志免町議会 > 2020-12-09 >
12月09日-04号

  • "教育委員会部局"(/)
ツイート シェア
  1. 志免町議会 2020-12-09
    12月09日-04号


    取得元: 志免町議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-19
    令和 2年第9回12月定例会1 議 事 日 程(第4号)   (令和2年第9回志免町議会定例会)                                    令和2年12月9日                                    午 前 10 時 開議                                    於   議   場 日程第1 一般質問番号質 問 者件    名要旨・質問内容質問の相手9古 庄 信一郎1.「郷土愛醸成意義文化財取扱い現況、「郷土(歴史)資料館」の必要性について。(1) 「郷土愛醸成意義実態について。  ①「郷土愛醸成」の必要性文化財の位置付けは。  ②第5次・第6次志免総合計画での考え方について。  ③町組織の矛盾と課題。町長(2) 学校教育に於ける「郷土愛醸成」の意味実態。  ①学校教育に於ける「郷土愛醸成」の必要性は。  ②「志免教育振興基本計画」に於ける実態について。  ③「新学習指導要領」に於ける「郷土愛醸成」の考え方は。教育長(3) 文化財取扱い現況と「郷土歴史資料館」の実現について。  ①近隣自治体資料館実態について。   ⅰ.古賀市、糟屋郡自治体資料館施設規模利用実態。  ②志免資料室実態について。   ⅰ.施設規模利用実態。   ⅱ.歴史資料文化財)の保存実態物件数開示実態。  ③志免町に於ける「郷土歴史資料館」協議の変遷について。  ④竪坑櫓保存活用計画の検証。  ⑤町長教育長資料館への考え方について。  ⑥資料館総合計画「ひととまちがにぎわい魅力あふれるまち」のメイン施策との考え方と提言。町長 教育長2 出席議員は次のとおりである(14名)    1番  稲 永 隆 義              2番  岩 下 多 絵  3番  亀 崎 大 介              4番  木 村 俊 次  5番  小 森 弘 美              6番  藤 瀬 康 司  7番  丸 山 卓 嗣              8番  安河内 信 宏  9番  大 熊 則 雄              10番  丸 山 真智子  11番  牛 房 良 嗣              12番  大 西   勇  13番  古 庄 信一郎              14番  末 藤 省 三3 欠席議員は次のとおりである(0名)  4 職務のため議場に出席した事務局職員職氏名(2名)  議会事務局長  石 津 吉 章          書記      平 山 聡 彦  5 地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名(21名)  町長      世 利 良 末          副町長     丸 山 孝 雄  教育長     金 子 眞 恵          会計管理者   牛 房 大 和  総務課長    内 野 克 志          まち魅力推進課長  高 山 真佐子  経営企画課長  篠 原 優 人          税務課長    前 田 憲一郎  住民課長    塩 崎 幸 恵          福祉課長    本 田 真由美  福祉課参事   今長谷 智 子          健康課長    徳 永 康 國  子育て支援課長 藤 野 和 博          生活安全課長  太 田 成 洋  都市整備課長  砥 上 敏 之          上下水道課長  圓能寺 豊 博  学校教育課長  池 松 貴 恵          学校教育課参事 吉 冨 哲 哉  社会教育課長  安 楽   実          総務課長補佐  二 村 研 司  経営企画課長補佐米 澤   大            ~~~~~~~~~~~~~~~~              開議 午前10時00分 ○議長丸山真智子君) おはようございます。   これより本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~~日程第1 一般質問議長丸山真智子君) 日程第1、一般質問を行います。   順番に発言を許します。   13番古庄議員質問時間30分です。   古庄議員
    ◆13番(古庄信一郎君) おはようございます。   通告に従いまして一般質問を行います。   今回の質問は、郷土愛醸成意義文化財取扱い現況郷土歴史資料館必要性についてであります。   私は、このことに関連する質問は以前から何度も議論をしてまいりました。お気づきの方もおられると思いますけども、今回通告した質問は直近では4年前の平成28年9月議会で質問した内容とほぼ同じ内容であります。それがなぜ今またこの質問を行うかと申し上げますと、4年前に町長歴史資料館の研究を検討すると答弁されたのに、全くその動きが見れない。   また、昨今の第5次及び第6次志免総合計画、また将来の日本を憂い進めている地方創生、つまり第1期及び第2期志免まち・ひと・しごと創生総合戦略でもその目的の根幹をなす郷土愛醸成に対する志免町の強い思いが感じられません。また、昨今の行政の取組や同僚議員一般質問議論、答弁からも強い思いが感じられず、4年前の提言、議論が生かされているのか、昨日の藤瀬議員質問七夕池古墳がなぜ生かされていないのかという指摘に、町長駐車場がないとの答弁でした。ならば作る努力をなぜしないのか、私も一般質問をいたしましたが、すぐ横には長年放置された企業の広大な空き地が、また、まち魅力推進課長が広報のすごろくのアピールを昨日されました。その努力には敬意を表しますが、町民からの非難の声も多いわけであります。具体的なことは言いませんが。   