志免町議会 > 2007-12-10 >
12月10日-02号

  • 知立(/)
ツイート シェア
  1. 志免町議会 2007-12-10
    12月10日-02号


    取得元: 志免町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-18
    平成19年第6回12月定例会1 議 事 日 程(第2号)   (平成19年第6回志免町議会定例会)                               平成19年12月10日                               午 前 10 時 開議                               於   議   場 日程第1 一般質問番号質 問 者件    名要旨・質問内容質問の相手1堤   久美子1.まちづくりについて観光資源のない志免町において他市町村に自慢できるまちづくりの推進について。  ①福祉の町づくりについては。   ⅰ.一人暮らし高齢者に対する見守りは。    (各地域の中に宅老所は、必要ないのか)   ⅱ.子育て支援は。    (待機待ち保育所は必要ないのか)   ⅲ.老人医療費問題と健康対策の取り組みは。  ②生涯学習の推進は。   ⅰ.団塊世代を対象とした対策は。  ③男女共同参画社会において。   ⅰ.女性リーダー育成で、女性の町内会長・副会長を増やす取り組みは。  ④住民との協働のまちづくりの取り組みは。町長 担当課長2.行財政改革について町税等の未納金の徴収について。  ①税負担の不公平性があるように思いますが、町税等の不納欠損額及び滞納繰越額がいくらあるのか。   ⅰ.一般会計分と特別会計分で。   ⅱ.滞納額の徴収体制について、どのようにされているのか。町長 担当課長2丸 山 真智子1.議員の一般質問に対しての答弁後の対応について一般質問に対しての答弁は、ほとんどが「検討する」ですが、検討し実行する(実行できない)までのプロセス、対応を私の質問を例に挙げ、質問します。 一般質問は、行財政全般について、執行機関の所信や疑義をただす議員固有の権能です。  ①議会での一般質問に答弁後、どのように対応しておられるのか。   ⅰ.各質問に対し、検討するとはどういうことか。誰が最後まで責任を持つのか。
      ⅱ.すぐに実施できるもの、少し準備が必要なもの、予算が伴うもの、投資効果を考え実施が難しいものなど仕分けして、責任をもって対応してあるのか。   ⅲ.「マイ箸の推進」「防災について」「竪坑櫓の活用」など、これまでの私の質問を例に検証します。町長2.志免町子どもの権利条例について現実の子どもの問題を権利の視点で解決するために、条例を活かしていかなければならないと考え質問します。 九州で初めて「志免町子どもの権利条例」が制定され、他の自治体から注目されている。実施が大切。  ①子どもの権利の日イベント「Rightday-子ども権利フェスタ‘07」について気づいたこと。   ⅰ.町長の感想は。   ⅱ.子ども自らの力で企画実施され、内容も良かったのに参加者が少なく、庁内の支援体制はどうなっていたのか。今後、庁内推進体制が必要では。   ⅲ.小学校児童、中学校生徒、教師、保護者それぞれに条例を浸透させるには。   ⅳ.子どもの権利委員会の検証・評価はどうなるのか。町長 教育長3.頑張る地方応援プログラムについて入り口支援と成果指標支援を新しい形の地方振興策ととらえ、町の発展につなげていくために質問します。 「頑張る地方応援プログラム」が平成19年4月からスタート。  ①市町村がプロジェクトに取り組むための経費などを支援(入り口支援)することについて。   ⅰ.提出した内容、経費、特別交付税措置について。   ⅱ.20年度、21年度の取り組みについて。  ②成果指標(9項目)支援の志免町の結果について。   ⅰ.町長の所見。   ⅱ.割り増し算定がなかった4項目に対して頑張りが必要では。   ⅲ.知恵とやる気あふれる志免町が期待されていると思うが、財源確保のため努めるべきでは。町長3牛 房 良 嗣1.行財政再構築5カ年計画の推進状況について Plan-Do-See再構築5カ年計画策定の理由と目的について  ①5カ年計画策定の理由と目的は。   ⅰ.5年後の財政状況は。   ⅱ.住民のくらしにどう寄与できるか。 削減数値目標の設定と進捗状況  ②削減数値目標に対する進捗状況は、どうなっているのか。   ⅰ.人件費、補助金、事務事業、特別会計の健全運営についての平成17年、18年、19年(見込み)3年間の進捗状況。   ⅱ.平成20年-21年仕上げ年度の重点対策は。 スピーディー、タイムリーの分かりやすい経過状況を  ③住民協働を進められる中、説明責任は十分果たされているか。経過状況については、年度初めと年度末の2回ぐらいの報告を。町長2.町税、国保税、水道・下水道料金、介護保険料の収納向上へ向けての行政の対策を問う毎年度10億円の未収。 7,000万円の不納欠損。 収納向上の具体的対策を問う。  ①平成18年度の対策。  ②平成19年度の対策。町長4二 宮 美津代1.2007年9月質問事項への取り組みについてどのような検討がなされたのか。  ①町政図書室の設置。  ②NPO・ボランティア支援センターの設置。  ③ボランティアバンクボランティアコーディネーターの設置。町長2.志免町子ども未来プラン次世代育成支援行動計画)について平成17年から平成21年の前期計画の実践と評価。 平成22年から平成26年の後期計画に向けての課題。  ①縦割り行政の弊害。  ②本当に支援を必要とする人に必要な支援ができているのか。  ③子どもの権利条例は、活かされているのか。町長2 出席議員は次のとおりである(16名)  1番  堤   久美子            2番  大 熊 則 雄  3番  助 村 千代子            4番  丸 山 真智子  5番  吉 住 龍太郎            6番  池 邊 満 男  7番  牛 房 良 嗣            8番  大 西   勇  9番  西 川 蓉 子            10番  古 庄 信一郎  11番  吉 田 耕 二            12番  稲 永 正 昭  13番  大 林 弘 明            14番  熊 本   廣  15番  二 宮 美津代            16番  末 藤 省 三3 欠席議員は次のとおりである(0名)4 職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(2名)  議会事務局長  坂 田 龍 二      書記      安 武 生 雄5 地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名(19名)  町長      南 里 辰 己      副町長     吉 原 清 光  教育長     中牟田 修 身      会計管理者   稲 永   健  総務課長    安 田 豊 重      経営企画課長  入 江 信 雄  上下水道課長  入 江 勝 利      生活環境課長  二 宮 克 美  地域整備課長  丸 山 孝 雄      地域整備課参事 稲 永 正 志  税務課長    長   秀 樹      福祉課長    藤   龍 己  健康課長    木 村 俊 次      住民課長    児 嶋 賢 始  学校教育課長  緒 方   博      学校教育課参事 田 村 秀 一  生涯学習課長  長 澤 利 信      総務課長補佐  井 上   章  経営企画課長補佐北 原 干 城            ~~~~~~~~~~~~~~~~              開議 午前10時00分 ○議長(古庄信一郎君) これより本日の会議を開きます。 議会初日にも議運の委員長の方から報告ありましたように、議会側の申し合わせとしてぜひ質問につきましては簡潔、そして的確に、また回答の方につきましてはそれにこたえて、また的確に回答いただきますことを冒頭にお願いをいたしておきます。 それでは、これより本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 一般質問 ○議長(古庄信一郎君) 日程第1、一般質問を行います。 順番に発言を許します。 1番堤議員。質問時間30分です。 堤議員。 ◆1番(堤久美子君) おはようございます。 通告に従いまして質問させていただきます。 閉会中に全国市町村議員を対象とした行財政改革についての研修会に参加しました。滋賀県大津市で開催され、着いたその日は交流の場が設けられ名刺交換がありました。 差し出した名刺を見られた方からは、しめんというんですか、どこにあるのですかと聞かれましたので、志免町といいます、空港の真ん前の8.7平方キロメートルの小さな町ですが、人口は4万2,000人もいるベッドタウンです、人と人とのコミュニケーションがとれた大好きな町ですと申しましたら、自分の町をそこまで自慢できるとはぜひ研修に行ってみたいと言われた議員さんが何人かおられました。 愛知県の議員さんからは、次年度は九州初の子ども権利条例を制定した志免町を研修したいと事務局に提言しましたとメールをいただいております。 世界産業遺産に認定された竪坑櫓はありますが、観光資源の乏しい我が町が他市町村に自慢できるのは人づくり、地域福祉づくりじゃないかと思うわけです。 そこで、まず福祉のまちづくりについて他市町村に自慢できることは何だと思われているのか、町長の御所見をお伺いします。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 堤議員の質問にお答えをさせていただきます。 観光資源のない志免町において他の市町村あるいは全国レベルでよそに出かけたときに自慢できるまちづくりの推進ということでの御質問でございます。 私もよく町を離れることがございますが、町の紹介のときに、今まさに堤議員が言われたように、福岡空港の真ん前の小さな町でございますが、町民の皆さん方の本当に積極的な町政の参加によって生き生きとした町がありますのでというような、そのようなことも言いながら我が町の紹介をするわけでございますけども、そういう中で私は今まで福祉、環境、教育を3本柱として町政の推進をさせていただきました。何が自慢できるかと言いますと、今お話をいただきましたように、まさに地方分権の時代でそれぞれの地域がその特色を生かしながらまちづくりをするということではないかと思います。一人一つ、観光資源がないから町に活気がないということじゃなくて、いろんな住民参加によるまちづくりができれば町は生き生きと輝くんじゃないかと、そのように思います。そういう中で、福祉、環境、教育が結び合った夢と希望のある元気なまちづくりというキャッチフレーズを掲げさせていただきましてまちづくりを推進させていただいております。 特に議会の皆さん方がいろんな勉強をしてこられて私どもに提言をしていただきます。これは、私ども町長会でも自慢でもあり、我が町の特色でもあると思うんですが、よその町の一般質問というのは大体1日、しかも二、三時間の半日もあればというんですが、我が町は3日間と言いますと大体どこの町もそんなにですかというような言葉が返ってきます。しかし、それは私どももしっかりそのような勉強をさせていただいてると、あるいはまた議員の皆様方がまずはしっかりと勉強してきていろんな御提言をいただいておると、その成果ではないかなというふうに思います。そういうことを、できることできないことございますけども、お互いに勉強する機会あるいは議会の皆様方も常に勉強してあると、そのようなことがまちづくりにいろんな特色を出してるんじゃないかと、そのように思っておるところでございます。 そのようなことから、まずは教育は自分で言うのも何でございますが、一応の評価を近隣では受けてるのじゃあないかなと、そのような思いがいたします。それからもう一つは、福祉でございますが、福祉では子育て支援事業等については負けないように努力してるんじゃないかなというに思います。その原因をつくっていただくのは皆様方でございまして、そのような観点から議会と私どもがお互いに切磋琢磨しながら、そしてお互いに住みよいまちづくり、また住民のそういう期待に沿うまちづくりに向けて努力しておるという、そのことも含めまして小さな町ではあるけれども生き生きと輝いた町になるように努力をしていきたい、そのようなことが自慢できる町につながっていくんじゃないかなと、そのように思うところでございます。 ○議長(古庄信一郎君) 堤議員。 ◆1番(堤久美子君) 地方分権時代で住民との協働がなければ元気な町はつくっていけないと思います。 そこで、志免町の高齢化率が今17%と年々ふえておりますけども、おひとり暮らしの高齢者に対する見守りはどのように取り組まれているのでしょうか。お願いします。 ○議長(古庄信一郎君) 藤福祉課長。 ◎福祉課長(藤龍己君) 現在福祉課で取り組んでおります見守り体制ですけど、これはひとり暮らし高齢者にというふうに限って見守りをしているわけではございませんが、まず直接的なそういう虚弱な方への見守り体制としましては、郵便局員が家庭を訪問して、それから生活状況を確認する事業がありますし、また緊急通報システムというシステムを設置して直接的に見守りをしておるものがまずあります。 それから、福祉サービスの提供と同時あるいはそういうふうな提供が見守りにつながっているようなサービスとしまして配食サービスというのがありまして、これは食事を配達したときに安否を確認するという事業でございます。 それから、直接的ではないんですけども、見守りにつながっているようなサービスとしまして介護保険のデイサービスあるいは訪問ヘルプサービスの利用時の見守り、あるいはその他の福祉サービスを提供するときの見守り、あるいは宅老所の利用者の方、それから生きがい対応型のデイサービスを利用する場合にお互いが見守っておるというような状況もありますし、またこれは社協の事業ですけども、ふれあいのいきいきサロンも開催しております。 また、それから地域住民等の組織による見守り活動もあるんではないかというふうに考えております。具体的には、老人クラブの活動による見守りあるいはシルバー人材センターでの活動によるお互いの見守りとか、それからこれはかなり大きなネットなんですけど、社会福祉協議会福祉推進委員さんを中心に協力員も含めましてかなり多くの方、見守りを行っている状況です。 それから、これは私たちが把握はしておりませんけども、地域の方々が自主的にお互いが見守っていただいておる、そういう状況があろうかと思います。 ○議長(古庄信一郎君) 堤議員。 ◆1番(堤久美子君) 郵便局の職員による見守りとか緊急通報システムを取りつけられての見守りとかいろいろなさってると思いますけども、宅老所が今2カ所ございますけども、今高齢化率が20%と以上がもう3割ありまして30%台もあるっていう中で、その地域地域の中に宅老所を設けるっていうようなことはお考えではないでしょうか。 ○議長(古庄信一郎君) 藤福祉課長。 ◎福祉課長(藤龍己君) 今高齢化率のことを申し上げられました。確かにこれから先高齢化が進むことによって、全国的にもそうですけど、ひとり暮らしあるいは2人暮らしのそういう方がふえていくことは、これは確実に予想されることでございます。 このような中にあって今後の見守りをどのようにしていくかということですけど、基本的には、先ほど申し上げましたように、いろんな見守り体制を整えておるわけですけども、郵便局のその生活確認状況とか緊急通報システム、それを中心にして、先ほど申し上げましたようないろんな福祉サービス等の底上げをしながら見守っていかなければならないというふうに基本的には考えております。 その高齢化率が進んだところの宅老所っていうことなんですが、先ほど申し上げましたように、生きがい対応型のデイサービスとか、それからいきいきサロンとか類似したようなサービスもあるわけでございます。 今後は、宅老所というよりもそのような形での福祉サービス全体的な底上げと地域の交流を深めた見守り活動というのは、生きがい対応型あるいはいきいきサロンの充実を図りながら見守り体制を整えていきたいというふうに考えております。 ○議長(古庄信一郎君) 堤議員。 ◆1番(堤久美子君) 7日の日に厚生委員長さんの報告がありましたけども、愛知県の高浜市っていうところに視察に私も行ってきたのですけども、そこでの宅老所の経営は実に本当にむだのない経営手法で宅老所が運営されていました。5カ所の施設は、民家の空き家を市が借り受けて改装し、指定管理者制度社会福祉協議会が委託を受けて、そこに責任者を1人置き、民生委員、婦人部、ヘルパーの資格を無料で受けられた人など、その地域のボランティアの方々が中心に、1カ所に大体70人ぐらいボランティア登録されて、月に1回のボランティア原則として無理のない、勤めの方でも月に1回ならやれるという仕組みで運営をされていたのですよね。そのボランティアの仕事というのは、昼食をつくるっていうただそれだけの仕事だったんですけども、驚いたことにその5カ所で経費が500万円ぐらいで済むっていう、その宅老所の運営で病院に行くことも少なくなり、楽しんでそこに集まることができますっていう、そういうような介護予防拠点施設を運営されていました。 だから、今公民館等々でも、もうある公民館では規約までつくって公民館を開放して、そこにそういうボランティアの代表をつくってみんなで見守っていきましょうって、いつでもお年寄りがそこに集い、子どもたちが学校から帰るころにはそこに寄ってもいいよみたいな、そういう運営をしていこうっていう町内会も今出ているようです。そういうふうな仕組みづくりができないものかなと思っておりますけども、いかがでしょう。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 私どものこの宅老所の事業につきましては、もう既に七、八年の歴史を数えております。この2カ所を運営するようになりまして、いろいろと見直しをしなければならない時期にも来ておるようにも思います。 先進地を視察をされて、そこの宅老所の事業の状況は非常によろしいというような報告を受けて、その御提言もいただいてるというに思いますが、私どもそのような理想的な運営ができるというところをまだ研修いたしておりませんので、ああなるほどなというような思いをいたしながら聞いておったところでございます。 今まさに地域福祉の時代を迎えまして、それぞれの地域で高齢者の見守り事業というのに積極的に取り組んでいただいておる。先ほども福祉課長が答弁を申し上げましたように、各町内会、公民館14カ所で生きがい対応型デイサービスをしていただいておるというような状況でございます。私は、さらにこれを広げていけば、まさに地域福祉、言うならば宅老所的なことにつながっていくんじゃないかと、そのように思っています。 今から、御指摘のように、どんどん高齢化率も上がっていきます。そのような中において高齢者の方々が、やっぱり居場所ですね、高齢者の居場所づくりという観点からそのような整備を進めていかなきゃならないというふうに思いますので、今の宅老所の現状をよく精査いたしましていろんな改善あるいは改革もしていかなきゃならないというふうに思いますので、今後の検討課題とさせていただきたいと、そのように思います。 ○議長(古庄信一郎君) 堤議員。 ◆1番(堤久美子君) やはりそういう集うところがあると、お年寄りの方も1人で考え込まなくて何か楽しんで皆さんと交流されるっていうことがありますので、公民館をなるだけならばそういうふうに開放される、宅老所ができればそういう宅老所をつくっていただけたらいいなと思っております。 次に、子育て支援についてお伺いします。 九州初の子ども権利条例が制定され、視察に見えるというのに、男女共同参画社会に対する町民意識調査の中で職場における男女共同参画を推進するために町に望むことで、保育所、学童保育、老人介護施設などの充実が50%を占めています。このことについてどのようにとらえたらいいのでしょうか。お答えくださいませ。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 子育て支援事業につきましては、子育て支援課長が病気のために長期休暇をとっておりますので副町長あるいは総務課長にもこのあたりの答弁をさせたいというに思いますが、まず議長、そのようによろしゅうございましょうか。 ○議長(古庄信一郎君) はい。 ◎町長(南里辰己君) 欠員をカバーさせていただきたいと思いますんで、よろしくお願いいたします。 ○議長(古庄信一郎君) 今、町長の方から申し出がありましたように、子育て課長が病気のため長期療養してます。所管課の課長が出ておりませんので、質問の通告に上げられた部分については用意をしてると思いますけども、少し詳細なところについては答弁が滞るかもしれませんので、そのあたりをひとつ御容赦いただければと思いますので。 先ほどの件は答えられますか。 安田総務課長。 ◎総務課長(安田豊重君) 今の堤議員の御質問につきましては、今男女共同参画の計画のもと働く女性の支援としてどのような対応ができているかということですけど、志免町としましては次世代育成支援行動計画に基づいて子育ての支援を行っているつもりでおります。ただ、やはり保育園におきましても待機児童が出ているというのは、これは現状ではあっております。 ○議長(古庄信一郎君) 堤議員。 ◆1番(堤久美子君) 特に零歳児に対する保育の受け入れが待ちがあるって聞いております。その待機児の保育所もですけども、その高浜の町は宅老所の中に子育て支援、待機待ちの子どもたちを預かる施設と併設されてて、そこで預かるところがないっていう子どもを、資格とかじゃなくて、子育てを終えたお母さんたちがその子どもたちの面倒を見られてるっていうふうな、そういう本当にすばらしい運営をされてるんですね。だから、何人かとかだと思うんで、そういう人たちを見れるようなそういうことはできないものかなと、それも思ってるんですけども。 ○議長(古庄信一郎君) 安田総務課長。 ◎総務課長(安田豊重君) 志免町におきましても待機児童を補うためといいますか、生後6カ月から小学生までを含めての子育てサポートしめということでそういう事業を行っております。まかせて会員、おねがい会員ということで住民の方を含めた保育事業を行っております。これが18年度で計の646回利用があっております。 また、出前保育といいまして、公民館に出向きましての保育等の事業も行っております。志免町独自でも取り組みは行っておりますが、それが十分でないという指摘もあるかと思われます。 ○議長(古庄信一郎君) 堤議員。 ◆1番(堤久美子君) よくわかりました。 それでは、3番の老人医療費問題と健康対策の取り組みについてですが、まちづくり住民協議会という住民自治活動において老人医療費問題について学習したときはたしか1人当たり老人医療費が97万円だったと思うんですが、18年度の決算で117万円という数字に驚いております。 同僚議員の6月の質問で、そのうち成果が上がります、五十数項目の取り組みをしておりますとも聞いておりますが、どうしてこのような結果になるのか、何か原因があるように思うわけですが、町長の御所見をお願いいたします。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) この御質問につきましては、議会初日の町政報告でも述べたとおりでございます。 今高齢者の医療費が非常に高いという状況になっておりまして、非常に危機感を持っておるところでございます。この機に町民の皆様方にもそういう状況をお示しをしお知らせをし、私ども役場と、それから議会と、そして町民の皆さん方と一体となって、この医療費削減に努めていかなければならないというふうに思います。 その対応につきましてはいろんな項目がございます。五十数項目と今御指摘がございましたけども、いろんな事業を推進をしながら、この医療費の削減に向けて努力していかなきゃならないというように思っております。特に町政の重要課題としてとらえて、今後のいろんな取り組みに努力してまいりたいと思いますので、どうぞよろしく御理解をお願いしたいというに思います。 ○議長(古庄信一郎君) 堤議員。 ◆1番(堤久美子君) 役場の方でもいろんな取り組みをされてると思うんですけども、私の知る方々は93歳の老人会員で頑張られてる方もいらっしゃいます。