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09月04日-01号

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  1. 志免町議会 2009-09-04
    09月04日-01号


    取得元: 志免町議会公式サイト
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    平成21年第8回 9月定例会1 議 事 日 程(第1号)   (平成21年第8回志免町議会定例会)                               平成21年9月4日                               午 前 10 時 開議                               於   議   場 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 町政報告及び質疑(町長) 日程第4 議会運営委員長報告及び質疑 日程第5 総務文教常任委員長報告及び質疑(継続審査分) 日程第6 厚生常任委員長報告及び質疑(継続審査分) 日程第7 建設常任委員長報告及び質疑(継続審査分) 日程第8 志鉱跡地対策特別委員長報告及び質疑(継続審査分) 日程第9 福岡都市圏広域行政調査特別委員長報告及び質疑(継続審査分) 日程第10 議会広報特別委員長報告及び質疑(継続審査分) 日程第11 志免西小学校の分離新設・増築等調査特別委員長報告継続審査分) 日程第12 一部事務組合議会及び広域連合議会報告 日程第13 第47号議案~第60号議案上程及び報告第2号~第5号(提案理由説明、質疑、委員会付託) 日程第14 第61号議案~第70号議案上程提案理由説明、質疑、討論、採決) 日程第15 請願第5号「戸建て住宅に対する耐震改修助成制度の創設を求める請願」について2 出席議員は次のとおりである(15名)  1番  堤   久美子            3番  助 村 千代子  4番  丸 山 真智子            5番  吉 住 龍太郎  6番  池 邊 満 男            7番  牛 房 良 嗣  8番  大 西   勇            9番  西 川 蓉 子  10番  古 庄 信一郎            11番  吉 田 耕 二  12番  稲 永 正 昭            13番  大 林 弘 明  14番  熊 本   廣            15番  二 宮 美津代  16番  末 藤 省 三3 欠席議員は次のとおりである(1名)  2番  大 熊 則 雄4 会議録署名議員  4番  丸 山 真智子            12番  稲 永 正 昭5 職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(2名)  議会事務局長  坂 田 龍 二      書記      吉 川   求6 地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名(19名)  町長      南 里 辰 己      副町長     吉 原 清 光  教育長     中牟田 修 身      会計管理者   稲 永   健  総務課長    安 田 豊 重      経営企画課長  北 原 干 城  上下水道課長  稲 永 正 志      生活環境課長  古 賀 純 一  地域整備課長  丸 山 孝 雄      地域整備課参事 世 利 茂 春  税務課長    長 澤 利 信      福祉課長    藤   龍 己  健康課長    木 村 俊 次      子育て支援課長 緒 方   博  住民課長    長   秀 樹      学校教育課長  田 村 秀 一  生涯学習課長  児 嶋 賢 始      総務課長補佐  井 上   章  経営企画課長補佐権 丈 伸 吾            ~~~~~~~~~~~~~~~~              開会 午前10時00分 ○議長(古庄信一郎君) おはようございます。 ただいまから平成21年第8回志免町議会定例会を開会します。 これより本日の会議を開きます。 日程に入る前に報告をいたします。 2番大熊議員は病気のため9月議会は欠席となります。            ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(古庄信一郎君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第120条の規定によって、4番丸山議員及び12番稲永議員を指名します。            ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第2 会期の決定 ○議長(古庄信一郎君) 日程第2、会期の決定の件を議題とします。 本定例会の会期は、本日から9月25日までの22日間にしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古庄信一郎君) 異議なしと認めます。したがって、会期は本日から9月25日までの22日間に決定しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第3 町政報告及び質疑(町長) ○議長(古庄信一郎君) 日程第3、町政報告及び質疑を議題とします。 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 本日ここに平成21年9月議会を招集させていただきましたところ、議員の皆様方には大変御多用な中にもかかわりませず御参集賜り、まことにありがとうございます。議会の開催に当たり、町政諸般の報告としまして、去る7月24日から26日にかけて中国及び九州北部地方を襲った豪雨による災害について述べさせていただきたいと思います。 豪雨による災害につきましては、本町におきましても宇美川堤防の一部損壊、家屋の浸水を初め、車の水没など多大な浸水被害を受けました。まずもって、被災をされました皆様方にお心からお見舞いを申し上げます。 今回の災害の発生に至る状況を時系列で報告させていただきます。 7月24日は、午後5時9分に福岡管区気象台から大雨警報、洪水警報が発表されましたが、この警報直後から豪雨となり、3時間で約200ミリを記録いたしました。大雨洪水警報により、直ちに災害警戒本部を設置し、状況を見守りました。普通、豪雨とはいっても一時的に小降りになることもありますが、今回は息をつかずどしゃ降りの状態が続き、みるみる宇美川の水位が上昇し、警戒水位に達しました。 大雨警報の直後には、役場屋上に設置しています雨量計で午後5時から6時の時間雨量は35.5ミリ、6時からの1時間の雨量は90ミリ、7時から1時間の雨量は73ミリを記録しました。中でも、6時25分からの1時間では110ミリ程度の降雨があったと記録から推計、推測されます。ちなみに、平成15年7月19日、通称7.19災害での状況は、午前0時から7時までの7時間で86.5ミリ、ただし宇美町では253ミリの降雨で、当時の状況とは全く異なっております。 このたびの集中豪雨をもたらした原因は、本来なら15分から20分で通過する積乱雲が次々に同じ場所に発生し、積乱雲の供給がとめどなく続くというバックビルディング現象によるものと考えられます。この現象は、ことしは南米ペルー沖エルニーニョ現象が起きていることなどから、高気圧の張り出しが弱く、高気圧の周辺の湿った空気が日本列島に流れ込みやすい状況が続いていることが深くかかわっているのではないかと言われています。現状の道路側溝は1時間に100ミリを超える雨量は想定外のものでありまして、はき切れない状況で各地域で内水被害を引き起こしたものであります。 この豪雨により、宇美川の水位はみるみる上昇し始め、24日18時10分には片峰新橋の水位が2メートルに達したので、警戒本部第2次配備として課長参事、課長補佐などの招集をいたしました。既にこの時点においても家屋への浸水や道路の冠水の情報が次々と寄せられて、その対応に追われました。このころには消防団正副団長も警戒本部にいち早く駆けつけていただき、各分団に連絡をとって、団員は地域の警戒巡視などを始めていただきました。また、浸水や車の水没の電話が多く寄せられる中、道路の冠水情報により危険箇所を職員や消防団によって緊急の通行どめを行ったのも今回の特徴であります。 また、19時には片峰新橋の水位は3メーターに達し第3次配備を、19時20分には3メートル31に達し災害対策本部を設置いたしました。さらに、災害初動態勢基準では、本来片峰新橋の水位が4.2メーターで行う第5次配備の全職員招集をこの時点で行いました。19時20分ごろには、宇美川流域の町内会長さんに避難所の開設依頼、また職員による小・中学校体育館町民センター休養室シーメイトの避難所の開設を行い、19時28分にはサイレンの吹鳴とともに避難誘導の放送を行いました。 19時43分には2回目のサイレン吹鳴、19時46分には宇美川の日枝橋右岸橋脚部護岸侵食別府片峰歩道橋下流右岸の護岸が陥没するといった被害の報告がある中、防災無線による避難誘導、土砂災害警戒情報による避難誘導の放送、注意喚起の3回目のサイレン吹鳴を行いました。 20時30分、宇美川流域の世帯に対し、避難指示を行いました。その後、宇美川の水位は22時10分、4.7メートルをピークとして徐々に下降を始めました。 翌25日には、新たに宇美川と井野川の合流点の井野川石井手井堰下流左岸の護岸が一部流出するといった被害が確認されました。また、全職員での志免町全域の被害状況の調査を行いました。 引き続き、26日にも大雨が予測される中、今後の対応を検討したところであります。26日には、6時35分に大雨警報が発令され、8時から災害対策本部会議を開き、警戒を行いました。この日も、9時40分洪水警報発令に伴い、サイレン吹鳴とともに避難準備の放送、10時40分には片峰新橋の水位が4メーター5センチに達しましたので、全職員を招集するとともに、サイレン吹鳴避難勧告発令を行い、この日は11時の4メートル14センチをピークに水位は下降し始めましたが、県と宇美川の破損箇所の対応を協議する一方、消防団員や職員及び土木建設業者の皆さんの協力を得て、約4,000袋の土のうをつくり、被害箇所の修復に取り組みました。 また、福岡市消防局から坂瀬池はんらんのおそれがあると、志免町消防団に対し対応の要請が福岡市消防局からあり、福岡市消防団及び福岡市職員が対応しているところに、志免町消防団が土のうつきなどの応援を行いました。 そのような中、県議会議員を初め、多くの町議会議員の皆様にも対策本部への陣中見舞いに駆けつけていただきました。 26日には、幸いにも24日に比べると4時間で134ミリの降雨で済みましたが、宇美川の護岸が前日の豪雨で傷んでおり、決壊によるはんらんを警戒、修復に取り組みました。 平成15年の7.19の被害に対する宇美川河川改修事業等ができていたこと、固定井堰を転倒井堰に改修したことなどでこの程度の被害で済んだのではないかと思うところもありますが、今回は多くの内水被害を受け、自然の驚異を痛感させられた豪雨でありました。 次に、主な被害状況を申し上げます。 家屋の被害につきましては、住宅の床上浸水52戸、住宅の床下浸水164戸、その他事業所、店舗など32戸、合計248戸となっております。被災された床上浸水の家屋の方には、町からの見舞金として1軒当たり2万円、合計104万円を支給させていただきました。 雨のやんだ27日から2日間にわたり、早速被害家屋とその周辺の消毒作業に取りかかり、合計229軒を消毒したところであります。 宇美川の状況につきましては、宇美川越水箇所については、片峰新橋上流右岸側及び久保田橋上下流両岸、宇美川の被害としましては、井野川石井手井堰下流左岸側約10メートル崩壊、馬越第1井堰に護床ブロックが乗り上げ、日枝橋右岸側橋脚部護岸侵食別府片峰歩道橋下流右岸側護岸約150メーター陥没日枝橋上下流右岸側護岸約120メートル陥没、日枝橋上流左岸側約80メートル陥没でございます。 その他の被害につきましては、総合公園のり面崩落2カ所、平成の森公園桜丘団地バーベキュー場一部流出、福祉公園のり面崩落2カ所、地蔵谷池のり面崩落工業団地北側工業団地北西側と別府西2丁目3番との間の傾斜地一部ずれ、同友会団地西側と工業団地との間の急傾斜地一部ずれ、王子町内会の王子2丁目の急傾斜地一部ずれ、坂瀬池流入超過による越水でございます。 避難所の状況につきましては、24日では各公民館、各体育館、シーメイト町民センター120名、25日では同じく38名となっております。 以上、豪雨状況と対応について申し上げましたが、今後の対策についての考え方を述べさせていただきます。 平成15年の7.19災害では、宇美川上流において多量の雨が降り、宇美川のはんらんによって被害が拡大しました。しかし、今回はそれに伴う改修工事のおかげで、宇美川からの越水は少なく、志免町自体に降った雨が記録的な雨量で、その排水能力を超えたために町内各地で浸水被害が発生いたしました。今回の主な被災地域といたしましては、田富町内会下深地域、東区町内会、それから志免二町内会銀座通り地域、志免四町内会志免城戸地域、南里一町内会ヲテゴモリ地域、南里三町内会久保田地域、別府二町内会の中浦あるいは昭和町地域、別府三町内会同友会下地域鏡町内会等、ほかにもあるかと思いますが、低い地域に浸水被害が発生したことが前回とは異なっております。今後、このような災害を教訓として内水対策を計画的に講じていかなければならないというように考えております。 また、今回の災害対策の中で、避難誘導、勧告などを防災無線や公民館から有線放送でお知らせをいたしましたけれども、雨音で聞き取れない状況でありました。筑波の防災科学技術研究所の実験結果では、時間雨量100ミリといった豪雨時の雨音は、工場騒音の90デシベルと同様の状態であるとのことだそうで、防災無線が十分な機能を果たさない状況をどう改善するのか、大きな課題でございます。 また、被災後早速今回の災害に対し、県庁及び九州地方整備局へ糟屋郡内の各町長そして各議長さん方へ呼びかけを行い、要請行動を行いました。今後、このような想定を超えた災害発生が予想されます。これからより緻密に国、県などと連携をとり、被害を最小限に抑える対策を講じていかなければならないと考えております。 このような経験を踏まえ、災害対策本部の指揮系統のあり方、防災マップの見直しなどを含め、さらなる防災体制の強化を図ってまいりたいと思います。 それから次に、事前にはお知らせをしておりませんでしたが、新型インフルエンザにつきましては、今や福岡県はもとより全国的に感染拡大が進んでおります。志免町も、小・中学校の登校が始まり、これから季節も秋から冬へと向かうわけでございますが、感染の拡大を懸念をいたしております。昨日の情報では、小・中学生数名程度が罹患している模様であります。くれぐれも日ごろのうがい、手洗いの励行をお願いいたしているところであります。 また、町といたしましても、的確な情報を提供し、適切な対応を行っていきたいと思っております。よろしく御協力のほどお願いいたします。 最後に、今後とも安全で安心して暮らせるまちづくりに努めてまいりたいと考えておりますので、皆様のさらなる御理解と御協力を心からお願いを申し上げまして、町政諸般の報告とさせていただきます。 ○議長(古庄信一郎君) それでは、私のほうから3点お願いをいたします。 まず、町政報告に対する質疑でありますが、重複した質疑は極力お控えをいただきたいと思います。 それから、質疑ですので、それぞれの御意見といったものは極力お控えをいただきたいというふうに思います。 それから、一般質問の中で、今回は5名の方が多分水害関係の一般質問の提示をされております。また、インフルエンザにつきましては、けさ急遽こういう形で入れたいということの要請がありました。事前には町政報告の中でインフルエンザは報告にならないということを踏まえて、一般質問をお一人の方がされております。そういったところをぜひひとつ御配慮をいただきまして、これからの質疑はよろしくお願いをいたします。 それでは、ただいまの報告に質疑はありませんか。 16番末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) 町政報告の中で、毎年のように災害、水害が起きとるわけですけども、差し当たって防災無線を宇美川沿いにまず設置されたらいかがか、聞こえるように。そして、5カ年計画をもって全町に、防災無線が聞こえにくいところもありますので、調査をされて改善すると、こういうお考えはございませんか。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 平成15年、そして今年度、平成21年、その前にも平成十一、二年ごろにもございました。最近は水害にかなり悩まされております。また、その間には地震等もございました。一度は昭和48年に志免町は大水害に見舞われまして、大きな水害はないんじゃないかなというような、そういう整備された状況でございましたが、最近は地球環境の変化も大きな要因であるというように思いますが、ゲリラ的な集中豪雨が襲うようになってまいりました。また反面、台風等については、沖縄、九州を避けて関東方面に何か行きたがるような、そういう軌跡を描いておりますが、そのようなことを考えますと、以前から、昔から見ますと大分環境が変わってきたのかなという思いがいたします。そういう中で、毎年災害を受けておるというような、そういう質問でございますが、今回、先ほども申し上げましたように、防災無線があのようなどしゃ降りの中では、恐らく家の中におられる皆さん方には届いてないんじゃないかというようにいろいろと検討いたしております。そのためにどうすればいいかということを今後しっかりと考えていかなきゃなりませんが、ただ、今のお話のように宇美川沿いに何かそういう防災無線をというようなふうに今聞こえましたが、これは宇美川沿いだけではいけないのじゃないかという思いもいたします。今回特に内水の被害もあるわけでして、宇美川沿いだけでないというのが今回の災害の特徴でもございます。それと、今までの音とか声とかというようなものだけでいいのかという思いもいたしますが、私は当面は消防のサイレンによって住民の皆さん方が危険を察知していただいて、それによっていろんな情報によって判断をお願いできればというような思いもいたしております。それから、今こういう集中豪雨、ゲリラ的な豪雨に対してのいろんな国等の取り組みもなされ始めたようでありますので、いろいろとそういう今からさらに進化していくのじゃないかなというような思いもありますので、宇美川沿いに防災無線を設置をするというのは、今そこまでは私は行かないんじゃないかというふうに思います。 ○議長(古庄信一郎君) 16番末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) 10年に1度と言われておりましたが、これは今言われました温暖化も含めまして毎年のように来るのではないかという形で、今まで宇美川沿いの方々が非常に被害をこうむってきたわけですけど、今度の水害の中でも私ずっと上から下まで入ってみましたけども、何の連絡もないという声が大変多くございました。そこで言ったのは、差し当たって宇美川沿いの防災無線を改良するなり設置するなりして、そして5カ年計画で、一遍にやれって、これは無理な話ですから、5カ年計画で防災無線の改善、これをされたらいかがかなというふうに提案をしとりましたが、この返事がもらえませんので、もう一度この5カ年計画についていかがなものかお尋ねをいたします。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 先ほども申し上げましたが、地球環境がこのような状況で、今後どのような災害が襲ってくるのか、またどのような頻度になってくるのかというのは非常に私どもも懸念をいたしておるところでございますが、ただ、今お話しのように宇美川沿いに5年計画でそういう防災無線を設置をしてはという御提案でございますが、今、先ほども申し上げましたが、いろいろと九州北部に新型レーダーとか、あるいは今からの地デジの関係であるとか、あるいはいろんな先端技術も開発されてくる、あるいはそういう運用が始まるというような時期ではないかというようにも思います。したがいまして、もちろん人命とか、あるいはそういう町民の財産とかというようなことにつきましては非常に大事なところではございますけれども、宇美川沿いだけでいいのであろうか、あるいはそのような整備が現段階でそこまで計画的にできるのであろうかというところがしっかりと検討していかなきゃならないと、そのように思います。 ○議長(古庄信一郎君) 16番末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) ちょっと私の言い方がどうかと思いましたけど、まずもって宇美川沿いを防災無線を設置、あるいは新たに変えるとか、まずここをやって、そして全町的に5カ年計画でそういう防災無線の配備を調査されておやりになったらどうですかとお尋ねしてるんですけど。
    ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 防災無線は、拡声器で例えば大雨が降ってますので非常に危険です、避難してください、あるいは何かそれなりの対応してくださいというような、そういうことであるという前提でお話をさせていただいとりますが、そういう声のものが宇美川沿いだけであるとか、なんかということが果たしてできるのかな、どうなのかなという、そういうところを実は悩んでおりますが、するとすれば、やはり志免町8.7平方キロしかないところでございますので、宇美川沿いだけをカバーするというのは非常に難しいんじゃないかなというように思います。整備をするとしたら全町的にしませんと、水害だけじゃありません。先ほども申し上げました、地震もいつ来るかわからないという状況もあるんじゃないかと思いますが。              (「違うなあ」と呼ぶ者あり) また御質問をしていただきたいと思います。 ○議長(古庄信一郎君) 末藤議員、先ほど現段階ではそういうのも踏まえて検討してみるという御答弁されましたけど、町長、ぜひ宇美川沿いは即そういうものをやって、全町的には5年ぐらいかけてやったらどうかという、そういう質問ですので、それに対して先ほどから言われてるように、現段階でできるかどうかということも含めて検討したいというふうに答えておられますので、それでよろしいですか。 末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) 勘違いのないように。差し当たって宇美川沿いをまず防災無線を徹底して設置すると、これが1点ですよ。あとの地域、防災で聞こえないとこもあるので、これは5カ年計画で他のとこはされたらいかがですかと、この質問をやってるんです。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 先ほども申し上げましたが、そういうことも含めまして、防災無線もかなり設置してからの年数もたっておりますので、いろんな面からそういう調査をしていきたいと、このように思います。 ○議長(古庄信一郎君) ほかにありませんか。 4番丸山議員。 ◆4番(丸山真智子君) 町政報告に対して質問を行います。 今回の豪雨災害については、前の7.19水害を教訓に初動態勢とかは幾らか改善したのではないかというふうに思っています。それで、前回の7.19のときに大きな課題だったのが消防署との連携だったというふうに考えております。私は、その当時消防議会の議員しておりましたので、消防署のほうでも一般質問をしております。それで、今回の町政報告の中では消防署との連携のことについては触れられておりませんが、その件についてが1点。 もう一点は、この町政報告に対してとても私は心外に思ってる報告があるんです。今、線を引きましたが。今後の対策のことなんですけど、内水対策を計画的に講じていかなければならないと考えておりますというふうな報告でございましたけれども、7.19水害の後も川の改修工事に頼らず内水対策を講じていかないといけないんではないかということで何回も私は質問しております。だから、計画を立てて、今回費用とかが不足しててできなかったっていうんならわかりますよ。今からこれを契機に計画を立てて講じていかなければならないっていうのは、ちょっとこれはどういうことかなっていうふうに私は考えます。 もう一点は、住民の方に、先ほどの防災無線もそうなんですけれども、危険情報をいかに住民の方に伝えるのかっていうことがまずとても重要だというふうに思います。私は、今回の体験で防災無線も聞こえませんでした。もう大雨で外にも出られなかったんですけど、幸い携帯電話で随時危険水位に達しました、片峰新橋が4メートルに達しましたっていう情報をいただいたんですよ。それがとてもよかったなっていうふうに自分の体験で思います。ただ、今度の9月の広報のトップに防災メール登録しませんかっていうふうなお知らせがあっていますが、自分もそうであったんですけど、登録の仕方がなかなか難しいんですよ。だから、私は、これも一般質問で申し上げましたが、どこかでそういった防災メールの登録の仕方を教える、そういうことをして、今高齢者の方でも携帯電話をお持ちなんですよね。だから、そういったきめ細やかな対応が私は不足していたんではないかなあというふうに思って質問をしております。 この3点について御答弁をお願いいたします。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) まず、第1点の消防署との連携ということでございますが、実はたしか日枝橋の橋脚の護岸の損傷があったという状況の中で、消防署がたしか出動をしてくれました。これはどういうことかといいますと、消防団とか職員とかで対応できないわけですよね。というのは、激流、濁流、そして非常に水位の高い中で命綱をつけて川の中に入って土のうを積む、あるいは木流し工法等で護岸の損傷をしないようにする。まずは木流し工法を検討いたしました。何らかの形で傷口に強い水が当たらないようにするのが木流し工法、あるいはビニール張りのシート工法ですが、そのような工法をするについて消防団で対応しようとしました。しかし、私はむしろやめさせました。そういうことをすべきでないと。なぜならば、命のほうが大事だという思いをいたしました。私ども、若いころ、そうして川の中にロープつけて濁流の中に土のうつきをしたこともございますが、それは非常に危険でございます。今回は消防署のほうから何か出動していただいたようでございましたので、私はその消防署の指揮官を申しわけないが災害対策本部の役場に来てほしいという要請をいたしまして、どういう状況なのか、するのがいいのか、できるのか、あるいはどういう状況なのかということをお聞きをいたしまして、今はする必要はないであろうという判断に至りました。今回、そして、その消防署の職員もしばらく対策本部にもおっていただきまして、いろんな情報が飛び交ってきますので、私は何か消防署としてのお願いをすべきことがあろうと思って、その対策本部の中に、警戒本部の中に消防署に入ってもらいました。しかし、消防署もあっちこっちから要請がある中で、志免町だけじゃあございません。救急もあれば、いろんな出動要請があるわけですので、なかなか手がないという状況も感じましたので、1時間弱ぐらいおっていただいて帰っていただきました。 そのように、私は、地元で、あるいは職員で、あるいは消防団で対応できないときには消防署に要請をしたいというように思ってましたし、今回力強い味方があるなということを実感したところでございます。 それから、第2点目でございますが、今まで内水対策についていろいろ意見言うてきたじゃないかということでございますが、私どもも内水対策には非常に危機感を持っておりました。特に志免城戸地域の浸水常襲地帯の改善ということでは、川頭川の改修を初め、その排水門をこの役場から真っすぐ行ったところにつける等々、かなりそのことには努力をしてきたつもりでございます。今回の内水は、やはり100ミリを超えるという、そういう想像を絶するような雨量が志免町上空あるいは周辺に降ったということでございまして、そのことが一挙に低地帯におしかけてきた、したがってそれが床下、床上という浸水被害をもたらせたと思っています。内水対策というのは、ただそこに何かのパイプを通せばいいだけの話じゃありません。オランダみたいに海側の水位が高いわけですから、高いところに低いところに水を出すのは普通では出ないわけですから、じゃあ強制的に排除するのか、ポンプでもつけるのかということもございますが、そこまで今の私どもの力ではできません。したがいまして、例えば、内水的なものでいいますならば、宇美川のこともそうですが、須恵川、あるいは須川、南里水路、それから綿内川、こういうところの水が速やかに処理されることによってそういう志免町に滞留する水が少なくなるんじゃないかなと、そのような思いもいたしております。内水については、非常に奧が深いと思いますので、今回の被災の場所等をよく検討しながら、そういう被害の常襲地帯にならないように私どもも努めてまいりたいと、そのように思います。 それから、3点目の今回いろんな情報を得る中で携帯電話による情報というのは非常に正確な、しかもスピーディーな情報であったというように思います。今回も広報にも載せさせていただいておりますように、まだまだ情報を得る方法を知ってない方、登録してない方が多いようでございます。ただ、これ素人じゃなかなかできませんので、そういう指導会、あるいは役場でそういうところを設けて、おいでになったら、高齢者の方とかにはしてさしあげる、指導してさしあげると、そういうようなところもつくったらいかがであろうかというようなことも検討をいたしております。いずれにいたしましても、そういう情報をそれぞれに、せっかくある情報を皆さん方にいち早く届けたいけれども、届ける手法というのが非常に難しいわけでございますが、先ほども申し上げましたが、地デジのテレビの話もございます。あるいは携帯電話、あるいはパソコンでは、もう刻々川の水位の状況等はのぞけるわけでございますので、そういうことも今後普及していくんじゃないかなと、そのように思っております。携帯電話の登録の仕方等については、しっかり私どもも受けとめさせていただいて、早速にも進めさせていただきたいと、そのように思います。 ○議長(古庄信一郎君) ほかにありませんか。 15番二宮議員。 ◆15番(二宮美津代君) 先ほどから町長もおっしゃってますように、今50年、100年って言われていたゲリラ豪雨が毎年のように起こるんじゃないかということもおっしゃっていますが、ゲリラ豪雨対策というのが急がれると思うんですけれども、内水対策と同時に、そういった豪雨の対策基本方針というものが立てられているのかどうか。これは、もう既に立てて、そういった貯水浸透能力をはかって、そしてそういったものについて対策をし、そして公共施設もそうですけれども、宅内でそういった浸透ますをつけることに補助をつけるという、そういったことがもう既に行われてるところもあります。そういったことが方針としてなされてるかどうかということが1点。 それから、ハザードマップはつくられましたけれども、私のほうにお尋ねになった方は、全くそういったことの説明もないし、危険箇所も知らなかった、これは知らないほうが悪いっていうことになるかもしれませんけれども、そういった取り組みが、住民の方にお知らせする取り組みが不十分だったのではないかというふうに思っていますが、この点はいかがでしょうか。 それから、今回248戸の床上浸水、床下浸水のそういった被災状況が出されましたけれども、このことにつきましては、住宅の被害状況が今回、内閣府の指針が変わっているというふうに伺っていますが、これが6月15日の日に改定版が出されて、16日に各自治体に通達をしたっていうことなんですけれども、こういった改定によってきちっと査定がなされたのかどうかということが1点。 それから、もう一点は、避難勧告ですけれども、避難勧告を出して時点で冠水をして、かなりの被害が出たという地域がありますよね。これは、もう大変大きな被害だったので、兵庫県佐用町のような状況もございました。今回、志免町でも避難状況は出たけれども、家の中にいたほうが安全だったんじゃないかというようなこともあります。そういうことも含めて、こういった防災担当責任者というか、そういった状況に適宜ぴちっと状況把握ができるといった方を担当として置いておられるのかどうかということが1点。そういった指摘がなされていますので、どのように考えておられるのか、この4点お尋ねをいたします。 ○議長(古庄信一郎君) 二宮議員。 ◆15番(二宮美津代君) はい。 ○議長(古庄信一郎君) ちょっと最後のところの部分、もう少しちょっと具体的に言っていただけますか。ちょっとわかりません。 ◆15番(二宮美津代君) はい。避難勧告が出されていますけれども、この避難勧告時に勧告を出した途端に冠水をして、大きな死亡事故が出てるというような、兵庫県佐用町のような事態もありましたね。それで、志免町でも避難勧告は出されたけれども、外に出るより家の中にいたほうが大丈夫だったんじゃないか、もうそんな水の中をお年寄りの方がどこに避難するかわからないというような状況で、外に出るよりも家の中にいたほうがいいんじゃないかというような住民の声もございました。こういったときに、防災担当責任者というか、きちっと情報が把握できる職員をきちっと置いて、そういった避難勧告等々に当たっておられるのかどうかっていうこと、これは住民からの指摘があっていますのでどういうことになってるのかお尋ねをいたします。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 質問が多岐にわたっておりますので、すべて網羅できるかどうかわかりませんが、落ちの部分についてはまた追って答弁をさせていただきます。 防災に対する基本方針というのはあるのかというお尋ねだったと思いますが、基本方針というか、まずは災害警戒本部の立ち上げが5段階設置いたしております。それによりまして、まずは担当が警戒をする、だんだんレベルを上げてきて、全職員を招集するというところまでレベルがございます。そのことによって、今度は住民の皆様方にどのように情報を提供し、先ほども時系列にずっとお話をさせていただきましたが、次から次に電話がかかってくる。どうなっとうとでしょうか、あるいはうちの家の中に水が入ってきよる、自分の家の前の道路が冠水しとる、もう堤防があと10センチで越水するというように、もう悲鳴ともとれるようないろんな電話がたくさん入ってきます。それらをまとめて、そしてどの地域にどのようなことを指示をし、避難をし、していくのかというのは、実のところ非常に難しゅうございます。宇美川沿いだけでいいのか、あるいは傾斜地の問題もございます。幸いに、篠栗町はあんな山の上のほうであんな人命を失うようなそういう災害もございましたが、私どもはそういう人命に及ばなかったということを一番ありがたいというように思っているわけですが、ただ避難をしなさいと言ったものの、道路と水路の区別がわからないようなところをざぶざぶ行きよって水路にはまった、これは実際にあった話でございますが、ヤマダ電機のあたりである人が、住民の方が歩いてきてあった。それを消防団員かだれかが見ておった。ずぼっと姿が消えた。そしたら、水の中の土管みたいなところか水路に吸い込まれたらしいですが、10メーターぐらい先のほうからどっと頭が出てきたというような、そういうことも我が町でも起こっております。これは、一歩間違えば兵庫県の佐用町と同じようなことにもつながるわけでございます。そのような非常に避難をしなさいと言ったものの、じゃあどこに避難すればいいのか、もっと考えれば、家の中におったほうがいいのじゃないかということを、この家は家の中におんなさい、あなたは避難しなさいというのは、もう至難のわざでございます。 したがいまして、私ども今回は、言葉で言ってもわからないであろう、避難をしなさいとか、こういうふうな状況ですよと言ってもわからないであろうということから、まずは消防のサイレンを頻繁に鳴らそうと、鳴らせというようなことで私どもは取り組んでまいりました。住民の皆さん方は、消防に関心のない方でも、どうした、しゃあらしいかいな、こう何度も何度もサイレンが鳴ってということから、これは尋常じゃないぞということに気づいていただくということを第1の目的に思ったわけでございますが、そうしてやはり自分で関心を持っていただかないと、気がついたときには玄関に水が入ってきとった。極端な話は、寝とったら畳が浮いとったという話もございますが、そのようなことにもなるわけでございます。 そういうことで、私どももいろいろ万全を尽くし、あるいは知恵をめぐらしたいというように思うのですが、今のこういう状況の中での避難誘導、避難勧告あるいは避難指示等の難しさというものを体感をいたしております。実感をいたしております。したがいまして、今回の被害を受けた地域をマップにしっかり網羅いたしまして、こういう地域がこういう被害を受けられました、今回のあのような状況下ではというようなこと。それから、平成15年にも、15年のときには上流域でたくさんの雨が降って、この地域は雨が少なかったんですが、でも宇美川がはんらんしてこういう地域、つまり宇美川の周辺の地域がたくさんやられた、そういう実績データを住民の皆様方にお示しをして、そして判断材料の一つにしていただく。それに、またいろいろと私ども行政のほうからもいろんな指導を差し上げるというようなことでいければというように思います。 平成17年にハザードマップをつくっておりますので、それの見直しもしなければならないんじゃないか、あるいはそれに新しいデータも加えなきゃならないのじゃないかというようなことも内部では検討しておるところでございます。 それから、住宅の被害を受けられた査定のことについては、このような時期にこのような制度がはっきりしたということは、私はちょっと存じませんが、担当は知っておるかどうか、後ほど担当から答えさせたいというように思います。 それから、防災責任者、これは町長でありますが、そういうときに個別に対応するというのは非常に難しいというように思います。先ほども申し上げました。ただ、新聞に載ってます、マスコミで報道されてますいろんな情報を見てみますと、やっぱり家の後背部に山があるようなところ、その山の構造が、いろんな歴史があると思いますが、そういうなことから、この地域にはやはり早目にでも声をかけとかなきゃならないよというような地域、そういうところが危険地域だと思いますが、そういうところを私どもなりに今回のいろんな資料がありますので、そういう地域にはできるだけ大雨のときには早目に準備をしていただければというようなことも指導させていただければというように思ってます。 漏れがあるかもしれませんが、漏れの部分についてはまた答弁させていただきます。 ○議長(古庄信一郎君) 浸水ます等も含めたゲリラ豪雨に対する基本的な考え方っていうのはあるかってことです。              (町長南里辰己君「浸水ます」と呼ぶ) 含めた、ゲリラ豪雨に対する対応はあるかと。 世利地域整備課参事。 ◎地域整備課参事(世利茂春君) ゲリラ豪雨に対する考え方ですが、通常、防災マップとか河川越水等でつくりますので難しい面はございますが、今回町長が言われたように、特に8カ所ほど出ておりますので、丸山議員御指摘のように、以前のときは志免城戸に集中しましたので志免城戸の内水対策、一部東地区の内水対策工事には力を入れておりますが、今回新たに新たな場所が発生したということで、今後町長の町政報告のように、必要な箇所が出てきたということになっております。