国鉄炭鉱で栄えた町のシンボルの一つSL機関車を活用できず放出した頃から志免町の文化財に対する対応がおかしくなってきたんではないか、このような声を聞き、こんな危機感を持って質問をすることといたしました。今回は4年前の質問と少し観点を変えて質問いたしますので、よろしくお願いをいたします。   まず、前回の答弁から4年がたちました。同じ答えになるのかもしれませんが、再度郷土愛醸成必要性を基本的にどう考えておられるのか、町長にお伺いをいたします。また、郷土愛醸成に対する文化財位置づけについて、町長の御所見を再度改めてお伺いしたいと思います。 ○議長丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長世利良末君) 郷土愛必要性と、質問では文化財位置づけということになっております。   住民自らが地域に対して愛着を抱き、誇りを持つ郷土愛の心を育てることが必要であると考えております。その郷土愛醸成するものの一つ文化財があると考えております。文化財のことにつきましても、以前から御質問をいただいて、先ほどのお話の中にも、まだ何も手をつけてないんじゃないか、以前から平成28年の御質問の中にも、歴史資料館は必要だというようなことも申し上げておりました。私としては、今言われる歴史資料館についてはぜひ必要だというのは変わっておりません。経営会議の中でも、そういう施設が必要だと、今の状況を見ると常々職員にも申し上げております。   今、竪坑櫓改修工事も進んでおります。それが完成することによって、地域のいろんなことも含めて再検討を、また進めていきたいというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長丸山真智子君) 古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) 郷土愛に対する思いといいますか、郷土愛というものはどう理解されているのかというところを聞きたかったんですけども、後ほどの質問とも重複しますのでまた改めて聞きたいと思いますけども、1点上げてますけども、第5次、6次志免総合計画ふるさと意識郷土愛醸成とうたっておりますけども、また同じようなお答えになるかもしれませんけども、この総合計画ふるさと意識とか郷土愛醸成についてうたうというのは、どういうことを町民に、思いを持ってこれをうたってるんですか、そのことを伺いたいと思います。 ○議長丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長世利良末君) どういう思い総合計画に掲げているかという御質問でございます。   町民の皆様また子どもたちにも郷土愛着を持つ、またその愛着によって国また世界に向けていろんなことが考えられる。まずは自分の郷土といいますか、とこに愛着を持って、これを将来にわたって育んでいただきたいというのが、この第5次、第6次総合計画一つの私どもがうたってる内容だというふうに理解をいたしております。   以上です。 ○議長丸山真智子君) 古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) 郷土愛をなぜ町民皆さんに持っていただかなきゃいけないかという究極の目的については、今お話しになりませんで、後々のまた議論の中で申し上げていきたいというふうに思います。   次に、町組織の矛盾ということを書いてますけど、今日は時間の関係で次回の機会に行うことといたします。   次に、学校教育における郷土愛醸成意味実態ということで、これも前回の4年前に質問いたしましたけども、今回は教育長それから参事、課長皆さんお代わりになられました。なられてまた、学校教育における郷土愛醸成必要性の所見について教育長のほうにお伺いいたしたいと思います。 ○議長丸山真智子君) 金子教育長。 ◎教育長金子眞恵君) 学校教育における郷土愛醸成必要性についてお答えしたいと思います。   教育基本法第2条第5号には、伝統文化を尊重し、それらを育んできた我が国郷土を愛するとともに他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うことと明記されております。   自分が生まれ育った郷土は、その後の人生を送る上で心のよりどころとなったり、生きる上で大きな精神的な支えになったりするものでございます。郷土での人、物、事などに触れ合うことによって様々な体験や主体的な関わりを通して郷土を愛する心を育み、やがて視野を広げ、郷土や国をよりよくしようとする態度につなげていくからも、学校教育郷土愛醸成することはとても大切なことであるというふうに考えております。 ○議長丸山真智子君) 古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) 言葉ではそのように申されますけども、具体的に志免町の教育振興基本計画がありますけども、この中にも今、教育長がおっしゃられたようなことを含めての思いということで、施策の方向性の中に我が国郷土を愛する心、そういったものを指導、推進しますと、こういうふうに言葉では書かれております。しかし、今年の6月、学校経営構想発表会というのがありました。私も再度またこれを見てみますと、現実的に学校の中でそういう郷土愛という言葉を使って子どもたちにどういう教育をしてるのかということが、具体的に示され、実働されている学校はほぼありません。こういうことについて、これが実態であろうというふうに思っております。今日はそのことについて掘り下げて伺いませんけども、新学習指導要領、これも先ほど言われました、国の伝統文化に関する教育の充実というようなことでうたっておられます。しかし、先ほど言いましたように学校実態としては、こういうことは本当にどういう形でされてるのかというのが全く見えない。これが私は現実であろうというふうに思っております。ですから、新学習指導要領における郷土愛醸成は具体的にどんなことを考えておられるのか、お伺いしたいと思います。 ○議長丸山真智子君) 吉冨学校教育課参事。 ◎学校教育課参事吉冨哲哉君) 新学習指導要領の理念につきましては、学校地域社会が一層連携、協働しながら、学校教育課程を広く地域社会と共有する、社会に開かれた教育課程、これが理念となっております。   これは、これまで学校の中だけで閉じていた教育課程を、学校教育を通じてよりよい社会をつくるという考えに基づいております。そのために、カリキュラム・マネジメントの3つの視点に基づくことが大切と言われております。一つは、教科横断的な視点で郷土愛に関連する教科や道徳、総合的な学習の時間を指導する際に、授業者郷土愛を念頭に置きながら授業をするということです。特に、新学習指導要領においては郷土愛醸成考え方として、伝統文化に関する指導をこれからも重視していくことというふうにされております。例えば、古典などの我が国国語文化、主な文化財や年中行事の理解、我が国郷土の音楽、和楽器、武道、和食や和服などの指導をする際は、可能な限り相互の教科を有機的に結びつけて1時間1時間で断片的に授業を終えるのではなく、郷土愛の考えで貫きながら単元として捉え、指導充実を図ることが求められています。これが1つ目です。2つ目は、郷土愛に係る人的、物的資源の活用です。郷土愛に関係する人や物、文化財資料館遺跡等を有効に活用することが求められております。これが2つ目です。3つ目につきましては、PDCAサイクルに基づいて、学校体として全職員で教材開発をしていくことが大切であるというふうに述べられています。どのように授業をするかというプランニングについては、これは大切であることは言うまでもございませんが、授業をした後にそれを評価したり改善したりしながら次年度授業の実施に向けて改善することが大切であると思います。この3つが新学習指導要領における郷土愛醸成考え方でございます。   以上です。 ○議長丸山真智子君) 古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) 新学習指導要領の中にそういうことを書かれております。今、言葉で言われました。私は、それは当然書かれてることですから、実際にどういうことをされるのかと、していくのかとか、こういう視点から聞きましたけども、今お答えに出てこなかったんですけど。私は、例えば、地域の方が来られて何かお話を聞くとかそういうことは当然いいことですけども、竹とんぼを作ったりとかそういうことも当然郷土愛につながっていくんだろうけれども、それが郷土愛になっていくのかなというような思いもいたします。一番端的なのは、後でまた聞こうと思ってるけど、今ちょっとここで聞いてもいいけども、今年はコロナ禍でしたけれども、直近で志免歴史資料室学校見学ってどれぐらいあったんですか、今ちょっと教えていただけます。後で聞こうと思ってましたけど。 ○議長丸山真智子君) 安楽社会教育課長。 ◎社会教育課長安楽実君) 町民センター歴史資料室学校関係見学につきましては、中央小の学童が30名、西小の3年生が約330名、令和年度見学に来ております。   以上です。 ○議長丸山真智子君) 古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) 4年前に聞いたときも2校でした。数的には同じです。中央小と西小学校。私は、まずこういうことから最初に計画を上げて、全校といいますか3年生が中心だろうけども、低学年の。こういうことをうたって実践するとか実行するとか、それはまた後で質問したいと思いますけど、どうも言葉だけの郷土愛醸成というものになっているんじゃないかという感想を持っております。   そこで、いろいろと調べていたところ、三重県の伊勢市の非常にすばらしいことが書いてあるなということを見つけました。ここは、町の将来像はつながりが誇りと安らぎを生む魅力創造都市伊勢と定められたということで、タイトルの一番最初は、地方創生の鍵は学校教育にあり、郷土愛を育てる新たな取組というふうなことで書いてあります。いろいろと御紹介したいことがいっぱいあるんですけれども、簡単に言うと、学校先生子どもたちに勉強を教えること、これが本分であって、そのことでもう一生懸命だと。郷土愛なんていうことを考えて、そういうことをやる暇はないと、またそういう意識も持ちにくいと。だから、この伊勢市は何をするかっつったら、郷土愛教育アウトソーシング、これ今もうやっとる。つまり地域の方々に郷土愛、そういったものを教えていただくと、学校では先生はやらないと、アウトソーシングはつまり地域に任せますと、そういう宣言をしたんですよ。ただし、学校の時間とか、そういうものについてはしっかりと組み入れながら。先生郷土郷土愛教育するというのはもう無理であると。もうこれは地域に任せると、こういうことを明確に打ち出したんです。だからそういうことになってくると私は、それぞれ歴史観を持った人やいろんな体験を持った人、志免町の歴史をしっかり認識してる人、いろんな方がおられて、そういう方が子どもたちアウトソーシングとして教えていくというこういう考えを持ってやるということは非常にすばらしいことだと思うんだけども、今の御所見どうですか、教育長。 ○議長丸山真智子君) 金子教育長。 ◎教育長金子眞恵君) 郷土愛醸成につきまして学校教育が担っている部分、負っているものというのは、お話を伺いましてもやはり大きいものがあるというふうに私は考えております。志免町の学校では、郷土愛醸成について社会、図工、道徳、総合的な学習の中で学習をしております。今おっしゃいましたように、特に小学校4年生の社会科におきましては、郷土の発展に尽くすという単元がありまして、地域伝統文化地域の発展に尽くされた先人の働きについて詳しく学びます。また、総合的な学習の時間と併せて、志免町でございましたら竪坑櫓見学したり資料館見学したり、講師を招聘したり、ここは地域の方々でございますけれども、詳しい方を招聘したりして、竪坑櫓についての話を聞いたりいたしますし、また学びを生かして、その後思いを込めた絵画や版画を制作したりするような活動にも取り組んでおります。   