についてだと一般財源30%で抑えれるような形で現在国から来てるかと思います。特に断熱性の向上ができた空調整備においては、事例として山形県の長井市では総額5.8億円、7校です、1.9億円の交付金が出てます。補助金3分の1。東京、日野市においては、同じように断熱改修して、4校で2.3億円、0.7億円の補助が出ております。また、避難所指定にした場合の補助金を活用した場合は、大阪ですと20校で7.9億円で、70%を対応しているというような状況です。 また、普通のエアコンではなくてスポットクーラー、特別交付金措置でスポットクーラーもこちら対応可能とはなりますが、こちらを小・中学校に導入しているところもあります。現在町民体育館にはスポットクーラーがあるかと思いますが、小・中学校に現在スポットクーラーはありますでしょうか。
○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。
◎学校教育課長(池松貴恵君) 小・中学校の体育館にスポットクーラーはございません。大型扇風機が2台ずつほどあります。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) スポットクーラーと扇風機ですと、やはりスポットクーラーのほうが涼しいわけであって、学校にいる期間、涼しく常にある必要はなくて、使用する期間が涼しければ子どもも快適ですし、スポーツで体育館を使われる方や、または避難、あしたも特に台風が来る、来ないという話になってる中、やはりまだ暑い状況があるわけですから、体育館にスポットクーラーは必要だと感じますが、いかがでしょうか。
○議長(丸山真智子君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 先日町民体育館で行事のときにスポットクーラーを拝見させていただきました。スポットクーラーは、特に今コロナ禍の中で換気をやってるわけですが、正直言ってあまり効果が、その部分だけ、そこの近くは当然冷えますが、全体としてはあまり効果を感じなかったというようなことでございます。それの費用といいますか、将来的に先ほど言いますように、コロナの間は換気が必要でございます。換気とそういったクーラーと併せると、コロナが落ち着いてしっかりクーラーの効果を示すことができるようなときにはしっかり検討してまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) 設備や電気代というのはかかってはくると思うんですが、特に学校教育課においては、子どもたちのための学校教育課だと思うんですが、教育長はいかが思いますか。
○議長(丸山真智子君) 金子教育長。
◎教育長(金子眞恵君) 子どもたちが体育館でも伸び伸びとした学習が展開できるように環境を整えたいという気持ちは山々でございます。現在のところは開け放ちながら学習をしている状況でございますので、先ほど町長の説明にもありましたように、時期を捉えてそういった整備をしていくことが必要だと思っております。 以上でございます。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) 設備全部につけようと思うとかなりな金額がかかると思いますので、先ほど町長が言いましたとおり、町民体育館から、またしかるべき場所に順繰りしていただければと思います。よろしくお願いいたします。 続いて、教室の稼働状況についてお伺いいたします。授業中と放課後の活用状況をお教えください。
◎学校教育課長(池松貴恵君) 給食室。
◆6番(藤瀬康司君) あ、給食室です。失礼しました。
◎学校教育課長(池松貴恵君) ランチルームのことをおっしゃってると思いますけれども、ランチルームにつきましては、現在給食時における利用のほかに、特にコロナ禍においては校内行事での生徒の集中を避けるため分散化を目的として利用しているケースもございます。また、三者面談の会場やPTAでの活用、それから学校運営協議会での活用なども行っております。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) 特に中学校においてはランチルームという環境があるので、PTAで使ったりとか、例えば地域の方々に使っていただくような環境というのは可能なんでしょうか。子どもたちだけでしょうか。
○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。
◎学校教育課長(池松貴恵君) 地域の方々に関しましては、学校運営協議会等地域の方に学校の子どもたちのことを一緒に考えていただくとき、そういうメンバーの方には使っていただいていますが、それを除きましては活用はない状況でございます。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) では、続きまして校庭の稼働状況をお伺いいたします。
○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。
◎学校教育課長(池松貴恵君) 校庭の稼働状況につきましても、体育館と同じく児童・生徒が下校するまでの間は使用しているような状況でございます。放課後につきましては、社会体育団体等が利用しております。
○議長(丸山真智子君) 安楽社会教育課長。
