志免町議会 > 2019-12-19 >
12月19日-05号

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  1. 志免町議会 2019-12-19
    12月19日-05号


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    最終取得日: 2024-09-19
    令和 元年第7回12月定例会1 議 事 日 程(第5号)   (令和元年第7回志免町議会定例会)                                    令和元年12月19日                                    午 前 10 時 開議                                    於   議   場 日程第1 総務文教常任委員長の審査の経過及び結果報告並びに委員長報告に対する質疑 日程第2 厚生建設常任委員長の審査の経過及び結果報告並びに委員長報告に対する質疑 日程第3 予算常任委員長の審査の経過及び結果報告 日程第4 討論、採決 日程第5 加齢性難聴者補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める意見書(案)について 日程第6 閉会中の審査及び調査事項の付託2 出席議員は次のとおりである(14名)  1番  稲 永 隆 義              2番  岩 下 多 絵  3番  亀 崎 大 介              4番  木 村 俊 次  5番  小 森 弘 美              6番  藤 瀬 康 司  7番  丸 山 卓 嗣              8番  安河内 信 宏  9番  大 熊 則 雄              10番  丸 山 真智子  11番  牛 房 良 嗣              12番  大 西   勇  13番  古 庄 信一郎              14番  末 藤 省 三3 欠席議員は次のとおりである(0名)4 職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(2名)  議会事務局長  世 利 秀 剛          書記      平 山 聡 彦5 地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名(21名)  町長      世 利 良 末          副町長     丸 山 孝 雄  教育長     金 子 眞 恵          会計管理者   権 丈 伸 吾  総務課長    牛 房 大 和          まちの魅力推進課長                                   内 野 克 志  経営企画課長  池 松 貴 恵          税務課長    徳 永 康 國  住民課長    高 山 真佐子          福祉課長    作 本 和 美  福祉課参事   本 田 真由美          健康課長    長 谷 正 実  子育て支援課長 藤 野 和 博          生活安全課長  圓能寺 豊 博  都市整備課長  砥 上 敏 之          上下水道課長  前 田 憲一郎  学校教育課長  太 田 成 洋          学校教育課参事 吉 冨 哲 哉  社会教育課長  安 楽   実          総務課長補佐  二 村 研 司  経営企画課長補佐篠 原 優 人 ◎議会事務局長世利秀剛君) 始めます。起立、礼。            ~~~~~~~~~~~~~~~~              開議 午前10時00分 ○議長(丸山真智子君) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 総務文教常任委員長の審査の経過及び結果報告並びに委員長報告に対する質疑 ○議長(丸山真智子君) 日程第1、総務文教常任委員長の審査の経過及び結果報告並びに委員長報告に対する質疑を議題とします。 稲永総務文教常任委員長。 ◎総務文教常任委員長稲永隆義君) おはようございます。総務文教常任委員会に付託されました4議案につきまして、審査の経過と結果を報告いたします。 第76号議案志免町議会議員議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について。 提案理由は、特別職の職員の給与に関する法律(昭和24年法律第252号)の一部改正に伴い、所要の規定の整備を行う必要があるためです。 改正点は、志免町議会議員期末手当を年間で0.05カ月分引き上げるものです。これにより年間では3.35カ月分から3.40カ月分への引き上げとなります。令和元年度分から適用され、来年1月に不足分が支給されます。 この条例は、公布の日から施行されます。 第76号議案は全員賛成で可決です。 第77号議案志免町特別職の職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について。 提案理由は、特別職の職員の給与に関する法律の一部改正に伴い、所要の規定の整備を行う必要があるためです。 改正点は、特別職の期末手当を年間で0.05カ月分引き上げるものです。これにより、年間では3.35カ月分から3.40カ月分への引き上げとなります。令和元年度分から適用され、来年1月に不足分が支給されます。 この条例は、公布の日から施行されます。 第77号議案は全員賛成で可決です。 第78号議案志免町職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について。 提案理由は、一般職の給与に関する法律(昭和25年法律95号)の一部改正に伴い、所要の規定の整備を行う必要があるためです。 主な改正点は、職員の勤勉手当を年間で0.05カ月分引き上げるものです。これにより、年間では1.85カ月分から1.90カ月分へと引き上げられます。また、給料表(初任給・若年層の俸給月額のみ)を改定し、平均0.1%の引き上げを行うものです。勤勉手当令和元年度分から、給料については平成31年4月1日からの適用です。不足分については、来年1月に支給されます。住宅手当については手当対象の家賃額の下限が1万2,000円から1万6,000円に、家賃手当額の上限が2万7,000円から2万8,000円に改定されます。住宅手当の改定は令和3年4月1日から施行されます。 第78号議案は全員賛成で可決です。 