その方は、グラウンドゴルフ大会でホールインワンをとって景品をいっぱいいただいたっていうような方もいらっしゃいますし、もう本当90歳近い方々でも小学校の総合学習の時間に昔の伝承遊びを教えに行かれたり、そういう方はお手玉を4つでも回されるっていうような本当に元気な方たちなんですけども、ちょっときょう後ろを見てましたら、80歳を過ぎられたまちづくり住民協議会の方ですけども、自分が学んだことをみんなにそれを教えていくのが自分の生きがいで、元気をいただいてますって言われてる方もきょうお見えになってあるようですけども、そんな方もいらっしゃるんですね。だから、行政が企画をして、いろんなそれを住民にはめ込んでいかれるのも大事だと思うんですけども、やっぱりその地域の中でみんなが支え合って学び合う、この地域のきずなづくりっていうのが大事じゃないかなあと思えるんですね。そういうことで、高齢者が持っている技術や技能を生かす場の創設が本当に必要じゃないかなあと思っております。そこら辺のところはどんなふうに思われてるかお知らせください。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 今元気な高齢者づくりというのが、先ほど申し上げました医療費の高騰を抑止するメーンになってくると思います。そういう中で、元気な高齢者の皆さん方が生き生きと輝いて生活していただく、それはやっぱり生きがいがあるからではないかというふうに思います。まさに、今堤議員が申されたことは生涯学習の理念ではないかというように思います。自分が知っておること、自分が得意なことを人に教え、教える喜びを得るとともに、また教わった人がそれを地域に広めていく、そういう循環がなされればいろんな面で元気に、あるいは活力のある地域となっていくんじゃないかというように思います。 生涯学習につきましても、もう鋭意取り組まさせていただいておりますが、それぞれの地域でそのようなことが行われ、またそういうことに気がついていかれると、さらに地域の活性化につながってくるんじゃないかというように思います。地域公民館等でもそのような対応をいろいろしていただいとるというように、私も事象の報告をいただいておりますけども、そのような気持ちで元気な高齢者の皆さん方が輝いていただくと、また町が輝いてくるというようなことにつながっていくと思いますので、そのようにもぜひ皆さん方からもぜひお進めをいただきたいと、そのように思います。 ○議長(古庄信一郎君) 堤議員。 ◆1番(堤久美子君) 生涯学習課と健康課、それから福祉課の連携が必要だと思います。 そこで、2番の生涯学習の推進で、団塊世代を対象とした対策はどのようになっているのでしょうか、お尋ねします。 ○議長(古庄信一郎君) 長澤生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(長澤利信君) 団塊の世代というのはいろんな定説ございますけれども、基本的には昭和22年から24年生まれの方を指しておりますし、またそれ以上に広がった形で押さえてある学者さん等々いらっしゃるかと思いますけども、町の方では団塊世代を意識をさせていただいて、その方々も対象に含んだ形での取り組みをいたしております。 ただ、内容的には、生涯学習館で申し上げますと、団塊の世代をターゲットとした講座として本年度よりパソコンのシニアコースの対象を絞って開設をいたしております。シニアのためのパソコン入門であるとかデジカメ活用術であるとか、そういったものにスポットを当てながら実施をいたしました。11月末までに44回実施をいたしておりますし、応募者も多くて抽せんの場合もあっております。ただ、団塊の世代の人たちだけではなくて、その近郊を含んだところでの対象ということで実施をいたしております。 それから、今月の初めにちょうど生涯学習推進委員会を開催したんですけども、その中でも今後の取り組みとして、さらに団塊の世代の方を対象とした具体的な講座の開設について協議をいただいております。次回にもその具体的な内容を、新たな開設ができる、そういったことに向けて協議をしていただくようにいたしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(古庄信一郎君) 堤議員。 ◆1番(堤久美子君) 私の方から3つほど提案したいと思います。 まず1つは、本人の学習。だから、パソコンも興味を皆さん持たれて参加者が多いだろうとは思うんですけども、それ以外でも文化、スポーツ、ボランティア等が上げられるんじゃないかなと思うんですよね。 2つ目は、団塊世代の職業や学習を通して培ってこられた経験を生かして、子どもたちに学校で、また地域で活躍できるような教育サポーター制度の創設が望まれるのではないでしょうか。例えば、悪徳商法による高齢者へのクレジット被害防止、そういう被害を受けられそうな方たちへの、その退職者の能力をそこに対応していかれるようにするとか、そういう地域の課題や住民の問題を掘り起こして人材バンクを設けていけばいいんじゃないかなあと思います。そしたら、自分の能力をまた生き生きとそこへ生かしていかれるように思うんですね。 それから3つ目は、団塊世代の退職者はまだまだ若いと思います。ですから、そういうシルバー人材センター、それから生涯学習館でも職業訓練的な、何か働く意欲を応援できるような講座とかそういうものを持っていかれるといいんじゃないかなと思っております。そういうことになると地域整備課から商工会への啓発、指導等をお願いされることも必要だと思いますけども、そういうことを生涯学習推進委員会の中でも取り込んでもらえるようにお願いしたいなと思っております。 それと、③の男女共同参画において女性の町内会長、副会長をふやす取り組みはなされていますでしょうか。お尋ねいたします。 ○議長(古庄信一郎君) 入江経営企画課長。 ◎経営企画課長(入江信雄君) 男女共同参画社会づくりについては、平成16年3月に行動計画を作成してそれぞれの課で取り組んでおります。今お尋ねの女性の町内会長さん等をふやすっていう個別の取り組みっていうのはあれなんですが、総体的に女性のリーダーを育成するという取り組みの中では生涯学習課の方でいろんな講座を設けて取り組んでおる、そういう取り組みについては行動計画書の中でうたっております。ただ、人材育成というような観点から考えますと、取り組みは取り組みとして、早急にその効果がなかなかあらわれてこないという生涯学習課の総括も入っております。これは、やはりそういう講座をこれからも地道に続けていくことがそういうことにつながっていくのかなと思っております。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 堤議員。 ◆1番(堤久美子君) 審議会委員等、女性も多くおられるようですけども、地域の決め事において町内会長が男性だけの意見よりもやはり女性の視点がそこにあってよいんじゃないかなと思っておりますので、地域の内情もありながらなかなか女性の町内会長をぜひとかというのは難しいとは思うんですけども、あすばるでこの前、役場の職員の方も一緒に行って聞いてきましたけども、町会長さんが男性であれば副会長に女性を持っていくようにすればどうだろうかっていうふうにパネラーの方々がおっしゃっておりました。そういうふうに女性が副会長になっていけば、やはり自然とまた町内会長へ女性が上がっていかれるっていうこともあるのじゃないかなあと思いますので、何かそこら辺のところの御指導をお願いしたいと思っております。 ○議長(古庄信一郎君) 入江経営企画課長。 ◎経営企画課長(入江信雄君) 男女共同参画の取りまとめの課としてお答えしたいと思います。 町内会の中、組長会議なども行きましても、女性の役員の方というのはかなり町内会の中におられます。ただ、今度男女共同参画の意識調査をさせていただいたんですが、その中でやはりその上の段階になる、今言われた副会長さんとか会長さんを受けますかということについては、14年度は74%の人が難しいと、今回は69%と若干よくなってはおるんですけども、それでもなかなか会長さん副会長さんを受けてくださいということになれば女性の方は断られることが多いということになります。今言われたように、会長さんが男の方であれば副会長は女性の方っていうのは、多分に私も個人的にはいいのかなと思うんですが、やはり町内会の中でそれは決めていかれることであるから、そういうやはり女性リーダーの育成というようなことからそういう取り組みをしながら、徐々に女性の方もそういうところに積極的に参加していくような意識を持っていただければと思います。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 堤議員。 ◆1番(堤久美子君) そういう女性リーダー育成っていうので今までも取り組みされてたと思うんですけども、やはりなかなか女性が上がってくるっていうのは難しいようで、だからやっぱり男性が会長であれば女性を副会長において、町長との語ろう女性懇談会とかっていうのが開かれておりますけども、そういうところにそういう女性副会長さんなりとの交流とか懇談会を持たれていけばまたいろんな違う施策が組めるんじゃないかな、取り組めるんじゃないかなと思っているところです。 次、住民との協働のまちづくりの取り組みについてお伺いします。 行財政改革によって志免町は1,000人に対して4.7人の職員数です。いや応なく行財政改革は推し進められ、住民の自治意識が求められ、協働によるまちづくりで地域間の差が出るのではないかと思います。行政が住民にしてもらうのではなく、住民参画のもとで住民とともに行動していくことだと思いますが、花植えのこともありますけども、町長の御所見をお伺いいたします。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 今まさに地方分権の時代を迎えました。と同時に地域分権の時代でもあるというように思います。自分たちの地域を、あるいは自分たちの町をよくしようとすれば、住民の皆様方のお力をおかりしなければ、また住民のそういう参画を得なければよくなっていかない、そういう時代を迎えておることは御存じのとおりでございます。 そういう中にありまして、住民の皆様方との協働によるまちづくり、これは本年度の大きなタイトルとして掲げさせていただいております。今からのまちづくりは、本当に私どもから申し上げるのは口幅ったいところがあるわけですが、やはり住民の皆様方にも意識改革をお願いをして、すべてを行政の方でするということじゃなくて一緒にやっていこうという、そういう気持ちになっていただくと地域が本当によくなっていくんじゃないかなと、そのように思います。 そういう意味での住民との協働のまちづくりということを提唱させていただいておりますが、どうか今の時代を生き抜くためにも、そしてまた住みよいまちづくりのためにもぜひ皆様方の御理解をいただきたいと、そのように思っておるところでございます。 ○議長(古庄信一郎君) 堤議員。 ◆1番(堤久美子君) 空港の真ん前に小さな町、8.7平方キロメートルの町に花と緑にあふれたきれいな町、昔は炭坑の町、シンボルとしての竪坑がありますと、他県の、次年度に見えられるかどうかわかりませんけども、一応行きますと言われてますその議員さんたちに対して、そういう協働の町を見てもらうのに、神戸等でもフラワーロードっていうのがありまして、やっぱりそれは指定管理者制度でそういう業者に任せて花植えをされてるところがありますけども、お金のないような時代にそういうことはぜいたくと思いますので、やっぱり住民との協働のもとでそういうすばらしいまちづくりができて、紹介をできたらいいなと思っております。それには、やはり行政マンも議員も住民も一緒になって取り組んでいくことだろうと思っております。 それでは最後ですけども、町税の未納金の徴収についてお伺いいたします。 税負担の不公平性があるように思いますが、町税と不納欠損額及び滞納繰越金が幾らあるのか、一般会計分と特別会計分でお答えください。 ○議長(古庄信一郎君) 長税務課長。 ◎税務課長(長秀樹君) 不納欠損額と滞納繰越額について一般会計分と特別会計分で幾らあるのかという御質問でございます。 税務課につきましては、一般会計の町税分について18年度決算額に基づきまして御説明申し上げたいと思います。 不納欠損額でございますが、町民税と固定資産税、軽自動車税の合計で2,267万9,854円でございます。 次に、滞納繰越額でございますが、これも同じく町民税、固定資産税、軽自動車税の合計で3億3,835万2,477円となっております。 以上でございます。 ○議長(古庄信一郎君) 入江上下水道課長。 ◎上下水道課長(入江勝利君) お答えをいたします。 上下水道課でございますけれども、水道料金の方からまず初めに説明をいたします。 18年度の決算の分で報告をさせていただきます。 水道料金の方でございますけれども、平成18年度の不納欠損額は972万9,397円となっております。滞納繰越額につきましては、現年度分でございますけれども3,822万2,692円となっております。それから、滞納繰越分につきましては、一応平成14年度から17年度までの分でございまして、この分、金額が5,812万6,734円となっております。 次に、下水道料金の不納欠損額でございます。不納欠損額につきましては232万2,702円でございます。それと、滞納繰越額につきましては現年度分で1,246万3,558円となっております。それと、滞納繰越分につきましては1,756万8,798円ということで、合わせまして3,003万2,356円となっております。 以上でございます。 ○議長(古庄信一郎君) 児嶋住民課長。 ◎住民課長(児嶋賢始君) 国民健康保険の決算内訳を申し上げます。 一応決算書の方に出しておりますが、調定額をちょっと先に述べさせていただきます。現年度分で11億7,121万5,000円でございます。滞納繰越分を4億4,700万2,545円、収入済額は10億2,691万8,843円でございます。滞納繰越分の収入済額が7,316万7,930円でございます。未納額につきましては、現年度分が1億4,434万6,057円、滞納繰越分につきましては3億7,383万4,615円でございます。不納欠損につきましては、滞納繰越分でございますので2,896万9,319円ということになっております。 それと、執行停止後の欠損額につきましては、滞納繰越分で197万9,313円。次年度滞納繰越額につきましては、現年度分が1億4,434万6,057円、滞納繰越分の次年度滞納繰越欠損額につきましては3億4,288万5,983円となっております。 以上でございます。
    ○議長(古庄信一郎君) 安田総務課長。 ◎総務課長(安田豊重君) 保育料につきまして御説明させていただきます。 平成18年度保育料の過年度分も含めて報告させていただきます。 調定額が1億8,359万1,710円、収納額が1億7,996万3,460円、未納額が362万8,250円、このうちの不納欠損が68万7,070円で、滞納繰越額としまして294万1,180円となっております。 ○議長(古庄信一郎君) 堤議員。 ◆1番(堤久美子君) 私自身も商売の浮き沈みで督促状が送られてきたりしてます。でも、なるだけ現年度内には必ず支払わなければならないと休みを返上して頑張ってはいます。ですから、支払いたくてもできない人の状況はわかります。でも、余りの金額の多さにあいた口がふさがらないとはこのことかと思いました。商売人にとっては、財源不足と過当競争と物余りの状況の中で、売掛金の未収入金は死活問題であり、きめ細かなサービスと顧客管理は必須条件です。ましてや、そのような状態で税金を納入してる住民の思いはどうなるのでしょう。行政の仕事の怠慢としか受け取れません。滞納額の徴収体制についてどのようにされているのかお尋ねいたします。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 国の三位一体の改革によりまして、まずは補助金あるいは交付税等が削減をされました。そのかわりに地方に税源の移譲がなされたところでございます。つまり所得税と町県民税の割合が変わってきたわけでございまして、特に町県民税が5割といいましょうか、の割合がふえてまいりました。 そのような中で、私ども自治体が町民の皆様方に直接税金を納めていただくという、そういうことによって先ほど申し上げました三位一体の改革の税源移譲がカバーされるわけでございます。メリットが出てくるわけでございます。そういう中で町民の皆様方それぞれに大変な中に税金を納めていただくわけでございますが、先ほどから滞納額等、御説明をさせていただいておりますが、非常に今困った状況が出てきておる状況でございます。非常にこのことを懸念をいたしておりまして、言うならば交付税あるいは補助金等がカットされた分の税源移譲が生きてくるようにそれぞれの徴収体制の強化を図っておるところでございます。徴収体制につきましては、それぞれの担当課において重要課題としてとらえて鋭意努力いたしておりますので、それぞれの担当課長に徴収体制については御報告をさせたいというに思います。 ○議長(古庄信一郎君) 長税務課長。 ◎税務課長(長秀樹君) 滞納額の徴収体制についてどのようにされているのかという御質問でございますが、まず堤議員、納期内に納付をいただいておりますことに厚く御礼申し上げたいと思います。 税務課におきましては、先ほど言いました町税並びに国民健康保険税の徴収を行っております。徴収体制でございますが、6名の職員と現在嘱託を2名採用いたしまして徴収に当たっております。嘱託2名の主な業務内容でございますけれども、税務課からの文書催告に応じない場合とか、なかなか連絡がとれないような滞納者に対しまして自宅に訪問をしていただきまして役場に出向くように連絡や指導等を行っていただいております。 ほかに、これは役場管理職、課長でございますが、によります夜間戸別訪問、これは平成16年度から実施をいたしまして19年度も実施をしたわけでございますが、19年度におきましては班編成を縮小いたしまして6班という班編成、これは税務課の収納係、職員が6名でございますので、税務課職員にそれぞれ直接、税、料金に関係あると思われる課長と班編成を行いまして実施をいたしております。 特に今年度におきましては、先ほども町長の御説明がございましたが、税源移譲等によりまして町民税3億円強の調定額が上がっております。このことはほっておきますと滞納につながるおそれがございますので、19年度におきましては徴収方針を待ちの徴収から攻めの徴収ということで明確に打ち出しをいたしまして、今まで以上に、今までも行っておりましたけれども、滞納処分を中心とした滞納整理に当たっております。 以下4点ほど具体的に申し上げますと、まず1点目でございますが、今言いましたように、滞納処分に重点を置く徴収ということで、まず財産調査を行います。差し押さえということを前面に出しながら滞納者の方との納付交渉を進めておるところでございます。 2点目でございますが、これはやはり徴収を行います6名の収納係の職員の意識の高揚というのが重要になってまいりますので、月に1回ではございますが、収納係員の会議を実施いたしまして現状の収納状況等を共通の認識というふうなもとで意見交換を図りながら意識の高揚に努めておるところでございます。 3点目でございますが、これ福岡県総務部税務課でございます。県の職員でございますが、2名の方の派遣をことしの5月から10月までの半年間、これ週に1回ではございますけれども、派遣をいただきまして、徴収に対します指導をしていただきました。 その指導内容につきましては大きく4点ほどございます。 まず1点目でございます。これは過去からの滞納分でございますが、非常に徴収困難と思われるような滞納事案、これを約40件ほど抽出をいたしまして、県の職員ともども滞納整理の指導、現地徴収まで行っております。 続きまして、2点目でございます。これは8月のお盆、13、14、15の3日間でございますけれども、銀行預金の一斉差し押さえを実施をいたしました。 次に、3点目でございます。これは軽自動車税の差し押さえ、これは現地に赴きまして軽自動車のタイヤにタイヤロックを行いまして、最終的には滞納の整理に結びつけたという実績がございます。 次に、インターネット購買、これヤフーのインターネットでございますが、ホームページをごらんいただきますと購買に関します資料、今でも見ることができます。志免町におきましては、まだインターネット購買にかける物件がございませんので、一応利用申請と申し込みの締結まで至っておりますので、差し押さえ等によります物件がございましたらいつでもインターネット購買にかけることができるところまでの準備は至っております。 以上が県からの指導を受けました主な内容でございます。 重複いたしますけれども、やはり19年度税源移譲によりまして調定額がふえておりますので、新たな滞納者が発生しないように税務課といたしましても滞納の情報を早目につかんで早目に対策をとっていきたいというふうに考えておるところでございます。 税務課につきましては以上でございます。 ○議長(古庄信一郎君) 堤議員。 ◆1番(堤久美子君) やはりためていくというか、滞納がずっと続いていくと支払いにやっぱり難儀をします。なかなか払えないのでためていくわけですので、やっぱりそれがたまっていくっていうことはとても払える状態にはいかないんですよね。だから、少ない時点からきめ細かく、やっぱりそこのおうちに行くなりして徴収していく方が効率がいいんじゃないかなあと思います。 よその市町村においても、やはりこういう問題は多く起こっているようですけども、男性の徴収員よりも女性の徴収員を入れたがために3%徴収率が上がりましたっていう自治体もあるんですよね。それで、志免の場合は女性がいらっしゃるかどうかわかりませんけども、職員も削減されて大変だろうとは思うんですよね。そういうときにやはり協働で職員ではなく団塊世代でそういうふうに退職されて来られる方にそういう能力のある方がいらっしゃるかもしれませんので、そういう人たちを雇用するなどしてそういう徴収ができないのかなあとも思ったりしております。 これで時間はちょっと早いと思いますけども、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(古庄信一郎君) 堤議員の一般質問を終わります。 ただいまから休憩に入ります。 再開は11時5分からといたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~              休憩 午前11時00分              再開 午前11時06分            ~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(古庄信一郎君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 一般質問を続けます。 次に、4番丸山議員。質問時間30分です。 丸山議員。 ◆4番(丸山真智子君) 通告に従いまして質問いたしますけれども、ちょっと風邪をこじらせまして、熱が入ったらせきが出ますので抑えています。答弁の方はしっかり熱が入って大丈夫ですので、よろしくお願いいたします。 まず、通告しておりますけれども、議員の一般質問に対して答弁後の対応についてですけれども、一般質問っていうのは、議員必携によれば、行財政全般について執行機関の所信や疑義をただす議員固有の権能ということになっています。私は、平成15年5月に議員となって以来、毎議会欠かさず一般質問を行ってきました。他の議員の方たちもそれぞれの思いで一生懸命質問されています。議員から通告書が出され、執行部は答弁を考えるわけですけれども、そのほとんどが検討しますっていうことになっています。きょうもそういう答弁が多かったように思いますけれども、そこで私の質問なんですけれども、その一般質問が終わったらどういうふうに対応してあるのか、流れとしてどのようになっているのか、すぐにできるものとか予算が伴うので待たなければならないものとか投資効果を考え実施が難しいものとか、内容によってはいろいろあると思うんですよね。だれが最後まで責任を持たれているのか道筋が見えないんですけれども、お答えをお願いいたします。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 丸山議員の質問にお答えをさせていただきます。 今御質問のように、私どもも一般質問の答弁の中でどのように答えていこうかというのは、通告を受けましてからその問題に真剣に取り組んで協議をしておるところでございます。言うならば、町長が即答、即断できればいいんですが、いろんな関係がございますので町長だけで判断ができないということでございます。したがいまして、課長あるいは関係各課と協議をしながら答弁を考えていくわけでございます。