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09月08日-03号

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  1. 志免町議会 2015-09-08
    09月08日-03号


    取得元: 志免町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-18
    平成27年第5回 9月定例会1 議 事 日 程(第3号)   (平成27年第5回志免町議会定例会)                               平成27年9月8日                               午 前 10 時 開議                               於   議   場 日程第1 一般質問番号質 問 者件    名要旨・質問内容質問の相手5古 庄 信一郎1.今年5月23日の望山荘における町民と町職員とのトラブルの真相と、これらから学ぶ類似ケース等への町の基本的な対応のあり方について。(1) 望山荘における町民と町職員のトラブルの真相と問題点・課題の把握と今後について。  ①トラブルの事実確認と問題点について。  ②問題発生から現在までの対応と問題点について。  ③組織としての問題点について。  ④対応マニュアル等について。町長2.地方創生への取り組みについて。(1) 地方創生への町の取り組みの現況と今後について。  ①新町長の考え方。  ②「総合戦略」策定のプロセスについて。  ・スケジュール  ・策定メンバー町長6丸 山 真智子1.行政評価について。(1) 導入の状況と成果について。評価は改善のためにあります。  予算への反映等。  ①行政評価の導入状況と町政運営への反映について。  ②職員の意識改革は。  ③事例を挙げて質問。  ・高齢者緊急通報システム事業  ・生涯学習ボランティア講師派遣事業  ・行政評価事業 etc.  ④事務事業評価表も9月の決算審査に間に合わないのか。   「持ち出し禁止」ではなく、もっと活用を。  ⑤住民参加を進めてみてはどうか。町長2.行財政改革について。(1) 施設の利用、活用について。  ①施設(生涯学習館、シーメイト)の使用料が見直しされた。
      入場料を徴収する場合の料金も整備して、利用できれば稼働率アップにもつながり、収入も増える。町長3.教育について。(1) 社会の変化に対応した教育。  ①認知症を理解する教育。  ②18歳選挙権導入での主権者教育。  ・子ども議会の開催町長 教育長4.空き家対策について。(1) 空き家を活用できないのか。  ①空き家を活用する視点で何か対策をとっているのか。  ②例えば「認知症カフェ」等で活用する場合の課題等について。町長7寺 田 秀 和1.防災。(1) 団員確保に課題があり、男女共同参画社会の取り組として女性消防団について志免町はどのように考えられているのか。  ①女性消防団の設置について。  ②消防団の会議などに出席され意見を聞くことはあるのか。  ③消防団格納庫シャワー室などを作ることは。町長2.自主防災について。(1) 志免町には30町内会ある中で19町内会が自主防災組織を立ち上げてあります。まだ11町内会がまだ思案中である。  ①防災に詳しい経験者を置くことは。  ②消防団OBで組織を作ることについて。  ③町内会組織とは別に消防団OBで組織を作ることができるのか。  ④防災訓練   ⅰ初期消火訓練や水防訓練はできる   ⅱ避難訓練をされるのか    春・夏の防火週間があるので、その時に避難訓練をしてほしいができるのか。町長8近 藤 辰 也1.炭鉱労働者慰霊碑建立等について。(1) 志免町の近代化と繁栄の礎を築いた炭鉱労働者慰霊碑建立及び竪坑櫓の保存について。 志免炭鉱と呼ばれる志免鉱業所の歴史は、1889年(明治22年)須恵町の新原に設立された新原採炭所に端を発し、当時の海軍艦艇の燃料の確保を目的として開発されました。昭和初期までには採炭の中心地は志免地区に移行しました。多いときには6,000人ほどの方々が働いており、事故などが発生し多くの方が犠牲になったと聞いております。  ①操業期間中は国営ということで慰霊祭も行われていたと思いますが、閉山後の慰霊祭及び慰霊碑の建立についてお伺いいたします。  ②平成21年12月8日、竪坑櫓が国の重要文化財に指定されました。平成28年度からの修復に向け、平成26、27年度に実施計画を策定されるということだが、計画内容についてお伺いいたします。  ③この計画に、田富炭鉱及び亀山炭鉱も合同での慰霊碑建立も案に入れてはどうか。町長2 出席議員は次のとおりである(14名)  1番  近 藤 辰 也            2番  寺 田 秀 和  3番  牟田口 武 史            4番  安河内 信 宏  5番  吉 田 大 作            6番  助 村 千代子  7番  野 上 順 子            8番  丸 山 真智子  9番  牛 房 良 嗣            10番  大 西   勇  11番  古 庄 信一郎            12番  大 林 弘 明  13番  二 宮 美津代            14番  末 藤 省 三3 欠席議員は次のとおりである(0名)4 職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(2名)  議会事務局長  長   秀 樹      書記      堀     誠5 地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名(20名)  町長      世 利 良 末      副町長     丸 山 孝 雄  教育長     長 澤 利 信      会計管理者   坂 田 龍 二  総務課長    世 利 秀 剛      地域交流課長  牛 房 大 和  経営企画課長  権 丈 伸 吾      上下水道課長  吉 村 信 義  生活環境課長  高 木 元 司      都市整備課長  山 内 昭 広  税務課長    中 尾 正 幸      福祉課長    藤 野 和 博  健康課長    作 本 和 美      子育て支援課長 藤     修  住民課長    吉 原 正 治      学校教育課長  吉 川   求  学校教育課参事 熊 本   仁      社会教育課長  吉 村 嘉 彦  総務課長補佐  内 野 克 志      経営企画課長補佐小 池 貴 恵            ~~~~~~~~~~~~~~~~              開議 午前10時00分 ○議長(大林弘明君) これより本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 一般質問 ○議長(大林弘明君) 日程第1、一般質問を行います。 順番に発言を許します。 11番古庄議員。質問時間30分です。 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) おはようございます。 まず、丸山副町長、御就任おめでとうございます。御活躍を祈念いたしております。 通告に従い一般質問を行いますが、議論においては個人名を避け、お互い町民、職員ということで呼ばさせていただきたいと思っております。 さて、今回の望山荘における町民と職員のトラブルに関する質問は、私は本当に断腸の思いで今ここに立っております。このような議論をするのではなくて、町にとってもっと大事な多岐にわたる懸案事項があるわけですけども、しかし、こういう議論をしなければならないという事態にまで放置されたことに、一方では怒りを覚えております。今でもこのトラブルの解決には至っておらず、逆に問題が大きくなるのではと危惧をいたしております。 3カ月以上たってもいまだに町民の方は望山荘は利用禁止、そしてこの間、次々と屈辱的なことが判明をしたり、起こり、本人の名誉が傷つけられたり、精神的な心労は大変なものであります。行政が組織として、また私ども議会も特別委員会を設置して、第三者的に内外ともに穏便かつ迅速に対処しておればと思って残念でなりません。 なぜ一般質問かということで、前議会で委員会設置が否決された後、所管課長に何とか解決する方法をと話を持ちかけましたけども、謝罪と治療費弁償ということで頑と理解されず、その話の中で、私は唖然とした発言を聞きました。それは、仮に被害届の内容が違っていたならば、公文書偽造で公務員としての処分を受けるだろうと、こういう冷酷な発言を耳にいたしました。事件直後なりその後の対応、解決へ努力なりが決して行われないだろうと、この言葉を聞いて確信をいたしました。客観的な対応をしていればこのような問題に至らなかった。ある意味、町の職員も被害者なのかなと、そんな気もいたしてなりません。議会も対応しない、また町のほうも前に進まない。ならば一般質問するしかない。そして、このことを一つの糧して、今後への教訓として生かしていただきたい。そういう思いできょうは議論をしたいというふうに思っております。 そこで、まずこの事件の本質を、私はこれは一個人対個人の問題ではない。公共施設の公共の事業の中で、公式行事の中で、善良なる町民の方と町民の福祉を一生懸命職とする職員の間のトラブルであり、これは公的トラブルであろうと、そういうふうに認識しておりますが、町長、その認識、間違いないでしょうかね。 ○議長(大林弘明君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 今古庄議員から、今回の事件が個人と個人ではなくて公的なというか、役場全体の考え、そういうことじゃないかなということでございました。まさに古庄議員が言われるように、今回の事件につきましては、職員も若い職員でございまして、そのこと自体は、余り軽んじることではないと思うんですけども、対応そのものも町にもいろいろ問題がありますし、対応としては、今言われるように、今となっては個人対個人ではなくて、町の対応を含めたそういったことになろうかと認識をいたしております。 以上でございます。 ○議長(大林弘明君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) 今となってはという言葉そのものが、もうこの事態の今日まで至る経緯を、なぜこうなったかということを物語っておるとは思いますが、今これからやりますけど。 そこで、トラブルの事実をどう把握、認識されておりますか、伺います。 ○議長(大林弘明君) 藤野福祉課長。 ◎福祉課長(藤野和博君) トラブルの事実確認という御質問でございますけれども、今回のトラブルにつきましては、まず当事者である職員、そして現場におりました正職員、複数の嘱託職員に確認をとっております。また、相手方の本人についても、トラブルの3日後に確認をとらせていただいております。 以上でございます。              (11番古庄信一郎君「そんなことは聞いとらん。どういう……」と呼ぶ) ○議長(大林弘明君) それ以上の答弁要りますか。 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) どういう事件であったかということを、事実をどう認識しているかということを聞いてるんです。 ○議長(大林弘明君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 今回のトラブルにつきましては、月曜日の朝に事実を私も確認いたしまして、当事者ともその後数回お会いしまして関係者の方、含めてお会いしまして事実を確認させていただきました。 望山荘での、ずっと以前から二月に1回、カラオケを楽しみにされている方のイベントといいますか、カラオケが開催されておりまして、参加者はその時々で違いますけども30人前後参加をされているわけでございまして、その中での音量の云々ということで、私も過去何回かそのカラオケを拝見させていただく場面もございまして、そのときには皆さん楽しそうに歌ってありました。 今回の中身につきましては、そういったささいと言ったら語弊がありますけども、音量のことで、参加者の方からそういう、低いじゃないかというようなことの発端がございまして、たまたま音量、音響を担当してます職員が、そこら辺の対応ができなかったということが発端でこのような事件が発生したということでございます。 以上でございます。 ○議長(大林弘明君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) 庁舎内でつくられた事故報告書というのを持っておられますか。 この場には当事者がお互いいないわけですから、真相について私たちはこの場でいろいろ解いたり明らかにすることはできないかもしれません。しかし、その後どこも対応しないのを受けて、町民の方が情報開示をして、庁舎の中でつくられたこの事故報告書というものを見られて唖然とされとったわけです。私もこれは見ました。 事実と違う内容について、町民の方も怒りを覚えておられて、もうここでるる言いませんけども、例えばその職員の報告書では、当日の町民への対応は優しい口調で物を言ったと。しかし、目撃者は、職員が手を払ったり、おまえと言ったと。また、職員は、襟首を捕まれて連れ出されたと。しかし、目撃者は、そこにおられた方は、職員が先に出ていって、足の悪い町民の方は後から出ていったとか、また、職員は十数発か多数の打撃、蹴り等の暴力を受けたと言っておられます。多くの目撃者は、そんなものは見ていないと。どちらが正しいかはわかりません、私はここで。しかし、余りにも乖離をしているわけです。この乖離については、乖離しているんだということは町長、認識されますか。 ○議長(大林弘明君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 先ほども申しましたように、月曜日の朝、課長から報告を受けまして、内容報告書も見させていただいて、その後、加害者とされる本人と数回お会いしまして、内容を、本人一人じゃないんですけども、何人かの方と一緒にお話をしました。やはり、今言われるように、報告内容と本人との中身が違っているというのは私も認識をいたしております。 ○議長(大林弘明君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) そこで、今日までもまだ望山荘の利用禁止というふうになっております。何で利用禁止なんですか。 ○議長(大林弘明君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 事件があった数日後に望山荘にお見えになって、数人の方から、私も報告を受けた内容で回答しますけども、ああいう事件を起こして何で見えるのかというようなことを福祉課のほうに通報があったというようなことも聞きまして、当時の副町長と相談をしまして、事件がこんなに長くなるとは私どもも思っておりませんでしたけども、解決するまではちょっと控えていただこうというような趣旨で出入り禁止という形をとらせていただいております。 