第81号議案志免地域共同利用施設等の設置に関する条例の一部を改正する条例の制定について。 制定の理由は、サンリヤン公民館の町への帰属に伴い、所定の規定の整備を行う必要があるためです。 所定の規定の整備とは、別表第1に次のように加える。サンリヤン公民館、志免町別府西2丁目23番26号。 附則。この条例は、公布の日から施行する。 社会教育課より、以下の説明を受けました。 西日本鉄道株式会社──以下、西鉄と省略させてもらいますけれども──西鉄が、集合住宅サンリヤンを建設時に、町との事前協議により、集会所施設が西鉄の負担で建設されました。その後、西鉄から町へ寄贈の申し入れがあり、住民組織、西鉄、町で改修内容等を協議、調整を行い、平成31年3月に西鉄の負担で集会所施設としての改修工事が完了しました。主な改修内容は、1階和室部分の間取り改修と、1、2階の空調取りかえとのことです。 令和元年8月16日に西鉄から志免町に寄贈され町の所有となったため、志免町地域共同利用施設等の設置に関する条例の別表にサンリヤン公民館を加え、地域共同利用施設として位置づけたものです。 委員からは、これからのマンション等の建設に際しては、開発業者集会所施設についての事前協議及び指導をしっかりやってもらいたいとの要請がありました。 第81号議案は全員賛成で可決です。 以上で報告を終わりますが、12月定例会の初日の総務文教常任委員会閉会審査報告追加報告がありましたので、ここで報告させていただきます。 各項目の数値の点であります。 志免町教育振興基本計画について。 1、いじめについて。 平成30年度のいじめの認知件数は小学校137件、中学校142件で計279件。いじめの解消件数は小学校100件、中学校117件で計217件。いじめの解消率は78%。平成29年度のいじめの認知件数は211件で解消率は68.2%。平成30年度の認知件数は29年度より68件ふえたが、解消率は10ポイントほど伸びている。平成30年度の志免町のいじめの認知率は、小学校3.9%(全国平均6.6%)、中学校10.9%(全国平均3.0%)です。 委員より、認知率が高くて解消率が高いほうがいいのか、中学校の認知率は高過ぎないか等の意見が出されました。委員会としては、今後も注視していくことで一致いたしました。 2、不登校について。 平成30年度の不登校者数、小学校38人、中学校79人で計117人(前年93人)。不登校解消復帰人数、小学校24人、中学校31人、計55人(前年27人)。不登校解消、復帰率47%(前年29%)、前年比プラス18%。平成30年度の不登校出現率、小学校1.2%(全国平均0.7%)で全国平均の1.7倍、中学校5.8%(全国平均3.8%)で全国平均の1.5倍。平成30年度の年間の欠席日数が30日から50日の児童・生徒数が25人(不登校児童・生徒数全体に占める割合21%)であり、比較的軽度の不登校児童・生徒の不登校解消、復帰率は84%と高い状況にありました。 3、人権教育の推進について。 平成30年度全国学力学習調査において、自分にはよいところがあると回答した児童・生徒の割合は、小学校90%、中学校81%、平均86%で、前年比プラス10%。全国平均は小学校89%、中学校も89%です。 4、学力向上のための取り組みの充実について。 本年4月の学力調査では、小学校ではやや下降傾向ですが、全国平均を上回っています。中学校は昨年度よりも3.9%ほど悪く、全国平均を下回っています。 以上です。前回報告とあわせて確認をお願いいたします。 ○議長(丸山真智子君) ただいまの総務文教常任委員長報告に質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山真智子君) 質疑なしと認めます。 ほかにないようですので、以上で総務文教常任委員長報告並びに質疑を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第2 厚生建設常任委員長の審査の経過及び結果報告並びに委員長報告に対する質疑 ○議長(丸山真智子君) 日程第2、厚生建設常任委員長の審査の経過及び結果報告並びに委員長報告に対する質疑を議題といたします。 岩下厚生建設常任委員長。 ◎厚生建設常任委員長(岩下多絵君) 厚生建設常任委員会に付託されました2議案について、審査の経過と結果の報告をいたします。 第79号議案志免道路占用料徴収条例の一部を改正する条例の制定について。 提案の理由は、道路法施行令の一部を改正する政令(令和元年政令112号)が公布され、道路占用料の改定が行われたことに伴い、本町の道路占用料の改定を行うため、所要の規定の整備を行う必要があるためです。 内容については、占用料は、民間における地価水準固定資産税評価額)、地価に対する賃料の水準等を基礎として国が算定しており、今回、平成30年度に行われた固定資産税評価額の評価がえ、地価に対する賃料の水準の変動等を反映するため政令が改正されたため、その改正政令を参考として道路占用料を改定するものです。 委員より、今回の改定で歳入額はどうなるのかという質問に対し、改正される占用料については全て増額となっており、平成30年度の実績と比較し、令和2年度はおよそ157万2,000円の増加が見込まれるとのことです。 この条例は、令和2年4月1日から施行されます。 第79号議案は全員賛成で可決です。 第80号議案志免法定外公共物占用料徴収条例の一部を改正する条例の制定について。 提案の理由は、道路法施行令の一部を改正する政令(令和元年政令112号)が公布され、道路占用料の改定が行われたことに伴い、本町の法定外公共物占用料の改定を行うため、所要の規定の整備を行う必要があるためです。 改定概要は、第79号議案と同じく、改正政令を参考として法定外公共物占用料を改定するものです。 委員より、今回の改定で歳入額はどうなるのかという質問に対し、平成30年度の実績と比較し、令和2年度はおよそ3,000円の増加が見込まれるとのことです。道路占用料と比べ金額が少ないのは、占用物件が少数であるためとのことです。 この条例は、令和2年4月1日から施行されます。 第80号議案は全員賛成で可決です。 以上で厚生建設常任委員会の報告を終わります。 ○議長(丸山真智子君) ただいまの厚生建設常任委員長報告に質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山真智子君) 質疑なしと認めます。 以上で厚生建設常任委員長報告並びに質疑を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第3 予算常任委員長の審査の経過及び結果報告 ○議長(丸山真智子君) 日程第3、予算常任委員長の審査の経過及び結果報告を議題といたします。 