質問の中でのやりとりの中で、もう右か左かはっきりするものは即答できて、それはできませんということが言えますけれども、なかなかそうはいきません。それぞれに皆さん方は勉強していい提言もいただくわけでございますが、今もお話しのように、まずはスタッフの問題あるいは予算の問題、あるいはいろんな条件整備の問題等ですぐできるというわけにはいかないことが多いわけでございます。いい提言であるがなと思いながら今ははっきりと明言できないというときに検討させていただきたいというようにお答えをいたしております。 その検討をすると言った後、どのようにしてるのかということでございますが、一般質問が終わりましたら即課長会議を招集をいたしております。その中で私が申し上げるのは、皆さん方に労をねぎらうとともにいろいろとやりとりをしてきましたと、打ち合わせのときにはしないと言っておったけれども、やりとりの中でするというようにしたこと、あるいは検討するとしたことと、いろいろ変化もあるわけでございまして、そのようなことをしっかり把握をしてほしいと、そしてその後の対応については、それは課長責任ではなくて町長の責任として私にかわってしてほしいということを今までも申し上げてきたところでございます。 しかし、なかなかすべてのことを検討すると言ったからすぐできるものでもございません。先ほどからもお話をさせていただいてますように、いろんな条件が絡み合ってきますのでなかなかできません。例えば、今からのお話にもあると思いますが、子どもの権利条例なんていうのも5年の長い月日がかかりました。一般質問で御提言をいただいてから、実際に条例を制定し、そして施行するについては、平成13年からだったと思いますが、5年の月日を経たということもございます。これも検討でございます。そのときにするということは言い切りませんでしたが、検討した結果あるいはいろんなものを積み上げた結果、そのようなことになってきたわけでございます。 そういうことで、総務課の方で定期的に議会指摘事項等の整理簿というのをつくっておりまして、その中で進捗状況等の確認を行いながら、そのことが言いっ放し受けっ放しになってないかどうかということをチェックをさせてるところでございます。 ○議長(古庄信一郎君) 丸山議員。 ◆4番(丸山真智子君) どれもこれもすぐできるっていうふうに申し上げてるわけじゃないんですよね。一応私のこれまでの一般質問で例を挙げながらちょっと検証したいというふうに思っております。 ここに3項目、などっていうことで質問をしておりますけれども、ちょっとそれ以外にもっとわかりやすいのがあるんですよね。 実は、平成18年6月に83運動っていうのを提案してるんですね。これは、子どもたちの安全、83っていうのは8時と3時っていうことで、子どもたちの登下校時間の象徴になるわけなんですけれども、その時間に住民の方たちが、もう皆さん、その見守り隊はあってますよ、そういう見守りグッズをつけなくても例えばその時間に自分は花に水をやろうとか、その時間に合わせて散歩をしてみようとか、そういうのが83運動だというふうにいうんですけれども、すぐにでも取りかかれることだけど、そのときのお答えが地域ぐるみの学校安全推進委員会にも呼びかけていきたいという御答弁だったんですよ。だから、多分呼びかけられたらすぐ動いてステッカーみたいなのを張れば、例えば子ども110番の家の家のところに83運動展開中とか、そういうのを張ればいいわけですよね。そして、うちの桜丘中央とかは防犯パトロールで表彰とか受けてますけれども、こういう熱心な町内会でも83運動のことがどれだけ浸透してるのかなっていうふうに思うんですね。だから、それがどういうふうになったのですか、すぐできることなんですけれども。だから、私は情けなくて仕方がないんですよ。 ○議長(古庄信一郎君) 緒方学校教育課長。 ◎学校教育課長(緒方博君) 地域ぐるみの分につきましては学校教育が担当しておりますので、お答えさせていただきます。 地域ぐるみの推進協議会というのは、あくまでもそこで何をやるかというんじゃなくて、こういうことがやられてますのでぜひそういう団体につきましても協力をお願いしますという会議でございます。そこの場におきましては、今言われましたように、子どもの安全を守る会議でございますのでそういう御提言は申し上げております。あとは実施するかしないかということは、あくまでも地域のそういう団体がどのように考えて行動されるかということなんですけども、西小学校におきましては、既に御存じのように、西小学校の方ではそういう内容の運動はされておりますので、そういうことでは徐々に……。              (4番丸山真智子君「ちょっといいですか。私は83運動について聞いてるんです」と呼ぶ) ○議長(古庄信一郎君) 通告の中から読み取れる部分が今即決は難しいと思いますけども、一応伺ってから回答いたしましょう。 緒方学校教育課長。 ◎学校教育課長(緒方博君) それで、今申しておるのは子どもたちの登下校という形の8時3時ということだと思います。そういう意味で何時に子どもたちは通学し、何時に帰るからということは西小学校の方では保護者の方にも通知をしておりますので、そういった点につきましては皆様が子どもたちの見守りをお願いしますという文書で発信をしております。そういうことでは伝わってきてるというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(古庄信一郎君) 丸山議員。 ◆4番(丸山真智子君) 83運動が展開されてるっていうこと、住民の方どなたも御存じないですよ。ポスターを張ったりそういうことで、もう住民の、志免町は83運動が行われてるので犯罪は寄せつけないよって、そういうことにつながっていくわけですよ、どこでもステッカーがこう張って。ああここで子どもをねらった犯罪しようかなっていう、そういうことがあっては絶対にいけませんけれども、そういうことがあるときに、あっ志免町はちょっとやばいぞっていうことになる、そういう抑止力があるこの83運動なんですよね。これは品川の方で成功してるんですけれども、だからそういうのってすぐできると思うんですよね。例えば、私がこういうふうに提案してて、もう万が一こういうことがあったらいけませんけれども、もし志免町で子どもをねらった悪質な事件が起きたとするじゃないですか。そしたら多分取り組まれると思うんですよ。何かがないと取り組まない。見守り隊、一生懸命今されててあちこちで見かけます。でも、見守り隊と83運動というのは、見守り隊が核になって83運動っていうのはもう住民全体が取り組む運動なんですよね。だから、核があってまた83運動の広い輪があるっていう、そういう取り組みなんですよ。 どうなったのか、町長、さっき自分が責任持つって言われたでしょう、一般質問。だから、どんなふうに責任とられるんですか、これについては。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) いろんな御提言をいただいております。 ただいまも堤議員がいろんな御提言をされました。でも、すべてをできるわけじゃあないんです。ただ、私今明確に83運動を、例えばステッカーを張ったりワッペンをつくったりなんかをして取り組みますと言ったかどうか私はそのあたりは今いきなりですので会議録か何かをひもといてみませんとわかりませんけども、そのような提言で検討される部分については検討したり、先ほど学校教育課長が申し上げましたように、いろんな取り組みがあると思います。ただ、会議録も実はあるわけでございますので、町民の皆様方が議会の会議録を読んで、ああなるほどなというような思いをしてある方があるかもしれません。 それともう一点は、子どもの見守り隊というのがもう1,000人を超えるような体制で今本当に町民の方々の御支援をいただいておるわけでございますので、そういう中にさらに83運動というのを新しいものをどのように組み込んでいくかというのも、これは非常に協議をしなければならないことにつながってくると思います。8時と3時に子どもの登下校に合わせて、じゃあ何か家の前を掃いてみようかとか花に水をやってみようかと、本当にいいことでございますが、でもそれは自然の中にそのようなことが出てくることではないかというに思います。強制できるものではないというにも思いますので、そういうふうにしてみんなで見守ろう、つまりそれが見守り隊の趣旨にまさしく合うものではないかなというようにも思います。買い物に行くときとか散歩に行くときとか、そういうときにキャップをつけたりワッペンをつけたりしてみんなで見守ろうという、本当によそからも視察に来ていただけるような、そういう体制が今できているわけでございますので、その中で83運動というのも、それはいいと思いますが、そういうことに賛同いただけるように呼びかけたいというような、そのような答弁をしておったということでございますので、完全でなければそのようなことについても協議をしてどのような反応があるのか、それこそ検討させていただきたいと思います。 ○議長(古庄信一郎君) 丸山議員。 ◆4番(丸山真智子君) これ以上のことはもうこの点につきましては申しませんけれども、もう一つ通告の項目の中には入れてないんですけれども、もう一つ残念で仕方がないのがありますのでちょっと御紹介いたしますね。 平成17年の3月議会で、このときは介護保険料が上がるっていうときで、Bグループになりましたよね。そして、志免町は下から4番目、Bグループの中でも限りなくCグループに近いんですよね。だから、もう少し努力をしたらCグループになって、保険料も今基準額が4,410円ですけれども3,748円になる可能性がすごくあるんですよ。 だから、私は国際生命科学協会健康推進協力センターの低コストで導入できる介護予防プログラムTAKE10というのを御紹介いたしました。そのときも取り入れられる要素があれば取り組みたいっていうことで、資料も私取り寄せた資料全部お渡ししてるんですよ。その資料がどうなったのか、私も全部お渡ししてるので、もうもしそれ使われないんなら私に返していただいて、私が個人で地域で取り組みますので。 これは、きちっと成果が出てるプログラムなんですよね。これがいいのは、まず役場に各地域から指導者になるような方たちを集めてそのTAKE10プログラムっていうのを覚えていただいて、これは運動と食事が一緒になったプログラムなんですけれども、いつも言うでしょう。食進会もありますけれども、食べ物だけではだめなんですよって。食べ物と運動が一緒にならないといけないんですよ、介護予防っていうのは。そういうのはもうどういうところでも検証されてるじゃないですか。だから、そういう指導者の方になりそうな方たちを役場の方に集まっていただいて指導者を養成して、それが各町会会に行かれて、そしてまた町内会の方たちにそのTAKE10プログラムっていうのを教えて、それがずうっと浸透していくっていう、もうこれが結果も出てるプログラムなんですよね。だから、これだって一体どうなってるのかなって。どうなってるんですか。 ○議長(古庄信一郎君) 丸山議員。              (4番丸山真智子君「はい」と呼ぶ) 3年前のことで、今そのような形に言われてなかなか満足な答弁ができないかもしれませんけど、それはひとつ理解してください。 お答えください。 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) いろんな御提言を一般質問ごとにいただいております。 先ほども申し上げましたが、毎回年に6月、9月、12月、そして3月と4回、しかもその中で10人を超える皆様方に御登壇をいただいて、いろんな御提言をいただいてます。いろんなことがあるわけでございまして、その中から先ほども子どもの見守り隊のことについても、言うならば重複してるというか、リンクしておるという、そういう観点からも、そのような見解で扱わさせていただいておるというに思っております。 この介護保険のBグループからCグループに移行すれば大変ありがたいわけでございますので、その必要性はわかっておるわけです。健康課あるいは住民課が、生活習慣病を減らして、そして医療費の削減をしょうというような、そういうキャッチフレーズも掲げながら大きな運動を展開をいたしました。 しかし、それにもかかわらず残念ながら今回高齢者の医療費というのが福岡県でも1位になったという、そういう背景がございます。言われますように、そのような御提言をしなかったからかもしれません。でも、いろんな取り組みをする中で、そしてまた今の行財政改革の中でいろんな職員も削減をしていく中で1人の職員があれもしこれもしという中で、私どもだけではできない部分もございますので、ぜひまた御提言をいただくと同時にぜひフォローもしていただきながら今後いいまちづくりになっていくように御支援を賜りたいというように思います。役場職員が、私が受けて、私は課長あるいは職員に指示するのは簡単でございますけども、実際にそれを行うということになりますと今の事業にプラスしていくわけでございますので、そういうあたりも御理解いただきまして、今してる事業にさらに密度を高めていくとか、あるいは視点を変えながら進化させていくとかというような、そういう見直しもあるんじゃないかというように思いますので、そのあたりも御理解をいただきながら、御指摘は御指摘として真摯に受けとめさせていただきたいというに思います。 ○議長(古庄信一郎君) 丸山議員。 ◆4番(丸山真智子君) 私がどうしてこのプログラムを紹介したかって言ったら、行革で職員の数も減らされてますよね、協働のまちづくりって言われてるじゃないですか。 だから、これは、今説明しましたように、職員の方がするんじゃないんですよ。そこの協力センターの方が住民の方に教えに来られるんですよ。その住民の方たちが各地域に行って、そのTAKE10プログラムっていうのを御紹介して、またそれがずっとその方がされてるのか、フォローしながらやっていくプログラムだから結果が出るわけですよね。 だから、私は逆に職員の負担が軽くなるからこのプログラムを御紹介してるんですよ。がこの項目の中に入れてないからこれ以上は追及いたしませんけれども、改めてちょっとそれこそ検討していただきたいなと思うんですよね。検討して御結果を御報告ください。 それと、ここに3項目上げてますけれども、マイ箸の推進っていうのは9月議会で提案させていただきました。今どのようにそれが動いていますか。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) マイ箸の推進につきましては、今の地球環境を考えるときに地球温暖化の防止の観点からも材木をはしに使っておるわけでございますので、割りばし等を削減しようということでマイ箸の推進というのが、これは国レベルで行われてるんじゃないかと、そのように思います。 これは、私ごとでございますが、私ども町長会でも、うちの一般質問でマイ箸の推進というのがありましたが、皆さん知ってますかというようなことを言いますと、えっというようなことがございました。ちょうど出張中でございましたので、そこでみんなはしを求めました。非常に高いはしでした。八角形のはしの、うわあ、はしもこんなに高いのというような、そういうはしを求めました。なぜそういう高いはしを求めたかといいますと、やはり大事にする、あるいは常日ごろ持って回るということになりますと、そのようなものを求めたところでございます。そのことが一挙に地球環境を改善するということには直接は結びつかないとは思いますけども、そういう気持ちで地球問題を考える、環境問題を考えるという観点からは有意義なことじゃないかというに思います。 これは、マイ箸運動につきましては担当がおりますので、担当の方からその取り組みについて説明させたいというに思います。 ○議長(古庄信一郎君) 二宮生活環境課長。 ◎生活環境課長(二宮克美君) このマイ箸運動につきましては、町長が先ほど申し上げたとおりでございます。 これは、職員みずから取り組みをしようと啓発をやっておるわけでございますけども、今は職員の自主性に任せているところでございます。前回の御質問いただいたときに、職員に啓発をしていきたいというなことでたしか申し上げとったと思います。非常に大切なことっていうのは職員もわかってるとは思いますけど、一つはそれぞれの職員の考え方、アイデンティティーに関係してくるところでもございますのでなかなか難しいわけでございますけれども、さらに職員にアンケート等をとるなりをして状況を把握して、していく必要があるというふうには考えております。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 丸山議員。 ◆4番(丸山真智子君) 地球温暖化防止実行計画、100万円もかけて策定されてますよね。こんなマイ箸の推進なんてすぐできることだと思うんですよね。 課長にお伺いいたしますけれども、業者の方がお弁当を持ってこられるときに、もうおはしをつけて持ってこられてますよね。私も業者8年間やりましたのでよくわかりますけど、本当は業者としてもうおはしをつけたくないんですよ。だけど、サービスが悪いって言われるからとりあえずつけていくんですよね。だけど、役場で、もううちの役場はもうマイ箸を推進してるのでうちのお弁当にはおはしをつけないでくださいって言われましたか言われてないですか。 ○議長(古庄信一郎君) 二宮生活環境課長。 ◎生活環境課長(二宮克美君) 申し上げておりません。 ○議長(古庄信一郎君) 丸山議員。 ◆4番(丸山真智子君) それと、各課にもうマイ箸を推進するので職員も協力しましょうっていうことを、例えばメールとか何か通達っていうか、それはちょっと大げさですけど、やんわりと何かそういうふうなこともおっしゃってるんですかね。職員の方たちも皆さん浸透してます、お一人お一人。 ○議長(古庄信一郎君) 二宮生活環境課長。 ◎生活環境課長(二宮克美君) 先ほども申し上げましたように、なかなか個人的なところもあるし、確かにおっしゃるように、そういった意識を変えないと環境問題というのは片づかない、一人一人が自分でできることを小さなことからやっていくというのが確かに環境問題と思いますけども、そういった部分での周知っていうのが非常に乏しいっていうのは私自身も自覚をしております。ただ、地球温暖化の実行計画の中でもそういった取り組みがあるっていうことも申しておりますし、職員に対してはメールを通じて、一度質問をしていただいた後にメールで配信をしております。そのことだけは申し上げておきたいと思います。 ○議長(古庄信一郎君) 丸山議員。 ◆4番(丸山真智子君) では次に、防災についても質問いたしましたけれども、これの骨子は耐震化と要援護者支援体制をどうするのかっていうことと、そういった内容だったというふうに思うんですけれども、それについてはどのようにその後動かれていますか。 ○議長(古庄信一郎君) 二宮生活環境課長。 ◎生活環境課長(二宮克美君) 幾つか御質問があったと思います。 9月だったと思いますけども、防災マップとか防災ボランティア、それから消防団の事業所表示制度、それから危機管理者の研修というのが御質問の内容ではなかったかなというふうに考えております。1つずつ申し上げますが、実際これは御質問いただいて実行している部分もございますし、既に終わってる分もあると思います。 防災マップの見直しについては、現在の防災想定区域の見直しが行われる予定になっております。これは平成20年度に県が行いますので、その終了後に見直しを行いたいというように考えております。 それと、防災ボランティアでございますけれども、これは1月に防災士っていう講習会がございます。これはNPOの方が主催をしていく予定なんですが、それについて防災士っていうのはこれNPO法人の日本防災士機構っていうところが実施するわけでございますけども、これ1月にやりますので担当職員を派遣をいたしまして講習会を受講する予定にいたしております。 それと、消防団の協力事業所表示制度につきましては、町長が9月の答弁のときにお答えいたしましたように、すぐ実行しますということでございましたので、今現在ホームページにも公開をいたしておりますので1月1日から実施をするというふうな予定にいたしております。 それと、危機管理防災担当者の研修につきましては、先ほどの講習会に出席をいたしますし、今後研修等がある場合には積極的に参加をしたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 丸山議員。 ◆4番(丸山真智子君) 一番メーンの自主防災組織を立ち上げて要援護者支援体制をつくっていくということはどうなっていますか。 ○議長(古庄信一郎君) 二宮生活環境課長。 ◎生活環境課長(二宮克美君) その件につきましては、自主防災組織っていうものにつきましては今検討ということになりますけども、検討しているところではございます。 自主防災組織につきましては、それぞれの地域活動の中に入りまして消防団等も連携をしまして今少しずつ内容を詰めているとこでもありますし、担当の委員会とも付託をしていただいて協議をしながら少しずつではございますが、進めているところでございます。 ○議長(古庄信一郎君) 丸山議員。 ◆4番(丸山真智子君) これも、私何回も質問させていただいてるんですけれども、その思いは今地域コミュニティーがまた見直しされてますよね、住民自治ということで。だから、この自主防災組織を立ち上げ、要援護者支援体制をつくることが地域のつながりがこれしっかりしてないと自主防災組織っていうのは成り立たないんですよ。ましてや要援護者の支援体制などつくれないんです。改めて地域の見直しになるんですよね。ですから私はこれを提案してるんです。今まで行政に頼りがちであった住民が、この自主防災組織を立ち上げ支援体制をつくることによって自立的に考え行動するきっかけになると思うから、私は提案してるんですよ。一般質問の責任者である町長、どうお考えですか。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 先ほどからこういうやりとりをさせていただいておりますけども、いろんな御提言がございますが、そういう御提言を受けながら常日ごろ胸の中におさめ、そしていろんな事象に遭遇したときに、あるいはいろんな見直しのときに、あ、なるほど、ああいうこともあったなというようなことでいろんな改善、改革をさせていただいてると思っております。提言があったから、即じゃあ何々を見直しをしましょうというように、そういう短絡的にはいかない部分が多分にあるということを御理解いただきたいというに思います。 すぐできるものにつきましては、すぐしておるわけでございます。先ほどのいろんなマイ箸運動等につきましても、メールで配信をするとか、あるいは最近、もう世の中でも食堂等でも今までは割りばしが置いてあったものがもう備品として備えつけのはしがあるというような、そういうところも多いし、あるいは若い人が何かハンドバッグの中から自分のはしを出して食事をしておるというような、そういうところも見たりいたします。次第にそういう、いろんな御提言をいただいたり、みんなが知識を深めることによってそのようなことに進んでいっているというように思います。 先ほど申し上げましたが、消防団の協力事業所の表示制度等につきましては、即これはできることでございますので、消防団にそのような話をし、そしてそれぞれの対象になるようなところにもう既にできる体制を整えておるところでございます。これはホームページでももう公開をいたしておりますのでぜひ開いていただきたいと、そのように思います。 それから、危機管理防災担当者の研修等につきましても、先ほど申し上げましたように、そのようなことをしなければならない、あるいはしておるというようなときに、いろんな見直し等についても検討を入れてるというように思っております。 それから、防災マップ等につきましては、今宇美川の改修がもう今年度で終わるということから、それとまた県の見直しも20年度に行われるわけでございますので、そのような条件が変わることについてのやっぱりいろんな浸水地域、あるいは災害の危険地域等についても検討していくということで、いろんな御提言をいただいておることをやっぱり頭の中にとめておくのと御提言がないのでは違うわけでございますので、そういう意味からいろんな御提言をいただいてますが、すぐできなくても、あ、なるほど、こういうときにあの提言を生かそうというような、そういう胸の中の宝物として確かに蓄えておるということを御理解をいただきたいと、そのように思います。したがいまして、皆様からいろんな御提言をいただいておりますが、それを全部忘れとるわけではございません。忘れておるわけじゃないけども、しょうと思ってもなかなかできないという事情もあるということも御理解を賜りたいというように思います。 ○議長(古庄信一郎君) 丸山議員。 ◆4番(丸山真智子君) 先ほどの消防団協力事業所制度は早速取り組んでいただいて、私もホームページはもちろん見ております。そういうこともありますけれども、もっともっとこういうことができるんならもっとできるんじゃないかなというふうに思うわけですよね。 もう一つ、竪坑櫓の活用ですけれども、そのときは産業遺産の発掘に取り組んでる九州推進機構、環境推進機構などにPRしたらどうかということと、ロケ地としてフィルムコミッションに登録したらどうかっていうふうなことを質問いたしましたけれども、フィルムコミッションには登録してるっていうことですけども、私がもし町長だったらその後PRに行ったと思うんですよね。ていうのは、私いつも思うんですけど、首長っていうのは町のトップセールスマンだと思うんですよ。だから、だた登録しましたっていってじいっと待っとくのと、お願いしますっていって何回も足を運ぶのとは全然違いますよ。というふうに思いませんか。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 私が至らないのかもしれませんけども、私は私なりにそのようなつもりでおると思っております。 それは、そういう場に行くということもさることながら、私どもには広域行政の都市圏の会議等がございます。そういう中に志免町のそういう竪坑櫓であるとか、志免町の桜、特に日枝橋付近の桜並木とかというようなものは、私どもの県知事を含む会議の中でそういうなことも申し上げたり話をしたりしてもおるわけございますので、いろいろ方法があるとは思いますけども、私もできるだけそういうトップセールスになりたいと、そのように思います。私も勉強させていただきたいと、そのように思います。 ○議長(古庄信一郎君) 丸山議員。 ◆4番(丸山真智子君) 竪坑櫓のことですけれども、12月1日の新聞で経済産業省が発表した近代化産業遺産33ストーリー、これに志免鉱業所関連が含まれていました。もう皆さん御存じだというふうに思いますけれども、これは地域振興への活用が期待されてるっていうふうなことなんですけれども、いわば経済産業省からお墨つきをもらったんですよね。これを利用しない手はないと思うんですよね。いかがでしょうか。 ○議長(古庄信一郎君) 丸山地域整備課長。 ◎地域整備課長(丸山孝雄君) その経済産業省の利用の意味がよくわからないわけなんですが、目的によっては、私は、あの土地を平成18年4月に譲渡を受けて、今見守り保存してるわけなんですよね、それで竪坑櫓の跡地の活用についていろんな助成とか、そういったことを考えてはおりますけれども、今経済産業省の利用という意味が私にはちょっと今わからないんですけども、もう少し具体的に教えていただければ幸いかと思います。よろしくお願いします。 ○議長(古庄信一郎君) 丸山議員。 ◆4番(丸山真智子君) 町長は新聞ごらんになってると思いますので、町長の御意見をお願いしていいですか。 ○議長(古庄信一郎君) 丸山議員。              (4番丸山真智子君「はい」と呼ぶ) その思いはわかりますけど、一つ一つの事例の中身の政策についての審議と、こういうものを通して一般質問をどう行政の方が対処していくかという2つの点があると思うんで、その点をひとつ考慮しながら質問してください。              (4番丸山真智子君「はい。いいですか」と呼ぶ) 丸山議員。 ◆4番(丸山真智子君) いや、私が申し上げてるのは、竪坑櫓の活用について私だけじゃなくていろんな方が質問されてるじゃないですか。だから、いろいろ各議員さんたちが一般質問されてて、竪坑櫓っていうのがあると思うんですよ。これについていろんな質問されてるので、これをずっと見届けていかないといけないというふうに思ってるんですよね。だから、その見届けの仕方がどうなってるのかなと思って。例えば、そういう見届ける途中でそういった新聞記事が載る、そしてあっこれはいいなって言って素早くキャッチしてそれを利用するっていうことが必要じゃないかなというふうに思ってるんですよ。全部一般質問に通じるものがあるんですけども、すべてのことが。 ○議長(古庄信一郎君) 今の12月の新聞の内容についてどうのこうのではなくて、もしわからなかったらそれ聞いていただいて、そういうことがあるのでということでの内容の質問になりますと少し質問事項が変わりますから。 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 竪坑櫓の保存、そして活用につきましては、今まで長い間、皆様方からいろんな御理解をいただく、あるいは御提言をいただいて今日に至っております。 最近、特に筑豊の方の伊藤伝右衛門邸が大きくクローズアップされてます。これは、まずはマスコミがそのような扱いをしてくれてるからではないかなというように思っております。また、地元の取り組みもそのように前向きな取り組みをしておられるようでございますが、やはりマスコミがいかに飛びついてくるかということも、宣伝をしたりあるいは活用していく上で非常に重要なことではないかというように思います。 今、マスコミの担当もいろいろ変わっておられるようでございまして、最近はいろんな仕掛け、取り組みをしておるところでございますけども、なかなか志免のそういう情報が発信をされないという状況にもございます。ひところは竪坑櫓が載らない日はないぐらいに新聞にも報道されました。今休息の時期かなと思っていますが、今後周辺整備等も含めましてまた大きくクローズアップをされる時期が来るというように私は確信をいたしております。それまでの間も、今も役場の掲示板にもそのような計画を広告していただいておりますけども、櫓にライトアップをしょうという、そういうことも見守る会の皆様方が実行していただくような計画もなされておるようでございます。私どもも志免町のそのような有形文化財として登録をされたことをもっと社会に発信をするとともに、また活用についてもさらなる勉強をしていかなきゃならないと、そのように思ってるところでございます。まずは周辺整備に力を注ぎたいというように思っておりますが、それと同時に大きくクローズアップされるときがまだ出てくるというように思っております。 ○議長(古庄信一郎君) 丸山議員。 ◆4番(丸山真智子君) 住民団体の方たちが一生懸命されてるのは、私ももう百も承知です。ですけれども、やっぱり行政が本腰を入れないと私はできるものもできないんじゃないかなというふうに思ってるんですよ。それを訴えたいんです。 もう結構ですので、次に進みます。 志免町の子どもの権利条例についてですけれども、九州で初めて志免町子どもの権利条例がことしの4月に施行され、他の自治体からも注目をされています。条例の中身も救済機関なども入り、内容のあるものというふうに評価を受けてるんですね。せっかくいい条例ができたのですから、いかに実施し、生かしていくのかがこれからについても、本当質問いたします、これからが大事なんですよ。 そこで、11月18日にこどもの日のイベント、「Rightday子どもの権利フェスタ'07」が町民センター大ホールなどで行われました。町長ももちろん御出席でしたけれども、子どもみずからの力で企画、実施され、手づくりのいい内容だったというふうに思ったんですけども、残念ながら参加者が非常に少なく、どうにかできなかったのかなと、人数だけではありませんけれども、思いました。町長も御出席でしたけれども、どのように感じられたのか、まず御所見をお尋ねいたします。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 子どもの権利条例は、九州で初めて我が町に制定をさせていただきました。これは、先ほども申し上げましたけども、平成13年の12月議会、初めてこの質問を受けまして、検討させていただきたいということから今日に至ったわけでございます。ことしの4月から施行させていただいておりますけども、今この条例はできたけれども、これをしっかり生かしていかなきゃならないという思いで関係の皆さん方はもう一生懸命に取り組んでいただいておるところでございます。また、当然ながら役場の子育て支援課につきましても、そのことも大事にとらえながらいろんな対応をしておるところでございます。 そういう中で先般行われました「Rightday子どもの権利フェスタ」が行われました。御指摘のように、参加者が非常に少なかったということが気がかりではございますけども、子どもたちが自主的にこの事業に取り組んでくれました。特にその中でも、子どもたちによるドラマの制作につきましては、子どもたちが本当に達成感とともに自分たちにもやればできるという自身を持てた企画ではなかったかというように思っております。 しかしながら、先ほどから申し上げます参加者が少なかったということにつきましては、これはやはり子どもの自主性を尊重したわけでございまして、言うならば大人が余りかかわり過ぎていいのかどうなのかという、そういう気持ちも確かにあったのではないかというように思います。しかし、結果としてそのようなことになったわけでございますので、大人としての役割が足りなかったのかなという反省もいたしております。 しかし、今回のこの経験を基礎として、将来につながる事業、特にこの子どもたちの権利に関する啓発に努めていかなきゃならないというに思います。子どもを成長過程にある一人の人間として認め、そしてさらに子どもを見る視線あるいは子どもの理解の仕方、あるいは興味を持ってかかわる姿をイメージしてつくられたこの子どもの権利条例でございますので、これが生かされるように今後私どもも今回のことをしっかりとらえながら来年のこのフェスタにつなげていきたいと、そのように思っておるところでございます。 ○議長(古庄信一郎君) 丸山議員。 ◆4番(丸山真智子君) イベントの企画運営を子どもたちに任せるっていうのはもちろん当然のことですよね、子どもの権利条例そのものがそういう内容ですので。 ただ、大人の支援って、大人は支援する側に回らないといけないと思うんですよね。それが私は不足していたんじゃないかっていうことの指摘をしてるわけなんですけども、ちょっと生涯学習課長にお尋ねいたしますけれども、この子どもの権利条例のフェスタがあるっていうふうな話が多分課長会か何かで出たと思うんですよね。そのときに、私がもし生涯学習課長だったら、せっかくいい内容なのでできるだけ多くの方たちに参加してもらったらいいですよねって、そして例えば地域青少年問題協議会とか、青少年問題協議会とかありますでしょ。だから、そういう人たちに自分ところでもう所管の子育て支援課は大変だろうから、イベントで企画で大変だろうかか、私たちがそれを支援しましょうって、その方たちに案内状を出しましょうっていうことを言われたんですか言われなかったんですか。 ○議長(古庄信一郎君) 長澤生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(長澤利信君) 今、議員おっしゃいますように、いろんな機会をとらえてPRというのは必要だと思うんですけども、今回の場合は特に声かけ等もあっておりませんでしたので特に声はかけておりません。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 丸山議員。 ◆4番(丸山真智子君) そしたら、ここの質問の中に書いてますように、庁舎内の支援体制っていうのは一体どうなっていたわけですか。私、子育て支援課だけの問題ではないと思うんですよ。子育て支援課は一生懸命やってました。それはもう私たちにも伝わってくるものがあります。だから、庁舎内ほかの方の支援体制のことを私は言ってるわけです。 ○議長(古庄信一郎君) 安田総務課長。 ◎総務課長(安田豊重君) 丸山議員の御質問にお答えいたします。 今度のフェスタに関しましては、昨年10月より庁舎内の推進委員会を立ち上げて進めてきております。庁舎内の職員にもメールで参加を呼びかけもしております。今までにもその計画につきましても推進委員会で計画してどのように行っていくか等の企画もしておりますし、この推進体制につきましては各課から職員が参加してこの計画にもかかわっております。また、職員の中にはこの事業に協力するためにボランティアで参加してる職員も数人おります。ですので、庁舎内の推進体制が不十分とはちょっと思わなかったんですが、ただ啓発の方法がちょっと至らなかった点があったんではないかと思ってます。いろんなやはり各種団体等に、教育関係の団体等に呼びかけたり、そういうふうな参加の呼びかけがちょっと不十分な点があったんではないかなと思っております。 ○議長(古庄信一郎君) 丸山議員。 ◆4番(丸山真智子君) 先ほど生涯学習課長に質問しましたけれども、私が福祉課長だったら今度は民生児童委員さんたちにぜひ参加してもらいたい内容ですよね、だから私は案内状を出したと思うんですよ。だから、そういうふうな連携がどうしてとれなかったのかなって、もう注目されてる条例だからこそ志免町職員の皆さんが全員この条例のことに認識があって応援しないといけないねって、そういうのが私は庁内の推進体制だというふうに思うんですよね。だから、その庁内の推進体制っていうのができてるんですかね。例えば副町長をトップにね。何かそんな男女共同参画だったらございますでしょ。ああいうのができてるんでしょうか。 ○議長(古庄信一郎君) 安田総務課長。 ◎総務課長(安田豊重君) この庁内の推進委員というのは、子育て課を事務局にしまして総務課、学校教育課、生涯学習課、それに福祉課の職員が各出向いてこの委員として参加して計画を行っております。 ○議長(古庄信一郎君) それは答えじゃないですけどね。 吉原副町長。 ◎副町長(吉原清光君) 各種所管の事業の推進体制ということの質問だろうと思いますけども、そういう推進体制をきちっと確立したものがあるとは言えない状況であります。ただ、この組織の中で課長会議という一番重要な会議を持っておるわけでございますので、その中で十分周知していくと、そしてまた全職員に周知していく、そういう組織体制はつくっておると思うんですけども、一つ一つの事業についてその強弱といいますか、推進の仕方の強弱があったりして不十分なところがあると思います。今回のこの件についてもそういう面があったのではないかと反省をしてるところでございます。 ○議長(古庄信一郎君) 丸山議員。 ◆4番(丸山真智子君) 私は、子どもの権利条例の推進体制っていうのをつくっていただきたいというふうに思ってますけれども、課長会議で徹底すればいいっていうふうに、副町長、そんなふうに私は受け取りましたけれども、町長のお考えはどんなですか。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) この子どもの権利フェスタにつきましては、課長会議でもこのようなチラシを配って支援、協力の呼びかけも行っております。そういう中でそれぞれの実行委員を初め関係する体制もあるわけでございますので、先ほどから申し上げますように、今回はやっぱり子どもの権利条例は余り大人が構い過ぎてはいけないという思いがどっかにあったんじゃないかというに思います。それは動員をかけていっぱいにすればいいのかということではなくて、やはり今回のこのことをしっかりと私どもも分析をさせていただくやらとらえさせていただきまして、今後につなげさせていただきたいというように思います。 子どもの権利条例についてもしかりでございますが、大人が余りかかわり過ぎてはという思いがどこかにあったんじゃないかというように思いますので、私どもの果たす役割が足りなかったということは先ほども副町長が申し上げたとおりでございますが、子どもたちの自主性と私どもの役割とが一体となって、今後この啓発がさらに進んでいくように努力をしてまいりたいというように思います。そういう意味から、いい経験として私ども本当に反省をいたしております。反省をいたしておりますので、そのことも御理解を賜りたいと、そのように思います。 ○議長(古庄信一郎君) 丸山議員。 ◆4番(丸山真智子君) いや、私はフェスタそのものを言ってるわけじゃなくて、その子どもの権利条例っていうのを職員さんもそうですけども、住民の皆さんに浸透していくための庁舎内の推進体制が必要ではないんでしょうかということを申し上げてるわけなんですよね。 続けますけれども、小学校の児童とか中学校の生徒さん、また教師とか保護者、それぞれに条例を浸透させる必要があるというふうに思うんですよ。ですので、教育委員会としてはどういうことをされようとしてるのかお尋ねをいたします。 ○議長(古庄信一郎君) 緒方学校教育課長。 ◎学校教育課長(緒方博君) ことしの4月から子どもの権利条例が施行されたということで、実際に中学校の方、1年生を対象にいたしまして子ども権利救済委員を講師に招きまして講演会をさせていただいて、皆さんに子どもの権利ということについての認識を深めております。 そして、小学生につきましては、具体的な形ではやってないんですけども、CAP事業を展開してるということで、御存じのように。その中に自分の主張をしていくという内容も含んでおりますので、その辺から権利条例まで結びついた形で次回からは進めていきたいなというふうに思っております。ただ、CAP事業自体が、なかなか自分たちの思う中身で進めておりますので、ダブった形で進めるのがちょっと今のところ考えてるところでございます。 それと、保護者に対しましては、PTA主催の地域集会等や子育て講座などでうちの相談員等が子どもの権利について説明を行ってます。ただ、全町的に開催するのはなかなか無理ですので、今のところ要請があったところにつきまして行っております。具体的に志免中、志免中央小学校とか子ども育成会について今年度行っておりますので、次年度以降もそういう形で拡大をしていこうというふうな計画をしております。 以上です。              (4番丸山真智子君「教師が抜けてる」と呼ぶ) ○議長(古庄信一郎君) 緒方学校教育課長。 ◎学校教育課長(緒方博君) 済いません。 各学校には人権教育担当者というのが校務分掌の方で定められておりますので各学校に最低1名いますので、そちらを中心に権利条例の内容を説明しながら先生に対する啓発を行う予定でございます。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 丸山議員。 ◆4番(丸山真智子君) ことし転任された先生が、志免町ってすごいですね、子ども権利条例ができてって、でも学校からは何も僕たち知らされてないですよっていうふうにおっしゃってたので一応参考までに言いますけれども、教育長としてこの子どもの権利条例を浸透させて、どのように生かしていこうと考えてらっしゃるのか、御所見を伺います。 ○議長(古庄信一郎君) 中牟田教育長。
    ◎教育長(中牟田修身君) せっかく条例が制定されたということで、これは必要だということで条例制定になっているわけでございますので、少なくとも教育委員会として多くの児童・生徒を抱えているわけでございます。そしてまた、その保護者、先生方も多数にわたるわけでございますので、この子どもの権利条例のことについての浸透は非常に難しいかなとは思いますけれども、機会をとらえて浸透を図っていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 丸山議員。 ◆4番(丸山真智子君) この子どもの権利条例っていうのは、いじめの問題とも本当に結びついてるわけなんですけれども、文部科学省がいじめの実態調査をいたしましたよね。そして、2006年度全国小・中・高で確認されたいじめは何と約1万5,000件、いじめを確認された学校は55%に当たるというふうに発表しております。これは、いじめの定義を変えたっていうこともあると思いますけれども、いじめはどこでも起こり得るということで、だから例えばいじめを受けてるお子さんが小学校でもあると思うんですよ、だから小学校、中学校の子どもたちがもしいじめを受けてるときに、志免町には子どもの権利条例があるからあそこに行ったら助けてくれるって、そういうなのが浸透だというふうに思うんですよ。だから、それをどうやって子どもたちに知らせていくのか。そういう手だてをぜひ考えていただきたいなというふうに思って質問してるんですよね。それが生かすことになると思うんです。条例はできた、絵にかいたもちでは何もならない。いじめを受けたときに助けられるこの救済機関がある、そのことを浸透させていただきたいんですよ。どんなふうにお考えですか。 ○議長(古庄信一郎君) 中牟田教育長。 ◎教育長(中牟田修身君) 今言われたのはもう当然のことではございますけれども、中学生と小学生ということでは、やはり特に小学校の低学年ということであれば自分のことを十分に相手に伝えるということが非常に難しい、あるいは子どもによっては言えないという子どももたくさんいるのではないかと思われます。学校では担任のほかに生徒指導の教員もいるんですけれども、実際にいじめられてそのようなことを言葉として親以外に説明できるかどうかということでは非常に難しい、そういうことからいじめも潜在している部分というのが非常に多いのではないかというふうに思っておりますけれども、やはりCAP事業等を通して少しでもこのような子どもたちにも理解できる相談員がいること、あるいは学校の先生とかに相談すること等を啓発をしていく必要があるというふうに思っております。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 丸山議員。 ◆4番(丸山真智子君) いじめはどこでも起こり得るっていうことで、これについては早期発見、早期対応がもう一番ですよね。だから、ぜひこの条例を生かしていただきたいというふうに思います。 次に、子どもの権利委員会なんですけれども、5月広報で募集があっておりましたよね。この子どもの権利委員会っていうのは、子どもの権利条例第24条第三者的な立場から子どもの権利保障、状況を審査審議し、町に報告、提言を行っていく機関と、原則として月1回程度開催ていうことなんですけれども、募集しておりましたけれどもそれどのようになっておりますか。 ○議長(古庄信一郎君) 安田総務課長。 ◎総務課長(安田豊重君) 子どもの権利委員会について御説明させていただきます。 子どもの権利委員会は立ち上がったばかりなんですが、これまで9月3日と10月30日で2回開催しております。子どものこの権利委員会は、この子どもに関する施策の実施状況を検証するために、子どもに関する事業を今把握するところから始めていただいております。 9月3日につきましては、辞令交付と委員長選出、それと条例の内容の説明を行っております。 10月30日につきましては、今後の方針、委員会をどういう方向で進めていくかと、それと事業の内容等、それと次世代育成支援行動計画とのかかわりをどうするかという話し合いをちょっとしていただいておる状況でございます。 ○議長(古庄信一郎君) 丸山議員。 ◆4番(丸山真智子君) ちょっとメンバーを御紹介いただけますか。 ○議長(古庄信一郎君) 安田総務課長。 ◎総務課長(安田豊重君) 済いません。委員さんの名簿につきましてはちょっと持ち合わせしてません。後で提出させていただきます。 ○議長(古庄信一郎君) 丸山議員。 ◆4番(丸山真智子君) 最初に申し上げましたように、この子どもの権利条例っていうは他の自治体の方から大変注目されてるんですよ。私たちも、堤議員がおっしゃったように、全国の研修に行ったり、例えば福岡県内の女性議員同士で情報交換してるような場があるんですけれども、どうしてそんなのができたととか言ってもう皆さん、あとどうやって生かしていくのっていうふうに本当に期待感をひしひしと感じてますので、私たちもやっぱり先進地としてしっかり生かしていきたいなっていうふうに思うわけですよね。ですから、議員の私たちもただいろいろ言うばっかりじゃなくて自分たちも応援するっていうことで、実は子どもの権利条例を応援する議員の会っていうのを立ち上げることにしました。だから、ともにやっぱり議会も一緒になってこの条例を生かしていきたいというふうに思いますので、これからもよろしくお願いいたします。 次に進みます。 頑張る地方応援プログラムについてですけれども、魅力ある地方の創出に向けて独自のプロジェクトに取り組む地方公共団体に地方交付税の上乗せ配分などを行う頑張る地方応援プログラムが平成19年4月からスタートしております。このプログラムに充てる地方交付税は年間3,000億円、平成19年度は2,700億円が予定されています。また、このプログラムは、地方公共団体の自主性を尊重し、あくまでその後押しをするのが目的となっています。特徴は、入り口支援とでも言うべき部分と成果指標支援の部分とのいわば2階建てで、そういうふうに構成されてるところです。