◎社会教育課長(安楽実君) 学校運動場の放課後の利用も社会教育団体などが利用しており、こちらは21時までの利用となります。学校が休みの日は、体育館と同様、朝の7時から利用が可能です。 6月のデータで、放課後に当たる平日17時以降の利用状況は約60%となっております。夏休み期間が重なる8月の平日17時までの日中の利用は8%、17時以降は約50%の利用状況となっております。 以上です。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) 今学校全体の各施設の使用状況をお伺いをさせていただきましたが、学校施設の更新の時期に機能面の強化、地域の拠点化、次世代交流を通じたコミュニティーの活性化などを進めることが私は必要だと考えます。また同時に、学校施設の複合化の際に町民性の育成やインクルーシブ教育の充実など、よりよい教育環境を整える視点も重要だと考えます。 そこでお伺いいたしますが、現在と未来における効果的な学校施設の活用方法と教育効果という視点に立った、学校機能の在り方についていかがでしょうか。
○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。
◎学校教育課長(池松貴恵君) 学校施設の活用につきましては、例えば学校の空き教室を地域の方に利用していただくなどすることで地域の方や多世代との交流が生まれまして、学校の中ではできない体験ができるというようなことから、教育効果として大変有意義なものがあると考えます。また、学校機能にそのようなことができる機能を持たせることで、より高い教育効果が生み出せるのではないかと考えておりますが、本町におきましては、空き教室などの活用できるスペースが今のところ確保が困難でありますことや、学校に不特定多数の方が入るということになりますと防犯上の懸念もありまして、そういった動線なども考えて、子どもたちが安心で安全で過ごせるような、そういうような状況が確保できた上で地域に開かれていくっていうのは非常に意味のあることだと思っております。現時点では非常に難しいのではないかなと考えているところでございます。 将来的に人口減少により学級数なども減っていきまして、空き教室と呼べるものがたくさん出てきました折には、環境整備も併せましてそういった地域の方々にも一緒に利用していただくようなことも考えていくことができればと思っております。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) 先ほど各施設の使用状況をお伺いしまして、図書館なりランチルームなり、現状は放課後は使えないことはない状況だと考えます。あとは安全面に関しては、特に懸念される部分だと思いますけど、今の学校の施設が校門は開いたままで、既にもう誰が入っても分からない状況ではありますが、そちらは安全面は今現状は大丈夫なんでしょうか。
○議長(丸山真智子君) 金子教育長。
◎教育長(金子眞恵君) 門扉は、子どもたちの出入り、登下校の時間を除いて必ず閉めるようにしております。ただ、完全な安全保障が出ているわけではなく、施錠はしておりません。関係者が開けて関係者が責任を持って閉めるということを繰り返している状況でございます。 以上です。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) 先ほど申しました図書館なりランチルームなり、こちらは安全面がもし確保できれば使用できるということでよろしいでしょうか。
○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。
◎学校教育課長(池松貴恵君) ランチルームは、学校の教室の前を通ってそこのランチルームの中に入るとか図書館は、教室の中とほかの部門、部署を通りながら行くということになると、ちょっと安全面や防犯面で厳しいということになりますので、配置されている場所等によっては可能かなということもありますけれども、なかなかそういった体制を整えるために今すぐ、あ、可能ですよということは難しいと思っています。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) はい、分かりました。次でまた同じような質問をさせていただきますが、続いて学校施設の複合化についてお伺いいたします。 先ほどから申し上げます長寿命化で改修以外にも老朽化対策として実施されてますのが、図書館や公民館といった公共施設や学校の複合化を現在取り進めている地域もございます。その中でお伺いしますが、現在の小学校区別の公民館の数をお教えください。
○議長(丸山真智子君) 安楽社会教育課長。
◎社会教育課長(安楽実君) 小学校区別の公民館の数ですが、まず中央小学校区につきましては8公民館、西小学校校区は10公民館、東小学校区は6公民館、南小学校区6公民館となっております。 以上です。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) 公民館においても長寿命化で今後まだ改修が終わってない箇所、また今まで改修したトータルの金額をお教えください。
○議長(丸山真智子君) 安楽社会教育課長。
◎社会教育課長(安楽実君) 公民館の長寿命化のほうは、令和2年度策定の公共施設個別施設計画に沿って順次改修を進めております。改修費用につきましては、令和19年度までの計画期間で、総額約14億2,000万円を見込んでおります。内訳としましては、既に実施している2つの公民館の改修費用が約8,000万円、今後予定している公民館等の改修費用が約13億4,000万円となっております。 なお、現時点におきましても、建築資材や人件費の高騰がありますので、今後の改修費用についても増加すると考えております。 以上です。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) 残りおよそ14億円かかるということで、一部提案をさせていただくと、公民館を小学校区別に廃統合し、小学校の施設に集約と唐突に言ってますが、なかなか難しいところだと思いますが、学校の長寿命化で改修以外にも老朽化対策で図書館や公民館、公共施設の複合化が先ほど申しましたとおり現在増えております。この計画について志免町で今後廃統合、もしくは小学校と複合化をする計画はございますでしょうか。