古庄予算常任委員長。 ◎予算常任委員長古庄信一郎君) 予算常任委員会に付託されました3議案について、審査の報告をいたします。 第82号議案令和年度志免一般会計補正予算(第5号)は、第1条として、歳入歳出それぞれに5億1,241万3,000円を追加し、総額をそれぞれ149億1,932万2,000円とするものです。概要は後ほど報告をいたします。 第2条として、債務負担行為の補正は、追加が9件であります。 期間が長い事業順に報告をいたします。 まず1件目は、シーメイト空調システムリース料で、限度額は5億7,733万1,000円、期間は令和2年度契約締結の日から15年間であります。 この件は、6億円に近い15年にも及ぶリース料予算計上で、特に予定している事業内容からリース事業者の決定が最優先事項であり、この債務負担行為予算可決によって全ての計画がスタートし、極論を言えば、その後の経費なり事業について議会の関与する余地はないこととなるため、これから少し時間をかけて報告をいたします。 平成29年にシーメイト空調設備の配管から漏水が頻繁に発生し、現在まで19件の事例が報告され、これに伴い天井や廊下にしみが発生、無残な跡を残しています。 このことが平成30年6月定例会で報告され、調査費50万円で実態を調査し、12月定例会で議会に調査特別委員会を設置し、今年3月定例会で一連の行政責任をとるとして町長給与のカット、そして改修方法等の検討のための設計委託料1,250万円が計上、承認いたしました。 そして今回、その結果として、現状空調システム更新型ほか5通りの改修方法から、業者報告劣化診断書及び長期休館ができないシーメイトの現状を踏まえ、休館を伴わない改修工事が可能な中央熱源方式EHPチラープラス個別空冷パッケージエアコン(EHP)の空調システムを採用することとし、5月に改修工事設計業務委託先の入札を行い、株式会社稲永建築設計を決定。その後、同システムで環境省の補助金活用が可能との情報を得、この活用に対する協議を重ね、環境省が展開する補助事業である二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金地方公共団体カーボンマネジメント強化事業を推進することとした。これは公共施設CO2排出削減に向け、省エネ設備の導入を通して地方公共団体率先的取り組みを強化し、地域全体の温暖化対策支援目的とした補助事業で、リースの場合は補助率3分の1。特記すべきは、機器設備空調機器(L2-Tech仕様)と限定され、公募申請には事業実施計画書CO2排出量削減効果等一覧表など相当数のデータほか資料作成が求められ、採択完工後も3年間、同様の報告が必要となる。以上のことから、補助採択のためには各資料の作成方法審査基準を理解した採択実績のあるリース事業者またはコンサル企業と契約を結び推進することがベターとの結論に達したとのこと。 これにより、来年度の補助事業の採択を目指すには、来年2月までに公募型プロポーザルを経てこのリース事業者を決定し、町と共同で応募申請書類を作成し、4月から5月にかけ応募申請を行う。その後、6月に採択内示があれば7月に交付申請を行い、事業開始、令和3年2月までの8カ月の工期として工事を行い、完了後リース開始となる。 これらのスケジュールから、今回の債務負担行為補正追加は、環境省の補助事業に採択されなかった最悪のケースでのリースを想定した経費について、補正追加限度額5億7,733万1,000円の計上がなされたわけであります。 予算委員会では、福祉課から、補助対象空調機器(L2-Tech仕様)以外の一般仕様でのリースでない町買い取り工事(イ)と、補助金活用なしでの一般仕様でのリースの場合(ロ)と、補助金活用(ハ)の3つのケースによる財源措置と将来にわたるコスト計算の説明を受けました。 補助金活用(ハ)の場合、補助金対象工事機器設備工事補助対象機器設置のため、(イ)(ロ)に対して600万円ほど高額になること、採択後提出義務のあるデータ等を管理する装置システム費用が800万円ほどかかり、これにより補助金対象工事が(イ)(ロ)の2億8,862万9,000円に対し、(ハ)は3億269万6,000円と1,406万7,000円ほど高額となる。また、補助金対象外工事は、電気設備工事がこれも補助対象機器設置で(イ)(ロ)に対して157万円高額となり、補助金対象外工事の計は(イ)(ロ)の6,210万2,000円に対して(ハ)は6,367万2,000円と157万円高額となる。これに(ハ)の場合、補助金が1億89万8,000円となり、これを減額して、消費税相当額をそれぞれに加えた改修工事積算合計は、税込みで(イ)(ロ)は3億8,580万4,000円、(ハ)は3億210万6,000円となり、(イ)(ロ)よりも8,369万8,000円ほど安くなる。次に、保守メンテナンスは(イ)(ロ)いずれも年600万円、15年で9,000万円に対して、(ハ)は年375万円、15年間で5,625万円と安くなるが、これは補助対象機器が高性能で、保守メンテナンスにかかる費用が一般仕様より安価の見込みとのこと。しかし、(ハ)は、これに補助金コンサル費用等が7,330万円別途発生し、これによる工事とメンテ合計額は、(イ)(ロ)とも4億7,580万4,000円、(ハ)は4億3,165万6,000円となり、補助金を受ける(ハ)は(イ)と(ロ)に対して、4,414万8,000円しか安価とならない。しかし、町の今回の予定額では(イ)が4億7,580万4,000円、(ロ)が5億7,733万1,000円、(ハ)は4億5,210万円と試算しており、これと先ほどの合計額との差額が(ロ)で1億157万2,000円、(ハ)で2,044万4,000円の差があり、これはリース時のもろもろの経費との見解でありました。 委員会で、リース時のこのもろもろの経費の根拠、そして(ロ)と(ハ)のもろもろの経費の差が8,000万円以上の差があり、余りにも大き過ぎて不透明で理解がなかなか難しい。 また、今回の債務負担行為でも補正は補助が受けられない(ロ)の場合での補正額で、町はあくまでも(ハ)での事業実現を目指しており、最終的には今回の補正額より1億2,500万円ほど減額となるものと理解をいたします。 委員会では、補助を受けてもこれにかかわる経費等が発生し補助を受ける恩恵が余りなく、申請なりその後の事務量から考えるとメリットはないのではとの意見が出されました。 また、リース時のもろもろの経費に対して不透明で曖昧との指摘もなされました。 