以上でございます。 ○議長(大林弘明君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) 私も条例を、それから規則を読んでみましたけども、結局、それはそこで利用している人にはいろんな思い、いろんな考え方があります。しかし、この方も長年ずっと楽しみで望山荘に来て、仲間の方もたくさんおられて、そういう中で町の職員とのトラブルが起こったと、ちょっと。条例を照らしてみると、何でこんなに長期間に立入禁止なのかと。もう解釈できません。この方はまた時間があればやりますけれども。 この日初めて両者は一緒に会ったわけじゃなくて、それまでいろいろ面識もあるでしょう。人間同士ですから、常日ごろいろんなものがあったかもしれません。何かがあったかもしれない。しかし、そういうことも踏まえて、私は一方的に今回の事件の解決は、職員のほうには非がないという形での解決になっているわけです。本当に職員には非がなかったと、町長判断されていますか。 ○議長(大林弘明君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 非があるというか、その辺の言い回しが非常に難しいんですけども、発端は、先ほども申しましたように、カラオケの音量の問題ということで、本人が当日耳栓をしとったと、これちょっと常識では考えにくい対応だろうと思っております。そういった意味からすると、一般常識からしても全く非がなかったというのは、ちょっと申し上げにくいかなという認識でございます。 ○議長(大林弘明君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) これから多くの矛盾を少し細かく聞いて伺いますけども、まず第1点に、当日、5月23日、職員は病院に行って、そして警察に相談しに行ったんですけども、これどなたかついていったんですか。 ○議長(大林弘明君) 藤野福祉課長。 ◎福祉課長(藤野和博君) 本人が病院に行って警察に相談に行ったという話でございますけれども、一人で行ったというふうに認識しております。 ○議長(大林弘明君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) 公式、公的な行事の中で、こういうトラブルがあって、病院、警察に行くときに一人で行きますか、普通。これは組織としてやっぱり誰かが一緒に行くとか、そういう客観的なことをやらんと大変なことになるんです。勝手なことができるんです、個人で行くと。そんなことを言ったら申しわけないけど。だから、組織としてなぜ誰も一緒行かないのか。 その2日後、25日月曜日、藤野課長と相談をして、本人が粕屋署に被害届を提出したというのは間違いないですね。              (「あったに決まっとろうが」と呼ぶ者あり) ○議長(大林弘明君) もう一回言ってください。時計とめますから、とめますから。 ◆11番(古庄信一郎君) ちゃんと聞いてよ。 2日後の25日に、これ一緒に聞きます、藤野課長と相談して本人が粕屋署に被害届を提出したというのは間違いないか。ついでに、そのとき町長に相談なり指示を受けたのか、伺います。 ○議長(大林弘明君) 藤野福祉課長。 ◎福祉課長(藤野和博君) 25日に被害届を出したというのはありません。被害届の提出につきましては、いつ受理されたかというのはちょっとわかりませんけれども、粕屋署との相談の中で受け付けをしていただいているというふうに認識しております。 まず、23日の当日に職員が粕屋署に相談に行っておりまして、その後、何回か事情聴取されておりますんで、その後、その中で受理されたのかどうかというのは、私どもは確認がとれないところでございます。 また、被害届というか相談につきましては、25日の副町長、町長との相談の中で、提出したほうがいいんではないかということで話をしております。 以上です。 ○議長(大林弘明君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) 全然わからん。被害届を出したというそのこと自体が大変なことで今一生懸命やろうとしているのに、いつ出したかもわからん、どこで出したのかわからん。ただ25日は、町長と副町長と被害届を出す云々について相談はしたと。その後、いつ本人が出したか出してないかわからんなんて、こんなばかなことがありますかね、町長。 ○議長(大林弘明君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 今回のこのトラブルの経過というか、経緯につきまして、今課長が申し上げたのはちょっと違うんじゃないかな。被害届の提出は5月25日にしているんじゃないかなと私は認識をいたしております。 ○議長(大林弘明君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) それぐらい曖昧で、また相談をしたと。しかし、それは本当に相談をして、町長、副町長がその場で返答したのかどうか、それももう定かじゃないですけど、本議会の記録に残る中での答弁ですから、よろしくお願いいたします。 それから次に、事故報告書でも、職員本人も外傷はなく、骨も異常はない、鼻血が出たがすぐとまったと、報告しているんです。なぜこの程度のあれで警察署に被害届がすぐこういう形で出されるのかと。当日以降、普通どおり仕事をされてるわけでしょう、その方も。組織として客観的な判断というのはどうなんですか。今そこの25日に課長は相談をしたと、そこの中でそういうものも受けて、これは被害届に値をするということで判断をし、出せとこう言われたんですか。 ○議長(大林弘明君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 被害届につきましては、私のほうから出しなさいというようなことは申し上げたことはございませんが、けがのぐあいを私も目で確認もしておりません。課長のほうからこういう打撲の跡があったり、顔面がちょっと腫れとったりという報告を受けております。 以上でございます。 ○議長(大林弘明君) 傍聴席、静かにしてください。 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) 町民の方は23日から、翌日から望山荘に通っておったんですけど、利用禁止を通告したのはいつ誰が言ったんですか。 ○議長(大林弘明君) 藤野福祉課長。 ◎福祉課長(藤野和博君) 利用禁止、入館禁止の措置でございますけれども、25日の日に私が職員から報告を受けまして、そこで副町長、町長に相談いたしまして、入館禁止措置をしたほうがいいということで、そういった話をしました。そして、26日の日に、その前の24日の日曜日にも本人、町民の方が望山荘を利用されていて、先ほど町長が申しましたように、何も措置をとってない役場に対して、入館のほうがいいのかというような苦情といいますか、御意見もございましたので、26日の日に私が望山荘に参りまして、本人と面談して、その経緯の中で私のほうが、しばらく入館を御遠慮いただきたいということで伝えました。 以上でございます。 ○議長(大林弘明君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) 町長、副町長に相談したというのが事実かどうかというのは、もうここで議論するつもりはありません。そのうち事実がわかるでしょう。 そこで、その利用禁止の町長決裁、そして執行はいつ付なんですか。 ○議長(大林弘明君) 藤野福祉課長。 ◎福祉課長(藤野和博君) 最終的に町長の決裁を受けたのは6月4日でございます。 以上です。 ○議長(大林弘明君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) 公共のこういう組織の中で、口頭で、先ほども言いましたけど、そういうことをやったかどうかというのは定かではないんです。何も残ってないじゃないですか。その後から何ぼでも、どうでもつけられます、言われます。しかし、事実として本当に客観的に大事なのは、いつ付でこれを承認し決裁をし執行したかということなんです。 つまり、6月4日です、利用禁止措置が正式に決定して下されたのは。その前になぜ本人に利用禁止ということをやるんですか。こんなことやってたら、庁舎内の公文書なんて、みんな町民には一生懸命日付の問題から書類から不備があっとしたら大変な問題じゃないですか。堂々とあなた方はきちっとそういうことに対して対処するじゃないですか。でも、あなた方は何ですか、これは。6月4日でしょう。6月4日の日に出入り禁止を通告したならばわかります。翌々日じゃないですか、もう。このことはどうですか、町長。 ○議長(大林弘明君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 先ほど福祉課長が申し上げましたように、副町長と私に入館の禁止をということで福祉課長から話がございまして、その利用者からもそういう話もあったという、先ほど申し上げましたとおりです。じゃあそういうことをしたほうがいいんじゃないかという話を、副町長とともに課長にしたところでございます。 ○議長(大林弘明君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) 26日に町民の方と、御本人も含めてなぜ利用禁止かと。実態はどうだということで、ここまで言いたくありませんけど、町長室とかに行かれとるんです。そこで町長初めてそんなことは聞いたかどうか知りませんけど、それはということで、もう行っていいよというようなことを返答しとるわけです。ところが、その翌日にまた利用禁止という再通達をしとるわけです。こういうことを聞くと、今話がどういうことが本当なのかわかりません。あなた方がこの一般質問の答弁に対するヒアリングでどうしたのか。でも、客観的なのはこの文書ですよ。これはもう少し大変な問題になる可能性もないわけではない。作為的にされたというても反論できません。 それでもう一つ、この利用禁止を町長に起案する起案用紙がありますね、これ、起案用紙。所管のほかの方といいますか、この起案用紙に利用禁止の解除については考慮して判断すると、一担当者がこういう起案書を町長宛てに出しとるんです。こういうことが報告書があった。一担当者が、本人の謝罪や反省など、今後の状況等を総合的に考慮して判断いたしますって、こんなことを言えるんですか、組織として。こんな起案書を一職員が、それも当事者です、お互いの。これ庁舎内の中で起案書を出せるんですか。 もう一つ伺いますけど、この事故報告書、これ課長の名前で書いてるんです。本人が書くなら別にしても、課長が書いて起案は本人が書くという、こんなことが許されるんですか。もしこれに対する所管が総務課だったら、総務課長、答えてみてください。 ○議長(大林弘明君) 総務課長。 ◎総務課長(世利秀剛君) 本来ならば、この望山荘の利用禁止措置の起案文書は、当事者である職員が起案するというのはおかしなことだと考えます。 以上です。 ○議長(大林弘明君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) 課長が事故報告書を書いてますけど、先ほど一番冒頭に言いました。非常に町民の思いと職員の思いとのそこの中の乖離が大変ある。この事故報告書は、別個、本人が書いた事故報告書というのはあるんですか。 ○議長(大林弘明君) 藤野福祉課長。 ◎福祉課長(藤野和博君) 本人に話を伺いまして、本人が言った内容のほうを記述したものでございます。 以上です。 ○議長(大林弘明君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) つまり、口頭で本人から聞いて、あなたが事故の報告書を書いたということですね。ここまでのいろんなことを考えていただいて、総務課長も今答弁したけども、大変問題がある、この手続上の問題から処理の問題から。極端なことを言ったら、これ偽造しとるっていっても何も反論できませんよ。              (「そうです、そのとおり」と呼ぶ者あり) ここに対する客観的なものはないんだから。じゃあ事故報告してるテープでも何でもとってるかっていったら、とってないでしょう。 そこで、もう一つまたちょっと別の意味で聞きます。この書類の中に、事故の種類が労働災害とあるんです。これ誰が認定したんですか。どういう意味なんです、これ、労働災害というのは。 ○議長(大林弘明君) 藤野福祉課長。 ◎福祉課長(藤野和博君) 事故報告書につきましては、労働災害というふうに書いてます、労働公務中の事故ということで書いております。 以上です。 ○議長(大林弘明君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) それから、この報告書の中に、先ほど言いました確認者ということで、その他利用者十数名とありますけど、これに証言した人の氏名とかどういう証言であったかというのは、ちゃんととっているんですか。              (「……」と呼ぶ者あり) ○議長(大林弘明君) 静かに。              (「わかりました」と呼ぶ者あり) 藤野福祉課長。 ◎福祉課長(藤野和博君) 事故当時確認をした人と、このように書いてありますけれども、係長であるとかその他職員、利用者数十名と書いてありますけど、が目撃しているということで書いております。 以上です。 ○議長(大林弘明君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) 議会の中でこういうことも含めてやれればよかったんですけど、その後、町民の方が情報開示でこの事故報告書とか起案書とか、こういうものを入手されて、その結果、今こういう議論になってきているわけです。 私思うに、もしこれそういう開示請求がなくて、このままうやむやにいってたらどうなっとったのかと思うと恐ろしい感じがするんです。これ事実かどうかわかりません。しかし、あれだけ町民の方たちの供述と職員が書いてる報告書と、それの手続上、こんなに大きな問題があっておるにもかかわらず、情報開示をしなければわからないというこの事実、情報開示請求をされても大分かかわったみたいですけど、そういうことをちょっと指摘をしておきます。いろんな意味で、何か言葉は悪いですけど、きな臭く感じられて、もう弁明されること自体が全て疑ってかからなきゃいかんという、こういう感じなんです。 時間の関係でちょっと次行きますけど、ただ、次は今度は問題発生から現在までの対応ということで書いてます。 6月議会で事を蒸し返しているというふうに同僚議員の発言もありましたけど、これ町民の望山荘利用禁止、町長決裁施行は6月4日です、さっき言いました。ところが、何とその以前、6月1日に町民本人と被害者、支援者3人が事前に予告なく議長室に呼ばれてるんです。