児童・生徒が今後の国際社会で生きる際に、日本人としてのアイデンティティーを形成する素養として、郷土あるいは我が国伝統文化について理解を深める、あるいはそれらを尊重する態度を身につけるということは大変重要と考えておりまして、志免町では学校教育の中でもそのように積み重ねているところでございます。   以上でございます。 ○議長丸山真智子君) 古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) 教育長議論ですから本音の思いを語ってもいただきたいと思うんだけれども。   私ごとですけども、今年はコロナで呼ばれませんでしたけども、中央小学校3年生には毎年呼ばれて、それは竪坑櫓保存、守ってきた団体のそれとしてお話をします。そうするとたくさんの質問があって、最後には志免町を誇りに思うという子どもたちがほとんどみんなそう言ってくれるんですよ。でも、これはあえて私のことですけども、こういうことが各校とも、それから各地域でもそういうことを目的としたアウトソーシング的なものが開かれていくというのは、私は大事なことだと思うんですよ。そういうことをぜひ考えていただきたい。そういう意味では、伊勢市のこのことを御紹介をしましたけれども、町長、今の話聞かれて、何か思いはあられますか。 ○議長丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長世利良末君) 学校教育の中での郷土愛教育といいますか醸成について、今言われるように先生方は、もう非常に今いろんな勉強のほうの指導が主だろうと思っております。そういった意味からしますと、地域の講師、また地域に詳しい歴史伝統を御存じの皆さん方学校に出向いていただいて、生徒の皆さん方に紹介していただくことは非常に大事だと思っております。しかしながら、先生方も何もしないわけにはいきませんけども、先生方にも志免町の歴史志免町で生まれ育った先生方はある程度は分かってあるかと思います。ただ、やはり町外の先生が多いわけでございまして、その辺の勉強もしっかりしていただきたいというふうに思っております。 ○議長丸山真智子君) 古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) そのとおりで、私も中央小お話しするときに、子どもたちと同じように先生方も感動されます。知らないことばっかりで、そんなことがということで。そういうことで、ぜひアウトソーシングなんかでも地元のそういうものを活用していただきたいという思いはあります。   次に、文化財取扱い現況郷土資料館の実現についてということで上げておりますけれども、前回も伺いましたけどもそれ以降の実態について伺います。   近隣自治体資料館について、糟屋郡の資料館施設規模利用実態について、まずお伺いしたいと思います。 ○議長丸山真智子君) 安楽社会教育課長。 ◎社会教育課長安楽実君) 近隣市町施設規模利用実態を御説明いたします。   古賀歴史資料館におきましては、こちら複合施設となりまして施設規模は1,603平米、令和年度利用者数は8,140人となってます。新宮町歴史資料館、こちらも複合施設になりまして規模が842平米、令和年度利用者数は2,492人、篠栗町の歴史民俗資料室、こちらは単独施設となります。規模が1,017平米、利用者数は865人、粕屋町歴史資料館、こちら複合になります。規模が854平米、利用者数は7,667人、宇美町歴史民俗資料館、こちら単独施設となっております。規模が1,044平米、利用者が9,277人、須恵町歴史民俗資料館、こちら単独施設です。規模が898平米、利用者が2,945人、久山町につきましては、施設自体がございません。   以上です。              (13番古庄信一郎君「すみません、志免町」と呼ぶ)   志免もですか。 ○議長丸山真智子君) 安楽社会教育課長。 ◎社会教育課長安楽実君) 志免町におきましては、志免町は町民センター内に歴史資料室展示室は本室が100平米、分室45平米、合わせて145平米となっております。令和年度利用者は、先ほどの学校見学も含めまして1,007人となっております。   以上です。 ○議長丸山真智子君) 古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) 次に、志免町の資料室実態と上げておりますが、今伺いました。それで、各町の展示室の広さっていうのは、前回4年前聞いたよりも非常に増えてるんです。これは展示室だけのものじゃなくて、建物の面積も加えたところで言ってるんですね。それで、各町とも見ると、古賀なんかも2,000人近く増えてる。特には宇美町も増えてますね。志免町は370人ぐらい減ってる。志免町の問題については、このときも伺ったんですけども、それ以前は1,000人を切って年間900人とか800人ぐらいの差っていいますか、その中の多くは学校の生徒の。一般人がほとんど少ない。こういう状態がずっと続いておる。そういう中で1,000人を超えたのは、竪坑櫓が国の重要文化財になったという関係からはちょっと増えたと。こういうふうな実態であります。   次にまた、歴史文化財保存実態物件数開示実態というものを上げてます。これを教えてください。 ○議長丸山真智子君) 安楽社会教育課長。 ◎社会教育課長安楽実君) 町民センター内にある歴史資料室展示物件数につきましては、約100点ほど展示をしております。そのほかに、吉原の文化財整理事務所のほかに4か所、町内において分散して文化財等を保管をしております。正確な物件数は把握はできておりませんが、コンテナボックスというものの数で言いますと合計で477箱、そして単体の保管が110点ほど保管を分散してやっております。その4か所について、41人の開示をしているところです。   以上です。 ○議長丸山真智子君) 古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) 町長も言われたように、この4か所にこれだけの文化財が分散されて保管されてるという問題は、大変な問題でありますし、それから今文化財物件数前回4年前の質問のときも把握してないとか、実質ない、今回もそういう形で。