○議長(丸山真智子君) 篠原経営企画課長。
◎経営企画課長(篠原優人君) 小・中学校につきましては、今のところ複合化とか統廃合するといった計画のほうはございません。 以上です。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) 14億円経費がさらにかかるということで、学校に集約するとそういったコストがさらに削減、または先ほど申した地域とコミュニティーができる、また防犯対策で大人の目が届くということが検討されますが、今後複合化等は検討はされない予定でしょうか。
○議長(丸山真智子君) 篠原経営企画課長。
◎経営企画課長(篠原優人君) 志免町は、ほかの市町村とはちょっと変わっておりまして、先日もいろいろ西小学校で問題がございましたけども、学校敷地内に校舎を建てるスペースがないとか、空き教室がないとか、そういった事情がございますので、そういった学校施設内に複合化の施設を持ってくるようなスペースは今のとこ考えられませんので、今後複合化は難しいと考えております。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) この複合化において地域とのコミュニティーの生涯学習やコミュニティーの拠点形成を今後は町としてやっていかなければならないと思います。その中で、先ほど同僚議員からもありました、コミュニティ・スクールですが、改めてお伺いいたしますが、志免スタイルのコミュニティ・スクールとは何でしょうか。
○議長(丸山真智子君)
中牟田学校教育課参事。
◎
学校教育課参事(中牟田いずみ君) 先ほどの丸山議員からの質問に対する回答と重なる部分がございますが、改めてコミュニティ・スクール志免スタイルについて説明をさせていただきます。 まず、コミュニティ・スクールというのは、学校運営協議会を設置した学校のことを言います。その学校運営協議会では、家庭、地域、学校の代表の選出された方が委員となって構成するんですけれども、その委員が校長の示す教育目標を共有し、熟議を通して共に何ができるかについて話し合っていくような会になります。 その実現に向けて、各立場が協働していくのですが、定期的に熟議を設けてその改善に努めていく仕組みもコミュニティ・スクールの特徴と言えます。 志免スタイルとは、おかげさまで志免町では、先ほども申し上げましたとおり学校と地域との協働、活動の場がございましたので、その活動の場を生かしていくという観点から始めるというふうなところを大事にしているスタイルにございます。協働する取組をこれまでのように大切にし、継続していく、そしてその取組を家庭、地域、学校3者が自分ごととして捉え、学校の示す教育目標の実現に向けて取り組んでいくことを言います。取組は変えずに3者の意識を変えていくことから始めるということが特徴だと言えます。 以上です。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) 志免町においては、コミュニティ・スクールで予算を投下して、コーディネーターを配置されていますが、現状志免スタイルでは挨拶運動を重きにおいてされていますが、今後行動として何をされますか。
○議長(丸山真智子君)
中牟田学校教育課参事。
◎
学校教育課参事(中牟田いずみ君) 今議員がおっしゃったように、志免町、このコミュニティ・スクール志免スタイルを指導するに当たって、やはり志免町6小・中学校全体で取り組むものがあるとより一体的に活動していけるというふうなことと、どの学校も足並みをそろえて、より子どもたちと地域をつなぐ効果的な活動に取り組めるというふうな視点から、町小・中学校全体で一つ目指すものとして挨拶運動というものを取り組むことにいたしました。 この挨拶運動でございますが、これまでも各学校で取り組んできていた活動の一つになります。ただ、これまでと大きく違うのは2つあると考えておりまして、この挨拶運動が各校の取組ではなく、志免町の小・中学校全体で取り組むというふうにしていることでございます。 前年度の6小・中学校の関係者が熟議を通してこちらは決定したものでもあります。いずれこちらが学校だけでなく町全体の取組にしていけるものではないかというふうなことも、そういう願いも込めて始めております。 また、目的も異なります。これまでの挨拶運動は、挨拶ができる子どもを育てることというものが、挨拶運動そのものが目的であったのに対し、今年度からは挨拶運動を手段としていくというところが少し違います。3者が児童・生徒や学校の課題を共有し、熟議をしながらそれを改善するために、保護者が、地域が、学校がそれぞれどのような取組をするとよいかということを見直していくことや、今後の必要な新たな取組を見いだしていく土台としているのがこの挨拶運動になります。 5月に行った志免町6小・中学校の学校運営協議会委員が集合した全体会においては、挨拶運動を通し、地域では、家庭では何ができるかについて話合いました。とても充実しておりました。今は、その実現に向けて各学校を中心として進めているところです。今申し上げましたように、新たな取組というよりも、今後もまず数か年はこの挨拶運動を充実、発展させていくというふうなところを大事にしたいというふうに思っております。 ただ、各校では、それぞれ社会に開かれた教育課程の実現に向けて、学校のGTとして地域の方をお招きするだとか、協働して地域の何かを共に行事等を守り立てていくなど、そういったことは各学校において活動内容として提案がこれから増えていくのではないかというふうなことを思っております。 以上です。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) 志免スタイル、挨拶運動ということですが、各6学校あって、その中で非常に学校によっては温度差があるんでないかと感じております。特に例えば学校で草むしり、保護者と地域の方々が最近もしたりとございましたけど、これもコミュニティ・スクールでやられた行事でしょうか。