そして、そこに福祉課長そして課長補佐も呼ばれて同席しているんです。周辺から聞いた不確定情報ですけども、その中で、職員に謝罪し、治療費や診断書代を払えば被害届は取り下げる。分割にするなら払い終わるまで被害届を取り下げないから望山荘には行けない。飯を食わんでも払わねば、こんな、これ不確定です、はっきりすればいいことだけど。町民の方、弱い立場です、病弱で高齢な方が。こういうところで、行ったこともないような議長室でそういうことを言われれば、某議員さんもそこにおられたけども、やっぱりそれはどういう返事をするかということは想像できます。なぜ議長室になったのか、この議論はここで余りしませんけど、福祉課長もこれはおかしかったと。 町民の方が議長室を出て帰りの中で支援者に、これでよいのかと、これだと全面的に町民の方が悪者になって、非は全て町民にあるというようなことを言われて、我に返られて、それからいろんな町民の方に相談をされてるんです。それからこの問題が大きくなってきて、先ほどの情報開示をした結果、またこういうことが出てくるんです。 そこで、藤野課長に聞くけども、この議長室の会話、誰がどうということは言いませんが、今ちょっと私が言うたようなことは間違いないですか。 ○議長(大林弘明君) 藤野福祉課長。 ◎福祉課長(藤野和博君) 今の古庄議員の発言につきましては、断片的にはそういった単語が出てきているとは思いますけれども、非常に私の今の印象では、古庄議員の発言は、周りの、私を含めてかもしれませんけれども、何か高圧的に発言したような印象をとりますけども、そういった印象は、私の感じたものとしては、そういった高圧的な印象はなかったというふうに認識しております。 ○議長(大林弘明君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) 内容は否定されなかったんで、それはそれとして承っておきます。 もう一つ、8月5日に御本人が望山荘に行くというふうに町のほうに連絡して、ところが翌日、条例違反というふうなことで入館を阻止された。一緒に行かれた方もなぜ入館できないのかというようなことで、それは条例違反だからとか言われたんでしょうけど、そこで、そこにやりとりがあったかもしれませんけども、警察を呼ばれた。3名の警官が来た。そして、そこで望山荘を利用してる皆さんたちが大変な思いをしてるんです。そこに来られてる利用している当事者の人もみんな知ってるわけです。何でこういうことを拙速にやられるのかな。パトカーで来たか自転車で来たか知りませんけど、警官3人呼んだと。町長、どう思われますか。 ○議長(大林弘明君) 世利町長
    ◎町長(世利良末君) 当事者の望山荘の入館禁止につきましては、福祉課長ともこういう、今長引いているということも含めて、入館禁止をいつごろあれしようかという話はしております。 そのときに、警察の云々ということでございますけども、状況からすると、本人にどういういきさつでそういう警察を呼んだかというのは、ちょっと私も詳しくそこまで知りませんけども、暴力云々がなければそこまで、警察まで呼ぶのはどうかなと思いますけども、そのときの状況が何ともわかりませんのでお答えはございませんけども、先ほどから問題になってます入館禁止につきましては、長引いていることもありまして、早急に解除したいと。 それから、この問題につきましても、当事者とも話してるんですけども、今警察云々の事情聴取になってますけども、早い時期にお互いが歩み寄るというか、一方的に云々じゃなくて、お互いに歩み寄って解決すべき事象じゃないかなと、そう思っております。 以上でございます。 ○議長(大林弘明君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) そのとおりですけど、しかし組織として町のほうも少し考えていただきたい。先ほど言いましたように、一貫して町の方針は変わらなかったんです。なぜか、言葉が悪いと言われた、謝罪をして治療費と、そういったものを払いなさいとか、こんなこと、これから一歩も変わってないんです、今日までも。 それで、町長、被害届というのは一体何なのか。被害届というのは一方の行為であって、警察が受理したからといって犯罪者として確定したわけじゃないんです。それから、必要があれば調査をされたり、告訴したり。しかし、町は今での議論を見ておわかりですか。トラブルの翌々日から被害届を出してもう犯罪者扱いしてるじゃないですか。暴力を振るった、これだけ蹴られた、殴られた。違うでしょう。犯罪者じゃないんです。じゃあそこの状況をお互いが第三者として町の別の方なり委員会なり、そういうものを立ち上げてしっかりと聞こうとか、何でそういう客観的なことがなされないのかと。 結局、初めから犯罪者扱いで対応してるんです、今でも。これ大変な人権侵害です。町民の皆さんはもう町の人権擁護委員会やら行政相談員に相談もされてます。これ人権無視。この問題もまたいずれ出てくるかもしれませんけど。そこで、今のことについて町長、御答弁ありますか。 ○議長(大林弘明君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 今回の事件につきましては、職員に全く非がなかったかというのは、先ほど申し上げましたとおりでございまして、ただ言えることは、職員に対してそういう暴力的な、内容はちょっと定かではございませんけども、そういうことがあったという事実を捉えますと、最初から言いますように、全く職員に非がなかったかということはちょっと横に置きまして、そういうことが実際にあったという事実を、やはり受けとめていかなくてはいけないかなと思っております。ちょっと説明の仕方が悪うございますけども、そういう事実を捉えますと、そういうことがあったということを考えれば、しかしながら私が全く職員に非がなかったかということを言っているわけではございませんけども、そういう事実、連れ出して云々というのは、これもまだ捜査が続いておりますので、事実確認を今行ってあると思いますけども、そういったことが被害届のこういうことになったんじゃないかなと、そういう事実はそうじゃないかなと思っております。 以上でございます。 ○議長(大林弘明君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) 非常に答弁しにくい内容でありますけど、しかし、ずうっと伺ってみると、結局、何か他人事のような皆さんの感覚の中で、そうじゃないんだよねと、やっぱりこれは公務中です、そういうものに対するトラブルです。 それともう一つは、先ほどから言いましたように、もう犯罪者扱い。しかし、そこにはやっぱり何か布石があるわけです、何度も言いますけども、それまでの間の中にいろんなことが。言葉による暴力もあります。もしかすると、そういうふうなことを、呼び込みをしたかもしれません、呼び込むために、ふだんのいろんなことがあったりとか、いろんなことが想定されます。だから、そういうことをしっかりやっぱり第三者的に、そういうものに対応するような組織になっとかにゃいかんわけです、本来ならば。そう私は思いますけど。 組織の問題について次にちょっと議論しますけども、昔は、公務員は公僕とこういうふうな言葉が言われてました。それが一般的でした。しかし、私は全てがその認識がなければならないというふうには思いません。しかし、町民と職員との関係には、その思いの根底には何かそういう気持ちというものは、やっぱりあるべきであろうとこう思います。事の大小は、問題の内容によってはそれは人間として毅然として対応しなきゃいけません。それはけがをさせられて、大きな暴力になれば、そんなもん被害届とか、そんなん関係ないです、警察はそれはやるわけですから。しかし、やっぱりそういうときでも、全てに客観的な判断を下すというものがなければいけないと思うんです。これ個人対個人の問題じゃないんですから、冒頭言いましたように。 ですから、そういう意味では、こういう訴訟とか、こういうもののプロフェッショナル、私も調べてみました。こういうことを書いてます、ちょっと紹介しますけど、犯罪性が低い事件では、警察も事件扱いするより当事者が話し合って解決するように助言することが多いと、町長のおっしゃるとおりです。まずは、先に話し合いをして、それでも加害者に反省が見られない場合に、それから被害届や刑事告訴を検討しても遅くはないと、そうするべきですよと。しかし、この一連のこのことを見ると、こんなこと全然考えられません。拙速に被害届を即出して。内容を見れば非常に乖離していると、周辺の情報も含めて。じゃあ誰がそれを判断したのか、誰も判断してない。 副町長も長年志免町で管理職をしておりました。ちょっと今までの話を聞かれて、何かありますか、所見が。 ○議長(大林弘明君) 丸山副町長。 ◎副町長(丸山孝雄君) この事件といいますか、この報告については、私が副町長になって一般質問の打ち合わせということで、資料をいただいたわけなんですけども、私なりにこの状況下で判断するには、担当課がありました、それから担当課、それから総務課、それから職員のといいますか、私、副町長ですか、この辺の課の連携でしっかり判断を慎重にやるべきだったんではなかろうかというふうに感じております。 以上です。 ○議長(大林弘明君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) 寝ておる課長に聞こうと思うたけど、上下水道課長、あなたも窓口の所管の課長だけど、仮にこういう事例があったときは、何かあったらどうする。 ○議長(大林弘明君) 吉村上下水道課長。 ◎上下水道課長(吉村信義君) 私どもも常日ごろから町民の方と接しておりますけれども、やはり町民の方の話をよく聞くというのは、私どもの当然の仕事であるというふうには思っております。 以上です。 ○議長(大林弘明君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) 管理職の課長さんたちも、だんだんと若くなられていきまして、昔といったらおかしいですけど、先ほど言いましたように、公務員の公僕とか、そんなことに理解がどうのことのという時代ではなくなっているかもしれん。しかし、一方では、町民と町職員の関係というのは、先ほどから何度も言いますように、根底にはそういうものもやっぱりあっていかなければいけないのじゃないかなという思いはするんです。 そういう中で、だんだん管理職の方が若くなっていくときに、こういう問題に対してどう対応するのかとか、どういう気持ちを持って接していくのかとか、そういうことをやっぱりきちっとお互いに勉強し合いながら、お互いにそういうものを高めながら、そして大事なのはそれに対するマニュアルをつくって、先ほども言いましたように、そういうことがあったら、まずは第一報をこういうふうに、町長宛て上げていこうと。そして、その次に客観的にそういったものをすぐ調査、やろうとか、そういう結果を踏まえて、そして客観的に皆さんのそういう中で、これはやっぱり被害届を出そうかとか、いや、個人対個人だったらいいですよ、本人の責任を持ってやればいいんだから。何度も言いますように、これは町の職員と町民との問題ですから。そういう思いがいたしますけども、いかがですか、町長。 ○議長(大林弘明君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 今回の問題、組織としていろんな対応の仕方があったろうかと思います。実は、私昨年までシーメイトに勤務いたしておりまして、シーメイトでもしょっちゅう、しょっちゅうと言ったら語弊がありますけども、いろんなトラブルがございまして、その都度、人と人とのかかわりの中でこういう解決を見てきたわけでございまして、今回も、望山荘にも館長がおりますけども、やり方によって、こんなことにはならなかったんじゃないかな。それから、今後もこういうことも含めて、対応マニュアルといいますか、そういったことがやはり管理職を含めて各施設の館長さんも含めて、こういった勉強的なことはしていかなくちゃいけないかなと思っております。 以上でございます。 ○議長(大林弘明君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) この問題については、一過性、今回だけの問題として捉えるんじゃなくて、やっぱり組織としての問題として捉えていただきたい。 そこで、私ちょっと3つ今聞きますけど、望山荘のあり方といいますか、いろいろあるかもしれない。それから、職員のあり方、それから全庁的問題として将来起こり得る事例としてしっかり検証して、トラブルそのもの、一連への対応について反省すべきは反省をして、事の真相を明らかにする。そういうことで次にいい結果となっていくわけです。 2つ目は、誰もが理解する、先ほど言いましたけどマニュアルなりを、そういったものを策定して、全町職員共通に認識として確立すべきであると。 3番目に、今の望山荘に出入り禁止の町民の方に、これを解除するすべを誠意を持って検討していただきたい。この3つの点についてお願いします。町長の所見を伺います。 ○議長(大林弘明君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 今、古庄議員が言われたのは、当然のことだろうと思っております。今後、そういったことも含めて、二度とこういうことがないように、ちゃんとしたマニュアル等も含めてしていきたいと。それから、出入り禁止につきましても、早急に対応していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(大林弘明君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) それじゃあ、最後に上げてますけど、地方創生への取り組みについて。時間がありませんから、簡潔に伺いますけれども、私も今年の3月議会で、今年度の補正を含めて地方創生が大変な問題としてやられるということで、この重要性を時間を本当使ってやりました。その補正が上げられ、今年度予算が上げられ、そして今年の6月議会でも町長とこの地方創生についても少し話をさせていただきました。 今進んでいるんだろうと思いますけれども、いろんなことを私はお願いをしてまいりました。議員としても私ももう何回ですか、勉強もしたり研修に行ったり、いろんなことを、もう今地方創生がどうだこうだということの議論をするようなときじゃないと私は思ってますけども、そういう中で、ちょっと伺いたいのは、策定の進行状況というのが今どうなっているのか、スケジュールについてまずお聞かせください。 ○議長(大林弘明君) 権丈経営企画課長。 ◎経営企画課長(権丈伸吾君) 策定のプロセス、スケジュールということでございますけども、まず基本的に総合戦略を策定するための将来人口の目標を設定する地域人口ビジョンを策定いたしまして、その目標に向けてどのような施策を行うのかという具体策を総合戦略として策定していくものと考えております。