ゲリラ、非常に難しい質問ですので、どこの市町村も同じだと思うんですが、今回わかったことは、志免町全域に降ればどの地区に雨水が集中するということが資料等でわかっておりますので、今後の参考資料にはなると思っております。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 15番二宮議員。 ◆15番(二宮美津代君) 少しずれてると思うんですけれども、私が申し上げてるのは、そういった内水対策とかいろんな対策をされてると思いますけれども、それ以外に志免町の貯留浸透能力というのはこれまでのいろんな豪雨とかの経過の中でわかっておられると思うんですよ。それで、内水対策だけでは不十分で、だからそういった基本方針というのは、そういった水をどういうふうな形でどこにためるかっていうところを、やはり公共施設もそうですけれども、それだけではだめなので、各家庭でしていただくとか、そういったことはもう既にやられてるところもありますよということを私申し上げてるので、そういったことはやはり早目早目に調査をして、こういったこともやっぱりしていかなきゃならないっていう方針が立てられたのかなっていうふうにお尋ねしたので、そういった答弁をいただきたいというふうに思います。 それからもう一つは、ハザードマップについては見直しをいたしますよというのは町政報告の中で出ましたけれども、こういった取り組みを住民の方に知っていただくということを十分になされたんでしょうかというふうにお尋ねをしてるので、その答弁をいただきたいというふうに思っています。 それと、防災の責任者は町長だということはわかっていますけれども、やはり防災に通じた職員というのは、これは育成しなきゃならないと思うんですよ。このことには大変だと言われるけれども、やはりそういった責任を持った方を育成をして、いろんなところに通じた方を置くということも大事なのではないかなというふうに思っておりますが、そのあたりの答弁をいただきたいというふうに思います。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 今回の災害を参考といたしまして、もちろん宇美川の改修が終わっておったからこの程度の被害で済んだということも先ほど申し上げたとおりでございますが、そのほかにすべきことは総合的にすることはなかったのかという御質問であろうかと思います。 河川につきましては、何年に1度かという、そういう確率のもとに対応可能な河川の整備をしていかなきゃならないというようなこと。あるいは、下水道、特に雨水の関係では、排水路を何年かに一度という降雨に対応できるように整備をしていかなきゃならないということ。それから、保水地域、今まで農地とか山とか畑とかというようなところがございましたが、そういうところが開発をされていきますと保水機能がなくなっていくわけでございますので、そのような自然地の保全地区等、そういうとこも考えていかなきゃならないというように思います。ただ、公園とか何かありますが、福岡市のような力の強い、財力のあるところは、そこの山王公園の下にとてつもないああいう地下タンク等をつくられました。そういうことが今回博多駅周辺の災害がなかったことにつながってきてるんじゃないかと思いますが、私どももああいうものをつくりたいんですが、御存じのとおりであるんじゃないかと思います。 したがいまして、私どもは私どもなりに、できる範囲内の、大きな借金をしてつくればそれはできましょうけども、それでは後世にそんな負担を残すわけにいきません。できる範囲内のことで何かできる範囲内のことをいろいろしていかなきゃならないというように思いますが、公園とか緑地の整備とか、それから低地地区に対してのいろんな、ピロティー建設等の推進とか、雨水貯留施設の設置とか、建てかえ時の宅地のかさ上げを推進する。せっかく家を建てられても、前と同じ地盤のところに家を建てられたんじゃ、また浸水被害を受けられるわけですので、そういうところに、このあたりは平成何年にはどこまで水が来ましたよということをやっぱり指導してやらないと、知らない人が土地を求めたからといってとんと家を建てられますと、水につかった、そういうところを私も知っておりますが、そういう情報をやはりお知らせするということも必要ではないかなというように思います。 そのほかいろいろありますけれども、総合的に災害がない取り組みをしていきませんと、ただ水路を改善したから、改修しただけでは災害はなくなりません。総合的にしていくということをできるだけ早く整備をしていかなきゃならないと、そのように思っております。 ○議長(古庄信一郎君) 済みません。先ほどから言われてるのは、そういった個々の事例のいろいろ言われるけど、そういったものも含めたきちっとした方針を立てられたのか。立ててないなら立ててないとおっしゃってもらえればいいわけであって。 それともう一つ、ハザードマップの紹介が不十分ではなかったかと、それについてどうであったかということをしっかりと答えていただきたい。 それから、責任者は町長だとわかってるけど、もっと専門的にこういった避難勧告も出さなきゃいけないようなときに、そういったものに精通するような職員の育成といいますか、そういうものをやったらどうかと、もう明確にもう2回も同じ質問されてるわけですから、それにきちっと答えてください。わからなかったら、職員の、出てる幹部もちゃんと指示してくださいよ、そういうところは。 世利地域整備課参事。 ◎地域整備課参事(世利茂春君) 総合治水対策の体系表なんですが、検討は重ねてきておりますが、まだ最終段階の発表はいたしておりません。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 古賀生活環境課長。 ◎生活環境課長(古賀純一君) ハザードマップにつきましては、平成17年に各戸に配布しております。その後、言われるようにきめ細かな指導とかはできてないと思います。実際、大きな枠でっていいますか、図面で一応知らせているというのが現状です。それと、宇美川のはんらんを想定した、越水を想定したハザードマップということで、予定の避難所、それから急傾斜地等を示しております。こういう行政からのお知らせを住民の方がそれをとらえて、どういうふうに今度は自分の周辺、自分の身を守る、財産を守ることに生かしていただけるかが今後のやはり課題になろうかと思います。行政からは、またマスコミからは、いろんな情報が住民の方には発せられてると思います。テレビ等でもいろんな危険なところが映されたり、活動が映されたりとかしておるようです。あとは、地域でなり、個人でなり、それに対応する対策を今から講じていくための何か行政としてのアドバイス等をしていく必要があろうかと思っております。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 災害はいつやってくるかわからないとは言いますけれども、それに備えて、実は9月1日の、何日か前にもそういう救急救命講習等はやりました。ただ、こういう浸水被害等についての専門職の育成というのは、そこまでいっておりません。ただ、いろんな経験を積んでおりますので、積んだ経験を無にしないように、消防防災係を含め、そういう機関と協調しながら、そういう指導なり知識を深めていきたいと、そのように思います。 ○議長(古庄信一郎君) ほかにありますか。 それじゃあ、あと二人おられますから、お二人の質疑終わって休憩をとりたいと思います。 じゃあ、7番牛房議員。 ◆7番(牛房良嗣君) 1つだけお聞きしたいんですが、今、防災マップの見直しをするということを町長は話されまして、ただいま課長からも話がありました。その防災マップというのは、だれのためにどういうなことでそれを見直したりやられたりするということなのか。今後見直しをするというのは、平成17年に見直しをして、また新しく今作成するというようなことなんでしょうけど、町長の防災マップに対する見直しに対する考え方というのをちょっとお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 平成17年につくった防災マップについてはもう御理解をいただいてるというように思いますのでそれには触れませんけれども、今回の被災を受けたところをその防災マップと比べてみますと、かなり内水的なところの被害が多いというのが前回の防災マップと違うところでございます。防災マップには色がこうつけてありまして、ここのところは宇美川が決壊したら15センチ上がってくるでしょう、30センチ上がってくるでしょうというような、そういうレベルがつけてございますけども、そういうのだけでは今判断がしにくいのじゃないかというように思います。それから、先ほども申し上げましたが、気候変動が非常に集中的な雨の降り方、宇美川でないということもございます。この防災マップは、大体おおむね宇美川が決壊したらというような前提が、この防災マップには、平成17年の分にはあるようでございます。これは、平成15年の集中豪雨等によるものを前提として、そういうマップが整備されておるんじゃないかと思います。そういうことから、最近とみに集中豪雨、あるいは内水の問題が出てきておりますし、また今後もこのようなゲリラ豪雨が想定をされますので、いろんな見直しをし、あるいは防災マップの見方がわからないと、幾らマップがあっても何もそれには、あなたはどうしなさいとは書いてないわけですので、それを読み取らなければならないということもございます。そういうことも含めまして、防災マップについての見直し、あるいは住民の皆さん方にそういう指導徹底がいくように検討したいと、そのように思っております。 ○議長(古庄信一郎君) 7番牛房議員。 ◆7番(牛房良嗣君) 私が今お聞きしたかったことは、実をいいますと、今防災マップとかそういうものは町全体のトータル的なもんばっかりなんですね。町長もごらんになってわかります。さっき課長も話されましたように、あれを見たってどこがどうなってるか、実際何もわからないということなんです。そして、一番の私大事なことは、やっぱり災害っていうのは各地区の中、いろんな地区の住民がいろんな被害を受けるわけでございまして、そういった意味で、私は、例えば今回の被害があって、じゃあどこでどういうなことがあったのかというようなことを現場へ行って、本当に調査されたのかどうか。あるいは、これはある消防団との点検もされてるし、あるいは災害本部を立てられてやってますけど、実際今回被害を受けられたところ、あるいは被害のなかったところ、もう志免町は全部あるんですね、そういったところが。だから、そういったところを、やっぱり町内会ごとぐらいの私は防災マップをつくるべきだと。それをつくるようなことをアドバイスしながら、やっぱり現地の、住民とか、町内会長とか、そういった者と私はやっぱり相談しながら、どこにその町内の一番内水の問題、あるいは崩落の問題ですね。内水だけじゃないです。崩落の問題だとか、いろいろあるんですね。あるいは、宇美川に面してないところだって、内水でいろいろ被害を受けてる方たちがたくさんあります。だから、そういうことは、志免町全体でなかなか把握できないところがある。そういったところを何で町長あたりは、もうこれだけのスタッフがおいでになれば、もうこれから2カ月たってますよ、災害が、7月19日から。しかし、現場に行って、消防団と、それから皆さん方と三者で、どこでどういう被害があったかチェックしてきて、それを一つの何かマップをつくるというような。そして、それを町民に、町民というか、その地区の方たちに教えて、そして被害があったときにはこういうことをやりましょう、対策についてはこういうことをやりましょうというような、初めて対策というのが出てくるんじゃないでしょうかねえ。何か難しいことを考えなくても、私は簡単にそういうことはできるの。対策本部をつくってこうやって、消防団でやってこうやってああやってって、一番私は災害の母体になるのは町内会です。それと消防団なんです、地区の。これが、この2つが私はいろいろ災害の先頭に立ってやると。 そういった意味で、ぜひ私は、まず町内会の災害マップというか防災マップをつくり、それをその町内会の人たちがみんな理解して、そして災害があったときはどういうふうな心構えで、どういうなことをやるか、そういうことについてのやっぱり指示を出したり訓練をしたりするようなことによってやっていくというような、それが私は総合的な防災対策じゃないかなと、こういうなことを考えて町長の御意見をお伺いするんですが、そういうことについて、私が申し上げたようなことはもう、ああ、冗談じゃない、そんなことはちゃんとやってますよと、もうこの前から29の町内会があるけど、みんなうちの職員を出して、そして町内会長と、そして消防団も立ち会いのもとに、そして今こういったマップをつくってますというようなことがあるだろうと思いますが、町長いかがですか。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 先ほども町政報告の中で申し上げましたが、災害が息をついたときに、既にもう職員が各戸訪問をいたしまして、被災を受けられた、浸水した、浸水の状況がわかるところ等を含めまして、チームを組んで各戸調査をいたしております。その状況をもう既に私、皆様にはお届けしておりませんけれども、ちゃんと大きな図面に、ここは床下浸水、ここは床上浸水、ここは河川の護岸が損傷した、ここはがけ崩れになりそうだ、ここのところの家が何とか、地図にきちっと今示しております。そういうふうなことを含めまして、今後の新たな災害を今までの地図の上にさらにかぶせることによって、さらに実際に即した防災マップにつながっているんじゃないかなというように思います。 私も実は現場に出たかったんですが、出れませんでした。災害対策本部長として指揮命令をするのがうろうろしてはできませんので、一極に情報が集まってくるようにし、そして指示ができるように。でも、大体今の時代は携帯電話、携帯電話もなかなか通じない場面もございましたけれども、いろんな情報をしながら、じゃあ職員をそこに要請しよう、あるいは消防団をそっちのほうに回ってもらおう、あるいは業者の重機を持った人をそこに行こう、あるいは山の上のほうでは土のうをつくらせろう、1,000俵要るのか、4,000俵要るのか、どれくらい要るのかと、そういう指揮命令がきちっとないとできませんので、本当は私も現場を見に行きたかったんですが、現場には一回も出ておりません。ただ、夜中に帰るときに通り道を回り道をして現状を見たということはございますが、残念ながら水がどのような状況であったのかということは見ておりません。 したがいまして、職員はもう堤防を越えておれば堤防が決壊しとるというような表現もしまして、それこそ私も本当に肝を冷やした場面もございました。もう久保田橋の下流、右岸も左岸も決壊しとるというような、そういう、初めて見る職員はそうでしょう。そういう場面もありまして、決壊しとるのは決壊しとる対応しなきゃならないわけですから、そういうのはやっぱり責任者として、そういう現場の状況でございます。 いずれにいたしましても、今回のいろんな情報を一極に集めまして、今後の対策、あるいは今後の知恵として生かしていかなきゃならないと、そのように思います。 ○議長(古庄信一郎君) 7番牛房議員。 ◆7番(牛房良嗣君) じゃあ、もう最後に。 ありがとうございました。やっぱり私は、これからはこういった災害の、何ていいますか、単位を町内会ごとに今おっしゃったようなことが、もしちゃんとした町長が行政のキャッチをされておるんであれば、事前にそういうなことをやっぱり町内とよく話し合って、そしてそれを町民に、町内会の人たちに十分教えてあげると。そして、災害のときにどうするのかというような、そういった、いろいろ避難訓練だとかいろんな対策を立てていけるじゃないかなと。そういうなことをこれからやっていただくことが大事なことじゃないかな、その辺が非常に大事なことじゃないかと、こう思っております。ぜひひとつ、いろいろありますけど、私は町内会ごとの防災マップをきちっと住民に徹底してやってもらいたいということを申し上げて終わります。 ○議長(古庄信一郎君) 答弁いいです。 じゃあ、11番吉田議員。 簡潔にお願いします。 ◆11番(吉田耕二君) 今回の災害といいますのは、もちろん志免町でも大変だったんですけども、近隣の自治体におきましても多大なつめ跡を残しておるかと思います。そういう意味で、近隣の自治体間でどういったことができるのかということをしっかりと協議をする。そして、地域発の政策、これは今回の選挙期間中にうちの地元の代議士が語った言葉なんですけども、地域発の政策、こういうものをしっかり国、県に提案していく、そういった協議、もしくはその協議の場、そういったものをこの機会につくられたと思うんですけども、そのような広域的な取り組みについて町長はどのようにお考えになってるでしょうか、1点お伺いをいたします。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) ただいまもお話がありましたように、小さくは町内会、そしてまたそれが町、そしてまたさらに町が周辺の市町村と連携をするということは大変大事なことであるというように思います。 私も糟屋郡の町長会にも出させていただいておりますし、いろんな世話役も仰せつかっております。そういう関係で、今回議長の皆様方にもお願いいたしまして、県庁と国交省の九州地方整備局にいち早く要請行動を起こさせていただいたということでございます。今後は、やはり福岡市との連携というのが大きなポイントにもなろうかというように思います。そういうことも含めまして、地域からそのようないろんな政策が発信できるように、私も心していきたいと、そのように思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(古庄信一郎君) それでは、これで町政報告に対する質疑を終わります。 ただいまより休憩に入ります。再開は11時25分といたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~              休憩 午前11時12分              再開 午前11時25分            ~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(古庄信一郎君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第4 議会運営委員長報告及び質疑 ○議長(古庄信一郎君) 日程第4、議会運営委員長報告を議題とします。 大西議会運営委員長。 ◎議会運営委員長(大西勇君) 議会運営委員会の報告をいたします。 閉会中、6月25日、7月14日、8月31日に委員会を開催いたしました。 志免町議会基本条例策定については、素案を作成して議会運営委員会で協議し、全員協議会等で全議員、皆さんの意見を聞くということにしておりますが、現況はその素案作成づくりを行っている状況であります。 次に、7月24、25、26の水害に関しまして、各地域より文書や口頭で陳情が寄せられております。今回の水害は全町的に被害が発生しており、陳情先だけの対応ではなく、全町的な対応として、まず議員全員で地域に出向き、実態を把握すべきとして対応を議長に一任いたしました。昨日、町内会長会にその旨、議長から協力要請をされました。内容は、お手元に配付いたしておりますとおりです。4カ所で、全員協議会の開催として実施することになりました。 以上で議会運営委員会の報告を終わります。 ○議長(古庄信一郎君) ただいまの報告に質疑はありませんか。 16番末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) 議会運営委員長に1点お尋ねをいたします。 