委員長として申し上げますが、今回の提案では、補助事業申請なり事後の諸事務の主体はリース事業者で、これにより事業者の権限が非常に強くなり、経費の上積みほかが懸念をされます。 また、リース契約や仕様の内容が議会の審査に付されないため、所管課やシーメイト担当だけで十分なチェックと事業者との折衝ができるのか。 補助金事業を受けるための債務負担行為での予算計上とはいえ、そうでないケースでの上程ならばもっと早く提案なりができたはずではないか。そして、強く申し上げたいことは、何といっても、補助金を取るためとはいえ、あと一、二カ月で15年間のリース事業者を決定しなければならない事情は、議会として知る余地もなく、どんな問題点があっても、議会からの提案や他の方法の検討、そして反対、削減の余地もない議案の提案には強く抗議をいたします。 シーメイト水漏れ対応は早急にやらなければならない事業ですが、多額の血税を使う事業、そしてシーメイト維持管理費が長期に増大し、みっともない天井や床のしみ汚れの対応にどれだけの経費がかかるのかを考えると、少なくとも行政と議会が信頼関係を持って事に当たらなければならないことは必然であります。このことを強く申し上げておきます。 次に、2件目はまちづくり支援室運営委託料で、限度額2,075万1,000円、期間は令和元年度契約提携の日から令和5年3月31日までの3年間であります。 この事業は、現在NPO法人ミディエイドに委託をしていますが、委託契約が切れるため、新たに3年間の委託事業として入札を行うものです。 前回の予算審査で出された意見は、支援室の職員採用について、加入しているボランティア団体関係者が採用されていることや、支援室の場所、加入ボランティア団体の者しか入室できない等々が指摘され、入りにくく、町民に広く利活用される支援室になっていないとの意見が出され、どう改善されたか検証していませんが、今回の利用状況報告から、30年度の支援室登録団体数が、前年度24団体から3団体減の21団体となっているとの報告で、この状況は課題の一つであると指摘をしておきます。 3件目は、ALT派遣業務で、限度額2,993万1,000円、期間は令和元年度契約提携の日から令和4年3月31日までの2年間です。 前回の予算から年間261万円の増額となっているが、これは令和2年度からの小学校英語教科化完全実施に向けて、外国人アシスタントティーチャーであるALTの配置時間を現在の5年生、6年生それぞれ授業時数50時数、計100時数に20時数を増加し140時数とする。また、現在は委託契約しているが、これではALTが所属企業の指揮下であり、学校がALTへ指揮、命令ができなく、細かな授業ができないということから、県の指導もあり、学校現場で直接指示、命令、依頼ができ、チームティーチングが可能な派遣として業者と契約する。これによってALT3名分の社会保険料の2分の1を町が負担することとなり、年間で139万円の増、そして時数増と消費税増ほかで261万円の増となる。 ALT事業については、以前から議会の中でそのあり方、課題が指摘され、町独自の自前のティーチャー育成とか、いろんな方法が提言され議論してきましたが、今般、何と業者への業務委託による弊害が報告され、その解決に業者からの労働者派遣とし、これにより事業費も増額との説明に驚愕いたしました。 今後、この事業については、議会としても事業の最大の目的である英語力の強化にどう成果としてあらわれるか注視をしてまいりたいと思います。 次に、これから報告の5件の期間はいずれも令和元年度契約提携の日から令和3年3月31日までの1年間であります。 4件目は、ふるさと納税業務代行委託料で、限度額はおうえん寄附金受入額の6割に相当する額です。 この事業は、ふるさと納税に係る事務代行業務ふるさと納税ポータルサイト契約受領証明書ワンストップ申請事務代行業務等であります。 5件目は、環境監視作業業務委託料で、限度額483万1,000円です。環境監視員2名分の委託で、前回指摘した監視員制度を知らない町民が多く、町民への普及と周知を徹底すべきとの指摘から、不法投棄の回収数の実績が、平成29年度308件から今年平成30年度は131件に激減している。入札業者を幅広く公募するよう再度要請し、所管課からは監視員の身分も含め業者契約のあり方について今後検討するとのことであります。 6件目は、屋外トイレ清掃委託料、限度額586万3,000円です。 これは、町内の公園トイレ22カ所分の清掃委託料で、清掃の頻度は週5回清掃が3カ所、週に3回が2カ所、週に1回が17カ所です。 7件目は、発達検査業務委託料、限度額144万円です。 これは、現在、特別支援学級担当者相談員として専門の知識を有する臨床心理士1名が、支援学級にかかわる教員等の指導や相談、対象児童・生徒の発達検査等に対応しているが、近年、特別支援教育を受ける対象者の増を受け、令和2年度より2名体制とするものであります。 8件目は、町民体育館清掃業務委託料、限度額77万7,000円であります。 3業者による入札を予定しているとのことです。 最後に9件目は、聖火リレーミニセレブレーション業務委託料、限度額700万円で、期間は令和元年度契約提携の日から令和2年5月31日までです。 これは、来年開催の東京オリンピックの聖火リレーに志免町が手を上げ選定され、この志免町での出発セレモニーであるミニセレブレーションの経費として計上され、開催予定の他自治体と資機材や警備員の確保が競合するため早目の確保が必要となり、債務負担行為として計上されたものであります。内容は、機材費110万円、人件費200万円、消耗品費170万円ほかであります。 委員会での審査の中で唖然としたのは、この700万円のほかにリレー沿道ほかの警備費の町負担が別途1,000万円との報告があり、総額1,700万円程度となるとのことであります。 この事業も、町長は事あるごとに聖火リレーをやると町民に発していたが、一方、費用面はこんなにかかるとは一言もなく、まして議会へも全く相談をされることなく、今回も唐突に聞かされ、またリレーコースについても疑義が出されました。 聖火リレーという内容からも、この金額については賛否いろいろあろうと思いますが、これだけの血税を使っての開催の是非については、少なくとも二元代表制の一方である議会には事前に相談なり、理解を求める何らかの行為はあってしかるべきと思います。委員会で議長に確認すると、全くないとの答弁でありました。 この事業は、金がかかり過ぎるからやらないとは言えない、国、県と約束した事業であり、どんなに経費がかかろうと辞退できるわけではなく、そういう事業であるからこそ、より以上、事前の相談なり報告、理解を得る行為はあってしかるべきであります。