現在、人口ビジョン策定に関する調査等に取りかかっている状況でございます。 今後その調査結果をもとに、将来目標の人口の設定を行いまして、人口ビジョンを策定するとともに、総合戦略の方向性を職員プロジェクトや有識者で構成する総合戦略策定委員会などで協議を行いながら策定をしていこうというふうに考えております。人口ビジョンの策定また総合戦略の骨子案を12月までに策定いたしたいと考えております。12月には議員皆様にその報告をさせていただきたいと思っております。 また、総合戦略の具体的な施策、それから重要業務業績評価指標、KPIの設定を3月までに行いまして、全体的には3月までに策定をしていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(大林弘明君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) 策定メンバーの中心は誰になるんですか。 ○議長(大林弘明君) 権丈経営企画課長。 ◎経営企画課長(権丈伸吾君) 策定メンバーにつきましては、国では総合戦略策定のプロセスとして、住民、産官学金労言の参画を求めておりますので、総合戦略策定委員会を設置いたしまして、町民の皆様とか教育機関とか金融機関、メディア情報関係などの方々に参画をいただいて協議を行ってまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(大林弘明君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) 冒頭言いました、今年の3月からずっと議論してきました。今の答えを聞いても、何という、生ぬるいというか、よその自治体はどういう状況で今進んでおるのかとか、それから今言われたように、町民との議論をすると、そこからいったときはもう遅いです。町民の皆さんがどれぐらい理解できるか。よその事例を見ると、まずはそこからスタートして、町民の皆さん等も含めて、地方創生というものはどういう目的でやるのかということも一緒に理解しながら進まなければならない。 私今回なぜこれを取り上げたかというたら、今回の策定委員の中心メンバーになる方が、第5次総合計画の代表の方ということです。第5次総合計画をつくるのと同じ感覚です。その中から抜け出ないじゃですか。国が何をやろうかという、そういうこと、町がつくった第5次総合計画とか、そういうところからちょっと離れて、本当にそこだけ、その町にとって何を今やろうか、人口をふやすためにとか、いろんなこと、そういうことをやろうというのが目的です。ですから、企業なり大学なり、そういったところも含めて、どういうふうにやっていくかということを検討してくださいということを、この3月も声を酸っぱくして私も言いました。 ところが、ある方から聞いたら、そのメンバーの中心は第5次総合計画の方ですか、そう考えているんですか。 ○議長(大林弘明君) 権丈経営企画課長。 ◎経営企画課長(権丈伸吾君) この総合戦略につきましては、今度の総合計画の後期基本計画を策定いたしております。その中でも、総合戦略の視点を持った部分もございますので、その関連性がございます。そういったところで、総合計画の審議会の方にも若干入っていただいて、そのほかにも金融機関とか情報の関係の方々も入っていただいて、別の組織で協議をしてまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(大林弘明君) 古庄議員。 ◆11番(古庄信一郎君) そのメンバーに入ろうとしている方の意見でしたけど、やっぱりそういう思いを持たれるんですよ。そうじゃないんだと、別の考えを持ってこの戦略を立てていくんだという思いをぜひ感じていただいて、これからまた時間もあろうと思いますけど、議論しますけど、もうきのうも同僚議員が言いましたけど、もう12月になったら遅いのかもしれんけど、やりたいと思います。ぜひ今の私の思いをわかっていただいて、検討いただきたいと思います。 じゃあこれで終わります。 ○議長(大林弘明君) 古庄議員の一般質問を終わります。 次に、8番丸山議員。質問時間30分です。 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) 一般質問を始めさせていただきます。 私は、今回、行政評価についてまず第一に上げさせていただきました。これにつきましては、今回9月議会ですので、一番ふさわしい内容じゃないかなというふうに思っております。といいますのは、ここの要旨のところにも書いておりますように、行政評価、結局今回決算ですけれども、皆さんの大事な税金を使って事業を行い、これを評価することによって改善につなげ、また予算へ反映することが求められているというふうに思うからです。 それで、まず質問なんですが、この行政評価の今の導入状況と、どのように町政運営へ反映されているのか、まずお伺いをいたします。 ○議長(大林弘明君) 小池課長補佐。 ◎経営企画課長補佐(小池貴恵君) 志免町におきましては、平成17年度から事務事業評価に取り組みまして、平成19年度からは事務事業を包括する施策の評価を連動させまして、まちづくりを政策体系から評価、検証することによりまして、その結果を次年度の予算に反映させていく行政評価システムの構築を始めました。 平成17年度からは、各施策の成果指標とその目標値を設定しました第5次総合計画を執行いたしましたので、施策評価を実施することが可能となっております。施策ごとに有効性、効率性等を踏まえた評価を行いまして、全施策を対象とした相対評価を行い、町の現状及び町を取り巻く社会情勢や環境変化等を考慮いたしまして、町としてどの分野でどのような役割をどのように果たしていくべきであるかを検討した上で、次年度の施策優先度を決定いたしまして、その優先度に基づき重点とされた施策に、より多くの予算を配分いたしまして、成果向上が見込まれないようなものに関しましては予算を削減するなど、町政運営への反映は行ってきております。 ○議長(大林弘明君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) 17年度から取り組みを始められて10年ぐらいなるわけです。そうしましたら、私もきょう持ち出し禁止になってましたけれども、下の情報コーナーからこんなふうに持ってきました。なぜ持ち出し禁止なのかなということを後から質問しますけれども、それでこれだけの評価がなされている。もうこの指標的には確立しているというか、そういうふうに捉えたらよろしいんでしょうか。 ○議長(大林弘明君) 小池補佐。 ◎経営企画課長補佐(小池貴恵君) 指標的には確立といいますか、毎年やはり評価表なども見直してきて、ある程度確立しているところではあると思いますけれども、今後ともやはり社会情勢に応じまして、その評価の指標も変わっていくということはあると思います。 ○議長(大林弘明君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) それで、私もこれをちょっと読みまして、これを作成するのも結構時間を割いて、職員の人がいろいろやってるのかなというのはわかりました。 それで、これによって職員の意識改革とか、そこのところがやっぱり変わらないと、時間は割いたは、これ何のための評価だったのということになるかというふうに思いますが、当然これは意識改革ができてますというふうなお答えになるかというふうには思うんですけど、まずちょっとそこら辺のところを、これだけのことをして、どういうふうに変わっているのかというのを確認させていただきたいと思います。 ○議長(大林弘明君) 小池補佐。 ◎経営企画課長補佐(小池貴恵君) 事務事業評価におきましては、個人の仕事や組織の仕事を政策体系との整合性とか、公共関与の妥当性とか、成果向上の余地、人件費や事務費削減の余地等、さまざまな視点で一応振り返る中で、費用対効果等も考えながら評価を行ってきておるんですけれども、その中で、住民の方が満足できるサービスを提供するという、住民起点での仕事の進め方に変わってくることも期待しておりまして、実際に毎年行っております職員を対象にしたアンケートで、住民の視点に立って仕事をしていますかという問いに対して、住民の視点に立って仕事を行っていますと答えた職員の割合は、平成21年度が90.5%に対して、ここ数年ちょっと低下傾向ではありますけれども、平成26年度は95.5%と一応21年度の数値を上回っており、住民起点での仕事を進めるという、そういう職員の意識の変化には寄与しているのではないかと考えております。 ○議長(大林弘明君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) それで、私もこれをほとんど読んだんですけど、ちょっと乖離しているなと思うところもいろいろあって、事例を挙げて質問をいたしますけれども、どうしてかといったら、私、とても評価ということに関心を持ってます。前議会の私の最終議会は人事評価について質問したんです、3月議会で。今回は行政評価について質問しているんですけど、評価というのは、まず税金という形で前取りしている状態なんです。それを効果的、有効的に使われているかどうかということが行政評価だというふうに思いますけれども、だからそういった評価することが一番大事だというふうに思うんです。だから、まずその認識を町長に伺いたいというふうに思いますけれども、評価についての認識を。 ○議長(大林弘明君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 行政評価についての認識はということでございまして、私も職員時代に評価をしてきておりまして、やはり仕事の内容を見直すという意味からすると、非常に重要なことではないかなと。しかしながら、評価はやっぱり言われるように非常に難しい。やったことの目に見えない部分が非常に多うございまして、その辺を10年もたつと職員も少しはなれてきたかなと、今後も引き続きこの行政評価をしっかりと見詰めて予算に反映していきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(大林弘明君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) それで、事例を挙げたいというふうに思って、通告をしておりますので、高齢者の緊急通報システムの事業についてということで、まずちょっと目的を確認したいと思います。 ○議長(大林弘明君) 藤野福祉課長。 ◎福祉課長(藤野和博君) 緊急通報システム事業の目的でございます。この評価表の項目にございますんで発言させていただきたいと思います。 ひとり暮らしの高齢者や高齢者のみ世帯を対象に緊急通報システム機器を電話機に接続し、緊急時や災害時にすぐに外部とつながるようにする。緊急事態発生時、緊急通報システムのボタンを押すと委託先の安全センターにつながり、本体のスピーカーを通じて職員に連絡することができる。あっ、済みません、目的ですので、ちょっと内容のところまで読んでしまいましたけど、前段が目的でございますけども、いいですか。外部とつながるようにするというふうに目的を書いております。 ○議長(大林弘明君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) 目的というのは、対象者の方の安全という、それが一番だというふうに思うんです。それで、これについては評価が行われてまして、いろんな要望があってるとかということも出てますが、こういった要望の内容を言っていただいてよろしいですか。 ○議長(大林弘明君) 藤野福祉課長。 ◎福祉課長(藤野和博君) 事務事業評価の要望の内容でございますけれども、高齢者やその家族から該当者要件を緩和し、日中ひとり暮らしや同敷地内別居の高齢者も考慮してほしいとの要望があるというふうに記載しております。 ○議長(大林弘明君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) それで、何かそういった要望とか課題とかがこういった、全部読めないんですけど、私も、それで、ここにはいろいろ課題が詰まっているというふうに思います。例えば200円の受益者負担が発生して、これ議会からもちょっと指摘がありましたけれども、平成17年度から18年度に対して受益者負担が発生してるんです。それで、17年度には180人おられた方が、今は、25年度の評価を私は持って今把握してるんですが、83人に減ってるということで、そういったことも含めて、ずっと経年的に評価をしていかないといけないというふうに思うんです。 だから、そういったことについては余り触れられてないというか、だからこのことについて人数が減ってきているという状況を、何かそれがちょっとこの評価では見えないんです。だから、それについてどういうふうにお考えになっているのか。 ○議長(大林弘明君) 藤野福祉課長。 ◎福祉課長(藤野和博君) この事務事業評価、25年度を見てあるんですかね、この。              (8番丸山真智子君「あっ、そうですか、済いません、25年度を全部」と呼ぶ) 対象者数とかの減少はあると思いますけれども、ここに記載されるところで見えないところはあるという御指摘でございますけれども、先ほどの要望について、要件緩和という要望があるという形でありますけれども、公的な資金というか、税金でサービスの提供をしておりますので、民間もこういった携帯電話を使ってあったりとかといったサービスも提供されておるところもありますんで、その対象者につきましては、町がどこまでやっていくかというところがございますんで、それにつきましては、今のところ書いてないところがございます。そういったところはちょっと見えにくいところかなというふうに感じているところでございます。この評価自体では。 ○議長(大林弘明君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) 先ほど、この目的なんですけれども、これやっぱりそういった形の孤独死防止とか、そういったことが一番の目的だというふうに思います。それで、今見守り体制をつくるということで、町内会挙げてとか、そういうのは確かにしていただいておりますけれども、24時間そういう見守り体制が整うという状況ではなかなか難しいというふうに思うんです。だから、こういった、やっぱり利用したいという方の要望に応えて安全に暮らす、そういったことを目的にするのがこの評価の一番大事なところじゃないかなというふうに思うんです。だから、それについて、どうしても私はこれひっかかるから、これを一つ上げさせていただきました。 これで一旦これはやめます。 それともう一つなんですが、学習ボランティア講師派遣事業についてですけど、これについては、ボランティアの登録が25年度で105人おられるんです。あと、町内会とか小学校にボランティアを派遣したというのがたったの7回、何を申し上げたいかといったら、よく聞くのが、自分ができることでいろんなボランティア講師をしたいということで講師登録をしたけれども、要請がないっていう声があるんです。