今回の町政報告が行われましたが、行財政改革、予算の90億円予算を組むに至って、今度の決算に対してどのような検証をされたのか。果たして90億円と言われてるこの予算が果たしてできるのかどうか。私は、こういうことが一番の町政報告ではないかと思うんですが、この辺は、町政報告、それはなぜやらせられなかったんでしょうか。 ○議長(古庄信一郎君) 大西議会運営委員長。 ◎議会運営委員長(大西勇君) 末藤議員の質問にお答えします。 今回は、この水害のことが緊急で一番大きな問題として早急に町政報告で取り上げるということで議運のほうに報告がありました。今言われたようなことに関しては一切ありませんでしたし、議運のほうでも問題になりませんでしたので、それでよしとして町政報告は了解いたしました。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) ほかにありませんか。 16番末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) この議運の中で、この決算についての御意見がなかったということでありますが、その論議もされなかったんですか。 ○議長(古庄信一郎君) 大西議会運営委員長。 ◎議会運営委員長(大西勇君) 私の記憶のところでは一切なかったと記憶しております。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) ほかにありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古庄信一郎君) ないようですので、これで質疑を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第5 総務文教常任委員長報告及び質疑(継続審査分) ○議長(古庄信一郎君) 日程第5、総務文教常任委員長報告を議題とします。 助村総務文教常任委員長。 ◎総務文教常任委員長(助村千代子君) 総務文教委員会におきまして閉会中の所管事務調査の報告をいたします。 教育行政の目標と主要施策については、学校評価の取り組みについて。 学校の教育目標の運営状況を点検、評価し、その結果を学校の質の向上などに生かす学校評価の取り組みが行われています。志免町においては、各学校において保護者や児童・生徒のアンケートなどを踏まえた教職員による自己評価、学校評議員や地域住民、PTAなどで構成された委員会が学校の自己評価結果について評価する関係者評価が行われております。これらの評価結果は、学校だより、PTA総会、学校のホームページなどで公表がされております。 学校評価の結果、各学校の実態によって課題も成果も異なっておりますが、特色ある学校づくりに関しては、校長先生の施策がはっきりしていて、どの学校もできているということです。学力向上については、若干評価が低い学校が多いということです。 安全管理、危機管理についてなどは、学校も意識を高めて取り組まれているということです。 学力と同時に心の教育、道徳、学級活動の指導についても、評価が若干低いということが課題として、重点的に取り組んでいるということです。 委員からの、学力向上については町単独事業として学級補助員をつけているが、これ以外に学力向上の取り組みが行われているのかとの質疑に、各学校で工夫して長期休業の前などに基礎基本を徹底的に学習する時間を確保しているということです。このことは、2学期制の利点が生かされております。 教師の人材育成として、時間外の勉強会、論文研究、2学期制と志免町子どもの権利条例の研修、学級補助員研修など、町独自の研修会を行っているということです。 また、道徳教育については、学校だけに任せるのではなく、町全体として親に対する道徳教育的なものを行う必要があるのではとの質疑に、学校だけでなく家庭や地域が連携しながらでないと子どもたちの心の育ちは十分でないということでした。 道徳に関しては、関係者評価委員会からも、学校のみの指導を行うことは難しい、家庭や地域でも道徳教育を行うべきとあります。このことは、学校教育のみでなく、生涯学習や町内会、公民館などで連携をとっていただくように提言をいたします。 この学校評価制度が、学校経営の見直し、教育活動などの改善に大いにつながるような制度の仕組みとされるように要請をいたしておきます。 次に、行財政改革については、平成17年度から5年間の計画で実行中の行財政再構築プランの進捗状況の検証について、経営企画課の報告では、財政の健全化、安定化の取り組みにつきましては、5年前のプランができたとき、財政シミュレーションを示しているが、歳入に関しては昨年から基金の繰入金、繰越金を除けば90億円ほどで、大方そのシミュレーションに近いような財政状況であるとのこと、これからの3年間の財政計画はしっかり立てていきたいということです。しかし、今まで膨らんできた歳出構造をしっかり見直していかなければ歳入に追いつかない、何とか残っている基金を大切にし、支出構造も見直しながら住民サービスの質の低下を招かないようにしなければならないという課題が残っているということです。 行政経営改革実行計画については、進捗状況の結果報告がまとまりつつあるとの報告を受けました。 委員からは、志免町は他町と比べて数値目標を決めて行財政改革のスタートが早かったことは評価するが、事業評価についてのチェック・フロー体制はどのようになっているのか。5年間の実施の中での残りの課題についてはどのように対処するのかなどの質疑が出されました。 委員会としましては、歳出構造の見直しがおくれ、シミュレーションどおりに進んでいるのかとの疑問があります。5年間の検証をしっかり行い、歳入の範囲に歳出がおさまるよう、身の丈に合った財政運営が実現できるよう努力されるように強く要請をいたします。 次に、宇美町・志免町・須恵町電算業務システム再構築共同事業について。 志免町の電算化については、業務システムと情報系システムがあり、業務システムについては、昭和62年にホストコンピューターを導入しており、20年以上利用、平成15年に見直しの検討時期となっていましたが、この段階で糟屋地区での合併協議が進んでいたため一時検討が取りやめられていました。しかし、平成21年度に業務システム更改のスケジュールとなっているために、各自治体では同じような業務を行っておりますので、システムの統一ができれば経費の削減ができるのではないかということで、糟屋地区6町で電算業務の再構築の研究を行い、粕屋町、篠栗町、久山町とは更新の時期が合わず、更改時期が同一である宇美町、志免町、須恵町3町で共同化を行うことが決定されました。 業務システムの共同化を行う上で、効率的運用でコストの縮減、電算職員を削減できるなどのメリットが出る。反面、業務内容の若干の違いを統合しなければならない。また、納付書等の打ち出しをセンターで行うことになるので、若干時間に余裕が必要となるなどのデメリットもあるということです。 費用面の比較では、今まで5年間で3町で13億円ほどかかっているものが、共同利用することで10億円ほどになるとのことです。 費用負担は、均等割と人口割で、割合は現在協議を行っている段階ということです。人的配置も、現在各町にシステムエンジニアが配置されていますが、これも統合でき、3町での職員の配置も現在の9人から5人程度でよくなるということです。 委託業者は、6月議会での町長の町政報告にありましたように、株式会社BCCに決まっており、12月ごろには契約を行い、データの移行、職員の研修を行い、来年22年度10月には本格稼働というスケジュールで進んでおります。 今後、ほかの自治体が加入する可能性もあり、加入がふえれば負担がさらに削減できます。この事業が本格稼働すれば、システムも改善され、効率も上がり、担当職員の削減を初め、全体的なコスト削減ができるものと思われるとの報告を受けました。詳細については、これから決めていくとのことです。 最後に、生涯学習課より、竪坑櫓の重要文化財指定申請についての報告を受けました。 7月30日、文化庁へ竪坑櫓の写真及び申請書類を提出、12月ごろに重要文化財指定となるのか否かの結論が出されるということです。 報告を受け委員から、費用をかけずに見守り保存をするという方針を出されておられるが、方針はいつ変わったのか。もし方針が変わったのなら、住民に対してきちんと説明を行うべきではないか。パブリックコメントを求めるべきではないか。文化財指定物があるほかの自治体では、多額の費用がかかるとの声が上がっている、など多くの意見が出されました。 以上で総務文教委員会の報告を終わります。 ○議長(古庄信一郎君) ただいまの報告に質疑はありませんか。 13番大林議員。 ◆13番(大林弘明君) 中学校等で風紀が乱れているというようなことをたまたま聞きますが、総務文教委員会として教育委員会と意見交換会等をなされたことはありますか。それと、なされるつもりはありますか。 ○議長(古庄信一郎君) 父兄とかPTA含めてですね。PTA含めてというか。              (13番大林弘明君「いやいや、議会」と呼ぶ) えっ、議会とPTA。 ◆13番(大林弘明君) 議会と学校。総務文教委員会と教育委員会の意見交換会。 ○議長(古庄信一郎君) 助村総務文教常任委員長。 ◎総務文教常任委員長(助村千代子君) 大林議員の質問にお答えをいたします。 総務文教委員会では、具体的に委員会の中ではそのような協議は行っておりません。しかし、委員の中にもそういうふうな、学校訪問とか学校協議とかは今後行ったらいいんじゃないかというような話はしておりますので、今後そういうことも必要じゃないかと思いますので、次の委員会で持ち帰りまして検討をしたいと思っております。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) よろしいですか。 ほかに。ほかにありませんか。 4番丸山議員。 ◆4番(丸山真智子君) 1点だけ質問があるんですが、先ほど学校評価の中で学力向上については若干評価が低かったというふうな御報告がございました。実は、この夏休みに小・中学生をお持ちの保護者の方と話す機会が何回かあったんですね。その中で共通してるのが、志免町全体として学力の程度はどの程度なの、低いんじゃないの、低いんだったらそれなりの対応をしてあるのかっていうような、それが共通する御意見だったんですよね。それで、学力調査も行われておりますし、いろんなどういったところに課題があるのかっていうのはわかってあるというふうに思うんですね。だから、それに対して具体的に、ただそういうふうな結果が出ましたのでそれに対応しますというような抽象的な御報告ではなくて、具体的に、例えば国語が点数が低かったということであれば、朝読書を強化しますとか、そういった具体的なやりとりがあってるのかどうか。そして、それに対して評価をしていかないといけないというふうに思うんですよ。1年前にここがこうだったらこういうふうな対策をとって、そして何点上がったとか。だから、そういうのが行われてる、そういったことの議論が総務文教委員会の中で具体的に行われてるのかどうか質問させていただきます。 ○議長(古庄信一郎君) 助村総務文教委員長。 ◎総務文教常任委員長(助村千代子君) 質問にお答えをいたします。 学力がここに低下っていう、若干低いということが課題というふうに報告をしたんですけれども、今回のこの学校評価の中ではそういうふうな評価であったという報告なんですけれども、具体的に何点とか、去年から何点低くなった、高くなったとか、そういうふうな具体的な報告はございません。しかし、常々、やはり学力テストのことも委員会の中では審査の対象にもなっておりますし、その中でも、やはりじゃあ学力が、そこでもどのレベルにあるかっていう、そういうことは公表がされてないということで、具体的にはどの程度というのはわからないんですけれども、やはり学力は全体的に上げていかなければいけないということで、どういう指導方法をしてるのかとか、先生たちがやっぱり指導力を上げないと子どもたちにも学力の指導ができていかないということで、どういうことを教師に対してしてるのかとか、また家庭的なこと、それからいろんなそういう学力向上に関しては委員会でも論議をしております。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) ほかにありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古庄信一郎君) ないようですので、これで質疑を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第6 厚生常任委員長報告及び質疑(継続審査分) ○議長(古庄信一郎君) 次に、日程第6、厚生常任委員長報告を議題とします。 丸山厚生常任委員長。 ◎厚生常任委員長(丸山真智子君) 閉会中の継続審査及び調査の報告をいたします。 まず、学童保育と保育行政について報告をいたします。 保育園については、待機児童数が8月27日現在、保育園全体でゼロ歳児22人、1歳児8人、2歳児7人、3歳児8人、4歳児2人、5歳児ゼロ人、計47人になっています。前回も報告いたしましたが、西校区に建設されるモントーレマンションに定員60人の保育園の申請が出ており、待機解消につながればと期待しているところです。委員から、就労状況の把握がきちんとされているのかといった疑問が出され、半年に1回、勤務証明書を提出してもらうように決められたということです。 また、補正予算で決まりました志免南保育園で改修工事を行い、新しく特定保育が始まります。 特定保育の目的は、パートタイム勤務や育児短時間勤務等、保護者の就労形態が多様化している中で、働き方に応じた保育の実施が求められており、こうした保育需要に対応するため保育所において児童を一定程度、1カ月当たりおおむね64時間以上継続的に保育することで安心して子育てができる環境を整備するものですが、こちらも待機児童解消につながるのではないかと考えられます。 多様化する働き方を子育てを支援するためにも特定保育の実施はニーズにこたえた取り組みです。近隣町では、宇美町の原田保育園で実施されています。育児と就労の両立支援の取り組みが求められており、長年の懸案である志免保育園をどうするのかといったことも含め、委員からはいろいろな意見が出されていますが、町として早くしっかりとした方向性を出していただきたいと提言しております。 学童保育については、待機児童が7月31日現在では9人でした。東小学校のほうで長期休業中の子どもたちの安全・安心な活動拠点、居場所である地域子ども教室チャレンジひろばが夏休みに実施できるようになったとのことで、学童保育待機の受け皿になるのではと考えています。その後、8月27日現在では、待機はゼロになっております。 そのほかとして、6月29日に志免町子ども権利委員会を傍聴いたしました。子どもの権利救済委員から、平成20年度の権利救済活動と相談活動の報告また特定非営利活動法人スペースde GUN2(ぐんぐん)から子どもの居場所リリーフの事業報告がありました。救済の申し立てはなく、いじめや虐待など子どもへの権利侵害が本当にないのか気になっているとのことでした。相談活動は多く寄せられているそうで、相談件数は延べ151件となっています。九州で初めて制定された条例ですので、子どもとのチャンネルを合わせて頑張りたいと救済委員の方が述べられていました。 一方、子どもの居場所リリーフの利用者の数は、19年度の利用者を下回る895人で、立地が志免中校区であるからか、登録者数は志免中学校の生徒数が圧倒的に多いとのことです。条例を生かしたまちづくりを行うためには広報が不足している面があり、子どもや大人への周知、啓発の取り組みがさらに必要となっております。 医療制度改革と健康づくりについて。 健康づくりについてですが、一般高齢者向けの介護予防事業、作って健耕教室、耕は耕すという字になっていますが、20年度、16名の参加で大豆を栽培し、一部食進会にも販売し、自分たちのみそづくりを行ったとのこと。21年度は21名参加で、タマネギを収穫し、町内の小・中学校、保育園に540キログラム提供したとのことです。委員会としても、このような事業を推進し、生きがいづくり、仲間づくりを担うことができるように期待したいとの意見が出ております。 また、転倒予防教室は、20年度、3教室で、実人数80人の参加で、おおむね6カ月ごとに健康度測定及び評価を行い、体力の向上だけではなく、生活改善を実感された方が多かったとの結果が出ています。 21年度は3教室で、実人数59人参加されています。今後、特定高齢者事業、通所型介護予防教室等の卒業者及び訪問による把握事業から把握された方で継続の必要がある方も、順次参加していただく予定とのことです。健康の維持増進が図られ、結果、医療費削減や介護予防につなげていただきたいと提言しております。 次に、新型インフルエンザについてですが、7月7日の委員会では、フィリピンから帰国した3人の子どもの感染状況の報告を受け、うがい、手洗い等の予防対策の徹底を提言しておりましたが、最近の新聞報道等でわかるように、流行期に入ってきておりますので、これからの対策について今後審議していく予定です。 そのほか、平成21年度、女性特有のがん検診推進事業の実施について。 内容は、がん検診で、早期発見、早期治療を行うため、一定年齢の女性を対象に子宮頸がん検診と乳がん検診の無料クーポン券を配布するものです。詳しくは議会で提案されますので、審議をお願いいたします。 また、7月24日から25日にかけての集中豪雨後の消毒済み箇所、件数の報告がありました。8月27日現在、229件となっております。これは、被害実数とは異なります。情報は行き届いているのかとの質問に対し、町内会等を通じて被害状況を把握し、対応したとのことでした。 医療制度改革については、平成20年度の国民健康保険特定健診、メタボ検診の受診率が発表されました。志免町は、受診率36.7%、全国平均28.3%、福岡県平均21.3%、糟屋地区29.7%となっており、糟屋地区で高いのは久山町の56.1%で、その次が志免町となっています。目標数値が30%でしたので、クリアした結果が出ております。5年後の平成24年度の目標数値は65%ですので、さらに啓発していかなければなりません。 また、平成21年度の特定保健指導、積極的支援の業務委託は、7月24日に入札を行い、昨年と同じ、株式会社保健支援センター、熊本市にございますが、に決まったとのことです。委託金額は、1人当たり2万4,675円です。保健指導でメタボを改善し、生活習慣病予防となり、医療費の削減につなげるようにと提言しております。 そのほかとして、国保における病院窓口での負担金の減免制度について。 国民健康保険法第44条第1項に、特別な理由がある被保険者で一部負担金を支払うことが困難であると認められた者に対し、一部負担金を減額、もしくは支払いを免除、猶予することができると定められております。減免基準を設けていない市町村が44.8%あり、余り制度が普及しているわけではないですが、志免町では平成17年4月に、志免町国民健康保険一部負担金に関する支払い猶予及び減免基準を制定しています。内容は、震災、風水害、火災等の災害または盗難、横領等の人災により資産に多大な損害を受けた場合の減免と、失業等により収入が著しく減少した場合の減免が規定されています。実績は、減免基準制定の17年以降、該当者はなしということですので、広報不足ではないのかと厳しく指摘し、改善を求めました。必要な人に届くように、もっと情報を開示して、周知徹底を行うよう強く要請いたしました。 次に、出産育児一時金の引き上げについて。 国の緊急少子化対策の一環として、出産育児一時金が38万円から42万円に引き上げられます。9月議会で上程予定ですので、新聞報道等を踏まえ、概要だけ説明を受けました。 総合福祉施設シーメイトと望山荘の運営について。 望山荘については、7月7日に視察を行いました。利用状況については、1日平均、平成19年度で190人、20年度で164人、16年度は平均220人でしたので少なくはなっていますが、新しい人も来館しているとのことです。