○議長(丸山真智子君)
中牟田学校教育課参事。
◎
学校教育課参事(中牟田いずみ君) 今おっしゃいました、例えば草むしりを、草取りを地域の方と一緒にしていくとか、保護者の方と一緒にしていくとかということもコミュニティ・スクールの一環として教育目標の実現に向けて3者で行うことで子どもたちを育てていくというふうな目標を持って行っていることの一つだと捉えます。 また、各校で今差が、まだまだ差があるというふうなことをおっしゃっていたと思います。確かにそういった活動そのものには、差といいますか、それぞれの特色もあるかというふうに思っておりますが、挨拶運動に関しましては、町全体で取り組むというふうなことで一致しておりますので、そちらにおいては温度差がないように、先ほどおっしゃいましたようなディレクターが各校にいろいろ助言などをしながら、その差を少しでもなくすことができるように、それぞれが活性化できるようにこちらからの働きかけとしてはさせていただいているところでございます。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) 地域の方々との草むしり等に関しましても、コミュニティ・スクールをする前からやってきたことであって、それ以外の新しいものをつくらなければならないと。それに関して、やはりいきなりは難しいというお言葉でしたけど、予算をかけてやってるわけで、また6校のアイデアというのがたくさんあるかと思います。そこをどんどん前進していかないと、あくまでも挨拶運動だけのコミュニティ・スクールに志免町はなってしまいますけど、それはどのように考えられますか。
○議長(丸山真智子君)
中牟田学校教育課参事。
◎
学校教育課参事(中牟田いずみ君) 今藤瀬議員がおっしゃったように、そこでとどまってしまってはいけないというふうな考え方につきましては、同じ考えでおります。ただ、挨拶運動だけをしていくというふうなことではなく、先ほど申し上げましたとおり、それを土台、基盤として、まずは地域の方々と顔見知りになっていく、安心した人間関係づくりを子どもと地域の方がしていくことはとても大事なことだと思っています。子どもたちがいつも挨拶をする地域の方を知って、この方の力になりたいなというふうな思いを抱いたりすることにもつながりますし、お互いに助け合えるような、そういった意識が自然に芽生えていくというところを大事にしたいというふうに思ってます。その上で、いろいろな取組を各校でしていくことにつきましては、先ほど申し上げました各校に設けております学校運営協議会等を中心にいろいろな活動、取組については今後新しいものを目指したり、考えていくことになるのかなというふうに思っております。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) ぜひ学校の先生方、保護者、PTAだけじゃなく、課としてもしっかりと携わっていただいて、教育委員会、学校教育課も連携をしてコミュニティ・スクールを前進していけるように、ぜひ前向きに関わっていただいて協力のほうをお願いいたします。 続きまして、専門性のある人材や地域住民と連携についてお伺いいたしますが、様々な人が集まる特色を生かして、学校施設と、先ほどから申します公共施設の複合化をぜひしていくことによって、特徴を生かし、学校の教育活動や課外活動に専門性のある人材を活用したり、地域の人の協力を促したりすることによって、児童・生徒により高度な専門知識に触れる機会をつくることができると思いますが、この学校運営の指針について得られると思いますが、いかがでしょうか。
○議長(丸山真智子君)
中牟田学校教育課参事。
◎
学校教育課参事(中牟田いずみ君) 地域にいらっしゃる、専門的にいろいろな得意なものを持っていらっしゃる方々との連携というのは、学校、教育目標を実現して子どもたちを学校と地域で育成していく上でとても大事だというふうに考えます。学校におきましては、その地域の方々を少しでも学校教育の中で御活躍いただくために、部会を立ち上げたり、それから学校の教育活動を推進していただくときに共に活動していただく方とか、それから指導をしていただく方などを募集する人材バンクをつくったりもしております。そういった方々と連携して進めてまいりたいというふうに思っております。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) 先ほどから申し上げますコミュニティ・スクールで、先ほど地域の方々との連携ですね、そういった教育や課外活動、そういった活動で御活躍をいただける場がたくさんあると思います。挨拶運動しかり、これからの放課後やそういった形でコミュニティ・スクールをしっかりと生かしていく必要がございますが、その辺はいかがでしょうか。
○議長(丸山真智子君) 金子教育長。