そういったこととかがこの評価表には掲載されてないというか。何を申し上げたいかといったら、何か物すごく乖離しているっていうふうに思うんです。 それでもう一つ、生涯学習ボランティア講師派遣事業についてどのように、この評価について考えていらっしゃるのか伺いたいというふうに思いますけれども。 ○議長(大林弘明君) 牛房地域交流課長。 ◎地域交流課長(牛房大和君) 生涯学習ボランティア講師派遣事業につきましては、この目的といたしましては、地域や町内会、それから小・中学校が生涯学習を得られることによって、生涯学習活動が活発になること、これを目的としております。 それで、御質問のとおり、登録指導者数は105名ということでありますが、実績的には7回の派遣にとどまったということでございますけども、この事業自体が、私どもに紹介してくれっていう申し出があったときは派遣しますけども、それが最初の取っかかりで、翌年度以降とか、要請がある場合は、もう個人さん同士、講師の方と団体との協議によって派遣ということも行われておるようですので、その辺のところで乖離があるというふうに認識しております。 ○議長(大林弘明君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) そうしましたら、25年度の評価表を読んでるんですけど、ボランティア講師のリストを作成し、町内会や学校等に配布するなど、事業の周知を行い活用を図るというふうに、そういうふうな、最後の評価になっているんですけど、これは行われたんですか。 ○議長(大林弘明君) 牛房地域交流課長。 ◎地域交流課長(牛房大和君) 取り組みといたしましては、リストを作成し配布することとしておりましたけども、問い合わせがあったところにの配布は行っております。 以上です。 ○議長(大林弘明君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) それと、一つ一つ、あと、そのほかに今回の質問で障害者の質問が多いから、一つ例を挙げたいというふうに思うんですが、25年度の評価で、障害児保育指導事業というのがありまして、これにつきましては、保育園とか届け出保育とか、いろんなところに障害児の方がおられるので、障害児のよりよい保育を目指すために指導員を派遣するという事業なんですが、これにつきまして、課題については、現場では現場の保育士さんの声が一番だというふうに思うんです。これにつきましては、子どもの個々の状態に応じて的確なアドバイスを望んでおり、指導員の巡回回数等をふやしてほしい。 それと、本人が評価している中で、財政面が許されるならば、巡回の回数や指導員をふやすことで成果を向上させる余地があるっていうふうな評価になっているんです。これについては、こういう評価について、26年度の予算、27年度の予算、どちらになるかわかりませんが、普通は26年度に予算反映されるのが一番いいかというふうに思いますけれども、これは26年11月にしかまとまってないんです。ということは、もう27年度の予算にしか反映されないということになるかというふうに思うんですけど、だからそれについて、どのようにその予算に反映されたのかどうか、質問を行いたいと思いますけれども、済みませんね、言ってないのに振っちゃって。 ○議長(大林弘明君) 藤子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(藤修君) 障害児保育指導事業、先ほど言われましたように、保育園、幼稚園等を臨床心理士が回って保育とか教育等の指導に当たるという、障害児のための保育指導に当たるという事業でございますけれども、これについては、25年度の評価表では巡回の臨床心理士による指導が1人だけで行っておりました。これについては、健康課のほうも同様の、同じような事業、ただ回る施設が違っておりますけれども、そういう2つのものがありましたので、この事務事業評価表をもとに、26年度にはこれを1つにまとめて子育て支援課でやりましょうということで、この評価表が表に皆さんのほうに出る前に担当課同士の中で話し合いまして、1つにまとめて一緒にやるというように、この事務事業評価表を使ってそういう事業の取り組みの変更をし、また予算もこちらの子育て支援課のへほうに移して、臨床心理士を1人から2人にふやして行ったという、そういう結果でございます。 ○議長(大林弘明君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) これまで別々に健康課とやってたものを一緒にしたということで、実質ふえてるわけではないんですよね。 それで、一々一つ一つ評価表を上げて、これがなってないあれがなってないっていうのは言いませんけれども、それで、まず今度は施策評価があるんですけど、この行政評価事業というのを施策評価されてるんです。これの25年度の全体総括を読み上げてもらっていいですか、どなたか。 ○議長(大林弘明君) 権丈経営企画課長。 ◎経営企画課長(権丈伸吾君) 25年度の分ですが、25年度を振り返ってということで、平成25年度においても改革改善を行った事務事業の割合が微増した。9割弱……。              (8番丸山真智子君「あっ、済みません、ちょっと議長、いいですか」と呼ぶ) ○議長(大林弘明君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) 今度は施策表のほうを、済みません、施策評価の。              (経営企画課長権丈伸吾君「長いやつでしょうか」と呼ぶ) いいです、私が読み上げます。済みません、時間がないですけど。 ○議長(大林弘明君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) これ、私が一番言いたいことなので、皆さんも何をあなたは言いたいのっていってあるのかも、そんなふうに思ってあるかもわからないと思ってるんですけど、これ難しいんです、この行政評価についての質問は。 それで、ここが一番なんです。もう自分たちで施策評価してあって、全体総括ですよ。評価結果が次年度の計画、予算に結びついているのは、一部の事務事業にとどまっていると考えられるため、評価結果と次年度計画、予算がうまく連動できるような新たな取り組みが必要だと考えるっていうことなんです。ここが一番、私の今回の質問で言いたかったところなんです。だから、まだそれができてないっていうことですか、自分たちで評価してあるから。 ○議長(大林弘明君) 権丈経営企画課長。 ◎経営企画課長(権丈伸吾君) その一部の事務事業にとどまっていると考えられるというようなところが、まず施策の目的に合った優先度評価がうまくできていなかったというようなところでございます。 新たな取り組みといたしまして、25年度に見直しを行いまして優先度評価を行うということで、実施計画に取り上げられれば予算配分について優先的に取り扱うというようなことのような、新たな取り組みを行ってきたということです。 ○議長(大林弘明君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) まず事務事業評価があって、次、施策評価があって、とてもこれに対して労力を注いでありますよね。それで、何回も申し上げるように、ただするんじゃなくて、これを改善とか次年度の予算、次の次の年の予算に反映させるということが一番やっぱり大事だというふうに思うんです。だから、それが私はまだなされてないんじゃないかなということで、今回質問を行いました。 それともう一つ、今回とても苦労したのが、これが事務事業評価調書が1階の情報コーナーにしかなくて、議会も持ってないというか、それで誰のための評価なのかっていう、やっぱりこれは住民の人たちのためにもこういったことを公開しないといけないというふうに、公表することで説明責任を果たすというふうに思うんです。 それで、例えば図書館に置くとか、持ち出し禁止とかを書いとかなくて、これにどうしても関心があるんだったら、役場の受付に言えばこれは借りて帰れるとか、何かそういったことがどうしてできないのかなっていうふうに私思ってるんです。これについてどうですか。あと、予算書だってそうですよ。持ち出し禁止になってるんです、情報コーナーでは。それは、やっぱりどうしても欲しいという方があれば、どんどん持って帰っていいんじゃないですか、持って帰られても。 だから、そういった説明責任を果たすというところが、そういう姿勢が見えないんじゃないかなというふうに思うんですけど、いかがでしょう。 ○議長(大林弘明君) 小池補佐。 ◎経営企画課長補佐(小池貴恵君) 持ち出し禁止ではなく、もっと活用できないかということでございますけれども、この事務事業評価表等につきましては、何分にも文書量が多いため、ホームページ上に掲載させていただき、冊子として作成する部数を限らせていただいている関係で持ち出し禁止と表示させていただいておりますけれども、今後は経営企画課に貸出用冊子を備えまして、貸し出しにも応じられるように対応していきたいと思います。図書館等には一応閲覧できるように置いてはおります。 ○議長(大林弘明君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) それと、やっぱり主役は住民の方だというふうに思うんです。それで、今いろんな自治体が評価に取り組んでて、先進自治体というのは、もう評価に住民参加を進めていってるところがあるんです。どうしても今担当者の主観による自己評価になっているというふうに思うんです。だから、そういったことにとどまらないで、住民主役の行政評価指標に変えていく必要があるというふうに思うんですが、そういった取り組みについての話し合いとかは行われていますか。それとも、行われてなかったら、そういったものを研究されていく余地があるのかどうか、ぜひ私はこれはお願いしたいなというふうに思うんですが。 ○議長(大林弘明君) 小池経営企画課長補佐。 ◎経営企画課長補佐(小池貴恵君) 町民の方々の行政評価への参画についての機運の高まりが重要ではないかと考えますけれども、これまで町のホームページとか公共施設での配架による閲覧などで情報提供を行ってきておりましたけれども、これがちょっと不足してるんじゃないかという御指摘もありましたけれども、問い合わせいただいた件数等は少数で、その内容につきましても、評価表の情報量が多過ぎるとか、わかりづらいとかという、そういう意見が多うございました。 それで、余りにも簡易にし過ぎては形式的になり過ぎて評価になり得ないことも危惧されますので、まずは評価レベルを落とすことがないようにしながら、町民の方々に関心を持ってもらえるように、ほかの自治体等の研究を進めます中で、事務事業評価等のより簡素で効果的なシステムをさらに検討してまいりまして、行政評価参画への町民の方々の機運が高まりますよう、努めてまいりたいと考えております。 ○議長(大林弘明君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) 確かに今言われたみたいに、これだけ評価があるからこれに全部住民の方に参加してくださいというのは、なかなか厳しいかなというふうに思いますが、先進自治体を見ますと、例えばわかりやすい運動会、大運動会についての評価とか、住民の人になじみがある事業に対してまず評価から取り組んであるというのがあるんです。だから、そういったこともぜひ参考にされて、みんなの参画条例等もありますので、こういった評価に対しても住民参加を進めていくというふうな、そういう方向性を持っていただきたいということがあります。 それと、町長に伺いますけれども、最後に、先ほどの施策評価じゃありませんけれども、よく言われます、プラン・ドゥー・シー、アクションというふうに、そういったやっぱり改善にまでつなげていく、それから予算にまで反映させるという、そういう取り組みが求められているというふうに思いますけれども、これについて、最後にこの御所見を伺いたいというふうに思います。 ○議長(大林弘明君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 今御指摘のプラン・ドゥー・シー、やっぱり見直しが大事なこういう評価の基本的なことじゃないかなと。今御指摘されております25年度の施策評価が26年度に予算が反映できない。27年度しかできないというのは、本当に何かこういうもどかしさと、我々もその評価を少し前倒しというのも検討しなくちゃいけないかなと。時間がたつとその評価もやっぱりだんだんだんだん薄れていくというのもございまして、そういう検証をしながら、大事な評価でございますので、よりよい評価になるように努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(大林弘明君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) 議会のほうもこういった評価を参考に決算審査とかに臨みたいというふうに思うんです。それで、これが26年11月にまとまってますので、議会としてもこれは参考にできなかったわけです。9月に間に合っとけば私たちもこれを参考にして、やっぱり住民の税金を使った事業ですので、議会としての責任もあります。それで、これが9月にはならないんですかね。 ○議長(大林弘明君) 小池経営企画課長補佐。