相談など事前の協議は必要ないとの見解であれば、お互いの信頼関係はますます危機的状況になると苦言を呈しておきます。 次に、予算での歳入の主なものは、町税6,000万円の増額で、特に注目する点は、個人町民税が課税人口の111人増加で3,500万円の増額、固定資産税が路線価の下落率や、新増築の未評価額の見込み違い、企業等の設備投資増等により、1,836万8,000円の増額です。 国庫支出金は、障害者自立支援給付費負担金173万4,000円の増、障害児施設給付費等負担金1,048万円の増、県支出金では、障害児施設給付費等負担金524万円の増、後期高齢者医療保険基盤安定負担金161万1,000円の減額、志免町おうえん寄附金4億5,800万円の増で、当初予算では3億円を見込んでいたが、11月末実績で件数2万2,352件、前年比マイナス3,297件ですが、寄附額が3億744万4,000円、前年比2,799万円の増、また寄附額は12月に集中する傾向にあり、昨年12月実績が2億6,097万7,000円であるため12月見込みを3億9,200万円、1月から3月見込みを5,900万円、寄附額計を7億5,800万円とし、当初予算との差4億5,800万円を増額補正するものであります。 最後に、財政調整基金繰入金2,300万円の減額です。 次に、歳出の主なものは、総務課関係では、人事院勧告による特別職及び一般職の給与改定ほかで全体の人件費が135万7,000円の増額で、これに関連する条例改正3議案が上程され、所管の総務文教委員会での審査では可決となっております。 住民課関連では、平成30年度の医療給付費の精算、調整による後期高齢者医療給付費負担金1,682万8,000円の増額、一般会計からの繰入金額が決定したことに伴う後期高齢者医療特別会計繰出金206万1,000円の減額、子ども医療費の町単独分として200万円の増額、平成30年度の精算金として、未熟児養育医療対策費国県補助金精算返還金256万2,000円の増額。 次に、福祉課関係では、障害児通所支援給付金2,096万1,000円の増で、これは当初見込みより利用者及び利用回数等の増によるものであります。また、障害者自立支援給付費(補装具)は347万円の増で、これは当初見込みより申請増と高額な電動車椅子ほかの申請があったためであります。 次に、学校教育課関係では、中学校備品購入費285万4,000円の増で、これは特別支援を必要とする生徒数増に伴い、特別支援学級が志免中学校で1クラス9名増、東中学校で3クラス14人増の見込みで、これらに対応する生徒用及び教師用の机、椅子等備品購入費であります。 同じく、東中学校の令和2年度の生徒数が52人増となり、これに対する給食用備品、給食用食器等消耗品費として144万円の増額であります。 最後に、経営企画課関係では、ふるさと納税推進事業2億5,694万4,000円の増額で、補正後の事業費計は4億4,704万6,000円となり、これは寄附額の59%となります。 補正の内容は印刷製本費50万6,000円の増、郵便料373万6,000円の増、事務代行委託料2億5,269万6,000円の増、使用料及び賃借料6,000円であります。 また、おうえん基金積立金は2億105万6,000円の増額で、今年度のおうえん基金積立金の計は3億1,100万3,000円となり、これは寄附額の41%となります。 委員からは、人気返礼品の他自治体との競合等による減額等の懸念が出されました。 委員長として、ポータルサイトほか事務委託料の限度額が寄附額の6割に相当する額となり、ますます委託額の増が予想され、報告では楽天サイト分の寄附額が1.26倍の伸び率となったとのことで、自前のサイト展開も研究すべきではと提言し、財政健全化への展開の中で、このふるさと納税による寄附額増が大きな要点として注目され、今後もしっかり対応するよう要請をいたしておきます。 最後に、予備費61万8,000円の増額であります。 採決の結果、第82号議案令和年度志免一般会計補正予算(第5号)は全員賛成で原案どおり可決であります。 次に、第83号議案令和年度志免町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について報告いたします。 歳入歳出予算の総額にそれぞれ135万円を追加し、総額をそれぞれ43億820万9,000円とするものです。 歳入の主なものは、国庫支出金がシステム改修経費に対する補助金として94万8,000円の増、職員人件費対応の一般会計繰入金が40万2,000円の増額です。 歳出の主なものは、職員人件費とシステム改修委託料の増で、総務費135万円の増です。 採決の結果、第83号議案令和年度志免町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)は全員賛成で原案どおり可決であります。 次に、第84号議案令和年度志免町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)について報告いたします。 歳入歳出予算の総額からそれぞれ206万1,000円を減額し、総額をそれぞれ6億3,858万4,000円とするものであります。 歳入の主なものは、一般会計繰入金206万1,000円の減額。 歳出の主なものは、職員人件費8万6,000円の増額、保険基盤安定繰入金として214万7,000円の減額であります。 採決の結果、第84号議案令和年度志免町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)は全員賛成で原案どおり可決であります。 次に、予算常任委員会として閉会中も含め最大の課題事業として取り組んでいます待機学童解消について、今議会初日にも報告をいたしましたが、その後の経過、現況、今後の対応について、子育て支援課及び学校教育課より報告を受けました。 事業委託先のシダックスとの協議では、場所確保と、1月に予算決定がなされれば、その後支援員の確保に取り組み、現況では4月開始は2校で可能、残り1校は7月以降になるとの見解を受けました。また、場所については、教育長、学校教育課で各校と精力的に協議を展開しているとの報告を受け、来年度の申し込みの状況も確定してきており、その状況によってはいろいろな課題と方法が考えられ、いずれにしても来年4月からの待機学童ゼロに向けて行政、議会協働して実現できるよう全力で取り組みたいとの思いで、引き続き予算常任委員会の閉会中の審査付託案件といたしました。 次に、総務課から、さきの9月本会議で採決した庁舎1階フロアの窓口環境整備事業について、課よりの要請で進捗状況の報告がありました。 