いろいろな趣味の教室もあっており、高齢者の方が楽しまれているとのこと。当日も囲碁会があっていて、男性の居場所になっているようでした。 建物については老朽化していますが、館長の話では、3年前の台風被害後改修工事を行っているので、今のところ利用に問題はないと考えているとのことでした。利用者が少なくなっているとはいえ、まだ150人近くの利用者がありますので、役割、位置づけをどうするのかといった意見を出しながら審議していきたいと考えております。 総合福祉施設シーメイトについては、利用人数のデータや行事についての資料をもとに審議いたしました。利用人数は、前年より大きく落ち込んだところはなく、半分は前年よりふえています。町内、町外利用のデータはありませんが、委員からは、町外の方が多いので経費の面から駐車場を町内、町外利用に分け、有料化したらどうかといった意見も出されております。 福祉的な要素の行事もはつらつ教室、車いすダンス交流会、シーメイト歌のアルバムや、そのほか講演会等が催され、多くの方が利用されています。 また、年2回、地域施設の責任者に参加していただき、シーメイトを活用するために意見や要望を聞く連絡会議を開催し、その要望から生まれた毎年1回開催の歌のアルバムグランプリでは、各施設のサービス利用者による演芸の数々に多くの観客を集めているとのことです。 委員からは、指定管理者制度を検討したらどうか、また反対の総合福祉施設としては指定管理者はなじまないとの意見や、志免町民の利用をもっとふやすことで費用対効果が上がるといった意見が出ております。総合福祉施設として活用のあり方が問われており、活発な議論をしていきたいと考えております。 以上で報告を終わらせていただきます。 ○議長(古庄信一郎君) ただいまの報告に質疑はありませんか。 16番末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) 厚生委員長に1点お尋ねします。 保育事業について、待機児童が依然として従来から人数がふえてるような気がいたします。これで行政は、措置制度でこれを実施しなければならないと、法律ではそうなっているにもかかわらず、先ほど報告がありまして、60人規模の民間が建設されると、ここに期待をしているという御報告でありましたが、志免町としてはこの待機児童については何らやる気がないんでしょうか。この辺の、前回の議会では中央保育園の新築問題が大争点になりましたけれども、本当に町を挙げて解消も含めて保育に力を入れるべきだという論議は委員会としてはどのようにされたんでしょうか。 ○議長(古庄信一郎君) 丸山厚生常任委員長。 ◎厚生常任委員長(丸山真智子君) 末藤議員の質問にお答えいたしますけれども、前回の報告では、待機はたしか44人だったというふうに、確かにふえております。それで、先ほど末藤議員がおっしゃったように、委員会の中では厳しく私たちも、とにかく町としての方針を早く出してほしいと、待機児童解消に向けての。もういろんな、多くの方がそういった意見を出されております。それで、一つは、長年懸案の志免保育園問題がございます。その中についても、委員の皆さんからは、個人的な意見ではありますけれども、移転のほうがいいんではないかと、子どもたちの環境を考えたらですよ、そういった意見も出されておりますし、やっぱり早くこれは執行部のほうが方針を出すべきだというふうに、そのことによって、今、志免保育園は定員が90名です。それで、ここが何か変わることによって、120人とか150人にもできるわけですので、そういった方向性を早く出していただきたいと、強く委員会の中からは申し上げております。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) ほかにありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古庄信一郎君) ないようですので、これで質疑を終わります。 ただいまより休憩に入ります。再開は午後1時といたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~              休憩 午後0時04分              再開 午後1時00分            ~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(古庄信一郎君) 休憩前に引き続き会議を始めます。            ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第7 建設常任委員長報告及び質疑(継続審査分) ○議長(古庄信一郎君) 日程第7、建設常任委員長報告を議題とします。 稲永建設常任委員長。 ◎建設常任委員長(稲永正昭君) 建設常任委員会に付託されました閉会中の案件について、審査の報告をいたします。 上水道事業の経営について。 上水道事業につきましては、安定供給に努め、ほぼ順調に推移していますが、給水使用量が前年よりわずかながら減少ぎみで推移をしています。これは、7月の天候不順によるものではないかと思われます。 また、土生山浄水場は、志免町町民の命を預かる重要な箇所であり、嘱託職員や臨時職員ばかりでなく、責任ある技術職の職員を1名配置するべきじゃないかという意見も委員から出ています。 次に、工事の発注状況及び進捗状況について報告をいたします。 8月末現在、7件の工事発注を行っております。7月の工事発注は3件で、進捗率は5%から30%です。8月分の工事発注件数は4件で、すべて準備中と報告を受けております。 以上、7件工事発注していますが、下水道関連配水管布設がえ工事は2件となっており、下水道の普及とともに減少しております。これから単独事業が多くなり、計画的工事が重要になってきます。 次に、下水道事業の経営について報告いたします。 下水道普及率は99%になり、下水道工事も減少していますが、ことし8月末現在、4件の工事発注を行っております。 7月発注分の2件につきましては10%から50%の進捗率で、8月分発注の2件は準備中であると報告を受けております。これからは小さな工事、部分的な工事が多くなり、効率的に余りよくない工事が予想されます。残りの予定工事についても、計画的な発注に努めるよう要請をいたしております。 また、8月末の水洗化状況につきましては、処理区域内人口4万2,711人に対し、水洗化人口3万8,808人で、水洗化率90.9%になっています。 終わりに、7月24日夕方からの大雨、水害による上下水道施設への被害はほとんどありませんでしたが、県流域幹線の鏡地区の緑道でマンホールのふたが2カ所開いていたと報告を受けています。過去に都市で水害による水圧でマンホールのふたが開き、水没しているためマンホールに気づかず転落、死亡事故が発生したケースもありますので、大雨、水害のときは十分注意するよう指摘しているところでございます。 次に、都市計画街路志免・宇美線の促進について報告をいたします。 現在、宇美町起点から認可区間1,230メートルの用地買収を主に行っている状況であります。進捗状況について事業費ベースで報告をいたしますと、1工区の全体事業費43億5,600万円で、平成20年度末まで18億5,500万円の事業費が投入され、43%の進捗率であります。21年度については、用地買収、補償及び一部測量と工事に着手する予定であります。本年度事業費5億円を加え、21年度末の進捗率は54%になる予定と報告を受けております。 当初計画では、志免・宇美線を3工区に分け、1工区7年でありました。ことし、1工区7年目を迎えていますが、1工区の計画の半分、約50%の進捗率であります。これは、財源不足によるものと考えられます。 次に、ごみ収集に関する問題について。 4月から新たな分別となったプラスチック製容器包装類の収集場所について、ある町内会が町内会住民に対し、集積所での収集でなく、各家の前で出すよう指導してあったことに関しては、集積所に出していただくようお願いの文書を各戸に配布し、各家の前では収集しないことを指導していると。その結果、住民から電話による問い合わせが十数件あったものの、8月第2回目の収集日では、数件、自宅前に出してありました。シールを張って、今後定められた集積所に出していただくよう指導、お願いをしていると報告を受けております。 分別の状況につきましては、プラスチック製の容器包装類ということの理解が得られてないと指摘していましたが、これは、志免町では以前プラスチックを分別していたため、プラスチック製品本体が混入していることに原因があると考え、7月中旬、分別の啓発チラシを各戸に配布。今までの広報でのお知らせと違い、今回のチラシの内容は、写真入りでわかりやすいとの評価を得ていると報告を受けています。8月第2回目の収集した内容を宇美・志免リサイクルセンターで確認した結果、以前より分別はかなりよくなったと見られる。また、前回と量を比較したところ、32%、約3分の1ほど減っているとの報告を受け、チラシ配布の成果と思われます。今後も機会をとらえ、町内会や団体などに対し、説明会を行っていくとのことであります。 次に、継続審査としています請願第3号志免交番移転設置に関する請願について。 基礎的な資料収集、情報収集がある程度そろったので、これから精査、検討を行うことにしています。例えば、犯罪件数で申し上げますと、志免町で発生した平成20年度の刑法犯は839件です。校区別に見ますと、西小校区352件で42%、中央小校区333件で39.7%、東小校区106件で12.6%、南小校区48件で5.7%となっております。西小と中央小校区で81.7%の犯罪が発生しております。これらの状況を踏まえ、移設したがよいのか、亀山交番にかわる交番を西校区に新設要望したがよいのか含めて、さらに検討をするために継続審査といたします。 最後に、7月24日夕方から26日にかけての豪雨災害について報告をいたします。 初めに、被災されました住民の方々に心よりお見舞いを申し上げます。 人的被害が発生しなかったのが何より幸いであったと思います。24日夕方から大雨となり、志免町でも時間雨量が110ミリを記録するなど、17時から21時までの4時間に208.5ミリ、また26日の朝7時から11時まで134ミリの大雨となり、24日から26日までの3日間の総雨量は500ミリを超えました。宇美川の河川改修ができてなかったら大災害になったと思うとき、河川改修ができていて本当によかったと思います。 町長が町政報告でも報告されましたので詳しくは割愛いたしますが、主な被害状況としては、家屋被害、床上81棟、床下167棟、合計248棟でございます。これは、内水による被害がほとんどであります。それから、宇美川は、越水、護岸崩壊、護岸陥没、その他被害として、のり面崩壊、急傾斜地の一部ずれ、ため池の越水等が発生しております。それぞれ数カ所ずつ発生をいたしています。また、家屋の浸水によるし尿のくみ取りは170件、約88万3,000円、災害ごみの収集量約35トン、収集運搬及び処理費に204万2,000円ほど使っております。被害総額は把握しておりませんが、防災はこれでよしということはありません。町民の安全・安心を常に考え、行政をつかさどってほしいと思います。 以上、建設常任委員会の報告を終わります。 ○議長(古庄信一郎君) ただいまの報告に質疑はありませんか。 4番丸山議員。 ◆4番(丸山真智子君) 建設委員長報告に対して1点質問がございます。 豪雨被害についての御報告がございましたけれども、平成20年3月議会で建設委員長が、宇美川の改修工事は5月末にすべて完了するというような内容で御報告をされたときに、私のほうから地球温暖化の影響でこれから災害がふえていくんではないかということで、総合的な雨水、内水、治水対策をしていく必要がありますよねっていう質問をさせていただきました。それに対して委員長が、審議をこれから進めていきますというふうな御答弁をいただいてるんですね。それで、その後、今回内水対被害がほとんどだったというふうに御報告されましたけれども、建設委員会としてその内水対策についてどのように審議をされたのかっていうことを確認させていただきたいというふうに思いますが、よろしくお願いいたします。 ○議長(古庄信一郎君) 建設常任委員長。 ◎建設常任委員長(稲永正昭君) 丸山議員の質問にお答えをさせていただきたいと思います。 7.19、要するに15年のときの災害の後、内水対策も志免城戸を中心に須川の改修、あるいは志免城戸町内の改修等をやっていただきました。この間ずっと付託をしておったわけでございます。しかし、その後、もう行政として内水対策の予算もままならないので、幾ら委員会で言っても先に進まないということから、最近は内水の付託は取りやめて審議はいたしておりません。今度、7月末の豪雨で内水がどうだ、あるいは上流にふった雨はどうなるというのは、もうはっきり見えてきたんじゃないかなと思います。そういうことで、あとについては、内水については、やはり予算をしないとどうしようもないというのが現状ではないかなと思います。これからどう執行部考えて進められるかわかりませんけども、それによってはまた付託も十分検討していきたいというように思います。 ○議長(古庄信一郎君) ほかにありませんか。 15番二宮議員。 ◆15番(二宮美津代君) 建設委員長に1点お尋ねをいたします。 都市計画街路の報告がございましたけれども、これまでの報告の中で、宇美町を起点としてする部分と、それから志免町からもしていただくということで要望を出して、そういったことをしていただくというふうに前から聞いてたんですけれども、そういったことについては今どのようになっているのかお尋ねをいたします。 ○議長(古庄信一郎君) 稲永建設常任委員長。 ◎建設常任委員長(稲永正昭君) 二宮議員の御質問にお答えをいたします。 我々もかなり委員会として運動をし、東京まで上京して、志免町側からの建設もしていただくようにとかなり進めてきました。県から町までその話は来て、志免町からも要望書を上げました。その間、そういう話が並行して、道路財源の云々の政治問題で、もう途中で立ち消えになって、もうどこに行ったのか我々もつかみようがないというような状況になっております。その設問は、本当に我々も知りたいぐらいの状況でございます。いつの間に、要望書は出した、出しっ放しのつんぼ桟敷というのが現実でございます。 ○議長(古庄信一郎君) ほかにありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古庄信一郎君) ほかにないようですので、質疑を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第8 志鉱跡地対策特別委員長報告及び質疑(継続審査分) ○議長(古庄信一郎君) 次に、日程第8、志鉱跡地対策特別委員長報告を議題とします。 吉住志鉱跡地対策特別委員長。 ◎志鉱跡地対策特別委員長(吉住龍太郎君) 志鉱跡地委員長報告を行います。 7月22日に志鉱跡地特別委員会を開催しました。 7月31日に国鉄志免炭鉱ボタ山開発推進協議会総会が開催されました。その内容について報告いたします。 7月22日には、自然活性型のボタ山開発及び現状のまま維持管理を行うとの基本方針に従い、協議を行っております。 この中で、6月24日の代表者会で提案された各町共通の認識を持つために、ボタ山開発の先進地視察の協議を行いました。候補地として、北海道赤平市、長崎県佐世保市の2カ所の検討を行いました。志免町としては、最先進地である赤平市を全員で視察するということを決定いたしましたが、粕屋町、須恵町の委員全員の視察場所が一致すれば、志免も3町で視察しようということでありましたが、そのように7月22日の総会で提言いたしました。 しかし、7月31日の総会では、散策道、パークゴルフ等さまざまなまた意見が出されました。ここ数年進展もなく、全員で同じ場所を視察すれば共通認識も芽生え、進展するではないかとの各町視察に対する考えの意見交換を行いました。結果として、3町の意見がさまざまで、合意に至っておりません。 最後に、今後の事業計画案として、現状を生かした自然活用型のボタ山開発を基本として、その検討を進めつつ、維持管理を行うことを確認いたしております。 以上で終わります。
    ○議長(古庄信一郎君) ただいまの報告に質疑はありませんか。 4番丸山議員。 ◆4番(丸山真智子君) 今の報告に対して質問なんですが、結局視察は行かれなかったということですけど、最先進地、赤平っていうふうにおっしゃいましたけど、そこはどういった意味でも先進地なのか。 それと、今現場に行かなくてもいろんな情報は取り寄せることができるというふうに思うんですよ。だから、いい情報があれば、そういうのも調査研究されたらどうかなあというふうに思うんですけれども、どういった意味での最先進地なのか、内容を説明していただけますでしょうか。 ○議長(古庄信一郎君) 吉住志鉱跡地対策特別委員長。 ◎志鉱跡地対策特別委員長(吉住龍太郎君) お答えします。 北海道赤平というところも、炭鉱跡地であります。その炭鉱跡地がどのように整備され、観光地として整備されてきたのか。また、日本国中、赤平という名前が知れ渡っておりますが、このようなところを視察して、我々の志免町のボタ山と志免町、粕屋町、須恵町で共有して持ってますボタ山との開発にも生かしたいと思っております。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) ほかにありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古庄信一郎君) ないようですので、これで質疑を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第9 福岡都市圏広域行政調査特別委員長報告及び質疑(継続審査分) ○議長(古庄信一郎君) 次に、日程第9、福岡都市圏広域行政調査特別委員長報告を議題とします。 吉田福岡都市圏広域行政調査特別委員長。 ◎福岡都市圏広域行政調査特別委員長(吉田耕二君) 福岡都市圏広域行政調査特別委員会の報告をさせていただきます。 去る8月27日木曜日、志免町の広域委員会を開催いたしております。 最初に、障害者就労支援の取り組みについて報告をさせていただきます。 前回、当委員会より町長のほうに糸島地区で行われたアンケート調査などの啓蒙について志免町より近隣の自治体に投げかけ、広域的に行動を起こすことはできないかということについて検討していただくように要請を行っておりました。そのことにつきまして担当課長より報告を受けております。 内容は、宇美町、須恵町の担当課のほうに問い合わせをしたが、障害者の企業への一般就労支援については県の独立行政法人高齢者障害者雇用支援機構が行っているので、現時点では町単位での説明会を含めた一般の就労支援に取り組むことは考えていないとの答えを受けたとのことであります。 そのような報告ではありましたが、このようなニーズは今後ともふえていくことが予想され、委員会としましては、この問題については今現在3町合同の委員会が休会のため、現段階での審議はこれ以上はいたしませんが、今後とも注視をする必要があると考えております。 次に、その他としまして、志免町にも少なからず影響があると考えられます須恵スマートインターチェンジ上り線に接する道路の拡幅、延長整備計画につきまして、同日、8月27日の委員会終了後に行政視察を行っております。 計画道路は、JAやすらぎ会館須恵斎場前からトヨタカローラ福岡粕屋総合センターまでの1.1キロメートルです。3.5メートルの歩道も含めた片側1車線、幅15メートルの道路を国、県の予算、約15億円ほどを投入し、平成20年度をスタートに5カ年計画で整備を進めているとのことであります。完成時には、1日6,000から6,500台ぐらいの車両がこの道路を利用するのではないかとの予想もしてありました。 