    経営企画課長補佐(小池貴恵君) 事務事業評価表は9月の決算審査に間に合わないかということなんですけれども、成果指標が確定するものが11月ごろになるような事務事業を除きまして、少なくとも議会で説明させていただいております主要な事務事業につきましては、9月議会の審査前には作成を完了しておりまして、決算審査の説明資料として提出しております主な事務事業評価調書につきましては、その評価表から主要部分を抜粋して作成させていただいたものでございます。 これがそういうふうに今の主な事務事業評価調書を用いて決算審査を行っていただくとなりましたのは、平成22年度に事務事業評価表そのものを議会のほうに提出させていただきまして、決算の説明をするために利用させていただきましたことがございましたけれども、議員の方々から情報量が多過ぎて見にくいということだったので、主要部分を抜粋して今の主な事務事業評価調書に変更したという経緯がございますので、それを活用してということになると思いますけど。 ○議長(大林弘明君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) そのとき私もおりましたのでわかってますけれども、これを各議員に配ってほしいと言ってるわけではないんです。せっかくこれがあるんだったら、持ち出し禁止じゃなくて、私たちに見せてくださいということなんです。議会として、議員として私は責任があると思うんです。こういった事業評価を、これをチェックした上で私たちは決算審議をしないといけない、私の個人的な意見ですけれども、そういうふうに思ってますので、ぜひ。 それと今評価、評価というふうに言ってますけれども、評価は設定した目標を評価するのであって、評価単独ではとてもあり得ないわけです、存在は。だから、評価っていうのは、改善のためにあるというふうに、当然のことですよね。だから、改善されてる部分っていうのはどれぐらいあるんですか。それを議会も議員もそこをきちっと整理した上で予算反映していかないといけないというふうに、それこそ車の両輪にならないといけないというふうに思うんです。 ○議長(大林弘明君) 権丈経営企画課長。 ◎経営企画課長(権丈伸吾君) これは25年度の評価ですけども、事務事業数が25年度533事業ございました。その改善等が必要とされた事務事業が206ございました。行った事業の割合ですけども、25年度には97.4%の改善を行ったというふうになっております。 以上です。 ○議長(大林弘明君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) 決算の中でもこういった施策評価とかも活用して審査を行いますけれども、何回も言いますように、プラン・ドゥー・シー、アクションというのをこれから先、やっぱり徹底していくというふうな、議会も一緒になって徹底していきたいなというふうに思っていますので、この行政評価については質問を終わります。 次に、行革についてということなんですが、施設の利用、活用についてということで、生涯学習館とシーメイトの使用料が見直しになりました。それで、その審議のときに私も意見を言えばよかったんですが、これにつきましては町民の方からいろいろ相談があって気がついたんですけど、そういう利用料というか、そういった入場料を取ると2倍になるという、それはそれで理解できるんですが、どこもそういうふうにはなってない。というのは、結局入場料を取った場合は施設を使えないというところが多いんです。だから、それはあいてるんだったら入場料を取ってでも利用させてあげたほうが、町民の人の利便性にもつながるし、稼働率のアップにもつながる。それと収入もふえるということになるかというふうに思うんですけど、こういったことについては、話し合いとか行われなかったんですか。まずそれを伺いたいというふうに思います。 ○議長(大林弘明君) 小池課長補佐。 ◎経営企画課長補佐(小池貴恵君) 施設の設置目的に応じまして、もうそういう入場料を徴取する場合は使用させないっていうものもありますので、そういうふうに施設の設置目的になってないものに関しては入場料を取るところでも貸しております。 そういう話をして、それから、今回につきましては、どうしても入場料を取るということだけではなく、企業が営利目的で利用されるっていう、営利目的で利用される場合は貸し出せないとか、貸し出せるとかというのがあるんですけれども、そういう営利目的っていうのが非常に判断しづらいっていうのがあるということだったので、今回につきましては、企業だったらもう1.5倍という料金設定にしますよというところを設けた施設が幾つかあります。そういうふうな検討は行っております。 ○議長(大林弘明君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) 企業のことはわかりますよ、それは営利目的だから。町民が、私も何回も、本当に無料が好きなんです。例えば、誰か講師を呼んで勉強会をしたいというときに、補助団体とかじゃなかったら、当然講師料を払うために入場料を取らないとできないじゃないですか、そうでしょう。それとか、そのほかにいろいろ若いママさんたちが自分たちの手づくりの品物を、わずかなお金だけれども売って、それで楽しみましょうと。そしたら来場の人もとても楽しいとか。 そういったときに、今のままでは、例えばシーメイトのホールとか、それから私たちが生涯学習館の研修室とかも使われないですよね。だから、そういったことがまだ利便性にとても欠けているというふうな御相談があってるんです。だから、そういったことについては、これから先なんですけれども、改善する余地はないんですか。 ○議長(大林弘明君) 地域交流課長。 ◎地域交流課長(牛房大和君) 生涯学習館のことについてちょっとお答えさせていただきますけども、生涯学習館というのは、住民が生涯学習をする機会を提供する施設としての設置目的というのがありますので、その辺に鑑みまして、小ホールは入場料を取る場合は2倍としておりますけども、現在、その入場料を取る、研修室において料金設定はしていないところでございます。 ○議長(大林弘明君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) 今の言い方だったら、生涯学習館だから入場料を取るのはできないというふうに捉えられるんですけど、今の私の例はどうですか。生涯学習しようとしているんですよ。講師を呼んで生涯学習の勉強をしようとしているんです。 ○議長(大林弘明君) 牛房地域交流課長。 ◎地域交流課長(牛房大和君) 今申し上げましたとおり、料金の設定はしておりませんけども、今議員がおっしゃるように、そういった生涯学習で実費を、講師を呼ぶには費用が発生すると思います。そういった費用を実費を弁償するために徴収っていいますか、お金を集められることについては、入場料を徴収するという意味合いはちょっと違うのかなと思いますけども、現時点では入場料を徴収する場合は設定していないということでございます。 ○議長(大林弘明君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) こういうやりとりをしなくてもいいように、例えば、よく住民の方がサンレイクかすやと比較されるんですが、サンレイクかすやとかは、もうきちっと入場料を取った場合は10割増しになりますよという、そういうきちっと規定があるんです。だから、もう一々相談しなくても、そういうふうな、もうちょっと入場料を取っても利用ができるよというような、何かそういうふうなことができないのかなというふうに思うんです。サンレイクかすやはできるようになっているんです。同じ生涯学習館です。 ○議長(大林弘明君) 牛房地域交流課長。 ◎地域交流課長(牛房大和君) 現在のところは、もう何度も申しますとおり設定はしてないところですけども、3館ございますので、貸し館しているところが、そういったところと協議をしていく一つの課題として捉えたいと思います。 ○議長(大林弘明君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) 何度も申し上げますけれども、これをどうして行革かといったら、私、いつも言うでしょう。いろんな、あれもしてほしいこれもしてほしい、ああいうこれいろんなのが施策がありますけれども、何でもやっぱり歳入をふやす努力がないと厳しいじゃないですか。だから、こういったことでもいいと思うんです、住民の方が利便性が高まって、入場料を取って、そして倍利用料を払って活用されるということが何で問題がある。いろいろあるとは思いますよ、企業がそういった利益を得るためにするというのは当然アウトですけれども、だからそういったことをもうちょっと整備していただきたいなというふうに思います。 それともう一点、ちょっとこれは内容が違うんですが、初めてこれを調べるに当たって気がついたことがあります。 利用料の設定のことなんですけど、生涯学習1号館の中研2というのが、定員30名で平米数が50なんです。サンレイクかすやが研修室1で30人の定員で平米数が56ということで、志免町は1時間500円、サンレイクかすやは250円なんです。これを10割増しで使っていいですよっていうふうになった場合、生涯学習館は1時間1,000円になり、サンレイクかすやは500円で済むんです。 だから、そういった矛盾も何か、今回これを調べるに当たっていろんなことが出てきましたので、もう一度、変えたばっかりだからどうなのかなというふうにも思いますけれども、そういった行革の一環でそういったことももう一度見直していただきたいなって、まずは入場料を取った場合も利用できるようにしてほしいということと、実際取ってもいいということになると、こういった倍の開きが、粕屋町さんと結果が生まれてくるっていうふうなことになりますので、こういったことを指摘したいというふうに思いますが、一応町長のほうにもいろんな相談があってるかというふうに思いますけれども、使いにくいということで、これについて御答弁をお願いいたします。 ○議長(大林弘明君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 施設の利用料金につきましては、町民センター、生涯学習館、シーメイト、おのおの、もともと建設するときの、当時私町民センターにずっと長いことおりましたけども、町民センターは3施設で補助金が別々でいただいておりまして、中央公民館、働く婦人の家、共同利用施設というような分け方で補助申請をいただいて、そういった中で、料金をいただきながら運営できる施設と、当初の、もう30年もたってるんで、その辺は見直してもいいかなとは思うんですけども、当初からのそういう体系があったということがネックになっているんじゃないかなと。改善できるものはやっぱり改善していきながら、先ほどから粕屋町のサンレイクが話題になってますけども、サンレイクと似たとこはシーメイトかな。 もともとサンレイクは事業所であっても町民であっても、基本的にはもう貸すというのが大前提の施設でございまして、シーメイトも今後はそういう企業であっても、今でも企業の勉強とか使われてますけども、基本的には貸し出しをするという方向で進めております、シーメイトにつきましては。町民センター、生涯学習館も見直せるものは見直していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(大林弘明君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) ぜひこれを機会に見直しをしていただきたいというふうに思います。 時間がないので次に進みますけれども、教育についてということで、私の今回の認知症を理解する教育と18歳選挙権導入での主権者教育につきましては、同僚議員のほうが昨日質問をされました。それで、1つ、認知症を理解する教育についてなんですが、今、徘回とか行方不明情報が私のところに、県内の防災のメールで次から次に送ってきているんです。 何を申し上げたいかといったら、そういった徘回者の方がおられるときに、小学生も中学生も、子どもたちも社会の一員なんです。それで、そういった子どもたちがそういったことに出くわすかもわからないということで、ぜひこれについては、きのう進めていきますというふうなお答えだったのでいいというふうに思いますけれども、私のほうからも、徹底してこれを子どもたちにもぜひ、そういう認知症を理解する教育というのを進めていただきたいなということで、再度私のほうからも、答弁は要りませんので、お願いいたします。 一応担当課として答弁があってたのが、東区町内会で4年生から6年生まで、それから西小学校の6年生に対して、子どもたちに対して認知症のサポーター講座を受けてもらったというのがありますけれども、これについては、全学年でも取り組んでいただきたいということでお願いしておきます。 それと、選挙権を得る年齢を18歳に引き下げる法改正を受けて、政治参加に関する教育が小・中学校の段階でも充実させることが求められているというふうに思います。それで、これについてもやっていきますというようなことだったんですけど、私が文科省に問い合わせしましたら、4月28日付の依頼文書で正式に要請したというふうなことをちょっとおっしゃったんですけど、こういうのは届いてるんですか。 ○議長(大林弘明君) 熊本学校教育課参事。 ◎学校教育課参事(熊本仁君) 今手元にはございませんけれども、県立高校に宛てた文書が出ているということは承知しております。 ○議長(大林弘明君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) 確かに文科省が高校生向けに教材を配布しているということです。それで、文科省の方にまた問い合わせしたら、今後、中学生とか小学生用も作成して配布するということですので、これについても行われていくということだというふうに思いますけれども、ぜひお願いしておきます。 それと、子どもの権利条例が志免町にありますので、こども議会の開催について、ぜひこれが一番主権者教育になるんではないかなというふうに思って今回提案させていただいておりますけれども、これについてどのように御検討なさいましたでしょうか。 ○議長(大林弘明君) 藤子育て課長。 ◎子育て支援課長(藤修君) 今御質問の主権者教育ということからではなくて、子育て支援課としては、こども議会について、子どもの権利条例の関係から申し上げたいと思います。 このこども議会については、平成25年6月議会におきましても一般質問がございました。その中で議員の方から、過去2回ほどこのこども議会を行っていますが、その子どもたちが独自の思いで参加をしていない部分がありましたが、一定の成果はあったというふうに述べられています。 その後、なぜ中止されて継続されなかったのかという質問に対しまして、前町長でございますけれども、述べてあるのは、一つは中学生議会というのはなかなか体験できないので、体験させたいという目的もあり、セレモニー的になってしまったと。次に、2つ目として、子どもたちはカリキュラム的に時間がないと、クラブ活動とか塾などとかでなかなか子どもたちにも負担が大きいと。3番目に、学校にも負担がかなりあったということで、そういうことで、こども議会だけでなく、これにかわるものができないか、知恵を出していきたいというふうにも述べてありました。 それで、子どもの権利条例がこども議会を開催することを、直接条例の中にはうたってはおりません。条例の第14条の参考のほうにありますように、子ども施設関係者は、子どもの意見表明や参加を進めるには、子どもの自主的で主体的な活動を奨励することです。そのために、子ども、親、職員、その他の関係機関が参加し、意見を述べ合う場や機会を提供するということですと。 中学校では、生徒会という生徒が自主的で主体的な活動をする組織があります。生徒たちは学校生活における意見表明や参加する機会の提供を受けることができるわけですけれども、子ども、生徒が自主的で主体的な活動として、こども議会の開催希望があれば、これは支援すべきであります。大人の意見でこども議会を開催します、これでは子どもの権利条例にはちょっと沿ってないのではないかということでございます。 何よりも子どもたちの自主的で主体的な意思を尊重すべきであります。ただし、さきにも述べましたように、子どもたちもカリキュラム、クラブ活動、塾など忙しく、負担も大きいという現実がございます。 以上でございます。 ○議長(大林弘明君) 答弁は手短に。              (子育て支援課長藤修君「はい」と呼ぶ) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) 議長が言われるとおりです。何も前町長の所見を言う必要はないでしょう。まさに、現町長どうですか、権利条例もあるし、今の。 ○議長(大林弘明君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) まさに今子育て課長が言いたいのは、機運が高まれば、子どもたちも大人も開いてくれとかという、そういう機運が高まれば、やはり開いたほうがいいんじゃないかというのを言いたかったんじゃないかなと思っております。 以上でございます。 ○議長(大林弘明君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) 何でもそうですけど、課題があったらその課題をどうしたら克服できるのかっていうことでやっていかないと、何かマイナス的な考えだというふうに私思うんです。せっかくこういう18歳選挙権導入して、志免町には子どもの権利条例があるということで、これをきっかけにこども議会をしようじゃないかということが、何で課内でそういう話にならないのかなっていうふうに私は思うんですけど、残念で仕方がありません。ぜひこれについては、議会も協力というか、私自身も協力していいので、学校だけに負担をかけるのではなくて、ぜひ実施していただきたいなというふうに思います。 それで、時間がないので最後に空き家のことについて入りますけれども、空き家につきましては、同僚議員が熱心に質問をされてます。それで、空き家対策については、老朽家屋の除却というか、危険性を除去するために除却ということがあるかというふうに思いますが、今度の私の質問の趣旨は活用です。活用ということもできるんじゃないかなということで、私は今回活用の視点で質問させていただきますが、町としても対策をとられているのかどうか。とられてなかったら、これから先、活用という視点で何か考えてあるのか、質問を行います。 ○議長(大林弘明君) 経営企画課長。 ◎経営企画課長(権丈伸吾君) 現在のところ、空き家に関する件数等は総務課にて把握をいたしておりますけども、空き家を活用する対策というところでは、特段とっていないのが現状でございます。 地域の要望なり各課事業などにおいて、必要であれば活用できる空き家を調査し、活用していくことは可能ではないかというふうには考えております。 以上です。 ○議長(大林弘明君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) それで、最後にここ認知症カフェ、きのうも同僚議員が質問してありましたけれども、空き家を活用して認知症カフェをしようとしたときに、今回の法改正で情報を、所有者とかをお互いに共有できるようになったでしょう。それで、認知症カフェをしようと思ったときに、所有者とかを教えてもらってということになるんですよね。今までは教えてくれなかったでしょう。              (福祉課長藤野和博君「済みません、所有者のところ」と呼ぶ) 時間がないけど。 ○議長(大林弘明君) 時計とめますからもう一回。 ◆8番(丸山真智子君) 空き家等の所有者等を把握するための固定資産税情報の内部共有についてです、内部利用について。それができるようになったので、福祉課が税務課に所有者を把握して、そして認知症カフェをしようとか、そういったことのやりとりができるようになったんですよねっていう質問なんですけど。 ○議長(大林弘明君) 藤野福祉課長。 ◎福祉課長(藤野和博君) 済みません、勉強不足で、そこのところは福祉課のほうでは把握しておりません。申しわけありません。 ○議長(大林弘明君) 総務課長。 ◎総務課長(世利秀剛君) 今御質問の件については、空き家等に関する推進の特別措置法に関して、個人情報等を教えることができるというところの御質問だと思います。これに関しましては、特定家屋ということで、例えば危険廃屋とかという形で、そういう形の家を何とか行政のほうでしなければならないという場合に、行政とか、例えば隣の方とか町内会とか、そういう場合に当てはめて所有者等を突きとめることができるということだと思います。 ですので、通常の空き家の活用、何も問題がない場合、健全な空き家はそういったことに関して情報、所有者とか所有者の次の相続人、まだはっきりしてないような場合、その方たちまでを、そういう健全な空き家に対して個人情報を提供するということはできないのではないかと考えております。 以上です。 ○議長(大林弘明君) 丸山議員。 ◆8番(丸山真智子君) 一応認知症カフェを例に挙げさせていただきましたけれども、これからは、空き家を活用するという視点でも、ぜひ事業を行っていただきたいということで、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(大林弘明君) 丸山議員の一般質問を終わります。 ただいまから休憩に入ります。再開は13時とします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~              休憩 午前11時57分              再開 午後1時00分            ~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(大林弘明君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 一般質問を続けます。 次に、2番寺田議員。質問時間20分です。 寺田議員。 ◆2番(寺田秀和君) 通告に従って質問させていただきます。 私は、町議になって初めてでございますので、何かと言葉に対しては不自由で聞きなれない、お聞き苦しいところがあると思いますけども、その点はどうぞ御了承願いたいと思います。 私の質問は防災、志免町消防団の団員、それと自主防災に関しての質問をさせていただきます。 これには、平成25年と平成26年に、私からいうと先輩議員になられます2議員さんのほうから質問があられると思うんですけども、それに対して重複するかと思いますけども、その点は検証のつもりでしゃべらせていただきたいと思いますので、よろしくお願いをしておきます。 では、質問させていただきます。 地域防災活動を担う全国の消防団員数は約86万名です。昨年より約4,400人減ったということが消防庁の調査でわかっております。正確な人数が把握できる1955年から60年、連続の減少で、少子・高齢化などによる担い手不足が深刻になっております。団員数は55年に194万4,000人だったのが、90年には100万人を切り減少を続けている。かつて割合が高かった自営業者が減り、会社員が増加し、しかし会社員は仕事の合間に消防団の活動に参加しにくく、団員数の増加には至っていない。また、特定のみに参加活動をする機能別消防団員などの制度がありますけど、これは志免町の消防団に対して行政のほうからは何か団に対して要請はしてあるんでしょうか。 ○議長(大林弘明君) 内野総務課長補佐。 ◎総務課長補佐(内野克志君) 志免町の消防団員につきましては、条例定数が200となっておりますが、現在181名となっております。これは、近隣市町が団員確保に苦慮している中で、当町はおかげさまで団員数が多い自治体となっております。しかし、まだ定員は満たしておりませんので、今後も消防団と一緒に団員の確保に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(大林弘明君) 寺田議員。 ◆2番(寺田秀和君) 今行政のほうからおっしゃられたとおりでございますけども、我が町の消防団数は、今言われたとおり、26年度181名であるんですけども、分団の中には地元の団員さんが少ない分団もあるかと思うんですけども、そういうふうな人間の人数は大体把握してあるんでしょうか。 ○議長(大林弘明君) 内野課長補佐。 ◎総務課長補佐(内野克志君) 消防団の中には役場職員も多く含まれております。役場職員の町外の職員も消防団のほうには加入しておりますので、地元だけでは定員数に満たない部分もありますので、そういうところで町外の団員も多くなっているのが事実でございます。 以上です。 ○議長(大林弘明君) 寺田議員。 ◆2番(寺田秀和君) そういう理由もあると思うんですけども、今後、災害が起きたときには、団員の方は災害現場のほうに消防団の方は行かれると思うんですけども、あと、防災の中で取り組んでいくといたしましても、ちょっと済みません、いいですか、やり直します。 男女共同参画ということがうたってありますけども、その取り組みとして、女性の方の参加ということで、災害が起こったときには、やはり女性の方の参加も大事ではないかと思うことでございますので、地域の防災力の向上になると思われるので、男女共同参画の防災のリーダーとして女性の参加ということで、女性特有の心など、男性にはない活動ができるのではないか、そういうことから、志免町にも女性消防団というのは考えてあるんでしょうか。 ○議長(大林弘明君) 内野総務課長補佐。 ◎総務課長補佐(内野克志君) 女性消防団の設置につきましては、東日本大震災の後、女性による消防団員等の活動が見直されてきております。現状、志免町の消防団の設置に関する条例では、団員の条件といたしまして、町内居住者、それから勤務者、年齢18歳以上の志操堅固にして身体強健と記しておりまして、特に女性の入団を妨げておるものはございません。ただ、新入団員につきましては、寺田議員も御承知のとおり、町内の10ある各分団からの登録申請に基づいて行っておりますので、これまでの現状といたしましては、そういう女性からの応募がなかったというところでございます。 消防団員はボランティア活動でございますので、やはり一番は本人の同意が必要でございます。現在の志免町消防団の体制の中で、志免町に合った女性消防団員の活動内容を明確にして、今後PRしていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(大林弘明君) 寺田議員。 ◆2番(寺田秀和君) それにしても、志免町消防団の中にも、今説明がありましたけども、女性の方が各分団に入団するというのはまず無理と思うんです。そういったことから、消防団の女性を別に設置すれば、消防団の機能強化の予防や啓発や地域防災などに役立っていくのではないかと思うんですけども、今後、別に志免町において女性消防団というものを、団員じゃなくて女性だけで組織をつくるということのような考えはあるんでしょうか。 ○議長(大林弘明君) 内野総務課長補佐。 ◎総務課長補佐(内野克志君) やはり、組織の結成以前に、団員の確保が必要だと考えております。やはり、一番は本人の同意が必要でございますので、先ほども申しましたように、志免町に合った女性消防団員の活動内容をまず明確にして、今後PRしていきたいと思います。 以上です。 ○議長(大林弘明君) 寺田議員。 ◆2番(寺田秀和君) 槽屋地区の中においてでも、1市7町の中で、古賀、篠栗、新宮、新宮においては近々に新しく女性消防団というのを設立してあると思うんですけども、そういった近隣にもそういった組織がありますので、やはり個人の賛同を得るというよりも、まず行政の中で女性の方のリーダー的な存在のリーダー的なものを育成されて、そういった人たちを立ち上げてもらって、女性消防団というものを徐々に立ち上げていったらいいんではないでしょうか、どう思われますか。 ○議長(大林弘明君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 女性消防団というのは、以前から古賀、篠栗町が設置したときからうたわれておりました。寺田議員が消防団長のときからそういう話もございました。古賀市と篠栗町につきましては、本部分団という形で役場内の消防分団がございました。そこの中に行政の女性職員が入ってという形でございまして、志免町の場合には、本部分団という分団はございますけども、役場の中の分団ではないというような、組織上のちょっと違いがございまして、非常に難しい。 近隣、最近では古賀も篠栗も役場職員以外にも、数名入団されているというようなことは聞き及んでおりますけども、先ほどから答弁しておりますように、やはり女性の役割等をしっかりと決めた上で、今後は募集なりをしていきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(大林弘明君) 寺田議員。 ◆2番(寺田秀和君) では、続いて、行政の方が消防団の会議などに参加されることがあるのかということについて質問させていただきたいと思います。 今まで申してきましたとおり、団員の人員確保ということで、各分団では町内会、消防OBの方や友人にお願いするのが限度だろうと思います。そこで、行政と一緒に消防団の会議へ出られたときに、そういった団員の中から意見などを聞くということをされたことがあるんでしょうか。 ○議長(大林弘明君) 内野総務課長補佐。 ◎総務課長補佐(内野克志君) 志免町の消防団の会議なんですけど、分団長会議が原則毎月1回、定期の会議を行っております。この会議に出席するのは、基本的に消防団長、それから副団長、分団長と総務課の事務担当者となっております。この会議の中には、行政のほうとしましては、副団長と事務担当者のみが出席しております。それと年に1回開催されております消防団、消防署、事務局の幹部による会合では、町長も出席されまして消防団員との意見交換を行っております。それから、毎年12月25日から始まる歳末夜警のときには、各分団、各消防団の格納庫を消防団長と巡回しまして、町長が団員から意見を聴取しております。 以上です。 ○議長(大林弘明君) 寺田議員。 ◆2番(寺田秀和君) それと、格納庫内においてシャワーっていうことをうとうておりますので、その件に対して質問させていただきます。 団員におかれましては、発生時にいち早く災害現場に直行し、消火活動や水害活動に長時間作業をされる。また、訓練や操法大会の練習を2カ月間されることにより、帰りの際に体や服装が汚れ、家族にも負担がかかるのではないか。また、活動を長時間されて、終わられてそのまま会社に勤めることがあるということで、格納庫内に、今ユニットバス系の簡単な簡易のシャワー等がありますので、そういったものをつけてやれば、若い人たちの消防団の中のイメージもがらっと変わっていくんではなかろうかと思うんですが、そのシャワーをつけるということに対してはどういうふうなふうに考えてあるんでしょうか。 ○議長(大林弘明君) 内野課長補佐。 ◎総務課長補佐(内野克志君) 格納庫に関しましては、直近で第6分団の格納庫を平成25年に竣工させていただきました。夜警期間中などは消防団員が1週間ほど連続して詰めておりますので、格納庫のつくりといたしましては、消防車両用の車庫部分はもちろんですけど、団員が詰める共用の広間、それから収納空間、トイレ、ガス、簡素な台所スペースなど、消防団が活動する上で最低限の必要と思われる設備については備えつけております。 