なぜ件数的に、小さいものもあるんでしょうけども、やる必要があるのかないのかという議論はあるにしても、今言うようにコンテナでどれだけとか、ここにこれぐらいコンテナで入ってると、こんな感覚では文化財に対する思いが全く感じられない。   1点伺いますけど、私、志免町に資料館ができたときのために、平成26年3月3日に福岡市の薬院に九州電力の九州エネルギー館というのがありました。これが閉館いたしました。その閉館前にそこに行って、その中に石炭採掘の様子のモニュメントが展示されてました。センターにお願いをして、ぜひこれを志免町に譲っていただきたいということで、町長も一緒にお願いをして譲り受けました。当時の教育長が行って、引き取りました。これは今どこにあるんですか。私、全く知らないんだけど。 ○議長丸山真智子君) 安楽社会教育課長。 ◎社会教育課長安楽実君) 今、古庄議員が言われたものにつきましては、向ケ丘にある歴史資料分室というところに保管をしているところです。   以上です。 ○議長丸山真智子君) 古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) 保存状態がどうだっていうのは、今日はもう聞きませんけども、聞くとショックを受けるかもしれませんけども、そういうようなことで、結局文化財っていうのは、町民皆さんから本当に貴重なものを頂いたものとか、寄贈いただいたものとかがいっぱいあるわけですよね。そういったものを収納庫に4か所に分散して置いとると。これは大変失礼なことですよ。私は、歴史資料館とか郷土資料館とかいろいろ言いますけども、本来ならばこういうものはプレハブでもいいけども、どっか1か所に簡易的に保管するとか、それかそこで少し丁寧に扱っていこうとか、そういうことをやるべきだと思うんだけども、そういう思いが全く感じられない。何年たっても4か所にそれぞれ分散して。どれがどうなってんのかっていうことも分からない。ぜひ、このことについては町長、ひとつ強い思いを持っていただきたい。何年も何年もかかって同じ質問を何十年もかけてやりたくないですよ、志免町にとって。ぜひ強い思いを持っていただきたい。   次に、志免町における郷土資料館協議の変遷についてということをうたっております。今までずっといろいろありましたけども、そういう中で、こういうことでこうだこうだこうだと、もしそういうふうな認識を持っておられて紹介いただければ、どういう認識を持っておられるか聞きたいと思います。 ○議長丸山真智子君) 安楽社会教育課長。 ◎社会教育課長安楽実君) 今まで歴史資料館の協議について、古庄議員のほうから様々な御提言をいただいてるところなんですけども、歴史資料館の建設については、平成24年12月定例会におきまして、歴史資料館建設審議会設置条例の制定について上程をいたしましたが、否決をされております。歴史資料館建設は頓挫したことになっております。その後、平成25年9月定例議会、平成28年9月定例議会、平成29年3月定例議会、平成31年3月定例議会におきまして、議員のほうから郷土愛醸成につなげるため歴史資料館の建設の必要性や図書館との複合施設での建設の検討、近隣町との共同での計画などの提言をいただいてるところです。   以上です。 ○議長丸山真智子君) 古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) 横に議員の広報委員長おりますけども、今の平成24年12月議会、歴史資料館建設審議会、議会がこれを否決をいたしました。そのときに討論を見ますと、この審議会が建設ありきではないかとか、それから、その審議会のメンバーの構成が商工会や教育関係者が入っていないとか、そういう関係での反対とかいろいろありました。で、否決をされたんです。私はこのことをしっかりと見詰めて、なぜこうだったのかということも考えていかなきゃいけないなというふうな思いをいたしております。   それで次に、重要文化財の旧志免鉱業所竪坑櫓保存活用計画について伺ってまいりたいと思いますけども、この活用計画は今日お持ちでしょうか、町長も。持ってきてありますか。   教育長は初めて見られますか。 ○議長丸山真智子君) 金子教育長。 ◎教育長金子眞恵君) 今期、見せていただきました。 ○議長丸山真智子君) 古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) すみません。それで、平成25年3月に旧志免鉱業所竪坑櫓保存活用計画というものを答申され出されました。町長、いろいろ聞いていきたいと思いますけども、まず、作成の統括から、アドバイザーから、庁内調整会議とかのメンバーをちょっと言っていただけますか。   それ持ってきたん。   議長、止めていただけますか、時間。時間があれですから、そのうち見とってください。   私のほうから言いますけど、統括は志免教育委員会の教育長、長澤さんです。あと、検討会は文化財保護審議会の会長の石瀧さん、あと九州大学名誉教授、九州産業大学名誉教授、九州大学名誉教授。アドバイザーは文化庁、それから福岡県の教育庁、事務局はずらっと担当は社会教育課でしょうけども、庁内調整会議は牛房さん、小池さん、安楽さん、内野さん、藤野さん、高木さんはもうおられません。5名、今だここにおられます。この方々がしっかりと竪坑櫓保存計画やないですけれども、活用計画について審査を指針にし答申をされたわけです。そこで、第5章に活用計画、公開の基本方針ということで3つ挙げられてますけど、2番目のところをちょっと読んでいただけますか。 ○議長丸山真智子君) 安楽社会教育課長。 ◎社会教育課長安楽実君) 計画の第5章活用計画で公開の基本方針として、2番目に旧志免鉱業所竪坑櫓と周辺施設の一体的な公開、活用を行うとしております。              (13番古庄信一郎君「違うと思う」と呼ぶ)   その中で、ボタ山、志免鉄道記念公園、海軍炭鉱創業記念碑等、周辺に残る炭鉱操業に関わる施設との関係が分かるような公開方法や活用のための企画を実施する。