特に、デザインコンセプトをユニバーサルデザインに配慮し、周辺環境と調和のとれたデザインにすることとし、公募型プロポーザルを実施、2社より参加提案があったとのことであります。 今回の総務課みずからの要請による事業の進捗状況、経過報告は、二元代表制による自治運営の相互責任という観点からも事業展開の情報共有は必須であり、今回の申し入れは予算常任委員会として要請し続けてきた思いに沿うものとして高く評価をし感謝を申し上げます。 一方、最後に再度重ねて申し上げますが、シーメイトの水漏れ問題対応のシーメイト空調システムリース料の審査の中で、一度説明をした後の最終的審査での段階で、重要な部分である7,300万円もの金額の解釈違いで訂正が行われたり、聖火リレーの予算について、事前に議会対応が全く行われず唐突な700万円もの金額提示がなされ、その後、これまた唐突に1,000万円もの追加見込みが報告されるなど、さきの9月議会での紛糾や新聞報道が全く教訓として生かされていない現実に怒りを覚えます。 これらは、本来あるべき議会として、また議員として、賛否の姿勢を明確にあらわすことをさせず、余裕を与えない、つまりやむなく賛成せざるを得ない、的確な判断が下せない時期、条件での提案であり、実に腹立たしい悶々たる思いの中での採決、採択であったことを申し上げておきます。 そして、それはまさに行政、町長の議会対応のまずさが引き起こしたものであることを強く指摘をいたしておきます。 以上、予算常任委員会に付託されました4議案についての審査及び採決の結果の報告といたします。 ○議長(丸山真智子君) 以上で予算常任委員長報告を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第4 討論、採決 ○議長(丸山真智子君) 日程第4、討論、採決を議題といたします。 第76号議案志免町議会議員議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。 討論を行います。 原案に反対の討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山真智子君) 原案に賛成の討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(丸山真智子君) 討論なしと認めます。 これから第76号議案を採決いたします。 本案は原案のとおり決定することに賛成の方は挙手を願います。              〔賛成者挙手〕 ○議長(丸山真智子君) 全員賛成です。したがって、第76号議案は原案のとおり可決いたしました。 第77号議案志免町特別職の職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。 討論を行います。 原案に反対の討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山真智子君) 原案に賛成の討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山真智子君) 討論なしと認めます。 これから第77号議案を採決いたします。 本案は原案のとおり決定することに賛成の方は挙手を願います。              〔賛成者挙手〕 ○議長(丸山真智子君) 全員賛成です。したがって、第77号議案は原案のとおり可決されました。 第78号議案志免町職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。 討論を行います。 原案に反対の討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山真智子君) 原案に賛成の討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山真智子君) 討論なしと認めます。 これから第78号議案を採決いたします。 本案は原案のとおり決定することに賛成の方は挙手を願います。              〔賛成者挙手〕 ○議長(丸山真智子君) 全員賛成です。したがって、第78号議案は原案のとおり可決されました。 第79号議案志免道路占用料徴収条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。 討論を行います。 原案に反対の討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山真智子君) 原案に賛成の討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山真智子君) 討論なしと認めます。 これから第79号議案を採決いたします。 本案は原案のとおり決定することに賛成の方は挙手を願います。              〔賛成者挙手〕 ○議長(丸山真智子君) 全員賛成です。したがって、第79号議案は原案のとおり可決されました。 第80号議案志免法定外公共物占用料徴収条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。 討論を行います。 原案に反対の討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山真智子君) 原案に賛成の討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山真智子君) 討論なしと認めます。 これから第80号議案を採決いたします。 本案は原案のとおり決定することに賛成の方は挙手を願います。              〔賛成者挙手〕 ○議長(丸山真智子君) 全員賛成です。したがって、第80号議案は原案のとおり可決されました。 第81号議案志免地域共同利用施設等の設置に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。 討論を行います。 原案に反対の討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山真智子君) 原案に賛成の討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山真智子君) 討論なしと認めます。 これから第81号議案を採決いたします。 本案は原案のとおり決定することに賛成の方は挙手を願います。              〔賛成者挙手〕 ○議長(丸山真智子君) 全員賛成です。したがって、第81号議案は原案のとおり可決されました。 