入り口支援と言われるのは、市町村が独自のプロジェクトを取り組むために経費などを支援し、特別交付税措置される1市町につき単年度3,000万円、プロジェクトの募集年度は平成19年から21年度までになっています。志免町も応募されてるというふうに思いますが、これは公表しないといけないようになってるんですよね、住民の皆さんに。だから、応募した内容とか経費とか特別交付税ですか、成果目標も設置しないといけないようになっていますけれども、それがどのように応募されたのか、公表しないといけないのに住民の方たちは果たして御存じなんですかね。それも含めて質問をいたします。 ○議長(古庄信一郎君) 入江経営企画課長。 ◎経営企画課長(入江信雄君) 頑張る地方応援プログラムについては、もう今、議員申されたとおりの趣旨でできております。 志免町が応募した部分につきましては、子育て支援事業として「しめっ子育ち!親育ち!」ということで19年度事業費として2億3,906万1,000円を上げております。また、健康づくり事業として「みんな元気に! いきいき! “しめまち”」ということで、これも19年度事業として1億5,955万3,000円の2つのプロジェクトを策定し、総務省に応募いたしております。その内容につきましては、ホームページの方で御紹介を既にさせていただいております。これは、こういう事業を総務省の方に申請をするんですが、その内容についてホームページ等で公表しなさいっていうことも義務づけられておりますので、これは直ちにホームページで公表をいたしております。 以上です。              (4番丸山真智子君「成果指標とかも内容を言ってください」と呼ぶ) ○議長(古庄信一郎君) 成果指標の内容、具体的に。 入江経営企画課長。 ◎経営企画課長(入江信雄君) 成果指標の内容というのは次の質問項目であります成果指標のことだろうと思うんですが……。              (4番丸山真智子君「2%削減していくとか。いいですか」と呼ぶ) ○議長(古庄信一郎君) 必要があるならば。 ◆4番(丸山真智子君) このプロジェクトも成果指標を設定しないといけない内容になってるんですよ。いいですか、それでわかるでしょうか。 ○議長(古庄信一郎君) 入江経営企画課長。 ◎経営企画課長(入江信雄君) 「しめっ子育ち!親育ち!」の部分ですが、具体的な成果指標として子育てに不安や悩みを持っている保護者の割合、19年度の意識調査を実施予定ですが、次年度以降2%削減を目標としておるということです。それから、子ども教育環境安全確保に不安を持っている親、保護者の割合、これも実施予定ですが、次年度以降については毎年度2%削減を目標としております。全人口に占める就学前児童ゼロから5歳児の率を上げる。これは18年度の4月に7.16%、19年4月で7.31%、20年4月で7.43%、21年4月で7.55%、22年4月で7.67%、こういう目標を上げております。 それから、もう一つの方ですが、「みんな元気に! いきいき! “しめまち”」の方は、これも成果目標として心身とも健康だと感じる人の割合、これを次年度以降2%アップを目標とする。介護予防の効果率、これも20年度目標として1.3%、これは介護予防の効果率っていうのがあるんですが、これを3年間の数値目標として19年度は0.8%、20年度は1.3%、21年度は1.8%という目標を持っております。これも、この部分も含めてホームページで公表をいたしております。 ○議長(古庄信一郎君) 丸山議員。 ◆4番(丸山真智子君) もちろん私の方もホームページで見てるんですけれども、何も真新しい項目じゃないですよね。今やってることをそのまんま応募してるっていうことだと思うんですよね。だから、今までと同じことをしてその成果が一体出るんですかね。自信のほどをお聞かせください。 ○議長(古庄信一郎君) 所管課、どこが答えますか。 入江経営企画課長。 ◎経営企画課長(入江信雄君) これそのものが19年度の交付税措置としていきなり上がってきたというんですか、そういうところがありますので、財政担当の方も各課と打ち合わせをしましてどういうものがこれに該当するのかということで今の2つのプログラムを立ち上げて申請をしております。 最近総務省の方から特別交付税の措置について通知が来ておるんですが、どうもこれが生かされたことになっておると思います。 ただ、今後この事業についてどのようにやっていくかということなんですが、基本的にこれ一つ一つ事業内容があるんですが、やはり子育て支援について、また健康づくりについてもやはりその効果っていうんですか、今までやっておる事業を基本的に上げておるかもしれませんけども、やはりその事業をやっていく上で効果は十分に上げていくと、そういうことでは今事務事業評価に取り組んでおりますので、そういうところで答えは出てくるだろうと思います。 ○議長(古庄信一郎君) 丸山議員。 ◆4番(丸山真智子君) それで、成果指標も含めて住民の方たちにも公表していただきたいというふうに思うんですけれども、そうした住民の目も出てくるわけですよ、本当にこの成果指標を2%削減になったのかなとかというね。だから、成果指標も成果目標もぜひオープンにしていただきたいというふうに思ってるんですけれども、どっちみち意識調査をされるようになってますけど、まだ行われてないんですか、これについては。どんなふうになってますか、各事業について。成果指標をつくるためには、目標を設定するためには意識調査をしないとその基準がないですよね。 ○議長(古庄信一郎君) 北原経営企画課長補佐。 ◎経営企画課長補佐(北原干城君) 指標の把握として住民意識調査というのを19年度に実施をいたしました、今年度初めてですね。それが、17年度から取り組んでおります行政評価システムの構築に向けまして、ことし施策評価、政策の課題である施策の取りまとめと、その成果指標に対する把握のために住民意識調査を実施したところです。 ただいまの課長が申しました頑張る応援プログラムのこの2つのプロジェクトの成果として上げられてる部分が、これは住民意識調査で成果指標としてとらえておる設問を設定してあると思いますので、今年度の数字を例えば2%来年度目標として減らすよということになってますので、この行政評価に関する住民意識調査につきましても毎年度実施をしないとその成果把握ができませんので、そういうことでこのプロジェクトにも十分検証できるというふうには考えております。 ○議長(古庄信一郎君) 丸山議員。 ◆4番(丸山真智子君) ぜひ住民の方たちにも公表していただきたいというふうに思いますけれども、それと単年度3,000万円の特別交付税ですかね、これ。特別交付税措置ですよね。3,000万円いただけるんですかね。 ○議長(古庄信一郎君) 入江経営企画課長。 ◎経営企画課長(入江信雄君) 先ほど申しましたように、総務省の方から交付税について、金曜日やったですかね、通知が来ております。まだ速報としてきておるんですが、財政担当の方にちょっと確認しましたところ、十分に考慮はされてるということで、最終的に全体が見えないとわかりませんが、今のところ応募した効果はあると考えております。              (4番丸山真智子君「おりてくるっていうこと」と呼ぶ) ○議長(古庄信一郎君) 入江経営企画課長。 ◎経営企画課長(入江信雄君) 基本的に特別交付税全体の中での問題になりますので、今お答えしましたように、これ今の時点では3,000万円確保はできておるということを見えるんですが、最終的に前年度と比較してどうなのかということもありますので、そういうことを含めれば年度が終わらないとちょっとわからないのかなと。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 丸山議員。 ◆4番(丸山真智子君) 3,000万円入ってくるのと入らないのは大きな違いがございますので、ぜひ公表していただいて、もう住民の皆さんにも公表していただきたいというふうに思います。 次、もう一つの成果指標支援のことですけど、これ9項目ございますよね。この結果は、9月議会の補正予算の中でちょっと説明がございましたけれども、5項目が割り増し算定を受けてますね。4項目は割り増し算定があってないんですけれども、それを受けて町長がどのようにお考えになったのか御所見をお伺いいたします。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 頑張る地方応援プログラムにつきましては、19年度、今年度よりスタートした事業でございます。地方交付税の制度でございますけども、地方が独自色を出して頑張れば国が地方交付税で応援をするという制度でございます。 今、特別交付税についてのやりとりをさせていただいたところでございますが、普通交付税につきましては頑張りの成果について普通交付税の算定の中に追加をされるという制度でございますが、その成果指標は9項目ございます。もうこれは御存じだと思いますので割愛させて、言った方がいいでしょうか。 9項目はもう御存じのとおりでございますが、その中で残念ながら我が町では小売業の年間販売額、それから2番目に製造品の出荷額、それからもう一点として事業所数につきましては割り増しがございません。 農業産出額ですね、の4点について割り増しがございません。割り増しのなかったこの4項目につきましては、それぞれの算定の数値が過去に比べて減っている、あるいは全国平均値を下回ってるという、そのような状況によると思います。特に農業関係と商業とにそのような割り増しがないということは非常に私も残念に思うところでございますが、その要因としてはやはり急速な都市化の進展によって農業も都市化の波に洗われ、あるいは商業についても大きな商業施設が進出してくる等々のいろんな状況があってそのような割り増しができなかったという状況が生まれたんだというように思います。したがいまして、そのようなマイナスの要因ですね。都市化をするというマイナス要因をプラスに変える知恵をぜひここで出さなきゃならない。 いつかもお話をしたと思いますけど、北の大山町の「梅、栗植えてハワイに行こう!」という、その考えのような発想によってマイナスをプラスに転換する、そういう知恵を出さなきゃあならないのかなと、その役割を私どもが出さなきゃならないと、そのように思って受けとめておるところでございます。 ○議長(古庄信一郎君) 丸山議員。 ◆4番(丸山真智子君) 5項目では割り増し算定があってます。行政改革では歳出削減率で892万8,000円、地方税徴収率で237万3,000円、出生率で1,080万4,000円、ごみ処理量で739万1,000円、若年就業率で397万8,000円、転入者人口で1,305万5,000円の割り増し算定があって、合計で4,652万9,000円もあってるんですよね。 だから、私はやっぱりこの割り増し算定ができなかった4項目についてよく分析して、我が町を振り返るいい機会ととらえていただきたいなと思うんですよね。そして、現況に満足することなく課題に果敢に取り組む積極的な行政を、地域振興でもっともっと財源確保ができると思うんですよね。だから、攻めの行政をぜひお願いしたいという、そのきっかけづくりになるんではないかなというふうに思いまして、私は質問したところです。 最後に、これに対する決意といいますか、それだけお聞かせをお願いいたします。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 先ほども申し上げたとおりでございますが、まさに今地方分権、地方の時代を迎えております。我が町のいろんな条件を見直しながら、あるものをどう生かしていくのか、そしてさらにそういう新たな条件等もマイナスをプラスに変える、そういう発想の転換、知恵を生かしながら福岡空港の真ん前にある人口密度の一番高いそういう町が生き生きと活力のあるまちづくりにつながるように努力してまいりたいと、そのような思いでございます。 ○議長(古庄信一郎君) 丸山議員。 ◆4番(丸山真智子君) これで私の一般質問を終わります。 ○議長(古庄信一郎君) 丸山議員の一般質問を終わります。 ただいまから休憩に入ります。 再開は1時半といたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~              休憩 午後0時30分              再開 午後1時30分            ~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(古庄信一郎君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 一般質問を続けます。 次に、7番牛房議員。質問時間30分です。 牛房議員。 ◆7番(牛房良嗣君) 通告に従い、質問に入ります。 今回の質問は2点。行財政再構築プランの進展状況と、もう一点は収納向上策の2点であります。 最初の行財政再構築プランの進行状況の点から質問に入らせてもらいます。 現在実践されております行財政再構築プランの原案は、平成15年から16年にかけ、町長以下全管理職で策定され、行財政改革委員会へ提出、諮問され、委員会で10回に及ぶ検討会を経て答申を受けて、この平成17年度から5年間にかけての志免町の行財政改革の大きな柱、指針となって現在に至っておるものだと理解しております。 今回の質問は、財源カットの目標と5カ年の収支の見通しについての質問から入らせてもらいますが、まだ期の中途でもあるし、ここで私が云々することはぜひ避けて、むしろこれから行財政改革のあと2年間、平成20年、21年にかけてのここがむしろ私は行財政再構築プランの成否をかけた一つの時期に当たるんじゃないかと、こういうなことで、むしろここでふんどしを締め直してぜひひとつこれを成功裏に導いていただくようお願いしたいわけでございます。 そこで、まず町長へひとつお伺いしたいと思いますが、本プランの策定をされた当初の思い、決意と目標とされたものは何なのか、そしてスタートして早いものでもう3年になろうかと思いますが、現在の進捗状況とこれからの見通しについて御報告いただきたいと思います。細かい数字はあとまた担当者の方からお聞きしますので、町長の方については総括的なことでも結構でございますので、発言できる範囲内でお願いしたいと思います。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 牛房議員の質問にお答えをさせていただきます。 行財政再構築5カ年計画の進捗状況あるいはその目的、ねらいについてのお尋ねであろうかと思いますが、国の財政構造改革によります地方交付税の抑制、また国庫補助金などが削減をされてくる中にありまして、志免町だけではなく全国の地方自治体の財政に大きな影響を与えております。 また、2000年4月から地方分権が進展する中にありまして、本町では17年3月に総務省から示されました新地方行革指針、いわゆる集中改革プランによりまして、その以前に志免町行財政再構築プランを策定をいたしまして行政改革の推進委員会の答申を経て、志免町行財政改革実行計画といたしまして17年度から21年度までの5カ年間を基本期間といたしまして鋭意取り組んでおるところでございます。このことは再構築プランにも述べておりますが、今日の少子・高齢化あるいは人口減少時代の到来、また社会状況の変化、そして本町を取り巻く財政状況、また多様化、高度化する行政サービスなどを考えますと、これまでにも行ってきました削減型の行財政改革では到底乗り切ってはいけないという状況ではないかと、そこには限界があるというように思っております。行政の効率性を高めて行政の透明性あるいは説明責任を果たして、自己決定、自己責任による自立した行政運営を確立をして、地方分権時代に対応できる足腰の強い志免町を築いていきたいという強い思いでこのプランに取り組んでいるところでございます。 また、続けて御質問いただきますといろんな状況にお答えをさせていただきたいと思いますが、どうぞよろしくお願いをいたします。 ○議長(古庄信一郎君) 牛房議員。 ◆7番(牛房良嗣君) ただいま町長の方から本プランの樹立された背景、またこれからの志免町の進むべきそういった指針についてのお話がありました。 しかし、これから5年間にわたりますこの再構築プランの中には、1つはこの財源の縮小の問題があります。それからもう一つは、収支を縮小せざるを得ないような状況、そういったものも含めてあります。そういった面で、今のこれを立てられました当初の目標と現在の状況について担当者の方からもしわかれば数値をお願いしたいと思いますし、もしそこへいろいろかなり現実の面と乖離している面も出てきてるんじゃないかと思いますが、そういった面があれば補足説明していただきたいと思います。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 北原経営企画課長補佐。 ◎経営企画課長補佐(北原干城君) この行財政再構築プランをもとにした行財政実行計画に基づいて今各課一生懸命取り組んでおるわけでございます。今財政状況は、この計画期間、どのような状況かということでございますけども、質問項目に上げてあります5年後の状況はどういうことかということの質問がございますので、この5年間、21年度末にどのような状況になってるかというような質問だろうと思いますが、このプランの中でお示しをしておりますように、中期財政見通しの中で示しておりますけども、この5年間のこの志免町の行財政改革が終了したときには、一般会計ベースでは財政の中期見通しで示してますように、繰越金あるいは繰入金を0とした場合は一般会計の予算規模は90億円を若干下回るというような状況ではないかというふうに試算をいたしております。 また後の質問で出てくるかもしれませんけども、またそのときに御回答いたしたいと思いますけども、この計画で一応お示ししております行政改革をしなかった場合には26億円の財源が不足しますということはお示しをしてるところでございます。ですので、行政改革を実行した場合には90億円を下回るような予算規模になるだろういということを示してます。現在の状況としては、一応、また後で御質問があるかと思いますが、取り組みの結果としては大体達成できるような状況ではないかというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(古庄信一郎君) 牛房議員。 ◆7番(牛房良嗣君) 今総括というようなことでございますので、じゃあ改めてお聞きしたいのは、これからの改革をしなかった場合には17年から21年間に26億100万円ですか、正確に言えば、この財源不足が見込まれると、だからこれを解消するためには人件費、補助金、事務事業、それから歳入の増加、こういったことを含めまして6億6,000万円の財源のカットをしなきゃいかんと、こういうことでこの計画はスタートしてるはずでございますので、これがどういうな今状況にこの3年間でなってきてるのか、この辺のところをひとつ個別に御説明いただきたいと思います。 ○議長(古庄信一郎君) 北原経営企画課長補佐。 ◎経営企画課長補佐(北原干城君) 人件費、補助金、事務事業の見直し、特別会計の健全運営等につきまして平成17年度、18年度、そして19年度と3年間、19年度は見込みを含ますけども、3年間の進捗状況としてこの行財政改革の効果額についてでございますけども、さきの3月議会のときの予算資料としても御説明をしたかと思いますけども、改めて今の項目について御報告をさせていただきます。 人件費につきましては、19年の見込みも含めますが、3年間の効果額としては約2億300万円、削減の職員数につきましては22名となっております。 補助金につきましては、16年度の目出し分も含めまして約1億500万円、その他事務事業等の見直し、食糧費、公債費、旅費などの事務的経費なものの節減につきましては約1,500万円の効果額を見込んでおります。なお、この3年間の取り組みの行政効果というのは、計画期間の21年度まで継続して事業をしていきますので、現時点では14億1,400万円というふうに試算をいたしております。 それから、事務事業の見直しにつきましては、集中改革プランの目標数値を1億円といたしてるところでございます。この件につきましては、現在17年度から行政評価システム、特に事務事業評価あるいはことしから施策評価等を中心に取り組んでおります。3年度目を迎えまして評価の精度も上がってまいりました。19年度の事務事業評価において18年度の、これは事後評価になりますけども、志免町全体の行政活動として456本の事務事業を評価をいたしました。そのうち202本の事務事業について各担当課から廃止を含め、何らかの改革、改善の必要があるという評価をしております。これらの評価結果を19年度あるいは20年度の予算編成等に生かしていくことによって効率性、効果性を財政運営と結びつけていけるというふうに思っております。現時点で、この事務事業の見直しでどれくらい効果があったかというのはもう少しこの評価を精度を上げていかないとなかなかお答えできませんけども、結果としては行政全体の体質改善につながっていって事務事業の見直しが進んでいくであろうというふうに思っております。 それから、特別会計の健全性の問題でございますけども、特に一般会計から国保、老人保健、下水道の各特別会計、法定分あるいは法定以外分として財源補てん的に繰出金という形で予算措置をいたしております。この3会計への繰出金の状況につきましては、17年度が約11億7,100万円、18年度が11億4,700万円、19年度が予算ベースでありますけども9億9,500万円であります。 この3会計のうち国保の赤字補てん分としては、17年度、18年度の2カ年で約4億6,500万円を一般財源から繰り出しをしております。仮に、19年度も18年度と同程度の赤字補てん分を繰り出すとした場合は17、18、19年の3カ年度で約7億円程度になるのではないかという試算をいたしております。 この特別会計の健全性につきましては、特に国保の財源補てん分につきましては住民の健康に直結する問題ではありますけども、議会の初日の町政報告等の議論の中でも町長がおっしゃってましたように、元気な高齢者づくりという重大な施策、これはもう緊急的に19年度あるいは20年度から力を入れてやっていくべき課題であろうと思います。そういう中で、この赤字補てんあるいは医療費の改善が見られていくべきじゃないかというふうに財政の担当としては考えております。 以上でございます。 ○議長(古庄信一郎君) 牛房議員。 ◆7番(牛房良嗣君) いろいろ詳しい話があったんですが、もっと簡単にもう一回私確認しますけど、要するに26億100万円のこの財源不足が見込まれると、これについて財源の縮小をやっていかなきゃいけないということで、4項目から成るものの中で6億6,000万円を、これを削減できれば一応目的は達成できるということでこれが出されてるわけでございますが、人件費の総額については2億1,000万円に対して今2億300万円まで一応これは縮小することができましたと。 それから、②の補助金交付システムにつきましては、これは2億5,000万円に対して今1億500万円ですか、これが一応19年まで達成できておりますと、それからあとの事務事業等の見直しで1億円、それから歳入の確保及び特会の健全運営で1億円、この辺がちょっと話聞いても漠然としておりますので、今まで幾らこれで財源のカットができたのかということだけをひとつ御報告いただきたいと思います。 ○議長(古庄信一郎君) 北原経営企画課長補佐。 ◎経営企画課長補佐(北原干城君) お答えをいたします。 先ほど申し上げましたように、事務事業の見直しの1億円分については、現時点ではなかなか数値の確定ができにくい、ただ事務的経費の部分、食糧費、旅費、交際費等についてはもう既に1,500万円ぐらいの効果額がありますので、それを含めて今後行政評価システムをしていきながらこの事務事業の見直しを行い、1億円の削減に近づけていければなというふうに思っております。 その間、特別会計の状況につきましては、先ほど申し上げました数字で今は来ておりますので、現時点ではこの目標数値であります1億円というのは達成はできてないのかなということになります。 特別会計の分ですね。 ○議長(古庄信一郎君) 牛房議員。 ◆7番(牛房良嗣君) そんな難しいことを言わなくていいから、歳入の確保と特会の要するに健全運営とあるけど、特会の方についてはかなり難しいと、現在やってるけど。 しかし、歳入確保の面についてはこういったことで、まだこれ最終でないからわかりませんが、これだけのことは確保できるんじゃないかというような見通しでも話があればいいですが、今のところはこれじゃったら4番目の方はこれは0だと、これからあと2年たたなきゃわからんから、現在の中間地点では。 