長期的に見て、やぐらの内部の復元や地下の再現ほか、施設の復元なども含めて検討していくことが考えられると記載しております。 ○議長丸山真智子君) 古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) 次に、公開計画の2、3、4を紹介していただけますか。 ○議長丸山真智子君) 安楽社会教育課長。 ◎社会教育課長安楽実君) まず、竪坑の機能が分かるような展示方法の検討をすることとしております。竪坑櫓は内部に立ち入ることが難しく、また仮に内部を見学したとしても、巻上機等の機械類が全て撤去されているため操業時の機能をうかがい知ることが難しい。そこで、志免歴史資料館(仮称)の建設を検討し、操業時の機能が分かるような施設を配置、展示を行うことを検討すると記載しております。   次に、4ですけども、竪坑櫓のイメージの改善について記載をしております。竪坑櫓は、雑誌などのメディアでは廃墟として扱われることが多く、産業遺産としての価値が社会的に十分認知されているとは言えない。今後は、志免歴史資料館(仮称)を拠点として、竪坑櫓歴史的価値が社会に認知されるような取組を積極的に進めていく。そして、やぐらに対して見学者が共通の価値観を持てるよう写真、映像等の活用も行いながら、より見学者が理解しやすく、主体的に参加しやすい方法で再認識、再評価する機会を提供するとしております。 ○議長丸山真智子君) 古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) 3の関係資料の公開の、なお資料館建設時というとこから下の2つぐらいかな、ちょっと読んでいただけますか。   議長、止めてもらっていいかな。 ○議長丸山真智子君) 古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) 止めてもらっていい。 ○議長丸山真智子君) どうぞ。 ◆13番(古庄信一郎君) 私のほうから読みます。   なお、資料館建設時には、建設予定地は計画区域外で竪坑櫓に近い場所とすることが望ましい。歴史的環境に配慮しながら改めて検討会を設置し、場所を選定すると。建物の規模及び外観は重要文化財である竪坑櫓の周辺に配置することなどを考慮し、適正なものとすると。資料館には、現資料室の資料と志免鉱業所の資料を収蔵する展示室、企画展示室、収蔵庫、研究室、事務室のほか、地域の交流ができるスペース等を計画をすると、このように書いてあります。   私から言っていいですか。   いいですか、止めていただいて。   この中で、最後のほうに志免町の歴史資料館での旧志免鉱業所竪坑櫓に関連する講演会と企画展示歴史講座、こういったものをここでやりましょうと、そして近接する歴史文化資源と組み合わせて見学コースの設定、郷土歴史を伝えることを目的とし、産業遺産に限定せず、町内に整備している古墳など見学を含めたコースの設定を検討すると。昨日藤瀬議員質問をしておりましたけども、そういうこともこの計画の中にしっかりされております。   いろいろあと書いてありますけども、最後に結びとして、観光活性化や文化振興等、地域まちづくりに寄与できるような内容となることを念頭に置いて、活用検討委員会などの設置を検討すると、こういうふうに結んであります。   いいですか、質問。もういいですか。 ○議長丸山真智子君) はい。もう。 ◆13番(古庄信一郎君) こういう保存活用計画は、先ほどの皆さん方の英知の下に、そして今ここに5名の方はまだおられます。そのときのそれに参画した町の。こういうことがどのように進められていってんのか、検討されてるのか全くその後何もない。これだけのお偉い方々、識者が出したこの活用計画について、どのように今検討か何かされてるんでしょうかね。 ○議長丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長世利良末君) 今現在、どのように検討されてるかということでございました。   先ほど申しますとおり、この竪坑収蔵庫につきましては、そういった過去の歴史等も含めて今現在進んでないのが現状でございます。私は、就任当初から担当には資料館は必要だというふうに申し上げておりました。以前、若いときに熊本の歴史資料館見学したことがございまして、ちょうど当時の南里久雄町長と一緒に行かせていただいたときにも、歴史資料館は必要ですねというような話も当時した記憶がございます。志免町に今、古庄議員が言われますようにまだ計画、検討はできてない状況の中で、私の指導力不足も当然あるわけでございますが、そういった意味で、本当に申し訳ない。これから、先ほど申しますように、竪坑櫓の修復をした後に、周辺整備を含めましてしっかりと前向きに、今できることは今できることとして進めていきたいというふうに考えております。   以上でございます。 ○議長丸山真智子君) 古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) 4年前に、熊本に行かれたときのエピソードは聞きました。ということは……              (町長世利良末君「4年前じゃない」と呼ぶ)   いやいや。私が、4年前の質問のときに町長から。前々町長と熊本に行ったときに、このときはこうだったと。今それを伺うと、全く同じ気持ちなんだなと、2度も続いて同じことが答えられるとは思いませんでしたけども。結局、今日私がなぜこの保存活用計画というものをあえてここで今やってるかということは、この保存活用計画は、今日ここに5名残ってますけど、中を見ると本当にこれは資料館だけではなくていろんな考えの下に志免町の文化財なり歴史郷土資料館的なもの、竪坑櫓、そんなものが集約されてるんです、この中に。これをもってこの志免町の一つ文化財に対する考え方を推進していこうかとか、そういう気持ちが読んだら起こってくるわけですよ。こんな立派なことを言われて、こんな計画を立てられて、で、これ予算をかけてつくられたんですから、この活用計画は。