以上、福岡都市圏広域行政調査特別委員会の報告とさせていただきます。 ○議長(古庄信一郎君) ただいまの報告に質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古庄信一郎君) ないようですので、質疑なしと認めます。            ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第10 議会広報特別委員長報告及び質疑(継続審査分) ○議長(古庄信一郎君) 次に、日程第10、議会広報特別委員長報告を議題とします。 堤議会広報特別委員長。 ◎議会広報特別委員長(堤久美子君) 議会広報特別委員長報告をいたします。 閉会中、第53号発行に6日間、52号のクリニックを受けるため打ち合わせを1日、計7日間委員会を開催いたしました。 8月25日、26日、事務局から1人、議長、委員5名が東京で開催された全国町村議会広報研修会に参加いたしました。そこでクリニックの評価を受けましたけども、その結果は、読者の立場に立った、見やすい、読みやすい編集で貫かれている。企画展開の流れと演出、各テーマの見せ方、レイアウト、見出し等構成がしっかりしている。表決の賛否態度を明示し、透明度が高い。議会あれこれで議会の役割をPRしているなど高い評価をいただきました。 このことを証明するかのごとく、町民からも、読みやすいので今回最後まで読みましたと声をいただいております。 これからも住民の立場に立った編集に心がけ、二、三点アドバイスを受けていますので、協議しながら邁進していきます。御協力お願い申し上げ、議会広報特別委員会報告といたします。 ○議長(古庄信一郎君) ただいまの報告に質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古庄信一郎君) 質疑なしと認めます。            ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第11 志免西小学校の分離新設・増築等調査特別委員長報告継続審査分) ○議長(古庄信一郎君) 次に、日程第11、志免西小学校の分離新設・増築等調査特別委員長報告を議題とします。 牛房志免西小学校の分離新設・増築等調査特別委員長。 ◎志免西小学校の分離新設・増築等調査特別委員長(牛房良嗣君) 西小学校の分離新設・増築等調査特別委員会の報告をいたします。 閉会中の所管事務の調査を7月9日に行いました。以下、報告いたします。 今回の審議に関しましては、特に前回からの重点項目でありました行政の方向性を示してほしいという件が1つ、それから2番目に分離新設・増築の場合の建設スケジュールに関する件、それから3番目に分離新設・増築の場合の財政面の3点について、担当課及び町長、経営企画課長に出席のもと慎重に審議を行ってまいりました。 まず、1点目の行政の方向性につきましては、南里町長より、これまでの流れ、経過、取り組み等の状況について説明があり、現在の経済状況やほかもろもろの状況を踏まえ、時間ぎりぎりまで総合的かつ的確に判断をして方向性を決めなければならないというような考えが示されました。さらに、今までの流れ、経過、取り組みから総合して、現段階としては当面は増改築という方向も視野に入れながら検討をしていただいておるとの回答を得たところでございます。 次に、担当課より分離新設・増築の場合の建設スケジュールについては、配付した平成21年度から26年度までの公立学校施設整備計画に基づき、学校別の耐震補強を含めた大規模改造事業計画や児童・生徒増に対する校舎の増築の場合並びに校舎新設の場合の計画及び概算事業費の説明がなされ、さらに増築と新築の場合の事業費別財源比較も示されました。 次に、3点目の財政面については、財政担当課長より担当課より示された公立学校施設整備計画から21年度国が示した地方財政計画の指標を参考にして来年度以降の見解をシミュレーションすると、22年、23年、24年、このあたりが志免町に限らず国、地方とも一番苦しい財政状況になるのではないかと予測されている。いずれにしましても、この西小学校の方向性が決まり次第、担当課としてきちっとした財政計画を立てていきたいという説明がなされたところでございます。 その後、さらに各委員より活発な質疑があり、新設あるいは増設の場合のハード面の問題とソフト面の問題についての資料提供の要請、今後の財政シミュレーションの問題の資料要求とともに、次回のときに方向性をきちっと町長に示していただきたいということで閉会といたしました。 以上でございます。            ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第12 一部事務組合議会及び広域連合議会報告 ○議長(古庄信一郎君) 次に、日程第12、一部事務組合議会及び広域連合議会の報告を議題といたします。 粕屋南部消防組合議会の報告を求めます。 14番熊本議員。 ◆14番(熊本廣君) 平成21年第2回粕屋南部消防組合議会臨時会の報告をいたします。 平成21年7月7日午前10時から開催され、専決処分の承認案件1件、監査委員の選任同意1件、財産の取得案件1件の3議案が上程されました。 議案の審査に先立ち、本年4月1日付で正副組合長等の交代が行われており、新しく組合長になされた安川博宇美町長、副組合長になられました篠崎久義粕屋町長、会計管理者になされました藤木幸雄宇美町会計管理者から、それぞれ就任のあいさつがありました。 また、豊福消防長から諸般の報告として、志免町及び粕屋地区における連続放火火災、新型インフルエンザ対策、住宅用火災警報器の普及状況、これはアンケート調査結果としましてはおおむね50%など、についての経過説明がありました。 議案第13号専決処分の承認について、粕屋南部消防組合職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について、地方自治法の規定により専決処分が行われ、議会に報告があり承認を求められました。 この条例は、本年5月の人事院勧告に基づき、本町職員と同様に組合職員の期末勤勉手当の支給割合を合わせて0.2カ月分減額するものであります。1人当たり平均7万2,000円、総額約1,063万円の減額であります。 審査の結果、全員賛成で承認いたしております。 議案第14号粕屋南部消防組合監査委員の選任同意について。 前任の議会選出監査委員、安川俊彦氏が4月28日付で任期満了となり、後任として志免町議長の古庄信一郎氏の選任について議会の同意を求められました。 審査の結果、全員賛同され、採択されております。 次に、議案第15号財産の取得(高規格救急自動車)について。 今回、更新される高規格救急自動車(南部救急1)は、平成15年1月に購入し、現在の走行距離28万3,000キロメートルになっており、更新基準年数に達し、経年劣化が進んだことから更新されるものです。 新しく購入する車両は、入札の結果、日産フリート(株)福岡支社が2,950万5,000円で落札し、同額で仮契約が行われ、議決を求められたものです。 審査の結果、全員賛成で可決しております。 なお、平成21年度粕屋南部消防組合消防本部消防救助技術大会出場結果でございますけども、九州大会に平成21年7月17日、熊本県消防学校において3チームが出場しまして、3チームとも入賞をしております。 次に、全国大会に2チームがこまを進めまして、引き上げ救助、南部署第1小隊、これと障害突破が南部署第3小隊、この2チームが入賞をしたということを報告がなされておりました。 以上でございます。 ○議長(古庄信一郎君) ただいまの報告に質疑はありませんか。 16番末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) 消防議会に2点お尋ねをいたします。 新型インフルエンザ対策で報告がございましたが、この第2派に対する対策、これはどの辺まで進んどるんでしょうか、1点。 それから2点目に、消防の整備計画、これはデジタル通信網を含めるんですけど、この整備計画がどのように進んでるのか、2点お尋ねをいたします。 ○議長(古庄信一郎君) 14番熊本議員。 ◆14番(熊本廣君) お答えをいたします。 新型インフルエンザにつきましては、きょうも冒頭町長のほうから説明がありましたけども、今回7月7日の日に臨時会があったときには、そういう第2波のインフルエンザの対策については、そういう御説明はあっておりませんでした。 それから、消防の車両のレンタル化といいますか、整備計画の中にも、購入は今度はいたしますけども、その件につきましては審議はしておりません。 通信のデジタル化につきましても、それは審査しておりませんけども、今後いろいろアンテナのスイッチとかそういうことに関しましては、これからもぜひ改良していかれることではないかと私は思ってますけども、その当日ではその案件につきましては審査はしておりません。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) ほかに。 16番末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) 第2波の新インフルエンザに対する対策ですけど、まず最初に救急自動車が先導行くんではないかと思うんです。これの装備関係、どの辺まで進んでるのか。報告がないということでしたが、報告がないっちゅうのを待つだけじゃなくて、もう目の前に第2波来てるわけですけど、積極的に質問をして、志免町民の皆さんが安心できるような、そういう第1戦のところで質問を行うべきだと思うんです。 2点目の整備計画、これももう整備計画自体はもうでき上がってると思うんです。例えば、南部、中部、北部、これを一本化するという計画なんですけど、これのあたりも一体どうなるのかというのを一つもお示しにならないんですけども、このあたりも積極的にお伺いして、住民にこの消防の実態も知らせるべきではないかと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(古庄信一郎君) 14番熊本議員。 ◆14番(熊本廣君) 今、末藤議員の質問に対してはごもっともでございます。今後も前向きでそういうに質問いたしまして、今後そういう報告をしたいと思います。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) ありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古庄信一郎君) ないようですので、これで質疑を終わります。 次に、篠栗町外一市五町財産組合議会の報告を求めます。 12番稲永議員。 ◆12番(稲永正昭君) 平成21年第2回糟屋郡篠栗町外一市五町財産組合議会8月定例会が去る8月28日に開催されましたので、報告をいたします。 まず、組合長のあいさつの後、2議案が上程されました。 議案第5号平成20年度糟屋郡篠栗町外一市五町財産組合一般会計歳入歳出決算の認定についてであります。 歳入総額5,909万8,000円、歳出総額5,106万9,000円、歳入歳出差し引き残高802万9,000円の黒字となっています。 歳入の主なものは、負担金2,035万円、造林補助金1,030万1,000円、財産収入1,055万8,000円、繰越金1,066万7,000円、諸収入579万円。歳出の主なものは、議会費120万8,000円、総務費334万円、事業費4,636万6,000円などであります。 採決の結果、全員賛成であります。 議案第6号福岡県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の増減及び福岡県市町村職員退職手当組合規約の変更について。 この議案は、当志免町議会にも提案されておりますが、平成22年1月1日から前原市、糸島郡二丈町、志摩町が合併し、糸島市が設置されること及び糸島地区の消防厚生施設組合が解散されるためであります。 採決の結果、全員賛成であります。 次に、報告事項として、7月24日から7月26日にかけて豪雨被害の報告がありました。大きな被害はありませんが、渓流の崩壊、のり面の崩壊、山腹の崩壊、路面の侵食、路肩の崩壊、侵食、地すべり、路面の亀裂など、合計42カ所、被害総額6,744万円であると報告を受けました。 なお、復旧については、治山事業国庫補助金、災害補助事業、それから県の対応で行うと、それから軽微なものについては自力復旧で可能であるということであります。 以上、財産組合議会の報告を終わります。 ○議長(古庄信一郎君) ただいまの報告に質疑ありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古庄信一郎君) 質疑なしと認めます。 次に、福岡県後期高齢者医療広域連合議会の報告を求めます。 8番大西議員。 ◆8番(大西勇君) 第21年度第2回福岡県後期高齢者医療広域連合議会定例会が8月6日に開催されましたので、その報告をいたします。 今回の定例議会に付議されました案件は、議長並びに副議長の選挙、監査委員の選任、専決処分の承認4件、決算認定2件、補正予算が2件、条例改正1件、請願1件でありました。 なお、一般質問は2名の議員がされました。 以下、内容を報告いたします。 議長選挙につきましては、指名推選により新宮町の長崎武利議員が議長になされました。副議長選挙については、指名推選により飯塚市の森山元昭議員が副議長になされました。監査委員については、小竹町の山本康太郎議員が監査委員に選任されました。 次に、専決処分の承認について、承認第1号から承認第4号までの一括提案がされました。 承認第1号平成20年度福岡県後期高齢者医療広域連合一般会計補正予算(第4号)。 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ17億7,254万3,000円を増額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ35億5,438万8,000円とするものです。 内容としましては、被扶養者であった者の平成21年度保険料負担軽減の継続及び低所得者に係る保険料軽減に対応するための補正予算で、国庫補助金、高齢者医療制度円滑運営臨時特例交付金の受け入れを行うものです。 承認第2号平成20年度福岡県後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号)。 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5,491万4,000円を増額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ4,869億7,259万7,000円とするものです。 内容としましては、平成20年度保険料軽減の補てんに係る円滑運営事業費補助金による歳入財源調整や広域連合電算処理システム改修共同事業に係る経費等に対応するための補正予算であります。 承認第3号福岡県後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療制度臨時特例基金条例の一部改正について。 平成21年度における所得の少ない者に係る保険料の減額に伴い、国から交付される高齢者医療制度円滑運営臨時特例交付金を積み立てた基金の処分に関し、条例の一部改正を行うものです。 承認第4号福岡県後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療に関する条例の一部改正について。 高齢者医療の円滑な運営のための負担の軽減として、平成21年度における所得の少ない者に係る被保険者均等割額を減額することに関し、条例の一部改正を行うものです。 所得金額の合計額は33万円以下で、均等割額は20年度当初時点で7割軽減とされていたものを20年7月の改正で8.5割軽減に改正し、21年度はもとの7割軽減に戻すとされていたものを、21年度も引き続き8.5割軽減とするものです。 以上、承認第1号から承認第4号は、一括で採決されました。全員賛成で承認されました。 次に、議案第9号、議案第10号は、一括提案となっております。 議案第9号平成20年度福岡県後期高齢者医療広域連合一般会計歳入歳出決算。 一般会計決算額は、予算現額35億5,438万8,000円に対し、歳入済額36億3,175万8,158円で、予算現額と歳入済額との差額は7,737万158円となっております。 歳出につきましては、同じく予算現額35億5,438万8,000円に対し、支出済額35億2,515万7,424円で、予算現額と支出済額の差額は2,923万576円となっております。 歳入歳出差額は1億660万734円となっております。 全員賛成で可決しております。 議案第10号平成20年度福岡県後期高齢者医療、広域連合、後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算。 特別会計決算額は、予算現額4,869億7,259万7,000円に対し、歳入済額4,842億5,989万6,845円で、予算現額と歳入済額との差額は27億1,270万155円となっております。 歳出につきましては、同じく予算現額4,869億7,259万7,000円に対し、支出済額4,745億9,981万759円で、予算現額と支出済額の差額は123億7,278万6,241円となっております。 歳入歳出差し引き額は、96億6,008万6,086円となっております。 賛成多数で可決です。 次に、議案第11号、議案第12号は、一括提案されております。 議案第11号平成21年度福岡県後期高齢者医療広域連合一般会計補正予算(第1号)。 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5億4,354万9,000円を増額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ9億9,331万8,000円とするものです。 全員賛成で可決です。 議案第12号平成21年度福岡県後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)。 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億3,261万2,000円を増額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ5,616億3,231万3,000円とするものです。 全員賛成で可決です。 議案第13号福岡県後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療制度臨時特例基金条例の一部改正について。 平成21年度における所得の少ない者に係る被保険者均等割額の減額に伴い、国から交付される高齢者医療制度円滑運営臨時特例交付金を積み立てた基金の処分に関し、条例の一部改正を行うものです。 全員賛成で可決です。 最後に、後期高齢者医療制度に関する請願について。 本請願は、請願人、福岡県社会保障推進協議会会長武田正勝氏より提出され、紹介議員は荒川徹議員及び川上誠一議員であります。 請願項目は、1、1年を越えた保険料滞納者の実態を明らかにし、保険料を滞納しても資格証明を発行することなく、すべての被保険者に保険証を交付すること。2、窓口一部負担金を無料にすること。3、高齢者の医療の確保に関する法律第69条に定める特別の理由が生じた場合には、一部負担金の徴収、猶予、減免、免除に関する要綱を明らかにし、被保険者がそれぞれに該当するに至った場合には、いつでも申請ができるように広報などで周知すること。4、65歳から74歳までの重度障害者が後期高齢者医療制度に加入せずとも、県の医療費助成制度を受けられるよう県に要請すること。5、後期高齢者医療制度を廃止し、一たん老人保健制度に戻すよう国に要請すること。 