それから、3番目の事務事業については現在のとこで1,500万円とね。あとはこれからの努力次第と、こういうことでいんですか。 ○議長(古庄信一郎君) 入江経営企画課長。 ◎経営企画課長(入江信雄君) ただいま課長補佐の方から大体詳しいことは御報告申し上げましたけども、事務事業等についてはまだ今事務事業の評価、そういう制度に入ったばかりでまだ最終的に金額としては難しいと。 それと、歳入の方につきましては、午前中でもありましたが、税務課長の方から歳入の確保についていろいろ対策をとっておるというところで、若干徴収率の問題として改善できてないところがあると思われますが、今後頑張っていきたいというようなことで御了解をお願いしたいと思います。 ○議長(古庄信一郎君) 牛房議員。 ◆7番(牛房良嗣君) 今の件については十分……、要するに6億6,000万円の財源の縮小を計画しておったけど、現状では、3億1,000万円ぐらいのものはこれだけは確定じゃありませんが、かなり確保できたけどあとの半分以上についてはまだまだこれからの20年、21年の努力のいかんにかかってると、こういうに私は理解したんですが、それでいいでしょうか。 ○議長(古庄信一郎君) 入江経営企画課長。 ◎経営企画課長(入江信雄君) はい。おっしゃるとおりだろうと思います。 最終的に計画どおりいくように努力はやっていきたいと思いますが、計画の最終年についてはやはり全体の総括をやる、取り組みについてできなかったところについてはまだ今後どうしていくか、そういう問題もそのときは出てくるだろうと思います。 ○議長(古庄信一郎君) 牛房議員。 ◆7番(牛房良嗣君) じゃあ、次の改革の収支の見通しについて、今かなり努力されてきとりますが、どうもこの辺のところが大体先ほど担当の方から話がありましたけど、歳入歳出を大体90億円ラインでおさめるということが当面この5カ年計画の一つの課題となってるようでございます。そういった意味でこの20年、21年、これについてこれに近づくことはできるのかどうか、これはちょっと町長あたり聞かないとわからないし、どなたですかね。これ非常に難しい話だと思います。これちょっと、この辺のところを一番肝心なとこでございますのでひとつ御報告いただきたいと思います。 ○議長(古庄信一郎君) 入江経営企画課長。 ◎経営企画課長(入江信雄君) 事務的な財政の方からいいますと、現在各課より20年度の予算要求を出してもらう準備に入っております。その中で今年度は事務事業評価も含めて予算査定の中に盛り込んでいくということになりますので、結果的にどのような予算となっていくかということについてはまだ先が見えないところがあるんですが、今、議員おっしゃるように、やはりこの計画の中でそれにできるだけ近づく、そういう努力は全課行っておるところでございます。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 今、課長の方からこの行財政改革再構築プランの計画を説明をさせていただきましたが、いよいよ計画年度の21年度まで、既にもう中間点を過ぎて折り返しにかかっているわけでございますが、しかしまだまださまざまな行政課題が山積をいたしております。改革を強力に進めれば進めるほど、いろんな面でその痛みが伴うわけでございまして、そのようなことを考えますと気がめいることもあるわけでございますが、しかし将来の少子・高齢化あるいは地方分権時代に生き残れる自治体構成のためには英断をもってこの行革5カ年計画を推進をしていかなきゃならないというように思います。今、計画を達成しながら最終的に完遂するように努力してまいりたいというに思いますけども、まずは計画を完遂すること、そしてその後におきましてはやっぱり何といっても今からの時代を生き残れるような人材を育成をするということも大きな課題ではないかというように思います。財政面もそうですが、人材を育成して、今からの時代、地方の時代に生き残れる、あるいは合併もいろいろ計画をなされる中にあって、人材がすばらしくないと今からの時代というのは生き残れないと、そのような思いでございます。人材育成に今後のテーマを絞っていく必要があろうかと、そのように思うところでございます。 ○議長(古庄信一郎君) 牛房議員。 ◆7番(牛房良嗣君) この計画の目的というのは、要するに基金に頼らないで自立した安定した財政基盤をつくっていくことに私は目的があるんじゃないかと、これができないっていうことは、やはり基金の取り崩しをどんどんどんどんやっていくということは言うなれば赤字への転落の道をたどってるということと同じことじゃないかというように、私はそういうな理解をするために今こういったこの5カ年計画のこれがぜひひとつ完遂されることを願いながら今質問させてもらっておりますが、これがただ単なる努力目標というようなことであれば、これはちょっと問題じゃないかと、私はあれだけ行財政改革委員会の答申を受けて、10回に及ぶ検討の結果、これが答申をされたわけでございまして、これに向けて役場庁舎一丸となってこれへ向かって立ち向かうと、これを達成することこそが4万2,000名の住民のための幸せにつながるという目標でこの私は計画は樹立されたし、またそれに今向かっておいでになるわけでございますし、まだ最終目標では最終結果出たわけでありませんし、これからの努力によってこれはぜひカバーしていただくことにならなきゃいけないわけでございますが、ぜひひとつこの重みを、こりゃ単なるただの計画でできませんでしたとかというようなことで、普通の企業だったらこんなこと私は絶対許されないと、そういうような私は感覚を持って今質問に立たせていただいているわけでございますが、まだ最終のあれではありませんのでひとつぜひこの達成に向けて御努力いただきたいと、これはかなり難しい面が今話聞いてみたら多々あるようでございますが、これをひとつぜひ、これだけおいでになる管理職並び皆さん方の衆知を集めて達成していただくことをお願いします。 最後といいますか、この項の最後にひとつこれからの基金の問題も含めて志免町の財政は大丈夫なんですかという問いを私は今したわけでございますが、これを最後に町長に私は質問させていただきたいと思います。 町長、最初冒頭に話されましたように、現在の自治体、これはもう地方のこの市町村は問わず、もう東京都とかそういった都は抜きにして、道府県みんなが今もう財政難の中で非常に改革に向けて頑張っておいでになります。そういったことで、これいつだったですかね、そうですね、この議会の始まります12月7日の夕刊、それから8日の新聞に、これは同僚議員の方から質問出ておりますが、自治体財政健全化法というのが、要するにこれがとうの昔決まってたんですが、数値とかいろいろ実行段階についてどうするかということについての中身が決まらないということで判然としなかったんですが、これが12月、もうお読みになってると思いますが、7日、それから8日のこれにきちっともうその健全化、指定を受ける前の段階と、今度は2ランクに分けてやられてるようですし、それから赤字も今までの公債費率、借金だけでなくて今度は赤字の方も合わせて4項目にわたる基準が出てるようです。これはもうまた後で、あしたですか、同僚議員の方からありますので、その件については申し上げませんが、いずれにしましても、今もう全国の自治体がこの行革といいますか、要するに健全財政にどう持っていくかということで苦労してることはおわかりかと思います。 九州の中でも、私はこの前からびっくりしたのは、もうまず佐賀県が赤字転落するんじゃないかと、もう3年後には赤字転落、あわせてもう長崎、熊本、北九州市、それから福岡県もこのままの状態でいけばあと3年か4年で再生団体じゃないんですが、赤字にはなるということですね。ということは、これまでどんどん歳入不足を補うために基金を使っていけば、もう当然それはどっか底をつくことはもう明らかでございます。そういった意味で、いかにこういった収支のバランスを合わせていくかというとこに、これは志免町だけじゃないです、もう全国の自治体がみんな今これに一生懸命頑張っておると、こういうことでございます。 志免町は、町長、いつも言われました、町長は大丈夫ですよ、志免は大丈夫と、私もそういうことを言い続けてきたんですが、これ最近ちょっと見てまして本当に志免は大丈夫なんだろうかと、果たして今の皆さん方のいろいろ報告を受けながら本当にこれ大丈夫なんですかということを私は内心ちょっと今心配になってきた。 そこで、最後に町長のそういった志免町の財政状況についての見通しをお聞きして、私の最初の質問を終わりたいと思います。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 今まさに財政危機の状態は全国の市町村をひとしく駆けめぐっているわけでございます。けさのNHKテレビでも地方と中央あるいは元気のいいところと元気のないところの格差等についての報道があっておったようでございますが、今まさにどこの自治体も戦々恐々としておるような、そういう状況じゃないかというように思います。 今や私どもの町も安心と言いながらも、でもこれは改革を進めておるからでございますが、さらにまだまだ改革を進めていかなきゃならないという状況でもございます。そしてまた、経常収支比率も本当に上がってまいりました。まさに弾力性のないそういう状況でもございます。そのようなこと等考え合わせますと、以前からも御指摘をいただいてます、また御提言をいただいてますが、行政を運営をするのじゃなくて行政を経営をするという、そういうセンスでもって行政運営をしてかなきゃならないと、そのようなことをしっかり胸に秘めまして志免町の将来が夢のあるものになるように努力をしてまいりたいと、そのような思いでございます。 ○議長(古庄信一郎君) 牛房議員。 ◆7番(牛房良嗣君) 今、町長の方から総論的な話でございましたが、私はこの質問をするときにいろいろ志免町の財政状況についてちょっと私も調べてみました。今回、こういう構築プランというのが5カ年計画にわたって行われる背景っていうのは、それに対する志免町の対応というのはどういうことになってるんだろうかと、私はこれを見たとき、実は基金の状況を見ました。基金というのは、これは行政の貯金でございます。現在、要するに歳入不足をみんな基金で補っておいでになる。いいですか。 それが、愕然としたのは、平成13年度末には66億6,300万円あった、いいですか、66億6,300万円のこの基金がありました。去年、18年末、19年3月でございますが、これが42億5,500万円、これは水道会計からみんなほかのやつも含めた金額になっております。何とここだけで二十四、五億円の貯金がなくなってると。しかし、二十四、五億円なくなってますけど、これは、本当にその中で最も注目すべき点は実を言いますと町の財政関係、これについてお金をいろいろ調達できる基金というのは財調というのがあるんですが、これ今13億円ぐらいあります。 それから、あと自由に出し入れして使えるお金っていうのは福岡市町村の災害共済組合、任意の納付金というのがある。これは、常時これもいろいろ一般会計の方のそういった資金に充当できるものでございます。そのお金が平成13年度末には26億7,000万円あったんです。それが、5年後の今は幾らかというと9億8,000万円なんです。いいですか。5年間に約17億円くらいのお金が基金としてもう米びつの中から出ていってるという話ですね。17億円が取り崩されてるわけでございます。 しかも、これもっと悪いことは、これには今まで、仮に任意納付の災害共済組合に納付された金額については、常時使ったら後、補充されて貯金があったんです、積立金が。これが、調べてごらんなさい、もうこのところ0です、こりゃあ。というのは、ほとんど積み立てられないで、あとただ出すばっかり。もうこれじゃあ、私はあと3年もしたら災害共済のこの積立金の方の10億円は恐らくこれは3年もたたないうちになくなると思うんです。そしたら、次には何に手をつけるかというと、今度は財調の本当のこれは最後のぎりぎりの線ですね。これに手をつけたときはもう赤字団体に流れ落ちるときなんです。ということは、町長、3年しかうちは余裕がないと、私はそういうな解釈をしたんです。しかも、これはあと地方交付税とかもいろいろあります。地方交付税あたりもうちの場合は、こういった財政力が強い、何ですか、財政力何とか、いろいろ基盤も強いもんですから、割と評価が高いわけでございますが、いずれにしても私はこれは決して、皆さん方は恐らく、いや牛房議員そんなことないですよ、まだ十分この金も使えます、あの金も使えます言うて、基金は目的別になってるからみんな使える金じゃないということです、ね。そういう意味で、もうちょっと何か危機感を持ってもいいんじゃないかと私はそう思って今の質問をさせていただいております。町長、いかがでございましょうか。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 私どもも首長が寄っていろいろ話をするときには、話題はあなた方は何年もてるなというのが私どもの話題でございます。極端なところはもうあと数年というように言われるところもございます。そういう中で、私どもも今はじっと毎年基金を取り崩させていただきながら予算編成をいたしております。94億円から95億円ぐらいの予算を組まさせていただいてますが、実質は90億円しかないと思っております。5億円ぐらいは基金を借り入れ、そして最終的には3億円ぐらい戻して、2億円ぐらい使わせていただいておるという状況でございます。したがいまして、私は実質的には2億円から2億5,000万円ぐらいが基金を取り崩してるんじゃないかなというように思いますが、これは改革をしておってのことでございまして、もっともっと厳しくなるかもしれません。あるいは、新たなサービスも提供しなければなりません。そしてまた、少子・高齢化はさらに進んでまいります。というようなことを考えると、今牛房議員御指摘のように、そう長くは、ずうっと永劫末代大丈夫というようには思いませんけども、かといって悲観もいたしません。危機的な状況にあるとは思いませんけども、でもそれだけの緊張感を持ってやっぱりこの場をしのいでいかなきゃならないというように思ってます。また、危機感を持ってこの機を乗り越えなきゃならないと、そのような思いでございます。 ○議長(古庄信一郎君) 牛房議員。 ◆7番(牛房良嗣君) 町長、ちょっと私らはもっとシビアに考えてたけど、私もこれできょうも夜はゆっくり眠れると思います。町長が大丈夫だと、こうおっしゃってるわけですが、私は本当に大丈夫なのかなと、心配性でございますので、ついそういうことを感じるわけでございます。 それで、このプランをつくった行財政改革委員会というのがあるんですが、この人たちはもちろん町の人もいるし、大学の教授とか有識者たちもおいでになりますが、この方の答申の最後にこういうこと書いてありました。この改革は生き残りをかけた改革であり、単なる努力目標ではないと、改革に伴う痛みは住民も十分覚悟しておりますという一節があるんですね。これは住民の方から出された文章でございますが、覚悟でございます。私はきょう最後にこういうことを申し上げるのは、やっぱりこれは私どもの受けとめ方によって、その目標に対する執念とは違ってくると思うんですね。私は、これから予算編成に入ります、町長入られると思いますが、どうかひとつ、やっぱり心を鬼にするというか、今まで好かれる町長になろうなんて思わんでね、嫌われる町長とか嫌がられる町長、もう町長の顔見たらもう顔も見るのも嫌だと、ぐらいの私は経営者っていうのはそういう人でなければ、こういう苦難ていうのは乗り越えられないんです。私は、非常にこれは申しわけない失礼なこと申し上げましたけど、私はそういうな思いを持ちながらずっと仕事をやってまいりましたけど、やっぱりいつまでも仏じゃだめなんですね、鬼になるときがなければ、特に改革をするときというのは自分の身も切られるけど、相手の身も切らなきゃいけないんです、これは。私はしたがって、町長が本計画を推進するのはこれからあと2年で最後になられますけど、ぜひひとつ嫌がられる町長、嫌われる町長になって、私は例えば3年目になって達成した暁は仏の町長に変わってもいいですが、この2年間はぜひひとつ嫌われる町長で頑張ってもらいたいということをお願いしたいと。 これで最初の項の質問を終わりまして、じゃ次へ入っていいでしょうか。 じゃ次は、先ほど話も出ました。この中で私が質問したい中身っていうのは、町税、国保税、水道、下水道料金、介護保険料の収納向上へ向けての行政の対策をお聞きしたいと、こういうことで、この辺については先ほど課長の方から非常に親切丁寧かつ緻密な話が出されました。あと町長、何かこれについて行政としての補足される面がありましたらちょっとお伺いしたいと思いますが。それから、私の話に入ります。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 先ほどもお話をさせていただいたとおりでございますが、三位一体の改革で私ども地方に税源移譲されたものの、税源移譲されてもそれをやっぱりいただかないことには、手にしないことにはその意味がないわけでございまして、やはりこれも心を鬼にして町民の皆さん方に税をお支払いをいただくように努めていかなきゃならないというように思います。その体制につきましても、職員挙げてというような全庁的にその対応に私どもも全力を傾けなきゃならないと、そのように思っておるところでございます。 ○議長(古庄信一郎君) 牛房議員。 ◆7番(牛房良嗣君) 私はここへ資料をつくったのは、これはこういう資料を皆さん方に、要するに今の志免町の財政状況っていいますか、これはこの町税でもって、この税金でもってみんな、ちょうど企業が運営されるのと同じように行政も運営されてるわけでございますが、その中で調定額、これはすべて含めて、保育料ですか、これは入れておりませんけど、大体84億円ぐらいじゃないかと、こう思います。そして、それで徴収された金額というのが73億円、約74億円とすれば、10億円のお金が未収に終わってるということですね。で、未収に終わって、そのうちの1割の約7,000万円というのは、これは不納欠損になってると、こういうような状況なんです。私どもは簡単に10億円というのが未収に終わってますよと、こういうように思うんですが、この10億円というのは職員200人分の給料なんですよね。これは500万円としてですよ。500万円とすれば、10億円というのは200人分ぐらいの給料に相当するもんである。不納欠損7,000万円というのは15人分の大体職員の給料に匹敵するようなもんなんです。私はここでこの金額がいかに大きいかということに対する、我々こういう仕事やってると、ああ10億円の未納が出たの、ああそうかというて100億円近いからまあそれぐらいは出るだろうねというような話で過ごすのかどうか。しかも、その中で1割以上の7,000万円というのが不納欠損で来てる。これを10年間たてば、ここに書いてますけど、約7億円近くのものが不納欠損としてもう全然何にも役に立たんで流されてるという話なんですよ。これは私は、もしこれが企業だったら大変な問題だし、どうするかということはこれは一大関心事でなけりゃいけないと。ところが、割と何かそういった面は、私は行政は淡泊ということは言いませんけど、そういうことに対する何かもう一つ執念がないんじゃないかと。 それから、今回もっと私は町長に申し上げたいのは、こういう時期に来て、どういう今時期に来てるかというと、さっき課長から話がありましたけど、ちょうど定率減税が廃止されました。それから、老年者の非課税のこれが廃止になりました。そいで、要するに税金を払う人が志免町はたくさんふえてきたんです。例えば、これは一度話したことがありますけど、高齢者のこれを廃止して、高齢者の今まで1,000人だった、65歳以上が払ってたやつが1,000人おいでになった、これが倍の2,000人になったと、こういう話もある。さらに、その金額は、さっきの税源の移譲で住民税がふえて、金額もふえてきてると、こういうふうに町の財源としたら非常に大きなウエートを占めるようなレベルに来てると。だから、去年、おととしと全く違う環境にあると。しかもですよ、これを徴収するマーケットっていいますか、今の一般の世情のこれを見ればわかりますけど、ガソリン代は上がるわ、もう格差社会は出てくるわ、年金の問題は出てくるわ、防衛庁の問題は出てくるわ、もうひっちゃかめっちゃかですよ。こんなもので何で税金を払えるかというような心がやっぱり一般住民の少なからずそういうものがあると。そういった中で、これだけの徴税を仕事としてやっていくということに対して、私はその徴税に当たられようる人たちの苦労を私たちも十分わきまえにゃいかんし、それへ対して町長何か、私は去年と同じことをことしやったってうまくいくはずがない、違う問題が何かあるんじゃないかと。さっき堤議員の方から話がありましたけど、もっと、あそこにおいでになるのは徴税に当たられる人、徴税に参加される、税金をもらってくる人と、それから税金を与える方、税金を賦課する方と、2つに税務課というのは分かれておりますが、税金を徴収する側の人が、さっき課長が話された6名ですね、6名。それで、あと2人ほど嘱託の方がおいでで8名でやられてます。その中で、堤議員がもうちょっと体制の強化をやらないかんと、私これは大賛成でございます。やっぱり少なくとも6名でですよ、ここで言うのは、税金から言ったら幾らですか、約六十四、五億円の税金を、徴税の中の約7割から8割ですよ、を担当する人が6名、正職員が、そして嘱託を入れて8名、これでやられてるということは、しかも徴収する相手もふえてきたし、金額もふえてきたと。ここで何かを考えないということは、私は無策じゃないかと。こういう意味で、もうちょっと時間の方があれでございますので、たくさんあったんですが、もう申し上げる時間がありませんので、1つだけ申し上げますが、私はここへ町長、要するに人が大事なんですよ、人を入れるべきだと。私はこれ一度皆さんと話したことあった。新入職員ですね、何名おいで、10名おいでなら10名でいいですよ。10名の新入の職員さんを1年間徴収人員としてこの業務に充てる。その1年間後に正規の課に配属すると。これぐらいの画期的なことをやったらいかがでしょう。町長、どう思われます。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 今いろいろと御指摘をいただきましたように、まさに徴収ということの大事さがこのときほど重要視されることはないというように思います。先ほども税務課長が決意を述べたと思いますけども、待ちの徴収から攻めの徴収へと、そういう気持ちで徴収事務に当たりたいと、そのような決意を述べておりました。また、県の方からも御指導いただいてもおります。また、いろんな今までにない画期的な方法と言いましょうか、非常にそこまでというような思いもするわけですが、貯金の差し押さえとか、あるいは車にロックをしてというような、そういういろんなことにもチャレンジをいたしております。そういう中で、まさに徴収率を上げないことにはせっかくのこの財源を無にするわけでございますので、言いますならば、いろんな知恵があろうかと思います。今御提言をいただいたこともあろうかと思います。これもいろんな対応を考えないといけないというように思いますので、よく検討をさせていただいて、そういうことが実際に可能であれば、そのような取り組み等についても検討をさせていただきたいというように思います。 ○議長(古庄信一郎君) 牛房議員。 ◆7番(牛房良嗣君) 最後になりましたが、今の話につけ加えますと、私は徴収だけをその人たちにやらせると、これだけの仕事じゃない。私はやっぱり志免町の職員としての研修の場なんです。むしろそちらの方が大きいかもしれません。そして、この人たちが各課に行ったときは、私は骨太の立派な職員ができ上がる。もし、それに対応できないで退職する人がいたら、それは志免町の職員としては不適格な人やないかと、私はそういうふうに確信しております。ぜひ、私はよそがやってたらやりましょうじゃなくて、よそがやらんようなことをやらなきゃ結果は出せない、私はそれがやっぱり町長の選択の道じゃないかと、こういうように思います。 以上、失礼なことを申し上げましたが、以上で終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(古庄信一郎君) 牛房議員の一般質問を終わります。 ただいまから休憩に入ります。 再開は2時40分からといたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~              休憩 午後2時24分              再開 午後2時40分            ~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(古庄信一郎君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 一般質問を続けます。 次に、15番二宮議員。質問時間30分です。 二宮議員。 ◆15番(二宮美津代君) 通告に従って質問をさせていただきます。 まず1点目は、前9月議会で行財政改革の大きな柱の一つとして、住民と行政との協働を掲げ、取り組むとされることについて、その課題を伺いました。協働に対する住民と行政とのあり方について、本当に協働ということが理解されているのか、住民と行政ではその意識に乖離があるのではないかと指摘をしておりました。住民と一緒になってそれぞれの事業の総括や伝達は欠かせないことだと考えております。行政が今後取り組むこととして回答がされた5つの項目、1つ、情報の共有化や環境の整備、人材の育成、機会の拡大、相互意識改革、4つを取り上げていますが、できるものから早急に取り組むべきだというふうに思っております。前議会のときに、その中から2つ、情報の共有化や環境の整備として町政図書室の設置、それから人材の育成としてNPOボランティアセンター、ボランティアバンク、ボランティアコーディネーターの設置等、提案をいたしましたが、どのように進められようとしておられますか、お尋ねをいたします。一つ一つの項目について答弁ください。 ○議長(古庄信一郎君) 安田総務課長