こういうものが、今まで全く庁舎の中でも行政の中でも検討をしたこともないでしょうし、再度そういうものを掘り起こしてどうだというようなこともされてないだろうと思います。   ここの中でちょっと言いますと、当時から社会教育課の課長さん、代わられます、何年越しか知りませんけど。代わられたら、こういうことについての思いはずっとできませんよ、誰がやらなきゃいけないのか、そこにずっと担当してる職員がいるわけです。それから後は町長教育長教育長も代わられました。脈々とそういうものは受け継がれていって、そしてこういうものが実現に向けてどのように努力をしてきているのかというものが、本来ならなければならないわけです。ところが全く見えない、声も聞かない。そして、こういう一般質問で取り上げて初めてまたそこで議論をする。後でちょっと言いますけど、郷土愛醸成とか文化財、これはまちづくりにとって一番の基本になってくるんですよ。そういう観点の物の捉え方っちゅうのを後でお話しますけども、ただ単に物を飾ってそこで人が行ってみるというこういう資料室、こういったものじゃないんです。そういうことをお話しますけども、そういう関係で、何ともむなしい思いになったんです、これを見ながら。教育長、今の話を聞かれて御所見ありますか。この活用計画についてと現状について。 ○議長丸山真智子君) 金子教育長。 ◎教育長金子眞恵君) 現在の志免町の郷土資料室につきましては、じっくり見せていただきました。子どもたちが分かりやすいしつらえと、コンパクトですけれども大変大切な資料がたくさんありまして、小学生の4年生で行くと学習活動内容とぴったりマッチングするというふうに私は思っておりましたけれども、実は、6年生の歴史学習をやり終えた頃にもう一度志免資料館を訪問して、志免町の歴史と日本の歴史をマッチングさせるというような活動においても、子どもにとっても大切な資料がたくさんあるなというふうに思いました。   目立たない場所にあるというところが一つ難点だろうかなというふうには思っておりますけれども、とても展示の方法等も工夫されておりまして、充実したスペースになっているというふうに思っております。   資料館に置かれております資料は、氷山の一角であろうというふうに思っております。図書館下にありますプレハブの倉庫を見ましても、難しい吉原の資料館にいたしましても、とても専門的なものから一般の方々が見てもすぐに理解できる竪坑櫓の資料等も保存されておりまして、志免町の持っている文化財の重要性といいますか、層の厚さといいますか、それは大変感じております。   資料館は大切なものというふうに現在でも思っているところでございます。 ○議長丸山真智子君) 教育長、活用計画のこと。   金子教育長。 ◎教育長金子眞恵君) 失礼いたしました。活用計画については、今期見せて、確かに議員が出していただいたおかげで私も熟読させていただく次第でございますけれども、長い間の検討においてこういうものがつくられているというところでございますので、今後は、先ほど町長もおっしゃいましたように、実現の方向に向かって動いていくべきものだろうというふうに思っております。 ○議長丸山真智子君) 古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) 活用計画について伺ったんですけども、今の資料室への感想を述べられましたので、全く怒りを覚えます。   この活用計画をつくられたのは、長澤教育長が統括してやられて、この方の思いもこの中にしっかり入ってると思いますけども、この教育長は、竪坑櫓の大きな新聞に載ったものなんかも部屋に飾られておったりしてますけども、まさか教育長が今、あの資料室はすばらしい資料室だという言葉が出てくるとは思いませんでした。じゃあ、なぜ糟屋郡の中で1,000人という最低の来訪者なのか、なぜですか。なぜでしょう。それだけ十分な用を足していないわけです、機能的にも。だから少ないんでしょ。それを、今言われるようにすばらしい資料室だと教育長が言われたら、私はえっと思いますよ。4か所に分散してるものを見れる、あなたは見れますよ、行って。教育長ですから。町民は見れますか。4か所分散して積んで保管してるところを。そして、そういうもののいわれとかそれから流れとか、志免町の歴史においてどうあったのかとか、後ほど言いますけども、そういったものが物語になっていき、そういったものが4か所も放置されて全体で幾つの文化財があるのかも分からない。さっき200個だったかな、今の資料室にあるのは、全体でどれだけなのかと。もし1万件あってたった200個と、どう思いますか。私は、逆に教育長教育の立場から全く不十分であるとか、そういう思いを持たれなきゃいけないと思ってるんです。これは町長がやるべきことなのか、社会教育課の所管ですから教育長ですよね、教育委員会部局としては。だから、あそこの資料室教育長思いがしっかりそこになければならない。ちょっと残念な思いをいたしました。   それじゃあ、この歴史資料室というか郷土資料館、あまり歴史郷土とかそういうのにこだわらなくても結構ですけど、そういうものをこれから頑張って作っていこうと、この活用計画をつくった人たちの思い、こういうものに応えられないんじゃないかと思うんだよな。今そういう思いをいたしました。何か反応ありますか。 ○議長丸山真智子君) 金子教育長。 ◎教育長金子眞恵君) 志免町の文化財はたくさんあること、プレハブ倉庫等に分散されながらあることを承知しております。今、展示されているものは、先ほど申しましたように氷山の一角だと。氷山の一角として展示されているものについては、大変すばらしいものであるというふうに思っております。しかし、広さにおいても、他町と先ほど比較がありましたけれども、文化財の量に比較してコンパクトであるということや、目立たない場所にあるというところからすると資料展示としては十分ではないというふうには十分に承知しております。 ○議長丸山真智子君) 古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) 前回のときも、それから機会あるごとに言いましたけど、町長に。