◎教育長(金子眞恵君) 本年度が初めての取組と初年度になりますコミュニティ・スクールに対しまして、皆様の御期待に沿えるように今後コミュニティ・スクール自体を育てていきたいというふうに考えております。志免スタイルと申しますのは、先ほど参事が申しましたように、子どもを育むことに対しまして高い意識と情熱を持った地域の方々が学校応援団となって支えられている状況、そこを基にコミュニティ・スクールは、志免スタイルはスタートしたところでございます。この学校応援団が中核となって今度は広がっていくものと思っております。おやじの会、あるいは安全見守る会等々の応援団の方々がつなぎ、広がる、そういった活動で地域に広がっていくものと思っておりますけれども、そういった広がる活動の中で、地域の人、人材発掘を行ったり、その情報をいただいたり、あるいは学校では指導ができる、子どもたちの豊かな心を育む指導ができる人材バンクがこれから少しずつ出来上がっていく状況にあるというふうに思っております。地域と密接な活動ができるように、コミュニティ・スクールを機能させたいというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) 最後に、効率的・効果的な施設整備についてお伺いいたしますが、現在
東地区体育館跡地には東保育園が移転する計画になっていますが、東保育園の2階に例えば地域のコミュニティーの場を設けるというのは御検討はいただけないでしょうか。
○議長(丸山真智子君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 以前東地区体育館が建ってるときに、解体をした後はいろいろ検討をさせていただきました。保育園を持ってくるのか、それとも複合施設、体育館を併用した保育園を持っていくとか、いろいろ検討をさせていただきました。今現在保育園につきましては、設計段階に入っております。そういった意味で、東保育園についてはセキュリティーの関係もございますが、保育園の単独の保育施設ということで進めていっているところでございます。 以上でございます。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) その東地区体育館の跡地に保育園が来るということで、そうなると保育園の跡地やプールが今現在民営化をしている段階で、今後も民営化が続くのであれば、保育園跡地とプールの跡地を一緒に開発というのが可能だと考えられます。そこで、私は各小学校4校の地域でコミュニティーのセンターがあることによって地域の方々と連携等ができるかと思いますが、今後そういったセンターの御検討はいただけないでしょうか。
○議長(丸山真智子君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 言われるとおり東小学校の東保育園跡地につきましては、それとプール、今現在東小学校につきましては民間でのプールの授業を行っております。東保育園の後、今現在使っているとこにつきましては、解体をするわけでございます。考えますと、プールも将来的に何か利用するにしても解体をしなくちゃいけない。そういった意味では東保育園の解体に併せてプールの解体もしたほうがいいんじゃないかなと今思っております。入り口がなかなか難しゅうございますので、そういった意味では保育園とプールは一緒に解体をすると。取りあえずは東保育園跡地は先生方の駐車場等を考えております。プール跡地につきましては、東小学校が今教室数は足りておりますが、将来的に少人数学級とか人口増になった場合の校舎の延長等も考えられるわけでございます。しばらくは様子を見て、これ以上学級数が増えないということになれば、跡地についてしっかり検討してまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) そこは志免町において貴重な土地の場所といった形になりますので、ぜひ有効的に御活用いただきたいと考えます。今回一般質問で学校の施設、またコミュニティ・スクール等をお伺いいたしましたが、町長の所見を最後お伺いいたします。
○議長(丸山真智子君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 学校施設の長寿命化につきまして、他の自治体ではその計画がしっかり載っているというようなこともございました。先ほどから課長が答弁しますように、志免町は大規模改修工事を平成19年から28年にかけて行いました。しばらくは大規模的な改修はないと思います。西小学校で窓枠改修を行っておりますが、私も窓枠改修のときに、何で長寿命化のときに一緒にできなかったのかということを問いましたら、なかなかその時点でまだもつだろうというようなことがあったそうでございます。本来からすると、一緒に大規模改修のときにするべきだったんじゃないかなあというふうに思っております。 そういった意味で、大規模改修が終わって、しばらくはそういった、給食棟の問題は抱えておりますが、今のところそういった長寿命化に対する計画等については、しばらくはないんじゃないかなというふうに思っております。 また、コミュニティ・スクールにつきましては、学校担当者が申し上げますとおり、今年始まったばかりでございます。まずは挨拶運動、それから地域の方といかに関わっていくかという問題を今後はしっかり検討させていただきたいというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。
◆6番(藤瀬康司君) これで一般質問を終わります。
○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員の一般質問を終わります。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれで散会いたします。
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~~~~~~~~ 散会 午後2時40分...