採決の結果、賛成少数で不採択です。 なお、請願に対する執行部の答弁、一般質問の答弁等の会議録については、事務局に置いておりますので、御希望の方は閲覧していただきたいと思います。 以上で後期高齢者医療広域連合議会の報告を終わります。 ○議長(古庄信一郎君) ただいまの報告に質疑ありませんか。 16番末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) 広域連合の、2点お尋ねをいたします。 所得均等割、これを7割から8.5割に減額される、これは歓迎するものであります。ところが、この減額したものの保険証の取り上げ、これはどのようにされてるのか、まず1点。 それから、この所得均等割の8.5割軽減以外の後期高齢者の方々の人数、何%が何人、何%が何人って、わかればお示しいただきたい。 まず2点お尋ねをいたします。 ○議長(古庄信一郎君) 8番大西議員。 ◆8番(大西勇君) 末藤議員の質問にお答えします。 1点目は、保険料滞納に対する被保険者証に関することについてでありますが、それについては、質疑の中で答弁があっておりますので、そのことを読まさせていただきます。 保険料の納期限から1年が経過するまでの間に保険料を納付しない場合の対応として、広域連合としては、厚生労働省が被保険者との接触の機会を増すために短期被保険者証の交付を繰り返し行うことが重要であるということで、資格証明の交付に先立ち短期被保険者証を交付することが適当であると考えていると。しかし、本広域連合としては、22年度からそうした運用を始めるということです。 それから、8.5割軽減以外の方が何人であるかということについては、数字的なものは今回は報告があっておりませんので、よろしくお願いします。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 16番末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) 福岡県のこの後期高齢者の人数ですね、年齢別。すぐそこには資料は持ってきてないかもわかりませんけど、その年齢別の人数、それと今言いますところの減額の部分、8.5割軽減する、こういう方々の範囲がどのくらいおられるのか。もしなければ、次回までに資料を提出していただければいいですけど。相変わらず22年度からといいますけど、これは期限つき保険証。あくまでやはり高齢者の方々に保険証の取り上げ、これはやめさせるべきじゃないでしょうか。安心して医療にかかれる、こうした高齢者の社会をつくっていく、これが広域連合の趣旨でもあろうかと思います。滞納したからといって、すぐ保険証をやらずに、病院にかかれない、こうした方々が、これは昨年でしたか、志免町の人数でも250人からおられるという形になって、窓口の一部減免がやっとできたという、特別な事情ができてなったわけですけども、もう少し広域連合のそうした人数を、そして糟屋郡、志免町が何人なのか、できたらそれを示していただきたいと。お願いします。 ○議長(古庄信一郎君) 8番大西議員。 ◆8番(大西勇君) 末藤議員の質問にお答えします。 実際、今まだこの定例会の会議録が届いておりませんので、私も事前にそれなりに一般質問や請願等を精査しながら、広域連合のほうにお伺いしながら準備したつもりです。その中で、数字的なものは実際ありませんでしたけれども、今言われるように、これからまたそういうものをしっかり我々も聞いて把握したいと思います。 それから参考までに、今回の一部負担の軽減、執行について、広域連合としては、この7月の水害において26件の申請があったと。これを対応していくというような答弁もあっておりました。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 16番末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) お年寄りの方が新インフルエンザの第2波、保険証がもらえないと病院にもかかれないと。これは、広域連合でそういう論議されたんでしょうか。もう目の前に来ているわけですけど。 ○議長(古庄信一郎君) 8番大西議員。 ◆8番(大西勇君) 末藤議員の質問にお答えします。 この広域連合が議会があったときは、7月、8月、何じゃったか、ちょうどインフルエンザの終息宣言が出されたというような状況の中でありましたので、私も通告はこれ、1カ月、3週間ぐらい前から質問の通告をせにゃいけないんですけども、そういう状況の中で、インフルエンザというのに対してはだれも質問もありませんでしたし、私もそういう準備はしておりませんでした。私も一般質問をいろんなことでやろうと思ってたんですけども、先に出された方とダブっておりましたので、今回はしておりません。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) ほかにありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古庄信一郎君) ないようですので、質疑を終わります。 ここで議長を大西副議長と交代をいたします。              〔議長交代〕 ○副議長(大西勇君) 次に、福岡県介護保険広域連合議会の報告を求めます。 10番古庄議員。 ◆10番(古庄信一郎君) 平成21年福岡県介護保険広域連合議会第2回定例会議が8月3日に開催されましたので報告をいたします。 なお、私、今回初めて議員となり参加をいたしました。十分なる報告にならないかもしれませんけども、よろしくお願いをいたします。 本議会に上程されましたのは、議案が1件、承認が5件、認定が2件、計8議案が上程されました。 まず、人事関係2件を報告いたします。 議案第9号は、議会議員から選出される監査委員の選任についてであります。 前任者の辞任により、連合議会議員である筑前町議会議長の金子やすじ氏が選任され、承認されました。 次に、承認第6号は、副広域連合長の選任についてであります。 これは、現副広域連合長の任期が7月31日で満了となるため、引き続き藤谷まさはる氏を選任した専決処分の承認を求めるものであります。 賛成多数で承認されました。 以上が人事関係であります。 次に、承認第2号、これは、福岡県介護保険広域連合介護従事者処遇改善臨時特例基金条例の制定について、3月30日付で専決処分がされ、承認を求めるものであります。 これは、介護従事者の処遇改善に係る介護報酬の改定に伴う介護保険料の急激な上昇を抑制することを目的とした国からの交付金を適正に管理運営するため、平成20年度中に当該条例を制定し、基金を設置する必要が生じたため、平成21年3月30日付で専決処分がなされ、承認を求めるものであります。 原案のとおり承認されました。 次に、承認第3号は、平成20年度福岡県介護保険広域連合介護保険事業特別会計補正予算(第3号)についてであります。 歳入歳出予算の総額に4億4,864万7,000円を追加し、総額を612億8,629万3,000円とするものであります。平成21年3月31日付で専決処分がなされ、承認を求めるものであります。 内容は、先ほど報告いたしました承認第2号に関連するもので、国の20年度補正で介護従事者処遇改善臨時特例交付金として国庫支出金4億4,864万7,000円が当連合に交付され、これを介護従事者処遇改善臨時特例基金積立金として積み立てるものであります。 原案どおり承認されました。 次に、承認第4号は、介護保険法及び老人福祉法の一部を改正する法律の施行に伴い、福岡県介護保険広域連合手数料条例を平成21年4月30日までに改正する必要があったため専決処分がなされ、承認を求めるものであります。 内容は、条例の別表、第2条関係の2の項中、法第79条の11を12人、同表3の項中の法第115条の11を12に、同表4の項中、法第115条の19を21にそれぞれ改めるものであります。 原案のとおり承認されました。 次に、承認第5号は、人事院勧告に基づいて国の一般職の職員の給与に関する法律の一部が改正されたことに伴い、福岡県介護保険広域連合職員の給与に関する条例を改正する必要が生じたが、平成21年5月31日までに施行する必要があったため、専決処分がなされ、承認を求めるものであります。 原案のとおり承認されました。 次に、認定第1号平成20年度福岡県介護保険広域連合一般会計歳入歳出決算の認定についてであります。 一般会計は、本広域連合の組織運営に必要な経費に充てるもので、決算額は、歳入総額が10億5,881万1,242円、歳出総額10億1,796万3,773円、差し引き額4,084万7,469円で、全額翌年度へ繰越額となります。歳入の94.7%は構成自治体の負担金で、歳出の93.8%は人件費であります。 賛成多数で可決されました。 次に、認定第2号平成20年度福岡県介護保険広域連合介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。 決算額は、歳入総額622億3,280万8,134円、歳出総額が585億9,029万9,012円で、差し引き額は36億4,250万9,122円となり、全額翌年繰越額となります。 主な歳入は、国庫支出金、支払基金交付金、県支出金の合計で403億8,304万4,000円となり、歳入の64.9%を占め、保険料は17.6%で、109億3,931万6,000円、負担金は11.9%で74億2,670万4,000でであります。 また、主な歳出は、保険給付費が525億6,130万5,000円で、全体の89.7%を占めます。 賛成多数で可決し、承認されました。 最後に、広域連合の監査委員の意見として、保険料の滞納について言及をされ、対策を講じるよう要請をされております。 ちなみに、平成20年度の収納率は、現年分で全体平均98.4%に対し、粕屋支部は97.7%と、支部中、最下位となっております。 また、志免町の収納率は97.53%で、全体、粕屋支部、いずれの平均値よりも低くなっております。 以上で平成21年福岡県介護保険広域連合議会第2回定例会議の報告を終わります。 ○副議長(大西勇君) ただいまの報告に質疑はありませんか。 16番末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) 介護保険の件で、医療費抑制、これに伴う介護から要支援に変わる、こういうことが問題になってました。そこで、全体的に約3割だろうと言われとったんですが、急にこの数字がどの程度の人たちがこの旧知といいますか、要支援に変わったのか、こういう数字がわかれば、わからなければ後日出していただければと思いますけど。 ◆10番(古庄信一郎君) 末藤議員にお答えをいたします。 ことしの4月から認定の変更になったということで、6月議会のときにも厚生委員長のほうから報告があり、質疑があっておりましたけども、そのことによってどれぐらい要介護から要支援になったのかというふうな御質問だろうと思いますけど、今回一般質問の中でちょっとその部分の質問がありまして、出されたのが、4月から6月の3カ月の集計でありますけども、申請されたのが、4,797人で、このうち変更がなかったと、以前に比べて変更がないというのが2,449名で、重度に変更になったのが1,940名、軽度に変更になったのが1,208名ということで、新聞報道等にも載っておりましたけども、そういったことを受けて、認定の中の43項目を見直して、そしてその見直したものを今研修をやったり勉強会をやって、この10月から新しい認定基準のもとに再度やっていくというふうなことの報道もあっておるようでございますので、そういう形になっていくんだろうと思います。数字的には、一応そういうことでございます。 ○副議長(大西勇君) ほかにありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(大西勇君) ないようですので、これで質疑を終わります。 ここで議長を交代します。              〔議長交代〕 ○議長(古庄信一郎君) それでは、ここで暫時休憩をいたします。再開は2時35分といたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~              休憩 午後2時16分              再開 午後2時35分            ~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(古庄信一郎君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第13 第47号議案~第60号議案上程及び報告第2号~第5号(提案理由説明、質疑、委員会付託) ○議長(古庄信一郎君) 日程第13、第47号議案から第60号議案及び報告第2号から第5号を一括して議題とします。 町長から提案理由の説明を求めます。 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 議長から一括上程を認めていただきましたので、第47号議案から第60号議案及び報告第2号から報告第5号を一括して上程させていただきます。 第47号議案志免町特別職の職員で臨時又は非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。 本町の特別職の職員で臨時または非常勤の者への費用弁償の支給について、所要の措置を講じるため、本条例を改正するものであります。 第48号議案志免町国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてであります。 健康保険法施行令等の一部を改正する政令の施行に伴い、所要の規定を整備するため、本条例を改正するものであります。 第49号議案平成20年度志免町一般会計歳入歳出決算認定についてであります。 平成20年度志免町一般会計の決算について述べさせていただきます。 一般会計の歳入決算額は103億3,176万円で、前年度に比べマイナス0.7%、約7,556万円の減収となっております。 一方、歳出総額は98億5,743万円で、前年度に比べるとマイナス0.4%、4,116万円の減額となっております。歳入歳出差し引き額は4億7,433万5,000円で、翌年度へ繰り越すべき財源は5,303万8,000円、実質収支額は4億2,128万7,000円であります。 決算の詳細は、決算特別委員会で御説明申し上げますが、歳入歳出それぞれの概要を述べさせていただきます。 主な歳入の構成について、地方税が49億7,231万円で全体の48.1%、地方交付税が14億4,065万7,000円で全体の13.9%、町債が7億3,992万円で全体の7.2%、国庫支出金が6億8,568万8,000円で全体の6.6%、県支出金が6億1,926万5,000円で、全体の6.0%となっております。 増減の主なものとして、主要財源の町税が198万5,000円の減収でありますが、固定資産税は増加したものの、昨年秋以降の急激な景気の低迷による法人住民税等の減収などが考えられます。 地方特例交付金が102.2%、4億488万円の増収ですが、住宅借入金等税額控除による個人住民税の減収額を補てんするための減収補てん特例交付金が創設されたためであります。 国庫支出金が16.5%、9,696万5,000円の増となっておりますが、保育所運営費補助金が増加したことや、地域活性化・生活対策臨時交付金が交付されたことによるものです。 諸収入が49.5%、8,817万5,000円の増収ですが、これは山間地活性化助成金が交付されたためであります。 一方、繰入金が89.0%、4億7,333万円ほど減となっております。これは、財政調整のための市町村災害共済基金からの繰り入れが4億3,000万円減となったためです。基金からの繰り入れが大幅に減額になったという結果につきましては、これまでの行財政改革の成果が上がってきたのではないかと感じておるところであります。 町債は7.4%、5,939万円の減となっております。 次に、目的別歳出決算額の主なものを見てみますと、総務費が2.7%、2,798万5,000円の減となっておりますが、戸籍広域自動交付システム開発費などの減が主なものであります。 民生費は2.9%、1億286万6,000円の増となっており、国民健康保険、老人保健、後期高齢者医療保険などへの特別会計繰出金の増減によるものであります。 農林水産業費が7.2%、409万3,000円の増となっておりますが、これは別府上井堰ワイヤー取りかえ工事914万円などが増加の主なものであります。 土木費が21.4%、8,101万1,000円の減となっておりますが、片峰山緑地保全用地購入、道路改良舗装工事などの増によるものであります。 なお、教育費は11.4%、1億9,767万5,000円の減額となっていますが、中央小学校校舎増築工事及び町民広場用地購入費などの減によるものであります。 20年度の主な施策、新たな取り組みの主なものとして、総務費関係で炭鉱跡地基盤整備工事、民生費では保育園1園の民営化実施、土木費で特定公害応急対策としての道路改良舗装工事や片峰山緑地保全事業の継続、教育費では引き続き小学校施設の耐震化、大規模改造工事を実施し、教育環境の整備に努めており、また法律に基づき障害者福祉計画や高齢者保健福祉計画を策定しております。障害者自立支援法に規定されるサービス、事業の計画や健康面と生きがいづくりの両面から事業計画を策定したものであります。その他、妊婦健康診査の充実などを図ったところであります。 このようなことから、さらに福祉、健康、子育て支援事業や教育の充実が図られてきたと考えております。 そのほかの取り組みも成果が出ておりますが、委員会で各課が詳細に説明いたしますので、どうぞよろしく御審議をお願いをいたしたいと思います。 最後に、後ほど報告させていただきます平成20年度決算に基づく財政健全化判断比率についてでありますが、実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率及び将来負担比率の4指標とも問題となる数値ではありませんが、このことに気を緩めることなく、町の体力に見合った財政構造、限られた経営資源の有効活用など、改めて財政健全化のための改革、改善を継続して取り組んでいかなければならないと思っております。今後ともこれまで以上に町民及び議会の皆様の御理解、御協力をお願い申し上げます。 第50号議案平成20年度志免町住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算認定についてであります。 歳入総額1,466万8,000円、歳出総額199万9,000円で、歳入歳出差し引き額1,266万8,000円の黒字決算となっております。 第51号議案平成20年度志免町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定についてであります。 歳入決算額42億2,972万5,000円で、前年度に対し6.7%の増で、3億409万1,000円の減収となっております。増収の主なものは、前期高齢者交付金7億3,233万6,000円の増、共同事業交付金3,400万3,000円の増で、減収の主なものは療養給付費交付金7億3,306万9,000円の減、国民健康保険税9億2,401万4,000円の減です。繰入金4億9,763万4,000円のうち2億6,167万8,000円は、前年度赤字補てんのための繰り入れであります。 歳出決算額43億1,007万5,000円で、前年度に対し9.7%の増で、4億6,541万9,000円の減額となっております。歳出決算額の構成は、保険給付費26億6,514万円で61.8%、老人保健拠出金1億6,926万円で3.9%、共同事業拠出金5億708万8,000円で11.7%、後期高齢者支援金が4億3,479万4,000円で10.1%、後期高齢者納付金が58万5,000円で0.01%となっており、医療費支出に係るものが全体の87.51%を占めております。 