お隣の須恵町の歴史資料館ありますよね、皿山の上に。ここで館長さんなんかに伺うと、皆さんからたくさん資料を頂くと、文化財を頂くと、でもそれを保管するのは、これはもう本当大変なんですと。全館あそこはクーラーですよね、冷暖房やってます。そして、そのために大変なんだと、今ここに入れきれないけど入れなきゃいけないと、頂いたものだから本当に大事にしてかなきゃいけないと。そのことを受けて、私は議会の中でも、もし志免町単独の歴史資料館とか、そういったものが無理ならば3町なり4町なり、そういう文化財を納める、そういうものがないようなところと一緒になって文化財の収納庫を大きなもんでも造ったらいいんじゃないかと、そこを志免町の歴史資料館にしたらいいじゃないかとかこんな提言をしました。ぼた山の近くにしても、あの辺りにでも。そういう提言もしてきました。そういう近隣の文化財に対する悩みもあるわけですから、そういうものも広域的に考えながら、何か考えるということも大事なことではないかというふうに思います。   時間も迫ってきましたので、先ほどから何度も言ってますけども、数年前に法政大学の金山先生まちづくりを踏まえた公立博物館の役割というものを見たんですが、もう一遍見直してみました。ここで紹介しますけど、住民は、まず自らの地域のことを発見することが大事である。自らが住む地域で、他の人たちと互いに地域のことを発見し合いながらお互いに新しい生き方を見つけていくことができる。資料館は、地域文化や自然資源を発見、再発見して人々のキャリア形成に役立てる装置になると。まちづくりには、住民たちが町を少しでもよくしたいという思いを持つことが必要であると、そのために必要なのが、地域の価値の発見と創造であると。地域の価値を分類すると、風土的価値、気候や自然など、歴史的価値、遺産、事件、物語、記憶など、そして3番目に、人の営み的価値、物や仕事、生活、仕組み、イベントなど3つに大きく分けると。よって、資料館はそうした地域の価値を発見と創造する場になることであると、それで、それぞれの地域の価値について発見や創造とまちづくり活動につながっていくんであると、こう述べられております。それは、住民たちによる地域文化の創造の場となっていくんだと。   私、まさにそのとおりだと思っております。何も展示物だけで飾ってそこを見るんではないと。資料館とかというのはもっと違う価値があるんだと。この地域文化の創造の場である資料館、ここから郷土愛が生まれるんであろうと。過去、私もいろんなタイプの資料館を全国見てまいりました。それを紹介しました。また、多くの観光客や町を訪れてもらうには、さっきも言いましたけど、物語が必要だ。これは私、何度も言いますけど、物語が必要だと。文化財一つ一つ見ると、物語が出てくるんです。飯塚市の伊藤伝右衛門のあそこも、伝右衛門邸がすごいから行くというところと、もう一つは、伊藤伝右衛門と白蓮というこういう物語が、それにノスタルジックを感じながら人々は行くんです。   だから、いろんな方、観光なりそういった専門家に聞くと必ず言われます、人を呼ぶには物語が必要であると。物語をつくるのは、その地域に住んでる私たちなり地域皆さんなんです。その物語を創造して創り上げていくためには、歴史資料館的なものがあって、そういうものが共有して、共通してなければならないわけです。今の志免町、さっき教育長言われたけど、あの資料室に行ってそんなことを感じますか。だから人が少ない。そして、先ほど言われました、竪坑櫓が完成してからと。さあ、竪坑櫓が完成しましたと、新聞報道が大きくなるんでしょう、人々が来るでしょう。そのときに来られたときにはっとこう思われますね。   私は、最後に申し上げたいのは、活用検討委員会とか、審議会とか、資料館をつくるつくらないは別として、また規模もあります、大きいものから小さいものから。また、テーマがどうだとかいろいろあります。そういうものを検討する、そういう検討委員会というものを私は今立ち上げていくべきだと思うんです。そして、それに向かって竪坑櫓の改修に向かって進んでいこうということを町内に広めながら、啓蒙しながら考えていくと、このことをぜひ早急にやっていただきたい、その決意を町長に伺いたいと思います。建てる建てないということを聞いてんじゃないんですよ。 ○議長丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長世利良末君) 古庄議員思い等は以前からお伺いいたしております。今日もその熱い思いを語られておられました。私の思いとしても、4年前にも申し上げましたとおりでございますが、私のまだ指導力もありますが、これから、先ほど言いますように、竪坑櫓も新しくなる。しかしながら、言われるように、ただ見ただけでは歴史が分からないというようなことも踏まえまして、なるべく早く、この議会終了後にでもしっかりそういった検討をさせていただいて、みんなでこの志免町の歴史、今後どうするのか等も含めまして、検討委員会といいますか名称は分かりませんが、しっかり検討させていただきたいというふうに思っております。 ○議長丸山真智子君) 古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) 最後に、人が来る、来ていただくということは、そういうことの延長上に資料館とかそういうものができて、そこに物語をいろいろと感じながら、人は来ていただけるんです。そして、それから産業活性も含めて地域も活性化していくわけです。そういうことを申し上げて、ぜひ実現していただきたいということをお願いして終わります。 ○議長丸山真智子君) 時間となりました。   これで古庄議員一般質問は終わりました。   以上で本日の日程は全部終了いたしました。   本日はこれで散会いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~              散会 午前10時59分- 102 -...