    ◎総務課長(安田豊重君) 前回、9月議会でありましたけど、町政図書室の設置ということで御質問があってます。前回でもお答えしましたが、まず町の情報の提供の場所としましては、大きくて図書館と情報公開の窓口があります。これを一体的にした施設を設置したらどうかとの前回の御提言でありましたので。また、以前ですけど、情報公開条例の審議会の中から、情報公開窓口は1階に設置し、町全体の資料等を備えて、住民の皆さんへ積極的な情報公開を進めるべきであるという指摘も受けておりました。前回の二宮議員さんの御質問では、町政図書室の設置はどうかということでありました。それで、総務課としてはスペース的、人的配置等で実施は難しいが、情報コーナーという観点から検討していきたいというふうにお答えしておりました。そこで、今現在収入役室でありますが、あの場所を何とか利用できないかということで、会計課と税務課とのがありましたので、税務課の事務所の拡張もあったもんですから、その辺との兼ね合いを検討してきておりました。今情報コーナーとしてそこを情報公開受付窓口として兼用して、その場所が利用できないかという今検討に入ってるところでございます。そういうことができれば、そこで各課が重複して持ってる情報等を集約して配置すれば、また効率的に活用ができるんではないかと思っておりますので、その辺ができるかどうか今検討しておるところでございます。 2番目のNPOボランティアセンターの設置とボランティアバンク、それとボランティアコーディネーターの設置につきましては、人的な検討が必要でございます。すぐそういう対応ができるかということで、ちょっと今庁内でも予算の関連もございますので、検討しておりますが、その中で今回協働のプロジェクトの一員でもいらっしゃいました西村氏がNPOの役員でNPO活動に対する支援事業を行っていらっしゃいます。NPO活動の支援の講師としても活躍していらっしゃいますので、西村氏を招いての研修会が開催できるかどうか今検討しているところでございます。そういうことができれば、ボランティアやNPOに関心を持ってらっしゃる方のそういう集約が、開催すればそういう方々が参加され、そういうところから人材が発掘できるんではないかなというふうに考えております。 ○議長(古庄信一郎君) 二宮議員。 ◆15番(二宮美津代君) 今、前回から今までのことについてお話をいただいたんですけれども、いろいろな事業を行う中で、やはり人材の育成っていうのも、やっぱり達成感や喜びがあって意欲がわくものだというふうに思っていますし、その拠点づくりっていうのはもう大変重要なことだなというふうに思っていますので、その辺のところをもう少し進めていただければというふうに思っております。 これ一つ、同僚議員からも紹介がございましたけれども、私も10月の末に自治体シンポジウムに参加するために愛知県の高浜市を訪れました。シンポジウムの前日と当日の午前中に宅老所や物づくり工房などの施設を見学させていただきました。どの施設でもボランティアの方々がその運営を担っておられるという、そういうかかわっておられる人数の多さに本当に驚いたんですけれども、その体制づくりがどのようにしてつくられたのかっていうことを伺うことができたんです。シンポジウムの当日、分科会に入りましたけれども、分科会の中でも、たしか知立市というふうにおっしゃったと思いますが、職員の方が来ておられました。その方が高浜市のボランティアの体制づくりについて勉強したいということで今回この自治体のシンポジウムに参加したんですと。その方が前日の開会のときに、たまたまたばこタイムに行ったときに隣に座っておられた方が高浜市の職員さんのをぶら下げておられたので、高浜市ではなぜこういうボランティア体制ができたんでしょうかというお話と、そういうふうに持っていった何か高浜市としてのそういう施策があるんですかというふうにお尋ねになったところが、たまたまその方が副市長さんだったそうでございますが、その方が一つおっしゃったのには、うちの職員は地域によく出かけると、特に新しい事業を立ち上げるときは地域のリーダーに相談する、そして何度も指摘やおしかりを受けて、もうへこむことが多いと、だけどその指摘に基づいて案を練りに練って、これじゃどうでしょうかねっというふうに何度も出向いていきますと、そうしたら地域の方からもうしょうがないなって、何とかしようと立ち上がってくださると。こういったところが幾つもできてるわけですよ。私はとてもいい御報告を聞いたなあというふうにその分科会で思ったんですが、もう一人の参加者の方がやはり核になってくださる人材を、今NPOの方のお話もされましたけれども、探すことの大切さということも話しておられました。その話を受けて、高浜市のある校区のおやじの会の会員さんが、高浜市では各小学校区にまちづくり協議会がありますと、すべてボランティア、各種団体、PTAとかおやじの会とか町内会とか老人会とか育成会とか、もうすべての団体が役割分担をしながら地域づくり事業それぞれにかかわる組織づくりがなされていますという話がございました。私はやはりこの高浜市という土地事情や文化の違いというものはあるかもしれませんけれども、やはり志免町で生かせる何かがあるのじゃないかなというふうに、私は高浜市に行って思ったんです。高浜市ではできるけれども志免町ではできない、それは何かがあるかもわかりませんが、私は活用できる話としてぜひこの辺のところも考えていただきたいなというふうに思っていますが、町長、何か御見解ございましたらお聞かせください。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 二宮議員の御質問にお答えをさせていただきます。 先ほども皆様方の中から視察に、研修に行ってきたということで、このような状況であったというすばらしい報告がございました。そのことをそのまますぐ私どもの町、この行政にあるいは町にそっくりそのままというわけにはいかないというように思います。今もお話しになりましたように、そこにはそこの文化があり、歴史も伝統もいろんな流れがあるんじゃないかなと、そのように思います。しかし、職員がよく地域に出かけるとか、あるいは核となる人があって、その周辺をうまくみんながサポートしながら、そしてそういういろんなボランティアの組織が運営されておると、そういうなお話を聞きますと、なるほどなというようなふうにも思います。そういう中で、それぞれの町にはそれぞれのいいところがあると思いますので、我が町であれば、例えばどうすればいいのかというような御提言等ありましたら、お聞かせをいただければ検討はさせていただきたいと、そのように思います。 以上でございます。 ○議長(古庄信一郎君) 二宮議員。 ◆15番(二宮美津代君) 今町長が、何か御提言があれば検討いたしますと言われます。私はいいお話を今差し上げたんですから、執行部がこれはと思えば、現地のことを調べられたいいでしょうし、志免町に合ったやり方で何とかやり方はないかなという、そういうところは考えていただければいいのではないかなと思います。私どもが提言しても、必ず町長は検討させてくださいというふうにおっしゃるわけですから、ぜひその課題は執行部で検討されたらいかがでしょうかっていうふうに思っています。これは前回の質問のことですので、次に行かせていただきたいというふうに思います。 志免町子ども未来プラン、この次世代育成支援行動計画について伺いたいというふうに思います。 子どもに優しい志免町を目指して志免町子ども未来プランが平成17年3月に策定をされました。これは国の次世代育成支援対策推進法、これが平成17年から平成26年の10年間の時限立法で計画が義務づけられたものです。少子化や子どもを取り巻く環境の変化など、次代を担う子どもたちが健やかに生まれ、育成される社会づくりに資するものというふうになっております。これはもう御承知のとおりでございます。志免町の計画では、住民のニーズの変化や国における新たな施策などへも適切に対応し、適宜見直すことが盛り込まれております。 そこで、17年度から始まっておりますが、前期計画が17年から5年間、この中間年がことし19年に当たりますが、この中間年としてこれまでの実績と評価がどのように行われたのか検討し、今後の後期計画への足がかりを立てることは極めて大切なことだと思っていますので、これまでの実施された139事業の状況について、これは広報とホームページに事業状況については公表がされていますけれども、計画の基本理念の視点に沿った成果、評価を各課それぞれこの事業の中から上げていただいて、どういった評価がなされているのかお聞かせいただきたいと思っております。 例題として、幾つかこの中に事業の内容等々上がっておりますが、志免広報で公表された中にも幾つか事業は上がっていますが、総務課では中学生議会があったり、いろいろ各課によって事業がされているのでわかっておられると思いますので、ぜひ各課お願いいたします。 ○議長(古庄信一郎君) 安田総務課長。 ◎総務課長(安田豊重君) 総務課としては先ほど言われました中学生議会もございますが、就業に関する情報と学習の場の提供という観点ですが、これは子どもの伸びる力を支えるという基本理念に基づいて、こういう項目を上げて事業を進めております。庁舎内でおきましては、就労に関するということで、志免町特定事業主行動計画を策定しまして、職場内での子育てに関するその整備を行っております。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 二宮議員。 ◆15番(二宮美津代君) 今総務課長が伸びる力をする、支える、はぐくむ心を支える町という形でされたというふうに報告がございましたけど、検証というのは、その事業をこの理念に沿ってしたけど、この部分が足りなかった、だから次のときにはこういうふうにしたいんだっていうのが検証だと思うんですよ。いつも執行部が出してくる成果というのは、やりましたということだけ。だから、この視点というのは幾つかありますよね、計画を立てられた視点が、8つ。これは皆さん持っておられると思いますので、御承知のとおりだと思いますが、この計画の基本理念と視点というこれに沿って皆さんこの139事業しておられると思うんですね。だから、この視点が生かされたかどうかということが検証されないと、その事業はやりっ放しですよ。それが検証だと思いますが、そのような報告だったら聞かなくていいです。 ○議長(古庄信一郎君) 安田総務課長。 ◎総務課長(安田豊重君) 済いません。私が総務課の事業に関する部分だけでの検証で申し上げましたが、この次世代育成支援行動計画の策定に当たりましては、国の8つの視点に基づいて志免町も策定しております。まず1つ目は子どもの視点、それと2つ目が次代の親づくりという視点、それとサービス利用者の視点、それに社会全体による視点、すべての子どもと家庭への支援の視点、それと地域社会における社会資源の効果的な活用の視点、それとサービスの質の視点、それと地域特性の視点という観点から、志免町独自に3つの視点で、子どもの権利を保障するという視点から第1点です。それと第2点目の視点としましては、町民のニーズを最大限に取り入れるということの視点です。第3点目には、子ども一人一人の個性が発揮される地域社会をつくるという視点で志免町ではつくっておりますが。まず、基本理念の4つの理念ですが、1つ目の目標が子どもの伸びる力を支える目標ですね、2つ目の目標が安心して子育てができるよう子育て家庭を支援する、3点目が家庭と社会参画の両立を支援するという目標、4点目に子どもの視点に立った地域社会をつくるという目標を掲げて行っておりますが、総務課の施策としましては、就業に関する情報と学習の場の提供ということで、この1つ目の子どもの伸びる力を支えるという目標、それと安心して子育てができる子育て家庭を支援する、また家庭と社会参画の両立を支援するという観点から、子育て、就業に関する情報と学習の場の提供を行ってきております。ただ、18年度までにそういう特定事業主行動計画などを策定はしておりますが、まだ庁舎関係先機関に情報を提供して、利用促進するという段階で、まだ啓発等がまだ周知できてない部分があるかと思いますが、その点に今後また努力していかなければならないんではないかと考えております。 ○議長(古庄信一郎君) 二宮議員。 ◆15番(二宮美津代君) 課長ね、通告が余りにも簡単で、わかられなかったかもわかりませんが、前期計画の実践と評価というふうに出してるでしょ。私はやはり計画の中で出された実践というのは、こういう事業をしましたよっていうて各課出しておられるから、139事業公表されてるからわかるんでしょ。だけど、その事業がですよ、だから先ほど総務課では中学生議会がありますでしょというふうに申し上げたのは、中学生議会はどういう視点に立ってやったけれども、ここのところが少し反省点があった、子どもたちの意見をきちっと子どもたちなりに出したけれども、もう少しこの点をすれば、もっと子どもたちの意見が集約できたかなっていう、そういうところが出てこないと私は検証にならないと先ほどから申し上げてるので、課長がおっしゃるところのこれからこうしたいああしたいということはわかるんですよ、わかりますが、そのことを端的に言っていただくと、私はそういった視点で事業が出されて、ああこういう反省があるんだなと、これは住民の方にもおわかりになるし。だから、そういった、私は何も難しいことを注文してるわけではありませんで、その辺のところを言っていただければいいかなっていうふうに思ってますが、どうですか。 ○議長(古庄信一郎君) 安田総務課長。 ◎総務課長(安田豊重君) ちょっと私の説明が不十分だったかもしれませんが、そういう意図で説明したつもりでございますが。中学生議会につきまして18年度に開催してなかった部分がございましたものですから、その部分にはちょっと報告しておりません。今中学生議会の開催につきましては、ここ2年ほど開催を行っておりませんので、その部分につきましては私どもの方でこの報告ができなかった部分は残念に思っておりますが、今度子どもの権利条例の中で子どもの意見表明という項目がございますが、その中で子ども議会を開催するか、このまま中学生議会をするか等も含めまして、その辺をどう集約していくかを今検討している段階でございます。 ○議長(古庄信一郎君) 二宮議員。 ◆15番(二宮美津代君) 済いません、課長、私何も課長責めてるわけではありませんけど、志免の広報に公表されたあれは17年度と18年度分が公表されてるんですね。17年度分については志免町の公表の中に中学生議会を開催しましたという、これは志免広報に出されてるんですよ、ね。それで、何もしてないんじゃなくて、17年度にしておられますので、そのときの検証はあると思うんです。私は18年度やってないからということは何も申し上げてません。公表されたその139事業、だから幾つか公表されて、また今回は百十幾つかになってますが、私はされた事業について言っていただければいいんで、何もことししてないからだめだと言ってるんじゃないです。ことしできなかったわけもあるかもわかりませんし、その辺のところは何もことししてなかったからじゃなくて、公表してる事業がありますから、その中からっていうふうに申し上げてるんですよ。 ○議長(古庄信一郎君) すべての計画について評価し、反省の弁を求めてるわけじゃありませんので、その中でこれというふうな計画の実行の中で、それについてどうやり、どう課題があったんだというようなことの所見を各課で述べてくださいということですので、先にじゃ入江経営企画課長の方から行きます。 ◎経営企画課長(入江信雄君) 今中学生議会の件で議論がされておりますけども、当時中学生議会は経営企画課の方で行っております。この通告からそこまでの議論があるかということがちょっと私もわからないので、これによる今現在公表してある次世代育成計画の実績状況の中でも、今言われてる課題等、そういうものについてちょっとここに資料を持ってきておりませんので、答えられないんですが、中学生議会についてもその辺の部分について現在担当は総務課の方になっておりますが、一応実績として資料は課題とかそういうものは残しておりますが、総務課長、現在、先ほど申しましたように、当時の担当課長ではなかったっていうことで、ちょっと答えることができないのだろうと思います。そういうところで御了承をお願いしたいと思います。 ○議長(古庄信一郎君) もう一度、課長申し上げますけど、例えば企画財政課だと異文化交流事業で国際交流とかいろいろやられてますよね、ですからそういう自分たちがこのプランの中でこれというものがあるはずです。そこをわからなければわかる範囲の中で、課題としての反省事項をもしあるならば述べてください。そのあたりぐらいまでのところはこの通告の中から判断できるんだろうと思いますし。いやもうなければ、わからなきゃわからんで結構ですから、言ってください。 経営企画課長。 ◎経営企画課長(入江信雄君) 議長の方からそういうことでありましたので、どこまで答弁できるかわかりませんが、経営企画課の中で、安心して子育てができる子育て家庭を支援するというところで、男女がともに子育てに参加できる環境の整備っていうのがあります。これはここに書いておりますように、福岡県が推し進めております子育て応援企業、これの充実を図るということで、これが県事業で行われておるんですが、これを積極的に町も取り入れて、ホームページ等で紹介し、男女共同参画ですか、その理念に沿うような形で、こういうものを促進していくということで行っております。これは基本的には広報を行っていくということで、どの程度企業の方でその認識があるかということが問題にあると思うんですが、現在のところ24企業等が参加をしていただいてるというところから、一定程度の実績は上がってきておるのかなと思います。 今後の課題については、やはり町内の業者、商工業者も含めてさらに啓発活動を行っていく、そういう取り組みが必要だろうと思っております。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) はい、どうぞ。 藤福祉課長。 ◎福祉課長(藤龍己君) 福祉課の方で取り組んでおります事業につきましては、この未来プランの目標の子どもの伸びる力を支えるというところの障害のある子どもの療育の推進、ここを福祉課で担っておるわけですが、この事業につきましては、障害がある方あるいは発達に少し気になるというような子どもさんをお持ちの家庭を支えるために、家族、いわゆる親御さんの療育に対する相談とか、それから子育てに対する親御さんのその対応ですか、そういうものも相談に応じますし、当然その子どもさんの社会生活の訓練とか日常生活の訓練、そういうものを進めて、将来地域の中でできるだけ生活ができるような、そういうふうな視点でもって事業を進めてきております。このスタッフ、パワフルキッズというところで行っておるんですけど、スタッフが心理士とか言語聴覚士あるいは保育士等の専門職を置きながら、大体平均的に年間45人ぐらいの療育を行っております。そういうスタッフのかなり専門性の高いスタッフをここに擁しておりますので、サービスの質もかなり高いのではないかというふうに評価しております。 また、課題につきましては、就学後の小学校に入られたら、この療育の場がありませんので、そのような療育の場あるいは家族に対する相談の支援の場ですか、そういうものが今後の課題であるというふうに認識をしております。 ○議長(古庄信一郎君) はい、どうぞ。 緒方学校教育課長。 ◎学校教育課長(緒方博君) 学校教育課の方では、二十数件の事業内容を受け持ってるんですけども、基本的に計画策定の主であります子ども自身がみずから持つ力を伸ばし、その子育てを支える地域ということの一環の学校計画の中で、計画目標としては子どもの伸びる力を支える、障害のある子どもの療育、教育の推進ということで、実施計画の中では小・中学校の障害児の受け入れの充実ということで書かれております。18年度ということで、通常学級の中で障害児の方をどのような形で受け入れるかということで、ほかの地域にはない充実した対応をしているというふうに自負をしてるんですけども、実際に障害という名前の中で、やはり発達障害の方につきましては障害という認識がなかなかなかって、特別支援教育という制度が変わった中で、通常学級にいらっしゃる子どもさんたちをどういうふうに受け入れていくかとが一番課題となっております。ただ、今小学校の方から上がってきてる件数から見ると、そこに補助職員を配置しながら対応してるんですけども、この数字というのは各小学校の1クラスに2名程度いるという全国的な調査で上がってきております。もし、そういう形で2名の方について補助員を配置していくならば、とてつもない財政規模になってきますので、そういう内容について今後どういうふうな対応をしていっていいかということが一番の課題となってるような状況です。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 長澤生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(長澤利信君) 生涯学習課の関連では、この未来プランの行動計画の中に35事業入っております。4目標の中、それぞれに絡んだところにあるわけですけれども、その中で一つの例で申し上げますと、1番の子どもの伸びる力を支えるの中の子どもの体験活動の充実ですけども、この中で、小さな例ですけれども、平成17年度から親子ふれあい野外体験活動というのを実施をいたしております。これは平成の森公園で親子での野外活動を目的としてやってるわけですけれども、野外体験の活動と、それと親子の触れ合いという、そういったような目標の中で実施をいたしております。例年、80人から100人ぐらいの参加をいただいておりますけれども、やはりこういったふうなイベント等も通しながらやっていくことも必要かなということは感じております。 ただ、反省的なものになりますけれども、小学生もしくは年長者等の参加で、やはり中学生あたりのとらえ方というのが非常に難しいものがございます。そういったものが大きな課題かな、そんなように感じているところでございます。 以上でございます。 ○議長(古庄信一郎君) 木村健康課長。 ◎健康課長(木村俊次君) 健康課について説明したいと思います。 健康課としては29事業があるわけでございますけど、うちの方には保健師がおりますので、相談業務が主に中心業務になってくると思います。母子手帳発行時、マタニティー教室、保育園、幼稚園、学校、それから障害者、地域に向かってなど、いろんな業務があるわけでございますけど、その中で相談を中心にうちの方が行っております。 一例を申し上げますと、これは相談にはなりませんけど、中学校の方で行っております命の大切さということで、こういう事業を行っております。中学生の生徒に性教育を行っております。性教育の中で、妊娠、性感染、それから中絶など、いろんなことを説明しながら、子どもたちにそういう恐ろしさ等も説明しながら、この講演を行っております。その後に、家庭科の授業の中で行っておりますけど、後日そういう子どもたちが今度子育て支援のグループの方々との交流を持ちながら、その中で子どもたちが今度おもちゃをつくって、こういう交流会を設けながら授業を行ってる。