全体で歳入歳出差し引きの不足額8,035万円の赤字決算となっております。 第52号議案平成20年度志免町老人保健特別会計歳入歳出決算認定についてであります。 歳入決算額4億2,498万7,000円に対し、歳出決算額4億1,393万4,000円で、歳入歳出差し引き額1,105万3,000円となっております。 第53号議案平成20年度志免町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についてであります。 歳入決算額3億3,773万5,000円に対し、歳出決算額3億1,964万円で、歳入歳出差し引き額1,809万5,000円となっております。 第54号議案平成20年度志免町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定についてであります。 歳入総額16億3,590万9,000円に対し、歳出総額15億9,590万3,000円で、歳入歳出差し引き額4,000万6,000円となっております。 歳入歳出決算額を項目別に分けると、使用料等の収益的収入6億8,285万9,000円に対し、収益的支出6億4,082万9,000円となり、建設改良費等の資本的収入9億4万7,000円に対し、資本的支出9億5,507万4,000円で、前年度からの繰越金5,300万3,000円となっております。 第55号議案平成20年度志免町水道事業会計決算認定についてであります。 収益的収支の事業収益10億612万1,122円に対し、事業費用8億5,851万8,000円で、収支差し引き額1億4,760万3,122円の当年度純利益を得ました。 資本的収支については、収入額129万1,500円、支出額3億8,972万8,395円で、収支差し引き額3億8,843万6,895円の不足額を計上しました。この不足額は、過年度損益勘定留保資金1億6,413万4,879円、建設改良債積立金2億円、減債積立金1,500万円、消費税及び地方消費税資本的収支調整額930万2,016円で補てんしたものであります。 第56号議案平成21年度志免町一般会計補正予算(第5号)についてであります。 歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ2億9,898万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ98億3,771万7,000円とするものと、債務負担行為及び地方債の補正についてであります。 第57号議案平成21年度志免町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)についてであります。 歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ2,385万5,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ42億6,814万5,000円とするものであります。 第58号議案平成21年度志免町老人保健特別会計補正予算(第1号)についてであります。 歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ1,387万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ8,328万4,000円とするものであります。 第59号議案平成21年度志免町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)についてであります。 歳入歳出の予算の総額に、歳入歳出それぞれ1,809万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ4億1,501万3,000円とするものであります。 第60号議案平成21年度志免町水道事業会計補正予算(第1号)についてであります。 収益的収入及び支出の予定額の収益的支出を1,050万円減額し、収益的支出の予定額を8億5,561万5,000円とするものであります。 報告第2号平成19年度決算に基づく健全化判断比率の修正についてであります。 平成20年9月議会にて報告しました平成19年度決算に基づく健全化判断比率について、修正が生じましたので報告するものであります。 報告第3号平成20年度決算に基づく健全化判断比率についてであります。 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定により、監査委員の審査意見書を付して、平成20年度決算に基づく健全化判断比率を報告するものであります。 報告第4号平成20年度決算に基づく資金不足比率についてであります。 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定により、監査委員の審査意見書を付して、平成20年度決算に基づく資金不足比率を報告するものであります。 報告第5号平成20年度志免町土地開発公社決算及び事業報告についてであります。 平成20年度志免町土地開発公社決算及び事業報告につきましては、公有地拡大推進法第18条第3項の規定により、公社から関係書類等の提出を受けましたので、これにより、地方自治法第243条の3第2項の規定に基づき、別紙のとおり報告するものです。 まず初めに、平成20年度の収支決算について報告いたします。 収入としては、事業収益8,433万7,000円、事業外収益2万2,962円、合計8,435万9,962円であります。これに対し、支出の費用では事業原価8,322万6,261円、販売費及び一般管理費17万3,000円、合計8,339万9,261円で、当期は96万701円の純利益を計上いたしました。この純利益金は準備金に繰り入れ、次年度の繰越準備金は3,405万1,441円となります。 次に、事業内容について報告をいたします。 用地取得費はございません。用地処分事業においては、別府地区道路用地204.89平方メートルを1,103万7,000円、片峰山緑地保全用地1,169平方メートルを7,300万円で町へ売却しています。附帯等事業では、物資部跡地を商工会に駐車場として賃貸借事業により年間30万円で貸し付けています。 最後に、平成20年度末での志免町土地開発公社が保有している土地は3万4,805.1平方メートルで、期末残高総額5億1,173万5,257円となります。 以上のとおり平成20年度志免町土地開発公社決算及び事業報告とさせていただきます。 以上、条例改正2議案、平成20年度決算関連の7議案、平成21年度補正予算関連の5議案及び報告4件を提案させていただきました。御審議の上、議決いただきますようよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(古庄信一郎君) ただいまの議案上程に対する質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古庄信一郎君) ないようですので、これで質疑を終わります。 ただいま議題になっております議案のうち、第49号議案から第55号議案の各会計歳入歳出決算認定については、議長及び議会選出の監査委員を除く14人で構成する決算特別委員会を設置し、これに付託したいと思いますが、御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古庄信一郎君) 異議なしと認めます。したがって、第49号議案から第55号議案については、14人で構成する決算特別委員会を設置し、これに付託することに決定しました。 なお、正副委員長については申し合わせのとおり、決算特別委員会の委員長に12番稲永議員、副委員長に3番助村議員です。 次に、第56号議案から第60号議案の補正予算議案については、議長を除く15人で構成する予算特別委員会を設置し、これに付託したいと思いますが、御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古庄信一郎君) 異議なしと認めます。したがって、第56号議案から第60号議案については、議長を除く15人で構成する予算特別委員会を設置し、これに付託することと決定しました。 なお、正副委員長については申し合わせのとおり、予算特別委員長に助村議員、予算特別副委員長に丸山議員と稲永議員であります。 次に、第47号議案及び第48号議案については、お手元に配付しました議案付託表のとおり、各担当委員会に付託したいと思いますが、御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古庄信一郎君) 異議なしと認めます。したがって、議案付託表のとおり、各担当委員会に付託することに決定しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第14 第61号議案~第70号議案上程提案理由説明、質疑、討論、採決) ○議長(古庄信一郎君) 日程第14、第61号議案から第70号議案を一括して議題とします。 町長から提案理由の説明を求めます。 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 議長から一括上程を認めていただきましたので、第61号議案から第70号議案を一括して上程させていただきます。 第61号議案福岡県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の増減及び福岡県市町村職員退職手当組合規約の変更についてであります。 平成22年4月1日から、前原市、糸島郡二丈町及び同郡志摩町が廃され、その区域をもって糸島市が設置されること並びにこの合併により糸島地区消防厚生施設組合が解散されることに伴い、福岡県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数を増減し、福岡県市町村職員退職手当組合規約を変更するため、地方自治法290条の規定及び市町村の合併の特例等に関する法律第13条第2項において準用する地方自治法第290条の規定により、議会の議決を求めるものであります。 第62号議案福岡県自治会館管理組合を組織する地方公共団体の数の減少及び福岡県自治会館管理組合規約の変更についてであります。 平成22年4月1日から、前原市、糸島郡二丈町及び同郡志摩町が廃され、その区域をもって糸島市が設置されることに伴い、福岡県自治会館管理組合を組織する地方公共団体の数を減少し、福岡県自治会館管理組合規約を変更するため、地方自治法第290条の規定により、議会の議決を求めるものであります。 第63号議案福岡県後期高齢者医療広域連合を組織する地方公共団体の数の増減及び福岡県後期高齢者医療広域連合規約の変更についてであります。 平成22年1月1日から前原市糸島郡二丈町及び同郡志摩町が廃され、その区域をもって糸島市が設置されることに伴い、福岡県後期高齢者医療広域連合を組織する地方公共団体の数を増減し、福岡県後期高齢者医療広域連合規約を変更するため、市町村の合併の特例等に関する法律第13条第2項において準用する地方自治法第291条の11の規定により、議会の議決を求めるものであります。 第64号議案福岡県介護保険広域連合を組織する地方公共団体の数の減少及び福岡県介護保険広域連合規約の変更についてであります。 平成22年1月1日から前原市、糸島郡二丈町及び同郡志摩町が廃され、その区域をもって糸島市が設置されることに伴い、福岡県介護保険広域連合を組織する市町村の数を減少し、福岡県介護保険広域連合規約を変更するため、地方自治法第291条の11の規定により、議会の議決を求めるものであります。 第65号議案福岡県市町村消防団員等公務災害補償組合を組織する地方公共団体の数の増減及び福岡県市町村消防団員等公務災害補償組合規約の変更についてであります。 平成22年1月1日から、前原市、糸島郡二丈町及び同郡志摩町が廃され、その区域をもって糸島市が設置されることに伴い、福岡県市町村消防団員等公務災害補償組合を組織する地方公共団体の数を増減し、福岡県市町村消防団員等公務災害補償組合規約を変更するため、市町村の合併の特例等に関する法律第13条第2項において準用する地方自治法第290条の規定により、議会の議決を求めるものであります。 第66号議案福岡都市圏広域行政事業組合を組織する市町の数の増減及びこれらに伴う福岡都市圏広域行政事業組合規約の一部変更に関する協議についてであります。 福岡都市圏広域行政事業組合の構成団体である前原市、糸島郡二丈町及び糸島郡志摩町の合併に伴い、当該組合からの当該市町の脱退及び当該組合への糸島市への加入並びにこれらに伴う当該組合規約の一部変更に関し関係市町と協議することについて、市町村の合併の特例等に関する法律第13条第2項において準用する地方自治法第290条の規定により、議会の議決を求めるものであります。 第67号議案福岡都市圏広域行政推進協議会を設ける市町の数の増減及びこれらに伴う福岡都市圏広域行政推進協議会規約の一部変更に関する協議についてであります。 福岡都市圏広域行政推進協議会の構成団体である前原市、糸島郡二丈町及び糸島郡志摩町の合併に伴い、当該協議会から当該市町の脱退及び当該協議会への糸島市へ加入並びにこれらに伴う当該協議会の規約の一部変更に関し関係市町と協議することについて、地方自治法第252条の6の規定により、議会の議決を求めるものであります。 第68号議案福岡都市圏の市町のスポーツ施設等を相互に他の市町の住民の利用に供することの一部変更に関する協議についてであります。 前原市、糸島郡二丈町及び糸島郡志摩町の合併に伴い、福岡都市圏の市町のスポーツ施設等を相互に他の市町の住民の利用に供することの一部を変更することについて福岡都市圏の他の市町と協議することについて、地方自治法第244条の3第3項の規定により、議会の議決を求めるものであります。 第69号議案福岡都市圏の市町の図書館等を相互に他の市町の住民の貸出利用に供することの一部変更に関する協議についてであります。 前原市、糸島郡二丈町及び糸島郡志摩町の合併に伴い、福岡都市圏の市町の図書館等を相互に他の市町の住民の貸出利用に供することの一部を変更することについて福岡都市圏の他の市町と協議することについて、地方自治法第244条の3第3項の規定により、議会の議決を求めるものであります。 第70号議案福岡地区水道企業団を組織する地方公共団体の数の増減及び福岡地区水道企業団規約の変更についてであります。 平成22年1月1日から前原市、糸島郡二丈町及び同郡志摩町が廃され、その区域をもって糸島市が設置されることに伴い、福岡地区水道企業団を組織する地方公共団体の数を増減し、福岡地区水道企業団規約を変更するため、市町村の合併の特例等に関する法律第13条第2項において準用する地方自治法第290条の規定により、議会の議決を求めるものであります。 以上、10議案を提案させていただきました。御審議の上、議決いただきますようよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(古庄信一郎君) ただいまの議案上程に対する質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古庄信一郎君) ないようですので、これで質疑を終わります。 ここでお諮りをいたします。 ただいま上程がありました第61号議案から第70号議案までは、市町村合併に伴う関連であります。したがって、討論、採決を一括して行いたいと思いますが、御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古庄信一郎君) 異議なしと認めます。 それでは、討論を行います。 反対の討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古庄信一郎君) 賛成の討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古庄信一郎君) 討論なしと認めます。 これから第61号議案から第70議案を採決いたします。 第61号議案から第70号議案までを原案のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。              〔賛成者挙手〕 ○議長(古庄信一郎君) 全員賛成です。したがって、第61号議案から第70号議案は原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第15 請願第5号「戸建て住宅に対する耐震改修助成制度の創設を求める請願」について ○議長(古庄信一郎君) 日程第15、請願第5号「戸建て住宅に対する耐震改修助成制度の創設を求める請願」を議題とします。 紹介議員に趣旨説明を求めます。 16番末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) 戸建て住宅に対する耐震改修助成制度の創設を求める請願書。 請願者は、福岡県建設労働組合、執行委員長、下川一雄氏。粕屋支部長、長野俊博であります。 平素は、私どもの活動の御理解、御協力を賜り厚くお礼申し上げます。 さて、未曾有の被害をもたらした阪神・淡路大震災から15年が経過しましたが、その後も震災は日本各地で発生しています。近年だけでも、福岡県の西方沖地震、新潟県中越地震、能登半島地震、昨年は岩手・宮城内陸地震と、大規模な震災が続いており、とうとい人命を瞬時に失われるとともに、生活の基本たる住宅の全半壊による被災者は長期にわたり不安定な生活を余儀なくされています。 一方で、木造戸建て住宅で耐震性が不十分とされる住宅は全国で1,000万戸あると言われており、その耐震化はほとんど進んでいないのが現状です。戸建て住宅の耐震改修推進は喫緊の課題であり、そのためには耐震改修への助成制度が不可欠であります。 また、戸建て住宅の耐震改修は、その工事にあわせてリフォームを行うことも多く、直接的な工事費用に加え、工事完成後の内装品、電気製品や家具の購入といった個人消費の拡大も見込まれることから、地域経済への波及効果が大きいと言われています。 地域住民の生命、財産を守り、かつ地域経済の活性化を促す戸建て住宅耐震化推進に向けた以下の施策の実施を求めるものであります。 記。 1、戸建て住宅の耐震改修工事に対する助成金制度を創設してください。 2、制度設計に当たっては住宅全体の耐震改修のみにとどまらず、部分的な耐震改修等でも助成が受けられるようにしてください。また、助成率や助成限度額は住宅所有者の負担が少なくなるように設定していただきたい。 よろしく審議のほどをお願いいたします。 ○議長(古庄信一郎君) ただいま請願出されましたけれども、先ほど提出者に確認いたしましたけども、本請願について町、県、国、いろんな対応策があると思いますし、また意見書をどう出されていくのか、そういったところが少し不明確ではありますけれども、もしこれを付託するということになれば、その点を踏まえてまた請願書なり請願者紹介人に伺っていただきたいということをまず議長のほうから申し添えておきます。 それじゃあ、ただいまの請願書について質疑はありませんか。 ありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古庄信一郎君) じゃ、ないようですので、これで質疑を終わります。 本請願については、先ほど申し上げましたところを考慮していただいて、建設常任委員会において審査されますよう付託をいたします。 以上で本日の日程は全部終了しました。 本日はこれで散会します。            ~~~~~~~~~~~~~~~~              散会 午後3時14分...