ですので、どうしても必要であるという要望があれば、今後格納庫を新設するときに、限られた予算内ではありますけど、考慮して慎重に検討していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(大林弘明君) 寺田議員。 ◆2番(寺田秀和君) 今の行政の答弁に関しては、今後ともよろしくお願いをしておきます。 続きまして、自主防災のほうに関してですが、質問させていただきます。 近年、地球温暖化の影響などもあり、局地的な豪雨が多発しています。昨年8月に75人の死者を出しました広島土砂災害を初め、2012年7月に福岡、熊本、大分での死者30人を出した九州北部豪雨災害など、地震では2011年の東日本大震災はもちろんで、2005年3月の福岡西方沖地震も記憶に新しいのではないでしょうか。 このような災害の対策として、一般的に自分の命は自分で守るという自助、地域の安全をみんなで守る共助、公的機関がインフラ整備や災害発生時の救助活動等を行う公助の3つの分野に分かれておりますけども、最近は災害が発生した際は、被害を極限減らそうという減災が強調されています。 これまで多くの自然災害に見舞われてきましたが、近年は首都直下型、南海トラフ地震の大規模地震の発生が懸念されています。大規模広域災害において公助の限界は明らかであり、自助、共助による取り組みが重要なことから、地域住民による地域の特性に応じた自由な計画をつくり、平常から地域住民の意識啓発を災害時の円滑な避難行動の促進によって災害の軽減を図るためにということで、志免町にも自主防災組織というものがつくられております。が、我が町においても30町内ある中で、11町内がまだ思案中ということで自主防災を立ち上げてないと思うんですけども、そういった方に、やはり志免町内の地域によって若干違うところがあるんですけども、そういった、まだ立ち上げてないというところに対して、説明というか、立ち上げが必要という部分をよく説明していただくために、防災のほうに詳しい方を行政の窓口として一緒に設けるということは考えてあるんでしょうか。 ○議長(大林弘明君) 世利総務課長。 ◎総務課長(世利秀剛君) おっしゃるとおり、確かに自主防災組織の立ち上げにつきましては、現社会の気象状況の中では、町内会の中で優先して立ち上げていただきたいということには間違いないと思います。これはもう重要な町内会の課題であるとともに、我々行政の重要な課題でもあります。実際に立ち上がってない11町内会におきましては、町のほうでも担当職員が出向きまして、自主防災組織の立ち上げに、説得を含めて説明に伺ってる現状でございます。 現在、総務課のほうにおきましては、防災を担当する職員が係長を含めて3名おります。今説明いたしましたように、この防災組織の立ち上げに向けた出前講座も開催しておりまして、町内会と消防団と連携して、いろいろ自主防災組織の結成に向けた活動が重要視されているところです。 総務課のほうで今のお言葉で検討させてもらうとすれば、消防署あるいは自衛隊とかを定年退職されたOBの方が思い浮かびますが、この方たちが長年培われた経験や知恵、またネットワークを活用することで、自主防災組織の立ち上げに活躍されることは間違いないとは思いますが、今の職員体制で3名は防災に関してのある程度の経験を持った、それから消防団のOBとかという形での職員ですので、その範囲内で活動している状況でございます。 以上です。 ○議長(大林弘明君) 寺田議員。 ◆2番(寺田秀和君) それと、町内会で組織をつくるということでありますけども、役員をつくるにおいても、やはり困難があることと思うんで、町内には数多くの消防団のOBの方がおられると思うんですけども、そういった方々で、町内会とは別に、そういうような防災組織というものを立ち上げることを行政としては進めていく考えがあるのでしょうか。 ○議長(大林弘明君) 世利総務課長。 ◎総務課長(世利秀剛君) 今おっしゃってあるのは、機能別消防団とかという形でのことではなかろうかと思います。これは能力や事情に応じて特定の活動にのみ参加する消防活動団員というところでございますが、消防団のOBの方で有事の際に備えて後方支援をお願いするというようなことが想定されるわけですけども、経験や知識、それに郷土愛、そういったお力添えでもって消防団を支えていただくことがベストだと思います。 これにつきましては、あくまでも自主防災組織は町内会を母体として結成していただいている組織ですので、わざわざ消防団のOBの方のみとか、そういった方たちだけで別の組織として立ち上げていただく必要性というよりも、あくまでも自主防災組織の中で、町内会を基本とした中で立ち上げていただく組織員として活躍していただくのが適切な活動ではなかろうかと考えております。 以上です。 ○議長(大林弘明君) 寺田議員。 ◆2番(寺田秀和君) 続きまして、防災訓練について、自主防災、町内会で立ち上げるということで言われておりますけども、初期消火のときの初期消火訓練、消火器を使ってすると。それとか、消火栓ボックスを使って消火活動をやると。また水害のときは土のうなどをつくって自分たちでやるという訓練などは、地元消防団員の方などと一緒に訓練等はできると思うんですけども、自主防災で一番大事な点といいますと、やっぱり災害が起こったときに、いかに住民の方を無事に避難させるかということが最優先ではなかろうかと思うことにつきまして、避難訓練ということをどのようにして考えてあるのかな、これは町内の自主防災ですが、町内会でやれというのはちょっと難しいので、困難な面もありますので、こういったところはどういうふうに行政の方は考えてあるんでしょうか。 ○議長(大林弘明君) 世利総務課長。 ◎総務課長(世利秀剛君) まず、防災の訓練の現状のほうから説明させていただきますが、初期消火の訓練とか水防訓練につきましては、現在消防団と町内会ということで実施しております。これは大体年間8回から10回程度実施しているという状況です。 次に、避難訓練につきましては、春、夏の防火週間がありますので、そのときに避難訓練をしてほしいという声も上がっております。したがいまして、この避難訓練につきましても考えなければならないんですが、町全体で避難訓練というのは、あくまでもちょっと規模が大き過ぎて厳しいものがあります。したがいまして、避難訓練を想定させていただくとするならば、各町内会で避難場所を、例えば公民館とかという形で定めて避難訓練はできるかもしれません。それはやっていきたいなという考えではございます。 一つ、避難の経路につきましては、あくまでも、例えば公民館を避難場所と想定した場合に、公民館に行く避難の経路が、人それぞれ地域によって、家の場所によって違うと思いますので、その辺は自主防災組織とか要援護者支援という形の中で、個別の避難経路を模索というか、計画を立てていただいて、避難の経路についてはこういう形でということで策定していってもらうべきではなかろうかと考えております。 以上です。 ○議長(大林弘明君) 寺田議員。 ◆2番(寺田秀和君) 一応私の質問はこれで終わりなんですけども、最後に、前もって言いましたように、今避難訓練等の訓練の様式ということで総務課長のほうから聞きましたけども、そういった避難経路、各町内会でということになれば、やはり一番初めに言うた、女性の方が一番役に立つんではなかろうかと思うんで、そういった意味合いも踏まえて、ぜひとも志免町にも女性消防団というものを立ち上げていただければ、こういったことに対してもお役に立てるんじゃなかろうかと思っております。 これで質問としては終わらせていただきます。 ○議長(大林弘明君) 寺田議員の一般質問を終わります。 次に、1番近藤議員。質問時間20分です。 近藤議員。 ◆1番(近藤辰也君) 通告書に基づきまして一般質問をさせていただきます。 質問事項、炭鉱労働者慰霊碑建立等について。 質問要旨、志免町の近代化と反映の礎を築いた炭鉱労働者慰霊碑建立及び竪坑櫓の保存について。 質問内容、志免炭鉱と呼ばれる志免鉱業所の歴史は、1889年須恵町の新原に設立された新原採炭所に端を発し、当時の海軍艦艇の燃料の確保を目的として開発されました。昭和初期までには採炭の中心地は志免地区に移行しました。多いときには6,000人ほどの方々が働いており、事故などが多く発生し、多くの方が犠牲になったと聞いております。 ただいまより3つの質問をさせていただきます。 ①操業期間中は国営ということで慰霊祭も行われていたと思いますが、閉山後の慰霊祭及び慰霊碑の建立についてお伺いいたします。現在はどのようになっているんでしょうか。 ○議長(大林弘明君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 近藤議員の御質問にお答えいたします。 慰霊碑等慰霊祭はどんなふうになっているかという御質問でございますが、歴史的背景で申し上げますと、昭和57年10月19日に国鉄志免炭鉱記念碑建立委員会によって慰霊碑が建てられております。この年から関係者によりまして国鉄志免炭鉱鉱業所殉職者慰霊祭が行われております。この記念碑を前に毎年10月に慰霊祭が行われ、今年で34回目を迎えてあると聞いております。元志免町鉱業所で働いていた方とその御家族で構成される志鉱会が中心となりまして、平成18年ごろからは志免竪坑櫓を活かす住民の会との共催で開催をされ、20名ほどが参加されておると聞き及んでおります。毎年須恵町、志免町の両町長にも御案内をいただいておるということでございます。 以上でございます。 ○議長(大林弘明君) 近藤議員。 ◆1番(近藤辰也君) それは志免町にあるんでしょうか。
    ○議長(大林弘明君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 場所としては須恵町です。ちょうど志免町と須恵町の境目。町内会でいいますと東区町内会の一番境目というか、現実、町名でいいますと須恵町になります。 ○議長(大林弘明君) 近藤議員。 ◆1番(近藤辰也君) 私が聞いてるのは、志免町のことです。 ○議長(大林弘明君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 先ほど申しましたように、志免鉱業所の関係で、当時志免町と、そこで働いていた方の慰霊祭、慰霊碑を、当時の国鉄志免炭鉱鉱業所記念碑の建立委員会によって建てられたということで、どこの町がということではなくて、そこの鉱業所自体で亡くなられた方の慰霊祭ということですから、町々ということではございません。だから、志免町も須恵町も両町長が御案内をいただいているという状況でございます。 ○議長(大林弘明君) 近藤議員。 ◆1番(近藤辰也君) 私、近ごろそこを見に行ったとですよ。最初、この辺、昔自分たちは、あそこ山の神って言ってたんです、今さっきの記念碑のあれを。近所の人にこの辺に昔自分たち小さいときに遊んでた山の神がどこへ行ったとですかというて聞いたら、もう引っ越ししたって言わっしゃっとですよ。どこですかというたら、今度家の裏って言わしゃったわけですね。この辺やなと思うた、市来病院の近くにあったんですよ。それでまた戻ってきて、ゲートボール場として、今まで志免にあったのが須恵に行って皆寂しいって言ってあったんですよ。もう一度またあと一回、志免町に戻してくれんやろかということも言われました。 ○議長(大林弘明君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) この慰霊碑というのは、町がしているわけではなくて、先ほど申し上げましたように、元志免鉱業所で働いていた方々の御家族で構成される志鉱会という方たちと、今は志免竪坑櫓を活かす住民の会との共催で開催をされておりまして、そこに御案内を両町長がいただいているという形で開催していただいておりますので、町が云々ということではないんじゃないかなと思っております。 以上でございます。 ○議長(大林弘明君) 近藤議員。 ◆1番(近藤辰也君) 今度は2番に入ります。 平成21年12月8日、竪坑櫓が国の重要文化財に指定されました。平成28年度からの修復に向け、平成26年度、27年度に実施計画を作成されるということですが、計画内容についてお伺いいたします。 ○議長(大林弘明君) 吉村社会教育課長。 ◎社会教育課長(吉村嘉彦君) 今近藤議員の御質問にお答えをいたします。 旧志免鉱業所竪坑櫓につきましては、平成24年度に作成をいたしました保存活用計画書をもとに、竪坑櫓の文化財的価値を損なうことのない保存方針を掲げ、今後修理を行うということで予定をしております。 平成26年、27年度に竪坑櫓の本体の施設の健全性を把握することを目的として、破損の状況を把握し、修理内容を検討するための調査工事を実施しております。この現地調査をもとに、調査結果や診断結果及び修理工事計画をまとめ、年内に概要をまとめて来年3月に報告書を作成する予定でございます。 これらの検討には、5人の専門委員から成る旧志免鉱業所竪坑櫓保存修理事業検討委員会と文化庁、福岡県の指導をいただいて進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(大林弘明君) 近藤議員。 ◆1番(近藤辰也君) これは予算とか補助とかは国からか県からあるわけですか。 ○議長(大林弘明君) 吉村社会教育課長。 ◎社会教育課長(吉村嘉彦君) 補助等につきましては、文化庁のほうから50%、5割の補助が来るということで確認をしておるところでございます。 ○議長(大林弘明君) 近藤議員。 ◆1番(近藤辰也君) これ最後ですけど、③番。この計画に田富炭鉱及び亀山炭鉱も合同での慰霊碑建立も案に入れてはどうでしょうか。 ○議長(大林弘明君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 今の御質問の確認でございますけども、今回の補修計画の中に、田富炭鉱と亀山炭鉱を合同の慰霊碑の建立も案に入れてはということでよろしいでしょうか。              (1番近藤辰也君「はい」と呼ぶ) 今回の計画作成は、竪坑櫓の本体の修理を目的としておりまして、趣旨がちょっと違っているんじゃないかなと。慰霊碑の建立につきましては、関係される方々、ここでいいますと田富炭鉱や亀山炭鉱で殉職された方々の御家族、元従業員等が中心となってつくられることが望ましいと思っております。今回の慰霊碑の建立につきましては、町としてお答えするようなことではないんじゃないかなと思っております。 以上でございます。 ○議長(大林弘明君) 近藤議員。 ◆1番(近藤辰也君) わかりました。 それじゃあ、これをもちまして質問を終わらせていただきます。以上の件の御検討をよろしくお願いいたします。 ○議長(大林弘明君) 近藤議員の一般質問を終わります。 以上で本日の日程は全部終了しました。 本日はこれで散会します。            ~~~~~~~~~~~~~~~~              散会 午後1時39分...