これは一例なんですけど、こういういろんなことを食についての説明会など、いろんなことを行っております。今のとこ、大体目標を立てておりましたけど、大体行っております。内容については、もういろんなことがありますので、細かい説明はできませんけど、一例を挙げて説明を終わりたいと思います。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 住民課長、あるんですか。 児嶋住民課長。 ◎住民課長(児嶋賢始君) 住民課といたしましては、基本目標の安心して子育てができる子育て家庭を支援するという基本目標のもとに、実施事業は2事業でございます。1つ目は児童手当等の周知、それともう一つ目は乳幼児医療費の軽減に向けた検討という形で実施をしております。この分につきましては、実績といたしまして、18年度は乳幼児医療費の対象を、現在の4歳未満という対象事業の中で、新たに19年1月から初診料、往診料等を無料化をしているということでございます。 以上でございます。 ○議長(古庄信一郎君) 二宮議員。 ◆15番(二宮美津代君) 済いません、今地域整備課になっておりますかね、昔の建設課ですけどね。結局、昔この次世代育成行動計画が立てられる前に、志免町児童育成計画というのがございまして、それから子どものエンゼルプランも出ましたね。その中で前、私この中でも一般質問させていただいたことがございますけれども、子どもたちの目線で、そして住民の目線で公園をつくれないかということで、それは児童育成計画の中に入ってるんですよ。子どもたちの目線で、そして住民と一緒になって公園の中のいろんな遊具なりあるものについてこういった公園が欲しい、そういった公園を一つでもつくってもらえませんかっていうふうに申し上げてたんですが、そういった公園づくりは前々からですけれども、やられてるんですか。そのことが、私はこの中にもきちっと計画の中に入ってるんですよ。何も答えられない、手も挙げられなかったけど、私は一番その辺のところを言っていただいていいのではないかなかと思いますよ。 ○議長(古庄信一郎君) 丸山地域整備課長。 ◎地域整備課長(丸山孝雄君) 手を挙げようと思ってたんですけども。公園は現在の状況から申し上げますと、新設は全くありません。公園の維持管理をやっていくのが精いっぱいなんですけれども、一つ今そういう観点で建ったものはございます。ていいますのが、今竪坑周辺の跡地利用の中に、今シーメイトの横になかよしパークがございます。あそこに遊具と築山があるんですけれども、非常に今は小さいお子さんと遊ぶ場としては、遊具よりも築山、もちろん気候にもよりますけれども、そういった非常に人気の山がございます。そういったことで、そういったものも今視野に入れて、子どもの遊び場づくりということで今考えてますけども、従来の公園については、もう維持管理、定期的に管理していくのが手いっぱいの状況でございます。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 二宮議員。 ◆15番(二宮美津代君) それぞれの課から課のいろんな状況をお聞きしながら、私は今回申し上げたいのは、今までしてきた事業の中からいろいろ課題が出てきて、そして次の事業に持っていくための足がかりにできるためのものが出てきてるのかなということで今お尋ねをしたんです。本当に地域整備課の方には申しわけはございませんけれども、公園一つとってみても、全く前と、この計画が立てられても変わっていないという状況なんですね。ぜひ、先ほども申し上げましたけれども、地域に出かけられてみませんか。子どもたちとか保護者の方が求めてる公園というのは志免町にある公園の中のどの公園にもないものもあります。前から申し上げていますように、私はプレーパークというものも提言をしてますが、一つ例に挙げれば、ふれあい公園だって、あれ本当に子どもたちがあそこのところで昔スケートをしてて、とても危ないのでということで今は禁止していますが、あの公園は本当にもう、もう少しつくり方が変わってれば、子どもたちが一番遊べる公園になるんじゃないかなということも言われてますが、そういった視点を少し大事にしたいというような課題があるんですということならばいいですけれども、新設の公園はありませんからということで切り捨てないで、やはりそういった視点をきちっと課題として上げていただきたかったなあというふうに思っています。 私はやはりあとの課題の中にも上げていますけれども、まずこの計画書の中には、行政と町民と事業者による連携した取り組みの充実をしていきたいということがきちっと上がってるんですよ。それのためには、まず庁内、役場内できちっとこの子育てのこういう計画が浸透するように、子育て課、今子育て支援課ですけれども、ここを中心にきちっと各課連携いたしますということが書かれてるんですね。私はやはりもう少しいろんな形で連携がなされてるのかなというふうに思いましたが、この中に志免町の次世代育成行動計画庁内策定委員会を継続して設置いたしますということになっていますし、志免町次世代育成行動計画策定協議会の継続、これもうたわれてるんですが、このことはなされてるんですか、町長。 ○議長(古庄信一郎君) 安田総務課長。 ◎総務課長(安田豊重君) この次世代育成行動計画の策定の段階では、全庁からその担当の職員を向けまして、この計画を策定しております。ただ、その策定の段階で、今後この計画の進捗状況について推進協議会の設置というふうな盛り込みをしておりましたが、実際その事業の取り組みはなされていないと思っております。 ○議長(古庄信一郎君) 二宮議員。 ◆15番(二宮美津代君) 今課長の方からお答えがあったのは、だからどちらも継続して設置をされてないんですよね。どちらもされてないんでしょ。私この間高浜に行ったとき、このところが指摘があったんですよ。やはりいろんな町というかもう全国どこでもこの計画はなされてますが、先進自治体はやっぱりこの計画を策定された委員会が継続されて設置して、そこからの提言がきちっとあって、見直しがされてるんですね。私志免町調べたら、こりゃやられてないなあというふうに思いましたが、やはりやられてないなあと思いますが、この辺のところを少し庁内だけでできるかもわかりませんが、連携がとれてない、やっぱり住民の方からのいろんなものが上がってきてないという、その辺のところをやはりもう少し課題として、今後やってもらいたいなあということがございましたので、やられてないなら仕方がございませんが、今後そういったことは続けられる予定なんですか、もうしないんですか。 ○議長(古庄信一郎君) 安田総務課長。 ◎総務課長(安田豊重君) この計画が平成17年度から21年度前期計画ということで実施する内容で行動計画を立てております。これも5年間の前半を過ぎておりますので、この見直しとともに、後期の方の計画を策定しなければならないと思いますので、その辺を含めて全庁的な取り組みが必要ではないかなとは思っております。 実施する方向で進めます。 ○議長(古庄信一郎君) 二宮議員。 ◆15番(二宮美津代君) ぜひ、そういった設置をいたしますと計画なされているんですから、ぜひそのことはやっていただくようにお願いをいたします。 それで、私はやっぱりこの足がかりとなるために19年度ここら辺のところで少し見直しがあって、きちっと出てきてるのかなというふうに申し上げたいと思ったんですが、その辺のところはできてないということであれば今後このことを足がかりにして次の方に進んでいただきたいと思いますが、私はこの中で出てきた課題を取り上げたいというふうに思ってたんですが、私は今いろんな形で事業の中を見てみて、私なりにこの22年から26年に向けて、やっぱりここら辺のところをきちっとやっていかなきゃならないなという課題を私は3項目上げていますが、このほかに行政として課題となるものを持っておられるんですか。 ○議長(古庄信一郎君) 安田総務課長。 ◎総務課長(安田豊重君) 課題ということでございますが、今先ほど指摘されました行動計画につきましても全庁的な取り組みが十分になされてないという部分で、縦割り行政の弊害は確かにあるかと思います。必要な方々への支援ということですが、この辺は志免町の子育て事業につきましては他の自治体に比べると出ているんではないかと思います。また、子どもの権利条例につきましても、今制定されて実際の事業に取り組んだばかりということで、まだまだこれからいろんな課題が出てくるかと思います。ほかに課題がないかということですが、ちょっと私今ここで課題として浮かんでくる部分についてはちょっと今は浮かんできません。 ○議長(古庄信一郎君) 二宮議員。 ◆15番(二宮美津代君) だかね、私は今その事業のやられてる状況を見て、私なりに上げた課題なんです、この3点は。だから、結局その成果が検証されて、課題が出されてきてるのかなと思って、先ほど全部お聞きしたら、やっぱり課題として上がってないなと思いましたけれども、今回子育て支援課の課長さんおられませんし、統括課がおられないので、その辺のところは聞きにくいんですが、課題として私は3点上げましたので、じゃこの3点で聞かせていただきたいと思いますが、今課長の方からちょっと答弁ございましたけれど。 この縦割り行政っていうのは、今私が申し上げるまでもなく、もうずっと言われてきてるんですよ。ですが、今は単独の課だけではできない時代になりましたね、いろんな時代背景もあります、住民のニーズももう多様化していますから。そういう時代であるからこそ、この縦割り行政の弊害はなくしていかなきゃならないということがあちらこちらで言われてますが、何か策はあります、副町長さん。 ○議長(古庄信一郎君) 吉原副町長。 ◎副町長(吉原清光君) 議員おっしゃいますように、本当にいろんな部署に関係する共通の課題というのがそれぞれの事業にあるのではないかというふうに思います。確かに、それに対応してない部分がたくさんあるんじゃないか、御指摘のとおりだと思いますが。これからはそれぞれの各課が共通認識を持って、相互に情報を出し合って、この計画に応じて各課の意見はないのかといったいろんな注文を聞く、そういうシステム化を持つことが必要であろうと、このように思います。 ○議長(古庄信一郎君) 二宮議員。 ◆15番(二宮美津代君) 今からやっていかれるというお気持ちはわかりますが、このことも含めて、志免町グループ制も入れると、機構の改革もいたしますということで、何度か機構も改革されていますが、先ほどから言うように、本当に各課連携ができていない状況がありますよね。これだけ職員の数が減りましたから、自分とこの課だけでも手いっぱいなんだっていうことがあるかもわかりませんけれども、少ないからこそやはり連携をしていくということがとても大事じゃないかなというふうに思っています。 それで、特に今は新しく国の方からおりてきた施策ですとか、それから志免町も例外ではありませんが、行財政改革でいろんなところの補助金等々のカットとか予算の減額とかしてますよね。だから、そういった意味でやはりこの計画を見直さなければならないところもあるのではないかと思いますし、これから入れていかなきゃならないんじゃないかっていうところもあると思うんですが、課題が出てきてないから、次の計画に持っていけるかどうかわかりませんが、縦割り行政でこういうところが、縦割り行政で今弊害があるので、こういうふうに持っていきたいんだっていうことがありましたらお聞かせいただきたいと思いますが、子育て支援課長がおられないので、総務課長の方でわかられる範囲でも構いませんが、なければ私の方から提案いたしますが。 ○議長(古庄信一郎君) 安田総務課長。 ◎総務課長(安田豊重君) 先ほども申しましたが、次世代育成支援行動計画の策定に関しましては、前期の実施状況を見て、そういう課題に向けてどう今後また見直していくか等もあるんですが、今度子どもの権利条例の中の子どもの権利委員会があるんですが、その委員会のかかわりもこの行動計画にどうかかわっていくかも少し検討していかなければいけないかなという面もあります。一応ほかにどういう課題かというふうにおっしゃったのには、ここではちょっと思い立ちません。 ○議長(古庄信一郎君) 二宮議員。 ◆15番(二宮美津代君) 今新しく国からおりてきていますのは、保健と福祉というかの連携、今すべての子どもたちをということで次世代育成計画が立てられてるんですね。すべての子どもたちをということになると、在宅で子育てをしておられる子どもさん、そこのところにもきちっと目を届かせなきゃならないということで、これは保健と福祉の連携が要るということと、それから今文科省と厚労省とが放課後の子どもの授業等々をやってくださいという形で、これはもう学校と教育と福祉の連携が要ると思うんですね。特に今学童保育等々の見直し等が言われていますが、その辺のところが連携が今から要るのかなというふうに思いますので、このあたりについても今後この計画の見直しのときには少し考えていただければいいかなというふうに思っています。 それから、健康課が今やっておられますが、妊娠から出産、子育てということになりますと、健康課と子育て支援課の連携も要ると思いますし、こういった形でいろんな課が連携していかないと、今後こういった次世代育成、これは何のためにできたかということを考えると、今この少子化対策ですから、やはり子どもたちが今からふえていく、志免町は今のところ少子化ではありませんよと言っておられるけれども、これはもう例外ではなくなってくるわけですので、その辺のところを少しお考えいただければというふうに思っています。 それから、本当に必要とする人に必要な支援ができているかということで、課長が先ほど少し答弁ありましたけれども、これは子育て支援課長がおられないので、私の方から少し提案をさせていただきますが、マイノリティー家庭っていうところに支援が行ってないという部分がたくさんあるんですね。志免町でも例外ではないと思いますが、問題が起きてからという対策ではなくて、やっぱり基盤整備が要ると思いますので、提案をさせていただきたいと思いますが。こんにちは赤ちゃん事業を志免町ではされるということでございますけれども、これがいろんな形で今後保健師さんと栄養士さんと保育士さんとの連携というのが出てくるかなというふうに思いますが、このあたりは志免町もされるということですので、今後見守りたいと思いますが。声なき声のキャッチをどうしてやるとかということ、志免町にも引きこもり、それから児童虐待のおそれのある家庭というのはあると思うんですね。これがキャッチしにくいというのがありますので、先ほども申し上げましたが、これは出向くということが一番だということで、この間私が入りましたシンポジウムの中でも、保育士さんと保健師さんが連携されて地域に出向いていっておられるというこういう事例も聞かせていただいたんですが。この子育てに不安を抱えている家庭というのは結構あるんですよ。私たちの耳にも入るんですが、こういうところがあるから行ってみなさいって言ってるけど、やっぱり出かけられないところもあるんですね。特に今核家族化をしておりますので、そういったところを少し支援してあげることが今からは必要じゃないかなということを思っています。それから、特に校区の親支援とか地域支援という形にこの中に出てきておりますが、この中ですべての在宅の子どもたちの支援をするということで、志免町でも私は子育てサロンていうのが設置をされた幾つかの状況はあるんですけれども、これが継続的にされていないんです。ということは、公民館の開放ができていない地域があるんです。公民館を開放していただけると、この子育てサロンができるんだがという声もあるわけです。公民館の使い方を少しやはり連携をされると、新しい施設をつくらないでも使えるのではないかなというふうに思いますが。今お年寄りの方々のサロンとしてはいろんな形で各地域ができてるんですが、子育てサロンの常設をしてるところがないわけですよ。私はもう最低でも校区ごとに1カ所はこの子育てサロンができるといいなというふうに思っていますので、今後のこの支援のできていないところの課題として、私が考えた課題ですから、行政としてはまた違うことがあるかもわかりませんが、その辺のところを少し考えていただければというふうに思っています。いかがですか。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 今、二宮議員からいろいろと子育て支援事業の施策について検証をいただきました。その中でいろいろとまた御提言もいただいておるわけでございます。これはできないとかというようなことを申し上げるんじゃないんですが、やっぱり私としましては、職員が今の状態ではまさに行財政改革の中で人員を削減し、事務量もたくさんふえてきております、また住民の皆さん方の多様なニーズもございます、そういう中でさらにさらに積み重ねていくということが本当にできるであろうかという思いをいたします。できることはいたしますけれども、本当に前向きのいろんな投資ができない、あるいはいろんなそういう新しい事業に取り組む体制にないということを本当に私は残念に思っておるところでございます。したがいまして、こういう状況を解決することこそ合併のメリットではないかなというように思います。合併をすれば、それぞれの専門職が専門的に、そしてまたいろんな役割を分担をしながら、いろんなニーズに対応できると思うんですが、今のこの体制では本当に、できないと言ってるんではないんですが非常に厳しい状況でございます。特に、子育て課はもう御存じのとおりでございますが、職員ももうフル回転でございまして、そういう中でいかに私はこの志免町役場の職員のその隊を乱さないようにしていくか、欠員を出さないようにしていくか、あるいはそういうお互いの士気が低下しないようにしていくかということも総合的な判断をしなければなりません。緊急な課題もございます。そういうふうな緊急課題にはまずもってぶつからなければなりませんが、今139項目からの子育て支援のいろんな事業がございますが、それを一々チェックをしながら、それを確実にやっていくというのは、今の体制では残念ながらできかねるというのが実情でございます。しかし、できないと言ってるんではないんです。そういう気持ちを忘れないように、あるいはいろんなところでそういうことができるときにはしっかりとそういうことも踏まえながら、思い出しながら、先ほどもどなたかの御質問にお答えをさせていただきましたが、そのような気持ちを忘れることなく、チャンスがあればそのようなことも生かしていき、そして皆様方が勉強してこられたことをやっぱり肉になしていかなきゃならないわけでございますので、そういう気持ちで取り組ませていただきたいというふうに思います。したがいまして、そういう中にはやはり取捨選択をしたり、めり張りをつけなきゃならないというふうに思います。何もかんもはできないというふうに思いますので、その辺も御理解いただきまして、今はこの事業に重点的に施策としてやっていこうということがあれば、そういう重点的な施策の評価もして、取り組み体制も整えていきませんと、すべてをこなすというのは今の体制では非常に無理があるということだけ御理解を賜りたいと、そのような思いでございます。 ○議長(古庄信一郎君) 二宮議員。 ◆15番(二宮美津代君) 今、町長がこの体制ではとても無理だって、当然無理でしょう。だからこそ協働という言葉っていうか、協働事業という形で出てきて、私たちが研修に行ったとこもみんなやっぱりこの協働事業ですよ。ボランティアさんが一生懸命その辺のところを支えてくださってる、だからこそできてるという事業なんですね。志免町ができてないのはそこなんですよ。皆さんに担っていただきたい担っていただきたいと言ったって、その体制づくりをしてないからできないんで、やはりその辺のところが問題なんですから、その辺のところの問題はやはり解決していかなきゃならないんじゃないかっていうふうに思います。行政だけでやっていただくということは私たちも姿を描いているわけではありませんで、その辺のところはお含みおきをいただきたいというふうに思っています。特に今、子どもの権利条例は生かされてますかということで申し上げましたけれども、私はやはり大人が子どもから引き過ぎてると思うんですね。やはりもう少し子どもにかかわらないかんと思うんですよ。私は志免町に子どもの権利条例ができて何でよかったかっていうことは、やっぱり権利条例ができて、子どもたちにどうかかわったらいいかなという、そんな思いをみんなが持っていただければいいかなというふうに思っていますが、本当にこの権利条例ができて、行政の方がこの条例ができたから大変なんやと、そんな思いを持っていただくと、私はもうこの条例は浸透していきません。条例ができてもう本当にみんなにかかわってもらえるようになったよっていうことがこの条例が生かされてるということになりますので、私はどういうところで生かされていくのかなというのは、やっぱりその辺のところだと思うんですが。私は先ほど生涯学習課長がおっしゃったけれども、イベント、お祭り、こういったことを通して、私は親子の触れ合いですとか、それからこれは大人は大人だけ、子どもは子どもだけ、年寄りは年寄りだけということではなくて、いろんな人が集まってきて、これを盛り上げるという中に子どもの権利というもの、そして特に子どもの権利条例ができて、子どもをわがままにするというような、そういうようなことも耳にはいたしますが、子どものわがままは許したらいかんと思うんです。わがままな部分もあります、ありますが、これを許さない大人が要ると思うんですね。これが子どもの権利をきちっと守ることだと思いますので、私はそのあたりのところを提言をして終わりたいと思いますが、町長、御見解があれば、どうぞお答えください。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 子どもの権利条例の制定をさせていただいておりますが、これをいかに町民に啓発をし、その趣旨を徹底をさせることが必要ではないかと、私もそのように思います。しかし、今もお話しのように、別に子どもに権利を与えて子どもを甘やかそうということではないという、そういう理解が得られるようないろんなイベントあるいは啓発事業に取り組んでいかなきゃならないと、そのような思いでございます。未来を担う子どもたちが心豊かにたくましく育つ、そういう環境を、そしてまた将来の志免町を担う一人の町民として、人間として温かく見守りながら育成をしていく、はぐくんでいくというのが私どもの責務ではないかと、そのように思いますので、どうかさらに啓発に向けては、せっかく九州で初めて施行させていただきました条例でございます、絵にかいたもちにならないように、どうぞ皆様方にもさらなる御支援をお願いを申し上げたいと、そのような思いでございます。 ○議長(古庄信一郎君) 二宮議員。 ◆15番(二宮美津代君) 私の今回の質問がたまたま子育て支援課の課長さんがおられないところで質問をいたしましたので、大変皆様には御迷惑をかけたかもわかりませんが、私は今回課長がお休みになってて、各課が連携できてないっちゅうことがようくわかりましたので、このあたり今回の私の収穫かなというふうに思っていますが。最後に、これはどなたでも、どの課の方でもおわかりであればお答えいただいて構いませんが、子どもの権利条例の中で一番私は焦点を当てるべきところだろうというふうに思っていますのが、自分に権利があるということは相手にも権利があるんだということをきちっと、相手の権利も守るよということをきちっとやっぱり押さえなきゃいけないと思うんですね。こういった物の見方に焦点を当てとかないと、権利条例ができようと何しようとこれは生かされません。住民もですけれども、行政もこのあたりのところをしっかりとしたお互いの資質が要ると思いますが、まず行政が一番力を注ぎたいと思っておられるところは、私はここが一番力を注ぐとこですよと思ってますが、行政としてこの権利条例を生かすためにどこに力を入れたいと思っておられるのか、最後にお聞きして終わりたいと思います。 ○議長(古庄信一郎君) 木村健康課長。 ◎健康課長(木村俊次君) 子育てに対して一番重要なことは優しさだと思っております。当たるときに一人の人間として優しさをもって当たれば、いろんな問題も問題なく解決していくのではないかという考えを持って対応していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 二宮議員の一般質問を終わります。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれで散会いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~              散会 午後3時45分...