第82号議案令和年度志免一般会計補正予算(第5号)を議題といたします。 討論を行います。 原案に反対の討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山真智子君) 原案に賛成の討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山真智子君) 討論なしと認めます。 これから第82号議案を採決いたします。 本案は原案のとおり決定することに賛成の方は挙手をお願いいたします。              〔賛成者挙手〕 ○議長(丸山真智子君) 全員賛成です。したがって、第82号議案は原案のとおり可決されました。 第83号議案令和年度志免町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)を議題といたします。 討論を行います。 原案に反対の討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山真智子君) 原案に賛成の討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山真智子君) 討論なしと認めます。 これから第83号議案を採決いたします。 本案は原案のとおり決定することに賛成の方は挙手を願います。              〔賛成者挙手〕 ○議長(丸山真智子君) 全員賛成です。したがって、第83号議案は原案のとおり可決されました。 第84号議案令和年度志免町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。 討論を行います。 原案に反対の討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山真智子君) 原案に賛成の討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山真智子君) 討論なしと認めます。 これから第84号議案を採決いたします。 本案は原案のとおり決定することに賛成の方は挙手を願います。              〔賛成者挙手〕 ○議長(丸山真智子君) 全員賛成です。したがって、第84号議案は原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第5 加齢性難聴者補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める意見書(案)について ○議長(丸山真智子君) 日程第5、加齢性難聴者補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める意見書(案)について議題といたします。 提出者より趣旨説明を求めます。 14番末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) 加齢性難聴者補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める意見書(案)であります。 加齢に伴い耳が聞こえにくくなる加齢性難聴は、コミュニケーションが困難になるなど日常生活を不便にし、生活の質を落とすことだけでなく、鬱や認知症の原因にもなることが指摘されております。これに対し、補聴器を使用することで、高齢になっても生活の質を落とさず、心身ともに健やかに過ごすことができると考えられます。 しかし、補聴器の値段は、片耳が3万円から20万円、両耳で10万円から50万円にもなり非常に高額ですが、保険適用の対象ではありません。 身体障害者福祉法第4条に規定する身体障害者である高度・重度難聴の場合は、補装具費支給制度により補助を受けられるものの、その対象者はわずかであり、約9割の人は全額自費で購入しなければなりません。そのため、日本の補聴器使用率は、補聴器購入に対する公的補助制度がある欧米に比べ圧倒的に低くなっております。 よって、国会及び政府が加齢性難聴者補聴器購入に対する公的補助制度を創設されるよう強く要請するものであります。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出するものであります。 提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、厚生労働大臣宛てであります。 ○議長(丸山真智子君) ただいまの説明に対する質疑はありませんか。 古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) 参考にお伺いしますけども、加齢性難聴者っていうのは大体およそどれぐらいおられるんですかね。それで、補助制度で、補助率にもよるんでしょうけども、どれぐらいのものになるんですか、補助総額的には。何か御試算があるんでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) 加齢性の補助につきましては、障害者手帳を持っておられる方につきましてはそのことがありますが、一般的にはそのことはされておりません。ただ、東京の江東区、ここは補聴器支給制度が実現しております。ここは、役所に行って難聴だという形を申し出れば、補聴器の現物支給がされているというのが、全国でここが、主に。今から、このことが広がっていくのではないかと私も期待をいたしてるところであります。 当町には、当初一般質問でも質問をいたしましたけども、この補聴器については、補助率についても当局はそういう返答は明らかにはできませんでした。しかし、私どももまず実よりも補聴器の現物支給、これをぜひ実現したいという思いで今回の意見書を国に提出したという状況であります。 ○議長(丸山真智子君) ほかに質疑はありませんか。 古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) 以前から、議会側から意見書を出したりとかいろいろやるときに、言葉は悪いんですけども、まあいいじゃないかというようなことで、議論もせずに恥をかいたようなこともありますけども、参考的に聞きますけど、これは志免町は初めて出すんですか、この意見書は。もし、志免町が初めて出す意見書ならしっかりと考えてやらにゃいけないんだけども、末藤さんの所属されている党とか、そういうところで全国的に各自治体の議会で提出されてるんですかね。そのあたり参考にお伺いいたします。 ○議長(丸山真智子君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) 全国的に提出されているのかと言われますと、まだそこまでは調べはいたしておりません。先ほど言いました江東区の、ここはしっかり補聴器の補助制度がありますので、ここを参考に我が町も意見を出したらいかがなものかという形で。 この前一般質問を行ったときに四、五人の方から問い合わせがあって、いつごろ補聴器の支給は実現するのかという問い合わせがありましたけど、いや、まだすぐにはないけれども、こういうことを今から国に提出するという形で、お断りとあわせてそういう回答をいたしたところであります。 ○議長(丸山真智子君) ほかに質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山真智子君) ないようですので、次に討論を行います。 意見書案に反対の討論はありませんか。 大西議員。 ◆12番(大西勇君) 加齢性難聴者補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める意見書(案)に対しまして、全面的に否定するものではありませんが、この補助制度の将来的な範囲や持続性、財政面について何点か指摘して、反対の意見を述べさせていただきます。 まず1点目は、意見書によりますと補聴器の値段は片耳3万円から20万円、両耳で10万円から50万円にもなり非常に高額であり、補聴器購入に対する公的補助制度を創設されるようにとの内容であります。まず、この点について異論を申し上げます。であるならば、まず近年国においても私たち議会においても、いわゆる2025年問題、あと5年すれば団塊の世代が75歳となり後期高齢者となる。その数は全国で300万人とも言われております。目の前に超高齢化社会を迎えようとしていることは、確定した事実であります。その上で、高齢者はもとより身体障害者の方々等にも広く補聴器を活用することは重要なことであります。しかしながら、先ほど申されましたが補聴器は高額な医療機器であり、利用者や購入者にとって大きな負担となっていることも事実であります。 そこで、現在政府においては、平成30年度から補聴器適合に関する診療情報提供書(2018)の活用により、医療費控除を受けられるように制度を創設されております。また、現在政府・与党として、加齢性難聴に限らず広く難聴者対策として、早期発見、早期治療に対する公的補助制度の創設において、予算規模を慎重に検討し対応が講じられている段階でもあります。 余談ではありますけども、昨今のテレビ報道によりますと、いろいろな高齢者の補助制度が急激な高齢化によって制度そのものが厳しい状況にある自治体もあります。 2点目には、意見書には言われておりますが、障害者に対する補装具費支給制度があります。その対象者はわずかだとの指摘もありました。であるならば、そのことに対しての充実や、それ以外でも新生児の聴覚障害のある子どもさんに対しての支援体制の充実も大事なことであります。さらには、身体障害者だけでなく難病による聴覚障害者に対する補装具の支援体制も大事なことであります。そういうことを鑑みたとき、この補聴器の補助制度というものは加齢性難聴者だけに特化するものではなく、それ相当の背景と大義、つまり時代背景と明確な根拠を持って時代に合った持続できる制度の創設を進めていくべきだと思っております。 先ほども申しましたが、現在補聴器適合に関する診療情報提供書(2018)により、医療機関を通じて現状調査が急がれております。 最後に重ねて申しますが、加齢性難聴者だけでなく障害者や新生児難聴、難病による聴覚障害者等に対しても公平平等に取り組むべき問題だと思っております。よって、現在既に行われている国の動向を注視する段階であり、加齢性難聴者だけに特化する意見書の提出は時期尚早との思いから反対討論といたします。 ○議長(丸山真智子君) 意見書案に賛成の討論はありませんか。ほかに討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山真智子君) これで討論を終わります。 これから本意見書案を採決いたします。 本意見書案に賛成の方は挙手をお願いいたします。              〔賛成者挙手〕 ○議長(丸山真智子君) 賛成多数です。加齢性難聴者補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める意見書(案)は可決されました。 したがって、衆参両院議長及び内閣総理大臣、財務大臣、厚生労働大臣宛てに意見書を送付いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第6 閉会中の審査及び調査事項の付託 ○議長(丸山真智子君) 日程第6、委員会の閉会中の審査及び調査の件を議題といたします。 各常任委員長及び特別委員長から会議規則第75条の規定によって、次のとおり閉会中の審査及び調査の申し出があります。 議会運営委員会、1、議会運営に関する事項について。 総務文教常任委員会、1、小学校の新学習指導要領完全実施について、カリキュラムとALT等、2、シメッチャの有効利用とPRについて。 厚生建設常任委員会、1、上下水道運営について、2、福祉巡回バスの有効利用について。 予算常任委員会、1、中央、東小学校学童保育所整備の検証と4小学校の令和2年4月待機学童解消に向けた取り組みについて、2、公共施設個別施設計画進捗の課題について。 志免炭鉱ぼた山対策特別委員会、1、ぼた山に関する諸問題についての調査研究。 議会広報特別委員会、1、議会広報の発行に関する事項。 以上、委員長及び特別委員長から申し出のとおり、閉会中の審査及び調査事項とすることに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山真智子君) 異議なしと認めます。したがって、委員長から申し出のとおり閉会中の審査及び調査事項とすることに決定いたしました。 これで本日の日程は全部終了いたしました。 以上で会議を閉じます。 令和元年第7回志免町議会定例会を閉会いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~              閉会 午前11時06分   地方自治法第123条の規定により下記のとおり署名する。                                令和元年12月19日                         志免町議会議長  丸 山 真智子                         会議録署名議員  藤 瀬 康 司                         会議録署名議員  安河内 信 宏...